(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-12
(54)【発明の名称】乳がんを検出および予測するための方法
(51)【国際特許分類】
C12Q 1/6886 20180101AFI20220804BHJP
C12Q 1/6837 20180101ALI20220804BHJP
C12Q 1/686 20180101ALI20220804BHJP
A61K 31/569 20060101ALI20220804BHJP
A61K 39/395 20060101ALI20220804BHJP
A61K 45/00 20060101ALI20220804BHJP
A61P 15/00 20060101ALI20220804BHJP
A61P 35/00 20060101ALI20220804BHJP
G01N 33/574 20060101ALI20220804BHJP
G16H 10/40 20180101ALI20220804BHJP
C12Q 1/6869 20180101ALI20220804BHJP
C12N 15/09 20060101ALI20220804BHJP
【FI】
C12Q1/6886 Z ZNA
C12Q1/6837 Z
C12Q1/686 Z
A61K31/569
A61K39/395 N
A61K45/00
A61P15/00
A61P35/00
G01N33/574 Z
G16H10/40
C12Q1/6869 Z
C12N15/09 200
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021574163
(86)(22)【出願日】2020-06-12
(85)【翻訳文提出日】2022-02-09
(86)【国際出願番号】 GB2020051421
(87)【国際公開番号】W WO2020249962
(87)【国際公開日】2020-12-17
(32)【優先日】2019-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】507299817
【氏名又は名称】ユーシーエル ビジネス リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100141195
【氏名又は名称】西澤 恵美子
(72)【発明者】
【氏名】ウィドシュウェンター,マーティン
(72)【発明者】
【氏名】バレット,ジェームス
【テーマコード(参考)】
4B063
4C084
4C085
4C086
5L099
【Fターム(参考)】
4B063QA01
4B063QA12
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4B063QQ52
4B063QR32
4B063QR35
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4C084AA17
4C084NA20
4C084ZA811
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4C085EE01
4C086AA01
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4C086MA04
4C086NA20
4C086ZA81
4C086ZB26
5L099AA21
(57)【要約】
本発明は、個体に由来するDNAのある特定のCpGのメチル化状態を決定し、ある特定のCpGのメチル化状態に基づいてインデックス値を導出し、乳がんインデックス値に基づいて個体の乳がん発症を予測することにより、個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイであって、
a.前記個体から採取した試料を準備するステップ、
b.前記試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップ、
c.前記試験CpGのメチル化状態に基づき乳がんインデックス値を導出するステップ、および
d.前記乳がんインデックス値に基づき、前記個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ
を含み、受信者動作特性(ROC)により決定される際に0.6またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、アッセイ。
【請求項2】
前記個体に由来する前記試料が、
a.子宮頸部、膣、もしくは好ましくは頸腟部スメアなどの、乳房以外の解剖学的部位、または
b.乳房
に由来する試料である、請求項1に記載のアッセイ。
【請求項3】
前記試料に由来する前記DNAは、上皮細胞を含む器官に由来する、請求項1または2に記載のアッセイ。
【請求項4】
前記がんは、非浸潤性腺管癌;管状型浸潤性腺管癌(IDC)、髄質型IDC、粘液型IDC、乳頭型IDC、篩型IDCなどの浸潤性腺管癌;浸潤性小葉癌、炎症性乳がん、非浸潤性小葉癌、男性乳がん、ルミナルA乳がん、ルミナルB乳がん、トリプルネガティブ/基底様乳がん、HER2型乳がん、正常様乳がん、乳頭パジェット病、乳房葉状腫瘍、または転移性乳がんである、請求項1~3のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項5】
前記試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、前記試験CpGの各々1つのメチル化β値を決定することを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項6】
前記試験CpGのメチル化状態に基づいて乳がんインデックス値を導出するステップは、
a.前記各試験CpGのメチル化β値を含むメチル化β値データセットを準備すること、
b.前記試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を推定すること、および
c.前記試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を制御するアルゴリズムを前記メチル化β値データセットに適用して、前記乳がんインデックス値を得ること
を含む、請求項5に記載のアッセイ。
【請求項7】
前記乳がんインデックス値は、女性乳がんリスク特定インデックス(WID-BC-インデックス)と称され、以下の数式に従ってアルゴリズムにより算出され、
【数1】
式中、
a.ρ∈[0,1]は、前記試料の免疫細胞DNA割合であり、
b.β
1、・・・、β
nは、メチル化ベータ値(0~1)であり、
c.a
1、・・・、a
nおよびb
1、・・・、b
nは、実数値係数であり、
d.μおよびσは、前記インデックスのスケーリングに使用される実数値パラメーターであり、
e.nは、前記試験CpGのセット内のCpGの数を指す、請求項6に記載のアッセイ。
【請求項8】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含み、好ましくは、前記アッセイは、少なくとも0.73のAUCを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項9】
前記CpGのセットは、配列番号1~500にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む、請求項8に記載のアッセイ。
【請求項10】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含み、好ましくは、前記アッセイは、少なくとも0.77のAUCを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項11】
前記CpGのセットは、配列番号1~1000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む、請求項10に記載のアッセイ。
【請求項12】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含み、好ましくは、前記アッセイは、少なくとも0.81のAUCを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項13】
前記CpGのセットは、配列番号1~2000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む、請求項12に記載のアッセイ。
【請求項14】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも10,000個のCpGを含み、好ましくは、前記アッセイは、少なくとも0.84のAUCを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項15】
前記CpGのセットは、配列番号1~10,000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む、請求項14に記載のアッセイ。
【請求項16】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも40,753個のCpGを含み、さらに、前記アッセイは、少なくとも0.85のAUCを有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項17】
前記個体における乳がんの存在または発生の予測は、前記WID-BC-インデックスに基づく、請求項7~16のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項18】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約-0.235またはそれよりも大きい場合、前記個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項19】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約-0.235またはそれよりも大きい場合、前記個体は、乳がんを有すると分類されるか、または、前記個体の前記WID-BC-インデックスが約-0.235未満である場合、前記個体は、乳がんを有していないと分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項20】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGの少なくとも500個を含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも44%である、請求項18または19に記載のアッセイ。
【請求項21】
前記CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも85%であり、特異度は少なくとも52%である、請求項18または19に記載のアッセイ。
【請求項22】
前記CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも88%であり、特異度は少なくとも49%である、請求項18または19に記載のアッセイ。
【請求項23】
前記CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、請求項18または19に記載のアッセイ。
【請求項24】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.090またはそれよりも大きい場合、前記個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項25】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.090またはそれよりも大きい場合、前記個体は、乳がんを有すると分類されるか、または前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.090未満である場合、前記個体は、乳がんを有していないと分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項26】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGの少なくとも500個を含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも63%である、請求項24または25に記載のアッセイ。
【請求項27】
前記CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも69%である、請求項24または25に記載のアッセイ。
【請求項28】
前記CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも73%である、請求項24または25に記載のアッセイ。
【請求項29】
前記CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも78%である、請求項24または25に記載のアッセイ。
【請求項30】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.587またはそれよりも大きい場合、前記個体は、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項31】
前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.587またはそれよりも大きい場合、前記個体は、乳がんを有すると分類されるか、または前記個体の前記WID-BC-インデックスが約0.587未満である場合、前記個体は、乳がんを有していないと分類される、請求項17に記載のアッセイ。
【請求項32】
前記CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGの少なくとも500個を含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも84%である、請求項30または31に記載のアッセイ。
【請求項33】
前記CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも93%である、請求項30または31に記載のアッセイ。
【請求項34】
前記CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも95%である、請求項30または31に記載のアッセイ。
【請求項35】
前記CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも94%である、請求項30または31に記載のアッセイ。
【請求項36】
前記試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、前記DNAを亜硫酸水素塩変換することを含む、請求項1~35のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項37】
前記試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、
a.配列決定ステップを実施して各CpGの配列を決定すること、
b.DNAを、前記CpGのメチル化形態と非メチル化形態とを判別することが可能なプローブを含むアレイにハイブリダイズさせ、各CpGのメチル化状態またはβ値を決定するために、検出系を前記アレイに適用すること、または
c.メチル化特異的プライマーを使用してPCRステップを実施し、前記CpGのメチル化状態は、PCR産物の存在もしくは非存在により決定されること
を含む、請求項1~36のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項38】
a.前記個体に由来する前記試料中の上皮細胞の割合を決定するステップ、
b.前記個体に由来する前記試料中の脂肪細胞の割合を決定するステップ、および/または
c.前記個体に由来する前記試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定するステップ
をさらに含む、請求項1~37のいずれか一項に記載のアッセイ。
【請求項39】
前記上皮細胞および/もしくは脂肪細胞の割合の決定ならびに/または非脂肪細胞の分化特質の決定は、
a.遺伝子発現プロファイリング、
b.非コードRNAプロファイリング、
c.エピゲノムプロファイリング、
d.DNAメチル化プロファイリング、
e.WID-BC-インデックスの導出、および/または
f.免疫組織化学
を含む方法を実施すること、ならびに
前記方法の結果に基づいて決定に到達すること
を含む、請求項38に記載のアッセイ。
【請求項40】
CpGのメチル化形態と非メチル化形態とを判別することが可能なアレイであって、前記アレイは、CpGパネル中の各CpGのメチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブ、および前記パネル中の各CpGの非メチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブを含み、前記パネルは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGからなる、アレイ。
【請求項41】
前記アレイは、Infinium MethylationEPIC BeadChipアレイでも、Infinium HumanMethylation450でもなく、および/または前記アレイのCpG特異的オリゴヌクレオチドプローブの数は、482,000もしくはそれよりも少ないか、480,000もしくはそれよりも少ないか、450,000もしくはそれよりも少ないか、440,000もしくはそれよりも少ないか、430,000もしくはそれよりも少ないか、420,000もしくはそれよりも少ないか、410,000もしくはそれよりも少ないか、または400,000もしくはそれよりも少ない、請求項40に記載のアレイ。
【請求項42】
前記パネルは、請求項8~16のいずれか一項に記載のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含む、請求項40または41に記載のアレイ。
【請求項43】
請求項8~16のいずれか一項に記載のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含む1つまたは複数のオリゴヌクレオチドをさらに含み、前記1つまたは複数のオリゴヌクレオチドは、前記アレイの対応するオリゴヌクレオチドプローブにハイブリダイズする、請求項40~42のいずれか一項に記載のアレイ。
【請求項44】
請求項8~16のいずれか一項に記載のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含むオリゴヌクレオチドの群を、請求項40~43のいずれか一項に記載のアレイにハイブリダイズさせることにより得られるハイブリダイズアレイ。
【請求項45】
請求項44に記載のハイブリダイズアレイを製作するためのプロセスであって、請求項40~43に記載のアレイを、請求項8~16のいずれか一項に記載のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含むオリゴヌクレオチドの群と接触させるステップを含むプロセス。
【請求項46】
個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.請求項1~39のいずれか一項に記載のアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ、
b.乳がんを有するリスクに応じてまたは乳がん発症のリスクに応じて前記個体を層別化するステップ、および
c.前記個体のリスク層別化に基づいて、または前記個体が乳がんを有すると分類されるか否かに基づいて、前記個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法。
【請求項47】
前記個体は、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと層別化され、前記個体は、前記個体のリスクに応じて、治療、例えば、強化検診を受ける、請求項46に記載の方法。
【請求項48】
前記強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含む、請求項47に記載の方法。
【請求項49】
前記個体は、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると層別化され、前記個体は、前記個体のリスクに応じて、治療、例えば、強化検診、ならびに/またはミフェプリストン(Mifeprestone)、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、「選択的エストロゲンモジュレーター」(SERM)、および「選択的プロゲステロン受容体モジュレーター」(SPRM)の1つもしくは複数の1用量もしくは複数用量の投与を受ける、請求項46に記載の方法。
【請求項50】
前記強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含む、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
前記個体は、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと層別化され、前記個体は、前記個体のリスクに応じて、治療、例えば、
a.任意選択で1つもしくはマンモグラフィスキャンおよび/もしくは乳房MRIスキャンを含む強化検診、
b.ミフェプレストン、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、SERM、およびSPRMの1つもしくは複数の投与、ならびに/または
c.両側乳房切除術
を受ける、請求項46に記載の方法。
【請求項52】
前記個体が乳がんを有すると分類される場合、前記個体は、請求項47~51により規定される治療の任意の1つまたは複数を受ける、請求項46に記載の方法。
【請求項53】
個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、(a)第1の時点にて請求項1~36のいずれか一項に記載のアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するかまたは個体における乳がん発症を予測するステップ、(b)1つまたは複数のさらなる時点にて請求項1~39のいずれか一項に記載のアッセイを実施することにより、前記個体における乳がんの存在を予測するか、または前記個体における乳がん発症を予測するステップ、ならびに(c)時点間の前記個体のリスクの任意の変化をモニターするステップを含む方法。
【請求項54】
前記さらなる時点は、初期予測後の3か月、6か月、1年、または2年に1回である、請求項53に記載の方法。
【請求項55】
前記個体は、乳がんを有しておらず、前記個体の乳がん発症リスクを増加させる素因となる1つまたは複数の遺伝子突然変異を有する、請求項53または54に記載の方法。
【請求項56】
前記個体は、BRCA遺伝子に1つまたは複数の突然変異を有する、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記個体に乳がんが存在するリスクまたは前記個体が乳がんを発症するリスクに応じて、請求項46~52のいずれか一項に従って1つまたは複数の治療が前記個体に施される、請求項53~56に記載の方法。
【請求項58】
前記個体は乳がん発症リスクの増加を示し、請求項43~48のいずれか一項に従って1つまたは複数の治療が前記個体に予防法として施される、請求項57に記載の方法。
【請求項59】
前記個体に施される1つまたは複数の治療は、1用量または複数用量のSPRMを含む、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記1用量または複数用量のSPRMは、1用量または複数用量のミフェプリストンを含む、請求項59に記載の方法。
【請求項61】
a.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、前記個体に由来する前記試料中の上皮細胞の割合を決定し、前記割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、
b.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、前記個体に由来する前記試料中の脂肪細胞の割合を決定し、前記割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、および/または
c.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、前記個体に由来する前記試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定し、前記割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ
をさらに含む、請求項53~60のいずれか一項に記載の方法。
【請求項62】
a.前記乳がんインデックス値の増加および前記上皮細胞の割合の増加、ならびに/または
b.前記乳がんインデックス値の増加および前記脂肪細胞の割合の減少、ならびに/または
c.前記乳がんインデックス値の増加および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の増加は、
前記1つまたは複数の治療に対する否定的な応答を示す、請求項53~61のいずれか一項に記載方法。
【請求項63】
否定的な応答が特定された場合、前記1つまたは複数の治療に変更がなされる、請求項59に記載の方法。
【請求項64】
a.前記乳がんインデックス値の減少および前記上皮細胞の割合の減少、
b.前記乳がんインデックス値の減少および前記脂肪細胞の割合の増加、ならびに/または
c.前記乳がんインデックス値の減少および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の減少は、
前記1つまたは複数の治療に対する肯定的な応答を示す、請求項53~61のいずれか一項に記載方法。
【請求項65】
肯定的な応答が特定された場合、前記1つまたは複数の治療に変更がなされる、請求項64に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
配列表
本出願は、ASCII形式で電子的に提出された配列表を含み、配列表は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。2020年6月11日に作成された上記ASCIIコピーは、名称がN416449WO_SL.txtであり、サイズが21,495,630バイトである。
【0002】
技術分野
本発明は、個体に由来するDNAのある特定のCpGのメチル化状態を決定し、ある特定のCpGのメチル化状態に基づいてインデックス値を導出し、乳がんインデックス値に基づいて個体の乳がん発症を予測することにより、個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイに関する。
【0003】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクまたは乳がんを発症するリスクをモニターするための方法に関する。
【0004】
また、本発明は、乳がんを治療するための方法であって、本明細書に記載のアッセイにより個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ、リスクに応じて個体を層別化するステップ、およびリスクに基づき1つまたは複数の治療を個体に施す(administering)ステップを含む方法に関する。
【0005】
また、本発明は、本明細書で規定されるCpGに対するプローブを含むメチル化判別アレイに関する。
【背景技術】
【0006】
乳がんは、一般に女性において圧倒的に最も多く見られるがんであり、若年女性の主な死亡原因である1。現在まで、原発性がんを有する個体の特定は、腫瘍の直接的証拠を評価することにより達成されている(例えば、画像診断2または系に放出されるがん細胞産物の検出3,4)。マンモグラフィ検診などの現在利用可能な早期検出戦略には、若年女性での性能が低いこと、過剰診断されること、および検診率が低いことという課題があり、最近は、死亡率に対するその利益が疑問視されている5。層別化乳がん早期検出および予防戦略を可能にするモデルの開発は困難であることが証明されており、疫学的リスク因子、一塩基多型(SNP)、およびマンモグラフィ濃度を組み合わせた最良の予測モデルは、0.68の受信者動作特性(ROC)曲線下面積(AUC)をもたらしたに過ぎない6。
【0007】
対照的に、子宮頸がん検診(つまり、子宮頸部スメア試料の評価)は、子宮頸がんの発生率および死亡率を50%よりも大きく低減させた7。臨床医収集試料および自己収集試料が関連子宮頸部病変の検出に同様の性能を示すという事実8により、検診率はさらに増加する可能性が高い。
【0008】
乳がんに隣接する正常乳房組織では、エピジェネティックな(つまり、DNAme)変化が特定されており9、それらは、遺伝的要因ならびに乳がん発症に寄与するライフスタイル的、生殖的、および環境的曝露を含む非遺伝的要因の両方のサロゲートとしての役目を潜在的に果たし得る10。少なからぬ原理実証研究は、これまでもっぱら血液中でしか実施されていないが、ある特定のDNAme(DNAメチル化)変化が、乳がん素因と関連付けられることを示している11~16。試料不均質性およびサロゲート組織の選択は、臨床実施を妨げる最も重要な要因のうちの1つであると考えられている17。したがって、バイオマーカーとして作用することができるかまたはがん分野において有用なメチル化パターンもしくはシグネチャーの理解に寄与することができる新しいメチル化ベースのCpG遺伝子座および遺伝子座のセットを特定する緊急の必要性が依然として存在する。
【発明の概要】
【0009】
本発明者らは、DNAmeパターンを乳がん発症に関連付けることができるか否かを理解することを試みた。本発明者らは、乳房組織に由来する試料の、および注目すべきには乳房以外の解剖学的部位に由来する試料のDNAmeシグネチャーにより、乳がんを有する女性が特定されることを示した。本発明者らは、DNAmeシグネチャーが、乳がんを有するリスクに応じてまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するために使用することができる乳がんインデックス値に従って特徴付けられ得ることを決定した。さらに、DNAmeシグネチャーは、乳がん療法に応答して変化し得ることを示した。したがって、これは、特定された予測DNAmeシグネチャーの性質が動的であることを示し、したがって、驚くべきことに、本発明のDNAmeシグネチャーを使用して、乳がんとのリスク関連をモニターすることができることを示す。
【0010】
したがって、本発明は、個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイであって、
a.個体から採取した試料を準備する(providing)ステップ、
b.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップ、
c.試験CpGのメチル化状態に基づき乳がんインデックス値を導出するステップ、および
d.乳がんインデックス値に基づき個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ
を含み、
受信者動作特性(ROC)により決定して0.6またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、アッセイを提供する。
【0011】
本発明のアッセイは、上記に記載の通りであってもよく、加えて、個体に由来する試料は、
a.子宮頸部、膣、もしくは好ましくは頸腟部スミアなどの、乳房以外の解剖学的部位、または
b.乳房
に由来する試料である。
【0012】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試料は、特に、子宮頸部、膣、頬側領域、血液、および/または尿に由来してもよい。試料は、好ましくは子宮頸液ベースの細胞学的試料であり、より好ましくは子宮頸部スメア試料である。
【0013】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、試料に由来するDNAは、上皮細胞を含む器官に由来する。
【0014】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、がんは、非浸潤性腺管癌(ductal carcinoma in situ);管状型(tubular type)浸潤性腺管癌(IDC)、髄質型(medullary type)IDC、粘液型(mucinous type)IDC、乳頭型(papillary type)IDC、櫛型(cribriform type)IDCなどの浸潤性腺管癌(invasive ductal carcinoma);浸潤性小葉癌、炎症性乳がん、非浸潤性小葉癌(lobular carcinoma in situ)、男性乳がん、ルミナルA乳がん(luminal A breast cancer)、ルミナルB乳がん(luminal B breast cancer)、トリプルネガティブ/基底様乳がん(triple-negative/basal-like breast cancer)、HER2型(HER2-enriched)乳がん、正常様乳がん(normal-like breast cancer)、乳頭パジェット病、乳房葉状腫瘍、または転移性乳がんである。
【0015】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、試験CpGの各々1つのメチル化β値を決定することを含む。
【0016】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、試験CpGのメチル化状態に基づき乳がんインデックス値を導出するステップは、
a.各試験CpGのメチル化β値を含むメチル化β値データセットを準備すること(providing)、
b.試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合(fraction)を推定すること、および
c.試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を制御するアルゴリズムをメチル化β値データセットに適用して、乳がんインデックス値を得ること
を含む。
【0017】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、乳がんインデックス値は、女性乳がんリスク特定インデックス(Women’s risk Identification for Breast Cancer Index)(WID-BC-インデックス)と称され、以下の数式に従ってアルゴリズムにより算出される。
【0018】
【数1】
式中、
e.ρ∈[0,1]は、試料の免疫細胞DNA割合であり、
f.β
1、・・・、β
nは、メチル化ベータ値(0~1)であり、
g.a
1、・・・、a
nおよびb
1、・・・、b
nは、実数値係数であり、
h.μおよびσは、インデックスのスケーリングに使用される実数値パラメーターであり、
i.nは、試験CpGのセット内のCpGの数を指す。
【0019】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含み、好ましくは、アッセイは、少なくとも0.73のAUCを有することを特徴とする。
【0020】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~500にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0021】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含み、好ましくは、アッセイは、少なくとも0.77のAUCを有することを特徴とする。
【0022】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~1000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0023】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含み、好ましくは、アッセイは、少なくとも0.81のAUCを有することを特徴とする。
【0024】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~2000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0025】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも10,000個のCpGを含み、好ましくは、アッセイは、少なくとも0.84のAUCを有することを特徴とする。
【0026】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~10,000にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0027】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも40,753個のCpGを含み、さらに、アッセイは、少なくとも0.85のAUCを有することを特徴とする。
【0028】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、個体における乳がんの存在または発症の予測は、WID-BC-インデックスに基づく。
【0029】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、個体のWID-BC-インデックスが約-0.235またはそれよりも大きい場合、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類される。
【0030】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも44%である。
【0031】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも85%であり、特異度は少なくとも52%である。
【0032】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも88%であり、特異度は少なくとも49%である。
【0033】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、但し、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である。
【0034】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、個体のWID-BC-インデックスが約0.090またはそれよりも大きい場合、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類される。
【0035】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも63%である。
【0036】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも69%である。
【0037】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも73%である。
【0038】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも78%である。
【0039】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、個体のWID-BC-インデックスが約0.587またはそれよりも大きい場合、個体は、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類される。
【0040】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも84%である。
【0041】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも93%である。
【0042】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも95%である。
【0043】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも94%である。
【0044】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、DNAを亜硫酸水素塩変換すること(bisulphite converting the DNA)を含む。
【0045】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、
a.配列決定ステップ(sequencing step)を実施して各CpGの配列を決定すること、
b.DNAを、CpGのメチル化形態と非メチル化形態とを判別することが可能なプローブを含むアレイにハイブリダイズさせ、各CpGのメチル化状態またはβ値を決定するために、検出系をアレイに適用すること、または
c.メチル化特異的プライマーを使用してPCRステップを実施し、CpGのメチル化状態は、PCR産物の存在もしくは非存在により決定されること
を含む。
【0046】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、アッセイは、
a.個体に由来する試料中の上皮細胞の割合を決定するステップ、
b.個体に由来する試料中の脂肪細胞の割合を決定するステップ、および/または
c.個体に由来する試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定するステップ
をさらに含む。
【0047】
本発明のアッセイは、上記のように実施してもよく、加えて、上皮細胞および/もしくは脂肪細胞の割合の決定、ならびに/または非脂肪細胞の分化特質の決定は、
a.遺伝子発現プロファイリング、
b.非コードRNAプロファイリング、
c.エピゲノムプロファイリング、
d.DNAメチル化プロファイリング、
e.WID-BC-インデックスの導出、および/または
f.免疫組織化学
を含む方法を実施すること、および
この方法の結果に基づいて決定に到達することを含む。
【0048】
また、本発明は、CpGのメチル化形態と非メチル化形態とを判別することが可能なアレイであって、アレイは、CpGパネル中の各CpGのメチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブ、およびパネル中の各CpGの非メチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブを含み、パネルは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGで構成される、アレイを提供する。
【0049】
本発明のアレイは、上記の通りであってもよく、加えて、但しアレイはInfinium MethylationEPIC BeadChipアレイでも、Infinium HumanMethylation450でもなく、および/または但しアレイのCpG特異的オリゴヌクレオチドプローブの数は、482,000もしくはそれよりも少ないか、480,000もしくはそれよりも少ないか、450,000もしくはそれよりも少ないか、440,000もしくはそれよりも少ないか、430,000もしくはそれよりも少ないか、420,000もしくはそれよりも少ないか、410,000もしくはそれよりも少ないか、または400,000もしくはそれよりも少ない。
【0050】
本発明のアレイは、上記の通りであってもよく、加えて、パネルは、請求項8~16のいずれか一項に記載のアッセイにて規定されるCpGの任意のセットを含む。
【0051】
本発明のアレイは、上記の通りであってもよく、加えて、本発明のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含む1つまたは複数のオリゴヌクレオチドをさらに含み、1つまたは複数のオリゴヌクレオチドは、アレイの対応するオリゴヌクレオチドプローブにハイブリダイズする。
【0052】
また、本発明は、ハイブリダイズアレイ(hybridized array)であって、本発明のアッセイにて規定されるCpGの任意のセットを含むオリゴヌクレオチドの群を、本発明のアレイにハイブリダイズさせることにより得ることができる、アレイを提供する。
【0053】
また、本発明は、本発明によるハイブリダイズアレイを製作するためのプロセスであって、本発明によるアレイを、本発明のアッセイにて規定されるCpGの任意のセットを含むオリゴヌクレオチドの群と接触させることを含むプロセスを提供する。
【0054】
また、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.本発明のアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ、
b.乳がんを有するリスクに応じてまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、および
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を提供する。
【0055】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと層別化され、個体は、個体のリスクに応じて、治療、例えば、強化検診(intensified screening)を受ける。
【0056】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含む。
【0057】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると層別化され、個体は、個体のリスクに応じて、治療、例えば、強化検診、ならびに/またはミフェプリストン(Mifeprestone)、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、「選択的エストロゲンモジュレーター」(SERM)、および「選択的プロゲステロン受容体モジュレーター」(SPRM)の1つもしくは複数の1用量もしくは複数用量の投与を受ける。
【0058】
本発明の方法は、上記にように実施してもよく、加えて、強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含む。
