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特表2022-536322NR-U用のサブバンドベースのリソース割振りのための技法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-15
(54)【発明の名称】NR-U用のサブバンドベースのリソース割振りのための技法
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220805BHJP
   H04W 16/14 20090101ALI20220805BHJP
【FI】
H04W72/04 132
H04W72/04 137
H04W16/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021572917
(86)(22)【出願日】2020-05-12
(85)【翻訳文提出日】2021-12-08
(86)【国際出願番号】 US2020032482
(87)【国際公開番号】W WO2020251713
(87)【国際公開日】2020-12-17
(31)【優先権主張番号】62/860,430
(32)【優先日】2019-06-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/805,332
(32)【優先日】2020-02-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067JJ12
5K067JJ13
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別することであって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、識別することを行い得る。UEは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別し得る。UEは、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信を基地局(BS)に送信し得る。多数の他の態様が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
前記UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別するステップであって、前記サブバンド構成が前記複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、ステップと、
前記サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップと、
前記1つまたは複数のリソースブロックにおいて前記PUSCH通信を基地局(BS)に送信するステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記サブバンド構成が、前記UEおよび前記BSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サブバンド構成が、前記BSに関連付けられたセルにおいて前記BSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記サブバンド構成が、前記BSのセル用に構成され、
前記サブバンド構成が、前記BSが前記セルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、
前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップが、
前記UEが前記セルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記BSから前記サブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、
前記サブバンド構成の前記指示が、前記セル用のセル構成に含まれる、
請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記複数のサブバンドが、無認可周波数帯域に含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップが、
前記サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、前記複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別するステップと、
前記UE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別するステップと、
前記第1の複数のリソースブロックに含まれる前記第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数のリソースブロックが、
前記UE用に構成された前記1つまたは複数のサブバンド、あるいは
前記複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンド
のうちの少なくとも1つに含まれる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記サブバンド構成が、前記BSに関連付けられた複数の帯域幅パート(BWP)のうちのBWP用に構成され、
前記1つまたは複数のサブバンドおよび前記1つまたは複数のガードバンドが、前記BWPに含まれ、
前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップが、
前記BWPが前記UEに割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記BSから前記サブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、
前記サブバンド構成の前記指示が、前記BWP用のBWP構成に含まれる、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記サブバンド構成が、前記1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記BSから前記サブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、
前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップが、
前記サブバンド構成の前記指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記サブバンド構成が、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、
前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップが、
セルベースのサブバンド構成で無線リソース制御(RRC)構成される前に、前記ハードコーディングされたサブバンド構成または前記システム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、前記1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
基地局(BS)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成するステップと、
前記サブバンド構成の指示を前記UEに送信するステップと
を備える方法。
【請求項15】
前記サブバンド構成を構成するステップが、
前記BSに関連付けられたセルにおいて前記BSによって構成された帯域幅パートごとに前記サブバンド構成を構成するステップ
を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記サブバンド構成を構成するステップが、
前記BSのセル用の前記サブバンド構成を構成するステップを備え、
前記セル用の前記サブバンド構成を構成するステップが、
前記BSが前記セルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用の前記サブバンド構成を構成するステップを備える、
請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記サブバンド構成の前記指示を送信するステップが、
前記セル用のセル構成において前記サブバンド構成の前記指示を送信するステップ
を備える、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記1つまたは複数のサブバンドが、無認可周波数帯域に含まれる、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記UE用に構成された前記複数のサブバンドおよび前記サブバンド構成に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいて物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を前記UEから受信するステップ
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項20】
前記1つまたは複数のリソースブロックが、
前記UE用に構成された前記1つまたは複数のサブバンド、あるいは
前記複数のサブバンドのための前記1つまたは複数のガードバンド
のうちの少なくとも1つに含まれる、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記サブバンド構成を構成するステップが、
前記BSに関連付けられた複数の帯域幅パート(BWP)のうちのBWP用の前記サブバンド構成を構成するステップ
を備える、請求項14に記載の方法。
【請求項22】
前記サブバンド構成の前記指示を送信するステップが、
前記BWP用のBWP構成において前記サブバンド構成の前記指示を送信するステップ
を備える、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記サブバンド構成が、前記1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
前記サブバンド構成が、前記UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、
前記複数のサブバンド構成が、
ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、
セルベースのサブバンド構成、
帯域幅パート(BWP)ベースのサブバンド構成、あるいは
サブバンド組合せベースのサブバンド構成
のうちの少なくとも1つの組合せを備える、請求項14に記載の方法。
【請求項25】
ワイヤレス通信のためのユーザ機器(UE)であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサと
を備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
前記UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別することであって、前記サブバンド構成が前記複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、識別することと、
前記サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別することと、
前記1つまたは複数のリソースブロックにおいて前記PUSCH通信を基地局(BS)に送信することと
を行うように構成される、ユーザ機器(UE)。
【請求項26】
前記サブバンド構成が、前記UEおよび前記BSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である、請求項25に記載のUE。
【請求項27】
前記サブバンド構成が、前記BSに関連付けられたセルにおいて前記BSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる、請求項25に記載のUE。
【請求項28】
ワイヤレス通信のための基地局(BS)であって、
メモリと、
前記メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサと
を備え、前記メモリおよび前記1つまたは複数のプロセッサが、
ユーザ機器(UE)用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成することと、
前記サブバンド構成、および
前記UE用に構成されたリソースブロックのインターレース
の指示を前記UEに送信することと
を行うように構成される、基地局(BS)。
【請求項29】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記サブバンド構成を構成するとき、
前記BSに関連付けられたセルにおいて前記BSによって構成された帯域幅パートごとに前記サブバンド構成を構成する
ように構成される、請求項28に記載のBS。
【請求項30】
前記サブバンド構成が、前記1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す、請求項28に記載のBS。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、「SUBBAND BASED RESOURCE ALLOCATION FOR INTERLACED PUSCH」と題する2019年6月12日に出願された米国仮出願第62/860,430号、および「TECHNIQUES FOR SUBBAND BASED RESOURCE ALLOCATION FOR NR-U」と題する2020年2月28日に出願された米国非仮出願第16/805,332号の優先権を主張する。
【0002】
本開示の態様は、一般にワイヤレス通信に関し、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りのための技法に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用い得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE)を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局(BS)を含み得る。ユーザ機器(UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局(BS)と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、BSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明するように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、無線ヘッド、送信受信ポイント(TRP)、ニューラジオ(NR)BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
【0005】
