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特表2022-532711携帯型ファイヤピットおよびグリルアセンブリ
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-19
(54)【発明の名称】携帯型ファイヤピットおよびグリルアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A47J 37/07 20060101AFI20220711BHJP
   F24C 1/16 20210101ALI20220711BHJP
【FI】
A47J37/07
F24C1/16 B
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021566978
(86)(22)【出願日】2020-05-08
(85)【翻訳文提出日】2022-01-11
(86)【国際出願番号】 CA2020050631
(87)【国際公開番号】W WO2020223823
(87)【国際公開日】2020-11-12
(31)【優先権主張番号】62/845,348
(32)【優先日】2019-05-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521491244
【氏名又は名称】エンタープライズ ノーク インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 賢樹
(72)【発明者】
【氏名】アシュフォード、マックスウェル
(72)【発明者】
【氏名】ホーファー、ジョセフ
(72)【発明者】
【氏名】リッツカラ、ジョージ
(72)【発明者】
【氏名】パーカー、クリス
【テーマコード(参考)】
4B040
【Fターム(参考)】
4B040AA02
4B040AB04
4B040AC02
4B040AD04
4B040AE13
4B040CA02
4B040CA04
4B040EA02
4B040GD02
(57)【要約】
【解決手段】部品点数が少なく、折りたたみ可能で堅牢かつ持ち運びや保管が容易な携帯型のベースおよびグリルアセンブリが提供される。ベースは、燃焼物を収容するための折りたたみ可能なフレームと、木材や木炭を含む可燃性材料を保持するためのインサートと、の2つの部品を含む。携帯型のグリルは、折りたたみ可能なスタンドと、料理面と、の2つの部品を含む。調理面は、調理器具を支持したり、食品を直接調理するために使用することができるロール可能なグリルである。スタンドの高さは、調理面を熱源の上に上げたり下げたりするために調整することができる。携帯型のベースは、携帯型のグリルおよび調理面は、それぞれ独立した器具として使用されてもよいし、組み立て品として組み合わせて一緒にしようされてもよい。ベースとグリルの組み立て品は、耐久性のために全体がステンレス鋼で構成されてもよい。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃焼物を収容するための折りたたみ可能なフレームと、
可燃性材料を保持するための折りたたみ可能なインサートと、
を備え、
前記フレームは、
対向可能な前壁および後壁と、
コーナーヒンジによって前記前壁および前記後壁に取り付けられる対向可能な側壁と、
を備え、
各側壁はサイドヒンジを含み、
前記インサートは、
複数のヒンジによって接続された複数のインサートパネルと、
折りたたみ可能な前記インサートを折りたたみ可能な前記フレームに取り付けるための少なくとも1つの先端部と、
を備える携帯型ベース。
【請求項2】
少なくとも1つの壁は、折りたたみ可能な前記インサートの先端部を受け入れるためのスロットマウントを含む請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項3】
前記先端部は、折りたたみ可能な前記フレームの前記壁の少なくとも1つにあるスロットマウントに嵌め込むために、前記複数のヒンジの少なくとも1つから突出している請求項2に記載の携帯型ベース。
【請求項4】
折りたたみ可能な前記インサートは、前記インサートを把持するための最も外側のインサートパネル上のハンドルを含み、当該ハンドルは前記側壁のノッチに係合する請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項5】
前記先端部が前記スロットマウントに嵌め込まれ、前記ハンドルが前記側壁の前記ノッチに係合することにより、前記インサートを前記フレームに取り外し可能に取り付ける請求項4に記載の携帯型ベース。
【請求項6】
前記フレームが折りたたみ姿勢にあるとき、前記前壁と前記後壁との間で平らになるように、前記側壁は前記サイドヒンジで内側に折りたたまれる請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項7】
前記複数のヒンジは、アコーディオン式で交互に折りたたまれる請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項8】
前記複数のインサートパネルは、前記インサートが折りたたみ姿勢にあるとき、互いに対して平らになるように折りたたまれる請求項7に記載の携帯型ベース。
【請求項9】
前記複数のインサートパネルは、前記インサートが前記フレームに取り付けられるとき、隣接するインサートパネルとの間にトラフを形成するように折りたたまれ、それによって、空気を循環させて燃焼を促進し、前記トラフに灰を集める請求項7に記載の携帯型ベース。
【請求項10】
前記フレームは、前記前壁、前記後壁および前記側壁に、前記フレームを冷却し、前記携帯型ベースの下の地面への熱損傷を低減または除去するための空気循環用の切り欠きをさらに備える請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項11】
