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特表2022-532163自転車などのためのモジュラーバッグ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-13
(54)【発明の名称】自転車などのためのモジュラーバッグ
(51)【国際特許分類】
   B62J 9/21 20200101AFI20220706BHJP
   B62J 9/23 20200101ALI20220706BHJP
【FI】
B62J9/21
B62J9/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021566451
(86)(22)【出願日】2020-04-06
(85)【翻訳文提出日】2021-12-24
(86)【国際出願番号】 IB2020053258
(87)【国際公開番号】W WO2020225617
(87)【国際公開日】2020-11-12
(31)【優先権主張番号】102019000006695
(32)【優先日】2019-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504265868
【氏名又は名称】ブルックス イングランド リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ビゴリン,バルバラ
(72)【発明者】
【氏名】ヴィラ,ウーゴ
(57)【要約】
自転車又は同様の車両のフレームの並びに/あるいはリアラック及び/又はフロントラックの少なくとも1つのバーに取り外し可能に拘束されるように使用中に適合された、自転車及び同様の車両用のバッグであって、バッグ(1)は、第1の構成要素を備え、第1の構成要素は、開口部を備えた支持容器を備え、第1の構成要素は、使用中に第1の構成要素を、自転車又は同様の車両のフレーム及び/又はリアラック及び/又はフロントラックの少なくとも1つのバーに取り外し可能に拘束するため、少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素を備えた少なくとも1つのバンドを備える少なくとも1つの取り外し可能な連結手段を有する、自転車及び同様の車両用バッグを取り外し可能に連結する方法。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車又は同様の車両のフレームの少なくとも1つのバー及び/又は前記自転車又は前記同様の車両のリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバーに使用中に取り外し可能に拘束されるように適合された、前記自転車又は前記同様の車両用のバッグであって、前記バッグ(1)が第1の構成要素(4)を備え、前記第1の構成要素(4)が、開口部(6)を備えた支持容器を備え、前記第1の構成要素(4)が、使用中に前記第1の構成要素(4)を前記自転車若しくは前記同様の車両の前記フレームの前記少なくとも1つのバー及び/又は前記自転車若しくは前記同様の車両の前記リアラック及び/又は前記フロントラック及び/又は前記ハンドルバーの前記少なくとも1つのバーに、取り外し可能に拘束するために、少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素を備えた少なくとも1つのバンド(25a)を備える少なくとも1つの取り外し可能な連結手段(25)を有することを特徴とする、自転車又は同様の車両用のバッグ。
【請求項2】
前記バッグ(1)は、前記開口部(6)を介して前記第1の構成要素(4)に取り外し可能な方法で少なくとも部分的に収容されるように適合された第2の構成要素(5)を備え、及び/又は前記第1の構成要素(4)は、実質的に平行六面体形状又は実質的に円筒形形状又は実質的に半球形形状又は半楕円形形状、及び/又は前記第2の構成要素(5)の少なくとも部分的な収容のため前記開口部(6)によって開かれた内部空間を決定するように適合された形状を有する、請求項1に記載のバッグ。
【請求項3】
前記第1の構成要素(4)が、例えば、前輪(2)及び/又は後輪(3)のより大きな延長部と実質的に平行に、使用中に前記自転車のフレームに対して外側に向けられるように適合された少なくとも1つの前面又は面(7)と、使用中に前記自転車のフレームと接触及び/又は拘束されるように適合され、実質的に前記前面又は面(7)に平行である後面又は面(8)と、少なくとも1つの側面又は面(9)及び前記開口部(6)の反対側の下部ベース(10)と、からなる、請求項1又は2に記載のバッグ。
【請求項4】
前記前面及び後面又は面(7、8)並びに/あるいは前記側面又は面(9)が同じサイズ及び/又は同じ高さ(H)を有し、並びに/あるいは前記前面又は面(7)、前記後面又は面(8)、前記側面又は面(9)がそれぞれ、単一及び/又は上部周囲(11)を形成する端縁(7a、8a、9a)を有し、地面に実質的に平行な平面上にある、請求項3に記載のバッグ。
【請求項5】
