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特表2022-536886切り替え方法、指示方法、端末及びネットワーク側機器
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-22
(54)【発明の名称】切り替え方法、指示方法、端末及びネットワーク側機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/24 20090101AFI20220815BHJP
   H04W 36/08 20090101ALI20220815BHJP
【FI】
H04W36/24
H04W36/08
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021568167
(86)(22)【出願日】2020-06-17
(85)【翻訳文提出日】2021-11-18
(86)【国際出願番号】 CN2020096500
(87)【国際公開番号】W WO2020253706
(87)【国際公開日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】201910522155.4
(32)【優先日】2019-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】507142144
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS GROUP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100135703
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 英隆
(72)【発明者】
【氏名】謝 芳
(72)【発明者】
【氏名】劉 光毅
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD36
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本願は、切り替え方法、指示方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。ここで、端末に適用される切り替え方法は、ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行することと、切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される切り替え方法であって、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行することと、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することと、を含む、切り替え方法。
【請求項2】
前記条件付き切り替えを実行することは、
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又は無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項2に記載の切り替え方法。
【請求項4】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項2に記載の切り替え方法。
【請求項5】
前記第1指示情報が前記第2指示情報を含む場合、切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、前記条件付き切り替えを実行することは、
切り替えに失敗した場合、セル選択を実行することと、
前記セル選択の結果が前記条件付き切り替えのターゲットセルである場合、前記第2指示情報に基づいて、前記条件付き切り替えに変換して実行することと、を含むことを特徴とする
請求項4に記載の切り替え方法。
【請求項6】
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することは、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第2指示情報が含まれる場合、条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第3指示情報が含まれる場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによるタイミングが終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第4指示情報が含まれる場合、前記条件付き切り替えパラメータを利用して条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第5指示情報が含まれる場合、前記ターゲットセルで条件付き切り替えを実行することと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項4又は5に記載の切り替え方法。
【請求項7】
ネットワーク側機器に適用される指示方法であって、
端末に第1指示情報を送信することであって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、ことを含む、指示方法。
【請求項8】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項7に記載の指示方法。
【請求項9】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項7に記載の指示方法。
【請求項10】
端末であって、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行し、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行するように構成される第1プロセッサを備える、端末。
【請求項11】
前記第1プロセッサは具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行するように構成されることを特徴とする
請求項9に記載の端末。
【請求項12】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又は無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項11に記載の端末。
【請求項13】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項11に記載の端末。
【請求項14】
前記第1指示情報が前記第2指示情報を含む場合、前記第1プロセッサは具体的には、
切り替えに失敗した場合、セル選択を実行し、
