(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-22
(54)【発明の名称】データセット特性に基づく可視化内のマークの分析
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220815BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20220815BHJP
【FI】
G06Q50/10
G16Y40/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021575239
(86)(22)【出願日】2020-06-17
(85)【翻訳文提出日】2022-02-08
(86)【国際出願番号】 US2020038157
(87)【国際公開番号】W WO2020257295
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2020-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521550194
【氏名又は名称】タブロー ソフトウェア,エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ネニンジャー,ブライアン,ウィリアム
(72)【発明者】
【氏名】トンプソン,マデリーン,ブラッドリー
(72)【発明者】
【氏名】ティベッツ,リチャード,シングルトン
(72)【発明者】
【氏名】シルヴァースタイン,アレクサンダー,ガードナー
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
実施形態は、データの可視化を管理することに向けられる。データソースからの値に関連づけられた1つ以上のマークを含む可視化が提供され得る。1つ以上のマークから、関心マークを決定することができる。判断モデルを利用して、関心マークとデータソースからのデータとに基づいて判断モデルの判断結果を生成することができ、それにより、各判断結果は、データソースからのデータへの最良適合と関心マークの値とに基づき得るスコアに関連づけることができる。判断結果は、スコアとの関連づけに基づいてランク順序付けされてもよい。判断結果のランク順序付けリストを含むレポートが提供され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサを使用してデータの可視化を管理する方法であって、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供するステップであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ステップと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定するステップと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成するステップであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの適合と前記関心マークの予測値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ステップと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けするステップと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視するステップと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供するステップと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定するステップと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングするステップであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価するステップと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成するステップと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
可視化を管理する命令を含むプロセッサ読取可能な非一時的記憶媒体であって、1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行は動作を実行し、前記動作は、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供することであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ことと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定することと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成することであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの最良適合と前記関心マークの値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ことと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けすることと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供することと、
を含む、プロセッサ読取可能な非一時的記憶媒体。
【請求項9】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項8に記載の媒体。
【請求項10】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項8に記載の媒体。
【請求項11】
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視することと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供することと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定することと、
をさらに含む請求項8に記載の媒体。
【請求項12】
前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングすることであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ことをさらに含む請求項8に記載の媒体。
【請求項13】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項8に記載の媒体。
【請求項14】
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価することと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成することと、
をさらに含む請求項8に記載の媒体。
【請求項15】
可視化を管理するシステムであって、
ネットワークコンピュータであり、
ネットワークを介して通信するトランシーバと、
少なくとも命令を記憶するメモリと、
動作を実行する命令を実行する1つ以上のプロセッサと、を含み、前記動作は、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供することであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ことと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定することと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成することであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの最良適合と前記関心マークの値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ことと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けすることと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供することと、
を含む、ネットワークコンピュータと、
クライアントコンピュータであり、
前記ネットワークを介して通信するトランシーバと、
少なくとも命令を記憶するメモリと、
動作を実行する命令を実行する1つ以上のプロセッサと、を含み、前記動作は、
前記レポートを受信すること
を含む、クライアントコンピュータと、
を含むシステム。
【請求項16】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項18】
前記ネットワークコンピュータの前記1つ以上のプロセッサは、
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視することと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供することと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項15に記載のシステム。
【請求項19】
前記ネットワークコンピュータの前記1つ以上のプロセッサは、
前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングすることであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ことをさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項15に記載のシステム。
【請求項20】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項21】
前記ネットワークコンピュータの前記1つ以上のプロセッサは、
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価することと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項15に記載のシステム。
【請求項22】
ユーザ可視化を管理するネットワークコンピュータであって、
ネットワークを介して通信するトランシーバと、
少なくとも命令を記憶するメモリと、
動作を実行する命令を実行する1つ以上のプロセッサと、
を含み、前記動作は、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供することであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ことと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定することと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成することであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの最良適合と前記関心マークの値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ことと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けすることと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供することと、
を含む、ネットワークコンピュータ。
【請求項23】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項24】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項25】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視することと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供することと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項26】
前記1つ以上のプロセッサは、前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングすることであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ことをさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項27】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項28】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価することと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項22に記載のネットワークコンピュータ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2019年6月17日に出願された、先に提出された米国仮特許出願第62/862,349号に基づく実用特許出願であり、その出願日の利益は、ここで35 U.S.C. §119(e)に基づいて主張され、さらに、参照によりその全体を組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本発明は、概してデータの可視化に関し、排他的ではないがより詳細には、可視化における値の出現の理由を自動的に説明することに関する。
【背景技術】
【0003】
組織は、増え続ける量のデータを生成し、収集している。このデータは、消費者アクティビティ、製造アクティビティ、顧客サービス、サーバログなどの、組織の異なる部分に関連づけられることがある。様々な理由で、そのような組織が膨大なデータのコレクションを有効に活用することは、不便な可能性がある。いくつかの場合、データの量が、収集されたデータを有効に活用してビジネス習慣を改善することを困難にすることがある。いくつかの場合、組織は、様々なツールを採用してデータの一部又は全部の可視化を生成する。このデータを表現するために可視化を採用することは、組織がクリティカルなビジネスオペレーションの理解を改善することを可能にし、重要性能指標を監視するのに役立ち得る。しかしながら、いくつかの場合、可視化は、場所がずれ、又はさもなければ異常に見え得る、マーク、信号、値などを含むことがある。いくつかの場合、ソースを決定し、又はさもなければそのようなマークのこれらのソース又は原因を分析することは、可視化を生成するために使用された基礎をなすデータについての法外なレベルの理解を要する可能性がある。不都合なことに、これにより組織は、熟練の又は専門のデータアナリストに、可視化とデータをレビューして、マークがなぜ所定の値を有し得るのかの説明を決定するように指示する必要があり得る。また、いくつかの場合、ユーザが、自身の分析を行うためのスキルや技術的バックグラウンドを有するとしても、基礎をなすデータは、可視化をレビューし得るユーザにとって機密であるか又はその他の点でアクセスできない可能性がある。したがって、これらの検討及びその他に関して、本発明がなされている。
【図面の簡単な説明】
【0004】
以下の図面を参照し、本イノベーションの非限定的及び非網羅的な実施形態を説明する。図面において、同様の参照番号は、別段指定されない限り、様々な図面全体にわたって同様の部分を指す。記載されるイノベーションのより良い理解のために、添付の図面と関連して読まれるべき、以下の様々な実施形態の詳細な説明が参照される。
【
図1】様々な実施形態が実施され得るシステム環境を示す。
【
図2】クライアントコンピュータの概略的な実施形態を示す。
【
図3】ネットワークコンピュータの概略的な実施形態を示す。
【
図4】様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するシステムの論理アーキテクチャを示す。
【
図5】様々な実施形態の1つ以上による、可視化の一部の論理的表現を示す。
【
図6】様々な実施形態の1つ以上による、マーク判断システムの一部の論理的表現を示す。
【
図7】様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するためのユーザインターフェースの一部の論理的表現を示す。
【
図8】様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するプロセスの概要フローチャートを示す。
【
図9】様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルを使用してマークを分析するプロセスのフローチャートを示す。
【
図10】様々な実施形態の1つ以上による、ユーザ対話の監視に基づいて判断モデルのフィルタリング又はランク付けを適合させるプロセスのフローチャートを示す。
【
図11】様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルに対する期待値分布を生成するプロセスのフローチャートを示す。
【
