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特表2022-534179データ伝送方法、装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-28
(54)【発明の名称】データ伝送方法、装置、コンピュータプログラム、及びコンピュータ装置
(51)【国際特許分類】
   H04L 65/403 20220101AFI20220721BHJP
   H04L 65/401 20220101ALI20220721BHJP
   H04L 65/75 20220101ALI20220721BHJP
【FI】
H04L65/403
H04L65/401
H04L65/75
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021561944
(86)(22)【出願日】2020-06-19
(85)【翻訳文提出日】2021-11-05
(86)【国際出願番号】 CN2020097073
(87)【国際公開番号】W WO2021057120
(87)【国際公開日】2021-04-01
(31)【優先権主張番号】201910917290.9
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ホアン,リィウウエン
(57)【要約】
【要約】
本出願の実施例は、データ伝送方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体を開示しており、会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応じて、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現すること、を含む。当該技術案は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム、及びマルチメディア装置の所在するマルチメディア再生システムを統合して、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワーク装置により実行されるデータ伝送方法であって、
前記ネットワーク装置は、会議管理サーバ、シグナリングサーバ、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びライブストリーミングプロキシサーバを含み、
前記方法は、
前記会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信するステップであって、前記接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報が含まれるステップと、
前記会議管理サーバが、前記エリア情報に基づき、対応する前記シグナリングサーバ及び前記データ伝送プロキシサーバを前記エリアに割り当て、前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との間の接続の確立をトリガするステップと、
前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応じて、前記会議管理サーバが、前記マルチメディア装置プロキシサーバを前記マルチメディア装置に割り当てるステップと、
前記ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当てるステップと、
前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、前記ライブストリーミング端末と前記マルチメディア装置との間の前記データの伝送を実現するステップと、を含むことを特徴とする、
データ伝送方法。
【請求項2】
前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、前記ライブストリーミング端末と前記マルチメディア装置との間の前記データの伝送を実現する前記ステップは、
前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータを受信するステップと、
前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオライブストリーミングデータをフォーマット変換して、オーディオビデオ再生データを取得するステップと、
前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置に伝送するステップと、を含むことを特徴とする、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項3】
前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置に伝送する前記ステップは、
前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置プロキシサーバに伝送するステップと、
前記マルチメディア装置プロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記データ伝送プロキシサーバに伝送するステップと、
前記データ伝送プロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置に伝送するステップと、を含むことを特徴とする、
請求項2に記載のデータ伝送方法。
【請求項4】
前記会議管理サーバがライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信する前に、さらに、
前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミング端末によって送信された作成要求を受信するステップと、
前記会議管理サーバが、前記作成要求に基づき、ライブストリーミング番号を生成するステップと、
前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミング番号を前記ライブストリーミング端末に返して、前記ライブストリーミング端末が前記ライブストリーミング番号に基づき前記ライブストリーミング動作を行うようにするステップと、を含むことを特徴とする、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項5】
前記会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信する前に、さらに、
前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミング端末によって送信された装置リスト取得要求を受信するステップと、
前記会議管理サーバが、前記装置リスト取得要求に基づき、装置リストを取得するステップであって、前記装置リストには、前記マルチメディア装置と前記エリアとの間のマッピング関係が含まれるステップと、
前記会議管理サーバが、前記装置リストを前記ライブストリーミング端末に返して、前記ライブストリーミング端末が前記装置リストに基づき、接続する必要のある前記マルチメディア装置の所在する前記エリアを選択するようにするステップと、を含むことを特徴とする、
請求項1から3のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項6】
前記ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、前記会議管理サーバがライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当てる前記ステップは、
前記ライブストリーミング端末の前記ライブストリーミング動作に基づいて、前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミング動作に対応するインターフェースマシンのポート情報を取得するステップと、
前記ライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当て、前記ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
前記会議管理サーバが、前記インターフェースマシンと前記ライブストリーミングプロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、を含むことを特徴とする、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項7】
前記会議管理サーバが、前記データ伝送プロキシサーバのポート情報、及び前記マルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
前記会議管理サーバが、前記データ伝送プロキシサーバと前記マルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項8】
前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報、及び前記マルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
前記会議管理サーバが、前記ライブストリーミングプロキシサーバと前記マルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、をさらに含むことを特徴とする、
請求項1に記載のデータ伝送方法。
【請求項9】
前記会議管理サーバが前記ポート情報をブロックチェーンに記憶するステップをさらに含む、ことを特徴とする、請求項6から8のいずれか1項に記載のデータ伝送方法。
【請求項10】
ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信するための受信モジュールであって、前記接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報が含まれる受信モジュールと、
前記エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバを前記エリアに割り当て、前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との間の接続の確立をトリガするための第1の割り当てモジュールと、
前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバを前記マルチメディア装置に割り当てるための第2の割り当てモジュールと、
前記ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当てるための第3の割り当てモジュールと、
前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシモジュール、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、前記ライブストリーミング端末と前記マルチメディア装置との間の前記データの伝送を実現するためのデータ伝送モジュールと、を含むことを特徴とする、
データ伝送装置。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、
当該コンピュータプログラムがコンピュータで実行されることに応じて、前記コンピュータは、請求項1から9のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実行する、ことを特徴とする、
コンピュータプログラム。
【請求項12】
複数の命令を記憶したコンピュータ装置であって、
前記命令は、プロセッサによってロードされて、請求項1から9のいずれか1項に記載のデータ伝送方法を実行することを特徴とする、
コンピュータ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本出願は、2019年9月26日にて提出された出願番号が2019109172909であって、発明の名称が「データ伝送方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容を本出願に援用する。
【0002】
(技術分野)
本出願は、コンピュータ技術分野に関し、具体的には、データ伝送方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
従来のマルチメディア再生システムとは、オーディオビデオの収集端末、再生端末、MCU(マルチコントロールユニット、Multi Control Unit)、専用回線ネットワークなどのマルチメディア装置を含み、企業や政府機関などのエリアに配置されたシステムである。
【0004】
従来のマルチメディア再生システムは、オーディオビデオの収集端末を使用してデータを収集し、専用回線ネットワークによってデータの伝送を行い、MCU装置カスケードの方式でマルチチャネル相互通信を実現し、再生端末を介して再生することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
当該従来のマルチメディア再生システムは、オーディオビデオ会議をサポートすることができるが、会議室などの固定場所でしか使用できないため、従来のマルチメディア再生システムの適用の柔軟性は高くない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本出願の実施例は、データ伝送の柔軟性を向上させることができるデータ伝送方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体を提供する。上記の技術案は次のとおりである。
【0007】
一態様では、ネットワーク装置に適用されるデータ伝送方法を提供し、ネットワーク装置は、会議管理サーバ、シグナリングサーバ、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びライブストリーミングプロキシサーバを含み、当該方法は、
会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信するステップであって、接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報が含まれるステップと、
