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特表2022-532513HARQ-ACKの伝送方法、ユーザ機器及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-15
(54)【発明の名称】HARQ-ACKの伝送方法、ユーザ機器及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20220708BHJP
   H04L 1/16 20060101ALI20220708BHJP
   H04W 72/12 20090101ALI20220708BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04L1/16
H04W72/12 150
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021564685
(86)(22)【出願日】2020-04-26
(85)【翻訳文提出日】2021-10-29
(86)【国際出願番号】 CN2020086968
(87)【国際公開番号】W WO2020221150
(87)【国際公開日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】201910365174.0
(32)【優先日】2019-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510065207
【氏名又は名称】大唐移▲動▼通信▲設▼▲備▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】DATANG MOBILE COMMUNICATIONS EQUIPMENT CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】1/F, Building 1, No.5 Shangdi East Road, Haidian District,Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】特許業務法人 信栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高 雪娟
(72)【発明者】
【氏名】▲シン▼ ▲艶▼萍
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014FA03
5K067EE02
5K067EE10
5K067GG03
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、HARQ-ACKの伝送方法、ユーザ機器及びネットワーク側機器を提供する。ユーザ機器側の方法において、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、取得されたDAIの指示域に基づいて、目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定されたHARQ-ACKのビット数に従って目標PUSCH上でHARQ-ACKを伝送することとを含む。ここで、第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHである。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送することとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項2】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項3】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと
のうちのなくとも1つを含む、請求項2に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項4】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項5】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項6】
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項7】
前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信することとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項9】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項8に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項10】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されことと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと、
のうちのなくとも1つを含む、請求項9に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項11】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項8に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項12】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項8に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項13】
前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定することを更に含み、
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項8に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項14】
前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む、請求項8に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項15】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むユーザ機器であって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する工程と、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する工程と、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する工程とが実現され、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項16】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項17】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと、
のうちのなくとも1つを実現する、請求項16に記載のユーザ機器。
【請求項18】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項19】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項20】
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項21】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する工程が実現される、請求項15に記載のユーザ機器。
【請求項22】
トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むネットワーク側機器であって、
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する工程と、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する工程と、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する工程とが実現され、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項23】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項22に記載のネットワーク側機器。
【請求項24】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと
のうちのなくとも1つを実現する、請求項23に記載のネットワーク側機器。
【請求項25】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項22に記載のネットワーク側機器。
【請求項26】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項22に記載のネットワーク側機器。
【請求項27】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、
前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定する工程が実現され、
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項22に記載のネットワーク側機器。
【請求項28】
前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する工程が実現される、請求項22に記載のネットワーク側機器。
【請求項29】
ユーザ機器であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第1PUSCH決定モジュールと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第1DAI取得モジュールと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する伝送モジュールとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項30】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項29に記載のユーザ機器。