上記の多元接続技術は、異なるユーザ機器が都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることもあるニューラジオ(NR)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上でサイクリックプレフィックス(CP)を有する直交周波数分割多重(OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク(UL)上でCP-OFDMおよび/またはSC-FDM(たとえば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)としても知られている)を使用し、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートする、他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、LTE技術およびNR技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる他の多元接続技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法は、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別するステップであって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、ステップと、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップと、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信を基地局(BS)に送信するステップとを含み得る。
【0007】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、UEおよびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされた(hard coded)またはシステム全体のサブバンド構成である。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSのセル用に構成され、サブバンド構成は、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップは、UEがセルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える。
【0008】
いくつかの態様では、方法は、BSからサブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、サブバンド構成の指示は、セル用のセル構成に含まれる。いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別するステップと、UE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別するステップと、第1の複数のリソースブロックに含まれる第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップとを備える。
【0009】
いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられた複数の帯域幅パート(BWP)のうちのBWP用に構成され、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、BWPに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップは、BWPがUEに割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える。
【0010】
いくつかの態様では、方法は、BSからサブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、サブバンド構成の指示は、BWP用のBWP構成に含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、方法は、BSからサブバンド構成の指示を受信するステップをさらに備え、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップは、サブバンド構成の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える。
【0011】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップは、セルベースのサブバンド構成で無線リソース制御(RRC)構成される前に、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別するステップを備える。
【0012】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのUEは、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。メモリおよび1つまたは複数のプロセッサは、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別することであって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、識別することと、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別することと、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をBSに送信することとを行うように構成され得る。
【0013】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、UEおよびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSのセル用に構成され、サブバンド構成は、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、UEがセルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0014】
いくつかの態様では、1つまたは複数のプロセッサは、BSからサブバンド構成の指示を受信するようにさらに構成され、サブバンド構成の指示は、セル用のセル構成に含まれる。いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別することと、UE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別することと、第1の複数のリソースブロックに含まれる第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、1つまたは複数のリソースブロックを識別することとを備える。
【0015】
いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用に構成され、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、BWPに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、BWPがUEに割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0016】
いくつかの態様では、1つまたは複数のプロセッサは、BSからサブバンド構成の指示を受信するようにさらに構成され、サブバンド構成の指示は、BWP用のBWP構成に含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、1つまたは複数のプロセッサは、BSからサブバンド構成の指示を受信するようにさらに構成され、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0017】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、セルベースのサブバンド構成でRRC構成される前に、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0018】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、UEの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別することであって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、識別することと、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別することと、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をBSに送信することとを行わせ得る。
【0019】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、UEおよびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSのセル用に構成され、サブバンド構成は、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、UEがセルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0020】
いくつかの態様では、1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、BSからサブバンド構成の指示を受信することをさらに行わせ、サブバンド構成の指示は、セル用のセル構成に含まれる。いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別することと、UE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別することと、第1の複数のリソースブロックに含まれる第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、1つまたは複数のリソースブロックを識別することとを備える。
【0021】
いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用に構成され、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、BWPに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、BWPがUEに割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0022】
いくつかの態様では、1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、BSからサブバンド構成の指示を受信することをさらに行わせ、サブバンド構成の指示は、BWP用のBWP構成に含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、BSからサブバンド構成の指示を受信することをさらに行わせ、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0023】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、セルベースのサブバンド構成で無線リソース制御(RRC)構成される前に、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0024】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、装置用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別するための手段であって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、手段と、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別するための手段と、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をBSに送信するための手段とを含み得る。
【0025】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、装置およびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSのセル用に構成され、サブバンド構成は、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、装置がセルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0026】
いくつかの態様では、装置は、BSからサブバンド構成の指示を受信するための手段をさらに備え、サブバンド構成の指示は、セル用のセル構成に含まれる。いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別することと、装置用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別することと、第1の複数のリソースブロックに含まれる第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、1つまたは複数のリソースブロックを識別することとを備える。
【0027】
いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、装置用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用に構成され、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、BWPに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、BWPが装置に割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0028】
いくつかの態様では、装置は、BSからサブバンド構成の指示を受信するための手段をさらに備え、サブバンド構成の指示は、BWP用のBWP構成に含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、装置は、BSからサブバンド構成の指示を受信するための手段をさらに備え、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0029】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、セルベースのサブバンド構成でRRC構成される前に、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0030】
いくつかの態様では、BSによって実行されるワイヤレス通信の方法は、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成するステップと、サブバンド構成の指示をUEに送信するステップとを含み得る。
【0031】
