(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-01
(54)【発明の名称】ユニバーサル工業用トランスミッタのマウント
(51)【国際特許分類】
H04Q 9/00 20060101AFI20220725BHJP
H05K 5/02 20060101ALI20220725BHJP
【FI】
H04Q9/00 341
H05K5/02 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021571396
(86)(22)【出願日】2020-01-17
(85)【翻訳文提出日】2022-01-25
(86)【国際出願番号】 US2020013982
(87)【国際公開番号】W WO2020242541
(87)【国際公開日】2020-12-03
(32)【優先日】2019-05-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515231553
【氏名又は名称】ローズマウント インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロビンソン、コリー
(72)【発明者】
【氏名】ニューハース、ジャレッド
(72)【発明者】
【氏名】マーソ、ザック
(72)【発明者】
【氏名】ヒューイ、ハン
【テーマコード(参考)】
4E360
5K048
【Fターム(参考)】
4E360AA02
4E360AA03
4E360BD03
4E360CA02
4E360EB02
4E360EB04
4E360EC01
4E360ED02
4E360ED17
4E360GB99
5K048BA21
5K048HA11
(57)【要約】
工業用トランスミッタアセンブリ(102)は、工業用トランスミッタ(110)とトランスミッタマウント(112)を含む。トランスミッタ(110)は、ハウジング(125)内に収容された電子機器(123)を含む。トランスミッタマウント(112)は、ハウジング(125)を構造体に取り付けるように構成され、ステム部材(130)、アダプタ(132)及びロック部材(148)を含む。ステム部材(130)は、トランスミッタのハウジング(125)に接続された第1の端部(136)と、フランジ(166)または第1のツイストロックコネクタ(210)を有する第2の端部(138)とを含む。アダプタ(132)は、構造(114)に取り付けるように構成され、フランジ(166)を受け入れるように構成されたスロットを有するベース部材(144)又は第1のツイストロックコネクタ(210)に取り付けるように構成された第2のツイストロックコネクタ(112)を含む。ロック部材(148)は、ステムの第2の端部をベース部材(144)に固定するように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、
ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を備える工業用トランスミッタアセンブリであって、
前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、長手方向の軸線に対して略垂直に配向されたフランジの1つと第1のツイストロックコネクタとを含む第2の端部と、を有するステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、前記フランジを受け入れるように構成されたスロットの1つを含むベース部材と、前記第1のツイストロックコネクタに取り付けるように構成された第2のツイストロックコネクタとを含むアダプタと、
前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成されたロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【請求項2】
前記ステム部材はフランジを含み、
前記アダプタは前記スロットを含み、
前記スロットは、前記ベース部材の外面と、前記外面から変位した肩部とによって画定され、
前記フランジは前記外面と前記肩部の間に支持される、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記フランジは、前記肩部の対向する端部と前記ベース部材の外面との間に形成された開口を通して前記スロット内に受け入れられる、請求項2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記スロットは前記ベース部材の前記外面から前記肩部まで延在する側壁を含み、前記側壁は、対向する直線部分を含む、請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記フランジの外縁は一対の対向する直線エッジ部分を含み、前記開口を通した前記フランジの挿入は、前記直線エッジ部分が前記側壁の前記対向する直線部分と略平行に配向されることを必要とする、請求項4に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記ベース部材は前記肩部から延びるねじ付き突起を含み、
前記ロック部材は前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備え、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起に取り付けるように構成されている、
請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記ねじ付き突起は中心軸に沿って延在し、前記中心軸に沿って延在する内部空洞とステムスロットとを含み、
前記フランジが開口を通して前記ベース部材の前記スロットに受け入れられると、前記ステム部材は前記ステムスロットを通過し、前記ねじ付き突起部から前記内部空洞に入る、
請求項6に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記ステム部材は前記第1のツイストロックコネクタを含み、
前記アダプタは前記第2のツイストロックコネクタを含み、
