(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-22
(54)【発明の名称】例えば、自律車両を含む移動物体のネットワークにおいてクラウドを利用する、公衆および個人WI-FIホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導
(51)【国際特許分類】
H04W 48/18 20090101AFI20220714BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20220714BHJP
H04W 4/40 20180101ALI20220714BHJP
H04W 28/08 20090101ALI20220714BHJP
H04W 76/10 20180101ALI20220714BHJP
【FI】
H04W48/18 113
H04W84/12
H04W4/40
H04W28/08
H04W76/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021568763
(86)(22)【出願日】2020-06-18
(85)【翻訳文提出日】2021-11-17
(86)【国際出願番号】 US2020038441
(87)【国際公開番号】W WO2020257459
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2019-06-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-06-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】518097693
【氏名又は名称】ヴェニアム,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100173565
【氏名又は名称】末松 亮太
(72)【発明者】
【氏名】コスタ,ルイ・ミゲル・コレイア・エ
(72)【発明者】
【氏名】カルドテ,アンドレ・アモリム・デ・ファリア
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続、ならびに移動物体のネットワークにおいてクラウドを利用する、公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のためのシステムおよび方法を提供する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のために構成されたシステムであって、
モバイル・ノード(MN)を備え、前記モバイル・ノード(MN)が、
データの送信および受信のために信号を伝達するように構成された少なくとも1つの通信回路と、
命令およびデータを格納するように構成された少なくとも1つの記憶回路と、
少なくとも1つの処理回路と、
を含み、
前記少なくとも1つの処理回路が、少なくとも部分的に前記少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、
前記移動物体のネットワークのエリア内における動作中に、前記エリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を検出し、
Wi-Fiアクセス情報に基づいて、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイント(AP)への1つ以上のWi-Fi接続を設定し、
前記モバイル・ノード(MN)へのデータ転送および/または前記モバイル・ノード(MN)からのデータ転送を管理するように構成され、
前記管理が、
セルラ通信を肩代わりさせるために、データ転送の少なくとも一部を1つ以上のWi-Fi接続に誘導する動作と、
前記1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連付けられた1つ以上のパラメータを設定または調節する動作と、
を含む、システム。
【請求項2】
請求項1記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記モバイル・ノード(MN)の動作中におけるWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の使用に関する情報を含むWi-Fi関係データ集合を維持するように構成される、システム。
【請求項3】
請求項2記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記Wi-Fi関係データ集合に基づいて、前記1つ以上のWi-Fi接続を設定または構成するように構成される、システム。
【請求項4】
請求項2記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記エリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)との相互作用に基づいて、前記Wi-FI関係データ集合を生成または更新するように構成される、システム。
【請求項5】
請求項2記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記移動物体のネットワークに関連付けられたクラウド・ポータルに、前記Wi-Fi関係データ集合または前記Wi-Fi関係データ集合に基づく情報を提供するように構成される、システム。
【請求項6】
請求項1記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルから、前記エリア内部にカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはその使用を容易にするために構成されたWi-Fi関係情報を得るように構成される、システム。
【請求項7】
請求項1記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する前記1つ以上のパラメータを設定または調節するように構成される、システム。
【請求項8】
移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のために構成されたシステムであって、
前記システムが中央ポータル・サーバを備え、
前記中央ポータル・サーバが、
命令およびデータを格納するように構成された少なくとも1つの記憶回路と、
少なくとも部分的に前記少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、前記移動物体のネットワークのエリアにおけるデータ転送をWi-Fiアクセス・ポイント(AP)に肩代わりさせるプロセスを管理するように構成少なくとも1つの処理回路と、
を備え、
前記管理が、
前記移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供する1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を識別する動作と、
1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の中の各Wi-Fiアクセス・ポイントのために、データ転送を肩代わりさせるために前記Wi-Fiアクセス・ポイントのサービス範囲内において動作するモバイル・ノード(MN)による前記Wi-Fiアクセス・ポイントへの安全なアクセスおよび使用を容易にするように構成された、対応するWI-Fiアクセス情報を構成する動作と、
を含む、システム。
【請求項9】
請求項8記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fiアクセス情報を、前記移動物体のネットワークのエリアにおいて動作する1つ以上のモバイル・ノード(MN)に提供するように構成される、システム。
【請求項10】
請求項8記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)、およびデータ転送を肩代わりさせる際における前記1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の使用に関連する性能関係データを維持するように構成される、システム。
【請求項11】
請求項10記載のシステムにおいて、前記少なくとも1つの処理回路が、前記移動物体のネットワークのエリア内において動作する1つ以上の(MN)から報告された情報に基づいて、性能関係データを生成または更新するように構成される、システム。
【請求項12】
移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のために構成された方法であって、
前記移動物体のネットワークのエリア内における動作中に、モバイル・ノード(MN)によって、前記エリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を検出するステップと、
Wi-Fiアクセス情報に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を少なくとも1つのWi-FIアクセス・ポイント(AP)に設定するステップと、
前記モバイル・ノード(MN)へのデータ転送および/または前記モバイル・ノード(MN)からのデータ転送を管理するステップと、
を含み、
前記管理するステップが、
データ転送の少なくとも一部を前記1つ以上のWi-Fi接続に誘導するステップであって、セルラ通信を肩代わりさせるために誘導が実行される、ステップと、
前記1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップと、
を含む、方法。
【請求項13】
請求項12記載の方法であって、更に、データ転送を肩代わりさせるためにWi-Fiアクセス・ポイントのサービス範囲内において動作するモバイル・ノード(MN)による少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイント(AP)への安全なアクセスおよび使用を容易にするように構成されたWi-Fi関係データ集合に基づいて、前記1つ以上のWi-Fi接続を設定または構成するステップを含む、方法。
【請求項14】
請求項13記載の方法であって、更に、前記 Wi-Fi関係データ集合を、前記モバイル・ノード(MN)および移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルの内一方または双方に維持するステップを含む、方法。
【請求項15】
請求項13記載の方法であって、更に、前記モバイル・ノード(MN)および前記移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルの内一方または双方によって、Wi-Fi関係データ集合を生成または更新するステップを含む、方法。
【請求項16】
請求項13記載の方法であって、更に、前記エリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)との相互作用に基づいて、前記Wi-FI関係データ集合を生成または更新するステップを含む、方法。
【請求項17】
請求項12記載の方法であって、更に、前記移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルから、前記エリア内部にカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはその使用を容易にするために構成されたWi-Fi関係情報を得るステップを含む、方法。
【請求項18】
請求項12記載の方法であって、更に、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、前記1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する前記1つ以上のパラメータを設定または調節するステップを含む、方法。
【請求項19】
請求項12記載の方法において、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップが、更に、データ優先順位決定、遅延耐性のスケジューリング、データ・フロー圧縮、トランスポート・プロトコル構成、エンドポイント認証、格納メカニズム、およびファイル暗号化の内1つ以上を適用するステップを含む、方法。
【請求項20】
請求項12記載の方法において、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップが、更に、トラフィック整形、スロットリング、トラフィック・フロー圧縮、キャッシングおよびバッファリング、暗号化、ならびにサービス品質(QoS)構成の内1つ以上を適用するステップを含む、方法。
【請求項21】
移動物体のネットワークにおいて複数の認証および動作モードを使用して、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続をサポートするための方法であって、
前記移動物体のネットワークのエリア内においてWi-Fiアクセスを管理するステップを含み、
前記管理するステップが、
前記エリア内においてカバレッジを提供する1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を識別するステップと、
前記移動物体のネットワークと関連付けられた1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々のために、前記1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイントAPの各々への安全なアクセスを容易にするためのWi-Fiアクセス情報を構成するステップと、
対応するWi-Fiアクセス情報を前記1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々に提供するステップと、
を含む、方法。
【請求項22】
請求項21記載の方法において、前記Wi-Fiアクセス情報を構成するステップが、ネットワーク・サービス設定識別子(SSID)、認証形式、アクセス資格証明書、およびネットワークの優先順位の内1つ以上に関する情報を設定または調節するステップを含む、方法。
【請求項23】
請求項21記載の方法であって、更に、少なくとも1つの認証メカニズムに基づいて、前記Wi-Fiアクセス情報を構成するステップを含む、方法。
【請求項24】
請求項23記載の方法において、前記少なくとも1つの認証メカニズムが、オープン、Wi-Fi保護アクセス2事前共有鍵 (WPA2-PSK)、WPA2-企業IEEE802.1X、ワイヤレス・インターネット・サービス・プロバイダ・ローミング(WISPr)キャプティブ・ポータル、非WISPrキャプティブ・ポータル、ホットスポット2.0、およびメディア・アクセス制御(MAC)アドレス・ホワイトリスティングの内1つ以上を含む、方法。
【請求項25】
請求項21記載の方法であって、更に、前記エリア内におけるWi-Fiデプロイを監視するステップと、前記監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理するステップとを含む、方法。
【請求項26】
請求項25記載の方法において、前記監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理するステップが、新たに識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を追加すること、および以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントに関連する新たに得られた情報に基づいて、前記以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を修正することの内一方または双方を実行するステップを含む、方法。
【請求項27】
請求項25記載の方法において、前記エリア内におけるWi-Fiデプロイを監視するステップが、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報を得るステップを含む、方法。
【請求項28】
請求項27記載の方法であって、前記少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報の少なくとも一部を、少なくとも1つのモバイル・アクセス・ポイント(MAP)から得るステップを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権主張
[0001] 本願は、2020年6月3日に出願された米国特許出願第16/891,668号および2020年6月18日に出願された米国特許出願第16/905,961号の優先権および権利を主張する。一方、米国特許出願第16/905,961号は、2019年6月19日に出願された米国仮特許出願第62/863,393号の優先権および権利を主張する。以上で特定した出願の各々をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0002】
関連出願に対する相互引用/引用による包含
[0002] 本願は、"Integrated Communication Network for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号、
"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号、
"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号、
"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号、
"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号、
"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号、
"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号、
"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号、
"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号、
"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号、
"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号、
"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号、
"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号、
"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号、
"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号、
"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号、
"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号、
"Systems and Methods for Inter- Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号、
"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号、
"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号、
"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号、
"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号、
"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号、
"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号、
"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号、
"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号、
"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号、
"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号、
"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号、
"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号、
"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号、
"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号、
"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号、
"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号、
"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号、
"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号、
"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号、
"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に関係がある。
【0003】
[0003] これらの特許出願の各々は、その内容全体があらゆる目的に対して本願にも含まれるものとする。
【背景技術】
【0004】
[0004] 現在の通信ネットワークは、例えば、自律車両を含む静止およびモバイル・ノード(mobile node)を含む(involve)通信環境を適正にサポートすることができない。非限定的な例として、現在の通信ネットワークは、移動ノード(moving mode)および静止ノードの双方の複雑なアレイを含む(comprise)ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット、自律車両ネットワーク等)を適正にサポートすることができない。
【0005】
[0005] 従来の方法およびシステムの限界や欠点は、このような手法と、本開示の残り部分において図面を参照しながら明記する本発明の方法およびシステムの色々な態様との比較によって、当業者には明らかとなろう。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006] 本開示の種々の態様は、モバイル・ノードおよび/または静止ノードのネットワークをサポートするおよび/または効果的に利用するための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。非限定的な例として、本開示の種々の態様は、静止および移動(moving)双方の通信ノード(例えば、移動物体のインターネット、自律車両ネットワーク等)の複雑なアレイを備え、動的に構成変更可能な(configurable)通信ネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様にしたがって実施される通信ネットワークは、種々のシステム目標のいずれでも達成するように選択可能な、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはこれらの組み合わせを備える複数の様式(modality)の1つにおいて動作することができる。本開示による種々の実施態様例では、このような通信ネットワークは、クラウドを利用して、公衆および個人Wi-Fiホットスポットにトラフィックをインテリジェントに誘導するように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図2】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図3】本開示の種々の態様による都市エリア・ネットワークの図を示す。
【
図4】本開示の種々の態様による通信ネットワークのブロック図を示す。
【
図5A】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性(flexibility)および/または回復力(resiliency)を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図5B】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性および/または回復力を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図5C】本開示の種々の態様による通信ネットワークの柔軟性および/または回復力を表す複数のネットワーク構成を示す。
【
図6】本開示の種々の態様による通信ネットワーク例のブロック図を示す。
【
図7】本開示の種々の態様にしたがって、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続、ならびに公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートする通信ネットワーク例を示す。
【
図8】本開示の種々の態様にしたがって、移動物体のネットワークにおいて、公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートするネットワーク・アーキテクチャ例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0015] 本明細書において利用する場合、「回路」(circuits)および「回路」(circuitry)という用語は、物理的な電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにこのハードウェアを構成することができ、このハードウェアによって実行することができ、および/またはこのハードウェアとそれ以外で関連付けることができるあらゆるソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指す。本明細書において使用する場合、例えば、特定のプロセッサおよびメモリ(例えば、揮発性または不揮発性メモリ・デバイス、一般的なコンピュータ読み取り可能媒体等)は、1つ以上の第1コード・ライン(lines of code)を実行するときに第1「回路」を構成する(comprise)ことができ、1つ以上の第2コード・ラインを実行するときに第2「回路」を構成することができる。加えて、回路はアナログおよび/またはディジタル回路を含むことができる。このような回路(circuitry)は、例えば、アナログおよび/またはディジタル信号に対して動作することができる。尚、回路は1つのデバイスまたはチップ内にあってもよく、1つのマザーボード上にあってもよく、1つのシャーシ内にあってもよく、1箇所の地理的位置における複数のエンクロージャ内にあってもよく、複数の地理的位置にまたがって分散された複数のエンクロージャ内にあってもよい等ということは理解されてしかるべきである。同様に、「モジュール」(module)という用語は、例えば、物理的電子コンポーネント(即ち、ハードウェア)、ならびにハードウェアを構成する、ハードウェアによって実行する、および/またはそれ以外でハードウェアに関連付けることができる任意のソフトウェアおよび/またはファームウェア(「コード」)を指すことができる。
【0009】
[0016] 本明細書において利用する場合、回路(circuitry)は、この回路が機能を実行するために必要なハードウェアおよびコードを含むときはいつでも(いずれかが必要な場合)、その機能の実行がディスエーブルされているか否か、即ち、イネーブルされていないか否か(例えば、ユーザが変更可能な設定、工場の設定、またはファクトリ・トリム(factory trim)等によって)には関係なく、その機能を実行するように「動作可能」である。
【0010】
[0017] 本明細書において利用する場合、「および/または」とは、「および/または」によって繋げられた一覧における項目の内任意の1つ以上を意味する。一例として、「xおよび/またはy」は、3つのエレメント集合{(x)、(y)、(x、y)}の内の任意のエレメントを意味する。言い換えると、「xおよび/またはy」は、「xおよびyの一方または双方」を意味する。別の例として、「x、y、および/またはz」は、7つのエレメント集合{(x)、(y)、(z)、(x、y)、(x、z)、(y、z)、(x、y、z)}の内の任意のエレメントを意味する。即ち、「x、y、および/またはz」は、「x、y、およびzの内1つ以上」を意味する。本明細書において利用する場合、「例証的な」(exemplary)という用語は、非限定的な例、実例、または例示(illustration)として役割を果たすことを意味する。本明細書で利用する場合、「例えば」(for example)および「例えば」(e.g.)という用語は、1つ以上の非限定的な例、実例、または例示の一覧を明示する。
【0011】
[0018] 本明細書において使用する用語は、特定の例について説明することを目的とするだけであり、本開示を限定する意図はない。本明細書において使用する場合、単数形は、前後関係が明確にそうでないことを示すのでない限り、複数形も同様に含むことを意図している。更に、「備える」(comprises)、「含む」(includes)、「備えている」(comprising)、「含んでいる」(including)、「有する」(has)、「有する」(have)、「有している」(having)等の用語が、本明細書において使用されるとき、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、および/またはコンポーネントの存在を指定するのであるが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、エレメント、コンポーネント、および/またはそれらの集合の存在または追加を除外するのではないことは理解されよう。