会議管理サーバが、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガするステップと、
シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応じて、会議管理サーバが、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当てるステップと、
ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、会議管理サーバが、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当てるステップと、
データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現するステップと、を含む。
【0008】
別の態様では、データ伝送装置を提供し、当該装置は、
ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信するための受信モジュールであって、接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報が含まれる受信モジュールと、
エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガするための第1の割り当てモジュールと、
シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当てるための第2の割り当てモジュールと、
ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当てるための第3の割り当てモジュールと、
データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現するためのデータ伝送モジュールと、を含む。
【0009】
第3の割り当てモジュールはさらに、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミング動作に対応するインターフェースマシンのポート情報を取得し、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報を決定し、インターフェースマシンとライブストリーミングプロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0010】
任意選択で、特定の実施例では、データ伝送モジュールは、第1の受信サブモジュール、変換サブモジュール及び伝送サブモジュールを含んでもよく、
第1の受信サブモジュールはさらに、ライブストリーミングプロキシサーバによって、ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータを受信し、
変換サブモジュールはさらに、ライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオライブストリーミングデータをフォーマット変換して、オーディオビデオ再生データを取得し、
伝送サブモジュールはさらに、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に伝送する。
【0011】
伝送サブモジュールはさらに、ライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバに伝送し、マルチメディア装置プロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをデータ伝送プロキシサーバに伝送し、データ伝送プロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に伝送する。
【0012】
データ伝送方法はさらに、ライブストリーミング端末によって送信された作成要求を受信し、作成要求に基づきライブストリーミング番号を生成し、ライブストリーミング端末がライブストリーミング番号に基づきライブストリーミング動作を行うように、ライブストリーミング番号をライブストリーミング端末に返す。
【0013】
データ伝送方法はさらに、ライブストリーミング端末によって送信された装置リスト取得要求を受信し、装置リスト取得要求に基づき、マルチメディア装置とエリアとの間のマッピング関係が含まれる装置リストを取得し、ライブストリーミング端末が装置リストに基づき、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアを選択するように、装置リストをライブストリーミング端末に返す。
【0014】
データ伝送方法はさらに、データ伝送プロキシサーバのポート情報、及びマルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定し、データ伝送プロキシサーバとマルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0015】
データ伝送方法はさらに、ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報、及びマルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定し、ライブストリーミングプロキシサーバとマルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0016】
データ伝送方法はさらに、ポート情報をブロックチェーンに記憶する。
【0017】
別の態様では、複数の命令を記憶したコンピュータ記憶媒体を提供し、命令は、本出願の実施例によるデータ伝送方法におけるステップを実行するように、プロセッサによってロードされる。
【0018】
別の態様では、複数の命令を記憶したコンピュータ装置を提供し、命令は、プロセッサによってロードされて、本出願の実施例によるデータ伝送方法におけるステップを実行することができる。
【0019】
別の態様では、コンピュータプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。コンピュータ装置のプロセッサはコンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ命令を読み取り、プロセッサがコンピュータ命令を実行して、コンピュータ装置に上記の選択可能な実現方式で提供されたデータ伝送方法を実行させる。
【0020】
本出願の実施例によって提供される技術案によってもたらされる有益効果には、少なくとも以下が含まれる。
本出願の実施例は、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現することができる。当該技術案は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム及びマルチメディア装置の所在するマルチメディア再生システムを統合することができ、これにより、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送を実現し、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本出願の実施形態における技術案をより明確に説明するために、以下は、実施例の説明において使用する必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、以下の説明の図面は、本出願のいくつかの実施例にすぎない。当業者にとって、他の図面は、創造的な作業なしに、これらの図面に基づいて得ることができる。
【0022】
図1】本出願の実施例によるデータ伝送システムのシナリオの概略図である。
図2】本出願の実施例によるデータ伝送方法の第1のフローチャートである。
図3】本出願の実施例によるサーバ分布の概略図である。
図4】本出願の実施例による分散型システムがブロックチェーンシステムに適用される構成の概略図である。
図5】本出願の実施例によるブロック構成の概略図である。
図6】本出願の実施例によるデータ伝送方法の第2のフローチャートである。
図7】本出願の実施例によるライブストリーミング番号取得プロセスの概略図である。
図8】本出願の実施例による装置リスト取得プロセスの概略図である。
図9】本出願の実施例による第1のプロキシモジュール割り当てプロセスの概略図である。
図10】本出願の実施例による第2のプロキシモジュール割り当てプロセスの概略図である。
図11】本出願の実施例による第1のデータ伝送プロセスの概略図である。
図12】本出願の実施例による第2のデータ伝送プロセスの概略図である。
図13】本出願の実施例によるデータ伝送装置の概略構成図である。
図14】本出願の実施例によるネットワーク装置の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本出願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下で、添付の図面を結合して本出願の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0024】
図面を参照し、同じコンポーネント記号は、同じコンポーネントを表し、本出願の原理は、適切なコンピューティング環境における実施によって例示される。以下の説明は、例示する本出願の特定の実施例に基づくものであり、本明細書で詳細に説明されていない本出願の他の特定の実施例を限定するものと見なされるべきではない。
【0025】
以下の説明では、本出願の特定の実施例は、特に明記しない限り、1つまたは複数のコンピュータによって実行されるステップ及び記号を参照して説明される。したがって、これらのステップ及び作業は、コンピュータによって実行されると数回言及される。本明細書で言及されるコンピュータ実行は、データの電子信号を構造化された形式で表すコンピュータ処理ユニットの作業を含む。この作業は、データを変換するか、コンピュータのメモリシステム内の場所に保存し、再構成するか、又は、現場のテスターによく知られている方法で、コンピュータの操作を変更することができる。当該データによって維持されるデータ構造は、メモリの物理的な場所であり、データ形式によって定義される特定の特性を有する。ただし、本出願の原理は上記の文字で説明されるが、制限を表すものではない。現場のテスターは、次の複数のステップと操作をハードウェアで実施できることを理解できる。
【0026】
本明細書で使用される「モジュール」という用語は、当該コンピューティングシステム上で実行されるソフトウェアオブジェクトと見なすことができる。本明細書の様々なコンポーネント、モジュール、エンジン及サービスは、当該コンピューティングシステム上の実施オブジェクトと見なすことができる。本明細書の装置及び方法は、ソフトウェアの形で実施することができ、もちろん、ハードウェアで実施することもでき、それらは全て、本出願の保護範囲に含まれる。
【0027】
本出願の「第1」、「第2」、及び「第3」という用語は、特定のシーケンスを説明するものではなく、様々なオブジェクトを区別するために使用される。また、「含む」及び「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はモジュールを含むプロセス、方法、システム、製品、又は機器は、リストされたステップ又はモジュールに限定されず、いくつかの実施形態は、リストされていないステップ又はモジュールも含み、或いは、いくつかの実施形態は、これらのプロセス、方法、製品、又は機器に固有の他のステップ又はモジュールも含む。
【0028】
本明細書で言及される「実施例」は、実施例に関連して説明される特定の特徴、構造、又は特性が、本出願の少なくとも1つの実施例に含まれることを意味する。本明細書の様々な場所で出現される「実施例」は、必ずしも同じ実施例を指すわけではなく、他の実施例と相互に排他的な独立した又は代替の実施例でもない。当業者は、本明細書に記載の実施例が他の実施例と組み合わせることができることを明確かつ暗黙的に理解している。
【0029】
本出願の実施例は、データ伝送方法を提供し、当該データ伝送方法の実行本体は、本出願の実施例によるデータ伝送装置、又は当該データ伝送装置が集積されたネットワーク装置であり、当該データ伝送装置は、ハードウェア又はソフトウェアによって実現できる。ネットワーク装置は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パームトップコンピュータ、ノートブックコンピュータ、又はデスクトップコンピュータなどの装置であってもよい。ネットワーク装置には、コンピュータ、ネットワークホスト、単一のネットワークサーバ、複数のネットワークサーバのセット、又は複数のサーバで構成されるクラウドが含まれるが、これらに限定されない。
【0030】
図1を参照し、図1は、本出願の実施例によるデータ伝送方法の適用シナリオの概略図であり、データ伝送装置がネットワーク装置101に集積されることを例として、任意選択で、ネットワーク装置101は、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ608及びデータ伝送プロキシサーバ611をエリアに割り当て、シグナリングサーバ608とマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、シグナリングサーバ608とマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応答して、マルチメディア装置プロキシサーバ610をマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバ613をライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ611、マルチメディア装置プロキシサーバ610、及びライブストリーミングプロキシサーバ613によって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現することができる。
【0031】
図2を参照し、図2は、本出願の実施例によるデータ伝送方法のフローチャートであり、当該方法は、図1に示すネットワーク装置によって実行され、当該ネットワーク装置は、会議管理サーバ、シグナリングサーバ、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びライブストリーミングプロキシサーバを含む。以下の実施例により具体的に説明する。
