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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-12
(54)【発明の名称】在庫管理用の自動製品棚
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20220705BHJP
【FI】
B65G1/137 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020566947
(86)(22)【出願日】2020-05-13
(85)【翻訳文提出日】2020-11-30
(86)【国際出願番号】 IB2020054528
(87)【国際公開番号】W WO2020230050
(87)【国際公開日】2020-11-19
(31)【優先権主張番号】16/409,903
(32)【優先日】2019-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
2.TENSORFLOW
(71)【出願人】
【識別番号】510294139
【氏名又は名称】ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Johnson & Johnson Vision Care, Inc.
【住所又は居所原語表記】7500 Centurion Parkway, Jacksonville, FL 32256, United States of America
(74)【代理人】
【識別番号】100088605
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 公延
(74)【代理人】
【識別番号】100130384
【弁理士】
【氏名又は名称】大島 孝文
(72)【発明者】
【氏名】カーニック・エドワード・アール
(72)【発明者】
【氏名】スコラロ・ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】ボス・レスリー・エイ
(72)【発明者】
【氏名】タウフィク・アフマド
(72)【発明者】
【氏名】リー・ギョンミン・アンディー
【テーマコード(参考)】
3F522
【Fターム(参考)】
3F522AA06
3F522BB01
3F522BB24
3F522CC01
3F522CC09
3F522DD04
3F522DD22
3F522DD23
3F522DD32
3F522EE19
3F522FF02
3F522FF12
3F522FF37
3F522GG22
3F522GG23
3F522GG32
3F522GG44
3F522GG49
3F522HH03
3F522HH19
3F522HH30
3F522HH33
3F522KK02
3F522LL42
3F522LL46
(57)【要約】
例示的な自動製品棚が本明細書に記載される。自動製品棚は、ハウジングと、ハウジング内に摺動可能に収容されるように構成された引き出しと、を含むことができる。引き出しは、製品を受容するように構成された貯蔵エリアを画定することができる。自動製品棚は、保管エリア内の製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムと、を含むことができる。機械視覚システムは、光学装置を含むことができる。更に、自動製品棚は、機械視覚システムに動作可能に連結されたコントローラを含むことができる。コントローラは、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化し、製品の所望のユニットに関連付けられた視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させるように構成され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動製品棚であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成された引き出しであって、前記引き出しが製品を受容するように構成された保管エリアを画定する、引き出しと、
前記保管エリア内の前記製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、
前記ハウジング内に配置され、前記製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムであって、前記機械視覚システムが光学装置を含む、機械視覚システムと、
前記ハウジング内に配置され、前記機械視覚システムに動作可能に連結されたコントローラであって、前記コントローラがプロセッサ及びメモリを備え、前記メモリがそこに記憶されたコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品を在庫化させ、
前記製品の所望のユニットに関連付けられた前記視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させる、コントローラと
を含む、自動製品棚。
【請求項2】
前記引き出しが外面を含み、前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、前記外面上に又は前記外面に隣接して配置される、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項3】
前記引き出しが、前記保管エリア内に配置された複数の仕切りを更に含み、前記視覚インジケータのそれぞれのセットが、前記仕切りのそれぞれに沿って配置されている、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項4】
前記引き出しが、前記製品を受容するように構成された複数のトレイを更に含み、前記トレイのそれぞれが隣接する仕切りの間に配置されている、請求項3に記載の自動製品棚。
【請求項5】
前記トレイのそれぞれが、前記製品のユニットを受容するための複数のスロットを含む、請求項4に記載の自動製品棚。
【請求項6】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の在庫表を遠隔システムに送信させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項7】
前記遠隔システムがデータベースを含む、請求項6に記載の自動製品棚。
【請求項8】
前記光学装置がバーコードスキャナである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項9】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品を在庫化することが、
前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を読み取ることと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、請求項8に記載の自動製品棚。
【請求項10】
前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、統一商品コード(UPC)、又はストックキービングユニット(SKU)である、請求項9に記載の自動製品棚。
【請求項11】
前記光学装置が撮像装置である、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項12】
前記機械視覚システムが、前記保管エリアの一部分から前記撮像装置に反射された光を向けるように構成された光反射装置を更に含む、請求項11に記載の自動製品棚。
【請求項13】
前記撮像装置及び前記光反射装置が、前記引き出しの両側に配置されている、請求項12に記載の自動製品棚。
【請求項14】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品を在庫化することが、
前記撮像装置によって捕捉された前記製品の画像を受信することと、
前記製品の前記画像を分析して、前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別することと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、請求項11に記載の自動製品棚。
【請求項15】
前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、2次元(2D)バーコード、3次元(3D)バーコード、統一商品コード(UPC)、ストックキービングユニット(SKU)、テキスト又はグラフィックである、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項16】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品を在庫化することが、前記製品の前記画像を分析して、欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子に関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの1つ以上を識別することを更に含む、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項17】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、機械学習アルゴリズムを使用して、前記欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子と関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの前記1つ以上が、前記製品のユニットを収容するかどうかを判定させる、請求項16に記載の自動製品棚。
【請求項18】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品を在庫化することが、前記製品の前記画像を分析して、機械学習アルゴリズムを使用して、前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれの供給元を判定することを更に含む、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項19】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品を在庫化することが、前記製品の前記画像の一部分を切り抜くことを更に含み、前記画像の前記切り抜き部分が分析されて、前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を識別するために分析される、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項20】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記メモリ内に前記製品の前記画像を記憶させる、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項21】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の前記画像を遠隔システムに送信させる、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項22】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの移動に応答して前記機械視覚システムを開始させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項23】
前記引き出しの前記移動が、前記ハウジングから前記引き出しを引き出し、続いて前記引き出しを前記ハウジングに戻す、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項24】
前記ハウジングに対する前記引き出しの位置を感知するように構成された位置検出器を更に備える、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項25】
前記位置検出器が、スルービーム光電センサである、請求項24に記載の自動製品棚。
【請求項26】
前記引き出し内に配置された機械可読コードを含む位置ストリップを更に含み、前記機械視覚システムが、前記位置ストリップに関する情報を捕捉するように更に構成されており、前記メモリは、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記コンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記位置ストリップに関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記引き出しの前記移動を検出させる、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項27】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記製品の前記所望のユニットに対する要求を受信させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項28】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
ネットワークを介して前記製品の前記所望のユニットに対する前記要求を遠隔システムに送信させ、
前記遠隔システムから応答を受信させ、前記応答が、前記保管エリア内の製品の前記所望のユニットの位置を含む、請求項27に記載の自動製品棚。
【請求項29】
前記遠隔システムがデータベースを含む、請求項28に記載の自動製品棚。
【請求項30】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの状態に応答して警報を提供させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項31】
前記ハウジング内に配置された電源を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項32】
前記ハウジング内に配置され、前記引き出しを固定するように構成されたロック装置を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項33】
前記機械視覚システムが単一の光学装置を含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項34】
複数の引き出しであって、前記引き出しのそれぞれが、前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成されている、複数の引き出しと、
前記ハウジング内に配置された複数の機械視覚システムであって、前記機械視覚システムのそれぞれ1つが前記引き出しのうちのそれぞれの1つに対応する、複数の機械視覚システムと
を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項35】
前記視覚インジケータのそれぞれが、発光器又はグラフィック表示のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項36】
前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれが製品パッケージである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項37】
前記製品パッケージが1つ以上のコンタクトレンズを含む、請求項36に記載の自動製品棚。
【請求項38】
前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、第1のユーザに関連付けられた第1のユーザ指示及び第2のユーザに関連付けられた第2のユーザ指示を表示するように構成され、前記第1のユーザ指示及び前記第2のユーザ指示は、特定のユーザに関連付けられたアイコン、画像、又は色から選択され得る、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項39】
システムであって、
クライアント装置と、
遠隔システムと、
請求項1に記載の前記自動製品棚と
を含み前記クライアント装置、前記遠隔システム、及び前記自動製品棚が、ネットワークを介して動作可能に連結される、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、眼科用レンズの自動製品ロック装置に関し、より具体的には、眼用物体を分配し、患者情報を記録及び追跡し、患者の異なるレンズを決定し、アイケアの専門家のオフィス内の眼用レンズの在庫を追跡及び制御するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
アイケアの専門家又はECPの典型的なオフィスでは、オフィスに入る患者に分配するために、多くの異なる眼用レンズが在庫に保管される。典型的には、患者は、矯正レンズが必要であるかどうかを判定するために検査された眼を有し、そうである場合、及び患者がコンタクトレンズを望む場合には、患者に検査される。このようなレンズを分配するために、ECPは、特定のレンズが適切であるかどうかを最初に試験し、完全な注文が送信され得るまで患者に十分な量を与える。
【0003】
手動及び自動分配装置は既知であり、菓子及び熱い食事の範囲の多種多様な品目を、certainカウンターカウンターカウンターカウンターカウンターカウンターカウンタカウンショナル(counter mediine)の上の特定のものなどの健康状態に関連するアイテムを分配するために利用される。これらの分配マシンの大部分は販売用装置として利用される販売機である。販売機及び販売機は多くの地域で利用されているが、これらは、医療市場において広く使用されていない。アイケアの分野では、例えば、アイケアの専門家は、それ自体で手動でストックされた引き出し及びレンズ製造業者の販売担当者から試用コンタクトレンズを分配する。これらの引き出しは、手動在庫管理を必要とし、単にコンタクトレンズを保持する必要がある。更に、レンズを手動で最小化するためのシステムを開発する必要がある。異なる在庫保持単位又はSKUは、屈折力などの属性によって分離される必要があり、毎日、毎週、bi~毎週、又は毎月の摩耗などの摩耗レジメン;レンズ製造業者、及びレンズ材料。これは、必ずしも完全ではない多くの引き出しを使用する必要があり、これは、在庫の追跡を維持し、医師が患者を選択するときに選択のレンズをより容易に位置付けるために、完全に完全ではない多くの引き出しの使用を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような専門家を、多種多様なコンタクトレンズへのリアルタイムのアクセスを適時に提供するための手段及び方法を用いて、そのような専門家を支援するツールとして、眼のヘルスケア専門家によって利用され得るシステムに対する必要性が存在する。このようなマシンはまた、多数のレンズをより良好に管理するために使用することができ、自動在庫管理を用いて在庫に維持する必要があるSKUの数を増加させることもできる。このような機械及びシステムはまた、各特定の個々の患者のニーズに適合するレンズへの即時アクセスを提供するために、そのようなレンズの製造業者によっても使用されるであろう。加えて、システムは、そのような患者のニーズをより良好に満たす新しい製品をより良好に提供するために、製品情報を送達して、データ分析を実施することができる。
【0005】
本開示の実施形態は、上記の臨床的要求に対処する装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例示的な自動製品棚が本明細書に記載される。自動製品棚は、ハウジングと、ハウジング内に摺動可能に収容されるように構成された引き出しと、を含むことができる。引き出しは、製品(例えば、1つ以上のコンタクトレンズを含むパッケージ)を受容するように構成された貯蔵エリアを画定することができる。自動製品棚はまた、保管エリア内の製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、ハウジング内に配置され、製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムと、を含むことができる。機械視覚システムは、光学装置を含むことができる。更に、自動製品棚は、ハウジング内に配置され、機械視覚システムに動作可能に連結されたコントローラを含むことができる。手術器具は、プロセッサ及びメモリを含む。コントローラは、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化し、製品の所望のユニットに関連付けられた視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させるように構成され得る。
【0007】
上述の主題はまた、コンピュータ制御装置、コンピュータプロセス、コンピューティングシステム、又はコンピュータ可読記憶媒体などの製造物品として実装されてもよいことを理解されたい。
【0008】
他のシステム、方法、特徴、及び/又は利点は、以下の図面及び詳述を考察すれば、当業者には明らかになるであろう。そのような付加的システム、方法、特徴、及び/又は利点の全てが本説明に含まれ、添付される「特許請求の範囲」によって保護されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図面中の構成要素は、必ずしも必ずしも縮尺通りではない。同じ参照番号は、複数の図を通して対応する部分を指す。
図1】本明細書に記載される実装のための例示的な動作環境である。
図2】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーのブロック図である。
図3A】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図3B】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図3C】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図4】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの等角図である。
図5A】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを示す。図5Aは、引き出しの保管エリアを示す拡大窓を有する自動製品ローッカーを示す等角図である。図5Bは、図5Aに示される引き出しのうちの1つの一部分を示す等角図を示す。
図5B】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを示す。図5Aは、引き出しの保管エリアを示す拡大窓を有する自動製品ローッカーを示す等角図である。図5Bは、図5Aに示される引き出しのうちの1つの一部分を示す等角図を示す。
図6A】本明細書に記載される実施形態による、視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)である。
図6B】本明細書に記載される実施形態による、視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)である。
図7】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの等角図を示す。