【0012】
[0019] 尚、第1、第2等の用語が、種々のエレメントを記述するために本明細書において使用される場合があるが、これらのエレメントはこれらの用語によって限定されないことは理解されよう。これらの用語は、1つのエレメントを他のエレメントと区別するために使用されるに過ぎない。つまり、例えば、以下で論ずる第1エレメント、第1コンポーネント、または第1セクションは、本開示の教示から逸脱することなく、第2エレメント、第2コンポーネント、または第2セクションと呼ぶこともできる。同様に、「上位」(upper)、「下位」(lower)、「側」(side)等のような種々の空間的用語は、相対的な意味で1つのエレメントを他のエレメントから区別するときに使用されることがある。しかしながら、コンポーネントの向きが異なる方法で決められることもあり、例えば、本開示の教示から逸脱することなく、ある電子デバイスが横向きにされて、その「上」面が水平に向き、その「側」面が垂直に向くような場合もあることは、理解されてしかるべきである。
【0013】
[0020] 移動物体および/または静止物体(static things)(例えば、デバイス、機械、人々等)、ならびにこのような物体を互いに接続させるためのロジスティックス(例えば、スマート・ロジスティックス、輸送、環境検知等のコンテキストにおけるロジスティックス)の普及に伴い、例えば、常にオンであり、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保され、このような物体(または目的物(object))に対して、どこでもそしていつでも、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供することができるプラットフォームが望まれている。このようなシステムの種々のコンポーネント内における効率的な電力利用も望まれている。
【0014】
[0021] したがって、本開示の種々の態様は、エネルギ効率的に動作しつつ、どこでもそしていつでも、全ての移動物体および/または静止物体(例えば、デバイス、機械、人々、アクセス・ポイント、エンド・ユーザ・デバイス、センサ等)に対して、接続、サービス、およびインターネット・アクセスを提供し、完全に動作可能であり、常にオンであり、応答性が良く、ロバストであり、スケーラブルであり、安全が確保されたプラットフォーム/システム/アーキテクチャを提供する。
【0015】
[0022] 本開示の種々の態様は、異なる環境の種々の要件、特徴、および要望に対して柔軟に構成変更可能であり適応可能なプラットフォームを提供する。各環境は、それぞれの移動性レベル、ならびに移動物体および/または静止物体の密度、更にはこれらの物体へのアクセス数および/またはタイプによって特徴付けることができる。種々の環境の特性には、例えば、ノードの高い移動性(例えば、接触または接続を変動させる)、多数の近隣、多数の接続済みモバイル・ユーザ、モバイル・アクセス・ポイント、複数のネットワークおよび技術の利用可能性(例えば、同じエリア内の場合もある)等が含まれる。例えば、プラットフォームの動作モードを、他の環境とは異なることもある、各環境のそれぞれの要件および要望に基づいて、環境毎に柔軟に適応させることができる。加えて、例えば、プラットフォームが特定の環境において提供または処理するコンテンツ、サービス、またはデータに基づいて、例えば、異なる目的毎にプラットフォームを柔軟に(例えば、設計時/設置時、および/またはリアル・タイムにおいて)最適化することができる(例えば、レイテンシを短縮し、スループットを高め、電力消費を低減し、負荷の均衡を取り、信頼性を高め、障害またはその他の外乱に関して一層ロバストにする等のため)。
【0016】
[0023] 本開示の種々の態様によれば、このプラットフォーム上で、多くの制御および管理サービス(例えば、移動性、セキュリティ、ルーティング等)を提供する(例えば、直接的に、制御オーバーレイを使用して、コンテナを使用して等)。このようなサービスは、現在インターネットまたはその他の通信ネットワーク(1つまたは複数)上でデプロイされているサービスと互換性がある。
【0017】
[0024] 例えば、使用事例に応じて、全体的または部分的に、例えば、公衆および/または個人動作モードで通信ネットワーク(またはプラットフォーム)を動作させることができる。プラットフォームは、例えば、使用事例に応じて(例えば、公衆インターネット・アクセス、公共環境検知、車隊運用(fleet operation)等)、公衆または個人動作モードで動作することができる。
【0018】
[0025] 加えて、例えば、種々のネットワーク・コンポーネントがモバイルである実施態様では、特定の実施態様の要望に応えるために、輸送および/または信号制御メカニズムを適応させることができる。例えば、無線送信電力および/または速度を適応させることができる(例えば、干渉を軽減するため、電力消費を低減するため、ネットワーク・コンポーネントの寿命を伸ばすため等)。
【0019】
[0026] 本開示の種々の態様によるプラットフォームの種々の実施態様例は、通常利用できる種々の他のサブシステムが利用できない場合であっても、異なるサブシステムに接続することができる。例えば、このプラットフォームは、種々の内蔵冗長性および障害回復メカニズムを含むことができる。例えば、このプラットフォームは、自己回復能力、自己構成能力、自己適応能力等を含むことができる。このプラットフォームのプロトコルおよび機能は、例えば、異なるレベルの移動性および物体(または目的物)の密度、これらの物体へのアクセス数/タイプによって特徴付けられる異なる環境の要件および特徴に対して自律的および円滑に構成し適応させるように準備することができる。例えば、このプラットフォームの種々の態様は、何らかの決断または全ての決断に影響を及ぼす可能性があるコンテキスト・パラメータを収集することができる。このようなパラメータは、例えば、ローカルに導き出すことができ、近隣、固定AP、クラウド等から収集することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、あらゆる判断に役立つように履歴情報を求めることができ、このような情報は、履歴データから、調査から、シミュレータから等で導き出すことができる。加えて、例えば、このプラットフォームの種々の形態は、例えば、ネットワークおよび/または判断自体をリアル・タイムで評価するために、ネットワーク全域において判断を精査(probe)または監視することができる。更に、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ネットワークにおいて意志決定を実施することができる(例えば、精査結果を評価した後に)。このプラットフォームの種々の態様は、例えば、常にまたは繰り返し行われるが有意な利点が全く得られないあらゆる判断(例えば、技術変更、証明書変更、IP変更等)を回避するために、閾値を設定することができる。また、このプラットフォームの種々の態様は、例えば、ローカルに学習し(例えば、行われた判断によって)、動的に判断を更新することができる。
【0020】
[0027] 障害に対するロバスト性に加えて(または、その代わりに)、プラットフォームは、同じサブシステム内部において別個のサブシステムまたはエレメント間に存在する複数の接続(または経路)を利用して、システムのロバスト性を高める、および/または負荷均衡化を高めることができる。
【0021】
[0028] 以下の論述では、通信ネットワークの種々のサブシステム例によって実行される機能の例を紹介する。尚、ここで論ずる機能例は、特定のサブシステム例によって実行される必要も、1つのサブシステムによって実行される必要もないことは理解されてしかるべきである。例えば、ここで紹介するサブシステムは互いに相互作用することができ、データまたは制御サービスを集中的な方法でデプロイすることができ、または、例えば、各サブシステムのエレメント間における協働を利用するために、異なるサブシステム間でそれらの機能を分散させることができる。
【0022】
[0029] 本開示の種々の態様は、車両(例えば、自動車、バス、トラック、ボート、フォークリフト、人間が運転する車両、自律および/または遠隔制御車両等)をWi-Fiホットスポットとして利用する通信ネットワークを提供する(例えば、都市規模の車両ネットワーク、積出港(shipping port)の大きさの車両ネットワーク、キャンパス規模のネットワーク等)。尚、本論述全体にわたってWi-Fiが例として全般的に使用されるが、本開示の種々の態様の範囲はそれに限定されるのではないことを注記しておく。例えば、他の無線LAN技術、PAN技術、MAN技術等を利用することもできる。このような利用は、例えば、大量の都市データを収集し、混雑したセルラ・ネットワーク(または他のネットワーク)からのトラフィックの効率的な誘導(offloading)に対応するための価格効率的な方法を提供する。多くの車両がある被制御エリア(例えば、湾港(ports, harbors)等)では、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、既存の企業Wi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大し、例えば、SIMカードやセルラ(または他のネットワーク)データ・プランを必要とせずに、車両の運転手(例えば、人、コンピュータ制御等)、およびその他の移動する従業員とのリアル・タイム通信に対応することができる。
【0023】
[0030] 車両は、これらをWi-Fi(または一般的な無線)ホットスポットとして有用にする、多くの有利な特性を有することができる。例えば、車両は、一般に、少なくとも1つのバッテリを有し、車両は、一般に、道路レベルで都市中に高密度に拡散し、および/または被制御空間において互いと多くの連絡を結ぶことができ、更に、EU、米国、およびその他の地域においてインテリジェント輸送システムのために確保されている、5.9GHz周波数帯域における通常のWi-Fiの10倍の範囲と通信することができる。尚、本開示の範囲は、このような5.9GHz無線通信に限定されるのではないことを注記しておく。更に、車両は、それらのカバレッジ・エリアをときの経過に連れて広い範囲(swath)に効果的に拡大することができ、1つの車両アクセス・ポイントが、ときの経過に連れて、はるかに多いデータ・ソースと相互作用することを可能にする。
【0024】
[0031] 本開示の種々の態様によれば、手頃な価格のマルチネットワーク・オンボード・ユニット(OBU)を紹介する。尚、本明細書では、OBUをモバイル・アクセス・ポイント、モバイルAP、MAP等とも呼ぶこともあることを注記しておく。OBUは、例えば、複数のネットワーキング・インタフェース(例えば、Wi-Fi、802.11p、4G、Bluetooth、UWB等)を含むことができる。例えば、私有車両および/または公有車両(例えば、個々のユーザ用車両、私有車隊の車両、公有車隊の車両等)の中または上に容易にOBUを設置することができる。例えば、輸送用車隊、ごみ管理用車隊、法律施行用車隊、緊急サービス、道路保守用車隊、タクシー車隊、航空機隊等にOBUを設置することができる。例えば、車両、あるいは移動が自由なその他の構造または比較的移動が限られている構造の中または上にOBUを設置することができる。また、例えば、OBUを人または使役動物によって携行することができる、自転車に装着することができる、移動機械全般に装着することができる、コンテナに装着することができる等が挙げられる。
【0025】
[0032] 例えば、OBUは、通過する車両を、1つ以上のネットワーク・プロバイダ、テレコム事業者等の有線インフラストラクチャに接続するように動作することができる。本明細書において論ずるアーキテクチャ、ハードウェア、およびソフトウェア機能にしたがって、車両および車隊を、単にセルラ・ネットワーク(あるいはその他のワイド・エリア・ネットワークまたは都市エリア・ネットワーク等)や、都市または被制御空間全域にわたって拡散された既存のWi-Fiホットスポットに接続することができるだけでなく、他の車両にも接続することができる(例えば、有線インフラストラクチャへのマルチホップ通信、単一またはマルチホップ・ピア・ツー・ピア車両通信等を利用する)。例えば、車両および/または車隊は、通信リンクの全般的なメッシュ(overall mesh)を形成することができ、この全般的なメッシュは、例えば、OBUや、有線インフラストラクチャ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ等)に接続された固定アクセス・ポイント(AP)も含む。尚、本明細書では、OBUを「モバイルAP」、「モバイル・ホットスポット」、「MAP」等と呼ぶこともあることを注記しておく。また、本明細書では、固定アクセス・ポイントを道路脇ユニット(RSU:Road Side Unit)、固定AP、FAP等と呼ぶこともあることも注記しておく。
【0026】
[0033] 一実施態様例では、OBUは、比較的長距離のプロトコル(例えば、802.11p等)を利用して固定APと通信することができ、一方、固定APは、有線インフラストラクチャにハード・ワイヤ接続することができる(例えば、ケーブル、繋留光リンク(tethered optical link)等によって)。尚、固定APは、更にまたは代わりに、無線リンク(例えば、802.11p等)を介してインフラストラクチャに結合するのでもよいことを注記しておく。加えて、クライアントまたはユーザ・デバイスは、1つ以上の比較的短距離のプロトコル(例えば、Wi-Fi、Bluetooth、UWB等)を使用して、OBUと通信することができる。例えば、典型的なWi-Fiアクセス・ポイントまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイント(例えば、少なくとも、802.11p等に基づくもののようなリンクのための)よりも長い有効無線通信距離を有するOBUは、典型的なWi-Fiまたはその他の無線LAN/PANアクセス・ポイントよりもかなり広いカバレッジ・エリアが可能であり、つまり、地理的エリア上に広大なカバレッジ(blanket coverage)を提供するために必要なOBUが少なくて済む。
【0027】
[0034] 例えば、OBUは、長距離通信プロトコル能力(例えば、802.11p等)を構築する(builds on)ロバストな車両ネットワーキング・モジュール(例えば、接続マネージャ)を含む。例えば、ネットワークにおいて固定AP、車両、およびその他のノードと通信するための802.11p(またはその他の長距離プロトコル)能力を含むことに加えて、OBUは、エンド・ユーザ・デバイス、センサ、固定Wi-Fiアクセス・ポイント等に対する無線ローカル・エリア・ネットワーク(WLAN)接続を提供するためのネットワーク・インターフェース(例えば、802.11a/b/g/n、802.11ac、802.11af、これらの任意の組み合わせ等)を含むことができる。例えば、OBUは、車両(例えば、バス、列車(train car)、タクシー・キャブ、公有作業車両等)内にいるユーザ、および/または車両の周囲にいるユーザに車内Wi-Fiインターネット・アクセスを提供するように動作することができる。更に、OBUは1つ以上の無線バックボーン通信インターフェース(例えば、セルラ・ネットワーク・インタフェース等)も含むことができる。種々のシナリオ例では、セルラ・ネットワーク・インタフェース(またはその他の無線バックボーン通信インターフェース)は種々の理由によって(例えば、コスト、電力、帯域幅等)好ましいインターフェースではない場合もあるが、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、現在固定APによってサポートされていない地理的エリアにおいて接続(connectivity)を提供するために利用することができる、フェイル・オーバー通信リンクを提供するために利用することができる、緊急用通信に利用することができる、ローカル・インフラストラクチャ・アクセスに加入するために利用することができる等が挙げられる。また、セルラ・ネットワーク・インタフェースは、例えば、セルラ・ネットワーク事業者によって異なる解決策のデプロイ(deployment)を許容するために利用することもできる。
【0028】
[0035] OBUは、本開示の種々の態様によれば、例えば、スマート接続マネージャを含む。スマート接続マネージャは、インターネットにアクセスするための最良の利用可能な無線リンク(1つまたは複数)を選択することができる(例えば、Wi-Fi、802.11p、セルラ、車両メッシュ等)。また、OBUは、例えば、ジオロケーション能力(例えば、GPS等)、車両が移動中か否か判定するための動き検出センサ、および電力制御サブシステム(例えば、OBUが車両のバッテリを垂れ流ししていないこと等を確認するため)に対応する(provide)ことができる。OBUは、例えば、本明細書において論ずるセンサ(例えば、環境センサ等)の内任意のものまたは全てを含むことができる。
【0029】
[0036] また、OBUは、例えば、機械間データ取得、ならびにクラウドへおよびクラウドからの転送(例えば、リアル・タイムまたは遅延耐性型)を管理するマネージャも含むことができる。例えば、OBUは、車両の情報を記録する(log)および/または伝達することができる。
【0030】
[0037] OBUは、例えば、接続および/またはルーティング・マネージャを含むことができる。接続および/またはルーティング・マネージャは、車両間/車両対インフラストラクチャ・マルチホップ通信において通信のルーティングを実行するように動作する。移動性マネージャ(または、コントローラ、MC)は、例えば、異なる技術(例えば、802.11p、セルラ、Wi-Fi、衛星等)間で、異なるMC(例えば、フェイル・オーバーのシナリオ、負荷再分配のシナリオ等)間で、異なるインタフェース(またはポート)を跨いで等において、通信セッションが1回以上のハンドオフ(本明細書では、「ハンドオーバー」または「複数のハンドオーバー」とも呼ぶ)を通じて(例えば、異なるモバイルAP、固定AP、基地局、ホットスポット等の間で)永続することを確保することができる。尚、本明細書では、MCをローカル移動性アンカー(LMA:Local Mobility Anchor)、ネットワーク・コントローラ等と呼ぶこともあることを注記しておく。尚、MCまたは複数のMCは、例えば、バックボーンの一部として実装することができるが、それに加えてまたはその代わりに、種々のコンポーネントまたはその組み合わせの内任意のものの一部として実装できることも注記しておく。例えば、MC固定AP(またはその分散システム)において、OBU(またはその分散システム)の一部として等で実装することができる。システム・コンポーネントおよび/または方法の種々の非限定的な例が、2015年9月22日に出願され、"Systems and Method for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題する米国仮特許出願第62/222,098号において提供されている。この出願をここで引用したことにより、この出願の内容全体が本願にも含まれるものとする。尚、複数のMCを含む実施態様例では、このようなMCは、同じ場所に配置されてもよく、および/または地理的に分散されてもよいことを注記しておく。
【0031】
[0038] 尚、「車両」(vehicle)という用語は、「自律車両」(autonomous vehicles)および「運転手補助車両」(driver assisted vehicles)だけでなく、あらゆる他の種類の車両も含むことは、理解されてしかるべきである。例えば、車両とは、一例として、そして限定ではなく、陸上および/または地下における使用のためのノード、水上および/または水中における使用のための船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ、潜水艦等)、空中および/または宇宙における使用のための航空機/宇宙船(例えば、ドローン、飛行機、衛星等)であってもよい。車両内のアプリケーションは、車両の動作(operation)に適用できるのでもよく、または車両内にいる乗員によって使用されるアプリケーションであってもよい。例えば、車両が自律運転バスである場合、このバスの運転に必要とされる膨大な量のデータに加えて、このバスの中には、データを受信している(ムービー、歌等をストリーミングする)またはデータを送信している(ビデオ/写真、チャット等をアップロードする)多数の乗客もいると考えられる。
【0032】
[0039] また、本開示の種々の態様は、クラウド・ベースのサービス指向アーキテクチャも提供する。これは、ネットワークおよびクライアントのリアル・タイム管理、監視、および報告、データ格納、処理、および管理に必要な機能、Wi-Fiクライアント認証、ならびにキャプティブ・ポータル・ディスプレイ(Captive Portal display)等を扱う。
【0033】
[0040] 本開示の種々の態様による通信ネットワーク(またはそのコンポーネント)は、例えば、広範囲のスマート都市アプリケーション(または、被制御シナリオ、または接続されるシナリオ等)および/または使用事例を、本明細書において説明するように、サポートすることができる。
【0034】
[0041] 例えば、一実施態様例では、各車両(例えば、公営および私営タクシー双方、バス、トラック等)をモバイルAP(例えば、モバイルWi-Fiホットスポット)に変換するように動作して、都市内を移動している、バスの停留所で待っている、公園で座っている従業員、通行人、およびモバイル・ユーザ等に、インターネット・アクセスを提供することができる。更に、車両および/または車両隊間で形成される車両メッシュ・ネットワークの一例によって、一実施態様は、都市中に拡散され、重要な場所において公営または私営テレコム事業者の有線インフラストラクチャに接続されたモバイルWi-Fiホットスポットおよび/または固定AP(例えば、802.11p系AP)を介して、セルラ・トラフィックを肩代わりさせる(offload)一方で、できるだけ広いカバレッジをできるだけ低いコストで確保するように動作可能にすることもできる。
【0035】
[0042] 一実施態様例(例えば、通信ネットワークおよび/またはそのコンポーネントの)は、例えば、無数のソースによって生成された、移動中で、直ぐに使用できるまたはできない大量のデータを(例えば、連続的に)収集する大規模都市スキャナ(massive urban scanner)として動作可能にすることもできる。無数のソースは、車内センサまたは車載診断システム・ポート(例えば、OBD2等)、自律車両駆動システムとのインターフェース、都市中に拡散された外部Wi-Fi/Bluetooth対応検知ユニットから、車両の運転手および乗員のデバイス(例えば、このようなデバイスおよび/または乗員を特徴付ける情報等)、測位システム・デバイス(例えば、位置情報、速度情報、軌跡情報、走行履歴情報等)等に及ぶ。
【0036】
[0043] 使用事例に応じて、OBUは、例えば、車両からデータを送る前に、このデータを処理し(または、計算、変換、操作、集計、合計等)、例えば、個々のアプリケーション毎に適した粒度(例えば、値分解能)およびサンプリング・レート(例えば、時間分解能)を付与することができる。例えば、OBUは、例えば、システムによって有利と見なされる任意の方法で、データを処理することができる。OBUは、例えば、収集したデータ(例えば、生データ、前処理したデータ、収集したデータに基づいて計算したメトリックの情報等)をクラウドに(例えば、ネットワークの任意の部分に結合された1つ以上のネットワーク接続型サーバに)効率的で信頼性のある方法で送り、自治体都市運営および輸送サービスの効率、環境的影響、および社会的価値を改善することができる。種々の使用事例については本明細書において説明する。
【0037】
[0044] 公営バスが都市の経路に沿って移動している、および/またはタクシーがその私営輸送サービスを実行しているというシナリオ例では、OBUは大量のリアル・タイム・データを測位システム(例えば、GPS等)、加速度計モジュール等から収集することができる。次いで、OBUは、例えば、このようなデータをクラウドに伝達することができ、これらのデータは、例えば、このような公営または私営バスおよび/またはタクシー運営を支援するために、処理、報告、検討され、例えば、バスおよびタクシーそれぞれの効率的な遠隔監視および日程計画(scheduling)を支援することができる。
【0038】
[0045] 一実施態様例では、小型カメラ(または他のセンサ)を、公営バスのドア上部に配された小型単一基板コンピュータ(SBC)に結合し、バスに乗る人々および降りる人々、および/またはバス路線に沿った停留所における画像シーケンスをキャプチャすることを可能にし、バスを待っている人々の人数を推定することができる。このようなデータは、クラウドに送るために、OBUによって収集することができる。このようなデータによって、公衆輸送システムは、ピーク、過剰に混雑するバス、路線および停留所、利用が少ないバス、路線および停留所等を検出することができ、リアル・タイムで対策を講じること(例えば、乗客の流れが少なくなる場所および時間には燃料コストおよびCO2排気を低減するために、バスの定期運行(periodicity)を減らす等)、および体系的な輸送問題を検出することが可能になる。
【0039】
[0046] OBUは、例えば、環境センサの異質な集合体を装備された種々のWi-Fi対応センサ・デバイスの内任意のものと通信するように動作可能にすることができる。このようなセンサは、例えば、ノイズ・センサ(マイクロフォン等)、ガス・センサ(例えば、CO、NO2、O3、揮発性有機化合物(またはVOC)、CO2等を検知する)、煙センサ、汚染センサ、天候センサ(例えば、検知温度、湿度、光度、粒子、日射、風速(例えば、風速計)、風向、雨(例えば、雨量計)、光スキャナ、生物計量スキャナ、カメラ、マイクロフォン等)を含むことができる。また、このようなセンサは、ユーザ(例えば、車両の運転手または乗員、通行人等)に関連するセンサ、および/または彼らの個人的なデバイス(例えば、スマートフォンまたはスマート・ウオッチ、生物計量センサ、ウエアラブル・センサ、埋め込みセンサ等)も含むことができる。このようなセンサは、例えば、車両用オンボード診断(OBD)ユニット、自律車両駆動システム等に付随するセンサおよび/またはシステムを含むことができる。このようなセンサは、例えば、測位センサ(例えば、GPSセンサ、Galileoセンサ、GLONASSセンサ等)を含むことができる。尚、このような測位センサは、車両の動作システム(例えば、局所人力制御車両(local human-controlled vehicle)、自律車両、遠隔人力制御車両等)の一部であってもよいことを注記しておく。このようなセンサは、例えば、コンテナ・センサ(例えば、ゴミ箱センサ、出荷コンテナ・センサ、コンテナ環境センサ、コンテナ追跡センサ等)を含むことができる。
【0040】
[0047] 一旦車両がこのようなセンサ・デバイスの近傍に入ったなら、無線リンクを確立することができるので、車両(またはそのOBU)はセンサ・デバイスからセンサ・データを収集し、収集したデータをクラウド内にあるデータベースにアップロードすることができる。次いで、しかるべき行動を起こすことができる。廃棄物管理の実施態様例では、様々な廃棄物管理(または収集)トラックにOBUを装備することができ、OBUは、コンテナ上に実装されたセンサと周期的に通信して、廃棄物のレベル、最後の収集からの経過時間等についての情報を収集することができる。次いで、このような情報をクラウド(例えば、インターネットに結合された廃棄物管理アプリケーション等)に車両メッシュ・ネットワークを通じて送り、廃棄物管理トラックの日程計画および/または経路決定を改善することができる。尚、常にモバイルAP(例えば、車載センサ)の範囲内に種々のセンサがあるはずである(may)ことを注記しておく。更に(または代わりに)、センサはモバイルであってもよい(例えば、モバイルAPまたは固定APの近くを通過する他の車両に搭載されたセンサ、ドローンに搭載されたセンサ、歩道に装着されたセンサ等)ことも注記しておく。
【0041】
[0048] 一実施態様例では、例えば、多くの車両、機械、および従業員がある被制御空間(例えば、湾港(port, harbor)、空港、工場、農場、鉱山等)において、本開示の種々の態様による通信ネットワークが、例えば、SIMカードまたはセルラ料金に基づく通信事業者に依存する解決策(Telco-dependent solution)に頼ることなく、企業および/またはローカルWi-Fiネットワークの無線カバレッジを拡大することができる。このようなシナリオ例では、高価なセルラ・データ・プラン、制限されるデータ・レート、場所によっては貧弱なセルラ・カバレッジを回避することの他に、本開示の種々の態様による通信ネットワークは、信頼性高くそしてリアル・タイムで、大量のデータを収集するおよび/または伝達することもできる。このようなデータは、湾港ロジスティクス、輸送作業等を最適化するために使用することができる。
【0042】
[0049] 例えば、湾港(port and/or harbor)の実施態様では、車両の位置、速度、燃料消費、およびCO2排出についてのリアル・タイム情報を収集することによって、通信ネットワークは、湾港事業者が船の荷積みプロセスの一斉遂行(coordination)を改善し、湾港のスループットを高めることを可能にする。また、例えば、この通信ネットワークは、運転手(driver)の行動、自律車両および/またはその制御システムの挙動、トラックの位置、およびエンジンのステータスの遠隔監視を可能にし、次いでリアル・タイムの通知をドライバ、例えば、人間の運転手(human driver)および/または自動化車両駆動システムに与えることができ(例えば、エンジンを始動させる/停止させる、湾港内部で正しい経路に従う、休憩を取る等のため)、こうして湾港サービスおよび移動(trips)の回数を減らし期間を短縮する。湾港当局者は、例えば、故障したトラックや異常なトラックの循環を素早く検出し、こうして事故を回避し、湾港の効率、セキュリティ、および安全性を高めることができる。加えて、車両は湾港のローカル事業者からWi-Fiアクセス・ポイントに接続すること、ならびにWi-Fiインターネット・アクセスを車両の占有者におよび周囲にいる湾港従業員に提供し、例えば、船員(pilot)が海上にいる間にインターネットを通じて報告を書き上げることによって、時間を節約することが可能になる。
