(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(54)【発明の名称】積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ
(51)【国際特許分類】
B65D 88/22 20060101AFI20220728BHJP
【FI】
B65D88/22 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570938
(86)(22)【出願日】2020-02-21
(85)【翻訳文提出日】2021-11-26
(86)【国際出願番号】 CN2020076091
(87)【国際公開番号】W WO2021036208
(87)【国際公開日】2021-03-04
(31)【優先権主張番号】201921416820.3
(32)【優先日】2019-08-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521519478
【氏名又は名称】湘潭皓康生態材料有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100130111
【氏名又は名称】新保 斉
(72)【発明者】
【氏名】楊 雲燿
(72)【発明者】
【氏名】柳 鉄平
【テーマコード(参考)】
3E170
【Fターム(参考)】
3E170AA10
3E170WG10
(57)【要約】
【課題】 積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグを提供することを課題とする。
【解決手段】 積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグであって、袋体(1)と、袋体の上端を挿通し、それぞれ袋体上端の内壁両側に固定される2本のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)とを備える。使用時、フォークリフトのフォーク部を直接フォークリフトのフォーク用ガイドチューブに差し込むと、迅速にフレキシブルコンテナバッグを持ち上げることができる。前記フレキシブルコンテナバッグは、フォークリフトの操作に便利で、耐荷重量及び安定性を向上できる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグであって、袋体(1)と、前記袋体(1)の上端を挿通し、それぞれ前記袋体(1)上端の内壁両側に固定される2本のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)とを備えることを特徴とする、積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【請求項2】
前記袋体(1)上の前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)に垂直な両端近傍に補強支持帯(3)が周設されることを特徴とする、請求項1に記載の積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【請求項3】
前記補強支持帯(3)は、前記袋体(1)の外表面又は内表面に周設されることを特徴とする、請求項2に記載の積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【請求項4】
前記袋体(1)の上面に投入口(4)が設けられ、前記袋体(1)の下面に排出口(5)が設けられることを特徴とする、請求項1に記載の積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【請求項5】
前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)の両端は、前記袋体(1)から突き出し、又は前記袋体(1)と面一となることを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【請求項6】
前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)の直径は、フォークリフトのフォーク部の幅よりも大きいことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載の積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグに関する
【背景技術】
【0002】
コンテナの高さには限りがあり、フレキシブルコンテナバッグに詰められた荷物をコンテナに積み込む際にフォークリフトが必要である。ただし現在一般的なフレキシブルコンテナバッグのコンテナ積込み方式及び不足は、次の通りである。
【0003】
1、フォークリフトが直接フレキシブルコンテナバッグの吊りベルトに差し込んでコンテナに積み込みに当たり、デメリットは、コンテナの容積及び高さに限りがあり、従来のフレキシブルコンテナバッグの耐荷重が1トン程度であり、コンテナに積み込む時2段に積み付けられ、コンテナ用のフレキシブルコンテナバッグを積み込む高さが通常、最多でコンテナの高さの半分であり、下段に簡単に積み込むことができるが、上段のバッグはコンテナの高さに限りがあり、フレキシブルコンテナバッグの吊りベルトの高さに加え、フォークリフトが上段のフレキシブルコンテナバッグをコンテナに積み込むことができず、2段のフレキシブルコンテナバッグの高さを低くしてコンテナに積み込めても、フレキシブルコンテナバッグを卸す際、吊りベルトを見つけるのも非常に面倒であり、人が登って入り、専門工具を使用することで、完了できることである。また、フォークリフト作業時フォーク部が袋体に接触又は刺すため、フレキシブルコンテナバッグを容易に突き破れる。
