(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-08
(54)【発明の名称】リソースのアクティブ方法、装置、記憶媒体及び電子装置
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20220801BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220801BHJP
H04W 72/12 20090101ALI20220801BHJP
H04L 1/16 20060101ALI20220801BHJP
【FI】
H04W28/04
H04W72/04 132
H04W72/12 130
H04L1/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570217
(86)(22)【出願日】2020-09-21
(85)【翻訳文提出日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2020116573
(87)【国際公開番号】W WO2021063206
(87)【国際公開日】2021-04-08
(31)【優先権主張番号】201910944519.8
(32)【優先日】2019-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】511151662
【氏名又は名称】中興通訊股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】ZTE CORPORATION
【住所又は居所原語表記】ZTE Plaza,Keji Road South,Hi-Tech Industrial Park,Nanshan Shenzhen,Guangdong 518057 China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】徐 超 祥
(72)【発明者】
【氏名】韋 玉 珍
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014DA02
5K067AA26
5K067AA33
5K067BB04
5K067BB21
5K067DD11
5K067DD24
5K067DD34
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE61
5K067FF16
5K067GG11
5K067HH21
5K067JJ13
(57)【要約】
本発明は、リソースのアクティブ方法、装置、記憶媒体及び電子装置を提供する。前記方法は、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信することと、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
リソースのアクティブ方法であって、
ネットワーク装置が送信する、ユーザ装置UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信することと、
下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、前記ネットワーク装置へ前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信することを含む方法。
【請求項2】
前記ネットワーク装置へ応答情報を送信することは、
前記ネットワーク装置へ確認情報ACKを送信すること、或いは、
前記ネットワーク装置へメディアアクセス制御層制御ユニットMAC CEを送信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ネットワーク装置へMAC CEを送信する場合に、前記MAC CEには、アクティブされるリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記ネットワーク装置へ前記ACKを送信することは、
前記UEが前記アクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースに前記ACKを送信することを含む請求項2に記載の方法。
【請求項5】
リソースのアクティブ方法であって、
ユーザ装置UEへ前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を送信することと、
前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信することと、を含む方法。
【請求項6】
応答情報を受信することは、
確認情報ACKを受信し、或いは、
メディアアクセス制御層制御ユニットMAC CEを受信することを含む請求項5に記載の方法。
【請求項7】
MAC CEを受信する場合には、前記MAC CEには、アクティブされたリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ACKを受信することは、
前記UEが前記アクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースに前記ACKを受信することを含む請求項6に記載の方法。
【請求項9】
リソースのアクティブ装置であって、
ネットワーク装置が送信する、ユーザ装置UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信するように設置される受信モジュールと、
下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、前記ネットワーク装置へ前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信するように設置される送信モジュールと、を含む装置。
【請求項10】
リソースのアクティブ装置であって、
ユーザ装置UEへ前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を送信するように設置される送信モジュールと、
前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信するように配置される受信モジュールと、を含む装置。
【請求項11】
動作する時に請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実行するように設置されるコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項12】
動作する時に請求項5~8のいずれか一項に記載の方法を実行するように設置されるコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項13】
コンピュータプログラムを記憶しているメモリと、
前記コンピュータプログラムを動作させて請求項1~4のいずれか一項に記載の方法を実行するように設置されるプロセッサと、を含む電子装置。
【請求項14】
コンピュータプログラムを記憶しているメモリと、
前記コンピュータプログラムを動作させて請求項5~8のいずれか一項に記載の方法を実行するように設置されるプロセッサと、を含む電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2019年09月30日に中国特許庁に提出された出願番号201910944519.8の中国特許出願の優先権を主張しており、該出願の全内容は引用によって本願に組み込まれている。
