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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-12
(54)【発明の名称】ベストアセンブリ
(51)【国際特許分類】
   A63B 21/065 20060101AFI20220804BHJP
   A41D 1/04 20060101ALI20220804BHJP
【FI】
A63B21/065
A41D1/04 D
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021560590
(86)(22)【出願日】2020-05-01
(85)【翻訳文提出日】2021-10-05
(86)【国際出願番号】 US2020031193
(87)【国際公開番号】W WO2020223708
(87)【国際公開日】2020-11-05
(31)【優先権主張番号】62/841,285
(32)【優先日】2019-05-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521442291
【氏名又は名称】ケンスイ エルエルシー
【氏名又は名称原語表記】KENSUI LLC
【住所又は居所原語表記】30 N Gould St STE R,Sheridan,Wyoming 82801 (US)
(71)【出願人】
【識別番号】521442305
【氏名又は名称】篠野 レミ
(74)【代理人】
【識別番号】100180781
【弁理士】
【氏名又は名称】安達 友和
(74)【代理人】
【識別番号】100182903
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武慶
(72)【発明者】
【氏名】篠野 レミ
【テーマコード(参考)】
3B031
【Fターム(参考)】
3B031AA01
3B031AB09
3B031AB11
3B031AB12
3B031AB13
3B031AC01
3B031AC15
(57)【要約】
本発明は、身体活動を行うユーザの体の周りに着用するためのベストアセンブリを提供する。ベストアセンブリは、フロントプレート及びリアプレートを備える。フロントプレート及びリアプレートはそれぞれ、複数のスリットを備える周囲部を有する。複数のスリットは、複数のストラップの挿入を可能にする。ユーザの体の周りにベストアセンブリをフィットさせるため、フロントプレートのスリットは、複数のストラップの1つをリアプレートの対応するスリットと一緒に引っ張る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
身体活動を行うユーザの体の周りに着用するためのベストアセンブリであって、
複数のストラップと、
それぞれ、周囲部、表面、裏面、及び中央領域を有する、フロントプレート及びリアプレートと、
前記フロントプレートの中央領域に取り付けられ、前記フロントプレートの表面から外側に延びる第1のボルトと、
前記リアプレートの中央領域に取り付けられ、前記リアプレートの表面から外側に延びる第2のボルトと、
を備え、
前記フロントプレートの裏面は、前記ユーザの体の前側に面するように構成され、前記リアプレートの裏面は、前記ユーザの体の後ろ側に面するように構成され、
前記複数のストラップが前記フロントプレート及び前記リアプレートの両方の複数のスリットに挿入されるように、前記フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、前記リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備え、
前記ユーザの体の周りに前記ベストアセンブリを快適にフィットさせるため、前記フロントプレートのスリットは、前記複数のストラップの1つを、前記リアプレートの対応するスリットと一緒に引っ張ることを特徴とするベストアセンブリ。
【請求項2】
前記第1のボルト及び前記第2のボルトは、それぞれ、前記フロントプレート及び前記リアプレートに固定されることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項3】
前記第1のボルト及び前記第2のボルトは、それぞれ、前記フロントプレート及び前記リアプレートから取り外し可能であることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項4】
前記フロントプレート及び前記リアプレートはそれぞれ、中央穴を有し、
前記第1のボルトは、前記フロントプレートの中央穴に配置され、前記第2のボルトは、前記リアプレートの中央穴に配置されることを特徴とする、請求項3に記載のベストアセンブリ。
【請求項5】
前記第1のボルトに固定されるアタッチメントであって、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備えるアタッチメントをさらに備えることを特徴とする、請求項3に記載のベストアセンブリ。
【請求項6】
