(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-15
(54)【発明の名称】情報伝送方法、ネットワーク機器及び端末
(51)【国際特許分類】
H04W 48/08 20090101AFI20220708BHJP
H04L 27/26 20060101ALI20220708BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220708BHJP
【FI】
H04W48/08
H04L27/26 114
H04W72/04 137
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021564684
(86)(22)【出願日】2020-04-24
(85)【翻訳文提出日】2021-10-29
(86)【国際出願番号】 CN2020086724
(87)【国際公開番号】W WO2020221128
(87)【国際公開日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】201910364213.5
(32)【優先日】2019-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】白 ▲偉▼
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
(72)【発明者】
【氏名】▲シン▼ ▲艶▼萍
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA43
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH23
5K067HH24
5K067JJ16
(57)【要約】
本開示は、情報伝送方法、ネットワーク機器及び端末を提供する。ここで前記方法において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側機器に応用される情報伝送方法であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【請求項2】
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信することを更に含む、請求項1又は2に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項4又は5に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むネットワーク機器であって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する工程と、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とが実現される。
【請求項8】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される、請求項7に記載のネットワーク機器。
【請求項9】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信する工程が実現される、請求項7又は8に記載のネットワーク機器。
【請求項10】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項8に記載のネットワーク機器。
【請求項11】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項8に記載のネットワーク機器。
【請求項12】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項10又は11に記載のネットワーク機器。
【請求項13】
ネットワーク機器であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する送信モジュールと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【請求項14】
端末に応用される情報伝送方法であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得することと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【請求項15】
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む、請求項14に記載の情報伝送方法。
【請求項16】
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信することを更に含み、
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定することを含む、請求項14又は15に記載の情報伝送方法。
【請求項17】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項15に記載の情報伝送方法。
【請求項18】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項15に記載の情報伝送方法。
【請求項19】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項17又は18に記載の情報伝送方法。
【請求項20】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末であって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する工程と、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とが実現される。
【請求項21】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される、請求項20に記載の端末。
【請求項22】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信する工程と、
前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定する工程とが実現される、請求項20又は21に記載の端末。
【請求項23】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項21に記載の端末。
【請求項24】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項21に記載の端末。
【請求項25】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項23又は24に記載の端末。
【請求項26】
端末であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する取得モジュールと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【請求項27】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6又は14~19のいずれか一項に記載の情報伝送方法の工程が実現される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2019年4月30日に中国特許庁に提出された中国特許出願201910364213.5の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特に情報伝送方法、ネットワーク機器及び端末に係る。
【背景技術】
【0002】