【0032】
201、会議管理サーバは、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信する。
【0033】
マルチメディア再生システムとは、オーディオビデオ収集端末、再生端末、MCU(マルチコントロールユニット、Multi Control Unit)、専用回線ネットワークなどのマルチメディア装置を含み、企業や政府機関などのエリアに配置されたシステムである。任意選択で、マルチメディア再生システムは、オーディオビデオ収集端末を使用してデータを収集し、専用回線ネットワークによってデータの伝送を行い、MCU装置カスケードの方式でマルチチャネル相互通信を実現し、再生端末を介して再生する。例えば、任意選択で、当該マルチメディア再生システムは、ビデオ会議システムであり、任意選択で、当該ビデオ会議システムは、オーディオビデオ会議をサポートするが、会議室などの固定場所でしか使用できない。
【0034】
ライブストリーミングシステムとは、様々なライブストリーミングアプリケーション又は通信アプリケーションにSDK(Software Development Kit、ソフトウェア開発キット)の形式で集積され、ライブストリーミングユーザに提供されてネットワークソーシャルを行うシステムである。ライブストリーミングユーザは、いつでもどこでもライブストリーミングシステムに柔軟にアクセスし、ライブストリーミングの形でネットワークソーシャルを行うことができる。例示的に、ライブストリーミングには、ストリーマー(ライブストリーミングユーザ)及びユーザという少なくとも2つのキャラクターが含まれる。ストリーマーは、オーディオビデオデータを共有するクライアントに対応し、ユーザは、オーディオビデオデータを受信するクライアントに対応する。ストリーマーは、ライブストリーミング装置(コンピュータ、携帯電話など)又はライブストリーミングクライアントを使用して、撮影又は収録した画面をリアルタイムでユーザと共有し、ユーザは、マルチメディア装置(コンピュータ、携帯電話、ディスプレイなど)又は視聴クライアントで、ストリーマーによってリアルタイムで共有される画面を視聴する。例示的に、1つのライブストリーミング方式では、1つのライブストリーミングは、1つ又は複数のストリーマーを有し、1つのライブストリーミングは、複数のユーザによって同時に視聴される。例示的に、1つのライブストリーミング方式では、ユーザは、文字メッセージの送信、ギフトの贈与、写真の送信などによってストリーマーとインタラクションすることができる。
【0035】
従って、マルチメディア再生システム及びライブストリーミングシステムを統合することができ、統合されたシステムは、2つのシステムのそれぞれの利点を有することができ、統合されたシステムの柔軟性を向上させる。例えば、バックエンドサーバでは、ライブストリーミングシステムが、マルチメディア再生システムにおけるマルチメディア装置の装置リストを照会するように、マルチメディア再生システムとライブストリーミングシステムの間に転送プロキシを設定し、標準のSIPプロトコル(セッション初期プロトコル、Session Initiation Protocol)を介して、対応するマルチメディア装置を呼び出し、それによって、メディア再生システムとライブストリーミングシステムとの間のオーディオビデオデータの相互通信を実現し、データ伝送の柔軟性を大幅に向上させる。
【0036】
任意選択で、ライブストリーミング端末は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ、デスクトップコンピュータなどであり、本出願の実施例は、ライブストリーミング端末の製品タイプを特に限定しない。当該ライブストリーミング端末は、ライブストリーミングクライアントとして使用でき、当該ライブストリーミングクライアントには、ライブストリーミングアプリケーションがインストールされ、任意選択で、当該ライブストリーミングアプリケーションは、ライブストリーミングSDKが集積されたアプリケーションである。当該ライブストリーミング端末では、JSSDK(JavaScript Software Development Kit、JSソフトウェア開発キット)のH5(HyperText Mark-up Language 5、ハイパーテキストマークアップ言語5)ページを使用することができる。ライブストリーミングユーザは、当該ライブストリーミングクライアントによって、ライブストリーミングシステムとのネットワーク接続を確立し、ライブストリーミングのために、ライブストリーミングルームに入ることができる。
【0037】
実際の適用では、例えば、ライブストリーミング端末は、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアを決定し、例えば、XXビル1102会議室を、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアとして使用する。エリアが決定された後、ライブストリーミング端末は、当該エリアに対応するエリア情報を取得し、当該エリア情報によって、当該エリア情報に対応するエリア、及びマルチメディア装置を照会し、例えば、エリア情報は「58633」であり、当該エリア情報「58633」に基づき、「XXビル1102会議室」に対応し、「XXビル1102会議室」におけるマルチメディア装置にも対応できる。
【0038】
ライブストリーミング端末は、エリアに対応するエリア情報を取得した後、当該エリア情報に基づき、接続要求を送信し、例えば、ライブストリーミング端末は、ダイヤル58633要求を送信し、当該ダイヤル58633要求は接続要求であり、ネットワーク装置は、接続要求を受信し、当該接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報、即ち、エリア情報「58633」が含まれる。
【0039】
特定の実施例では、会議管理サーバは、会議サービスサーバ及びスケジューリング戦略サーバを含む。
【0040】
任意選択で、会議サービスサーバは、装置リストの引き出し、通話の転送、加入ルームの転送などの機能を有する機能サーバであり、当該会議サービスサーバは、単一の装置で構成されてもよいし、複数の装置によって構成される装置グループであってもよく、例えば、当該会議サービスサーバは、1つ又は複数のサーバで構成される。
【0041】
任意選択で、スケジューリング戦略サーバは、シグナリングサーバ及びプロキシサーバ(データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバの少なくとも1つ)の割り当て、マルチメディア装置との間の接続確立の管理などの機能を有する機能サーバであり、当該スケジューリング戦略サーバは、単一の装置で構成されてもよいし、複数の装置で構成される装置グループであってもよく、例えば、当該スケジューリング戦略サーバは、1つ又は複数のサーバで構成される。
【0042】
例えば、ライブストリーミング端末は、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアがXXビル1102会議室であると決定し、エリア情報「58633」を取得した後、会議サービスサーバに接続要求を送信し、当該接続要求には、エリア情報「58633」が含まれる。会議サービスサーバが接続要求を受信した後、接続要求をスケジューリング戦略サーバに転送する。
【0043】
特定の実施例では、ライブストリーミングシステム及びマルチメディア再生システムを統合することが望ましいので、ライブストリーミングシステム及びマルチメディア再生システムの間は、ライブストリーミング番号によって接続される。具体的に、「会議管理サーバがライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信する」ステップの前に、さらに、
会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された作成要求を受信するステップと、
会議管理サーバが、作成要求に基づき、ライブストリーミング番号を生成するステップと、
会議管理サーバが、ライブストリーミング番号をライブストリーミング端末に返して、ライブストリーミング端末がライブストリーミング番号に基づきライブストリーミング動作を行うようにするステップと、を含む。
【0044】
実際の適用では、例えば、会議管理サーバは、ライブストリーミング端末によって送信された作成要求を受信し、当該作成要求に基づき、1つの会議を作成し、当該会議に対応するライブストリーミング番号を生成してから、会議とライブストリーミング番号などの会議に関連する情報を記憶する。会議管理サーバは、ライブストリーミング番号を生成した後、ライブストリーミング番号をライブストリーミング端末に返す。ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング番号を受信した後、当該ライブストリーミング番号に基づき、ライブストリーミングルームに入り、ライブストリーミングルームのルーム番号は、受信したライブストリーミング番号である。
【0045】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング番号を受信した後、当該ライブストリーミング番号を表示して、他のライブストリーミングユーザが当該ライブストリーミング番号に基づき、ライブストリーミングルームに参加できるようにしてもよく、そして、ライブストリーミングルームに参加するライブストリーミングユーザは、同じオーディオビデオのコンテンツを視聴することができる。
【0046】
特定の実施例では、会議管理サーバは、会議サービスサーバ及び会議制御サーバをさらに含む。
【0047】
任意選択で、会議制御サーバは、会議の作成、プロキシサーバ(ライブストリーミングプロキシサーバ)の割り当て、ポート情報の同期などの機能を有する機能サーバであり、当該会議制御サーバは、単一の装置で構成されてもよいし、複数の装置で構成される装置グループであってもよく、例えば、当該会議制御サーバは、1つ又は複数のサーバで構成される。
【0048】
例えば、任意選択で、ライブストリーミング端末は、会議サービスサーバに接続要求を送信し、会議サービスサーバは、接続要求を受信した後、当該接続要求を、会議制御サーバに転送する。会議制御サーバは、当該接続要求に基づき、会議を作成し、ライブストリーミング番号を生成し、会議に関連する情報を記憶する。次に、会議制御サーバは、ライブストリーミング番号を会議サービスサーバに返し、会議サービスサーバは、受信したライブストリーミング番号を、ライブストリーミング端末に返す。ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング番号を受信した後、ライブストリーミング番号を表示して、他のライブストリーミング端末がライブストリーミング番号に基づき、ライブストリーミングルームに参加できるようにする。
【0049】
特定の実施例では、マルチメディア再生システムによって、ライブストリーミングシステムにおけるオーディオビデオデータを視聴することが望ましいので、マルチメディア再生システムにおけるマルチメディア装置の装置リストを取得することによって、ユーザが装置リストに基づき、マルチメディア装置の所在するエリアを便利に選択できる。具体的に、「会議管理サーバがライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信する」ステップの前に、さらに、
会議管理サーバが、ライブストリーミング端末によって送信された装置リスト取得要求を受信するステップと、
会議管理サーバが、装置リスト取得要求に基づき、装置リストを取得するステップであって、装置リストには、マルチメディア装置とエリアとの間のマッピング関係が含まれるステップと、
会議管理サーバが、装置リストをライブストリーミング端末に返して、ライブストリーミング端末が装置リストに基づき、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアを選択するようにするステップと、を含む。
【0050】
特定の実施例では、例えば、図3に示すように、会議管理サーバは、ライブストリーミング端末701によって送信された装置リスト取得要求を受信してから、当該装置リスト取得要求に基づき、マルチメディア装置データベース612において、装置リストを照会し、マルチメディア装置とエリアとの間のマッピング関係が含まれる装置リストが照会され、1つのエリアに複数のマルチメディア装置が含まれる場合、このエリアとこれらの複数のマルチメディア装置との間にはマッピング関係がある。装置リストの表示形式は、「XXビル1102会議室-58633」である。次に、装置リストをライブストリーミング端末701に返し、ライブストリーミング端末701は、装置リストを取得した後、装置リストに表示された複数のエリアから、1つのエリアをデータ伝送用エリアとして選択し、例えば、装置リストの複数の会議室から1102会議室をデータ伝送用エリアとして選択する。
【0051】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末は、装置リストを取得した後、他の会議参加者に会議エリアの具体的場所を通知するように、当該装置リストを表示してもよい。
【0052】
特定の実施例では、任意選択で、会議管理サーバは、会議サービスサーバを含み、ネットワーク装置は、マルチメディア装置データベースをさらに含む。例えば、ライブストリーミング端末は、会議サービスサーバに装置リスト取得要求を送信し、会議サービスサーバは、当該装置リスト取得要求に基づき、マルチメディア装置データベースへ装置リストを照会する。当会議サービスサーバは、装置リストを取得した後、当該装置リストをライブストリーミング端末に返し、ライブストリーミング端末のユーザは、当該装置リストに基づき、エリア選択を行い、1つのエリアをデータ伝送用エリアとして選択し、また、ライブストリーミング端末は、装置リストを表示することもできる。
【0053】
特定の実施例では、全てのエリアがマルチメディア装置を含む、即ち、全てのエリアが会議を開催できることを保証することができないので、エリアを選別して、装置リストにおけるエリアの有効性を確保してもよい。具体的に、「会議管理サーバが装置リスト取得要求に基づき装置リストを取得する」ステップは、