いくつかの態様では、セル用のサブバンド構成を構成するステップは、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成するステップを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成するステップは、BSのセル用のサブバンド構成を構成するステップを備え、セル用のサブバンド構成を構成するステップは、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用のサブバンド構成を構成するステップを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信するステップは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信するステップを備える。
【0032】
いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、方法は、UE用に構成された複数のサブバンドおよびサブバンド構成に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をUEから受信するステップをさらに備える。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成するステップは、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用のサブバンド構成を構成するステップを備える。
【0033】
いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信するステップは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信するステップを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0034】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのBSは、メモリと、メモリに動作可能に結合された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。メモリおよび1つまたは複数のプロセッサは、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成することと、サブバンド構成の指示をUEに送信することとを行うように構成され得る。
【0035】
いくつかの態様では、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSのセル用のサブバンド構成を構成することを備え、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用のサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。
【0036】
いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数のプロセッサは、UE用に構成された複数のサブバンドおよびサブバンド構成に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をUEから受信するようにさらに構成される。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用のサブバンド構成を構成することを備える。
【0037】
いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0038】
いくつかの態様では、非一時的コンピュータ可読媒体は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶し得る。1つまたは複数の命令は、BSの1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成することと、サブバンド構成の指示をUEに送信することとを行わせ得る。
【0039】
いくつかの態様では、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSのセル用のサブバンド構成を構成することを備え、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用のサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。
【0040】
いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、1つまたは複数の命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、1つまたは複数のプロセッサに、UE用に構成された複数のサブバンドおよびサブバンド構成に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をUEから受信することをさらに行わせる。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用のサブバンド構成を構成することを備える。
【0041】
いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0042】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成するための手段と、サブバンド構成の指示をUEに送信するための手段とを含み得る。
【0043】
いくつかの態様では、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSのセル用のサブバンド構成を構成することを備え、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用のサブバンド構成を構成することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。
【0044】
いくつかの態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。いくつかの態様では、装置は、UE用に構成された複数のサブバンドおよびサブバンド構成に少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をUEから受信するための手段をさらに備える。いくつかの態様では、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。いくつかの態様では、サブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用のサブバンド構成を構成することを備える。
【0045】
いくつかの態様では、サブバンド構成の指示を送信することは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。いくつかの態様では、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。いくつかの態様では、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0046】
態様は、一般に、添付の図面および本明細書を参照しながら本明細書で十分に説明し、添付の図面および本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0047】
上記は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。追加の特徴および利点について、以下で説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するために他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、添付の図に関して検討されると、関連する利点とともに以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供されるものであり、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0048】
本開示の上述の特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にその一部が示される態様を参照することによって、上記で簡潔に要約した内容について、より具体的な説明を行う場合がある。しかしながら、この説明は他の等しく効果的な態様に通じ得るので、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別し得る。
【図面の簡単な説明】
【0049】
図1】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークの一例を概念的に示すブロック図である。
図2】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおけるユーザ機器(UE)と通信している基地局の一例を概念的に示すブロック図である。
図3A】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおけるフレーム構造の一例を概念的に示すブロック図である。
図3B】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおける例示的な同期通信階層を概念的に示すブロック図である。
図4】本開示の様々な態様による、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する例示的なスロットフォーマットを概念的に示すブロック図である。
図5A】本開示の様々な態様による、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例を示す図である。
図5B】本開示の様々な態様による、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例を示す図である。
図5C】本開示の様々な態様による、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例を示す図である。
図5D】本開示の様々な態様による、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例を示す図である。
図5E】本開示の様々な態様による、ニューラジオ無認可用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例を示す図である。
図6】本開示の様々な態様による、たとえばUEによって実行される例示的なプロセスを示す図である。
図7】本開示の様々な態様による、たとえば基地局(BS)によって実行される例示的なプロセスを示す図である。
図8】本開示の様々な態様による、例示的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図である。
図9】本開示の様々な態様による、例示的な装置における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0050】
本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
【0051】
次に、様々な装置および技法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、コンポーネント、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0052】
態様について、3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連付けられた用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、NR技術を含む、5G以降などの他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
【0053】
図1は、本開示の態様が実践され得るワイヤレスネットワーク100を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、LTEネットワーク、または5GもしくはNRネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示される)と、他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送信受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、BSのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスしているBSサブシステムを指す場合がある。
【0054】
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。図1に示す例では、BS110aは、マクロセル102aのためのマクロBSであってもよく、BS110bは、ピコセル102bのためのピコBSであってもよく、BS110cは、フェムトセル102cのためのフェムトBSであってもよい。BSは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートしてもよい。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0055】
いくつかの態様では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの態様では、BSは、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、ワイヤレスネットワーク100において互いにかつ/または1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0056】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信することができ、かつそのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0057】
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉に対する異なる影響を有することがある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有することがあるが、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有することがある。
【0058】
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合してもよく、これらのBSのための協調および制御を行ってもよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して、直接または間接的に互いと通信し得る。
【0059】
UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてもよく、各UEは、固定またはモバイルであってもよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両コンポーネントもしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の適切なデバイスであり得る。
【0060】