【請求項31】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと、
のうちのなくとも1つを実現する、請求項30に記載のユーザ機器。
【請求項32】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項29に記載のユーザ機器。
【請求項33】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項29に記載のユーザ機器。
【請求項34】
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項29に記載のユーザ機器。
【請求項35】
前記第1DAI取得モジュールは、具体的に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する、請求項29に記載のユーザ機器。
【請求項36】
ネットワーク側機器であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第2PUSCH決定モジュールと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第2DAI取得モジュールと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する受信モジュールとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項37】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項36に記載のネットワーク側機器。
【請求項38】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと、
のうちのなくとも1つを実現する、請求項37に記載のネットワーク側機器。
【請求項39】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する、請求項36に記載のネットワーク側機器。
【請求項40】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する、請求項36に記載のネットワーク側機器。
【請求項41】
前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定する設定モジュールを更に含み、
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項36に記載のネットワーク側機器。
【請求項42】
前記第2DAI取得モジュールは、具体的に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する、請求項36に記載のネットワーク側機器。
【請求項43】
コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体であって、
該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~7又は8~14のいずれか一項に記載のHARQ-ACKの伝送方法の工程が実現される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年4月30日に中国特許庁に提出された中国特許出願201910365174.0の優先権を主張し、その全ての内容が援用によりここに取り込まれる。
本開示は、通信技術分野に係り、特にHARQ-ACKの伝送方法、ユーザ機器及びネットワーク側機器に係る。
【背景技術】
【0002】
関連技術では、5G NRは、Rel-15段階で物理上り制御チャネルPUCCH(Physical Uplink Control Channel)と物理上り共有チャネルPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)の同時伝送(即ち、時間領域リソースが重複すること)をサポートしていないが、PUCCHとPUSCHの全部又は一部のシンボルに重複が存在する場合、PUCCH上で伝送されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACK(Hybrid automatic repeat request acknowledgement)をPUSCHでの伝送に移す必要があり、PUCCH伝送をしなくなることから、PUCCHとPUSCHの同時伝送が回避される。
【0003】
ここで、PUSCH伝送は、2種類を含む。1つは、構成許可CG(Configure Grant)PUSCH、半持続チャネル状態情報SP-CSI(Semi-persistant channel state information)をベアラするPUSCHのような、対応する下り制御情報DCI(Downlink Control Information)(UL grant)によるスケジューリングが行われないPUSCHの伝送であり、もう1つは、DCIによってスケジューリングされるPUSCHの伝送である。DCIによってスケジューリングされるPUSCHの場合、PUSCHをスケジューリングするDCIには、PUSCHにおけるHARQ-ACK伝送の情報を示す1又は2ビット又は4ビットの下り割り当てインデックスDAI(Downlink Assignment Index)を含む。例えば、半静的(semi-static)HARQ-ACKコードブック(codebook)を用いてHARQ-ACKを伝送するように構成する場合、1ビットは、HARQ-ACKが存在するか否かを示す。動的(dynamic)HARQ-ACK codebookを用いてHARQ-ACKを伝送するように構成する場合、2又は4ビットは、PUSCHにおけるHARQ-ACK伝送の総ビット数を示す。下り伝送にパケットロスが存在するか否かを判断するようにユーザ機器に支援情報を提供し、DAIの指示に従ってHARQ-ACKを生成する。それによって、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解の不一致を回避する。ここで、コードブロック群CBG(Code Block Group)を用いた伝送を構成しない場合、DAIは、2ビットである。CBGを用いた伝送を構成する場合、DAIは、4ビットであり、2ビットは、伝送ブロックTB(Transport Block)に基づいてHARQ-ACKフィードバックを行うサブコードブックに対応し、2ビットは、CBGに基づいてHARQ-ACKフィードバックを行うサブコードブックに対応する。対応するDCIによるスケジューリングが行われないPUSCH又はPUSCHをスケジューリングするDCIにDAIが含まれていない場合、DAIを取得できないため、PUSCHで伝送されるHARQ-ACKのビットを、PUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIからの支援を受けて決定することができない。このため、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解の不一致問題が存在し、伝送性能が低下する。
【0004】
以上のように、PUCCHとPUSCHリソースが重複するため、PUSCH上でHARQ-ACKを伝送する必要がある場合、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれていないDCIによってスケジューリングされたPUSCHを選択すると、このPUSCH上のHARQ-ACK伝送の決定を支援する、対応するUL DAI情報がなければ、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解の不一致が存在し、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例は、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致せず、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題を解決するために、HARQ-ACKの伝送方法、ユーザ機器及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施例は、ユーザ機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法を提供する。前記HARQ-ACKの伝送方法において、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送することとを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0007】
本開示の実施例は、ネットワーク側機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法を更に提供する。前記HARQ-ACKの伝送方法において、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信することとを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0008】
本開示の実施例は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むユーザ機器を更に提供し、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する工程と、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する工程と、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する工程とが実現される。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0009】
本開示の実施例は、トランシーバと、メモリと、プロセッサと、メモリに格納されてプロセッサで実行可能なコンピュータプログラムとを含むネットワーク側機器を更に提供し、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する工程と、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する工程と、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する工程とが実現される。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0010】
