(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-12
(54)【発明の名称】頑丈なエッジを有するベルトモジュールおよびコンベヤベルト
(51)【国際特許分類】
B65G 17/08 20060101AFI20220705BHJP
B65G 17/40 20060101ALI20220705BHJP
【FI】
B65G17/08
B65G17/40
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021563004
(86)(22)【出願日】2020-04-03
(85)【翻訳文提出日】2021-12-13
(86)【国際出願番号】 US2020026683
(87)【国際公開番号】W WO2020219255
(87)【国際公開日】2020-10-29
(32)【優先日】2019-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-08-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508181663
【氏名又は名称】レイトラム,エル.エル.シー.
(74)【代理人】
【識別番号】110001302
【氏名又は名称】特許業務法人北青山インターナショナル
(72)【発明者】
【氏名】ガーンジー,ケヴィン ダブリュー.
(72)【発明者】
【氏名】ウェンゼル,ジョン イー.
(72)【発明者】
【氏名】ヴァン シャルウィック,デビッド アーロン
(72)【発明者】
【氏名】ヴルペッティ,マシュー
【テーマコード(参考)】
3F034
【Fターム(参考)】
3F034CA05
3F034CB06
(57)【要約】
頑丈な外側エッジを有するモジュール式コンベヤベルトを構築するためのベルトエッジモジュールである。エッジモジュールは、ヒンジロッドにアクセスするために切り取る又は壊すことが困難な厚みのある外側エッジ領域をモジュールエッジ部分に備える。
【選択図】
図2B
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤベルトモジュールであって、
長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキと、
前記第1の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第1のヒンジ要素と、
前記第2の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第2のヒンジ要素と、
前記デッキの下面から突出し、前記デッキの下面に沿って横方向に延在するリブであって、前記デッキの下面を、前記リブと前記第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、前記リブと前記第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割するリブと、
前記デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延びるモジュールエッジ部分であって、前記モジュールエッジ部分が、
前記第1の側部から前記外側エッジまで前記デッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、
前記デッキの第1の側部の手前まで前記外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含み、
前記下側表面が、前記上側表面とともに、前記デッキよりも厚い厚みのある外側エッジ領域を形成する、モジュールエッジ部分と
を備えることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項2】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記デッキの第1の側部にあるリブから前記下側表面まで延在するリブ連続部を含み、それにより前記下側表面まで前記第1および第2のチャネルの延長部を前記モジュールエッジ部分に形成し、前記下側表面が、前記リブ連続部と連続していることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項3】
請求項2に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記リブ連続部が、前記リブと同一直線上にあることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項4】
請求項2に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記リブ連続部が、前記リブと同一直線上に整列する位置から離れるように湾曲して、前記下側表面と出会うことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項5】
請求項2に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、長さ方向に、前記デッキの第1の端部と整列する第1のエッジ端部から、前記デッキの第2の端部から長さ方向に外側にオフセットした第2のエッジ端部まで延びていることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項6】