図8A】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図8B】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図8C】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図9A】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図9B】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図9C】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図10】それぞれが本明細書に記載される実施形態によるラベルを有する、複数の製品パッケージを示す。
図11A】本明細書に記載される実施形態による自動製品位置の一部の等角図である。図11Aは、サイドパネルを有さない自動製品位置の前側からの図を示す。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品位置の側面からの図を示す。
図11B】本明細書に記載される実施形態による自動製品位置の一部の等角図である。図11Aは、サイドパネルを有さない自動製品位置の前側からの図を示す。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品位置の側面からの図を示す。
図12】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーの等角図である。
図13A】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを使用する例示的なプロセスを示す。
図13B】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを使用する例示的なプロセスを示す。
図13C】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを使用する例示的なプロセスを示す。
図13D】本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカーを使用する例示的なプロセスを示す。
図14】例示的なコンピューティングデバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書における説明及び特許請求の範囲において、用語「約」は、変更がプロセス又はデバイスの非適合性をもたらさない限り、列挙された値が幾分変更され得ることを示す。例えば、いくつかの要素に関して、用語「約」は、他の要素のための±0.1%,の変形を指すことができ、用語「約」は、±1%若しくは±10%,又はその中の任意の点の変動を指すことができる。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「実質的に」又は「実質的な」は、行為、特性、特性、状態、構造、物品、又は結果の完全な又はほぼ完全な欠如を指す負の表記で使用される場合にも同様に適用可能である。例えば、「実質的に」平坦である表面は、完全に平坦であるか、又はほぼ平坦であり、その効果は完全に平坦であるかのように同じであろう。
【0012】
本明細書で使用するとき、「a」、「an」、及び「the」などの用語は、単数の実体のみを指すことを意図するものではなく、具体的な例が例示のために使用され得る一般的な部類を含む。
【0013】
本明細書で使用するとき、単数形に定義される用語は、複数に定義された用語を包含することを意図しており、その逆もまた同様である。
【0014】
本明細書において「一実施形態」、「実施形態」、「例示的実施例」などに言及する場合、述べられるその実施形態が、特定の機能、構造、又は特徴を含み得るが、全ての実施形態が、その特定の機能、構造、又は特徴を必ずしも含むわけではないことを示す。更に、そのような句は、必ずしも同一の実施形態に言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して記載される場合、明確に記載されているかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連するこのような特徴、構造、又は特性への影響は、当業者の知見内であるものとする。以下の説明の目的のために、用語「上部」、「下部」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、及びそれらの派生語は、図面に配向されているように本発明に関連するものとする。用語「上に重なる」、「上に配置される」、又は「上に配置された」という用語は、第1の要素が第2の要素上に存在することを意味し、第1の要素と第2の要素との間の介在要素界面を意味する。「直接接触」又は「取り付けられた」という用語は、第1の要素及び第2の要素が、2つの要素のインターフェースにおいて任意の中間要素なしに接続されることを意味する。
【0015】
本明細書における任意の数値範囲への言及は、その範囲に包含される各数値(分数及び整数を含む)を明示的に含む。例示するために、本明細書において、「少なくとも50”又は「少なくとも約50”」の範囲は、50,51,52,53,54,55,56,57,58,59,60,などの整数を含み、分数50.1,50.2 50.3,50.4,50.5,50.6,50.7,50.8,50.9,などが含まれる。更なる説明では、本明細書において、「50”未満又は「約50”未満」の範囲は、整数49,48,47,46,45,44,43,42,41,40,など、及び分数49.9,49.8,49.7,49.6,49.5,49.4,49.3,49.2,49.1,49.0,などを含む。
【0016】
特に定義されない限り、本明細書で用いる技術的及び科学的な用語は全て、当業者によって共通に解釈されるものと同じ意味を有する。本開示を実施又は試験するうえで、本明細書に記載されるものと同様又は同等のいかなる方法及び材料も使用し得る。本明細書で使用する、用語「含む/備える(comprising)」及びその変化形は、用語「含む(including)」及びその変化形と同義語として使用されるオープンで非限定的な用語である。「任意追加の」又は「任意追加的に」は、その後に記述されるイベント又は状況が発生してもしなくてもよいこと、説明に前述のイベント又は状況が発生する事例及び発生しない事例が含まれることを意味する。コンタクトレンズを保管するための自動製品棚について実装が説明されるが、これらの実装はこれに限定されないが、他のタイプの製品を保管するための自動製品ロック者に適用可能であることは、当業者には明らかとなろう。
【0017】
自動製品保管ロック器が本明細書に記載される。このような自動製品ロック装置は、コンタクトレンズなどの製品を追跡/在庫するために使用され得る。例えば、本明細書に記載の自動製品ロック器は、(i)保管から取り出された製品の単位の追跡を維持すること、(ii)在庫を必要とするユーザーを知らせる工程、(iii)製品の注文を自動的に配置すること、(iv)全ての定期的に処方されたレンズの貯蔵空間、及び/又は(v)停電中の作業を含む。
【0018】
ここで図1を参照すると、本明細書に記載される実装のための例示的な動作環境が示されている。図1に示すように、自動製品棚100,、クライアント装置102,、及び遠隔システム102は、1つ以上のネットワーク200.によって動作可能に連結され得る。自動製品ローカー100は、以下に詳細に記載される。更に、client 102は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は携帯電話などのcomputing(例えば、図14のcomputing 700)とすることができ、遠隔システム104は、サーバなどのcomputing(例えば、図14のcomputing 700)とすることができる。任意選択的に、いくつかの実施態様では、遠隔システム104は、クラウドベースのシステム、例えば、要求に応じてクライアント装置102の必要性を提供するために割り当てられるプロセッサ及びデータ記憶装置などの1つ以上のコンピュータシステムリソースである。クラウドベースのシステムは、当該技術分野において既知であり、以下に更に詳細に記載されない。いくつかの実施態様では、遠隔システム104は、データベース104A.を含むか、又はデータベース104A.にアクセスすることができる。代替的に又は追加的に、遠隔システム104は、電子医療記録(EMRs)104B.を含むか、又はアクセスすることができる。
【0019】
上述のように、自動製品ローッカー100,クライアント装置102,及び遠隔システム104は、1つ以上のネットワーク200.によって接続することができる。本開示は、ネットワーク200が任意の好適な通信ネットワークであることを企図する。ネットワークは、1つ以上の点で互いに類似し得る。代替的に又は追加的に、ネットワークは、1つ以上の点で互いに異なっていてもよい。ネットワーク200は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)などを含むことができ、上記のネットワークのいずれかの部分又は組み合わせを含む。自動製品ローッカー100,クライアント装置102,及び遠隔システム104は、1つ以上の通信リンクを介してネットワーク200に連結され得る。本開示は、通信リンクが任意の好適な通信リンクであることを企図する。例えば、通信リンクは、有線リンク、無線リンク、及び光リンクを含むがこれらに限定されない、データ交換を容易にする任意の媒体によって実施されてもよい。例示的な通信リンクとしては、LAN、WAN、MAN、イーサネット、インターネット、又はWiFi,WiMax,3G、4G、若しくは5Gなどの任意の他の有線若しくは無線リンクが挙げられるが、これらに限定されない。
【0020】
本開示は、自動製品ローッカー100,client 102,及び遠隔システム104が、米国特許第100,号に記載されているように、在庫及び出荷/配送機能を持ち出すように相互作用することができることを企図する。17,2018,年12月17,2018,日に出願され、「DISTRIBUTION AND INVENTORY SYSTEM AND METHODS OF USING THE SAME」と題された米国特許出願公開第No.16/222,819号(その開示内容は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる。例えば、後述するように、遠隔システム104は、自動製品位置特定器100.内に保管された製品(例えば、コンタクトレンズ)の在庫を反映するデータベース104Aを管理/維持することができる。ネットワーク200,を介してメッセージを交換することにより、遠隔システム104は、自動製品位置特定器100.から製品在庫更新を有するメッセージを受信することができる。遠隔システム104はまた、自動製品位置特定器100及び/又はクライアント装置102.からの要求に応じてデータベース104Aにクエリすることもできる。本開示は、ユーザ(例えば、アイケア専門家(ECP)などの医療専門家)が、クライアント装置102.を使用して自動製品棚100及び/又は遠隔システム104と相互作用することができることを企図する。例えば、クライアント装置102は、ウェブブラウザを使用して、自動製品ローッカー100及び/又は遠隔システム104とのアプリケーション及び/又はインターフェースを実行することができる。
【0021】
ここで図2を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品位置特定器100のブロック図が示されている。自動製品位置特定器100は、ハウジング101及び1つ以上の引き出し103.を含むことができる。引き出し103のそれぞれは、図の格納領域(例えば、図1の貯蔵エリア104)を画定することができる。5A~5B)は、製品を受容するように構成されている。本明細書に記載されるように、引き出し103のそれぞれは、ハウジング101.内に摺動可能に収容可能である。換言すれば、引き出し103は、(例えば、図に示されるように)ハウジング101から引き出すことができる。7,13B,13C)は、例えば、製品へのアクセスを提供する。一方、引き出し103は、ハウジング101内に収容され得る(例えば、図に示されるように)。4、5A、13A)。
【0022】
自動製品位置特定器100はまた、保管エリア内の製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータ105を含むことができる。更に、自動製品位置特定器100は、ハウジング101内に配置され、製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システム107を含むことができる。機械視覚システム107は、光学装置を含むことができる。更に、自動製品位置特定器100は、ハウジング101.内に配置されたコントローラ109を含むことができる。コントローラ109は、computing(例えば、図14のcomputing 700)であり得る。自動製品ローカー100を使用するための1つの例示的なコントローラは、Raspberry Pi Foundation(United Kingdom)のラズベリーPIである。
【0023】
本開示は、機械視覚システム107及びコントローラ109が、例えば、1つ以上の通信リンクを介して動作可能に連結され得ることを企図する。本開示は、通信リンクが任意の好適な通信リンクであることを企図する。加えて、視覚インジケータ105及びコントローラ109は、例えば、1つ以上の通信リンクを介して動作可能に連結され得る。例えば、通信リンクは、有線リンク、無線リンク、及び光リンクを含むがこれらに限定されない、データ交換を容易にする任意の媒体によって実施されてもよい。これにより、コントローラ109は、機械視覚システム107及び/又は視覚インジケータ105.とデータを交換することができる。
【0024】
任意選択的に、いくつかの実施態様では、自動製品位置特定器100は、ハウジング101.内に配置された電源111を含み得る。例えば、自動製品位置特定器100は、通常動作中にグリッド電力(例えば、ホーム/バスに供給される標準交流(A/C)電力)に接続するように構成され得る。本開示は、電源111が、破壊(例えば、停電)に応答して自動製品位置100に電力を供給することができることを企図する。電源111は、任意選択的に電池であってもよい。
【0025】
任意選択的に、いくつかの実施態様では、自動製品位置特定器100は、ハウジング101内に配置され、引き出し103.を固定するように構成されたロック装置113を含むことができる。例えば、ロック装置113は、引き出し103を、パスコード、カード、無線周波数識別(RFID)、又はバイオメトリクス(例えば、認証)で動作可能な解除機構で引き出し103を固定する電子ロックであってもよい。クライアント装置102は、ネットワークを介して自動製品位置100に認証情報を送信することができることを理解されたい。認証は、自動製品ローッカー100において、及び/又は遠隔システムでリモートでローカルに実行することができる。あるいは、ロック装置113は機械的ロックであってもよく、これは、物理的キーで動作可能な解除機構で引き出し103を固定する。
【0026】
任意選択的に、いくつかの実施態様では、自動製品位置特定器100は、引き出し103.の移動を検出するように構成され得る。以下に記載されるように、機械視覚システム107は、引き出し103.の移動に応答して開始され得る。いくつかの実施態様では、コントローラ109は、機械視覚システム107.を使用して引き出し103の移動を検出するように構成され得る。例えば、自動製品位置100は、引き出し103.内に配置された機械可読コードを含む位置ストリップを含むことができる。位置ストリップは、仕切りのうちの1つ以上に沿って、又はそれに隣接して配置され得る(例えば、図中の仕切り400)。5A~5B)。機械可読位置コードは、製品のユニットを受容する引き出し内の各スロットに対応して提供され得ることを理解されたい。この実装では、機械視覚システム107(例えば、撮像装置又はバーコードスキャナ)は、位置ストリップを読み取る/復号するように構成され得る。この情報は、コントローラ109,に送信され、それによって受信されてもよく、これは、引き出し103の移動を検出するように構成することができる。代替的に又は追加的に、自動製品位置特定器100は、ハウジング101.に対する引き出し103の位置を感知するように構成された位置検出器115を更に含むことができる。例えば、位置検出器115は、貫通ビーム光電センサであってもよい。この実施態様では、貫通孔を有するプレートを自動製品ローカー100.内に提供することができる。引き出し103がハウジング101,に対して移動すると、光ビームはプレート上を並進し、光電センサは、光ビームが貫通孔のそれぞれを通過するときを検出する。この情報は、相対位置引き出し103.を追跡するように構成され得るコントローラ109,に送信及び受信することができる。任意選択的に、自動製品位置特定器100は、引き出しがハウジングの内外にスライドする速度を安定化させるための引き出し緩衝材を含むことができる。
【0027】
ここで図を参照する。3A~3C、正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び自動製品ローカー100の等角図(図3C)が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103が図に示されている。3A-3C。引き出し103は、4つの比較的小さい引き出し(例えば、上部4つの引き出し)及び4つの比較的大きい引き出し(例えば、底部4つの引き出し)を含む。異なるサイズの引き出し103は、異なるサイズの製品を収容するために提供され得る。例えば、上部4つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、一方、底部4つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよい。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、一例としてのみ提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0028】
ここで図4を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカー100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103を図4に示す。引き出し103は、3つの比較的小さな引き出し(例えば、3つの引き出し)及び3つの比較的大きい引き出し(例えば、3つの引き出しの底部)を含む。上述したように、異なるサイズの引き出し103を提供して、異なるサイズの製品を収容することができる。例えば、上部3つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、底部3つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよい。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、一例としてのみ提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0029】
自動製品棚100はまた、視覚インジケータ(例えば、図2の視覚インジケータ105)を含むことができる。視覚インジケータのそれぞれは、発光ダイオード(LED)などの発光体であり得る。これらの値が単に例示的であることが理解される。本開示は、視覚インジケータが、グラフィカル表示を含むがこれらに限定されない他の要素であり得ることを企図する。上述のように、視覚インジケータ(例えば、図2の視覚インジケータ105)は、コントローラ(例えば、図2のコントローラ109)に動作可能に連結され得る。視覚インジケータは、自動製品位置特定器100.内の所望の製品の位置のユーザ(例えば、アイケアの専門家(ECP)などの健康専門家)に通知するために提供される。本明細書に記載されるように、視覚的指標は、自動製品位置100の外部表面上に(例えば、引き出し上及び/又はそれに隣接して)、及び/又は自動製品位置100の保管エリア内に(例えば、製品パッケージに隣接して)提供することができる。コントローラは、所望の製品が配置されている(例えば、引き出し及び/又は引き出し自体内の位置)、ユーザーに通知するために、1つ又は2つ以上の視覚インジケータに作動信号を送信することができる。本明細書に記載されるように、コントローラは、自動製品位置100の外部に1つ以上の視覚インジケータを作動させ、及び/又は引き出し内の1つ以上の視覚インジケータを作動させることができる。いくつかの実施形態では、視覚インジケータは、例えば、状態の変化をユーザに警告するために、色、点滅、又は他の方法で変化する状態を変更することなどによって、エラーを示すことができる。視覚インジケータはまた、製品をローッカーに装填するときに、ユーザー(例えば、ECP、スタッフ員、従業員、第三者、又は他のユーザ)をローッカー内の利用可能な場所に案内してもよい。特定の実施形態では、視覚インジケータは、どの誘導が指示されているかを指定するために、異なる画像、色、又は他の表示を表示してもよい。例えば、デバイスの各ユーザは、グラフィック表示の場合には、特定のアイコン、グラフィック、又はテキストに関連付けることができる。又は、LED又は他の発光視覚インジケータの場合、特定のユーザーは、ロッカーに動作可能に関連付けられたソフトウェアアプリケーション内の所与の色又は瞬きシーケンスに関連付けられてもよく、それにより、複数のユーザは、その割り当てられた色を視覚インジケータ上の割り当てられた色に続いて、位置特定者内の正しい場所に向けられることができる。
【0030】
ここで図を参照する。5A~5Bは、本明細書に記載される実施形態による自動製品位置特定器100が示されている。図5Aは、引き出し103.の格納領域104を示す拡大窓を有する自動製品位置100を示す等角図である。ハウジング101及び複数の引き出し103を図5Aに示す。引き出し103は、2つの比較的小さい引き出し(例えば、上部2つの引き出し)及び3つの比較的大きい引き出し(例えば、3つの引き出しの底部)を含む。上述したように、異なるサイズの引き出し103を提供して、異なるサイズの製品を収容することができる。例えば、上部2つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、底部3つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよい。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、一例としてのみ提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0031】
更に、図5Aに示す引き出し103のそれぞれは、その外面103A.上に配置された視覚インジケータ105を含む。図5Aでは、視覚インジケータ105は、引き出し103の外部面103A上に(例えば、引き出しのハンドル上又はその近くに)配置されている。図5Aに示す視覚インジケータ105の配置は、一例としてのみ提供されることを理解されたい。本明細書に記載されるように、視覚インジケータ105は、所望の製品の場所をユーザーに通知し、その結果、視覚インジケータ105は、ユーザーの利益のために特定の引き出し103を(例えば、作動させたとき)目立たせるために、引き出しのどこか及び/又はその近くに配置され得る。したがって、本開示は、引き出し103.の外面103Aに対向して、引き出し103の外面103Aに隣接して視覚インジケータ105を任意選択的に提供することができることを企図する。図5Aでは、視覚インジケータ105のうちの1つは、自動製品位置特定器100.の頂部からの第2の視覚インジケータ105を作動させる(例えば、点灯させる)。これは、所望の製品がこの特定の引き出し103.内に位置することをユーザーに知らせる103.
