(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-22
(54)【発明の名称】3次元体積ホログラフィックディスプレイ
(51)【国際特許分類】
H04N 13/393 20180101AFI20220815BHJP
G03B 21/14 20060101ALI20220815BHJP
G09F 9/33 20060101ALI20220815BHJP
G09F 9/30 20060101ALI20220815BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20220815BHJP
G09G 3/20 20060101ALI20220815BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20220815BHJP
G09G 5/36 20060101ALI20220815BHJP
G09G 5/377 20060101ALI20220815BHJP
G02B 5/32 20060101ALI20220815BHJP
G03H 1/02 20060101ALI20220815BHJP
【FI】
H04N13/393
G03B21/14 Z
G09F9/33
G09F9/30 365
G09F9/00 357
G09F9/00 313
G09F9/00 361
G09F9/00 350Z
G09G3/20 680C
G09G3/20 680D
G09G3/20 680H
G09G3/20 680G
G09G3/20 660X
G09G3/20 660F
G09G5/00 510B
G09G5/36 510V
G09G5/36 520K
G09G5/36 520L
G09G5/00 510V
G02B5/32
G03H1/02
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576269
(86)(22)【出願日】2020-06-22
(85)【翻訳文提出日】2021-12-28
(86)【国際出願番号】 US2020039006
(87)【国際公開番号】W WO2020257795
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521555672
【氏名又は名称】プリズム ホログラムス エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】110002572
【氏名又は名称】特許業務法人平木国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リチャードソン,デビッド
(72)【発明者】
【氏名】リチャードソン,ライアン
【テーマコード(参考)】
2H249
2K008
2K203
5C061
5C080
5C094
5C182
5G435
【Fターム(参考)】
2H249CA01
2H249CA09
2H249CA17
2H249CA22
2K008AA00
2K008AA17
2K008CC03
2K008EE01
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2K008HH01
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2K008HH27
2K203FB14
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2K203GC26
2K203HB09
2K203MA40
5C061AA29
5C061AB16
5C080AA06
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5C080KK07
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5C094AA60
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5G435AA00
5G435BB04
5G435BB05
5G435BB12
5G435BB17
5G435CC11
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5G435GG02
5G435GG06
5G435GG11
5G435GG17
5G435GG43
5G435HH05
(57)【要約】
メモリから画像を検索し、信号をスクリーンおよび/またはプロジェクタに送信して、軸に沿って回転されているスクリーン上に画像を表示し、これにより、得られたホログラフィック画像が観察方向と相関するホログラフィック画像の透視にしたがって観察可能であるようにすることによって、3次元体積ホログラムを表示する、システムおよび方法。
【選択図】
図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホログラフィック投影システムであって、
モータ;
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能であり、画像を表示するように構成された、第1スクリーン;
前記第1スクリーン上に第1の一連の画像を表示するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記垂直軸を中心とした前記第1スクリーンの回転角の個数だけ、前記第1の一連の画像内の各画像を表示するように構成されている、少なくとも1つのプロセッサ;
オプションとして、前記少なくとも1つのプロセッサから第1信号を受信して前記第1スクリーン上に前記第1の一連の画像を投影するように構成されている、第1プロジェクタシステム;
を備えるホログラフィック投影システム。
【請求項2】
前記第1スクリーンは、発光ダイオード(LED)スクリーン、有機発光ダイオード(OLED)スクリーン、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン、透明または半透明反射スクリーンを含む群から選択されている、請求項1記載のホログラフィック投影システム。
【請求項3】
前記第1スクリーンは発光ダイオード(LED)スクリーンである、請求項1記載のホログラフィック投影システム。
【請求項4】
前記第1スクリーンは有機発光ダイオードスクリーンである、請求項1記載のホログラフィック投影システム。
【請求項5】
前記第1スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、請求項1記載のホログラフィック投影システム。
【請求項6】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記第1スクリーンの外面に配置された画像分離システムを備え、
前記第1スクリーンの前記外面は、前記垂直軸から外側を向く前記第1スクリーンの表面上にあり、
前記画像分離システムは、前記スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成されている、
請求項1から5のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項7】
前記画角は約0.1
oと約15
oとの間である、請求項6記載のホログラフィック投影システム。
【請求項8】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項6記載のホログラフィック投影システム。
【請求項9】
前記画角は約3.8
oである、請求項6記載のホログラフィック投影システム。
【請求項10】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項6記載のホログラフィック投影システム。
【請求項11】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項7記載のホログラフィック投影システム。
【請求項12】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項8記載のホログラフィック投影システム。
【請求項13】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項9記載のホログラフィック投影システム。
【請求項14】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項1から13のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項15】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能な第2スクリーンであって、前記第2スクリーンは画像を表示するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第2スクリーン上に第2の一連の画像を表示するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ前記第2の一連の画像内のそれぞれの画像を表示するように構成されている、第2スクリーン;
オプションとして、前記少なくとも1つのプロセッサから第2信号を受信して、前記第2の一連の画像を前記第2スクリーン上に投影するように構成された第2プロジェクタシステム;
を備える、
請求項1から12のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項16】
前記第2スクリーンは、発光ダイオード(LED)スクリーン、有機発光ダイオード(OLED)スクリーン、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン、透明または半透明反射スクリーン、を含む群から選択されている、請求項15記載のホログラフィック投影システム。
【請求項17】
前記第2スクリーンは発光ダイオード(LED)スクリーンである、請求項15記載のホログラフィック投影システム。
【請求項18】
前記第2スクリーンは有機発光ダイオードスクリーンである、請求項15記載のホログラフィック投影システム。
【請求項19】
前記第2スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、請求項15記載のホログラフィック投影システム。
【請求項20】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第2の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転度数の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項15記載のホログラフィック投影システム。
【請求項21】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第2の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転度数の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項16記載のホログラフィック投影システム。
【請求項22】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第2の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転度数の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項17記載のホログラフィック投影システム。
【請求項23】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第2の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転度数の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項18記載のホログラフィック投影システム。
【請求項24】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第1の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の数だけ表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または、存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリからの前記第2の一連の画像のそれぞれを、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転度数の数だけ表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項19記載のホログラフィック投影システム。
