(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-30
(54)【発明の名称】携帯用通信装置及びその動作方法
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0487 20130101AFI20220623BHJP
G06F 1/16 20060101ALI20220623BHJP
H04M 1/724 20210101ALI20220623BHJP
【FI】
G06F3/0487
G06F1/16 312F
G06F1/16 312G
H04M1/724
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563415
(86)(22)【出願日】2020-03-18
(85)【翻訳文提出日】2021-10-25
(86)【国際出願番号】 KR2020003705
(87)【国際公開番号】W WO2020218742
(87)【国際公開日】2020-10-29
(31)【優先権主張番号】10-2019-0047653
(32)【優先日】2019-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】クォン, ヨン ジン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ジョン ウォン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン, ビョン ソク
(72)【発明者】
【氏名】チェ, ソン フン
(72)【発明者】
【氏名】ベク, チョン ウー
【テーマコード(参考)】
5E555
5K127
【Fターム(参考)】
5E555AA41
5E555BA04
5E555BB04
5E555BC01
5E555BC04
5E555BC07
5E555CA41
5E555CB01
5E555CC22
5E555DA05
5E555DB53
5E555DC05
5E555FA00
5K127BA08
5K127CB02
5K127CB31
5K127JA26
(57)【要約】
電子装置は、ヒンジ構造、第1ハウジング、第2ハウジング、第1ディスプレイ、第2ディスプレイ、及びプロセッサを備え、プロセッサは、折り畳まれた状態で第1ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように第1ディスプレイを制御し、アンフォールディングが検出されると、切替画面を表示するように第2ディスプレイを制御し、第2ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了すると、切替画面に代えて第2画面を表示するように第2ディスプレイを制御するように設定される。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
ヒンジ構造と、
前記ヒンジ構造に連結されて第1方向に向く第1面及び前記第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジングと、
前記ヒンジ構造に連結されて第3方向に向く第3面及び前記第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、前記ヒンジ構造を中心に前記第1ハウジングに対して折り畳まれる第2ハウジングであって、折り畳まれた(folded)状態で前記第2面が前記第4面に対面し、開いた(unfolded)状態で前記第3方向が前記第1方向と実質的に同一である前記第2ハウジングと、
前記第1ハウジングの前記第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイと、
前記第2面から前記ヒンジ構造を横切って前記第4面に延長され、前記ヒンジ構造に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイであって、前記折り畳まれた状態で前記第2ディスプレイの第1領域が前記第2ディスプレイの第2領域に対面し、前記開いた状態で前記第1領域が前記第2領域と実質的に同じ平面を形成する前記第2ディスプレイと、
少なくとも一つのプロセッサと、を備え、
前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記折り畳まれた状態で前記第1ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御し、
前記折り畳まれた状態から前記開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御し、
前記第2ディスプレイに対応する前記第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第2画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行するように更に設定され、
前記少なくとも一つの動作は、前記第2ディスプレイの情報を確認する動作、前記第2ディスプレイの情報に基づき前記第2画面を構成するように前記第1アプリケーションに要請する動作、及び前記第1アプリケーションを用いて前記第2画面を表示するためのデータを取得する動作のうちの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのプロセッサは、
前記第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する動作を行いながら、並列的に前記第2ディスプレイの初期化及び前記第2ディスプレイをターンオンするように制御するように更に設定され、
前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する動作の少なくとも一部として、前記第2ディスプレイをターンオンした後に前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記アンフォールディングが検出されることに基づき、前記少なくとも一つのプロセッサの動作性能を指定された性能に調整するように更に設定され、
前記少なくとも一つの動作は、前記少なくとも一つのプロセッサで前記指定された性能に基づいて行われることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する動作の少なくとも一部として、予め指定された画面又はブラック画面を前記切替画面として表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する動作の少なくとも一部として、前記第1画面をキャプチャーして取得したキャプチャー画面を前記切替画面として表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する動作の少なくとも一部として、前記キャプチャー画面のサイズを調整し、前記調整されたキャプチャー画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つのプロセッサは、前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する動作の少なくとも一部として、前記キャプチャー画面のサイズを調整することによって提供される複数個の調整されたキャプチャー画面を順次に表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定されることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
【請求項9】
電子装置の動作方法であって、
前記電子装置は、
ヒンジ構造と、
前記ヒンジ構造に連結されて第1方向に向く第1面及び前記第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジングと、
前記ヒンジ構造に連結されて第3方向に向く第3面及び前記第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、前記ヒンジ構造を中心に前記第1ハウジングに対して折り畳まれる第2ハウジングであって、折り畳まれた(folded)状態で前記第2面が前記第4面に対面し、開いた(unfolded)状態で前記第3方向が前記第1方向と実質的に同一である前記第2ハウジングと、
前記第1ハウジングの前記第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイと、
前記第2面から前記ヒンジ構造を横切って前記第4面に延長され、前記ヒンジ構造に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイであって、前記折り畳まれた状態で前記第2ディスプレイの第1領域が前記第2ディスプレイの第2領域に対面し、前記開いた状態で前記第1領域が前記第2領域と実質的に同じ平面を形成する前記第2ディスプレイと、
少なくとも一つのプロセッサと、を備え、
前記方法は、
前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記折り畳まれた状態で前記第1ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御する段階と、
前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記折り畳まれた状態から前記開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階と、
前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記第2ディスプレイに対応する前記第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第2画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階と、を有すことを特徴とする方法。
【請求項10】
前記方法は、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する段階を更に含み、
前記少なくとも一つの動作は、前記第2ディスプレイの情報を確認する動作、前記第2ディスプレイの情報に基づき前記第2画面を構成するように前記第1アプリケーションに要請する動作、及び前記第1アプリケーションを用いて前記第2画面を表示するためのデータを取得する動作のうちの少なくとも一部を含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する動作を行いながら、並列的に前記第2ディスプレイの初期化及び前記第2ディスプレイをターンオンするように制御する段階を更に含み、
前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階は、前記第2ディスプレイをターンオンした後に前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御することを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記アンフォールディングが検出されることに基づき、前記少なくとも一つのプロセッサの動作性能を指定された性能に調整する段階を更に含み、
前記少なくとも一つの動作は、前記少なくとも一つのプロセッサで前記指定された性能に基づいて行われることを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階は、予め指定された画面又はブラック画面を前記切替画面として表示するように前記第2ディスプレイを制御することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項14】
前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階は、前記第1画面をキャプチャーして取得したキャプチャー画面を前記切替画面として表示するように前記第2ディスプレイを制御することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項15】
前記切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階は、前記キャプチャー画面のサイズを調整し、前記調整されたキャプチャー画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御することを特徴とする請求項14に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォルダブル電子装置及びその動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置とは、家電製品を始めとして、電子手帳、携帯用マルチメディア再生機、移動通信端末機、タブレットPC、映像/音響装置、デスクトップ/ラップトップコンピュータ、車両用ナビゲーションなどのように、搭載されたプログラムによって特定機能を行う装置を意味する。例えば、このような電子装置は、記憶された情報を音響や映像として出力する。電子装置の集積度が高まり、超高速、大容量無線通信が普遍化するにつれて、最近では、移動通信端末機のような一つの電子装置に様々な機能が搭載されることが可能になっている。例えば、通信機能の他にも、ゲームのようなエンターテイメント機能、音楽/動画再生のようなマルチメディア機能、モバイルバンキングのための通信及び保安機能、日程管理や電子財布の機能が一つの電子装置に集約されている。このような電子装置は、ユーザにとって便利に携帯可能なように小型化しつつある。
【0003】
移動通信サービスがマルチメディアサービス領域まで拡張されることにより、ユーザは、電子装置を通じて音声通話や短文メッセージの他、マルチメディアサービスも利用可能になった。ユーザにとってマルチメディアサービスを利用する上で不便のないように、電子装置に装着されるディスプレイは大型化しつつある現状である。更に、最近では、フレキシブル(flexible)ディスプレイが配置されたフォルダブル(foldable)電子装置が開示されている。
【0004】
折り畳まれた状態と開いた状態との切替によって、フォルダブル電子装置は、様々なサイズ(又は、様々な解像度)のディスプレイ(又は、ディスプレイ領域)に画面を表示可能である。フォルダブル電子装置は、例えば、折り畳まれた状態で第1ディスプレイに特定アプリケーションの第1画面を表示しているが、開いた状態になると第2ディスプレイに特定アプリケーションの第1画面とは異なる第2画面を表示する。この場合、フォルダブル電子装置は、特定アプリケーションを用いて第2画面をリドロー(redraw)しなければならない。リドローにかかる時間によって、フォルダブル電子装置は、切替時に即刻で第2画面を提供できない可能性がある。これは、シームレス(seamless)なユーザ経験を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、状態切替時に、表示対象ディスプレイにおける画面を表示するために設定された動作が行われる間に切替画面を表示し、動作が完了すると、切替画面に代えて当該画面を表示するフォルダブル電子装置及びその動作方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による電子装置は、ヒンジ構造と、前記ヒンジ構造に連結されて第1方向に向く第1面及び前記第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジングと、前記ヒンジ構造に連結されて第3方向に向く第3面及び前記第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、前記ヒンジ構造を中心に前記第1ハウジングに対して折り畳まれる第2ハウジングと、前記第1ハウジングの前記第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイと、前記第2面から前記ヒンジ構造を横切って前記第4面に延長され、前記ヒンジ構造に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイと、少なくとも一つのプロセッサと、を備え、前記少なくとも一つのプロセッサは、前記折り畳まれた状態で前記第1ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御し、前記折り畳まれた状態から前記開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御し、前記第2ディスプレイに対応する前記第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第2画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御するように設定される。
【0007】
上記目的を達成するためになされた電子装置の動作方法は、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記折り畳まれた状態で前記第1ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御する段階と、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記折り畳まれた状態から前記開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階と、前記少なくとも一つのプロセッサによって、前記第2ディスプレイに対応する前記第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第2画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御する段階と、を有する。
【0008】
様々な実施例によると、電子装置は、ヒンジ構造と、前記ヒンジ構造に連結される第1ハウジングと、前記ヒンジ構造に連結されて前記ヒンジ構造を中心に前記第1ハウジングに対して折り畳まれる第2ハウジングと、前記第1ハウジングから前記ヒンジ構造を横切って前記第2ハウジングに延長され、前記ヒンジ構造に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルであるディスプレイと、少なくとも一つのプロセッサと、を備え、前記少なくとも一つのプロセッサは、折り畳まれた状態で前記折り畳まれた状態に対応する第1アプリケーションの第1画面を前記ディスプレイの第1領域に表示するように前記ディスプレイを制御し、前記折り畳まれた状態から開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記ディスプレイを制御し、前記開いた状態に対応する前記第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第2画面を表示するように前記ディスプレイを制御するように設定される。
【0009】
