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特表2022-532619新たなカウラン類似体、その調製および治療的使用
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-15
(54)【発明の名称】新たなカウラン類似体、その調製および治療的使用
(51)【国際特許分類】
   C07C 62/06 20060101AFI20220708BHJP
   A61K 31/19 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 31/194 20060101ALI20220708BHJP
   A61P 9/00 20060101ALI20220708BHJP
   A61P 9/06 20060101ALI20220708BHJP
   A61P 9/10 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 31/704 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/02 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/06 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/08 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/19 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/70 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/12 20060101ALI20220708BHJP
   A61K 9/14 20060101ALI20220708BHJP
   C07C 62/24 20060101ALI20220708BHJP
   C07C 62/26 20060101ALI20220708BHJP
   C07H 15/252 20060101ALN20220708BHJP
【FI】
C07C62/06
A61K31/19
A61K31/194
A61P9/00
A61P9/06
A61P9/10
A61K31/704
A61K9/02
A61K9/06
A61K9/08
A61K9/19
A61K9/70
A61K9/12
A61K9/14
C07C62/24
C07C62/26
C07H15/252 CSP
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021568000
(86)(22)【出願日】2020-05-12
(85)【翻訳文提出日】2022-01-12
(86)【国際出願番号】 US2020032414
(87)【国際公開番号】W WO2020231956
(87)【国際公開日】2020-11-19
(31)【優先権主張番号】62/846,760
(32)【優先日】2019-05-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518078197
【氏名又は名称】キー ファーマ バイオメディカル インク
【氏名又は名称原語表記】KEY-PHARMA BIOMEDICAL INC.
【住所又は居所原語表記】ROS PioneerPark Bld.15,2nd Fl,Song-Shan Lake Industrial District Dongguan, Guangdong 523808 (CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100116850
【弁理士】
【氏名又は名称】廣瀬 隆行
(74)【代理人】
【識別番号】100165847
【弁理士】
【氏名又は名称】関 大祐
(72)【発明者】
【氏名】アール ジャヤチャンドラ
(72)【発明者】
【氏名】ハイシャン ツァオ
(72)【発明者】
【氏名】ウェン タン
【テーマコード(参考)】
4C057
4C076
4C086
4C206
4H006
【Fターム(参考)】
4C057BB02
4C057BB05
4C057CC04
4C057DD01
4C057JJ50
4C076AA01
4C076AA06
4C076AA11
4C076AA24
4C076AA29
4C076AA30
4C076AA72
4C076BB01
