(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-15
(54)【発明の名称】飲料調製機器、及びスチームワンドを飲料調製機器に接続する方法
(51)【国際特許分類】
A47J 31/44 20060101AFI20220805BHJP
【FI】
A47J31/44 420
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021573917
(86)(22)【出願日】2020-06-10
(85)【翻訳文提出日】2022-02-10
(86)【国際出願番号】 EP2020066090
(87)【国際公開番号】W WO2020249615
(87)【国際公開日】2020-12-17
(32)【優先日】2019-06-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GB
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】512183563
【氏名又は名称】コニンクレイク ダウエ エフベルツ ベー.フェー.
(74)【代理人】
【識別番号】100091443
【氏名又は名称】西浦 ▲嗣▼晴
(74)【代理人】
【識別番号】100130432
【氏名又は名称】出山 匡
(74)【代理人】
【識別番号】100091649
【氏名又は名称】初瀬 俊哉
(72)【発明者】
【氏名】ハンセン,ニコラス
(72)【発明者】
【氏名】ウッダール,ハリソン ロイド
(72)【発明者】
【氏名】プレヴニック,マルコ
【テーマコード(参考)】
4B104
【Fターム(参考)】
4B104AA27
(57)【要約】
本発明は、スチームワンドコネクタを備える飲料調製機器を提供し、スチームワンドコネクタが、第1の最大幅を有する第1の部分を有するアパーチャを備え、第1の部分が、第2のより狭い幅を有する第2の部分までテーパが付いており及び/又は湾曲している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
スチームワンドコネクタを備える飲料調製機器であって、前記スチームワンドコネクタは、第1の最大幅を有する第1の部分を有するアパーチャを備え、前記第1の部分が、第2のより狭い幅を有する第2の部分までテーパが付いており及び/又は湾曲している飲料調製機器。
【請求項2】
前記第1の部分の断面が、円形、バルーン形状、半円形、円形セクタ、円形キャップ、又は漏斗形状である請求項1に記載の飲料調製機器。
【請求項3】
前記第2の部分が、管状断面又はチャネル断面を有する請求項1又は2に記載の飲料調製機器。
【請求項4】
前記第2の部分が、前記第1の部分の下方に延びている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の飲料調製機器。
【請求項5】
前記コネクタの前記アパーチャが、前記飲料調製機器の蒸気源と直接的又は間接的に流体連通している請求項1乃至4のいずれか1項に記載の飲料調製機器。
【請求項6】
前記アパーチャが、スロット又はキャビティを備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の飲料調製機器。
【請求項7】
前記スロットが、鍵穴形状を有するか、又は前記キャビティが、鍵穴断面形状を有する請求項6に記載の飲料調製機器。
【請求項8】
前記コネクタが、コネクタプレートを備え、前記アパーチャが、前記コネクタプレートに形成されたポケット又はくぼみ内に後退している、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の飲料調製機器。
【請求項9】
前記コネクタプレートが、前記飲料調製機器の前面に配置されている請求項8に記載の飲料調製機器。
【請求項10】
請求項1乃至9のいずれか1項に記載の飲料調製機器と、スチームワンドと、を備え、前記スチームワンドが、ヘッド及び本体を備え、前記ヘッドが、前記本体よりも広く、前記スチームワンドの前記ヘッド及び前記本体を通って蒸気導管が延びているシステム。
【請求項11】
前記ヘッドの幅が、前記コネクタの前記第1の部分の幅よりも小さいが、前記第2の部分の幅よりも広く、前記本体の幅が、前記コネクタの前記第2の部分の前記幅よりも小さい請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記ヘッドが、球形、半球形、バルーン形状、球形キャップ、球形セグメント、又は漏斗形状を有する請求項10又は11に記載のシステム。
【請求項13】
前記ヘッドが、前記本体に一体的に取り付けられているか、又は前記本体から取り外し可能である請求項10乃至12のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項14】