様々な実施例によると、電子装置は、ヒンジ構造と、前記ヒンジ構造に連結されて第1方向に向く第1面及び前記第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジングと、前記ヒンジ構造に連結されて第3方向に向く第3面及び前記第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、前記ヒンジ構造を中心に前記第1ハウジングに対して折り畳まれる第2ハウジングと、前記第1ハウジングの前記第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイと、前記第2面から前記ヒンジ構造を横切って前記第4面に延長され、前記ヒンジ構造に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイと、プロセッサと、を備え、前記プロセッサは、前記開いた状態で前記第2ディスプレイに対応する第1アプリケーションの第2画面を表示するように前記第2ディスプレイを制御し、前記開いた状態から前記折り畳まれた状態へのフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御し、前記第1ディスプレイに対応する前記第1アプリケーションの第1画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、前記切替画面に代えて前記第1画面を表示するように前記第1ディスプレイを制御するように設定される。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、状態切替時に、表示対象ディスプレイにおける画面を表示するために設定された動作が行われる間に切替画面を表示し、動作が完了すると、切替画面に代えて該当の画面を表示するフォルダブル電子装置及びその動作方法を提供することができる。これにより、シームレスなユーザ経験が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の様々な実施例によるネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
【
図2】本発明の様々な実施例による電子装置の開いた状態を示す図である。
【
図3】本発明の様々な実施例による電子装置の折り畳まれた状態を示す図である。
【
図4】本発明の様々な実施例による電子装置の分解斜視図である。
【
図5】様々な実施例によるフォルダブル電子装置のブロック図である。
【
図6】様々な実施例による電子装置のブロック図である。
【
図7A】様々な実施例によるソフトウェアモジュールの構成図である。
【
図7B】様々な実施例によるDVFSモジュール、パワーマネジャー、及びCPUのブロック図である。
【
図8】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図9A】様々な実施例による折り畳まれた状態の電子装置を示す図である。
【
図9B】様々な実施例による一部開いた状態の電子装置を示す図である。
【
図9C】様々な実施例による完全に開いた状態の電子装置を示す図である。
【
図10】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図11】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図12A】様々な実施例による折り畳み状態の変更による画面変更を説明するための図である。
【
図12B】様々な実施例との比較のための比較例による折り畳み状態の変更による画面変更を説明するための図である。
【
図13】様々な実施例による折り畳み状態変更によって行われる動作のタイミングを説明するための図である。
【
図14】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図15】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図16】様々な実施例によるキャプチャー画面を切替画面として表示する電子装置を示す図である。
【
図17】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図18】様々な実施例によるアニメーションを切替画面として表示する電子装置を示す図である。
【
図19】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図20】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【
図21】様々な実施例による電子装置の折り畳まれた状態及び開いた状態を説明するための図である。
【
図22】様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態の具体例を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面の説明に関連して、同一又は類似の構成要素には同一又は類似の参照符号を使用する。
【0013】
図1は、様々な実施例による、ネットワーク環境100における電子装置101のブロック図である。
図1を参照すると、ネットワーク環境100において、電子装置101は、第1ネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置102と通信するか、又は第2ネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を介して電子装置104又はサーバー108と通信する。一実施例によると、電子装置101は、サーバー108を介して電子装置104と通信する。一実施例によると、電子装置101は、プロセッサ120、メモリー130、入力装置150、音響出力装置155、表示装置160、オーディオモジュール170、センサーモジュール176、インターフェース177、ハプティックモジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリー189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、及びアンテナモジュール197を含む。実施例によっては、電子装置101には、これらの構成要素のうちの少なくとも一つ(例えば、表示装置160又はカメラモジュール180)が省略されるか、又は一つ以上の他の構成要素が追加される。実施例によっては、これらの構成要素の一部は、一つの統合した回路によって具現される。例えば、センサーモジュール176(例えば、指紋センサー、虹彩センサー、又は照度センサー)は、表示装置160(例えば、ディスプレイ)に埋め込まれて具現される。
【0014】
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を実行し、プロセッサ120に連結された電子装置101の少なくとも一つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御し、様々なデータ処理又は演算を行う。一実施例によると、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は、他の構成要素(例えば、センサーモジュール176又は通信モジュール190)から受信した命令又はデータを揮発性メモリー132にロードし、揮発性メモリー132に記憶された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリー134に記憶させる。一実施例によると、プロセッサ120は、メインプロセッサ121(例えば、中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)、及びこれと独立して又は併せて運営可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置、イメージシグナルプロセッサ、センサーハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含む。追加又は代案として、補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121に比べて低電力を使用するか、又は指定された機能に特化するように設定される。補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121とは別個に、又はその一部として具現される。
【0015】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121がインアクティブ(例えば、スリープ)状態にある間に、メインプロセッサ121に代えて、又はメインプロセッサ121がアクティブ(例えば、アプリケーション実行)状態にある間にメインプロセッサ121と共に、電子装置101の構成要素のうちの少なくとも一つの構成要素(例えば、表示装置160、センサーモジュール176、又は通信モジュール190)に関連する機能又は状態の少なくとも一部を制御する。一実施例によると、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連する他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として具現される。
【0016】
メモリー130は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素(例えば、プロセッサ120又はセンサーモジュール176)で用いられる様々なデータを記憶する。データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)、及びこれに関連する命令に対する入力データ又は出力データを含む。メモリー130は、揮発性メモリー132又は不揮発性メモリー134を含む。
【0017】
プログラム140は、メモリー130にソフトウェアとして格納され、例えば、運営体制(OS)142、ミドルウェア144、及びアプリケーション146を含む。
【0018】
入力装置150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に用いられる命令又はデータを電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信する。入力装置150は、例えば、マイク、マウス、キーボード、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含む。
【0019】
音響出力装置155は、音響信号を電子装置101の外部に出力する。音響出力装置155は、例えばスピーカー又はレシーバーを含む。スピーカーはマルチメディア再生又は録音再生のように一般の用途に用いられ、レシーバーは着信電話を受信するために用いられる。一実施例によると、レシーバーは、スピーカーとは別個に又はその一部として具現される。
【0020】
表示装置160は、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)に情報を視覚的に提供する。表示装置160は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクター、及び当該装置を制御するための制御回路を含む。一実施例によると、表示装置160は、タッチを感知するように設定されたタッチ回路(touch circuitry)、又はタッチによって発生する力の強度を測定するように設定されたセンサー回路(例えば、圧力センサー)を含む。
【0021】
オーディオモジュール170は、音を電気信号に変換させるか、逆に電気信号を音に変換させる。一実施例によると、オーディオモジュール170は、入力装置150を介して音を取得するか、音響出力装置155又は電子装置101と直接又は無線で連結された外部電子装置(例えば、電子装置102)(例えば、スピーカー又はヘッドホン))から音を出力する。
【0022】
センサーモジュール176は、電子装置101の作動状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。一実施例によると、センサーモジュール176は、例えば、ジェスチャーセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、マグネチックセンサー、加速度センサー、グリップセンサー、近接センサー、カラーセンサー、IR(infrared)センサー、生体センサー、温度センサー、湿度センサー、又は照度センサーを含む。
【0023】
インターフェース177は、電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接に又は無線で連結されるのに利用可能な一つ以上の指定されたプロトコルを支援する。一実施例によると、インターフェース177は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インターフェース、SDカードインターフェース、又はオーディオインターフェースを含む。
【0024】
連結端子178は、それを介して電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に連結されるコネクターを含む。一実施例によると、連結端子178は、例えば、HDMI(登録商標)コネクター、USBコネクター、SDカードコネクター、又はオーディオコネクター(例えば、ヘッドホンコネクター)を含む。
【0025】
ハプティックモジュール179は、電気的信号を、ユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的な刺激(例えば、振動又は動き)又は電気的な刺激に変換する。一実施例によると、ハプティックモジュール179は、例えば、モーター、圧電素子、又は電気刺激装置を含む。
【0026】
カメラモジュール180は、静止画像及び動画像を撮影する。一実施例によると、カメラモジュール180は、一つ以上のレンズ、イメージセンサー、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含む。
【0027】
電力管理モジュール188は、電子装置101に供給される電力を管理する。一実施例によると、電力管理モジュール388は、例えばPMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として具現される。
【0028】
バッテリー189は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素に電力を供給する。一実施例によると、バッテリー189は、例えば、再充電不可の1次電池、再充電可能な2次電池、又は燃料電池を含む。
【0029】
通信モジュール190は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバー108)との間の直接(例えば、有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルを介する通信の実行を支援する。通信モジュール190は、プロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)とは独立して運営され、直接(例えば、有線)通信又は無線通信を支援する一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含む。一実施例によると、通信モジュール190は、無線通信モジュール192(例えば、セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含む。これらの通信モジュールのうち、該当する通信モジュールは、第1ネットワーク198(例えば、ブルートゥース(登録商標)、WiFiダイレクト、又はIrDA(infrared data association)のような近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク199(例えば、セルラーネットワーク、インターネット、又はコンピューターネットワーク(例えば、LAN又はWAN)のような遠距離通信ネットワーク)を介して外部電子装置と通信する。このような種々の通信モジュールは、一つの構成要素(例えば、単一チップ)として統合されるか、又はそれぞれ別個の複数の構成要素(例えば、複数のチップ)として具現される。無線通信モジュール192は、加入者識別モジュール196に記憶された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワーク内で電子装置101を確認及び認証する。
【0030】
アンテナモジュール197は、信号又は電力を外部(例えば、外部電子装置)に送信するか又は外部から受信する。一実施例によると、アンテナモジュールは、サブストレート(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含む一つのアンテナを含む。一実施例によると、アンテナモジュール197は、複数のアンテナを含む。この場合、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような、通信ネットワークで用いられる通信方式に適する少なくとも一つのアンテナが、例えば通信モジュール190によって複数のアンテナから選択される。信号又は電力は、選択された少なくとも一つのアンテナを介して通信モジュール190と外部電子装置との間で送信又は受信される。実施例によっては、放射体以外に他の部品(例えば、RFIC)が更にアンテナモジュール197の一部として形成される。
【0031】
構成要素のうちの少なくとも一部は、周辺機器同士の通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに連結され、信号(例えば、命令又はデータ)を相互に交換する。
【0032】
一実施例によると、命令又はデータは、第2ネットワーク199に連結されたサーバー108を介して、電子装置101と外部の電子装置104との間で送信又は受信される。電子装置(102、104)のそれぞれは、電子装置101と同一又は異なる種類の装置である。一実施例によると、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は、外部の電子装置(102、104、108)のいずれか一つ以上の外部装置で実行される。例えば、電子装置101が、ある機能やサービスを自動で又はユーザ又は他の装置からの要請に応じて行わなければならない場合、電子装置101は、機能又はサービスを単独で実行させる代わりに又は追加的に一つ以上の外部の電子装置にその機能又はそのサービスの少なくとも一部を行うように要請する。要請を受信した一つ以上の外部の電子装置は、要請された機能又はサービスの少なくとも一部又は要請に関連する追加機能又はサービスを実行し、その実行の結果を電子装置101に伝達する。電子装置101は、その結果を、そのまま又は更に処理して要請に対する応答の少なくとも一部として提供する。そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、又はクライアント-サーバーコンピューティング技術が用いられる。
【0033】
図2は、本発明の様々な実施例による電子装置101の開いた状態を示す図である。
図3は、本発明の様々な実施例による電子装置101の折り畳まれた状態を示す図である。
【0034】
図2及び