会議管理サーバが、装置リスト取得要求に基づき、初期装置リストを取得するステップと、
会議管理サーバが、初期装置リストにおける各エリアに対応するエリア使用情報を取得するステップと、
会議管理サーバがエリア使用情報に基づき、初期装置リストを更新して、装置リストを取得するステップと、を含む。
【0054】
実際の適用では、会議管理サーバは、装置リスト取得要求に基づき、初期装置リストを取得し、当該初期装置リストは、選別されていない複数のエリアを含む。次に、初期装置リストを検出して、ビデオ会議を開催できないエリア、及びその対応するマルチメディア装置を排除する。例えば、初期装置リストにおけるマルチメディア装置を検出し、動作中のマルチメディア装置が検出された場合、このマルチメディア装置が使用中であると考え、即ち、当該マルチメディア装置の所在するエリアは、会議中であり、当該マルチメディア装置に対応するエリアを使用してビデオ会議を開催できず、この場合、検出されたエリア及びその対応するマルチメディア装置を削除して、装置リストへの更新を実現する。このように取得した装置リストは、より正確になり、装置リストにおけるマルチメディア装置が全て有効な状態であることが保証され、ユーザの使用効率を向上させる。
【0055】
又は、任意選択で、会議管理サーバは、装置リストにおけるマルチメディア装置の異常状況を検出し、マルチメディア装置の異常が検出された場合又は正常に動作できないことが検出された場合、検出されたマルチメディア装置を削除して、装置リストへの更新を実現する。
【0056】
又は、ネットワーク装置は、エリア使用情報を照会し、エリア使用情報に基づき、再生リストの更新を行う。例えば、5月1日14:00から15:00までビデオ会議を開催したい場合、会議室1101が5月1日14:00から15:00までの会議用に予約されていることが照会されたときに、会議室1101及びその対応するマルチメディア装置を削除して、装置リストを更新する。
【0057】
S202で、会議管理サーバは、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガする。
【0058】
任意選択で、シグナリングサーバは、マルチメディア装置との情報インタラクション、パラメータネゴシエーションなどの機能を有する機能サーバであり、例えば、当該シグナリングサーバは、SIP(Session Initiation Protocol、セッション開始プロトコル)シグナリングサーバであり、当該SIPシグナリングサーバは、マルチメディア装置との間でSIP情報のインタラクションを行い、オーディオビデオパラメータを交渉することができる。
【0059】
任意選択で、データ伝送プロキシサーバは、マルチメディア装置との間のデータインタラクションなどの機能を有する機能サーバであり、例えば、当該データ伝送プロキシサーバは、RTP(Real-time Transport Protocol、リアルタイム伝送プロトコル)プロキシサーバであり、当該RTPプロキシサーバは、マルチメディア装置との間でオーディオビデオデータを伝送することができる。
【0060】
実際の適用では、例えば、会議管理サーバは、エリア情報が含まれる接続要求を受信した後、エリア情報に基づき、SIPシグナリングサーバ、及びRTPプロキシサーバを、エリア情報に対応するエリアに割り当てる。次に、SIPシグナリングサーバからマルチメディア装置への標準のSIP要求の送信をトリガし、標準のSIPプロセスを介して、マルチメディア装置との接続を確立する。
【0061】
SIPは、アプリケーション層のシグナリング制御プロトコルであり、1つ又は複数の参加者のセッションを確立、修正及びリリースする。これらのセッションには、ネットワークマルチメディア会議、IPテレフォニー又はマルチメディア配信の少なくとも1つが含まれ、セッションの参加者は、マルチキャスト、メッシュユニキャスト又はそれらの2つの組み合わせを介して通信する。
【0062】
特定の実施例では、会議管理サーバは、スケジューリング戦略サーバ及び会議サービスサーバを含む。
【0063】
例えば、スケジューリング戦略サーバは、エリア情報が含まれる接続要求を受信した後、エリア情報に基づき、SIPシグナリングサーバ、及びRTPプロキシサーバをエリア情報に対応するエリアに割り当てる。次に、スケジューリング戦略サーバは、SIPシグナリングサーバからマルチメディア装置への標準のSIP要求の送信をトリガし、標準のSIPプロセスを介して、マルチメディア装置との接続を確立する。
【0064】
S203で、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応じて、会議管理サーバは、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当てる。
【0065】
マルチメディア装置プロキシサーバは、プロキシサーバとの間のデータ転送などの機能を有する機能サーバであり、例えば、当該マルチメディア装置プロキシサーバは、ライブストリーミングプロキシサーバ、及びデータ伝送プロキシサーバとの間でオーディオビデオデータを伝送する。
【0066】
実際の適用では、例えば、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、ネットワーク装置がマルチメディア装置に正常に接続されたことを表し、この場合、会議管理サーバは、接続に成功した結果をライブストリーミング端末に通知する。次に、会議管理サーバは、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、データは、マルチメディア装置プロキシサーバを介してマルチメディア装置に伝送される。
【0067】
特定の実施例では、データ伝送をスムーズに実行するために、会議管理サーバは、ポート情報を同期化することによって、割り当てられたプロキシサーバが、データ伝送を行う他のプロキシサーバのポート情報を決定できるようにすることができる。具体的に、当該データ伝送方法はさらに、
会議管理サーバが、データ伝送プロキシサーバのポート情報、及びマルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
会議管理サーバが、データ伝送プロキシサーバとマルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、を含む。
【0068】
任意選択で、ポート情報は、情報交換を行なうための装置の位置を示す情報であり、例えば、当該ポート情報は、IP(Internet Protocol、インターネットプロトコルアドレス)、及びport(ポート)を含む。IPは、IPプロトコルによって提供される統一されたアドレスフォーマットであり、インターネット上の各ネットワーク及び各装置はいずれも1つの論理アドレスを含み、当該論理アドレスは、物理アドレスの違いを隠す。portは、装置が外界と通信するために使用されるエクスポートである。
【0069】
実際の適用では、例えば、会議管理サーバは、データ伝送プロキシサーバに対応するIP及びport、及びマルチメディア装置プロキシサーバに対応するIP及びportを決定する。次に、データ伝送プロキシサーバに対応するIP及びportをマルチメディア装置プロキシサーバに送信し、マルチメディア装置プロキシサーバに対応するIP及びportをデータ伝送プロキシサーバに送信する。ポート情報交換が完了した後、データ伝送プロキシサーバ及びマルチメディア装置プロキシサーバは互いの位置情報を知り、これにより、データ伝送プロキシサーバとマルチメディア装置プロキシサーバとの間のデータ伝送を完了することができる。
【0070】
特定の実施例では、図3に示すように、会議管理サーバは、スケジューリング戦略サーバ603、会議サービスサーバ601及び会議制御サーバ602を含む。例えば、スケジューリング戦略サーバ603が、シグナリングサーバ608とマルチメディア装置609との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、スケジューリング戦略サーバ603は、接続確立が成功した結果を会議サービスサーバ601に返す。次に、会議サービスサーバ601は、接続確立が成功した結果をライブストリーミング端末701に返し、会議制御サーバ602に、装置参加要求を送信する。会議制御サーバ602は、装置参加要求を受信した後、マルチメディア装置プロキシサーバ610をマルチメディア装置609に割り当て、マルチメディア装置プロキシサーバ610のIP及びportをデータ伝送プロキシサーバ611に送信し、データ伝送プロキシサーバ611のIP及びportをマルチメディア装置プロキシサーバ610に送信し、これにより、マルチメディア装置プロキシサーバ610及びデータ伝送プロキシサーバ611は互いのポート情報を知っている。
【0071】
S204で、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、会議管理サーバは、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当てる。
【0072】
ライブストリーミングプロキシサーバは、データフォーマット変換、データプロトコル変換などの機能を有する機能サーバであり、例えば、当該ライブストリーミングプロキシサーバは、ライブストリーミング端末からのオーディオビデオデータをフォーマット変換し、オーディオビデオデータは、マルチメディア装置で認識及び再生できるフォーマットに変換される。又は、当該ライブストリーミングプロキシサーバは、マルチメディア装置からのオーディオビデオデータをフォーマット変換することもでき、オーディオビデオデータは、ライブストリーミング端末におけるライブストリーミングアプリケーションで認識及び再生できるフォーマットに変換される。
【0073】
実際の適用では、例えば、ライブストリーミング端末のユーザがライブストリーミングルームに入ったことを検出した後、会議管理サーバは、ライブストリーミングプロキシサーバを当該ライブストリーミング端末に割り当て、ライブストリーミング端末のユーザは、先に取得したライブストリーミング番号を使用してライブストリーミングルームに入り、このとき、当該ライブストリーミングルームのルーム番号がライブストリーミング番号である。
【0074】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング番号を取得した後、当該ライブストリーミング番号を表示して、他のライブストリーミング端末もライブストリーミング番号を取得し、当該ライブストリーミング番号に基づき、ライブストリーミングルームに参加するようにすることができる。そのため、このとき、ルームに参加しているライブストリーミング端末は、作成要求を送信して、返されたライブストリーミング番号を取得したライブストリーミング端末であってもよく、表示されたライブストリーミング番号に基づきライブストリーミングルームに参加した他のライブストリーミング端末であってもよい。
【0075】
一実施例において、図3に示すように、会議管理サーバは、会議制御サーバ602を含み、ライブストリーミング端末701は、ライブストリーミングシステム607を介して、ライブストリーミングルームに参加し、当該ライブストリーミングシステム607は、戦略割り当てサーバ604、フロー制御サーバ605(フロー制御マシン)及びインターフェースサーバ606(インターフェースマシン)を含む。
【0076】
当該ライブストリーミングシステムは、ユーザの要求に応じて、オーディオビデオ信号を圧縮した後、マルチメディアサーバに伝送し、ネットワーク上で大多数のネチズン又は許可された特定の人々が聴いたり見たりするためのシステムである。本出願の実施例で適用されるライブストリーミングシステムは、オーディオビデオSDKモードに基づく従来のライブストリーミングシステムであり、ライブストリーミングアプリケーションは、SDKを組み込む必要があり、ブラウザは、対応するSDKプラグインをインストールする必要がある。
【0077】
特定の実施例では、本出願の実施例で適用されるライブストリーミングシステムは、従来のライブストリーミングシステムを改良した後の改良ライブストリーミングシステムであってもよく、ウェブページ側のユーザは、ブラウザカーネルにおけるWebRTCサーバを介して、当該改良ライブストリーミングシステムに直接アクセスすることができ、ダウンロード及びインストールを必要とせずに、インタラクションライブストリーミングを直接行うことができる。また、ブラウザだけでなく、WebRTCをサポートするブラウザカーネルが組み込まれているアプリケーションであれば、インタラクションライブストリーミングSDKを集積することなく、インタラクションライブストリーミングに接続できる。
【0078】
任意選択で、戦略割り当てサーバは、ライブストリーミングシステムに配置され、要求認証、署名暗号化、安全確認などのサービスを完成することができる機能サーバである。戦略割り当てサーバは、ユーザの位置情報、及び装置の位置情報、装置の負荷情報などに基づき、近くのインターフェースサーバ、フロー制御サーバなどを割り当てる。戦略割り当てサーバの割り当てにより、同じルームと同じオペレータのユーザは、できるだけ同じインターフェースサーバに集まる。
【0079】
任意選択で、インターフェースサーバは、ライブストリーミングシステムに配置され、データ又はシグナリングなどを転送できる機能サーバである。例えば、当該インターフェースサーバは、ライブストリーミングシステムにおいて、オーディオビデオデータの転送作業を実行し、ビデオプロセスでのシグナリングなどの転送作業も実行する。
【0080】
任意選択で、フロー制御サーバは、ライブストリーミングシステムに配置され、ライブストリーミングルームの管理、パラメータ調整、オーディオルーティングなどの機能を実行できる機能サーバである。ライブストリーミングシステムにおけるフロー制御サーバは、ライブストリーミングルームの管理、ライブストリーミングプロセスにおける各オーディオビデオパラメータのリアルタイム調整、及びオーディオルーティングなどを実行する。
【0081】
