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特表2022-531840サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置
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  • 特表-サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-12
(54)【発明の名称】サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220705BHJP
【FI】
H04W72/04 131
H04W72/04 136
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021561595
(86)(22)【出願日】2020-09-29
(85)【翻訳文提出日】2021-10-14
(86)【国際出願番号】 CN2020118827
(87)【国際公開番号】W WO2021058026
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910937038.4
(32)【優先日】2019-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】510020354
【氏名又は名称】中▲興▼通▲訊▼股▲ふぇん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan District Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】100199819
【弁理士】
【氏名又は名称】大行 尚哉
(74)【代理人】
【識別番号】100087859
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 秀治
(72)【発明者】
【氏名】韓虎賁
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE02
5K067EE71
5K067HH22
(57)【要約】
【課題】本願は、サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置を提供する。
【解決手段】上記のサブフレーム位置決定方法は、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定することと、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することと、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定することと、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定することと、
前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することと、
前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定することと、を含む、
ことを特徴とするサブフレーム位置決定方法。
【請求項2】
現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定することは、
予め設定されたサブフレームの最大繰り返し回数を取得することと、
前記現在のサブフレームの位置を前記最大繰り返し回数だけ増加した後、前記現在のサブフレームの一時的な終了サブフレームの位置を取得することと、
前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のサブフレーム位置決定方法。
【請求項3】
前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定することは、
予め設定されたサイクルが前記現在のサブフレームの位置と前記一時的な終了サブフレームの位置の間に位置することに基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項2に記載のサブフレーム位置決定方法。
【請求項4】
前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することは、
前記静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、トラバーサル方式によって前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定することと、
前記静的区間における無効なサブフレームの個数及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のサブフレーム位置決定方法。
【請求項5】
前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定することは、
前記静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて第1静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数を前記静的区間における無効なサブフレームの個数として決定することと、
前記半静的区間をN個の第2静的区間とM個の第1半静的区間に区画することであって、ここで、前記M及び前記Nは正の整数であることと、
前記N個の第2静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数を決定することと、
トラバーサル方式によって前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のサブフレーム位置決定方法。
【請求項6】
前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することは、
前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数、及び前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載のサブフレーム位置決定方法。
【請求項7】
現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定するように設けられた第1決定モジュールと、
前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定するように設けられた第2決定モジュールと、
前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定するように設けられた第3決定モジュールとを備える、
ことを特徴とするサブフレーム位置決定装置。
【請求項8】
