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特表2022-534817ゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置
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  • 特表-ゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置 図1
  • 特表-ゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(54)【発明の名称】ゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 3/20 20060101AFI20220728BHJP
   G11C 19/28 20060101ALI20220728BHJP
【FI】
G09G3/20 622A
G09G3/20 622M
G09G3/20 622Q
G11C19/28 230
G09G3/20 622B
G09G3/20 622R
G09G3/20 612J
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2020561081
(86)(22)【出願日】2019-03-28
(85)【翻訳文提出日】2020-10-30
(86)【国際出願番号】 CN2019080015
(87)【国際公開番号】W WO2020191695
(87)【国際公開日】2020-10-01
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】514161567
【氏名又は名称】鄂尓多斯市源盛光▲電▼有限▲責▼任公司
【氏名又は名称原語表記】ORDOS YUANSHENG OPTOELECTRONICS CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Ordos Equipment Manufacturing Base,Dongsheng District,Ordos,Inner Mongolia,017020,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100133514
【弁理士】
【氏名又は名称】寺山 啓進
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】劉 鵬
(72)【発明者】
【氏名】劉 白靈
(72)【発明者】
【氏名】李 付強
(72)【発明者】
【氏名】王 志衝
(72)【発明者】
【氏名】馮 京
(72)【発明者】
【氏名】欒 興龍
【テーマコード(参考)】
5B074
5C080
【Fターム(参考)】
5B074AA10
5B074CA01
5B074DB03
5C080BB05
5C080DD06
5C080DD26
5C080FF11
5C080JJ03
5C080JJ04
5C080KK23
5C080KK42
(57)【要約】
本開示は、ゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置を提供する。前記ゲート駆動ユニットは、スタート端子と、第1ゲート駆動信号出力端子と、第2ゲート駆動信号出力端子とを含む。前記ゲート駆動ユニットは、更に、プルアップ制御ノード制御回路と、プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位と第2プルアップノードの電位を制御するプルアップノード制御回路と、第1ゲート駆動信号出力回路と、第2ゲート駆動信号出力回路と、第3クロック信号と第4クロック信号の制御によって、プルダウンノードの電位を制御して維持し、プルアップ制御ノードの電位の制御によって、プルダウンノードの電位をリセットするプルダウンノード制御回路とを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スタート端子と、第1ゲート駆動信号出力端子と、第2ゲート駆動信号出力端子と、
前記スタート端子に入力されるスタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持し、プルダウンノードの電位の制御によって、前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成されたプルアップ制御ノード制御回路と、
前記プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位と第2プルアップノードの電位を制御するように構成されたプルアップノード制御回路と、
前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成された第1ゲート駆動信号出力回路と、
前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成された第2ゲート駆動信号出力回路と、
第3クロック信号端子に入力される第3クロック信号と第4クロック信号端子に入力される第4クロック信号の制御によって、前記プルダウンノードの電位を制御して維持し、前記プルアップ制御ノードの電位の制御によって、前記プルダウンノードの電位をリセットするように構成されたプルダウンノード制御回路とを含む、ゲート駆動ユニット。
【請求項2】
前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子とを含み、
前記プルアップ制御ノード制御回路は、前記奇数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して保持し、前記偶数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して保持し、前記プルダウンノードの電位が有効電圧の場合に前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成される、請求項1に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項3】
前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記奇数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1トランジスタと、
制御電極が前記偶数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む、請求項2に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項4】
前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子と、順方向偶数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子を含み、
前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子及び逆方向走査制御端子を更に含み、
前記プルアップ制御ノード制御回路は、順方向走査の際に、前記順方向走査制御端子に入力される順方向走査制御信号の制御によって、前記順方向奇数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、前記順方向偶数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持するように構成され、
前記プルアップ制御ノード制御回路は、更に、逆方向走査の際に、前記逆方向走査制御端子に入力される逆方向走査制御信号の制御によって、前記逆方向奇数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、前記逆方向偶数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持するように構成され、
前記プルアップ制御ノード制御回路は、更に、前記プルダウンノードの電位が有効電圧の場合に前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成される、請求項1に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項5】
前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向奇数行スタート端子に接続された第1順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向偶数行スタート端子に接続された第2順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第1プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向奇数行スタート端子に接続された第1逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第2プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向偶数行スタート端子に接続された第2逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記第1順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第2順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が前記第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む、請求項4に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項6】
ブランクエリアリセット端子に入力されるブランクエリアリセット信号の制御によって、前記プルダウンノードの電位を有効電圧に制御するように構成されたリセット回路を更に含む、請求項1に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項7】
前記プルアップノード制御回路は、
制御電極が第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第1プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第2プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップノード制御トランジスタとを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項8】
前記プルダウンノード制御回路は、
制御電極と第1電極が共に前記第3クロック信号端子に接続され、第2電極が前記プルダウンノードに接続された第1プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極と第2電極が共に前記第4クロック信号端子に接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続された第2プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続された第3プルダウンノード制御トランジスタと、
第1端子が前記プルダウンノードに接続され、第2端子が第4電圧端子に接続されたプルダウンノード維持容量とを含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項9】
前記第1ゲート駆動信号出力回路は、第1出力トランジスタと、第1出力プルダウントランジスタとを含み、
前記第1出力トランジスタの制御電極は、前記第1プルアップノードに接続され、前記第1出力トランジスタの第1電極は、前記第1クロック信号端子に接続され、前記第1出力トランジスタの第2電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、
前記第1出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項10】
前記第2ゲート駆動信号出力回路は、第2出力トランジスタと、第2出力プルダウントランジスタとを含み、
前記第2出力トランジスタの制御電極は、前記第2プルアップノードに接続され、前記第2出力トランジスタの第1電極は、前記第2クロック信号端子に接続され、前記第2出力トランジスタの第2電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
前記第2出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項11】
タッチ出力制御端子に入力されるタッチ出力制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子及び前記第2ゲート駆動信号出力端子の双方から無効電圧の出力を制御するように構成されたタッチ出力制御回路を更に含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項12】
アンビエント表示制御端子に入力されるアンビエント表示制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子及び前記第2ゲート駆動信号出力端子の双方から有効電圧の出力を制御するためのアンビエント表示制御回路を更に含む、請求項1~6のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニット。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニットを駆動するためのゲート駆動方法であって、
1フレームの画面表示時間が、第1入力期間と第1出力期間とがこの順に設定された第1表示周期と、第2入力期間と第2出力期間とがこの順に設定された第2表示周期とを含み、
前記ゲート駆動方法において、
第1入力期間及び第2入力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が、スタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、プルアップノード制御回路が、前記プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位及び第2プルアップノードの電位を有効電圧に制御することと、
第1出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することと、
第2出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することとを含む、ゲート駆動方法。
【請求項14】
前記第1表示周期は、前記第1出力期間の後に設定された第1出力リセット期間と第1プルダウンノード制御期間とを更に含み、
前記第2表示周期は、前記第2出力期間の後に設定された第2出力リセット期間と第2プルダウンノード制御期間とを更に含み、
前記ゲート駆動方法において、
第1出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第1プルダウンノード制御期間では、第3クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第3クロック信号の制御によって、プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第2プルダウンノード制御期間では、第4クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第4クロック信号の制御によってプルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む、請求項13に記載のゲート駆動方法。
【請求項15】
前記第1表示周期は、前記第1プルダウンノード制御期間の後に設定された第1出力オフ保持期間を更に含み、
前記第2表示周期は、前記第2プルダウンノード制御期間の後に設定された第2出力オフ保持期間を更に含み、
前記ゲート駆動方法において、
第1出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む、請求項14に記載のゲート駆動方法。
【請求項16】
