(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-13
(54)【発明の名称】モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法、装置及びシステム並びにコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
H04L 41/0894 20220101AFI20220706BHJP
H04L 61/4505 20220101ALI20220706BHJP
H04W 88/16 20090101ALI20220706BHJP
H04W 92/06 20090101ALI20220706BHJP
【FI】
H04L41/0894
H04L61/4505
H04W88/16
H04W92/06
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021543182
(86)(22)【出願日】2020-04-15
(85)【翻訳文提出日】2021-08-12
(86)【国際出願番号】 CN2020084892
(87)【国際公開番号】W WO2020228469
(87)【国際公開日】2020-11-19
(31)【優先権主張番号】201910387647.7
(32)【優先日】2019-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】イオウ,ジチアン
(72)【発明者】
【氏名】ロウ,ジィアジィア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067EE16
5K067HH24
(57)【要約】
本出願は、モバイル通信の分野に関し、特に、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法、装置及びシステムに関し、エッジクラウドゲートウェイは、ユーザープレーン機能によって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスは、エッジアプリケーションVIPであり、第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布する。これにより、エッジクラウドゲートウェイを新たに追加することで、5Gモバイル通信ネットワークに対するMECノード選択スキームがまだないという問題が解决され、エッジコンピューティングノードを近くで選択して、エッジアクセラレーションの目的を達成することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エッジクラウドゲートウェイが実行する、モバイルエッジコンピューティングにおけるノードの選択方法であって、前記エッジクラウドゲートウェイは、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムに設置され、前記選択システムは、少なくともユーザープレーン機能と前記エッジクラウドゲートウェイとを含み、
前記エッジクラウドゲートウェイは、前記ユーザープレーン機能によって転送された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信するステップであって、前記第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスが、エッジアプリケーション仮想ネットワーク間の相互接続用のプロトコル仮想IP(VIP)であるステップと、
前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するモバイルエッジコンピューティング(MEC)処理サーバーを決定するステップと、
前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記選択システムは、グローバルサーバロードバラシングをさらに含み、さらに、前記エッジクラウドゲートウェイが前記ユーザープレーン機能によって転送された第1のHTTPサービス要求を受信する前に、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTPサービス要求を受信するステップであって、前記第2のHTTPサービス要求の宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであり、前記グローバルエッジゲートウェイIPが、グローバルサーバロードバラシングが端末から送信されたドメイン名システム(DNS)要求を受信した場合に前記端末に返され、前記グローバルエッジゲートウェイIPがサービスアクセラレーションを識別するためのIPであるステップと、
前記第2のHTTPサービス要求に基づいて、前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得するステップと、
前記端末にリダイレクト応答を送信するステップであって、前記端末が前記リダイレクト応答に基づいて前記第1のHTTPサービス要求を送信するように、前記リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスが前記エッジアプリケーションVIPであるステップと、を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得するステップは、
前記グローバルサーバロードバラシングに第1のHTTP
DNS要求を送信するステップであって、第1のHTTP DNS要求には、少なくとも、サービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、前記ソースアドレスは前記エッジクラウドゲートウェイのIPアドレスであるステップと、
前記グローバルサーバロードバラシングによって返された第1のHTTP
DNS応答を受信するステップであって、前記第1のHTTP DNS応答には、エッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPは、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定されるステップと、を含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記リダイレクト応答はHTTP
302リダイレクト応答である請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のHTTPサービス要求は、端末が前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信した場合に送信されることであり、前記第2のHTTP
DNS応答は、グローバルサーバロードバラシングが前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS要求を受信した場合に返されることであり、前記第2のHTTP
DNS要求は、前記ユーザープレーン機能が前記端末から送信された前記第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスが前記グローバルサーバロードバラシングのIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、
前記第2のHTTP
DNS応答には、少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPは、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ユーザープレーン機能、前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記グローバルサーバロードバラシングはそれぞれ異なる事前設定規則に対応し、前記事前設定規則はサービスアクセラレーションのルーティング設定を表す請求項2から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記ユーザープレーン機能は、第1の事前設定規則に対応し、前記第1の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されること、又は、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されることを含み、
前記エッジクラウドゲートウェイは、第2の事前設定規則に対応し、前記第2の事前設定規則は少なくとも、事前設定されたルートポリシーを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは第3の事前設定規則に対応し、前記第3の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるDNS要求に対してグローバルエッジゲートウェイIPを返すこと、又は、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求における、ソースアドレスがエッジクラウドゲートウェイであるIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ユーザープレーン機能は、第4の事前設定規則に対応し、前記第4の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されることを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは、第5の事前設定規則に対応し、前記第5の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の事前設定規則、前記第2の事前設定規則又は前記第4の事前設定規則は、設置されたエッジコントローラによって配置され、又はロカールで配置され、
前記エッジコントローラは、前記選択システムにおけるコアネットワークのクラウドセンターに設置され、それぞれ前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記ユーザープレーン機能と通信接続する請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記エッジクラウドゲートウェイは、前記選択システムのMECノード側又はエッジデータセンターDC側に設置される請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
モバイルエッジコンピューティングノード選択のためのエッジクラウドゲートウェイであって、前記エッジクラウドゲートウェイは、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムに設置され、前記選択システムは少なくとも、ユーザープレーン機能と前記エッジクラウドゲートウェイとを含み、前記エッジクラウドゲートウェイは、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信するための第1の受信モジュールであって、前記第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスが、エッジアプリケーション仮想ネットワークの間の相互接続用のプロトコル仮想IP(VIP)である第1の受信モジュールと、
