(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-22
(54)【発明の名称】クライアント上のトリガに応答した要求の開始
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/02 20120101AFI20220714BHJP
【FI】
G06Q30/02 380
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021568711
(86)(22)【出願日】2020-04-27
(85)【翻訳文提出日】2021-12-17
(86)【国際出願番号】 IB2020053950
(87)【国際公開番号】W WO2020234670
(87)【国際公開日】2020-11-26
(32)【優先日】2019-05-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521501808
【氏名又は名称】リゾルブ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100102978
【氏名又は名称】清水 初志
(74)【代理人】
【識別番号】100102118
【氏名又は名称】春名 雅夫
(74)【代理人】
【識別番号】100160923
【氏名又は名称】山口 裕孝
(74)【代理人】
【識別番号】100119507
【氏名又は名称】刑部 俊
(74)【代理人】
【識別番号】100142929
【氏名又は名称】井上 隆一
(74)【代理人】
【識別番号】100148699
【氏名又は名称】佐藤 利光
(74)【代理人】
【識別番号】100128048
【氏名又は名称】新見 浩一
(74)【代理人】
【識別番号】100129506
【氏名又は名称】小林 智彦
(74)【代理人】
【識別番号】100205707
【氏名又は名称】小寺 秀紀
(74)【代理人】
【識別番号】100114340
【氏名又は名称】大関 雅人
(74)【代理人】
【識別番号】100121072
【氏名又は名称】川本 和弥
(72)【発明者】
【氏名】ワグナー ダニエル モーリス
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
本明細書で提供されるのは、アイテム提供者サービスが、製品のカテゴリー、個々の製品、および情報要求を含む固有の提供品を定義し、それらをトリガにリンクさせて、アイテム提供者サービスがエンドユーザに提供品を宣伝することを可能にするための方法である。トリガは、モバイル機器上のソフトウェアと連携して、ワークフローを開始するためにセンサを使用して検出することができる任意の固有の特別にフォーマットされたメディアエンティティを含むことができる。トリガは、例えば、中でも特に、特別にフォーマットされた画像、ビデオ、音声信号、QRコード(登録商標)、GPS位置、Bluetoothビーコン、または同様のモバイル検出可能エンティティを含み得る。トリガは定義され、提供品と関連付けられ得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介してデータを取得し、
前記センサを介して取得されたデータが、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定し、
取引を開始するよう求める要求をデータ処理システムに送信し、ここで前記要求が前記センサを介して取得されたデータの少なくとも一部分を含み、前記開始を求める要求の受信により、データ処理システムが、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられかつ前記クライアントデバイスに提供すべき前記データの部分に対応するアイテムを、識別し、
前記データ処理システムから、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた前記アイテムを識別する指示を受信し、
前記指示を受信したことに応答して、前記アイテムを選択するための要素を含むユーザインターフェースを提示し、
前記クライアントデバイスを介して前記アイテムを選択するための前記ユーザインターフェースの前記要素とのインタラクションを検出し、
前記インタラクションを検出したことに応答して、前記データ処理システムによって識別された前記アイテムの前記取引に着手するよう求める要求を送信し、ここで前記要求が前記インタラクションを識別し、着手を求める要求の受信により、前記データ処理システムが、前記クライアントデバイスに提供すべき前記要求のインタラクションに基づく結果を生成し、かつ
前記ユーザインターフェース上に提示するために前記データ処理システムから前記結果を受信する、
1つまたは複数のプロセッサを有する前記クライアントデバイス上で実行可能なアプリケーション
を含む、トリガに応答して要求を開始するシステム。
【請求項2】
前記データ処理システムから、前記対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための前記複数のトリガ条件に対応する複数のリンクを受信し、かつ
前記複数のリンクの各リンクを介して前記データ処理システムから、前記対応するアイテム提供者サービスが取引を開始するための前記複数のトリガ条件のうちの対応するトリガ条件についての符号化データを取り出す、
前記アプリケーション
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記センサを介して取得されたデータと、前記対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための前記複数のトリガ条件に対応する複数のリンクを介して取り出された符号化データとを比較する、前記アプリケーション
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記データが前記複数のトリガ条件のうちのあるトリガ条件と一致すると判定したことに応答して、前記トリガ条件に対応するアイテム識別子を識別し、ここで前記アイテム識別子が前記アイテムを参照し、かつ
前記データ処理システムに送信するために、前記アイテム識別子を、取引の開始を求める要求に挿入する、
前記アプリケーション
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記センサを介して取得されたデータが、取引を開始するための前記複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定する、前記アプリケーション
を含み、
各トリガ条件が、前記アイテムを指定する第2のユーザインターフェースを介して、前記対応するアイテム提供者サービスによって定義される、
請求項1記載のシステム。
【請求項6】
前記データ処理システムから前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた前記アイテムに対応する提供品データを、前記データ処理システムから受信し、ここで提供品データが、開始を求める要求内の前記データに対応する前記アイテムに対応するものとして、前記データ処理システムによって識別され、かつ
前記提供品データを受信したことに応答して、前記取引を実行するためのパラメータを設定する複数の要素を含む前記ユーザインターフェースを提示する、
前記アプリケーション
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項7】
前記クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介して、前記データを監視する、前記アプリケーションを含み
前記センサが、カメラ、マイクロホン、全地球測位システム(GPS)デバイス、近距離無線通信(NFC)ユニット、およびネットワーク通信インターフェースのうちの少なくとも1つを含む、
請求項1記載のシステム。
【請求項8】
前記クライアントデバイス上で動作する第2のアプリケーションへのアドオンまたは前記クライアントデバイス上で動作するアプリケーションとは別個のスタンドアロンアプリケーションの少なくとも1つとして、前記クライアントデバイス上で動作する、前記アプリケーション
を含む、請求項1記載のシステム。
【請求項9】
クライアントデバイスから、取引を開始するよう求める要求を受信し、ここで前記開始するよう求める要求が、前記クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介して取得されたデータの少なくとも一部分を含み、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定されており、
前記クライアントから受信した開始を求める要求に含まれる前記データの前記部分に基づいて、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられたアイテムを識別し、
前記クライアントデバイスに、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられかつ前記データの前記部分に対応する前記アイテムを識別する指示を送信し、ここで前記指示が、前記クライアントデバイスに、前記アイテムを選択するための要素を含むユーザインターフェースを提示させ、
前記ユーザインターフェースの前記要素とのインタラクションを検出したことに応答して、前記クライアントデバイスから、前記アイテムの前記取引に着手するよう求める要求を受信し、ここで着手するよう求める要求が、前記アイテムに対応する前記インタラクションを識別し、
前記クライアントデバイスから受信された着手を求める要求を処理して、前記アイテムに対応する前記インタラクションに基づく前記取引の成果を指示する結果を生成し、かつ
前記クライアントデバイスに前記結果を送信して、前記クライアントデバイスに前記結果を前記ユーザインターフェース上に提示させる、
1つまたは複数のプロセッサを有するデータ処理システム
を含む、応答して要求に対処するシステム。
【請求項10】
前記クライアントデバイスに、前記対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための前記複数のトリガ条件に対応する複数のリンクを送信し、かつ
前記複数のリンクの各リンクを介して前記クライアントデバイスに、前記対応するアイテム提供者サービスが取引を開始するための前記複数のトリガ条件のうちの対応するトリガ条件についての符号化データへのアクセスを提供する、
前記データ処理システムを含む、請求項9記載のシステム。
【請求項11】
前記クライアントから受信された開始を求める要求に含まれる前記データの前記部分に基づいて、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた前記アイテムに対応する提供品データを識別し、かつ
前記取引を実行するためのパラメータを設定する複数の要素を含む前記ユーザインターフェースを前記クライアントデバイスに提示させる前記提供品データを、前記クライアントデバイスに送信し、ここで前記ユーザインターフェースの各要素が前記取引を実行するためのパラメータを設定する、
前記データ処理システム
を含む、請求項9記載のシステム。
【請求項12】
アイテムを追加するよう求める要求に応答してアイテム提供者サービスに、前記アイテムに対する1つまたは複数のパラメータを設定する提供品作成フォームを送信し、かつ
前記アイテム提供者サービスから、前記提供品作成フォームを使用して生成されたアイテム仕様を受信する、
前記データ処理システム
を含む、請求項9記載のシステム。
【請求項13】
トリガを追加するよう求める要求に応答してアイテム提供者サービスに、前記アイテム提供者サービスの前記アイテムに対する前記対応するトリガ条件を定義する1つまたは複数のパラメータを設定するトリガ作成フォームを送信し、
前記アイテム提供者サービスから、前記アイテムに対する前記対応するトリガ条件を定義するトリガ仕様を受信し、かつ
前記トリガ仕様に従って、前記アイテムに対する前記トリガ条件に対応する符号化データを生成する、
前記データ処理システム
を含む、請求項9記載のシステム。
【請求項14】
アイテム提供者サービスから、前記アイテムに対応するアイテム識別子と前記アイテムに対する前記トリガ条件に対応するトリガ識別子とを含む、組み合わせを求める要求を受信し、かつ
組み合わせを求める要求を使用して、前記アイテムに対応する前記アイテム識別子と前記アイテムの前記トリガ条件に対応する前記トリガ識別子とを関連付ける、
前記データ処理システム
を含む、請求項9記載のシステム。
【請求項15】
前記クライアントデバイスから、前記クライアントデバイスと通信可能に結合された前記センサを介して取得されたデータを含む開始を求める要求を受信する、前記データ処理システム
を含み、
前記センサが、カメラ、マイクロホン、全地球測位システム(GPS)デバイス、近距離無線通信(NFC)ユニット、およびネットワーク通信インターフェースのうちの少なくとも1つを含む、
請求項9記載のシステム。
【請求項16】
前記クライアントデバイスから受信された着手を求める要求を処理して、前記アイテムに対応する前記インタラクションに基づく前記取引の成果を指示する前記結果を生成する取引サービスと、
前記取引サービスと前記クライアントデバイスとに通信可能に結合された、開始を求める要求および着手を求める要求を受信する要求ハンドラサービスであって、前記取引サービスが前記要求ハンドラサービスを介して前記クライアントデバイスと通信可能に結合される、要求ハンドラサービスと
を含む、前記データ処理システム
を含む、請求項9記載のシステム。
【請求項17】
1つまたは複数のプロセッサを有するクライアントデバイス上で実行されているアプリケーションによって、前記クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介してデータを取得する工程;
前記アプリケーションによって、前記センサを介して取得されたデータが、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定する工程;
前記アプリケーションによって、データ処理システムに取引を開始するよう求める要求を送信する工程であって、前記要求が前記センサを介して取得されたデータの少なくとも一部分を含み、開始を求める要求の受信により、前記データ処理システムが、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられかつ前記クライアントデバイスに提供すべき前記データの前記部分に対応するアイテムを、識別する工程;