前記フレームおよび前記インサートは、304ステンレス鋼で構成されている請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項12】
調理器具または調理面を支持するために前記フレームの上部に設けられる複数の突起をさらに備える請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項13】
前記フレームの上部の前記突起に取り付けられる携帯型の調理面をさらに備える請求項12に記載の携帯型ベース。
【請求項14】
前記フレームおよび前記インサートは、熱による変形を防止するための補供用折り返しエッジをさらに備える請求項1に記載の携帯型ベース。
【請求項15】
請求項3または6から14のいずれかに記載の前記携帯型ベースと、
燃料バーナと、
を備え、
前記燃料バーナは、
少なくとも1つの加熱要素と、
前記少なくとも1つの加熱要素を燃料源に接続するためのホースと、
を備える携帯型のグリルアセンブリ。
【請求項16】
前記少なくとも1つの加熱要素は、
2つの加熱要素であって、各加熱要素は前記スロットマウントに挿入するための2つの回転可能な支持アームを含む2つの加熱要素と、
前記加熱要素の間に配置され、前記加熱要素を前記ホースに接続するためのセンタージョイントと、
を備える請求項15に記載のグリルアセンブリ
【請求項17】
前記2つの加熱要素は、前記センタージョイントに枢動可能に接続され、それによって、前記加熱要素を前記センタージョイントで内側に折りたたむことによって前記燃料バーナは折りたたみ可能である請求項16いn記載のグリルアセンブリ。
【請求項18】
請求項1から17のいずれかに記載の前記携帯型ベースと、
携帯型のグリルと、
を備える携帯型のグリルアセンブリ。
【請求項19】
携帯型のグリルと、
携帯型のベースと、
を備え、
携帯型の前記グリルは、
平面構成とロール構成との間で交換可能な調理面と、
前記調理面を支持するための折りたたみ可能なスタンドと、
を備え、
携帯型のベースは、
燃焼物を収容するための折りたたみ可能なフレームであって、対向可能な前壁および後壁と、前記前壁および前記後壁にコーナーヒンジによって取り付けられる対向可能な側壁と、を備え、各側壁は、サイドヒンジを含む、折りたたみ可能なフレームと、
加熱可燃性材料を保持するための折りたたみ可能なインサートであって、複数のヒンジによって接続された複数のインサートパネルと、折りたたみ可能な前記インサートを折りたたみ可能な前記フレームに取り付けるための少なくとも1つの先端部と、を備える折りたたみ可能なインサートと、
を備え、
前記スタンドは、前記調理面がベースの上に位置しかつ前記インサートの中央に位置するように、前記ベースの周りに配置される携帯型グリルアセンブリ。
【請求項20】
折りたたみ可能な前記スタンドは、
正方形に配置された4対のシザーアームであって、各対のアームがその交点で枢動可能であり、2つの上端および2つの下端を含むシザーアームと、
交差するアームの隣接する対の下端を接続するための4つの下部コーナージョイントであって、使用時に前記スタンドの脚部を形成する4つの下部コーナジョイントと、
交差するアームの隣接する対の上端を接続するための4つの上部コーナージョイントであって、各上部コーナージョイントの上面はコーナー溝を含む4つの上部コーナージョイントと、
を備え、
前記調理面は、前記調理面の角の突起を4つのコーナー溝に挿入し、前記突起が前記溝によって保持されることにより、前記料理面が平面構成に固定され、前記スタンドの高さが固定されることにより、前記調理面が前記スタンドに着脱可能に取り付けられる請求項19に記載の携帯型グリルアセンブリ。
【請求項21】
少なくとも1つの前記壁は、折りたたみ可能な前記インサートの先端部を受け入れるためのノッチを含む、請求項19に記載の携帯型グリルアセンブリ。
【請求項22】
折りたたみ可能な前記インサートの前記複数のヒンジのうちの少なくとも1つは、折りたたみ可能な前記フレームの前記壁のうちの少なくとも1つのスロットマウントに嵌め込むための突出した先端部を含む請求項1に記載の携帯型グリルアセンブリ。
【請求項23】
先端部が前記スロットマウントに嵌め込まれ、前記ハンドルが前記壁の前記ノッチに係合することにより、前記インサートを前記フレームに取り外し可能に取り付ける請求項19に記載の携帯型グリルアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書で開示される実施形態は、ファイヤピットおよびグリル装置に関し、特に、調理および加熱のための携帯型の自己充足型のベースおよびグリル装置に関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
ファイヤピットは、従来、重く、扱いにくく、容易に持ち運びや保管ができないものであった。既存の携帯型のグリルの多くは、グリルをセットアップするために組み立てられ、グリルをたたむために取り外されなければならない多数の部品を含む。これは時間がかかり、部品の紛失につながる可能性がある。さらに、既存の携帯型のグリルは、熱源に対するグリルの調理面の高さを変化させるように調整できない。したがって、これらのグリルは、熱/火の状態の変化やさまざまな調理技術を考慮して調整できない。したがって、部品が少なく、折りたたみ可能で、頑丈で、容易に携帯および収納可能なファイヤピットおよびグリル装置が必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0003】