前記スチームワンドが、更にハンドルを備える請求項10乃至13のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項15】
前記スチームワンドの前記本体の幅が、前記スチームワンドの前記ヘッドの幅の75%以下である請求項10乃至14のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項16】
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の飲料調製機器にスチームワンドを取り付ける方法であって、
前記ヘッドが、前記本体よりも広く、前記スチームワンドの前記ヘッド及び前記本体を通って蒸気導管が延びている前記ヘッド及び本体を有するスチームワンドを準備するステップと、
前記スチームワンドのヘッドを前記飲料調製機器コネクタアパーチャの前記第1の部分に導入するステップと、
前記スチームワンドの本体を前記飲料調製機器コネクタアパーチャの前記第2の部分内に配向するステップと、
を含む飲料調製機器にスチームワンドを取り付ける方法。
【請求項17】
第2のより狭い幅を有する本体までテーパが付いており及び/又は湾曲している第1の最大幅を有するヘッドを備えるスチームワンド。
【請求項18】
前記ヘッドが、球形、バルーン、半球形、球形セクタ、球形キャップ、又は漏斗の形状を有し、前記本体が、半円筒形状などの管状、角柱、又はチャネル形状を有する請求項17に記載のスチームワンド。
【請求項19】
前記ヘッドが、飲料調製機器蒸気導管封止手段を備える飲料調製機器蒸気導管コネクタを備える請求項17又は18に記載のスチームワンド。
【請求項20】
前記封止手段が、弾性封止手段を含む請求項19に記載のスチームワンド。
【請求項21】
前記弾性封止手段が、ゴム製又はシリコーン製のシールを含む請求項20に記載のスチームワンド。
【請求項22】
前記弾性封止手段が、Oリングを含む請求項19乃至21のいずれか1項に記載のスチームワンド。
【請求項23】
前記封止手段が、取り外し可能な封止手段を含む請求項19乃至22のいずれか1項に記載のスチームワンド。
【請求項24】
蒸気入口と、蒸気出口と、スチームワンドヘッドを通って前記蒸気入口と前記蒸気出口との間に延びる蒸気導管と、を備え、前記ヘッドが、使用時に飲料調製機器の蒸気導管を受け入れるように配置された飲料調製機器蒸気導管コネクタを更に備え、前記飲料調製機器蒸気導管コネクタが、前記ヘッドの上端部に形成された凹部又はくぼみを備え、前記蒸気入口が、前記凹部又はくぼみ内に位置し、飲料調製機器蒸気導管封止手段が、前記蒸気入口の周辺部の周りにおいて前記凹部又はくぼみ内に位置していることを特徴とするスチームワンドヘッド。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料調製機器(beverage preparation machines)、並びに飲料調製機器及びスチームワンド(steam wand)を備えるシステムに関する。本発明は更に、飲料調製機器にスチームワンドを取り付ける方法、及びスチームワンドに関する。
【背景技術】
【0002】
コーヒーマシンなどの飲料調製機器は、ミルク飲料を加温及び/又は泡立てるためにミルク容器と組み合わせることができる泡立てシステムを備えていることが知られている。例えば、カプチーノ、マキアート、フラットホワイト及び/又はラッテなどの、泡立てたミルクの層を含むコーヒー調製物に対する消費者からの増大する要望は、コーヒー産業に対して、新しい及び/又は改善された泡立てシステムの開発を促している。
【0003】
泡の層は、飲料調製物の魅力を向上させ、消費者のより良い経験と顧客満足度をもたらす。
【0004】
既知の泡立てシステムでは、ミルク飲料を温めて乳化するためにスチームワンド(泡立てワンド(floth wand)とも呼ばれる)を通してミルク容器に送られる蒸気の流れ又はジェットを通じて、通常は加熱及び泡立てが行われる。
【0005】
スチームワンドは、典型的に細長い部材である。使用時にはカップ又は他の容器の中へ延び、その中で飲料が加熱され泡立てられる。ワンドは、蒸気が、飲料調製装置内の蒸気供給部に接続されたワンドの入口端から通過し、次いでその蒸気が、飲料中に排出されるように構成されたワンドの出口端に達する蒸気導管を有する。
【0006】