図5Aの拡大窓は、引き出し103.内の貯蔵エリア104を示す。保管エリア104は、製品を受容することを理解されたい。本明細書に記載の実施例では、製品はコンタクトレンズである。製品は、任意選択的に、1つ以上の製品パッケージ300(例えば、箱、カートン、ラッパーなどの容器)に収容され得る。例えば、ワイヤ300は1つ又は2つ以上の導電体を含み得る。自動製品位置特定器100は、複数の製品パッケージ300,、すなわち、製品の複数のユニットを受容することができる。図5Aでは、製品パッケージ300は、保管エリア104.内で並んで並んで配置される。換言すれば、製品パッケージ300(本明細書では「製品の単位」と呼ばれることもある)は、仕切り間の単一の列に配置される。加えて、視覚インジケータ105のセットは、保管エリア104.内に提供され得る。それぞれの視覚インジケータ105は、製品パッケージ300.のそれぞれに隣接して提供される。拡大窓に示されるように、2つの製品パッケージ300に隣接するそれぞれの視覚インジケータ105(すなわち、保管エリア104から取り出される製品パッケージ)が作動される(例えば、照明される)。これにより、所望の製品が保管エリア104.内のこれらの特定の位置に位置することをユーザに知らせる104.
図5Bは、図5Aに示される引き出し103のうちの1つの一部分を示す等角図を示す。図5Bに示すように、引き出し103は、格納領域104.内に配置された複数の仕切り400を更に含むことができる。加えて、引き出し103は、製品を受容するように構成された複数のトレイ420を更に含むことができ、トレー420のそれぞれは、隣接する仕切り400.の間に配置される。トレー420のそれぞれは、製品(例えば、製品パッケージ300)のユニットを受容するための複数のスロット440を含むことができる。図5Bに示すように、視覚インジケータ105のそれぞれのセットは、仕切り400.のそれぞれに沿って配置され得る。視覚インジケータ105は、1つの視覚インジケータ105が各スロット440.に隣接して配置されるように、仕切り400に沿って直線的に配置することができる。図5Bでは、一組の視覚インジケータ105が点線のボックスによって示されている。したがって、視覚インジケータ105は、製品パッケージ300,のうちの1つのそれぞれの側に隣接して配置され、これは、作動される(例えば、照明される)ときに、製品の所望のユニットの特定の位置を強調する。
【0032】
ここで図を参照する。図6A~6B、本明細書に記載される実施態様による視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)が示されている。本明細書に記載されるように、視覚インジケータ105のセットは、パーティション(例えば、図5Bのパーティション400)に沿って配置され得る。いくつかの実施態様では、視覚インジケータ105は、仕切りに沿って直線的に配置されている。図では、6A~6Bは、視覚インジケータ105は等間隔で配置されている。これは、スロットサイズが同じであるためである。本開示は、視覚インジケータ105が、例えば、スロットサイズが異なる場合に、等しくない間隔で配置され得ることを企図する。換言すれば、視覚的表示部105は、1つの視覚インジケータ105が各スロットに隣接して提供されるような大きさ及び/又は間隔を置いていてもよい。視覚インジケータ105間の数、サイズ、及び/又は間隔は、一例としてのみ提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0033】
ここで図7を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカー100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103が示されている。図7では、引き出し103のうちの1つは、製品をユーザーに露出させるハウジング101,から引き出される。
【0034】
ここで図を参照する。8A~8Cは、本明細書に記載される実施形態による自動製品ローカー100の正面図が示されている。図8A~8Cは、異なる引き出し構成を示す。図8Aは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージのためにサイズ決めされた2つの引き出し、3対(3p)コンタクトレンズパッケージのためにサイズ決めされた1つの引き出し、及び5対(5p)コンタクトレンズパッケージのための1つの引き出しを有する構成を示す。図8Bは、5対(5p)コンタクトレンズパッケージのサイズを有する6つの引き出しを有する構成を示す。図8Cは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージのためにサイズ決めされた4つの引き出し、3対(3p)コンタクトレンズパッケージのためにサイズ決めされた1つの引き出し、及び5対(5p)コンタクトレンズパッケージのサイズを有する3つの引き出しを有する構成を示す。引き出しの数、サイズ、及び/又は配置は、一例としてのみ提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0035】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム(例えば、図2の機械視覚システム107)は、製品に関する情報をキャプチャすることができる。本開示は、そのような情報が製品パッケージ及び/又は製品自体と関連付けられ得ることを企図する。例えば、製品パッケージは、バーコード(1D、2D、又は3D)、汎用製品コード(UPC)、及び/又は在庫管理ユニット(SKU)などのラベルを含むことができる。ここで図を参照する。9A~9Cは、製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けが示されている。いくつかの実施態様では、ラベル500は、製品パッケージ300に貼付される(図を参照)。9A~9C)。図では、9A~9Cでは、ラベル500は、2Dバーコード(例えば、QRコード)を含む。いくつかの実施態様では、ラベル600は、製品パッケージ300上に直接印刷される(図9Cを参照)。図9Cでは、ラベル600はUPCである。他の実施態様では、ラベルは、製品自体(図示せず)上に含まれてもよく、及び/又は製品自体に貼付されてもよい。更に、本開示は、製品に関する情報が、製品パッケージ又は製品自体に含まれる及び/又は製品パッケージ又は製品自体に添付された図形(例えば、ブランド名、製品名、製品の説明など)及び/又はグラフィック(例えば、ブランドロゴ、製品ロゴ)であり得ることを企図する。9B、9C)。製品に関連する情報は、機械学習アルゴリズム、光学文字認識(OCR)、又は本明細書でより詳細に説明される他の手段によって、コンピュータビジョンシステムによって認識され得る。本開示は、自動製品位置特定器100に格納された製品パッケージのそれぞれがラベルを含むことができることを企図する。図10は、それぞれラベル500.を有する複数の製品パッケージ300,を示す。製品パッケージ300は、本明細書に記載される自動製品ロック装置の内側に保管され得、機械視覚システムは、ラベル300.を読み取る/復号することによって製品に関する情報を捕捉することができる。
【0036】
ここで図を参照する。11A~11B、本明細書に記載される実施形態による自動製品位置100の一部の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103が図に示されている。11A~11B。図11Aは、サイドパネルなしの自動製品位置特定器100の前面からの図を示す。外部引き出し面のうちの1つは、視認性のために図11Aにおいて透明である。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品位置特定器100の側面からの図を示す。図11A~11Bは、ハウジング101.内に配置された機械視覚システムを示す。図の機械視覚システム11A~11Bは、図の光学装置107A及び光反射装置107B(まとめて、図の「機械視覚システム」と称する)を含む。11~11B)。光学装置107Aは、デジタルカメラなどの撮像装置であってもよい。多くの好適なカメラのうちの1つは、E-Consystemsモデル3CAM_CU135_TCを含む。デジタルカメラは、レンズ、センサ、及び画像プロセッサを含む。デジタルカメラは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。また、光反射装置107Bは、保管エリアの少なくとも一部から反射された光を光学装置107A.に方向付けるように構成することができる。例えば、光反射装置としては、鏡、プリズム、レンズなどが挙げられるが、これらに限定されない。図に示されるように、11A~11B、光学装置107A及び光反射装置107Bは、引き出し103.の両側に配置されている。光反射装置107Bは、光反射面が光学装置107A.の軸に対して下向きに方向付けられるような角度で配置される。このようにして、光反射面107Bは、引き出しの保管エリアの一部から光学装置107A,に向かって反射された光を方向付け、光学装置107Aは、保管エリア内の製品の単位の画像を捕捉することができる。光学装置107A及び光反射装置107Bの特性、サイズ、及び/又は配置は、所望の画像フィールドに依存することを理解されたい。本開示は、1つ以上の光学装置107A及び/又は1つ以上の光反射面107Bが、機械視覚システムを形成することができることを企図する。上述のように、これは、所望の画像フィールドによって決定される。加えて、本開示は、機械視覚システムが、1つ以上の光学装置107Aのみを含むことができる(すなわち、光反射面107ABを有さない)ことを企図する。これは、例えば、保管エリアのサイズ、光学装置特性、光学装置の数などに依存する。
【0037】
ここで図12,を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品位置特定器100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103を図12.に示す。図12は、引き出し103.の外面を有さない自動製品位置100の前面からの図を示す。図12の機械視覚システムは、光学装置107C.を含む。光学装置107Cは、バーコードスキャナであってもよい。バーコードスキャナーは、印刷された機械可読コード(例えば、バーコード)をtoに読み取り、出力することができる。バーコードスキャナーとしては、レーザスキャナー、電荷結合デバイス(CCD)スキャナ、及び全方向スキャナーが挙げられるが、これらに限定されない。バーコードスキャナーは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下で更に詳細に説明されない。
【0038】
本明細書に記載されるように、自動記憶位置特定器100は、複数の引き出し及び複数の機械視覚システムを含むことができる。いくつかの実施態様では、それぞれの機械視覚システム(例えば、図の光学装置107A/光反射装置107B)。11A~11B又は図12の光学装置107Cは、それぞれの引き出しごとに提供することができる。換言すれば、各引き出しは、それ自体の機械視覚システムを有することができる。任意選択的に、いくつかの実施態様では、機械視覚システム107は、単一の光学装置(例えば、図に示されるような1つの引出し当たりのカメラ)を含むことができる。11A~11B)。
【0039】
再び図2を参照すると、コントローラ109は、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化し、製品の所望のユニットに関連付けられた視覚インジケータ105のうちの1つ以上を作動させるように構成され得る。ここで、図に関連して例示的なプロセスを説明する。13A~13D。図13A,では、ユーザ(例えば、ECP)は、クライアント装置102.を使用して、製品の所望のユニットに対する要求に入る。クライアント装置102は、ネットワーク(図には示されていない)を介して、製品の所望のユニットに対する要求を自動製品位置100に送信することができる。13A~13D)。コントローラ(図に示されていない)自動製品ローカー100の13A~13D)は、製品の所望のユニットに対する要求を受信するように構成され得る。更に、コントローラは、ネットワークを介して製品の所望のユニットの要求を遠隔システムに送信するように更に構成され得る(図には示されていない)。13A~13D)。本明細書に記載されるように、遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)は、在庫データベースを含むことができ、かつ/又はそれにアクセスすることができる。遠隔システムは、データベースに問い合わせて、自動製品ローカー100.内の製品の所望のユニットの位置(複数可)を決定することができる。遠隔システムは、ネットワークを介してコントローラに応答を送信することができ、コントローラは、応答を受信することができ、この応答は、保管エリア内の製品の所望のユニットの位置(複数可)を含む。このような位置(複数可)は、引き出し内に特定の引き出し(複数可)及び/又は特定の位置(複数可)を含み得ることを理解されたい。本明細書に記載されるように、コントローラは、信号を送信して視覚インジケータ(図には示さず)を作動させるように構成され得る。13A~13D)は、ユーザーが引き出し103.内の製品の所望のユニットの位置(複数可)を識別するのを支援する103.任意に、本明細書に記載されるように、コントローラは引き出し103.をロック解除することができる。開放引き出し103を図に示す。13B及び13C,はまた、コントローラによって作動された(例えば、照明された)視覚インジケータ105を示す。これらの視覚インジケータは、ユーザーの利益のために、製品の所望の単位の位置を強調する。図13D,では、引き出し103はハウジングに戻される。本明細書に記載されるように、この移動(例えば、ハウジング101から引き出し103をハウジング101から引き出し、及び/又は引き出し103をハウジング101内に戻す)は、自動製品位置103によって、例えば、機械視覚システム及び/又は位置検出器を使用して検出することができる。これにより、コントローラは、機械視覚システムを開始させる。機械視覚システムを開始することによって、自動製品位置特定器100は、製品のユニットに関連付けられた機械可読ラベル(例えば、バーコード、UPC、SKU、テキスト、グラフィック)を読み取る/復号することができる。次いで、製品のそれぞれのユニットは、保管エリア内のそれぞれの位置に関連付けられ得る。次いで、製品のユニットのそれぞれのそれぞれの位置は、コントローラによって遠隔システムに送信され得る。換言すれば、コントローラは、ネットワークを介して更新された製品の在庫を遠隔システムに送信するように構成され得、データベースは、それに応じて更新され得る。任意に、本明細書に記載されるように、コントローラは引き出し103.をロックすることができる。
【0040】
代替的に又は追加的に、自動製品ローッカー100は、effortundlessに在庫管理され得る。例えば、ユーザー(例えば、ECP)は、保管エリア内の任意の空のスロット内に製品パッケージを配置することによって、1つ以上の引き出し及び在庫製品を開くことができる。従来のストレージシステムとは異なり、例えば、処方、電力、タイプなどによって、任意の方法でストレージを編成する必要はない。製品パッケージは、代わりに、貯蔵エリア内にランダムに配置され得る。引き出しを閉じると、コントローラは機械視覚システムを開始することができる。機械視覚システムを開始することによって、自動製品位置特定器100は、製品のユニットに関連付けられた機械可読ラベル(例えば、バーコード、UPC、SKU、テキスト、グラフィック)を読み取る/復号することができる。次いで、製品のそれぞれのユニットは、保管エリア内のそれぞれの位置に関連付けられ得る。次いで、製品のユニットのそれぞれのそれぞれの位置は、コントローラによって遠隔システムに送信され得る。換言すれば、コントローラは、ネットワークを介して更新された製品の在庫を遠隔システムに送信するように構成され得、データベースは、それに応じて更新され得る。
【0041】
再び図2を参照すると、いくつかの実施態様では、コントローラ109は、引き出し103.の状態に応じてアラームを提供するように構成され得る。条件のホストは、(コンピュータビジョンシステムによって認識されるように)逆さまなど、誤って挿入されている製品を含む、警報をトリガするように機能し得る。別の可能な警報条件として、コントローラ109は、例えば、ユーザーに通知するために、予め設定された期間より長い間、引き出し103が開いたままである(例えば、アンジャー)ことに応じてアラームを提供してもよい。加えて、コントローラ109は、保存領域内の環境条件(例えば、温度、湿度など)に応じてアラームを提供することができる。本開示は、引き出し103が、環境条件を検出するための様々なセンサを含み得ることを企図する。
【0042】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム107の光学装置107Cは、1Dバーコード、UPC、又はSKUなどの機械可読製品識別子を読み取り復号することができるバーコードスキャナ(図12参照)であり得る。機械可読製品識別子は、本明細書に記載されるように、製品パッケージ及び/又は製品自体に直接貼付され、かつ/又は直接印刷され得る。したがって、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化する工程は、バーコードスキャナを使用して、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を読み取る工程と、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を復号することも含み得る。それぞれの製品識別子を読み取り/復号した後、製品のそれぞれのユニットを、保管エリア内のそれぞれの位置と関連付けることができる。本開示は、コントローラ109及び/又は遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)のいずれかとのこの関連を実行することを企図する。
【0043】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム107の光学装置107Aは、デジタルカメラなどの撮像装置であり得る(図1を参照)。11A~11B)は、1Dバーコード、2Dバーコード、3Dバーコード、UPC、又はSKUなどの機械可読製品識別子の画像を取り込むことができる。撮像装置はまた、機械可読製品識別子として機能することができるテキスト及び/又はグラフィックの画像をキャプチャすることも可能である。例えば、テキスト及び/又はグラフィックは、ブランド名、製品名、製品説明、ロゴなどを挙げることができるが、これらに限定されない。これらの実装では、画像処理技術を使用して、機械可読製品識別子を復号することができる。したがって、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化する工程は、撮像装置によって捕捉された製品の画像を受信することを含むことができ、前記製品の前記画像を分析して、前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別し、前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号する工程と、を含む、方法。それぞれの製品識別子を分析/復号した後、製品のそれぞれのユニットを、保管エリア内のそれぞれの位置と関連付けることができる。本開示は、コントローラ109及び/又は遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)のいずれかとのこの関連を実行することを企図する。