前記複数のストラップに取り付けられる複数のパッドをさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項7】
前記複数のストラップは、上部対のストラップ及び下部対のストラップを含むことを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項8】
前記上部対のストラップはそれぞれ、前記ユーザの肩の周りで引っ張られるように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載のベストアセンブリ。
【請求項9】
前記下部対のストラップは、前記ユーザの腰の周りで引っ張られるように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載のベストアセンブリ。
【請求項10】
前記第1のボルト及び前記第2のボルトはそれぞれ、対応する複数のねじ山を有するナットと嵌合するため複数のねじ山を備えることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項11】
前記第1のボルト及び前記第2のボルトは滑らかであることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項12】
前記フロントプレート及び前記リアプレートの両方の複数のスリットは、一対の上部スリットと一対の下部スリットとを含み、
前記複数のストラップは、前記フロントプレートを前記リアプレートに接続するために両方の対の上部スリットに挿入された一対の上部ストラップを含み、各上部ストラップは、前記ユーザのそれぞれの肩に着用されるように構成され、
第2のフロントプレートが、前記フロントプレートよりも下に配置され、第2のリアプレートが、前記リアプレートよりも下に配置され、
前記第2のフロントプレート及び前記第2のリアプレートは両方とも、中央領域、表面、及び裏面を有し、
前記第2のフロントプレートの裏面は、前記ユーザの体の前側に面するように構成され、前記第2のリアプレートの裏面は、前記ユーザの体の後ろ側に面するように構成され、
第3のボルトが、前記第2のフロントプレートの中央領域に取り付けられ、前記第2のフロントプレートの表面から外側に延び、第4のボルトが、前記第2のリアプレートの中央領域に取り付けられ、前記第2のリアプレートの表面から外側に延び、
前記第2のフロントプレート及び前記第2のリアプレートは両方とも、周囲部と、前記周囲部に沿う複数のスリットとをさらに備え、
前部対の吊り下げストラップが、前記フロントプレートの一対の下部スリット及び前記第2のフロントプレートの複数のスリットの一部に挿入されて、前記第2のフロントプレートを前記フロントプレートに接続し、
後部対の吊り下げストラップが、前記リアプレートの一対の下部スリット及び前記第2のリアプレートの複数のスリットの一部に挿入されて、前記第2のリアプレートを前記リアプレートに接続し、
吊り下げストラップは、前記ユーザの体の前側に沿って下向きに、前記ユーザの体の後ろ側に沿って下向きに吊るされることを特徴とする、請求項1に記載のベストアセンブリ。
【請求項13】
身体活動を行うユーザの体の周りに着用するためのベストアセンブリであって、
前記ユーザの両肩の周りで引っ張られるように構成された上部対のストラップと、前記ユーザの胴の周りで引っ張られるように構成された下部対のストラップと含む、複数のストラップと、
前記複数のストラップに取り付けられる複数のパッドと、
それぞれ、周囲部、表面、裏面、及び中央領域を有する、フロントプレート及びリアプレートと、
前記フロントプレートの中央領域に固定され、前記フロントプレートの表面から外側に延びる第1のボルトと、
前記リアプレートの中央領域に固定され、前記リアプレートの表面から外側に延びる第2のボルトと、
を備え、
前記フロントプレートの裏面は、前記ユーザの体の前側に面し、前記リアプレートの裏面は、前記ユーザの体の後ろ側に面し、
前記複数のストラップを挿入するため、前記フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、前記リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備え、
前記ユーザの体の周りに前記ベストアセンブリをフィットさせるため、前記フロントプレートのスリットへのストラップの取り付けと前記リアプレートの対応するスリットでのストラップの取り付けにより、ストラップが引っ張られることを特徴とするベストアセンブリ。
【請求項14】
前記第1のボルトに固定されるアタッチメントであって、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備えるアタッチメントをさらに備えることを特徴とする、請求項13に記載のベストアセンブリ。
【請求項15】
前記フロントプレート及び前記リアプレートの両方の複数のスリットは、一対の上部スリット及び一対の下部スリットを含むことを特徴とする、請求項13に記載のベストアセンブリ。
【請求項16】
前記上部スリットは、水平方向に向けられ、前記下部スリットは、垂直方向に向けられることを特徴とする、請求項15に記載のベストアセンブリ。
