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特表2022-535031マルチモードの活動追跡ユーザインタフェース
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-04
(54)【発明の名称】マルチモードの活動追跡ユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20220728BHJP
【FI】
G06F3/01 510
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021571468
(86)(22)【出願日】2020-05-29
(85)【翻訳文提出日】2022-01-05
(86)【国際出願番号】 US2020035199
(87)【国際公開番号】W WO2020247261
(87)【国際公開日】2020-12-10
(31)【優先権主張番号】62/856,048
(32)【優先日】2019-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.Linux
3.UNIX
4.WINDOWS
5.VXWORKS
6.FIREWIRE
7.JAVA
8.JAVASCRIPT
9.Blu-ray
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】サンドストロム, マシュー ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ギルラヴィ, イーモン エフ.
(72)【発明者】
【氏名】アーニー, ジュリー エー.
(72)【発明者】
【氏名】べデッカー, ニハリカ ミリンド
(72)【発明者】
【氏名】ブラニク, ジェイ
(72)【発明者】
【氏名】ブッチャー, ギャリー イアン
(72)【発明者】
【氏名】ラルー, ブレット エル.
(72)【発明者】
【氏名】ルアンチャン, ダンビン
(72)【発明者】
【氏名】ザルツマン, ポール ウォルフ
(72)【発明者】
【氏名】ウィービー, モリー プレイ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA04
5E555AA71
5E555BA01
5E555BA38
5E555BB01
5E555BB38
5E555BC01
5E555BC07
5E555CA41
5E555CB69
5E555CC03
5E555DA01
5E555DB41
5E555FA00
(57)【要約】
本開示は一般に、フィットネス活動を監視するためのユーザインタフェース及び技術に関する。いくつかの実施形態によれば、ユーザ特性が変化したことを検出したことに基づいて、活動メトリックを測定するためのユーザインタフェースモードと、異なる活動を測定するためのユーザインタフェースモードとの間で移行するための技術が記載される。いくつかの実施形態によれば、活動データを測定し、活動に基づくイベントに応じて活動コメントを提供するためのユーザインタフェース及び技術が記載され、ここで、ユーザの特性に基づいて異なる活動コメントが提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスにおいて、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することと、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まることと、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信することと、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信することと、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のユーザ身体特性は、前記電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢であり、
前記第1の身体特性値は、第1の年齢値であり、
前記第2の身体特性は、前記第1の年齢値よりも大きい第2の年齢値である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモード移行する前記プロセスを開始することは、
第1の確認アフォーダンスを含む第1の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する入力を受け取ることと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する前記入力を受け取ったことに応じて、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することと、
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することは、第1の時刻に行われ、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、前記第1の時刻よりも後の第2の時刻、すなわち前記第1の時刻の後に起こる次回の特定の時間帯に、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行すること、
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモード移行する前記プロセスを開始することは、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行した後に、前記第2のデバイスモードから前記第1のデバイスモードに移行する選択肢を提供することを差し控えること
を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第1のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、外部デバイスから、デバイスモードを移行する要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記要求を受信したことに応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第2のそれぞれのデバイスモードは、前記第1のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第3のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、第2の外部デバイスから、デバイスモードを移行する第2の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第2の要求を受信したことに応じて、第2の確認アフォーダンス及び第1の拒否アフォーダンスを含む第2の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第2の確認アフォーダンスを表示している間に、第1の入力を受け取ることと、
前記第1の入力を受け取ったことに応じて、
前記第1の入力が前記第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第3のそれぞれのデバイスモードは、第4のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
前記第1の入力が前記第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第3のそれぞれのデバイスモードに留まることと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記電子デバイスは、入力デバイスを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第5のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、前記入力デバイスを介して、デバイスモードを移行する第3の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第3の要求を受信したこと応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第6のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第6のそれぞれのデバイスモードは、前記第5のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の活動追跡機能を開始する第1の活動追跡アフォーダンスを含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の活動追跡と、選択されると第2の活動追跡機能を開始する第2の活動追跡アフォーダンスと、を含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の活動追跡アフォーダンスは、前記第1の身体活動追跡ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の設定を変更する第1の設定アフォーダンスを含む1つ以上の設定アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の設定ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の設定アフォーダンスと、選択されると第2の設定を変更する第2の設定アフォーダンスと、を含む1つ以上の設定アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の設定ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の設定アフォーダンスは、前記第1の設定ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の活動メトリックは、時間に基づく活動メトリックである、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の活動メトリックは、エネルギーに基づく活動メトリックである、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の活動ユーザインタフェースを表示することは、前記第1の活動メトリックの第1の活動目標を表示することを含み、前記第1の活動目標は、第1の値を有し、前記方法は、
前記第1の活動メトリックの前記第1の活動目標を表示している間に、1つ以上の入力の第1のセットを受け取ることと、
1つ以上の入力の前記第1のセットを受け取ったことに応じて、
前記第1の活動メトリックの第2の活動目標を含む、前記第1の活動ユーザインタフェースの第2のインスタンスを表示することであって、前記第2の活動目標は、前記第1の活動目標の前記第1の値とは異なる第2の値を有する、ことと、
を更に含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
表示デバイスと、
センサの第1のセット
1つ以上のプロセッサと、
を備える電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、メモリと、
を備える、電子デバイス。
【請求項16】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段と、
を備える、電子デバイス。
【請求項17】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まり、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
1つ以上のプロセッサと、
を備える電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まり、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、メモリと、
を備える、電子デバイス。
【請求項19】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
を備える電子デバイスであって、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出するための手段と、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まる、ための手段と、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信するための手段と、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データ基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示するための手段と、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する
ための手段と、
を含む、電子デバイス。
【請求項20】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスにおいて、
ユーザ活動データを受信することと、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、ことと、
を含む、方法。
【請求項21】
前記ユーザ特性は、前記電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の活動コメントを表示した後に、第2のユーザ活動データを受信することと、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、
現在時刻が所定の時間内にないときに満たされる基準を含む、活動表示基準の第2のセットが満たされているとの判定に従って、第2のユーザ活動データに基づく第3の活動コメントを表示することと、
活動表示基準の前記第2のセットが満たされていないとの判定に従って、前記第2のユーザ活動データに基づく前記第3の活動コメントを表示することを差し控えることと、
を更に含む、請求項20~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の活動コメントは、第1の長さを有し、
前記第2の活動コメントは、前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する、
請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の活動コメントは、
前記ユーザ特性の前記値が第1の所定の範囲内にあることに従って、前記ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含み、
前記ユーザ特性の前記値が前記第1の所定の範囲内にないことに従って、前記ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含まない、
請求項20~23のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項25】
外部デバイスから第3のユーザ活動データを受信することと、
前記第3のユーザ活動データを受信したことに応じて、
前記ユーザ特性の前記前記値が第1の応答基準のセットを満たすとの判定に従って、選択されると前記外部デバイスへの第1の応答コメントの送信を引き起こす第1の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第1のセットを含む、第1の応答ユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の値が第2の応答基準のセットを満たすという判定に従って、選択されると前記外部デバイスへの第2の応答コメントの送信を引き起こす第2の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第2のセットを含む、第1の応答ユーザインタフェースを表示し、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの前記第1のセットは、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの前記第2のセットとは異なる、ことと、
を含む、請求項20~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記ユーザ活動データを受信する前に、ユーザ入力を介して前記ユーザ特性の前記値を受信することを更に含む、
請求項20~25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記ユーザ特性の前記値は、年齢、ユーザの最終教育レベル、前記ユーザが達成した標準テスト結果、前記ユーザが選択した選択肢、及びそれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される、請求項20~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
表示デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、メモリと、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項30】
表示デバイスと、
請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段と、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項31】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、
ユーザ活動データを受信し、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
表示デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
を備える第1の電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、
ユーザ活動データを受信し、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、メモリと、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項33】
表示デバイス、
を備える第1の電子デバイスであって、
ユーザ活動データを受信するための手段と、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、ための手段と、
を含む、第1の電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年6月1日に出願され、「MULTI-MODAL ACTIVITY TRACKING USER INTERFACE」と題する、米国特許仮出願第62/856,048号に対する優先権を主張し、同出願はその全体が全ての目的のために本明細書において参照により組み込まれる。
技術分野
【0002】
本開示は一般にコンピュータユーザインタフェースに関し、より具体的には、フィットネス活動を監視するためのユーザインタフェース及び技術に関する。
【背景技術】
【0003】
ユーザは、時間を記録すること及び、デバイス機能を向上させる各種のソフトウェアアプリケーションを実行することを含む、様々な動作についてポータブル多機能デバイスに依拠する。また、ユーザは、健康及びフィットネスに関連する目標を促進するために、デバイスによって測定された様々な形態の身体活動関連データなど、異なるタイプの情報へのアクセスを希望することもある。更に、ユーザは、身体特性において、様々に異なっている。
【発明の概要】
【0004】
しかし、電子デバイスを使用してフィットネス活動を監視するいくつかの技術は、概して煩雑かつ非効率的である。例えば、いくつかの既存の技術では、複数回のキー押下又は打鍵を含み得る、複雑で時間のかかるユーザインタフェースが使用される。別の例として、いくつかの既存の技術は、年齢などのユーザの特性の違いに順応しない。したがって、インタフェースを簡潔で直感的に使用可能なものとしながら、ユーザが身体活動関連データにアクセスできるようにすることが望ましい。他の既存の技術は、複雑な上方又は紛らわしい情報を解読するユーザの能力に依拠しており、このため、一部のユーザ(例えば子ども)にとっては、自分の身体活動のレベルを有意義に監視することが特に難しくなり得る。既存の技術は、エラーを起こしやすく、又は、必要以上の時間を要しやすくなることがあり、ユーザの時間及びデバイスのエネルギーを浪費する。後者の問題は、バッテリ動作式デバイスにおいては特に重大である。
【0005】
したがって、本技術は、フィットネス活動を監視するための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースを電子デバイスに提供する。そのような方法及びインタフェースは、任意選択的に、フィットネス活動を監視するための他の方法を補完し、又は置き換える。そのような方法及びインタフェースは、ユーザにかかる認識的負担を低減し、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作成する。バッテリ動作式コンピューティングデバイスの場合、そのような方法及びインタフェースは、電力を節約し、バッテリ充電の間隔を長くする。
【0006】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスにおいて実行される方法が記載される。本方法は、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することと、第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、第1のデバイスモードに留まることと、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データを受信することと、第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示することと、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データを受信することと、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示することと、を含む。
【0007】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。1つ以上のプログラムは、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、第1のデバイスモードに留まり、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0008】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。1つ以上のプログラムは、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、第2の身体特性値がモード変更基準セットを満たさないとの判定に従って、第1のデバイスモードに留まり、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0009】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスが記載される。本電子デバイスは、表示デバイスと、センサの第1のセット1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、1つ以上のプログラムは、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、第1のデバイスモードに留まり、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、命令を含む、メモリと、を備える。
【0010】
いくつかの実施形態によれば、電子デバイスが記載される。本電子デバイスは、表示デバイスと、センサの第1のセットと、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出するための手段と、第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って第1のデバイスモードから第2のデバイスモードへの移行のプロセスを開始し、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、第1のデバイスモードに留まる、ための手段と、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データを受信するための手段と、第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示するための手段と、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示するための手段と、を含む。
【0011】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスを含む第1の電子デバイスにおいて実行される方法が記載される。本方法は、ユーザ活動データを受信することと、ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、表示デバイスを介して、ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、ユーザ特性の値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のコメントとは異なる、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、ことと、を含む。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。1つ以上のプログラムは、ユーザ活動データを受信し、ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、表示デバイスを介して、ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、ユーザ特性の値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のコメントとは異なる、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する一時的コンピュータ可読記憶媒体が記載される。1つ以上のプログラムは、ユーザ活動データを受信し、ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、表示デバイスを介して、ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、ユーザ特性の値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のコメントとは異なる、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0014】
いくつかの実施形態によれば、第1の電子デバイスが記載される。第1の電子デバイスは、表示デバイスと、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリと、を含み、1つ以上のプログラムは、ユーザ活動データを受信し、ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、表示デバイスを介して、ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、ユーザ特性の値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のコメントとは異なる、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、命令を含む。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、第1の電子デバイスが記載される。第1の電子デバイスは、表示デバイスと、ユーザ活動データを受信するための手段と、ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、表示デバイスを介して、ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、ユーザ特性の値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のコメントとは異なる、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、手段と、を含む。
【0016】
これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるために構成された非一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。これらの機能を実行する実行可能命令は、任意選択的に、1つ以上のプロセッサによって実行されるために構成された一時的コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含まれる。
【0017】
したがって、フィットネス活動を監視するための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースがデバイスに提供され、それによって、そのようなデバイスの有効性、効率、及びユーザ満足度が増す。そのような方法及びインタフェースは、フィットネス活動を監視するための他の方法を補完し、又は置き換え得る。
【図面の簡単な説明】
【0018】
説明される様々な実施形態をより良く理解するため、以下の図面と併せて、以下の「発明を実施するための形態」が参照されるべきであり、類似の参照番号は、以下の図の全てを通じて、対応する部分を指す。
【0019】
図1A】いくつかの実施形態による、タッチ感知ディスプレイを有するポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0020】
図1B】いくつかの実施形態による、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。
【0021】
図2】いくつかの実施形態による、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す図である。
【0022】
図3】いくつかの実施形態による、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0023】
図4A】いくつかの実施形態による、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0024】
図4B】いくつかの実施形態による、ディスプレイとは別個のタッチ感知面を有する多機能デバイスの例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0025】
図5A】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスを示す図である。
【0026】
図5B】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスを示すブロック図である。
【0027】