いくつかの実施形態によれば、携帯型のベースが提供される。ベースは、折りたたみ可能なフレームおよび折りたたみ可能なインサートの2つの部品を含む。折りたたみ可能なフレームは、対向可能な前壁および後壁と、コーナーヒンジによって前壁および後壁に取り付けられる対向可能な側壁と、を含む。側壁はサイドヒンジを含み、フレームが折りたたまれたときに、側壁はサイドヒンジで内側に折りたたまれ、前記と後壁との間で平らに折りたたまれる。
【0004】
いくつかの実施形態によれば、フレームは、ベースを冷却し、地面の熱損傷を防止するための空気循環のための切り欠きを含む。いくつかの実施形態によれば、フレームの上面は、調理器具または調理面を支持するための突起を含む。実施形態によれば、前壁および後壁は、インサートを受け入れるためのノッチを含む。実施形態によれば、フレームは、インサートをフレームに取り付けるためのスロットマウントを含む。
【0005】
インサートは、複数のヒンジによって接続された複数のインサートパネルを含み、少なくとも2つのヒンジは、スロットマウントに嵌め込むための突出した先端部(tips)を有し、それによってインサートをフレームに取り外し可能に取り付けている。インサートヒンジは、アコーディオン式で交互に折りたたまれ、インサートパネルが折りたたまれた位置で互いに対して平らになるようにする。
【0006】
一実施形態によれば、インサートは、複数のヒンジのうちの1つから突出する少なくとも1つの先端部を含み、先端部はインサートをフレームに取り付けるためにフレームのスロットマウントに嵌合する。
【0007】
実施形態によれば、インサートパネルは、燃焼のための空気循環を促進し、灰を集めるために、インサートがフレームに取り付けられるときに、波形の形で互いに対して角度を付けられてトラフ(troughs)を形成する。一実施形態によれば、最も外側のインサートパネルは、インサートを把持するためのハンドルを含む。いくつかの実施形態によれば、フレームおよびインサートは、熱による変形を防止するための補強用折り返しエッジを含む。いくつかの実施形態によれば、フレームおよびインサートは、全体が304ステンレス鋼で構成される。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、携帯型ベースと燃焼バーナとを含む携帯型グリルアセンブリが提供される。燃焼バーナは、少なくとも1つの加熱要素と、加熱要素を燃料源に接続するためのホースと、を備える。一実施形態によれば、少なくとも1つの加熱要素は、2つの加熱要素と、それらの加熱要素を接続するためのセンタージョイントと、を含む。一実施形態によれば、燃料バーナは折りたたみ可能であり、燃料バーナはセンタージョイントに枢動可能に接続され、内側に折りたたまれる。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、携帯型ベースと携帯型グリルとを含む携帯型グリルアセンブリが提供される。グリルは、調理面と、調理面を支持するための折りたたみ可能なスタンドとを含む。調理面は、調理のための平面構成と、保管/輸送のためのロール構成との間で変換可能である。スタンドの高さは、折りたたまれた姿勢から調整可能である。調理面には、調理面をスタンドに取り付けるための4つのコーナー突起を含む。
【0010】
スタンドは、正方形に配置された4対のシザーアームを含む。各対のシザーアームは、その交点で枢動可能であり、2つの上端と2つの下端とを含む。スタンドは、交差するアームの隣接する対の下端を接続する4つの下部コーナージョイントを含む。スタンドは、交差するアームの隣接する対の下端を接続する4つの上部コーナージョイントを含む。各上部コーナジョイントは、コーナ突起を保持するための溝を上面に含み、それによって調理面をスタンドに取り外し可能に取り付ける。
【0011】
他の態様および特徴は、いくつかの例示的な実施形態の以下の説明を検討することにより、当業者にとって明らかになるであろう。
【0012】
本明細書に含まれる図面は、本明細書の物品、方法および装置のさまざまな例を説明するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】一実施形態による携帯型ベースの斜視図である。
図2】一実施形態による携帯型のベースの上面図である。
図3】一実施形態による携帯型のベースの正面図である。
図4】一実施形態による携帯型のベースの側面図である。
図5】一実施形態による携帯型のベースの分解図である。
図6図1のベースの領域を示す。
図7A図6のベースの領域の詳細図である。
図7B図6のベースの領域の詳細図である。
図7C図6のベースの領域の詳細図である。
図7D図6のベースの領域の詳細図である。
図7E図6のベースの領域の詳細図である。
図7F図6のベースの領域の詳細図である。
図7G図6のベースの領域の詳細図である。
図7H図6のベースの領域の詳細図である。
図7I図6のベースの領域の詳細図である。
図7J図6のベースの領域の詳細図である。
図8】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの透視図である。
図9】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの上面図である。
図10】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの正面図である。
図11】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの側面図である。
図12】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの透視図である。
図13】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの上面図である。
図14】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの正面図である。
