(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-27
(54)【発明の名称】モノのインターネット分野においてリソースを購読する方法、装置、デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220720BHJP
H04L 67/562 20220101ALI20220720BHJP
G16Y 10/45 20200101ALI20220720BHJP
【FI】
G06Q30/06
H04L67/562
G16Y10/45
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021569527
(86)(22)【出願日】2020-05-21
(85)【翻訳文提出日】2021-11-22
(86)【国際出願番号】 CN2020091525
(87)【国際公開番号】W WO2020233658
(87)【国際公開日】2020-11-26
(31)【優先権主張番号】201910433275.7
(32)【優先日】2019-05-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】519385216
【氏名又は名称】北京京▲東▼方技▲術▼▲開▼▲発▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BEIJING BOE TECHNOLOGY DEVELOPMENT CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 407,Building 1,No.9 Dize Road,BDA,Beijing,100176,CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ 君杰
(72)【発明者】
【氏名】▲蘇▼ 京
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲硯▼秋
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】
モノのインターネット分野においてリソースを購読するための方法、装置、デバイス及び記憶媒体であって、当該リソースを購読するための方法は、サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップ(S101)と、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップ(S102)と、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップ(S103)と、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップ(S104)と、を含む。上記方法によって、購読するリソースをより豊富にすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モノのインターネット分野においてリソースを購読するための方法であって、
サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、
サービスエンティティが前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、
サービスエンティティが少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、
サービスエンティティが前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む、モノのインターネット分野においてリソースを購読するための方法。
【請求項2】
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成する前記ステップは、
前記第2エンティティに対する購読リソースを作成するステップを含み、
前記購読応答が前記購読の結果を指示することは、
前記購読応答が前記第2エンティティに対する購読リソースを作成した結果を指示すること、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成する前記ステップは、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読を生成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読を生成するステップは、
前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成するステップを含み、
前記購読応答が前記購読の結果を指示することは、
前記購読応答が前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成した結果を指示すること、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成する前記ステップは、
前記第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定するステップと、
決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読を生成する前記ステップは、
前記第2エンティティの状態に応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読モードを決定するステップと、
決定された購読モードに応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読を生成するステップと、を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項7】
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する前記ステップは、
前記第1エンティティと前記第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであるか否かを判断するステップと、
前記第1エンティティと前記第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものである場合、前記第2エンティティと前記第1エンティティとが関連づけられていると決定するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する前記ステップは、
前記第1エンティティと前記第2エンティティとが同じグループに属するか否かを判断するステップ、又は、
前記第1エンティティの関連属性が第2エンティティを含むか否かを判断するステップ、又は、
前記第2エンティティの関連属性が第1エンティティを含むか否かを判断するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する前記ステップは、
前記購読要求に含まれる関連付けルールに従って、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記関連付けルールは、第1エンティティに関連付けられた商品と同じカテゴリの商品にバインディングされたエンティティを前記第2エンティティとするように指示する、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記購読モードは、長期購読、短期購読、付加情報購読、所定情報購読、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読、低頻度メッセージ購読のうちの1つ又は複数を含む、請求項5に記載の方法。
【請求項12】
モノのインターネットにおいてリソースを購読するための方法であって、
第1エンティティに対する購読要求を送信するステップと、
前記購読要求に対する購読応答を受信するステップと、を含み、
前記第1エンティティは、第2エンティティと関連づけられており、前記購読応答は、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示するためのものである、モノのインターネットにおいてリソースを購読するための方法。
【請求項13】
前記購読応答が少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示することは、
前記購読応答が前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読を生成した結果を指示すること、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記購読要求は、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するための関連付けルールを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記関連付けルールは、第1エンティティに関連付けられた商品と同じカテゴリの商品にバインディングされたエンティティを前記第2エンティティとするように指示する、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
モノのインターネットにおいてリソースを購読するための装置であって、
サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するための受信ユニットと、
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するための決定ユニットと、
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するための生成ユニットと、
前記購読の結果を指示するための購読応答を送信する送信ユニットと、を含む、モノのインターネットにおいてリソースを購読するための装置。
【請求項17】
