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特表2022-535923ヘルメット用シールド及びこれを含むヘルメット
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-10
(54)【発明の名称】ヘルメット用シールド及びこれを含むヘルメット
(51)【国際特許分類】
   A42B 3/04 20060101AFI20220803BHJP
【FI】
A42B3/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021572572
(86)(22)【出願日】2020-11-17
(85)【翻訳文提出日】2021-12-06
(86)【国際出願番号】 KR2020016123
(87)【国際公開番号】W WO2021125572
(87)【国際公開日】2021-06-24
(31)【優先権主張番号】10-2019-0169066
(32)【優先日】2019-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521533337
【氏名又は名称】ダテクニク インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】DATECHNIQ INC.
【住所又は居所原語表記】7-ho 20F, 8, Seongnam-daero 331beon-gil, Bundang-gu, Seongnam-si Gyeonggi-do 13558 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】イム,ヒョン ビン
【テーマコード(参考)】
3B107
【Fターム(参考)】
3B107DA08
(57)【要約】
本発明は、映像を出力する映像装置を含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、前記映像装置から投射される光の少なくとも一部を反射させて着用者が前記映像を視認するようにする平板状のディスプレイ領域を含み、前記ディスプレイ領域は、前記ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像を出力する映像装置を含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、
前記映像装置から投射される光の少なくとも一部を反射させて着用者が前記映像を視認するようにする平板状のディスプレイ領域を含み、
前記ディスプレイ領域は、前記ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成される、ヘルメット用シールド。
【請求項2】
映像を出力する映像装置を含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、
前記映像装置から投射される光の少なくとも一部を反射させて着用者が前記映像を視認するようにするディスプレイ領域を含み、
前記ディスプレイ領域は、前記ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成され、前記着用者が前記映像を拡大して視認するように屈曲を有する、ヘルメット用シールド。
【請求項3】
前記ディスプレイ領域の屈曲度と、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の屈曲度とは異なることを特徴とする請求項2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項4】
前記ディスプレイ領域の屈曲度は、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた、他の領域の屈曲度に比べて小さい値を有することを特徴とする請求項3に記載のヘルメット用シールド。
【請求項5】
前記ディスプレイ領域は、互いに向き合う第1面及び第2面を含み、前記第1面の屈曲度と前記第2面の屈曲度とが異なることを特徴とする請求項3に記載のヘルメット用シールド。
【請求項6】
前記ディスプレイ領域の反射率と、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の反射率とは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項7】
前記ディスプレイ領域は、反射部材を含むことを特徴とする請求項6に記載のヘルメット用シールド。
【請求項8】
前記ディスプレイ領域の平均厚さと、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の平均厚さとは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項9】
前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、前記ディスプレイ領域と、予め定められた角度をなし、連続して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項10】
少なくとも一部が開口されたヘルメット本体と、