前記第1の構成要素(4)が、単一の部品又は少なくとも2つの部品で作られ、前記第1の構成要素(4)が少なくとも2つの部品で作られている場合、前記前面(7)、後面(8)及び側面(9)又は面によって形成された少なくとも第1の部分と、前記第1の部分の上に位置決めされ、実質的に平行六面体形状及び/又は実質的に円筒形又は管形状を有する第2の部分(14)とを備える、請求項1から4のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項6】
前記第2の部分(14)が、下端縁(17a)を備えた前壁(17)と、下端縁(18a)を備えた後壁(18)と、下端縁(19a)を備えた少なくとも1つの側壁(19)のほか、前記下端縁(17a、18a、19a)及び/又は前記下端縁(17a、18a、19a)によって形成された下部周縁(16)によって区切られた下部開口部と、上部に前記開口部(6)と、を備え、前記下部周囲(16)は、前記周囲(11)と接触するように適合され、及び/又は、前記第2の部分(14)は、場合によって取り外し可能な方法で、前記第1の部分の周囲(11)から分離し、及び/又は、場合によって取り外し可能な方法で、例えば、圧力、嵌合、又は干渉などによる、弾性バンド、クリップ、又はフックの形態で、結合手段(12)によって前記第1の部分に拘束される、請求項4または5に記載のバッグ。
【請求項7】
例えば、水筒ホルダ、反射手段、光などのような少なくとも1つの付属品を備え、前記少なくとも1つの付属品は、前記結合手段(12)に結合され、及び/又は前記結合手段(12)は、前記付属品と前記第1の構成要素(4)との間からの並びに/あるいは前記結合手段(12)の一方にスリットと、及び前記付属品と前記第1の構成要素(4)との間からの及び/又は前記結合手段(12)の他方に存在する対応するタブとを備え、又は同様の結合手段によって、及び/又は前記結合手段(12)が、前記表面又は面(7)に結合されるために前記前壁(17)に、及び/又は前記側面又は面(9)に結合されるために前記側壁(19)に、及び/又は前記後面又は面(8)に結合されるために前記後壁(18)に位置決めされる、請求項6に記載のバッグ。
【請求項8】
前記第1の構成要素(4)が、通常、実質的に地面に水平又は平行な長手方向の進行を有する少なくとも1つのスリット(21)を備え、及び/又は2cm~4cmの間に含まれる長さを有し、及び/又は、例えばクリップ、バックル、又は同様の固定手段によって前記第1の構成要素又は支持容器(4)にさらなる構成要素を拘束するように適合される少なくとも1つのスリット(21)を備え、及び/又は2つのスリット(21)が存在し、一方が他方の上に位置決めされ、約0.5cm~2cmの間隔で離間されている、請求項1から7のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項9】
前記少なくとも1つの連結手段(25)が、使用中左右の側面の位置又は中央にあり、前記第1の構成要素又は支持容器(4)の前記後面若しくは面(8)及び/又は前記後壁(18)の上部のゾーンに使用中配置され、及び/又は前記少なくとも1つのバンド(25a)は、その両端(26、27)が、前記支持容器(4)の背後で、前記自転車のフレームに向かって、前記支持容器(4)を前記自転車又は同様の車両に拘束することができるように、突出するように1つ又は2つのスリット(21)内に挿入され、及び/又は前記少なくとも1つバンド(25a)は、前記少なくとも1つのストラップ並びに/あるいはフック及びループ閉鎖要素、又は第1の端(26)を第2の端(27)に連結するための接着手段を有する2つの端(26、27)を備え、及び/又は前記少なくとも1つのバンド(25a)は、前記バンド(25a)の幅とほぼ等しい長さを有する、実質的に長方形又は楕円形を帯びるように場合によって平坦化された、環状バックルを備えた第1の端(26)を備え、前記バックルは、前記少なくとも1つのバンド(25a)の第2の端(27)が前記自転車の前記ラックのバー及び/又は前記フレームのバーを囲むような方法で、前記少なくとも1つのバンド(25a)の第2の端(27)の通過を可能にするように適合される、請求項1から8のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項10】
前記前壁(17)が第1の高さ(H1)を有し、前記後壁(18)が前記下部周囲(16)に対して第2の高さ(H2)を有し、(H2)は(H1)よりも大きく、前記側壁(19)は、前壁(17)と後壁(18)との間の連結として機能するため、(H1)から(H2)に進む高さ(h)を有し、及び/又は使用中前記後壁(18)のより高いゾーンにもしくは上部ゾーンに、及び/又は前記後壁(18)の上端縁(18a)に、前記第1の構成要素又は支持容器(4)を位置決めする及び/又は取り外すために、ユーザによって把持されるように適合されるハンドル(20)が存在する、請求項1から9のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項11】
前記ハンドル(20)が、例えば地面に平行な横断貫通スリットを備えるか、又はそれによって決定され、及び/又は前記ユーザの握り心地を向上させるように、人間工学的方法で成形され、及び/又は適切な材料を詰められる、請求項10に記載のバッグ。
【請求項12】