前記生成ユニットは、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読を生成する、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記生成ユニットは、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定し、
決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成する、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
モノのインターネットにおいてリソースを購読するためのデバイスであって、
コンピュータ読み取り可能な命令を記憶するように構成されているメモリと、
前記メモリに記憶される前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成されているプロセッサと、を含み、
前記プロセッサが前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行する場合、
サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、
前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を実行する、モノのインターネットにおいてリソースを購読するためのデバイス。
【請求項20】
コンピュータ読み取り可能な命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータにより実行される場合、前記コンピュータは、モノのインターネットにおいてリソースを購読するための方法を実行し、前記方法は、
サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、
少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、
前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2019年5月23日に提出された中国特許出願番号が201910433275.7の優先権を主張し、この中国特許出願の全ての内容は、本出願の一部として参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、リソースの購読分野に関し、具体的には、モノのインターネット(Internet of Things)分野においてリソースを購読するための方法、装置、デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
情報技術、特に、インターネット技術の発展に伴い、情報化、遠隔管理制御及び知能化を実現するためのモノのインターネット技術が徐々に成熟している。モノのインターネットは、ローカルネットワークやインターネットなどの通信技術を利用して、センサ、コントローラ、装置、ヒトやモノなどを新しい方式で接続し、ヒトとモノ、モノとモノとの接続を形成する。モノのインターネット技術が各応用分野で急速に発展するにつれて、ますます多くのデバイスがモノのインターネットにアクセスし、スマートホーム、スマート交通やスマート健康などの様々な新しい応用分野が現れている。
【0004】
モノのネットワーク化が進むにつれて、ますます多くのアプリケーションエンティティがクラウドにアクセスし、アプリケーションエンティティが絶えずデジタル化されることによって、クラウドでアプリケーションエンティティに対して対応する仮想エンティティ(デジタルツインと呼ばれる)が形成される。アプリケーションは、クラウドにおける仮想エンティティを制御することにより、アプリケーションエンティティに対する状態取得、命令送信などの動作を実現することができる。アプリケーションエンティティがクラウドにアクセスするために、登録することでモノのネットワークプラットフォームにアクセスする必要があり、モノのネットワークプラットフォームは、アプリケーションエンティティに対して対応するリソースを生成し、アプリケーションは、アプリケーションエンティティに対応するリソースを購読することによって、アプリケーションエンティティの状態変化を取得することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本出願は、モノのインターネット分野においてリソースを購読するための方法、装置、デバイス及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、リソースを購読するための方法が提供され、リソースを購読するための方法は、サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む。
【0007】
本開示の一態様によれば、別のリソースを購読するための方法が提供され、別のリソースを購読するための方法は、第1エンティティに対する購読要求を送信するステップと、前記購読要求に対する購読応答を受信するステップと、を含み、前記第2エンティティと前記第1エンティティとが関連づけられており、前記購読応答は、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示する。
【0008】
本開示の別の態様によれば、リソースを購読するための装置が提供され、リソースを購読するための装置は、サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するための受信ユニットと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するための決定ユニットと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するための生成ユニットと、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するための送信ユニットと、を含む。
【0009】
本開示のまた別の態様によれば、リソースを購読するためのデバイスが提供され、リソースを購読するためのデバイスは、コンピュータ読み取り可能な命令を記憶するように構成されているメモリと、前記メモリに記憶される前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成されているプロセッサと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行する場合、サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む。
【0010】
本開示のさらに別の態様によれば、コンピュータ読み取り可能な命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体が提供され、前記コンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータにより実行される場合、前記コンピュータは、リソースを購読するための方法を実行し、前記方法は、サービスエンティティが第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む。
【発明の効果】
【0011】
本開示の上記態様では、第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示するための購読応答を第3エンティティへ送信することで、第1エンティティに関連する第2エンティティに対する購読を実現でき、それにより、購読するリソースをより豊富にする。また、第2エンティティの状態に対して異なる購読モードを作成し、それにより、異なる場合でのモードの多様化を実現する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面を参照して本開示の実施例をより詳細に説明することにより、本開示の上記及び他の目的、特徴及び利点はより明らかになる。図面は本開示の実施例に対するさらなる理解を提供するために用いられ、かつ明細書の一部を構成し、本開示の実施例と共に本開示を説明するために用いられ、本開示を限定するものではない。図面において、同じ参照符号は一般的に同じ部品又はステップを表す。
【
図1】
図1は本開示の実施例を実現するための、リソースを購読するシステムの模式図である。
【
図2】
図2は本開示の実施例による、リソースを購読するための方法のフローチャートである。
【
図3】
図3は本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する別の方法のフローチャートである。
【
図5】
図5は本開示の実施例による、リソースを購読するための別の方法のフローチャートである。
【
図6】
図6は本開示の第1例による、リソースを購読するための方法の模式図である。
【
図7】
図7は本開示の第2例による、リソースを購読するための方法の模式図である。
【
図8】
図8は本開示の第3例による、リソースを購読するための方法の模式図である。
【
図9】
図9は本開示の実施例による、リソースを購読するための装置の模式図である。
【
図10】
図10は本開示の実施例による、リソースを購読するためのデバイスの模式図である。
【
図11】
図11は本開示の実施例によるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下に本開示の実施例における図面を参照しながら、本開示の実施例における技術的解決手段を明確で、完全に説明する。説明された実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではないことは明らかである。本開示における実施例に基づいて、当業者が創造的労働を必要とせずに取得した全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属する。
【0014】
本開示で使用されている「第1」、「第2」及び類似用語は、何らかの順序、数量又は重要性を示すものではなく、異なる要素を区別するものに過ぎない。同様に、「備える」又は「含む」等の類似用語は、当該用語の前に出現する要素又は部材がこの用語の後に列挙された素子又は物件及びその同等物を含むが、ほかの要素又は部材を除外しない。「結合」又は「互いに接続」等の類似用語は物理的又は機械的接続に限定されず、直接か間接かにかかわらず電気的接続を含んでもよい。