図3を参照すると、一実施例において、電子装置101は、フォルダブルハウジング300、フォルダブルハウジング300の折り畳み可能な部分をカバーするヒンジカバー330、及びフォルダブルハウジング300によって形成された空間内に配置されたフレキシブル(flexible)又はフォルダブル(foldable)ディスプレイ200(以下、“ディスプレイ”200と略す。)(例えば、
図1の表示装置160)を含む。一実施例によると、ディスプレイ200が配置された面(又は、ディスプレイ200が電子装置101の外部から見える面)を電子装置101の前面と定義する。そして、前面の反対面を電子装置101の背面と定義する。また、前面と背面との間の空間を囲む面を電子装置101の側面と定義する。
【0035】
様々な実施例によると、フォルダブルハウジング300は、第1ハウジング構造310、センサー領域324を含む第2ハウジング構造320、第1背面カバー380、第2背面カバー390、及びヒンジ構造(例えば、後述する
図4のヒンジ構造510)を含む。電子装置101のフォルダブルハウジング300は、
図2及び
図3に示す形態及び結合に制限されず、他の形状や部品の組合せ及び/又は結合によって具現されてもよい。例えば、他の実施例では、第1ハウジング構造310と第1背面カバー380とが一体に形成され、第2ハウジング構造320と第2背面カバー390とが一体に形成される。
【0036】
様々な実施例によると、第1ハウジング構造310は、ヒンジ構造(例えば、後述する
図4のヒンジ構造510)に連結され、第1方向に向く第1面(例えば、後述する
図4の第1面311)、及び第1方向とは反対である第2方向に向く第2面(例えば、後述する
図4の第2面312)を含む。第2ハウジング構造320はヒンジ構造510に連結され、第3方向に向く第3面(例えば、後述する
図4の第3面321)、及び第3方向とは反対である第4方向に向く第4面(例えば、後述する
図4の第4面322)を含み、ヒンジ構造510(又は、ヒンジ軸700)を中心に第1ハウジング構造310に対して回転可能である。電子装置101は、折り畳まれた状態(folded status)又は開いた状態(unfolded status)に可変可能であるが、これについては、
図4を参照して後述する。ここで、方向は、面と平行な方向又は面の法線方向を意味する。
【0037】
一実施例によると、電子装置101は、完全に折り畳まれた(fully folded)状態で第1面が第3面に対面し、完全に開いた(fully unfolded)状態で第3方向が第1方向と実質的に同一である。
【0038】
様々な実施例によると、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とは、フォールディング軸Aを中心に両側に配置され、フォールディング軸Aに対して全体的に対称の形状を有する。後述するように、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320は、電子装置101の状態が開いた状態(unfolded status)か、折り畳まれた状態(folded status)か、又は一部開いた(又は、一部折り畳まれた)中間状態(intermediate status)かによって、互いに成す角度や距離が変わる。一実施例によると、第2ハウジング構造320は、第1ハウジング構造310とは違い、様々なセンサーが配置されるセンサー領域324を更に含むが、それ以外の領域では相互に対称的な形状を有する。
【0039】
様々な実施例によると、
図2に示すように、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とは、ディスプレイ200を収容するリセスを共に形成する。一実施例によると、センサー領域324によって、リセスはフォールディング軸Aに対して垂直な方向に異なる2個以上の幅を有する。
【0040】
一実施例によると、リセスは、第1ハウジング構造310のうちのフォールディング軸Aに平行な第1部分310aと、第2ハウジング構造320のうちのセンサー領域324の縁部に形成された第1部分320aとの間の第1幅w1を有する、リセスは、第1ハウジング構造310の第2部分310bと、第2ハウジング構造320のうちのセンサー領域324に該当せず且つフォールディング軸Aに平行な第2部分320bとによって形成される第2幅w2を有する。この場合、第2幅w2は、第1幅w1よりも長く形成される。更に他の例として、相互に非対称形状を有する第1ハウジング構造310の第1部分310aと第2ハウジング構造320の第1部分320aとはリセスの第1幅w1を形成し、相互に対称形状を有する第1ハウジング構造310の第2部分310bと第2ハウジング構造320の第2部分320bとはリセスの第2幅w2を形成する。一実施例によると、第2ハウジング構造320の第1部分320aと第2部分320bとは、フォールディング軸Aからの距離が互いに異なる。リセスの幅は、図示した例に限定されない。更に他の実施例において、センサー領域324の形態、又は第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320の非対称形状を有する部分によって、リセスは複数個の幅を有する。
【0041】
様々な実施例によると、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320の少なくとも一部は、ディスプレイ200を支持するために選択された大きさの剛性を有する金属材質や非金属材質で形成される。金属材質で形成された少なくとも一部分は、電子装置101のグラウンド面(ground plane)を提供し、印刷回路基板(例えば、
図4の基板部520)に形成されたグラウンドライン(ground line)に電気的に連結される。
【0042】
様々な実施例によると、センサー領域324は、第2ハウジング構造320の一つのコーナーに隣接して所定領域を有するように形成される。但し、センサー領域324の配置、形状、及びサイズは、図示した例に限定されない。例えば、他の実施例において、センサー領域324は、第2ハウジング構造320の他のコーナー、或いは上端コーナーと下端コーナーとの間の任意の領域に提供される。一実施例において、電子装置101内に組み込まれた様々な機能を果たすための部品(components)が、センサー領域324から、又はセンサー領域324に設けられた一つ以上の開口(opening)から電子装置101の前面に露出、即ち見える。様々な実施例において、部品は、様々な種類のセンサーを含む。センサーは、例えば、前面カメラ、レシーバー、及び近接センサーのうちの少なくとも一つを含む。
【0043】
様々な実施例によると、第1背面カバー380は、電子装置101の背面のフォールディング軸Aの一方に配置され、例えば実質的に矩形の縁(periphery)を有し、第1ハウジング構造310によって縁が覆われる。同様に、第2背面カバー390は、電子装置101の背面のフォールディング軸Aの他方に配置され、第2ハウジング構造320によってその縁が覆われる。
【0044】
様々な実施例によると、第1背面カバー380及び第2背面カバー390は、フォールディング軸Aを中心に実質的に対称の形状を有する。但し、第1背面カバー380及び第2背面カバー390が必ずしも相互に対称の形状を有するわけではなく、他の実施例において、電子装置101は様々な形状の第1背面カバー380及び第2背面カバー390を含む。更に他の実施例において、第1背面カバー380は、第1ハウジング構造310と一体に形成され、第2背面カバー390は第2ハウジング構造320と一体に形成される。
【0045】
様々な実施例によると、第1背面カバー380、第2背面カバー390、第1ハウジング構造310、及び第2ハウジング構造320は、電子装置101の様々な部品(例えば、印刷回路基板、又はバッテリー)が配置される空間を形成する。一実施例によると、電子装置101の背面には一つ以上の部品(components)が配置されたり、視覚的に露出したりする。例えば、第1背面カバー380の第1背面領域382からサブディスプレイの少なくとも一部が視覚的に露出、即ち見える。他の実施例において、第2背面カバー390の第2背面領域392から一つ以上の部品又はセンサーが視覚的に露出する。様々な実施例において、センサーは、近接センサー及び/又は背面カメラを含む。
【0046】
様々な実施例によると、センサー領域324に設けられた一つ以上の開口(opening)から電子装置101の前面に露出した前面カメラ又は第2背面カバー390の第2背面領域392から露出した背面カメラは、一つ又は複数のレンズ、イメージセンサー、及び/又はイメージシグナルプロセッサを含む。フラッシュは、例えば発光ダイオード又はキセノンランプ(xenon lamp)を含む。一実施例では、2個以上のレンズ(赤外線カメラ、広角及び望遠レンズ)及びイメージセンサーが電子装置101の一面に配置される。
【0047】
図3を参照すると、ヒンジカバー330は、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間に配置され、内部部品(例えば、後述する
図4のヒンジ構造510)を覆うように構成される。一実施例によると、ヒンジカバー330は、電子装置101の状態(開いた状態(unfolded status)、中間状態(intermediate status)、又は折り畳まれた状態(folded status))によって、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320の一部によって覆われるか又は外部に露出する。
【0048】
一実施例によると、
図2に示すように、電子装置101が開いた状態(例えば、完全に開いた状態(fully unfolded status))である場合、ヒンジカバー330は、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320によって覆われて露出しない。更に他の例として、
図3に示すように、電子装置101が折り畳まれた状態(例えば、完全に折り畳まれた状態(fully folded status))である場合、ヒンジカバー330は、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間で外部に露出する。更に他の例として、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが所定の角度をなす(folded with a certain angle)中間状態(intermediate status)である場合、ヒンジカバー330は、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間で外部に一部露出する。但し、この場合、露出する領域は、完全に折り畳まれた状態に比べて少なくい。一実施例において、ヒンジカバー330は曲面を含む。
【0049】
様々な実施例によると、ディスプレイ200は、フォルダブルハウジング300によって形成された空間上に配置される。例えば、ディスプレイ200は、フォルダブルハウジング300によって形成されたリセス(recess)上に装着され、電子装置101の前面から外部に見える。例えば、ディスプレイ200は、電子装置101の前面の大部分を構成する。従って、電子装置101の前面は、ディスプレイ200、及びディスプレイ200に隣接する第1ハウジング構造310の一部の領域、及び第2ハウジング構造320の一部の領域を含む。そして、電子装置101の背面は、第1背面カバー380、第1背面カバー380に隣接する第1ハウジング構造310の一部の領域、第2背面カバー390、及び第2背面カバー390に隣接する第2ハウジング構造320の一部の領域を含む。
【0050】
様々な実施例によると、ディスプレイ200は、少なくとも一部の領域が平面又は曲面に変形可能なディスプレイを意味する。一実施例によると、ディスプレイ200は、フォールディング領域203、フォールディング領域203を基準に一側(例えば、
図2に示すフォールディング領域203の左側)に配置された第1領域201、及び他側(例えば、
図2に示すフォールディング領域203の右側)に配置された第2領域202を含む。
【0051】
但し、
図2に示したディスプレイ200の領域の区分は例示的なものであり、ディスプレイ200は、構造又は機能によって複数(例えば、4個以上或いは2個)の領域に区分されてもよい。例えば、
図2に示す実施例では、y軸に平行に延長されたフォールディング領域203又はフォールディング軸(A軸)によってディスプレイ200の領域が区分されるが、他の実施例において、ディスプレイ200は、他のフォールディング領域(例えば、x軸に平行なフォールディング領域)又は他のフォールディング軸(例えば、x軸に平行なフォールディング軸)を基準に領域が区分される。
【0052】
様々な実施例によると、第1領域201と第2領域202とは、フォールディング領域203を中心に全体的に対称の形状を有する。但し、第2領域202は、第1領域201と違い、センサー領域324の存在によってカット(cut)されたノッチ(notch)を含むが、それ以外の領域では、第1領域201と対称の形状を有する。言い換えると、第1領域201と第2領域202とは、互いに対称の形状を有する部分と、互いに非対称の形状を有する部分を含む。
【0053】
以下、電子装置101の状態(例えば、折り畳まれた状態(folded status)、開いた状態(unfolded status)、又は中間状態(intermediate status))による第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320の動作とディスプレイ200の各領域を説明する。
【0054】
様々な実施例によると、電子装置101が開いた状態(unfolded status)(例えば、
図2)である場合、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とは、180°の角度をなしつつ同一方向に向くように配置される。ディスプレイ200の第1領域201の表面と第2領域202の表面とは互いに180°を形成し、同じ方向(例えば、電子装置の前面方向)に向く。フォールディング領域203は、第1領域201及び第2領域202と実質的に同一平面を形成する。
【0055】
様々な実施例によると、電子装置101が折り畳まれた状態(folded status)(例えば、
図3)である場合、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とは、互いに対向するように配置される。ディスプレイ200の第1領域201の表面と第2領域202の表面とは互いに狭い角度(例えば、0°から10°の範囲)を形成し、互いに対向する。フォールディング領域203は、少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなる。
【0056】
様々な実施例によると、電子装置101が中間状態(intermediate status)である場合、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが所定の角度(a certain angle)で配置される。ディスプレイ200の第1領域201の表面と第2領域202の表面とは、折り畳まれた状態よりは大きく、開いた状態よりは小さい角度を形成する。フォールディング領域203は、少なくとも一部が所定の曲率を有する曲面からなり、この時の曲率は、折り畳まれた状態(folded status)の場合に比べて小さい。
【0057】
図4は、本発明の様々な実施例による電子装置101の分解斜視図である。
【0058】
図4を参照すると、様々な実施例において、電子装置101は、フォルダブルハウジング300、ディスプレイ(display)200、及び基板部520を含む。フォルダブルハウジングは、第1ハウジング構造310、第2ハウジング構造320、ブラケットアセンブリー400、第1背面カバー380及び第2背面カバー390、及びヒンジ構造510を含む。
【0059】
様々な実施例によると、ディスプレイ200は、ディスプレイパネル(例えば、フレキシブルディスプレイパネル)と、ディスプレイパネルが着座する一つ以上のプレート又は層を含む。一実施例において、支持プレートは、ディスプレイパネルとブラケットアセンブリー400との間に配置される。支持プレートとブラケットアセンブリー400との間には、接着構造(図示せず)が配され、支持プレートとブラケットアセンブリー400とを接着する。
【0060】
様々な実施例によると、ブラケットアセンブリー400は、第1ブラケットアセンブリー410及び第2ブラケットアセンブリー420を含む。第1ブラケットアセンブリー410と第2ブラケットアセンブリー420との間には、ヒンジ構造510が配置され、ヒンジ構造510を外部から見て、ヒンジ構造510をカバーするヒンジカバー330が配置される。更に他の例として、第1ブラケットアセンブリー410及び第2ブラケットアセンブリー420を横切るように印刷回路基板(例えば、軟性回路基板(FPC:flexible printed circuit)が配置される。
【0061】
様々な実施例によると、基板部520は、第1ブラケットアセンブリー410側に配置される第1メイン回路基板521と、第2ブラケットアセンブリー420側に配置される第2メイン回路基板522とを含む。第1メイン回路基板521及び第2メイン回路基板522は、ブラケットアセンブリー400、第1ハウジング構造310、第2ハウジング構造320、第1背面カバー380、及び第2背面カバー390によって形成される空間の内部に配置される。第1メイン回路基板521及び第2メイン回路基板522には、電子装置101の様々な機能を具現するための部品が実装される。
【0062】
様々な実施例によると、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320は、ブラケットアセンブリー400にディスプレイ200が結合した状態で、ブラケットアセンブリー400の両側に結合するように互いに組み立てられる。例えば、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320は、ブラケットアセンブリー400の両側からスライドしてブラケットアセンブリー400に結合される。
【0063】
一実施例によると、第1ハウジング構造310は第1面311及び第1面311とは反対方向に向く第2面312を含み、第2ハウジング構造320は第3面321及び第3面321とは反対方向に向く第4面322を含む。一実施例によると、第1ハウジング構造310は第1回転支持面313を含み、第2ハウジング構造320は第1回転支持面313に対応する第2回転支持面323を含む。第1回転支持面313及び第2回転支持面323は、ヒンジカバー330に含まれる曲面に対応する曲面を含む。
【0064】
一実施例によると、第1回転支持面313及び第2回転支持面323は、電子装置101が開いた状態(例えば、
図2の電子装置)である場合にヒンジカバー330を覆い、ヒンジカバー330が電子装置101の背面に露出しないか又は最小限に露出する。更に他の例として、第1回転支持面313及び第2回転支持面323は、電子装置101が折り畳まれた状態(例えば、
図3の電子装置101)である場合にヒンジカバー330に含まれる曲面に沿って回転し、ヒンジカバー330が電子装置101の背面に最大限に露出する。