前記第1決定モジュールは、予め設定されたサブフレームの最大繰り返し回数を取得し、前記現在のサブフレームの位置を前記最大繰り返し回数だけ増加した後、前記現在のサブフレームの一時的な終了サブフレームの位置を取得し、前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定するように設けられる、
ことを特徴とする請求項7に記載のサブフレーム位置決定装置。
【請求項9】
実行されるときに上記の請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサブフレーム位置決定方法を実行するように設けられたコンピュータプログラムが格納されている、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項10】
コンピュータプログラムが格納されたメモリと、上記の請求項1乃至6のいずれか一項に記載のサブフレーム位置決定方法を実行するように前記コンピュータプログラムを実行するように設けられたプロセッサとを備える、
ことを特徴とする電子装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2019年9月29日に出願された、出願番号が201910937038.4である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その開示全体は援用により本願に組み込まれるものとする。
【技術分野】
【0002】
本願は、コンピュータ技術分野に関し、例えば、サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
狭帯域モノのインターネット(Narrow Band Internet of Things、NB-IOT)の設計目標としては、グローバルモバイル通信システム(Global System for Mobile Communications、GSM)に基づいて、拡張20dB(パワーゲインの単位)をカバーすることである。144dBをGSMの最大結合経路損失として使用すると、NB-IOT設計の最大結合損失(Maximum Coupling Loss、MCL)は164dBであり、下りリンクは主にそれぞれのチャネルの最大再送信回数を増やすことによりカバレッジ拡張を図る。第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)標準では、最大繰り返し回数は2048回に達することが可能である。
【0004】
狭帯域(Narrow Band、NB)において、サーチスペースにRmax(最大繰り返し回数)を配置する値が最大限2048に設定されることができるため、1つの開始ポイントに基づいて終了位置または2つのポイント(開始ポイントと現在のポイント)の間のサブフレームの個数の計算に必要な演算量は非常に大きく、狭帯域物理下りリンク共有チャネル(Narrowband Physical Downlink Shared Channel、NPDSCH)の開始時刻と終了時刻の計算についても類似する状況があり、NPDSCHの開始時刻について、狭帯域物理下りリンク制御チャネル(Narrowband Physical Downlink Control Channel、NPDCCH)に基づく終了サブフレームに設定された遅延時間を加え、当該遅延時間は最大限128に設定されることができる。NPDSCHの繰り返し回数は最大限2048に設定されることができ、NPDSCHは最大限10サブフレームに設定されることができ、このようにNPDSCHの開始サブフレームに基づいてNPDSCHの終了サブフレームを計算するための必要な演算量は非常に大きい。
【0005】
従来技術では、サブフレーム(例えば、NPDCCHとNPDSCH)の開始サブフレームと終了サブフレームの位置を決定する際に演算量が大きく、操作が複雑である等問題について、未だに有効な技術考案が提案されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願実施例には、サブフレーム位置決定方法及び装置、記憶媒体、電子装置が提供され、少なくとも、関連技術においてサブフレーム(例えば、NPDCCHとNPDSCH)の開始サブフレーム及び終了サブフレームの位置を決定する際に演算量が大きく、操作が複雑である等の問題を解決する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願の1つの実施例によれば、サブフレーム位置決定方法が提供され、当該方法は、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定することと、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することと、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定することと、を含む。
【0008】
本願の別の実施例によれば、サブフレーム位置決定装置がさらに提供され、当該装置は、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定するように設けられた第1決定モジュールと、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定するように設けられた第2決定モジュールと、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定するように設けられた第3決定モジュールとを備える。
【0009】
本願の別の実施例によれば、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、前記記憶媒体は、格納されているプログラムを含み、ここで、前記プログラムが実行されるときに上記のいずれかに記載のサブフレーム位置決定方法を実行する。
【0010】
本願の別の実施例によれば、電子装置がさらに提供され、前記記憶媒体は、格納されているプログラムを含み、ここで、前記プログラムが実行されるときに上記のいずれかに記載のサブフレーム位置決定方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
ここで説明される図面は、本願に対する理解を提供するものであり、本願の一部を構成し、本願の例示的な実施例及びその説明は、本願の解釈に用いられており、本願に対する不適切な限定を構成するものではない。図面において、
図1図1は、本願実施例に係る1つのサブフレーム位置決定方法のコンピュータ端末のハードウェア構成ブロック図である。
図2図2は、本願実施例に係る1つの選択可能なサブフレーム位置決定方法のフローチャートである。
図3図3は、本願実施例に係る1つの選択可能なサブフレーム位置決定装置の構成ブロック図である。
図4図4は、本願実施例に係る1つの選択可能なサブフレーム位置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、実施例を組み合わせて本願を説明する。本願の明細書及び特許請求の範囲、並びに上記の図面における「第1」、「第2」等の用語は、指定された順序又は優先順位を記載するのではなく、類似する対象を区分するために使用されている。
