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特表2022-531352上りチャネル伝送方法、端末及び基地局
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-06
(54)【発明の名称】上りチャネル伝送方法、端末及び基地局
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/12 20090101AFI20220629BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220629BHJP
   H04W 28/04 20090101ALI20220629BHJP
【FI】
H04W72/12 150
H04W72/04 136
H04W72/04 137
H04W28/04 110
H04W72/04 131
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021564844
(86)(22)【出願日】2020-04-24
(85)【翻訳文提出日】2021-11-22
(86)【国際出願番号】 CN2020086733
(87)【国際公開番号】W WO2020221131
(87)【国際公開日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】201910365498.4
(32)【優先日】2019-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100166729
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 幸子
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067CC04
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH22
(57)【要約】
本開示は、上りチャネル伝送方法、端末及び基地局を提供する。上りチャネル伝送方法において、PUCCHとPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することと、時間値に基づいて、重複するチャネルのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うこととを含む。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される上りチャネル伝送方法であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことと、
を含む上りチャネル伝送方法。
【請求項2】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む、請求項1に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項3】
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む、請求項2に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項4】
前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである、請求項2に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項5】
前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである、請求項2に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項6】
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む、請求項4又は5に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項7】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項1に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項8】
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む、請求項7に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項9】
前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである、請求項7に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項10】
前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである、請求項7に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項11】
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む、請求項9又は10に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項12】
基地局に応用される上りチャネル伝送方法であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することと、
を含む上りチャネル伝送方法。
【請求項13】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む、請求項12に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項14】
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項13に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項15】
前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである、請求項13に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項16】
前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである、請求項13に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項17】
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項15又は16に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項18】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項12に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項19】
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項18に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項20】
前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである、請求項18に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項21】
前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである、請求項18に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項22】
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項20又は21に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項23】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む端末であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う工程とが実現される端末。
【請求項24】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む、請求項23に記載の端末。
【請求項25】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程を実現する、請求項24に記載の端末。
【請求項26】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである、請求項24に記載の端末。
【請求項27】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである、請求項24に記載の端末。
【請求項28】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される、請求項26又は27に記載の端末。
【請求項29】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項23に記載の端末。
【請求項30】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される、請求項29に記載の端末。
【請求項31】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである、請求項29に記載の端末。
【請求項32】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである、請求項29に記載の端末。
【請求項33】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される、請求項31又は32に記載の端末。
【請求項34】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む基地局であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する工程とが実現される基地局。
【請求項35】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む、請求項34に記載の基地局。
【請求項36】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項35に記載の基地局。
【請求項37】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである、請求項35に記載の基地局。
【請求項38】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである、請求項35に記載の基地局。
【請求項39】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルを端末に送信する工程が実現され、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項37又は38に記載の基地局。
【請求項40】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項34に記載の基地局。
【請求項41】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項40に記載の基地局。
【請求項42】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである、請求項40に記載の基地局。
【請求項43】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである、請求項40に記載の基地局。
【請求項44】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信する工程が実現され、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項42又は43に記載の基地局。
【請求項45】
端末であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第1決定モジュールと、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う第1判定モジュールと、
を含む端末。
【請求項46】
基地局であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第2決定モジュールと、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する送信モジュールと、
を含む基地局。
【請求項47】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~11のいずれか一項に記載の上りチャネル伝送方法が実現され、又は、請求項12~22のいずれか一項に記載の上りチャネル伝送方法が実現されるコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年4月30日に中国特許庁に提出された中国特許出願201910365498.4の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特に上りチャネル伝送方法、端末及び基地局に係る。
【背景技術】
【0002】
5G NR(New Radio)システムにおいて、物理上り制御チャネルPUCCH(Physical Uplink Control Channel)と物理上り共有チャネルPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)の重複又はPUCCH間の重複が存在する場合、重複するチャネルに対して時間条件判定を行う必要があり、時間条件が満たされた場合に上り制御情報UCI(Uplink Control Information)のPUSCH又はあるPUCCHにおける多重伝送により、複数の上りチャネルの並列伝送が回避される。
【0003】
このとき、PUCCHにおけるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK(Hybrid Automatic Repeat request Acknowledgement)フィードバックが必要な物理下り共有チャネルPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)が複数存在する場合、複数のPDSCHの伝送パラメータが異なる可能性があるため、異なるPDSCHに対応する処理遅延が異なる。この場合、PDSCHに関する時間条件をどのように定義するかは、まだ明確な方法がない。PUCCHと重複するPUSCHが複数存在する場合、複数のPUSCHの伝送パラメータが異なる可能性があるため、異なるPUSCHに対応する処理遅延が異なる。この場合、PUSCHに関する時間条件をどのように定義するかは、まだ明確な方法がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、5G NRシステムにおいてPUCCHとPUSCHの重複又はPUCCH間の重複が存在する場合に時間条件判定用の時間値の決定ができないという問題を解決した上りチャネル伝送方法、端末及び基地局を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の実施例は、上りチャネル伝送方法を提供する。
