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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-12
(54)【発明の名称】携帯式脱毛装置
(51)【国際特許分類】
   A45D 26/00 20060101AFI20220804BHJP
【FI】
A45D26/00 G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022508575
(86)(22)【出願日】2020-01-16
(85)【翻訳文提出日】2022-02-14
(86)【国際出願番号】 CN2020072556
(87)【国際公開番号】W WO2021027261
(87)【国際公開日】2021-02-18
(31)【優先権主張番号】201921303584.4
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201921303582.5
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201921314110.X
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】201921303915.4
(32)【優先日】2019-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202020065851.5
(32)【優先日】2020-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518014162
【氏名又は名称】深▲せん▼市洋沃電子有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】段 徳錦
(57)【要約】
【要約】本発明は携帯式脱毛装置に関するものである。前記携帯式脱毛装置は脱毛構造とケースを含み、前記ケースにより収納空間が形成され、前記脱毛構造は前記収納空間に収納され、前記脱毛構造は皮膚と接触することにより脱毛をする。前記脱毛構造は光線出射部と接触部を含み、前記光線出射部は脱毛区域に光線を出射し、前記接触部は前記収納空間から露出し、前記接触部は前記光線出射部の光線出射方向に設けられる。前記接触部は透光クリスタルを含み、前記透光クリスタルは前記光線出射部の光線出射方向に取り付けられ、前記透光クリスタルは皮膚と接触する。前記携帯式脱毛装置の接触部には透光クリスタルが取り付けられているので、前記透光クリスタルを皮膚に接触させることにより、皮膚を冷却させ、光線出射部が出射する光線により皮膚にバーニングセンセーションを与えることを減少させることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
脱毛構造とケースを含み、前記ケースにより収納空間が形成され、前記脱毛構造は前記収納空間に収納され、前記脱毛構造は皮膚と接触することにより脱毛をする携帯式脱毛装置であって、
前記脱毛構造は光線出射部と接触部を含み、前記光線出射部は脱毛区域に光線を出射し、前記接触部は前記収納空間から露出し、前記接触部は前記光線出射部の光線出射方向に設けられ、
前記接触部は透光クリスタルを含み、前記透光クリスタルは前記光線出射部の光線出射方向に取り付けられ、前記透光クリスタルは皮膚と接触することを特徴とする携帯式脱毛装置。
【請求項2】
前記携帯式脱毛装置は前記収納空間に収納される放熱構造を更に含み、
前記放熱構造は、送風部、放熱通路および放熱モジュールを含み、前記放熱モジュールは前記送風部と前記放熱通路との間に取り付けられるか又は前記放熱モジュールは前記送風部に近づいている前記放熱通路の一側に取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項3】
前記ケース上には前記収納空間と連通している第一通風口と第二通風口が形成され、前記送風部は第一通風口と対応するように設けられ、
前記放熱モジュールは放熱部と少なくとも1つの導熱部を含み、前記放熱部は前記送風部と前記放熱通路との間に取り付けられるか又は前記放熱部は前記送風部に近づいている前記放熱通路の一側に取り付けられ、前記放熱通路の一端は前記第二通風口に連結され、前記放熱通路の他端は前記放熱部に連結され、前記導熱部の一端は前記放熱部と接触し、前記導熱部の他端は前記脱毛構造の少なくとも1つの側面と接触し、
前記送風部は第一通風口と第二通風口との間の空気が流動するように駆動することを特徴とする請求項2に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項4】
前記送風部は第一風入口と第一風出口を含み、前記第一風入口は前記第一通風口と対応するように形成され、前記第一風出口は前記放熱部と対向するように形成され、
前記放熱通路は第二風入口と少なくとも1つの第二風出口を含み、前記第二風入口は前記放熱部と対向するように形成され、前記第二風出口は前記第二通風口と連通していることを特徴とする請求項3に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項5】
前記放熱構造は密閉部品を更に含み、前記密閉部品は前記導熱部に近づいている前記放熱部の一側に取り付けられることにより前記放熱通路と放熱部との間の隙間を密閉させることを特徴とする請求項3に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項6】
前記導熱部は対向している凝縮区域と放熱区域を含み、前記凝縮区域は前記放熱部に連結され、前記放熱区域は前記透光クリスタルの少なくとも1つの側面と接触し、
前記凝縮区域は前記透光クリスタルの側面と接触し、前記側面は前記放熱部に近づいている前記透光クリスタルの一端であり、前記導熱部の他端は前記放熱部に連結されることを特徴とする請求項3に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項7】
前記導熱部の数量は少なくとも2個であり、少なくとも2個の前記導熱部は前記放熱部の対向している両側にそれぞれ設けられ
前記導熱部は「凸」型またはU型の導熱部であることを特徴とする請求項6に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項8】
前記光線出射部と前記透光クリスタルとの間には中空型の隔離部品が取り付けられることを特徴とする請求項1に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項9】
前記放熱構造は少なくとも1つの半導体放熱シートを更に含み、前記半導体放熱シートは前記透光クリスタルと前記導熱部との間に取り付けられ、
前記半導体放熱シートは対向している冷却面と放熱面を含み、前記冷却面は前記透光クリスタルの側面と接触し、前記放熱面は前記放熱区域と接触し、
前記冷却面は前記透光クリスタルの幅方向または長さ方向のうち少なくとも1つの側面と接触することを特徴とする請求項3に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項10】
前記接触部は環状部と第一誘導部品を含み、前記環状部は前記ケースの一側に取り付けられ、前記第一誘導部品は前記環状部内に位置し、前記第一誘導部品は導体を誘導させることを特徴とする請求項1に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項11】
前記接触部は位置決め部品と接触部品を更に含み、前記位置決め部品は前記透光クリスタルの外側に取り付けられることにより前記透光クリスタルを固定させ、
前記接触部品が前記透光クリスタルの外側に取り付けられることにより前記環状部と前記透光クリスタルとの間の隙間を覆い、
前記透光クリスタルに近づいている前記位置決め部品及び/又は接触部品の少なくとも1つの側面には前記透光クリスタル側に突出する位置決め部が形成され、前記位置決め部と対応する前記透光クリスタルの位置には前記位置決め部と対応する凹部が形成されていることを特徴とする請求項10に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項12】