【0013】
本願実施例は、NB-IoTが拡張シナリオにおける物理(Physical、PHY)層をカバーし、NB物理下りリンク制御チャネル(NB Physical Downlink Control Channel、NPDCCH)及びNB物理下りリンク共有チャネル(Narrowband Physical Downlink Shared Channel、NPDSCH)の開始及び終了時間を計算することに関する。
【0014】
本願実施例に提供された方法実施例は、コンピュータ端末または類似する演算装置で実行されることができる。コンピュータ端末で実行することを例とすると、図1は、本願実施例に係る1つのサブフレーム位置決定方法のコンピュータ端末のハードウェア構成ブロック図である。図1に示されるように、コンピュータ端末10は、1つまたは複数(図1では、1つのみが示されている)のプロセッサ102(プロセッサ102は、マイクロプロセッサ(Microcontroller Unit、MCU)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)等の処理装置を含むが、これらに限らない)と、データを格納するように設けられたメモリ104とを含むことができ、選択できるように、上記のモバイル端末は、通信機能を実行するように設けられた伝送装置106と、入出力装置108とをさらに含むことができる。当業者ならば、図1に示される構成は模式的なものだけであり、上記の端末の構成を限定するものではないと理解できる。例えば、モバイル端末10は、図1に示されるものよりも多くまたは少ない部品、或いは、図1に示されるものと均等な機能を有しまたは図1に示される機能よりも多い異なる配置をさらに含んでもよい。
【0015】
メモリ104は、コンピュータプログラム、例えば、本願実施例におけるサブフレーム位置決定方法に対応するコンピュータプログラムのような、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュールを格納するように設けられることができ、プロセッサ102は、メモリ104に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより、複数の機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記の方法を実現する。メモリ104は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、不揮発性メモリ、例えば1つまたは複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ、またはその他の不揮発性ソリッドステートメモリをさらに含むことができる。幾つかの実施例において、メモリ104は、プロセッサ102に対して遠隔的に設けられたメモリをさらに含むことができ、これらのリモートメモリは、ネットワークを介して端末10に接続されることができる。上記のネットワークの実例は、インターネット、企業イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせを含むが、これらに限らない。
【0016】
伝送装置106は、1つのネットワークを介してデータを送受信するように設けられている。上記のネットワークの実例は、端末10の通信プロバイダによって提供される無線ネットワークを含むことができる。1つの実例において、伝送装置106は、1つのネットワークインターフェースコントローラー(Network Interface Controller、NIC)を備え、NICは、基地局を介して他のネットワークデバイスと接続されてインターネットと通信可能である。1つの実例において、伝送装置106は、無線周波数(Radio Frequency、RF)モジュールであってもよく、RFモジュールは、ワイヤレスでインターネットと通信するように設けられる。
【0017】
本実施例において、上記の図1に示される端末に実行されるサブフレーム位置決定方法が提供され、図2は、本願実施例に係る1つの選択可能なサブフレーム位置決定方法のフローチャートであり、図2に示されるように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0018】
ステップS202、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定する。
【0019】
ステップS204、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定する。
【0020】
ステップS206、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定する。
【0021】
上記の技術考案によれば、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定し、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定し、さらに、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定する。上記の技術考案を用いて、関連技術においてサブフレーム(例えば、NPDCCHとNPDSCH)の開始サブフレーム及び終了サブフレームの位置を決定する際に演算量が大きく、操作が複雑である等の問題を解決し、演算量が小さく、操作が簡単であるサブフレームの開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置の決定の考案を提供する。
【0022】
選択できるように、上記のステップS202には、複数の実現形態があり、1つの選択可能な実施形態において、予め設定されたサブフレームの最大繰り返し回数を取得し、前記現在のサブフレームの位置を前記最大繰り返し回数だけ増加した後、前記現在のサブフレームの一時的な終了サブフレームの位置を取得し、前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定する。前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定することは、予め設定されたサイクルが前記現在のサブフレームの位置と前記一時的な終了サブフレームの位置の間に位置することに基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定してもよい。
【0023】
静的区間及び半静的区間を決定した後に、本願実施例において、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することは、以下の技術考案によって実現できる:前記静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、トラバーサル方式によって前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記静的区間における無効なサブフレームの個数及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定した後、静的区間における無効なサブフレームの個数及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定する。