【0059】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと層別化され、個体は、個体のリスクに応じて、治療、例えば、
a.任意選択で1つもしくはマンモグラフィスキャンおよび/もしくは乳房MRIスキャンを含む強化検診、
b.ミフェプリストン(Mifeprestone)、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、SERM、およびSPRMの1つまたは複数の投与、ならびに/または
c.両側乳房切除術
を受ける。
【0060】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、(a)第1の時点にて本発明のアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するかまたは個体における乳がん発症を予測するステップ、(b)1つまたは複数のさらなる時点にて本発明のアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、および(c)時点間の個体のリスクの任意の変化をモニターするステップを含む方法を提供する。
【0061】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、さらなる時点は、最初の予測に続いて、3か月、6か月、1年、または2年に1回である。
【0062】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、乳がんを有しておらず、個体の乳がん発症リスクを増加させる素因となる1つまたは複数の遺伝子突然変異を有する。
【0063】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、BRCA遺伝子に1つまたは複数の突然変異を有する。
【0064】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体に乳がんが存在するリスクまたは個体が乳がんを発症するリスクに応じて、1つまたは複数の治療が、本発明による方法に従って個体に施される。
【0065】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体は、乳がん発症リスクの増加を示し、1つまたは複数の治療が、本発明による方法、予防方法に従って個体に施される。
【0066】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、個体に施される1つまたは複数の治療は、1用量または複数用量のSPRMを含む。
【0067】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、1用量または複数用量のSPRMは、1用量または複数用量のミフェプリストンを含む。
【0068】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、方法は、
a.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の上皮細胞の割合を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、
b.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の脂肪細胞の割合を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、および/または
c.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ
をさらに含む。
【0069】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、
a.乳がんインデックス値の増加および上皮細胞の割合の増加、ならびに/または
b.乳がんインデックス値の増加および脂肪細胞の割合の減少、ならびに/または
c.乳がんインデックス値の増加および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の増加は、
1つまたは複数の治療に対する否定的な応答を示す。
【0070】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、否定的な応答が特定された場合、1つまたは複数の治療に変更がなされる。
【0071】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、
a.乳がんインデックス値の減少および上皮細胞の割合の減少、
b.乳がんインデックス値の減少および脂肪細胞の割合の増加、ならびに/または
c.乳がんインデックス値の減少および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の減少は、
1つまたは複数の治療に対する肯定的な応答を示す。
【0072】
本発明の方法は、上記のように実施してもよく、加えて、肯定的な応答が特定された場合、1つまたは複数の治療に変更がなされる。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【
図1-1】乳がん症例および対照に由来する子宮頸部スメア試料のメチル化差異の特定を示す図である。 A)発見セットにおける免疫細胞割合の分布。B)HepiDISHを使用して推測された8つの非上皮細胞サブタイプの分布(* p<0.05 ウィルコクソン順位和検定)。C)細胞タイプ特異的DNAmeの例。D)細胞タイプ特異的デルタ-ベータ推定値の分布。E)高メチル化CpGに富む上位10位の組織特異的パターン。F)低メチル化CpGに富む上位10位の組織特異的パターン。
【
図2-1】子宮頸部スメア試料におけるWID-BC-インデックスの判別性能を示す図である。 A)リッジおよびラッソ分類器(lasso classifier)への入力CpG数の関数としての性能(AUCにより定量化)。B)WID-BC-インデックスは、内部検証セットの免疫夾雑に関わらず、乳がん症例を対照から判別する。C)内部検証セットの最適な分類器に対応する受信者動作特性(ROC)曲線。D)独立外部検証セットでのWID-BC-インデックスの判別性能。E)外部検証セットでのROC曲線。F)WID-BC-インデックスを規定するために使用される40,753個のCpGの異なるサブセットでトレーニングしたサブ分類器の性能。CpGは、回帰係数の絶対値に従ってx軸に沿って順位付けされる。保持線は、上位n個のCpGのみでトレーニングした分類器を指す。除去群は、上位n個のCpGを除去した後でトレーニングした分類器を指す。ビニング線は、500個のCpGのビンでトレーニングした分類器を指す。
【
図3-1】WID-BC-インデックスと疫学的および臨床的因子との関連性を示す図である。 A)同意時の年齢。B)乳がんの血縁者の人数。C)内部検証セット中の345人の女性にある303個のSNPに基づくポリジーンリスクスコア(PRS)との相関性。D)腫瘍病期。E)結節状態。F)ホルモン受容体状態(ER陽性またはPR陽性であると規定される陽性状態)。G)HER2状態。H)グレード。I)組織学的特徴。パネルA)およびC)は内部検証セットに基づいており、それ以外の場合は、発見セット全体を使用した。(* p<0.05 ウィルコクソン順位和検定)。
【
図4-1】一致頬側試料でのWID-BC-インデックスの性能を示す図である。 A)頬側試料(内部検証セットに対応する)で評価したWID-BC-インデックスは、症例と対照とを判別する。B)対応するROC曲線。C)内部検証セット中の一致子宮頸部および頬側試料で評価したWID-BC-インデックス間の相関性。
【
図5】WID-BC-インデックスと脂肪細胞含有量との関連性を示す図である。 A)ENCODE初代細胞(pc)およびin vitro分化細胞(ivdc)で評価したWID-BC-インデックス。B)ENCODE組織試料で評価したWID-インデックス。
【
図6-1】乳房組織試料で評価したWID-BC-インデックスを示す図である。 A)WID-BC-インデックスは、1試料当たりの脂肪細胞の割合と共に増加する。B)健常女性、BRCA突然変異を有する女性、トリプルネガティブ乳がん(TNBC)を有する女性に由来する乳房組織試料および一致隣接正常組織の脂肪含有量で線形補正した後のWID-BC-インデックス。C)BRCA突然変異を有する女性または健常対照のミフェプリストンまたはプラセボのいずれかによる治療前後の、ミフェプリストン治験に由来する試料中の上皮細胞の割合。D)BRCA突然変異を有する女性および健常対照のミフェプリストンまたはプラセボのいずれかによる治療前後の脂肪含有量を線形補正した後の、ミフェプリストン治験に由来する試料のWID-BC-インデックス。(* p値<0.05)
【
図7-1】WID-BC-インデックスの導出およびWID-BC-インデックスの評価の設計に結び付いた実験設計を示す図である。 A)サロゲート試料(子宮頸部および頬側スワブ)。B)ENCODE試料。C)乳房組織試料。
【
図8】外部検証データセット内の免疫細胞サブタイプの分布を示す図である。 A)がん症例および対照での免疫細胞割合の分布。B)外部検証データセットにてHEpiDISHを使用して推測されたコールサブタイプの分布。
【
図9】代替線形分類器の性能を示す図である。 A)入力CpG数の関数としてのリッジおよびラッソ分類器の性能。分類器は、入力の線形結合に基づき、非線形相互作用項(ベータ値およびIC割合の積)は一切含まない。B)最適な線形インデックス(10,000入力によるリッジ分類器に基づく)は、低IC試料では良好に機能するが、高度夾雑試料では判別シグナルが減少する。
【
図10-1】WID-BC-インデックスと技術的パラメーターとの関連性を示す図である。 A、B、C)症例または対照に主に寄与した(内部および外部検証データに基づき)研究施設に限定すると、WID-BC-インデックスは、症例と対照とを判別した。D)一般集団の志願者対照および良性女性特異的状態のため来院した女性でのWID-BC-インデックスの分布(発見セット)。E)WID-BC-インデックスは、試料の収集から処理までの時間に依存しない(発見セット)。
【
図11-1】内部検証セットにおける、WID-BC-インデックスと追加の疫学的因子との関連性を示す図である。 A)初生児出産時の年齢。B)民族性。C)これまでのホルモン補充療法(閉経後のみ)。D)最終月経時の年齢。E)初潮時の年齢。F)閉経状態。G)これまでの経口避妊薬の使用(閉経前のみ)。H)出産数(閉経後のみ)。
【
図12-1】外部検証データセットにおける、WID-BC-インデックスと疫学的および臨床的因子との関連性を示す図である。 A)同意時の年齢。B)乳がんの血縁者の人数。C)組織学的特徴。D)腫瘍病期。E)結節状態。F)ホルモン受容体状態(ER陽性またはPR陽性であると規定される陽性状態)。G)HER2状態。H)グレード。I)初生児出産時の年齢。J)民族性。K)ホルモン補充療法。L)最終月経時の年齢。M)初潮時の年齢。N)閉経状態。O)経口避妊薬の使用。P)出産数。
【
図13-1】頬側試料の分析を示す図である。 A)頬側データセットでの免疫細胞割合の分布。B)頬側データセットでの免疫細胞サブタイプの分布。C)内部トレーニングセットからの269個の頬側試料でトレーニングし、内部検証セットで検証したリッジおよびラッソ分類器(非線形相互作用項を有する)の性能。D)対応する一致子宮頸部試料でトレーニングおよび検証した分類器の性能。
【
図14-1】乳房組織試料の分析を示す図である。 A)健常女性、BRCA突然変異を有する女性、およびトリプルネガティブ乳がん(TNBC)を有する女性に由来する乳房組織試料、ならびに一致隣接健常組織における細胞タイプの分布。B)ミフェプリストン治験に由来する乳房組織試料での細胞タイプの分布。C)aのBRCA突然変異を有する試料とBの治療前のBRCA突然変異を有する試料とを組み合わせ、AおよびBの健常対照と比較した場合の上皮細胞の分布。D)一致試料および非一致試料の両方を使用した、ミフェプリストン治験群における上皮細胞割合の分布。E)一致試料および非一致試料の両方を使用した、ミフェプリストン治験群におけるWID-BC-インデックスの分布。(* p値<0.05、ウィルコクソン順位和検定)。
【
図15-1】疫学的および臨床的特質(子宮頸部スメアデータ)の要約を示す図である。 A)疫学的特質の要約。B)臨床的特質の要約。
【
図16-1】GSEA上位富化経路を示す図である。 A)TSS200領域に位置する高メチル化CpGに基づく上位20位の富化遺伝子経路。B)低メチル化CpGに基づく上位20位の経路。経路は、正規化濃縮スコア(NES)により順位付けされている。P値は、多重度に関して補正されていない。
【
図17】WID-BC-インデックスの要約を示す図である。 WID-BC-indexの要約。オッズ比は、WID-BC-インデックスの各四分位数に対応する。四分位数は、内部検証セットの対照により規定された。補正は、年齢、閉経状態、初潮年齢、乳がんの一等親血縁者の人数、および共変量として含まれるBMIを用いたロジスティック回帰モデルに基づいていた。
【
図18-1】集団に適用したWID-BC-インデックス閾値を示す図である。 A)内部検証セットにおける最適な分類器に対応する受信者動作特性(ROC)曲線。WID-BC-インデックス閾値は、全乳がんの94%が生じる集団の50%、全乳がんの78%が生じる集団の20%、または全乳がんの34%が生じる集団の3%のいずれかを捕捉する。B)WID-BC-インデックス間の関連性であり、横線は、AのROC曲線に記載の閾値を反映する特定の閾値を示す。
【発明を実施するための形態】
【0074】
発明の詳細な説明
本発明は、個体に由来するDNAのある特定のCpGのメチル化状態を決定し、ある特定のCpGのメチル化状態に基づきインデックス値を導出し、乳がんインデックス値に基づき個体の乳がん発症を予測することにより、個体の乳がん発症を予測するためのアッセイに関する。
【0075】
「予測」は、本発明の状況では、個体における乳がんの存在または乳がん発症の特定のリスクの指標となり得る可能性のある乳がんインデックス値を特定することに関する。
【0076】
「発症」は、本発明の状況では、個体の乳がんインデックス値に基づき、上記個体内でさらに増殖または転移する可能性がある、個体がその時点で有するがんに関する場合がある。「発症」は、本発明の状況では、個体におけるがんの非存在に関する場合もあるが、個体の乳がんインデックス値に基づき、がんは、将来のある時点で上記個体内に現れると予測することができる。同様に、「発症」は、本発明の状況では、個体の乳がんインデックス値に基づき、上記個体内でさらに増殖または転移する可能性がある、個体がその時点で有するがんに関する場合がある。「発症」は、本発明の状況では、個体におけるがんの非存在に関する場合もあるが、個体の乳がんインデックス値に基づき、がんは、将来のある時点で上記個体内に現れると予測することができる。
【0077】
本発明は、個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイであって、
j.個体から採取した試料を準備するステップ、
k.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップ、
l.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出するステップ、および
m.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ
を含み、
受信者動作特性(ROC)により決定して、0.6またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、アッセイを包含する。
【0078】
本発明によるアッセイは、メチル化状態を決定して、個体における乳がんの存在または発症に関する信頼性の高い予測を提供することができる、統計的にロバストなCpGのプールを提供する。本明細書に記載のデータにより例示されるように、本発明者らにより特定されたCpGのプールは、0.6またはそれよりも大きなAUCを有する本発明のアッセイに使用することができる。さらに、提供されたCpGのプールのサブセットを、本発明に従ってアッセイしてもよく、したがって、受信者動作特性により決定して統計的にロバストな感度および特異度で、乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化することが可能になる。
【0079】
CpGの特定およびメチル化状態の評価
DNAのメチル化は、遺伝子およびマイクロRNAなどの他のエレメントの発現を変更する能力を有するエピジェネティック修飾の認識されている形態である[[1]]。がんの発症および進行において、メチル化は、例えば、腫瘍抑制遺伝子をサイレンシングする効果および/またはがん遺伝子の発現を増加させる効果を有する場合がある。メチル化の結果として、他の形態の調節不全が起こる可能性がある。DNAのメチル化は、主にCpGモチーフからなるジヌクレオチドである別個の遺伝子座で生じるが、CHHモチーフ(Hは、A、C、またはT)でも生じる可能性がある。メチル化の際に、シトシン塩基の5位炭素にメチル基が付加され、メチルシトシンが作出される。
【0080】
メチル化は、ゲノム全体に生じる可能性があり、遺伝子などの発現配列に関する領域に限定されない。メチル化は、常にではないが典型的には、プロモーター、またはエンハンサーエレメントなどの発現配列の他の調節領域で生じる。最も典型的には、CpGのメチル化状態は、CpGアイランド、例えば遺伝子の調節領域、特にプロモーター領域に存在するCpGアイランドにクラスター化される。
【0081】
典型的には、DNAメチル化状態の評価は、DNAにおけるメチル基、例えば、1つまたは複数のシトシンヌクレオチドの5位におけるメチル基の存在または非存在を分析することを含む。好ましくは、CpGジヌクレオチド(Cはシトシンを表し、Gはグアニンを表し、pはこの2つを連結するリン酸基を表す)として存在する1つまたは複数のシトシンヌクレオチドのメチル化状態が評価される。
【0082】
下記で手短に概説することになるように、CpGメチル化状態の特定および評価には様々な技法が利用可能である。本明細書に記載のアッセイは、CpGメチル化状態を決定するためのあらゆる好適な技法を包含する。
【0083】
メチル基は、PCRなどの従来のin vitro取扱いステップに際して、開始DNA分子から失われる。これを回避するために、メチル基を検出するための技法は、一般的に、元のDNA分子のメチル化状態情報が保存されるように、後続処理の前にDNAを予備処理することを含む。そのような予備技法は、3つの主要な処理カテゴリー、つまり亜硫酸水素塩修飾、制限酵素消化、および親和性ベース分析を含む。次いで、こうした技法の産物を、後にCpGメチル化状態を特定または定性的に評価するために、配列決定またはアレイベースプラットフォームにカップリングしてもよい。
【0084】
DNAを亜硫酸水素塩修飾することを含む技法は、CpGジヌクレオチドのメチル化状態を検出および評価するための最も一般的なアッセイになっている。DNAを亜硫酸水素塩、例えば、亜硫酸水素ナトリウムで処理すると、シトシン塩基がウラシル塩基に変換されるが、5-メチルシトシンには影響を及ぼさない。したがって、亜硫酸水素塩処理したDNAにシトシンが存在することは、開始DNA分子には以前にメチル化されたシトシン塩基が存在することを示す。そのようなシトシン塩基は、様々な技法で検出することができる。例えば、メチル化DNAよりも非メチル化DNAに特異的なプライマーを生成し、メチル化CpGジヌクレオチドのPCRベース特定に使用することができる。DNAは、亜硫酸水素塩変換の前に増幅してもよくまたは後で増幅してもよい。分離/捕捉ステップは、例えば、相補的オリゴヌクレオチド配列などの結合性分子を使用して実施することができる。標準的DNA配列プロトコールおよび次世代DNA配列プロトコールも使用することができる。
【0085】
他の手法では、メチル化DNAの存在下でのみ消化または切断するメチル化感受性酵素を使用することができる。得られた断片の分析は、一般的には、マイクロアレイを使用して実施される。
【0086】
親和性ベース技法では、結合相互作用を利用して、濃縮のためにメチル化DNAの断片を捕捉する。抗5-メチルシトシン抗体などの結合性分子は、一般的に、PCRおよび配列決定などの後続処理ステップの前に使用される。
【0087】
Olkhov-Mitsel and Bapat (2012)[[1]]には、メチルシトシンを含むバイオマーカーの特定および評価に利用可能な技法の包括的な総説が提供される。
【0088】
本明細書で特徴付けおよび記載されているCpGベースバイオマーカーのメチル化状態を評価するためには、任意の好適なアッセイを使用することができる。
【0089】
本明細書に記載のアッセイは、DNAを亜硫酸水素塩変換することによりCpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよい。好ましいアッセイは、特定されたCpG遺伝子座をメチル化特異的PCRのために増幅すること、および/または配列決定すること、および/またはメチル化判別マイクロアレイを使用して標的遺伝子座のメチル化状態を評価することを含む、DNAの亜硫酸水素塩処理を含む。
【0090】
CpG遺伝子座の増幅は、様々な手法で達成することができる。好ましくは、CpG遺伝子座は、PCRを使用して増幅される。様々なPCRベース手法を使用することができる。例えば、メチル化特異的プライマーは、目的のCpG配列を含むDNAにハイブリダイズすることができる。そのようなプライマーは、メチル化または非メチル化CpG遺伝子座のいずれかに由来する配列にアニーリングするように設計することができる。アニーリングに続いてPCR反応を実施し、その後のPCR産物の存在は、特定可能な配列のアニーリングCpGが存在することを示す。そのようなアッセイでは、DNAは、増幅前に亜硫酸水素塩変換される。そのような技法は、一般的に、メチル化特異的PCR(MSP)と呼ばれる[[2]]。
【0091】
他の技法では、PCRプライマーは、メチル化状態に関わりなく目的のCpG配列にアニーリングすることができ、さらなる処理ステップを使用して、CpGの状態を決定することができる。アッセイは、CpG部位がプライマーアニーリング部位間に位置するように設計される。このアッセイスキームは、亜硫酸水素塩ゲノム配列決定[[3]]、COBRA[[4]]、Ms-SNuPE[[5]]などの技法で使用される。そのようなアッセイでは、増幅前にまたは後でDNAを重亜硫酸塩変換することができる。
【0092】
小規模PCR手法を使用してもよい。そのような手法は、一般的に、試料のマスパーティショニング(mass partitioning)を含む(例えば、デジタルPCR)。こうした技法は、高度に微小化された系(ピコリットルサイズの液滴)の状況においてロバストな精度および感度を提供し、生物学的試料、特に尿試料に存在する潜在的に小容積の細胞性物質から得ることができる少量のDNAのその後の取扱いに理想的である。様々なこのような小規模PCR技法が広く利用可能である。例えば、マイクロ液滴ベースのPCR機器は、RainDance Technologies,Inc.(ビレリカ、マサチューセッツ州;http://raindancetech.com/)およびBio-Rad,Inc.(http://www.bio-rad.com/)を含む、様々な供給業者から入手可能である。また、マイクロアレイプラットフォームを使用して、小規模PCRを実施することができる。そのようなプラットフォームとしては、例えば、Fluidigm Corp.(www.fluidigm.com)から入手可能なマイクロ流体ネットワークベースのアレイを挙げることができる。
【0093】
CpG遺伝子座を増幅した後、目的のCpGのメチル化状態を決定するために、増幅PCR産物を、その後の分析プラットフォームにカップリングすることができる。例えば、PCR産物を直接的に配列決定して、標的CpGにおけるメチルシトシンの存在または非在を決定してもよく、またはアレイベース
技法により分析してもよい。
【0094】
任意の好適な配列決定技法を使用して、標的DNAの配列を決定することができる。本発明のアッセイでは、ハイスループットのいわゆる「第2世代」、「第3世代」、および「次世代」の技法を使用して、亜硫酸水素塩処理したDNAを配列決定することができる。
【0095】
第2世代の技法では、多数のDNA分子が並行して配列決定される。典型的には、数万個の分子が所与の位置に高密度で係留され、DNA合成に依存するプロセスにて配列が決定される。反応は、一般に、例えば可逆的標識ターミネーター塩基の組込みを可能にするための連続的な試薬送達および洗浄ステップ、および塩基組込みの順序を決定するための走査ステップで構成される。このタイプのアレイベース装置は、例えば、Illumina,Inc.(サンディエゴ、カリフォルニア州;http://www.illumina.com/)から市販されている。
【0096】
第3世代の技法は、典型的には、検出ステップ間で配列決定プロセスを停止する必要がないことであると定義されるため、リアルタイム系とみなすことができる。例えば、組込みプロセス中に発生する水素イオンの塩基特異的放出を、マイクロウェル装置の状況において検出することができる(例えば、LifeTechnologies;http://www.lifetechnologies.com/から入手可能なIon Torrent装置を参照)。同様に、ピロシーケンスでは、ピロリン酸(PPi)の塩基特異的放出が検出および分析される。ナノポア技法では、DNA分子はナノポアを通過するかまたはナノポアに隣接して配置され、個々の塩基の同一性は、ナノポアを基準としてDNA分子の移動を追跡することにより決定される。このタイプの装置は、Oxford Nanopore(https://www.nanoporetech.com/)から市販されている。別のアッセイでは、「ゼロモード導波路」にDNAポリメラーゼ酵素が閉じ込められており、組み込まれた塩基の同一性は、ガンマ標識ホスホヌクレオチドの蛍光検出により決定される(例えば、Pacific Biosciences;http://www.pacificbiosciences.com/を参照)。
【0097】
本発明に準拠する他のアッセイでは、配列決定ステップを省略してもよい。例えば、2つの相補的な核酸鎖をアニーリングさせて二本鎖分子を形成するという原理に基づき、増幅PCR産物を、ハイブリダイゼーションアレイに直接適用してもよい。ハイブリダイゼーションアレイは、CpGの増幅産物にハイブリダイズすることができ、メチル化遺伝子座と非メチル化遺伝子座との判別を可能にするプローブを含むように設計することができる。例えば、チミンを含むCpG遺伝子座に対して選択的にハイブリダイズすることができるプローブを設計することができ、ハイブリダイズにより、開始鋳型DNAの非メチル化シトシンを亜硫酸水素塩変換した後でウラシルが生成されたことが示される。逆に、シトシンを含むCpG遺伝子座に対して選択的にハイブリダイズすることができるプローブを設計することができ、ハイブリダイズにより、亜硫酸水素塩処理後にウラシル変換が起こらないことが示される。これは、開始鋳型DNAのメチル化CpG遺伝子座に対応する。
【0098】
好適な検出系をアレイに適用した後、コンピューターベースの分析技法を使用して、CpGのメチル化状態を決定することができる。検出系としては、例えば、メチル化状態特異的プローブ伸長反応後の蛍光分子の付加を挙げることができる。そのような技法により、CpG増幅産物の配列決定を特に必要とせずに、CpG状態を決定することが可能である。そのようなアレイベースの判別プローブは、メチル化特異的プローブと称される場合がある。
【0099】
任意の好適なメチル化判別マイクロアレイを使用して、本明細書に記載のCpGのメチル化状態を評価することができる。好ましいメチル化判別マイクロアレイ系は、Illumina,Inc.(サンディエゴ、カリフォルニア州;http://www.illumina.com/)により提供される。特に、Infinium MethylationEPIC BeadChipアレイおよびInfinium HumanMethylation450 BeadChipアレイ系を使用して、本明細書に記載の通りがん発症を予測するためにCpGのメチル化状態を評価することができる。そのような系は、開始DNA分子の亜硫酸水素塩処理後にDNAに対してなされる化学修飾を利用する。手短に言えば、アレイは、CpGの非メチル化形態に対応するDNA配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブがカップリングされたビーズ、ならびにCpGのメチル化形態に対応するDNA配列に特異的なオリゴヌクレオチドプローブがカップリングされた別のビーズを含む。候補DNA分子を、アレイに適用し、適切な条件下にて、関連するエピジェネティック形態に対応するオリゴヌクレオチドプローブに対して選択的にハイブリダイズさせる。したがって、対応するゲノムDNA中の、メチル化されたCpGに由来するDNA分子は、メチル化特異的オリゴヌクレオチドプローブを含むビーズに選択的に付着するが、非メチル化特異的オリゴヌクレオチドプローブを含むビーズには付着しないだろう。ハイブリダイズしたプローブのみを単一塩基伸長して、標識ddNTPを組み込み、それを後に蛍光試薬で染色し、画像化する。CpGのメチル化状態は、メチル化部位および非メチル化部位に由来する蛍光シグナルの比を算出することにより決定される。
【0100】
本明細書で規定されるがん特異的診断用CpGバイオマーカーは、初期には、Illumina(登録商標)Infinium MethylationEPIC BeadchipアレイおよびInfinium HumanMethylation450 BeadChipアレイ系を使用して特定されたため、本明細書に記載のアッセイでは、同じチップ系を使用してそうした同じCpGを調査してもよい。しかしながら、本明細書で規定の通りの所与のアッセイのためにすべてのCpGを調査するための手段を含む限り、代替のまたは特注のアレイを使用して、本明細書で規定のがん特異的CpGバイオマーカーを調査することができる。
【0101】
上記に記載のアッセイの組合せを含む技法も使用することができる。例えば、目的のCpG配列を含むDNAをマイクロアレイにハイブリダイズさせ、次いでDNA配列決定に供して、上記に記載の通りにCpGの状態を決定してもよい。
【0102】
また、上記に記載のアッセイでは、CpG遺伝子座に対応する配列を、必要に応じて濃縮プロセスに供してもよい。目的のCpG配列を含むDNAは、目的のCpG標的配列に相補的なオリゴヌクレオチドプローブなどの分子に結合させることにより捕捉することができる。CpG遺伝子座に対応する配列は、亜硫酸水素塩変換の前もしくは後で、または増幅の前または後で捕捉してもよい。プローブは、亜硫酸水素塩変換されたDNAに対して相補的であるように設計することができる。次いで、捕捉したDNAを、DNA配列決定ステップなどの、CpGの状態を決定するためのさらなる処理ステップに供してもよい。
【0103】
捕捉/分離ステップは、特注設計してもよい。その代わりに、様々なそのような技法が市販されており、例えば、SureSelect標的濃縮系が、Agilent Technologies(http://www.agilent.com/home)から利用可能である。この系では、目的のCpG配列を含むDNAに相補的なビオチン化「ベイト」または「プローブ」配列(例えば、RNA)を、試料核酸にハイブリダイズさせる。次いで、ストレプトアビジンコーティング磁気ビーズを使用して、ベイト配列にハイブリダイズした目的の配列を捕捉する。非結合画分を破棄する。次いで、ベイト配列が除去されると(例えば、RNAの消化により)、非CpG配列から分離されたCpG標的配列の濃縮プールが提供される。鋳型DNAを亜硫酸水素塩変換に供し、CpGのメチル化状態に依存しないプライマーを使用したマイクロ液滴PCRなどの小規模PCRにより標的遺伝子座を増幅することができる。増幅後、試料を捕捉ステップに供して、標的CpGを含むPCR産物を濃縮することができ、例えば、上記に記載の通り、磁気ビーズを使用して捕捉および精製することができる。捕捉後、標準的PCR反応を実施して、CpGを含むアンプリコンにDNA配列決定バーコードを組み込む。PCR産物を再度精製し、DNA配列決定および分析に供して、標的ゲノムCpGにおけるメチルシトシンの存在または非存在を決定する[[6]]。
【0104】
本明細書で規定されるCpGバイオマーカー遺伝子座は、例えば、Illumina(登録商標)識別子(IlmnID)により特定される。こうしたCpG遺伝子座識別子は、市販のIllumina(登録商標)Infinium Methylation EPIC BeadChipキットおよびIllumina(登録商標)Infinium Human Methylation450 BeadChipキットに使用される個々のCpG部位を参照する。各CpG遺伝子座識別子が表す各CpG部位が何であるかは、Illumina,Inc.のウェブサイトにて、Infinium Methylation EPICBeadChipキットおよびInfinium Human Methylation450 BeadChipキットに使用されるCpG部位を参照して公開されている。
【0105】
進化中の公開データベースを補完して正確なCpG遺伝子座識別子および鎖方向性を提供するために、Illumina(登録商標)は、各々個々のCpG遺伝子座の実際の配列または状況依存的な配列に基づいてCpG遺伝子座を一貫して指定するための方法を開発した。任意の種のCpG遺伝子座を一義的に参照するため、Illumina(登録商標)は、メチル化データの報告における均一性を確保するために、一貫した決定論的なCpG遺伝子座データベースを開発した。Illumina(登録商標)法は、CpG遺伝子座にフランキングする配列を活用して、一意のCpG遺伝子座クラスターIDを生成する。この数値は、配列情報のみに基づいており、ゲノム型の影響を受けない。Illuminaの標準命名法は、一塩基多型(SNP)指定に一般的に使用されるTOP/BOT鎖命名法(鎖方向性を示す)にも対応している。
【0106】
Infinium MethylationEPIC BeadChipおよびInfinium HumanMethylation450 BeadChip系のIllumina(登録商標)識別子は、Gene Expression Omnibus(GEO)(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/geo/)などの公共リポジトリーからも入手可能である。
【0107】
CpGのメチル化状態を評価することとは、所与のCpGがメチル化されているかまたは非メチル化されているかに関して決定をなすことを意味する。加えて、これは、所与のCpG部位が、試料中のCpG遺伝子座の集団全体にわたってメチル化されている度合いに関して決定をなすことを意味する。
【0108】
本発明の好ましいアッセイでは、CpGメチル化状態は、蛍光などの検出系を使用して間接的に測定される。好ましい系では、メチル化判別マイクロアレイが使用される。所与のCpGのメチル化度を算出するための好ましい方法では、Illumina(登録商標)ベータ値定義が使用される(さらなる詳細については実施例を参照)。特定のCpG部位のIllumina(登録商標)メチル化ベータ値は、メチル化(M)および非メチル化(U)対立遺伝子の強度から、蛍光シグナルの比として算出される:β=Max(M,0)/[Max(M,0)+Max(U,0)+100]。この尺度では、0<β<1であり、1(0)に近いβ値は、100%メチル化(メチル化無し)を示す。
【0109】
本発明者らは、当初、乳房組織試料、および乳がんと診断されていた乳房以外の解剖学的部位に由来する試料、および一致対照における、全エピゲノムDNAme分析の検討を試みた。これは、驚くべきことには、乳がんを有する女性を特定することが可能なDNAmeシグネチャーに基づくWID-BC-インデックス(女性乳がんリスク特定インデックス)の確立に結び付いた(さらなる詳細は、実施例を参照)。驚くべきことに、こうしたシグネチャーは、乳がん療法に応答して変化し得ることが示された。したがって、これは、特定された予測DNAmeシグネチャーの性質が動的であることを示し、したがって、驚くべきことに、本発明のDNAmeシグネチャーを使用して、乳がんをモニターすることができることを示す。
【0110】
本明細書で規定の通りのCpGは、各配列番号、およびIllumina識別子(Ilmn ID)、および配列表に列挙される通りの配列の染色体位置との関連で特定されるCGジヌクレオチドモチーフであって、ジヌクレオチドのシトシン塩基は修飾されていてもよい(またはされていなくてもよい)、CGジヌクレオチドモチーフを指す。したがって、所与の配列番号により規定されるかまたはそこにて特定されるCpGのメチル化状態を決定するとは、配列エラーまたは個体間変動性のため所与のCpGの上流および下流にある配列に変動性が存在し得ることを許容して、配列表に示される各配列の角括弧内に特定されるCGジヌクレオチドモチーフのシトシンのメチル化状態に関して決定がなされることを意味する。
【0111】
分析するがん関連CpG群
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試料中の細胞に由来するDNAにおいて、CpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することができる。
【0112】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよい。
【0113】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGの少なくとも1つを含む。
【0114】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定される任意の数のCpGを含む。
【0115】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGの1~500個を含む。
【0116】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含む。
【0117】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定される少なくとも500個のCpGを含み、少なくとも500個のCpGのセットは、配列番号1~500にて特定され、ヌクレオチド61~62において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0118】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含む。
【0119】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含み、少なくとも1000個のCpGのセットは、配列番号1~1000にて特定され、ヌクレオチド61~62において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0120】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含む。
【0121】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含み、少なくとも2000個のCpGのセットは、配列番号1~2000にて特定され、ヌクレオチド61~62において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0122】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも10,000個のCpGを含む。
【0123】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも10,000個のCpGを含み、少なくとも10,000個のCpGのセットは、配列番号1~10,000にて特定され、ヌクレオチド61~62において特定されるCpGを少なくとも含む。
【0124】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61から62にて特定されるCpGから選択される少なくとも40,753個のCpGを含む。
【0125】
乳がんインデックス
本明細書に記載の観察に照らして(実施例を参照)、本発明者らは、個体における乳がんの存在または発症を予測するためのアッセイに使用するためのCpGベータ値(上記で定義されている通り)の分析に基づくインデックスを導出した。本明細書に記載のアッセイのいずれかは、個体から提供される試料中の試験CpGのメチル化状態に基づいて乳がんインデックス値を導出することを含んでいてもよい。本明細書に記載の方法のいずれかは、個体における乳がんの存在または発症を予測することを含んでいてもよい。
【0126】
乳がんインデックス値は、任意の好適な手段により導出することができる。好ましくは、乳がんインデックス値は、個体から提供される試料中の試験CpGのメチル化状態を評価することにより導出することができる。CpGのメチル化状態は、任意の好適な手段により決定することができる。好ましくは、試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定するステップは、試験CpGの各々1つのメチル化ベータ値を決定することを含む。乳がんインデックス値の導出は、各試験CpGのメチル化ベータ値を含むメチル化ベータ値データセットを準備することを含んでいてもよい。また、乳がんインデックス値の導出は、試料から準備されるDNA内の夾雑DNAの割合を推定することを含んでいてもよい。夾雑DNAは、特定の供給源生物、組織、または細胞タイプを起源とするDNAであってもよい。好ましくは、夾雑DNAは、1つまたは複数の目的の細胞タイプとは異なる1つまたは複数の細胞タイプを起源とする。目的の細胞タイプは、特に上皮細胞またはホルモン感知細胞であってもよい。夾雑DNAの割合の推定は、任意の好適な手段により、個体から採取された試料を準備するステップ後の、本明細書に記載のアッセイの任意の好適な段階にて実施することができる。本明細書に記載のアッセイは、試料中のDNA内の夾雑DNA割合を任意の好適な手段により推定することを含む。好ましくは、試料の夾雑DNA割合は、任意の好適なバイオインフォマティクス分析ツールにより推定される。夾雑DNA割合を推定するために使用することができるバイオインフォマティクス分析ツールは、EpIDISHであってもよい。
【0127】
夾雑DNAは、好ましくは免疫細胞に由来する。好ましくは、本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試験CpGのメチル化状態に基づいて乳がんインデックス値を導出するステップは、各試験CpGのメチル化ベータ値を含むメチル化ベータ値データセットを準備すること、および試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を推定することを含む。推定された免疫細胞DNA割合は、本発明に準拠して乳がんインデックス値を得るためにメチル化ベータ値データセットに適用される任意のアルゴリズムにて制御することができる。
【0128】
個体における乳がんの存在または発症を予測するために使用される乳がんインデックス値は、一部の場合では、特定の目的の細胞タイプのDNAに由来するCpGのセットのメチル化状態を決定することのみにより信頼性高く導出されるため、1つまたは複数の目的の細胞タイプと異なる1つまたは複数の細胞タイプに由来する夾雑DNAの割合を推定することが望ましい。特に、メチル化状態ベータ値は、同じ試料内の異なる細胞タイプに由来する夾雑DNAのメチル化状態ベータ値と比べて、試料内の1つまたは複数の目的の細胞タイプでは異なる場合がある。したがって、導出された乳がんインデックス値は、試料から準備されたDNA内の夾雑DNA割合を推定および制御しないと、予測力が低下してしまう可能性がある。好ましくは、アッセイは、試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を推定することを含む。
【0129】
試験CpGのメチル化状態に基づいて乳がんインデックス値を導出するステップを含む、本明細書に記載のアッセイのいずれかは、メチル化ベータ値データセットにアルゴリズムを適用して乳がんインデックス値を得ることをさらに含んでいてもよい。好ましくは、本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試験CpGのメチル化状態に基づいて乳がんインデックス値を導出するステップは、各試験CpGのメチル化ベータ値を含むメチル化ベータ値データセットを準備すること、および試料から準備されたDNA内の免疫細胞DNA割合を推定すること、およびメチル化ベータ値データセットにアルゴリズムを適用して乳がんインデックス値を得ることを含む。
【0130】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、乳がんインデックス値は、任意の好適な数式により算出することができる。好ましくは、乳がんインデックス値は、女性乳がんリスク特定インデックス(WID-BC-インデックス)と称され、以下の数式に従ってアルゴリズムにより算出される。
【0131】
【数2】
式中、nは、試験CpGのセット中のCpGの数を指し、ρ∈[0,1]は、試料の免疫細胞DNA割合であり、β
1、・・・、β
nはメチル化ベータ値(0~1)であり、a
1、・・・、a
nおよびb
1、・・・、b
nは、実数値係数であり、μおよびσはインデックスのスケーリングに使用される実数値パラメーターである。
【0132】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、WID-BC-インデックスアルゴリズムは、まず、データセット(実施例に記載されている本発明の例示的な実施形態でのこのデータセットは、190件の乳がん症例および508件の対照で構成されていた)をトレーニングして、α=0(リッジペナルティ)および二項応答型の混合パラメーター値を用いてRパッケージglmnetを使用してリッジ分類器をフィッティングすることにより推測される実数値係数(a1、・・・、anおよびb1、・・・、bn)を適用する。正則化パラメーターラムダの最適値を決定するために、cv.glmnet機能により10分割交差検証を内部的に使用した。個体νの場合、n個のCpGのベータ値は、
【0133】
【数3】
と表記され、免疫細胞割合はρ
νと表記される。以下の項を、リッジ分類器への入力として使用した。
【0134】
【0135】
係数a1、・・・、anおよびb1、・・・、bnは、フィッティングしたリッジモデルから得られる。係数a1、・・・、anは、以下の項
【0136】
【数5】
に対応し、b
1、・・・、bnは、以下の項
【0137】
【数6】
に対応する。このように、任意の好適なa
1、・・・、a
nおよびb
1、・・・、b
n実数値係数を、本明細書に記載のアッセイのいずれかにおいてWID-BC-インデックスに適用することができる。トレーニングセット内の各々の個体νについて、以下の量を算出した。
【0138】
【0139】