図12】様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルの結果を比較するプロセスのフローチャートを示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
次に、様々な実施形態について、その一部を形成し、かつ例として本発明が実施され得る特定の例示的な実施形態を示す添付の図面を参照して、以下にさらに詳細に説明する。しかしながら、実施形態は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの実施形態は、本開示が充分かつ完全であるように、及び実施形態の範囲を当業者に完全に伝えるように提供されている。とりわけ、様々な実施形態は、方法、システム、媒体、又はデバイスであり得る。したがって、様々な実施形態は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、又はソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせた実施形態の形態をとることができる。したがって、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解されるべきではない。
【0006】
明細書及び特許請求の範囲の全体を通して、以下の用語は、文脈が別段明確に規定しない限り、ここで明示的に関連づけられた意味をとる。本明細書で使用されるフレーズ「一実施形態において」は、必ずしも同じ実施形態を参照するわけではないが、そうであってもよい。さらに、本明細書で使用されるフレーズ「別の実施形態において」は、必ずしも異なる実施形態を参照するわけではないが、そうであってもよい。したがって、以下に記載するように、様々な実施形態を、本発明の範囲又は主旨から逸脱することなく容易に組み合わせることができる。
【0007】
さらに、本明細書で使用されるとき、用語「又は」は、文脈が別段明確に規定しない限り、包括的な「又は」演算子であり、用語「及び/又は」と同等である。用語「に基づく」は、文脈が別段明確に規定しない限り、排他的なものではなく、記載されていないさらなるファクタに基づくことを許容する。さらに、明細書全体を通じて、「一の」(“a”、“an”)及び「その」(“the”)の意味は、複数の参照を含む。「中に」(“in”)の意味は、「中に」及び「上に」(“on”)を含む。
【0008】
例示的な実施形態では、以下の用語もまた、文脈が別段明確に規定しない限り、対応する意味に従って本明細書において使用される。
【0009】
本明細書で使用されるとき、用語「エンジン」は、ハードウェア又はソフトウェア命令に具現化された論理を指し、これは、C、C++、Objective-C、COBOL、Java(登録商標)TM、PHP、Perl、JavaScript(登録商標)、Ruby、VBScript、C#などのMicrosoft.NETTM言語などのプログラミング言語で書くことができる。エンジンは、実行可能プログラムにコンパイルされてもよく、あるいはインタプリタ型プログラミング言語で書かれてもよい。ソフトウェアエンジンは、他のエンジンから、又はそれ自体からコール可能でもよい。本明細書に記載されるエンジンは、他のエンジン又はアプリケーションとマージすることができ、あるいはサブエンジンに分割することができる、1つ以上の論理モジュールを指す。エンジンは、非一時的コンピュータ読取可能媒体又はコンピュータ記憶装置に記憶され、1つ以上の汎用コンピュータに記憶され、実行され、したがって、エンジンを提供するように構成された専用コンピュータを作り出すことができる。
【0010】
本明細書で使用されるとき、用語「データソース」は、組織のために情報を記憶又は提供するデータベース、アプリケーション、サービス、ファイルシステムなどを指す。データソースの例には、RDBMSデータベース、グラフデータベース、スプレッドシート、ファイルシステム、文書管理システム、ローカル又はリモートのデータストリームなどを含んでもよい。いくつかの場合、データソースは、1つ以上のテーブル又はテーブル様の構造を中心に編成される。他の場合、データソースは、グラフ又はグラフ様の構造として編成される。
【0011】
本明細書で使用されるとき、用語「データモデル」は、基礎をなすデータソースの表現を提供する1つ以上のデータ構造を指す。いくつかの場合、データモデルは、特定のアプリケーションのためのデータソースのビューを提供することができる。データモデルは、基礎をなすデータソースに対するビュー又はインターフェースとみなされることがある。いくつかの場合、データモデルは、データソース(例えば、実際には論理パススルー)に直接マッピングすることができる。また、いくつかの場合、データモデルは、データソースにより提供されてもよい。いくつかの状況において、データモデルは、データソースに対するインターフェースとみなされることがある。データモデルにより、組織は、データソースからの情報を、より簡便、より有意義(例えば、推理がより容易)、より安全等であり得る方法で編成又は提示することができる。
【0012】
本明細書で使用されるとき、用語「データオブジェクト」は、データモデルを含む1つ以上のエンティティ又はデータ構造を指す。いくつかの場合、データオブジェクトは、データモデルの部分とみなされることがある。データオブジェクトは、項目又は項目のクラス若しくは種類の個々のインスタンスを表すことができる。
【0013】
本明細書で使用されるとき、用語「パネル」は、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)内の定義されたジオメトリ(例えば、x、y、zオーダ)を有する、GUI内の領域を指す。パネルは、ユーザに情報を表示し、あるいは1つ以上の対話型(interactive)コントロールをホストするように配置されてもよい。パネルに関連づけられたジオメトリ又はスタイルは、動的ルールを含む構成情報を使用して定義することができる。また、いくつかの場合、ユーザは、1つ以上のパネルにおけるアクション、例えば、移動する、示す、隠す、サイズ変更する、再順序付けするなどを実行可能にされてもよい。
【0014】
本明細書で使用されるとき、「可視化モデル」は、1つ以上のハードウェアディスプレイ上に表示される可視化(visualization)における使用に適し得る、データモデルの1つ以上の表現を表す1つ以上のデータ構造を指す。可視化モデルは、非オーサリングユーザに利用可能にされ得るスタイリング又はユーザインターフェース機能を定義することができる。
【0015】
本明細書で使用されるとき、用語「表示オブジェクト」は、可視化モデルを含む1つ以上のデータ構造を指す。いくつかの場合、表示オブジェクトは、可視化モデルの一部とみなされることがある。表示オブジェクトは、可視化において表示され得る項目の個々のインスタンス又は項目のクラス若しくは種類全体を表すことができる。いくつかの実施形態において、表示オブジェクトは、データモデルのいくらかの部分のビューを提供するため、ビューとみなされ、あるいは呼ばれることがある。
【0016】
本明細書で使用されるとき、用語「マーク」は、可視化内の特定の値又は結果に対応し得る、可視化の区別可能な、又はその他の方法で識別可能な部分を指す。例えば、可視化が棒グラフを含む場合、棒の1つ以上がマークとみなされることがある。同様に、可視化が折れ線プロットを含む場合、プロット上の位置がマークとみなされてもよい。
【0017】
本明細書で使用されるとき、用語「関心マーク(mark-of-interest)」は、可視化に含まれる他のマークの中から選択された、可視化内のマークを指す。いくつかの場合、可視化内のマークは、ユーザが可視化を含むマークの中から1つ以上の関心マークを選択又は識別することを可能にし得る、1つ以上の対話型の機能を組み込むことができる。例えば、ユーザは、マウスポインタがマークの上をホバリングし得る間にマウスボタンを右クリックすることにより関心マークを選択することを可能にされてもよい。いくつかの場合、関心マークは、検索、フィルタリング等を介して選択されてもよい。
【0018】
本明細書で使用されるとき、用語「構成情報」は、ルールベースのポリシー、パターンマッチング、スクリプト(例えば、コンピュータ読取可能命令)などを含み得る情報を指し、これらは、構成ファイル、データベース、ユーザ入力、内蔵デフォルト等、又はこれらの組み合わせを含む、様々なソースから提供され得る。
【0019】
以下では、本発明のいくつかの態様の基本的な理解を提供するために、本発明の実施形態について簡潔に説明する。この簡潔な説明は、広範な概観を意図したものではない。これは、重要な要素や必須の要素を識別すること、又は範囲を記述し若しくは狭めることを意図したものではない。その目的は、後に提示されるより詳細な説明への序文として、いくつかの概念を簡素化された形で単に提示することである。
【0020】
簡潔に述べると、様々な実施形態は、本明細書に記載されるように実行するための1つ以上の命令を実行する1つ以上のプロセッサを使用してデータの可視化を管理することに向けられる。
【0021】
様々な実施形態の1つ以上において、データソースからのデータに基づく1つ以上の可視化は、1つ以上の可視化が、データソースからの1つ以上の値に関連づけられ得る1つ以上のマークを含むように、提供され得る。
【0022】
様々な実施形態の1つ以上において、関心マークは、1つ以上のマーク、1つ以上の可視化などの1つ以上の特性に基づいて、1つ以上のマークから決定されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、関心マークを決定することは、1つ以上のマークに関連づけられた1つ以上の値を自動的に分析することと、自動的な分析に基づいて関心マークを決定することを含んでもよい。
【0023】
様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデル(assessment models)を利用して、関心マークとデータソースからのデータとに基づいて1つ以上の判断モデルについて1つ以上の判断結果を生成してもよく、それにより、各判断結果は、データソースからのデータへの最良適合と関心マークの値とに基づき得る1つ以上のスコアに関連づけることができる。様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断結果を生成することは、関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、1つ以上の自然言語解説を1つ以上の判断結果に含めることを含んでもよい。
【0024】
様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断結果は、1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けされてもよい。
【0025】
様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートが提供されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、レポートを提供することは、1つ以上の判断モデル、1つ以上の判断結果、関心マークなどに関連づけられ得る1つ以上の他の可視化を生成することを含んでもよい。
【0026】
様々な実施形態の1つ以上において、レポートに関連づけられたフィードバック情報が監視されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、フィードバック情報に基づく1つ以上の他のスコアが提供されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の他のスコアを利用して、1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定してもよい。
【0027】
様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断結果は、1つ以上のスコアに基づいてフィルタリングされてもよく、それにより、定義された閾値未満であり得るスコアに関連づけられた各判断結果は、レポートから除外される。
【0028】
様々な実施形態の1つ以上において、データソースに含まれ、かつ可視化から省略された、関心マークに関連づけられたデータが評価されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、1つ以上の判断結果の一部は、この評価に基づいて生成されてもよい。
【0029】
[例示的な動作環境]
図1は、本発明の実施形態が実施され得る環境の一実施形態のコンポーネントを示す。本発明を実施するためにコンポーネントの全てが必要とされ得るわけではなく、本発明の主旨又は範囲から逸脱することなくコンポーネントの構成及びタイプにおける変形を行うことができる。図示のように、
図1のシステム100は、ローカルエリアネットワーク(LAN)/ワイドエリアネットワーク(WAN)-(ネットワーク)110、無線ネットワーク108、クライアントコンピュータ102~105、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118などを含む。
【0030】
クライアントコンピュータ102~105の少なくとも1つの実施形態が、
図2に関連して以下により詳細に説明される。一実施形態において、クライアントコンピュータ102~105の少なくとも一部は、ネットワーク108又は110などの1つ以上の有線又は無線ネットワーク上で動作することができる。一般に、クライアントコンピュータ102~105は、情報を送受信し、様々なオンラインアクティビティ、オフラインアクション等を実行するために、ネットワークを介して通信することができる事実上任意のコンピュータを含むことができる。一実施形態において、クライアントコンピュータ102~105の1つ以上は、企業又は他のエンティティのために様々なサービスを実行するように、企業又は他のエンティティ内で動作するように構成することができる。例えば、クライアントコンピュータ102~105は、ウェブサーバ、ファイアウォール、クライアントアプリケーション、メディアプレーヤ、移動電話、ゲームコンソール、デスクトップコンピュータなどとして動作するように構成されてもよい。しかしながら、クライアントコンピュータ102~105は、これらのサービスに制約されず、例えば、他の実施形態においてエンドユーザコンピューティングに関して利用されてもよい。より多くの又はより少ないクライアントコンピュータ(
図1に示される)が、本明細書に記載されるようなシステム内に含まれてもよく、したがって、実施形態は、利用されるクライアントコンピュータの数又はタイプにより制約されないことを認識されたい。
【0031】
クライアントコンピュータ102として動作し得るコンピュータは、有線又は無線通信媒体を使用して典型的に接続するコンピュータ、例えば、パーソナルコンピュータ、マルチプロセッサシステム、マイクロプロセッサベース又はプログラマブル電子デバイス、ネットワークPCなどを含むことができる。いくつかの実施形態において、クライアントコンピュータ102~105は、別のコンピュータに接続して情報を受信することができる事実上任意のポータブルコンピュータ、例えば、ラップトップコンピュータ103、モバイルコンピュータ104、タブレットコンピュータ105などを含むことができる。しかしながら、ポータブルコンピュータはそのように限定されるものではなく、セルラー電話、ディスプレイページャ、無線周波数(RF)デバイス、赤外線(IR)デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドヘルドコンピュータ、ウェアラブルコンピュータ、従来のコンピュータの1つ以上を組み合わせた統合デバイスなどの、他のポータブルコンピュータも含むことができる。したがって、クライアントコンピュータ102~105は、典型的には、能力及び機能の点で広範囲に及ぶ。さらに、クライアントコンピュータ102~105は、ブラウザ又は他のウェブベースのアプリケーションを含む様々なコンピューティングアプリケーションにアクセスすることができる。
【0032】
ウェブ対応クライアントコンピュータは、ウェブを介して要求を送信し応答を受信するように構成されたブラウザアプリケーションを含むことができる。ブラウザアプリケーションは、事実上任意のウェブベースの言語を利用するグラフィックス、テキスト、マルチメディアなどを受信及び表示するように構成することができる。一実施形態において、ブラウザアプリケーションは、JavaScript、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、拡張可能マークアップ言語(XML)、JavaScript Object Notation(JSON)、カスケーディングスタイルシート(CSS)等、又はこれらの組み合わせを利用してメッセージを表示及び送信することを可能にされる。一実施形態において、クライアントコンピュータのユーザは、ブラウザアプリケーションを利用してネットワーク上で(オンラインで)様々なアクティビティを実行することができる。しかしながら、様々なオンラインアクティビティを実行するために、別のアプリケーションが使用されてもよい。
【0033】
クライアントコンピュータ102~105は、さらに、別のコンピュータとの間でコンテンツを受信又は送信するように構成された少なくとも1つの他のクライアントアプリケーションを含んでもよい。クライアントアプリケーションは、コンテンツを送信又は受信する機能などを含むことができる。クライアントアプリケーションは、さらに、タイプ、能力、名前などを含む、自身を識別する情報を提供してもよい。一実施形態において、クライアントコンピュータ102~105は、インターネットプロトコル(IP)アドレス、電話番号、移動体識別番号(Mobile Identification Number、MIN)、電子シリアル番号(electronic serial number、EIN)、クライアント証明書、又は他の装置識別子を含む様々なメカニズムのいずれかを通じて自身を一意に識別することができる。このような情報は、他のクライアントコンピュータ、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118、又は他のコンピュータ間で送信される1つ以上のネットワークパケットなどで提供されてもよい。