前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するモバイルエッジコンピューティング(MEC)処理サーバーを決定するための決定モジュールと、
前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するための配布モジュールと、を含むエッジクラウドゲートウェイ。
【請求項12】
モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムであって、前記選択システムは少なくとも、
端末から送信された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信し、前記第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスがエッジアプリケーション仮想ネットワークの間の相互接続用のプロトコル仮想IP(VIP)であると決定した場合、前記第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送するためのユーザープレーン機能と、
前記ユーザープレーン機能によって転送された前記第1のHTTPサービス要求を受信し、前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するモバイルエッジコンピューティング(MEC)処理サーバーを決定し、前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するためのエッジクラウドゲートウェイと、を含むシステム。
【請求項13】
前記選択システムはさらに、
前記端末から送信されたドメイン名システム(DNS)要求を受信した際、前記DNS要求におけるドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であると決定した場合、前記端末にグローバルエッジゲートウェイIPを返すためのグローバルサーバロードバラシングであって、前記グローバルエッジゲートウェイIPが、サービスアクセラレーションを識別するためのIPであるグローバルサーバロードバラシングを含み、
前記ユーザープレーン機能はさらに、前記端末から送信された第2のHTTPサービス要求を受信し、前記第2のHTTPサービス要求における宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであると決定した場合、前記第2のHTTPサービス要求を前記エッジクラウドゲートウェイに転送し、
前記エッジクラウドゲートウェイはさらに、前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTPサービス要求を受信し、前記第2のHTTPサービス要求に基づいて、前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得し、前記端末にリダイレクト応答を送信し、前記端末が前記リダイレクト応答に基づいて前記第1のHTTPサービス要求を送信するように、前記リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスは前記エッジアプリケーションVIPである請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得する場合に、前記エッジクラウドゲートウェイは具体的に、
前記グローバルサーバロードバラシングに第1のHTTP
DNS要求を送信し、第1のHTTP DNS要求には少なくとも、サービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、前記ソースアドレスが前記エッジクラウドゲートウェイのIPアドレスであり、
前記グローバルサーバロードバラシングによって返された第1のHTTP
DNS応答を受信し、前記第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPが、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第1のHTTP
DNS要求における前記エッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記選択システムはさらに、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS要求を受信した場合、第2のHTTP DNS応答を返すためのグローバルサーバロードバラシングであって、前記第2のHTTP
DNS要求は、前記ユーザープレーン機能が端末から送信された前記第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスが前記グローバルサーバロードバラシングのIPアドレスであると解析した場合に転送され、前記第2のHTTP
DNS応答には、少なくとも、エッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPは、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定されるグローバルサーバロードバラシングを含み、
前記ユーザープレーン機能は、さらに、前記グローバルサーバロードバラシングによって返された第2のHTTP
DNS応答を受信し、前記端末が前記第2のHTTP DNS応答におけるエッジアプリケーションVIPに基づいて前記第1のHTTPサービス要求を送信するように、前記第2のHTTP
DNS応答を前記端末に転送する請求項12に記載のシステム。
【請求項16】
電子機器であって、メモリ、プロセッサー及びメモリに記憶されプロセッサーで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサーは前記プログラムを実行するときに、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を実行する電子機器。
【請求項17】
命令を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータで実行されるときに、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年05月10日にて中国特許庁に提出された、出願番号が201910387647.7であり、出願名称が「モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法、装置及びシステム」である中国特許出願の優先権を主張し、その全内容を本出願に参照により援用する。
【0002】
本出願は、モバイル通信の分野に関し、特に、モバイルエッジコンピューティングノードの選択に関する。
【背景技術】
【0003】
現在、科学技術の発展に伴い、通信サービスの処理及び伝送レートに対するユーザーの需要はますます高まっており、特に、第5世代モバイル通信技術(5-Generation、5G)のモバイル通信ネットワークの場合、処理速度に対する要件はより高くなり、モバイルエッジコンピューティングは、モバイルアクセスネットワークを利用して、コンピューティング、記憶、処理などの能力を近くで提供し、遅延を減少させることができ、そのために、モバイル端末を当該モバイル端末に最も近いモバイルエッジコンピューティング(Mobile
Edge Computing、MEC)ノードにスケジューリングする必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、5Gモバイル通信ネットワークに対するMECノード選択スキームという問題を解決するために、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法、装置及びシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施例による具体的な技術案は以下の通りであり、
一態様によれば、本出願の実施例は、エッジクラウドゲートウェイが実行するモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を提供し、前記エッジクラウドゲートウェイは、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムに設置され、前記選択システムは少なくとも、ユーザープレーン機能と前記エッジクラウドゲートウェイとを含み、
前記エッジクラウドゲートウェイは、ユーザープレーン機能によって転送された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信するステップであって、前記第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスがエッジアプリケーション仮想ネットワークの間の相互接続用のプロトコルVIPであるステップと、
前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定するステップと、
前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するステップと、を具体的に含む。
【0006】
他方の態様によれば、本出願の実施例は、モバイルエッジコンピューティングノードの選択のためのエッジクラウドゲートウェイを提供し、前記エッジクラウドゲートウェイは、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムに設置され、前記選択システムは少なくとも、ユーザープレーン機能と前記エッジクラウドゲートウェイとを含み、前記エッジクラウドゲートウェイは、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信するための第1の受信モジュールであって、前記第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスが、エッジアプリケーション仮想ネットワークの間の相互接続用のプロトコルVIPである第1の受信モジュールと、
前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定するための決定モジュールと、
前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するための配布モジュールと、を含む。
【0007】
好ましい実現形態において、前記選択システムはさらに、グローバルサーバロードバラシングを含み、前記エッジクラウドゲートウェイはさらに、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTPサービス要求を受信するための第2の受信モジュールであって、前記第2のHTTPサービス要求の宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであり、前記グローバルエッジゲートウェイIPは、グローバルサーバロードバラシングが前記端末から送信されたドメイン名システム(DNS)要求を受信した場合に前記端末に返され、前記グローバルエッジゲートウェイIPがサービスアクセラレーションを識別するためのIPである第2の受信モジュールと、