【請求項25】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に直交して配置される、請求項1から24のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項26】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対してある角度で配置される、請求項1から24のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項27】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に直交する平面から、約15
o~約55
oの間の角度で配置される、請求項1から24のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項28】
前記第1スクリーンは湾曲している、請求項1から27のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項29】
ハウジングをさらに備える、請求項1から28のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項30】
前記ハウジングは、透明部分と不透明部分とを有する、請求項29記載のホログラフィック投影システム。
【請求項31】
前記第1スクリーン、および、存在する場合には、前記第2スクリーンは、前記ハウジングの前記透明部分を通して見ることができる、請求項30記載のホログラフィック投影システム。
【請求項32】
前記モータと、前記少なくとも1つのプロセッサと、存在する場合にはメモリとが、前記ハウジングの前記不透明部分内に配置される、請求項30から32のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項33】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記透明部分の第1端部に配置された蓋を備え、
前記不透明部分は、前記透明部分の第2端部に配置される、
請求項30から32のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項34】
前記回転速度は毎分約30~約1000回転(RPM)である、請求項1から33のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項35】
前記第1および第2スクリーンの回転は、互いに対して同期される、請求項15から34のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項36】
前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンの平面に対して平行な平面内に位置決めされる、請求項15から35のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項37】
前記第2スクリーンは、前記垂直軸に対応する垂直面内に配置され、前記回転軸から外側に向いている、請求項15から35のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項38】
前記第1プロジェクタシステムは、前記第1スクリーンから反射するように構成された第1反射スクリーンを備える、請求項1から37のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項39】
前記第2プロジェクタシステムは、前記第1スクリーンから反射するように構成された第2反射スクリーンを備える、請求項14から38のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項40】
前記第1または第2プロジェクタシステムは、それぞれプロジェクタを備える、請求項1から37のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項41】
前記第2プロジェクタシステムはプロジェクタを備えることを特徴とする請求項38記載のホログラフィック投影システム。
【請求項42】
前記第1プロジェクタシステムはさらに画像分離システムを備える、請求項1から41のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項43】
前記第1プロジェクタシステムはさらに、前記第1反射スクリーン上に配置された画像分離システムを備え、前記第1スクリーンは画像分離システムを有さない、請求項38記載のホログラフィック投影システム。
【請求項44】
前記第1プロジェクタシステムはさらに、画像分離システムを備える、請求項1から43のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項45】
前記第2プロジェクタシステムはさらに、前記第2プロジェクタ上に配置された画像分離システムを備え、前記第2スクリーンは画像分離システムを有さない、請求項39記載のホログラフィック投影システム。
【請求項46】
360度画像表示システムであって、
モータ;
モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能であり、画像を表示するように構成されている、第1スクリーン;
第1画像を第1スクリーン上に表示するように構成された少なくとも1つのプロセッサ;
オプションとして、前記少なくとも1つのプロセッサから第1信号を受信して前記第1画像を前記第1スクリーン上に投影するように構成された第1プロジェクタシステム;
を備える360度画像表示システム。
【請求項47】
前記第1スクリーンは、発光ダイオード(LED)スクリーン、有機発光ダイオード(OLED)スクリーン、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン、透明または半透明反射スクリーン、を含む群から選択されている、請求項46記載のホログラフィック投影システム。
【請求項48】
前記第1スクリーンは発光ダイオード(LED)スクリーンである、請求項46記載のホログラフィック投影システム。
【請求項49】
前記第1スクリーンは有機発光ダイオードスクリーンである、請求項46記載のホログラフィック投影システム。
【請求項50】
前記第1スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、請求項46記載のホログラフィック投影システム。
【請求項51】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記第1スクリーンの外面に配置された画像分離システムを備え、
前記第1スクリーンの前記外面は、前記垂直軸から外側を向く前記第1スクリーンの表面上にあり、
前記画像分離システムは、前記スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成される、
請求項46から50のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項52】
前記画角は約0.1
oと約15
oとの間である、請求項51記載のホログラフィック投影システム。
【請求項53】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項51記載のホログラフィック投影システム。
【請求項54】
前記画角は約3.8
oである、請求項51記載のホログラフィック投影システム。
【請求項55】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項51記載のホログラフィック投影システム。
【請求項56】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項52記載のホログラフィック投影システム。
【請求項57】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項53記載のホログラフィック投影システム。
【請求項58】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項54記載のホログラフィック投影システム。
【請求項59】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは第1の一連の画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記画像を取得するステップ、
前記第1信号を第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項46から58のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項60】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能である第2スクリーンであって、前記第2スクリーンは画像を表示するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに前記第2スクリーン上に第2画像を表示するように構成されている、第2スクリーン;
オプションとして、前記少なくとも1つのプロセッサから第2信号を受信して前記第2画像を前記第2スクリーン上に投影するように構成された第2プロジェクタシステム;
を備える、
請求項46から58のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項61】
前記第2スクリーンは、発光ダイオード(LED)スクリーン、有機発光ダイオード(OLED)スクリーン、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン、透明または半透明反射スクリーン、を含む群から選択されている、請求項60記載のホログラフィック投影システム。
【請求項62】
前記第2スクリーンは発光ダイオード(LED)スクリーンである、請求項60記載のホログラフィック投影システム。
【請求項63】
前記第2スクリーンは有機発光ダイオードスクリーンである、請求項60記載のホログラフィック投影システム。
【請求項64】
前記第2スクリーンは液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、請求項60記載のホログラフィック投影システム。
【請求項65】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1画像および前記第2画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第2画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項60記載のホログラフィック投影システム。
【請求項66】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1画像および前記第2画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第2画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項61記載のホログラフィック投影システム。
【請求項67】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1画像および前記第2画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第2画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項62記載のホログラフィック投影システム。
【請求項68】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1画像および前記第2画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第2画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項63記載のホログラフィック投影システム。
【請求項69】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは、前記第1画像および前記第2画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第1プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第1画像を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信し、または存在する場合には、前記第2プロジェクタシステムに対して送信して、前記メモリから前記第2画像を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項64記載のホログラフィック投影システム。