移動通信業務の需要の発展や変化に伴い、将来移動通信システムは、新しい無線通信システム5G NR(5 Generation New RAT)の研究を開始している。5G NRシステムにおいて重要な需要の1つは、低遅延で信頼性の高い通信であり、超信頼性と低遅延通信URLLC(Ultra Reliable Low Latency Communications)などの伝送方式が登場している。例えば、URLLCの上り伝送方式では、遅延を低減するためにスケジューリングフリー方式が採用され、信頼性を増すために繰り返し伝送方式が採用されている。
【0003】
端末側のデータの到着がランダムであるため、上りスケジューリングフリー繰り返し伝送方式では、構成周期を定義するとともに、1周期内に端末が伝送を開始した後、周期内に終了しなければならず、周期をまたぐことができないことを要求する。これにより、実際の繰り返し伝送回数は、構成された繰り返し伝送回数よりも少なくなり、信頼性に影響を与えることになる。データ到着後の早期伝送を保証する前提で、信頼性を向上させるために複数並列構成を採用し、それぞれの構成の間に周期の開始位置をずらしたマルチ構成方式とする。
【0004】
関連技術において、異なる構成は、異なる周波数領域又は復調参照信号DMRS(Demodulation Reference Signal)によって区別される。基地局は、リソース位置又は復調参照信号DMRS(Demodulation Reference Signal)によってブラインド検出し、伝送に使用する構成を決定し、更に、使用する構成の最初の伝送機会(TO)の位置を使用して、いずれかのTOに対応する冗長バージョンRV(Redundancy Version)を決定する。この方式では、周波数領域リソース又はDMRSを大量に消費する必要があるので、効率に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、マルチ構成伝送方式では各構成のTOに対応するRVの決定による低リソース効率という問題を解決するために、情報伝送方法、ネットワーク機器及び端末を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1態様として、本開示の実施例は、情報伝送方法を提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【0007】
ここで、前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む。
【0008】
ここで、前記方法において、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信することを更に含む。
【0009】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0010】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0011】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0012】
第2態様として、本開示の実施例は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むネットワーク機器を更に提供し、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する工程と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とが実現される。
【0013】
ここで、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される。
【0014】
ここで、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信する工程が実現される。
【0015】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0016】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0017】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0018】
第3態様として、本開示の実施例は、ネットワーク機器を提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する送信モジュールと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【0019】
第4態様として、本開示の実施例は、情報伝送方法を更に提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【0020】
ここで、前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む。
【0021】
ここで、前記方法において、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信することを更に含む。前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定することを含む。
【0022】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0023】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0024】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0025】
第5態様として、本開示の実施例は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含む端末を更に提供し、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する工程と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とが実現される。
【0026】
ここで、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される。
【0027】
ここで、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信する工程と、前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定する工程とが実現される。
【0028】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0029】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0030】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0031】
第6態様として、本開示の実施例は、端末を更に提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する取得モジュールと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【0032】
第7態様として、本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記情報伝送方法の工程が実現される。
【発明の効果】
【0033】
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【
図1】
図1は、本開示の実施例に係るネットワーク機器側の情報伝送方法のフローチャートその1である。
【
図2】
図2は、本開示の実施例における第1構成と第2構成の伝送機会のそれぞれに対応するRVを示す図である。
【
図3】
図3は、本開示の実施例に係るネットワーク機器側の情報伝送方法のフローチャートその2である。
【
図4】
図4は、本開示の実施例における第1構成と第2構成の伝送機会のそれぞれに対応するDMRSを示す図その1である。