第1入力期間及び第2入力期間では、第1クロック信号端子及び第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第1出力期間では、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第2出力期間では、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することとを更に含む、請求項13~15のいずれか1項に記載のゲート駆動方法。
【請求項17】
前記ゲート駆動ユニットにリセット回路を更に含み、
前記ゲート駆動方法において、
2つの表示周期の間に設定されるブランク期間に、前記リセット回路が、ブランクエリアリセット端子に入力されるブランキエリアリセット信号の制御によって、プルダウンノードの電位を有効電圧に制御することを更に含む、請求項13~15のいずれか1項に記載のゲート駆動方法。
【請求項18】
請求項1~12のいずれか1項に記載のゲート駆動ユニットを複数段含むゲート駆動回路。
【請求項19】
前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子とを含み、
1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
1段目のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、第1スタート信号入力端子に接続され、1段目のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、第2スタート信号入力端子に接続される、請求項18に記載のゲート駆動回路。
【請求項20】
前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子と、順方向偶数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子を含み、
前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子と逆方向走査制御端子を更に含み、
1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
1段目のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、第1順方向スタート信号入力端子に接続され、1段目のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、第2順方向スタート信号入力端子に接続され、
最終段のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
最終段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、第1逆方向スタート信号入力端子に接続され、最終段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、第2逆方向スタート信号入力端子に接続される、請求項18に記載のゲート駆動回路。
【請求項21】
2n(nは、正の整数である)-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第1クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第2クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第5クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第6クロック信号入力端子に接続され、
2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第3クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第4クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第7クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第8クロック信号入力端子に接続される、請求項19又は20に記載のゲート駆動回路。
【請求項22】
請求項18~21のいずれか1項に記載のゲート駆動回路に応用されるゲート駆動方法であって、
1フレームの画面表示時間が第1表示周期と第2表示周期とを含み、
前記ゲート駆動方法において、
第1表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することと、
第2表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することとを含む、ゲート駆動方法。
【請求項23】
第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、
第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含み、
前記ゲート駆動方法において、
順方向走査の際に、
前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、
前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む、請求項22に記載のゲート駆動方法。
【請求項24】
第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、
第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含み、
前記ゲート駆動方法において、
逆方向走査の際に、
前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、
前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む、請求項22に記載のゲート駆動方法。
【請求項25】
表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、請求項18~21のいずれか1項に記載のゲート駆動回路とを含む表示パネルにおいて、
前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線に接続され、
前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線に接続される、表示パネル。
【請求項26】
表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、2つの請求項18~21のいずれか1項に記載のゲート駆動回路とを含む表示パネルにおいて、
1つ目の前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の左端に接続され、
1つ目のゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の左端に接続され、
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の右端に接続され、
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の右端に接続される、表示パネル。
【請求項27】
請求項25に記載の表示パネル又は請求項26に記載の表示パネルを含む表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示駆動技術の分野に属し、特にゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイル製品のアップデートは、極めて速く、製品は、薄型化、微細化、超長待機へと向かう傾向があり、顧客体験の角度から、スクリーンの縁がますます狭くなることや、待機時間が長くなることが求められる。このため、狭額縁をサポートし、駆動能力が強く、低周波低消費電力化でFlicker(フリッカー)不良を増大させないGOA(Gate On Array:アレイ基板上に設けられたゲート駆動回路)が開発され、表示装置の競争力を向上させるのに極めて大きな役割を果たしている。
【0003】
従来のゲート駆動ユニットは、1行のゲート線しか駆動できないため、ゲート線が複数行がある場合、それだけのゲート駆動ユニットで駆動する必要があった。特に、大型で高解像度の表示パネルに対して、1方向駆動によるゲート駆動ユニットの出力遠端と近端の負荷が不一致となり、更に遠端と近端の画素の充電が能力差による充電不足や充電均一性の問題を回避するために、2方向駆動を行う表示製品は、駆動能力との不一致を解決できるものの、両側でゲート線の数だけのゲート駆動ユニットで駆動を行う必要があり、表示パネルの額縁サイズが大きくなりすぎる。
【0004】
また、表示製品の解像度がますます高くなり、消費電力も解像度の増大に伴って増大し、待機時間が大幅に減少する。解像度が大きすぎることによる待機時間の減少を克服し、消費電力を軽減するために、表示装置のリフレッシュレートを下げることは、消費電力を大幅に減少するための有効な方法であるが、リフレッシュレートを下げることは、フリッカーが増大するという不具合が生じる。
【発明の概要】
【0005】
1つの態様において、本開示の実施例は、スタート端子と、第1ゲート駆動信号出力端子と、第2ゲート駆動信号出力端子と、前記スタート端子に入力されるスタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持し、且つプルダウンノードの電位の制御によって、前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成されたプルアップ制御ノード制御回路と、
前記プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位と第2プルアップノードの電位を制御するように構成されたプルアップノード制御回路と、
前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成された第1ゲート駆動信号出力回路と、
前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成された第2ゲート駆動信号出力回路と、
第3クロック信号端子に入力される第3クロック信号と第4クロック信号端子に入力される第4クロック信号の制御によって、前記プルダウンノードの電位を制御して維持し、前記プルアップ制御ノードの電位の制御によって、前記プルダウンノードの電位をリセットするように構成されたプルダウンノード制御回路とを含むゲート駆動ユニットを提供する。
【0006】
任意選択で、前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子とを含み、
前記プルアップ制御ノード制御回路は、前記奇数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して保持し、前記偶数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して保持し、前記プルダウンノードの電位が有効電圧の場合に前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成される。
【0007】
任意選択で、前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記奇数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1トランジスタと、
制御電極が前記偶数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む。
【0008】
任意選択で、前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子と、順方向偶数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子を含み、前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子及び逆方向走査制御端子を更に含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路は、順方向走査の際に、前記順方向走査制御端子に入力される順方向走査制御信号の制御によって、前記順方向奇数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に、前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、前記順方向偶数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に、前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持するように構成される。
前記プルアップ制御ノード制御回路は、更に、逆方向走査の際に、前記逆方向走査制御端子に入力される逆方向走査制御信号の制御によって、前記逆方向奇数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、前記逆方向偶数行スタート端子に有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持するように構成される。
前記プルアップ制御ノード制御回路は、更に、前記プルダウンノードの電位が有効電圧の場合に前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成される。
【0009】
任意選択で、前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向奇数行スタート端子に接続された第1順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向偶数行スタート端子に接続された第2順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第1プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向奇数行スタート端子に接続された第1逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第2プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向偶数行スタート端子に接続された第2逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記第1順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第2順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が前記第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む。
【0010】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、ブランクエリアリセット端子に入力されるブランクエリアリセット信号の制御によって、前記プルダウンノードの電位を有効電圧に制御するように構成されたリセット回路を更に含む。
【0011】
任意選択で、前記プルアップノード制御回路は、
制御電極が第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第1プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第2プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップノード制御トランジスタとを含む。
【0012】
任意選択で、前記プルダウンノード制御回路は、
制御電極と第1電極が共に前記第3クロック信号端子に接続され、第2電極が前記プルダウンノードに接続された第1プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極と第2電極が共に前記第4クロック信号端子に接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続された第2プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続された第3プルダウンノード制御トランジスタと、
第1端子が前記プルダウンノードに接続され、第2端子が第4電圧端子に接続されたプルダウンノード維持容量とを含む。