【請求項17】
身体活動を行うユーザの体の周りに着用するためのベストアセンブリであって、
前記ユーザの両肩の周りで引っ張られるように構成された上部対のストラップと、前記ユーザの胴の周りで引っ張られるように構成された下部対のストラップとを含む、複数のストラップと、
前記複数のストラップに取り付けられる複数のパッドと、
それぞれ、周囲部、表面、裏面、中央領域、及び中央穴を有する、フロントプレート及びリアプレートと、
前記フロントプレートの中央穴に取り外し可能に取り付けられ、前記フロントプレートの表面から外側に延びる第1のボルトと、
前記リアプレートの中央穴に取り外し可能に取り付けられ、前記リアプレートの表面から外側に延びる第2のボルトと、
を備え、
前記フロントプレートの裏面は、前記ユーザの体の前側に面し、前記リアプレートの裏面は、前記ユーザの体の後ろ側に面し、
前記複数のストラップを挿入するため、前記フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、前記リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備え、
前記ユーザの体の周りに前記ベストアセンブリをフィットさせるため、前記フロントプレートのスリットは、前記複数のストラップの1つを、前記リアプレートの対応するスリットと一緒に引っ張るように構成されていることを特徴とするベストアセンブリ。
【請求項18】
前記第1のボルトに固定されるアタッチメントであって、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備えるアタッチメントをさらに備えることを特徴とする、請求項17に記載のベストアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2019年5月1日に出願された米国仮特許出願第62/841,285号に基づく優先権を主張する。
【0002】
本発明は、トレーニング(運動)ツール及び付属品、詳細には、ユーザのトレーニングを強化するために着用するためのベストアセンブリに関する。
【背景技術】
【0003】
加重ベストは、ユーザの体力を高めるために、一般的に身体活動中に着用される。しかし、このようなベストの現在のモデルは、ベストに追加若しくは挿入する必要のある砂、鉄のブロック、又はウェイト(重り)を備える。このような設計は、使用中に所望の重量を得るために、特定のベストでのみ機能する複数のウェイトを運ぶ必要があるので、携帯可能でない場合が多い。これは扱いにくく、組み立て及び分解において多くの時間が費やされることになる。
【発明の概要】
【0004】
身体活動を行うユーザの体の周りに着用するためのベストアセンブリは、複数のストラップと、それぞれ、周囲部、表面、裏面、及び中央領域を有する、フロントプレート及びリアプレートとを備える。第1のボルトは、フロントプレートの中央領域に取り付けられ、フロントプレートの表面から外側に延びる。第2のボルトは、リアプレートの中央領域に取り付けられ、リアプレートの表面から外側に延びる。フロントプレートの裏面は、ユーザの体の前側に面するように構成され、リアプレートの裏面は、ユーザの体の後ろ側に面するように構成され、複数のストラップがフロントプレート及びリアプレートの両方の複数のスリットに挿入されるように、フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備え、ユーザの体の周りにベストアセンブリを快適にフィットさせるため、フロントプレートのスリットは、複数のストラップの1つを、リアプレートの対応するスリットと一緒に引っ張る。
【0005】
一変形例では、第1のボルト及び第2のボルトは、それぞれ、フロントプレート及びリアプレートに固定される。
【0006】
別の変形例では、第1のボルト及び第2のボルトは、それぞれ、フロントプレート及びリアプレートから取り外し可能である。
【0007】
さらなる変形例では、フロントプレート及びリアプレートはそれぞれ、中央穴を有する。第1のボルトは、フロントプレートの中央穴に配置され、第2のボルトは、リアプレートの中央穴に配置される。
【0008】
さらに別の変形例では、ベストアセンブリは、第1のボルトに固定されるアタッチメントを備える。アタッチメントは、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備える。
【0009】
さらに別の変形例では、ベストアセンブリは、複数のストラップに取り付けられる複数のパッドを備える。
【0010】
一変形例では、複数のストラップは、上部対のストラップ及び下部対のストラップを含む。
【0011】
別の変形例では、上部対のストラップはそれぞれ、ユーザの肩の周りで引っ張られるように構成されている。
【0012】
さらなる変形例では、下部対のストラップは、ユーザの腰の周りで引っ張られるように構成されている。
【0013】
さらに別の変形例では、第1のボルト及び第2のボルトはそれぞれ、対応する複数のねじ山を有するナットと嵌合するため複数のねじ山を備える。
【0014】
さらなる変形例では、第1のボルト及び第2のボルトは滑らかである。
