(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-29
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/00 20060101AFI20220622BHJP
H05K 5/00 20060101ALI20220622BHJP
H04N 5/655 20060101ALI20220622BHJP
H04N 5/645 20060101ALI20220622BHJP
【FI】
G09F9/00 350Z
G09F9/00 302
H05K5/00 C
H04N5/655
H04N5/645
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563176
(86)(22)【出願日】2019-06-28
(85)【翻訳文提出日】2021-10-22
(86)【国際出願番号】 KR2019007932
(87)【国際公開番号】W WO2020218674
(87)【国際公開日】2020-10-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0047743
(32)【優先日】2019-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002619
【氏名又は名称】特許業務法人PORT
(72)【発明者】
【氏名】アン,スンサン
【テーマコード(参考)】
4E360
5G435
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AB14
4E360AB22
4E360BA04
4E360BB04
4E360BB19
4E360BB23
4E360BB27
4E360BD02
4E360CA02
4E360EA25
4E360ED03
4E360FA20
4E360GA12
5G435AA07
5G435BB05
5G435BB12
5G435EE05
5G435EE14
5G435LL04
5G435LL08
5G435LL14
5G435LL17
(57)【要約】
表示装置は、表示モジュールと、前記表示モジュールの後面に配置され、支持板及び複数個の支持バーを含む支持部と、前記支持部の一部に重畳するように前記支持部の下に配置される支持フレームと、前記表示モジュール、前記支持部、及び前記支持フレームを収容する第1筐体と、第1方向に沿って前記第1筐体と離れる又は近づく方向に移動するように前記第1筐体に結合される第2筐体と、を含む。前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する際、前記複数個の支持バーのうち一部の支持バーは前記支持板の一側で前記支持板と共に水平に配列され、前記支持フレームは前記第1方向に拡張されて前記水平に配列される支持バーを支持する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示モジュールと、
前記表示モジュールの後面に配置され、支持板及び複数個の支持バーを含む支持部と、
前記支持部の一部に重畳するように前記支持部の下に配置される支持フレームと、
前記表示モジュール、前記支持部、及び前記支持フレームを収容する第1筐体と、
第1方向に沿って前記第1筐体と離れる又は近づく方向に移動するように前記第1筐体に結合される第2筐体と、を含み、
前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する際、前記複数個の支持バーのうち一部の支持バーは前記支持板の一側で前記支持板と共に水平に配列され、前記支持フレームは前記第1方向に拡張されて前記水平に配列される支持バーを支持する表示装置。
【請求項2】
前記支持板は、前記第2筐体に接続される請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記支持フレームは、
前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長され、前記第1方向に前記第1支持フレームと離隔されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端は前記第1支持フレームの一部分に回転自在に接続され、前記第3支持フレームの他端は前記第2支持フレームに接続されて前記第2支持フレームに沿って前記第2方向に移動する請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第3支持フレームの前記他端は、前記第1方向及び前記第2方向によって定義される平面と交差する第3方向に突出される突出ユニットを含み、
前記突出ユニットは、前記第2支持フレームに定義されて前記第2方向に延長される第1開口部に挿入される請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第3支持フレームに接続される前記第1支持フレームの前記一部分から前記第1支持フレームの一側まで溝が定義される請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する際、前記第1支持フレーム及び前記第3支持フレームは前記水平に配列される支持バーの下に配置される請求項3に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第3支持フレームは、前記第1支持フレームと0度より大きくて90度より小さい角度を成す請求項3に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第3支持フレームに接続される前記第1支持フレームの前記一部分から前記第1方向と平行に延長される第1仮想線が定義され、前記第1開口部の長さは、前記第1仮想線と交差する前記第2支持フレームの部分と前記第2支持フレームの一側との間の距離より短い請求項3に記載の表示装置。
【請求項9】
前記支持板は、
前記第2筐体に接続される第1支持板と、
前記第1支持板と前記支持バーとの間に配置される第2支持板と、を含み、
前記第2支持板の両側及び前記支持バーの両側は、前記第1方向と交差する第2方向に互いに向かい合う前記第1筐体の内側面に定義される第1ガイド溝に配置される請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記第1ガイド溝は、
前記第1方向に延長される第1延長部と、
前記第1方向に延長され、前記第1延長部の下に配置される第2延長部と、
前記第1延長部の一端から前記第2延長部の一端まで曲線状を成して延長される曲線部と、を含み、
前記第1延長部の前記一端及び前記第2延長部の前記一端は前記第1筐体の一側に隣接し、
前記第2支持板の前記両側は前記第1延長部に配置され、前記支持バーの前記両側は前記曲線部及び前記第2延長部に配置される請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記支持フレームは、前記第1延長部と前記第2延長部との間に配置される請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記支持フレームは、前記曲線部に隣接する請求項10に記載の表示装置。
【請求項13】
前記水平に配列される支持バーは、前記第1延長部に配置される請求項10に記載の表示装置。
【請求項14】
前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する際、前記支持フレームは前記第1方向に拡張されて前記第1延長部に配置される前記支持バーの下に配置される請求項13に記載の表示装置。
【請求項15】
前記第1筐体は、
前記第1方向に延長される第1側壁部と、
前記第1方向に延長され、前記第2方向に前記第1側壁部と向かい合う第2側壁部と、
前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に配置され、前記第1筐体の前記一側を定義する第3側壁部と、
前記第1側壁部の下端、前記第2側壁部の下端、及び前記第3側壁部の下端から延長され、前記第1方向及び前記第2方向によって定義される平面を有する第1底部と、を含み、
前記第1ガイド溝は互いに向かい合う前記第1側壁部の内側面及び前記第2側壁部の内側面にそれぞれ定義され、前記支持フレームは前記第1側壁部と前記第2側壁部との間に配置される請求項10に記載の表示装置。
【請求項16】
前記第1側壁部及び前記第2側壁部それぞれは、
前記第1側壁部の外側面及び前記第2側壁部の外側面それぞれから突出されて前記第1方向に延長される第1突出部を含み、
前記第1突出部の下には前記第1方向に延長される第2ガイド溝が定義される請求項15に記載の表示装置。
【請求項17】
前記第2筐体は、
前記第1側壁部の外側面の上に配置される第1外側壁部と、
前記第2側壁部の外側面の上に配置される第2外側壁部と、
前記第3側壁部と向かい合い、前記第1外側壁部と前記第2外側壁部との間に配置される第3外側壁部と、
前記第1底部の下に配置される第2底部と、
互いに向かい合う前記第1外側壁部の内側面及び前記第2外側壁部の内側面それぞれから突出されて前記第1方向に延長される第2突出部と、を含み、