前記第1のツイストロックコネクタおよび前記第2のツイストロックコネクタは協働する突起および前記突起を受け入れるためのスロットを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記ベース部材はねじ部を含み、
前記ロック部材は前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備え、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材のねじ付き部分に取り付けるように構成されている、
請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記ねじ付き突起は中心軸を含み、前記第2のツイストロックコネクタは、前記中心軸に沿って前記ベース部材の前記ねじ付き突起から延びる、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
トランスミッタの前記ハウジングはねじ付きソケットを含み、
前記ステム部材の前記第1の端部はねじ付き円筒部を含むコネクタを備え、前記コネクタはねじ付きソケット内に受け入れられる、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記ねじ付き円筒部は、環状溝と、前記ハウジングの前記ソケットをシールする前記環状溝の内部に支持されたOリングとを含む、請求項11に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記構造体は湾曲した外面を含み、
前記アダプタは前記構造体の前記湾曲した外面に適合するように構成された凹面を含む構造インターフェースを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記構造体のインターフェースは、
前記ベース部材のソケットの内部に収容されるか、
前記ベース部材に取り付けられるか、
前記ベース部材と一体であるか、
のうちの1つである、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記トランスミッタマウントが、前記ベース部材の開口を通して、かつ前記構造体の周囲に延在して前記ベース部材を前記構造体に固定するように構成された接続ストラップを含む、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記構造体は平坦な外面を含み、
前記ベース部材は前記構造体の前記外面に取り付けられるように構成されたフラットパネルを含む構造体インターフェースを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項17】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、
ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を備える工業用トランスミッタアセンブリであって、
前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、ステム部材の長手方向の軸線に対して略垂直に配向されたフランジを含む第2の端部と、を有する前記ステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、ベース部材の外面によって画定されるフランジスロットと、前記外面から変位される肩部とを含む前記ベース部材と、中心軸に沿って前記肩部から延在され、かつ前記中心軸に沿って延在される内部空洞とステムスロットとを有するねじ付き突起と、を含むアダプタであって、
前記フランジスロットは前記肩部の対向する端部と前記ベース部材の外面との間に形成された開口を通して前記フランジを受け入れ、前記外面と前記肩部との間の前記フランジを支持するように構成され、
前記フランジが開口部を通して前記フランジスロット内に受け入れられると、ステム部材はねじ付き突起内の前記ステムスロットを通して前記内部空洞内に入る、
前記アダプタと、
前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備えるロック部材であって、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起部に取り付けられ、前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成された前記ロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【請求項18】
前記スロットは前記ベース部材の前記外面から前記肩部まで延在する側壁を含み、前記側壁は対向する直線部分を含み、
前記フランジの外縁は一対の対向する直線状エッジ部分を備え、前記開口を通して前記フランジを挿入するには前記直線状エッジ部分が前記側壁の対向する前記直線部分と略平行に配向されることが必要である、
請求項18に記載のアセンブリ。
【請求項19】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を含む工業用トランスミッタアセンブリであって、前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、第1のツイストロックコネクタを含む第2の端部とを有するステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、第2のツイストロックコネクタ及びねじ付き突起を含むベース部材を備えるアダプタであって、前記第1のツイストロックコネクタ及び前記第2のツイストロックコネクタは前記突起を受け入れて前記第1のツイストロックコネクタ及び前記第2のツイストロックコネクタを互いに取り付けるための協働する突起及びスロットと、を含む、前記アダプタと、