【0015】
ベストアセンブリの一変形例において、フロントプレート及びリアプレートの両方の複数のスリットは、一対の上部スリットと一対の下部スリットとを含む。複数のストラップは、フロントプレートをリアプレートに接続するために両方の対の上部スリットに挿入された一対の上部ストラップを含み、各上部ストラップは、ユーザのそれぞれの肩に着用されるように構成されている。第2のフロントプレートが、フロントプレートよりも下に配置され、第2のリアプレートが、リアプレートよりも下に配置される。第2のフロントプレート及び第2のリアプレートは両方とも、中央領域、表面、及び裏面を有する。第2のフロントプレートの裏面は、ユーザの体の前側に面するように構成され、第2のリアプレートの裏面は、ユーザの体の後ろ側に面するように構成されている。第3のボルトが、第2のフロントプレートの中央領域に取り付けられ、第2のフロントプレートの表面から外側に延び、第4のボルトが、第2のリアプレートの中央領域に取り付けられ、第2のリアプレートの表面から外側に延びる。第2のフロントプレート及び第2のリアプレートは両方とも、周囲部と、周囲部に沿う複数のスリットとをさらに備える。前部対の吊り下げストラップが、フロントプレートの一対の下部スリット及び第2のフロントプレートの複数のスリットの一部に挿入されて、第2のフロントプレートをフロントプレートに接続する。後部対の吊り下げストラップが、リアプレートの一対の下部スリット及び第2のリアプレートの複数のスリットの一部に挿入されて、第2のリアプレートをリアプレートに接続する。吊り下げストラップは、ユーザの体の前側に沿って下向きに、ユーザの体の後ろ側に沿って下向きに吊るされる。
【0016】
別の変形例では、ベストアセンブリは、上部対のストラップと下部対のストラップと含む複数のストラップを備える。上部対のストラップは、ユーザの両肩の周りで引っ張られるように構成され、下部対のストラップは、ユーザの胴の周りで引っ張られるように構成されている。複数のパッドが、複数のストラップに取り付けられる。フロントプレート及びリアプレートがそれぞれ、周囲部、表面、裏面、及び中央領域を有する。第1のボルトが、フロントプレートの中央領域に固定され、フロントプレートの表面から外側に延びる。第2のボルトが、リアプレートの中央領域に固定され、リアプレートの表面から外側に延びる。フロントプレートの裏面は、ユーザの体の前側に面し、リアプレートの裏面は、ユーザの体の後ろ側に面する。複数のストラップを挿入するため、フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備える。ユーザの体の周りにベストアセンブリをフィットさせるため、フロントプレートのスリットへのストラップの取り付けとリアプレートの対応するスリットでのストラップの取り付けにより、ストラップが引っ張られる。
【0017】
さらなる変形例では、ベストアセンブリは、第1のボルトに固定されるアタッチメントを備える。アタッチメントは、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備える。
【0018】
さらに別の変形例では、フロントプレート及びリアプレートの両方の複数のスリットは、一対の上部スリット及び一対の下部スリットを含む。
【0019】
さらに別の変形例では、上部スリットは、水平方向に向けられ、下部スリットは、垂直方向に向けられる。
【0020】
変形例では、ベストアセンブリは、上部対のストラップと下部対のストラップとを含む複数のストラップを備える。上部対のストラップは、ユーザの両肩の周りで引っ張られるように構成されている。下部対のストラップは、ユーザの胴の周りで引っ張られるように構成されている。複数のパッドが、複数のストラップに取り付けられる。フロントプレート及びリアプレートがそれぞれ、周囲部、表面、裏面、中央領域、及び中央穴を有する。第1のボルトが、フロントプレートの中央穴に取り外し可能に取り付けられ、フロントプレートの表面から外側に延びる。第2のボルトが、リアプレートの中央穴に取り外し可能に取り付けられ、リアプレートの表面から外側に延びる。フロントプレートの裏面は、ユーザの体の前側に面し、リアプレートの裏面は、ユーザの体の後ろ側に面する。複数のストラップを挿入するため、フロントプレートの周囲部は、複数のスリットを備え、リアプレートの周囲部は、対応する複数のスリットを備える。ユーザの体の周りにベストアセンブリをフィットさせるため、フロントプレートのスリットは、複数のストラップの1つを、リアプレートの対応するスリットと一緒に引っ張るように構成されている。
【0021】
別の変形例では、アタッチメントが第1のボルトに固定される。アタッチメントは、装備に取り付けるための複数のパーティションを有する面を備える。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明は、一又は複数の様々な実施形態に従って、以下の図を参照して詳細に説明される。図面は、例示のみを目的として提供されており、本発明の典型的又は例示的な実施形態を単に描写している。これらの図面は、読み手が本発明を理解し易くするために提供されており、本発明の幅、範囲、又は適用可能性を制限するものとは見なされない。明確さ及び説明し易さのため、これらの図面は必ずしも縮尺どおりに作成されているわけではないことに留意されたい。