4C076BB11
4C076BB21
4C076BB29
4C076BB31
4C076CC11
4C076FF67
4C086AA01
4C086AA02
4C086EA10
4C086MA01
4C086MA02
4C086MA04
4C086MA13
4C086MA17
4C086MA28
4C086MA31
4C086MA32
4C086MA43
4C086MA44
4C086MA52
4C086MA55
4C086MA60
4C086MA63
4C086MA66
4C086NA06
4C086NA14
4C086ZA36
4C086ZC75
4C206AA01
4C206AA02
4C206AA03
4C206DA13
4C206DA35
4C206MA01
4C206MA02
4C206MA04
4C206MA28
4C206MA33
4C206MA37
4C206MA48
4C206MA51
4C206MA52
4C206MA63
4C206MA64
4C206MA72
4C206MA75
4C206MA80
4C206MA83
4C206MA86
4C206NA06
4C206NA14
4C206ZA36
4C206ZC75
4H006AA01
4H006AA03
4H006AB20
4H006AB23
4H006BJ30
4H006BN10
4H006BN20
4H006BR70
(57)【要約】
新規なカウラン類似体の合成、その調製、ならびに虚血、肥大および化学療法誘発性心筋症に対する心臓保護ならびに脳虚血におけるその使用。式中、R:ホルミル、カルボン酸(カルボキシル)、カルボン酸の塩 R:酸素、ヒドロキシルとのC-16ケトン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下記の構造
【化1】
式中
:ホルミル、カルボン酸(カルボキシル)、カルボン酸の塩
:酸素、ヒドロキシルとのC-16ケトン

式1のクアラン類似化合物およびその薬学的に許容され得る塩。
【請求項2】
請求項1に記載の化合物を作製する
プロセス。
【請求項3】
心臓疾患の処置のための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の
使用方法。
【請求項4】
請求項3に記載の前記心臓疾患が心臓虚血、心臓肥大、心筋症および心不全である。
【請求項5】
請求項3に記載の前記心臓疾患が化学療法薬または他の薬によって誘発される心臓毒性である。
【請求項6】
請求項5に記載の前記化学療法薬がアントラサイクリン系、例えばドキソルビシン、エピルビシン、ダウノルビシンおよびアクラルビシンである。
【請求項7】
請求項3に記載の前記心臓疾患が心臓不整脈である。
【請求項8】
虚血性脳疾患の処置のための医薬の製造における請求項1に記載の化合物の
使用方法。
【請求項9】
請求項6記載の前記虚血性脳疾患が脳卒中および虚血性神経変性疾患である。
【請求項10】
前記医薬が:固形投薬形態、ゲル剤、坐剤、注射用の液剤もしくは凍結乾燥粉末剤、経表面使用のための軟膏もしくは貼付剤および肺吸入もしくは経鼻のためのエーロゾル剤もしくは乾燥粉末剤を含む医薬調製物である
請求項3に記載の方法。
【請求項11】
前記薬学的に許容され得る塩が塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硫酸水素塩、二水素リン酸塩、メタンスルホン酸塩、臭化物、メチル硫酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、2-ナフタレン-スルホン酸塩、グリコン酸塩、グルコン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩(tartaric)、乳酸塩(lactic)、ピルビン酸(pyruvic)イセチオン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩またはパラ-トルエンスルホン酸塩である
請求項1に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なカウラン(kaurane)類似体の合成、その調製、ならびに虚血、肥大および化学療法誘発性心筋症に対する心臓保護ならびに脳虚血におけるその使用に関する。
【背景技術】
【0002】