前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備えるロック部材であって、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起に取り付けて前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成されている、前記ロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は工業用トランスミッタ(送信機)に関し、より具体的には、工業用トランスミッタを構造に取り付けるための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
工業環境においては、制御システムは工業および化学プロセスの現況を監視および制御するために使用される。典型的には、制御システムが工業プロセスの主要な場所に分散されたトランスミッタを使用してこれらの機能を実行する。いくつかのトランスミッタは1つまたは複数のセンサを使用してプロセスパラメータ監視および測定を実行し、および/または1つまたは複数の制御要素を使用してプロセス制御動作を実行する。例示的なセンサは、圧力センサ、流量センサ、レベルセンサ、温度センサ、および工業プロセスで使用される他のセンサを含む。例示的な制御要素は、アクチュエータ、ソレノイド、バルブ、および他の制御要素を含む。
【0003】
他の工業用トランスミッタを使用して、人員によって着用された、または処理プラント内の資産に取り付けられた「タグ」を追跡することができる。ここで、トランスミッタはグリッドパターンで配置され、タグとの通信の受信信号強度インジケータに基づいてタグの位置を決定するために、タグと無線で通信する。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施形態は、工業システムで使用するための工業用トランスミッタアセンブリを対象とする。アセンブリの一実施形態は、工業用トランスミッタおよびトランスミッタマウントを含む。トランスミッタは、ハウジング(筐体)内に収容される電子機器を含む。トランスミッタマウントは、ハウジングを構造体に取り付けるように構成され、ステム部材と、アダプタと、ロック部材とを含む。ステム部材は、第1および第2の端部を含む。第1の端部は、トランスミッタのハウジングに接続される。第2の端部は、ステム部材の長手方向軸線に対して略垂直に配向されたフランジ又は第1のツイストロックコネクタ(ねじれロック連結部)を含む。アダプタは、構造に取り付けられるように構成され、フランジを受け入れるように構成されたスロット、または第1のツイストロックコネクタに取り付けられるように構成された第2のツイストロックコネクタを有するベース部材を含む。ロック部材(ロック部材)は、ステムの第2の端部をベース部材に固定するように構成される。
【0005】
別の実施形態に従えば、工業用トランスミッタアセンブリは、工業用トランスミッタおよびトランスミッタマウントを含む。トランスミッタは、ハウジング内に収容される電子機器を含む。トランスミッタマウントは、トランスミッタのハウジングを構造に取り付けるように構成され、ステム部材と、アダプタと、ロック部材とを含む。ステム部材は、第1および第2の端部を有する。第1の端部は、トランスミッタのハウジングに接続される。第2の端部は、ステムの縦軸に対して略垂直に配向されたフランジを含む。アダプタは、構造に取り付けられるように構成され、フランジスロットおよびねじ付き突起を有するベース部材を含む。フランジスロットは、ベース部材の外面と、外面から変位した肩部とによって規定される。ねじ付き突起は中心軸に沿って肩から延び、内部空洞と、中心軸に沿って延びるステムスロットとを有する。フランジスロットは、肩部の対向端部とベース部材の外面との間に形成された開口を通してフランジを受け入れ、外面と肩部との間のフランジを支持するように構成されている。ステム部材は、フランジが開口部を通ってフランジスロット内に受け入れられると、ねじ付き突起内のステムスロットを通過して内部空洞内に入る。ロック部材は、ステム部材が延在するねじ付きカラーを含む。ねじ付きカラーは、ベース部材のねじ付き突起部に取り付け、ステム部材の第2の端部をベース部材に固定するように構成されている。
【0006】
さらに別の実施形態では、工業用トランスミッタアセンブリが工業用トランスミッタおよびトランスミッタマウントを含む。工業用トランスミッタは、ハウジング内に収容される電子機器を含む。トランスミッタマウントは、トランスミッタのハウジングを構造に取り付けるように構成され、ステム部材と、アダプタと、ロック部材とを含む。ステム部材は、第1および第2の端部を有する。第1の端部は、トランスミッタのハウジングに接続される。第2の端部は、第1のツイストロックコネクタを含む。アダプタは、構造体に取り付けられるように構成され、第2のツイストロックコネクタおよびねじ付き突起を有するベース部材を含む。第1および第2のツイストロックコネクタは、突起を受け入れ、第1および第2のツイストロックコネクタを一緒に取り付けるための協働する突起およびスロットを含む。ロック部材は、ステム部材が延在するねじ付きカラーを含む。ねじ付きカラーは、ベース部材のねじ付き突起部に取り付け、ステム部材の第2の端部をベース部材に固定するように構成されている。
【0007】
この概要は、以下の「内容を実施するための形成」でさらに説明される概念の選択を簡略化された形成で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の重要な特徴または本質的な特徴を識別することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を決定する際の補助として使用されることを意図するものでもない。特許請求される主題は、背景技術で言及される任意のまたはすべての欠点を解決する実装形態に限定されない。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本開示の実施形態によるトランスミッタアセンブリを含む工業プロセス測定または制御システムの簡略図である。
【
図2】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの組立等角投影図である。
【
図3】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの分解等角投影図である。
【
図4】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの等角アセンブリ図である。