前記ヘルメット本体の開口のうちの少なくとも一部を覆うように、前記ヘルメット本体に取り付けられた請求項1~5の何れか1項に記載のヘルメット用シールドと、
前記ディスプレイ領域に光を投射する映像装置とを含む、ヘルメット。
【請求項11】
前記ヘルメット用シールドは、前記ヘルメットの前面のうち、上部の一部を覆わないことを特徴とする請求項10に記載のヘルメット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像装置から投射される映像を表示できるヘルメット用シールド及びこれを含むヘルメットに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、自動車のHUD(Head Up Display)技術の発展に伴い、ドライバーは前方を注視し、運転に集中すると同時に、運転に必要な映像を確認できる。
【0003】
特に、ドライバーがHUD技術によってナビゲーション情報を確認できるようにすることで、ナビゲーション情報の確認のために、前方を注視できないことにより発生する事故を低減できるという点で、HUD技術はドライバーにとって有用な技術として認められている。
【0004】
HUD技術は一種の拡張現実に関する技術であって、このようなHUD技術を自動車ではなく、バイクに適用しようとする試みが続いている。
【0005】
例えば、オートバイ運転者が着用するヘルメット内に、シールドとは別にディスプレイ部を備え、該当ディスプレイ部を介して運転者が映像を確認できるようにする製品が発売されているのが現状である。
【0006】
但し、前記のようにヘルメット内にシールドと別途のディスプレイ部を設けてドライバーに映像を提供する場合、ヘルメット内にディスプレイ部を設けるために、必要以上にヘルメットの体積を大きく設計して製作しなければならず、可視距離の確保のために高いレベルの技術を適用しなければならないという点において、現在まで全ての関連企業が製品化や量産化にあたり困難を強いられている。
【0007】
背景技術に記載された事項は、発明の背景に対する理解を促進するために作成されたものであって、この技術の属する分野における通常の知識を有する者に既知の従来技術でない事項を含みうる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ヘルメットの着用者が映像を視認できるヘルメット用シールドを提供することによって、ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成されているディスプレイ領域を含むヘルメット用シールド、そしてヘルメット用シールドを含むヘルメットを提供することにある。
【0009】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に限らないのであり、言及されていない更に他の課題は、以下の記載から、通常の技術者が明確に理解できるはずである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決するための本発明の一実施例に係るヘルメット用シールドは、映像を出力する映像装置を含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、前記映像装置から投射される光の少なくとも一部を、反射させて着用者が前記映像を視認するようにする、平板状のディスプレイ領域を含み、前記ディスプレイ領域は、前記ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成される。
【0011】
上述した課題を解決するための本発明の一実施例に係るヘルメット用シールドは、映像を出力する映像装置を含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、前記映像装置から投射される光の少なくとも一部を、反射させて着用者が前記映像を視認するようにするディスプレイ領域を含み、前記ディスプレイ領域は、前記ヘルメット用シールドの他の領域と連続して形成され、前記着用者が前記映像を拡大して視認するように屈曲を有することを特徴とする。
【0012】
また、前記ディスプレイ領域の屈曲度と前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の屈曲度は異なり得る。
【0013】
更に、前記ディスプレイ領域の屈曲度は、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の屈曲度に比べて小さい値を有することを特徴とする。
【0014】
なお、前記ディスプレイ領域は、互いに向き合う第1面及び第2面を含み、前記第1面の屈曲度と、前記第2面の屈曲度とが異なり得る。
【0015】
また、前記ディスプレイ領域の反射率と、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の反射率とは異なり得る。
【0016】
更に、前記ディスプレイ領域は、反射部材を含むことができる。
【0017】
また、前記ディスプレイ領域の平均厚さと、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の平均厚さとは異なり得る。
【0018】