前記第2のHTTPサービス要求に基づいて、前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得するための取得モジュールと、
前記端末にリダイレクト応答を送信するための送信モジュールであって、前記端末が前記リダイレクト応答に基づいて前記第1のHTTPサービス要求を送信するように、前記リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスが前記エッジアプリケーションVIPでする送信モジュールと、を含む。
【0008】
好ましい実現形態において、前記取得モジュールは具体的に、
前記グローバルサーバロードバラシングに第1のHTTP
DNS要求を送信し、第1のHTTP DNS要求には少なくとも、サービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、前記ソースアドレスが、前記エッジクラウドゲートウェイのIPアドレスであり、
前記グローバルサーバロードバラシングによって返された第1のHTTP
DNS応答を受信し、前記第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPが、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0009】
好ましい実現形態において、前記リダイレクト応答は、HTTP
302リダイレクト応答である。
【0010】
好ましい実現形態において、前記第1のHTTPサービス要求は、前記端末が前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信した場合に送信されることであり、前記第2のHTTP
DNS応答は、前記グローバルサーバロードバラシングが前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS要求を受信した場合に返されることであり、前記第2のHTTP
DNS要求は、前記ユーザープレーン機能が前記端末から送信された前記第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスが前記グローバルサーバロードバラシングのIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、
前記第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPは、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0011】
好ましい実現形態において、前記ユーザープレーン機能、前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記グローバルサーバロードバラシングはそれぞれ異なる事前設定規則に対応し、前記事前設定規則はサービスアクセラレーションのルーティング設定を表す。
【0012】
好ましい実現形態において、前記ユーザープレーン機能は第1の事前設定規則に対応し、前記第1の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されること、又は、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されることを含み、
前記エッジクラウドゲートウェイは第2の事前設定規則に対応し、前記第2の事前設定規則は少なくとも事前設定されたルートポリシーを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは第3の事前設定規則に対応し、前記第3の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるDNS要求に対して、グローバルエッジゲートウェイIPを返すこと、又は、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求における、ソースアドレスがエッジクラウドゲートウェイであるIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む。
【0013】
好ましい実現形態において、前記ユーザープレーン機能は第4の事前設定規則に対応し、前記第4の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されることを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは第5の事前設定規則に対応し、前記第5の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む。
【0014】
好ましい実現形態において、前記第1の事前設定規則、前記第2の事前設定規則又は前記第4の事前設定規則は、設置されたエッジコントローラによって配置され、又はロカールで配置され、
前記エッジコントローラは前記選択システムにおけるコアネットワークのクラウドセンターに設置され、それぞれ前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記ユーザープレーン機能と通信接続する。
【0015】
他方の態様によれば、本出願の実施例は、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムを提供し、少なくともユーザープレーン機能とエッジクラウドゲートウェイとを含み、前記エッジクラウドゲートウェイは前記選択システムに設置され、具体的に、
前記ユーザープレーン機能は、端末から送信された第1のハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)サービス要求を受信し、前記第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスがエッジアプリケーション仮想ネットワークの間の相互接続用のプロトコルVIPであると決定した場合、前記第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送し、
前記エッジクラウドゲートウェイは、前記ユーザープレーン機能によって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布する。
【0016】
他方の態様によれば、本出願の実施例は、電子機器を提供し、メモリ、プロセッサー及びメモリに記憶されプロセッサーで実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記プロセッサーは前記プログラムを実行するときに、以上の態様に係るモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を実行する。
【0017】
他方の態様によれば、本出願の実施例は、記憶媒体を提供し、前記記憶媒体は、コンピュータプログラムを記憶し、前記コンピュータプログラムは、以上の態様に係るモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を実行する。
【0018】
他方の態様によれば、本出願の実施例は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータで実行されるときに、以上の態様に係るモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を前記コンピュータに実行させる。
【0019】
本出願の実施例による技術案は少なくとも以下の有益な効果を含み、
エッジクラウドゲートウェイを新たに追加することで、伝統的なDNSアドレッシングプロセス又はHTTP
DNSの要求プロセスに適用することができ、エッジクラウドゲートウェイが端末の第1のHTTPサービス要求を取得した場合、エッジアプリケーションVIPが含まれる当該第1のHTTPサービス要求に基づいて、エッジクラウドゲートウェイは、事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布することができ、端末が認識せず、サービスロジックを修正しないことを前提として、従来のネットワークフローを改良することで、モバイルエッジコンピューティングノードの選択メカニズムを実現し、5Gモバイル通信ネットワークに対するMECノード選択スキームという問題を解决し、これにより、エッジコンピューティングノードを近くで選択して、エッジアクセラレーションの目的を達することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】関連技術におけるCDNスケジューリングの方法のフローチャートである。
【
図2】本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムのアーキテクチャ概略図である。
【
図3】本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のフローチャートである。
【
図4】本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のインタラクションフローチャートである。
【
図5】本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法の別のインタラクションフローチャートである。
【
図6】本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノードの選択装置の概略構造図である。
【
図7】本出願の実施例における電子機器の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下は、本出願の実施例の図面を結合して、本出願の実施例における技術案を明確且つ完全に説明し、明らかに、説明される実施例は全ての実施例ではなく、本出願の実施例の一部のみである。本出願の実施例に基づいて、創造的な作業なしに当業者によって得られた他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0022】
本出願の実施例の理解を容易にするために、まず、いくつかの概念を以下に簡単に紹介する。
コンテンツデリバリネットワーク(Content
Delivery Network、CDN)について、その基本的な考えは、データ伝送速度と安定性に影響する可能性のあるインターネット上のボトルネック及び部分を可能な限り回避して、コンテンツ伝送をより高速で安定させることであり、CDNは、近くでアクセスすることでアクセラレーションを達成することを目的とする。
【0023】
ドメイン名システム(Domain
Name System、DNS)について、ドメイン名とネットワーク間の相互接続用のプロトコル(Internet Protocol、IP)アドレスを互いにマッピングできる分散型データベースとするため、ユーザーは、マシンが直接読み取ることができるIPアドレスデータ文字列を覚える必要がなく、より便利にインターネットにアクセスできる。