前記第1の構成要素(4)がプラスチック材料、炭素、布、例えばニット、不織布など、場合によっては軽い、及び/又は剛性材料及び/又は耐性材料及び/又は耐久性材料及び/又は防水材料、及び/又は洗浄可能な材料で作られ、並びに/あるいはそれを撥水性、防汚性、耐摩耗性があるように適合された処理を含む、請求項1から11のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項13】
前記第1の構成要素(4)が、使用中に前記開口部(6)を閉じるように適合されたカバー(22)を備え、前記カバー(22)が前記開口部(6)の形状に実質的に対応する形状を有し、場合によって前記支持容器(4)の閉鎖を改善するために側面縁(22a)を備え、及び/又は前記カバー(22)が前記第2の部分(14)の前記後壁(18)に固定され、又は、バンド若しくはバックルによって、又は場合によって取り外し可能な適切なヒンジ手段(22b)によって、前記支持容器(4)の前記後面又は面(8)に固定される、請求項1から12のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項14】
前記第2の構成要素(5)が、好ましくは耐水性及び耐汚性の材料で作られた袋、バックパック又はバッグの形態であり、並びに/あるいは前記第2の構成要素(5)が、例えばバックル、及び/又はバンドによって、及び/又は前記スリット(21)によって前記支持容器(4)に固定される弾性コード若しくはバンド(30)によって前記支持容器(4)に取り外し可能に拘束される、請求項1から13のいずれか一項に記載のバッグ。
【請求項15】
使用中、自転車又は同様の車両のフレームの並びに/あるいはリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバーの少なくとも1つのバーに取り外し可能に拘束されるように適合された、請求項1から14のいずれか一項に記載の前記自転車又は前記同様の車両のためのバッグを取り外し可能に連結するための方法であって、
開口部(6)を備えた支持容器と、少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素を備えた少なくとも1つのバンド(25a)を備える少なくとも1つの取り外し可能な連結手段(25)とを備える、第1の構成要素(4)を提供するステップと、
前記少なくとも1つの連結手段(25)を前記第1の構成要素(4)に連結するステップと、
使用中に、前記第1の構成要素(4)を、前記自転車又は前記同様の車両のフレームの並びに/あるいは前記リアラック及び/又は前記フロントラック及び/又は前記ハンドルバーの前記少なくとも1つのバーに前記少なくとも1つの連結手段(25)によって取り外し可能に拘束するステップと、を含む方法。
【請求項16】
少なくとも1つの連結手段(25)を提供する前記ステップが、第1の端(26)及び第2の端(27)を備えた前記少なくとも1つのバンド(25a)を提供するステップを含み、前記第1の端(26)は、前記バンド(25a)の幅とほぼ等しい長さを有する、実質的に長方形又は楕円形を帯びるように場合によって平坦化された環状バックルを備え、
前記第1の容器(4)に存在する少なくとも1つのスリット(21)内に、任意選択で2つのスリット(21)内に、前記第1の端(26)及び前記第2の端(27)の両方が前記自転車又は同様の車両に向けられるような方法で、前記第2の端(27)を通過させ、
前記少なくとも1つのバーを囲むように前記自転車のフレームの並びに/あるいは前記リアラック及び/又は前記フロントラック及び/又は前記ハンドルバーの少なくとも1つのバーの周りに前記少なくとも1つのバンド(25a)の前記第2の端(27)を通過させ、
前記第1の端(26)に存在する前記バックル内で前記第2の端(27)を通過させ、前記少なくとも1つのバンド(25a)が前記少なくとも1つのバーの周りで締め付けられるように締め付け、
前記少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素が、前記支持容器(4)の前記後壁(18)及び/又は後面又は面(8)に、前記第2の端(27)に存在するものに対して、接着要素若しくは前記少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素に対応する手段によって覆われる領域(28)で取り外し可能に連結されるように、前記第2の端(27)をそれ自体で折り畳む、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
第2の構成要素(5)を提供し、前記第2の構成要素(5)内に存在する開口部(6)によって前記第1の構成要素又は支持容器(4)に前記第2の構成要素(5)を少なくとも部分的に収容するステップを含む、請求項15又は16に記載の方法。
【請求項18】
請求項1から15のいずれか一項に記載の少なくとも1つのバッグ(1)を備える自転車又は同様の車両。
【請求項19】