本開示の実施例は、ユーザ機器を更に提供し、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第1PUSCH決定モジュールと、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第1DAI取得モジュールと、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する伝送モジュールとを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0011】
本開示の実施例は、ネットワーク側機器を更に提供し、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第2PUSCH決定モジュールと、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第2DAI取得モジュールと、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する受信モジュールとを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0012】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法の工程が実現される。
【発明の効果】
【0013】
本開示の実施例は、PUSCHとHARQ-ACKをベアラするPUCCHとが時間領域で重複する場合、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCHにHARQ-ACKをベアラすることが選択された場合、PUCCHと重複する他のDCIによってスケジューリングされたPUSCHのDCI内のUL DAI情報を使用して、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCH上で伝送されるHARQ-ACK情報の決定を支援することにより、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致し、更にPUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本開示の実施例の技術手段をより明確に説明するために、以下、本開示の実施例の記載に必要とされる図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の記載に関する図面は、単に本開示の一部の実施例である。当業者にとって、創造性のある作業をしない前提で、これらの図面から他の図面を得ることもできる。
図1】本開示の実施例1に係るHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートを示す。
図2】本開示の実施例における第1種類のPUSCH、第2種類のPUSCH及びPUCCHが位置するキャリアとスロットの比較を示す図その1である。
図3】本開示の実施例における第1種類のPUSCH、第2種類のPUSCH及びPUCCHが位置するキャリアとスロットの比較を示す図その2である。
図4】本開示の実施例における第1種類のPUSCH、第2種類のPUSCH及びPUCCHが位置するキャリアとスロットの比較を示す図その3である。
図5】本開示の実施例における第1種類のPUSCH、第2種類のPUSCH及びPUCCHが位置するキャリアとスロットの比較を示す図その4である。
図6】本開示の実施例におけるHARQ-ACK伝送を示す図その1である。
図7】本開示の実施例におけるHARQ-ACK伝送を示す図その2である。
図8】本開示の実施例におけるHARQ-ACK伝送を示す図その3である。
図9】本開示の実施例2に係るHARQ-ACKの伝送方法のフローチャートを示す。
図10】本開示の実施例3に係るユーザ機器の構造を示す図である。
図11】本開示の実施例4に係るネットワーク側機器の構造を示す図である。
図12】本開示の実施例5に係るユーザ機器のブロックを示す図である。
図13】本開示の実施例6に係るネットワーク側機器のブロックを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の解決しようとする技術課題、技術手段及び利点は、明確なものにするために、以下、図面及び具体的な実施例とともに詳細に記載する。以下の記載では、本開示の実施例を全面的に理解してもらうだけのために、具体的な構成及び構成要素の特定の細部を提供する。よって、明らかに、当業者にとって、ここに記載の実施例に対し、本開示の範囲や精神を逸脱することなく様々な変更や修正を行うことができる。また、明確及び簡潔のために、既知の機能や構造の記載を省略している。
【0016】
なお、明細書の全文にわたって言及されている「1つの実施例」や「一実施例」とは、実施例に関連する特定の特徴、構造又は特性が本開示の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。従って、明細書の各箇所に記載されている「1つの実施例において」や「一実施例において」とは、必ずしも同一の実施例を指すとは限らない。また、これらの特定の特徴、構造又は特性は、任意かつ適切な方式で1つ又は複数の実施例に組み入れられることができる。
【0017】
本開示の各実施例において、下記各プロセスの番号の大きさは、実行順の前後を意味するのではなく、各プロセスの実行順は、その機能及び内在的な論理によって決められるものであり、本開示の実施例の実施プロセスに対しいっさい限定を構成しないと理解すべきである。
【0018】
また、本文において、「システム」と「ネットワーク」は、常に互換して使用することができる。
【0019】
本願に提供される実施例において、「Aに対応するB」とは、BとAが関連付けられることを示し、Aに基づいてBを特定することができる。なお、Aに基づいてBを特定することは、Aのみに基づいてBを特定するという意味ではなく、A及び/又は他の情報に基づいてBを特定するのもよい。
【0020】
本開示の実施例において、アクセスネットワークは、形態が限定されず、マクロネットワーク側機器(Macro Base Station)、ピコネットワーク側機器(Pico Base Station)、Node B(3Gモバイルネットワーク側機器の呼称)、強化型ネットワーク側機器(eNB)、gNB(5Gモバイルネットワーク側機器の呼称)、家庭強化型ネットワーク側機器(Femto eNB又はHome eNode B又はHome eNB又はHeNB)、中継局、アクセスポイント、RRU(Remote Radio Unit)、RRH(Remote Radio Head)などのアクセスネットワークを含む。ユーザ機器は、モバイル電話(又は携帯電話)や、無線信号の送受信が可能な機器であり、ユーザ機器、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、無線モデム、無線通信装置、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、無線ローカルループ(WLL)局、移動信号をWiFi信号に変換可能なCPE(Customer Premise Equipment)やモバイルワイファイホットスポット、スマート家電、又はそれ以外の人の操作によらずに自発的に移動通信ネットワークと通信可能な機器などが含まれる。
【実施例1】
【0021】
本開示の実施例は、ユーザ機器(例えば端末)に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法を提供し、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致せず、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題を解決する。
【0022】
図1に示すように、本開示の実施例に係るハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法は、具体的に以下のステップを含む。
ステップ101において、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する。
ステップ102において、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する。
ステップ103において、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する。
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCI(例えばDCIフォーマットformat0_0)によってスケジューリングされたPUSCHであり、例えばCG PUSCHが第1種類のPUSCHである。前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCI(例えばDCI format0_1)によってスケジューリングされたPUSCH、又は、前記第1種類のPUSCH以外のPUSCHである。前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0023】
上記のように、本開示の実施例において、HARQ-ACKをベアラするPUCCHと重複する他のDCIによってスケジューリングされたPUSCHのDCI内のUL DAI情報を使用して、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCH上で伝送されるHARQ-ACK情報の決定を支援することにより、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致せず、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題が避けられる。
【0024】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0025】
即ち、前記第1種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHであり、又は、前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHであり、又は、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、共に前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0026】
例えば、PUCCHとPUSCHとは同じサブキャリア間隔を有する場合、前記PUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに伝送されるPUSCHである。即ち、前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
