(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-21
(54)【発明の名称】キーセーフおよびキーアクセスシステム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/16 20120101AFI20220713BHJP
E05B 19/00 20060101ALI20220713BHJP
E05B 49/00 20060101ALI20220713BHJP
【FI】
G06Q50/16 300
E05B19/00 E
E05B49/00 J
【審査請求】未請求
【予備審査請求】有
(21)【出願番号】P 2021559504
(86)(22)【出願日】2020-03-26
(85)【翻訳文提出日】2021-11-16
(86)【国際出願番号】 AU2020050289
(87)【国際公開番号】W WO2020191445
(87)【国際公開日】2020-10-01
(32)【優先日】2019-03-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521438272
【氏名又は名称】コナ インターナショナル プロプライエタリー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100121821
【氏名又は名称】山田 強
(72)【発明者】
【氏名】マイトリス コンスタンチン
【テーマコード(参考)】
2E250
5L049
【Fターム(参考)】
2E250AA03
2E250AA15
2E250AA21
2E250BB08
2E250BB28
2E250BB29
2E250BB61
2E250BB63
2E250BB65
2E250DD06
2E250DD07
2E250EE03
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2E250EE15
2E250FF08
2E250FF18
2E250FF27
2E250FF36
2E250FF37
2E250GG06
5L049CC29
(57)【要約】
物理キーを介するアクセスを要するサービスの提供を目的として使用される方法および装置であって、デジタルロックされた、物理キーを受け取るための複数のコンパートメントを提供するステップと、ユーザがサービス側に、デジタルキーコード、時間アクセスキー、識別タグの1つ以上を提供するステップと、を含み、デジタルロックは、デジタルキーコードと時間アクセスキーとをセンサを介して受け取ることと、時間アクセスキーとクロックとの比較とによって識別されたコンパートメントを開くように動作可能である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2のキー、または、複数のキーセットへのアクセスを選択的に提供するためのキーアクセスシステムであって、
a)キーセーフであって、
i)開けたときに内部に入ることができるキーセーフドアと、
ii)前記キーセーフドアをロックまたはロック解除するための電子ロックと、
iii)前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを収容するための少なくとも第1および第2のキーコンパートメントであって、各々が前記コンパートメントへのアクセスを選択的に提供するためのロック可能なコンパートメント閉鎖部を含む、第1および第2のキーコンパートメントと、
を含むキーセーフと、
b)アクセスのための定義された開始時間を登録するための開始アクセスクロックレジスタを含む電気通信システムによって遠隔地からデータを送受信するための遠隔通信モジュールと、
c)近傍の外部無線通信機器との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールと、
d)前記近傍の外部無線通信装置によって前記ローカル通信モジュールにアクセスが要求された時間を登録するための要求クロックレジスタと、
e)1つ以上の所定のアクセス基準であって、
i)少なくとも前記第1および第2のキーコンパートメントから選択されたコンパートメントと、
ii)アクセス開始クロックレジスタから許容される前記要求クロックレジスタのタイミング内であることと、を含むアクセス基準、
の達成を選択的に決定するデータを評価または受信するための決定因子と、
を含み、
f)第1のユーザは、同じキーアクセスシステムを使用する異なる複数の第2のユーザに対して、前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを提供し、制御された時間に別々の制御されたアクセスを提供することができる、キーアクセスシステム。
【請求項2】
前記近傍の無線通信装置は、キーフォブを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項3】
前記近傍の無線通信装置は、RFIDを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項4】
前記ロック可能なコンパートメント閉鎖部は、それぞれ、前記キーセーフ内の閉鎖可能な内部ドアを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項5】
前記キーセーフの前記ロック可能なコンパートメント閉鎖部は、前記キーセーフドアの前記1次ロックとは別の2次ロックをさらに含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項6】
前記2次ロックは、前記1次ロックのアクセスコードに関連する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項7】
前記1次ロックは、複数の利用可能なアクセスコードを含み、
複数の前記2次ロックは、それぞれ、前記1次ロックのアクセスコードのうちの1つのみに関連し、
前記近傍の外部無線通信装置との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールは、前記1次ロックを開き、それによって、前記キーセーフドアを開くとともに前記2次ロックのうちの1つのみを開き、それによって、少なくとも前記第1および第2のキーコンパートメントのうちの1つのみを開く、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項8】
前記ローカル通信モジュールは、第1のユーザの近傍の外部無線通信装置からデータを受信するためのセンサを含み、それによって、前記所定のアクセス基準は、それが第1のユーザであることを決定し、前記キーセーフおよび前記少なくとも第1および第2のキーコンパートメントの各々へのアクセスを提供する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項9】
前記ローカル通信モジュールは、第2のユーザの近傍の外部無線通信装置との間でデータを受信するためのセンサを含み、それによって、前記所定のアクセス基準は、前記許可時間内に、前記キーセーフにアクセスするとともに、前記少なくとも第1および第2のキーコンパートメントのうちの1つのみにアクセスする場合に、それが第2のユーザであることを決定する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項10】
前記電気通信システムは、前記インターネットを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項11】
コンパートメントへのアクセスを制御する方法であって、
a)マルチコンパートメントを提供するステップと、
b)複数の前記マルチコンパートメントに各々関連するデジタルロックを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
d)前記デジタルキーを取り込むステップと、
e)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
f)前記時間アクセスキーを取り込むステップと、
g)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
h)前記クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信することにより、複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つを開くことができる、方法。
【請求項12】
前記デジタルロックは、複数の前記マルチコンパートメントの全てと関連付けられる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記デジタルロックは、複数の前記マルチコンパートメントの各々と別個に動作可能に関連付けられる、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
複数の前記デジタルロックのうちの1つと関連付けられる、複数のデジタルロックを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項11~13のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記個人による予約は、前記サービスが提供されることが要求される時期に関する情報を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
キーへのアクセスを制御する方法であって、
a)異なるアクセス要件に対して多数の物理キーを提供するステップと、
b)1つ以上の物理キーを格納するためのマルチコンパートメントを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントに各々デジタルロックを設けるステップと、
d)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
e)前記デジタルキーを取り込むステップと、
f)1つ以上の物理キーを含むための複数の前記マルチコンパートメントの割り当てられた1つで物理キーを識別するための識別タグを作成するステップと、
g)前記識別タグを取り込むステップと、
h)複数の前記コンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
i)時間アクセスキーを取り込むステップと、
j)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
k)識別タグを操作により受領し、必要な物理キーを形成するために必要な時間に物理キーのうちの1つの要件を決定した時点で、複数のマルチコンパートメントのうちの関連する1つに関連する前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーが提供され、
l)クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信すると、複数のマルチコンパートメントのうちの1つを開いて物理キーのうちの1つにアクセスすることができる、
方法。
【請求項18】
前記マルチコンパートメントの少なくとも1つのコンパートメントに関連する識別タグを生成するための識別タグ生成器を、
a)関連コンパートメントの識別と、
b)コンパートメントの物理キーコンテンツの識別と、
c)コンパートメントの物理キーコンテンツに関連する関連資産の識別と、
d)コンパートメントのデジタルキーコードの詳細と、
e)コンパートメントの時間アクセスキーの詳細と、
f)コンパートメントのオープン/ロック状態の詳細と、
のうちの1つ以上に送信するステップを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
a)デジタルキーコードと、
b)時間アクセスキーと、
c)識別タグと、
のうち1つ以上をユーザに送信するステップを含み、
ユーザは、識別されたコンパートメントにアクセスすることが可能であり、
前記デジタルロックは、
i)(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、をセンサを介して受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックの比較と、
によって識別されたコンパートメントを開くように作動可能である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項17~19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
アクセスを必要とするサービスを提供する方法であって、
a)デジタルキーで開くための複数の区画の各々にデジタルロックを備え、デジタルキーおよび/またはデジタルロックをクロックに接続するための複数のコンパートメントを設けるステップと、
b)所定の時間内にサービスの要求を受信し、サービスを提供する際に使用するために、複数のコンパートメントの1つに関連する物理キーを提供するステップと、
c)i)物理キーの識別タグおよび物理キーが挿入される複数のコンパートメントの関連付けられた1つと、
ii)物理キーが挿入される関連コンパートメントのデジタルロックを解除するためのデジタルキーと、
iii)複数のコンパートメントのうちの1つに関連するデジタルロックのためのデジタルロックの時間制限された操作のための時間アクセスキーと、
を創造するステップと、
d)複数のコンパートメントで使用するためのデジタルキーおよび時間アクセスキーをサービスプロバイダに提供するステップと、
を含み、
e)前記複数のコンパートメントは、前記複数のコンパートメントのうちの1つに関連付けられたデジタルロックのためのデジタルロックの許容された時間制限での作動中に、前記物理キーのうちの1つにアクセスするために、前記複数のコンパートメントのうちの1つを開くことを可能にするために、前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを前記サービス提供者から受信することができる、方法。
【請求項22】
a)デジタルキーコードと、
b)時間アクセスキーと、
c)識別タグと、
のうち1つ以上をユーザに送信するステップを含み、
ユーザは、識別されたコンパートメントにアクセスすることが可能であり、
前記デジタルロックは、
(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、をセンサを介して受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックとを比較することと、
によって識別されたコンパートメントを開くように作動可能である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
事業体に関連する1人以上の個人にサービスを提供するためのシステムであって、
a)ユーザからサービス予約および支払情報を受信するための1つ以上の端末と、
b)サービス予約および支払情報を受信するためのサービスデータベースであって、1つ以上のサービス端末が前記サービスを完了するようにサーバからサービス予約情報を受信し、サーバおよび個人にサービスの完了に関する確認を返送するサービスデータベースと、を含むシステム。
【請求項25】
前記サーバは、1つ以上の所定の基準に基づいて、所定の期間にわたって前記事業体に支払われる支払を定期的に計算し、前記支払を前記事業体に送信するように構成される請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
マルチコンパートメント装置における位置のための複数のコンパートメント装置であって、
a)複数のコンパートメントと、
b)各コンパートメントへのアクセスを制御する少なくとも1つのデジタルロックと、
c)センサと、
d)クロックへの接続と、
を備え、
e)各コンパートメントの前記デジタルロックは、選択可能かつリセット可能であり、