前記第2突出部は、前記第2ガイド溝に配置される請求項16に記載の表示装置。
【請求項18】
前記第2筐体は、前記第1外側壁部の上端及び前記第2外側壁部の上端に接続されて、前記第1側壁部の上部及び前記第2側壁部の上部を覆う蓋部を更に含む請求項17に記載の表示装置。
【請求項19】
前記第2筐体は、前記第1外側壁部の前記内側面及び前記第2外側壁部の前記内側面それぞれから突出されて前記第1方向に延長される第3突出部を更に含み、
前記第1支持板の両側は、前記蓋部と前記第3突出部との間に定義される接続溝に配置され、前記第2方向から見た場合、前記接続溝は前記第1延長部と重畳しない請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
前記支持フレームは、
前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、第4支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端及び前記第4支持フレームの一端は、前記第1支持フレームの所定の部分にそれぞれ回転自在に接続され、
前記第3支持フレームの他端及び前記第4支持フレームの他端は、前記第2支持フレームに定義され、前記第2方向に互いに離隔されて前記第2方向に延長される第1開口部及び第2開口部にそれぞれ挿入され、前記第1開口部及び前記第2開口部に沿って互いに反対方向に移動する請求項1に記載の表示装置。
【請求項21】
前記支持フレームは、
前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、第4支持フレームと、第5支持フレームと、第6支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端は前記第1支持フレームの一部に回転自在に接続され、前記第3支持フレームの他端は前記第4支持フレームの一端に回転自在に接続され、
前記第5支持フレームの一端は前記第1支持フレームの他の一部に回転自在に接続され、前記第5支持フレームの他端は前記第6支持フレームの一端に回転自在に接続され、
前記第4支持フレームの他端及び前記第6支持フレームの他端は、前記第2支持フレームに定義され、前記第2方向に互いに離隔されて前記第2方向に延長される第1開口部及び第2開口部にそれぞれ挿入され、前記第1開口部及び前記第2開口部に沿って移動する請求項1に記載の表示装置。
【請求項22】
前記支持フレームは、
前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、第4支持フレームと、第5支持フレームと、第6支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端、前記第4支持フレームの一端、前記第5支持フレームの一端、及び前記第6支持フレームの一端は互いに回転自在に接続され、
前記第3支持フレームの他端及び前記第4支持フレームの他端は、前記第2支持フレームに定義され、前記第2方向に互いに離隔されて前記第2方向に延長される第1開口部及び第2開口部にそれぞれ挿入され、前記第1開口部及び前記第2開口部に沿って移動し、
前記第5支持フレームの他端及び前記第6支持フレームの他端は、前記第1支持フレームに定義され、前記第2方向に互いに離隔されて前記第2方向に延長される第3開口部及び第4開口部にそれぞれ挿入され、前記第3開口部及び前記第4開口部に沿って移動する請求項1に記載の表示装置。
【請求項23】
前記支持フレームは、
前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記支持板に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端は前記第2支持フレームの一部分に回転自在に接続され、前記第3支持フレームの他端は前記第1支持フレームに定義されて前記第2方向に延長される第1開口部に挿入され、前記第1開口部に沿って移動する請求項1に記載の表示装置。
【請求項24】
表示モジュールと、
前記表示モジュールの後面に配置され、支持板及び複数個の支持バーを含む支持部と、
前記表示モジュール及び前記支持部を収容する第1筐体と、
第1方向に沿って前記第1筐体と離れる又は近づく方向に移動するように前記第1筐体に結合される第2筐体と、
前記支持板の下に配置され、前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、
前記第2方向に延長され、前記第1方向に前記第1支持フレームと離隔されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、
前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、を含み、
前記第3支持フレームの一端は前記第1支持フレームの一部分に回転自在に接続され、前記第3支持フレームの他端は前記第2支持フレームに定義されて前記第2方向に延長される第1開口部に挿入され、前記第1開口部に沿って移動する表示装置。
【請求項25】
前記支持板は、
前記第2筐体に接続される第1支持板と、
前記第1支持板と前記支持バーとの間に配置される第2支持板と、を含み、
前記第2支持フレームは、前記第2支持板に接続される請求項24に記載の表示装置。
【請求項26】
前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する際、前記複数個の支持バーのうち一部の支持バーは前記支持板と共に水平に配列され、前記第1支持フレーム及び前記第3支持フレームは前記水平に配列される支持バーの下に配置される請求項25に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ユーザに映像を提供するスマートフォン、デジタルカメラ、ノートパソコン、ナビゲーション、及びスマートテレビなどの電子機器は、映像を表示するための表示装置を含む。表示装置は映像を生成し、表示画面を介してユーザに提供する。
【0003】
最近表示装置の技術が発達するにつれ、多様な形態の表示装置が開発されている。例えば、折りたたみ可能又は巻き取り可能なフレキシブル表示装置が開発されている。形状が多様に変形されるフレキシブル表示装置は、携帯が容易で、ユーザの便宜性を向上させる。
【0004】
フレキシブル表示装置のうち、拡張型フレキシブル表示装置はフレキシブル表示モジュールを含み、フレキシブル表示モジュールは必要に応じて筐体から外部に引き出されて拡張される。フレキシブル表示モジュールの下には支持部が配置され、支持部はフレキシブル表示モジュールを支持する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、表示モジュールを支持する支持バーの変形を防止する表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態による表示装置は、表示モジュールと、前記表示モジュールの後面に配置され、支持板及び複数個の支持バーを含む支持部と、前記支持部の一部に重畳するように前記支持部の下に配置される支持フレームと、前記表示モジュール、前記支持部、及び前記支持フレームを収容する第1筐体と、第1方向に沿って前記第1筐体と離れる又は近づく方向に移動するように前記第1筐体に結合される第2筐体と、を含む。前記第2筐体が前記第1筐体と離れるように前記第1方向に沿って移動する場合、前記複数個の支持バーのうち一部の支持バーは前記支持板の一側で前記支持板と共に水平に配列され、前記支持フレームは前記第1方向に拡張されて前記水平に配列される支持バーを支持する。
【0007】
本発明の一実施形態による表示装置は、表示モジュールと、前記表示モジュールの後面に配置され、支持板及び複数個の支持バーを含む支持部と、前記表示モジュール及び前記支持部を収容する第1筐体と、第1方向に沿って前記第1筐体と離れるか近づく方向に移動するように前記第1筐体に結合される第2筐体と、前記支持板の下に配置され、前記第1方向と交差する第2方向に延長されて前記第1筐体に接続される第1支持フレームと、前記第2方向に延長され、前記第1方向に前記第1支持フレームと離隔されて前記支持板に接続される第2支持フレームと、前記第1支持フレームと前記第2支持フレームとの間に配置される第3支持フレームと、を含む。前記第3支持フレームの一端は前記第1支持フレームの一部分に回転自在に接続され、前記第3支持フレームの他端は、前記第2支持フレームに定義されて前記第2方向に延長される第1開口部に挿入されて前記第1開口部に沿って移動する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一実施形態によると、表示モジュールの露出面が拡張される表示装置の拡張モードにおいて、表示モジュールを支持する支持バーの下に支持フレームが配置されて支持バーを支持することで、外力による支持バーの変形が防止される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の一実施形態による表示装置の斜視図である。
【
図2】
図1に示した表示装置の拡張モードを説明する図である。
【
図3】
図1に示した表示モジュールの断面を概略的に示す図である。
【
図4】