【0024】
ユーザープレーン機能(User
plane Function、UPF)について、ユーザープレーンの処理を担当する。
【0025】
グローバルサーバロードバラシング(Global
Server Load Balance、GSLB)について、インターネットを含む広域ネットワークにおける異なる地域のサーバーの間のトラフィック配分を実現し、ユーザーの要求を最も近いノード(又はエリア)にダイレクトすることで、アクセス品質を確保する。MECについて、5Gに基づいて進化したアーキテクチャであり、モバイルアクセスネットワークとインターネットサービスとを緊密に融合させた技術であり、無線アクセスネットワークを利用して電気通信ユーザーインターネット技術(Internet
Technology、IT)に必要なサービス及びクラウドコンピューティング機能を近くで提供し、ハイパフォーマンス、低遅延、及び高帯域幅を備えた電気通信レベルサービス環境を構築し、ネットワークにおける様々なコンテンツ、サービス及びアプリケーションの高速ダウンロードをアクセラレーションさせ、消費者は中断のない高品質のネットワークエクスペリエンスを楽しめるようにする。
【0026】
仮想IP(Virtual
IP、VIP)は、特定のコンピュータ又は1つのコンピュータにおけるネットワークインターフェースカードに接続されないIPアドレスであり、データパケットは当該VIPアドレスに送信されるが、全てのデータは実際のネットワークインターフェースを経る。
【0027】
エッジアプリケーションVIPは、エッジコンピュータルームにあり、アプリケーションにロカールアクセラレーションを提供する仮想IPを表す。
【0028】
現在、5Gモバイル通信ネットワークは徐々に発展しており、通信サービス処理及び伝送レートに対する要件がより高くなり、MECはモバイルアクセスネットワークを利用してコンピューティング、記憶、処理などの能力を近くで提供し、遅延を減少させることができるが、如何にモバイル端末を自体に最も近いMECノードにスケジューリングするかということは、緊急に解決する必要のある問題であり、5Gは比較的最先端技術であるため、関連する研究は比較的少なく、5Gモバイル通信ネットワークで如何にMECノードを選択するかということに対する関連解決策がまだ存在しない。
【0029】
また、関連技術において、伝統的なDNSアドレッシングメカニズムは、対応するIPアドレスを決定してデータを伝送し、類似するように、
図1を参照し、関連技術におけるCDNスケジューリングの方法のフローチャートであり、以下のステップを含み、
ステップ1:端末はロカールDNS(local
DNS)にDNS要求を送信する。
ステップ2:ロカールDNSはGSLBにDNS再帰クエリを要求する。
ステップ3:GSLBはロカールDNSに最適なアクセスIPアドレスを返し、ロカールDNSは当該IPアドレスをキャッシュする。
ステップ4:ロカールDNSは最適なIPアドレスを端末に送信する。
ステップ5:端末はCDNノードにサービス要求を送信する。
当該CDNノードはエッジノード(Outer
Center、OC)である。
ステップ6:CNDノードは内部ルーティングに基づいて、中間ソースCDNノードに転送される。
ステップ7:中間ソースCDNノードはサービス要求をサービスソースCDNノードに転送する。
ステップ8:サービスソースCDNノードは中間ソースCDNノードに要求されたデータを返す。
ステップ9:CDNノードは中間ソースCDNノードからデータを取得し、キャッシュする。
ステップ10:端末はCDNノードからデータを取得する。
【0030】
関連技術において、このようなスケジューリング方式は、オペレータによって割り当てられたIPアドレスを介して端末が所在する位置を位置決めし、それを最も近いCDNノードにスケジューリングするが、IP位置決め技術には大きい偏差が存在し、精度が低く、ただ省レベルに達する可能性があり、当該エリアのモバイルエッジコンピューティングノードは多いため、モバイルエッジコンピューティングノードの精度要件を満たすことができず、即ち、最も近いMECノードへのスケジューリングを実現できない。
【0031】
従って、本出願の実施例では、主に5Gモバイル通信ネットワークに対して、モバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を提案し、主に伝統的なDNSアドレッシングメカニズム及びHTTP
DNS要求プロセスに基づいて、端末アプリケーションは認識しないという前提の下で、従来のネットワークフローを改良し、エッジコンピューティングノードに近くでアクセスすることを実現する。
【0032】
図2を参照し、本出願の実施例におけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択システムのアーキテクチャ図が示され、少なくともUPF200、エッジクラウドゲートウェイ210、GSLB220、及びエッジコントローラ230を含む。
【0033】
なお、本出願の実施例では、ネットワークアーキテクチャのレイアウトにおいて、データパスはオペレータコアネットワークのセンタークラウドとエッジクラウドとを接続することができ、データをエッジコンピューティングノードに配布するために、エッジクラウドゲートウェイ210及びエッジコントローラ230を新たに追加し、エッジクラウドゲートウェイ210はMECノード側又はエッジデータセンター(Data
Center、DC)側に設置され、エッジコントローラ230はコアネットワークのセンタークラウドに設置され、エッジクラウドゲートウェイ210及びUPF200とそれぞれ通信接続し、GSLB220もコアネットワークのセンタークラウド側に配置され、エッジコントローラ230と並列する機器であり、UPF200、エッジクラウドゲートウェイ210及びGSLB220はそれぞれ異なる事前設定規則に対応し、事前設定規則はサービスアクセラレーションのルーティング設定を表す。
【0034】
1)エッジコントローラ230は主にグローバルサービストラフィックのスケジューリングを担当し、サービストラフィックをエッジクラウドゲートウェイ210にスケジューリングするように制御した後、エッジクラウドゲートウェイ210によって、そのロカールの特定のMEC処理サーバーにスケジューリングし、以下のことを含み、
a、オペレータ能力オープニングプラットフォームにドッキングし、エッジサービスを配置する場合、UPF200及びエッジクラウドゲートウェイ210を事前設定する。
【0035】
具体的に、エッジコントローラ230はUPF200の第1の事前設定規則、第4の事前設定規則、及びエッジクラウドゲートウェイ210の第2の事前設定規則をそれぞれ配置する。上記の配置規則について、以下の実施例で詳細に紹介する。
【0036】
例えば、
図2に示すように、エッジコントローラ230はオペレータ能力オープニングプラットフォーム、オペレータ5Gコアネットワークを介して、UPF200に対する事前設定を実現できる。
【0037】
b、オペレータ5Gコアネットワーク側からユーザーの位置情報を動的に収集し、各ホスティングサービスに対して、エッジコンピューティングノードを近くで選択し、各ホスティングサービスは、5Gモバイル通信ネットワークにおける、エッジコンピューティングを必要とするサービス、即ち、サービスアクセラレーションを必要とするサービスを表す。
【0038】
c、サービスとしてのクラウドインフラストラクチャ
((Infrastructure as a
Service、IaaS)、又はサービスとしてのプラットフォーム(Platform-as-a-Service、PaaS)コントローラにドッキングして、エッジDCリソースに対する制御を完了する。
【0039】
IaaS及びPaaSは
図2に示されていないが、実際に、エッジクラウドゲートウェイ210とエッジコントローラ230との間に位置してもよく、主に、エッジコントローラ230はIaaS及びPaaSを介してエッジクラウドゲートウェイ210のロード状態を監視し、エッジクラウドゲートウェイ210のロードスケジューリングを制御することができる。
【0040】
2)GSLB220:エッジサービスを配置する場合、GSLB220を事前設定する必要もあり、具体的に、GSLB220は第3の事前設定規則又は第5の事前設定規則に対応する。
【0041】
第3の事前設定規則は少なくとも以下のことを含み、
a、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるDNS要求に対して、グローバルエッジゲートウェイIPを返す。
【0042】
具体的に、GSLB220は端末から送信されたDNS要求を受信した場合、DNS要求におけるドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であると決定した場合、端末にグローバルエッジゲートウェイIPを返す。
【0043】
グローバルエッジゲートウェイIPはサービスアクセラレーションを識別するためのIPであり、識別性を有する1つ又は1組のIPであってもよい。
【0044】
b、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるハイパーテキストトランスファープロトコル(Hyper
Text Transport Protocol、HTTP)DNS要求に対して、HTTP
DNS要求における、ソースアドレスがエッジクラウドゲートウェイ210であるIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返す。
【0045】
例えば、GSLB220は、エッジクラウドゲートウェイ210から送信された第1のHTTP
DNS要求を受信した場合、エッジクラウドゲートウェイ210に第1のHTTP
DNS応答を返し、第1のHTTP DNS要求には少なくともサービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、ソースアドレスはエッジクラウドゲートウェイ210のIPアドレスであり、第1のHTTP
DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLB220によって第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイ210のIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0046】
c、GSLB220に対して、人為的に介入方式を追加してもよく、第1のHTTP
DNS要求における異なるソースアドレスに対して、配置されたIPアドレスを返す。
【0047】
第5の事前設定規則は少なくとも以下のことを含み、
a、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返す。
【0048】
例えば、GSLB220はUPF200によって転送される第2のHTTP