図5C】いくつかの実施形態による、タッチ感知ディスプレイ及び強度センサを有するパーソナル電子デバイスの例示的な構成要素を示す。
図5D】いくつかの実施形態による、タッチ感知ディスプレイ及び強度センサを有するパーソナル電子デバイスの例示的な構成要素を示す。
【0028】
図5E】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスの例示的な構成要素及びユーザインタフェースを示す図である。
図5F】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスの例示的な構成要素及びユーザインタフェースを示す図である。
図5G】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスの例示的な構成要素及びユーザインタフェースを示す図である。
図5H】いくつかの実施形態による、パーソナル電子デバイスの例示的な構成要素及びユーザインタフェースを示す図である。
【0029】
図6A】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6B】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6C】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6D】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6E】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6F】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6G】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6H】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6I】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6J】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6K】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6L】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6M】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6N】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6O】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6P】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6Q】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6R】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6S】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6T】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6U】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6V】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図6W】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0030】
図7A】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
図7B】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
図7C】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
図7D】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
【0031】
図8A】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8B】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8C】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8D】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8E】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8F】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8G】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
図8H】フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。
【0032】
図9A】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
図9B】いくつかの実施形態による、ユーザインタフェースを提供する方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下の説明は、例示的な方法、パラメータなどについて記載する。しかしながら、そのような説明は、本開示の範囲に対する限定として意図されるものではなく、むしろ例示的な実施形態の説明として提供されることを認識されたい。
【0034】
フィットネス活動を監視するための効率的な方法及びインタフェースを提供する電子デバイスが必要とされている。例えば、関連する健康上の利益(例えば、高血圧、2型糖尿病、うつ病及び不安などの健康状態の予防及び管理改善)を得るために身体活動のレベルを向上させようとするユーザは、多くの場合、目標に向かう進捗を知的に、手動で(ペン及びパッドを介して)、又は、不正確なデータを提供するばかりか、そのようなデータにアクセスするために面倒なインタフェースのナビゲーションを必要とさえするデバイスを使用して、追跡することに依拠する。より効率的な技術によって、フィットネス活動データにアクセスするユーザの認識的負担を軽減し、それによって、生産性、並びにフィットネス目標及び健康上の目標に到達する可能性を高めることができる。更に、そのような技術は、普通なら冗長なユーザ入力に浪費されるプロセッサ及びバッテリの電力を低減することができる。
【0035】
以下、図1A図1B図2図3図4A図4B、及び図5A図5Hは、フィットネス活動を監視するための技術を実行するための例示的なデバイスの説明を提供する。図6A図6Wは、フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7A図7Dは、いくつかの実施形態による、フィットネス活動を監視する方法を示すフロー図である。図6A図6Wのユーザインタフェースは、図7A図7Dのプロセスを含む、後述するプロセスを説明するために使用される。図8A図8Hは、動的な活動コメントを提供するための例示的なユーザインタフェースを示す図である。図9A図9Bは、いくつかの実施形態による、動的な活動コメントを提供するための方法を示すフロー図である。図8A図8Hのユーザインタフェースは、図9A図9Bのプロセスを含む、後述するプロセスを説明するために使用される。以下の説明では、様々な要素について説明するために、「第1の」、「第2の」などの用語を使用するが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、記載する様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1のタッチを第2のタッチと呼ぶこともでき、同様に第2のタッチを第1のタッチと呼ぶこともできる。第1のタッチ及び第2のタッチはどちらもタッチであるが、これらは同じタッチではない。
【0036】
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
【0037】
「~の場合(if)」という用語は、任意選択的に、文脈に応じて、「~とき(when)」若しくは「~とき(upon)」、又は「~と判定したことに応じて(in response to determining)」若しくは「~を検出したことに応じて(in response to detecting)」を意味すると解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
【0038】
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)のデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。任意選択的に、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも使用される。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、表示生成構成要素と通信する(例えば、有線通信を介した無線通信を介して)コンピュータシステムである。表示生成構成要素は、CRTディスプレイを介したディスプレイ、LEDディスプレイを介したディスプレイ、又は画像投影を介した表示などの視覚的な出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。本明細書で使用するとき、「表示する」コンテンツは、コンテンツを視覚的に生成するために、有線又は無線接続で、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、一体型又は外部の表示生成構成要素に送信することによって、コンテンツ(例えば、ディスプレイコントローラ156によってレンダリング又はデコードされたビデオデータ)を表示させることを含む。
【0039】
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは、任意選択的に、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
【0040】
デバイスは、通常、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタル動画プレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
【0041】
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
【0042】
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態による、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれることがあり、「タッチ感知ディスプレイシステム」として知られている又は呼ばれることがある。デバイス100は、メモリ102(任意選択的に、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力コントロールデバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
【0043】
本明細書及び特許請求において使用されるとき、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触)の力若しくは圧力(単位面積当たりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力若しくは圧力に対する代理(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値が、接触の推定される力を決定するために組み合わされる(例えば、加重平均される)。同様に、スタイラスの感圧性先端部が、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化が、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力の代替測定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装形態では、接触力又は圧力の代理測定値は、力又は圧力の推定値に変換され、力又は圧力の推定値が、強度閾値を上回っているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定される圧力閾値である)。接触の強度をユーザ入力の属性として使用することにより、アフォーダンスを表示する実装面積が限られている低減されたサイズのデバイス上で、ユーザが他の方法ではアクセス不可能であり得る追加のデバイス機能にユーザがアクセスすること(例えば、タッチ感知ディスプレイ上で)、及び/又は、ユーザ入力を受け取ること(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又は、ノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的コントロールを介して)が可能となる。
【0044】
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの体表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の知覚された変化に相当する触知感としてユーザに解釈される。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触知感を感じる。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。
【0045】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアの両方の組み合わせで実施される。
【0046】
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリコントローラ122は、任意選択的に、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスを制御する。
【0047】
周辺機器インタフェース118は、デバイスの入力及び出力周辺機器をCPU120及びメモリ102に結合するために使用することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU120、及びメモリコントローラ122は、任意選択的に、チップ104などの単一のチップ上に実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
【0048】
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。RF回路108は、任意選択的に、短距離通信無線機などによって近距離通信(near field Communication、NFC)フィールドを検出する良く知られている回路を含む。無線通信は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、モバイル通信用グローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケットアクセス(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(high-speed uplink packet access、HSUPA)、エボリューションデータオンリ(Evolution,Data-Only、EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離通信(NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth、Bluetoothローエネルギー(Bluetooth Low Energy、BTLE)、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)(例えば、IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11n、及び/若しくはIEEE802.11ac)、ボイスオーバインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メール用プロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能なメッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンスレベレイジングエクステンション用のセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/若しくはショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、又は本明細書の出願日の時点でまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含む、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0049】
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に送信される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、図2の212)を含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
【0050】
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力コントロールデバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を、周辺機器インタフェース118に結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、深度カメラコントローラ169、強度センサコントローラ159、触感フィードバックコントローラ161、及び、他の入力デバイス若しくは制御デバイス用の1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力コントロールデバイス116からの電気信号の受信/他の入力コントロールデバイス116への電気信号の送信を行う。他の入力コントロールデバイス116は、任意選択的に、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的な実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、任意選択的に、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合される(又はいずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量コントロールのためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択的に、プッシュボタン(例えば、図2の206)を含む。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、1つ以上の入力デバイスと通信する(例えば、有線通信を介した無線通信を介して)コンピュータシステムである。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイの一部としてのトラックパッド)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、入力としてユーザのジェスチャ(例えば、ハンドジェスチャ)を追跡するためなど、1つ以上のカメラセンサ(例えば、1つ以上の光センサ164及び/又は1つ以上の深度カメラセンサ175)を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。
【0051】
全体が参照により本明細書に組み込まれる、2005年12月23日出願の米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」、米国特許第7,657,849号に記載されているように、プッシュボタンの素早い押下は、任意選択的に、タッチスクリーン112のロックを解放し、又は任意選択的に、タッチスクリーン上のジェスチャを使用してデバイスをロック解除するプロセスを開始する。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押下は、任意選択的に、デバイス100への電力をオン又はオフにする。ボタンのうちの1つ以上の機能性は、任意選択的に、ユーザによってカスタマイズ可能である。タッチスクリーン112は、仮想又はソフトボタン及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
【0052】
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112からの電気信号の受信、及び/又はタッチスクリーン112への電気信号の送信を行う。タッチスクリーン112は、ユーザに対して視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、任意選択的に、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。
【0053】
タッチスクリーン112は、触感及び/又は触知接触に基づくユーザからの入力を受け入れるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、(メモリ102内の任意の関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上で接触(及び任意の接触の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチスクリーン112に表示されたユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。例示的な実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
【0054】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術も使用される。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、任意選択的に、それだけに限定されるものではないが、容量性、抵抗性、赤外線、及び表面音波の技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定する他の近接センサアレイ又は他の要素を含む、現在知られている又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びそのあらゆる移動又は中断を検出する。例示的な実施形態では、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)に見られるものなどの、投影型相互静電容量感知技術が使用される。
【0055】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、任意選択的に、それぞれ全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許第6,323,846号(Westermanら)、第6,570,557号(Westermanら)、及び/若しくは第6,677,932号(Westerman)、並びに/又は米国特許公報第2002/0015024(A1)号に記載されているマルチタッチ感知タッチパッドに類似している。しかし、タッチスクリーン112はデバイス100からの視覚出力を表示するのに対して、タッチ感知タッチパッドは視覚出力を提供しない。
【0056】
タッチスクリーン112のいくつかの実施形態におけるタッチ感知ディスプレイは、以下の出願、(1)2006年5月2日出願の米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日出願の米国特許出願第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日出願の米国特許出願第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日出願の米国特許出願第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日出願の米国特許出願第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日出願の米国特許出願第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日出願の米国特許出願第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」で説明されている。これらの出願は全て、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0057】
タッチスクリーン112は、任意選択的に、100dpiを超える動画解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiの動画解像度を有する。ユーザは、任意選択的に、スタイラス、指などの任意の適した物体又は付属物を使用して、タッチスクリーン112に接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指ベースの接触及びジェスチャを主に使用して動作するように設計されるが、これは、タッチスクリーン上の指の接触面積がより大きいため、スタイラスベースの入力ほど正確でない可能性がある。一部の実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
【0058】
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは、任意選択的に、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部である。
【0059】
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
【0060】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された光センサを示す。光センサ164は、任意選択的に、電荷結合デバイス(charge-coupled device、CCD)又は相補的金属酸化物半導体(complementary metal-oxide semiconductor、CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ164は、1つ以上のレンズを通って投影された環境からの光を受信し、その光を、画像を表すデータに変換する。光センサ164は、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、任意選択的に、静止画像又は動画をキャプチャする。いくつかの実施形態では、光センサは、デバイスの前面にあるタッチスクリーンディスプレイ112とは反対側のデバイス100の裏面に位置し、したがってタッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又は動画の取得のためのビューファインダとして使用することが可能である。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見ている間に、ユーザの画像が、任意選択的に、テレビ会議のために入手されるように、光センサはデバイスの前面に配置される。いくつかの実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって単一の光センサ164が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又は動画の取得にも使用される。
【0061】
デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の深度カメラセンサ175もまた含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の深度カメラコントローラ169に結合された深度カメラセンサを示す。深度カメラセンサ175は、環境からデータを受信して、視点(例えば、深度カメラセンサ)からのシーン内の対象物(例えば、顔面)の3次元モデルを作成する。いくつかの実施形態では、撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、深度カメラセンサ175は、任意選択的に、撮像モジュール143によってキャプチャされた画像の異なる部分の深度マップを決定するために使用される。いくつかの実施形態では、ユーザが他のテレビ会議参加者をタッチスクリーンディスプレイ上で見る間に、任意選択的に、深度情報を有するユーザの画像をテレビ会議のために取得し、また、深度マップデータを有する自撮り画像をキャプチャするために、デバイス100の前面に深度カメラセンサが配置されている。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175は、デバイスの背面に、あるいはデバイス100の背面及び前面に配置される。いくつかの実施形態では、深度カメラセンサ175の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内でレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、したがって深度カメラセンサ175が、タッチスクリーンディスプレイと共に、テレビ会議にも静止画像及び/又は動画の取得にも使用される。
【0062】
いくつかの実施形態では、深度マップ(例えば、深度マップ画像)は、視点(例えば、カメラ、光センサ、深度カメラセンサ)からのシーン内のオブジェクトの距離に関する情報(例えば、値)を含む。深度マップの一実施形態では、各深度ピクセルは、その対応する2次元ピクセルが配置されている、その視点のZ軸における位置を定義するものである。いくつかの実施形態では、深度マップは画素で構成されており、各画素は、値(例えば、0~255)によって定義される。例えば、値「0」は、「3次元」シーン内で最も遠い場所に配置されているピクセルを表し、値「255」は、その「3次元」シーン内で視点(例えば、カメラ、光センサ、深度カメラセンサ)の最も近くに配置されているピクセルを表す。他の実施形態では、深度マップは、シーン内のオブジェクトと視点の平面との間の距離を表す。いくつかの実施形態では、深度マップは、深度カメラから見た、対象オブジェクトの様々な特徴部の相対深度(例えば、ユーザの顔面の目、鼻、口、耳の相対深度)に関する情報を含む。いくつかの実施形態では、深度マップは、z方向での対象オブジェクトの輪郭をデバイスが決定することを可能にする、情報を含む。