端末に応用される上りチャネル伝送方法において、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことと、
を含む。
【0006】
選択可能に、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0007】
選択可能に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0008】
選択可能に、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0009】
選択可能に、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0010】
選択可能に、前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0011】
選択可能に、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0012】
選択可能に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む。
【0013】
選択可能に、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0014】
選択可能に、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0015】
選択可能に、前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む。
【0016】
本開示の実施例は、上りチャネル伝送方法を更に提供する。
基地局に応用される上りチャネル伝送方法において、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することと、
を含む。
【0017】
選択可能に、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0018】
選択可能に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含む。ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0019】
選択可能に、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0020】
選択可能に、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0021】
選択可能に、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0022】
選択可能に、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0023】
選択可能に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0024】
選択可能に、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0025】
選択可能に、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0026】
選択可能に、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0027】
本開示の実施例は、端末を更に提供する。
端末において、
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含み、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う工程とが実現される。
【0028】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0029】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程を実現する。
【0030】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0031】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0032】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0033】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0034】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0035】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0036】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0037】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0038】
本開示の実施例は、基地局を更に提供する。
基地局において、
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含み、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する工程とが実現される。
【0039】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0040】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0041】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0042】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0043】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルを端末に送信する工程が実現され、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0044】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0045】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0046】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0047】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0048】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信する工程が実現される。ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0049】
本開示の実施例は、端末を更に提供する。
端末において、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第1決定モジュールと、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う第1判定モジュールと、
を含む。
【0050】
本開示の実施例は、基地局を更に提供する。
基地局において、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第2決定モジュールと、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する送信モジュールと、
を含む。
【0051】
本開示の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体において、
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の端末に応用される上りチャネル伝送方法、又は、上記の基地局に応用される上りチャネル伝送方法の工程が実現される。
【発明の効果】
【0052】
PUCCHとPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、複数のチャネルのそれぞれ又は一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて時間値を決定し、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避し、システム伝送効率を高める。
【図面の簡単な説明】
【0053】
図1】本開示の一部実施例に係る上りチャネル伝送方法のフローを示す図その1である。
図2】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その1である。
図3】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その2である。
図4】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その3である。
図5】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その4である。
図6】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その5である。
図7】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その6である。
図8】本開示の一部実施例に係る端末と基地局のチャネル伝送過程を示す図その7である。
図9】本開示の一部実施例に係る上りチャネル伝送方法のフローを示す図その2である。
図10】本開示の一部実施例に係る端末の構造を示すブロック図である。
図11】本開示の一部実施例に係る基地局の構造を示すブロック図である。
図12】本開示の一部実施例に係る端末の実施構造を示す図である。
図13】本開示の一部実施例に係る基地局の実施構造を示す図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0054】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点は、明確なものにするために、以下、図面及び具体的な実施例とともに詳細に記載する。以下の記載では、本開示の実施例を全面的に理解してもらうだけのために、具体的な構成及び構成要素の特定の細部を提供する。よって、明らかに、当業者にとって、ここに記載の実施例に対し、本開示の範囲や精神を逸脱することなく様々な変更や修正を行うことができる。また、明確及び簡潔のために、既知の機能や構造の記載を省略している。
【0055】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は、任意かつ適切な方式で1つ又は複数の実施例に組み入れられることができる。
【0056】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能及び内在的な論理によって決められるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0057】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0058】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを特定することができる。なお、Aに基づいてBを特定することは、Aのみに基づいてBを特定するという意味ではなく、A及び/又は他の情報に基づいてBを特定するのもよい。
【0059】
本開示の実施例において、アクセスネットワークは、形態が限定されず、マクロ基地局(Macro Base Station)、ピコ基地局(Pico Base Station)、Node B(3Gモバイル基地局の呼称)、強化型基地局(eNB)、家庭強化型基地局(Femto eNB又はHome eNode B又はHome eNB又はHeNB)、中継局、アクセスポイント、RRU(Remote Radio Unit)、RRH(Remote Radio Head)などのアクセスネットワークを含む。ユーザ機器は、モバイル電話(又は携帯電話)や、無線信号の送受信が可能な機器であり、ユーザ機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、移動信号をWiFi信号に変換可能なCPE(Customer Premise Equipment)やモバイルワイファイホットスポット、スマート家電、又はそれ以外の人の操作によらずに自発的に移動通信ネットワークと通信可能な機器などが含まれる。
【0060】
具体的に、本開示の実施例は、関連技術の5G NRシステムにおいてPUCCHとPUSCHの重複又はPUCCH間の重複が存在する場合に時間条件判定用の時間値の決定ができないという問題を解決した上りチャネル伝送方法を提供する。
【0061】
図1に示すように、本開示の実施例は、端末に応用される上りチャネル伝送方法を提供し、具体的に以下のステップを含む。
【0062】
ステップ11において、物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する。
【0063】
5G NRは、Rel-15段階でPUCCHとPUSCHの同時伝送(時間領域リソースの重複)をサポートせず、PUCCHとPUSCHの全て又は一部のシンボルに重複が存在すると、PUCCHとPUSCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して、予め定義された時間条件を満たすか否かの判定を行う必要がある。しかも、異なるタイプのUCIをベアラするPUCCHの間でも、時間領域に重複する可能性がある。5G NRは、Rel-15段階で重複する複数のPUCCHの同一キャリアにおける同時伝送もサポートしないので、複数のPUCCHの重複があれば、同様に、重複するPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して、予め定義された時間条件を満たすか否かの判定を行う必要がある。重複する複数のPUCCH又は重複するPUCCHとPUSCHのうち、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、端末と基地局では、時間値を決定するパラメータ値に対する理解の相違から、誤ったスケジューリング又は誤った伝送になる可能性がある。
【0064】
本開示の実施例は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値に基づいて前記時間値を決定し、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値に基づいて前記時間値を決定し、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する。本実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複する場合、又は複数の前記PUCCH間に重複が存在する場合、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解が異なることによる誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避する。
【0065】
ステップ12において、前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う。
【0066】
前記時間値に基づいて、端末は、重複するチャネルのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う。選択可能に、PUCCHとPUSCHの全て又は一部のシンボルに重複が存在するのであれば、前記最初のシンボルが前記時間条件を満たす場合、PUCCH上にベアラされるUCIをPUSCH上の伝送に移し、PUCCH伝送をしなくなることから、PUCCHとPUSCHの同時伝送を避ける。
