(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-15
(54)【発明の名称】全自動猫用トイレ
(51)【国際特許分類】
A01K 1/01 20060101AFI20220805BHJP
【FI】
A01K1/01 801Z
A01K1/01 801F
A01K1/01 801A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021573143
(86)(22)【出願日】2020-06-19
(85)【翻訳文提出日】2021-12-08
(86)【国際出願番号】 CN2020097034
(87)【国際公開番号】W WO2020253817
(87)【国際公開日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】201910534427.2
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518409564
【氏名又は名称】江蘇二郎神塑業有限公司
【氏名又は名称原語表記】Jiangsu ELS Plastic Industry Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】Small and Medium-sized Enterprises Park,Daqiao Town,Jiangdu District,Yangzhou,Jiangsu,China
(74)【代理人】
【識別番号】100216471
【氏名又は名称】瀬戸 麻希
(72)【発明者】
【氏名】▲こん▼袁
(72)【発明者】
【氏名】趙康
(72)【発明者】
【氏名】肖克勇
【テーマコード(参考)】
2B101
【Fターム(参考)】
2B101AA13
2B101CC03
2B101CC17
(57)【要約】
本発明は全自動猫用トイレを開示し、ベース内に設置され、猫砂を置くための収納室と、
回動ユニットであって、回動ユニットの両端がベース内に回転可能に設置され、回動ユニ
ットの径方向先端に回動ユニット爪部材が設置され、回動ユニット及び回動ユニット爪部
材は前記収納室、ベースに対して反転運動を行うことができ、回動ユニット及び回動ユニ
ット爪部材の反転運動ストロークは位置Aと位置Bとの間にあり、位置Aはベース内の後
部下方領域に位置し、位置Bはベース内の後部上方領域に位置する回動ユニットと、を備
え、前記収納室は前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の下方に位置し、収納室の内
壁は前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動ストロークに合わせる空間を有
し、回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動によって、収納室内の猫砂ブロック
の収集及び除去を実現する。本発明は猫砂ブロックを収集及び除去する構造を一体に組み
合わせ、設計が巧みであり、使用しやすく、部品が少なく、生産コストが低く、占用面積
が小さい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
全自動猫用トイレであって、
ベースと、
ベース内に設置され、猫砂を置くための収納室と、
回動ユニットであって、回動ユニットの両端がベース内に回転可能に設置され、回動ユニ
ットの径方向先端に回動ユニット爪部材が設置され、回動ユニット及び回動ユニット爪部
材は前記収納室、ベースに対して反転運動を行うことができ、回動ユニット及び回動ユニ
ット爪部材の反転運動ストロークは位置Aと位置Bとの間にあり、位置Aはベース内の後
部下方領域に位置し、位置Bはベース内の後部上方領域に位置する回動ユニットと、を備
え、
前記収納室は前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の下方に位置し、収納室の内壁は
前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動ストロークに合わせる空間を有し、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動によって、収納室内の猫砂ブロックの収
集及び除去を実現することを特徴とする全自動猫用トイレ。
【請求項2】
第1モータを備える回動ユニット駆動部材が設けられ、第1モータはベースに取り付けら
れ、第1モータは回動ユニットの一端に駆動接続され、第1モータは正反転モータである
ことを特徴とする請求項1に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項3】
第1モータ及び第2モータを備える回動ユニット駆動部材が設けられ、第1、第2モータ
はベースに対称に設置され、第1モータは回動ユニットの一端に駆動接続され、第2モー
タは回動ユニットの他端に駆動接続され、第1、第2モータは正反転モータであり、第2
モータは第1モータと同期に運動することを特徴とする請求項1に記載の全自動猫用トイ
レ。
【請求項4】
前記ベースにタンクカバーが設けられ、ベースとタンクカバーは猫用トイレのケースを構
成し、ケースにタンクドア穴が設置され、タンクドア穴にタンクドアフレームが設置され
、タンクドアフレームに枢軸を介してタンクドアが接続され、タンクドアモータは枢軸に
駆動接続され、
枢軸の両側にそれぞれ第1リミットスイッチ及び第2リミットスイッチが設置され、
タンクドアは第1リミットスイッチに回転すると、タンクドアは最大角度まで開き、
タンクドアは第2リミットスイッチに回転すると、タンクドアは閉じることを特徴とする
請求項2に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項5】
前記ベースにタンクカバーが設けられ、ベースとタンクカバーは猫用トイレのケースを構
成し、ケースにタンクドア穴が設置され、タンクドア穴にタンクドアフレームが設置され
、タンクドアフレームに枢軸を介してタンクドアがヒンジ連結され、タンクドアモータは
枢軸に駆動接続され、
枢軸の両側にそれぞれ第1リミットスイッチ及び第2リミットスイッチが設置され、
タンクドアは第1リミットスイッチに回転すると、タンクドアは最大角度まで開き、
タンクドアは第2リミットスイッチに回転すると、タンクドアは閉じることを特徴とする
請求項3に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項6】