そのようなシステムは、例えば、米国特許出願公開第A1-2003/0131735号に開示されているように、ワンドは、概ね管状の外側スリーブと、外側スリーブ内の内部コアとを含む。内部コアは蒸気導管を画定し、ワンドは更に、飲料調製装置の蒸気供給部へのワンドの接続を容易にするための連結機構を含む。連結機構は、ねじ山、クランプ、溝、クイックコネクト機構、又は、蒸気供給部と接続するように相補的に構成され、かつ、蒸気供給部からワンドを切り離し、再連結できるようにしてメンテナンス及び洗浄を容易にする他の好適な締結具を含んでいてもよい。外側スリーブは、洗浄及び修理のために取り外すこともできる。例えば、ある風味の飲料を調製した後に、続いて調製する飲料に望ましくない風味を与えるリスクを最小化するために、外側スリーブを取り外すこともある。加えて、それぞれが個別に特定の機能に対応するように構成された、いくつかの異なる外側スリーブを交換可能にワンドコアに連結して、それによりワンドの有用性が多様化されることもある。
【0007】
衛生的観点から、使用後は毎回ワンドを切り離し、洗浄して再連結することが望ましい。しかし、米国特許出願公開第A1-2003/0131735号に開示されたシステムでは、このプロセスは、多大な時間を要するため実現が難しく、その結果、システムのユーザが使用後のワンドの洗浄をせずにいることが多くなり、健康リスクにつながる可能性がある。加えて、汚れたワンドは、飲料調製装置の内部を汚すこともあり、装置内部の汚れの除去は困難になることがある。
【0008】
従来のシステムの問題のいくつかに対処するために、国際公開第2017/003289(A2)号は、ワンドが使い捨てであり、かつワンドをより簡単にかつ素早く取り外して交換できるシステムを提案した。このシステムは、蒸気源に接続された蒸気ノズルと、ワンドが取り外し可能に受け入れられるワンドホルダとを有する飲料調製機器を含む。ワンドホルダは、動作位置と非動作位置との間を手動で移動可能であり、動作位置では蒸気ノズルがワンドの蒸気入口と流体連通し、非動作位置ではワンドをワンドホルダに挿入すること又はワンドホルダから取り外すことができる。この構造では、ワンドホルダを非動作位置に移動させることによって、使用済みのワンドを装置から素早く容易に取り外すことができる。使用済みのワンドは廃棄して、新品のワンドに交換できる。
【0009】
使い捨てワンドを備えることにより、非常に衛生的な手段でシステムを使用できると同時に、使用済みのワンドの洗浄を省くことができるのでワンドの交換に必要な時間が短縮される。これは、米国特許出願公開第A1-2003/0131735号に開示されているシステムの改善ではあるが、エンドユーザの視点から見てより簡潔で直感的な、飲料調製機器へのワンドの着脱のための構成を開発する必要性がある。
【0010】
したがって、既知の泡立てシステムの挙動を模倣するが、飲料調製機器に対して、容易かつ直感的にワンドを挿入可能にする解決策を提供することが有利である。
【0011】
更に、飲料調製機器からワンドを容易に切り離す解決策を提供することが有利である。
【0012】
最終的に、ワンドを飲料調製機器に挿入するときに、ワンドをワンドコネクタ又はホルダと慎重に位置合わせする必要がない解決策を提供することが有利である。
【0013】
したがって、本発明の実施形態の目的は、本明細書で開示され又はされていない先行技術の少なくとも1つの問題を克服若しくは軽減する使い勝手の良い泡立ち(foaming)の解決策を充足することにある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
本発明の第1の実施形態によれば、スチームワンドコネクタ(steam wand connector)を含む飲料調製機器が提供され、コネクタは、第1の最大幅を有する第1の部分を有するアパーチャ(aperture)を含み、第1の部分は、第2のより狭い最大幅を有する第2の部分までテーパになっており/又は湾曲している。
【0015】
第1のより大きい部分及び第2のより狭い部分、並びに湾曲し又はテーパが付いている接合部を有するコネクタアパーチャ(connector aperture)は、球状ヘッドを有するスチームワンドのヘッドを多くの異なる角度で第1の部分に挿入することを可能にし、次いで、湾曲/テーパになっている接合部を使用して、チームワンドの本体を第2の部分に容易に回転させ及び移動させることを可能にしている。
【0016】
アパーチャの第1の部分は、第2の部分よりも少なくとも25%、30%、35%、40%、45%、又は少なくとも50%広くてもよい。アパーチャの第1の部分は、好ましくは、第1の部分の少なくとも75%、80%、85%、90%、又は少なくとも95%を取り囲む湾曲している又は丸みを帯びた縁部を備え、より好ましくは実質的に100%である。
【0017】
いくつかの実施形態では、前述の第1の部分の断面は、実質的に、円形、半円形、円形セグメント、円形キャップ、バルーン形状、又は漏斗形状であってもよい。また前述の第2の部分は、スロット、管状、又はチャネル形状の断面を有してもよく、第1の部分の下方に延びていてもよい。アパーチャの第2の部分は、その遠位端で開放していてもよい。すなわち、アパーチャの第2の部分は、開放端スロットを備えてもよい。好ましい実施形態では、第1の部分の断面は、実質的に円形又はバルーン形状であって、スロット又はチャネル形状の断面を有する第2の部分までテーパが付いていてもよい。「バルーン」形状とは、より狭いネックまでテーパが付いている球状の丸みを帯びたキャップを意味する。