前記携帯式脱毛装置は制御モジュールを更に含み、前記制御モジュールは前記光線出射部に電気接続され、
前記第一誘導部品は少なくとも2個の誘導区域を含み、前記少なくとも2個の誘導区域は前記環状部内に位置し、各前記誘導区域は前記制御モジュールに電気接続され、
前記環状部は前記少なくとも2個の誘導区域の外周に成型され、
各前記誘導区域と前記光線出射部から離れている前記環状部の側面との間の距離は0.2mm~2mmであり、
隣接している2個の前記誘導区域の間の距離は3mm~30mmであることを特徴とする請求項10に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項13】
前記光線出射部は、前記放熱通路内に取り付けられるランプ、フィルターおよび反射部を含み、前記接触部に近づいている前記放熱通路の一側には光線出射口が形成され、
前記ランプは放熱通路内に取り付けられ、前記ランプが出射する光線は光線出射口により脱毛区域に照射され、
前記フィルターは前記ランプの光線出射方向に取り付けられ、前記反射部は光線出射方向の反対側に取り付けられることを特徴とする請求項10に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項14】
前記携帯式脱毛装置はアダプターを更に含み、前記アダプターは前記接触部に着脱可能に結合され、
前記アダプターの前記光線出射口と対応する位置にはアダプタープラグが設けられ、前記アダプタープラグの直径と前記光線出射口の直径が異なり、
前記アダプター内には第二誘導部品が更に設けられ、前記第二誘導部品は前記アダプタープラグの外周に取り付けられ、前記第二誘導部品は導体を誘導させ、
前記透光クリスタルに近づいている前記アダプターの一側には金属面が形成され、前記金属面は前記第二誘導部品に電気接続され、
前記アダプターと前記脱毛構造を連結させるとき、前記第一誘導部品は前記金属面を誘導させることを特徴とする請求項13に記載の携帯式脱毛装置。
【請求項15】
前記携帯式脱毛装置はホールスイッチを更に含み、前記ホールスイッチは前記接触部に近づいている前記ケース内の一側に位置し、
前記アダプターは前記接触部に着脱可能に結合され、前記アダプター内には第一磁性部品が取り付けられ、
前記アダプターと前記接触部を連結させるとき、前記ホールスイッチが前記第一磁性部品を誘導させることにより前記携帯式脱毛装置の光線出射を制御することを特徴とする請求項14に記載の携帯式脱毛装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯式脱毛装置の技術分野に関し、特に携帯式脱毛装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
携帯式脱毛装置は通常、光学脱毛装置、例えばレーザー脱毛装置、IPL(Intense Pulsed Light)脱毛装置を含む。従来の脱毛装置を使用するとき、大量の熱エネルギーが形成される。例えばレーザー脱毛装置を使用するとき、形成されるレーザーにより使用者の皮膚にバーニングセンセーション(Burning Sensation)を与え得る。
【0003】
従来の脱毛装置の種類には携帯式脱毛装置が含まれているが、従来の携帯式脱毛装置は、放熱の効率が低く、脱毛時使用者の皮膚にバーニングセンセーションを与える欠点を有している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の携帯式脱毛装置の放熱の効率が低い技術的課題を解決するため本発明は下記のような脱毛装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記技術的課題を解決するため本発明は下記携帯式脱毛装置を提供する。前記携帯式脱毛装置は、脱毛構造、ケースおよび放熱構造を含み、前記ケースには収納空間が形成され、前記脱毛構造と放熱構造は前記収納空間に収納され、前記脱毛構造は皮膚と接触することにより脱毛をする。前記放熱構造は、送風部、放熱通路および放熱モジュールを含み、前記放熱モジュールは前記送風部と前記放熱通路との間に取り付けられるか又は前記放熱モジュールは前記送風部に近づいている放熱通路の一側に取り付けられる。
【0006】
好ましくは、前記ケース上には前記収納空間と連通している第一通風口と第二通風口が形成され、前記送風部は第一通風口と対応するように設けられる。前記放熱モジュールは放熱部と少なくとも1つの導熱部を含み、前記放熱部は前記送風部と前記放熱通路との間に取り付けられるか又は前記放熱部は前記送風部に近づいている前記放熱通路の一側に取り付けられ、前記放熱通路の一端は前記第二通風口に連結され、前記放熱通路の他端は前記放熱部に連結され、前記導熱部の一端は前記放熱部と接触し、前記導熱部の他端は前記脱毛構造の少なくとも1つの側面と接触する。前記送風部は第一通風口と第二通風口との間の空気が流動するように駆動する。
【0007】
好ましくは、前記送風部は第一風入口と第一風出口を含み、前記第一風入口は前記第一通風口と対応するように形成され、前記第一風出口は前記放熱部と対向するように形成される。前記放熱通路は第二風入口と少なくとも1つの第二風出口を含み、前記第二風入口は前記放熱部と対向するように形成され、前記第二風出口は前記第二通風口と連通している。
【0008】
好ましくは、前記放熱構造は密閉部品を更に含み、前記密閉部品は前記導熱部に近づいている前記放熱部の一側に取り付けられることにより前記放熱通路と放熱部との間の隙間を密閉させる。
【0009】
好ましくは、前記脱毛構造は光線出射部と接触部を含み、前記光線出射部は脱毛区域に光線を出射し、前記接触部は前記収納空間から露出し、前記接触部は前記光線出射部の光線出射方向に設けられる。前記接触部は透光クリスタルを含み、前記透光クリスタルは前記光線出射部の光線出射方向に取り付けられ、前記透光クリスタルは皮膚と接触する。前記導熱部は対向している凝縮区域と放熱区域を含み、前記凝縮区域は前記放熱部と接触し、前記放熱区域は前記透光クリスタルの少なくとも1つの側面と接触する。
【0010】
好ましくは、前記光線出射部と前記透光クリスタルとの間には中空型の隔離部品が取り付けられる。
【0011】
好ましくは、前記放熱構造は少なくとも1つの半導体放熱シートを更に含み、前記半導体放熱シートは前記透光クリスタルと前記導熱部との間に取り付けられる。前記半導体放熱シートは対向している冷却面と放熱面を含み、前記冷却面は前記透光クリスタルの側面と接触し、前記放熱面は前記放熱区域と接触する。前記冷却面は前記透光クリスタルの幅方向または長さ方向のうち少なくとも1つの側面と接触する。
【0012】
好ましくは、前記接触部は環状部と第一誘導部品を含み、前記環状部は前記ケースの一側に取り付けられ、前記第一誘導部品は前記環状部内に位置し、前記第一誘導部品は導体を誘導させる。
【0013】
好ましくは、前記接触部は位置決め部品と接触部品を更に含み、前記位置決め部品は前記透光クリスタルの外側に取り付けられることにより前記透光クリスタルを固定させる。前記接触部品が前記透光クリスタルの外側に取り付けられることにより前記環状部と前記透光クリスタルとの間の隙間を覆う。前記透光クリスタルに近づいている前記位置決め部品及び/又は接触部品の少なくとも1つの側面には前記透光クリスタル側に突出する位置決め部が形成され、前記位置決め部と対応する前記透光クリスタルの位置には前記位置決め部と対応する凹部が形成されている。
【0014】
好ましくは、前記携帯式脱毛装置は制御モジュールを更に含み、前記制御モジュールは前記光線出射部に電気接続される。前記第一誘導部品は少なくとも2個の誘導区域を含み、前記少なくとも2個の誘導区域は前記環状部内に位置し、各前記誘導区域は前記制御モジュールに電気接続される。前記環状部は前記少なくとも2個の誘導区域の外周に成型される。
【0015】
好ましくは、各前記誘導区域と前記光線出射部から離れている前記環状部の側面との間の距離は0.2mm~2mmであり、隣接している2個の前記誘導区域の間の距離は3mm~30mmである。
【0016】
好ましくは、前記光線出射部は、前記放熱通路内に取り付けられるランプ、フィルターおよび反射部を含み、前記接触部に近づいている前記放熱通路の一側には光線出射口が形成されている。前記ランプは前記放熱通路内に取り付けられ、前記ランプが出射する光線は光線出射口により脱毛区域に照射される。前記フィルターは前記ランプの光線出射方向に取り付けられ、前記反射部は光線出射方向の反対側に取り付けられる。