【0067】
異なるタイプのUCIをベアラするPUCCHの間に時間領域に重複が存在するのであれば、前記最初のシンボルが前記時間条件を満たす場合、複数のPUCCH上のUCIを組み合わせて伝送し、1つのPUCCHチャネル上に組み合わせて伝送することによって、複数のPUCCHの並列伝送を避ける。
【0068】
本開示の実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複し、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、複数のチャネルのそれぞれ又は一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて時間値を決定し、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避し、システム伝送効率を高める。
【0069】
具体的に、前記ステップ11は、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含む。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS(Semi-Persistent Scheduling) PDSCH解放(release)である。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI(Downlink Control Information)が帯域幅部分BWP(Bandwidth Part)切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。ここで、前記基準サブキャリア間隔は、PDSCH、重複する上りチャネル(例えばPUCCH、又はPUCCHとPUSCH)の最小のサブキャリア間隔である。選択可能に、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値を決定するための第1パラメータは、d1,1であり、前記第1時間値を決定するための第2パラメータは、d1,2であり、前記第1時間値を決定するための第3パラメータは、Nである。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。選択可能に、前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値を決定するための第4パラメータは、Nである。
【0070】
本実施例において、前記複数の下りチャネルは、同一又は異なるキャリア上で伝送される。選択可能に、時間条件判定用の時間値は、第1時間値を含む。重複する複数のPUCCH又は重複するPUCCHとPUSCHのうち、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記第1時間値の決定方式は、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式1と、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式2と、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式3を含むが、それらに限られない。
【0071】
上記方式1の場合、更に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定することは、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含む。前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値を含む。即ち、PDSCHのそれぞれに対応する第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に基づいて、PDSCHのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第4パラメータ値を含む。即ちSPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第4パラメータ値に基づいて、SPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。
【0072】
上記方式1の場合、前記ステップ12は、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0073】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値に基づいて前記最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、前記最初のシンボルが、前記PDSCHのそれぞれの最後のシンボルから、前記PDSCHのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かと判定することである。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値に基づいて前記最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、前記最初のシンボルが、前記SPS PDSCH releaseのそれぞれの最後のシンボルから、前記SPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かと判定することである。
【0074】
上記方式2の場合、更に、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含む。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0075】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値を含む。即ち、一部のPDSCHに対応する第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する。
【0076】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第4パラメータ値を含む。即ち、一部のSPS PDSCH releaseに対応する第4パラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する。
【0077】
上記方式3の場合、更に、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含む。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0078】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCHである場合、複数のPDSCHのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値及び/又は複数のPDSCHのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値及び/又は複数のPDSCHのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0079】
具体的に、複数のパラメータ値を同時に用いて第1時間値を決定する必要がある場合、各パラメータ値のうちの最大値を選択して第1時間値を決定する必要がある。例えば第1パラメータ値と第3パラメータ値を用いて第1時間値を決定する必要がある場合、複数の下りチャネルに対応する第1パラメータ値のうちの最大値、及び、複数の下りチャネルに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて、第1時間値を決定する。もちろん、複数の下りチャネルに対応する第1パラメータ値のうちの最大値のみを用いて第1時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。
【0080】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、複数のSPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第4パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0081】
前記下りチャネルがPDSCHとSPS PDSCH releaseである場合、上記のPDSCHとSPS PDSCH releaseに関する方式に従って、対応する第1時間値をそれぞれ算出する。ここで、PDSCHとSPS PDSCH releaseに対応する第1時間値は、それぞれ算出される。しかも、各チャネルに対し、第1時間値に基づく時間条件判定をそれぞれ行う。
【0082】
上記方式2又は方式3の場合、前記ステップ12は、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0083】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値に基づいて前記最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、前記最初のシンボルが、複数のPDSCHのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かと判定することである。
【0084】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値に基づいて前記最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、前記最初のシンボルが、複数のSPS PDSCH releaseのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かと判定することである。
【0085】
以上、3種類の方式で前記第1時間値の決定方法を説明したが、以下、具体的な例示的実施例を参照して前記第1時間値の決定方法を説明する。
【0086】
実施例1:前記下りチャネルがPDSCHである場合を例にとると、端末は、主搬送波PCC(primary carrier component)の1つのスロットに、2つのPDSCHに対応するHARQ-ACKをベアラして伝送するPUCCHと、スケジューリング要求SR(Scheduling Request)及び/又はチャネル状態情報CSI(Channel State Information)をベアラするPUCCHが同時に存在し、かつ2つのPUCCHの時間領域リソースが重複するとする。2つのPDSCHのうちのPDSCH1に対応する第1パラメータd1,1=3とし、2つのPDSCHのうちのPDSCH2に対応する第1パラメータd1,1=0とし、PDSCH1とPDSCH2に対応する第3パラメータNの値が同じであるとする。第1時間値Tの計算式を以下とする。
=(N+d1,1+1)・(2048+144)・κ・2‐μ・T
ここで、Tは、前記第1時間値であり、Nは、前記第3パラメータであり、Nは、端末の処理能力(capability1とcapability2)及びμから決定されるPDSCH処理時間(シンボル数と表現する。例えば、端末の処理能力がcapability1であるか2であるかを構成情報から決定し、対応するテーブルにおいて、μに従って、対応するNの値を決定する)である。d1,1は、前記第1パラメータであり、κは、長期進化LTE(Long Term Evolution)の基本時間単位とNRの基本時間単位との比率であり、μは、PDSCHをスケジューリングするPDCCH(DCI)、重複するPUCCH及びPUSCHのそれぞれに使用されるサブキャリア間隔のうち最小のサブキャリア間隔の番号であり、即ち、Nを決定するために使用されるパラメータサブキャリア間隔の番号である。Tは、NRの基本時間単位である。
【0087】
ここで、d1,1は、PDSCHの伝送長とマッピングタイプに関係する。例えばPDSCHがマッピングタイプAを使用する場合、i<7であれば、d1,1=7-iであり、そうでなければ、d1,1=0である。ここで、iは、PDSCHが占有するシンボル数である。PDSCHがマッピングタイプBを使用する場合、処理能力capability1に対して、PDSCHが7シンボルを占有すると、d1,1=0であり、PDSCHが4シンボルを占有すると、d1,1=3であり、PDSCHが2シンボルを占有すると、d1,1=3+dである。ここで、dは、PDSCHと、PDSCHをスケジューリングするPDCCHとの重複するシンボル数である。
【0088】
本実施例1において、Tの決定方法は、以下の方法によって実現されるが、それらに限られない。
【0089】
方法1-1:PDSCH毎に独立してTを決定する。PDSCH1のTは、その対応するd1,1=3に基づいて決定され、上記計算式にd1,1=3を代入すると、T1-PDSCH1が得られる。PDSCH2のTは、その対応するd1,1=0に基づいて決定され、上記式にd1,1=0を代入すると、T1-PDSCH2が得られる。そして、各PDSCHと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間でそれぞれ時間条件判定を行う。即ち、図2に示すように、重複チャネルのうち最も古いチャネルの最初のシンボルが、PDSCHの最後のシンボルからT時間後の最初のシンボルよりも先でないか否かを判定する。ここで、図2のDL DCI1は、PDSCH1をスケジューリングするPDCCHであり、DL DCI2は、PDSCH2をスケジューリングするPDCCHである。
【0090】
方法1-2:複数のPDSCHのうちの一部のPDSCHに対応する時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する。
【0091】
方法1-2.1:複数のPDSCHのうちの最後のPDSCHに対応するパラメータ値に基づいて前記第1時間値を決定する。最後のPDSCH(PDSCH2)に対応するd1,1=0であるため、d1,1=0を上記計算式に代入してTを決定し、そして、このTに基づいて、各PDSCHと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方法は、図3に示すように、上記方法1と同じである。ここで、図3のDL DCI1は、PDSCH1をスケジューリングするPDCCHであり、DL DCI2は、PDSCH2をスケジューリングするPDCCHである。PDSCH1とPDSCH2は、同じTに従って、目標シンボルとの間で時間条件が満たされるか否かを判定するため、明らかに、最後のPDSCHが時間条件を満たす場合、その前の全てのPDSCHは、時間条件を満たす。
【0092】
方法1-2.2:複数のPDSCHのうち、最大の第1時間値が得られるPDSCHに対応するパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する。PDSCH1に対応するd1,1=3が最大であるため、最大Tが得られる。d1,1=3を上記計算式に代入してTを決定し、そして、このTに基づいて、各PDSCHと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方法は、図4に示すように、上記方法1-1と同じである。
【0093】
方法1-2.3:複数のPDSCHの最初のPDSCHに対応するパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する。最初のPDSCHがPDSCH1であり、PDSCH1に対応するd1,1=3であるため、d1,1=3を上記計算式に代入してTを決定し、このTに基づいて、各PDSCHと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方式は、上記方法1-1と同じである。