【0063】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159に結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ165は、任意選択的に、1つ以上のピエゾ抵抗歪ゲージ、容量性力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量性タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を含む。接触強度センサ165は、接触強度情報(例えば、圧力情報、又は圧力情報に対するプロキシ)を環境から受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。
【0064】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。近接センサ166は、任意選択的に、全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」、及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、多機能デバイスが、ユーザの耳の近くに置かれた場合(例えば、ユーザが電話をかけている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。
【0065】
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触感フィードバックコントローラ161に結合された触知出力生成器を示す。触知出力生成器167は、任意選択的に、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などのエネルギーを直線の動きに変換する電気機械デバイスを含む。接触強度センサ165は、触知フィードバック生成命令を触感フィードバックモジュール133から受信し、デバイス100のユーザが感知することが可能な触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面に配置されたタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面に配置される。
【0066】
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118に結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、任意選択的に、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合される。加速度計168は、任意選択的に、どちらも全体が参照により本明細書に組み込まれる、米国特許公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び米国特許公開第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」に記載されているように機能する。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦長表示又は横長表示でタッチスクリーンディスプレイに表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
【0067】
いくつかの実施形態では、メモリ102内に記憶されているソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)モジュール(又は命令セット)135、及びアプリケーション(又は命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、図1A及び図3に示すように、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占めているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及び入力コントロールデバイス116から取得した情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置、及び/又は姿勢に関する位置情報のうちの1つ以上を含む。
【0068】
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、iOS、WINDOWS、又はVxWorksなどの組込み型オペレーティングシステム)は、全般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶装置制御、電力管理など)を制御及び管理する様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0069】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、iPod(登録商標)(Apple Inc.の商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じ若しくは同様であり、かつ/又はそれに適合しているマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0070】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、タッチスクリーン112及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を(ディスプレイコントローラ156と連携して)検出する。接触/動きモジュール130は、接触が生じたかどうかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力の代替物)を判定すること、接触の移動が存在するかどうかを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択的に、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
【0071】
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したかどうかを判定するために)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施形態では、強度閾値の少なくとも1つのサブセットは、ソフトウェアパラメータに従って判定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって決定されるのではなく、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調整することができる)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイハードウェアを変更することなく、広範囲の既定閾値のうちのいずれかに設定することができる。加えて、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザに、(例えば、個々の強度閾値を調整すること、及び/又は複数の強度閾値をシステムレベルのクリック「強度」パラメータによって一度に調整することによって)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するソフトウェア設定が提供される。
【0072】
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指タップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて指ダウンイベントと同じ位置(又は実質的に同じ位置)(例えば、アイコンの位置)で指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の例として、タッチ感知面上で指スワイプジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出し、それに続いて1つ以上の指ドラッグイベントを検出し、その後それに続いて指アップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。
【0073】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的な影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変化させる構成要素を含む、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリング及び表示する様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書では、「グラフィック」という用語は、それだけに限定されるものではないが、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、動画、アニメーションなどを含む、ユーザに表示することができる任意のオブジェクトを含む。
【0074】
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。
【0075】
触覚フィードバックモジュール133は、触知出力生成器167によって使用される命令を生成するための様々なソフトウェア構成要素を含み、触知出力生成器167は、ユーザのデバイス100との対話に応じて、デバイス100上の1つ以上の位置での触知出力を生成する。
【0076】
テキスト入力モジュール134は、任意選択で、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
【0077】
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138に、写真/動画のメタデータとしてカメラ143に、並びに、気象ウィジェット、地域の職業別電話帳ウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションに)提供する。
【0078】
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
● 連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
● 電話モジュール138、
● テレビ会議モジュール139、
● 電子メールクライアントモジュール140、
● インスタントメッセージング(Instant messaging、IM)モジュール141、
● トレーニングサポートモジュール142、
● 静止画像及び/又は動画用のカメラモジュール143、
● 画像管理モジュール144、
● 動画プレーヤモジュール、
● 音楽プレーヤモジュール、
● ブラウザモジュール147、
● カレンダーモジュール148、
● 任意選択的に、気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、目覚まし時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって入手された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
● ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェットクリエータモジュール150、
● 検索モジュール151、
● 動画プレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールを一体化した動画及び音楽プレーヤモジュール152、
● メモモジュール153、
● 地図モジュール154、並びに/又は、
● オンラインビデオモジュール155。
【0079】
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0080】
連絡先モジュール137は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、任意選択的に、アドレス帳又は連絡先リストを(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶して)管理するために使用される。連絡先モジュール137による管理には、アドレス帳に名前を追加すること、アドレス帳から名前を削除すること、電話番号、電子メールアドレス、物理アドレス、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議モジュール139、電子メール140、又はIM141による通信を開始かつ/又は促進すること、などが含まれる。
【0081】
電話モジュール138は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、任意選択的に、電話番号に対応する文字シーケンスの入力、連絡先モジュール137内の1つ以上の電話番号へのアクセス、入力された電話番号の修正、それぞれの電話番号のダイヤル、通話の実行、並びに通話終了時の接続切断及び通話停止のために使用される。前述したように、無線通信は、任意選択的に、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
【0082】
テレビ会議モジュール139は、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先モジュール137、及び電話モジュール138と連携して、ユーザの指示に従ってユーザと1人以上の他の参加者との間のテレビ会議を開始、実行、及び終了するための実行可能な命令を含む。
【0083】
電子メールクライアントモジュール140は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの指示に応じて電子メールを作成、送信、受信、及び管理するための実行可能な命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又は動画を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
【0084】
インスタントメッセージングモジュール141は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージに対応する文字シーケンスの入力、以前に入力された文字の修正、(例えば、電話通信ベースのインスタントメッセージ向けのショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコル、又はインターネットベースのインスタントメッセージ向けのXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用する)それぞれのインスタントメッセージの送信、インスタントメッセージの受信、及び受信したインスタントメッセージの閲覧のための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、送信される及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるようなグラフィック、写真、オーディオファイル、動画ファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書では、「インスタントメッセージング」とは、電話通信ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)と、インターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)との両方を指す。
【0085】
トレーニングサポートモジュール142は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュールと連携して、トレーニング(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー燃焼の目標を有する)を作成し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニングのための音楽を選択及び再生し、並びに、トレーニングデータを表示、記憶、及び送信するための実行可能な命令を含む。
【0086】
カメラモジュール143は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と連携して、静止画像若しくは(動画ストリームを含む)動画のキャプチャ及びメモリ102内への記憶、静止画像若しくは動画の特性の修正、又はメモリ102からの静止画像若しくは動画の削除のための実行可能な命令を含む。
【0087】
画像管理モジュール144は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と連携して、静止画像及び/若しくは動画の配置、修正(例えば、編集)、又はその他の操作、ラベル付け、削除、(例えば、デジタルスライドショー若しくはアルバムにおける)提示、及び記憶のための実行可能な命令を含む。
【0088】
ブラウザモジュール147は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ウェブページ又はその一部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの検索、リンク、受信、及び表示を含む、ユーザの指示に従ってインターネットをブラウジングするための実行可能な命令を含む。
【0089】
カレンダーモジュール148は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザの指示に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダーエントリ、to-doリストなど)を作成、表示、修正、及び記憶するための実行可能な命令を含む。
【0090】
ウィジェットモジュール149は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ユーザによってダウンロード及び使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、目覚まし時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されたミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
【0091】
ウィジェットクリエータモジュール150は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットにする)ために、ユーザによって使用される。
【0092】
検索モジュール151は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの指示に従って1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定検索語)と一致するメモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、動画、及び/又は他のファイルを検索するための実行可能な命令を含む。
【0093】
動画及び音楽プレーヤモジュール152は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された録音済みの音楽及び他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生できるようにする実行可能な命令、並びに動画を(例えば、タッチスクリーン112上又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上に)表示、提示、又は別の方法で再生するための実行可能な命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
【0094】
メモモジュール153は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、ユーザの指示に従ってメモ、to-doリストなどを作成及び管理するための実行可能な命令を含む。
【0095】
地図モジュール154は、RF回路108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、任意選択的に、ユーザの指示に従って、地図及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転の道順、特定の場所又はその付近の店舗及び他の見どころに関するデータ、並びに他の位置ベースのデータ)を受信、表示、修正、及び記憶するために使用される。
【0096】
オンラインビデオモジュール155は、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触/動きモジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、ユーザが特定のオンラインビデオへのアクセス、特定のオンラインビデオのブラウジング、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによる)受信、(例えば、タッチスクリーン上又は外部ポート124を介して接続された外部ディスプレイ上の)再生、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールの送信、並びにH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオの他の管理を行うことを可能にする命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。オンラインビデオアプリケーションについての追加の説明は、その内容の全体が参照により本明細書に組み込まれる、2007年6月20日出願の米国仮特許出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日出願の米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」を参照されたい。
【0097】
上記で特定したモジュール及びアプリケーションはそれぞれ、前述した1つ以上の機能及び本出願に記載した方法(例えば、本明細書に記載したコンピュータにより実装される方法及び他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令のセットに対応する。これらのモジュール(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、様々な実施形態において、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に、組み合わされ、又は別の方法で再構成される。例えば、動画プレーヤモジュールは、任意選択的に、音楽プレーヤモジュールと組み合わされて、単一のモジュール(例えば、図1Aの動画及び音楽プレーヤモジュール152)にされる。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
【0098】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
【0099】
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
【0100】
図1Bは、いくつかの実施形態による、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1A)又は370(図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)と、それぞれのアプリケーション136-1(例えば、前述のアプリケーション137~151、155、380~390のうちのいずれか)とを含む。
【0101】
イベントソータ170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中であるときにタッチ感知ディスプレイ112に表示される現在のアプリケーションビューを示すアプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
【0102】
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
【0103】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、タッチ感知ディスプレイ112でのマルチタッチジェスチャの一部としてのユーザタッチ)に関する情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0104】
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回る及び/又は所定の持続時間を超える入力の受信)があるときのみイベント情報を送信する。
【0105】
いくつかの実施形態では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
【0106】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示しているときに、サブイベントが1つ以上のビュー内のどこで起きたかを判定するソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
【0107】
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
【0108】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンスにおける第1のサブイベント)が発生する最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュール172によって特定されると、ヒットビューは、通常、ヒットビューとして特定されたタッチ又は入力ソースと同じタッチ又は入力ソースに関係する全てのサブイベントを受信する。
【0109】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
【0110】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部182によって取得されるイベント情報をイベントキューに記憶する。
【0111】
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
【0112】
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理するための命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット、又は、アプリケーション136-1がメソッド及び他のプロパティを継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は、任意選択的に、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し又は呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新する。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上が、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。
【0113】
それぞれのイベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
【0114】
イベント受信部182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
【0115】
イベント比較部184は、イベント情報を、既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、既定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント(187)内のサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチの取り消し、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第1のタッチ(タッチ開始)、所定の段階に対する第1のリフトオフ(タッチ終了)、所定の段階に対する表示オブジェクト上の第2のタッチ(タッチ開始)、及び所定の段階に対する第2のリフトオフ(タッチ終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、所定の段階に対する表示オブジェクト上のタッチ(又は接触)、タッチ感知ディスプレイ112にわたるタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチ終了)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
【0116】
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、タッチ感知ディスプレイ112に3つのユーザインタフェースオブジェクトが表示されているアプリケーションビュー内で、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較部184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
【0117】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅延させる遅延アクションも含む。
【0118】
それぞれのイベント認識部180が一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判定した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
【0119】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0120】
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
【0121】
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
【0122】
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新し、又は動画プレーヤモジュールで使用される動画ファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
【0123】
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
【0124】
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、それらの全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
【0125】
図2は、いくつかの実施形態による、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。本実施形態、並びに以下で説明される他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺では描かれていない)を使用して、グラフィック上でジェスチャを実施することによって、それらのグラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能となる。一部の実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、デバイス100と接触した指の、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、ローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択的に含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