前記セル選択の結果が前記条件付き切り替えの前記ターゲットセルである場合、前記第2指示情報に基づいて、前記条件付き切り替えに変換して実行するように構成されることを特徴とする
請求項13に記載の端末。
【請求項15】
前記第1プロセッサは具体的には、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第2指示情報が含まれる場合、条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第3指示情報が含まれる場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによるタイミングが終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第4指示情報が含まれる場合、前記条件付き切り替えパラメータを利用して条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第5指示情報が含まれる場合、前記ターゲットセルで条件付き切り替えを実行することと、のうちの少なくとも1つを実行するように構成されることを特徴とする
請求項13又は14に記載の端末。
【請求項16】
ネットワーク側機器であって、
端末に第1指示情報を送信するように構成される送受信機であって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、送受信機を備える、ネットワーク側機器。
【請求項17】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項16に記載のネットワーク側機器。
【請求項18】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項16に記載のネットワーク側機器。
【請求項19】
端末であって、第2プロセッサと、第1メモリと、前記第1メモリに記憶されており且つ前記第2プロセッサ上で実行可能な第1コンピュータプログラムと、を備え、前記第2プロセッサは、前記第1コンピュータプログラムを実行して、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の切り替え方法のステップを実施する、端末。
【請求項20】
ネットワーク側機器であって、第3プロセッサと、第2メモリと、前記第2メモリに記憶されており且つ前記第3プロセッサ上で実行可能な第2コンピュータプログラムと、を備え、前記第3プロセッサは、前記第2コンピュータプログラムを実行して、請求項7から9のうちいずれか一項に記載の指示方法のステップを実施する、ネットワーク側機器。
【請求項21】
第4プロセッサにより実行される時、前記第4プロセッサに請求項1から6のうちいずれか一項に記載の切り替え方法のステップ又は請求項7から9のうちいずれか一項に記載の指示方法のステップを実行させるための第3コンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、2019年6月17日に中国で提出された、出願番号がNo.201910522155.4である中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が参照として本願に組み込まれる。
【0002】
本願の実施例は、通信技術分野に関し、特に切り替え方法、指示方法、端末及びネットワーク側機器に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信システムにおいて、通信状態にある端末が1つのセルからもう1つのセルに移動するか又は端末のサービングセルのリンク品質が悪化する時、通信の連続性を確保するために、端末は、セル切り替えを行うことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、ネットワーク側機器は、端末から報告された測定レポートに基づいて、端末がセル切り替えを行う必要があるかどうかを決定する。端末がセル切り替えを行う必要があると決定する場合、ネットワーク側機器は、端末に切り替え命令を送信し、セル切り替えを行うよう端末に指示する。関連技術において、切り替えに失敗すると、端末は、無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)再確立を実行し、切り替え失敗率が高い。
【0005】
本願の実施例は、端末が切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗した後にRRC再確立を実行し、切り替え失敗率が高いという問題を解決するための切り替え方法、指示方法、端末及びネットワーク側機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記問題を解決するために、本願は、以下のように実現する。
【0007】
第1態様によれば、本願の実施例は、端末に適用される切り替え方法を提供する。前記切り替え方法は、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行することと、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することと、を含む。
【0008】
第2態様によれば、本願の実施例は、ネットワーク側機器に適用される指示方法を提供する。前記指示方法は、
端末に第1指示情報を送信することであって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、ことを含む。
【0009】
第3態様によれば、本願の実施例は、端末を更に提供する。前記端末は、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行し、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行するように構成されるプロセッサを備える。
【0010】
第4態様によれば、本願の実施例は、ネットワーク側機器を更に提供する。前記ネットワーク側機器は、
端末に第1指示情報を送信するように構成される送受信機であって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、送受信機を備える。
【0011】
第5態様によれば、本願の実施例は、端末を更に提供する。前記端末は、第2プロセッサと、第1メモリと、前記第1メモリに記憶されており且つ前記第2プロセッサ上で実行可能な第1コンピュータプログラムと、を備え、前記第2プロセッサは、前記第1コンピュータプログラムを実行して、上記切り替え方法のステップを実現する。
【0012】
第6態様によれば、本願の実施例は、ネットワーク側機器を更に提供する。前記ネットワーク側機器は、第3プロセッサと、第2メモリと、前記第2メモリに記憶されており且つ前記第3プロセッサ上で実行可能な第2コンピュータプログラムと、を備え、前記第3プロセッサは、前記第2コンピュータプログラムを実行して、上記指示方法のステップを実現する。