【0043】
[0050]
図1は、本開示の種々の態様による通信ネットワーク100のブロック図である。本明細書において論ずる機能の内任意のものまたは全ては、ネットワーク例100のコンポーネントン例の内任意のものまたは全てによって実行することができる。また、ネットワーク例100(および/またはネットワーク・コンポーネント)は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)200、300、400、500~570、および600と共有することができる。
【0044】
[0051] ネットワーク例100は、例えば、クラウドを含む。クラウドは、例えば、種々のネットワーク・レベルのコンポーネントの内任意のものを含むことができる。クラウドは、例えば、ネットワーク100のコンポーネントを監視および/または制御する種々のサーバ・システム実行アプリケーションの内任意のものを含むことができる。また、このようなアプリケーションは、例えば、ネットワーク接続された情報ソースの大きなアレイの内任意のものからの情報の収集を管理することができる。情報ソースの多くの例が、本明細書において論じられている。クラウド(またはその一部)をときとしてAPIと呼ぶこともある。例えば、クラウド(またはその一部)は、1つ以上のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を提供することができ、他のデバイスはアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)を、クラウドと通信/相互作用するために使用することができる。
【0045】
[0052] クラウドのコンポーネント例は、例えば、種々のマルチクラウド・システムおよびアーキテクチャとの相互動作可能性を管理することができる。他のコンポーネント例(例えば、クラウド・サービス・コンポーネント)は、例えば、種々のクラウド・サービス(例えば、キャプティブ・ポータル・サービス、認証、許可、およびアカウンティング(AAA)サービス、APIゲートウェイ・サービス等)を提供することができる。更に他のコンポーネント例(例えば、DevCenterコンポーネント)は、例えば、ネットワーク監視および/または管理機能を提供し、ソフトウェア更新の実施等を管理することができる。クラウドの更に他のコンポーネント例は、データ格納、データ分析、データ・アクセス等を管理することができる。クラウドの更に別のコンポーネント例は、種々の第三者のアプリケーションおよびサービスの内任意のものを含むことができる。
【0046】
[0053] クラウドは、例えば、インターネットを通じて(例えば、1つ以上のインターネット・サービス・プロバイダを利用して)、ネットワーク例100のバックボーン/コア・インフラストラクチャに結合することができる。インターネットを例として挙げるが、本開示の範囲はそれに限定されるのではないことは理解されてしかるべきである。
【0047】
[0054] バックボーン/コアは、例えば、任意の1つ以上の異なる通信インフラストラクチャ・コンポーネントを含むことができる。例えば、1つ以上のプロバイダがバックボーン・ネットワークまたは種々のそのコンポーネントを提供することができる。
図1に図示するネットワーク例100に示すように、バックボーン・プロバイダはワイヤライン・アクセス(例えば、PSTN、ファイバ、ケーブル等)を提供することができる。また、例えば、バックボーン・プロバイダは、無線アクセス(例えば、マイクロ波、LTE/セルラ、5G/TVスペクトル等)を提供することもできる。
【0048】
[0055] また、バックボーン/コアは、例えば、1つ以上のローカル・インフラストラクチャ・プロバイダも含むことができる。また、バックボーン/コアは、例えば、個人インフラストラクチャ(例えば、ネットワーク100の実施者(implementer)、所有者等によって運営される)を含むこともできる。バックボーン/コアは、例えば、種々のバックボーン・サービスの内任意のもの(例えば、AAA、移動性、監視、アドレッシング、ルーティング、コンテンツ・サービス、ゲートウェイ制御サービス等)を提供することができる。
【0049】
[0056] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、種々の特性の内任意のものを含むことができ、それらの非限定的な例について本明細書において示す。例えば、バックボーン/コアは、バックボーン・アクセスのための異なる無線技術または有線技術との互換性を有することができる。また、バックボーン/コアは、異なるローカル・プロバイダによって所有されるおよび/またはネットワーク実施者または利害関係者によって所有される公営(例えば、市営、都市、キャンパス等)および/または私営(例えば、湾港(port)、キャンバス等)ネットワーク・インフラストラクチャを処理するように適応可能にすることができる。バックボーン/コアは、例えば、異なる認証、許可、およびアカウンティング(AAA)メカニズムを含むこと、および/またはこれとインターフェースすることができる。
【0050】
[0057] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なる動作モード(例えば、湾港の実施態様におけるL2、陸上公衆輸送の実施態様におけるL3、ディジタルIPネットワーキングの複数の異なるレイヤの内任意の1つ以上、その任意の組み合わせ、その同等物等を利用して)、またはアドレス可能なプールをサポートすることができる。また、バックボーン/コアは、例えば、クラウド・プロバイダ(1つまたは複数)および/またはインターネット・サービス・プロバイダ(1つまたは複数)に対して非依存型であることができる。加えて、例えば、バックボーン/コアは、ネットワーク100の任意のまたは全てのサブシステム(例えば、モバイルAPまたはOBU(オン・ボード・ユニット)、固定APまたはRSU(道路脇ユニット)、MC(移動性コントローラ)またはLMA(ローカル移動性アンカー)、あるいはネットワーク・コントローラ等)、および/または第三者システムから来る要求に対して非依存型であることができる。
【0051】
[0058] バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、異なるデータ記憶/処理システム(例えば、MongoDB、MySql、Redis等)を利用する能力、および/またはこれらとインターフェースする能力を備える(comprise)ことができる。更に、バックボーン/コア・インフラストラクチャは、例えば、インフラストラクチャ、サービス、データ等に対して異なるレベルの同時アクセスを提供することができる。
【0052】
[0059] また、ネットワーク例100は、例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを構成してもよい。このような固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク200の種々の特性例を
図2に示す。ネットワーク例200は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、300、400、500~570、および600と共有することができる。
【0053】
[0060] ネットワーク例200では、固定AP(例えば、企業固有のAP、公営第三者AP、私営第三者AP等)を直接ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダおよび/またはワイヤライン/無線バックボーンに接続することができる。また、例えば、ネットワーク例200は、無線技術によって、種々のAP間にメッシュを含むこともできる。しかしながら、実施態様によっては、種々の有線技術も利用できることを注記しておく。図示のように、異なる固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを同じバックボーン・プロバイダに接続することができるが、異なるそれぞれのバックボーン・プロバイダに接続してもよい。バックボーン・アクセスのために無線技術を利用する実施態様例では、このような実施態様は比較的障害に対して耐性を有することができる。例えば、固定APは、バックホール・インフラストラクチャが故障した場合、バックボーン・ネットワーク(例えば、セルラ、3G、LTE、他のワイドまたは都市エリア・ネットワーク等)への無線通信を利用することができる。また、例えば、このような実施態様は、比較的容易な設置に対応することができる(例えば、事実上どこにでも配することができる、ケーブル電源のない固定AP)。
【0054】
[0061] ネットワーク例200では、同じ固定APが同時に多数の固定AP、モバイルAP(例えば、車両OBU等)、デバイス、ユーザ・デバイス、センサ、物体等にアクセスを付与することができる。例えば、複数のモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(例えば、OBUベースのネットワーク等)が同じ固定APを利用することができる。また、例えば、同じ固定APが、例えば、異なるチャネル、異なるラジオ等を利用して)、複数の同時アクセスを他の1つのユニット(例えば、他の固定AP、モバイルAP、デバイス等)に付与することもできる。
【0055】
[0062] 尚、複数の固定APをフォールト・トレラント/障害回復の目的に利用してもよいことを注記しておく。一実施態様例では、固定APおよびそのフェイル・オーバーAPが双方共、通常では動作状態にある(例えば、同じスイッチにおいて)のでもよい。また、例えば、1つ以上の固定APをネットワークにおける種々の場所に、インアクティブ・モードまたは監視モードで配置し、必要とされるときに(例えば、障害に応答して、緊急サービスの必要性に応答して、データ・サージに応答して等)動作状態になるように準備をしておくこともできる。
【0056】
[0063] 再度
図1を参照すると、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、1つ以上のバックボーン・プロバイダ、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイス、および環境への有線通信リンクと共に示されている。環境は、種々のデバイスの内任意のものを含むことができる(例えば、車内ネットワーク、デバイス、およびセンサ;自律車両ネットワーク、デバイス、およびセンサ;海上(または船舶)および湾港ネットワーク、デバイス、およびセンサ;一般的な被制御空間ネットワーク、デバイス、およびセンサ;住居用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;災害復旧および緊急時ネットワーク、デバイス、およびセンサ;軍事および航空機ネットワーク、デバイス、およびセンサ;スマート都市ネットワーク、デバイス、およびセンサ;イベント(または会場)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;水中および地下ネットワーク、デバイス、およびセンサ;農業用ネットワーク、デバイス、およびセンサ;トンネル(自動車道(auto)、地下道、列車等)ネットワーク、デバイス、およびセンサ;駐車場ネットワーク、デバイス、およびセンサ;セキュリティおよび監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;出荷機器およびコンテナ・ネットワーク、デバイス、およびセンサ;環境制御または監視ネットワーク、デバイス、およびセンサ;市営ネットワーク、デバイス、およびセンサ;廃棄物管理ネットワーク、デバイス、センサ;道路保守ネットワーク、デバイス、およびセンサ、ならびに交通管理ネットワーク、デバイス、およびセンサ;広告ネットワーク、デバイス、およびセンサ等)。
【0057】
[0064] また、
図1のネットワーク例100は、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも含む。このようなモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク300の種々の特性例を
図3に示す。尚、種々の固定ネットワーク・コンポーネント(例えば、固定AP)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例300は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、400、500~570、および600と共有することができる。
【0058】
[0065] ネットワーク例300は、多種多様なモバイルAP(またはホットスポット)を含み、これらのモバイルAPは、ユーザ・デバイスへのアクセスを付与する、センサ・データ収集に対応する、マルチホップ接続を他のモバイルAPに提供する等を行う。例えば、ネットワーク例300は、異なる車隊からの車両(例えば、空中、地上、地下、水上(水中)等)を含む。例えば、ネットワーク例300は、1つ以上の大量配給/輸送車隊、1つ以上の大量乗客輸送用車隊、私有/公有ユーザ共有車隊、私有車両、都市および市有車隊、保守用車隊、ドローン、船舶(例えば、ボート、船、スピードボート、タグボート、はしけ等)、緊急用車隊(例えば、警察、救急、消防等)等を含む。
【0059】
[0066] ネットワーク例300は、例えば、同じまたは異なる通信技術を使用する、例えば、直接接続されたおよび/またはメッシュ接続された異なる車隊からの車両を示す。また、ネットワーク例300は、異なる固定APに同時に接続された車隊も示し、これらは異なるそれぞれのローカル・インフラストラクチャ・プロバイダに属しても、属さなくてもよい。フォールト・トレラント・メカニズムとして、ネットワーク例300は、例えば、ローカル・ネットワーク・インフラストラクチャが故障した場合またはそれ以外で利用不可能になった場合、車両における長距離無線通信ネットワーク(例えば、セルラ、3G、4G、LTE等)の利用を含むことができる。同じ車両(例えば、モバイルAPまたはOBU)が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル)を使用して、および/または各々毎に異なるそれぞれの通信技術を使用して、複数の車両、デバイス、物体等に同時にアクセスを付与することができる。また、例えば、同じ車両が、例えば、同じ通信技術(例えば、共有チャネルおよび/またはその異なるそれぞれのチャネル、および/または異なる通信技術を使用して)を使用して、他の車両、デバイス、物体等に複数のアクセスを付与することもできる。
【0060】
[0067] 加えて、複数のネットワーク・エレメントを互いに接続して、フォールト・トレラントまたは障害回復や、スループット向上に対応することができ、あるいは任意のまたは種々のクライアントのネットワーキングの要望に応えることもできる。多くの要望の例を本明細書において示す。例えば、2つのモバイルAP(またはOBU)を同じ車両に設置すること等も可能である。
【0061】
[0068] 再度
図1を参照すると、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、1つ以上のエンド・ユーザ・デバイスへの無線通信リンク、および環境(例えば、本明細書において論ずるセンサまたはシステムの内任意の1つ以上、任意のその他のデバイスまたは機械等)への無線通信リンクと共に示されている。種々の他のコンポーネントへの有線リンクを有するモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは示されていないが、そのような有線リンクが少なくとも一時的に(少なくともときおり)ある場合もある。
【0062】
[0069] また、
図1のネットワーク例100は、1組のエンド・ユーザ・デバイスも含む。種々のエンド・ユーザ・デバイス例を
図4に示す。尚、種々の他のネットワーク・コンポーネント(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(1つまたは複数)、バックボーン/コア等)も図示されていることを注記しておく。ネットワーク例400は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、300、500~570、および600と共有することができる。
【0063】
[0070] ネットワーク例400は、種々のモバイル・ネットワーク接続型デバイス(mobile networked device)を示す。このようなネットワーク・デバイスは、エンド・ユーザ・デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、スマート・ウオッチ、ラップトップ・コンピュータ、ウェブカム、個人用ゲーミング・デバイス、個人用ナビゲーション・デバイス、個人用メディア・デバイス、個人用カメラ、健康管理デバイス、個人用ロケーション・デバイス、監視パネル、プリンタ等)を含むことができる。また、このようなネットワーク接続型デバイスは、一般的な環境において動作する種々のデバイスの内任意のものを含むことができ、そのようなデバイスは、例えば、特定のユーザと関連付けられていなくてもよい(例えば、本明細書において論ずるセンサ・デバイス、車両センサ、市有センサ(municipal sensor)、車隊センサ、道路センサ、環境センサ、セキュリティ・センサ、トラフィック・センサ、廃棄物センサ、天候センサの内任意のものまたは全て、種々の異なるタイプの市有機器または企業の機器の内任意のもの等)。このようなネットワーク接続型デバイスはいずれも、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク等に、同じまたは異なる有線/無線技術を使用して、柔軟に接続することができる。
【0064】
[0071] モバイル・デバイスは、例えば、複数のデバイス/物体に同時アクセスを付与するAPとして動作することができ、一方複数のデバイス/物体は、アド・ホック・ネットワークを形成し、別個のバックボーン・ネットワーク、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに接続されたデバイスを最終的に相互接続することができる。デバイス(例えば、本明細書において論ずるデバイスまたはネットワーク・ノードの内任意のものまたは全て)は、例えば、フォールト・トレラントおよび/または負荷均衡の目的で(例えば、複数のSIMカード等を利用して)、別個のバックボーン、固定ホットスポット、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークにアクセスするために、例えば、冗長技術を有することができる。また、デバイスは、例えば、同じプロバイダまたは異なるそれぞれのプロバイダに属す、別個のバックボーン、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークに同時にアクセスすることができる。加えて、例えば、デバイスは他のデバイス/物体に複数のアクセスを(例えば、異なるチャネル、ラジオ等を通じて)付与することができる。
【0065】
[0072] 再度
図1を参照すると、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ(例えば、1つ以上のバックボーン・プロバイダおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ)への無線通信リンク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワークへの無線通信リンク、および環境への無線通信リンクと共に示されている。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイス例は、バックボーン・プロバイダ、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイルホットスポット・アクセス・ネットワーク、および環境への有線通信リンクと共に示されている。
【0066】
[0073]
図1に示すネットワーク例100は、実施時に(例えば、異なるユーザ事例毎に)適応可能であり、および/または、例えば、ネットワーク・コンポーネントがサービスに加入するおよびサービスから離脱するに連れてリアル・タイムで適応可能である、柔軟なアーキテクチャを有する。
図5A~
図5Cは、モード(または構成)例を示すことによって、このような柔軟性を例示する。ネットワーク例500~570は、例えば、任意のまたは全ての特性を、本明細書において論ずる他のネットワーク例(および/またはネットワーク・コンポーネント)100、200、300、400、600、および700と共有することができる。例えば、そして限定ではなく、ネットワーク例500~570において示される通信リンク(例えば、有線リンク、無線リンク等)の内任意のものまたは全ては、総じて、
図1のネットワーク例100において示される、同様に位置する通信リンクと類似する。
【0067】
[0074] 例えば、本開示の種々の態様は、静止およびモバイル通信ノード双方の複雑なアレイを含む、動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。例えば、本開示の種々の態様により実現される通信ネットワークは、種々の固定ノード、モバイル・ノード、および/またはその組み合わせを含む複数の様式(modalities)の内1つで動作することができ、複数の様式は種々のシステムの目的の内任意のものを達成するために選択可能である(例えば、スループット向上、レイテンシ短縮およびパケット損失低減、システムの利用可能性およびロバスト性向上、余裕のある冗長性(extra redundancy)、応答性向上、データおよび/または制御パケットの送信におけるセキュリティ向上、スマート閾値を組み込むことによる構成変更(例えば、技術の変更、証明書の変更、IPの変更等)の回数削減、デッド・ゾーンまたはアクセスが困難なゾーンにおける接続の提供、保守および更新/アップグレード等のために機器にアクセスする際のコスト低減)。このような様式の少なくとも一部は、例えば、永続的ではないにしても少なくとも一時的に、位置固定ノードによって全体的に構成することができる。
【0068】
[0075] 図示を簡単にするために、
図1(および本明細書におけるその他の図)のシステムまたはネットワーク例100において示される態様例の多くが
図5A~
図5Cから省略されているが、存在してもよい。例えば、
図1およびその他の図に示すクラウド、インターネット、およびISPの態様は、
図5A~
図5Cには明示的に示されていないが、これらの構成例のいずれにおいても存在してもよい(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークの一部としてまたはそれに結合されて存在する等)。
【0069】
[0076] 例えば、第1モード例500は、通常実行モード、例えば、本明細書において論ずるコンポーネントの全てが存在するモード(または構成)として紹介されている。例えば、第1モード例500における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0070】
[0077]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、有線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0071】
[0078] また、
図5Aにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも1つ以上の無線リンク(または非繋留)リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0072】
[0079] 第1モード例500(または
図5A~
図5Cのモード例の内任意のもの)には示されていないが、1つ以上のサーバをバックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・ネットワークに通信可能に結合することもできる。
図1は、インターネットを通じてバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されたクラウド・サーバの一例を示す。
【0073】
[0080] 更に
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークをバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることを注記しておく。
【0074】
[0081] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第1モード例500(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Aの第1モード例500に示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0075】
[0082] また、第1モード例500では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークも、第1モード例500において、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第1モード例500では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0076】
[0083] 第1モード例500(例えば、通常モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ・システム)との間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例に見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0077】
[0084] 同様に、第1モード例500(例えば、通常モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0078】
[0085] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0079】
[0086] 本明細書において論じるように、ここで紹介するネットワーク例は、種々の異なるモード(または構成)の内任意のもので動作するように適応的に構成変更可能である。このような適応型構成は、最初の設置時に、および/またはその後の被制御ネットワークの評価時(例えば、本明細書において論じるネットワーク・コンポーネントの内任意のものまたは全てを追加あるいは除去するとき、ネットワーク容量を拡大または除去するとき、カバレッジ・エリアを追加または除去するとき、サービスを追加または除去するとき等)に行うことができる。また、このような適応型構成は、リアル・タイムで、例えば、ネットワーク条件のリアル・タイムの変化(例えば、車両またはユーザ・デバイスの移動、ネットワークまたはコンポーネントの障害、ネットワークまたはコンポーネントの交換あるいは増強活動、ネットワークの過負荷等に基づいて、ネットワークまたはそのコンポーネントが利用可能な否か)に応答して行うこともできる。通信システムが本開示の種々の態様によって動作することができる種々のモードの特性を例示するために、以下のモード例を紹介する。全体的に、第1モード例500(例えば、通常実行モード)に関係付けて以下の例を論じる。尚、このようなモード例は、単なる例示であり限定でないことを注記しておく。
【0080】
[0087] 第2モード例(または構成)510(例えば、バックボーン利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第2モード例510における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0081】
[0088]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0082】
[0089] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第2モード例510(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。尚、
図5Aの第2モード例510において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク間に示されている通信リンク(1つまたは複数)は有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0083】
[0090] また、第2モード例510では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。加えて、第2モード例510では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、更に、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が本明細書では示されている。更に、第2モード例510では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0084】
[0091] 第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0085】