【0017】
好ましくは、前記携帯式脱毛装置はアダプターを更に含み、前記アダプターは前記接触部に着脱可能に結合される。前記アダプターの前記光線出射口と対応する位置にはアダプタープラグが設けられ、前記アダプタープラグの直径と前記光線出射口の直径が異なっている。前記アダプター内には第二誘導部品が更に設けられ、前記第二誘導部品は前記アダプタープラグの外周に取り付けられ、前記第二誘導部品は導体を誘導させる。前記透光クリスタルに近づいている前記アダプターの一側には金属面が形成され、前記金属面は前記第二誘導部品に電気接続される。前記アダプターと前記脱毛構造を連結させるとき、前記第一誘導部品は前記金属面を誘導させる。
【0018】
好ましくは、前記携帯式脱毛装置はホールスイッチを更に含み、前記ホールスイッチは前記接触部に近づいている前記ケース内の一側に位置する。前記アダプターは前記接触部に着脱可能に結合され、前記アダプター内には第一磁性部品が取り付けられている。前記アダプターと前記接触部を連結させるとき、前記ホールスイッチが前記第一磁性部品を誘導させることにより前記携帯式脱毛装置の光線出射を制御する。
【発明の効果】
【0019】
従来の技術と比較する場合、本発明の携帯式脱毛装置により下記のような発明の効果を獲得することができる。
1、携帯式脱毛装置において、前記接触部には透光クリスタルが取り付けられているので、前記透光クリスタルを皮膚に接触させることにより、皮膚を冷却させ、光線出射部が出射する光線により皮膚にバーニングセンセーションを与えることを減少させることができる。
【0020】
2、前記放熱構造には送風部、放熱通路および放熱モジュールが設けられ、前記放熱モジュールは前記送風部と前記放熱通路との間に取り付けられるか又は前記放熱モジュールは前記送風部に近づいている放熱通路の一側に取り付けられる。その場合、前記放熱モジュールにより前記脱毛構造の放熱をする効率を向上させ、ケース内の空間利用率を向上させ、かつ前記携帯式脱毛装置内の放熱効率を向上させるとともに携帯式脱毛装置の堆積を更に低減することができる。
【0021】
3、前記放熱部と導熱部が設けられ、放熱部は前記送風部の第一風出口に設けられているので、送風部の第一風出口には大きい圧力が形成され、放熱部の放熱効率を向上させることができる。導熱部で前記携帯式脱毛装置内の放熱効率を向上させることにより、バーニングセンセーションを与えることを減少させ、使用者の体験を向上させることができる。
【0022】
4、第二風出口の数量を増加させることにより放熱通路内の排気の効率を向上させ、前記ケース内の空間利用率を更に向上させることができる。
【0023】
5、密閉部品が更に取り付けられることにより、前記放熱通路と放熱部との間の隙間を密閉させ、送風部が送入した気体の漏出を防止し、前記携帯式脱毛装置の放熱効率を更に向上させることができる。
【0024】
6、前記導熱部の一端は前記透光クリスタルの側面において前記放熱部の一端に近づいている一端に連結され、前記導熱部の他端は前記放熱部に連結される。すなわち前記導熱部は前記透光クリスタルの側面に取り付けられかつ光線出射方向から離れている一端に取り付けられる。それにより前記透光クリスタルが前記ケースから突出し、前記接触部のサイズをより小さくし、前記透光クリスタルの接触部と皮膚が接触する一側の表面の面積占用率を向上させることができる。使用者が脱毛をするとき、サイズが小さい接触部を使用することにより、使用者は脱毛の状況を随時に観察し、脱毛装置を撤去しなくても脱毛の状況を容易に観察することができる。すなわち接触部のサイズが大きすぎることにより観察と操作をしにくい問題を解決し、使用者の体験を向上させることができる。
【0025】
7、少なくとも2個の導熱部が設けられ、前記少なくとも2個の導熱部は前記放熱部の対向している両側に設けられている。前記導熱部は前記放熱部の対向している両側に設けられているので、前記放熱部で導熱部の放熱をすることをより均等にし、放熱の効率を向上させることができる。
【0026】
8、前記光線出射部のフィルターと前記透光クリスタルとの間には中空型の隔離部品が取り付けられている。前記隔離部が前記透光クリスタルと前記光線出射部との間に取り付けられていることにより、前記フィルター及び/又は前記透光クリスタルの対向している両側に気体の液化が発生することを防止し、出射光線の品質を更に向上させ、液体の流出を防止することにより内部の電子部品を保護することができる。
【0027】
9、前記導熱部と前記透光クリスタルとの間に前記半導体放熱シートを取り付け、前記半導体放熱シートにより前記透光クリスタルの放熱を直接にすることにより、前記透光クリスタルの放熱の効率を更に向上させることができる。また、半導体放熱シートと前記透光クリスタル上の幅方向の側面が接触することにより、前記接触部は幅方向辺部の方向のサイズを維持し、前記半導体放熱シートを設けても接触部は小さい幅を具備することができるので、前記接触部により狭い区域の脱毛をすることができる。
【0028】
10、第一誘導部品が設けられ、前記第一誘導部品で導体を誘導させることにより、脱毛装置が脱毛区域の皮膚と接触するときのみ脱毛装置を起動させることができる。それにより、脱毛装置が脱毛区域の皮膚と接触しないとき無駄な光線を出射する防止し、電気エネルギーを省き、使用の安全性を向上させ、光線により外部の物体に損害を与えることを防止することができる。
【0029】
11、前記位置決め部品が設けられ、前記透光クリスタルに近づいている前記位置決め部品及び/又は接触部品の少なくとも1つの側面には前記透光クリスタル側に突出する位置決め部が形成され、前記位置決め部と対応する前記透光クリスタルの位置には前記位置決め部と対応する凹部が形成されている。前記位置決め部を前記凹部内に設けるとき、前記位置決め部が前記凹部に当接することにより、前記透光クリスタルの位置を固定させ、透光クリスタルが落下することを防止することができる。
【0030】
12、前記第一誘導部品は少なくとも2個の誘導区域を含み、前記少なくとも2個の誘導区域は前記環状部内に位置しているので、使用者が脱毛をする過程において皮膚と前記複数個の誘導区域を同時に電気接続させなければ、スイッチをクリックすることにより光線出射部の光線出射を制御することができない。使用者が脱毛をする過程において、使用者が脱毛装置の脱毛開口と皮膚を完全に接触させなければ、前記複数個の誘導区域を同時に電気接続させることができない。したがって、使用者が前記環状部上の所定の区域と触れることにより無駄な光線を出射することを防止し、電気エネルギーを更に省き、使用上の非安全性を除去することができる。また、使用者の皮膚と複数個の誘導区域を同時に電気接続させるとき、脱毛区域の皮膚が前記透光クリスタルを完全に覆うことにより、前記透光クリスタルから出射する光線が脱毛区域の皮膚に照射されることを確保し、使用者が前記環状部上の所定の区域と触れることにより無駄な光線を出射することを防止し、皮膚に覆われない透光クリスタルから出射する光線が使用者に傷害を与えることを防止し、脱毛の安全性を向上させることができる。また、前記環状部は射出成型により前記少なくとも2個の誘導区域の外周に成型され、前記環状部は前記少なくとも2個の誘導区域を覆うことにより、複数個の誘導区を密閉させ、温度の変化によって誘導区域の表面に液体が形成されることにより前記第一誘導部品が電気接続されることを防止し、脱毛の安全性を向上させることができる。各前記誘導区域と前記光線出射部から離れている前記環状部の側面との間の距離は0.2mm~2mmであることにより、前記環状部を前記脱毛区域の皮膚と接触させるとき、前記誘導区域と脱毛区域の皮膚が誘導可能な範囲内に位置することを確保し、誘導区域の誘導のレスポンスを向上させることができる。隣接している2個の前記誘導区域の間の距離は3mm~30mmであることにより、2個の前記誘導区域の間の距離が近すぎることを防止し、使用者が2個の前記誘導区域の間の区域と触れることにより電気接続されることを避け、脱毛の安全性を更に向上させることができる。
【0031】
13、アダプタープラグが設けられ、前記アダプタープラグは前記接触部に着脱可能に連結され、前記アダプタープラグの直径と前記光線出射口の直径は異なっている。使用者が需要によりいろいろなアダプターを取り付けることにより、異なる脱毛区域の需要を満たすことができる。例えば、口唇、指等の面積が小さい区域の脱毛をすることができる。