【0126】
デバイス100は、任意選択的に、「ホーム」ボタン又はメニューボタン204などの1つ以上の物理ボタンをまた含む。前述したように、メニューボタン204は、任意選択的にデバイス100上で実行される1組のアプリケーション内の任意のアプリケーション136にナビゲートするために、任意選択的に使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112に表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
【0127】
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフにしてデバイスをロックするプッシュボタン206、音量調整ボタン208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。代替の実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を介して、いくつかの機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力もまた受け入れる。デバイス100は、任意選択的に、タッチスクリーン112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167もまた含む。
【0128】
図3は、いくつかの実施形態による、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、通常、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続する1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を含む入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、通常、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330はまた、任意選択的に、キーボード及び/又はマウス(若しくは他のポインティングデバイス)350並びにタッチパッド355と、デバイス300上に触知出力を生成する(例えば、図1Aを参照して前述した触知出力生成器167に類似している)触知出力生成器357と、センサ359(例えば、光、加速度、近接、タッチ感知、及び/又は図1Aを参照して前述した、接触強度センサ165に類似している接触強度センサ)とを含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102内に記憶されているプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似したプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は、任意選択的に、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するのに対して、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択的に、これらのモジュールを記憶しない。
【0129】
図3の上記で特定した要素はそれぞれ、任意選択的に、前述したメモリデバイスのうちの1つ以上の中に記憶される。上記で特定したモジュールはそれぞれ、前述した機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定したモジュール又はプログラム(例えば、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットが、任意選択的に組み合わされ、又は別の方法で再構成される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択的に、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択的に、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を記憶する。
【0130】
次に、任意選択的に、例えばポータブル多機能デバイス100に実装されるユーザインタフェースの実施形態に注意を向ける。
【0131】
図4Aは、いくつかの実施形態による、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューの例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
● セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)用の信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
● 時刻404、
● Bluetoothインジケータ405、
● バッテリ状態インジケータ406、
● 以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408、
○ 不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○ 未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○ 「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、及び
○ 「iPod」とラベル付けされる、iPod(Apple Inc.の商標)モジュール152とも称される動画及び音楽プレーヤモジュール152用のアイコン422、及び
● 以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○ 「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○ 「カレンダー」とラベル付けされた、カレンダーモジュール148のアイコン426、
○ 「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○ 「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○ 「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155のアイコン432、
○ 「株価」とラベル付けされた、株式ウィジェット149-2のアイコン434、
○ 「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン436、
○ 「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン438、
○ 「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○ 「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○ 「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、及び
○ デバイス100及びその様々なアプリケーション136の設定へのアクセスを提供する、「設定」とラベル付けされた、設定アプリケーション又はモジュールのアイコン446。
【0132】
図4Aに示すアイコンラベルは、単なる例示であることに留意されたい。例えば、動画及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422は、「音楽」又は「音楽プレーヤ」とラベル付けされる、他のラベルが、様々なアプリケーションアイコンのために、任意選択的に使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
【0133】
図4Bは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、図3のタブレット又はタッチパッド355)を有するデバイス(例えば、図3のデバイス300)上の例示的なユーザインタフェースを示す。デバイス300はまた、任意選択的に、タッチ感知面451上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ(例えば、センサ359のうちの1つ以上)、及び/又はデバイス300のユーザに対して触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器357を含む。
【0134】
以下の例のうちのいくつかは、タッチスクリーンディスプレイ112(タッチ感知面及びディスプレイが組み合わされている)上の入力を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の1次軸(例えば、図4Bの453)に対応する1次軸(例えば、図4Bの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bでは、460は468に対応し、462は470に対応する)で、タッチ感知面451との接触(例えば、図4Bの460及び462)を検出する。このようにして、タッチ感知面(例えば、図4Bの451)上でデバイスによって検出されるユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにこれらの移動)は、タッチ感知面がディスプレイとは別個であるとき、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
【0135】
加えて、以下の例は、主に指入力(例えば、指接触、指タップジェスチャ、指スワイプジェスチャ)を参照して与えられる一方、いくつかの実施形態では、指入力のうちの1つ以上が別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスベースの入力又はスタイラス入力)に置き換えられることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに、)マウスクリックであって、その後に(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動を伴うマウスクリックによって置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置上に位置する間は、(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)マウスクリックによって置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
【0136】
図5Aは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。デバイス500は、本体502を含む。いくつかの実施形態では、デバイス500は、デバイス100及び300(例えば、図1A図4B)に関して説明された特徴のうちのいくつか又は全てを含むことができる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、タッチ感知ディスプレイスクリーン504、以下ではタッチスクリーン504、を有する。あるいは、又はタッチスクリーン504に加えて、デバイス500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する。デバイス100及び300と同様に、いくつかの実施形態では、タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)は、任意選択的に、加えられている接触(例えば、タッチ)の強度を検出する1つ以上の強度センサを含む。タッチスクリーン504(又はタッチ感知面)の1つ以上の強度センサは、タッチの強度を表す出力データを提供することができる。デバイス500のユーザインタフェースは、タッチ(複数)に、その強度に基づいて応答することができ、これは、異なる強度のタッチが、デバイス500上で異なるユーザインタフェース動作を呼び出すことができることを意味する。
【0137】
タッチ強度を検出し処理する例示的な技術は、例えば、それぞれ全体が参照により本明細書に組み込まれる関連出願である、国際公開第WO/2013/169849号として公開された、2013年5月8日出願の国際特許出願第PCT/US2013/040061号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Displaying User Interface Objects Corresponding to an Application」、及び国際公開第WO/2014/105276号として公開された、2013年11月11日出願の国際特許出願第PCT/US2013/069483号、「Device,Method,and Graphical User Interface for Transitioning Between Touch Input to Display Output Relationships」を参照されたい。
【0138】
いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上の入力機構506及び508を有する。入力機構506及び508は、含まれる場合、物理的であり得る。物理的入力機構の例としては、プッシュボタン及び回転可能機構が挙げられる。いくつかの実施形態では、デバイス500は、1つ以上のアタッチメント機構を有する。そのようなアタッチメント機構は、含まれる場合、例えば帽子、眼鏡類、イアリング、ネックレス、シャツ、ジャケット、ブレスレット、腕時計のバンド、チェーン、ズボン、ベルト、靴、財布、バックパックなどにデバイス500を取り付けることを可能にすることができる。これらのアタッチメント機構は、ユーザがデバイス500を着用することを可能にする。
【0139】
図5Bは、例示的なパーソナル電子デバイス500を示す。いくつかの実施形態では、デバイス500は、図1A図1B、及び図3に関して説明した構成要素のうちのいくつか又は全てを含むことができる。デバイス500は、I/Oセクション514を1つ以上のコンピュータプロセッサ516及びメモリ518に動作可能に結合するバス512を有する。I/Oセクション514は、ディスプレイ504に接続することができ、ディスプレイ504は、タッチ感知構成要素522と、任意選択的に強度センサ524(例えば、連絡先強度センサ)とを有することができる。加えて、I/Oセクション514は、Wi-Fi、Bluetooth、近距離通信(NFC)、セルラー、及び/又は他の無線通信技術を使用してアプリケーション及びオペレーティングシステムデータを受信する通信ユニット530と接続することができる。デバイス500は、入力機構506及び/又は508を含むことができる。入力機構506は、任意選択的に、例えば回転可能な入力デバイス又は押下可能かつ回転可能な入力デバイスである。いくつかの実施例では、入力機構508は、任意選択的にボタンである。
【0140】
いくつかの実施例では、入力機構508は、任意選択的にマイクロフォンである。パーソナル電子デバイス500は、任意選択的に、GPSセンサ532、加速度計534、方向センサ540(例えば、コンパス)、ジャイロスコープ536、動きセンサ538、及び/又はそれらの組み合わせなどの様々なセンサを含み、それらは全て、I/Oセクション514に動作可能に接続することができる。
【0141】
パーソナル電子デバイス500のメモリ518は、コンピュータ実行可能命令を記憶するための1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含むことができ、それらの命令は、1つ以上のコンピュータプロセッサ516によって実行されると、例えば、コンピュータプロセッサに、プロセス700及びプロセス900(図7A図7D及び図9A図9B)を含む、以下に説明される技術を実行させることができる。コンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置、若しくはデバイスによって、又は命令実行システム、装置、若しくはデバイスに関連して、使用されるコンピュータ実行可能命令を、有形に含み又は記憶することができる任意の媒体であり得る。いくつかの実施例では、記憶媒体は、一時的コンピュータ可読記憶媒体である。いくつかの実施例では、記憶媒体は、非一時的コンピュータ可読記憶媒体である。非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、それらに限定されるものではないが、磁気、光学、及び/又は半導体記憶装置を含むことができる。そのような記憶装置の例としては、磁気ディスク、CD、DVD、又はBlu-ray技術に基づく光学ディスク、並びにフラッシュ、ソリッドステートドライブなどの常駐ソリッドステートメモリなどが挙げられる。パーソナル電子デバイス500は、図5Bの構成要素及び構成に限定されるものではなく、他の又は追加の構成要素を複数の構成で含むことができる。
【0142】
本明細書で使用される「アフォーダンス」という用語は、任意選択的に、デバイス100、300、及び/又は500(図1A図3、及び図5A図5B)のディスプレイスクリーンに表示されるユーザ対話グラフィックユーザインタフェースオブジェクトを指す。例えば、画像(例えば、アイコン)、ボタン、及びテキスト(例えば、ハイパーリンク)はそれぞれ、任意選択的に、アフォーダンスを構成する。
【0143】
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他の位置マーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルが「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってカーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上に位置する間に、入力(例えば、押下入力)がタッチ感知面(例えば、図3のタッチパッド355又は図4Bのタッチ感知面451)上で検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素は、検出された入力に従って調整される。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接対話を可能にするタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aのタッチ感知ディスプレイシステム112又は図4Aのタッチスクリーン112)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上の検出された接触が「フォーカスセレクタ」として作用し、したがってタッチスクリーンディスプレイ上の特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置で入力(例えば、接触による押下入力)が検出されたとき、特定のユーザインタフェース要素が、検出された入力に従って調整される。いくつかの実装形態では、(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによって)タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に動かされ、これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる具体的な形態にかかわらず、フォーカスセレクタは、一般に、ユーザが意図するユーザインタフェースとの対話について(例えば、ユーザがそれを通じて対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)伝えるためにユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、それぞれのボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、そのそれぞれのボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
【0144】
本明細書及び特許請求の範囲において使用されるとき、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。いくつかの実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する所定の時間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は、任意選択的に、接触の強度の最大値、接触の強度の平均(mean)値、接触の強度の平均(average)値、接触の強度の上位10パーセンタイル値、接触の強度の最大の2分の1の値、接触の強度の最大の90パーセントの値などのうちの1つ以上に基づいている。一部の実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。一部の実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、任意選択的に、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含む。この例では、第1の閾値を超えない特性強度を有する接触は第1の動作をもたらし、第1の強度閾値を上回るが第2の強度閾値を超えない特性強度を有する接触は第2の動作をもたらし、第2の閾値を超える特性強度を有する接触は第3の動作をもたらす。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の閾値との間の比較は、第1の動作を実行するべきか、それとも第2の動作を実行するべきかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の動作を実行するべきか否か(例えば、それぞれの動作を実行するべきか、それともそれぞれの動作を実行するのを差し控えるべきか)を判定するために使用される。
【0145】
図5Cは、複数の強度センサ524A~524Dによってタッチ感知ディスプレイスクリーン504上で複数の接触552A~552Eを検出することを示している。図5Cは、追加として、強度単位に対する強度センサ524A~524Dの現在の強度測定値を示す強度ダイアグラムを含む。この例では、強度センサ524A及び524Dの強度測定値はそれぞれ9強度単位であり、強度センサ524B及び524Cの強度測定値はそれぞれ7強度単位である。いくつかの実装形態では、集約強度は、複数の強度センサ524A~524Dの強度測定値の和であり、この例では32強度単位である。いくつかの実施形態では、各接触に、集約強度の一部分であるそれぞれの強度が割り当てられる。図5Dは、力の中心554からの距離に基づいて、集約強度を接触552A~552Eに割り当てることを示している。この例では、接触552A、552B、及び552Eのそれぞれに、集約強度の8強度単位の接触の強度が割り当てられ、接触552C及び552Dのそれぞれに、集約強度の4強度単位の接触の強度が割り当てられる。より一般的には、一部の実装例では、各接触jは、既定の数学関数Ij=A(Dj/ΣDi)に従って、集約強度Aの一部分である、それぞれの強度Ijが割り当てられ、ここで、Djは、力の中心からそれぞれの接触jまでの距離であり、ΣDiは、力の中心から全てのそれぞれの接触(例えば、i=1から最後まで)までの距離の和である。図5C図5Dを参照して説明した動作は、デバイス100、300又は500と類似若しくは同一の電子デバイスを使用して行うことができる。いくつかの実施形態では、接触の特性強度は、接触の1つ以上の強度に基づいている。いくつかの実施形態では、強度センサは、単一の特性強度(例えば、単一の接触の単一の特性強度)を判定するために使用される。強度ダイアグラムは、表示ユーザインタフェースの一部ではなく、読み手の助けになるように図5C図5Dに含まれていることに留意されたい。
【0146】
一部の実施形態では、特性強度を判定する目的のために、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、任意選択的に、開始位置から遷移して終了位置に到達し、その位置で接触の強度が増大している、連続するスワイプ接触を受け取る。この例では、終了位置での接触の特性強度は、任意選択的に、スワイプ接触全体ではなく、連続するスワイプ接触の一部分のみ(例えば、スワイプ接触のうち終了位置の部分のみ)に基づいている。いくつかの実施形態では、任意選択的に、接触の特性強度を判定する前に、平滑化アルゴリズムがスワイプ接触の強度に適用される。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的のために、スワイプ接触強度の幅の狭いスパイク又は下落を排除する。
【0147】
タッチ感知面上の接触の強度は、任意選択的に、接触検出強度閾値、軽い押下強度閾値、深い押下強度閾値、及び/又は1つ以上の他の強度閾値などの1つ以上の強度閾値に対して特徴付けられる。一部の実施形態では、軽い押下強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作をデバイスが実行する強度に相当する。一部の実施形態では、深い押下強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作とは異なる動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押下強度閾値を下回る(例えば、かつそれを下回ると接触が検出されなくなる公称接触検出強度閾値を上回る)特性強度を有する接触が検出されたとき、デバイスは、タッチ感知面上の接触の移動に従い、軽い押下強度閾値又は深い押下強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、フォーカスセレクタを動かす。一般に、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェースの値の様々なセットの間で一貫している。
【0148】
軽い押下強度閾値を下回る強度から、軽い押下強度閾値と深い押下強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、「軽い押下」の入力と呼ばれることがある。深い押下強度閾値を下回る強度から、深い押下強度閾値を上回る強度への、接触の特性強度の増大は、「深い押下」の入力と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を下回る強度から、接触検出強度閾値と軽い押下強度閾値との間の強度への、接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれることがある。接触検出強度閾値を上回る強度から、接触検出強度閾値を下回る強度への、接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれることがある。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロである。いくつかの実施形態では、接触検出強度閾値はゼロより大きい。
【0149】
本明細書に記載するいくつかの実施形態では、それぞれの押下入力を含むジェスチャを検出したことに応じて、又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)によって実行されたそれぞれの押下入力を検出したことに応じて、1つ以上の動作が実行され、それぞれの押下入力は、押下入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大(例えば、それぞれの押下入力の「ダウンストローク」)を検出したことに応じて実行される。いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続く押下入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。
【0150】
図5E~5Hは、図5Eの軽い押下強度閾値(例えば、「IT」)を下回る強度から、図5Hの深い押下強度閾値(例えば、「IT」)を上回る強度への、接触562の強度の増大に対応する押下入力を含むジェスチャの検出を示す。接触562によって実行されるジェスチャは、タッチ感知面560上で検出され、既定の領域574内に表示されたアプリケーションアイコン572A~572Dを含む表示ユーザインタフェース570上では、アプリ2に対応するアプリケーションアイコン572Bの上にカーソル576が表示される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、タッチ感知ディスプレイ504上に検出される。強度センサは、タッチ感知面560上の接触の強度を検出する。デバイスは、接触562の強度が深い押下強度閾値(例えば、「IT」)を上回ってピークに達したと判定する。接触562は、タッチ感知面560上で維持される。ジェスチャの検出に応じて、ジェスチャ中に深い押下強度閾値(例えば、「IT」)を上回る強度を有する接触562に従って、図5F~5Hに示すように、アプリ2に対して最近開いた文書の縮尺が低減された表現578A~578C(例えば、サムネイル)が表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上の強度閾値と比較されるこの強度は、接触の特性強度である。接触562に対する強度ダイアグラムは、表示ユーザインタフェースの一部ではなく、読み手の助けになるように図5E~5Hに含まれていることに留意されたい。
【0151】
いくつかの実施形態では、表現578A~578Cの表示は、アニメーションを含む。例えば、図5Fに示すように、表現578Aが、アプリケーションアイコン572Bに近接して最初に表示される。アニメーションが進むにつれて、図5Gに示すように、表現578Aは上方へ動き、表現578Bが、アプリケーションアイコン572Bに近接して表示される。次いで、図5Hに示すように、表現578Aが上方へ動き、表現578Bが表現578Aに向かって上方へ動き、表現578Cが、アプリケーションアイコン572Bに近接して表示される。表現578A~578Cは、アイコン572Bの上にアレイを形成する。いくつかの実施形態では、アニメーションは、図5F~5Gに示すように、接触562の強度に従って進行し、接触562の強度が深い押下強度閾値(例えば、「IT」)に向かって増大するにつれて、表現578A~578Cが現れ、上方へ動く。いくつかの実施形態では、アニメーションの進行が基づいている強度は、接触の特性強度である。図5E~5Hを参照して説明する動作は、デバイス100、300、又は500に類似若しくは同一の電子デバイスを使用して実行することができる。
【0152】
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押下入力強度閾値との既定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値よりもX強度単位低い、又はヒステリシス強度閾値は、押下入力強度閾値の75%、90%、若しくはなんらかの妥当な割合である)。したがって、いくつかの実施形態では、押下入力は、押下入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びそれに続く押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、それに続くヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少(例えば、それぞれの押下入力の「アップストローク」)を検出したことに応じて実行される。同様に、一部の実施形態では、押下入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押下入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、その後のヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出するときにのみ検出され、それぞれの動作は、押下入力(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大又は接触の強度の減少)を検出したことに応じて実行される。