[0092] 同様に、第2モード例510(例えば、バックボーン利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスがエンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することもできる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例に見られように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0086】
[0093] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0087】
[0094] 第2モード例510は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例が本明細書において示されている。例えば、セキュリティおよび/またはプライバシーの目的のために、公衆クラウド・システムやインターネット全般等への通信アクセスが許可されないように、第2モード例510を利用することができる。例えば、全てのネットワーク制御および管理機能が、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(例えば、有線ローカル・ネットワーク等)および/または固定アクセス・ポイント・ネットワーク内にあってもよい。
【0088】
[0095] 一実施態様例では、通信システムがローカルの湾港当局(local port authority)によって全面的に所有、運営、および/または制御されるのでもよい。セルラ接続に伴う余分な出費を払う必要がない。例えば、セルラ接続能力(例えば、モバイルAP、固定AP、エンド・ユーザ・デバイス、環境デバイス等において)を設ける必要がない。また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、サーバ障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第2モード例510を利用できることを注記しておく。
【0089】
[0096] 第3モード例(または構成)520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第3モード例520における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0090】
[0097]
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0091】
[0098] また、
図5Aにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第3モード例520(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0092】
[0099] 更に、第3モード例520では、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第3モード例520では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。尚、種々の実施態様例において、このような無線リンクの内任意のものが、代わりに(または加えて)、有線(または繋留)リンクを含んでもよいことを注記しておく。
【0093】
[00100] 第3モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、コンピュータ等)との間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0094】
[00101] 同様に、第3動作モード例520(例えば、ローカル・インフラストラクチャおよび固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間で、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはエンド・ユーザ・デバイスを介して通信することができる(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0095】
[00102] 第3モード例520では、全ての制御/管理機能を、例えば、クラウド内に実装することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0096】
[00103] 第3モード例520は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第3モード例520は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500、第4モード例530等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。また、第3モード例520は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0097】
[00104] 第4モード例(または構成)530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびそれとの通信リンクがない。例えば、第4モード例530における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0098】
[00105]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0099】
[00106] また、
図5Bにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することもできる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、注記しておく。
【0100】
[00107] 加えて、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することもできることも注記しておく。
【0101】
[00108] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第4モード例530(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。
【0102】
[00109] モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第4モード例530では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0103】
[00110] 第4モード例530(例えば、固定ホットスポット除外モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、 種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0104】
[00111] 同様に、第4モード例530(例えば、固定ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することもできる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間で、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0105】
[00112] 例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間で伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0106】
[00113] 第4モード例530における一実施態様例では、制御/管理機能の一部を、例えば、ローカル・バックボーン・プロバイダ・ネットワーク内(例えば、クライアント構内)に実装することもできる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダへの通信は、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)を通じて実行することができる。尚、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークとモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間に直接通信経路があるシナリオでは、このような通信経路を利用できることを注記しておく。
【0107】
[00114] 例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを経由する通信リンクを有していないので、モバイルAPはバックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはクラウド)との直接接続(例えば、セルラ接続)を利用することができる。モバイルAPがこのような能力を有していない場合、モバイルAPは、例えば、それに通信可能に結合されたエンド・ユーザ・デバイスによって付与されるデータ・アクセスを利用することもできる(例えば、エンド・ユーザ・デバイスのデータ・プランを利用する)。
【0108】
[00115] 第4モード例530は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第4モード例530は、通信システム機器の設置が増えるに連れて大きくなるデプロイ、例えば、他のモード(例えば、第1モード例500等)に成長するデプロイの早期段階において利用することができる。第4モード例530は、例えば、固定APにファイバ(またはその他の)接続が利用できないというシナリオ(例えば、海上におけるシナリオ、農園におけるシナリオ等)、または固定APにアクセスまたは接続することが難しいというシナリオにおいて利用することができる。例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの1つ以上のモバイルAPを、クラウドに到達するためのゲートウェイとして使用することができる。また、第4モード例530は、例えば、車両隊および/またはそれに関連するモバイルAPが第1エンティティによって所有され、固定APが他のエンティティによって所有され、モバイルAPと固定APとの間の通信について現在同意がないときに利用することもできる。また、第4モード例530は、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、利用できることも注記しておく。
【0109】
[00116] 第5モード例(または構成)540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークおよびその通信リンクがない。例えば、第5モード例540における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0110】
[00117]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0111】
[00118] また、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。また、種々の構成例において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークにも、1つ以上の無線(または非繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0112】
[00119] 加えて、
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。また、種々の構成例において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、少なくとも一時的に、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)にも、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合できることも注記しておく。
【0113】
[00120] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第5モード例540(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Bの第5モード例540において、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間における通信リンク(1つまたは複数)は、有線および/または無線であってもよいことを注記しておく。
【0114】
[00121] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、第5モード例540では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0115】
[00122] 第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。
【0116】
[00123] 同様に、第5モード例540(例えば、モバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。
【0117】
[00124] 例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。また、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することもできる。加えて、例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはバックボーン・プロバイダ・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0118】
[00125] 第5モード例540における一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは固定APに直接(例えば、イーサネット、Wi-Fi等を利用して)通信することができる。また、例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスは、バックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接(例えば、セルラ接続等を利用して)通信することもできる。
【0119】
[00126] 第5モード例540は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスが固定APと直接通信することができる一実施態様例では、このような通信をモバイルAP通信の代わりに利用することができる。例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは、全ての所望のエリアに対してカバレッジを提供することもできる。
【0120】
[00127] また、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第5モード例540を利用できることを注記しておく。
【0121】
[00128] 第6モード例(または構成)550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例550における通信システムは、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0122】
[00129]
図5Bにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0123】
[00130] また、
図5Bにおいてそして
図1において更に詳しく示すように、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、第6モード例550(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワークは、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合することができる。
【0124】
[00131] また、第6モード例550では、エンド・ユーザ・デバイスは、1つ以上の無線リンクを介して環境デバイスに通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0125】
[00132] 第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。同様に、第6モード例550(例えば、固定/モバイル・ホットスポットおよびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、バックボーン・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはそれに加えて)通信することができる。
【0126】
[00133] 第6モード例550は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。例えば、エンド・ユーザが未だ通信システムに加入していないという一実施態様例では、エンド・ユーザ・デバイスは、クラウド・アプリケーションを介して、そしてバックボーン・プロバイダ・ネットワークと直接通信することによって(例えば、セルラ・リンク等を介して)、システムに加入することができる。また、第6モード例550は、例えば、モバイルAPの存在がまばらであり、固定APの設置が困難であるまたは実用的でない等の地方エリアにおいて利用することができる。
【0127】
[00134] また、インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、および/またはモバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第6モード例550を利用できることを注記しておく。
【0128】
[00135] 第7モード例(または構成)560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびそれらとの通信リンクがない。例えば、第6モード例560における通信システムは、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0129】
[00136]
図5Cにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の有線(または繋留)リンクを介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の有線リンクを介して、通信可能に結合することができる。このような有線結合は一時的であってもよいことを注記しておく。
【0130】
[00137] また、明示的には示されていないが、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、第7モード例560(または構成)において存在する他のエレメントの内任意のものまたは全てに、1つ以上の無線リンク(例えば、RFリンク、非繋留光リンク等)を介して、通信可能に結合することができる。例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークは、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク(またはその任意のコンポーネント)、エンド・ユーザ・デバイス、および/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合することができる。尚、
図5Cの第7モード例560において示されている、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークと固定ホットスポット・アクセス・ネットワークとの間の通信リンクは、有線および/または無線でもよいことを注記しておく。
【0131】
[00138] また、第7モード例560では、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークが、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。加えて、第7モード例560では、エンド・ユーザ・デバイスが環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0132】
[00139] 第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて情報(またはデータ)を伝達することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような伝達は、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0133】
[00140] 同様に、第7モード例560(例えば、バックボーンおよびモバイル・ホットスポット利用不可モード)では、環境デバイスとサーバとの間において、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークおよび/またはローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて、情報(またはデータ)を伝達することができる。また、例えば、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信することができる。本明細書において紹介する種々のモード例において見られるように、このような通信は、環境デバイスとサーバ(例えば、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークに通信可能に結合されている)との間において、種々の異なる通信経路の内任意のものを経由して、例えば、ネットワークの利用可能性に応じて、帯域幅利用目標に応じて、通信優先順位に応じて、通信時間(またはレイテンシ)および/または信頼性の制約に応じて、コストに応じて等、柔軟に行うことができる。例えば、環境デバイスとサーバとの間において伝達される情報は、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワークを通じて(例えば、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークを飛ばして)伝達することができる。
【0134】
[00141] 第7モード例560は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。被制御空間の実施態様例では、クラウド・アクセスが付与されないかもしれず(例えば、セキュリティの理由、プライバシーの理由等から)、カバレッジ・エリアの全(または十分な)カバレッジが、固定ホットスポット・アクセス・ネットワークによって提供される。つまり、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは不要となる。例えば、エンド・ユーザ・デバイスおよび環境デバイスは、直接固定APと(例えば、イーサネット、Wi-Fi等によって)通信することができる。
【0135】
[00142] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワークおよび/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第7モード例560を利用できることを注記しておく。
【0136】
[00143] 第8モード例(または構成)570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)は、例えば、任意のまたは全ての特性を第1モード例500と共有することができるが、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、固定ホットスポット・アクセス・ネットワーク、およびこれらとの通信リンクがない。例えば、第8モード例570における通信システムは、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワーク、エンド・ユーザ・デバイス、および環境デバイスを含む。
【0137】
[00144]
図5Cにおいて、そして
図1において更に詳しく示すように、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークは、第8モード例570では、エンド・ユーザ・デバイスおよび/または環境デバイスに、1つ以上の無線リンクを介して、通信可能に結合されていることが示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。更に、エンド・ユーザ・デバイスは、第8モード例570において、環境デバイスに1つ以上の無線リンクを介して通信可能に結合されていることも示されている。このような無線結合の多くの例が、本明細書において示されている。
【0138】
[00145] 第8モード例570(例えば、バックボーン、固定ホットスポット、およびローカル・インフラストラクチャ利用不可モード)では、エンド・ユーザ・デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。同様に、環境デバイスとサーバ(例えば、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク等に結合されている)との間において、情報(またはデータ)を(少なくとも現在は)伝達できない場合がある。尚、環境デバイスは、エンド・ユーザ・デバイスと、またはこれを介して(例えば、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークの代わりに、またはこれに加えて)通信できることを注記しておく。
【0139】
[00146] 第8モード例570は、種々の理由の内任意のもののために利用することができ、その非限定的な例をここに示す。一実施態様例では、第8モード例570は、データを収集するおよび/または供給する(serve)(例えば、遅延耐性ネットワーキングのシナリオにおいて)、モバイル・ホットスポット・アクセス・ネットワークを通じたピア・ツー・ピア通信を提供する(例えば、1つのモバイルAPのクライアント間、それぞれ異なるモバイルAPのクライアント間等)等のために利用することができる。他のシナリオ例では、第8モード例570は、車両間通信が車両対インフラストラクチャ通信よりも優先されるというシナリオにおいて利用することができる。更に他のシナリオ例では、第8モード例570は、全てのインフラストラクチャ・アクセスが失われる(例えば、トンネル、駐車場等において)というシナリオにおいて利用することができる。
【0140】
[00147] また、バックボーン・プロバイダ・ネットワーク、ローカル・インフラストラクチャ・プロバイダ・ネットワーク、および/または固定ホットスポット・アクセス・ネットワークは通常利用可能であるが、現在は利用可能でないというシナリオにおいて(例えば、機器障害のため、通信リンク障害のため、停電のため、一時的なサービスの拒否のため等)、第8モード例570を利用できることを注記しておく。
【0141】
[00148] 以上で示しそして論じたように、複数の技術および/または複数のネットワークと共に複数のデバイスを使用する異なる環境内において、複数の技術および/または複数のネットワークによって複数の移動物体/静止物体に結合され、異なる環境に跨がって無線(メッシュ)ホットスポット・ネットワークを形成し、複数の有線/無線インフラストラクチャ/ネットワーク・バックボーン・プロバイダに接続され、最終的にインターネット、クラウドまたは個人ネットワーク・インフラストラクチャに接続される複数のユーザまたは機械のマルチモード通信を可能にする包括的プラットフォームを有することは有益である。
【0142】
[00149]
図6は、本開示の種々の態様によるネットワーク構成例の更に他のブロック図を示す。 ネットワーク例600は、例えば、本明細書において論じた他のネットワーク例および/またはネットワーク・コンポーネント例100、200、300、400、500~570、および600と、いずれかの特性または全ての特性を共有することができる。注記すべきこととして、ネットワーク例600は、 各々固定AP(またはRSU)に通信可能に結合された複数のモバイルAP(またはOBU)を示し、各モバイルAPがネットワーク・アクセスを車両ネットワーク(例えば、他の車両または車両ネットワーク、ユーザ・デバイス、センサ・デバイス等を含む)に付与することができる。
【0143】
[00150] ある実例では、移動物体のネットワーク(例えば、車両ネットワーク、自律車両のネットワーク、または自律車両を含むネットワーク等)において利用可能な種々のリソースおよび/または能力を、このようなネットワークにおける運用および/またはサービスを最適化するために利用することができる。
【0144】
[00151]
図7は、本開示の種々の態様にしたがって、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続、ならびに公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートする通信ネットワーク例を示す。
図7に示すのはネットワーク例700である。
【0145】
[00152] ネットワーク例700は、例えば、本明細書において論じたネットワーク例100、200、300、400、500~570、および600、および/またはそのネットワーク・コンポーネントと任意のまたは全ての特性を共有することができる。これに関して、ネットワーク700は、移動物体のネットワーク(例えば、車両ネットワーク、自律車両のネットワーク、または自律車両を含むネットワーク等)、または少なくともこのようなネットワークの一部であるとして差し支えない。
図7に示すように、ネットワーク700は、モバイル・アクセス・ポイント(MAP)を備え、車両710内にデプロイされたそのMAP720が示されている。MAP720は、車両ネットワーク(例えば、他の車両または車両ネットワーク、ユーザ・デバイス、センサ・デバイス等を備える)内においてインターネット/クラウド730へのオンライン・アクセスおよび/または接続を付与するように構成される。