DNS要求を受信した場合、第2のHTTP DNS応答を返し、第2のHTTP DNS要求は、UPF200が端末から送信された第2のHTTP DNS要求における宛先アドレスがGSLB220のIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLB220によって第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0049】
つまり、ここで、GSLB220の第5の事前設定規則は、端末がオリジナルドメイン名に対するHTTP
DNS要求(例えば、前記第2のHTTP DNS要求)を開始するときに、UPF200が端末のHTTP DNS要求をGSLB220に直接転送する場合、GSLB220が、UPF200によって転送されるHTTP
DNS要求に基づいて、そのうちのサービスアクセラレーションドメイン名を取得し、対応するエッジアプリケーションVIPを決定する。
【0050】
b、GSLB220に対して、人為的に介入方式を追加してもよく、第2のHTTP
DNS要求における異なるサービスアクセラレーションドメイン名に対して、配置されたIPアドレスを返す。
【0051】
3)UPF200:本出願の実施例では、UPF200を事前設定する必要があり、事前設定された機能はサービスアクセラレーションのルーティング設定を表し、UPF200はルーティング設定機能を提供する必要がある。UPF200は第1の事前設定規則又は第4の事前設定規則に対応する。
【0052】
第1の事前設定規則は少なくとも以下のことを含み、
a、宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであるHTTPサービス要求は、エッジクラウドゲートウェイ210に転送される。
【0053】
例えば、UPF200は端末から送信された第2のHTTPサービス要求を受信し、第2のHTTPサービス要求における宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであると決定した場合、第2のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送する。
【0054】
b、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求はエッジクラウドゲートウェイ210に転送される。
【0055】
例えば、UPF200は、端末から再送信された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであると決定した場合、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送する。
【0056】
本出願の実施例では、UPF200の第1の事前設定規則は、標準DNS要求プロセスの場合、端末がオリジナルドメイン名に対するDNS要求を開始することである。
【0057】
第4の事前設定規則は少なくとも、
宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイ210に転送されることを含む。
【0058】
例えば、UPF200は端末から送信された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであると決定した場合、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送する。
【0059】
なお、UPF200の第4の事前設定規則は以下の通りであり、HTTP
DNS要求プロセスの場合、端末がオリジナルドメイン名に対する第2のHTTP
DNS要求を開始し、端末が第2のHTTP DNS要求を開始するときに、第2のHTTP DNS要求における宛先アドレスがGSLB220のIPアドレスであり、UPF200は端末から送信された第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスがGSLBのIPアドレスであると解析した場合、GSLB220に転送でき、当該規則は従来の転送メカニズムに基づいて実現することができ、再配置する必要がなく、さらに、UPF200は
GSLB220から返された第2のHTTP DNS応答を受信し、第2のHTTP DNS応答を端末に転送することで、端末は第2のHTTP DNS応答におけるエッジアプリケーションVIPに基づいて、第1のHTTPサービス要求を送信し、第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、この場合、エッジアプリケーションVIPは、GSLB220によってその第5の事前設定規則、即ち、第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0060】
本出願の実施例では、第1の事前設定規則又は第4の事前設定規則は設置されるエッジコントローラ230によって配置され、又はロカールで配置され、つまり、UPF200はエッジコントローラ230によって統一に配置管理されるだけではなく、さらに、ロカール配置によってロードされてもよく、本出願の実施例は限定していない。
【0061】
なお、異なる事前設定規則は異なる実施形態及び状況に対応し、GSLB220はUPF200の事前設定規則に対応し、標準DNS要求プロセスの場合、端末はGSLB220にDNS要求を送信し、この場合、GSLB220はその第3の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、即ち、端末にグローバルエッジゲートウェイIPを返し、UPF200はその第1の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、即ち、端末から送信された第2のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送し、さらに、エッジクラウドゲートウェイ210によって、GSLB220からエッジアプリケーションVIPを取得し、端末に送信し、端末は第1のHTTPサービス要求を再開始し、UPF200はその第1の事前設定規則に基づいて、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送し、エッジクラウドゲートウェイ210によって、対応するMEC処理サーバーにスケジューリングする。
【0062】
HTTP DNS要求プロセスの場合、UPF200はその第4の事前設定規則に対応し、GSLB220はその第5の事前設定規則に対応し、端末はUPF200を介してGSLB220に第2のHTTP
DNS要求を開始し、GSLB220はその対応する第5の事前設定規則に基づいて、端末にエッジアプリケーションVIPを返し、さらに、端末は第1のHTTPサービス要求を再開始し、UPF200はその第4の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイ210に転送し、エッジクラウドゲートウェイ210によって、対応するMEC処理サーバーにスケジューリングし、これらの2つの実施形態は、本出願の実施例に限定されない。
【0063】
4)エッジクラウドゲートウェイ210は、主にロカールローカルトラフィックに使用され、即ち、地域範囲内のトラフィックのインテリジェントなスケジューリング、ロードバランシング、統計分析などを担当し、サービストラフィックを特定のMEC処理サーバーにスケジューリングする。本出願の実施例では、エッジサービスを配置する場合、エッジクラウドゲートウェイ210を事前設定する必要もあり、具体的に、エッジクラウドゲートウェイ210は第2の事前設定規則に対応し、第2の事前設定規則は少なくとも事前設定されたルートポリシーを含む。
【0064】
例えば、事前設定されたルートポリシーは、IPクインタプル情報に基づいて配布を行うことであり、例えば、一般的に、IPクインタプルにはソースIPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコル番号、ソースポート及び宛先ポートが含まれ、ロードバランシングアルゴリズムに基づいて、配布を行ってもよく、例えば、ロードバランシングアルゴリズムはソースアドレスハッシュアルゴリズムであり、ソースIPアドレスに対してハッシュ計算を行って、ハッシュ計算を介して1つのハッシュ値を得て、当該ハッシュ値及びMEC処理サーバーリストの配置規則に基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、対応するMEC処理サーバーに転送して処理する。
【0065】
また例えば、事前設定されたルートポリシーは、ユニフォームリソースロケータ(Uniform
Resource Locator、URL)情報に基づいて配布を行うことであり、例えば、サービス要求におけるドメイン名要求サービスのタイプ、及び各MEC処理サーバーに記憶される特定のドメイン名又はリソースタイプに基づいて、サービス要求を、対応するサービスタイプを処理するためのMEC処理サーバーに転送し、例えば、特定のドメイン名又はリソースタイプは、処理ピクチャ又はビデオサービスタイプを表す。
【0066】
具体的なルートポリシーは、本出願の実施例に限定されず、実際の必要及び状況に基づいて選択及び使用することができる。
【0067】
なお、第2の事前設定規則は、設置されるエッジコントローラ230によって配置され、又はロカールで配置され、つまり、エッジクラウドゲートウェイ210はエッジコントローラ230によって統一に配置管理されるだけではなく、ロカール配置によってロードされてもよく、本出願の実施例は限定していない。
【0068】
具体的に、エッジクラウドゲートウェイ210は以下のために使用され、
S1、UPF200によって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求は、UPF200が端末から送信された第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであると解析した場合に転送される。
【0069】
S2、第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布する。
【0070】
さらに、標準DNS要求プロセス及びHTTP
DNS要求プロセスに対して、エッジクラウドゲートウェイ210はステップS1を実行する前に、さらに、以下の2つの実施形態に分けてもよい。
第1の実施形態:標準DNS要求プロセスの場合、即ち、端末がオリジナルドメイン名に対するDNS要求を開始する場合、エッジクラウドゲートウェイ210はさらに以下のために使用され、
1) UPF200によって転送された第2のHTTPサービス要求を受信し、第2のHTTPサービス要求は、UPF200が端末から送信された第2のHTTPサービス要求における宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであると解析した場合に転送されることであり、グローバルエッジゲートウェイIPは、GSLB220が端末から送信されたDNS要求を受信した場合に端末に返されることであり、グローバルエッジゲートウェイIPはサービスアクセラレーションを識別するためのIPである。
【0071】
2)第2のHTTPサービス要求に基づいて、GSLB220からエッジアプリケーションVIPを取得する。
【0072】
