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特表2022-531046マルチスレッド・スマートルーティングメディア用の相互運用可能なデジタル・ソーシャル・レコーダと、暗号資産のコンプライアンスおよび支払いのシステムおよび方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-06
(54)【発明の名称】マルチスレッド・スマートルーティングメディア用の相互運用可能なデジタル・ソーシャル・レコーダと、暗号資産のコンプライアンスおよび支払いのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/00 20120101AFI20220629BHJP
   H04N 21/266 20110101ALI20220629BHJP
   G06Q 20/38 20120101ALI20220629BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220629BHJP
【FI】
G06Q40/00
H04N21/266
G06Q20/38 310
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2021539491
(86)(22)【出願日】2019-09-18
(85)【翻訳文提出日】2021-05-13
(86)【国際出願番号】 US2019051626
(87)【国際公開番号】W WO2020061132
(87)【国際公開日】2020-03-26
(31)【優先権主張番号】16/134,075
(32)【優先日】2018-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.YouTube
3.iPhone
(71)【出願人】
【識別番号】521111515
【氏名又は名称】ヴァーティゴ スタジオズ,エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】VERTIGO STUDIOS,LLC
【住所又は居所原語表記】14835 Ballantyne Village Way,Suite 200,Charlotte,North Carolina,28277 USA
(74)【代理人】
【識別番号】100079980
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 伸行
(74)【代理人】
【識別番号】100167139
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 和彦
(72)【発明者】
【氏名】リークリー,グレゴリー,エイチ.
(72)【発明者】
【氏名】サヴェノク,アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】サヴェノク,パヴェル
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5C164FA25
5C164SC01P
5C164SC11S
5C164SC31S
5C164YA07
5L049BB08
5L055AA71
5L055BB00
(57)【要約】
【構成】ブロックチェーン対応の暗号資産システムとデジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、コンピュータネットワーク環境内で動作可能であり、広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御できるようにし、社会的増幅と引き換えに暗号資産の補償をすることと、資産の割り当てのトラッキングを可能にする。ブロックチェーン・トラッキングを介して行われた支払い、および地上波、衛星放送、またはデジタル無線ブロードキャスタに提供されたコスト削減から得られた収益の音楽権利所有者およびその他の関連グループへの分配が提供される。これらの権利所有者は、通常、消費者にインセンティブを与えることを好み、本発明による暗号資産またはトークンを使用することによって、聴く/消費することに対する報酬を提供することができる。さらに、権利所有者への業界サービスの支払いには、著作権等管理事業者(PRO)、レコードレーベル、出版社/管理者、マネージャー、エージェント、またはそのような収益に対して請求権を有する部分的な権利所有者または所有者を含むことが検討されているが、これらは限定的ではない。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御できるように構成された、コンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産システムであり、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、(a)第3者のサービス/コンテンツプロバイダをユーザ・ブロックチェーンに接続し、(b)第3者の入力データをユーザ・ブロックチェーンに対して有効化し、(c)消費データリファレンスを最適化し、(d)広告ターゲティングサービスを前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトできるように構成されたリモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含む前記ブロックチェーン対応の暗号資産システムにおいて、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記ユーザ・ブロックチェーンに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるように構成され、
前記ユーザ・ブロックチェーンは、(a)前記ユーザの個人データを前記ユーザが制御できるようにユーザデータを格納およびリリースするように構成されたメカニズムと、(b)前記ユーザの個人データを経済的配慮のためにリリースするメカニズムであり、前記ユーザ・ブロックチェーンが、前記広告ターゲティングサービスと前記ユーザ・ブロックチェーンの間におけるトランザクションをトラッキングするためのトランザクション台帳を保持して動作するように構成されたメカニズムと、(c)トランザクションの証明であり、前記ユーザが前記トランザクションの証明として使用して個人データと引き換えに前記広告ターゲティングサービスからオファーされた報酬を受けることができるトランザクションの証明と、を備えることを特徴とするブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項2】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンの識別のために前記少なくとも1つのクライアントデバイスによって通知された、前記ユーザが使用するIPアドレスをマッピングすることにより、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダを前記ユーザ・ブロックチェーンに接続するように動作可能に構成される、請求項1に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項3】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって提供されたIPアドレスを取得し、リファレンス・データベースを使用してブロックチェーンの識別のためにIPアドレスをマッピングし、有効化した消費データを前記ユーザ・ブロックチェーンに書き込むことができる単一のブロックチェーンアドレスを得るように構成される、請求項2に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項4】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、通知された消費に対して一意のハッシュを使用してハッシュテーブルを作成して前記ユーザ・ブロックチェーンにハッシュのみを書き込むことにより、または消費のカテゴリを作成して前記ユーザ・ブロックチェーンにカテゴリIDを書き込むことにより、前記消費データリファレンスを最適化するように動作可能に構成される、請求項1に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項5】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、少なくとも1つのクライアントデバイスのIPアドレスとブロックチェーンIDの間でマッピングを行って、広告ターゲティングサービスを、前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトし、前記ユーザ・ブロックチェーン内で好ましいターゲット広告がルールのセットを満たす場合に個人ユーザ情報を受信できるように構成される、請求項1に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項6】
前記ユーザ・ブロックチェーンは、前記ユーザ・ブロックチェーン内で前記好ましいターゲット広告が前記ルールのセットを満たさない場合、前記広告ターゲティングサービスに対して代替のターゲット広告要求によって応答するように構成される、請求項5に記載のブロックチェーン対応のシステム。
【請求項7】
前記データ保持ルールは、前記ユーザ・ブロックチェーンに保持する個人消費データと前記個人消費データを前記ユーザ・ブロックチェーンに保持する期間とを決定するように構成され、前記個人消費データは、選択および有効化された第3者サービス/コンテンツプロバイダによって更新可能である、請求項1に記載のブロックチェーン対応のシステム。
【請求項8】
社会的増幅と引き換えに暗号資産の補償を可能にするように構成されたコンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムであり、前記ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、ユーザ・ブロックチェーンへのユーザコンテンツ増幅属性データの入力を管理するように構成され、前記ユーザコンテンツ増幅属性データが、前記ユーザが共有する選択コンテンツのリスト、前記選択コンテンツに対応付けられたキャンペーンID、および消費者インタラクションのタイプで構成されたリモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人ユーザの人口統計学的データを入力することができるように構成され、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスは、前記ユーザ・ブロックチェーンに対応付けられたインフルエンサ増幅IDを前記リモートコンピュータベースのサービスシステムへの要求によって生成するように構成され、前記ユーザ・ブロックチェーンはトランザクション台帳を保持して動作可能であり、前記トランザクション台帳は、ユーザコンテンツ増幅属性データに基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングするように構成され、前記ユーザは前記トランザクション台帳を利用して個人データと引き換えに第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得ることができることを特徴とする、ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項9】
前記ユーザ・ブロックチェーンは、ユーザ人口統計学的データを含み、前記ユーザ人口統計学的データは、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダに特定の人口統計のユーザに対して増幅支払いの支払いルールを指定する能力を持たせることで、前記特定の人口統計のユーザがより多くを共有することを促進するのに使用することができ、前記ユーザ・ブロックチェーンは、前記増幅支払いルールのコピーを格納するように構成される、請求項8に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項10】
増幅キャンペーン・ブロックチェーンはスマートコントラクトの形式でリリースされ、適格なシェアが前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンに通知され、前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、前記スマートコントラクトの開始時に設定したルールのセットに基づいて有効な増幅イベントの支払いを登録するように構成される、請求項8に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項11】
前記スマートコントラクトは、前記増幅のために選択されたコンテンツへのリファレンスを含み、前記有効な増幅イベントの支払いは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムを介してインフルエンサ増幅IDとブロックチェーンIDの間のリンクを提供することによって登録される、請求項10に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項12】
前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、有効化したトランザクション登録要求を前記ユーザ・ブロックチェーンに送信することによってトランザクションを複製し、前記ユーザ・ブロックチェーンは、ルールのセットによって決定されたコントラクト資本配分に基づいて資本配分を決定するように構成される、請求項11に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項13】
前記有効な増幅イベントの支払いは、前記トランザクション台帳への支払いトランザクションの登録に応じて請求され、前記トランザクション台帳に登録された増幅クレジット/トークンと引き換えにユーザに分配された資本を示す、請求項12に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項14】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムはルールのセットを保持し、前記ルールのセットはユーザ・ブロックチェーンに複製され、前記ルールのセットは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムへの登録要求によって前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって登録される、請求項8に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項15】
前記登録要求は、キャンペーンID、増幅されたコンテンツ、および前記ルールのセットを登録し、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンマッピングのユーザIDを使用して有効な増幅イベントの支払いを登録するように構成される、請求項14に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項16】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザ・ブロックチェーンから取得したユーザ人口統計学的データに基づいて前記有効な増幅イベントの支払いを計算する、請求項15に記載のブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システム。
【請求項17】
資産配分をトラッキングするように構成されたコンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステムであり、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムが、プロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持するように構成され、前記プロバイダ間リファレンス・データベースが、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成された、リモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるようにするように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含む前記ブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステムにおいて、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記ユーザ・ブロックチェーンに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにするように構成され、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスはメディアコンテンツのプレーリストを作成するように構成され、前記メディアコンテンツのプレーリストは、メディアコンテンツ順序ハッシュ生成の基礎を提供し、前記少なくとも1つのクライアントデバイスは、前記メディアコンテンツ・プールからメディアコンテンツ・ハッシュを抽出し、前記プロバイダ間リファレンス・データベースに格納された前記メディアコンテンツプレーリストと前記メディアコンテンツ・ハッシュをアルゴリズム生成の入力として使用するように構成され、前記少なくとも1つのクライアントは、順序付きメディアコンテンツリストハッシュを生成し、前記順序付きメディアコンテンツリストハッシュは前記ユーザ・ブロックチェーンに提示され、
前記ユーザ・ブロックチェーンは、(a)ユーザデータを格納およびリリースするメカニズムと、(b)経済的配慮のために前記ユーザの個人データをリリースするメカニズムとを備えるように構成され、前記ユーザ・ブロックチェーンはトランザクション台帳を保持して動作するように構成され、前記トランザクション台帳は、メディアコンテンツの消費に基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングするように構成され、前記ユーザは前記トランザクション台帳を利用して第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得ることができることを特徴とする、ブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項18】
前記順序付きメディアコンテンツリストハッシュは、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュと一致して、(a)新しい資産の生成、および(b)予備の順序付き楽曲リストハッシュの生成を促進する、請求項17に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項19】
前記ユーザ・ブロックチェーンは、契約開始ルールが満たされたときに開始され、オリジナルの資産割り当ては、同一の契約開始割り当てを介して、プライマリ開始パートナーとセカンダリ開始パートナーからの要求によって、契約開始時に割り当てられる、請求項17に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項20】
前記ユーザ・ブロックチェーンは、アルゴリズムミント処理によって新しい資産を生成するように構成され、前記アルゴリズムミント処理は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュを前記メディアコンテンツ・ハッシュのリストから生成するように構成される、請求項19に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項21】
前記アルゴリズムミント処理は、前記少なくとも1つのクライアントデバイスによって提示されたクライアントハッシュと照合されるすべてのハッシュに関連付けられたメディアコンテンツファイルを使用するように構成され、前記メディアコンテンツファイルの数は増え続ける、請求項20に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項22】
前記非表示のハッシュの複雑さは第1および第2の要因によって決まり、前記第1の要因は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュ内のメディアコンテンツファイルの数であり、前記第2の要因は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュの各位置にフィットするように使用することのできるメディアコンテンツファイルの数であり、前記各位置は前記メディアコンテンツ・ハッシュプールからランダムに入力される、請求項21に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項23】
前記メディアコンテンツ・ハッシュは、前記メディアコンテンツ・ハッシュが前記セカンダリ開始パートナーによって前記メディアコンテンツ・プールに追加された場合に前記プロバイダ間リファレンス・データベースに追加され、前記プロバイダ間リファレンス・データベースは、前記メディアコンテンツ・ハッシュの追加に応じて、第3者のサービス/コンテンツプロバイダデータを前記メディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成される、請求項18に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項24】
選択された資産は、前記ユーザ・ブロックチェーンへの再販可能なアクセス権を提供する、請求項17に記載のブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステム。
【請求項25】
コンピュータネットワーク環境内で動作可能なデジタル・ソーシャル・レコーダ・システムであり、(a)一連のユーザが、一元的な方法で登録されるライブまたはオンデマンドのブロードキャストコンテンツにコメントして関与することを可能にし、(b)前記一連のユーザが、前記ライブブまたはオンデマンドブロードキャストの特定の部分に関連するソーシャルコメントを閲覧することができるように構成されたデジタル・ソーシャル・レコーダ・システムにおいて、前記DSRシステムは、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムが、プロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持するように構成され、前記プロバイダ間リファレンス・データベースが、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成された、リモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記リモートコンピュータベースのシステムと連携するビデオインデックス付けおよび検索システムであり、前記リモートコンピュータベースのシステムを介してビデオコンテンツを検索することを可能にするように構成されたビデオインデックス付けおよび検索システムと、
一連のユーザが前記リモートコンピュータベースのシステムとインタラクトできるようにするように構成された一連のクライアントデバイスと、
前記一連のクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含むデジタル・ソーシャル・レコーダ・システムにおいて、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記一連のユーザが、(a)前記一連のクライアントデバイスを介して、選択したビデオコンテンツ上でソーシャルコメントを開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記リモートコンピュータベースのサービスシステムに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにするように構成され、
前記デジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、前記一連のユーザが、各ユーザが選択した法を遵守したコンテンツソースを介して同じブロードキャストを視聴でき、ユーザが生成したソーシャルコメントが他のユーザに同時に伝達されるように構成され、
ブロードキャストがライブである場合には、各ユーザは、前記ブロードキャストの過去の部分の上にソーシャルコンテンツを重ねた状態で前記ブロードキャストの過去の部分を閲覧することができ、事前に録画された前記ブロードキャストをオンデマンドサービスを通して視聴する場合には、各ユーザは、前記ブロードキャストを視聴するときに、前記ブロードキャストの上に重ねられたソーシャルコメントを閲覧することができることを特徴とする、デジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項26】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、イベント・ブロードキャスト・ストリームをインデックス付けすることにより、ビデオコンテンツをオリジナルのブロードキャストにマッピングし直すように構成され、前記イベント・ブロードキャスト・ストリームは、異なる法遵守のコンテンツソースからのものであり、ピクセルインデックスにインデックス付けされており、各ピクセルインデックスは、ビデオフレームの高さと前記ビデオフレームの幅とから選択された前記ビデオフレームの寸法が一定に保たれ、前記選択されたビデオフレームの寸法がオリジナルのビデオのアスペクト比に基づいて変化するピクセル行列を含む、請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項27】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、イベント・ブロードキャスト・ストリームにインデックス付けすることにより、ビデオコンテンツをオリジナルのブロードキャストにマッピングし直すように構成され、前記イベント・ブロードキャスト・ストリームは、異なるネットワークからのものであり、ピクセルインデックスにインデックス付けされており、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、検索プロセスを簡素化するためにすべてのフレームを標準化されたアスペクト比にサイズ設定するメカニズムを備える、請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項28】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、重複排除プロセスを利用するように構成され、前記重複排除プロセスは、選択された同じストリームの部分について、重複排除されたピクセルインデックスへのリファレンスと共に、ピクセルリファレンス・データベースにリファレンスを作成し、これにより選択されたストリームと前記ピクセルインデックスとの間に多対1の関係を発生させるように構成された、請求項27に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項29】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLが、選択されたクライアントデバイスによって前記リモートコンピュータベースのシステムに提示されたことに応じて開始し、前記選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLをフレーム内に加工し、該加工されたフレームはターゲット画像サイズに抽出される請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項30】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、連結ピクセル検索行列を一連のフレームから生成してビデオデータベースにクエリをするように構成される、請求項29に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項31】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは一連のピクセル検索行列を生成するように構成され、前記連結ピクセル検索行列は、検索クエリで使用するフレームごとに生成される、請求項29に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項32】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、ブロードキャスタがストリーム/コンテンツをインデックス付けできるようにするように構成され、前記ストリーム/コンテンツはウェブクロールシステムによってクエリされ、前記ウェブクロールシステムは、ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツを出力し、前記ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツをオリジナルのストリームにマッピングするように構成される、請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項33】