【
図5】
図5は、本開示の実施例における第1構成と第2構成の伝送機会のそれぞれに対応するDMRSを示す図その2である。
【
図6】
図6は、本開示の実施例に係るネットワーク機器のブロック図である。
【
図7】
図7は、本開示に係るネットワーク機器の構造を示すブロック図である。
【
図8】
図8は、本開示の実施例に係る端末側の情報伝送方法のフローチャートその1である。
【
図9】
図9は、本開示の実施例に係る端末側の情報伝送方法のフローチャートその2である。
【
図10】
図10は、本開示の実施例に係る端末のブロック図である。
【
図11】
図11は、本開示の実施例に係る端末の構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点は、明確なものにするために、以下、図面及び具体的な実施例とともに詳細に記載する。以下の記載では、本開示の実施例を全面的に理解してもらうだけのために、具体的な構成及び構成要素の特定の細部を提供する。よって、明らかに、当業者にとって、ここに記載の実施例に対し、本開示の範囲や精神を逸脱することなく様々な変更や修正を行うことができる。また、明確及び簡潔のために、既知の機能や構造の記載を省略している。
【0036】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は、任意かつ適切な方式で1つ又は複数の実施例に組み入れられることができる。
【0037】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能及び内在的な論理によって決められるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0038】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0039】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを特定することができる。なお、Aに基づいてBを特定することは、Aのみに基づいてBを特定するという意味ではなく、A及び/又は他の情報に基づいてBを特定するのもよい。
【0040】
本開示の実施例において、アクセスネットワークは、形態が限定されず、マクロ基地局(Macro Base Station)、ピコ基地局(Pico Base Station)、Node B(3Gモバイル基地局の呼称)、強化型基地局(eNB)、家庭強化型基地局(Femto eNB又はHome eNode B又はHome eNB又はHeNB)、中継局、アクセスポイント、RRU(Remote Radio Unit)、RRH(Remote Radio Head)などのアクセスネットワークを含む。ユーザ機器は、モバイル電話(又は携帯電話)や、無線信号の送受信が可能な機器であり、ユーザ機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、移動信号をWiFi信号に変換可能なCPE(Customer Premise Equipment)やモバイルワイファイホットスポット、スマート家電、又はそれ以外の人の操作によらずに自発的に移動通信ネットワークと通信可能な機器などが含まれる。
【0041】
具体的には、本開示の実施例は、マルチ構成伝送方式では各構成のTOに対応するRVの決定による低リソース効率という問題を解決した情報伝送方法を提供する。
【0042】
図1に示すように、本開示の実施例による情報伝送方法において、具体的に以下のステップを含む。
【0043】
ステップ11において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する。
【0044】
ここで、第1構成の構成情報は、リソース割当の周期P、繰り返し回数K、RV系列、周期P内のK個のリソースの位置などの情報を含み、このK個のリソースの位置がK個の伝送機会TOとなる。
【0045】
ステップ12において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを、前記構成情報に基づいて決定する。ここで、前記第2構成は、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じである。
【0046】
ここで、第2構成は、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するマルチ構成の中の少なくとも1つ又は少なくとも2つである。例えば、前記第1構成が前記マルチ構成の中の1つである場合、前記第2構成は、前記マルチ構成の中の少なくとも1つであるが、前記第1構成が前記マルチ構成の中の1つでない場合、前記第2構成は、前記マルチ構成の中の少なくとも2つである。
【0047】
ステップ13において、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する。
【0048】
上記方式では、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0049】
ここで、物理上り共有チャネルの伝送について、上記方法は、具体的に、物理上り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネルを受信することとを含む。
【0050】
ここで、物理下り共有チャネルの伝送について、上記方法は、具体的に、物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理下り共有チャネルを送信することとを含む。
【0051】
選択可能に、上記ステップ12は、具体的に、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む。
【0052】
具体的に、前記構成情報に基づいて、第1構成における各第1TOに対応するRVを決定する。第2構成における各第2TOについて、前記第2TOとは時間領域に一対一に重複する第1TOに対応するRVに基づいて、前記第2TOに対応するRVを決定する。
【0053】
選択可能に、第1構成は、第1構成の構成情報に基づいて第2構成における各TOに対応するRVが決定できるように、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で、最初のTOに対応する時間的に最も先である構成である。
【0054】
選択可能に、上記の第2構成における各TOに対応するRVの決定方法は、以下の方式によって実現されてもよい。前記第1構成に対応するRV系列と、前記第2構成に対応するRV系列とは同じである場合、第1構成の中で、前記第2構成における最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOに対応するRVに基づいて、前記最初の第2TOに対応するRVを決定する。前記最初の第2TOに対応するRV及び前記RV系列に基づいて、前記第2構成における各第2TOに対応するRVを決定する。
【0055】
なお、以上の第2構成における各TOに対応するRVを第1構成の構成情報に基づいて決定する方法以外、第2構成と第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであることが保証される限り、他の実現方式を採用してもよく、本開示は、以上の方法に限定されない。
【0056】
以下、具体例を参照して上記方法を説明する。
【0057】
表1は、URLLC上りスケジューリングフリー伝送方式において、繰り返し伝送回数Kが異なるように構成され、異なるRV構成に対応した伝送方式を示す。
【0058】
【0059】
ここで、表1のP=K=4、RV={0 2 3 1}を例とする。ここで、RV系列中の要素0、1、2、3は、異なる伝送方式を示す。時間領域リソース位置は、{開始時間領域シンボル、時間領域シンボル数}である。例えば、時間領域シンボルは、OFDMシンボルである。ここで時間領域リソース位置は、1つの伝送機会である。