【0146】
[00153] モバイルAPは、複数の通信技術および/またはインターフェースを利用することができる。例えば、
図7には示されていないが、セルラ基地局等を通じてというように、セルラ・ベースのリンクを使用して、固定アクセス・ポイント(FAP)を通じてというようにして、DSRC(専用短距離通信: Dedicated Short Range Communications)ベースのリンクを使用して、インターネット/クラウド730に通信可能に、MAP720のようなモバイル・アクセス・ポイント(MAP)を結合することができる。更に、MAP720のようなモバイル・アクセス・ポイント(MAP)は、複数のネットワーク(例えば、1つまたは複数の同じ種類の技術またはネットワーク・インターフェースに対応する)を使用し、これらのモバイルAPが車両ネットワークを担当する(servide)ことによって、複数の技術および/またはインターフェース(例えば、Wi-Fi、イーサネット等)、および/または接続もサポートすることができる。
【0147】
[00154] また、
図7にはクラウド・ポータル740(例えば、サーバまたは任意の他の適したプラットフォーム)も示されている。クラウド・ポータル740は、ネットワーク700におけるWi-Fi関連動作を管理および制御するときに使用することができる。これに関して、クラウド・ポータル740は、クラウド・ポータル740に帰属する種々の機能および/または動作を実行するのに適した回路(例えば、通信回路(1つまたは複数)、回路(1つまたは複数)、処理回路(1つまたは複数)等の内1つ以上を含む)を備えることができる。更に、クラウド・ポータル740は1つのデバイス/システムとして示されているが、本開示はそれに限定されるのではない。つまり、ある実例では、クラウド・ポータル740を分散型に実装することもでき、それに帰属する機能および/または動作の一部が、インターネット/クラウド730の一部であるおよび/またはインターネット/クラウド730に接続されている異なる物理デバイスもしくはコンポーネントによって実行される。
【0148】
[00155] ある実例では、ネットワーク700のような通信ネットワークの特性には、その内部における特定のエレメント(例えば、モバイルAP)の移動度(mobility)、ならびにインターネット/クラウド730の可用性およびそれに対する接続、更にはネットワークにおける種々のエレメント内にある処理、格納、および通信リソースの可用性等があるが、他の方法では利用可能でないかもしれないサービスを提供するときに使用することができ、および/またはこのようなサービスを最適化するときに使用することができる。例えば、モバイルAPにおける処理、格納、および通信リソースの可用性を利用すると、利用可能なWi-Fiネットワーク(個人および公衆双方)を活用することができ、対応するWi-Fiアクセス・ポイント(例えば、
図7におけるWi-Fiアクセス・ポイント(AP)750)の動作範囲と共に移動することによってというようにして、モバイルAPがWi-Fiネットワークのカバレッジ内に入ることができる。これに関して、他の通信リソース(例えば、セルラ等)の利用減少を可能にする等のために、このようなWi-Fiネットワークを利用することが望ましい場合がある。モバイルAP、およびこのようなモバイルAPを備える通信ネットワークは、このようなWi-Fiネットワークの使用を最適化するように構成することができる。
【0149】
[00156] ある実施態様では、ネットワーク700のようなネットワークは、特に複数の認証および動作モードを使用する、Wi-Fiアクセス・ポイント(例えば、
図7におけるWi-Fiアクセス・ポイント750)への動的および自動接続をサポートするように構成することができる。これに関して、コネクテッド車両(connected vehicle)の出現、および車両内に配されるセンサ数の増大により、車両からクラウドに転送する(例えば、アップロードする)ために利用可能なデータ量または必要となるデータ量が劇的に増大しつつある。同じことは、車両に転送(またはダウンロード)する必要があるデータ量にも起こりつつあるのはもっともである。例えば、車両内におけるソフトウェアの量が増大するに連れ、新たな機構(feature)を車両に組み込む(deliver)欲求(例えば、自動車製造会社の)も増大し(例えば、車両が工場を離れた後)、車両のこのようなデータ要求が急激に増大する可能性がある。
【0150】
[00157] このような車両のアップロードおよび/またはダウンロード・データ分量ならびに要求の増大は、特に都市エリアにおいて、Wi-Fi容量の着実な増加と同時に生じることもあるが、このようなWi-Fi容量は一般に十分に活用されていないことが明らかになっている。これに関して、Wi-Fi容量は、実例をあげると、共同体Wi-Fiホットスポットおよび公衆Wi-Fiホットスポットの形態で設置されるのが通例であり、主に街中で(at street level)および/または道路上で(on the roads)利用可能であるとして差し支えない。
【0151】
[00158] この十分に活用されていないWi-Fi容量を利用するには、一般に、いつそしてどこで接続するか決めるというような、判断を下すことが必要となり、即ち、接続管理解決策が必要となる。従前からの接続管理解決策が存在するとしても、しかしながら、非効率的である、費用がかかる、および/または扱い難い場合がある。例えば、旧来の接続管理解決策の中には、ユーザが最初にWi-Fiアクセス・ポイントに接続したいときに、彼らの資格証明書を入力しなければならないものがある。ある自動車製造会社は、運転手が彼らのホームWi-Fiアクセス・ポイントの資格証明書を入力することができるシステムを有する。
【0152】
[00159] このような接続管理解決策は、以下の理由から効率的でない場合がある。1)ホームWi-Fiが、車両がWi-Fiに接続することができる唯一の窓口になる。2)運転手がWi-Fiに接続したいと思わないこともある。何故なら、彼らの車が彼らのホームWi-Fiにへのアクセスを設定するか否かには関係なく、4G/LTEまたは5Gを通じてそのソフトウェア・アップデートを入手するからである。3)一部の運転手にとって、例えば、高層の建物に住み彼らの車を地下のガレージに駐車する者にとって、ホームWi-Fiを使用することが選択肢にならない場合がある。何故なら、彼らのホームWi-Fi信号は車に届かないからである。以上で確認した欠点(limitations)の他に、従前からの接続管理解決策は、車両の移動中にWi-Fiネットワークに接続するように準備されていない。これは、Wi-Fi技術が車両の速度での移動を念頭に置いて設計されなかったためであろう。
【0153】
[00160] 本開示による接続管理解決策は、しかしながら、車両の移動中を含む、ネットワーク内においてWi-Fi容量の一層動的な使用を可能にすることによって、このような問題に取り組む。これは、車両が停止している間でもまたは移動している間でも、自動車製造会社、大きな車隊の所有者等が、十分に活用されていないWi-Fi容量を利用することを可能にできる。
【0154】
[00161] 本開示によれば、アクセス資格証明書を1つのプラットフォームにおいて維持および設定する(configure)ことができ、車両はこのプラットフォームにアクセスし、複数のプロバイダのWi-Fiアクセス・ポイントに接続するために使用することができる。更に、アクセス資格証明書を引き出してそれを使用することは、車両(または内部に組み込まれたモバイルAP)が移動している間に行うことができ、こうして車両が移動中であっても、Wi-Fiアクセス・ポイントに接続することが可能になる。加えて、同じまたは異なるWi-Fiプロバイダからの複数のWi-Fiネットワークへのアクセスであっても、大きな1組の認証メカニズムを使用するというようにして、設定(configure)および/またはサポートすることができる。ある実例では、Wi-Fiデプロイ(deployment)からの情報を連続的に入手して、クラウドに維持することができる。次いで、例えば、この情報から知識(learnings)を導き出し、車両レベルを含む、情報に基づいた判断を下すためにこの学習を使用することによって、性能を最適化するためにこの情報を使用することができる。
【0155】
[00162] 種々の実施態様において、ネットワークにおける動的Wi-Fi接続を管理および制御し、以下のような機能および/または動作をサポートおよび/または利用するために、中央エンティティ(例えば、クラウド・ポータル740)を使用することができる。Wi-Fiネットワークを構成する(configure)、無線でWi-Fi関係資格証明書およびルールを更新する、クラウド内で定められたグローバル構成から導き出されたローカル・ルールに従うように構成された車両を構成する、ネットワーク関係機能を動的Wi-Fi接続を利用するように構成する、Wi-Fiネットワークについての情報を収集しそれをクラウドにアップロードするように車両を構成する、クラウドにおいて(例えば、クラウド・ポータルを通じて)、収集されたデータから知識を導き出す、およびクラウドにおいて入手または生成したWi-Fi関係データに基づいて、インテリジェントな判断を下すように、車両を構成する。
【0156】
[00163] 例えば、クラウド・ポータル740はWi-Fiネットワークを構成することができる。これに関して、クラウド・ポータル740はWi-Fiネットワーク構成を設定することができ、これは、車両ネットワーキング・ユニット・レベルで動作するコンポーネントと協調して行うことができる。これらのWi-Fiネットワーク構成は、車両が徘徊しこのようなWi-Fiホットスポットに遭遇すると、Wi-Fiホットスポット(
図7における、例えば、Wi-Fiアクセス・ポイント7501、7502、・・・、750nに対応する)に接続するために、車両によって使用することができる。Wi-Fiネットワーク構成は、ネットワーク・サービス設定識別子(SSID:network service set identifier)、認証形式、資格証明書(例えば、パスフレーズ、ユーザ名/パスワード、証明書(certificate)等)、ネットワークの優先順位等のような情報を含むことができるが、これらに限定されるのではない。
【0157】
[00164] Wi-Fiネットワーク構成は、安全なAPIを使用して、またはクラウド・ポータル740を通じて、クラウド・プラットフォーム上にロードすることができる。種々の認証メカニズムをサポートすることができる。例えば、本システムは、次のような認証メカニズム、オープン、Wi-Fi保護アクセス2事前共有鍵 (WPA2-PSK)、WPA2-企業IEEE802.1X、ワイヤレス・インターネット・サービス・プロバイダ・ローミング(WISPr)キャプティブ・ポータル、非WISPrキャプティブ・ポータル、ホットスポット2.0、およびメディア・アクセス制御(MAC)アドレス・ホワイトリスティング(address whitelisting)等をサポートすることができる。しかしながら、本開示はいずれの特定の1組の認証メカニズムにも限定されず、本システムは、例えば、ソフトウェア・アップデートによって、他のメカニズムもサポートする柔軟性を有することは理解されてしかるべきである。
【0158】
[00165] ある実例では、Wi-Fiネットワーク構成が追加のパラメータまたは情報を含んでもよい。例えば、Wi-Fiネットワーク構成は、Wi-Fiインターフェース動作モードに関する情報を含んでもよく、「局」(station)、「アクセス・ポイント」、「アドホック」、および「メッシュ」の内1つ以上に設定するのでもよい。ある実例では、Wi-Fiネットワーク構成がWi-Fi動作を限定してもよい。例えば、Wi-Fiネットワーク構成が特定のWi-FiSSIDまたは具体的なアクセス・ポイントをブラックリストに載せることを可能にするのでもよく、こうして車両(または特定の車両)が、対応するアクセス・ポイントに接続しようとして時間を浪費するのを防止する。これは、例えば、アクセス・ポイントが相応しい接続を提供することができないと見なされたときに、行われるとよい。
【0159】
[00166] 先に注記したように、資格証明書およびルールは無線で更新することができる。これに関して、一旦Wi-Fiネットワーク構成がクラウドにロードされたなら、車両は、それらのクラウド710への接続を使用して、利用可能な構成更新メカニズムを使用するというようにして、これらを引き出す、言い換えると、受信するように構成することができる。
【0160】
[00167] 車両(またはその内部で動作するモバイルAP)は、ローカル・ルールに従うように構成することもできる。ローカル・ルールは、クラウドにおいて定められているグローバル構成から導き出されてもよい。これに関して、構成の更新後、クラウドによって定められている構成が車両において利用可能になってもよい。次いで、車両は、クラウドにおいて定められているグローバル構成をローカル・ルールに変換し、その周囲にあるWi-Fiネットワークに接続するために使用することができる。一旦このプロセスが終了したなら、車両は、クラウドへの永続的な接続を必要とせずに、自律的に動作することができる。
【0161】
[00168] 車両(またはその内部で動作するモバイルAP)は、Wi-Fi関係動作を処理する(handle)ために専用のコンポーネントを組み込むように構成することもできる。例えば、Wi-Fiネットワークを捜してそれらに接続するプロセスは、Wi-Fi技術マネージャによって実行され、Wi-Fi技術マネージャは、車両またはそのモバイル・アクセス・ポイントにおいて利用可能な適した回路の中に、ソフトウェア・モジュールとして実装することができる。Wi-Fi技術マネージャは、Wi-Fi接続マネージャと密接に動作することができる。Wi-Fi接続マネージャも、車両またはそのモバイル・アクセス・ポイントにおいて利用可能な適した回路の中にソフトウェア・モジュールとして実装することができる。Wi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャは、連携して動作し、クラウドに/から転送する必要があるデータの要件、および利用可能なネットワークの特性(例えば、認証形式、典型的なQoS等)を評価する(例えば、比較する)ことによってというようにして、最良のWi-Fiネットワークを常時選択することができる。
【0162】
[00169] 車両は、常に媒体をスキャンして、車両が既にWi-Fiネットワークに接続されているときも含んで、それに接続するのに最良のネットワークを捜すことができる。これに関して、車両がWi-Fiネットワークに接続されていないとき、適した実用最小限の接続(minimum viable connection)を発見するためにスキャンを実行する。車両がWi-Fiアクセス・ポイントに接続されているときでも、しかしながら、スキャンは、性能が更に優れたWi-Fiアクセス・ポイントを車両が発見してそれに切り替えることを可能にすることによって、接続の品質を向上させるという意味もある。近隣に固定APがあるとき、車両はそれに接続しようとすればよい。近隣に固定APがないとき、しかしながら、車両はその動作モードを変更し、アドホック・モードでまたはメッシュ・モードで他の車両に接続しようとすればよい。
【0163】
[00170] 車両またはそのモバイル・アクセス・ポイントにおけるWi-Fi関係接続(例えば、先に説明したWi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャは、)は、移動車両に対して最適化することができる。即ち、Wi-Fiネットワークへのできるだけ素早い接続が重要である。具体的には、車両内に実装されるWi-Fi関係ネットワーク構成コンポーネントは、例えば、動的ホスト構成プロトコル(DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol)のような標準的なネットワーク構成プロトコルに準拠することは変わらずに、タスクをできるだけ素早く実行するように最適化することもできる。DHCPはUDPメッセージに基づくが、UDPメッセージは性質上一般的に信頼性がない。Wi-Fi技術マネージャは、Wi-Fiアクセス・ポイントとクライアントとの間で交換されるメッセージの配信を改良するための技法を使用することによって、この問題を軽減する。
【0164】
[00171] 柔軟性向上のため、そして異なるWi-Fiプロバイダが異なるサービス品質保証を提供するので、本プラットフォームは、異なる仮想ネットワーク・インターフェースを通じて、複数のWi-Fiプロバイダへの接続をサポートする。これによって、車両は、異なる種類のトラフィックを、異なるサービス品質要件で、異なるネットワークを通じて送ることが可能になる。認証メカニズムが異なりSSIDが同じである複数のネットワークが利用可能であると、過去の接続からの情報、即ち、クラウドに収集され実用可能な「知見」(insight) となった情報に基づいて、ソフトウェアによって最良の1つを選出することができる。これに関して、本明細書において使用する場合、「知見」(insight)とは、関連する条件(Wi-Fi関係条件を含む)と、それに基づいて車両が対応して行うことができるアクションとを認識し理解することを意味する。
【0165】
[00172] 更に、知見はクラウドにおいてまたは車両レベルで得ることもできる。これは、車両が自律的に評価することができる、即ち、車両において行われる判定または測定に基づいて評価することができる条件を含んでもよい。例えば、特定のホットスポットへの接続が実現可能でしかも望ましいか否か判定するために、車両速度を使用することもできる。接続に対する閾値は、ホットスポットの挙動(behavior)についての過去の情報に基づく。
【0166】
[00173] 種々の実施態様において、車両はWi-Fiネットワークについての情報を収集し、この情報をクラウドに、例えば、ネットワークにおけるWi-Fiアクセス機能を管理するクラウド・ポータルにアップロードすることができる。例えば、車両が徘徊するに連れて、その中に実装されているWi-Fi関係コンポーネント(例えば、Wi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャ)はワイヤレス環境について、そして車両が接続するネットワークについて常に学習するように構成することができる。このデータを記録し、(随意に)前処理し、次いでクラウドに転送することができる。記録する情報は、各Wi-Fiアクセス・ポイントの信号強度、Wi-Fiアクセス・ポイントへの成功接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイントへの失敗接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイント毎に利用可能な帯域幅、Wi-Fiアクセス・ポイントによって動かされたデータ分量、Wi-Fiアクセス・ポイントによって接続された時間等を含むがこれらに限定されるのではない。更に、この情報にタイム・スタンプを付し、地図上に位置合わせして表示する(geo-referenced)こともできる。
【0167】
[00174] クラウド・ベース・コンポーネント(例えば、
図7におけるクラウド・ポータル740)は、収集したデータから知識(learnings)を導き出すため等に、収集したデータを処理するように構成することができる。例えば、クラウド・ポータル740は、クラウド・ベース学習コンポーネントを備えることができる。クラウド・ベース学習コンポーネントは、車両のWi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャ・コンポーネントによって収集およびアップロードされたデータを処理するように構成される。これに関して、クラウド・ベース学習コンポーネント、高度機械学習技法を使用して、Wi-Fi関係知見を導き出し、それらを車両のWi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャ・コンポーネントに供給する準備を整えるように構成することができる。一旦これらの知見が準備できたなら、これらを車両に分散し、Wi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャまたはそのコンポーネント(1つまたは複数)に利用可能にすることができる。
【0168】
[00175] これに関して、車両は、クラウド生成データ(例えば、知見)をクラウド・ポータルから入手し、これらに基づいて判断を下すことができる。例えば、Wi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャは、Wi-Fi関係の決定を一層効率的にするとき等に、車両において使用または適用される判断メカニズムに、クラウドからの知見を組み込むことができる。クラウドから来る情報の他に、車両ベースのWi-Fi関係コンポーネントは、車両内にあるセンサまたは他の近隣車両からの情報でさえも受信するように構成することができ、この情報をWi-Fi関係機能と併せて使用することができる。
【0169】
[00176] 例えば、このような情報が、車両におけるWi-Fiインターフェースの動作モードの変更を誘起することもできる。センサからの情報は、位置、速度、および環境条件(例えば、降水量および温度)がWi-Fi接続の品質に影響を及ぼすおそれがあるとすれば、これらの条件に関する情報を含むことができる。例えば、車両は、得られたセンサ情報の処理に基づいて、そして過去の情報に基づいて、雨が降っているときには特定のホットスポットに接続し、太陽が照っているときには他のホットスポットに接続するか否か決定することができる。
【0170】
[00177] Wi-Fi技術マネージャおよびWi-Fi接続マネージャは、各時点において判断を下すために、クラウドによって提供された知見の局所情報を使用するか否か調停するために使用できるようにしてもよい。例えば、車両が特定の時間フレーム(例えば、2秒)以内に到達する位置において、接続すべき最良のネットワークがWi-Fiアクセス・ポイント7502であるという情報を、この車両がクラウドから受信したとする。しかしながら、この車両がネットワークのスキャンを開始すると、その内部にあるWi-Fi関係コンポーネントが、そのアクセス・ポイントはもう利用可能でないと判断する場合もあり得る。この場合、車両は局所的に入手可能な情報に頼り、したがって他のアクセス・ポイント、例えば、Wi-Fiアクセス・ポイント7501を使用することに逆戻りすることができる。それに加えて、車両は、その情報を知見に含ませるために、クラウドに送ることができる。
【0171】
[00178] したがって、本開示による実施態様は、車両センサおよび近隣車両からのコンテキスト情報に基づく接続の最適化のため、システムが何時間もの動作を蓄積するに連れて学習し、これらの学習を今後の判断に適用できるようにするため、そして、全ての個々の車両の動作からクラウド・システムが学習することができるようにために、クラウドにおいてグローバル・ポリシーを構成し、それらを車両に送らせて車両におけるローカル・ルールに変換させることを可能にし、これらの学習を組み合わせて、それらを全ての車両に適用することができる。
【0172】
[00179] 更に、本開示による実施態様に関連付けられた使用シナリオでは、車両が停車している間または都市を徘徊している間にWi-Fiホットスポットへの接続を可能にし、Wi-Fiを通じた遅延耐性データ・アップロードおよびダウンロード、メッシュまたはピア・ツー・ピア・ネットワークを確立するための他の車両への接続、およびクラウドにおけるデータ・アップロードおよびダウンロードに対するグローバル・ポリシーの設定(configuration)を実行する。
【0173】
[00180] ある実施態様では、ネットワーク700のような通信ネットワークは、公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートするように構成することができる。また、モバイルAPにおける処理、格納、および通信リソースの可用性というような、ネットワーク700のような通信ネットワークの特性のためにも、これが可能であるおよび/または望ましいのはもっともである。具体的に、本開示による種々の実施態様において、ネットワーク700のようなネットワークは、具体的にはクラウド・リソースを利用するために、公衆および個人Wi-Fiホットスポットにトラフィックをインテリジェントに誘導することをサポートするように構成することができる。これに関して、中にデプロイされている車両およびモバイルAPの殆どは、セルラおよびWi-Fi双方の接続に対応するように実装する(例えば、工場において)ことができる。車両およびモバイルAPは、大量のデータをクラウドに転送する必要性、およびクラウドから転送する必要性が高まりつつある。
【0174】
[00181] 車両およびモバイルAPとクラウドとの間におけるデータ転送は、通常、セルラ・ネットワークを通じてリアル・タイムで行うことができる。特定の場合では、他のデバイス(1つまたは複数)への接続を付与するためにWi-Fiを使用することができるが、使用されるバックホールのみが利用可能な広帯域接続となり(例えば、4G-LTE)、したがって、このような他のデバイス(1つまたは複数)のデータ消費が車両のトラフィックに追加されることになる。センサからのデータをサポートおよび誘導するため、ナビゲーション・システムをサポートするため、そしてテレマティクスおよび通信ユニット、車両オペレーティング・システム、ならびに最終的に全ての車両電子制御ユニット(ECU)からのソフトウェア更新のために、コネクテッド車両に対するデータの必要性は指数的に増大しつつある。しかしながら、セルラ・ネットワーク(例えば、4G/LTE)は増大するデータの必要性に対して十分な容量を提供できず、都市のような高密度シナリオにおいて正しいサービス品質を提供することができないおそれがある。したがって、セルラ・ネットワークが最大限稼働している同じ場所において十分に活用されていない既存の公衆および個人Wi-Fiネットワークを利用することによって、データ転送問題の軽減を可能にすることができる。
【0175】
[00182] したがって、本開示による解決策は、公衆および/または個人Wi-Fiネットワークの使用を最適化し、特に公衆および個人Wi-Fiホットスポットにトラフィックをインテリジェントに誘導することによって、そうすることを可能にできる。これは、モバイルAPを組み込んだ車両が駐車している間および/または移動している間に、車両およびモバイルAPが、例えば、公衆および個人Wi-Fiアクセス・ポイントを使用することによって、データをダウンロードおよびアップロードする(トラフィックを誘導する)ことを可能にし、更に異なるWi-Fiプロバイダからの既存の公衆Wi-Fiアクセス・ポイントの使用を、異なる認証メカニズムによって、可能にすることができる。また、使用可能なWi-Fiプロバイダのリストおよび関連する認証メカニズムの更新を可能にすることもできる。
【0176】
[00183] ある実施態様では、本開示による解決策は、システム性能の経時的な発展、即ち、より多くのトラフィックを公衆Wi-Fiホットスポットに誘導することを可能にする基本的メカニズムを記述し、モバイル・ノードが、公衆および個人Wi-Fiホットスポット・インフラストラクチャにアクセスすることによって、トラフィックを誘導することを可能にする機能と関係付けられた実行イベント(performance event)の自動検出を可能にする基本的メカニズムを記述し、および/またはリアル・タイムおよび履歴メタデータならびに自己学習メカニズムを利用することにより、これら公衆および個人Wi-Fiアクセス・ポイントの性能構成を最適化することを含む、使用可能な公衆および個人Wi-Fiアクセス・ポイントの自動更新のための基本的メカニズムを記述することも可能にすることができる。
【0177】
[00184] ある実施態様では、本開示による解決策は、分散型で実施することもでき、インテリジェントなトラフィック誘導を行うために必要な機能は、ネットワークの種々のコンポーネントによって実行される。例えば、
図7に示す実施態様例では、公衆および個人Wi-Fiネットワーク/APへのトラフィックのインテリジェントな誘導を管理および制御するために、クラウド・ポータル740を使用することができる。
【0178】
[00185] ある実施態様では、ネットワーク700は、このようなトラフィックのインテリジェントな誘導を処理するのに最適化された特定のネットワーキング・モデル/アーキテクチャを組み込むように構成することができる。ネットワーク700と同様の通信ネットワークにおける本開示による実施態様例を示し、
図8に関して説明する。
【0179】
[00186]
図8は、本開示の種々の態様にしたがって、移動物体のネットワークにおいて公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートするためのネットワーク・アーキテクチャ例を示す。
図8に示すのは、ネットワーク例800である。
【0180】
[00187] ネットワーク例800は、例えば、本明細書において論じたネットワーク例100、200、300、400、500~570、600、および700(および/またはそのネットワーク・コンポーネント)といずれかのまたは全ての特性を共有することができる。ネットワーク800は、トラフィックの公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのインテリジェントな誘導をサポートするように構成することができる。これに関して、ネットワーク800は、このようなトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートするための機能を実行するように特に構成されたネットワーク・モード/アーキテクチャを組み込むことができる。例えば、
図8に示すように、このネットワーク・モード/アーキテクチャは、主要なエンティティとして、モバイル・ノード(MN)810、Wi-Fiアクセス・ポイント(AP)820、コア・ネットワーク(CN)830、クラウド・インフラストラクチャ(CI)840、およびWi-Fiプロバイダ・クラウド・インフラストラクチャ(WPCI)850を備えることができる。
【0181】