f)前記デジタルロックは、
i)前記センサから、
(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックとを比較することと、
により開くように作動可能である、マルチコンパートメント装置。
【請求項27】
前記複数のコンパートメントの少なくとも1つのコンパートメントと、
a)関連コンパートメントの識別と、
b)コンパートメントの物理キーコンテンツの識別と、
c)コンパートメントの物理キーコンテンツに関連する関連資産の識別と、
d)コンパートメントのデジタルキーコードの詳細と、
e)コンパートメントの時間アクセスキーの詳細と、
f)コンパートメントのオープン/ロック状態の詳細と、
のうちの1つ以上とを関連させる識別タグを生成する識別タグ生成器を含む、請求項26に記載のマルチコンパートメント装置。
【請求項28】
遠隔管理者との通信を可能にするための受信器および送信器を含む、請求項26に記載のマルチコンパートメント装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、キーアクセスシステム、特に、キーセーフ、およびキーセーフを含むキーアクセスシステムに関する。
【0002】
本発明は、主として、マルチテナントアパートブロック内もしくはマルチテナントアパートブロックとともに使用するために開発されたものであり、以下、本出願に関して説明する。しかしながら、本発明はこの特定の使用分野に限定されないことが理解されるであろう。
【0003】
本発明は、事業体に関連する1以上の個人にサービスを提供するための方法およびシステムに関する。サービスは、任意のタイプのサービスであってもよい。事業体は、建築会社または法人であってもよい。一例において、サービスは、自動車洗浄および/または関連する自動車洗浄サービスである。個人は集合住宅の入居者である。従って、事業体は、アパートブロックまたはアパートブロックを代表する法人の所有者である。本発明は、この特定の環境での使用に限定されるものではない。
【背景技術】
【0004】
機械的ロックまたは電子的ロックを含むキーセーフを有することが知られている。しかし、一般的に、このようなキーセーフの使用は制限されている。多くの場合、これはマスターキーを使用することによって克服される。しかし、これは単に、そのような人々を支配することなく、より多くの人々に無制限のアクセスを提供するだけである。このシステムの問題は、清掃スタッフがマスターキーを使用して自由にアクセスすることを妨げないという、ホテルやモーテルで発生した問題に見られる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
明らかに、一団地内の私有アパートのような複雑な場所では、マスターキーを持つアパートへの容易なアクセスは認められない。問題は、アクセスを提供される人物が、アパートのブロック全体のメンテナンス担当者であっても、アクセスに必要な個々のコントロールがあることである。
【0006】
個人がそれぞれの管理システムを持っていれば、その結果、複数のアパートのブロックに多数のシステムがあり、多数のシステムを備えた空間が浪費され、正しいコードやキーを持った正しいものを見つけてアクセスする際に混乱が生じる。
【0007】
下記の1つ以上を含む既知のシステムでは、特定の範囲の問題が発生することが理解できる。
a)1つのキーセットのみへのアクセスを制御する場合は多数キーに多数のセーフが必要
b)多数人による多重アクセスを制御するメカニズムは存在しない
c)アクセスがいつ許可されるかの制御はない
d)一般に、承認されたユーザは、キーを挿入しアクセスを提供する際のセーフに物理的に立ち会う必要がある
e)一般に、承認されたユーザは、キーを引き出しアクセスを停止する際のセーフに物理的に立ち会う必要がある
f)ユーザごとに異なるシステムを持たずに、異なるキーを必要とする異なるユーザを調整する方法が無い。
【0008】
したがって、先行技術に関連する問題、欠点、または欠点の1つまたは一部を低減、制限、克服、または改善する、または少なくとも有効な代替案を提供するシステム、装置および/またはプロセスを提供することが有利であろう。
【0009】
本明細書中の文書、考案、行為または知識の議論は、本発明の文脈を説明するために含まれる。いずれかの材料が、当該開示の優先日以前に、オーストラリアまたは他の場所において、先行技術基盤の一部を形成していること、または関連技術における技術常識を形成していること、および、本明細書に記載されている広範な記述から構成されていることを認めるものと解釈してはならない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、第1および第2のキー、または、複数のキーセットへのアクセスを選択的に提供するためのキーアクセスシステムを1つの形態として提供する。このシステムは、
a)以下を含むキーセーフと、
b)開けたときに内部に入ることができるキーセーフドア、
c)前記キーセーフドアをロックまたはロック解除するための電子ロック、
d)前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを収容するための少なくとも第1および第2のキーコンパートメントであって、各々が前記コンパートメントへのアクセスを選択的に提供するためのロック可能なコンパートメント閉鎖部を含む、第1および第2のキーコンパートメント、
e)アクセスのための定義された開始時間を登録するための開始アクセスクロックレジスタを含む電気通信システムによって遠隔地からデータを送受信するための遠隔通信モジュールと、
f)近傍の外部無線通信機器との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールと、
g)前記近傍の外部無線通信装置によって前記ローカル通信モジュールにアクセスが要求された時間を登録するための要求クロックレジスタと、
h)以下のうちの1つ以上の所定のアクセス基準の達成を選択的に決定するデータを評価または受信するための決定因子と、
i)少なくとも前記第1および第2のキーコンパートメントから選択されたコンパートメント、
j)アクセス開始クロックレジスタから許容される前記要求クロックレジスタのタイミング内であること、
を含み、
k)第1のユーザは、同じキーアクセスシステムを使用する異なる複数の第2のユーザに対して、前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを提供し、制御された時間に別々の制御されたアクセスを提供することができる。
【0011】
本発明は、コンパートメントへのアクセスを制御する方法を提供する。この方法は、
a)マルチコンパートメントを提供するステップと、
b)複数の前記マルチコンパートメントに各々関連するデジタルロックを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
d)前記デジタルキーを取り込むステップと、
e)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
f)前記時間アクセスキーを取り込むステップと、
g)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
h)前記クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信することにより、複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つを開くことができる。
【0012】
また、本発明は、キーへのアクセスを制御する方法を提供する。この方法は、
a)異なるアクセス要件に対して多数の物理キーを提供するステップと、
b)1つ以上の物理キーを格納するためのマルチコンパートメントを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントに各々デジタルロックを設けるステップと、
d)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
e)前記デジタルキーを取り込むステップと、
f)1つ以上の物理キーを含むための複数の前記マルチコンパートメントの割り当てられた1つで物理キーを識別するための識別タグを作成するステップと、
g)前記識別タグを取り込むステップと、
h)複数の前記コンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
i)時間アクセスキーを取り込むステップと、
j)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
k)識別タグを操作により受領し、必要な物理キーを形成するために必要な時間に物理キーのうちの1つの要件を決定した時点で、複数のマルチコンパートメントのうちの関連する1つに関連する前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーが提供され、
l)クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信すると、複数のマルチコンパートメントのうちの1つを開いて物理キーのうちの1つにアクセスすることができる。
【0013】
本発明は、一形態として、アクセスを必要とするサービスを提供する方法を提供する。この方法は、
a)デジタルキーで開くための複数の区画の各々にデジタルロックを備え、デジタルキーおよび/またはデジタルロックをクロックに接続するための複数のコンパートメントを設けるステップと、
b)所定の時間内にサービスの要求を受信し、サービスを提供する際に使用するために、複数のコンパートメントの1つに関連する物理キーを提供するステップと、
c)物理キーの識別タグおよび物理キーが挿入される複数のコンパートメントの関連付けられた1つを創造するステップと、
d)物理キーが挿入される関連コンパートメントのデジタルロックを解除するためのデジタルキーと、
e)複数のコンパートメントのうちの1つに関連するデジタルロックのためのデジタルロックの時間制限された操作のための時間アクセスキーと、
f)複数のコンパートメントで使用するためのデジタルキーおよび時間アクセスキーをサービスプロバイダに提供するステップと、
を含み、
g)前記複数のコンパートメントは、前記複数のコンパートメントのうちの1つに関連付けられたデジタルロックのためのデジタルロックの許容された時間制限での作動中に、前記物理キーのうちの1つにアクセスするために、前記複数のコンパートメントのうちの1つを開くことを可能にするために、前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを前記サービスプロバイダから受信することができる。
【0014】
一態様では、本発明は、第1および第2のキー、または、複数のキーセットへのアクセスを選択的に提供するためのキーアクセスシステムを提供し、このシステムは、開けたときに内部に入ることができるキーセーフドアと、キーセーフドアをロックまたはロック解除するための電子ロックと、第1および第2のキーまたは複数のキーセットを収容するための少なくとも第1および第2のキーコンパートメントを含むキーセーフを備え、少なくとも第1および第2のキーコンパートメントの各々は、前コンパートメントへのアクセスを選択的に提供するためのロック可能なコンパートメントを含む。
【0015】
このシステムは、電気通信システムによって遠隔地からデータを送受信するための遠隔通信モジュールをさらに含み、この電気通信システムは、アクセスのための定義された開始時間を登録するための開始アクセスクロックレジスタと、近傍の外部無線通信機器との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールと、近傍の外部無線通信装置によってローカル通信モジュールにアクセスが要求された時間を登録するための要求クロックレジスタと、少なくとも第1および第2のキーコンパートメントから選択されたコンパートメントと、アクセス開始クロックレジスタから許容される要求クロックレジスタのタイミング内であることのうちの1つ以上の所定のアクセス基準の達成を選択的に決定するデータを評価または受信するための決定因子と、を含む。
【0016】
このようにして、第1のユーザは、同じキーアクセスシステムを使用する異なる複数の第2のユーザに対して、前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを提供し、制御された時間に別々の制御されたアクセスを提供することができる。
【0017】
本発明は、本発明のキーアクセスシステムを使用して、事業体に関連する1人以上の個人にサービスを提供する方法を提供することができる。この方法は、
(a)1つ以上の端末にアクセスする個人からのサービス予約および支払情報の受信するステップと、
(b)予約・決済情報をデータベースに保存するためにサーバへ送信するステップと、
(c)サービスを確認することができるように、予約情報をサーバ上のデータベースから1つ以上のサービス端末に送信するステップと、
(d)1つ以上のサービス端末からサーバからのサービス予約情報を与えられたサービス要員が事業体に関連する場所に立ち会い、予約サービスを実行するステップと、
(e)サービスが完了したことを示すために、1つ以上のサービス端末からサーバに確認を送信するステップと、
(f)サーバ上のデータベースに確認を保管するステップと、
(g)サービスが完了したことをその個人に通知するステップと、を含む。
【0018】
例として、以下の追加ステップが追加される。
(h)サーバが、1つ以上の所定の基準に基づいて事業体に支払われる支払額を、所定の期間にわたって計算するステップ、および
(i)支払いを事業体に送付するステップ。
【0019】
一例を挙げると、当該事業体は、アパートビル複合体の所有者の法人または法人である。
【0020】
本発明の別の態様によれば、事業体に関連する1人以上の個人にサービスを提供するためのシステムが提供される。そのシステムは、
ユーザからサービス予約および支払情報を受信するための1つ以上の端末と、
サービス予約および支払情報を受信するためのサービスデータベースであって、1つ以上のサービス端末が前記サービスを完了するようにサーバからサービス予約情報を受信し、サーバおよび個人にサービスの完了に関する確認を返送するサービスデータベースと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本発明をより明確に理解し、実用化するために、本発明に従った実施形態を詳細に説明する。後続の明細書は、非限定的な実施例によってのみ記載され、添付の図面を参照する。
【
図1】本発明の態様を具現化または実施するために利用することができる例示的なネットワーク化システムのブロック図。
【
図2】
図1の例示的なシステムの構成要素を示すブロック図。
【
図3】
図1のシステムのサービサーおよびパトロン装置の種々の例示的な形態を示すブロック図。
【
図4】
図1のシステムの例示的なサービサーおよびパトロンキーフォブの要素を示すブロック図。
【
図5】
図1のシステムの例示的なキーセーフの要素を示すブロック図である。
【
図6A】キーセーフを操作するためのプロセスの本発明の一実施形態を示す接続フロー図。
【
図6B】キーセーフを操作するためのプロセスの本発明の一実施形態を示す接続フロー図。
【
図6C】キーセーフを操作するためのプロセスの本発明の一実施形態を示す接続フロー図。
【
図7】車両洗浄および/または関連する車両洗浄サービスを提供するシステムを示す概略図。
【
図8】本発明の一態様による一組のマルチコンパートメントの概略図。
【
図9】本発明の一態様による一組のマルチコンパートメントの概略図。
【
図10】本発明の一態様によるシステムの使用の動作の概略図。
【
図11】本発明の一態様によるシステムの使用の動作の概略図。
【
図12】
図10に係る本発明の態様による使用における
図8のマルチコンパートメントの組の概略図。
【