更に、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、前記ディスプレイ領域と予め定められた角度をなし、連続して形成されるのでありうる。
【0019】
上述した課題を解決するための本発明の一実施例に係るヘルメット用シールドは、少なくとも一部が開口されたヘルメット本体、前記ヘルメット本体の開口のうちの少なくとも一部を覆うように、前記ヘルメット本体に取り付けられた請求項1~請求項5の何れか1項に記載のヘルメット用シールド、及び、前記ディスプレイ領域に光を投射する映像装置を含む。
【0020】
また、前記ヘルメット用シールドは、前記ヘルメットの前面のうち上部の一部を覆わないことを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
前記のような本発明によると、ヘルメット内にディスプレイ部を別途設けなくても、ヘルメット用シールドに含まれているディスプレイ領域を通じて、着用者が映像を確認できるため、簡単な構成でもって着用者が鮮明な映像を確認できるという効果を奏する。
【0022】
また、本発明によると、ヘルメット内にディスプレイ部を別に設けることなく、ヘルメット用シールドの一部の領域をディスプレイ領域として用いるため、ヘルメットの体積を増やさなくても、着用者が鮮明な映像を確認できるようにするという効果がある。
【0023】
更に、本発明によると、ヘルメット用シールドに含まれているディスプレイ領域が屈曲を有しているので、着用者が、拡大した映像を視認するようにするという効果がある。
【0024】
本発明の効果は、以上で言及した効果に限らず、言及されていない更に他の効果は、下記の記載から通常の技術者が明確に理解できるはずである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施例に係るヘルメット用シールドを含むヘルメットの側面図である。
図2図1のヘルメットの断面図である。
図3図1に含まれる本発明の一実施例に係るディスプレイ領域の斜視図である。
図4】本発明の他の実施例に係るディスプレイ領域の断面図(1)である。
図5】本発明の他の実施例に係るディスプレイ領域の断面図(2)である。
図6】本発明の他の実施例に係るヘルメット用シールドを含むヘルメットの側面図である。
図7図6に含まれる本発明の更に他の実施例に係るヘルメット用シールドの斜視図である。
図8】本発明の更に他の実施例に係るヘルメット用シールドを含むヘルメットの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は、以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態に具現することができる。単に、本実施例は本発明の開示を完全なものにし、本発明が属する技術分野における通常の技術者に本発明の範疇を完全に理解させるために提供されるものであり、本発明は請求項の範疇により定義されるのみである。
【0027】
本明細書で用いられた用語は、実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数型は特に言及しない限り複数型も含む。明細書で用いられる「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素以外に1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。明細書全体に亘って同一の図面符号は同一の構成要素を示し、「及び/又は」は言及された構成要素のそれぞれ及び1つ以上の全ての組み合わせを含む。たとえ、「第1」、「第2」などが多様な構成要素を叙述するために用いられていたとしても、これらの構成要素は、これらの用語により制限されないのはもちろんのことである。これらの用語は、単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために用いる。従って、以下で言及される第1の構成要素は、本発明の技術的思想内にて第2の構成要素ということもあり得るのは言うまでもない。
【0028】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野における通常の技術者が共通して理解できる意味として用いられる。また、一般に用いられる辞典に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的に又は過度な具合に解釈されない。
【0029】
以下、添付の図面を参照し、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0030】
説明に先立ち、本明細書で用いる用語の意味を簡単に説明する。しかし、用語の説明は、本明細書の理解を促進するためのものであるため、明示的に本発明を限定する事項として記載していない場合、本発明の技術的思想を限定する意味として用いるものではないことに注意すべきである。
【0031】
以下、図1ないし図5を参照し、本発明の一実施例に係るヘルメット100を説明する。図1は、本発明の一実施例に係るヘルメット用シールド120を含むヘルメット100の側面図であり、図2は、図1のヘルメット100の断面図であり、図3は、図1に含まれる本発明の一実施例に係るディスプレイ領域121aの斜視図であり、図4及び図5は、本発明の他の実施例に係るディスプレイ領域121aの断面図である。