第1の構成要素(4)、第2の構成要素(5)、及び場合によっては外部ケーシング(36)を備え、前記第2の構成要素(5)が、前記ユーザによって輸送できるように、前記第1の構成要素(4)又は前記外部ケーシング(36)内に少なくとも部分的に収容されるように適合される、請求項1から14のいずれか一項に記載のバッグ(1)を含むキット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自転車及び同様の車両用のモジュラーバッグ(ユニット式バッグ)に関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、その内部にさらなるバッグ又は第2の構成要素を取り外し可能に収容するように適合された、自転車用のモジュラーバッグに関する。
【背景技術】
【0003】
自転車又は同様の車両には、例えば、自転車のフレーム、特にリアラック及び/又はフロントラックに固定されているラテラルバッグを備えることができる。
【0004】
ラテラルバッグはラックの管に接続されており、そのような目的のために、バッグ自体の全重量を支える機械式クリップシステムなどの少なくとも1対の上部クラスプと、場合によっては下部ピンも有し、下部ピンは自転車のホイールにおいて、フレームの縦方向ブラケットに結合される。下部ピンにより、使用中にバッグを動かさずに、バッグを所定の位置に維持できる。
【0005】
既知の自転車用バッグは、主に、機械式クリップシステムがかなり複雑で、例えば、ペダリング中に発生される振動によって引き起こされる破損を受けやすいという欠点がある。このようなクラスプはバッグの全重量を支える必要があるため、破損を受けやすくてはいけない。同時に、それらは取り外し可能でなければならないので、強度とユーザによる取り付け/取り外しの容易さの間の適切な妥協点を見つける必要がある。追加で、バッグが自転車から取り外され、したがってユーザによって移動されると、関連アタッチメントはさらなる破損のリスクにさらされる。
【0006】
既知の種類の自転車用バッグの別の欠点は、使用中に泥やほこりが接触するため、使用中に非常に汚れを受けやすいことである。これは、所望の場所(自宅の中か又は例えば、キャンプの場合にテントの中か)にバッグを持ち込むため、サイクリストが目的地に到着し、自転車のフレームからバッグを取り出す必要があるときに、重大な欠点となる。
【0007】
従来の種類のバッグに関連する他の欠点は、多くの場合、それらはかさばり、自転車への機械的取り付けによりバッグ自体に重量を追加することが多いことである。
【0008】
したがって、ペダリング中のそのようなバッグの使用を改善するために、自転車のフレームへのバッグの取り付け/取り外しのシステムを変更する必要があるほか、バッグ自体の使用の可能性を高めるため、容易に取り外し可能なシステムを有する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
したがって、本発明の技術的課題は、最先端技術を改善することである。
【0010】
そのような技術的課題の文脈において、本発明の1つの目的は、最適な強度特性、ならびに自転車などのフレームへの取り付け及び/又はフレームからの取り外しを容易にする能力を有する自転車などのためのモジュラーバッグを実装することである。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、サイクリストによる使用の観点から多用途である自転車などのためのモジュラーバッグを作製することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
そのような課題及びそのような目的はすべて、添付の請求項1に従って、自転車などのためのモジュラーバッグによって達成される。
従属請求項は、本発明の好ましい有利な実施形態を指す。
【0013】
本発明の特徴は、以下の説明及び非限定的な例として与えられた添付の図面表から当業者によりよく理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明による2つのラテラルバッグを備えた自転車の側面図である。
図2】本発明によるバッグの第1の構成要素の正面斜視図である。
図3】本発明に従って組み立てられたバッグの正面斜視図である。
図4】本発明によるバッグの第1の動作構成における正面斜視図である。
図5A】本発明によるバッグの第2の構成要素の後面斜視図である。
図5B図5Aに従った第2の構成要素のさらなるバージョンである。
図6】第1の動作位置における、本バージョンによる第1の構成要素の1つのバージョンの正面斜視図である。
図7図6に従った第2の構成要素の正面斜視図である。
図8A】本発明による第2の構成要素の3つの動作ステップの後面斜視図を示す。
図8B】本発明による第2の構成要素の3つの動作ステップの後面斜視図を示す。
図8C】本発明による第2の構成要素の3つの動作ステップの後面斜視図を示す。
図9】本発明によるバッグの1つのバージョンの正面斜視図である。
図10】本発明によるバッグの1つのバージョンの正面斜視図である。
図11】本発明の1つのバージョンによるバッグの第2の構成要素の後面斜視図である。
図12図11に従った第2の構成要素の拡大詳細を示す。
図13図11に従った第2の構成要素の拡大詳細を示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
添付の図1を参照すると、全体として、参照番号1は、自転車のフレーム及び/又はリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバー及び/又は自転車のフレームの少なくとも1つのバーに拘束されるように適合された、本発明による自転車及び同様の車両用のバッグを示す。