【0013】
第7態様によれば、本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体に第3コンピュータプログラムが記憶されており、前記第3コンピュータプログラムが第4プロセッサにより実行される時、前記第4プロセッサに上記切り替え方法のステップ又は上記指示方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0014】
本願の実施例において、端末は、ネットワーク機器からの切り替え命令を実行し、且つ切り替えに失敗した場合、条件付き切り替えが構成されていると、引き続き、条件付き切り替えを実行することができ、それにより端末がターゲットセルにアクセスする確率を向上させることができ、更に、切り替え失敗率を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本願の実施例による適用可能なネットワークシステムの構造を示す図である。
図2】本願の実施例による条件付き切り替えを示すフローチャートである。
図3】本願の実施例による切り替え方法を示すフローチャートである。
図4】本願の実施例による指示方法を示すフローチャートである。
図5】本願の実施例による端末の構造を示す第1図である。
図6】本願の実施例によるネットワーク側機器の構造を示す第1図である。
図7】本願の実施例による端末の構造を示す第2図である。
図8】本願の実施例によるネットワーク側機器の構造を示す第2図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本願の実施例の技術的解決手段をより明確に説明するために、以下、本願の実施例の記述に必要な図面を簡単に説明する。勿論、下記図面は、本願の幾つかの実施例だけであり、当業者は、これらの図面に基づいて、創造的な労力なしに他の図面を得ることもできる。
【0017】
以下、本願の実施例における図面を参照しながら、本願の実施例における技術的解決手段を明瞭かつ完全に説明する。勿論、記述される実施例は、全ての実施例ではなく、ただ本願の一部の実施例である。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労力なしに得られる他の実施例の全ては、本願の保護範囲に含まれる。
【0018】
本願における「第1」、「第2」等の用語は、類似した対象を区別するためのものであり、特定の順番又は前後順序を説明するためのものではない。なお、用語「含む」、「備える」、またはそれらの他のいずれかの変形は、非排他的包含を包括するように意図される。例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明確に列挙されたそれらのステップ又はユニットに限定されず、明確に列挙されていない他の要素も含み、又は、このようなプロセス、方法、品目又は装置に固有のステップ又はユニットも含む。なお、本願に用いられる「及び/又は」は、接続される対象の少なくとも1つを表す。例えば、A及び/又はB及び/又はCは、単独でAが存在すること、単独でBが存在すること、単独でCが存在すること、AとBが存在すること、BとCが存在すること、AとCが存在すること、及びA、B及びCが存在することという7通のケースを含む。
【0019】
図1を参照すると、図1は、本願の実施例による適用可能なネットワークシステムの構造を示す図である。図1に示すように、端末11と、ネットワーク側機器12と、を備え、ここで、端末11とネットワーク側機器12とは通信を行うことができる。
【0020】
本願の実施例において、端末11は、ユーザ機器(User Equipment:UE)と呼ばれてもよい。実際の適用において、端末11は、携帯電話、タブレット(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device:MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載機器などであってもよい。ネットワーク側機器12は、基地局、リレー、アクセスポイント又は他のネットワーク要素などであってもよい。ここで、基地局は、端末のソース基地局又は端末のターゲット基地局であってもよい。
【0021】
理解を容易にするために、以下では、本願の実施例に係るいくつかのコンテンツを説明する。
【0022】
条件付き切り替え:UEとサービングセルとの間のセルが突然に悪くなり(特に、高周波又は端末が迅速に移動する場合)、UEが切り替え命令を正常に受信できなくなり、更に、切り替えプロセスを完了できないことを引き起こす場合、ネットワーク側機器は、UEが低い閾値で測定レポートをトリガすることを構成することができ、切り替え(Handover:HO)命令により、切り替えをトリガする閾値を運び、ここで、UEがターゲットセルにおいて用いるランダムアクセスリソースを更に運ぶこともできる。切り替え閾値が満たされると、UEは、ターゲット基地局に対してランダムアクセスプロセスを開始することができる。
【0023】
図2は、本願の実施例による条件付き切り替えを示すフローチャートである。図2に示すように、条件付き切り替えは、下記ステップを含んでもよい。
【0024】
ステップ201において、端末がソース基地局(Source eNB)に測定レポート(Measurement Report)を送信する。
【0025】
ステップ202において、ソース基地局が条件付き切り替え(Condition Handover:CHO)決定(Decision)を実行する。
【0026】
ステップ203において、条件付き切り替えを構成することを決定した場合、ソース基地局がターゲット基地局(Target eNB)及び/又は他の候補基地局にCHO要求を送信する。
【0027】
ステップ204において、ターゲット基地局及び/又は他の候補基地局がCHO要求を受信した後、CHO許可制御(Admission Control)決定を実行する。
【0028】
ステップ205において、CHOを許可する場合、ターゲット基地局及び/又は他の候補基地局がソース基地局にCHO要求肯定応答(ACK)メッセージを送信する。
【0029】
ここで、CHO要求肯定応答メッセージに、(Include)RRC構成(Configuration:Config)などが含まれてもよい。
【0030】
ステップ206において、ソース基地局が、条件付き切り替え構成を運ぶRRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージを端末に送信する。
【0031】
ステップ207において、トリガ条件を満たす場合、端末は、条件付き切り替えをトリガする(Trigger)。
【0032】