【0013】
任意選択で、前記第1ゲート駆動信号出力回路は、第1出力トランジスタと、第1出力プルダウントランジスタとを含み、
前記第1出力トランジスタの制御電極は、前記第1プルアップノードに接続され、前記第1出力トランジスタの第1電極は、前記第1クロック信号端子に接続され、前記第1出力トランジスタの第2電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、
前記第1出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される。
【0014】
任意選択で、前記第2ゲート駆動信号出力回路は、第2出力トランジスタと、第2出力プルダウントランジスタとを含み、
前記第2出力トランジスタの制御電極は、前記第2プルアップノードに接続され、前記第2出力トランジスタの第1電極は、前記第2クロック信号端子に接続され、前記第2出力トランジスタの第2電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
前記第2出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される。
【0015】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、タッチ出力制御端子に入力されるタッチ出力制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子及び前記第2ゲート駆動信号出力端子の双方から無効電圧の出力を制御するように構成されたタッチ出力制御回路を更に含む。
【0016】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、アンビエント表示制御端子に入力されるアンビエント表示制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子及び前記第2ゲート駆動信号出力端子の双方から有効電圧の出力を制御するためのアンビエント表示制御回路を更に含む。
【0017】
第2の態様において、本開示の実施例は、上記ゲート駆動ユニットを駆動するためのゲート駆動方法を更に提供する。1フレームの画面表示時間は、第1入力期間と第1出力期間とがこの順に設定された第1表示周期と、第2入力期間と第2出力期間とがこの順に設定された第2表示周期とを含む。前記ゲート駆動方法において、第1入力期間及び第2入力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が、スタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、プルアップノード制御回路が、前記プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位及び第2プルアップノードの電位を有効電圧に制御することと、
第1出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することと、
第2出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することとを含む。
【0018】
任意選択で、前記第1表示周期は、前記第1出力期間の後に設定された第1出力リセット期間と第1プルダウンノード制御期間とを更に含み、前記第2表示周期は、前記第2出力期間の後に設定された第2出力リセット期間と第2プルダウンノード制御期間とを更に含む。前記ゲート駆動方法において、
第1出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第1プルダウンノード制御期間では、第3クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第3クロック信号の制御によって、プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第2プルダウンノード制御期間では、第4クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第4クロック信号の制御によってプルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む。
【0019】
任意選択で、前記第1表示周期は、前記第1プルダウンノード制御期間の後に設定された第1出力オフ保持期間を更に含み、前記第2表示周期は、前記第2プルダウンノード制御期間の後に設定された第2出力オフ保持期間を更に含む。前記ゲート駆動方法において、
第1出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む。
【0020】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、
第1入力期間及び第2入力期間では、第1クロック信号端子及び第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第1出力期間では、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、
第2出力期間では、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することとを更に含む。
【0021】
任意選択で、前記ゲート駆動ユニットにリセット回路を更に含み、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、
2つの表示周期の間に設定されるブランク期間に、前記リセット回路が、ブランクエリアリセット端子に入力されるブランキエリアリセット信号の制御によって、プルダウンノードの電位を有効電圧に制御することを更に含む。
【0022】
第3の態様において、本開示の実施例は、上記ゲート駆動ユニットを複数段含むゲート駆動回路を更に提供する。
【0023】
任意選択で、前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子とを含み、
1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
1段目のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、第1スタート信号入力端子に接続され、1段目のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、第2スタート信号入力端子に接続される。
【0024】
任意選択で、前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子と、順方向偶数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子を含み、前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子と逆方向走査制御端子を更に含む。
1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続される。
1段目のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、第1順方向スタート信号入力端子に接続され、1段目のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、第2順方向スタート信号入力端子に接続される。
最終段のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続される。
最終段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、第1逆方向スタート信号入力端子に接続され、最終段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、第2逆方向スタート信号入力端子に接続される。
【0025】
任意選択で、2n(nは、正の整数である)-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第1クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第2クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第5クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第6クロック信号入力端子に接続される。2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第3クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第4クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第7クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第8クロック信号入力端子に接続される。
【0026】
第4の態様において、本開示の実施例は、上記ゲート駆動回路に応用されるゲート駆動方法を更に提供する。1フレームの画面表示時間は、第1表示周期と第2表示周期とを含む。前記ゲート駆動方法において、
第1表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することと、
第2表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することとを含む。
【0027】
任意選択で、第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含む。前記ゲート駆動方法において、順方向走査の際に、前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む。
【0028】
任意選択で、第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含む。前記ゲート駆動方法において、逆方向走査の際に、前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む。
【0029】
第5の態様において、本開示の実施例は、表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、上記ゲート駆動回路とを含む表示パネルを更に提供する。
前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線に接続され、
前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線に接続される。
【0030】
第6の態様において、本開示の実施例は、表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、2つの上記ゲート駆動回路とを含む表示パネルを更に提供する。
1つ目の前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の左端に接続される。
1つ目のゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の左端に接続される。
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の右端に接続される。
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の右端に接続される。
【0031】
第7の態様において、本開示の実施例は、上記表示パネルを含む表示装置を更に提供する。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1図1は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図2図2は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図3図3は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図4図4は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図5図5は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図6図6は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図7図7は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図8図8は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図9図9は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの構造図である。
図10図10は、本開示の図9に示す少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの動作時系列図である。
図11図11は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路の構造図である。
図12図12は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路の順方向走査時の動作時系列図である。
図13図13は、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路の逆方向走査時の動作時系列図である。
図14図14は、本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルに含まれる2つのゲート駆動回路と複数行のゲート線の接続関係図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本開示の実施例の図面を結びつけて、本開示の実施例の技術案を明確且つ完全的に説明する。明らかに、記載する実施例は、本開示の実施例の一部であり、全てではない。本開示の実施例に基づき、当業者が創造性のある労働を付与しなくても得られる全ての他の実施例は、いずれも本開示の保護範囲に属するものである。
【0034】
本開示の全ての実施例で使用されるトランジスタは、トライオード、薄膜トランジスタ、電界効果トランジスタ又は他の同じ特性デバイスである。本開示の実施例では、トランジスタの制御電極以外の2つの極を区別するために、一方の極を第1電極と呼び、他方の極を第2電極と呼ぶ。
【0035】
実際の動作において、前記トランジスタがトライオードである場合、前記制御電極は、ベースであり、前記第1電極は、コレクタであり、前記第2電極は、エミッタであり、又は、前記制御電極は、ベースであり、前記第1電極は、エミッタであり、前記第2電極は、コレクタである。
【0036】
実際の動作において、前記トランジスタが薄膜トランジスタ又は電界効果トランジスタである場合、前記制御電極はゲートであり、前記第1電極はドレインであり、前記第2電極はソースであり、又は、前記制御電極はゲートであり、前記第1電極はソースであり、前記第2電極はドレインである。
【0037】
図1に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、スタート端子STVと、第1ゲート駆動信号出力端子OP1と、第2ゲート駆動信号出力端子OP2と、プルアップ制御ノード制御回路11と、プルアップノード制御回路12と、第1ゲート駆動信号出力回路13と、第2ゲート駆動信号出力回路14と、プルダウンノード制御回路15とを含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、スタート端子STV、前記プルアップ制御ノードPUCN及びプルダウンノードPDにそれぞれ接続され、前記スタート端子STVに入力されるスタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御して維持し、プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を無効電圧に制御するように構成される。
前記プルアップノード制御回路12は、プルアップ制御ノードPUCN、第1プルアップノードPU1及び第2プルアップノードPU2にそれぞれ接続され、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位に応じて、第1プルアップノードPU1の電位及び第2プルアップノードPU2の電位を制御するように構成される。