パラメーターμおよびσの値は、それぞれトレーニングデータセットのxνの平均および標準偏差により求められる。したがって、任意の好適なμおよびσ実数値パラメーターを、本明細書に記載のアッセイのいずれかにおいてWID-BC-インデックスに適用することができる。後に本発明によるWID-BC-インデックス数式に適用することができる実数値のパラメーターおよび係数を推測するために、任意の好適なトレーニングデータセットを本明細書に記載のアッセイに適用することができる。本発明に準拠してトレーニングデータセットを使用する例示的な方法は、実施例の物質および方法セクションの「分類器開発のための統計分析」セクションにさらに記載されている。
【0140】
配列番号1~40,753にて特定されるCpGサブセットの例示的なμおよびσ実数値パラメーターは、表1に示される。こうした実数値パラメーターは、本明細書に記載のアッセイのいずれかに適用することができ、実数パラメーターは、配列番号1~40,753にて特定され、表1の左側欄に示されるCpGのセットのいずれか1つに対応する。
【0141】
CpGベースアッセイのためのバイオインフォマティクスツールおよび統計測定基準
亜硫酸水素塩変換DNA配列のin silico分析およびメチル化特異的分析のためのプライマー設計を支援するソフトウェアプログラムは、一般に利用可能であり、以前に記載されている[[7]][[8]][[9]]。
【0142】
がんを予測するためのリスクモデルでは、曲線下面積(AUC)が評価される受信者動作特性(ROC)曲線解析が使用されることが多い。ROC曲線の各点は、リスク/尤度推定値を、個体におけるがんの存在または発症の予測へと変換するための規則の効果を示す。AUCは、モデルが症例対象と対照対象とをどの程度良好に判別するかを測定する。症例対象および対照対象のランダム分類に対応するROC曲線は、AUCが50%の直線である。完璧な分類に対応するROC曲線は、AUCが100%である。
【0143】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、ROC AUCの95%信頼区間は、0.60~1であってもよい。
【0144】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、区間は、0.60~1の任意の数値を上限として有する範囲であると規定することができる。上限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、または1.00であってもよい。
【0145】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、区間は、0.60~1の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、または1.00であってもよい。
【0146】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、区間範囲は、上記下限値のいずれかを上記上限値のいずれかと適宜組み合わせて構成されていてもよい。
【0147】
好ましくは、上限値は1である。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が1であり、0.60~1の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、0.99、または1.00であってもよい。
【0148】
上限値は0.99であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.99であり、0.60~0.99の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、0.98、または0.99であってもよい。
【0149】
上限値は0.98であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.98であり、0.60~0.98の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、0.97、または0.98であってもよい。
【0150】
上限値は0.97であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.97であり、0.60~0.97の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、0.96、または0.97であってもよい。
【0151】
上限値は0.96であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.96であり、0.60~0.96の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、0.95、または0.96であってもよい。
【0152】
上限値は0.95であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.95であり、0.60~0.95の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、0.94、または0.95であってもよい。
【0153】
上限値は0.94であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.94であり、0.60~0.94の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、0.93、または0.94であってもよい。
【0154】
上限値は0.93であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.93であり、0.60~0.93の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、0.92、または0.93であってもよい。
【0155】
上限値は0.92であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.92であり、0.60~0.92の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、0.91、または0.92であってもよい。
【0156】
上限値は0.91であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.91であり、0.60~0.91の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、0.90、または0.91であってもよい。
【0157】
上限値は0.90であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.90であり、0.60~0.90の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、0.89、または0.90であってもよい。
【0158】
上限値は0.89であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.89であり、0.60~0.89の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、0.88、または0.89であってもよい。
【0159】
上限値は0.88であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.88であり、0.60~0.88の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、0.87、または0.88であってもよい。
【0160】
上限値は0.87であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.87であり、0.60~0.87の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、0.86、または0.87であってもよい。
【0161】
上限値は0.86であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.86であり、0.60~0.86の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、0.85、または0.86であってもよい。
【0162】
上限値は0.85であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.85であり、0.60~0.85の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、0.84、または0.85であってもよい。
【0163】
上限値は0.84であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.84であり、0.60~0.84の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、0.83、または0.84であってもよい。
【0164】
上限値は0.83であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.83であり、0.60~0.83の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、0.82、または0.83であってもよい。
【0165】
上限値は0.82であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.82であり、0.60~0.82の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、0.81、または0.82であってもよい。
【0166】
上限値は0.81であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.81であり、0.60~0.81の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、0.80、または0.81であってもよい。
【0167】
上限値は0.80であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.80であり、0.60~0.80の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、0.79、または0.80であってもよい。
【0168】
上限値は0.79であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.79であり、0.60~0.79の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、0.78、または0.79であってもよい。
【0169】
上限値は0.78であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.78であり、0.60~0.78の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、0.77、または0.78であってもよい。
【0170】
上限値は0.77であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.77であり、0.60~0.77の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、0.76、または0.77であってもよい。
【0171】
上限値は0.76であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.76であり、0.60~0.76の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、0.75、または0.76であってもよい。
【0172】
上限値は0.75であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.75であり、0.60~0.75の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、0.74、または0.75であってもよい。
【0173】
上限値は0.74であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.74であり、0.60~0.74の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、0.73、または0.74であってもよい。
【0174】
上限値は0.73であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.73であり、0.60~0.73の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、0.72、または0.73であってもよい。
【0175】
上限値は0.72であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.72であり、0.60~0.72の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、0.71、または0.72であってもよい。
【0176】
上限値は0.71であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.71であり、0.60~0.71の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、0.70、または0.71であってもよい。
【0177】
上限値は0.70であってもよい。したがって、95%信頼ROC AUC区間は、上限が0.70であり、0.60~0.70の任意の数値を下限として有する範囲であると規定することができる。下限値は、0.60、0.61、0.62、0.63、0.64、0.65、0.66、0.67、0.68、0.69、または0.70であってもよい。
【0178】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含み、好ましくはアッセイは、少なくとも0.73のAUCを有することを特徴とする。
【0179】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位にて特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含み、好ましくはアッセイは、少なくとも0.77のAUCを有することを特徴とする。
【0180】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位にて特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含み、好ましくはアッセイは、少なくとも0.81のAUCを有することを特徴とする。
【0181】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも10,000個のCpGを含み、好ましくはアッセイは、少なくとも0.84のAUCを有することを特徴とする。
【0182】
アッセイは、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定することを含んでいてもよく、CpGのセットは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも40,753個のCpGを含み、好ましくはアッセイは、少なくとも0.85のAUCを有することを特徴とする。
【0183】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症の予測は、個体の乳がんインデックス値に基づく。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症の予測は、個体のWID-BC-インデックス値に基づく。
【0184】
乳がんインデックス値は、個体における乳がんの存在または発症を正しく予測する、本発明のアッセイのいずれかの「尤度」または「リスク」を示す値を提供する。本発明の文脈において、「尤度」および「リスク」は、互いに同義的に使用することができる。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、乳がんインデックス値に基づいて個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、閾値を適用することを含む。閾値は、乳がんを有するかまたは乳がんを発症する個体のリスクの指標を提供することができる。例えば、乳がんインデックス値は、少なくとも、乳がんの存在または発症を予測するリスクが低いこと、リスクが中程度であること、および/またはリスクが高いことを示すことができる。
【0185】
配列、ゲノム配列、および/またはゲノム座標への本明細書における言及はいずれも、由来がホモサピエンス(ヒト)ゲノムアセンブリGRCh37(hg19)に基づく。当業者であれば、配列決定エラーおよび/または個体間変動性のため、任意の所与の配列のヌクレオチド配列には変動が存在し得ることを理解するだろう。
【0186】
本発明に準拠して導出される任意のがんインデックス値(WID-BC-インデックス)は、すべての個体のがんの有無を100%の特異度および100%の感度で診断することが可能であるとは考えにくいため、本発明のアッセイは「予測」である。むしろ、個体におけるがんの存在を陽性予測するためにユーザーが適用するがんインデックスカットポイント閾値に応じて、偽陽性率および偽陰性率は様々であろう。言い換えれば、本発明者らは、本発明のアッセイが、ユーザーにより選択および適用されるがんインデックスカットポイント閾値に応じて、受信者動作特性により規定される通り、乳がんの存在または発症を予測するための様々なレベルの感度および特異度を達成することができることを発見した。本明細書で開示されるデータから、そのような感度および特異度は、高い割合で達成可能であることを理解することができ、判別能力が正確であり統計的に有意であることを示す。
【0187】
同様に、がんの存在などの特定の乳がん表現型と相関することが事前に決定されているがんインデックス値は、本明細書でさらに説明される通り、高レベルの統計的正確性で規定されている。
【0188】
乳がん「発症」の予測は、本発明の状況では、個体が乳がんを発症する可能性が高いかまたは低いかを評価することを指すことができる。こうした組織/解剖学的部位から試料採取した細胞は、がんに変化する可能性のある乳房細胞のサロゲートとして作用することができる。本発明のアッセイに準拠した乳がん発症の予測は、乳がん発症の尤度の増加または減少を評価することを指すことができる。本発明のアッセイに準拠したがん発症の予測は、個体における既存のがん病変の進行または悪化を評価することを指すことができる。本発明のアッセイに準拠したがん発症の予測は、がん再発の尤度を予測することを指すことができる。
【0189】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、がんインデックス値に基づいて個体における乳がんの存在または発症を評価するステップは、閾値を適用することを含んでいてもよい。閾値は、個体の乳がん状態、乳がん陽性であるかまたは乳がん陰性であるかのリスクベース指標を提供することができる。また、閾値は、がんインデックス値が、乳がん陽性値と乳がん陰性値との中間であるか否かを特定するための手段を提供することができる。本明細書で説明される通り、乳がんインデックス値は動的であり、遺伝的および/または環境的因子に応じて変化を起こす可能性がある。したがって、がんインデックス値は、がん発症を評価およびモニターするための手段を提供することができる。したがって、乳がんインデックス値は、少なくとも、個体が乳がん陽性状態を有するかまたは乳がんの発症を示す状態を有するリスクが低いかまたはリスクが高いことを示すことができる。個体のがんインデックス値が、2つまたはそれよりも多くの時点で本発明のアッセイにより決定される場合、個体のがんインデックス値の増加または減少は、個体が乳がんを有するかまたは発症するリスクの増加または減少を示すことができる。
【0190】
本明細書の開示全体にわたって、「閾値」、「カットポイント」、および「カットポイント閾値」という用語は、同義的および交換可能であるとみなされるべきである。
【0191】
本明細書でさらに説明される通り、本発明の任意のアッセイは、個体における乳がんの存在または発生を予測するためのアッセイである。乳がんのタイプは、本明細書にさらに示される。本明細書でさらに説明される通り、本発明のアッセイは、特定のカットポイント閾値に基づいて、個体が乳がんを有するかまたは発症するリスクがあるか否かを評価するための手段を提供する。そのようなリスク評価は、アッセイを特徴付ける統計パラメーターに基づいて高度な信頼性で提供することができる。したがって、がんインデックスカットポイント閾値を含む本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、カットポイント閾値は、リスク評価のために使用することができる。同様に、がんインデックスカットポイント閾値を含む本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、カットポイント閾値を使用して、純粋な診断検査として、個体が乳がんを有するか否かを特定することができる。この場合も、そのような診断検査は、アッセイを特徴付ける統計パラメーターに基づいて高度な信頼性で提供することができる。したがって、個体のがんインデックス値が特定の値であるかもしくはそれよりも大きいか、または「約」特定の値であるかもしくはそれよりも大きいことを特定する本明細書に記載の任意のアッセイでは、個体は、がんを有すると評価することができる。個体のがんインデックス値が特定の値未満であるか、または「約」特定の値未満であることを特定する本明細書に記載の任意のアッセイでは、個体は、がんを有していないと評価することができる。「約」という用語は、値の+/-5%の範囲を提供するものとして理解されるべきである。
【0192】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体における乳がんの存在の予測は、好ましくは、WID-BC-インデックス値に基づく。
【0193】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体のWID-BC-インデックスが約-0.235またはそれよりも大きい場合、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類される。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、CpGのセットが、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも58%であり、アッセイの特異度は少なくとも44%である。CpGのセットが、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも85%であり、アッセイの特異度は少なくとも52%である。CpGのセットが、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも88%であり、アッセイの特異度は少なくとも49%である。CpGのセットが、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも94%であり、アッセイの特異度は少なくとも51%である。
【0194】
上記に記載のアッセイのいずれかでは、-0.235の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体のWID-BC-インデックスが、約-0.235またはそれよりも大きい場合、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BCインデックスが約-0.235未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0195】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体のWID-BC-インデックスが約0.090またはそれよりも大きい場合、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類される。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含み、アッセイの感度は少なくとも35%であり、アッセイの特異度は少なくとも63%である。CpGのセットが、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも63%であり、アッセイの特異度は少なくとも69%である。CpGのセットが、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも68%であり、アッセイの特異度は少なくとも73%である。CpGのセットが、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも69%であり、アッセイの特異度は少なくとも78%である。
【0196】
上記に記載のアッセイのいずれかでは、0.090の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体のWID-BC-インデックスが、約0.090またはそれよりも大きい場合、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BCインデックスが約0.090未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0197】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体のWID-BC-インデックスが約0.587またはそれよりも大きい場合、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類される。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、CpGのセットは、配列番号1~40,753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定される少なくとも500個のCpGを含んでいてもよく、アッセイの感度は少なくとも24%であり、アッセイの特異度は少なくとも84%である。CpGのセットが、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも26%であり、アッセイの特異度は少なくとも93%である。CpGのセットが、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも29%であり、アッセイの特異度は少なくとも95%である。CpGのセットが、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含んでいてもよい場合、アッセイの感度は少なくとも33%であり、アッセイの特異度は少なくとも94%である。
【0198】
上記に記載のアッセイのいずれかでは、0.587の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体のWID-BC-インデックスが、約0.587またはそれよりも大きい場合、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BC-インデックスが約0.587未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0199】
本発明によるアッセイは、それらのメチル化状態を決定して、個体における乳がんの存在または発症の信頼性の高い予測を提供すると決定することができる統計的にロバストなCpGのプールを提供する。本明細書に記載のデータにより例示される通り、本発明者らにより特定されたCpGのプールは、0.6またはそれよりも大きなAUCを有する本発明のアッセイに使用することができる。さらに、提供されるCpGのプールのサブセットを、本発明に従ってアッセイすることができ、したがって、受信者動作特性により決定して統計的にロバストな感度および特異度で、乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに従って個体を層別化することが可能になる。
【0200】
本明細書の実施例における本発明の例示的な実施形態で提供される、患者データに適用されるWID-BC-インデックス閾値は、低い、中程度の、および高いリスク閾値が、望ましいレベルの感度および特異度を達成することを示す(
図18を参照)。例えば、例示的な患者コホートでは、-0.235の低いリスク閾値は、すべての乳がんの94%が生じるコホートの50%を捕捉する。例えば、例示的な患者コホートでは、0.090の中程度のリスク閾値は、すべての乳がんの78%が生じるコホートの20%を捕捉する。例えば、例示的な患者コホートでは、0.090の高いリスク閾値は、すべての乳がんの34%が生じるコホートの3%を捕捉する。
【0201】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、WID-BC-インデックス閾値の感度および特異度は、セット内に幾つのCpGが含まれているか、および特にセット内にどのCpGが含まれるかに応じて変化する。表4、5、および6には、セット内に幾つのCpGが含まれているか、および特にセット内にどのCpGが含まれるかに応じた、本明細書に記載のアッセイのAUC、感度、および特異度が示される。
【0202】
生物学的試料
本明細書に記載のアッセイは、任意の好適な生物学的物質の試料に対して実施することができる。好ましくは、個体における乳がんの存在または発症を予測するための本明細書に記載のアッセイのいずれかは、個体から採取された試料を準備するステップを含む。好ましくは、個体は女性である。
【0203】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、アッセイは、個体から試料を得るステップを含んでいてもよくまたは含んでいなくてもよい。個体から試料を得るステップを包含しないアッセイでは、以前に個体から得られている試料が提供される。試料は、分析のために個体から直接提供されてもよく、保管される物質、例えば、凍結、保存、固定、または凍結保存された物質に由来してもよい。
【0204】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試料は、自己収集されてもよくまたは任意の好適な医療専門家により収集されてもよい。
【0205】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体に由来する試料は、子宮頸部、膣、または好ましくは頸腟部スメアなど、乳房以外の解剖学的部位に由来する試料であってもよい。本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、個体に由来する試料は、乳房に由来する試料であってもよい。
【0206】
生体学的物質の試料としては、生検試料、固形組織試料、乳頭液吸引物などの吸引物、生物学的液体、血液、血清、血漿、末梢血細胞、脳脊髄液、尿、細針吸引物、唾液、喀痰、乳房、または他のホルモン依存性組織、母乳、骨髄、皮膚、上皮細胞を含む器官に由来する試料、または外胚葉に由来する他の組織の試料、膣液などを挙げることができる。
【0207】
生物学的物質の試料は、好ましくは、乳頭液吸引物、子宮頸部、膣、頸膣部、頬側、または乳房組織起源のものである。
【0208】
組織擦過物としては、例えば、頬側、食道、膀胱、膣、尿道、または子宮頸部擦過物に由来する生物学的物質を挙げることができる。
【0209】
生検または他の試料は、本明細書に記載の方法に準拠した分類または予測が所望である任意の器官または組織から採取することができる。例えば、生検または他の試料は、皮膚、頬側口腔、鼻腔、唾液腺、喉頭、咽頭、気管、肺、食道、胃、小腸、大腸、結腸、直腸、腎臓、肝臓、膀胱、心臓、膵臓、胆嚢、胆管、脾臓、胸腺、リンパ節、甲状腺、下垂体、骨、脳、乳房、卵巣、子宮、子宮内膜、子宮頸部、膣、外陰部、睾丸、陰茎、前立腺から採取してもよい。
【0210】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試料は、特に、子宮頸部、膣、頬側領域、血液、および/または尿に由来してもよい。試料は、好ましくは、子宮頸液ベースの細胞学的試料であり、より好ましくは子宮頸部スメア試料である。
【0211】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、試料は細胞を含んでいてもよい。試料は、DNAおよび/またはRNAなどの遺伝物質を含んでいてもよい。
【0212】
本明細書に記載のアッセイのいずれかは、メチル化分析のための患者DNAの供給源として、患者から生物学的試料を準備するステップを含んでいてもよい。
【0213】
本明細書に記載のアッセイのいずれかは、以前に患者から得られている生物学的試料から患者のDNAを得るステップを含んでいてもよい。
【0214】
本明細書に記載のアッセイのいずれかは、メチル化分析のための患者DNAの供給源として、患者から生物学的試料を得るステップを含んでいてもよい。試料は、自己収集されてもよくまたは任意の好適な医療専門家により収集されてもよい。患者から生物学的試料を得るための手順は、尿から細胞を収集するなど、非侵襲的であってもよい。その代わりに、生検などの侵襲的手順を使用してもよい。
【0215】
DNAメチル化評価に備えて、試料を単離するための方法、ならびにそのような細胞または組織試料からDNAの抽出および単離するための方法は、当業者に周知である。本明細書に記載のアッセイまたは方法の状況では、試料の全体を使用してもよく、またはその代わりに1つもしくは複数の細胞タイプのサブセットのみを本アッセイもしくは方法に適用するために、細胞を濃縮してもよく、もしくは細胞タイプを分画してもよい。濃縮または分画のための任意の好適な方法を使用することができる。
【0216】
試料中の上皮細胞および脂肪細胞の割合ならびに非脂肪細胞分化特質
また、本明細書に記載のアッセイは、個体から採取された試料内の細胞タイプの割合を決定するステップを含んでいてもよい。細胞タイプの割合は、個体における乳がんの存在または発症の予測をさらに可能にすることができる。
【0217】
本明細書に記載のアッセイのいずれかにおける細胞割合の決定は、個体から採取された試料中の細胞同一性を、したがって細胞の割合を決定するための当技術分野で公知の任意の好適な技法を使用することを含んでいてもよい。細胞割合の決定は、遺伝子分析またはエピジェネティック分析を含んでいてもよい。上皮細胞および/または脂肪細胞の割合の決定は、遺伝子発現プロファイリング、非コードRNAプロファイリング、エピゲノムプロファイリング、DNAメチル化プロファイリング、WID-BC-インデックスの導出、および/または免疫組織化学により細胞特質を決定することを含んでいてもよい。細胞割合の決定は、試料中の上皮細胞および/または脂肪細胞をロバストに特定するために、上記細胞特質のいずれか1つまたは複数を、他の特定の細胞タイプまたは参照データセットと比較することを含んでいてもよい。上皮細胞および/または脂肪細胞の割合の決定は、特定の細胞タイプの参照DNAメチル化プロファイルと比較することを含んでいてもよいDNAメチル化分析を含んでいてもよい。細胞割合の決定は、EpiDISHおよび/またはHEpiDISHの使用を含んでいてもよい。
【0218】
本明細書に記載のアッセイのいずれかは、個体に由来する試料中の上皮細胞の割合を決定するステップ、および/または個体に由来する試料中の脂肪細胞の割合を決定するステップを含んでいてもよい。
【0219】
個体から採取した試料内の上皮細胞のレベルが高いことは、個体の乳がんリスクの増加を示すことができる。個体から採取した試料内の脂肪細胞のレベルが低いことは、個体の乳がんリスクの増加を示すことができる。個体から採取した試料内の上皮細胞のレベルが高く、脂肪細胞のレベルが低いことは、個体の乳がんリスクの増加を示すことができる。
【0220】
本発明者らは、個体から採取した試料中の上皮細胞割合の増加および脂肪細胞割合の減少が、個体の乳がんインデックス値を導出することにより決定した通り、乳がんを有する少なくとも中程度のリスク、または乳がん発症の少なくとも中程度のリスクと関連し得ることを示した。特に、本発明者らは、個体から採取した試料中の上皮細胞および脂肪細胞の割合が変化する可能性があることを示した。脂肪細胞および上皮細胞は、本明細書で開示されるアッセイの状況では、個体に施されている以前の治療の有無に関わらず変化する可能性がある。本明細書に記載のアッセイおよび方法では、上皮細胞および/または脂肪細胞の割合は、特に、1つまたは複数の治療に応答した変化についてモニターすることができる。個体から得られる試料、特に子宮頸部および乳房組織起源の試料中の脂肪細胞および上皮細胞の割合は、本明細書に記載の方法のいずれかによる乳がんインデックスの変化を反映する可能性がある。したがって、脂肪細胞および上皮細胞の割合は、本明細書に記載の、個体に由来する試料中の乳がんインデックス値を決定するためのアッセイと同様の様式で、個体における乳がんの存在もしくは発症を予測するための、および/または個体が乳がんを有するかもしくは乳がんを発症するリスクをモニターするためのアッセイを等しく表すことができる。
【0221】
本明細書に記載のアッセイは、個体に由来する試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定するステップを含んでいてもよい。本明細書に記載の乳がんインデックス値と組み合わせると、非脂肪細胞の脂肪細胞への分化は、個体における乳がんの存在または発症の予測をさらに可能にすることができる。「分化特質」は、本発明の状況では、細胞のゲノムまたはエピゲノム特質などの任意の1つまたは複数の細胞特質により規定される細胞同一性を指す。特に、分化特質の決定は、試料内の非脂肪細胞が脂肪細胞への分化を起こしているか否かを決定するために、試料中の非脂肪細胞の特質を脂肪細胞の特質と比較することを含んでいてもよい。
【0222】
本明細書に記載のアッセイのいずれかでの非脂肪細胞から脂肪細胞への分化特質の決定は、細胞分化特質を決定するための当技術分野で公知の任意の好適な技法を使用することを含んでいてもよい。非脂肪細胞の分化特質の決定は、遺伝子分析またはエピジェネティック分析を含む。試料中の非脂肪細胞の分化特質の決定は、遺伝子発現プロファイリング、非コードRNAプロファイリング、エピゲノムプロファイリング、DNAメチル化プロファイリング、WID-BC-インデックスの導出、および/または免疫組織化学により非脂肪細胞特質を決定することを含んでいてもよい。非脂肪細胞の分化特質の決定は、上記細胞特質のいずれか1つまたは複数を、脂肪細胞または脂肪細胞参照データ、例えば公的に入手可能なENCODEデータの特質と比較することを含んでいてもよい。非脂肪細胞の分化特質の決定は、任意の好適な方法により試料中の脂質を検出することを含んでいてもよい。非脂肪細胞の分化特質の決定は、特定の脂肪細胞タイプを参照DNAメチル化プロファイルと比較することを含んでいてもよいDNAメチル化分析を含んでいてもよい。非脂肪細胞の分化特質の決定は、脂肪細胞の既知遺伝子マーカーを検出するためのRT-PCRベースの方法を含んでいてもよい。細胞割合の決定は、EpiDISHおよび/またはHEpiDISHの使用を含んでいてもよい。
【0223】
好ましくは、本明細書に記載のアッセイのいずれかでは、上皮細胞割合、脂肪細胞割合、および/または非脂肪細胞の分化特質の変化を決定するための、個体に由来する試料は、乳房に由来する試料である。
【0224】
がんのタイプ
本明細書に記載の方法は、任意の乳がんに適用することができる。
【0225】
乳がんは、管状型浸潤性腺管癌(IDC)、髄質型IDC、粘液型IDC、乳頭型IDC、または篩型IDCなどの、非浸潤性腺管癌または浸潤性腺管癌であってもよい。
【0226】
乳がんは、多形細胞癌、破骨細胞巨細胞を伴う癌腫、絨毛癌特徴を有する癌腫、黒色腫特徴を有する癌腫などの浸潤性癌腫であってもよい。浸潤性乳癌は、浸潤性小葉癌、管状癌、浸潤性篩状癌、髄様癌、粘液性癌、ならびに粘液性癌、嚢胞腺癌、および円柱細胞粘液性癌腫、印環細胞癌などのムチンを多く含む他の腫瘍であってもよい。浸潤性乳癌は、固形神経内分泌癌(乳房のカルチノイド)、非定型アカルチノイド腫瘍(atypical acarcinoid tumour)、小細胞/燕麦細胞癌、大細胞神経内分泌癌などの神経内分泌腫瘍であってもよい。浸潤性乳癌は、浸潤性乳頭癌、浸潤性微小乳頭癌、アポクリン癌、扁平上皮癌を含む純粋な上皮化生癌などの化生性癌、紡錘細胞化生随伴腺癌、腺扁平上皮癌、粘膜類表皮癌、混合上皮/間葉性化生癌、基質産生癌、紡錘細胞癌、癌肉腫、乳房起源の扁平上皮癌、骨破砕性巨細胞を伴う化生癌であってもよい。浸潤性乳癌は、脂質豊富な癌、分泌性癌、膨大細胞癌、腺様嚢胞癌、腺房細胞癌、グリコーゲン豊富な明細胞癌、脂腺癌、炎症性癌、両側性乳癌であってもよい。
【0227】
乳がんは、間葉乳房腫瘍であってもよい。間葉腫瘍は肉腫を含んでいてもよい。間葉乳房腫瘍は、血管腫、血管腫症、血管周囲細胞腫、偽血管腫性間質性過形成、筋線維芽細胞腫、線維腫症(進行性)、炎症性筋線維芽細胞性腫瘍、脂肪腫 血管脂肪腫、顆粒細胞腫瘍、神経線維腫、シュワン腫、血管肉腫、脂肪肉腫、横紋筋肉腫、骨肉腫、平滑筋腫、平滑筋肉腫であってもよい。
【0228】
乳がんは、非ホジキンリンパ腫などの悪性リンパ腫であってもよい。
【0229】
乳がんは、原発病巣が乳房以外の組織を起源とする転移性腫瘍であってもよい。
【0230】
乳がんは、前駆乳がん病変であってもよい。前駆乳がん病変は、小葉新生物、非浸潤性小葉癌、管内増殖性病変、通常型腺管過形成、平坦上皮過形成、非定型腺管過形成、非浸潤性腺管癌、小浸潤癌、管内乳頭新生物、中枢乳頭腫、末梢乳頭腫、非定型乳頭腫、管内乳頭癌、嚢胞内乳頭癌であってもよい。
【0231】
乳がんは、筋上皮乳がん病変であってもよい。筋上皮乳がん病変は、筋上皮症、腺筋上皮腺症、腺筋上皮腫、悪性筋上皮腫であってもよい。
【0232】
乳がんは、線維上皮乳房腫瘍であってもよい。線維上皮乳房腫瘍は、線維腺腫、葉状腫瘍、管周囲間質肉腫、乳腺過誤腫であってもよい。
【0233】
乳がんは、乳頭パジェット病であってもよい。
【0234】
治療方法および診断方法
また、本発明は、本明細書に記載の方法のいずれかに基づきがんを陽性分類した後またはがん発症を予測した後で、1つまたは複数の治療ステップを実施することを包含する。
【0235】
また、本発明は、本明細書に記載の方法のいずれかに基づきがんを陰性分類した後またはがん発症を予測した後で、1つまたは複数の治療ステップを実施することを包含する。上記治療は、「リスク防止」または「予防的」治療とみなすことができる。
【0236】
また、本発明は、個体の乳がん発症リスクを増加させる素因となる1つまたは複数の突然変異を有する個体において、本明細書に記載の方法のいずれかに基づきがんを陰性分類した後またはがん発症を予測した後で、1つまたは複数の治療ステップを実施することを包含する。
【0237】
したがって、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを含む、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップ、
b.乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、および
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を包含する。
【0238】
したがって、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.個体における乳がんの存在または発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して0.6またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、ならびに
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を包含する。
【0239】
したがって、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.個体における乳がんの存在または発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.73またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、ならびに
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を包含する。
【0240】
したがって、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.個体における乳がんの存在または発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.77またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、ならびに
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を包含する。
【0241】
したがって、本発明は、個体の乳がんを治療するための方法であって、
a.個体における乳がんの存在または発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.81またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.乳がんを有するリスクまたは乳がん発症のリスクに応じて個体を層別化するステップ、ならびに
c.リスク層別化に基づき、個体に1つまたは複数の治療を施すステップ
を含む方法を包含する。
【0242】
本発明により包含される治療方法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、試料中の細胞に由来するDNAにおいて、本発明のアッセイに従って試験CpGの任意のセットのメチル化状態を決定することを含んでいてもよい。
【0243】
本発明により包含される治療方法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、WID-BC-インデックス値を導出することを含んでいてもよい。
【0244】
本発明により包含される治療方法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、本明細書に記載のアレイのいずれか1つの使用を含んでいてもよい。
【0245】
本発明に包含される治療方法のいずれかでは、個体を層別化するステップは、本明細書に記載の本発明のアッセイのいずれか1つによる閾値のいずれか1つを適用することを含んでいてもよい。