【0023】
本出願に含まれる図の幾つかは、異なる視野角からの本発明の様々な実施形態を示している。添付の説明文は、例えば「上面」図、「底面」図、「側面」図などの図に言及する場合があるが、そのような言及は単に説明的なものであり、明示的に述べられていない限り、本発明を特定の空間方向で実施又は使用することを暗示したり要求したりするものではない。
【0024】
図1】例示的な一実施形態による、ユーザの体の周りに着用されるベストアセンブリの正面斜視図である。
【0025】
図2A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0026】
図2B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの背面図である。
【0027】
図2C】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの背面斜視図である。
【0028】
図3A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレートの正面図である。
【0029】
図3B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレートの背面図である。
【0030】
図4A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのリアプレートの正面図である。
【0031】
図4B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのリアプレートの背面図である。
【0032】
図5A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレート及び第1のボルトの正面斜視図である。
【0033】
図5B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレート及び第1のボルトの正面図/正面斜視図である。
【0034】
図5C】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレート及び第1のボルトの正面図/正面斜視図である。
【0035】
図5D】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのリアプレート及び第2のボルトの正面斜視図である。
【0036】
図6】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの斜視図である。
【0037】
図7】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのフロントプレートの正面斜視図である。
【0038】
図8A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの側面図である。
【0039】
図8B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの斜視図である。
【0040】
図8C】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの留め具の斜視図である。
【0041】
図8D】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの留め具の斜視図である。
【0042】
図8E】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルト及び留め具の側面図である。
【0043】
図9A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの側面斜視図である。
【0044】
図9B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの斜視図である。
【0045】
図9C】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのボルトの側面図である。
【0046】
図10A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプッシュピンの斜視図である。
【0047】
図10B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプッシュピンの斜視図である。
【0048】
図11A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプレートの正面斜視図である。
【0049】
図11B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプレートの正面斜視図である。
【0050】