【請求項70】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対して直交して配置される、請求項46から69のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項71】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対してある角度で配置される、請求項46から69のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項72】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対して直交する平面から約15
o~約55
oの間の角度で配置される、請求項46から69のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項73】
前記第1スクリーンは湾曲している、請求項46から72のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項74】
前記ホログラフィック投影システムはさらにハウジングを備える、請求項46から73のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項75】
前記ハウジングは、透明部分と不透明部分とを有する、請求項74記載のホログラフィック投影システム。
【請求項76】
前記第1スクリーン、および、存在する場合には、前記第2スクリーンは、前記ハウジングの前記透明部分を通して見ることができる、請求項75記載のホログラフィック投影システム。
【請求項77】
前記モータと、前記少なくとも1つのプロセッサと、存在する場合にはメモリとが、前記ハウジングの前記不透明部分内に配置される、請求項75から77のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項78】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記透明部分の第1端部に配置された蓋を備え、
前記不透明部分は、前記透明部分の第2端部に配置される、
請求項75から77のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項79】
前記回転速度は毎分約30~約1000回転(RPM)である、請求項46から78のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項80】
前記第1および第2スクリーンの回転は、互いに対して同期される、請求項60から79のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項81】
前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンの平面に対して平行な平面内に位置決めされる、請求項60から80のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項82】
前記第2スクリーンは、前記垂直軸に対応する垂直面内に位置決めされる、請求項60から80のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項83】
前記第1プロジェクタシステムは、前記第1スクリーンから反射するように構成された第1反射スクリーンを備える、請求項59から82のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項84】
前記第2プロジェクタシステムは、前記第1スクリーンから反射するように構成された第2反射スクリーンを備える、請求項59から83のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項85】
前記第1または第2プロジェクタシステムは、それぞれプロジェクタを備える、請求項59から82のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項86】
前記第2プロジェクタシステムはプロジェクタを備える、請求項83記載のホログラフィック投影システム。
【請求項87】
前記第1プロジェクタシステムはさらに、画像分離システムを備える、請求項46から86のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項88】
前記第1プロジェクタシステムはさらに、前記第1反射スクリーン上に配置された画像分離システムを備え、前記第1スクリーンは画像分離システムを有さない、請求項85記載のホログラフィック投影システム。
【請求項89】
前記第1プロジェクタシステムはさらに画像分離システムを備える、請求項46から88のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項90】
前記第2プロジェクタシステムはさらに、前記第2反射スクリーン上に配置された画像分離システムを備え、前記第2スクリーンは画像分離システムを有さない、請求項84記載のホログラフィック投影システム。
【請求項91】
3次元体積ホログラムを表示するための方法であって、
表示面を有する第1スクリーンを提供するステップ;
第1の一連の画像の提供をするステップであって、前記第1の一連の画像の各画像は、360°ビューの一部分に対応する、ステップ;
回転軸を中心として前記第1スクリーンを回転させるステップであって、前記第1スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第1の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ前記第1スクリーン上に表示するステップ;
を有し、
前記第1の一連の画像の各画像を、前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とする前記回転角度の個数だけ前記第1スクリーン上に表示することにより、3次元体積ホログラムが現れる、
方法。
【請求項92】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を表示するステップは、前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に直接表示することによって実行される、請求項91記載の方法。
【請求項93】
前記第1スクリーンは画像分離システムを備え、
前記画像分離システムは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成される、
請求項91または92記載の方法。
【請求項94】
前記画角は約0.1
oから約15
oの間である、請求項93記載の方法。
【請求項95】
前記画角は約2
oから約5
oの間である、請求項93記載の方法。
【請求項96】
前記画角は約3.8
oである、請求項93記載の方法。
【請求項97】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項93記載の方法。
【請求項98】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項91または92記載の方法。
【請求項99】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項93記載の方法。
【請求項100】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項94記載の方法。
【請求項101】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項95記載の方法。
【請求項102】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項96記載の方法。
【請求項103】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応し、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの前記回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項97記載の方法。
【請求項104】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を表示するステップは、前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に投影することによって実行される、請求項91または92記載の方法。
【請求項105】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を表示するステップは、前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に反射させることによって実行される、請求項91または92記載の方法。
【請求項106】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を表示するステップは、前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に投影することによって実行される、請求項98記載の方法。
【請求項107】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を表示するステップは、前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に反射することによって実行される、請求項98記載の方法。
【請求項108】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を投影するステップは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備えるプロジェクタによって実行される、請求項104記載の方法。
【請求項109】
前記第1スクリーン上に前記一連の画像の各画像を投影するステップは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備えるプロジェクタによって実行される、請求項106記載の方法。
【請求項110】
前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に反射するステップは、第1反射スクリーンからの画像を前記第1スクリーン上に反射することによって実行され、
前記第1反射スクリーンは、前記第1スクリーン上の画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備える、
請求項105記載の方法。
【請求項111】
前記一連の画像の各画像を前記第1スクリーン上に反射するステップは、第1反射スクリーンからの画像を前記第1スクリーン上に反射することによって実行され、
前記第1反射スクリーンは、前記第1スクリーン上の画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備える、
請求項107記載の方法。
【請求項112】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項108から111のいずれか1項記載の方法。
【請求項113】
前記画角は約0.1
oから約15
oの間である、請求項108から111のいずれか1項記載の方法。
【請求項114】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項108から111のいずれか1項記載の方法。
【請求項115】
前記画角は約3.8
oである、請求項108から111のいずれか1項記載の方法。
【請求項116】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項113から115のいずれか1項記載の方法。
【請求項117】
前記第1スクリーンの回転は、前記第1スクリーンの少なくとも一部が視聴者に対して透明に見えるようにするのに十分な速度である、請求項91から116のいずれか1項記載の方法。
【請求項118】
前記第1スクリーンの回転は、約30RPM~約1000RPMである、請求項91から116のいずれか1項記載の方法。
【請求項119】
360
oでイメージを表示するための手法であって、
表示面を有する第1スクリーンを提供するステップ;
第1画像を提供するステップ;
回転軸を中心として前記第1スクリーンを回転させるステップであって、前記第1スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップ;
を有する方法。
【請求項120】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップは、前記第1スクリーン上に前記第1画像を直接表示することによって実行される、請求項119記載の方法。
【請求項121】
前記第1スクリーンは、画像分離システムを備え、
前記画像分離システムは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成されている、