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UE、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための接続性またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてもよく、かつ/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装されてもよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてもよい。UE120は、プロセッサコンポーネント、メモリコンポーネントなどの、UE120のコンポーネントを収容するハウジングの内部に含まれてもよい。
【0061】
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアにおいて展開されてもよい。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてもよく、1つまたは複数の周波数上で動作してもよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を避けるために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてもよい。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開されてもよい。
【0062】
いくつかの態様では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、ビークルツーインフラストラクチャ(V2I)プロトコルなどを含み得る)ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または本明細書の他の場所で基地局110によって実行されるものとして説明する他の動作を実行し得る。
【0063】
上記で示したように、図1は一例として与えられる。他の例は、図1に関して説明したものとは異なってもよい。
【0064】
図2は、図1の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局110およびUE120の設計200のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ234a~234tを備えてもよく、UE120はR個のアンテナ252a~252rを備えてもよく、ただし、一般にT≧1およびR≧1である。
【0065】
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて、UEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UE用に選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいて、UEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、許可、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))用の基準シンボルを生成してもよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してもよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してもよい。各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用などに)処理して、出力サンプルストリームを取得してもよい。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得してもよい。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するために、ロケーション符号化を用いて生成され得る。
【0066】
UE120において、アンテナ252a~252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してもよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してもよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得してもよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDM用などに)さらに処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定してもよい。いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数のコンポーネントは、ハウジングに含まれてもよい。
【0067】
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータおよびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告用の)制御情報を受信し、処理してもよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号のための基準シンボルを生成してもよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局110に送信されてもよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得してもよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してもよい。基地局110は、通信ユニット244を含んでもよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信してもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。
【0068】
基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他のコンポーネントは、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、ニューラジオ無認可(NR-U)用のサブバンドベースのリソース割振りに関連付けられた1つまたは複数の技法を実行してもよい。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または図2の任意の他のコンポーネントは、たとえば、図6のプロセス600、図7のプロセス700、および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールしてもよい。
【0069】
いくつかの態様では、UE120は、UE120用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別するための手段であって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、手段、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別するための手段、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信を基地局110に送信するための手段などを含み得る。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明するUE120の1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。
【0070】
いくつかの態様では、基地局110は、UE120用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成するための手段、サブバンド構成の指示をUE120に送信するための手段などを含み得る。いくつかの態様では、そのような手段は、図2に関して説明する基地局110の1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。
【0071】
上記で示したように、図2は一例として与えられる。他の例は、図2に関して説明したものとは異なってもよい。
【0072】
図3Aは、電気通信システム(たとえば、NR)における周波数分割複信(FDD)のための例示的なフレーム構造300を示す。ダウンリンクおよびアップリンクの各々に対する送信タイムラインは、(フレームと呼ばれることがある)無線フレームの単位に区分されてもよい。各無線フレームは、所定の持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を有してもよく、(たとえば、0~Z-1のインデックスを有する)Z個(Z≧1)のサブフレームのセットに区分されてもよい。各サブフレームは、所定の持続時間(たとえば、1ms)を有してもよく、スロットのセット(たとえば、サブフレーム当たり2m個のスロットが図3Aに示されており、ここで、mは、0、1、2、3、4などの、送信に使用されるヌメロロジーである)を含んでもよい。各スロットは、L個のシンボル期間のセットを含んでもよい。たとえば、各スロットは、(たとえば、図3Aに示すように)14個のシンボル期間、7個のシンボル期間、または別の数のシンボル期間を含んでもよい。サブフレームが2個のスロットを含む場合(たとえば、m=1のとき)、サブフレームは、2L個のシンボル期間を含んでもよく、ここで、各サブフレームにおける2L個のシンボル期間は、0~2L-1のインデックスを割り当てられ得る。いくつかの態様では、FDD用のスケジューリング単位は、フレームベース、サブフレームベース、スロットベース、シンボルベースなどであってもよい。
【0073】
いくつかの技法について、フレーム、サブフレーム、スロットなどに関して本明細書で説明するが、これらの技法は、5G NRにおいて「フレーム」、「サブフレーム」、「スロット」など以外の用語を使用して呼ばれることがある、他のタイプのワイヤレス通信構造に等しく適用され得る。いくつかの態様では、ワイヤレス通信構造は、ワイヤレス通信規格および/またはプロトコルによって定義される周期的な時間制限通信単位を指すことがある。追加または代替として、図3Aに示すものとは異なるワイヤレス通信構造の構成が使用されてもよい。
【0074】
いくつかの電気通信(たとえば、NR)では、基地局は同期信号を送信してもよい。たとえば、基地局は、基地局によってサポートされるセルごとにダウンリンク上で1次同期信号(PSS)、2次同期信号(SSS)などを送信してもよい。PSSおよびSSSは、セルの探索および獲得のためにUEによって使用されてもよい。たとえば、PSSは、シンボルタイミングを決定するためにUEによって使用されてもよく、SSSは、基地局に関連付けられた物理セル識別子およびフレームタイミングを決定するためにUEによって使用されてもよい。基地局はまた、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送信してもよい。PBCHは、UEによる初期アクセスをサポートするシステム情報などの、何らかのシステム情報を搬送してもよい。
【0075】
いくつかの態様では、基地局は、図3Bに関して以下で説明するように、複数の同期通信(たとえば、SSブロック)を含む同期通信階層(たとえば、同期信号(SS)階層)に従ってPSS、SSS、および/またはPBCHを送信してもよい。
【0076】
図3Bは、同期通信階層の一例である例示的なSS階層を概念的に示すブロック図である。図3Bに示すように、SS階層はSSバーストセットを含んでもよく、SSバーストセットは、複数のSSバースト(SSバースト0~SSバーストB-1として識別される、ここで、Bは、基地局によって送信され得るSSバーストの反復の最大数である)を含んでもよい。さらに示すように、各SSバーストは、1つまたは複数のSSブロック(SSブロック0~SSブロック(bmax_SS-1)として識別される、ここで、bmax_SS-1は、SSバーストによって搬送され得るSSブロックの最大数である)を含んでもよい。いくつかの態様では、異なるSSブロックは、異なるようにビームフォーミングされてもよい。SSバーストセットは、図3Bに示すように、Xミリ秒ごとになど、周期的にワイヤレスノードによって送信されてもよい。いくつかの態様では、SSバーストセットは、図3BではYミリ秒として示されている、固定のまたは動的な長さを有してもよい。
【0077】
図3Bに示すSSバーストセットは、同期通信セットの一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信セットが使用されてもよい。さらに、図3Bに示すSSブロックは、同期通信の一例であり、本明細書で説明する技法に関して他の同期通信が使用されてもよい。
【0078】
いくつかの態様では、SSブロックは、PSS、SSS、PBCH、ならびに/または他の同期信号(たとえば、3次同期信号(TSS))および/もしくは同期チャネルを搬送するリソースを含む。いくつかの態様では、複数のSSブロックがSSバーストに含まれ、PSS、SSS、および/またはPBCHは、SSバーストの各SSブロックにわたって同じであってもよい。いくつかの態様では、単一のSSブロックがSSバーストに含まれてもよい。いくつかの態様では、SSブロックは、長さが少なくとも4個のシンボル期間であってもよく、ここで、各シンボルは、PSS(たとえば、1つのシンボルを占有する)、SSS(たとえば、1つのシンボルを占有する)、および/またはPBCH(たとえば、2つのシンボルを占有する)のうちの1つまたは複数を搬送する。
【0079】
いくつかの態様では、図3Bに示すように、SSブロックのシンボルは連続する。いくつかの態様では、SSブロックのシンボルは連続しない。同様に、いくつかの態様では、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、1つまたは複数のスロットの間に連続的な無線リソース(たとえば、連続的なシンボル期間)において送信されてもよい。追加または代替として、SSバーストの1つまたは複数のSSブロックは、非連続的な無線リソースにおいて送信されてもよい。
【0080】
いくつかの態様では、SSバーストは、バースト期間を有してもよく、それによって、SSバーストのSSブロックは、バースト期間に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSブロックは、各SSバーストの間に繰り返されてもよい。いくつかの態様では、SSバーストセットは、バーストセット周期を有してもよく、それによって、SSバーストセットのSSバーストは、固定のバーストセット周期に従って基地局によって送信される。言い換えれば、SSバーストは、各SSバーストセットの間に繰り返されてもよい。
【0081】
基地局は、いくつかのスロットにおいて物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)上でシステム情報ブロック(SIB)などのシステム情報を送信してもよい。基地局は、スロットのC個のシンボル期間において物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)上で制御情報/データを送信してもよく、ここで、Cはスロットごとに構成可能であってもよい。基地局は、各スロットの残りのシンボル期間においてPDSCH上でトラフィックデータおよび/または他のデータを送信してもよい。
【0082】
上記で示したように、図3Aおよび図3Bは例として与えられる。他の例は、図3Aおよび図3Bに関して説明したものとは異なってもよい。
【0083】