【0032】
図1を参照すると、本実施例に係るヘルメット100は、ヘルメット本体110、ヘルメット用シールド120、映像装置130、制御モジュール140、後方センサ150及び操作モジュール160を含むことができる。但し、複数の実施例において、ヘルメット100は、前述の構成要素よりも相対的に多いか、相対的に少ない数の構成要素を含むこともできる。
【0033】
図2を参照すると、着用者が本実施例に係るヘルメット100を着用した状態で、映像装置130を介して光がヘルメット用シールド120に投射され、着用者は、ヘルメット用シールド120から反射される光を視認することによって、映像を確認できる。
【0034】
ヘルメット本体110は、少なくとも一部が開口されており、着用者の頭に着用されうる。ヘルメット本体110に、ヘルメット用シールド120、映像装置130、制御モジュール140、後方センサ150及び操作モジュール160が取り付けられるか、含まれうる。
【0035】
但し、複数の実施例において、ヘルメット本体110は、ヘルメット以外に、着用者の頭に着用可能な多様な形状のウェアラブル装置に置き換えられうるのであり、例えば、ウェアラブル装置としてヘルメット本体110の代わりにヘアバンドなどが用いられうるが、これに限定されない。
【0036】
ヘルメット用シールド120は、ヘルメット100に結合可能に形成され、具体的にヘルメット本体110の開口のうちの少なくとも一部を覆うように、ヘルメット本体110に取り付けられる。図3を参照すると、ヘルメット用シールド120は、ヘルメット100との結合のために結合領域124を含むことができ、結合領域124は、例えば少なくとも一部が開口された形状であり得るが、これに限定されない。
【0037】
図2を参照すると、着用者がヘルメット100を着用した場合、ヘルメット用シールド120は、着用者の顔の正面に位置する。ヘルメット用シールド120は、着用者の視野確保のために、透明又は半透明の材質で形成されうる。
【0038】
具体的には、図1ないし図3を参照すると、本発明の一実施例に係るヘルメット用シールド120は、第1シールド領域121、第2シールド領域122及び第3シールド領域123を含むことができる。第1シールド領域121はディスプレイ領域121aを含む領域と定義され、第2シールド領域122は、ディスプレイ領域121aを含まず、ヘルメット用シールド120における相対的に第1シールド領域121の上に形成された領域と定義され、第3シールド領域123はディスプレイ領域を含まず、ヘルメット用シールド120における相対的に第1シールド領域121の下に形成された領域と定義されることができる。
【0039】
例えば、ヘルメット用シールド120は、第2シールド領域122と第3シールド領域123との間、に第1シールド領域121が位置して形成される。着用者が、ヘルメット用シールド120が含まれているヘルメット100を着用した場合、第2シールド領域122は着用者の目と鼻の周辺に位置し、着用者は第2シールド領域122を介して外部を確認できる。
【0040】
第1シールド領域121は、着用者の鼻と口の周辺に位置し、着用者は外部の視野確保が妨げられず、第1シールド領域121に含まれるディスプレイ領域121aを介して映像を確認できる。即ち、第1シールド領域121は、ヘルメット用シールド120をヘルメット100に着用した場合、所定距離の下の地点から下方に形成されうる。他の例として、着用者の鼻の高さ周辺に対応する地点から下方に形成されうる。ここで、第1シールド領域121は、一般のヘルメット100シールドと異なる角度で形成され、好ましくは、図2に示すように、着用者が、ヘルメット100を着用して前方を注視した状態で、視線を前方又は下方に向けたとき、視線と垂直に近いように形成されうる。
【0041】
第3シールド領域123は、着用者の口と顎の周辺に位置し、着用者の鼻又は口から出る湿気が第3シールド領域123より排出されることができる。
【0042】
複数の実施例として、第1シールド領域121と第2シールド領域122は分離して形成されることもありうる。
【0043】
一方、ディスプレイ領域121aは、ヘルメット用シールド120のうち、映像装置130から光が投射される領域である。ディスプレイ領域121aは、ヘルメット用シールド120の一部の領域であって、ヘルメット用シールド120の他の領域と連続して形成されうるのであり、具体的にディスプレイ領域121aが含まれる第1シールド領域121は、第2シールド領域122及び第3シールド領域123と連続して形成されうるのであって、ディスプレイ領域121aは、第1シールド領域121内においても、ディスプレイ領域を除いた他の領域と連続して形成されうる。
【0044】
図2を参照すると、ディスプレイ領域121aは、映像装置130から投射される光の少なくとも一部を反射させて、着用者が映像を視認するようにする。ディスプレイ領域121aの効果的な反射のために、ディスプレイ領域121aは、反射部材(図示せず)を含むか、相対的に反射率の高い材質で形成されることもありうる。
【0045】