前記猫用トイレは、回動ユニット爪部材内の猫砂ブロックを受けるための除去可能なゴミ
箱をさらに備え、回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに移動する時、回動ユニ
ット爪部材が収集した猫砂ブロックはゴミ箱内に入ることを特徴とする請求項1に記載の
全自動猫用トイレ。
【請求項7】
前記ゴミ箱にゴミ箱カバーが設けられることを特徴とする請求項6に記載の全自動猫用ト
イレ。
【請求項8】
前記ベースに第1リミット機構が設けられ、第1リミット構造は収納室が左右運動を行う
ことを制限することに用いられ、
ベースに第2リミット機構が設けられ、第2リミット構造は収納室が上下運動を行うこと
を制限することに用いられることを特徴とする請求項1に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項9】
前記ベースにスライダ及び開閉機構が設けられ、開閉構造はスライダの引き出し及び引き
込みを制御することに用いられ、
猫用トイレはオン/オフスイッチをさらに備え、スライダがベースから引き出されると、
スライダがオン/オフスイッチと接触し、猫用トイレはオンになり、
スライダがベース内に引き込まれると、スライダがオン/オフスイッチと接触せず、猫用
トイレはオフになることを特徴とする請求項1に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項10】
スライダは引き出しタイプの構造であり、スライダは前記ベースに対して水平運動を行う
ことができ、スライダはベース内に隠すことができ、スライダはベース外にスライドでき
、スライダの天面に踏み板が設けられ、踏み板は水平に設置されることを特徴とする請求
項9に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項11】
前記猫用トイレの底部に回転アセンブリが設けられることを特徴とする請求項1に記載の
全自動猫用トイレ。
【請求項12】
前記回動ユニットの回動ユニット中心軸に近い一方側に、猫のために空間を提供するため
のノッチが設けられ、回動ユニット爪部材は前記回動ユニットに取り外し可能に取り付け
られ、回動ユニット爪部材は径方向に設置された複数の収集爪を備え、収集爪の先端はV
字型構造であり、収集爪は回動ユニットの連動下で反転し、径方向に設置された複数の収
集爪は収納室の内壁に合わせることを特徴とする請求項1に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項13】
前記猫用トイレは、
収納室に猫がいるか否かを判断するための第1光電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Aに到達するか否かを判断するための第2光
電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに到達するか否かを判断するための第3光
電誘導スイッチセットと、
作動時間が夜間の非作動期間であるか否かを判断するためのクロックと、
猫用トイレを殺菌するための紫外線ランプビーズと、
猫用トイレの作動状態を表示するための雰囲気ランプアセンブリであって、回動ユニット
及び回動ユニット爪部材が作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第1色を表示し、タ
ンクドアを開閉する場合、雰囲気ランプアセンブリは第2色を表示し、紫外線ランプビー
ズが作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第3色を表示する雰囲気ランプアセンブリ
と、
猫が収納室内に入って収納室内にいる滞在時間T1を取得するための第1タイマと、
猫が収納室内に入って、そして収納室を離れてから計時を開始し、収納室内に猫がいない
時間、即ち猫の離れた時間T2を取得するための第2タイマと、
雰囲気ランプの作動時間を取得するための第3タイマと、
紫外線ランプビーズの稼働時間を取得するための第4タイマと、をさらに備え、
第1光電誘導スイッチセット、第2光電誘導スイッチセット、第3光電誘導スイッチセッ
ト、第1タイマ、第2タイマ、第3タイマ、第4タイマ、クロック、紫外線ランプビーズ
、雰囲気ランプアセンブリ、及び回動ユニット駆動部材はそれぞれコントローラと通信す
ることを特徴とする請求項4に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項14】
前記猫用トイレは、
収納室に猫がいるか否かを判断するための第1光電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Aに到達するか否かを判断するための第2光
電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに到達するか否かを判断するための第3光
電誘導スイッチセットと、
作動時間が夜間の非作動期間であるか否かを判断するためのクロックと、
猫用トイレを殺菌するための紫外線ランプビーズと、
猫用トイレの作動状態を表示するための雰囲気ランプアセンブリであって、回動ユニット
及び回動ユニット爪部材が作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第1色を表示し、タ
ンクドアを開閉する場合、雰囲気ランプアセンブリは第2色を表示し、紫外線ランプビー
ズが作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第3色を表示する雰囲気ランプアセンブリ
と、
猫が収納室内に入って収納室内にいる滞在時間T1を取得するための第1タイマと、
猫が収納室内に入って、そして収納室を離れてから計時を開始し、収納室内に猫がいない
時間、即ち猫の離れた時間T2を取得するための第2タイマと、
雰囲気ランプの作動時間を取得するための第3タイマと、
紫外線ランプビーズの稼働時間を取得するための第4タイマと、をさらに備え、
第1光電誘導スイッチセット、第2光電誘導スイッチセット、第3光電誘導スイッチセッ
ト、第1タイマ、第2タイマ、第3タイマ、第4タイマ、クロック、紫外線ランプビーズ
、雰囲気ランプアセンブリ、及び回動ユニット駆動部材はそれぞれコントローラと通信す
ることを特徴とする請求項5に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項15】
前記ベースにスライダが設けられ、スライダは引き出しタイプの構造であり、スライダは
前記ベースに対して水平運動を行うことができ、スライダはベース内に隠すことができ、