図4は、ノーマルサイクリックプレフィックスを有する例示的なスロットフォーマット410を示す。利用可能な時間周波数リソースは、リソースブロックに区分され得る。各リソースブロックは、1つのスロットにおいてサブキャリアのセット(たとえば、12個のサブキャリア)をカバーすることができ、いくつかのリソース要素を含んでもよい。各リソース要素は、1つのシンボル期間において(たとえば、時間的に)1つのサブキャリアをカバーすることができ、実数値または複素数値であり得る1つの変調シンボルを送るために使用されてもよい。
【0084】
いくつかの電気通信システム(たとえば、NR)におけるFDD用のダウンリンクおよびアップリンクの各々に対して、インターレース構造が使用されてもよい。たとえば、0~Q-1のインデックスを有するQ個のインターレースが定義されてもよく、ここで、Qは、4、6、8、10、または何らかの他の値に等しくてもよい。各インターレースは、Q個のフレームだけ離間したスロットを含んでもよい。具体的には、インターレースqは、スロットq、q+Q、q+2Qなどを含んでもよく、ここで、q∈{0, ... ,Q-1}である。別の例として、R個のインターレースが定義されてもよく、ここで、Rは、スロットフォーマット410のサブキャリア間隔に少なくとも部分的に基づいて、5、10、または何らかの他の値に等しくてもよい(たとえば、30kHzサブキャリア間隔の場合は5、15kHzサブキャリア間隔の場合は10、など)。各インターレースは、PUSCH送信用に、周波数領域においてR個のリソースブロックだけ離間したリソースブロックを含んでもよい。具体的には、インターレースrは、リソースブロックr、r+R、r+2Rなどを含んでもよく、ここで、r∈{0, ... ,R-1}である。一例として、リソースブロックの5個のインターレースの場合、第1のインターレースはリソースブロック0、5、10、15などを含んでもよく、第2のインターレースはリソースブロック1、6、11、15などを含んでもよく、第3のインターレースはリソースブロック2、7、12、16などを含んでもよい、などである。
【0085】
UEは、複数のBSのカバレージ内に位置してもよい。これらのBSのうちの1つが、UEにサービスするために選択されてもよい。サービングBSは、受信信号強度、受信信号品質、経路損失などの様々な基準に少なくとも部分的に基づいて選択されてもよい。受信信号品質は、信号対雑音干渉比(SNIR)もしくは基準信号受信品質(RSRQ)、または何らかの他のメトリックによって定量化されてもよい。UEは、UEが1つまたは複数の干渉BSからの高い干渉を観測する場合がある支配的干渉シナリオにおいて動作してもよい。
【0086】
本明細書で説明する例の態様は、NR技術または5G技術に関連付けられ得るが、本開示の態様は、他のワイヤレス通信システムに適用可能であり得る。ニューラジオ(NR)は、(たとえば、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ベースのエアインターフェース以外の)新しいエアインターフェースまたは(たとえば、インターネットプロトコル(IP)以外の)固定トランスポートレイヤに従って動作するように構成された無線を指すことがある。態様では、NRは、CPを有するOFDM(本明細書では、サイクリックプレフィックスOFDMまたはCP-OFDMと呼ばれる)および/またはSC-FDMをアップリンク上で利用してもよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用し、時分割複信(TDD)を使用する半二重動作に対するサポートを含んでもよい。態様では、NRは、たとえば、CPを有するOFDM(本明細書では、CP-OFDMと呼ばれる)および/または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)をアップリンク上で利用してもよく、CP-OFDMをダウンリンク上で利用し、TDDを使用する半二重動作に対するサポートを含んでもよい。NRは、広帯域幅(たとえば、80メガヘルツ(MHz)を超える)を対象とする拡張モバイルブロードバンド(eMBB)サービス、高いキャリア周波数(たとえば、60ギガヘルツ(GHz))を対象とするミリ波(mmW)、後方互換性がないMTC技法を対象とするマッシブMTC(mMTC)、および/または超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)サービスを対象とするミッションクリティカルを含んでもよい。
【0087】
いくつかの態様では、100MHzの単一のコンポーネントキャリア帯域幅がサポートされてもよい。NRリソースブロックは、0.1ミリ秒(ms)の持続時間にわたって、サブキャリア帯域幅が60または120キロヘルツ(kHz)の12個のサブキャリアにまたがってもよい。各無線フレームは、40個のスロットを含んでもよく、10msの長さを有してもよい。したがって、各スロットは0.25msの長さを有してもよい。各スロットは、データ送信のためのリンク方向(たとえば、DLまたはUL)を示してもよく、スロットごとのリンク方向は、動的に切り替えられてもよい。各スロットは、DL/ULデータならびにDL/UL制御データを含んでもよい。
【0088】
ビームフォーミングがサポートされてもよく、ビーム方向が動的に構成されてもよい。プリコーディングを用いたMIMO送信も、サポートされ得る。DLにおけるMIMO構成は、最大8つのストリームおよびUEごとに最大2つのストリームのマルチレイヤDL送信とともに、最大8つの送信アンテナをサポートしてもよい。UEごとに最大2つのストリームを用いたマルチレイヤ送信がサポートされてもよい。最大8つのサービングセルを用いて、複数のセルのアグリゲーションがサポートされてもよい。代替として、NRは、OFDMベースのインターフェース以外の異なるエアインターフェースをサポートしてもよい。NRネットワークは、中央ユニットまたは分散ユニットなどのエンティティを含んでもよい。
【0089】
上記で示したように、図4は一例として与えられる。他の例は、図4に関して説明したものとは異なってもよい。
【0090】
上記で示したように、5G/NR展開などの様々なタイプのワイヤレスネットワーク展開について、PUSCH送信用のリソースブロックの様々なインターレースが定義されてもよい。場合によっては、インターレースに含まれるリソースブロックは、複数の周波数領域リソース(たとえば、サブバンド、チャネルなど)にわたって分散されてもよい。この場合、UEは、UEに割り当てられた周波数領域リソース割振りおよびUEに割り振られたインターレースに少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信をBSに送信するために使用され得るリソースブロックを識別し得る。言い換えれば、UEは、UEに割り当てられた周波数領域リソース割振りのサブバンドまたはチャネルの範囲内に入る、割り振られたインターレースに含まれるリソースブロックを識別し得る。
【0091】
場合によっては、UEに割り振られ得るサブバンドおよび関連するガードバンドは、認可周波数帯域における5G/NR展開用などの、明確に定義された構造(たとえば、長さおよびロケーション)に含まれてもよい。しかしながら、NR-U展開の場合、(たとえば、リソースブロック単位での)サブバンドおよびガードバンドの長さおよび/またはロケーションは、その展開において使用される無認可および/または共有周波数帯域に少なくとも部分的に基づいてもよく、別のタイプのワイヤレスアクセス方法のチャネライゼーション(たとえば、Wi-Fiチャネライゼーション)に少なくとも部分的に基づいてもよく、無認可周波数帯域の干渉要件に少なくとも部分的に基づいてもよく、動的および/またはその展開におけるBSによって構成可能であってもよい、などである。結果として、UEは、UEに割り当てられた周波数領域リソース割振りのためのサブバンドおよび/またはガードバンドの長さおよび/またはロケーションを決定することができないことがあり、この結果として、UEは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)通信を送信するために使用され得るリソースブロックを識別することができないことがある。
【0092】
本明細書で説明するいくつかの態様は、NR-U用のサブバンドベースのリソース割振りのための技法および装置を提供する。UEは、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。サブバンド構成は、UEに割り振られた複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンド、ならびに複数のサブバンドおよび/あるいは1つまたは複数のガードバンドについての他のパラメータを示してもよく、かつ/またはそれらを含んでもよい。サブバンド構成は、ワイヤレスネットワークに含まれる特定の周波数帯域(たとえば、NR-U展開における無認可周波数帯域)またはすべての周波数帯域にわたるすべてのサブバンドに対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよく、ワイヤレスネットワークにおけるBSごとにセルベースですべてのサブバンド用に構成されてもよく、BSに関連付けられた帯域幅パート(BWP)ごとに構成されてもよく、サブバンドの異なる組合せ用に構成されてもよい、などである。このようにして、UEは、(たとえば、無認可周波数帯域展開において)UEに割り当てられた周波数領域リソース割振りのためのサブバンドおよび/またはガードバンドの長さおよび/またはロケーションを識別するためにサブバンド構成を使用することが許可され、このことにより、UEは、PUSCH通信を送信するために使用され得るリソースブロックを識別することが可能になる。
【0093】
図5A図5Eは、本開示の様々な態様による、NR-U用のサブバンドベースのリソース割振りの1つまたは複数の例500を示す図である。図5A図5Eに示すように、例500は、BS(たとえば、BS110)とUE(たとえば、UE120)との間の通信を含み得る。いくつかの態様では、BSおよびUEは、ワイヤレスネットワーク(たとえば、ワイヤレスネットワーク100)に含まれ得る。
【0094】
いくつかの態様では、BSおよびUEは、1つまたは複数の認可周波数帯域、1つまたは複数の無認可および/または共有周波数帯域などの様々な周波数帯域を使用して、ワイヤレスネットワークにおいて通信するように構成されてもよい。無認可および/または共有周波数帯域の例は、(典型的にはWi-Fi通信に使用され得る)2.4GHzおよび5GHzなどの産業科学医療用(ISM)無線周波数帯域などを含み得る。無認可および/または共有周波数帯域を使用するセルラー通信を可能にするために、無認可および/または共有周波数帯域はサブバンドの中に構成され得る。サブバンドは、隣接するサブバンドにおける送信によって引き起こされる無線周波数(RF)干渉に対する何らかの保護を提供するためにガードバンドされ得る。
【0095】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、ワイヤレスネットワークにおけるすべてのBS用の無認可および/または共有周波数帯域全体に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよく、ワイヤレスネットワークにおいて動作することを許可されたすべての無認可および/または共有周波数帯域に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよい、などである。サブバンド構成は、1つまたは複数のサブバンド、各サブバンドに関連付けられた1つまたは複数のガードバンド(たとえば、1つまたは複数のガードバンドのロケーション、1つまたは複数のガードバンドの長さまたは帯域幅など)を含んでもよく、それらを指定してもよく、かつ/またはそれらを示してもよい、などである。サブバンド構成は、各サブバンドに含まれるリソースブロックの数を示してもよく、1つまたは複数のサブバンドのロケーション(たとえば、サブバンドごとの開始リソースブロックおよび終了リソースブロック)を示してもよい、などである。サブバンド構成は、各ガードバンドに含まれるリソースブロックの数を示してもよく、1つまたは複数のガードバンドのロケーション(たとえば、ガードバンドごとの開始リソースブロックおよび終了リソースブロック)を示してもよい、などである。
【0096】
サブバンド構成は、サブバンド構成が無認可および/または共有周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成するように、ワイヤレスネットワークにおけるすべてのBS用の無認可および/または共有周波数帯域全体に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよい。この場合、ワイヤレスネットワークにおけるすべてのBSは、無認可および/または共有周波数帯域に対して同じサブバンド構成を使用してもよい。別の例として、サブバンド構成は、サブバンド構成がワイヤレスネットワークにおけるすべての無認可および/または共有周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成するように、ワイヤレスネットワークにおけるすべてのBS用のすべての無認可および/または共有周波数帯域に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよい。この場合、ワイヤレスネットワークにおけるすべてのBSは、ワイヤレスネットワークにおいて動作することを許可されたすべての無認可および/または共有周波数帯域に対して同じサブバンド構成を使用してもよい。
【0097】
いくつかの態様では、サブバンド構成は、たとえば、他のタイプの通信(たとえば、Wi-Fi通信)用に構成されたチャネル構造が無認可および/または共有周波数帯域上でセルラー通信に再利用される場合、ワイヤレスネットワーク全体にわたる無認可および/または共有周波数帯域に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されてもよい。たとえば、BSおよびUEが5GHzを介して通信する場合、BSおよびUE(ならびにワイヤレスネットワークにおける他のBSおよびUE)は、Wi-Fi通信用に構成されたチャネル(たとえば、チャネル周波数および帯域幅)およびガードバンドを、5GHz周波数帯域を使用するセルラー通信のためのサブバンドおよびガードバンドとして再利用してもよい。無認可および/または共有周波数帯域チャネルのチャネル帯域幅の例は、20MHz、80MHz、100MHzなどを含み得る。
【0098】
図5Aに参照番号502によって示すように、いくつかの態様では、サブバンド構成がワイヤレスネットワーク全体に対してハードコーディングされるかまたはシステム全体で構成されることの追加および/または代替として、BSは、セルベースのサブバンド構成(たとえば、セルに固有のサブバンド構成)、BWPベースのサブバンド構成(たとえば、セルのBWPに固有のサブバンド構成)、サブバンド組合せベースのサブバンド構成(たとえば、無認可および/または共有周波数帯域のサブバンドの組合せに固有のサブバンド構成)などを構成してもよい。このようにして、BS(およびワイヤレスネットワークにおける他のBS)は、BSの異なるセルに対して、各セルの異なるBWPに対して、各セル内のサブバンドの異なる組合せに対してなど、サブバンド構成(たとえば、同じサブバンド構成、異なるサブバンド構成など)を柔軟に構成することが許可される。
【0099】
