(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-10
(54)【発明の名称】慢性炎症性腸疾患の予防および/または処置における使用のための植物抽出物の混合物
(51)【国際特許分類】
A61K 36/287 20060101AFI20220803BHJP
A61P 1/04 20060101ALI20220803BHJP
A61K 36/28 20060101ALI20220803BHJP
A61K 36/45 20060101ALI20220803BHJP
A61K 36/63 20060101ALI20220803BHJP
A61K 36/638 20060101ALI20220803BHJP
A61K 36/67 20060101ALI20220803BHJP
A61K 45/00 20060101ALI20220803BHJP
A61K 45/06 20060101ALI20220803BHJP
【FI】
A61K36/287
A61P1/04
A61K36/28
A61K36/45
A61K36/63
A61K36/638
A61K36/67
A61K45/00
A61K45/06
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021573481
(86)(22)【出願日】2020-06-11
(85)【翻訳文提出日】2021-12-20
(86)【国際出願番号】 EP2020066164
(87)【国際公開番号】W WO2020249657
(87)【国際公開日】2020-12-17
(32)【優先日】2019-06-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519269905
【氏名又は名称】バルビオティス
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100202751
【氏名又は名称】岩堀 明代
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【氏名又は名称】三好 玲奈
(74)【代理人】
【識別番号】100191086
【氏名又は名称】高橋 香元
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ,セバスチャン
(72)【発明者】
【氏名】シルベント,パスカル
(72)【発明者】
【氏名】オテロ,ヨランダ
【テーマコード(参考)】
4C084
4C088
【Fターム(参考)】
4C084AA19
4C084AA23
4C084ZC751
4C088AB26
4C088AB36
4C088AB44
4C088AB64
4C088BA08
4C088MA08
4C088MA16
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4C088MA27
4C088MA35
4C088MA37
4C088MA43
4C088MA66
4C088NA05
4C088ZA68
4C088ZC75
(57)【要約】
本発明は、ヒトまたは動物における慢性炎症性腸疾患の予防および/または処置における薬剤または栄養製品としての使用のための、少なくとも:
-クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、および
-アーティチョークの抽出物、および
-ブルーベリーの抽出物、および
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、
-ならびに任意で合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物
を含む組成物に関する。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヒトまたは動物における慢性炎症性腸疾患の予防および/または処置における薬剤または栄養製品としての使用のための、少なくとも:
-クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、および
-アーティチョークの抽出物、および
-ブルーベリーの抽出物、および
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、
-ならびに任意で合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物
を含む組成物。
【請求項2】
クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物が、クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物であることを特徴とする、請求項1に記載のその使用のための組成物。
【請求項3】
アーティチョークの抽出物が、カルドン(Cynara cardunculus(Cyanara cardunculus))の抽出物、チョウセンアザミ(Cynara scolymus)の抽出物およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載のその使用のための組成物。
【請求項4】
ブルーベリーの抽出物が、セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の抽出物、ローブッシュブルーベリー(Vaccinium Angustifolium)の抽出物、ハイブッシュブルーベリー(Vaccinium Corymbosum)の抽出物、ラビットアイブルーベリー(Vaccinium Ashei Reade)の抽出物およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載のその使用のための組成物。
【請求項5】
オレウロペインを含む植物由来原料の抽出物が、オリーブ(Olea europeae)の抽出物、イボタノキ属の抽出物、アルガンノキの抽出物およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載のその使用のための組成物。
【請求項6】
ピペリンを含む植物由来原料の抽出物が、コショウ属(Piper)の抽出物、コショウイグチ(Chalciporus piperatus)の抽出物およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載のその使用のための組成物。
【請求項7】
クローン病および/または潰瘍性大腸炎の予防および/または処置における、請求項1から6のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項8】
ヒトにおいて観察される3つの主要な症状の成分:体重減少、出血および便のテクスチャを考慮して疾患の活動指数を低減するための、請求項1から7のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項9】
抽出物中に存在する少なくとも以下の分子:
-アピゲニン-7-O-グルクロニド、クリサンテリンA、クリサンテリンB、コーヒー酸、ルテオリン、マリチメチン、エリオジクチオール(eryodictyol)、イソオカニン(isookanine)、アピゲニン、ルテオリン-7-O-グルコシド、マリチメイン、マレイン、エリオジクチオール-7-O-グルコシド、フラボマレイン、アピゲニン-8-C-α-L-アラビノシド-6-C-β-D-グルコシド(スカフトシド)、アピゲニン-6,8-C-ジ-β-D-グルコピラノシド(ビセニン-2)から選択される少なくとも1つの分子、ならびに
-ジカフェオイルキナ酸、スルホ-モノカフェオイルキナ酸、ルテオリン、ルテオリン-7-O-グルコシド、ルテオリン-7-O-グルクロニド、アピゲニン-7-O-グルコシド、シナロピクリンから選択される少なくとも1つの分子、および
-モノカフェオイルキナ酸、デルフィニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-グルコシド、シアニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-アラビノシド、シアニジン-3-グルコシド、ペツニジン-3-ガラクトシド、シアニジン-3-アラビノシド、ペツニジン-3-グルコシド、ペオニジン-3-ガラクトシド、ペツニジン-3-アラビノシド、ペオニジン-3-グルコシド、マルビジン-3-ガラクトシド、マルビジン-3-グルコシド、マルビジン-3-アラビノシドから選択される少なくとも1つの分子、
-少なくともオレウロペインおよび可能であればヒドロキシチロソール、ならびに
-任意でベルバスコシドおよび/またはルテオリン-7-O-グルクロニド、ならびに
-任意でピペリン
を含むことを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項10】
少なくとも1つのジカフェオイルキナ酸、ベルバスコシド、アピゲニン-7-O-グルクロニド、ルテオリン-7-o-グルクロニド、モノカフェオイルキナ酸、オレウロペインおよび任意でピペリンを含むことを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項11】
排他的に:
-クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、および
-アーティチョークの抽出物、および
-ブルーベリーの抽出物、および
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、
-ならびに任意で合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物
で構成されることを特徴とする、請求項1から10のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項12】
植物抽出物に加えて追加される少なくとも1つの追加の要素も含み、前記追加の要素は:
-以下のビタミン:B1、B2、B3、B5、B6、B8、B9、B12 C、A、D、E、K1およびK2;
-以下の化合物:オベチコール酸、コロゾール酸、オメガ6および/またはオメガ3ファミリーの多価不飽和脂肪酸、オロト酸、パンガミン酸、パラアミノ安息香酸、アミグダリン、ベータ-グルカン、カルニチン、ジメチルグリシン、イメグリミン、イソフラボン、L-アルギニン、オキシトシン、ペクチン、ピリドキサミン、レスベラトロール、ビニフェリン(viniferine)、L-シトルリン;