ステップ208において、端末とターゲット基地局が同期化(Synchronization)、ランダムアクセス(Random Access)、RRC接続確立(Connection Setup)などのプロセスを実行する。
【0033】
ステップ209において、ターゲット基地局がソース基地局にCHO完了(CHO Complete)メッセージを送信する。
【0034】
ネットワーク側機器が端末に対して条件付き切り替えを構成した後、UEは、条件付き切り替えのトリガを待つプロセスにおいて、ネットワーク側機器から送信された一般的な切り替え命令を受信すると、一般的な切り替え命令をすぐに実行することに留意されたい。
【0035】
図3を参照すると、図3は、本願の実施例による切り替え方法を示すフローチャートである。本願の実施例の切り替え方法は、端末に適用可能である。図3に示すように、切り替え方法は下記ステップを含んでもよい。
【0036】
ステップ301において、ネットワーク機器から送信された切り替え命令を実行する。
【0037】
具体的に実現する時、端末は、ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を受信した後、切り替え操作を実行する。具体的には、端末が切り替えに失敗する可能性があり、切り替えに成功する可能性もある。例えば、ネットワーク側機器により端末のために選択されたターゲットセルが端末の動き方向にあるセルではない場合、端末が切り替えに失敗する可能性がある。切り替えに失敗した場合、ステップ302を実行することができる。
【0038】
本願の実施例において、切り替え命令は具体的には、ネットワーク側機器から送信された一般的な切り替え命令又は即座(Immediate)切り替え命令であってもよいが、これらに限定されず、他のネットワーク側機器から送信された、切り替え操作を行うよう端末に指示するための指示又は命令であってもよい。
【0039】
ステップ302において、切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行する。
【0040】
本願の実施例において、選択的に、ステップ302は、切り替えに失敗した時、端末がセル選択を実行し、前記セル選択の結果が前記条件付き切り替えのターゲットセルであり、且つネットワーク側の構成によれば、切り替えに失敗した後に前記端末による前記条件付き切り替えの実行が許可される場合、前記条件付き切り替えを実行することを含む。
【0041】
このように、切り替えに失敗した場合にセル再確立を直接的に実行することに比べて、本願の具体的な実施例において、端末は、条件付き切り替えによりセル切り替えを再実行することができるため、端末がターゲットセルにアクセスする確率を向上させ、更に、切り替え失敗の確率を低減させることができる。
【0042】
本願の実施例において、端末の条件付き切り替えは、ソース基地局、ターゲット基地局又は他のネットワーク要素などのネットワーク側機器により構成されてもよい。具体的に実現する時、ネットワーク側機器は、端末に対して、条件付き切り替えを行う条件を構成することができる。該条件は、候補セルリストと、各候補セルの切り替え条件とのうちの少なくとも1つを含んでもよいが、これらに限定されず、例えば、A3イベントの閾値を含む。
【0043】
端末に対して条件付き切り替えを構成するネットワーク側機器と、端末に切り替え命令を送信するネットワーク側機器とは、同一のネットワーク側機器でなくてもよいことに留意されたい。例えば、ソース基地局は、端末に切り替え命令を送信し、ターゲット基地局は、端末に対して条件付き切り替えを構成する。無論、端末に対して条件付き切り替えを構成するネットワーク側機器と、端末に切り替え命令を送信するネットワーク側機器とは、同一のネットワーク側機器であってもよい。具体的には、実際の需要に応じて決定されてもよく、本願の実施例はこれを限定しない。
【0044】
本願の実施例の切り替え方法において、端末がネットワーク機器から送信された切り替え命令を実行し、且つ切り替えに失敗した場合、条件付き切り替えが構成されていると、引き続き、条件付き切り替えを実行することができ、それにより端末がターゲットセルにアクセスする確率を向上させることができ、更に、切り替え失敗率を低下させることができる。
【0045】
本願の実施例において、切り替えに失敗した場合、UEは、まずセル選択を実行することができる。選択されたターゲットセルが条件付き切り替えのターゲットセルである場合、条件付き切り替えを実行する。
【0046】
上記から分かるように、ネットワーク側機器は、端末に対して、条件付き切り替えを行う条件を構成することができる。従って、一実施形態において、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、端末は、上記条件に応じて条件付き切り替えを実行することができる。
【0047】
本願のもう1つの実施形態において、選択的に、条件付き切り替えを実行することは、
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することを含む。
【0048】
選択的に、前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、
条件付き切り替えの最大回数を指示するための第6指示情報であって、条件付き切り替えの回数が前記最大回数に達する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第6指示情報と、
条件付き切り替えのトリガ条件を判定する最大判定回数を指示するための第7指示情報であって、判定回数が前記最大判定回数に達する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第7指示情報と、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0049】
具体的に実現する時、タイマーのタイミング情報は、タイマーの計時時間長と、タイマーの起動条件と、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。タイマーのタイミング情報が計時時間長を含まない場合、タイマーの計時時間長は、デフォルトで設定されてもよく、又は、端末のユーザにより自主的に調整されてもよい。タイマーの起動条件は、端末が前記切り替え命令の実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されていることであってもよい。
【0050】
選択的に、前記第1指示情報が前記第2指示情報を含む場合、ステップ302は、切り替えに失敗した場合、セル選択を実行することと、セル選択の結果が前記条件付き切り替えの前記ターゲットセルである場合、前記第2指示情報に基づいて、前記条件付き切り替えに変換して実行することと、を含む。
【0051】
選択的に、タイマーの計時時間長は、端末の移動速度及び端末の所在ネットワークの作動周波数のうちの少なくとも1つに関わる。