【0094】
方法1-3:複数のPDSCHのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。複数のPDSCHに対応するd1,1のうちの最大のd1,1の値、即ちd1,1=3に基づいてTを決定する。d1,1=3を上記計算式に代入してTを決定する。そして、このTに基づいて、各PDSCHと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方式は、図4に示すように、上記方法1-1と同じである。
【0095】
なお、上記実施例1において、異なるPDSCHに対応する第3パラメータNの値が異なると、上記各方法においてNの値の違いも考慮する必要がある。例えば、上記方法1-2.2では、最大のd1,1とNの両方を有するPDSCHに基づいてTを決定する。最大d1,1とNを有するPDSCHが同一のPDSCHでない場合、PDSCHのうちの1つに基づいてTを決定することが選択される。例えば、より大きなNに対応するPDSCHを選択するか、Tの値を最大にするPDSCHを選択してTを決定する。例えば上記方法1-3では、複数のPDSCHに対応する最大d1,1値及び対応する最大N値に基づいてTを決定する。ここで、最大d1,1及びNは、同じPDSCHに対応することもあるし、異なるPDSCHに対応することもある。更に例えば、Nは、μ及び決定された端末処理能力に基づいて、対応する表1及び表2を参照することによって得られる。ここで、端末処理能力は、事前に構成又は報告される。特に、端末の現在の処理能力がcapability2である場合、PDSCHのサブキャリア間隔が30kHz(即ち、μ-PDSCH=1に対応する)であり、且つ136を超えるRBがスケジューリングされると、N値を決定するためにcapability1にバックオフする必要がある。従って、異なるPDSCHに対応するN値も異なることがある。もちろん、異なるPDSCHが異なるキャリアで伝送され、かつ異なるサブキャリア間隔が使用される場合、端末の処理能力が同じであっても、同じテーブルを参照して得られるNも異なる。
【0096】
【表1】
【0097】
なお、N1,0は、additional DMRSのシンボル位置に基づいて決定される値である。例えば、 additional DMRSが番号12のシンボルにある場合、N1,0=14 であり、そうでない場合、N1,0=13である。
【0098】
【表2】
【0099】
以上、具体的な実施例を通じて前記下りチャネルがPDSCHである場合の第1時間値の決定方法を説明したが、以下、具体的な実施例を通じて前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合の第1時間値の決定方法を説明する。
【0100】
実施例2:前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合を例にとると、例えば上記実施例1における1つ又は複数のPDSCHをSPS PDSCH releaseに置き換えた場合、SPS PDSCH releaseに対し、端末は、PCCの1つのスロットに、2つのSPS PDSCH releaseに対応するHARQ-ACKをベアラして伝送するPUCCHと、SR及び/又はCSIをベアラするPUCCHとが同時に存在し、かつ、2つのPUCCHの時間領域リソースが重複するとする。UEの現在の処理能力をcapability1とし、2つのSPS PDSCH releaseは、異なるキャリアで伝送されるとする。SPS PDSCH release1は、SCC1で伝送され、使用されるSCSは、15kHzであり、対応する第4パラメータN=10とする。SPS PDSCH release2は、SCC2で伝送され、使用されるSCSは、30kHzであり、対応する第4パラメータN=12とする。第1時間値Tの計算式を以下とする。
=(N+1)・(2048+144)・κ・2‐μ・T
ここで、Tは、前記第1時間値であり、Nは、前記第4パラメータであり、Nの値は、SPS PDSCH releaseを提供するPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力によって決定される。κは、LTEの基本時間単位とNRの基本時間単位との比率であり、μは、PDSCHをスケジューリングするPDCCH(DCI)、重複するPUCCH及びPUSCHのそれぞれに使用されるサブキャリア間隔のうち最小のサブキャリア間隔の番号である。Tは、NRの基本時間単位である。
【0101】
本実施例2において、Tの決定方法は、上記実施例1におけるTの決定方法と同じである。即ち、各SPS PDSCH releaseにそれぞれ対応する第4パラメータ値に基づいて独立にTを決定し、各SPS PDSCH releaseに対応する第4パラメータ値をそれぞれ上記計算式に代入すると、各SPS PDSCH releaseに対応する第1時間値が得られる。又は、複数のSPS PDSCH releaseのうちの1つのSPS PDSCH releaseに対応する第4パラメータ値に基づいてTを決定する。即ち、1つのSPS PDSCH releaseに対応する第4パラメータ値を上記計算式に代入すると、Tが得られる。具体的な方法は、繰り返して記載しない。
【0102】
ここで、端末の処理能力がcapability1である場合、PDCCHのサブキャリア間隔SCS(Subcarrier Spacing)とNの間では、SCSが15kHzの場合にN=10であり、SCSが30kHzの場合にN=12であり、SCSが60kHzの場合にN=22であり、SCSが120kHzの場合にN=25である。
【0103】
端末の処理能力がcapability2である場合、PDCCHのSCSとNの間では、SCSが15kHzの場合にN=5であり、SCSが30kHzの場合にN=5.5であり、SCSが60kHzの場合にN=11である。
【0104】
実施例2において、PDSCHとSPS PDSCH releaseが同時に存在する場合、PDSCHとSPS PDSCH releaseのそれぞれについて、上記の異なる式に従って、対応するT値を算出する必要がある。
【0105】
なお、端末及び基地局は、いずれも上記実施例1又は実施例2の方式に基づいて第1時間値を決定することができる。基地局側は、スケジューリング情報を送信する際に、PUCCHの目標シンボルと各PDSCHの最後のシンボルとの間に、第1時間値に基づく時間条件が満たされることを保証する必要がある。端末は、時間条件判定の所望の判定結果として、時間条件が満たされることであり、満たされない場合が生じると、基地局のスケジューリングが間違っていると見なし、具体的にどのように伝送するかが端末によって自律的に実現される。従って、伝送過程において、基地局によるスケジューリングの際に、時間条件が満たされることを常に保証する必要がある。
【0106】
具体的に、前記ステップ11は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含む。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0107】
選択可能に、前記第2時間値を決定するための第5パラメータは、d2,1であり、前記第2時間値を決定するための第6パラメータは、d2,2であり、前記第2時間値を決定するための第7パラメータは、Zである。
【0108】
本実施例において、時間条件判定用の時間値は、第2時間値を含む。PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記第2時間値の決定方法は、以下の方式によって実現されるが、それらに限られない。
方式4:前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
方式5:前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
方式6:前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
【0109】
上記方式4の場合、更に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定することは、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含む。
【0110】
上記方式4の場合、前記ステップ12は、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHの少なくとも1つを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0111】
本実施例において、複数のPUSCHがPUCCHと重複する場合、前記第1PDCCHセットは、PUSCHをスケジューリングするPDCCH、及び、PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHを含む。複数のPUCCHが重複する場合、前記第1PDCCHセットは、PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHを含む。
【0112】
前記第2時間値に基づいて時間条件判定を行う際に、判定方式として、具体的に、複数のPUSCHに対応する複数の第2時間値のうちの1つの値を取り、決定された第1PDCCHセットのいずれか1つのDCIに対し、前記第2時間値に基づいて判定し、即ち、最初のシンボルが、上記のいずれか1つのDCIの最後のシンボルから、現在の第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定し、各第2時間値に基づいて全て上記判定が行われるまで、他の第2時間値を取り、上記判定を行う。
【0113】
上記方式5の場合、更に、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含む。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0114】
上記方式6の場合、更に、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含む。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0115】
本実施例において、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0116】
具体的に、複数のパラメータ値を同時に用いて第2時間値を決定する必要がある場合、各パラメータ値のうちの最大値を選択して第2時間値を決定する必要がある。例えば、A-CSIをベアラしていないPUSCHの場合、第5パラメータ値と第6パラメータ値を用いて第2時間値を決定する必要があると、複数のPUSCHに対応する第5パラメータ値のうちの最大値、及び複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値のうちの最大値を用いて第2時間値を決定する。もちろん、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値(もちろん、第5パラメータ値でもよい)のうちの最大値のみを用いて第2時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。また、例えば、A-CSIをベアラしているPUSCHの場合、第6パラメータ値と第7パラメータ値を用いて第2時間値を決定する必要があると、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値のうちの最大値、及び複数のPUSCHに対応する第7パラメータ値のうちの最大値を用いて第2時間値を決定する。もちろん、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値(もちろん、第7パラメータ値でもよい)のうちの最大値のみを用いて第2時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。
【0117】
上記方式5又は方式6の場合、前記ステップ12は、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む。
【0118】
以上、3種類の方式で前記第2時間値の決定方法を説明したが、以下、具体的な例示的実施例を参照して前記第2時間値の決定方法を説明する。
【0119】
実施例3:端末は、PCCと、SCC1とSCC2である2つのセカンダリキャリアSCC(Sencondary Carrier Component)の3つのキャリアを構成したとし、各キャリアのサブキャリア間隔は、同じとする。スロットnにPCC上に1つのPUCCH伝送が存在し、スロットnにSCC1上に2つの時分割多重TDM(Time Division Multiplexing)のPUSCH伝送が存在し、スロットnにSCC2上に1つのPUSCH伝送が存在し、これらのPUSCHは、PCC上のPUCCHと重複するとする。SCC1上のPUSCH1に対応する第5パラメータd2,1=0、第6パラメータd2,2=0とし、SCC1上のPUSCH2に対応する第5パラメータd2,1=1、第6パラメータd2,2=とし、SCC2上のPUSCH3に対応する第5パラメータd2,1=0、第6パラメータd2,2=10とする。第2時間値Tの計算式を以下とする。
=max((N+d2,1+1)・(2048+144)・κ・2‐μ・T,d2,2
ここで、Tは、前記第2時間値であり、Nは、処理能力(capability1とcapability2)及びμから決定されるPDSCH処理時間(シンボル数と表現する)である。d2,1は、前記第5パラメータであり、d2,2は、前記第6パラメータである。κは、LTEの基本時間単位とNRの基本時間単位との比率であり、μは、PUSCH及び/又はPDSCHをスケジューリングするPDCCH(DCI)、重複するPUCCH及びPUSCHのそれぞれに使用されるサブキャリア間隔のうち最小のサブキャリア間隔の番号である。Tは、NRの基本時間単位である。
【0120】
ここで、d2,1は、PUSCHのDMRS構成に関係する。例えばPUSCHの最初のシンボルにDMRSのみが含まれる場合、d2,1=0であり、そうでなければ、d2,1=1である。d2,2は、BWP切替に関係する。例えば、PUSCHをスケジューリングするPDCCHがBWP切替をトリガした場合、d2,2は、所定のBWP切替に必要な時間であり、そうでなければd2,2=0である。他のパラメータは、実施例1と同じである。
【0121】
本実施例3において、Tの決定方法は、以下の方法によって実現されるが、それらに限られない。
【0122】
方法3-1:複数の前記PUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに基づいて、前記第2時間値を決定する。
【0123】
方法3-1.1:複数の前記PUSCHのうちの最初のPUSCHに基づいて、前記第2時間値を決定する。最初のPUSCHがPUSCH1であると、PUSCH1に対応するd2,1=0,d2,2=0を上記計算式に代入してTを決定し、このTに基づいて、各DCIと重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。即ち重複チャネルのうち最も古いチャネルの最初のシンボルが、各DCIの最後のシンボルからT時間後の最初のシンボルよりも先でないか否かを判定する。即ち図5に示すように、前記最初のシンボルと各DCIの最後のシンボルとの間にT間隔が満たされているか否かが判定される。ここで図5のDL DCIは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI1は、PUSCH1をスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI2は、PUSCH2をスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI3は、PUSCH3をスケジューリングするPDCCHである。全てのDCIは、同じTに従って、最初のシンボルとの間で時間条件を満たすか否かを決定するので、明らかに、最後のDCIが時間条件を満たす場合、その前の全てのDCIが時間条件を満たす。