図3に示した表示モジュールの平面図である。
【
図5】
図4に示したいずれか一つの画素の等価回路を例示的に示す図である。
【
図6】
図5に示した発光素子に対応する部分の断面を示す図である。
【
図13】
図1に示した表示モジュール及び表示モジュールを支持する支持部の斜視図である。
【
図14】
図13に示した表示モジュール及び支持部の側面図である。
【
図15】
図1に示した表示装置の基本モードによる第1筐体、支持フレーム、及び第2筐体の結合状態を示す図である。
【
図19】
図2に示した表示装置の拡張モードによる第1筐体、支持フレーム、及び第2筐体の結合状態を示す図である。
【
図20】
図2に示した表示装置の拡張モードに対応する表示装置の断面を示す図である。
【
図21】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図22】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図23】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図24】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図25】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図26】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図27】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【
図28】本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書において、ある構成要素(または領域、層、部分など)が他の構成要素の「上にある」、または「結合される」と言及され場合、それは他の構成要素の上に直接配置・接続・結合され得るか、またはそれらの間に第3の構成要素が配置され得ることを意味する。
【0011】
同じ図面符号は同じ構成要素を指す。また、図面において、構成要素の厚さ、割合、及び寸法は技術的内容の効果的な説明のために誇張されている。
【0012】
「及び/または」は、関連する構成が定義する一つ以上の組み合わせを全て含む。
【0013】
第1、第2などの用語は多様な構成要素を説明するのに使用されるが、前記構成要素は前記用語に限らない。前記用語は一つの構造要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱することなく第1構成要素は第2構成要素と命名されてよく、同様にして第2構成要素も第1構成要素と命名されてよい。単数の表現は、文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0014】
また、「下に」、「下側に」、「上に」、「上側に」などの用語は、図面に示した構成の連関関係を説明するために使用される。前記用語は相対的な概念であって、図面に示した方向を基準に説明される。
【0015】
異なるように定義されない限り、本明細書で使用された全ての用語(技術的及び科学的用語を含む)は、本発明の属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるようなものと同じ意味を有する。また、一般的に使用される辞書に定義されている用語のような用語は、関連技術の脈絡での意味と一致する意味を有すると解釈すべきであり、理想的な、または過度に形式的な意味に解釈されない限り、明示的にここで定義される。
【0016】
「含む」または「有する」などの用語は明細書の上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部分品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないと理解すべきである。
【0017】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態による表示装置の斜視図である。
図2は、
図1に示した表示装置の拡張モードを説明する図である。
【0019】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による表示装置DDは、表示モジュールDMと、表示モジュールDMが収容される筐体CSとを含む。表示モジュールDMは、筐体CSの上部に定義される開口部OPを介して外部に露出される。
【0020】
筐体CSは、第1筐体CS1と、第1方向DR1に移動するように第1筐体CS1に結合される第21筐体CS2とを含む。第1筐体CS1及び第2筐体CS2は互いに結合されて表示モジュールDMを収容する。
【0021】
以下、第1方向DR1と交差する方向を第2方向DR2と定義する。第1方向及び第2方向DR1、DR2によって定義される平面と実質的に垂直に交差する方向は第3方向DR3と定義される。本明細書において、「平面視において」とは第3方向DR3から見た状態を意味する。
【0022】
第1及び第2筐体CS1、CS2のより詳細な構成は、以下
図7乃至
図10を用いて詳細に説明する。
【0023】
図1及び
図2を参照すると、第2筐体CS2は第1方向DR1に沿って第1筐体CS1と離れる又は近づく方向に移動する。第2筐体CS2が第1方向DR1に移動する際、表示モジュールDMの露出面の面積は第2筐体CS2の移動によって調節される。第2筐体CS2の移動に応じて表示装置DDの基本モード及び拡張モードが具現される。
【0024】
例えば、表示モジュールDMはフレキシブル表示モジュールであってよく、表示モジュールDMの下に配置される支持部(以下、
図13に図示)によって支持される。支持部は第2筐体にCS2に接続され、第2筐体CS2が第1方向DR1に沿って第1筐体CS1と離れる方向に移動する際、支持部も第1方向DR1に第1筐体CS1と離れるように移動する。
【0025】
図示していないが、開口部OPを介して露出される表示モジュールDMの部分以外に、外部に露出されていない表示モジュールDMの部分が第1筐体CS1内に配置されている。支持部の上に配置される表示モジュールDMは第2筐体CS2の移動によって支持部と共に第1方向DR1に移動し、その結果、表示モジュールDMの露出面が拡張される。表示モジュールDMの露出面が拡張されることで、ユーザはより大きい画面を介して映像を視認することができる。表示モジュールDMの露出面が拡張された表示装置DDの状態は拡張モードと定義される。
【0026】
図1に示したように、第1筐体CS1及び第2筐体CS2が互いに隣接して結合された状態で、表示モジュールDMの露出面が最小に設定される。例えば、第2筐体CS2が第1方向DR1に沿って第1筐体CS1と近づく方向に移動し、
図1に示したように、第1筐体CS1及び第2筐体CS2が互いに隣接して配置される。このような表示装置DDの状態は基本モードと定義される。
【0027】
図3は、
図1に示した表示モジュールの断面を概略的に示す図である。
【0028】
図3を参照すると、表示モジュールDMは、表示パネルDP、表示パネルDPの上に配置されるタッチ検出部TSP、タッチ検出部TSPの上に配置されるウィンドウWIN、及びタッチ検出部TSPとウィンドウWINとの間に配置される接着剤OCAを含む。
本発明の一実施形態による表示パネルDPは発光型表示パネルである。しかし、これに限らず、液晶表示パネル、電気湿潤表示パネル、及び電気泳動表示パネルのように映像を表示し得る多様な表示パネルが表示パネルDPとして使用されてもよい。
【0029】
本発明の一一実施形態による表示パネルDPは発光型表示パネルであってもよく、特に限らない。例えば、表示パネルDPは有機発光表示パネルまたは量子ドット発光表示パネルであってもよい。有機発光表示パネルの発光層は有機発光物質を含む。量子ドット発光表示パネルの発光層は、量子ドット及び量子ロッドなどを含む。以下、表示パネルDPは有機発光表示パネルとして説明される。
【0030】
表示パネルDPは可撓性表示パネルである。表示パネルDPは、基板SUBと、基板SUBの上に配置される画素層PXLと、画素層PXLを覆うように基板SUBの上に配置される薄膜封止層TFEとを含む。基板SUBは、透明な基板であって、可撓性プラスチック基板を含む。例えば、基板SUBはポリイミド(PI)を含んでもよい。
【0031】
基板SUBは、表示領域DAと、表示領域DA周辺の非表示領域NDAとを含む。画素層PXLは表示領域DAの上に配置される。画素層PXLは複数個の画素を含み、画素それぞれは発光素子を含む。
【0032】
薄膜封止層TFEは、少なくとも2つの無機層と、無機層の間に配置される有機層とを含む。無機層は無機物質を含み、水分/酸素から画素層PXLを保護する。有機層は有機物質を含み、ほこり粒子のような異物から画素層PXLを保護する。
【0033】
タッチ検出部TSPは薄膜封止層TFEの上に配置される。タッチ検出部TSPは、外部の入力(ユーザの指のタッチまたはタッチペンなど)を検出して所定の入力信号に変更する。タッチ検出部TSPは、外部の入力を検出するための複数個の検出電極を含む。検出電極は静電容量方式で外部の入力を検出する。
【0034】