【0002】
本出願は、通信分野に関し、例えば、リソースのアクティブ方法、装置、記憶媒体及び電子装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ニューラジオ(New Radio、NR)アクセス技術のネットワークには、ユーザ装置(User Equipment、UE)が使用される下りリンク半静的リソースは、2つのステップを介してアクティブされる。まず、ネットワークを介して無線リソース制御信号(Radio Resource Control、RRC)により一部の配置を分配し、当該配置が分配された後にアクティブされることがしない。そして、該下りリンク半静的リソースをアクティブにし、即ち、UEが物理下りリンク制御チャネル(Physical downlink control channel、PDCCH)の下りリンク制御情報(Downlink control information、DCI)を受信し、新データ指示(New Data Indicator、NDI)=0になった後に下りリンク半静的リソースをアクティブにする。
【0004】
UEとユニバーサル移動体通信システムの地上無線アクセスネットワーク(Universal Mobile Telecommunications System Terrestrial Radio Access Network、UTRAN)との間のインタフェース、即ち、Uuインタフェース(The Radio interface between UTRAN and the User Equipment)の信頼性が相対的に低い場合には、UEのPDCCHに対するDCIがブラインド検出であると、UEは、PDCCHに対応するDCIを検出できない可能性があり、それにより下りリンク半静的リソースをアクティブにすることができない。このようにして、ネットワークは、UEの下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたと認めるが、UEはアクティブされることがしないので、ネットワークとUEの状態と一致しない。この場合には、その後にネットワークが下りリンクデータを送信すると、UEは、それを受信できず、かつネットワークは、UEがそれを受信しない原因を区分することができない。例えば、ネットワークは、UEが下りリンクデータを受信できないのが、下りリンクのデコードが異常であるからであるか、又は下りリンク半静的リソースがアクティブされないからであるかを確定することができず、ネットワーク処理の複雑度を増加する。また、ネットワークは、リンクを回復させるために、新たに下りリンク半静的リソースをアクティブにし、或いは新たにリソースを配置する可能性があり、このようにして、下りリンクデータ送信の時間遅延を無形に増加し、例えばネットワーク業務は、パケットインターネットグルーパー(Packet Internet Groper、PING)パケットであり、PING時間遅延が短く設置されるため、PINGパケットが失われ、業務性能を影響する。他方、静的配置と動的配置が同時に存在する場合に、ネットワークは、UEの下りリンク半静的リソースを検知すると、動的下りリンクリソースを配置しない可能性があり、それにより下りリンク業務は、動作できない。他方、ネットワークは、再びUEの下りリンク半静的リソースを非アクティブ化にする場合、UEがアクティブを検知しないので、ネットワークは、UEが物理層における非アクティブ化確認を受信することができず、非アクティブ化情報の再送信を引き起こし、再送信の時間が長いほど、下りリンクリソースを占用する時間も長くなり、下りリンクリソースの使用効率を低下した。
【0005】
現在、関連技術におけるネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決する技術案は、まだ存在しない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、関連技術におけるネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決するリソースのアクティブ方法、装置、記憶媒体及び電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例によれば、リソースのアクティブ方法を提供し、
ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信することと、
下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、前記ネットワーク装置へ前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信することを含む。
【0008】
本発明の別の実施例によれば、別のリソースのアクティブ方法をさらに提供し、
UEへ前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を送信することと、
前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信することと、を含む。
【0009】
本発明のまた別の実施例によれば、リソースのアクティブ装置を提供し、
ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信するように設置される受信モジュールと、
下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、前記ネットワーク装置へ前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信するように設置される送信モジュールと、を含む。
【0010】
本発明のさらに別の実施例によれば、別のリソースのアクティブ装置を提供し、
UEへ前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を送信するように設置される送信モジュールと、
前記UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、前記下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信するように配置される受信モジュールと、を含む。
【0011】
本発明の別の実施例によれば、動作する時に上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるコンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0012】
本発明の別の実施例によれば、コンピュータプログラムを記憶しているメモリと、前記コンピュータプログラムを動作させて上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるプロセッサと、を含む電子装置を提供する。
【0013】
ここで説明した図面は、本出願を理解するためのものであり、本発明の一部を構成し、本発明の例示的な実施例及びその説明は、本発明を解釈するためのものであり、本発明を不当的に限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】
図1は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ方法の移動端末のハードウェア構造のブロック図である。
【
図2】