実際の適用では、ライブストリーミング端末は、ライブストリーミングシステムにおける戦略割り当てサーバに、ルームに入る要求を送信し、次に、ライブストリーミングシステムにおけるインターフェースサーバ、及びフロー制御サーバを介して、ライブストリーミング番号に対応するライブストリーミングルームに入る。フロー制御サーバは、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングルームに入ったことを検出した後、会議制御サーバにライブストリーミングユーザ要求を送信し、当該ライブストリーミングユーザ要求には、インターフェースサーバのIP及びportが含まれる。会議制御サーバがライブストリーミングユーザ要求を受信した後、ライブストリーミングユーザにライブストリーミングプロキシサーバを割り当てる。
【0082】
特定の実施例では、ステップ204は、ステップ201の前に実行してもよく、即ち、会議管理サーバはまず、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づき、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、次に、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求に基づき、シグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立された場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当てる。
【0083】
ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送の前、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバの割り当ての完了を保証すればよい。データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバの割り当てが完了した後、ネットワーク装置は、データ伝送、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現する。
【0084】
特定の実施例では、データ伝送をスムーズに実行するために、ポート情報を同期化することによって、割り当てられたプロキシサーバが、データ伝送のための他のプロキシサーバのポート情報を決定できるようにすることができる。具体的に、「ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、会議管理サーバが、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当てる」ステップは、
ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、会議管理サーバが、ライブストリーミング動作に対応するインターフェースサーバのポート情報を取得するステップと、
会議管理サーバが、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
会議管理サーバが、インターフェースサーバとライブストリーミングプロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、を含む。
【0085】
実際の適用では、例えば、ライブストリーミングユーザは、ライブストリーミングシステムによって、ライブストリーミング動作を行い、ネットワーク装置は、ライブストリーミングユーザのライブストリーミング動作に基づき、ライブストリーミングシステムにおけるインターフェースサーバに対応するIP及びportを決定する。次に、ネットワーク装置は、ライブストリーミング端末にライブストリーミングプロキシサーバを割り当て、ライブストリーミングプロキシサーバに対応するIP及びportを決定する。次に、インターフェースサーバに対応するIP及びportをライブストリーミングプロキシサーバに送信し、ライブストリーミングプロキシサーバに対応するIP及びportをインターフェースサーバに送信する。ポート情報の交換が完了した後、ライブストリーミングプロキシサーバ及びインターフェースサーバは互いの位置情報を知り、これにより、ライブストリーミングプロキシサーバとインターフェースサーバとの間のデータ伝送を完了することができる。
【0086】
特定の実施例では、データ伝送をスムーズに実行するために、会議管理サーバは、ポート情報を同期化することによって、割り当てられたプロキシサーバが、データ伝送のための他のプロキシサーバのポート情報を決定できるようにすることができる。具体的に、当該データ伝送方法はさらに、
会議管理サーバが、ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報、及びマルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定するステップと、
会議管理サーバが、ライブストリーミングプロキシサーバとマルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化するステップと、を含む。
【0087】
実際の適用では、例えば、図3に示すように、会議制御サーバ602は、ライブストリーミング端末701にライブストリーミングプロキシサーバ613を割り当てた後、ライブストリーミングプロキシサーバ613に対応するIP及びportをマルチメディア装置プロキシサーバ610に送信し、マルチメディア装置プロキシサーバ610に対応するIP及びportをライブストリーミングプロキシサーバ613に送信する。ポート情報の交換が完了した後、ライブストリーミングプロキシサーバ613及びマルチメディア装置プロキシサーバ610は互いの位置情報を知り、これにより、ライブストリーミングプロキシサーバ613とマルチメディア装置プロキシサーバ610との間のデータ伝送を完了することができる。
【0088】
S205で、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現する。
【0089】
実際の適用では、例えば、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバの割り当てが完了した後、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、ライブストリーミングシステムとマルチメディア再生システムとの間の統合を実現する。データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、ライブストリーミング端末からのデータを、マルチメディア装置に伝送して再生する。マルチメディア装置からのデータをライブストリーミング端末に伝送して表示してもよく、これにより、会議室におけるユーザは、マルチメディア装置を介して会議に参加し、ライブストリーミング端末に位置するユーザは、ウェブページ又はライブストリーミングアプリケーションなどを介して会議に参加する。
【0090】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末にサポートされるデータフォーマット及びマルチメディア装置にサポートされるデータフォーマットは必ずしも同じではないため、ネットワーク装置は、フォーマット変換によって、変換されたデータをデータ受信側の装置に適合させることができる。具体的に、「データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現する」ステップは、
ライブストリーミングプロキシサーバによって、ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータを受信するステップと、
ライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオライブストリーミングデータをフォーマット変換して、オーディオビデオ再生データを取得するステップと、
データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に伝送するステップと、を含む。
【0091】
実際の適用では、例えば、ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング中に、ネットワーク装置にオーディオビデオライブストリーミングデータを送信する。ライブストリーミングプロキシサーバは、オーディオビデオライブストリーミングデータを受信した後、オーディオビデオライブストリーミングデータにおけるオーディオライブストリーミングデータ及びビデオライブストリーミングデータを別々にフォーマット変換する。ライブストリーミングプロキシサーバは、ライブストリーミングシステムで使用されるOPUS、AACなどのフォーマットのオーディオライブストリーミングデータを、マルチメディア装置で使用されるg.711、 g.729フォーマットのオーディオ再生データに変換し、UDTをRTPフォーマットにパッケージ変換し、次に、データ伝送プロキシサーバ及びマルチメディア装置プロキシサーバによって、フォーマット変換されたオーディオ再生データをマルチメディア装置に送信する。
【0092】
ライブストリーミングシステムとマルチメディア装置の両方とも、H.264フォーマットのビデオデータをサポートしているため、ライブストリーミングプロキシサーバは、UDTをRTPフォーマットにパッケージ変換するだけで、フォーマット変換されたビデオ再生データをマルチメディア装置に送信する。マルチメディア装置は、オーディオビデオ再生データを受信した後、オーディオビデオ再生データのコンテンツを表示することにより、会議室内のユーザは、マルチメディア装置を介して、ライブストリーミング側のオーディオビデオ映像を視聴し、会議に参加する。
【0093】
特定の実施例では、本出願の実施例は、オーディオビデオデータのフォーマットを制限しない。例えば、ライブストリーミング端末にサポートされるオーディオライブストリーミングデータのフォーマットは、本明細書で記載されているOPUS及びAACに限定されず、マルチメディア装置にサポートされるオーディオ再生データのフォーマットは、g.711及びg.729に限定されず、ビデオデータのフォーマットはH.264に限定されず、他の適切なフォーマットであってもよい。
【0094】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータに、オーディオライブストリーミングデータのみが含まれる場合、ライブストリーミングプロキシサーバは、オーディオライブストリーミングデータのフォーマット変換のみを実行し、この場合、オーディオビデオ再生データには、オーディオ再生データのみが含まれる。ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータに、ビデオライブストリーミングデータのみが含まれる場合、ライブストリーミングプロキシサーバは、ビデオライブストリーミングデータのフォーマット変換のみを実行し、この場合、オーディオビデオ再生データには、ビデオ再生データのみが含まれる。
【0095】
特定の実施例では、データをライブストリーミング端末からマルチメディア装置に伝送するために、複数のプロキシサーバによって、データの伝送を行うことができる。具体的に、「データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に伝送する」ステップは、
ライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバに伝送するステップと、
マルチメディア装置プロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをデータ伝送プロキシサーバに伝送するステップと、
データ伝送プロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に伝送するステップと、を含む。
【0096】
実際の適用では、例えば、ライブストリーミングプロキシサーバは、受信したオーディオビデオライブストリーミングデータをフォーマット変換して、オーディオビデオ再生データに変換した後、当該オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバに送信し、マルチメディア装置プロキシサーバは、オーディオビデオ再生データをデータ伝送プロキシサーバに送信し、データ伝送プロキシサーバは、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置に送信する。マルチメディア装置は、オーディオビデオ再生データを受信した後、オーディオビデオ再生データのコンテンツを表示することにより、会議室内のユーザは、マルチメディア装置を介して、ライブストリーミング側のオーディオビデオ映像を視聴し、会議に参加する。
【0097】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末は、インターフェースサーバによって、データの伝送を行う。例えば、ライブストリーミング端末は、UDTフォーマットのオーディオビデオライブストリーミングデータをライブストリーミングシステムのインターフェースサーバに送信し、インターフェースサーバは、ライブストリーミングプロキシサーバがデータのフォーマット変換及びその後のデータ伝送を実行するように、オーディオビデオライブストリーミングデータをライブストリーミングプロキシサーバに送信する。
【0098】
特定の実施例では、例えば、マルチメディア装置は、オーディオビデオ再生データをデータ伝送プロキシサーバに送信し、データ伝送プロキシサーバは、オーディオビデオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバに送信し、マルチメディア装置プロキシサーバは、オーディオビデオ再生データをライブストリーミングプロキシサーバに送信する。ライブストリーミングプロキシサーバは、g.711、g.729フォーマットのオーディオ再生データをOPUS、ACCなどのフォーマットのオーディオライブストリーミングデータに変換し、RTPのプロトコルをUDTプロトコルにパッケージ変換し、次に、オーディオライブストリーミングデータをライブストリーミングシステムのインターフェースサーバに転送する。ライブストリーミングシステムとマルチメディア装置の両方とも、H.264フォーマットのビデオデータをサポートするため、ライブストリーミングプロキシサーバは、RTPプロトコルのデータのみをUDTプロトコルにパッケージ変換し、次に、ビデオライブストリーミングデータをインターフェースサーバに送信する。インターフェースサーバは、ライブストリーミング端末のユーザがマルチメディア装置のコンテンツを視聴するように、取得したオーディオライブストリーミングデータ及びビデオライブストリーミングデータをライブストリーミング端末に転送する。