図15】実施形態による携帯型のグリルアセンブリの側面図である。
図16】実施形態によるグリルアセンブリの透視図である。
図17】実施形態によるグリルアセンブリの上面図である。
図18】実施形態によるグリルアセンブリの正面図である。
図19】実施形態によるグリルアセンブリの側面図である。
図20図1のインサートの開いた姿勢における斜視図である。
図21図1のインサートの開いた姿勢における上面図である。
図22図1のインサートの開いた姿勢における正面図である。
図23図1のインサートの開いた姿勢における側面図である。
図24図1のインサートの折りたたまれた姿勢における斜視図である。
図25図1のインサートの折りたたまれた姿勢における上面図である。
図26図1のインサートの折りたたまれた姿勢における側面図である。
図27図1のインサートの折りたたまれた姿勢における正面図である。
図28図20のインサートの領域を示す。
図29図24のインサートの領域を示す。
図30A図28の領域の詳細図である。
図30B図28の領域の詳細図である。
図30C図28の領域の詳細図である。
図30D図28の領域の詳細図である。
図30E図29の領域の詳細図である。
図30F図28の領域の詳細図である。
図30G図28の領域の詳細図である。
図30H図29の領域の詳細図である。
図31図1のフレームを組み立てた姿勢の斜視図である。
図32図1のフレームを組み立てた姿勢の上面図である。
図33図1のフレームを組み立てた姿勢の正面図である。
図34図1のフレームを組み立てた姿勢の側面図である。
図35図1のフレームを折りたたんだ姿勢の斜視図である。
図36図1のフレームを折りたたんだ姿勢の上面図である。
図37図1のフレームを折りたたんだ姿勢の側面図である。
図38図1のフレームを折りたたんだ姿勢の正面図である。
図39図31のフレームの領域を示す。
図40図35のフレームの領域を示す。
図41A図39の領域の詳細図である。
図41B図39の領域の詳細図である。
図41C図39の領域の詳細図である。
図41D図39の領域の詳細図である。
図41E図40の領域の詳細図である。
図41F図39の領域の詳細図である。
図41G図40の領域の詳細図である。
図41H図40の領域の詳細図である。
図41I図39の領域の詳細図である。
図41J図39の領域の詳細図である。
図41K図39の領域の詳細図である。
図42】実施形態による携帯型のグリルの斜視図である。
図43図42のトップコーナージョイントの詳細図である。
図44A図42のグリルの高さ調整を示す斜視図である。
図44B図42のグリルの高さ調整を示す斜視図である。
図44C図42のグリルの高さ調整を示す斜視図である。
図45A】実施形態によるグリルアセンブリの斜視図を示す。
図45B】実施形態によるグリルアセンブリの上面図を示す。
図46A】実施形態による携帯型の燃料バーナの斜視図である。
図46B】実施形態による携帯型の燃料バーナの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、クレームされた各実施形態の例を提供するために、さまざまな装置またはプロセスを説明する。以下に説明される実施形態は、クレームされる実施形態を制限せず、クレームされた実施形態は以下に説明されるものとは異なるプロセスまたは装置を対象とすることができる。クレームされた実施形態は、以下に説明される任意の1つの装置またはプロセスの特徴のすべてを有する装置またはプロセスに限定されず、または以下に説明される複数またはすべての装置に共通する特徴に限定されない。
【0015】
図1~6を参照すると、実施形態に係るベース10が図示されている。ベース10は、フレーム12およびインサート14の2つの部分のみを含む。インサート14は、木材または木炭などの可燃性材料(図示せず)を保持する。フレーム12は、インサート14を地面より上に支持し、ベース10の下の地面が火や熱でダメージを受けるのを防ぐ。フレーム12はさらに、インサート14(およびインサート14によって保持される可燃性材料)を風から遮蔽し、それにより、材料の着火および燃焼を助ける。フレーム12は、調理のためのグリル(すなわち、図8~12のグリル102)を支持してもよい。
【0016】
インサート14は、コンパクトかつ閉じた姿勢(closed position)に折りたたみ可能である。フレーム12もまた、コンパクトかつ閉じた姿勢に折りたたみ可能である。ベース10は、折りたたまれたとき、コンパクトな保管/輸送のために、閉じた姿勢にあるときに封筒(envelope)に収まるほどスリムであってもよい。ベース10の重量は、1kg未満であってもよい。
【0017】
インサート14は、複数のインサートパネル21を含む。インサートパネル21は、熱要素の効率的な燃焼のために空気を循環させるように、インサート14の平面に対して角度がつけられている。インサート14は、片付けが効率的に行え、かつ、ベース10をきれいに保つことができるように、灰の収集と廃棄のためのすくい台となるように折りたたむことができる。
【0018】
ベース10は、例えば裏庭やバックカントリーなど、屋外で使用されてもよい。ベース10は、キャンプファイヤーまたはアウトドア調理によって傷がつくのを排除または低減するために、可燃性材料(すなわち、木材、木炭)または燃料バーナーを、地面より高くしてもよい。ベース10は、100%が304ステンレス鋼で構成されてもよい。ベース10は、耐食性及び耐久性を有していてもよい。ベース10は、本明細書に記載されるように、装置のあらゆる部分について、迅速なセットアップとクリーンな梱包が確実に機能するようにしてもよい。ベース10は、クリーンで効率的な燃焼を提供し得る。ベース10は、可燃性材料に空気を導き、容易な着火と最適な燃焼を可能にする。
【0019】