図11C】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプレートの上面図である。
【0051】
図12A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのアタッチメントの正面斜視図である。
【0052】
図12B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのアタッチメントの側面斜視図である。
【0053】
図13】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0054】
図14】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0055】
図15】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0056】
図16A】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0057】
図16B】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0058】
図17】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0059】
図18】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0060】
図19】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリの正面斜視図である。
【0061】
図20】例示的な一実施形態による、ベストアセンブリのプレートの正面斜視図である。 これらの図は、網羅的であること、又は本発明を開示された正確な形に限定することを意図するものではない。本発明は、修正及び変更を加えて実施され得、本発明は、特許請求の範囲及びその均等物によってのみ限定されることを理解されたい。
【発明を実施するための形態】
【0062】
本発明は、適宜、例示的な環境に関して本明細書に記載される。このような環境に関する説明は、本発明の様々な特徴及び実施形態が例示的な用途の文脈で描写されることを可能にするために提供される。その説明を読んだ後、本発明が異なる代替的な環境でどのように実施され得るかが、当業者に明らかになるであろう。
【0063】
別段の定義がない限り、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、本発明が属する分野の当業者によって一般に理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で参照される全ての特許、出願、公開された出願、及び他の刊行物は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。このセクションに記載されている定義が、参照により本明細書に組み込まれる出願、公開された出願、及び他の刊行物に記載されている定義に反するか、さもなければ矛盾する場合、本書に記載されている定義が、参照により本明細書に組み込まれる定義よりも優先される。
【0064】
まず、図1に示すように、ベストアセンブリ20は、身体活動を行っている間ユーザ30の体25の周りに着用するために、提供される。ベストアセンブリ20は、フロントプレート35及びリアプレート40を備える。フロントプレート35及びリアプレート40は、それぞれ、周囲部45(図1図2A)、表面50(図3A図4A)、裏面55(図3B図4B)、中央領域60(図1図2A)を有する。一例では、フロントプレート35及びリアプレート40は、同じサイズ及び形状を有する。別の例では、図3A図4Bに示すように、フロントプレート35及びリアプレート40は、異なるサイズ及び形状を有する。さらに別の例では、フロントプレート35及びリアプレート40の両方が、平坦で平面の表面を有する。さらに別の例では、フロントプレート35及びリアプレート40の両方が、ユーザ30の体25に沿うように湾曲部を有する。フロントプレート35及びリアプレート40は、非限定的な例として、標準的なウェイトプレート又はオリンピックのウェイトプレートである。
【0065】
図2Aにさらに詳細に示すように、第1のボルト65は、フロントプレート35の中央領域60に取り付けられ、フロントプレート35の表面50から外側に延びる。同様に、図2Bに詳細に示すように、第2のボルト70は、リアプレート40の中央領域60に取り付けられ、同様に、リアプレート40の表面50から外側に延びる。一例では、第1のボルト65は、第2のボルト70と同じサイズ(例えば、直径、長さなど)を有する。第1のボルト65及び第2のボルト70は、ジムで一般的に見られる様々なウェイトの異なる標準サイズの穴に対応するようにサイズ設定されている。別の例では、第1のボルト65は、第2のボルト70とは異なるサイズを有する。例えば、各ボルト65、70の直径は、25mm~52mm、又は30mm~50mmの範囲である。
【0066】