【0015】
一部の実施の形態において、通常、送信者(例えば、購読者)が受信者(例えば、サービスエンティティ)へ購読リソースを作成する要求を送信し、そして、受信者が購読されたリソースにて購読を作成し、そして、受信者が被通知者へ購読応答を送信する。受信者は、送信者の購読要求に指定されたターゲットリソースのみを購読したので、購読したコンテンツがアプリケーションの要求を満たすことができなくってしまう。
【0016】
本出願では、フローチャートを用いて、本出願の実施形態による方法のステップを説明する。前のステップ又は後のステップは、必ずしも順序に従って正確に行われないことが理解されるべきである。逆に、様々なステップは、逆に又は同時に処理することができる。また、他の動作をこれらのプロセスに追加したり、これらのプロセスからステップ、又は、ステップを削除したりすることもできる。
【0017】
モノのインターネットは、インターネットの延長の1つとして、インターネット及びインターネットにおける全てのリソースを含み、インターネットにおける全てのアプリケーションと適合する(Compatible)ことができる。モノのインターネット技術が各分野で応用されるにつれて、スマートルーム、スマート交通やスマート健康などのさまざまな新しいスマートモノのインターネットの応用分野が現れている。
【0018】
モノのインターネット技術の発展につれて、煙警報器、火災警報器、マンホール蓋移動センサなどのますます多くの端末デバイスがモノのインターネットプラットフォームにアクセスしている。前記モノのインターネットプラットフォームは、例えば、汎用サービスエンティティ(Common Service Entity、CSE)として実現されてもよく、端末デバイスは、汎用サービスエンティティに登録情報を送信することによって、前記汎用サービスエンティティにアクセスしてもよく、前記汎用サービスエンティティは、アクセスされた端末デバイスを管理する。前記端末デバイスは、アプリケーションエンティティ(Application Entity、AE)として表されてもよく、汎用サービスエンティティにアクセスしたアプリケーションエンティティは、この汎用サービスエンティティとデータ伝送や情報インタラクションなどの動作を行うことができる。なお、本明細書で説明されたアプリケーションエンティティは、モノのインターネット端末デバイスであってもよく、又は、モノのインターネット端末デバイスにおけるアプリケーションソフトモジュールなどであってもよく又は、モノのインターネットサーバにおけるアプリケーションソフトモジュールであってもよいことに留意されたい。
【0019】
アプリケーションエンティティ(Application Entity、AE)、汎用サービスエンティティ(Common Service Entity、CSE)は、論理エンティティであり、物理デバイスは、論理エンティティを含み、簡単な端末デバイスは、アプリケーションエンティティのみ含んでもよく、複雑な端末デバイスは、アプリケーションエンティティ及び汎用サービスエンティティを含んでもよい。例えば、サーバは、汎用サービスエンティティを少なくとも含み、アプリケーションエンティティを同時に含むことができる。端末デバイスに含まれる汎用サービスエンティティと、サーバに含まれる汎用サービスエンティティとの違いは、機能の違いにある。一般的には、サーバの汎用サービスエンティティは、含まれる機能がより多く、例えば、デバイス管理などの機能が含まれている。本明細書で説明された汎用サービスエンティティは、モノのインターネット端末デバイスにおけるサービスソフトウェアモジュールであってもよく、又は、モノのインターネットサーバにおけるサービスソフトウェアモジュールであってもよい。
【0020】
本開示では、購読者による、所望のアプリケーションエンティティに対する購読要求に対して、所望のアプリケーションエンティティに関連付けられるアプリケーションエンティティの購読を生成することができ、所望のアプリケーションエンティティに関連付けられるアプリケーションエンティティの状態に対して、異なる購読モードを生成することができることで、購読の多様化を実現できる。
【0021】
先ず、
図1を参照して、本開示の実施形態を実現するための、リソースを購読するためのシステムについて説明する。
【0022】
図1に示すように、モノのインターネットシステムにおいて、購読要求の発起人は、アプリケーションエンティティ又は汎用サービスエンティティであってもよい。アプリケーションエンティティを例にすると、アプリケーションエンティティは、汎用サービスエンティティへオブジェクト11に対する購読要求10を送信する。例えば、汎用サービスエンティティは、オブジェクト11に対する購読要求を受信すると、オブジェクト11に対する購読を直接作成し、オブジェクト11に対する購読を生成したことを指示する購読応答16を、アプリケーションエンティティへ送信することができる。一部の実施の形態において、
図1に示すように、汎用サービスエンティティは、オブジェクト11に対する購読要求を受信すると、関連オブジェクト13があるか否かを判断し、関連オブジェクト13がある場合、関連オブジェクトの状態(14)を判断することにより、関連オブジェクト13に対する又はオブジェクト11と関連オブジェクト13に対する購読を生成し、そして、汎用サービスエンティティは、関連オブジェクト13又はオブジェクト11と関連オブジェクト13に対する購読を生成したことを指示する購読応答16を、アプリケーションエンティティへ送信する。上記のように、オブジェクトに関連する関連オブジェクトに対する購読を実現でき、それにより、購読するリソースをより豊富にする。例えば、購読要求の発起人(initiator)が関連オブジェクトを知らない、又は、関連オブジェクトを知る権限がない場合、購読要求の発起人は、
図1に記載のシステムを通じて、関連オブジェクトに対する購読を実現し、購読するリソースを豊富にし、システムの効率を向上させることができる。なお、第2エンティティは、1つ又は複数のエンティティであってもよい。
【0023】
以下、
図2を参照しながら、本開示の実施例によるモノのインターネット分野においてリソースを購読するための方法100について説明する。当該方法は、汎用サービスエンティティ(例えば、小売サーバ)によって実行されてもよい。このモノのインターネットがリソースを購読することは、以下のステップS101~ステップS104を含む。
【0024】
ステップS101において、サービスエンティティは、第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信する。
【0025】
ステップS102において、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する。
【0026】
ステップS103において、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成する。
【0027】
ステップS104において、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信する。
【0028】
図2に示すように、ステップS101において、サービスエンティティは、第3エンティティから第1エンティティに対する購読要求を受信する。例えば、サービスエンティティは、第1エンティティに対する購読要求を含む相関情報を運ぶ要求を第3エンティティから受信できる。
【0029】
例えば、第1エンティティ(AE1)は、サービスエンティティにより管理される、対応する商品情報を指示するための仮想電子タグであってもよい。この仮想電子タグは、物理電子タグのデジタルツインであり、電子タグ識別子、商品の識別子などの属性を含み、商品の識別子(ID)を介して対応する商品に関連づけられている(又は、対応する商品にバインディングされている)。例えば、この第1エンティティは、仮想の棚電子タグであってもよく、商品の識別子を介して棚における対応する商品に関連づけられている。この第3エンティティ(AE3)は、棚管理アプリケーションであってもよいし、仮想ショッピング端末であってもよい。例えば、当該ステップにおいて、汎用サービスエンティティは、AE3(棚管理アプリケーション又はショッピング端末)による棚電子タグAE1に対する購読要求を受信する。
【0030】
そして、ステップS102において、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する。
【0031】
例えば、第2エンティティ(AE2)は、サービスエンティティにより管理される、対応する商品情報を指示するための仮想電子タグであってもよい。例えば、この第2エンティティは、仮想の在庫電子タグであってもよく、商品の識別子を介して在庫の対応する商品に関連づけられている。例えば、当該ステップにおいて、在庫電子タグAE2が棚電子タグAE1に関連づけられていると判断することができる。
【0032】
例えば、汎用サービスエンティティは、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであるか否かを判断することにより、第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。例えば、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものである場合、第2エンティティが第1エンティティに関連づけられていると決定し、第1エンティティと第2エンティティとが異なるオブジェクトに対するものである場合、第2エンティティが第1エンティティに関連づけられていないと決定する。
【0033】
例えば、第1エンティティに関連付けられた商品と、第2エンティティに関連付けられた商品とが、同じカテゴリに属する場合、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであると考える。1つの例としては、第1エンティティに関連付けられた商品がフジリンゴ(Fuji apple)であり、第2エンティティに関連付けられた商品が黄元帥リンゴ(中国地域におけるリンゴ種類の一つ)であると、この2つの商品が同じカテゴリに属する(ともに、リンゴに属する)と判断し、すなわち、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであると考えることができる。別の例としては、第1エンティティに関連付けられた商品がフジリンゴであり、第2エンティティに関連付けられた商品がバナナであると、この2つの商品が同じカテゴリに属しないと判断し、すなわち、第1エンティティと第2エンティティとが異なるオブジェクトに対するものであると考えることができる。