【0246】
1つまたは複数の治療を施すステップは、乳がんを有するリスクに基づくか、または乳がん発症のリスクに基づく個体の層別化に応じて、異なる治療ステップを含んでいてもよい。特に、施される治療の侵襲性の量は、乳がんを有するリスクに基づくか、または乳がん発症のリスクに基づく個体の層別化に応じて、様々であり得る。個体に施される治療は、当業者により好適であるとみなされる任意の治療を含んでいてもよい。例えば、個体が低リスクとして層別化される場合、個体は強化検診を受ける。強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含んでいてもよい。
【0247】
個体が中程度リスクとして層別化される場合、個体は、強化検診、ならびに/またはミフェプリストン、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、「選択的エストロゲンモジュレーター」(SERM)、および「選択的プロゲステロン受容体モジュレーター」(SPRM)の1つもしくは複数の1つもしくは複数の好適な用量の投与を受ける。SERMとしては、アノルディン(Anordin)、バゼドキシフェン、ブロパレストロール、クロミフェン、シクロフェニル、ラソフォキシフェン、オルメロキシフェン、オスペミフェン、ラロキシフェン、タモキシフェンを挙げることができる。好ましくは、SERMは、タモキシフェン、バゼドキシフェン、およびラロキシフェンが挙げられる。好ましくは、SPRMとしては、ミフェプリストン、ウリプリスニル、アソプリスニル、プロエレックス、オナプリストン、アソプリスニル、およびロナプリサンが挙げられる。強化検診は、1つまたは複数のマンモグラフィスキャンおよび/または乳房MRIスキャンを含んでいてもよい。本明細書に記載の治療方法のいずれかでは、個体が「中程度」リスクとして層別化される場合、個体に対する1つまたは複数の治療は、「予防的」治療として機能してもよい。特に、本明細書に記載の治療のいずれか1つは、上記個体における乳がんの顕在化を予防する手段として、少なくとも中程度リスクとして層別化された個体に施してもよい。
【0248】
個体が高リスクとして層別化される場合、個体は、強化検診、および/またはミフェプリストン、アロマターゼ阻害剤、デノスマブ、SERM、SPRMの1つもしくは複数の1つもしくは複数の好適な用量の投与、および/または両側乳房切除術を受ける。SERMとしては、アノルディン、バゼドキシフェン、ブロパレストロール、クロミフェン、シクロフェニル、ラソフォキシフェン、オルメロキシフェン、オスペミフェン、ラロキシフェン、タモキシフェンを挙げることができる。好ましくは、SERMは、タモキシフェン、バゼドキシフェン、およびラロキシフェンが挙げられる。好ましくは、SPRMとしては、ミフェプリストン、ウリプリスニル、アソプリスニル、プロエレックス、オナプリストン、アソプリスニル、およびロナプリサンが挙げられる。
【0249】
本明細書に記載の治療方法のいずれか1つでは、方法は、乳がんに関連付けられることが当技術分野で公知である遺伝子の任意のパネルの遺伝子プロファイリングおよび/または発現プロファイリングをさらに含んでいてもよい。例えば、本明細書に記載の方法は、MammaPrint(商標)検査(Cardoso et al, N Engl J Med, 2016; 375:717-729)内に含まれる遺伝子の任意の1つまたは複数の遺伝子の遺伝子プロファイリングおよび/または発現プロファイリングをさらに含んでいてもよい。乳がんに関連付けられることが当技術分野で公知である遺伝子の任意のパネルについて、当業者であれば、どの遺伝子プロファイルおよび/または発現プロファイルが異常であるとみなされることになるかを承知しているであろう。さらに、当業者であれば、乳がんに関連付けられることが当技術分野で公知である遺伝子の任意のパネルをプロファイリングする際に観察される特定の異常に関して有効であることが公知である当技術分野における治療を承知しているであろう。例えば、BRCA1およびBRCA2遺伝子の一方または両方に1つまたは複数の突然変異が観察される場合、当業者であれば、プラチナベースの治療を個体に施すことを検討するであろう。
【0250】
個体が乳がんを有していないと予測される場合、個体は、リスク予防治療を受けてもよい。特に、例えば個体が、個体の乳がん発症リスクを増加させる素因となる1つまたは複数の遺伝子突然変異を有する場合、個体は、リスク予防治療を受けてもよい。リスク予防治療は、任意の好適な治療を含んでいてもよい。例えば、リスク予防治療は、1用量または複数用量のミフェプリストンの投与であってもよい。本明細書に記載の方法のいずれかでは、個体は乳がんを有していないが、BRCA遺伝子の1つまたは複数の突然変異など、個体を乳がんにかかり易くする1つまたは複数の遺伝子突然変異を有している場合がある。他の突然変異としては、個体を乳がんにかかり易くすると考えられている当技術分野における任意の突然変異が挙げられる。本明細書に記載の治療方法のいずれかでは、個体は、乳がんを有していない場合があるが、個体を乳がんにかかり易くする1つまたは複数の遺伝子突然変異を有している場合があり、この個体は、本明細書に記載のモニタリング法のいずれかを受けてもよい。例えば、本明細書に記載の方法のいずれかでは、個体は、乳がんを有しておらず、個体の乳がん発症のリスクを増加させる素因となる1つまたは複数の突然変異を有しており、個体に施される1つまたは複数の治療は、1用量または複数用量のミフェプリストンを含む。本明細書に記載の方法のいずれかでは、個体は、乳がんを有しておらず、BRCA遺伝子に1つまたは複数の突然変異を有しており、個体に施される1つまたは複数の治療は、1用量または複数用量のミフェプリストンを含む。
【0251】
他の例示的な治療は、がんの陽性診断後の、1つもしくは複数の外科手技、1つもしくは複数の化学療法剤、1つもしくは複数の細胞傷害性化学療法剤、1つもしくは複数の放射線療法剤、1つもしくは複数の免疫療法剤、1つもしくは複数の生物学的療法剤、1つもしくは複数の抗ホルモン治療、または上記の任意の組合せを含む。
【0252】
がん治療は、乳がんまたはその症状の1つもしくは複数を予防、治療、治癒、緩和、または部分的に停止させるのに十分な量で、乳がんを有するかまたは乳がん発症のリスクのある個体に投与することができる。そのような治療は、乳がん症状の重症度の減少、および/または乳がんインデックス値の減少、または無症状期間の頻度もしくは期間の増加をもたらすことができる。これを達成するのに十分な治療量は、「治療有効量」と規定される。所与の目的のための有効量は、乳がんの重症度および/または個体の乳がんインデックス値、ならびに個体の体重および全身状態に依存することになる。本明細書で使用される場合、「個体」という用語は、任意のヒトを含み、好ましくは、ヒトは女性である。本明細書で使用される場合、「治療」は「療法剤」と同義であるとみなされるべきである。
【0253】
以下の療法剤を、乳がんリスクに基づき、単独でまたは本明細書に記載の他の治療と組み合わせて個体に投与することができる。療法剤は、例えば、化学的コンジュゲーションにより、抗体に直接的に付着させることができる。作用剤または標識を抗体にコンジュゲートするための方法は、当技術分野で公知である。例えば、カルボジイミドコンジュゲーション(Bauminger & Wilchek (1980) Methods Enzymol. 70, 151-159)を使用して、ドキソルビシンを含む様々な作用剤を抗体またはペプチドにコンジュゲートすることができる。水溶性カルボジイミド、1-エチル-3-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)は、機能性部分を結合性部分にコンジュゲートするのに特に有用である。部分を抗体にコンジュゲートするための他の方法も使用することができる。例えば、過ヨウ素酸ナトリウム酸化とそれに続く適切な反応物の還元的アルキル化を使用することができ、グルタルアルデヒド架橋も使用することができる。しかしながら、本発明のコンジュゲートを生成するためのどの方法を選択するかに関わらず、抗体がその標的指向性能力を維持し、機能性部分がその関連機能を維持するという決定がなされなければならないことが認識される。
【0254】
細胞傷害性部分は、直接的に細胞傷害性であってもよく、および/または間接的に細胞傷害性であってもよい。「直接的に細胞傷害性である」とは、その部分がそれ自体で細胞傷害性であるものであることを意味する。「間接的に細胞傷害性である」とは、その部分が、それ自体では細胞傷害性ではないが、例えば、さらなる分子に対するその作用により、またはそれに対するさらなる作用により細胞傷害性を誘導することができるものであることを意味する。細胞傷害性部分は、細胞内でのみ細胞傷害性であってもよく、好ましくは、細胞外では細胞傷害性ではない。
【0255】
細胞傷害性化学療法剤は、当技術分野で周知である。抗がん剤などの細胞傷害性化学療法剤としては、以下のものが挙げられる:メクロレタミン(HN2)、シクロホスファミド、イホスファミド、メルファラン(L-サルコリシン)、およびクロラムブシルなどのナイトロジェンマスタードを含むアルキル化剤;ヘキサメチルメラミン、チオテパなどのエチレンイミンおよびメチルメラミン;ブスルファンなどのスルホン酸アルキル;カルムスチン(BCNU)、ロムスチン(CCNU)、セムスチン(メチル-CCNU)、およびストレプトゾシン(ストレプトゾトシン)などのニトロソ尿素;ならびにデカルバジン(DTIC;ジメチルトリアゼノイミダゾール-カルボキサミド)などのトリアゼン;メトトレキサート(アメトプテリン)などの葉酸アナログを含む代謝拮抗剤;フルオロウラシル(5-フルオロウラシル;5-FU)、フロクスウリジン(フルオロデオキシウリジン;FUdR)、およびシタラビン(シトシンアラビノシド)などのピリミジンアナログ;ならびにメルカプトプリン(6-メルカプトプリン;6-MP)、チオグアニン(6-チオグアニン;TG)、およびペントスタチン(2’-デオキシコホルマイシン)などのプリンアナログおよび関連阻害剤;ビンブラスチン(VLB)およびビンクリスチンなどのビンカアルカロイドを含む天然産物;エトポシドおよびテニポシドなどのエピポドフィロトキシン;ダクチノマイシン(アクチノマイシンD)、ダウノルビシン(ダウノマイシン;ルビドマイシン)、ドキソルビシン、ブレオマイシン、プリカマイシン(ミトラマイシン)、およびミトマイシン(ミトマイシンC)などの抗生物質;L-アスパラギナーゼなどの酵素;ならびにインターフェロンアルフェノームなどの生物学的応答修飾物質。シスプラチン(cis-DDP)およびカルボプラチンなどの白金配位錯体を含む多岐にわたる作用剤;ミトキサントロンおよびアントラサイクリンなどのアントラセンジオン;ヒドロキシ尿素などの置換尿素;プロカルバジン(N-メチルヒドラジン、MIH)などのメチルヒドラジン誘導体;ならびにミトタン(o,p’-DDD)およびアミノグルテチミドなどの副腎皮質応抑制剤;タキソールおよびアナログ/誘導体;ならびにフルタミドおよびタモキシフェンなどのホルモンアゴニスト/アンタゴニスト。
【0256】
細胞傷害性化学療法剤は、細胞死に結び付く細胞傷害性ペプチドまたはポリペプチド部分であってもよい。細胞傷害性ペプチドおよびポリペプチド部分は当技術分野で周知であり、例えば、リシン、アブリン、緑膿菌外毒素、および組織因子などが挙げられる。それらを、抗体などの標的指向性部分に連結するための方法も、当技術分野で公知である。国際公開第96/06641号パンフレットには、他のリボソーム不活性化タンパク質が細胞傷害性剤として記載されている。緑膿菌外毒素は、細胞傷害性ポリペプチドとしても使用することができる。TNFαおよびIL-2などのある特定のサイトカインも、細胞傷害性作用剤として有用であり得る。
【0257】
また、ある特定の放射性原子は、十分な線量で送達された場合、細胞傷害性であり得る。放射線療法剤は、使用中に、細胞傷害性となるように十分な量の放射能を標的部位に送達する放射性原子を含んでいてもよい。好適な放射性原子としては、リン32、ヨウ素125、ヨウ素131、インジウム111、レニウム186、レニウム188、またはイットリウム90、または隣接する細胞、小器官、もしくは核酸を破壊するのに十分なエネルギーを放射する任意の他の同位体が挙げられる。好ましくは、本発明の作用剤中の放射性原子の同位体および密度は、4000cGyよりも高い線量(好ましくは、少なくとも6000、8000、または10000cGy)が標的部位に、好ましくは標的部位の細胞に、およびそれらの小器官、特に核に送達される程度である。
【0258】
放射性原子は、抗体、抗原結合性断片、変異体、融合物、またはそれらの誘導体に、公知の方法で付着させることができる。例えば、EDTAまたは別のキレート剤を結合性部分に付着させて、111Inまたは90Yの付着に使用することができる。チロシン残基は、125Iまたは131Iで直接的に標識することができる。
【0259】
細胞傷害性化学療法剤は、好適な間接的細胞傷害性ポリペプチドであってもよい。特に好ましい実施形態では、間接的細胞傷害性ポリペプチドは、酵素活性を有し、非毒性および/または比較的非毒性のプロドラッグを細胞傷害性薬物へと変換することができるポリペプチドである。抗体と共に用いられる場合、このタイプの系は、ADEPT(抗体指向酵素プロドラッグ療法)と呼ばれることが多い。この系では、抗体が、酵素部分を患者の体内の所望の部位へと配置し、酵素がその部位に局在化するのを待った後で、酵素の基質であるプロドラッグを投与し、触媒作用の最終産物を細胞傷害性化合物することが必要である。この手法の目的は、所望の部位における薬物濃度を最大化し、正常組織における薬物濃度を最小化することである。好ましい実施形態では、細胞傷害性部分は、非細胞傷害性プロドラッグを細胞傷害性薬物へと変換することが可能である。
【0260】
モニタリング法
また、本発明は、個体における乳がんの存在または発症のリスクをモニターするための方法を提供する。
【0261】
「モニタリング」は、本発明の状況では、個体が乳がんを有するリスクまたは乳がんを発症するリスクの長期的評価を指すことができる。この長期的評価は、本明細書に記載の本発明のアッセイに従って実施することができる。この長期的評価は、未確定時間窓の過程にわたって1つよりも多くの時点で個体における乳がんの存在または発症を予測するために、本明細書に記載の本発明のアッセイを実施することを含んでいてもよい。時間窓は、個体が依然として生存している間の任意の期間であってもよい。時間窓は、個体の生涯にわたって継続してもよい。時間窓は、個体が乳がんを有するリスクまたは乳がんを発症するリスクが、ある特定のレベルを下回るまで継続してもよい。レベルは、特定の乳がんインデックス値、例えばWID-BC-インデックス値であってもよい。
【0262】
したがって、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、
a.第1の時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、
b.1つまたは複数のさらなる時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、および
c.個体のリスクの時点間の変化をモニターするステップ
を含む方法を包含する。
【0263】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、
a.第1の時点にてアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGのパネルから選択される試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.6またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.1つまたは複数のさらなる時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、ならびに
c.個体のリスクの時点間の変化をモニターするステップ
を含む方法を包含する。
【0264】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、
a.第1の時点にてアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.73またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.1つまたは複数のさらなる時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、ならびに
c.個体のリスクの時点間の変化をモニターするステップ
を含む方法を包含する。
【0265】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、
a.第1の時点にてアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも1000個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.77またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.1つまたは複数のさらなる時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、ならびに
c.個体のリスクの時点間の変化をモニターするステップ
を含む方法を包含する。
【0266】
また、本発明は、個体が乳がんを有するリスクをモニターするための、または乳がん発症のリスクをモニターするための方法であって、
a.第1の時点にてアッセイを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップであり、
i.個体から採取した試料を準備すること、
ii.試料中のDNAにおいて、配列番号1~40,753のヌクレオチド61~62位において特定されるCpGから選択される少なくとも2000個のCpGを含む試験CpGのセット中の各CpGのメチル化状態を決定すること、
iii.試験CpGのメチル化状態に基づき、乳がんインデックス値を導出すること、および
iv.乳がんインデックス値に基づき、個体における乳がんの存在または発症を予測すること
を含み、アッセイは、受信者動作特性(ROC)により決定して、0.81またはそれよりも大きな曲線下面積(AUC)を有することを特徴とする、ステップ、
b.1つまたは複数のさらなる時点にて本明細書に記載のアッセイのいずれか1つを実施することにより、個体における乳がんの存在を予測するか、または個体における乳がん発症を予測するステップ、ならびに
c.個体のリスクの時点間の変化をモニターするステップ
を含む方法を包含する。
【0267】
本発明により包含されるモニタリング法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または乳がんの発症を予測するステップは、試料に由来するDNAにおいて、本発明のアッセイに従って、試験CpGの任意のセットのメチル化状態を決定することを含んでいてもよい。
【0268】
本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、乳がんインデックス値に基づいて個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、閾値を適用することを含んでいてもよい。閾値は、個体が乳がんを有するリスクまたは個体が乳がんを発症するリスクの指標を提供することができる。例えば、乳がんインデックス値は、少なくとも、乳がんの存在または発症を予測するリスクが低いこと、リスクが中程度であること、および/またはリスクが高いことを示すことができる。本発明により包含されるモニタリング法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、WID-BC-インデックス値を導出することを含んでいてもよい。
【0269】
本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、個体は、乳がんをすでに有していてもよい。個体は、乳がんを有したことがなくてもよい。個体は、乳がんを有していなくてもよい。個体は乳がんを有していなくてもよいが、個体の乳がん発症のリスクを増加させる素因となる1つまたは複数の遺伝子突然変異を有してしてもよく、例えば、個体は、BRCA遺伝子に1つまたは複数の突然変異を有してもよい。他の突然変異としては、個体を乳がんにかかり易くすると考えられている当技術分野における任意の突然変異が挙げられる。本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、個体は、乳がんを有していなくてもよいが、個体を乳がんにかかり易くする1つまたは複数の遺伝子突然変異を有していてもよく、この個体は、乳がんを有するかまたは乳がんを発症するリスクを決定するために、本明細書に記載のモニタリング法のいずれかを受けてもよい。例えば、本明細書に記載の方法のいずれかでは、個体は、乳がんを有しておらず、個体の乳がん発症のリスクを増加させる素因となる1つまたは複数の突然変異を有しており、1つまたは複数の治療は、本明細書に記載の治療法のいずれかに準拠して予防法として個体に施される。本明細書に記載の方法のいずれかでは、個体は、乳がんを有しておらず、個体の乳がん発症のリスクを増加させる素因となる1つまたは複数の突然変異を有しており、1つまたは複数の治療は、本明細書に記載の治療法のいずれかに準拠して予防法として個体に施され、個体に施される1つまたは複数の治療は、例えば1用量または複数用量のミフェプリストンを含む、1用量または複数用量のSPRMを含む。
【0270】
本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症のリスクに応じて、本発明により包含され、本明細書に記載されている治療法のいずれか1つに従って、1つまたは複数の治療が個体に施される。乳がんを有するリスクに基づくか、または乳がん発症のリスクに基づく個体の層別化に応じて、異なる治療を施してもよい。方法は、本明細書に記載の治療法に従って1つまたは複数の治療を施すことをさらに含んでいてもよい。
【0271】
乳がんインデックスの値は、2つまたはそれよりも多くの時点で変化する可能性がある。同様に、個体から採取した試料では、上皮細胞割合、脂肪細胞割合、および/または非脂肪細胞の分化状態は、任意の2またはそれよりも多くの時点間で変化する可能性がある。そのため、個体の乳がんインデックス値の長期モニタリングは、例えば、乳がん進行、治療有効性、または乳がん有効性の評価に特に有益であり得る。
【0272】
本明細書に記載の方法のいずれかは、
a.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の上皮細胞の割合を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、
b.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の脂肪細胞の割合を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ、および/または
c.任意の2つまたはそれよりも多くの時点間で、個体に由来する試料中の非脂肪細胞の分化特質を決定し、割合が時点間で変化するか否かを評価するステップ
を含んでいてもよい。
【0273】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、
a.乳がんインデックス値の増加および上皮細胞の割合の増加、ならびに/または
b.乳がんインデックス値の増加および脂肪細胞の割合の減少、ならびに/または
c.乳がんインデックス値の増加および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の増加は、
1つまたは複数の治療に対する否定的な応答を示す。否定的な応答が特定された場合、1つまたは複数の治療に変更をなしてもよい。
【0274】
本明細書に記載の方法のいずれかでは、
a.乳がんインデックス値の減少および上皮細胞の割合の減少、
b.乳がんインデックス値の減少および脂肪細胞の割合の増加、ならびに/または
c.乳がんインデックス値の減少および非脂肪細胞の脂肪細胞への分化の減少は、
1つまたは複数の治療に対する肯定的な応答を示す。肯定的な応答が特定された場合、1つまたは複数の治療に変更をなしてもよい。
【0275】
本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、1つまたは複数のさらなる時点は、任意の好適な時点であってもよい。好ましくは、1つまたは複数のさらなる時点は、個体における乳がんの存在または発症のあらゆる特に早期の発生症例を予測するための十分な頻度の検診のために好適な間隔で隔てられていてもよい。好ましくは、1つまたは複数のさらなる時点は、1つまたは複数の治療の有効性を評価するために好適な間隔で隔てられていてもよい。好ましくは、1つまたは複数のさらなる時点は、成功した治療経過後に個体ががんのない状態のままであるか否かを予測するために好適な間隔で隔てられていてもよい。1つまたは複数のさらなる時点は、約1か月、約2か月、約3か月、約4か月、約5か月、約6か月、約7か月、約8か月、約9か月、約10か月、約11か月、約1年、約2年、または2年よりも長期であってもよい。
【0276】
本明細書に記載のモニタリング法のいずれかでは、1つまたは複数の治療に対する肯定的または否定的な応答が観察される場合、1つまたは複数の治療に変更がなされてもよい。治療は、本明細書に記載の治療法に準じて変更することができる。特に、乳がんインデックス値に基づく個体のリスク層別化が変化した場合、治療を変更してもよい。
【0277】
本発明により包含されるモニタリング法のいずれかでは、個体における乳がんの存在または発症を予測するステップは、本明細書に記載のアレイのいずれか1つの使用を含んでいてもよい。
【0278】
アレイおよびキット
また、本発明は、本明細書で規定の通りCpGのメチル化形態と非メチル化形態とを判別することが可能なアレイであって、本明細書で規定の通りメチル化形態のCpGに特異的なオリゴヌクレオチドプローブ、および本明細書で規定の通り非メチル化形態のCpGに特異的なオリゴヌクレオチドプローブを含んでいてもよい、アレイを包含する。本明細書に記載のアレイのいずれかでは、アレイは、CpGパネル中の各CpGのメチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブ、およびパネル中の各CpGの非メチル化形態に特異的なオリゴヌクレオチドプローブを含んでいてもよく、パネルは、配列番号1~40,753にて特定されるCpGから選択される少なくとも500個のCpGからなる。
【0279】
一部の実施形態では、アレイは、Infinium MethylationEPIC BeadChipアレイでも、Illumina Infinium HumanMethylation450 BeadChipアレイでもない。
【0280】
別々にまたは加えて、一部の実施形態では、アレイのCpG特異的オリゴヌクレオチドプローブの数は、482,000もしくはそれよりも少ないか、480,000もしくはそれよりも少ないか、450,000もしくはそれよりも少ないか、440,000もしくはそれよりも少ないか、430,000もしくはそれよりも少ないか、420,000もしくはそれよりも少ないか、410,000もしくはそれよりも少ないか、または400,000もしくはそれよりも少ないか、または375,000もしくはそれよりも少ないか、350,000もしくはそれよりも少ないか、325,000もしくはそれよりも少ないか、300,000もしくはそれよりも少ないか、275,000もしくはそれよりも少ないか、250,000もしくはそれよりも少ないか、225,000もしくはそれよりも少ないか、200,000もしくはそれよりも少ないか、175,000もしくはそれよりも少ないか、150,000もしくはそれよりも少ないか、125,000もしくはそれよりも少ないか、100,000もしくはそれよりも少ないか、75,000もしくはそれよりも少ないか、50,000もしくはそれよりも少ないか、45,000もしくはそれよりも少ないか、40,000もしくはそれよりも少ないか、35,000もしくはそれよりも少ないか、30,000もしくはそれよりも少ないか、25,000もしくはそれよりも少ないか、20,000もしくはそれよりも少ないか、15,000もしくはそれよりも少ないか、10,000もしくはそれよりも少ないか、5,000もしくはそれよりも少ないか、4,000もしくはそれよりも少ないか、3,000またはもしくはそれよりも少ないか、または2,000もしくはそれよりも少ない。
【0281】
CpGパネルは、本明細書に記載の本発明のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含んでいてもよい。
【0282】
本発明のアレイは、本発明のアッセイで規定されるCpGの任意のセットを含む1つまたは複数のオリゴヌクレオチドを含んでいてもよく、1つまたは複数のオリゴヌクレオチドは、アレイの対応するオリゴヌクレオチドプローブにハイブリダイズする。
【0283】
また、本発明は、本明細書に記載のハイブリダイズアレイを製作するためのプロセスであって、本発明によるアレイを、本発明のアッセイで規定される任意のセットのCpGを含むオリゴヌクレオチドの群と接触させることを含むプロセスを包含する。
【0284】
本明細書で規定の通りのアレイのいずれがキットに含まれていてもよい。キットは、使用説明書と共に、本明細書で規定の通りの任意のアレイを含んでいてもよい。
【0285】
本発明は、個体における乳がんの存在または発症を予測するためにCpGのメチル化状態を決定するためのアッセイのいずれかにおける、本明細書で規定の通りのアレイのいずれかの使用をさらに包含する。
【0286】
本発明は、以下の実施例により説明される。
【実施例】
【0287】
乳がんは、一般に女性において圧倒的に最も多く見られるがんであり、若年女性の主な死亡原因である1。現在まで、原発性がんを有する個体の特定は、腫瘍の直接的証拠を評価することにより達成されている(例えば、画像診断2または系に放出されるがん細胞産物の検出3,4)。マンモグラフィ検診などの現在利用可能な早期検出戦略には、若年女性での性能が低いこと、過剰診断されること、および検診率が低いことという課題があり、最近は、死亡率に対するその利益が疑問視されている5。層別化乳がん早期検出および予防戦略を可能にするモデルの開発は困難であることが証明されており、疫学的リスク因子、一塩基多型(SNP)、およびマンモグラフィ濃度を組み合わせた最良の予測モデルは、0.68の受信者動作特性(ROC)曲線下面積(AUC)をもたらしたに過ぎない6。
【0288】
対照的に、子宮頸がん検診(つまり、子宮頸部スメア試料の評価)は、子宮頸がんの発生率および死亡率を50%よりも大きく低減させた7。臨床医収集試料および自己収集試料が関連子宮頸部病変の検出に同様の性能を示すという事実8により、検診率はさらに増加する可能性が高い。
【0289】
乳がんに隣接する正常乳房組織では、エピジェネティックな(つまり、DNAme)変化が特定されており9、それらは、遺伝的要因ならびに乳がん発症に寄与するライフスタイル的、生殖的、および環境的曝露を含む非遺伝的要因の両方のサロゲートとしての役目を潜在的に果たし得る10。少なからぬ原理実証研究は、これまでもっぱら血液中でしか実施されていないが、ある特定のDNAme変化が、乳がん素因と関連付けられることを示している11~16。試料不均質性およびサロゲート組織の選択は、臨床実施を妨げる最も重要な要因のうちの1つであると考えられている17。したがって、本発明者らは、子宮頸部スメア試料(つまり、エピゲノムのレベルで乳がん素因因子を記録することが可能であり17、自己収集することができるホルモン感受性上皮細胞を含む)に由来するDNAmeプロファイルが、原発性乳がんを有する女性を特定することができるか否かを評価することを目指した。
【0290】
本発明者らは、乳がんを有すると最近診断された女性の子宮頸部スメア試料および一致対照中の全エピゲノムDNAme分析を実施し、頬側試料でおよび子宮頸部試料の独立セットでさらに検証したWID-BC-インデックス(女性乳がんリスク特定インデックス)を確立した。加えて、本発明者らは、多数の異なる細胞タイプで、ならびに介入前後の臨床治験の正常乳房試料を含む乳房試料でWID-BC-インデックスを評価した。
【0291】
物質および方法
研究設計および疫学データ取得:
この研究は、欧州5か国(英国、チェコ共和国、イタリア、ノルウェー、およびドイツ)の幾つかの募集施設を含む多施設研究の一部として実施された(表2)。
【0292】
【0293】
参加者は>18歳だった。参加の前に、各前向き研究志願者に参加者情報シートならびに同意書を渡し、研究の正当性を説明した。説明ビデオおよびさらなるオンライン資料を含む、追加の資料も利用可能にした。乳がん(症例)または非悪性良性婦人科疾患(対照)と診断された女性とは、外来病院診療室にて接触し、一般集団(対照)から健常志願者として募集した女性とは、啓蒙活動、市民参加活動、および子宮頸部検診プログラムの一環として接触した。インフォームドコンセントに署名した後、参加者は、疫学的質問票ならびに参加後にはフィードバック用紙に記入した。この研究自体は、英国医療研究機構(REC14/LO/1633)および他の参加施設から倫理的承認を受けているFORECEE(4C)プログラムの部分研究である。
【0294】
疫学調査は、専用iPadのQualtricsアプリケーションを介して実施された。調査には、健康習慣、関連リスク因子に関する質問が含まれ、健康習慣履歴についての質問もなされ、ならびに完全な医学的および産科的病歴が得られた。子宮頸部試料は、訓練を受けた作業者が適切な臨床場所で収集し、子宮頸部スメアは、標準的施術を確立する観点から、治験助産師または治験医師の小グループが実施した。頬側試料は、Thermofisher ScientificのCopan 4N6FLOQスワブを使用して収集した。
【0295】
生物学的試料には匿名の参加者ID番号を付与した。この番号は、安全に保管されたリンクファイルにおいて個人名に割り当てられていた。試料採取後、各参加者に電子メール調査票を送信し、募集プロセスに関してフィードバックができるようにした。予後特徴が不良な原発性乳がん(グレードIIIおよび/またはT2/3および/またはN1/2および/またはHR-ve)であるという診断をその時点で受け、全身治療(化学療法または抗ホルモン療法またはハーセプチンなど)または手術または放射線療法を受ける前に募集された女性を、乳がん症例として適格とした。まず、対照を、閉経状態、年齢(可能な場合は5歳の年齢範囲)、および募集施設/国に基づいて、症例と1対1で一致させた。しかしながら、一部の施設では症例および対照の募集が不均衡であったため、少なからぬ症例は、年齢および閉経状態のみが一致していた。がん組織学的データは、がん症例の診断/治療に直接関与した臨床医、または組織内病院にアクセスできる指定データ管理者のいずれかにより、募集後に収集した。
【0296】
子宮頸部スメア試料収集
ThinPrep装置(Hologic Inc.、カタログ番号70098-002)を使用して協力病院および募集施設で子宮頸部スメアを採取した。細胞試料採取が最大化されるように子宮頸部に接触させながら5回360度回転させた子宮頸部ブラシ(Rovers Medical Devices、カタログ番号70671-001)を使用して、子宮頸部細胞を子宮頸部から試料採取した。ブラシを膣から取り出し、Preserve-cyt液を含むThinPrepバイアルに浸漬し、バイアルの底に対して10回押し付けて、ブラシから溶液への細胞の放出を促進させた。試料バイアルを密封し、室温で現地保管した。2つのCopan 4N6FLOQ頬側スワブ(Copan Medical Diagnostics、カタログ番号4504C)を使用して、各頬の頬側粘膜に対してスワブヘッドを5~6回しっかりとブラッシングすることにより、頬側細胞を収集した。スワブに再度蓋をかぶせ、乾燥剤を含む試料採取チューブ内で室温にて乾燥させた。2.5mlの静脈全血をPAX遺伝子血液DNAチューブ(BD Biosciences #761165)に収集し、4℃で現地保管した。試料はすべて、周囲温度でUCLに発送された。
【0297】
乳房組織試料
本発明者らは、乳房組織試料の2つの独立セットを分析した。第1のセットは、19~54歳の閉経前女性に由来する合計56個の乳房試料を含んでいた(
図7B):美容乳房手術を受けていた14人の女性に由来する正常乳房組織、BRCA1(n=9)またはBRCA2(n=5)突然変異のため予防的乳房切除術を受けていた女性に由来する正常乳房組織、ならびにトリプルネガティブ乳がんのため乳房手術を受けており、正常隣接乳房組織およびがん組織試料の両方を提供した14人の女性。試料はすべて、手術室から新鮮な状態で収集し、試料は外科的切除から1時間以内に処理した。新鮮な試料を液体窒素で急速凍結し、-80℃で保管した。東部イングランドNRES委員会(NRES Committee East of England)から倫理的承認を得た(参照番号15/EE/0192)。
【0298】
試料の第2のセットは、臨床治験「BRCA-1およびBRCA-2突然変異を有する女性の乳房組織に対するプロゲステロン受容体モジュレーターの効果-プラセボ対照RCT」(ClinicalTrials.gov識別番号:NCT01898312;カロリンスカ研究所地域倫理審査委員会(regional ethical review board at Karolinska Institutet)の許可番号2009/144-31/4)から得た。研究対象は、18~43歳の健常閉経前女性であり、25~35日間継続する定期的な月経周期があり、ミフェプリストンに対する禁忌はなかった。主な除外基準は以下の通りであった:研究の2か月前までのホルモン避妊または子宮内避妊のあらゆる使用および妊娠または授乳;乳がんまたは経膣超音波検査での他の悪性腫瘍および付属器異常の病歴。女性にはすべて、研究期間中はバリア型避妊法を使用するように指示をした。
【0299】
インフォームドコンセント署名後、研究対象を2群にランダム化した。1群(つまり、11人のBRCA保有者および9人の対照)を、月経周期の初日から開始して2か月間(56日間)、50mgのミフェプリストン(200mg Mifegyne(登録商標)、Exelgyn、パリ、フランスの4分の1)で隔日治療した。ミフェプリストンは、スウェーデンでは200mg錠剤でしか入手できないため、治験看護師は錠剤を4つ部分に分割し、1日おきに1つの部分を服用するように研究対象に指示した。プラセボ群(つまり、4人のBRCA保有者および11人の対照)は、ミフェプリストンと視覚的に同一であるビタミンB錠剤(TrioBe(登録商標)Recipの4分の1)を受け取った。錠剤は、2週間分を一度に調剤した。
【0300】
コア針吸引生検を、黄体期中の基線時、治療前、および治療終了時に収集した。外径2.2mmの14ゲージ針を使用して、一方の乳房の上部外側四分円から超音波誘導下で生検を収集した。治療終了時の乳房生検を同じ領域から採取した。
【0301】
試料処理およびDNA抽出
実験室にて試料保管の準備をする際に、子宮頸部スメア試料を50mlファルコンチューブに注ぎ、室温で2時間沈殿させた。次いで、1mLワイドボアチップを使用して、濃縮された細胞沈殿物を2mLバイアルに移した。子宮頸部沈殿物をPBSで2回洗浄し、溶解し、抽出前に-20℃で一時的に保管した。Copan 4N6FLOQ頬側スワブを切断し、その後同じアリコートの溶解緩衝液中で溶解した後、抽出前に-20℃で一時的に保管した。全血試料は、DNA抽出まで一時的に-20℃で保持した。子宮頸部細胞ペレットおよび対の頬側スワブを最適に溶解するように事前に改変したNucleo-Mag Blood 200ulキット(Macherey Nagel、カタログ番号744501.4)を使用して、Hamilton Star液体ハンドリングプラットフォームで、全血、子宮頸部、および頬側組織溶解物からDNAを抽出した。乳房組織の場合、Macherey Nagelの脂質組織キット(カタログ番号740471.50)を製造業者の説明書に従って使用して、最大40mgの組織からDNAを抽出した。DNA濃度および品質吸光度比を、Nanodrop-8000、Thermoscientific Inc.を使用して測定した。抽出したDNAを、さらに分析するまで-80℃で保管した。
【0302】
DNAメチル化アレイ分析
子宮頸部、頬側、および乳房組織のDNAを25ng/ulに正規化し、Hamilton Star液体ハンドリングプラットフォームで、EZ-96 DNAメチル化-ライトニングキット(Zymo Research Corp、カタログ番号D5047)を使用して500ng全DNAを亜硫酸水素塩修飾した。8ulの修飾DNAを、UCL Genomicsにて、Illumina InfiniumMethylation EPIC BeadChip(Illumina、カリフォルニア州、米国)を製造業者の標準プロトコールに従って用いてメチル化分析に供した。
【0303】
メチル化分析
Rパッケージminfiを使用して、メチル化マイクロアレイを処理した。メチル化強度および非メチル化強度の中央値が<9.5の試料はすべて除去した。RパッケージChAMPのchamp.filter機能を使用して、非CpGプローブ(2,932個)、SNP関連プローブ(81,531個)、およびマルチヒットプローブ(49個)をフィルタリングした。試料の10%よりも多くで検出p値が>0.01のプローブをすべて除去した。ベータ混合分位正規化(BMIQ)アルゴリズムを使用してベータ値を正規化した(champ.norm機能による)。BMIQは欠落値を許容しないため、champ.impute機能を使用してあらゆる欠落値を代入した(値の0.008%が欠落していた)。
【0304】
発見コホートでは、QC中に144個の試料および2,554個のプローブが除去され(品質が低いため、96個の試料を含む1つのプレートが除去された)、1,063個の試料および779,773個のCpGを有する最終データマトリックスがもたらされた。外部検証データセットは、QC中に17個の試料および2,868個のプローブが除去されたため、335個の試料および781,570個のプローブで構成されていた。頬側データセットからは試料は除去されず、2,556個のプローブが除去され、得られたデータマトリックスは、404個の試料および780,049個のCpGを含んでいた。
【0305】
上皮、線維芽細胞、および免疫細胞参照データセットを使用し、EpiDISHアルゴリズムを使用して、各試料中の免疫細胞夾雑の割合および様々な免疫細胞サブタイプの相対割合を推定した。主成分分析には、上位1,000個の最も可変性の高いプローブ(標準偏差で順位付けした)を使用した。プレート、sentrix位置、アレイ処理日、DNA生成日、研究施設、免疫夾雑割合、年齢、タイプ(症例対対照)、および上位10個の主成分の間のあらゆる変則的関連性を特定するために、統計的検定を実施した。発見コホートでは、1つのプレート(96個の試料を含む)に変則的なベータ値があることが見出され、データセットから除去された。最後に、発見データセットの3分の2を、トレーニングデータセットとして使用するためにランダムに選択し、残りの3分の1を内部検証データセットに割り当てた。この分割は1回実施し、その後のすべて分析では同じトレーニングセットおよび検証セットを使用した。
【0306】
ENCODEデータベース(https://www.encodeproject.org/;表3を参照)から113個の試料をダウンロードした。minfiを使用してベータ値を抽出した後、ベータ混合分位正規化をこうした試料に適用した。次いで、40,753個の必要とされるCpGを使用して、WID-BC-インデックスを算出した。
【0307】
【0308】
【0309】
【0310】
分類器開発のための統計分析
上皮細胞でのみ生じたメチル化差異が高ICの試料では減少し、その逆も同様だったため、免疫細胞による夾雑は、メチル化差異位置(DMP)の特定に関して課題を提起した。これを克服するため、本発明者らは、各CpG部位についてベータ値をICに対して線形回帰させ、線形モデルを症例および対照に対して別々にフィッティングした。IC=0の切片点を、純粋な上皮細胞集団における症例および対照の平均ベータ値の推定値として使用した。こうした切片点間の差異は、上皮細胞のデルタ-ベータ推定値を提供した。IC=1での切片点間差異は、免疫細胞デルタ-ベータ推定値を提供した。上皮細胞および免疫細胞のデルタ-ベータ推定値に従って順位付したCpGの2つのリストを作成した。
【0311】
Rパッケージglmnetを使用して、alpha=0(リッジペナルティ)およびalpha=1(ラッソペナルティ)の混合パラメーター値で、二項応答型を用いて分類器をトレーニングした。トレーニングデータセットからのデータを使用して、分類器をフィッティングした。正則化パラメーターラムダの最適値を決定するために、cv.glmnet機能により10分割交差検証を内部的に使用した。トレーニング中に入力として使用したCpGの数であるnの関数として内部検証データセットで評価した分類器性能の測定基準として、AUCを使用した。個体iについて、上皮デルタ-ベータおよび免疫デルタ-ベータにより順位付けた上位n個のCpGのベータ値を、それぞれxi1、・・・、xinおよびyi1、・・・、yinと表記する。IC割合をρiと表記する。以下の項を、リッジおよびラッソ分類器への入力として使用した。
xi1、・・・、xin、(1-ρi)xi1、・・・、(1-ρi)xin、yi1、・・・、yin、ρiyi1、・・・、ρiyin
【0312】
分類器は、上記に記載のインデックスと数学的に等価であることに留意されたい。こうした相互作用項を有する分類器に加えて、本発明者らは、xi1、・・・、xinのみに基づく第2のタイプの分類器もトレーニングした。
【0313】
内部検証データセットで得られた最も高いAUCに基づき、最適な分類器を選択した。最適な入力数を決定したら、トレーニングデータセットおよび内部検証データセットを一緒にし、アルファおよびラムダが最適値に固定された発見データセット全体を使用して分類器を再フィッティングした。次いで、この最終的な分類器を、外部検証データセットに適用し、対応するAUCを算出した。
【0314】
濃縮分析
上皮デルタ-ベータ推定値を使用して、上位1,000個の高および低CpGを計算した。それらを、eFORGE2.0ツール20(https://eforge.altiusinstitute.org/にてアクセスした)への入力として使用した。「Consolidated Roadmap Epigenomics DHS」のデータを分析に使用した。近接窓は1kb、バックグラウンド反復は1,000回、ならびに厳密な有意性閾値および最低限の有意性閾値は0.01および0.05の初期設定オプションを使用した。
【0315】
遺伝子セット濃縮分析(GSEA)21を、まず、各遺伝子TSS200領域について、最大の上皮デルタ-ベータ推定値(高メチル化および低メチル化の両方)を示すCpGを選択することにより実施した。次いで、こうしたデルタ-ベータ推定値の絶対値に従って遺伝子を順位付けした。C2精選遺伝子セットであるc2.all.v6.2.symbols.gmtを、MSigDBからダウンロードした。fgsea Rパッケージを使用し、それぞれ15、500および10,000に設定したパラメーターminSizeのmaxSizeおよびnpermを用いて濃縮分析を実施した。