前記ソーシャルネットワークにポスティングされ前記オリジナルのストリームにマッピングされたビデオコンテンツは、インデックス付けされてソーシャルリファレンス・データベースに保存され、前記ソーシャルリファレンス・データベースは、ソーシャルポストをストリームIDと、ソーシャルコメントの開始位置および停止位置とに関連付けるように構成される、請求項32に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項34】
前記一連のクライアントデバイスは、インデックス付けされたストリーム/コンテンツをストリーミングし、ソーシャルリファレンス・データベースからソーシャルポストデータを取得し、ビデオタイムラインにソーシャルコメントをオーバーレイする、または、ビデオコンテンツがストリーミングされるときに、前記ソーシャルコメントを表示することができる、請求項33に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項35】
スマートコントラクトを介して選択したパフォーマーへの支払いを容易にするために、パフォーマー属性が前記リモートコンピュータベースのサービスシステム内のリファレンスデータに追加される、請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項36】
前記デジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、暗号ゴーストコインアカウント内に保存されたユーザプロファイル情報に対応するビデオコンテンツ消費および/または前記ビデオコンテンツ消費に対応付けられたソーシャルコメントに基づいて、コンテキスト対応のユーザ主導の広告配置またはコンテキスト広告メタデータのオーバーレイを可能にするように構成され、前記暗号ゴーストコインアカウントは、個人の人口統計、地理、および消費行動に基づいてターゲットにされると同時にアクティビティへの参加に対する報酬が与えられるユーザのIDを保護するように構成される、請求項25に記載のデジタル・ソーシャル・レコーダ・システム。
【請求項37】
コンピュータネットワーク環境内で動作可能なビデオインデックス付けおよび検索システムであり、ビデオストリームまたはファイルをインデックス付けすることによってビデオコンテンツを検索するように構成された前記ビデオインデックスおよび検索システムにおいて、前記ビデオストリームまたはファイルは異なるソースから取得され、リモートピクセルリファレンス・データベース内に格納されたピクセルインデックスにインデックス付けされ、前記ピクセルインデックスは、特定のブロードキャストストリームの開始フレームデータと終了フレームデータとを示す行と列の値を含み、各ピクセルインデックスは、ビデオコンテンツ検索をサポートするために複数のコンピュータビジョンアルゴリズムの使用を可能にするように構成されたコンピュータビジョン処理においてターゲット行列として使用するピクセルの行列であり、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLが、選択されたクライアントデバイスによってリモートサービスに提示されたことに応じて開始するように構成されたことを特徴とする、ビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項38】
各ピクセルインデックスは、ビデオフレームの高さと前記ビデオフレームの幅とから選択された前記ビデオフレームの寸法が一定に保たれるピクセル行列を含み、前記選択されたビデオフレームの寸法はオリジナルのビデオのアスペクト比に基づいて変化する、請求項37に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項39】
検索プロセスを簡素化するために、すべてのフレームを標準化されたアスペクト比にサイズ設定するように構成されたメカニズムを含む、請求項37に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項40】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、重複排除プロセスを利用するように構成され、前記重複排除プロセスは、選択された同じストリームの部分について、重複排除されたピクセルインデックスへのリファレンスと共に、ピクセルリファレンス・データベースにリファレンスを作成し、これにより選択されたストリームと前記ピクセルインデックスとの間に多対1の関係を発生させるように構成された、請求項39に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項41】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、連結ピクセル検索行列を一連のフレームから生成してビデオデータベースにクエリをするように構成される、請求項40に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項42】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは一連のピクセル検索行列を生成するように構成され、前記連結ピクセル検索行列は、検索クエリで使用するフレームごとに生成される、請求項40に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項43】
前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、ブロードキャスタがストリーム/コンテンツをインデックス付けできるようにするように構成され、前記ストリーム/コンテンツはウェブクロールシステムによってクエリされ、前記ウェブクロールシステムは、ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツを出力し、前記ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツをオリジナルのストリームにマッピングするように構成される、請求項37に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項44】
前記ソーシャルネットワークにポスティングされ前記オリジナルのストリームにマッピングされたビデオコンテンツは、インデックス付けされてソーシャルリファレンス・データベースに保存され、前記ソーシャルリファレンス・データベースは、ソーシャルポストをストリームIDと、ソーシャルコメントの開始位置および停止位置とに関連付けるように構成される、請求項43に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項45】
前記ビデオのインデックス付けおよび検索システムは、前記一連のクライアントデバイスを、インデックス付けされたストリーム/コンテンツをストリーミングし、ソーシャルリファレンス・データベースからソーシャルポストデータを取得し、ビデオタイムラインにソーシャルコメントをオーバーレイし、または、ビデオコンテンツがストリーミングされるときに、前記ソーシャルコメントを表示することができるようにする、請求項44に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項46】
異なる法遵守のコンテンツソースからのマルチスレッドブロードキャスト/ストリーム同期を可能にし、ユーザが複数の同期されたブロードキャスト/ストリームソースからオーディオまたはビデオを選択することができるようにし、これにより、前記ユーザが第1の法遵守のコンテンツソースからのオーディオを消費することができるようにすると共に、ソーシャルコメントオーバーレイがさらにサポートされた第2の法遵守のコンテンツソースからのビデオを消費できるようにする、請求項44に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項47】
前記マルチスレッドブロードキャスト/ストリーム同期内で、コンテキストに応じたターゲット広告の配置が可能になる、請求項46に記載のビデオインデックス付けおよび検索システム。
【請求項48】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のユーザに合わせたターゲット広告を、提供された個人情報であり、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される、請求項5に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項49】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のライブソーシャル再ブロードキャスト内のユーザに合わせたターゲット広告を、提供された個人情報であり、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される、請求項48に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【請求項50】
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記広告ターゲティングサービスが、前記スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のデジタル・ソーシャル・レコーディング・システム内のユーザに合わせたターゲット広告を、前記ユーザ・ブロックチェーンで提供された個人ユーザ情報であり、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される、請求項48に記載のブロックチェーン対応の暗号資産システム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
この国際特許出願は、2018年9月18日に米国特許商標庁に提出された係属中の米国特許出願第16/134、075号の利益または優先権を主張するものである。
【技術分野】
【0002】
本発明は、全般として、仮想または暗号資産技術に基づいた種々の形式のメディアのマルチスレッド・スマートルーティングとこれに対応するデジタル・ソーシャル・レコーダ、および報酬システムに関する。特に、本発明は、特定のブロックチェーンに対応する暗号資産システムおよびこれに対応の方法であり、広告主がどのようにして個人データにアクセスし、広告主がどのようにして最適なコンテンツ表示またはリスニングにおいて広告を配置するかをユーザが制御できるようにし、消費および社会的増幅(social amplification)と引き換えにユーザに暗号資産の補償(compensation)を行うことを可能にし、コンテンツの作成者とコンテンツ内における消費者の関心の対象であるタレントに対する暗号資産の補償を可能にし、暗号資産の割り当てのトラッキングを可能にするシステムおよび方法に関するものである。
【背景技術】
【0003】
バソーリらによる米国特許出願公開第2005/0286546号には、分散ピア間における同期メディアストリーミングが開示されている。バソーリらの公開では、同一の時間ベースのメディアをそれぞれ遅延の程度が異なる異種チャネルを介して接続された複数のデバイス上で同期して再生するための特定の方法および装置が説明されている。本発明の好ましい実施の形態は、Wi-FiまたはBluetooth通信リンクを使用して、ユーザが近隣の同様のプレーヤと音楽を共有し、同一の音楽を異なるプレーヤで同時かつ同期して再生できるようにする携帯型の音楽プレーヤである。1つのソースにチューニングされたすべてのプレーヤのユーザが同時に同じものを聞き、音楽体験を共有する感覚を得ることができる。ユーザは、プレーヤを使用してプロファイル情報やテキストメッセージを交換することもできる。
【0004】
しかし、バソーリらの公開のレビューからわかるように、この文献は、音楽を相互に共有したいユーザのグループが、個別の合法(legal)アクセスポイントまたは法を遵守した(legally compliant)コンテンツソースを介した音楽の同期消費によって音楽を共有することのできるシステムを教示または示唆するものではない。バソーリの発明の好ましい実施の形態は、「tunA」と呼ばれる携帯型の音楽プレーヤであり、そのユーザが、近隣の他の「tunA」ユーザと音楽を共有することを可能にするものである(下線は強調として追加)。このデバイスは、以下の特徴を有する。ユーザは、従来のポータブルMP3またはCDプレーヤを使用する場合と同じように自分の音楽を聴くことができ、さらに、他のユーザが各自のtunAデバイスで聴いているのと同じ音楽やプログラミングにチューニングして聴くこともできるため、結果として音楽体験を共有することができる(バソーリらの段落番号0026を参照)。
【0005】
オーディオストリームのタイミング/遅延アルゴリズムにより、オーディオ再生をソースプレーヤとその近隣に位置するチューニング先のプレーヤとで完全に同期させることができる。これにより、特定のユーザのデバイスにチューニングしたユーザが、他のユーザが聴いているものを正確に聴くことができる。例えば、集まりに参加している2人以上のユーザがそれぞれ自分のtunAプレーヤを持っている場合、全員が1人のプレーヤにチューニングして、全員が同一の従来のラジオブロードキャスト局を聴いているかのように、完全に同期した頭の動き、身振り、ダンスなどを示すことができる(バソーリの段落番号0027を参照)。
【0006】
バソーリの「tunA」プレーヤによって同期的に消費されるコンテンツは、好ましくは、単一のソースプレーヤ(単一の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースを有するプレーヤ)から発信し、近隣でWi-Fiプロトコルまたは内蔵のBluetoothトランシーバーを使用している他のプレーヤに再分配することが好ましいことに留意されたい(バソーリの段落番号0039を参照)。好ましい実施の形態の変形例として、ソースデバイスがデバイスベースの大容量記憶装置からコンテンツをソーシングするのではなく、ブロードキャスト局からソースデバイスに到着するコンテンツ、またはインターネットベースのストリーミングサービスプロバイダを介してストリーミングされるコンテンツを再分配することができるようにすることが検討されている(バソーリの段落番号0076を参照)。ただし、後者のいずれの場合も、それぞれ独自に合法のアクセスポイントを有するブロードキャスト局またはインターネットストリーミングサービスプロバイダから発生したコンテンツのソースは、Wi-FiプロトコルまたはBluetooth送信を介して近隣のグループメンバーに配信または再分配されるものである。
【0007】
グースらによる米国特許出願公開第2008/0134258号では、ピア・ツー・ピアコミュニティの参加者のためのマルチソースかつ復元力のあるビデオ・オン・デマンド・ストリーミングシステムが開示されている。グースらの公開では、集中型のビデオ・オン・デマンド(VoD)システムでは、提供するコンテンツとアーカイブ機能が限られていることを説明している。ピア・ツー・ピアネットワークでは、ユーザは幅広いコンテンツをピア間で直接共有することができるが、ピア間の接続ではアップリンク帯域幅が制限され、信頼性が低い場合がある。本発明は、これらの問題および他の問題に対処するために、異種混合型のピア・ツー・ピアネットワーク内における1つまたは複数の法遵守のコンテンツソースからのストリーミングデータの高品質かつ回復力のある送信を行うための様々なシステムおよび方法に基づく。
【0008】
グースのサービスプロバイダVoDシステム200は、管理インフラストラクチャ210、メディアサーバ220、コンテンツライブラリ230、およびサービスプロバイダ管理ピア・ツー・ピア(p2p)ネットワーク250を備える。さらに、p2pネットワーク250は、ピアデバイス260a、260b、260c(これらはセットトップボックスとして例示され、ピアデバイス260として識別される)と、拡張コンテンツライブラリ270として識別される拡張コンテンツライブラリ270aおよび270bとを備える。拡張コンテンツライブラリ270は、ピアデバイス260に格納された、ダウンロードおよび/または記録されたコンテンツを含む。例えば、ピアデバイス260は、管理インフラストラクチャ210を介してコンテンツライブラリ230からストリーミングされたメディアをダウンロードおよび/または記録、格納することができる。p2pネットワーク250に接続した任意の加入者によって記録された拡張コンテンツでVoDシステムのコンテンツライブラリ230を拡張することで、コンテンツの選択肢を増やし、コミュニティVoDシステムを構成することができる。
【0009】
クライアントデバイス240は、サービスプロバイダVoDシステム200と通信可能に接続することができ、コンテンツライブラリ230または拡張コンテンツライブラリ270のいずれかからダウンロードまたはストリーミングされたコンテンツをビデオ・オン・デマンドサービスの一部として受信する。管理インフラストラクチャ210は、クライアントデバイス240からのダウンロードおよびストリーミングの要求を処理し、サービスプロバイダVoDネットワーク200とクライアントデバイス240の間の制御およびデータ接続を管理する。メディアサーバ220は、コンテンツライブラリ230からクライアントデバイス240へ、要求のあったメディアのオン・デマンド・ストリーミングを、管理インフラストラクチャ210を介して実行することができる。あるいは、クライアントデバイス240は、要求のあったメディアのオン・デマンド・ストリーミングを拡張コンテンツライブラリ270から要求することができる。p2pネットワーク250はこれらの要求をハンドリングしてp2pネットワーク250とクライアントデバイス240の間の制御およびデータ接続を管理し、要求のあったメディアの拡張コンテンツライブラリ270からクライアントデバイス240へのオン・デマンド・ストリーミングを実行する。
【0010】
グースのVoDシステムを要約すると、出願人は、サービスプロバイダVoDシステム200が、管理インフラストラクチャ210、メディアサーバ220、コンテンツライブラリ230、およびサービスプロバイダが管理するピア・ツー・ピア(p2p)ネットワーク250を備える点に特に留意されたい。さらに、このp2pネットワーク250は、ピアデバイス260および拡張コンテンツライブラリ270を備える。 クライアントデバイス240は、ライブラリ230またはライブラリ270のいずれかからのコンテンツを受けることができる。しかしながら、ライブラリ230および270はいずれもコンテンツ調達のための単一の合法のアクセスポイントを表すものである。言い換えれば、VoDシステム200のオペレーターは、コンテンツの配信について特定の権利を確保している。グースらは、少なくとも2つの別個の合法のアクセスポイントまたは法遵守のコンテンツソースからユーザによる指示、管理または選好に基づいて選択した合法アクセスポイントからコンテンツを配信する同期システムを記載または説明するものではない。
【0011】
スヴェンセンらによる米国特許出願公開第2010/0017455号には、ブロードキャストグループ用にカスタマイズされたメディアブロードキャストが開示されている。スヴェンセンらの公開では、カスタマイズされたメディアブロードキャストを、ブロードキャストグループと呼ばれるユーザのソーシャルグループに配信するために提供される方法およびシステムが教示または説明されている。一般に、複数のユーザを含むブロードキャストグループが識別される。ブロードキャストグループを形成するユーザのユーザプロファイルが取得および集約されて、ブロードキャストグループのグループプロファイルが提供される。より具体的には、一実施の形態では、ブロードキャストグループを形成するユーザが重み付けされ、次に、ユーザのユーザプロファイルが、対応するユーザに割り当てた重みに応じて集約され、ブロードキャストグループのグループプロファイルが提供される。次に、カスタマイズされたメディアブロードキャストが、ブロードキャストグループのグループプロファイルに基づいてブロードキャストグループを形成するユーザに配信される。
【0012】
ロバーツらによる米国特許出願公開第2012/0304233号には、別々のメディアコンテンツネットワークに対応するメディアコンテンツをブリッジングおよび管理するシステムおよび方法が開示されている。ロバーツらの公開では、ローカルメディアコンテンツネットワーク内に配置され、(1)ローカルメディアコンテンツネットワーク内に配置された1つ以上のメディアコンテンツアクセスデバイスに格納されたローカルメディアコンテンツおよびクラウドメディアコンテンツサービスネットワーク内に配置された1つ以上のクラウドに格納されたクラウドメディアコンテンツのメディアインデックスを生成し、(2)メディアインデックスと所定のメディア管理ヒューリスティックとに基づいてローカルメディアコンテンツとクラウドメディアコンテンツを管理するように構成されたコンピューティングデバイスが開示されている。
【0013】
スヴェンセンらおよびロバーツらの教示内容は、プロバイダ間でメディアコンテンツをマッピングする方法を示していない。言い換えれば、これらの先行技術の教示内容は、単一のプロバイダからのストリームを2つのデバイスに共有させる方法について指示するものであり、(a)プロバイダ間でメディアコンテンツをマッピングする、または、(b)第2のプロバイダからのメディアコンテンツが第1のプロバイダから提供されたメディアコンテンツと同一のメディアコンテンツである場合に、当該同一メディアコンテンツをストリーミングすることに相当するメカニズムまたは手段が存在しない。メタデータ・マッピング・アルゴリズムへの言及はなく、メディアコンテンツを識別し、コンテンツプロバイダ間においてメディアコンテンツを所有者に適切に帰属させるまたは関連付けるフィンガープリント・メカニズムへの言及もない。
【0014】
キングらに付与された米国特許第8、667、075号(以下「‘075特許」と略す)には、サブスクリプションベースのソーシャル・メディア・プラットフォームを実装するシステムおよび方法が開示されている。‘075特許は、コンテンツの作成者がモバイルデバイス上でライブコンテンツを生成し、モバイルデバイスからのライブストリームを初期化する要求をサーバに送信するサブスクリプションベースのソーシャル・メディア・プラットフォームを実装するシステムおよび方法を説明するものである。サーバは、符号化サービスプロバイダに要求を送信する。符号化されたライブコンテンツは、コンテンツ格納サーバに送信される。ソーシャル・メディア・プラットフォームの加入者は、コンテンツ格納サーバからモバイルデバイス上のライブコンテンツにアクセスすることができる。
【0015】
さらに、’075特許は、サブスクリプションベースのソーシャル・メディア・プラットフォームを実装する方法について権利を主張するものであり、当該方法は、サーバが、電子メール、ショートメッセージサービス(SMS)メッセージ、および音声メッセージの少なくとも1つを初期化する要求をコンテンツの作成者から受信するステップと、サーバが、コンテンツ作成者からコンテンツを受信するためのサブスクリプションを有する複数の加入者を決定するステップと、サーバが、複数の加入者の情報をデータベースから取得するステップと、サーバが、(a)要求が電子メールアドレスを要求するものである場合、当該要求、複数の加入者に関する情報、およびコンテンツ作成者からのコンテンツを電子メールサービスプロバイダに送信し、(b)要求がSMSメッセージを要求するものである場合、当該要求、複数の加入者に関する情報、およびコンテンツ作成者からのコンテンツをSMSメッセージサービスプロバイダに送信し、(c)要求が音声メッセージを要求するものである場合、追加の機能を実行するステップと、を含む方法である。
【0016】
その他の機能としては、(1)コンテンツ作成者からのコンテンツに対応する音声ファイルをコンテンツ格納サーバに送信する機能、(2)要求を符号化サービスプロバイダに送信する機能、および(3)音声ファイルの符号化についての符号化サービスプロバイダからの通知に応じて、要求を音声サービスプロバイダに送信する機能、が含まれる。さらに、サーバは、複数の加入者に設定した報酬および複数の加入者に設定した目標を、コンテンツプロバイダの作成したコンテンツと併せて受信し、設定した報酬と設定した目標を受信し、設定した目標が達成されているか否かを加入者ごとにモニタリングすることもできる。さらに、本発明は、‘075特許に開示されている概念に基づくものである。
【0017】
リークリーらに付与された米国特許第9、549、024号(以下「‘024特許」と略す)には、ルーティングおよび同期システム、方法、およびマネージャーが開示されている。‘024特許は、基本的には、選択されたデータファイルをエンドユーザに配信するピア・ツー・ピア(P2P)コンテンツ配信ネットワーク内で動作可能なシステムについて説明するものである。コンテンツ配信ネットワークは、コンピュータが配置されたネットワーク内にクライアント、P2Pゲートウェイサーバ、およびリソースネームサーバ(RNS)を設ける。RNSは、コンピュータ密度の高いネットワーク内におけるデータリソースの位置をキャッシュし、当該コンピュータ密度の高いネットワーク内の最適なデータリソース位置でリソース要求を解消する。
【0018】
ゲートウェイサーバは、RNSを介して最適なデータリソース位置を要求および受信し、最適なデータリソース位置を介して、コンピュータ密度の高いネットワークからデータファイルを要求および受信し、当該受信したデータファイルを、クライアントへのデータファイル配信用に処理する。このように、ネットワークは、選択したデータファイルをエンドユーザに最適に配信するための、発信元に依存しないデータ配信方法を可能にするものである。データルーティング管理または管理ユーティリティは、コンテンツ配信ネットワークと、データファイル伝送についての工業権管理、コンプライアンス・モニタリングおよび/またはコンプライアンス・レポーティングを管理する対応の方法とを統括/管理する。
【0019】
リーらに付与された米国特許第9、729、497号(以下「‘497特許」と略す)には、サブスクリプションベースのソーシャル・メディア・プラットフォームを実装するシステムおよび方法が開示されている。‘497特許では、サブスクリプションベースのソーシャルメディアまたはファンクラブのプラットフォームを実装するための特定のシステムと方法とが説明されている。ここで、コンテンツ作成者は、モバイルデバイス上でライブコンテンツを生成し、モバイルデバイスからのライブストリームを初期化する要求をサーバに送信する。サーバは、符号化サービスプロバイダに要求を送信する。符号化されたライブコンテンツは、コンテンツ格納サーバに送信される。ソーシャルメディアまたはファンクラブのプラットフォームの加入者は、コンテンツ格納サーバからモバイルデバイス上のライブコンテンツにアクセスすることができる。‘497特許の変形例は、米国特許第8、667、075号、8、769、031号、9、094、362号、および9、438、553号にさらに示されている。
【0020】
サヴェノクらによる米国特許出願公開第2017/0041280号(以下「‘280公開」と略す)には、合成再ブロードキャストおよびグループストリーミングをソーシャライズするスマートルーティング同期システムおよび対応の方法が開示されている。‘280公開のスマートルーティング同期システムは、ユーザグループのメンバーが、選択したコンテンツをユーザグループの他のメンバーに(再)ブロードキャストし、コンテンツ配信を共同でキュレーションできるようにするための合成再ブロードキャストまたはグループストリーミングをソーシャライズする。これらのシステムは、コンテンツ識別プロセスと、さらにコンテンツを(再)ブロードキャストするプロセスとをベースとしている。