【0032】
14、前記アダプター内には第二誘導部品が設けられているので、前記アダプターを取り付けた後脱毛をするとき、前記第二誘導部品で導体を誘導させることにより光線の出射を制御することができる。
【0033】
15、前記アダプター内には第一誘導部品が設けられ、かつホールスイッチが更に設けられている。前記アダプターと前記脱毛構造を連結させるとき、前記ホールスイッチは前記第一磁性部品を誘導させることにより前記第一磁性部品を密閉状態にする。前記アダプターを取り付けるとき、前記第一磁性部品が前記アダプターを誘導させることにより電気接続状態になることを避けることができる。前記ホールスイッチは前記アダプターを感知することにより前記光線出射部が光線を出射することを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置全体を示す構造図である。
図2】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の一部分の構造を示す分解図である。
図3】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の放熱モジュールを示す構造図である。
図4】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の放熱モジュール、放熱通路および送風部を示す構造図である。
図5】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の内部の風通路の方向を示す図である。
図6】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の密閉部の位置と構造を示す図である。
図7】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の放熱通路に2個の第二風出口が形成されることを示す構造図である。
図8】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の放熱通路に2個の第二風出口が形成される変形例を示す構造図である。
図9】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の光線出射部を示す構造図である。
図10】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の接触部を示す構造図である。
図11】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の位置決め部品を示す構造図である。
図12】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の放熱モジュールに半導体リフリジレーター(refrigerator)が更に形成されることを示す構造図である。
図13】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の隔離部を示す構造図である。
図14】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置のスイッチと電源を示す構造図である。
図15】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の第一誘導部品を示す構造図である。
図16】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の複数の誘導区域を示す構造図である。
図17】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の環状部の断面を示す構造図である。
図18】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置にコンバーター(converter)が更に形成されることを示す構造図である。
図19】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の第二誘導部品と第一磁性部を示す構造図である。
図20】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置のコンバーターの断面を示す構造図である。
図21】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置のホールスイッチ(hall switch)を示す構造図である。
図22】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の導熱部が透光クリスタルの一側に設けられることを示す図である。
図23】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の透光クリスタルが突出している構造を示す図である。
図24】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の導熱部がL型または略L型に形成される構造を示す図である。
図25】本発明の第一実施例に係る携帯式脱毛装置の導熱部がベーパーチェンバーであることを示す構造図である。
【符号の説明】
【0035】
1 携帯式脱毛装置
11 ケース
111 第一通風口
112 第二通風口
113 第二磁性部品
12 放熱構造
121 送風部
1211 第一風入口
1212 第一風出口
122 放熱通路
1221 第二風入口
1222 第二風出口
123 放熱モジュール
1231 放熱部
12311 連結シート
12312 放熱シート
1232 導熱部
12321 凝縮区域
12322 放熱区域
124 密閉部品
125 半導体放熱シート
1251 冷却面
1252 放熱面
1253 正極線
1254 負極線
126 隔離部品
1261 階段部
13 脱毛構造
131 光線出射部
1311 ランプ
1312 フィルター
1313 反射部
1314 光線出射口
1315 流動口
132 接触部
1321 透光クリスタル
13211 凹部
1322 環状部
1323 接触部品
1324 第一誘導部品
13241 誘導区域
1325 位置決め部品
13251 位置決め部
14 スイッチ
15 電源
16 アダプター
161 第一磁性部品
162 アダプタープラグ
163 第二誘導部品
164 金属面
17 ホールスイッチ
18 回路基板
【発明を実施するための形態】
【0036】
本発明の目的、技術的事項および発明の効果をより詳細に理解してもらうため、以下、図面と実施例により本発明をより詳細に説明する。注意されたいことは、下記具体的な実施例は本発明を説明するものであるが、本発明を限定するものでない。
【0037】
図1図2を一緒に参照すると、本発明において携帯式脱毛装置1を提供する。前記携帯式脱毛装置1は、ケース11、放熱構造12および脱毛構造13を含み、前記ケース1により収納空間が形成され、前記放熱構造12と脱毛構造13は前記収納空間に収納される。前記脱毛構造13は光線を形成するとともに皮膚と接触することにより脱毛をし、前記放熱構造12は前記脱毛構造13の放熱を担当する。
【0038】
図1図2を再び参照する。具体的に、前記放熱構造12は、送風部121、放熱通路122および放熱モジュール123を含む。前記放熱モジュール123は前記送風部121と前記放熱通路122との間に取り付けられるか又は前記放熱モジュール123は前記送風部121に近づいている放熱通路122の一側に取り付けられることができる。
【0039】
前記ケース11上には前記収納空間と連通している第一通風口111と少なくとも1つの第二通風口112が形成されている。前記送風部121は第一通風口111と対応するように設けられ、前記放熱通路122の一端は前記第二通風口112と連通している。前記送風部121は第一通風口111と第二通風口112との間の空気が流動するように駆動する。
【0040】
前記少なくとも1つの第二通風口112は前記ケース11の垂直方向と/又は水平方向の少なくとも1つの側面に形成されることにより送風の効果を向上させることができる。本実施例において、前記第二通風口112の数量は1個であり、前記第二通風口112は前記ケース11(図1に示されるケース)の垂直方向の側面に形成されることを例として説明する。