【0153】
説明を容易にするために、押下入力強度閾値に関連付けられた押下入力、又は押下入力を含むジェスチャに応じて実行される動作の説明は、任意選択的に、押下入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押下入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、及び/又は押下入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少のいずれかを検出したことに応じてトリガされる。更に、押下入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行されるように動作が記載される例では、動作は、任意選択的に、押下入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される。
【0154】
本明細書では、「インストール済みアプリケーション」は、電子デバイス(例えば、デバイス100、300、及び/又は500)上へダウンロードされ、デバイス上で起動する準備ができた(例えば、開かれた)ソフトウェアアプリケーションを指す。いくつかの実施形態では、ダウンロードされたアプリケーションは、ダウンロードされたパッケージからプログラム部分を抽出し、抽出された部分をコンピュータシステムのオペレーティングシステムと統合するインストールプログラムによって、インストール済みアプリケーションになる。
【0155】
本明細書では、「開いているアプリケーション」又は「実行中のアプリケーション」という用語は、保持された状態情報(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部として)を有するソフトウェアアプリケーションを指す。開いている又は実行中のアプリケーションは、任意選択的に、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
●アプリケーションが使用されているデバイスのディスプレイスクリーンに現在表示されているアクティブなアプリケーション、
●現在表示されていないが、アプリケーションに対する1つ以上のプロセスが1つ以上のプロセッサによって処理されている背景アプリケーション(又は背景プロセス)、並びに
●稼働していないが、(それぞれ、揮発性及び不揮発性の)メモリに記憶されており、かつアプリケーションの実行を再開するために使用することができる状態情報を有する、中断又は休止状態のアプリケーション。
【0156】
本明細書では、「閉じているアプリケーション」という用語は、保持された状態情報を有していないソフトウェアアプリケーションを指す(例えば、閉じているアプリケーションに対する状態情報は、デバイスのメモリ内に記憶されていない)。したがって、アプリケーションを閉じることは、アプリケーションに対するアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去し、アプリケーションに対する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。概して、第1のアプリケーション中に第2のアプリケーションを開いても、第1のアプリケーションは閉じない。第2のアプリケーションが表示されており、かつ第1のアプリケーションが表示を終了されたとき、第1のアプリケーションは背景アプリケーションになる。
【0157】
次に、ポータブル多機能デバイス100、デバイス300、又はデバイス500などの電子デバイス上で実施されるユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
【0158】
図6A図6Wは、いくつかの実施形態による、フィットネス活動を監視するための例示的なユーザインタフェースを示す。具体的には、図6A図6I図6M図6P、及び図6Uは、デバイスがユース専用のデバイスモード(例えば、13歳未満のユーザに最適化されたモード)にある間にフィットネス活動を監視するためのユーザインタフェースを示すのに対し、図6J~6L、図6N、及び図6Qは、デバイスが第2のデバイスモード(例えば、成人及び13歳を超えるユーザに対して最適化されたモード)にある間に、フィットネス活動を監視するための対応するユーザインタフェースを示す。図6R図6Wは、デバイスモード間の移行に関連する追加のユーザインタフェースを示す。これらの図のユーザインタフェースは、図7A図7Cのプロセスを含む、後述するプロセスを説明するために使用される。
【0159】
図6Aは、ディスプレイ602と、回転可能かつ押下可能な入力機構604(例えば、デバイスの筐体又はフレームに対して回転可能かつ押下可能)と、ボタン606と、を備えるデバイス600を示す。いくつかの実施形態では、デバイス600は、スマートウォッチなどのウェアラブル電子デバイスである。いくつかの実施形態では、デバイス600は、デバイス100、300、又は500の1つ以上の特徴を含む。
【0160】
図6Aに示すように、ユースデバイスモードで動作している間に、デバイス600は、ディスプレイ602上に時計ユーザインタフェース608Aを表示する。時計ユーザインタフェース608Aは、時刻のデジタル表示610(例えば、現在の時、分、及び秒の値を表示するデジタル時計の表現)、及び複数のアフォーダンス(例えば、時計文字盤コンプリケーション)を含み、各アフォーダンスは、デバイス600上のアプリケーションに関連付けられている。日付アフォーダンス612は現在の日付を示し、選択されるとカレンダーアプリケーションを起動する。トレーニングアフォーダンス614は、選択されるとトレーニングアプリケーション(例えば、デバイス600のユーザによって実行されるトレーニングを追跡するアプリケーション)を起動する。
【0161】
図6Aに示すように、時計ユーザインタフェース608Aはまた、活動追跡アプリケーションから取得したユーザ活動データを示す複数のアフォーダンス(例えば、当日中に記録された、デバイス600のユーザの身体活動を定量化する活動メトリック)を含む。時計ユーザインタフェース608Aはまた、数値的活動アフォーダンス616、グラフィカル活動アフォーダンス618、及びテキストによる活動アフォーダンス620を含む。各活動アフォーダンスによって(例えば、以下で説明するように)示されるデータは、関連する活動アプリケーションからデータを受信したことに応じて、同時に更新される。
【0162】
数値的活動アフォーダンス616は、運動メトリック(例えば、デバイス600のユーザの一般的な身体運動の分単位の長さ)を表すムーブ値616A、エクササイズメトリック(例えば、スポーツをプレイする時間などの、デバイス600のユーザの激しい身体活動の分単位の長さ)を表すエクササイズ値616B、及び起立時間メトリック(2分間などの最低時間にわたってデバイス600のユーザが起立していた時間(hour)単位の長さ)を表す起立値616Cを含む。いくつかの実施形態では、ムーブ値616Aによって表される運動メトリックは、時間に基づく活動メトリック(例えば、活動閾値を満たす活動の分単位の長さ)である。いくつかの実施形態では、運動メトリックは、受信したユーザ活動データに基づく別のメトリック(例えば、エネルギー又はカロリーに基づくメトリック)から導出される。
【0163】
グラフィカル活動アフォーダンス618は、ムーブ値616A、エクササイズ値616B、及び起立値616Cにそれぞれ対応する、3つの同心リング(例えば、ムーブリング618A、エクササイズリング618B、及び起立リング618C)を含む。各リングの角測長さ(例えば、各リングに関連付けられた弧によって覆われる、360°に対する角距離)は、リングに関連付けられたそれぞれの活動目標に向けた現在の進捗を示す(例えば、リング618Cは完成したリングの60%を示し、10時間起立するという毎日の起立時間の目標のうち6時間が完了したことを示す)。テキストによる活動アフォーダンス620は、数値的活動アフォーダンス616及びグラフィカル活動アフォーダンス618に関して上述したデータに対応する、活動データ値のテキスト表現(例えば、テキストムーブ値620A、テキストエクササイズ値620B、及びテキスト起立値620C)を含む(例えば、テキストムーブ値620Aは、ムーブ分数を示し、ムーブ値616A及びリング618Aに対応する)。
【0164】
図6Aにおいて、電子デバイス600は、グラフィカル活動アフォーダンス618の選択に対応するユーザ入力622を受け取る。ユーザ入力622に応じて、デバイス600は、そのアフォーダンスに関連する活動追跡アプリケーションを起動する(例えば、図6Bに示すように、ユーザインタフェース624Aなどの、活動アプリケーションのユーザインタフェースを表示する)。
【0165】
図6Bに示すように、ユーザインタフェース624Aは、活動プラッタ626(例えば、ムーブプラッタ626A、エクササイズプラッタ626B、及び起立プラッタ626C)を含み、これらは、数値的活動アフォーダンス616、グラフィカル活動アフォーダンス618、及びテキストによる活動アフォーダンス620によって表示されるユーザ活動データのサマリを示す(例えば、ムーブプラッタ626Aは、ムーブ値616A、ムーブリング618A、及びテキストムーブ値620Aによって示されるデータの表現を含む)。
【0166】
図6Bにおいて、デバイス600は、ユーザ入力628を受け取る。ユーザ入力628(例えば、閾値強度を超える特性強度を有するタップ入力、閾値期間よりも長く継続する入力)に応じて、デバイス600は、図6Cに示すように、ユーザインタフェース630を表示する。ユーザインタフェース630は、ユーザ活動メトリックに関連付けられたユーザ活動目標(例えば、運動目標、ムーブ分数目標)を変更するための目標変更アフォーダンス632を含む。図6Cは、電子デバイス600が目標変更アフォーダンス632の選択に対応するユーザ入力634を受け取っているところを示す。ユーザ入力634に応じて、デバイス600は、図6Dに示すように、ユーザインタフェース636を表示する。
【0167】
図6Dに示すように、ユーザインタフェース636は、ユーザが、追加アフォーダンス640又は削減アフォーダンス642を選択することによって活動目標値638を調整することを可能にする。図6Dは、デバイス600が、図6Eに表示するように、デバイス600にユーザインタフェース646を表示させる、追加アフォーダンス640の選択に対応するユーザ入力644を受け取っているところを示す。ユーザインタフェース646は、ユーザ入力644に応じて、活動目標値638が新しい値に更新されたことを示す(例えば、この時、図6Dに以前に示されていた100分間のムーブではなく、110分間のムーブを反映している)。
【0168】
図6Eにおいて、デバイス600は、更新アフォーダンス650でのユーザ入力648を受け取る。ユーザ入力648に応じて、デバイス600は、更新された活動目標638を保存し、(例えば、図6Fに示すように)ユーザインタフェース624Aを再び表示する。図6Fに示すように、ムーブプラッタ626Aは、110という更新されたムーブ目標に従ってユーザ活動データを表示する。例えば、ムーブプラッタ626Aは、(例えば、図6Bに示す、以前の45%と比較して)現在のムーブ目標の41%のみが完了していることを示す(例えば、45/110)。
【0169】
図6Fにおいて、デバイス600は、ユーザ入力652、回転可能かつ押下可能な入力機構604の押下を受け取る。ユーザ入力652に応じて、デバイス600は、図6Gに示すように、更新されたグラフィカル活動アフォーダンス618と共に時計ユーザインタフェース608A(例えば、時計文字盤)を表示する。図6Gは、日付アフォーダンス612(例えば「22」)によって示される当月(例えば、2019年5月)22日の現在時刻2:09:55における時計ユーザインタフェース608A(例えば、デバイス600が図6Aに示す時計ユーザインタフェース608Aを表示してから16秒が経過している)を示す。
【0170】
図6Hは、当月22日の翌日(例えば、2019年5月23日)の時計ユーザインタフェース608Aを示す。数値的活動アフォーダンス616、グラフィカル活動アフォーダンス618、及びテキストによる活動アフォーダンス620はリセットされて、当日(例えば、2019年5月23日)について活動アプリケーションによって記録された活動データがないことを反映する。例えば、テキストムーブ値620Aは、「0M-分」(例えば、ムーブ分数)が記録されていることを示す。
【0171】
デバイス600のユーザの年齢が12歳から13歳に変化した(例えば、ユーザの13歳の誕生日が当月(例えば2019年5月)23日である)と判定したことに応じて、デバイス600は、図6Iに示すように、ユーザインタフェース654を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス600は、デバイス600のユーザに関連付けられた出生データを現在の日付と比較することによって、年齢の変化を判定する。ユーザインタフェース654は、新しいデバイスモード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示することに関連付けられた成人デバイスモード)が利用可能であることを説明するプロンプト、新しい成人デバイスモードにオプトインするためのアップグレードアフォーダンス656、及びデバイス600の動作をユースデバイスモード(例えば、ムーブ分数メトリックを表示することに関連付けられたデバイスモード)に維持するための却下アフォーダンス658を含む。いくつかの実施形態では、デバイス600は、ユーザの年齢が閾値年齢(例えば、13歳)を超える前の所定の期間(例えば、1日間)、ユーザインタフェース654を表示する。
【0172】
図6Iにおいて、電子デバイス600は、アップグレードアフォーダンス656の選択に対応するユーザ入力660を受け取る。ユーザ入力660に応じて、デバイス600は、ユースモード(例えば、図6A及び図6Bに示すように、ムーブ分数メトリックを表示するモード)での動作から、成人モード(図6K及び図6Lに示すように、ムーブカロリーという異なるメトリックを表示するモード)での動作に移行する。ユーザ入力660に応じて、デバイス600は、現在デバイス600が成人デバイスモードを動作させていることを更に強調するために、図6Jに示すように成人モードのウェルカムユーザインタフェース662Bを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザが日中に(例えば、5月23日の正午)にアップグレードアフォーダンスを選択し、成人モードへの移行は、翌日(例えば、5月24日の午前零時)まで行われない。いくつかの実施形態では、アップグレードアフォーダンスを選択した後、デバイスは、ユースモードでは動作できなくなることがある(例えば、ユーザの年齢が所定の年齢よりも高くなった後は、成人モードでの動作への移行は不可逆的である)。
【0173】
図6Jに示すように、成人モードのウェルカムインタフェース662Bは、活動目標サマリ664、個人情報サマリ668、及び却下アフォーダンス672を含む。活動目標サマリ664は、活動目標を編集するための目標変更アフォーダンス666を含む。いくつかの実施形態では、初期の活動目標は、成人モードで動作するデバイス600に関連付けられたデフォルト値(例えば、ムーブカロリー300、エクササイズ分数30、起立時間12)に設定される。いくつかの実施形態では、初期の活動目標は、ユーザデータ(例えば、活動履歴、年齢、性別、体重など)に部分的に基づく。いくつかの実施形態では、目標変更アフォーダンス666を選択すると、デバイス600は、図6D及び図6Eに示すものと同様の一連のインタフェースを表示し、これらのインタフェースによって個々の活動メトリック目標を更新することが可能になる。個人情報サマリ668は、活動メトリックデータ(例えば、ムーブカロリー、エクササイズ分数、及び起立時間の目標に向かう進捗を活動目標サマリ664に示すために使用されるデータ)を導出するためにデバイス600によって使用する個人データのサマリ(例えば、身長及び体重)と、個人データを編集するための情報変更アフォーダンス670とを含む。いくつかの実施形態では、情報変更アフォーダンス670を選択すると、デバイス600は、ユーザの身長及び体重の情報の更新を可能にする一連のインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、目標及び個人情報は、成人モードのウェルカムインタフェース662Bからではなく、設定メニューを介して変更される。
【0174】
いくつかの実施形態では、デバイスがユースモードにある間に、デバイス600のユーザの年齢が17歳から18歳に変化した(例えば、ユーザの18歳の誕生日が当月(例えば2019年5月)23日である)と判定したことに応じて、デバイス600は、図6Iに示すように、ユーザインタフェース654を表示することを差し控え、代わりに、成人モード(例えば、ムーブカロリーメトリックの表示に関連付けられたデバイスモード)での動作に(例えば、同意又は許可に対応するユーザ入力を受け取ることなく)直接移行し、それに続いて、ウェルカムユーザインタフェース662Bを表示する(例えば、デバイス600のユースモードでの動作から、成人での動作への移行は任意選択ではない)。いくつかの実施形態では、成人モードへの移行は、ユーザの年齢が所定の閾値を超えた翌日までは行われない(例えば、ユーザが5月23日月曜日に18歳になり、デバイス600は、5月24日火曜日に成人モードでの動作に移行する)。
【0175】
図6Jにおいて、デバイス600は、却下アフォーダンス672でのユーザ入力674を受け取る。ユーザ入力674に応じて、デバイス600は、図6Kに示すように、ユーザインタフェース608B(例えば、成人モードの時計文字盤インタフェース)を表示する。図6Kは、時計ユーザインタフェース608B(例えば、時計ユーザインタフェース608Aの成人バージョンに対応する)を示しており、時計ユーザインタフェースは、更新された時刻アフォーダンス及び日付アフォーダンス(例えば、新しい現在時刻及び日付を示す)、並びに、更新された活動コンプリケーション(例えば、活動コンプリケーション616、618、及び620は、それぞれの活動目標に向けた現在の進捗を表すデータを表示する)を含む。例えば、図6Kに示すように、テキスト活動コンプリケーション620は、M-分値の表現(例えば、ムーブ分数メトリック)ではなく、カロリー値の表現(例えば、ムーブカロリーメトリック)を含む。いくつかの実施形態では、ムーブカロリーメトリックは、ユーザ定義のデータ(例えば、体重、身長、性別、又は年齢など)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、ムーブカロリーメトリックは、デバイスによって測定されたデータ(例えば、心拍数、動き履歴データなど)に少なくとも部分的に基づく。
【0176】
図6Kにおいて、デバイス600は、グラフィカル活動アフォーダンス618の選択に対応するユーザ入力622Bを受け取る。ユーザ入力622Bに応じて、デバイス600は、活動追跡アプリケーションを起動し、その結果、デバイス600は、図6Lに示すように、ユーザインタフェース624B(例えば、図6Bに示すユースモードのユーザインタフェース624Aに対応する成人モードのユーザインタフェース)を表示する。ユーザインタフェース624Bは、複数の活動プラッタ626を含み、これらは、デバイスが成人モード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示する関連するデバイスモード)で動作している間に、数値的活動アフォーダンス616、グラフィカル活動アフォーダンス618、及びテキストによる活動アフォーダンス620によって表示されるユーザ活動データのサマリを示す。
【0177】
図6M及び図6Nは、デバイス600が、ユースモード(例えば、ムーブ分数メトリックを表示することに関連するデバイスモード)で動作している間に、対応するトレーニングアプリケーションインタフェースを表示しているところ、及び成人モード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示することに関連するデバイスモード)で動作している間に、対応するトレーニングアプリケーションインタフェースを表示しているところを示す。デバイス600は、例えば、図6Aのトレーニングアフォーダンス614の選択を検出したことに応じて、ユーザインタフェース676Aを表示する。ユーザインタフェース676Aは、トレーニンググループ678A(例えば、選択されると、選択されたトレーニング活動に対応する活動監視プロセスをデバイス600に開始させる、屋外ラン、屋外ウォーク、及び屋外サイクリングの活動アフォーダンスを含む)を含む。いくつかの実施形態では、活動監視プロセスは、ユーザの動き(例えば、使用が装着しているデバイスの動き)に基づく動きデータを受信することと、受信した動きデータに基づいて、トレーニングメトリック(例えば、活動燃焼カロリー、総燃焼カロリー、心拍数、移動距離など)を判定することと、1つ以上の表示デバイスにトレーニングメトリックの表現を表示することとを含む。いくつかの実施形態では、活動監視プロセスは、年少のユーザに対して最適化されたアルゴリズム(例えば、成人とは対照的に特に子供のために正確なメトリックを提供するように調整される)に従ってトレーニングメトリックを判定する。
【0178】
デバイス600は、例えば、図6Kのトレーニングアフォーダンス614の選択を検出したことに応じて、ユーザインタフェース676Bを表示する。ユーザインタフェース676Bは、トレーニンググループ678Bを含み、トレーニンググループは、他のトレーニングアフォーダンス(例えば、屋内ラン、屋内ウォーク、屋内サイクリング、プール水泳など)に加えて、トレーニンググループ678Aに表示される各トレーニングに対応するアフォーダンスを含む。いくつかの実施形態では、トレーニンググループ678Bは、「トレーニングを増やす」アフォーダンスを選択することなどによってアクセスされる利用可能なトレーニングの大きなセットのうちのサブセットを含む。
【0179】
いくつかの実施形態では、ユースモード(例えば、ムーブ分数メトリックを表示することに関連付けられたデバイスモード)でデバイス600が動作している間に、「トレーニングを増やす」アフォーダンス680Aを選択することなどによって、トレーニンググループ678Aに追加のトレーニング(例えば、トレーニンググループ676Bからの追加のトレーニング、又はトレーニンググループ678Bに含まれない他のトレーニング)を加え得る。いくつかの実施形態では、「トレーニングを増やす」アフォーダンス680Aを選択したことに応じて、デバイス600は、追加のトレーニングが年少のユーザに対して最適化されていない可能性を示すプロンプト(例えば、「トレーニングを追加すると活動追跡が不正確になることがあります」)を表示する。いくつかの実施形態では、ユースモードで追加されたトレーニングは、移行後に成人モードに出現する(例えば、ユースモードでトレーニンググループ678Aにアーチェリーが追加された場合、成人モードへの移行時に、トレーニンググループ678Bは追加でアーチェリーを含む)。
【0180】
図6Oは、デバイス600の設定メニュー(例えば、ウォッチ設定)を示し、設定メニューは、デバイス600上のトレーニングアプリケーション(例えば、トレーニングコンプリケーション614に関連付けられたトレーニングアプリケーション)に関連付けられた設定にアクセスするためのトレーニング設定アフォーダンス684と、活動アプリケーション(例えば、活動コンプリケーション618に関連付けられた活動アプリケーション)に関連付けられた設定にアクセスするための活動設定アフォーダンス688と、を含む。図6Oにおいて、デバイス600は、トレーニング設定アフォーダンス684の選択に対応するユーザ入力686を受け取る。ユーザ入力686を受け取ったことに応じて、ユースモード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示することに関連するデバイスモード)でデバイス600が動作している間は、ユーザインタフェース690Aが(例えば、図6Pに示すように)表示される。ユーザインタフェース690Aは、トレーニング設定グループ692A(例えば、トレーニングアプリケーションに関連付けられた設定を調整するためのアフォーダンスを含む)を含む。
【0181】
成人モード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示することに関連するデバイスモード)でデバイス600が動作している間にユーザ入力686を受け取ったことに応じて、デバイス600は、(例えば、図6Qに示すように)ユーザインタフェース690Bを表示する。ユーザインタフェース690Bは、ユーザインタフェース690A(例えば、対応するユースモードインタフェース)とは対照的に、追加のトレーニング設定アフォーダンスを含む。例えば、トレーニング設定グループ692Bは、ユースモードで利用できないトレーニング機能を有効化又は無効化するためのアフォーダンス(例えば、トレーニング開始リマインダ、トレーニング終了リマインダ、及びジム設備の検出)を含む。いくつかの実施形態では、トレーニング設定グループ692Bに含まれる追加の機能(例えば、デバイス600がユースモードで動作している間は、トレーニング設定グループ692Aに含まれない、又は他の場合には利用可能でない機能)は、デバイス600がユースモードでの動作から成人モードでの動作に移行すると、デフォルトでは無効化される。
【0182】
図6R及び図6Sは、デバイス600に無線リンクされた第2のデバイス(例えば、デバイス500)を示す。いくつかの実施形態では、デバイス600は、デバイスモードの選択を示す構成データをデバイス500から受信する(例えば、デバイス500は、ユーザモードアフォーダンス580における入力582を受け取ったことに応じて、デバイス600のユースモードを有効化する要求を表すデータを送信する)。いくつかの実施形態では、デバイスモードの選択を示すデータを受信したことに応じて、デバイス600は、図6Tに示すように、ユーザインタフェース694を表示する。いくつかの実施形態では、ユースモードの選択を示す第2のデバイスからのデータは、親の同意(例えば、デバイス600がデバイス600の13歳未満のユーザからの情報を収集するための)を示す。
【0183】
図6Tで、デバイス600は、デバイス500からのデバイスモード(例えば、成人モード)の選択を示す、警告プロンプト(例えば、インタフェース694)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス600は、確認アフォーダンスの選択696に対応する入力を検出したことに応じた場合にのみ、第1のモード(例えば、成人モード)での動作から第2のモード(例えば、ユースモード)での動作に移行する。
【0184】
図6Tで、デバイス600は、モード変更確認アフォーダンス695の選択に対応する入力696を受け取り、入力696を受け取ったことに応じて、デバイス600は図6Uのユースモードのウェルカムインタフェース622Aを表示する。図6Uに示すように、ユースモードのウェルカムインタフェース662Aは、成人モードのウェルカムインタフェース662Bの要素に対応する要素を含む(例えば、図6Jを参照して上述したように)。いくつかの実施形態では、初期の活動目標は、ユースモードで動作するデバイス600に関連付けられたデフォルト値に設定される(例えば、ムーブ分数100、エクササイズ分数60、起立時間10)。いくつかの実施形態では、初期の活動目標は、ユーザデータ(例えば、活動履歴、年齢、性別、体重など)に部分的に基づく。いくつかの実施形態では、目標変更アフォーダンスを選択すると、デバイス600は図6D及び図6Eに示されるものと同様の一連のインタフェースを表示し、これらのインタフェースによって活動メトリック目標を更新することが可能になる。いくつかの実施形態では、目標及び個人情報は、ウェルカムプロンプトからではなく、設定メニューを介して変更される。
【0185】
図6Vは、デバイス600の活動アプリケーション設定ユーザインタフェース697を示す。いくつかの実施形態では、デバイス600は、(例えば、図6Oに示すように)活動設定アフォーダンス688の選択に対応する入力を受け取ったことに応じて、活動アプリケーション設定ユーザインタフェース697を表示する。図6Vに示すように、活動アプリケーション設定ユーザインタフェース697は、デバイス600上の活動アプリケーション(例えば、活動アフォーダンス616に関連付けられたアクティブアプリケーション)に関連付けられた機能を有効化又は無効化するための活動アフォーダンスを含む。いくつかの実施形態では、活動アプリケーション設定ユーザインタフェース697は、選択されると、デバイス600に、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)での動作から第2のデバイスモード(例えば、成人モード)での動作への移行を開始させるモードアフォーダンス698を含む。いくつかの実施形態では、モードアフォーダンス698は、そのアフォーダンスにおいて検出されたユーザ入力によってデバイスモード間の移行が開始されないように、表示されない、又は無効化される。いくつかの実施形態では、デバイス600が成人モード(例えば、ムーブカロリーメトリックを表示することに関連付けられたモード)での動作に移行すると、モードアフォーダンス698は、活動アプリケーション設定ユーザインタフェース698の一部として表示されず、したがってデバイス600のユーザが手動でデバイスモードを変更することを防止する。いくつかの実施形態では、モードアフォーダンス698は、デバイス600上のモード変更を無効化する命令を含む構成データを第2のデバイス(例えば、デバイス500)から受信した(例えば、(例えば、図6Sに示すように)デバイス500が「変更を許可」アフォーダンスにおける入力を受け取ったことに応じて、デバイス600がデバイス500からデータを受信した)ことに応じて、無効化された状態で表示される(例えば、グレーアウトされており、ユーザ入力に応答しない)。
【0186】
図6Wで、デバイス600は、成人モードとユースモードとを変更する要求を受け取ったこと(例えば、ユースモードの有効化及び無効化のためのモードアフォーダンス698の選択)に応じて、警告プロンプトインタフェース699を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス600は、確認アフォーダンスの選択に対応する入力を検出したことに応じた場合にのみ、第1のモード(例えば、ユースモード)での動作から第2のモード(例えば、成人モード)への動作に移行し、逆もまた同様である(例えば、デバイスがモード移行を開始することを最初に確認することなしに動作モードを移行させない)。
【0187】
図7A図7Dは、いくつかの実施形態による、電子デバイスを使用してフィットネス活動を監視する方法を示すフロー図である。方法700は、表示デバイス及び1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、GPSセンサ、心拍数センサ)を備える電子デバイス(例えば、100、300、600、800)によって実行される。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、バンドなどの取り付け機構を備えるウェアラブルデバイスである。方法700のいくつかの動作は、任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は、任意選択的に変更され、いくつかの動作は、任意選択的に省略される。
【0188】