【0044】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施態様では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて、製品を在庫化する工程は、製品の画像の一部分をトリミングすることを更に含む。画像をトリミングすることによって、製品識別子を含むことが予想される画像の部分に焦点を合わせることができる。したがって、画像の切り抜きの部分を分析して、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別する。更に、コントローラ109は、ネットワークを介して製品の画像を遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)に送信するように構成することができる。これらの実装では、画像は、バックアップ目的のために遠隔システムによって記憶されてもよく、又は画像処理(一部又は全て)は、コントローラ109から遠隔システムにオフセットされ得る。代替的に又は追加的に、コントローラ109は、メモリ内の製品の画像を記憶するように構成され得る。いくつかの実施態様では、画像は一時的に(例えば、画像処理を可能にするために)記憶され、その後、自動製品ローカー100.における保管要件を最小化するように書き込まれてもよい。
【0045】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施態様では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて、製品を在庫化する工程は、欠落した、認識されていない、又は非読み取り可能な製品識別子に関連付けられた記憶エリア内のそれぞれの位置のうちの1つ以上を識別することを更に含む。任意選択的に、コントローラ109は、製品の欠落ユニットと、認識されていない/非読み取り可能な製品識別子を有する製品のユニットとを区別するように構成され得る。前者は再ストックされてもよく、一方、後者は、機械視覚システムによる読み取りのために製品識別子を正確に配向するために再配置されてもよい(例えば、反転され、回転され、弛緩されてもよい)ことを理解されたい。例えば、機械学習アルゴリズムを使用して、欠落した、認識されていない、又は非読み取り可能な製品識別子と関連付けられた保管エリア内のそれぞれの位置のうちの1つ以上が、製品のユニットを含むかどうかを判定することができる。本開示は、いくつかの実施態様では、従来の視覚システム(例えば、パターン認識)を使用して、コントローラ109によって機械学習アルゴリズムを実行することができることを企図し、他の実施態様では、機械学習アルゴリズムは、遠隔システムによって実行され得る(すなわち、自動製品位置100からオフセットされる)ことを企図する。機械学習アルゴリズムは、紛失、認識されていない、又は非読み取り可能な製品識別子を識別するなどの特定のタスクを実行するために、既存のデータセットを使用して訓練され得る。機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。例示的な機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知のオープンソースマシン学習アルゴリズムであるTensorFlow,である。TensorFlowは、機械学習アルゴリズムの1つの例に過ぎない。本開示は、神経ネットワーク、支持ベクトル機械、最近傍アルゴリズム、教師あり学習アルゴリズム、教師なし学習アルゴリズムを含むがこれらに限定されない、他の機械学習アルゴリズムを使用することを企図する。
【0046】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施態様では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品を在庫化する工程は、機械学習アルゴリズムを使用して、製品の各ユニットのそれぞれのソースを決定するために、製品の画像を分析することを更に含む。これは、例えば、製品が複数のベンダー又は製造業者から供給される場合に特に有用である。換言すれば、自動製品ローッカー100は、異なる供給元(例えば、異なる製造業者からのコンタクトレンズ)から製品を保管するために使用され得る。上述のように、カメラなどの撮像装置を含む機械視覚システム107を使用して、機械可読コード(バーコード、UPC、SKU)及びテキスト及びグラフィックの両方の画像をキャプチャすることができ、次いで、画像処理技術を使用して製品識別子を復号することができる。本開示は、機械学習アルゴリズムが、異なるベンダー又は製造業者に関連付けられた機械可読コードを識別するために使用され得ることを企図する。これにより、自動製品棚100が適切な復号ルールを選択することが可能になる。代替的に又は追加的に、機械学習アルゴリズムを使用して、(機械可読コードの非存在下でさえ)テキスト及び/又はグラフィックに基づいて、製品のユニットのソースを識別することができる。本開示は、いくつかの実施態様では、機械学習アルゴリズムがコントローラ109によって実行され得ることを企図し、他の実施態様では、機械学習アルゴリズムは、遠隔システムによって実行され得る(すなわち、自動製品位置からオフセットされる)ことを企図する。機械学習アルゴリズムは、既存のデータセットを使用して訓練されて、製品の単位のソースを識別するなどの特定のタスクを実行することができる。機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。例示的な機械学習アルゴリズムが上記に提供される。
【0047】
様々な図に関して本明細書に記載される論理演算は、(1)コンピュータ実装された動作又はプログラムモジュール(すなわち、ソフトウェア)のシーケンスとして実装されてもよい(例えば、図14に記載されるcomputing、(2))内の相互接続されたマシン論理回路若しくは回路モジュール(すなわち、ハードウェア)として、及び/又は(3))のソフトウェアとハードウェアとの組み合わせである。したがって、開示される技術は、ハードウェア回路機構とソフトウェアとの任意の特定の組み合わせに限定されない。実装は、computingの性能及び他の要件に依存する選択の問題である。したがって、本明細書に記載される論理演算は、動作、構造デバイス、動作、又はモジュールとして様々に言及される。これらの動作、構造デバイス、行為、及びモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、専用デジタル論理、及びこれらの任意の組み合わせで実装されてもよい。また、図に示され、本明細書に記載されるよりも多い又は少ない動作が実行され得ることも理解されたい。これらの動作はまた、本明細書に記載されるものとは異なる順序で実行されてもよい。
【0048】
図14,を参照すると、本明細書に記載される方法が実装され得る例示的なcomputing 700が示されている。例示的なcomputing 700は、本明細書に記載される方法が実装され得る好適なコンピューティング環境の一例に過ぎないことを理解されたい。任意選択的に、computing 700は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ハンドヘルド又はラップトップデバイス、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、ネットワークパーソナルコンピュータ(PC)、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、組み込みシステム、及び/又は上記システム若しくはデバイスのうちの複数のものを含む分散コンピューティング環境。分散コンピューティング環境は、通信ネットワーク又は他のデータ伝送媒体に接続されたリモートcomputingが、様々なタスクを実行することを可能にする。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュール、アプリケーション、及び他のデータは、ローカル及び/又はリモートコンピュータ記憶媒体上に記憶されてもよい。
【0049】
その最も基本的な構成では、computing 700は、典型的には、少なくとも1つの処理ユニット706及びシステムメモリ704.を含む。Dependingの正確な構成及びタイプに応じて、システムメモリ704は、揮発性(ランダムアクセスメモリ(RAM)など)、不揮発性(読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリなど)、又は2つの何らかの組み合わせであってもよい。この最も基本的な構成は、破線702.によって図14に示されている。処理ユニット706は、演算装置700.の動作に必要な演算及び論理演算を実行する標準プログラマブルプロセッサであってもよい。computing 700はまた、computing 700.の様々な構成要素間で情報を通信するためのバス又は他の通信機構を含んでもよい。
【0050】
Computing 700は、追加の機能/機能性を有することができる。例えば、computing 700は、磁気ディスク又は光ディスク又はテープを含むがこれらに限定されない、取り外し可能な記憶装置708及び取り外し不可能な記憶装置710などの追加の記憶装置を含んでもよい。Computing 700はまた、デバイスが他のデバイスと通信することを可能にするネットワーク接続716を含んでもよい。Computing 700はまた、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどの入力デバイス714を有してもよい。ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、などの出力デバイス712もまた含まれてもよい。追加のデバイスは、computing 700.の構成要素間のデータの通信を容易にするために、バスに接続されてもよい。これらの装置は全て当該技術分野において周知であり、ここでは長さで論じられる必要はない。
【0051】
処理ユニット706は、有形のコンピュータ可読媒体でコード化されたプログラムコードを実行するように構成されてもよい。有形のコンピュータ可読媒体は、computing 700(すなわち、マシン)を特定の様式で動作させるデータを提供することができる任意の媒体を指す。実行のために処理ユニット706に命令を提供するために、様々なコンピュータ可読媒体が利用されてもよい。「コンピュータ記憶媒体」には、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実装された揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体が含まれ得る。システムメモリ704,取り外し可能記憶装置708,及び非取り外し可能記憶装置710は、有形のコンピュータ記憶媒体の全ての例である。例示的な有形のコンピュータ可読記録媒体としては、集積回路(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は特定用途向けIC)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、ホログラフィック記憶媒体、ソリッドステートデバイス、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、CD-ROM、デジタル多用途ディスク(DVD)、又は他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又は他の磁気記憶装置。
【0052】
一実施例では、処理ユニット706は、システムメモリ704.に記憶されたプログラムコードを実行してもよい。例えば、バスは、処理ユニット706が命令を受信及び実行するシステムメモリ704,にデータを搬送してもよい。システムメモリ704によって受信されたデータは、任意選択的に、処理ユニット706.による実行の前又は後に、取り外し可能な記憶装置708又は取り外し不可能な記憶装置710に記憶されてもよい。
【0053】
本明細書に記載される様々な技術は、ハードウェア若しくはソフトウェアに関連して、又は適切な場合にはこれらの両方の組み合わせに関連して実装されてもよい。かくして、本明細書に記載される方法及び装置を実装することができ、又はそれらのある特定の態様又は部分は、フロッピーディスケット、CD-ROM、ハードドライブ、又は任意の他の機械可読記憶媒体(コンピュータ可読記憶媒体)などの有形の非一時的記憶媒体内に具現化されたプログラムコード(即ち、命令)の形態をとることができ、プログラムコードがコンピュータなどの機械にロードされてそれによって実行されると、この機械は、本明細書に記載される技術を実行するための装置になる。プログラム可能なコンピュータ上でプログラムコードを実行する場合、コンピューティングデバイスは、プロセッサ、プロセッサによって読み取り可能な記憶媒体(揮発性及び不揮発性メモリ並びに/又は記憶素子を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、及び少なくとも1つの出力デバイスを含むことができる。1つ以上のプログラムは、例えば、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)、再利用可能制御などを使用することによって、本開示の主題に関連して記載されているプロセスを実装又は利用することができる。そのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するために、高レベル手続き型又はオブジェクト指向プログラミング言語で実装することができる。しかしながら、必要に応じて、プログラムはアセンブリ言語又は機械語で実装することができる。いずれにせよ、言語は、コンパイルされた言語又は解釈された言語であってもよく、ハードウェア実装と組み合わせることができる。
【0054】
主題は、構造的特徴及び/又は方法論的行為に特有な言語で記載されたが、添付される「特許請求の範囲」において定義される主題が上記の特定の特徴又は行為に必ずしも限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴及び行為は、「特許請求の範囲」を実施する例示的形態として開示される。
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図9C
図10
図11A
図11B
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図14
【誤訳訂正書】
【提出日】2022-06-06
【誤訳訂正1】
【訂正対象書類名】明細書
【訂正対象項目名】全文
【訂正方法】変更
【訂正の内容】
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本開示は、眼用レンズ用の自動製品に関し、より具体的には、眼用物体を分配し、患者情報を記録及び追跡し、患者用の異なるレンズを判定し、アイケア専門家のオフィスにおける眼用レンズの在庫を追跡及び制御するためのシステムに関する。
【0002】
アイケア専門家(eye care professional)又はECPの典型的なオフィスでは、オフィスに入る患者に分配するために、多くの異なる眼用レンズが在庫に保管される。典型的には、例えば、患者は、矯正レンズが必要であるかどうかを判定し、必要である場合、及び患者がコンタクトレンズを望む場合に眼を検査してもらう。このようなレンズを分配するために、ECPは、特定のレンズが適切であるかどうかを最初にテストし、完全な注文が発送され得るまで患者に十分な量を提供するために、オフィスに多くのレンズを保管している
【0003】
手動及び自動分配機械は既知であり、菓子及び暖かい食品から特定の市販の薬などの健康関連物品の範囲の多種多様な物品を分配するために利用される。これらの分配機械の大部分は販売時点装置として利用される販売機である。分配及び販売機は多くの地域で利用されているが、これらは、医療市場において広く使用されていない。アイケアの分野では、例えば、アイケア専門家は、自身及びレンズ製造業者の営業者が手動で保管した引き出しから試用コンタクトレンズを依然として分配する。これらの引き出しは、手動在庫管理を必要とし、単純にコンタクトレンズを保持する。更に、レンズを手動で保管するためのシステムを開発する必要がある。異なるストックキーピングユニット又はSKUは、屈折力、一日使い捨て、1週間使い捨て、2週間使い捨て、又は1ヶ月使い捨てなどの装着処方計画、レンズ製造業者、及びレンズ材料などの属性によって分離する必要がある。これは在庫の追跡を維持し、医師が患者のために選択するときに選択したレンズをより容易に位置特定するために、完全に満杯ではない多くの引き出しの使用を必要とする。
【0004】
しかしながら多種多様なコンタクトレンズへのリアルタイムのアクセスを適時に患者に提供するための手段及び方法を用いて、そのような専門家を支援するツールとして、眼の医療専門家によって利用され得るシステムに対する必要性が存在する。このような機械はまた、多数のレンズ、及び自動在庫管理を用いて在庫維持する必要がある増加するSKUをより良好に管理するために使用することができる。このような機械及びシステムはまた、それぞれの特定の個々の患者のニーズに適合するレンズへの即時アクセスを提供するために、そのようなレンズの製造業者によっても使用されるであろう。加えて、システムは、そのような患者のニーズをより良好に満たす新しい製品をより良好に提供するためにータ分析を実施するために、製品情報を送達することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態は、上記の臨床的要求に対処する装置及び方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
例示的な自動製品棚が本明細書に記載される。自動製品棚は、ハウジングと、ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成された引き出しと、を含むことができる。引き出しは、製品(例えば、1つ以上のコンタクトレンズを含むパッケージ)を受容するように構成された保管エリアを画定することができる。自動製品棚はまた、保管エリア内の製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、ハウジング内に配置され、製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムと、を含むことができる。機械視覚システムは、光学装置を含むことができる。更に、自動製品棚は、ハウジング内に配置され、機械視覚システムに動作可能に連結されているコントローラを含むことができる。コントローラは、プロセッサ及びメモリを含むことができる。コントローラは、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品の在庫表を作り、製品の所望のユニットに関連付けられた視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させるように構成され得る。
【0007】
上述の主題はまた、コンピュータ制御装置、コンピュータプロセス、コンピューティングシステム、又はコンピュータ可読記憶媒体などの製造物品として実装され得ることを理解されたい。
【0008】
他のシステム、方法、特徴、及び/又は利点は、以下の図面及び詳述を考察すれば、当業者には明らかになるであろう。そのような付加的システム、方法、特徴、及び/又は利点の全てが本説明に含まれ、添付される「特許請求の範囲」によって保護されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図面中の構成要素は、必ずしも必ずしも縮尺通りではない。同じ参照番号は、複数の図を通して対応する部分を指す。
図1】本明細書に記載される実施形態のための例示的な動作環境である。
図2】本明細書に記載される実施形態による自動製品のブロック図である。
図3A】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図3B】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図3C】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図(図3C)である。