請求項5に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記リブ連続部が、前記第1のエッジ端部で前記モジュールエッジ部分の下側表面と出会うことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項7】
請求項6に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記デッキの第2の端部に沿って前記第2のヒンジ要素と整列する前記第2のエッジ端部にエッジヒンジ要素を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項8】
請求項7に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記厚みのある外側エッジ領域から前記エッジヒンジ要素まで延びるウェブを含み、前記ウェブが、前記第2のエッジ端部で前記上側表面と連続して、前記厚みのある外側エッジ部分および前記リブ連続部とともに、窪みを形成し、この窪みに前記第2のチャネルの延長部が開口することを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項9】
請求項5に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分における前記第2のチャネルの延長部が、前記厚みのある外側エッジ領域、前記リブ連続部および前記第2のエッジ端部によって囲まれた窪みに開口することを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項10】
請求項2に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記下側表面、前記リブ連続部および前記リブが、前記デッキから同じレベルまで延びることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項11】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記デッキの第2の側部から外側に横方向に延びる第2のエッジモジュール部分を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項12】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記厚みのある外側エッジ領域が、前記第1のヒンジ要素よりも広いことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項13】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記デッキの第1の側部にある第1のヒンジ要素が、他の第1のヒンジ要素よりも横方向に広いことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項14】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記デッキの第1の側部における前記デッキの下面から前記モジュールエッジ部分の下側表面まで延びる傾斜面を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項15】
請求項1に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記第1のヒンジ要素と整列しかつ前記第1のヒンジ要素を向く内壁を含むことを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項16】
請求項5に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記内壁が、前記下側表面から延びる傾斜面であることを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【請求項17】
コンベヤベルトにおいて、
幅が第1のベルトエッジから第2のベルトエッジまで横方向に延在する1または複数のコンベヤベルモジュールの一連の列を備え、この一連の列が、隣接する列間のヒンジジョイントで端部どうしがヒンジ接続され、前記列の各々が、
長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで列にわたって横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキと、
前記第1の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第1のヒンジ要素と、
前記第2の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第2のヒンジ要素と、
前記デッキの下面から突出し、前記デッキの下面に沿って横方向に延在するリブであって、前記デッキの下面を、前記リブと前記第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、前記リブと前記第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割するリブと、