【0034】
また例えば、第1エンティティに関連付けられた商品と、第2エンティティに関連付けられた商品とが、完全に同じである場合、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであると考える。1つの例としては、第1エンティティに関連付けられた商品がフジリンゴであり、第2エンティティに関連付けられた商品がフジリンゴであると、この2つの商品が完全に同じであると判断し、すなわち、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであると考えることができる。
【0035】
また、例えば、汎用サービスエンティティは、前記第1エンティティと前記第2エンティティとが同じグループに属するか否かを判断すること、又は、前記第1エンティティの関連属性が第2エンティティを含むか否かを判断すること、又は、前記第2エンティティの関連属性が第1エンティティを含むか否かを判断することにより、第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。条件を満たすと判断された場合、第1エンティティと第2エンティティとが関連づけられていることが示される。
【0036】
例えば、所定ルールに従って、異なる商品を異なるグループに分け、サービスエンティティは、対応する商品に関連づけられている(又は対応する商品にバインディングされている)第1エンティティと、対応する商品に関連づけられている(又は対応する商品にバインディングされている)第2エンティティとが、予め決定された同じグループに属するか否かを判断することにより、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。1つの例としては、所定ルールに従って、棚におけるリンゴと在庫のバナナを同じグループに分けることができ、棚におけるリンゴに関連付けられる棚電子タグを第1エンティティとする場合、サービスエンティティは、棚におけるリンゴに関連付けられる棚電子タグと同じグループに属するエンティティを決定して、この第1エンティティに関連付けられる第2エンティティ(すなわち、在庫電子タグ)を決定することができる。
【0037】
一部の実施の形態において、汎用サービスエンティティは、前記購読要求に含まれる関連付けルールに従って、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定してもよい。
【0038】
例えば、当該関連付けルールは、汎用サービスエンティティの受信された、ショッピング端末によって送信された購読要求に含まれてもよい。例えば、当該関連付けルールは、第1エンティティに関連付けられた商品と同じカテゴリの商品にバインディングされたエンティティを第2エンティティとするように指示することができる。そして、汎用サービスエンティティは、当該関連付けルールに従って、第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。
【0039】
一部の実施の形態において、第1エンティティと第2エンティティとに存在する関連強度を算出し、関連強度が予め設定された閾値より大きい場合、第1エンティティと第2エンティティとが関連づけられていると判断する。
【0040】
例えば、第1エンティティと第2エンティティとの関連強度は、第1エンティティと第2エンティティとに対応する商品のカテゴリの違いを判断して取得し、商品カテゴリの違いが小さい場合、関連強度が高いことが示される一方、カテゴリの違いが大きい場合、関連強度が低いことが示される。
【0041】
なお、第2エンティティは、1つ又は複数のエンティティであってもよい。
【0042】
前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定した後、そして、ステップS103において、前記第2エンティティに対する購読を生成する。ここでは、前記第2エンティティに対する購読を生成することは、(1)前記第2エンティティに対する購読リソースを作成する方法と、(2)前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成する方法との2つの方法のうちの1つを含む。
【0043】
図3は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する方法200のフローチャートであり、
図4は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する別の方法200のフローチャートである。以下、
図3~4を参照して、前記第2エンティティに対する購読を生成することについて説明する。
【0044】
図3に示すように、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する方法200のフローチャートである。
図3に示すように、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定するステップ(S201)と、決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成するステップ(S202)と、を含む方法によって、前記第2エンティティに対する購読を生成することができる。
【0045】
例えば、第2エンティティが小売分野での仮想電子タグである場合、この第2エンティティの状態が在庫あり及び在庫切れの2つの状態に分けることができる。なお、第2エンティティの状態は、これに限定されず、状況に応じて第2エンティティを任意の適切な状態に分類してもよいが、ここでは限定しない。
【0046】
例えば、購読モードは、長期購読、短期購読、付加情報購読、所定情報購読、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読、低頻度メッセージ購読などを含む。異なる購読モードにおいて、メッセージ優先度、購読リソースの有効期限、通知コンテンツ、通知メッセージの数などのうち、1つ又は複数が異なる。異なる場合(例えば、第2エンティティの状態)によって、異なる購読モードを選択することができ、それにより、ユーザ体験を向上させる。そして、異なる購読モードのそれぞれについて詳細に説明する。
【0047】
例えば、購読リソースを保留する通知有効期限の長さに応じて、購読モードを長期購読及び短期購読に分けることができ、長期購読の通知有効期限が短期購読よりも長い。例えば、長期購読モードの場合に、長い通知有効期限(例えば、1か月)を設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる。一方、例えば、短期購読モードの場合に、短い通知有効期限(例えば、リアルタイムな送信)を設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる。
【0048】
例えば、購読リソースに対する通知のコンテンツに応じて、購読モードを付加情報購読及び所定情報購読に分けることができる。例えば、所定情報購読モードの場合に、ある商品については、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信することができ、この所定情報要求は、購読要求に含まれてもよい。例えば、付加情報購読モードの場合に、ある商品については、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信するほか、この商品と類似する商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な付加情報を被通知者へ送信することもでき、この詳細な付加情報は、購読要求に含まれていない。
【0049】
例えば、購読リソースに対する通知の優先度に応じて、購読モードを高優先度購読及び低優先度購読に分けることができる。例えば、高優先度購読モードの場合に、低優先度購読モードに比べて、被通知者がこの通知を受信できることを保証するために、時間的に先に通知を送信したり、又は、通知を複数回送信したりすることができる。
【0050】
例えば、購読リソースに対する通知の情報の数に応じて、購読モードを高頻度メッセージ購読及び低頻度メッセージ購読に分けることができる。例えば、高頻度情報購読モードの場合に、短い最小通知時間間隔(例えば、2時間)を設定でき、イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信し、連続して2回通知する間の時間は、最小通知時間間隔より短くない。例えば、低頻度情報購読モードの場合に、長い最小通知時間間隔(例えば、24時間)を設定でき、イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信し、連続して2回通知する間の時間は、最小通知時間間隔より短くない。
【0051】
引き続き
図3を参照すると、例えば、ステップS301において、第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定することができる。第2エンティティの状態は、第2エンティティの属性によって判断され、第2エンティティの属性は、オブジェクト属性(例えば、第2エンティティのオブジェクトは、商品であり、オブジェクト属性は、商品の情報であり、商品の数、大きさを含む)、環境属性(例えば、第2エンティティの周りのヒト、事、モノ、音響、光など)を含む。オブジェクト属性を判断することにより、オブジェクト属性の変化に応じて、オブジェクトの変化をリアルタイムに調整でき、購読モードの多様化を実現し、環境変化に応じて迅速に調整することに寄与し、効率を向上させることができる。環境属性の変化を判断することによって、オブジェクトの環境をリアルタイムに調整し、購読モードの多様化を実現し、環境の変化に応じて迅速に調整することに寄与し、効率を向上させることができる。