【0034】
クライアントコンピュータ102~105は、さらに、エンドユーザが可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118などの別のコンピュータにより管理され得るエンドユーザアカウントにログインすることを可能にする、クライアントアプリケーションを含むように構成されてもよい。このようなエンドユーザアカウントは、1つの非限定的な例において、エンドユーザが1つ以上のオンラインアクティビティを管理できるように構成されてもよく、該オンラインアクティビティには、1つの非限定的な例において、プロジェクト管理、ソフトウェア開発、システム管理、構成管理、検索アクティビティ、ソーシャルネットワーキングアクティビティ、様々なウェブサイトの閲覧、他のユーザとの通信などが含まれる。また、クライアントコンピュータは、ユーザがレポート、対話型ユーザインターフェース、又は可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118により提供される結果を表示できるように構成されてもよい。
【0035】
無線ネットワーク108は、クライアントコンピュータ103~105及びそのコンポーネントをネットワーク110と結合するように構成される。無線ネットワーク108は、クライアントコンピュータ103~105にインフラストラクチャ指向の接続を提供するために、スタンドアロンのアドホックネットワークなどをさらにオーバーレイすることができる様々な無線サブネットワークのいずれかを含んでもよい。このようなサブネットワークは、メッシュネットワーク、無線LAN(WLAN)ネットワーク、セルラーネットワークなどを含むことができる。一実施形態において、システムは、2つ以上の無線ネットワークを含んでもよい。
【0036】
無線ネットワーク108は、さらに、ワイヤレス無線リンクなどにより接続された端末、ゲートウェイ、ルータ等の自律システムを含んでもよい。これらのコネクタは、自由にかつランダムに移動し、自らを任意に編成するように構成することができ、それにより、無線ネットワーク108のトポロジは、急速に変化し得る。
【0037】
無線ネットワーク108は、さらに、セルラーシステムのための第2(2G)、第3(3G)、第4(4G)第5(5G)世代無線アクセス、WLAN、無線ルータ(WR)メッシュなどを含む複数のアクセス技術を利用してもよい。2G、3G、4G、5G、及び将来のアクセスネットワークなどのアクセス技術は、様々な移動性度合いを有するクライアントコンピュータ103~105などのモバイルコンピュータに対する広域カバレッジを可能にすることができる。1つの非限定的な例において、無線ネットワーク108は、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(Global System for Mobil communication、GSM)、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Services、GPRS)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA(登録商標))、高速下りリンクパケットアクセス(High Speed Downlink Packet Access、HSDPA)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)などの無線ネットワークアクセスを通じた無線接続を可能にすることができる。本質的に、無線ネットワーク108は、情報がクライアントコンピュータ103~105と他のコンピュータ、ネットワーク、クラウドベースのネットワーク、クラウドインスタンス等との間を移動することができる事実上任意の無線通信メカニズムを含むことができる。
【0038】
ネットワーク110は、ネットワークコンピュータを他のコンピュータと結合するように構成され、これには、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118、クライアントコンピュータ102、及び無線ネットワーク108を通じてのクライアントコンピュータ103~105などが含まれる。ネットワーク110は、ある電子デバイスから別の電子デバイスへ情報を通信するために任意の形態のコンピュータ読取可能媒体を利用することを可能にされる。また、ネットワーク110は、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、直接接続、例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート、イーサネットポートなどを通じてのもの、他の形態のコンピュータ読取可能媒体、又はこれらの任意の組み合わせに加えて、インターネットを含むことができる。異なるアーキテクチャ及びプロトコルに基づくものを含む、相互接続されたLANのセットにおいて、ルータは、LAN間のリンクとして作用し、あるものから別のものへメッセージを送信することを可能にする。さらに、LAN内の通信リンクは、典型的には、ツイストワイヤペア又は同軸ケーブルを含み、一方、ネットワーク間の通信リンクは、アナログ電話回線、T1、T2、T3、及びT4を含む完全又は部分専用デジタル回線、又は他のキャリアメカニズムを活用してもよく、該キャリアメカニズムには、例えば、Eキャリア、統合サービスデジタルネットワーク(Integrated Services Digital Networks、ISDN)、デジタル加入者回線(Digital Subscriber Lines、DSL)、衛星リンクを含む無線リンク、又は当業者に知られる他の通信リンクが含まれる。さらに、通信リンクは、例えば、DS-0、DS-1、DS-2、DS-3、DS-4、OC-3、OC-12、OC-48等を限定なく含む、様々なデジタルシグナリング技術のいずれかをさらに利用してもよい。さらに、リモートコンピュータ及び他の関連電子デバイスを、モデム及び一時的な電話リンクを介してLAN又はWANのいずれかにリモート接続することができる。一実施形態において、ネットワーク110は、インターネットプロトコル(IP)の情報を運ぶように構成されてもよい。
【0039】
さらに、通信媒体は、典型的には、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のトランスポートメカニズムを具現化し、任意の情報の非一時的送達媒体又は一時的送達媒体を含む。一例として、通信媒体は、ツイストペア、同軸ケーブル、光ファイバ、導波路、及び他の有線媒体などの有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体などの無線媒体を含む。
【0040】
また、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118の一実施形態を、
図3に関連して以下でさらに詳細に説明する。
図1は、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118等を、各々を単一のコンピュータとして例示しているが、本イノベーション又は実施形態はそのように限定されない。例えば、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118などの1つ以上の機能が、1つ以上の区別可能なネットワークコンピュータにわたって分散されてもよい。さらに、1つ以上の実施形態において、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118は、複数のネットワークコンピュータを使用して実装されてもよい。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118などは、1つ以上のクラウドネットワーク内の1つ以上のクラウドインスタンスを使用して実装されてもよい。したがって、これらのイノベーション及び実施形態は単一の環境に限定されるものと解釈されるべきではなく、他の構成及び他のアーキテクチャがさらに想定される。
【0041】
[例示的なクライアントコンピュータ]
図2は、クライアントコンピュータ200の一実施形態を示し、これは、図示のものより多くの又は少ないコンポーネントを含んでもよい。クライアントコンピュータ200は、例えば、
図1に示すモバイルコンピュータ又はクライアントコンピュータの1つ以上の実施形態を表すことができる。
【0042】
クライアントコンピュータ200は、バス228を介してメモリ204と通信するプロセッサ202を含むことができる。クライアントコンピュータ200は、さらに、電源230、ネットワークインターフェース232、オーディオインターフェース256、ディスプレイ250、キーパッド252、照明器254、ビデオインターフェース242、入力/出力インターフェース238、触覚インターフェース264、全地球測位システム(GPS)受信機258、オープンエアジェスチャインターフェース260、温度インターフェース262、カメラ240、プロジェクタ246、ポインティングデバイスインターフェース266、プロセッサ読取可能固定記憶装置234、及びプロセッサ読取可能リムーバブル記憶装置236を含むことができる。クライアントコンピュータ200は、任意で、基地局(図示せず)と、又は別のコンピュータと直接通信することができる。また、一実施形態において、図示されていないが、ジャイロスコープをクライアントコンピュータ200内で利用して、クライアントコンピュータ200の方向づけを測定又は維持してもよい。
【0043】
電源230は、クライアントコンピュータ200に電力を供給することができる。電力を供給するために、再充電可能又は再充電不可バッテリが使用されてもよい。電力はまた、バッテリを補足又は再充電するACアダプタ又は電源付きドッキングクレードルなどの外部電力源により提供されてもよい。
【0044】
ネットワークインターフェース232は、クライアントコンピュータ200を1つ以上のネットワークに結合するための回路を含み、1つ以上の通信プロトコル及び技術との使用に対して構築され、該通信プロトコル及び技術には、これらに限られないが、モバイルコミュニケーション(GSM)、CDMA、時分割多元接続(TDMA)、UDP、TCP/IP、SMS、MMS、GPRS、WAP、UWB、WiMax、SIP/RTP、GPRS、EDGE、WCDMA、LTE、UMTS、OFDM、CDMA2000、EV-DO、HSDPA、又は様々な他の無線通信プロトコルのいずれかのためにOSIモデルの任意の部分を実施するプロトコル及び技術が含まれる。ネットワークインターフェース232は、時に、トランシーバ、送受信装置、又はネットワークインターフェースカード(NIC)として知られる。
【0045】
オーディオインターフェース256は、人間の声のサウンドなどのオーディオ信号を生成及び受信するように構成することができる。例えば、オーディオインターフェース256は、他者とのテレコミュニケーションを可能にし、あるいは何らかのアクションのためのオーディオ確認応答を生成するために、スピーカ及びマイクロフォン(図示せず)に結合されてもよい。また、オーディオインターフェース256内のマイクロフォンは、例えば、音声認識、サウンドに基づくタッチの検出などを使用し、クライアントコンピュータ200への入力又はクライアントコンピュータ200の制御のために使用することができる。
【0046】
ディスプレイ250は、液晶ディスプレイ(LCD)、ガスプラズマ、電子インク、発光ダイオード(LED)、有機LED(OLED)、又はコンピュータと共に使用することができる任意の他のタイプの光反射型又は光透過型ディスプレイでもよい。ディスプレイ250は、さらに、スタイラスなどのオブジェクトからの入力、又は人間の手からの指幅を受け取るように構成されたタッチインターフェース244を含んでもよく、接触又はジェスチャを感知するために抵抗性、容量性、表面音響波(SAW)、赤外線、レーダ、又は他の技術を使用してもよい。
【0047】
プロジェクタ246は、遠隔の壁、又は遠隔のスクリーンなどの任意の他の反射オブジェクト上に画像を投影することができる、リモートハンドヘルドプロジェクタ又は統合プロジェクタでもよい。
【0048】
ビデオインターフェース242は、静止写真、ビデオセグメント、赤外線ビデオなどのビデオ画像を捕捉するように構成することができる。例えば、ビデオインターフェース242は、デジタルビデオカメラ、ウェブカメラなどに結合されてもよい。ビデオインターフェース242は、レンズ、イメージセンサ、及び他の電子装置を含むことができる。イメージセンサは、相補型金属酸化物半導体(CMOS)集積回路、電荷結合素子(CCD)、又は光を感知するための任意の他の集積回路を含んでもよい。
【0049】
キーパッド252は、ユーザからの入力を受け取るように構成された任意の入力装置を含むことができる。例えば、キーパッド252は、プッシュボタンの数字ダイヤル、又はキーボードを含んでもよい。キーパッド252は、さらに、画像を選択及び送信することに関連づけられたコマンドボタンを含んでもよい。
【0050】
照明器254は、ステータス指標を提供し、あるいは光を提供することができる。照明器254は、特定の期間の間、又はイベントメッセージに応答してアクティブのままでもよい。例えば、照明器254がアクティブであるとき、照明器は、クライアントコンピュータが電源を入れられている間、キーパッド252のボタンをバックライトで照らし、オンのままであってもよい。また、照明器254は、別のクライアントコンピュータにダイヤルするなどの特定のアクションが実行されるとき、様々なパターンでこれらのボタンをバックライトで照らしてもよい。照明器254は、さらに、クライアントコンピュータの透明又は半透明ケース内に配置された光源に、アクションに応答して照明させてもよい。
【0051】
クライアントコンピュータ200は、さらに、鍵、デジタル証明書、パスワード、パスフレーズ、2ファクタ認証情報などのセキュリティ/暗号情報を生成、記憶、又は使用するためのさらなる耐タンパー性セーフガードを提供するハードウェアセキュリティモジュール(HSM)268を含むこともできる。いくつかの実施形態において、ハードウェアセキュリティモジュールは、1つ以上の標準的な公開鍵基盤(PKI)をサポートするために利用されてもよく、鍵ペアなどを生成、管理、又は記憶するために利用されてもよい。いくつかの実施形態において、HSM268は、スタンドアロンコンピュータでもよく、他の場合に、HSM268は、クライアントコンピュータに追加され得るハードウェアカードとして構成されてもよい。
【0052】
クライアントコンピュータ200は、さらに、外部周辺装置又は他のコンピュータ、例えば他のクライアントコンピュータ及びネットワークコンピュータなどと通信するための入力/出力インターフェース238を含むことができる。周辺装置には、オーディオヘッドセット、仮想現実ヘッドセット、ディスプレイスクリーングラス、リモートスピーカシステム、リモートスピーカ及びマイクロフォンシステム等を含んでもよい。入力/出力インターフェース238は、ユニバーサルシリアルバス(USB)、赤外線、WiFi、WiMax、Bluetooth(登録商標)TMなどの1つ以上の技術を活用することができる。
【0053】
入力/出力インターフェース238は、さらに、1つ以上のセンサを含んでもよく、該1つ以上のセンサは、ジオロケーション情報を決定する(例えば、GPS)、電力状態を監視する(例えば、電圧センサ、電流センサ、周波数センサ等)、天気を監視する(例えば、サーモスタット、気圧計、風速計、湿度検出器、降水量スケール等)などのためのものである。センサは、クライアントコンピュータ200の外部のデータを収集又は測定する1つ以上のハードウェアセンサでもよい。
【0054】
触覚インターフェース264は、クライアントコンピュータのユーザに触覚フィードバックを提供するように構成することができる。例えば、触覚インターフェース264を利用して、別のコンピュータのユーザが呼び出しているときクライアントコンピュータ200を特定の方法で振動させてもよい。温度インターフェース262は、温度測定入力又は温度変化出力をクライアントコンピュータ200のユーザに提供するために使用することができる。オープンエアジェスチャインターフェース260は、例えば、ユーザにより保持又は装着されたコンピュータ内の単一又はステレオビデオカメラ、レーダ、ジャイロセンサ等を使用することにより、クライアントコンピュータ200のユーザの身体的なジェスチャを感知することができる。カメラ240は、クライアントコンピュータ200のユーザの身体的な眼の動きを追跡するために使用することができる。
【0055】
GPSトランシーバ258は、地球の表面におけるクライアントコンピュータ200の物理的な座標を決定することができ、これは、典型的には、場所を緯度値及び経度値として出力する。GPSトランシーバ258は、さらに、これらに限られないが三角測量、補助GPS(AGPS)、拡張観測時差(Enhanced Observed Time Difference、E-OTD)、セル識別子(CI)、サービスエリア識別子(SAI)、拡張タイミングアドバンス(Enhanced Timing Advance、ETA)、基地局サブシステム(BSS)等を含む他の地理測位(geo-positioning)メカニズムを利用して、地球の表面におけるクライアントコンピュータ200の物理的な場所をさらに決定することができる。異なる条件下で、GPSトランシーバ258はクライアントコンピュータ200の物理的な場所を決定できることが理解される。しかしながら、1つ以上の実施形態において、クライアントコンピュータ200は、他のコンポーネントを通じて、クライアントコンピュータの物理的な場所を決定するために利用され得る他の情報を提供してもよく、これには、例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、IPアドレスなどが含まれる。