図4】本明細書に記載される実施形態による自動製品の等角図である。
図5A】本明細書に記載される実施形態による自動製品を示す。図5Aは、引き出しの保管エリアを示す拡大窓と共に自動製品を示す等角図である。図5Bは、図5Aに示される引き出しのうちの1つの一部分を示す等角図を示す。
図5B】本明細書に記載される実施形態による自動製品を示す。図5Aは、引き出しの保管エリアを示す拡大窓と共に自動製品を示す等角図である。図5Bは、図5Aに示される引き出しのうちの1つの一部分を示す等角図を示す。
図6A】本明細書に記載される実施形態による視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)である。
図6B】本明細書に記載される実施形態による視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)である。
図7】本明細書に記載される実施形態による自動製品の等角図を示す。
図8A】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図8B】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図8C】本明細書に記載される実施形態による自動製品の正面図である。図8A~8Cは、それぞれ異なる引き出し構成を示す。
図9A】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図9B】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図9C】製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けを示す。
図10】それぞれが本明細書に記載される実施形態によるラベルを有する、複数の製品パッケージを示す。
図11A】本明細書に記載される実施形態による自動製品一部分の等角図を示す図11Aは、サイドパネルなしの自動製品の前側からの図を示す。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品の側面からの図を示す。
図11B】本明細書に記載される実施形態による自動製品一部分の等角図を示す図11Aは、サイドパネルなしの自動製品の前側からの図を示す。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品の側面からの図を示す。
図12】本明細書に記載される実施形態による自動製品の等角図である。
図13A】本明細書に記載される実施形態による自動製品を使用する例示的なプロセスを示す。
図13B】本明細書に記載される実施形態による自動製品を使用する例示的なプロセスを示す。
図13C】本明細書に記載される実施形態による自動製品を使用する例示的なプロセスを示す。
図13D】本明細書に記載される実施形態による自動製品を使用する例示的なプロセスを示す。
図14】例示的なコンピューティング装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書における説明及び特許請求の範囲において、用語「約」は、変更によりプロセス又は装置が不適合とならない限り、列挙された値が幾分変更され得ることを示す。例えば、いくつかの要素に関して用語「約」は、±0.1%の変動を指すことができ、他の要素に関して用語「約」は、±1%若しくは±10%又はその中の任意の点の変動を指すことができる。
【0011】
本明細書で使用するとき、用語「実質的に」又は「実質的な」は、行為、特徴、特性、状態、構造、物品、又は結果の完全な又はほぼ完全な欠如を指す負の表記で使用される場合にも同様に適用可能である。例えば、「実質的に」平坦である表面は、完全に平坦であるか、又はほぼ平坦であり、その効果は完全に平坦であるかのように同じである
【0012】
本明細書で使用するとき、「a」、「an」、及び「the」などの用語は、単数の実体のみを指すことを意図するものではなく、具体的な例が例示のために使用され得る一般的な部類を含む。
【0013】
本明細書で使用するとき、単数形に定義される用語は、複数に定義された用語を包含することを意図しており、その逆もまた同様である。
【0014】
本明細書において「一実施形態」、「特定の実施形態」、「いくつかの実施形態」又は「実施形態」などに言及する場合、述べられるその実施形態(1つ若しくは複数)が、特定の機能又は特徴を含み得るが、全ての実施形態が、その特定の機能、構造、又は特徴を必ずしも含むわけではないことを示す。更に、そのような句は、必ずしも同一の実施形態に言及するものではない。更に、特定の特徴、構造、又は特性が実施形態に関連して記載される場合、明確に記載されているかどうかにかかわらず、他の実施形態に関連するこのような特徴、構造、又は特性への影響は、当業者の知見内であるものとする。以下の説明の目的のために、用語「上部」、「下部」、「右」、「左」、「垂直」、「水平」、「上部」、「底部」、及びそれらの派生語は、図面に配向されているように本発明に関連するものとする。用語「上に重なる」、「上に配置されている」、又は「上に配置された」という用語は、第1の要素が第2の要素上に存在することを意味し、介在要素が第1の要素と第2の要素との間を接続する。「直接接触」又は「取り付けられた」という用語は、第1の要素及び第2の要素が、2つの要素の境界面においていずれの中間要素もなく接続されることを意味する。
【0015】
本明細書における任意の数値範囲への言及は、その範囲に包含される各数値(分数及び整数を含む)を明示的に含む。例示するために、本明細書において、「少なくとも50」又は「少なくとも約50」の範囲には、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60などの整数と、分数50.1、50.2 50.3、50.4、50.5、50.6、50.7、50.8、50.9などが含まれる。更なる説明では、本明細書において、「50未満」又は「約50未満」の範囲には、整数49、48、47、46、45、44、43、42、41、40などと、分数49.9、49.8、49.7、49.6、49.5、49.4、49.3、49.2、49.1、49.0などが含まれる
【0016】
特に定義されない限り、本明細書で用いる技術的及び科学的な用語は全て、当業者によって共通に解釈されるものと同じ意味を有する。本開示を実施又は試験するうえで、本明細書に記載されるものと同様又は同等のいかなる方法及び材料も使用し得る。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、用語「含む/備える(comprising)」及びその変化形は、用語「含む(including)」及びその変化形と同義語として使用されるオープンで非限定的な用語である。本明細書で使用される用語「任意追加の」又は「任意追加的に」は、その後に記述される特徴、イベント又は状況が発生してもしなくてもよいこと、説明に前述の特徴、イベント又は状況が発生する事例及び発生しない事例が含まれることを意味する。コンタクトレンズを保管するための自動製品棚について実施形態が説明されるが、実施形態はそれらに限定されず、他のタイプの製品を保管するための自動製品に適用可能であることは、当業者には明らかとなろう。
【0017】
自動製品保管が本明細書に記載される。このような自動製品は、コンタクトレンズなどの製品追跡/在庫表の作成のために使用され得る。例えば、本明細書に記載の自動製品は、(i)保管から取り出された製品のユニットの追跡を維持すること、(ii)在庫のニーズをユーザに知らせること、(iii)製品の注文を自動的に行うこと、(iv)全ての定期的に処方されたレンズの保管スペースを含むこと、及び/又は(v)停電中に動作することができる
【0018】
ここで図1を参照すると、本明細書に記載される実施形態のための例示的な動作環境が示されている。図1に示すように、自動製品棚100、クライアント装置102、及び遠隔システム102は、1つ以上のネットワーク200よって動作可能に連結され得る。自動製品100は、以下に詳細に記載される。更に、クライアント装置102は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は携帯電話などのコンピューティング装置(例えば、図14コンピューティング装置700)とすることができ、遠隔システム104は、サーバなどのコンピューティング装置(例えば、図14コンピューティング装置700)とすることができる。任意選択的に、いくつかの実施形態では、遠隔システム104は、クラウドベースのシステム、例えば、要求に応じてクライアント装置102のニーズに答えるために割り当てられるプロセッサ及びデータ記憶装置などの1つ以上のコンピュータシステムリソースである。クラウドベースのシステムは、当該技術分野において既知であり、以下に更に詳細に記載されない。いくつかの実施形態では、遠隔システム104は、データベース104Aを含む又はそれにアクセスすることができる。代替的に又は追加的に、遠隔システム104は、電子医療記録(EMR)104Bを含む又はアクセスすることができる。
【0019】
上述のように、自動製品100クライアント装置102及び遠隔システム104は、1つ以上のネットワーク200によって接続され得る。本開示は、ネットワーク200が任意の好適な通信ネットワークであることを検討する。ネットワークは、1つ以上の点で互いに類似し得る。代替的に又は追加的に、ネットワークは、1つ以上の点で互いに異なることができる。ネットワーク200は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)、広域ネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、仮想プライベートネットワーク(VPN)などを含むことができ、上記のネットワークのいずれかの部分又は組み合わせを含み得る。自動製品棚100、クライアント装置102及び遠隔システム104は、1つ以上の通信リンクを介してネットワーク200に連結され得る。本開示は、通信リンクが任意の好適な通信リンクであることを検討する。例えば、通信リンクは、有線リンク、無線リンク、及び光リンクを含むがこれらに限定されない、データ交換を容易にする任意の媒体によって実施され得る。例示的な通信リンクとしては、LAN、WAN、MAN、イーサネット、インターネット、又はWiFiWiMax3G、4G、若しくは5Gなどの任意の他の有線若しくは無線リンクが挙げられるが、これらに限定されない。
【0020】
本開示は、参照によりその全体が本明細書に明示的に組み込まれる、2018年12月17日に出願され、「DISTRIBUTION AND INVENTORY SYSTEM AND METHODS OF USING THE SAME」と題された米国特許出願第16/222,819号に記載されるように、自動製品棚100、クライアント装置102及び遠隔システム104が、在庫表の作成及び出荷/配送機能を実行するように相互作用することができることを検討する。例えば、後述するように、遠隔システム104は、自動製品100に保管された製品(例えば、コンタクトレンズ)の在庫を反映するデータベース104Aを管理/維持することができる。ネットワーク200介してメッセージを交換することにより、遠隔システム104は、自動製品100ら製品在庫更新を有するメッセージを受信することができる。遠隔システム104はまた、自動製品100及び/又はクライアント装置102からの要求に応じてデータベース104Aを調べることできる。本開示は、ユーザ(例えば、アイケア専門家(ECP)などの医療専門家)が、クライアント装置102を使用して自動製品棚100及び/又は遠隔システム104と相互作用することができることを検討する。例えば、クライアント装置102は、ウェブブラウザを使用して、自動製品100及び/又は遠隔システム104とのアプリケーション及び/又はインタフェースを実行することができる。
【0021】
ここで図2を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品100のブロック図が示されている。自動製品100は、ハウジング101及び1つ以上の引き出し103を含むことができる。引き出し103のそれぞれは、製品を受容するように構成された保管エリア(例えば、図5A~5Bの保管エリア104)を画定することができる。本明細書に記載されるように、引き出し103のそれぞれは、ハウジング101に摺動可能に収容可能である。言い換えれば、引き出し103は、例えば、製品へのアクセスを提供するために、ハウジング101から引き抜くことができる(例えば、図7、13B、13Cによって示されるように)。一方、引き出し103は、ハウジング101内に収容され得る(例えば、図4、5A、13Aに示されるように)
【0022】
自動製品100はまた、保管エリア内の製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータ105を含むことができる。更に、自動製品100は、ハウジング101内に配置され、製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システム107を含むことができる。機械視覚システム107は、光学装置を含むことができる。更に、自動製品100は、ハウジング101に配置されたコントローラ109を含むことができる。コントローラ109は、コンピューティング装置(例えば、図14コンピューティング装置700)であり得る。自動製品100を使用するための1つの例示的なコントローラは、英国のRaspberry Pi FoundationのRASPBERRY PIである。
【0023】
本開示は、機械視覚システム107及びコントローラ109が、例えば、1つ以上の通信リンクを介して動作可能に連結され得ることを検討する。本開示は、通信リンクが任意の好適な通信リンクであることを検討する。加えて、視覚インジケータ105及びコントローラ109は、例えば、1つ以上の通信リンクを介して動作可能に連結され得る。例えば、通信リンクは、有線リンク、無線リンク、及び光リンクを含むがこれらに限定されない、データ交換を容易にする任意の媒体によって実施され得る。これにより、コントローラ109は、機械視覚システム107及び/又は視覚インジケータ105データを交換することができる。
【0024】
任意選択的に、いくつかの実施形態では、自動製品100は、ハウジング101に配置された電源111を含み得る。例えば、自動製品100は、通常動作中にグリッド電力(例えば、居宅/企業に供給される標準交流(A/C)電力)に接続するように構成され得る。本開示は、電源111が、途絶(例えば、停電)に応答して自動製品100に電力を供給することができることを検討する。電源111は、任意選択的に電池であり得る
【0025】
任意選択的に、いくつかの実施形態では、自動製品100は、ハウジング101内に配置され、引き出し103を固定するように構成されたロック装置113を含むことができる。例えば、ロック装置113は、パスコードキーカード、無線周波数識別(RFID)、又はバイオメトリクス(例えば、認証)で動作可能な解放機構で引き出し103を固定する電子ロックであり得る。クライアント装置102は、ネットワークを介して自動製品100に認証情報を送信することができることを理解されたい。認証は、自動製品100において、及び/又は遠隔システムにおいて遠隔で局所的に実行することができる。あるいは、ロック装置113は機械的ロックであってもよく、これは、物理的キーで動作可能な解放機構を用いて引き出し103を固定する。
【0026】
任意選択的に、いくつかの実施形態では、自動製品100は、引き出し103移動を検出するように構成され得る。以下に記載されるように、機械視覚システム107は、引き出し103移動に応答して開始され得る。いくつかの実施形態では、コントローラ109は、機械視覚システム107使用して引き出し103の移動を検出するように構成され得る。例えば、自動製品100は、引き出し103に配置された機械可読コードを含む位置ストリップを含むことができる。位置ストリップは、仕切りのうちの1つ以上に沿って、又はそれに隣接して配置され得る(例えば、図5A~5B中の仕切り400。機械可読位置コードは、製品のユニットを受容する引き出し内の各スロットに対応して提供され得ることを理解されたい。この実施形態では、機械視覚システム107(例えば、撮像装置又はバーコードスキャナ)は、位置ストリップを読み取る/復号するように構成され得る。この情報はコントローラ109に送信及びコントローラ109によって受信されることができ、コントローラ109、引き出し103の移動を検出するように構成され得る。代替的に又は追加的に、自動製品100は、ハウジング101対する引き出し103の位置を感知するように構成された位置検出器115を更に含むことができる。例えば、位置検出器115は、スルービーム光電センサであり得る。この実施形態では、貫通孔を有するプレート自動製品100に提供され得る。引き出し103がハウジング101対して移動すると、光ビームはプレート上を平行移動し、光電センサは、光ビームが貫通孔のそれぞれを通過するときを検出する。この情報はコントローラ109に送信及びコントローラ109によって受信されることができ、コントローラ109は、相対位置引き出し103追跡するように構成され得る。任意選択的に、自動製品100は、引き出しがハウジングの内外に摺動する速度を安定化させるための引き出し緩衝材を含むことができる。
【0027】
ここで図3A~3Cを参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品棚100の正面図(図3A)、側面図(図3B)、及び等角図図3C)が示される。ハウジング101及び複数の引き出し103が図3A~3Cに示されている引き出し103は、4つの比較的小さい引き出し(例えば、上部4つの引き出し)及び4つの比較的大きい引き出し(例えば、下部4つの引き出し)を含む。異なるサイズの引き出し103は、異なるサイズの製品を収容するために提供され得る。例えば、上部4つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、一方、下部4つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされ得る。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、単なる例として提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0028】
ここで図4を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103を図4に示す。引き出し103は、3つの比較的小さい引き出し(例えば、上部3つの引き出し)及び3つの比較的大きい引き出し(例えば、下部3つの引き出しを含む。上記のように、異なるサイズの引き出し103、異なるサイズの製品を収容するために提供され得る。例えば、上部3つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、一方、下部3つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされ得る。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、単なる例として提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0029】