スライダはベース外にスライドでき、スライダの天面に踏み板が設けられ、踏み板は水平
に設置され、
ベースに開閉構造が設けられ、開閉構造はスライダの引き出し及び引き込みを制御するこ
とに用いられ、
猫用トイレはオン/オフスイッチをさらに備え、スライダがベースから引き出されると、
スライダがオン/オフスイッチと接触し、猫用トイレはオンになり、
スライダがベース内に引き込まれると、スライダがオン/オフスイッチと接触せず、猫用
トイレはオフになることを特徴とする請求項13に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項16】
前記ベースにスライダが設けられ、スライダは引き出しタイプの構造であり、スライダは
前記ベースに対して水平運動を行うことができ、スライダはベース内に隠すことができ、
スライダはベース外にスライドでき、スライダの天面に踏み板が設けられ、踏み板は水平
に設置され、
ベースに開閉構造が設けられ、開閉構造はスライダの引き出し及び引き込みを制御するこ
とに用いられ、
猫用トイレはオン/オフスイッチをさらに備え、スライダがベースから引き出されると、
スライダがオン/オフスイッチと接触し、猫用トイレはオンになり、
スライダがベース内に引き込まれると、スライダがオン/オフスイッチと接触せず、猫用
トイレはオフになることを特徴とする請求項14に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項17】
前記猫用トイレは、回動ユニット爪部材内の猫砂ブロックを受けるための除去可能なゴミ
箱をさらに備え、回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに移動する時、回動ユニ
ット爪部材が収集した猫砂ブロックはゴミ箱内に入り、
猫用トイレにゴミ箱ベースが設置され、ゴミ箱ベースに前記除去可能なゴミ箱が置かれ、
ゴミ箱にゴミ箱カバーが設けられることを特徴とする請求項16に記載の全自動猫用トイ
レ。
【請求項18】
前記ベースに第1リミット機構が設けられ、第1リミット構造は収納室が左右運動を行う
ことを制限することに用いられ、
ベースに第2リミット機構が設けられ、第2リミット構造は収納室が上下運動を行うこと
を制限することに用いられることを特徴とする請求項17に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項19】
前記回動ユニットの回動ユニット中心軸に近い一方側に、猫のために空間を提供するため
のノッチが設けられ、回動ユニット爪部材は前記回動ユニットに取り外し可能に取り付け
られ、回動ユニット爪部材は径方向に設置された複数の収集爪を備え、収集爪の先端はV
字型構造であり、収集爪は回動ユニットの連動下で反転し、径方向に設置された複数の収
集爪は収納室の内壁に合わせることを特徴とする請求項18に記載の全自動猫用トイレ。
【請求項20】
前記回動ユニットの回動ユニット中心軸に近い一方側に、猫のために空間を提供するため
のノッチが設けられ、回動ユニット爪部材は前記回動ユニットに取り外し可能に取り付け
られ、回動ユニット爪部材は径方向に設置された複数の収集爪を備え、収集爪の先端はV
字型構造であり、収集爪は回動ユニットの連動下で反転し、径方向に設置された複数の収
集爪は収納室の内壁に合わせることを特徴とする請求項15に記載の全自動猫用トイレ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は猫用トイレに関し、ペット用装置の技術分野に属する。
【背景技術】
【0002】
公開番号がCN10591814Aであり、公開日が2016年9月7日である中国特許
はスマート猫用トイレを開示しており、ボックスを備え、ボックスに猫砂を置くための収
納室が設置され、第1駆動ユニット、グルーミングレーキ及び搬送ラックをさらに備え、
グルーミングレーキは搬送ラックに固定され、第1駆動ユニットは搬送ラックを駆動し、
グルーミングレーキの運動ストロークは収納室の第1端から第2端に向き、第1端及び第
2端は収納室の対向する両端であり、ボックスに汚物排出口がさらに開口され、汚物排出
口は第2端に位置し、スマート猫用トイレはプロセッサをさらに備え、プロセッサは第1
駆動ユニットを制御する。ボックスにパッキングアセンブリがさらに設置され、パッキン
グアセンブリは固定機構、可動機構及び第2駆動ユニットを備え、パッキングアセンブリ
は汚物収集袋を自動的にパッキングすることに用いられる。上記構造を用いる猫用トイレ
は、第1駆動ユニットによってグルーミングレーキを駆動し、グルーミングレーキが猫砂
をグルーミングして、猫砂内の排泄物を汚物排出口から排出し、パッキングアセンブリが
汚物排出口内に落下した排泄物をパッキングする必要があり、つまり、グルーミングアセ
ンブリ及びパッキングアセンブリは独立する構造であり、部品が多く、構造が複雑であり
、加工製造が困難であり、製品の使用寿命が短い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は全自動猫用トイレを提供することを目的とし、本発明は猫砂ブロックを収集及び
除去する構造を一体に組み合わせ、設計が巧みであり、使用しやすく、部品が少なく、生
産コストが低く、占用面積が小さい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の目的は以下技術案によって実現し、全自動猫用トイレであって、
ベース内に設置され、猫砂を置くための収納室と、
回動ユニットであって、回動ユニットの両端がベース内に回転可能に設置され、回動ユニ
ットの径方向先端に回動ユニット爪部材が設置され、回動ユニット及び回動ユニット爪部
材は前記収納室、ベースに対して反転運動を行うことができ、回動ユニット及び回動ユニ
ット爪部材の反転運動ストロークは位置Aと位置Bとの間にあり、位置Aはベース内の後
部下方領域に位置し、位置Bはベース内の後部上方領域に位置する回動ユニットと、を備
え、
前記収納室は前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の下方に位置し、収納室の内壁は
前記回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動ストロークに合わせる空間を有し、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転運動によって、収納室内の猫砂ブロックの収
集及び除去を実現することを特徴とする。
【0005】
好ましくは、第1モータを備える回動ユニット駆動部材が設けられ、第1モータはベース