-以下の微量元素および鉱物:砒素、ホウ素、カルシウム、銅、鉄、フッ素、ヨウ素、リチウム、マンガン、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、リン、セレン、バナジウム、亜鉛;
-以下の非必須微量成分:共役リノレン酸、リポ酸、カロテノイド、カルニチン、塩素、補酵素Q10、植物ステロール、タンニンおよびリグナンファミリーからのポリフェノール、タウリン;
-プレバイオティクス;
-プロバイオティクス;
-抗炎症薬;
-コルチコステロイド;
-アミノサリチル化誘導体;
-モノクローナル抗体;
-酵母;
-きのこ;
-食品および製薬部門に適合性がある昆虫由来の製品;
-マリファナおよびハッシシ;
-コーティング剤;
-香料;
-酸味料;
-固化防止剤;
-増粘剤;
-安定剤;
-乳化剤;
-増量剤;
-賦形剤
から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項13】
経口投与用の、請求項1から12のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【請求項14】
粉末、ゲル、エマルジョンの形状、または液状、および特に錠剤、カプセル、ジェルキャップ、スティック、サシェ、アンプル、点滴器の形状または注射可能な形状であることを特徴とする、請求項1から13のいずれか一項に記載の使用のための組成物。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、慢性炎症性腸疾患(IBD)の予防および/または処置における薬剤または栄養製品としての使用のための植物抽出物の混合物に関する。
【背景技術】
【0002】
従来技術
クローン病または潰瘍性大腸炎のようなIBDは、過活動性の消化器系免疫系に関連した、消化管の一部の粘膜の炎症により特徴づけられる病状である。症状は通常、慢性腹痛、下痢および体重減少により特徴づけられる。これらの疾患は、患者に応じて非常に変動する期間および頻度の炎症性発作を通じて進行する。これらの発作は、寛解の相と交互である。
【0003】
ほとんどの時間、臨床管理は、発作の期間以外の疾病の持続的な制御および十分な生活の質を可能にするが、根治的治療はない。加えて、現在の処置が、骨密度、体重増加に対して副作用を有し、さらには、腸の疾患を悪化させることが既知である(Asl Baakhtari S,McCombie A,Ten Bokkel Huinink S,Irving P,Siegel CA,Mulder R,et al.Observational Study of Perspectives of Inflammatory Bowel Disease Patients Concerning the Use of Corticosteroids.Dig Dis.2018;36(1):33-9.Epub 2017/09/04.doi:10.1159/000478772.PubMed PMID:28866661;Waljee AK,Wiitala WL,Govani S,Stidham R,Saini S,Hou J,et al.Corticosteroid Use and Complications in a US Inflammatory Bowel Disease Cohort.PLoS One.2016;11(6):e0158017.Epub 2016/06/24.doi:10.1371/journal.pone.0158017.PubMed PMID:27336296;PubMed Central PMCID:PMCPMC4918923)。
【0004】
IBDの発症は、いくつかの要因(遺伝的および環境的)に関連しているが、その病因は、完全には理解されていない。考慮される病理に応じて、消化管の炎症の程度および位置は、異なる可能性がある。この炎症は、水および栄養素の移動時間における変化ならびに腸管吸収機能の崩壊をもたらす。結果として、下痢は、IBD患者における最も一般的な症状の1つであり、潰瘍が存在する場合、特に、便中の血液の存在を伴う可能性がある。加えて、腸管吸収障害は、影響を受けた患者における体重減少を頻繁に引き起こす。これらの生理学的障害をもたらす生理学的メカニズムは、正確には知られていないが、それらは、特にこれらの症候学を模倣すると認識されている動物モデルに関して、多くの研究の対象である。例えば、デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)で処置されたマウスは、ヒトの病理、つまり、体重減少、便の粘性および出血において見られる3つの主要な症状の評価を考慮に入れた疾患活動指数(DAI)における増加を伴う腸の炎症を発症し、これらのモデルを、新規治療の道の同定について特に興味深いものにする(Randhawa PK,Singh K,Singh N,Jaggi AS.A review on chemical-induced inflammatory bowel disease models in rodents.Korean J Physiol Pharmacol.2014 Aug;18(4):279-88.doi:10.4196/kjpp.2014.18.4.279.Epub 2014 Aug 13.PubMed PMID:25177159)。
【発明の概要】
【0005】
本発明の目的は、これらの症状に対して作用でき、IBDの予防および/または処置における参照の薬剤よりもより高い有効性を示すことができる製品を提供することである。
【0006】
これに対処するため、本発明は、いくつかの植物抽出物の混合物を含む組成物の使用に関する。
【0007】
特に、本発明の主題は、ヒトまたは動物における慢性炎症性腸疾患、特にクローン病および/または潰瘍性大腸炎の予防および/または処置における薬剤または栄養製品としての使用のための、少なくとも:
-クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、および
-アーティチョークの抽出物、および
-ブルーベリーの抽出物、および
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、
-ならびに任意で合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物
を含む組成物である。
【0008】
そのような組成物は、炭水化物および/または脂質代謝に対するその効果について既知であるが、驚いたことに、本発明によれば、それは、IBDに悩まされている人々および動物における疾患活動指数を大きく低下させることができる。それはそのため、IBDの予防および/または処置のための効果的な薬物であり得る。
【0009】
本発明をここに詳細に説明する。
【0010】
発明の詳細な説明
定義
本発明の意味の中での(化合物の)「類縁体」は、別の化合物と類似であるが、特定の成分とは異なる化学構造を有するすべての化合物を意味する。それは、他の原子、官能基または下部構造により置き換えられる1つまたは複数の原子、官能基または下部構造により異なる場合がある。
【0011】
本発明の意味の中での「植物「X」の抽出物」は、任意の適切な方法により単一植物「X」から得られる分子のセットを意味する。特に、以下の:水性抽出物(水性溶媒を使用して得られる)、アルコール抽出物(アルコール溶媒を使用して得られる)または有機溶媒を使用する、もしくは天然脂肪性物質もしくは天然脂肪性物質の混合物、特に植物由来の油もしくは植物由来の油の混合物を使用する抽出物、を挙げることができる。
【0012】
本発明の意味の中での「混合物」は、化学的に相互作用する可能性があるか相互作用しない可能性がある固体、液体または気体の形状での物質(抽出物および/または分子)の会合を意味する。本発明による抽出物の混合物は、当業者に既知の任意の方法により得られる。それは、単に成分を混合することにより得ることができる。
【0013】
本発明の意味の中での「植物」または「植物由来原料」は、特別な処置をまだ受けておらず、植物調製物の製造において使用されることを意図される植物全体または細胞培養物を含む植物の一部を意味する。
【0014】
「栄養製品」は、栄養的および/または生理学的効果を有するすべての製品を意味する;これは、特に栄養補助食品、食品、栄養学的製品などを含む。これらの製品は、特に経口、胃または静脈のルートにより投与できる。
【0015】
「ヘルス製品」は、この効果が生理学的であるか薬理学的であるか、特に薬剤および医薬品であるかどうかに関わらず、予防または処置において健康に対する有益な効果を有するすべての製品を意味する。これらの製品は特に、経口、胃、静脈または皮膚のルートにより投与できる。
【0016】
本発明の意味の中での「水性溶媒」は、全体的にまたは部分的に水からなる任意の溶媒を意味する。したがって、以下の:水自体、任意の割合の水-アルコール溶媒またはさらに任意の割合で水およびグリセリンもしくはプロピレングリコールなどの化合物からなる溶媒、を挙げることができる。アルコール溶媒の中で、特にエタノールを挙げることができる。
【0017】
組成物
特に、本発明の主題は、ヒトまたは動物における慢性炎症性腸疾患の予防および/または処置における薬剤または栄養製品としての使用のための、少なくとも:
-クリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、および
-アーティチョークの抽出物、および
-ブルーベリーの抽出物、および
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、および
-任意で合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物
を含む組成物である。
【0018】
本出願において、単数形または複数形は、本発明による有用な組成物を示すために交換可能に使用される。
【0019】
そのため、本発明による有用な組成物は、
-少なくとも1つのクリサンテルム(Chrysanthellum)の抽出物、好ましくはクリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物、ならびに