図13】
図11に係る本発明の態様による使用における
図9のマルチコンパートメントの組の概略図。
【
図14】
図8および
図9のマルチコンパートメント上で使用するためのタイムコードおよびキーコードを含むデジタルロックの動作制御の概略図。
【
図15】
図8および
図9のマルチコンパートメント上で使用するためのデジタルロックのタイムコード動作の動作制御の概略図。
【
図16】
図8および
図9のマルチコンパートメント上で使用するためのデジタルロックのキーコードの転送の動作制御の概略図。
【
図17】
図8および
図9のマルチコンパートメントのうちの選択された1つまたは次の1つに対するデジタルロックの適用の動作制御の概略図。
【
図18】
図8および
図9のマルチコンパートメント上で使用するためのタイムコードおよびキーコードを含むデジタルロックの動作制御の概略図。
【
図19】本発明の一実施形態による、コンパートメントへのアクセスを制御する方法の概略ブロック図。
【
図20】本発明の一実施形態によるキーへのアクセスを制御する方法の概略ブロック図。
【
図21】本発明の一実施形態によるアクセスを必要とするサービスを提供する方法の概略ブロック図。
【
図22】
図7に示されるような本発明によるシステムの一例におけるプロセスステップを示す機能フロー図。
【
図28】ユーザのスケジュールサービスタイプ画面。
【
図31】チャージのためのユーザのスケジュール概要ページ。
【
図33】支払い後のユーザの予約スケジュール画面。
【
図34】
図33と異なるフォーマットのユーザの予約スケジュールの概要。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1を参照すると、例示的なネットワーク化されたインフラ・キーアクセスシステム10が示されている。システム10は、電気通信ネットワークによってリンクされた複数のハードウェア装置から構成される。
【0023】
図示する実施形態では、ハードウェアデバイスは、マネージャサーバ12を含む第1のデバイスまたはリンクされたデバイス、携帯電話などのサービサーデバイス14を含む第2のデバイスまたはリンクされたデバイス、携帯電話などのパトロンデバイス16を含む第3のデバイスまたはリンクされたデバイス、サービサーキーフォブ18を含む第4のデバイスまたはリンクされたデバイス、パトロンキーフォブ20を含む第5のデバイスまたはリンクされたデバイス、およびキーセーフ68を含む第6のデバイスまたはリンクされたデバイスを含む、様々な電子、処理および/またはコンピューティングデバイスを備える。
【0024】
マネージャサーバ12、サービサーデバイス14、パトロンデバイス16およびキーセーフ68は、インターネット22を介して互いに接続可能である。
【0025】
さらに、サービサーキーフォブ18およびパトロンキーフォブ20は、それぞれ、示されたキーアクセスシステム内のキーセーフ68と直接通信するように構成される。
【0026】
キーアクセスシステム10のネットワークは、インターネット22を含み、さらに、WAN、イーサネット、トークン・リング、衛星通信ネットワーク、GSMまたは3Gネットワークなどの移動電話ネットワークを含む電気通信ネットワーク、またはハードウェア装置が通信できるそれらの任意の組み合わせなどの他のネットワークを含むことができる。これにより、例えば、ハードウェア装置間でネットワークを介して入出力データを通信することが可能になる。図示された実施形態では、サービサーキーフォブ18およびパトロンキーフォブ20は、RFIDに適した電波を介してキーセーフ68と直接通信するように構成される。
【0027】
ネットワーク上でのデータおよび/または情報の転送を容易にする装置間の相互接続は、例えば、Wi-fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、携帯電話、または衛星通信ネットワークを利用することによって、光ファイバ、および/または無線によって、全体的または部分的に配線することができる。この例では、インターネットを介したハードウェア装置間の接続は、光ファイバおよびWi-fiを含む有線および無線技術に依存し、キーフォブ18,20およびキーセーフ68間の直接接続は、RFIDネットワークを介した無線とすることができる。
【0028】
システム10は、さらに、または別法として、1つ以上のデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、埋め込みデバイス、スマートフォンおよび/またはスマートウォッチおよびヘッドセットのようなウェアラブルデバイスのような他の電子デバイスまたはコンピュータデバイスを含むことができることを理解されたい。
【0029】
ネットワーク化されたインフラシステム10は、本発明の態様を実施するのに適し得るインフラストラクチャの単一の例にすぎないことを理解されたい。本発明を実施するための他の適切なネットワーク化システムは、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の代替デバイス、構成、ネットワーク、またはアーキテクチャを含むことができる。
【0030】
次に、
図2を参照すると、キーアクセスシステム10に関連するコンピューティングハードウェアのブロック図が示されており、全般として30と指定されている。ハードウェア30の一部または全部は、電子デバイス12,14,16,18,20および68のいずれかまたはそれぞれに関連している可能性がある。ハードウェア30は、ROM34およびRAM36、並びに記憶されたデータ38、プログラムおよびアプリケーション40を形成するインストラクションの収集、およびオペレーティング・システム42を含むメモリ32を含む。バス44は、メモリ32をプロセッサ46、ディスプレイ48、および入力手段50にリンクする。ハードウェアは、電源52によって電力供給される。通信インタフェイス54は、デバイスが他のデバイスと通信することを可能にする。
【0031】
図3を参照すると、サービスサーデバイス14およびパトロンデバイス16は、それぞれ、ユーザの好みおよびアクセシビリティに応じて、携帯電話60、デスクトップコンピュータ62、ラップトップコンピュータ64およびタブレット66のうちの任意の1つ以上を含むパーソナルコンピューティングデバイスとすることができる。これらのデバイス(ならびにサーバ12およびキーセーフ68)の各々は、種々の形態のハードウェア30の一部または全部を含む。例えば、一実施形態では、サービスサーデバイス14および/またはパトロンデバイス16がデスクトップコンピュータ62の形態であり、メモリ32、プロセッサ46、モニタの形態のディスプレイ48、マウスおよびキーボードといった形態の入力50、主電源ACを低電圧調整直流電力に変換する電源ユニットといった形態の電源52、および有線ネットワーク接続のためのイーサネットポートを含む通信インタフェイス54を含むことができる。別例として、この実施形態では、サービスサーデバイス14およびパトロンデバイス16が携帯電話60を備え、携帯電話60は、メモリ32、プロセッサ46、ディスプレイ48およびタッチスクリーンの形態の入力50、内部DC再充電可能バッテリの形態の電源52、無線ネットワーク接続のためのWi-fiアダプタを含む通信インタフェイス54、およびGSMネットワークを介して通信するためのGSMモジュールを含んでいてもよい。
【0032】
図4を参照すると、サービサーキーフォブ18およびパトロンキーフォブ20のそれぞれは、マイクロプロセッサ90、アンテナ92、バッテリ94およびメモリ96を含むマイクロチップ88を有するRFIDタグをそれぞれ備えている。
【0033】
図5を参照すると、壁70とドア72とを有するとともに、第1コンパートメント94、第2コンパートメント96、第3コンパートメント98および第4コンパートメント99を備えるキーセーフ68が示されており、各コンパートメントは、キーセーフドア72が開放されたときに手でアクセスすることができるスロット11を画定している。このセーフは、電源ユニットの形態のパワーモジュール52、プロセッサ46、メモリ32、Wi-fiモジュール84を含む無線通信モジュール80、およびキーフォブ18,20のRFIDタグ86と通信するように構成されたRFIDモジュール82、キーパッドの形態のユーザ入力50、表示画面48、さらに磁気ラッチ77を含む電子ロック78を含む、様々な形態の前述のハードウェア30の一部または全部を備え、電子ロック78は、キーセーフドア72をロックまたはロック解除するように構成されている。
【0034】
(ユーザ)
第1のユーザは、サービサー(サービス提供者)が提供するサービスの利用を希望する者である。その第1のユーザはパトロンと見なされ、パトロンデバイス16上のダウンロード可能なアプリを使用することにより、キーアクセスシステムに接続する。このパトロンデバイスは、パトロンがキーへのアクセスを設定し、制御することを可能にする。
【0035】
パトロンはまた、アクセスのタイミングを設定する権限も有している。
【0036】
本質的には、パトロンは、アパートの1ブロックのオーナーであり、パトロンの希望に応じてアパートにアクセスするために、様々な取引関係者を容易に自主的に制御することができる。さらに、パトロンはアクセスの順序を制御することができ、すべての取引関係者に単一のアクセスを与える必要はない。その代わり、マルチシステムは、協調的な別々の制御によって、取引関係者を分離することを可能にする。
【0037】
取引関係者以外は、配送などに調整されたアクセスと制御を有することが許される。
【0038】
以下では、法人等が管理する複合ビル等の事業体の居住者である個人に対するキーアクセスシステムの利用方法の一例を概説する。このシステムおよび方法は、すべてがウェブサイトを介して動作するネットワーク(LAN、WANまたはインターネット)に接続された多数のユーザ端末と、1つ以上のサービス要員端末とを利用する。システムは、3G,4Gまたは同様の移動電話ネットワーク上で動作するように構成することができる。
【0039】
このシステムは、サービスが提供される1つ以上のアパートまたは建物内に居住する車両またはアパートの所有者に対応する多数の個人ユーザを含む。したがって、建物は、例えば法人であってもよい事業体と関連している。ユーザはシステムと直接対話することができ、あるいは、ユーザは1つ以上の端末を介して間接的にシステムと対話することができる。
【0040】
この場合、建物内の特定のアパートのテナントまたは所有者であるユーザ個人は、システムまたはネットワークを介してサービスを要求することになる。これにより、個人のコンピュータデバイスからウェブサイトにアクセスすることができる。インターネットのようなネットワークは、PCラップトップ等の端末または移動通信装置を介してアクセス可能である。また、ネットワークには、ユーザ個人から受信した情報を記憶するためのデータベースを含む予約・決済サービスが接続されている。
【0041】
保管される情報には、個人データ情報およびその他の詳細を含めることができる。また、実施されたサービスおよび実施されるサービスの予約データ情報を含めることもできる。サービスを提供する多数の要因は、ネットワークにアクセスし、将来の予約に関する情報を入手し、サービスが実施されたときに情報を提供する。各端末は、移動電話、コンピュータ端末、ラップトップまたは携帯デジタルアシスタント等の1つ以上を含んでいてもよい。データベースは、予約および支払サービス業者に接続され、サービスが完了したときなど、実行されたサービスに関して洗車端末から受信した情報を記憶するように構成される。
【0042】
予約・決済サーバは、以下に説明するように、決済資金を転送するための銀行機関に関連付けられ得る銀行サーバにも接続されている。銀行サーバに接続されているのは、所有者法人、法人、および個人の口座などの事業体に関連する銀行口座に対応する1つ以上の口座である。
【0043】
システム内の処理ステップの基本的な機能フロー図は、顧客フロントエンドブロック、顧客エリア、サーバ要員エリア、および管理エリア、および銀行インタフェイスを有する。個人であるシステムの顧客は、ユーザによって、または電話、移動通信装置、コンピュータ端末等を介して、システムにアクセスすることによって、予約プロセスにアクセスする。代替的に、個人は、個人を識別するためのすべての情報を含むスワイプ可能なカードを有することができる。
【0044】
従って、ユーザ個人が顧客フロントエンドにアクセスすると、プロセスが開始される。個人は、システムに登録されている場合、ログインし、顧客エリアに進む。あるいは、個人が登録されたユーザでない場合、ユーザは、個人に関するデータが入力される登録促進セクションを含む登録プロセスに転向される。登録が完了すると、個人に識別番号が付与される。顧客フロントエンドのプロセスは、個人、失われたパスワード等の妥当性をチェックするために、他の詳細なステップを含んでいてもよい。
【0045】
一旦、個人が顧客フロントエンドを通じて処理を完了すると、それらは顧客エリアに転送され、ダッシュボードが表示される。その後、その個人はスケジュールの設定に進む。スケジュールステップでは、場所、必要なサービスの種類、サービスの日時を特定することが要求される。
【0046】
初期設定が完了すると、個人は支払ステップに進む。ここでは、個人の銀行口座やクレジットカード等のデビットが可能な銀行インタフェイスがある。
【0047】
支払いが処理されると、銀行インタフェイスは、データベース内の管理エリアに確認を提供する。個人がスケジュールを完了すると、データが管理エリアに送信され、支払いが銀行インタフェイスによって承認されると、予約に対する支払いの照合が可能になる。
【0048】
支払いが完了すると、ユーザに予約の受領番号が提供される。次に、システムは、データをサービス要員エリアに渡す。従って、サービス要員がシステムにログインすると、個人の予約が表示される。次いで、サービス要員は、顧客/個人の予約をチェックし、実際のサービスをサービス要員に割り当てることができる。
【0049】
サービスタスクが完了すると、サービス要員は完了に入り、サービスが完了したことを確認するメッセージが個人に送信される。完了ステップでは、サービスの完了がデータベースに記録されるように、管理エリアに指示を送信することができる。ここで、顧客エリア内の処理ステップに戻るが、顧客/個人に確認受領番号が与えられた場合、安全リポジトリにキーを置くよう要求されることに留意する必要がある。このリポジトリは、デスクまたは建物複合施設の共用区域など、実施されるサービスのために指定された区域に配置することができる。安全なリポジトリは、本発明のキー・ロック・システムを含む。ロックされたボックスは一例にすぎず、必要に応じて、他の形式の安全リポジトリを提供することができる。
【0050】
サービス要員は、関連するキーを取得するために、注文によって識別されるキーを使用するなどして、安全なリポジトリにアクセスできる。個人がシステムに登録され、識別番号が付与されると、個人に、その識別番号が刻印されたキーリングと、タグとを発行することができる。個人はキーにそのキーリングを使用できるため、安全なリポジトリ内のキーが第1コンテナと第2コンテナにドロップされると、サービス要員はどのキーがどの車またはアパートに一致するかを判断できる。このようにして、サービス要員は、安全リポジトリ内に存在する可能性のある多数のそのようなキーから特定のキーを識別することができる。
【0051】
サービス要員がキーを収集した後、車やアパートを見つけることができ、予約されたサービスを実行することができる。サービスが完了すると、サービス要員はキーをアパート複合体内の個人のキーセーフボックスに戻すことができる。このようにして、個人は、自分の使用専用の、より安全なリポジトリから、自分のキーを取得することができる。これは、以下で詳細に特定される。
【0052】
銀行インタフェイスには、いくつかの可能な処理ステップがある。支払いが行われる場合、銀行インタフェイスのブロックは、請求される手数料の一部を、例えば、ビルディング・ファンド、または、法人長もしくは法人、および/または慈善ファンドに帰属させることができる。