前記アプリケーションによって、前記データ処理システムから、前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた前記アイテムを識別する指示を受信する工程;
前記アプリケーションによって、前記指示を受信したことに応答して、前記アイテムを選択するための要素を含むユーザインターフェースを提示する工程;
前記アプリケーションによって、前記クライアントデバイスを介して前記アイテムを選択するための前記ユーザインターフェースの前記要素とのインタラクションを検出する工程;
前記アプリケーションによって、前記インタラクションを検出したことに応答して、前記データ処理システムによって識別された前記アイテムの取引に着手するよう求める要求を送信する工程であって、前記要求が前記インタラクションを識別し、着手を求める要求の受信により、前記データ処理システムが、前記クライアントデバイスに提供すべき前記要求の前記インタラクションに基づく結果を生成する、工程;および
前記アプリケーションによって、前記ユーザインターフェース上に提示するために前記データ処理システムから前記結果を受信する工程
を含む、トリガに応答して要求を開始する方法。
【請求項18】
前記アプリケーションによって、前記データ処理システムから、前記対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための前記複数のトリガ条件に対応する複数のリンクを受信する工程;および
前記アプリケーションによって、前記複数のリンクの各リンクを介して前記データ処理システムから、前記対応するアイテム提供者サービスによって取引を開始するための前記複数のトリガ条件のうちの対応するトリガ条件についての符号化データを取り出す工程
を含む、請求項17記載の方法。
【請求項19】
前記アプリケーションによって、前記センサを介して取得されたデータが取引を開始するための前記複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定する工程であって、各トリガ条件が、前記アイテムを指定する第2のユーザインターフェースを介して前記対応するアイテム提供者サービスによって定義される、工程
を含む、請求項17記載の方法。
【請求項20】
前記アプリケーションによって、前記データ処理システムから前記アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた前記アイテムに対応する提供品データを、前記データ処理システムから受信する工程であって、前記提供品データが、前記データ処理システムによって、開始を求める要求内の前記データに対応する前記アイテムに対応するものとして識別される、工程;および
前記アプリケーションによって、前記提供品データを受信したことに応答して、前記取引を実行するためのパラメータを設定する複数の要素を含む前記ユーザインターフェースを提示する工程
を含む、請求項17記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照によりその全体が本明細書に組み入れられる、2019年5月20日に出願された「INITIATING REQUESTS IN RESPONSE TO TRIGGERS ON CLIENT」と題する米国仮特許出願第62/850,424号のPCT第8条に基づく優先権を主張する。
【背景技術】
【0002】
背景
ネットワーク環境では、コンピューティングデバイスは互いにデータを通信することができる。受信すると、受信側コンピューティングデバイスは、データを処理し、ネットワーク環境を介して相手側コンピューティングデバイスに応答を提供することができる。
【発明の概要】
【0003】
概要
一局面では、本開示は、トリガに応答して要求を開始するシステムを対象とする。システムは、1つまたは複数のプロセッサを有するクライアントデバイス上で実行可能なアプリケーションを含むことができる。アプリケーションは、クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介してデータを取得することができる。アプリケーションは、センサを介して取得されたデータが、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定することができる。アプリケーションは、取引を開始するよう求める要求をデータ処理システムに送信することができる。要求は、センサを介して取得されたデータの少なくとも一部分を含むことができる。開始を求める要求の受信により、データ処理システムは、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた、クライアントデバイスに提供すべきデータの部分に対応するアイテムを識別することができる。アプリケーションは、データ処理システムから、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられたアイテムを識別する指示を受信することができる。アプリケーションは、指示を受信したことに応答して、アイテムを選択するための要素を含むユーザインターフェースを提示することができる。アプリケーションは、クライアントデバイスを介してアイテムを選択するためのユーザインターフェースの要素とのインタラクションを検出することができる。アプリケーションは、インタラクションを検出したことに応答して、データ処理システムによって識別されたアイテムの取引に着手するよう求める要求を送信することができる。要求はインタラクションを識別することができる。着手を求める要求の受信により、データ処理システムは、クライアントデバイスに提供すべき要求のインタラクションに基づく結果を生成することができる。アプリケーションは、ユーザインターフェース上に提示するためにデータ処理システムから結果を受信することができる。
【0004】
別の局面では、本開示は、トリガに応答して要求を対処するシステムを対象とする。システムは、1つまたは複数のプロセッサを有するデータ処理システムを含むことができる。データ処理システムは、クライアントデバイスから、取引を開始するよう求める要求を受信することができる。開始を求める要求は、クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介して取得され、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定されたデータの少なくとも一部分を含むことができる。データ処理システムは、クライアントから受信された開始を求める要求に含まれるデータの部分に基づいて、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられたアイテムを識別することができる。データ処理システムは、クライアントデバイスに、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた、データの部分に対応するアイテムを識別する指示を送信することができ、指示はクライアントデバイスにユーザインターフェースを提示させる。ユーザインターフェースは、アイテムを選択するための要素を含むことができる。データ処理システムは、ユーザインターフェースの要素とのインタラクションを検出したことに応答して、クライアントデバイスから、アイテムの取引に着手するよう求める要求を受信することができる。着手を求める要求は、アイテムに対応するインタラクションを識別することができる。データ処理システムは、クライアントデバイスから受信された着手を求める要求を処理して、アイテムに対応するインタラクションに基づく取引の成果を指示する結果を生成することができる。データ処理システムは、クライアントデバイスに結果を送信して、クライアントデバイスにその結果をユーザインターフェース上に提示させることができる。
【0005】
別の局面では、本開示は、トリガに応答して要求を開始する方法を対象とする。1つまたは複数のプロセッサを有するクライアントデバイス上で実行されているアプリケーションは、クライアントデバイスと通信可能に結合されたセンサを介してデータを取得することができる。アプリケーションは、センサを介して取得されたデータが、対応するアイテム提供者サービスによって定義された取引を開始するための複数のトリガ条件のうちの1つと一致すると判定することができる。アプリケーションは、取引を開始するよう求める要求をデータ処理システムに送信することができる。要求は、センサを介して取得されたデータの少なくとも一部分を含むことができる。開始を求める要求の受信により、データ処理システムは、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられた、クライアントデバイスに提供すべきデータの部分に対応するアイテムを識別することができる。アプリケーションは、データ処理システムから、アイテム提供者サービスのうちの1つと関連付けられたアイテムを識別する指示を受信することができる。アプリケーションは、指示を受信したことに応答して、アイテムを選択するための要素を含むユーザインターフェースを提示することができる。アプリケーションは、クライアントデバイスを介してアイテムを選択するためのユーザインターフェースの要素とのインタラクションを検出することができる。アプリケーションは、インタラクションを検出したことに応答して、データ処理システムによって識別されたアイテムの取引に着手するよう求める要求を送信することができる。要求はインタラクションを識別することができる。着手を求める要求の受信により、データ処理システムは、クライアントデバイスに提供すべき要求のインタラクションに基づく結果を生成することができる。アプリケーションは、ユーザインターフェース上に提示するためにデータ処理システムから結果を受信することができる。
【0006】
添付の図面は、縮尺通りに描かれることを意図されていない。様々な図面中の同様の符番および名称は、同様の要素を指示する。明確にするために、すべての構成要素がすべての図面でラベル付けされているとは限らない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】アイテムのトリガにインデックスを付け、トリガに応答して要求を開始するための例示的なシステムを示すブロック図である。
【
図2】アイテムのトリガにインデックスを付ける例示的なプロセスを示す機能帯域図である。
【
図3】トリガに応答して要求を開始する例示的なプロセスを示す機能帯域図である。
【
図4】アイテムのトリガにインデックスを付け、トリガに応答して要求を開始するための例示的なプロセスを示すブロック図である。
【
図5】トリガに応答して要求を開始する例示的な方法を示す流れ図である。
【
図6】トリガに応答して要求を開始する例示的な方法を示す流れ図である。
【
図7】アイテムにインデックスを付けるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図8】アイテムにインデックスを付けるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図9】アイテムにインデックスを付けるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図10】アイテムにインデックスを付けるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図11】アイテムのカテゴリーを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図12】アイテムのカテゴリーを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図13】アイテムのカテゴリーを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図14】アイテムのカテゴリーを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図15】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図16】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図17】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図18】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図19】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図20】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図21】トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図22】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図23】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図24】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図25】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図26】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図27】アクションを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図28】トリガ・提供品組み合わせを編集するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図29】トリガ・提供品組み合わせを編集するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図30】トリガ・提供品組み合わせを編集するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図31】取引を開始するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図32】取引を開始するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図33】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図34】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図35】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図36】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図37】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図38】配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図39】課金パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図40】カテゴリー閲覧のためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図41】カテゴリー閲覧のためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図42】アクションを要求するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図43】アクションを要求するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図44】バックグラウンドリスニングのためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す図である。