【0060】
図2に示すように、第2構成1、第2構成2及び第2構成3のそれぞれの第2TOのRVを、第1構成における第1TOに対応するRVに基づいて決定する。ここで、第1構成及び第2構成は、構成許可(CG)構成とする。
【0061】
具体的に、ネットワーク機器は、RRCシグナリングを介して、第1構成のRV系列{0 2 3 1}及び伝送リソースを構成する。
図2では、連続する各シャドウ領域又はシャドウ領域の後に連続する1つの空白領域は、それぞれ1周期に対応し、1周期あたり4つの伝送リソース(即ち伝送機会)を有し、対応するRVがそれぞれ0、2、3、1である。
【0062】
第2構成1の周期境界は、第1構成の周期境界に対して1つの伝送リソースの時間長だけ遅延し、第2構成2の周期境界は、第1構成の周期境界に対して2つの伝送リソースの時間長だけ遅延し、第2構成3の周期境界は、第1構成の周期境界に対して3つの伝送リソースの時間長だけ遅延している。
【0063】
ここで、第2構成1の1番目~3番目の伝送リソースは、第1構成の1周期内の2番目~4番目の伝送リソースと時間領域が重複する。
【0064】
即ち、第2構成1の最初の伝送リソースと第1構成の2番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成の最初の伝送リソースに対応するRVは、2であると決定する。第2構成1の2番目の伝送リソースと第1構成の3番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の2番目の伝送リソースに対応するRVは、3であると決定する。第2構成1の3番目の伝送リソースと第1構成の4番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の3番目の伝送リソースに対応するRVは、1であると決定する。第2構成1の4番目の伝送リソースと第1構成における次の周期内の最初の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の4番目の伝送リソースに対応するRVは、0であると決定する。このように類推して、第2構成1における各伝送リソースに対応するRVを決定する。
【0065】
更に、第2構成2及び第2構成3における各伝送リソースに対応するRVの決定方法は、上記方法と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0066】
図3に示すように、本開示の実施例は、更に情報伝送方法を提供し、以下のステップを含む。
【0067】
ステップ31において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する。
【0068】
ステップ32において、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信する。
【0069】
選択可能に、前記指示情報は、無線リソース制御RRC(Radio Resource Control)シグナリングに搬送される。
【0070】
1つの実現方式として、前記指示情報は、第1番号を含む。ここで、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で、1つの構成は、1つの番号に対応する。前記第1番号に対応する構成を前記第1構成に決定する。
【0071】
別の実現方式として、前記指示情報は、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で最初TOに対応する時間的に最も先である構成を、前記第1構成に指示する。
【0072】
ステップ33において、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを、前記構成情報に基づいて決定する。ここで、前記第2構成は、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じである。
【0073】
ステップ34において、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する。
【0074】
なお、上記ステップ32は、上記ステップ31より先に実行され、又は、上記ステップ31と上記ステップ32とは、同時に実行されるが、本開示は、これに限定されない。
【0075】
上記方式では、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0076】
更に、1つの実現方式として、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0077】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応するDMRSは、異なる。
【0078】
図4に示すように、伝送機会に対応するDMRSの一例を示し、第1構成、第2構成1、第2構成2、第2構成3の4つの構成において、各構成の周期がPであり、周期ごとに4つの伝送機会が構成され、4回の繰り返し伝送がサポートされる。各構成の周期の開始位置は、
図4に示されている。
【0079】
任意の第2構成の任意の伝送機会上のRVは、第1構成の同時刻の伝送機会上のRVとは必ず同じである(上記実施例で説明したので、ここでは説明を省略する)。第1構成の周期境界を越えると、第1構成及び任意の第2構成の伝送機会において、DMRS構成は、変化する。
【0080】
例えば、第2構成1を例にとって説明すると、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、第1構成の周期nにおける2番目~4番目の伝送機会とは時間領域が重複し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、第1構成の周期n+1における1番目の伝送機会とは時間領域が重複する。ここで、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、DMRS1に対応し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、DMRS2に対応する。
【0081】
別の実現方式として、第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、目標TOに対応するDMRSと同じである。ここで、前記目標TOは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである。前記第1周期は、前記第2構成における1周期である。
【0082】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。又は、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、前記DMRSは、前記周期の伝送のハイブリッド自動再送要求HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)プロセス番号に1対1に対応し、かつ、異なる前記HARQプロセス番号に対応するDMRSは、異なる。
【0083】
図5に示すように、伝送機会に対応するDMRSの別の例を示し、第1構成、第2構成1、第2構成2及び第2構成3の4つの伝送機会において、各構成の周期がPであり、周期ごとに4つの伝送機会が構成され、4回の繰り返し伝送がサポートされる。各構成の周期の開始位置は、
図5に示されている。任意の第2構成の任意の伝送機会上のRVは、第1構成の同時刻の伝送機会上のRVとは必ず同じである。
【0084】
例えば、第2構成1を例にとって説明すると、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、第1構成の周期nにおける2番目~4番目の伝送機会とは時間領域が重複し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、第1構成の周期n+1における1番目の伝送機会とは時間領域が重複する。ここで、第2配置1の周期nにおける各伝送機会は、DMRS1に対応し、第2配置1の周期n+1における各伝送機会は、DMRS2に対応する。