【0053】
さらに、サービス料金の構成要素は、サービスを実施するために必要なアパートブロック内の必要なサービスエリアの賃貸に関連する費用をカバーするための構成要素を含んでいてもよい。
【0054】
従って、この性質のための処理ステップが銀行インタフェイス内に組み込まれていてもよい。また、システムコーディネータ(システムの所有者であり、システム全体を制御する)が支払を受けることができるように、銀行インタフェイスは、システムコーディネータの銀行口座の詳細を含んでいてもよい。支払いは、オンラインで処理され、確認され、管理エリアに提供される。
【0055】
(運営方法)
図6A,6B,6Cを参照すると、キーセーフ68内にキーを記憶しアクセスするための例示的なプロセス100が示されている。例示的な実施形態では、サービサーデバイス14を操作するサービサーは、アパート清掃や洗車などのサービスを提供する個人であり、パトロンデバイス16を操作するパトロンは、高層アパートブロックや低層アパートブロックなどの住居のパトロンである。マネージャサーバ12は、システムマネージャによって操作され、システムのためのソフトウェアの管理に加えて、キーセーフ68をアパートブロックまたは他の住居のマネージャに販売またはリースすることができる。
【0056】
従って、ステップ102において、パトロンは、アパート清掃、食料品配達、洗車、および/またはドライクリーニングのようなサービスを予約するために、パトロンデバイス14(例示的な実施形態ではスマートフォンまたはタブレットである)上で以前にダウンロードされたキーセーフアプリケーションを使用する。サービスの予約は、サービス予約を記録するために、マネージャサーバ12にワイヤレスでパトロンデバイス14に送られる。
【0057】
ステップ104で、マネージャサーバ12は、予約サービスを提供するサービサーのサービサーデバイス14(例示的な実施形態ではスマートフォンタブレット)に信号送信し、予約についてサービサーに通知する。
【0058】
ステップ106において、パトロンは、キーセーフ68の近くでパトロンキーフォブ20(例えば、キーカードまたはキーリング上のアイテムの形態であってもよい)を保持またはスワイプする。十分に近づくと、アンテナ92は、キーセーフのRFIDモジュール82から送信される無線周波数信号を受信する。
【0059】
ステップ108において、RF信号を受信すると、パトロンキーフォブ20は、RFIDモジュール82に戻って信号を送り、キーセーフ68のロックを解除する。
【0060】
ステップ110において、キーセーフ68は、そのWi-fiモジュール84を介して、パトロンキーフォブ20に関する情報をマネージャサーバ12に送信する。
【0061】
ステップ112において、マネージャサーバ12は、パトロンの予約の前の所定の期間(例えば、サービス日、最長7.5時間前)内にパトロンキーフォブ20がセーフをアンロックしようとしているか否かをチェックする。
【0062】
所定の時間内であれば、ステップ114において、マネージャサーバ12は、キーセーフ68に信号を送って、電子ロック78のロックを解除する。
【0063】
ステップ116において、セーフのWi-Fi84モジュールによってマネージャサーバ12から受信された信号の結果として、キーセーフ68のプロセッサ46は、セーフの電子ロック78を開く。
【0064】
ステップ118で、電子ロック78がロック解除された状態で、パトロンは、キーセーフドアを開くことができ、または自動でキーセーフドアが開かれる。
【0065】
ステップ120において、キーコンパートメント上の参照番号9によって識別されるように、パトロンの予約に関連するキーコンパートメント94,96,98または99上のライト7が点灯する。例えば、第1のキーコンパートメント94は、アパートサービスを提供するためにパトロンのアパートにアクセスするために使用されるアパートのキー用に予約され、第2のキーコンパートメント96は、パトロンの車にアクセスするために使用される車のキー用に予約され、第3のキーコンパートメント98は、食料品を配達するためにパトロンのアパートにアクセスするために使用されるアパートのキー用に予約され、第4のキーコンパートメント99は、パトロンのアパートにアクセスするために使用されるアパートのキー用に予約されて、ドライクリーニング/アイロン掛けのための衣類を取得し、および/またはドライクリーニング/アイロン掛け後に衣類を配達することができる。キーコンパートメントの記号9は、提供される特定のサービス、例えば、ドライクリーニング用のアパートキーを示す。
【0066】
ステップ122において、パトロンは、ライト7が点灯し、サービスが予約されたことを示す標識9が表示された状態で、キーをコンパートメントのスロット11内に配置する。キーはスロット11を通り、シュート13を下り、コンパートメントドア1がロックされている間は手動ではアクセスできないコンパートメントに入る。
【0067】
ステップ124において、サービサーは、キーセーフ68の近くでサービスサーキーフォブ18(例えば、キーリング上のキーカードまたはアイテムの形態であってもよい)を保持またはスワイプする。十分に近づくと、アンテナ92は、キーセーフのRFIDモジュール82から送信される無線周波数信号を受信する。
【0068】
ステップ126において、RF信号を受信すると、サービサーキーフォブ18は、RFIDモジュール82に戻ってキーセーフ68のロックを解除するように信号を送る。
【0069】
ステップ128において、キーセーフ68は、そのWi-fiモジュール84を介して、サービスサーキーフォブ18に関する情報をマネージャサーバ12に送信する。
【0070】
ステップ130において、マネージャサーバ12は、サービサーキーフォブ20が、パトロンの予約の所定時間内(例えば、サービス日、4時間前後)に、セーフをアンロックしようとしているか否かをチェックする。
【0071】
所定期間内であれば、ステップ132において、マネージャサーバ12は、キーセーフ68の電子ロック78(ステップ132a)と、キーコンパートメント94,96,98または99(ステップ132b)の電子ロック3の両方を、パトロンの予約に関連して解除するようキーセーフ68に信号を送る。
【0072】
ステップ134において、セーフのWi-fiモジュール84によってマネージャサーバ12から受信された信号の結果として、キーセーフ68のプロセッサ46は、セーフの電子ロック78を開く。
【0073】
さらに、ステップ136において、セーフのWi-fiモジュール84によってマネージャサーバ12から受信された信号のさらなる結果として、キーセーフ68のプロセッサ46は、関連するコンパートメントの電子ロック3を開放させる。
【0074】
ステップ138において、キーセーフの電子ロック78がロック解除された状態で、サービスサーは、キーセーフドアを開くことができ、または自動でキーセーフドアが開かれる。
【0075】
ステップ140において、キーコンパートメント上のサイン9によって識別されるように、パトロンの予約に関連するキーコンパートメント94,96,98または99上のライト7が点灯する。
【0076】
ステップ142において、関連するコンパートメントの電子ロック3がロック解除された状態で、サービスサーは、関連するコンパートメントドアを開き(または自動でキーセーフドアが開かれる)、パトロンのキーを把持するに至り、サービスを実行することができる。
【0077】
ステップ144において、サービスが実行されると、サービサーは、サービスが完了したことをマネージャサーバに通知するために、サービサーデバイスを使用する。
【0078】
ステップ146において、マネージャサーバ12は、実行されたサービスに従って、パトロンのアカウントからサーバのアカウントに支払を転送するように支払ゲートウェイに信号送信する。
【0079】
ステップ146において、マネージャサーバ12はパトロンデバイス16に信号送信し、パトロンに予約が完了したことを通知する。
【0080】
これが当日特定のキーを使用して実行される最終サービスである場合、キーはサービサーによって、例えば、パトロンのアパートやレターボックスに返却される。
【0081】
ステップ168において、サービサーは、そのサービサーデバイス14を使用して、キーが返却された場所をマネージャサーバ12に信号送信する。
【0082】
ステップ170において、マネージャサーバ12は、パトロンデバイス16に対して、キーが返されたこと、または返された場所を信号送信する。
【0083】
しかし、これが当日の特定のキーを使用して実行される最終サービスでない場合、サービサーはまだパトロンにキーを返却せず、ステップ168および170はまだ完了しない。
【0084】
例えば、1人のパトロンが同じキーへのアクセスを必要とする複数の異なるサービス予約を同日に行った場合、例えば、パトロンがアパート清掃とドライクリーニングを予約する場合には、それぞれ異なるサービスサーがそのアパートにアクセスするためにパトロンのアパートキーを使用する必要がある。最初の予約を完了したサービサーは、キーを(パトロンではなく)キーセーフに戻すが、次のサービサーがアクセス可能な別のコンパートメントに戻す。これは以下のように起こる。
【0085】
ステップ148において、マネージャサーバ12は、キーが更なるサービスのためにキーセーフ68に戻されるべきであることをサービサーデバイス14に信号送信する。
【0086】
ステップ150において、サービサーは、キーセーフ68の近くにあるサービサーキーフォブ18を保持またはスワイプする。十分に近ければ、アンテナ92は、キーセーフのRFIDモジュール82から送信される無線周波数信号を受信する。
【0087】
ステップ152において、RF信号を受信すると、サービサーキーフォブ18は、RFIDモジュール82に戻ってキーセーフ68のロックを解除するように信号を送る。
【0088】
ステップ154において、キーセーフ68は、そのWi-fiモジュール84を介して、サービスサーキーフォブ18に関する情報をマネージャサーバ12に送信する。
【0089】
ステップ156において、マネージャサーバ12は、他のサービサーによる収集のためにキーを保管できるように、サービサーにセーフが再度開放されことを確認する。
【0090】
ステップ158において、マネージャサーバ12は、キーセーフ68に信号を送って、キーセーフ68の電子ロック78のロックを解除する。
【0091】
ステップ160において、電子ロック78がロック解除された状態で、サービサーは、キーセーフドアを開くことができ、または自動でキーセーフドアが開かれる。
【0092】
ステップ162において、キーコンパートメント上の標識9によって識別されるように、パトロンの予約に関連するキーコンパートメント94,96,98または99上のライト7が点灯する。
【0093】
ステップ164において、サービサーは、ライト7が点灯し、サービスが予約されたことを示す標識9が表示された状態で、キーをコンパートメントのスロット11内に配置する。キーはスロット11を通り、シュート13を下り、コンパートメントドア1がロックされている間は手動ではアクセスできないコンパートメントに入る。
【0094】
ステップ166において、マネージャサーバは、他のサービサーデバイス14に、キーが他のサービサーによって拾い上げられる準備ができていることを知らせる。
【0095】
この時点から、パトロンの次の予約を実行する必要のある他のサービサーは、ステップ124から144を完了することにより前のサービサーと同じ方法でキーにアクセスする。これが、同じキーを使用してその日に実行される最終サービスである場合、ステップ168および170が完了する。
【0096】
別の例示的なシステムでは、サービサーデバイス14はサービサーキーフォブ18としても作用し、パトロンデバイス16はパトロンキーフォブ20としても作用する。
【0097】
(実施例2)
図8から
図13を参照すると、ユーザは、ウェブページ160またはネイティブ電話アプリを介して異なるタイプのサービスを選択することができる。清掃のような特定のサービスでは、複数の可能な提供者152,153,154が居てもよく、そのうちの1つがユーザ150によって選択され、管理者/機関151に通知されてもよい。
【0098】
提供された情報は安全なサーバに保存され、クレジットカード情報はセキュリティトークンと引き換えに安全にStripe(登録商標)に送信され、支払いに使用される。
【0099】
しかしながら、ユーザ150は、その後、サービス提供者がアクセスするためにキーを提供可能である必要がある。オンサイトでサービスが発生させる代わりに、ユーザは、本発明のアクセス制御システムを使用することができる。必要なフィールド/情報を完了した後、ユーザ150は、ロッカー(複数のコンパートメント161,162,163…のうちの1つ)にキーを入れる準備をする必要がある。サーバは、キー預託QRコード(登録商標)を含むメッセージを送信する。これにより、識別タグ173が形成される。
【0100】
ユーザは、キーロッカー160内に位置するQRリーダ167の前に受信したQRコードを表示するデバイス152(携帯電話)を置かなければならない。ロッカー160における次の利用可能なスロット161,162,163…が開く。
【0101】
次いで、ユーザ150は、キー155をロッカー161内に配置し、それを閉じて処理が完了させなければならない。ロッカー160は、キーの位置、キーのタイプ(アパート/車両)、およびキーの所有者(識別タグ173)に関する情報をサーバに送信する。
【0102】
管理者/機関は、すべてのサービススケジュールとキー預託が完了したことを確認する。管理者/機関は、ジョブに対応可能な次の清掃者を選択する。
【0103】
選択された152を清掃すると、次のスケジュールと、キーを取得して返すための1対のQRコードキー181,182のペアが受信される。QRコードキーは、ユーザが指定したスケジュールにおける一度のみ使用できる。
【0104】
清掃者は、キーロッカー160内に配置されたQRリーダ167の前に、受信されたキー引き出し用のQRコード181を表示するデバイス166(携帯電話)を置かなければならない。ロッカー160における正しいスロット161が開く。
【0105】
清掃者152は、キー155を取得し、清掃サービスを実行するために、受信されたメッセージから、その場所に進む。サーバは、キーの場所/取扱者の状態において更新される。清掃サービスの後、清掃者152は、メッセージから受信したキー預託QRコード182を使用してキーを戻す。清掃者152は、キーロッカー内に配置されたQRリーダ167の前に受信された預託QRコード182を表示する装置166(携帯電話)を設置しなければならない。ロッカーにおける次の利用可能なスロット161,162,163…は、清掃者がキーを預託するために開く。これは元のロッカーと同一である必要はない。清掃者は、業務を完了するためにロッカーを閉じる必要があり、ロッカーはサーバを更新する。サーバは、支払いを収集するためにユーザのStripeトークンから支払いを集金し、ユーザと管理者/組織の両方にメッセージを送信する。
【0106】
ユーザは、清掃者から返却されたキーを取得するか、次のサービスが必要になるまでロッカーに保管するよう要求することができる。すなわち、キー預託QRコード182は、次のサービスのための新しい識別タグ173を形成するように適合されていてもよい。
【0107】
図14から
図18を参照すると、システムの構成要素が見られる。
【0108】
図14を参照すると、コンパートメント161,162,163…へのアクセスは、コンパートメントに関連付けられたデジタルロックを介している。しかしながら、使用上の柔軟性と、各コンパートメントが単一のユーザにより制限されないようにするために、デジタルロックは、それが使用されるたびに作成される。従って、デジタルロック190を作成するために生成器185が設けられている。
【0109】