ベース10を組み立てるには、フレーム12を地面に配置し、インサート14をフレーム12に誘導する。インサート14は、例えば図5で見られるように、フレーム12に取り外し可能に取り付けられる。フレーム12からインサート14を取り外すには、(例えば、ハンドル24を使用して)インサート14をフレーム12から持ち上げる。
【0020】
既存のベースと比較したベース10の利点は、組み立て/分解しなければならない部品がほとんどない(2個である)ことである。さらに、インサート12のフレーム12への取り付けは、工具を必要とせず、手作業で容易に行うことができる。
【0021】
図7A、7B、7Cは、フレーム12およびインサート14の取付方法を表示する。
【0022】
図7Aおよび図7Bは、ピン16およびスロットマウント18を表示する。インサート14は、複数のピン16を含む。フレーム12は、インサート14のピン16を受け入れるためのスロットマウント18を含む。インサート14の円形のピン16は、フレーム12のスロット16に整列する。ピン16およびスロットマウント18は、単純で理解しやすい組み立てを提供する。ピン16およびスロットマウント18は、インサート14を構造的に支持する。インサート14は、ピン16の両端の間を通過する2つのピンヒンジ20を含む。ピンヒンジ20は、インサート14に対してヒンジを提供するように機能する。
【0023】
図2および20~27に示すように、インサート14は、2つのピンヒンジ20および3つの折りたたみヒンジ19を含む。インサート14は、可燃性材料を支持する6つのインサートパネル21を有する。インサートパネル21は、折りたたみヒンジ19およびピンヒンジ20によって交互に結合されている。互いに対して、ピンヒンジ20は上方に位置し、折りたたみヒンジ19は下方に位置する。インサート14は、組み立てられた状態で、VVVの形状をしている。折りたたみヒンジ19の内側は上向きであり、ピンヒンジ20の内側は下向きである。インサート14は、コンパクトに保管するために、閉じた姿勢(図24~26参照)に折りたたみ可能である。閉じた姿勢では、ヒンジピン20は互いに隣接しており、インサート14の最も外側のインサートパネル21の間に収まっている。折りたたみヒンジ19も、閉じた姿勢では互いに隣接して配置される。
【0024】
フレーム12は、フレーム12およびスロットマウント18(図7B)の強度を補強するための複数の補強エッジ折り返し22を含む。
【0025】
図7Cに示されるように、インサート14は、ベース10が組み立てられるときにフレーム12内でインサート14を支持するための2つのハンドル24を含む。ハンドル24は、フレーム12のフレーム切り欠き26に挿入される。ハンドル24は、フレーム12のフレーム切り欠き26に位置することで、組み立てのための人間工学的な詳細として機能し、明確な組み立ての手がかりを提供し得る。ハンドル24は、組み立てられたときに、インサート14の外側ヒンジリーフ28に構造的強度を付加する。
【0026】
分解において、ハンドル24およびピン16の詳細な取付けは、使用後に簡単にきれいにする/片付けるために、インサート14が内容物(すなわち、未燃燃料および/または灰)をインサート14上に集めることも可能にする。ハンドル24は、まず、各端部で持ち上げられ、内容物をインサート14の中央部に移動させ、さらに持ち上げると、円形ピン16がスロットマウント18から持ち上がってくる。
【0027】
図7Dおよび図7Eに示されるように、フレーム12は、エッジ折り返しだけでなく凹部30,32を含む。インサート14は、凹部17を含む(例えば、図2参照)。凹部30,32およびエッジ折り返しは、使用されるシートメタルに構造的強度を加える一方で、フレーム12の折りたたみ性を妨げたり、重量を増加させたりすることはない。
【0028】
図7Fに示されるように、フレーム12は、ベース10を支持するための4つの脚部34含む。フレーム12は、底部外周38に切り欠き36を含む。切り欠き36は、空気がベース10の下を流れて循環することを可能にし、底部38をより低温に保ち、ベース10の下の地表へのダメージを低減できる。脚部34は、減少した表面接触から構造的強度を提供し、さらに地表への熱によるダメージを減少させることができる。
【0029】
図7G~7Iに示されるように、フレーム12は、サイドヒンジ40およびコーナーヒンジ52を含む。ヒンジ40,52は、フレーム12を折りたたむことを可能にする(図35~37の折りたたまれたフレーム12を参照)。フレーム12は、折りたたまれる内部エッジ42を有するサイドヒンジ40を含み、これは、サイドヒンジ40の180°でのストッパとして機能し、より容易な組み立てと増加した構造強度とを可能にする。
【0030】
図7Iで示されるように、フレーム12は、フレーム12の上面46に突起44を含む。突起44は、フレーム12に携帯型のグリル102(図12~15、42~45B)を取り付けるためのものである。突起44および上面46は、ベース10の上に調理器具(フライパンや鍋など)を支持することもできる。
【0031】
図7Jは、組み立てられたときのインサート14の姿勢を表示する。インサート14は、よりクリーンで効率的な燃焼のために、より良い空気の流れを作り出す。インサート14は、よりクリーンで効率的な燃焼のためのより良い空気の流れを作り出す角度のついた構造48を有する。フレーム12は、強風に対して可燃性内容物を遮蔽するための側面50を含む。角度のついたインサート48は、構造的強度を提供し、灰をインサート14の最も低い部分に移動させ、容易にきれいにできる。
【0032】
インサート14のコーナヒンジ52のナックルは、使用中の座屈や破損を防ぐために短くなっており、アセンブリの耐久性を高めている。
【0033】
次に、図28~30Hに目を向けると、そこに図示されているのは、インサート14の展開図(図28)と折りたたみ図(図29)である。