【0085】
以上、本開示のネットワーク機器側の情報伝送方法について説明したが、以下、本実施例において、それに対応するネットワーク機器について、図面を参照して更に説明する。
【0086】
具体的に、
図6に示すように、本開示の実施例は、ネットワーク機器600を更に提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する第1送信モジュール610と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュール620と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュール630とを含む。
【0087】
選択可能に、前記決定モジュール620は、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する第1決定ユニットと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する第2決定ユニットとを含む。
【0088】
選択可能に、前記ネットワーク機器600は、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信する第2送信モジュールを更に含む。
【0089】
選択可能に、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0090】
選択可能に、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0091】
選択可能に、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0092】
本開示のネットワーク機器の実施例は、上記の方法の実施例に対応するものであり、上記方法の実施例におけるすべての実現手段は、全て該ネットワーク機器の実施例に適用し、同じ技術効果を達成することもできる。
【0093】
本開示の実施例に係るネットワーク機器600は、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0094】
上記目的を更に実現するために、
図7に示すように、本開示の実施例は、ネットワーク機器を更に提供する。該ネットワーク機器は、プロセッサ700と、バスインタフェースを介して前記プロセッサ700に接続され、前記プロセッサによる操作実行に使用されるプログラム及びデータを記憶するメモリ720と、バスインタフェースを介してプロセッサ700に接続され、プロセッサ700による制御でデータを送受信するトランシーバ710とを含む。前記トランシーバ710を介してデータ情報又はパイロットを送信し、更に前記トランシーバ710を介して上り制御チャネルを受信する。プロセッサ700は、前記メモリ720に格納されているプログラム及びデータを呼び出して実行すると、以下の機能を実現する。
【0095】
プロセッサ700は、メモリ720からプログラムを読み取ることによって、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する工程と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とを実行する。
【0096】
ここで、前記プロセッサ720が前記コンピュータプログラムを実行すると、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される。
【0097】
ここで、前記プロセッサ720が前記コンピュータプログラムを実行すると、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信する工程が実現される。
【0098】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0099】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0100】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0101】
ここで、
図7において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ700をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ720をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ710は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ700は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ720は、プロセッサ700による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0102】
上記実施例を実現するステップのすべて又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又はすべてのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【0103】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリROM(Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリRAM(RandomAccessMemory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0104】
以上、本開示の実施例に係る情報伝送方法をネットワーク機器側から説明したが、以下、更に、端末側の情報伝送方法について図面を参照して説明する。
【0105】
図8に示すように、本開示の実施例は、情報伝送方法を提供し、以下のステップを含む。
【0106】
ステップ81において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する。
【0107】
ここで、第1構成の構成情報は、リソース割当の周期P、繰り返し回数K、RV系列、周期P内のK個のリソースの位置などの情報を含み、このK個のリソースの位置がK個の伝送機会TOとなる。
【0108】
ステップ82において、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを、前記構成情報に基づいて決定する。ここで、前記第2構成は、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じである。
【0109】
ここで、第2構成は、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するマルチ構成の中の少なくとも1つ又は少なくとも2つである。例えば、前記第1構成が前記マルチ構成の中の1つである場合、前記第2構成は、前記マルチ構成の中の少なくとも1つであるが、前記第1構成が前記マルチ構成の中の1つでない場合、前記第2構成は、前記マルチ構成の中の少なくとも2つである。
【0110】
ステップ83において、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する。
【0111】
上記方式では、ネットワーク機器から送信された物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0112】
ここで、物理上り共有チャネルの伝送について、上記方法は、具体的に、物理上り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネルを送信することとを含む。
