(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-05
(54)【発明の名称】圧力急上昇を補償するための装置
(51)【国際特許分類】
A47L 9/24 20060101AFI20220729BHJP
【FI】
A47L9/24 B
A47L9/24 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021572359
(86)(22)【出願日】2020-07-24
(85)【翻訳文提出日】2021-12-06
(86)【国際出願番号】 EP2020070977
(87)【国際公開番号】W WO2021023526
(87)【国際公開日】2021-02-11
(32)【優先日】2019-08-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591010170
【氏名又は名称】ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト
【住所又は居所原語表記】Feldkircherstrasse 100, 9494 Schaan, LIECHTENSTEIN
(74)【代理人】
【識別番号】110002664
【氏名又は名称】特許業務法人ナガトアンドパートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】キデス, アントン
【テーマコード(参考)】
3B057
【Fターム(参考)】
3B057BA22
3B057BA32
(57)【要約】
本発明は、圧力急上昇を補償するための、真空掃除機用の装置であって、この装置を通って、第1の空気流が第1の流れ方向に流れることができ且つ第2の空気流が第2の流れ方向に流れることができる、装置に関する。装置は、第1の流れ断面積と少なくとも1つの流れ抵抗要素とを有する本体を含み、この流れ抵抗要素の自由端部の少なくとも一部は、第2の流れ断面積を作り出すために、第2の流れ方向に突出し、第1の流れ断面積は第2の流れ断面積よりも大きく、その結果、第2の流れ方向に流れる第2の空気流が低減される。本発明はまた、圧力急上昇を補償するための真空掃除機用の装置を含む真空掃除機ホースに関する。本発明は更に、圧力急上昇を補償するための真空掃除機用の装置を含む真空掃除機に関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空気圧急上昇を補償するための真空掃除機(1)用の装置(2)であって、前記装置を通って、第1の空気流(LS1)は第1の流れ方向(HS)に流れることができ且つ第2の空気流(LS2)は第2の流れ方向(NS)に流れることができ、
本体(13)は、第1の流れ断面積(A)と少なくとも1つの流れ抵抗要素(14、114)とを有し、前記流れ抵抗要素(14、114)の自由端部(14a、114a)は、少なくとも一部のセクション又は複数のセクションにおいて、第2の流れ断面積(B)を生成するために、本体(13)から前記第2の流れ方向(NS)に突出し、前記第1の流れ断面積(A)は前記第2の流れ断面積(B)よりも大きく、その結果、第2の流れ方向(NS)に流れる第2の空気流(LS2)が低減されることを特徴とする、装置(2)。
【請求項2】
前記本体(13)は、シリンダの形態で構成され、且つ前記少なくとも1つの流れ抵抗要素(14、114)は、漏斗の形態で構成され、その結果、少なくとも一部のセクション又は複数のセクションにおいて、前記第2の空気流(LS2)の少なくとも一部に対する滞留容積(SV)が、前記流れ抵抗要素(14、114)の外側面(18)と前記本体(13)の内側面(16)との間に形成されることを特徴とする、請求項1に記載の装置(2)。
【請求項3】
請求項1又は2の少なくとも一項に記載の装置(2)を有する真空掃除機ホース(11)。
【請求項4】
請求項1又は2の少なくとも一項に記載の装置(2)を有する真空掃除機(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置であって、この装置を通って、第1の空気流が第1の流れ方向に流れることができ且つ第2の空気流が第2の流れ方向に流れることができる、装置に関する。
【0002】