【0018】
いくつかの実施形態では、コネクタは、飲料調製機器の蒸気源と直接的又は間接的に流体連通していてもよい。
【0019】
アパーチャは、コネクタプレート(connector plate)に形成されていてもよい。
【0020】
いくつかの実施形態では、アパーチャは、コネクタプレートを通るスロットを備えてもよく、又はコネクタプレートに形成されたキャビティ(又はポケット)への開口部として形成されてもよい。キャビティは、アパーチャを形成するために一方の側で開放しているキャビティ本体を備えていてもよい。好ましくは、前述のスロットが、鍵穴形状を有してもよく、又はキャビティが、鍵穴断面形状を有してもよい。いくつかの実施形態では、前述のキャビティの第1の部分は、実質的に、球形、半球形、球形キャップ、部分的球形、バルーン、又は球形セグメントの形状を有していてもよく、前述のキャビティの第2の部分は、好ましくはその遠位端で開放している、半円筒などの管状又はチャネル形状を有していてもよい。より好ましいいくつかの実施形態では、アパーチャは、第1の部分を有するキャビティを備え、第1の部分は、実質的に、球形、バルーン、半球形、部分的球形、球形セグメント、又は球形キャップの形状(好ましくは、実質的に球形、バルーン形状、又は半球形)であり、かつ第2の部分に向けてテーパが付いているチャネル(例えば、断面がU字形状又は半円形であり得る)を有するか、より好ましくは、その遠位下端で開放している半円筒形状であるチャネルを有する。
【0021】
いくつかの実施形態では、アパーチャは、コネクタプレートのポケットに形成されている(好ましくは、ポケットの基部に形成されている)など、コネクタプレート内に後退している。
【0022】
いくつかの実施形態では、コネクタプレートは、それらの間に画定されたポケットを形成するように内向きにテーパが付いている(好ましくは平面状の)頂部壁並びに左側壁及び右側壁を備えてもよく、アパーチャは、ポケットの基部に形成されてもよい。
【0023】
コネクタプレートは、使用時に最終飲料容器の実質的に上方の位置にあるようにすることができる、飲料調製機器の前面に配置されてもよい。
【0024】
飲料調製機器は、コーヒー調製マシンであってもよい。
【0025】
飲料調製機器は、コネクタプレートのアパーチャと間接的又は直接的に流体連通する蒸気出口を備えていてもよい。いくつかの実施形態では、飲料調製機器の蒸気出口は、動作位置において、少なくとも部分的にアパーチャ内に延びていてもよい。いくつかの実施形態では、蒸気出口は、非動作位置において、アパーチャの外側に留まっていてもよい。動作位置は、使用時に蒸気がアパーチャ内に、又はアパーチャに接続された任意のスチームワンド内に流れ込むことができる位置であってもよい。アパーチャがキャビティを備える場合、飲料調製機器の蒸気出口は、蒸気出口が少なくとも部分的にキャビティ内に延びる動作位置と、蒸気出口がキャビティの外側に留まる非動作位置との間で移動可能であってもよい。他の実施形態では、飲料調製機器蒸気出口は、静止したままであり(例えば、別個の2つの位置の間で移動可能ではなく)、コネクタプレートのアパーチャ(又はキャビティ)内に接続された任意のスチームワンドは、スチームワンドが蒸気出口に流体接続された動作位置と、スチームワンドが蒸気出口に切断された非動作位置との間で移動させてもよい。非動作位置では、飲料調製機器蒸気出口は、蒸気がそこから流れ出ることができないように閉鎖されてもよい。飲料調製機器に接続可能なスチームワンドは、スチームワンドを通って延び、かつスチームワンドのヘッド内の蒸気導管開口部を通して蒸気を受け入れて、蒸気をそこから供給することができるスチームワンドの遠位端に、蒸気を搬送、輸送、又は案内するように構成されている、蒸気導管を備えていてもよい。飲料調製機器の蒸気出口及び/又はスチームワンドヘッドは、使用時に蒸気出口がスチームワンドヘッド内の蒸気導管開口部に少なくとも部分的に入るように、移動させてもよいし、移動可能としてもよい。
【0026】
本発明の第2の態様によれば、本発明の第1の態様の飲料調製機器と、スチームワンドと、を備えるシステムが提供され、スチームワンドは、ヘッド及び本体を備え、ヘッドは、本体よりも広く、スチームワンドのヘッド及び本体を通って蒸気導管が延びる。
【0027】