【0021】
これらのプロセスは、それぞれ少なくとも2つのコンテンツソースと通信するメンバークライアントのグループ間で連携可能である。同期プロセスは、選択されたコンテンツを識別し、スマートルーティングプロトコルを介して各メンバークライアントの最適なリソースからコンテンツの配信を示す。(再)ブロードキャストプロセスは、グループのコンテンツ発信メンバーからユーザグループのメンバーへの選択コンテンツの配信を促し、これにより、グループメンバーは、ソーシャルインタラクションのためのコンテンツベースのプラットフォームを提供することを目的としてコンテンツに同時にアクセスすることができる。さらに、‘024特許と同様に、‘280公開にも、コンテンツ配信ネットワークを統括/管理するデータルーティング管理または管理ユーティリティと、データファイル伝送についての工業権管理、コンプライアンス・モニタリング、および/またはコンプライアンス・レポーティングを管理する対応の方法が説明されている。
【0022】
ブロックチェーンは、ブロックと呼ばれる暗号的にリンクされた記録の増大し続けるリストと定義することができる。各ブロックには、前のブロックのハッシュ、タイムスタンプ、およびトランザクションが含まれている。ブロックチェーンは、トランザクションデータの変更に耐性があるとされ、基本的に、2者間のトランザクションを効率的かつ検証可能かつ永続的な方法で記録するトランザクション台帳を提供するものである。トランザクション台帳として使用する場合、ブロックチェーンは、通常、ノード間通信のプロトコルに集合的に準拠し、新しいブロックを有効化するP2Pネットワークによって管理される。
【0023】
上述の先行技術の教示するシステムの工業権管理の必要性を考慮すると、先行技術は、特定のブロックチェーン対応する暗号資産システム、およびこれに対応の方法であり、広告主がどのようにして個人データにアクセスするかをユーザが制御することを可能にし、ユーザに対し、社会的増幅と引き換えに暗号資産の補償を行うことを可能にし、コイン供給の拡大を制御するために使用する楽曲リスト生成アルゴリズムによって、2者間契約においてパブリック部分によってコインの割り当てをトラッキングする方法の必要性を認識している。
【0024】
近年、仮想通貨(特に、ビットコイン、イーサリアム(イーサ)、ライトコインなどの暗号通貨)の人気が高まっている。ビットコインやその他の暗号通貨の保有者は、どの政府にも縛られておらず、分散しており、法定通貨の信頼性と安定性とを維持しながら、直接取引を許可している。特に、ビットコインは一時的な流行に留まらず、流通総額が数十億ドルにのぼり、大きな経済的なポテンシャルを秘めている。これまでの暗号通貨の人気にもかかわらず、すべての暗号通貨は、広く受け入れられていないという同じ問題点に面している。
【0025】
スマートコントラクトは、契約の交渉または履行をデジタルで円滑に進め、検証し、または執行することを目的としたコンピュータプロトコルである。スマートコントラクトは、第3者を介さずとも信頼度のあるトランザクションの実行を可能にするものである。これらのトランザクションはトラッキングが可能であると共に、不可逆的である。スマートコントラクトの支持者は、多くの種類の契約条項の一部または全体を自動実行式、自動執行式、またはその両方にすることができると主張している。スマートコントラクトの目的は、従来の契約法よりも優れたセキュリティを提供し、契約に付随する他の取引コストも削減することである。さまざまな暗号通貨または暗号資産ベースのシステムは、暗号通貨または暗号資産トランザクションの欠点に対処するために、種々のスマートコントラクトを実装している。本発明は、以下により詳細に要約されるように、これらの概念を包含する最先端技術を基礎とすることを試みる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0026】
【特許文献1】米国特許出願公開第2005/0286546号
【特許文献2】米国特許出願公開第2008/0134258号
【特許文献3】米国特許出願公開第2010/0017455号
【特許文献4】米国特許出願公開第2012/0304233号
【特許文献5】米国特許第8、667、075号
【特許文献6】米国特許第9、549、024号
【特許文献7】米国特許第9、729、497号
【特許文献8】米国特許第8、769、031号
【特許文献9】米国特許第9、094、362号
【特許文献10】米国特許第9、438、553号
【特許文献11】米国特許出願公開第2017/0041280号
【特許文献12】米国特許出願第14/099、348号
【特許文献13】米国特許出願第15/305、977号
【特許文献14】米国特許出願公開第2011/0302207号
【特許文献15】米国特許第10、116、616号
【特許文献16】米国特許第10、198、777号
【特許文献17】米国特許出願公開第2019/0267042号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0027】
本明細書の作成者は、スポーツ、音楽、およびエンターテイメントの業界に特化した暗号資産または「トークン」を提供する。これは、コンプライアンスおよび支払い方法について、上で列挙した先行技術に規定された技術をより適切に実施するための主な手段としてブロックチェーン技術のイノベーションを採用するものである。特に、米国特許出願第14/099、348号(以下「‘348出願」と略す)および米国特許出願第15/305、977号(以下「‘977出願」と略す)に記載されている方法によって、本明細書の構築を試みる。コンテンツ配信ネットワークを統括/管理するように動作する‘348および‘977出願のデータルーティング管理または管理ユーティリティは、データファイル伝送について工業権管理、コンプライアンス・モニタリングおよび/またはコンプライアンス・レポーティングを適切に行う上で重要である。
【0028】
本明細書は、その重要なコンプライアンスを提供する。ブロックチェーン・トラッキングを介して行われた支払い、および地上波、衛星放送、またはデジタル無線放送局に提供されたコスト削減で得られた収益の音楽権利所有者およびその他の関連グループへの分配が行われる。これらの権利所有者は、通常、消費者にインセンティブを与えることを希望し、本発明による暗号資産またはトークンを使用することによって、聴く/消費することに対する報酬を提供することができる。さらに、権利所有者への業界サービスについての支払いに関して、著作権等管理事業者(PRO)、レコードレーベル、出版社/アドミニストレーター、管理者、エージェント、またはそのような収益に対して請求権を有する部分的な権利所有者または所有者を含むことが検討されているが、これらは限定的ではない。
【0029】
同じ概念は、少なくとも‘348出願および‘977出願によって提供される環境を介してエンターテイメントメディアの消費者に到達する方法を模索するブランドから生じる収益に対しても適用可能である。これには、特定のエンターテイメント・コンテンツを見たり聞いたりする人々ではなく、当該環境内における配置する広告からの収益、および当該環境内の個別の消費者に合わせた広告のプログラマティックな配置が含まれ、広告またはマーケティングが個々の消費者を対象とした場合に消化される特定のエンターテイメント・コンテンツは関係ない。ただし、この範囲の広い非特定のコンテンツのコンテキスト内では、配置は、特定のチームまたは選手によるタッチダウンなど、特定のタイプのインター・コンテンツ・イベントに関連する場合がある。
【0030】
さらに、本発明は、エンターテイメントプロバイダとそのファンの間における、個人およびグループの双方での連携に対するより直接的なインセンティブ(例えば、少なくとも’977出願により詳細に説明されている群衆ベース(crowd-based)のマイルストーン)、ならびに任意のブランドを促進することを想定する。また、ファンまたはファンの集団がアーティストまたはエンターテイメントプロバイダのコンテンツ自体からの収益と、さらに第3者のブランドまたは広告主のインセンティブに参加するアーティストまたはエンターテイメントプロバイダのコンテンツのファン/消費者による消費に対する報酬または支払いをトラッキングおよび対応付けることによって、これらの個々のファンまたはファンの集団に到達したいブランドや広告主も含まれる。
【0031】
言い換えれば、個々のファンまたは消費者は、‘348出願および‘977出願のサポートする環境、ならびに米国特許第8、667、075号、第8、769、031号、第9、094、362号、第9、729、497号、第9、438、553号、および9、729、497号のサポートする環境で提供されるエンターテイメントおよび広告/マーケティングコンテンツを消費することに対して報酬を受ける可能性がある。同様に、上記環境内でエンターテイメント・コンテンツを消費するための群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団は、エンターテイメント・コンテンツの消費に対する報酬を受けてもよい。さらに、ブランドベースの報酬とインセンティブは、エンターテイメント・コンテンツの個々のファン/消費者、または群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団のいずれかに支支払ってもよい。購入の意思決定に対して与えられるインセンティブ、当該購入意思決定は、本発明による時間ベースの購入意思決定を含むが、これに限定されない。
【0032】
上述の環境内での活動の増幅に対する報酬は、本発明による投稿または共有されたコンテンツのフォロワーまたは消費者にさらに提供してもよい。本発明によって提供される報酬/トークンとして、金銭的報酬または参加の代わりに、独占的アクセス権を付与することもできる。このようなアクセス権は、これらの環境を介して得ることができる。または、これらの環境内の他のユーザへの増幅には、イベントのチケットを最初に購入する権利、予約したVIP席への独占的アクセス、またはアーティストに物理的またはデジタル的に「会って挨拶する」ことなどが含まれる。これらの環境は、そのアーティストのコンテンツに対して存在する。
【0033】
さらに、本明細書においては、オープンな報酬セットにつながれ、個人のファンおよびファンの集団の、アーティスト、アスリートまたはエンターテイメントエンティティの購入のタイミングにおける購入行動をトラッキングすることのできる新しいタイプのファン報酬カードの使用を検討する。これは、米国特許第8、667、075号、8、769、031号、9、094、362号、9、729、497号、9、438、553号、および9、729、497号のサポートする環境を想定したものであり、または、当該環境の環境活動に基づいて商品やサービスを購入するための報酬ポイントを使用するために行うものである。
【0034】
この新しいタイプのファン報酬カードまたはアカウントは、既存の消費者デビットカードまたは銀行口座につなげたり、モバイルウォレット内に保持することができ、所定のファン集団またはそのブランド/サービスのプロバイダの買収銀行パートナーにインセンティブを与えることを希望する参加ブランド/サービスの物品およびサービスのポイント・オブ・セールス(POS)からの認証要求をインターセプトすることで、時間の制約のある報酬の調整(reconciliation)をリアルタイムに調整するメカニズムが用いられる。このようなセカンダリ報酬調整プロセスとゲートウェイを介した調整は、宣伝したインセンティブを購入行動に一致させ、個人と集団の双方の購入活動に基づいた報酬を付与することができる。このようなセカンダリ報酬調整プロセスとゲートウェイを介した調整を行う場合、宣伝されたインセンティブを購入行動と一致させ、過去に付与された報酬を使用して支払うこともできる。
【0035】
さらに、本発明は、上記のすべての活動への参加に対して報酬を受ける人間の身元を保護するための暗号ゴーストコインまたはトークンを提供することを検討している。これにより、コンテンツのファン/消費者は望んだ場合に、エンターテイメントのプロバイダまたはプロパティの双方、さらに前述の商品やサービスの広告ブランドやプロバイダに対しても、コンテンツのファン/消費者の匿名性を維持できる。個人の人口統計学的、地理的、および消費行動をより正確に対象とすると同時に、プログラマティック報酬のこのゴースト法の目的は、個人のプライバシーとアイデンティティを損なうことなく、パーソナル化の効率と有効性を維持し、エンターテイメントの個々の消費者に製品を適合させることである。
【0036】
本発明による合成ソーシャルブロードキャスト増幅の例では、アプリケーションのフィード部に残されたソングストーリーコンテストおよびユーザ生成コンテンツ(UGC)を提供するVertigoブランドアプリケーションを参照することができる。ユーザがビデオや写真などの形式でコンテンツ(UGC)を作成し、それを楽曲の任意のセグメントに追加すると、他のユーザまたはその友人やフォロワーは、当該コンテンツがコンテストの途中であるか、アプリケーションのフィード部からのものであるかに関わらず、当該コンテンツを再生したいと考える。コンテンツの再生は楽曲に加えられたセグメントから開始されるため、このソーシャル環境においてはコンプライアンス・レポーティングが重要になる。
【0037】
追加された音楽またはメディアファイルは、ビデオや写真などのUCGをより面白くするだけでなく、Spotify、AppleMusicなどの主要メディアコンテンツプロバイダからの楽曲を「スピン」またはストリーミングすることにより、アーティスト、ライター、レーベルなどの権利所有者に対し価値を創出する。Spotify、Apple Musicなどの音楽またはメディアコンテンツプロバイダにとって最も重要な要素は、「スピン」またはストリームの数によってファンおよび権利所有者への支払い補償額を決定する点である。
【0038】
したがって、小さなインフルエンサや個人消費者でも、フォロワーをUGCに招待したり、他のソーシャルメディアユーザを惹きつける面白おかしいUGCを作成したり、あるいは他の手段によって、特定の楽曲や他の同様のメディアの再生または「スピン」の回数、あるいはストリーミングを大幅に増やすことができる。Vertigoブランドのアプリケーションのコンテスト自体は、バイラル効果のコンディションとなる合成ソーシャルブロードキャスト増幅効果を大規模にした「ゲーミフィケーション」である。
【課題を解決するための手段】
【0039】
少なくとも上述の目的を達成するために、本発明は、基本的に、コンピュータネットワーク環境内で動作可能な特定のブロックチェーン対応暗号資産システムを提供するものである。当該環境では、少なくとも、(a)広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御し、(b)社会的増幅と引き換えに暗号資産による補償を行い、(c)資産配分をトラッキングすることが可能である。
【0040】
本発明によれば、広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御できるように構成された、コンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産システムが提供され、前記暗号資産システムは、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、(a)第3者のサービス/コンテンツプロバイダをユーザ・ブロックチェーンに接続し、(b)第3者の入力データをユーザ・ブロックチェーンに対して有効化し、(c)消費データリファレンスを最適化し、(d)広告ターゲティングサービスを前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトできるようにするように構成されたリモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるようにするように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記ユーザ・ブロックチェーンに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにするように構成され、
前記ユーザ・ブロックチェーンは、(a)前記ユーザの個人データを前記ユーザが制御できるようにユーザデータを格納およびリリースするように構成されたメカニズムと、(b)前記ユーザの個人データを経済的配慮のためにリリースするメカニズムであり、前記ユーザ・ブロックチェーンが、前記広告ターゲティングサービスと前記ユーザ・ブロックチェーンの間におけるトランザクションをトラッキングするためのトランザクション台帳を保持して動作するように構成されたメカニズムと、(c)トランザクションの証明であり、前記ユーザが前記トランザクションの証明として使用して個人データと引き換えに前記広告ターゲティングサービスからオファーされた報酬を受けることができるトランザクションの証明と、を備える。
【0041】
本発明の一実施の形態によれば、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンの識別のために前記少なくとも1つのクライアントデバイスによって通知された、前記ユーザが使用するIPアドレスをマッピングすることにより、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダを前記ユーザ・ブロックチェーンに接続するように構成される。好ましくは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって提供されたIPアドレスを取得し、好ましくは、リファレンス・データベースを使用してブロックチェーンの識別のためのIPアドレスをマッピングし、有効化した消費データを前記ユーザ・ブロックチェーンに書き込むことができる単一のブロックチェーンアドレスを得るように構成される。有利には、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、通知された消費に対して一意のハッシュを使用してハッシュテーブルを作成して前記ユーザ・ブロックチェーンにハッシュのみを書き込むことにより、または消費のカテゴリを作成して前記ユーザ・ブロックチェーンにカテゴリIDを書き込むことにより、前記消費データリファレンスを最適化するように動作可能に構成される。
【0042】
本発明の別の実施の形態によれば、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、少なくとも1つのクライアントデバイスのIPアドレスとブロックチェーンIDの間でマッピングを行って、広告ターゲティングサービスを、前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトし、前記ユーザ・ブロックチェーン内で好ましいターゲット広告がルールのセットを満たす場合に個人ユーザ情報を受信できるようにするように構成される。有利には、前記ユーザ・ブロックチェーンは、前記ユーザ・ブロックチェーン内で前記好ましいターゲット広告が前記ルールのセットを満たさない場合、前記広告ターゲティングサービスに対して代替のターゲット広告要求によって応答するように構成される。好ましくは、前記データ保持ルールは、前記ユーザ・ブロックチェーンに保持する個人消費データと、有利には、前記個人消費データを前記ユーザ・ブロックチェーンに保持する期間とを決定するように構成され、前記個人消費データは、選択および有効化された第3者サービス/コンテンツプロバイダによって更新可能である。
【0043】
本発明の別の実施の形態によれば、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のユーザに合わせたターゲット広告を、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす、提供された個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される。好ましくは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のライブソーシャル再ブロードキャスト内のユーザに合わせたターゲット広告を、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす、提供された個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される。
【0044】
有利には、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記広告ターゲティングサービスが、前記スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のデジタル・ソーシャル・レコーディング・システム内のユーザに合わせたターゲット広告を、前記ユーザ・ブロックチェーンで提供された個人ユーザ情報であり、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される。
【0045】
また、本発明は、社会的増幅と引き換えに暗号資産の補償を可能にするように構成されたコンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムを提供し、前記ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、ユーザ・ブロックチェーンへのユーザコンテンツ増幅属性データの入力を管理するように構成され、前記ユーザコンテンツ増幅属性データが、前記ユーザが共有する選択コンテンツのリスト、前記選択コンテンツに対応付けられたキャンペーンID、および消費者インタラクションのタイプで構成されたリモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるようにするように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人ユーザの人口統計学的データを入力することができるようにするように構成され、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスは、前記ユーザ・ブロックチェーンに対応付けられたインフルエンサ増幅IDを前記リモートコンピュータベースのサービスシステムへの要求によって生成するように構成され、前記ユーザ・ブロックチェーンはトランザクション台帳を保持して動作可能であり、前記トランザクション台帳は、ユーザコンテンツ増幅属性データに基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングするように構成され、前記ユーザは前記トランザクション台帳を利用して個人データと引き換えに第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得ることができる。
【0046】
本発明の別の実施の形態では、前記ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、ユーザデータを格納およびリリースして前記ユーザが前記ユーザの個人データを制御できるようにするメカニズムと、経済的配慮のために前記ユーザの個人データをリリースするメカニズムと、を提供するように構成される。
【0047】
本発明の一実施の形態では、前記ユーザ・ブロックチェーンは、ユーザ人口統計学的データを含み、前記ユーザ人口統計学的データは、前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダに特定の人口統計のユーザに対して増幅支払いの支払いルールを指定する能力を持たせることで、前記特定の人口統計のユーザがより多くを共有することを促進するのに使用することができ、好ましくは、前記ユーザ・ブロックチェーンは、前記増幅支払いルールのコピーを格納するように構成される。
【0048】
本発明の別の実施の形態では、前記ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、特定のタレントのパフォーマンスおよび社会的な関心を最も多く集めるおよび共有コンテンツの主題に焦点をあててもよい。例えば、特定のユーザまたはファンベース(またはクラブ)に増幅に対する報酬を与えるのではなく、特定のユーザまたはファンベース(またはクラブ)の要求に加えて、または当該要求時に、特定のアスリート、アーティスト、コメディアンに対し、パフォーマンス(アスリートの場合であればフィールドでのパフォーマンス)またはタレントを見せる関連コンテンツのショーによって増幅をインスパイアしたことに対する報酬を与えてもよい。
【0049】
本発明の別の実施の形態では、増幅キャンペーン・ブロックチェーンはスマートコントラクトの形式でリリースされ、適格なシェアが前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンに通知され、好ましくは、前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、前記スマートコントラクトの開始時に設定したルールのセットに基づいて有効な増幅イベントの支払いを登録するように構成される。好ましくは、前記スマートコントラクトは、前記増幅のために選択されたコンテンツへのリファレンスを含み、理想的には、前記有効な増幅イベントの支払いは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムを介してインフルエンサ増幅IDとブロックチェーンIDの間のリンクを提供することによって登録される。
【0050】
本発明の別の実施の形態では、前記増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、有効化したトランザクション登録要求を前記ユーザ・ブロックチェーンに送信することによってトランザクションを複製し、好ましくは、前記ユーザ・ブロックチェーンは、ルールのセットによって決定されたコントラクト資本配分に基づいて資本配分を決定するように構成される。好ましくは、前記有効な増幅イベントの支払いは、前記トランザクション台帳への支払いトランザクションの登録に応じて請求され、前記トランザクション台帳に登録された増幅クレジット/トークンと引き換えにユーザに分配された資本を示す。
【0051】
本発明の別の実施の形態では、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムはルールのセットを保持し、好ましくは、前記ルールのセットはユーザ・ブロックチェーンに複製され、有利には、前記ルールのセットは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムへの登録要求によって前記第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって登録される。好ましくは、前記登録要求は、キャンペーンIDを登録し、好ましくは、増幅されたコンテンツを登録し、有利には、前記ルールのセットを登録し、理想的には、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンマッピングのユーザIDを使用して有効な増幅イベントの支払いを登録するように構成される。好ましくは、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムは、前記ユーザ・ブロックチェーンから取得したユーザ人口統計学的データに基づいて前記有効な増幅イベントの支払いを計算する。
【0052】
また、本発明は、資産配分をトラッキングするように構成されたコンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステムを提供し、この暗号資産コンプライアンスシステムは、
前記リモートコンピュータベースのサービスシステムが、プロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持するように構成され、前記プロバイダ間リファレンス・データベースは、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成された、リモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンおよび前記リモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるようにするように構成された少なくとも1つのクライアントデバイスと、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、前記ブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステムは、前記ユーザが、(a)前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して前記ユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記ユーザ・ブロックチェーンに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにするように構成され、