に取り付けられ、第1モータは回動ユニットの一端に駆動接続され、第1モータは正反転
モータである。
【0006】
好ましくは、前記回動ユニット駆動部材は第1モータ及び第2モータをさらに備え、第1
、第2モータはベースに対称に設置され、第1モータは回動ユニットの一端に駆動接続さ
れ、第2モータは回動ユニットの他端に駆動接続され、第1、第2モータは正反転モータ
であり、第2モータは第1モータと同期に運動する。
【0007】
好ましくは、前記ベースにタンクカバーが設けられ、ベースとタンクカバーは猫用トイレ
のケースを構成し、ケースにタンクドア穴が設置され、タンクドア穴にタンクドアフレー
ムが設置され、タンクドアフレームに枢軸を介してタンクドアがヒンジ連結され、タンク
ドアモータは枢軸に駆動接続され、
枢軸の両側にそれぞれ第1リミットスイッチ及び第2リミットスイッチが設置され、
タンクドアは第1リミットスイッチに回転すると、タンクドアは最大角度まで開き、
タンクドアは第2リミットスイッチに回転すると、タンクドアは閉じる。
【0008】
好ましくは、前記猫用トイレは、回動ユニット爪部材内の猫砂ブロックを受けるための除
去可能なゴミ箱をさらに備え、回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに移動する
時、回動ユニット爪部材が収集した猫砂ブロックはゴミ箱内に入り、
猫用トイレにゴミ箱ベースが設置され、ゴミ箱ベースに前記除去可能なゴミ箱が置かれ、
ゴミ箱にゴミ箱カバーが設けられる。
【0009】
好ましくは、前記ベースに第1リミット機構が設けられ、第1リミット構造は収納室が左
右運動を行うことを制限することに用いられ、
ベースに第2リミット機構が設けられ、第2リミット構造は収納室が上下運動を行うこと
を制限することに用いられる。
【0010】
好ましくは、前記ベースにスライダが設けられ、スライダは引き出しタイプの構造であり
、スライダは前記ベースに対して水平運動を行うことができ、スライダはベース内に隠す
ことができ、スライダはベース外にスライドでき、スライダの天面に踏み板が設けられ、
踏み板は水平に設置され、
ベースに開閉構造が設けられ、開閉構造はスライダの引き出し及び引き込みを制御するこ
とに用いられ、
猫用トイレはオン/オフスイッチをさらに備え、スライダがベースから引き出されると、
スライダがオン/オフスイッチと接触し、猫用トイレはオンになり、
スライダがベース内に引き込まれると、スライダがオン/オフスイッチと接触せず、猫用
トイレはオフになる。
【0011】
好ましくは、前記猫用トイレの底部に回転アセンブリが設けられる。
【0012】
好ましくは、前記回動ユニットの回動ユニット中心軸に近い一方側に、猫のために空間を
提供するためのノッチが設けられ、回動ユニット爪部材は前記回動ユニットに取り外し可
能に取り付けられ、回動ユニット爪部材は径方向に設置された複数の収集爪を備え、収集
爪の先端はV字型構造であり、収集爪は回動ユニットの連動下で反転し、径方向に設置さ
れた複数の収集爪は収納室の内壁に合わせる。
【0013】
好ましくは、前記猫用トイレは、
収納室に猫がいるか否かを判断するための第1光電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Aに到達するか否かを判断するための第2光
電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに到達するか否かを判断するための第3光
電誘導スイッチセットと、
作動時間が夜間の非作動期間であるか否かを判断するためのクロックと、
猫用トイレを殺菌するための紫外線ランプビーズと、
猫用トイレの作動状態を表示するための雰囲気ランプアセンブリであって、回動ユニット
及び回動ユニット爪部材が作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第1色を表示し、タ
ンクドアを開閉する場合、雰囲気ランプアセンブリは第2色を表示し、紫外線ランプビー
ズが作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第3色を表示する雰囲気ランプアセンブリ
と、
猫が収納室内に入って収納室内にいる滞在時間T1を取得するための第1タイマと、
猫が収納室内に入って、そして収納室を離れてから計時を開始し、猫の離れた時間T2を
取得するための第2タイマと、
雰囲気ランプの作動時間を取得するための第3タイマと、
紫外線ランプビーズの稼働時間を取得するための第4タイマと、をさらに備え、
第1光電誘導スイッチセット、第2光電誘導スイッチセット、第3光電誘導スイッチセッ
ト、第1タイマ、第2タイマ、第3タイマ、第4タイマ、クロック、紫外線ランプビーズ
、雰囲気ランプアセンブリ、及び回動ユニット駆動部材はそれぞれコントローラと通信す
る。
【0014】
従来の技術に比べて、本発明は以下の有益な効果を有する。
【0015】
第1に、本発明は猫砂塊収集装置と除去装置を一体に組み合わせ、回動ユニット構造及び
回動ユニット爪部材として設計し、回動ユニットの反転によって、収納室内の猫砂塊の収
集を実現できるだけでなく、収集した猫砂塊を、回動ユニットの反転によって、上向きに
ゴミ箱内に反転させることができ、即ち、1つの反転動作によって、2つの機能を実現で
き、設計が巧みであり、使用しやすい。
【0016】
第2に、収集と除去装置を一体に組み合わせることによって、部品が少なく、構造がより
コンパクトであり、また、反転運動を利用し、猫用トイレの高さ空間を十分に利用し、猫
用トイレの長さを大幅に短くし、猫用トイレの占用面積を大幅に小さくする。
【0017】
第3に、引き出し可能なスライダを設置することによって、スライダが引き出される時、
スライダが猫用トイレの物理スイッチをトリガーし、それによって猫用トイレはオンにな
り、スタンバイ状態から作動状態になり、さらに、スライダが引き出される時、1つの階
段を形成し、猫は猫用トイレの外部から猫用トイレ内の収納室に入りやすく、スライダと
猫用トイレのベースとの間に開閉機構が設置され、開閉構造が押される場合のみ、スライ
ダがベースから引き出され、使用後、スライダをベース内に押し戻し、開閉構造によって
ロックし、スライダが自動的に移し出すことを防止する。
【0018】
第4に、収納室は猫用トイレ内に位置し、その水平方向及び垂直方向はそれぞれ対応する
リミット装置によって実現され、その水平方向のリミット構造は、収納室ベースによって
実現されてもよく、収納室ベースは収納室とマッチングし、収納室のエッジが収納室ベー
スの縁に重ね継ぎ、収納室の外壁と収納室ベースの外壁との間に隙間があり、収納室ベー