【0124】
方法3-1.2:最大d2,1を有する1つのPUSCHに基づいてTを決定する。PUSCH2に対応するd2,1=1、d2,2=0を上記計算式に代入してTを決定し、そして、このTに基づいて、各DCIと、重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方式は、図6に示すように、上記3-1.1と同じである。ここで、図6のDL DCIは、PDSCHをスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI1は、PUSCH1をスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI2は、PUSCH2をスケジューリングするPDCCHであり、UL DCI3は、PUSCH3をスケジューリングするPDCCHである。
【0125】
方法3-1.3:最大d2,2を有する1つのPUSCHに基づいてTを決定する。PUSCH3に対応するパラメータに基づいて、対応するd2,1=0とd2,2=10を上述の計算式に代入してTを得る。そして、このTに基づいて、各DCIと、重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方式は、図7に示すように、上記方法3-1.1と同じである。
【0126】
方法3-1.4:最大Tが得られるPUSCH、即ちPUSCH3に基づいてTを決定する。決定結果は、上記方式3-1.3と同じである。
【0127】
方法3-2:複数のPUSCHに対応するd2,1のうちの最大のd2,1の値、即ちd2,1=1と、複数のPUSCHに対応するd2,2のうちの最大のd2,2の値、即ちd2,2=10とに基づいてTを決定する。d2,1=1及びd2,2=10を上記計算式に代入してTを決定し、そして、このTに基づいて、各DCIと、重複チャネルセットの中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で時間条件判定を行う。判定方法は、図8に示すように、上記3-1.1と同じである。
【0128】
方式3-3:複数のPUSCHのそれぞれに基づいて1つのTを決定し、それぞれのT値を用いて、第1PDCCHセットのいずれか1つのDCIと最初のシンボルとの間に対し、時間条件を満たすか否かを判定する。
【0129】
なお、上記実施例3において、SCCとPCCはサブキャリア間隔が異なると、複数の異なるスロットにPUSCHとPUCCHとの重複が存在することがあり、このとき最大Tに対応するPUSCHに基づいてTを決定する際に、異なるPUSCHの異なるサブキャリア間隔によるTの差異を考慮し、即ち異なるPUSCHに対応するサブキャリア間隔を用いて、各PUSCHに対応するT値を算出し、取得した最大値を最終判断のT値としてもよい。ここで、Nは、μ及び端末処理能力に基づいて、それぞれ表3及び表4を参照して得られる。全てのPUSCH伝送について、Tは、同じである。
【0130】
【表3】
【0131】
【表4】
【0132】
以上、具体的な実施例を通じて、PUSCHに対応する第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する方法を説明したが、以下、具体的な実施例を通じて、PUSCHに対応する第7パラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する方法を説明する。
【0133】
実施例4:実施例3におけるPUSCHの全部又は一部を、A-CSIをベアラするPUSCHに置き換える。例えば、端末は、PCCとSCC1の2つのキャリアを構成したとする。各キャリアのサブキャリア間隔は、同じである。スロットnにPCC上に1つのPUCCH伝送が存在し、スロットnにSCC1上に2つのTDMのA-CSI(Aperiodic CSI)をベアラしたPUSCH伝送が存在し、これらのPUSCHは、いずれもPCC上のPUCCHと重複するとする。A-CSIをベアラするPUSCHに対応するZ=10、A-CSIをベアラするPUSCH2に対応するZ=20とする。A-CSIをベアラするPUSCHについて、第2時間値Tの計算式を以下とする。
=max((Z+d)・(2048+144)・κ・2‐μ・T,d2,2
ここで、Tは、前記第2時間値であり、d2,2は、前記第6パラメータであり、Zは、前記第7パラメータである。κは、LTEの基本時間単位とNRの基本時間単位との比率であり、μは、PUSCH及び/又はPDSCHをスケジューリングするPDCCH(DCI)、重複するPUCCH及びPUSCHのそれぞれに使用されるサブキャリア間隔のうち最小のサブキャリア間隔の番号である。Tは、NRの基本時間単位である。ここで、dは、以下のように定義されている。μ=0又は1の場合、d=2であり、μ=2の場合、d=3であり、μ=3の場合、d=4である。
【0134】
本実施例4において、A-CSIをベアラするPUSCHについて、Tを決定する方法は、上記実施例3の関連方法を参照する。即ちA-CSIをベアラする複数のPUSCHに対応するd2,2の値が同一であるとすると、A-CSIをベアラする複数のPUSCHのうち、最初のPUSCH、又は最後のPUSCH、又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第7パラメータZの値を上記計算式に代入することにより、前記第2時間値が得られる。又は、複数のPUSCHに対応するZ値のうちの最大のZ値を上記計算式に代入することにより、前記第2時間値が得られる。具体的に内容は、繰り返して記載しない。A-CSIをベアラする複数のPUSCHに対応するd2,2の値が異なる場合、第2時間値を算出するためにZとd2,2を同時に考慮する必要がある。ACSIをベアラしていないPUSCHについて、Tを決定する方法は、上記実施例3と全く同じである。
【0135】
端末及び基地局は、いずれも上記方式に基づいて第2時間値を決定することができる。基地局側は、スケジューリング情報を送信する際に、PDSCH及び/又はPUSCHをスケジューリングする各DCIと各PDSCHの最後のシンボルとの間に、第2時間値に基づく時間条件が満たされることを保証する必要がある。端末は、時間条件判定の所望の判定結果として、時間条件が満たされることであり、満たされない場合が生じると、基地局のスケジューリングが間違っていると見なし、具体的にどのように伝送するかが端末によって自律的に実現される。従って、伝送過程において、基地局によるスケジューリングの際に、時間条件が満たされることを常に保証する必要がある。
【0136】
なお、実施例1及び実施例2についても、同様に第2時間値に基づく時間条件判定を行う必要がある。PUSCHが存在しない場合、第2時間値は、実施例3の計算式に従い、d2,1=0かつd2,2=0として計算される。PUSCHが存在する場合、第2時間値の決定方式は、実施例3及び4を参照する。ここで、第2時間値に対する時間条件判定は、重複チャネルの中で最も古いチャネルの最初のシンボルが、PDSCHをスケジューリングする各DCI(実施例1及び実施例2では、PUSCHをスケジューリングするDCIがないとする。もしあれば、このようなDCIを判定する必要もある)の最後のシンボルからT時間後の最初のシンボルよりも先でないか否かを判定する。即ち、前記最初のシンボルと各DCIの最後のシンボルとの間にT間隔が満たされているか否かが判定される。特に、このとき全てのPDSCHに対応DCIがなく、かつ、PUSCHがなく、又はPUSCHにも対応するDCIがなければ、第2時間値に基づく時間条件判定を行う必要はない。
【0137】
実施例3と実施例4についても、同様に第1時間値に基づく時間条件判定を行う必要がある。同一のPUCCH上でHARQACKを伝送するPDSCHが複数存在すれば、第1時間値の決定方式は、実施例1及び実施例2を参照する。ここで、第1時間値に対する時間条件判定は、重複チャネルの中で最も古いチャネルの最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かを判定し、又は、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないか否かを判定する。特に、PUCCHにSR及び/又はCSIがベアラされている場合、第1時間値に基づく時間条件判定を行う必要はない。即ち、HARQ-ACKフィードバックを必要とする下り伝送が何もない場合、PDSCHも半持続スケジューリングSPS(Semi-Persistent Scheduling)リソース解放を指示するPDCCHもなければ、第2時間値に基づく時間条件判定のみが行われる。
【0138】
本開示の実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複し、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、複数のチャネルのそれぞれ又は一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて時間値を決定し、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避し、システム伝送効率を高める。
【0139】
図9に示すように、本開示の実施例は、基地局に応用される上りチャネル伝送方法を提供し、具体的に以下のステップを含む。
【0140】
ステップ91において、物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する。
【0141】
5G NRは、Rel-15段階でPUCCHとPUSCHの同時伝送(時間領域リソースの重複)をサポートせず、PUCCHとPUSCHの全て又は一部のシンボルに重複が存在すると、PUCCHとPUSCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して、予め定義された時間条件を満たすか否かの判定を行う必要がある。しかも、異なるタイプのUCIをベアラするPUCCHの間でも、時間領域に重複する可能性がある。5G NRは、Rel-15段階で重複する複数のPUCCHの同一キャリアにおける同時伝送もサポートしないので、複数のPUCCHの重複があれば、同様に、重複するPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して、予め定義された時間条件を満たすか否かの判定を行う必要がある。重複する複数のPUCCH又は重複するPUCCHとPUSCHのうち、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、端末と基地局では、時間値を決定するパラメータ値に対する理解の相違から、誤ったスケジューリング又は誤った伝送になる可能性がある。
【0142】
本実施例は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値に基づいて前記時間値を決定し、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値に基づいて前記時間値を決定し、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する。本実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複する場合、又は複数の前記PUCCH間に重複が存在する場合、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避する。
【0143】
ステップ92において、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する。
【0144】
基地局は、前記時間条件判定用の時間値を決定した後に、前記時間値に基づいて下り伝送を端末に送信し、ここで、前記下り伝送と前記最初のシンボルとの間で、前記時間値基づいて決定された時間条件を満たす。
【0145】
本開示の実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複し、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、複数のチャネルのそれぞれ又は一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて時間値を決定し、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避し、システム伝送効率を高める。
【0146】
具体的に、前記ステップ91は、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含む。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。ここで、前記基準サブキャリア間隔は、PDSCH、重複する上りチャネル(例えばPUCCH、又はPUCCHとPUSCH)の最小のサブキャリア間隔である。選択可能に、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値を決定するための第1パラメータは、d1,1であり、前記第1時間値を決定するための第2パラメータは、d1,2であり、前記第1時間値を決定するための第3パラメータは、Nである。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。選択可能に、前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値を決定するための第4パラメータは、Nである。
【0147】
本実施例において、前記複数の下りチャネルは、同一又は異なるキャリア上で伝送される。選択可能に、時間条件判定用の時間値は、第1時間値を含む。重複する複数のPUCCH又は重複するPUCCHとPUSCHのうち、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記第1時間値の決定方式は、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式1と、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式2と、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて第1時間値を決定する方式3を含むが、それらに限られない。
【0148】
上記方式1の場合、更に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含む。前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値を含む。即ち、PDSCHのそれぞれに対応する第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に基づいて、PDSCHのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第4パラメータ値を含む。即ち、SPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第4パラメータ値に基づいて、SPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。
【0149】
上記方式1の場合、前記ステップ92は、前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0150】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記最初のシンボルが満たす時間条件は、前記最初のシンボルが、前記PDSCHのそれぞれの最後のシンボルから、前記PDSCHのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないことである。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記最初のシンボルが満たす時間条件は、前記最初のシンボルが、前記SPS PDSCH releaseのそれぞれの最後のシンボルから、前記PDSCHのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないことである。