例えば、PUCCHのサブキャリア間隔がPUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに重複するPUSCHスロットの中の第2種類のPUSCHである。即ち、前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
例えば、PUCCHのサブキャリア間隔がPUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に含まれるPUSCHスロットに伝送される第2種類のPUSCHである。即ち、前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0027】
また、
【数1】


【数2】

は、PUSCHのサブキャリア間隔の構成インデックスを示し、
【数3】

は、PUCCHのサブキャリア間隔の構成インデックスを示す。
【0028】
以上説明したように、本開示の実施例は、具体的には以下のようなものが挙げられる。
ユーザ機器が2つのキャリアを構成し、PCCが使用するサブキャリア間隔を15kHz、SCCが使用するサブキャリア間隔を30kHzとすると、PCC上の1つのスロットは、SCC上の2つのスロットを含む。このとき、ユーザ機器がPCC上でスロットnにPUCCH伝送が存在するとする(例えば、ネットワーク側機器は、スロットnにHARQ-ACKフィードバックを行うために1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、このHARQ-ACKフィードバックは、PDSCHをスケジューリングするDCIによって示されるPUCCHリソース上で伝送される)。
【0029】
ここで、図6に示すように、スロット2nを伝送機会としてCG PUSCHに配分し、かつ、ユーザ機器は、その機会に1つのCG PUSCH(即ち、第1種類のPUSCH)の伝送が存在し(即ち、CGリソース上伝送される必要のあるデータがあり、データがなければ、このCG伝送機会にはCG PUSCH伝送が行われない。即ち、すべてのCG伝送機会にPUSCH 伝送が存在するというわけではない)、かつ、ネットワーク側機器が、スロット2n+1にPUSCH伝送を行うように、DCIによってユーザ機器をスケジューリングし、即ちスロット2n+1には、1つの動的許可DG(DynamicGrant) PUSCH(即ち、第2種類のPUSCH)が存在するとする。
【0030】
PUCCHは、複数のPUSCHとリソース重複があるため、PUCCH上のHARQ-ACKを伝送するために1つのPUSCHを選択する必要があり、PUCCHを送信しないことから、PUCCHとPUSCHのリソース重複を回避する。PUSCH選択規則(例えば、複数のスロット内でPUSCHとPUCCHとが重複する場合、最初のスロット内のPUSCHが選択される)に従うとすると、ユーザ機器は、本来PUCCH上でベアラされるHARQ-ACK情報をCG PUSCH上で伝送することを選択する。
【0031】
ここで、ネットワーク側機器が、このPUCCH上でHARQ-ACKフィードバックを行うために3つのPDSCHをスケジューリングし、ユーザ機器が、このPUCCH上でHARQ-ACKフィードバックが行われるPDSCHを2つしか受信しなかったとする。すると、受信したPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAI=3に基づいて1つのPDSCHが失われたと判断して、3ビットのHARQ-ACKを生成し、選択されたCG PUSCH上で伝送する。ここで、最初の2ビットは、受信した2つのPDSCHに対応し、最後の1ビットは、NACKであり、最後に上記DAIによってパケットロスが判定されたPDSCHのHARQ-ACK情報を示す。これにより、ネットワーク側機器のPUSCH上で伝送予想のHARQ-ACKのビット数と一致することが保証され、ネットワーク側機器側でPUSCHとHARQ-ACKの誤受信が回避される。
【0032】
また、キャリアアグリゲーションの場合、PUCCHは、複数のキャリア上の複数のPUSCHと同時に重複することがある。図2及び図3のように、複数のキャリア上のPUSCHは、同一スロット内にあることもあるし、異なるスロット内にあることもある(例えば、PUCCHに使用されるサブキャリア間隔がPUSCHに使用されるサブキャリア間隔よりも小さい場合)。
【0033】
また、1つのPUCCHは、時間領域で重複しない複数のPUSCHと重複することもある。図4及び図5のように、この複数のPUSCHは、同一スロット内にあることもあるし、異なるスロット内にあることもある(例えば、PUCCHに使用されるサブキャリア間隔がPUSCHに使用されるサブキャリア間隔よりも小さい場合)。
【0034】
この場合、PUCCH上のHARQ-ACKをベアラして伝送するために、PUCCHと重複する複数のPUSCHから1つのPUSCHを選択する必要がある。UL DAIのないPUSCH(例えば、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIが存在しないDCIによってスケジューリングされたPUSCH)を選択してHARQ-ACKをベアラする場合、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKフィードバック情報のビット数の決定を支援するためのUL DAI情報がない。一方、本開示の実施例において、PUSCHがHARQ-ACKをベアラするPUCCHと時間領域で重複する場合、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCHにHARQ-ACKをベアラすることが選択された場合、PUCCHと重複する他のDCIによってスケジューリングされたPUSCHのDCI内のUL DAI情報を使用して、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCH上で伝送されるHARQ-ACK情報の決定を支援することにより、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致し、更にPUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題が解決される。
【0035】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。例えば、第1種類のPUSCHがCG PUSCHであり、第2種類のPUSCHがDG PUSCHであると、図2及び図3に示すように、CG PUSCHは、第2セカンダリキャリアSCC2上に位置し、DG PUSCHは、第1セカンダリキャリアSCC1上に位置する。このとき、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、異なるキャリア上に位置する。又は、図4及び図5に示すように、CG PUSCH及びDG PUSCHは、同一キャリア上に位置する。即ち、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同一キャリア上に位置する。
【0036】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。例えば第1種類のPUSCHがCG PUSCHであり、第2種類のPUSCHがDG PUSCHであると、図2及び図4に示すように、CG PUSCHは、スロットnに位置し、DG PUSCHは、スロットnに位置する。この場合、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロットに位置する。又は、図3及び図5に示すように、CG PUSCHは、スロット2nに位置し、DG PUSCHは、スロット2n+1に位置する。この場合、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、異なるスロットに位置する。
【0037】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0038】
選択可能に、前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む。
【0039】
以上説明したように、本開示の実施例は、具体的には以下のようなものが挙げられる。
ユーザ機器が3つのキャリアを構成し、PCCが使用するサブキャリア間隔を15kHz、SCC1とSCC2が使用するサブキャリア間隔を30kHzとすると、PCC上の1つのスロットは、SCC上の2つのスロットを含む。図7に示すように、ユーザ機器がPCC上でスロットnにPUCCH伝送が存在するとする(例えば、ネットワーク側機器は、スロットnにHARQ-ACKフィードバックを行うために1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、このHARQ-ACKフィードバックは、PDSCHをスケジューリングするDCIによって示されるPUCCHリソース上で伝送される)。SCC2上のスロット2nを伝送機会としてCG PUSCHに配分し、かつ、ユーザ機器は、その機会に1つのCG PUSCHの伝送が存在し(即ち、CGリソース上伝送される必要のあるデータがあり、データがなければ、このCG伝送機会にはCG PUSCH伝送が行われない。即ち、すべてのCG伝送機会にPUSCH伝送が存在するというわけではない)、かつ、ネットワーク側機器は、SCC1のスロット2n+1にPUSCH伝送を行うように、DCIによってユーザ機器をスケジューリングし、即ちSCC1のスロット2n+1には、1つのDG PUSCHが存在するとする。PUCCHは、複数のPUSCHとリソース重複があるため、PUCCH上のHARQ-ACKを伝送するために1つのPUSCHを選択する必要があり、PUCCHを送信しないことにより、PUCCHとPUSCHのリソース重複を回避する。PUSCH選択規則(例えば、複数のスロット内でPUSCHとPUCCHが重複する場合、最初のスロット内のPUSCHが選択される)に従うとすると、本来PUCCH上でベアラされるHARQ-ACK情報をCG PUSCH上で伝送することが選択される。
【0040】
ここで、同様に、ネットワーク側機器が、このPUCCH上でHARQ-ACKフィードバックを行うために3つのPDSCHをスケジューリングし、ユーザ機器が、このPUCCH上でHARQ-ACKフィードバックが行われるPDSCHを2つしか受信しなかったとする。すると、受信したPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAI=3に基づいて1つのPDSCHが失われたと判断して、3ビットのHARQ-ACKを生成し、選択されたCG PUSCH上で伝送する。ここで、最初の2ビットは、受信した2つのPDSCHに対応し、最後の1ビットは、NACKであり、最後に上記DAIによってパケットロスが判定されたPDSCHのHARQ-ACK情報を示す。これにより、ネットワーク側機器のPUSCH上の伝送予想のHARQ-ACKのビット数と一致することが保証され、ネットワーク側機器側でPUSCHとHARQ-ACKの誤受信が回避される。