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、600)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとの通信(例えば、有線通信、無線通信)である。表示生成構成要素は、CRTディスプレイを介したディスプレイ、LEDディスプレイを介したディスプレイ、又は画像投影を介した表示などの視覚的な出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザの入力を受け取るタッチ感知面など、入力を受け取るように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、一体型又は外部の表示生成構成要素に送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続で受信することができる。
【0189】
後述するように、方法700は、フィットネス活動を監視するための直感的な方法を提供する。この方法はフィットネス活動を監視する際のユーザの認識的負担を軽減し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式コンピューティングデバイスの場合、ユーザがフィットネス活動をより素早くかつ効率的に監視できるようにすることにより、電力が節約され、バッテリ充電の時間間隔を長くする。
【0190】
電子デバイス(例えば、デバイス600)が第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)で動作している間に(例えば、図6A図6Hのデバイス600)、電子デバイスは(例えば、更新された情報を受信したことに基づいて、現在の日付などのデバイスのコンテキストに基づいて)(例えば、現在の日付は、誕生日情報を使用して、ユーザが異なる年齢であることを示す)、第1の身体特性値(例えば、ユーザの年齢17歳)から第2の身体特性値(例えば、ユーザ年齢18歳)への第1のユーザ身体特性(例えば、年齢、体重、ボディマス指数)の変化を検出する(例えば、図6G及び図6Hで、デバイス600が、時刻及び/又は日付に基づいて、ユーザ年齢の変化を検出する)(702)。
【0191】
いくつかの実施形態では、第1のユーザ身体特性は、電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢(例えば、何歳か)であり、第1の身体特性値は、第1の年齢値(例えば、13歳未満の値、17歳未満の値など)であり、第2の身体特性は、第1の年齢値よりも大きい第2の年齢値(例えば、13歳、17歳など)である。
【0192】
第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて(704)、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って(例えば、第2の身体特性値が所定の閾値を超える、第2の身体特性値が所定の値のセット内の1つ以上の値に一致する)、電子デバイスは、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)から第2のデバイスモード(例えば、成人モード)に移行するプロセスを開始する(いくつかの実施形態では、プロセスを完了する)(706)(例えば、デバイス600がユーザインタフェース654を表示する)。第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)から第2のデバイスモード(例えば、成人モード)に移行するプロセスを(例えば、自動的に、更なるユーザ入力なしで)開始することにより、ユーザが第2のデバイスモードに迅速かつ容易にアクセスできるようになる。条件のセットが満たされたときに更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0193】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスモードから第2のデバイスモード移行するプロセスを開始することは、第1の確認アフォーダンス(例えば、「アップグレード」)(例えば、656)を含む第1の確認ユーザインタフェースを表示すること(708)と、第1の確認アフォーダンス(例えば、660)に対応する入力を受け取ること(710)と、第1の確認アフォーダンスに対応する入力を受け取ったことに応じて、第1のデバイスモードから第2のデバイスモード(例えば、622B)に移行すること(例えば、直ちに移行する、所定の時刻の後に移行する、選択された時刻(例えば、12:00AM)に移行するなど)(712)と、を含む。いくつかの実施形態では、確認ユーザインタフェースは、選択されると、デバイスを第1のモードに留まらせる却下/拒否アフォーダンス(例えば、658)を含む。
【0194】
いくつかの実施形態では、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することは、第1の時刻に行われる。いくつかの実施形態では、第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始することは、第1の時刻よりも後の第2の時刻、すなわち第1の時刻より後に起こる次回の特定の時間帯(例えば、次の12:00AM)に、第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行することを含む(例えば、図6Kの608B)。いくつかの実施形態では、子供モードから成人モードに移行するプロセスを開始することは、ある日(例えば、月曜日)のうちに起こり、成人モードへの移行は、翌日(例えば、火曜日)に始まる。
【0195】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスモードから第2のデバイスモード移行するプロセスを開始することは、第1のデバイスモードから第2のデバイスモードへ移行することを含む。いくつかの実施形態では、第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行した後に、電子デバイスは、第2のデバイスモードから第1のデバイスモードに移行する選択肢(例えば、なんらかの選択肢)を提供することを差し控える(714)。第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行した後に、第2のデバイスモードから第1のデバイスモードに移行する選択肢を提供することを差し控えることにより、デバイスが(例えば、意図せずに)第1のデバイスモードに戻されることなく、第2のデバイスモードに固定(例えば、ロック)することができるようになり、その結果、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。いくつかの実施形態では、第1のデバイスモードから第2のデバイスモードへの移行は、通常の使用状況では(例えば、電子デバイスをリセットすることなく)逆戻りできない。いくつかの実施形態では、第2の電子デバイスは、第2のデバイスモードから第1のデバイスモードに移行するための独立した設定又は選択肢を含まない(又は提供しない)。
【0196】
第1のユーザ身体特性の変化を検出したことに応じて(704)、第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、電子デバイスは、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)(図6Gの608A)に留まる(716)。
【0197】
電子デバイスが第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)で動作している間に、電子デバイスは、センサの第1のセットから第1のユーザ活動データ(例えば、デバイスの1つ以上のセンサを使用して検出されたデータ)を受信する(718)。
【0198】
第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、電子デバイスは、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データ(例えば、図6A及び図6Gの616、618、及び620)に基づく(例えば、そのデータから計算された、そのデータから導出された)第1の活動メトリック(例えば、メトリックの視覚的な指示)を含む第1の活動ユーザインタフェース(例えば、図6Bの626)を表示する(720)。いくつかの実施形態では、第1の活動ユーザインタフェースは、第2の活動メトリックを含まない(例えば、608A、624A)。いくつかの実施形態では、第1の活動ユーザインタフェースは、受信された活動データに基づく第1の測定単位を使用した活動メトリック、例えばムーブの分数を含む(例えば、図6Aの620A及び図6Bの626A)。電子デバイスが第1のデバイスモードで動作しているときに第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを(例えば、自動的に、更なるユーザ入力なしで)表示することにより、活動メトリックへの迅速で容易なアクセスが提供され、これは、ユーザにとってより適切又は有用であり得る、あるいは、より適切又は有用である。動作を実行するために必要な入力の数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0199】
電子デバイスが第2のデバイスモード(例えば、成人モード)で動作している間に(722)、電子デバイスは、センサの第1のセットから第2のユーザ活動データ(例えば、デバイスの1つ以上のセンサを使用して検出されたデータ)を受信する(例えば、ユーザインタフェース608Bに表示される活動データを受信する)(724)。
【0200】
電子デバイスが第2のデバイスモード(例えば、成人モード)で動作している間に(722)、電子デバイスは、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの第1のセットから受信したユーザ活動データに基づく(例えば、そのデータから計算された、そのデータから導出された)、第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェース(例えば、608B)を表示する(726)。いくつかの実施形態では、第2の活動ユーザインタフェース(例えば、608B、624B)は、第1の活動メトリックを含まない。いくつかの実施形態では、第2の活動ユーザインタフェースは、受信された活動データに基づく第2の測定単位を使用した活動メトリック、例えば燃焼カロリーを含む(例えば、608B、624B)。電子デバイスが第2のデバイスモードで動作しているときに第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを(例えば、自動的に、更なるユーザ入力なしで)表示することにより、活動メトリックへの迅速で容易なアクセスがユーザに提供され、これは、ユーザにとってより適切又は有用であり得る、あるいは、より適切又は有用である。動作を実行するために必要な入力の数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0201】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第1のそれぞれのデバイスモードにデバイスがある間に、外部デバイス(例えば、当該電子デバイスにペアリングされた、又は接続されたスマートフォン)(例えば、図6R~6Sのデバイス500)から、デバイスモードを移行する要求(例えば、異なるモードに移行する要求、特定のモード(例えば、具体的には第1のデバイスモード又は第2のデバイスモード)に移行する要求など)(例えば、694)を受信する(728)。いくつかの実施形態では、デバイスモードを移行する要求を受信したことに応じて、電子デバイスは、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行し(730)、第2のそれぞれのデバイスモードは、第1のそれぞれのデバイスモードとは異なる(例えば、第1のそれぞれのデバイスモードが第1のデバイスモードである場合、第2のそれぞれのデバイスモードは第2のデバイスモードであり、逆もまた同様である)。
【0202】
いくつかの実施形態では、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第3のそれぞれのデバイスモードにデバイスがある間に、電子デバイスは、第2の外部デバイス(例えば、電子デバイスにペアリングされた、又は接続されたスマートフォン)から、デバイスモードを移行する第2の要求(例えば、異なるモードに移行する要求、特定のモード(例えば、具体的には第1のデバイスモード又は第2のデバイスモード)に移行する要求など)を受信する(732)。いくつかの実施形態では、デバイスモードを移行する第2の要求を受信したことに応じて、電子デバイスは、第2の確認アフォーダンス(例えば、695)と第1の拒否アフォーダンス(例えば、移行の要求を受け入れる、又は拒否するためのインタフェース)とを含む第2の確認ユーザインタフェース(例えば、694)を表示する(734)。
【0203】
いくつかの実施形態では、第2の確認アフォーダンスを表示している間に、電子デバイスは、第1の入力(例えば、696)を受け取る(736)。いくつかの実施形態では、第1の入力を受け取ったことに応じて(738)、第1の入力が第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、電子デバイスは、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行し(740)、第3のそれぞれのデバイスモードは、第4のそれぞれのデバイスモードとは異なる(例えば、第3のそれぞれのデバイスモードが第1のデバイスモードである場合、第4のそれぞれのデバイスモードは、第2のデバイスモードであり、逆もまた同様である)(例えば、図6Uの622A)。いくつかの実施形態では、第1の入力を受け取ったことに応じて(738)、第1の入力が第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、電子デバイスは、第3のそれぞれのデバイスモードに留まる(例えば、モードを移行することを差し控える)(742)。
【0204】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、入力デバイス(例えば、一体型の入力デバイス(例えば、タッチ感知面))を含む。いくつかの実施形態では、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第5のそれぞれのデバイスモードにデバイスがある間に、電子デバイスは、入力デバイスを介して、デバイスモードを移行する第3の要求(例えば、モード移行アフォーダンスの選択)を受信する(744)。いくつかの実施形態では、デバイスモードを移行する第3の要求を受信したことに応じて、電子デバイスは、第1のデバイスモード及び第2のデバイスモードからなるグループから選択される第6のそれぞれのデバイスモードに移行し(746)、第6のそれぞれのデバイスモードは、第5のそれぞれのデバイスモードとは異なる(例えば、第5のそれぞれのデバイスモードが第1のデバイスモードである場合、第6のそれぞれのデバイスモードは、第2のデバイスモードであり、逆もまた同様である)。
【0205】
いくつかの実施形態では、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、電子デバイスは、選択されると第1の活動追跡機能(例えば、屋外ラン追跡機能、屋外ウォーク追跡機能など)を開始する第1の活動追跡アフォーダンス(例えば、屋外ランアフォーダンス、屋外ウォークアフォーダンス)を含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第1のセット(例えば、678A)を含む、第1の身体活動追跡ユーザインタフェース(例えば、トレーニングユーザインタフェース)(例えば、676A)を表示する(748)。いくつかの実施形態では、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、電子デバイスは、第1の活動追跡と、選択されると第2の活動追跡機能(例えば、プール水泳追跡機能)を開始する第2の活動追跡アフォーダンス(例えば、プール水泳アフォーダンス)とを含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第2のセット(678B)を含む、第2の身体活動追跡ユーザインタフェース(例えば、676B)を表示し(750)、第2の活動追跡アフォーダンスは、第1の身体活動追跡ユーザインタフェースには含まれない(例えば、1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第1のセットに含まれない、第1の身体活動追跡ユーザインタフェースのデフォルトインスタンスに含まれない)。電子デバイスが第1のデバイスモードで動作しているか、第2のデバイスモードで動作しているかに基づいて、第1の身体活動追跡ユーザインタフェース又は第2の身体活動追跡ユーザインタフェースのいずれかをそれぞれ表示することにより、ユーザにとってより適切かつ/又は有用な活動追跡ユーザインタフェースへの迅速で容易なアクセスがユーザに提供され、その結果、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力消費が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0206】
いくつかの実施形態では、ユースモードのトップレベルのトレーニング(例えば、トレーニングアプリケーションが起動されたときに表示される初期又は最初のトレーニング活動)(例えば、678A)は、成人モードのトレーニングのサブセットセットを含む(例えば、ユースモードは、屋外ラン、屋外ウォーク、及び屋外サイクリングを含むのに対し、成人モードは、屋外ラン、屋外ウォーク、屋外、及び屋外サイクリングに加えて、あるトレーニングを含む)。いくつかの実施形態では、成人モードは、ユースモードのトレーニングに対応するトレーニングのセットを含む(例えば、成人モードは、屋外ランのトレーニングを含むが、ユースモードの屋外ランのトレーニングとは異なるように最適化されている)(例えば、678B)。
【0207】
いくつかの実施形態では、電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、電子デバイスは、選択されると第1の設定(例えば、自動休止設定)を変更する第1の設定アフォーダンス(例えば、自動休止アフォーダンス)を含む1つ以上の設定アフォーダンスの第1のセット(例えば、692A)を含む、第1の設定ユーザインタフェース(例えば、電子デバイスの活動関連アプリケーションのための設定ユーザインタフェース)(例えば、690A)を表示する(752)。いくつかの実施形態では、電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、電子デバイスは、第1の設定アフォーダンスと、選択されると第2の設定(例えば、トレーニング開始リマインダを送信するかどうかを制御する設定)を変更する第2の設定アフォーダンス(例えば、トレーニング開始リマインダアフォーダンス)とを含む1つ以上の設定アフォーダンスの第2のセット(例えば、692B)を含む、第2の設定ユーザインタフェース(例えば、690B)を表示し(754)、第2の設定アフォーダンスは、第1の設定ユーザアフォーダンスには含まれない(例えば、1つ以上の設定アフォーダンスの第1のセットに含まれない、ユーザインタフェースの第1の設定のデフォルトインスタンスに含まれない)。いくつかの実施形態では、第2の設定アフォーダンスに関連付けられた機能は、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)から第2のデバイスモード(例えば、成人モード)に移行すると、デフォルトでは無効化される。電子デバイスが、第1のデバイスモードで動作しているか、第2のデバイスモードで動作しているかに基づいて、第1の設定ユーザインタフェース又は第2の設定ユーザインタフェースのいずれかをそれぞれ表示することにより、ユーザにとってより適切かつ/又は有用な設定ユーザインタフェースへの迅速で容易なアクセスがユーザに提供され、その結果、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって、電力消費が低減されてバッテリ寿命が改善される。
【0208】
いくつかの実施形態では、第1の活動メトリックは、時間に基づく活動メトリック(例えば、活動閾値を満たす活動の分数)(例えば、図6Aの616A)である。いくつかの実施形態では、第1の活動メトリックは、受信された活動データに基づく別のメトリック(例えば、エネルギー又はカロリーに基づくメトリック)から導出される。いくつかの実施形態では、第2の活動メトリックは、エネルギーに基づく活動メトリック(例えば、図6K及び図6Lの622B、「カロリー」)である。いくつかの実施形態では、第2の活動メトリックは、ユーザ定義されたデータ(例えば、体重、身長、性別、又は年齢など)(例えば、668)に少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、第2の活動メトリックは、デバイスによって測定されたデータ(例えば、心拍数、動き履歴データなど)に少なくとも部分的に基づく。
【0209】
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースを表示することは、第1の活動メトリックの第1の活動目標(例えば、活動閾値を超える30分の活動という目標)を表示することを含み、第1の活動目標は、第1の値(例えば、30分)を有し(例えば、図6Aの608A、図6Bの624A)、電子デバイスは、第1の活動メトリックの第1の活動目標を表示している間に、1つ以上の入力の第1のセット(例えば、622、628、634、644)を受け取り、1つ以上の入力の第1のセット(例えば、活動目標値を調整するための、ユーザインタフェース内の1つ以上の入力)を受け取ったことに応じて、電子デバイスは、第1の活動メトリックの第2の活動目標を含む、第1の活動ユーザインタフェースの第2のインスタンスを表示し、第2の活動目標は、第1の活動目標の第1の値とは異なる第2の値(例えば、60分)を有する(例えば、図6Fの624A及び図6Gの608A)。
【0210】
いくつかの実施形態では、活動目標は、モード移行時に新しいデフォルトに変化する(例えば、ユースの起立時間10から、成人の起立時間12に変化するなど)(例えば、622A、622B)。いくつかの実施形態では、(例えば、「トレーニングを増やす」アフォーダンスを介した)子供モードで表示されるトップレベル(例えば、デフォルト)のトレーニングへの追加に応じて、電子デバイスは、最適化に関する警告プロンプト(例えば、トレーニングを追加すると活動追跡が不正確になることがあります」)を表示する。最適化に関する警告プロンプトの表示により、追加のトレーニングを追加することが既存のトレーニングの活動追跡の正確さに影響を与える(例えば、悪影響を与える)可能性があることを、ユーザが迅速かつ容易に認識できるようになる。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザデバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって、デバイスの電力消費が低減されてバッテリ寿命が改善される。いくつかの実施形態では、ユースモードで追加されたトレーニングは、移行後に成人モードに出現する(例えば、ユースモードでアーチェリーが追加された場合、移行時に、トレーニングのデフォルトのリストに、標準+アーチェリーが全て含まれる)。
【0211】
いくつかの実施形態では、電子デバイスは、モード間の移行に続いてウェルカムプロンプト又はセットアッププロンプトを表示する(例えば、プロンプトは現在の目標及び個人情報を表示し、編集のためのアフォーダンスを提供する)(例えば、622A、622B)。いくつかの実施形態では、目標及び個人情報は、ウェルカム/セットアッププロンプトからではなく、設定メニューを介して変更される。いくつかの実施形態では、電子デバイスは、デバイスでモードをトグルしたことに応じて、警告プロンプトを表示し、モードを移行する前に確認を要求する(例えば、654、694、699)。
【0212】
方法700に関して上述したプロセス(例えば、図7A図7D)の詳細はまた、以下で説明する方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700は、任意選択的に、方法900を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を含む。例えば、デバイス600は、第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)で動作している間に(図8A図8Hのデバイス802及びデバイス804に関して以下で説明するような)コメントを表示し、第2のデバイスモード(例えば、成人モード)で動作している間に(図8A図8Hのデバイス800に関して以下で説明するような)異なるコメントを表示してもよい。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0213】
図8A図8Hは、いくつかの実施形態による、動的な活動コメントを提供するための例示的なユーザインタフェースを示す。具体的には、図8A図8Hは、活動に基づくイベントに応じて、デバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に基づいて動的に活動コメントを提供する(例えば、活動に基づく目標が満たされたときに、又はほぼ完了したときに、お祝いコメント、励ましの記述、又は新しい活動課題を発行する)ための、ユーザインタフェースを示す。図8A図8Hは、異なるユーザ特性を有するユーザ(例えば、所定の年齢範囲のセット、例えば9歳未満、9~12歳、及び12歳より上に収まると判定される年齢のユーザ)によってデバイスが操作されている間に、身体活動を監視又は追跡することに関する様々なシナリオ(例えば、デバイスのコメント表示をトリガする条件)の下でデバイス(例えば、デバイス800、デバイス802、デバイス804)によって提供される対応するユーザインタフェース(例えば、テキスト及びグラフィックのコンテンツを含む)を対比して示す。いくつかの実施形態では、簡易化された、起立リマインダ、毎日のコーチング、目標完了通知、活動サマリ、及びスペシャルチャレンジの通知が第1のクラスのユーザに提供され、第2のクラスのユーザには提供されない。
【0214】
いくつかの実施形態では、ユーザの特性には、認知能力(例えば、ユーザの年齢、ユーザの最終教育レベル、ユーザの標準テスト成績)を示す、ユーザによる入力が含まれる。いくつかの実施形態では、ユーザは、特性(例えば、認知能力)に関連する情報を入力する。例えば、ユーザは、デバイス800、デバイス802、及び/又はデバイス804の初期セットアップ中に、ユーザの年齢、ユーザの最終教育レベル(例えば、小学校レベル、高校又は大学の卒業予定日、修士、博士、専門職学位)、ユーザが達成した標準テスト結果(例えば、National Assessment of Educational Progress (NAEP)、Metropolitan Achievement Test (MAT8)、California Standardized Testing and Reporting (STAR)、Texas Assessment of Knowledge and Skills (TAKS)及びNew York State Testing Program (NYSTP)などの1つ以上の州による標準テスト)、及び/又は、活動コメントに対するユーザの選好に関してユーザが選択した選択肢(例えば、複数のサンプル活動コメントのうちユーザが最も良く把握できるサンプル活動コメント、及び/又は、活動コメントに絵文字を使うという選択肢)に関連する情報を入力してもよい。いくつかの実施形態では、活動コメントの出力は、ユーザによって入力された情報に基づく。
【0215】
8A~図8Hを通して、デバイス800、デバイス802、及びデバイス804(及びそれぞれの各デバイスが表示して描かれているユーザインタフェース)はそれぞれ、異なる年齢のユーザに関連付けられている(例えば、そのユーザによって操作される)。デバイス800は、第1の年齢範囲内の年齢(例えば、13歳以上)のユーザに関連付けられている。デバイス802は、第2の年齢範囲内の年齢(例えば、9歳~12歳)のユーザに関連付けられている。デバイス804は、第3の年齢範囲内の年齢(例えば、9歳未満)のユーザに関連付けられている。
【0216】
いくつかの実施形態では、デバイス800、デバイス802、及びデバイス804(以下、集合的に「デバイスのグループ」と称する)は、それぞれのデバイスにおいて受信された年齢データ(例えば、それぞれのデバイスにおいて入力された構成情報、あるいは別の場合にはそれぞれのデバイスに伝達された、及び/又はそれぞれのデバイスによって受信された構成情報)を解釈することによって、ユーザの年齢を判定する。いくつかの実施形態では、デバイス800、デバイス802、及びデバイス804は、デバイスで受信された年齢データを現在の日付を表すデータと比較することによって、ユーザの年齢を判定する。これらの図におけるユーザインタフェースは、図9A図9Bでの処理を含む、後述するプロセスを例示するために使用される。
【0217】
図8Aは、デバイス800、デバイス802、及びデバイス804(例えば、図6Aのデバイス600に関して上述した各デバイス)を示す。図8Aに示すように、デバイス800は、(例えば、図6Jに関して上述したように)時計ユーザインタフェース608Bを表示し、デバイス802及びデバイス804は(例えば、図6Aに関して上述したように)時計ユーザインタフェース608Aを表示する。時計ユーザインタフェース608B(左の図)及び時計ユーザインタフェース600A(中央の図及び右の図)はそれぞれ、(例えば、時刻インジケータ610によって示されるように)夜の現在時刻10:09:00を示し、ムーブメトリック目標がほぼ完了していることを示している(例えば、活動リング618-Aは、360°の回転をほぼ完成している)。
【0218】
図8Bは、コメントトリガ条件の第1のセットが満たされた後に、デバイスのグループが夜の更新ユーザインタフェース802を表示しているところを示す。例えば、いくつかの実施形態では、デバイスは、当日の所定部分(例えば、75%)が経過し、かつ、活動メトリックが所定の完了閾値(例えば、5%)内にあると判定した後に、夜の更新ユーザインタフェース807を表示する。いくつかの実施形態では、デバイスのグループは、当日の所定の部分が経過したことを、現在時刻に基づいて判定する。いくつかの実施形態では、デバイスのグループは、活動メトリックが所定の完了閾値内にあることを、受信された活動データに基づいて判定する。いくつかの実施形態では、デバイスのグループは、コメント基準のセットが満たされていることを、現在時刻、現在の日付、受信された活動データ、デバイス状態などに基づいて判定する。
【0219】
図8Bに示すように、デバイスのグループは、夜の更新ユーザインタフェース807を表示するが、夜の更新ユーザインタフェース807は、それぞれの各デバイスに関連付けられたユーザの年齢(上述したとおり、デバイス800は第1の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス802は第2の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス804は第3の年齢範囲ないの年齢のユーザに関連付けられている)に応じた、異なるコメント(例えば、夜のプロンプト805、夜のプロンプト806、夜のプロンプト808)を含む。図8Bに示すように、夜のプロンプト804は、夜のプロンプト806よりも長い。同様に、夜のプロンプト806は、夜のプロンプト808よりも長い。いくつかの実施形態では、表示されたコメントに含まれる総文字数は、デバイスのユーザの年齢に基づくそれぞれの閾値文字数よりも少ない(例えば、最大プロンプト長は、年長の、つまりより成熟したデバイスユーザに対してより長くなる)。いくつかの実施形態では、表示されたコメントに含まれる各単語は、デバイスのユーザの年齢に基づくそれぞれの閾値文字数より短い(例えば、最大単語長は、年長の、つまりより成熟したデバイスユーザに対してより長くなる)。