【0052】
具体的には、タイマーの計時時間長は、端末の移動速度と負の相関関係にあってもよい。即ち、端末の移動速度が速いほど、タイマーの計時時間長が短くなる。このように、端末の移動速度が速いほど、タイマーの計時時間長が短くなり、端末の切り替え失敗と条件付き切り替えの実行との間の時間間隔が短くなり、それにより、切り替えの信頼度を向上させることができる。
【0053】
タイマーの計時時間長は、端末の所在ネットワークの作動周波数と負の相関関係にあってもよい。例えば、端末が高周波数ネットワーク(例えば、5Gネットワーク)に位置する場合のタイマーの計時時間長は、端末が低周波数ネットワーク(例えば、4Gネットワーク)に位置する場合の計時時間長よりも短い。このように、端末の所在ネットワークの作動周波数が高いほど、タイマーの計時時間長が短くなり、端末の切り替え失敗と条件付き切り替えの実行との間の時間間隔が短くなり、それにより、切り替えの信頼性を向上させることができる。
【0054】
タイマーの計時時間長の決定と同様に、条件付き切り替えの最大回数は、端末の移動速度及び端末の所在ネットワークの作動周波数のうちの少なくとも1つに関わってもよい。具体的には、条件付き切り替えの最大回数は、端末の移動速度と負の相関関係にあってもよい。即ち、端末の移動速度が速いほど、条件付き切り替えの最大回数が少なくなる。条件付き切り替えの最大回数は、端末の所在ネットワークの作動周波数と負の相関関係にあってもよい。このように、端末の移動速度が速く、端末の所在ネットワークの作動周波数が高いほど、条件付き切り替えの最大回数が少なくなり、端末が切り替えに失敗した後に条件付き切り替えを実行する回数が少なくなり、それにより切り替えの信頼性を向上させることができる。
【0055】
タイマーの計時時間長の決定と同様に、最大判定回数は、端末の移動速度及び端末の所在ネットワークの作動周波数のうちの少なくとも1つに関わってもよい。具体的には、最大判定回数は、端末の移動速度と負の相関関係にあってもよい。即ち、端末の移動速度が速いほど、最大判定回数が少なくなる。最大判定回数は、端末の所在ネットワークの作動周波数と負の相関関係にあってもよい。このように、端末の移動速度が速く、端末の所在ネットワークの作動周波数が高いほど、最大判定回数が少なくなり、端末が切り替えに失敗した後に条件付き切り替えを実行する回数が少なくなり、それにより切り替えの信頼性を向上させることができる。
【0056】
ネットワーク側機器は複数のターゲットセルに対する条件付き切り替えを構成する可能性があり、且つ各ターゲットセルの条件付き切り替えのトリガ条件は、異なってもよいことに留意されたい。従って、任意のトリガ条件を満たす場合、端末は、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行する。例えば、ネットワーク側機器は、ターゲットセル1及びターゲットセル2の条件付き切り替えを構成し、ターゲットセル1の条件付き切り替えのトリガ条件は、トリガ条件aであり、ターゲットセル2の条件付き切り替えのトリガ条件は、トリガ条件bである。タイマーによる計時が終了する前にトリガ条件bを満たす場合、端末は、ターゲットセル2で条件付き切り替えを実行することができる。
【0057】
具体的に実現する時、条件付き切り替えパラメータは、
A3イベントの新たな閾値のような新たな条件切り替え判定閾値、又は、
A3イベントの閾値が20%下回られることのような条件判定閾値の調整量を含んでもよい。
【0058】
具体的に実現する時、第5指示情報により指示されるターゲットセルは、ネットワーク側機器により端末から報告された測定結果に基づいて決定されてもよい。
【0059】
実際の適用において、選択的に、前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送されてもよいが、これに限定されない。
【0060】
プロトコルにより予め約束された処理ポリシーは、
端末が前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するという第1処理ポリシーと、
端末が前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えパラメータを更新し、条件付きパラメータに基づいて条件付き切り替えを実行するという第2処理ポリシーと、
端末が前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、タイマーを起動し、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行するという第3処理ポリシーと、のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0061】
上記から分かるように、端末は、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することができる。理解を容易にするために、以下では、端末が前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するというケース、プロトコルにより予め約束された処理ポリシーに基づいて条件付き切り替えを実行するというケース、前記第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーに基づいて条件付き切り替えを実行するというケースをそれぞれ説明する。
【0062】
ケース1において、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に基づいて、条件付き切り替えを実行する。
【0063】
ケース1において、選択的に、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することは、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第2指示情報が含まれる場合、条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第3指示情報が含まれる場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによるタイミングが終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第4指示情報が含まれる場合、前記条件付き切り替えパラメータを利用して条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第5指示情報が含まれる場合、前記ターゲットセルで条件付き切り替えを実行することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0064】