【0041】
図3図4を参照すると、前記放熱モジュール123は放熱部1231と少なくとも1つの導熱部1232を含む。前記放熱部1231は前記送風部121と前記放熱通路122との間に取り付けられるか又は前記放熱部1231は前記送風部121に近づいている放熱通路122の一側に取り付けられることができる。前記放熱通路122の一端は前記第二通風口112と連通する。前記放熱通路122の他端は前記放熱部1231に連結され、前記導熱部1232の一端は前記放熱部1231と接触し、導熱部1232の他端は前記脱毛構造13の少なくとも1つの側面と接触することにより前記脱毛構造13の放熱を担当する。具体的に、前記導熱部1232は対向している凝縮区域12321と放熱区域12322を含み、前記凝縮区域12321は前記放熱区域12322と接触し、前記放熱区域12322は前記脱毛構造13と接触する。
【0042】
前記導熱部1232はヒートパイプ(heat pipe)であり、そのヒートパイプにより前記脱毛構造13の熱量を伝導することができる。前記導熱部1232は、銅シート、ベーパーチェンバー(Vapor Chamber)等の他の導熱部品であることもできる。前記導熱部1232により前記脱毛構造13の熱量を伝導することができる構造であればいずれもよく、本発明は導熱部の種類を限定しない。本実施例において、前記導熱部1232としてヒートパイプを用いることを例として説明するが、本発明はそれにのみ限定されるものでない。
【0043】
前記導熱部1232の数量は、1個、2個または複数個であり、需要により導熱部1232の数量を加減することができる。例えば、本実施例において前記導熱部1232の数量は2個であり、各前記導熱部1232は脱毛構造13の側面と接触することにより放熱をすることができる。
【0044】
図3図4を参照すると、前記放熱部1231は少なくとも1つの連結シート12311と少なくとも1つの放熱シート12312を含み、前記放熱シート12312は前記連結シート12311の一側に連結され、前記導熱部1232は前記連結シート12311の他側に連結される。例えば、本実施例において前記放熱シート12312の数量は20個であり、20個の放熱シート12312は順に設けられ、各前記放熱シート12312は前記連結シート12311に垂直に設けられることができる。隣接している放熱シート12312の間には隙間が形成されているので、前記送風部121が出力する気体を前記隙間により前記放熱部1231に吹き送ることにより、前記放熱部1231の放熱をすることができる。前記放熱部1231は前記導熱部1232に連結されているので、前記放熱部1231により前記導熱部1232の放熱を担当することができる。すなわち前記放熱部1231により前記脱毛構造13の放熱を担当することができる。
【0045】
前記放熱部1231は複数個の前記放熱シート12312と1つの前記連結シート12311が溶接されることにより形成されることができる。一体に成型される従来のヒートシンクと比較してみると、前記放熱部1231の前記放熱シート12312の厚さは薄いので、サイズが限定されているとき、前記放熱部1231上により多くの前記放熱シート12312を接続させることができる。それにより前記放熱部1231の放熱の面積を向上させ、放熱の効率を向上させることができる。他の実施例において、前記放熱部1231として従来のヒートシンクを直接に用いることができるが、本発明はそれを限定しない。
【0046】
前記連結シート12311、前記放熱シート12312の材料は、銅、鉄、アルミニウム等の金属導熱材料のうちいずれかの一種または複数種であることができる。需要に応じて材料を選んで用いることができるが、ここではこれ以上贅言しない。
【0047】
図1図4を参照すると、前記送風部121は第一風入口1211と第一風出口1212を含み、前記第一風入口1211は前記第一通風口111と対応するように形成され、前記第一風出口1212は前記放熱部1231と対向するように形成される。
【0048】
前記放熱通路122は第二風入口1221と第二風出口1222を含み、前記第二風入口1221は前記放熱部1231に連結され、前記第二風出口1222は前記第二通風口112と連通している。
【0049】
図1図4および図5を参照すると、前記放熱構造12の気体の具体的な流動方向は次のとおりである。前記送風部121を起動させるとき、前記送風部121は外部の気体を前記第一風入口1211内に送入し(図5のa方向)、送入される前記気体は前記第一風出口1212により前記放熱部1231側に排出される。その場合、外部気体の流動により前記放熱部1231の放熱をすることができる。その後、前記放熱部1231を通過した外部気体は前記第二風入口1221により前記放熱通路122内に送入され(図5のb方向)、かつ前記第二風出口1222により外部に送出される(図5のc方向)。前記第二風出口1222を通過した気体が前記第二通風口112によりケース11の外部に排出されることにより、気体が第一通風口111と第二通風口112との間で流動することを実現することができる。
【0050】
前記送風部121はベローズであることができる。前記ベローズは、外部気体を前記第一風入口1211により送風部121内に送入し、前記第一風出口1212により気体を外部に排出させる。前記ベローズの特徴を観察してみると、前記第一風出口1212側の風圧力が第一風入口1211側の風圧力より大きいことにより、第一風出口1212側の気体の流速は第一風入口1211側の気体の流速より大きい。それにより前記放熱部1231の放熱の効率を更に向上させることができる。
【0051】
図4図6を参照すると、前記放熱構造12は密閉部品124を更に含む。前記密閉部品124は前記導熱部1232に近づいている前記放熱部1231の一側に取り付けられることにより前記放熱通路122と放熱部1231との間の隙間を密閉させる。
【0052】
具体的に、前記密閉部品124は中空構造を有しており、前記密閉部品124は前記導熱部1232に近づいている前記放熱部1231の外周に取り付けられることができる。少なくとも前記密閉部品124と前記導熱部1232に近づいている前記放熱通路122の一側とを同じ高さにすることにより、前記放熱通路122と放熱部1231との間の隙間を密閉させることができる。
【0053】
前記放熱部1231は前記送風部121に近づいている前記放熱通路122の一側に位置しているので、前記放熱通路122と放熱部1231との間には隙間が形成される。前記放熱部1231を通過した気体が前記隙間により外部に流出することにより、放熱通路122に送入される気体の流量は減少し、前記脱毛構造13の放熱の効率は低下するおそれがある。前記密閉部品124により前記隙間を密閉させることにより気体の漏出を防止し、前記脱毛構造13の放熱の効率を向上させることができる。
【0054】
図6を参照すると、前記第一風入口1211から離れている個所には回路基板18が取り付けられている。送風部121と対応する前記回路基板18の個所には制御モジュール(図示せず)が取り付けられているので、送風部121が形成した気体により前記制御モジュールの放熱をすることができる。
【0055】
図1図7を参照すると、前記第二風出口1222の数量は2個であり、前記2個の第二風出口1222は前記脱毛構造13から離れている前記ケース11の一側に形成されることができる。前記2個の第二風出口1222に対応する放熱通路122は、放熱部1231と送風部121の両側にそれぞれ形成され、かつ前記脱毛構造13から離れている前記ケース11の一側まで延伸している。前記第二風出口1222の数量を増加させることにより、第二風出口1222が気体を排出させる効率を向上させ、かつ前記ケース11内の空間の利用率を更に向上させることができる。
【0056】
図1図8を参照すると、前記第二風出口1222の数量は2個であり、前記2個の第二風出口1222は対向する前記ケース11の両側面に形成されることができる。前記2個の第二風出口1222をケース11の他の位置に形成することもできるが、ここではこれ以上贅言しない。
【0057】
図9図10を参照すると、前記脱毛構造13は光線出射部131と接触部132を含む。前記光線出射部131は脱毛区域に光線を出射し、前記接触部132は脱毛区域の皮膚と接触する。
【0058】