【0099】
このとき、ライブストリーミング端末に位置するライブストリーミングユーザは、当該データ伝送方法によって、会議室内のマルチメディア装置におけるオーディオビデオを視聴することができ、ライブストリーミングユーザは、必ずしも会議現場に出向いて会議に参加する必要はなく、ライブストリーミング端末によって、会議のビデオを視聴することができる。そのため、ユーザが、現場での会議への参加が不便な場合や、現場での会議への参加費用が高すぎる場合、ライブストリーミング端末を介して会議に参加することができ、会議室内のユーザは、ビデオ映像を視聴して、ライブストリーミング側のユーザの観点や意見などを理解することもでき、ライブストリーミング側に位置するユーザは、マルチメディア装置によって伝送されるビデオを視聴して、会議内容などを理解することもできる。同時に、会議室におけるマルチメディア装置をより十分に使用することができる。
【0100】
当該データ伝送方法により、従来の会議室におけるマルチメディア再生システムと、SDKライブストリーミングアプリケーションが組み込まれたライブストリーミングシステムの統合及び相互通信を実現することができる。そのため、異なるエリアのユーザが会議にアクセスできるので、会議開催の柔軟性を大幅に向上させ、同時に、会議室における従来のマルチメディア再生システムをより十分に使用することができる。
【0101】
特定の実施例では、当該データ伝送の技術案は、標準のSIPプロトコルの従来のマルチメディア再生システムに限定されず、非標準のSIPプロトコルのマルチメディア再生システムの場合、当該データ伝送の技術案を、マルチメディア再生システムに関連するプロトコルと互換性があるように修正すればよい。
【0102】
特定の実施例では、当該データ伝送方法は、マルチメディア再生システム及びライブストリーミングシステムを統合することに限定されず、マルチメディア再生システムは、リアルタイムオーディオビデオ通信を実現できる他のシステムと統合することもできる。
【0103】
特定の実施例では、本出願の実施例に係るネットワーク装置は、分散型システムにおける1つのノードとして使用することができ、分散型システムにおける各ノードは、正常動作時に入力情報を受信し、受信した入力情報に基づいて、当該分散型システム内の共有するデータを維持する。
【0104】
図4に示すように、当該分散型システムは、ブロックチェーンシステムであり、図4は、本出願の実施例による分散型システム100がブロックチェーンシステムに適用される1つのオプションの構成概略図であり、任意選択で、当該ブロックチェーンシステムには、クライアント300、及び複数のノード200が含まれ、ノード200の間は、ポイント・ツー・ポイントネットワークを構成する。分散型システム100内の情報の相互通信を保証するために、任意選択で、分散型システム100における各ノード200の間には情報接続が存在し、任意選択で、ノード200の間は、上記の情報接続を介して情報伝送を行う。
【0105】
図5に示すように、図5は、本出願の実施例によるブロック構成の概略図であり、各ブロックは、このブロックの記憶トランザクションレコードのハッシュ値401、及び前のブロックのハッシュ値402を含み、各ブロックは、ハッシュ値によって接続されてブロックチェーンを形成する。また、ブロックには、ブロックが生成されるときのタイムスタンプなどの情報も含まれる。ブロックチェーンは、本質的に、1つの分散型データベースであり、暗号化方式を使用して関連付けられて生成された一連のデータブロックであり、各データブロックには、関連情報が含まれて、その情報の有効性を検証して次のブロックを生成する。
【0106】
上記のように、本出願の実施例は、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現することができる。当該技術は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム及びマルチメディア装置の所在するマルチメディア再生システムを統合しているため、ユーザは必ずしも、本人が会議に参加するために会議室の現場に到着する必要はなく、ユーザが現場に到着するのが不便な場合、当該データ伝送方法によって会議に参加することもできる。これにより、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送を実現して、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【0107】
上記の実施例で説明した方法により、以下では、当該データ伝送装置が具体的にネットワーク装置に統合されることを例としてさらに詳細に説明する。
【0108】
図6を参照し、図6は、本出願の実施例によるデータ伝送方法の概略フローチャートであり、当該方法は、図1に示すネットワーク装置によって実行される。本出願の実施例によるデータ伝送方法は、具体的に以下の実施例で説明する。
【0109】
S301で、会議制御サーバは、作成要求に基づき、ライブストリーミング番号を生成する。
【0110】
実際の適用において、図3に示すように、任意選択で、ネットワーク装置は、会議サービスサーバ601、会議制御サーバ602、スケジューリング戦略サーバ603などの機能サーバである複数のサーバを含む。図7に示すように、ライブストリーミング端末701は、会議サービスサーバ601に作成要求を送信する。会議サービスサーバ601は、当該作成要求を受信した後、当該作成要求を会議制御サーバ602に送信する。会議制御サーバ602は、作成要求を取得した後、当該作成要求に基づき、1つの会議を作成し、同時に、当該会議に対応するライブストリーミング番号を生成し、その後、作成した会議、及びライブストリーミング番号を記憶する。
【0111】
会議制御サーバは、ライブストリーミング番号を生成した後、当該ライブストリーミング番号を会議サービスサーバに返す。会議サービスサーバは、ライブストリーミング番号を取得した後、当該ライブストリーミング番号をライブストリーミング端末に返す。ライブストリーミング端末は、ライブストリーミング番号を取得した後、ライブストリーミング番号を他のユーザに通知するために、当該ライブストリーミング番号を表示する。
【0112】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末は、当該ライブストリーミング番号を共有して、他のユーザがこのライブストリーミング番号に基づき会議に参加するようにしてもよい。例えば、ライブストリーミング端末は、情報を共有するために、通信ツールを介して、当該ライブストリーミング番号が含まれるメッセージ又はリンクなどを他のユーザに送信する。
【0113】
特定の実施例では、例えば、ユーザAは、ライブストリーミング端末によって、ライブストリーミング番号を、ユーザB及びユーザCと共有し、ユーザB及びユーザCは、ライブストリーミング番号を取得した後、ライブストリーミングシステムにニックネーム又はパスワードなどの情報を入力し、次に、ライブストリーミングルームに入るプロセスによって、ライブストリーミングルームに入ることができ、当該ライブストリーミングルームのルーム番号は、取得したライブストリーミング番号である。ユーザAも、ライブストリーミング番号に対応するライブストリーミングルームに入ることができるので、ユーザA、ユーザB及びユーザCが全て、ライブストリーミング番号に対応するライブストリーミングルームに入ることを実現し、ユーザの間のライブストリーミングインタラクションを実現する。
【0114】
S302で、会議サービスサーバは、装置リスト取得要求に基づき、装置リストを取得する。
【0115】
実際の適用では、図8に示すように、ライブストリーミング端末701は、会議サービスサーバ601に装置リスト取得要求を送信する。会議サービスサーバ601は、装置リスト取得要求を取得した後、マルチメディア装置データベース612において、装置リストを照会する。装置リストが照会された後、当該装置リストをライブストリーミング端末701に返し、当該装置リストは、会議室とマルチメディア装置との間のマッピング関係を含み、例えば、任意選択で、1つの会議室は、複数のマルチメディア装置に対応し、任意選択で、装置リストは、複数の会議室、及び各会議室に対応するマルチメディア装置を含む。ライブストリーミング端末は、装置リストを取得した後、当該装置リストにおける複数の会議室を表示して、ユーザが会議室を簡単に選択できるようになる。
【0116】
特定の実施例では、例えば、装置リストは、「xxビル1102会議室-58633」として示され、「xxビル1102会議室」に基づき、対応する会議室に対応させ、さらに、当該会議室に対応するマルチメディア装置に対応させることができ、「58633」に基づき、対応する会議室に対応させ、さらに、当該会議室に対応するマルチメディア装置に対応させることができ、また、ライブストリーミング端末は、「58633」に基づき、会議サービスサーバにダイヤル58633要求を送信することもできる。
【0117】
特定の実施例では、会議サービスサーバは、マルチメディア装置データベースから初期装置リストを照会し、会議サービスサーバにより、初期装置リストが照会された後、さらに、初期装置リストを検出して、ビデオ会議に使用できない会議室、及びその対応するマルチメディア装置を排除する。例えば、初期装置リストにおけるマルチメディア装置を検出し、動作中のマルチメディア装置を検出した場合、このマルチメディア装置が使用中であると見なされ、即ち、当該マルチメディア装置の所在する会議室は、会議中であり、当該マルチメディア装置に対応する会議室をビデオ会議に使用することができず、検出された会議室及びその対応するマルチメディア装置を削除して、装置リストへの更新を実現し、このように取得した装置リストは、より正確になり、装置リストにおける全ての会議室が有効状態であることが保証され、それにより、ユーザの使用効率を向上させる。
【0118】
又は、会議室の使用状況情報を照会し、会議室の使用状況情報に基づき、装置リストを更新する。例えば、5月1日14:00から15:00までビデオ会議を開催したい場合、会議室1101が5月1日14:00から15:00までの会議用に予約されていることが照会されたときに、会議室1101及びその対応するマルチメディア装置を削除して、装置リストを更新する。
【0119】
S303で、スケジューリング戦略サーバは、接続要求に基づき、SIPシグナリングサーバ、及びRTPプロキシサーバを割り当てる。
【0120】
実際の適用では、図9に示すように、ライブストリーミング端末701は、装置リストを取得した後、当該装置リストの複数の会議室から、ビデオ会議用の会議室を選択し、例えば、「xxビル1102会議室」をビデオ会議用の会議室として選択する。次に、ライブストリーミング端末701は、会議サービスサーバ601に接続要求を送信し、例えば、当該接続要求がダイヤル58633要求であり、当該接続要求は、会議室情報「58633」を含み、会議室情報「58633」に基づき、ユーザによって選択された「xxビル1102会議室」に対応させる。会議サービスサーバ601は、当該接続要求を取得した後、当該接続要求をスケジューリング戦略サーバ603に転送する。
【0121】
スケジューリング戦略サーバ603は、接続要求を取得した後、ユーザによって選択された会議室に基づき、SIPシグナリングサーバ614、及びRTPプロキシサーバ615を割り当てる。次に、SIPシグナリングサーバ614は、ユーザによって選択された会議室に対応するマルチメディア装置609へ、標準のSIP要求を送信し、標準のSIPプロセスによって、接続を確立する。SIPシグナリングサーバ614とマルチメディア装置609との間の接続が正常に確立された後、結果を会議サービスサーバ601に返し、会議サービスサーバ601の接続確立が成功したことを通知する。
【0122】
会議サービスサーバ601は、SIPシグナリングサーバ614とマルチメディア装置609との間の接続が正常に確立されたことを知った後、ライブストリーミング端末701の接続確立が成功したことを通知するために、結果をライブストリーミング端末701に返す。任意選択で、会議サービスサーバ601は、会議制御サーバ602に装置参加要求を送信する。会議制御サーバ602は、装置参加要求を受信した後、マルチメディア装置プロキシサーバ610をマルチメディア装置609に割り当てる。スケジューリング戦略サーバ603は、RTPプロキシサーバ615のIP及びportをマルチメディア装置プロキシサーバ610に送信し、マルチメディア装置プロキシサーバ610のIP及びportをRTPプロキシサーバ615に送信し、これにより、マルチメディア装置プロキシサーバ610及びRTPプロキシサーバ615は互いの位置を知っている。
【0123】
S304で、会議制御サーバは、ユーザがライブストリーミングルームに入った後、ライブストリーミングプロキシサーバを割り当てる。
【0124】
実際の適用では、例えば、図10に示すように、ライブストリーミング端末701のライブストリーミングユーザは、ライブストリーミングルームに入るプロセスに従って、ライブストリーミングシステム607によって、ライブストリーミングルームに入り、当該ライブストリーミングルームのルーム番号は、先に取得したライブストリーミング番号である。当該ライブストリーミングシステム607は、戦略割り当てサーバ604、フロー制御サーバ605、インターフェースサーバ606などを含む。ライブストリーミングユーザがライブストリーミングルームに入った後、フロー制御サーバ605は、会議制御サーバ602にライブストリーミングユーザ要求を送信し、当該ライブストリーミングユーザ要求には、インターフェースサーバ606のIP及びportが含まれる。
【0125】
会議制御サーバ602は、ライブストリーミングユーザ要求を受信した後、ライブストリーミングプロキシサーバ613を当該ライブストリーミングユーザに割り当てる。次に、インターフェースサーバ606のIP及びportをライブストリーミングプロキシサーバ613に送信し、ライブストリーミングプロキシサーバ613のIP及びportをインターフェースサーバ606に送信し、これにより、インターフェースサーバ606及びライブストリーミングプロキシサーバ613は、互いの位置を知っている。ライブストリーミングプロキシサーバ613のIP及びportをマルチメディア装置プロキシサーバ610に送信し、マルチメディア装置サーバ610のIP及びportをライブストリーミングプロキシサーバ613に送信し、これにより、マルチメディア装置プロキシサーバ610及びライブストリーミングプロキシサーバ613は、互いの位置を知っている。