スによって収納室の水平運動を制限する。勿論、収納室ベースの底部は水平構造として設
計されてもよく、収納室ベースが猫用トイレベースに安定して置かれることを確保する。
勿論、猫用トイレベースの内壁に環状リミット筒が設置されてもよく、環状リミット筒の
上部にエッジが設置され、収納室のエッジが環状リミットブロックのエッジに重ね継ぎ、
環状リミットブロックは前記収納室よりもやや大きく、収納室の周囲方向の運動を制限で
きる。あるいは、さらにベースに凸リングが設置されてもよい。凸リングは水平に設置さ
れ、収納室の縁は直接凸リングに重ね継ぎ、水平方向のリミット構造は、上記構造に限定
されず、収納室の水平方向の周囲リミットを実現できる他の構造は、いずれも本発明のリ
ミット構造範囲内に属する。
【0019】
収納室の垂直方向のリミットはベースにリミットバーを設置することによって実現でき、
例えば、ベースには水平に設置された長溝が設置され、長溝に押しバーが設置され、押し
バーは収納室の縁の上方に位置し、垂直方向のリミット構造は、上記構造に限定されず、
収納室の上下リミットを実現できる他の構造は、いずれも本発明のリミット構造範囲内に
属する。
【0020】
第5に、回動ユニットの運動は手動回転構造によって実現でき、例えば、回動ユニットの
一端に回転ハンドルが設置され、回動ユニットの他端がベース側壁に回転可能に設置され
、回動ユニット中心軸は水平に設置され、勿論、回動ユニットの両端にいずれもハンドル
が設置されてもよく、ハンドルを回転することによって、回動ユニットの反転を実現でき
、猫砂ブロックの収集及び除去を実現する。
【0021】
回動ユニットの反転はモータによって駆動されてもよく、ベースの一側又は両側にモータ
が取り付けられてもよく、モータによって回動ユニット及び回動ユニット爪部材の反転を
駆動する。
【0022】
第6に、収納室内の両側に設置された1対の第1光電誘導スイッチによって、該光電誘導
スイッチが60秒以上遮られると、猫が収納室に入ったと判定される。1対の第1光電誘
導スイッチが遮られた状態から遮られない状態になると、計時T2を開始し、5分≦T2
≦20分であると、モータの1連の動作の始動を開始する。
【0023】
回動ユニット駆動モータは回動ユニットの振りアームが開始位置を離れるように連動し、
正方向の回転をし、回動ユニットの振りアームが終了位置をトリガーすると、第3光電誘
導スイッチは回動ユニットの振りアームが位置Bに到達したと検出し、コントローラによ
って2秒間停止するようにモータを制御した後、逆方向の運動をするように回動ユニット
の振りアームを連動し、振りアームが位置Aに戻ると、第2光電誘導スイッチは回動ユニ
ットの振りアームが位置Aに到達したと検出し、コントローラによって運動を停止するよ
うにモータを制御し、全運動は終了する。
【0024】
T2時間内に、第1光電誘導スイッチが再び遮られると、遮られることが終了してから計
時T2を再開する。
【0025】
夜間の期間をスリープモードに設定し、この期間にマシンは応答を停止する。
【0026】
第7に、ベースとタンクカバーからなるケースは、左右スプリット構造であってもよく、
上下スプリット構造であってもよい。ケースは上下構造である場合、下ケース及び上ケー
スを備え、下ベースは左右ベース構造であってもよく、前後ベース構造であってもよい。
上ケースは左右タンクカバー構造であってもよく、前後タンクカバー構造であってもよい
。ケースは左右構造である場合、左ケース及び右ケースを備え、左ケースは左トップカバ
ー及び左ベースを備え、右ケースは右トップカバー及び右ベースを備える。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1は、本発明に係る全自動猫用トイレの斜視図である。
図2は、本発明に係る全自動猫用トイレの側面図である。
図3は、
図2におけるA-A方向の断面図である。
図4は、
図2におけるB-B方向の断面図である。
図5は、本発明に係る全自動猫用トイレのタンクドアの構造模式図である。
図6は、本発明に係る全自動猫用トイレの回転アセンブリの模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
図1~6に示すように、全自動猫用トイレは、
ベース3内に設置され、猫砂を置くことに用いられる収納室1と、
回動ユニット2であって、回動ユニット2の両端がベース3内に回転可能に設置され、回
動ユニット2の径方向先端に回動ユニット爪部材4が設置され、回動ユニット2及び回動
ユニット爪部材4は収納室1、ベース3に対して反転運動を行うことができ、回動ユニッ
ト2及び回動ユニット爪部材4の反転運動ストロークはベースに位置する位置Aと位置B
との間にあり、位置Aは収納室内の後部に位置し且つ下向きに傾斜して設置され、位置B
は位置Aの上方に位置し、位置Bはベース内の後部に位置し且つ上向きに傾斜して設置さ
れる回動ユニット2と、を備える。
【0029】
収納室1は回動ユニット2及び回動ユニット爪部材4の下方に位置し、収納室1の内壁は
回動ユニット2及び回動ユニット爪部材4の反転運動ストロークに合わせる空間を有し、
回動ユニット2及び回動ユニット爪部材4の反転運動によって、収納室1内の猫砂ブロッ
クの収集及び除去を実現する。
【0030】
猫用トイレは、回動ユニット爪部材4内の猫砂ブロックを受けるための除去可能なゴミ箱
5をさらに備え、回動ユニット2及び回動ユニット爪部材4が位置Bに移動する時、回動
ユニット爪部材4が収集した猫砂ブロックはゴミ箱5内に入る。
【0031】
猫用トイレにゴミ箱ベースが設置され、ゴミ箱ベースに除去可能なゴミ箱が置かれ、ゴミ
箱にゴミ箱カバーが設けられる。
【0032】
猫用トイレは第1モータ61を備える回動ユニット駆動部材が設けられ、第1モータ61
はベース3に取り付けられ、第1モータ61は回動ユニット2の一端に駆動接続され、第
1モータ61は正反転モータであり、第1モータ61はコントローラと通信する。
【0033】
回動ユニット駆動部材は第2モータ62をさらに備え、第2モータ62はベース3に設置
され、第1、第2モータ61、62は対称に設置され、第2モータ62は回動ユニット2
の他端に駆動接続され、第2モータ62は正反転モータであり、第2モータ62はコント
ローラと通信する。
【0034】
ベースにタンクカバーが設けられ、ベースとタンクカバーは猫用トイレのケースを構成し
、ケースにタンクドア穴が設置され、タンクドア穴にタンクドアフレーム91が設置され
、タンクドアフレーム91に枢軸92を介してタンクドア93がヒンジ連結され、タンク
ドアモータ94は枢軸92に駆動接続され、