【0016】
特に、図1には、自転車に対して側面に位置決めされた第1のバッグ1が自転車の前輪2に示され、第2のバッグ1が自転車の後輪3の側面に位置決めされて示されている。
【0017】
本発明によるバッグ1は、第1の構成要素4及び第2の構成要素5からなる。
【0018】
このように、本発明は、ユーザの要望及び好みに応じて、多数の要求及び状況に適合することができるモジュラーバッグ1に関する。追加で、バッグ1は、バージョン及び要求に応じて、第1の構成要素4及び第2の構成要素5も別々に使用することができるという事実により、モジュール式である。
【0019】
本発明によるバッグ1は、ラテラルバッグ(lateral bag)、すなわち自転車又は同様の車両の側面に沿って位置決めされたもの、又は例えば、自転車又は同様の車両のハンドルバーに位置決めされた場合のフロントバッグ、又は、自転車又は同様の車両の後部ゾーンに位置決めされた場合のリアバッグであってよい。
【0020】
特に、第1の構成要素4は、自転車のフレームなど、特に自転車のフロントラック及び/又はリアラック、並びに/あるいはハンドルバー及び/又はフレームの少なくとも1つのバー(例えば、前輪2用の実質的に縦方向の連結バー(例えば、自転車のフォーク)及び/又は後輪3用の実質的に縦方向の連結バーの1つ)に場合によって取り外し可能に、拘束されるように適合された支持容器を備える。
【0021】
第1の構成要素又は支持容器4は、実質的に平行六面体形状を有することができ、第2の構成要素5の収容を可能にするように適合された開口部6(例えば、平行六面体構成におけるその上面)を備える。本発明の1つのバージョンでは、開口部6は、第2の構成要素5がない場合でも、輸送される物体の第1の容器又は支持容器4内の収容を可能にするように適合される。
【0022】
代替バージョンでは、第1の構成要素4は、その上部ベースが開口部6を含む実質的に円筒形形状を有することができ、又はそれは、実質的に半球形又は半楕円形形状を有することができる。
【0023】
いずれの場合も、第1の構成要素又は支持容器4について、例えば、前輪2及び/又は後輪3のより大きな延長部と実質的に平行に、使用中に自転車のフレームに対して外側に向けられるように適合された少なくとも1つの前面又は面7と、使用中に自転車のフレームと接触及び/又は拘束されるように適合された後面又は面8と、少なくとも1つの側面又は面9及び下部ベース10を識別することが可能である。特に、2つの側面又は表面9があり得る。
【0024】
下部ベース10は、開口部6の反対側にある。
【0025】
本発明の少なくとも1つのバージョンでは、後面及び前面又は表面7、8並びに/あるいは側面又は表面9は、互いに実質的に平行である。
【0026】
追加で、側面開口部又は面9は、前面7及び後面8又は面に実質的に垂直である。
【0027】
後面及び前面又は表面7、8、並びに/あるいは側面又は表面9のそれぞれの寸法は、同じであってもよく、又は互いに異なっていてもよい。
【0028】
様々な表面又は面7、8、9、及び下部ベース10は、少なくとも部分的に第2の構成要素5及び/又は輸送される物体を収容するために、開口部6からアクセスされる単一の内部空間を決定するために一緒に接合されるような方法で作られる。
【0029】
第1の構成要素又は支持容器4は、単一の部品、又は例えば、少なくとも2つの部品で作ることができる。
【0030】
後者のバージョンでは、第1の構成要素又は支持容器4は、すべて実質的に同じ高さH(下部ベース10に対して)を有する前面又は表面7、後面又は表面8、側面又は表面9を有する。
【0031】
こうした方法で、それぞれの端7a、8a、9aのそれらの縁は、地面に実質的に平行な平面上にある単一及び/又は上部周囲11を形成する。
【0032】
これはすべて、第1の構成要素又は支持容器4の第1の部分を形成する。
【0033】
そのような周囲11から、第1の構成要素又は支持容器4の第2の部分14は、場合によって取り外し可能な方法で分離し、第2の部分14は、第1の構成要素又は支持容器4の第1の部分の上に位置決めされる。上に示したものと同様に、第2の部分14は、実質的に平行六面体形状及び/又は実質的に円筒形又は管状形状を含む。
【0034】
特に、第2の部分14は、下部に、周囲11によって決定される開口部と一致する開口部を有し、上部に開口部6を有し、前壁17、後壁18及び少なくとも1つの側壁19が、その中に識別され得る。
【0035】
壁17、18、19の下端の縁17a、18a、19aはそれぞれ(これらは第2の部分14の下部周辺縁16を形成する)、上端の縁7a、8a、9aのそれぞれ及び/又は周囲11と一致、並びに/あるいは接触するように適合される。
【0036】
第1の構成要素又は支持容器4の第1の部分及び第2の部分14を、取り外し可能であるが確実な方法で互いに拘束するために、結合手段12は、例えば、圧力、嵌合、又は干渉などによる、クリップ、弾性バンド、又はクラスプの形態で存在することができる。
【0037】
ボトルホルダ(図3に示される)、反射手段(図6、7に示される)、ライトなどの少なくとも1つの付属品をそのような結合手段12にさらに加えることができる。