【
図45】本明細書で説明および図示されるシステムおよび方法の要素を実装するために用いることができるコンピュータシステムのアーキテクチャを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
詳細な説明
以下は、トリガに応答して要求を開始する方法、装置、およびシステムに関連する様々な概念、ならびにそれらの実装形態のより詳細な説明である。上記で紹介され、以下でさらに詳細に論じられる様々な概念は、多くの方法のいずれかで実装され得る。
【0009】
本明細書で提供されるのは、アイテム提供者サービスが、製品のカテゴリー、個々の製品、および情報要求を含む固有の提供品を定義し、それらをトリガにリンクさせて、アイテム提供者サービスがエンドユーザに提供品を宣伝することを可能にするための方法である。トリガは、モバイル機器(例えば、Android(登録商標)やApple iOS(登録商標)スマートフォン)上のソフトウェアと連携して、ワークフローを開始するためにセンサを使用して検出することができる任意の固有の特別にフォーマットされたメディアエンティティを含むことができる。トリガは、例えば、中でも特に、特別にフォーマットされた画像、ビデオ、音声信号、クイックレスポンス(QR)コード(登録商標)、全地球測位システム(GPS)位置、Bluetoothビーコン、または同様のモバイル検出可能エンティティを含み得る。トリガは定義され、提供品と関連付けられ得る。
【0010】
エンドユーザがスマートフォンアプリケーションを使用してトリガとインタラクションするとき、結果として生じるインタラクションは、エンドユーザプロセスによって決定され得る。実行されるべきプロセスは、トリガと関連付けられた提供品のタイプに応じて異なり得る。例えば、提供品が製品を含む場合、エンドユーザは購入プロセスに関与することができる。他方、提供品が情報要請である場合、エンドユーザはアクションプロセスに関与することができる。アイテム提供者サービスプロセスおよびエンドユーザプロセスの方法、ならびにそれらが動作するシステムは、本特許の主題である。アイテム提供者サービスプロセスおよびエンドユーザプロセスは、サーバ側ソフトウェアコードおよびユーザインターフェース、ならびにモバイルソフトウェアコードおよびユーザインターフェース、ならびにそれらのサポートシステム上の特定の配置をまとまりのある全体にすることを含むことができる。システムは、バックエンドコード、アイテム提供者サービスユーザインターフェース、クライアントデバイス用の埋め込み可能なソフトウェア開発キット(SDK)、および支払いゲートウェイなどの外部サービスへの様々なアダプタを含む複数のコンポーネントとすることができる。
【0011】
図1に、中でも特に、アイテムのトリガにインデックスを付け、トリガに応答して要求を開始するための例示的なシステム100のブロック図を示す。システム100は、少なくとも1つのデータ処理システム(DPS)105を含むことができる。データ処理システム105は、通信を処理するための少なくとも1つの要求ハンドラサーバ(RHS)110を含むことができる。データ処理システム105は、取引プロセスを実行するための少なくとも1つの取引サービス(TS)115を含むことができる。システム100は、少なくとも1つのクライアントデバイス120を含むことができる。クライアントデバイス120は、少なくとも1つのトリガ130を対処するための少なくとも1つのアプリケーション135を含むか、または実行することができる。システム100は、取引プロセスを構成するための少なくとも1つのアイテム提供者サービス(IPS)125を含むことができる。システム100は、クライアントデバイス120をデータ処理システム105と通信可能に結合するための少なくとも1つのネットワーク145を含むことができる。システム100は、アイテム提供者サービス125をデータ処理システム105と通信可能に結合するための少なくとも1つのネットワーク140を含むことができる。
【0012】
システム100の構成要素またはモジュール(要求ハンドラサーバ110および取引サービス115を含むデータ処理システム105、クライアントデバイス120、ならびに、アイテム提供者サービス125など)の各々を、
図45に関連して本明細書で詳述されているようなハードウェアまたはソフトウェアとハードウェアの組み合わせを使用して実装することができる。各構成要素は、メモリユニットからフェッチされた命令に応答してこれを処理する論理回路(例えば、中央処理装置)を含むことができる。各電子部品は、これらのプロセッサのいずれか、または本明細書で説明されるように動作することができる他の任意のプロセッサに基づくものとすることができる。中央処理装置は、命令レベルの並列処理、スレッドレベルの並列処理、異なるレベルのキャッシュ、およびマルチコアプロセッサを利用することができる。マルチコアプロセッサは、単一のコンピューティングコンポーネント上に2つ以上の処理ユニットを含むことができる。加えて、システム100の構成要素またはモジュール(要求ハンドラサーバ110および取引サービス115を含むデータ処理システム105、クライアントデバイス120、ならびに、アイテム提供者サービス125など)の各々は、
図7~
図44に関連して本明細書で説明されるインターフェースのいずれかを表示することができる。
【0013】
アイテム提供者サービス125は、管理者(本明細書では販売者とも呼ばれる)によって操作または管理され得る。管理者は、中でも特に、エンドユーザにサービスを提供する、エンドユーザに製品を販売する、またはエンドユーザから情報を取得することを望むエンティティを含むことができる。アイテム提供者サービス125は、クライアントデバイス120上でのエンドユーザへの製品の提供品または通知を提供または対処することができる。提供品は、エンドユーザがインタラクションして得られる成果を取得できるように、アイテム提供者サービス125によって記述され、エンドユーザに提供される製品、製品のカテゴリー、情報フォーム、または他のリソースに対応し得る。製品は、アイテム提供者サービス125(またはアイテム提供者サービス125の管理者)が提供することになる任意の対象物に対応し得る。製品は、例えば、中でも特に、衣類、食品注文、劇場チケット、ダウンロード可能な製品、およびサービスを含むことができる。製品は、製品を整理するための階層に対応するカテゴリーに分類することができる。通知は、記入可能なフォームとして提示されるサービス定義の情報要請を含むことができる。通知は、多くの用途の中でも特に、連絡先リストへの参加、請願への署名、コンテストへの参加、情報の要求、または組織への参加に使用することができる。アイテムは、アイテム提供者サービス125によって提供される製品または通知のうちの1つまたは複数を含むことができる。
【0014】
取引を容易にするようにデータ処理システム105を構成するために、アイテム提供者サービス125は、取引サービス115に少なくとも1つのアイテムを追加するためのフォーム(本明細書では提供品作成フォームと呼ばれることもある)を求める要求を送信することができる。アイテム提供者サービス125は、フォームを求める要求を生成することができる。要求は、取引サービス115の識別子を含むことができる。識別子(本明細書ではルックアップ識別子とも呼ばれる)は、中でも特に、ユニフォームリソースロケータ(URL)などの、データ処理システム105または取引サービス115を参照する英数字セットを含むことができる。識別子は、ネットワーク140を介してデータ処理システム105またはデータ処理システム105の取引サービス115にフォームを求める要求を宛先指定するために使用され得る。アイテム提供者サービス125のうちの1つまたは複数のための少なくとも1つの取引サービス115が、データ処理システム105によって維持され得る。取引サービス115およびアイテム提供者125は、単一のシステムまたは構成要素の一部であり得る。例えば、アイテム提供者サービス125は、同じエンティティと関連付けられた同じシステムのフロントエンド(例えば、ユーザインターフェース(UI))であり、取引サービス115は、バックエンド(例えば、論理およびアプリケーションプログラミングインターフェース(API))であり得る。要求を受信すると、取引サービス115は、フォームを含む応答をアイテム提供者サービス125に送信することができる。フォームは、アイテム提供者サービス125で提示するためのグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。フォームは、データ処理システム105を介して提供されるべき提供品のためのアイテムを追加するための1つまたは複数のインターフェース要素を含むことができる。
【0015】
アイテム提供者サービス125は、取引サービス115にアイテムを追加するよう求める要求を送信することができる。取引サービス115から受信したフォームを使用して、アイテム提供者サービス125の管理者は、フォーム上の要素を読み込むことができる。アイテム提供者サービス125の管理者は、フォームの要素上のエントリーを使用して、アイテムのパラメータを設定することができる。フォーム上のエントリーを使用して、アイテム提供者サービス125は、アイテムを追加するよう求める要求を生成することができる。要求は、アイテム提供者サービス125によって提供される製品または通知に関する情報を含むアイテム仕様を含むことができる。アイテム仕様は、フォームの要素を使用してアイテム提供者サービス125によって設定される1つまたは複数のパラメータを含むことができる。要求は、情報の中でも特に、アイテム提供者サービス125の識別子および製品または通知の識別子を含むことができる。製品または通知の識別子ごとに、要求は記述子を含むことができる。製品または通知の識別子および記述子は、アイテム仕様の一部とすることができる。フォームが完成すると、アイテム提供者サービス125の管理者は、要求を送信するためにフォーム上の要素とインタラクションすることができる。要素とのインタラクションに応答して、アイテム提供者サービス125は、フォーム上のエントリーを使用して要求を生成することができる。生成すると、アイテム提供者サービス125は、ネットワーク140を介して要求を送信することができる。
【0016】
次に、取引サービス115は、アイテム提供者サービス125から要求を受信することができる。取引サービス115は、要求をパースして、アイテム提供者サービス125の識別子および製品または通知の識別子を識別抽出することができる。取引サービス115は、要求をパースして、製品または通知に関する情報、アイテムの識別子、および記述子を含むアイテム仕様を識別または抽出することができる。取引サービス115は、抽出されたアイテム提供者サービス125の識別子を要求ハンドラサーバ110によってアクセス可能なデータベース上に格納することができる。取引サービス115は、製品または通知の識別子をデータベース上に格納することができる。識別子に、データベース上にインデックスを付けることができる。取引サービス115は、製品または通知に関する情報を含むアイテム仕様をデータベース上に格納することができる。格納すると、取引サービス115は、受領の確認をアイテム提供者サービス125に送り返すことができる。
【0017】
併せて、アイテム提供者サービス125は、取引サービス115にアイテムの少なくとも1つのトリガ130を追加するためのフォーム(本明細書ではトリガ作成フォームと呼ばれることもある)を求める要求を送信することができる。トリガ130は、クライアントデバイス120に接続されたセンサによって検出することができる、中でも特に、画像、音声ファイル、ビデオ、クイックレスポンス(QR)コード、Bluetoothビーコン、全地球測位システム(GPS)位置などの、センサを介して取得されたデータを含むことができる。データは、クライアントデバイス120上で実行されているアプリケーション135を介して取得することができる。アイテム提供者サービス125は、フォームを求める要求を生成することができる。要求は、取引サービス115の識別子または要求ハンドラサーバ110の識別子を含むことができる。識別子は、データ処理システム105、要求ハンドラサーバ110、または取引サービス115サーバ110を参照する英数字セット(例えば、ユニフォームリソースロケータ(URL))を含むことができる。識別子は、ネットワーク140を介してデータ処理システム105、要求ハンドラサーバ110、または取引サービス115にフォームを求める要求を宛先指定するために使用され得る。要求を受信すると、取引サービス115は、フォームを含む応答をアイテム提供者サービス125に送信することができる。フォームは、アイテム提供者サービス125で提示するためのグラフィカルユーザインターフェースとすることができる。フォームは、データ処理システム105を介して提供されるべきトリガ130を追加するための1つまたは複数のインターフェース要素を含むことができる。