前記デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して前記第1のベルトエッジを規定する第1のモジュールエッジ部分と、前記デッキの第2の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して前記第2のベルトエッジを規定する第2のモジュールエッジ部分とを備え、
前記第1および第2のモジュールエッジ部分の各々が、
前記第1の側部から前記外側エッジまで前記デッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、
前記デッキの手前まで前記外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含み、
前記下側表面が、前記上側表面とともに、厚みのある外側エッジ領域を形成することを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項18】
請求項17に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記列の各々が、隣接するコンベヤベルトモジュール間の継ぎ目によって分離される前記デッキを形成する2以上のコンベヤベルトモジュールを含むことを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項19】
請求項17に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記第1のモジュールエッジ部分が、前記第1のベルトエッジにある第1のコンベヤベルトモジュールに形成され、前記第2のモジュールエッジ部分が、前記第2のベルトエッジにある第2のコンベヤベルトモジュールに形成されていることを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項20】
請求項17に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記第1および第2のモジュールエッジ部分の各々が、前記デッキのリブから前記下側表面まで延びるリブ連続部を含み、それにより前記下側表面まで前記第1および第2のチャネルの延長部を前記モジュールエッジ部分に形成し、前記下側表面が、前記リブ連続部と連続していることを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項21】
請求項20に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記第1のモジュールエッジ部分が、長さ方向に、前記デッキの第1の端部と整列する第1のエッジ端部から、前記デッキの第2の端部から長さ方向に外側にオフセットした第2のエッジ端部まで延在し、前記第2のモジュールエッジ部分が、長さ方向に、前記デッキの第2の端部と整列する第1のエッジ端部から、前記デッキの第1の端部から長さ方向に外側にオフセットした第2のエッジ端部まで延在することを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項22】
請求項21に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記第1のモジュールエッジ部分が、前記第2のチャネルが開口する第1の窪みを含み、前記第1の窪みが、前記第1のモジュールエッジ部分の厚みのある外側エッジ領域、リブ連続部および第2のエッジ端部によって囲まれており、前記第2のモジュールエッジ部分が、前記第1のチャネルが開口する第2の窪みを含み、前記第2の窪みが、前記第2のモジュールエッジ部分の厚みのある外側エッジ領域、リブ連続部および第1のエッジ端部によって囲まれていることを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項23】
請求項22に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記ヒンジジョイントにおいて隣接する列の交互に配置された第1および第2のヒンジ要素を通って延びるヒンジロッドを含み、前記ヒンジロッドの端部が、前記第1および第2の窪み内に存在することを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項24】
請求項21に記載のコンベヤベルトにおいて、
前記第1のモジュールエッジ部分が、前記第2のヒンジ要素と整列する第2のエッジ端部に第1のエッジヒンジ要素を含み、前記第2のモジュールエッジ部分が、前記第1のヒンジ要素と整列する第1のエッジ端部に第2のエッジヒンジ要素を含むことを特徴とするコンベヤベルト。
【請求項25】
コンベヤベルトおよび反転要素を含むコンベヤであって、
前記コンベヤベルトは、幅が第1のベルトエッジから第2のベルトエッジまで横方向に延在する1または複数のコンベヤベルモジュールの一連の列を備え、この一連の列が、隣接する列間のヒンジジョイントで端部どうしがヒンジ接続され、前記列の各々が、
長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで列にわたって横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキと、
前記第1の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第1のヒンジ要素と、