【0056】
様々な実施形態の少なくとも1つにおいて、オペレーティングシステム206、他のクライアントアプリ224、ウェブブラウザ226などのアプリケーションは、ジオロケーション情報を利用して、タイムゾーン、言語、通貨、カレンダーフォーマットなどの1つ以上のローカライズ機能を選択するように構成することができる。ローカライズ機能は、表示オブジェクト、データモデル、データオブジェクト、ユーザインターフェース、レポート、及び内部プロセス又はデータベースで使用されてもよい。様々な実施形態の少なくとも1つにおいて、ローカライズ情報を選択するために使用されるジオロケーション情報は、GPS258により提供されてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、ジオロケーション情報は、無線ネットワーク108又はネットワーク111などのネットワークを通じて1つ以上のジオロケーションプロトコルを使用して提供される情報を含んでもよい。
【0057】
ヒューマンインターフェースコンポーネントは、クライアントコンピュータ200と物理的に別個である周辺装置でもよく、クライアントコンピュータ200への遠隔の入力又は出力を可能にする。例えば、ディスプレイ250又はキーボード252などのヒューマンインターフェースコンポーネントを通して本明細書に記載のようにルーティングされる情報は、代わりに、ネットワークインターフェース232を通して、遠隔に配置された適切なヒューマンインターフェースコンポーネントにルーティングすることができる。リモートであり得るヒューマンインターフェース周辺コンポーネントの例には、これらに限られないが、オーディオデバイス、ポインティングデバイス、キーパッド、ディスプレイ、カメラ、プロジェクタなどが含まれる。これらの周辺コンポーネントは、BluetoothTM、Zigbee(登録商標)TMなどのピコネットワーク上で通信することができる。このような周辺ヒューマンインターフェースコンポーネントを有するクライアントコンピュータの1つの非限定的な例は、ウェアラブルコンピュータであり、これは、別個に配置されたクライアントコンピュータとリモート通信するリモートピコプロジェクタを1つ以上のカメラと共に含み、ピコプロジェクタにより壁又はユーザの手などの反射面に投影された画像の部分に向けてのユーザのジェスチャを感知することができる。
【0058】
クライアントコンピュータは、ウェブページ、ウェブベースのメッセージ、グラフィックス、テキスト、マルチメディアなどを受信及び送信するように構成されたウェブブラウザアプリケーション226を含むことができる。クライアントコンピュータのブラウザアプリケーションは、ワイヤレスアプリケーションプロトコルメッセージ(WAP)等を含む事実上任意のプログラミング言語を利用することができる。1つ以上の実施形態において、ブラウザアプリケーションは、ハンドヘルドデバイスマークアップ言語(Handheld Device Markup Language、HDML)、ワイヤレスマークアップ言語(Wireless Markup Language、WML)、WMLScript、JavaScript、標準汎用マークアップ言語(SGML)、ハイパーテキストマークアップ言語(HTML)、拡張可能マークアップ言語(XML)、HTML5などを利用することを可能にされる。
【0059】
メモリ204は、RAM、ROM、又は他のタイプのメモリを含むことができる。メモリ204は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報の記憶のためのコンピュータ読取可能記憶媒体(装置)の一例を示す。メモリ204は、クライアントコンピュータ200の低レベルの動作を制御するBIOS208を記憶することができる。メモリは、さらに、クライアントコンピュータ200の動作を制御するオペレーティングシステム206を記憶することができる。このコンポーネントには、UNIX(登録商標)若しくはLINUX(登録商標)TMの一バージョンなどの汎用オペレーティングシステム、又はWindows(登録商標) PhoneTM若しくはSymbian(登録商標)オペレーティングシステムなどの特化されたクライアントコンピュータ通信オペレーティングシステムを含んでもよいことが理解されよう。オペレーティングシステムは、Javaアプリケーションプログラムを介したハードウェアコンポーネント又はオペレーティングシステム動作の制御を可能にするJava仮想マシンモジュールを含み、あるいは該Java仮想マシンモジュールとインターフェースすることができる。
【0060】
メモリ204は、さらに、1つ以上のデータ記憶装置210を含むことができ、これは、とりわけ、アプリケーション220又は他のデータを記憶するためにクライアントコンピュータ200により活用することができる。例えば、データ記憶装置210を利用して、クライアントコンピュータ200の様々な能力を記述する情報を記憶してもよい。この情報は、次いで、通信中にヘッダの一部として送信されること、要求に応じて送信されることなどを含む様々な方法のいずれかに基づいて、別の装置又はコンピュータに提供することができる。さらに、データ記憶装置210を利用して、アドレス帳、バディリスト、エイリアス、ユーザプロファイル情報等を含むソーシャルネットワーキング情報を記憶してもよい。データ記憶装置210は、さらに、アクションを実行及び遂行するためにプロセッサ202などのプロセッサにより使用されるプログラムコード、データ、アルゴリズムなどを含んでもよい。一実施形態において、データ記憶装置210の少なくとも一部は、さらに、クライアントコンピュータ200の別のコンポーネントに格納されてもよく、これらに限られないが、非一時的なプロセッサ読取可能なリムーバブル記憶装置236、プロセッサ読取可能な固定記憶装置234、又はクライアントコンピュータの外部にさえも含まれる。
【0061】
アプリケーション220は、クライアントコンピュータ200により実行されると命令及びデータを送信、受信、又はその他の方法で処理するコンピュータ実行可能命令を含むことができる。アプリケーション220は、例えば、クライアント可視化エンジン222、他のクライアントアプリケーション224、ウェブブラウザ226などを含んでもよい。クライアントコンピュータは、1つ以上のサーバと通信を交換するように構成することができる。
【0062】
アプリケーションプログラムの他の例には、カレンダー、検索プログラム、電子メールクライアントアプリケーション、IMアプリケーション、SMSアプリケーション、ボイスオーバーインターネットプロトコル(Voice Over Internet Protocol、VOIP)アプリケーション、コンタクトマネージャ、タスクマネージャ、トランスコーダ、データベースプログラム、ワード処理プログラム、セキュリティアプリケーション、スプレッドシートプログラム、ゲーム、検索プログラム、可視化アプリケーションなどが含まれる。
【0063】
さらに、1つ以上の実施形態(図示せず)において、クライアントコンピュータ200は、CPUの代わりに、特定用途向け集積回路、(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルアレイ論理(PAL)等、又はこれらの組み合わせなどの、組み込み論理ハードウェアデバイスを含んでもよい。組み込み論理ハードウェアデバイスは、その組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行することができる。また、1つ以上の実施形態(図示せず)において、クライアントコンピュータ200は、CPUの代わりに1つ以上のハードウェアマイクロコントローラを含んでもよい。1つ以上の実施形態において、1つ以上のマイクロコントローラは、それら自身の組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行し、それ自身の内部メモリ並びにそれ自身の外部入力及び出力インターフェース(例えば、ハードウェアピン又は無線トランシーバ)にアクセスしてシステムオンアチップ(SOC)などの動作等を遂行することができる。
【0064】
[例示的なネットワークコンピュータ]
図3は、様々な実施形態の1つ以上を実施するシステムに含まれ得るネットワークコンピュータ300の一実施形態を示す。ネットワークコンピュータ300は、
図3に示すものより多くの又は少ないコンポーネントを含んでもよい。しかしながら、図示のコンポーネントは、これらのイノベーションを実施するための例示的な実施形態を開示するのに十分である。ネットワークコンピュータ300は、例えば、
図1の可視化サーバコンピュータ116、データソースサーバコンピュータ118などのうちの少なくとも1つの、一実施形態を表すことができる。
【0065】
ネットワークコンピュータ300などのネットワークコンピュータは、バス328を介してメモリ304と通信し得るプロセッサ302を含むことができる。いくつかの実施形態において、プロセッサ302は、1つ以上のハードウェアプロセッサ、又は1つ以上のプロセッサコアから構成されてもよい。いくつかの場合、1つ以上のプロセッサのうちの1つ以上は、本明細書に記載されているような1つ以上の特化されたアクションを実行するように設計された特化されたプロセッサでもよい。ネットワークコンピュータ300は、さらに、電源330、ネットワークインターフェース332、オーディオインターフェース356、ディスプレイ350、キーボード352、入力/出力インターフェース338、プロセッサ読取可能固定記憶装置334、及びプロセッサ読取可能リムーバブル記憶装置336を含む。電源330は、ネットワークコンピュータ300に電力を供給する。
【0066】
ネットワークインターフェース332は、ネットワークコンピュータ300を1つ以上のネットワークに結合するための回路を含み、1つ以上の通信プロトコル及び技術との使用に対して構築され、該通信プロトコル及び技術には、これらに限られないが、オープンシステム相互接続モデル(OSIモデル)、グローバルシステムフォーモバイルコミュニケーション(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、ユーザデータグラムプロトコル(UDP)、トランスミッションコントロールプロトコル/インターネットプロトコル(TCP/IP)、ショートメッセージサービス(SMS)、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、汎用パケット無線サービス(GPRS)、WAP、超広帯域(ultra-wide band、UWB)、IEEE802.16ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMax)、セッション開始プロトコル/リアルタイムトランスポートプロトコル(Session Initiation Protocol、SIP/Real-time Transport Protocol、RTP)、又は様々な他の有線及び無線通信プロトコルのいずれかの、任意の部分を実施するプロトコル及び技術が含まれる。ネットワークインターフェース332は、時に、トランシーバ、送受信装置、又はネットワークインターフェースカード(NIC)として知られる。ネットワークコンピュータ300は、任意で、基地局(図示せず)と、又は別のコンピュータと直接通信することができる。
【0067】
オーディオインターフェース356は、人間の声のサウンドなどのオーディオ信号を生成及び受信するように構成される。例えば、オーディオインターフェース356は、他者とのテレコミュニケーションを可能にし、あるいは何らかのアクションのためのオーディオ確認応答を生成するために、スピーカ及びマイクロフォン(図示せず)に結合されてもよい。また、オーディオインターフェース356内のマイクロフォンは、例えば、音声認識を使用し、ネットワークコンピュータ300への入力又はネットワークコンピュータ300の制御のために使用することができる。
【0068】
ディスプレイ350は、液晶ディスプレイ(LCD)、ガスプラズマ、電子インク、発光ダイオード(LED)、有機LED(OLED)、又はコンピュータと共に使用することができる任意の他のタイプの光反射型又は光透過型ディスプレイでもよい。いくつかの実施形態において、ディスプレイ350は、壁又は他のオブジェクト上に画像を投影することができるハンドヘルドプロジェクタ又はピコプロジェクタでもよい。
【0069】
ネットワークコンピュータ300はまた、
図3に示されていない外部のデバイス又はコンピュータと通信するための入力/出力インターフェース338を含むことができる。入力/出力インターフェース338は、USB
TM、Firewire
TM、WiFi、WiMax、Thunderbolt(登録商標)
TM、Infrared、Bluetooth
TM、Zigbee
TM、シリアルポート、パラレルポートなどの、1つ以上の有線又は無線通信技術を利用することができる。
【0070】
入力/出力インターフェース338は、さらに、1つ以上のセンサを含んでもよく、該1つ以上のセンサは、ジオロケーション情報を決定する(例えば、GPS)、電力状態を監視する(例えば、電圧センサ、電流センサ、周波数センサ等)、天気を監視する(例えば、サーモスタット、気圧計、風速計、湿度検出器、降水量スケール等)などのためのものである。センサは、ネットワークコンピュータ300の外部のデータを収集又は測定する1つ以上のハードウェアセンサでもよい。ヒューマンインターフェースコンポーネントは、ネットワークコンピュータ300と物理的に別個でもよく、ネットワークコンピュータ300への遠隔の入力又は出力を可能にする。例えば、ディスプレイ350又はキーボード352などのヒューマンインターフェースコンポーネントを通して本明細書に記載のようにルーティングされる情報は、代わりに、ネットワークインターフェース332を通して、ネットワーク上の他の場所に配置された適切なヒューマンインターフェースコンポーネントにルーティングすることができる。ヒューマンインターフェースコンポーネントには、コンピュータがコンピュータの人間のユーザから入力を受け取ること又は該人間のユーザに出力を送ることを可能にする任意のコンポーネントが含まれる。したがって、マウス、スタイラス、トラックボール等のポインティングデバイスは、ポインティングデバイスインターフェース358を通じて通信して、ユーザ入力を受け取ることができる。
【0071】
GPSトランシーバ340は、地球の表面におけるネットワークコンピュータ300の物理的な座標を決定することができ、これは、典型的には、場所を緯度値及び経度値として出力する。GPSトランシーバ340は、さらに、これらに限られないが三角測量、補助GPS(AGPS)、拡張観測時差(E-OTD)、セル識別子(CI)、サービスエリア識別子(SAI)、拡張タイミングアドバンス(ETA)、基地局サブシステム(BSS)等を含む他の地理測位メカニズムを利用して、地球の表面におけるネットワークコンピュータ300の物理的な場所をさらに決定することができる。異なる条件下で、GPSトランシーバ340はネットワークコンピュータ300の物理的な場所を決定できることが理解される。しかしながら、1つ以上の実施形態において、ネットワークコンピュータ300は、他のコンポーネントを通じて、クライアントコンピュータの物理的な場所を決定するために利用され得る他の情報を提供してもよく、これには、例えば、媒体アクセス制御(MAC)アドレス、IPアドレスなどが含まれる。
【0072】
様々な実施形態の少なくとも1つにおいて、オペレーティングシステム306、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、他のアプリケーション329などのアプリケーションは、ジオロケーション情報を利用して、タイムゾーン、言語、通貨、通貨フォーマット、カレンダーフォーマットなどの1つ以上のローカライズ機能を選択するように構成することができる。ローカライズ機能は、ユーザインターフェース、ダッシュボード、可視化、レポート、及び内部プロセス又はデータベースで使用されてもよい。様々な実施形態の少なくとも1つにおいて、ローカライズ情報を選択するために使用されるジオロケーション情報は、GPS340により提供されてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、ジオロケーション情報は、無線ネットワーク108又はネットワーク111などのネットワークを通じて1つ以上のジオロケーションプロトコルを使用して提供される情報を含んでもよい。
【0073】
メモリ304は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、又は他のタイプのメモリを含むことができる。メモリ304は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報の記憶のためのコンピュータ読取可能記憶媒体(装置)の一例を示す。メモリ304は、ネットワークコンピュータ300の低レベルの動作を制御する基本入力/出力システム(BIOS)308を記憶する。メモリは、さらに、ネットワークコンピュータ300の動作を制御するオペレーティングシステム306を記憶する。このコンポーネントは、UNIX若しくはLINUXTMの一バージョンなどの汎用オペレーティングシステム、又はMicrosoft CorporationのWindows(登録商標)オペレーティングシステム若しくはApple(登録商標) CorporationのOSX(登録商標)オペレーティングシステムなどの特化されたオペレーティングシステムを含んでもよいことが理解されよう。オペレーティングシステムは、Javaアプリケーションプログラムを介したハードウェアコンポーネント又はオペレーティングシステム動作の制御を可能にするJava仮想マシンモジュールなどの、1つ以上の仮想マシンモジュールを含み、あるいは該仮想マシンモジュールとインターフェースすることができる。同様に、他のランタイム環境が含まれてもよい。