タッチ検出部TSPは、表示モジュールDMを製造する際に薄膜封止層TFEの上にそのまま製造される。しかし、これに限らず、タッチ検出部TSPは表示パネルDPとは別途のタッチパネルで製造されて、接着剤によって表示パネルDPに付着されてもよい。
ウィンドウWINは、外部の擦り傷や衝撃から表示パネルDP及びタッチ検出部TSPを保護する。ウィンドウWINは接着剤OCAによってタッチ検出部TSPに付着される。接着剤OCAは光学透明接着剤(optical clear adhesive)を含む。表示パネルDPで生成された映像は、ウィンドウWINを透過してユーザに提供される。
【0035】
図4は、
図3に示した表示モジュールの平面図である。
【0036】
図4を参照すると、表示モジュールDMは、表示パネルDP、走査駆動部SDV(scan driver)、データ駆動部DDV(data driver)、及び発光駆動部EDV(emission driver)を含む。
図4には例示的に表示パネルDPの平面構成が示されており、タッチ検出部TSPの平面構成は省略されている。
【0037】
表示パネルDPは第1方向DR1に長辺を有し、第2方向DR2に短辺を有する矩形状を有する。表示パネルDPは、第1方向及び第2方向DR1、DR2によって定義される平面を有する。表示パネルDPは、表示領域DAと表示領域DAを囲む非表示領域NDAとを含む。
【0038】
表示パネルDPは、複数の画素PXと、複数個の走査ラインSL1~SLmと、複数個のデータラインDL1~DLnと、複数個の発光ラインEL1~ELmとを含む。m及びnは自然数である。画素PXは表示領域DAに配置され、走査ラインSL1~SLm、データラインDL1~DLn、及び発光ラインEL1~ELmに接続される。
【0039】
走査駆動部SDV、データ駆動部DDV、及び発光駆動部EDVは非表示領域NDAに配置される。走査駆動部SDVは、表示パネルDPの長辺のうちいずれか一つの長辺で定義される表示パネルDPの一側に隣接する非表示領域NDAに配置される。
【0040】
発光駆動部EDVは、表示パネルDPの一側の反対側に定義される表示パネルDPの他側に隣接する非表示領域NDAに配置される。データ駆動部DDVは集積回路チップの形態に制作されて、表示パネルDPの短辺のうちいずれか一つの短辺に隣接する非表示領域NDAに配置される。
【0041】
走査ラインSL1~SLmは、第2方向DR2に延長されて走査駆動部SDVに接続される。データラインDL1~DLnは、第1方向DR1に延長されてデータ駆動部DDVに接続される。発光ラインEL1~ELmは、第2方向DR2に延長されて発光駆動部EDVに接続される。
【0042】
走査駆動部SDVは複数個の走査信号を生成し、複数個の走査信号は走査ラインSL1~SLmを介して画素PXに印加される。複数個の走査信号は順次に画素PXに印加される。データ駆動部DDVは複数個のデータ電圧を生成するが、複数個のデータ電圧はデータラインDL1~DLnを介して画素PXに印加される。発光駆動部EDVは複数個の発光信号を生成するが、複数個の発光信号は発光ラインEL1~ELmを介して画素PXに印加される。
【0043】
図示していないが、表示モジュールDMは、走査駆動部SDV、データ駆動部DDV、及び発光駆動部EDVの動作を制御するためのタイミングコントローラ(図示せず)を含む。
【0044】
画素PXは、走査信号に応答してデータ電圧を提供される。画素PXは、発光信号に応答してデータ電圧に対応する輝度の光を発光することで映像を表示する。画素PXの発光時間は発光信号によって制御される。
【0045】
図5は、
図4に示したいずれか一つの画素の等価回路を例示的に示す図である。
【0046】
図5を参照すると、画素PXは有機発光素子OLEDと画素回路CCとを含む。画素回路CCは、複数個のトランジスタT1~T7とキャパシタCPとを含む。画素回路CCは、データ電圧に対応して有機発光素子OLEDに流れる電流量を制御する。
【0047】
有機発光素子OLEDは、画素回路CCから提供される電流量に対応して所定の輝度で発光する。そのために、第1電圧ELVDDのレベルは第2電圧ELVSSのレベルより高く設定される。
【0048】
トランジスタT1~T7は、それぞれ入力電極(または、ソース電力)と、出力電力(または、ドレイン電極)と、制御電極(または、ゲート電極)とを含む。本明細書内において、便宜上、入力電極及び出力電力のうちいずれか一つは第1電極と称され、他の一つは第2電極と称される。
【0049】
第1トランジスタT1の第1電極は第5トランジスタT5を経由して第1電圧ELVDDに接続され、第2電極は第6トランジスタT6を経由して有機発光素子OLEDのアノード電極に接続される。第1トランジスタT1は、本明細書内で駆動トランジスタと称される。第1トランジスタT1は、第1トランジスタT1の制御電極に印加される電圧に応じて有機発光素子OLEDに流れる電流量を制御する。
【0050】
第2トランジスタT2はデータラインDLと第1トランジスタT1の第1電極との間に接続され、第2トランジスタT2の制御電極はi番目の走査ラインSLiに接続される。第2トランジスタT2はi番目の走査ラインSLiにi番目の走査信号Siが供給されるとターンオンされて、データラインDLと第1トランジスタT1の第1電極を電気的に接続する。
【0051】
第3トランジスタT3は、第1トランジスタT1の第2電極と制御電極との間に接続される。第3トランジスタT3の制御電極はi番目の走査ラインSLiに接続される。第3トランジスタT3はi番目の走査ラインSLiにi番目の走査信号Siが供給されるとターンオンされて、第1トランジスタT1の第2電極と制御電極を電気的に接続する。第3トランジスタT3がターンオンされると、第1トランジスタT1はダイオードの形態に接続される。
【0052】
第4トランジスタT4は、ノードNDと初期化電源生成部(図示せず)との間に接続される。第4トランジスタT4の制御電極はi-1番目の走査ラインSLi-1に接続される。第4トランジスタT4は、i-1番目の走査ラインSLi-1にi-1番目の走査信号Si-1が供給されるとターンオンされて、ノードNDに初期化電圧Vintを供給する。
【0053】
第5トランジスタT5は、電源ラインPLと第1トランジスタT1の第1電極との間に接続される。第5トランジスタT5の制御電極はi番目の発光ラインELiに接続される。第6トランジスタT6は、第1トランジスタT1の第2電極と有機発光素子OLEDのアノード電極との間に接続される。第6トランジスタT6の制御電極はi番目の発光ラインELiに接続される。
【0054】
第7トランジスタT7は、初期化電源生成部(図示せず)と有機発光素子OLEDのアノード電極との間に接続される。第7トランジスタT7の制御電極はi+1番目の走査ラインSLi+1に接続される。第7トランジスタT7は、i+1番目の走査ラインSLi+1にi+1番目の走査信号Si+1が供給されるとターンオンされて、初期化電圧Vintを有機発光素子OLEDのアノード電極に供給する。
【0055】
第7トランジスタT7は、画素PXのブラック表現力を向上させる。詳しくは、第7トランジスタT7がターンオンされると有機発光素子OLEDの寄生キャパシタ(図示せず)が放電される。このような場合、ブラック輝度を具現する際に第1トランジスタT1からの漏洩電流によって有機発光素子OLEDが発光しなくなり、それによってブラック表現力が向上される。
【0056】
図5ではPMOSを基準に図示しているが、本発明の一実施形態はこれに限らない。例えば、画素PXはNMOSで構成されてよく、NMOSとPMOSの組み合わせによって構成されてもよい。
【0057】
キャパシタCPは、電源ラインPLとノードNDとの間に配置される。キャパシタCPはデータ電圧を保存する。キャパシタCPに保存された電圧に応じて、第5トランジスタT5及び第6トランジスタT6がターンオンされる際に第1トランジスタT1に流れる電流量が決定される。
【0058】
図6は、
図5に示した発光素子に対応する部分の断面を示す図である。
【0059】
図6を参照すると、画素PXは有機発光素子OLEDと有機発光素子OLEDに接続されるトランジスタTRとを含む。有機発光素子OLEDは、第1電極E1と、第2電極E2と、第1電極E1と第2電極E2との間に配置される有機発光層OELとを含む。トランジスタTRは
図5に示した第6トランジスタT6である。
【0060】
第1電極E1はアノード電極であり、第2電極E2はカソード電極である。第1電極E1は画素電極で定義され、第2電極E2は共通電極で定義される。
【0061】
画素PXは、画素領域PAと画素領域PA周辺の非画素領域NPAとに区分される。有機発光素子OLEDは画素領域PAに配置され、トランジスタTRは非画素領域NPAに配置される。
【0062】
トランジスタTR及び有機発光素子OLEDは基板SUBの上に配置される。基板SUBの上にバッファ層BFLが配置され、バッファ層BFLは無機物質を含む。バッファ層BFLの上にトランジスタTRの半導体層SMが配置される。半導体層SMは、非晶質(Amorphous)シリコンまたは結晶質(Poly)シリコンのような無機材料の半導体や有機半導体を含むことができる。また、半導体層SMは酸化物半導体(oxide semiconductor)を含んでもよい。
【0063】
図6に示していないが、半導体層SMは、ソース領域と、ドレイン領域と、ソース領域とドレイン領域との間のチャネル領域を含む。