好ましい実施形態では、ヘッドの幅(又は直径)は、コネクタの第1の部分の幅(又は直径)よりも小さいが、第2の部分の幅(又は直径)よりも広く、本体の幅(又は直径)は、コネクタの第2の部分の幅(又は直径)よりも小さい。このようにして、ワンドヘッドをコネクタのアパーチャの第1の部分に挿入することができ、ヘッドは、コネクタのアパーチャの第2の部分内に通過することができないが、次いで、本体をその少なくとも一部分が第2の部分に入るように操作することができる。湾曲している第1の部分は、ヘッドを多くの向きで挿入し、かつ本体を、第2の部分内に嵌合するように移動させることを可能にする。
【0028】
いくつかの好ましい実施形態では、ヘッドは、円筒などの管状、角柱、又はチャネル形状を有する本体に向かってテーパが付いていてもよく、実質的に、球形、半球形、バルーン、部分的球形、球形セグメント、又は球形キャップの形状であってよい。更に、コネクタアパーチャの第1の部分は、ヘッドの形状と一致する形状であってよく、好ましくは実質的に、球形又はバルーン形状であってよい。コネクタアパーチャの第2の部分は、スチームワンドの本体の形状に合致し又は相補的な管状、角柱、若しくはチャネル形状、又は半管状、半角柱、若しくは半チャネル形状でもよい。第2の部分は、スチームワンド本体がアパーチャの外に延びることを可能にするように、その遠位端で開放していてもよい。
【0029】
いくつかの実施形態では、ヘッドは、本体と一体であってもよく、本体に取り付けられてもよく、又は本体から取り外し可能であってもよい。
【0030】
いくつかの実施形態では、スチームワンドは、ハンドルを更に備えることができる。
【0031】
いくつかの実施形態では、ハンドルは、ヘッド若しくは本体に取り付けられてもよく、ヘッド若しくは本体に取り付け可能であってもよく、ヘッド若しくは本体から取り外し可能でであってもよく、又はヘッド若しくは本体と一体であってもよい。
【0032】
本発明の第3の態様によれば、本発明の第1の態様の飲料調製機器にスチームワンドを取り付ける方法が提供され、この方法は、
ヘッドが、本体よりも広く、スチームワンドのヘッド及び本体を通って蒸気導管が延びるような、ヘッド及び本体を有するスチームワンドを準備するステップと、
スチームワンドヘッドを飲料調製機器コネクタアパーチャの第1の部分に導入するステップと、ワンド本体を飲料調製機器コネクタアパーチャの第2の部分内に配向するステップと、を含む。
【0033】
スチームワンドは、本発明の第2の態様に関して上述したようになっていてよく、全ての実施形態又は実施形態の組み合わせは、独立して使用されてよい。
【0034】
本発明の第4の態様によれば、第2のより狭い幅を有する本体までテーパが付いている及び/又は湾曲している第1の最大幅を有するヘッドを備えるスチームワンドが提供され、ヘッド及び本体は、ヘッドの蒸気入口及び本体の蒸気出口を有する、それを通って延びる蒸気導管を備える。
【0035】
ヘッドは、実質的に球形、バルーン形状、半球形、部分的球形、球形キャップ、又は球形セグメント形状であってもよい。いくつかの好ましい実施形態では、ヘッドは、実質的に球形又はバルーン形状であってよく、本体は、円筒などの、管状、角柱、若しくはチャネル形状、又は半管状、半角柱、若しくは半チャネル形状であってよい。
【0036】
ヘッドは、使用時に飲料調製機器の蒸気導管を受け入れるように配置された飲料調製機器蒸気導管コネクタを備えていてよい。その蒸気導管コネクタは、それ自体が、蒸気入口の開口部を備えていてよく、蒸気入口の開口部は、例えば、ワンド蒸気入口の開口部に同軸に入る、若しくは開口部を取り囲む、又は開口部に当接する、のいずれかであってよく、飲料調製機器の蒸気導管の出口を受け入れるようにサイズが決定され、及び/又は構成されていてもよい。
【0037】
蒸気導管コネクタは、弾性封止手段(resilient sealing means)のような封止手段(シールなど)を含んでいてよく、その封止手段は、使用時に、接合されたときに蒸気導管コネクタと飲料調製機器の蒸気導管との間の接合部からの蒸気の漏れがないことを確保する(ensure)ように配置される。
【0038】
蒸気導管コネクタは、ヘッドの上端部に形成された凹部又はくぼみ(recess or depression)を備えていてよく、ワンド蒸気入口は、凹部又はくぼみ内に位置し、飲料調製機器蒸気導管封止手段は、好ましくは蒸気入口の周辺部の周りにおいて凹部又はくぼみ内に位置する。
【0039】
いくつかの実施形態では、封止手段は、弾性封止手段であり、弾性シールを含んでいてよい。その弾性シールは、環状ガスケット又はOリングなどの環状シールであってもよい。このようにして、飲料調製機器の蒸気導管の出口が、スチームワンドヘッドの蒸気導管コネクタ内に受け入れられるとき、弾性環状封止手段を通過し、又はその周りを通ってワンド蒸気入口に接続されていてよく、環状封止手段の弾力性により、2つの構成要素間の接合部を把持し、それによって、蒸気漏れが防止され、構成要素間の堅牢な接続を確保する。
【0040】