【0052】
1つの例では、第1エンティティが棚電子タグであり、第1エンティティに関連する第2エンティティが在庫電子タグであり、第1エンティティと第2エンティティがともに同じな商品Aに対するものであり、第1エンティティが商品Aの棚の数を含み、第2エンティティが商品Aの在庫数を含み、第2エンティティが商品Aの在庫数がゼロであることを示す場合、長期購読を選択することができる(例えば、通知有効期限を1ヶ月に設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる)一方、第2エンティティが商品Aの在庫数がゼロではないことを示す場合、短期購読を選択することができる(例えば、例えば、通知有効期限を1週間に設定でき、イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知メッセージを送信する)。
【0053】
別の例では、ある商品については、在庫ありの場合、所定情報購読を選択することができる(例えば、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信することができる)一方、在庫切れの場合、付加情報購読を選択することができる(例えば、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信するほか、この商品と類似する商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な付加情報を被通知者へ送信することができる)。
【0054】
1つの例では、複数種の購読モードを同時に使用することができ、第1エンティティが棚電子タグであり、第1エンティティに関連する第2エンティティが在庫電子タグであり、第1エンティティと第2エンティティがともに同じな商品Aに対するものであり、第1エンティティが商品Aの棚の数を含み、第2エンティティが商品Aの在庫数を含み、第2エンティティが商品Aの在庫数がゼロであることを示す場合、長期購読及び低頻度購読を選択することができ(例えば、通知有効期限を1ヶ月に設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、イベントに対してキャッシュや統合などの処理を行い、処理済みのイベント被通知者へ通知を送信する)、長期購読及び低頻度購読の要求を同時に満たす一方、第2エンティティが商品Aの在庫数がゼロではないことを示す場合、短期購読及び高頻度購読を選択することができる(例えば、通知有効期限を1週間に設定でき、イベント通知ルールを満たすと、イベントを処理せずに、直接被通知者へ通知メッセージを送信する)。
【0055】
同様に、高優先度購読(イベント通知ルールを満たすと、通知を優先的に送信する)、低優先度購読(イベント通知ルールを満たし、かつ、送信すべき優先順位の高いイベントがない場合、通知を直接送信する)、高頻度メッセージ購読(イベントを処理せず、時間通知ルールを満たすと、通知を直接送信する)及び低頻度メッセージ購読(イベントを処理してから通知を送信し、処理がイベントキャッシュやイベント統合などを含む)のうちの1つ又は複数を選択することができる。上記購読モードは、単なる例であり、異なる場合によって、長期購読、短期購読、付加情報購読、所定情報購読、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読、低頻度メッセージ購読などのうちの1つ又は複数を選択してもよいし、他の適切な購読モードを選択してもよいことを理解されたいが、ここでは繰り返し説明しない。
【0056】
購読モードが決定された後、続いて、ステップS302において、決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成する。
【0057】
図4は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する別の方法300のフローチャートを示す。
図4に示すように、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読モードを決定するステップ(S301)と、決定された購読モードに応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読を生成するステップ(S302)と、を含む方法によって、前記第2エンティティに対する購読を生成してもよい。
図4に記載の購読モードの選択は、上記
図3で説明された購読モードの選択と同様であり、ここでは繰り返し説明しない。
【0058】
第2エンティティに対する購読が生成された後、
図1に戻り、ステップS104では、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信する。例えば、第3エンティティへ購読応答を送信してもよいし、他のエンティティへ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、前記生成された購読の結果を指示するためのものである。
【0059】
例えば、前記第2エンティティに対する購読リソースを作成する場合、前記購読応答は、前記第2エンティティに対する購読リソースを作成した結果を指示するためのものである。一部の実施の形態において、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成する場合、前記購読応答は、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成した結果を指示するためのものである。
【0060】
購読を作成してから、このイベント通知ルールを満たすと、決定された購読モードに応じて、イベント通知を被通知者へ送信する。当該イベント通知ルールは、購読要求に含まれる。
【0061】
ここでは、購読要求は、当該購読要求に関連するイベント通知を受信するための複数の被通知者を含んでもよい。購読者のイベント通知ルールを満たすと、汎用サービスエンティティは、イベント通知を当該購読要求に含まれるすべての被通知者へ送信する。例えば、マンホール蓋が移されると、マンホール蓋移動センサは、その変化を感知し、汎用サービスエンティティへ更新データを送信し、汎用サービスエンティティは、このマンホール蓋移動センサの更新データに基づいて、イベント通知ルールを満たすか否かを決定でき、例えば、購読条件がマンホール蓋移動の場合、汎用サービスエンティティは、前記イベント通知ルールを満たしていると判断し、マンホール蓋移動のイベント通知の購読を要求する購読要求に含まれるすべての被通知者へイベント通知を送信し、すなわち、すべての被通知者に、マンホール蓋が移動されたイベントを通知する。
【0062】
以下、
図5を参照して、本開示の実施例による、リソースを購読するための別の方法400について説明する。この方法は、アプリケーションエンティティ(例えば、上記第3エンティティAE3)によって実行されてもよい。
【0063】
図5に示すように、ステップS401において、第1エンティティに対する購読要求を送信する。ステップS402において、前記購読要求に対する購読応答を受信し、前記第2エンティティと前記第1エンティティとが関連づけられており、前記購読応答は、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示するためのものである。
【0064】
例えば、第1エンティティ(AE1)は、サービスエンティティにより管理される、対応する商品情報を指示するための仮想電子タグであってもよい。この仮想電子タグは、商品の識別子(ID)を介して対応する商品に関連づけられている(又は対応する商品にバインディングされている)。例えば、この第1エンティティは、仮想の棚電子タグであってもよく、この第3エンティティ(AE3)は、棚管理アプリケーションであってもよいし、仮想のショッピング端末であってもよい。例えば、当該ステップにおいて、AE3(例えば、棚管理アプリケーション又はショッピング端末)は、汎用サービスエンティティに棚電子タグAE1に対する購読要求を送信する。そして、AE3は、前記購読要求に対する購読応答を受信し、前記第2エンティティと前記第1エンティティとが関連づけられており、前記購読応答は、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示するためのものである。
【0065】
ここでは、購読要求は、前記第1アプリケーションエンティティと前記第2アプリケーションエンティティとの関連関係を作成する関連付けルールを含むことができる。それにより、汎用サービスエンティティは、さらに、前記購読要求に含まれる関連付けルールに従って、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。例えば、当該関連付けルールは、第1エンティティに関連付けられた商品と同じカテゴリの商品にバインディングされたエンティティを第2エンティティとするように指示することができる。
【0066】
ここで、購読応答は、前記第2アプリケーションエンティティの状態に応じて決定された前記購読要求に対する購読モード基づいて生成されたものである。
【0067】
例えば、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定し、決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成することによって当該購読応答が形成され、当該購読応答は、少なくとも第2エンティティに対する購読を生成した結果を指示するためのものである。
【0068】
一部の実施の形態において、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読モードを決定し、決定された購読モードに応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読を生成することによって当該購読応答が形成されてもよく、当該購読応答は、第1エンティティと第2エンティティとに対する購読を生成した結果を指示するためのものである。購読応答の生成方法は、
図2で説明された方法と同様であり、ここでは繰り返し説明しない。
【0069】
そして、このイベント通知ルールを満たすと、決定された購読モードに基づくイベント通知を受信する。