【0065】
図5は、様々な実施例によるフォルダブル電子装置のブロック図である。
【0066】
様々な実施例によると、電子装置101は、第1ディスプレイ501及び第2ディスプレイ502を含む。例えば、第1ディスプレイ501は、
図2の第1ハウジング構造310の第1背面カバー380から露出する。例えば、
図2の第1背面領域382から第1ディスプレイ501が露出する。第1ディスプレイ501は、より詳細に後述する第2ディスプレイ502に比べて、より小さいサイズを有し、この点からサブディスプレイと名付けられる。
【0067】
様々な実施例によると、第2ディスプレイ502は、電子装置101が開いた状態で外部に露出する。第2ディスプレイ502の少なくとも一部(例えば、ヒンジに対応する部分)はフレキシブルであり、電子装置101が折り畳まれる場合に第2ディスプレイ502も共に折り畳まれる。第2ディスプレイ502は、
図2におけるフレキシブルディスプレイ200でもよいが、第1ディスプレイ501との区分のために第2ディスプレイ502と命名する。上述したように、第2ディスプレイ502の第1領域及び第2領域は、折り畳まれた状態で相互に対面する。第1領域及び第2領域は、例えばヒンジに対応する部分に含まれる境界線に基づいて区分される。なお、第2ディスプレイ502の第1領域及び第2領域は、開いた状態で実質的に同じ平面を形成する。第2ディスプレイ502のサイズは、例えば第1ディスプレイ501に比べて大きい。或いは、第2ディスプレイ502の解像度が第1ディスプレイ501の解像度に比べて高いと表現される。
【0068】
様々な実施例によると、プロセッサ120は、例えば電子装置101が折り畳まれた状態で第1ディスプレイポート505を介して画面を出力するためのデータを第1ディスプレイ駆動IC503に伝達する。第1ディスプレイ駆動IC503は、第1ディスプレイ501のゲートラインをスキャンしながら、受信したデータに基づいてデータラインに信号を出力する。これにより、第1ディスプレイ501は、画面を表示する。第1ディスプレイ駆動IC503が第1ディスプレイ501を駆動する方式には制限がない。
【0069】
様々な実施例によると、プロセッサ120は、例えば電子装置101が開いた状態で第2ディスプレイポート506を介して画面を出力するためのデータを第2ディスプレイ駆動IC504に伝達する。第2ディスプレイ駆動IC504は、第2ディスプレイ502のゲートラインをスキャンしながら、受信したデータに基づいてデータラインに信号を出力する。これにより、第2ディスプレイ502は、画面を表示する。第2ディスプレイ駆動IC504が第2ディスプレイ502を駆動する方式には制限がない。電子装置101が開いた状態で、プロセッサ120は、第1ディスプレイ駆動IC503の動作を中断させる。但し、具現によって、第1ディスプレイ駆動IC503が動作するように制御してもよい。この場合には、電子装置101が開いた状態でも、第1ディスプレイ501に画面が表示される。
【0070】
図5では、第1ディスプレイ駆動IC503と第2ディスプレイ駆動IC504が別個のハードウェアで具現されるものとしているが、これは、単なる例示に過ぎず、様々な実施例によると、第1ディスプレイ駆動IC503及び第2ディスプレイ駆動IC504は、別個のハードウェアで具現されるか又は一つのICによって具現される。なお、様々な実施例において、第1ディスプレイ駆動IC503及び第2ディスプレイ駆動IC504は、タッチの位置を検出するためのタッチスクリーンパネル(touch screen panel:TSP)に電気的な信号を入力するか、又は出力信号を受信して処理する機能を更に支援するTDDI(touch and display driver IC)によって具現される。
【0071】
図6は、様々な実施例による電子装置のブロック図である。
【0072】
様々な実施例によると、電子装置101は、角度センサー(angle sensor)601、距離センサー(distance sensor)602、ジャイロセンサー(gyroscope sensor)603、ホールセンサー(hall sensor)604、CPU605(例えば、
図1のプロセッサ120)、メモリー606(例えば、
図1のメモリー130)、システムバス(system bus)607、入/出力バス(input/output bus:I/O bus)610、GPU611、フレームバッファ(frame buffer)612、ディスプレイ613、入力装置614(例えば、
図1の入力装置150)、及び通信インターフェース615(例えば、
図1の通信モジュール190)のうちの少なくとも一つを含む。
【0073】
様々な実施例によると、角度センサー601、距離センサー602、ジャイロセンサー603、及びホールセンサー604のうちの少なくとも一つは、
図1のセンサーモジュール176に含まれる。角度センサー601は、例えば電子装置101の第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが形成する角度に関連するパラメータをセンシングする。例えば、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320は、ヒンジ構造510によって折り畳まれ、角度センサー601は、ヒンジ構造510の回転程度をセンシングする。角度センサー601がセンシングするパラメータは、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320が形成する角度に関連するパラメータであれば制限がない。距離センサー602は、例えば第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間の距離に関連するパラメータをセンシングする。ジャイロセンサー603は、第1ハウジング構造310及び第2ハウジング構造320のうちの少なくとも一つの回転又は姿勢に関連するパラメータをセンシングする。ホールセンサー604は、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが近接したか否かに関連するパラメータをセンシングする。一方、上述したセンサーによるパラメータの他にも、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが折り畳まれたか開いたかに関連するパラメータをセンシングするためのセンサーが更に(又は、代替として)電子装置101に含まれる。
【0074】
様々な実施例によると、CPU605は、入/出力バス610及びシステムバス607を介して少なくとも一つのセンシング情報を受信し、少なくとも一つのセンシング情報に基づき、電子装置101が折り畳まれた状態か又は開いた状態かを確認する。CPU605は、電子装置101が折り畳まれた状態か又は開いた状態かに基づき、指定された動作を行う。例えば、CPU605は、電子装置101が折り畳まれた状態でディスプレイ613のうちの少なくとも一つ(例えば、第1ディスプレイ501)に画面を表示するように制御し、電子装置101が開いた状態でディスプレイ613のうちの他の少なくとも一つ(例えば、第2ディスプレイ502)に画面を表示するように制御する。CPU605は、状態間の切替期間において、新しく画面を表示するように設定されたディスプレイに切替画面を表示しているが、画面構成が完了すると、切替画面に代えて構成が完了した画面を表示するように制御してもよく、これについては、より詳細に後述する。
【0075】
様々な実施例によると、GPU611は、ディスプレイ613上にグラフィック情報を迅速で効率よく合成する。GPU611は、グラフィック要素を処理するための連想機能及び特殊な効果のための別の命令語セットを提供する。GPU611をCPU605と同時に用いる場合、同じグラフィック要素を処理するときに、CPU605単独処理に比べて速い処理が可能となる。具現によって、電子装置101はGPU611を含まなくてもよい。
【0076】
様々な実施例によると、メモリー606(例えば、メモリー130)は、上述したように、揮発性メモリー及び不揮発性メモリーのうちの少なくとも一つを含み、画面構成のための命令語又はデータを記憶する。
【0077】
様々な実施例によると、フレームバッファ612は、ディスプレイ613を通じて出力したピクセルカラー値(pixel color value)を記憶する。フレームバッファ612は、GPU611の内部又はディスプレイ613を制御するためのディスプレイ装置コントローラ(例えば、DDI)内のメモリーによって具現される。或いは、ソフトウェア的には、運営体制(OS)(例えば、Linux(登録商標))のフレームバッファ装置(frame buffer device)のような仮想装置(virtual device)によって具現される。フレームバッファ612には、ディスプレイに表示されるべきデータ、例えば、第1画面、又は再構成された画面、又は切替画面のためのデータが記憶されてから出力され、画面表示に利用される。
【0078】
様々な実施例によると、入力装置614(例えば、
図1の入力装置150)及び通信インターフェース615(例えば、
図1の通信モジュール190)に関する説明は、
図1で説明しているため、ここでは詳細な説明を省略する。通信インターフェース615は、例えばネットワーク620(例えば、第1ネットワーク198及び第2ネットワーク199のうちの少なくとも一つ)を介して装置(device)621又はサーバー622と通信を行う。
【0079】
様々な実施例によると、システムバス607及び入/出力バス610のうちの少なくとも一つは、システムを構成する装置(又は、ハードウェア)同士が情報を交換するためのインターフェースであり、データ、アドレス、及び制御信号を送受信する。
【0080】
図7Aは、様々な実施例によるソフトウェアモジュールの構成図である。
【0081】
様々な実施例によると、電子装置101において定義されたソフトウェアモジュール700には、アプリケーション(又は、ウィンドウ)701、ウィンドウマネジャー(window manager)(又は、ディスプレイマネジャー(display manager)702)、折り畳み/開きイベントハンドラー(folding/unfolding event handler)703、入力フレームワーク(input framework)704、角度センサードライバー(angle sensor driver)705、距離センサードライバー706、ジャイロセンサードライバー(gyroscope sensor driver)707、ホールセンサードライバー(hall sensor driver)708、パワーマネジャー(power manager)710、ACPI(advanced configurable power management interface)711、DVFSモジュール(dynamic voltage frequency scaling module)712、CPUドライバー(CPU driver)713、グラフィックコンポーザー(graphic composer)721、GPUドライバー(GPU driver)722、及びディスプレイドライバー(display driver)723のうちの少なくとも一つが含まれる。
【0082】
様々な実施例によると、ディスプレイマネジャーはディスプレイの状態を制御し、ウィンドウマネジャー702は、ディスプレイに表現されるウィンドウのサイズ、位置、及び透明度のうちの少なくとも一つを確認する。ウィンドウマネジャー702は、確認された情報に基づき、アプリケーション701(又は、ウィンドウ)にドローイング制御命令を伝達する。システムの具現によって、ディスプレイマネジャー及びウィンドウマネジャー702は、統合されて具現され、説明の便宜のために、以下では、ウィンドウマネジャー702が特定動作を行う表現を使うものとする。ウィンドウマネジャー702が行う動作は、ウィンドウマネジャー702又はディスプレイマネジャーによって行われるものと理解してよい。
【0083】
様々な実施例によると、パワーマネジャー710は、システムの消耗電流を効率的に調整するために、装置を構成するシステム全体又は一部のモジュールの電力状態を管理する。また、パワーマネジャー710は、CPU605の動作パラメータ(例えば、CPU動作電圧、CPU動作周波数、動作コアの個数、及びスレッド(thread)の個数のうちの少なくとも一つ)を調整する。パワーマネジャー710は、CPU605の動作パラメータを制御するために、ACPI711又はDVFSモジュール712を制御する。
【0084】
様々な実施例によると、ACPI711は、システムの電源を管理し、効率的な電源管理のために、システム状態に応じて装置の電力及びCPUの動作周波数の独立した制御方法を提供する。例えば、動作状態(working state)で、ACPI711は、CPU605及びディスプレイ613の両方に電源を提供し、スリープ状態(sleep state)で、ディスプレイ613に電源を提供せず、CPU605に電源を提供する。
【0085】
DVFSモジュール712を、
図7Bを参照してより詳細に説明する。
図7Bは、様々な実施例によるDVFSモジュール、パワーマネジャー、及びCPUのブロック図である。様々な実施例によると、DVFSモジュール712は、CPU周波数モジュール(CPUfreq module)731、CPUドライバー713、及びガバナー(governer)732のうちの少なくとも一つを含む。
図7Bでは、CPUドライバー713がDVFSモジュール712内に含まれるものとしているが、これは例示的なものであり、
図7Aに示すように、CPUドライバー713はDVFSモジュール712の外部に具現されてもよい。DVFSモジュール712は、ソフトウェアに基づく電力管理モジュールである。CPU605の性能と消耗電流とは、互いにトレードオフの関係を有するため、DVFSモジュール712は、CPU605の性能に関連するパラメータである動作電圧、動作周波数、動作コアの個数、及びスレッド個数のうちの少なくとも一つを、消耗電流を考慮して制御する。DVFSモジュール712は、これにより、CPU605の性能を一時的に向上(boosting)させることができる。様々な実施例において、状態の切替期間でCPU605の性能が向上し、これについては、より詳細に後述する。CPUドライバー713は、CPU605を直接制御するソフトウェアモジュールである。ガバナー732は、目的又は状況に応じたCPU605の動作電圧及び動作周波数のうちの少なくとも一つの変更ポリシーを提供する。CPU周波数モジュール731は、CPUドライバー713及びガバナー732の独立した開発又は動作を保証するための統合インターフェースである。パワーマネジャー710は、CPU周波数モジュール731を介してガバナー732のポリシーを変更するか、又は既存のポリシーとは別個にCPU605の動作パラメータを直接制御するように指示する。
【0086】
様々な実施例によると、入力フレームワーク704は、角度センサードライバー705、距離センサードライバー706、ジャイロセンサードライバー707、及びホールセンサードライバー708のうちの少なくとも一つを介して取得した少なくとも一つのセンシング情報に基づき、折り畳まれた状態又は開いた状態のうちの一つを選択する。入力フレームワーク704は、確認された状態を示す情報を出力する。確認された状態を示す情報を、折り畳みイベント(folding event)又は開きイベント(unfolding event)と命名する。
【0087】
様々な実施例によると、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、確認された状態を示す情報(例えば、折り畳みイベント又は開きイベント)を受信し、パワーマネジャー710を通じて第1ディスプレイ501又は第2ディスプレイ502のそれぞれのオン/オフを制御する。
【0088】
様々な実施例によると、グラフィックコンポーザー721は、ディスプレイの各ウィンドウのグラフィック情報をフレームバッファ内のデータとして合成するモジュールである。フレームバッファは、上述したように、ディスプレイに出力されるグラフィック情報を記憶する。例えば、グラフィックコンポーザー721はGPUドライバー722とデータを送受信し、GPUドライバー722はディスプレイドライバー723に、処理結果に基づくデータを出力する。ディスプレイドライバー723は、受信したデータに基づいて実際の画面を出力するようにディスプレイ(501、502)のうちの少なくとも一部にデータを出力する。
【0089】
図8は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図8の実施例を、
図9A~
図9Cを参照して、より詳細に説明する。
図9Aは、様々な実施例による折り畳まれた状態の電子装置を示す。
図9Bは、様々な実施例による一部開いた状態の電子装置を示す。
図9Cは、様々な実施例による完全に開いた状態の電子装置を示す。
【0090】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、801段階において、電子装置101は、折り畳まれた状態で、第1ディスプレイ501に対応する第1アプリケーションの第1画面を、第1ディスプレイ501に表示する。本発明において、電子装置101が特定動作を行うことは、プロセッサ120が特定動作を行うものと理解されるか、又はプロセッサ120が他のハードウェアが特定動作を行うように制御することを意味する。或いは、電子装置101が特定動作を行うことは、メモリー130に記憶されたインストラクションが行われることにより、プロセッサ120又は他のハードウェアによって特定動作が行われることを意味する。ここで、第1アプリケーションの第1画面は、第1アプリケーションの第1状態(state)に対応する画面である。第1画面は、第1状態を示すための画面であり、第1ディスプレイ501の属性に対応する画面である。例えば、第1ディスプレイ501は、相対的に小さいサイズのディスプレイであり、電子装置101は、第1ディスプレイ501のサイズに対応する第1画面を第1ディスプレイ501上に表示する。例えば、第1画面は、第1アプリケーションの第1状態を示す情報を含み、相対的に小さいサイズで構成される。第1画面は、例えば第1状態に対応するフル画面の一部の領域である。第1画面は、例えば第1状態に対応するフル画面とは異なる構成を有する画面である。例えば、第1画面は、第1状態に対応するフル画面のうちの指定された情報だけを含むように構成された画面であるか、又は全ての情報を含むものの相対的に小さいサイズのオブジェクトで構成される画面である。例えば、
図9Aに示すように、電子装置101は、折り畳まれた状態、即ち第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが互いに接触して第2ディスプレイ502が露出しない状態である。電子装置101は、折り畳まれた状態で第1ディスプレイ501上に第1アプリケーションの第1画面910を表示する。
【0091】
様々な実施例によると、電子装置101は、803段階において、アンフォールディングが検出されたか否かを確認する。電子装置101は、角度センサー601、距離センサー602、ジャイロセンサー603、及びホールセンサー604のうちの少なくとも一つからの少なくとも一つのセンシングされたパラメータに基づき、アンフォールディング、即ち開いた状態に切り替わったか否かを確認する。