前記第1ゲート駆動信号出力回路13は、前記第1プルアップノードPU1、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1、第1クロック信号端子及びプルダウンノードPDにそれぞれ接続され、前記第1プルアップノードPU1の電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1と第1クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成される。前記第1クロック信号端子CK1は、第1クロック信号を入力するための端子である。
前記第2ゲート駆動信号出力回路14は、前記第2プルアップノードPU2、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2、第2クロック信号端子及び前記プルダウンノードPDにそれぞれ接続され、前記第2プルアップノードPU2の電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2と第2クロック信号端子との間の導通を制御し、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御するように構成される。
前記プルダウンノード制御回路15は、第3クロック信号端子、第4クロック信号端子、プルダウンノードPD及びプルアップ制御ノードPUCNにそれぞれ接続され、第3クロック信号端子CK3に入力される第3クロック信号及び第4クロック信号端子CK4に入力される第4クロック信号の制御によって、前記プルダウンノードPDの電位を制御して維持し、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位の制御によって前記プルダウンノードPDの電位をリセットするように構成される。
前記第2クロック信号端子CK2は、第2クロック信号を入力するための端子である。
【0038】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの動作時、1フレームの画面表示時間は、第1表示周期及び第2表示周期に分割される。第1表示周期に含まれる第1出力期間では、前記ゲート駆動ユニットに含まれる第1ゲート駆動信号出力回路13は、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1から有効電圧を出力するように制御し、第2表示周期に含まれる第2出力期間では、前記ゲート駆動ユニットに含まれる第2ゲート駆動信号出力回路14は、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2から有効電圧を出力する。
【0039】
任意選択で、1フレームの画面表示時間は、順次に設定された第1表示周期と第2表示周期を含み、即ち、第1表示周期が先であり、第2表示周期が後であるが、これに限定されない。
任意選択で、1フレームの画面表示時間は、順次に設定された第2表示周期と第1表示周期を含み、即ち、第2表示周期が先であり、第1表示周期が後であるが、これに限定されない。
【0040】
任意選択で、前記有効電圧は、ゲートアクセスされるトランジスタのオンを制御できる電圧である。例えば、該トランジスタがn型トランジスタである場合、前記有効電圧は高電圧であるが、これに限定されない。該トランジスタがp型トランジスタである場合、前記有効電圧は低電圧であるが、これに限定されない。
【0041】
任意選択で、前記無効電圧は、ゲートアクセスされるトランジスタのオフを制御できる電圧である。例えば、該トランジスタがn型トランジスタである場合、前記無効電圧は低電圧であるが、これに限定されない。該トランジスタがp型トランジスタである場合、前記無効電圧は高電圧であるが、これに限定されない。
【0042】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットにおいて、1フレームの画面表示時間を2つの表示周期に分割し、1つの前記表示周期に含まれる出力期間に1つのゲート駆動信号を出力するように制御する。本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、奇数行と偶数行の交互出力を実現し、リフレッシュレートを低減して低消費電力を実現すると同時に、Flicker(フリッカー)が増大するリスクを低減することができる。また、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、2段階のゲート駆動信号出力を提供することができ、表示パネルの額縁の配線スペースを増大させることができる。
【0043】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットの動作時、第1表示周期は、順次に設定された第1入力期間、第1出力期間、第1出力リセット期間、第1プルダウンノード制御期間及び第1出力オフ保持期間を含み、第2表示周期は、順次に設定された第2入力期間、第2出力期間、第2出力リセット期間、第2プルダウンノード制御期間及び第2出力オフ保持期間を含む。前記ゲート駆動方法において、
第1入力期間及び第2入力期間では、プルアップ制御ノード制御回路11が、スタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御し、プルアップノード制御回路12が、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位に応じて、第1プルアップノードPU1の電位及び第2プルアップノードPU2の電位を有効電圧に制御することと、
第1出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路11が、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路13が、前記第1プルアップノードPU1の電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子OP1から有効電圧を出力するように制御することと、
第1出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路11が、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路13が、前記第1プルアップノードPU1の電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子OP1から無効電圧を出力するように制御することと、
第1プルダウンノード制御期間では、第3クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路15が、CK3に入力される第3クロック信号の制御によって、プルダウンノードPDの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路13が、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力する第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第1出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路15が、前記プルダウンノードPDの電圧を有効電圧に維持し、第1ゲート駆動信号出力回路13が、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1から出力する第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路11が、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路14が、前記第2プルアップノードPU2の電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子OP2から有効電圧を出力するように制御することと、
第2出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路11が、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路14が、前記第2プルアップノードPU2の電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子OP2から無効電圧を出力するように制御することと、
第2プルダウンノード制御期間では、第4クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路15が、CK4に入力される第4クロック信号の制御によって、プルダウンノードPDの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路14が、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することと、
第2出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路15が、前記プルダウンノードPDの電圧を有効電圧に維持し、第2ゲート駆動信号出力回路14が、前記プルダウンノードPDの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む。
【0044】
任意選択で、前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子を含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路は、前記奇数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持し、前記偶数行スタート端子に有効電圧が入力された場合に前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御して維持し、前記プルダウンノードの電位が有効電圧の場合に前記プルアップ制御ノードの電位を無効電圧に制御するように構成される。
【0045】
図2に示すように、図1に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、前記スタート端子は、奇数行スタート端子STV_ODD及び偶数行スタート端子STV_EVENを含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、前記奇数行スタート端子STV_ODDと前記偶数行スタート端子STV_EVENとプルアップ制御ノードPUCNにそれぞれ接続され、前記奇数行スタート端子STV_ODDに有効電圧が入力されると、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御して維持し、前記偶数行スタート端子STV_EVENに有効電圧が入力されると、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御して維持し、前記プルダウンノードPDの電位が有効電圧にされると、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を無効電圧に制御する。
【0046】
具体的には、前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記奇数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1トランジスタと、
制御電極が前記偶数行スタート端子に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む。
【0047】
具体的な実施において、前記第1電圧端子は高電圧端子であり、前記第2電圧端子は低電圧端子であり、前記第3電圧端子は低電圧端子であるが、これに限定されない。
【0048】
図3に示すように、図2に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、前記プルアップ制御ノード制御回路11は、
ゲートが前記奇数行スタート端子STV_ODDに接続され、ドレインが高電圧VGHを入力するための高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第1トランジスタT01と、
ゲートが前記偶数行スタート端子STV_EVENに接続され、ドレインが前記高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第2トランジスタT02と、
ゲートが前記プルダウンノードPDに接続され、ドレインが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、ソースが低電圧VGLを入力するための低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタT10と、
第1端子が前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、第2端子が前記低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量C1とを含む。
【0049】
図3に示す本開示の少なくとも1つの実施例において、各トランジスタは、n型薄膜トランジスタであるが、これに限定されない。
【0050】
図4に示すように、図1に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子STVF_ODD、逆方向奇数行スタート端子STVB_ODD、順方向偶数行スタート端子STVF_EVEN及び逆方向奇数行スタート端子STVB_EVENを含む。前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子CN及び逆方向走査制御端子CNBを更に含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、順方向走査制御端子CN、順方向奇数行スタート端子SVTF_ODD、プルアップ制御ノードPUCN及び順方向偶数行スタート端子STVF_EVENにそれぞれ接続され、順方向走査時に、前記順方向走査制御端子CNに入力される順方向走査制御信号の制御によって、前記順方向奇数行スタート端子STVF_ODDに有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御し、前記順方向偶数行スタート端子STVF_EVENに有効電圧が入力される場合に前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御して維持するように構成される。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、更に、逆方向走査制御端子CNB、逆方向奇数行スタート端子子STVB_ODD及び逆方向偶数行スタート端子子STVB_EVENにそれぞれ接続され、逆方向走査時に、前記逆方向走査制御端子CNBに入力される逆方向走査制御信号の制御によって、前記逆方向奇数行スタート端子STVB_ODDに有効電圧が入力される場合、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御し、前記逆方向偶数行スタート端子STVB_EVENに有効電圧が入力される場合、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を有効電圧に制御して維持するように構成される。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、更に、前記プルダウンノードPDに接続され、前記プルダウンノードPDの電位が有効電圧である場合、前記プルアップ制御ノードPUCNの電位を無効電圧に制御するように構成される。
【0051】
任意選択で、前記プルアップ制御ノード制御回路は、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向奇数行スタート端子に接続された第1順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記順方向走査制御端子に接続され、第1電極が前記順方向偶数行スタート端子に接続された第2順方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第1プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向奇数行スタート端子に接続された第1逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記逆方向走査制御端子に接続され、第1電極が第2プルアップ制御ノード制御トランジスタの制御電極に接続され、第2電極が前記逆方向偶数行スタート端子に接続された第2逆方向走査制御トランジスタと、