【0074】
メモリ304は、さらに、1つ以上のデータ記憶装置310を含むことができ、これは、とりわけ、アプリケーション320又は他のデータを記憶するためにネットワークコンピュータ300により活用することができる。例えば、データ記憶装置310を利用して、ネットワークコンピュータ300の様々な能力を記述する情報を記憶してもよい。この情報は、次いで、通信中にヘッダの一部として送信されること、要求に応じて送信されることなどを含む、様々な方法のいずれかに基づいて、別の装置又はコンピュータに提供することができる。さらに、データ記憶装置310を利用して、アドレス帳、バディリスト、エイリアス、ユーザプロファイル情報等を含むソーシャルネットワーキング情報を記憶してもよい。データ記憶装置310は、さらに、以下に説明されるアクションなどのアクションを実行及び遂行するためにプロセッサ302などのプロセッサにより使用されるプログラムコード、データ、アルゴリズムなどを含んでもよい。一実施形態において、データ記憶装置310の少なくとも一部は、さらに、ネットワークコンピュータ300の別のコンポーネントに格納されてもよく、これらに限られないが、プロセッサ読取可能リムーバブル記憶装置336、プロセッサ読取可能固定記憶装置334、又はネットワークコンピュータ300内若しくはネットワークコンピュータ300の外部でさえある任意の他のコンピュータ読取可能記憶装置の内部の、非一時的な媒体が含まれる。データ記憶装置310は、例えば、データモデル314、データソース316、可視化モデル318、判断モデル319などを含むことができる。
【0075】
アプリケーション320は、ネットワークコンピュータ300により実行されるとメッセージ(例えば、SMS、マルチメディアメッセージングサービス(MMS)、インスタントメッセージ(IM)、電子メール、又は他のメッセージ)、オーディオ、ビデオを送信、受信、又はその他の方法で処理し、他のモバイルコンピュータの他のユーザとのテレコミュニケーションを可能にするコンピュータ実行可能命令を含むことができる。アプリケーションプログラムの他の例には、カレンダー、検索プログラム、電子メールクライアントアプリケーション、IMアプリケーション、SMSアプリケーション、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VOIP)アプリケーション、コンタクトマネージャ、タスクマネージャ、トランスコーダ、データベースプログラム、ワード処理プログラム、セキュリティアプリケーション、スプレッドシートプログラム、ゲーム、検索プログラムなどが含まれる。アプリケーション320は、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、他のアプリケーション329などを含んでもよく、これらは、以下に記載される実施形態のための動作を実行するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、アプリケーションの1つ以上は、別のアプリケーションのモジュール又はコンポーネントとして実装されてもよい。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、アプリケーションは、オペレーティングシステム拡張、モジュール、プラグインなどとして実装されてもよい。
【0076】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、その他のアプリケーション329などは、クラウドベースのコンピューティング環境において動作可能であってよい。様々な実施形態の1つ以上において、管理プラットフォームを含むこれらのアプリケーション及びその他は、クラウドベースのベースのコンピューティング環境において管理され得る仮想マシン又は仮想サーバ内で実行されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、この文脈では、アプリケーションは、クラウドコンピューティング環境により自動的に管理される性能及びスケーリングの考慮に応じて、クラウドベース環境内の1つの物理的ネットワークコンピュータから別のものへフローすることができる。同様に、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、他のアプリケーション329の専用にされた仮想マシン又は仮想サーバが、自動的に供給され、デコミッションされてもよい。
【0077】
同様に、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、他のアプリケーション329などは、1つ以上の特定の物理的ネットワークコンピュータに結び付けられるのでなく、クラウドベースのコンピューティング環境で動作する仮想サーバ内に配置されてもよい。
【0078】
ネットワークコンピュータ300は、さらに、鍵、デジタル証明書、パスワード、パスフレーズ、2ファクタ認証情報などのセキュリティ/暗号情報を生成、記憶、又は使用するためのさらなる耐タンパー性セーフガードを提供するハードウェアセキュリティモジュール(HSM)360を含むこともできる。いくつかの実施形態において、ハードウェアセキュリティモジュールは、1つ以上の標準的な公開鍵基盤(PKI)をサポートするために利用されてもよく、鍵ペアなどを生成、管理、又は記憶するために利用されてもよい。いくつかの実施形態において、HSM360は、スタンドアロンネットワークコンピュータでもよく、他の場合に、HSM360は、ネットワークコンピュータにインストールされ得るハードウェアカードとして構成されてもよい。
【0079】
さらに、1つ以上の実施形態(図示せず)において、ネットワークコンピュータ300は、CPUの代わりに、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルアレイ論理(PAL)等、又はこれらの組み合わせなどの、組み込み論理ハードウェアデバイスを含んでもよい。組み込み論理ハードウェアデバイスは、その組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行することができる。また、1つ以上の実施形態(図示せず)において、ネットワークコンピュータは、CPUの代わりに1つ以上のハードウェアマイクロコントローラを含んでもよい。1つ以上の実施形態において、1つ以上のマイクロコントローラは、それら自身の組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行し、それら自身の内部メモリ並びにそれら自身の外部入力及び出力インターフェース(例えば、ハードウェアピン又は無線トランシーバ)にアクセスしてシステムオンアチップ(SOC)などの動作等を遂行することができる。
【0080】
[例示的な論理的システムアーキテクチャ」
図4は、様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するシステム400の論理アーキテクチャを示す。様々な実施形態の1つ以上において、システム400は、1つ以上のモデル化エンジン、例えば、モデル化エンジン402;1つ以上の可視化エンジン、例えば、可視化エンジン404;1つ以上の可視化、例えば、可視化406;1つ以上のデータソース、例えば、データソース410;1つ以上の可視化モデル、例えば、可視化モデル408;又は、1つ以上の判断エンジン(assessment engines)、例えば、判断エンジン412を含む、様々なコンポーネントから構成することができる。
【0081】
様々な実施形態の1つ以上において、モデル化エンジン402は、可視化エンジン404に提供され得る1つ以上の可視化モデルをユーザが設計することを可能にするように構成され得る。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、可視化エンジン404は、可視化モデルに基づいて1つ以上の可視化を生成するように構成され得る。
【0082】
様々な実施形態の1つ以上において、モデル化エンジンは、データソース410などの1つ以上のデータソースにアクセスするように構成され得る。いくつかの実施形態において、モデル化エンジンは、データソースに記憶された情報の可視化を生成するために使用され得る可視化モデルを設計するためにユーザが様々なデータソース情報、データオブジェクトなどを閲覧することを可能にする、ユーザインターフェースを含むように構成されてもよい。
【0083】
したがって、いくつかの実施形態において、可視化モデルは、チャート、プロット、グラフ、表、グラフィックス、スタイリング、説明テキスト、対話型要素、ユーザインターフェース機能などを含む可視化を提供するように設計され得る。いくつかの実施形態において、ユーザは、ユーザが可視化モデルを対話的に設計することを可能にするグラフィカルユーザインターフェースを提供されてもよく、それにより、可視化モデル内の様々な要素又は表示オブジェクトが、データソース410などの1つ以上のデータソースからのデータに関連づけられ得る。
【0084】
様々な実施形態の1つ以上において、データソース410などのデータソースは、ローカル又はリモートに配置され得るデータベース、データストア、ファイルシステムなどの1つ以上を含むことができる。いくつかの実施形態において、データソースは、ネットワークを通じて別のサービスにより提供されてもよい。いくつかの実施形態において、データソース内のデータをフィルタリングし、あるいはその他の方法で該データに対する管理ビュー又は管理上のアクセスを提供する1つ以上のコンポーネント(図示せず)が存在してもよい。
【0085】
様々な実施形態の1つ以上において、可視化モデルは、可視化モデルストレージ408などの1つ以上のデータストアに記憶され得る。この例において、いくつかの実施形態では、可視化モデルストレージ408は、可視化モデルを記憶、安全化、又はインデキシングするための1つ以上のデータベース、ファイルシステム等を表す。
【0086】
様々な実施形態の1つ以上において、可視化エンジン404などの可視化エンジンは、ユーザに表示され得る1つ以上の可視化を生成するために、可視化モデル及びデータソースからのデータをパースし又はその他の方法で解釈するように構成され得る。
【0087】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン412などの判断エンジンは、可視化内のマークを判断し(assess)、又はその他の方法で評価するように構成され得る。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、特定のデータ点(例えば、マーク)の値についての統計的説明を、説明のためのデータが可視化から省略されていたとしても、自動的に提供するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、可視化に関連づけられたデータソースからさらなるデータを自動的に引き込み、判断モデルなどの統計モデルを使用してその関連性を評価するように構成されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、マークに関する説明はテキスト文字列及び対話型の可視化としてユーザに伝達されてもよく、これらはさらに探索される。
【0088】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、ユーザが可視化内から1つ以上の関心マークを選択することを可能にし得る。したがって、いくつかの実施形態において、可視化エンジンは、ユーザが関心マークを選択することを可能にする対話型ユーザインターフェース機能を含む可視化を生成するように構成されてもよい。例えば、様々な実施形態の1つ以上において、可視化エンジンは、右クリックコンテキストメニューに、このマークを判断(assess-this-mark)のコマンドを含むように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、ユーザは、関心マークを表す表示オブジェクト上で右クリックしてコンテキストメニューを提示し、次いで、コンテキストメニューから、このマークを判断のコマンドを選択することができる。他の実施形態において、ユーザは、マークに関連づけられた名前又はラベルを使用して関心マークを検索することを可能にされてもよい。
【0089】
図5は、様々な実施形態の1つ以上による、可視化500の一部の論理的表現を示す。上述のように、可視化エンジンは、可視化モデル及びデータを利用して、可視化500などの可視化を生成するように構成され得る。この例において、可視化500は、曜日ごとの販売収益を示す棒グラフを表す。当業者は、可視化モデル又は可視化エンジンが、ユーザ又は組織の設計目標に応じて様々な目的のために多くの異なるタイプの可視化を生成するように構成されてもよいことを理解するであろう。ここでは、これらのイノベーションの説明を明確にするのに役立つように、可視化500が非限定的な例として提示される。当業者は、この例が、本明細書におけるイノベーションを開示するのに少なくとも十分であること、及び、可視化エンジン又は可視化モデルが、多くの領域において多くの異なる目的のために多くの異なる可視化を生成するように構成されてもよいことを理解するであろう。
【0090】
この例において、可視化500は、日曜日に得られた収益を表すマーク502を含む。したがって、この例では、マーク502は、それが可視化500内の他のマークより有意に低いように見えることを考慮すると、異常な結果であるように見え得る。
【0091】
この例において、マーク502は、それが、他の曜日の収益値に関連づけられ得る他のマークと比較して異常に見え得るため、関心マークであると決定され得る。いくつかの実施形態において、ユーザは、興味深い又は異常と思われる1つ以上の関心マークを識別することを可能にされてもよい。また、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、異常又は統計的外れ値であり得るマークを自動的に識別することに基づいて、1つ以上の関心マークを自動的に識別するように構成されてもよい。
【0092】
いくつかの実施形態において、マークが関心マークとして識別され得る場合、判断エンジンは、見かけ上の矛盾の説明を提供するために関心マークを分析するための1つ以上の動作を自動的に実行するように構成され得る。いくつかの場合、判断エンジンにより行われる分析は、関心マークが異常でなく予期の範囲内であり得ると決定することができる。
【0093】
図6は、様々な実施形態の1つ以上による、マーク判断システム600の一部の論理的表現を示す。様々な実施形態の1つ以上において、システム600は、判断エンジン602、判断モデル604、可視化モデル606、データソース608、関心マーク610、判断結果612などの、1つ以上のコンポーネントを含むことができる。いくつかの実施形態において、判断結果612などの判断結果は、信頼度スコア614又は解説(narrative)616を含むように構成され得る。
【0094】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン602は、判断モデル604に基づいて関心マーク610を判断するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、関心マークを分類するために実行され得る1つ以上のヒューリスティクス又は機械学習評価器を含むように構成されてもよい。
【0095】
本明細書で論じられるように、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルを利用し、所与の判断モデルがどれほど良く関心マークにマッチする(又は、関心マークを分類する)かに関する1つ以上のレポートを提供するように構成され得る。したがって、この例において、判断結果612は、信頼度スコア614などのスコアと、自然言語解説616を含む。
【0096】
様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、それらがどれほど良く関心マークを説明するかのスコアを提供するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、判断モデルを実行又は適用して、関心マーク、可視化モデル、又はデータソースの様々な評価を実行し、関心マークを分類するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、関心マークがどれほど良く判断モデルに適合するかを表す信頼度スコアが、判断モデルにより提供されてもよい。例えば、判断モデルAは、10個のテストを実行し、あるいは各マッチ条件について10点を含むスコアを提供する10個の条件を評価するように構成されてもよい。同様に、いくつかの実施形態において、判断モデルは、信頼度スコアを提供する1つの分類器を実行又は適用してもよい。
【0097】
様々な実施形態の1つ以上において、異なる判断モデルは、異なるスコア付け基準を利用することができる。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、異なる判断モデルにより提供される信頼度スコアを重み付け又は正規化するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断モデル信頼度スコアを正規化又は重み付けするための特定の正規化ルール又は重み付けルールは、構成情報を介して提供されてもよい。