-少なくとも1つのアーティチョークの抽出物、好ましくはカルドン(Cynara cardunculus)の抽出物およびチョウセンアザミ(Cynara scolymus(Cyanara scolymus))の抽出物、ならびにそれらの混合物から選択される抽出物、さらにより好ましくはチョウセンアザミ(Cynara scolymus)の抽出物、ならびに
-少なくとも1つのブルーベリーの抽出物、好ましくはスノキ属(Vaccinium)の抽出物、特に、セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の抽出物、ローブッシュブルーベリー(Vaccinium Angustifolium)の抽出物、ハイブッシュブルーベリー(Vaccinium Corymbosum)の抽出物、ラビットアイブルーベリー(Vaccinium Ashei Reade)の抽出物、およびそれらの混合物から選択される抽出物、さらにより好ましくはセイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の抽出物、ならびに
-オレウロペインを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、好ましくはオリーブの木(Olea europeae)の抽出物、イボタノキ属(Ligustrum)の抽出物、アルガンノキの抽出物、およびそれらの混合物から選択される抽出物、さらにより好ましくはオリーブ(Olea europeae)の抽出物、ならびに
-好ましくはまた合成ピペリンおよび/またはピペリンを含む少なくとも1つの植物由来原料の抽出物、好ましくはコショウ属(Piper)の抽出物、コショウイグチ(Chalciporus piperatus)の抽出物、およびそれらの混合物から選択される抽出物
を含む、植物由来原料のいくつかの抽出物を含む分子の混合物を含む。
【0020】
植物抽出物は、任意の適切な方法により、例えば以下の工程:
-固体/液体抽出
-分離/押圧
-濾過
-蒸発
-乾燥
-任意で添加物の組み込み
-均質化
-包装
を含む方法により、得ることができる。
【0021】
クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物は好ましくは、植物全体または地上部分の抽出物である。それは特に、水アルコール性もしくは水性抽出物もしくは亜臨界CO2もしくは亜臨界H2Oであり得るか、または従来の加熱により、またはマイクロ波周波数下でもしくは超音波下で実行される熱処理に関連する可能性がある。植物/抽出物比は好ましくは、1/1と100/1の間、特に1/1と25/1の間である。
【0022】
本発明による組成物は、それがヒトを対象とする場合、1日につき、組成物が投与される人物の体重kgあたり少なくとも0.00001g、特に0.00001gと0.60gの間のクリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物の投与を可能にする量のクリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物を好ましくは含む。
【0023】
好ましくは、クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の抽出物は、アピゲニン-7-O-グルクロニド、クリサンテリンA、クリサンテリンB、コーヒー酸、ルテオリン、マリチメチン、エリオジクチオール(eryodictyol)、イソオカニン(isookanine)、アピゲニン、ルテオリン-7-O-グルコシド、マリチメイン、マレイン、エリオジクチオール-7-O-グルコシド、フラボマレイン、アピゲニン-8-C-α-L-アラビノシド-6-C-β-D-グルコシド(スカフトシド)、アピゲニン-6,8-C-ジ-β-D-グルコピラノシド(ビセニン-2)、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子を含む。好ましくは、抽出物は、少なくともアピゲニン-7-O-グルクロニドを含む。例えば、アピゲニン-7-アピオグルコシド、アピゲニン-8-C-グルコシド(ビテキシン)、アピゲニン-6-C-グルコシド(イソビテキシン)、アピゲニン-7-O-ネオヘスペリドシド、アピゲニン-7-グルコシド、アピゲニン-7-アピオグルコシドなどのアピゲニン-7-O-グルクロニドの類縁体にも言及できる。
【0024】
カルドン(Cynara cardunculus)またはチョウセンアザミ(Cynara scolymus(Cyanara scolymus))の抽出物は好ましくは、葉または根の抽出物である。それは、特に、水アルコール性もしくは水性抽出物もしくは亜臨界CO2もしくは亜臨界H2Oであり得るか、または従来の加熱により、またはマイクロ波周波数下でもしくは超音波下で実行される熱処理に関連する可能性がある。植物/抽出物比は好ましくは、1/1と100/1の間、特に1/1と30/1の間である。
【0025】
本発明による有用な組成物は、それがヒトを対象とする場合、1日につき、組成物が投与される人物の体重kgあたり少なくとも0.00001g、特に0.00001gと0.60gの間のカルドン(Cynara cardunculus)またはチョウセンアザミ(Cynara scolymus(Cyanara scolymus))の抽出物の用量に対応する量のカルドン(Cynara cardunculus)またはチョウセンアザミ(Cynara scolymus(Cyanara scolymus))の抽出物を好ましくは含む。
【0026】
好ましくは、カルドン(Cynara cardunculus)またはチョウセンアザミ(Cynara scolymus(Cyanara scolymus))の抽出物は、ジカフェオイルキナ酸、スルホ-モノカフェオイルキナ酸、ルテオリン、ルテオリン-7-O-グルコシド、ルテオリン-7-O-グルクロニド、アピゲニン-7-O-グルコシド、シナロピクリン、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子を含む。好ましくは、抽出物は、少なくとも1つのジカフェオイルキナ酸を含む。
【0027】
スノキ属(Vaccinium)抽出物は好ましくは、果実または葉の抽出物である。それは、特に、水アルコール性もしくは水性抽出物もしくは亜臨界CO2もしくは亜臨界H2Oであり得るか、または従来の加熱により、またはマイクロ波周波数下でもしくは超音波下で実行される熱処理に関連する可能性がある。植物/抽出物比は好ましくは、1/1と200/1の間、特に1/1と60/1の間である。
【0028】
本発明による組成物は、それがヒトを対象とする場合、1日につき、組成物が投与される人物の体重kgあたり少なくとも0.00001g、特に0.00001gと0.60gの間のスノキ属(Vaccinium)の抽出物の投与を可能にする量のスノキ属(Vaccinium)の抽出物を好ましくは含む。
【0029】
好ましくは、スノキ属(Vaccinium)の抽出物は、モノカフェオイルキナ酸、デルフィニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-グルコシド、シアニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-アラビノシド、シアニジン-3-グルコシド、ペツニジン-3-ガラクトシド、シアニジン-3-アラビノシド、ペツニジン-3-グルコシド、ペオニジン-3-ガラクトシド、ペツニジン-3-アラビノシド、ペオニジン-3-グルコシド、マルビジン-3-ガラクトシド、マルビジン-3-グルコシド、マルビジン-3-アラビノシド、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子を含む。好ましくは、抽出物は、少なくとも1つのモノカフェオイルキナ酸を含む。
【0030】
本発明による組成物は、それがヒトを対象とする場合、1日につき、組成物が投与される人物の体重kgあたり少なくとも0.001mg、特に0.001mgと166mgの間のピペリンの投与を可能にする量のピペリンを好ましくは含む。ピペリンがコショウ属(Piper)の抽出物に含まれる場合、本発明による組成物の混合物は、上記抽出物を含む。コショウ属(Piper)の抽出物は好ましくは、コショウ(Piper nigrum)、ピペル・アダンカム(Piper aduncum)および/またはピペル・ロンガム(Piper longum)の抽出物である。
【0031】
コショウ属(Piper)の抽出物は好ましくは、果実または葉の抽出物である。それは、特に、水アルコール性もしくは水性抽出物もしくは亜臨界CO2もしくは亜臨界H2Oであり得るか、または従来の加熱により、またはマイクロ波周波数下でもしくは超音波下で実行される熱処理に関連する可能性がある。植物/抽出物比は好ましくは、1/1と10,000/1の間、特に1/1と200/1の間である。
【0032】
抽出物は好ましくは、抽出物の総量に対し重量で少なくとも1%のピペリンを含む。
【0033】
オレウロペインがオリーブ(Olea europaea)の抽出物に含まれる場合、上記抽出物は好ましくは、葉または果実の抽出物である。それは、特に、水アルコール性もしくは水性抽出物もしくは亜臨界CO2もしくは亜臨界H2Oであり得るか、または従来の加熱により、またはマイクロ波周波数下でもしくは超音波下で実行される熱処理に関連する可能性がある。植物/抽出物比は好ましくは、1/1と200/1の間、特に1/1と60/1の間である。
【0034】
本発明による組成物は、それがヒトを対象とする場合、1日につき、組成物が投与される人物の体重kgあたり少なくとも0.00001g、特に0.00001gと0.60gの間のオリーブ(Olea europaea)の抽出物の投与を可能にする量のオリーブ(Olea europaea)の抽出物を好ましくは含む。
【0035】
好ましくは、オリーブ(Olea europaea)の抽出物は、オレウロペインに加えて、少なくとも1つのヒドロキシチロソール分子または類縁体を含む。
【0036】
好ましくは、本発明による組成物は、少なくとも以下の分子(これらの分子は、本発明による組成物を構成する抽出物(複数可)に含まれる):