更に、本発明は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置を有する真空掃除機ホースに関する。
【0003】
その上、本発明は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置を有する真空掃除機に関する。
【背景技術】
【0004】
塵埃を発生させる電動工具、特にハンマードリル及び鋸と組み合わせて使用される従来技術の真空掃除機は、通常、フィルタ清掃システムを有する。本文脈では、清掃すべきフィルタを通る通常の空気流の短時間の反転によりフィルタ清掃を実現することが可能である。通常の流れ方向とは逆向きに短時間流れる空気流は、堆積した塵埃及び汚れをフィルタから収容容器内に落下させる、圧力急上昇を生じさせ、その結果、十分な空気が再びフィルタを通って流れ、フィルタが適切な濾過機能を有することが可能となる。
【0005】
一方では、通常の空気流の短時間の反転により生じる圧力急上昇は、真空掃除機の使用者により不快であると認識され、他方では、真空掃除機の吸引能力を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって、本発明の目的は、上述の問題を解決し、圧力急上昇の影響を低減する、真空掃除機用の装置と、真空掃除機用の装置を有する真空掃除機ホースとを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本目的は、請求項1に記載の主題と請求項4に記載の主題とにより達成される。有利な実施形態は、従属請求項において提示される。
【0008】
この場合、本目的は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置であって、この装置を通って、第1の空気流が第1の流れ方向に流れることができ且つ第2の空気流が第2の流れ方向に流れることができる、装置により達成される。
【0009】
本発明によれば、装置は、第1の流れ断面積と少なくとも1つの流れ抵抗要素とを有する本体を含み、この流れ抵抗要素の自由端部は、少なくとも一部のセクション又は複数のセクションにおいて、第2の流れ断面積を生成するために、本体から第2の流れ方向に突出し、第1の流れ断面積は第2の流れ断面積よりも大きく、その結果、第2の流れ方向に流れる第2の空気流が低減される。
【0010】
本発明の有利な実施形態によれば、本体をシリンダの形態で構成し、且つ少なくとも1つの流れ抵抗要素を漏斗の形態で構成することが可能であり得、その結果、少なくとも一部のセクション又は複数のセクションにおいて、第2の空気流の少なくとも一部に対する滞留容積が、流れ抵抗要素の外側面と本体の内側面との間に形成される。それにより、径方向と軸方向の両方向において流れ抵抗要素に囲み面を生成することが可能であり、その結果、空気圧急上昇の特に効果的な補償が達成される。
【0011】
更に、本目的は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置であって、この装置を通って、第1の空気流が第1の流れ方向に流れることができ且つ第2の空気流が第2の流れ方向に流れることができる、装置を有する真空掃除機ホースにより達成される。
【0012】
更に、本目的は、空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置であって、この装置を通って、第1の空気流が第1の流れ方向に流れることができ且つ第2の空気流が第2の流れ方向に流れることができる、装置を有する真空掃除機により達成される。
【0013】
更なる利点は、以下の図の説明から見出すことができる。図には、本発明の様々な例示的実施形態が図示されている。図、説明及び特許請求の範囲は、多数の特徴を組み合わせて含む。また、当業者であれば、有用な更なる組み合わせを形成するために、適宜、特徴を個別に検討し、それらを組み合わせるであろう。
【0014】
図では、同一及び類似の構成要素は同じ参照符号で示されている。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1a】本発明による真空掃除機ホースを有するとともに、第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置及び第1の流れ方向への第1の空気流を有する真空掃除機の概略側面図を示す。