【0064】
半導体層SMを覆うようにバッファ層BFLの上に第1絶縁層INS1が配置される。第1絶縁層INS1は無機物質を含む。第1絶縁層INS1の上に半導体層SMと重畳するトランジスタTRのゲート電極GEが配置される。ゲート電極GEは半導体層SMのチャネル領域と重畳するように配置される。
【0065】
ゲート電極GEを覆うように第1絶縁層INS1の上に第2絶縁層INS2が配置される。第2絶縁層INS2は層間絶縁層と定義される。第2絶縁層INS2は有機物質及び/または無機物質を含む。
【0066】
第2絶縁層INS2の上にトランジスタTRのソース電極SE及びドレイン電極DEが互いに離隔されて配置される。ソース電極SEは、第1絶縁層INS1及び第2絶縁層INS2を貫通して定義される第1コンタクトホールCH1を介して半導体層SMのソース領域に接続される。ドレイン電極DEは、第1絶縁層INS1及び第2絶縁層INS2を貫通して定義される第2コンタクトホールCH2を介して半導体層SMのドレイン領域に接続される。
【0067】
トランジスタTRのソース電極SE及びドレイン電極DEを覆うように第2絶縁層INS2の上に第3絶縁層INS3が配置される。第3絶縁層INS3は平らな上面を有する平坦化膜と定義され、有機物質を含む。
【0068】
第3絶縁層INS3の上には第1電極E1が配置される。第1電極E1は、第3絶縁層INS3を貫通して定義される第3コンタクトホールCH3を介してトランジスタTRのドレイン電極DEに接続される。
【0069】
第1電極E1及び第3絶縁層INS3の上に第1電極E1の所定部分を露出させる画素定義膜PDLが配置される。画素定義膜PDLには、第1電極E1の所定部分を露出させるための開口部PX_OPが定義される。
【0070】
開口部PX_OP内において、第1電極E1の上に有機発光層OELが配置される。有機発光層OELは赤色、緑色、及び青色のうちいずれか一つの光を生成する。しかし、これに限らず、有機発光層OELは赤色、緑色、及び青色を生成する有機物質の組み合わせによって白色光を生成してもよい。
【0071】
画素定義膜PDL及び有機発光層OELの上に第2電極E2が配置される。薄膜封止層TFEは、画素PXを覆うように有機発光素子OLEDの上に配置される。基板SUBと薄膜封止層TFEとの間の層は画素層PXLと定義される。
【0072】
第1電圧ELVDDが第1電極E1に印加され、第2電圧ELVSSが第2電極E2に印加される。有機発光層OELに注入された正孔と電子が結合して励起子(exciton)が形成され、励起子が底状態に転移しながら有機発光素子OLEDが発光する。有機発光素子OLEDは流れる電流に伴い赤色、緑色、及び青色の光を発光することで、映像が表示される。
【0073】
【0074】
【0075】
図7乃至
図10を参照すると、筐体CSは、第1筐体CS1と、第1筐体CS1内に配置される支持フレームSFと、第1筐体CS1に結合されるための第2筐体CS2とを含む。
【0076】
図7を参照すると、第1筐体CS1は、第11側壁部SW1と、第2側壁部SW2と、第3側壁部SW3と、第1底部BP1とを含む。第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2は第1方向DR1に延長される。第2側壁部SW2は第2方向DR2に第1側壁部SW1と向かい合う。第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2は実質的に互いに同じ形状を有する。
【0077】
互いに向かい合う第1側壁部SW1の内側面及び第2側壁部SW2の内側面それぞれには、第1ガイド溝GG1が定義される。第1及び第2側壁部SW1、SW2の内側面は、第2方向DR2に互いに向かい合う第1筐体CS1の内側面を定義する。
【0078】
斜視図の観測位置上、第1側壁部SW1の内側面に定義される第1ガイド溝GG1が
図7に示されているが、第2側壁部SW2の内側面にも第1ガイド溝GG1が定義される。
【0079】
第1ガイド溝GG1は、第1延長部EX1と、第2延長部EX2と、曲線部CVPとを含む。第1延長部EX1は第1方向DR1に延長される。第2延長部EX2は第1方向DR1に延長され、第1延長部EX1の下に配置される。
【0080】
例示的に、第1方向DR1に第2延長部EX2の長さが第1延長部EX1の長さより長く示されているが、第2延長部EX2の長さと第1延長部EX1の長さの関係はこれに限定されない。
【0081】
曲線部CVPは、第1延長部EX1の一端から第2延長部EX2の一端まで曲線状を有して延長される。曲線部CVPは、第1方向DR1に互いに反対する第1筐体CS1の両側のうち第1筐体CS1の一側に隣接する。
【0082】
第1延長部EX1の一端及び第2延長部EX2の一端は第1筐体CS1の一側に隣接する。曲線部CVPは、第1筐体CS1の一側に向かって膨らんだ曲線状を有する。
【0083】
第3側壁部SW3は第1筐体CS1の一側を定義する。第3側壁部SW3は第2方向DR2に延長されて、第11側壁部SW1の一側と第2側壁部SW2の一側との間に配置される。第3側壁部SW3の外面は外郭に向かって膨らんだ曲面形状を有する。第3側壁部SW3の外面の反対面である第3側壁部SW3の内面は窪んだ曲面形状を有する。
【0084】
第1底部BP1は、第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義される平面を有する。第1底部BP1は、第1側壁部SW1の下端、第2側壁部SW2の下端、及び第3側壁部SW3の下端から延長される。
【0085】
第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2それぞれは、第1部分PT1と、第2部分PT2と、第1突出部PRT1とを含む。第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2それぞれの内側面は、第1部分PT1及び第2部分PT2それぞれの内側面である。第1側壁部SW1及び第2SW2それぞれの内側面の反対面である第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2それぞれの外側面は、第1部分PT1及び第2部分PT2それぞれの外側面である。
【0086】
第1突出部PRT1は、第1側壁部SW1の外側面及び第2側壁部SW2の外側面からそれぞれ突出されて第1方向DR1に延長される。第1突出部PRT1の下に第2ガイド溝GG2が定義される。
【0087】
第1部分PT1は第3側壁部SW3に隣接し、第1方向DR1に延長される。第2部分PT2は、第1部分PT1の下部から第1方向DR1に延長される。
【0088】
第1突出部PRT1は第1部分PT1の外側面から突出される。第1突出部PRT1は第1方向DR1に延長される。第1側壁部SW1の外側面及び第2側壁部SW2の外側面それぞれには、第1方向DR1に延長される第2ガイド溝GG2が定義される。第2ガイド溝GG2は第1突出部PRT1の下に配置される。
【0089】
第1部分PT1の上端は第1突出部PRT1より高く配置される。第1突出部PRT1より高く配置される第1部分PT1の部分と第1突出部PRT1との間に、第1方向DR1に延長される第3ガイド溝GG3が定義される。
【0090】
支持フレームSFは第1側壁部SW1と第2側壁部SW2との間に配置される。支持フレームSFは第3側壁部SW3に隣接する。支持フレームSFは第1延長部EX1と第2延長部EX2との間に配置される。支持フレームSFは曲線部CVPに隣接する。
【0091】
図7及び
図8を参照すると、支持フレームSFは、第1支持フレームSF1と、第2支持フレームSF2と、第3支持フレームSF3とを含む。第1支持フレームSF1は第2方向DR2に延長されて第1筐体CS1に接続される。詳しくは、第1支持フレームSF1は曲線部CVPに隣接し、第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2に接続されて固定される。
【0092】
第2支持フレームSF2は第2方向DR2に延長されて、第1方向DR1に第1支持フレームSF1と離隔される。第2支持フレームSF2は第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2に接続されず、後述する支持板に接続される。このような構成は、
図15及び
図16を参照して詳細に後述する。
【0093】
第3支持フレームSF3は、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間に配置される。第3支持フレームSF3の一端は第1支持フレームSF1の一部分に回転自在に接続される。
【0094】
第3支持フレームSF3の一端が接続される第1支持フレームSF1の一部分から第1支持フレームSF1の一側OS1まで溝GVが定義される。溝GVは第2方向DR2に延長される。第1支持フレームSF1に溝GVが定義されることで、第3支持フレームSF3の一端が第1支持フレームSF1の一部分で容易に回転される。
【0095】