図2は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
【
図3】
図3は、本発明の実施例の別のリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ装置の構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本発明の実施例に係る別のリソースのアクティブ装置の構成を示すブロック図である。
【
図6】
図6は、本発明の代替の実施形態に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
【
図7】
図7は、本発明の別の代替の実施形態に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照しながら、実施例を組み合わせて本発明を説明する。本発明の明細書、特許請求の範囲及び上記図面における「第1」、「第2」などの用語は、類似する対象を区分するためのものであり、指定された順序及び前後順序を説明することに用いられるものではない。
【0016】
実施例1
本発明の実施例一に係る方法の実施例は、端末や、コンピュータ端末、類似する演算装置において実行されることができる。端末において動作することを例とし、
図1は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ方法の移動端末のハードウェア構造のブロック図である。
図1に示すように、端末10は、1つ又は複数(
図1には、1つのみ図示される)のプロセッサ102(プロセッサ102は、マイクロプロセッサ(Microcontroller Unit、MCU)や、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)などの処理装置を含むが、それに限定されていない)とデータを記憶するように設置されるメモリ104とを含むことができ、任意選択で、上記端末は、通信機能を実行するように設置される伝送装置106及び入出力装置108も含むことができる。当業者は、
図1に示す構成は、例示的であり、上記端末の構成を限定しないと理解すべきである。例えば、端末10は、
図1よりも多い又は少ないコンポーネントを含むことができ、或いは
図1と異なる配置を有することができる。
【0017】
メモリ104は、コンピュータプログラム、例えば、アプリケーションソフトウェアのソフトウェアプログラム及びモジュール、例えば、本発明の実施例におけるリソースのアクティブ方法に対応するコンピュータプログラムを記憶するように設置されることができ、プロセッサ102は、メモリ104に記憶されるコンピュータプログラムを動作させることにより、複数種の機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、即ち、上記方法を実現する。メモリ104は、高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、不揮発性メモリも含むことができ、例えば、1つ又は複数の磁気記憶装置、フラッシュメモリ又は他の不揮発性固体メモリである。いくつかの例では、メモリ104は、プロセッサ102に対して遠隔設置されるメモリを含むことができ、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して端末10に接続されることができる。上記ネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、それに限定されていない。
【0018】
伝送装置106は、1つのネットワークを介してデータを受信し又は送信するように設置される。上記ネットワークの例として、端末10の通信プロバイダーにより提供される無線ネットワークを含むことができる。一例では、伝送装置106は、1つのネットワークアダプタ(Network Interface Controller、NIC)を含むことができ、NICは、基地局を介してほかのネットワーク装置に接続することによりインターネットと通信することができる。一例では、伝送装置106は、無線周波数(Radio Frequency、RF)モジュールであってもよく、RFモジュールは、無線方式によりインターネットと通信するように設置される。
【0019】
本実施例においては、上記移動端末において動作するリソースのアクティブ方法を提供し、
図2は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートであり、
図2に示すように、当該プローは、以下のステップを含む。
【0020】
ステップS202では、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信する。
【0021】
ステップS204では、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信する。
【0022】
上記ステップにより、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信し、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信すると、ネットワーク装置は、該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0023】
任意選択で、上記ステップの実行本体は、端末であるが、これに限定されていない。
一実施形態において、ネットワーク装置へ応答情報を送信することは、ネットワーク装置へACKを送信すること、或いは、ネットワーク装置へメディアアクセス制御層制御ユニット(MAC Control Element、MAC CE)を送信することを含む。
【0024】
一実施形態において、ネットワーク装置へMAC CEを送信する場合に、MAC CEには、アクティブされるリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された。
【0025】
一実施形態において、ネットワーク装置へACKを送信することは、UEがアクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースにACKを送信することを含む。
【0026】
本発明の別の実施例によれば、別のリソースのアクティブ方法を提供し、基地局において動作することができ、
図3は、本発明の実施例に係る別のリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
図3に示すように、当該フローは、以下のステップを含む。
【0027】
ステップS301では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信する。
【0028】
ステップS303では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信する。
【0029】
上記ステップにより、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信し、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信すると、ネットワーク装置は、当該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0030】
一実施形態において、応答情報を受信することは、ACKを受信し、或いは、MAC CEを受信することを含む。
【0031】