自動製品棚100はまた、視覚インジケータ(例えば、図2の視覚インジケータ105)を含むことができる。視覚インジケータのそれぞれは、発光ダイオード(LED)などの発光器であり得る。発光器は単なる例として供されることを理解されたい。本開示は、視覚インジケータが、グラフィック表示を含むがこれらに限定されない他の要素であり得ることを検討する。上記のように、視覚インジケータ(例えば、図2の視覚インジケータ105)は、コントローラ(例えば、図2のコントローラ109)に動作可能に連結され得る。視覚インジケータは、自動製品100の所望の製品の位置ユーザ(例えば、アイケア専門家(ECP)などの健康専門家)に通知するために提供される。本明細書に記載されるように、視覚インジケータは、自動製品100の外部表面上に(例えば、引き出し上及び/又は引き出しに隣接して)、及び/又は自動製品100の保管エリア内部に(例えば、製品パッケージに隣接して)提供することができる。コントローラは、所望の製品が配置されている(例えば、引き出し及び/又は引き出し自体内の位置)位置をユーザに通知するために、1つ以上の視覚インジケータに作動信号を送信することができる。本明細書に記載されるように、コントローラは、自動製品100の外部上の1つ以上の視覚インジケータを作動させるか、及び/又は引き出し内の1つ以上の視覚インジケータを作動させることができる。いくつかの実施形態では、視覚インジケータは、例えば、状態の変化をユーザに警告するために、色の変化、点滅、あるいは状態の変化などによって、エラーを示し得る。視覚インジケータはまた、製品をに装填するときに、ユーザ(例えば、ECP、スタッフ、従業員、第三者、又は他のユーザ)を棚内の利用可能な位置に案内することがある。特定の実施形態では、視覚インジケータは、誘導されているものを指定するために、異なる画像、色、又は他の指示を表示することがある。例えば、装置の各ユーザは、グラフィック表示の場合には、特定のアイコン、グラフィック、又はテキストに関連付けられ得る。又は、LED又は他の発光視覚インジケータの場合、特定のユーザは、に動作可能に関連付けられたソフトウェアアプリケーションにおいて所与の色又は点滅シーケンスに関連付けられることができ、それにより、複数のユーザは、棚内の正しい位置に視覚インジケータ上の割り当てられた色に従うことによって、同時にユーザの所望の製品に誘導され得る
【0030】
ここで図5A~5Bを参照する、本明細書に記載される実施形態による自動製品100が示されている。図5Aは、引き出し103の保管エリア104を示す拡大ウィンドウと共に自動製品100を示す等角図である。ハウジング101及び複数の引き出し103を図5Aに示す。引き出し103は、2つの比較的小さい引き出し(例えば、上部2つの引き出し)及び3つの比較的大きい引き出し(例えば、下部3つの引き出しを含む。上記のように、異なるサイズの引き出し103、異なるサイズの製品を収容するために提供され得る。例えば、上部2つの引き出しは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされてもよく、一方、下部3つの引き出しは、3対(3p)又は5対(5p)コンタクトレンズパッケージを収容するようにサイズ決めされ得る。引き出し103の数、サイズ、及び/又は配置は、単なる例として提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0031】
更に、図5Aに示す引き出し103のそれぞれは、その外面103A上に配置された視覚インジケータ105を含む。図5Aでは、視覚インジケータ105は、引き出し103の外面103A上に(例えば、引き出しのハンドル上又はその近くに)配置されている。図5Aに示す視覚インジケータ105の配置は、単なる例として提供されることを理解されたい。本明細書に記載されるように、視覚インジケータ105は、所望の製品の場所をユーザに通知し、その結果、視覚インジケータ105は、ユーザの利益のために特定の引き出し103を(例えば、作動されたとき)強調表示するために、引き出し及び/又はその近くの任意の位置に配置され得る。したがって、本開示は、引き出し103外面103Aではなく、引き出し103の外面103Aに隣接して視覚インジケータ105を任意選択的に提供することができることを検討する。図5Aでは、視覚インジケータ105のうちの1つ、すなわち、自動製品100の最上部からの第2の視覚インジケータ105を作動させる(例えば、点灯させる)。これは、所望の製品がこの特定の引き出し103に位置することをユーザに知らせる
【0032】
図5Aの拡大窓は、引き出し103保管エリア104を示す。保管エリア104は、製品を受容することを理解されたい。本明細書に記載の実施例では、製品はコンタクトレンズである。製品は、任意選択的に、1つ以上の製品パッケージ300(例えば、箱、カートン、包み紙などの容器)に収容され得る。例えば、製品パッケージ300は1つ以上のコンタクトレンズを含み得る。自動製品100は、複数の製品パッケージ300すなわち、製品の複数のユニットを受容することができる。図5Aでは、製品パッケージ300は、保管エリア104で並んで列に配置されている。言い換えれば、製品パッケージ300(本明細書では「製品のユニット」と呼ばれることもある)は、仕切り間の一列に配置されている。加えて、視覚インジケータ105のセットは、保管エリア104に提供され得る。それぞれの視覚インジケータ105は、製品パッケージ300それぞれに隣接して提供される。拡大ウィンドウに示されるように、2つの製品パッケージ300に隣接するそれぞれの視覚インジケータ105(すなわち、保管エリア104から取り出される製品パッケージ)が作動される(例えば、照明される)。これ、所望の製品が保管エリア104のこれらの特定の位置に位置することをユーザに知らせる
【0033】
図5Bは、図5Aに示される引き出し103のうちの1つの一部分を示す等角図を示す。図5Bに示すように、引き出し103は、保管エリア104に配置された複数の仕切り400を更に含むことができる。加えて、引き出し103は、製品を受容するように構成された複数のトレイ420を更に含むことができ、トレイ420のそれぞれは、隣接する仕切り400間に配置されている。トレイ420のそれぞれは、製品(例えば、製品パッケージ300)のユニットを受容するための複数のスロット440を含むことができる。図5Bに示すように、視覚インジケータ105のそれぞれのセットは、仕切り400それぞれに沿って配置され得る。視覚インジケータ105は、1つの視覚インジケータ105が各スロット440隣接して配置されるように、仕切り400に沿って直線的に配置され得る図5Bでは、視覚インジケータ105のセットが点線のボックスによって示されている。したがって、視覚インジケータ105は、製品パッケージ300うちの1つの両側に隣接して配置され、これは、作動される(例えば、照明される)ときに、製品の所望のユニットの特定の位置をユーザの利益のために強調表示する。
【0034】
ここで図6A~6Bを参照する、本明細書に記載される実施形態による視覚インジケータ105のセットの上面図(図6A)及び側面図(図6B)が示されている。本明細書に記載されるように、視覚インジケータ105のセットは、仕切り(例えば、図5B仕切り400)に沿って配置され得る。いくつかの実施形態では、視覚インジケータ105は、仕切りに沿って直線的に配置されている。図6A~6Bは、視覚インジケータ105は等間隔で配置されている。これは、スロットサイズが同じであるためである。本開示は、視覚インジケータ105が、例えば、スロットサイズが異なる場合に、等しくない間隔で配置され得ることを検討する。言い換えれば、視覚インジケータ105は、1つの視覚インジケータ105が各スロットに隣接して提供されるようにサイズ決め及び/又は間隔を置かれ得る。視覚インジケータ105間の数、サイズ、及び/又は間隔は、単なる例として提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0035】
ここで図7を参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103が示される図7では、引き出し103のうちの1つは、ハウジング101から引き出され、製品をユーザに露出させる
【0036】
ここで図8A~8Cを参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品棚100の正面図が示されている。図8A~8Cは、異なる引き出し構成を示す。図8Aは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージにサイズ決めされた2つの引き出し、3対(3p)コンタクトレンズパッケージにサイズ決めされた1つの引き出し、及び5対(5p)コンタクトレンズパッケージ用にサイズ決めされた1つの引き出しを有する構成を示す。図8Bは、5対(5p)コンタクトレンズパッケージ用にサイズ決めされた6つの引き出しを有する構成を示す。図8Cは、1対(1p)コンタクトレンズパッケージにサイズ決めされた4つの引き出し、3対(3p)コンタクトレンズパッケージにサイズ決めされた1つの引き出し、及び5対(5p)コンタクトレンズパッケージ用にサイズ決めされた3つの引き出しを有する構成を示す。引き出しの数、サイズ、及び/又は配置は、単なる例として提供され、他の構成が可能であることを理解されたい。
【0037】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム(例えば、図2の機械視覚システム107)は、製品に関する情報を捕捉することができる。本開示は、そのような情報が製品パッケージ及び/又は製品自体と関連付けられ得ることを検討する。例えば、製品パッケージは、バーコード(1D、2D、又は3D)、汎用製品コード(UPC)、及び/又はストックキーピングユニット(SKU)などのラベルを含むことができる。ここで図9A~9Cを参照する、製品パッケージに含まれる例示的なラベル付けが示されている。いくつかの実施態では、ラベル500は、製品パッケージ300に貼付される(図9A~9Cを参照)。図9A~9Cでは、ラベル500は、2Dバーコード(例えば、QRコード)を含む。いくつかの実施態では、ラベル600は、製品パッケージ300上に直接印刷される(図9Cを参照)。図9Cでは、ラベル600はUPCである。他の実施態では、ラベルは、製品自体(図示せず)上に含まれてもよく、及び/又は製品自体に貼付され得る。更に、本開示は、製品に関する情報が、製品パッケージ又は製品自体に含まれる及び/又は製品パッケージ又は製品自体に付されるテキスト(例えば、ブランド名、製品名、製品の説明など)及び/又はグラフィック(例えば、ブランドロゴ、製品ロゴ)であり得ることを検討する(9B、9C参照)。製品に関連する情報は、機械学習アルゴリズムによって、光学文字認識(OCR)、又は本明細書でより詳細に説明される他の手段によって、コンピュータビジョンシステムによって認識され得る。本開示は、自動製品100に保管された製品パッケージのそれぞれがラベルを含むことができることを検討する。図10は、それぞれラベル500を有する複数の製品パッケージ300を示す。製品パッケージ300は、本明細書に記載される自動製品の内側に保管されることができ、機械視覚システムは、ラベル300を読み取る/復号することによって製品に関する情報を捕捉することができる。
【0038】
ここで図11A~11Bを参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品棚100の一部分の等角図を示す。ハウジング101及び複数の引き出し103が図11A~11Bに示されている。図11Aは、サイドパネルなしの自動製品100の前側からの図を示す。外部引き出し面のうちの1つは、視認性のために図11Aにおいて透明である。図11Bは、サイドパネルなしの自動製品100の側面からの図を示す。図11A~11Bは、ハウジング101に配置された機械視覚システムを示す。図11A~11Bの機械視覚システムは、光学装置107A及び光反射装置107B(まとめて、図11A~11Bの「機械視覚システム」と称する)を含む光学装置107Aは、デジタルカメラなどの撮像装置であり得る。多くの好適なカメラのうちの1つは、E-Consystemsモデル3CAM_CU135_TCを含む。デジタルカメラは、レンズ、センサ、及び画像プロセッサを含む。デジタルカメラは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。また、光反射装置107Bは、保管エリアの少なくとも一部分から反射された光を光学装置107Aに向けるように構成され得る。例えば、光反射装置としては、鏡、プリズム、レンズなどが挙げられるが、これらに限定されない。図11A~11Bに示されるように光学装置107A及び光反射装置107Bは、引き出し103両側に配置されている。光反射装置107Bは、光反射面が光学装置107A軸に対して下向きに向けられるような角度で配置されている。このようにして、光反射面107Bは、引き出しの保管エリアの一部分から反射された光を光学装置107Aに向け、これにより光学装置107Aは、保管エリア内の製品のユニットの画像を捕捉することができる。光学装置107A及び光反射装置107Bの特性、サイズ、及び/又は配置は、所望の画像フィールドに依存することを理解されたい。本開示は、1つ以上の光学装置107A及び/又は1つ以上の光反射面107Bが、機械視覚システムを形成することができることを検討する。上記のように、これは、所望の画像フィールドによって決定される。更に、本開示は、機械視覚システムが、1つ以上の光学装置107Aのみを含むことができる(すなわち、光反射面107Bを有さない)ことを検討する。これは、例えば、保管エリアのサイズ、光学装置特性、光学装置の数などに依存する。
【0039】
ここで図12参照すると、本明細書に記載される実施形態による自動製品棚100の等角図が示されている。ハウジング101及び複数の引き出し103を図12に示す。図12は、引き出し103の外面なしの自動製品棚100の前面からの図を示す。図12の機械視覚システムは、光学装置107Cを含む。光学装置107Cは、バーコードスキャナであり得る。バーコードスキャナは、印刷された機械可読コード(例えば、バーコード)を読み取り、コンピューティング装置に出力することができる。バーコードスキャナとしては、レーザスキャナ、電荷結合装置(CCD)スキャナ、及び全方向スキャナが挙げられるが、これらに限定されない。バーコードスキャナは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下で更に詳細に説明されない。
【0040】
本明細書に記載されるように、自動保管棚100は、複数の引き出し及び複数の機械視覚システムを含むことができる。いくつかの実施態では、それぞれの機械視覚システム(例えば、図11A図11Bの光学装置107A/光反射装置107B又は図12の光学装置107Cは、それぞれの引き出しに提供され得る。言い換えれば、各引き出しは、それ自体の機械視覚システムを有することができる。任意選択的に、いくつかの実施態では、機械視覚システム107は、単一の光学装置(例えば、図11A~11Bに示されるような引出し毎に1つのカメラ)を含むことができる。
【0041】
再び図2を参照すると、コントローラ109は、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品の在庫表作り、製品の所望のユニットに関連付けられた視覚インジケータ105のうちの1つ以上を作動させるように構成され得る。ここで、図13A~13Dに関連して例示的なプロセスを説明する。図13Aでは、ユーザ(例えば、ECP)は、クライアント装置102を使用して、製品の所望のユニットに対する要求を入力する。クライアント装置102は、ネットワーク(図13A~13Dには示されていない)を介して、製品の所望のユニットに対する要求を自動製品100に送信することができる。自動製品棚100のコントローラ(図13A~13D示されていないは、製品の所望のユニットに対する要求を受信するように構成され得る。更に、コントローラは、製品の所望のユニットに対する要求をネットワークを介して遠隔システム図13A~13Dには示されていない)に送信するように更に構成され得る本明細書に記載されるように、遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)は、在庫データベースを含むことができ、及び/又はそれにアクセスすることができる。遠隔システムは、自動製品棚100内の製品の所望のユニット(1つ若しくは複数)の位置(1つ若しくは複数)を決定するために、データベースに問い合わせることができる。遠隔システムは、ネットワークを介してコントローラに応答を送信することができ、コントローラは、保管エリア内の製品の所望のユニット(1つ若しくは複数)の位置(1つ若しくは複数)を含む応答を受信することができる。このような位置(1つ若しくは複数)は、引き出し(1つ若しくは複数)内に特定の引き出し(1つ若しくは複数)及び/又は特定の位置(1つ若しくは複数)を含み得ることを理解されたい。本明細書に記載されるように、コントローラは、引き出し103内の製品の所望のユニット(1つ若しくは複数)の位置(1つ若しくは複数)をユーザが識別するのを支援するために、視覚インジケータ(図13A~13Dには示されていない)を作動させるために信号を送信するように構成され得る。任意選択的に、本明細書に記載されるように、コントローラは引き出し103ロック解除することができる。開放引き出し103を図13B及び13Cに示し、これはまた、コントローラによって作動された(例えば、照明された)視覚インジケータ105を示す。これらの視覚インジケータは、ユーザの利益のために、製品の所望のユニットの位置を強調表示する。図13Dは、引き出し103はハウジングに戻される。本明細書に記載されるように、この移動(例えば、ハウジング101から引き出し103引き出し、及び/又はハウジング101への引き出し103の戻し)は、自動製品棚100によって、例えば、機械視覚システム及び/又は位置検出器を使用して検出することができる。これにより、コントローラは、機械視覚システムを開始する。機械視覚システムを開始することによって、自動製品100は、製品のユニットに関連付けられた機械可読ラベル(例えば、バーコード、UPC、SKU、テキスト、グラフィック)を読み取る/復号することができる。次いで、製品のそれぞれのユニットは、保管エリア内のそれぞれの位置に関連付けられ得る。次いで、製品のそれぞれのユニットそれぞれの位置は、コントローラによって遠隔システムに送信され得る。言い換えれば、コントローラは、ネットワークを介して更新された製品の在庫を遠隔システムに送信するように構成されることができ、データベースは、それに応じて更新され得る。任意選択的に、本明細書に記載されるように、コントローラは引き出し103ロックすることができる。
【0042】
代替的に又は追加的に、自動製品100は、に在庫補充され得る。例えば、ユーザ(例えば、ECP)は、保管エリア内の任意の空のスロット内に製品パッケージを配置することによって、1つ以上の引き出しを開き、製品を在庫補充することができる。従来の保管システムとは異なり、例えば、処方、電力、タイプなどによって、任意の方法で保管を編成する必要はない。代わりに、製品パッケージは、保管エリア内にランダムに配置され得る。引き出しを閉じると、コントローラは機械視覚システムを開始することができる。機械視覚システムを開始することによって、自動製品100は、製品のユニットに関連付けられた機械可読ラベル(例えば、バーコード、UPC、SKU、テキスト、グラフィック)を読み取る/復号することができる。次いで、製品のそれぞれのユニットは、保管エリア内のそれぞれの位置に関連付けられ得る。次いで、製品のそれぞれのユニットそれぞれの位置は、コントローラによって遠隔システムに送信され得る。言い換えれば、コントローラは、ネットワークを介して更新された製品の在庫を遠隔システムに送信するように構成されることができ、データベースは、それに応じて更新され得る。
【0043】
再び図2を参照すると、いくつかの実施態では、コントローラ109は、引き出し103の状態に応じて警報を提供するように構成され得る。条件のホストは、(コンピュータ視覚システムによって認識されるように)逆さまなど、誤って挿入されている製品を含む、警報をトリガするように機能し得る。別の可能性のある警報条件として、コントローラ109は、例えば、ユーザに通知するために、予め設定された期間より長い間、引き出し103が開いたままである(例えば、半開き)ことに応じて警報を提供してもよい。加えて、コントローラ109は、保管エリア内の環境条件(例えば、温度、湿度など)に応じて警報を提供することができる。本開示は、引き出し103が、環境条件を検出するための様々なセンサを含み得ることを検討する。