【0070】
以下、
図6~8を参照して、本開示の実施例による、リソースを購読するための例について詳細に説明する。
図6は、本開示の第1例による、リソースを購読するための方法の模式図、
図7は、本開示の第2例による、リソースを購読するための方法の模式図、
図8は、本開示の第3例による、リソースを購読するための方法の模式図である。
【0071】
モノのインターネットは、汎用サービスエンティティ及び一連のアプリケーションエンティティによって構成されてもよく、前記汎用サービスエンティティは、小売サーバなどであってもよく、前記アプリケーションエンティティは、様々なセンサデバイスであってもよいし、携帯電話などのユーザ端末であってもよいし、デバイスにおけるソフトウェアモジュールなど、例えば、携帯電話アプリケーションプログラムなどであってもよい。前記汎用サービスエンティティは、接続されているアプリケーションエンティティを管理し、登録、データ転送、タスク実行などの動作を行う。
【0072】
第1例
図6は、本開示による、リソースを購読する第1例を示す。この例では、例えば、マーケット又はスーパーの棚管理アプリケーションエンティティは、購読を開始し、マーケット又はスーパーの貨物状態をリアルタイムに調整する。
【0073】
図6に示すように、例えば、小売サーバCSE 53(サービスエンティティ)は、棚電子タグAE1 51(第1エンティティ)、在庫電子タグAE2 52(第2エンティティ)及び購読者である棚管理アプリケーションAE3 54(第3エンティティ)からの登録要求を受信して、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及び棚管理アプリケーションAE3 54との関連関係を作成し、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及び棚管理アプリケーションAE3 54の状態変化に従って、これらの状態を更新する(55)。そして、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51に関連付けられた商品と、在庫電子タグAE2 52に関連付けられた商品とが同じカテゴリの商品に対するものであるか否か(56)を判断し、「はい」の場合、棚電子タグAE1 51と在庫電子タグAE2 52との関連を作成する(57)。
【0074】
棚管理アプリケーションAE3 54が小売サーバCSE 53へ棚電子タグAE1 51に対する購読要求59を送信する場合、小売サーバCSE 53は、先ず、棚電子タグAE1 51において関連オブジェクトの在庫電子タグAE2 52があるか否かを判断する(
図6における番号が60)。棚電子タグAE1 51に関連オブジェクトの在庫電子タグAE2 52が存在する場合、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、小売サーバCSE 53(又は他のエンティティ)へ購読応答62を送信してもよく、当該購読応答は、在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、小売サーバCSE 53(又は他のエンティティ)に購読応答62を送信してもよく、当該購読応答は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。
【0075】
さらに、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、在庫数電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる(61)。例えば、上記のように、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができる一方、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0076】
一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる(61)。例えば、上記のように、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができ、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0077】
そして、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51の状態を更新する(63)。その後、イベント通知ルールを満たす(64)場合、上記決定された購読モードに応じて、被通知者(例えば、棚管理アプリケーションAE3 54)へイベント通知65を送信する。
【0078】
第2例
図7は、本開示による、リソースを購読する第2例を示す。この例では、例えば、ショッピング端末(例えば、ユーザ)は、購読を開始し、購買したい商品の状態をリアルタイムに把握する。
【0079】
図7に示すように、例えば、小売サーバCSE 53(サービスエンティティ)は、棚電子タグAE1 51(第1エンティティ)、在庫電子タグAE2 52(第2エンティティ)及び購読者であるショッピング端末AE3 66(第3エンティティ)からの登録要求を受信し、それにより、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及びショッピング端末AE3 66との関連関係を作成し、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及びショッピング端末AE3 66の状態変化に従って、これらの状態を更新する。そして、
図6と同様に、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51に関連付けられた商品と、在庫電子タグAE2 52に関連付けられた商品とが、同じカテゴリの商品に対するものであるか否かを判断し、「はい」の場合、棚電子タグAE1 51と在庫電子タグAE2 52との関連を作成する。
【0080】
ショッピング端末AE3 66が小売サーバCSE 53へ棚電子タグAE1 51に対する購読要求を送信した場合、小売サーバCSE 53は、先ず、棚電子タグAE1 51において関連オブジェクトの在庫電子タグAE2 52があるか否かを判断する。棚電子タグAE1 51に、関連オブジェクトの在庫電子タグAE2 52がある場合、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、ショッピング端末AE3 66(又は他のエンティティ)へ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、ショッピング端末AE3 66(又は他のエンティティ)へ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。
【0081】
さらに、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、在庫電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる。例えば、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができ、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0082】
一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる。例えば、上記のように、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができ、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0083】
そして、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51の状態を更新する(63)。その後、このイベント通知ルールを満たすと、上記決定された購読モードに応じて、被通知者(例えば、ショッピング端末AE3 66)へイベント通知を送信する。
【0084】
第3例
図8は、本開示による、リソースを購読する第3例を示す。この例では、例えば、アプリケーションエンティティによって送信された購読要求に関連付けルールを含ませ、そして、汎用サービスエンティティが当該関連付けルールに従って、異なるオブジェクト間の関連を作成する。
【0085】
図8に示すように、例えば、小売サーバCSE 53(サービスエンティティ)は、棚電子タグAE1 51(第1エンティティ)、在庫電子タグAE2 52(第2エンティティ)及び購読者であるショッピング端末AE3 66(第3エンティティ)からの登録要求を受信し、それにより、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及びショッピング端末AE3 66との関連関係を作成し、棚電子タグAE1 51、在庫電子タグAE2 52及びショッピング端末AE3 66の状態変化に従って、これらの状態を更新する。
【0086】
そして、ショッピング端末AE3 66が小売サーバCSE 53に棚電子タグAE1 51に対する購読要求71を送信した場合、小売サーバCSE 53は、購読要求に含まれる関連付けルールに従って、棚電子タグAE1 51と在庫電子タグAE2 52との関連を作成する。そして、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、ショッピング端末AE3 66(又は他のエンティティ)へ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成し、ショッピング端末AE3 66(又は他のエンティティ)へ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読を生成した結果を指示する。
【0087】
さらに、小売サーバCSE 53は、在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、在庫数電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる。例えば、上記のように、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができ、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0088】