ただし、簡単なキーコードでデジタルロックを開くことはできない。代わりに、キーコード171およびタイムコード172の複数の要件があり、これらは、同一人物または異なる人物に応じて個別におよび別々に生成されてもよい。特に、タイムコードは、特定のアクセス時間を提供するためにユーザによって定義されてもよい。したがって、デジタルロック190は、キーコード171だけでは開くことができず、タイムコードも受信しなければならない。デジタルロックは、これら2つがなければ開くことはできないが、タイムコード172の定義時間の期間が経過しているかどうかを確認するために、それに接続されたクロック168を参照することなく開くことはできない。これらの動作の全てが完了した場合にのみ、デジタルロック190が開き、指定されたコンパートメントへのアクセスが提供される。別の重要な要素は、これらのキーコード171およびタイムコード172がデジタルであるため、必要なユーザにデジタルで送信し、コンパートメントにおけるリーダによってデジタルで読み取ることができることである。好ましい転送手段はQRコードシステムであるが、他のデジタルシステムを使用することもできる。
【0110】
図15には、タイムコード172のさまざまな要素の作成が示されている。ユーザ160は、サービスが提供されるために必要な時間173を定義することができ、それによって、ある範囲の時間を提供することができる。清掃者152のようなサービスの提供者162を割り当てているオーガナイザ161は、提供者がサービスを提供できる利用可能な時間174を定義し、タイムコード172を修正または制限することができる。このタイムコードは、タイムコードチェック部175が接続されたクロック168を実際の時間だけレビューする場合にのみ使用され、その後、タイムコード172は、キーコード171と共に出力180として提供され、デジタルロック190を開くことができる。
【0111】
図16に示されるように、キーコードは、生成器185によりキーコードを生成する旨の要求の入力184により開始してもよい。このキーコードは、QRコードのようなデジタル形式で作成され、送信器186によって受信器187に無線で送信することができる。このような受信機は、コンパートメント160におけるQRリーダ167の前に配置されてもよいQRコードを視覚的に表示することができるスクリーンを有するサービスプロバイダデバイス166であってもよい。
【0112】
図17を参照すると、コンパートメント161,162,163…の開放を制御するための機構が示されているが、予め定義された用途またはユーザに限定されるものではない。従って、コンパートメント160における受信機167は、最初にコンパートメントを要求するためのQRコードを受信し、ユーザ150が最初にキー預託QRコードおよび識別タグ173を生成してもよい。コードを受信した後、コンパートメントの制御システム166は、第1のコンパートメント161に問い合わせ、それが利用可能であるか、またはすでに割り当てられており、キーコードおよびタイムコードが動作するのを待ってロックされているかどうかを判断する。利用可能であれば、第1のインラインとしてそれは開放され、
図7に示すシステムのようにデジタル伝送115を介して、送信される物理キー155または他の要素、および、管理166によって作成され無線181により伝送された適切な識別タグ173を受信するためにセットアップされてもよい。
【0113】
コンパートメント161が既に取り込まれ、利用できない場合には、質問の結果はNOとなり、システムは、次のコンパートメント162に直線的に移動し、コンパートメントを見つけるまで進行する。
【0114】
この直線システムの主な改良点は、コンパートメント161および163が使用中であり、コンパートメント162は使用中であったが現在は使用可能である点である。従って、システムは、単に使用された最後の番号をチェックし、次の番号に移動するのではなく、直線的な処理を通してコンパートメント162を再利用することによって、限定された数のコンパートメントでその使用を最大化することができる。さらに、セキュリティにおける利点として、次のコンパートメントを予測することが不可能であり、従って、生身の人間には、どのコンパートメントがどのユーザによって使用されるかを知ることができない点がある。
【0115】
図18には、ユーザが指定コンパートメント164内に物理キー155を提供することができ、作成された識別タグ173が送信器188によってオン-センドされるようにデジタル送信されることが示されている。従って、物理的ロックは、デジタルロックシステムによって制御され、相乗的で適応可能なシステムを提供するために物理的システムと協調するデジタル的に送信可能な制御システムを生成する。
【0116】
図19を参照すると、コンパートメントへのアクセスを制御する方法が示されている。これは、複数のステップを含む。
【0117】
最初に、個々のコンパートメント161,162,163…を含む1セットのマルチコンパートメント160が提供される。個別に、もしくはマルチコンパートメント160に関連する管理166から個別に制御されるに関わらず、各コンパートメントにはデジタルロック190が設定される。
【0118】
動作中に、複数のマルチコンパートメント161,162,163のうちの1つのためのデジタルロックのうちの1つに関連付けられた各デジタルロック190に対して、デジタルキー171が作成され、そのデジタルキーは捕捉される。
【0119】
時間的意味でのアクセスを制限するために、複数のマルチコンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックに対し、デジタルロックの操作を制限する許容時間について時間アクセスキーが作成され、その時間アクセスキーは捕捉される。
【0120】
システムは、コンパートメントがデジタルロックをクロックに接続するためのキーロックを有していなければならない。
【0121】
これにより、クロックを参照して許容時間内にデジタルキーおよび時間アクセスキーを作動的に受信すると、複数のコンパートメントのうちの1つを開くことができる。
【0122】
図20を参照すると、システムを使用して物理キーへのアクセスを制御する方法が示されている。これは、物理システムにおける、異なるアクセス要件のために複数の物理キーを提供するステップと、1つ以上の物理キーを収容するためのマルチコンパートメントを提供するステップと、複数のマルチコンパートメントの各々にデジタルロックを提供するステップと、を含む。
【0123】
複数のマルチコンパートメントのうちの1つのデジタルロックのうちの1つに関連付けられた各デジタルロックに対するデジタルキーを作成するステップや、デジタルキーを捕捉するステップもある。
【0124】
さらに、1つ以上の物理キーを収容し得るマルチコンパートメントのうちの割り当てられた1つに物理キーを識別するための識別タグを作成するステップと、その識別タグを補足するステップも必要である。
【0125】
さらに、複数のマルチコンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックに対し、デジタルロックの操作を制限する許容時間について時間アクセスキーを作成するステップと、その時間アクセスキーを捕捉するステップも必要である。
【0126】
しかしながら、必要な物理キーと、デジタルキーと、および複数のマルチコンパートメントのうちの関連する1つに関連する時間アクセスキーと、を形成するために必要な時間に、識別タグを作動可能に受領するとともに物理キーのうちの1つを要求することが決定されるように、デジタルロックをクロックに接続することが必要である。
【0127】
クロックについての許容時間内にデジタルキーおよび時間アクセスキーを作動的に受信することにより、複数のマルチコンパートメントのうちの1つを開いて物理キーのうちの1つにアクセスすることが可能となる。
【0128】
図21を参照すると、アクセスを必要とするサービスを提供する方法が示されている。清掃者152のようなサービス提供者は、これらのサービスを遂行するために、アパート、車両または他の施錠可能な資産へのアクセスのためのキー155を必要とする。清掃者がアクセスできるようになり、そのアクセスをリモートで制御できるようにする一方で、別のサービス提供者が別の時点で同じキーを使用できるようにするために、時間制御アクセスが提供される。
【0129】
これは、各々がデジタルキーで開く複数のコンパートメントにデジタルロックを設け、デジタルキーおよび/またはデジタルロックを時計に接続するステップによって達成される。
【0130】
所定の時間内のサービスに対する要求が受信されると、サービスを提供する際に使用するために、複数のコンパートメントのうちの1つに関連する物理キーが提供される。
【0131】
識別タグは、物理キーと、物理キーが挿入される複数のコンパートメントのうちの関連付けられた1つにより作成される。このようにして、物理キーの内容と場所および使用は、デジタル方式で定義され、送信可能である。
【0132】
デジタルキーは、物理キーが挿入される関連コンパートメントのデジタルロックを解除するために作成される。このようにして、コンパートメントは使用時に定義することができ、デジタルで送信するのに適切なデジタルロックを作成することができる。
【0133】
時間アクセスキーは、複数のマルチコンパートメントのうちの1つに関連するデジタルロックに対し、デジタルロックの操作を制限する許容時間のタイムコードを定義するために作成される。このようにして、コンパートメントは永久に使用されることはなく、物理的な制御に依存するものの、物理キーは、定義された期間にのみアクセス可能であり、その返却が識別され、制御されることにより、ユーザに安全性を提供する。したがって、定義されたアクセスの開始だけでなく、アクセスの終了も確認される。
【0134】
複数のコンパートメントで使用するためのデジタルキーおよび時間アクセスキーをサービス提供者に提供すること。
【0135】
ここで、複数のマルチコンパートメントのうちの1つに関連するデジタルロックに対し、デジタルロックの操作を制限する許容時間の間に、複数のマルチコンパートメントのうちの1つを開いて物理キーのうちの1つにアクセスすることができるように、複数のコンパートメントは、デジタルキーおよび時間アクセスキーをサービス提供者から受信することができる。
【0136】
(変形例)
本発明のシステムは、その構成において可変であり、個々のパトロンの制御においてアクセスがどのように調整され得るかが理解できる。しかしながら、複数のパトロンは、同じハードウェアを使用することができ、並列に動作することができ、または動作中に相互に絡み合うことができる。
【0137】
例えば、単一ユーザの場合。
【0138】
また、第1に塗装工、その後に配管工または家具の配送、といった連続的なアクセスが必要な場合にも、単一のアクセスキーセットのみで制御することができるが、キーセーフ、および、キーセーフにおける第1部門および第2部門からのアクセスが制御される。
【0139】
(性能)
本発明のキーアクセスシステムは、これまで利用できなかった多数の性能を提供することが分かる。その性能は、
a)セキュリティ
b)アクセスのタイミング制御
c)複数のセーフが無くても複数のユーザがシステムを使用できる
d)複数のキーが無い単一のアパートに対しても複数のユーザがシステムを使用できる
e)1次アクセスと2次アクセスの制御によるスケジューリング
f)どのキーがどのアクセス部門にアクセスするかを示すこと
g)オンローリングスケジューリング。
【0140】
要求クロックレジスタ、アクセス開始クロックレジスタ、およびアクセス開始クロックレジスタから許容された要求クロックレジスタのタイミングによって、提供者がタイムアクセスを制御することができる。
【0141】
キーセーフドアに第1ロックを有するキーセーフによって、承認されたユーザ以外の者による通常のアクセスは拒否される。第1および第2のキーまたはキーセットを収容するための少なくとも第1および第2のキーコンパートメントからの2次アクセスによって、個々のユーザへのアクセスが制御されており、ここで、少なくとも第1および第2のキーコンパートメントの各々は、コンパートメントへのアクセスを選択的に提供するためのロック可能なコンパートメント閉鎖部を含んでいる。
【0142】
(実施例3)
以下では、法人等により管理されている複合棟等の事業体の居住者である個人に対して、洗車サービスまたは関連する車両清掃サービスを提供する際に使用するシステムおよび方法の一例を概説する。
【0143】
特に、この方法は、自動車キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人がその自動車にアクセスするために自動車キーを手放すことが可能であるアパートビルに関連し、かつ、その個人でなくサービス要員が、預託された自動車キーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有し、アパートビル内の自動車をサービスエリアに移動させることができる。
【0144】
個人が行う予約には、いつサービスを提供する必要があるかに関する情報が含まれる。
【0145】
事業体に関連する1人以上の個人にサービスを提供するためのシステムであって、このシステムは、
ユーザからサービス予約および支払情報を受信するための1つ以上の端末と、
サービス予約および支払情報を受信するためのサービスデータベースであって、1つ以上のサービス端末が前記サービスを完了するようにサーバからサービス予約情報を受信し、サーバおよび個人にサービスの完了に関する確認を返送するサービスデータベースと、を含む。
【0146】
サーバは、1つ以上の所定の基準に基づいて事業体に支払われる支払を、所定の期間にわたって、定期的に計算し、事業体に支払いを送信するように構成される。
【0147】
このシステムおよび方法は、すべてがウェブサイトを介して動作するネットワーク(LAN、WANまたはインターネットであってもよい)に接続された多数のユーザ端末と、1つ以上のサービス要員端末とを利用する。システムは、3Gまたは同様の移動電話ネットワーク上で動作するように構成されていてもよい。
【0148】
システム100は、サービスが提供される1つ以上のアパートまたは建物内に居住する車両またはアパートの所有者に対応する多数の個人ユーザを含む。したがって、建物は、例えば法人であってもよい事業体と関連している。示されたシステムは、1つ以上のコンシェルジュ端子110を含む。ユーザはシステム100と直接対話することができ、あるいは、ユーザは1つ以上のコンシェルジュ端末110を介して間接的にシステムと対話することができる。
【0149】
この場合、建物内の特定のアパートのテナントまたは所有者であるユーザ個人は、コンシェルジュ110を介して洗車サービスを要求する。コンシェルジュがない場合、またはコンシェルジュが利用できない場合、個人はネットワークを介して要求することができる。これは、個人のコンピュータデバイスからウェブサイトにアクセスすることであってもよい。インターネットのようなネットワーク115は、PCラップトップ等の端末または移動通信装置を介してアクセス可能であってもよい。また、ネットワーク115には、ユーザ個人から受信した情報を記憶するためのデータベース125を含む予約・決済サービス120が接続されている。保管される情報には、個人データ情報およびその他の詳細を含めることができる。また、実施されたサービスおよび実施されるサービスの予約データ情報を含めることもできる。
【0150】
多数の洗車端末130は、サービスを提供する要員の端末であり、ネットワーク115にアクセスし、将来の予約に関する情報を入手し、サービスが実施されたときに情報を提供する。各端末130は、移動電話、コンピュータ端末、ラップトップまたは携帯デジタルアシスタント等の1つ以上を含んでいてもよい。データベース125は、予約および支払サービス120に接続され、サービスが完了したときなど、実行されたサービスに関して洗車端末130から受信した情報を記憶するように構成される。
【0151】
予約・決済サーバ120は、以下に説明するように、決済資金を転送するための銀行機関に関連付けられ得る銀行サーバ135にも接続されている。銀行サーバ135に接続されているのは、所有者法人、法人、および個人の口座などの事業体に関連する銀行口座に対応する1つ以上の口座140である。