-アピゲニン-7-O-グルクロニド、クリサンテリンA、クリサンテリンB、コーヒー酸、ルテオリン、マリチメチン、エリオジクチオール(eryodictyol)、イソオカニン(isookanine)、アピゲニン、ルテオリン-7-O-グルコシド、マリチメイン、マレイン、エリオジクチオール-7-O-グルコシド、フラボマレイン、アピゲニン-8-C-α-L-アラビノシド-6-C-β-D-グルコシド(スカフトシド)、アピゲニン-6,8-C-ジ-β-D-グルコピラノシド(ビセニン-2)、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子、好ましくはアピゲニン-7-O-グルクロニド;ならびに
-ジカフェオイルキナ酸、スルホ-モノカフェオイルキナ酸、ルテオリン、ルテオリン-7-O-グルコシド、ルテオリン-7-O-グルクロニド、アピゲニン-7-O-グルコシド、シナロピクリン、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子、好ましくはジカフェオイルキナ酸;ならびに
-モノカフェオイルキナ酸、デルフィニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-グルコシド、シアニジン-3-ガラクトシド、デルフィニジン-3-アラビノシド、シアニジン-3-グルコシド、ペツニジン-3-ガラクトシド、シアニジン-3-アラビノシド、ペツニジン-3-グルコシド、ペオニジン-3-ガラクトシド、ペツニジン-3-アラビノシド、ペオニジン-3-グルコシド、マルビジン-3-ガラクトシド、マルビジン-3-グルコシド、マルビジン-3-アラビノシド、またはそれらの類縁体から選択される少なくとも1つの分子、好ましくは少なくとも1つのモノカフェオイルキナ酸;ならびに
-オレウロペイン、ならびに
-任意で好ましくはまたベルバスコシドおよび/またはルテオリン-7-O-グルクロニド、ならびに
-任意でピペリン
を含む。
【0037】
特に適切な変形によれば、抽出物の混合物は、少なくとも1つのジカフェオイルキナ酸、ベルバスコシド、アピゲニン-7-O-グルクロニド、ルテオリン-7-o-グルクロニド、モノカフェオイルキナ酸、オレウロペインおよび任意でピペリンを含む。
【0038】
あるいは同等に、単一抽出物の1つもしくは複数またはすべての分子は、合成のまたは他の植物からの天然の分子により置き換えられてよい。
【0039】
本発明による組成物は、それらの異なる変形において、一緒に有効成分を構成する記載された要素(植物抽出物)のみで構成できるか、さもなければ植物抽出物に加えて添加される少なくとも1つの追加の要素(生成物、分子、抽出物、有効成分、賦形剤など)も含んでよく、上記追加の要素は:
-以下のビタミン:B1、B2、B3、B5、B6、B8、B9、B12 C、A、D、E、K1およびK2;
-以下の化合物:オベチコール酸、コロゾール酸、オメガ6および/またはオメガ3ファミリーの多価不飽和脂肪酸、オロト酸、パンガミン酸、パラアミノ安息香酸、アミグダリン、ベータ-グルカン、カルニチン、ジメチルグリシン、イメグリミン、イソフラボン、L-アルギニン、オキシトシン、ペクチン、ピリドキサミン、レスベラトロール、ビニフェリン(viniferine)、L-シトルリン;
-以下の微量元素および鉱物:砒素、ホウ素、カルシウム、銅、鉄、フッ素、ヨウ素、リチウム、マンガン、マグネシウム、モリブデン、ニッケル、リン、セレン、バナジウム、亜鉛;
-以下の非必須微量成分:共役リノレン酸、リポ酸、カロテノイド、カルニチン、塩素、補酵素Q10、植物ステロール、タンニンおよびリグナンファミリーからのポリフェノール、タウリン;
-プレバイオティクス、例えばフラクトオリゴ糖、イヌリン、ガラクトオリゴ糖、ペクチン、ベータ-グルカン、およびキシロオリゴ糖;
-プロバイオティクス、例えばラクトバチルス属(Lactobacillus)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacteria)、アッケルマンシア属(Akkermansia)、クロストリジウム属(Clostridium)、大腸菌属(Escherichia)、フィーカリバクテリウム属(Faecalibacteria)、バクテロイデス属(Bacteroides)、真正細菌;
-抗炎症薬、コルチコステロイド(例えばブデソニド、ベタメタゾン、プレドニゾロン、および他のコルチコステロン誘導体)、アミノサリチル化誘導体;
-モノクローナル抗体、例えばインフリキシマブ、アダリムマブ、ベドリズマブ、アミノサリチル化誘導体、例えばメサラジン;
-酵母、例えば紅麹(Monascus purpureus);
-きのこ、例えば舞茸;
-食品および製薬部門に適合性がある昆虫由来の製品;
-マリファナおよびハッシシ;
-コーティング剤、例えばヒプロメロース、微結晶セルロース、ステアリン酸、タルク、糖、シェラック、ポビドン、蜜蝋;
-香料、例えば天然ブルーベリー香料または天然イチゴ香料;
-リンゴ酸などの酸味料;
-固化防止剤、例えば二酸化ケイ素またはステアリン酸マグネシウム;
-キサンタンガム、コロイド状シリカ、脂肪酸のモノおよびジグリセリドなどの増粘剤;
-リン酸カルシウムなどの安定剤;
-大豆レシチンなどの乳化剤;
-コーンスターチなどの増量剤;
-賦形剤、例えば微結晶セルロース、ステアリン酸マグネシウムまたはリン酸二カルシウム
から選択できる。
【0040】
本発明による組成物はまた、少なくとも1つの以下の植物由来原料の1つまたは複数の抽出物、および/または少なくとも1つの以下の植物由来原料に含まれる1つもしくは複数の分子を含んでよい:オクラ(Abelmoschus esculentus)、ヨーロッパモミ(Abies Alba)、バルサムモミ(Abies balsamea)、シベリアモミ(Abies sibirica)、アカシア・ニロティカ(Acacia nilotica)、アラビアゴムノキ(Acacia senegal)、セイヨウノコギリソウ(Achillea millefollium)、イノコヅチ(Achyranthes bidentata)、オランダセンニチ(Acmella oleracea)、アメリカショウマ(Actaea racemosa)、オニマタタビ(Actinidia chinensis)、キウイフルーツ(Actinidia deliciosa)、アフリカバオバブ(Adansonia digitata)、ホウライシダ(Adiantum capillus-veneris)、セイヨウトチノキ(Aesculus hippocastanum)、ギニアショウガ(Afromomum melegueta)、ブッコノキ(Agathosma betulina)、アガトスマ・クレヌラタ(Agathosma crenulata)、アガトスマ・セラトリフォリア(Agathosma serratifolia)、セイヨウキンミズヒキ(Agrimonia eupatoria)、セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans)、ネムノキ(Albizia julibrissin)、アルケミラ・ウルガリス(Alchemilla vulgaris)、ニンニクガラシ(Alliaria petiolata(Alliara petiolata))、リーキ(Allium ampeloprasum)、タマネギ(Allium cepa)、ニンニク(Allium sativum)、チャイブ(Allium schoenoprasum)、ラムソン(Allium ursinum)、ヨーロッパアルダー(Alnus glutinosa)、アロエ・フェロックス(Aloe ferox)、アロエ・ベラ(Aloe vera)、レモンバーベナ(Aloysia citriodora)、ナンキョウ(Alpinia galanga)、アルピニア・ハイナネンシス(Alpinia hainanensis)、コウリョウキョウ(Alpinia officinarum)、ヤクチ(Alpinia oxyphylla)、ウスベニタチアオイ(Althaea officinalis)、アンミ・ビスナガ(Ammi visnaga)、コンニャク(Amorphophallus konjac)、パイナップル(Ananas comosus)、アンドログラフィス・パニクラータ(Andographis paniculata)、ハナスゲ(Anemarrhena asphodeloides)、イノンド(Anethum graveolens)、セイヨウトウキ(Angelica archangelica)、ヨロイグサ(Angelica dahurica)、シシウド(Angelica pubescens)、カラトウキ(Angelica sinensis)、エゾノチチコグサ(Antennaria diocia)、チャービル(Anthriscus cerefolium)、アンティリス・ブルネラリア(Anthyllis vulneraria)、アファニゾメノン・フロス-アクアエ・ラルフス(Aphanizomenon flos-aquae Ralfs)、オランダミツバ(Apium graveolens)、ラッカセイ(Arachis hypogaea)、タラノキ(Aralia elata)、ゴボウ(Arctium lappa)、ヒメゴボウ(Arctium minus)、アルガンノキ(Argania spinosa)、セイヨウワサビ(Armorica rustanica)、タラゴン(Artemisia dracunculus)、オウシュウヨモギ(Artemesia vulgaris)、アスコフィルム・ノドスム(Ascophyllum nodosum)、ルイボス(Aspalathus linearis)、アスパラガス(Asparagus officinalis)、キバナオウギ(Astragalus membranaceus)、ホソバオケラ(Atractylodes lancea)、オオバナオケラ(Atractylodes macrocephala)、クックパイン(Auracaria columnaris)、エンバク(Avena staiva)、アヤワスカ(Ayahuasca)、バッカリス・ゲニステロイデス(Baccharis genistelloides)、オトメアゼナ(Bacopa monnierri)、バロタ・ニグラ(Ballota nigra)、バンブサ・バンボス(Bambusa bambos)、ヒナギク(Bellis perennis)、セイヨウメギ(Berberis vulgaris)、ビート(Beta vulgaris)、キハダカンバ(Betula alleghaniensis)、シダレカンバ(Betula pendula)、ヨーロッパダケカンバ(Betula pubescens)、ベニノキ(Bixa orellana)、ルリジサ(Borago