前記少なくとも1つのクライアントデバイスはメディアコンテンツのプレーリストを作成するように構成され、前記メディアコンテンツのプレーリストは、メディアコンテンツ順序ハッシュ生成の基礎を提供し、前記少なくとも1つのクライアントデバイスは、前記メディアコンテンツ・プールからメディアコンテンツ・ハッシュを抽出し、前記プロバイダ間リファレンス・データベースに格納された前記メディアコンテンツプレーリストと前記メディアコンテンツ・ハッシュをアルゴリズム生成の入力として使用するように構成され、前記少なくとも1つのクライアントは、順序付きメディアコンテンツリストハッシュを生成し、前記順序付きメディアコンテンツリストハッシュは前記ユーザ・ブロックチェーンに提示され、
前記ユーザ・ブロックチェーンは、(a)ユーザデータを格納およびリリースするメカニズムと、(b)経済的配慮のために前記ユーザの個人データをリリースするメカニズムとを備えるように構成され、前記ユーザ・ブロックチェーンはトランザクション台帳を保持して動作するように構成され、前記トランザクション台帳は、メディアコンテンツの消費に基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングするように構成され、前記ユーザは前記トランザクション台帳を利用して第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得ることができる。
【0053】
本発明の一実施の形態では、前記順序付きメディアコンテンツリストハッシュは、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュと一致して、新しい資産の生成、および、好ましくは、予備の順序付き楽曲リストハッシュの生成を促進する
【0054】
本発明の一実施の形態では、前記ユーザ・ブロックチェーンは、契約開始ルールが満たされたときに開始され、好ましくは、オリジナルの資産割り当ては、同一の契約開始割り当てを介して、プライマリ開始パートナーとセカンダリ開始パートナーからの要求によって、契約開始時に割り当てられる。有利には、前記ユーザ・ブロックチェーンは、アルゴリズムミント処理によって新しい資産を生成するように構成され、前記アルゴリズムミント処理は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュを前記メディアコンテンツ・ハッシュのリストから生成するように構成される。好ましくは、前記アルゴリズムミント処理は、前記少なくとも1つのクライアントデバイスによって提示されたクライアントハッシュと照合されるすべてのハッシュに関連付けられたメディアコンテンツファイルを使用するように構成され、前記メディアコンテンツファイルの数は増え続ける。
【0055】
本発明の一実施の形態では、前記非表示のハッシュの複雑さは第1および第2の要因によって決まり、前記第1の要因は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュ内のメディアコンテンツファイルの数であり、前記第2の要因は、前記非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュの各位置にフィットするように使用することのできるメディアコンテンツファイルの数であり、好ましくは、前記各位置は前記メディアコンテンツ・ハッシュプールからランダムに入力される。
【0056】
本発明の一実施の形態では、前記メディアコンテンツ・ハッシュは、好ましくは、前記メディアコンテンツ・ハッシュが前記セカンダリ開始パートナーによって前記メディアコンテンツ・プールに追加された場合に前記プロバイダ間リファレンス・データベースに追加され、有利には、前記プロバイダ間リファレンス・データベースは、前記メディアコンテンツ・ハッシュの追加に応じて、第3者のサービス/コンテンツプロバイダデータを前記メディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成される。
【0057】
本発明の一実施の形態では、選択された資産は、前記ユーザ・ブロックチェーンへの再販可能なアクセス権を提供する。
【0058】
さらに、本発明は、デジタル・ソーシャル・レコーダ(または「DSR」)システムに関し、前記デジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、一元的な方法で登録されるライブまたはオンデマンドブロードキャストコンテンツに対するユーザコメントおよび関与を可能にし、ユーザが、オンデマンドまたはライブで視聴するブロードキャストの特定の部分に関連するソーシャルコメントを閲覧することができるように構成される。このいわゆるDSRシステムは、ビデオ検索システムを使用することで、数千時間におよぶビデオを瞬時に検索することを可能にする。例示的なアプリケーションシナリオとして、3つの異なるネットワークを介して3人の異なるユーザにスポーツブロードキャストを送信する場合が考えられる。各ユーザは、ソーシャルポストが潜在的または必然的に3つの異なるソーシャルメディアネットワーク、ソーシャルポスティングツールまたはカメラソースから発信される場合であっても、ビデオおよび対応のコメントと共に放送に関するソーシャルポストを投稿する。
【0059】
前記DSRシステムは、ユーザが、自分で選択したネットワークを介して同じブロードキャストを、他のユーザが当該ブロードキャストにインスパイアされて当該時刻に作成したソーシャルコメント共に見ることを可能にする。ブロードキャストがライブである場合には、ユーザは、前記ブロードキャストの過去の部分にソーシャルコンテンツを重ねた状態で閲覧することができる。ブロードキャストがオンデマンドである場合には、ユーザは、重ねられたコメントを、ビデオブロードキャストを閲覧しながら見ることができる。ライブまたは非ライブの両方の環境下で、ユーザは、背景のブロードキャストコンテンツで同位置に留まりながら、ソーシャルチャンネル間を行き来することができる。さらに、本発明によれば、ユーザは、ソーシャルコンテンツと、ネットワークから供給された他のコンテンツとを、オリジナルのコメントを消費およびコメントしながら、別々に混合することができる。言い換えれば、ユーザは、オリジナルの背景のビデオブロードキャスト、および友人のグループから提供されたソーシャルオーバーレイおよびメタデータに結合されたオーディオフィードに対するラジオフィードまたは代替のソーシャルコメンテータを選ぶことができる。
【0060】
さらに、本発明では、コンピュータネットワーク環境内で動作可能なデジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、(a)一連のユーザが、一元的な方法で登録されるライブまたはオンデマンドのブロードキャストコンテンツにコメントして関与することを可能にし、(b)前記一連のユーザが、前記ライブブまたはオンデマンドブロードキャストの特定の部分に関連するソーシャルコメントを閲覧することができるように構成され、前記DSRシステムは、
前記コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムであり、前記リモートコンピュータベースのサービスシステムが、プロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持するように構成され、前記プロバイダ間リファレンス・データベースが、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするように構成された、リモートコンピュータベースのサービスシステムと、
前記リモートコンピュータベースのシステムと連携するビデオインデックス付けおよび検索システムであり、前記リモートコンピュータベースのシステムを介してビデオコンテンツを検索することを可能にするように構成されたビデオインデックス付けおよび検索システムと、
一連のユーザが前記リモートコンピュータベースのシステムとインタラクトできるようにするように構成された一連のクライアントデバイスと、
前記一連のクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、
前記リモートコンピュータベースのシステムは、前記一連のユーザが、(a)前記一連のクライアントデバイスを介して、選択したビデオコンテンツ上でソーシャルコメントを開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとを前記ユーザ・ブロックチェーンに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにするように構成され、
前記デジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、前記一連のユーザが、各ユーザが選択した法を遵守したコンテンツソースを介して同じブロードキャストを視聴でき、ユーザが生成したソーシャルコメントが他のユーザに同時に伝達されるように構成され、
ブロードキャストがライブである場合には、各ユーザは、前記ブロードキャストの過去の部分の上にソーシャルコンテンツを重ねた状態で前記ブロードキャストの過去の部分を閲覧することができ、事前に録画された前記ブロードキャストをオンデマンドサービスを通して視聴する場合には、各ユーザは、前記ブロードキャストを視聴するときに、前記ブロードキャストの上に重ねられたソーシャルコメントを閲覧することができる。
【0061】
本発明の一実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、イベント・ブロードキャスト・ストリームをインデックス付けすることにより、ビデオコンテンツをオリジナルのブロードキャストにマッピングし直すように構成され、前記イベント・ブロードキャスト・ストリームは、異なる法遵守のコンテンツソースからのものであり、ピクセルインデックスにインデックス付けされており、好ましくは、各ピクセルインデックスは、ビデオフレームの高さと前記ビデオフレームの幅とから選択された前記ビデオフレームの寸法が一定に保たれ、前記選択されたビデオフレームの寸法がオリジナルのビデオのアスペクト比に基づいて変化するピクセル行列を含む。
【0062】
好ましくは、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、イベント・ブロードキャスト・ストリームにインデックス付けすることにより、ビデオコンテンツをオリジナルのブロードキャストにマッピングし直すように構成され、有利には、前記イベント・ブロードキャスト・ストリームは、異なる法遵守のコンテンツソースからのものであり、ピクセルインデックスにインデックス付けされており、理想的には、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、検索プロセスを簡素化するためにすべてのフレームを標準化されたアスペクト比にサイズ設定するメカニズムを備える。好ましくは、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、重複排除プロセスを利用するように構成され、前記重複排除プロセスは、選択された同じストリームの部分について、重複排除されたピクセルインデックスへのリファレンスと共に、ピクセルリファレンス・データベースにリファレンスを作成し、これにより選択されたストリームと前記ピクセルインデックスとの間に多対1の関係を発生させるように構成される。
【0063】
本発明の別の実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLが、選択されたクライアントデバイスによって前記リモートコンピュータベースのシステムに提示されたことに応じて開始し、好ましくは、前記選択されたビデオファイルまたはビデオファイルのURLをフレームに加工するように構成され、前記加工フレームはターゲット画像サイズに抽出される。有利には、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、連結ピクセル検索行列を一連のフレームから生成してビデオデータベースにクエリをするように構成される。好ましくは、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは一連のピクセル検索行列を生成するように構成され、有利には、検索クエリに使用するフレームごとに連結ピクセル検索行列を生成するように構成される。
【0064】
本発明の別の実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、ブロードキャスタがストリーム/コンテンツをインデックス付けできるようにするように構成され、好ましくは、前記ストリーム/コンテンツはウェブクロールシステムによってクエリされ、有利には、前記ウェブクロールシステムは、ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツを出力し、理想的には、前記ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツをオリジナルのストリームにマッピングするように構成される。好ましくは、前記ソーシャルネットワークにポスティングされ前記オリジナルのストリームにマッピングされたビデオコンテンツは、インデックス付けされてソーシャルリファレンス・データベースに保存され、有利には、前記ソーシャルリファレンス・データベースは、ソーシャルポストをストリームIDと、ソーシャルコメントの開始位置および停止位置とに関連付けるように構成される。
【0065】
本発明の別の態様では、前記一連のクライアントデバイスは、インデックス付けされたストリーム/コンテンツをストリーミングし、好ましくは、ソーシャルリファレンス・データベースからソーシャルポストデータを取得し、有利には、ビデオタイムラインにソーシャルコメントをオーバーレイする、または、ビデオコンテンツがストリーミングされるときに、前記ソーシャルコメントを表示することができる。
【0066】
本発明の一実施の形態では、スマートコントラクトを介して選択したパフォーマーへの支払いを容易にするために、パフォーマー属性が前記リモートコンピュータベースのサービスシステム内のリファレンスデータに追加される。
【0067】
本発明の別の実施の形態では、前記デジタル・ソーシャル・レコーダ・システムは、暗号ゴーストコインアカウント内に保存されたユーザプロファイル情報に対応するビデオコンテンツ消費および/または前記ビデオコンテンツ消費に対応付けられたソーシャルコメントに基づいて、コンテキスト対応のユーザ主導の広告配置またはコンテキスト広告メタデータのオーバーレイを可能にするように構成され、前記暗号ゴーストコインアカウントは、個人の人口統計、地理、および消費行動に基づいてターゲットにされると同時にアクティビティへの参加に対する報酬が与えられるユーザのIDを保護するように構成される。
【0068】
さらに、本発明によれば、コンピュータネットワーク環境内で動作可能なビデオインデックス付けおよび検索システムであり、ビデオストリームまたはファイルをインデックス付けすることによってビデオコンテンツを検索するように構成された前記ビデオインデックスおよび検索システムが提供され、前記ビデオストリームまたはファイルは異なるソースから取得され、リモートピクセルリファレンス・データベース内に格納されたピクセルインデックスにインデックス付けされ、前記ピクセルインデックスは、特定のブロードキャストストリームの開始フレームデータと終了フレームデータとを示す行と列の値を含み、各ピクセルインデックスは、ビデオコンテンツ検索をサポートするために複数のコンピュータビジョンアルゴリズムの使用を可能にするように構成されたコンピュータビジョン処理においてターゲット行列として使用するピクセルの行列であり、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLが、選択されたクライアントデバイスによってリモートサービスに提示されたことに応じて開始するように構成される。
【0069】
本発明の一実施の形態では、各ピクセルインデックスは、ビデオフレームの高さと前記ビデオフレームの幅とから選択された前記ビデオフレームの寸法が一定に保たれるピクセル行列を含み、好ましくは、前記選択されたビデオフレームの寸法は、オリジナルのビデオのアスペクト比に基づいて変化する。有利には、検索プロセスを簡素化するために、すべてのフレームを標準化されたアスペクト比にサイズ設定するように構成されたメカニズムを含む。
【0070】
本発明の別の実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、重複排除プロセスを利用するように構成され、前記重複排除プロセスは、選択された同じストリームの部分について、重複排除されたピクセルインデックスへのリファレンスと共に、ピクセルリファレンス・データベースにリファレンスを作成し、これにより選択されたストリームと前記ピクセルインデックスとの間に多対1の関係を発生させるように構成される。
【0071】
好ましくは、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、連結ピクセル検索行列を一連のフレームから生成してビデオデータベースにクエリをするように構成され、有利には、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは一連のピクセル検索行列を生成するように構成され、前記連結ピクセル検索行列は、検索クエリで使用するフレームごとに生成される。
【0072】
本発明の別の実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、ブロードキャスタがストリーム/コンテンツをインデックス付けできるようにするように構成され、好ましくは、前記ストリーム/コンテンツはウェブクロールシステムによってクエリされ、有利には、前記ウェブクロールシステムは、ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツを出力し、理想的には、前記ソーシャルネットワークにポスティングされたビデオコンテンツをオリジナルのストリームにマッピングするように構成される。好ましくは、前記ソーシャルネットワークにポスティングされ前記オリジナルのストリームにマッピングされたビデオコンテンツは、インデックス付けされてソーシャルリファレンス・データベースに保存され、有利には、前記ソーシャルリファレンス・データベースは、ソーシャルポストをストリームIDと、ソーシャルコメントの開始位置および停止位置とに関連付けるように構成される。
【0073】
本発明の一実施の形態では、前記ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは一連のクライアントデバイスと連携して前記一連のクライアントデバイスがインデックス付けされたストリーム/コンテンツをストリーミングし、好ましくは、ソーシャルリファレンス・データベースからソーシャルポストデータを取得し、有利には、ビデオタイムラインにソーシャルコメントをオーバーレイする、または、ビデオコンテンツがストリーミングされるときに、前記ソーシャルコメントを表示することができるようにする。
【図面の簡単な説明】
【0074】
本発明の他の特徴は以下の特許図面の簡単な説明を参照してより詳細に説明する。
【0075】
図1】本発明における第1のシステムのフロー図であり、リモートコンピュータベースのサービスシステムおよび少なくとも1つのクライアントデバイスと通信するユーザ・ブロックチェーンを示す図である。
図2】本発明における第2のシステムのフロー図であり、リモートコンピュータベースのサービスシステムおよび少なくとも1つのクライアントデバイスと通信するユーザ・ブロックチェーンを示す図である。
図3】本発明における第3のシステムのフロー図であり、リモートコンピュータベースのサービスシステムおよび少なくとも1つのクライアントデバイスと通信するユーザ・ブロックチェーンを示す図である。
図4】本発明における第4のシステムのフロー図であり、暗号資産から現金への変換支払いの取り決めを示す図である。
図5】本発明における第5のシステムのフロー図であり、リモートコンピュータベースのサービスシステムおよび少なくとも1つのクライアントデバイスと通信するユーザ・ブロックチェーンを示す図である。
図6】本発明によるブロードキャストストリームインデックス付けシステムのフロー図である。
図7】本発明によるピクセルインデックス付けシステムのフロー図である。
図8】本発明によるデジタル・ソーシャル・レコーダまたはDSRシステムによって可能となるブロードキャストストリーミングシナリオのフロー図である。
図9】本発明によるビデオ検索システムのフロー図である。
図10】インデックス付けシステムとビデオ検索システムとを組み合わせたソーシャルリファレンスシステムのフロー図である。
図11】本発明によるパフォーマー登録システムのフロー図である。
図12】本発明による合成ブロードキャストシステムのフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0076】
ここで、図面を参照より具体的に参照して、本発明による好ましいシステムおよび対応の方法を説明する。当該システムおよび方法は、主に、インターネットまたはワールド・ワイド・ウェブとして例示されるようなコンピュータネットワーク環境内で動作可能なコンピュータベースのブロックチェーン対応暗号資産タイプシステムに関する。広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御することを可能にし、リモートサービスレイヤーを備えたソーシャルアプリケーションを介した社会的増幅と引き換えに、暗号資産または通貨でユーザを補償すると共に、オプションとして、資産をトラッキングするためのスマートコントラクトまたは2者間契約によるパブリック部分を用いたコイン割り当てと連携して動作可能にしてもよいし、暗号資産またはコインの供給の拡大を制御するために使用される楽曲リスト生成アルゴリズムとも連携して動作可能である。
【0077】
図1を参照して、現在の広告代理店の期待に倣うように動作するリモートインタラクションレイヤーを使用して、広告主が個人データにアクセスする方法をユーザが制御することを可能にするブロックチェーン対応システムを考える。ブロックチェーンベースまたはブロックチェーン対応のスマートコントラクトを、その全体を1として示して参照する。本明細書は、イーサリアムのスマートコントラクトに関連付けられた、またはそれによって例示された言語を組み込んだものであるが、本発明によるシステムは、任意の形式のブロックチェーン対応システムで構築可能であると考えられる。
【0078】
図1に示すシステムは、拡張可能かつカスタマイズ可能なブロックチェーンデータセットに対応するスマートコントラクト(1)イーサリアムを含むことが好ましい。ブロックチェーンデータセットまたはスマートコントラクト(1)は、ユーザデータを格納およびリリースするメカニズムとして機能し、ユーザが自分の個人データを完全に制御できるようにし、経済的配慮のためにデータをリリースするメカニズムとして動作する。ブロックチェーンデータセットまたはスマートコントラクト(1)は、トランザクション台帳(22)を含むまたは有する。トランザクション台帳(22)は、広告サービス(17)とブロックチェーン(1)との間のトランザクションをトラッキングし、トランザクションとコストの証拠を提供する。これは、ユーザが、ユーザの個人消費データ(2)やユーザの人口統計学的データ(18)など、ユーザに関連付けられた個人データと引き換えに、広告サービス(17)によってオファーされる金銭的報酬を受けるのに使用される。
【0079】
タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、スマートフォン、または他の同様のコンピュータタイプのクライアントデバイス(3)として例示されるクライアントデバイス(3)は、クライアント側のモバイル、デスクトップ、またはブラウザアプリケーション(40)(すなわち、非一時的コンピュータ実装可能なソフトウェアアプリケーション)を備えている。これにより、ユーザが(4)でスマートコントラクト/ブロックチェーン(1)と次の方法でインタラクトすることが可能になる。ユーザは、ソフトウェアベースのオペレーティングアプリケーション(40)によって、クライアントデバイス(3)を介してサインアップをすることで、スマートコントラクトまたはブロックチェーン(1)を開始する(4)ことができる。これによって、ユーザに、個人の人口統計学的データ(18)およびデータ・リリース・ルール(5)をブロックチェーンまたはスマートコントラクト(1)に書き込む単独の権利を与えることができる。
【0080】
クライアント側のオペレーティングアプリケーション(40)によって、ユーザは、どのユーザ個人消費データ(2)をブロックチェーン(1)によってまたはブロックチェーン内で保持するか、および当該保存の期間を規定するデータ保持ルール(5)を設定することができる。ユーザの個人消費データ(2)は、購入データ、検索データ、視聴した動画や再生した音楽などのメディアコンテンツの消費に代表される個人消費データを含む。さらに、アプリケーション(40)は、ユーザが、生年月日、郵便番号、性別、および他の関連の人口統計学的データを含むユーザ人口統計学的データ(18)を入力することを可能にする。個人消費データ(2)は、有効化した第3者サービスまたはコンテンツプロバイダまたはマーチャント(12)によって(13)で更新されることが好ましい。
【0081】
したがって、ユーザの個人消費データ(2)およびユーザの人口統計学的データ(18)は、第3者のサービスまたはコンテンツプロバイダを通して利用可能になる。ユーザは、これらのサービスまたはコンテンツプロバイダのサービスまたはコンテンツの提供によって、ネットワークまたはウェブ検索を実行したり、Google検索エンジンに代表される検索エンジンを利用したり、Amazonマーケットプレースに代表されるeコマースプラットフォームを通じて商品を購入したり、YouTubeに代表されるビデオ共有ウェブサイトを介してビデオを視聴したり、Spotifyに代表される音楽ストリーミングサービスプロバイダを介して音楽を聴いたりすることができる。
【0082】
本発明によるリモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクティブ・サービスシステム(7)は、コンピュータネットワークおよびサーバ側動作アプリケーション(41)内で動作して、以下の主要な機能を実行する:
(1)第3者サービス/コンテンツプロバイダ(12)をユーザ・ブロックチェーン(1)に接続する。
(2)ユーザ・ブロックチェーン(1)への第3者のデータ入力または「書き込み」を有効にする。
(3)消費データリファレンスを最適化する。
(4)広告ターゲティングサービス(17)がユーザ・ブロックチェーン(1)とインタラクトできるようにする。リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクティブ・サービスシステム(7)は、好ましくは、第3者のサービス/コンテンツプロバイダ(12)をユーザ・ブロックチェーン(1)に接続する。クライアントデバイス(3)からの通知(11)に従ってユーザの使用するインターネットプロトコルまたはIPアドレス(10)をマッピングする(9)ことにより、ブロックチェーン/スマートコントラクトを識別する(6)。
【0083】
リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(7)は、(15)で第3者のデータ入力またはブロックチェーン/スマートコントラクトへの通知(14)として有効化され、有効化されたユーザの個人消費データ(2)をユーザのブロックチェーン/スマートコントラクト(1)に書き込む(16)ことが許可された単一のブロックチェーンアドレスを含み、第3者のコンテンツプロバイダから通知(14)を介して提供されたIPアドレス(10)を取得し、リファレンス・データベース(8)を使用してブロックチェーン/スマートコントラクトを識別する(6)ためにIPアドレス(10)をマッピングする(9)。リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(7)は、好ましくは、(a)通知された消費の一意のハッシュを含むハッシュテーブルを作成してユーザ・ブロックチェーン/スマートコントラクト(1)にハッシュを書き込むことで、または(b)消費のカテゴリを作成してカテゴリIDをユーザ・ブロックチェーン/スマートコントラクト(1)に書き込むことで、消費データリファレンスを最適化する。