【
図5】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの等角分解図である。
【
図6】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの組立等角投影図である。
【
図7】本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリの分解等角投影図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の実施形態は、添付の図面を参照して、以下でより完全に説明される。同一または類似の参照文字を使用して識別される要素は、同一または類似の要素を参照する。しかしながら、本開示の様々な実施形態は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は本開示が完全かつ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように提供される。
【0010】
具体的な詳細は実施形態の完全な理解を提供するために、以下の説明で与えられる。しかしながら、当業者であれば、これらの具体的な詳細なしに実施形態を実施できることを理解するのであろう。例えば、従来の回路、システム、ネットワーク、プロセス、フレーム、サポート、コネクタ、モータ、プロセッサ、および他の構成要素は不必要な詳細で実施形態を不明瞭にしないために、図示されていないか、またはブロック図の形態で示されている。
【0011】
図1は、本開示の実施形態によるトランスミッタアセンブリ102を含む産業システム100の簡略図である。システム100は、タンク、パイプ、または別の処理容器などの処理容器106内に収容された処理材料104を含む処理で使用することができる。プロセス材料は流体(すなわち、液体または気体)、固体(すなわち、顆粒または粉末材料)、スラリー、または別のプロセス材料の形成をとることができる。システム100は一般に、材料104をより価値の低い状態から、石油、化学物質、紙、食品などのより価値があり有用な製品に変換するように動作する。例えば、製油所は、原油をガソリン、燃料油、および他の石油化学物質に加工することができる工業プロセスを実施する。トランスミッタアセンブリ102は位置認識システムまたは別の機能を提供するなど、他の「工業的」設定(例えば、製造施設)で使用されてもよい。
【0012】
トランスミッタアセンブリ102は、工業用トランスミッタ110と、外面115を有する構造体114にトランスミッタ110を取り付けるように構成されたトランスミッタマウント112とを含む。構造体114はプロセス容器106(例えば、パイプ、タンクなど)、または、プロセス容器106の近傍にあってもよいし、工業プロセスプラントの別の場所にあってもよい、壁、柱、または他の構造体などの別個の構造体であってもよい。
【0013】
トランスミッタ110は、制御室118などのトランスミッタ110から遠隔にあるコンピュータ制御ユニット116と通信するように構成することができる。制御ユニット116は、適切な物理通信リンクまたは無線通信リンクを介してトランスミッタ110に通信可能に結合され得る。例えば、制御ユニット116は制御ループ120を介してトランスミッタ110に結合され、その制御ループを介してトランスミッタ110は制御ユニット116から電力を受け取ることができる。制御ユニット116とトランスミッタ110との間の通信は、従来のアナログおよび/またはデジタル通信プロトコルに従って、制御ループ120を介して実行されてもよい。いくつかの実施形態ではプロセス制御ループ120が4~20ミリアンペクトルプロセス制御ループを含み、プロセス変数はプロセス制御ループ120を流れるループ電流Iのレベルによって表すことができる。例示的なデジタル通信技術は、HART(登録商標)通信規格のような2線式プロセス制御ループ120のアナログ電流レベルに変調されるデジタル信号を含む。FieldBusおよびProfibus通信プロトコルを含む、他の純粋にデジタルの技法を使用することもできる。
【0014】
トランスミッタ110はまた、従来の無線通信プロトコルを使用して制御ユニット116と無線で通信するように構成されてもよい。例えば、トランスミッタ110は無線メッシュネットワークプロトコル、例えば、WirelessHART(登録商標)(IEC 62591)またはISA 100.11a(IEC 62734)、または別の無線通信プロトコル、例えば、WiFi、LoRa、Sigfox、BLE、または別の適切なプロトコルを実装するように構成されてもよい。
【0015】
トランスミッタ110はプロセス材料104に関するパラメータ情報を制御ユニット116に通信し、および/または、例えば、プロセスの態様の制御を容易にするために使用されてもよい。パラメータ情報は、1つまたは複数の従来のプロセス変数センサ(ボックス122によって表される)を使用して取得することができる。例示的なセンサ122は圧力センサ、温度センサ、レベルセンサ、流量センサ、および/またはプロセスパラメータを感知または測定し、感知または測定されたパラメータを示す信号を生成するために使用される他のセンサを含む。センサ122はまた、例えば、RFIDタグから情報を検出及び検索するための位置検出センサを含むことができる。センサ122はトランスミッタ110、マウント112、またはアセンブリ102に物理的に接続されるか、または一体化されてもよく、またはセンサ122はアセンブリ102から変位されてもよい。
【0016】
プロセスの態様は、1つまたは複数の従来の制御デバイス(ボックス122によって表される)を使用して制御することができる。例示的な制御装置122は、アクチュエータ、ソレノイド、バルブ、および他の従来のプロセス制御装置を含む。
【0017】