【0018】
アイテム提供者サービス125は、取引サービス115にトリガ130を追加するよう求める要求を送信することができる。取引サービス115から受信したフォームを使用して、アイテム提供者サービス125の管理者は、フォーム上の要素を読み込むことができる。アイテム提供者サービス125の管理者は、フォームの要素上のエントリーを使用して、アイテムのトリガ130のパラメータを設定することができる。例えば、管理者は、トリガ130として使用する製品の画像をアップロードし得る。フォーム上のエントリーを使用して、アイテム提供者サービス125は、トリガ130を追加するよう求める要求を生成することができる。要求は、トリガ130と比較されるべきデータを定義するトリガ仕様を含むことができる。トリガ仕様は、トリガ仕様を定義するためにフォームの要素を使用してアイテム提供者サービス125によって設定される1つまたは複数のパラメータを含むことができる。トリガ仕様は、トリガ130のデータ自体を含むことができ、またはトリガ130のデータを指定するパラメータを含むことができる。データは、クライアントデバイス120上のセンサのうちの1つによって検出されるべき、中でも特に、画像、音声ファイル、ビデオ、クイックレスポンス(QR)コード、Bluetoothビーコン、全地球測位システム(GPS)位置を含むことができる。要求は、トリガ130の識別子(例えば、英数字セットまたはデータが格納されている場所のURL)を含むことができる。データは、取引サービス115から提供されるフォームを介してアップロードすることができる。フォームが完成すると、アイテム提供者サービス125の管理者は、要求を送信するためのフォーム上の要素とインタラクションすることができる。要素とのインタラクションに応答して、アイテム提供者サービス125は、フォーム上のエントリーを使用して要求を生成することができる。生成すると、アイテム提供者サービス125は、ネットワーク140を介して要求を送信することができる。
【0019】
取引サービス115(または、要求ハンドラサーバ110)は、アイテム提供者サービス125からの要求を受信することができる。取引サービス115は、要求をパースして、トリガ130のデータを定義するトリガ仕様を抽出することができる。取引サービス115は、要求をパースして、トリガ130を定義するデータの識別子を追加のことができる。取引サービス115は、要求ハンドラサーバ110によってアクセス可能なデータベース上に、アイテム提供者サービス125からのトリガ130のデータを定義するトリガ仕様およびトリガ130の識別子を格納することができる。識別子を使用して、データベース上のトリガ130のデータにインデックスを付けることができる。格納すると、取引サービス115は、受領の確認をアイテム提供者サービス125に送り返すことができる。
【0020】
加えて、アイテム提供者サービス125は、アイテムとトリガ130とを組み合わせるよう求める要求(本明細書では連結要求とも呼ばれる)を送信することができる。組み合わせを求める要求は、アイテム提供者サービス125からトリガ130の追加を求める要求と併せて送信することができる。取引サービス115から受信したフォームを使用して、アイテム提供者サービス125の管理者は、組み合わせを求める要求を生成する際にフォーム上の要素を読み込むことができる。アイテム提供者サービス125は、フォームの要素上のエントリーを使用して、組み合わせを求める要求を読み込み、生成することができる。要求は、トリガ130に対応するデータの識別子と共に、製品または通知の識別子を含むことができる。要求は、製品または通知と関連付けられた提供品データを含むことができる。提供品データは、中でも特に、製品または通知の価格、製品または通知の名前、および提供者名など、製品または通知の説明を含むことができる。フォームが完成すると、アイテム提供者サービス125の管理者は、要求を送信するためにフォーム上の要素とインタラクションすることができる。要素とのインタラクションに応答して、アイテム提供者サービス125は、フォーム上のエントリーを使用して要求を生成することができる。生成すると、アイテム提供者サービス125は、ネットワーク140を介して組み合わせを求める要求を送信することができる。
【0021】
取引サービス115は、アイテム提供者サービス125から組み合わせを求める要求を受信することができる。取引サービス115は、要求をパースして、アイテム(例えば、製品または通知)の識別子およびトリガ130の識別子を抽出することができる。取引サービス115は、要求ハンドラサーバ110によってアクセス可能なデータベース上に格納された、アイテムの識別子およびトリガ130のデータの識別子を検索することができる。識別子を見つけると、取引サービス115は、アイテムの識別子をトリガ130のデータの識別子と関連付けることができる。関連付けに際して、取引サービス115は、アイテムとトリガのデータとの間の関連付けを定義するためのパスを作成または生成することができる。パス内の情報は、例えば、中でも特に、アイテム識別子、提携先識別子、販売者識別子、およびカテゴリー識別子を含むことができる。パスの情報は、トリガのデータに埋め込まれ得る。参照識別子もまた、トリガのデータに含まれ得るか、またはトリガのデータでインデックスを付けられ得る。参照識別子を使用して、関連付けを維持するデータベースから関連付けが見つけられ得る。関連付けると、取引サービス115は、アイテムの識別子とトリガ130の識別子との関連付けをデータベース上に格納することができる。取引サービス115は、受領の確認をアイテム提供者サービス125に送り返すことができる。アイテムの識別子とトリガの識別子とを関連付けると、取引サービス115は、トリガ130に対応するデータを要求ハンドラサーバ110に送信することができる。
【0022】
トリガ130のデータを受信すると、要求ハンドラサーバ110は、トリガ130に対応するデータを符号化することができる。要求ハンドラサーバ110はまた、トリガ130のトリガ仕様によって定義されたデータも符号化することができる。例えば、トリガ仕様がQRコード用のメッセージを含むことができる場合、要求ハンドラサーバ110は、メッセージを符号化データとして使用してQRコードを生成することができる。符号化に際して、要求ハンドラサーバ110は、アイテム提供者サービス125によって提供されるべきアイテムのパス情報を識別し、アイテムの識別子をトリガ130のデータと関連付けることができる。要求ハンドラサーバ110は、トリガ130に対応する符号化データを、要求ハンドラサーバ110がアクセス可能なデータベース上に格納することができる。要求ハンドラサーバ110は、トリガ130の符号化データのための少なくとも1つのリンクを生成することができる。リンクは、トリガ130のデータの識別子の少なくとも一部分を含むことができる。例えば、リンクは、要求ハンドラサーバ110を参照するホスト名と、トリガ130に対応する符号化データを参照するファイルパス名とを含むことができる。要求ハンドラサーバ110は、リンクを取引サービス115に送り返すことができる。
【0023】
その後、アイテム提供者サービス125は、取引サービス115にトリガ130に対応する符号化データを求める要求を送信することができる。要求は、トリガ130の元のデータの識別子を含むことができる。アイテム提供者サービス125は、格納の確認の受信に応答して要求を送信することができる。受信されると、取引サービス115は、要求をパースしてトリガ130の識別子を識別することができる。識別子を使用して、取引サービス115は、データベース上でトリガ130の符号化データを検索することができる。トリガ130に対応するデータを見つけると、取引サービス115は、アイテム提供者サービス125に、トリガ130の符号化データへのリンクを有する応答を送信することができる。応答はまた、トリガ130自体の符号化データも含むことができる。
【0024】
応答の受信に応答して、アイテム提供者サービス125は、応答をパースしてリンクを識別することができる。アイテム提供者125は、トリガ130の符号化データに対応するリンクまたはトリガ130の符号化データを、ネットワーク140または145を介して利用可能とすることができる。アイテム提供者125は、トリガ130の符号化データに対応するリンクまたはトリガ130の符号化データ自体を、クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション135に提供することができる。符号化データを、ネットワーク140または145を介してクライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション135に提供すると、アイテムを提供するための取引サービス115および要求ハンドラシステム110の構成を完了することができる。
【0025】
クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション135は、ネットワーク140または145を介してトリガ130の符号化データへの1つまたは複数のリンクを受信することができる。アプリケーション135は、データ処理システム105によって提供され得、クライアントデバイス120にインストールすることができる。アプリケーション135は、スタンドアロンプログラムまたはクライアントデバイス120上で動作している別のアプリケーションへのプラグインとすることができる。アプリケーション135は、クライアントデバイス120上で実行されるバックグラウンドプロセスとすることができる。アプリケーション135は、ソフトウェア開発キット(SDK)を用いて構成することができる。SDKは、これらに限定されないが、中でも特に、支払いアカウントのコレクションの維持、エンドユーザのアドレスおよび連絡先データを管理するためのユーザインターフェースの提供、アイテム提供者サービス125のウェブサイトの閲覧、アイテム提供者サービス125の提供品の閲覧、トリガ130の検出、ユーザインターフェースの提示、プロセスとのインタラクション、製品およびサービスに対する支払いのセキュアな送信、および過去の取引の履歴の表示を含む機能を行うために使用することができる。SDKはまた、アプリケーション135が、データ処理システム105の要求ハンドラサーバ110および取引サービス115とインターフェースして、アイテム提供者サービス125によって提供されるアイテムに関連する様々なプロセスにアクセスして実行するために使用することもできる。
【0026】
リンクを受信すると、アプリケーション135は、リンクを、クライアントデバイス120のストレージ(例えば、メモリやハードディスク)上に格納および維持することができる。アプリケーション135はまた、要求ハンドラサーバ110からリンクによって参照される符号化データを取り出すこともできる。アプリケーション135は、要求ハンドラサーバ110から取り出された符号化データを、クライアントデバイス120のストレージ上に格納および維持することができる。アプリケーション135は、クライアントデバイス120のエンドユーザが、製品の取引または通知の取得を開始するために使用することができる。エンドユーザは、アプリケーション135を操作し、アイテム提供者サービス125から製品またはサービスを購入するか、またはアイテム提供者サービス125に情報を提供しようとする任意の個人を含むことができる。
【0027】
アプリケーション135は、クライアントデバイス120と通信可能に結合された少なくとも1つのセンサを介して取得されたデータを監視することができる。クライアントデバイス120のセンサは、中でも特に、カメラ、マイクロホン、全地球測位システム(GPS)デバイス、近距離無線通信(NFC)ユニット、およびBluetoothコネクタを含むことができる。データは、カメラを介して取得された画像、QRコード、またはビデオ、マイクロホンを介して取得された音声ファイル、GPSデバイスを介して取得された地理的位置、NFCユニットを介して取得された無線周波数識別、およびBluetoothコネクタを介して取得されたBluetoothビーコン信号を含むことができる。アプリケーション135は、クライアントデバイス120のエンドユーザによるアプリケーション135とのインタラクションに応答して、データの監視を開始することができる。アプリケーション135は、クライアントデバイス120上でのアプリケーション135の実行の初期化に応答して、データの監視を開始することができる。開始に際して、アプリケーション135は、センサを呼び出して、センサを介したデータの取得を開始することができる。アプリケーション135はまた、クライアントデバイス120上でバックグラウンドプロセスとして実行することもできる。バックグラウンドプロセスのうちの1つとして実行することで、アプリケーション135は、センサを介してデータを継続的に監視することができる。
【0028】
センサからデータを取得すると、アプリケーション135は、データをトリガ130の符号化データのうちの1つと比較することができる。アプリケーション135は、データ処理システム105によって提供されたリンクを使用して、比較対象の符号化データを取り出すことができる。アプリケーション135は、データ処理システム105によって提供されたリンクを介して符号化データにアクセスすることができる。符号化データは、要求ハンドラサーバ110を介してアクセス可能なデータベースによって格納および維持され得る。アプリケーション135はまた、他のタイプのデータを使用して符号化データにアクセスすることもできる。例えば、アプリケーション135は、GPSユニットを使用して識別された地理的位置を使用して、トリガの符号化データを見つけることができる。符号化データを取得すると、アプリケーション135は、取得されたデータとトリガ130の符号化データのうちの1つとの比較を行うことができる。アプリケーション135は、取得されたデータと、トリガ130を定義するトリガ仕様のうちの1つとの比較を行うことができる。比較から、アプリケーション135は、センサから取得されたデータがトリガ130の符号化データのいずれとも一致しないと判定することができる。判定に応答して、アプリケーション135は、センサを介して取得されたデータの監視を継続することができる。