例えば、ディスプレイ領域121aの内側又は外側が、反射フィルムといった反射部材(図示せず)でコーティングされうるが、これに限定されない。
【0046】
ここで、ディスプレイ領域121aの反射率(reflectivity)は、例えば10%から90%の間であり得る。ディスプレイ領域121aの反射率が10%以下の場合、着用者が、ディスプレイ領域121aから反射される光によってイメージを明確に認識し難いのであり、ディスプレイ領域121aの反射率が90%以上の場合、反射された画面が着用者の前面の視野を遮ることによって安全に悪影響を及ぼす恐れがある。
【0047】
複数の実施例において、ディスプレイ領域121aの反射率と、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の反射率とは異なりうるのであり、ディスプレイ領域121aの反射率が、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の反射率よりも相対的に高いのでありうる。即ち、ディスプレイ領域121aが含まれている第1シールド領域121の反射率が、第2シールド領域122及び第3シールド領域123の反射率に比べて相対的に高いのでありうる。
【0048】
但し、複数の実施例において、第1シールド領域121内においても、ディスプレイ領域121aと、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域の反射率とが異なりうるのであり、ディスプレイ領域121aの反射率が、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域の反射率に比べて相対的に高いのでありうる。
【0049】
これにより、本実施例に係るヘルメット用シールド120によれば、映像装置130から投射される光が、ディスプレイ領域121a以外には反射し難くすることで、着用者が、鮮明な映像を集中して見ることができ、反射された映像に妨げられず、外部をよく見ることができる。
【0050】
ディスプレイ領域121aは、光の反射のために、ヘルメット用シールド120の他の領域に比べて、相対的に高い反射率を有することが必要であり、そのために、前述したように、ヘルメット用シールド120のうちのディスプレイ領域121aは、反射部材(図示せず)を含むことができる。この場合、ディスプレイ領域121aの平均厚さと、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の平均厚さとは異なりうるのであり、ディスプレイ領域121aを含む第1シールド領域121の厚さが、反射部材(図示せず)のために、第2シールド領域122の厚さに比べて厚いのでありうる。
【0051】
複数の実施例において、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域、即ち、第2シールド領域122及び第3シールド領域123に反射防止部材(図示せず)が含まれうるのであり、例えば、第2シールド領域122及び第3シールド領域123の内側又は外側が反射防止フィルムのような反射防止部材(図示せず)でコーティングされるか、第1シールド領域121のうちディスプレイ領域121を除いた他の領域の内側又は外側が反射防止フィルムのような反射防止部材(図示せず)でコーティングされるのでありうるが、これに限定されない。このことを通じて、本実施例に係るヘルメット用シールド120によると、映像装置130から投射される光が、ディスプレイ領域121a以外には反射し難くすることで、着用者が鮮明な映像を見れるようにすることができる。
【0052】
一方、図1ないし図3を参照すると、ディスプレイ領域121aは、平板状でありうるのであり、複数の実施例においてディスプレイ領域121aは実質的に平面であり得る。例えば、ディスプレイ領域121aの互いに垂直な断面が、何れも平坦でありうるのであり、図3を参照すると、ディスプレイ領域121aの第1方向の断面と、第1方向に垂直な第2方向の断面とが何れも平坦でありうる。
【0053】
ディスプレイ領域121aが平板状であるため、映像装置130から投射される光の屈折を最小化することによって、着用者がディスプレイ領域121aを介して鮮明な映像を見ながら反射された映像に妨げられず、第2シールド領域122を介しては外部もよく見られるようにすることができる。
【0054】
複数の実施例において、図4及び図5を参照すると、ディスプレイ領域121aは、着用者が映像装置130の映像を拡大して視認できるように屈曲を有することができる。即ち、ディスプレイ領域121aが屈曲を有することにより、映像の拡大のためのレンズ機能(例えば、凹レンズ)を果たせる。従って、本実施例に係るヘルメット用シールド120によれば、映像装置130に映像の拡大のための別途の構成が含まれなくても、着用者がディスプレイ領域121aを介して拡大した映像を確認できるので、着用者の可視性が向上し得る。
【0055】
ここで、ディスプレイ領域121aは、第1方向(図3参照)又は第1方向と垂直な第2方向(図3参照)のうちの少なくとも1つの方向に沿って、少なくとも一部の領域に屈曲が形成され得る。即ち、ディスプレイ領域121aによって形成される平面において、互いに垂直な第1方向と第2方向のうちの少なくとも1つの方向に沿って屈曲が形成され得る。
【0056】