【0038】
少なくとも1つの付属品の固定は、付属品内の適切なスリットの存在及び第1の構成要素4内に存在する対応する舌状物の(又はその逆も可能)並びに/あるいは結合手段12に存在する1つまたは他の存在によって、又は同様の結合手段によって決定することができる。
【0039】
結合手段12は、例えば、表面又は面7に接続するために前壁17に、及び/あるいは側面又は表面9などに接続するために側壁19に位置決めすることができる。
【0040】
第2の部分14の壁17、18、19は、すべて同じ高さを有することができ、又はそれらは異なる高さを有することができる。
【0041】
例えば、図2及び図3に示されるバージョンでは、前壁17は第1の高さH1を有し、後壁18は第2の高さH2(周囲11及び/又は下部周囲16に対して)をし、H2はH1よりも大きい。
【0042】
側壁19は、前壁17と後壁18との間の連結として機能するため、H1からH2に進む高さhを有する。
【0043】
後壁18の使用中最も高い、最も高いゾーンに、第1の構成要素又は支持容器4を位置決めする及び/又は取り外すためにユーザによって把持されるように適合されたハンドル20を提供することが可能である。
【0044】
本発明の1つのバージョンでは、ハンドル20は、後壁18の上端の縁18aに沿う貫通横断スリット(例えば、地面に平行なそのようなスリット)を作ることによって達成される。そのようなハンドル20及び/又はスリットは、ユーザの握り心地を向上させるように、人間工学的方法で成形され、及び/又は適切な材料を詰めることができる。
【0045】
ハンドル20は、後壁18が前壁17の高さH1に対して同じ高さH2を有する場合でも存在してよく、後壁18の使用中、より上部の上部ゾーンに少なくともに位置決めされることができる。
【0046】
代替で、ハンドル20は、使用中に前壁17及び/又は側壁19の上部ゾーンであるゾーンに、代替で、又は後壁18に存在する可能なハンドル20と組み合わせて位置決めされることができる。
【0047】
第1の構成要素4が単一の部品でできている場合、ハンドル20は、上端の縁7a、8a、9aの少なくとも1つで作ることができる。
【0048】
第1の構成要素4の第1の部分及び第2の部分14(第1の構成要素4が単一の部品で作られていないバージョンで)は、結合手段12によって互いに拘束されるので、支持容器4の可能な動き(取り付け/取り外し)は、それが実際に1つの部品のみでできているかのように発生する。
【0049】
第1の構成要素4が1つの部品のみで作られているバージョンでは、これは、その第1の部分及び第2の部分14について前述した特性を合計した形状を有することができる。
【0050】
第1の構成要素4を構成する材料は、プラスチック材料、炭素材料、布、例えば、ニット、不織布などであってよい。材料はまた、場合によって軽く、強く、及び/又は耐久性がある。そのような材料は、剛性、すなわち、輸送される物体の重量を支持するために、第1の構成要素4に構造を与えるように適合されている必要がある。追加で、そのような材料は、ペダリング中にこうした材料に蓄積する可能性のある泥を除去するため、好ましくは、水を透過せず、及び/又は容易に洗浄可能であり、及び/又はそれを撥水性、防汚性、耐摩耗性があるように適合された処理を含む。
【0051】
第1の構成要素又は支持容器4は、その少なくとも1つのゾーンにおいて、少なくとも1つのスリット21を有することができる。そのような少なくとも1つのスリット21は、通常、地面に実質的に水平又は平行な長手方向の進行を有する。
【0052】
そのような少なくとも1つのスリット21は、通常2~4cmの間に含まれる長さを有する。
【0053】
そのような少なくとも1つのスリット21は、例えば、小さなバンド、バックル、又は同様の固定手段によって、他の構成要素又は支持容器4に追加の構成要素を拘束するように適合される。
【0054】
いくつかの位置において、又は特定のバージョンに応じて、そのような少なくとも1つのスリット21は、実際には2つのスリットであり、2つのスリット21は、一方が他方の上に位置決めされ、約0.5~2cmの間隔で離間される。したがって、小さなバンド、バックル、又は同様の手段を、さらに確実な方法でそのような2つのスリット21に拘束することが可能である。
【0055】
さらなるバージョンでは、第1の構成要素又は支持容器4は、カバー22を有することができる。そのような少なくとも1つのカバー22は、例えば、特定の使用条件に従って、又はユーザの要求に応じて、使用中に支持容器4の開口部6を閉じるように適合される。
【0056】
そのようなカバー22は、開口部6の形状に実質的に対応する形状を有し、支持容器4をよりよく閉じるために、場合によって側面縁22aを備える。
【0057】
そのようなカバー22は、存在する場合、第2の部分14の後壁18に(可能なハンドル20から一定の距離で)、あるいはバンド又はバックルによって、又は場合によって取り外し可能である適切なヒンジ手段22bによって、支持容器4の後面又は表面8に固定することができる。
【0058】
第1の構成要素又は支持容器4は、例えば、リアラック及び/又はフロントラックなどの自転車のフレーム及び/又はフレームのバーに連結手段25(connection means 25)によって固定される。