【0024】
選択できるように、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定することは、さらに、以下の技術考案によって実現できる:前記静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数を前記静的区間における無効なサブフレームの個数として決定し、前記半静的区間をN個の第2静的区間とM個の第1半静的区間に区画し、ここで、前記M及び前記Nは正の整数であり、前記N個の第2静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、トラバーサル方式によって前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定する。
【0025】
本願実施例において、第1静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定する実行ステップの順序については限定されていない。
【0026】
前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定することは、以下の技術考案によって実現できる:前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数、及び前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定する。
【0027】
本願実施例の技術考案は、主に物理層PHY下りリンクNPDCCH及びNPDSCHの時間ドメインスケジューリング計算に関する。NPDCCHサーチスペース計算、NPDSCH開始時刻及びハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat Request、HARQ)フィードバック時刻の計算において、NPDCCHまたはNPDSCHをモニタリングし始める開始サブフレームと終了サブフレームの位置を決定する。また、現在のサブフレームと開始サブフレームとの間の有効な下りリンクサブフレーム(有効な下りリンクサブフレームは、同期サブフレーム、システム情報ブロック1(System Information Block1、SIB1)サブフレーム、システム情報(System Information、SI)サブフレーム、ギャップ(GAP)サブフレーム、マスクビットマップが示す無効なサブフレーム以外の下りリンクサブフレームを除外したものである)の数を決定する必要もある。
【0028】
当業者が以上の実施形態の説明から分かるように、上記の実施例に係る方法は、ソフトウェアと汎用ハードウェアプラットフォームの組み合わせによって実現でき、勿論、ハードウェアによって実現することもできる。このような理解に基づいて、本願の技術考案は、ソフトウェア製品の形で具体化されることができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えば、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)/ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、光ディスク)に格納され、1つの端末装置(携帯電話、コンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイス等であってもよい)に本願の複数の実施例に記載の方法を実行させるように複数の命令を含む。
【0029】
本実施例には、サブフレーム位置決定装置がさらに提供され、当該装置は、上記の実施例及び選択可能な実施形態を実現することに用いられ、説明した内容について再び説明しない。以下に使用されるように、「モジュール」という用語は所定の機能を有するソフトウェアとハードウェアとの組み合わせを実現することができる。以下の実施例に記載の装置は、ソフトウェアで実現することができるが、ハードウェア、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによる実現も可能でありかつ予想できる。
【0030】
図3は、本願実施例に係る1つの選択可能なサブフレーム位置決定装置の構成ブロック図であり、図3に示されるように、当該装置は、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定するように設けられた第1決定モジュール30と、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定するように設けられた第2決定モジュール32と、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定するように設けられた第3決定モジュール34とを備える。
【0031】
上記の技術考案によれば、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定し、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定し、さらに、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定する。上記の技術考案を用いると、関連技術においてサブフレーム(例えば、NPDCCHとNPDSCH)の開始サブフレーム及び終了サブフレームの位置を決定する際に演算量が大きく、操作が複雑である等の問題を解決し、演算量が小さく、操作が簡単であるサブフレームの開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置の決定の考案を提供する。
【0032】
本願実施例では、前記第1決定モジュール30は、予め設定されたサブフレームの最大繰り返し回数を取得し、前記現在のサブフレームの位置を前記最大繰り返し回数だけ増加した後、前記現在のサブフレームの一時的な終了サブフレームの位置を取得し、前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定するように設けられる。
【0033】
本願実施例では、前記第1決定モジュール30は、以下の方法によって前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定するように設けられる:予め設定されたサイクルが前記現在のサブフレームの位置と前記終了サブフレームの位置との間に位置することに基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定する。
【0034】