枢軸92の両側にそれぞれ第1リミットスイッチ95及び第2リミットスイッチ96が設
置され、
タンクドア93は第1リミットスイッチ95に回転すると、タンクドアは最大角度まで開
き、
タンクドア93は第2リミットスイッチ96に回転すると、タンクドアは閉じる。
【0035】
収納室1は収納室ベース11によってベース3に取り付けられ、収納室ベース11は収納
室の左右運動を制限し、
ベース3の側壁に長溝が設けられ、長溝に押しバーが設置され、押しバーは収納室及び収
納室ベースを押し付け、押しバーは収納室の上下運動を制限する。
【0036】
ベース3にスライダ7が設けられ、スライダ7はベース1に対して水平運動を行うことが
でき、スライダ7はベース内に隠すことができ、スライダ7はベース外にスライドするこ
ともでき、スライダ7に踏み板71が設けられ、ベースに開閉構造31が設けられ、開閉
構造31はスライダ7の引き出し及び引き込みを制御することに用いられる。
【0037】
猫用トイレの底部に回転アセンブリ8が設けられる。
【0038】
回動ユニット2の中心軸側にノッチが設けられ、ノッチは猫に空間を提供することに用い
られ、回動ユニット爪部材4は回動ユニット2に取り外し可能に取り付けられ、回動ユニ
ット爪部材4は径方向に設置された複数の収集爪を備え、収集爪は回動ユニットの連動下
で反転し、径方向に設置された複数の収集爪は収納室の内壁に合わせる。
【0039】
ベースに上フロントカバー及び上リアカバーが設けられ、上フロントカバー及びベースに
ノッチが対応して設けられ、上フロントカバー及びベースの対応するノッチは猫用トイレ
の入口を構成する。
【0040】
猫用トイレは、
収納室に猫がいるか否かを判断するための第1光電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Aに到達するか否かを判断するための第2光
電誘導スイッチセットと、
回動ユニット及び回動ユニット爪部材が位置Bに到達するか否かを判断するための第3光
電誘導スイッチセットと、
作動時間が夜間の非作動期間であるか否かを判断するためのクロックと、
猫用トイレを殺菌するための紫外線ランプビーズと、
猫用トイレの作動状態を表示するための雰囲気ランプアセンブリであって、回動ユニット
及び回動ユニット爪部材が作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第1色を表示し、タ
ンクドアを開閉する場合、雰囲気ランプアセンブリは第2色を表示し、紫外線ランプビー
ズが作動する場合、雰囲気ランプアセンブリは第3色を表示する雰囲気ランプアセンブリ
と、
猫が収納室内に入って収納室内にいる滞在時間T1を取得するための第1タイマと、
猫が収納室内に入って、そして収納室を離れる時間から計時を開始し、収納室内に猫がい
ない時間、即ち猫の離れた時間T2を取得するための第2タイマと、
雰囲気ランプの作動時間を取得するための第3タイマと、
紫外線ランプビーズの稼働時間を取得するための第4タイマと、をさらに備え、
第1光電誘導スイッチセット、第2光電誘導スイッチセット、第3光電誘導スイッチセッ
ト、第1タイマ、第2タイマ、第3タイマ、第4タイマ、クロック、紫外線ランプビーズ
、雰囲気ランプアセンブリ、及び回動ユニット駆動部材はそれぞれコントローラと通信す
る。
【0041】
実施例1
【0042】
猫用トイレ内の両側にベース底板から12cmの高さ箇所に第1光電誘導スイッチがあり
、遮られると猫が猫用トイレに入ったと判断する。60秒以上遮られる場合のみ、猫が猫
用トイレに入ったと判定し、その理由は、回動ユニットが反転する過程で第1光電誘導ス
イッチを暫く遮るためである。
【0043】
回動ユニット側には、反転運動の開始及び終了位置に第2光電誘導スイッチ、第3光電誘
導スイッチが設けられて、反転運動の開始及び終了を判断することに用いられる。
【0044】
回動ユニットに回動ユニット本体及び回動ユニット爪部材が設けられ、回動ユニット爪部
材は取り外して洗浄することができる。
【0045】
猫用トイレの入口箇所に雰囲気ランプアセンブリが設けられる。
【0046】
猫用トイレに猫用トイレベース、猫用トイレスライダ及び収納室が設けられる。スライダ
はベースにストロークが15cmの直線スライドをすることができる。ベースに鋼球溝が
設けられ、スライダに鋼球接触リブが設けられて、引き出す時の嵌合に用いられる。収納
室は砂ボウルを用いてもよく、砂ボウルは砂ボウルベースに置かれ、砂ボウルベースは砂
ボウルの水平方向の運動を制限し、上向きに砂ボウルを持ち上げて容易に洗浄することが
できる。砂ボウルの底部形状は回動ユニットの反転が形成した曲面とフィットし、10m
mオフセットされる。
【0047】
踏み板はスライダに置かれ、スライダが引き出されると、猫は踏み板を踏んで猫用トイレ
に入ることができ、踏み板は取り外して洗浄することができる。踏み板にカーペットが置
かれ、カーペットは取り外して洗浄することができる。踏み板に突出部分が設けられ、ス
ライダが引き出されると本体ベースに置かれたスイッチ(マシン全体の物理的なブートス
イッチ)と接触する。
【0048】
全体ベース及び猫砂ベースに開閉構造が設けられ、本体ベースの側面底部にボタンが設け
られ、ボタンを押すと、スライダをベース外に引き出すことができる。開閉構造が押され
る場合のみ、スライダがベースから引き出され、使用後、スライダをベース内に押し戻し
、開閉構造によってロックし、スライダが自動的に移し出すことを防止する。開閉構造と
しては、ベース内壁に垂直方向に設置されたストップブロックを設置し、スライダの両側
壁に横方向に設置された複数の突出バーを設置することができ、突出バーがストップブロ
ックの後方に位置する場合、ストップブロックの作用により、スライダは引き出すことが
できない。ベースに1つのボタンを設置し、ボタンを押し、ボタンが突出バーに作用し、
突出バーが内へ凹み、突出バーがストップブロックの内側に位置し、この時、スライダは
ベースからスムーズに引き出すことができる。開閉構造は他の構造を用いてもよく、それ
によってスライダをベースに引き出し可能に取り付ける。
【0049】
本体ベースの両側には、モータ、電池、及びメインボードライトの主回路部分を取り付け
るためのサイドプレートが設けられる。サイドプレート外には、両側の回路部分を遮るた
めのサイドカバーが設けられる。サイドカバーに表示窓及び充電インターフェースが設け
られる。
【0050】
猫用トイレベースの下方に回転アセンブリが設けられる。回転アセンブリ8は底板81及
び回転上板82により構成される。回転上板82は底板81に対して回転運動を行うこと
ができる。
【0051】