【
図1b】本発明による真空掃除機ホースを有するとともに、第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置及び第2の流れ方向への第2の空気流を有する真空掃除機の概略側面図を示す。
【
図2】第2の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置を有する本発明による真空掃除機ホースを有する真空掃除機の概略側面図を示す。
【
図3】第3の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置を有する本発明による真空掃除機ホースを有する真空掃除機の概略側面図を示す。
【
図4】第1の流れ方向への第1の空気流を伴う第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置の側面図を示す。
【
図5】第2の流れ方向への第2の空気流を伴う第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置の側面図を示す。
【
図6】第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置の分解図を示す。
【
図7】第1の流れ方向への第1の空気流を伴う第2の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置の側面図を示す。
【
図8】第2の実施形態による空気圧急上昇を補償するための本発明による装置の分解図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1a及び
図1bは、第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための装置2を有する真空掃除機1を示す。
【0017】
ここでは、真空掃除機1は、吸引ヘッド3と収容容器4と吸気装置5とを実質的に含む。
【0018】
次に、
図1a~
図3から分かるように、吸引ヘッド3は、フィルタ6とフィルタ清掃装置7とタービン8とを実質的に含む。
【0019】
タービン6は、真空を発生させるのに役立ち、この真空により、第1の空気流LS1が真空掃除機1の内部に流入する。第1の空気流LS1により、塵埃粒子及び汚れ粒子を吸い込んで、収容のために収容容器4内に搬送することができる。
【0020】
フィルタ6は、真空掃除機1により引き込まれた第1の空気流HSから塵埃及び汚れ粒子をフィルタで取り除くのに役立ち、したがって、特に塵埃及び汚染からタービン8を保護する。
【0021】
フィルタ清掃装置7は、第1の流れ方向HSから第2の流れ方向NSに沿った第2の空気流LS2への第1の空気流LS1の短時間の反転によりフィルタ6を清掃するのに役立つ。空気流の突然の反転により圧力急上昇が生じ、これにより、収容容器4の方向にフィルタ6上又はフィルタ6内に堆積した塵埃及び汚れが取り除かれる。結果として、フィルタ6が、再び自由且つ機能的になる。次いで、フィルタ清掃装置7により、第2の流れ方向NSに沿った第2の空気流LS2は、第1の流れ方向HSに沿った第1の空気流LS1に応じて再調整される。第1の空気流LS1又は第2の空気流LS2に対するフィルタ清掃装置7の機能及び特に調整は、制御装置9により制御される。
【0022】
収容容器4は、実質的に保持容積を備えた容器として構成される。4つの車輪10は、真空掃除機1の可動性を確保するために、容器として構成された収容容器4の下側に設けられる。図には、2つの車輪10のみが示されている。
【0023】
吸気装置5は、真空掃除機ホース11と締結要素12とノズルとを実質的に含む。ノズルは、例えば、床ノズルであり得る。図には、ノズルは図示されていない。
【0024】
締結要素12は、実質的に円筒管として構成され、且つ収容容器4に対する真空掃除機ホース11用のインターフェース又は接続部として役立つ。
【0025】
図5~
図7は、第1の実施形態による空気圧急上昇を補償するための装置2を示す。この場合、装置2は、本体13と流れ抵抗要素14とを実質的に含む。
【0026】