具体的に、
a、GSLB220に第1のHTTP
DNS要求を送信し、第1のHTTP DNS要求には少なくともサービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、ソースアドレスはエッジクラウドゲートウェイ210のIPアドレスである。
b、GSLB220から返された第1のHTTP
DNS応答を受信し、第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLB220によって第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイ210のIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0073】
3)端末にリダイレクト応答を送信し、端末がリダイレクト応答に基づいて第1のHTTPサービス要求、即ち、前記S1の第1のHTTPサービス要求を送信するように、リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスはエッジアプリケーションVIPである。
【0074】
リダイレクト応答はHTTP
302リダイレクト応答であり、端末が第1のHTTPサービス要求を送信することを目的とする。
【0075】
第2の実施形態:HTTP
DNS要求プロセスの場合、即ち、端末がオリジナルドメイン名に対するHTTP
DNS要求を開始する場合、
第1のHTTPサービス要求は、端末がUPF200によって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信した場合に送信されることであり、第2のHTTP DNS応答は、GSLB220がUPF200によって転送された第2のHTTP DNS要求を受信した場合に返されることであり、第2のHTTP DNS要求は、UPF200が端末から送信された第2のHTTP DNS要求における宛先アドレスがGSLB220のIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLB220によって第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0076】
このようにして、本出願の実施例では、伝統的なDNSアドレッシングフロー又はHTTP
DNS要求プロセスに対して、エッジクラウドゲートウェイ及びエッジコントローラを新たに追加し、端末は標準DNS要求又はHTTP
DNS要求を介して、オリジナルドメイン名に対するDNS要求又はHTTP
DNS要求を開始することができ、端末のDNS要求の場合、サービスアクセラレーションを必要とするドメイン名に対して、サービスアクセラレーションを識別するグローバルエッジゲートウェイIPを返し、さらに、エッジクラウドゲートウェイを介して処理することができ、GSLBからエッジアプリケーションVIPを取得することで、端末は当該エッジアプリケーションVIPに基づいて、サービス要求を再送信し、端末のサービス要求を特定のMEC処理サーバーに配布し、又は、端末のHTTP
DNS要求の場合、端末はUPFを介してGSLBからエッジアプリケーションVIPを取得し、エッジアプリケーションVIPに基づいて第1のHTTPサービス要求を開始して、エッジクラウドゲートウェイに転送し、エッジクラウドゲートウェイを介して処理して、特定のMEC処理サーバーに配布することができ、エッジクラウドゲートウェイは端末に近く、エッジクラウドゲートウェイを介してオリジナルのDNS要求をHTTP
DNS要求に変換するため、ロカールDNSをバイパスしてアクセスフローを簡素化することができ、従って、処理レートがより速くなり、遅延を減少させ、エッジコンピューティングノードを近くで選択することを実現し、エッジアクセラレーションの目的を達成し、さらに、従来技術のフレームワークの下でインターネットを介して様々なアプリケーションサービス(Over
The Top、OTT)をユーザーに提供するサービスは、変更なしでエッジコンピューティングノードにスムーズにアクセスすることができ、ユーザーは認識がないため、実現の簡便性及びユーザーエクスペリエンスを向上させる。
【0077】
上記の実施例の
図2に示されるシステムのアーキテクチャ図に基づいて、
図3を参照し、本出願の実施例におけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のフローチャートが示され、主にエッジクラウドゲートウェイに適用され、当該方法は以下のステップを含み、
ステップ300:エッジクラウドゲートウェイは、UPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスはエッジアプリケーションVIPである。
ステップ310:第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布する。
【0078】
ステップ300を実行する前に、端末の異なる要求状態に対して、異なる方式でエッジアプリケーションVIPを取得することができ、ステップ300の実行をトリガーするフローも異なり、具体的に以下の2つの方式を採用することができ、
第1の方式:標準DNS要求プロセスの場合、エッジクラウドゲートウェイは、UPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信する前に、さらに以下のステップを含み、
1)UPFによって転送された第2のHTTPサービス要求を受信し、第2のHTTPサービス要求の宛先アドレスはグローバルエッジゲートウェイIPであり、グローバルエッジゲートウェイIPは、GSLBが端末から送信されたDNS要求を受信した場合に端末に返されることであり、グローバルエッジゲートウェイIPはサービスアクセラレーションを識別するためのIPである。
【0079】
2)第2のHTTPサービス要求に基づいて、GSLBからエッジアプリケーションVIPを取得する。
具体的に、以下のステップを含み、
(1) GSLBに第1のHTTP DNS要求を送信し、第1のHTTP DNS要求には少なくともサービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、ソースアドレスはエッジクラウドゲートウェイのIPアドレスである。
(2)GSLBから返された第1のHTTP
DNS応答を受信し、第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLBによって第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0080】
3)端末にリダイレクト応答を送信し、端末がリダイレクト応答に基づいて第1のHTTPサービス要求を送信するように、リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスはエッジアプリケーションVIPである。
【0081】
なお、第1の方式について、具体的に実行する場合、UPFはその第1の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、GSLBはその第3の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、エッジクラウドゲートウェイはその第2の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、これにより、端末のDNS要求を、エッジクラウドゲートウェイを介して第1のHTTP
DNS要求に変換することを実現し、アクセスプロセスを簡素化し、遅延を減少させ、さらに、端末の第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送し、エッジコンピューティングノードを近くで選択することを実現し、サービスアクセラレーションの目的を達成する。
【0082】
第2の方式:HTTP
DNS要求プロセスの場合、エッジクラウドゲートウェイはUPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信する前に、以下のことを含み、即ち、第1のHTTPサービス要求は、端末がUPFによって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信した場合に送信されることであり、第2のHTTP DNS応答は、GSLBがUPFによって転送された第2のHTTP DNS要求を受信した場合に返されることであり、第2のHTTP DNS要求は、UPFが端末から送信された第2のHTTP DNS要求における宛先アドレスがGSLBのIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLBによって第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0083】
なお、第2の方式について、具体的に実行する場合、UPFはその第4の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、GSLBはその第5の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、エッジクラウドゲートウェイはその第2の事前設定規則に基づいて、対応する動作を実行し、これにより、端末はHTTP
DNS要求をGSLBに送信し、エッジアプリケーションVIPを取得し、エッジアプリケーションVIPに基づいて第1のHTTPサービス要求を送信して、エッジクラウドゲートウェイに転送し、エッジクラウドゲートウェイは、第1のHTTPサービス要求を処理して、対応するMEC処理サーバーに転送し、これにより、エッジコンピューティングノードを近くで選択することを実現し、サービスアクセラレーションの目的を達成する。
【0084】
上記の実施例に基づいて、以下では、具体的な適用シナリオを利用して説明し、本出願の実施例におけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を説明するために、異なる端末の異なる要求状態に対して、2つの異なる実施形態を採用することができる。
【0085】
第1の実施形態:標準DNS要求プロセスの場合、即ち、端末がオリジナルドメイン名に対するDNS要求を開始する場合、UPFは第1の事前設定規則に対応し、GSLBは第3の事前設定規則に対応し、エッジクラウドゲートウェイは第2の事前設定規則に対応する。
【0086】
図4を参照し、本出願の実施例におけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のインタラクションフローチャートである。
【0087】
ステップ400:端末はロカールDNSを介してGSLBにDNS要求を送信する。
【0088】
具体的に、端末は標準DNS要求を介してオリジナルドメイン名に対する要求を開始し、伝統的なDNSアドレッシングメカニズムに基づいて、当該要求はロカールDNSを介してGSLBに転送される。
【0089】
ステップ401:GSLBは端末から送信されたDNS要求を受信する。
【0090】