いくつかの態様では、BSは、1つまたは複数のUE用のサブバンド構成タイプの1つまたは複数の組合せを構成してもよい。たとえば、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成に加えて、BSは、1つまたは複数のUE用のセルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、および/またはサブバンド組合せベースのサブバンド構成を構成してもよい。この場合、1つまたは複数のUEは、BSによってRRC構成される前に、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成を使用してもよく、RRC構成された後に、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、および/またはサブバンド組合せベースのサブバンド構成を使用してもよい。別の例として、BSは、デフォルトまたはベースラインのサブバンド構成として使用するために1つまたは複数のUE用に構成され得る(たとえば、したがって、SIBおよび/または別のタイプのシステム情報において送信され得る)セルベースのサブバンド構成を構成してもよく、次いで、UEは、UE固有のサブバンド構成(たとえば、BWPベースのサブバンド構成、サブバンド組合せベースのサブバンド構成など)でRRC構成されてもよい。
【0100】
図5Bは、セルベースのサブバンド構成の一例を示す。他のセルベースのサブバンド構成が実装されてもよい。図5Bに示すように、セルベースのサブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいて動作する無認可および/または共有周波数帯域のための複数のサブバンド(たとえば、サブバンドB1~B5)および複数の関連するガードバンド(たとえば、ガードバンドA1~A5)を構成してもよい。いくつかの態様では、BSは、無認可および/または共有周波数帯域の基準周波数または物理リソースブロックから開始する複数のサブバンドおよび複数のガードバンド(たとえば、複数のサブバンドおよび複数のガードバンドのそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了ブロック)を定義してもよい。基準周波数または物理リソースブロックは、共通基準点または点Aと呼ばれることがある。
【0101】
いくつかの態様では、サブバンド構成における複数のサブバンドおよび複数のガードバンドの構成は、セル内のBSによって構成されたすべてのBWPに適用されてもよい。たとえば、図5Bは、BS用に構成された様々な例示的なBWP(たとえば、BWP0~2)を示す。図5Bに示すように、BWP0はセルベースのサブバンド構成からのサブバンドB2ならびにガードバンドA2およびA3を含んでもよく、BWP1はセルベースのサブバンド構成からのサブバンドB2およびB3ならびにガードバンドA2~A4を含んでもよく、BWP2はセルベースのサブバンド構成からのサブバンドB1~B5およびガードバンドA1~A5を含んでもよい、などである。
【0102】
さらに、図5Bに示すように、各BWPにおけるサブバンドおよびガードバンドの長さおよびロケーションは、セルベースのサブバンド構成から引き継がれてもよい。言い換えれば、サブバンドB2の長さおよびロケーションはBWP0、BWP1、およびBWP2について同じであってもよく、ガードバンドA2の長さおよびロケーションはBWP0、BWP1、およびBWP2について同じであってもよい、などである。
【0103】
図5Cは、BWPベースのサブバンド構成の一例を示す。他のBWPベースのサブバンド構成が実装されてもよい。図5Cに示すように、BWPベースのサブバンド構成は、BSに関連付けられたセルのための複数のBWPを構成してもよい。各BWPは、BSに関連付けられたセルにおいて動作する無認可および/または共有周波数帯域のための1つまたは複数のサブバンドおよび1つまたは複数の関連するガードバンドで構成されてもよい。いくつかの態様では、BWPベースのサブバンド構成は、単一のBWPを構成してもよい。この場合、BSは、BSに関連付けられたBWPごとにそれぞれのBWPベースのサブバンド構成を構成してもよい。いくつかの態様では、BWPベースのサブバンド構成は、UEに割り当てられた1つまたは複数のBWPを構成してもよい。この場合、BSは、BSと通信可能に接続するUEごとにそれぞれのBWPベースのサブバンド構成を構成してもよい。
【0104】
いくつかの態様では、BWPごとのサブバンド構成におけるサブバンドおよびガードバンドの構成は、同じ構成または異なる構成であってもよい。この場合、第1のBWPにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数は、第2のBWPにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数に対して、無認可および/または共有周波数帯域において異なる長さであるかつ/または異なるロケーションにあることがあるか、あるいは、第2のBWPにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数と同じ長さおよび/またはロケーションであることがある。同様に、第1のBWPにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数は、第2のBWPにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数に対して、無認可および/または共有周波数帯域において異なる長さであるかつ/または異なるロケーションにあることがあるか、あるいは、第2のBWPにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数と同じ長さおよび/またはロケーションであることがある。
【0105】
たとえば、図5Cは、BS用に構成された様々な例示的なBWP(たとえば、BWP0~2)を示す。BWPは、それぞれのBWPベースのサブバンド構成または同じBWPベースのサブバンド構成において構成されてもよい。図5Cに示すように、BWP0はサブバンドB1ならびにガードバンドA1およびA2を含んでもよく、BWP1はサブバンドB1およびB2ならびにガードバンドA1~A3を含んでもよく、BWP2はサブバンドB1~B5およびガードバンドA1~A6を含んでもよい、などである。さらに、サブバンドB1およびB2のロケーションはBWP0~2にわたって異なってもよく、ガードバンドA1~A3のロケーションはBWP0~2にわたって異なってもよい、などである。
【0106】
図5Dは、サブバンド組合せベースのサブバンド構成の一例を示す。他のサブバンド組合せベースのサブバンド構成が実装されてもよい。図5Dに示すように、サブバンド組合せベースのサブバンド構成は、BSに関連付けられた複数のサブバンド組合せに関連付けられてもよい。各サブバンド組合せは、BSにおいて動作する無認可および/または共有周波数帯域のための1つまたは複数のサブバンドおよび1つまたは複数の関連するガードバンドで構成されてもよい。
【0107】
いくつかの態様では、サブバンド組合せベースのサブバンド構成は、単一のサブバンド組合せを構成してもよい。この場合、BSは、BSに関連付けられたサブバンド組合せごとにそれぞれのサブバンド組合せベースのサブバンド構成を構成してもよい。いくつかの態様では、サブバンド組合せベースのサブバンド構成は、UEに割り当てられた1つまたは複数のサブバンド組合せを構成してもよい。この場合、BSは、BSと通信可能に接続するUEごとにそれぞれのサブバンド組合せベースのサブバンド構成を構成してもよい。いくつかの態様では、サブバンド組合せ用のサブバンド組合せベースのサブバンド構成は、BSに関連付けられた異なるBWPについて同じまたは異なることがあり、BSに関連付けられた異なるセルについて同じまたは異なることがある、などである。
【0108】
いくつかの態様では、サブバンド組合せに含まれるサブバンドは、隣接するおよび/または連続するサブバンドであってもよい。この場合、サブバンド組合せベースのサブバンド構成は、サブバンドの連続するセットの開始RBおよび終了RBを示してもよく、かつ/またはそれらを指定してもよい。いくつかの態様では、サブバンド組合せに含まれるサブバンドは、隣接しないサブバンドであってもよい。この場合、サブバンド組合せベースのサブバンド構成は、サブバンドごとのそれぞれの開始RBおよびそれぞれの終了RBを示してもよく、かつ/またはそれらを指定してもよい。
【0109】
いくつかの態様では、サブバンド組合せごとのサブバンドおよびガードバンドの構成は、同じ構成または異なる構成であってもよい。この場合、第1のサブバンド組合せにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数は、第2のサブバンド組合せにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数に対して、無認可および/または共有周波数帯域において異なる長さであるかつ/または異なるロケーションにあることがあるか、あるいは、第2のサブバンド組合せにおけるサブバンドB1~B5のうちの1つまたは複数と同じ長さおよび/またはロケーションであることがある。同様に、第1のサブバンド組合せにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数は、第2のサブバンド組合せにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数に対して、無認可および/または共有周波数帯域において異なる長さであるかつ/または異なるロケーションにあることがあるか、あるいは、第2のサブバンド組合せにおけるガードバンドA1~A6のうちの1つまたは複数と同じ長さおよび/またはロケーションであることがある。
【0110】
たとえば、図5Dは、BSのBWP(たとえば、BWP1)用に構成された様々な例示的なサブバンド組合せを示す。サブバンド組合せは、それぞれのサブバンド組合せベースのサブバンド構成または同じサブバンド組合せベースのサブバンド構成において構成されてもよい。図5Dに示すように、各サブバンド組合せは、サブバンドB1ならびにガードバンドA1およびA2を含んでもよい。さらに、図5Dに示すように、サブバンドB1ならびに/またはガードバンドA1およびA2の長さおよび/またはロケーションは、サブバンド組合せにわたって同じまたは異なることがある。
【0111】
図5Eに参照番号504によって示すように、BSは、リソース割振りの指示をUEに送信してもよい。リソース割振りは、UEに割り振られた時間領域リソース(たとえば、スロット、シンボルなど)および/または周波数領域リソースを示してもよい。周波数領域リソースは、BWP、認可あるいは無認可および/または共有周波数帯域に含まれる、BWPに含まれる1つまたは複数のサブバンドなどを含んでもよい。加えて、BSは、UEに割り振られたリソースブロックのインターレースの指示を送信してもよい。
【0112】
さらに、BSは、UEに割り振られた1つまたは複数のサブバンドのためのサブバンド構成の指示を送信してもよい。BSは、リソース割振りに少なくとも部分的に基づいて、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成がワイヤレスネットワーク用に構成されていないことに少なくとも部分的に基づいてなど、サブバンド構成の指示を送信してもよい。サブバンド構成は、UEに割り振られた1つまたは複数のサブバンドの長さ、ロケーション、および/または他のパラメータ、UEに割り振られたサブバンドに関連付けられた1つまたは複数のガードバンドの長さ、ロケーション、および/または他のパラメータなどを含んでもよく、それらを示してもよく、かつ/またはそれらを指定してもよい。上記で示したように、サブバンド構成は、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、サブバンド組合せベースのサブバンド構成などであってもよい。
【0113】
いくつかの態様では、BSは、1つまたは複数の通信において、リソース割振りの指示、インターレースの指示、および/またはサブバンド構成の指示をUEに送信してもよい。1つまたは複数の通信は、マスタ情報ブロック(MIB)、SIB、残存最小システム情報(RMSI)通信、他のシステム情報(OSI)通信、ダウンリンク制御情報(DCI)通信、無線リソース制御(RRC)通信、PBCH通信、PDCCH通信、および/または別のタイプのダウンリンク通信を含んでもよい。いくつかの態様では、サブバンド構成がセルベースのサブバンド構成である場合、BSは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信してもよい。いくつかの態様では、サブバンド構成がBWPベースのサブバンド構成である場合、BSは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信してもよい。
【0114】
いくつかの態様では、BSは、1つまたは複数の第1の通信(たとえば、MIB、SIB、RMSI通信、OSI通信、RRC通信など)において複数の候補サブバンド構成を構成してもよく、BSは、1つまたは複数の第2の通信(たとえば、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(MAC-CE)通信、DCI通信など)においてサブバンド構成の指示を送信してもよく、1つまたは複数の第2の通信は、1つまたは複数の第1の通信において示された複数の候補サブバンド構成内にインデックス付けする。
【0115】
図5Eに参照番号506によってさらに示すように、UEは、PUSCH通信をBSに送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。いくつかの態様では、UEは、リソース割振り、サブバンド構成、および/またはインターレースに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。たとえば、UEは、リソース割振りおよびサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、UEに割り振られたサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別してもよく、インターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別してもよく、第1の複数のリソースブロックと第2の複数のリソースブロックの両方に含まれるリソースブロックのサブセットを、UEがPUSCH通信を送信するために使用し得る1つまたは複数のリソースブロックとして識別してもよい。図5Eに参照番号508によってさらに示すように、UEは、PUSCH通信をBSに送信する際に使用することが許可されたものとして識別された1つまたは複数のリソースブロックにおいて、PUSCH通信をBSに送信してもよい。
【0116】
このようにして、UEは、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。サブバンド構成は、UEに割り振られた複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンド、ならびに複数のサブバンドおよび/あるいは1つまたは複数のガードバンドについての他のパラメータを示してもよく、かつ/またはそれらを含んでもよい。サブバンド構成は、ワイヤレスネットワークに含まれる特定の周波数帯域(たとえば、NR-U展開における無認可周波数帯域)またはすべての周波数帯域にわたるすべてのサブバンドに対してハードコーディングされてもよく、ワイヤレスネットワークにおけるBSごとにセルベースですべてのサブバンド用に構成されてもよく、BSに関連付けられたBWPごとに構成されてもよく、サブバンドの異なる組合せ用に構成されてもよい、などである。このようにして、UEは、(たとえば、無認可周波数帯域展開において)UEに割り当てられた周波数領域リソース割振りのためのサブバンドおよび/またはガードバンドの長さおよび/またはロケーションを識別するためにサブバンド構成を使用することが許可され、このことにより、UEは、PUSCH通信を送信するために使用され得るリソースブロックを識別することが可能になる。