カウラン化合物は、心臓虚血および脳虚血、心臓肥大におけるリモデリングならびに心筋症に対する保護における薬学的活性物質であることがわかっている(特許:)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明において、これまでに開示されているものと同様の薬学的活性を有する新たなクアラン(kuarane)様化合物を開示した。また、本発明において、このような化合物はドキソルビシンなどの化学療法薬に対する心臓機能の保護に非常に有効であることを開示した。
【0004】
いくつかのアントラサイクリン系抗がん薬は、重度の急性または慢性の心毒性あるいはまたさらには致命的な心不全を誘発する場合があり得ることが知られている。このような抗がん薬では、初期急性効果として一過性の頻脈、またはこの薬物処置を中止した後であっても長期間、持続する累積用量依存性の鬱血性心不全を伴う遅発性心筋症が示される場合があり得る。ドキソルビシンはアントラサイクリン系の細胞増殖抑制剤であり、広範ながん、例えばいくつかの充実性腫瘍および白血病に対して広く使用されている。しかしながら、ドキソルビシンの細胞毒性はまた健常組織、特に心筋細胞も損傷させる。
【0005】
化学療法薬誘発性心筋症の処置選択肢の1つは該損傷に対する心保護剤を開発することである。ドキソルビシン誘発性心筋症に対して臨床において認められている唯一の予防薬はデクスラゾキサンである。これはドキソルビシンの細胞毒性を、鉄分の補助による酸化的ラジカルの生成をブロックすること、またはトポイソメラーゼIIを阻害することのいずれかによって抑止する。しかしながら、デクスラゾキサンはドキソルビシンの抗がん活性を減弱させ得、デクスラゾキサンの臨床使用は阻まれている。その結果、ドキソルビシン誘発性心筋症に対する新規な保護剤の開発が必要とされている。
【0006】
イソステビオール(ent-16-ケトベイエラン-19-酸)は、ベイエラン骨格を有する四環系ジテルペノイドであり、ステビオシドの酸加水分解によって得られる。最近、イソステビオールは、その特異な構造、相当な薬理学的活性のため科学者の関心が高まってきている。イソステビオールによってさまざまな生物学的活性、例えば心保護効果、抗高血圧、抗炎症性および虚血再潅流傷害の緩和が示されているという証拠が開示されている。本発明において、新たなイソステビオール類似体の生物学的活性、その合成型およびドキソルビシン誘発性心毒性に対するその保護効率を開示した。
【課題を解決するための手段】
【0007】
発明の詳細
本発明の目的は、新規なカウラン化合物を得るための簡単な合成方法を提供することである。また、カウレン(kaurene)化合物の心臓虚血および脳虚血、肥大および心筋症および化学療法誘発性心臓毒性に対する保護活性を示すことも本発明の目的である。
【0008】
本発明によれば、前記カウレン化合物は、式(I):
【化1】
式中
:ホルミル、カルボン酸、カルボン酸の塩
:ヒドロキシルとのC-16ケトン
のような一般構造を有する。
【0009】
C-15位およびC-16位の修飾体である新規な合成カウラン類似体により用途の潜在可能性がもたらされた。この新たな合成カウラン類似体のすべてが、薬物誘発性心毒性に対する非常に良好な保護活性を示した。
【化2】
試薬および条件:(i)HCHO,NaOH,EtOH,65℃;(ii)NaOCl,NaClO,TEMPO,KBr,ACN,10℃;(iii)NaOCl,AcOH,室温;(iv)NaOCl,NaClO,TEMPO,KBr,ACN,10℃.
【0010】
薬理学的活性
本発明において、新たなカウラン合成類似体の中でも、化合物1と2がドキソルビシン誘発性心毒性に対する最大限の保護活性を示すことを開示した。さらに、本発明者らにより、合成化合物(1~4)との共処置によってドキソルビシン誘発性心臓機能障害がインビボで予防されることが示された。
【表1】
【0011】
本発明において、化学療法に使用される他の薬物、例えばアントラサイクリン系、例えばエピルビシン、ダウノルビシンおよびアクラルビシンによって誘発された心臓毒性動物において、化合物1および2での処置が機能および病態に関して有意な有益な効果を示し、心毒性に広く使用されている化学療法薬であることを開示した。
【0012】
また、本発明において、冠結紮による心臓虚血動物モデルで、化合物1および化合物2により、対照との比較で心臓の収縮性が有意に高まり、違反(infraction)の領域が縮小され、微小血管の数が増加することも開示した。また、化合物1と2により、急性虚血によって誘発される不整脈の発生も低減された。本発明において、化合物1と2は急性冠結紮による不全性心臓の機能を高め得ることを開示した。
【0013】