一部の実施の形態において、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読リソースを作成するとき、在庫電子タグAE2 52の状態に応じて、棚電子タグAE1 51及び在庫電子タグAE2 52に対する購読モードを決定することができる。例えば、上記のように、在庫電子タグAE2が在庫ありを示す場合、短期類購読を作成することができ、在庫電子タグAE2が在庫切れを示す場合、長期類購読を作成することができる。
【0089】
そして、小売サーバCSE 53は、棚電子タグAE1 51の状態を更新する。そして、イベント通知ルールを満たすと、上記決定された購読モードに応じて、被通知者(例えば、ショッピング端末AE3 66)へイベント通知を送信する。
【0090】
以上から分かるように、上記リソースを購読するための方法によって、第1エンティティに関連する第2エンティティに対する購読を実現し、それにより、購読するリソースをより豊富にすることができる。また、第2エンティティの状態によって異なる購読モードを作成し、それにより、異なる場合、モードの多様化を実現することができる。
【0091】
以下、
図9を参照しながら、本開示の実施例による、リソースを購読するための装置1000について説明する。
図9は、本開示の実施例による、リソースを購読するための装置1000の模式図である。本実施例のリソースを購読するための装置の機能は、以上、
図1を参照して説明した方法の詳細と同じであるため、ここでは簡単にするために、同じ内容の詳細な説明を省略する。
【0092】
図9に示すように、本開示の実施例による、リソースを購読するための装置1000は、受信ユニット1001と、決定ユニット1002と、生成ユニット1003と、送信ユニット1004と、を含む。なお、
図9におけるリソースを購読するための装置1000は、4つのユニットだけを含むとして示されているが、これは、単に模式的なものであり、リソースを購読するための装置1000は、1つ又は複数の他のユニットを含んでもよく、これらのユニットが発明の構想に関係ないため、ここで省略される。
【0093】
受信ユニット1001は、サービスエンティティに、第3エンティティからの第1エンティティに対する購読要求を受信させる。
【0094】
例えば、第1エンティティ(AE1)は、棚電子タグであってもよく、この第3エンティティ(AE3)は、棚管理アプリケーションであってもよいし、ショッピング端末であってもよい。例えば、当該ステップにおいて、汎用サービスエンティティは、AE3(棚管理アプリケーション又はショッピング端末)による棚電子タグAE1に対する購読要求を受信する。
【0095】
そして、決定ユニット1002は、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定する。
【0096】
例えば、第2エンティティ(AE2)は、在庫電子タグであってもよい。例えば、当該ステップにおいて、決定ユニット1002は、棚電子タグに関連する在庫電子タグを判断することができる。
【0097】
例えば、決定ユニット1002は、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものであるか否かを判断することにより、第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。例えば、第1エンティティと第2エンティティとが同じオブジェクトに対するものである場合、第2エンティティと第1エンティティとが関連づけられていると決定し、第1エンティティと第2エンティティとが異なるオブジェクトに対するものである場合、第2エンティティが第1エンティティに関連づけられていないと決定する。
【0098】
一部の実施の形態において、決定ユニット1002は、前記購読要求に含まれる関連付けルールに従って、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定してもよい。
【0099】
例えば、当該関連付けルールは、受信ユニット1001が受信された、ショッピング端末によって送信された購読要求に含まれてもよい。例えば、当該関連付けルールは、第1エンティティに関連付けられた商品と同じカテゴリの商品にバインディングされたエンティティを第2エンティティとするように指示することができる。そして、汎用サービスエンティティは、当該関連付けルールに従って、第1エンティティに関連する第2エンティティを決定することができる。
【0100】
決定ユニット1002が前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定した後、そして、生成ユニット1003が少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成する。ここでは、前記第2エンティティに対する購読を生成することは、(1)前記第2エンティティに対する購読リソースを作成する方法、及び(2)前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成する方法の2つの方法のうちの1つを含む。
【0101】
図3は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する方法200のフローチャートであり、
図4は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する別の方法200のフローチャートである。以下、
図3~4を参照しながら、生成ユニット1003が前記第2エンティティに対する購読を生成することについて説明する。
【0102】
図3に示すように、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する方法200のフローチャートである。
図3に示すように、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定するステップ(S301)と、決定された購読モードに応じて、前記第2エンティティに対する購読を生成するステップ(S302)と、を含む方法によって、前記第2エンティティに対する購読を生成してもよい。
【0103】
例えば、第2エンティティが小売分野での仮想電子タグである場合、この第2エンティティの状態が在庫あり及び在庫切れの2つの状態に分けることができる。なお、第2エンティティの状態は、これに限定されず、状況に応じて第2エンティティを任意の適切な状態に分類してもよいが、ここでは限定しない。例えば、購読モードは、長期購読、短期購読、付加情報購読、所定情報購読、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読、低頻度メッセージ購読などを含む。異なる購読モードでのメッセージ優先度、購読リソースの有効期限、通知コンテンツ、通知メッセージの数などの1つ又は複数が異なる。異なる場合(例えば、第2エンティティの状態)によって、異なる購読モードを選択することができ、それにより、ユーザ体験を向上させる。そして、異なる購読モードのそれぞれについて詳細に説明する。
【0104】
例えば、購読リソースを保留する通知有効期限の長さに応じて、購読モードを長期購読及び短期購読に分けることができ、長期購読の通知有効期限が短期購読よりも長い。例えば、長期購読モードの場合に、長い通知有効期限(例えば、1か月)を設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる。しかし、例えば、短期購読モードの場合に、短い通知有効期限(例えば、リアルタイムな送信)を設定でき、当該有効期限内にイベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる。
【0105】
例えば、購読リソースに対する通知のコンテンツに応じて、購読モードを付加情報購読及び所定情報購読に分けることができる。例えば、所定情報購読モードの場合に、ある商品については、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信し、この所定情報要求は、購読要求に含まれてもよい。例えば、付加情報購読モードの場合に、ある商品については、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信するほか、この商品と類似する商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な付加情報を被通知者へ送信してもよく、この詳細な付加情報は、購読要求に含まれていない。
【0106】
例えば、購読リソースに対する通知の優先度に応じて、購読モードを高優先度購読及び低優先度購読に分けることができる。例えば、高優先度購読モードの場合に、低優先度購読モードに比べて、被通知者がこの通知を受信できることを保証するために、時間的に先に通知を送信したり、又は、通知を複数回送信したりすることができる。
【0107】
例えば、購読リソースに対する通知の情報の数に応じて、購読モードを高頻度メッセージ購読及び低頻度メッセージ購読に分けることができる。例えば、高頻度情報購読モードの場合に、短い最小通知時間間隔(例えば、2時間)を設定でき、イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信し、連続して2回通知する間の時間は、最小通知時間間隔より短くない。例えば、低頻度情報購読モードの場合に、長い最小通知時間間隔(例えば、24時間)を設定でき、イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信し、連続して2回通知する間の時間は、最小通知時間間隔より短くない。
【0108】
引き続き
図3を参照すると、例えば、ステップS301において、第2エンティティの状態(例えば、在庫あり又は在庫切れの状態)に応じて、前記第2エンティティに対する購読モードを決定することができる。
【0109】