図9Bを参照すると、ユーザは、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間を広げる。電子装置101は、開いた状態と判断するためのパラメータの基準を予め設定する。電子装置101は、センシングされたパラメータが基準を満たすか否かによって、開いた状態であるか否かを確認する。例えば、
図9Bで、電子装置101は、電子装置101が折り畳まれた状態にあると確認する。電子装置101が折り畳まれた状態で、第2ディスプレイ502はターンオフ状態915である。即ち、電子装置101が折り畳まれた状態にある場合(803段階でNo)、電子装置101は、第1ディスプレイ501に第1画面を表示しながら、第2ディスプレイ502のターンオフ状態を維持する。
【0092】
ユーザが第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間を更に広げると、
図9Cに示すように、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320とが実質的に同じ平面を形成し、第2ディスプレイ502が完全に開いた状態になる。電子装置101は、センシングされた少なくとも一つのパラメータが指定された条件を満たすことを確認し、これに基づき、電子装置101が開いた状態にあることを確認する。一方、様々な実施例において、電子装置101は、第1ハウジング構造310と第2ハウジング構造320との間の角度が実質的に180゜ではなく、180゜よりも小さい角度である場合に、電子装置101が開いた状態にあると確認するように設定されてもよい。
【0093】
アンフォールディングが検出された場合、即ち電子装置101が開いた状態にあると確認された場合(803段階でYes)、様々な実施例によると、電子装置101は、805段階において、指定された切替画面を第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図9Cに示すように、電子装置101は、第2ディスプレイ502をターンオンし、ブラック画面920を指定された切替画面として第2ディスプレイ502に表示する。ブラック画面920は、切替画面の一例示であって、切替画面は、第2ディスプレイ502に表示されるべきアプリケーション(又は、運営体制(OS))が新しくリドローする画面でない限り、制限がない。或いは、切替画面は、切替画面を構成するのにかかる時間(例えば、切替画面を生成するのにかかる時間又は切替画面をロードするのにかかる時間)が指定された臨界時間以下であれば制限がない。
【0094】
様々な実施例による電子装置101は、第2ディスプレイ502上に指定された切替画面を表示する途中に、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を順次に又は少なくとも並列的に行う。第2画面は、例えば第1アプリケーションの第1状態に対応するフルスクリーンの少なくとも一部である。第2画面は、第1画面のサイズよりも大きいサイズを有する。様々な実施例において、第2画面は、第1画面が示すアプリケーションの第1状態に関連する画面である。上述したように、第2画面は、第1画面に比べて大きいサイズを有する。第2画面は、第1画面と同じ構成を有するが、他の実施例で、第1画面と異なるように再構成された画面であってもよい。例えば、第1アプリケーションがランチャーアプリケーションであり、第1画面はl×m個のアイコンが配置可能な画面であり、第2画面はn×m個のアイコンが配置可能な画面である。電子装置101は第2画面のリドロー命令をアプリケーション(又は、運営体制(OS))に割り当て、アプリケーションはリドロー命令に基づき第2画面を構成する。仮に、アプリケーションが異なるディスプレイ別に画面を異なるように構成する機能を提供しない場合、電子装置101の運営体制(OS)がアプリケーションの実行画面に基づきディスプレイ別に異なる画面を構成する。以下において、アプリケーションがリドローを行うという表現の意味は、アプリケーション(又は、ウィンドウ)がリドローを行うことを意味するが、運営体制(OS)による画面構成に置換されてもよいことは、当業者には理解できよう。
【0095】
上述したように、第2画面のリドロー命令の生成は、アプリケーションによるリドローが第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作である。更に他の実施例において、第2画面は、第1画面が示す第1アプリケーションの第1状態から遷移した第2状態に関連する画面である。第1アプリケーションは、第1状態でアンフォールディングイベントを適用することにより第2状態に遷移する。例えば、第1アプリケーションが文字の送受信アプリケーションであり、第1状態は新規に受信した文字を含む文字リストを示す状態であり、第2状態は当該新規に受信した文字のディテールな内容を示す状態である。
【0096】
様々な実施例によると、少なくとも一つの動作の実行が完了するまでには、電子装置101は第2ディスプレイ502に適する第2画面を表示することができない。807段階において、電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了した否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了していないと確認されると(807段階でNo)、電子装置101は、指定された切替画面の表示を維持する。少なくとも一つの動作の実行が完了したと確認されると(807段階でYes)、電子装置101は、809段階において、指定された切替画面に代えて、第2画面を第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図9Cに示すように、電子装置101は、第2ディスプレイ502に第2画面930を表示する。
【0097】
図10は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0098】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、1000段階において、ディスプレイ切替イベントを検出する。ディスプレイ切替イベントは、画面を表示するディスプレイを切替えるようにするイベントであり、例えば電子装置101の折り畳み状態の変化である。1001段階において、電子装置101は、画面を表示するように選択されたディスプレイをターンオンし、切替画面を表示する。様々な実施例において、電子装置101は、LCDドライバーの初期化(LCD driver initialize)を行う。
【0099】
様々な実施例によると、電子装置101は、1003段階において、検出されたディスプレイ切替イベントに対応するディスプレイ情報を確認する。例えば、ディスプレイ切替イベントが折り畳まれた状態から開いた状態への切替である場合に、ディスプレイ切替イベントに対応するディスプレイは第2ディスプレイ502である。例えば、ディスプレイ切替イベントが開いた状態から折り畳まれた状態への切替である場合に、ディスプレイ切替イベントに対応するディスプレイは第1ディスプレイ501である。電子装置101は、確認されたディスプレイの情報(例えば、ディスプレイの解像度(例えば、幅及び長さのうちの少なくとも一つ)、及び密集度(density)のうちの少なくとも一つ)を確認する。例えば、ディスプレイマネジャーは、コールバック(call back)又はポーリング形式でディスプレイ情報を提供する。ディスプレイ情報は、第2画面の構成にも用いられ、切替画面の構成にも用いられる。
【0100】
様々な実施例によると、電子装置101は、1005段階において、確認されたディスプレイ情報をアプリケーションに伝達する。1007段階において、電子装置101は、アプリケーションからディスプレイ情報に基づいてリドロー(redraw)されたコンテンツ、即ち画面を確認する。1009段階において、電子装置101は、切替画面に代えて、リドローされたコンテンツを表示する。例えば、電子装置101が折り畳まれた状態で、アプリケーションは、第1ディスプレイ501の情報に対応する第1画面を提供し、電子装置101は、第1ディスプレイ501上に第1画面を表示する。折り畳まれた状態から開いた状態への状態切替が確認されると、電子装置101は、第2ディスプレイ502の情報をアプリケーションに伝達してリドローを要請する。アプリケーションは、第2ディスプレイ502の情報に基づいて第2画面を生成して提供する。電子装置101は、アプリケーションによって提供された第2画面を第2ディスプレイ502上に表示する。上述した切替対象ディスプレイの情報確認、ディスプレイ情報に基づくリドロー要請、及びリドロー要請に対する応答としてのアプリケーションによる画面生成のうちの少なくとも一つが、例えば
図8の807段階における少なくとも一つの動作である。
【0101】
例えば、入力フレームワーク704は、折り畳み状態の変化に関連するセンシングされた情報を受信し、これに基づき折り畳み状態に対応するイベントを折り畳み/開きイベントハンドラー703に伝達する。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、受信したイベントに基づきディスプレイ切替要請をパワーマネジャー710に伝達する。例えば、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、NotifySwitch/NotifyLidSwitchに基づいてディスプレイ切替要請を伝達する。或いは、センサーイベントに基づいて折り畳み状態の判断も可能である。例えば、電子装置101は、ホールセンサー604から折り畳みインターラプトが発生するとドライバーに伝達するように制御し、ドライバーは、ホールICセンシングデータが一定数値以上の磁力が測定されたものと確認されると、折り畳みイベントを生成する。或いは、電子装置101は、角度センサー601を介してディスプレイが折り畳まれている程度を確認し、一定角度を基準に折り畳みイベント/開きイベントを生成する。
【0102】
様々な実施例によると、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、イベントが受信されると、パワーマネジャー710又はウィンドウマネジャー702にディスプレイ切替要請を伝達するか否かを決定する。例えば、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーションの実行状態、折り畳み/開き動作によるシステムのオン/オフ動作ポリシー、及びシステムのディスプレイ切替許容状態のうちの少なくとも一つに基づき、ディスプレイ切替要請を伝達するか否かを決定する。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーションの実行状態が終了以外の状態であることに基づいてディスプレイ切替要請を伝達する。或いは、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーションがリサイズ可能か否か、画面表示維持を要請したか否か、及び指定されたアプリケーションであるか否かのうちの少なくとも一つに基づきディスプレイ切替要請を伝達する。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーションがリサイズ可能な場合にディスプレイ切替要請を伝達することもできるが、具現によって互換性モードで表示するか否かに基づいてディスプレイ切替要請を伝達することもできる。仮に、リサイズが不可能な場合に、電子装置101は、当該スクリーンをオフするか、ロックスクリーンを表示するか、又は当該アプリケーションをバックグラウンドで動作するように制御するかを決定することもできる。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーション情報を受信し、これに基づきディスプレイ切替要請を伝達するか否かを確認する。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、折り畳み/開き動作によってディスプレイがオン/オフされるように設定された場合にディスプレイ切替要請を伝達する。当該ポリシーはユーザの設定又はシステムの設定によって変更されるため、折り畳み/開きイベントハンドラー703は、折り畳み/開き動作によってディスプレイがオン/オフされるように設定された場合にディスプレイ切替要請を伝達する。折り畳み/開きイベントハンドラー703は、アプリケーション実行画面のディスプレイ切替が許容された場合にディスプレイ切替要請を伝達する。
【0103】
様々な実施例によると、パワーマネジャー710は、ディスプレイ切替要請に基づき新しく画面を表示するディスプレイをターンオンし、既存に画面を表示していたディスプレイをターンオフする。ターンオン/ターンオフの動作は、同時に又は順次に行われる。また、パワーマネジャー710は、ディスプレイマネジャーにディスプレイをターンオンするように制御するための情報をディスプレイに関連するメモリー上に記録するように制御する。パワーマネジャー710は、ディスプレイをターンオンするように制御する前に初期化を行い、ウィンドウマネジャー702からメモリー上に表示情報(即ち、リドローされた画面)が記録されたか否かを受信する。受信した情報に基づき表示する画面が準備されたことが確認されると、パワーマネジャー710は、ディスプレイをターンオンするよう制御する。この場合、パワーマネジャー710は、ターンオン対象ディスプレイの明るさを指定された明るさに制御し、更に他の例示として、明るさを漸次増加させてもよい。明るさ制御は、パワーマネジャー710の他、ディスプレイに関連する駆動ICによって行われる。一般に、ディスプレイのターンオン/オフは、ディスプレイの印加電流の制御及びディスプレイ装置の光源素子の明るさ制御によって行われる。ディスプレイのハードウェア具現方式によって、ターンオン/オフ動作は、電流の制御又は光源素子の明るさ制御のうちの少なくとも一部によって行われる。これにより、ディスプレイのターンオン/オフは、パワーマネジャー710及びディスプレイマネジャーの全部又は一部の制御だけで行われる。
【0104】
様々な実施例によると、ウィンドウマネジャー702は、折り畳み/開きイベントハンドラー703からディスプレイ切替要請を受信すると、切替画面を構成して表示するように提供する。ウィンドウマネジャー702は、表示中の各アプリケーション(又は、ウィンドウ)に、変更されたディスプレイ情報(例えば、解像度及び密集度のうち少なくとも一つ)に対応するようにリドロー(又は、リサイズ)を要請する。ウィンドウマネジャー702は、当該要請後にリドローが要求されるアプリケーション(又は、ウィンドウ)のリドローが終了するまで待機する。例えば、ウィンドウマネジャー702は、ウィンドウをドロー_ペンディング(draw_pending)状態にフラグする。全てのアプリケーション(又は、ウィンドウ)がドロウン状態(drawn state)に進入することが確認されると、ウィンドウマネジャー702は切替画面を除去する。例えば、ウィンドウマネジャー702は、ドロー終了(draw finish)のイベントが確認されると、切替画面を除去する。なお、ウィンドウマネジャー702は、画面が表示されるウィンドウも切替えられるディスプレイに対応して調整することもできる。これにより、サイズの調整されたウィンドウにリドローされた画面が表示される。
【0105】
図11は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図11の動作のうち、
図8で説明した動作についてはその説明を簡素化する。
図11の実施例を、
図12Aを参照してより詳細に説明する。
図12Aは、様々な実施例による折り畳み状態の変更による画面変更を説明するための図である。
【0106】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、1101段階において、折り畳まれた状態で、第1ディスプレイ501に対応する第1アプリケーションの第1画面を、第1ディスプレイ501に表示する。例えば、
図12Aを参照すると、電子装置101は、第1時点(t1)に、折り畳まれた状態で第1ディスプレイ501に第1画面1201を表示する。1103段階において、電子装置101は、アンフォールディングが検出されたか否か、即ち開いた状態に切り替わるか否かを確認する。例えば、
図12Aを参照すると、電子装置101は、第2時点(t2)に、折り畳まれた状態から開いた状態に遷移し、電子装置101はアンフォールディングを検出する。
【0107】
様々な実施例によると、電子装置101は、1105段階において、第2ディスプレイ502を初期化(initialize)する。例えば、
図12Aの第2時点(t2)では、第2ディスプレイ502の初期化が完了する前であることから、第2ディスプレイ502は画面を出力しない。第2ディスプレイ502の初期化が完了すると、電子装置101は、1107段階において、第2ディスプレイ502をターンオンする。1109段階において、電子装置101は、指定された切替画面を第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図12Aの第3時点(t3)で、電子装置101は、第2ディスプレイ502に切替画面1210を出力する。
図12Aの実施例では、切替画面1210がブラック画面であるが、上述したように、その種類には制限がない。
【0108】
様々な実施例によると、電子装置101は、1111段階において、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を行う。例えば、電子装置101は、第2ディスプレイ502の情報(例えば、解像度及び密集度のうちの少なくとも一つ)を確認し、これに基づくリドローをアプリケーションに要請する。1113段階において、電子装置101は、少なくとも一つの動作の実行が完了したことを確認する。例えば、電子装置101は、アプリケーションから、第2ディスプレイ502の情報に基づいてリドローされた第2画面がフレームバッファに記憶されたことを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了したことが確認されると、電子装置101は、1115段階において、指定された切替画面に代えて、第2画面を第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図12Aの第4時点(t4)におけるように、電子装置101は、第2画面1220を第2ディスプレイ502に表示する。電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を、第2ディスプレイ502の初期化及びターンオン動作と並列的に行う。
【0109】
図12Bは、様々な実施例との比較のための比較例による折り畳み状態の変更による画面変更を説明するための図である。比較例によって、
図12Aの第3時点(t3)におけるように切替画面1210が表示されない場合に、
図12Bの第3時点(t3)におけるように、フレームバッファに記憶された第1画面1201が第2ディスプレイ502の一部の領域上に表示される。第2ディスプレイ502の残りの部分では、特別な画面が表示されないため、画面が潰れたかのようにユーザが認識する可能性があり、これはシームレスなユーザ経験に反する。様々な実施例によると、切替画面1210が提供されることにより、シームレスにアプリケーションの実行画面が移動表示されるようなユーザ経験を提供することができる。