【0029】
逆に、比較から、アプリケーション135は、センサから取得されたデータがトリガ130の符号化データのうちの1つと一致すると判定することができる。データがトリガ130と一致すると判定したことに応答して、アプリケーション135は、要求ハンドラサーバ110へのアイテムを求める要求(本明細書では提供品要求とも呼ばれる)を生成することができる。アプリケーション135は、トリガ130の符号化データと一致するデータに対応するアイテムを識別することができる。要求は、トリガ130に対応する符号化データと関連付けられたアイテムの識別子を含むことができる。アイテムの識別子は、要求を要求ハンドラサーバ110または取引サービス115に宛先指定するために使用することができる。アプリケーション135は、アイテム(例えば、アイテム提供者サービス125によって提供される製品または通知)の識別子を要求に含めることができる。生成すると、アプリケーション135は、アイテムを求める要求を、要求ハンドラサーバ110または取引サービス115に送信することができる。
【0030】
要求ハンドラサーバ110は、クライアントデバイス120上で実行されているアプリケーション135から、アイテムを求める要求を受信することができる。要求ハンドラサーバ110は、要求をパースしてアイテムの識別子を抽出することができる。識別子の少なくとも一部分を使用して、要求ハンドラサーバ110はまた、アイテムを求める要求に対処するためにデータ処理システム105の取引サービス115のうちの1つを識別することもできる。識別子を使用して識別された取引サービス115を、アイテム提供者サービス125と関連付けることができる。要求ハンドラサーバ110は、要求をさらに処理するために、クライアントデバイス120からの要求を取引サービス115に転送することができる。
【0031】
クライアントデバイス120または要求ハンドラサーバ110からアイテムを求める要求を受信すると、取引サービス115は、要求をパースしてアイテムの識別子を抽出することができる。識別子を使用して、取引サービス115は、要求から抽出された識別子に対応するアイテムの提供品データを識別することができる。提供品データは、中でも特に、製品または通知の価格、製品または通知の名前、および提供者名など、製品または通知の説明を含むことができる。識別すると、取引サービス115は、提供品データを要求ハンドラサーバ110に提供することができる。要求ハンドラサーバ110は次に、提供品データを含む応答を、アイテムを求める要求と関連付けられたアプリケーション135に転送または送信することができる。取引サービス115はまた、クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション135に提供品データを直接送信することもできる。
【0032】
アプリケーション135は、要求ハンドラサーバ110または取引サービス115から提供品データを受信することができる。提供品データを使用して、アプリケーション135は、製品の購入または通知を実行するためのユーザインターフェースを生成および提示することができる。ユーザインターフェースは、アイテム提供者サービス125によって提供される製品または通知に関する情報を表示するための1つまたは複数の要素を含むことができる。ユーザインターフェースはまた、アプリケーション135上で事前構成することもできる。アプリケーション135は、ユーザインターフェースの提示のためにクライアントデバイス120上の別のアプリケーションを呼び出すことができる。例えば、アプリケーション135は、提供品データを使用してウェブブラウザを呼び出してウェブページをフェッチし、製品の購入または通知を実行するための情報を入力することができる。アプリケーション135のエンドユーザは、ユーザインターフェースの要素とインタラクションして、アイテムに関連する取引を実行するために、1つまたは複数のパラメータ(例えば、中でも特に、配送、課金、およびユーザデータ提供)を記入または設定することができる。
【0033】
ユーザインターフェース上のアイテムの選択を使用して、アプリケーション135は、要求ハンドラサーバ110への着手を求める要求(本明細書ではユーザ送信とも呼ばれる)を生成することができる。アプリケーション135は、他のプログラム(例えば、ウェブブラウザ)上の入力を使用して、要求ハンドラサーバ110に送信するための着手を求める要求を生成することができる。着手を求める要求は、アイテム(例えば、製品または通知)の識別子を含むことができる。着手を求める要求は、インターフェースを使用してエンドユーザによって指定されたパラメータ(例えば、中でも特に、配送、課金、およびユーザデータの提供)を含むことができる。着手を求める要求はまた、ネットワーク140を介して要求ハンドラサーバ110に要求を宛先指定するために、要求ハンドラサーバ110の識別子も含むことができる。着手を求める要求は、ネットワーク145を介して取引サービス115に要求を宛先指定するために、取引サービス115の識別子を含むことができる。
【0034】
アプリケーション135から着手を求める要求を受信すると、要求ハンドラサーバ110は、要求をパースして、アイテムの識別子および1つまたは複数のパラメータを抽出することができる。識別子を使用して、要求ハンドラサーバ110はまた、要求を処理するためにデータ処理システム105の取引サービス115のうちの1つを識別することもできる。識別子を使用して識別された取引サービス115を、アイテム提供者サービス125と関連付けることができる。要求ハンドラサーバ110は、要求をさらに処理するために、クライアントデバイス120からの要求を取引サービス115に転送することができる。要求ハンドラサーバ110は、取引を実行するための1つまたは複数のパラメータをさらに処理するための取引サービス115に転送することができる。
【0035】
取引サービス115は、要求ハンドラサーバ110または取引サービス125から受信した要求によって指示される取引を処理することができる。取引サービス115は、要求をパースして、アイテムの識別子および1つまたは複数のパラメータを抽出することができる。取引サービス115は、1つまたは複数のパラメータに従って、識別子に対応するアイテムの取引を実行することができる。要求を処理する際に、アイテムサービス提供者125の取引サービス115は、得られる成果を生成することができる。得られる成果は、取引の実行の成否に関する指示を含むことができる。得られる成果はまた、取引を実行する際の着手を求める要求からの1つまたは複数のパラメータ(例えば、中でも特に、配送、課金、およびユーザデータの提供)も含むことができる。取引サービス115は、成果を要求ハンドラサーバ110に提供することができる。
【0036】
要求ハンドラサーバ110(または取引サービス115)は、成果の送信先のクライアントデバイス120上のアプリケーション135を識別することができる。要求ハンドラサーバ110は次に、取引サービス115からクライアントデバイス120に成果を送信することができる。要求ハンドラサーバ110(または取引サービス115)から受信すると、アプリケーション135は、得られた成果を提供品データのユーザインターフェース上に提示することができる。アプリケーション135は、成果を提示するために取引を実行するための1つまたは複数のパラメータを入力するための同じユーザインターフェースを使用することができる。アプリケーション135はまた、得られた成果を異なるユーザインターフェース上に提示することもできる。
【0037】
図2に、中でも特に、アイテムのトリガにインデックスを付ける例示的なプロセス200の機能帯域図を示す。簡単に説明すると、プロセス200は、提供品プロセス205とトリガプロセス210とを含む。アイテム提供者サービス125は、取引サービス115のUIに入り、作成したい提供品のタイプにナビゲートする(210)。アイテム提供者サービス125は、「新規作成」を選択し(220)、選択された提供品タイプに固有の提供品作成フォームを提示される(225)。アイテム提供者サービス125は、フォームに記入し(230)、フォームを取引サービス115に送信する(235)。取引サービス115は、成功確認を返す(240)。ここで、アイテム提供者サービス125は、提供品をトリガにリンクさせる準備ができている。アイテム提供者サービス125は、「連結」にナビゲートし、「新規作成」を選択し(245)、フォームを返される(250)。アイテム提供者サービス125は、どんなタイプのトリガを作成するか(画像、音声、QRなど)を選択し、必要に応じてメディアファイルをアップロードし、トリガがどの提供品にリンクすべきかを選択する(255)。フォームが送信されるときに(260)、供給される場合には、メディアファイルが符号化のために要求ハンドラサーバ110に送信され、そうでない場合には、要求ハンドラサーバ110は、(QRコードの場合のように)内部リソースを使用して符号化メディアを作成し得る(265)。取引サービス115は、連結が要求されたことを確認する(270)。非同期的に、要求ハンドラサーバ110は、符号化メディアを作成し、後でルーティングに使用するためのトリガメタデータを格納し(275)、符号化ファイルへのリンクを取引サービス115に返す(280)。アイテム提供者サービス125は、符号化ファイルを要求し(285)、取引サービス115は、符号化ファイルをダウンロードとして返す(290)。アイテム提供者サービス125は次いで、ファイルを保存し、そのファイルを公開および広告に使用することができる(295)。
【0038】
図3に、中でも特に、トリガに応答して要求を開始する例示的なプロセス300の機能帯域図を示す。簡単に説明すると、モバイルアプリケーションがトリガを検出すると(305)、要求が要求ハンドラサーバ110に送信される(310)。要求は復号され、要求ハンドラサーバ110は、APIを介して取引サービス115に提供品を要求する(315)。取引サービス115は、要求された提供品データを、APIを介して要求ハンドラサーバ110に送信し(320)、次いで、要求ハンドラサーバ110は、データをモバイルアプリケーションにプッシュする(325)。モバイルアプリケーションは、その提供品タイプの正しいプロセスを提示する(330)。エンドユーザはプロセスとインタラクションし(335)、送信されると、情報は、要求ハンドラサーバ110(340)を介して取引サービス115に送り返される(345)。取引サービス115は、結果(成果)(350)を生成し、これが、要求ハンドラサーバ110に渡され(355)、要求ハンドラサーバ110は、エンドユーザのプロファイルと対照して成果を保持し(360)、次いでその成果をモバイルアプリケーションに渡し(365)、そこで成果がエンドユーザに表示される(370)。アイテム提供者サービスは、取引サービス115のUIを介して独自の成果を見ることができる(375)。
【0039】
図4に、中でも特に、アイテムのトリガにインデックスを付け、トリガに応答して要求を開始する例示的なプロセス400のブロック図を示す。取引サービス115および要求ハンドラサービス110は、アイテム提供者サービス125とアプリケーション135を有するクライアントデバイス120との間でインターフェースし得る。各取引サービス115は、アイテム提供者サービス125のうちの1つと関連付けられ得る。取引サービス115は、中でも特に、少なくとも1つのアイテム提供者サービスフロントエンド405(以下、一般にフロントエンド405と呼ばれる)、少なくとも1つの取引サービスバックエンド410(以下、一般にバックエンド410と呼ばれる)、および少なくとも1つのアプリケーションプログラミングインターフェース(API)415などの、アイテム提供者サービス125のためのデータおよび論理をカプセル化し得るかまたは含み得る。要求ハンドラサービス110は、中でも特に、サービス側API420、少なくとも1つの要求ハンドラ425、およびクライアント側API430などのルーティング、集約、およびトリガ情報をカプセル化し得るか、または含み得る。例えば、要求ハンドラサービス110は、ルータおよびアグリゲータ、クライアントデバイス120のための単一連絡先として機能または役割を果たし、取引サービス115とのインタラクションに対処し得る。
【0040】
アイテム提供者サービス125は、データパス435経由でユーザインターフェースを介してアイテムに関するデータを入力するために、取引サービス115のフロントエンド405と通信し得る。取引サービス115のバックエンド410は、フロントエンド405を介して入力された入力を処理し得る。併せて、クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション135は、データパス440を介してクライアント側API430に従って要求ハンドラサービス110と通信し得る。要求ハンドラサービス110の要求ハンドラ425は、適切な取引サービス115を選択するために、クライアント側API430を介してアプリケーション135から伝えられたデータを処理し得る。要求ハンドラサービス110のサービス側API420は、データパス445を介して取引サービス115のAPI415と通信し得る。
【0041】
図5および
図6に、中でも特に、トリガに応答して要求を開始するための方法500の流れ図を示す。方法500は、システム100またはコンピュータシステム4500を使用して実行または実装することができる。クライアントデバイス120がセンサを介してデータを取得することができる(動作505)。クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション130は、1つまたは複数のセンサを介して、中でも特に、画像、音声ファイル、ビデオ、クイックレスポンス(QR)コード、Bluetoothビーコン、および全地球測位システム(GPS)位置などのデータを取得することができる。1つまたは複数のセンサは、中でも特に、カメラ、マイクロホン、全地球測位システム(GPS)デバイス、近距離無線通信(NFC)ユニット、およびBluetoothコネクタを含むことができる。アプリケーション130は、別のアプリケーションまたはスタンドアロンアプリケーションへのプラグインであってもよい。
【0042】