【0098】
また、様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、解説616などの自然言語解説を提供するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、自然言語解説は、所与の判断モデルに関する関心マークの判断を説明するためにユーザに提供され得るユーザインターフェース又はレポートにおいて利用されてもよい。いくつかの実施形態において、解説は、関心マーク又は可視化モデルに関連づけられ得るラベル、単位、値などがユーザインターフェース又はレポート情報に含まれることを可能にするテンプレートに基づいてもよい。
【0099】
様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、関心マークに関連づけられたデータの1つ以上の統計的特徴を評価するように設計又は調整され得る。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、関心マークに関連づけられたデータが、判断モデルによりターゲットにされた1つ以上の統計的特徴を有するかどうかを判断するために、1つ以上の判断モデルを適用するように構成され得る。いくつかの実施形態において、判断モデルは、信頼度スコアを自己等級付けの形式として提供するように構成されてもよく、これは、関心マークに関連づけられたデータが、判断モデルがマッチし又はその他の方法で評価するように設計され得る統計的特徴にどれほど近いかを表す。
【0100】
様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデルは、関心マークに関連づけられることを予期され得る一般的な、良く知られた、又は普通の統計的特徴に焦点を合わせることができる。
【0101】
また、様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデルが、特定の問題領域又はビジネス領域に対してカスタマイズされ、あるいは向けられてもよい。例えば、金融情報に向けられた判断モデルは、従業員情報に向けられた判断モデルとは別様に構成され得る。同様に、例えば、自動車産業に向けられた判断モデルは、クルーズ(船舶)産業に向けられた判断モデルとは別様に構成され得る。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデルが、特定の組織又はユーザのための特定のデータソース又は可視化モデルに対してカスタマイズされてもよい。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、それらが互いに独立して構成されることを可能にするデータストアに記憶され得る。
【0102】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルのためのプロファイルを生成又は維持するように構成され得る。いくつかの実施形態において、プロファイルは、判断モデル結果を特定の組織、ユーザ、問題領域等に適合させるために使用され得る情報を追跡するように構成され得る。
【0103】
したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、ユーザアクティビティ情報又はユーザフィードバックを利用して、判断レポートを修正又はカスタマイズするために利用され得る判断モデルプロファイルを自動的に構築するように構成されてもよい。例えば、組織のユーザが、関心マークと判断結果との間のミスマッチを矛盾なくレポートする場合、判断エンジンは、ユーザフィードバック情報に基づいて、組織のための判断結果をランク付けするために使用される有効な信頼度スコアを増加又は減少させる重み付けルールを導入するように構成されてもよい。
【0104】
様々な実施形態の1つ以上において、ユーザが、可視化内の関心マークを選択した場合、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルを決定し、それらを関心マークとその関連する可視化モデル又はデータソースに適用することができる。したがって、判断モデルの非限定的な例について以下に論じる。簡潔さと明確さのために、この議論は数例に限定されるが、当業者は、他の又はさらなる判断ストラテジを組み込み得る他の判断モデルが企図されることを理解するであろう。
【0105】
行の数(NUMBER OF ROWS):判断モデルは、可視化内の他のマークと比較して、関心マークにより表された値に、異常に多数又は少数のデータ値又はデータレコードがロールアップされている可能性があるか決定するように構成され得る。例えば、いくつかの場合、関心マークの値が他のマークと比較して高いと思われる場合に、それは、関心マークに寄与する基礎をなすレコード数が、多くの人が中国にいるので高い中国のGDPなどの他のマークより、大きい可能性があるためと説明され得る。
【0106】
行の測定(MEASURE OF ROWS):判断モデルは、関心マークに集計された行内の平均値が可視化内の他のマークと比較して高いかを決定することを可能にされ得る。例えば、いくつかの場合、関心マークの値が他のマークと比較して高いと思われる場合に、それは、関心マークに寄与する基礎をなすレコードが、米国の人々が他の国の人々より多くのお金を稼いでいるので高い米国GDPなどの他のマークの基礎をなすレコードと比較して、平均を上回る値を有する可能性があるためと説明され得る。
【0107】
可視化されていない次元(UN-VISUALIZED DIMENSION):判断モデルは、関心マークにロールアップされたデータレコードが、ユーザにより見られる可視化に含まれない何らかの次元において他の行と異なるかを評価するように構成され得る。例えば、店舗Xは、それがダイヤモンドを販売しており、大抵の他の店舗はダイヤモンドを販売していないため、高い平均注文価格を有する。また、ダイヤモンドを販売する他の店舗も、高い平均注文価格を有する。
【0108】
可視化された次元(VISUALIZED DIMENSION):判断モデルは、関心マークにロールアップされたデータレコードが、可視化に含まれる何らかの次元において他のデータレコードと異なるかを評価するように構成され得る。例えば、2015年の店舗Xは高い総売上高を有したが、これは、関心マークと他のマークとの間の差に地理的領域が関連したのではなく、店舗ごとの売上高における全体的な傾向の一部である。
【0109】
1つの外れ値(ONE OUTLIER):判断モデルは、関心マークに関連づけられたデータレコード内に、関心マークが可視化内の他のマークと異なって見えることに至り得る単一の外れ値が存在し得るかを決定するように構成され得る。したがって、いくつかの実施形態において、これは、1つのデータレコードがさらなる調査に値し得ることを示唆し得る。例えば、地域Xは2018年04月28日に高い売上高を有したが、これはその日に外れ値注文Yが発生したためである。
【0110】
複数の外れ値(MULTIPLE OUTLIERS):判断モデルは、複数の外れ値であり、集合的に、関心マークが可視化内の他のマークと異なって見えるようにさせ得る複数の外れ値が、存在し得るかを決定するように構成され得る。この結果は、欠けている潜在的ファクタを示唆し得る。例えば、地域Xは2018年04月28日に高い売上高を有したが、これは注文Y1、Y2、及びY3が全てその地域でその日にあったためである。このような結果は、さらなる調査に値し得る。
【0111】
中間集計(INTERMEDIATE AGGREGATE):判断モデルは、関心マーク値に関連づけられたデータレコードのサブセットが、データレコードのセット全体にわたって、又はデータレコードの他のサブセットと比較して、矛盾し又はあり得ない可能性がある値を生じるかを決定するように構成され得る。例えば、判断モデルは、地域Xが2018年04月28日に高い売上高を有したが、これは店舗Yが地域Xにあるためであり、それはその日に高い売上高を有したが、店舗Yにおいて売上高を支配する個々の注文はなかったとレポートすることができる。
【0112】
図7は、様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するためのユーザインターフェース700の一部の論理的表現を示す。いくつかの実施形態において、ユーザインターフェース700は、パネル702、パネル704、パネル706、パネル708、説明710などの1つ以上のパネルを含むように構成され得る。
【0113】
この例では、様々な実施形態の1つ以上について、パネル702は、判断エンジンにより分析された関心マークの説明のランク順序リストを表示するように構成され得る。いくつかの実施形態において、各説明項目は、判断エンジンにより決定される、関心マークに関連づけられた値の潜在的な説明を提供し得る自然言語解説を含むことができる。同様に、いくつかの実施形態において、判断エンジンが潜在的な説明を決定できない可能性がある場合、パネル702は、その影響に対する解説を表示するように構成されてもよい。
【0114】
様々な実施形態の1つ以上において、説明解説のためのテキストは、マーク又はマークの説明に関連づけられ得るフィールド名又はラベルが説明解説に含まれ得るような、テンプレートに基づくことができる。
【0115】
様々な実施形態の1つ以上において、パネル704は、判断エンジンにより分析されたマークに関連し得るさらなる説明又は可視化を含むように構成され得る。いくつかの実施形態において、パネル706などのパネルは、マークに関連するさらなる説明解説、又はユーザにマークを説明するのに役立ち得る1つ以上の可視化を含むことができる。また、いくつかの実施形態において、パネル708などのパネルは、マークを説明するのに役立つ可視化を含むことができる。例えば、パネル708は、マークがなぜ異常に見えたのかの理由を説明するのに役立つ1つ以上の代替的な可視化を含んでもよい。
【0116】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン、可視化エンジン等は、異なる判断モデルに対して特定の可視化モデル又は説明テキスト/解説テンプレートを使用するように構成され得る。いくつかの実施形態において、判断モデルのための可視化モデル又は説明/解説テンプレートは、構成情報において定義されてもよい。したがって、ユーザインターフェース700に含まれる説明/解説テキスト又は可視化は、特定の組織、ロケールなどに対して調整されてもよい。
【0117】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジン又は可視化エンジンは、構成情報を介してユーザインターフェース700のコンテンツ又はスタイリングの一部又は全部を決定するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、解説説明テキスト又はテンプレート、パネルレイアウト、可視化等は、組織、ユーザ等のニーズに応じて別様に構成されてもよい。
【0118】
[一般化された動作]
図8~
図12は、様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析する一般化された動作を示す。様々な実施形態の1つ以上において、
図8~
図12と関連して説明されるプロセス800、900、1000、1100、及び1200は、
図3のネットワークコンピュータ300などの単一のネットワークコンピュータ(又は、ネットワーク監視コンピュータ)上の1つ以上のプロセッサにより実施され、あるいは実行されてもよい。他の実施形態において、これらのプロセス又はその一部は、
図3のネットワークコンピュータ300などの複数のネットワークコンピュータにより実施され、あるいは該ネットワークコンピュータ上で実行されてもよい。さらに他の実施形態において、これらのプロセス、又はその一部は、クラウドベースの環境におけるものなどの1つ以上の仮想化コンピュータにより実施され、あるいは該仮想化コンピュータ上で実行されてもよい。しかしながら、実施形態はそのように限定されるものではなく、ネットワークコンピュータ、クライアントコンピュータ等の様々な組み合わせが利用されてよい。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、
図8~
図12に関連して説明されるプロセスは、
図4~
図7に関連して説明されたような様々な実施形態又はアーキテクチャのうちの少なくとも1つに従ってデータ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するために使用することができる。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、プロセス800、900、1000、1100、及び1200により実行される動作の一部又は全部は、部分的に、判断エンジン322、可視化エンジン324、モデル化エンジン326、1つ以上のネットワークコンピュータの1つ以上のプロセッサにより実行されてもよい。
【0119】
図8は、様々な実施形態の1つ以上による、データ特性に基づいて可視化におけるマークを分析するプロセス800の概要フローチャートを示す。開始ブロックの後、ブロック802において、様々な実施形態の1つ以上において、可視化エンジンが、1つ以上の可視化モデル又はデータソースに基づいて1つ以上の可視化を生成するように構成され得る。上述したように、可視化システムは、1つ以上の可視化モデルと1つ以上のデータソースにより提供されるデータとに基づいて可視化を生成するように構成され得る、1つ以上のモデル化エンジン、1つ以上のデータソース、1つ以上の可視化エンジン等を含むよう構成ことができる。
【0120】
ブロック804において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンが、1つ以上の可視化内の1つ以上の関心マークを決定するように構成され得る。いくつかの実施形態において、関心マークは、ユーザにより選択されてもよい。
【0121】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、可視化内の他のマークと矛盾するように見え得る1つ以上のマークを自動的に識別するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、1つ以上のマークが関心マークとして識別され得るかを決定するために、1つ以上のヒューリスティック評価を実行する動作を実行するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、可視化ユーザインターフェース内でどのマークが関心マークであり得るかをハイライトし又はその他の方法で示すように構成されてもよい。潜在的な関心マークを示す特定のスタイリングは、組織及び構成情報に応じて変化してもよい。
【0122】
いくつかの実施形態において、判断エンジンにより自動的に決定される関心マークは、潜在的な関心マークとみなされ得る。したがって、いくつかの実施形態において、ユーザは、潜在的な関心マークが判断エンジンにより判断されるべきかを確認することを可能にされてもよい。
【0123】
ブロック806において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルに基づいて1つ以上の関心マークを分析するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルを実行して関心マークを判断して、基礎をなすデータ/データソースの特性が関心マークにどのように寄与したかへの洞察を提供し得る説明を決定するように構成されてもよい。
【0124】
ブロック808において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上のマークに関連づけられた1つ以上の可視化又は1つ以上の説明解説を含み得る1つ以上の判断レポートを生成するように構成され得る。上述のように、いくつかの実施形態において、判断レポートは、ユーザが判断結果をレビューすることを可能にする対話型ユーザインターフェースを含んでもよく、これは、関心マークの1つ以上の特性を記述し得る説明解説を含むことができる。
【0125】
次に、様々な実施形態の1つ以上において、制御は呼び出しプロセスに戻され得る。
【0126】
図9は、様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルを利用してマークを分析するプロセス900のフローチャートを示す。開始ブロックの後、ブロック902において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデル及び1つ以上の関心マークでもよい。上述のように、いくつかの実施形態において、1つ以上の判断モデルは、マークを判断するために定義され得る。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、データストア等から1つ以上の判断モデルを取得するように構成され得る。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、構成情報を介して提供され得るルール、条件等に基づいて特定の判断モデルを決定するように構成されてもよい。
【0127】
ブロック904において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、マーク、可視化モデル、データソースなどに基づいて1つ以上の判断モデルを評価するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、判断エンジンがマークを判断するために実行又は適用し得る、ルール、条件、コンピュータ読取可能命令などを含み、あるいはこれらに関連づけられてもよい。