制御電極が前記第1順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第2順方向走査制御トランジスタの第2電極に接続され、第1電極が前記第1電圧端子に接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップ制御ノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルダウンノードに接続され、第1電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタと、
第1端子が前記プルアップ制御ノードに接続され、第2端子が第3電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量とを含む。
【0052】
図5に示すように、図4に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、前記プルアップ制御ノード制御回路11は、
ゲートが前記順方向走査制御端子CNに接続され、ドレインが前記順方向奇数行スタート端子SVTF_ODDに接続された第1順方向走査制御トランジスタT1と、
ゲートが前記順方向走査制御端子CNに接続され、ドレインが前記順方向偶数行スタート端子STVF_EVENに接続された第2順方向走査制御トランジスタT3と、
ゲートが前記逆方向走査制御端子CNBに接続され、ドレインが第1プルアップ制御ノード制御トランジスタT5のゲートに接続され、ソースが前記逆方向奇数行スタート端子子STVB_ODDに接続された第1逆方向走査制御トランジスタT2と、
ゲートが前記逆方向走査制御端子CNBに接続され、ドレインが第2プルアップ制御ノード制御トランジスタT6のゲートに接続され、ソースが前記逆方向偶数行スタート端子STVB_EVENに接続された第2逆方向走査制御トランジスタT4と、
ゲートが前記第1順方向走査制御トランジスタT3のソースに接続され、ドレインが高電圧VGHを入力するための高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第1プルアップ制御ノード制御トランジスタT5と、
ゲートが前記第2順方向走査制御トランジスタT3のソースに接続され、ドレインが前記高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第2プルアップ制御ノード制御トランジスタT6と、
ゲートが前記プルダウンノードPDに接続され、ドレインが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、第2電極が低電圧VGLを入力するための低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタT10と、
第1端子が前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、第2端子が低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量C2とを含む。
【0053】
具体的な実施において、図6に示すように、図1に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、リセット回路16を更に含む。
前記リセット回路16は、ブランクエリリセット端子RstとプルダウンノードPDとにそれぞれ接続され、ブランクエリリセット端子Rstに入力されるブランクエリリセット信号の制御によって、前記プルダウンノードPDの電位を有効電圧に制御するように構成される。
【0054】
ブランク期間では、Rstに有効電圧が入力され、リセット回路16は、Rstに入力されるブランクエリアリセット信号の制御によってPDの電位を有効電圧に制御して、PUCNの電位と、OP1から出力される第1ゲート駆動信号とOP2から出力される第2ゲート駆動信号のノイズ除去を制御する。
【0055】
任意選択で、前記プルアップノード制御回路は、
制御電極が第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第1プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第1プルアップノード制御トランジスタと、
制御電極が前記第1電圧端子に接続され、第1電極が前記第2プルアップノードに接続され、第2電極が前記プルアップ制御ノードに接続された第2プルアップノード制御トランジスタとを含む。
【0056】
具体的には、前記プルダウンノード制御回路は、
制御電極と第1電極が共に前記第3クロック信号端子に接続され、第2電極が前記プルダウンノードに接続された第1プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極と第2電極が共に前記第4クロック信号端子に接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続された第2プルダウンノード制御トランジスタと、
制御電極が前記プルアップ制御ノードに接続され、第1電極が前記プルダウンノードに接続され、第2電極が第2電圧端子に接続された第3プルダウンノード制御トランジスタと、
第1端子が前記プルダウンノードに接続され、第2端子が第4電圧端子に接続されたプルダウンノード維持容量とを含む。
【0057】
任意選択で、前記第4電圧端子は、低電圧端子であるが、これに限定されない。
【0058】
任意選択で、前記第1ゲート駆動信号出力回路は、第1出力トランジスタ及び第1出力プルダウントランジスタを含む。
前記第1出力トランジスタの制御電極は、前記第1プルアップノードに接続され、前記第1出力トランジスタの第1電極は、前記第1クロック信号端子に接続され、前記第1出力トランジスタの第2電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続される。
前記第1出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第1出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される。
【0059】
任意選択で、前記第2ゲート駆動信号出力回路は、第2出力トランジスタと、第2出力プルダウントランジスタとを含む。
前記第2出力トランジスタの制御電極は、前記第2プルアップノードに接続され、前記第2出力トランジスタの第1電極は、前記第2クロック信号端子に接続され、前記第2出力トランジスタの第2電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続される。
前記第2出力プルダウントランジスタの制御電極は、前記プルダウンノードに接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第1電極は、前記第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、前記第2出力プルダウントランジスタの第2電極は、第2電圧端子に接続される。
【0060】
図7に示すように、図6に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、タッチ出力制御回路17を更に含む。
前記タッチ出力制御回路17は、タッチ出力制御端子EN_T、第1ゲート駆動信号出力端子OP1及び第2ゲート駆動信号出力端子OP2にそれぞれ接続され、タッチ出力制御端子EN_Tに入力されるタッチ出力制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1及び前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2の両方が無効電圧の出力を制御するように構成される。
【0061】
具体的な実施において、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、タッチ期間でタッチ出力制御端子EN_Tに入力されるタッチ出力制御信号の制御によってOP1及びOP2の両方が無効電圧を出力するように制御するタッチ出力制御回路17を更に含み、タッチ期間で表示パネルのゲート線が開かれることによる誤表示を回避することができる。
【0062】
図8に示すように、図7に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットを基に、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、アンビエント表示制御回路18を更に含む。
前記アンビエント表示制御回路18は、アンビエント表示制御端子ENに入力されるアンビエント表示制御信号の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1及び前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2からそれぞれ有効電圧を出力するように制御する。
【0063】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例によるゲート駆動ユニットは、アンビエント表示制御回路18を更に含む。アンビエント表示の際に、前記アンビエント表示制御回路18は、アンビエント表示制御信号の制御によって、OP1及びOP2からそれぞれ有効電圧を出力するように制御して、表示パネル上のゲート線がすべて開くように制御して残留電荷を放電する。
【0064】
図9に示すように、本開示の少なくとも1つのゲート駆動ユニットは、スタート端子、第1ゲート駆動信号出力端子OP1、第2ゲート駆動信号出力端子OP2、プルアップ制御ノード制御回路11、プルアップノード制御回路12、第1ゲート駆動信号出力回路13、第2ゲート駆動信号出力回路14、プルダウンノード制御回路15、リセット回路16、タッチ出力制御回路17及びアンビエンド表示制御回路18を含む。その中、
前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子STVF_ODD、逆方向奇数行スタート端子STVB_ODD、順方向偶数行スタート端子STVF_EVEN及び逆方向奇数行スタート端子STVB_EVENを含み、前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子CN及び逆方向走査制御端子CNBを更に含む。
前記プルアップ制御ノード制御回路11は、
ゲートが前記順方向走査制御端子CNに接続され、ドレインが前記順方向奇数行スタート端子SVTF_ODDに接続された第1順方向走査制御トランジスタT1と、
ゲートが前記順方向走査制御端子CNに接続され、ドレインが前記順方向偶数行スタート端子STVF_EVENに接続された第2順方向走査制御トランジスタT3と、
ゲートが前記逆方向走査制御端子CNBに接続され、ドレインが第1プルアップ制御ノード制御トランジスタT5のゲートに接続され、ソースが前記逆方向奇数行スタート端子子STVB_ODDに接続された第1逆方向走査制御トランジスタT2と、
ゲートが前記逆方向走査制御端子CNBに接続され、ドレインが第2プルアップ制御ノード制御トランジスタT6のゲートに接続され、ソースが前記逆方向偶数行スタート端子STVB_EVENに接続された第2逆方向走査制御トランジスタT4と、
ゲートが前記第1順方向走査制御トランジスタT3のソースに接続され、ドレインが高電圧VGHを入力するための高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第1プルアップ制御ノード制御トランジスタT5と、
ゲートが前記第2順方向走査制御トランジスタT3のソースに接続され、ドレインが前記高電圧端子に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第2プルアップ制御ノード制御トランジスタT6と、
ゲートが前記プルダウンノードPDに接続され、ドレインが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、ソースが低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノードプルダウントランジスタT10と、
第1端子が前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、第2端子が低電圧VGLを入力するための低電圧端子に接続されたプルアップ制御ノード維持容量C1とを含む。
前記プルアップノード制御回路12は、
ゲートが高電圧端子に接続され、ドレインが第1プルアップノードPU1に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第1プルアップノード制御トランジスタT11と、
ゲートが高電圧VGHを入力するための前記高電圧端子に接続され、ドレインが前記第2プルアップノードPU2に接続され、ソースが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続された第2プルアップノード制御トランジスタT12とを含む。
前記プルダウンノード制御回路15は、
ゲートとドレインが共に第3クロック信号を入力するための前記第3クロック信号端子に接続され、ソースがプルダウンノードPDに接続された第1プルダウンノード制御トランジスタT7と、
ゲートとソースが共に第4クロック信号を入力するための前記第4クロック信号端子に接続され、ドレインが前記プルダウンノードPDに接続された第2プルダウンノード制御トランジスタT8と、
ゲートが前記プルアップ制御ノードPUCNに接続され、ドレインが前記プルダウンノードPDに接続され、ソースが前記低電圧端子に接続された第3プルダウンノード制御トランジスタT9と、
第1端子が前記プルダウンノードPDに接続され、第2端子が前記低電圧端子に接続されたプルダウンノード維持容量C2とを含む。
前記第1ゲート駆動信号出力回路13は、第1出力トランジスタT13及び第1出力プルダウントランジスタT15を含む。
前記第1出力トランジスタT13のゲートは、前記第1プルアップノードPU1に接続され、前記第1出力トランジスタT13のドレインは、前記第1クロック信号端子に接続され、前記第1出力トランジスタT13のソースは、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1に接続される。前記第1クロック信号端子CK1は、第1クロック信号を入力するための端子である。
前記第1出力プルダウントランジスタT15のゲートは、前記プルダウンノードPDに接続され、前記第1出力プルダウントランジスタT15のドレインは、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1に接続され、前記第1出力プルダウントランジスタT15のソースは、前記低電圧端子に接続される。
【0065】
前記第2ゲート駆動信号出力回路14は、第2出力トランジスタT14及び第2出力プルダウントランジスタT16を含む。
前記第2出力トランジスタT14のゲートは、前記第2プルアップノードPU2に接続され、前記第2出力トランジスタT14のドレインは、前記第2クロック信号端子に接続され、前記第2出力トランジスタT14のソースは、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2に接続される。前記第2クロック信号端子CK2は、第2クロック信号を入力するための端子である。
前記第2出力プルダウントランジスタT16のゲートは、前記プルダウンノードPDに接続され、前記第2出力プルダウントランジスタT16のドレインは、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2に接続され、前記第2出力プルダウントランジスタT16のソースは、前記低電圧端子に接続される。
前記リセット回路16は、リセットトランジスタT17を含む。
前記リセットトランジスタT17のゲートは、ブランクエリアリセット端子Rstに接続され、前記リセットトランジスタT17のソースは、前記プルダウンノードPDに接続され、前記リセットトランジスタT17のドレインは、低電圧端子に接続される。