officinalis(Borago officnalis))、ボスウェリア・セラータ(Boswellia serrata)、セイヨウアブラナ(Brassica napus)、クロガラシ(Brassica nigra)、ヤセイカンラン(Brassica oleracea)、ブラッシカ・ラパ(Brassica rapa)、ミシマサイコ(Bupleurum chinense)、キンセンカ(Calendula officinalis)、カルーナ・ウルガリス(Calluna vulgaris)、チャノキ(Camellia sinsensis)、ナズナ(Capsella bursa-pastoris)、トウガラシ(Capsicum annuum)、カレックス・アレナリア(Carex arenaria)、パパイア(Carica papaya)、チャボアザミ(Carlina acaulis)、カロライナバニラ(Carphephorus odoratissimus(Carphephorus odoratissmus))、セイヨウシデ(Carpinus betulus)、ベニバナ(Carthamus tinctorius)、ヒメウイキョウ(Carum carvi)、ナンバンサイカチ(Cassia fistula)、ヨーロッパグリ(Castanea sativa)、ケンタウレア・センタウリウム(Centaurea centaurium)、ヤグルマギク(Centaurea cyanus)、ベニバナセンブリ(Centaurium erythraea)、ツボクサ(Centella asiatica)、サンカオウトウ(Cerasus vulgaris)、ローカストビーンガム(Ceratonia silliqua)、ローマンカモマイル(Chamaemelum nobile(Chaenomelum nobile))、クロレラ(Chlorella vulgaris)、トチャカ(Chondrus crispus)、クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)、チコリー(Cichorium intybus)、キナノキ(Cinchona officinalis)、アカキナノキ(cinchona pubescens)、クスノキ(Cinnamomum camphora)、シナニッケイ(Cinnamomum cassia)、セイロンニッケイ(Cinnamomum verum)、ホンオニク(Cistanche salsa)、シスタス・インカヌス(Cistus incanus)、ダイダイ(Citrus aurantium)、レモン(Citrus limon)、ブンタン(Citrus maxima)、シトロン(Citrus medica)、キノット(Citrus myrtifolia)、ポンカン(Citrus reticulata blanco)、オレンジ(Citrus sinensis(Citrus sinsensis))、グレープフルーツ(Citrus paradisi)、クリノポディウム・ヴルガレ(Clinopodium vulgare)、ニオイヤグルマ(Cnicus benedictus)、コクレアリア・オフィシナリス(Cochlearia officinalis)、ココヤシ(Cocos nucifera)、ヒカゲツルニンジン(Codonopsis pilosula)、ロブスタコーヒーノキ(Coffea canephora)、ハトムギ(Coix lacryma-jobi var.ma-yuen Stapf(Coix lacryma-jobi var. mayyuen Stapf))、ヒメコーラ(Cola acuminata)、コーラ・バライ・コルヌ(Cola ballayi cornu)、コラノキ(Cola nitida)、コンブレタム・ミクランサム(Combretum micranthum)、グーグル(Commiphora mukul)、ヒメムカシヨモギ(Conyza canadensis)、コリアンダー(Coriandrum sativum)、サンシュユ(Cornus officinalis)、セイヨウハシバミ(Corylus avellana)、ユーカリシトリオドラ(Corymbia citriodora)、セイヨウサンザシ(Crataegus laevigata)、イケガキセイヨウサンザシ(Crataegus monogyna(Craetegus monogyna))、クリスマム・マリティマム(Crithmum maritimum)、サフラン(Crocus sativus)、メロン(Cucumis melo)、ペポカボチャ(Cucurbita pepo)、クミン(Cuminum cyminum)、サイプレス(Cupressus sempervirens)、ハマネナシカズラ(Cuscuta chinensis)、クラスタマメ(Cyamopsis tetragonoloba)、イノコズチモドキ(Cyathula officinalis)、カイグア(Cyclanthera pedata)、マルメロ(Cydonia oblonga)、パルマローザ(Cymbopogon martini)、セイロンシトロネラ(Cymbopogon nardus)、ジャワシトロネラ(Cymbopogon winterianus)、カルドン(Cynara cardunculus)、ハマスゲ(Cyperus rotundus)、ノラニンジン(Daucus carota)、キク(Dendranthema grandiflorum)、ノハラハギ(Desmodium adscendens)、リュウガン(Dimocarpus longan)、ヤマノイモ(Dioscorea oppositifolia(Dioscorea oppostifolia))、ワイルドヤム(Dioscorea villosa)、カキノキ(Diospyros kaki Thunb.)、ドナリエラ(Dunaliella salina(Dunaliella saliena))、ホソバムラサキバレンギク(Echinacea angustifolia(Echinacea augustifolia))、エキナセア・パリダ(Echinacea pallida)、ムラサキバレンギク(Echinacea purpurea)、シーバックン(Elaeagnus rhamnoides(Elaegnus rhamnoides))、ショウズク(Elettaria cardamomum(Alettaria cardamomum))、エゾウコギ(Eleutherococcus senticosus)、シバムギ(Elymus repens)、ヤナギラン(Epilobium angustifolium(Epiobiu
m augustifolium))、ススヤアカバナ(Epilobium parviflorum)、スギナ(Equisetum arvense)、エリカ・キネレア(Erica cinerea)、エリカ・テトラリックス(Erica tetralix)、ビワ(Eriobotrya japonica)、イエルバサンタ(Eriodictyon californicum)、オランダフウロ(Erodium cicutarium)、エリンギウム・カンペストレ(Eryngium campestre)、ハナビシソウ(Eschscholzia californica)、ペパーミントユーカリ(Eucalyptus dives Schauer)、ユーカリ・グロブルス(Eucalyptus globulus)、ユーカリプタス・ラディアータ(Eucalyptus radiata)、エウカリプトゥス・スミティイF.ミュエル(Eucalyptus smithii F.Muell)、トチュウ(Eucommia ulmoides)、ピタンガ(Eugenia uniflora)、ユージニア・ジャンボラーナ(Eugenia jambolana)、アイブライトD.ウォルフ(Euphrasia stricta D.Wolff)、アサイー(Euterpe oleracea)、ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)、イタドリ(Fallopia japonica(Follopia japonica))、アサフェティダ(Ferula assa-foetida)、イチジク(Ficus carica)、セイヨウナツユキソウ(Filipendula ulmaria)、ウイキョウ(Foeniculum vulgare Mill.)、レンギョウ(Forsythia suspensa)、フラガリア・ドドネイArd.(Fragaria dodonei Ard.)、カスカラ(Frangula purshiana Cooper)、セイヨウトネリコ(Fraxinus excelsior)、マンナトネリコ(Fraxinus ornus(Fraxinus ortus))、フカス・セラツス(Fucus serratus)、ヒバマタ(Fucus vesiculosus)、カラクサケマン(Fumaria officinalis)、ゴールデンソーン(Galeopsis segetum Neck.)、クルマバソウ(Galium odoratum(Galium odotarum))、セイヨウカワラマツバ(Galium verum)、コクチナシ(Gardenia jasminoides J.Ellis)、オニノヤガラ(Gastrodia elata Blume)、ガリジウム・コルネウムJ.V.ラムルー(Gelidium corneum J.V.Lamouroux)、ゲンチアナ(Gentiana lutea)、ゲラニウム・ロベルチアヌム(Geranium robertianum)、セイヨウダイコンソウ(Geum urbanum)、イチョウ(Ginkgo biloba)、ダイズ(Glycine max)、スペインカンゾウ(Glycyrrhiza glabra)、ウラルカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis)、グラシラリア・グラシリス(Gracilaria gracilis)、グリンデリア・カンポールム・グリーン(Grindelia camporum Greene)、グリンデリア・ロブスタ(Grindelia robusta Nutt.)、グリンデリア・スクアローサ(Grindelia squarrosa Dunal)、ホウライアオカズラ(Gymnema sylvestris)、ヘマトコッカス・プルビアリス(Haematococcus pluvialis)、アメリカマンサク(Hamamelis virginiana(Hamamemis virginiana))、ライオンゴロシ(Harpagophytum procumbens)、ハルパゴフィツム・ゼイヘリ・ドケーヌ(Harpagophytum zeyheri Decne.)