【0126】
S305で、ライブストリーミング端末は、ライブストリーミングプロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びRTPプロキシサーバによって、オーディオビデオライブストリーミングデータの伝送を行う。
【0127】
実際の適用では、例えば、図11に示すように、ライブストリーミング端末701は、ライブストリーミングシステム607におけるインターフェースサーバ606にUDTフォーマットのオーディオビデオライブストリーミングデータを送信し、例えば、ライブストリーミング端末701は、ライブストリーミングルームでオーディオビデオを収録する、又はオーディオビデオをアップロードするなどの方式によって、インターフェースサーバ606にオーディオビデオライブストリーミングデータを送信する。インターフェースサーバ606は、ライブストリーミング端末701からのオーディオビデオライブストリーミングデータを受信した後、当該オーディオビデオライブストリーミングデータをライブストリーミングプロキシサーバ613に送信する。
【0128】
ライブストリーミングシステム607にサポートされるオーディオビデオデータのフォーマットは必ずしも、マルチメディア装置にサポートされるオーディオビデオデータのフォーマットと同じではないため、ライブストリーミングプロキシサーバ613は、フォーマット変換ステップを実現し、これにより、マルチメディア装置は、ライブストリーミングシステムからのオーディオビデオデータを再生する。ライブストリーミングプロキシサーバ613は、オーディオビデオライブストリーミングデータを受信した後、オーディオビデオライブストリーミングデータにおけるオーディオライブストリーミングデータ及びビデオライブストリーミングデータを別々にフォーマット変換する。ライブストリーミングプロキシサーバ613は、インタラクションライブストリーミングで使用されるOPUS、AACなどのフォーマットのオーディオライブストリーミングデータを、マルチメディア装置で使用されるg.711、g.729フォーマットのオーディオ再生データに変換し、UDTをRTPフォーマットにパッケージ変換し、次に、フォーマット変換された後のオーディオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバ613に送信する。
【0129】
ライブストリーミングシステム607とマルチメディア装置609の両方とも、H.264フォーマットのビデオデータをサポートするため、ライブストリーミングプロキシサーバ613は、UDTのみをRTPフォーマットにパッケージ変換し、次に、フォーマット変換された後のビデオ再生データをマルチメディア装置プロキシサーバ610に送信する。
【0130】
マルチメディア装置プロキシサーバ610は、オーディオ再生データ及びビデオ再生データを受信した後、オーディオ再生データ及びビデオ再生データをRTPデータパケットと総称し、マルチメディア装置プロキシサーバ610は、RTPデータパケットをRTPプロキシサーバ615に転送する。RTPプロキシサーバ615は、RTPデータパケットを受信した後、RTPデータパケットをマルチメディア装置609に送信する。マルチメディア装置609は、RTPデータパケットを受信した後、RTPデータパケットのコンテンツを表示し、この場合、会議室内のユーザは、ライブストリーミング側のビデオ映像を視聴することができる。
【0131】
特定の実施例では、ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータにオーディオライブストリーミングデータのみが含まれる場合、ライブストリーミングプロキシサーバは、オーディオライブストリーミングデータのフォーマット変換のみを実行し、この場合、RTPデータパケットは、オーディオ再生データのみを含み、ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータにビデオライブストリーミングデータのみが含まれる場合、ライブストリーミングプロキシサーバは、ビデオライブストリーミングデータのフォーマット変換のみを実行し、この場合、RTPデータパケットは、ビデオ再生データのみを含む。
【0132】
S306で、マルチメディア装置は、RTPプロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データの伝送を行う。
【0133】
実際の適用では、例えば、図12に示すように、マルチメディア装置609は、RTPプロキシサーバ615にRTPデータパケットを送信し、RTPプロキシサーバ615は、RTPデータパケットを受信した後、RTPデータパケットをマルチメディア装置プロキシサーバ610に転送し、次に、マルチメディア装置プロキシサーバ610は、RTPデータパケットをライブストリーミングプロキシサーバ613に送信する。当該RTPデータパケットは、オーディオビデオ再生データである。
【0134】
ライブストリーミングプロキシサーバ613は、RTPデータパケットにおけるオーディオ再生データ及びビデオ再生データを別々にフォーマット変換する。ライブストリーミングプロキシサーバ613は、g.711、g.729フォーマットのオーディオ再生データをOPUS、ACCなどのフォーマットのオーディオライブストリーミングデータに変換し、RTPのプロトコルをUDTプロトコルにパッケージ変換し、次に、オーディオ再生データをライブストリーミングシステム607のインターフェースサーバ606に転送する。ライブストリーミングシステム607とマルチメディア装置609の両方とも、H.264フォーマットのビデオデータをサポートするため、ライブストリーミングプロキシサーバ613は、RTPプロトコルのデータのみをUDTプロトコルにパッケージ変換し、次に、ビデオライブストリーミングデータをインターフェースサーバ606に送信する。インターフェースサーバ606は、ユーザが視聴するように、取得したオーディオライブストリーミングデータ及びビデオライブストリーミングデータをライブストリーミング端末701に送信する。
【0135】
このとき、ライブストリーミング端末に位置するライブストリーミングユーザは、当該データ伝送方法によって、会議室内のマルチメディア装置におけるオーディオビデオを視聴することができ、ライブストリーミングユーザは、必ずしも会議現場に出向いて会議に参加する必要はなく、ライブストリーミング端末のライブストリーミングアプリケーションによって、会議のビデオを視聴することができる。そのため、ユーザは、現場での会議への参加が不便な場合や、現場での会議への参加費用が高すぎる場合、ライブストリーミングアプリケーションを介して会議に参加することができ、会議室内のユーザは、ライブストリーミングユーザのビデオ映像を視聴して、ライブストリーミングユーザの観点や意見などを理解することができ、ライブストリーミング端末に位置するユーザは、マルチメディア装置によって伝送されるビデオを視聴して、会議内容などを理解することもできる。
【0136】
当該データ伝送方法により、会議室におけるマルチメディア再生システムと、SDKライブストリーミングアプリケーションが組み込まれるライブストリーミングシステムとの統合及び相互通信を実現することができる。そのため、異なるエリアにいるユーザが会議にアクセスできるので、会議開催の柔軟性を大幅に向上させ、同時に、会議室における従来のマルチメディア再生システムをより十分に使用することができる。
【0137】
本出願の実施例は、会議制御サーバによって、作成要求に基づき、ライブストリーミング番号を生成し、会議サービスサーバによって、装置リスト取得要求に基づき、装置リストを取得し、スケジューリング戦略サーバによって、接続要求に基づき、SIPシグナリングサーバ、及びRTPプロキシサーバを割り当て、会議制御サーバによって、ユーザがライブストリーミングルームに入った後、ライブストリーミングプロキシサーバを割り当て、ライブストリーミング端末を介して、ライブストリーミングプロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びRTPプロキシサーバによって、オーディオビデオライブストリーミングデータの伝送を行い、また、マルチメディア装置を介して、RTPプロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ及びライブストリーミングプロキシサーバによって、オーディオビデオ再生データの伝送を行うことができる。当該技術案は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム及びマルチメディア装置の所在するマルチメディア再生システムを統合しているため、ユーザは必ずしも、本人が会議に参加するために会議室の現場に到着する必要はなく、ユーザが現場に到着するのが不便な場合、当該データ伝送方法によって会議に参加することもできる。これにより、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送を実現して、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【0138】
以上の方法をよりよく実施するために、本出願の実施例はさらに、データ伝送装置を提供してもよく、 当該データ伝送装置は、具体的にネットワーク装置に集積され、当該ネットワーク装置は、サーバ、端末などを含むことができ、端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、ノートブックコンピュータ又はパーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)などを含むことができる。
【0139】
例えば、図13に示すように、当該データ伝送装置は、受信モジュール111、第1の割り当てモジュール112、第2の割り当てモジュール113、第3の割り当てモジュール114及びデータ伝送モジュール115を含むことができる。
受信モジュール111は、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、前記接続要求には、接続する必要のあるマルチメディア装置の所在するエリアのエリア情報が含まれ、
第1の割り当てモジュール112は、前記エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバを前記エリアに割り当て、前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、
第2の割り当てモジュール113は、前記シグナリングサーバと前記マルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出したことに応じて、マルチメディア装置プロキシサーバを前記マルチメディア装置に割り当て、
第3の割り当てモジュール114は、前記ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当て、
データ伝送モジュール115は、前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、前記ライブストリーミング端末と前記マルチメディア装置との間の前記データの伝送を実現する。
【0140】
特定の実施例では、前記第3の割り当てモジュール114は具体的に、
前記ライブストリーミング端末の前記ライブストリーミング動作に基づいて、前記ライブストリーミング動作に対応するインターフェースマシンのポート情報を取得し、
前記ライブストリーミングプロキシサーバを前記ライブストリーミング端末に割り当て、前記ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報を決定し、
前記インターフェースマシンと前記ライブストリーミングプロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0141】
特定の実施例では、前記データ伝送モジュール115は、第1の受信サブモジュール1151、変換サブモジュール1152及び伝送サブモジュール1153を含むことができ、
第1の受信サブモジュール1151は、前記ライブストリーミングプロキシサーバを介して、前記ライブストリーミング端末によって送信されたオーディオビデオライブストリーミングデータを受信し、
変換サブモジュール1152は、前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオライブストリーミングデータをフォーマット変換して、オーディオビデオ再生データを取得し、
伝送サブモジュール1153は、前記データ伝送プロキシサーバ、前記マルチメディア装置プロキシサーバ、及び前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置に伝送する。
【0142】
特定の実施例では、前記伝送サブモジュール1153は具体的に、
前記ライブストリーミングプロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置プロキシサーバに伝送し、
前記マルチメディア装置プロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記データ伝送プロキシサーバに伝送し、
前記データ伝送プロキシサーバによって、前記オーディオビデオ再生データを前記マルチメディア装置に伝送する。
【0143】
特定の実施例では、前記データ伝送装置は、第2の受信サブモジュール1211、生成サブモジュール1212及び第1の返信サブモジュール1213をさらに含んでもよく、
第2の受信サブモジュール1211は、前記ライブストリーミング端末によって送信された作成要求を受信し、
生成サブモジュール1212は、前記作成要求に基づき、ライブストリーミング番号を生成し、
第1の返信サブモジュール1213は、前記ライブストリーミング端末が前記ライブストリーミング番号に基づきライブストリーミング動作を行うように、前記ライブストリーミング番号を前記ライブストリーミング端末に返す。
【0144】