請求項119から120のいずれか1項記載の方法。
【請求項122】
前記画角は約0.1
oから約15
oの間である、請求項121記載の方法。
【請求項123】
前記画角は約2
oから約5
oの間である、請求項121記載の方法。
【請求項124】
前記画角は約3.8
oである、請求項121記載の方法。
【請求項125】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項121記載の方法。
【請求項126】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2画像を提供するステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に前記第2画像を表示するステップ;
を有する、
請求項119から120のいずれか1項記載の方法。
【請求項127】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応するとともに、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、対応する前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とした回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項121記載の方法。
【請求項128】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応するとともに、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、対応する前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とした回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項122記載の方法。
【請求項129】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応するとともに、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、対応する前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とした回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項123記載の方法。
【請求項130】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応するとともに、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、対応する前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とした回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項124記載の方法。
【請求項131】
前記方法はさらに、
表示面を有する第2スクリーンを提供するステップ;
第2の一連の画像を提供するステップであって、前記第2の一連の画像の各画像は、前記第1の一連の画像の対応する画像の360°ビューの部分に対応するとともに、前記第1の一連の画像の対応する画像のための仮想画像マスクを提供する、ステップ;
前記回転軸を中心として前記第2スクリーンを回転させるステップであって、前記第2スクリーンの前記表示面は、前記回転軸から外側を向いている、ステップ;
前記第2スクリーン上に、前記第2の一連の画像の各画像を、対応する前記第1スクリーンの前記垂直軸を中心とした回転角度の個数だけ表示するステップ;
を有する、
請求項125記載の方法。
【請求項132】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップは、前記第1スクリーン上に前記第1画像を投影することによって実行される、請求項119から120のいずれか1項記載の方法。
【請求項133】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップは、前記第1スクリーン上に前記第1画像を反射することによって実行される、請求項119から120のいずれか1項記載の方法。
【請求項134】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップは、前記第1スクリーン上に前記第1画像を投影することによって実行される、請求項126記載の方法。
【請求項135】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を表示するステップは、前記第1スクリーン上に前記第1画像を反射することによって実行される、請求項126記載の方法。
【請求項136】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を投影するステップは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備えるプロジェクタによって実行される、請求項132記載の方法。
【請求項137】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を投影するステップは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備えるプロジェクタによって実行される、請求項134記載の方法。
【請求項138】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を反射するステップは、第1反射スクリーンからの画像を前記第1スクリーン上に反射することによって実行され、
前記第1反射スクリーンは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備える、
請求項133記載の方法。
【請求項139】
前記第1スクリーン上に前記第1画像を反射するステップは、第1反射スクリーンからの画像を前記第1スクリーン上に反射することによって実行され、
前記第1反射スクリーンは、前記第1スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成された画像分離システムを備える、
請求項135記載の方法。
【請求項140】
前記画像分離システムが、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラーレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項136から139のいずれか1項記載の方法。
【請求項141】
前記画角は約0.1
oから約15
oの間である、請求項136から139のいずれか1項記載の方法。
【請求項142】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項136から139のいずれか1項記載の方法。
【請求項143】
前記画角が約3.8
oである、請求項136から139のいずれか1項記載の方法。
【請求項144】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項141から143のいずれか1項記載の方法。
【請求項145】
前記第1スクリーンの回転は、前記第1スクリーンの少なくとも一部が視聴者に対して透明に見えるようにするのに十分な速度である、請求項119から144のいずれか1項記載の方法。
【請求項146】
前記第1スクリーンの回転は、約30RPM~約1000RPMである、請求項119から144のいずれか1項記載の方法。
【請求項147】
ホログラフィック投影システムであって、
モータ;
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能であり、画像を表示するように構成されている、第1スクリーン;
前記第1スクリーン上に第1の一連の画像を表示するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサは、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記第1の一連の画像内の各画像を表示するように構成されている、少なくとも1つのプロセッサ;
を備え、
前記第1スクリーンは有機発光ダイオードスクリーンである、
ホログラフィック投影システム。
【請求項148】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記第1スクリーンの外面に配置された画像分離システムを備え、
前記第1スクリーンの前記外面は、前記垂直軸から外側を向く前記第1スクリーンの表面上にあり、
前記画像分離システムは、前記スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成されている、
請求項147記載のホログラフィック投影システム。
【請求項149】
前記画角は約0.1
oと約15
oとの間である、請求項148記載のホログラフィック投影システム。
【請求項150】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項148記載のホログラフィック投影システム。
【請求項151】
前記画角は約3.8
oである、請求項148記載のホログラフィック投影システム。
【請求項152】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項148記載のホログラフィック投影システム。
【請求項153】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項149記載のホログラフィック投影システム。
【請求項154】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項150記載のホログラフィック投影システム。
【請求項155】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項151記載のホログラフィック投影システム。
【請求項156】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは前記第1の一連の画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリからの前記第1の一連の画像の各々を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項147から155のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項157】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能第2スクリーンであって、前記第2スクリーンは画像を表示するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第2スクリーン上に第2の一連の画像を表示するように構成され、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記第2の一連の画像内のそれぞれの画像を表示するように構成される、第2スクリーン;
を備え、
前記第2スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、
請求項147から155のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項158】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記第1スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とした前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリから前記第1の一連の画像の各々を表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリから前記第2の一連の画像の各々を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項157記載のホログラフィック投影システム。
【請求項159】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対して直交して配置される、請求項147から159のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項160】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転面に対してある角度で配置される、請求項147から159のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項161】