【0316】
乳房組織試料の分析
各試料の細胞タイプ組成は、上皮、線維芽細胞、脂肪、および免疫細胞参照データセットを用いてEpIDISHを使用して推定した。子宮頸部試料とは対照的に、脂肪細胞は、各試料のかなりの割合を占めていた。子宮頸部スメアデータの結果は、インデックスが、上皮および免疫割合とは関わりなく機能することを示した(線維芽細胞は、細胞のごくわずかな割合を形成していた)。したがって、試料を、正常群、BRCA保持群、隣接群、およびTNBC群に分割することにより、脂肪含有量に対して線形補正を行った。本発明者らは、各群においてWID-BC-インデックスを脂肪に対して線形回帰させ、4群すべてが同じ脂肪組成を示した場合にインデックス値がどうなるかに関する推定値を得た。同様に、ミフェプリストン治験からの試料を、ミフェプリストン前、ミフェプリストン後、プラセボ前、およびプラセボ後の群に分割した。各群内で、本発明者らは、脂肪含有量を補正した後のインデックスの推定値を得るために、インデックスを脂肪割合に対して線形回帰させた。
【0317】
SNP遺伝子型判定、QC、およびインピュテーション
メチル化発見コホートから、合計で318人の乳がん症例対象および850人の対照を選択し、Illumina 650k Infinium Global Screening Array(GSA)を使用して遺伝子型判定を行った。全血DNAを75ng/ulに正規化し、合計300ngを、UCL Genomicsにて製造業者の標準的プロトコールに従ってInfinium Global Screening Array-24V2(Illumina、カリフォルニア州、米国)に適用した。
【0318】
このコホートの1人の対照対象は、遺伝子型判定できなかった。遺伝子型コールは、GenomeStudioを使用して実施し、クラスター化が不十分であることが見出された遺伝子バリアントをさらなる分析から除外した。重複する遺伝子バリアント対の場合、最も低いコールスコアおよびクラスタリングスコアを有する各ペア内のバリアントを除外した。常染色体SNPを、その後のQCおよびPRS分析に使用した(X染色体を性別推測に使用した性別不一致検査を除く)。
【0319】
PLINKバージョン1.927を使用して、一般対象および一塩基多型(SNP)品質管理(QC)を実施した。コール率が95%未満だった3つの乳がん症例および8つの対照を除外した。遺伝的に推測される性別が女性ではないため、1つの乳がん症例および3つの対照をさらに除外した。5%を上回る欠落遺伝子型率、1%未満のマイナーアレル頻度(MAF)、またはハーディ-ワインベルク平衡からの有意な逸脱(p値<5×10-6)を有する遺伝子バリアントを除外した。
【0320】
関連性推論アルゴリズムであるKING28を、双生児/一卵性双生児または一親等血縁者対の特定に使用した。1つの対照対象対が双生児/一卵性双生児対であると特定され、9つの対照対が一親等血縁者であると推測された。最も低いコール率を有する各関連対内の対象を除外した。QC実施後、SNP発見試料には、314人の乳がん症例対象、816人の対照、および479,105個のバリアントが保持された。
【0321】
SNP発見試料およびPLINK形式バイナリファイルでダウンロードした270個のHapMapフェーズIIリリース23試料(CEU、YRI、JPT、およびCHB個体)の、GCTAバージョン1.26.0を使用して生成した上位2つの主成分をプロットすることにより、非欧州人対象を特定した。HapMap欧州人試料周囲にクラスター化しないことが見出された対象を、さらなる分析から除外した。非欧州人対象を除外した後、305人の乳がん症例および754人の対照が、SNP発見試料に保持された。
【0322】
フェージング(Eagle2)およびインピュテーション前に、Michigan Imputation Server29および1000 Genomes Phase3参照パネルを使用して、SNP発見データセットをさらなるQCにかけた。鎖、対立遺伝子、遺伝子位置、または対立遺伝子頻度が、1000 Genomes Phase3参照パネルと一致しなかったバリアントを除外してから、Strandツールを使用してフェージングおよびインピュテーションを行った。
【0323】
インピュテーションし、インピュテーションR2<0.5のバリアントを除外し、3つまたはそれよりも多くの対立遺伝子を有することが観察されたバリアントを除外した後、Mavaddatら22が313 SNP乳がんポリジーンリスクスコア(PRS)を開発するために使用した313個のSNPのうち303のインピュテーションに成功した。本発明者らは、PRSが以下と等しくなるように、発見コホート中の各対象の乳がんPRSを構築した。
【0324】
【0325】
【数9】
は、公的に入手可能なOncoarray summary association results
30(Oncoarray、iCOG、およびBCAC全体乳がんベータ値の組合せ)から取ったi番目のSNPの対数オッズ比であり、x
ijは、各発見コホート対象に存在する効果対立遺伝子のコピーの数である。PLINKバージョン1.9を使用してスコアを生成した。
【0326】
頬側試料の統計分析
一致頬側試料は、発見データセット中の404人の女性のサブセットから得た。子宮頸部試料の発見データセットから導出されたWID-BC-インデックスを頬側試料で算出し、対応するAUCを得た。頬側試料のうち269個はトレーニングデータセットに属し、135個は内部検証データセットに属していた。頬側試料のみを使用し、上記に記載のものと同じプロトコールを使用して、別の分類器を導出した。比較のため、トレーニングおよび検証用に一致頬側試料を有していたそれぞれ269個および135個の子宮頸部試料を使用して別の分類器を開発した。
【0327】
[実施例1]
試料不均質性およびメチル化差異
発見セット(
図7)について、本発明者らは、不良予後特徴(>2cmのがんおよび/またはリンパ節陽性および/またはグレード3および/またはホルモン受容体陰性により規定される)を示す原発性乳がんを有する、欧州14施設の女性285人から診断時および治療開始前に、ならびに乳がんを有していない女性778人(一般集団から536人、良性女性特異的状態のために通院している女性から242人)から試料を収集した(
図15)。全エピゲノムDNAmeを、850,000個を超えるCpG部位を包含するIllumina Infinium EPICビーズチップアレイを使用して分析した
18。
【0328】
本発明者らは、各試料中の上皮細胞、線維芽細胞、および免疫細胞の7つのサブタイプの相対割合を推測するアルゴリズムであるHEpiDISH
19を使用して、各子宮頸部スメア試料の細胞タイプ不均質性のレベルを評価した。免疫細胞夾雑(IC)の分布は、がん症例および対照の両試料でほぼ均一であった。がんでは上皮細胞の割合が有意により高く、それに応じて、発見データセット中のすべてのサブタイプにわたって免疫細胞はより少なかった(
図1Aおよび1B、ウィルコクソン符号順位検定、p<0.05)。しかしながら、この差異は比較的小さく、外部検証データセットでは存在しなかった(
図8)。
【0329】
上皮細胞でのメチル化差異はいずれも高IC試料では大幅に減少したため、症例と対照との間でメチル化に差異があるCpGの特定は、免疫細胞の夾雑により妨げられた(
図1Cの例を参照)。どのCpGが潜在的判別シグナルを含み得るかを推測するために、本発明者らは、純粋な上皮細胞試料および純粋な免疫細胞試料における、症例と対照との間のデルタ-ベータ(つまり、メチル化細胞の平均割合の差異)を推定するための統計プロトコールを開発した。本発明者らは、症例および対照の両方において、ベータ値をIC割合に対して別々に線形回帰させた。こうした直線がIC=0でy軸と交差する2地点間の差異は、純粋な上皮細胞における、症例と対照との間のデルタ-ベータの推定値をもたらす。逆に、IC=1軸の切片間の差異は、免疫細胞におけるデルタ-ベータ推定値をもたらす。
【0330】
上皮細胞では免疫細胞よりも大きなデルタ-ベータが観察された(
図1D)。eFORGEツール
20を、上位1,000個の高メチル化および低メチル化上皮CpGの細胞タイプ特異的CpGの濃縮を検索するために使用した。(i)高メチル化CpGの最も強い濃縮は、乳房上皮細胞特異的CpG、ならびに筋肉、線維芽細胞、および間葉細胞(
図1E)であり、(ii)低メチル化CpGの最も強い濃縮は、胎児大腸および小腸での濃縮を示す胎児様プログラム、ならびに胃だった(
図1F)。こうした知見は、乳がん症例の子宮頸部スメア試料では、エピゲノムが、エピジェネティック再プログラミングを起こしたことを示唆している。これは、乳腺上皮細胞分化の限定的な能力ならびに間葉および胎児プログラムへのシフトを反映している可能性がある。加えて、Broad Institute’s Molecular Signatures Database
21(
図16)を使用して、遺伝子セット濃縮分析を実施した。乳がん関連経路は、低メチル化遺伝子で濃縮されていた。
【0331】
[実施例2]
判別インデックスの開発
WID-BC-インデックスと称する診断用メチル化シグネチャーを導出するために、本発明者らは、リッジおよびラッソ回帰を使用して、個体を症例または対照に分類した。分類器を、発見データセット(508件の無がん対照、190件の乳がん症例)の3分の2でトレーニングし、残りの3分の1は、インデックスの構築に使用したCpGの数の関数として性能を評価するための内部検証セット(270件の対照、95件の症例)として使用した。受信者動作特性曲線下面積(AUC)を、予測性能の尺度として使用した。
【0332】
上皮デルタ-ベータ推定値により順位付けした上位n個のCpGを、免疫デルタ-ベータにより順位付けした上位n個と一緒にし、分類器への入力として使用した。ICの交絡影響を制御するために、本発明者らは、入力として非線形相互作用項(IC割合とベータ値との積)を導入したため、分類器は、ICにより変化する可能性のある判別シグナルを抽出することが可能になった。この手法(
図2Aおよび2B)を、相互作用項を有していない、上位n個の上皮CpGに基づく線形分類器と比較したが、線形分類器が提供した性能は、一貫して劣っていた(
図9)。
【0333】
予測性能は、内部検証データセットを使用してnの関数として評価し(
図2A)、54,000個のCpGを使用してリッジ回帰により0.85(95%CI:0.80~0.90)の最適性能が達成された(
図2B)。免疫デルタ-ベータ推定値および上皮デルタ-ベータ推定値により順位付けした上位n個のCpGの一部は重複していたため、WID-BC-インデックスを構築するために、合計40,753個の一意CpGを必要とした。WID-BC-インデックスは、内部検証セットではIC割合と中程度ではあるが有意に関連していた(
図2B、症例および対照の線形回帰係数はそれぞれ-0.47、p=0.003および-0.22、p=0.02)。内部検証セットでのAUCは全体として0.85に等しく(
図2C)、IC割合が≦0.5およびIC>0.5の試料で、それぞれ0.85および0.88だった。
【0334】
WID-BC-インデックスと、試料の収集から処理までの時間、処理日、プレート数(試料を96試料プレートで処理)、およびsentrix位置を含む種々の技術パラメーターとの間に任意の関連性が存在するか否かについてさらなる調査を実施したが、有意な関連性は見出されなかった。本発明者らは、異なる研究施設からの試料にてWID-BC-インデックスの性能を検討した。こうした試料の一部では、発見データセットに対する寄与の大部分が症例(または対照)であったが、施設が交絡変数であるという証拠は見出されなかった(
図10)。
【0335】
225件の対照および115件の症例で構成される別の独立外部検証データセットを使用して、インデックス性能を検証した(
図15)。各女性のWID-BC-インデックスを算出したところ(
図2D)、0.81のAUCが得られた(
図2E;95%CI:0.75~0.86)。また、対照のみであるが、IC割合に対する線形依存性が存在した(
図2D、線形回帰係数は症例および対照でそれぞれ-0.03、p=0.8および-0.27、p=0.04)。
【0336】
リッジ回帰は、典型的には入力の小さなサブセットを選択するラッソ回帰とは対照的に、すべての入力CpGからの情報を組み合わせる(エラスティックネット回帰モデルもフィッティングしたが、提供された性能は準最適であることが見出された)。リッジ回帰は一貫して優れた性能を提供した。これは、複数のCpG部位からの比較的弱いシグナルを多数組み合わせることにより、判別シグナルが最もロバストに抽出されることを示唆している。本発明者らは、リッジモデルの回帰係数の絶対値に従って、WID-BC-インデックスを規定するために使用した40,754個のCpGを順位付けした。上位のCpGの重要性を評価するため、サブ分類器を上位n個のCpGでトレーニングした(
図2F)。本発明者らは、上位2,000個および5,000個のCpGで、それぞれ0.81および0.83のAUCを達成することができることを観察した。これは、CpGのこうしたサブセットが特に有益であることを示している。また、本発明者らは、サブ分類器を、上位n位のCpGを除去した後、CpGの順位付けリストをサイズ500のビンに分割した後の500個のCpGのサブセットでトレーニングした(
図2F)。いずれの場合でも、本発明者らは、かなりの予測シグナルが、下位順位のCpGに存在することを見出した。これは、予測シグナルが、WID-BC-インデックスに使用したCpG間に幅広く分布しており、それらの間に高度な冗長性が存在することを示している。興味深いことには、線形モデルにおいて年齢およびICを制御し、偽発見率を補正したところ、トレーニングセット中の34個のCpGのみが、症例/対照状態と有意に関連付けられた。
【0337】
[実施例3]
疫学的および臨床的因子との関連性
本発明者らは、WID-BC-インデックスと種々の疫学的および臨床的変数との関係性を調査した。WID-BC-インデックスと年齢との間には、わずかだが統計的に有意な関連性が見出された(
図3A、症例および対照において、それぞれ係数0.005、p=0.02および0.007、p=10
-4)。乳がんの一親等血縁者が0人の個体と≧1人の個体との間では、WID-BC-インデックスに有意差は観察されなかった(
図3B)。Illumina 650k Infinium Global Screening Arrayを使用して、144件の症例および351件の対照のサブセットの一致血液試料を遺伝子型決定した。本発明者らは、乳がん予測のための最近発表されたポリジーンリスクスコア(PRS;記載されている313個のSNP
22のうち303個を使用した)を算出した。本発明者らは、PRSとWID-BC-インデックスとの間には、0.22(p=4×10
-5)の有意な相関性があることを見出した(
図3C)。この関連性は、がん症例と比較して(相関性-0.03、p=0.7)、無がん対照女性において最も強力だった(相関性0.11、p=0.07)。T2がんを有する患者は、WID-BC-インデックスがわずかにより低かった(
図3D、p=0.02)。結節状態、ホルモン受容体状態(PR陽性またはER陽性として規定される陽性)、HER2状態、グレード、または組織学的特徴による有意差はなかった(
図3E、3F、3G、3H、および3I)。健常志願者に由来する対照試料と、良性女性特異的状態のために来院している女性との間に差異は見出されなかった(
図10)。本発明者らは、WID-BC-インデックスと、初潮時の年齢、初生児出産時の年齢、ホルモン補充療法の使用、経口避妊薬の使用、民族性、最終月経時の年齢、および出産数との関連性についても試験した(
図11)。外部検証データセットでも同様の結果が見出された(
図12)。
【0338】
[実施例4]
一致頬側試料でのインデックスの性能
DNAmeは組織特異的であり、特定の曝露がある特定の細胞サブタイプで記録されている
17、23、24。子宮頸部上皮細胞の大部分は扁平細胞であり、頬側スワブに見出される上皮細胞と非常に類似している。WID-BC-インデックス(子宮頸部スメア試料から導出した)が、頬側試料のDNAmeプロファイルに基づき乳がん症例と非罹患対照とを判別することができるか否かを評価するために、本発明者らは、発見コホートの女性404人(202件の対照および202件の症例)のサブセットの一致頬側試料を分析した。子宮頸部スメアと同様に、DNAはかなりの割合は、起源が免疫細胞である(
図13)。本発明者らは、子宮頸部スメア試料を使用して導出した判別シグナルが、こうした一致頬側試料にも存在し(
図4A)、0.67のAUCをもたらしたが(
図4B)、シグナルは歪められてより負の値へと量的にシフトしただけでなく、IC割合に対するより強力な線形依存性を示した(
図4A)。404個の頬側試料のうち、269個はトレーニングデータセットに相当し、135個は内部検証データセットに相当した。内部検証試料内では、一致子宮頸部試料および頬側試料で算出されたWID-BC-インデックス間に、0.47(p<10
-8)の相関性が存在した(
図4C)。
【0339】
頬側試料のみを使用して別のインデックスを開発し、相互作用項(上記に記載の通り)を有するリッジ分類器を、トレーニングセットに属する269個の頬側試料でトレーニングし、135個の内部検証試料で検証した。4,000個の入力CpGに基づき、0.75の最適性能が得られた(
図13)。同じプロトコールに従ったが、404個の一致子宮頸部試料を使用して、第2の分類器を開発した。本発明者らは、子宮頸部試料では、6,000個の入力CpGに基づくと診断性能がより高く、AUCは0.79であることを観察した(性能は
図2Aと一致する)。
【0340】
[実施例5]
WID-BC-インデックスは脂肪細胞分化を反映する
本発明者らは、WID-BC-インデックスが細胞特異的プログラムを反映するか否かを評価するために、EPICアレイデータが利用可能だったすべてのENCODE試料(表3)を分析した。本発明者らは、すべての初代細胞試料およびin vitro分化細胞試料でのWID-BC-インデックスを順位付けし、プロットした(
図5A)。組織試料の大部分は、Epidishアルゴリズムにより決定して、かなりの割合の脂肪を含み、インデックスをそれぞれの試料の脂肪含有量に対してプロットした(
図5B)。驚くべきことに、本発明者らは、試料が上皮器官または非上皮器官から採取されたか否かに関わりなく、WID-BC-インデックスと試料の脂肪含有量との間に非常に強力な直接的相関性があることを見出した。こうした知見は、WID-BC-インデックスが脂肪細胞プログラムを反映することを強く示している。
【0341】
[実施例6]
乳房組織でのWID-BC-インデックス
本発明者らおよび他者らは、乳がんに隣接する正常乳房にエピジェネティック分野の欠陥が存在することを実証している
9、25。したがって、本発明者らは、乳がんを有するおよび有しない女性の子宮頸部スメア試料にて確立されたWID-BC-インデックスが、正常乳房組織およびがん性乳房組織に反映されるか否かを評価することを望んだ。本発明者らは、健常女性に由来する14個の正常乳房試料、BRCA突然変異を有する女性に由来する14個の正常乳房試料、トリプルネガティブ乳がんに隣接する14個の正常乳房試料、および14個の一致がん試料を分析した。予想通り、本発明者らは、子宮頸部試料および頬側試料とは対照的に、脂肪細胞は、正常試料のかなりの割合を占め、がん性乳房組織の試料では実質的により少ないことを見出した(
図14A)。予想通り、本発明者らは、4つの試料群すべてにおいて、インデックスは、脂肪細胞で実質的により高く(
図6A)、これが、子宮頸部試料と比較したインデックス値の全体的増加に結び付いたことを見出した。脂肪含有量を線形補正した後、本発明者らは、がん発症リスクが高い組織でWID-BC-インデックスが増加し、乳がんで最も高かったという明確な傾向を観察した(
図6B)。
【0342】
[実施例7]
がん予防薬により誘発されるWID-BC-インデックスダイナミクス
本発明者らは、ミフェプリストンまたはプラセボのいずれかで2か月間治療する前および治療した後の21人のBRCA保持者および23人の健常対照に由来する乳房組織試料を分析した。合計で、14人のBRCA保持者をミフェプリストンで治療し(そのうち11人が一致試料を提供した)、7人にプラセボを与えた(4個の一致試料)。11人の対照をミフェプリストン(9人が一致)で治療し、12人にはプラセボ(11人が一致)を与えた。全体として、BRCA保持者は、対照と比較して上皮細胞の割合が有意により高かった(
図14Bおよび14C)。ミフェプリストンによる治療後(プラセボ群ではない)、本発明者らは、一致BRCA群および対照群の両方で上皮細胞割合の統計的に有意な減少を観察した(
図6Cおよび
図14D)。また、脂肪含有量を補正したところ、本発明者らは、ミフェプリストン治療女性の80%で、およびプラセボ治療対照の60%のみで、WID-BC-インデックスの低下傾向を観察したが、これは統計的有意性に達しなかった(
図6D、一致試料および非一致試料を一緒にした場合は
図14Eを参照)。
【0343】
[実施例8]
考察
本発明者らは、子宮頸部スメアベースのDNAmeシグネチャー(WID-BC-インデックス)を特定した。これは、疾患器官と直接的に(解剖学的に)関連しないバイオ試料に基づき、不良予後特徴を示す原発性乳がんを有する女性を特定する前例のない機会を提供する(つまり、WID-BC-インデックスが上位四分位の女性は、いかなる他のリスク因子とも無関係に、約10倍の乳がんリスク増加を有する;
図17)。子宮頸部スメア試料で発見されたWID-BC-インデックスは、(i)腫瘍サイズまたは転移(つまり、リンパ節転移)のサロゲートと共には増加せず、(ii)正常乳房試料では、がんに対する傾向の増加と共に増加し、がん組織において最も高く、および(iii)脂肪細胞エピジェネティックプログラムを反映しているという事実は、子宮頸部DNAmeが、確立された乳がんがその時点で単に存在していることではなく、乳がん素因を反映するという見解を強く支持する。ここに記載した本発明者らの知見は、遺伝性乳がんを有する患者および一親等血縁者が分化欠陥を有することを示す、30年よりも前に発表されたデータと一致する
26。
【0344】
過去における労力はかなりの部分が、SNP、マンモグラフィ密度、および疫学的リスク因子を組み合わせることにより、乳がんを予測するAUCを0.68まで増加させることができることを示している6。WID-BC-インデックスの実際のリスク予測の性質が、現行の乳がん予測アルゴリズムを上回り続けることになるか否かを評価するためには、試料提供の数年後に乳がんを発症する女性に由来する集団ベース子宮頸部スメア試料を研究することが不可欠であろう。子宮頸部スメア試料および/または乳房試料で評価したDNAmeプロファイルが、乳がん予防措置をモニターするためのサロゲートとして作用することができるか否かは、前向き臨床治験で評価する必要があるだろう。
【0345】
【0346】
【0347】
【0348】
【0349】
【0350】
【0351】
【0352】
【0353】
【0354】
本発明の条項
下記に記載の条項において、「本発明によるアッセイ」は、請求項、特に請求項1~7に含まれている、本明細書で規定および記載されている本発明の任意のアッセイを意味すると解釈されるべきである。
【0355】
1.CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0356】
2.CpGのセットは、配列番号501~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0357】
3.CpGのセットは、配列番号1001~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.75である、本発明によるアッセイ。
【0358】
4.CpGのセットは、配列番号1501~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0359】
5.CpGのセットは、配列番号2001~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0360】
6.CpGのセットは、配列番号2501~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0361】
7.CpGのセットは、配列番号3001~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0362】
8.CpGのセットは、配列番号3501~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0363】
9.CpGのセットは、配列番号4001~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0364】
10.CpGのセットは、配列番号4501~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.7である、本発明によるアッセイ。
【0365】
11.CpGのセットは、配列番号5001~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0366】
12.CpGのセットは、配列番号5501~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.7である、本発明によるアッセイ。
【0367】
13.CpGのセットは、配列番号6001~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.76である、本発明によるアッセイ。
【0368】
14.CpGのセットは、配列番号6501~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.76である、本発明によるアッセイ。
【0369】
15.CpGのセットは、配列番号7001~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0370】
16.CpGのセットは、配列番号7501~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.76である、本発明によるアッセイ。
【0371】
17.CpGのセットは、配列番号8001~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0372】
18.CpGのセットは、配列番号8501~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0373】
19.CpGのセットは、配列番号9001~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0374】
20.CpGのセットは、配列番号9501~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0375】
21.CpGのセットは、配列番号10001~10500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0376】
22.CpGのセットは、配列番号10501~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0377】
23.CpGのセットは、配列番号11001~11500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.78である、本発明によるアッセイ。
【0378】
24.CpGのセットは、配列番号11501~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0379】
25.CpGのセットは、配列番号12001~12500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0380】
26.CpGのセットは、配列番号12501~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0381】
27.CpGのセットは、配列番号13001~13500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0382】
28.CpGのセットは、配列番号13501~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0383】
29.CpGのセットは、配列番号14001~14500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0384】
30.CpGのセットは、配列番号14501~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0385】
31.CpGのセットは、配列番号15001~15500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0386】
32.CpGのセットは、配列番号15501~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0387】
33.CpGのセットは、配列番号16001~16500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0388】
34.CpGのセットは、配列番号16501~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0389】
35.CpGのセットは、配列番号17001~17500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0390】
36.CpGのセットは、配列番号17501~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0391】
37.CpGのセットは、配列番号18001~18500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0392】
38.CpGのセットは、配列番号18501~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0393】
39.CpGのセットは、配列番号19001~19500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0394】
40.CpGのセットは、配列番号19501~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0395】
41.CpGのセットは、配列番号20001~20500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0396】
42.CpGのセットは、配列番号20501~21000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0397】
43.CpGのセットは、配列番号21001~21500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0398】
44.CpGのセットは、配列番号21501~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0399】
45.CpGのセットは、配列番号22001~22500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0400】
46.CpGのセットは、配列番号22501~23000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0401】
47.CpGのセットは、配列番号23001~23500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0402】
48.CpGのセットは、配列番号23501~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0403】
49.CpGのセットは、配列番号24001~24500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0404】
50.CpGのセットは、配列番号24501~25000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0405】
51.CpGのセットは、配列番号25001~25500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.65である、本発明によるアッセイ。
【0406】
52.CpGのセットは、配列番号25501~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0407】
53.CpGのセットは、配列番号26001~26500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.7である、本発明によるアッセイ。
【0408】
54.CpGのセットは、配列番号26501~27000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.65である、本発明によるアッセイ。
【0409】
55.CpGのセットは、配列番号27001~27500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0410】
56.CpGのセットは、配列番号27501~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0411】
57.CpGのセットは、配列番号28001~28500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.65である、本発明によるアッセイ。
【0412】
58.CpGのセットは、配列番号28501~29000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0413】
59.CpGのセットは、配列番号29001~29500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0414】
60.CpGのセットは、配列番号29501~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0415】
61.CpGのセットは、配列番号30001~30500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0416】
62.CpGのセットは、配列番号30501~31000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.65である、本発明によるアッセイ。
【0417】
63.CpGのセットは、配列番号31001~31500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0418】
64.CpGのセットは、配列番号31501~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0419】
65.CpGのセットは、配列番号32001~32500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.65である、本発明によるアッセイ。
【0420】
66.CpGのセットは、配列番号32501~33000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0421】
67.CpGのセットは、配列番号33001~33500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.63である、本発明によるアッセイ。
【0422】
68.CpGのセットは、配列番号33501~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.63である、本発明によるアッセイ。
【0423】
69.CpGのセットは、配列番号34001~34500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0424】
70.CpGのセットは、配列番号34501~35000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0425】
71.CpGのセットは、配列番号35001~35500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.62である、本発明によるアッセイ。
【0426】
72.CpGのセットは、配列番号35501~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.62である、本発明によるアッセイ。
【0427】
73.CpGのセットは、配列番号36001~36500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.6である、本発明によるアッセイ。
【0428】
74.CpGのセットは、配列番号36501~37000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0429】
75.CpGのセットは、配列番号37001~37500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.63である、本発明によるアッセイ。
【0430】
76.CpGのセットは、配列番号37501~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.6である、本発明によるアッセイ。
【0431】
77.CpGのセットは、配列番号38001~38500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.62である、本発明によるアッセイ。
【0432】
78.CpGのセットは、配列番号38501~39000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.63である、本発明によるアッセイ。
【0433】
79.CpGのセットは、配列番号39001~39500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0434】
80.CpGのセットは、配列番号39501~40000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0435】
81.CpGのセットは、配列番号40001~40500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0436】
82.CpGのセットは、配列番号40501~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.6である、本発明によるアッセイ。
【0437】
83.CpGのセットは、配列番号500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0438】
84.CpGのセットは、配列番号1000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0439】
85.CpGのセットは、配列番号1500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.81である、本発明によるアッセイ。
【0440】
86.CpGのセットは、配列番号2000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.81である、本発明によるアッセイ。
【0441】
87.CpGのセットは、配列番号2500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.8である、本発明によるアッセイ。
【0442】
88.CpGのセットは、配列番号3000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.8である、本発明によるアッセイ。
【0443】
89.CpGのセットは、配列番号3500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.79である、本発明によるアッセイ。
【0444】
90.CpGのセットは、配列番号4000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.78である、本発明によるアッセイ。
【0445】
91.CpGのセットは、配列番号4500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.78である、本発明によるアッセイ。
【0446】
92.CpGのセットは、配列番号5000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.77である、本発明によるアッセイ。
【0447】
93.CpGのセットは、配列番号5500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.76である、本発明によるアッセイ。
【0448】
94.CpGのセットは、配列番号6000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0449】
95.CpGのセットは、配列番号6500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0450】
96.CpGのセットは、配列番号7000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0451】
97.CpGのセットは、配列番号7500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.74である、本発明によるアッセイ。
【0452】
98.CpGのセットは、配列番号8000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0453】
99.CpGのセットは、配列番号8500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0454】
100.CpGのセットは、配列番号9000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0455】
101.CpGのセットは、配列番号9500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0456】
102.CpGのセットは、配列番号10000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.72である、本発明によるアッセイ。
【0457】
103.CpGのセットは、配列番号11000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0458】
104.CpGのセットは、配列番号12000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0459】
105.CpGのセットは、配列番号13000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.71である、本発明によるアッセイ。
【0460】
106.CpGのセットは、配列番号14000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0461】
107.CpGのセットは、配列番号15000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.69である、本発明によるアッセイ。
【0462】
108.CpGのセットは、配列番号16000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.68である、本発明によるアッセイ。
【0463】
109.CpGのセットは、配列番号17000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0464】
110.CpGのセットは、配列番号18000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0465】
111.CpGのセットは、配列番号19000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0466】
112.CpGのセットは、配列番号20000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.66である、本発明によるアッセイ。
【0467】
113.CpGのセットは、配列番号22000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0468】
114.CpGのセットは、配列番号24000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0469】
115.CpGのセットは、配列番号26000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.67である、本発明によるアッセイ。
【0470】
116.CpGのセットは、配列番号28000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.64である、本発明によるアッセイ。
【0471】
117.CpGのセットは、配列番号30000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.63である、本発明によるアッセイ。
【0472】
118.CpGのセットは、配列番号32000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.62である、本発明によるアッセイ。
【0473】
119.CpGのセットは、配列番号34000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.62である、本発明によるアッセイ。
【0474】
120.CpGのセットは、配列番号36000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0475】
121.CpGのセットは、配列番号38000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.61である、本発明によるアッセイ。
【0476】