【0044】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム107の光学装置107Cは、1Dバーコード、UPC、又はSKUなどの機械可読製品識別子を読み取り及び復号することができるバーコードスキャナ(図12参照)であり得る。機械可読製品識別子は、本明細書に記載されるように、製品パッケージ及び/又は製品自体に貼付され、及び/又は直接印刷され得る。したがって、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品の在庫表を作る工程は、バーコードスキャナを使用して、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を読み取ることと、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を復号することも含み得る。それぞれの製品識別子を読み取り/復号した後、製品のそれぞれのユニットを、保管エリア内のそれぞれの位置に関連付けることができる。本開示は、コントローラ109及び/又は遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)のいずれかとのこの関連付けを実行することを検討する。
【0045】
本明細書に記載されるように、機械視覚システム107の光学装置107Aは、デジタルカメラなどの撮像装置(図11A~11Bを参照)であることができ、1Dバーコード、2Dバーコード、3Dバーコード、UPC、又はSKUなどの機械可読製品識別子の画像を捕捉することができる。撮像装置はまた、機械可読製品識別子として機能することができるテキスト及び/又はグラフィックの画像を捕捉することも可能である。例えば、テキスト及び/又はグラフィックは、ブランド名、製品名、製品説明、ロゴなどを含むことができるが、これらに限定されない。これらの実施形態では、画像処理技術を使用して、機械可読製品識別子を復号することができる。したがって、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品在庫表を作る工程は、撮像装置によって捕捉された製品の画像を受信すること、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別するために、製品の画像を分析することと、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を復号することとを含み得る。それぞれの製品識別子を分析/復号した後、製品のそれぞれのユニットを、保管エリア内のそれぞれの位置関連付けることができる。本開示は、コントローラ109及び/又は遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)のいずれかとのこの関連付けを実行することを検討する。
【0046】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施形態では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて、製品の在庫表作る工程は、製品の画像の一部分を切り抜くことを更に含む。画像を切り抜くことによって、製品識別子を含むことが予想される画像の部分に焦点を合わせることができる。したがって、画像の切り抜かれた一部分が、製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別するために分析される。更に、コントローラ109は、製品の画像をネットワークを介して遠隔システム(例えば、図1の遠隔システム104)に送信するように構成することができる。これらの実施形態では、画像は、バックアップ目的のために遠隔システムによって記憶されてもよく、又は画像処理(一部又は全て)は、コントローラ109から遠隔システムに肩代わりされ得る。代替的に又は追加的に、コントローラ109は、メモリ内の製品の画像を記憶するように構成され得る。いくつかの実施形態では、画像は一時的に(例えば、画像処理を可能にするために)記憶され、その後、自動製品棚100における保管要件を最小化するように書き込まれてもよい。
【0047】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施形態では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品の在庫表を作ることが、製品の画像を分析して、欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子に関連付けられた保管エリア内のそれぞれの位置のうちの1つ以上を識別することを更に含む。任意選択的に、コントローラ109は、製品の欠落しているユニットと、認識されない/読み取り不可能な製品識別子を有する製品のユニットとを区別するように構成され得る。前者は在庫補充されてもよく、一方、後者は、機械視覚システムによる読み取りのために製品識別子を正確に配向するために再配置され得る(例えば、裏返され、回転され、再ラベル付けされ得る)ことを理解されたい。例えば、機械学習アルゴリズムを使用して、欠落した、認識されない、又はみ取り不可能な製品識別子関連付けられた保管エリア内のそれぞれの位置のうちの1つ以上が、製品のユニットを含むかどうかを判定することができる。本開示は、いくつかの実施形態では、従来の視覚システム(例えば、パターン認識)を使用して、機械学習アルゴリズムがコントローラ109によって実行されることができ、他の実施形態では、機械学習アルゴリズム、遠隔システムによって実行され得る(すなわち、自動製品100から移行される)ことを検討する。機械学習アルゴリズムは、欠落している、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子を識別するなどの特定のタスクを実行するために、既存のデータセットを使用して訓練され得る。機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。例示的な機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知のオープンソース機械学習アルゴリズムであるTensorFlowある。TensorFlowは、機械学習アルゴリズムの一例に過ぎない。本開示は、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、最近傍アルゴリズム、教師あり学習アルゴリズム、教師なし学習アルゴリズムを含むがこれらに限定されない、他の機械学習アルゴリズムを使用することを検討する。
【0048】
任意選択的に、撮像装置を使用するいくつかの実施形態では、製品に関する情報に少なくとも部分的に基づいて製品の在庫表作る工程が、製品の画像を分析して、機械学習アルゴリズムを使用して、製品のそれぞれのユニットのそれぞれの供給元を判定することを更に含む。これは、例えば、製品が複数のベンダー又は製造業者から供給される場合に特に有用である。言い換えれば、自動製品100は、異なる供給元(例えば、異なる製造業者からのコンタクトレンズ)から製品を保管するために使用され得る。上述のように、カメラなどの撮像装置を含む機械視覚システム107を使用して、機械可読コード(バーコード、UPC、SKU)及びテキスト並びにグラフィックの両方の画像を捕捉することができ、次いで、画像処理技術を使用して製品識別子を復号することができる。本開示は、機械学習アルゴリズムが、異なるベンダー又は製造業者に関連付けられた機械可読コードを識別するために使用され得ることを検討する。これにより、自動製品棚100が適切な復号ルールを選択することが可能になる。代替的に又は追加的に、機械学習アルゴリズムを使用して、(機械可読コードの非存在下でさえ)テキスト及び/又はグラフィックに基づいて、製品のユニットの供給源を識別することができる。本開示は、いくつかの実施形態では、機械学習アルゴリズムがコントローラ109によって実行されることができ、他の実施形態では、機械学習アルゴリズム、遠隔システムによって実行され得る(すなわち、自動製品から移行される)ことを検討する。機械学習アルゴリズムは、既存のデータセットを使用して訓練されて、製品のユニット供給源を識別するなどの特定のタスクを実行することができる。機械学習アルゴリズムは、当該技術分野において既知であり、したがって、以下に更に詳細に記載されない。例示的な機械学習アルゴリズムが上記に提供される。
【0049】
様々な図に関して本明細書に記載される論理演算は、(1)コンピューティング装置(例えば、図14に記載されるコンピューティング装置)上で実行されるコンピュータ実施動作又はプログラムモジュール(すなわち、ソフトウェア)のシーケンスとして、(2)コンピューティング装置内の相互接続された機械論理回路若しくは回路モジュール(すなわち、ハードウェア)として、及び/又は(3)コンピューティング装置のソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実施され得る、と理解される。したがって、本明細書で説明される論理演算は、ハードウェアソフトウェアとの任意の特定の組み合わせに限定されない。実施形態は、コンピューティング装置の性能及び他の要件基づいて選択される。したがって、本明細書に記載される論理演算は、動作、構造装置、行為又はモジュールとして様々に言及される。これらの動作、構造装置、行為、及びモジュールは、ソフトウェア、ファームウェア、専用デジタル論理、及びこれらの任意の組み合わせで実施され得る。また、図に示され、本明細書に記載されるよりも多い又は少ない動作が実行され得ることも理解されたい。これらの動作はまた、本明細書に記載されるものとは異なる順序で実行され得る
【0050】
図14参照すると、本明細書に記載される方法が実施され得る例示的なコンピューティング装置700が示されている。例示的なコンピューティング装置700は、本明細書に記載される方法が実施され得る好適なコンピューティング環境の一例に過ぎないことを理解されたい。任意選択的に、コンピューティング装置700は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ハンドヘルド又はラップトップ装置、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベースのシステム、ネットワークパーソナルコンピュータ(PC)、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、組み込みシステム、及び/又は上記システム若しくは装置のうちの複数の任意のものを含む分散コンピューティング環境を含むが、これらに限定されない既知のコンピューティングシステムであり得る。分散コンピューティング環境は、通信ネットワーク又は他のデータ伝送媒体に接続された遠隔コンピューティング装置が、様々なタスクを実行することを可能にする。分散コンピューティング環境では、プログラムモジュール、アプリケーション、及び他のデータは、局所及び/又は遠隔コンピュータ記憶媒体上に記憶され得る
【0051】
その最も基本的な構成では、コンピューティング装置700は、典型的には、少なくとも1つの処理ユニット706及びシステムメモリ704を含む。コンピューティング装置の正確な構成及びタイプに応じて、システムメモリ704は、揮発性(ランダムアクセスメモリ(RAM)など)、不揮発性(読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリなど)、又は2つの何らかの組み合わせであり得る。この最も基本的な構成は、破線702によって図14に示されている。処理ユニット706は、コンピューティング装置700の動作に必要な演算及び論理演算を実行する標準プログラマブルプロセッサであり得る。コンピューティング装置700はまた、コンピューティング装置700の様々な構成要素間で情報を通信するためのバス又は他の通信機構を含み得る
【0052】
コンピューティング装置700は、追加の特徴/機能性を有し得る。例えば、コンピューティング装置700は、磁気ディスク若しくは光ディスク又はテープを含み得るがこれらに限定されない、リムーバブル記憶装置708及び非リムーバブル記憶装置710などの追加の記憶装置を含み得る。コンピューティング装置700はまた、装置が他の装置と通信することを可能にするネットワーク接続716を含み得る。コンピューティング装置700はまた、キーボード、マウス、タッチスクリーンなどの入力装置714を有し得る。ディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの出力装置712もまた含まれ得る。追加の装置は、コンピューティング装置700の構成要素間のデータの通信を容易にするために、バスに接続され得る。これらの装置は全て当該技術分野において知であり、ここでは詳細に説明する必要はない。
【0053】
処理ユニット706は、有形のコンピュータ可読媒体でコード化されたプログラムコードを実行するように構成され得る。有形のコンピュータ可読媒体は、コンピューティング装置700(すなわち、機械)を特定の様式で動作させるデータを提供することができる任意の媒体を指す。実行のために処理ユニット706に命令を提供するために、様々なコンピュータ可読媒体が利用され得る。例示的な有形のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ読命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報を記憶するための任意の方法又は技術で実された、揮発性媒体、不揮発性媒体、リムーバブル媒体、及び非リムーバブル媒体を含み得るがこれらに限定されない。システムメモリ704、リムーバブル記憶装置708及び非リムーバブル記憶装置710は全て、有形のコンピュータ記憶媒体の例である。例示的な有形のコンピュータ可読記録媒体は、集積回路(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ若しくは特定用途向けIC)、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フロッピーディスク、磁気テープ、ホログラフィック記憶媒体、ソリッドステート装置、RAM、ROM、電気的消去可能プログラム読み出し専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ若しくは他のメモリ技術、CD-ROM、デジタルバーサタイルディスク(DVD)若しくは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、又は他の磁気記憶装置が含まれるが、これらに限定されない
【0054】
例示的な実施形態では、処理ユニット706は、システムメモリ704に記憶されたプログラムコードを実行し得る。例えば、バスは、処理ユニット706が命令を受信及び実行するシステムメモリ704にデータを搬送してもよい。システムメモリ704によって受信されたデータは、任意選択的に、処理ユニット706による実行の前又は後に、リムーバブル記憶装置708又は非リムーバブル記憶装置710に記憶され得る。
【0055】
本明細書に記載される様々な技術は、ハードウェア若しくはソフトウェアに関連して、又は適切な場合にはそれら組み合わせに関連して実施され得ることを理解されたい。したがって、本開示の主題の方法及び装置又はその特定の態様若しくは部分は、フロッピーディスケット、CD-ROM、ハードドライブ、又は任意の他の機械可読記憶媒体などの、有形の媒体組み込まれるプログラムコード(すなわち、命令)の形態を取ることができ、ここで、プログラムコードが、コンピューティング装置などの機械にロードされ実行されると、その機械は、本開示の主題を実行するための装置になる。プログラム可能なコンピュータ上でプログラムコードを実行する場合、コンピューティング装置は一般的に、プロセッサ、プロセッサによって読み取り可能な記憶媒体(揮発性及び不揮発性メモリ並びに/又は記憶素子を含む)、少なくとも1つの入力デバイス、及び少なくとも1つの出力デバイスを含む1つ以上のプログラムは、例えば、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)、再使用可能制御などを使用することによって、本開示の主題に関連して記載されているプロセスを実施又は利用し得る。そのようなプログラムは、コンピュータシステムと通信するために、高レベル手続き型又はオブジェクト指向プログラミング言語で実装することができる。しかしながら、必要に応じて、プログラムはアセンブリ言語又は機械語で実施することができる。いずれにせよ、言語は、コンパイルされた言語又は解釈された言語であってもよく、ハードウェア実施と組み合わせ得る
【0056】
主題は、構造的特徴及び/又は方法論的行為に特有な言語で記載されたが、添付される「特許請求の範囲」において定義される主題が上記の特定の特徴又は行為に必ずしも限定されるものではないことが理解されるべきである。むしろ、上記の特定の特徴及び行為は、「特許請求の範囲」を実施する例示的形態として開示される。
【0057】
〔実施の態様〕
(1) 自動製品棚であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成された引き出しであって、前記引き出しが製品を受容するように構成された保管エリアを画定する、引き出しと、
前記保管エリア内の前記製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、
前記ハウジング内に配置され、前記製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムであって、前記機械視覚システムが光学装置を含む、機械視覚システムと、
前記ハウジング内に配置され、前記機械視覚システムに動作可能に連結されたコントローラであって、前記コントローラがプロセッサ及びメモリを備え、前記メモリがそこに記憶されたコンピュータ実行可能な命令を有し、前記コンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作らせ、
前記製品の所望のユニットに関連付けられた前記視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させる、コントローラと
を含む、自動製品棚。
(2) 前記引き出しが外面を含み、前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、前記外面上に又は前記外面に隣接して配置されている、実施態様1に記載の自動製品棚。
(3) 前記引き出しが、前記保管エリア内に配置された複数の仕切りを更に含み、前記視覚インジケータのそれぞれのセットが、前記仕切りのそれぞれに沿って配置されている、実施態様1に記載の自動製品棚。
(4) 前記引き出しが、前記製品を受容するように構成された複数のトレイを更に含み、前記トレイのそれぞれが隣接する仕切りの間に配置されている、実施態様3に記載の自動製品棚。
(5) 前記トレイのそれぞれが、前記製品のユニットを受容するための複数のスロットを含む、実施態様4に記載の自動製品棚。
【0058】
(6) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の在庫表を遠隔システムに送信させる、実施態様1に記載の自動製品棚。
(7) 前記遠隔システムがデータベースを含む、実施態様6に記載の自動製品棚。
(8) 前記光学装置がバーコードスキャナである、実施態様1に記載の自動製品棚。
(9) 前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作ることが、
前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を読み取ることと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、実施態様8に記載の自動製品棚。
(10) 前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、統一商品コード(UPC)、又はストックキーピングユニット(SKU)である、実施態様9に記載の自動製品棚。
【0059】
(11) 前記光学装置が撮像装置である、実施態様1に記載の自動製品棚。