具体的に実現する時、第2指示情報は、第1フィールド又は第2フィールドを含んでもよく、第1フィールドは、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するためのものであり、第2フィールドは、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、セル再確立に変換するよう前記端末に指示するためのものである。
【0065】
該シーンにおいて、第1フィールドを含む第2指示情報を受信した場合、端末は、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することができる。第2フィールドを含む第2指示情報を受信した場合、端末は、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、セル再確立を実行することができる。
【0066】
ケース1において、端末が受信した第1指示情報に第2指示情報が含まないが、上記第2指示情報以外の他の指示情報が含まれると、第1指示情報は、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することができるよう端末に暗黙的に指示することに留意されたい。このように、端末は、第1指示情報に基づいて、条件付き切り替えを実行することができる。
【0067】
なお、第1指示情報が上記第2指示情報以外の2つ又は2つ以上の他の指示情報を含む場合、端末は、第1指示情報に含まれる指示情報によって、条件付き切り替えを実行することができる。
【0068】
例示的に、第1指示情報が第4指示情報及び第7指示情報を含み、且つ第4指示情報が条件判定閾値の調整量を指示し、第7指示情報が最大判定回数3を指示すると、端末は、逓減方式で、上記調整量に基づいて各回の判定における条件判定閾値を調整することができる。例えば、2回の判定を行う場合、1回目の判定における条件判定閾値は、2回目の判定における条件判定閾値よりも1つの調整量だけ大きくてもよい。このように、端末が条件付き切り替えのトリガ条件を満たしやすく、更に、トリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行する。
【0069】
第1指示情報が第3指示情報及び第5指示情報を含むと、端末は、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、第5指示情報により指示されるターゲットセルで、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行することができる。
【0070】
ケース1において、端末が第1指示情報を受信していない場合、端末が切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されていても、端末は、セル再確立を実行する。
【0071】
ケース2において、プロトコルにより約束された処理ポリシーに基づいて、条件付き切り替えを実行する。
【0072】
ケース2において、選択的に、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することは、
前記処理ポリシーが上記第1処理ポリシーを含む場合、条件付き切り替えを実行することと、
前記処理ポリシーが上記第2処理ポリシーを含む場合、条件付き切り替えパラメータを更新し、更新された調整に基づいて、条件付き切り替えを実行することと、
前記処理ポリシーが上記第3処理ポリシーを含む場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによる計時が終了する前にトリガ条件を満たすと判定した場合、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、のうちの少なくとも1つを含む。
【0073】
ケース2において、前記処理ポリシーが第1処理ポリシーを含まないが、上記第1処理ポリシー以外の他の処理ポリシーを含むと、前記処理ポリシーは、切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することができるよう端末に暗黙的に指示することに留意されたい。このように、端末は、前記処理ポリシーに基づいて、条件付き切り替えを実行することができる。
【0074】
ケース3において、前記第1指示情報及び予め約束された処理ポリシーに基づいて、条件付き切り替えを実行する。
【0075】
ケース3において、処理ポリシーがプロトコルにより予め約束されたものであり、柔軟性が低いことを考慮すると、端末は、第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーに基づいて、条件付き切り替えを実行することができる。
【0076】
例えば、処理ポリシーは、端末が切り替えに失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することを含んでもよく、条件付き切り替えを実行するターゲットセル、タイマーの計時時間長又は条件付き切り替えの判定閾値などの情報は、ネットワーク側機器により制御されてもよい。それにより、切り替え失敗率を更に低下させることができる。
【0077】
図4を参照すると、図4は、本願の実施例による指示方法を示すフローチャートである。本願の実施例の指示方法は、ネットワーク側機器に適用可能である。図4に示すように、指示方法は下記ステップを含んでもよい。
【0078】
ステップ401において、端末に第1指示情報を送信し、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである。
【0079】
選択的に、前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送される。
【0080】
選択的に、前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0081】
本実施例は、上記方法の実施例に対応するネットワーク側機器の実施形態であるため、上記方法の実施例における関連説明を参照することができ、且つ同様な有益効果を達成することができる。説明の重複を避けるために、ここで、説明を省略することに留意されたい。
【0082】
本願の実施例の指示方法において、ネットワーク側機器は、端末に第1指示情報を送信する。このように、端末は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行することができ、それにより端末がターゲットセルにアクセスする確率を向上させることができ、更に、切り替え失敗率を低下させることができる。
【0083】
本願の実施例において説明される複数の選択可能な実施形態は互いに組み合わせて実現してもよく、単独で実現してもよく、本願の実施例はこれを限定しないことに留意されたい。
【0084】
理解を容易にするために、以下のように例を挙げて説明する。