【0151】
上記方式2の場合、更に、前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含む。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0152】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値を含む。即ち、一部のPDSCHに対応する第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する。
【0153】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値は、第4パラメータ値を含む。即ち、一部のSPS PDSCH releaseに対応する第4パラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する。
【0154】
上記方式3の場合、更に、前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含む。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0155】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCHである場合、複数のPDSCHのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPDSCHのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPDSCHのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0156】
具体的に、複数のパラメータ値を同時に用いて第1時間値を決定する必要がある場合、各パラメータ値のうちの最大値を選択して第1時間値を決定する必要がある。例えば第1パラメータ値と第3パラメータ値を用いて第1時間値を決定する必要がある場合、複数の下りチャネルに対応する第1パラメータ値のうちの最大値、及び、複数の下りチャネルに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて、第1時間値を決定する。もちろん、複数の下りチャネルに対応する第1パラメータ値のうちの最大値のみを用いて第1時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。
【0157】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、複数のSPS PDSCH releaseのそれぞれに対応する第4パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0158】
前記下りチャネルがPDSCHとSPS PDSCH releaseである場合、上記のPDSCHとSPS PDSCH releaseに関する方式に従って、対応する第1時間値をそれぞれ算出する。ここで、PDSCHとSPS PDSCH releaseに対応する第1時間値は、それぞれ算出される。しかも、各チャネルに対し、第1時間値に基づく時間条件判定をそれぞれ行う。
【0159】
上記方式2又は方式3の場合、前記ステップ92は、前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0160】
本実施例において、前記下りチャネルがPDSCH及び/又はSPS PDSCH releaseであるため、前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記最初のシンボルが満たす時間条件は、前記最初のシンボルが、複数のPDSCHのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないことである。
【0161】
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記最初のシンボルが満たす時間条件は、前記最初のシンボルが、複数のSPS PDSCH releaseのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないことである。
【0162】
以上、3種類の方式で前記第1時間値の決定方法を説明したが、前記第1時間値の決定方法の具体的な例示的実施例は、上記の端末に応用される上りチャネル伝送方法の実施例1と実施例2を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
【0163】
具体的に、前記ステップ91は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含む。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0164】
選択可能に、前記第2時間値を決定するための第5パラメータは、d2,1であり、前記第2時間値を決定するための第6パラメータは、d2,2であり、前記第2時間値を決定するための第7パラメータは、Zである。
【0165】
本実施例において、時間条件判定用の時間値は、第2時間値を含む。PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記第2時間値の決定方法は、以下の方式によって実現されるが、それらに限られない。
方式4:前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
方式5:前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
方式6:前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定する。
【0166】
上記方式4の場合、更に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて第2時間値を決定することは、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含む。上記方式4の場合、前記ステップ92は、第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHの少なくとも1つを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0167】
本実施例において、複数のPUSCHがPUCCHと重複する場合、前記第1PDCCHセットは、PUSCHをスケジューリングするPDCCH、及び、PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHを含む。複数のPUCCHが重複する場合、前記第1PDCCHセットは、PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHを含む。
【0168】
上記方式5の場合、更に、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含む。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0169】
上記方式6の場合、更に、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含む。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0170】
本実施例において、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値、及び/又は、複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて、前記第1時間値を決定する。
【0171】
具体的に、複数のパラメータ値を同時に用いて第2時間値を決定する必要がある場合、各パラメータ値のうちの最大値を選択して第2時間値を決定する必要がある。例えば、A-CSIをベアラしていないPUSCHの場合、第5パラメータ値と第6パラメータ値を用いて第2時間値を決定する必要があると、複数のPUSCHに対応する第5パラメータ値のうちの最大値、及び複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値のうちの最大値を用いて第2時間値を決定する。もちろん、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値(もちろん、第5パラメータ値でもよい)のうちの最大値のみを用いて第2時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。また、例えば、A-CSIをベアラしているPUSCHの場合、第6パラメータ値と第7パラメータ値を用いて第2時間値を決定する必要があると、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値のうちの最大値、及び複数のPUSCHに対応する第7パラメータ値のうちの最大値を用いて第2時間値を決定する。もちろん、複数のPUSCHに対応する第6パラメータ値(もちろん、第7パラメータ値でもよい)のうちの最大値のみを用いて第2時間値を算出してもよい。この場合、他のパラメータ値を必要とするのであれば、他のパラメータ値は、最大値でなくてもよい。
【0172】
上記方式5又は方式6の場合、前記ステップ92は、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0173】
以上、3種類の方式で前記第2時間値の決定方法を説明したが、前記第2時間値の決定方法の具体的な例示的実施例は、上記の端末に応用される上りチャネル伝送方法の実施例3と実施例4を参照し、ここでは繰り返して記載しない。
【0174】
本開示の実施例は、PUCCHとPUSCHとが重複し、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、複数のチャネルのそれぞれ又は一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値又は複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて時間値を決定し、時間条件判定用の時間値の決定方法を提供することによって、端末と基地局では時間値を決定するパラメータに対する理解の相違による誤ったスケジューリング又は誤った伝送を回避し、システム伝送効率を高める。
【0175】
図10に示すように、本開示の実施例は、端末を更に提供する。前記端末100は、物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第1決定モジュール101と、前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う第1判定モジュール102とを含む。
【0176】
選択可能に、前記第1決定モジュール101は、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する第1決定ユニットを含む。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0177】
選択可能に、前記第1決定ユニットは、具体的に、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。前記第1判定モジュール102は、具体的に、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する。
【0178】
選択可能に、前記第1決定ユニットは、具体的に、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0179】
選択可能に、前記第1決定ユニットは、具体的に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定し、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定し、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0180】
選択可能に、前記第1判定モジュール102は、具体的に、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する。
【0181】
選択可能に、前記第1決定モジュール101は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する第2決定ユニットを含む。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0182】
選択可能に、前記第2決定ユニットは、具体的に、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する。前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記第1判定モジュールは、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する。
【0183】
選択可能に、前記第2決定ユニットは、具体的に、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0184】
選択可能に、前記第2決定ユニットは、具体的に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定し、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定し、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0185】
選択可能に、前記第1判定モジュール102は、具体的に、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する。
【0186】
本開示の端末は、上記の端末に応用される上りチャネル伝送方法の実施例に対応するものであり、上記の方法実施例における全ての実現手段は、いずれも該端末の実施例に適用し、同じ技術効果を達することもできる。
【0187】
図11に示すように、本開示の実施例は、基地局を更に提供する。前記基地局110は、物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する第2決定モジュール111と、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する送信モジュール112とを含む。
【0188】
選択可能に、前記第1決定モジュール111は、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する第3決定ユニットを含む。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0189】
選択可能に、前記第3決定ユニットは、具体的に、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する。前記送信モジュールは、具体的に、前記複数の下りチャネルを端末に送信し、ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0190】
選択可能に、前記第3決定ユニットは、具体的に、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0191】