【0113】
ここで、物理下り共有チャネルの伝送について、上記方法は、具体的に、物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得することと、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、前記RVに従って、前記物理下り共有チャネルを受信することとを含む。
【0114】
選択可能に、上記ステップ82は、具体的に、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む。
【0115】
具体的に、前記構成情報に基づいて、第1構成における各第1TOに対応するRVを決定する。第2構成における各第2TOについて、前記第2TOとは時間領域に一対一に重複する第1TOに対応するRVに基づいて、前記第2TOに対応するRVを決定する。
【0116】
選択可能に、第1構成は、第1構成の構成情報に基づいて第2構成における各TOに対応するRVが決定できるように、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で、最初のTOに対応する時間的に最も先である構成である。
【0117】
選択可能に、上記の第2構成における各TOに対応するRVの決定方法は、以下の方式によって実現されてもよい。前記第1構成に対応するRV系列と、前記第2構成に対応するRV系列とは同じである場合、第1構成の中で、前記第2構成における最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOに対応するRVに基づいて、前記最初の第2TOに対応するRVを決定する。前記最初の第2TOに対応するRV及び前記RV系列に基づいて、前記第2構成における各第2TOに対応するRVを決定する。
【0118】
なお、以上の第2構成における各TOに対応するRVを第1構成の構成情報に基づいて決定する方法以外、第2構成と第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであることが保証される限り、他の実現方式を採用してもよく、本開示は、以上の方法に限定されない。
【0119】
以下、具体例を参照して上記方法を説明する。
【0120】
図2に示すように、第2構成1、第2構成2及び第2構成3のそれぞれの第2TOのRVを、第1構成における第1TOに対応するRVに基づいて決定する。ここで、第1構成及び第2構成は、構成許可(CG)構成とする。
【0121】
具体的に、ネットワーク機器は、RRCシグナリングを介して、第1構成のRV系列{0 2 3 1}及び伝送リソースを構成する。
図2では、連続する各シャドウ領域又はシャドウ領域の後に連続する1つの空白領域は、それぞれ1周期に対応し、1周期あたり4つの伝送リソース(即ち伝送機会)を有し、対応するRVがそれぞれ0、2、3、1である。
【0122】
第2構成1の周期境界は、第1構成の周期境界に対して1つの伝送リソースの時間長だけ遅延し、第2構成2の周期境界は、第1構成の周期境界に対して2つの伝送リソースの時間長だけ遅延し、第2構成3の周期境界は、第1構成の周期境界に対して3つの伝送リソースの時間長だけ遅延している。
【0123】
ここで、第2構成1の1番目~3番目の伝送リソースは、第1構成の1周期内の2番目~4番目の伝送リソースと時間領域が重複する。
【0124】
即ち、第2構成1の最初の伝送リソースと第1構成の2番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成の最初の伝送リソースに対応するRVは、2であると決定する。第2構成1の2番目の伝送リソースと第1構成の3番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の2番目の伝送リソースに対応するRVは、3であると決定する。第2構成1の3番目の伝送リソースと第1構成の4番目の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の3番目の伝送リソースに対応するRVは、1であると決定する。第2構成1の4番目の伝送リソースと第1構成における次の周期内の最初の伝送リソースとの時間領域が重複する場合、第2構成1の4番目の伝送リソースに対応するRVは、0であると決定する。このように類推して、第2構成1における各伝送リソースに対応するRVを決定する。
【0125】
更に、第2構成2及び第2構成3における各伝送リソースに対応するRVの決定方法は、上記方法と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0126】
図9に示すように、本開示の実施例は、更に情報伝送方法を提供し、以下のステップを含む。
【0127】
ステップ91において、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する。
【0128】
ステップ92において、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信する。
【0129】
選択可能に、前記指示情報は、無線リソース制御RRC(Radio Resource Control)シグナリングに搬送される。
【0130】
1つの実現方式として、前記指示情報は、第1番号を含む。ここで、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で、1つの構成は、1つの番号に対応する。前記第1番号に対応する構成を前記第1構成に決定する。
【0131】
別の実現方式として、前記指示情報は、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送するためのマルチ構成の中で最初TOに対応する時間的に最も先である構成を、前記第1構成に指示する。
【0132】
ステップ93において、前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各伝送機会TOに対応するRVを決定する。ここで、前記第1構成と前記第2構成とは、時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じである。
【0133】
ステップ94において、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する。
【0134】
上記方式では、ネットワーク機器から送信された物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0135】
更に、1つの実現方式として、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0136】
ここで、前記第1構成における1周期における各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応するDMRSは、異なる。
【0137】
図4に示すように、伝送機会に対応するDMRSの一例を示し、第1構成、第2構成1、第2構成2、第2構成3の4つの構成において、各構成の周期がPであり、周期ごとに4つの伝送機会が構成され、4回の繰り返し伝送がサポートされる。各構成の周期の開始位置は、
図4に示されている。
【0138】
任意の第2構成の任意の伝送機会上のRVは、第1構成の同時刻の伝送機会上のRVとは必ず同じである(上記実施例で説明したので、ここでは説明を省略する)。第1構成の周期境界を越えると、第1構成及び任意の第2構成の伝送機会において、DMRS構成は、変化する。
【0139】
例えば、第2構成1を例にとって説明すると、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、第1構成の周期nにおける2番目~4番目の伝送機会とは時間領域が重複し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、第1構成の周期n+1における1番目の伝送機会とは時間領域が重複する。ここで、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、DMRS1に対応し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、DMRS2に対応する。