回転底板81に周方向に設置された複数のレール811が設置され、複数のレール811
は同心的に設置され、複数のレール811は内径が異なり、内から外へ順に設置される。
底板81の中心に中心軸812が設けられる。
【0052】
回転上板82の底部に複数の鋼球リングが設置され、鋼球リングは周方向に設置され、鋼
球リングは対応するレールと嵌合する。鋼球リングは複数の鋼球溝821を備え、鋼球溝
821は周方向に沿って均一に配置され、鋼球溝821は軸方向に設置され、鋼球溝82
1内にグリースによって鋼球822が置かれ、鋼球822は対応するレール811に回転
する。回転上板82の底面中心に軸方向溝823が設けられる。
【0053】
底板81の中心軸812は回転上板82の軸方向溝823内に設置される。
【0054】
回転アセンブリ8は他の構造を用いてもよく、猫用トイレを回転できるようにすればよい
。
【0055】
猫用トイレベースの上前部には、猫用トイレの前部を密閉するための固定する上フロント
カバーが設けられる。猫用トイレベースの上後部には、ゴミ箱を置くこと及び猫用トイレ
の後部を部分的に密閉することに用いられる、固定するゴミ箱シートプレートが設けられ
る。勿論、タンクカバーは左右構造として設計されてもよい。
【0056】
シートプレートに引き出し可能なゴミ箱が置かれ、ゴミ箱は収集された猫砂の塊を収集し
たり吐き出したりすることに用いられる。シートプレートには後上方の空間を密閉するた
めのゴミカバーがさらに置かれる。ゴミカバーにはトップカバーとより密着するための磁
石がさらに置かれる。
【0057】
スタンバイ状態で回動ユニットは位置Aに停止し、猫が猫用トイレに入った後、離れてか
ら計時を開始して指定時間、例えば10分になると、回動ユニットは220度の回転を開
始し、塊になった猫砂をゴミ箱内に入れる。
【0058】
本発明は自動稼働モードを用いてもよいし、手動稼働モードを用いてもよい。自動稼働モ
ードと手動移動との区別は、回動ユニット及び回動ユニットアセンブリの始動条件が異な
ることである。自動稼働モード時、回動ユニット及び回動ユニットアセンブリの始動条件
は、猫が内部に入り、猫が収納室の内部にいると第1光電誘導スイッチセットが検出し、
第1タイマが時間の記録を開始し、猫が入っている時間が60秒以上に達すると、猫が内
部でトイレを使用すると確定し、猫が離れると第1光電誘導スイッチセットが検出した後
、第2タイマが離れた時間を記録し、10分に達すると、回動ユニット及び回動ユニット
爪部材の掃除機能の稼働を自動的に開始するということである。手動稼働モードの始動条
件は、収納室内に猫がいなければ、回動ユニット駆動モータを始動して回動ユニット及び
回動ユニット爪部材の掃除機能を稼働させることができるということである。
【0059】
使用の準備を開始するが稼働を始動しない時、スライダの踏み板を所定の位置に引き、踏
み板がオン/オフ誘導スイッチと接触し、コントローラはオン/オフ誘導スイッチが閉じ
ると検出し、雰囲気ランプが青色で点灯し、t3(5秒≦t3≦)遅延して点灯した後に
消灯する。スライダの踏み板が所定の位置に引かれない場合又は誘導スイッチが閉じると
検出しない場合、自動稼働モード及び手動稼働モードは始動して稼働することができない
。
【0060】
自動稼働モード
【0061】
第2光電誘導スイッチセットは回動ユニット及び回動ユニット爪部材の位置が原点、即ち
位置Aにあるか否かを検出し、原点になければ、回動ユニット駆動直流モータ(反転)を
稼働させて原点の位置に戻し、戻すと同時に雰囲気ランプが緑色になってゆっくりと点滅
し、原点(第2光電誘導スイッチセット)に戻した後に安全ドア(即ちタンクドア)を駆
動する直流モータをオンにして正転させ、雰囲気ランプが青色で速く点滅し、安全ドアが
最大位置まで開き、位置Cと記し、第1リミットスイッチ信号が検出され、タンクドア駆
動モータが作動を停止し、雰囲気ランプが青色で常時に点灯する。
【0062】
自動稼働状態を停止し、同時に安全ドアを駆動する直流モータが閉位置まで反転し、位置
Dと記し、第2リミットスイッチ信号が検出され、タンクドア駆動モータが停止し、稼働
過程で雰囲気ランプが青色で速く点滅し、タンクドア駆動モータが停止した後に全ての雰
囲気ランプを同時にオフにする。
【0063】
自動稼働状態で、猫が内部に入り、猫が収納室の内部にいると第1光電誘導スイッチセッ
トが検出し、第1タイマが時間の記録を開始し、猫が入っている時間が60秒以上に達す
ると、猫が内部でトイレを使用すると確定し、猫が離れると第1光電誘導スイッチセット
が検出した後、第2タイマが離れた時間を記録し、10分に達すると、回動ユニット及び
回動ユニット爪部材の掃除機能の稼働を自動的に開始する。
【0064】
掃除機能の稼働を自動的に開始し、安全ドアを駆動する直流モータを始動して反転させ、
閉位置(位置D)に到達して第2リミットスイッチ信号を検出すると停止し、回動ユニッ
ト減速モータが前進を開始し、緑色灯がゆっくりと点滅し、位置Bに前進し、第3光電誘
導スイッチセット(光電透過誘導)が信号を検出すると、回動ユニット減速モータが直ち
に停止し、2秒遅延した後、回動ユニット減速モータが反転して後退を開始し、緑色灯が
ゆっくりと点滅し、原点、即ち位置Aに後退する。第2光電誘導スイッチセット(光電透
過誘導)が信号を検出すると、回動ユニット減速モータが完全に停止し、掃除動作が完了
した後に安全ドアを駆動する直流モータが正転し、安全ドアが位置Cまで開き、第1リミ
ットスイッチ信号を検出すると停止し、雰囲気ランプが青色に戻る。
【0065】
回動ユニットの稼働中に、安全ドアが猫に推されて閉位置(位置D)から離れ、雰囲気ラ
ンプが赤色で点灯し、回動ユニットの稼働を中断し、安全ドアを駆動する直流モータが反
転し、閉位置(位置D)に到達し、第2リミットスイッチ信号を検出すると、回動ユニッ
トを稼働し続けて掃除し、雰囲気ランプが稼働時の緑色に戻る。
【0066】
手動稼働モード
【0067】
安全ドアを駆動する直流モータを始動して閉位置Dに反転させ、第2リミットスイッチ信
号を検出すると、安全ドア駆動モータが作動を停止し、回動ユニット減速モータの稼働を
開始し、前進を開始して位置Bに到達すると停止し、回動ユニット減速モータが後退を開
始し、原点位置Aに到達すると停止し、稼働過程で雰囲気ランプが緑色でゆっくりと点滅
し、過程が完了した後、安全ドアが位置Cまで開き、雰囲気ランプが青色に戻る。
【0068】
手動過程で、手動で原点位置Aに移動せず、20分遅延した後、自動的に原点位置Aに戻
ると、自動稼働状態に切り替わる。
【0069】
まず、第2リミットスイッチによって安全ドアが閉状態(位置D)にあると検出すると、