フロントプレート35の裏面55は、ユーザ30の体25の前側26(図1)に面し、リアプレート40の裏面55は、ユーザ30の体25の後ろ側(図示せず)に面する。
【0067】
図3A図4B、さらに図5A図5Cに示すように、フロントプレート35の周囲部45は、複数のスリット75を備える。図5Dに示すように、リアプレート40の周囲部45は、対応する複数のスリット75を備える。図3B図4Bに示すように、各周囲部45は、2つの上部スリット75a及び2つの側部スリット75bを含む4つのスリット75を備える。2つの上部スリット75aは、水平方向又は略水平方向に向けられ、2つの側部スリット75bは、垂直方向又は略垂直方向に向けられ、したがって、2つの上部スリット75aと2つの側部スリット75bとは、角度が5°~10°変化するが、互いに対して略90°の向きになる。
【0068】
図1図2A図2Cはさらに、複数のストラップ80がフロントプレート35のスリット75及びリアプレート40の対応するスリット75に挿入されることを示す。ストラップ80は、例えば、ナイロン又は他の適切な素材を含む帯ひもで形成され得る。フロントプレート35のスリット75への取り付けは、複数のストラップ80の1つを、リアプレート40のスリット75への対応する取り付けと一緒に引っ張って、ベストアセンブリ20をユーザ30の体25の周りにフィットさせる。例として、図1に詳細に示すように、複数のストラップ80は、上部対のストラップ80a及び下部対のストラップ80bを備える。各上部ストラップ80aは、ユーザ30の体25のそれぞれの肩85の周りに引っ張られている。各下部ストラップ80bは、ユーザ30の体25の胴若しくは腰90の周り又は隣に引っ張られている。一例では、図2Aに詳細に示すように、ストラップ80は、複数のリング95(例えば、Dリング、長方形など)を介して輪状になっている。複数のトライグライドファスナ100により、ストラップ80をそれぞれの長さに沿って調整することができる。例えば、上部ストラップ80aの長さは、肩部85に対して適切に引っ張られるように、トライグライドファスナ100を介して調整される。上部スリット75aは、ほとんど水平に向けられているので、上部対のストラップ80aもまた、ユーザ30の肩85の周りにより快適にフィットするように水平に向けられる。サイドスリット75bは略垂直方向に向けられているので、下部対のストラップ80bも垂直方向に向けられ、ユーザ30の胴又は腰90の周りに快適にフィットする。
【0069】
別の実施形態では、図1図2A図2Cに詳細に示すように、複数のパッド105が複数のストラップ80に取り付けられる。パッド105は、ベストアセンブリ20をより快適に着用できるようにする。例として、各パッド105は、ストラップ80の対応する1つに取り付けられる。一例では、パッド105は、ベルクロ(登録商標)の表面を介してストラップ80に取り付けられる。そのような例では、リング95は、ベルクロ(登録商標)の表面上をスライドして、ストラップ80の長さを調整する。ストラップ80の長さを調整するための機構の他の非限定的な例には、標準バックル及びカムバックルが含まれる。特定の実施形態では、図2Cに最もよく示されているように、パッド105は互いに隣接する。
【0070】
さらなる実施形態では、第1のボルト65及び第2のボルト70は、それぞれ、フロントプレート35及びリアプレート40に固定される。そのようなボルト65、70を、図6に示す。
【0071】
さらに別の実施形態では、第1のボルト65はフロントプレート35から取り外し可能であり、第2のボルト70はリアプレート40から取り外し可能である。フロントプレート35及びリアプレート40は、それぞれ、例えば、図7に示すように、中央穴110を有する。第1のボルト65は、フロントプレート35の中央穴110に挿入され、そこから取り外され、第2のボルト70は、同様に、リアプレート40の中央穴110に挿入され、そこから取り外される。このような実施形態では、ベストアセンブリ20の容易な携帯性及び組み立て/分解が可能になる。一例では、図8A図8Bに示すように、各ボルト65、70は、各プレート35、40の各中央穴110(図7)の対応する複数のねじ山115と嵌合する複数のねじ山115を備える。図8C図8Eに示すように、第1の留め具120(例えば、ナット、スピンロックカラー、クリップアンドロックジョークランプなど)が第1のボルト65を固定し、第2の留め具125(例えば、対応する複数のねじ山を有するナット、スピンロックカラー、クリップアンドロックジョークランプなど)が第2のボルト70を固定する。別の例では、図9A図9C図10Aに示すように、各ボルト65、70は、一対のプッシュピン130を備える。或いは、図10Bでのように、単一のプッシュピン130が使用され得る。図11A図11Cに詳細に示すように、各プレート35、40の各中央穴110は、一対のプッシュピン130を受け入れるための対応する一対の窪み又はスロット140を有する周縁部135を備える。任意選択で、ボルト65、70のいずれか又は両方が、クランプと一緒に使用するために滑らかである。
【0072】