第3支持フレームSF3の一端に反対する第3支持フレームSF3の他端は第2支持フレームSF2に接続されて、第2支持フレームSF2に沿って第2方向DR2に移動する。第2支持フレームSF2には第2方向DR2に延長される第1開口部OP1が定義される。第3支持フレームSF3の他端は第1開口部OP1に挿入されて、第1開口部OP1に沿って第2方向DR2に移動する。
【0096】
第1支持フレームSF1は、第3支持フレームSF3と0度より大きくて90度より小さい角度を成すように延長される。より詳しくは、第1支持フレームSF1と第3支持フレームSF3が成す角度θは20度より大きくて80度より小さい。
【0097】
第3支持フレームSF3の他端は第3方向DR3に突出されて、第1開口部OP1に挿入される突出ユニットPUを含む。突出ユニットPUが第1開口部OP1に沿って第2方向DR2に移動する。突出ユニットPUが第1開口部OP1に沿って移動する際、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の間隔が可変する。
【0098】
例えば、
図8に示したように、突出ユニットPUが第1開口部OP1に沿って第2支持フレームSF2の一側OS2に向かって移動してもよい。第1支持フレームSF1と第3支持フレームSF3がなす角度θは小さくなり、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の間隔は狭くなる。突出ユニットPUは第2支持フレームSF2の一側OS2に隣接して配置される。
【0099】
図9に示したように、突出ユニットPUが第1開口部OP1に沿って第2支持フレームSF2の一側OS2と離れるように移動してもよい。このような場合、第1支持フレームSF1と第3支持フレームSF3がなす角度θは大きくなり、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の間隔は広くなる。よって、支持フレームSFが第1方向DR1に拡張される。
【0100】
第1支持フレームSF1と第3支持フレームSF3がなす角度θが最小であれば、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の間隔は最小に設定される。第1支持フレームSF1と第3支持フレームSF3がなす角度θが最大であれば、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の間隔は最大に設定される。
【0101】
第3支持フレームSF3の一端が接続される第1支持フレームSF1の一部分から第1方向DR1と平行に延長される第1仮想線IL1が定義される。第1開口部OP1の長さは、第1仮想線IL1と交差する第2支持フレームSF2の部分と第2支持フレームSF2の一側OS2との間の距離DTより小さい。
【0102】
図10、
図11、及び
図12を参照すると、第2筐体CS2は、第1外側壁部OSW1と、第2外側壁部OSW2と、第3外側壁部OSW3と、第2底部BP2と、蓋部COVとを含む。第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2は第1方向DR1に延長される。第2外側壁部OSW2は第2方向DR2に第1外側壁部OSW1と向かい合う。第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2は、実質的に互いに同じ形状を有する。
【0103】
第2筐体CS2は、互いに向かい合う第1外側壁部OSW1の内側面及び第2外側壁部OSW2の内側面それぞれから突出されて第1方向DR1に延長される第2突出部PRT2を含む。第2突出部PRT2は、第1及び第2外側壁部OSW1、OSW2の一側それぞれから第1方向DR1に延長される。
【0104】
斜視図の観測位置上、第1外側壁部OSW1の内側面に配置される第2突出部PRT2が
図10に示されているが、実質的に第2外側壁部OSW2内側面にも第2突出部PRT2が配置される。
【0105】
第2突出部PRT2は第2ガイド溝GG2に対応する位置に配置される。実質的に第2突出部PRT2は第2ガイド溝GG2に挿入されるが、このような構成は詳細に後述する。
【0106】
第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2の一側は、実質的に第1筐体CS1及び第2筐体CS2が互いに結合されている際、第3側壁部SW3に隣接した第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2の先端と定義される。以下、第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2の一側の反対側は第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部SW2の他側と定義される。
【0107】
第3外側壁部OSW3は第2方向DR2に延長されて、第1外側壁部OSW1の他側と第2外側壁部OSW2の他側との間に配置される。第1筐体CS1及び第2筐体CS2が互いに結合される際、第3外側壁部OSW3は第3側壁部SW3と向かい合う。
【0108】
第3外側壁部OSW3の外面は外郭に向かって膨らんだ曲面形状を有する。第3外側壁部OSW3の外面に反対する第3側壁部SW3の内面は窪んだ曲面形状を有する。第1筐体CS1及び第2筐体CS2が互いに結合される際、第3外側壁部OSW3の内面は第3側壁部SW3の内面と向かい合う。
【0109】
第2底部BP2は、第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義される平面を有する。第2底部BPは、第1外側壁部OSW1の下端、第2外側壁部OSW2の下端、及び、第3外側壁部OSW3の下端から延長される。
【0110】
蓋部COVは、第1外側壁部OSW1の上端、第2外側壁部OSW2の上端、及び、第3外側壁部OSW3の上端に接続される。蓋部COVは、第1外側壁部OSW1の上端、第2外側壁部OSW2の上端、及び、第3外側壁部OSW3の上端に沿って延長される。第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2に接続される蓋部COVは第1方向DR1に延長され、第3外側壁部OSW3に接続される蓋部COVは第2方向DR2に延長される。
【0111】
第2筐体CS2は、第1外側壁部OSW1の内側面及び第2外側壁部OSW2の内側面それぞれから突出されて第1方向DR1に延長される第3突出部PRT3を含む。第3突出部PRT3は、第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2の他側それぞれから延長される。第3突出部PRT3と蓋部COVとの間に接続溝CGが定義される。
【0112】
斜視図の観測位置上、第1外側壁部OSW1の内側面に定義される第3突出部PRT3及び接続溝CGが
図10に示されているが、実質的に第2外側壁部OSW2内側面にも第3突出部PRT3及び接続溝CGが配置されている。
【0113】
図13は、
図1に示した表示モジュールを支持する支持部の斜視図である。
図14は、
図13に示した表示モジュール及び支持部の側面図である。
【0114】
説明の便宜上、
図14で表示モジュールDM及び支持部SPは互いに結合されている状態に示されており、
図14は第2方向DR2から眺めた表示モジュールDM及び支持部SPの側面を示している。
【0115】
図13を参照すると、表示モジュールDMの下に支持部SPが配置される。支持部SPはリジッド(rigid)タイプである。支持部SPは、支持板SSPと、複数個の支持バーSBと、サブ支持板SUPとを含む。サブ支持板SUPは省略されてもよい。
【0116】
支持バーSBは支持板SSPとサブ支持板SUPとの間に配置される。支持バーSBは第2方向DR2に延長され、第1方向DR1に配列される。支持バーSBは第1方向DR1に互いに離隔される。第2方向DR2から見た場合、支持バーSBそれぞれは逆台形状を有する。
【0117】
例示的に互いに離隔されている支持バーSBを示したが、支持バーSBの構造はこれに限定されない。例えば、支持バーSBは互いに回転自在に結合される関節構造で具現されてもよい。
【0118】
支持板SSPは第1方向DR1及び第2方向DR2によって定義される平面を有する。支持板SSPは、第1支持板SSP1と、第1支持板SSP1と支持バーSBとの間に配置される第2支持板SSP2とを含む。第2方向DR2を基準として、第1支持板SSP1の長さは第2支持板SSP2の長さより長い。
【0119】
サブ支持板SUPは第2方向DR2に延長される。サブ支持板SUPは第2方向DR2に長辺を有し、第1方向DR1に短辺を有する矩形状を有する。
【0120】
図14を参照すると、支持部SPは表示モジュールDMの下に配置されて表示モジュールDMを支持する。支持部SPは表示モジュールDMの前面の反対面である後面に配置される。表示モードDMの前面は映像を表示する表示面DSと定義される。
【0121】
図示していないが、表示モジュールDMと支持部SPとの間に接着剤が配置されて支持部SPを表示モジュールDMに付着する。例示的に、接着剤は感圧接着剤(pressure sensitive adhesive)を含むが、これに限定されず、多様な接着剤を含んでもよい。
【0122】
表示モジュールDMは第1領域AA1及び第2領域AA2を含む。支持板SSPは第1領域AA1の後面に配置される。支持バーSB及びサブ支持板SUPは第2領域AA2の後面に配置される。