【0117】
上記で示したように、図5A図5Eは1つまたは複数の例として与えられる。他の例は、図5A図5Eに関して説明したものとは異なってもよい。
【0118】
図6は、本開示の様々な態様による、たとえばUEによって実行される例示的なプロセス600を示す図である。例示的なプロセス600は、UE(たとえば、UE120)がNR-U用のサブバンドベースのリソース割振りに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0119】
図6に示すように、いくつかの態様では、プロセス600は、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別することであって、サブバンド構成が複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む、識別することを含んでもよい(ブロック610)。たとえば、UE(たとえば、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、メモリ282などを使用する)は、上記で説明したように、UE用に構成された複数のサブバンドのためのサブバンド構成を識別してもよい。いくつかの態様では、サブバンド構成は複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含む。
【0120】
図6に示すように、いくつかの態様では、プロセス600は、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別することを含んでもよい(ブロック620)。たとえば、UE(たとえば、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、メモリ282などを使用する)は、上記で説明したように、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、PUSCH通信を送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。
【0121】
図6にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス600は、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をBSに送信することを含んでもよい(ブロック630)。たとえば、UE(たとえば、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、メモリ282などを使用する)は、上記で説明したように、1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をBSに送信してもよい。
【0122】
プロセス600は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含み得る。
【0123】
第1の態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、複数のサブバンドに含まれる第1の複数のリソースブロックを識別することと、UE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づいて、インターレースされたPUSCH送信のための第2の複数のリソースブロックを識別することと、第1の複数のリソースブロックに含まれる第2の複数のリソースブロックのサブセットとして、1つまたは複数のリソースブロックを識別することとを備える。
【0124】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。第4の態様では、単独でまたは第1~第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、UEおよびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用に構成され、サブバンド構成は、ワイヤレスネットワークにおいて動作するすべての周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成がワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用に構成されることに少なくとも部分的に基づいて、かつ、サブバンド構成がワイヤレスネットワークにおいて動作するすべての周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成することに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0125】
第5の態様では、単独でまたは第1~第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、BSのセル用に構成され、サブバンド構成は、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンドを構成し、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、UEがセルによってサービスされることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。第6の態様では、単独でまたは第1~第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、セルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。
【0126】
第7の態様では、単独でまたは第1~第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、UEに割り当てられた周波数帯域の帯域幅パートに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックのうちのリソースブロックは、複数のサブバンドのうちの2つのサブバンドの間の、1つまたは複数のガードバンドのうちのガードバンドに含まれる。第8の態様では、単独でまたは第1~第7の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス600は、BSからサブバンド構成の指示を受信することであって、サブバンド構成の指示がセル用のセル構成に含まれる、受信することをさらに備える。
【0127】
第9の態様では、単独でまたは第1~第8の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用に構成され、複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドは、BWPに含まれ、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、BWPがUEに割り当てられていることに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。第10の態様では、単独でまたは第1~第9の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス600は、BSからサブバンド構成の指示を受信することであって、サブバンド構成の指示がBWP用のBWP構成に含まれる、受信することをさらに備える。
【0128】
第11の態様では、単独でまたは第1~第10の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、周波数領域における複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドのそれぞれの長さおよびそれぞれのロケーションを示し、プロセス600は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちの別のBWP用の別のサブバンド構成を構成することをさらに備え、別のサブバンド構成は、サブバンド構成において示されたサブバンドの第2の長さとは異なる、複数のサブバンドのうちのサブバンドの第1の長さ、サブバンド構成において示されたサブバンドの第2のロケーションとは異なる、サブバンドの第1のロケーション、サブバンド構成において示されたガードバンドの第2の長さとは異なる、1つまたは複数のガードバンドのうちのガードバンドの第1の長さ、あるいは、サブバンド構成において示されたガードバンドの第2のロケーションとは異なる、ガードバンドの第1のロケーションのうちの少なくとも1つを示す。
【0129】
第12の態様では、単独でまたは第1~第11の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、1つまたは複数のサブバンドの特定の組合せに固有である。第13の態様では、単独でまたは第1~第12の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス600は、BSからサブバンド構成の指示を受信することをさらに備え、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、サブバンド構成の指示を受信したことに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。第14の態様では、単独でまたは第1~第13の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成の指示を受信することは、MIB、SIB、RMSI通信、OSI通信、DCI通信、またはRRC通信のうちの少なくとも1つにおいてサブバンド構成の指示を受信することを備える。
【0130】
第15の態様では、単独でまたは第1~第14の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0131】
第16の態様では、単独でまたは第1~第15の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、UEおよびBSが含まれるワイヤレスネットワークに含まれるすべてのBS用のハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成である。第17の態様では、単独でまたは第1~第16の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された各帯域幅パートに適用されることになる。
【0132】
第18の態様では、単独でまたは第1~第17の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。第19の態様では、単独でまたは第1~第18の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成であり、1つまたは複数のリソースブロックを識別することは、セルベースのサブバンド構成で無線リソース制御(RRC)構成される前に、ハードコーディングされたサブバンド構成またはシステム全体のサブバンド構成に少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別することを備える。
【0133】
図6はプロセス600の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス600は、図6に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス600のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
【0134】
図7は、本開示の様々な態様による、たとえばBSによって実行される例示的なプロセス700を示す図である。例示的なプロセス700は、BS(たとえば、BS110)がNR-U用のサブバンドベースのリソース割振りに関連付けられた動作を実行する一例である。
【0135】
図7に示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成することを含んでもよい(ブロック710)。たとえば、BS(たとえば、送信プロセッサ220、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242などを使用する)は、上記で説明したように、UE用に構成された複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成してもよい。
【0136】
図7にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス700は、サブバンド構成の指示をUEに送信することを含んでもよい(ブロック720)。たとえば、BS(たとえば、送信プロセッサ220、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240、メモリ242などを使用する)は、上記で説明したように、サブバンド構成の指示をUEに送信してもよい。
【0137】
プロセス700は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含み得る。
【0138】
第1の態様では、複数のサブバンドは、無認可周波数帯域に含まれる。第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス700は、UE用に構成された複数のサブバンド、サブバンド構成、およびUE用に構成されたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信をUEから受信することをさらに備える。第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、1つまたは複数のリソースブロックは、UE用に構成された複数のサブバンド、あるいは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドのうちの少なくとも1つに含まれる。第4の態様では、単独でまたは第1~第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成を構成することは、BSのセル用のサブバンド構成を構成することを備え、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSがセルにおいて動作する周波数帯域のためのすべてのサブバンドおよびガードバンド用のサブバンド構成を構成することを備える。
【0139】
第5の態様では、単独でまたは第1~第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、セル用のサブバンド構成を構成することは、セルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成することを備える。第6の態様では、単独でまたは第1~第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成の指示を送信することは、セル用のセル構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。第7の態様では、単独でまたは第1~第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられた複数のBWPのうちのBWP用のサブバンド構成を構成することを備える。第8の態様では、単独でまたは第1~第7の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成の指示を送信することは、BWP用のBWP構成においてサブバンド構成の指示を送信することを備える。