【0110】
様々な実施例において、電子装置101は、第2ディスプレイ502をターンオンする動作の実行中に第1ディスプレイ501を並列的にターンオフする。或いは、電子装置101は、第2ディスプレイ502をターンオンする動作の実行中に第1ディスプレイ501をオン状態に維持するが、その後、順次に第1ディスプレイ501をターンオフする。第1ディスプレイ501をオン状態に維持する場合に、電子装置101は、第1ディスプレイ501上に切替画面を表示する。様々な実施例によると、電子装置101は、一つの論理的なディスプレイ空間を定義し、論理的なディスプレイ空間の位置に基づき複数個のディスプレイ(501、502)のそれぞれに画面を表示するように設定される。例えば、論理的なディスプレイ空間のうち、第1領域は第1ディスプレイ501に割り当てられ、第2領域は第2ディスプレイ502に割り当てられる。電子装置101は、第1領域のデータを第1ディスプレイ501のためのフレームバッファに割り当て、第2領域のデータを第2ディスプレイ502のためのフレームバッファに割り当てる。一つの論理的なディスプレイ空間が定義されることにより、電子装置101は、一つのアプリケーション(例えば、第1アプリケーション)によって生成された画面を第1ディスプレイ501又は第2ディスプレイ502のいずれか一つに表示し、残りのディスプレイはターンオフするか又は当該時点におけるアプリケーションの処理が要求されないデータを表示するように制御する。一方、電子装置101において定義されたサーフェイスフリンガー(SurfaceFlinger)は、アプリケーションに表示対象ディスプレイの解像度及び密集度のうちの少なくとも一つに基づく処理(例えば、リドロー)を要請し、サーフェイスに記録された実行画面を表示対象ディスプレイのフレームバッファに記憶する。電子装置101は、サーフェイスフリンガーからフレームバッファにデータ伝送のための経路をオープン又はクローズさせる。これにより、フォールディング又はアンフォールディング時に、例えば第1ディスプレイ501上の第1画面が第2ディスプレイ502上の第2画面に切り替わる。
【0111】
図13は、様々な実施例による折り畳み状態変更によって行われる動作のタイミングを説明するための図である。
【0112】
様々な実施例によると、1311段階において、電子装置101の入力フレームワーク704は、折り畳み(folding)/開き(unfolding)のイベントを確認する。入力フレームワーク704は、これをNotifySwitch1312/NotifyLidSwitch1313に伝達する。例えば、入力フレームワーク704は、折り畳み/開きイベントハンドラー703を通じてウィンドウマネジャー702及びパワーマネジャー710に伝達する。
【0113】
様々な実施例によると、パワーマネジャー710は、1314段階において、ディスプレイの初期化(LCD init)を行う。パワーマネジャー710は、1315段階において、ディスプレイをターンオン(LCD on)する。ウィンドウマネジャー702は、1316段階において、ブラック画面(black surface)1316を提供する。一方、ウィンドウマネジャー702は、具現によって、システムUIを提供し、例えばロックスクリーン(lock screen)又は状態バー(status bar)を提供する。ウィンドウマネジャー702は、第2画面をリドローすることをアプリケーションに要請し、リドローが完了すると、1316段階において、画面表示(screen on)を行う。例えば、リドローされたランチャー1318画面が表示される。
【0114】
様々な実施例において、電子装置101は、保安モードが設定された場合に、折り畳み状態変更に基づいてシステムUI(例えば、ロックスクリーン)のウィンドウ生成後の画面表示の終了時にも、メモリー上のウィンドウを削除しない。電子装置101は、システムUIのウィンドウの可視性(visible)属性を制御する。電子装置101は、システムUIのウィンドウが実質的に透明になるように制御し、これにより、第2画面が表示される。例えば、折り畳まれた状態から開いた状態に切り替わった場合、電子装置101は、システムUI(例えば、ロックスクリーン)を第2ディスプレイ502に表示する。電子装置101は、システムUIのドローイングに関連する客体をメモリーに記録する。電子装置101は、ユーザの入力に基づいてロックスクリーンが解除された場合にもロックスクリーンのウィンドウを削除せずに可視性属性を制御する。例えば、電子装置101のアプリケーションは、コンテンツをドローするためのウィンドウバッファを解除せず及び/又はウィンドウコンテンツを構成するドローイング要素のうちの一部又は全部を記憶する方式でウィンドウを削除しない。この場合、電子装置101は、ウィンドウを非可視(invisible)にフラグ(flag)し、ウィンドウバッファにドローイングされたグラフィックピクセル情報がディスプレイバッファにコンポーズ(composing)されないように制御する。可視性属性が実質的に透明に制御されると、電子装置101は、第2ディスプレイ502に第2画面を表示する。電子装置101は、例えばロックスクリーンの単一ウィンドウ又は複数ウィンドウを削除しない。様々な実施例において、電子装置101は、フォールディングイベント検出時に、保安モードか否かに基づいてロックスクリーンを表示するように設定される。
【0115】
図14は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0116】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、1401段階において、開いた状態で、第2ディスプレイ502に対応する第1アプリケーションの第2画面を、第2ディスプレイ502に表示する。1403段階において、電子装置101は、フォールディングが検出されたか否か、即ち折り畳まれた状態へと切り替わるか否かを確認する。電子装置101は、少なくとも一つのセンサーからのセンシングデータに基づき、折り畳まれた状態へと切り替わるか否かを確認する。1405段階において、電子装置101は、指定された切替画面を第1ディスプレイ501に表示する。例えば、電子装置101は、第1ディスプレイ501を初期化してターンオンし、ターンオンが完了すると、切替画面を第1ディスプレイ501に表示する。電子装置101は、第1ディスプレイ501に対応する第1画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を、例えば並列的に行う。1407段階において、電子装置101は、第1画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。例えば、電子装置101は、第1ディスプレイ501の情報(例えば、解像度及び密集度のうちの少なくとも一つ)を確認し、それに基づくリドローをアプリケーションに要請する。電子装置101は、アプリケーションによってリドローされた第1ディスプレイ501に対応する第1画面がフレームバッファに記憶されたことを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了したことが確認されると、電子装置101は、1409段階において、指定された切替画面に代えて、第1画面を第1ディスプレイ501に表示する。
【0117】
様々な実施例によると、電子装置101は、
図14の動作を、例えば
図8の動作の前に行うか又は
図8の動作後に行う。なお、当業者は、本発明において、折り畳まれた状態から開いた状態への切替えに対応して電子装置101が行った動作を、開いた状態から折り畳まれた状態にも適用できるであろう。
【0118】
図15は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図15の実施例を、
図16を参照してより詳細に説明する。
図16は、様々な実施例によるキャプチャー画面を切替画面として表示する電子装置を示す。
【0119】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、1501段階において、折り畳まれた状態で、第1ディスプレイ501に対応する第1アプリケーションの第1画面を、第1ディスプレイ501に表示する。例えば、
図16の第1時点(t1)におけるように、電子装置101は、第1ディスプレイ501に第1画面1201を表示する。1503段階において、電子装置101は、アンフォールディングの有無、即ち開いた状態へと切り替わったか否かを検出する。例えば、
図16の第2時点(t2)に、電子装置101は、開いた状態に切り替わり、電子装置101はこれを検出する。
【0120】
様々な実施例によると、アンフォールディングが検出されると、電子装置101は、1505段階において、第1画面をキャプチャーして記憶する。1507段階において、電子装置101は、記憶されたキャプチャー画面の少なくとも一部に基づく切替画面を第2ディスプレイ502に表示する。記憶されたキャプチャー画面は第1アプリケーションの動作が要求されないため、電子装置101は、相対的に短い時間内にキャプチャー画面をロードして第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図16の第3時点(t3)におけるように、電子装置101は、第2ディスプレイ502にキャプチャー画面に基づく切替画面1510を表示する。様々な実施例において、電子装置101は、第2ディスプレイ502にキャプチャー画面を拡大した切替画面1510を表示する。1509段階において、電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了すると、1511段階において、電子装置101は、指定された切替画面に代えて、第2画面を第2ディスプレイ502に表示する。例えば、
図16の第4時点(t4)におけるように、電子装置101は、第2画面1220を第2ディスプレイ502に表示する。様々な実施例において、電子装置101は、キャプチャーイメージを拡大する動作の他にも、ブラー(blur)処理するか又は属性を変更して切替画面として表示することもできる。電子装置101は、キャプチャー画面以外の指定されたイメージ、又は特定カラーの画面のような様々な画面を切替画面として提供することができ、その種類には制限がない。
【0121】
様々な実施例において、電子装置101は、フォールディングが検出されると、第2ディスプレイ502で表示中であった第2画面をキャプチャーしたキャプチャー画面のうちの少なくとも一部を第1ディスプレイ501のサイズに対応して縮小して表示する。
【0122】
図17は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図17の実施例を、
図18を参照してより詳細に説明する。
図18は、様々な実施例によるアニメーションを切替画面として表示する電子装置を示す。
【0123】
様々な実施例によると、電子装置101は、1701段階において、折り畳まれた状態で、第1ディスプレイ501に対応する第1アプリケーションの第1画面を、第1ディスプレイ501に表示する。例えば、
図18のように、電子装置101は、第1ディスプレイ501に第1画面1810を表示する。1703段階において、電子装置101は、アンフォールディングの有無、即ち開いた状態に切り替わったか否かを検出する。例えば、
図18のように、電子装置101は開いた状態に切り替わり、電子装置101はこれを検出する。
【0124】
様々な実施例によると、アンフォールディングが検出されると、電子装置101は、1705段階において、第1画面をキャプチャーして記憶する。1707段階において、電子装置101は、記憶されたキャプチャー画面の少なくとも一部に基づく切替画面を、第2ディスプレイ502の第1領域に表示する。1709段階において、電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了していないと確認されると、1713段階において、電子装置101は、切替画面のサイズ及び表示位置のうちの少なくとも一つを変更する。切替画面のサイズ及び表示位置のうちの少なくとも一つの変更は、少なくとも一つの動作の実行が完了する間に行われる。これにより、電子装置101は、キャプチャー画面が様々に変更された複数個の変更された画面を順次に表示し、アニメーション効果を出力する。例えば、
図18に示すように、開いた状態で、電子装置101は、キャプチャー画面を第2ディスプレイ502の第1領域1821、第2領域1822、及び第3領域1823上に順次に表示する。電子装置101がアニメーション構成のために含めるフレームの個数には制限がない。少なくとも一つの動作の実行が完了すると、1711段階において、電子装置101は、指定された切替画面に代えて第2画面を第2ディスプレイ502に表示する。
【0125】
図19は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0126】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、1901段階において、折り畳まれた状態で、第1ディスプレイ501に対応する第1アプリケーションの第1画面を、第1ディスプレイ501に表示する。1903段階において、電子装置101は、アンフォールディングの有無を検出する。アンフォールディングが検出されると、電子装置101は、1905段階において、指定された切替画面を第2ディスプレイ502に表示する。
【0127】
様々な実施例において、電子装置101は、1907段階において、少なくとも一つのプロセッサの性能を増加させる。電子装置101は、例えばCPU605を高性能モードに切り替える。CPU605の性能を高めるためには、動作周波数、動作コアの個数、及びスレッドの個数のうちの少なくとも一つを増加させなければならない。但し、これは、CPU605の発熱及び消耗電流の増加を伴う。このため、一般的な状況で、電子装置101は、CPU605の負荷に基づき、CPU605の動作周波数、動作コアの個数、及びスレッドの個数のうちの少なくとも一つを制御する。発熱及び消耗電流に基づき、一般的な状況で、電子装置101はCPU605の最高性能よりも低い性能で動作する。仮に負荷が増加すると、電子装置101は、段階的にCPU605の動作周波数、動作コアの個数、及びスレッドの個数のうちの少なくとも一つを増加させる。電子装置101は、状態切替期間の間に、CPU605の性能、即ちCPU605の動作周波数、動作コアの個数、及びスレッドの個数のうちの少なくとも一つを増加させる。例えば、電子装置101は、パワーマネジャー710、ACPI711、及びDVFSモジュール712のうちの少なくとも一つを用いてCPU605の性能を調整する。
【0128】
様々な実施例によると、1909段階において、電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了したことが確認されると、電子装置101は、1911段階において、指定された切替画面に代えて、第2画面を第2ディスプレイに表示し、少なくとも一つのプロセッサの性能を減少させる。
【0129】
様々な実施例において、電子装置101は、イベント検出時にGPUを活性化して処理速度を向上させた後、リドローが完了し、第2画面表示後にGPUを不活性化する。
【0130】
図20は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0131】
様々な実施例によると、電子装置101(例えば、プロセッサ120)は、2001段階において、折り畳まれた状態で、AOD(always on display)画面を、第1ディスプレイ501に表示する。AOD画面は、相対的に低い電力を消耗しながら第1ディスプレイ501に表示される。例えば、パワーマネジャー710によってAOD状態に進入する。AOD状態で、CPU605又はセンサーのような装置の性能は制限される。
【0132】
様々な実施例によると、2003段階において、電子装置101は、アンフォールディングを検出する。アンフォールディングが検出されると、2005段階において、電子装置101は、指定された切替画面を第2ディスプレイ502に表示する。プロセッサ120は、スリープ状態で切替イベントを受信し、例えばセンサーからインターラプト形態のイベントを受信する。プロセッサ120は、受信したインターラプトに基づいてスリープ状態から活性状態に切替える。
【0133】
様々な実施例によると、2007段階において、電子装置101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了したことが確認されると、2009段階において、電子装置101は、指定された切替画面に代えて、第2画面を第2ディスプレイ502に表示し、第1ディスプレイ501をターンオフする。即ち、電子装置101は、少なくとも一つの動作を行う間に第1ディスプレイ501でAOD画面の表示を維持し、少なくとも一つの段階の実行が完了した後に第1ディスプレイ501をターンオフするように設定される。
【0134】
様々な実施例において、電子装置101は、開いた状態でフォールディングを検出する。電子装置101は、フォールディング検出に応答して第2ディスプレイ502をターンオフし、第1ディスプレイ501の少なくとも一部をターンオンしてAOD画面を表示する。
【0135】
図21は、様々な実施例による電子装置の折り畳まれた状態及び開いた状態を説明するための図である。
【0136】
図21を参照すると、様々な実施例による電子装置2101は、第1ハウジング構造2131、第2ハウジング構造2132、及び第1ハウジング構造2131と第2ハウジング構造2132との間のヒンジ構造2133を含む。第1ハウジング構造2131及び第2ハウジング構造2132の一面上には、少なくとも一部がフレキシブルなディスプレイ2110が配置される。ディスプレイ2110は、例えば境界線2120を基準に外側方向に曲がる。上述した実施例において電子装置101が内側方向に曲がったとすると、
図21の実施例では、電子装置2101が外側方向に曲がる。折り畳まれた状態では、第1ハウジング構造2131と第2ハウジング構造2132とが少なくとも一部分で接触する。この場合、ディスプレイ2110の第1領域2111と第2領域2112とは、それぞれ異なる方向に向く。折り畳まれた状態では、前面に、例えばディスプレイ2110の第2領域2112が露出し、背面に、例えばディスプレイ2110の第1領域2111が露出する。一方、電子装置2101は、電子装置101の少なくとも一つの装置を含む。
【0137】
図22は、様々な実施例による電子装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
【0138】
様々な実施例によると、電子装置2101(例えば、プロセッサ120)は、2201段階において、折り畳まれた状態で、折り畳まれた状態に対応する第1アプリケーションの第1画面を、ディスプレイ2110の第1領域2111に表示する。2203段階において、電子装置2101は、アンフォールディングを検出する。アンフォールディングが検出されると、2205段階において、電子装置2101は、指定された切替画面をディスプレイ2110に表示する。上述したように、切替画面は、任意の画面であり、第1画面のキャプチャー画面に基づく静止イメージ又はアニメーションである。2207段階において、電子装置2101は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したか否かを確認する。少なくとも一つの動作の実行が完了したことが確認されると、電子装置2101は、2209段階において、指定された切替画面に代えて、開いた状態に対応する第2画面をディスプレイ2110に表示する。