前記第2の端部に沿って前記デッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置された複数の第2のヒンジ要素と、
前記デッキの下面から突出し、前記デッキの下面に沿って横方向に延在するリブであって、前記デッキの下面を、前記リブと前記第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、前記リブと前記第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割するリブと、
前記デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して前記第1のベルトエッジを規定する第1のモジュールエッジ部分と、前記デッキの第2の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して前記第2のベルトエッジを規定する第2のモジュールエッジ部分とを備え、
前記第1および第2のモジュールエッジ部分の各々が、
前記第1の側部から前記外側エッジまで前記デッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、
前記デッキの手前まで前記外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含み、
前記下側表面が、前記上側表面とともに、前記デッキよりも厚い厚みのある外側エッジ領域を形成し、
前記反転要素は、前記リブを受け入れるサイズの複数の横方向の溝を含む円筒状の外周部を有し、前記横方向の溝が、それぞれの端部で、前記厚みのある外側エッジ領域の下側表面を受け入れるサイズのエッジ凹部に開口し、前記下側表面が、前記エッジ凹部に閉じ込められて、前記反転要素に沿った前記コンベヤベルトの横方向の逸脱を制限することを特徴とするコンベヤ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、動力駆動式コンベヤに関する。特に、本発明は、モジュール式コンベヤベルトを形成するためにヒンジで結合されるコンベヤベルトモジュールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
モジュール式のプラスチック製コンベヤベルトは、製品を搬送するために使用される。このベルトは、ヒンジジョイントでヒンジロッドによって結合されたプラスチック製ベルトモジュールの列で構成されている。修理のために、そして、しばしば清掃のために、ベルトを部分的に分解して、壊れたモジュールを交換したり、あるいはベルトをコンベヤフレームから取り外して遠隔地で清掃したりする必要がある。モジュール式のプラスチック製コンベヤベルトを分解する最初の段階は、プラントの保守担当者がヒンジロッドを取り外すことである。急いでいるときや適当な工具が手元にないときには、保守担当者はベルトのエッジを切り取るか、または他の方法で壊して、ヒンジロッドの端部を露出させ、ヒンジジョイントからヒンジロッドを引き抜くための良好な掛かりを得る。ヒンジロッドが引き抜かれると、コンベヤからベルトを取り外したり、あるいは壊れたモジュールを交換したりすることができる。しかしながら、破損したベルトのエッジは、ヒンジロッドのリテーナとしての効果を失い、潜在的な障害点になる。
【発明の概要】
【0003】
本発明の特徴を具現化するコンベヤベルトモジュールの一態様は、長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキを備える。第1のヒンジ要素は、第1の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置され、第2のヒンジ要素は、第2の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置されている。リブは、デッキの下面から突出し、デッキの下面に沿って横方向に延在する。リブは、デッキの下面を、リブと第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、リブと第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割する。モジュールエッジ部分は、デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延びる。モジュールエッジ部分は、第1の側部から外側エッジまでデッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、デッキの第1の側部の手前まで外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含む。下側表面は、上側表面とともに、デッキよりも厚い厚みのある外側エッジ領域を形成する。
【0004】