【0059】
連結手段25は、例えば、図8A図8Cに示されるバージョンでは、機械的調整手段を欠く連結手段である。
【0060】
連結手段25は、一般に、上述の後面若しくは面8及び/又は第1の構成要素若しくは支持容器4の後壁18の使用中、より上部の、上部ゾーンに配置される。
【0061】
表示された図に示されるバージョンでは、支持容器4の後部に、自転車のフレームに向かって、使用中左右の側面の位置に2つの連結手段25があり、それらはそれぞれ、その両端26、27で突出するように、2つのスリット21内に挿入されるバンド25aを備える。
【0062】
バランスの取れた方法で第1の構成要素を支持し、それを自転車のフレームにしっかりと拘束するために、場合によって第1の構成要素4の中央位置に位置決めされた連結手段25が1つしかない場合もある。追加で、3つ以上の連結手段25が存在する場合もある。
【0063】
バンド25aの端26、27は、商品名ベルクロ(登録商標)で知られているものなどのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素を有することができる。代替で、バンド25aの端26、27は、第2の端27で第1の端26の連結のための接着手段を有することができる。
【0064】
追加で、バンド25aの第1の端26は、バンド25aの幅とほぼ等しい長さを有する、実質的に長方形又は楕円形を帯びるように場合によって平坦化された、環状バックルを有してもよい。
【0065】
そのようなバックルでは、バンド25aの第2の端27を通過させることが可能であり、バンド25aは、ラック及び/又はハンドルバー及び/又は自転車のフレームのバーを囲む。
【0066】
次に、そのような第2の端27は、接着要素によって、若しくは2つのストラップ並びに/又は例えば、商品名ベルクロ(登録商標)で知られているもの、特に、バンド25aの端27に存在する物に対して他方の、フック及びループ連結システムのうちの一方によって、覆われた領域28で、支持容器4の後壁18及び/又は後面若しくは面8に連結するために、それ自体で折り畳むことができる(そして自転車のフレームのバーをしっかりと囲むために引っ張られ得る)。
【0067】
いずれの場合も、連結手段25は、支持容器4を自転車のフレームに拘束したり、フレームから解放したりすることができるので、取り外し可能な種類である。
【0068】
したがって、本発明はまた、使用中に自転車のフレーム及び/又はリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバー及び/又は自転車のフレームの少なくとも1つのバーに、使用中に取り外し可能に拘束されるように適合された、本発明による自転車及び同様の車両用のバッグに取り外し可能に連結するための方法を指し、第1の構成要素4を提供するステップを含み、第1の構成要素4は、開口部6並びに少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素を備えた少なくとも1つのバンド25aを備え、少なくとも1つの連結手段25を第1の構成要素4に連結し、使用中に第1の構成要素4を、少なくとも1つの連結手段25によって、自転車のフレーム及び/又はリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバー及び/又は自転車のフレームの少なくとも1つのバーに、取り外し可能に拘束する、少なくとも1つの取り外し可能な連結手段25を備えた支持容器を備える。
【0069】
次に、この方法は、第1の端26及び第2の端27を備えた少なくともバンド25aを供給するステップを提供し、第1の端26は、バンド25aの幅とほぼ等しい長さを有する、実質的に長方形又は楕円形を帯びるように場合によって平坦化された、環状バックルを備え、第1の容器4に存在する少なくとも1つのスリット21内に、任意選択で2つのスリット21内に、第1の端26及び第2の端27の両方が、自転車又は同様の車両の方に向けられるような方法で、第2の端27を通過させ、少なくとも1つのバーを囲むように自転車のフレームの並びに/あるいはリアラック及び/又はフロントラック及び/又はハンドルバーの少なくとも1つのバーの周りに少なくとも1つのバンド25aの第2の端27を通過させ、第1の端26に存在するバックル内で第2の端27を通過させ、少なくとも1つのバンド25aが少なくとも1つのバーの周りで締め付けられるように締め付け、
少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素が、支持容器4の後壁18及び/又は後面若しくは面8に、第2の端27に存在するものに対して、接着要素若しくは少なくとも1つのストラップ並びに/又はフック及びループ閉鎖要素に対応する手段によって覆われる領域28で取り外し可能に連結されるように、第2の端27をそれ自体で折り畳む。
【0070】
本発明による方法はまた、第2の構成要素5を提供し、その中に存在する開口部6によって第1の構成要素又は支持容器4に第2の構成要素5を少なくとも部分的に収容するステップを含む。
【0071】