【0123】
図15は、
図1に示した表示装置の基本モードによる第1筐体、支持フレーム、及び第2筐体の結合状態を示す図である。
図16は、
図15に示したIII-III’線の断面図である。
図17は、
図15に示したIV-IV’線の断面図である。
図18は、
図15に示したV-V’線の断面図である。
【0124】
説明の便宜上、
図15で表示モジュールDM及び支持部SPは省略されており、表示モジュールDM及び支持部SPは
図16、
図17、及び
図18の断面図に示している。
【0125】
図15を参照すると、第1筐体CS1に第2筐体CS2が結合される。
図15に示した第1筐体CS1と第2筐体CS2の結合状態は、
図1に示した表示装置DDの基本モードに対応する。このような場合、第2筐体CS2の第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2は第1筐体CS1の第3側壁部SW3に隣接して配置される。
【0126】
第3側壁部SW3と蓋部COVとの間に開口部OPが定義される。第3側壁部SW3は第3外側壁部OSW3と向かい合う。第3突出部PRT3は第2部分PT2の上に配置される。第3突出部PRT3の先端は第1部分PT1の先端と向かい合い、第1部分PT1の先端に隣接する。
【0127】
支持フレームSFの状態は
図8に示した支持フレームSFと実質的に同じである。例えば、第3支持フレームSF3の他端が第2支持フレームSF2の一側に隣接し、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の距離は最小である。
【0128】
図16を参照すると、表示モジュールDM、支持板SSP、支持バーSB、サブ支持板SUP、及び支持フレームSFは第1筐体CS1及び第2筐体CS2に収容される。
図16に示した表示装置DDの状態は、第2筐体CS2が第1方向DR1に沿って第1筐体CS1と近づく方向に移動して具現される、表示装置DDの基本モードである。
【0129】
表示モジュールDMの前面は、第2方向DR2から見た場合、第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2それぞれの縁(枠)に隣接する。支持板SSP、支持バーSB、及びサブ支持板SUPは、接続溝CG及び第1ガイド溝GG1に配置されて表示モジュールDMを支持する。
【0130】
支持板SSPは第2筐体CS2に接続される。例えば、第1支持板SSP1は接続溝CGに配置されて第2筐体CS2に接続されてもよい。第2支持板SSP2は第1延長部EX1に配置され、支持バーSBは曲線部CVP及び第2延長部EX2に配置される。サブ支持板SUPは第2延長部EX2に配置される。
【0131】
支持フレームSFは支持板SSPの下に配置されて支持板SSPに接続される。例えば、支持フレームSFは支持バーSBに隣接した支持板SSPの部分の下に配置されて支持板SSPに接続されてもよい。
【0132】
詳しくは、第2支持フレームSF2が支持バーSBに隣接した第2支持板SSP2の部分に接続される。よって、第2支持板SSP2が移動することで、第2支持フレームSF2が移動する。上述したように、第1支持フレームSF1は第1側壁部SW1及び第2側壁部SW2に接続されて固定されるため移動しない。
【0133】
第2支持フレームSF2は多様な方式で第2支持板SSP2に接続される。例えば、接着剤によって第2支持フレームSF2が第2支持板SSP2に接続されてもよい。また、スクリューによって第2支持フレームSF2が第2支持板SSP2に接続されてもよい。
【0134】
図16及び
図17を参照すると、第1支持板SSP1の両側は接続溝CGにそれぞれ配置されて第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2にそれぞれ接続される。
図16に示したように、第2方向DR2から見た場合、接続溝CGは第1延長部EX1と重畳せずに第1延長部EX1と同一線上に配置される。
【0135】
第1支持板SSP1は多様な方式で第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2に接続される。例えば、第1支持板SSP1はスクリューまたは接着剤によって第1外側壁部OSW1及び第2外側壁部OSW2の第3突出部PRT3に接続されてもよい。第3突出部PRT3は第2部分PT2の上にそれぞれ配置される。表示モジュールDMの両側は接続溝CGに配置されない。
【0136】
図16及び
図18を参照すると、第2支持板SSP2の両側及び支持バーSBの両側は第1ガイド溝GG1にそれぞれ接続される。断面図に示していないが、サブ支持板SUPの両側も第1ガイド溝GG1にそれぞれ接続される。第2支持板SSP2、支持バーSB、及びサブ支持板SUPは第1ガイド溝GG1に沿って移動する。
【0137】
第2支持板SSP2の両側は第1延長部EX1にそれぞれ配置され、支持バーSBの両側は曲線部CVP及び第2延長部EX2にそれぞれ配置される。図示していないが、サブ支持板SUPの両側は第2延長部EX2にそれぞれ接続される。
【0138】
表示モジュールDMは第1側壁部SW1の内側面と第2側壁部SW2の内側面との間に配置される。第2方向DR2に対して、表示モジュールDMの長さは第1側壁部SW1の内側面と第2側壁部SW2の内側面との間の距離と同じであるか短い。
【0139】
第1外側壁部OSW1は第1側壁部SW1の内側面の反対面である第1側壁部SW1の外側面の上に配置される。第2外側壁部OSW2は第2側壁部SW2の内側面の反対面である第2側壁部SW2の外側面の上に配置される。第2底面BP2は第1底面SP1の下に配置される。
【0140】
第2突出部PRT2は第2ガイド溝GG2にそれぞれ配置される。第2突出部PRT2は第2ガイド溝GG2に沿って移動する。
【0141】
第1外側壁部OSW1の上端に接続される蓋部COVは第1側壁部SW1の上部を覆う。第2外側壁部OSW2の上端に接続される蓋部COVは第2側壁部SW2の上部を覆う。
【0142】
図19は、
図2に示した表示装置の拡張モードによる第1筐体、支持フレーム、及び第2筐体の結合状態を示す図である。
図20は、
図2に示した表示装置の拡張モードに対応する表示装置の断面を示す図である。
【0143】
説明の便宜上、
図19では、表示モジュールDM及び支持部SPは省略されており、表示モジュールDM及び支持部SPは
図20の断面図に示されている。
図20は実質的に
図16に対応する断面図である。
【0144】
図19及び
図20を参照すると、第2筐体CS2が第1筐体CS1と離れるように第1方向DR1に沿って移動する際、支持板SSPは第2筐体CS2に沿って第1筐体CS1の外郭に向かって移動する。第2筐体CS2の移動に応じて、支持部SPの上に配置される表示モジュールDMも第1方向DR1に移動する。よって、表示モジュールDMの露出面が拡張されて
図2に示した拡張モードが具現される。
【0145】
第2筐体CS2の移動に応じて、第2筐体CS2に接続される第1支持板SSP1は第1筐体CS1の外郭に向かって第1方向DR1に移動する。第2支持板SSP2、支持バーSB、及びサブ支持板SUPは第1ガイド溝GG1に沿って移動する。
【0146】
支持バーSBが支持板SSPに沿って第1方向DR1に移動する際、支持バーSBのうち一部の支持バーSBは支持板SSPの一側から第1方向DR1に沿って配置されることで、支持板SSPと共に水平に配置される。支持フレームSFは第1方向DR1に拡張されて、支持板SSPと共に水平に配置される支持バーSBを支持する。
【0147】
詳しくは、支持板SSPに沿って支持バーSBは第1方向DR1に移動する。支持バーのうち第2支持板SSP2に隣接した一部の支持バーSBは曲線部CVPに沿って第1延長部EX1に移動し、第1延長部EX1の部分に配置される。
【0148】
第2支持板SSP2に接続される第2支持フレームSF2は第1方向DR1に移動する。支持フレームSFの状態は、
図9に示した支持フレームSFと実質的に同じである。例えば、第3支持フレームSF3の他端が第1開口部OP1に沿って第2支持フレームSF2の一側と離れるように移動し、第1支持フレームSF1と第2支持フレームSF2との間の距離は最大になる。
【0149】
支持フレームSFは第1方向DR1に拡張されて支持板SSPに隣接した一部の支持バーSBの下に配置される。例えば、支持フレームSFは第1方向DR1に拡張されて第1延長部EX1の部分に配置される支持バーSBの下に配置されてもよい。
【0150】
第1延長部EX1部分に配置される支持バーSBは第2支持板SSP2に隣接する。詳しくは、第1支持フレームSF1及び第3支持フレームSF3が、第1延長部EX1の部分で第2支持板SSP2と共に水平に配置される支持バーSBの下に配置される。
【0151】
第1支持フレームSF1及び第3支持フレームSF3は第1延長部EX1の部分に配置される支持バーSBを支持する。例示的に、第1支持フレームSF1及び第3支持フレームSF3の上部は第1延長部EX1の部分に配置される支持バーSBの下部に接触する。
【0152】