いくつかの実施形態では、封止手段は、凹部又はくぼみ内に取り外し可能に装着されるか、又は装着可能である。そのような実施形態では、封止手段は、損傷した場合又は衛生上の理由で、交換されればよいし、又は交換可能であってもよい。
【0041】
ヘッド、ハンドル、及び/又は本体は、金属、合金、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)などのポリマー基材、ゴム、シリコーン、及び/又はそれらの任意の組み合わせから選択される材料を含んでいてよい。
【0042】
本発明の第5の態様によれば、蒸気入口と、蒸気出口と、スチームワンドヘッドを通って蒸気入口と蒸気出口との間に延びる蒸気導管と、を備えるスチームワンドヘッドが提供され、そのスチームワンドヘッドは、使用時に飲料調製機器の蒸気導管を受け入れるように配置された飲料調製マシン蒸気導管コネクタを更に備え、使用時にワンド蒸気入口と飲料調製機器蒸気導管との間の接続部からの蒸気漏れを防止するように配置された飲料調製機器蒸気導管シールを更に備える。
【0043】
蒸気導管コネクタは、ヘッドの上端部に形成された凹部又はくぼみを備えていてよく、蒸気入口は、凹部又はくぼみ内に位置し、飲料調製機器蒸気導管シールは、蒸気入口の周辺部の周りにおいて凹部又はくぼみ内に位置する。
【0044】
いくつかの実施形態では、シールは、弾性シールである。弾性シールは、環状ガスケット又はOリングなどの環状シールであってもよい。このようにして、飲料調製機器の蒸気導管は、スチームワンドヘッドの蒸気導管コネクタ内に又はその周囲に受け入れられるとき、弾性(環状)封止手段を通過し、又はその周りを通って蒸気入口と接続し、(環状)封止手段の弾力性により、2つの構成要素間の接合部を把持し、それによって、蒸気漏れが防止され、構成要素間の堅牢な接続を確保する。
【0045】
いくつかの実施形態では、シールは、凹部又はくぼみ内に取り外し可能に装着されるか、又は装着可能である。そのような実施形態では、シールは、損傷した場合に、又は衛生上の理由で、交換されればよく、又は交換可能であってもよい。
【0046】
蒸気入口、蒸気出口、及び蒸気導管は、本発明の他の態様のスチームワンドについて上述したように構成されていてよい。ヘッドは、実質的に、球形、バルーン形状、半球形、球形セクタ、球形キャップ、又は漏斗形状を有してもよく、上述したように構成されていてよい。
【0047】
本発明の第6の態様によれば、本発明の第5の態様のスチームワンドヘッドを備えるスチームワンドが提供される。
【0048】
このスチームワンドは、本発明の他の態様について上述したような、本体を備えていてよい。
【0049】
本発明の第7の態様によれば、本発明の第6の態様のスチームワンドを備える飲料調製機器が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【
図1】本発明の第1の態様による飲料調製機器の第1の実施形態のワンドコネクタの正面図を示す。
【
図3】本発明の第4の態様による、スチームワンドの一実施形態の斜視図を示す。
【
図4】本発明の第2の態様によるシステムの一実施形態の斜視図を示す。
【
図5】本発明の第2の態様による、静止位置にある、
図4のシステムの実施形態の正面断面図を示す。
【
図6】本発明の第2の態様による、作動(動作)位置にある、
図5のシステムの実施形態の正面断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0051】
本発明がより明確に理解され得るように、本発明の実施形態は、添付の図面を参照して単に例として説明される。
【0052】
図を参照すると、同じ数字は、同様の構成要素に付されている。
【0053】
最初に
図1及び
図2を参照すると、飲料調製機器フェースプレート12に接続された飲料調製機器ワンドコネクタ1が示されている。簡単にするために、飲料調製機器の残りの部分は示されていないが、例えば、コーヒー調製マシンであってもよい。
【0054】
飲料調製機器ワンドコネクタ1は、互いに隣接し、かつ連続する、第1の上部コネクタ部分6と、第2の下部コネクタ部分8とを含む、スチームワンドコネクタアパーチャ4からなるスチームワンドコネクタプレート2を備える。スチームワンドコネクタプレート周辺壁(10)が、飲料調製機器フェースプレート12内でコネクタプレート2の境界を定める。
【0055】