一実施形態において、MAC CEを受信する場合には、MAC CEには、アクティブされたリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された。
【0032】
一実施形態において、ACKを受信することは、UEがアクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースにACKを受信することを含む。
【0033】
以上の実施形態の説明により、当業者は、上記実施例に係る方法がソフトウェアと汎用のハードウェアプラットフォームとを組み合わせた方式により実現することができ、当然ながら、ハードウェアにより実現できることを理解できる。このような理解に基づいて、本発明の技術案は、ソフトウェア製品の形式により表現することができ、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体(例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)/ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、1つの端末装置(携帯電話、コンピュータ、サーバ、ネットワーク装置などであってもよい)に本発明の複数の実施例に係る方法を実行させるように複数の指令を含む。
【0034】
本実施例においてリソースのアクティブ装置をさらに提供し、当該装置は、上記実施例及び代替の実施形態を実現し、既に説明した内容は省略する。例えば、以下、使用される「モジュール」という用語は、所定機能のソフトウェアおよび/又はハードウェアの組み合わせを実現することができる。以下の実施例で説明する装置は、ソフトウェアで実現することができ、しかし、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより、実現される可能性があり、かつ予想できる。
【0035】
本発明の別の実施例によれば、リソースのアクティブ装置をさらに提供し、
図4は、本発明の実施例に係るリソースのアクティブ装置の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信するように設置される受信モジュール42と、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信するように設置される送信モジュール44と、を含む。
【0036】
上記モジュールにより、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信し、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信すると、ネットワーク装置は、該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0037】
一実施形態において、送信モジュールは、ネットワーク装置へACKを送信するように設置される第1送信サブモジュール、又は、ネットワーク装置へMAC CEを送信するように設置される第2送信サブモジュールを含む。
【0038】
一実施形態において、ネットワーク装置へMAC CEを送信する場合には、MAC CEには、アクティブされるリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された。
【0039】
一実施形態において、第1送信サブモジュールは、UEがアクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースにACKを送信するように設置される第1送信ユニットを含む。
【0040】
本実施例において別のリソースのアクティブ装置をさらに提供し、当該装置は、上記実施例及び代替の実施形態を実現し、既に説明した内容は省略する。例えば、以下、使用される「モジュール」という用語は、所定機能のソフトウェアおよび/又はハードウェアの組み合わせを実現することができる。以下の実施例で説明する装置は、ソフトウェアで実現することができ、しかし、ハードウェア、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせにより、実現される可能性があり、かつ予想できる。
【0041】
本発明の別の実施例によれば、別のリソースのアクティブ装置をさらに提供し、
図5は、本発明の実施例に係る別のリソースのアクティブ装置の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信するように設置される送信モジュール51と、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信するように配置される受信モジュール53と、を含む。
【0042】
上記モジュールにより、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信し、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信すると、ネットワーク装置は、当該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0043】
一実施形態において、受信モジュールは、ACKを受信するように設置される第1受信サブモジュール、又は、MAC CEを受信するように設置される第2受信サブモジュールを含む。
【0044】
一実施形態において、MAC CEを受信する場合に、MAC CEには、アクティブされるリソースが下りリンク半静的リソースであることを示すための下りリンク標識が付与された。
【0045】
一実施形態において、第1受信サブモジュールは、UEがアクティブ情報を受信する帯域幅リソースに対応する第1帯域幅リソースにACKを受信するように設置される第1受信ユニットを含む。
【0046】
上記複数のモジュールは、ソフトウェア又はハードウェアにより実現でき、後者の場合には、以下の方式により実現できるが、それに限定されていない。上記モジュールは、いずれも、同一のプロセッサに位置し、或いは、上記複数のモジュールは、任意の組み合わせた形式で、それぞれ異なるプロセッサに位置している。
【0047】
代替の実施形態
以下、シーンを組み合わせて本発明の実施例を説明する。
【0048】
NRネットワークにおいて、ネットワークが下りリンク半静的スケジューリング(Downlink Semi-persistent scheduling、DL SPS)をアクティブにするように指示する信号を分配した後に、例えばPDCCHのDCIを分配する。Uuインタフェース、即ち、エアインターフェースの信頼性が比較的低い場合、UEのPDCCHに対するDCIがブラインド検出であるので、UEは、PDCCHに対応するDCIを検出できない可能性があり、それにより下りリンク半静的リソースをアクティブにすることができない。ネットワーク側は、UEの下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたと認め、このようにして、ネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知は一致しない。
【0049】
ネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致するように確保するために、本発明の実施例は、選択できる2つの方案を提供する。
【0050】