第1の実施形態による本体13は、第1の端部13aと第2の端部13bとを備えた略円筒状の管状形状を有する。本体13は、第1の流れ断面積Aを有する。特に
図4~
図6から分かるように、円筒状の管状本体13は、第1の端部13aと第2の端部13bの両方に漏斗状の取付要素15を有する。取付要素15は、真空掃除機ホース11への本体13の移行又は取り付けのために役立つ。
図1a及び
図1bの第1の実施形態によれば、真空掃除機ホース11は、流れ断面積Cを備えた第1のホース部分11aと、流れ断面積Dを備えた第2のホース部分11bとからなる。第1のホース部分11aは、締結要素12から本体13の第1の端部13aに延びる。第2のホース部分11bは、本体13の第2の端部13bからノズル(図示せず)に延びる。
【0027】
第1の実施形態によれば、流れ抵抗要素14は、実質的に漏斗として構成される。漏斗として構成された流れ抵抗要素14は、第1の端部14aと第2の端部14bとを含む。漏斗として構成された流れ抵抗要素14は、第1の端部14aにより、本体13の内側面16に位置決めされる。流れ抵抗要素14の第2の端部14bは、本体13の内部に突出し、その結果、漏斗として構成された流れ抵抗要素14の円形開口部17は、第2の流れ断面積Bを形成する。
図4~
図6に示すように、第1の流れ断面積Aは、第2の流れ断面積Bよりも大きい。有利な実施形態によれば、第1の流れ断面積Aは、第2の流れ断面積Bの2倍の大きさである。しかしながら、第2の流れ断面積Bが第1の流れ断面積Aの僅か10分の1であることも可能である。第1の実施形態によれば、流れ抵抗要素14の第2の端部14bにおける流れ断面積Bは、第1のホース部分11aの流れ断面積Cと第2のホース部分11bの流れ断面積Dとに実質的に対応する。しかしながら、代替的実施形態によれば、流れ断面積B、C、及びDはまた、異なる大きさである場合もある。いずれの場合にも、流れ断面積Aは、流れ断面積Bよりも大きい。
【0028】
流れ抵抗要素14は、第2の空気流LS2の少なくとも一部に対する滞留容積SVが、漏斗として構成された流れ抵抗要素14の外側面18と本体13の内側面16との間に形成されるように、本体13の内部に位置決めされ且つ位置合わせされる。滞留容積はまた、滞留空間又はデッドスペースと呼ばれることもある。
【0029】
図1aに図示するように、真空清掃モードでの真空掃除機1の使用中に、第1の空気流LS1は、床ノズル(図示せず)から真空掃除機ホース11を経て、空気圧急上昇を補償するための装置2、収容容器4、フィルタ6、及びタービン8を通って第1の流れ方向HSに流れ、吸引ヘッド3から後方に流出する。それにより、真空清掃モードでは、塵埃及び汚れ粒子が吸い込まれる。真空掃除機モードでは、第1の空気流LS1は、本体13の第2の端部13bから、本体13に沿って、流れ抵抗要素14を通って本体13の第1の端部13aに流れる(
図5を参照)。第1の流れ方向HSでは、第1の空気流LS1が著しく損なわれることはない。
【0030】
図1bは、フィルタ清掃モードでの真空掃除機1を示し、このモードにより、(上記で説明したように)堆積した塵埃及び汚れがフィルタ6から除去される。第2の流れ方向NSに沿った第2の空気流LS2への第1の流れ方向HSに沿った第1の空気流LS1の短時間の反転により、フィルタ6を通しての圧力急上昇(空気圧急上昇とも呼ばれる)が生じる。この圧力急上昇は、フィルタ6に限定されず、第2の空気流方向NSに沿って吸気装置内、特に真空掃除機ホース11内にも伝播する。
【0031】
図6に示すように、第2の空気流LS2は、第2の流れ方向NSに沿って本体13の第1の端部13aから、本体13及び流れ抵抗要素14を通って、本体13の第2の端部13bに流れる。漏斗状の流れ抵抗要素14を通って、第2の空気流LS2の一部は、本体13と流れ抵抗要素14との間の滞留容積SV内に順に流れ込む。それにより、圧力急上昇を消失させ、その結果、最終的に、圧力急上昇又は第2の空気流LS2を装置2の本体13の第2の端部13bにおいて完全に消散又は消失させる。
【0032】
既に上述したように、
図1は、空気圧急上昇を補償するための装置2が、第1のホース部分11aと第2のホース部分11bとの間に位置決めされる、本発明による真空掃除機ホース11の第1の実施形態を示す。2つのホース部分11aは、実質的に同じ長さである。
【0033】