前記第1スクリーンは、前記第1スクリーンの回転平に対して直交する平面から約15
o~約55
oの間の角度に配置される、請求項147から159のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項162】
前記第1スクリーンは湾曲している、請求項147から161のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項163】
前記ホログラフィック投影システムはさらにハウジングを備える、請求項147から162のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項164】
前記ハウジングは、透明部分と不透明部分とを有する、請求項163記載のホログラフィック投影システム。
【請求項165】
前記第1スクリーン、および、存在する場合には、前記第2スクリーンは、前記ハウジングの前記透明部分を通して見ることができる、請求項164記載のホログラフィック投影システム。
【請求項166】
前記モータと、前記少なくとも1つのプロセッサと、存在する場合にはメモリとが、前記ハウジングの前記不透明部分内に配置される、請求項164から165のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項167】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記透明部分の第1端部に配置された蓋を備え、
前記不透明部分は、前記透明部分の第2端部に配置されている、
請求項164から166のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項168】
前記回転速度は、毎分約30~約1000回転(RPM)である、請求項147から167のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項169】
前記第1および第2スクリーンの回転は、互いに対して同期される、請求項157から168のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項170】
前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンの平面に対して平行な平面内に位置決めされる、請求項157から168のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項171】
前記第2スクリーンは、前記垂直軸に対応する垂直面内に位置決めされ、前記回転軸から外側を向いている、請求項157から168のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項172】
ホログラフィック投影システムであって、
モータ;
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを回転可能360
oである、第1スクリーンであって、前記第1スクリーンは、透明または半透明の反射スクリーンであり、前記第1スクリーンの回転面に対してある角度で配置される、第1スクリーン;
前記第1スクリーンから反射する画像を表示するように構成された反射スクリーンであって、前記反射スクリーンはさらに、前記第1スクリーンと同期して前記垂直軸の周りを回転するように構成されており、前記第1スクリーンの回転面またはそれに平行な平面内に配置される、反射スクリーン;
前記反射スクリーン上に第1の一連の画像を表示するように構成された少なくとも1つのプロセッサであって、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第1の一連の画像内の各画像を、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、表示するように構成されている、少なくとも1つのプロセッサ;
を備える、
ホログラフィック投影システム。
【請求項173】
前記反射スクリーンは、発光ダイオード(LED)スクリーンまたは有機発光ダイオード(OLED)スクリーンである、請求項172記載のホログラフィック投影システム。
【請求項174】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記第1スクリーンに近接する前記反射スクリーンの表面上に配置される画像分離システムを備え、
前記画像分離システムは、前記スクリーン上の前記画像を見ることを画角までに制限するように構成される、
請求項172から173のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項175】
前記画角は約0.1
oと約15
oとの間である、請求項174記載のホログラフィック投影システム。
【請求項176】
前記画角は約2
oと約5
oとの間である、請求項174記載のホログラフィック投影システム。
【請求項177】
前記画角は約3.8
oである、請求項174記載のホログラフィック投影システム。
【請求項178】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項174記載のホログラフィック投影システム。
【請求項179】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項175記載のホログラフィック投影システム。
【請求項180】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項176記載のホログラフィック投影システム。
【請求項181】
前記画像分離システムは、複数のマイクロルーバ、複数の視差バリア、レンチキュラレンズアレイ、マイクロレンズアレイ、および偏光フィルム、フィルタまたはレンズ、を含む群から選択されている、請求項177記載のホログラフィック投影システム。
【請求項182】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは前記第1の一連の画像をさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記反射スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリから前記第1の一連の画像の各々を前記反射スクリーン上に表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項172から181のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項183】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
前記モータに対して動作可能に接続され、前記モータによる回転速度で垂直軸の周りを360
o回転可能である、第2スクリーンであって、前記第2スクリーンは画像を表示するように構成されており、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記第2スクリーン上に第2の一連の画像を表示するように構成されており、前記少なくとも1つのプロセッサはさらに、前記垂直軸を中心とした前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記第2の一連の画像内のそれぞれの画像を表示するように構成されている、第2スクリーン;
オプションとして、前記少なくとも1つのプロセッサから第2信号を受信して、前記第2の一連の画像を前記第2スクリーン上に投影するように構成された第2プロジェクタシステム、
を備える、
請求項172から181のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項184】
前記第2スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)スクリーンである、請求項183記載のホログラフィック投影システム。
【請求項185】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、
コンピュータ可読命令を有するメモリであって、前記メモリは前記第1の一連の画像と前記第2の一連の画像とをさらに有する、メモリ、
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記コンピュータ可読命令を実行して、
前記メモリから前記第1の一連の画像を取得するステップ、
前記メモリから前記第2の一連の画像を取得するステップ、
前記第1信号を前記反射スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とした前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリからの前記第1の一連の画像の各々を前記反射スクリーン上に表示するステップ、
前記第2信号を前記第2スクリーンに対して送信して、前記垂直軸を中心とする前記第1スクリーンの回転角度の個数だけ、前記メモリからの前記第2の一連の画像の各々を表示するステップ、
を実施するようにさらに構成されている、
請求項183から184のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項186】
前記第1スクリーンの前記回転面に対する前記角度は、0
oから90
oの間である、請求項172から185のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項187】
前記第1スクリーンの前記回転面に対する前記角度は、15
oと55
oとの間である、請求項172から185のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項188】
前記第1スクリーンの前記回転面に対する前記角度は、約45
oである、請求項172から185のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項189】
前記ホログラフィック投影システムはさらにハウジングを備える、請求項172から188のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項190】
前記ハウジングは、透明部分と不透明部分とを有する、請求項189記載のホログラフィック投影システム。
【請求項191】
前記第1スクリーン、および、存在する場合には、前記第2スクリーンは、前記ハウジングの前記透明部分を通して見ることができる、請求項190記載のホログラフィック投影システム。
【請求項192】
前記モータと、前記少なくとも1つのプロセッサと、存在する場合にはメモリとが、前記ハウジングの前記不透明部分内に配置される、請求項190から191のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項193】
前記ホログラフィック投影システムはさらに、前記透明部分の第1端部に配置された蓋を備え、
前記不透明部分は、前記透明部分の第2端部に配置されている、
請求項190から192のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項194】
前記回転速度は、毎分約30~約1000回転(RPM)である、請求項172から193のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項195】
前記第1および第2スクリーンの回転は、互いに対して同期される、請求項183から194のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項196】
前記第2スクリーンは、前記第1スクリーンの平面に対して平行な平面内に位置決めされる、請求項183から196のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【請求項197】
前記第2スクリーンは、前記垂直軸に対応する垂直面内に位置決めされ、前記回転軸から外側を向いている、請求項183から196のいずれか1項記載のホログラフィック投影システム。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
<関連出願の相互参照>
本出願は2019年6月20日に出願された米国仮出願第62/864,132号の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
ユーザに対して娯楽を提供するユニークな視覚効果または錯覚を有するユニークな視覚ディスプレイを作成することが望ましい。ペッパーズゴーストは、数十年間使用されてきたそのような視覚効果または錯覚の1つである。しかしながら、複数の人にホログラフィック画像の透視図をリアルタイムで提供するために、3D画像を生成または投影/表示するような、改善された視覚表示技術およびシステムが依然として必要とされている。
【発明の概要】
【0003】
本明細書に記載される例示的な実施形態は革新的な特徴を有し、そのうちの1つが、それらの望ましい属性に不可欠であることはなく、単独で責任を負うものでもない。特許請求の範囲を限定することなく、有利な特徴のいくつかを以下に要約する。