【0139】
様々な実施例によると、電子装置(例えば、電子装置101)は、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に連結されて第1方向に向く第1面及び第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に連結されて第3方向に向く第3面及び第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)を中心に第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)に対して折り畳まれる第2ハウジング(例えば、第2ハウジング構造320)と、第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)の第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)と、第2面からヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)を横切って第4面に延長され、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)と、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)と、を備える。折り畳まれた(folded)状態で第2面が第4面に対面し、開いた(unfolded)状態で第3方向が第1方向と実質的に同一であり、折り畳まれた状態で第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の第1領域が第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の第2領域に対面し、開いた状態で第1領域が第2領域と実質的に同じ平面を形成する。少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、折り畳まれた状態で第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)に対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)を制御し、折り畳まれた状態から開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御し、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)に対応する第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、切替画面に代えて第2画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0140】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行するように更に設定され、少なくとも一つの動作は、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の情報を確認する動作、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の情報に基づき第2画面を構成するように第1アプリケーションに要請する動作、及び第1アプリケーションを用いて第2画面を表示するためのデータを取得する動作のうちの少なくとも一部を含む。
【0141】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する動作を行いながら、並列的に第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の初期化及び第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)をターンオンするように制御するように更に設定され、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する動作の少なくとも一部として、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)をターンオンした後に切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0142】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、アンフォールディングが検出されることに基づき、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)の動作性能を指定された性能に調整するように更に設定され、少なくとも一つの動作は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)で指定された性能に基づいて行われる。
【0143】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する動作の少なくとも一部として、予め指定された画面又はブラック画面を切替画面として表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0144】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する動作の少なくとも一部として、第1画面をキャプチャーして取得したキャプチャー画面を切替画面として表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0145】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する動作の少なくとも一部として、キャプチャー画面のサイズを調整し、調整されたキャプチャー画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0146】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する動作の少なくとも一部として、キャプチャー画面のサイズを調整することによって提供される複数個の調整されたキャプチャー画面を順次に表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御するように設定される。
【0147】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)に対応する第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行しながら、第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)をターンオフするように更に設定される。
【0148】
様々な実施例によると、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、切替画面に代えて第2画面が第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)に表示される間に第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)に指定された画面を表示し、第2画面が表示された後に第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)をターンオフするように更に設定される。
【0149】
様々な実施例によると、電子装置(例えば、電子装置101)の動作方法は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、折り畳まれた状態で第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)に対応する第1アプリケーションの第1画面を表示するように第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)を制御する段階と、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、折り畳まれた状態から開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階と、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)に対応する第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、切替画面に代えて第2画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階と、を有する。
【0150】
様々な実施例によると、方法は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する段階を更に含み、少なくとも一つの動作は、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の情報を確認する動作、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の情報に基づき第2画面を構成するように第1アプリケーションに要請する動作、及び第1アプリケーションを用いて第2画面を表示するためのデータを取得する動作のうちの少なくとも一部を含む。
【0151】
様々な実施例によると、方法は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作を実行する動作を行いながら、並列的に第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の初期化及び第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)をターンオンするように制御する段階を更に含み、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階は、第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)をターンオンした後に切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する。
【0152】
様々な実施例によると、方法は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)によって、アンフォールディングが検出されることに基づき、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)の動作性能を指定された性能に調整する段階を更に含み、少なくとも一つの動作は、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)で指定された性能に基づいて行われる。
【0153】
様々な実施例によると、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階は、予め指定された画面又はブラック画面を切替画面として表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する。
【0154】
様々な実施例によると、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階は、第1画面をキャプチャーして取得したキャプチャー画面を切替画面として表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する。
【0155】
様々な実施例によると、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階は、キャプチャー画面のサイズを調整し、調整されたキャプチャー画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する。
【0156】
様々な実施例によると、切替画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する段階は、キャプチャー画面のサイズを調整することによって提供される複数個の調整されたキャプチャー画面を順次に表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御する。
【0157】
様々な実施例によると、電子装置(例えば、電子装置2101)は、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造2133)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造2133)に連結される第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造2131)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に連結されてヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造2133)を中心に第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造2131)に対して折り畳まれる第2ハウジング(例えば、第2ハウジング構造2132)と、第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造2131)からヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造2133)を横切って第2ハウジング(例えば、第2ハウジング構造2132)に延長され、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造2133)に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルであるディスプレイ2110と、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)と、を備え、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、折り畳まれた状態で折り畳まれた状態に対応する第1アプリケーションの第1画面をディスプレイ(例えば、ディスプレイ2110)の第1領域に表示するようにディスプレイ(例えば、ディスプレイ2110)を制御し、折り畳まれた状態から開いた状態へのアンフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するようにディスプレイ(例えば、ディスプレイ2110)を制御し、開いた状態に対応する第1アプリケーションの第2画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、切替画面に代えて第2画面を表示するようにディスプレイ(例えば、ディスプレイ2110)を制御するように設定される。折り畳まれた状態で、第1領域及び第1領域以外の残りの領域は、それぞれ異なる方向に向く。
【0158】
様々な実施例によると、電子装置(例えば、電子装置101)は、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に連結されて第1方向に向く第1面及び第1方向に反対である第2方向に向く第2面を含む第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)と、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に連結されて第3方向に向く第3面及び第3方向に反対である第4方向に向く第4面を含み、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)を中心に第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)に対して折り畳まれる第2ハウジング(例えば、第2ハウジング構造320)と、第1ハウジング(例えば、第1ハウジング構造310)の第1面の少なくとも一部から見える第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)と、第2面からヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)を横切って第4面に延長され、ヒンジ構造(例えば、ヒンジ構造510)に対応する少なくとも一部の領域がフレキシブルである第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)と、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)と、を備え、少なくとも一つのプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、開いた状態で第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)に対応する第1アプリケーションの第2画面を表示するように第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)を制御し、開いた状態から折り畳まれた状態へのフォールディングが検出されることに基づき、切替画面を表示するように第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)を制御し、第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)に対応する第1アプリケーションの第1画面の表示のために行われるように設定された少なくとも一つの動作の実行が完了したことが検出されると、切替画面に代えて第1画面を表示するように第1ディスプレイ(例えば、第1ディスプレイ501)を制御するように設定される。折り畳まれた(folded)状態で第2面が第4面に対面し、開いた(unfolded)状態で第3方向が第1方向と実質的に同一であり、折り畳まれた状態で第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の第1領域が第2ディスプレイ(例えば、第2ディスプレイ502)の第2領域に対面し、開いた状態で第1領域が第2領域と実質的に同じ平面を形成する。
【0159】
本明細書に開示の様々な実施例による電子装置(例えば、電子装置101)は、様々な形態の装置である。電子装置(例えば、電子装置101)は、例えば、コンピュータ装置、携帯用通信装置(例えば、スマートフォン)、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル装置、又は家電装置を含む。本明細書における実施例による電子装置(例えば、電子装置101)は、上述の機器に限定されない。