特定の実施例では、前記データ伝送装置は、第3の受信サブモジュール1221、リスト取得サブモジュール1222及び第2の返信サブモジュール1223をさらに含んでもよく、
第3の受信サブモジュール1221は、前記ライブストリーミング端末によって送信された装置リスト取得要求を受信し、
リスト取得サブモジュール1222は、前記装置リスト取得要求に基づき、装置リストを取得し、前記装置リストには、前記マルチメディア装置と前記エリアとの間のマッピング関係が含まれ、
第2の返信サブモジュール1223は、前記ライブストリーミング端末が前記装置リストに基づき、接続する必要のある前記マルチメディア装置の所在する前記エリアを選択するように、前記装置リストを前記ライブストリーミング端末に返す。
【0145】
特定の実施例では、前記データ伝送装置は、第1の決定サブモジュール1231及び第1の同期サブモジュール1232をさらに含んでもよく、
第1の決定サブモジュール1231は、前記データ伝送プロキシサーバのポート情報、及び前記マルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定し、
第1の同期サブモジュール1232は、前記データ伝送プロキシサーバと前記マルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0146】
特定の実施例では、前記データ伝送装置は、第2の決定サブモジュール1241及び第2の同期サブモジュール1242を含んでもよく、
第2の決定サブモジュール1241は、前記ライブストリーミングプロキシサーバのポート情報、及び前記マルチメディア装置プロキシサーバのポート情報を決定し、
第2の同期サブモジュール1242は、前記ライブストリーミングプロキシサーバと前記マルチメディア装置プロキシサーバの間でそれぞれのポート情報を同期化する。
【0147】
特定の実施例では、前記装置は、前記ポート情報をブロックチェーンに記憶するためのサーバをさらに含む。
【0148】
具体的な実施において、上記の各ユニットは、独立したエンティティとして実現することができ、任意に組み合わせて、同じ又は複数のエンティティとして実現することもでき、上記の各ユニットの具体的な実施は、前述の方法の実施例を参照することができ、ここで繰り返さない。
【0149】
上記のように、本出願の実施例は、受信モジュール111を介して、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、第1の割り当てモジュール112によって、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、第2の割り当てモジュール113によって、マルチメディア装置プロキシサバーをマルチメディア装置に割り当て、第3の割り当てモジュール114によって、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送モジュール115を介して、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現することができる。当該技術案は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム及びマルチメディア装置の所在する再生システムを統合することができるため、ユーザは必ずしも、本人が会議に参加するために会議室の現場に到着する必要はなく、ユーザが現場に到着するのが不便な場合、当該データ伝送方法によって会議に参加することもできる。これにより、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送を実現して、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【0150】
本出願の実施例はさらに、ネットワーク装置を提供し、当該ネットワーク装置は、本出願の実施例によって提供される任意のデータ伝送装置を集積することができる。
【0151】
特定の実施例では、当該ネットワーク装置は、1つの分散型システムにおける1つのノードとして使用してもよく、分散型システムにおける各ノードは、正常動作時に、入力情報を受信し、受信した入力情報に基づいて、当該分散型システム内の共有するデータを維持することができる。当該分散型システムは、ブロックチェーンシステムであってもよく、当該ブロックチェーンシステムは、クライアント、及び複数のノード(サーバ、ユーザ端末などのネットワークに接続された任意の形式のコンピューティング装置)を含むことができる。分散型システム内の情報の相互通信を保証するために、分散型システムにおける各ノードの間に情報接続があり、ノードの間は、上記の情報接続を介して情報伝送を行うことができる。
【0152】
例えば、図14に示すように、本出願の実施例に係るネットワーク装置の構成概略図を示し、具体的に、
当該ネットワーク装置は、1つ以上の処理コアのプロセッサ121、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体のメモリ122、電源123及び入力ユニット124などの構成要素を含むことができる。当業者は、図14に示したネットワーク装置構成がネットワーク装置に対する制限を構成せず、図に示したものよりも多い又は少ない構成要素を含むか、又は、特定の構成要素を組み合わせるか、又は異なる構成要素を配置することができることを理解することができる。
【0153】
プロセッサ121は、当該ネットワーク装置の制御センターであり、様々なインターフェース及び回線を使用して、ネットワーク装置全体の様々な部分を接続し、メモリ122内に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行し、メモリ122内に記憶されたデータを呼び出すことによって、ネットワーク装置の様々な機能及び処理データを実行し、これにより、ネットワーク装置全体を監視する。任意選択で、プロセッサ121は、1つ又は複数の処理コアを含むことができ、好ましくは、プロセッサ121は、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを集積することができ、アプリケーションプロセッサは主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理し、モデムプロセッサは主に、無線通信を処理する。上記のモデムプロセッサは、プロセッサ121に集積されなくてもよい。
【0154】
メモリ122は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶し、プロセッサ121は、メモリ122に記憶されたソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、様々な機能的アプリケーション及びデータ処理を実行することができる。メモリ122は主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含み、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、イメージ再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、ネットワーク装置の使用に応じて作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ122は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイスなどの非揮発性メモリ、又は他の揮発性固体メモリデバイスを含んでもよい。それに応じて、メモリ122は、メモリ122へのプロセッサ121のアクセスを提供するためのメモリコントローラを含んでもよい。
【0155】
ネットワーク装置はさらに、各構成要素に電力を供給するための電源123を含んでもよく、好ましくは、電源123は、電源管理システムを介して、プロセッサ121に論理的に接続され、これにより、電源管理システムによって、充放電の管理、及び電力消費管理などの機能を実現する。電源123は、1つ以上の直流又は交流電源、再充電システム、電源異常検出回路、電源変換器又はインバータ、電源状態インジケータなどの任意のコンポーネントを含んでもよい。
【0156】
当該ネットワーク装置は、入力ユニット124をさらに含んでもよく、当該入力ユニット124は、入力された数字又は文字情報を受信し、ユーザ設置及び機能制御に関連するキーボード、マウス、ジョイスティック、光学又はトラックボールの信号入力を生成する。
【0157】
ネットワーク装置は、表示ユニットなどをさらに含んでもよく(図示せず)、ここでは説明を繰り返さない。具体的に、本実施例では、ネットワーク装置におけるプロセッサ121は、以下の命令に従って、1つ以上のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能なファイルをメモリ122にロードし、プロセッサ121によってメモリ122に記憶されたアプリケーションプログラムを実行して、以下のような様々な機能を実現する。
【0158】
ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現する。
【0159】
以上の各動作の具体的な実施は、前の実施例を参照することができ、ここでは説明を繰り返さない。
【0160】
上記のように、本出願の実施例は、ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現することができる。当該技術案は、ライブストリーミングユーザがライブストリーミングに使用するライブストリーミングシステム及びマルチメディア装置の所在する再生システムを統合することができるため、ユーザは必ずしも、本人が会議に参加するために会議室の現場に到着する必要はなく、ユーザが現場に到着するのが不便な場合、当該データ伝送方法によって会議に参加することもできる。これにより、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータ伝送を実現して、データ伝送の柔軟性を向上させる。
【0161】
前述の実施例の様々な方法におけるステップの全部又は一部は、命令によって完成することができ、又は、命令によって関連するハードウェアを制御して完成することができ、当該命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され、プロセッサによってロードされて実行される。
【0162】
そのため、本出願の実施例は、複数の命令を記憶したコンピュータ装置を提供し、当該命令は、本出願の実施例によって提供されるデータ伝送方法におけるステップを実行するように、プロセッサによってロードされる。例えば、当該命令は、以下のようなステップを実行することができる。
【0163】
ライブストリーミング端末によって送信された接続要求を受信し、エリア情報に基づき、対応するシグナリングサーバ及びデータ伝送プロキシサーバをエリアに割り当て、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続の確立をトリガし、シグナリングサーバとマルチメディア装置との間の接続が正常に確立されたことを検出した場合、マルチメディア装置プロキシサーバをマルチメディア装置に割り当て、ライブストリーミング端末のライブストリーミング動作に基づいて、ライブストリーミングプロキシサーバをライブストリーミング端末に割り当て、データ伝送プロキシサーバ、マルチメディア装置プロキシサーバ、及びライブストリーミングプロキシサーバによって、伝送する必要のあるデータをフォーマット変換して、ライブストリーミング端末とマルチメディア装置との間のデータの伝送を実現する。
【0164】
上記の各動作の具体的な実施は、前の実施例を参照することができ、ここでは説明を繰り返さない。
【0165】
当該記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含むことができる。
【0166】
当該記憶媒体に記憶された命令は、本出願の実施例によって提供される任意のデータ伝送方法のステップを実行することができるため、本出願の実施例によって提供される任意のデータ伝送方法によって実現できる有益効果を実現することができ、詳細は、前の実施例を参照し、ここでは説明を繰り返さない。
【0167】
別の態様では、コンピュータプログラム製品を提供し、当該コンピュータプログラム製品又はコンピュータプログラムは、コンピュータ命令を含み、当該コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。コンピュータ装置のプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体から当該コンピュータ命令を読み取り、プロセッサは、当該コンピュータ命令を実行して、当該コンピュータ装置に上記の選択可能な実現方式によって提供されるデータ伝送方法を実行させる。
【0168】
本出願の実施例によって提供されるデータ伝送方法、装置、及びコンピュータ記憶媒体は、以上で詳細に説明され、本明細書では、特定の例を使用して本出願の原理及び実施形態を説明した。以上の実施例の説明は、本出願の方法及び本旨への理解に役たち、当業者にとって、本出願のアイデアに基づいて、特定の実施形態及び適用範囲で変更でき、以上のように、本明細書の内容は、本出願の制限として解釈されるべきではない。
【0169】
上記の本出願の実施例の番号は、説明のためのものであり、実施例の優劣を表すものではない。
【0170】
当業者は、上記の実施例を実現するためのステップの全て又は一部がハードウェアによって完成してもよく、プログラムによって関連するハードウェアに指示して完成してもよいことを理解すべきであり、上記のプログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、上記の記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク又は光ディスクなどであってもよい。
【0171】
上記は、本出願の最適な実施例に過ぎず、本出願を制限するためのものではなく、本出願の精神及び原則の範囲内で行われた任意の修正、均等な置換、改良などは、本出願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
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【国際調査報告】