【0004】
本開示は一般に、限定されるものではないが、ペッパーズゴーストディスプレイのような特別な装置を使用することなく、3次元(3D)効果を提供することに関する。本明細書に開示される装置および方法は、複数の人によって観察可能な立体的なホログラフィック画像を達成し、ホログラフィック画像の各人の視点は、装置の向きに対する各人の関係と相関する。
【0005】
本開示は、また、3次元(3D)体積ホログラムを表示するためのデバイス、システム、および方法を対象とする。一般に、これは、回転スクリーン、または複数の重なり合う回転スクリーン、および虚像、または複数の補完的な虚像をスクリーンの回転位置に同期させることによって達成される。
【図面の簡単な説明】
【0006】
開示された態様は以下において、開示された態様を例示するが限定しないように提供される添付の図面と併せて説明され、同様の名称は同様の要素を示す。
【0007】
【
図1A】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示する装置の斜視図である。
【0008】
【0009】
【
図2A】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示する装置の断面図である。
【0010】
【
図2B】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示する装置の断面図である。
【0011】
【
図3】装置内の複数の画面に虚像および仮想マスク像を投影した斜視図である。
【0012】
【
図4】例示的な実施形態による、
図3に示される虚像の別の斜視図である。
【0013】
【
図5】例示的な実施形態による、
図3に示される仮想マスク画像の別の斜視図である。
【0014】
【
図6】投影画像に対する視聴者またはユーザの位置の1例を示す。
【0015】
【
図7】1実施形態による、
図1に示す3次元体積ホログラムを表示する装置の斜視図である。
【0016】
【
図8】本開示のいくつかの実施形態によるプロセッサの機能ブロック図である。
【0017】
【
図9A】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示するためのハウジングの正面図である。
【0018】
【
図9B】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示するためのハウジングの上面図である。
【0019】
【
図9C】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示するためのハウジングの底面図である。
【0020】
【
図9D】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示するためのハウジングの斜視図である。
【0021】
【
図9E】1実施形態による3次元体積ホログラムを表示するためのハウジングの背面図である。
【0022】
【
図10A】例示的な実施形態による画像分離システムの動作を示す図である。
【0023】
【
図10B】例示的な実施形態による画像分離システムの動作を示す図である。
【0024】
【
図10C】互いに重ね合わされた、
図10A~10Bに係る画像分離システムの動作を示す図である。
【0025】
【
図11】例示的な実施形態によるブロック図である。
【0026】
【
図12】例示的な実施形態によるブロック図である。
【0027】
【
図13】例示的な実施形態によるブロック図である。
【0028】
本開示のこれらおよび他の目的、特徴、および特性、ならびに、構造と部品の組み合わせの動作方法と機能、製造の経済性は、添付の図面を参照して以下の説明および添付の特許請求の範囲を考察することにより、明らかになるであろう。図面の全ては本明細書の一部であり、各図における同様の符号は対応する部品を示す。しかしながら、図面は例示および説明のみを目的とするものであり、本開示の限定の定義として意図されていないことを明確に理解されたい。本明細書および特許請求の範囲で使用されるように、単数形の「a」、「an」、および「the」は、文脈が反対の意図を明確に示さない限り、複数の指示対象を含む。
【発明を実施するための形態】
【0029】
本明細書で開示される新規なシステム、装置、および方法の様々な態様は、添付の図面を参照して、以下でより完全に説明される。しかしながら、本開示は多くの異なる形態で具現化することができ、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されると解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は本開示が十分かつ完全であり、本開示の範囲を当業者に完全に伝えるように提供される。本明細書の教示に基づいて、当業者は、開示の範囲が開示の任意の他の態様から独立して実装されるか、またはそれと組み合わされるかにかかわらず、本明細書で開示される新規なシステム、装置、および方法の任意の態様をカバーすることが意図されることを理解するであろう。たとえば、ここに述べられた側面を任意個数使用して、装置が実施されてよく、また方法が実施されてよい。さらに、本開示の範囲は、本明細書に記載された本開示の様々な態様に加えて、またはそれ以外の、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーすることが意図される。本明細書で開示される任意の態様は、請求項の1つまたは複数の要素によって実装され得ることを理解されたい。
【0030】
特定の態様が本明細書に記載されているが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内にある。好ましい態様のいくつかの利益および利点が言及されているが、本開示の範囲は特定の利益、使用、および/または目的に限定されることを意図していない。詳細な説明および図面は本開示を限定するのではなく単に例示するものであり、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される。
【0031】
本明細書で使用される、プロセッサ、マイクロプロセッサ、および/またはデジタルプロセッサは、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、縮小命令セットコンピュータ(「RISC」)、汎用(「CISC」)プロセッサ、マイクロプロセッサ、ゲートアレイ(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」))、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、再構成可能コンピュータファブリック(「RCF」)、アレイプロセッサ、セキュアマイクロプロセッサ、特殊プロセッサ(例えば、ニューロモルフィックプロセッサ)、および特定用途向け集積回路(「ASIC」)などの任意のタイプのデジタル処理デバイスを含むことができるが、これらに限定されない。そのようなデジタルプロセッサは、単一の一体型集積回路ダイ上に含まれてもよく、または複数の構成要素にわたって分散されてもよい。
【0032】
本明細書で使用されるように、コンピュータプログラムおよび/またはソフトウェアは、機能を実行する任意のシーケンス、または人間もしくは機械認識可能なステップを含むことができる。このようなコンピュータプログラムおよび/またはソフトウェアは例えば、C/C++、C#、Fortran、COBOL、MATLAB(TM)、PASCAL、GO、RUST、SCALA、Python、アセンブリ言語、マークアップ言語(例えば、HTML、SGML、XML、VoXML)などを含む任意のプログラミング言語または環境、ならびに、Common Object Request Broker Architecture(「CORBA」)、Java(TM)(J2ME、Java Beansなどを含む)、バイナリランタイム環境(例えば、「BREW」)などのオブジェクト指向環境でレンダリングすることができる。
【0033】
本明細書で使用されるように、接続、リンク、および/または無線リンクは、エンティティ間の情報交換を可能にする任意の2つ以上のエンティティ(物理的または論理的/仮想的にかかわらず)間の因果的リンクを含むことができる。
【0034】
本明細書で使用されるように、コンピュータおよび/またはコンピューティングデバイスは、デスクトップ、ラップトップ、またはメインフレームコンピュータ、ワークステーション、サーバ、パーソナルデジタルアシスタント(「PDA」)、ハンドヘルドコンピュータ、埋め込み型コンピュータ、プログラマブルロジックデバイス、パーソナルコミュニケータ、タブレットコンピュータ、モバイルデバイス、ポータブルナビゲーションエイド、J2ME搭載デバイス、携帯電話、スマートフォン、パーソナル統合通信または娯楽デバイス、および/または一組の命令を実行し、着信データ信号を処理することができる任意の他のデバイスを含むことができるが、これらに限定されない。
【0035】
本開示のシステムおよび方法の様々な実施形態の詳細な説明を提供する。本明細書に記載される技術のための多くの他の実施形態または使用は、本開示の内容が与えられれば、当業者によって容易に想定されるであろう。
【0036】
一般に、3次元体積ホログラムを表示するための装置、システム、および方法は、ハウジングと、スクリーンがデジタル画像を表示することができるハウジング内に収容された回転可能なスクリーンと、スクリーンに対して動作可能に結合され、スクリーンを回転させることができるモータと、スクリーンに対して動作可能に結合され、スクリーンの回転とスクリーンに表示される画像を同期させることができるプロセッサと、を備える。動作中、デバイスは、3次元体積ホログラム、3Dオートステレオスコピック効果、および/または3D非オートステレオスコピック効果を生成するために、本開示の方法において使用することができる。
【0037】
少なくとも透明な断面部分を有する任意のハウジングが好適である。ハウジングは、モータを有してもよい。例えば、モータは、ハウジングの不透明部分に含まれてもよい。ハウジングは、例えば円筒形のような任意の形状であってもよい。適切なハウジングの1例を
図9A~9Eに示す。ハウジングはまた、ビデオ再生電子機器を有することができる。ビデオ再生電子機器は例えば、メモリおよびプロセッサを有することができるが、これらに限定されない。またハウジングは、内部回転エンクロージャおよび/または回転スクリーンブレースを有してもよく、モータは内部回転エンクロージャおよび/または回転スクリーンブレースに対して連結されている。
【0038】
モータは、スクリーンに対して動作可能に結合され、スクリーンの回転を駆動する。この能力を有する任意のモータが適切である。モータは、ハウジング内またはハウジングの外側に収容され、適切なリンク機構を介してスクリーンに対して動作可能に接続されてもよい。好適なモータとしては、ステッパモータおよびブラシレスDC電気(BLDC)モータが挙げられる。他のモータとしては例えば、リニアモータ、サーボモータ、直接駆動モータ、DCブラシ付きモータ、およびACブラシレスモータが挙げられるが、これらに限定されないことを当業者は理解するであろう。
【0039】
ハウジング内でモータによって駆動されるのは、デジタル画像を表示することができる回転可能なスクリーンである。スクリーンの回転を用いて、ホログラムまたは3D効果を生成してもよい。そのような3D効果は、3Dオートステレオスコピック効果および/または3D非オートステレオスコピック効果であってもよい。スクリーンは1つ以上のスクリーンであってもよく、スクリーンは垂直配向で、ある角度をもって、またはその両方でハウジング内に配置されてもよい。スクリーンは、透明な(または半透明である)反射材料(例えば、ガラス)、LED、OLED、またはLCDから、全体的にまたは部分的に形成することができる。スクリーンは、平坦または湾曲であってもよい。1例において、1つまたは複数の半透明スクリーンを使用して、「ペッパーズゴースト」効果で光を反射し、これを使用して3Dオートステレオスコピック効果を生成することができる。別の例において、スクリーンは、その中心の垂直軸を中心に回転した垂直透明デジタルディスプレイ(例えば、透明OLEDまたはLEDスクリーン)である。そのような垂直スクリーンは、限定ではないが1例として、透明OLEDスクリーンの上部または後部に(視聴者に対して)層状に重ねられたLCD、ならびに2つのOLEDスクリーンの間に挟まれたLCDスクリーンを有してもよい。いくつかの実施形態において、LCDを用いて、表示されたデジタル画像の同期されたデジタルマスクを再生してもよい。動作時において、デジタルマスクは画像の明瞭度を向上させ、望ましくないバックライトを排除し、さらに、デジタル画像またはホログラムのすぐ後ろの環境からのコントラスト、分離および明瞭度を向上させることができる。透明LCDスクリーンに加えて、本装置は、別の例示的な実施形態にしたがって、発光スクリーン(例えばOLED)に平行にかつ隣接して、またはペッパーズゴーストホログラフィック像平面が占める中心軸に配置される、透明非バックライトLCDスクリーンをさらに有することができる。デジタル的に生成された不透明マスク(