さらに、本発明の一実施形態において、TAC(胸部大動脈狭窄)によって動物に慢性心臓肥大の心不全を誘発した。外科処置後、この動物を化合物1および2で連続4週間、処置した。心臓の収縮性は、処置群において対照動物との比較で有意に向上した。組織病理学検査では、処置動物において対照との比較で、心筋細胞の大きさの有意な縮小、筋線維芽細胞の数の減少、間質型コラーゲンの堆積の低減がみられた。
【0014】
他の実施形態では、本発明において、薬物誘発性糖尿病動物モデルが4週間後に心筋症を発症することを開示した。しかしながら、化合物1および2での2週間の処置後、心臓の炎症性変化は減退した。
【0015】
本発明において、化合物1および2は虚血性心疾患、心不全、肥大心臓リモデリングおよび心筋症ならびに不整脈の処置のために使用され得ることを開示した。
【0016】
本発明において、脳虚血動物モデルで、化合物1および2での処置により対照との比較で違反の領域が有意に低減され、動作および行動主(behaver)が改善されることを開示した。
【0017】
本発明において、式1の他の化合物もまた、上記のものと同様の有益な効果を示すことを開示した。
【0018】
実施例
【実施例
【0019】
化合物1および2の合成
アセトニトリル(25mL)中の化合物B(500mg,1.42mmol)の撹拌溶液に、NaClO(1.42mmol)、KBr(30mol%)およびNaOCl(1.42mmol)を10℃で添加した。最後にTEMPO(10mol%)を仕込み、反応混合物を1時間、撹拌した。反応の進行を、薄層クロマトグラフィーを用いてモニタリングした。終了したら、水(15mL)を添加し、反応媒体のpHを、希HCl(0.01M)を用いて中性に調整した。生成物を有機層(酢酸エチル)中に抽出し、乾燥させ、溶媒を真空下での蒸留によって除去した。粗製生成物(酸とアルデヒド誘導体の両方)を、酢酸エチル/n-ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(シリカゲル-100~200メッシュ)によって精製した。
化合物3の合成
【0020】
NaOCl(1.14mmol)を、酢酸(7mL)中化合物B(400mg,1.14mmol)の撹拌下の溶液中に室温で仕込んだ。反応の進行を、薄層クロマトグラフィーを用いてモニタリングした。終了したら、水の添加によって反応をクエンチした。生成物を有機層(酢酸エチル)中に抽出し、乾燥させ、溶媒を真空下での回転式エバポレーションによって除去した。粗製生成物を、酢酸エチル/n-ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(シリカゲル-100~200メッシュ)によって精製した。
化合物4の合成
【0021】
アセトニトリル(10mL)中化合物3(300mg,0.86mmol)の撹拌溶液に、NaClO2(0.86mmol)、KBr(30mol%)およびNaOCl(0.86mmol)を10℃で添加した。最後にTEMPO(10mol%)を仕込み、反応混合物を1時間、撹拌した。反応の進行を、薄層クロマトグラフィーを用いてモニタリングした。終了したら、水(15mL)を添加し、反応媒体のpHを、希HCl(0.01M)を用いて中性に調整した。生成物を有機層(酢酸エチル)中に抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、溶媒を真空下での蒸留によって除去した。粗製生成物(酸とアルデヒド誘導体の両方)を、酢酸エチル/n-ヘキサンで溶出するカラムクロマトグラフィー(シリカゲル-100~200メッシュ)によって精製した。
【実施例
【0022】
構造解析
(4R,4aS,7S,8R,9S,11aS,11bS)-8-ヒドロキシ-4,9,11b-トリメチルテトラデカヒドロ-6a,9-メタノシクロヘプタ[a]ナフタレン-4,7-ジカルボン酸(1)
【化3】
収量:312mg,60%;H NMR δ(400MHz,MeOD)4.11(1H,d,J5.0),2.90(1H,d,J3.8),2.08(2H,dd,J21.6,14.5),1.92(1H,dd,J27.7,13.9),1.83-1.55(7H,m),1.39(1H,d,J14.2),1.29(1H,s),1.24-1.19(1H,m),1.17(3H,s),1.13-1.04(2H,m),1.02(1H,d,J4.1),0.99(3H,s),0.96(1H,s),0.93(3H,s),0.89(1H,d,J4.3);13C NMR δ(100MHz,MeOD)181.63,179.73,84.33,58.88,58.45,57.00,55.33,46.43,44.59,42.22,40.94,39.45,39.17,37.74,34.22,29.55,25.16,22.70,20.65,20.07,13.25;[M-1](C2132)のHRMS(ESI)計算精密質量はm/z 363.2249と求められる,実測値m/z 363.2208。