前記タッチ出力制御回路17は、第1タッチ出力制御トランジスタT18A及び第2タッチ出力制御トランジスタT18Bを含む。
前記第1タッチ出力制御トランジスタT18Aのゲートは、タッチ出力制御端子EN_Tに接続され、前記第1タッチ出力制御トランジスタT18Aのソースは、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1に接続され、前記第1タッチ出力制御トランジスタT18Aのドレインは、低電圧端子に接続される。
前記第2タッチ出力制御トランジスタT18Bのゲートは、前記タッチ出力制御端子EN_Tに接続され、前記第2タッチ出力制御トランジスタT18Bのソースは、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2に接続され、前記第2タッチ出力制御トランジスタT18Bのドレインは、前記低電圧端子に接続される。
前記アンビエント表示制御回路18は、第1アンビエント表示制御トランジスタT19A及び第2アンビエント表示制御トランジスタT19Bを含む。
前記第1アンビエント表示制御トランジスタT19Aのゲート及び前記第1アンビエント表示制御トランジスタT19Aのソースは、共に前記アンビエント表示制御端子ENに接続され、前記第1アンビエント表示制御トランジスタT19Aのドレインは、前記第1ゲート駆動信号出力端子OP1に接続される。前記第2アンビエント表示制御トランジスタT19Bのゲート及び前記第2アンビエント表示制御トランジスタT19Bのソースは、共に前記アンビエント表示制御端子ENに接続され、前記第2アンビエント表示制御トランジスタT19Bのドレインは、前記第2ゲート駆動信号出力端子OP2に接続される。
【0066】
図9に示す本開示の少なくとも1つの実施例において、全てのトランジスタは、n型薄膜トランジスタであるが、これに限定されない。図9に示すゲート駆動ユニットの具体的な実施例は、動作時に有効電圧が高電圧であり、無効電圧が低電圧であるが、これに限定されない。
【0067】
図9に示す本開示の少なくとも1つの実施例において、前記第1電圧端子は高電圧端子であり、前記第2電圧端子、前記第3電圧端子及び前記第4電圧端子は、全て低電圧端子であるが、これに限定されない。
【0068】
図9に示す本開示の少なくとも1つの実施例において、動作時に、タッチ期間にEN_Tからハイレベルを出力し、T18A及びT18Bが共にオンであることにより、OP1及びOP2から共ににローレベルを出力するように制御し、表示パネルの画素セルの全てが動作しないように制御する。
異常に電源オフになってアンビエント表示の際に、ENにハイレベルが入力されることによって、OP1及びOP2から共にハイレベルを出力し、全てのゲート線を開くように制御して画素セル内の残留電荷を放電する。
【0069】
図9に示す本開示の少なくとも1つの実施例において、動作時に、順方向走査時にCNにハイレベルに入力され、CNBにローレベルに入力され、STVB_ODD及びSTVB_EVENに共にローレベルに入力される。従来のゲート駆動ユニットとの相違点として、図10に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例において、1フレームの画面表示時間TZを、第1表示周期Td1と第2表示周期Td2とに分割する。第1表示周期Td1内の第1出力期間中にOP1から高電圧を出力し、第2表示周期Td2内の第2出力期間中にOP2から高電圧を出力する。
第1表示周期Td1は、順次に設定された第1入力期間t11、第1出力期間t12、第1出力リセット期間t13、第1プルダウンノード制御期間t14及び第1出力オフ保持期間t15を含む。第2表示周期Td2は、順次に設定された第2入力期間t21、第2出力期間t22、第2出力リセット期間t23、第2プルダウンノード制御期間t24及び第2出力オフ保持期間t25を含む。前記第1表示周期Td1の前にブランク期間TBが設定される。
ブランク期間TBでは、Rstにハイレベルが入力され、T17がオンしてPDの電位をプルアップする。
第1表示周期Td1において、
第1入力期間t11では、STVF_ODDにハイレベルが入力され、STV_EVENにローレベルが入力され、T1がオンし、T5のゲートにハイレベルが入力され、T5がオンし、PUCNの電位をVGHにプルアップし、T11とT12がオンし、PU1の電位とPU2の電位が共にハイレベルになり、T13とT14が共にオンし、CK1にローレベルが入力され、CK2にローレベルが入力され、OP1からローレベルを出力し、OP2からローレベルを出力し、T9がオンし、PDの電位をVGLにプルダウンし、C1がPUCNの電位をハイレベルに保持する。
第1出力期間t12では、STVF_ODDにローレベルが入力され、STV_EVENにローレベルが入力され、CK1にハイレベルに入力され、ブートストラップ作用によりPU1の電位が更に上昇し、T13がオンしてOP1からハイレベルを出力し、PUCNの電位とPU2の電位が時刻t11のハイレベルに維持され、T9がオンしてPDの電位をVGLに維持し、CK2にローレベルが入力され、OP2からローレベルを出力する。
第1出力リセット期間t13では、CK1にローレベルが入力され、ブートストラップ作用によりPU1の電位が時刻t11のハイレベルに復帰し、T13がオンのままであり、OP1からローレベルを出力し、CK2にローレベルが入力され、OP2からローレベルを出力する。
第1プルダウンノード制御期間t14では、CK3にハイレベルが入力され、T7がオンしてPDの電位をプルアップし、T10、T15、T16がオンしてPUCNの電位をVGLにプルダウンし、OP1、OP2から共にローレベルを出力するように制御する。
第1出力オフ保持期間t15では、CK3にローレベル、ハイレベルが間歇的に入力され、CK3にハイレベルが入力されると、T7がオンになるように制御してPDの電位をハイレベルに維持し、PUCNの電位をVGLに維持し、制御OP1、OP2から共にローレベルを出力するように制御する。
第2表示周期Td2において、
第2入力期間t21では、STVF_ODDにローレベルが入力され、STV_EVENにハイレベルが入力され、T3がオンし、T6のゲートにハイレベルが入力され、T6がオンしてPUCNの電位をVGHにプルアップし、T11とT12がオンし、PU1の電位とPU2の電位が共にハイレベルになり、T13とT14が共にオンし、CK1にローレベルが入力され、CK2にローレベルが入力され、OP1からローレベルを出力し、OP2からローレベルを出力し、T9がオンしてPDの電位をVGLにプルダウンし、C1がPUCNの電位をハイレベルに維持する。
第2出力期間t22では、STVF_ODDにローレベルが入力され、STV_EVENにローレベルが入力され、CK2にハイレベルが入力され、ブートストラップ作用によりPU2の電位が更に上昇し、T14がオンし、OP2からハイレベルを出力し、PUCNの電位とPU1の電位が時刻t11のハイレベルに維持され、T9がオンし、PDの電位をVGLに維持し、CK1にローレベルが入力され、OP1からローレベルを出力する。
第2出力リセット期間t23では、CK2にローレベルが入力され、ブートストラップ作用によりPU2の電位が時刻t21のハイレベルに復帰し、T14がオンのままであり、OP2からローレベルを出力し、CK1にローレベルが入力され、OP1からローレベルを出力する。
第2プルダウンノード制御期間t24では、CK4にハイレベルが入力され、T8がオンしてPDの電位をプルアップし、T10、T15、T16がオンしてPUCNの電位をVGLにプルダウンし、OP1、OP2から共にローレベルを出力するように制御する。
第2出力オフ保持期間t25では、CK4にローレベル、ハイレベルが間歇的に入力され、CK4にハイレベルが入力されると、T8がオンになるように制御してPDの電位をハイレベルに維持し、PUCNの電位をVGLに維持し、OP1、OP2から共にローレベルを出力するように制御する。
【0070】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法は、上記ゲート駆動ユニットを駆動するための方法であって、1フレームの画面表示時間は、第1入力期間と第1出力期間とがこの順に設定された第1表示周期と、第2入力期間と第2出力期間とがこの順に設定された第2表示周期とを含む。前記ゲート駆動方法において、第1入力期間及び第2入力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が、スタート信号の制御によって、プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に制御し、プルアップノード制御回路が、前記プルアップ制御ノードの電位に応じて、第1プルアップノードの電位及び第2プルアップノードの電位を有効電圧に制御することと、
第1出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することと、
第2出力期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御することとを含む。
【0071】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、1フレームの画面表示時間を第1表示周期及び第2表示周期に分割し、第1表示周期に含まれる第1出力期間では、前記ゲート駆動ユニットに含まれる第1ゲート駆動信号出力回路は、前記第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力するように制御し、第2表示周期に含まれる第2出力期間では、前記ゲート駆動ユニットに含まれる第2ゲート駆動信号出力回路は、前記第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力する。
【0072】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、1フレームの画面表示時間を2つの表示周期に分割し、1つの前記表示周期に含まれる出力期間に1つのゲート駆動信号を出力するように制御する。本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、奇数行と偶数行の交互出力を実現し、リフレッシュレートを低減することができる。クロック信号のパルス幅が高いリフレッシュレート時に一致するように保証されるため、低消費電力を実現すると同時に、Flicker(フリッカー)が増大するリスクを低減することができる。また、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法は、2段階のゲート駆動信号出力を提供することができ、表示パネルの額縁の配線スペースを増大させることができる。
【0073】
任意選択で、前記第1表示周期は、前記第1出力期間の後に設定された第1出力リセット期間と第1プルダウンノード制御期間とを更に含み、前記第2表示周期は、前記第2出力期間の後に設定された第2出力リセット期間と第2プルダウンノード制御期間とを更に含む。前記ゲート駆動方法において、第1出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、第1プルダウンノード制御期間では、第3クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第3クロック信号の制御によって、プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、第2出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路が前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、第2プルダウンノード制御期間では、第4クロック信号端子に有効電圧が入力され、プルダウンノード制御回路が、第4クロック信号の制御によってプルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む
【0074】
任意選択で、第1出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路は、前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第1ゲート駆動信号出力回路は、第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御する。第1プルダウンノード制御期間では、プルダウンノード制御回路は、プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路は、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御する。第2出力リセット期間では、プルアップ制御ノード制御回路は、前記プルアップ制御ノードの電位を有効電圧に維持し、第2ゲート駆動信号出力回路は、第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御する。第2プルダウンノード制御期間では、プルダウンノード制御回路は、プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路は、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御する。
【0075】
任意選択で、前記第1表示周期は、前記第1プルダウンノード制御期間の後に設定された第1出力オフ保持期間を更に含み、前記第2表示周期は、前記第2プルダウンノード制御期間の後に設定された第2出力オフ保持期間を更に含む。前記ゲート駆動方法において、第1出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子から出力される第1ゲート駆動信号のリセットを制御することと、第2出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路が前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記プルダウンノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子から出力される第2ゲート駆動信号のリセットを制御することとを更に含む。
【0076】
具体的な実施において、第1出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路は、前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に維持し、第1ゲート駆動信号出力回路は、第1ゲート駆動信号のリセットを制御する。第2出力オフ保持期間では、プルダウンノード制御回路は、前記プルダウンノードの電圧を有効電圧に維持し、第2ゲート駆動信号出力回路は、第2ゲート駆動信号をリセットする。
【0077】
任意選択で、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、第1入力期間及び第2入力期間では、第1クロック信号端子及び第2クロック信号端子に無効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御し、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、第1出力期間では、第2クロック信号端子に有効電圧が入力され、第2ゲート駆動信号出力回路が、前記第2プルアップノードの電位の制御によって、前記第2ゲート駆動信号出力端子と第2クロック信号端子との間の導通を制御して第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することと、第2出力期間では、第1クロック信号端子に有効電圧が入力され、第1ゲート駆動信号出力回路が、前記第1プルアップノードの電位の制御によって、前記第1ゲート駆動信号出力端子と第1クロック信号端子との間の導通を制御して第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御することとを更に含む。
【0078】
任意選択で、第1入力期間及び前記第2入力期間では、第1ゲート駆動信号出力回路は、第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力させるように制御し、第2ゲート駆動信号出力回路は、第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力させるように制御する。第1出力期間では、第2ゲート駆動信号出力回路は、第2ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御する。第2出力期間では、第1ゲート駆動信号出力回路は、第1ゲート駆動信号出力端子から無効電圧を出力するように制御する。