さらに別の実施形態では、ベストアセンブリ20はさらに、図12A図12Bに示すように、第1のボルト65に固定するアタッチメント145を備える。アタッチメント145は、例えばチェーンウェイト、抵抗バンドなどの装備に取り付けるための複数のパーティション155を有する面150を備える。一例として、図12A図12Bに示すように、アタッチメント145の面150は、4つの等しいサイズのパーティション155を備える。図12Aに示すように、一例では、面150は、平坦である。別の例では、図12Bに示すように、面150は、半球形状を有する。装備をアタッチメント145に接続するための機構の非限定的な例には、フック及びカラビナが含まれる。
【0073】
図13に示すように、一変形例では、ベストアセンブリ20は、フロントプレート35よりも下に配置される第2のフロントプレート160と、リアプレート40よりも下に配置される第2のリアプレート165とを備える。第2のフロントプレート160及び第2のリアプレート165は両方とも、フロントプレート35及びリアプレート40のものと同様に、中央領域60、表面50、及び裏面55を有する。第2のフロントプレート160の裏面55は、ユーザ30の体25の前側26に面し、第2のリアプレート165の裏面55は、ユーザ30の体25の後ろ側(図示せず)に面する。第3のボルト170は、第2のフロントプレート160の中央領域60に取り付けられ、第2のフロントプレート160の表面50から外側に延びる。第4のボルト175は、第2のリアプレート165の中央領域60に取り付けられ、第2のリアプレート165の前面50から外側に延びる。第2のフロントプレート及び第2のリアプレート165は両方とも、フロントプレート35及びリアプレート40のものと同様、周囲部45と、周囲部45に沿う複数のスリット75を有する。フロントプレート35及びリアプレート40の両方の複数のスリット75は、一対の上部スリット75a、一対の側部スリット75b、一対の下部スリット75cを含む(図5A図5Dにも詳細に示す)。一対の上部ストラップ80aは、フロントプレート35をリアプレート40に、両方の対の上部スリット75aの間で接続し、それぞれ、ユーザ30のそれぞれの肩85上に着用される。前部対の吊り下げストラップ80cは、第2のフロントプレート160のスリット75の一部をフロントプレート35の一対の下部スリット75cに接続し、ユーザ30の体25の前側26に沿って下向きに吊るされる。同様に、後部対の吊り下げストラップ80cは、第2のリアプレート165のスリット75の一部をリアプレート40の一対の下部スリット75cに接続し、ユーザ30の体25の後ろ側に沿って下向きに吊るされる。
【0074】
別の変形例では、図14に示すように、ベストアセンブリ20は、上部スリット75aを介してフロントプレート35をリアプレート40に接続するための一対の上部ストラップ80aのみを備える。
【0075】
ベストアセンブリ20のさらなる変形例では、図15図16A図16Bに示すように、フロントプレート35及びリアプレート40は、それぞれ、上部スリット75aに挿入される一対の上部ストラップ80aを備える。図15図16Aに示すように、フロントプレート35の上部ストラップ80aはそれぞれ、リアプレート40の上部ストラップ80aのオスクラスプ(留め具)185に接続するためのメスクラスプ(留め具)180を有する。図16Bに示すように、メスクラスプ180は、リアプレート40の上部ストラップ80aに取り付けられ得、オスクラスプ185は、フロントプレート35の上部ストラップ80aに取り付けられ得る。
【0076】
さらに別の変形例では、図17図19に詳細に示すように、ベストアセンブリ20は、上部スリット75aを介してフロントプレート35をリアプレート40に接続するための上部ストラップ80aのみを備える。上部ストラップ80aは、ベルクロ(登録商標)(図示せず)の少なくとも1つのストリップを有する。上部ストラップ80aは、ベルクロ(登録商標)のストリップを重ね合わせることによって固定される。図17に示すように、フロントプレート35及びリアプレート40の両方の上部ストラップ80aはそれぞれ、ベルクロ(登録商標)のストリップを有する。図18に示すように、フロントプレート35をリアプレート40に接続する一対の上部ストラップ80aが設けられ、各上部ストラップ80aは、ベルクロ(登録商標)の2つのストリップを有する。或いは、図19に示すように、ベストアセンブリ20は、一対の上部ストラップ80aを有し、それぞれが、ベルクロ(登録商標)の単一のストリップを有する。
【0077】
一実施形態では、図20に示すように、フロントプレート35及びリアプレート40はそれぞれ、2つのボルトを備える。フロントプレート35は、第1のボルト65及び第3のボルト170を備え、リアプレート40は、第2のボルト70及び第4のボルト175を備える。

図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図4A
図4B
図5A
図5B
図5C
図5D
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図11A
図11B
図11C
図12A
図12B
図13
図14
図15
図16A
図16B
図17
図18
図19
図20
【国際調査報告】