122.CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.73である、本発明によるアッセイ。
【0477】
123.CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.77である、本発明によるアッセイ。
【0478】
124.CpGのセットは、配列番号1~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.80である、本発明によるアッセイ。
【0479】
125.CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.81である、本発明によるアッセイ。
【0480】
126.CpGのセットは、配列番号1~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.82である、本発明によるアッセイ。
【0481】
127.CpGのセットは、配列番号1~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.82である、本発明によるアッセイ。
【0482】
128.CpGのセットは、配列番号1~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.83である、本発明によるアッセイ。
【0483】
129.CpGのセットは、配列番号1~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.83である、本発明によるアッセイ。
【0484】
130.CpGのセットは、配列番号1~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.83である、本発明によるアッセイ。
【0485】
131.CpGのセットは、配列番号1~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0486】
132.CpGのセットは、配列番号1~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.83である、本発明によるアッセイ。
【0487】
133.CpGのセットは、配列番号1~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.83である、本発明によるアッセイ。
【0488】
134.CpGのセットは、配列番号1~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0489】
135.CpGのセットは、配列番号1~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0490】
136.CpGのセットは、配列番号1~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0491】
137.CpGのセットは、配列番号1~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0492】
138.CpGのセットは、配列番号1~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0493】
139.CpGのセットは、配列番号1~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0494】
140.CpGのセットは、配列番号1~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0495】
141.CpGのセットは、配列番号1~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0496】
142.CpGのセットは、配列番号1~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0497】
143.CpGのセットは、配列番号1~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0498】
144.CpGのセットは、配列番号1~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0499】
145.CpGのセットは、配列番号1~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0500】
146.CpGのセットは、配列番号1~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0501】
147.CpGのセットは、配列番号1~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.84である、本発明によるアッセイ。
【0502】
148.CpGのセットは、配列番号1~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0503】
149.CpGのセットは、配列番号1~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0504】
150.CpGのセットは、配列番号1~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0505】
151.CpGのセットは、配列番号1~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0506】
152.CpGのセットは、配列番号1~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0507】
153.CpGのセットは、配列番号1~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0508】
154.CpGのセットは、配列番号1~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0509】
155.CpGのセットは、配列番号1~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0510】
156.CpGのセットは、配列番号1~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0511】
157.CpGのセットは、配列番号1~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0512】
158.CpGのセットは、配列番号1~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0513】
159.CpGのセットは、配列番号1~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0514】
160.CpGのセットは、配列番号1~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0515】
161.CpGのセットは、配列番号1~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、AUCは0.85である、本発明によるアッセイ。
【0516】
下記に記載の条項において、「本発明によるアッセイ」は、請求項、特に請求項1~7、より特に請求項17に含まれている、本明細書で規定および記載されている本発明の任意のアッセイを意味すると解釈されるべきである。
【0517】
下記に記載のアッセイのいずれかでは、-0.235の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、個体のWID-BC-インデックスが、約-0.235またはそれよりも大きい場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BCインデックスが約-0.235未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0518】
下記に記載のアッセイのいずれかでは、0.090の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体のWID-BC-インデックスが、約0.090またはそれよりも大きい場合、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BCインデックスが約0.090未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0519】
下記に記載のアッセイのいずれかでは、0.587の乳がんインデックス値閾値が適用されている場合、指定されるアッセイの感度および特異度に応じて、個体のWID-BC-インデックスが、約0.587またはそれよりも大きい場合、個体は乳がんを有すると分類することができ、個体のWID-BCインデックスが約0.587未満である場合、個体は乳がんを有していないと分類することができる。
【0520】
162.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも85%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0521】
163.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも88%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0522】
164.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも92%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0523】
165.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0524】
166.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも93%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0525】
167.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも93%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0526】
168.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0527】
169.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも47%である、本発明によるアッセイ。
【0528】
170.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも48%である、本発明によるアッセイ。
【0529】
171.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも96%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0530】
172.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0531】
173.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0532】
174.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0533】
175.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0534】
176.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0535】
177.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0536】
178.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0537】
179.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0538】
180.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0539】
181.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0540】
182.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0541】
183.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0542】
184.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0543】
185.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0544】
186.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0545】
187.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0546】
188.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0547】
189.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも95%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0548】
190.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0549】
191.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0550】
192.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0551】
193.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0552】
194.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0553】
195.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0554】
196.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0555】
197.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0556】
198.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0557】
199.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0558】
200.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0559】
201.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0560】
202.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0561】
203.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0562】
204.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0563】
205.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0564】
206.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0565】
207.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0566】
208.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0567】
209.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0568】
210.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0569】
211.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0570】
212.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0571】
213.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0572】
214.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0573】
215.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0574】
216.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0575】
217.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0576】
218.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0577】
219.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0578】
220.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0579】
221.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0580】
222.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0581】
223.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0582】
224.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0583】
225.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0584】
226.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0585】
227.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0586】
228.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0587】
229.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0588】
230.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0589】
231.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0590】
232.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0591】
233.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0592】
234.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0593】
235.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0594】
236.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0595】
237.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0596】
238.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0597】
239.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0598】
240.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0599】
241.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも80%である、本発明によるアッセイ。
【0600】
242.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも93%である、本発明によるアッセイ。
【0601】
243.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0602】
244.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0603】
245.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0604】
246.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0605】
247.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0606】
248.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0607】
249.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0608】
250.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0609】
251.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0610】
252.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0611】
253.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0612】
254.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0613】
255.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0614】
256.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0615】
257.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0616】
258.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0617】
259.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0618】
260.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0619】
261.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも95%である、本発明によるアッセイ。
【0620】
262.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0621】
263.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0622】
264.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0623】
265.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0624】
266.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0625】
267.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0626】
268.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0627】
269.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0628】
270.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0629】
271.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0630】
272.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0631】
273.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0632】
274.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0633】
275.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0634】
276.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0635】
277.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0636】
278.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0637】
279.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0638】
280.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0639】
281.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0640】
282.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも94%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0641】
283.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも92%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0642】
284.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも91%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0643】
285.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号2000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも91%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0644】
286.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号2500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも91%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0645】
287.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号3000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも91%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0646】
288.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号3500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも87%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0647】
289.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号4000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0648】
290.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号4500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0649】
291.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号5000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0650】
292.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号5500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも80%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0651】
293.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号6000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0652】
294.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号6500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0653】
295.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号7000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0654】
296.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号7500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0655】
297.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号8000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0656】
298.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号8500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0657】
299.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号9000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0658】
300.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号9500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0659】
301.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号10000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0660】
302.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号11000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0661】
303.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号12000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0662】
304.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号13000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0663】
305.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号14000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0664】
306.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号15000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0665】
307.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号16000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0666】
308.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号17000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0667】
309.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号18000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0668】
310.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号19000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0669】
311.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号20000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも6%である、本発明によるアッセイ。
【0670】
312.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号22000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0671】
313.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号24000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0672】
314.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号26000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0673】
315.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号28000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0674】
316.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号30000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0675】
317.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号32000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0676】
318.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号34000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0677】
319.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号36000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0678】
320.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号38000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0679】
321.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0680】
322.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも79%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0681】
323.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0682】
324.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号2000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0683】
325.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号2500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0684】
326.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号3000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0685】
327.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号3500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0686】
328.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号4000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0687】
329.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号4500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0688】
330.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号5000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0689】
331.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号5500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0690】
332.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号6000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0691】
333.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号6500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0692】
334.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号7000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0693】
335.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号7500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0694】
336.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号8000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0695】
337.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号8500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0696】
338.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号9000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0697】
339.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号9500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0698】
340.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号10000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0699】
341.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号11000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0700】
342.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号12000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0701】
343.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号13000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0702】
344.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号14000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも53%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0703】
345.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号15000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0704】
346.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号16000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも53%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0705】
347.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号17000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも47%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0706】
348.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号18000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも47%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0707】
349.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号19000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0708】
350.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号20000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0709】
351.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号22000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0710】
352.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号24000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも51%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0711】