クライアントデバイス120は、データがトリガ条件と一致するかどうかを判定することができる(動作510)。クライアントデバイス120は、センサのうちの1つから取得されたデータと、トリガ条件のうちの1つまたは複数とを比較する。各トリガ条件は、アイテム提供者サービス125が、トリガ作成フォームに応答して受信したフォームを使用して指定することができる。トリガ条件は、クライアントデバイス120自体に格納および維持することができる。トリガ条件はまた、リンクセットを介してアクセスし、データ処理システム105を介してアイテム提供者サービス125が提供することもできる。データがトリガ条件と一致しないという判定に応答して、クライアントデバイス120は、方法400を終了することができる(動作515)。
【0043】
逆に、データがトリガ条件と一致するという判定に応答して、クライアントデバイス120は、データ処理システム105に開始を求める要求を送信することができる(動作520)。クライアントアプリケーション120は、センサを介して取得されたデータの使用を開始するよう求める要求を生成することができる。クライアントデバイス120は、一致するデータに対応するアイテム識別子を識別することができる。アイテム識別子は、アイテム提供者サービス125によって提供される提供品(例えば、アイテム)を参照するか、または提供品に対応し得る。アイテムは、製品(例えば、衣類、食品注文、劇場チケット、ダウンロード可能な製品、およびサービス)または通知(例えば、サービス定義の情報要請、連絡先リストへの参加、請願への署名、コンテストへの参加、情報の要求、または組織)を含むことができる。クライアントデバイス120によって生成される要求は、アイテム識別子を含むことができる。クライアントデバイス120は、要求を、要求ハンドラサービス110または取引サービス115に送信することができる。
【0044】
データ処理システム105は、クライアントデバイス120から開始を求める要求を受信することができる(動作525)。要求は、データ処理システム105の要求ハンドラサーバ110によって受信され得る。データ処理システム105は、要求を削減してアイテム識別子を識別することができる。データ処理システム105は、関連付けられたアイテムを識別することができる(動作530)。要求からパースされたアイテム識別子を使用して、データ処理システム105は関連付けられたアイテムを識別することができる。データ処理システム105はまた、アイテムと関連付けられた提供品データを識別することができる。提供品データは、中でも特に、製品または通知の価格、製品または通知の名前、および提供者名など、製品または通知の説明を含むことができる。アイテムのアイテム提供者サービス125と関連付けられた取引サービス115は、提供品データを維持および提供することができる。データ処理システム105は、クライアントデバイス120にアイテム指示を送信することができる(動作535)。要求内のアイテム識別子と関連付けられた提供品データを使用して、データ処理システム105は、提供品データを含むアイテム指示を生成することができる。要求ハンドラサーバ110は、アイテム指示をクライアントデバイス120に送信することができる。
【0045】
クライアントデバイス120は、データ処理システム105からアイテム指示を受信することができる(動作550)。クライアントデバイス120は、アイテム識別をパースして、データ処理システム105から受信した提供品データを識別することができる。クライアントデバイス120は、ユーザインターフェースを提示することができる(動作555)。クライアントデバイス120は、提供品データを使用して提示用のユーザインターフェースを生成することができる。ユーザインターフェースは、アイテム提供者サービス125によって提供される製品または通知に関する情報を表示するための1つまたは複数の要素を含むことができる。ユーザインターフェースを使用して、アイテムに関連する取引を実行するための1つまたは複数のパラメータ(例えば、中でも特に、配送、課金、およびユーザデータの提供)を設定することができる。クライアントデバイス120は、インタラクションを検出することができる(動作550)。クライアントデバイス120は、データ処理システム105への要求の送信に対応するユーザインターフェース上のインタラクションを検出することができる。クライアントデバイス120は、データ処理システム105に着手を求める要求を送信することができる(動作555)。ユーザインターフェースを介して設定されたパラメータを使用して、クライアントデバイス120は、ユーザインターフェース上の検出に応答して着手を求める要求を生成することができる。着手を求める要求は、アイテム識別子およびユーザインターフェースを使用して指定されたパラメータ(例えば、中でも特に、配送、課金、およびユーザデータの提供)を含むことができる。
【0046】
データ処理システム105は、クライアントデバイスから着手を求める要求を受信することができる(動作560)。着手を求める要求は、要求ハンドラサーバ110または取引サービス115によって受信され得る。データ処理システム105は、要求をパースして、アイテム識別子およびクライアントデバイス120上に提示されたユーザインターフェースを使用して設定された1つまたは複数のパラメータを識別することができる。要求ハンドラサーバ110は、アイテム識別子と関連付けられたアイテム提供者サービス125に対応する取引サービス115を識別することができる。データ処理システム105は、着手を求める要求を処理することができる(動作565)。要求ハンドラサーバ110は、要求を識別された取引サービス115に転送または送信することができる。データ処理システム105は、着手を求める要求に含まれる1つまたは複数のパラメータに従って取引を実行することができる。データ処理システム105は、クライアントデバイス120に成果を送信することができる(動作570)。データ処理システム105は、取引を実行する際に得られる成果を生成することができる。成果は、取引の実行に成功したかそれとも失敗したかを含むことができる。成果はまた、着手を求める要求で受信された1つまたは複数のパラメータを含むことができる。
【0047】
クライアントデバイス120は、データ処理システム105から成果を受信することができる(動作575)。クライアントデバイス120は、成果をパースして、成否の指示を識別することができる。クライアントデバイス120はまた、成果をパースして、1つまたは複数のパラメータを識別することができる。クライアントデバイス120は、成果を提示することができる(動作580)。成果は、クライアントデバイス120を介してユーザインターフェース上に提示することができる。クライアントデバイス120上で動作しているアプリケーション130は、成果を、以前のインターフェースまたは異なるインターフェース上に提示することができる。
【0048】
図7~
図10に、アイテムにインデックスを付けるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。
図7では、アイテム提供者サービスの管理者は、取引サービス115にログインすることができ、「カタログ>製品」にナビゲートすることができる。
図8では、アイテム提供者サービスの管理者は、「製品の追加」を選択することができる。
図9では、アイテム提供者サービスは、「製品の追加」フォームを受信することができる。製品の追加フォームは、重量を有する物理的製品から仮想のダウンロード可能な製品、サービスに至るまでの製品の多くの並べ替えを可能にすることができる。製品は事実上に無制限の属性を有することができ、アイテム提供者サービスは、製品価格に影響を及ぼし得る、サイズ、色、またはスタイルなどの選択肢をエンドユーザに提供することを選択することができる。アイテム提供者サービスは、任意選択で、製品を表現するために画像およびビデオファイルをアップロードすることもできる。製品を、1つまたは複数の提示カテゴリーに割り当てることができる。
図10では、製品を保存すると、アイテム提供者サービスは、データが保存されたことの確認を受信する。この時点で、アイテム提供者サービスの管理者は、製品の編集を続行するか、またはメイン製品リストに戻ることができる。製品を編集することは、アイテム提供者サービスが既にデータが読み込まれた製品フォームフィールドから開始することを除いて、新しい製品を作成することと同様であり得る。
【0049】
図11~
図14に、アイテムのカテゴリーを作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。
図11では、アイテム提供者サービスの管理者は、取引サービス115にログインすることができ、「カタログ>カテゴリー」にナビゲートすることができる。
図12では、アイテム提供者サービスは、デフォルトカテゴリーで、カテゴリー構造のルートに置かれている。アイテム提供者サービスの管理者には、必要に応じてサブカテゴリーにナビゲートするオプションがあり(1)、またはサブカテゴリーの追加ボタンを押すことによって新しいサブカテゴリーの作成に直接進むことができる(2)。
図13では、アイテム提供者サービスに、「カテゴリーの作成」フォームが提示されている。ここで、アイテム提供者サービスは、説明、画像を含むカテゴリーに関するメタデータを追加することができるとともに、カテゴリーがシステムメニューで利用可能であるべきかどうかなどの挙動を指定することもできる。最後に、アイテム提供者サービスは、既存の製品のリストを閲覧し、この新しいサブカテゴリーに追加されるべきであるものがあれば選択する機会を有する。
図14では、カテゴリーを記入した後、アイテム提供者サービスは保存をクリックすることができ、カテゴリーが作成されたことの確認を提示され得る。この時点で、アイテム提供者サービスは、現在のカテゴリーの編集を続行するか、または離れて他のタスクにナビゲートすることができる。
【0050】
図15~
図21に、トリガをリンクさせるためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。
図15では、アイテム提供者サービスの管理者は、取引サービス115にログインし、「連結>すべての連結の管理」にナビゲートする。
図16では、アイテム提供者サービスの管理者は、既存の連結のリストに到達することができ、「連結の作成」ボタンを選択することができる。
図17では、アイテム提供者サービスは、「新規連結」フォームを提示されている。ここで、アイテム提供者サービスは、連結タイプ(提供品タイプ-製品、カテゴリー、アクション)を選択し、名前および説明を提供し、トリガタイプ(画像、音声、QR、Bluetoothビーコンなど)を選択するよう促され得る。アイテム提供者サービスは、トリガタイプに適する場合、メディアをアップロードするよう促され得る。
図18では、アイテム提供者サービスは、リンク先の特定の提供品を選択するよう最後に促され得る。
図19では、提供品を選択して保存ボタンを押すと、アイテム提供者サービスは、連結が作成されたことの確認を提示される。
図20では、管理者アイテム提供者サービスは次に、特定の提供品と組み合わされたトリガの特定の選択肢である、完成した連結に進んでダウンロードすることができる。管理者は、「連結の表示」に進むことによってこれを行うことができる。
図21では、連結の表示ページにおいて、アイテム提供者サービスは、ダウンロードボタンをクリックして、メディアタイプに応じて、カメラ、マイクロホン、またはGPSのようなスマートフォンセンサによって検出することができる、特別に符号化されたメディアファイルをダウンロードすることができる。この時点で、アイテム提供者サービスの管理者は、連結を、印刷、テレビ、ラジオ、またはストリーミングインターネットなどの広告媒体において利用することができる。
【0051】
図22~
図27に、通知を作成するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。システム内の通知は、価格も重量もない製品として定義され得る。通知は、情報を要求するために使用することができるカスタマイズ可能なフィールド、ならびに名前、電子メール、電話、および住所などのアイテムのためのフィールドを提供することができる。通知は製品に基づくものであり、製品の作成プロセスを使用して製品のように作成することができるが、通知は、アイテム提供者サービスの便宜のために通知を作成するための別個の簡単な方法を有し得る。
【0052】
図22では、アイテム提供者サービスの管理者は、取引サービス115にログインすることができ、「連結>すべての連結の管理」にナビゲートすることができる。
図23では、アイテム提供者サービスは、既存の連結のリストに到達し、「連結の作成」ボタンを選択する。
図24では、結果として生じる連結の作成フォーム上で、アイテム提供者サービスは通知タイプを選択する。トリガを扱うフォームの部分は、「トリガの作成およびリンクプロセス」のフォームの部分と同じままである。アイテム提供者サービスは、名前を提供し、トリガタイプを選択し、任意選択で補足メディアをアップロードするよう促され得る。
図25では、既存の提供品を選択する代わりに、アイテム提供者サービスは、通知のランディングページを定義するためのフォームフィールド、およびエンドユーザに尋ねるフォーム質問を与えられる。
図26では、保存すると、新規の「連結」が作成され、タイプがアクションとしてリストされる。
図27では、アイテム提供者サービスは、前のトリガフローと同じ連結をダウンロードすることができる。
【0053】
図28~
図30に、トリガ・提供品組み合わせを編集するためのアイテム提供者サービスプロセスの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。トリガ・提供品コンボ(本明細書では「連結」とも呼ばれる)の編集は、アイテム提供者サービスが事前に読み込まれたフォームから開始し得ることを除いて、トリガ・提供品コンボの作成と同様であり得る。
図28では、アイテム提供者サービスの管理者は、取引サービス115にログインし、「連結>すべての連結の管理」にナビゲートする。
図29では、アイテム提供者サービスの管理者は、「連結」を選択し、「編集」をクリックする。
図30では、取引サービス115は、連結の編集フォームを表示することができる。これは、プロンプトに既にデータが読み込まれてもよいことを除いて、連結の作成フォームと同じであり得る。アイテム提供者サービスは、名前を変更し、メディアファイルを変更し、またはリンクされた提供品を変更することができるが、トリガタイプは同じままであり得る。アイテム提供者サービスが変更を保存すると、アイテム提供者サービスは、以前と同様に「連結の作成に成功しました」というメッセージを提示される。
【0054】