【0079】
任意選択で、前記ゲート駆動ユニットにリセット回路を更に含み、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、
2つの表示周期の間に設定されるブランク期間に、前記リセット回路が、ブランクエリアリセット端子に入力されるブランキエリアリセット信号の制御によって、プルダウンノードの電位を有効電圧に制御することを更に含む。
【0080】
具体的な実施において、ブランク期間では、リセット回路は、ブランクエリアリセット端子に入力されるブランクエリアリセット信号の制御によって、プルダウンノードの電位を有効電圧に制御して、第1ゲート駆動信号及び第2ゲート駆動信号をノイズ除去処理する。
【0081】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、上記のゲート駆動ユニットを複数段含む。
【0082】
任意選択で、前記スタート端子は、奇数行スタート端子と偶数行スタート端子とを含み、1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続され、各段のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続され、
1段目のゲート駆動ユニットの奇数行スタート端子は、第1スタート信号入力端子に接続され、1段目のゲート駆動ユニットの偶数行スタート端子は、第2スタート信号入力端子に接続される。
【0083】
別の具体的な実施形態において、前記スタート端子は、順方向奇数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子と、順方向偶数行スタート端子と、逆方向奇数行スタート端子を含み、前記ゲート駆動ユニットは、順方向走査制御端子と逆方向走査制御端子を更に含む。
1段目のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続される。各段のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、隣接する上段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続される。
1段目のゲート駆動ユニットの順方向奇数行スタート端子は、第1順方向スタート信号入力端子に接続される。1段目のゲート駆動ユニットの順方向偶数行スタート端子は、第2順方向スタート信号入力端子に接続される。
最終段のゲート駆動ユニットを除き、各段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子に接続される。各段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、隣接する次段のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子に接続される。
最終段のゲート駆動ユニットの逆方向奇数行スタート端子は、第1逆方向スタート信号入力端子に接続される。最終段のゲート駆動ユニットの逆方向偶数行スタート端子は、第2逆方向スタート信号入力端子に接続される。
【0084】
任意選択で、2n(nは、正の整数である)-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第1クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第2クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第5クロック信号入力端子に接続され、2n-1段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第6クロック信号入力端子に接続される。
2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第3クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第4クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子は、第7クロック信号入力端子に接続され、2n段目のゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子は、第8クロック信号入力端子に接続される。
【0085】
図11に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、上記ゲート駆動ユニットを複数段含む。
前記ゲート駆動ユニットのスタート端子は、順方向奇数行スタート端子STVF_ODD、逆方向奇数行スタート端子STVB_ODD、順方向偶数行スタート端子STVF_EVEN及び逆方向奇数行スタート端子STVB_ODDを含む。
奇数段ゲート駆動ユニットのOP1は、隣接する次段のゲート駆動ユニット(偶数段ゲート駆動ユニット)の順方向偶数行スタート端子STVF_EVENに接続される。奇数段ゲート駆動ユニットのOP2は、隣接する次段のゲート駆動ユニット(偶数段ゲート駆動ユニット)の順方向奇数行スタート端子STVF_ODDに接続される。偶数段ゲート駆動ユニットのOP2は、隣接する上段のゲート駆動ユニット(奇数段ゲート駆動ユニット)の逆方向偶数行スタート端子STVB_EVENに接続される。偶数段ゲート駆動ユニットのOP1は、隣接する上段のゲート駆動ユニット(奇数段ゲート駆動ユニット)の逆方向奇数行スタート端子STVB_ODDに接続される。
偶数段ゲート駆動ユニットのOP1は、隣接する次段のゲート駆動ユニット(奇数段ゲート駆動ユニット)の順方向偶数行スタート端子STVF_EVENに接続される。偶数段ゲート駆動ユニットのOP2は、隣接する次段のゲート駆動ユニット(奇数段ゲート駆動ユニット)の順方向奇数行スタート端子STVF_ODDに接続される。奇数段ゲート駆動ユニットのOP2は、隣接する上段のゲート駆動ユニット(偶数段ゲート駆動ユニット)の逆方向偶数行スタート端子STVB_EVENに接続される。奇数段ゲート駆動ユニットのOP1は、隣接する上段のゲート駆動ユニット(偶数段ゲート駆動ユニット)の逆方向奇数行スタート端子STVB_ODDに接続される。
また、奇数段ゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子CK1は、第1入力クロック信号端子CLK1に接続され、奇数段ゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子CK2は、第2入力クロック信号端子CLK2に接続され、奇数段ゲート駆動ユニットの第3クロック信号端子CK3は、第5入力クロック信号端子CLK5に接続され、奇数段ゲート駆動ユニットの第4クロック信号端子CK4は、第6入力クロック信号端子CLK6に接続される。偶数段ゲート駆動ユニットの第1クロック信号端子CK1は、第3入力クロック信号端子CLK3に接続され、偶数段ゲート駆動ユニットの第2クロック信号端子CK2は、第4入力クロック信号端子CLK4に接続され、偶数段ゲート駆動ユニットの第3クロック信号端子CK3は、第7入力クロック信号端子CLK7に接続され、偶数段ゲート駆動ユニットの第4クロック信号端子CK4は、第8入力クロック信号端子CLK8に接続される。
【0086】
図11において、記号STV_Oのものは、奇数行スタート信号であり、記号STV_Eのものは、偶数行スタート信号である。
【0087】
図11では、4段のゲート駆動ユニットを模式的に示しており、記号S1のものが1段目のゲート駆動ユニット、記号S2のものが2段目のゲート駆動ユニット、記号S11のものが11段目のゲート駆動ユニット、記号S12のものが12段目のゲート駆動ユニットである。
図11において、記号Op1のものは、S1の第1ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op2のものは、S1の第2ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op3のものは、S2の第1ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op4のものは、S2の第2ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op21のものは、S11の第1ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op22のものは、S11の第2ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op23のものは、S12の第1ゲート駆動信号出力端子であり、記号Op24のものは、S12の第2ゲート駆動信号出力端子である。
Op1は、1行目ゲート線に接続され、Op2は、2行目ゲート線に接続され、Op3は、3行目ゲート線に接続され、Op4は、4行目ゲート線に接続され、Op21は、21行目ゲート線に接続され、Op22は、22行目ゲート線に接続され、Op23は、23行目ゲート線に接続され、Op24は、24行目ゲート線に接続される。
【0088】
図12に示すように、図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、順方向走査を行う場合、第1フレーム画面表示時間TZ1を第1表示周期Td1及び第2表示周期Td2に分割し、第2フレーム画面表示時間TZ2を第3表示周期Td3及び第4表示周期Td4に分割する。
第1表示周期Td1と第3表示周期Td3では、CLK1からの第1入力クロック信号、CLK3からの第3入力クロック信号、CLK5からの第5入力クロック信号及びCLK7からの第7入力クロック信号は、クロック信号であり、そのクロック信号の周期がTである。第3入力クロック信号は、第1入力クロック信号よりもT/4遅延され、第5入力クロック信号は、第3入力クロック信号よりもT/4遅延され、第7入力クロック信号は、第5入力クロック信号よりもT/4遅延される。
第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、CLK1からの第1入力クロック信号、CLK3からの第3入力クロック信号、CLK5からの第5入力クロック信号及びCLK7からの第7入力クロック信号は、全てローレベルである。
第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、CLK2からの第2入力クロック信号、CLK4からの第4入力クロック信号、CLK6からの第6入力クロック信号及びCLK8からの第8入力クロック信号は、全てローレベルである。
第2表示周期Td2と第4表示周期Td4では、CLK2からの第2入力クロック信号、CLK4からの第4入力クロック信号、CLK6からの第6入力クロック信号及びCLK8からの第8入力クロック信号は、周期Tを有する。第4入力クロック信号は、第2入力クロック信号よりもT/4遅延され、第6入力クロック信号は、第4入力クロック信号よりもT/4遅延され、第8入力クロック信号は、第6入力クロック信号よりもT/4遅延される。
また、図12に示すように、図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、順方向走査を行う場合、第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、奇数段ゲート駆動信号出力端子は、上段から下段にゲート駆動信号を段階的に出力し、偶数段ゲート駆動信号出力端子は、ローレベルを出力する。即ち、Td1とTd3では、Op1、Op3、…、Op21、Op23から順にハイレベルを出力し、Op2、Op4、…、Op22、Op24から共にローレベルを出力する。第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、偶数段ゲート駆動信号出力端子は、上段から下段にゲート駆動信号を段階的に出力し、奇数段ゲート駆動信号出力端子は、ローレベルを出力する。即ち、Td1とTd3では、Op2、Op4、…、Op22、Op24から順にハイレベルを出力し、Op1、Op3、…、Op21、Op23から共にローレベルを出力する。
【0089】
図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路において、順方向走査を行う場合、第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、各段のゲート駆動ユニットは、その第1ゲート駆動信号出力端子から対応するゲート駆動信号を、上段から下段に段階的に出力し、第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、各段のゲート駆動ユニットは、その第2ゲート駆動信号出力端子から対応するゲート駆動信号を、上段から下段に段階的に出力する。
【0090】
図12に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例において、リフレッシュレートを60Hzから30Hzに下げることで、表示パネルの消費電力を大幅に削減することができる。本開示の少なくとも1つの実施例において、奇数行と偶数行の交互出力を実現し、CLKのパルス幅をリフレッシュレート60Hzの場合と同じくなるように保証して、前半フレーム画面表示時間では奇数行/偶数行GOA駆動画面であり、後半フレーム画面表示時間では偶数行/奇数行GOA駆動画面であり、低消費電力化を実現することができる。
【0091】
具体的な実施において、リフレッシュレートを低くすれば表示パネルの消費電力を低減できるが、リフレッシュレートを低くすることを前提として、1フレームの画面表示時間で全てのゲート線を上から下に順次走査する従来のゲート駆動方式を採用すると、1フレームの画面表示時間の増大により、表示パネルの下側のゲート線まで走査する際に、表示パネルの上側のゲート線に駆動される画素回路の輝度が維持できず、フリッカーが増大してしまう。本開示の少なくとも1つの実施例において、1フレームの画面表示時間を2つの表示周期に分割し、一方の表示周期では偶数行のゲート線を順次走査し、他方の表示周期では奇数行のゲート線を順次走査するが、表示周期が1フレームの画面表示時間の半分の時間しか続かないため、偶数行のゲート線を走査した後、他方の表示周期では奇数行のゲート線を順次上から下に走査して、奇数行のゲート線に接続された複数の画素回路を順次発光させることで、フリッカーを低減することができる。
【0092】
図13に示すように、図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、順方向走査を行う場合、第1フレーム画面表示時間TZ1を第1表示周期Td1及び第2表示周期Td2に分割し、第2フレーム画面表示時間TZ2を第3表示周期Td3及び第4表示周期Td4に分割する。
第1表示周期Td1と第3表示周期Td3では、CLK1からの第1入力クロック信号、CLK3からの第3入力クロック信号、CLK5からの第5入力クロック信号及びCLK7からの第7入力クロック信号は、クロック信号であり、そのクロック信号の周期がTである。第3入力クロック信号は、第1入力クロック信号よりもT/4遅延され、第5入力クロック信号は、第3入力クロック信号よりもT/4遅延され、第7入力クロック信号は、第5入力クロック信号よりもT/4遅延される。
第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、CLK1からの第1入力クロック信号、CLK3からの第3入力クロック信号、CLK5からの第5入力クロック信号及びCLK7からの第7入力クロック信号は、全てローレベルである。
第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、CLK2からの第2入力クロック信号、CLK4からの第4入力クロック信号、CLK6からの第6入力クロック信号及びCLK8からの第8入力クロック信号は、全てローレベルである。
第2表示周期Td2と第4表示周期Td4では、CLK2からの第2入力クロック信号、CLK4からの第4入力クロック信号、CLK6からの第6入力クロック信号及びCLK8からの第8入力クロック信号は、周期Tを有し、第4入力クロック信号は、第2入力クロック信号よりもT/4遅延され、第6入力クロック信号は、第4入力クロック信号よりもT/4遅延され、第8入力クロック信号は、第6入力クロック信号よりもT/4遅延される。