いくつかの実施形態では、トランスミッタ110がハウジング125に収容されたトランスミッタ電子機器123を含む。例示的なトランスミッタ電子機器123は、コントローラ124、上述の有線または無線通信プロトコルなどに従って制御ユニット116との通信を処理するための通信または出力回路126、測定または制御回路128、および/または他の従来のトランスミッタ電子機器を含む。コントローラ124はトランスミッタ110の構成要素を制御して、命令の実行に応答して1つまたは複数の機能を実行する1つまたは複数のプロセッサ(すなわち、マイクロプロセッサ、中央処理装置など)を表すことができ、命令は、トランスミッタ110の特許主題適格コンピュータ可読媒体またはメモリにローカルに格納することができる。トランスミッタ回路128は、従来の有線接続又は無線接続を通じてセンサ又は制御装置122と通信する回路を表すことができる。
【0018】
工業用トランスミッタ110の実施形態は他の形態をとることができ、電子機器123を使用して上述したものとは異なる機能を果たすことができる。一例では、トランスミッタ110がタグ129(例えば、無線周波数識別タグ)と無線で通信してタグ129の位置を決定するのを助ける位置認識システムで使用するように構成される。ここで、トランスミッタ110は、従来の位置認識システムに従って、処理プラント内にグリッドパターンで配置されたい、くつかのトランスミッタ110のうちの1つであってもよい。位置認識システムは、タグ129とトランスミッタ110との間の通信の受信信号強度インジケータに基づいて、処理プラント内の個々のタグ129の位置を決定する。したがって、トランスミッタ電子機器123は位置認識システムを実施し、タグ129が取り付けられている人員または資産のプラント内の位置を追跡するために、タグ129および制御ユニット116などの他のデバイスとの通信を容易にする電子機器を表すことができる。
【0019】
別の実施形態によると、トランスミッタ110は無線アンテナの形態であり、トランスミッタ電子機器123は、従来の技術に従って、制御ユニット116などのデバイスと無線通信することができる従来の無線アンテナ電子機器であってもよい。
【0020】
さらに別の実施形態ではトランスミッタ110がディスプレイの形態をとってもよく、電子機器123は従来のディスプレイ電子機器であってもよい。
【0021】
トランスミッタマウント112は、トランスミッタ110のハウジング125をシステム114に取り付けるように構成される。いくつかの実施形態では、トランスミッタマウント112がステム部材130およびアダプタ132を含む。ステム部材130は、端部136及び138を含む。端部136は、トランスミッタのハウジング125に接続される。いくつかの実施形態では、端部136がハウジング125と一体的に形成される。あるいは、端部136がステム部材130をトランスミッタ110のハウジング125に取り付けるためのコネクタ140を含んでもよい。ステム部材130の端部138は、ステム部材130をアダプタ132に接続するコネクタ142を備えている。
【0022】
アダプタ132は、構造体114に取り付けられるように構成され、ベース部材144を含む。ベース部材144は、ステム部材130のコネクタ142と協働してステム部材130をアダプタ132に接続するコネクタ146を含む。
【0023】
いくつかの実施形態では、トランスミッタマウント112がステム部材130の端部138とアダプタ132のベース部材144との接続を固定するように構成されたロック部材148を含む。ロック部材148の実施形態は一般に、コネクタ142と146との間の接続を固定または固定する。
【0024】
したがって、トランスミッタマウント112は、ハウジング125をステム部材の端部136に取り付け、コネクタ142及び146を用いてステム部材130の端部138をアダプタ132に取り付けることによって、トランスミッタ110を構造体114に取り付けるのを容易にする。
【0025】
プロセストランスミッタアセンブリ102のさらなる実施形態を、
図2~
図7を参照して説明する。
図2および
図3は、それぞれ、本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリ102Aの組み立ておよび分解等角投影図である。
図4および
図5は、それぞれ、本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリ102Bの等角アセンブリ図および分解図を示す。
図6および
図7は、それぞれ、本開示の実施形態による、例示的な工業プロセストランスミッタアセンブリ102Cの組み立ておよび分解等角投影図を示す。
【0026】
トランスミッタアセンブリ102A~102Cは、いくつかの特徴を共有している。したがって、アセンブリ102A~102Cのうちの1つを参照して以下に記載されるトランスミッタマウント112の実施形態は特に指定されない限り、他のアセンブリに適用され得る。
【0027】
ハウジング125のいくつかの実施形態はねじ付きソケット156を含み、ステム部材130の終了136のコネクタ140は
図3に示すように、ねじ付き円筒部158を含む。ねじ付き円筒部158をソケット156にねじ込んで、
図2及び
図4に示すように、トランスミッタハウジング125をステム部材130に取り付けることができる。
【0028】
アセンブリ102A~102Cのトランスミッタマウント112はハウジング125に含まれるトランスミッタエレクトロニクス123を環境条件から保護するために、ハウジング125とステムメンバー130の終了136との間に形成されるシールを含むことができる。いくつかの実施形態では、ステム部材130の端部136の一部がハウジング125とシールを形成するように構成される。いくつかの実施態様において、ステム部材130の端部136は
図3及び
図5に示されるように、環状溝160及び環状溝160内に支持されたOリングを含む。端部136がハウジング125のソケット156にねじ込まれると、Oリング162は、ソケット156の対応する円筒形部分などを用いて、ハウジング125とシールを形成する。ステム部材130の端部136とハウジング125との間にシールを形成するために、他の適切なシール技術を使用することもできる。
【0029】
ステム部材130の端部138におけるコネクタ142のいくつかの実施形態は
図3及び
図5に示すように、ステム部材130の縦軸168に対して略垂直に配向されたフランジ166を含む。ベース部材144のコネクタ146の実施形態は
図3および
図5に示すように、スロット170を含む。スロット170は