【0152】
図22は、システム内の処理ステップの基本的な機能フロー図を示す。このシステムは、顧客フロントエンドブロック201、顧客エリアブロック202、サーバ要員エリアブロック203、管理エリアブロック204、および銀行インタフェイスブロック205を有する。個人であるシステムの顧客は、ユーザまたはコンシェルジュ1によって、電話、移動通信装置、コンピュータ端末等を介して、システムにアクセスすることによって、予約プロセスにアクセスする。代替的に、個人は、個人を識別するためのすべての情報を含むスワイプ可能なカードを有してもよい。カードは、1つ以上の条件に基づいて割引を提供するロイヤルティカードであってもよい。
【0153】
従って、ユーザ個人が顧客フロントエンド201にアクセスすると、ステップ206においてプロセスが開始される。個人は、システムに登録されている場合、ログインし、顧客エリア202に進む。
【0154】
あるいは、個人が登録されたユーザでない場合、ユーザは、ステップ208において、ユーザは、個人に関するデータが入力される登録促進セクション207を含む登録プロセスに転向される。登録が完了すると、ステップ209において、個人に識別番号が付与される。顧客フロントエンド201内のプロセスは、個人、失われたパスワード等の妥当性をチェックするために、他の詳細なステップを含んでもよい。これらのチェック機能は、オンライン・データベースの標準プロセスと見なされ、それ自体では常識的な知識と見なされるため、示されていない。
【0155】
一旦、個人が顧客フロントエンド201を通じて処理を完了すると、それらは顧客エリア202に転送され、ダッシュボード210が表示される。次いで、個人はステップ211に進み、洗車スケジュールを設定する。洗車スケジュールに係るステップ211は、ステップ212において車両位置を選択し、ステップ213において必要とされるサービスのタイプを選択し、ステップ214においてサービスの日時を選択することを要求とする。
【0156】
ステップ211,212,213および214における初期設定が完了すると、個人は、支払ステップ215に進む。ここでは、銀行インタフェイス205が存在し、個人の銀行口座やクレジットカード等のデビットが可能である。デビット処理の詳細は、これらが銀行技術において既知であると考えられるため、示されていない。銀行インタフェイス205は、適時に参照される他の処理ステップを有する。
【0157】
一旦支払いが処理されると、銀行インタフェイスは、データベース125内の管理エリア204に確認を提供する。ステップ211,212,213および214を介して個人が洗車スケジュールを完了すると、データが管理エリア204に送られ、支払いが銀行インタフェイス205によって承認されると、予約に対する支払いの照合が可能になる。
【0158】
一旦支払が完了すると、システムはステップ216に進み、ユーザに予約のための受領番号が与えられる。次いで、システムは、データをサービス要員エリア203に渡す。従って、サービス要員がシステムにログインすると、ステップ217において、個人の予約が表示される。次いで、ステップ218において、サービス要員は、顧客/個人の予約をチェックすることができる。次いで、ステップ219において、実際のサービスをサービス要員に割り当てることができる。
【0159】
サービスタスクが完了すると、ステップ220において、サービス要員は完了に入り、ステップ221において、サービスが完了したことを確認するメッセージが個人に送信される。完了ステップ220では、サービスの完了がデータベース125に記録されるように、管理エリア204に指示を送信することができる。
【0160】
ここで、顧客エリア202内の処理ステップに戻るが、ステップ216において、顧客/個人に確認受領番号が与えられた場合には、ステップ222において、安全リポジトリにキーを置くよう要求されることに留意されたい。このリポジトリは、コンシェルジュデスクまたは建物複合施設の車庫エリアなど、実施されるサービスのために指定されたエリアであってもよい。典型的には、安全なリポジトリは、キーを落とすことができる穴を有するロックされたボックスを含んでもよい。
【0161】
必要に応じて、他の形式の安全なリポジトリを提供することができ、ロックされたボックスは一例に過ぎない。サービス要員は、関連するキーを取得するために、コンシェルジュによって識別されるキーを使用するなどして、安全なリポジトリにアクセスできる。ステップ209において、個人がシステムに登録し、識別番号が付与されると、その個人に、その識別番号が刻印されたキーリングおよびタグを発行することができる。
【0162】
個人は、車のキーが安全なリポジトリに落とされたときに、サービス要員がどの車のキーが適合しているかを決定するために、そのキーリングをその車のキーに使用してもよい。このようにして、サービス担当者は、安全なリポジトリ内に存在する可能性がある多数のそのようなキーから特定のキーを識別することができる。識別番号はまた、個人によってログイン・ユーザ名またはパスワードとして使用されてもよく、その結果、個人の詳細がデータベース125から抽出されてもよい。
【0163】
サービス要員は、ステップ223においてキーを収集した後、車を探し出し、予約されたサービスが実行される指定されたエリアにそれを駆動することができる。サービスが完了すると、サービス担当者は車を元の場所に戻し、その後、キーをアパート複合内の個人の郵便受けに戻すことができる。このようにして、個人は、自分の使用専用の安全なリポジトリ(郵便受け)から自分のキーを取得することができる。これは、サービス要員は、キーを個人の郵便受けに配置するステップ224に示される。銀行インタフェイスブロック205においては、いくつかの可能なプロセスステップが存在する。示されたものは例として与えられ、示されたもののいずれか1つ以上が使用されてもよいし、さらに、他のものによって置換されてもよい。
【0164】
支払いが行われる場合、銀行インタフェイスブロック205は、請求される手数料の一部を、例えば、ビルディング・ファンド225、または、法人長もしくは法人、および/または慈善ファンドに帰属させることができる。さらに、サービス料金の構成要素は、サービスを実施するために必要なアパートブロック内の必要なサービスエリアの賃貸に関連する費用をカバーするための構成要素を含んでいてもよい。
【0165】
また、水、車磨き、ゴミ処理などの消耗品のコストをカバーするための構成要素を含むこともできる。従って、この性質のための処理ステップはが銀行インタフェイスブロック205内に組み込まれてもよい。また、銀行インタフェイス205は、システムコーディネータ(システムの所有者であり、システム全体を制御する)が支払を受けることができるように、システムコーディネータの銀行口座の詳細を含んでいてもよい。ステップ228において、支払いが処理され、管理エリア204に確認が提供される。
【0166】
手数料の一部をビルディング・ファンドまたは法人に帰属させることは、一実施形態特徴であって、より広範な発明自体の特徴ではないことが理解されるべきである。
【0167】
図23は、ステップ206においてシステムにログインしたときに個人が見ることができるページを示す。画面表示は、本質的に自己説明的である。サービス組織のロゴまたは商標については、セクション301がある。サービス事業体の電話番号については、さらにセクション302がある。一般メニューセクション303も提供される。ユーザ・ログインエリア304は、ユーザ名およびパスワードの要求に供される。ユーザ名は、電子メールアドレスまたは他のデータを含んでもよく、実際には、先にステップ209において参照された顧客個人識別番号を含んでいてもよい。ログインボタン305は、パスワード忘れエリア306と同様に提供される。個人がシステムに登録することを可能にするために、登録ボタン307が設けられる。エリア308および309は、写真またはマーケティング資料のようなシステム所有者によって追加されることを必要とすることがあるコンテンツのために提供される。
【0168】
図24は、個人がシステムに登録する必要がある場合の画面表示を示す。ここでは、画面表示は基本的に自己説明的である。システム所有者のロゴまたは商標を提供することができるロゴエリア401が存在する。システム所有者の電話番号はエリア402に示されている。一般的メニュー見出エリアは403として示されている。
【0169】
ユーザのログインエリア404は、登録が誤って呼び出され、予約処理に迅速に戻る必要がある場合に提供される。これにより、
図9に示す画面に戻る必要がなくなる。エリア405は、個人がシステムにデータを挿入できるようにするために設けられる。
【0170】
データの例は例示的なものであり、網羅的であることを意図したものではない。データの一部には、システムが提供されたサービスの支払いにお金を払うことができる請求先アカウント情報が含まれる。この情報は、口座引落し、クレジットカード、またはその他の支払施設であってもよい。それは口座番号およびパスワード、クレジットカードの場合はCCV番号を含んでいてもよい。登録ボタン406は、データがシステムデータベースに投稿されることを可能にするために提供される。フッタエリア407は、広告材料のような必要なデータがシステム所有者によって表示されることを可能にするために設けられる。
【0171】
図25は、個人が顧客エリア202に交渉することを可能にするためにユーザ個人に提示されるダッシュボードを示す。ここに、システム所有者のロゴまたは商標を表示するエリア501と、システム所有者の電話番号を表示するエリア502とがある。前の画面表示のように、さらに、メニュー見出しのためのエリア503がある。エリア504は、個人のアカウント情報を表示するために提供される。これには、識別された各項目のクリック可能なボタンが含まれており、ここでクリックすると、各項目に関する情報が提供される。ログアウトボタンもエリア504内に含まれる。通知エリア505が設けられており、それにより、建物内の車の位置および車の情報、すなわち、車の製造および登録番号または他の情報について、個人に情報が提供される。他のエリア506は、任意のエリアを示す。
【0172】
洗車の予定。フッタエリア507は、システムの所有者が所望の内容を表示することを可能にするためにも提供される。
【0173】
図26は、データを入力できる個人のプロファイル情報ページを示している。画面表示は、前述の画面表示と同様に、ロゴ商標エリア601、サービス所有者電話番号602、およびメニューエリア603を含む。また、前述の例では、個人のアカウント領域504に対応する個人のアカウントエリア604を含む。画面表示には、マイコンタクト情報エリア605、マイロケーションエリア606、マイカー情報エリア607、およびマイ請求が含まれる。
【0174】
情報608。これらの領域605~608の各々は、個々のデータ情報を入力するための様々なフィールドを有する。示されている例は、網羅的ではなく、一部の実施形態では、これらの特定の分野に変更がある可能性があるため、すべてが必須ではない。入力されたデータをデータベース225に保存できるように、「保存」ボタン609が設けられる。フッタエリア610は、前述の画面表示のように提供される。
【0175】
図27は、スケジュールを設定するための画面表示を示している。前述の画面表示の同じ領域に対応する画面領域701、702および703がある。毎アカウントエリア704は、前述の画面表示と同じ目的で、前述の画面表示と同様に、フッタエリア705と同様に提供される。エリア706は、月次カレンダ706を示す。月次カレンダが表示されているが、日次、夜間、3カ月間、6カ月間、年次などの他の期間の表示を除外するものではない。画面表示は、例えば、2011年10月を示すが、期間を前進または後退させるためのクリック可能なエリア707および708も示されている。アポイントメントボタン709は、サービスのために特定の日が選択されると、アポイントメントがデータベース225に投稿されるように提供される。
【0176】
図28は、次の画面表示を示している。ここで、エリア805は、
図27に示される画面表示上にオーバーレイされて示されているが、このオーバーレイ配置は省略でき、代わりに、画面全体にエリア805に示される表示が提供されてもよい。エリア805は、サービスの場所、または、個人の雇用場所などの代替場所を表示することを可能にする。サービスタイプは、ブロンズ、シルバー、ゴールド、およびプラチナのサービスカテゴリが示される場合に表示される。これらは単なる例であり、他のサービスタイプが提供されてもよい。これらのタイプはそれぞれ、提供される異なるレベルの洗車サービスを表している。また、サービスタイプの下で選択された各サービスの下で提供されるサービスの詳細なリストが示されている場合、サービス説明も提供される。
【0177】
サービス説明の下に示されるエントリは、例示的なものに過ぎず、網羅的ではない。サービスには、ブロンズサービスのための手洗い、シャモア乾燥、およびタイヤ光沢が含まれる。シルバーサービスでは、追加サービスを加えることができる。ゴールドサービスでは、さらにサービスを追加することができる。プラチナサービスは、さらにサービスを追加することができる。また、追加サービスは、レザーのクリーニングやコンディショニング、カーペットのスチームクリーニング、シートのスチームクリーニング、塗装保護、内装保護、カットアンドポリッシュ、内装のスチームクリーニングなどの追加サービスの提供であってもよい。これらは例であり、網羅的ではない。
【0178】
誤ったエントリをキャンセルするために、ボタン806が設けられている。次のボタン807は、要求されたサービスの要約を示す次のステージに個人を前進させるために提供される。これは、
図29に示されており、フッタエリア808は、前述の例のように提供される。
図29に示される画面表示は、
図27に示される画面表示と非常に類似しており、共通するエリアについては再度の参照はされていない。
図15のディスプレイには、実行されるサービスの場所および選択されるサービスのタイプを示すエリア901と、要求されるサービスの日付を示すカレンダーエリア902がある。
【0179】
図16の画面表示は、
図23の画面表示上に重ねられるオーバーレイ領域1001を示しており、ここでは、位置およびサービスタイプが繰り返されている。日時調整エリア1003は、個人がサービスの日時を予約することができるように設けられる。エリア1004は、個人が鍵を安全なリポジトリに入れることを示すために示されており、この場合、リポジトリは、コンシェルジュデスクや、サービスが実行される建物内の領域など、何らかの便利な安全な場所の箱である。
【0180】
「その他」の選択肢は、キーが残される別の場所に関するデータを入力するために提供される。個人は、位置を説明するために、エリア1005にテキストを入力することができる。スケジュールの予約を取り消すことができるように、取消ボタン1006が設けられている。次のボタン1007は、ユーザを次の画面に進めるために提供される。ここで、
図29の画面表示をオーバーレイするオーバーレイ領域1101が存在する。ここでは、特定の予定や、ユーザ個人が必要なリポジトリにキーを入れることに同意したことを確認するさらなる情報が提供される。サービスを実行するための総額も表示される。「戻る」ボタン1102は、ユーザがバックトラックして、サービスの日付および/または時間などの予約を調整することを可能にするために提供される。ユーザ個人が実際のサービス予約を確認できるように、確認ボタン1103が提供される。
【0181】
図32は、
図27の画面表示上のオーバーレイであるさらなる画面表示を示し、銀行口座またはクレジットカードのいずれかである支払いタイプを表示するエリア1201を示している。これらは網羅的なものではなく、他の支払方法が示されてもよい。バックボタン1202は、ユーザを
図31に示す画面表示に戻すために提供され、確認ボタン1203は、ユーザ個人が実際に予約および支払を確認し、銀行サーバ135およびデータベース125にデータを記録することを可能にするために提供される。