但し、ディスプレイ領域121aに形成される屈曲は、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域に形成される屈曲とは、屈曲の形成の目的と屈曲の程度が異なる。
【0057】
具体的に、一般にヘルメット用シールド120は、例えば球状のヘルメット本体110の開口のうちの少なくとも一部を覆うように形成されるため、屈曲を有する場合が多く、また、走行過程でヘルメット用シールド120が風の抵抗を少なく受けるように屈曲を有する場合が多い。
【0058】
これに対し、ディスプレイ領域121aに形成される屈曲は、ヘルメット本体110の形状や風の抵抗に起因する形状ではなく、映像の拡大の目的で形成されるものである。
【0059】
従って、本実施例に係るヘルメット用シールド120においてディスプレイ領域121aの屈曲度と、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の屈曲度とは異なるのであり、具体的にディスプレイ領域121aの屈曲度は、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の屈曲度に比べて小さい値を有することができる。即ち、ディスプレイ領域121aの屈曲度は、第2シールド領域122及び第3シールド領域123の屈曲度と異なるのであり、ディスプレイ領域121aの屈曲度は、第2シールド領域122及び第3シールド領域123の屈曲度に比べて小さい値を有することができる。また、ディスプレイ領域121aの屈曲度は、第1シールド領域121のうちの、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域の屈曲度に比べて、小さい値を有することができる。
【0060】
ここで、本実施例に係るヘルメット用シールド120においてディスプレイ領域121aの屈曲度と、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の屈曲度とが異なるということは、ディスプレイ領域121aの第1方向(度3参照)の屈曲度と、ヘルメット用シールド120におけるディスプレイ領域121aを除いた他の領域の第1方向の屈曲度とが異なるか、ディスプレイ領域121の第2方向(図3参照)の屈曲度と、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の第2方向の屈曲度とが、異なるということを意味する。
【0061】
具体的に、ディスプレイ領域121aの第1方向の屈曲度が、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の第1方向の屈曲度よりも小さいか、ディスプレイ領域121aの第2方向の屈曲度が、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の第2方向の屈曲度よりも小さいのであり得る。
【0062】
図4を参照すると、ディスプレイ領域121aは、同一の厚さを有する状況で屈曲を有しうるが、複数の実施例において、図5を参照すると、ディスプレイ領域121aにて厚さが均一でないのでありうる。具体的に、ディスプレイ領域121aは、互いに向き合う第1面121_1及び第2面121_2を含み、第1面122aの屈曲度と、第2面の屈曲度122bが異なるのであり得る。
【0063】
例えば、ディスプレイ領域121aは、第1面121_1及び第2面121_2のうちの何れか1つの面に対してのみ追加の加工を行い、第1面121_1及び第2面121_2が異なる屈曲度を有するようにすることができるが、これに限定されない。
【0064】
複数の実施例において、ディスプレイ領域121aの第1面121_1及び第2面121_2のうちの何れか1つの面は、第2シールド領域122及び第3シールド領域123と同一であるか、連続的な屈曲度を有することができ、ディスプレイ領域121aの第1面121_1及び第2面121_2のうちの他の1つの面は、第2シールド領域122及び第3シールド領域123と異なる屈曲度を有することもできる。
【0065】
複数の実施例において、ディスプレイ領域121aの第1面121_1及び第2面121_2のうちの何れか1つの面は、第1シールド領域121aのうちの、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域と同一であるか、連続的な屈曲度を有することができ、ディスプレイ領域121aの第1面121_1及び第2面121_2のうちの他の1面は第1シールド領域121のうちディスプレイ領域121aを除いた他の領域と異なる屈曲度を有することもできる。
【0066】
このように、ディスプレイ領域121aの第1面121_1及び第2面121_2が異なる屈曲度を有する場合、ディスプレイ領域121aの平均厚さと、ヘルメット用シールド120からディスプレイ領域121aを除いた他の領域の平均厚さとは異なりうるのであり、即ち、ディスプレイ領域121aを含む第1シールド領域121の厚さと、第2シールド領域121の厚さとは異なり得る。複数の実施例において、ディスプレイ領域121aの厚さと第1シールド領域121のうちディスプレイ領域121aを除いた領域の厚さが異なり得る。
【0067】