本発明の特徴を具現化するコンベヤベルトの一態様は、幅が第1のベルトエッジから第2のベルトエッジまで横方向に延在する1または複数のコンベヤベルモジュールの一連の列を備え、この一連の列が、隣接する列間のヒンジジョイントで端部どうしがヒンジ接続されている。各列は、長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで列にわたって横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキを含む。第1のヒンジ要素は、第1の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置され、第2のヒンジ要素は、第2の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置されている。リブは、デッキの下面から突出し、デッキの下面に沿って横方向に延びている。リブは、デッキの下面を、リブと第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、リブと第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割する。第1のモジュールエッジ部分は、デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して、第1のベルトエッジを規定し、第2のモジュールエッジ部分は、デッキの第2の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して、第2のベルトエッジを規定する。第1および第2のモジュールエッジ部分の各々は、第1の側部から外側エッジまでデッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、デッキの手前まで外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含む。下側表面は、上側表面とともに、厚みのある外側エッジ領域を形成する。
【0005】
本発明の特徴を具現化したコンベヤの一態様は、コンベヤベルトと反転要素とを備える。コンベヤベルトは、幅が第1のベルトエッジから第2のベルトエッジまで横方向に延在する1または複数のコンベヤベルモジュールの一連の列から構成され、この一連の列が、隣接する列間のヒンジジョイントで端部どうしがヒンジ接続されている。各列は、長さが第1の端部から第2の端部まで、幅が第1の側部から第2の側部まで列にわたって横方向に、厚さが上面から下面まで延びるデッキを含む。第1のヒンジ要素は、第1の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置され、第2のヒンジ要素は、第2の端部に沿ってデッキの幅にわたって横方向に間隔を空けて配置されている。リブは、デッキの下面から突出し、デッキの下面に沿って横方向に延びている。リブは、デッキの下面を、リブと第1のヒンジ要素との間に第1のチャネルを形成する第1の領域と、リブと第2のヒンジ要素との間に第2のチャネルを形成する第2の領域とに分割する。第1のモジュールエッジ部分は、デッキの第1の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して、第1のベルトエッジを規定し、第2のモジュールエッジ部分は、デッキの第2の側部から外側に外側エッジまで横方向に延在して、第2のベルトエッジを規定する。第1および第2のモジュールエッジ部分の各々は、第1の側部から外側エッジまでデッキの上面の連続部分を形成する上側表面と、デッキの手前まで外側エッジから内側に横方向に延びる下側表面とを含む。下側表面は、上側表面とともに、デッキよりも厚い厚みのある外側エッジ領域を形成する。反転要素は、リブを受け入れるサイズの複数の横方向の溝を含む円筒状の外周部を有し、横方向の溝が、それぞれの端部で、厚みのある外側エッジ領域の下側表面を受け入れるサイズのエッジ凹部に開口する。下側表面は、エッジ凹部に閉じ込められて、反転要素に沿ったコンベヤベルトの横方向の逸脱を制限する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】
図1A~
図1Cは、本発明の特徴を具現化する2つの結合されたコンベヤベルトモジュールの一態様の上面等角図、底面等角図および底面図である。
【
図2】
図2A~
図2Cは、本発明の特徴を具現化する2つの結合されたコンベヤベルトモジュールの別の態様の上面等角図、底面等角図および底面図である。
【
図3】
図3は、ドライバーによるヒンジロッドの取り外しを示す、
図2のベルトモジュールの底面等角図である。
【
図5】
図5Aおよび
図5Bは、本発明の特徴を具現化する、
図4のようなベルトで使用可能なベルトモジュールの別の態様の上面等角図および底面等角図である。
【
図6】
図6Aおよび
図6Bは、本発明の特徴を具現化する、
図4のようなベルトで使用可能なベルトモジュールのさらに別の態様の上面等角図および底面等角図である。
【
図7】
図7は、
図2Aのようなベルトモジュールで構成されたコンベヤベルトと係合する全幅の反転要素の等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1A~
図1Cには、頑丈で厚みのあるエッジを有するコンベヤベルトモジュールの一態様が示されている。モジュール10はそれぞれ、長さがベルト進行方向16における第1の端部14から第2の端部15まで、幅が第1の側部18から第2の側部19まで横方向に、厚さが上面20から下面21まで延びるデッキ12を有する。第1のヒンジ要素22は、第1の端部14に沿ってデッキ12の幅にわたって横方向に間隔をあけて配置されている。第2のヒンジ要素23は、第2の端部15に沿ってデッキ12の幅にわたって横方向に間隔をあけて配置されている。連続するヒンジ要素22、23の間のギャップ24は、交互配置における隣接するモジュールのヒンジ要素を受け入れるようなサイズであり、その交互配置では、交互に配置されたヒンジ要素を通って横方向に延びるロッド穴26が整列して、横方向の通路が形成されている。隣接するモジュール10の交互に配置されたヒンジ要素22、23は、通路に受け入れられたヒンジロッド28とともに、隣接するモジュールを接続するヒンジジョイント30を形成する。