1つの代替の実施形態では、ネットワーク側がPDCCHのDCIを分配してUEが下りリンク半静的リソースをアクティブにすることを指示した後に、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした場合、UEは、物理層に1つの確認情報(Acknowledgement、ACK)を戻させることができ、かつ、UEは、上りリンク制御チャネル(Physical uplink control channel、PUCCH)の上りリンク制御情報(Uplink control information、UCI)に当該ACKを戻させることができる。任意選択で、UEが該ACKを送信するのに占用される上りリンク帯域幅リソース(Uplink Bandwidth Part、UL BWP)は、ネットワーク側がUEへDL SPSを送信する下りリンク帯域幅リソース(Downlink Bandwidth Part、DL BWP)に対応すべきである。
【0051】
ネットワーク側は、対応するACKを受信し、UEが下りリンク半静的リソースを既にアクティブにしたことを確定する。ネットワーク側は、アクティブACKを受信しないと、再びN回送信し、UEのアクティブが正常であることを確保する。
【0052】
代替の実施形態では、ネットワーク側がPDCCHのDCIを分配してUEが下りリンク半静的リソースをアクティブにすることを指示した後に、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした場合、UEは、ネットワーク側にメディアアクセス制御層制御ユニット(Medium Access Control Control Elements、MAC CE、例えば配置承認確定メディアアクセス制御層制御ユニット(Configured Grant Confirmation Medium Access Control Control Elements)を戻させ、ネットワーク側がMAC CEを受信する場合、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認した。該MAC CEには、アクティブの対象を示すための標識がさらに付与されることができ、例えば該MAC CEに下りリンク(Downlink、DL)セルを書き込むと、ネットワーク側は、該MAC CEによりアクティブされた対象が下りリンク半静的リソース配置であることを確定することができる。例えば、該MAC CEには上りリンク(Uplink、UL)セルを書き込むと、アクティブされた対象が上りリンク静的リソースであることを示す。
【0053】
上記方案により、ネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知は一致するように確保することができ、ネットワーク処理の複雑度を低下させ、業務の信頼性を向上させた。
【0054】
図6は、本発明の代替の実施形態に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
図6に示すように、以下のステップを含む。
【0055】
ステップ610では、ネットワーク側は、RRC信号によりDL SPS配置を分配する。
【0056】
ステップ620では、ネットワーク側は、DL SPSをN回アクティブし、ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がNを超えるか否かを判断する。ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がN回を超えると、ステップ630を実行する。ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がN回を超えないと、ステップ640を実行する。Nは正の整数であり、予めに設定することができる。
【0057】
ステップ630では、無線リンク異常フロー、例えば、提示、警告などを行うことができる。
【0058】
ステップ640では、ネットワーク側は、PDCCH DCIを分配することによりDL SPSをアクティブにする。
【0059】
ステップ650では、UEのDCIに対するブラインド検出が成功するか否かを判断する。UEのDCIに対するブラインド検出が失敗すると、ステップ660を実行する。UEのDCIに対するブラインド検出が成功すると、ステップ670を実行する。
【0060】
ステップ660では、UEのDCIに対するブラインド検出が失敗すると、ネットワーク側は、所定時間内にACKを検知しなく、UEがDL SPSをアクティブにしないと認める。
【0061】
ステップ670では、UEのDCIに対するブラインド検出が成功すると、UEは、PUCCH UCIにACKを戻させる。
【0062】
ステップ680では、ネットワーク側は、DL SPSが既にアクティブされたことを示すACKを受信し、ネットワーク側及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知は、同期を保持する。
【0063】
図7は、本発明の別の代替の実施形態に係るリソースのアクティブ方法のフローチャートである。
図7に示すように、以下のステップを含む。
【0064】
ステップ710では、ネットワーク側は、RRC信号によりDL SPS配置を分配する。
【0065】
ステップ720では、ネットワーク側は、DL SPSをN回アクティブし、ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がNを超えるか否かを判断する。ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がN回を超えると、ステップ730を実行する。ネットワーク側がDL SPSをアクティブにする回数がN回を超えないと、ステップ740を実行する。Nは正の整数であり、予めに設定することができる。
【0066】
ステップ730では、無線リンク異常フロー、例えば、提示、警告などを行うことができる。
【0067】
ステップ740では、ネットワーク側は、PDCCH DCIを分配することによりDL SPSをアクティブにする。
【0068】
ステップ750では、UEのDCIに対するブラインド検出が成功するか否かを判断する。UEのDCIに対するブラインド検出が失敗すると、ステップ760を実行する。UEのDCIに対するブラインド検出が成功すると、ステップ770を実行する。
【0069】
ステップ760では、UEのDCIに対するブラインド検出が失敗すると、ネットワーク側は、所定時間内にMAC CEを検知しなく、UEがDL SPSをアクティブにしないと認める。
【0070】
ステップ770では、UEのDCIに対するブラインド検出が成功すると、UEは、対応するUL BWPにMAC CE--Configured Grant Confirmation MAC CEを送信し、該MAC CEには、DL SPSが既にアクティブされたことを示す方向標記DLが付与された。
【0071】
ステップ780では、ネットワーク側は、DL SPSが既にアクティブされたことを示すMAC CEを受信し、ネットワーク側及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知は、同期を保持する。
【0072】
本発明の実施例における「ネットワーク」、「ネットワーク側」及び「ネットワーク装置」は、同じ意味を有し、いずれもUEと相互通信するネットワーク装置を示し、例えば、次世代基地局(Next Generation Nodeb、gNB)である。
【0073】
実施例2