前記接触部132は透光クリスタル1321を含み、前記透光クリスタル1321は前記光線出射部131の光線出射方向に取り付けられる。前記透光クリスタル1321は、皮膚と接触することにより皮膚を冷却させ、前記光線出射部131が出射する光線により皮膚にバーニングセンセーション(Burning Sensation)を与えることを減少させることができる。前記透光クリスタル1321の材料は、サファイアクリスタル、石英ガラス、K9ガラスのうちいずれかの一種であることができるが、それらにのみ限定されるものでない。
【0059】
前記導熱部1232の凝縮区域12321は放熱部1231と接触し、前記放熱区域12322は前記透光クリスタル1321の少なくとも1つの側面と接触することにより、前記導熱部1232は前記透光クリスタル1321の放熱を直接行うことができる。
【0060】
前記接触部132は環状部1322と接触部品1323を含み、前記接触部品1323は前記透光クリスタル1321の外側に取り付けられ、前記環状部1322は前記接触部品1323の外側に取り付けられ、前記接触部品1323は前記環状部1322と前記透光クリスタル1321との間の隙間を覆う。
【0061】
前記接触部品1323はプラスチック接触部品であるか又は金属接触部品であることができる。前記接触部品1323が金属接触部品であるとき、金属接触部品は導熱性能を有しているので、前記接触部品1323により前記透光クリスタル1321の放熱をすることができる。また、前記接触部品1323が皮膚と接触することにより皮膚を冷却させる効果を更に向上させることができる。
【0062】
皮膚と接触する前記接触部品1323の一側は皮膚と接触する前記透光クリスタル1321の一側と同じ高さで形成されるか又は皮膚と接触する前記接触部品1323の一側は皮膚と接触する前記透光クリスタル1321より低く形成される。それにより前記接触部品1323が皮膚と接触することを確保することができる。
【0063】
図11を参照すると、前記接触部132には位置決め部品1325が更に形成されている。前記位置決め部品1325は前記透光クリスタル1321の外側に形成されることにより、前記透光クリスタル1321を固定させ、前記透光クリスタル1321が落下することを防止する。
【0064】
具体的に、前記透光クリスタル1321に近づいている前記位置決め部品1325と/又は接触部品1323の少なくとも1つの側面には前記透光クリスタル1321側に突出する位置決め部13251が形成され、前記位置決め部13251と対応する前記透光クリスタル1321の位置には前記位置決め部13251と対応する凹部13211が形成されている。前記位置決め部13251を前記凹部13211内に位置させることができる。その場合、前記位置決め部13251が前記凹部13211に当接することにより前記透光クリスタル1321の位置を固定させることができる。
【0065】
前記凹部13211の数量は4個であり、前記凹部13211は前記透光クリスタル1321の長さ方向x上の対向している2つの側面に対称に形成される。前記位置決め部13251の数量も4個であり、前記4個の位置決め部13251は前記凹部13211と対応する前記位置決め部品1325の側面に形成される。
【0066】
前記凹部13211は前記透光クリスタル1321上に形成される少なくとも1つの貫通溝構造であり、前記位置決め部13251は前記凹部13211と対応するように形成されることができる。前記凹部13211は前記接触部品1323に近づいている前記透光クリスタル1321の一面において幅方向yの両側に形成され、前記位置決め部13251は前記凹部13211と対応する前記接触部品1323の一側に形成されることもできる。前記凹部13211と前記位置決め部13251を他に形成させることもできる。前記位置決め部13251を前記凹部13211内に位置させることにより、前記位置決め部13251を前記凹部13211に当接させ、前記透光クリスタル1321の位置を固定させることができる構造であればいずれもよい。
【0067】
図9図10を参照すると、前記光線出射部131は、ランプ1311、フィルター1312および反射部1313を含み、ランプ1311、フィルター1312および反射部1313は前記放熱通路122内に取り付けられる。
【0068】
具体的に、前記接触部132に近づいている放熱通路122の一側には光線出射口1314と流動口1315が形成され、前記流動口1315と前記放熱通路122は連通している。前記ランプ1311は放熱通路122内に取り付けられ、ランプ1311が出射する光線は光線出射口1314により脱毛区域に照射される。前記フィルター1312はランプ1311の光線出射方向に取り付けられ、前記反射部1313は光線出射方向の反対側に取り付けられる。前記ランプ1311が出射する光線は前記反射部1313に反射されることにより前記光線出射口1314から出射し、かつ前記フィルター1312を通過することにより所望の光線が形成される。前記所望の光線は最後に透光クリスタル1321から出射し、前記所望の光線を脱毛区域に照射することにより脱毛をすることができる。
【0069】
前記反射部1313とフィルター1312により風案内通路が形成され、前記風案内通路は前記流動口1315と連通している(すなわち前記流動口1315は前記風案内通路の対向している両側に形成される)。前記ランプ1311は前記風案内通路内に収納され、前記外部気体は前記流動口1315により前記風案内通路を通過することができる。すなわち前記放熱通路122内に送入される気体は前記流動口1315により前記風案内通路を通過することができる。それにより前記ランプ1311の放熱をし、ランプ1311により形成される光線の熱量を減少させることができる。
【0070】
図9図10を参照すると、前記透光クリスタル1321は長さ方向辺部と幅方向辺部(図9に示される長さ方向辺部xと幅方向辺部y)を具備し、前記長さ方向辺部xのサイズは幅方向辺部yのサイズより大きいか又は等しい。前記放熱区域12322は前記透光クリスタル1321の少なくとも1つの側面と接触する。例えば、本実施例において、前記放熱区域12322は長さ方向辺部xと/又は幅方向辺部yと対応する前記透光クリスタル1321の少なくとも1つの側面と接触することができる。前記放熱区域12322と前記透光クリスタル1321が接触することにより前記透光クリスタル1321の放熱をし、皮膚と接触する前記透光クリスタル1321の温度を更に下げ、皮膚に与えるバーニングセンセーションを減少させることができる。
【0071】
本実施例において、前記導熱部1232の放熱区域12322は幅方向辺部yと対応する前記透光クリスタル1321の少なくとも1つの側面と接触する。例えば2個の前記導熱部1232の2個の放熱区域12322は幅方向辺部yと対応する前記透光クリスタル1321の2つの側面と接触することができる。それにより接触部132は幅方向辺部yの方向のサイズを維持し、前記導熱部1232を設けても接触部132は小さい幅を具備することができるので、前記接触部132により狭い区域の脱毛をすることができる。
【0072】
図10図12を参照すると、前記放熱構造12は少なくとも1つの半導体放熱シート125を更に含み、前記半導体放熱シート125は前記透光クリスタル1321と前記導熱部1232との間に取り付けられる。具体的に、前記半導体放熱シート125は対向している冷却面1251と放熱面1252を含み、前記冷却面1251は前記透光クリスタル1321の側面と接触し、前記放熱面1252は前記放熱区域12322と接触する。前記導熱部1232と前記透光クリスタル1321との間に前記半導体放熱シート125を取り付け、前記半導体放熱シート125により前記透光クリスタル1321の放熱を直接行うことにより、前記透光クリスタル1321の放熱の効率を更に向上させることができる。
【0073】
前記半導体放熱シート125は幅方向辺部yと対応する前記透光クリスタル1321の少なくとも1つの側面と接触する。例えば、本実施例において、前記半導体放熱シート125の数量は2個であり、前記2個の半導体放熱シート125は前記透光クリスタル1321の2つの側面と接触することができる。それにより前記接触部132は幅方向辺部yの方向のサイズを維持し、前記半導体放熱シート125を設けても接触部132は小さい幅を具備することができるので、前記接触部132により狭い区域の脱毛をすることができる。他の実施例において、前記2個の半導体放熱シート125を長さ方向辺部xと対応する前記透光クリスタル1321の2つの側面と接触させることができ、前記半導体放熱シート125と前記透光クリスタル1321を接触させることができる構造であればいずれもよい。