支持容器4が、本発明の1つバージョンによる、自転車の車輪2、3のハブに関連するゾーンと接触するようなサイズを有する場合、連結手段25もこのゾーン内に提供することが可能である。代替で、車輪2、3のハブのゾーンにおいて、要件に応じて、異なる連結手段を提供することができる。
【0072】
ストラップ並びに/又はフック及びループ連結手段25は、非常に単純であるが同時に強力であり、したがって、軽量で損傷しにくく、発生する可能性がある問題又は損傷の場合に修理が容易であるため、機械的取り付けよりも優れている。
【0073】
上記のように、本発明によるバッグ1はまた、例えば、図9図13にいくつかの可能なバージョンに示されている第2の構成要素5からなる。
【0074】
第2の構成要素5は、好ましくは耐水性及び耐汚性の材料で作られた袋、バックパック又はバッグの形態であり、ペダリング中に輸送されるように第1の構成要素又は支持容器4内に使用中、取り外し可能に収容することができる。
【0075】
そのような第2の構成要素5はまた、何らかの方法で、例えば図3に見られるように、取り外し可能な方法で、支持容器4に拘束されてもよく、例えば、バックル、及び/又はバンド及び/又は支持容器4へのスリット21によって固定された弾性コード又はバンド30が存在する。また、図4図5A及び図5Bでは、例えば、ユーザが目的地に到着したので、第2の構成要素5を取り外して、例えばキャンプ場に持って行きたいとき、又は第1の構成要素4から第2の構成要素5を取り外さなければならないとき、第1の構成要素4から抜き出される第2の構成要素5が見える。
【0076】
このような場合、第2の構成要素5を第1の構成要素4と所定の位置に固定するために最初に使用される弾性コード又はバンド30は、弾性コード又はバンド30を、古典的なバックパック又はバッグの方法で、ユーザの肩の周りに着用できる1つ又は2つのバンドに変換するため、第2の構成要素5の後部又は背部に存在する適切なループなどに通すことができる。
【0077】
図11図13にさらに詳細に示されているのは、第2の構成要素5の後部における弾性コード又はバンド30のそのような固定であり、その内部で弾性バンド30を通過させる、そのようなループは、図12に図示のように成形することができる。例えば、そのようなループなどは、布又は第2の構成要素5の材料に固定され、プレート31とブリッジ状突出32との間の貫通開口部33を決定する突出32のようなブリッジを備えたプレート31によって構成することができる。そのような貫通開口部33は、バックル34をブリッジ状突出32に固定することを可能にし、次いで既知の種類の様式によって弾性コード又はバンド30に固定される。
【0078】
代替で又は追加で、第2の構成要素5は、ユーザによって輸送されるために第1の構成要素4から抜き出されると、図9及び図10に示されるように、外部ケーシング36に挿入され得る。外部ケーシングには、従来のバックパックのようにパッドを入れたバックまたはショルダーストラップ、または特定のニーズに応じてユーザに役立つその他の便宜的手段が備えられ得る。
【0079】
本発明のさらなるバージョンによれば、上記のように、第1の構成要素4は、第2の構成要素5がなくてもユーザによって使用されることができ、逆もまた同様に、例えば、第2の構成要素5は、外部ケーシング36に関連して、第1の容器4とは無関係にバッグ又はバックパックとして使用することもできる。
【0080】
第1の構成要素4及び第2の構成要素5の両方は、実際には、ユーザが輸送しようとする物体及び/又は負荷を含むように適合される。
【0081】
追加で、多くのサイクリストは、旅行及び例えば、都市内の移動の両方で同じ自転車を使用するため、ユーザが停止している場合でもバッグ1を取り出さないことが可能である。第1の容器4は、また自転車の日常の使用のための小さなバスケットとして機能することができ、短時間の都市移動の場合でもユーザの移動の快適さを向上させる。したがって、バッグ1は、その第1の構成要素4及び第2の構成要素5とともに、モジュラーシステムを決定する。特に、第1の構成要素4は、第2の構成要素5と組み合わせて、又は組み合わせずに使用することができ、第2の構成要素5は、単独で、あるいは外部ケーシング36及び/又は異なる機能を有する他の容器と組み合わせて使用することもできる。
【0082】
したがって、本発明はまた、第1の構成要素4、第2の構成要素5、及び第2の構成要素5が、第1の構成要素4内に、又はユーザによって輸送され得るように、第2の構成要素5が第1の構成要素4から抜き出されたとき、外部ケーシング36内に少なくとも部分的に収容されるように適合された外部ケーシング36を備える、本発明によるバッグ1を備えるキットに関する。
【0083】
したがって、本発明によるバッグ1は、モジュール式であり、経時的に耐久性があり、任意の使用条件に適合していることがわかった。
【0084】
最後に、本発明はまた、前述の説明による少なくとも1つのバッグ1を備える自転車又は同様の車両に関する。
【0085】
本発明は、好ましい実施形態に従って説明されてきたが、以下の特許請求の範囲によって提供される範囲から逸脱することなく、同等の変形を考えることもできる。
図1
図2
図3
図4-5B】
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図9
図10
図11
図12
図13
【国際調査報告】