、アメリカペニーロイヤル(Hedeoma pulegioides Pers.(Hedeoma pluegioides Pers.))、ヒマワリ(Helianthus annuus)、キクイモ(Helianthus tuberosus(Helienthus tuberosus))、エバーラスティングフラワー(Helichrysum arenarium)、ヘリクリスム・ストエカス(Helichrysum stoechas)、コゴメビユ(Herniaria glabra(Herniara glabra))、ローゼル(Hibiscus sabdariffa)、ハイコウリンタンポポ(Hieracium pilosella)、ヒマンタリア・エロンガタ(Himanthalia elongata)、オオムギ(Hordeum vulgare)、ドクダミ(Houttuynia cordata Thunb.)、トウゲシバ(Huperzia serrata)、ヒソップ(Hyssopus officinalis)、イェルバマテチャ(Ilex paraguariensis A.St.-Hill)、トウシキミ(Illicium verum(Illicum verum))、ホウセンカ(Impatiens balsamina(Impatients balsamina))、イヌラ・ブリタニカ(Inula britannica)、オオグルマ(Inula helenium)、ソケイ(Jasminum grandiflorum)、ジャスミン(Jasminum officinale(Jasmium officinale))、セイヨウネズ(Juniperus communis)、ユスティキア・アダトダ(Justicia adhatoda)、カバラマ・ウレンス(Kavalama urens)、ラタニア(Krameria lappacea)、バナバ(Lagerstroemia speciosa)、ラミナリア・ディギタータ(Laminaria digitata)、ケルプ(Laminaria hyperborea)、オドリコソウ(Lamium album)、ヨーロッパカラマツ(Larix decidua)、西洋カラマツ(Larix occidentalis)、ゲッケイジュ(Laurus nobilis)、真正ラベンダー(Lavandula angustifolia(Lavandula augustofolia))、スパイクラベンダー(Lavandula latifolia)、エゾイソツツジ(Ledum palustre)、ヨウシュメハジキ(Leonurus cardiaca)、マカ(Lepidium meyenii Walp.)、コショウソウ(Lepidium sativum)、レスペデザ・カピタータ(Lespedeza capitata)、ラベージ(Levisticum officinale)、テンダイウヤク(Lindera aggregata)、アマ(Linum usitatissimum(Linus usitatissimum))、モミジバフウ(Liquidambar styraciflua)、ミヤコグサ(Lotus corniculatus)、クコ(Lycium chinense)、ナガバクコ(Lycium barbarum)、トマト(Lycopersicon esculentum)、ヒカゲノカズラ(Lycopodium clavatum)、ヒメサルダヒコ(Lycopus europaeus)、エゾミソハギ(Lythrum salicaria)、マカダミアナッツ(Macadamia ternifolia F.muell)、オオウキモ(Macrocystis pyrifera)、シナホオノキ(Magnolia officinalis)、アセロラ(Malpighia glabra)、リンゴ(Malus pumila)、セイヨウリンゴ(Malus domestica)、クラブアップル(Malus sylvestris)、ウスベニアオイ(Malva sylvestris)、マンゴー(Mangifera indica)、クズウコン(Maranta arundinacea)、ホアハウンド(Marrubium vulgare)、コンズランゴ(Marsdenia cundurango)、ホウライアオカズラ(Marsdenia sylvestris)、マストカルパス・ステラタス(Mastocarpus stellatus)、カモミール(Matricaria chamomilla(Matricaria chamomi lla))、ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa)、ティーツリー(Melaleuca alternifolia)、カユプテ(Melaleuca cajuputi Powell)、メラレウカ・レウカデンドラ(Melaleuca leucadendra)、ニアウリ(Melaleuca quinquenervia(Melaleuca quinquenrvia))、メラレウカ・ウィリディフロラ(Melaleuca viridiflora)、スイートクローバー(Melilotus altissimus Thuill.)、シナガワハギ(Melilotus officinalis)、ヨウシュハッカ(Mentha arvensis)、ペパーミント(Mentha x piperita)、ミツガシワ(Menyanthes trifoliata)、アイスプラント(Mesembryanthemum crystallinum)、タイマツバナ(Monarda didyma)、ヤエヤマアオキ(Morinda citrifolia)、ハゲキテン(Morinda officinalis)、マグワ(Morus alba)、クロミグワ(Morus nigra)、オオバゲッキツ(Murraya koenigii)、バナナ(Musa x paradisiaca)、カムカム(Myrciaria dubia)、ニクズク(Myristica fragrans Houtt.(Myristica flagrans Houtt.))、ペルーバルサム(Myroxylon balsamum)、ギンバイカ(Myrtus communis)、スパイクナード(Nardostachys jatamansi)、オランダガラシ(Nasturtium officinale R.Br.)、ハス(Nelumbo nucifera Gaertn.)、イヌハッカ(Nepeta cataria)、ケイガイ(Nepeta tenuifolia Benth.)、ニオイクロタネソウ(Nigella sativa)、メボウキ(Ocimum basilicum)、メマツヨイグサ(Oenothera biennis)、オノニス・スピノサ(Ononis spinosa)、ジャノヒゲ(ophiopogon japonicus)、オプンティア・フィクス-インディカ(Opuntia ficus-indica)、オレガノ(Origanum compactum Benth.)、マジョラム(Origanum majorana)、オレガノ(Origanum vulgare)、ネコノヒゲ(Orthosiphon aristatus)、イネ(Oryza sativa)、シャクヤク(Paeonia lactiflora)、ボタン(Paeonia x suffruticosa Andrews)、ダルス(Palmaria palmata)、オタネニンジン(Panax ginseng)、アメリカニンジン(Panax quinquefolius)、キビ(Panicum miliaceum(Panicum miliacium))、ヒナゲシ(Papaver rhoeas)、パリエタリア・オフィチナリス(Parietaria officinalis)、パッションフルーツ(Passiflora edulis Sims)、パースニップ(Pastinaca sativa)、ガラナ(Paullinia cupana Kunth)、ニオイテンジクアオイ(Pelargonium graveolens)、ジソ(Perilla frutescens)、アボカド(Persea am
ericana)、ペルシカリア・ビストータ(Persicaria bistorta)、オオハルタデ(Persicaria maculosa Gray)、パセリ(Petroselinum crispum)、インペラトリア(Peucedanum ostruthium(Peucadanum ostruthium))、ボルド(Peumus boldus Molina)、インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)、キハダ(Phellodendron amurense)、チョークベリー(Photinia melancarpa)、ユカン(Phyllanthus emblica)、ホオズキ(Physalis alkekengi)、フィマトリトン・カルカレウム(Phymatolithon calcareum)、オウシュウトウヒ(Picea abies)、オールスパイス(Pimenta dioica(Pimenta dioca))、ベイツリー(Pimenta racemosa)、アニス(Pimpinella anisum)、ピンピネラ・マイオール(Pimpinella major)、ピンピネラ・サキシフレイジ(Pimpinella saxifraga(Pimpinella saxfraga))、モンタナマツ(Pinus mugo Turra)、フランスカイガンショウ(Pinus pinaster Aiton)、ヨーロッパアカマツ(Pinus sylvestris)、マスチックノキ(Pistacia lentiscus)、エダウチオオバコ(Plantago arenaria)、ヘラオオバコ(Plantago lanceolata)、セイヨウオオバコ(Plantago major)、サイリウム(Plantago ovata)、キキョウ(Platycodon grandiflorus)、コレウスフォルスコリ(Plectranthus barbatus Andrews)、パチョリ(Pogostemon cablin(Pogostemom cablin))、ヒロハセネガ(Polygala senega)、オオヒメハギ(Polygala sibirica)、イトヒメハギ(Polygala tenuifolia Willd.)