【0041】
また、ネットワーク側機器が、1つのDG PUSCHを、SCC2のスロット2n+1に伝送するようにDCIによってスケジューリングし、即ち、PUCCHと重複する複数の第2種類のPUSCHが同時に存在する場合、即ち、図8に示すように、このときネットワーク側機器は、DCI1とDCI2のDAI値を同じ値、例えばいずれも3に設定する必要がある。それによって、DAI値が異なる値である場合に、どの値を参照してCG PUSCH上のHARQ-ACKを決定するか、ユーザ機器が分からないことが避けられる。更に、ユーザ機器側でDG PUSCHのうちの1つが失われ、例えばDCI1又はDCI2のうちの1つのみが受信された場合、対応するDAI値を取得して、CG PUSCH上のHARQ-ACKを決定することもできる。
【実施例2】
【0042】
本開示の実施例は、ネットワーク側機器(例えば基地局)に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法を提供し、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致せず、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題を解決する。
【0043】
図9に示すように、本開示の実施例に係るハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法は、具体的に以下のステップを含む。
ステップ901において、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する。
ステップ902において、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する。
ステップ903において、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する。
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCI(例えばDCIフォーマットformat0_0)によってスケジューリングされたPUSCHであり、例えばCG PUSCHが第1種類のPUSCHである。前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCI(例えばDCI format0_1)によってスケジューリングされたPUSCH、又は、前記第1種類のPUSCH以外のPUSCHである。前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0044】
以上から、本開示の実施例において、HARQ-ACKをベアラするPUCCHと重複する他のDCIによってスケジューリングされたPUSCHのDCI内のUL DAI情報を使用して、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCH上で伝送されるHARQ-ACK情報の決定を支援することにより、下りパケットロスによる、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致せず、PUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題が解決される。
【0045】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0046】
即ち、前記第1種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHであり、又は、前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHであり、又は、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、共に前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0047】
更に、以下の少なくとも1つを含む。
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0048】
また、
【数4】



【数5】

は、PUSCHのサブキャリア間隔の構成インデックスを示し、
【数6】

は、PUCCHのサブキャリア間隔の構成インデックスを示す。
【0049】
以上説明したように、本開示の実施例は、具体的には以下のようなものが挙げられる。
ユーザ機器が2つのキャリアを構成し、PCCが使用するサブキャリア間隔を15kHz、SCCが使用するサブキャリア間隔を30kHzとすると、PCC上の1つのスロットは、SCC上の2つのスロットを含む。このとき、ユーザ機器がPCC上でスロットnにPUCCH伝送が存在するとする(例えば、ネットワーク側機器は、スロットnにHARQ-ACKフィードバックを行うために1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、このHARQ-ACKフィードバックは、PDSCHをスケジューリングするDCIによって示されるPUCCHリソース上で伝送される)。
【0050】
ここで、図6に示すように、スロット2nを伝送機会としてCG PUSCHに配分し、かつ、ユーザ機器は、その機会に1つのCG PUSCH(即ち、第1種類のPUSCH)の伝送が存在し(即ち、CGリソース上伝送される必要のあるデータがあり、データがなければ、このCG伝送機会にはCG PUSCH伝送が行われない。即ち、すべてのCG伝送機会にPUSCH伝送が存在するというわけではない)、かつ、ネットワーク側機器は、スロット2n+1にPUSCH伝送を行うように、DCIによってユーザ機器をスケジューリングし、即ちスロット2n+1には、1つのDG PUSCH(即ち、第2種類のPUSCH)が存在するとする。
【0051】
PUCCHは、複数のPUSCHとリソース重複があるため、PUCCH上のHARQ-ACKを伝送するために1つのPUSCHを選択する必要があり、PUCCHを送信しないことから、PUCCHとPUSCHのリソース重複を回避する。PUSCH選択規則(例えば、複数のスロット内でPUSCHがPUCCHと重複する場合、最初のスロット内のPUSCHが選択される)に従うとすると、ユーザ機器は、本来PUCCH上でベアラされるHARQ-ACK情報をCG PUSCH上で伝送することを選択する。
【0052】
ここで、ネットワーク側機器は、このPUCCH上でHARQ-ACKフィードバックを行うために3つのPDSCHをスケジューリングすると、3つのPDSCHに対応するHARQ-ACK(各PDSCHが1ビットのHARQ-ACKに対応するとすると、3ビットのHARQ-ACKである)を、HARQ-ACKをベアラするPUSCH上で受信することを希望する。ここで、ネットワーク側機器は、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKが、いくつかの下り伝送HARQ-ACKに対応するかをユーザ機器に通知するために、このPUCCHのリソースに重複するPUSCH(例えば図6のDG PUSCH)をスケジューリングするDCI内のDAI=3を設定する。
【0053】
また、PUCCHに重複するPUSCHをスケジューリングするDCIの最後のシンボルと、重複チャネル集合の中で最も古いチャネルの最初のシンボルとの間で、特定の時間Tを満たす。これにより、ユーザ機器が、本来PUCCH上に搬送されるHARQ-ACKをCG PUSCH上で伝送する際に、DCI内のDAI値を参照してHARQ-ACK情報を決定する時間が十分に確保される(もちろん、ユーザ機器側でこれらのチャネルを受信した場合、上記の時間要求を満たしていると判断するため、十分な処理時間がある)。ここで、重複チャネル集合は、PUCCH及びPUCCHに重複する全てのPUSCHからなるチャネル集合であり、図6において、PCCのスロットnにおけるPUCCH、SCCのスロット2nにおけるCG PUSCH、及びスロット2n+1におけるDG PUSCHからなるチャネル集合であり、この集合の中で最も古いチャネルの最初のシンボルは、PUCCH及びCG PUSCHの最初のシンボルである。ここで、Tは、端末の処理能力やその他の構成パラメータ等の情報に基づいて決められる処理時間であり、例えば
【数7】

。ここで、μは、PDCCH(即ち、PUSCHをスケジューリングするDCIの伝送チャネル)、PUCCH、PUSCHの最小のサブキャリア間隔の番号であり、d2,1は、PUSCHのDMRS(復調参照信号)構成に関するパラメータである。例えばPUSCHの最初のシンボルにDMRSのみが含まれる場合、d2,1=0。そうでなければ、d2,1=1。d2,2は、BWP(部分帯域幅)切り替えに関するパラメータである。例えば、PUSCHをスケジューリングするPDCCHがBWP切り替えをトリガした場合、d2,2は、所定のBWP切り替え所要時間である。そうでなければd2,2=0。
【数8】

は、NRにおける基本時間単位であり、
【数9】

は、LTEの基本時間単位とNRの基本時間単位との間の比率である。
【0054】
また、ネットワーク側機器は、CG PUSCHの構成及びPUCCHリソースに基づいて、PUCCHとCG PUSCHとの重複を確定することができる。ネットワーク側機器は、端末がCG PUSCHリソース上で実際にPUSCHを伝送するか否かの特定ができないため、まずCG PUSCH伝送の存在を仮定して、PUSCH選択規則に従って、HARQ-ACKをベアラするためのCG PUSCHを決定し、DG PUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIに従って、CG PUSCH上のHARQ-ACKのビットを決定する。この仮定に従ってCGリソース上でCG PUSCH及びHARQ-ACKを受信する。CG PUSCH及びHARQ-ACKを受信した場合、ユーザ機器がCG PUSCHを伝送したことを意味し、ネットワーク側機器は、CG PUSCH及びHARQ-ACKを取得し、DCIによってユーザ機器にスケジューリングされたCG PUSCHリソース上でデータのみを受信し(即ち、HARQ-ACKが存在しないとする)、CG PUSCH及びHARQ-ACKが受信されない場合、決定されたHARQ-ACKのビットに従ってデータ及びHARQ-ACKをDG PUSCH上で更に受信する必要がある。ここで、ネットワーク側機器は、CG PUSCHに設定されたDMRSを検出することによって、CG PUSCHが存在するか否かを判定してもよい。存在すると判定された場合、決定されたHARQ-ACKのビットに基づいてCG PUSCH上でデータ及びHARQ-ACKを受信する。存在しないと判断された場合、決定されたHARQ-ACKのビットに従ってデータ及びHARQ-ACKをDG PUSCH上で更に受信する。
【0055】