【0084】
さらに、リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(7)は、デバイスのIPアドレス(10)とブロックチェーンID(6)間のマッピング(19)を行うことで、広告ターゲティングサービス(17)ユーザのブロックチェーン/スマートコントラクト(1)とインタラクトすることができるようにする。これにより、広告ターゲティングサービス(17)が、ユーザのブロックチェーン/スマートコントラクト(1)とインタラクトして、ユーザ個人消費データ(2)およびユーザ人口統計学的データ(18)を受信することが可能になる。広告ターゲティングサービス(17)からのオファー(23)がユーザの設定価格とデータリリース(5)のルールを満たす場合、ユーザ・ブロックチェーン/スマートコントラクト(1)は、マーケティング/広告ターゲティングサービス(17)から要求された(20)ユーザの個人消費データ(2)とユーザ個人の人口統計学的データ(18)をリリースする。広告ターゲティングサービス(17)からのオファー(23)がユーザの設定価格とデータリリース(5)のルールを満たしていない場合、ユーザ・ブロックチェーン/スマートコントラクト(1)は(21)で応答することが望ましい。当該応答は、マーケティング/広告ターゲティングサービス(17)が適切な補足オファー(23)を作成するのに使用することができる。
【0085】
(社会的増幅システム)
本発明による社会的増幅システムの全体を示す図2および3を参照する。社会的増幅システムは、リモートサービスレイヤーとインタラクトするソーシャルアプリケーションを介した社会的増幅と引き換えに、ユーザが暗号通貨または暗号資産の補償を受けることを可能にする主要な機能を備えたブロックチェーン対応システムである。本発明による社会的増幅システムは、主に、(201)で、ユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクトを中心に構築されている。
【0086】
ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベースおよび(201)のスマートコントラクトは、ユーザのコンテンツ増幅属性データ(202)を格納するために使用される。ユーザのコンテンツ増幅属性データ(202)は、(a)ユーザが共有するソーシャルコンテンツのリスト、(b)ソーシャルコンテンツが関連付けられた特定のキャンペーンID、(c)視聴者または消費者の行ったインタラクションの種類(例えば、投稿ビュー、コンテンツの再生、マーチャント/ベンダーサイトへのアクセスなど)を含む。クライアントデバイス(203)は、(204)でユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベースを開始し、(201)でクライアント側アプリケーション(240)を介してスマートコントラクトを開始し、その過程においてインフルエンサ増幅IDを生成する。当該インフルエンサ増幅IDは、(201)でユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクトにリンク付けされる。これは、当該インフルエンサ増幅IDが要求(211)に応じてリモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(207)またはサーバ側のオペレーティングアプリケーション(241)を備えるリモート・サービスで作成された後に行われる。
【0087】
ユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)は、好ましくは、ユーザまたはインフルエンサの人口統計学的データ(218)、支払いルール(205)、ユーザまたはインフルエンサのコンテンツ増幅属性データ(202)、およびトランザクション台帳(222)を含む4つのデータを含むものである。ユーザまたはインフルエンサの人口統計学的データ(218)は、特定の人口統計の、または特定の人口統計からのユーザまたはインフルエンサにより多くのコンテンツを共有するように促すのに使用することができる。第3者のサービス/コンテンツプロバイダ(212)に、(214)で増幅支払いのルールを指定する機能を持たせることでこの増幅支払い(214)ルールは、特定の人口統計の、または特定の人口統計からのユーザまたはインフルエンサに対する支払いを増すことで、特定の人口統計に有利に働く。ユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)は、(205)で支払いルールのコピーを保存する。
【0088】
本発明による代替の社会的増幅システムの全体を図3に示して参照する。本発明による代替の社会的増幅システムは、(213)で増幅キャンペーンを増幅キャンペーン・ブロックチェーン(225)として、好ましくはスマートコントラクトの形式でリリースする。各適格シェアは(216)で増幅キャンペーン・ブロックチェーン(225)に通知される。これに応じて、増幅キャンペーン・ブロックチェーン(225)は、ユーザのブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)の初期化時に設定された増幅支払い(214)のルールに基づいて、有効な増幅イベントの支払いを(215)で登録する。
【0089】
ユーザ・ブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)は、キャンペーンに従って増幅すべきコンテンツへのリファレンスを含むことが好ましいため、「キャンペーンコントラクト」とも呼ばれる。支払いは、(209)でユーザまたはインフルエンサ増幅ID(210)をブロックチェーンIDとリンクすることで登録される。これらのIDは、ユーザのブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)へのリファレンス方法がどのように構成されているかに応じて同じものであってもよい。スマートコントラクトにユーザのブロックチェーンで保護されたドキュメント/データベース、スマートコントラクト(201)へのリファレンスが含まれている場合、支払いは、リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(207)を介してキャンペーンスマートコントラクトに登録される。インフルエンサ・ブロックチェーン(201)へのリファレンスは、トランザクションをキャンペーン・ブロックチェーン台帳(223)に登録するのに用いられる。トランザクションの支払いは支払いルール(214)によって決定される
【0090】
キャンペーン・ブロックチェーン(225)は、有効化したトランザクション登録要求(228)をインフルエンサ・ブロックチェーン(201)に送信することにより、トランザクションを複製する。次に、インフルエンサ・ブロックチェーン(201)を使用して、支払いルール(214)によって決定されたコントラクト資本配分に基づく資本配分(224)を決定する。支払いは、インフルエンサ台帳(222)に登録された、獲得した増幅クレジット/トークンと引き換えに、ユーザまたはインフルエンサに分配された資本を示すトランザクションをインフルエンサ・ブロックチェーン台帳(222)に登録することによって請求される。クライアントデバイス(203)は、同様に、(229)でキャンペーン・ブロックチェーン(225)とインタラクトして、ユーザまたはインフルエンサに、1シェアあたりの推定支払い額または増幅タイプ、および増幅すべきコンテンツを提示する。
【0091】
本発明による報酬/トークンは、所有する報酬/トークンのクラスに応じてより柔軟になるため、本明細書による報酬またはトークンは、通貨または証券として分類しないことが好ましい可能性もあること留意したい。報酬/トークンは、音楽を聴いたり、他のメディアコンテンツを消費したり、広告/マーケティング資料を消費したりすることで得られるマイレージサービスのポイントのように機能するものでもあるため、スポーツ、音楽、エンターテイメント業界で商品やサービスを購入する能力も持ち合わせている。ただし、報酬/トークンは取引所で取引されることもあり、楽曲の使用料またはメディアコンテンツから生じる他の同様の使用料への所有権の参加を表する。この最後の点に関して、本発明による報酬/トークンは、報酬またはトークンがどのように取得されるかに応じて、商品または証券としても適格である可能性がある。
【0092】
本発明による別の社会的増幅システムの全体を図2に示して参照する。図2に示す社会的増幅システムによれば、リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム(207)は、支払いルール(214)を保持し、当該ルールは、その後、ユーザまたはインフルエンサ・ブロックチェーン(201)によって複製される。支払いルール(214)は、要求(IPプロトコルを介して送信される要求)(213)に応じて、第3者のサービス/コンテンツディストリビューター(212)によって、リモートコンピュータベースのブロックチェーン・インタラクション・サービス・システムまたはリモートサービス(207)へ登録される。
【0093】
この要求(213)により、キャンペーンID(226)、増幅されたコンテンツおよび支払いルール(214)が登録される。次に、リモートサービス(207)は、ユーザまたはインフルエンサのブロックチェーン台帳(222)と接続されたブロックチェーン・マッピング・データベース(208)に格納された(209)でのユーザまたはインフルエンサのIDからブロックチェーンへのマッピングを使用して、支払いルール(214)を考慮に入れて、有効な増幅イベントの支払い(216)を(215)で登録する。支払いの計算では、リモートサービス(207)がインフルエンサ・ブロックチェーン(201)から人口統計学的データ(218)を取得して支払いを計算する必要がある場合がある。
【0094】
(暗号資産から現金への変換)
図2および図3図4と比較して参照し、ここで、ユーザが増幅トークン/クレジットを現金または他の形式の報酬に変換するオプションがあるものとする。現金への変換の場合、クライアントデバイス(203)は(229)で要求をリモートサービス(207)に送信して特定数のトークンを変換し、リモートサービス(207)は(230)でユーザまたはインフルエンサ・ブロックチェーン(201)から登録済みトークンを取得する。図2のシステム・バリアントを使用する場合、リモートサービス(207)はクライアントデバイス(203)からの要求を有効化する。図3のシステム・バリアントを使用する場合、リモートサービス(207)は、(231)で有効化要求をキャンペーン・ブロックチェーン(225)に送信する。
【0095】
要求が有効化されると、第3者のサービス/コンテンツプロバイダの金融機関(232)に対する借方(234)が支払い額として送られる。同様に、貸方(235)がユーザまたはインフルエンサの金融機関(233)に送られる。貸方と借方に続いて、インフルエンサおよびキャンペーン・ブロックチェーン(201)(225)の双方の台帳(222)および(223)が更新され、支払いが反映される。変換は、支払いルール(214)によって決定される。支払いを確実にするために、キャンペーンの資本は変換前に借方に記入することができる。トークン変換は現金変換に限定されない。現金変換は、可能であることの一例にすぎない。
【0096】
トークンは、報酬に変換したり、他の無形または有形の商品、サービス、または証券と引き換えに取引したりすることができる。ユーザまたはインフルエンサ・ブロックチェーン(201)は、さらに好ましくは、複数の当事者がユーザまたはインフルエンサの獲得資本に参加することを可能にする参加台帳を含むことができる。この機能は、インフルエンサコインへのインフルエンサの参加を売買できる流通市場を作成する可能性を生み、ユーザまたはインフルエンサのコインのイニシャル・コイン・オファリングまたはICOの可能性を生み出す。
【0097】
クライアントデバイス(203)は、ユーザ/インフルエンサが(220)でクライアントインターフェースから選択したソーシャルネットワーク(217)に直接ポスティングすることを可能にし、キャンペーンコンテンツを容易に宣伝することを可能にする。クライアントデバイス(203)は、ユーザまたはインフルエンサが支払いのコンテンツを宣伝するのを見られたくない場合、ユニフォームリソースロケータまたはURL短縮サービスを利用してリンクのソースを隠すことができる。ポスト(220)には、リモートサービス(207)を介してリダイレクトするURL(例えば、(303)のHTTP要求コード)が含まれ、キャンペーンIDとインフルエンサIDがURL(206)に埋め込まれている。
【0098】
リモートサービス(207)は、キャンペーンID(226)、インフルエンサID(210)、およびリダイレクトURLを使用して増幅イベントを有効化して、このイベント(215)を、使用するシステム・バリアントに応じて、キャンペーン・ブロックチェーン(225)またはリモートサービス(207)に登録する。サービスは、消費をキャンペーンコンテンツにリダイレクトする。ユーザ・エンゲージメントのタイプは、URLの宛先から暗示される。投稿画像に登録されている場合は、ビューとして登録される。ビデオの消費は再生要求として登録される場合があり、ストアへのURLリダイレクトは獲得した顧客としてクレジットされる。
【0099】
(暗号音楽/メディアコンテンツ)
図5を参照すると、本発明は、さらに、パブリック部分によって2者間協定で割り当てられたコインをトラッキングすることを可能にするスマートコントラクトで動作するブロックチェーン対応システムをさらに提供し、楽曲リスト生成アルゴリズムを使用してコイン供給の拡大を制御する。システムは、好ましくは、ブロックチェーンで保護された/対応のスマートコントラクト、少なくとも1つのクライアントデバイス、および非一時的なコンピュータ実装可能アプリケーション(340/341)によって制御されるそれらの間のインタラクションを伴うリモートサービスを含む3つの主要なコンポーネントを含む。
【0100】
スマートコントラクト(301)は、開始のルール(307)が満たされている場合、ユーザによって(308)で開始される。開始時に、(309a~309c)でオリジナルのコイン割り当てが指定される。プライマリパートナー部分(309a)、セカンダリパートナー部分(309b)、パブリック部分(309c)、およびアルゴリズム的に拡張部分(309d)を最初に割り当てることができる。スマートコントラクト(301)を開始するには、1セット分の可能な開始ルール(307)が必要である。プライマリ開始パートナー(302)とセカンダリ開始パートナー(303)は、(304/305)で、スマートコントラクト(301)と同じオリジナルのコイン割り当て(309a~309c)でスマートコントラクト(301)を開始するように要求を提示する。
【0101】
スマートコントラクト(301)は、アルゴリズムミント処理(310)を使用して新しいコインを生成できることが好ましい。アルゴリズムミント処理(310)は、ブロックチェーン/スマートコントラクト(301)が、(316)で楽曲のハッシュ(318)リストからシークレットまたは非表示のオーダーされた楽曲(または他のメディアコンテンツ)のリストハッシュを生成したときに開始される。アルゴリズムは、(321)で、クライアント側で動作するアプリケーション(340)を備えたクライアントデバイス(323)によって(315)で提示されたクライアントハッシュ(313)と(317)で一致したすべてのハッシュで楽曲数を増やし続ける。
【0102】
シークレットまたは非表示のハッシュの複雑さは、好ましくは、2つの要因、すなわち(328a~d)で順序付けされたリスト内の楽曲数を含む第1の要因と、リスト(328a~d)の各位置にフィットする利用可能な楽曲ハッシュプール(318)からの可能な楽曲数を含む第2の要因と、によって決まる。各位置は、楽曲ハッシュプール(318)からランダムに入力される。アルゴリズムの複雑さは、次のように増加する。
x=楽曲ハッシュプール内の楽曲数
y=オーダーされた楽曲リストの長さ
x^y=検索可能な領域
【0103】
セカンダリ開始パートナー(303)によって(319)で楽曲ハッシュプール(318)にさらに楽曲ハッシュが追加されると、クライアントが新しいコインを生成するために検索する必要のある検索領域が増加し、楽曲リスト(328a~d)の長さが、アルゴリズムで新しくミントされた(310)コインごとに増加する。楽曲ハッシュは、セカンダリ開始パートナー(303)によって楽曲ハッシュプール(318)だけでなくデータベース(322)にも追加されるため、第3者プロバイダデータにマッピングすることが好ましい。この点に関して、本出願に基づく米国特許出願第14/099、348号および米国特許出願第15/305、977号を参照されたい。
【0104】
あるいは、システムは単一の開始パートナーと共に動作する場合があり、その場合、パートナーの全機能(302/303)が単一のエンティティによって実行される。さらに、システムは、複数のセカンダリパートナーと動作し、それぞれがプライマリ開始パートナー(302)によって決定されたオリジナルのコイン割り当てを受ける。この割り当ては、参加するセカンダリパートナー(303)の数によって決定される。スマートコントラクト(301)は、音楽の権利を事前販売するために(PSL権の場合のように)、またはアクセス権の資産を選択するためにさらに使用することができる。アクセス権は再販可能である。コインのオリジナルの割り当ては第3者に販売される可能性があるが、一方で、アルゴリズムによって生成された新しいコインは、音楽マイニングアルゴリズムに基づいて使用料または報酬コインとして配布される。アルゴリズムで生成されたコインは、最初のオファー(308)とは異なるクラスであり、コンサート、VIPラウンジ、ライブチャットアクセスなどへの優先的アクセスを含むさまざまなレベルの使用料報酬またはアクセス権を表す。
【0105】
最初のコインリリース(308)、および、オプションとして、アルゴリズムによって生成されたコインの価値は、米国特許出願第14/099、348号および米国特許出願第15/305、977号でより詳細に説明されているスマートルーティングシステムから得られるセービングによって支えられるものである。これらの明細書はそれぞれの作者が所有し、本明細書の基礎となるものである。モバイル、デスクトップまたはウェブクライアントデバイス(323)により、ユーザは、曲順ハッシュ生成(314)の基礎として機能するプレーリスト(312)を(325)で作成することができる。クライアントデバイスは、(324)で、リファレンス・データベース(322)からスマートコントラクトの楽曲ハッシュプール(318)から楽曲ハッシュを取得し、プレーリスト構造(312)とデータベース(322)に格納された楽曲ハッシュプール(318)からの楽曲ハッシュを、順序付き楽曲リストハッシュアルゴリズム(326)への入力(314)として使用する。クライアントデバイス(323)は、(327)で順序付き楽曲リストハッシュ(313)を生成し、これは、次に(315)でスマートコントラクト(310)に提示される。最初のコインリリース(308)の価値、およびオプションでアルゴリズムによって生成されたコインも、場合によっては、ターゲットを絞った広告の配置によってサポートすることが好ましい。
【0106】
クライアントデバイス(323)が(317)シークレットの順序付き楽曲リストハッシュ(316)と一致する順序付き楽曲リストハッシュ(313)を提示した場合、新しいコインがミント処理(310)を介して生成され、新しく、より複雑な、順序付き楽曲リストのハッシュが(320)で生成される。サーバ側で動作するアプリケーション(341)を有するリモートサービス(337)は、プロバイダ間リファレンス・データベース(322)を提供および維持する。当該プロバイダ間リファレンス・データベース(322)は、メタデータマッピングおよびオーディオ・フィンガープリント・メカニズムのいずれかを使用してメディア・プロバイダ・コンテンツを楽曲ハッシュプール(318)内の楽曲ハッシュにマッピングする。これは、本明細書の発明者らによって作成され、本明細書の基礎となっている米国特許出願第14/099、348号(’348出願)および米国特許出願第15/305、977号(’977出願)にさらに詳細に説明されている。
【0107】
(ソーシャルストリームのリファレンス)
本発明によるデジタル・ソーシャル・レコーダまたはDSRシステムは、ユーザが、一元的な方法で登録されるライブまたはオンデマンドのブロードキャストコンテンツにコメントして関与することを可能にし、ユーザが、ライブブロードキャスト全体を通して、あるいはライブまたはオンデマンドブロードキャストの特定の部分で、時間に正確なオーバーレイデータに関連するソーシャルコメントを見ることができるようにする。DSRシステムは、数千時間分のビデオを瞬時に検索できるビデオ検索システムを使用することでこれを可能にする。システムとその結果サービスのデモンストレーションを助けるために、図8に示すようなシナリオを想定することを求められる。ここで、(601)のスポーツブロードキャストは、3つの異なるネットワークまたは異なるネットワークアクセスポイントを介して、または(602a、602b、602c)の法遵守のコンテンツソースまたはアクセス方法を介して、3人の異なるユーザまたは人々(ケーブル、衛星、またはストリーミングプロバイダとして例示される)に(603)で送信される。
【0108】
各ユーザ(603)は、(604)で、ビデオと関連するコメントを使用して、ブロードキャストに関するソーシャルポストを投稿する。DSRシステムにより、DSRシステム(606)を介して閲覧しているユーザは、(605)で、ネットワーク、法遵守のコンテンツソースまたは選択したアクセスポイント(602a、602b、602c)を介して、コメントにインスパイされたブロードキャストの正確な時間に、ユーザ(603)によって生成されたソーシャルコメントと同一のブロードキャスト(601)を見ることができる。ライブブロードキャストの場合、ユーザ(603)は、ブロードキャストの過去の部分を、重ねられたソーシャルコンテンツと共に見ることができ、ブロードキャストがオンデマンドである場合、ユーザ(603)は、ブロードキャストを視聴しながら、重ねられたソーシャルコメントを閲覧することができる。
【0109】
このように、本発明は、デジタル・ソーシャル・レコーダ(DSR)システムを本質的に含むと言える。当該デジタル・ソーシャル・レコーダ(DSR)システムは、コンピュータネットワーク環境内で動作可能であり、(a)一連のユーザが、一元化された方法で登録されるライブまたはオンデマンドのブロードキャストコンテンツにコメントおよび関与することを可能にし、(b)一連のユーザが、ライブまたはオンデマンドブロードキャストのいずれかの特定の部分に関連するソーシャルコメントを見ることができるようにする。本発明によるDSRシステムは、コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムと、リモートコンピュータベースのシステムと連携可能なビデオインデックス付けおよび検索システムと、一連のユーザが前記リモートコンピュータベースのシステムとインタラクトできるようにする一連のクライアントデバイスと、前記一連のクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含み、リモートコンピュータベースのシステムは、一連のユーザが、(a)一連のクライアントデバイスを介して、選択したビデオコンテンツ上でソーシャルコメントを開始し、(b)個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとをリモートコンピュータベースのシステムに入力し、(c)データ保持ルールを設定することができるようにする。
【0110】
リモートコンピュータベースのサービスシステムは、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするためのプロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持する。ビデオインデックス付けおよび検索システムはリモートコンピュータベースのシステムと連携可能であり、前記ビデオインデックス付けおよび検索システムは、リモートコンピュータベースのシステムを介してビデオコンテンツを検索することを可能にする。一連のユーザは、各ユーザが選択した法を遵守したコンテンツソースを介して同じブロードキャストをDSRシステムを通して視聴でき、ユーザが生成したソーシャルコメントを同時に他のユーザに伝達することができる。ブロードキャストがライブである場合には、各ユーザは、ソーシャルコンテンツを重ねた状態で前記ブロードキャストの過去の部分を閲覧することができる。ブロードキャストをオンデマンドで視聴する場合には、各ユーザは、前記ブロードキャストの上に重ねられたソーシャルコメントを閲覧することができる。
【0111】
(ビデオインデックス付け)
図6に全体を示して参照するように、DSRシステム(606)の主要コンポーネントは、ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムである。ビデオインデックス付けおよびビデオ検索システムは、ビデオをオリジナルのブロードキャストにマッピングし直す。これを達成するために、システムは、ブロードキャストストリームをインデックス付けすることから始める。これにより、異なるネットワーク(401a、401b、401c)からのイベント・ブロードキャスト・ストリームが(402)でピクセルインデックス(403a、403b、403c)にインデックス付けされる。図7に全体図を示すピクセルインデックスは、ビデオフレームのサイズ(高さまたは幅のいずれか)の1つが一定に保たれたピクセル行列を含む。図7では、フレームの高さは一定であるが、幅はビデオのアスペクト比に基づいて変動する可能性がある。ビデオ全体が変換され、メモリに保存される大きなピクセル行列であるピクセルインデックスに保存される(例えば、ストレージディスクにバックアップされる)。例えば、システムが1024x576のフレーム寸法で16:9のアスペクト比のビデオストリームにインデックス付けする場合、インデックス付けプロセスは、高さ(502)9ピクセルと幅16ピクセルにサイズ変更された個々のグレースケール画像(50la-e)として各フレームを抽出する。次に、これらの画像は、高さ9(フレーム数)および幅16(フレーム数)の単一の大きな行列にコンパイルされる。ストリームの継続時間が1時間、フレームレートが30fps、結果のとして得られるピクセル行列の幅(403)が28800ピクセル(503)であるとする。
【0112】
ピクセル行列(403)は、サイズ変更された画像内の各ピクセルのビットデータを含む。グレースケール画像の場合、ピクセル行列(403)には8ビットのピクセル表現が含まれる。このピクセル行列(403)が生成されると、(504、509)でピクセルインデックス(507)に追加される。また、このシステムは、より大きなピクセルインデックス(507)内の追加されたピクセル行列(403)の開始列および終了列を識別する。ピクセルインデックス(507)は、それ自体が、一意のIDを有する複数の異なるストリームからの連結ピクセル行列の行列である。これは、ピクセル行列(403)の開始列および終了列、ストリーム識別データ、アスペクト比、およびオリジナルのストリーム(401a、401b、401c)のフレームレートと共に、データベース(506)に格納(508)することができる。
【0113】
システムの可能なバリアントは、すべてのフレームを、強制的に、標準化したアスペクト比(例えば、4:3)にし、16:9フレーム内の余分なピクセルデータを切り抜くメカニズムを想定している。このようなシステムにおいて、個々の行列の高さ(502)と幅(511)の両方が標準化される。このような代替システムには、検索プロセスが簡単であるという利点がある。ストリームがライブでなくなった場合、または類似することが既知であるストリームから十分な量のデータが収集された(例えば、同じフットボールの試合が異なるネットワークを介して送信された)後、システムは、複製プロセス(404)を利用して、複製が作成されたピクセルインデックス(405)へのリファレンスと同じであるストリームの部分についてピクセルリファレンス・データベース(506)で参照を作成し、ストリームとピクセルインデックスとの間に多対1の関係を作る。