【0074】
図10図12を参照すると、前記半導体放熱シート125は正極線1253と負極線1254を含み、前記正極線1253と負極線1254は前記半導体放熱シート125の対向している両端にそれぞれ形成され、前記正極線1253と負極線1254は前記透光クリスタル1321の対向している両側にそれぞれ巻かれる。具体的に、前記2個の半導体放熱シート125は前記透光クリスタル1321の対向している両側の間の中心線に対称に設けられる。それにより1つの半導体放熱シート125の正極線1253は前記透光クリスタル1321の長さ方向辺部xに沿って他の1つの半導体放熱シート125の負極線1254に電気接続され、2個の半導体放熱シート125は前記透光クリスタル1321の対向している両側にそれぞれ巻かれることにより前記正極線1253と負極線1254を直列連結させ、空間の利用率を向上させることができる。したがって前記接触部132のサイズを更に低減し、前記接触部132により狭い区域の脱毛をすることができる。
【0075】
図13を参照すると、前記フィルター1312と前記透光クリスタル1321との間には中空型の隔離部品126が取り付けられ、前記隔離部品126により前記透光クリスタル1321と前記フィルター1312との間の隙間が密閉される。
【0076】
前記隔離部品126は中空区域の辺縁部に形成される階段部1261を含み、前記隔離部品126を前記透光クリスタル1321の外周に取り付けるとき、前記階段部1261を前記フィルター1312に近づいている前記透光クリスタル1321の一側に結合させることにより、前記フィルター1312と前記透光クリスタル1321との間の真空状態を維持することができる。すなわち前記階段部1261で前記透光クリスタル1321と前記フィルター1312との間の空間を密閉させることにより、前記フィルター1312及び/又は前記透光クリスタル1321の対向している両側に気体の液化が発生することを防止し、出射光線の品質を更に向上させ、液体の流出を防止することにより内部の電子部品を保護することができる。
【0077】
図14を参照すると、前記携帯式脱毛装置1はスイッチ14と電源15を更に含み、前記スイッチ14はランプ1311が光線を出射すること(ランプ1311の開閉)を制御し、前記電源15は前記ランプ1311に電気を供給する。
【0078】
図15を参照すると、前記接触部132は第一誘導部品1324(図14の点線により示される部分)と制御モジュールを更に含み、前記第一誘導部品1324は前記環状部1322内に位置し、前記第一誘導部品1324は導体を誘導させる。
【0079】
前記第一誘導部品1324は、誘導金属シート(銅シートまたは銀シート)であり、導体を誘導させることに用いられる。導体(例えば使用者の脱毛区域の皮膚)を第一誘導部品1324に接近させるとき、第一誘導部品1324のコンデンサーの容量は変化する。コンデンサーの容量の変化により前記制御モジュールに制御信号を送信することにより、前記ランプ1311の電気接続を制御することができる。
【0080】
具体的に、前記第一誘導部品1324は前記制御モジュールに電気接続され、前記制御モジュールは前記ランプ1311に電気接続される。前記第一誘導部品1324が導体を感知するとき、前記第一誘導部品1324は前記制御モジュールに電気接続され、それにより前記制御モジュールは前記ランプ1311と前記電源15を電気接続させる。そのとき使用者は前記スイッチ14によりランプ1311が光線を出射すること(ランプ1311の開閉)を制御することができる。すなわち前記第一誘導部品1324が導体(例えば使用者の脱毛区域の皮膚)を感知するとき、使用者が前記スイッチ14を押さなければ前記ランプ1311は光線を出射しない。それにより前記ランプ1311が皮膚と接触しないとき無駄な光線を出射することを避け、電気エネルギーを省き、脱毛の安全性を向上させ、想像外の光線により外部の物体に損害を与えることを防止することができる。
【0081】
図16を参照すると、前記第一誘導部品1324は少なくとも2個の誘導区域13241を含み、前記少なくとも2個の誘導区域13241は前記環状部1322内に位置し、前記少なくとも2個の誘導区域13241は前記制御モジュールに電気接続される。例えば、本実施例において、前記誘導区域13241の数量は2個であり、2個の前記誘導区域13241は前記環状部1322内に位置することができる。前記誘導区域13241の数量は3個、4個または複数個であることができるが、本発明はそれを限定しない。
【0082】
前記第一誘導部品1324に複数個の誘導区域13241を設けるとき、使用者の脱毛区域の皮膚は各誘導区域13241に同時に感知され、複数個の前記誘導区域13241は前記制御モジュールに同時に電気接続されることにより前記制御モジュールは前記ランプ1311と前記電源15を電気接続させる。そのとき使用者は前記スイッチ14によりランプ1311が光線を出射することを制御することができる。
【0083】
複数個の誘導区域13241が設けられることにより、使用者が脱毛をする過程において皮膚と前記複数個の誘導区域13241を同時に電気接続させる必要があり、使用者が前記環状部1322上の所定の区域と触れることにより無駄な光線を出射することを防止し、電気エネルギーを更に省くことができる。皮膚と複数個の誘導区域13241を同時に電気接続させるとき、脱毛区域の皮膚が前記透光クリスタル1321を完全に覆うことにより、前記透光クリスタル1321から出射する光線が脱毛区域の皮膚に照射されることを確保し、使用者が前記環状部1322上の所定の区域と触れることにより無駄な光線を出射することを防止し、皮膚に覆われない透光クリスタル1321から出射する光線が使用者に傷害を与えることを防止し、脱毛の安全性を向上させることができる。
【0084】
図16図17を参照すると、前記環状部1322は前記少なくとも2個の誘導区域13241の外周に成型される。すなわち前記環状部1322は射出成型により前記少なくとも2個の誘導区域13241の外周に成型され、前記環状部1322は前記少なくとも2個の誘導区域13241を覆うことにより、複数個の誘導区域13241を密閉させ、温度の変化によって誘導区域13241の表面に液体が形成されることにより前記第一誘導部品1324が電気接続されることを防止し、脱毛の安全性を向上させることができる。
【0085】
各前記誘導区域13241と前記光線出射部131から離れている前記環状部1322の側面との間の距離は0.2mm~2mmである(例えば図17の距離d1)ことにより、前記環状部1322を前記脱毛区域の皮膚と接触させるとき、前記誘導区域13241と脱毛区域の皮膚が誘導可能な範囲内に位置することを確保し、誘導区域13241の誘導のレスポンスを向上させることができる。
【0086】
隣接している2個の前記誘導区域13241の間の距離は3mm~30mm(例えば図16の距離d2)であることにより、2個の前記誘導区域13241の間の距離が近すぎることを防止し、使用者が2個の前記誘導区域13241の間の区域と触れることにより電気接続されることを避け、脱毛の安全性を更に向上させることができる。
【0087】
図18図19を参照すると、前記携帯式脱毛装置1はアダプター16を更に含み、前記アダプター16は前記接触部132に着脱可能に結合される。具体的に、前記アダプター16内には第一磁性部品161が取り付けられ、前記ケース11内の前記接触部品1323と対応する位置には第二磁性部品113が取り付けられ、前記第一磁性部品161と前記第二磁性部品113は磁性により吸着する。
【0088】
具体的に、前記アダプター16内にはアダプタープラグ162と第二誘導部品163が更に設けられている。前記アダプタープラグ162は前記アダプター16の前記透光クリスタル1321と対応する位置に形成されているので、前記アダプタープラグ162が出射する光線は前記アダプタープラグ162から出射することができる。前記第二誘導部品163は前記アダプタープラグ162の外周に取り付けられ、前記第二誘導部品163は導体を誘導させる。前記アダプター16と前記接触部132が磁力に吸着するとき、前記第一誘導部品1324と前記第二誘導部品163は導電状態になる。前記アダプター16は前記第二誘導部品163により脱毛区域の皮膚を誘導させることにより前記光線出射部131が出射する光線を制御する。