【0085】
ステップ1において、ソース基地局、ターゲット基地局又は他のネットワーク要素のようなネットワーク側機器は、UEが条件付き切り替えを行う条件を構成し、該条件に候補セルリスト及び/又は対応する切り替え条件を含む可能性があり、例えば、A3イベントの閾値を含む。
【0086】
ステップ2において、ソース基地局、ターゲット基地局又は他のネットワーク要素のようなネットワーク側機器は、UEに一般的な切り替え命令を送信する。
【0087】
ステップ3において、ソース基地局、ターゲット基地局又は他のネットワーク要素のようなネットワーク側機器は、UEに、
a)一般的な切り替えに失敗した後にUEが戻すか又は条件付き切り替えを実行することができることを表す第1指示情報と、
b)タイマーTimerであって、端末の速度が速いと、タイマーの計時時間長が短く、満たさない場合、タイマーの計時時間長が長く、端末の所在ネットワークが高周波数ネットワークであると、タイマーの計時時間長が短い、タイマーTimerと、
c)条件付き切り替えの閾値調整パラメータであって、絶対調整値又は相対的調整値及び/又は適切な方向へ移動することである可能性がある、条件付き切り替えの閾値調整パラメータと、
d)適用又は適用していないターゲットセル識別子(ID)(リスト)と、のうちの1つ又は複数を送信する。
【0088】
ターゲットセルは、測定レポートに基づいて決定されてもよい。
【0089】
特に、上記情報は、一般的な切り替え命令により運ばれてもよく、RRC再構成情報などのような別の情報により運ばれてもよい。
【0090】
ステップ4において、UEは、一般的な切り替えを実行し、失敗した。
【0091】
ステップ5において、UEは、上記ステップ3の情報に基づいて判定を行い、第1指示情報が運ばれていると、UEが条件付き切り替えを実行可能なことを表し、セル選択及び測定の結果に基づいて、条件付き切り替えの条件が満たされているかどうかを判定する。
【0092】
a)において、更に、ネットワーク側が条件付き切り替えの閾値調整パラメータ、例えばA3イベントの新たなパラメータ又は元のパラメータに対するdelta調整量、例えばA3の閾値が20%下回られることを構成した場合、端末は、パラメータ調整後の条件付き切り替えの判定を実行する。
【0093】
b)において、上記ステップ2では適用又は適用しないターゲットセルが更に構成されていると、構成したセルのみに対して条件付き切り替えの条件の判定を行う。
【0094】
c)条件付き切り替えの条件を満たすターゲットセルがあれば、条件付き切り替えを実行する。
【0095】
d)一定の期間Timer内に条件付き切り替えの条件を満たすターゲットセルがなければ、セル再確立を行う。
【0096】
本願の実施例において、端末が一般的な切り替えに失敗した後、引き続き条件付き切り替えの方法を実行することを許可し、端末がターゲットセルにできるだけ迅速にアクセスすることができ、切り替え失敗率を低下させる。
【0097】
図5を参照すると、図5は、本願の実施例による端末の構造を示す第1図である。図5に示すように、端末500は、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行し、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行するように構成される第1プロセッサ501を備える。
【0098】
選択的に、前記第1プロセッサ501は具体的には、
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行するように構成される。
【0099】
選択的に、前記第1指示情報は、前記切り替え命令又は無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにより伝送される。
【0100】
選択的に、前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
選択的に、前記第1プロセッサ501は具体的には、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第2指示情報が含まれる場合、条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第3指示情報が含まれる場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによるタイミングが終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第4指示情報が含まれる場合、前記条件付き切り替えパラメータを利用して条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第5指示情報が含まれる場合、前記ターゲットセルで条件付き切り替えを実行することと、のうちの少なくとも1つを実行するように構成される。
【0102】
端末500は、本願の方法の実施例における端末が実行可能な各プロセスを実現させ、同様な有益効果を達成することができる。説明の重複を避けるために、ここで、説明を省略する。
【0103】
図6を参照すると、図6は、本願の実施例によるネットワーク側機器の構造を示す第1図である。図6に示すように、ネットワーク側機器600は、
端末に第1指示情報を送信するように構成される送受信機601であって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、送受信機601を備える。
【0104】
選択的に、前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送される。
【0105】
選択的に、前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0106】
ネットワーク側機器600は、本願の方法の実施例におけるネットワーク側機器が実行可能な各プロセスを実現させ、同様な有益効果を達成することができる。説明の重複を避けるために、ここで、説明を省略する。
【0107】
本願の実施例は端末を更に提供する。図7に示すように、端末は、第2プロセッサ701と、第1メモリ702と、第1メモリ702に記憶されており且つ第2プロセッサ701上で実行可能な第1コンピュータプログラム7021と、を備えてもよく、第1コンピュータプログラム7021が第2プロセッサ701により実行される時、図3に対応する方法の実施例における任意のステップを実現させ、同様な有益効果を達成することができる。ここで、詳細な説明を省略する。
【0108】
本願の実施例は、ネットワーク側機器を更に提供する。図8に示すように、ネットワーク側機器は、第3プロセッサ801と、第2メモリ802と、第2メモリ802に記憶されており且つ第3プロセッサ801上で実行可能な第2コンピュータプログラム8021と、を備えてもよく、第2コンピュータプログラム8021が第3プロセッサ801により実行される時、図4に対応する方法の実施例における任意のステップを実現させ、同様な有益効果を達成することができる。ここで、詳細な説明を省略する。