スチームワンドアパーチャ4は、コネクタプレート2内の上部傾斜側面、左傾斜側面、及び右傾斜側面(それぞれ13、15、17)によって形成されたポケット内に後退している。このアパーチャ4は、互いに連通する2つのキャビティの形態の、2つの、重ね合わされて、かつ隣接する部分(6、8)を有する入口スロットを含む。これら2つの部分(6、8)は、互いに異なる特定の形状を有する。具体的には、第1の上部部分6は、第2の部分8に向けてテーパが付いている及び/又は湾曲している最大幅を有する実質的にバルーン形状のキャビティであり、第2の部分8は、半円筒形状のキャビティを備え、第1の部分6の最大幅よりも狭い最大幅を有する。第1の部分6は、その底部で第2の部分8に向かってテーパが付いている、実質的にバルーン形状の断面形状を有する、コネクタプレート2内のキャビティを備え、第2の部分8は、第1の部分6から出口(図示せず)に向かって延びるスロット形状の断面形状を有する、コネクタプレート2内のキャビティを備える。キャビティをもたらすアパーチャ4全体の断面は、実質的に鍵穴形状であるが、他の形状、例えば漏斗及び/又は、ほぞ(tenon)形状が等しく望ましい。第1の部分6及び第2の部分8のキャビティによって形成された連続キャビティの断面もまた、鍵穴形状である。
【0056】
図3を参照すると、本発明の第4の態様によるスチームワンド3が示されている。
【0057】
このスチームワンド3は、ヘッド301と、本体303と、ヘッド301及び本体303を通って延びるスチームワンド導管305と、ハンドル307と、使用時に蒸気がワンド3を出て飲料容器に入ることを可能にするスチームワンド出口300と、を備える。
【0058】
前述のワンドヘッド301は、本体303よりも広く、特に、このワンドヘッド301は、本体303の最大幅よりも大きい最大幅となっている。
【0059】
そのワンドヘッド301は、実質的に球形状を有し、その底端部は、管状(円筒)形状を有する連続するワンド本体303に向かってテーパが付いている。
【0060】
スチームワンド導管305は、その頂部に、ワンドヘッド301の頂部に形成された座部又はくぼみ315内に開放する入口を備える。
【0061】
いくつかの実施形態では、ワンド本体303は、ワンドヘッド301に一体的に取り付けられている。あるいは、本体303は、ワンドヘッド301に取り外し可能に取り付けることができる。
【0062】
ヘッド301及び本体303からなるアセンブリ自体は、
図3に表されるスチームワンド3の残りの部分に取り外し可能に取り付けられ、又は一体的に接続されることができる。
【0063】
スチームワンド導管305は、ワンドヘッド301と本体303との間の流体連通を確保し、ワンド3の全長を通ってスチームワンド出口300まで延びる。
【0064】
ハンドル307は、ヘッド301上に配置されているが、他の実施形態では、本体303上に配置されてもよい。他の実施形態では、ハンドルは、省略されてもよい。
【0065】
スチームワンドヘッド301、本体303、及びハンドル307は、金属、合金、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、ポリアミド(PA)、ポリカーボネート(PC)などのポリマー基材、ゴム、シリコーン、及び/又はそれらの任意の組み合わせなどの材料から作製されるものである。
【0066】
ヘッド301及び本体303は、成形(例えば、2段階成形及び/又はオーバーモールド)、鋳造、押出成形などの従来の製造プロセスによって得られる。
【0067】
ここで
図4を参照すると、
図1及び
図2の飲料調製機器コネクタ1と、
図3のスチームワンド3と、を備えるシステムが示されている。
【0068】
そのスチームワンド3は、スチームワンドコネクタアパーチャ4を通って飲料調製機器コネクタ1内に位置している。コネクタアパーチャの第1の部分6の入口の円形断面形状は、スチームワンド3のヘッド301の断面形状と一致し、アパーチャ4を通してヘッド301が挿入されことを可能にする。スチームワンド3のヘッド301の幅は、コネクタ1の第1の部分6の幅よりもわずかに小さい。実質的に球形のヘッド301は、ヘッド301の形状と一致するコネクタの第1の部分6によって表されるキャビティ内に嵌合する。
【0069】
スロット形状であるワンド本体303の断面形状は、アパーチャ4の第2の部分8の断面形状と一致し、第2の部分8よりもわずかに狭く、それにより、正しく配向されたときに、第2の部分8内に差し込まれる。
【0070】
したがって、ヘッド301及び本体303は、実質的に半球状の第1の部分6及びチャネル形状の第2の部分8によって形成されたアパーチャ4の鍵穴形状のキャビティ内に差し込まれる。コネクタプレート2のチャネル形状の第2の部分8の最も広い部分よりも広いワンドのヘッド301は、その上に静止し、ワンド3がアパーチャ4から外れて落下することを防止する。加えて、ワンドのヘッド301が球形であり、コネクタプレート2のアパーチャ4の第1の部分6の断面もまた実質的に円形である(及びキャビティは実質的に半球状である)ので、ヘッド301が複数の位置/向きで挿入され、次いで容易に回転されて、配向及び挿入を容易にするために本体303がアパーチャ4のチャネル形状の第2の部分8と位置合わせすることができる。これにより、ワンドをコネクタプレート2と注意深く最初に位置合わせすることなく、ユーザがワンド3を挿入することができる。