353.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号26000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも51%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0712】
354.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号28000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0713】
355.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号30000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0714】
356.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号32000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0715】
357.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号34000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも37%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0716】
358.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号36000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも37%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0717】
359.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号38000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0718】
360.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも97%である、本発明によるアッセイ。
【0719】
361.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも96%である、本発明によるアッセイ。
【0720】
362.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0721】
363.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号2000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも94%である、本発明によるアッセイ。
【0722】
364.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号2500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも41%であり、特異度は少なくとも92%である、本発明によるアッセイ。
【0723】
365.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号3000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0724】
366.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号3500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0725】
367.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号4000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも41%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0726】
368.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号4500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0727】
369.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号5000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0728】
370.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号5500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも36%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0729】
371.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号6000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0730】
372.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号6500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0731】
373.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号7000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0732】
374.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号7500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0733】
375.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号8000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0734】
376.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号8500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0735】
377.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号9000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0736】
378.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号9500~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0737】
379.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号10000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0738】
380.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号11000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0739】
381.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号12000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0740】
382.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号13000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0741】
383.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号14000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0742】
384.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号15000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0743】
385.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号16000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0744】
386.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号17000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0745】
387.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号18000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0746】
388.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号19000~40753…により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0747】
389.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号20000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0748】
390.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号22000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0749】
391.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号24000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0750】
392.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号26000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0751】
393.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号28000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0752】
394.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号30000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0753】
395.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号32000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0754】
396.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号34000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0755】
397.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号36000~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0756】
398.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号38000~40752により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0757】
399.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも85%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0758】
400.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号501~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0759】
401.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1001~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも81%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0760】
402.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号1501~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも79%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0761】
403.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号2001~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも81%であり、特異度は少なくとも48%である、本発明によるアッセイ。
【0762】
404.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号2501~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも47%である、本発明によるアッセイ。
【0763】
405.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号3001~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも79%であり、特異度は少なくとも48%である、本発明によるアッセイ。
【0764】
406.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号3501~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも46%である、本発明によるアッセイ。
【0765】
407.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号4001~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも81%であり、特異度は少なくとも47%である、本発明によるアッセイ。
【0766】
408.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号4501~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも44%である、本発明によるアッセイ。
【0767】
409.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号5001~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも82%であり、特異度は少なくとも45%である、本発明によるアッセイ。
【0768】
410.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号5501~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0769】
411.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号6001~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも84%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0770】
412.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号6501~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0771】
413.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号7001~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも50%である、本発明によるアッセイ。
【0772】
414.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号7501~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも85%であり、特異度は少なくとも49%である、本発明によるアッセイ。
【0773】
415.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号8001~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0774】
416.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号8501~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも82%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0775】
417.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号9001~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも78%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0776】
418.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号9501~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも55%である、本発明によるアッセイ。
【0777】
419.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号10001~10500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも80%であり、特異度は少なくとも48%である、本発明によるアッセイ。
【0778】
420.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号10501~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0779】
421.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号11001~11500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも86%であり、特異度は少なくとも51%である、本発明によるアッセイ。
【0780】
422.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号11501~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも45%である、本発明によるアッセイ。
【0781】
423.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号12001~12500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0782】
424.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号12501~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも80%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0783】
425.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号13001~13500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0784】
426.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号13001~13500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0785】
427.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号13501~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも55%である、本発明によるアッセイ。
【0786】
428.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号14001~14500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも55%である、本発明によるアッセイ。
【0787】
429.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号14501~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも80%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0788】
430.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号15001~15500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも52%である、本発明によるアッセイ。
【0789】
431.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号15501~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも75%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0790】
432.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号16001~16500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも79%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0791】
433.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号16501~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0792】
434.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号17001~17500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも53%である、本発明によるアッセイ。
【0793】
435.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号17501~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0794】
436.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号18001~18500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0795】
437.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号18501~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0796】
438.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号19001~19500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0797】
439.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号19501~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも74%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0798】
440.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号20001~20500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0799】
441.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号20501~21000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも77%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0800】
442.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号21001~21500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも54%である、本発明によるアッセイ。
【0801】
443.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号21501~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0802】
444.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号22001~22500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0803】
445.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号22501~23000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0804】
446.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号23001~23500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0805】
447.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号23501~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0806】
448.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号24001~24500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0807】
449.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号24501~25000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0808】
450.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号25001~25500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0809】
451.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号25501~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0810】
452.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号26001~26500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも69%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0811】
453.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号26501~27000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0812】
454.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号27001~27500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0813】
455.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号27501~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0814】
456.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号28001~28500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0815】
457.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号28501~29000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0816】
458.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号29001~29500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0817】
459.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号29501~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも55%である、本発明によるアッセイ。
【0818】
460.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号30001~30500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも%である、本発明によるアッセイ。
【0819】
461.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号30501~31000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0820】
462.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号31001~31500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0821】
463.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号31501~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0822】
464.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号32001~32500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0823】
465.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号32501~33000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも58%である、本発明によるアッセイ。
【0824】
466.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号33001~33500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも56%である、本発明によるアッセイ。
【0825】
467.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号33501~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0826】
468.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号34001~34500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0827】
469.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号34501~35000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0828】
470.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号35001~35500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0829】
471.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号35501~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0830】
472.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号36001~36500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0831】
473.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号36501~37000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも62%である、本発明によるアッセイ。
【0832】
474.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号37001~37500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0833】
475.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号37501~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも61%である、本発明によるアッセイ。
【0834】
476.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号38001~38500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0835】
477.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号38501~39000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも57%である、本発明によるアッセイ。
【0836】
478.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号39001~39500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0837】
479.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号39501~40000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0838】
480.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号40001~40500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも59%である、本発明によるアッセイ。
【0839】
481.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号40501~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも61%であり、特異度は少なくとも60%である、本発明によるアッセイ。
【0840】
482.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0841】
483.個体のWID-BC-インデックスは、約-0.235またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが低いかまたは乳がん発症のリスクが低いと分類され、CpGのセットは、配列番号501~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0842】
484.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1001~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0843】
485.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号1501~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも58%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0844】
486.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号2001~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも68%であり、特異度は少なくとも68%である、本発明によるアッセイ。
【0845】
487.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号2501~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0846】
488.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号3001~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも66%である、本発明によるアッセイ。
【0847】
489.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号3501~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0848】
490.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号4001~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも64%である、本発明によるアッセイ。
【0849】
491.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号4501~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも66%である、本発明によるアッセイ。
【0850】
492.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号5001~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも63%である、本発明によるアッセイ。
【0851】
493.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号5501~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも57%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0852】
494.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号6001~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも71%であり、特異度は少なくとも71%である、本発明によるアッセイ。
【0853】
495.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号6501~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも72%であり、特異度は少なくとも68%である、本発明によるアッセイ。
【0854】
496.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号7001~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0855】
497.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号7501~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも76%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0856】
498.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号8001~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0857】
499.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号8501~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0858】
500.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号9001~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0859】
501.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号9501~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも70%である、本発明によるアッセイ。
【0860】
502.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号10001~10500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも63%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0861】
503.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号10501~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0862】
504.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号110001~11500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも73%であり、特異度は少なくとも64%である、本発明によるアッセイ。
【0863】
505.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号11501~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも65%であり、特異度は少なくとも64%である、本発明によるアッセイ。
【0864】
506.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号12001~12500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも60%であり、特異度は少なくとも70%である、本発明によるアッセイ。