選択可能に、前記第3決定ユニットは、具体的に、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定し、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定し、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0192】
選択可能に、前記送信モジュール112は、具体的に、前記複数の下りチャネルを端末に送信し、ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0193】
選択可能に、前記第2決定モジュール111は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する第4決定ユニットを含む。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0194】
選択可能に、前記第4決定ユニットは、具体的に、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する。前記送信モジュール112は、具体的に、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信し、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0195】
選択可能に、前記第4決定ユニットは、具体的に、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0196】
選択可能に、前記第4決定ユニットは、具体的に、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定し、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定し、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0197】
選択可能に、前記送信モジュール112は、具体的に、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信し、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0198】
本開示の基地局は、上記の基地局に応用される上りチャネル伝送方法の実施例に対応するものであり、上記の方法実施例における全ての実現手段は、いずれも該基地局の実施例に適用し、同じ技術効果を達することもできる。
【0199】
図12に示すように、本開示の一部実施例は、端末を更に提供し、プロセッサ121と、バスインタフェース122を介して前記プロセッサ121に接続され、前記プロセッサ121による操作実行に使用されるプログラム及びデータを記憶するメモリ133と、バスインタフェース122に接続され、プロセッサ121による制御でデータを送受信するトランシーバ124と、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む。プロセッサ121は、前記メモリ123に格納されているプログラム及びデータを呼び出して実行すると、以下のプロセスを実行する。具体的に、プロセッサ121がプログラムを実行すると、物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う工程とが実現される。
【0200】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0201】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現される。前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程を実現する。
【0202】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0203】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現される。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0204】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0205】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0206】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現される。前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0207】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0208】
選択可能に、前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現される。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0209】
選択可能に、前記プロセッサ121が前記プログラムを実行すると、前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される。
【0210】
なお、図12において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ121をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ123をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ124は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース125は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。プロセッサ121は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ123は、プロセッサ121による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0211】
上記実施例を実現するステップの全て又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又は全てのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【0212】
本開示の実施例は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む基地局を更に提供する。プロセッサがプログラムを実行すると、上記の基地局に応用される上りチャネル伝送方法が実現される。
【0213】
図13に示すように、前記基地局は、メモリ132からプログラムを読み取るプロセッサ131と、プロセッサ131による制御でデータを送受信するトランシーバ133を含む。プロセッサ131は、以下のプロセスを実行する。物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する。重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信する。
【0214】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseである。前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含む。前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含む。
【0215】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現される。重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0216】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルである。
【0217】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現される。ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルである。
【0218】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記複数の下りチャネルを端末に送信する工程が実現され、ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない。
【0219】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む。
【0220】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現される。重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0221】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現される。ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHである。
【0222】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現される。ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHである。
【0223】
選択可能に、前記プロセッサ131が前記プログラムを実行すると、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信する工程が実現され、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない。
【0224】
ここで、図13において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ131をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ132をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ133は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ131は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ132は、プロセッサ131による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0225】
上記実施例を実現するステップの全て又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又は全てのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【0226】
本開示の一部実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の上りチャネル伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリROM(Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリRAM(RandomAccessMemory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0227】
本開示の実施例に記載される実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実現できることが理解できる。ハードウェア実現の場合、ユニット、モジュール、サブユニット、サブモジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブル論理デバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載される機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。
【0228】
ソフトウェア実現の場合、本開示の実施例に説明される技術は、本開示の実施例に説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロセス、関数など)によって実現できる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内に実装されてもよく、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0229】
従って、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現される。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。従って、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現される。即ち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並列に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。
【0230】
なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並列に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。当業者にとって、本開示の方法及び装置の全て又は任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせによって実現されうることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
【0231】
従って、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現される。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。従って、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現される。即ち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並列に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。
【0232】
以上の記載は、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2021-11-22
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用される上りチャネル伝送方法であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことと、
を含む上りチャネル伝送方法。
【請求項2】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含み、
又は、
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項1に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項3】
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
又は、
前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルであり、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