本願実施例では、前記第2決定モジュール32は、前記静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、トラバーサル方式によって前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記静的区間における無効なサブフレームの個数及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定した後、静的区間における無効なサブフレームの個数及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定するように設けられる。
【0035】
本願実施例では、前記第2決定モジュール32は、以下の方法によって前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定するように設けられる:前記静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数を前記静的区間における無効なサブフレームの個数として決定し、前記半静的区間をN個の第2静的区間とM個の第1半静的区間に区画し、ここで、前記M及び前記Nは正の整数であり、前記N個の第2静的区間のサイクル及び前記無効なサブフレームの種類に基づいて、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、トラバーサル方式によって前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定する。
【0036】
本願実施例では、前記第2決定モジュール32は、以下の方法によって前記無効なサブフレームの個数に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定するように設けられる:前記第1静的区間における無効なサブフレームの個数、前記N個の第2静的区間における無効なサブフレームの個数、及び前記M個の第1半静的区間における無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定する。
【0037】
本願実施例では、NBは繰り返し機能を有するため、コンピュータ端末にとっては、NPDCCHデータまたはNPDSCHデータを事前に解くことができる場合、下りリンクデータを受信し続けなくても、節電の目的を達成することができ、そのため、計算終了時刻を繰り上げる必要がある。従来の方法では、有効なサブフレームの判定についてサブフレームごとに処理されているため、サブフレームが多いほどより多くの時間がかかり、下りリンク処理ではタイミングが厳しく、1ms以内で多数の複雑な処理が行われる必要があり、特にデュアルHARQスケジューリングシナリオでは、サブフレームごとに判定する方法を用いると、タイミングは必ず要件を満たしていない。基地局側について、時間を空間で置換する方法を用いて1つのスーパーフレーム(10240サブフレーム)内の全てのサブフレームの有効性を事前に計算しておくことができるが、端末側については、空間に対して高い要求を有するため、このような方法は採用できない。
【0038】
本願実施例の上記の技術考案によれば、演算効率を大幅に向上させて、端末側の下りリンク処理の要求を満足している。
【0039】
プロトコルによって定義された無効なサブフレームは、2つの種類があり、第1種は、静的なもの(位置が固定されている)、例えば、物理ブロードキャストチャネル(Physical Broadcast Channel、PBCH)のサブフレーム0、プライマリ同期信号(Primary Synchronization Signal、PSS)のサブフレーム5、セカンダリ同期信号(Second Synchronization Signal、SSS)の偶数フレームのサブフレーム9である。
【0040】
第2種は、半静的なもの(位置は配置と関わっている)、例えば、SIB1サブフレーム、SIサブフレーム、GAPサブフレーム、ビットマップが示す無効なサブフレーム等である。
【0041】
半静的なシナリオも規則的なものであり、即ち周期的なものであり、かつ、構成パラメータには指定された範囲がある。
【0042】
本願実施例における終了サブフレーム位置の決定及び現在のサブフレームと開始サブフレームとの有効なサブフレームの個数の計算はいずれも個数の情報を取得する必要があるだけで、各サブフレームの具体的な機能を精確に把握しなくてもよい。したがって、本願実施例に提供された、無効な下りリンクサブフレームの周期性を利用して計算を簡素化し、全ての区間をトラバースする方法を、幾つかの指定された半静的区間の計算に変更し、静的区間においては迅速に結果を得ることができ、最終的にトラバースの回数を減らすことができる。
【0043】
実際には、静的空間においては、即ち当該空間における有効な下りリンクサブフレームの個数を決定することができ、ここでの無効な下りリンクサブフレームは別の特定を有するサブフレーム、例えばSIB1サブフレームであり、1つのサイクル内にある無効な下りリンクサブフレームの出現回数及び位置は固定されている。したがって、この無効なサブフレームの個数は決定できるものであり、異なる構成パラメータによって変化せず、乗算を使用して迅速に得ることができる。
【0044】
このように、1つの大きな計算区間を多くとも1つの大きな静的区間及び2つの小さな半静的区間に分割することができ、2つの半静的区間のそれぞれには、1つの境界が静的なものであり、即ち1つの境界のみが配置に基づいて計算される必要がある。最終的に、1つの大きな区間に対する演算量について、2つの小さな区間の単純な境界の計算に簡略化され、他の静的な性質の計算はいずれも基本的な乗算によって得られることができる。
【0045】
以下、1つの例を組み合わせて上記のサブフレーム位置決定フローを説明し、図4に示されるように、SIB1を無効なサブフレームとする例を挙げる。現在の配置は、物理セルID(Physical Cell Identity、PCID)が0で、SIB1の繰り返し配置は640サブフレームで、Rmaxは2048サブフレームに設定される。現在の時刻は56サブフレームであり、終了サブフレームの位置(即ち、現在のサブフレームから有効なサブフレームが2048であるようにカウントされるまでの時刻)を計算する。
【0046】
現在時刻の56サブフレームに基づいて、まず、一時的な終了サブフレームの初期値が2104(2048+56)サブフレームであることを算出する。第1ラウンドにおいて、この区間のSIB1サブフレームの個数を計算し、残りは全て有効なサブフレームである。整除及びモジュロ演算により、図4に示す位置を得ることができる。
【0047】
サブフレーム56と2104の間には、640をサイクルとし、安定したサイクル[640、1280]と[1280、1920]があり、この区間のSIB1サブフレームは16(8*2、図4には、2つの16フレームのスケジューリングがある)であり、このように、640から1920までの1280回のトラバースを減少させる。残りの判定待ち区間は[56、640]と[1280、2104]となる。
【0048】