1つの例では、ある商品については、在庫切れの場合、長期購読を選択することができる(例えば、通知有効期限を1ヶ月に設定でき、当該有効期限内イベント通知ルールを満たすと、被通知者へ通知を送信することができる)一方、在庫ありの場合、短期購読を選択することができる(例えば、イベント通知ルールを満たすと、通知メッセージをリアルタイムに送信する)。
【0110】
別の例では、ある商品については、在庫ありの場合、所定情報購読を選択することができる(例えば、イベント通知ルールを満たすと、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信することができる)一方、在庫切れの場合、付加情報購読を選択することができる(例えば、所定情報要求に対する、この商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な所定情報を被通知者へ送信するほか、この商品と類似する商品に関連付けられる価格、材質、割引などの詳細な付加情報を被通知者へ送信することができる)。
【0111】
同様に、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読及び低頻度メッセージ購読のうちの1つ又は複数を選択してもよい。上記購読モードは、単なる例であり、異なる場合によって、長期購読、短期購読、付加情報購読、所定情報購読、高優先度購読、低優先度購読、高頻度メッセージ購読、低頻度メッセージ購読などのうちの1つ又は複数を選択してもよいし、他の適切な購読モードを選択してもよいことを理解されたいが、ここでは繰り返し説明しない。
【0112】
購読モードが決定された後、そして、ステップS302において、決定された購読モードに応じて、生成ユニット1003が前記第2エンティティに対する購読を生成する。
【0113】
図4は、本開示の実施例による、第2エンティティに対する購読を生成する別の方法300のフローチャートを示す。
図4に示すように、前記第2エンティティの状態に応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読モードを決定するステップ(S301)と、決定された購読モードに応じて、前記第1エンティティと第2エンティティとに対する購読を生成するステップ(S302)と、を含む方法によって、前記第2エンティティに対する購読を生成してもよい。
図4に記載の購読モードの選択は、上記
図3で説明された購読モードの選択と同様であり、ここでは繰り返し説明しない。
【0114】
生成ユニット1003が第2エンティティに対する購読を生成した後、送信ユニット1004が前記購読の結果を指示するための購読応答を送信する。例えば、第3エンティティへ購読応答を送信してもよいし、他のエンティティへ購読応答を送信してもよく、当該購読応答は、前記生成された購読の結果を指示するためのものである。
【0115】
例えば、前記第2エンティティに対する購読リソースを作成する場合、前記購読応答は、前記第2エンティティに対する購読リソースを作成した結果を指示するためのものである。一部の実施の形態において、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成する場合、前記購読応答は、前記第1エンティティと前記第2エンティティとに対する購読リソースを作成した結果を指示するためのものである。
【0116】
購読を作成してから、このイベント通知ルールを満たすと、決定された購読モードに応じて、購読要求に含まれるイベント通知を被通知者へ送信する。
【0117】
ここでは、購読要求は、当該購読要求に関連するイベント通知を受信するための複数の被通知者を含んでもよい。購読者のイベント通知ルールを満たすと、汎用サービスエンティティは、イベント通知を当該購読要求に含まれるすべての被通知者へ送信する。例えば、マンホール蓋が移されると、マンホール蓋移動センサは、その変化を感知し、汎用サービスエンティティへ更新データを送信し、汎用サービスエンティティは、このマンホール蓋移動センサの更新データに基づいて、イベント通知ルールを満たすか否かを決定でき、例えば、購読条件がマンホール蓋移動の場合、汎用サービスエンティティは、前記イベント通知ルールを満たしていると判断し、購読マンホール蓋移動のイベント通知を要求する購読要求に含まれるすべての被通知者へイベント通知を送信し、すなわち、すべての被通知者に、マンホール蓋が移動されたイベントを通知する。
【0118】
以下、
図10を参照しながら、本開示の実施例による、リソースを購読するためのデバイス1100について説明する。
図10は、本開示の実施例による、リソースを購読するためのデバイス1100の模式図である。本実施例のリソースを購読するためのデバイスの機能は、以上、
図1を参照して説明した方法の詳細と同じであるため、ここでは簡単にするために、同じ内容の詳細な説明を省略する。
【0119】
図10に示すように、リソースを購読するためのデバイス1100は、メモリ1101と、プロセッサ1102と、を含む。なお、
図10におけるリソースを購読するためのデバイス1100は、2つのデバイスだけを含むとして示されているが、これは、単に模式的なものであり、リソースを購読するためのデバイス1100は、1つ又は複数の他のデバイスを含んでもよく、これらのデバイスが発明の構想に関係ないため、ここで省略される。
【0120】
本開示のリソースを購読するためのデバイスは、コンピュータ読み取り可能な命令を記憶するように構成されているメモリ1101と、前記メモリに記憶される前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行するように構成されているプロセッサ1102と、前記プロセッサが前記コンピュータ読み取り可能な命令を実行する場合、サービスエンティティが第3エンティティからの第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を実行する。
【0121】
図11は、本開示の実施例によるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体の模式図である。
【0122】
図11に示すように、本開示は、コンピュータ読み取り可能な命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに含み、前記コンピュータ読み取り可能な命令がコンピュータにより実行される場合、前記コンピュータは、リソースを購読するための方法を実行し、前記方法は、サービスエンティティが第3エンティティからの第1エンティティに対する購読要求を受信するステップと、前記第1エンティティに関連する第2エンティティを決定するステップと、少なくとも前記第2エンティティに対する購読を生成するステップと、前記生成された前記購読の結果を指示するための購読応答を送信するステップと、を含む。
【0123】
当業者は、本出願の様々な態様が、新規で有用なプロセス、機械、製品、又は物質の組み合わせ、又はそれらに対して新規で有用な改良を含む、いくつかの特許可能なカテゴリ又は状況を通じて説明及び記載できることを理解できる。それに応じて、本出願の様々な態様は、ハードウェアによって完全に実行されてもよく、ソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)によって完全に実行されてもよく、又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせによって実行されてもよい。上記のハードウェア又はソフトウェアはいずれも、「データブロック」、「モジュール」、「エンジン」、「ユニット」、「アセンブリ」、又は「システム」と呼ばれてもよい。また、本出願の様々な態様は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な媒体に設けられるコンピュータ製品として具現化されてもよく、当該製品がコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを含む。
【0124】
本出願は、特定の単語を使用して、本出願の実施例を説明した。例えば、「1つの実施例」、「一実施例」、及び/又は「いくつかの実施例」は本出願の少なくとも1つの実施例に関連する特定の特徴、構造、又は特性を意味する。したがって、本明細書において異なる位置で2回以上言及される「一実施例」又は「1つの実施例」又は「一代替実施例」は、必ずしも同じ実施例を指すとは限らないことを強調し、留意されるべきである。また、本出願の1つ又は複数の実施例におけるいくつかの特徴、構造、又は特性は、適切に組み合わせられてもよい。
【0125】
特に定義されない限り、ここで使用されるすべての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本開示の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味を有する。また、通常の辞書で定義されているような用語は、関連する技術の文脈での意味と一致する意味を持つものとして解釈されるべきであり、ここで明示的に述べられていない限り、理想的又は極端に形式化された意味で解釈されるべきではないことも理解されたい。
【0126】
以上は本開示に対する説明であり、それを限定するものと考えられるべきではない。本開示のいくつかの例示的な実施例を説明したが、当業者であれば、本開示の新規な教育及び利点から逸脱することなく例示的な実施例に対して多くの修正を行うことができることを容易に理解できるであろう。したがって、全てのこれらの修正は特許請求の範囲に限定された本開示の範囲内に含まれることを意図する。理解すべきことは、以上は本開示に対する説明であり、開示された特定の実施例に限定されると考えられるべきではなく、かつ開示された実施例及び他の実施例に対する修正意図は添付の特許請求の範囲内に含まれる。本開示は、特許請求の範囲およびその均等物によって規定される。
【符号の説明】
【0127】
51 棚電子タグAE1
52 在庫電子タグAE2
53 小売サーバCSE
54 棚管理アプリケーションAE3
1000 リソースを購読するための装置
1001 受信ユニット
1002 決定ユニット
1003 生成ユニット
1004 送信ユニット
1100 リソースを購読するためのデバイス
【国際調査報告】