【0114】
(ビデオ検索)
図9を参照して、本発明による、2つの可能なシステム・バリアント(613、614)を備えたビデオ検索システムを検討する。本発明によるビデオ検索プロセスは、クライアントによってビデオファイル(607)が提示(610)されるか、またはビデオファイルへのURLがリモートシステム(608)に提示された場合に始動する。ビデオファイルが処理され、その結果得たフレームはターゲット画像サイズに抽出される。上述の例に従うと、画像サイズは16x9になる。システムは、2つの異なるバリアント(613、614)に展開する可能性があり、その1つは、データベース(613)に対してクエリを実行するための一連のフレームを有する単一の行列を生成する。この場合、ビデオの最初の30フレームが処理され、連結ピクセル検索行列(609)が生成される。第2のバリアント(614)では、クエリ(617)に使用するフレームごとに1つずつ検索行列(612)が生成され、複数の検索行列(612)が生成される。両方のクエリ(616、617)で、システムは標準のコンピュータビジョンアルゴリズムを使用する。
【0115】
この例では、Open CVライブラリのテンプレートマッチングを使用して、複数のピクセルインデックス(615)内の1つまたは複数の検索行列(609、612)の位置を特定するものとする。システムが特定のcvアルゴリズムまたはフィンガープリントに限定されないことに留意されたい。システムは、任意数のアルゴリズムを使用することができ、検索用の機械学習アルゴリズムを組み込むことも可能である。画像認識アルゴリズムをインデックス(617)に対して実行すると、画像認識アルゴリズムは、連結検索行列(609)で実行された場合には最適に一致する行と列とを識別するデータを出力し、複数の検索行列(612)で実行された場合には複数の一致する行と列とを識別するデータを出力する。次に、この行および列のデータを使用して、システムは、インデックスIDおよび画像認識クエリ(616、617)の最も一致する行および列を使用して、ピクセルリファレンス・データベース(506)をクエリする。次に、データベースは、一致するストリームのストリームID、フレームレート、およびアスペクト比を出力する(621、618)。
【0116】
このデータを使用して、システムはどのストリームが最も頻繁に出現するか(619)を判定し、システムが複数の検索行列(612)と共に使用されている場合、最高のスコアに基づいて最適なマッチを見つける。それ以外の場合、単一の連結行列を使用する場合(609)、一致スコアが最も高いストリームIDが最適と見なされる。最適な一致が識別されると(622)、システムは最適なストリームの開始列インデックスを使用して、オリジナルのビデオ(607)の位置を計算する。
【0117】
位置を計算するために、システムはピクセルインデックス(507)を有する最適なストリームの開始列位置を取得し、最適一致の開始列位置からその値を差し引いて、開始と一致の間の列数を計算する。次に、フレームレートとアスペクト比を使用して、ストリーム内の各フレームのサイズを列単位で計算する。上述の例では、各フレームの幅は16列である。列の数が分割され、ストリームの開始が最も一致する列から各フレームのサイズとフレームレートだけ分離され、一致が検出された開始時刻から何秒であるかが決定される。次に、位置データとストリームIDが(623で)で返される。
【0118】
したがって、本発明は、本質的に、ビデオストリームまたはファイルをインデックス付けすることによってビデオコンテンツを検索するためのコンピュータネットワーク環境内で動作可能なビデオインデックス付けおよび検索システムを提供するものであると言える。ビデオストリームまたはファイルはさまざまなソースから取得され、リモートピクセルリファレンス・データベース内に格納されたピクセルインデックスにインデックス付けされる。ピクセルインデックスは、特定のブロードキャストストリームの開始フレームデータと終了フレームデータとを示す行と列の値を示す。各ピクセルインデックスは、CV処理のコンピュータビジョンでターゲット行列として使用するピクセルの行列であり、ビデオコンテンツ検索をサポートする複数のコンピュータビジョンまたはCVアルゴリズムの使用を可能にする。ビデオのインデックス付けおよびビデオ検索システムは、選択されたビデオファイルまたは選択されたビデオファイルのURLが選択されたクライアントデバイスによってリモートサービスに提示されたときに開始される。
【0119】
本発明の1つのシステム変形は、ビデオ検索を使用して、異なる法遵守のコンテンツソース(例:コンテンツの作成者と所有者、ブロードキャストネットワーク、さまざまな配信パートナー)(401a~c)からのブロードキャスト/ストリームコンテンツ(ライブまたは事前録画)を同期させ、ユーザが複数の同期ブロードキャスト/ストリームからオーディオまたはビデオを選択することを可能にすると共に、本発明によるVertigoブランドの合成ブロードキャストシステムを介して集約した状態で、ユーザが、任意またはすべてのユーザからスレッド化されたソーシャルコメントオーバーレイと共に、1つのネットワーク(401a)からのオーディオを聴きながら、別のネットワーク(401b)からのビデオを視聴できるようにするマルチスレッドブロードキャスト/ストリーム内のコンテキストターゲット広告配置の可能性を備えた、システムである。
【0120】
この最後の点について、システムは、コメントに関連付けられたビデオ/オーディオ(スポーツ、音楽、およびエンターテイメント業界内)を有するインターネットベースのソースからソーシャルポストをクロールし、本発明によるVertigoブランドシステムを介して集約されたそれらのブロードキャストまたはストリームにコンテキストに対応する広告を添付する。図を参照して、複数の到来ブロードキャスト/ストリームがDSRによって解析および検索される可能性があることに留意されたい。例えば、システムは、クライアントが再生のために1つのストリームからビデオを選択し、別のストリームからオーディオを選択することができるように、ストリーム同士を同期させることを検討している。したがって、本発明によるVertigoブランドシステムによって集約された合成ブロードキャストストリームは、1つまたは複数のオーディオストリームを含むビデオ、またはオーディオストリームを含まないビデオであってよい
【0121】
(ストリームソーシャルリファレンス)
図10を参照して、図6、7、および9の複合インデックスシステムとビデオ検索システムとを結合したシステム(608)として指定されたソーシャルリファレンスシステムを考える。リモート結合システム(608)は、インデックス付けプロセス(703)とビデオ検索プロセス(707)とを結合して、ブロードキャスト局(701)がストリーム/コンテンツ(401)にインデックス付けすることを可能にする。これは、ソーシャルネットワーク(706)にポスティングされたビデオを出力(705)してオリジナルのストリーム(708)にマッピングするウェブクロールシステム(704)によってクエリが可能である。次に、これらのマッピング操作がインデックス付けされ(709)、ソーシャルリファレンス・データベース(711)に格納され(710)る。ソーシャルポストは、ストリームIDと、ソーシャルコメントの開始位置と停止位置とに関連付けられる。次に、クライアント(712)は、インデックス付けされたストリームまたはコンテンツ(401)をストリーミング(713)し、ソーシャルリファレンス・データベースからソーシャルポストデータ(714)を取得し、ソーシャルコメントをビデオタイムラインにオーバーレイするか、またはビデオの再生にあわせて表示することができる。ストリーム・ソーシャル・リファレンス・システムは、上記のビデオインデックス付けおよび検索ソリューションとは別に動作することができる。例えば、ストリーム・ソーシャル・リファレンス・システムは、例えば、アスムンドソンらによる米国特許出願公開第2011/0302207号に開示および記載されているものと同様のシステムを利用して、特定のフィンガープリント・メカニズムによって、ビデオ検索とインデックス付けを実行することができる。
【0122】
(タレントとパフォーマーの属性)
図11を参照して、スマートコントラクト(201)を介した支払いを容易にするために、タレントとパフォーマーの属性をリファレンスデータに追加する点を図6と7のインデックスシステムに加えた場合を考える。DSRシステムの代替案としてのこの拡張例では、各ストリームのセグメントにおけるプライマリパフォーマー(例えば、アスリートまたはアーティスト)(806)に関するデータ(801)を(803)で入力し、DSRシステム内のデータベース(802)に格納することが可能である。プライマリパフォーマーの識別を用いて、パフォーマー(806)は、システム(804)に登録(805)して、本発明による暗号通貨ソーシャル増幅システムのスマートコントラクト(201)を使用して広告収入の支払い(807)の一部を受け取ることができる。データベース(802)は、ステップ618または621で、上記のビデオ検索システムの一部としてクエリされる。
【0123】
(ビデオコンテンツの合成ブロードキャスト)
図12を参照して、ブロードキャストクライアント(901)がビデオコンテンツ(401a)を消費する(902)本発明による合成ブロードキャストシステムを考える。クライアント(901)は、視聴クライアント(903)とセッション中であり、リスニングクライアント(903)は、ブロードキャストクライアント(901)からルーティングおよび再生命令(904)を受信する。ルーティングおよび再生命令(904)を受信することで、リスニングクライアント(903)は、自分の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースを使用して、ブロードキャストクライアントと同じまたは類似のストリーム(401b)を取得(905)することができ、ルーティングおよび再生命令(904)に基づいて、ストリーム再生をブロードキャストクライアント(901)と同位置に同期させることができる。
【0124】
ブロードキャストクライアント(901)は、同様に、音声コメント、ビデオコメント、チャットメッセージ、またはグラフィックオーバーレイなどのセカンダリコンテンツ(906)を送信してストリームにオーバーレイすることができる。同様に、リスニングクライアント(906)は、ブロードキャストクライアント(901)によって、チャットメッセージまたはビデオコメントのいずれかとエンゲージすることができる。このシステムは、TCPソケットを使用して動作し、ルーティングおよび再生命令を送信し、リアルタイムのビデオ/オーディオプロトコルを利用して、ライブビデオおよびオーディオのコメントオーバーレイを有効にする。同様に、チャットメッセージもTCPソケットを介して送信することができる。
【0125】
本発明の基礎となるメディアコンテンツ共有システムは、(a)コンピュータネットワーク環境を介してコンテンツを消費する各クライアントに命令を送信するための第1のチャネル(TCPソケットおよび/またはTCPまたはUDPチャネルとして例示される)を確立し、(b)コンテンツ配信用の第2チャネル(TCPソケットおよび/またはTCPまたはUDPチャネルとして例示される)を介して消費可能な法で保護されたメディアコンテンツの再生を管理するためのルーティングおよび再生命令を生成し、(c)ルーティングおよび再生命令を、命令通過チャネルを介してコンテンツ消費クライアントに渡し、消費可能な合法で保護されたメディアコンテンツを、優先合法アクセスポイントからコンテンツ消費クライアントにソーシングするためのコンピュータ実装可能な機能を含むと言えることに留意されたい。したがって、命令送信用の第1のチャネルおよびコンテンツ配信用の第2のチャネルは、ネットワーク環境内で同時データストリームを有効化するTCPソケットおよび/またはTCPまたはUDPチャネルとして例示される同時チャネルと見なすことができる。イベント処理マイクロサービスは、ネットワーク環境内でメディアとソーシャルコンテンツの配信を維持、管理、および同期する。
【0126】
‘348出願および’977出願には同時チャネルをより詳細に説明するシステミックな発明が教示または説明されており、著作権で保護されたメディアの間接または直接的なソースの開始を(スマートに)ルーティングし、同一の著作権保護メディアを第2の直接ソースを介して消費することを規定する。このようなルーティングの効果の1つは、メディアの発信ソース(例えば、「間接的開始ソース」とも称する)を実際に個々のメディア消費者に送るのではなく、個々の消費者独自の法遵守の「直接」アクセスポイントまたは同じ著作物のコンテンツソースを代わりに配信する合成ブロードキャストを作り出すことである。
【0127】
「間接的開始ソース」とは、消費者が消費する特定のメディアを「直接」選択するのではなく、そのソースがデジタル「ラジオ」プロバイダのようにコンピュータでキュレーションされたストリームであるか個々のライブキュレーターであるかに関わらず、第2の「間接的開始ソース」から、メディアが選択されるソースとして定義される。間接ソースを別の直接的な法遵守ソースにこのように(スマート)ルーティングまたは(スマート)同期することで、2人以上の人々が、著作権で保護されたマテリアルへのアクセスが2つ以上の個別の合法のメディアソースから生じた時と場所で、メディアの合法かつ法を遵守したリスニングまたは視聴を体験することができる。
【0128】
あるいは、「直接的開始ソース」は、消費する特定のメディアを消費者が「直接」選択するソースとして定義することができる。この特定のメディアは、消費者が合法的にアクセス可能な少なくとも2つの場所の最適なデータリソース位置から取得可能である。この最適化プロトコルは、価格効率やデータ品質などの所定のユーザパラメータに基づく。直接法遵守ソースへの要求のそのような(スマート)ルーティングまたは(スマート)同期は、著作権で保護されたマテリアルへのアクセスが、消費者が合法的にアクセスすることができる少なくとも2つの別個のマテリアルのソースまたは法遵守メディアから最適に得られる場合に、メディアの合法かつ法を遵守したリスニングまたは視聴体験を独自に可能にする。
【0129】
本発明は、再ブロードキャストおよびグループストリーミングのための特定のシステミックな手段に基づく。再ブロードキャストは基本的にソーシャル機能であり、コンテンツソースに関係なく、ユーザグループのメンバーに属する現在の再生の選択肢を確認し、それらの再生の選択肢をユーザグループの他のメンバーに再ブロードキャストする。このメンバーは、パブリックまたはプライベートサブセットか、地理的に定義されたサブセットかに関わらず、選択したソーシャルサークル内に存在する選択したソーシャルサークルは、またはソーシャルインタラクション用のコンテンツベースのプラットフォームを提供する目的でユーザグループ内のコンテンツイニシエーターによって開始されたコンテンツに参加することにより、ユーザグループのメンバーとして参加することができる。
【0130】
法遵守のコンテンツソースは、ユーザが生成した直接再生の選択である場合もあれば、アルゴリズムによって生成された、または別の人やグループによってキュレーションされた間接ストリームから調達したものである場合もある。例えば、オーディオソースは第3者のサービスから発するものであってもよく、再ブロードキャストのオーディオ信号はユーザ自身のデバイスまたはモバイルアプリケーションから発信する必要はない。次に、再ブロードキャストは、グループのメンバーがリアルタイムで、オーディオ・オーバーレイ、ビデオオーバーレイ、またはテキストコメントなどのさまざまな手段でコメントを提供することのできる対話プラットフォームを提供する。この対話は、少なくともグループのメンバーが参加するブロードキャストに基づくことを意図しており、ユーザグループのメンバーにコンテンツストリームとそれに基づくソーシャルインタラクション手段の双方を提供する。
【0131】
本発明の基礎となるグループストリーミングの態様は、同じメディアコンテンツを聴いてインタラクトする人々のグループに最適化された共同でキュレーションされたコンテンツストリームに関して特定の追加のソーシャル機能を提供する。当然ながら、ユーザグループの各メンバーにはそれぞれコンテンツに関して個人的な好みがある。ユーザグループの各メンバーが送信するそれぞれの好みは、例えば、好きなアーティストや俳優、ジャンル、アルバム、映画、ムード、時代などに向かう。
【0132】
本発明の基礎となるグループストリーミング機能は、主に、ライキング(liking)、ダウンボーティング(down-voting)、アップボーティング(up-voting)などの多数の初期入力および進行中の入力を使用して、ユーザグループの各メンバーに対して協調管理コンテンツまたはメディアストリームを最適化することに焦点を当てている。先行技術の場合、個人それぞれの入力に基づいてそれぞれ管理およびストリームを最適化するある種のマーケット-ロケーション解決策(market-located solutions)を採用しているが、システムが多数の入力および多数のユーザに基づいてグループベースのコンテンツストリームを管理、最適化する必要がある。各ユーザは、個別の嗜好または少なくとも2つの異なる合法アクセスポイントから調達したコンテンツのパラメータによって決まる方法でコンテンツを消費する
【0133】
言い換えれば、本発明は、ユーザグループの個々のメンバーが、選択したコンテンツをユーザグループの他のメンバーに再ブロードキャストすることを可能にし、他のメンバーのそれぞれがコンテンツを最適に調達されたものとして消費するソーシャル再ブロードキャストシステムを構築する。さらに、本発明は、ユーザグループのメンバーが、少なくとも2人の当事者またはユーザグループのメンバー間でメディアコンテンツのリアルタイム同期を提供するように機能する特定のスマートルーティングパラメータに従ってコンテンツ配信を共同でキュレーションすることを可能にするグループストリーミングシステムを構築する。このメディアコンテンツは、少なくとも2つの別々の著作権または合法アクセスポイント、または法を遵守したコンテンツソースまたは環境から調達される。
【0134】
少なくとも1つの間接ソースから直接ソースへのストリーミングメディアコンテンツのリアルタイム同期と、スマートルーティングおよび同期環境のソーシャル化は、特定のコンプライアンスまたは通知手段によって管理される。ソーシャル環境でのコンプライアンスアプリケーションを管理する代替の直接ソース(つまり、ピア・ツー・ピアまたはコンピュータが実装されたネットワークから配信されない個人の所有する合法のソース)を使用して間接コンテンツストリームをソースする機能は、本発明の主題を実施する上での基礎になると考えられる。
【0135】
デジタルラジオプロバイダやコンテンツを共有またはストリーミングする別の人などであるコンテンツストリームプロバイダが、このコンテンツストリームプロバイダからのコンテンツを消費するように消費者から要求された場合を考える。コンテンツストリームプロバイダと消費者はそれぞれ、ストリーミングまたは共有する同一のコンテンツに対して、合法に所有する別々のアクセスポイントまたは法遵守のコンテンツソースを有している。消費者は、消費者自身のソースまたはライブラリ(つまり、第1の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソース)からこのコンテンツの方向要求に対する法的権利を持っている場合があるが、プロバイダは、別のソースまたはライブラリ(つまり、第2の合法アクセスポイントソースまたは法を遵守したコンテンツソース)からコンテンツをストリーミングする場合がある。
【0136】
このように、消費者自身のライブラリからコンテンツに直接アクセスすることは、プロバイダからコンテンツへのアクセスを取得するよりも効率的でコスト意識が高いと考えられる。このように、コンテンツを消費者自身のライブラリから調達する場合、このコンテンツ配信はコンテンツプロバイダによるコンプライアンス・レポーティングに影響を与えるか、またはその可能性が高い。本発明の根底にあるコンプライアンスは、著作権所有者に対して発生する収益を正確にトラッキングおよび通知することである。
【0137】
通知の目的のためにコンテンツソースを正確にトラッキングすることで、本発明をサポートするコンプライアンス・アプライアンスは、任意の時点(リアルタイムを含む)または任意の時点または所与の場所(例えば、会場)で複数のリスナまたはユーザをトラッキングすることを可能にする集中型メディア管理/集約プラットフォームとして利用可能である。アーティスト(または広告主)は、リスナ/ユーザの数がしきい値または群衆ベースのマイルストーン(5、000または10、000など)に達したときに、このトラッキング情報を利用して追加コンテンツの配信を促進することができる。例えば、リスニング活動を強化および/または拡張する手段として、聴取者の数が10、000人に達したときにライブブロードキャストを開始することができる。コンテンツの購入を促進するために、事前に購入または所有するユーザライブラリトラックと第3者のストリーマートラックの数など、他のパラメータ(例えば、ダイアログ/メッセージ/いいねの数など)をトラッキングすることもできる。
【0138】
先行技術には、選択された法で保護されたコンテンツをソーシャル消費者グループの個々のメンバーにルーティングするための特定のスマートルーティング手段を有するソーシャル消費者グループに最適に調達されたブロードキャスティングを提供するためのこのタイプのスマートルーティング同期システムは、教示、公正に示唆、または提供されていない。各メンバーは代替的で好ましいソースを有している。本発明の基礎となるスマートルーティング手段は、間接要求または直接要求のいずれかによって促されるように、ソーシャル消費者グループの個々の消費者への、選択された法で保護されたコンテンツの最適なソース配信によって理想的かつ特許性のある特徴を有する最適なソースのブロードキャスティングを提供する。
【0139】
本発明の基礎となるスマートソースルーティングは、所定のタイプのシナリオによって特徴付けられ、当該シナリオには、間接的または直接的に要求されたストリームの、ローカルサーバベースでの配信、間接的または直接的に要求されたストリームのピア接続サーバベースでの配信、および間接的または直接的に要求されたストリームの合法のアクセスポイントベースでの配信が含まれる。これらの配信ベースは、価格効率やオーディオ/ビデオ品質など、ユーザが設定または事前に定義したパラメータに基づいて最適なものが選択される。
【0140】
先行技術の主な欠点または認識された必要性は、様々な教示内容においても、プロバイダ間でメディアコンテンツをマッピングする方法の教示がないことである。言い換えれば、従来技術の教示内容は、通常、どのようにして2つのデバイスが単一のプロバイダからのストリームを共有することができるかを示すものである。(a)プロバイダ間でメディアコンテンツをマッピングする、あるいは(b)メディアコンテンツが第1のプロバイダによって提供されたメディアコンテンツと同一である場合に、第2のプロバイダから同じメディアコンテンツをストリーミングするための対応のメカニズムまたは手段は存在しない。メタデータ・マッピング・アルゴリズムへの言及はなく、メディアコンテンツを識別し、メディアコンテンツをコンテンツプロバイダ間で所有者に適切に帰属させるまたは関連付けるためのフィンガープリント・メカニズムへの言及もない。
【0141】
例えば、ロバーツらによる公開では、2つのデバイスが同じメディアコンテンツセッションを共有する可能性があるとしているが、ロバーツらが教示する方法では、インターネットに代表されるパブリックネットワーク上でのセキュリティリスクが非常に大きく、従って、ロバーツらの方法は特にローカルエリアネットワークに限定されたものである。ロバーツらは、同期ビューイングのメカニズムが共有メディアセッションであることを示す図である。これは、著作権で保護されたデータをインターネットを介してあるデバイスから別のデバイスに再送することを前提としたものである。このようなシステムは、双方のデバイスが同じユーザに属する場合(当該ユーザの所有する共通コンテンツライブラリにアクセスする場合)にのみ合法である。
【0142】
対照的に、本発明は、各々がメディア・コンテンツ・ライブラリへの独自の権利または合法なアクセス権を有する複数のユーザにわたってブロードキャスティングを送信および作り直すように動作可能なシステムを基礎とするものであり、各ユーザが独自の権利および合法のアクセス権を有する。これらのユーザが同一メディア・コンテンツ・ライブラリに対する権利および合法アクセス権を有する場合(例えば、2人のユーザが2つの別々の合法のアクセスポイント、法遵守のコンテンツソース、またはアカウントを介してSpotifyライブラリにアクセスする場合)もある。ロバーツらを本発明の基礎となるシステムに対して拡張すると、必然的に大量の著作権侵害が発生してしまい、ピア・ツー・ピアのファイル共有と見なすことができる。
【0143】
さらに、ロバーツらは広告のタグ付けについて言及するように見える一方で、再生、停止、シーク、コメントなど、ブロードキャストの音楽ストリームを再構築するための比較的重要なメカニズムについては言及していない。ここで、広告の挿入を目的としたインストリームのタグ付けはロバーツらによって言及されていることに留意されたい。そのようなインストリームのタグ付けは説明されておらず、本発明のサポートするものとして挙げたすべてのメディアフォーマットが時限メタデータをサポートするわけではなく、本発明者らは、時限メタデータなしにタグ付けをどのように達成するかを指定していない。ロバーツらの提案する発明においてセーブするデータは性質としてバイナリのものであり(すなわち、広告があるか広告がないか)、そのような少量のデータに関してファイルにタグを付けるのに必要なスペースは、大半のフォーマットのフレームヘッダー(例えば、単一の空きビット)に収まるほどに十分に小さい。
【0144】
適切なファイル属性に必要な命令と、ライブブロードキャストを再生するためのミキシング命令とは、数バイトに達する可能性がある。そのため、バイナリ広告の存在(バイナリ広告の有無)を示すタグ付けに使用する方法によってルーティングおよびミキシング命令を挿入することはできない。設定ビット程度のシンプルな広告インジケータに対して、イベントの挿入をどのように達成するかは、ロバーツらの教示内容からは確実でも明らかでもない。
【0145】
この点で、ロバーツらは、消費者に最適なソースのメディアコンテンツブロードキャスティングを提供するための、ネットワークベースのメディアコンテンツ再生環境内で1つまたは複数のデータソースで動作可能なルーティングおよび同期システムを教示していないと考えられる。このルーティングおよび同期システムは、ルーティング命令生成ソースを介して生成されたルーティングおよび再生命令によって促されるように、消費可能な法で保護されたメディアコンテンツを同期させて、ルーティング命令を満たす最適なソースから消費者にルーティングするための、コンピュータ実装可能なアプリケーションを含むことを特徴としている。
【0146】
本発明の基礎となるシステムによる最適なルーティング命令履行ソースは、好ましくは、少なくとも1つ、最適には複数の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースと提携する。コンピュータ実装可能なアプリケーションは、特に、コンテンツ配信プライマリチャネルを介した消費可能な法で保護されたメディアコンテンツの再生を管理するためのルーティング命令生成ソースを介してルーティングおよび再生命令を生成し、動作可能なネットワークインフラストラクチャを介して、消費者への命令送信用セカンダリチャネル(コンテンツ配信プライマリチャネルに並行)を確立し、少なくとも1つの合法アクセスポイントから消費可能な法で保護されたメディアコンテンツを消費者にソーシングするための命令送信用セカンダリチャネルを介して、ルーティングおよび再生命令を消費者に送信するように動作可能である。
【0147】
より具体的には、ゲートウェイサーバは、それ自体にサブドメイン名を登録し、次に、ローカルクライアントアプリケーションからのサブドメイン名へのすべての要求を処理することができる。この場合、ストリームの要求がクライアントアプリケーションによって行われると、その要求はゲートウェイサーバによって処理される。ゲートウェイサーバは、リモートコンテンツ配信ネットワークからのストリームを(コンテンツ配信用第1またはプライマリチャネルを介して)提供することにより、このサービスを開始する。ストリームが開始すると、ゲートウェイサーバは、事前に録音されたオーディオキューを要求し、ピア・ツー・ピアネットワーク、リモートコンテンツ配信ネットワーク、またはローカルソースから事前に録音されたオーディオのキャッシュを開始する。また、ゲートウェイサーバは、好ましくは、スタジオコンピュータによって常時更新されるリモートデータベースからイベントキューをロードすることができる。ゲートウェイサーバは、ストリームがライブである間(命令送信用第2またはセカンダリチャネルを介して)、イベントの更新を継続的に受信する。