、ミチヤナギ(Polygonum aviculare)、セイヨウハコヤナギ(Populus nigra)、ヨーロッパヤマナラシ(Populus tremula)、アメリカヤマナラシ(Populus tremuloides)、チシマクロノリ(Porphyra umbilicalis)、スベリヒユ(Portulaca oleracea)、タチキジムシロ(Potentilla erecta)、キバナノクリンザクラ(Primula veris)、ウツボグサ(Prunella vulgaris)、プルヌス・アフリカナ(Prunus africana)、アンズ(Prunus armeniaca)、クロスグリ(Ribes nigrum)、セイヨウスグリ(Ribes uva-crispa)、イヌバラ(Rosa canina)、ロサ・ガリカ(Rosa gallica)、ロサ・モスカタ(Rosa moschata)、ロサ・ルビギノーサ(Rosa rubiginosa)、ローズマリー(Rosmarinus officinalis)、オオナワシロイチゴ(Rubus caesius)、セイヨウヤブイチゴ(Rubus fruticosus)、ヨーロッパキイチゴ(Rubus idaeus)、スイバ(Rumex acetosa(Rumex actetosa))、ヒメスイバ(Rumex acetosella)、ナガバギシギシ(Rumex crispus)、ルメクス・パティエンティア(Rumex patientia(Rumex patienta))、ナギイカダ(Ruscus aculeatus)、マコンブ(Saccharina japonica(Sachharina japonica))、カラフトコンブ(Saccharina latissima)、セイヨウシロヤナギ(Salix alba)、クラックウィローツリー(Salix fragilis)、セイヨウテリハヤナギ(Salix pentandra)、セイヨウコリヤナギ(Salix purpurea)、セージ(Salvia officinalis L.)、セージ亜種スパニッシュセージ(Salvia officinalis subsp.lavandulifolia Gams)、クラリセージ(Salvia sclarea)、セイヨウニワトコ(Sambucus nigra)、ワレモコウ(Sanguisorba officinalis)、ウマノミツバ(Sanicula elata Buch.-Ham.Ex D.Don)、ビャクダン(Santalum album)、ワタスギギク(Santolina chamaecyparissus)、ボウフウ(Saposhnikovia divaricata)、ヒジキ(Sargassum fusiforme)、セイバリー(Satureja hortensis)、ウインターサボリー(Satureja montana)、モッコウ(Saussurea costus)、ゲンジン(Scrophularia ningpoensis Hemsl.(Scrophularia ningpoensis Helmsl.))、コガネバナ(Scutellaria baicalensis Georgi)、ライムギ(Secale cereale)、オウシュウマンネングサ(Sedum acre)、イワベンケイ(Sedum roseum)、センナ(Senna alexandrina Mill.)、エビスグサ(Senna obtusifolia(Senna obustifolia))、スミラックス・コルディフォリアHumb.&Bonpl.(Smilax cordifolia Humb.&Bonpl.)、ケナシサルトリイバラ(Smilax glabra Roxb.)、スミラックス・オフィシナリス・クンツ(Smilax officinalis Kunth)、スミラックス・プルハンプイ・ルイズ(Smilax purhampuy Ruiz)、スミラックス・プルハンプイ・ルイズ(Smilax purhampuy Ruiz)、サルサパリラ(Smilax regelii(Smilax regelli)Killip and C.V.Morton)、スミラックス・バニリドラApt(Smilax vanillidora Apt)、ナス(Solanum melongena)、バレイショ(Solanum tuberosum)、アキノキリンソウ(Solidago virgaurea)、セイヨウナナカマド(Sorbus aucuparia)、ケイケットウ(Spatholobus suberectus Dunn.(Spatholobus suberctus Dunn.))、ホウレンソウ(Spinacia oleracea)、スピルリナ・メイヤー・キュッツインク(Spirulina major Kutzing)、スピルリナ・マキシマ・ゲイトレ(Spirulina maxima Geitler)、スピルリナ・プラテンシス・ゲイトレ(Spirulina platensis Geitler)、カッコウチョロギ(Stachys officinalis(Stavhys officinalis))、ステマカンサ・カルタモイデス・ディットリッヒ(Stemmacantha carthamoides Dittrich)、エンジュ(Styphnolobium japonicum(Stypholobium japonicum))、チョウジ(Syzygium aromaticum(Syzgium aromaticum))、センジュギク(Tagetes erecta)、タマリンド(Tamarindus indica)、ナツシロギク(Tanacetum parthenium(Tanacetum parthemium))、ミロバラン(Terminalia chebula Retz.)、カカオ(Theobroma cacao)、サイマス・サチュレヨイデス・コス(Thymus saturejoides Coss.)、ヨウシュイブキジャコウソウ(Thymus serpyllum)、タチジャコウソウ(Thymus vulgaris)、タイム(Thymus zygis)、フユボダイジュ(Tilia cordata Mill.)、ナツボダイジュ(Tilia platyphyllos Scop.)、ギンヨウボダイジュ(Tilia tomentosa Moench)、セイヨウシナノキ(Tilia europaea(Tilia euopaea))、ハマビシ(Tribulus terrestris)、キカラスウリ(Trichosanthes kirilowii Maxim.)、シャグマハギ(Trifolium arvense)、クスダマツメクサ(Trifolium campestre Schreb.)、ムラサキツメクサ(Trifolium pratense)、シロツメクサ(Trifolium repens)、レイリョウコウ(Trigonella caerulea)、フェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum)、パンコムギ(Triticum aestivum(Tricitum aestivum))、デュラムコムギ(Triticum durum Desf.(Tricitum durum Desf.))、スペルト小麦(Triticum spelta L.(Tricitum spelta L.))、リベットコムギ(Triticum turgidum(Tricitum turgidum))、キンレンカ(Tropaeolum majus)、ダミアナ(Turnera diffusa Willd.)、セイヨウハルニレ(Ulmus glabra Huds.)、セイヨウハルニレ(Ulmus glabra Huds.)、シベリアニレ(Ulmus pumila)、北米ニレ(Ulmus rubra Muhl.)、リボンアオサ(Ulva lactuca)、ガンビールノキ(Uncaria gambir Roxb.)、カギカズラ(Uncaria rhynchophylla Miq.)、キャッツクロー(Uncaria tomentosa DC.)、ワカメ(Undaria pinnatifida Suringar)、イラクサ(Urtica dioica(Urtica dioca))、ヒメイラクサ(Urtica urens)、オオミノツルコケモモ(Vaccinium macrocarpon)、ツルコケモモ(Vaccinium oxycoccos)、コケモモ(Vaccinium vitis-idae)、ウァレリアナ・ヤタマンシ・ジョーンズ(Valeriana jatamansi Jones)、セイヨウカノコソウ(Valeriana officinalis)、バニラ(Vanilla planifolia Jacks)、ベルバスクム・デンシフロルム・ベルトル(Verbascum densiflorum Bertol.)、ビロードモウズイカ(Verbascum thapsus)、クマツヅラ(Verbena officinalis)、ヴェロニカ・オフィキナリス(Veronica officinalis)、セイヨウカンボク(Viburnum opulus)、ヤブツルアズキ(Vigna angularis Ohwi&H.Ohashi)、ツルニチニチソウ(Vinca major)、ヒメツルニチニチソウ(Vinca minor)、ビオラ・パルストリス(Viola palustris)、ヴィオラ・トリコロール(Viola tricolor)、セイヨウニンジンボク(Vitex agnus-castus)、ミツバハマゴウ(Vitex trifolia)、ヨーロッパブドウ(Vitis vinifera)、トウモロコシ(Zea mays)、ショウガ(Zingiber officinale Roscoe)、サネブトナツメ(Ziziphus jujuba Mill)。
【0041】
使用
本発明による組成物は、任意の投与手段、好ましくは経口により、ヒトまたは動物に投与されることを意図される。それらは、粉末、ゲル、エマルジョンの形状、または液状、および特に、錠剤、カプセル、ジェルキャップ、スティック、サシェ、アンプル、点滴器の形状または注射可能な形状であり得る。
【0042】
本発明による組成物は、栄養製品またはヘルス製品として、特に薬剤として使用できる。
【0043】
IBDの人物または動物において使用される場合、それらは、ヒトにおいて観察される3つの主要な症状の成分:体重減少、出血および便のテクスチャ、を考慮に入れた疾患活動指数における低減をもたらす。
【0044】