本発明の実施例は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、動作する時に上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるコンピュータプログラムを記憶している。
【0074】
任意選択で、本実施例において、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように設置されることができる。S10では、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信する。S20では、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信する。
【0075】
上記ステップにより、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信し、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信すると、ネットワーク装置は、該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0076】
任意選択で、本実施例において、上記記憶媒体は、USBフラッシュディスク、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、モバイルハードディスク、磁気ディスク、光ディスクなどの複数種のコンピュータプログラムを記憶できる媒体を含むが、それに限定されていない。
【0077】
本発明の実施例は、別のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、動作する時に上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるコンピュータプログラムを記憶している。
【0078】
任意選択で、本実施例において、本実施例において、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、以下のステップを実行するためのコンピュータプログラムを記憶するように設置されることができる。S10では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信する。S20では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信する。
【0079】
上記ステップにより、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信し、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信すると、ネットワーク装置は、当該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0080】
任意選択で、本実施例において、上記記憶媒体は、USBフラッシュディスク、ROM、RAM、モバイルハードディスク、磁気ディスク、光ディスクなどの複数種のコンピュータプログラムを記憶できる媒体を含むが、それに限定されていない。
【0081】
本発明の実施例は、電子装置をさらに提供し、コンピュータプログラムを記憶しているメモリと、コンピュータプログラムを動作させて上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるプロセッサと、を含む。
【0082】
任意選択で、上記電子装置は、上記プロセッサに接続される伝送装置と上記プロセッサに接続される入出力装置とを含むことができる。
【0083】
任意選択で、本実施例において、上記プロセッサは、コンピュータプログラムにより以下のステップを実行するように設置されることができる。S10では、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信し、S20では、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信する。
【0084】
上記ステップにより、ネットワーク装置が送信する、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報を受信し、下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に、ネットワーク装置へ下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を送信すると、ネットワーク装置は、該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0085】
任意選択で、本実施例における例示は、上記実施例及び代替の実施形態において説明した例示を参照することができ、本実施例は、ここで省略する。
【0086】
本発明の実施例は、別の電子装置をさらに提供し、コンピュータプログラムを記憶しているメモリと、コンピュータプログラムを動作させて上記のいずれか一項の方法の実施例におけるステップを実行するように設置されるプロセッサと、を含む。
【0087】
任意選択で、上記電子装置は、上記プロセッサに接続される伝送装置と上記プロセッサに接続される入出力装置と含むことができる。
【0088】
任意選択で、本実施例において、上記プロセッサは、コンピュータプログラムにより以下のステップを実行するように設置されることができる。S10では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信し、S20では、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信する。
【0089】
上記ステップにより、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにするようにトリガするためのアクティブ情報をUEへ送信し、UEが下りリンク半静的リソースをアクティブにした後に送信する、下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを示すための応答情報を受信すると、ネットワーク装置は、当該応答情報に基づいて下りリンク半静的リソースが既にアクティブされたことを確認することができる。従って、関連技術においてネットワーク及びUEの下りリンク半静的リソースがアクティブされたか否かとの認知が一致しないので、業務が正常に行うことができない問題を解決でき、業務の信頼性を向上させる効果を達成する。
【0090】
任意選択で、本実施例における例示は、上記実施例及び代替の実施形態において説明した例示を参照することができ、本実施例は、ここで省略する。
【0091】
当業者ならわかるように、本発明における上記複数のモジュール又は複数のステップは、汎用の算出装置により実現することができ、それらは、単一の算出装置に集積でき、或いは、複数の算出装置からなるネットワークに分布されることができる。任意選択で、これらは、算出装置が実行できるプログラムコードにより実現することができ、それにより、それを記憶装置に記憶して算出装置により実行でき、かつ幾つかの場合では、ここと異なる順序で、示した或いは説明したステップを実行でき、或いは、それらを複数の集積回路モジュールになるように作成することができ、或いは、それらのうちの複数のモジュール又はステップを単一の集積回路モジュールになるように作成して実現することができる。本発明は、いかなる指定されたハードウェアとソフトウェアとの組合せに限定されるものではない。
【国際調査報告】