【0140】
別の実現方式として、第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、目標TOに対応するDMRSと同じである。ここで、前記目標TOは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである。前記第1周期は、前記第2構成における1周期である。
【0141】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。又は、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、前記DMRSは、前記周期の伝送のHARQプロセス番号に1対1に対応し、かつ、異なる前記HARQプロセス番号に対応するDMRSは、異なる。
【0142】
図5に示すように、伝送機会に対応するDMRSの別の例を示し、第1構成、第2構成1、第2構成2及び第2構成3の4つの伝送機会において、各構成の周期がPであり、周期ごとに4つの伝送機会が構成され、4回の繰り返し伝送がサポートされる。各構成の周期の開始位置は、
図5に示されている。任意の第2構成の任意の伝送機会上のRVは、第1構成の同時刻の伝送機会上のRVとは必ず同じである。
【0143】
例えば、第2構成1を例にとって説明すると、第2構成1の周期nにおける1番目~3番目の伝送機会は、第1構成の周期nにおける2番目~4番目の伝送機会とは時間領域が重複し、第2構成1の周期nにおける4番目の伝送機会は、第1構成の周期n+1における1番目の伝送機会とは時間領域が重複する。ここで、第2配置1の周期nにおける各伝送機会は、DMRS1に対応し、第2配置1の周期n+1における各伝送機会は、DMRS2に対応する。
【0144】
以上の実施例は、それぞれ本開示の端末側の情報伝送方法について説明したが、以下、本実施例において、それに対応する端末について、図面を参照して更に説明する。
【0145】
図10に示すように、本開示の実施例は、端末1000を更に提供し、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する取得モジュール1010と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュール1020と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュール1030とを含む。
【0146】
選択可能に、前記決定モジュール1020は、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する第1決定ユニットと、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する第2決定ユニットとを含む。
【0147】
ここで、前記端末1000は、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信する受信モジュールを更に含む。前記決定モジュール1020は、前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定する第3決定ユニットを含む。
【0148】
選択可能に、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0149】
選択可能に、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0150】
選択可能に、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0151】
本開示の端末の実施例は、上記の方法の実施例に対応するものであり、上記方法の実施例におけるすべての実現手段は、全て該端末の実施例に適用し、同じ技術効果を達成することもできる。
【0152】
本開示の実施例に係る端末1000は、ネットワーク機器から送信された物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報によれば、前記第1構成とは時間領域に重複のあるTOに対応するRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを決定する。このように、第1構成の構成情報によれば、第2構成における各TOに対応するRVを決定し、更に、決定されたRVに従って、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルを伝送することができ、ブラインド検出による周波数領域リソース又はDMRSの消費を回避し、リソース効率の向上に有利である。
【0153】
図11に示すように、本開示の実施例は、更に端末11を提供し、プロセッサ111と、バスインタフェース112を介して前記プロセッサ111に接続され、前記プロセッサ111による操作実行に使用されるプログラム及びデータを記憶するメモリ113と、バスインタフェース112に接続され、プロセッサ111による制御でデータを送受信するトランシーバ114とを含む。プロセッサ111は、前記メモリ113に格納されているプログラム及びデータを呼び出して実行すると、以下のプロセスを実行する。
【0154】
ここで、プロセッサ111が前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する工程と、前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する工程と、前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する工程とが実現される。
【0155】
ここで、前記プロセッサ111が前記コンピュータプログラムを実行すると、前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定する工程と、前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定する工程とが実現される。
【0156】
ここで、前記プロセッサ111が前記コンピュータプログラムを実行すると、前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信する工程と、前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定する工程とが実現される。
【0157】
ここで、時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである。
【0158】
ここで、前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである。
【0159】
ここで、前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる。
【0160】
なお、
図11において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ111をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ113をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ114は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。端末によっては、ユーザインタフェース115は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。プロセッサ111は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ113は、プロセッサ111による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0161】