図13に示すように、図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路は、逆方向走査を行う場合、第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、奇数段ゲート駆動信号出力端子は、下段から上段にゲート駆動信号を出力し、偶数段ゲート駆動信号出力端子は、ローレベルを出力する。即ち、Td1とTd3では、Op23、Op21、…、Op3、Op1から順にハイレベルを出力し、Op24、Op22、…、Op4、Op2から共にローレベルを出力する。第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、偶数段ゲート駆動信号出力端子は、下段から上段にゲート駆動信号を出力し、奇数段ゲート駆動信号出力端子は、ローレベルを出力する。即ち、Td1とTd3では、Op2、Op4、…、Op22、Op24から順にハイレベルを出力し、Op1、Op3、…、Op21、Op23から共にローレベルを出力する。
【0093】
図11に示す本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動回路において、逆方向走査を行う場合、第1表示周期Td1及び第3表示周期Td3では、各段のゲート駆動ユニットは、その第1ゲート駆動信号出力端子から対応するゲート駆動信号を下段から上段に段階的に出力し、第2表示周期Td2及び第4表示周期Td4では、各段のゲート駆動ユニットは、その第2ゲート駆動信号出力端子から対応するゲート駆動信号を下段から上段に段階的に出力する。
【0094】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法は、上記ゲート駆動回路に応用され、1フレームの画面表示時間に第1表示周期及び第2表示周期を含む。前記ゲート駆動方法において、第1表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することと、第2表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力することとを含む。
【0095】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法において、1フレームの画面表示時間を第1表示周期及び第2表示周期を分割し、第1表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力し、第2表示周期では、前記ゲート駆動回路に含まれる各段のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を段階的に出力する。
【0096】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法は、奇数行と偶数行の交互出力を実現し、リフレッシュレートを低減できる。クロック信号のパルス幅が高いリフレッシュレート時に一致するように保証されるため、低消費電力を実現できると同時に、Flicker(フリッカー)が増大するリスクを低減できる。また、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動方法は、2段階のゲート駆動信号出力を提供することができ、表示パネルの額縁の配線スペースを増大させることができる。
【0097】
任意選択で、第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含む。前記ゲート駆動方法において、順方向走査の際に、前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む。
【0098】
任意選択で、第1表示周期は、順次に設定されたM(Mは、前記ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)個の表示期間を含み、第2表示周期は、順次に設定されたM個の表示期間を含む。前記ゲート駆動方法において、逆方向走査の際に、前記第1表示周期のm(mは、M以下の正の整数である)番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第1ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することと、前記第2表示周期のm番目の表示期間では、前記ゲート駆動回路に含まれるM-m+1段目のゲート駆動ユニットが、その第2ゲート駆動信号出力端子から有効電圧を出力することとを含む。
【0099】
本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルは、表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、上記ゲート駆動回路とを含む。前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線に接続され、前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線に接続される。
【0100】
任意選択で、前記表示パネルは、前記ゲート駆動回路を1つ含む。前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線に接続され、前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線に接続されることによって、該第1ゲート駆動信号出力端子を介して奇数行目のゲート線にゲート駆動信号を供給し、該第2ゲート駆動信号出力端子を介して偶数行目のゲート線にゲート駆動信号を供給する。
【0101】
本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルは、表示基板を含み、更に、前記表示基板上に設けられた2M(Mは、ゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットの総段数であって、1より大きい整数である)行のゲート線と、2つの上記ゲート駆動回路とを含む。
1つ目の前記ゲート駆動回路のm(mは、M以下の正の整数である)段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の左端に接続され、
1つ目のゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の左端に接続され、
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の右端に接続され、
2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の右端に接続される。
【0102】
任意選択で、前記表示パネルは、前記ゲート駆動回路を2つ含む。1つ目の前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の左端に接続され、1つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の左端に接続されることによって、該第1ゲート駆動信号出力端子を介して奇数行目のゲート線の左端にゲート駆動信号を供給し、該第2ゲート駆動信号出力端子を介して偶数行目のゲート線の左端にゲート駆動信号を供給する。2つ目の前記ゲート駆動回路に含まれるm段目のゲート駆動ユニットの第1ゲート駆動信号出力端子は、2m-1行目のゲート線の右端に接続され、2つ目の前記ゲート駆動回路のm段目のゲート駆動ユニットの第2ゲート駆動信号出力端子は、2m行目のゲート線の右端に接続されることによって、該第1ゲート駆動信号出力端子を介して奇数行目のゲート線の右端にゲート駆動信号を供給し、該第2ゲート駆動信号出力端子を介して偶数行目のゲート線の右端にゲート駆動信号を供給する。
【0103】
本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルは、2つの前記ゲート駆動回路を用いてゲート線の両端にそれぞれゲート駆動信号を供給することにより、大型で高解像度の表示パネルに適用することができる。大型で高解像度の表示パネルの場合、1方向駆動によってGOA(Gate On Array:アレイ基板上に設けられたゲート駆動回路)出力遠端と近端の負荷が不一致となり、更に遠端と近端の画素の充電について能力差による充電不足や充電均一性の問題を回避することによって、GOA出力の安定性を高め、遠端出力と近端出力の一致化を達成する。本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルは、2方向駆動方式を採用し、本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルにおけるゲート駆動回路に含まれるゲート駆動ユニットが2行のゲート線を駆動できるので、省スペース化が可能であり、表示パネルの額縁サイズが過度に大きくなることを回避し、1段出力の配線スペースで双方向出力を完了することを実現する。
【0104】
現在の表示パネルの外形の発展方向は、不均一な周辺Rアークコーナー、中央U字型スロット及び狭額縁設計であり、GOAに1方向走査が用いられ、中央U字型スロットに画素がないため、左右両側の画素のゲート駆動を実現するには巻線が必要となり、U字型スロットのフレームが大きなスペースを占め、且つU字型スロットが深いほど、フレームスペースが大きく求められ、狭額縁の要件を満たすことが難しい。これに基づいて、本開示の少なくとも1つの実施例において、表示パネルの両側にそれぞれゲート駆動回路を設け、左側のゲート駆動回路が対応する行のゲート線の左端に接続し、右側のゲート駆動回路が対応する行のゲート線の右側に接続することによって、巻線に頼らなくてもゲート駆動を実現することができ、U字型スロットにおける狭額縁設計の実現に有利である。
【0105】
図14に示すように、本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示パネルは、複数行のゲート線、第1ゲート駆動回路及び第2ゲート駆動回路を含む。
図14には、1行目のゲート線GL1、2行目のゲート線GL2、3行目のゲート線GL3、4行目のゲート線GL4、21行目のゲート線GL21、22行目のゲート線GL22、23行目のゲート線GL23及び24行目のゲート線GL24が示されている。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる1段目のゲート駆動ユニットSz1の第1ゲート駆動信号出力端子は、1行目のゲート線GL1の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる1段目ゲート駆動ユニットSr1の第1ゲート駆動信号出力端子は、1行目のゲート線GL1の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる1段目のゲート駆動ユニットSz1の第2ゲート駆動信号出力端子は、2行目のゲート線GL2の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる1段目のゲート駆動ユニットSr1の第2ゲート駆動信号出力端子は、2行目のゲート線GL2の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる2段目のゲート駆動ユニットSz2の第1ゲート駆動信号出力端子は、3行目のゲート線GL3の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる2段目のゲート駆動ユニットSr2の第1ゲート駆動信号出力端子は、3行目のゲート線GL1の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる2段目のゲート駆動ユニットSz2の第2ゲート駆動信号出力端子は、4行目のゲート線GL4の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる2段目のゲート駆動ユニットSr2の第2ゲート駆動信号出力端子は、4行目のゲート線GL4の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる11段目のゲート駆動ユニットSz11の第1ゲート駆動信号出力端子は、21行目のゲート線GL21の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる11段目のゲート駆動ユニットSr11の第1ゲート駆動信号出力端子は、21行目のゲート線GL21の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる11段目のゲート駆動ユニットSz11の第2ゲート駆動信号出力端子は、22行目のゲート線GL22の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる11段目のゲート駆動ユニットSr11の第2ゲート駆動信号出力端子は、22行目のゲート線GL22の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる12段目のゲート駆動ユニットSz12の第1ゲート駆動信号出力端子は、23行目のゲート線GL23の左端に接続され、前記第2ゲート駆動回路に含まれる12段目のゲート駆動ユニットSr12の第1ゲート駆動信号出力端子は、23行目のゲート線GL23の右端に接続される。
前記第1ゲート駆動回路に含まれる12段目のゲート駆動ユニットSz12の第2ゲート駆動信号出力端子は、24行目のゲート線GL24の左端に接続され、第2ゲート駆動回路に含まれる12段目のゲート駆動ユニットSr12の第2ゲート駆動信号出力端子は、24行目のゲート線GL24の右端に接続される。
【0106】
具体的な実施において、前記第1ゲート駆動回路は、前記表示基板の左側に設けられ、前記第2ゲート駆動回路は、前記表示基板の右側に設けられる。
【0107】
図14において、記号CK1のものは、第1クロック信号端子であり、記号CK2のものは、第2クロック信号端子であり、記号CK3のものは、第3クロック信号端子であり、記号CK4のものは、第4クロック信号端子であり、記号CLK1のものは、第1入力クロック信号端子であり、記号CLK2のものは、第2入力クロック信号端子であり、記号CLK3のものは、第3入力クロック信号端子であり、記号CLK4のものは、第4入力クロック信号端子であり、記号CLK5のものは、第5入力クロック信号端子であり、記号CLK6のものは、第6入力クロック信号端子であり、記号CLK7のものは、第7入力クロック信号端子であり、記号CLK8のものは、第8入力クロック信号端子であり、記号STVF_ODDのものは、順方向奇数行スタート端子であり、記号STVB_ODDのものは、逆方向奇数行スタート端子であり、記号STVF_EVENのものは、順方向偶数行スタート端子であり、記号STVB_ODDのものは、逆方向奇数行スタート端子であり、記号STV_Oのものは、奇数行スタート信号であり、記号STV_Eのものは、偶数行スタート信号であり、記号OUT1のものは、第1ゲート駆動信号出力端子であり、記号OUT2のものは、第2ゲート駆動信号出力端子である。
【0108】
本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示装置は、上記表示パネルを含む。
【0109】
本開示の少なくとも1つの実施例に係る表示装置は、携帯電話、タブレット、テレビ、ディスプレイ、ノートパソコン、デジタルフォトフレーム、ナビゲーション及び表示機能を有する任意の製品又は部材である。
【0110】
本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニット、方法、ゲート駆動回路、表示パネル及び装置は、1フレームの画面表示時間を2つの表示周期に分割し、1つの前記表示周期に含まれる出力期間に1つのゲート駆動信号を出力するように制御することにより、奇数行と偶数行の交互出力を実現し、リフレッシュレートを低減させることができる。クロック信号のパルス幅が高いリフレッシュレート時に一致するように保証されるため、低消費電力を可能にすると共に、フリッカー(Flicker)が増大するリスクを低減させることができる。また、本開示の少なくとも1つの実施例に係るゲート駆動ユニットは、2段階のゲート駆動信号出力を提供することができ、表示パネルの額縁の配線スペースを増大させることができる。
【0111】
以上の記載は、本開示の好適な実施形態に過ぎない。なお、当業者にとって、本開示の原理から逸脱することなく更に複数の改良や修飾をすることもでき、これらの改良や修飾も本開示の保護範囲として見なされるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】