一方、図1及び図2を参照すると、ヘルメット用シールド120の垂直方向の断面におけるディスプレイ領域121aを除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、ディスプレイ領域121aと予め定められた角度をなし、連続して形成されうる。例えば、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、ディスプレイ領域121aと鈍角をなしうるが、これに限定されない。
【0068】
詳しくは、ヘルメット用シールド120の垂直方向の断面にてディスプレイ領域121aは、第2シールド領域122とも鈍角をなし、第3シールド領域123とも鈍角をなすことができるのであり、第2シールド領域122、ディスプレイ領域121a及び第3シールド領域123は連続してつながっていて、凹凸又はS字カーブを形成できる。
【0069】
映像装置130が着用者の額の付近に位置する状況で、ディスプレイ領域121aを除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、ディスプレイ領域121aと鈍角をなすため、ディスプレイ領域121aは、映像装置130から垂直光に近い光を受けることができ、額又は目の部位に位置する映像装置130から投射される光の損失を最小化して、ディスプレイ領域121aから着用者の目に向かって光を反射させることができる。
【0070】
この他に、第3シールド領域123が着用者から遠ざかるようにディスプレイ領域121aと第3シールド領域123とが鈍角をなし、これによりヘルメット用シールド120に開口が形成され得るため、着用者の口と鼻によって発生する湿気がディスプレイ領域121aに結露せず、ヘルメット用シールド120の外部に排出されうる。
【0071】
本発明の実施例において、映像装置130は、ヘルメット本体110の内部に形成されうる。より詳細には、図2に示すように、ヘルメット本体110の内部前面の上側、即ち着用者の額の辺りに対応する位置に映像装置130が設けられることができる。
【0072】
映像装置130は、図2に示すように、ディスプレイ領域121aに向かって光を照射できるが、これに限定されるものではなく、映像装置130から照射された光が、ディスプレイ領域121aに直接投影されることもありうるのであり、複数の実施例において、少なくとも1つの反射板(図示せず)を介して反射された光が、投影されることもありうる。
【0073】
例えば、図2では映像装置130から照射された光がディスプレイ領域121aに直接投影されているが、ヘルメット100の構造上、直接投影されるように設計することが困難であれば、ヘルメット100の内部に反射板(図示せず)を設け、映像装置130から照射された光が、反射板を経由してディスプレイ領域121aに投影されるようにすることもできる。
【0074】
以下、図6及び図7を参照し、本発明の他の実施例に係るヘルメット100aを説明する。但し、本発明の一実施例に係るヘルメット100との相違点を中心に説明する。図6は、本発明の他の実施例に係るヘルメット用シールド120aを含むヘルメット100aの側面図であり、図7は、図6に含まれる本発明の更に他の実施例に係るヘルメット用シールド120aの斜視図である。
【0075】
図6及び図7を参照すると、本実施例に係るヘルメット用シールド120aは、第2シールド領域122を含まない。従って、着用者がヘルメット100aを着用しても、着用者の目の部位がヘルメット用シールド120aによって保護されないが、着用者は、ディスプレイ領域121aを介して問題なく映像を確認できる。
【0076】
以下、図8を参照し、本発明の更に他の実施例に係るヘルメット100bを説明する。但し、本発明の一実施例に係るヘルメット100との相違点を中心に説明する。図8は、本発明の更に他の実施例に係るヘルメット用シールド120bを含むヘルメット100bの斜視図である。
【0077】
図8を参照すると、本発明の更に他の実施例に係るヘルメット100bは、自転車用ヘルメット本体110を含むのであり、本発明の更に他の実施例に係るヘルメット用シールド120bは、第1シールド領域121を含むが、第2シールド領域122及び第3シールド領域123は含まない。映像装置130は、ヘルメット100bに外付けされているが、これに限定されない。
【0078】
以上で説明した本発明の実施例によれば、本発明は、第1シールド領域121のディスプレイ領域121aを介して映像装置130の投影機能を提供することによって、ヘルメット100着用者の前方の視線を全く妨げず、各種情報を提供する効果を発揮し、これによりヘルメット100の大きさを過度に拡大しないとともに、付加的なディスプレイ部を導入することなく、従来の構成を用いて製作の利便性を向上させるという点で、他のヘルメットに比べて著しく優れた効果を発揮することになる。
【0079】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明の属する技術分野における通常の技術者は、本発明がその技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態に実施され得るということが理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例は、あらゆる面で例示的なものであり、制限的でないものとして理解すべきである。