【0034】
図30Aおよび30Bに示されるように、インサート14は、折り返しエッジ54および凹部17を含む。折りたたまれるエッジ54および凹部17は、使用されるシートメタルを強化し、使用中の熱による座屈を防止できる。折りたたまれるエッジ54および凹部17は、インサート14が閉じられてコンパクトになったときに干渉を引き起こしてはならない。
【0035】
図30C、30Dおよび30Eは、ピン16を示す。ピン16(および図20~24のハンドル24)は、インサート14をフレーム12に取り付ける方法の1つである。ピン16は、閉じたときにインサート14内にコンパクトに収まるが、インサート14をフレーム12に構造的に取り付けるのに十分な大きさであることが詳述されている。インサート14の角は、ピン16がフレーム12に滑らかに整列することを提供するため、および、その部品がスロットマウント18をすり抜けることを防止するためにラッチするためのフィレット(丸みを帯びた)エッジを有するリップディテール56を有する。
【0036】
図30Fは、折りたたみヒンジ19のナックルを表示する。折りたたみヒンジ19は、使用中の座屈や破損を防ぐために、ピンヒンジ20のナックルから、切り欠き側の裸端の長さを短くした状態である。折りたたみヒンジ19は、重量を損なうことなく、強度および耐久性を向上させることができる。
【0037】
図30Gに示されるように、インサート14は、ハンドル24を囲むハンドル切り欠き58を含む。ハンドル切り欠き58は、(1)折り返しエッジ強化ディテール54がより大きな領域を囲むことを可能にし、(2)ハンドル切り欠き58はフレーム12の折り返しエッジに整列し、インサート14のフレーム12とのより良い、より確実な取り付けを保証する。
【0038】
図30Hに示されるように、インサート14は、閉じられたコンパクトな姿勢のハンドル24a,24bを含む。2つのハンドル24a,24bは、閉じたときにインサート14を一緒にロックするように作用する。一方のハンドル24aがハンドル24bよりも高いことと、計算された角度で組み合わされることにより、2つの最も外側のインサートパネル21の留め金(snap)を作成し、折りたたまれたときにインサート14を閉じたままにする。この角度と設計はまた、フレーム12への取り付けを助け、操作中にインサート14がフレームから簡単に外れるのを防ぐ。
【0039】
次に図31~38に目を向けると、フレーム12は、2つの端部ボディ11と、4つの側部ボディ13とを含む。端部ボディ11は、コーナーヒンジ52によって側部ボディ13に枢動可能に接続されている。側部ボディ13は、コーナーヒンジ52によって1つの端部ボディ11に枢動可能に接続されている。また、側部ボディ13は、サイドヒンジ40によって、他の1つの側部ボディ13に枢動可能に接続されている。
【0040】
次に図39~41Kに目を向けると、そこに図示されているのは、フレーム12の展開姿勢(図39)とコンパクト姿勢(図40)である。コンパクト姿勢(図40)では、側部ボディ13は、側部ボディ13が端部ボディ11の間に収容されるように、サイドヒンジ40で内側に折りたたまれる。
【0041】
図41A、41Bおよび41Cに示されるように、フレーム12は、折り返しエッジ60および凹部22、30を含む。折り返しエッジ60および凹部22、30は、使用されるシート材料を強化し、使用中の熱による座屈を防止する。それらは、フレーム12がコンパクト姿勢にあるときに干渉を引き起こさないように設計されている。
【0042】
図41Dおよび41Eは、側部ボディ13に設けられたヒンジストッパ40の設計を示す。ヒンジストッパ40は、180°以上の回転を防止し、インサート14のフレーム12への組み立てを容易かつ人間工学的に行うことを保証する。図41Eは、干渉がないことを確実にし、梱包サイズをスリムに保つために、ハンドル切り欠き26に入れ子になっている閉じたコンパクトなモードのヒンジストッパ40を示す
【0043】
図41F、41G、41Hおよび41Iは、グリル面をフレーム12に取り付けるための折り返しエッジの突起44を含む、様々な折り返しエッジの詳細を表示している。これらのディテールはすべて、強度を高めるだけでなく、フレーム12が閉じられたときに互いに入れ子になるように設計されており、これは、可変寸法の折りたたまれたエッジだけでなく、より長い隆起したエッジも含む(図41F)。
【0044】
図41Jは、フレーム脚部34を示す。フレーム脚部34は、地表に起こりうる熱損傷を防ぐために、減少した表面積から構造的に強くなるように設計されている。
【0045】
図41Kは、調理面(すなわち、図8および42~44の調理面103)を取り付け、調理用の大きな鍋を支持するための突起44を表示している。四角いエッジは、鋭いエッジを取り除くために丸くされてもよい。
【0046】
次に図8図11に目を向けると、そこに図示されているのは、実施形態にしたがったグリルアセンブリ100である。グリルアセンブリ100は、図1図7を参照して説明したベース10を含む。グリルアセンブリ100は、携帯型のグリル102を含む。グリル102は、調理器具または調理される物品をグリル面103上で直接支持するための携帯型の調理面103を含む。グリル102は、グリル102を折りたたむためのシザーアームを含む、折りたたみ可能なスタンド104を含む。グリル102は、ベース10の上に配置される。グリル102は、増加した燃料燃焼領域を提供できる。グリル102は、例えば、2019年4月2日に発行された米国意匠特許D488,359に例示されるようなものであってもよい。
【0047】
折りたたみ可能なグリル102は、グリルベースアセンブリ10の上に配置される。折りたたみ可能なグリル102は、増加した燃料燃焼領域を提供できる。
【0048】