【0008】
第1のヒンジ要素22の1つ(デッキ12の第1の側部18に最も近いもの)は、インデックスヒンジ要素として機能する横方向に広い第1のヒンジ要素22Aである。第1の側部18および第2の端部15にある対応する幅の広い空間24Aは、隣接するモジュール10の幅広の第1のヒンジ要素22Aを受け入れるようなサイズである。幅広のヒンジ要素22Aは、第2の端部15に沿った他の空間24に収まらないほど幅広であるため、モジュール10は、組立中に誤って位置がずれることはない(それらを互いに結合する方法は1つしかない)。幅広のヒンジ要素22Aおよび幅の広い空間24Aは、代替的には、ヒンジ要素22、23のグループに沿った他の横方向の位置に形成されて、組立中にモジュールの位置がずれるのを防ぐことができる。
【0009】
デッキ12の下面21から突出するリブ32は、第1の側部18と第2の側部19の間に横方向に延びている。駆動スプロケット用の駆動バーまたはインパクトバーとして機能することができるリブ32は、デッキ12の下面21を、それ自体と第1のヒンジ要素22との間に第1のチャネル34を形成する第1の領域と、それ自体と第2のヒンジ要素23との間に第2のチャネル35を形成する第2の領域とに分割する。
【0010】
モジュールエッジ部分36は、デッキ12の第1の側部18から外側に外側エッジ38まで横方向に延びている。エッジ部分36は、デッキ12の上面20から外側エッジ38までの連続部分を形成する上側表面40を有する。エッジ部分36の下側表面41は、デッキ12の第1の側部18の手前まで外側エッジ38の内側に横方向に延びている。下側表面41は、上側表面40とともに厚みのある外側エッジ領域42を形成し、搬送路のウェアストリップに沿ってスライドするウェアパッドとして機能するのに十分な幅にすることができる。厚みのある外側エッジ領域42は、モジュールエッジ部分36でモジュール10の厚さを通して延在している。エッジ部分36のリブ連続部44は、デッキ12の第1の側部18にある下面リブ32から下側表面41まで延在して、厚みのある外側エッジ領域42まで第1および第2のチャネル34、35の延長部をモジュールエッジ部分に形成する。エッジ部分36の下側表面41、リブ連続部44およびリブ32は、この態様では、同一平面上になるように同一レベル46まで延在している。しかしながら、他の態様では、それらが異なるレベルまで延在するものであってもよい。
【0011】
リブ連続部44は、リブ32と同一直線上に整列する位置から離れるように湾曲して、エッジ部分36の第1のエッジ端部48で下側表面41に出会う。第1のエッジ端部48は、デッキ12の第1の端部14と整列している。反対側の第2のエッジ端部49は、デッキ12の第2の端部15から長さ方向に外側にオフセットされている。第2のエッジ端部49におけるエッジヒンジ要素50は、デッキ12の第2の端部15に沿った第2のヒンジ要素23のロッド穴26と整列したロッド穴52を有する。ヒンジロッド28の端部は、通常、エッジヒンジ要素50と厚みのある外側エッジ領域42との間に存在する。
【0012】
ウェブ54は、厚みのある外側エッジ領域42から内側にエッジヒンジ要素50まで延在する。湾曲したウェブ54は、上側表面40と連続しており、エッジヒンジ要素50の外周の周りに延びて、モジュールエッジ部分36の第2のエッジ端部49に沿って横方向に延びるノーズを形成している。ウェブ54は、ヒンジジョイント30で指が挟まれるのを防止するガードを与えるのに十分な程度に周方向に延びている。第2のヒンジ要素22およびエッジヒンジ要素50と整列しかつそれらを向く内壁55は、ヒンジロッド28のための停止部を形成する。
【0013】
第2のチャネル35の延長線上の端部は、リブ連続部44、厚みのある外側領域42およびウェブ54によって囲まれた、より広い末端空間である窪み(lacuna)56に開口する。ベルト戻り路のコンベヤベルトの下側に噴霧された洗浄液または水は、矢印58で示すように、第2のチャネル35に沿って進んで、窪み56に入り、窪みにより、エッジヒンジ要素50、ウェブ54の内側およびヒンジロッド28の端部が洗浄液に曝される。洗浄液または水は、矢印59で示すように、隣接するモジュール12のエッジ部分36の間を洗浄するために、第1のチャネル34によって第1のエッジ端部48に導かれる。
【0014】
平坦な下側表面41は、外側エッジ38の内側に傾斜面57まで延在し、傾斜面は、窪み56の底に向かってさらに内側に傾斜している。窪み54の境界となる内壁を形成する湾曲した傾斜面57は、ペンチがモジュールエッジ部分36にしっかりとした掛かりを得て、それをポキリと折ってしまうことを防止する。
【0015】
コンベヤベルトモジュールの別の態様が、
図2A~
図2Cに示されている。モジュール60は、モジュールエッジ部分62が、デッキ12の下面21のリブ32と同一直線上にある線形リブ連続部64を有することを除いて、
図1A~
図1Cのものと同様である。リブ連続部64は、リブ32と同一直線上に整列する位置から離れるように湾曲しないため、リブ連続部64、厚みのある外側エッジ部分68およびウェブ54の内側によって囲まれる窪み66は、
図1Bおよび