【0182】
図33の画面表示は、前述の画面表示と同様に、エリア1301、1302、1303および1304を示す。さらに、フッタエリア1305は、前述の画面表示と同様に設けられている。2011年10月11日午前8時に個々の自宅で実際に予約されたカレンダを示すエリア1306が提供される。また、さらに予定/予約を追加することができるように、追加の予約ボタン1307も提供される。
【0183】
図34は、最新の予約の概要を含む画面表示を示している。ここで、表示は、前述の画面表示と同様に、領域1401、1402、1403、1404、および1405を有する。さらに、予約を表示するためのエリア1406および1407が存在する。本事例では、エリア1406および1407における表示は、その期間について複数の予約が行われていないので、同一である。ユーザ個人が複数の予約を行っていた場合、これらは、エリア1406および1407にそれぞれ時系列的に表示される。特に、ユーザが複数の車両を有する場合、複数の車両洗浄に対応するために、エリア1406および1407に類似した他の領域が存在してもよい。
【0184】
図35に示す画面表示は、前述の画面表示と同様に、エリア1501、1502、1503、1504、および1505を有する。さらに、それは、支払履歴を示す領域1506を有する。1つの支払項目のみが表示されているが、複数の項目が表示されていてもよい。スクロールボタン(図示せず)を設けて、ユーザ個人が複数の過去の支払いを通して交渉することを可能にしてもよい。また、その特定の個人の予約が行われたことを確認するために、ユーザIDも表示されることに留意されたい。
【0185】
従って、上述のシステムによって、居住アパートビルの所有者またはテナントであるユーザ個人は、車の洗浄および/または車のクリーニングサービスおよび関連サービスのようなサービスを、それらにとって都合の良い時期に予約できることを理解されたい。本システムでは、ユーザ個人が必要なクリーニングまたはその他のサービスの種類を指定することができる。このシステムにより、ユーザ個人がサービスを実行する時間を選択できるようになる。これは、ピーク時間またはピーク時間以外の時間であってもよく、これは、サービス提供事業体によって適切に指定され、例えば、午前9時から午後5時までのピーク時間および午後5時から午前12時までのオフピーク時間を含んでいてもよい。
【0186】
このシステムにより、サービス担当者は、要求されたサービスが完了したことをSMSサービスなどの電話サービスを介してユーザに知らせることができる。車両は、建物の駐車場または他の場所の通常の車のスポット位置に戻されてもよく、これによって、ユーザは、ユーザの郵便受けまたはコンシェルジュのような、他の安全な場所から車両キーを取得するだけで済む。
【0187】
また、本システムによれば、所定の条件に基づき、法人等の事業体に対して支払を行うことも可能となる。これらは、サービスが実施される場所をリースするための支払い、個人によるシステムの使用のための支払い、慈善事業への支払いなどを含んでいてもよい。支払いは、事業体に関連するサービス予約数に基づいて計算してもよい。また、本システムは、本方法を初めて使用した個人に対して、または所定の期間に2回以上使用した個人に対して、事業体に対して行う保険料の支払いを規定するものであってもよい。また、所定の条件は、サービスを実行するために使用される消耗品を考慮して、減額された支払を含むことができる。減額された支払いは、オフピーク時に実行されるサービスに関連しても動作し、サービスに対する増額された支払いはピーク時に実行される。支払いは、個々のユーザが支払いを行った時点、または、日次、週次、月次、四半期等、その後のいずれかの時点で、事業体に対して行うことができてもよい。また、支払いは、所定の期間にわたって事業体ユーザ個人に対して実行される多数のサービスを含んでいてもよい所定の基準に従って行われ、事業体に対する総支払いは、各サービス提供者に対して受け取った支払いのパーセンテージとして計算される。予め定められた支払基準は、提供される各サービスについて受領される支払のパーセンテージに加えて、固定された支払を含んでいてもよい。固定料金は、エンティティの施設のスペースに対するリース料を含んでいてもよい。
【0188】
上記のシステムは、サービスを提供するサービス組織が1つある場合に実施される。この場合、サービスを提供する事業体は、必要な清掃員を雇用し、要求される基準に達するよう訓練する。変形例では、システムは、多数の独立した車両洗浄組織がシステムと相互作用するように設計されてもよい。この場合、清掃事業者の各々が異なる日に異なるアパートの建物で働くことを可能にする共有システムがあってもよい。システムは、サービス提供要員と共にフランチャイズ方式で設定してもよい。
【0189】
さらに、上記のシステムは、予約を同時に必要とするアパートビル内の他の個人に起因して発生した可能性のある特定の予約コンフリクトを表示することを許容しない。ソフトウェア機能は、予約を行うことを試みるユーザが利用可能な時間スロットを見ることができ、その日の特定の時間を選択することができるように、または別の日の特定の予約を表示することができるように、特定の日のすべての予約を表示することを可能にするように変更されてもよい。
【0190】
洗車サービスにおいて追加サービスが提供される場合がある。これらには、スクラッチ取り外し可能サービス、塗料サービス、バンパー改修サービス、合金ホイール改修サービスが含まれていてもよい。これらの実施例は、網羅的であることを意図したものではない。さらに、他のまったく異なるサービスが提供されてもよい。
【0191】
例えば、アパートの清掃サービスが提供されてもよい。ユーザ個人が選択する衣料品をアパートのランドリーバッグに入れた場合、ドライクリーニングサービスが提供されてもよい。ユーザ個人は、車のキーを安全なリポジトリに預ける代わりに、アパートのキーを預けてもよい。このようにして、サービス要員は、個人のアパートに入り、洗濯物を回収し、次いで、洗車サービスのために開示されたのと同様の方法でアパートのキーを返却することができる。
【0192】
その他可能なサービスとしては、テイクアウト・フード・オーダー、食料雑貨発注、リムジンの採用/発注、マッサージの発注、ブローウェーブの発注、花、納税申告などの特定の活動に対する段階的な指示などがある。このような全ての非網羅的な可能なサービスは、本発明の範囲内であるとみなされる。
【0193】
サービスを提供するために当業者に明らかなように、本発明を修正することができる。さらに、画面表示の機能性は、関連するソフトウェアおよび銀行の詳細要件に変更することができる。ここで述べた例は、多くの選択肢の1つにすぎない。これらおよび他の修正は、前述の説明からその性質が決定される本発明に対して行うことができる。
【0194】
(解釈)
本文書の文脈において、「バス」およびその派生物という用語は、広くデータを通信するためのシステムとして解釈されるべきである。
【0195】
本明細書に記載されるように、装置または計算装置による1つ以上のステップの実施を含む方法は、本方法の1つ以上のステップが複数の協調装置によって実行され得るように、必ずしも単一装置によって実行されると推測されるべきではない。
【0196】
「ウェブサーバ」、「サーバ」、「デバイス」、「コンピューティングデバイス」、「コンピュータ可読媒体」等のオブジェクトは、必ずしも単一のオブジェクトであると解釈すべきではなく、例えば、ウェブサーバが、所望の目標を達成するために協働するサーバファーム内の2つ以上のウェブサーバと解釈されるか、またはコンピュータネットワークからダウンロード可能なライセンスキーによって起動可能なコンパクトディスク上にプログラムコードが提供されるような複合的な方法で配布されるコンピュータ可読媒体と解釈されるような、協調して2つ以上のオブジェクトとして実現することができる。
【0197】
本書面の文脈において、用語「データベース」およびその派生物は、単一のデータベース、データベースのセット、データベースのシステムなどを記述するために使用することができる。データベースのシステムは、一組のデータベースを含むことができ、一組のデータベースは、単一の実装上に格納することも、複数の実装にまたがることもできる。用語「データベース」は、任意のデータベースフォーマットをむしろ参照することができる、特定のデータベースフォーマットを指すことにも限定されない。例えば、データベースフォーマットは、MySQL、MySQLi、XML等を含んでいてもよい。
【0198】
本発明は、例えば、他の無線LAN規格および他の無線規格といった、他のネットワーク規格や他のアプリケーションに適合するデバイスを用いて実施することもできる。収容可能なアプリケーションには、IEEE 802.11無線LANとリンク、および無線イーサネットが含まれていてもよい。
【0199】
本書面の文脈において、「無線」という用語およびその派生物は、非固体媒体を介して変調電磁放射線を使用してデータを通信することができる回路、デバイス、システム、方法、技術、通信チャネルなどを記述するために使用することができ、また、この用語は、関連するデバイスが、ワイヤを含まないことを意味するものではないが、いくつかの実施形態においては、ワイヤを含まないものがある。本書面の文脈において、「有線」およびその派生物という用語は、変調電磁放射線を用いて固体媒体を介してデータを通信することができる回路、装置、システム、方法、技術、通信チャネルなどを記述するために使用することができる。用語は、関連するデバイスが導電性ワイヤによって結合されることを意味しない。
【0200】
特に明記されていない限り、以下の議論から明らかなように、「工程」、「計算」、「計算」、「決定」、「分析」などの用語を使用する仕様の議論において、物理量として表されるデータを物理量として、同様に表される他のデータに操作および/または変換する、コンピュータまたはコンピュータシステムまたは類似の電子計算デバイスの動作および/またはプロセス、または類似の電子計算デバイスを指すことが理解される。
【0201】
同様に、「プロセッサ」という用語は、電子データを、例えば、レジスタおよび/またはメモリから処理して、その電子データを、例えば、レジスタおよび/またはメモリに記憶することができる他の電子データに変換するデバイスまたは装置の一部を意味していてもよい。レジスタは、メモリの一部とみなすことができる。「コンピュータ」または「コンピュータデバイス」または「コンピュータマシン」または「コンピューティングプラットフォーム」は、1つまたは複数のプロセッサを含むことができる。
【0202】
1つ以上のプロセッサは、スタンドアロンデバイスとして動作するか、またはネットワーク化された展開において、他のプロセッサに、例えばネットワーク化されたように接続することができ、1つ以上のプロセッサは、サーバ-クライアントネットワーク環境におけるサーバまたはクライアントマシンの容量において、またはピアツーピアまたは分散ネットワーク環境におけるピアマシンとして動作することができる。1つ以上のプロセッサは、Webアプライアンス、ネットワークルーター、スイッチ、ブリッジ、またはそのマシンによって実行されるアクションを指定する一連の命令(順次またはその他)を実行できる任意のマシンを形成するものであってもよい。
【0203】
図は、コンピュータ可読コードを搬送する単一のプロセッサおよび単一のメモリのみを示すものであり得るが、当業者は、本発明の態様を不明瞭にしないために、上述の構成要素の多くが含まれるが、明示的には示されておらず、または説明されていないことを理解するであろう。例えば、単一の機械のみが図示されているが、「機械」という用語は、本明細書に記載されている方法論のいずれか1つ以上を実行するための命令のセット(または複数のセット)を個別にまたは共同で実行する機械のいずれかの集合を含むと解釈されるべきである。
【0204】
議論される方法のステップは、記憶装置に記憶されたシステム実行命令(コンピュータ読み取り可能コード)を処理する適切なプロセッサ(または複数のプロセッサ)(すなわち、コンピュータ)によって実行できることが理解されるであろう。また、本発明は、任意の特定の実装またはプログラミング技術に限定されるものではなく、本発明は、本明細書に記載された機能を実施するための任意の適切な技術を用いて実施することができることも理解されるであろう。本発明は、特定のプログラミング言語またはオペレーティング・システムに限定されない。
【0205】
本明細書に記載する方法のいくつかの要素は、プロセッサまたはプロセッサデバイス、コンピュータシステム、または機能を実行する他の手段によって実現することができる。したがって、方法または方法の要素を実行するために必要な命令を有するプロセッサは、方法または方法の要素を実行するための手段を形成する。
【0206】
関連する用語は、請求項において使用される場合、直接的な接続のみに限定されると解釈されるべきではないことに留意されたい。したがって、デバイスBに接続されているデバイスAという表現の範囲は、デバイスAの出力がデバイスBの入力に直接接続されているデバイスやシステムに限定されるものではない。これは、Aの出力とBの入力の間に経路が存在することを意味し、他のデバイスまたは手段を含む経路であってもよい。「接続された」とは、2つ以上の要素が直接的な物理的接触または電気的接触のいずれかにあることを意味するものであってもよいし、2つ以上の要素が相互に直接接触していないが、依然として相互に協力または相互作用していることを意味するものであってもよい。
【0207】
特定の機能、構造または特徴は、本開示から当業者に明らかなように、1つ以上の実施形態/配置において、任意の適切な方法で組み合わせることができる。
【0208】
本発明の例示的な実施形態/配置についての上記の説明において、本発明の種々の特徴は、開示を簡素化し、種々の発明的態様の1つ以上の理解を助ける目的で、単一の実施形態/配列、図、またはそれらの説明において一緒にグループ化されることがあることが理解されるべきである。しかし、この開示方法は、請求項に係る発明が各請求項に明示的に記載されているよりも多くの特徴を必要とするという意図を反映していると解釈されるべきではない。むしろ、以下の請求項が反映しているように、発明的態様は、前述した単一の実施形態/配置のすべての特徴よりも小さい。したがって、詳細な説明に続く請求項は、本明細書により明示的に本詳細説明に組み込まれ、各請求項は、本発明の別個の実施形態/構成として、それ自体に位置する。
【0209】
さらに、本明細書に記載されるいくつかの実施形態/配置は、他の実施形態/配置に含まれるが、他の実施形態/配置に含まれないいくつかの他の特徴を含むことができるが、異なる実施形態/配置の特徴の組合せは、本発明の範囲内にあることを意味し、当業者に理解されるように、異なる実施形態/配置を形成する。例えば、以下の請求項では、請求項に係る実施形態/配置のいずれかを任意の組合せで使用することができる。
【0210】
本明細書に提供される説明において、多数の具体的な詳細が記載される。しかしながら、本発明の実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施することができることが理解される。他の例では、この説明の理解を不明瞭にしないために、周知の方法、構造および技術は詳細に示されていない。
【0211】
図面に示された本発明の好ましい実施形態を説明する際、明確化のために特定の用語を使用する。しかし、本発明は、そのように選択された特定の用語に限定されることを意図したものではなく、各特定の用語は、同様の技術的目的を達成するために同様の方法で動作する全ての技術的等価物を含むことが理解されるべきである。「前方」、「後方」、「半径方向」、「周囲」、「上方」、「下方」等の用語は、参照点を提供するための便宜上の用語として使用され、限定用語として解釈されるものではない。
【0212】
一般的なオブジェクトを記述するための序数形容詞「第1」、「第2」、「第3」等の本明細書における使用は、単に、類似のオブジェクトの異なるインスタンスが参照されていることを示し、そのように記述されたオブジェクトが、時間的、空間的、順位付け、またはその他の方法のいずれかで、所与のシーケンス内になければならないことを意味するものではない。