図2及び
図4に示すように、フランジ166を受け入れて、ステム部材130の端部138をベース部材144に固定するように構成されている。
【0030】
いくつかの実施形態では、スロット170が
図3および
図5に示すように、ベース部材144の外面172と、外面172から変位した肩部174とによって画定される。フランジ166がスロット170に挿入されると、それは、
図2および
図4に示すように、外面172と肩部174との間に支持される。
【0031】
幾つかの実施形態では、フランジ166が
図3及び
図5に示すように、肩部174の対向する端部178及び180とベース部材144の外面172との間に形成された開口176を通ってスロット170内に受け入れられる。スロット170はまた、肩部174と表面172との間に延在し、端部178から端部180まで延在する側壁182によって画定されてもよい。側壁182は例えば、フランジ166を支持するための所望の閉じた底部を提供するようにU字型であってもよい。したがって、スロット170は、開口部176を除いて実質的に閉鎖することができる。従って、開口176がスロット170に向かい、地面から離れるようにベース部材144が配向されるとき、フランジ166は重力によってスロット170内に維持され得る。
【0032】
いくつかの実施形態では、スロット170および/またはフランジ166が、フランジ166がスロット170内に受容されるとき、軸168の周りのステム部材130の回転を実質的に阻止するように形成される。いくつかの実施形態では、側壁182が
図3および
図5に示すように、対向する直線部分184を含む。フランジ166の実施形態は、側壁182の対向する直線部分184を隔てる距離よりも僅かに小さい距離を互いに変位させた一対の対向する直線エッジ部分186を含む。また、直線状エッジ部分186は、フランジ166の残りの部分よりもフランジ166の中心から短い距離だけ変位されてもよい。その結果、フランジ166は開口176を通してスロット170内に挿入されなければならず、直線エッジ部分186は側壁182の直線部分184と略平行に配向されなければならない。更に、フランジ166がスロット170内に受け入れられている間の軸168を中心としたステム部材130の回転は、直線部分184と対応する直線エッジ部分186との間の係合により阻害される。
【0033】
いくつかの実施形態では、ロック部材148がベース部材144に取り付けられ、フランジ166をスロット170内に固定する。いくつかの実施形態では、ロック部材148が、ステム部材130が貫通して延びるねじ付きカラー190を備える。いくつかの実施形態では、ねじ付きカラー190が基部144から延びるねじ付き突起192にねじ込まれてもよい。いくつかの実施形態では、ねじ山付き突起192が
図3および
図5に示すように、肩部174から延びる。ベース部材144のスロット170内に受け入れられたフランジ166により、ネジ付きカラー190がねじ付き突起192に螺合されて、
図2及び
図4に示すように、フランジ166をスロット170内に固定し、ステム部材130の取り付けをベース部材144に固定する。
【0034】
いくつかの実施形態では、ねじ付き突起192が中心軸194に沿って延び、
図3および
図5に概略的に示すように、内部空洞196と、中心軸194に沿って延びるスロット198とを含む。フランジ166が開口176を貫通してスロット170に挿入されると、ステム部材130は、ねじ付き突起192内のスロット198を貫通して内部空洞196内に入る。さらに、フランジ166がスロット170内に完全に受け入れられたとき、ステム部材130の縦軸168は、中心軸194に対して実質的に同軸であってもよい。
【0035】
アダプタ132は、異なるタイプの構造体114に取り付けられるように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、アダプタ132がアダプタ132が構造体114に取り付けられたときに、構造体114の外面115に係合し、概して適合するように構成された構造インターフェース200を含む。
【0036】
いくつかの実施態様において、構造界面200は構造体114の湾曲した外面115(
図2)(例えば、パイプ、ポスト、タンク等)に適合するように構成された凹面202(
図3)を含む。いくつかの実施形態では、凹面202を有する構造インターフェース200がベース部材144と一体であってもよい。あるいは、凹面202を有する構造界面200がベース部材144から分離されてもよい。一実施形態では、ベース部材144が
図3に示すように、別個の構造インターフェース202を受け入れるレセプタクル203を含む。これにより、トランスミッタマウント112は例えば、異なる直径を有する曲面115を収容するために、異なる曲率半径を有する凹面202を有する構造界面200を利用することができる。その結果、トランスミッタマウント112に、構造体114の湾曲した外面115に実質的に適合する適切な構造インターフェース200を取り付けることができる。
【0037】
湾曲面202を有するインターフェース200を有するアダプタ132は、任意の適切な技術を使用して構造体114に取り付けることができる。いくつかの実施形態では、アダプタ132が
図2に示されるようにストラップ204を使用して、または別の適切な技術を使用して、構造体114に取り付けられてもよい。いくつかの実施形態では、ストラップ204がベース部材144の開口206を通って延び、構造体114の周りに巻き付けられる。ストラップ204の端部を互いに接合して、トランスミッタマウント112および取り付けられたトランスミッタ110を構造体114に固定することができる。
【0038】
いくつかの実施形態では、構造体114が実質的に平坦な表面115(例えば、壁、ボードなど)を含み、インターフェース200は
図4に示されるように、平坦な表面115と係合する実質的に平坦な表面207を含む。インターフェース200(例えば、フラットパネル)は、ねじ、接着剤、または別の適切な締結具を使用して構造体114に固定されてもよい。
【0039】
トランスミッタアセンブリ102A及び102Bからのトランスミッタアセンブリ102C(