ステップ402:GSLBは、DNS要求におけるドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であると決定した場合、端末にグローバルエッジゲートウェイIPを返す。
【0091】
本出願の実施例では、GSLBは、主にGSLBに対する事前設定に基づいて当該機能を実現することができ、GSLBは対応する第3の事前設定規則に基づいて、宛先IPとしてグローバルエッジゲートウェイIPを返す。
【0092】
ステップ403:端末はUPFに第2のHTTPサービス要求を送信する。
【0093】
端末は、グローバルエッジゲートウェイIPを受信した後、第2のHTTPサービス要求を開始し、第2のHTTPサービス要求における宛先アドレスはグローバルエッジゲートウェイIPである。
【0094】
ステップ404:UPFは端末から送信された第2のHTTPサービス要求を受信する。
【0095】
ステップ405:UPFは、第2のHTTPサービス要求における宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであると解析した場合、第2のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送する。
【0096】
ここで、UPFも対応する第1の事前設定規則に基づいて実現され、宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであるHTTPサービス要求は、エッジクラウドゲートウェイに転送される。
【0097】
ステップ406:エッジクラウドゲートウェイは、UPFによって転送された第2のHTTPサービス要求を受信する。
【0098】
ステップ407:エッジクラウドゲートウェイは、GSLBに第1のHTTP
DNS要求を送信する。
【0099】
第1のHTTP DNS要求には少なくともサービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、ソースアドレスは、当該エッジクラウドゲートウェイのIPアドレスであり、即ち、エッジクラウドゲートウェイは、自体のIPアドレスをソースアドレスとし使用して、GSLBへ第1のHTTP
DNS要求を開始し、このようにして、エッジクラウドゲートウェイを介して、オリジナルDNS要求をHTTP
DNS要求に変換し、再度送信する場合、ロカールDNSをバイパスしてGSLBに直接送信することができ、アクセスフローを簡素化することができる。
【0100】
ステップ408:GSLBは、エッジクラウドゲートウェイから送信された第1のHTTP
DNS要求を受信する。
【0101】
ステップ409:GSLBは、エッジクラウドゲートウェイに第1のHTTP
DNS応答を返す。
【0102】
第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、エッジアプリケーションVIPは、GSLBによってエッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0103】
本出願の実施例では、GSLBは、第1のHTTP
DNS要求におけるソースアドレスがエッジクラウドゲートウェイIPであり、要求されたドメイン名がサービスアクセラレーションドメイン名であると決定した場合、エッジクラウドゲートウェイIP、及びサービスアクセラレーションドメイン名に対応するサービス配置に基づいて、実際のエッジアプリケーションVIPを返すことを選択することができる。
【0104】
ステップ410:エッジクラウドゲートウェイは、GSLBから返された第1のHTTP
DNS応答を受信する。
【0105】
ステップ411:エッジクラウドゲートウェイは第1のHTTP
DNS応答に基づいて、端末にリダイレクト応答を送信する。
【0106】
リダイレクト応答において、リダイレクトアドレスはエッジアプリケーションVIPである。
【0107】
リダイレクト応答はHTTP
302リダイレクト応答であり、サービス要求を再開始するように端末に指示する。
【0108】
ステップ412:端末は、エッジクラウドゲートウェイから送信されたリダイレクト応答を受信する。
【0109】
ステップ413:端末は、ダイレクト応答に基づいて、UPFに第1のHTTPサービス要求を再送信する。
【0110】
具体的に、端末は、リダイレクト応答を受信した後、HTTP標準の動作に基づいて、サービス要求を再開始することができ、第1のHTTPサービス要求における宛先アドレスはエッジアプリケーションVIPである。
【0111】
ステップ414:UPFは端末から送信された第1のHTTPサービス要求を受信する。
【0112】
ステップ415:UPFは、第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであると決定した場合、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送する。
【0113】
ここで、UPFは、対応する第1の事前設定規則に基づいて実現され、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求はエッジクラウドゲートウェイに転送される。
【0114】
ステップ416:エッジクラウドゲートウェイは、UPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布する。
【0115】
このように、本出願の実施例では、主に5Gモバイル通信ネットワークに対して、標準DNS要求プロセスに基づくモバイルエッジコンピューティングノード選択のためのサービスデータフローを提案し、エッジクラウドゲートウェイなどの機器を介して、サービスを最も近いMEC処理サーバーに配布することができ、精度がより高くなり、エッジコンピューティングノードに対する選択を実現し、遅延を減少させ、サービスアクセラレーションの目的を達成する。
【0116】
第2の実施形態:HTTP
DNS要求プロセスの場合、即ち、端末がオリジナルドメイン名に対するHTTP
DNS要求を開始する場合、UPFは、第4の事前設定規則に対応し、GSLBは、第5の事前設定規則に対応し、エッジクラウドゲートウェイは、第2の事前設定規則に対応する。
【0117】
図5を参照し、本出願の実施例におけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のインタラクションフローチャートである。
【0118】
ステップ500:端末はUPFに第2のHTTP
DNS要求を送信する。
【0119】
具体的に、端末はHTTP
DNSを介してオリジナルドメイン名に対する要求を開始することができ、即ち、端末はHTTP
DNSアドレッシングメカニズムに基づくことができる。
【0120】
第2のHTTP DNS要求における宛先アドレスはGSLBのIPアドレスである。
【0121】
ステップ501:UPFは、端末から送信された第2のHTTP
DNS要求を受信する。
【0122】
ステップ502:UPFは、第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスがGSLBのIPアドレスであると決定した場合、第2のHTTP
DNS要求をGSLBに転送する。
【0123】
ステップ503:GSLBはUPFによって転送された第2のHTTP
DNS要求を受信する。
【0124】
ステップ504:GSLBはUPFに第2のHTTP
DNS応答を返す。
【0125】
第2のHTTP DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれる。
【0126】
ステップ505:UPFは、GSLBから返された第2のHTTP
DNS応答を受信する。
【0127】
ステップ506:UPFは、第2のHTTP
DNS応答を端末に転送する。
【0128】
ステップ507:端末は、UPFによって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信する。
【0129】
ステップ508:端末は、第2のHTTP
DNS応答におけるエッジアプリケーションVIPに基づいて、UPFに第1のHTTPサービス要求を送信する。
【0130】
第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスはエッジアプリケーションVIPである。
【0131】
ステップ509:UPFは、端末から送信された第1のHTTPサービス要求を受信する。
【0132】
ステップ510:UPFは、第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであると決定した場合、第1のHTTPサービス要求をエッジクラウドゲートウェイに転送する。
【0133】
ステップ511:エッジクラウドゲートウェイは、UPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信し、第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定し、第1のHTTPサービス要求を対応するMEC処理サーバーに配布する。
【0134】
このように、本出願の実施例では、主に5Gモバイル通信ネットワークに対して、HTTP DNS要求プロセスに基づくモバイルエッジコンピューティングノード選択のための別のサービスデータフローを提案し、エッジクラウドゲートウェイなどの機器を介して、サービスを最も近いMEC処理サーバーに配布することができ、精度がより高くなり、エッジコンピューティングノードに対する選択を実現し、遅延を減少させ、サービスアクセラレーションの目的を達成する。
【0135】
上記の実施例に基づいて、
図6を参照し、本出願の実施例における、モバイルエッジコンピューティングノード選択のためのエッジクラウドゲートウェイが示され、前記エッジクラウドゲートウェイは、モバイルエッジコンピューティングノードの選択システムにおけるMECノード側又はエッジDC側に設置され、当該システムは少なくともUPFと前記エッジクラウドゲートウェイとを含み、前記エッジクラウドゲートウェイは、
UPFによって転送された第1のHTTPサービス要求を受信するための第1の受信モジュール60であって、前記第1のHTTPサービス要求の宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPである第1の受信モジュール60と、
前記第1のHTTPサービス要求及び事前設定されたルートポリシーに基づいて、対応するMEC処理サーバーを決定するための決定モジュール61と、
前記第1のHTTPサービス要求を前記対応するMEC処理サーバーに配布するための配布モジュール62と、を含む。
【0136】
好ましくは、前記選択システムはさらにグローバルサーバロードバラシングを含み、前記エッジクラウドゲートウェイはさらに、
前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTPサービス要求を受信するための第2の受信モジュール63であって、前記第2のHTTPサービス要求の宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであり、前記グローバルエッジゲートウェイIPが、グローバルサーバロードバラシングが前記端末から送信されたドメイン名システム(DNS)要求を受信した場合に前記端末に返されることであり、前記グローバルエッジゲートウェイIPがサービスアクセラレーションを識別するためのIPである第2の受信モジュール63と、