回動ユニット減速モータの稼働を開始し、前進を開始して所定の位置(位置B)に到達す
ると停止し、その後、回動ユニット減速モータが後退を開始し、原点位置(A)に到達す
ると停止し、稼働過程で雰囲気ランプが緑色でゆっくりと点滅する。
【0070】
猫用トイレの自動的掃除が完了した後、紫外線ランプビーズをオンにし、20分殺菌して
オフにし、消毒過程で雰囲気ランプが赤色になってゆっくりと点滅し、殺菌中に、第1光
電誘導スイッチセットは猫が入ったと検出すれば、紫外線ランプビーズ殺菌灯をオフにす
る。
【0071】
クロックによって夜間の10時~朝の6時の期間をスリープモードに設定し、自動稼働状
態で、夜間スリープ時間になると、この期間にマシンは稼働を停止し、全ての雰囲気ラン
プがオフになり、昼時間になると自動的に稼働状態に回復する。夜間の期間をスリープモ
ードに設定し、この期間にマシンは応答を停止する。
【0072】
猫用トイレの給電電圧については主に直流低圧12Vで給電する。
【0073】
猫用トイレの入口及び内部に光電センサ(光電センサの透過状態)を用いて、猫の出入過
程を検出する。
【0074】
回動ユニットの機械的運動は両側の減速モータ(モータ電圧が直流12Vである)を用い
て正反並列し、正反転検出を行うためのリミット検出用光電センサをそれぞれ1つを追加
する(光電センサの透過状態で所定の位置に前進すると位置検出し、原点位置への信号を
戻す)。
【0075】
踏み板引き位置誘導スイッチは1つある。安全ドア位置リミットスイッチは2つの誘導ス
イッチを用いる。踏み板引き誘導スイッチ及び安全ドア誘導スイッチは普通のリミットス
イッチを使用すればよい。
【0076】
クロック表示は0.56インチのデジタルチューブを用いてもよく、クロックは電池構造
を用いてもよく、プラグイン構造を用いてもよい。クロックは電池構造を用いることで、
オフ後にオンになると時間が正確ではなくなり時間を調整する必要があることを防止する
ことができる。
【0077】
第1、第2、第3光電誘導スイッチセットは赤外線放射チューブ+赤外線受信チューブの
構造を用いてもよく、即ち光電センサの透過状態が遮断されるか否かによって判断する。
赤外線放射チューブと赤外線受信チューブの構造の間が遮断される場合、猫が猫用トイレ
に入ったと判断し、そうでない場合、入らない。赤外線放射チューブと赤外線受信チュー
ブの構造の間が回動ユニットに遮断される場合、回動ユニットが位置A又は位置Bに到達
すると判断し、そうでない場合、指定位置に到達しない。
【0078】
本発明は猫砂塊収集装置と除去装置を一体に組み合わせ、回動ユニット構造及び回動ユニ
ット爪部材として設計し、回動ユニットの反転によって、収納室内の猫砂塊の収集を実現
できるだけでなく、収集した猫砂塊を、回動ユニットの反転によって、上向きにゴミ箱内
に反転させることができ、即ち、1つの反転動作によって、2つの機能を実現でき、設計
が巧みであり、使用しやすい。
【0079】
本発明は収集と除去装置を一体に組み合わせることによって、部品が少なく、構造がより
コンパクトであり、また、反転運動を利用し、猫用トイレの高さ空間を十分に利用し、猫
用トイレの長さを大幅に短くし、猫用トイレの占用面積を大幅に小さくする。
【0080】
本発明は引き出し可能なスライダを設置することによって、スライダが引き出される時、
スライダが猫用トイレの物理スイッチをトリガーし、それによって猫用トイレはスタンバ
イ状態から作動状態になり、さらに、スライダが引き出される時、1つの階段を形成し、
猫は猫用トイレの外部から猫用トイレ内の収納室に入りやすく、スライダと猫用トイレの
ベースとの間に開閉機構が設置され、開閉構造が押される場合のみ、スライダがベースか
ら引き出され、使用後、スライダをベース内に押し戻し、開閉構造によってロックし、ス
ライダが自動的に移し出すことを防止する。
【0081】
本発明の収納室は猫用トイレ内に位置し、その水平方向及び垂直方向はそれぞれ対応する
リミット装置によって実現され、その水平方向のリミット構造は、収納室ベースによって
実現されてもよく、収納室ベースは収納室とマッチングし、収納室のエッジが収納室ベー
スの縁に重ね継ぎ、収納室の外壁と収納室ベースの外壁との間に隙間があり、収納室ベー
スによって収納室の水平運動を制限する。勿論、収納室ベースの底部は水平構造として設
計されてもよく、収納室ベースが猫用トイレベースに安定して置かれることを確保する。
勿論、猫用トイレベースの内壁に環状リミット筒が設置されてもよく、環状リミット筒の
上部にエッジが設置され、収納室のエッジが環状リミットブロックのエッジに重ね継ぎ、
環状リミットブロックは収納室よりもやや大きく、収納室の周囲方向の運動を制限できる
。あるいは、さらにベースに凸リングが設置されてもよい。凸リングは水平に設置され、
収納室の縁は直接凸リングに重ね継ぎ、水平方向のリミット構造は、上記構造に限定され
ず、収納室の水平方向の周囲リミットを実現できる他の構造は、いずれも本発明のリミッ
ト構造範囲内に属する。
【0082】
本発明の収納室の垂直方向のリミットはベースにリミットバーを設置することによって実
現でき、例えば、ベースには水平に設置された長溝が設置され、長溝に押しバーが設置さ
れ、押しバーは収納室の縁の上方に位置し、垂直方向のリミット構造は、上記構造に限定
されず、収納室の上下リミットを実現できる他の構造は、いずれも本発明のリミット構造
範囲内に属する。
【0083】
本発明の回動ユニットの運動は手動回転構造によって実現でき、例えば、回動ユニットの
一端に回転ハンドルが設置され、回動ユニットの他端がベース側壁に回転可能に設置され
、回動ユニット中心軸は水平に設置され、勿論、回動ユニットの両端にいずれもハンドル
が設置されてもよく、ハンドルを回転することによって、回動ユニットの反転を実現でき
、猫砂ブロックの収集及び除去を実現する。
【0084】
本発明の回動ユニットの反転はモータによって駆動されてもよく、ベースの一側又は両側
にモータが取り付けられてもよく、モータによって回動ユニット及び回動ユニット爪部材
の反転を駆動する。
【0085】
本発明のベースとタンクカバーからなるケースは、左右スプリット構造であってもよく、
上下スプリット構造であってもよい。ケースは上下構造である場合、下ケース及び上ケー
スを備え、下ベースは左右ベース構造であってもよく、前後ベース構造であってもよい。
上ケースは左右タンクカバー構造であってもよく、前後タンクカバー構造であってもよい
。ケースは左右構造である場合、左ケース及び右ケースを備え、左ケースは左トップカバ
ー及び左ベースを備え、右ケースは右トップカバー及び右ベースを備える。
【国際調査報告】