図1Cに示す窪みよりも小さいが、延長された第2のチャネル35よりも広い。延長された第2のチャネル35は、矢印70で示すように、洗浄液または水をウェブ54およびエッジヒンジ要素50の背部に案内するために、窪み66に開口している。線形リブ連続部64は、モジュールエッジ部分62の第1のエッジ端部48に、より長い露出領域72を提供する。
【0016】
図3に示すように、ヒンジロッド28は、ドライバー74のような取り外し工具を用いて、ヒンジジョイント30から容易に取り外すことができる。ドライバーを使用する場合、ドライバー74の平らな部分を、ヒンジロッドの端部と、窪み66の底76との間に挿入する。次に、矢印78で示すように、ドライバー74を約90°回転させて、ヒンジロッド28の端部を底76から離して、厚みのある外側エッジ部分68の内壁80の上方に持ち上げる。その後、持ち上げたヒンジロッド28の端部をペンチまたは指で掴み、ヒンジジョイント30から引っ張ってベルト列を切り離すことができる。
【0017】
列は、最初に、それらの第1および第2のヒンジ要素22、23を交互に配置して整列させることにより再接続される。次に、ヒンジロッド28の端部を曲げて、外側エッジ部分68の凹部82に沿ってスライドさせ、エッジヒンジ要素50のロッド穴に入れる。その後、ヒンジロッド28を押して、交互に配置されたヒンジ要素22、23により形成される横方向の通路に通し、2つの隣接するベルト列を再び結合する。
【0018】
ベルトモジュール10(
図1A~
図1C)またはベルトモジュール60(
図2A~
図2C)の列86から構成されたモジュール式コンベヤベルト84が、
図4に示されている。列86は、1または複数のベルトモジュールを含み、それには、ベルト84の両方の外側エッジ88にあるエッジモジュール10(または60)と、エッジモジュール10(または60)と同様のものであるが、モジュールエッジ部分38(または68)のない内側ベルトモジュールとが含まれる。列86毎に複数のモジュールを有するこのようなモジュール式ベルトは、典型的には、ベルトの長さに沿った連続的な継ぎ目を避けるために、モジュールをレンガ積みパターン(bricklay pattern)で配置している。そして、複数のモジュールの各列のデッキは、隣接する横方向に隣り合うモジュール間の狭い継ぎ目があったとしても、連続していると考えられる。両側部にモジュールエッジ部分38(または68)を有するベルトモジュールは、1列につき1つのベルトモジュールのみで構成されるシームレスなベルト列を構築するために使用することができる。それらのベルトモジュールでは、モジュールエッジ部分38(または68)は、可逆性のために、モジュールの両端部にそれらのエッジヒンジ要素が配置されている。コンベヤベルト84は、駆動およびアイドルスプロケット90、91の周りに巻き付けられるとともに、ウェアストリップ92によって上側の搬送路に沿って支持され、その上を、ベルトエッジモジュールの外側エッジ部分の少なくとも下側表面がスライドする。ベルト84は、下側の戻り路で駆動スプロケット90からアイドルスプロケット91へと戻る。
【0019】
図4のようなコンベヤベルトで使用可能なベルトエッジモジュールの別の態様が、
図5Aおよび
図5Bに示されている。このベルトモジュール94は、そのチャネル98、99の一方が開口する窪みと、拡大されたインデックスヒンジ要素とを有していない点で、
図1A~
図1Cおよび
図2A~
図2Cのモジュール10、60とは異なる。チャネルは、モジュールの外側エッジ部分を形成する厚みのある外側エッジ領域96で終端となる。スロット102は、内壁106に沿って、モジュールの下側表面104からある角度で延びている。スロット102は、ロッド取り外し工具がヒンジロッドの端部を下側表面に向けて曲げて、それを掴んで取り外すことができるようにするためのアクセスを提供する。内壁106は、ヒンジ要素108のラインと同一直線上にあり、かつヒンジ要素108のラインを向く停止部を提供し、ベルトの動作中に、交互に配置されたヒンジ要素のラインからヒンジロッドが外れるのを防止する。厚みのある外側領域96の下側表面の横方向の広がりと面積は、ヒンジ要素108のそれよりも大きいため、下側表面は、搬送路のウェアストリップ上に乗るウェアパッドとして機能することができる。
【0020】
厚みのある外側領域112を有し、
図4のようなコンベヤベルトで使用可能なエッジモジュール110のさらに別の態様が、
図6Aおよび
図6Bに示されている。厚みのある外側領域112の下側表面114は、ヒンジ要素116のそれよりも大きい横方向の広がりおよび面積を有し、ウェアパッドとして有効なものとなっている。傾斜面118は、下側表面114からデッキ118に向かって延在し、これは、
図6Aのように凹状に湾曲していても、平坦であっても、あるいは凹状に区分的に平坦なものであってもよい。傾斜面118は、モジュールの一端に沿ってヒンジ要素116と同一直線上にあり、かつ、ヒンジ要素116を向いている。傾斜面118は、手動による取り外し中に、ヒンジロッドがヒンジ要素116を通して押し出されるときに、ヒンジロッドの端部がそれに沿ってスライドできるスライド面を提供する。
【0021】
図7は、