キャリアアグリゲーションの場合、PUCCHは、複数のキャリア上の複数のPUSCHと同時に重複することがある。図2及び図3のように、複数のキャリア上のPUSCHは、同一スロット内にあることもあるし、異なるスロット内にあることもある(例えば、PUCCHに使用されるサブキャリア間隔がPUSCHに使用されるサブキャリア間隔よりも小さい場合)。
【0056】
また、1つのPUCCHは、時間領域で重複しない複数のPUSCHと重複することもある。図3及び図4のように、この複数のPUSCHは、同一スロット内にあることもあるし、異なるスロット内にあることもある(例えば、PUCCHに使用されるサブキャリア間隔がPUSCHに使用されるサブキャリア間隔よりも小さい場合)。
【0057】
この場合、PUCCH上のHARQ-ACKをベアラして伝送するために、PUCCHと重複する複数のPUSCHから1つのPUSCHを選択する必要がある。UL DAIのないPUSCH(例えば、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDCIによってスケジューリングされているがDCI内にDAIが存在しないPUSCH)を選択してHARQ-ACKをベアラする場合、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKフィードバック情報のビット数の決定を支援するためのUL DAI情報がない。一方、本開示の実施例において、PUSCHがHARQ-ACKをベアラするPUCCHと時間領域で重複する場合、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCHにHARQ-ACKをベアラすることが選択された場合、PUCCHと重複する他のDCIによってスケジューリングされたPUSCHのDCI内のUL DAI情報を使用して、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はUL DAI情報が含まれないDCIによってスケジューリングされたPUSCH上で伝送されるHARQ-ACK情報の決定を支援することにより、PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数に対するネットワーク側機器とユーザ機器の理解が一致し、更にPUSCHとHARQ-ACKの受信が正しくないという問題が解決される。
【0058】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。例えば第1種類のPUSCHがCG PUSCHであり、第2種類のPUSCHがDG PUSCHであると、図2及び図3に示すように、CG PUSCHは、第2セカンダリキャリアSCC2上に位置し、DG PUSCHは、第1セカンダリキャリアSCC1上に位置する。このとき、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、異なるキャリア上に位置する。又は、図4及び図5に示すように、CG PUSCH及びDG PUSCHは、同一キャリア上に位置する。即ち、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同一キャリア上に位置する。
【0059】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。例えば第1種類のPUSCHがCG PUSCHであり、第2種類のPUSCHがDG PUSCHであると、図2及び図4に示すように、CG PUSCHは、スロットnに位置し、DG PUSCHは、スロットnに位置する。この場合、第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロットに位置する。又は、図3及び図5に示すように、CG PUSCHは、スロット2nに位置し、DG PUSCHは、スロット2n+1に位置する。この場合、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、異なるスロットに位置する。
【0060】
以上説明したように、本開示の実施例は、具体的には以下のようなものが挙げられる。
ユーザ機器が3つのキャリアを構成し、PCCが使用するサブキャリア間隔を15kHz、SCC1とSCC2が使用するサブキャリア間隔を30kHzとすると、PCC上の1つのスロットは、SCC上の2つのスロットを含む。図7に示すように、ユーザ機器がPCC上でスロットnにPUCCH伝送が存在するとする(例えば、ネットワーク側機器は、スロットnにHARQ-ACKフィードバックを行うために1つ又は複数のPDSCHをスケジューリングし、このHARQ-ACKフィードバックは、PDSCHをスケジューリングするDCIによって示されるPUCCHリソース上で伝送される)。SCC2上のスロット2nを伝送機会としてCG PUSCHに配分し、かつ、ユーザ機器は、その機会に1つのCG PUSCHの伝送が存在し(即ち、CGリソース上伝送される必要のあるデータがあり、データがなければ、このCG伝送機会にはCG PUSCH伝送が行われない。即ち、すべてのCG伝送機会にPUSCH伝送が存在するというわけではない)、かつ、ネットワーク側機器は、SCC1のスロット2n+1にPUSCH伝送を行うように、DCIによってユーザ機器をスケジューリングし、即ちSCC1のスロット2n+1には、1つのDG PUSCHが存在するとする。PUCCHは、複数のPUSCHとリソース重複があるため、PUCCH上のHARQ-ACKを伝送するために1つのPUSCHを選択する必要があり、PUCCHを送信しないことにより、PUCCHとPUSCHのリソース重複を回避する。PUSCH選択規則(例えば、複数のスロット内でPUSCHとPUCCHが重複する場合、最初のスロット内のPUSCHが選択される)に従うとすると、本来PUCCH上でベアラされるHARQ-ACK情報をCG PUSCH上で伝送することが選択される。
【0061】
また、ネットワーク側機器は、CG PUSCHの構成及びPUCCHリソースに基づいて、PUCCHとCG PUSCHとの重複を確定することができる。ネットワーク側機器は、端末がCG PUSCHリソース上で実際にPUSCHを伝送するか否かの特定ができないため、まずCG PUSCH伝送の存在を仮定して、PUSCH選択規則に従って、HARQ-ACKをベアラするためのCG PUSCHを決定し、DG PUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIに従って、CG PUSCH上のHARQ-ACKのビットを決定する。この仮定に従ってCGリソース上でCG PUSCH及びHARQ-ACKを受信する。CG PUSCH及びHARQ-ACKを受信した場合、ユーザ機器がCG PUSCHを伝送したことを意味し、ネットワーク側機器は、CG PUSCH及びHARQ-ACKを取得し、DCIによってユーザ機器にスケジューリングされたCG PUSCHリソース上でデータのみを受信し(即ち、HARQ-ACKが存在しないとする)、CG PUSCH及びHARQ-ACKが受信されない場合、決定されたHARQ-ACKのビットに従ってデータ及びHARQ-ACKをDG PUSCH上で更に受信する必要がある。ここで、ネットワーク側機器は、CG PUSCHに設定されたDMRSを検出することによって、CG PUSCHが存在するか否かを判定してもよい。存在すると判定された場合、決定されたHARQ-ACKのビットに基づいてCG PUSCH上でデータ及びHARQ-ACKを受信する。存在しないと判断された場合、決定されたHARQ-ACKのビットに従ってデータ及びHARQ-ACKをDG PUSCH上で更に受信する。
【0062】
また、ネットワーク側機器が、1つのDG PUSCHを、SCC2のスロット2n+1に伝送するようにDCIによってスケジューリングし、即ち、PUCCHと重複する複数の第2種類のPUSCHが同時に存在する場合、即ち、図8に示すように、このときネットワーク側機器は、DCI1とDCI2のDAI値を同じ値、例えばいずれも3に設定する必要がある。それによって、DAI値が異なる値である場合に、どの値を参照してCG PUSCH上のHARQ-ACKを決定するか、ユーザ機器が分からないことが避けられる。更に、ユーザ機器側でDG PUSCHのうちの1つが失われ、例えばDCI1又はDCI2のうちの1つのみが受信された場合、対応するDAI値を取得して、CG PUSCH上のHARQ-ACKを決定することもできる。
【0063】
選択可能に、前記HARQ-ACKの伝送方法において、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定することを更に含む。前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0064】
ここで、ネットワーク側機器は、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数に基づいて、HARQ-ACKのビット数を決定することができる。例えば、ネットワーク側機器は、HARQ-ACKフィードバックが必要な下り伝送が4つあると指示する場合、各下り伝送が1ビットのHARQ-ACKに対応するとすると、計4ビットのHARQ-ACKを伝送する必要がある。ここで、各下り伝送に対応するHARQ-ACKビット数は、各下り伝送の関連構成に応じて予め決められる。
【0065】
選択可能に、前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む。
【実施例3】
【0066】
図10に示すように、本実施例に係るユーザ機器は、プロセッサ101と、バスインタフェース102を介して前記プロセッサ101に接続されるメモリ103とを含む。前記メモリ103は、プロセッサ101による操作実行に使用されるプログラム及びデータを記憶する。プロセッサ101は、前記メモリ103に格納されているプログラム及びデータを呼び出して実行すると、以下のプロセスを実行する。ここで、トランシーバ104は、バスインタフェース102に接続され、プロセッサ101による制御でデータを送受信する。
【0067】
具体的には、プロセッサ101が前記コンピュータプログラムを実行すると、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する工程と、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する工程と、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する工程とが実現される。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0068】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0069】
選択可能に、前記プロセッサ101が前記コンピュータプログラムを実行すると、以下の少なくとも1つが実現される。