【0071】
ワンド3のハンドル307は、ワンドヘッド301に固定的に取り付けられ、コネクタプレートアパーチャ4を通して、ワンド3をコネクタアパーチャ4に容易に挿入できるようにしている。
【0072】
代替的実施形態では、ハンドル307は、本体303上に配置されてもよく、又はハンドル307がなくてもよい。
【0073】
図4の実施形態では、アパーチャ4は、鍵穴の形状を有するスロットの形態である(鍵穴断面形状を有するキャビティとなる)。代替的実施形態では、断面形状は、例えば、漏斗、バルーン、又は、ほぞ形状であってもよい。
【0074】
使用時には、システムを形成するために、スチームワンド3は、ハンドル307によって、飲料調製機器コネクタプレート2内に配置される。ワンド3のヘッド301は、コネクタプレートアパーチャ4の第1の部分6に挿入され、次いで、ワンド3の本体303をコネクタプレート2の管状の第2の部分8内に配置するように、ハンドル307の助けを借りて案内される。次いで、ハンドル307は、解放され、ワンドは、重力によってコネクタプレート2のキャビティ内のその最終位置に落下する。
【0075】
図5及び
図6は、静止位置(
図5)及び作動(又は動作)位置(
図6)における、飲料調製機器コネクタ1と、スチームワンド3と、を備える
図4のシステムの実施形態の正面断面図を示す。
【0076】
図5は、スチームワンド3が飲料調製機器コネクタ1内に配置された状態での、静止位置における飲料調製機器コネクタ1を示す。ワンドヘッド301、本体303、及びそれを通って延びるワンド蒸気導管305は、飲料調製機器コネクタ1内の蒸気源出口50の下に位置する。ガスケット59の形態の封止手段、すなわち、Oリングが、作動位置にあるときのシステムの水密封止を確保するために、蒸気源出口50の周囲に配置される。
【0077】
使用時には、スチームワンド3は、システムが静止位置にあるように、
図4に関して本明細書で上述したように、飲料調製機器コネクタ1内に配置される。
図5の静止位置では、ワンド3の導管305は、
図5に示すように、飲料調製機器コネクタ1の蒸気源出口50から切断されている。飲料調製機器(図示せず)がオンになり、泡立てプロセスのために蒸気送達が必要とされると、飲料調製機器コネクタ1の蒸気源出口50は、
図6(作動位置)に示されるように、ワンドヘッド301に向かって下降し、ワンド3の導管305と係合する。次いで、蒸気源出口50のOリングガスケット59は、ワンドヘッド301の頂部に形成された座部又はくぼみ315に入り、ワンド蒸気導管305の蒸気導管入口の外周部の周りに位置する、Oリングガスケット59の変形によって、ワンド蒸気導管305の外周部を封止する。変形したOリングガスケット59は、蒸気源出口50とワンド蒸気導管305との間の接合部を弾性的に把持し、蒸気が漏出することができないようにする。これにより、ワンド3を通るマシンからの連続蒸気チャネル/導管を作り出している間に、飲料調製機器の蒸気源出口50とワンド3との水密封止を確保する。次いで、泡立ち飲料の調製のために、蒸気源出口50を通してワンド出口300に蒸気が送られる。
【0078】
いくつかの実施形態(図示せず)では、剛性シリコーン及び/又はゴム製のワンドヘッド301が、飲料調製機器の蒸気源出口50と係合し、飲料調製機器コネクタ1へのワンド3の水密封止を確保し、任意の更なるガスケット(例えば、Oリングタイプのガスケット)を必要とせずにワンドを封止し、飲料マシン自体のアセンブリ機構の複雑さ及びコストを低減するのに特に好適である。
【0079】
他のいくつかの代替的実施形態(図示せず)では、例えば、弾性Oリングの形態の封止手段が、飲料調製機器の蒸気源出口上ではなく、スチームワンドヘッド301の頂部に形成された凹部又はくぼみ315のスチームワンド導管305の入口において、スチームワンドヘッド301の頂部に配置されて、導管305の入口が飲料調製機器の蒸気源出口50と係合するように封止を確保し、蒸気源出口50及び蒸気源出口50と導管入口との間の接合部を弾性的に把持するOリングを凹部又はくぼみ315内で変形させ、蒸気が漏出不能なことを確保している。封止手段(Oリング)がスチームワンドのヘッド301上に配置されているこれらの代替的実施形態の利点の1つは、飲料調製機器の内側へのアクセスを必要とせずに、使用によって劣化した場合に、封止手段を容易に交換することができることである。
【0080】
上記実施形態は、単なる例として記載されている。添付の特許請求の範囲に定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形形態が可能である。
【国際調査報告】