又は、
前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルであり、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含む、請求項2に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項4】
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含み、
又は、
前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHであり、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含み、
又は、
前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHであり、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行うことは、
前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定することを含み、
ここで、前記第1PDCCHセットは、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む、請求項に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項5】
基地局に応用される上りチャネル伝送方法であって、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することと、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することと、
を含む上りチャネル伝送方法。
【請求項6】
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含み、
又は、
時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定することは、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項7】
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルであり、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定することは、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定すること、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルであり、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項8】
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定することを含み、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定することを含み、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHであり、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定することは、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定すること、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定することのいずれか1つを含み、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHであり、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項に記載の上りチャネル伝送方法。
【請求項9】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む端末であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
物理上り制御チャネルPUCCHと物理上り共有チャネルPUSCHとが重複する場合、又は複数のPUCCH間に重複が存在する場合、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在し、又は、時間値を決定するためのパラメータ値に対応するチャネルが複数存在しかつ前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数のチャネルのそれぞれに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルのうちの一部のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数のチャネルに対応する時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、前記時間値を決定する工程と、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う工程とが実現される端末。
【請求項10】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含み、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項に記載の端末。
【請求項11】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程を実現し、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現され、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される、請求項10に記載の端末。
【請求項12】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
前記時間値に基づいて、重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルに対して時間条件判定を行う際に、前記プロセッサによって、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現され
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現され、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記最初のシンボルが、前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でないと判定する工程が実現される、請求項10に記載の端末。
【請求項13】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なプログラムとを含む基地局であって、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、請求項5に記載の上りチャネル伝送方法を実現する基地局。
【請求項14】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
同一PUCCH上のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在し、又は、同一PUCCH上のHARQ-ACK伝送が必要な下りチャネルが複数存在しかつ前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値が異なるのであれば、前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルのうちの一部の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値、又は前記複数の下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記下りチャネルは、物理下り共有チャネルPDSCH及び/又は半持続スケジューリングSPS PDSCH解放releaseであり、
前記下りチャネルがPDSCHである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、前記PDSCHのマッピングタイプ及び/又は伝送長に基づいて決定される第1パラメータ値、及び/又は、前記PDSCHをスケジューリングする下り制御情報DCIが帯域幅部分BWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第2パラメータ値、及び/又は、前記端末の処理能力と基準サブキャリア間隔に基づいて決定される第3パラメータ値を含み、
前記下りチャネルがSPS PDSCH releaseである場合、前記第1時間値決定用のパラメータ値は、SPS PDSCH releaseを提供する物理下り制御チャネルPDCCHのサブキャリア間隔及び前記端末の処理能力に基づいて決定される第4パラメータ値を含み、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
PUCCHと重複するPUSCHが複数存在し、又は、PUCCHと重複するPUSCHが複数存在しかつ前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値が異なる場合、前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHのうちの一部のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値、又は、前記複数のPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値のうちの一部のパラメータ値に基づいて、第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記第2時間値決定用のパラメータ値は、前記PUSCHの復調参照信号DMRS構成に基づいて決定される第5パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHをスケジューリングするDCIがBWP切替を指示するか否かに基づいて決定される第6パラメータ値、及び/又は、前記PUSCHに含まれる非周期的チャネル状態情報報告A-CSI reportの更新セットに基づいて決定される第7パラメータ値を含む、請求項13に記載の基地局。
【請求項15】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記複数の下りチャネルを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、前記下りチャネルのそれぞれの最後のシンボルから、前記下りチャネルのそれぞれに対応する第1時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのうちの最初の下りチャネル又は最後の下りチャネル又は最大の第1時間値が得られる下りチャネルに対応する第1時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第1時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第1時間値が得られる下りチャネルは、最大の第1パラメータ値及び/又は第2パラメータ値及び/又は第3パラメータ値に対応する下りチャネルであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルを端末に送信する工程が実現され、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第1パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第2パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程、
前記複数の下りチャネルのそれぞれに対応する第3パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第1時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第1パラメータ値のうちの最大値に対応する第1下りチャネル、前記第2パラメータ値のうちの最大値に対応する第2下りチャネル、及び、前記第3パラメータ値のうちの最大値に対応する第3下りチャネルは、同一の下りチャネル又は異なる下りチャネルであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数の下りチャネルを端末に送信する工程が実現され、
ここで、前記最初のシンボルが、前記複数の下りチャネルのいずれか1つの最後のシンボルから前記第1時間値後のシンボルよりも先でない、請求項14に記載の基地局。
【請求項16】
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値を決定する工程が実現され、
重複するPUCCHとPUSCH又は重複する複数のPUCCHのうち最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、前記時間値に基づいて決定された時間条件が満たされる下り伝送を端末に送信することは、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信することを含み、
ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから、前記PUSCHのそれぞれに対応する第2時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのうちの最初のPUSCH又は最後のPUSCH又は最大の第2時間値が得られるPUSCHに対応する第2時間値決定用のパラメータ値に基づいて、前記第2時間値を決定する工程が実現され、
ここで、前記最大の第2時間値が得られるPUSCHは、最大の第5パラメータ値及び/又は第6パラメータ値及び/又は第7パラメータ値に対応するPUSCHであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信する工程が実現され、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でなく、
又は、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第5パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第6パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程、
前記複数のPUSCHのそれぞれに対応する第7パラメータ値のうちの最大値に基づいて前記第2時間値を決定する工程のいずれか1つが実現され、
ここで、前記第5パラメータ値のうちの最大値に対応する第1PUSCH、前記第6パラメータ値のうちの最大値に対応する第2PUSCH、及び、前記第7パラメータ値のうちの最大値に対応する第3PUSCHは、同一のPUSCH又は異なるPUSCHであり、
前記プロセッサが前記プログラムを実行すると、
前記PUCCH上のHARQ-ACKフィードバックが必要なPDSCH又はSPS PDSCH releaseをスケジューリングするPDCCHと、前記PUSCHをスケジューリングするPDCCHとを含む第1PDCCHセットの各PDCCHを端末に送信する工程が実現され、ここで、前記最初のシンボルが、第1PDCCHセットのいずれか1つのPDCCHの最後のシンボルから前記第2時間値後のシンボルよりも先でない、請求項14に記載の基地局。
【国際調査報告】