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0070】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。
【0071】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。
【0072】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0073】
選択可能に、前記プロセッサ101が前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する工程が実現される。
【0074】
なお、図10において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ101をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ103をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ104は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。ユーザ端末によっては、ユーザインタフェース105は、内部接続や外部接続する機器のインタフェースであってもよい。接続する機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカ、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、それらに限られない。プロセッサ101は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ103は、プロセッサ101による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0075】
上記実施例を実現するステップのすべて又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又はすべてのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【実施例4】
【0076】
上記目的を更に実現するために、図11に示すように、本開示の実施例11は、更にネットワーク側機器を提供する。該ネットワーク側機器は、プロセッサ1100と、バスインタフェースを介して前記プロセッサ1100に接続されるメモリ1120と、バスインタフェースを介してプロセッサ1100に接続されるトランシーバ1110とを含む。前記メモリ1120は、前記プロセッサによる操作実行に使用されるプログラム及びデータを記憶する。前記トランシーバ1110を介してデータ情報又はパイロットを送信し、更に前記トランシーバ1110を介して上り制御チャネルを受信する。プロセッサ1100は、前記メモリ1120に格納されているプログラム及びデータを呼び出して実行すると、以下の機能を実現する。物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する。前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する。取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0077】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0078】
選択可能に、前記プロセッサ1100が前記コンピュータプログラムを実行すると、以下の少なくとも1つが実現される。
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0079】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。
【0080】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。
【0081】
選択可能に、前記プロセッサ1100が前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定する工程が実現される。前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0082】
選択可能に、前記プロセッサ1100が前記コンピュータプログラムを実行すると、更に、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する工程が実現される。
【0083】
なお、図11において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続するバスとブリッジを含み、具体的に、プロセッサ1100をはじめとする1つ又は複数のプロセッサとメモリ1120をはじめとするメモリの各種類の回路が接続したものである。バスアーキテクチャは、周辺イクイップメント、レギュレーター、電力管理回路などの各種類のほかの回路を接続したものであってもよい。これらは、いずれも本分野の公知事項であり、本文においてさらなる記載をしない。バスインタフェースにより、インタフェースが提供される。トランシーバ1110は、複数の部品であってもよく、即ち送信機と受信機を含み、伝送媒体でほかの各種類の装置と通信するユニットとして提供される。プロセッサ1100は、バスアーキテクチャと通常の処理を管理する。メモリ1120は、プロセッサ1100による操作実行に使用されるデータを記憶できる。
【0084】
上記実施例を実現するステップのすべて又は一部は、ハードウェアによって完成されてもよいし、コンピュータプログラムによって関連ハードウェアに指示して完成されてもよいと当業者が理解できる。前記コンピュータプログラムは、上記方法の一部又はすべてのステップを実行するコマンドを含む。且つ該コンピュータプログラムは、あらゆる形態の可読記憶媒体に記憶される。
【実施例5】
【0085】
本開示の実施例は、更にユーザ機器を提供し、図12に示すように、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第1PUSCH決定モジュール120と、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第1DAI取得モジュール121と、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する伝送モジュール122とを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0086】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0087】
選択可能に、前記ユーザ機器は、以下の少なくとも1つを実現する。
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0088】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。
【0089】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。
【0090】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0091】
選択可能に、前記第1DAI取得モジュール121は、具体的に、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する。
【実施例6】
【0092】
本開示の実施例は、更にネットワーク側機器を提供し、図13に示すように、物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第2PUSCH決定モジュール130と、前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第2DAI取得モジュール131と、取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する受信モジュール132とを含む。ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【0093】
選択可能に、前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである。
【0094】
選択可能に、前記ネットワーク側機器は、以下の少なくとも1つを実現する。
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送される。
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送される。
【0095】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置する。
【0096】
選択可能に、前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置する。
【0097】
選択可能に、前記ネットワーク側機器は、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定する設定モジュールを更に含む。前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである。
【0098】
選択可能に、前記第2DAI取得モジュール131は、具体的に、前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する。
【0099】
本開示の実施例は、コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を更に提供し、該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記実施例のハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法の実施例の各プロセスが実現され、かつ同じ技術効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返して記載しない。ここで、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えばリードオンリーメモリROM(Read-OnlyMemory)、ランダムアクセスメモリRAM(RandomAccessMemory)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0100】
なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。当業者にとって、本開示の方法及び装置のすべて又は任意のステップや部品は、任意の計算装置(プロセッサ、記憶媒体などを含む)や計算装置のネットワークでハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア又はそれらの組み合わせによって実現されうることが理解できる。これは、当業者が本開示の説明を閲読して基本的なプログラミング技能を活用して実現できることである。
【0101】
従って、本開示の目的は、任意の計算装置で1つ又は一連のプログラムを実行することによっても実現される。前記計算装置は、周知されている汎用装置である。従って、本開示の目的は、前記方法又は装置を実現するプログラムコードを含むプログラムプロダクトの提供のみでも実現される。即ち、このようなプログラムプロダクトも本開示を構成し、しかもこのようなプログラムプロダクトを記憶した記憶媒体も本開示を構成する。明らかに、前記記憶媒体は、任意の周知される記憶媒体又は将来開発される任意の記憶媒体である。なお、本開示の装置と方法において、各部品又は各ステップは、分解及び/又は再度の組み合わせが可能である。これらの分解及び/又は再度の組み合わせは、本開示の同等効果手段と見なされるべきである。しかも、上記一連の処理を実行するステップは、自然に説明順に時間順で実行されるが、必ず時間順に実行される必要がない。一部のステップは、並行に実行されてもよく、又は、互いに独立に実行されてもよい。
【0102】
本明細書に記載される実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、又はそれらの組み合わせで実現できることが理解できる。ハードウェア実現の場合、ユニット、モジュール、サブユニット、サブモジュールは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、デジタル信号プロセッサDSP(Digital Signal Processor)、デジタル信号処理デバイスDSPD(DSP Device)、プログラマブル論理デバイスPLD(Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA(Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本開示に記載される機能を実行するための他の電子ユニット、又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。
【0103】
ソフトウェア実現の場合、本開示の実施例に説明される技術は、本開示の実施例に説明される機能を実行するモジュール(たとえば、プロセス、関数など)によって実現できる。ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、プロセッサによって実行される。メモリは、プロセッサ内に実装されてもよく、又はプロセッサの外部に実装されてもよい。
【0104】
以上記載されたのは、本開示の選択可能な実施形態である。当業者は、本開示に記載されている原理を逸脱せずに様々な改良や修飾をすることもできる。これらの改良や修飾も、本開示の保護範囲として見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2021-10-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送することとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項2】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項3】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと
のうちのなくとも1つを含む、請求項2に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項4】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じである、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項5】
前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む、請求項1に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項6】
ネットワーク側機器に応用されるハイブリッド自動再送要求応答HARQ-ACKの伝送方法であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定することと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信することとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項7】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項8】
前記PUCCHと前記PUSCHとは、サブキャリア間隔が同じである場合、前記PUCCHがスロットn(ここで、nは、整数である)に伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されることと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より大きい場合、前記PUCCHがスロットs*n~s*n+s-1(ここで、sは、前記PUCCHのサブキャリア間隔の前記PUSCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットnに伝送されことと、
前記PUCCHのサブキャリア間隔が前記PUSCHのサブキャリア間隔より小さい場合、前記PUCCHがスロットnに伝送されるのであれば、前記PUSCHは、スロットk*n~k*n+k-1(ここで、kは、前記PUSCHのサブキャリア間隔の前記PUCCHのサブキャリア間隔に対する倍数を表す)の少なくとも1つのスロットに伝送されることと、
のうちのなくとも1つを含む、請求項に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項9】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定することを更に含み、
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じであり、
及び/又は
前記の第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得することは、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得することを含む、請求項に記載のHARQ-ACKの伝送方法。
【請求項10】
ユーザ機器であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第1PUSCH決定モジュールと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第1DAI取得モジュールと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを伝送する伝送モジュールとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項11】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項10に記載のユーザ機器。
【請求項12】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じであり、
及び/又は
前記第1DAI取得モジュールは、具体的に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する、請求項10に記載のユーザ機器。
【請求項13】
ネットワーク側機器であって、
物理上り共有チャネルPUSCHと、HARQ-ACKをベアラする物理上り制御チャネルPUCCHとが時間領域で重複する場合、前記HARQ-ACKをベアラするための目標PUSCHを決定する第2PUSCH決定モジュールと、
前記目標PUSCHが第1種類のPUSCHである場合、第2種類のPUSCHをスケジューリングする下り制御情報DCI内の下り割り当てインデックスDAIの指示域を取得する第2DAI取得モジュールと、
取得された前記DAIの指示域に基づいて、前記目標PUSCH上で伝送されるHARQ-ACKのビット数を決定し、決定された前記HARQ-ACKのビット数に従って前記目標PUSCH上で前記HARQ-ACKを受信する受信モジュールとを含み、
ここで、前記第1種類のPUSCHは、DCIによってスケジューリングされていないPUSCH、又はDAIを含まないDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第2種類のPUSCHは、DAIを含むDCIによってスケジューリングされたPUSCHであり、前記第1種類のPUSCH及び前記第2種類のPUSCHは、同一のPUCCHと時間領域で重複する。
【請求項14】
前記第1種類のPUSCH及び/又は前記第2種類のPUSCHは、前記PUCCH伝送が存在するスロットに対応する時間内に伝送されるPUSCHである、請求項13に記載のネットワーク側機器。
【請求項15】
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じキャリア又は異なるキャリア上に位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHと前記第1種類のPUSCHとは、同じスロット又は異なるスロットに位置し、
及び/又は
前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域であって、前記PUCCHと時間領域で重複するPUSCH上でHARQ-ACKが伝送される下り伝送の数を指示するための指示域を設定する設定モジュールを更に含み
前記第2種類のPUSCHが複数存在する場合、複数の前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域の指示値は、同じであり、
及び/又は
前記第2DAI取得モジュールは、具体的に、
前記PUSCHのサブキャリア間隔が前記PUCCHのサブキャリア間隔より大きい場合、及び/又は、前記PUCCHと時間領域で重複する複数のPUSCHが存在し、かつ前記複数のPUSCHの中に前記第2種類のPUSCHが存在する場合、前記第2種類のPUSCHをスケジューリングするDCI内のDAIの指示域を取得する、請求項13に記載のネットワーク側機器。
【国際調査報告】