図6~7)間の主な相違点は、ステム部材130の端部138における異なるコネクタ140とベース部材144の異なるコネクタ146との使用である。アセンブリ102Cのトランスミッタマウント112はアセンブリ102Aのトランスミッタマウント112と同様の湾曲表面202を有する構造インターフェース200を有するものとして
図6および
図7に図示されているが、アセンブリ102Cのトランスミッタマウント112はアセンブリ102Bのトランスミッタマウント112の平坦表面207を有する構造インターフェース200も含むことができることが理解される。
【0040】
いくつかの実施形態において、ステム部材130の端部138におけるコネクタ142はツイストロックコネクタ210を含み、ベース部材144のコネクタ146は
図7に示されるように、ツイストロックコネクタ212を含む。ツイストロックコネクタ210及び212は、互いに協働して、ステム部材130の先端138をベース部材144に取り付ける。いくつかの実施形態では、ツイストロックコネクタ210および212が突起214と、突起214を受け入れるように構成されたスロット216とを含む。いくつかの実施形態では、突起214が中心軸194に沿ってベース部材144から延びる円筒壁218から実質的に垂直に延びる。スロット216は、円筒壁218を受け入れるソケット222を画定する円筒壁220内に形成することができる。突起214が開口部224内でスロット216に受け入れられている間に、ソケット222内に円筒壁218を挿入することによってコネクタ210をコネクタ212に取り付けることができる。コネクタ210及び212は、突起214がスロット216内に完全に収容されるまで、ステム部材130の軸168に対して実質的に同軸である軸194に沿って互いに向かって移動される。次いで、突起214がスロット216の端部に到達するまで、コネクタ210及び212を中心軸194又は軸168を中心として互いに対して回転させて、コネクタ210及び212の取り付けを完成させることができる。
【0041】
当業者は所望の接続機能を提供しながら、コネクタ210および212に調整を行うことができることを理解する。例えば、コネクタ142はツイストロックコネクタ212を備えることができ、コネクタ146は、特に変形例において、ツイストロックコネクタ210を備えることができる。
【0042】
アセンブリ102Cのトランスミッタマウント112とアセンブリ102Aおよび102Bのトランスミッタマウント112との間の別の相違点は、ロック部材148がベース部材144に取り付けられる位置である。いくつかの実施形態では、ベース部材144がロック部材148のねじ付きカラー190を取り付けることができるねじ付き部分226を含む。いくつかの実施態様において、ねじ部226はコネクタ146(例えば、ツイストロックコネクタ212)と構造インターフェース200との間に配置される。コネクタ210および212を互いに接合した後、ロック部材148をねじ部226にねじ止めして、
図6に示すように、コネクタ210および212が切断しないようにしてもよい。この完全に組み立てられた構成では、ステム部材130の縦軸168がベース部材144の中心軸194と実質的に同軸であってもよい。
【0043】
本開示の実施形態は好ましい実施形態を参照して説明されてきたが、当業者は本開示の精神および範囲から逸脱することなく、形態および詳細において変更がなされ得ることを認識するのであろう。
【手続補正書】
【提出日】2022-05-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、
ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を備える工業用トランスミッタアセンブリであって、
前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、長手方向の軸線に対して略垂直に配向されたフランジの1つと第1のツイストロックコネクタとを含む第2の端部と、を有するステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、前記フランジを受け入れるように構成されたスロットの1つを含むベース部材と、前記第1のツイストロックコネクタに取り付けるように構成された第2のツイストロックコネクタとを含むアダプタと、
前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成されたロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【請求項2】
前記ステム部材はフランジを含み、
前記アダプタは前記スロットを含み、
前記スロットは、前記ベース部材の外面と、前記外面から変位した肩部とによって画定され、
前記フランジは前記外面と前記肩部の間に支持される、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項3】
前記フランジは、前記肩部の対向する端部と前記ベース部材の外面との間に形成された開口を通して前記スロット内に受け入れられる、請求項2に記載のアセンブリ。
【請求項4】
前記スロットは前記ベース部材の前記外面から前記肩部まで延在する側壁を含み、前記側壁は、対向する直線部分を含む、請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項5】
前記フランジの外縁は一対の対向する直線エッジ部分を含み、前記開口を通した前記フランジの挿入は、前記直線エッジ部分が前記側壁の前記対向する直線部分と略平行に配向されることを必要とする、請求項4に記載のアセンブリ。
【請求項6】
前記ベース部材は前記肩部から延びるねじ付き突起を含み、
前記ロック部材は前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備え、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起に取り付けるように構成されている、
請求項3に記載のアセンブリ。
【請求項7】
前記ねじ付き突起は中心軸に沿って延在し、前記中心軸に沿って延在する内部空洞とステムスロットとを含み、