【符号の説明】
【0080】
100、100a、100b ヘルメット
110 ヘルメット本体
120 ヘルメット用シールド
121 第1シールド領域
121a ディスプレイ領域
122 第2シールド領域
123 第3シールド領域
124 結合領域
130 映像装置
140 制御モジュール
150 後方センサ
160 操作モジュール

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-12-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
着用者の額の領域に配置され、映像を出力する映像装置を内側に含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、
前記映像装置の下側に配置され、上側から投射される光の少なくとも一部を反射させ、前記着用者が前記映像を視認するようにする平板状のディスプレイ領域を含み、
前記ディスプレイ領域、及び前記ディスプレイ領域と境を接する前記ヘルメット用シールドの他の領域は、互いに連続的に連結されて一体型に形成され、
前記ディスプレイ領域のうちの少なくとも一部の領域には、互いに垂直な第1方向及び第2方向に沿って屈曲が形成される
ヘルメット用シールド。
【請求項2】
着用者の額の領域に配置され、映像を出力する映像装置を内側に含むヘルメットに結合可能なヘルメット用シールドにおいて、
前記映像装置の下側に配置され、上側から投射される光の少なくとも一部を反射させ、前記着用者が前記映像を視認するようにするディスプレイ領域を含み、
前記ディスプレイ領域、及び前記ディスプレイ領域と境を接する前記ヘルメット用シールドの他の領域は、互いに連続的に連結されて一体型に形成され、
前記ディスプレイ領域のうちの少なくとも一部の領域には、互いに垂直な第1方向及び第2方向に沿って屈曲が形成される、
ヘルメット用シールド。
【請求項3】
前記ディスプレイ領域の屈曲度と、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の屈曲度とは異なることを特徴とする請求項2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項4】
前記ディスプレイ領域の屈曲度は、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた、他の領域の屈曲度に比べて小さな値を有することを特徴とする請求項3に記載のヘルメット用シールド。
【請求項5】
前記ディスプレイ領域は、互いに向き合う第1面及び第2面を含み、前記第1面の屈曲度と前記第2面の屈曲度とが異なることを特徴とする請求項3に記載のヘルメット用シールド。
【請求項6】
前記ディスプレイ領域の反射率と、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の反射率とは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項7】
前記ディスプレイ領域は、反射部材を含むことを特徴とする請求項6に記載のヘルメット用シールド。
【請求項8】
前記ディスプレイ領域の平均厚さと、前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域の平均厚さとは異なることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項9】
前記ヘルメット用シールドから前記ディスプレイ領域を除いた他の領域のうちの少なくとも一部は、前記ディスプレイ領域と、予め定められた角度をなし、連続して形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項10】
少なくとも一部が開口されたヘルメット本体と、
前記ヘルメット本体の開口のうちの少なくとも一部を覆うように、前記ヘルメット本体に取り付けられた請求項1~5の何れか1項に記載のヘルメット用シールドと、
前記ディスプレイ領域に光を投射する映像装置と、
を含むヘルメット。
【請求項11】
前記ヘルメット用シールドは、前記ヘルメットの前面のうち、上部の一部を覆わないことを特徴とする請求項10に記載のヘルメット。
【請求項12】
前記ヘルメット用シールドは、
前記ディスプレイ領域を含み、下側に向かうほど前記着用者に次第に近接する第1シールド領域と、
前記第1シールド領域の下側で前記第1シールド領域と連続的に形成され、下方に向かうほど前記着用者から次第に遠ざかる第3シールド領域と、
を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【請求項13】
前記ヘルメット用シールドは、
前記ディスプレイ領域を含み、下側に向かうほど前記着用者に次第に近接する第1シールド領域と、
前記第1シールド領域の上側で前記第1シールド領域と連続的に形成され、下側に向かうほど前記着用者から次第に遠ざかる第2シールド領域と、
を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のヘルメット用シールド。
【国際調査報告】