[00188] モバイル・ノード(MN)810は、1つ以上のWi-Fiインターフェースが装備されたモバイル端末を含むことができる。モバイル端末は、データ・フロー(例えば、ファイル、ブロブ、チャンク)またはトラフィック・フロー(例えば、ストリーム)をインターネットにアップロードするまたはインターネットからダウンロードするために、所与のいずれの時点においても必要となる。MN810は、
図7における車両710およびその中にデプロイされたモバイル・アクセス・ポイント(AP)720に対応することができる。
【0182】
[00189] Wi-Fiアクセス・ポイント(AP)820は、公衆または個人Wi-Fi事業者によって制御され、Wi-Fi能力を有する固定ワイヤレス・インターネット・アクセス端末を含むことができる。Wi-Fiアクセス・ポイント(AP)820は、車両の各々に路側ユニットとしてデプロイすることができ、例えば、
図7におけるWi-FiAP750のいずれかに対応することができる。
【0183】
[00190] コア・ネットワーク(CN)は、有線の解決策(wired solutions)(例えば、ファイバまたはケーブル)またはワイヤレス・ワイド・エリア・ネットワーク(例えば、4Gおよび5G)のいずれかによって提供される、Wi-Fiアクセス・ポイントへのインターネット・アクセスを付与するネットワーク・インフラストラクチャを構成することができる。
【0184】
[00191] クラウド・インフラストラクチャ(CI)840は、本開示の解決策の制御および監視動作を実行し、更に宛先がクラウドに存在するまたはクラウドを通過するあらゆるデータの入力点として機能するクラウド・コンポーネントを構成することができる。クラウド・インフラストラクチャ(CI)840は、次の3つの異なるモード例においてデプロイすることができる。1)単体モード。制御されたクラウド・インフラストラクチャ上で実行する1つの独立したインスタンスとして。2)ホスト・モード(hosted)。この場合、他のエンティティによって提供されたクラウド・インフラストラクチャのモジュール部として実行することができる。3)エッジ・モード。この場合、インターネット・インフラストラクチャのエッジ・コンポーネント上において、分散型解決策としてデプロイすることができる。クラウド・インフラストラクチャ(CI)840は、例えば、
図7におけるクラウド730の少なくとも一部に対応することができる。
【0185】
[00192] Wi-Fiプロバイダ・クラウド・インフラストラクチャ(WPCI)850は、認証および許可メカニズムを含む、公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャの制御および監視動作を実行するクラウド・コンポーネントを含むことができる。
【0186】
[00193] ある実例では、Wi-Fiプロバイダ、電気通信事業者、および/またはサービス事業者のような、追加のエンティティをネットワーク例800に含めてもよい。これに関して、Wi-Fiプロバイダは、公衆または個人Wi-Fiアクセスをインターネットに付与する役割を担うことができる。アクセスは、ユーザ名/パスワードの登録によってWi-FiAPに自由にアクセスすることによって付与され、および/または予め共有されている1組の資格証明書に付与される。Wi-Fiプロバイダは、ルート証明書管理システムの役割を担うこともできる。電気通信事業者は、バックホールをWi-Fiアクセス・ポイントに提供し、インターネット接続を供給する(serve)コア・ネットワークに接続を付与する役割を担うことができる。サービス事業者は、Wi-Fi誘導サービスを管理および運用する役割を担うことができる。このエンティティは、Wi-Fiプロバイダと同じでもよく、またはネットワークおよびサービス構成を処理するためのアクセス制御を行うサード・パーティ・エンティティでもよい。
【0187】
[00194] 以上に記したエンティティ(例えば、モバイル・ノード(MN)810、Wi-Fiアクセス・ポイント(AP)820、コア・ネットワーク(CN)830、クラウド・インフラストラクチャ(CI)840、およびWi-Fiプロバイダ・クラウド・インフラストラクチャ(WPCI)850)の各々は、本明細書において説明したように本開示の種々の態様を実施するため、例えば、本開示において説明したように移動物体のネットワークにおいて、公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートするための機能を実行するために、適した回路、ハードウェア、ソフトウェア、ロジック、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができる。これに関して、以後、先に説明したエンティティのいくつかにおいて実装することができる種々の「モジュール」または「サブシステム」について説明する。このような「モジュール」または「サブシステム」の各々は、その「モジュール」または「サブシステム」に帰属する機能または動作を実行するもしくは処理するために、適した回路、ハードウェア、ソフトウェア、ロジック、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができる。
【0188】
[00195] 本開示に基づく解決策において、種々の使用事例シナリオをサポートすることができる。使用事例シナリオは、モバイル・ノード(MN)の異なる移動シナリオ(motion scenario)をその適用範囲に入れる(cover)ことができる。例えば、使用事例シナリオは、静止シナリオ(例えば、MNが旅行の前または後にガレージに駐車している、MNがドライブスルー店舗の待ち行列において待っている、MNが交通渋滞に巻き込まれている、MNが倉庫、販売代理店、または駐車場もしくは空間内にいる等)、および移動シナリオ(例えば、MNが都市地域(urban topology)を巡回している、MNが半都市地域を巡回している、MNが田舎地域を巡回している等)を含むことができる。
【0189】
[00196] また、閉鎖された工業空間を移動中にMNが公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャにアクセスする、MNが離れた場所を移動中にMNが疎な公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャに散発的にアクセスする、飛行中のMNがある場所の上で停空しつつ公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャにアクセスする等というような、追加の使用事例シナリオも、他の形式の車両および/または特異な位置によって考えることもできる。
【0190】
[00197] 本開示による解決策は、トラフィック・フローおよびデータ・フローを処理(handling)またはサポートすることを伴ってもよい。これに関して、以下で使用する場合、トラフィック・フローとは、ソースから宛先にアプリケーションによって生成されたリアル・タイムおよびエンド・ツー・エンド・トラフィックを指す(例えば、RFC2722に定められている通り)。データ・フローとは、以下で使用する場合、通常チャンクまたはファイルに編成された、全ての遅延耐性および高優先度データ・パケットの通過(transit)を指す。
【0191】
[00198] 本開示による解決策は、種々の認証メカニズムの使用をサポートすることができる。これに関して、Wi-Fiアクセス・ポイントを通じたインターネット・アクセスが、自由(open)または安全(secured)認証メカニズムのいずれによっても利用可能にすることができる。自由認証メカニズムは、いずれの形式の認証プロセスも実行する必要がない接続確立プロセスを記述する。安全認証メカニズムは、1つの認証メカニズムが必要とされ明確に定義された、接続確立プロセスを記述する。安全認証メカニズムは、とりわけ、Wi-Fi保護アクセスII(WPA2:Wi-Fi Protected Access II)、ワイヤレス・インターネット・サービス・プロバイダ・ローミング(WISPr:Wireless Internet Service Provider roaming)、ホットスポット2.0、802.1X、独自仕様のキャプティブ・ポータル(proprietary captive portal)というようなメカニズム、およびその他を含む。
【0192】
[00199] Wi-Fiプロバイダの構成および資格証明書は、本開示に基づく解決策において利用することができる。これに関して、Wi-FIプロバイダの構成は、公衆または個人Wi-FiプロバイダのWi-Fiインフラストラクチャに接続するために必要な情報の詳細を示す。構成は、Wi-Fi Alliance Passpoint/Hotspot2.0のような既存の規格、または保護拡張可能認証プロトコル(PEAP:Protected Extensible Authentication Protocol)、事前共有鍵(PSK:pre-shared key)、EAPトランスポート・レイヤ・セキュリティ(EAP-TLS:EAP Transport Layer Security)、EAPトンネルド・トランスポート・レイヤ・セキュリティ(EAP-TTLS:EAP Tunneled Transport Layer Security)、WISPr等のような、他の認証プロファイルのためにカスタム化された手法に従えばよい。
【0193】
[00200] 本開示に基づく解決策によるトラフィックの誘導は、メタデータの生成を伴ってもよい。これに関して、生成されるメタデータは、重要な要素に関する全ての診断および性能情報を組み込むことができる。例えば、メタデータは、ネットワークに関するデータ(例えば、サービス設定ID(SSID)、認証メカニズム、最大/最小/平均信号強度、最大/最小/平均スループット、エンドポイントまでの最大/最小/平均レイテンシ、Wi-Fi接続確立期間の内訳(例えば、スキャン、関連付け、認証、DHCP)等)、データ誘導に関するデータ(例えば、アップロードされたデータの総量、ダウンロードされたデータの総量、アップロードされるデータの目標量、ダウンロードされるデータの目標量、再送信/再試行の総回数、総パケット損失等)、システムに関するデータ(例えば、最大/最小/平均CPU負荷、最大/最小/平均メモリ使用、最大/最小/平均ディスク記憶量(storage)、接続中に生じた全てのシステム・イベントのリスト等)、および/またはコンテキストに関するデータ(例えば、車両ステータス(例えば、正常、緊急時、診断、工場、デモ、曳航、保守)、近隣車両の台数、近隣車両のステータス等)を含むことができる。メタデータに含まれる全てのフィールドには、タイム・スタンプを付けること、および/または地図上の位置と結び付ける(geotag)ことができる。
【0194】
[00201] 先に注記したように、ネットワーク・モデル/アーキテクチャにおける種々のエンティティは、本開示にしたがって、Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導をサポートする特定の機能を処理するように構成された異なるモジュールまたはサブシステムを含むことができる。例えば、
図8に示した実施態様例に示すように、モバイル・ノード(MN)810は、Wi-Fi接続モジュール-ローカル(WCM-L)、Wi-Fi認証モジュール-ローカル(WAM-L)、データ管理モジュール-ローカル(DMM-L)、トラフィック管理モジュール-ローカル(TMM-L)、および性能監視モジュール-ローカル(PMM-L)を備える。
【0195】
[00202] WCM-Lモジュールは、802.11規格にしたがってWi-Fi接続確立プロセスを処理するように構成される。WCM-Lモジュールは、ローカルおよび無線構成を受信し、Wi-Fiスキャン期間および挙動、再試行の回数、関連付け技法、認証プロトコル、ならびに他のドライバおよびチップセット関係構成に影響を及ぼすパラメータを変化させることによって、プロセスを調整(tune)および調節(adjust)することができる。WCM-Lモジュールは、接続管理および技術ブロックを有するモノリシックの解決策として、またはモジュール型解決策として開発することができる。WCM-Lモジュールは、ローカルWi-Fi認証モジュールと相互作用して、Wi-Fiプロバイダ情報を入手する。このWi-Fiプロバイダ情報は、選択された認証プロトコル、所望の構成、コスト関数、およびその他のWi-Fiプロバイダ関連詳細を含む。
【0196】
[00203] WAM-Lモジュールは、所与のWi-Fiプロバイダに関する情報を格納、変更、および提供するように構成される。WAM-Lモジュールは、SSIDによってインデックスされた個々のWi-Fiプロバイダ情報をローカルに格納する。このWi-Fiプロバイダ情報は、WPA-2、PSK、オープン、パスポイント、WISPr、非WISPrキャプティブ・ポータル等を含むがこれらに限定されない、標準的および非標準的認証方法を含む。加えて、プロバイダ特定構成(provider-specific configuration)が、随意に、動的および固定双方のコスト関数の詳細を示すこともできる。コスト関数は、単位当たりのデータ転送(KB、MB、GB)の、または最初に成功したバイト送信後の総接続時間による、信用(credits)または通貨コスト(currency cost)を定める。また、WAM-Lモジュールは、公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャとの認証を実行するために必要な、一意に割り当てられた資格証明書を受信して利用する。資格証明書は、ハードウェアまたはソフトウェアの安全格納解決策を使用して、安全に格納される。資格証明書は、ソフトウェアを最初にインストールする間に、または無線で、以下で更に説明する、クラウド・インフラストラクチャの一部であるWAM-Cとの安全なエンド・ツー・エンド通信を使用して、更新することができる。
【0197】
[00204] DMM-Lモジュールは、車両内に(クラウド-車両)、車両外に(車両-クラウド)、または車両経由で(車両-車両-宛先)送信される遅延耐性データ・フローの優先順位およびスケジューリングを適用するように構成される。また、DMM-Lモジュールは、各データ・フローのその宛先エンドポイントまで送信するという役割も担う。DMM-Lモジュールは、各データ・フローに適用されるローカル・ポリシーを格納し、更にデータ・フローの圧縮、好ましいトランスポート・プロトコル、エンドポイント認証、格納メカニズム、ファイル暗号化等と関係するかもしれないあらゆる未解決の構成(outstanding configuration)も格納する。
【0198】
[00205] TMM-Lモジュールは、全ての着信および発信ネットワーク・トラフィックに対するトラフィック・ポリシーのトラフィック整形、スロットリング(throttling)、およびクラスを適用するように構成される。TMM-Lモジュールは、各トラフィック・フローに適用されるトラフィック・ポリシーを格納し、更にトラフィック・フロー圧縮、キャッシングおよびバッファリング、暗号化、QoS等と関係するかもしれないあらゆる未解決の構成も格納する。
【0199】
[00206] PMM-Lモジュールは、MNサブシステムに含まれる全てのモジュールによって生成された性能メタデータを収集、格納、および集計するように構成される。
【0200】
[00207]
図8に示す実施態様例に示すように、Wi-Fiアクセス・ポイント(Wi-FiAP)820は、Wi-Fi認証モジュール-インフラストラクチャ(WAM-I)、および(随意に)性能監視モジュール-インフラストラクチャ(PMM-I)を備えることができる。WAM-Iモジュールは、WPA-2、PSK、オープン、パスポイント、WISPr、非WISPrキャプティブ・ポータルを含むがこれらに限定されない、標準的および非標準的なWi-Fi認証方法に必要な機能を提供するように構成される。WAM-Iモジュールは、Wi-Fiを通じてワイヤレス・デバイスにインターネット接続を付与するインフラストラクチャ機器に、随時提供することができる。随意のPMM-Iモジュールは、機能増加およびより収集データの多様化に対応するために、性能メタデータを収集するように構成される。
【0201】
[00208]
図8に示す実施形態例に示すように、クラウド・インフラストラクチャ(CI)840は、Wi-Fi接続モジュール-中央(WCM-C)、Wi-Fi認証モジュール-中央(WAM-C)、Wi-Fi資格証明書マネージャ(WCrM)、データ管理モジュール-中央(DMM-C)、トラフィック管理モジュール-中央(TMM-C)、性能監視モジュール-中央(PMM-C)、履歴性能モジュール(HPM)、性能知見モジュール(PIM)、およびWi-Fi判断ブロック(WDB)を備える。これに関して、MNに関して先に説明したときと同様な名称が付けられたモジュールは、MNにおいて利用可能で同様な名称が付けられたサブシステムに相当するサブシステムである。
【0202】
[00209] WCM-Cモジュールは、例えば、Wi-Fiスキャン期間および挙動、再試行の回数、関連付け技法、認証プロトコル、ならびに他のドライバおよびチップセット関係構成に影響を及ぼすパラメータを変化させることによって、プロセスを調整(tune)および調節(adjust)するために、構成をグローバルに管理および分散するように構成される。
【0203】
[00210] WAM-Cモジュールは、標準的および非標準的な認証方法を含む、Wi-Fiプロバイダ情報をグローバルに管理および分散するように構成される。標準的および非標準的な認証方法には、WPA-2、PSK、オープン、パスポイント、WISPr、非WISPrキャプティブ・ポータルが含まれるが、これらに限定されない。加えて、プロバイダ特定構成は、(1)単位当たりのデータ転送(KB、MB、GB)毎のまたは最初に成功したバイト送信後の総接続時間による通過コストに対する信用(credits for currency cost)を定める動的および固定コスト関数、ならびに(2)公衆または個人Wi-Fiホットスポットに接続するためのネットワーキング・サービス品質(QoS)要件を含むことができる。ネットワーキング・サービス品質(QoS)要件には、インターネットに対するレイテンシ、RSSI、ジッタ、他の接続されているデバイスの数等が含まれるが、これらに限定されるのではない。また、WAM-Cモジュールは、ネットワーク事業者によって設定された許可ルール(authorization rules)によって定められる通りに、個々の車両または車両の集合体に割り当てられる一意の資格証明書を配布するように構成される。このような資格証明書は、以下で更に説明する、ワイヤレス資格証明書マネージャから引き出される。
【0204】
[00211] WCrMモジュールは、車両の公衆または個人Wi-Fiインフラストラクチャとの認証を実行するために必要な、一意に割り当てられた資格証明書を管理するように構成される。資格証明書は、WCrMモジュールにおいて直接作成、変更、更新、廃止、または削除することができ、あるいはWi-Fiプロバイダ・クラウド・インフラストラクチャ(WPCI)850内にデプロイされた外部WCrMとの通信を通じて、作成、変更、更新、廃止、または削除することができる。WCrMは、2つの記憶コンポーネント、即ち、資格証明書データベース(CRD-DB)および会計データベース(ACC-DB)と相互作用する。資格証明書データベースには、全ての一意に割り当てられた資格証明書が安全に格納され、会計データベースには、全ての会計関係データが課金および使用制御の目的で格納される。
【0205】
[00212] DMM-Cモジュールは、車両内に(クラウド-車両)、車両外に(車両-クラウド)、または車両経由で(車両-車両-宛先)送信される遅延耐性データ・フローの優先順位付けおよびスケジューリングのためのポリシーをグローバルに管理するように構成される。DMM-Cモジュールは、構成された各データ・フローに適用される全てのグローバル・ポリシーを格納し、更にデータ・フローの圧縮、好ましいトランスポート・プロトコル、エンドポイント認証、格納メカニズム、ファイル暗号化等と関係するかもしれないあらゆる未解決の構成(outstanding configuration)も格納する。
【0206】
[00213] TMM-Cモジュールは、全ての着信および発信ネットワーク・トラフィックに対するトラフィック・ポリシーのトラフィック整形、スロットリング(throttling)、およびクラスをグローバルに管理および分散するように構成される。TMM-Cモジュールは、各トラフィック・フローに適用される全てのグローバル・トラフィック・ポリシーを格納し、更にトラフィック・フロー圧縮、キャッシングおよびバッファリング、暗号化、QoS等と関係するかもしれないあらゆる未解決の構成も格納する。
【0207】
[00214] PMM-Cモジュールは、MNおよびWi-FiAPサブシステムによって生成された性能メタデータを収集、格納、および集計するように構成される。また、PMM-Cモジュールは、クラウド・インフラストラクチャ・サブシステムによって生成された全てのメタデータも収集することができる。クラウド・インフラストラクチャ・サブシステムは、WCM-Cモジュール、WAM-Cモジュール、WCrMモジュール、DMM-Cモジュール、およびTMM-Cモジュールを含む。その上、PMM-Cは、自己学習および本発明に含まれる自動機能に必要なデータを提供するために、他のブロックと相互作用する。PMM-Cモジュールは、HPMモジュール、PIMモジュール、およびWDBモジュールと相互作用する。
【0208】
[00215] HPMモジュールは、全ての位置にタイム・スタンプを付けて格納するように構成され、全ての性能メタデータはクラウド-格納データベースに格納される。HPMモジュールは、PIMモジュールによって使用される、問い合わせおよび検索(retrieval)機能を提供する。
【0209】
[00216] PIMモジュールは、HPMモジュールに格納されたメタデータと、HPMによって受信されたリアル・タイム・メタデータとの融合(fusion)およびパターン検出を行うように構成される。パターンは、リアル・メタデータの異常検出、過去からの既知のメタデータ異常との相関付け、ならびに他の関係する(related)および関連する(relevant)パターンを含む。パターンは、メタデータに基づく知見を誘起するための基準を設定する関数入力の定義によって定められる。これに関して、本明細書において使用する場合、「知見」(insights)とは、 関連する条件(Wi-Fi関係条件を含む)と、それに基づいて車両が対応して行うことができるアクションとを認識し理解することを意味する。更に、知見はクラウドにおいてまたは車両レベルで発生する(originate)こともできる。これは、車両が自律的に評価することができる、即ち、車両において行われる判定または測定に基づいて評価することができる条件を含んでもよい。例えば、特定のホットスポットへの接続が実現可能でしかも望ましいか否か判定するために、車両速度を使用することもできる。接続に対する閾値は、ホットスポットの挙動(behavior)についての過去の情報に基づく。
【0210】
[00217] WDBモジュールは、PIMによって生成された知見を収集し、システムにおいて設定された判断パラメータを適用するように構成される。判断パラメータは、所与の知見が特定のコンテキストで発生したときはいつでも、どのアクションを誘起すべきか定める。コンテキストは、1日の時刻、MNの位置、MNの一意の識別子、MNが属するクラスタ、近隣におけるモバイル・ノード(MN)の数、本発明の範囲に含まれる全てのモジュールに有効な複数の構成、システム性能、メタデータのパターン、1日の時刻、MNの位置、MNの一意の識別子、MNが属するクラスタ、近隣におけるモバイル・ノード(MN)の数、本発明の範囲に含まれる全てのモジュールに有効な複数の構成、システム性能、メタデータのパターン等のような1つ以上の基準(criteria)の組み合わせによって定めることができる。
【0211】
[00218] メタデータによって誘起される行動には、例えば、イベントの報告、最も好ましい構成の示唆、および/または最も好ましい構成変更の自動開始(rollout)を含むことができる。最も好ましい構成は、どの構成パラメータが、PIMに追加された関数入力の一部として、供給されたかについて外挿補間することによって決定することができる。以上で説明したモジュールの内少なくとも一部は、協調して動作することができ、車両ネットワークの一部である1つ以上の車両に対して、変更をリアル・タイムで適用することによって、または何らかの予めプログラミングされた遅延によって、グローバル構成をローカル・ルールに変換する無線機能(over-the-air functionality)を提供することができる。いつそしてどこでこのような構成を適用するかというような判断は、例えば、APIを通じてまたはクラウド・ダッシュボード(Cloud dashboard)を通じて手動で操作されるデフォルトの設定によるのでもよい。本開示にしたがって実装される種々の特徴は、詳細な構成の判断誘起に対する更なる自動化をもたらすことができる。
【0212】
[00219] 以上で説明したモジュールは、個別の機能を浮き立たせる(profile)異なる集合体(または「プレーン」)に纏めることができ、これらのモジュール(および任意の追加のエンティティ)は協調して動作することができる。例えば、
図8に示すように、異なるモジュールを4つの異なるプレーン、即ち、認証、接続、データ管理、および知見プレーンに割り当てることができる。接続プレーンは、MNとWi-FiAPとの間でワイヤレス接続を確立するプロセスと関係する全ての機能を含む。機能(functionality)は、Wi-Fi接続確立プロセスおよび認証と関係付けられる規格だけでなく、その構成、管理、および監視にも及ぶ。データ管理プレーンは、トラフィック・フローおよびデータ・フローに含まれるデータ・トラフィックを移動させるプロセスと関係する全ての機能を含む。機能は、データをMN内に移動させるおよびMNから移動させるプロセスだけでなく、その構成、管理、および監視にも及ぶ。認証プレーンは、Wi-Fi認証プロセスに関する全ての機能を含み、このWi-Fi認証プロセスによって、MNはWi-FiAPインフラストラクチャおよびWi-Fi事業者インフラストラクチャと認証する。このような機能は、認証メカニズムおよび公認の資格証明書(authorized credential)だけでなく、構成、管理、記録(logging)、および監視にも及ぶこともできる。知見プレーンは、公衆および個人Wi-Fiホットスポットを使用するトラフィック誘導解決策の性能に影響を及ぼす、関連分析および動作的知見(relevant analytics and operational insights)を自動的に抽出することと関係する全ての機能を含む。
【0213】
[00220] 本開示にしたがって実現されるシステムまたはネットワークは、トラフィックのWi-Fiホットスポットへのインテリジェントな誘導をサポートする種々のプロセスを実行する(例えば、以上で説明したモジュールを使用する)ように構成することができる。そのプロセスの一例に、既知のWi-Fiネットワークに対する認証資格証明書の自動入力(pre-population)がある。例えば、MNのWAM-Lモジュールに、SSIDおよびそれぞれの認証資格証明書のリストをロードすることができる。認証資格証明書は、最初のソフトウェア・インストール・プロセス中に更新する、ファイルからロードする、またはインターネット接続が利用可能な場合は、WAM-Cモジュールからダウンロードすることもできる。
【0214】
[00221] 他のプロセス例には、公衆Wi-Fiホットスポットを用いた標準的なWi-Fi接続の確立がある。例えば、MNのWCM-Lモジュールは、周期的にWi-Fiネットワークを求めてスキャンすることができる。Wi-Fiネットワークが検出された時点で、WCM-Lモジュールは、検出されたSSIDのいずれかが既知であるか否かチェックするために、WAM-Lモジュールを調べる。WAM-Lモジュールによって維持されているSSIDのリストにおいて、所与のSSIDが利用可能である場合、それぞれの認証資格証明書をWCM-Lモジュールに戻す。WAM-Lモジュールによって維持されているネットワークのリストにおいて、1つよりも多いSSIDが利用可能である場合、これらのSSIDの相対的な優先順位を考慮し、優先順位によって並び替えられたSSID毎に、認証資格証明書のリストを戻す。次いで、WCM-Lモジュールは、戻された資格証明書を使用して、Wi-Fi接続確立プロセスを実行する。WCM-Lモジュールは、その認証方法にしたがって、そして標準的なWi-Fi接続確立プロセス・ステップを頼りにして、選択されたWi-Fiネットワークをブロードキャストするアクセス・ポイントのWAM-Iと資格証明書を交換する。接続に成功した後、MNは、公衆または個人Wi-Fiホットスポットを使用して、インターネットに接続する。
【0215】
[00222] 他のプロセス例には、既知のWi-Fiネットワークに対する認証資格証明書の更新がある。これに関して、認証資格証明書は、ソフトウェアのインストール後に、無線コンテンツ更新メカニズムを(例えば、4G-LTE、5GまたはWi-Fi上で)使用することによって、WAM-LモジュールとWAM-Cモジュールとの間における安全なエンド・ツー・エンド通信を頼りにして、更新することができる。インターネット接続が利用可能なとき、WAM-Lモジュールは周期的に要求をWAM-Cモジュールに送り、特定のMNに利用可能な認証資格証明書の最新のリストを得ようとする。WAM-Cモジュールは、要求において提供されたMN識別子を使用して、どの資格証明書が利用可能か、WCrMに確認する。次いで、特定のMNに利用可能な認証資格証明書の最新リストがWAM-Lモジュールに戻され、SSIDおよびそれぞれの認証のローカル・リストを更新することができる。
【0216】
[00223] 加えて、Wi-Fiプロバイダ、またはWi-Fiサービスの任意の他の事業者が、認証資格証明書を一意に各MN、またはMNのクラスタおよび集合体に割り当てるためのロジックを、任意の定められたビジネス・ロジック(business logic)にしたがって、定めることができる。認証資格証明書ロジックは、WAM-Cモジュールにおいて定められる。例えば、WAM-Cモジュールは、WCrMと相互作用して、それぞれの資格証明書およびビジネス・ロジックを格納する。既知のWi-Fiネットワークに対する認証資格証明書の更新に対する更なる最適化も、認証資格証明書のリストのハッシュを利用して、何らかの更新があったか否かチェックすることによって、または代わりにWAM-Lモジュールから送られた要求における最後の資格証明書のリスト更新の日付をWAM-Cモジュールに追加することによって、行うことができる。