【0148】
フルスタジオミックスからライブオーディオのみのストリームに移行するために、ゲートウェイサーバは両方のストリームをロードし、フルミックスのみを提供する場合がある。ゲートウェイサーバとミキシングアプリケーションがすべてのタスクを完了するのに十分な時間を確保するために、サーバは、ライブデータの受信から10~20秒でストリームを開始し、システムがミキシングとトランジションを実行する時間を作るために使用するカスタムラグを作成することが望ましい。ゲートウェイサーバは、スタジオミックスフレームヘッダー全体のイベントビットがライブオーディオストリームに移行するのを待つ。
【0149】
ゲートウェイサーバは、2つのストリームをイベントビットで整列させることが好ましい。これは、イベントビットに続くビットコードを照合することで行われる。ビットコードが両方のイベントに一致する場合、ストリームの最後の10~15秒のみが検索されるため、イベントは一致したと見なされる。32個の一意のビットコードは、一致したイベントが実際に同一であることを保証するのに十分な一意性を提供する。イベントビットが一致すると、ゲートウェイサーバは、イベントビットが発生するフレームでフルスタジオミックスからライブオーディオミックスに移行する。この方法を使用すると、フレーム対フレームの精度において、ストリームからストリームへのシームレスな移行が行われる。
【0150】
ロバーツらのシステムは、単一の合法アクセスポイントからの「ベストフィット」なメディアコンテンツ配信を示す図である。ロバーツらのシステムにおける「ベストフィット」という概念は、システムの合法アクセスポイントは1つのみであるという基準を強調したものである。ロバーツらによるメディアコンテンツの「ベストフィット」配信は基本的にヒューリスティックによって決定されるため、ユーザは自分の嗜好に基づいて合法アクセスポイントを選択することはできない。対照的に、本発明の基礎となるシステムは、ネットワーク中のユーザが、選択された合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースを選択することを可能にし、社会的コンテキストにおいては、合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースは、ネットワーク内のユーザ数と同数だけ存在する(例えば、それぞれが自分のライブラリまたはSpotifyアカウントからメディアコンテンツをソーシングする場合)。これは、システムの並列チャネル設計によって可能になり達成される。このチャネル設計においては、本発明の基礎となるシステムに従って、命令/指示は命令送信用セカンダリチャネルを介して送信され、コンテンツはコンテンツ配信用のプライマリチャネルを介して配信される。
【0151】
先行技術は、ネットワークベースのメディアコンテンツ再生環境内で動作可能なメディアコンテンツ共有システムを教示または示唆することができていない。当該システムは、ブロードキャスト消費者から少なくとも1人のブロードキャスタ受信消費者にユーザの選択によるソースのメディアコンテンツブロードキャスティングを提供するための少なくとも2台のコンピュータを含む。いずれの消費者も少なくとも2つのコンピュータのうちの第1のコンピュータに対するアクセスを有する。当該メディアコンテンツ共有システムは、ネットワーク環境内で同時データストリームを提供し、これにより命令送信用セカンダリチャネルを介したメディアコンテンツの再生命令と、コンテンツ配信用プライマリチャネルを介したメディアコンテンツの再生とをそれぞれ別々に管理する。
【0152】
本発明の基礎となるシステムによる例示的なファクトシナリオは、以下の通りである:音楽推奨およびストリーミングサービスは、消費者からの入力に基づいて、特定の音楽トラック(サービスプロバイダの第1の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースから配信可能)を第1のリスナに提案または推奨する。特定の音楽トラックはすでに第1のリスナの音楽ライブラリにあり、第1のリスナ自身のライブラリ(つまり、第2の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソース)からの音楽ファイルの再生をデフォルトにするという第1のリスナの嗜好に基づいて、オーバーラップが存在する場合、システムは、ストリーミングサービス(つまり、第1の合法アクセスポイント)からストリーミングされたコンテンツを受け入れる代わりに、ユーザ自身のライブラリ(つまり、第2の合法アクセスポイント)からの特定の音楽トラックの再生を可能にする。
【0153】
この例に続いて、(ソーシャル)グループの第2のリスナは、この同じ音楽トラックの第1のリスナから音楽共有の招待状を受信する。第2のリスナは、推奨サービス(つまり、第1の合法アクセスポイント)にも自分のコピー(つまり、第3の合法アクセスポイント)にもアクセスすることができないが、オンデマンド音楽ストリーミングサービスプロバイダとして第4の合法アクセスポイントにアクセスすることができる。本発明の基礎をなすVertigoブランドの音楽共有アプリケーションは、最初に第1の合法アクセスポイントからトラックのプロンプトを受信した(推奨サービス)にもかかわらず、第2および第4の合法アクセスポイントから第1および第2のリスナへ同一の音楽コンテンツの配信を同期させるように動作する。
【0154】
先行技術の教示内容の著作権コンプライアンスの側面には疑問が残るが、本システムが構築する主題は、必然的に、前述のすべての別個の合法アクセスポイントまたは以下を提供するための法を遵守したコンテンツソースと通信するデータ・ルーティング・コンプライアンス・アプライアンスを実装する:(a)工業権管理、(b)コンプライアンス・モニタリング、および/または(c)個別の合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースのいずれかから配信されたコンテンツ配信のコンプライアンス・レポーティング。著作権の所有者は、音楽共有を介して著作権コンプライアンスを回避するまたは妨げるシステムに敏感になっており、本システムはそれに応じて適切な著作権コンプライアンスを検討したものである。
【0155】
本発明の基礎となるシステムとは対照的に、上述の観点から先行技術を要約すると、先行技術システムはすべて、ライセンスされたコンテンツの再分配を必要とするメカニズムによるソーシャルブロードキャスティングを想定している(下線は強調として追加)。これに鑑みて、いずれの先行技術文献にも、システムの異なるコンテンツソース間でコンテンツをどのようにマッピングするかについての指定がない。コンテンツの再分配を前提として構築されたシステムでは、解決策は明白である。システムは、ファイルハッシュまたはURLに依存し、これらはいずれもコンテンツを適切に再分配するマッピングを提供することができる。
【0156】
主な相違点としては、本発明の基礎となるシステムでは、システムが、ライセンスされたコンテンツを再分配しないという点が挙げられる。むしろ、システムは、コンテンツのURLが異なる場合や、実際のコンテンツのファイル形式と符号化が異なる場合でも、さまざまな合法ソースからのコンテンツをマッピングするメカニズムを提供する必要がある。先行技術のすべてにおいて想定されるコンテンツ再分配のために、それぞれメタデータマッピング手段、または異なる合法のアクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースから調達したコンテンツ間で、コンテンツを再分配することなくリソースマッピングを確立することのできるオーディオフィンガープリント手段のいずれかを開示しない(下線は強調として追加)。
【0157】
そうするために、先行技術のシステムは、フィンガープリント・アルゴリズム、またはメタデータが信頼性があると考えられる場合のメタデータマッピング手段のいずれかによってコンテンツをマッピングする手段を開示しなければならなかった。ただし、マッピングのみでは、システムは、ライセンスされたコンテンツを再分配を行わずにソーシャルブロードキャストの効果を得ることはできない。ソーシャルブロードキャスティングを有効にするには、マッピング手段を、当該マッピング手段で生成されたリファレンスと組み合わせてルーティングおよび再生命令を送信するシステムと組み合わせる必要がある。引用の先行技術は、米国特許第9、549、024号、10、116、616号および10、198、777号、ならびにこれらを拡張または分割して出願した内容でさらに説明されかつ権利が請求されているこれらの概念を開示していない。
【0158】
前述のことを考慮して、本発明者らは、音楽およびエンターテイメント産業に特化した「トークン」を提供するブロックチェーン技術革新を適用する手段として(a)特定のコンプライアンスおよび支払い方法を提供するために発明者のチームによって開発された先行技術を基礎とし、(b)エンターテイメントのプロバイダと、個人およびグループの双方のそのファンとの間、さらには消費および共有行動に対するファンへの報酬または支払いをトラッキングおよび結び付けることによってこれらの個々のファンまたはファンの集団に到達することを望む任意のブランドの連携に対してさらなる直接的なインセンティブを促進し、(c)エンターテイメントのプロバイダと、個人およびグループの双方のそのファンとの間、さらにはアーティストおよび/またはアスリートおよび/またはタレントへの報酬または支払いをトラッキングおよび結び付けることでこれらの個々のファンまたはファンの集団、またはこれらのファンが金銭を支払うまたは注目するアーティストまたはアスリートに到達することを望む任意のブランドの連携に対してさらなる直接的なインセンティブを促進する。
【0159】
本発明は、ブロックチェーン・トラッキングを介したコンプライアンスおよび支払いシステム、ならびに地上波、衛星放送、またはデジタル無線ブロードキャスタに対して行われたコストセービングから得た収益を音楽の権利所有者およびこれらの権利所有者がトークンを使用してインセンティブを与えたい他の関連グループに戻すことを主に考える。当該他の関連グループには、著作権等管理事業者(PRO)、レコードレーベル、出版社/アドミニストレーター、パフォーミングアーティスト、作曲家、音楽プロデューサー、マネージャー、エージェント、またはそのような収益に対して請求権を有する部分的な権利所有者または所有者が含まれるが、これらは限定的ではない。さらに、本発明は、上で参照したように、発明者のチームによって開発されたスマートルーティング合成ブロードキャスト(SRSB)システムまたは環境を介してエンターテイメントメディアの消費者に到達する方法を探るブランドから生じた収益のブロックチェーン・トラッキングおよび分配を介したコンプライアンスおよび支払いシステムを検討する。これには、(a)SRSB内の広告掲載からの収入、および(b)特定のエンターテイメント・コンテンツを視聴する人々ではなく、個人をターゲットにした特定のエンターテイメント・コンテンツが消化されているか否かに関わらない、環境内の個々の消費者に合わせた広告のプログラマティックな配置が含まれる。
【0160】
上に述べたように、さらに、本発明は、エンターテイメントのプロバイダと、個人およびグループの双方のそのファンとの間(例えば、群衆ベースのマイルストーンを介して)、さらには以下のものに対する報酬および支払いをトラッキングおよび結び付けることでこれらの個々のファンまたはファンの集団に到達することを望む任意のブランドの連携に対してさらなる直接的なインセンティブを促進することを検討する:(a)アーティスト、アスリート、またはエンターテイメントプロバイダのコンテンツのファン/消費者による消費、(b)上記のファン/消費者による消費活動の増幅に対する報酬、および(c)金銭的報酬または参加ではなく、独占的アクセス権に対する報酬/トークン。
【0161】
アーティスト、アスリート、またはエンターテイメントプロバイダのコンテンツのファン/消費者による消費に関連して、ファンまたはファンの集団は、コンテンツ自体と第3者のブランドまたは広告主のインセンティブとの両方からのアーティストまたはエンターテイメントプロバイダの収益に参加する。個々のファンまたは消費者、または群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団は、SRSB環境、あるいはオプションとしてDSR環境内(上記で指定)でのエンターテイメント・コンテンツを消費に対して報酬を受ける場合がある。さらに、ブランドベースの報酬とインセンティブは、エンターテイメント・コンテンツの個々のファン/消費者、または群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団のいずれかに支払われる場合がある。これらの消費者は、時間ベースの購入決定を含む(限定的ではない)購入決定に対するインセンティブのオファーを受ける。図示されているように、報酬/トークンとして、金銭的な報酬や参加ではなく、排他的なアクセス権が与えられる場合もある。SRSBベースの環境またはSRSB環境内の他のユーザへの増幅を介して得たこのようなアクセス権には、(a)イベントのチケットを最初に購入する権利または予約済みのVIP席への限定的アクセス、および(b)アーティストのコンテンツに対してSRSB環境が存在する場合、物理的またはデジタル的にアーティストに会って挨拶をすること、などが含まれる。
【0162】
さらに、本発明は、エンターテイメントのプロバイダと、個人およびグループの双方のそのファンとの間、さらにはアーティストおよび/またはアスリートおよび/またはタレントへの報酬または支払いをトラッキングおよび結び付けることでこれらの個々のファンまたはファンの集団、またはこれらのファンが金銭を支払うまたは注目するアーティストまたはアスリートに到達することを望む任意のブランドの連携に対してさらなる直接的なインセンティブを促進し、アーティストまたはアスリートがファン/消費者によって、アーティストまたはアスリートがオリジナルのエンターテイメントプロバイダおよびコンテンツの所有者と締結する契約とは別に聴取または視聴されているときに、ファンまたはファンの集団が消費活動を指揮することを検討する。言い換えれば、ファンまたは消費者自身が、アーティストまたはアスリートのパフォーマンスに基づいて、アーティストまたはアスリートに関連するパフォーマンス消費に参加する、または、必要に応じて、自身の参加を指示する。パフォーマンスへの注目は、利用可能なすべての収益源からファンによって与えられる。これらの収益源には、コンテンツ自体、第3者のブランドまたは広告主のインセンティブ、またはソーシャルメディアでのセカンダリおよび増幅の両方からのエンターテイメントプロバイダの収益を含むが、これらに限定されない。
【0163】
上下のソースからアスリートへの支払いは、ファンタジースポーツリーグやスコアを含む、単一の試合、シーズン、または単一のチームでのキャリア、または複数のチームにまたがるキャリアでの実際のパフォーマンスを含む任意のアルゴリズムに基づく場合がある。さらに、支払いは、(a)プロのオッズメーカーまたは合法のギャンブル環境によるオッズまたはスプレッドの清算、および(b)アマチュアアスリートに即座に、および/またはプロのステータスに達したときに報酬を与える方法(法律では、試合やシーズンでの実際のパフォーマンスを含むアルゴリズムを使用する前の支払いが禁止されている)に基づくか、あるいはこれらを組み込むことができる。
【0164】
本発明では、以下のような場合に補償を徴収するために特別貯蓄およびベスティングアカウントを作成することをさらに検討する:
(a)アマチュアアスリートは、報酬の受け取りについて法的許可を得ていない場合、資金が利用可能になった時点でも報酬を直接受け取ることが法的にできない場合がある。
(b)低賃金のプロアスリートに対して、オリジナルの契約に反映されていない予期せぬ上向きのパフォーマンスに基づく報酬を与えるために、および/またはアマチュアまたはプロアスリートのキャリア終了がする時または負傷時に報酬を与えるために、同じ特別貯蓄およびベスティング用アカウントを作成する、ここで、そのような補償は、怪我の際に一緒にプレーした、または以下に基づいてアスリートとエンターテイナーのためのより手頃な保険契約を作成するのを助けるためにアスリートのパフォーマンスに関する能力を保証することにつながるまたは関連する保険契約に指示または資金提供されるチームに基づいて、プールから発生する可能性がある:
・個々のファンまたは消費者は、SRSB、DSRまたはセカンダリソーシャルメディア環境内でエンターテイメント・コンテンツを消費したことに対してアーティストまたはアスリートに報酬を与える。アーティストの楽曲やアスリートのパフォーマンスが存在するSRSB、DSR、またはセカンダリソーシャルメディア環境内でエンターテイメント・コンテンツを消費するための群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団。
・SRSB、DSRまたはセカンダリソーシャルメディア環境で広告コンテンツを消費する個々のファン。アーティストの楽曲やアスリートのパフォーマンスが存在するSRSB、DSR、またはセカンダリソーシャルメディア環境内でエンターテイメント・コンテンツを消費するための群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団。
・DSR機能を介してSRSB、DSRまたはセカンダリソーシャルメディアコンテンツを消費する個人またはグループ。
・アーティストまたはアスリートのパフォーマンスを考慮に入れた任意のアルゴリズムに基づいてアーティストまたはアスリートに支払われるブランドベースの報酬およびインセンティブ、および/または、時間ベースの購入決定を含む(しかし限定的ではない)購入決定に対するインセンティブがオファーされるエンターテイメント・コンテンツの個々のファン/消費者、または群衆ベースのマイルストーンを有するファンの集団のアルゴリズムへの包含。
【0165】
さらに、本発明は、オープンセットの報酬につながれ、アーティストまたはエンターテイメントエンティティの個々のファンならびにファンの集団の両方の、報酬を蓄積するためまたは商品やサービスの購入の報酬ポイントを使用するための購入の瞬間における購入行動をトラッキングすることができる、新しいタイプのファン報酬カードまたはアカウントの使用を検討する。この新しいタイプのファン報酬カードまたはアカウントは、既存の消費者デビットカードまたは銀行口座またはモバイルウォレットに接続されており、特定のファン集団にインセンティブを与えることを希望する参加ブランド/商品およびサービスのプロバイダ、またはそのブランド/商品およびサービスのプロバイダの買収銀行パートナーのPOS(Point Of Sale)からの承認要求をインターセプトすることで、時間に敏感な報酬をリアルタイムで調整するメカニズムを提供する。このようなセカンダリ報酬調整プロセスとゲートウェイを介した調整は、宣伝されたインセンティブを購入行動と一致させ、個人と集団の双方の購入活動に基づいて報酬を付与するか、過去に付与された報酬を使用して支払いをすることができる。
【0166】
さらに、本発明は、上記のすべての活動への参加に対して報酬を与えられる人の身元を保護するゴーストコインまたはトークンを検討し、コンテンツのファン/消費者が、娯楽プロバイダまたは財産の両方に対して、ならびに広告ブランドまたは商品やサービスのプロバイダであると同時に、個人の人口統計学的、地理的、および消費行動のターゲットを絞っている。このプログラマティックな報酬のゴーストメソッドの目的は、パーソナル化の効率と有効性を維持し、個人にプライバシーとアイデンティティを犠牲にさせることなく、エンターテイメントの個々の消費者に製品を適合させることである。
【0167】
従来のブロードキャストからパラレルまたは非同期のオンデマンドデジタルストリーミングアクセスへの継続的な移行と、これに伴うユーザ生成コンテンツ(UGC)の指数関数的成長は、「関心経済(attention economy)」に新たな影響を及ぼす。 関心経済とは、消費者が関心を払うのに要する個人の時間という乏しいリソース内で消費できるよりも多くのコンテンツが毎年および毎日作成されているという事実を認識した用語である。メディアの視聴に費やす消費者の時間は過去に増加したが、メディアの選択肢が爆発的に増え続けているにもかかわらず、消費者がメディアに使うことのできる時間は現時点でピークに達している。メディアソースとその配信パートナーは、現在、利用可能な関心の持続期間の有限レベルのより大きな増分シェアを求めて戦っている。
【0168】
消費者が「関心」を向けることができるエンターテイメントオプションは限られており、ユーザ生成コンテンツ(「UGC」)の指数関数的成長が従来のネットワークまたはスタジオのオファーと競合するようになったいま、ブランド、消費者、およびこれらの関心を引いて維持するものに報酬や補償を与える新しい方法が必要となっている。これが特にあてはまるのは、新興の「関心経済」においては、ラジオは単に音楽ストリーミングサービスと競い合っているとか、音楽ストリーミングがビデオストリーミングと競い合っているとか、ビデオストリーミングが従来のTV/ケーブルと競い合っているということではなく、従来のメディア間の境界線が消去されているためである。現在、これらはすべて、同じ限られた消費者の関心の持続期間で互いに、そしてUGCオプションと競合している。
【0169】
本明細書の基礎となる米国特許第9、549、024号、10、116、616号、および10、198、777号明細書は、同一の関心持続期間について複数のメディアソースを補償することのできる複合および混合メディア体験を独自に可能にする。過去の例の1つは、米国特許第9、549、024号の主題でもあり、ラジオブロードキャストを、同じコンテンツのリスナ個人のプライベートな合法のアクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースにスマートにルーティングすることを目的としており、これによりラジオ局と音楽ストリーミングプロバイダの両方が共有消費者の同一の「関心持続期間」に対して経済的に報酬を受けることを可能にしている。
【0170】
米国特許第10、116、616号は、さらに、ソーシャルユーザをこの結合された環境に結合することを許可または可能にするためのシステムおよび方法を説明している。これにより、各ソーシャル参加者が視聴するライブビデオ、チャットリスニングパーティまたは非ライブビデオコンテンツに基づいて、著作権で保護された音楽ストリームをUGCが社会的に増幅する合法的な方法を、リスナ自身の直接的な法遵守の音楽ストリーミングから派生したリアルタイムの個別のオーディオリスニングと組み合わせて提供することができる(本明細書の発明者らによる米国特許出願公開第2019/0267042号も参照)。
【0171】
前述の明細書および従属請求項は、上で参照した基本特許出願明細書を拡張して、消費者側およびコンテンツ/タレント側の両方で参加またはストリーミングされているものから生じる補償に関する新しい方法を含むことを目的としている。先行発明はこれに基づいて拡張され、これらの新しい消費者体験がより公正に報酬を受けることを可能にし、発明コンテンツのユーザの関心を引く人々に補償が流れることを可能にするコンプライアンスおよび支払いシステムの定義が与えられる。過去の発明およびここで拡張された発明が可能にする独自のメディア環境を考えると、別個の発明のように見えるものはほとんどが相互に依存している。以下は、例として説明的なストーリーを伝える手段を通じて、これらの新規および拡張されたクレームの性質を組み立てて色付けするのを助けるために含まれたものである。
【0172】
新しい形態のソーシャルインフルエンサであり、元クレムソンのフットボール選手であるテリー・パドルは、本発明を介してクレムソン対アラバマのフットボールの試合をオーバーレイする能力を利用する。ここで、オーディオ、ビデオ、描画、スローモーション、一時停止機能が従来のスポーツコメンテータと同じツールを実質的に提供する。テリー・パドルのソーシャルオーバーレイとコメントが自分のSpectrumアカウントと試合への合法アクセスポイントまたは法を遵守したコンテンツソースとを使用して作成されている間、各視聴者は法を遵守した各自のコンテンツソースからビデオフィードを取得する(1人はDirect TV経由でESPNチャンネルの試合を視聴しており、別の友人はESPNと直接オンラインである)。
【0173】
同時に、アラバマの卒業生でありテリー・パドルの友人でもあるエースを含む友人のグループは、彼がカロライナ出身であるため、クレムソンファンの友人に囲まれている。これらの友人らは、さまざまな地理的位置や試合への合法アクセスポイントからデジタルを介して集まるが、合法的に一緒に試合を見ることができ、それぞれに特定の「画面権限」が与えられて、各自の画面をある程度制御できるようにする。彼らは相互にコメントをテキストで送ったり、ピクチャー・イン・ピクチャー・ビデオとオーディオ・オーバーレイの写真にポップアップをしたりして、Vertigoの現在のリスニングパーティーのテレビバージョンとして機能する新しい形式のソーシャルビューイングパーティーを作成することができる。インフルエンサであるテリー・パドルは、数千人が彼のコメントの付きのライブ再ブロードキャストにチューニングしているため、彼の画面をロックした。テリーはコメントを見て、彼が選択するフォロワーの利益のために、彼が望む任意のものを再共有することができる。テリーは、グループキャスト機能を利用して、元チームメートの何人かをライブ共有と試合終了に招待することもある。
【0174】
エースを含む友人や視聴者は、各視聴者が個人的にフォローすることを選択したさまざまなDMおよびソーシャルメディアソースから、画面の下部においてリアルタイムのソーシャルフィードを受信する。もちろん、それらの投稿はすべて、試合を見ている他の友人と再共有することもできる。ビューの設定によっては、試合のハッシュタグ#を使用して、すべての視聴者からのコメントから最もトレンドに合ったコメントを表示することもできる。エースは友人のテリーが何をしているのかを見たいと思っているが、アラバマのファンとして、アラバマクリムゾンタイド(Alabama Crimson Tide)の声であり、バックグラウンドで既にビデオブロードキャストと完全に同期しているイーライ・ゴールド(Eli Gold)を「聞く」ために、オーディオソースをローカルラジオ通話に切り替えている。エースの友人は、エースが試合の間中DMテキストスレッドを介して共有する洞察に満ちたコメントをどこから得ているのか分からない。予期せぬターンオーバーによりアラバマのタッチダウンが発生すると、エースは、iPhoneのボタンを押すことで、アラバマのマスコットである「ビッグアル(Big Al)」のデジタルバージョンに変身した自身のアニメーションダンスの「エースモジ」(Acemoji)を送信する。これはビッグアルが画面いっぱいの大きな赤い砕ける海の波に乗った状態でサーフボードの上で踊るアニメーションであり、クレムソンの友人の画面上で、「フォートナイトのような」(Fortnite-like)陽気な勝利のダンスでクレムソンのエンドゾーンに突入するものである。
【0175】
タッチダウンが有効であったか否かについての議論が生じ、オリジナルのESPNブロードキャスト内で公式に提供されたものとは別の、個人的に制御された一時停止とスローモーションで一時停止が発生する。試合のビューのタイミングはライブフィードからずれているが、すべてのソーシャルコンテンツとオーバーレイが収集され、適切なビデオフレームにインデックス付けされるため、視聴者が時間通りに試合の視聴を開始できなかった場合でも、ツイートやコメントはリアルタイムであるかのように楽しむことができる。
【0176】
注目を集めるこの試合の勝利スコアを決めたのは、ファンブルをリカバーし、走り、タッチダウンを決めた、これ以前には知名度の低かった選手だった。この結果、アラバマが前進してナショナルチャンピオンシップを制し、テレビ契約の前払い金、スタジアムの広告権、ナイキ社からの設備支援などによって数百万ドルの利益が学校にもたらされた。当該知名度の低かった選手は、これ以前であれば、フィールドとソーシャルアプリケーションの両方における彼のパフォーマンスが大学フットボールの世界の注目を集めたという事実にも関わらず、何も受け取らなかった可能性が高い。試合の勝利を決めた彼のプレーは、その後数日間にわたってオンラインで何百万回も共有された。この特定のプレーに対するテリー・パドルの特徴的なソーシャルオーバーレイは、驚き、言葉に詰まった様子で彼が顔の表情を使って特徴的かつ面白おかしいリアクションを示すものであったため、ESPNによる公式の試合コールを超えて、最も多く閲覧されたものであった。バマファンは、このプレーに対する彼の表現力豊かなリアクションをミームにした。