図2は、空気圧急上昇を補償するための装置2が、第1のホース部分11aと第2のホース部分11bとの間に位置決めされる、本発明による真空掃除機ホース11の第2の実施形態を示す。この場合、第1のホース部分11aは、第2のホース部分11bよりも短い。
【0034】
図3は、空気圧急上昇を補償するための装置2が、収容容器4用の締結要素12上に直接位置決めされる、本発明による真空掃除機ホース11の第3の実施形態を示す。したがって、ホース部分が1つだけあるか又は連続した真空掃除機ホース11がある。
【0035】
空気圧急上昇を補償するための装置2の別の実施形態によれば、装置2は、モジュール構造であるか又はモジュール構造を有する(
図6の分解図を参照)。この目的で、装置2は、第1の流れ抵抗要素14及び第2の流れ抵抗要素114と、第1の接続要素19及び第2の接続要素119と、取付要素15とを含む。取付要素15は、第1の流れ抵抗要素14又は第2の流れ抵抗要素114の形状及び構成に実質的に対応する。
【0036】
装置2を形成するために、第1の流れ抵抗要素14の第1の端部14aは、第1のホース部分11a上に位置決めされる。次いで、第1の流れ抵抗要素14の第2の端部14bは、第1の接続要素19の第1の端部19aに取り付けられる。第2の流れ抵抗要素114の第1の端部114aは、第1の流れ抵抗要素14の内部に位置決めされる。第1の接続要素19の第2の端部19bは、第2の流れ抵抗要素114の第2の端部114bに固定される。同様に、第2の接続要素119の第1の端部119aは、第2の流れ抵抗要素114の第2の端部114bに位置決めされる。最後に、第2の接続要素119の第2の端部119bは、取付要素15の第1の端部15aに固定される。取付要素15の第2の端部15bは、真空掃除機ホース11の第2のホース部分11bに固定される。この場合、締結具は、再び外すことができるように構成され、したがって、装置2の個々の構成要素を互いに再び外すことが可能となる。結果として、装置2はモジュール構成とすることができ、装置2用の流れ抵抗要素14、114の数については自由選択の余地がある。
【0037】
第1の流れ抵抗要素14の第1の端部14a及び第2の流れ抵抗要素114の第1の端部114aは、自由端部と呼ばれることもある。
【0038】
図7及び
図8は、漏斗状の流れ抵抗要素14が非対称構成である、空気圧急上昇を補償するための装置2の別の実施形態を示す。したがって、流れ抵抗要素14の漏斗は、螺旋形状を有する。図に表すように、流れ抵抗要素14における開口部17は、(第1の実施形態のような)円形ではなく、楕円の形状である。この特別な実施形態により、第1の流れ方向HSに沿って且つ本体13の内部で、第1の空気流LS1に螺旋回転運動が付与される。
【0039】
図8は、一方では、空気圧急上昇を補償するための装置2の個々の構成要素がモジュール構成であり、他方では、流れ抵抗要素14、114における開口部が、(第1の実施形態のような)円形構成ではなく、楕円の形状である、別の実施形態を示す。
【符号の説明】
【0040】
1 真空掃除機
2 空気圧急上昇を補償するための真空掃除機用の装置
3 吸引ヘッド
4 収容容器
5 吸気装置
6 フィルタ
7 フィルタ清掃装置
8 タービン
9 制御装置
10 車輪
11 真空掃除機ホース
11a 第1のホース部分
11b 第2のホース部分
12 締結要素
13 本体
13a 本体の第1の端部
13b 本体の第2の端部
14 第1の流れ抵抗要素
14a 第1の流れ抵抗要素の第1の端部
14b 第1の流れ抵抗要素の第2の端部
114 第2の流れ抵抗要素
114a 第2の流れ抵抗要素の第1の端部
114b 第2の流れ抵抗要素の第2の端部
15 取付要素
15a 取付要素の第1の端部
15b 取付要素の第2の端部
16 本体の内側面
17 流れ抵抗要素における開口部
18 流れ抵抗要素の側面
19 第1の接続要素
19a 第1の接続要素の第1の端部
19b 第1の接続要素の第2の端部
119 第2の接続要素
119a 第2の接続要素の第1の端部
119b 第2の接続要素の第2の端部
LS1 第1の空気流
LS2 第2の空気流
HS 第1の流れ方向
NS 第2の流れ方向
SV 滞留容積
A 流れ断面積
B 流れ断面積
C 第1のホース部分の流れ断面積
D 第2のホース部分の流れ断面積
【国際調査報告】