この効果はしたがって、本発明による組成物が、ヒトまたは動物における慢性炎症性腸疾患の予防および/または処置、特に慢性炎症性腸疾患からの慢性腹痛および/または下痢および/または体重減少の予防および/または処置において使用されることを可能にする。本発明による組成物は特に、クローン病および/または潰瘍性大腸炎の予防および/または処置において使用できる。
【0045】
本発明はここで、抽出物および組成物の例により、また本発明による組成物の有効性を実証する試験結果により説明され、これらの例および試験は、限定的ではない。
【発明を実施するための形態】
【0046】
実施例
実施例1:本発明による組成物への統合のためのクリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の乾燥抽出物の例
生のまたは乾燥した植物の地上部分を、粗粉末が得られるまで機械的粉砕に供する。この粉末をその後、室温で10~24時間、70/10の水/エタノール混合物中で浸軟工程に供し、その後、得られた全体を、70/10の水/エタノール混合物を用いて、植物/抽出物比が3/1で、パーコレータ中50℃で連続浸出に供する。得られた抽出物をその後、ジ-またはトリ-クロロメタンなどの非極性有機溶媒を使用して液体/液体洗浄に供する。35℃での低圧蒸発による濃縮後に、液体が得られ、それを24時間凍結乾燥して、水/アルコール混合物に可溶性のベージュ色の粉末を与える。この粉末(乾燥抽出物)を、直接使用でき、さもなければ使用前に適切な溶媒中で混合してもよい。
【0047】
実施例2:本発明による組成物への統合のためのセイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の乾燥抽出物の例
セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の果実から得られた粉末形状のブルーベリーを、室温で10~24時間、30/50の水/エタノール混合物中で浸軟工程に供し、その後、得られた全体を、30/50の水/エタノール混合物を用いて、植物/抽出物比が10/1で、パーコレータ中50℃で連続浸出に供する。得られた抽出物をその後、ジ-またはトリ-クロロメタンなどの非極性有機溶媒を使用して液体/液体洗浄に供する。35℃での低圧蒸発による濃縮後に、液体が得られ、それを24時間凍結乾燥して、水/アルコール混合物中で可溶な紫に着色された粉末を与える。
【0048】
実施例3:本発明による組成物への統合のためのチョウセンアザミ(Cynara scolymus)の乾燥抽出物の例
チョウセンアザミ(Cynara scolymus)の葉から得られた粉末形状のアーティチョークを、室温で10~24時間、水中で浸軟工程に供し、その後、得られた全体を、水を用いて、植物/抽出物比が2/1で、パーコレータ中50℃で連続浸出に供する。得られた抽出物をその後、ジ-またはトリ-クロロメタンなどの非極性有機溶媒を使用して液体/液体洗浄に供する。35℃での低圧蒸発による濃縮後に、液体が得られ、それを24時間凍結乾燥して、水に可溶性のベージュ色の粉末を与える。
【0049】
実施例4:本発明による組成物への統合のためのコショウ(Piper nigrum)の乾燥抽出物の例
生のまたは乾燥した植物の果実部分を、粗粉末が得られるまで機械的粉砕に供する。この粗粉末中に存在する目的の分子をその後、水/エタノール混合物で抽出する。得られた抽出物をその後、溶媒の蒸発、濃縮、再結晶化、濾過および洗浄の段階に供する。必要であれば、これらの工程を数回繰り返して、抽出収量を最適化する。再結晶化および水性媒体中での濾過の最終工程の後で、得られた沈殿を乾燥し、回収する。
【0050】
実施例5:本発明による組成物への統合のためのオリーブ(Olea europaea)の乾燥抽出物の例
全体のおよび空気乾燥したオリーブの葉を、ナイフミルを使用して-80℃で粉砕して、細かく均質な粉末を得る。得られた粉末をその後、10~24時間、70/30の水/エタノール混合物中で浸軟工程に供する。この工程を、室温で、または800ワットのマイクロ波電力の下で、または20kHzの超音波周波数の下で2×3分間、窒素バブリングを用いる閉鎖系で実行する。得られた全体をその後、70/30の水/エタノール混合物を用いて、植物/抽出物比が10/1で、パーコレータ中50℃で連続浸出に供する。得られた抽出物をその後、ジ-またはトリ-クロロメタンなどの非極性有機溶媒を使用して液体/液体洗浄に供する。35℃での低圧蒸発による濃縮後に、液体が得られ、それを24時間凍結乾燥して、水/アルコール混合物中で可溶な緑色の粉末を与える。
【0051】
実施例6:ジェルキャップの形状の本発明による組成物の例
実施例6の組成物は、経口で投与できるジェルキャップの形状である。それは、組成物の総重量に対し、重量パーセントとして表して、37.0%の実施例1の乾燥抽出物、37.0%の実施例1の乾燥抽出物、3.7%の実施例3の乾燥抽出物、0.004%の実施例4の乾燥抽出物、および22.2%の実施例5の乾燥抽出物を含む。
【0052】
ジェルキャップ3個あたりの組成を、以下の表1に示す。
【0053】
【0054】
実施例7:錠剤の形状の本発明による組成物の例
実施例7の組成物は、経口で投与できる錠剤の形状である。それは、組成物の総重量に対し、重量パーセントとして表して、クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の地上部分の乾燥抽出物22.0%、チョウセンアザミ(Cynara scolymus)の葉の乾燥抽出物22.0%、セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の果実の乾燥抽出物2.2%、オリーブ(Olea europaea)の葉の乾燥抽出物13.2%、およびコショウ(Piper nigrum)の果実の乾燥抽出物0.2%を含む。この混合物に加えて、組成物はまた、亜鉛、ビタミンB9、PP、B5、H、B12、D、B6、B2、B2およびクロムを含む。それはまた、賦形剤、特にリン酸二カルシウム、微結晶セルロースおよびステアリン酸マグネシウムを含む。
【0055】
錠剤1錠あたりの組成を、以下の表2に示す。
【0056】
【0057】
実施例8:水で再構成され、スティックの形状で包装される粉末の形状の本発明による組成物の例
実施例8の組成物は、水で再構成され、経口で投与できるスティックの形状で包装される粉末の形状である。それは、組成物の総重量に対し、重量パーセントとして表して、クリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)の地上部分の乾燥抽出物(実施例1)37.0%、チョウセンアザミ(Cynara scolymus)の葉の乾燥抽出物(実施例2)37.0%、セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)の果実の乾燥抽出物(実施例3)3.7%、コショウ(Piper nigrum)の果実の乾燥抽出物(実施例4)0.2%およびオリーブ(Olea europaea)の葉の乾燥抽出物(実施例5)22.2%を含む。組成物はまた、ビタミンB12およびクロムを含む。香料として、それは、天然イチゴ香料を含む。固化防止剤として、それは、二酸化ケイ素を含む。この組成物は、固化防止剤および増粘剤を含まない。
【0058】
そのような製品の組成を、以下の表3に示す。
【0059】
【0060】
組成物の有効性のインビボ評価
動物におけるインビボ実験を、IBDの予防および発症に対する本発明による組成物の有効性を評価するように実行した。選択されたモデルは、脂質が多い食餌が与えられ、飲料水にデキストラン硫酸ナトリウム(DSS、化学的催炎物質)の添加を7日間受けたマウスであった。このモデルは、IBDの状況でヒトにおいて見られるものと類似の腸内毒素症および炎症を誘発することが認識される(Eichele DD,Kharbanda KK,World J Gastroenterol.2017 Sep 7;23(33):6016-6029.doi:10.3748/wjg.v23.i33.6016;Lee J,Lee H,Kim T,Kim M,Park Y,Kim J,Park K et al.Plos One 2017.12(11):e0187515.doi:10.1371/journal.pone.0187515)。
【0061】
8週齢のC57BI/6オスマウスに、高脂肪食を5週間与えた。最終週の間、2%DSSを飲料水に加えた。1つのマウスの群はまた、1/1/0.1/0.00325/0.6のクリサンテルム・インジクム(Chrysanthellum indicum)/チョウセンアザミ(Cynara scolymus)/セイヨウスノキ(Vaccinium Myrtillus)/コショウ(Piper nigrum)/オリーブ(Olea europaea)比で、実施例1~5の抽出物の混合物を含む組成物の、この高脂肪食への組み込みで強化された。この組成物の用量は、最初の4週の間2%であり、その後、DSS処置と同時の最後の週の間2.7%であった。2つの他の群は、DSSでの処置の開始前にIBDの処置のための2つの標準薬剤(コルチコステロイドおよび抗-TNF-アルファ抗体)の投与を受けた。
【0062】
DSSによる炎症誘発期間中、マウスの体重を毎日記録し、便の試料を採取して疾患活動指数(DAI)を算出した。この指数は、3つのパラメータ:体重減少、便のテクスチャおよび便中の血液の存在、を考慮に入れる(表4:疾患活動指数を算出するためのパラメータを参照)。
【0063】
【0064】
表5は、炎症誘発期間の1日目、2日目および6日目で異なる群について算出されたDAIを示す(表5:炎症誘発期間の1日目、2日目および6日目でのDAI。抗-TNF-アルファ抗体に対して*p<0.05。HFD+DSSに対して¥p<0.05)。
【0065】
【0066】
組成物Xは、未処置群と比較して、処置の期間を通じてDAIを減少させたことが観察される。驚いたことに、1日目に、本発明による組成物を用いて処置された群のみが、参照薬剤を用いて処置された群において観察されたものより低い、ゼロのDAIを有した。加えて、本発明による組成物は、未処置群(8.9~6.2)と比較して、DSSを用いた誘発の終わり(6日目)でDAIを有意に減少させ、一方で、参照薬剤は、有意なレベルに到達しなかった。
【0067】
したがって、本発明による組成物は、このように疾患活動に対し作用することにより、IBDの処置において使用できる。
【国際調査報告】