図2Aに示すベルトモジュール60で構成されたコンベヤベルト120の一部を示している。ベルト120は、ベルトを上側の搬送路から下側の戻り路へと方向を反転させる全幅の駆動またはアイドルスプロケットまたはドラムなどの反転要素122によって係合された状態で示されている。全幅の反転要素122は、典型的には、従来のコンベヤフレーム(図示省略)に対して固定された横方向の位置に取り付けられる。反転要素122の外側円筒表面は、その幅にわたって周方向に間隔をあけた、ベルトリブ32を受け入れるサイズの横方向の溝124を有する。反転要素122の両側では、溝が、その端部で、ベルトモジュール60の厚みのある外側エッジ部分68の下側表面を受け入れるサイズのエッジ凹部126に開口している。この態様では、溝124およびエッジ凹部126の形状が、モジュールの外側エッジ部分68およびリブ32の形状と相補的である。ベルト120の厚みのある外側エッジ部分68の下側表面は、エッジ凹部126に閉じ込められて、反転要素122に沿ったベルトの横方向の逸脱を制限する。そのようにして、反転要素122は、ベルト120をコンベヤフレーム内の軌道上に維持する。
【0022】
本発明の特徴を説明するために使用されるいくつかの例示的な態様に関して本発明を詳細に説明してきたが、他の態様も可能である。例えば、ベルトモジュールの底部にある横方向のリブまたは駆動バーは、すべての態様において、連続しており、厚みのある外側エッジ部分を結合するように示されている。しかしながら、リブは、ギャップを挟んでセグメントに分割することも、あるいはギャップによって厚みのある外側エッジ部分から分離することもできる。また、詳細に説明した他のモジュールのように、
図7以外のベルトモジュールの底部と嵌合する相補的な反転要素外周面を作って、コンベヤベルトを追跡する全幅の反転要素を有するコンベヤを作ることも可能である。
【手続補正書】
【提出日】2022-04-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項8】
請求項7に記載のコンベヤベルトモジュールにおいて、
前記モジュールエッジ部分が、前記厚みのある外側エッジ領域から前記エッジヒンジ要素まで延びるウェブを含み、前記ウェブが、前記第2のエッジ端部で前記上側表面と連続して、前記厚みのある外側エッジ
領域および前記リブ連続部とともに、窪みを形成し、この窪みに前記第2のチャネルの延長部が開口することを特徴とするコンベヤベルトモジュール。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
【
図1】
図1A~
図1Cは、本発明の特徴を具現化する2つの結合されたコンベヤベルトモジュールの一態様の上面等角図、底面等角図および底面図である。
【
図2】
図2A~
図2Cは、本発明の特徴を具現化する2つの結合されたコンベヤベルトモジュールの別の態様の上面等角図、底面等角図および底面図である。
【
図3】
図3は、ドライバーによるヒンジロッドの取り外しを示す、
図2A~図2Cのベルトモジュールの底面等角図である。
【
図5】
図5Aおよび
図5Bは、本発明の特徴を具現化する、
図4のようなベルトで使用可能なベルトモジュールの別の態様の上面等角図および底面等角図である。
【
図6】
図6Aおよび
図6Bは、本発明の特徴を具現化する、
図4のようなベルトで使用可能なベルトモジュールのさらに別の態様の上面等角図および底面等角図である。
【
図7】
図7は、
図2Aのようなベルトモジュールで構成されたコンベヤベルトと係合する全幅の反転要素の等角図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
ウェブ54は、厚みのある外側エッジ領域42から内側にエッジヒンジ要素50まで延在する。湾曲したウェブ54は、上側表面40と連続しており、エッジヒンジ要素50の外周の周りに延びて、モジュールエッジ部分36の第2のエッジ端部49に沿って横方向に延びるノーズを形成している。ウェブ54は、ヒンジジョイント30で指が挟まれるのを防止するガードを与えるのに十分な程度に周方向に延びている。第2のヒンジ要素23およびエッジヒンジ要素50と整列しかつそれらを向く内壁55は、ヒンジロッド28のための停止部を形成する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0020】
厚みのある外側領域112を有し、
図4のようなコンベヤベルトで使用可能なエッジモジュール110のさらに別の態様が、
図6Aおよび
図6Bに示されている。厚みのある外側領域112の下側表面114は、ヒンジ要素116のそれよりも大きい横方向の広がりおよび面積を有し、ウェアパッドとして有効なものとなっている。傾斜面118は、下側表面114からデッキ
119に向かって延在し、これは、
図6Aのように凹状に湾曲していても、平坦であっても、あるいは凹状に区分的に平坦なものであってもよい。傾斜面118は、モジュールの一端に沿ってヒンジ要素116と同一直線上にあり、かつ、ヒンジ要素116を向いている。傾斜面118は、手動による取り外し中に、ヒンジロッドがヒンジ要素116を通して押し出されるときに、ヒンジロッドの端部がそれに沿ってスライドできるスライド面を提供する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正書】
【提出日】2022-06-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】手続補正書
【補正対象項目名】手続補正5
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】手続補正書
【補正対象項目名】手続補正6
【補正方法】削除
【補正の内容】
【国際調査報告】