前記フランジが開口を通して前記ベース部材の前記スロットに受け入れられると、前記ステム部材は前記ステムスロットを通過し、前記ねじ付き突起部から前記内部空洞に入る、
請求項6に記載のアセンブリ。
【請求項8】
前記ステム部材は前記第1のツイストロックコネクタを含み、
前記アダプタは前記第2のツイストロックコネクタを含み、
前記第1のツイストロックコネクタおよび前記第2のツイストロックコネクタは協働する突起および前記突起を受け入れるためのスロットを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項9】
前記ベース部材はねじ部を含み、
前記ロック部材は前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備え、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材のねじ付き部分に取り付けるように構成されている、
請求項8に記載のアセンブリ。
【請求項10】
前記ねじ付き突起は中心軸を含み、前記第2のツイストロックコネクタは、前記中心軸に沿って前記ベース部材の前記ねじ付き突起から延びる、請求項9に記載のアセンブリ。
【請求項11】
トランスミッタの前記ハウジングはねじ付きソケットを含み、
前記ステム部材の前記第1の端部はねじ付き円筒部を含むコネクタを備え、前記コネクタはねじ付きソケット内に受け入れられる、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項12】
前記ねじ付き円筒部は、環状溝と、前記ハウジングの前記ソケットをシールする前記環状溝の内部に支持されたOリングとを含む、請求項11に記載のアセンブリ。
【請求項13】
前記構造体は湾曲した外面を含み、
前記アダプタは前記構造体の前記湾曲した外面に適合するように構成された凹面を含む構造インターフェースを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項14】
前記構造体のインターフェースは、
前記ベース部材のソケットの内部に収容されるか、
前記ベース部材に取り付けられるか、
前記ベース部材と一体であるか、
のうちの1つである、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項15】
前記トランスミッタマウントが、前記ベース部材の開口を通して、かつ前記構造体の周囲に延在して前記ベース部材を前記構造体に固定するように構成された接続ストラップを含む、請求項13に記載のアセンブリ。
【請求項16】
前記構造体は平坦な外面を含み、
前記ベース部材は前記構造体の前記外面に取り付けられるように構成されたフラットパネルを含む構造体インターフェースを含む、
請求項1に記載のアセンブリ。
【請求項17】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、
ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を備える工業用トランスミッタアセンブリであって、
前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、ステム部材の長手方向の軸線に対して略垂直に配向されたフランジを含む第2の端部と、を有する前記ステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、ベース部材の外面によって画定されるフランジスロットと、前記外面から変位される肩部とを含む前記ベース部材と、中心軸に沿って前記肩部から延在され、かつ前記中心軸に沿って延在される内部空洞とステムスロットとを有するねじ付き突起と、を含むアダプタであって、
前記フランジスロットは前記肩部の対向する端部と前記ベース部材の外面との間に形成された開口を通して前記フランジを受け入れ、前記外面と前記肩部との間の前記フランジを支持するように構成され、
前記フランジが開口部を通して前記フランジスロット内に受け入れられると、ステム部材はねじ付き突起内の前記ステムスロットを通して前記内部空洞内に入る、
前記アダプタと、
前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備えるロック部材であって、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起部に取り付けられ、前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成された前記ロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【請求項18】
前記
フランジスロットは前記ベース部材の前記外面から前記肩部まで延在する側壁を含み、前記側壁は対向する直線部分を含み、
前記フランジの外縁は一対の対向する直線状エッジ部分を備え、前記開口を通して前記フランジを挿入するには前記直線状エッジ部分が前記側壁の対向する前記直線部分と略平行に配向されることが必要である、
請求項
17に記載のアセンブリ。
【請求項19】
ハウジング内に収容された電子機器を含む工業用トランスミッタと、ハウジングを構造体に取り付けるように構成されたトランスミッタマウントと、を含む工業用トランスミッタアセンブリであって、前記トランスミッタマウントが、
前記ハウジングに接続された第1の端部と、第1のツイストロックコネクタを含む第2の端部とを有するステム部材と、
前記構造体に取り付けるように構成され、第2のツイストロックコネクタ及びねじ付き突起を含むベース部材を備えるアダプタであって、前記第1のツイストロックコネクタ及び前記第2のツイストロックコネクタは前記突起を受け入れて前記第1のツイストロックコネクタ及び前記第2のツイストロックコネクタを互いに取り付けるための協働する突起及びスロットと、を含む、前記アダプタと、
前記ステム部材が延在するねじ付きカラーを備えるロック部材であって、前記ねじ付きカラーは前記ベース部材の前記ねじ付き突起に取り付けて前記ステム部材の前記第2の端部を前記ベース部材に固定するように構成されている、前記ロック部材と、を備える、
工業用トランスミッタアセンブリ。
【国際調査報告】