【0217】
[00224] 他のプロセス例には、システム診断および今後の使用事例についての性能メタデータの収集がある。これに関して、公衆または個人Wi-Fiアクセス・ポイントへの接続成功の前、最中、および後に生成されたメタデータ(例えば、先に説明したような)をMNのPMM-Lモジュールに格納する。実施形態例では、MNが接続されたとき、必要なメタデータを生成する全てのコンポーネント、即ち、WCM-Lモジュール、WAM-Lモジュール、DMM-Lモジュール、およびTMM-Lモジュールは、周期的に、必要な情報をPMM-Lモジュールにプッシュする。PMM-Lモジュールは、周期的なポーリングまたはイベント登録のいずれかに対して、公衆または個人Wi-Fiホットスポットへの接続がいつ終了したか検出するために、WCM-Lモジュールを調べる。
【0218】
[00225] 接続終了が検出されたとき、PMM-Lモジュールは、終了した接続からの全てのメタデータをパッケージ化する。新たなインターネット接続が利用可能であるとき、PMM-LモジュールはDMM-Lモジュールと相互作用して、パッケージ化されたメタデータをPMM-Cモジュールに送る。次いで、PMM-Cモジュールはパッケージ化されたメタデータを開いて(unpack)、データをHPMモジュールおよびPIMモジュールに公開することができる。次いで、HPMモジュールおよびPIMモジュールは、WDBモジュールと一緒に、パターン検出についてのリアル・タイムおよび履歴データを利用することによって、本発明の範囲を超えて、使用可能な公衆および個人Wi-Fiアクセス・ポイントのインテリジェントな更新と関係付けられた機能についてのメタデータを利用する。
【0219】
[00226] したがって、本開示による実施態様は、移動物体のインターネット(IoMT)におけるデバイスが、既存の公衆および個人Wi-Fiホットスポット・インフラストラクチャに自動的に接続することを可能にできる。これに関して、本開示による解決策は、移動ノードが、全てクラウドによって制御される様々な認証メカニズムを使用して、異なるプロバイダからの多数の公衆および個人Wi-Fiホットスポットに接続することを可能にできる。更に、これらの解決策は、モバイル・ノードが新たな認証資格証明書をクラウドから安全に受信することによって、既存のおよび新たなプロバイダからの新たな公衆および個人Wi-Fiホットスポットに接続しこれらを利用することも可能にすることができる。また、これらの解決策は、Wi-Fiプロバイダが、クラウドを使用して、特定のモバイル・モードまたはモバイル・ノードの集合体のアクセスおよび認証資格証明書をリフレッシュすることも可能にすることができる。
【0220】
[00227] また、本開示の解決策は、Wi-Fiプロバイダが、彼らのWi-Fiホットスポットのインフラストラクチャを使用して、インターネット・アクセスをモバイル・ノードに付与する活動(activity)に対する課金およびコスト管理を実行することを可能にすることもできる。更に、これらの解決策は、システム性能の経時的発展を可能にする、つまり、より多くのトラフィックを公衆Wi-Fiホットスポットに誘導する、クラウド・アーキテクチャを定めることもできる。また、これらの解決策は、公衆および個人Wi-Fiホットスポット・インフラストラクチャにアクセスするモバイル・ノードがトラフィックを誘導することを可能にする機能と関係付けられた実行イベント(performance event)の自動検出を可能にするクラウド・アーキテクチャを定めることもできる。また、これらの解決策は、リアル・タイムおよび履歴メタデータならびに自己学習メカニズムを利用することによって、最適化された性能構成(performance configuration)を含む、使用可能な公衆および個人Wi-Fiアクセス・ポイントの自動更新を可能にするクラウド・アーキテクチャを定めることもできる。
【0221】
[00228] 本開示による解決策は、種々の使用事例シナリオにおける移動物体のネットワークにおいて、Wi-Fiインフラストラクチャへの接続および/またはWi-Fiインフラストラクチャの利用に対処することができる。使用事例シナリオの一例では、都市環境において運転しているMNが、予め設定されている(pre-configured)公衆Wi-Fiホットスポットに接続することができる。
【0222】
[00229] 他の使用事例シナリオの一例では、都市環境において運転しているMNが、新たなプロバイダをクラウドから受信し、これらの新たなプロバイダによって提供されるより多くの公衆Wi-Fiホットスポットに接続することもできる。他の使用事例シナリオ例では、都市環境において運転しているMNが、最適化接続確立プロセスを利用して、クラウドから受信した情報を用いて、公衆Wi-Fiホットスポットに接続することができる。
【0223】
[00230] 他の使用事例シナリオの一例では、クラウド・インフラストラクチャにおけるネットワーク性能異常を検出することができ、MNのネットワークに手作業で戻ることを広める(manual distribution)ために警告を発して、Wi-Fi接続確立プロセスを改良することができる。
【0224】
[00231] 他の使用事例シナリオの一例では、クラウド・インフラストラクチャにおいてネットワーク性能異常を検出することができ、Wi-Fi接続確立プロセスを改良するために、自動ネットワーク構成を生成し、MNに送ることができる。
【0225】
[00232] 他の使用事例シナリオの一例では、MNが接続することができる公衆または個人Wi-Fiホットスポットによって提供されるサービス品質にしたがって、MNにおいて実行しているアプリケーションからのアプリケーション・トラフィックおよびデータ(applications traffic and data)に優先順位を付ける。
【0226】
[00233] 種々の実施態様において、性能を更に高めるために、本開示にしたがって実現される解決策に、追加の改良(またはエンティティ)を組み込むことができる。例えば、ネットワーク、インフラストラクチャ、および業務の改良をWi-Fiサービス・プロバイダおよび電気通信事業者に提供するために、性能メタデータに基づいて後処理された知見のためにクラウド・ベース・システムを追加することもできる。移動ノードのネットワークに対するネットワーク構成の自動更新を含む、性能メタデータに基づくリアル・タイム・イベント処理のために、クラウド・ベース・システムを追加して、公衆および個人Wi-Fiホットスポットにトラフィックを誘導する機能の全体的なサービス品質を高めることもできる。
【0227】
[00234] 他の変更をあげるとすると、ネットワーキング条件およびクラウドにおいて定められる他のコスト関数を使用して、公衆および個人Wi-Fiホットスポットに対する基準に基づくWi-Fi接続確立のためのサポートを組み込むことであろう。他の変更をあげるとすると、クラウドにおいて発せられるネットワーク性能予測に基づくモバイル・ノード(MN)トラフィックおよびデータ管理優先順位付けのためのサポートを組み込むことであろう。
【0228】
[00235] 本開示による、移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のためのシステム例は、モバイル・ノード(MN)と、少なくとも1つの記憶回路と、少なくとも1つの処理回路とを備える。MNは、データの送信および受信のために信号を伝達するように構成された少なくとも1つの通信回路を含む。少なくとも1つの記憶回路は、命令およびデータを格納するように構成される。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも部分的に少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、移動物体のネットワークのエリア内における動作中に、このエリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を検出し、Wi-Fiアクセス情報に基づいて、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイント(AP)への1つ以上のWi-Fi接続を設定し、モバイル・ノード(MN)へのデータ転送および/またはモバイル・ノード(MN)からのデータ転送を管理するように構成される。管理は、セルラ通信を肩代わりさせるために、データ転送の少なくとも一部を1つ以上のWi-Fi接続に誘導する動作と、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連付けられた1つ以上のパラメータを設定または調節する動作とを含む。
【0229】
[00236] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、モバイル・ノード(MN)の動作中におけるWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の使用に関する情報を含むWi-Fi関係データ集合を維持するように構成される。
【0230】
[00237] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fi関係データ集合に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を設定(setup)または構成(configure)するように構成される。
【0231】
[00238] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)との相互作用に基づいて、Wi-FI関係データ集合を生成または更新するように構成される。
【0232】
[00239] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fi関係データ集合に基づいて、移動物体のネットワークに関連付けられたクラウド・ポータルに、Wi-Fi関係データ集合または情報を提供するように構成される。
【0233】
[00240] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルから、移動物体のネットワークのエリア内部にカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはその使用を容易にするために構成されたWi-Fi関係情報を得るように構成される。
【0234】
[00241] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導(offloaded data)および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するように構成される。
【0235】
[00242] 本開示による、移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のためのシステム例は、中央ポータル・サーバと、少なくとも1つの処理回路とを備える。中央ポータル・サーバは、命令およびデータを格納するように構成された少なくとも1つの記憶回路を含む。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも部分的に少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、移動物体のネットワークのエリアにおけるデータ転送をWi-Fiアクセス・ポイント(AP)に肩代わりさせるプロセスを管理するように構成される。管理は、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供する1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を識別する動作と、1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の中の各Wi-Fiアクセス・ポイントのために、データ転送を肩代わりさせるためにWi-Fiアクセス・ポイントのサービス範囲内において動作するモバイル・ノード(MN)によるWi-Fiアクセス・ポイントへの安全なアクセスおよび使用を容易にするように構成された、対応するWi-Fiアクセス情報を構成する動作とを含む。
【0236】
[00243] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fiアクセス情報を、移動物体のネットワークのエリアにおいて動作する1つ以上のモバイル・ノード(MN)に提供するように構成される。
【0237】
[00244] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)、およびデータ転送を肩代わりさせる際における1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の使用に関連する性能関係データを維持するように構成される。
【0238】
[00245] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、移動物体のネットワークのエリア内において動作する1つ以上の(MN)から報告された情報に基づいて、性能関係データを生成または更新するように構成される。
【0239】
[00246] 本開示による、移動物体のネットワークにおける公衆および個人Wi-Fiホットスポットへのトラフィックのインテリジェントな誘導のための方法例は、移動物体のネットワークのエリア内における動作中に、モバイル・ノード(MN)によって、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を検出するステップと、Wi-Fiアクセス情報に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を少なくとも1つのWi-FIアクセス・ポイント(AP)に設定するステップとを含む。この方法は、更に、モバイル・ノード(MN)へのデータ転送および/またはモバイル・ノード(MN)からのデータ転送を管理するステップを含む。管理するステップは、データ転送の少なくとも一部を1つ以上のWi-Fi接続に誘導するステップであって、セルラ通信を肩代わりさせるために誘導が実行される、ステップと、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップとを含む。
【0240】
[00247] 実施態様例では、この方法は、更に、データ転送を肩代わりさせるためにWi-Fiアクセス・ポイントのサービス範囲内において動作するモバイル・ノード(MN)による少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイント(AP)への安全なアクセスおよび使用を容易にするように構成された、Wi-Fi関係データ集合に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を設定または構成するステップを含む。
【0241】
[00248] 実施態様例では、この方法は、更に、Wi-Fi関係データ集合を、モバイル・ノード(MN)および移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルの内一方または双方に維持するステップを含む。
【0242】
[00249] 実施態様例では、この方法は、更に、モバイル・ノード(MN)および移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルの内1つ以上によって、Wi-Fi関係データ集合を生成または更新するステップを含む。
【0243】
[00250] 実施態様例では、この方法は、更に、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)との相互作用に基づいて、Wi-Fi関係データ集合を生成または更新するステップを含む。
【0244】
[00251] 実施態様例では、この方法は、更に、移動物体のネットワークと関連付けられたクラウド・ポータルから、移動物体のネットワークのエリア内部にカバレッジを提供するWi-Fiアクセス・ポイント(AP)へのアクセスおよび/またはその使用を容易にするために構成されたWi-Fi関係情報を得るステップを含む。
【0245】
[00252] 実施態様例では、この方法は、更に、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導(offloaded data)および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップを含む。
【0246】
[00253] 実施態様例では、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップが、データ優先順位決定、遅延耐性のスケジューリング、データ・フロー圧縮、トランスポート・プロトコル構成、エンドポイント認証、格納メカニズム、およびファイル暗号化の内1つ以上を適用するステップを含む。
【0247】
[00254] 実施態様例では、予め設定されたポリシーまたは基準に基づいて、1つ以上のWi-Fi接続を通じたデータ誘導および/またはデータ転送に関連する1つ以上のパラメータを設定または調節するステップが、トラフィック整形、スロットリング(throttling)、トラフィック・フロー圧縮、キャッシングおよびバッファリング、暗号化、ならびにサービス品質(QoS)構成の内1つ以上を適用するステップを含む。
【0248】
[00255] 移動物体のネットワークにおいて複数の認証および動作モードを使用して、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続をサポートするための、本開示による方法例は、移動物体のネットワークのエリア内においてWi-Fiアクセスを管理するステップを含むことができる。管理するステップは、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供する1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を識別し、移動物体のネットワークと関連付けられた1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々に、1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイントAPの各々への安全なアクセスを容易にするためのWi-Fiアクセス情報を構成するステップと、対応するWi-Fiアクセス情報を1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々に提供するステップとを含んでもよい。
【0249】
[00256] 実施態様例では、Wi-Fiアクセス情報を構成するステップが、ネットワーク・サービス設定識別子(SSID)、認証形式、アクセス資格証明書、およびネットワークの優先順位の内1つ以上に関する情報を設定または調節するステップを含んでもよい。
【0250】
[00257] 実施態様例では、Wi-Fiアクセス情報が、少なくとも1つの認証メカニズムに基づいて構成されてもよい。少なくとも1つの認証メカニズムは、オープン、Wi-Fi保護アクセス2事前共有鍵 (WPA2-PSK)、WPA2-企業IEEE802.1X、ワイヤレス・インターネット・サービス・プロバイダ・ローミング(WISPr)キャプティブ・ポータル、非WISPrキャプティブ・ポータル、ホットスポット2.0、およびメディア・アクセス制御(MAC)アドレス・ホワイトリスティングの内1つ以上を含んでもよい。
【0251】
[00258] 実施態様例では、移動物体のネットワークのエリア内におけるWi-Fiデプロイを監視してもよく、この監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理してもよい。
【0252】
[00259] 実施態様例では、監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理するステップが、新たに識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を追加すること、および以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントに関連する新たに得られた情報に基づいて、以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を修正することの内一方または双方を実行するステップを含んでもよい。
【0253】
[00260] 実施態様例では、移動物体のネットワークのエリア内におけるWi-Fiデプロイを監視するステップが、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報を得るステップを含んでもよい。
【0254】
[00261] 実施態様例では、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報の少なくとも一部が、少なくとも1つのモバイル・アクセス・ポイント(MAP)から得られてもよい。
【0255】
[00262] 実施態様例では、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報が、Wi-Fiアクセス・ポイントの信号強度、Wi-Fiアクセス・ポイントへの成功接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイントへの失敗接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイント毎に利用可能な帯域幅、Wi-Fiアクセス・ポイントによって動かされたデータ分量、タイミング、および位置の内1つ以上に関する情報を含んでもよい。
【0256】
[00263] 移動物体のネットワークにおいて複数の認証および動作モードを使用して、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続をサポートするための、本開示によるシステム例は、中央ポータル・サーバを備えることができる。中央ポータル・サーバは、データの送信および受信のために信号を伝達するように構成された少なくとも1つの通信回路と、命令およびデータを格納するように構成された少なくとも1つの記憶回路と、少なくとも1つの処理回路とを含むことができる。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、移動物体のネットワークのエリアにおけるWi-Fiアクセスを管理するように構成することができる。管理は、移動物体のネットワークのエリア内においてカバレッジを提供する1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を識別する動作と、移動物体のネットワークと関連付けられた1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々に、1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイントAPへの安全なアクセスを容易にするためのWi-Fiアクセス情報を構成する動作とを含んでもよい。更に、少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、少なくとも1つの通信回路によって伝達された信号を使用して、対応するWi-Fiアクセス情報を1つ以上のモバイル・アクセス・ポイント(MAP)の各々に提供するように構成されてもよい。
【0257】
[00264] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fiアクセス情報が構成されるとき、ネットワーク・サービス設定識別子(SSID)、認証形式、アクセス資格証明書、およびネットワークの優先順位の内1つ以上に関する情報を設定または調節するように構成されてもよい。
【0258】
[00265] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、少なくとも1つの認証メカニズムに基づいて、Wi-Fiアクセス情報を構成するように構成されてもよく、少なくとも1つの認証メカニズムが、 オープン、Wi-Fi保護アクセス2事前共有鍵 (WPA2-PSK)、WPA2-企業IEEE802.1X、ワイヤレス・インターネット・サービス・プロバイダ・ローミング(WISPr)キャプティブ・ポータル、非WISPrキャプティブ・ポータル、ホットスポット2.0、およびメディア・アクセス制御(MAC)アドレス・ホワイトリスティングの内1つ以上を含んでもよい。
【0259】
[00266] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、移動物体のネットワークのエリア内におけるWi-Fiデプロイの監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理するように構成されてもよい。
【0260】
[00267] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、移動物体のネットワークのエリア内におけるWi-Fiデプロイの監視に基づいてWi-Fiアクセスを管理するとき、新たに識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を追加すること、および以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントに関連する新たな情報に基づいて、以前に識別されたWi-Fiアクセス・ポイントについてのWi-Fiアクセス情報を修正することの一方または双方を実行するように構成されてもよい。
【0261】
[00268] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報を得ることに基づいて、Wi-Fiアクセスを管理するように構成されてもよい。
【0262】
[00269] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、少なくとも1つのモバイル・アクセス・ポイント(MAP)から少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関する情報の少なくとも一部を得るように構成されてもよい。
【0263】
[00270] 移動物体のネットワークにおいて複数の認証および動作モードを使用して、Wi-Fiアクセス・ポイントへの動的および自動接続をサポートするための、本開示によるシステム例は、中央ポータル・サーバを備えることができる。中央ポータル・サーバは、データの送信および受信のために信号を伝達するように構成された少なくとも1つの通信回路と、命令およびデータを格納するように構成された少なくとも1つの記憶回路と、少なくとも1つの処理回路とを含むことができる。少なくとも1つの処理回路は、少なくとも1つの記憶回路に格納されている命令および/またはデータに基づいて、移動物体のネットワークに関連付けられた中央ポータルから、モバイル・アクセス・ポイント(MAP)に割り当てられたWi-Fiアクセス情報を得て、Wi-Fiアクセス情報が、1つ以上のWi-Fiアクセス・ポイント(AP)の各々への安全なアクセスを容易にするように構成され、移動物体のネットワークのエリア内における車両の動作中に、そのエリア内においてカバレッジを提供するあらゆるWi-Fiアクセス・ポイント(AP)を検出し、Wi-Fiアクセス情報に基づいて、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイント(AP)への接続を設定するように構成することができる。
【0264】
[00271] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、車両の動作中に移動物体のネットワークのエリア内におけるWi-Fiデプロイを監視するように構成されてもよい。
【0265】
[00272] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、監視に基づいて生成されたまたは得られた情報を中央ポータルに提供するように構成されてもよい。
【0266】
[00273] 実施態様例では、少なくとも1つの処理回路が、Wi-Fiデプロイの監視に基づいて、少なくとも1つのWi-Fiアクセス・ポイントに関連する情報を生成するまたは得るように構成されてもよい。この情報は、Wi-Fiアクセス・ポイントの信号強度、Wi-Fiアクセス・ポイントへの成功接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイントへの失敗接続に関する情報、Wi-Fiアクセス・ポイント毎に利用可能な帯域幅、Wi-Fiアクセス・ポイントによって動かされたデータ分量、タイミング、および位置の内1つ以上に関する。
【0267】
[00274] 本発明の他の実施形態は、非一時的コンピュータ読み取り可能媒体および/または記憶媒体、および/または機械コードが格納されている非一時的機械読み取り可能媒体および/または記憶媒体、および/または機械および/またはコンピュータによって実行可能な少なくとも1つのコード・セクションを有することによって、機械および/またはコンピュータに、本明細書において説明したようにプロセスを実行させるコンピュータ・プログラムを提供することができる。
【0268】
[00275] したがって、本発明による種々の実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアおよびソフトウェアの組み合わせで実現することができる。本発明は、少なくとも1つのコンピューティング・システムにおいて集中形式で、または異なるエレメントが相互接続された様々なコンピューティング・システムに跨がって広げられる分散形式で実現することができる。本明細書において説明した方法を実行するように構成された(adapted)コンピューティング・システムまたは他の装置であれば、いずれの種類でも適している。ハードウェアおよびソフトウェアの典型的な組み合わせは、プログラムまたは他のコードを有する汎用コンピューティング・システムであってもよい。プログラムまたは他のコードがロードおよび実行されると、本明細書において説明した方法を実行するように、コンピューティング・システムを制御する。他の典型的な実施態様は、特定用途集積回路またはチップを含んでもよい。