【0220】
図8Bに示すように、夜のプロンプト806及び夜のプロンプト808は、グラフィックコンテンツ(例えば、絵文字)を含むのに対し、夜のプロンプト804は、グラフィックコンテンツを含まない。いくつかの実施形態では、表示されたコメントに含まれるグラフィックコンテンツの量は、ユーザデバイスの特性に部分的に基づく(例えば、絵文字は、年少のデバイスユーザ(例えば、6~9歳)に対して表示され、年長のデバイスユーザ(例えば、9歳より上の年齢)に対しては表示されない)。いくつかの実施形態では、表示されたコメントに含まれるテキストコンテンツ(例えば、文字)に対するグラフィックコンテンツ(例えば、絵文字)の比率は、ユーザデバイスの特性に部分的に基づく(例えば、この比率は、年少のユーザのデバイスでは高くなり、年長のユーザのデバイスでは低くなる)。
【0221】
いくつかの実施形態では、コメントは、年少のユーザに対しては簡易化されている(例えば、最年少のユーザについては、フィードバックは活動リング目標のみに制限されるのに対し、年長のユーザに対するフィードバックは、他のタイプの目標(例えば、総カロリー燃焼、総距離など)に加えて活動リング目標を含んでもよい)。いくつかの実施形態では、コメントでは、ユーザの年齢が上がるにつれて徐々に上級の概念(例えば、長期目標)の使用が増加する。いくつかの実施形態では、年少ユーザのための毎月の課題は、活動リングメトリック(例えば、ムーブ分数、起立時間、トレーニング分数)に限定される。いくつかの実施形態では、年少ユーザのための毎月の課題は、特定のトレーニング又は、総距離目標などを含まない。
【0222】
図8Bに示すように、夜の更新プロンプト805は、活動目標を達成するための、活動に基づく指示(例えば、「20分間の早歩きに出かけましょう」)を含むのに対し、夜のプロンプト806及び夜のプロンプト808は、活動に基づく指示を含まない。いくつかの実施形態では、表示されたコメントにおける活動に基づく指示の量又は包含は、ユーザデバイスの特性に部分的に基づく(例えば、年少のデバイスユーザよりも、年長の、つまりより成熟したデバイスユーザに対して、活動に基づく指示が多く表示される)。
【0223】
図8Cは、コメントトリガ条件の第2のセットが満たされる直前の第1の時刻における、デバイスのグループ(例えば、デバイス800、802、及び804)を示す。図8Cでは、デバイス800は時計ユーザインタフェース608Bを表示し、デバイス802は時計ユーザインタフェース602Aを表示し、デバイス804は時計ユーザインタフェース608Aを表示する。図8Cに示すように、デバイスのグループは、(例えば、時刻インジケータ610及び日付アフォーダンス612によって示されるように)当月1日の現在時刻午前10:15を示す。
【0224】
図8Dは、コメントトリガ条件の第2のセットが満たされた後の第2の時刻におけるデバイスのグループを示す。例えば、図8Dは、各デバイスが手首に装着された状態を検出(例えば、おおよそ午前10:05にユーザが時計を装着したことをデバイスが検出)してから所定の時間(例えば、10分)が経過したと判定したときの、デバイスの外観(例えば、各デバイスによって表示されるコンテンツ)を示す。図8Dに示すように、デバイスのグループは、それぞれの各デバイスに関連付けられたユーザの年齢に応じて、活動課題ユーザインタフェース814(例えば、関連コメント付きの通知)を表示する、又は表示することを差し控える。例えば、デバイス800(例えば、12歳を超えるユーザに関連付けられたデバイス)は、プロンプト814(例えば、活動課題ユーザインタフェース812(例えば、通知)を表示する。対照的に、デバイス802及びデバイス804(例えば、より年少のユーザに関連付けられた各デバイス)は、第2の時刻に課題ユーザインタフェース814を表示しない(例えば、デバイスのディスプレイはオフのままとなる)。
【0225】
図8Eは、第2の時刻の後の第3の時刻(例えば、時間インジケータ810によって示されるように午後4:30)のデバイスのグループを示す。図8Eに示すように、デバイスのグループは、それぞれの各デバイスに関連付けられたユーザの年齢に応じて、活動課題ユーザインタフェース814(例えば、通知)を表示する、又は引き続き表示することを差し控える。例えば、デバイス802(例えば、9~12歳のユーザに関連付けられたデバイス)は、プロンプト816を含む活動課題ユーザインタフェース814(例えば、通知)を表示する。対照的に、デバイス804は引き続き、活動課題ユーザインタフェース814を表示することを差し控える。いくつかの実施形態では、活動課題ユーザインタフェース814などの表示コメントは、各デバイスに関連付けられたユーザの年齢に基づいて無期限に差し控えられる。いくつかの実施形態では、コメントは、学齢ユーザ(例えば、6~12歳、4~12歳、4~18歳、又は6~18歳)の典型的な授業時間中は抑制される(例えば、コメントが発行されない)。いくつかの実施形態では、コメントは、所定の睡眠期間中(例えば、就寝時刻の後)は抑制される(例えば、コメントが発行されない)。いくつかの実施形態では、コメントは、ユーザの年齢に基づく所定のスケジュールに関連付けられた1つ以上の期間中は抑制される(例えば、コメントが発行されない)。
【0226】
図8Fは、コメントトリガ条件の第3のセットが満たされた後のデバイスのグループを示す。例えば、デバイスのグループは、現在時刻が所定の時刻(例えば、午前7時)に達したと判定した後、かつ、前日中に1つ以上の活動メトリック目標が所定の量(例えば、200%、300%、400%)を超えたと判定した後に、朝のユーザインタフェース820を表示する。
【0227】
図8Fに示すように、デバイスのグループは、朝のユーザインタフェース820を表示するが、朝のユーザインタフェース820は、それぞれの各デバイスに関連付けられたユーザの年齢(上述したとおり、デバイス800は第1の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス802は第2の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス804は第3の年齢範囲内の年齢のユーザに関連付けられている)に応じた、異なるコメント(例えば、朝のプロンプト822、朝のプロンプト824、朝のプロンプト826)を含む。
【0228】
図8Fに示すように、朝のプロンプト822及び朝のプロンプト824は数学的概念(例えば、「2倍」)に言及するテキストを含み、朝のプロンプト826は、数学的概念に言及するテキストを含まない。いくつかの実施形態では、表示されたコメントにおける数学的概念の包含(例えば、平均、2倍、3倍、4倍などへの言及)は、デバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に基づく(例えば年長の、つまりより成熟したデバイスユーザのプロンプトのみが数学的概念を含む)。いくつかの実施形態では、表示されたコメント内の数学的概念の量(例えば、数)は、デバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に基づく。
【0229】
図8Fに示すように、朝のプロンプト822は、問い合わせの記述(例えば、質問)を含むが、朝のプロンプト824及び朝のプロンプト826は、問い合わせの記述を含まない。いくつかの実施形態では、表示されたコメントにおけるデバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に関する問い合わせの記述の包含(例えば、コメントに含まれる問い合わせの記述の量は、より成熟したデバイスユーザに比例する)。いくつかの実施形態では、表示されたコメント内のと合わせの記述の量(例えば、数)は、デバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に基づく。
【0230】
図8Gは、デバイスのグループが、外部デバイスから活動データを受信した後に最近の活動ユーザインタフェース828(例えば、通知を含むインタフェース)を表示しているところを示す。いくつかの実施形態では、受信された活動データは、フィットネスに基づく競争において友人又は親がそのユーザより先行していることを示す、あるいは、友人又は親が最近トレーニングを完了したことを示す。図8Gに示すように、最近の活動ユーザインタフェース828は、活動説明830及び返信アフォーダンス832を含む。図8Gは、デバイスのグループが、返信アフォーダンス832の選択に対応するユーザ入力832(例えば、タップ)を受け取っているところを示す。ユーザ入力832に応じて、デバイスのグループは、図8Hに示すように、ユーザインタフェース836を表示する。
【0231】
図8Hに示すように、ユーザインタフェース836は、デバイスのユーザの特性(例えば、年齢)に応じた、異なる応答アフォーダンスのセット(例えば、838、840、及び842)を含む。応答アフォーダンスの各セットは、外部デバイス(例えば、受信された活動データに関連付けられたデバイス)に送信される所定の記述(例えば、それぞれの個別のアフォーダンスに表示された内容)のセット関連付けられている。いくつかの実施形態では、対応する所定の記述を表すデータは、活動アプリケーション又はトレーニングアプリケーションに関連付けられたテキストメッセージ又はメッセージを介して送信される。ただし、応答アフォーダンスの各セット(例えば、838、840、及び842)に関連付けられた(かつ、表示される)所定の記述の内容は、それぞれのデバイスに関連付けられたユーザの年齢(上述したとおり、デバイス800は第1の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス802は第2の年齢範囲内の年齢のユーザ関連付けられ、デバイス804は第3の年齢範囲内の年齢のユーザに関連付けられている)に基づく。
【0232】
図8Hに示すように、応答アフォーダンスのセット838は、否定的な(例えば、皮肉な)意見(例えば、838C)、又は攻撃的な(例えば、扇動的な)言葉(例えば、838A、838B)を含む所定の記述(例えば、コメント)を含む。対照的に、応答アフォーダンスのセット840及び応答アフォーダンスのセット842は、否定的な意見又は攻撃的な言葉を含む所定の記述(例えば、コメント)を含まない(例えば、840A、840B、840C、842A、842B、及び842Cは、それぞれ、肯定的な感情を含むか、その他の非扇動的な意見に対応する)。いくつかの実施形態では、表示されたコメントに含まれるコンテンツの感情は、ユーザデバイスの特性に部分的に基づく(例えば、否定的な感情を含むコメントは、年長のデバイスユーザ(例えば、12を超える年齢)には表示されるが、年少のデバイスユーザ(例えば、12未満の年齢)には表示されない。いくつかの実施形態では、第1の特性(例えば、9未満の年齢)を有するユーザに関連付けられたデバイス上の応答アフォーダンスに関連付けられた、利用可能なコメントのセットは、第2の特性(例えば、9~12歳、又は12歳を超える)を有するユーザに関連付けられたデバイスに関連する利用可能なコメントのセットのサブセットである。
【0233】
図9A図9Bは、いくつかの実施形態による、電子デバイスを使用して活動コメントを動的に提供する方法を示すフロー図である。方法900は、表示デバイスを含む第1の電子デバイス(例えば、100、300、500、600、800)で実行される。いくつかの実施形態では、第1の電子デバイスは、バンドなどの取り付け機構を備えるウェアラブルデバイスである。方法900のいくつかの動作は任意選択的に組み合わされ、いくつかの動作の順序は任意選択的に変更され、いくつかの動作は任意選択的に省略される。
【0234】
いくつかの実施形態では、電子デバイス(例えば、800)は、コンピュータシステムである。コンピュータシステムは、任意選択的に、表示生成構成要素と1つ以上の入力デバイスとの通信(例えば、有線通信、無線通信)である。表示生成構成要素は、CRTディスプレイを介したディスプレイ、LEDディスプレイを介したディスプレイ、又は画像投影を介した表示などの視覚的な出力を提供するように構成されている。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、表示生成構成要素は、コンピュータシステムとは別個である。1つ以上の入力デバイスは、ユーザの入力を受けるタッチ感知面など、入力を受け取るように構成される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムと一体化される。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力デバイスは、コンピュータシステムとは別個である。したがって、コンピュータシステムは、有線又は無線接続を介して、データ(例えば、画像データ又はビデオデータ)を、一体型又は外部の表示生成構成要素に送信して、(例えば、表示デバイスを使用して)コンテンツを視覚的に生成することができ、1つ以上の入力デバイスからの入力を、有線又は無線接続で受信することができる。
【0235】
後述するように、方法900は、活動コメントを動的に提供するための直感的な方法を提供する。この方法は、ユーザの注意を関連情報(例えば、コーチングアドバイス、励ましの記述、フィットネスデータなど)に素早く引き付け、かつ/又は、デバイスの状態(例えば、デバイスによって測定される現在の活動メトリック)を認識するためのユーザの認識的負担を軽減する、解読可能なコメントをユーザに提供し、それによって、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザデバイス間インタフェースの効率が高まり(例えば、ユーザが表示された情報を素早く判別するように支援することによって、ユーザがデバイスと相互作用するために多くの時間を費やす必要がなくなる)、これにより、更には、ユーザがより効率的にデバイスを使用できるようにすることによって、デバイスの電力消費が低減されてバッテリ寿命が引き延ばされる。
【0236】
第1の電子デバイスは、ユーザ活動データ(例えば、デバイスのユーザの記録された動きを表すデータ)(例えば、図8Aの616、618、620によって示される活動データ)を受信する(902)。
【0237】
ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセット(例えば、活動目標/閾値が満たされている、又はほぼ満たされている(例えば、618A)、トレーニングが完了した、活動の達成が得られた、活動の競争で首位が変わった、活動が閾値レベルよりも低い)を満たすとの判定に従って、第1の電子デバイスは、表示デバイスを介して、第1のユーザインタフェース(例えば、807)を表示する(904)。ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、第1のユーザインタフェースを(例えば、自動的に、更なるユーザ入力なしで)表示することにより、インタフェースがユーザに必要とされ得る、又は有用であり得る(例えば、そうである可能性が高い)場合に、第1のユーザインタフェースへの迅速なアクセスがユーザに提供される。条件のセットが満たされたときに更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0238】
ユーザ特性の値(例えば、ユーザの年齢、ユーザの体重、ユーザのボディマス指数、ユーザの教育レベル、ユーザが達成した標準テスト結果、ユーザが選択した選択肢など)が第1のコメント基準のセット(例えば、9歳を超えるユーザの年齢、3年生より上のユーザ学年、ユーザが達成した標準テスト結果が第1の閾値範囲内にあるなど)を満たす(例えば、デバイス802のユーザ)との判定に従って、第1のユーザインタフェースは、ユーザ活動データに基づく第1の活動コメント(例えば、806)を含む(例えば、お祝いコメント、励まし文若しくはコーチング記述、活動リマインダ、又は、活動リングが閉じているか、ほぼ閉じているときには新しい活動課題)(906)。いくつかの実施形態では、コメント基準は、ユーザの年齢が、例えば、6~9歳、及び9~13歳の範囲内であると判定されることを含む。いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値は、別のデバイスから(例えば、ユーザのプロファイルデータを記憶したサーバから)受信される。ユーザ特性の値(例えば、ユーザの年齢、ユーザの体重、ユーザのボディマス指数、ユーザの教育レベル、ユーザが達成した標準テスト結果、ユーザが選択した選択肢)が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第1のコメントを第1のユーザインタフェースに含めることによって、関連するかつ/又は有用な情報への迅速で容易なアクセスがユーザに提供される。条件のセットが満たされたときに更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0239】
ユーザ特性の値(例えば、ユーザの年齢、ユーザの体重、ユーザのボディマス指数、ユーザの教育レベル、ユーザが達成した標準テスト結果、ユーザが選択した選択肢など)が第2のコメント基準のセット(例えば、6~9歳のユーザの年齢、1年生と3年生の間のユーザ学年、ユーザが達成した標準テスト結果が第2の閾値範囲(例えば、第2の閾値範囲は第1の閾値範囲よりも低い得点を含む)内にある)を満たす(例えば、デバイス804のユーザ)との判定に従って、第1のユーザインタフェースは、ユーザ活動データに基づく第2の活動コメント(例えば、808)を含み、第2の活動コメントは第1のコメントとは異なる(例えば、第1の活動コメントの簡易化バージョン)(908)。いくつかの実施形態では、起立リマインダ、毎日のコーチング記述、目標完了通知、及び活動課題通知など、簡易化されたコメントが第1のクラスのユーザに提供され、第2のクラスのユーザには提供されない。いくつかの実施形態では、第2のコメント基準のセットは、第1のコメント基準のセットが満たされていないときに満たされる。いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値は、別のデバイスから(例えば、ユーザのプロファイルデータを記憶したサーバから)受信される。ユーザ特性の値(例えば、ユーザの年齢、ユーザの体重、ユーザのボディマス指数、ユーザの教育レベル、ユーザが達成した標準テスト結果、ユーザが選択した選択肢)が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、ユーザ活動データに基づく第2のコメントを第1のユーザインタフェースに含めることによって、関連するかつ/又は有用な情報への迅速で容易なアクセスがユーザに提供される。条件のセットが満たされたときに更なるユーザ入力を必要とせずに動作を実行することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。
【0240】
いくつかの実施形態では、ユーザ特性は、第1の電子デバイス(例えば、800、802、804)に関連付けられたユーザの年齢(例えば、年齢)である。いくつかの実施形態では、第1のコメント基準の第1のセットは、第1の電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢が所定の閾値を下回る(例えば、デバイス802のユーザ)ときに満たされる基準を含む。
【0241】
いくつかの実施形態では、第1の活動コメント(例えば、806)は、第1の長さ(例えば、単語カウント、文字カウント)を有し、第2の活動コメント(例えば、808)は、第1の長さよりも長い第2の長さを有する。いくつかの実施形態では、第1の活動コメントは、第2の活動コメントの書式設定に使用される第2のコメントテンプレートの最大長の制限よりも短い最大長の制限を含む第1のコメントテンプレートに従って書式設定される(例えば、選択される、サイズ設定されるなど)。
【0242】
いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値が第1の所定の範囲内にあること(例えば、そうであるとの判定)に従って、第1の活動コメント(例えば、806、808)は、ユーザ活動データに基づく(例えば、ユーザ活動データの値に基づく)グラフィック要素(例えば、絵文字、アイコン、画像)を含み、ユーザ特性の値が第1の所定の範囲内にないことに従って、第1の活動コメント(例えば、805)は、ユーザ活動データに基づく(例えば、ユーザ活動データの値に基づく)グラフィック要素(例えば、絵文字、アイコン、画像)を含まない。ユーザ特性の値が第1の所定の範囲内にあること(例えば、そうであるとの判定)に従って、ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含み、ユーザ特性の値が第1の所定の範囲内にないことに従って、ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含まないことによって、ユーザは、グラフィック要素をユーザに提供することにより、かつ/又はグラフィック要素が有用である可能性が高い状況において、視覚的フィードバックを改善することができるようになる。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザデバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって、デバイスの電力消費が低減されてバッテリ寿命が改善される。
【0243】
いくつかの実施形態では、第1の活動コメントを表示した後に、第1の電子デバイスは、第2のユーザ活動データ(例えば、図8Cの616、618、620によって示される活動データ)を受信する(910)。いくつかの実施形態では、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて(912)、現在時刻が所定の時間(例えば、午前8時と午後3時の間、期待される事象(例えば、通学日、睡眠スケジュール)に対応する期間)内にないときに満たされる基準を含む、活動表示基準の第2のセット(例えば、活動目標/閾値が満たされている、又はほぼ満たされていることをデータが示すこと、活動コメント表示基準の第1のセット)が満たされている(例えば、図8C)との判定に応じて、第1の電子デバイスは、第2のユーザ活動データに基づく第3の活動コメント(例えば、814、816)を表示する(914)。いくつかの実施形態では、第2のユーザ活動データを受信したことに続いて(912)、活動表示基準の第2のセット(例えば、活動目標/閾値が満たされている、又はほぼ満たされていることをデータが示すこと、活動コメント表示基準の第1のセット、など)が満たされていないとの判定に従って、第1の電子デバイスは、第2のユーザ活動データに基づく第3の活動コメントを表示することを差し控える(例えば、図8Dの802及び804)(916)。いくつかの実施形態では、第3の活動コメント(例えば、図8Eの816及び804)を表示することは、活動表示基準の第2のセットが満たされるまで遅延される。
【0244】
いくつかの実施形態では、第1の電子デバイスは、外部デバイスから第3のユーザ活動データ(例えば、上記ユーザ活動データに関連付けられたユーザ以外のユーザのユーザ活動データ)(例えば、830)を受信する(918)。いくつかの実施形態では、第3の活動データは、活動目標/閾値が満たされている、又はほぼ満たされていること、トレーニングが完了したこと、活動の達成が得られたこと、活動の競争で首位が変わったこと、活動が閾値レベル未満であることを示す。いくつかの実施形態では、第3のユーザ活動データを受信したことに応じて、第1の電子デバイスは、第1の応答ユーザインタフェース(例えば、外部デバイスに対する応答を送信するインタフェース)(例えば、828)を表示する(922)。第3のユーザ活動データを受信したことに応じて第1の応答ユーザインタフェースを表示することにより、第3の活動データに対応する情報への迅速かつ容易なアクセスがユーザに提供される。動作を実行するために必要な入力の数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作している/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって電力使用量が低減してバッテリ寿命が改善される。いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値が第1の応答基準のセットを満たすとの判定に従って、第1の応答ユーザインタフェースは、選択されると外部デバイスへの第1の応答コメントの送信を引き起こす第1の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第1のセット(例えば、840)を含む(922)。いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値が第2の応答基準のセットを満たすとの判定に従って、第1の応答ユーザインタフェースは、選択されると外部デバイスへの第2の応答コメントの送信を引き起こす第2の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第2のセット(例えば、842)を含み、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第1のセットは、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第2のセットとは異なる(例えば、第1のセットは第2の応答コメントアフォーダンスを含まず、第2のセットは第1の応答コメントアフォーダンスを含まない)(924)。
【0245】
いくつかの実施形態では、ユーザ活動データ(例えば、図8Aの616、618、620によって示される活動データ)を受信する前に、第1の電子デバイスは、ユーザ入力を介してユーザ特性の値を受信する(例えば、第1の電子デバイスが活動データを収集する前に、第1の電子デバイスの設定中にユーザによってユーザ特性が入力される)。ユーザがユーザ特性を入力できるようにすることによって、デバイスによって表示される活動コメントに対する追加の制御がユーザに提供される。活動コメントに対する追加の制御によって、適切かつ/又は有用な情報の、改善された視覚的フィードバックがユーザに提供される。改善された視覚的フィードバックをユーザに提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスの操作時/デバイスとの相互作用時に、ユーザが適切な入力を提供するように支援してユーザのミスを低減することにより)ユーザ-デバイス間インタフェースの効率が高まり、更には、ユーザがより迅速かつ効率的にデバイスを使用できるようにすることによって、デバイスの電力消費が低減されてバッテリ寿命が改善される。
【0246】
いくつかの実施形態では、ユーザ特性の値は、年齢(例えば、1つ以上の年齢閾値、1つ以上の年齢範囲閾値)、ユーザの最終教育レベル(例えば、1つ以上の学年閾値、1つ以上の学年範囲閾値)、ユーザが達成した標準テスト結果(例えば、1つ以上の成績閾値、1つ以上の成績範囲閾値)、ユーザが選択した選択肢(例えば、例示的な活動コメントに関連する複数の選択肢のうちの選択された選択肢に対応するユーザ入力を第1の電子デバイスが受け取る)、及びそれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される。いくつかの実施形態では、標準化された試験結果は、National Assessment of Educational Progress (NAEP)、Metropolitan Achievement Test (MAT8)、California Standardized Testing and Reporting (STAR)、Texas Assessment of Knowledge and Skills (TAKS)及びNew York State Testing Program (NYSTP)などの1つ以上の州による標準テストを含み得る。いくつかの実施形態では、ユーザは、そのユーザが最も良く把握又は理解できる、活動コメントの選択肢を選択する。
【0247】
方法900に関して上述したプロセス(例えば、図9A図9B)の詳細はまた、上述した方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900は、方法700を参照して上述した様々な方法の特性のうちの1つ以上を任意選択的に含む。例えばデバイスが動作しているモード(第1のデバイスモード(例えば、ユースモード)及び第2のデバイスモード(成人モード))を少なくとも部分的に使用して、デバイスに表示するコメントのタイプを判定することができる。簡潔にするために、これらの詳細は、以下で繰り返さない。
【0248】
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本技術の原理、及びそれらの実際の適用を最も良く説明するために、実施形態が選択及び記載されている。それにより、他の当業者は、意図された具体的な用途に適するような様々な修正を用いて、本技術及び様々な実施形態を最も良好に利用することが可能となる。
【0249】
添付図面を参照して、本開示及び例を十分に説明してきたが、様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなるであろうことに留意されたい。そのような変更及び修正は、特許請求の範囲によって定義されるような、本開示及び例の範囲内に含まれるものとして理解されたい。
【0250】
上述のように、本技術の一態様は、ユーザが求める内容又はユーザが関心を持つ可能性のある任意の他の内容に関するユーザへの配信を改善するために、種々のソースから入手可能なデータを収集及び使用することである。本開示は、いくつかの例において、この収集されたデータが、特定の人を一意に特定する個人情報データ、又は特定の人に連絡する若しくはその所在を突き止めるために使用できる個人情報データを含み得ることを考察する。そのような個人情報データとしては、人口統計データ、位置ベースのデータ、電話番号、電子メールアドレス、ツイッターID、自宅の住所、ユーザの健康若しくはフィットネスのレベルに関するデータ若しくは記録(例えば、バイタルサイン測定値、投薬情報、エクササイズ情報)、誕生日、又は任意の他の識別情報若しくは個人情報を挙げることができる。
【0251】
本開示は、本技術におけるそのような個人情報データの使用がユーザの利益になる使用であり得る点を認識するものである。例えば、個人情報データ(例えば、健康データ及びフィットネスデータを使用し得る)を、ユーザの全般的なウェルネスについての識見を提供するために使用でき、あるいは、ウェルネス目標を追求する技術を使用している個人に対する積極的なフィードバックとして使用してもよい。したがって、そのような個人情報データの使用により、フィットネスに関する活動について、より有用なフィードバックを更に多く提供することによって、ユーザがより良好な健康上の結果を得られるようになる。更には、ユーザに利益をもたらす、個人情報データに関する他の使用もまた、本開示によって想到される。
【0252】