[56、640]区間において、現在のSIB1配置では、640サブフレーム内に1つの160サブフレームがあり、PCIDによって位置が異なっており、PCID=0を例として挙げると、PCIDの有効なサブフレームの範囲は[0、160]サブフレームであり、即ち[160、640]の間のSIB1サブフレームが0であり、このように、480回のトラバースを減少させる。
【0049】
[56、160]区間において、[0、160]サブフレーム内に、8つのフレームがSIB1を運んでおり、20サブフレームを区間とし、再び整除とモジュロを行い、分析区間を[56、60、160]に簡略化し、[60、160]は完全な区間であり、パリティフレームを問わず、いずれも5つのSIB1サブフレームがある。
【0050】
残りの検討区間は[40、56、60]であり、4つのサブフレームがSIB1を運ぶことが特定されており、PCIDが0である場合、この区間におけるSIB1を運ぶ位置は44サブフレームであるため、区間[56、60]にはSIB1サブフレームがない。
【0051】
これにより、サブフレーム56から2104までのSIB1サブフレーム、即ち無効なサブフレームの個数は21(16+0+5+0)であることを迅速に算出できる。第1ラウンドで設定された一時的な初期値が全て有効値であることを前提とするものであるため、第2ラウンドの計算を行う必要があり、前のラウンドの終了位置に第1ラウンドで得られた無効なサブフレームの個数を加えて新たな終了位置とし、このラウンドの区間は、[2104、2125(2104+21)]である。第2ラウンドの区間の長さは遥かに短いことが分かり、このラウンドの区間の計算にはトラバースの方法が用いられることができる。第2ラウンド後の区間の長さが依然として大きい場合、第1ラウンドのような迅速な判定を使用し続け、各ラウンドの判定の結果、検討が必要な区間が指数関数的に減少し、計算量が大幅に減少する。
【0052】
SIサブフレーム、GAPサブフレーム、ビットマップが示す無効なサブフレームのアルゴリズムについてはSIB1と類似し、これらの無効なサブフレームを配置する場合、組み合わせの判定を同期的に行うことができる。
【0053】
上記の技術考案を使用することにより、演算効率を大幅に向上させることができ、計算区間が大きいほど、効率の向上が明らかになる。Rmaxが2048に設定されている場合、終了時間を計算する命令の消費を1/100に減らすことができ、各サブフレーム処理のタイミング要件を完全に満たすことができる。当該方法により、現在の処理が正常であることを前提に、終了サブフレーム位置を事前に計算しておき、このように省エネモードに早期に移行し、省電力効果を達成することができる。
【0054】
本願実施例には、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体がさらに提供され、当該記憶媒体は、格納されているプログラムを含み、ここで、上記のプログラムが実行されるときに上記のいずれか一項に記載の方法を実行する。
【0055】
選択できるように、本実施例において、上記の記憶媒体は、以下のステップを実行するためのプログラムコードを格納するように設けられることができる:S1、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定し、S2、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定し、S3、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定する。
【0056】
選択できるように、本実施例において、上記の記憶媒体は、Uディスク、ROM、RAM、モバイルハードディスク、磁気ディスク、または光ディスク等の、プログラムコードを格納可能な複数の媒体を含むことができるが、これらに限定されない。
【0057】
本願実施例には、コンピュータプログラムが格納されたメモリと、上記のいずれかの方法実施例におけるステップを実行するようにコンピュータプログラムを実行するように設けられたプロセッサとを備えた電子装置がさらに提供される。
【0058】
選択できるように、上記の電子装置は、上記のプロセッサに接続された伝送装置と、上記のプロセッサに接続された入出力装置とをさらに含むことができる。
【0059】
選択できるように、本実施例において、上記のプロセッサは、コンピュータプログラムによって以下のステップを実行するように設けられることができる:S1、現在のサブフレームの位置に基づいて、前記現在のサブフレームに対応するサーチスペースの静的区間と半静的区間を決定し、S2、前記静的区間及び前記半静的区間における無効なサブフレームの個数を決定し、前記無効なサブフレームの個数に基づいて、前記静的区間及び前記半静的区間における有効なサブフレームの個数を決定し、S3、前記無効なサブフレームの個数及び前記有効なサブフレームの個数に基づいて、前記現在のサブフレームの位置に対応する開始サブフレーム位置及び終了サブフレーム位置を決定する。
【0060】
選択できるように、本実施例における例は、上述した実施例及び選択可能な実施形態に記載の例を参照することができ、本実施例では、ここで再び説明しない。
【0061】
当業者なら分かるはずであるが、上記の本願の複数のモジュールまたは複数のステップは、汎用計算機によって実現でき、それらは単一の計算機に集中されるか、または複数の計算機からなるネットワークに分布されてもよく、選択できるように、それらは計算機が実行可能なプログラムコードによって実現できるため、記憶装置に格納されて計算機によって実行されることができる。また、場合によっては、ここに示したり説明したりするステップをここと異なる順序で実行することができ、または、それらをそれぞれ複数の集積回路モジュールに作製したり、それらのうちの複数のモジュールまたはステップを単一の集積回路にして実現したりすることができる。このように、本願は、任意に指定されたハードウェアとソフトウェアとの組み合わせに限定されない。
図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2021-10-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本願の別の実施例によれば、電子装置がさらに提供され、当該電子装置は、コンピュータプログラムが格納されたメモリと、上記のいずれかに記載のサブフレーム位置決定方法を実行するようにコンピュータプログラムを実行するように設けられたプロセッサとを備える
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0033】
本願実施例では、前記第1決定モジュール30は、以下の方法によって前記現在のサブフレームの位置及び前記一時的な終了サブフレームの位置に基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定するように設けられる:予め設定されたサイクルが前記現在のサブフレームの位置と前記一時的な終了サブフレームの位置との間に位置することに基づいて前記静的区間及び前記半静的区間を決定する。
【国際調査報告】