【0128】
判定ブロック906において、様々な実施形態の1つ以上において、評価すべきさらなる判断モデルが存在し得る場合、制御はブロック904にループバックし得る。そうでない場合、制御はブロック908にフローし得る。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルを省略又はスキップすることにより判断を早期に終了するように構成され得る。例えば、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、前に評価された判断モデルが関心マークの十分な説明を提供すると考えられ得る場合、さらなる判断モデルの評価を停止するように構成されてもよい。
【0129】
したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルにより提供される判断結果に信頼度スコアを関連づけるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、判断モデルは、判断モデルがどれほど良くマークにマッチし又はマークを説明するかを示す信頼度スコアを提供するように構成されてもよい。
【0130】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルにより提供される信頼度スコアと組み合わせることができる、信頼度スコアの別のセットを維持するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、マークの判断の全体的な信頼度スコアは、判断モデルにより提供されるスコアと、判断エンジンにより提供されるスコアとの組み合わせでもよい。
【0131】
例えば、いくつかの実施形態において、判断エンジンにより提供される信頼度スコアは、判断モデルにとって利用不可又は無関係であり得る他のファクタ又はメトリックに基づいて生成されてもよい。いくつかの実施形態において、このようなファクタ又はメトリックは、ユーザフィードバック、組織要件(例えば、構成情報)、組織又はコミュニティアクティビティに関連づけられたメトリックなどに基づいてもよい。
【0132】
ブロック908において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルにより提供される結果をフィルタリングし、ランク付けするように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断モデルは、モデルにより提供される説明がどれほど良くマークにマッチするかの自己判断を表す1つ以上の信頼度スコアを提供するように構成されてもよい。
【0133】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルにより提供される信頼度スコアを修正して最終的な信頼度スコアを提供するように構成されてもよい。
【0134】
したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、ルール、条件等に基づいて1つ以上の判断モデルをフィルタリングで除く(filtering out)ことに基づいて、1つ以上の説明を除去するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、定義された閾値を下回る信頼度スコアに関連づけられた説明を自動的に除外するように構成されてもよい。
【0135】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、説明、可視化モデル、データソース、データ、ユーザ、組織などのうちの1つ以上の、他のメトリック又は特徴が、1つ以上の判断又は説明をフィルタリングで除くために実行され得る条件、ルールなどに組み込まれてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、フィルタは、1つ以上のユーザロールに関連づけられた条件を含んでもよい。したがって、例えば、フィルタは、一部のユーザロールに対してより包含的であるように、又は他のユーザロールに対してより包含的でないように構成されてもよい。したがって、この例において、判断レポートに含まれる説明の数は、データサイエンティストに対して増やされ、あるいは通常のユーザに対して低減され得る。
【0136】
いくつかの実施形態において、フィルタリングに使用される他のメトリック又は特徴は、組織プリファレンス、ユーザプリファレンス、ローカライズ、ユーザ入力、他の構成情報などを含む様々なソースに基づいてもよい。
【0137】
同様に、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、様々な条件、ルール、メトリック、又は特徴に基づいて1つ以上の説明をランク順序付けする(rank order)ように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、説明は、信頼度スコアなどに基づいてランク順序付けされてもよい。さらに、例えば、いくつかの実施形態において、1つ以上の説明は、ユーザプリファレンス、組織プリファレンスなどに基づいてランク順序付けされてもよい。
【0138】
フィルタと同様に、いくつかの実施形態において、説明をランク順序付けするために使用される様々な条件、ルール、メトリック、又は特徴は、組織プリファレンス、ユーザプリファレンス、ローカライズ、ユーザ入力、他の構成情報などを含む様々なソースに基づいてもよい。
【0139】
ブロック910において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断レポートを生成するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断レポートは、説明のランク順序付けされたリスト、判断された関心マークの1つ以上の特性の記述、関心マークを異なる文脈又はビューにおいて示す可視化などを含む、様々な情報を含むことができる。
【0140】
次に、様々な実施形態の1つ以上において、制御は呼び出しプロセスに戻され得る。
【0141】
図10は、様々な実施形態の1つ以上による、ユーザ対話(user interactions)の監視に基づいて判断モデルのフィルタリング又はランク付けを適合させるプロセス1000のフローチャートを示す。開始ブロックの後、ブロック1002において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンが、1つ以上の関心マークの自動的な評価に基づいて判断レポートを生成するように構成され得る。上述のように、判断エンジンは、ユーザが説明と対話することを可能にする1つ以上のユーザインターフェース機能を含む対話型レポートを生成するための情報を提供するように構成されてもよい。
【0142】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、対話型判断レポートは、ユーザが説明を等級付けするためにフィードバック情報を提供することを可能にし得る1つ以上のユーザインターフェースコンポーネントを含んでもよい。例えば、いくつかの実施形態において、対話型判断レポートは、役立つ/役立たない、格付け尺度(例えば、1~100、星、文字等級など)、自然言語解説などの様々な等級付けシステムを使用して、ユーザが説明又は可視化を評価することを可能にし得る。
【0143】
ブロック1004において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断レポートに関連づけられ得る1つ以上のユーザ対話又はユーザフィードバックを監視するように構成され得る。上述のように、対話型判断レポートは、ユーザフィードバックを直接収集するコンポーネント又は機能を含むように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、ユーザは、1つ以上の説明の有用性又は正しさを等級付けすることを可能にされてもよい。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断レポートの様々な部分に関連づけられたフィードバックを監視又は記録することができる。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、ユーザが判断レポート全体についての全体的な等級を提供できるように構成されてもよい。
【0144】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1以上のユーザがどのように判断レポートと対話するかを受動的に監視するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、様々なユーザ対話の監視のメトリックは、様々な判断モデルにより提供され得る判断の性能又は品質へのさらなる洞察を提供し得る。例えば、いくつかの実施形態において、監視された対話が、ユーザが1つ以上の説明を却下すること、説明リストを再ソートすること、多くの時間をより低いランク付けの説明をレビューするのに費やしていること、ヘルプ画面をクリックすること、短期間に複数のマーク判断を実行すること等のようなことを行っていることを示す場合、それは、説明解説又は判断モデルがマークを満足に説明していない可能性があることを示し得る。対照的に、例えば、ユーザがさらなる確認動作又はレビューを行うことなく説明を受け入れていることを示す監視された情報は、判断レポートが満足なものであり得ることを示し得る。
【0145】
ブロック1006において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、監視された対話又はフィードバックに基づいて信頼度スコアを提供又は修正するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルがどれほど良く実行されているかを示す信頼度スコアを生成するために、1つ以上の式(formulas)を実行するように構成されてもよい。
【0146】
したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、ユーザフィードバック又は観測されたユーザアクティビティに基づいて判断モデル信頼度スコアを増加又は減少させるように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、様々なタイプのフィードバック又は観測されたアクティビティの影響は、フィードバック又は観測されたアクティビティのタイプに応じて変化してもよい。
【0147】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、構成情報において定義され得る1つ以上のルール又は動作に基づいて、信頼度スコアを提供又は修正するように構成されてもよい。
【0148】
判定ブロック1008において、様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデルについての信頼度スコアが定義された閾値を下回る場合、制御はブロック1010にフローし得、そうでない場合、制御はブロック1012にフローし得る。
【0149】
ブロック1010において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の低スコアの判断モデルを破棄又は再訓練するように構成され得る。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、1つ以上の低スコアの判断モデルを特定の組織に対する使用から除外するように構成されてもよい。さらに、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデルに関連づけられ得る信頼度スコアに基づいて、1つ以上の判断モデルをいくつか又は全ての他の組織による使用からグローバルに除外するように構成されてもよい。
【0150】
様々な実施形態の1つ以上において、劣ったスコアの判断モデルを破棄するのでなく、判断エンジンは、1つ以上の劣ったスコアの判断モデルが、それらがマークを判断するために利用され得る前に、再訓練又は再証明を必要とし得ることを示すように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、通知を生成し、あるいは再訓練又は再証明情報を判断レポートに含めるように構成されてもよい。
【0151】
ブロック1012において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、後に生成されるマーク判断又は説明をフィルタリング又はランク付けするために信頼度スコアを利用するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、組織又はユーザが、判断モデル又は判断レポートからの判断モデル結果を含め又は除外するための閾値を定義できるように構成されてもよい。次に、様々な実施形態の1つ以上において、制御は呼び出しプロセスに戻され得る。
【0152】
図11は、様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルに対する期待値分布を生成するプロセス1100のフローチャートを示す。開始ブロックの後、ブロック1102において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンが、判断モデル及び関心マークを提供され得る。上述したように、判断エンジンは、2つ以上の判断モデルのアンサンブルを評価して、どの判断モデルが関心マークの出現を説明し得るかを決定するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、モデルのアンサンブル内の各判断モデルを評価して、それらを、関心マークがどれほど良く説明され得るかに基づいてランク付けするように構成されてもよい。
【0153】
ブロック1104において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、可視化内に直接表示され得るデータの一部又は全部を増分的に(incrementally)提供され得る。いくつかの実施形態において、ユーザに表示され得る可視化は、データソースの1つ以上の部分から構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、可視化は、データソース内で利用可能であり得る列又はフィールドの一部に基づいて生成されていてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、可視化に直接含まれ得る列又はフィールドが決定され得る。
【0154】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、可視化に含まれるデータを評価データセットに増分的に追加するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、表示される可視化がデータソースからの5つの列に基づき得る場合、判断エンジンは、可視化される列のうち2つ、次いで可視化される列のうち3つ、など以下同様のものに基づいて、判断モデルを評価するように構成されてもよい。
【0155】
いくつかの実施形態において、判断エンジンは、データ部分(例えば、列又はフィールド)を、それらが可視化内に現れる順序、それらがデータソース内に現れる順序、ランダム順序、1つ以上のソートされた順序などの様々なシーケンスで提供するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、構成情報に含まれるルール等に基づいて、データ部分がデータセットに追加され得る順序を決定するように構成されてもよい。
【0156】
ブロック1106において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の判断モデル及び現在のデータセットを利用して関心マークの確率分布を提供するように構成され得る。したがって、いくつかの実施形態において、判断モデルは、現在のデータセット内のデータフィールド又は列を利用して、現在のデータセットに基づいて関心マークの値を予測することを試みることができる。
【0157】
したがって、様々な実施形態の1つ以上において、モデルを利用して、評価データセットにさらなるデータが追加され得るたびに関心マークの値を予測し得る確率分布を生成してもよい。
【0158】
判定ブロック1108において、様々な実施形態の1つ以上において、表示されたデータが使い尽くされたように構成され得る場合、制御はブロック1110にフローし得る。そうでない場合、制御はブロック1104にループバックし得る。例えば、関心マークに関連づけられた可視化が5つの列を含んでいた場合、アンサンブル内の判断モデルの各々が、可視化に関連づけられたデータ部分の各組み合わせについて関心マークの予測値分布を生成した後である。判断エンジンは、構成情報を利用して、関心マーク値を予測するために使用されるデータ部分の組み合わせの数、順序、又はタイプを決定するように構成されてもよいことに留意する。さらに、いくつかの実施形態において、本明細書に記載されるほとんどの例は確率分布を生成する判断モデルを伴うが、単一の値及び誤差範囲を生成するモデルを含む他のタイプのモデル又は予測器が予期される。さらに、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、データソースから選択されたデータセットを所与として関心マークの値を予測できる限り様々な予測モデルを利用するように構成されてもよいことが一般に予期される。