前記第2のHTTPサービス要求に基づいて、前記グローバルサーバロードバラシングからエッジアプリケーションVIPを取得するための取得モジュール64と、
前記端末にリダイレクト応答を送信するための送信モジュール65であって、前記端末が前記リダイレクト応答に基づいて第1のHTTPサービス要求を送信するように、前記リダイレクト応答においてリダイレクトアドレスが前記エッジアプリケーションVIPである送信モジュール65と、を含む。
【0137】
好ましくは、取得モジュール64は具体的に以下のために使用され、
前記グローバルサーバロードバラシングに第1のHTTP
DNS要求を送信し、第1のHTTP DNS要求には少なくともサービスアクセラレーションドメイン名とソースアドレスが含まれ、前記ソースアドレスが前記エッジクラウドゲートウェイのIPアドレスであり、
前記グローバルサーバロードバラシングによって返された第1のHTTP
DNS応答を受信し、前記第1のHTTP DNS応答にはエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPが、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第1のHTTP
DNS要求におけるエッジクラウドゲートウェイのIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0138】
好ましくは、前記リダイレクト応答はHTTP
302リダイレクト応答である。
【0139】
好ましくは、前記第1のHTTPサービス要求は、前記端末が前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS応答を受信した場合に送信されることであり、前記第2のHTTP
DNS応答は、前記グローバルサーバロードバラシングが前記ユーザープレーン機能によって転送された第2のHTTP
DNS要求を受信した場合に返されることであり、前記第2のHTTP
DNS要求は、前記ユーザープレーン機能が前記端末から送信された前記第2のHTTP
DNS要求における宛先アドレスが前記グローバルサーバロードバラシングのIPアドレスであると解析した場合に転送されることであり、
前記第2のHTTP
DNS応答には少なくともエッジアプリケーションVIPが含まれ、前記エッジアプリケーションVIPは、前記グローバルサーバロードバラシングによって前記第2のHTTP
DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて決定される。
【0140】
好ましくは、前記ユーザープレーン機能、前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記グローバルサーバロードバラシングはそれぞれ異なる事前設定規則に対応し、前記事前設定規則はサービスアクセラレーションのルーティング設定を表す。
【0141】
好ましくは、前記ユーザープレーン機能は第1の事前設定規則に対応し、前記第1の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがグローバルエッジゲートウェイIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されること、又は、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されること、を含み、
前記エッジクラウドゲートウェイは第2の事前設定規則に対応し、前記第2の事前設定規則は少なくとも事前設定されたルートポリシーを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは第3の事前設定規則に対応し、前記第3の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるDNS要求に対して、グローバルエッジゲートウェイIPを返すこと、又は、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求における、ソースアドレスがエッジクラウドゲートウェイであるIPアドレス及びサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む。
【0142】
好ましくは、前記ユーザープレーン機能は第4の事前設定規則に対応し、前記第4の事前設定規則は少なくとも、宛先アドレスがエッジアプリケーションVIPであるHTTPサービス要求がエッジクラウドゲートウェイに転送されることを含み、
前記グローバルサーバロードバラシングは第5の事前設定規則に対応し、前記第5の事前設定規則は少なくとも、ドメイン名が事前設定されたサービスアクセラレーションドメイン名であるHTTP
DNS要求に対して、HTTP DNS要求におけるサービスアクセラレーションドメイン名に基づいて、対応するエッジアプリケーションVIPを返すことを含む。
【0143】
好ましくは、前記第1の事前設定規則、前記第2の事前設定規則又は前記第4の事前設定規則は、設置されたエッジコントローラによって配置され、又はロカールで配置され、
前記エッジコントローラは、前記選択システムにおけるコアネットワークのクラウドセンターに設置され、それぞれ前記エッジクラウドゲートウェイ及び前記ユーザープレーン機能と通信接続する。
【0144】
上記の実施例に基づいて、
図7を参照し、本出願の実施例では、電子機器の概略構造図が示されている。
【0145】
本出願の実施例は電子機器を提供し、当該電子機器はプロセッサー710(Center
Processing Unit、CPU)、メモリ720、入力機器730及び出力機器740などを含んでもよく、入力機器730はキーボード、マウス、タッチスクリーンなどを含んでもよく、出力機器740は、液晶ディスプレイ(Liquid
Crystal Display、LCD)、陰極線管(Cathode Ray
Tube、CRT)などの表示機器を含んでもよい。
【0146】
メモリ720は、読み取り専用メモリ(ROM)、及びランダムアクセスメモリ(RAM)を含み、プロセッサー710に、メモリ720に記憶されたプログラム命令及びデータを提供する。本出願の実施例では、メモリ720は、本出願の実施例のいずれかにおけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法のプログラムを記憶することができる。
【0147】
プロセッサー710は、メモリ720に記憶されるプログラム命令を呼び出すことで、取得されたプログラム命令に従って、本出願の実施例のいずれかにおけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を実行する。
【0148】
上記の実施例に基づいて、本出願の実施例では、コンピュータプログラムが記憶されるコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されるときに、上記の方法実施例のいずれかにおけるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を実現する。
【0149】
当業者は、本出願の実施例が方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されることができることを理解すべきである。従って、本出願は、完全ハードウェアの実施例、完全ソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせる実施例の形態を採用し得る。そして、本出願は、コンピュータ使用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ使用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、及び光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を採用し得る。
【0150】
例示的な実施例では、コンピュータプログラム製品も提供し、当該コンピュータプログラム製品は実行されるときに、上記の実施例によるモバイルエッジコンピューティングノードの選択方法を実現する。
【0151】
本出願は、本出願の実施例による方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組合せをコンピュータプログラム命令によって実現することができることは理解すべきである。これらのコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサー、又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサーに提供して、マシンを生成することができ、その結果、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサーによって実行される命令が、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を生成することができる。
【0152】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方式で動作するようにガイドすることができるコンピュータ可読メモリに記憶することもでき、これにより、当該コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、命令装置を含む製品を生成することもできる。当該命令装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0153】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードすることもでき、これにより、一連の操作ステップをコンピュータ又は他のプログラマブル機器上で実行して、コンピュータによって実現される処理を生成することもでき、これにより、コンピュータ又は他のプログラマブル機器で実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー、及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0154】
本出願の好ましい実施例を説明したが、当業者は、基本的な創造的概念を了解すると、これらの実施例に別の変更及び修正を加えることができる。従って、添付の特許請求の範囲は、好ましい実施例及び本出願の範囲に該当する全ての変更及び修正を含むものとして解釈されることを意図している。
【0155】
明らかに、当業者は、本出願の実施例の精神及び範囲から逸脱することなく、本出願の実施例に様々な改良及び変更を加えることができる。このように、本出願の実施例のこれらの修正及び変更は本出願の特許請求の範囲及びその同等の技術的範囲内に属すると、本出願も、これらの修正及び変更を含むことを意図している。
【国際調査報告】