拡張モードの際、第1延長部EX1の部分に配置される支持バーSBは、第1側壁部SW1と第2側壁部SW2との間で外力によって下部に張られて、変形する。支持バーSBが変形すると、表示モジュールDMが支持バーSBによって正常に支持されない恐れがある。
【0153】
しかし、本発明の一実施形態において、拡張モードの際、支持フレームSFは第1方向DR1に拡張されて第1延長部EX1の部分に配置される支持バーSBの下を支持する。第1支持フレームSF1及び第3支持フレームSF3が支持バーSBを支持することで、外力による支持バーSBの変形が防止される。
【0154】
結果的に、本発明の一実施形態による表示装置DDは支持バーSBの変形を防止する。
【0155】
図21乃至
図28は、本発明の他の一実施形態による支持フレームを示す図である。
【0156】
以下、
図8及び
図9に示した支持フレームSFとは異なる構成を中心に
図21乃至
図28に示した支持フレームSF_1、SF_2、SF_3、SF_4の構成を説明する。支持フレームSF_1、SF_2、SF_3、SF_4が第1筐体CS1及び第2筐体、CS2に配置される構成は、実質的に
図15及び
図19と同じである。よって、説明の便宜上、
図21乃至
図28では第1筐体CS1及び第2筐体CS2は図示せず、支持フレームSF_1、SF_2、SF_3、SF_4のみを図示している。
【0157】
図21及び
図22を参照すると、支持フレームSF_1は、第1支持フレームSF1_1と、第2支持フレームSF2_1と、第3支持フレームSF3_1と、第4支持フレームSF3_2とを含む。第1支持フレームSF1_1は第2方向DR2に延長されて第1筐体CS1に接続され、第2支持フレームSF2_1は第2方向DR2に延長されて支持板SSPに接続される。
【0158】
第3及び第4支持フレームSF3_1、SF3_2は第1支持フレームSF1_1と第2支持フレームSF2_1との間に配置される。第3支持フレームSF3_1の一端及び第4支持フレームSF3_2の一端は第1支持フレームSF1_1の所定部分にそれぞれ回転自在に接続される。
【0159】
第2支持フレームSF2_1には、第2方向DR2に互いに離隔されて第2方向DR2に延長される第1開口部OP1及び第2開口部OP2が定義される。第3支持フレームSF3_1の他端及び第4支持フレームSF3_2の他端は第1開口部OP1及び第2開口部OP2にそれぞれ挿入されて、第1開口部OP1及び第2開口部OP2に沿って互いに反対方向に移動する。
【0160】
図22に示すように、表示装置DDの拡張モードの際、支持フレームSF_1は第1方向DR1に拡張され、第1延長部EX1に配置される支持バーSBは第2、第3、及び第4支持フレームSF2_1、SF3_1、SF3_2によって支持される。
【0161】
図23及び
図24を参照すると、支持フレームSF_2は、第1支持フレームSF1_2と、第2支持フレームSF2_2と、第3支持フレームSF4_1と、第4支持フレームSF4_2と、第5支持フレームSF4_3と、第6支持フレームSF4_4とを含む。第1支持フレームSF1_2は第2方向DR2に延長されて第1筐体CS1に接続され、第2支持フレームSF2_2は第2方向DR2に延長されて支持板SSPに接続される。
【0162】
第3、第4、第5、及び第6支持フレームSF4_1、SF4_2、SF4_3、SF4_4は第1支持フレームSF1_2と第2支持フレームSF2_2との間に配置される。第2支持フレームSF2_2には、第2方向DR2に互いに離隔されて第2方向DR2に延長される第1開口部OP1及び第2開口部OP2が定義される。
【0163】
第3支持フレームSF4_1の一端は第1支持フレームSF1_2の一部に回転自在に接続され、第3支持フレームSF4_1の他端は第4支持フレームSF4_2の一端に回転自在に接続される。第4支持フレームSF4_2の他端は第1開口部OP1に挿入されて第1開口部OP1に沿って移動する。
【0164】
第5支持フレームSF4_3の一端は第1支持フレームSF1_2の他の一部に回転自在に接続され、第5支持フレームSF4_3の他端は第6支持フレームSF4_4の一端に回転自在に接続される。第6支持フレームSF4_4の他端は第2開口部OP2に挿入されて第2開口部OP2に沿って移動する。
【0165】
図24に示すように、表示装置DDの拡張モードの際、支持フレームSF_2は第1方向DR1に拡張され、第1延長部EX1に配置される支持バーSBは第2、第3、第4、第5、及び第6支持フレームSF2_2、SF4_1、SF4_2、SF4_3、SF4_4によって支持される。
【0166】
図25及び
図26を参照すると、支持フレームSF_3は、第1支持フレームSF1_3と、第2支持フレームSF2_3と、第3支持フレームSF5_1と、第4支持フレームSF5_2と、第5支持フレームSF5_3と、第6支持フレームSF5_4とを含む。第1支持フレームSF1_3は第2方向DR2に延長されて第1筐体CS1に接続され、第2支持フレームSF2_3は第2方向DR2に延長されて支持板SSPに接続される。
【0167】
第3、第4、第5、及び第6支持フレームSF5_1、SF5_2、SF5_3、SF5_4は第1支持フレームSF1_3と第2支持フレームSF2_3との間に配置される。第2支持フレームSF2_3には、第2方向DR2に互いに離隔されて第2方向DR2に延長される第1開口部OP1及び第2開口部OP2が定義される。第1支持フレームSF1_3には、第2方向DR2に互いに離隔されて第2方向DR2に延長される第3開口部OP3及び第4開口部OP4が定義される。
【0168】
第3支持フレームSF5_1の一端、第4支持フレームSF5_2の一端、第5支持フレームSF5_3の一端、及び第6支持フレームSF5_4の一端は互いに回転自在に接続される。
【0169】
第3支持フレームSF5_1の他端は第1開口部OP1に挿入されて第1開口部OP1に沿って移動し、第4支持フレームSF5_2の他端は第2開口部OP2に挿入されて第2開口部OP2に沿って移動する。第5支持フレームSF5_3の他端は第3開口部OP3に挿入されて第3開口部OP3に沿って移動し、第6支持フレームSF5_4の他端は第4開口部OP4に挿入されて第4開口部OP4に沿って移動する。
【0170】
図26に示すように、表示装置DDの拡張モードの際、支持フレームSF_3は第1方向DR1に拡張され、第1延長部EX1に配置される支持バーSBは第2、第3、第4、第5、及び第6支持フレームSF2_3、SF5_1、SF5_2、SF5_3、SF5_4によって支持される。
【0171】
図27及び
図28を参照すると、支持フレームSF_4は、第1支持フレームSF1_4と、第2支持フレームSF2_4と、第3支持フレームSF6とを含む。支持フレームSF_4の構造は、実質的に
図8及び
図9に示した支持フレームSFの逆構造である。
【0172】
例えば、第1支持フレームSF1_4は
図8及び
図9に示した第2支持フレームSF2と実質的に同じであってもよく、第2支持フレームSF2_4は
図8及び
図9に示された第1支持フレームSF1と実質的に同じであってもよい。第3支持フレームSF6は
図8及び
図9に示された第3支持フレームSF3と実質的に同じである。
【0173】
第1支持フレームSF1_4は支持板SSPに接続され、第2支持フレームSF2_4は第1筐体CS1に接続される。第3支持フレームSF6の一端は第2支持フレームSF2_4の一部分に回転自在に接続される。第3支持フレームSF6の他端は第1支持フレームSF1_4に定義される第1開口部OP1に挿入されて第1開口部OP1に沿って移動する。
【0174】
以上において、一実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における熟練した当業者は、下記特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更し得ることを理解できる。また、本発明の開示された一実施形態は本発明の技術思想を限定するためのものではなく、下記特許請求の範囲及びそれと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれると解釈すべきである。
【産業上の利用可能性】
【0175】
フレキシブル表示モジュールをユーザの必要に応じて拡張および縮小させることは、ユーザの利便性を向上させることができる技術として、本発明は、産業上の利用可能性が高い。
【符号の説明】
【0176】
DD:表示装置、DM:表示モジュール、CS:筐体、CS1:第1筐体、CS2:第2筐体、SP:支持部、SSP:支持板、SB:支持バー、SSP1:第1支持板、SSP2:第2支持板、SW1:第1側壁部、SW2:第2側壁部、SW3:第3側壁部、OSW1:第1外側壁部、OSW2:第2外側壁部、OSW3:第3外側壁部、BP1:第1底部、BP2:第2底部、PT1:第1部分、PT2:第2部分、GG1:第1ガイド溝、EX1:第1延長部、EX2:第2延長部、CVP:曲線部、PRT1:第1突出部、PRT2:第2突出部、PRT3:第3突出部、GG2:第2ガイド溝、GG3:第3ガイド溝、SF:支持フレーム、SF1:第1支持フレーム、SF2:第2支持フレーム、SF3:第3支持フレーム、COV:カバー部
【手続補正書】
【提出日】2021-10-26
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【国際調査報告】