【0213】
詳細な説明に続く請求項および本発明の先行する説明において、表現された言語または必要な意味合いにより別の文脈が必要とされる場合を除き、「含む」または「含む」等の変形語は、包括的な意味で使用される、すなわち、記載された特徴の存在を指定するが、本発明の様々な実施形態におけるさらなる特徴の存在または追加を妨げるものではない。
【0214】
本明細書で使用される「含む」または「含む」または「含む」という用語のいずれか1つは、また、「少なくとも」その用語に続く要素/特徴を含むが、他のものを除外しないオープン用語である。したがって、含んでいるものは、含んでいるものと同義であり、また、含んでいるものである。
【0215】
本発明の適切な構成が説明されてきたが、当業者は、本発明の精神から逸脱することなく、他のおよびさらなる改変を行うことができ、本発明の範囲内に入る全てのそのような変更および改変をクレームすることを意図していることを認識するであろう。ブロック図から機能の追加・削除ができ、機能ブロック間で操作を入れ替えることができます。ステップは、本発明の範囲内で説明される方法に追加または削除することができる。
【0216】
本発明を特定の実施例を参照して説明したが、本発明が多くの他の形態で実施されてもよいことは当業者であれば理解できるであろう。
【手続補正書】
【提出日】2021-02-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1および第2のキー、または、複数のキーセットへのアクセスを選択的に提供するためのキーアクセスシステムであって、
a)キーセーフであって、
i)開けたときに内部に入ることができるキーセーフドアと、
ii)前記キーセーフドアをロックまたはロック解除するための電子ロックと、
iii)前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを収容するための少なくとも第1および第2のキーコンパートメントであって、各々が前記コンパートメントへのアクセスを選択的に提供するためのロック可能なコンパートメント閉鎖部を含む、第1および第2のキーコンパートメントと、
を含むキーセーフと、
b)アクセスのための定義された開始時間を登録するための開始アクセスクロックレジスタを含む電気通信システムによって遠隔地からデータを送受信するための遠隔通信モジュールと、
c)近傍の外部無線通信機器との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールと、
d)前記近傍の外部無線通信装置によって前記ローカル通信モジュールにアクセスが要求された時間を登録するための要求クロックレジスタと、
e)1つ以上の所定のアクセス基準であって、
i)少なくとも前記第1および第2のキーコンパートメントから選択されたコンパートメントと、
ii)アクセス開始クロックレジスタから許容される前記要求クロックレジスタのタイミング内であることと、を含むアクセス基準、
の達成を選択的に決定するデータを評価または受信するための決定因子と、
を含み、
f)第1のユーザは、同じキーアクセスシステムを使用する異なる複数の第2のユーザに対して、前記第1および第2のキーまたは前記複数のキーセットを提供し、
要求クロックレジスタを使用して、重複しない連続した制御された時間に、別々の制御されたアクセスを提供することができる、キーアクセスシステム。
【請求項2】
前記近傍の無線通信装置は、キーフォブを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項3】
前記近傍の無線通信装置は、RFIDを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項4】
前記ロック可能なコンパートメント閉鎖部は、それぞれ、前記キーセーフ内の閉鎖可能な内部ドアを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項5】
前記キーセーフの前記ロック可能なコンパートメント閉鎖部は、前記キーセーフドアの前記1次ロックとは別の2次ロックをさらに含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項6】
前記2次ロックは、前記1次ロックのアクセスコードに関連する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項7】
前記1次ロックは、複数の利用可能なアクセスコードを含み、
複数の前記2次ロックは、それぞれ、前記1次ロックのアクセスコードのうちの1つのみに関連し、
前記近傍の外部無線通信装置との間でデータを送受信するためのローカル通信モジュールは、前記1次ロックを開き、それによって、前記キーセーフドアを開くとともに前記2次ロックのうちの1つのみを開き、それによって、少なくとも前記第1および第2のキーコンパートメントのうちの1つのみを開く、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項8】
前記ローカル通信モジュールは、第1のユーザの近傍の外部無線通信装置からデータを受信するためのセンサを含み、それによって、前記所定のアクセス基準は、それが第1のユーザであることを決定し、前記キーセーフおよび前記少なくとも第1および第2のキーコンパートメントの各々へのアクセスを提供する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項9】
前記ローカル通信モジュールは、第2のユーザの近傍の外部無線通信装置との間でデータを受信するためのセンサを含み、それによって、前記所定のアクセス基準は、前記許可時間内に、前記キーセーフにアクセスするとともに、前記少なくとも第1および第2のキーコンパートメントのうちの1つのみにアクセスする場合に、それが第2のユーザであることを決定する、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項10】
前記電気通信システムは、前記インターネットを含む、請求項1に記載のキーアクセスシステム。
【請求項11】
コンパートメントへのアクセスを制御する方法であって、
a)マルチコンパートメントを提供するステップと、
b)複数の前記マルチコンパートメントに各々関連するデジタルロックを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
d)前記デジタルキーを取り込むステップと、
e)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
f)前記時間アクセスキーを取り込むステップと、
g)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
h)前記クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信することにより、複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つを開くことができる、方法。
【請求項12】
前記デジタルロックは、複数の前記マルチコンパートメントの全てと関連付けられる、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記デジタルロックは、複数の前記マルチコンパートメントの各々と別個に動作可能に関連付けられる、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
複数の前記デジタルロックのうちの1つと関連付けられる、複数のデジタルロックを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項11~13のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記個人による予約は、前記サービスが提供されることが要求される時期に関する情報を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項17】
キーへのアクセスを制御する方法であって、
a)異なるアクセス要件に対して多数の物理キーを提供するステップと、
b)1つ以上の物理キーを格納するためのマルチコンパートメントを提供するステップと、
c)複数の前記マルチコンパートメントに各々デジタルロックを設けるステップと、
d)複数の前記マルチコンパートメントのうちの1つの前記デジタルロックに関連する各デジタルロックのためのデジタルキーを作成するステップと、
e)前記デジタルキーを取り込むステップと、
f)1つ以上の物理キーを含むための複数の前記マルチコンパートメントの割り当てられた1つで物理キーを識別するための識別タグを作成するステップと、
g)前記識別タグを取り込むステップと、
h)複数の前記コンパートメントのうちの1つに関連したデジタルロックのためのデジタルロックの許容時間で限られた操作のための時間アクセスキーを作成するステップと、
i)時間アクセスキーを取り込むステップと、
j)クロックに前記デジタルロックを接続するステップと、
を含み、
k)識別タグを操作により受領し、必要な物理キーを形成するために必要な時間に物理キーのうちの1つの要件を決定した時点で、複数のマルチコンパートメントのうちの関連する1つに関連する前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーが提供され、
l)クロックに関連する前記許容時間内に前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを作動的に受信すると、複数のマルチコンパートメントのうちの1つを開いて物理キーのうちの1つにアクセスすることができる、
方法。
【請求項18】
前記マルチコンパートメントの少なくとも1つのコンパートメントに関連する識別タグを生成するための識別タグ生成器を、
a)関連コンパートメントの識別と、
b)コンパートメントの物理キーコンテンツの識別と、
c)コンパートメントの物理キーコンテンツに関連する関連資産の識別と、
d)コンパートメントのデジタルキーコードの詳細と、
e)コンパートメントの時間アクセスキーの詳細と、
f)コンパートメントのオープン/ロック状態の詳細と、
のうちの1つ以上に送信するステップを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
a)デジタルキーコードと、
b)時間アクセスキーと、
c)識別タグと、
のうち1つ以上をユーザに送信するステップを含み、
ユーザは、識別されたコンパートメントにアクセスすることが可能であり、
前記デジタルロックは、
i)(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、をセンサを介して受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックの比較と、
によって識別されたコンパートメントを開くように作動可能である、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項17~19のいずれかに記載の方法。
【請求項21】
アクセスを必要とするサービスを提供する方法であって、
a)デジタルキーで開くための複数の区画の各々にデジタルロックを備え、デジタルキーおよび/またはデジタルロックをクロックに接続するための複数のコンパートメントを設けるステップと、
b)所定の時間内にサービスの要求を受信し、サービスを提供する際に使用するために、複数のコンパートメントの1つに関連する物理キーを提供するステップと、
c)i)物理キーの識別タグおよび物理キーが挿入される複数のコンパートメントの関連付けられた1つと、
ii)物理キーが挿入される関連コンパートメントのデジタルロックを解除するためのデジタルキーと、
iii)複数のコンパートメントのうちの1つに関連するデジタルロックのためのデジタルロックの時間制限された操作のための時間アクセスキーと、
を創造するステップと、
d)複数のコンパートメントで使用するためのデジタルキーおよび時間アクセスキーをサービスプロバイダに提供するステップと、
を含み、
e)前記複数のコンパートメントは、前記複数のコンパートメントのうちの1つに関連付けられたデジタルロックのためのデジタルロックの許容された時間制限での作動中に、前記物理キーのうちの1つにアクセスするために、前記複数のコンパートメントのうちの1つを開くことを可能にするために、前記デジタルキーおよび前記時間アクセスキーを前記サービス提供者から受信することができる、方法。
【請求項22】
a)デジタルキーコードと、
b)時間アクセスキーと、
c)識別タグと、
のうち1つ以上をユーザに送信するステップを含み、
ユーザは、識別されたコンパートメントにアクセスすることが可能であり、
前記デジタルロックは、
(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、をセンサを介して受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックとを比較することと、
によって識別されたコンパートメントを開くように作動可能である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記アパートビルは、キーの預託のための安全な保管庫を有し、予約を行った個人が、その個人のアパートまたは自動車にアクセスするためのキーを残すことができるようにし、前記個人ではない前記サービス要員が、前記アパートビル内のアパートまたは自動車を前記サービスエリアに移動させることができるように、前記預託されたキーを回収するための安全な保管庫にアクセスする手段を有する請求項21または22に記載の方法。
【請求項24】
事業体に関連する1人以上の個人にサービスを提供するためのシステムであって、
a)ユーザからサービス予約および支払情報を受信するための1つ以上の端末と、
b)サービス予約および支払情報を受信するためのサービスデータベースであって、1つ以上のサービス端末が前記サービスを完了するようにサーバからサービス予約情報を受信し、サーバおよび個人にサービスの完了に関する確認を返送するサービスデータベースと、を含むシステム。
【請求項25】
前記サーバは、1つ以上の所定の基準に基づいて、所定の期間にわたって前記事業体に支払われる支払を定期的に計算し、前記支払を前記事業体に送信するように構成される請求項24に記載のシステム。
【請求項26】
マルチコンパートメント装置における位置のための複数のコンパートメント装置であって、
a)複数のコンパートメントと、
b)各コンパートメントへのアクセスを制御する少なくとも1つのデジタルロックと、
c)センサと、
d)クロックへの接続と、
を備え、
e)各コンパートメントの前記デジタルロックは、選択可能かつリセット可能であり、
f)前記デジタルロックは、
i)前記センサから、
(1)デジタルキーコードと、
(2)時間アクセスキーと、受取ることと、
ii)時間アクセスキーとクロックとを比較することと、
により開くように作動可能である、マルチコンパートメント装置。
【請求項27】
前記複数のコンパートメントの少なくとも1つのコンパートメントと、
a)関連コンパートメントの識別と、
b)コンパートメントの物理キーコンテンツの識別と、
c)コンパートメントの物理キーコンテンツに関連する関連資産の識別と、
d)コンパートメントのデジタルキーコードの詳細と、
e)コンパートメントの時間アクセスキーの詳細と、
f)コンパートメントのオープン/ロック状態の詳細と、
のうちの1つ以上とを関連させる識別タグを生成する識別タグ生成器を含む、請求項26に記載のマルチコンパートメント装置。
【請求項28】
遠隔管理者との通信を可能にするための受信器および送信器を含む、請求項26に記載のマルチコンパートメント装置。
【国際調査報告】