【0109】
上記実施例の方法の全て又は一部のステップの実現はプログラム命令に関わるハードウェアにより完了することができ、前記プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいことは、当業者であれば理解すべきである。本願の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を更に提供する。前記コンピュータ可読記憶媒体に第3コンピュータプログラムが記憶されており、前記第3コンピュータプログラムが第4プロセッサにより実行される時、上記図3又は図4に対応する方法の実施例における任意のステップを実現させ、且つ同様な技術的効果を達成することができる。説明の重複を避けるために、ここで説明を省略する。
【0110】
前記記憶媒体は、例えば、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0111】
上述は本願の選択可能な実現形態である。当業者であれば、本発明に記載の原理を逸脱することなく、若干の改良と修飾をすることもでき、これらの改良と修飾も本発明の保護範囲に見なされるべきであることに留意されたい。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【手続補正書】
【提出日】2021-11-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に適用される切り替え方法であって、
ネットワーク側機器から送信された切り替え命令を実行することと、
切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えを実行することと、を含む、切り替え方法。
【請求項2】
前記条件付き切り替えを実行することは、
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することを含むことを特徴とする
請求項1に記載の切り替え方法。
【請求項3】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又は無線リソース制御(RRC)再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項2に記載の切り替え方法。
【請求項4】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項2に記載の切り替え方法。
【請求項5】
前記第1指示情報が前記第2指示情報を含む場合、切り替えに失敗しており、且つ前記端末に条件付き切り替えが構成されている場合、前記条件付き切り替えを実行することは、
切り替えに失敗した場合、セル選択を実行することと、
前記セル選択の結果が前記条件付き切り替えのターゲットセルである場合、前記第2指示情報に基づいて、前記条件付き切り替えに変換して実行することと、を含むことを特徴とする
請求項4に記載の切り替え方法。
【請求項6】
前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報及びプロトコルにより予め約束された処理ポリシーのうちの少なくとも1つに基づいて、条件付き切り替えを実行することは、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第2指示情報が含まれる場合、条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第3指示情報が含まれる場合、前記タイマーを起動し、前記タイマーによるタイミングが終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第4指示情報が含まれる場合、前記条件付き切り替えパラメータを利用して条件付き切り替えを実行することと、
受信した、前記ネットワーク側機器から送信された第1指示情報に前記第5指示情報が含まれる場合、前記ターゲットセルで条件付き切り替えを実行することと、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項4又は5に記載の切り替え方法。
【請求項7】
ネットワーク側機器に適用される指示方法であって、
端末に第1指示情報を送信することであって、前記第1指示情報は、切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、前記第1指示情報に基づいて条件付き切り替えを実行するよう前記端末に指示するためのものである、ことを含む、指示方法。
【請求項8】
前記第1指示情報は、前記切り替え命令又はRRC再構成メッセージにより伝送されることを特徴とする
請求項7に記載の指示方法。
【請求項9】
前記第1指示情報は、
前記切り替え命令に基づく切り替えの実行に失敗しており、且つ条件付き切り替えが構成されている場合、条件付き切り替えに変換するよう前記端末に指示するための第2指示情報と、
タイマーのタイミング情報を指示するための第3指示情報であって、前記タイマーによる計時が終了する前に任意のトリガ条件を満たす場合、前記端末が満たされるトリガ条件に対応する条件付き切り替えを実行し、満たさない場合、セル再確立を実行する、第3指示情報と、
条件付き切り替えパラメータを指示するための第4指示情報と、
条件付き切り替えのターゲットセルを指示するための第5指示情報と、のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする
請求項7に記載の指示方法。
【請求項10】
端末であって、第2プロセッサと、第1メモリと、前記第1メモリに記憶されており且つ前記第2プロセッサ上で実行可能な第1コンピュータプログラムと、を備え、前記第2プロセッサは、前記第1コンピュータプログラムを実行して、請求項1から6のうちいずれか一項に記載の切り替え方法のステップを実施する、端末。
【請求項11】
ネットワーク側機器であって、第3プロセッサと、第2メモリと、前記第2メモリに記憶されており且つ前記第3プロセッサ上で実行可能な第2コンピュータプログラムと、を備え、前記第3プロセッサは、前記第2コンピュータプログラムを実行して、請求項7から9のうちいずれか一項に記載の指示方法のステップを実施する、ネットワーク側機器。
【請求項12】
第4プロセッサにより実行される時、前記第4プロセッサに請求項1から6のうちいずれか一項に記載の切り替え方法のステップ又は請求項7から9のうちいずれか一項に記載の指示方法のステップを実行させるための第3コンピュータプログラムを記憶した、コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】