【0089】
前記アダプタープラグ162の直径と前記透光クリスタル1321の直径が異なることにより前記携帯式脱毛装置1の光線出射面積を変化させ、いろいろな脱毛の需要に対応させることができる。例えば、本実施例において、前記アダプタープラグ162の直径が前記透光クリスタル1321の直径より小さいことにより前記アダプター16を面積が小さい脱毛区域に対応させることができる。前記アダプター16の表面は勾配を具備している表面である。すなわち前記接触部132に近づいている前記アダプター16の一側には他側に突出する「梯形」構造が形成されている。そのため前記アダプター16を狭い個所に送入して脱毛をし、前記携帯式脱毛装置1をいろいろな脱毛の需要に対応させることができる。
【0090】
前記アダプタープラグ162と対応する前記アダプター16の位置に変換フィルター(図示せず)を取り付けることができる。前記透光クリスタル1321から出射する光線が前記変換フィルターを通過した後、前記アダプタープラグ162から出射することにより所望の光線が形成される。例えば、使用者が眉毛、指等の脱毛をするとき、前記アダプター16の変換フィルターにより波長が異なる光線を形成することにより、いろいろな脱毛の要求を満たすことができる。
【0091】
前記アダプタープラグ162内に透光部品を設け、前記透光部品を皮膚に接触させることにより冷却の効果を獲得することができる。
【0092】
図18図20を参照すると、前記透光クリスタル1321に近づいている前記アダプター16の一側には金属面164が形成され、前記金属面164は前記アダプター16から露出するか又は前記アダプター16内に位置することができる。前記金属面164は前記第二誘導部品163に連結される。具体的に前記金属面164は金属部品(図示せず)により前記第二誘導部品163に連結される。前記金属面164を前記接触部132に連結させるとき、前記第一誘導部品1324は前記金属面164を誘導させ、前記金属部品により第一誘導部品1324と前記第二誘導部品163を電気接続させることができる。
【0093】
前記金属面164、金属部品の材料は、アルミニウム、鉄または銅うちいずれかの一種または多種であることができる。
【0094】
図19図21を参照すると、前記携帯式脱毛装置1はホールスイッチ(hall switch)17を更に含み、前記ホールスイッチ17は前記接触部132に近づいている前記ケース11内の一側に位置する。前記ホールスイッチ17は制御モジュールに電気接続される。
【0095】
前記アダプター16と前記接触部132が磁力に吸着するとき、前記ホールスイッチ17は前記第一磁性部品161の磁場を誘導させ、前記ホールスイッチ17はオフ状態になることにより、アダプター16に挿入される携帯式脱毛装置1の光線出射を制御することができる。
【0096】
具体的に、前記アダプター16と前記接触部132が磁力に吸着するとき、前記第一誘導部品1324が前記第一磁性部品161を誘導させることにより前記第一誘導部品1324は導電状態になる。前記携帯式脱毛装置1が前記アダプター16に挿入されるとき、第一誘導部品1324が導電状態になることにより前記携帯式脱毛装置1はスイッチ14により光線の出射を直接に制御することができる。前記ホールスイッチ17を更に設ける場合、前記ホールスイッチ17は、前記第一磁性部品161により第一誘導部品1324のコンデンサーの容量が変化することを低減するか又はゼロにし、携帯式脱毛装置1が前記アダプター16に挿入されるとき第一誘導部品1324が導電状態になることにより携帯式脱毛装置1が無駄な光線を出射することを防止することができる。
【0097】
前記アダプター16と前記接触部132が磁力に吸着し、かつ前記第一磁性部品161が導体を誘導させるとき、前記第一誘導部品1324と前記第二誘導部品163は導電状態になる。すなわち前記第一誘導部品1324は前記第二誘導部品163によるコンデンサーの容量の変化を制御モジュールに送信し、制御モジュールにより光線の出射を制御することができる。
【0098】
図22図23を参照すると、本発明の実施例において、前記導熱部1232の一端は前記透光クリスタル1321の側面において前記放熱部1231の一端に近づいている一端に連結され、前記導熱部1232の他端は前記放熱部123に連結される。すなわち前記導熱部1232は前記透光クリスタル1321の側面に取り付けられかつ光線出射方向から離れている一端に取り付けられる。それにより前記透光クリスタル1321が前記ケース11から突出し(図23に示すとおり)、前記接触部132のサイズをより小さくし、前記透光クリスタル1321の接触部132と皮膚が接触する一側の表面の面積占用率を向上させることができる。使用者が脱毛をするとき、サイズが小さい接触部132を使用することにより、使用者は脱毛の状況を随時に観察し、脱毛装置を撤去しなくても脱毛の状況を容易に観察することができる。すなわち接触部132のサイズが大きすぎることにより観察と操作をしにくい問題を解決し、使用者の体験を向上させることができる。
【0099】
前記導熱部1232の数量は、1個、2個、3個または複数個であることができる。前記導熱部1232の一端を前記透光クリスタル1321の側面において前記放熱部1231の一端に近づいている一端に連結させ、前記接触部132のサイズを低減できる構造であればいずれもよく、本発明はそれを限定しない。
【0100】
前記導熱部1232と透光クリスタル1321を連結させるとき、導熱部1232と前記透光クリスタル1321を直接に連結させるか又は他の部品により導熱部1232と前記透光クリスタル1321を間接的に連結させることができる。例えば前記導熱部1232と前記透光クリスタル1321は前記半導体放熱シート125により間接的に連結されることができる。ここではこれ以上贅言しない。
【0101】
本発明の他の実施例において、前記導熱部1232の数量は2個であることができる。2個の前記導熱部1232は前記放熱部1231の両側にそれぞれ取り付けられ、各前記導熱部1232は前記放熱部1231と前記放熱部1231の同一の側面に連結されることができる。すなわち各前記導熱部1232の凝縮区域12321と放熱区域12322は同一面に位置し、1つの前記導熱部1232は放熱部1231の一側に取り付けられ、他の1つの前記導熱部1232は放熱部1231の他側に取り付けられる。前記導熱部1232を放熱部1231の両側にそれぞれ取り付ける場合、前記放熱部1231により導熱部1232の放熱をより均等にし、放熱の効率を向上させることができる。
【0102】
図22図24を参照すると、前記導熱部1232はU型または略U型の導熱部(図22に示されている導熱部1232)であるか又は前記導熱部1232はL型または略L型の導熱部(図24に示されている導熱部1232)であることができる。前記導熱部1232を前記放熱部1231の両側に取り付けることができる形状であればいずれもよい。前記導熱部1232の数量は、1個、3個、4個、5個または複数個であることができる。前記導熱部1232を前記放熱部1231の両側に取り付けることができる数量であればいずれもよく、本発明はその数量を限定しない。前記導熱部1232の数量が1個であるとき、前記導熱部1232を前記放熱部1231の一側に取り付けることができる。
【0103】
図25を参照すると、本発明の他の実施例において、前記導熱部1232がベーパーチェンバーであるとき、前記導熱部1232の一端は前記放熱部1231の両側を覆い、導熱部1232の他端は透光クリスタル1321に連結されることにより放熱の効率を向上させることができる。前記ベーパーチェンバーの数量は1個であり、1個のベーパーチェンバーは前記放熱部1231の一側に取り付けられることもできる。
【0104】
以上、本発明の好適な実施例を説明してきたが、本発明は前記実施例にのみ限定されるものでない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意の変更、取り換えおよび改良をすることができ、それがあっても本発明に含まれることは勿論である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
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【国際調査報告】