上記実施例を実現するステップのすべて又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又はすべてのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【0162】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記情報伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリROM(Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリRAM(RandomAccessMemory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0163】
なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。当業者にとって、本開示の方法及び装置のすべて又は任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせによって実現されることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
【0164】
従って、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現される。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。従って、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現される。即ち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。
【0165】
本明細書に記載される実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実現できることが理解できる。ハードウェア実現の場合、ユニット、モジュール、サブユニット、サブモジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブル論理デバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載される機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。
【0166】
ソフトウェア実現の場合、本開示の実施例に説明される技術は、本開示の実施例に説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロセス、関数など)によって実現できる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内に実装されてもよく、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0167】
以上の記載は、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
【手続補正書】
【提出日】2021-10-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク側機器に応用される情報伝送方法であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信することと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【請求項2】
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む、請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を送信することを更に含む、請求項1又は2に記載の情報伝送方法。
【請求項4】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項5】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項2に記載の情報伝送方法。
【請求項6】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項4又は5に記載の情報伝送方法。
【請求項7】
ネットワーク機器であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を送信する送信モジュールと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【請求項8】
端末に応用される情報伝送方法であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得することと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定することと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送することとを含む。
【請求項9】
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報に基づいて、前記第1構成における第1TOに対応するRVを決定することと、
前記第2構成における前記第1TOとは時間領域に重複のある第2TOに対応するRVを、前記第1TOに対応するRVに基づいて決定することとを含む、請求項
8に記載の情報伝送方法。
【請求項10】
前記第2構成における各TOに対応するRVを前記第1構成の構成情報に基づいて決定することを指示するための指示情報を受信することを更に含み、
前記の前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVを前記構成情報に基づいて決定することは、
前記構成情報と前記指示情報に基づいて、前記第2構成における各TOに対応するRVを決定することを含む、請求項
8又は
9に記載の情報伝送方法。
【請求項11】
時間領域に重複のある前記第1TOと前記第2TOは、それぞれ対応する復調参照信号DMRSが同じである、請求項
9に記載の情報伝送方法。
【請求項12】
前記第2構成における1周期である第1周期内の各第2TOに対応するDMRSは、前記第1構成における前記第1周期内の最初の第2TOとは時間領域に重複のある第1TOである目標TOに対応するDMRSと同じである、請求項
9に記載の情報伝送方法。
【請求項13】
前記第1構成における1周期内の各第1TOに対応するDMRSは、同じであり、かつ、前記第1構成における少なくとも2つの隣接周期内の最初の第1TOのそれぞれに対応DMRSは、異なる、請求項
11又は
12に記載の情報伝送方法。
【請求項14】
端末であって、
物理上り共有チャネル又は物理下り共有チャネルの第1構成の構成情報を取得する取得モジュールと、
前記第1構成とは時間領域に重複のある伝送機会TOに対応する冗長バージョンRVが同じであるように構成される前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルの第2構成における各TOに対応するRVを、前記構成情報に基づいて決定する決定モジュールと、
前記RVに従って、前記物理上り共有チャネル又は前記物理下り共有チャネルを伝送する伝送モジュールとを含む。
【請求項15】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~6又は
8~
13のいずれか一項に記載の情報伝送方法の工程が実現される。
【国際調査報告】