【0140】
第9の態様では、単独でまたは第1~第8の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、周波数領域における複数のサブバンドおよび1つまたは複数のガードバンドのそれぞれの長さおよびそれぞれのロケーションを示し、プロセス700は、BSに関連付けられた複数のBWPのうちの別のBWP用の別のサブバンド構成を構成することをさらに備え、別のサブバンド構成は、サブバンド構成において示されたサブバンドの第2の長さとは異なる、複数のサブバンドのうちのサブバンドの第1の長さ、サブバンド構成において示されたサブバンドの第2のロケーションとは異なる、サブバンドの第1のロケーション、サブバンド構成において示されたガードバンドの第2の長さとは異なる、1つまたは複数のガードバンドのうちのガードバンドの第1の長さ、あるいは、サブバンド構成において示されたガードバンドの第2のロケーションとは異なる、ガードバンドの第1のロケーションのうちの少なくとも1つを示す。
【0141】
第10の態様では、単独でまたは第1~第9の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成を構成することは、複数のサブバンドの特定の組合せ用のサブバンド構成を構成することを備える。第11の態様では、単独でまたは第1~第10の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成の指示を送信することは、MIB、SIB、RMSI通信、OSI通信、DCI通信、またはRRC通信のうちの少なくとも1つにおいてサブバンド構成の指示を送信することを備える。
【0142】
第12の態様では、単独でまたは第1~第11の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、UE用に構成された複数のサブバンド構成に含まれ、複数のサブバンド構成は、ハードコーディングされたまたはシステム全体のサブバンド構成、セルベースのサブバンド構成、BWPベースのサブバンド構成、あるいはサブバンド組合せベースのサブバンド構成のうちの少なくとも1つの組合せを備える。
【0143】
第13の態様では、単独でまたは第1~第12の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、セル用のサブバンド構成を構成することは、BSに関連付けられたセルにおいてBSによって構成された帯域幅パートごとにサブバンド構成を構成することを備える。第14の態様では、単独でまたは第1~第13の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、サブバンド構成は、1つまたは複数のガードバンドの各々に対するそれぞれの開始リソースブロックおよびそれぞれの終了リソースブロックを示す。
【0144】
図7はプロセス700の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス700は、図7に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス700のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
【0145】
図8は、例示的な装置802における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図800である。装置802はUE(たとえば、UE120)であってもよい。いくつかの態様では、装置802は、受信コンポーネント804、識別コンポーネント806、および送信コンポーネント808を含む。
【0146】
受信コンポーネント804は、BS814(たとえば、BS110)から通信810を受信してもよい。たとえば、受信コンポーネント804は、装置802に割り振られた1つまたは複数のサブバンドのリソース割振りの指示、1つまたは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成の指示、装置802に割り振られたリソースブロックのインターレースの指示などを含む通信810を受信してもよい。いくつかの態様では、受信コンポーネント804は、アンテナ(たとえば、アンテナ252)、受信プロセッサ(たとえば、受信プロセッサ258)、コントローラ/プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280)、トランシーバ、受信機などを含んでもよい。
【0147】
識別コンポーネント806は、PUSCH通信812をBS814に送信するための1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。たとえば、識別コンポーネント806は、通信810において示されたサブバンド構成およびインターレースに少なくとも部分的に基づいて、1つまたは複数のリソースブロックを識別してもよい。いくつかの態様では、識別コンポーネント806は、プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280、受信プロセッサ258など)を含んでもよい。
【0148】
送信コンポーネント808は、PUSCH通信812をBS814に送信してもよい。たとえば、送信コンポーネント808は、識別コンポーネント806によって識別された1つまたは複数のリソースブロックにおいてPUSCH通信812をBS814に送信してもよい。いくつかの態様では、送信コンポーネント808は、アンテナ(たとえば、アンテナ252)、送信プロセッサ(たとえば、送信プロセッサ264)、コントローラ/プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ280)、トランシーバ、送信機などを含んでもよい。
【0149】
装置802は、図6の上述のプロセス600などにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。図6の上述のプロセス600などにおける各ブロックはコンポーネントによって実行されてもよく、装置はそれらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含んでもよい。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
【0150】
図8に示すコンポーネントの数および配置は、一例として与えられる。実際には、図8に示すものと比べて、追加のコンポーネント、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、または異なるように配置されたコンポーネントがあってもよい。さらに、図8に示す2つ以上のコンポーネントが単一のコンポーネント内で実装されてもよく、または図8に示す単一のコンポーネントが複数の分散されたコンポーネントとして実装されてもよい。追加または代替として、図8に示すコンポーネントのセット(たとえば、1つまたは複数のコンポーネント)は、図8に示すコンポーネントの別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0151】
図9は、例示的な装置902における異なるモジュール/手段/コンポーネント間のデータフローを示す概念データフロー図900である。装置902は基地局(たとえば、BS110)であってもよい。いくつかの態様では、装置902は、受信コンポーネント904、構成コンポーネント906、および送信コンポーネント908を含む。
【0152】
構成コンポーネント906は、UE914(たとえば、UE120)に割り振られた1つまたは複数のサブバンドのための1つまたは複数のガードバンドを含むサブバンド構成を構成してもよい。いくつかの態様では、構成コンポーネント906は、プロセッサ(たとえば、送信プロセッサ220、受信プロセッサ238、コントローラ/プロセッサ240など)を含んでもよい。
【0153】
送信コンポーネント908は、通信910をUE914に送信してもよい。通信910は、サブバンド構成の指示およびUE914に割り振られたリソースブロックのインターレースを含んでもよい。いくつかの態様では、送信コンポーネント908は、アンテナ(たとえば、アンテナ234)、送信プロセッサ(たとえば、送信プロセッサ220)、コントローラ/プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ240)、トランシーバ、送信機などを含んでもよい。
【0154】
受信コンポーネント904は、UE914からPUSCH通信912を受信してもよい。たとえば、受信コンポーネント904は、UE914に割り振られた1つまたは複数のサブバンド、通信910において示されたサブバンド構成、および/あるいはUE914に割り振られたリソースブロックのインターレースに少なくとも部分的に基づく1つまたは複数のリソースブロックにおいて、PUSCH通信912を受信してもよい。いくつかの態様では、受信コンポーネント904は、アンテナ(たとえば、アンテナ234)、受信プロセッサ(たとえば、受信プロセッサ238)、コントローラ/プロセッサ(たとえば、コントローラ/プロセッサ240)、トランシーバ、受信機などを含んでもよい。
【0155】
装置902は、図7の上述のプロセス700などにおけるアルゴリズムのブロックの各々を実行する追加のコンポーネントを含んでもよい。図7の上述のプロセス700などにおける各ブロックはコンポーネントによって実行されてもよく、装置はそれらのコンポーネントのうちの1つまたは複数を含んでもよい。コンポーネントは、述べられたプロセス/アルゴリズムを遂行するように具体的に構成された1つもしくは複数のハードウェアコンポーネントであるか、述べられたプロセス/アルゴリズムを実行するように構成されたプロセッサによって実装されるか、プロセッサによる実装のためにコンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはそれらの何らかの組合せであり得る。
【0156】
図9に示すコンポーネントの数および配置は、一例として与えられる。実際には、図9に示すものと比べて、追加のコンポーネント、より少ないコンポーネント、異なるコンポーネント、または異なるように配置されたコンポーネントがあってもよい。さらに、図9に示す2つ以上のコンポーネントが単一のコンポーネント内で実装されてもよく、または図9に示す単一のコンポーネントが複数の分散されたコンポーネントとして実装されてもよい。追加または代替として、図9に示すコンポーネントのセット(たとえば、1つまたは複数のコンポーネント)は、図9に示すコンポーネントの別のセットによって実行されるものとして説明する1つまたは複数の機能を実行してもよい。
【0157】
上記の開示は、例示および説明を提供するものであり、網羅的なものでも、または態様を開示された厳密な形態に限定するものでもない。変更形態および変形形態は、上記の開示を踏まえてなされ得るか、または態様の実践から獲得され得る。
【0158】
本明細書で使用する「コンポーネント」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用するプロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。
【0159】
本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、文脈に応じて、値がしきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指すことがある。
【0160】
本明細書で説明するシステムおよび/または方法が異なる形態のハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動について、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明した。ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることを理解されたい。
【0161】
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、かつ/または本明細書で開示されても、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、特許請求の範囲において具体的に列挙されない方法で、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わされてもよい。以下に記載する各従属クレームは、1つのみのクレームに直接依存し得るが、様々な態様の開示は、クレームセットの中のあらゆる他のクレームと組み合わせた各従属クレームを含む。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。
【0162】
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのようなものとして明示的に説明されない限り、重要または不可欠であるものと解釈されるべきではない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目の組合せなど)を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。1つのみの項目が意図される場合、「1つのみの」という句または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用する「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものとする。
【符号の説明】
【0163】
100 ワイヤレスネットワーク
102a マクロセル
102b ピコセル
102c フェムトセル
110 BS、基地局
110a BS、マクロBS
110b BS
110c BS
110d BS、中継局
120、120a、120b、120c、120d、120e UE
130 ネットワークコントローラ
200 設計
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 変調器、復調器
232a~232t 変調器(MOD)、変調器
234、234a~234t アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252、252a~252r アンテナ
254 復調器
254a~254r 復調器(DEMOD)、復調器、変調器
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 TX MIMOプロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
290 コントローラ/プロセッサ
292 メモリ
294 通信ユニット
300 フレーム構造
410 スロットフォーマット
500 例
600 プロセス
700 プロセス
800 概念データフロー図
802 装置
804 受信コンポーネント
806 識別コンポーネント
808 送信コンポーネント
810 通信
812 PUSCH通信
814 BS
900 概念データフロー図
902 装置
904 受信コンポーネント
906 構成コンポーネント
908 送信コンポーネント
910 通信
912 PUSCH通信
914 UE
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5A
図5B
図5C
図5D
図5E
図6
図7
図8
図9
【国際調査報告】