【0269】
[00276] また、本発明による種々の実施形態は、コンピュータ・プログラム製品に埋め込むこともできる。コンピュータ・プログラム製品は、本明細書において説明した方法の実施を可能にする全ての機能(feature)を備え、コンピュータ・システムにロードされると、これらの方法を実行することができる。このコンテキストにおけるコンピュータ・プログラムは、情報処理能力を有するシステムに、直接、またはa)他の言語、コード、または表記への変換、b)異なる材料形態(material form)での再現、のいずれかもしくは双方の後において特定の機能を実行させることを意図した1組の命令の、任意の言語、コード、または表記での任意の表現を意味する。
【0270】
[00277] 以上、特定の実施形態を参照しながら本発明について説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本発明の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるのではなく、本発明は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての実施形態を含むことを意図している。
【0271】
[00278] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントの例は、"Communication Network of Moving Things"(移動物体の通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,192号において示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0272】
[00279] 本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを他のネットワークおよびシステムと統合するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、”Integrated Communication Network for A Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのための統合通信ネットワーク)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/221,997号に示されている(provide)。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0273】
[00280] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを同期させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Synchronizing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを同期させるシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,016号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0274】
[00281] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,042号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0275】
[00282] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントを監視するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Monitoring a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークを監視するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,066号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0276】
[00283] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて異常を検出および/または分類するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Detecting and Classifying Anomalies in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて異常を検出し分類するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,077号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0277】
[00284] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて移動性を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,098号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0278】
[00285] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて接続を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Connectivity a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける接続を管理するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22に出願された米国仮特許出願第62/222,121号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0279】
[00286] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Collecting Sensor Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてセンサ・データを収集するシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,135号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0280】
[00287] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,145号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0281】
[00288] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントのユーザとインターフェースするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Interfacing with a User of a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークのユーザとインターフェースするシステムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,150号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0282】
[00289] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおけるデータ格納および処理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Data Storage and Processing for a Network of Moving Things"(移動物体のネットワーク用のデータ記憶および処理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,168号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0283】
[00290] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける車両交通管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Vehicle Traffic Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける車両交通管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,183号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0284】
[00291] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおける環境管理システムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Environmental Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける環境管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願された米国仮特許出願第62/222,186号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0285】
[00292] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、このようなネットワークおよび/またはコンポーネントにおいて湾港または出荷作業を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Port Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるポート管理システムおよび方法)と題し、2015年9月22日に出願に出願された米国仮特許出願第62/222,190号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0286】
[00293] また、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的に履歴データに基づいて測位または位置情報の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Utilizing Historical Data to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するための履歴データの利用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,828号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0287】
[00294] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、少なくとも部分的にアンカーの利用に基づいて測位または位置情報の位置(position or location)の精度を高めるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Using Anchors to Correct GPS Data in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてGPSデータを補正するためのアンカーの使用)と題し、2015年10月22日に出願された米国仮特許出願第62/244,930号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0288】
[00295] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、アプリケーション間で通信を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Inter-Application Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるアプリケーション間通信システムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,368号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0289】
[00296] 更にまた、開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信を精査し、分析し、および/または有効性を判断するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Probing and Validating Communication in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて通信を精査し有効性を確認するシステムおよび方法)と題し、2015年10月26日に出願された米国仮特許出願第62/246,372号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0290】
[00297] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、通信速度を適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Adaptive Rate Control for Vehicular Networks"(車両用ネットワークの適応速度制御)と題し、2015年11月4日に出願された米国仮特許出願第62/250,544号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0291】
[00298] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ハードウェアを再構成および適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Reconfiguring and Adapting Hardware in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてハードウェアを再構成し適応させるシステムおよび方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,878号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0292】
[00299] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データの収集を最適化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Optimizing Data Gathering in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ収集を最適化するシステムおよび方法)と題し、2015年11月10日に出願された米国仮特許出願第62/253,249号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0293】
[00300] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遅延耐性ネットワーキングを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Delay Tolerant Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける遅延耐性ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月19日に出願された米国仮特許出願第62/257,421号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0294】
[00301] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Coverage and Throughput of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてモバイル・アクセス・ポイントのカバレッジおよびスループットを改善するシステムならびに方法)と題し、2015年12月9日に出願された米国仮特許出願第62/265,267号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0295】
[00302] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、チャネル利用を調整するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Channel Coordination in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるチャネル調整)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,858号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0296】
[00303] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動物体のネットワークにおいてネットワーク・コード化メッシュ・ネットワークを実現するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Network Coded Mesh Networking in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるネットワーク・コード化メッシュ・ネットワーキング・システムおよび方法)と題し、2015年11月20日に出願された米国仮特許出願第62/257,854号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0297】
[00304] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、固定アクセス・ポイントのカバレッジを改善するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Improving Fixed Access Point Coverage in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて固定アクセス・ポイント・カバレッジを改善するシステムおよび方法)と題し、2015年11月30日に出願された米国仮特許出願第62/260,749号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0298】
[00305] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、移動性コントローラおよびそのネットワーク相互作用を管理するシステムおよび方法を提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing Mobility Controllers and Their Network Interactions in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいて移動性コントローラおよびそれらのネットワーク相互作用を管理するシステムならびに方法)と題し、2015年12月31日に出願された米国仮特許出願第62/273,715号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0299】
[00306] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理および/またはトリガするシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Managing and Triggering Handovers of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントのハンドオーバーを管理およびトリガするシステムならびに方法)と題し、2016年1月21に出願された米国仮特許出願第62/281,432号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0300】
[00307] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、キャプティブ・ポータル関連制御および管理を実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Captive Portal-related Control and Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるキャプティブ・ポータル関連制御および管理)と題し、2015年12月16日に出願された米国仮特許出願第62/268,188号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0301】
[00308] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、高価値データを推定するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Extrapolate High-Value Data from a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークからの高価値データを推定するシステムおよび方法)と題し、2015年12月22日に出願された米国仮特許出願第62/270,678号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0302】
[00309] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、遠隔ソフトウェア更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Software Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート・ソフトウェア更新および流通システムならびに方法)と題し、2015年12月30日に出願された米国仮特許出願第62/272,750号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0303】
[00310] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、リモート構成更新および流通を行うシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Remote Configuration Update and Distribution in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるリモート構成更新および流通システムならびに方法)と題し、2016年1月14日に出願された米国仮特許出願第62/278,662号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0304】
[00311] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、ユーザ・フィードバックに基づいて、例えば自動的に、ネットワークを適応させるシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Adapting a Network of Moving Things Based on User Feedback"(ユーザ・フィードバックに基づいて移動物体のネットワークを適応させるシステムおよび方法)と題し、2016年1月22日に出願された米国仮特許出願第62/286,243号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0305】
[00312] 更にまた、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、データ分析を構築または実行するときにデータの完全性を高めるおよび/または保証するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods to Guarantee Data Integrity When Building Data Analytics in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおいてデータ分析を構築するときにデータの完全性を保証するシステムおよび方法)と題し、2016年1月14日付けの米国仮特許出願第62/278,764号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0306】
[00313] また、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、モバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および/または自動ブートストラップを実行するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Self-Initialization and Automated Bootstrapping of Mobile Access Points in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおけるモバイル・アクセス・ポイントの自己初期化および自動ブートストラップを行うシステムならびに方法)と題し、2016年1月25日に出願された米国仮特許出願第62/286,515号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0307】
[00314] 加えて、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、電力供給および/または利用を管理するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Power Management in a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークにおける電力管理システムおよび方法)と題し、2016年2月16日に出願された米国仮特許出願第62/295,602号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0308】
[00315] 更に、本開示の種々の態様によれば、本明細書において紹介したネットワークおよび/またはそのコンポーネントには、インフラストラクチャの設置および設定を自動化および簡易化するシステムおよび方法が提供され、その非限定的な例が、"Systems and Methods for Automating and Easing the Installation and Setup of the Infrastructure Supporting a Network of Moving Things"(移動物体のネットワークをサポートするインフラストラクチャの設置および設定を自動化および易化するためのシステムおよび方法)と題し、2016年2月24日に出願された米国仮特許出願第62/299,269号に示されている。この特許出願をここで引用したことにより、その内容全体が本願にも含まれるものとする。
【0309】
[00316] 要約すると、本開示の種々の態様は、例えば、モバイル・ノードおよび静止ノードの組み合わせを含む、モバイル・ノードのネットワークをサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。非限定的な一例として、本開示の種々の態様は、静止および移動通信ノード双方の複雑なアレイを含む動的に構成変更可能な通信ネットワーク(例えば、移動物体のインターネット)をサポートするための通信ネットワーク・アーキテクチャ、システム、および方法を提供する。以上では、特定の態様および例を参照しながら説明したが、本開示の範囲から逸脱することなく、種々の変更を行うことができ、均等物と交換できることは、当業者には理解されよう。加えて、特定の状況または材料を本開示の教示に、その範囲から逸脱することなく、適応させるために、多くの変更を行うこともできる。したがって、本開示は、開示した特定の例(1つまたは複数)に限定されるのではなく、本開示は、添付する請求項の範囲内に該当する全ての例を含むことを意図している。
【国際調査報告】