【0865】
507.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号12501~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも68%である、本発明によるアッセイ。
【0866】
508.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号13001~13500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0867】
509.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号13501~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0868】
510.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号14001~14500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも69%である、本発明によるアッセイ。
【0869】
511.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号14501~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも67%であり、特異度は少なくとも68%である、本発明によるアッセイ。
【0870】
512.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号15001~15500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0871】
513.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号15501~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも71%である、本発明によるアッセイ。
【0872】
514.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号16001~16500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも68%である、本発明によるアッセイ。
【0873】
515.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号16501~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも62%であり、特異度は少なくとも70%である、本発明によるアッセイ。
【0874】
516.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号17001~17500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも64%であり、特異度は少なくとも67%である、本発明によるアッセイ。
【0875】
517.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号17501~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも57%であり、特異度は少なくとも71%である、本発明によるアッセイ。
【0876】
518.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号18001~18500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも66%であり、特異度は少なくとも71%である、本発明によるアッセイ。
【0877】
519.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号18501~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも71%である、本発明によるアッセイ。
【0878】
520.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号19001~19500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0879】
521.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号19501~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0880】
522.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号20001~20500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも56%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0881】
523.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号20501~21000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも59%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0882】
524.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号21001~21500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0883】
525.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号21501~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも56%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0884】
526.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号22001~22500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも51%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0885】
527.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号22501~23000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0886】
528.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号23001~23500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも53%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0887】
529.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号23501~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも51%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0888】
530.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号24001~24500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0889】
531.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号24501~25000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0890】
532.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号24501~25000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0891】
533.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号25001~25500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも44%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0892】
534.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号25501~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも45%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0893】
535.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号26001~26500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも52%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0894】
536.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号26501~27000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0895】
537.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号27001~27500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも49%であり、特異度は少なくとも72%である、本発明によるアッセイ。
【0896】
538.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号27501~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0897】
539.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号28001~28500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0898】
540.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号28501~29000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0899】
541.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号29001~29500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0900】
542.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号29501~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも47%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0901】
543.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号30001~300500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも44%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0902】
544.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号30501~31000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも46%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0903】
545.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号31001~31500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも43%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0904】
546.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号31501~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも47%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0905】
547.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号32001~32500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも44%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0906】
548.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号32501~33000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも48%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0907】
549.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号33001~33500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0908】
550.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号33501~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも36%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0909】
551.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号34001~34500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0910】
552.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号34501~35000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも41%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0911】
553.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号35001~35500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0912】
554.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号35501~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0913】
555.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号36001~36500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0914】
556.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号36501~37000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも78%である、本発明によるアッセイ。
【0915】
557.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号37001~37500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0916】
558.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号37501~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも79%である、本発明によるアッセイ。
【0917】
559.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号38001~38500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも75%である、本発明によるアッセイ。
【0918】
560.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号38501~39000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも74%である、本発明によるアッセイ。
【0919】
561.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号39001~39500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0920】
562.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号39501~40000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも40%であり、特異度は少なくとも73%である、本発明によるアッセイ。
【0921】
563.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号40001~40500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも76%である、本発明によるアッセイ。
【0922】
564.個体のWID-BC-インデックスは、約0.090またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが中程度であるかまたは乳がん発症のリスクが中程度であると分類され、CpGのセットは、配列番号40501~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも37%であり、特異度は少なくとも77%である、本発明によるアッセイ。
【0923】
565.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1~500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも93%である、本発明によるアッセイ。
【0924】
566.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号501~1000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0925】
567.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1001~1500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも90%である、本発明によるアッセイ。
【0926】
568.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号1501~2000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも91%である、本発明によるアッセイ。
【0927】
569.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号2001~2500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0928】
570.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号2501~3000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0929】
571.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号3001~3500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも46%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0930】
572.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号3501~4000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも37%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0931】
573.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号4001~4500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも46%であり、特異度は少なくとも84%である、本発明によるアッセイ。
【0932】
574.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号4501~5000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0933】
575.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号5001~5500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0934】
576.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号5501~6000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも91%である、本発明によるアッセイ。
【0935】
577.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号6001~6500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも47%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0936】
578.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号6501~7000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも46%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0937】
579.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号7001~7500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0938】
580.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号7501~8000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも48%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0939】
581.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号8001~8500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0940】
582.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号8501~9000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも37%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0941】
583.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号9001~9500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも84%である、本発明によるアッセイ。
【0942】
584.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号9501~10000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0943】
585.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号10001~10500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0944】
586.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号10501~11000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも92%である、本発明によるアッセイ。
【0945】
587.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号11001~11500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも54%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0946】
588.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号11501~12000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも41%であり、特異度は少なくとも81%である、本発明によるアッセイ。
【0947】
589.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号12001~12500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0948】
590.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号12501~13000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0949】
591.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号13001~13500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも45%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0950】
592.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号13501~14000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも45%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0951】
593.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号14001~14500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0952】
594.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号14501~15000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも85%である、本発明によるアッセイ。
【0953】
595.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号15001~15500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも39%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0954】
596.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号15501~16000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも41%であり、特異度は少なくとも85%である、本発明によるアッセイ。
【0955】
597.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号16001~16500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも42%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0956】
598.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号16501~17000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも32%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0957】
599.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号17001~17500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも38%であり、特異度は少なくとも84%である、本発明によるアッセイ。
【0958】
600.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号17501~18000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0959】
601.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号18001~18500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも35%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0960】
602.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号18501~19000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0961】
603.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号19001~19500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0962】
604.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号19501~20000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0963】
605.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号20001~20500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも36%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0964】
606.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号20501~21000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも34%であり、特異度は少なくとも85%である、本発明によるアッセイ。
【0965】
607.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号21001~21500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0966】
608.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号21501~22000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0967】
609.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号22001~22500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0968】
610.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号22501~23000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも33%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0969】
611.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号23001~23500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも85%である、本発明によるアッセイ。
【0970】
612.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号23501~24000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも31%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0971】
613.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号24001~24500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも36%であり、特異度は少なくとも86である、本発明によるアッセイ。
【0972】
614.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号24501~25000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0973】
615.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号25001~25500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0974】
616.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号25501~26000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0975】
617.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号26001~26500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0976】
618.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号26501~27000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0977】
619.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号27001~27500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも29%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0978】
620.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号27501~28000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0979】
621.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号28001~28500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0980】
622.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号28501~29000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0981】
623.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号29001~29500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0982】
624.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号29501~30000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0983】
625.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号30001~30500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0984】
626.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号30501~31000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0985】
627.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号31001~31500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0986】
628.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号31501~32000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0987】
629.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号32001~32500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0988】
630.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号32501~33000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも28%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0989】
631.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号33001~33500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0990】
632.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号33501~34000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも89%である、本発明によるアッセイ。
【0991】
633.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号34001~34500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0992】
634.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号34501~35000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0993】
635.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号35001~35500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0994】
636.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号35501~36000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0995】
637.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号36001~36500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも86%である、本発明によるアッセイ。
【0996】
638.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号36501~37000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも88%である、本発明によるアッセイ。
【0997】
639.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号37001~37500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0998】
640.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号37501~38000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【0999】
641.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号38001~38500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも27%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1000】
642.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号38501~39000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも26%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1001】
643.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号39001~39500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1002】
644.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号39501~40000により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1003】
645.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号40001~40500により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも25%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1004】
646.個体のWID-BC-インデックスは、約0.587またはそれよりも大きく、個体は、少なくとも、乳がんを有するリスクが高いかまたは乳がん発症のリスクが高いと分類され、CpGのセットは、配列番号40501~40753により規定され、ヌクレオチド61~62位において特定されるCpGを少なくとも含み、感度は少なくとも24%であり、特異度は少なくとも87%である、本発明によるアッセイ。
【1005】
主参考文献
(本文では上付き文字で指定される)
【1006】
【1007】
【1008】
補足参考文献
(本文では二重角括弧[[ ]]で指定される)
【1009】
【配列表】
【国際調査報告】