本開示は、そのような個人情報データの収集、分析、開示、伝送、記憶、又は他の使用に関与するエンティティが、確固たるプライバシーポリシー及び/又はプライバシー慣行を遵守するものとなることを想到する。具体的には、そのようなエンティティは、個人情報データを秘密として厳重に保守するための、業界又は政府の要件を満たしているか又は上回るものとして一般に認識されている、プライバシーのポリシー及び慣行を実施し、一貫して使用するべきである。そのようなポリシーは、ユーザによって容易にアクセス可能とするべきであり、データの収集及び/又は使用が変化するにつれて更新されるべきである。ユーザからの個人情報は、そのエンティティの合法的かつ正当な使用のために収集されるべきであり、それらの合法的使用を除いては、共有又は販売されるべきではない。更には、そのような収集/共有は、ユーザに告知して同意を得た後に実施されるべきである。更には、そのようなエンティティは、そのような個人情報データへのアクセスを保護して安全化し、その個人情報データへのアクセスを有する他者が、それらのプライバシーポリシー及び手順を遵守することを保証するための、あらゆる必要な措置を講じることを考慮するべきである。更には、そのようなエンティティは、広く受け入れられているプライバシーのポリシー及び慣行に対する自身の遵守を証明するために、第三者による評価を自らが受けることができる。更には、ポリシー及び慣行は、収集及び/又はアクセスされる具体的な個人情報データのタイプに適合されるべきであり、また、管轄権固有の考慮事項を含めた、適用可能な法令及び規格に適合されるべきである。例えば、アメリカ合衆国では、特定の健康データの収集又はアクセスは、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act、HIPAA)などの、連邦法及び/又は州法によって管理することができ、その一方で、他国における健康データは、他の規制及びポリシーの対象となり得るものであり、それに従って対処されるべきである。それゆえ、各国において、異なる個人データのタイプに関して異なるプライバシー慣行が保たれるべきである。
【0253】
前述のことがらにも関わらず、本開示はまた、個人情報データの使用又は個人情報データへのアクセスを、ユーザが選択的に阻止する実施形態も想到する。すなわち、本開示は、そのような個人情報データへのアクセスを防止又は阻止するように、ハードウェア要素及び/又はソフトウェア要素を提供することができると想到する。例えば、ユーザの全般的なウェルネスについての識見を提供する場合、本技術は、個人情報の収集への参加の「オプトイン」又は「オプトアウト」を、サービスへの登録時又は後の随時にユーザが選択できるように構成することができる。別の例では、ユーザは、ウェルネス目標を追求する技術を使用している個人への積極的なフィードバック(例えば、フィットネス関連のアドバイス又はコーチング)の提供のために健康関連の及びフィットネス関連のデータを提供しないことを選択できる。更に別の例では、ユーザは、健康及びフィットネスのデータが保持される期間を制限すること、又は健康及びフィットネスのベースラインプロファイルの策定を完全に禁止することを選択できる。「オプトイン」及び「オプトアウト」の選択肢を提供することに加えて、本開示は、個人情報のアクセス又は使用に関する通知を提供することを想到する。例えば、ユーザの個人情報データにアクセスすることとなるアプリのダウンロード時にユーザに通知され、その後、個人情報データがアプリによってアクセスされる直前に再びユーザに注意してもよい。
【0254】
更には、本開示の意図は、個人情報データを、非意図的若しくは無許可アクセス又は使用の危険性を最小限に抑える方法で、管理及び処理するべきであるという点である。データの収集を制限し、データがもはや必要とされなくなった時点で削除することによって、危険性を最小限に抑えることができる。更には、適用可能な場合、特定の健康関連アプリケーションを含めて、ユーザのプライバシーを保護するために、データの非特定化を使用することができる。非特定化は、適切な場合には、特定の識別子(例えば、生年月日など)を除去すること、記憶されたデータの量又は特異性を制御すること(例えば、位置データを住所レベルよりも都市レベルで収集すること)、データがどのように記憶されるかを制御すること(例えば、データをユーザ全体にわたって集約すること)及び/又は他の方法によって、容易にすることができる。
【0255】
それゆえ、本開示は、1つ以上の様々な開示された実施形態を実施するための、個人情報データの使用を広範に網羅するものであるが、本開示はまた、そのような個人情報データにアクセスすることを必要とせずに、それらの様々な実施形態を実施することも可能であることを想到する。すなわち、本技術の様々な実施形態は、そのような個人情報データの全て又は一部分が欠如することにより、実施不可能となるものではない。例えば、コンテンツは、非個人情報データ又はユーザに関連付けられたデバイスによって要求されるコンテンツなどの最小限の量の個人情報、他の非個人情報公的に利用可能な情報に基づいて、健康及びフィットネスのデータの共有についての選好を推測することにより、コンテンツを選択してユーザに配信することができる。
図1A
図1B
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図5F
図5G
図5H
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図6G
図6H
図6I
図6J
図6K
図6L
図6M
図6N
図6O
図6P
図6Q
図6R
図6S
図6T
図6U
図6V
図6W
図7A
図7B
図7C
図7D
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図8H
図9A
図9B
【手続補正書】
【提出日】2020-12-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスにおいて、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することと、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始することと、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まることと、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信することと、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信することと、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のユーザ身体特性は、前記電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢であり、
前記第1の身体特性値は、第1の年齢値であり、
前記第2の身体特性は、前記第1の年齢値よりも大きい第2の年齢値である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、
第1の確認アフォーダンスを含む第1の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する入力を受け取ることと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する前記入力を受け取ったことに応じて、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することと、
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することは、第1の時刻に行われ、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、前記第1の時刻よりも後の第2の時刻、すなわち前記第1の時刻の後に起こる次回の特定の時間帯に、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行すること、
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行した後に、前記第2のデバイスモードから前記第1のデバイスモードに移行する選択肢を提供することを差し控えること
を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第1のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、外部デバイスから、デバイスモードを移行する要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記要求を受信したことに応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第2のそれぞれのデバイスモードは、前記第1のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第3のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、第2の外部デバイスから、デバイスモードを移行する第2の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第2の要求を受信したことに応じて、第2の確認アフォーダンス及び第1の拒否アフォーダンスを含む第2の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第2の確認ユーザインタフェースを表示している間に、第1の入力を受け取ることと、
前記第1の入力を受け取ったことに応じて、
前記第1の入力が前記第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第3のそれぞれのデバイスモードは、第4のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
前記第1の入力が前記第1の拒否アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第3のそれぞれのデバイスモードに留まることと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記電子デバイスは、入力デバイスを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第5のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、前記入力デバイスを介して、デバイスモードを移行する第3の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第3の要求を受信したこと応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第6のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第6のそれぞれのデバイスモードは、前記第5のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の活動追跡機能を開始する第1の活動追跡アフォーダンスを含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の活動追跡アフォーダンスと、選択されると第2の活動追跡機能を開始する第2の活動追跡アフォーダンスと、を含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の活動追跡アフォーダンスは、前記第1の身体活動追跡ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の設定を変更する第1の設定アフォーダンスを含む1つ以上の設定アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の設定ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の設定アフォーダンスと、選択されると第2の設定を変更する第2の設定アフォーダンスと、を含む1つ以上の設定アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の設定ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の設定アフォーダンスは、前記第1の設定ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の活動メトリックは、時間に基づく活動メトリックである、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の活動メトリックは、エネルギーに基づく活動メトリックである、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の活動ユーザインタフェースを表示することは、前記第1の活動メトリックの第1の活動目標を表示することを含み、前記第1の活動目標は、第1の値を有し、前記方法は、
前記第1の活動メトリックの前記第1の活動目標を表示している間に、1つ以上の入力の第1のセットを受け取ることと、
1つ以上の入力の前記第1のセットを受け取ったことに応じて、
前記第1の活動メトリックの第2の活動目標を含む、前記第1の活動ユーザインタフェースの第2のインスタンスを表示することであって、前記第2の活動目標は、前記第1の活動目標の前記第1の値とは異なる第2の値を有する、ことと、
を更に含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
表示デバイスと、
センサの第1のセット
1つ以上のプロセッサと、
を備える電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、メモリと、
を備える、電子デバイス。
【請求項16】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段と、
を備える、電子デバイス。
【請求項17】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始し、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まり、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
1つ以上のプロセッサと、
を備える電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出し、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始し、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まり、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示し、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、メモリと、
を備える、電子デバイス。
【請求項19】
表示デバイスと、
センサの第1のセットと、
を備える電子デバイスであって、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出するための手段と、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始し、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まる、ための手段と、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信し、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データ基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示する
ための手段と、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信し、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示する
ための手段と、
を含む、電子デバイス。
【請求項20】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスにおいて、
ユーザ活動データを受信することと、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、ことと、
を含む、方法。
【請求項21】
前記ユーザ特性は、前記電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢である、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記第1の活動コメントを表示した後に、第2のユーザ活動データを受信することと、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、
現在時刻が所定の時間内にないときに満たされる基準を含む、活動表示基準の第2のセットが満たされているとの判定に従って、第2のユーザ活動データに基づく第3の活動コメントを表示することと、
活動表示基準の前記第2のセットが満たされていないとの判定に従って、前記第2のユーザ活動データに基づく前記第3の活動コメントを表示することを差し控えることと、
を更に含む、請求項20~21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記第1の活動コメントは、第1の長さを有し、
前記第2の活動コメントは、前記第1の長さよりも長い第2の長さを有する、
請求項20~22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の活動コメントは、
前記ユーザ特性の前記値が第1の所定の範囲内にあることに従って、前記ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含み、
前記ユーザ特性の前記値が前記第1の所定の範囲内にないことに従って、前記ユーザ活動データに基づくグラフィック要素を含まない、
請求項20~23のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項25】
外部デバイスから第3のユーザ活動データを受信することと、
前記第3のユーザ活動データを受信したことに応じて、
前記ユーザ特性の前記前記値が第1の応答基準のセットを満たすとの判定に従って、選択されると前記外部デバイスへの第1の応答コメントの送信を引き起こす第1の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第1のセットを含む、第1の応答ユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の値が第2の応答基準のセットを満たすという判定に従って、選択されると前記外部デバイスへの第2の応答コメントの送信を引き起こす第2の応答コメントアフォーダンスを含む、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの第2のセットを含む、第1の応答ユーザインタフェースを表示し、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの前記第1のセットは、1つ以上の応答コメントアフォーダンスの前記第2のセットとは異なる、ことと、
を含む、請求項20~24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記ユーザ活動データを受信する前に、ユーザ入力を介して前記ユーザ特性の前記値を受信することを更に含む、
請求項20~25のいずれか一項に記載の方法。
【請求項27】
前記ユーザ特性の前記値は、年齢、ユーザの最終教育レベル、前記ユーザが達成した標準テスト結果、前記ユーザが選択した選択肢、及びそれらの任意の組み合わせからなるグループから選択される、請求項20~26のいずれか一項に記載の方法。
【請求項28】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項29】
表示デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行する命令を含む、メモリと、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項30】
表示デバイスと、
請求項20~27のいずれか一項に記載の方法を実行するための手段と、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項31】
表示デバイスを含む第1の電子デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムは、
ユーザ活動データを受信し、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、
非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項32】
表示デバイスと、
1つ以上のプロセッサと、
を備える第1の電子デバイスであって、
前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成された1つ以上のプログラムを記憶するメモリであって、前記1つ以上のプログラムは、
ユーザ活動データを受信し、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、
命令を含む、メモリと、
を備える、第1の電子デバイス。
【請求項33】
表示デバイス、
を備える第1の電子デバイスであって、
ユーザ活動データを受信するための手段と、
前記ユーザ活動データを受信したことに続いて、かつ、前記ユーザ活動データが活動コメント表示基準の第1のセットを満たすとの判定に従って、前記表示デバイスを介して、
ユーザ特性の値が第1のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記ユーザ活動データに基づく第1の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示し、
前記ユーザ特性の前記値が第2のコメント基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のコメントとは異なる、前記ユーザ活動データに基づく第2の活動コメントを含む、第1のユーザインタフェースを表示する、ための手段と、
を含む、第1の電子デバイス。
【手続補正書】
【提出日】2022-01-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示デバイスとセンサの第1のセットとを含む電子デバイスにおいて、
前記電子デバイスが第1のデバイスモードで動作している間に、第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することと、
前記第1のユーザ身体特性の前記変化を検出したことに応じて、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たすとの判定に従って、前記第1のデバイスモードから第2のデバイスモードに移行するプロセスを開始することと、
前記第2の身体特性値がモード変更基準のセットを満たさないとの判定に従って、前記第1のデバイスモードに留まることと、
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第1のユーザ活動データを受信することと、
前記第1のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく第1の活動メトリックを含む第1の活動ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが前記第2のデバイスモードで動作している間に、
センサの前記第1のセットから第2のユーザ活動データを受信することと、
前記第2のユーザ活動データを受信したことに続いて、センサの前記第1のセットから受信された前記ユーザ活動データに基づく、前記第1の活動メトリックとは異なる第2の活動メトリックを含む第2の活動ユーザインタフェースを表示することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1のユーザ身体特性は、前記電子デバイスに関連付けられたユーザの年齢であり、
前記第1の身体特性値は、第1の年齢値であり、
前記第2の身体特性は、前記第1の年齢値よりも大きい第2の年齢値である、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、
第1の確認アフォーダンスを含む第1の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する入力を受け取ることと、
前記第1の確認アフォーダンスに対応する前記入力を受け取ったことに応じて、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することと、
を含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
第1の身体特性値から第2の身体特性値への第1のユーザ身体特性の変化を検出することは、第1の時刻に行われ、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、前記第1の時刻よりも後の第2の時刻、すなわち前記第1の時刻の後に起こる次回の特定の時間帯に、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行すること、
を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行する前記プロセスを開始することは、前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行することを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモードから前記第2のデバイスモードに移行した後に、前記第2のデバイスモードから前記第1のデバイスモードに移行する選択肢を提供することを差し控えること
を更に含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第1のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、外部デバイスから、デバイスモードを移行する要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記要求を受信したことに応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第2のそれぞれのデバイスモードは、前記第1のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第3のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、第2の外部デバイスから、デバイスモードを移行する第2の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第2の要求を受信したことに応じて、第2の確認アフォーダンス及び第1の拒否アフォーダンスを含む第2の確認ユーザインタフェースを表示することと、
前記第2の確認ユーザインタフェースを表示している間に、第1の入力を受け取ることと、
前記第1の入力を受け取ったことに応じて、
前記第1の入力が前記第2の確認アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第2のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第3のそれぞれのデバイスモードは、第4のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
前記第1の入力が前記第1の拒否アフォーダンスに対応するとの判定に従って、前記第3のそれぞれのデバイスモードに留まることと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記電子デバイスは、入力デバイスを含み、前記方法は、
前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなるグループから選択される第5のそれぞれのデバイスモードに前記デバイスがある間に、前記入力デバイスを介して、デバイスモードを移行する第3の要求を受信することと、
デバイスモードを移行する前記第3の要求を受信したこと応じて、前記第1のデバイスモード及び前記第2のデバイスモードからなる前記グループから選択される第6のそれぞれのデバイスモードに移行することであって、前記第6のそれぞれのデバイスモードは、前記第5のそれぞれのデバイスモードとは異なる、ことと、
を更に含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の活動追跡機能を開始する第1の活動追跡アフォーダンスを含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の活動追跡アフォーダンスと、選択されると第2の活動追跡機能を開始する第2の活動追跡アフォーダンスと、を含む1つ以上の活動追跡アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の身体活動追跡ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の活動追跡アフォーダンスは、前記第1の身体活動追跡ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記電子デバイスが前記第1のデバイスモードで動作している間に、
選択されると第1の設定を変更する第1の設定アフォーダンスを含む1つ以上の設定アフォーダンスの第1のセットを含む、第1の設定ユーザインタフェースを表示することと、
前記電子デバイスが第2のデバイスモードで動作している間に、
前記第1の設定アフォーダンスと、選択されると第2の設定を変更する第2の設定アフォーダンスと、を含む1つ以上の設定アフォーダンスの第2のセットを含む、第2の設定ユーザインタフェースを表示することであって、前記第2の設定アフォーダンスは、前記第1の設定ユーザインタフェースには含まれない、ことと、
を更に含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記第1の活動メトリックは、時間に基づく活動メトリックである、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記第2の活動メトリックは、エネルギーに基づく活動メトリックである、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の活動ユーザインタフェースを表示することは、前記第1の活動メトリックの第1の活動目標を表示することを含み、前記第1の活動目標は、第1の値を有し、前記方法は、
前記第1の活動メトリックの前記第1の活動目標を表示している間に、1つ以上の入力の第1のセットを受け取ることと、
1つ以上の入力の前記第1のセットを受け取ったことに応じて、
前記第1の活動メトリックの第2の活動目標を含む、前記第1の活動ユーザインタフェースの第2のインスタンスを表示することであって、前記第2の活動目標は、前記第1の活動目標の前記第1の値とは異なる第2の値を有する、ことと、
を更に含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項14】
コンピュータに請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項15】
電子デバイスであって、
請求項14に記載のコンピュータプログラムを記憶するメモリと、
前記メモリに記憶された前記コンピュータプログラムを実行することができる1つ以上のプロセッサであって、前記電子デバイスは、ディスプレイデバイス及びセンサの第1のセットと通信する、プロセッサと、
を備える、電子デバイス。
【請求項16】
請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行する手段
を備える、電子デバイス。
【国際調査報告】