【0177】
ナイキはその試合にXドルの予算を準備していたが、広告費をターゲットにして、ポジティブな瞬間と特定の購買層とに合わせて時間で調整することも望んでいた。それがどんなプレーになるのか、あるいはどの試合で誰が補償を得るのか、ナイキも他のメディアアウトレットも知るすべがなかった。テリー・パドルは、彼のソーシャルポストに基づいて、最大のソーシャル/消費者側の報酬トークンをナイキから獲得した。フルの奨学金さえ受けておらず知名度も低かった選手も、プロになることを期待されるわけでもなく、再び匿名の日々にゆっくりとフェードバックしたが、選手側から最も多くのトークンを獲得した。
【0178】
この新しいタイプのブランド「承認」は、シングル選手や試合ではなく、最も印象的な違いを見せた選手と試合に対するものであり、すべての前向きな注目を集めたことに対して選手に報いるために、個別の預金口座に入れられた。その結果、彼は過去の学生ローンを完済したか、あるいは、スポットライトが消えた後の引退後のキャリアのために予約された預金口座となった。ただし、そのナイキの広告は、アラバマのスコアやクレムソンのネガティブな瞬間に既知のクレムソンファンに表示されることはなかった。しかし、ナイキは、クレムソンの最初のダウンやスコアに隣接することなく、クレムソンのファンにそのブランドを見てもらうためにプレミアムを支払ったため、それらの厳しい場面に対応する時間には、クレムソンのファンには複数のビールのコマーシャルが表示された。
【0179】
プライバシーを重視するZ世代の大学生の視聴者の多くは、個人の身元を危険にさらすことを望んでいなかった。彼らは特別な特典を利用して、「ゴーストコイン」によって、匿名を維持したまま、テリー・パドルと無名の選手にトラッキング可能な関心を払うことで、ターゲットを絞った報酬を作成するのを助けた。
【0180】
この特定の例では、これらの「ゴースト」報酬は、主に、これらを、正しいポジティブな試合の瞬間とその結果生じる社会的増幅と組み合わせてターゲット人口統計に狙いを定めたいと考えていたナイキによって財政的にバックアップされた。ナイキもそれ以前のプラットフォームも、その試合がどのような試合になるか、あるいはどのようなバイラルな社会的瞬間が生まれるかを事前に知ることはできなかったし、どの特定の選手およびソーシャルインフルエンサが試合の瞬間と社会的増幅の両方に最も責任があるかを知ることはできなかった。プレーおよび/またはソーシャルコメントの組み合わせは、相互運用可能なデジタル・ソーシャル・レコーダ(「DSR」)に関連付けられた任意数のアクセスポイントとソーシャルプラットフォームから生じた可能性もある。これらのアクセスポイントとソーシャルプラットフォームにおいて、当該組み合わせは、他の複数のソーシャルプラットフォームとニュース記事とにおいてその瞬間へのディープリンクを介して繰り返し再共有された。
【0181】
最高のソーシャルオーバーレイの瞬間またはおそらく試合全体を忘れがたい人は、試合のビデオおよび/またはオーディオを再生するための各視聴者の合法アクセスポイントにとらわれないと共に、彼らがフォローする、試合内の瞬間についてのコメントをした人々が使用する特定のソーシャルメディアソースにとらわれないDSRを使用して、その後数日間行き来することができる。消費者は試合後のディスカッションを集団で行うことができ、誰かがテリー・パドルの流行のバイラルポストをクリックすると、すぐに自分の合法アクセスポイントで試合内のその瞬間に移動し、その試合の全体または一部を視聴し続けることができる。多くの人が1日後に視聴しているが、これらの視聴者は、セカンダリソーシャルオーバーレイソースを切り替えて、リアルタイムで体験するかのようにソーシャルコメントを表示することもできる。
【0182】
数日後、非常に人気のあるプロフットボール選手と、無名の選手のパフォーマンスにインスパイアされた有名人が再びプレーを再投稿するが、今回はSpotifyにぴったりの楽曲があり、その瞬間に対する一種のサウンドトラックのようになる。その有名人による投稿と、現在バックグラウンドで再生されている有名な音楽アーティストからのサンキュー投稿およびシャウトアウトとの両方によって、何百万人もの新しい視聴者がこれを発見して視聴している。新しいパラレルサウンドを使用した新しい再ポストは、閲覧のたびに、現在トレンドになっているその楽曲や音楽アーティストの有料のチャート化されたスピン/ストリームとしても登録される。各視聴者は自分の合法アクセスポイントから楽曲を聞くので、エースは再共有されたものを見るが、それが彼個人の合法的な音楽アクセスポイントであるため、SpotifyではなくAppleからの音を聞く。その新しい投稿と楽曲の選択の二次的な成功の結果として、その楽曲はいくつかのスポーツチームのプレゲームに用いられるようになり、選択した#GameBeforeTheGameのゾーンの楽曲に入る。翌週、ビーツ社(Beats)製のヘッドフォンセットを身に着けてフィールドでウォーミングアップするお気に入りのアスリートを視聴中のファンは、ソーシャルオーディオフィードをアスリートがビートごとに聴いているものに切り替えるが、アスリートがライブで共有するが、各リスニングビューアが楽曲を聞いているので、そのアスリートがビートごとに聴いているものに切り替える。独自の合法的な主要音楽ソースからルーティングされているため、各ファンは個別の有料およびチャートのスピン/ストリームを登録している。
【0183】
ビーツのヘッドフォンをターゲットにしたトークン広告費は、ビーツを使用したり、ビーツを口コミで広めるのを助けた人に報酬を与える。楽曲を作成して演奏したアーティストは、第2のソースからのテレビフィードも視聴する場合でも、各視聴者が有料の音楽ソースから毎回完全なインタラクティブなオンデマンドの楽曲の要求をトリガーすることに基づいて、最高のオンデマンドレートで支払いを受けるようになった。当該楽曲に限られていない。その結果、楽曲がナンバーワンになりつつあるという事実に加えて、楽曲に15倍だけ多くの(15x more)お金が支払われる。このいずれも、同じビデオとサウンドが別のプラットフォームで新しく保存された単一のファイルとして閲覧が許可されていた場合には不可能であった。新しく保存されたファイルは、これらの実際のブロードキャストソースと、視聴者/リスナのサブスクライブしている合法的なソースからの音楽をまとめていない。
【0184】
この「関心」はすべてスポーツにおける瞬間から始まったものであるが、ここから音楽の瞬間が生まれ、今では再共有の有名人となったテリー・パドル、無名のアスリート、アーティスト、そして2番目の楽曲の再共有が数十万回の閲覧数を獲得した音楽アーティストの最大のファンダムアカウントはすべてナイキとビーツの双方から支払いを受ける。ナイキとビーツは、それらの瞬間をターゲットとすることも予測することもできず、完全な相互運用性と統合されたトラッキングおよび支払い方法を備えたスマートルーティングと社会的増幅がなければ、すべて可能ではなかった。
【0185】
成功にインスパイアされたナイキとビーツは、ファンダムコミュニティとのチャレンジを設計し、「バトル・オブ・スタンズ(Battle of the Stans)」について特定の参加と社会的ハードルに到達するためのチャレンジを設計する。このチャレンジでは、設定されたマイルストーンに到達した各ファンクラブ/グループにトークンが送られる。報酬トークンはリンクされており、お気に入りのアーティストとのQ&Aを含む独占的なプライベートリスニングパーティーへのアクセスを提供する。各視聴者とリスナの合法的なソースとアクセスポイントに基づいたメディアの相互運用可能なミキシングとスマートルーティングにより、複数のメディアアウトレットを含めることができ、同時の関心持続期間を与えることができる。
【0186】
本明細書の発明は、過去の発明を拡張および改善し、ユーザのプライバシーを侵害することなく各ビューおよびリスニングをトラッキングすることを可能にし、それらの既存のプラットフォームまたは広告ターゲティング方法では不可能であった、一連の経済的インセンティブおよび結果を得ることができる。本発明は、ブランド、メディアプラットフォーム、ファンおよびインフルエンサが、ラジオ、テレビ、音楽ストリーミングまたはソーシャルメディアコメント/カメラプラットフォームの各ファン/視聴者/聴取者の選択に関係なく、注目および経済的報酬に一緒に参加することを可能にする。選択したこれらの同じプラットフォームが含まれ、本発明による相互運用可能なデジタル・ソーシャル・レコーディング・システムおよび再ブロードキャストツールおよび支払いシステムを使用して、ライブ環境および非ライブ環境の双方において経済的利益を享受することができる。
【0187】
本明細書の上の説明では、複数のシステミックな実施の形態を詳細に示したが、本明細書は、基本的または本質的には、コンピュータネットワーク環境内で動作可能な特定のブロックチェーン対応暗号資産システムを教示または提供するものであり、(a)広告主がユーザの個人データにアクセスする方法を前記ユーザが制御できるようにし、(b)社会的増幅と引き換えに暗号資産による補償を可能にし、(c)上述のように資産配分をトラッキングすることを可能にする。
【0188】
本発明による各ブロックチェーン対応暗号資産システムは、本質的に、コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムと、前記ユーザが前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトできるようにする少なくとも1つのクライアントデバイスと、前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションと、を含むと言える。
【0189】
第1のブロックチェーン対応暗号資産システムのリモートコンピュータベースのサービスシステムは、コンピュータネットワーク環境内で動作可能であり、第3者のサービス/コンテンツプロバイダをユーザ・ブロックチェーンに接続し、第3者の入力データをユーザ・ブロックチェーンに対して有効化し、消費データリファレンスを最適化し、広告ターゲティングサービスを前記ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトできるようにする。コンピュータ実装可能なアプリケーションは、ユーザが、少なくとも1つのクライアントデバイスを介してユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、個人人口統計学的データとデータ・リリース・ルールとをユーザ・ブロックチェーンに入力し、データ保持ルールを設定することができるようにする。
【0190】
第1のブロックチェーン対応暗号資産システムのユーザ・ブロックチェーンは、ユーザデータを格納およびリリースするメカニズムと、経済的配慮のために前記ユーザの個人データをリリースするメカニズムと、を備える。ユーザ・ブロックチェーンは、広告ターゲティングサービスとユーザ・ブロックチェーンの間におけるトランザクションをトラッキングするためのトランザクション台帳を保持して動作し、トランザクションの証明であり、ユーザがトランザクションの証明として使用して個人データと引き換えに前記広告ターゲティングサービスからオファーされた報酬を受けることができるトランザクションの証明を備える。
【0191】
リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンの識別のために少なくとも1つのクライアントデバイスによって通知された、ユーザが使用するIPアドレスをマッピングすることにより、第3者のサービス/コンテンツプロバイダをユーザ・ブロックチェーンに接続するように動作可能にしてもよい。リモートコンピュータベースのサービスシステムは、第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって提供されたIPアドレスを取得し、リファレンス・データベースを使用してブロックチェーンの識別のためにIPアドレスをマッピングすることで、有効化した消費データを前記ユーザ・ブロックチェーンに書き込むことができる単一のブロックチェーンアドレスを得る。
【0192】
リモートコンピュータベースのサービスシステムは、通知された消費に対して一意のハッシュを使用してハッシュテーブルを作成してユーザ・ブロックチェーンにハッシュのみを書き込むことにより、または消費のカテゴリを作成してユーザ・ブロックチェーンにカテゴリIDを書き込むことにより、消費データリファレンスを最適化するように動作可能である。このように、リモートコンピュータベースのサービスシステムは、少なくとも1つのクライアントデバイスのIPアドレスとブロックチェーンIDの間でマッピングを行うことで、広告ターゲティングサービスを、ユーザ・ブロックチェーンとインタラクトし、ユーザ・ブロックチェーン内で好ましいターゲット広告がルールのセットを満たす場合に個人ユーザ情報を受信できるようにする。
【0193】
ユーザ・ブロックチェーンは、好ましいターゲット広告キャンペーンがルールのセットを満たした場合に広告ターゲットサービスによって要求された個人データをリリースする。ユーザ・ブロックチェーンは、好ましいターゲット広告キャンペーンがルールのセットを満たさない場合、前記広告ターゲティングサービスに対して代替のターゲット広告要求によって応答してもよい。ユーザによって設定されたデータ保持ルールは、ユーザ・ブロックチェーンに保持する個人消費データと前記個人消費データをユーザ・ブロックチェーンに保持する期間とを決定し、前記個人消費データは、選択および有効化された第3者サービス/コンテンツプロバイダによって更新可能である。
【0194】
リモートコンピュータベースのサービスシステムは、広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のユーザに合わせたターゲット広告を、提供された個人情報であり、前記ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される。
【0195】
さらに、リモートコンピュータベースのサービスシステムは、広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のライブソーシャル再ブロードキャスト内のユーザに合わせたターゲット広告を、提供された個人情報であり、ターゲット広告がユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、ユーザにルーティングすることができるように構成される。
【0196】
リモートコンピュータベースのサービスシステムは、広告ターゲティングサービスが、スマートルーティング合成ブロードキャストシステムまたは環境内のデジタル・ソーシャル・レコーディング・システム内のユーザに合わせたターゲット広告を、ユーザ・ブロックチェーンで提供された個人ユーザ情報であり、ターゲット広告が前記ユーザ・ブロックチェーン内でルールのセットを満たす個人ユーザ情報に基づいて、前記ユーザにルーティングすることができるように構成される。
【0197】
本発明によるブロックチェーン対応暗号資産社会的増幅システムは、社会的増幅と引き換えに暗号資産による補償を可能にするためにコンピュータネットワーク環境内で動作可能であり、コンピュータネットワーク環境内のリモートコンピュータベースのサービスシステムと、ユーザがユーザ・ブロックチェーンおよびリモートコンピュータベースのサービスシステムとインタラクトできるようにする少なくとも1つのクライアントデバイスと、前記少なくとも1つのクライアントデバイスを介して実装可能な非一時的なコンピュータ実装可能なアプリケーションとを含み、リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ユーザが、少なくとも1つのクライアントデバイスを介してユーザ・ブロックチェーンへの入力を開始し、個人人口統計学的データを入力することができるようにする。
【0198】
ブロックチェーン対応暗号資産社会的増幅システムのリモートコンピュータベースのサービスシステムは、ユーザ・ブロックチェーンへのユーザコンテンツ増幅属性データの入力を管理し、当該ユーザコンテンツ増幅属性データは、好ましくは、ユーザが共有する選択コンテンツのリスト、選択コンテンツに対応付けられたキャンペーンID、および消費者インタラクションのタイプで構成される。前記少なくとも1つのクライアントデバイスは、ユーザ・ブロックチェーンに対応付けられたインフルエンサ増幅IDをリモートコンピュータベースのサービスシステムへの要求によって生成する。
【0199】
ユーザ・ブロックチェーンブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、ユーザデータを格納およびリリースしてユーザが当該ユーザの個人データを制御できるようにするメカニズムと、経済的配慮のために当該ユーザの個人データをリリースするメカニズムとを備える。ユーザ・ブロックチェーンは、ユーザコンテンツ増幅属性データに基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングするためのトランザクション台帳であり、前記ユーザが個人データと引き換えに第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得るのに用いることができるトランザクション台帳を保持して動作する。
【0200】
ブロックチェーン対応の暗号資産社会的増幅システムは、ユーザの人口統計学的データの使用を中心に動作可能である。当該ユーザ人口統計学的データは、第3者のサービス/コンテンツプロバイダに特定の人口統計のユーザに対して増幅支払いの支払いルールを指定する能力を持たせることで、前記特定の人口統計のユーザがより多くを共有することを促進するのに使用することができる。ユーザ・ブロックチェーンは、増幅支払いをサポートする支払いルールのコピーを格納するように構成される。
【0201】
増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、好ましくはスマートコントラクトの形式でリリースされ、適格なシェアが増幅キャンペーン・ブロックチェーンに通知される。増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、スマートコントラクトの開始時に設定したルールのセットに基づいて有効な増幅イベントの支払いを登録する。当該スマートコントラクトは、好ましくは、増幅のために選択されたコンテンツへのリファレンスを含み、有効な増幅イベントの支払いは、リモートコンピュータベースのサービスシステムを介してインフルエンサ増幅IDとブロックチェーンIDの間のリンクを提供することによって登録される。
【0202】
増幅キャンペーン・ブロックチェーンは、有効化したトランザクション登録要求を前記ユーザ・ブロックチェーンに送信することによってトランザクションを複製し、前記ユーザ・ブロックチェーンは、ユーザが設定したルールのセットによって決定されたコントラクト資本配分に基づいて資本配分を決定する。有効な増幅イベントの支払いは、トランザクション台帳への支払いトランザクションの登録に応じて請求され、トランザクション台帳に登録された増幅クレジット/トークンと引き換えにユーザに分配された資本を示す。
【0203】
リモートコンピュータベースのサービスシステムはルールのセットを保持し、ユーザが設定したルールのセットはユーザ・ブロックチェーンに複製され、当該ルールのセットは、リモートコンピュータベースのサービスシステムへの登録要求によって第3者のサービス/コンテンツプロバイダによって登録される。登録要求は、キャンペーンID、増幅されたコンテンツ、およびルールのセットを登録し、リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ブロックチェーンマッピングのユーザIDを使用して有効な増幅イベントの支払いを登録する。リモートコンピュータベースのサービスシステムは、ユーザ・ブロックチェーンから取得したユーザ人口統計学的データに基づいて有効な増幅イベントの支払いを計算する。
【0204】
コンピュータネットワーク環境内で動作可能なブロックチェーン対応の暗号資産コンプライアンスシステムは、資産配分をトラッキングする。リモートコンピュータベースのサービスシステムは、好ましくは、メタデータ・マッピング・メカニズムまたはメディアコンテンツ・フィンガープリント・メカニズムのいずれか一方によってメディア・プロバイダ・コンテンツをメディアコンテンツ・プール内のメディアコンテンツ・ハッシュにマッピングするためのプロバイダ間リファレンス・データベースを提供および維持する。ユーザは、クライアントデバイスを使用して、メディアコンテンツ順序ハッシュ生成の基礎であるメディアコンテンツのプレーリストを作成する。クライアントデバイスはメディアコンテンツ・プールからメディアコンテンツ・ハッシュを抽出し、プロバイダ間リファレンス・データベースに格納されたメディアコンテンツプレーリストとメディアコンテンツ・ハッシュとをアルゴリズム生成の入力として使用する。クライアントは、順序付きメディアコンテンツリストハッシュを生成し、当該順序付きメディアコンテンツリストハッシュはユーザ・ブロックチェーンに提示される。
【0205】
ユーザ・ブロックチェーンは、ユーザデータを格納およびリリースするメカニズムと、経済的配慮のために当該ユーザの個人データをリリースするメカニズムとを双方備え、メディアコンテンツ消費に基づいてブロックチェーントランザクションをトラッキングし、当該ユーザが第3者のサービス/コンテンツプロバイダからオファーされた報酬を得るのに用いることができるトランザクション台帳を保持して動作する。
【0206】
順序付きメディアコンテンツリストハッシュは、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュと一致して、新しいトーケンの生成および予備の順序付き楽曲リストハッシュの生成の双方を促進する。ユーザ・ブロックチェーンは、契約開始ルールが満たされたときに開始され、オリジナルの資産割り当ては、同一の契約開始割り当てを介して、プライマリ開始パートナーとセカンダリ開始パートナーからの要求によって、契約開始時に割り当てられる。ユーザ・ブロックチェーンは、好ましくは、アルゴリズムミント処理によって新しい資産を生成し、当該アルゴリズムミント処理は、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュをメディアコンテンツ・ハッシュのリストから生成する工程を含む。
【0207】
アルゴリズムミント処理は、好ましくは、クライアントデバイスによって提示されたクライアントハッシュと照合されるすべてのハッシュに関連付けられたメディアコンテンツファイルを使用するように構成され、当該メディアコンテンツファイルの数は増え続ける。非表示のハッシュの複雑さは第1および第2の要因によって決まり、第1の要因は、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュ内のメディアコンテンツファイルの数であり、第2の要因は、非表示の順序付きメディアコンテンツリストハッシュの各位置にフィットするように使用することのできるメディアコンテンツファイルの数であり、各位置は前記メディアコンテンツ・ハッシュプールからランダムに入力される。メディアコンテンツ・ハッシュは、当該メディアコンテンツ・ハッシュがセカンダリ開始パートナーによってメディアコンテンツ・プールに追加された場合にプロバイダ間リファレンス・データベースに追加され、当該プロバイダ間リファレンス・データベースは、第3者のサービス/コンテンツプロバイダデータを前記メディアコンテンツ・ハッシュにマッピングする。
【0208】
このように、特定の好ましいシステミックな実施の形態および特定の対応の方法を参照して本発明を説明したが、新規のシステミックな実施の形態および対応の方法をこれらに限定することを意図したものではなく、その修正および変形例も、上述の開示内容の精神および添付の図面の広い範囲に含まれるものとする。
【符号の説明】
【0209】
200 サービスプロバイダVoDシステム
210 管理インフラストラクチャ
220 メディアサーバ
230 コンテンツライブラリ
250 サービスプロバイダ管理ピア・ツー・ピア(p2p)ネットワーク
260a、260b、260c ピアデバイス
270 拡張コンテンツライブラリ
270a、270b 拡張コンテンツライブラリ
(1) スマートコントラクト、ユーザ・ブロックチェーン
(2) 個人消費データ
(3) クライアントデバイス
(4) 開始する
(5) データリリース
(6) 識別する
(7) ブロックチェーン・インタラクティブ・サービスシステム
(8) リファレンス・データベース
(9) マッピングする
(10) IPアドレス
(11) 通知
(12) マーチャント、サービス/コンテンツプロバイダ
(16) 書き込む
(17) 広告サービス
(18) 人口統計学的データ
(19) マッピング
(20) 要求された
(22) トランザクション台帳
(23) オファー
(40) ブラウザアプリケーション
(41) サーバ側動作アプリケーション
(201) スマートコントラクト
(202) コンテンツ増幅属性データ
(203) クライアントデバイス
(205) 支払いルール
(206) URL
(207) ブロックチェーン・インタラクション・サービス・システム
(210) インフルエンサ増幅ID
(211) 要求
(212) 第3者のサービス/コンテンツプロバイダ
(214) 増幅支払い
(215) イベント
(218) 人口統計学的データ
(220) ポスト
(222) トランザクション台帳
(223) キャンペーン・ブロックチェーン台帳
(224) 資本配分
(225) 増幅キャンペーン・ブロックチェーン
(226) キャンペーンID
(228) トランザクション登録要求
(232) 金融機関
(233) 金融機関
(234) 借方
(235) 貸方
(240) クライアント側アプリケーション
(241) サーバ側のオペレーティングアプリケーション
(301) スマートコントラクト
(302) プライマリ開始パートナー
(303) セカンダリ開始パートナー
(307) 開始のルール
(308) オファー、最初のコインリリース
(309a) プライマリパートナー部分
(309b) セカンダリパートナー部分
(309c) パブリック部分
(309d) 拡張部分
(310) アルゴリズムミント処理
(312) プレーリスト
(314) 曲順ハッシュ生成、入力
(318) ハッシュ
(322) データベース
(323) クライアントデバイス
(326) 順序付き楽曲リストハッシュアルゴリズム
(328a~d) リスト
(337) リモートサービス
(340、341) コンピュータ実装可能アプリケーション
(401a、401b、401c) 異なるネットワーク、オリジナルのストリーム
(402) イベント・ブロードキャスト・ストリーム
(403) ピクセル行列の幅
(403a、403b、403c) ピクセルインデックス
(404) 複製プロセス
(405) ピクセルインデックス
(50la-e) グレースケール画像
(502) 高さ
(503) 28800ピクセル
(506) データベース
(507) ピクセルインデックス
(508) 格納
(511) 幅
(601) ブロードキャスト
(602a、602b、602c) アクセスポイント
(603) 各ユーザ
(606) DSRシステム
(607) ビデオファイル
(608) リモートシステム
(609) 連結ピクセル検索行列
(610) 提示
(612) 複数の検索行列
(613、614) システム・バリアント
(615) ピクセルインデックス
(616) クエリ
(617) クエリ、インデックス
(618、621) 一致するストリーム
(619) 出現する
(622) 最適な一致が識別される
(701) ブロードキャスト局
(703) インデックス付けプロセス
(704) ウェブクロールシステム
(705) 出力
(706) ソーシャルネットワーク
(707) ビデオ検索プロセス
(708) ストリーム
(709) インデックス付けする
(710) 格納する
(711) ソーシャルリファレンス・データベース
(712) クライアント
(713) ストリーミング
(801) データ
(802) データベース
(804) システム
(805) 登録する
(806) プライマリパフォーマー
(807) 支払い
(901) ブロードキャスト クライアント
(902) 消費する
(903) リスニングクライアント
(904) 再生命令
(905) 取得する
(906) セカンダリコンテンツ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【国際調査報告】