図42を参照すると、そこに図示されているのは、実施形態による携帯型のグリル102である。グリル102は、調理面103および折りたたみ可能なスタンド104の2つの部品のみを含む。これは、組み立て/分解されなければならず、紛失する可能性がある多数の部品を有する既存の携帯型のグリルと比較して有利である。さらに、調理面103のスタンド104への取り付けは、工具を必要とせず、手で容易に行うことができる。携帯型のグリル102は、単体で使用してもよいし、ファイアピット10(図8図11)と組み合わせて使用してもよい。
【0049】
調理面103は、間隔を置いて配置された複数の平行な金属棒105を含む。隣接する金属ロッド105は、可撓性の金属ワイヤ106によって端部で取り付けられている。この配置により、調理面103は、調理に使用される平面構成と、輸送/保管のためのロール構成との間で移行できる。
【0050】
平面構成では、金属ワイヤ106は真っ直ぐであり、食品または調理器具を支持するための実質的に平面な表面を形成する金属ロッド105と平面的に並んでいる(図42~44C)。ロール構成では、金属ワイヤ106は、金属棒106が輸送/保管のために束に巻き上げられるように曲げられている(図45B)。
【0051】
調理面103は、調理面103をスタンド104に取り外し可能に取り付けるための4つのコーナー突起107を含む。コーナー突起107は、金属ワイヤ106と同じ金属ワイヤで構成されてもよい。ロッド105、ワイヤ106および突起107は、好ましくは304ステンレス鋼で構成される。
【0052】
調理面103は、(図示のように)スタンド104とともに使用されてもよいし、ベース10とともに使用されてもよい(図12~15)。実施形態によれば、調理面103は、例えば岩などの物体に立てかけられる場合は、スタンドアローン方式で使用されてもよい。
【0053】
なお、図42を参照すると、スタンド104は、正方形に配置された4対のシザーアーム(代表的な対のアーム108a,108bが示されている)を含む。各対のアーム108a,108bは、その交点で枢動可能であり、スタンド104を折りたたみ可能かつ高さを変化させることができる。各対のアーム108a,108bは、交点より上の2つの上端と、交点より下の2つの下端とを含む。
【0054】
スタンド104は、4つの下部コーナージョイント109を含む。下部コーナージョイント109は、交差するアーム108a,108bの隣接する対の下端を接続し、スタンド104の使用時にスタンドの脚部を形成する。スタンド104は、4つの上部コーナージョイント110を含む。上部コーナージョイント110は、交差するアーム108a,108bの隣接する対の上端を接続する。
【0055】
携帯型のグリル102は、最も外側の金属棒105を離して保持し、それによって金属ワイヤ106を真っ直ぐにし、調理面103を平面構成で支えるための、ブレース111を任意に含んでもよい。
【0056】
図43を参照すると、そこに図示されているのは、上部コーナージョイント110へのコーナー突起107の取り付けを示す図42の領域120の詳細図である。上部コーナージョイント110は、上面122にコーナー溝123を含む。コーナー突起107は、突起107上に配置された複数の金属ストッパ121a,121b,121cを含む。複数のストッパ121a,121b,121cは、スタンド104の固定可能な高さに対応する増分で、突起107に配置される。
【0057】
調理面103をスタンド104に取り付けるに、ストッパ121a,121b,121cのいずれか(図示は121b)が溝123で保持されるように、コーナー突起107を溝123に挿入する。調理面103を平面状に設置し、スタンド104の高さを固定するために、各突起107の同じストッパ121a,121b,121cが、各上部コーナージョイント110の溝123によって保持される。ストッパ121a,121b,121cのいずれを溝123に保持させるかを選択することで、スタンド104の高さを調整することができる。
【0058】
次に、図44A~44Cを参照すると、そこに図示されているのは、グリル102の高さ調整を示す斜視図である。図44Aは、高い高さのグリル102を示す。高い高さは、例えば、薪火または高燃焼炎での調理に使用されてもよい。スタンド104を高い高さに固定するために、ストッパ121a(すなわち調理面103に最も近いストッパ)が溝123に挿入される。溝123によるストッパ121aの保持により、調理面103が平面状に固定され、スタンド104が高い高さで固定される。
【0059】
図44Bは、中くらいの高さのグリル102を示す。中くらいの高さは、例えば、炭火や弱火での調理に使用されてもよい。スタンド104を中くらいの高さに固定するために、ストッパ121b(すなわち、調理面103から中間の距離にあるストッパ)が溝123に挿入される。溝123によるストッパ121bの保持により、調理面103が平面状に固定され、スタンド104が中くらいの高さで固定される。
【0060】
図44Cは、低い高さのグリル102を示す。スタンド104を低い高さに固定するために、ストッパ121c(すなわち、調理面103から最も遠いストッパ)が溝123に挿入される。溝123によるストッパ121cの保持により、調理面103が平面状に固定され、スタンド104が低い高さで固定される。
【0061】
低い高さは、使用される小道具に応じて、調理面103が炎の上の任意の高さで使用され得るように、グリル102を支えるために使用されてもよい。例えば、石をスタンド104の下に置いて、グリル102を支え、炎の上の調理面103の高さを変化させてもよい。大きな石を使用すれば、小さな石を使用した場合と比較して、調理面103をより高い高さに上げることができる。さらに、低い高さは、調理面103を水平に保つ様々なサイズの支柱を使用することによって、グリル102をでこぼこの地面に配置するために使用されてもよい。
【0062】