メディアファイルが変更されなかった場合、アイテム提供者サービスは、連結を再ダウンロードする必要はない。ダウンロードされたアイテムは、リンクされた提供品への直接参照ではなく、データベース内で提供品を検索するために使用されるIDを格納し得る。例えば、アイテム提供者サービスは、画像ベースの連結を作成することができ、連結を特定の製品にリンクさせることができ、次いで、符号化画像を雑誌で公開する。3週間の販売の後、製品が売り切れる可能性がある。連結を編集することができることにより、アイテム提供者サービスに救済手段が与えられ、アイテム提供者サービスは、代替の在庫製品に画像を宛先変更して、エンドユーザのフラストレーションを回避することができる。
【0055】
図31および
図32に、取引を開始するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。購入プロセスは、製品またはサービス提供品タイプについてトリガがスキャンされたときに提示され得、意図される成果は、物品またはサービスの購入である。第1に、エンドユーザは、製品またはサービスの提供品にリンクされたトリガをスキャンすることができる。第2に、要求ハンドラサーバ110は、モバイルアプリケーションの製品データに戻ることができる。製品データは、情報の中でも特に、タイトル、短い説明、長い説明、1つまたは複数の製品画像、アイテム提供者サービスによって定義された様々な製品属性(例えば、材料、パターン、製造国など)、エンドユーザが選択できる製品の変種(サイズや色など)、および価格設定データを含むことができる。第3に、アプリケーションは、購入プロセスを開始し、中でも特に、製品情報、画像、および価格を表示するよう画面をフォーマットすることができる。第4に、エンドユーザは、出荷オプションおよび支払いオプションを選択するよう促され得る。第5に、エンドユーザは、「スライドして買う」コントロールを使用することによって即時購入を開始して、
図31の左に沿って示されている単一のアイテムを購入することができる。エンドユーザは、
図31の右側に沿って示されている購入結果画面に導かれる。
【0056】
加えて、
図32に示されるように、エンドユーザは自身のカートにアイテムを追加することができ、これによりカートアイコンが更新される。この時点で、エンドユーザは、異なるトリガをスキャンし、カートにより多くのアイテムを追加し、右上のカートアイコンをクリックし、「カート選択画面からカートを選択し、「即時購入」と同様の方法で、「カート詳細画面」から自身の購入を完了してもよく、またはアプリを中断して、後で戻ってきてもよい。カートは(1つまたは複数の)アイテムを含むことができる。エンドユーザがカートに複数のアイテム提供者サービスからのアイテムを追加する場合、アイテム提供者サービスごとに別々のカートが維持されることに留意されたい。カートは、エンドユーザがアイテムを購入するか、または(1つまたは複数の)カートからアイテムを削除するまで存続する。
【0057】
図33~
図38に、(本明細書では「クリックアンドコレクトプロセス」とも呼ばれる)配送パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。このプロセスを、購入プロセスと関連付けることができる。アイテム提供者サービスが「店舗でピックアップ」出荷オプションを有効にしている場合、エンドユーザはオンラインで支払い、地元の店舗で製品をピックアップすることを選択することができる。アイテム提供者サービスはその場合、アイテムの注文を履行し、出荷された製品をマークすることによってワークフローを完了しなければならない。このプロセスは、エンドユーザコンポーネントおよびアイテム提供者サービスコンポーネントを有する。
【0058】
図33では、エンドユーザがチェックアウトしているとき、エンドユーザは、(アイテム提供者サービスによって有効にされている場合)「店舗でピックアップ」出荷オプションを選択することができる。クリックすると、エンドユーザは地元の店舗のリストを提示され、(1つまたは複数の)製品をピックアップしたい店舗を選択することができ、プロセスを続行する。
図34では、画面上の購入レシートは、選択されたピックアップ場所への地図を含むことができ、エンドユーザがピックアップ場所を見つけるのを助けることができる。
図35では、レシートはQRコードも含むことができる。このアプリケーションを用いて、アイテム提供者サービスは、この店内をスキャンして注文が完了したとしてマークすることができる。
【0059】
クリックアンドコレクトプロセスを支援するために、取引サービス115のAPIを利用するアイテム提供者アプリケーションを作成することができる。
図36では、アイテム提供者サービスは、アイテム提供者サービスアプリケーションにログインすることができる。
図37では、アイテム提供者サービスは、顧客のレシート上のQRコードをスキャンすることができ、対応する注文に導かれる。
図38では、アイテム提供者サービスは次いで、「出荷」オプションを使用して注文を「出荷済み」としてマークし、注文を完了することができる。図示の例は、最も直接的な注文履行経路を示している。しかしながら、アイテム提供者サービスは、部分的な履行、インボイスの作成、またはクレジットノートの発行などのより複雑なオプションを利用することができる。アイテム提供者サービスはまた、RHSにおいて直接注文処理アクションを行ってもよいが、アプリは、可搬性とQRスキャン統合の両方についてより便利であると考えられる。
【0060】
図39に、課金パラメータを指定するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。課金パラメータプロセスを、配送パラメータプロセスと関連付けることができる。オンラインで支払いを受ける代わりに、エンドユーザは、製品をピックアップするときに現金で直接支払うことを選択することができる。
図40では、このプロセスを、エンドユーザが支払いドロップダウンから「受け取り時に支払う」を選択したときに開始することができる。残りの注文プロセスは、クリックアンドコレクトプロセスと同様に進む。エンドユーザは、製品をピックアップするために店舗に到着したときに現金を支払わなければならない。
【0061】
図40に、カテゴリー閲覧のためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。カテゴリー閲覧プロセスは、カテゴリー提供品タイプについてトリガがスキャンされるときに提示され得、意図される成果は、エンドユーザが物品のカテゴリーを閲覧することである。第1に、エンドユーザは、カテゴリー提供品にリンクされたトリガをスキャンすることができる。第2に、要求ハンドラサーバ110は、中でも特に、タイトル、短い説明、カテゴリー画像、ならびにリンクされたカテゴリー内の任意のサブカテゴリーおよび/または製品を含むことができる、モバイルアプリケーションのカテゴリーデータに戻ることができる。第3に、エンドユーザは、購入したい製品に到達するまで、提示されたサブカテゴリーをクリックスルーすることができる。エンドユーザが製品を選択する時点で、このフローは、製品が表示されたときの製品購入ワークフローと同じである。顧客は、製品を即時に購入するか、またはカートに追加することができる。購入プロセスとは異なり、エンドユーザには、製品ページを離れ、カテゴリー閲覧に戻って他の製品を見つけるオプションがある。
【0062】
図41~
図43に、(本明細書では通知プロセスとも呼ばれる)アクションを要求するためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。通知プロセスは、通知提供品タイプについてトリガがスキャンされるときに提示され、意図される成果は、エンドユーザが情報を送信することである。第1に、
図41では、エンドユーザは、通知提供品にリンクされたトリガをスキャンすることができる。第2に、要求ハンドラサーバ110は、中でも特に、タイトル、短い説明、長い説明、通知画像、およびアイテム提供者サービスが構成した任意のフィールドを含むことができる、モバイルアプリケーションの通知データに戻る。
図42では、モバイルアプリケーションは、通知提供品タイプを検出し、データを適切にフォーマットし、フォームを表示することができる。
図43では、エンドユーザがフォームに記入してフォームを送信すると、結果として得られるレシートは、中でも特に、送信が成功したことの確認、送信された情報の要約、およびアイテム提供者サービスの詳細を提供することができる。アイテム提供者サービスは、RHSで送信された情報を検討することができる。
【0063】
図44に、バックグラウンドリスニングのためのクライアントデバイス上のアプリケーションの例示的なユーザインターフェースのスクリーンショットを示す。バックグラウンドリスニングは、クライアント上の電話のマイクロホンを使用して透かし入りの音声トリガを聴取するエンドユーザアプリケーションの特殊モードであり得る。トリガが検出されると、提供品は解決され、リストに収集され得る。バックグラウンドリスニングセッションがエンドユーザによって終了されると、提供品のリストが表示され、エンドユーザは、エンドユーザに通知を送信するためにリストの中から選択する。第1に、エンドユーザはアプリケーション内のボタンまたはリンクを押すことができ、SDKでバックグラウンドリスニングサービスがアクティブ化される。サービスがアクティブであることをエンドユーザに気付かせるために、通知領域にメッセージが配置され得る。第2に、アプリケーションは、マイクロホンを使用して音声トリガの聴取を開始することができる。第3に、透かし入りの音声は、大きな音で再生されている可能性がある。アルゴリズムは、マイクのメディアストリーム内のあらゆる特別に符号化された音声を検出することができる。第4に、符号化された音声トリガが検出されると、音声波形が復号され得、提供品の結果がURLの形式で抽出され得る。バックグラウンドリスニングサービスは、アプリケーションが取り込むためのURLを有するイベントを始動させることができる。アプリケーションは、URLを結果リストに追加することができる。このプロセスは、いくつかのリンクがリストに入るまで繰り返し得る。第5に、エンドユーザはバックグラウンドリスニングを終了することができる。エンドユーザは、アプリケーションに戻され得る。第6に、アプリケーションは、提供品の結果リストを
図44に示されるようなタッチ可能なリンクとして表示することができる。リストは、新しいリスニングセッションが開始されるまで存続することができる。第7に、エンドユーザは、提供品リンクを押すことができる。提供品タイプは、中でも特に、製品、製品のカテゴリー、通知(連絡先情報フォーム)、または他の結果であり得る。第8に、SDKは、結果URLを使用して要求された提供品を引き出し、要求をエンドユーザに表示することができる。この時点で、提供品タイプに応じて、エンドユーザは、その他のエンドユーザフローのうちの1つに入ることができる。
【0064】
図45に、例示的なコンピュータシステム4500のブロック図を示す。コンピュータシステムまたはコンピューティングデバイス4500は、データ処理システム110およびその構成要素、クライアントを含むか、または実装するために使用することができる。コンピューティングシステム4500は、情報を伝えるための少なくとも1つのバス4505または他の通信構成要素と、情報を処理するためにバス4505に結合された少なくとも1つのプロセッサ4510または処理回路とを含む。コンピューティングシステム4500はまた、情報を処理するためにバスに結合された1つまたは複数のプロセッサ4510または処理回路も含むことができる。コンピューティングシステム4500はまた、情報およびプロセッサ4510によって実行されるべき命令を格納するためにバス4505に結合された、ランダムアクセスメモリ(RAM)やその他の動的記憶デバイスなどの少なくとも1つのメインメモリ4515を含む。コンピューティングシステム4500は、静的情報およびプロセッサ4510のための命令を格納するためにバス4505に結合された、少なくとも1つの読み出し専用メモリ(ROM)4520またはその他の静的記憶デバイスをさらに含み得る。情報および命令を永続的に格納するために、ソリッドステートデバイスや磁気ディスクや光ディスクなどの記憶デバイス4525をバス4505に結合することができる。記憶デバイス4525は、データ処理システム105のデータベースを含むか、その一部とすることができる。
【0065】
コンピューティングシステム4500は、ユーザに情報を表示するために、バス4505を介して、液晶ディスプレイや、アクティブマトリクスディスプレイなどのディスプレイ4535に結合することができる。プロセッサ4510に情報およびコマンドを伝えるために、キーボードや音声インターフェースなどの入力デバイス4530がバス4505に結合され得る。入力デバイス4530は、タッチスクリーンディスプレイ4535を含むことができる。入力デバイス4530はまた、プロセッサ4510に方向情報およびコマンド選択を伝え、ディスプレイ4535上のカーソルの移動を制御するための、マウスやトラックボールやカーソル方向キーなどのカーソルコントロールを含むことができる。
【0066】
本明細書に記載されるプロセス、システム、および方法は、プロセッサ4510がメインメモリ4515に含まれる命令の配列を実行したことに応答して、コンピューティングシステム4500によって実施され得る。そのような命令は、記憶デバイス4525などの別のコンピュータ可読媒体からメインメモリ4515に読み込むことができる。メインメモリ4515に含まれる命令の配列を実行すると、コンピューティングシステム4500は本明細書に記載される例示的なプロセスを行う。メインメモリ4515に含まれる命令を実行するために、マルチプロセッシング構成の1つまたは複数のプロセッサが使用されてもよい。本明細書に記載されるシステムおよび方法と共に、ソフトウェア命令の代わりに、またはソフトウェア命令と組み合わせてハードワイヤード回路を使用することができる。本明細書に記載されるシステムおよび方法は、ハードウェア回路とソフトウェアとのいかなる特定の組み合わせにも限定されない。
【0067】
図45には例示的なコンピューティングシステムが記載されているが、本明細書に記載される動作を含む主題は、他のタイプのデジタル電子回路において、または本明細書に開示された構造およびそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアにおいて、またはそれらのうちの1つもしくは複数の組み合わせにおいて実装することができる。