【0004】
2、フレキシブルコンテナバッグをパレットに載せ、フォークリフトがパレットも一緒に直接コンテナに搬入し、デメリットは、[1]パレットがコンテナの体積を占有し、コストが増加し、[2]輸出にも燻蒸が必要で、燻蒸が不合格となると返品リスクがあることである。
【0005】
3、オープントップコンテナを使用し、クレーンでフレキシブルコンテナバッグの吊りベルトを吊り上げてコンテナに積み込み、デメリットは、[1]オープントップコンテナが少なく、[2]ストが高く、[3]オープントップコンテナの屋根部分が開放されるという欠点があり、全ての製品の積み込みニーズを満たすことができないことである。
【0006】
4、特許文献1では、積み卸し作業に便利なコンテナ専用フレキシブルコンテナバッグを開示し、本発明者らが以前に出願し、特許権を取得したものであるが、特許文献1にはまだ不足があった。特許文献1に記載の袋体の外部に吊りベルトが設けられ、フォークリフトのフォーク用ガイドチューブは吊りベルトを挿通してその上に固定されているが、受ける力が十分に均一ではなく、フレキシブルコンテナバッグを持ち上げる際、力の大部分が吊りベルトに集中し、荷重に耐えられず、吊りベルト又は袋体が壊れてしまうことから前記フレキシブルコンテナバッグを使用した重いコンテナを持ち上げることが制限される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】中国特許第CN201821228100.X号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来のフレキシブルコンテナバッグをコンテナに積み込む際、面倒で、積み込み破損率が高いという問題及び重いコンテナを持ち上げるという問題を解決し、フォークリフトがコンテナに簡単に入り、フォークリフトでフレキシブルコンテナバッグをコンテナ内に積み付け、卸すことに便利で、かつコンテナを安定して持ち上げることができる改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明により提供される技術的手段として、
積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグであって、袋体(1)と、袋体(1)の上端を挿通し、それぞれ袋体(1)上端の内壁両側に固定される2本のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)とを備える。
【0010】
好ましくは、前記袋体(1)上のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)に垂直な両端近傍に補強支持帯(3)が周設される。
【0011】
より好ましくは、前記補強支持帯(3)は、袋体(1)の外表面又は内表面に周設される。
【0012】
好ましくは、前記袋体(1)の上面に投入口(4)が設けられ、前記袋体(1)の下面に排出口(5)が設けられる。
【0013】
好ましくは、前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)の両端は、袋体(1)から突き出し、又は袋体(1)と面一となる。
【0014】
好ましくは、前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ(2)の直径は、フォークリフトのフォーク部の幅よりも大きい。
【0015】
以下に、本発明をさらに説明する。
【0016】
本発明において、フォークリフトのフォーク部のサイズよりわずかに大きいガイドチューブ(前記ガイドチューブは鋼管、紙管、鉄管、プラスチック管であり得、材質は限定されない)を用意し、ガイドチューブを袋体の上端に対称的に組み付けて、フォークリフトのフォーク用ガイドチューブを形成し、フォークリフトのフォーク用ガイドチューブを袋体上端の内壁両側に固定させる。さらに、袋体に補強支持帯を設け、耐荷重量及び安定性を向上する。使用時、フォークリフトのフォーク部を直接フォークリフトのフォーク用ガイドチューブに差し込むと、迅速にフレキシブルコンテナバッグを持ち上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明に係る積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1を参照すると、積み卸し作業に便利な改良型コンテナ専用フレキシブルコンテナバッグは、袋体1)と、袋体1)の上端を挿通し、それぞれ袋体1上端の内壁両側に固定される2本のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ2とを備える。
【0019】
ここで、前記袋体1上のフォークリフトのフォーク用ガイドチューブ2に垂直な両端近傍に補強支持帯3が周設される。前記補強支持帯3は、袋体1の外表面又は内表面に周設される。前記袋体1の上面に投入口4が設けられ、前記袋体1の下面に排出口5が設けられる。前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ2の両端は、袋体1から突き出し、又は袋体1と面一となる。前記フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ2の直径は、フォークリフトのフォーク部の幅よりも大きい。
【符号の説明】
【0020】
1 袋体
2 フォークリフトのフォーク用ガイドチューブ
3 補強支持帯
4 投入口
5 排出口
【国際調査報告】