図45Aを参照すると、そこに図示されているのは、輸送/保管のために折りたたまれた姿勢に示されたスタンド104である。スタンド104は、調理面(すなわち図42~44の調理面103)からスタンド104を取り外し、上部コーナージョイント110と下部コーナージョイント109が隣接するまで引き離すことによって折りたたまれる。
【0063】
図45Bを参照すると、そこに図示されているのは、輸送/保管のためにロール構成で示された調理面103である。ロール構成では、調理面103は、コンパクトな保管および輸送のために、折りたたまれたスタンド(図45A)の周りに巻かれることができる。
【0064】
ここで図12から図15に目を向けると、そこに図示されているのは、実施形態によるグリルアセンブリ200である。グリルアセンブリ200は、図1~7を参照して説明したベース10を含む。グリルアセンブリ200は、フレーム12とインサート14にまたがる調理面103を含む。調理面103は、突起44によってフレーム12に取り付けられる。調理面103は、フレーム12の上面46によって支持されている。
【0065】
次に図16~19に目を向けると、そこに図示されているのは、実施形態によるグリルアセンブリ300である。グリルアセンブリ300は、図1~7を参照して説明したベース10、フレーム12およびインサート14を含む。グリルアセンブリ300は、アセンブリ300に加熱を提供するための燃料バーナ302を含む。燃料バーナ302は、ガス、プロパン、電気、または灯油の熱を提供してもよい。燃料バーナ302は、インサート14の上部であって、フレーム12の上面より下方に配置される。携帯型のグリルまたは調理面は、フレーム12の上面より上に配置されてもよい。
【0066】
燃料バーナ302は、熱または炎を発生させるための加熱要素304,306を含む。各加熱要素304,306は、2つの支持アーム310,312を含む。支持アーム310,312は、加熱要素304,306との接続点を中心に回転可能である。加熱要素304,306は、センタージョイント314によって枢動可能に接続されている。実施形態によれば、燃料バーナー302は、折り畳み可能であってもよい(図46A~46B)。
【0067】
燃料バーナ302は、加熱要素304,306を燃料源(図示せず)に接続するためのホース308を含む。一実施形態によれば、ホース308は、電源に接続するための電気コードである。
【0068】
図16~19において、燃料バーナ302はフレーム12に取り外し可能に取り付けられて示されている。燃料バーナ302を取り付ける前に、インサート14がフレーム12に取り付けられる必要がある。燃料バーナ302をフレーム12に取り付けるには、支持アーム310,312をフレーム12のスロットマウント18に挿入して、加熱要素304,306がインサート14の上に載るようにする。
【0069】
図45Aおよび45Bを参照すると、そこに図示されているのは、一実施形態によるグリルアセンブリ320の斜視図(図45A)および上面図(図45B)である。グリルアセンブリ320は、図1~7を参照して説明したベース10、フレーム12およびインサート14を含む。グリルアセンブリ320は、燃料バーナ322を含む。燃料バーナ322は、センタージョイント328によって接続された加熱要素324,326を含む。加熱要素324,326は、フレーム12内のインサート14の上に載っている。燃料バーナ322は、加熱要素324,326を燃料源(図示せず)に接続するためのホース330を含んでいる。
【0070】
図46Aおよび46Bを参照すると、そこに図示されているのは、一実施形態による燃料バーナ350である。燃料バーナ350は、図16~19の燃料バーナ300、または図45Aおよび45Bの燃料バーナ320に代用され得る。燃料バーナ350は、使用のための開いた構成(図46A)と、輸送/保管のための閉じた構成(図46B)との間で変換可能である。開いた構成(図46A)では、加熱要素352,354は、実質的に平面になるように、センタージョイント356で外側に折りたたまれている。支持アーム358,360は、フレーム内のスロットマウント(図示せず)に係合するために外側に回転される。
【0071】
折りたたまれた構成(図46B)では、加熱要素352,354は、センタージョイント356で内側に折りたたまれ、支持アーム358,360は内側に回転して加熱要素352,354の周縁内に収まり、ホース362は折りたたまれ、これにより、燃料バーナ350の占有スペースが小さくなってコンパクトに保管/輸送される。
【0072】
上記の説明は、1つ以上の装置、方法またはシステムの例を提供するが、他の装置、方法またはシステムは、当業者によって解釈されるように、特許請求の範囲内にあることが理解されよう。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図7G
図7H
図7I
図7J
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30A
図30B
図30C
図30D
図30E
図30F
図30G
図30H
図31
図32
図33
図34
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図38
図39
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図41C
図41D
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図41F
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図41H
図41I
図41J
図41K
図42
図43
図44A
図44B
図44C
図45A
図45B
図46A
図46B
【国際調査報告】