【0159】
ブロック1110において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、可視化に含まれないデータに対してモデルデータセットを増分的に修正するように構成され得る。いくつかの実施形態において、データソースは、可視化に含まれなかったさらなるデータ(例えば、列又はフィールド)を含んでもよい。いくつかの場合、他の列又はフィールドの情報は、可視化におけるマークの出現を説明し得る。したがって、ブロック1104について説明したものと同様に、これらのデータ部分は、判断データセットに増分的に追加されてもよい。
【0160】
ブロック1112において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルを利用して、増分的に修正されたデータセットに基づいて1つ以上の確率分布を生成するように構成され得る。したがって、ブロック1106について説明したものと同様に、判断エンジンは、判断データセット及び判断モデルを利用して関心マークの値を予測するように構成されてもよい。
【0161】
判定ブロック1114において、様々な実施形態の1つ以上において、関心マークに関連づけられたデータ部分の残りが使い尽くされた場合、制御は呼び出しプロセスに戻され得る。そうでない場合、制御はブロック1110にループバックし得る。さらなる詳細については、判定ブロック1108の説明を参照する。
【0162】
図12は、様々な実施形態の1つ以上による、判断モデルの結果を比較するプロセス1200のフローチャートを示す。開始ブロックの後、ブロック1202において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、上述のように、様々な期待値分布を生成するように構成され得る。
【0163】
ブロック1204において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、所与のモデルの最良予測により提供される情報の量に基づいてモデル性能スコアを生成するように構成され得る。いくつかの実施形態において、異なるモデルにより提供される量情報は、所与のモデルにより生成される確率分布の固有のランダム性(例えば、エントロピー)を計算することにより比較されてもよい。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、エントロピーを利用して異なるモデルを比較するように構成されてもよい。いくつかの実施形態において、所与のモデル及びその結果についてのエントロピーを計算するための特定のメカニズムは、モデルタイプに応じて変化してもよい。しかしながら、当業者は、判断エンジンが、所与の確率分布についてエントロピー測定を生成することを推定するために1つ以上の従来又は周知の情報理論計算を実行するように構成されてもよいことを、理解することが期待され得る。いくつかの実施形態において、判断エンジンは、所与の確率分布又は判断モデルに対するエントロピー値を決定するために、構成情報において定義される1つ以上のルール、命令などを利用するように構成されてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、エントロピーを計算するために1つ以上の非従来的な又はカスタムの方法を利用するように構成されてもよい。
【0164】
いくつかの実施形態において、判断モデル予測により提供される情報の量は、ビット、ナット(nats)、ディット(dits)などの従来の又は周知の情報理論単位を使用して表現又は測定されてもよく、これらは、予測に含まれる量情報を表現することを可能にし得る。したがって、いくつかの実施形態において、異なるモデル又は分布により提供される情報の量が比較され得る。
【0165】
ブロック1206において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、提供された予測に関連づけられた複雑性に基づいて各判断モデルについてモデル複雑性スコアを生成するように構成され得る。情報理論は、判断モデルを公平に比較するために利用され得る、予測モデルの複雑性を測定するための様々なメカニズムを提供する。いくつかの実施形態において、複雑性は、モデルが所与の結果を生成することがどれほど困難であるかの測定であると考えられてもよい。したがって、いくつかの実施形態において、複雑性は、入力の数、パラメータの数などを含む様々なファクタに基づいて測定されてもよい。
【0166】
さらに、様々な実施形態の1つ以上において、複雑性スコアは、関心マークに対して提案された説明がどれほど複雑であるかを反映してもよい。例えば、いくつかの実施形態において、関心マークが1つの他のデータ部分(例えば、列)に強く依存すると示唆する提案は、2つ以上の他のデータ部分に依存する提案より複雑でないと考えられ得る。
【0167】
様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、判断モデルの複雑性の尺度を計算するために、構成情報により提供され得るルール、命令等を利用するように構成されてもよい。一般に、いくつかの実施形態において、これらは、周知又は従来の情報理論的方法と、カスタムの又は専有的な方法を含んでもよい。
【0168】
ブロック1208において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、各判断モデルについて、関連する情報スコア及び複雑性スコアに基づいて、全体的モデルスコアを提供するように構成され得る。様々な実施形態の1つ以上において、全体的スコアは、最も低い複雑性を有する最も多くの情報を提供した判断モデルを選択するように構成されてもよい。例えば、いくつかの実施形態において、情報スコア(ブロック1204参照)及び複雑性スコア(ブロック1206参照)は、0~100のスケールに正規化又はマッピングされ、合計されて、判断モデルについての全体的スコアを提供してもよい。しかしながら、いくつかの実施形態において、判断エンジンは、情報スコア又は複雑性スコアに基づいて全体的スコアを計算するために、構成情報を介して提供されるルール、命令などを利用するように構成されてもよい。
【0169】
ブロック1210において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、1つ以上の定義された重み、ヒューリスティクス、ユーザプリファレンスなどに基づいて1つ以上の全体的モデルスコアを修正するように構成され得る。例えば、上述したように、ユーザフィードバックが、1つ以上の判断モデルの全体的スコアを重み付けするために利用されてもよい。同様に、様々な実施形態の1つ以上において、1つ以上の判断モデルが、いくつかの条件における誤った結果、珍しいデータの適用における過剰適合などを生じることを観測されてもよい。様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、特定の状況において特定の判断モデルの全体的スコアを修正するように構成されてもよい。したがって、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、全体的モデルスコアが修正されるべきかを決定するために、構成情報を介して提供される1つ以上のルール、命令等を利用するように構成されてもよい。
【0170】
ブロック1212において、様々な実施形態の1つ以上において、判断エンジンは、修正された全体的スコアに基づいて判断モデルをランク順序付けするように構成され得る。
【0171】
次に、様々な実施形態の1つ以上において、制御は呼び出しプロセスに戻され得る。
【0172】
各フローチャート図内の各ブロック、及び各フローチャート図内のブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令により実施できることが理解されよう。これらのプログラム命令は、マシンを生成するためにプロセッサに提供されてもよく、それにより、該命令は、プロセッサ上で実行されると、各フローチャートの1つ又は複数のブロックに指定された動作を実施する手段を作り出す。コンピュータプログラム命令は、プロセッサにより実行されて、コンピュータ実施プロセスを生成するためにプロセッサにより一連の動作ステップを実行させてもよく、それにより、該命令は、プロセッサ上で実行されると、各フローチャートの1つ又は複数のブロックに指定された動作を実施するステップを提供する。また、コンピュータプログラム命令は、各フローチャートのブロックに示される動作ステップの少なくともいくつかを並列に実行させてもよい。さらに、ステップのいくつかは、マルチプロセッサコンピュータシステムで生じ得るなど、2つ以上のプロセッサにわたって実行されてもよい。さらに、各フローチャート図内の1つ以上のブロック又はブロックの組み合わせは、本発明の主旨又は範囲から逸脱することなく他のブロック又はブロックの組み合わせと同時に、あるいは例示のものとは異なるシーケンスでさえ実行することもできる。
【0173】
したがって、各フローチャート図内の各ブロックは、指定された動作を実行する手段の組み合わせ、指定された動作を実行するステップの組み合わせ、及び指定された動作を実行するプログラム命令手段をサポートする。また、各フローチャート図内の各ブロック、及び各フローチャート図内のブロックの組み合わせは、指定されたアクション又はステップを実行する専用ハードウェアベースのシステム、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせにより実施できることも理解されよう。前述の例は、限定的又は網羅的であると解釈されるべきではなく、本発明の様々な実施形態の少なくとも1つの実装を示すための例示的な使用事例である。
【0174】
さらに、1つ以上の実施形態(図示せず)において、例示的なフローチャートの論理は、CPUの代わりに、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルアレイ論理(PAL)等、又はこれらの組み合わせなどの、組み込み論理ハードウェアデバイスを使用して実行されてもよい。組み込み論理ハードウェアデバイスは、その組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行することができる。1つ以上の実施形態において、マイクロコントローラは、それ自身の組み込まれた論理を直接実行して動作を遂行し、それ自身の内部メモリ並びにそれ自身の外部入力及び出力インターフェース(例えば、ハードウェアピン又は無線トランシーバ)にアクセスしてシステムオンアチップ(SOC)などの動作等を遂行することができる。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作を実行するための命令を実行する1つ以上のプロセッサを使用してデータの可視化を管理する方法であって、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供するステップであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ステップと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定するステップと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成するステップであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの適合と前記関心マークの予測値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ステップと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けするステップと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供するステップと、
を含む方法。
【請求項2】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視するステップと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供するステップと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定するステップと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングするステップであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ステップをさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価するステップと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成するステップと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項8】
可視化を管理する命令を含むプロセッサ読取可能な非一時的記憶媒体であって、1つ以上のプロセッサによる前記命令の実行は動作を実行し、前記動作は、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供することであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ことと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定することと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成することであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの最良適合と前記関心マークの値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ことと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けすることと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供することと、
を含む、プロセッサ読取可能な非一時的記憶媒体。
【請求項9】
ユーザ可視化を管理するネットワークコンピュータであって、
ネットワークを介して通信するトランシーバと、
少なくとも命令を記憶するメモリと、
動作を実行する命令を実行する1つ以上のプロセッサと、
を含み、前記動作は、
データソースからのデータに基づいて1つ以上の可視化を提供することであり、前記1つ以上の可視化は、前記データソースからの1つ以上の値に関連づけられた1つ以上のマークを含む、ことと、
前記1つ以上のマーク及び前記1つ以上の可視化の1つ以上の特性に基づいて、前記1つ以上のマークから関心マークを決定することと、
1つ以上の判断モデルを利用して、前記関心マークと前記データソースからのデータとに基づいて前記1つ以上の判断モデルの1つ以上の判断結果を生成することであり、各判断結果は、前記データソースからのデータへの最良適合と前記関心マークの値とに基づく1つ以上のスコアに関連づけられる、ことと、
前記1つ以上の判断結果を、前記1つ以上のスコアとの関連づけに基づいてランク順序付けすることと、
前記1つ以上の判断結果のランク順序付けされたリストを含むレポートを提供することと、
を含む、ネットワークコンピュータ。
【請求項10】
前記1つ以上の判断結果を生成することは、
前記関心マークの1つ以上の特性をその判断及び1つ以上の解説テンプレートに基づいて記述する、1つ以上の自然言語解説を生成することと、
前記1つ以上の自然言語解説を前記1つ以上の判断結果に含めることと、
をさらに含む、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項11】
前記レポートを提供することは、前記1つ以上の判断モデル、前記1つ以上の判断結果、又は前記関心マークのうちの1つ以上に関連づけられた1つ以上の他の可視化を生成することをさらに含む、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項12】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記レポートに関連づけられたフィードバック情報を監視することと、
前記フィードバック情報に基づいて1つ以上の他のスコアを提供することと、
前記1つ以上の他のスコアを利用して前記1つ以上の判断結果に対する1つ以上の修正を決定することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項13】
前記1つ以上のプロセッサは、前記1つ以上のスコアに基づいて前記1つ以上の判断結果をフィルタリングすることであり、定義された閾値未満であるスコアに関連づけられた各判断結果は前記レポートから除外される、ことをさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項14】
前記関心マークを決定することは、
前記1つ以上のマークに関連づけられた前記1つ以上の値を自動的に分析することと、
前記自動的な分析に基づいて前記関心マークを決定することと、
をさらに含む、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【請求項15】
前記1つ以上のプロセッサは、
前記データソースに含まれ、かつ前記可視化から省略されている、前記関心マークに関連づけられたデータを評価することと、
前記評価に基づいて前記1つ以上の判断結果の一部を生成することと、
をさらに含む動作を実行する命令を実行する、請求項
9に記載のネットワークコンピュータ。
【国際調査報告】