【0023】
(4R,4aS,7S,8R,9S,11aS,11bS)-7-ホルミル-8-ヒドロキシ-4,9,11b-トリメチルテトラデカヒドロ-6a,9-メタノシクロヘプタ[a]ナフタレン-4-カルボン酸(2)
【化4】
収量:149mg,60%;H NMR δ(400MHz,CDCl)9.93(1H,d,J2.6),4.23(1H,d,J4.8),2.93-2.86(1H,m),2.15(1H,d,J13.4),1.94(1H,dt,J13.9,3.6),1.80(4H,dd,J15.0,12.1),1.43-1.35(2H,m),1.23(4H,d,J2.6),1.22(1H,s),1.18(1H,s),1.15(1H,d,J2.8),1.05(3H,dd,J13.0,4.3),0.98(3H,s),0.96(3H,s),0.93(1H,d,J4.2),0.90(1H,d,J4.3),0.88-0.84(1H,m);13C NMR δ(100MHz,CDCl)204.37,183.82,78.52,61.92,57.39,56.86,54.02,46.63,43.71,41.34,39.52,38.68,37.82,35.91,33.13,28.88,24.69,21.65,19.75,18.79,13.13;[M-1](C2132)のHRMS(ESI)計算精密質量はm/z 347.2300と求められる,実測値m/z 363.2331。
【0024】
(4R,4aS,7R,9S,11aS,11bS)-7-(ヒドロキシメチル)-4,9,11b-トリメチル-8-オキソテトラデカヒドロ-6a,9-メタノシクロヘプタ[a]ナフタレン-4-カルボン酸(3)
【化5】
収量:354mg,89%;H NMR δ(400MHz,CDCl)3.92(1H,dd,J10.7,5.4),3.68(1H,dd,J10.5,9.1),2.56-2.50(1H,m),2.18(1H,d,J13.4),1.89(1H,dd,J8.7,4.7),1.85-1.78(2H,m),1.77-1.69(3H,m),1.67-1.61(1H,m),1.44(2H,dd,J12.8,5.5),1.36-1.29(2H,m),1.26(3H,s),1.23-1.16(3H,m),1.05(1H,dd,J13.5,4.2),0.99(3H,s),0.98-0.87(2H,m),0.84(3H,s);13C NMR δ(100MHz,CDCl)226.46,183.44,60.52,57.26,57.00,53.04,52.51,48.66,43.74,40.72,39.78,38.59,37.82,37.19,35.32,29.14,21.67,19.94,19.75,18.94,13.53;[M+Na](C2132)のHRMS(ESI)計算精密質量はm/z 371.2198と求められる,実測値m/z 371.2131。
【0025】
(4R,4aS,7S,9S,11aS,11bS)-4,9,11b-トリメチル-8-オキソテトラデカヒドロ-6a,9-メタノシクロヘプタ[a]ナフタレン-4,7-ジカルボン酸(4)
【化6】
収量:232mg,78%;H NMR δ(400MHz,CDCl)9.73(1H,d,J25.7),2.68-2.62(1H,m),2.18(2H,dd,J12.0,2.2),1.96(1H,d,J13.6),1.91-1.81(2H,m),1.80-1.71(3H,m),1.62-1.32(7H,m),1.28(3H,s),1.20(1H,d,J11.5),1.14(3H,d,J6.2),1.04(1H,td,J13.6,4.4),0.94-0.85(1H,m),0.63(3H,s);13C NMR δ(101MHz,CDCl)209.72(s),188.52(s),183.69(s),79.61(s),59.01(s),57.61(s),52.75(s),50.16(s),48.99(s),48.57(s),43.68(s),40.32(s),38.67(s),38.60(s),37.49(s),29.11(s),21.93(s),21.28(s),20.29(s),19.20(s),15.77(s);[M-1](C2130)のHRMS(ESI)計算精密質量はm/z 345.2144と求められる,実測値m/z 345.2154。
【国際調査報告】