【0160】
本明細書における様々な実施例及びそれらに使われた用語は、本明細書に記載の技術的特徴を特定の実施例に限定しようとするものではなく、当該実施例の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものとして理解すべきである。図面の説明に関連して、類似の又は関連する構成要素には類似の参照符号が使用される。アイテムに対応する名詞の単数型は、関連文脈において特に断りのない限り、1個又は複数個のアイテムを含む。本明細書において、“A又はB”、“A及びBのうちの少なくとも一つ”、“A又はBのうちの少なくとも一つ”、“A、B、又はC”、“A、B、及びCのうちの少なくとも一つ”、及び“A、B、又はCのうちの少なくとも一つ”のような語句のそれぞれは、それらの語句のうちの該当する語句に共に挙げられた項目のうちのいずれか一つ又はそれらの全ての可能な組合せを含む。“第1”、“第2”、又は“一番目”又は“二番目”のような用語は、単に、一つの構成要素を他の当該構成要素と区分するために使われ、当該構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)において限定しない。一つ(例えば、第1)の構成要素が他の(例えば、第2)構成要素に、“機能的に”又は“通信的に”という用語と共に又はこれらの用語無しで“結合”又は“連結”されると言及した場合、それは、一つの構成要素が他の構成要素に直接に(例えば、有線で)、無線で又は第3構成要素を介して連結され得るということを意味する。
【0161】
本明細書で使われた用語“モジュール”は、ハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアによって具現されたユニットを含み、例えば、ロジック、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と同じ意味で使われる。モジュールは、一体に構成された部品、又は一つ以上の機能を果たす部品の最小単位又はその一部になり得る。例えば、一実施例によると、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)の形態で具現される。
【0162】
本明細書における様々な実施例は、機器(machine)(例えば、マスター装置又はタスク実行装置)で読み取り可能な記憶媒体(storage medium)(例えば、内蔵メモリー又は外付けメモリー)に記憶された一つ以上の命令語を含むソフトウェア(例えば、プログラム)として具現される。例えば、機器(例えば、マスター装置又はタスク実行装置)のプロセッサ(例えば、プロセッサ120)は、記憶媒体から記憶されている一つ以上の命令語のうちの少なくとも一つの命令を呼び出し、それを実行する。これは、機器が呼び出された少なくとも一つの命令語に従って少なくとも一つの機能を行うように運営されることを可能にする。一つ以上の命令語は、コンパイラーによって生成されたコード又はインタープリターによって実行可能なコードを含むことができる。機器で読み取り可能な記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供される。ここで、‘非一時的’は、記憶媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(signal)(例えば、電磁気波)を含まないということを意味するだけであり、この用語は、データが記憶媒体に半永久的に記憶される場合と臨時的に記憶される場合とを区分しない。
【0163】
一実施例によると、本明細書に開示の様々な実施例による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供可能である。コンピュータプログラム製品は、商品として販売者及び購買者間に取引される。コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記録媒体(例えば、CD-ROM(compact disc read only memory))の形態で配布されるか、或いはアプリケーションストア(例えば、プレイストアTM)を介して、又は両ユーザ装置(例えば、スマートフォン同士)間で直接に、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)される。オンライン配布の場合に、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、メーカーのサーバー、アプリケーションストアのサーバー、又は中継サーバーのメモリーのような機器で読み取り可能な記録媒体に少なくとも一時記憶されるか或いは臨時的に生成される。
【0164】
様々な実施例によると、上述の構成要素のそれぞれの構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、単数又は複数の個体を含む。様々な実施例によると、上述した当該構成要素のうちの一つ以上の構成要素又は動作が省略されるか、或いは一つ以上の他の構成要素又は動作が追加される。代案又は追加として、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は一つの構成要素として統合される。この場合、統合された構成要素は、複数の構成要素のそれぞれの構成要素の一つ以上の機能を、統合前に複数の構成要素のうちの該当の構成要素によって行われるのと同一又は類似に行うことができる。様々な実施例によると、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって行われる動作は、順次に、並列的に、反復的に、又はヒューリスティックに実行され、動作のいずれか一つ以上が別の順序で実行されるか、省略されるか、又は一つ以上の他の動作が追加される。
【符号の説明】
【0165】
100 ネットワーク環境
101、102、104、2101 電子装置
108、622 サーバー
120 プロセッサ
121 メインプロセッサ
123 補助プロセッサ
130、606 メモリー
132 揮発性メモリー
134 不揮発性メモリー
140 プログラム
142 運営体制(OS)
144 ミドルウェア
146、701 アプリケーション
150、614 入力装置
155 音響出力装置
160 表示装置
170 オーディオモジュール
176 センサーモジュール
177 インターフェース
178 連結端子
179 ハプティックモジュール
180 カメラモジュール
188 電力管理モジュール
189 バッテリー
190 通信モジュール
192 無線通信モジュール
194 有線通信モジュール
196 加入者識別モジュール
197 アンテナモジュール
198、199 第1、第2ネットワーク
200、613、2110 ディスプレイ
201、1821、2111 第1領域
202、1822、2112 第2領域
203 フォールディング領域
300 フォルダブルハウジング
310、2131 第1ハウジング構造
310a、320a 第1部分
310b、320b 第2部分
311、312、321、322 第1~第4面
313、323 第1、第2回転支持面
320、2132 第2ハウジング構造
330 ヒンジカバー
324 センサー領域
380、390 第1、第2背面カバー
382、392 第1、第2背面領域
400 ブラケットアセンブリー
410、420 第1、第2ブラケットアセンブリー
501、502 第1、第2ディスプレイ
503、504 第1、第2ディスプレイ駆動IC
505、506 第1、第2ディスプレイポート
510、2133 ヒンジ構造
520 基板部
521、522 第1、第2メイン回路基板
601 角度センサー
602 距離センサー
603 ジャイロセンサー
604 ホールセンサー
605 CPU
607 システムバス
610 入/出力バス
611 GPU
612 フレームバッファ
615 通信インターフェース
620 ネットワーク
621 装置
700 ソフトウェアモジュール
702 ウィンドウマネジャー(ディスプレイマネジャー)
703 折り畳み/開きイベントハンドラー
704 入力フレームワーク
705 角度センサードライバー
706 距離センサードライバー
707 ジャイロセンサードライバー
708 ホールセンサードライバー
710 パワーマネジャー
711 ACPI
712 DVFSモジュール
713 CPUドライバー
721 グラフィックコンポーザー
722 GPUドライバー
723 ディスプレイドライバー
731 CPU周波数モジュール
732 ガバナー
910、1201、1810 第1画面
915 ターンオフ状態
920 ブラック画面
930、1220 第2画面
1210、1510 切替画面
1312 NotifySwitch
1313 NotifyLidSwitch
1318 ランチャー
1823 第3領域
2120 境界線
【手続補正書】
【提出日】2022-03-10
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯用通信装置であって、
第1ハウジング構造、第1背面カバー、第2ハウジング構造、及び第2背面カバーを含むハウジングと、
第1解像度及び第1サイズを有し、前記第1背面カバーの領域を通して見える第1ディスプレイと、
前記第1解像度よりも大きい第2解像度及び前記第1サイズよりも大きい第2サイズを有し、前記ハウジングが開いた状態で見えるように前記第1ハウジング構造及び前記第2ハウジング構造に収容される第2ディスプレイと、
少なくとも1つのプロセッサと、
命令を格納するメモリと、を備え、
前記第2ハウジング構造は、前記ハウジングが折り畳まれた状態と開いた状態との間で移動可能なように前記第1ハウジング構造に対して回転可能であり、
前記ハウジングが折り畳まれた状態にある間に、前記第1ハウジング構造の少なくとも一部と前記第2ハウジング構造の少なくとも一部とは、互いに対面し、
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、
前記ハウジングが折り畳まれた状態にある間、前記第1ディスプレイを介して前記第1解像度及び前記第1サイズを有するアプリケーションの第1画面を表示させ、
前記ハウジングが折り畳まれた状態から開いた状態に変更されることに基づいて、
前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面の少なくとも一部の拡大された画像を、前記第2ディスプレイを介して表示させ、
前記拡大された画像が表示された後に前記拡大された画像の代わりに前記第2ディスプレイに対応する前記第2解像度及び前記第2サイズを有する前記アプリケーションの第2画面を、前記第2ディスプレイを介して表示させることを特徴とする携帯用通信装置。
【請求項2】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面をキャプチャーさせ、
前記第2ディスプレイを介して表示される前記拡大された画像は、前記キャプチャーされた第1画面に基づいて取得されることを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項3】
前記キャプチャーされた第1画面は、前記第1解像度を有し、
前記拡大された画像を代替する前記第2画面は、前記第2解像度を有することを特徴とする請求項2に記載の携帯用通信装置。
【請求項4】
前記第2画面は、前記第1画面に含まれる第1コンテンツ及び前記第1画面から省略された第2コンテンツを含むことを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項5】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、前記第2画面の表示の少なくとも一部として、前記第1サイズ及び前記第1解像度を有する前記第1画面のリドロー結果を前記第2画面として表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項6】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、前記第2ディスプレイが前記第2画面を表示するために前記第1画面のリドローを実行させ、
前記第1画面のリドローの実行及び前記拡大された画像の表示は、並行的に行われることを特徴とする請求項5に記載の携帯用通信装置。
【請求項7】
前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、前記拡大された画像の表示の少なくとも一部として、前記開いた状態に変更される前にターンオフされた前記第2ディスプレイをターンオンさせ、前記第2ディスプレイがターンオンされた後の前記第2ディスプレイの最初の画面として前記拡大された画像を表示させることを特徴とする請求項1に記載の携帯用通信装置。
【請求項8】
携帯用通信装置の動作方法であって、
前記携帯用通信装置のハウジングが折り畳まれた状態にある間、前記携帯用通信装置の第1ディスプレイを介して第1解像度及び第1サイズを有するアプリケーションの第1画面を表示する段階と、
前記ハウジングが折り畳まれた状態から開いた状態に変更されることに基づいて、
前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面の少なくとも一部の拡大された画像を、前記携帯用通信装置の第2ディスプレイを介して表示する段階と、
前記拡大された画像が表示された後に前記拡大された画像の代わりに前記第2ディスプレイに対応して前記第1解像度よりも大きい第2解像度及び前記第1サイズよりも大きい第2サイズを有する前記アプリケーションの第2画面を、前記第2ディスプレイを介して表示する段階と、を有することを特徴とする携帯用通信装置の動作方法。
【請求項9】
前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面をキャプチャーする段階を更に含み、
前記第2ディスプレイを介して表示される前記拡大された画像は、前記キャプチャーされた第1画面に基づいて取得されることを特徴とする請求項8に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【請求項10】
前記キャプチャーされた第1画面は、前記第1解像度を有し、
前記拡大された画像を代替する前記第2画面は、前記第2解像度を有することを特徴とする請求項9に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【請求項11】
前記第2画面は、前記第1画面に含まれる第1コンテンツ及び前記第1画面から省略された第2コンテンツを含むことを特徴とする請求項8に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【請求項12】
前記第2画面を表示する段階は、前記第1サイズ及び前記第1解像度を有する前記第1画面のリドロー結果を前記第2画面として表示することを特徴とする請求項8に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【請求項13】
前記第2ディスプレイが前記第2画面を表示するために前記第1画面のリドローを実行する段階を更に含み、
前記第1画面のリドローの実行及び前記拡大された画像の表示は、並列的に行われることを特徴とする請求項12に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【請求項14】
前記拡大された画像を表示する段階は、前記開いた状態に変更される前にターンオフされた前記第2ディスプレイをターンオンさせ、前記第2ディスプレイがターンオンされた後の前記第2ディスプレイの最初の画面として前記拡大された画像を表示することを特徴とする請求項8に記載の携帯用通信装置の動作方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0001】
本発明は、携帯用通信装置及びその動作方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0005】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、状態切替時に、表示対象ディスプレイにおける画面を表示するために設定された動作が行われる間に切替画面を表示し、動作が完了すると、切替画面に代えて当該画面を表示する携帯用通信装置及びその動作方法を提供することにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明の一態様による携帯用通信装置は、第1ハウジング構造、第1背面カバー、第2ハウジング構造、及び第2背面カバーを含むハウジングと、第1解像度及び第1サイズを有し、前記第1背面カバーの領域を通して見える第1ディスプレイと、前記第1解像度よりも大きい第2解像度及び前記第1サイズよりも大きい第2サイズを有し、前記ハウジングが開いた状態で見えるように前記第1ハウジング構造及び前記第2ハウジング構造に収容される第2ディスプレイと、少なくとも1つのプロセッサと、命令を格納するメモリと、を備え、前記第2ハウジング構造は、前記ハウジングが折り畳まれた状態と開いた状態との間で移動可能なように前記第1ハウジング構造に対して回転可能であり、前記ハウジングが折り畳まれた状態にある間に、前記第1ハウジング構造の少なくとも一部と前記第2ハウジング構造の少なくとも一部とは、互いに対面し、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記携帯用通信装置に、前記ハウジングが折り畳まれた状態にある間、前記第1ディスプレイを介して前記第1解像度及び前記第1サイズを有するアプリケーションの第1画面を表示させ、前記ハウジングが折り畳まれた状態から開いた状態に変更されることに基づいて、前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面の少なくとも一部の拡大された画像を、前記第2ディスプレイを介して表示させ、前記拡大された画像が表示された後に前記拡大された画像の代わりに前記第2ディスプレイに対応する前記第2解像度及び前記第2サイズを有する前記アプリケーションの第2画面を、前記第2ディスプレイを介して表示させる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記目的を達成するためになされた携帯用通信装置の動作方法は、前記携帯用通信装置のハウジングが折り畳まれた状態にある間、前記携帯用通信装置の第1ディスプレイを介して第1解像度及び第1サイズを有するアプリケーションの第1画面を表示する段階と、前記ハウジングが折り畳まれた状態から開いた状態に変更されることに基づいて、前記開いた状態に変更される前に前記第1ディスプレイを介して表示されていた前記第1画面の少なくとも一部の拡大された画像を、前記携帯用通信装置の第2ディスプレイを介して表示する段階と、前記拡大された画像が表示された後に前記拡大された画像の代わりに前記第2ディスプレイに対応して前記第1解像度よりも大きい第2解像度及び前記第1サイズよりも大きい第2サイズを有する前記アプリケーションの第2画面を、前記第2ディスプレイを介して表示する段階と、を有する。
【国際調査報告】