(12) 前記機械視覚システムが、前記保管エリアの一部分から反射された光を前記撮像装置に向けるように構成された光反射装置を更に含む、実施態様11に記載の自動製品棚。
(13) 前記撮像装置及び前記光反射装置が、前記引き出しの両側に配置されている、実施態様12に記載の自動製品棚。
(14) 前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作ることが、
前記撮像装置によって捕捉された前記製品の画像を受信することと、
前記製品の前記画像を分析して、前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別することと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、実施態様11に記載の自動製品棚。
(15) 前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、2次元(2D)バーコード、3次元(3D)バーコード、統一商品コード(UPC)、ストックキーピングユニット(SKU)、テキスト又はグラフィックである、実施態様14に記載の自動製品棚。
【0060】
(16) 前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像を分析して、欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子に関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの1つ以上を識別することを更に含む、実施態様14に記載の自動製品棚。
(17) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、機械学習アルゴリズムを使用して、前記欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子と関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの前記1つ以上が、前記製品のユニットを収容するかどうかを判定させる、実施態様16に記載の自動製品棚。
(18) 前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像を分析して、機械学習アルゴリズムを使用して、前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれの供給元を判定することを更に含む、実施態様14に記載の自動製品棚。
(19) 前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像の一部分を切り抜くことを更に含み、前記画像の切り抜かれた前記一部分が、前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を識別するために分析される、実施態様14に記載の自動製品棚。
(20) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記メモリ内に前記製品の前記画像を記憶させる、実施態様14に記載の自動製品棚。
【0061】
(21) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の前記画像を遠隔システムに送信させる、実施態様14に記載の自動製品棚。
(22) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの移動に応答して前記機械視覚システムを開始させる、実施態様1に記載の自動製品棚。
(23) 前記引き出しの前記移動が、前記ハウジングから前記引き出しを引き出し、続いて前記引き出しを前記ハウジング内に戻すことである、実施態様22に記載の自動製品棚。
(24) 前記ハウジングに対する前記引き出しの位置を感知するように構成された位置検出器を更に備える、実施態様22に記載の自動製品棚。
(25) 前記位置検出器が、スルービーム光電センサである、実施態様24に記載の自動製品棚。
【0062】
(26) 前記引き出し内に配置された機械可読コードを含む位置ストリップを更に含み、前記機械視覚システムが、前記位置ストリップに関する情報を捕捉するように更に構成されており、前記メモリは、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記位置ストリップに関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記引き出しの前記移動を検出させる、実施態様22に記載の自動製品棚。
(27) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記製品の前記所望のユニットに対する要求を受信させる、実施態様1に記載の自動製品棚。
(28) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
ネットワークを介して前記製品の前記所望のユニットに対する前記要求を遠隔システムに送信させ、
前記遠隔システムから応答を受信させ、前記応答が、前記保管エリア内の製品の前記所望のユニットの位置を含む、実施態様27に記載の自動製品棚。
(29) 前記遠隔システムがデータベースを含む、実施態様28に記載の自動製品棚。
(30) 前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの状態に応答して警報を提供させる、実施態様1に記載の自動製品棚。
【0063】
(31) 前記ハウジング内に配置された電源を更に含む、実施態様1に記載の自動製品棚。
(32) 前記ハウジング内に配置され、前記引き出しを固定するように構成されたロック装置を更に含む、実施態様1に記載の自動製品棚。
(33) 前記機械視覚システムが単一の光学装置を含む、実施態様1に記載の自動製品棚。
(34) 複数の引き出しであって、前記引き出しのそれぞれが、前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成されている、複数の引き出しと、
前記ハウジング内に配置された複数の機械視覚システムであって、前記機械視覚システムのそれぞれ1つが前記引き出しのうちのそれぞれの1つに対応する、複数の機械視覚システムと
を更に含む、実施態様1に記載の自動製品棚。
(35) 前記視覚インジケータのそれぞれが、発光器又はグラフィック表示のうちの少なくとも1つである、実施態様1に記載の自動製品棚。
【0064】
(36) 前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれが製品パッケージである、実施態様1に記載の自動製品棚。
(37) 前記製品パッケージが1つ以上のコンタクトレンズを含む、実施態様36に記載の自動製品棚。
(38) 前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、第1のユーザに関連付けられた第1のユーザ指示及び第2のユーザに関連付けられた第2のユーザ指示を表示するように構成され、前記第1のユーザ指示及び前記第2のユーザ指示は、特定のユーザに関連付けられたアイコン、画像、又は色から選択され得る、実施態様1に記載の自動製品棚。
(39) システムであって、
クライアント装置と、
遠隔システムと、
実施態様1に記載の前記自動製品棚と
を含み、前記クライアント装置、前記遠隔システム、及び前記自動製品棚が、ネットワークを介して動作可能に連結されている、システム。
【誤訳訂正2】
【訂正対象書類名】特許請求の範囲
【訂正対象項目名】全文
【訂正方法】変更
【訂正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動製品棚であって、
ハウジングと、
前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成された引き出しであって、前記引き出しが製品を受容するように構成された保管エリアを画定する、引き出しと、
前記保管エリア内の前記製品のそれぞれのユニットのそれぞれの位置を示すように構成された複数の視覚インジケータと、
前記ハウジング内に配置され、前記製品に関する情報を捕捉するように構成された機械視覚システムであって、前記機械視覚システムが光学装置を含む、機械視覚システムと、
前記ハウジング内に配置され、前記機械視覚システムに動作可能に連結されたコントローラであって、前記コントローラがプロセッサ及びメモリを備え、前記メモリがそこに記憶されたコンピュータ実行可能な命令を有し、前記コンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作らせ
前記製品の所望のユニットに関連付けられた前記視覚インジケータのうちの1つ以上を作動させる、コントローラと
を含む、自動製品棚。
【請求項2】
前記引き出しが外面を含み、前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、前記外面上に又は前記外面に隣接して配置されている、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項3】
前記引き出しが、前記保管エリア内に配置された複数の仕切りを更に含み、前記視覚インジケータのそれぞれのセットが、前記仕切りのそれぞれに沿って配置されている、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項4】
前記引き出しが、前記製品を受容するように構成された複数のトレイを更に含み、前記トレイのそれぞれが隣接する仕切りの間に配置されている、請求項3に記載の自動製品棚。
【請求項5】
前記トレイのそれぞれが、前記製品のユニットを受容するための複数のスロットを含む、請求項4に記載の自動製品棚。
【請求項6】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の在庫表を遠隔システムに送信させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項7】
前記遠隔システムがデータベースを含む、請求項6に記載の自動製品棚。
【請求項8】
前記光学装置がバーコードスキャナである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項9】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作ることが、
前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を読み取ることと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、請求項8に記載の自動製品棚。
【請求項10】
前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、統一商品コード(UPC)、又はストックキーピングユニット(SKU)である、請求項9に記載の自動製品棚。
【請求項11】
前記光学装置が撮像装置である、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項12】
前記機械視覚システムが、前記保管エリアの一部分から反射された光を前記撮像装置に向けるように構成された光反射装置を更に含む、請求項11に記載の自動製品棚。
【請求項13】
前記撮像装置及び前記光反射装置が、前記引き出しの両側に配置されている、請求項12に記載の自動製品棚。
【請求項14】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて、前記製品の在庫表を作ることが、
前記撮像装置によって捕捉された前記製品の画像を受信することと、
前記製品の前記画像を分析して、前記製品のそれぞれのユニットに関連付けられたそれぞれの製品識別子を識別することと、
前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を復号することと、
前記それぞれの製品識別子を使用して、前記製品の前記それぞれのユニットを前記保管エリア内の前記それぞれの位置と関連付けることと
を含む、請求項11に記載の自動製品棚。
【請求項15】
前記それぞれの製品識別子のそれぞれが、1次元(1D)バーコード、2次元(2D)バーコード、3次元(3D)バーコード、統一商品コード(UPC)、ストックキーピングユニット(SKU)、テキスト又はグラフィックである、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項16】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像を分析して、欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子に関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの1つ以上を識別することを更に含む、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項17】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、機械学習アルゴリズムを使用して、前記欠落した、認識されない、又は読み取り不可能な製品識別子と関連付けられた前記保管エリア内の前記それぞれの位置のうちの前記1つ以上が、前記製品のユニットを収容するかどうかを判定させる、請求項16に記載の自動製品棚。
【請求項18】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像を分析して、機械学習アルゴリズムを使用して、前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれの供給元を判定することを更に含む、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項19】
前記製品に関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記製品の在庫表を作ることが、前記製品の前記画像の一部分を切り抜くことを更に含み、前記画像の切り抜かれた前記一部分が、前記製品の前記それぞれのユニットに関連付けられた前記それぞれの製品識別子を識別するために分析される、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項20】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記メモリ内に前記製品の前記画像を記憶させる、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項21】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、ネットワークを介して前記製品の前記画像を遠隔システムに送信させる、請求項14に記載の自動製品棚。
【請求項22】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの移動に応答して前記機械視覚システムを開始させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項23】
前記引き出しの前記移動が、前記ハウジングから前記引き出しを引き出し、続いて前記引き出しを前記ハウジング内に戻すことである、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項24】
前記ハウジングに対する前記引き出しの位置を感知するように構成された位置検出器を更に備える、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項25】
前記位置検出器が、スルービーム光電センサである、請求項24に記載の自動製品棚。
【請求項26】
前記引き出し内に配置された機械可読コードを含む位置ストリップを更に含み、前記機械視覚システムが、前記位置ストリップに関する情報を捕捉するように更に構成されており、前記メモリは、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記位置ストリップに関する前記情報に少なくとも部分的に基づいて前記引き出しの前記移動を検出させる、請求項22に記載の自動製品棚。
【請求項27】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記製品の前記所望のユニットに対する要求を受信させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項28】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、
ネットワークを介して前記製品の前記所望のユニットに対する前記要求を遠隔システムに送信させ、
前記遠隔システムから応答を受信させ、前記応答が、前記保管エリア内の製品の前記所望のユニットの位置を含む、請求項27に記載の自動製品棚。
【請求項29】
前記遠隔システムがデータベースを含む、請求項28に記載の自動製品棚。
【請求項30】
前記メモリが、そこに記憶された更なるコンピュータ実行可能な命令を有し、前記更なるコンピュータ実行可能な命令が、前記プロセッサによって実行されると、前記コントローラに、前記引き出しの状態に応答して警報を提供させる、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項31】
前記ハウジング内に配置された電源を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項32】
前記ハウジング内に配置され、前記引き出しを固定するように構成されたロック装置を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項33】
前記機械視覚システムが単一の光学装置を含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項34】
複数の引き出しであって、前記引き出しのそれぞれが、前記ハウジング内に摺動可能に収容可能であるように構成されている、複数の引き出しと、
前記ハウジング内に配置された複数の機械視覚システムであって、前記機械視覚システムのそれぞれ1つが前記引き出しのうちのそれぞれの1つに対応する、複数の機械視覚システムと
を更に含む、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項35】
前記視覚インジケータのそれぞれが、発光器又はグラフィック表示のうちの少なくとも1つである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項36】
前記製品の前記それぞれのユニットのそれぞれが製品パッケージである、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項37】
前記製品パッケージが1つ以上のコンタクトレンズを含む、請求項36に記載の自動製品棚。
【請求項38】
前記視覚インジケータのうちの少なくとも1つが、第1のユーザに関連付けられた第1のユーザ指示及び第2のユーザに関連付けられた第2のユーザ指示を表示するように構成され、前記第1のユーザ指示及び前記第2のユーザ指示は、特定のユーザに関連付けられたアイコン、画像、又は色から選択され得る、請求項1に記載の自動製品棚。
【請求項39】
システムであって、
クライアント装置と、
遠隔システムと、
請求項1に記載の前記自動製品棚と
含み、前記クライアント装置、前記遠隔システム、及び前記自動製品棚が、ネットワークを介して動作可能に連結されている、システム。
【誤訳訂正3】
【訂正対象書類名】図面
【訂正対象項目名】全図
【訂正方法】変更
【訂正の内容】
図1
図2
図3A
図3B
図3C
図4
図5A
図5B
図6A
図6B
図7
図8A
図8B
図8C
図9A
図9B
図9C
図10
図11A
図11B
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図14
【国際調査報告】