【0068】
本明細書の説明の一部では、システム構成要素(例えば、
図1~
図4に記載されるようなデータ処理システム105、クライアント120、およびアイテム提供者サービス125などのシステム100の様々なモジュール)の局面の構造的独立性を強調し、これらのシステム構成要素の動作および責任の1つのグループ化を例示している。同様の全体的な動作を実行する他のグループ化は、本出願の範囲内にあると理解される。モジュールは、ハードウェアにおいて、または非一時的なコンピュータ可読記憶媒体上のコンピュータ命令として実装することができ、モジュールは、様々なハードウェアまたはコンピュータベースの構成要素にわたって分散させることができる。
【0069】
上述のシステムは、それらの構成要素のいずれかまたは各々のうちの複数の構成要素を提供することができ、これらの構成要素を、スタンドアロンシステムまたは分散システムにおける複数のインスタンス化のどちらかで提供することができる。加えて、上述のシステムおよび方法を、1つまたは複数の製造品上または製品内で具現化された1つまたは複数のコンピュータ可読プログラムまたは実行可能命令として提供することもできる。製造品は、クラウドストレージ、ハードディスク、CD-ROM、フラッシュメモリカード、PROM、RAM、ROM、または磁気テープとすることができる。一般に、コンピュータ可読プログラムは、LISP、PERL、C、C++、C#、PROLOGなどの任意のプログラミング言語、またはJAVAなどの任意のバイトコード言語で実装することができる。ソフトウェアプログラムまたは実行可能命令は、オブジェクトコードとして1つまたは複数の製造品上または製造品内に格納することができる。
【0070】
例示的かつ非限定的なモジュール実装要素には、本明細書で決定された任意の値を提供するセンサ、本明細書で決定された値の先行する値である任意の値を提供するセンサ、通信チップ、発振結晶、通信リンク、ケーブル、ツイストペア配線、同軸配線、シールド配線、送信機、受信機、またはトランシーバを含むデータリンクまたはネットワークハードウェア、論理回路、ハードワイヤード論理回路、モジュール仕様に従って構成された特定の非一時的状態における再構成可能論理回路、少なくとも電気、油圧、または空気圧アクチュエータを含む任意のアクチュエータ、ソレノイド、オペアンプ、アナログ制御要素(ばね、フィルタ、積分器、加算器、除算器、利得素子)、またはデジタル制御要素が含まれる。
【0071】
本明細書に記載される主題および動作は、デジタル電子回路において、または本明細書に開示された構造およびそれらの構造的均等物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、もしくはハードウェアにおいて、またはそれらのうちの1つもしくは複数の組み合わせにおいて実装することができる。本明細書に記載される主題は、データ処理装置が実行するために、またはデータ処理装置の動作を制御するように1つまたは複数のコンピュータ記憶媒体上で符号化された、1つまたは複数のコンピュータプログラム、例えば、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数の回路として実装することができる。代替として、または加えて、プログラム命令を、データ処理装置が実行するために適切な受信側装置に送信するために情報を符号化するように生成される、人為的に生成された伝播信号、例えば、機械で生成された電気信号、光信号、または電磁信号上に符号化することができる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶デバイス、コンピュータ可読記憶基板、ランダムアクセスメモリもしくはシリアルアクセスメモリのアレイもしくはデバイス、またはそれらの1つもしくは複数の組み合わせとするか、またはそれらに含めることができる。コンピュータ記憶媒体は伝播信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人為的に生成された伝播信号において符号化されたコンピュータプログラム命令の宛先とすることができる。コンピュータ記憶媒体はまた、1つまたは複数の別々の構成要素または媒体とするか、またはそれらに含める(例えば、複数のCD、ディスク、または他の記憶デバイスがクラウドストレージを含む)こともできる。本明細書に記載される動作は、1台もしくは複数のコンピュータ可読記憶デバイスに格納されるか、または他のソースから受信されたデータに対してデータ処理装置によって行われる動作として実装することができる。
【0072】
「データ処理システム」、「コンピューティングデバイス」、「コンポーネント」、または「データ処理装置」などの用語は、データを処理するための様々な装置、デバイス、および機械を包含し、例として、プログラマブルプロセッサ、コンピュータ、システムオンチップ、または複数の前述のもの、または前述のものの組み合わせを含む。装置は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)やASIC(特定用途向け集積回路)などの専用論理回路を含むことができる。装置はまた、ハードウェアに加えて、当該のコンピュータプログラムの実行環境を生成するコード、例えば、プロセッサファームウェアを構成するコード、プロトコルスタック、データベース管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォームランタイム環境、仮想マシン、またはそれらのうちの1つもしくは複数の組み合わせも含むことができる。装置および実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティング、グリッドコンピューティングインフラストラクチャなど、様々な異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0073】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、アプリ、スクリプト、またはコードとしても知られている)は、コンパイル言語やインタプリタ言語、宣言言語や手続き形言語を含む任意の形式のプログラミング言語で書くことができ、スタンドアロンプログラムとしてのものや、モジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクトまたはコンピューティング環境で使用するのに適したその他のユニットとしてのものを含む、任意の形式で配置することができる。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応し得る。コンピュータプログラムは、他のプログラムもしくはデータ(例えば、マークアップ言語文書に格納された1つもしくは複数のスクリプト)を保持するファイルの一部分に、当該のプログラムに専用の単一ファイルに、または複数の連携したファイル(例えば、1つもしくは複数のモジュール、サブプログラム、もしくはコードの部分を格納するファイル)に格納することができる。コンピュータプログラムは、1台のコンピュータ上で、または1箇所に位置するか、もしくは複数のサイトに分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように配置することができる。
【0074】
本明細書に記載されるプロセスおよび論理フローは、入力データに作用して出力を生成することによって動作を行う1つまたは複数のコンピュータプログラムを実行する1つまたは複数のプログラマブルプロセッサによって行うことができる。プロセスおよび論理フローはまた、専用論理回路、例えば、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)やASIC(特定用途向け集積回路)によって行うこともでき、また装置を専用論理回路として実装することもできる。コンピュータプログラム命令およびデータを格納するのに適したデバイスには、例として、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクやリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、ならびにCD-ROMディスクおよびDVD-ROMディスクを含む不揮発性メモリ、媒体およびメモリデバイスが含まれ得る。プロセッサおよびメモリは、専用論理回路によって補助するか、または専用論理回路に組み込むことができる。
【0075】
本明細書に記載される主題は、データサーバとしてなどのバックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、またはアプリケーションサーバなどのミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム、またはユーザが本明細書に記載される主題の実装形態とインタラクションするためのグラフィカルユーザインターフェースやウェブブラウザを有するクライアントコンピュータなどのフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、または1つもしくは複数のそのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネントもしくはフロントエンドコンポーネントの組み合わせにおいて実装することができる。システムの構成要素は、任意の形式または媒体のデジタルデータ通信、例えば、通信ネットワークによって相互接続することができる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)および広域ネットワーク(「WAN」)、インターネットワーク(例えばインターネット)、ピアツーピアネットワーク(例えば、アドホック・ピアツーピアネットワーク)が含まれる。
【0076】
図面には動作が特定の順序で示されているが、そのような動作は、図示の特定の順序で、または連続した順序で行われる必要はなく、例示のすべての動作が行われる必要はない。本明細書に記載される動作を、異なる順序で行うことができる。
【0077】
いくつかの例示的な実装形態を説明したが、前述の実装形態は限定的ではなく例示であり、例として提示されたことは明らかである。特に、本明細書で提示された例の多くは、方法動作またはシステム要素の特定の組み合わせを含むが、それらの動作およびそれらの要素は、同じ目的を達成するために他の方法で組み合わされてもよい。1つの実装形態に関連して論じられた動作、要素、および特徴は、他の実装形態または実装形態における同様の役割から除外されることを意図されるものではない。
【0078】
本明細書で使用される表現および用語は、説明のためのものであり、限定と見なされるべきではない。本明細書における「含む(including)」、「含む(comprising)」、「有する(having)」、「含有する(containing)」、「伴う(involving)」、「~によって特徴付けられる(characterized by)」、「~という点で特徴付けられる(characterized in that)」、およびそれらの変形の使用は、その後に列挙される項目、それらの均等物、および追加の項目、ならびにその後に列挙される項目からなる代替の実装形態を排他的に包含することを意味する。一実装形態では、本明細書に記載されるシステムおよび方法は、記載の要素、動作、または構成要素のうちの1つ、複数の各組み合わせ、またはすべてからなる。
【0079】
単数形で言及される本明細書のシステムおよび方法の実装形態または要素または動作への任意の言及は、複数のこれらの要素を含む実装形態も包含し得、本明細書の任意の実装形態または要素または動作への複数形での任意の言及は、単一の要素のみを含む実装形態も包含し得る。単数形または複数形での言及は、本開示のシステムまたは方法、それらの構成要素、動作、または要素を単一または複数の構成に限定することを意図されるものではない。任意の情報、動作、または要素に基づくものである任意の動作または要素への言及は、その動作または要素が任意の情報、動作、または要素に少なくとも部分的に基づくものである実装形態を含み得る。
【0080】
本明細書に開示された任意の実装形態は、任意の他の実装形態または態様と組み合わされてもよく、「一実装形態」、「いくつかの実装形態」、「1つの実装形態」などへの言及は、必ずしも相互に排他的ではなく、その実装形態に関連して説明された特定の特徴、構造、または特性が少なくとも1つの実装形態または態様に含まれ得ることを示すことを意図されている。本明細書で使用されるそのような用語は、必ずしもすべてが同じ実装形態を指すわけではない。任意の実装形態が、本明細書に開示された局面および実装形態と一致する任意の方法で、包含的または排他的に、任意の他の実装形態と組み合わされてもよい。
【0081】
「または(もしくは)」への言及は、「または(もしくは)」を使用して記載された任意の用語が、記載の用語のうちの1つ、複数、およびすべてのいずれかを示し得るように、包含的であると解釈され得る。用語の連結リストのうちの少なくとも1つへの言及は、記載の用語ののうちの1つ、複数、およびすべてのうちのいずれかを示すべき包含的な「または」として解釈され得る。例えば、「「A」と「B」のうちの少なくとも1つ」への言及は、「A」のみ、「B」のみ、および「A」と「B」の両方を含むことができる。「含む(comprising)」または他の非限定的用語と併せて使用されるそのような言及は、追加の項目を含むことができる。
【0082】
図面、詳細な説明または任意の請求項における技術的特徴の後に参照符号が続く場合、それらの参照符号は、図面、詳細な説明および請求項の明瞭性を高めるために含まれている。したがって、参照符号の有無には、特許請求の要素の範囲を限定する効果はない。
【0083】
様々な要素のサイズ、寸法、構造、形状および割合、パラメータの値、取り付け方法、材料の使用、色、向きの変更などの記載の要素および動作の変更を、本明細書に開示される主題の教示および利点から実質的に逸脱することなく行うことができる。例えば、一体的に形成されたものとして示されている要素を、複数の部品または要素から構成することもでき、要素の位置を、反転またはそれ以外に変更することもでき、個別の要素または位置の性質または数を、変更し、または異ならせることもできる。本開示の範囲から逸脱することなく、開示の要素および動作の設計、動作条件および配置において、他の置換、修正、変更および省略を行うこともできる。
【国際調査報告】