図3および
図5)は、その空間を占有する実際の物体と同様に、虚像の背後の物体の視認性を効果的に妨げる。
【0040】
特定の実施形態において、スクリーンはまた、視聴者に対するスクリーンの現在の角度に関連する所望の画像のみを分離して表示するための画像分離システムを備えてもよい。動作中、スクリーンが回転するにつれて、スクリーンまたは画像に対する視聴者の視線は、スクリーンが視聴者に対して直接所望の角度になるまで、画像分離システムによって遮られ、これにより視聴者は必要とされるフレームまたは画像のみを実質的に見ることができる。画像がスクリーン上に投影されるかまたはスクリーンによって反射される実施態様において、画像分離システムを、反射スクリーン上ではなく、画像を投影または反射するために使用されるプロジェクタまたはスクリーン上に配置することができる。このように、画像分離システムは、画像のソースであるスクリーン上に配置される。本明細書で使用される場合、プロジェクタシステムはプロジェクタを含むことができ、または、反射される画像を生成するOLEDスクリーンのような、表示スクリーンの外に画像を反射させるために使用されるスクリーンを含むことができることを理解されたい。例えば、OLEDスクリーンが観察のために画像を表示するために使用される場合、画像分離システムはOLEDスクリーンのディスプレイ表面上にある。一方、OLEDスクリーンが画像を表示して反射スクリーンから反射させるために使用される場合、画像分離システムは、反射スクリーンではなくOLEDスクリーン上にある。このような、表示が別のスクリーンまたはプロジェクタから生じる場合、そのスクリーンまたはプロジェクタは、視聴者による観察のために画像を表示するために使用されるスクリーンと同期して回転しなければならない。しかしながら、投影が使用され、視聴者によって観察されるスクリーン上への背面投影である場合、視聴者によって観察されるスクリーンは、画像分離システムを有することになる。視聴者に対して対向して画像を表示しているからである。好適な画像分離システムは、所望の結果を達成するために、光の集束、屈折、回折、または妨害を実施することが可能である。好適な画像分離システムの例としては、マイクロルーバ、パララックスバリア、レンチキュラーレンズまたはアレイ、マイクロレンズ、光偏光(例えば、偏光フィルム、フィルタ、およびレンズ)などが挙げられる。1例において、画像分離システムは、スクリーンの約0.1°~15°の画角を可能にするマイクロルーバである。別の例において、画像分離システムは、スクリーンの約2°~5°の画角を可能にするマイクロルーバである。別の例において、マイクロルーバはスクリーンの約3.8°の画角を可能にする。動作中の例示的な画像分離システムが、
図10A~10Cに示されている。マスクとして使用される第2スクリーンは、虚像の背後に表示されるので、画像分離システムを必要としない場合があることを理解されたい。したがって、本開示の任意の実施形態において、任意の反射スクリーンを含む第2スクリーンまたはその投影システムは、画像分離システムを有していなくてもよい。
【0041】
ビデオ再生および/またはデジタル画像表示電子機器は、例えばメモリおよび少なくとも1つのプロセッサを有するスクリーンに対して、動作可能に結合される。実際には、少なくとも1つのプロセッサがメモリに格納された画像を取り出して、回転している画面上で画像を送信することができる。具体的には、プロセッサは、虚像がスクリーン上に表示されるように信号を発光プロジェクタに対して送信することによって、投影のために虚像を送信するコンピュータ可読命令を実行する。
【0042】
本明細書で使用されるように、プロセッサは、マイクロプロセッサおよび/またはデジタルプロセッサ、または、限定ではないが、デジタル信号プロセッサ(「DSP」)、縮小命令セットコンピュータ(「RISC」)、汎用(「CISC」)プロセッサ、マイクロプロセッサ、ゲートアレイ(例えば、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」))、プログラマブル論理デバイス(「PLD」)、再構成可能コンピュータファブリック(「RCF」)、アレイプロセッサ、セキュアマイクロプロセッサ、特殊プロセッサ(例えば、ニューロモーフィックプロセッサ)、および特定用途向け集積回路(「ASIC」)などの任意のタイプのデジタル処理デバイスを含む。そのようなデジタルプロセッサは、単一の一体型集積回路ダイ上に含まれてもよく、または複数の構成要素にわたって分散してもよい。
【0043】
プロセッサは、動作的および/または通信的にメモリと結合することができる。メモリは、デジタルデータを格納するように構成された任意タイプの集積回路その他の記憶デバイスを含み、例えば以下が挙げられるがこれに限らない:読取専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラム可能読取専用メモリ(PROM)、電気的消去可能プログラム可能読取専用メモリ(EEPROM)、動的ランダムアクセスメモリ(「DRAM」)、モバイルDRAM、同期DRAM(「SDRAM」)、2重データレートSDRAM(「DDR/2 SDRAM」)、拡張データ出力(「EDO」)RAM、ファストページモードRAM(「FPM」)、遅延抑制DRAM(「RLDRAM」)、静的RAM(「SRAM」)、フラッシュメモリ(「NAND/NOR」)、メリスタメモリ、疑似スタティックRAM(「PSRAM」)など。メモリは、プロセッサに対して命令およびデータを提供することができる。例えばメモリは、記憶された複数の命令を有する非一時的コンピュータ可読記憶装置および/または媒体とすることができ、命令は1つまたは複数のスクリーン上に3次元体積ホログラムを投影または表示するためにデバイスを動作させるように処理装置(例えば、プロセッサ)によって実行可能である。場合によっては、命令は、プロセッサ装置によって実行されるときに、プロセッサに、本開示に記載されている様々な方法、特徴、および/または機能を実行させるように構成されてもよい。例えば、プロセッサはメモリから第1画像を取り出し、第1信号をプロジェクタに対して送信して第1画像を第1スクリーン上に投影することができ、第1スクリーンは、第1画像が第1スクリーン上に投影されている間、第1スクリーンの中心軸に沿って連続的に回転される。
【0044】
したがって、プロセッサは、メモリ内に記憶されたプログラム命令に基づいて、論理演算および/または算術演算を実行することができる。場合によっては、メモリの命令および/またはデータは、ハードウェア、デバイス内にローカルに配置されたもの、およびデバイスから離れた場所に配置されたもの(例えば、クラウド、サーバ、ネットワークなど)の組み合わせ内に格納されてもよい。
図1Aは、1実施形態による3次元体積ホログラムを表示する装置の斜視図である。
図1Bは、
図1Aの装置の側面図である。
図1A~
図1Bに示すように、装置は、透明部分6と非透明部分7とを含む円筒形のハウジング1と、蓋8とを備える。透明部分6は、透明液晶ディスプレイ(LCD)スクリーン3および透明有機発光ダイオード(OLED)スクリーンおよび/または発光ダイオード(LED)スクリーン4から形成される回転可能スクリーン2を収容し、このスクリーンは、そのディスプレイ表面上に画像分離システム16(特徴部は図示せず)を含む。透明部6は、円形の透明ガラスからなる。透明なセクションとして、機器のこのセクションはユーザまたは視聴者が見ることができる。一方、不透明部分7はハウジングの底部であり、モータ5と、少なくとも1つのプロセッサおよびメモリを含むビデオ再生システム9などの様々な他の電子構成要素とを有し、その例は、
図2A~
図2Bにおいて以下に説明される。装置はさらに、蓋8、並びに底部スクリーンブレース26および上部スクリーンブレース27を有し、これらのブレースはスクリーンを所定の位置に保持し、また、モータ5によって駆動されるとスクリーンとともに回転する。不透明セクションとして、この部分はユーザには見えない。しかしながら、別の例示的な実施形態によれば、このセクションは所望であれば、透明な材料で作製されてもよい。
図1A~
図1Bに示すように、円筒形状の装置は、コンパクトな態様でその中に損傷なしの全ての構成要素を有する単一ユニット封入装置である。
【0045】
図2Aと
図2Bは、別の実施形態例による3次元体積ホログラムを表示するための装置の断面図である。これらの図は、装置の不透明部分7の内部作業構成要素をさらに示す。この部分は、装置の底部にあるステッパモータまたはブラシレスDC電気(BLDC)モータ5を含む。モータの上には内部回転エンクロージャがあり、モータ5は内部回転エンクロージャに対して結合されている。内部回転エンクロージャはビデオ再生電子部品9を有し、これは例えば、メモリおよびプロセッサを含むが、これらに限定されない。
図2の透明部分は、2つの半透明反射スクリーン10から形成されたスクリーン構成要素2を含む。
【0046】
さらに
図2A~
図2Bを参照すると、デバイス6の透明部分は、1つまたは複数の表示スクリーン(OED/LED/LCD)4および/または1つまたは複数の半透明反射スクリーン10などのスクリーン構成要素2を含む。1つまたは複数の表示スクリーン4は、半透明反射スクリーン10と同期して回転する。ディスプレイスクリーンは、透明または不透明の任意の組み合わせであってもよい。反射型半透過スクリーンは、スクリーンまたはプロジェクタからの虚像を反射する角度で配置することができる。これは一般に、ペッパーズゴーストホログラムとして知られている。半透明面は45度などの角度で配置されてもよいが、当業者であれば、その角度はスクリーンの回転面に対して15度、35度、55度、またはそれらと同等の確度であってもよいことを理解するであろう。例えば、限定ではないが、スクリーンの角度は、反射スクリーンの回転の平面に対して、約0°と約90°の間、約15°と約55°の間、約30°と約45°の間、または、約15°、16°、17°、18°、19°、20°、21°、22°、23°、24°、25°、26°、27°、28°、29°、30°、31°、32°、33°、34°、35°、36°、37°、38°、39°、40°、41°、42°、43°、44°、45°、46°、47°、48°、49°、50°、51°、52°、53°、54°、または55°であってもよい。画像を表示するために使用されるスクリーンが反射性でない実施形態においても、スクリーンはこれらの角度のいずれかに配置できることを理解すべきである。これらの反射スクリーンは、それぞれの中心軸に沿って回転するように構成されている。このような回転は、
図1A~
図1Bに関して上述し、
図2A~
図2Bにも示されているように、装置の底部に配置されたモータの補助によって達成される。装置自体は
図1A~
図1Bに関して説明したように、ハウジング1、蓋8、ビデオ再生システム9、下部スクリーンブレース26、上部スクリーンブレース27、および画像分離システム16を有する。しかし、反射スクリーンへの画像の反射が使用されているので、画像分離システムは1例として、しかし限定ではないが、例えばOLEDスクリーンである表示スクリーン4上に配置される。回転エンクロージャ、すなわちスクリーン10の回転を容易にするために、ベアリング20が含まれている。
【0047】
次に、
図3を参照して、装置内の複数の画面に虚像11および仮想マスク画像12を投影する斜視図について説明する。
図1A~
図2Bと同様に、装置は、ハウジング1と、透明部6と、非透明部7と、蓋8とを有する。図示のように、虚像11および仮想マスク画像12は、それぞれ、装置の透明部分6に配置された第1スクリーン4および第2スクリーン3上に表示される。仮想マスク12は、画像の透明度を低下させるように動作する。より明るく、シャープで、透明でない画像は、干渉外光を最小化または排除することによって作成されてもよい。上述したように、限定ではない例として、OLEDスクリーン4の背後、または2つのOLEDスクリーンの間にあるLCDスクリーン3を用いて、黒色マスクでこれを実施できる。すなわち、動作中、少なくとも1つのプロセッサがメモリに記憶されたコンピュータ可読命令を実行すると、プロジェクタに対して信号を送信し、プロジェクタは例えば、スクリーンがそれぞれの中心軸に沿って連続的に回転しているときに、これらの画像をそれぞれのスクリーン上に投影する。1分あたりの所望の回転数(RPM)でスピンすると、ファンのブレードが高速RPMで消えるのと同様に、動きぼけや眼信号処理の制限により、スクリーンが人間の目に対して透明になる。限定ではなく例として、本開示の実施形態のいずれにおいても、スクリーンは、約30RPM~約1000RPMの速度で回転することができる。限定ではなく例として、回転速度は、約30RPM~約100RPM、約40RPM~約100RPM、約50RPM~100RPM、約60~100RPM、約100RPM~約1000RPM、約200RPM~約1000RPM、約300RPM~約1000RPM、約500~約1000RPM、約30RPM、40RPM、50RPM、60RPM、70RPM、80RPM、90RPM、100RPM、150RPM、200RPM、300RPM、400RPM、500RPM、600RPM、700RPM、800RPM、900RPM、または1000RPMであってもよい。いくつかの実施形態では、回転速度は以下の式によって決定することができる:
【数1】
したがって、限定ではなく例として、一連の画像が60フレーム/秒、6度/フレーム(すなわち、各画像がスクリーンの回転角度に関してどのくらい長く提示されるか)で表示されることが望まれる場合、速度は60RPMである。同様に、一連の画像がフレーム当たり3度で毎秒240フレームで示されることが望まれる場合、速度は120RPMである。使用される速度は、フレーム当たりの度数の観点で一定の速度、または平均するとある速度となるフレーム当たりの度数の観点で可変速度とすることができることを理解されたい。例えば、フレーム当たり平均6度となるように、フレーム当たり交互に上昇または下降する度数を使用することができる。例えば、5/1、6/1、7/1、6/1、5/1、6/1、7/1、などである。限定ではなく例として、フレーム当たりの角度は、フレーム当たり約1/1、2/1、3/1、4/1、5/1、6/1、7/1、8/1、9/1、または10/1度、またはフレーム当たり約1/1~約10/1度、好ましくはフレーム当たり約1/1~約5/1度とすることができる。このような表示シーケンスは、少なくとも1つのプロセッサによって、およびメモリからのコンピュータ可読命令に基づいて制御することができる。
図2A~2Bに関して、虚像はスクリーンの回転角度および速度と同期され、これは機構の全体的な向きに対応する視線角のデジタル表現である。このように、最終的な効果は複数の人によって観察可能な360度の立体的ホログラフィック画像であり、ホログラフィック画像の各人の視線は、装置の向きに対する各人の関係と相関する。さらに、
図3に図示され、当業者には理解されるように、虚像(3および4)と幾何学的に調整された重複回転スクリーンが存在してもよい。
【0048】
いくつかの実施形態において、デジタル画像は例えば、任意の通常のビデオファイル、画像、テキストなどのように、スクリーン回転に同期することなくレンダリングされてもよい。すなわち、360度のあらゆる角度から同じデジタル画像が現れる。このアプローチの1つの利点は、テキストがあらゆる角度から読み取り可能であり、ある角度からの後方テキストの出現が回避されることである。このアプローチは、スクリーンが画像分離システムを含む場合において特に有用である。この方法の1例は、
図11に示される。
【0049】
図4は、例示的な実施形態による、
図3に示される虚像の別の斜視図である。
図1A~
図2Bと同様に、装置は、ハウジング1と、LCDスクリーン3と、OLEDスクリーン4と、透明部分6と、非透明部分7と、蓋8とを含む。
図4に示す虚像11は個人の虚像である;しかし虚像は、任意の他の物体、キャラクタ、または任意の他の無生物物体(例えば、魚、蝶など)の表現であってもよいことを当業者は理解するであろう。
図3に示すように、物体は3つの異なる角度で表され、これらの角度には、正面向き(A)、側面向き(B)および背面向き(C)が含まれる。スクリーン(3および4)の1つが角度Aにあるとき、虚像は正面を向いている。スクリーンの1つが角度Bにあるとき、虚像は側面を向いている。そして、スクリーンの1つが角度Cにあるとき、虚像は背面を向いている。このように、画像の向きは、画面の回転や角度の変化にともなって変化する。例示的な実施形態によれば、3次元(3D)仮想オブジェクト/シーンは、第2スクリーンの回転位置と仮想的に同期された視線角を有する2次元(2D)仮想画像にレンダリングされる。すなわち、
図4に示される虚像は、
図1A~1Bに示される第2スクリーン4上に表示される。
【0050】
図5は、例示的な実施形態による、
図3に示される仮想マスク画像の別の斜視図である。仮想マスク画像12は、虚像とは異なる。虚像11の対応する画素は、湾曲したスクリーンのような他の向きのXYZ座標における表示スクリーンの対応する位置にマッピングすることができる。当業者は、仮想マスク画像が少なくとも1つのプロセッサによって生成される任意の形状または画像であってもよいことを理解するであろう。虚像と同じ3D仮想オブジェクト/シーンが2D仮想マスクへレンダリングされ、視線角は仮想的に、LED/OLEDスクリーン4、LCDスクリーン3、および仮想マスク画像の回転位置と同期される。仮想マスク画像は、LCDスクリーン3に表示することができる。
【0051】
図6は、投影画像に対する視聴者またはユーザの位置の1例である。例えば、
図6において、文字A、BおよびCによって表される身体の異なるビューは、異なる角度から異なる視聴者28~30によって同時に知覚される。すなわち、装置内のスクリーン2がその上に画像の投影をともなって時計回り方向に回転するにつれて、装置を見ている各視聴者は、投影されている画像の異なる向きを知覚することになる。例えば、視聴者28は、スクリーンが90度の角度に配置されている間に画像Aを見ることができる。同時に、第1視聴者の左側にいる第2視聴者29は、スクリーンが45度の角度に位置している間に画像Bを見ることができ、第2視聴者29の左側にいる第3視聴者30は、スクリーンが0度の角度に位置している間に画像Cを見ることができる。したがって、異なる角度からリアルタイムで同じ物体の異なるビューを知覚することができる。
【0052】
図7は、1実施形態による、
図1A~1Bに示されるような3次元体積ホログラムを表示するための装置の1例の斜視図である。この実施形態に示されるように、装置は、一旦旋回すると、物体の3次元体積ホログラムを投影することができる、一体の包囲された円筒形状の装置である。当業者であれば、図示されていないが、装置はバッテリ駆動であっても、壁ソケットに電気的に接続されてもよいことを理解するであろう。
【0053】
次に
図8を参照すると、
図1A~
図1Bに示された装置に使用されるプロセッサのアーキテクチャが示されている。
図8に示すように、このアーキテクチャは、データバス128と、受信器126と、送信器134と、少なくとも1つのプロセッサ130と、メモリ132とを有する。受信器126、プロセッサ130および送信器134はすべて、データバス128を介して互いに通信する。プロセッサ130は、特殊なアルゴリズムを実行するように構成された特殊なプロセッサである。プロセッサ130は、プロセッサ130が特殊化されたアルゴリズムを実行するために、コンピュータコードまたは命令を記憶するメモリ132にアクセスするように構成される。プロセッサ130によって実行されるアルゴリズムは、上述の詳細において説明されている。
図8に示されるような受信器126は、入力信号124を受信するように構成される。受信器126は、データバス128を介してこれらの受信信号をプロセッサ130に対して送信する。当業者には理解されるように、データバス128はプロセッサ内の異なる構成要素、すなわち、受信器、プロセッサ、および送信器の間の通信のためのデバイスである。プロセッサ130は、メモリ132から特殊なコンピュータ読み取り可能命令にアクセスすることによって、以下に論じるように、アルゴリズムを実行する。プロセッサ130は例えば、
図11~
図13に示すように、これらの信号の受信、処理、および送信において特殊化されたアルゴリズムを実行する。メモリ132は、コンピュータコードまたは命令を記憶する記憶媒体である。記憶媒体は、光メモリ(例えば、CD、DVD、HD-DVD、ブルーレイディスクなど)、半導体メモリ(例えば、RAM、EPROM、EEPROMなど)、および/または磁気メモリ(例えば、ハードディスクドライブ、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、テープドライブ、MRAMなど)を含む。記憶媒体は、揮発性、不揮発性、ダイナミック、スタティック、読取り/書込み、読取り専用、ランダムアクセス、シーケンシャルアクセス、ロケーションアドレス可能、ファイルアドレス可能、および/またはコンテンツアドレス可能デバイスを含む。プロセッサ130は図示のように、データバス128を介して送信器134に対して出力信号を通信することができる。
【0054】
360
oで画像を表示するための例示的な作業の流れを示す
図11に示すように、虚像11は、モータ5と通信してスクリーン4を回転させ、虚像11をスクリーン上に表示する少なくとも1つのプロセッサ14によって処理することができる。このようにして、少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読命令を実行して、画面を回転させ、所望の効果を生み出すために画像を表示することができる。
【0055】
3Dオートステレオスコピック画像を表示するための例示的なワークフローを示す
図12に示すように、仮想回転画像17は、モータ5と通信してスクリーン4を回転させ、仮想回転画像17をスクリーン上に表示する少なくとも1つのプロセッサ14によって処理することができる。仮想回転画像は、所望の効果が達成されるように、プロセッサがモータの回転速度を決定するために使用することができる回転情報と関連付けることができる。同様に、
図13においては
図12の特徴に加えて、少なくとも1つのプロセッサ14は、本開示で説明されるようにスクリーン3上に表示される仮想回転マスク18も処理し、また、仮想回転画像がスクリーン4上に表示されるようにスクリーン3の回転を調整し、一方、対応する仮想回転マスク18は所望の効果を提供するために両方のスクリーンが回転することにつれてスクリーン3上に表示される。これは、処理される2つの別個のビデオファイルを有するか、または、プロセッサが仮想回転画像ファイル内のデータに基づいてマスクを生成することによって、達成することができる。
【0056】
当業者は、
図8に示されるアーキテクチャが、リモートロケーションからデバイスの制御を達成するように構成された外部サーバアーキテクチャであってもよいことを理解するであろう。すなわち、サーバはまた、データバス、レシーバ、トランスミッタ、プロセッサ、およびその上に特殊なコンピュータ読み取り可能命令を記憶するメモリを含んでもよい。
【0057】
図9A~9Eは、本開示のデバイスの例示的な実施形態を描写する。
【0058】
図10A~
図10Cに示すように、スクリーンコンポーネント2が、そのディスプレイを左目22および右目23を有する視聴者に向けて回転すると、第1虚像(フレームA)24を、スクリーンコンポーネント2の画角および画角を制限する画像分離システム16、この場合はマイクロルーバを通して右目23に表示することができる。スクリーン2が(
図10Aと
図10Bとの間に示されるように)回転すると、スクリーンコンポーネント2が画像分離システム16に基づいて適切な角度にあるとき、第2虚像(フレームB)25が視聴者の左目22によって観察される。したがって、視聴者の左目22および右目23は、スクリーンが回転することにつれて2つの別個の画像を知覚し、これによりオートステレオスコピック効果を生成する。
【0059】
本開示のいくつかの態様を方法のステップの特定のシーケンスに関して説明したが、これらの説明は本開示のより広範な方法の例示にすぎず、特定のアプリケーションによって必要とされるように修正され得ることが認識されるであろう。特定のステップは、特定の状況下では不必要にされても、随意的にされてもよい。さらに、開示された実施形態に、特定のステップまたは機能が追加されてもよく、あるいは、2つ以上のステップの実行順序が入れ替えられてもよい。全てのそのような変形は、本明細書に開示され、特許請求される開示内に包含されると考えられる。
【0060】
上記の詳細な説明は、様々な例示的な実施形態に適用されるような本開示の新規な特徴を示し、説明し、指摘したが、例示されたデバイスまたはプロセスの形態および詳細における様々な省略、置換、および変更が、本開示から逸脱することなく当業者によって実施可能であることが理解されるであろう。前述の説明は、本開示を実行するために現在企図されている最良の形態のものである。この説明は、決して限定することを意味するものではなく、むしろ、本開示の一般的な原理を例示するものとして解釈されるべきである。
【0061】
本開示を図面および前述の説明において詳細に図示および説明してきたが、そのような図示および説明は例示的または例示的であり、限定的ではないと考えられるべきである。本開示は、開示された実施形態に限定されない。開示された実施形態および/または実装に対する変形は、図面、開示、および添付の特許請求の範囲を検討することにより、特許請求された開示を実施する際に当業者によって理解され、実施され得る。
【0062】
本開示の特定の特徴または態様を説明するときの特定の用語の使用は、その用語が関連付けられる本開示の特徴または態様の任意の特定の特徴を含むように限定されるように本明細書で用語が再定義されることを暗示すると解釈されるべきではないことに留意されたい。本願において使用される用語および語句、ならびに、特に添付の特許請求の範囲において、別段の明示の記載がない限り、それらの変形は、限定するものではなく、オープンエンドのものとして解釈されるべきである。前述の実施例として、「含む」という用語は「含むが限定ではない」「含むが、これに限定されない」などを意味するものと解釈されるべきである;「備える」という用語は、本明細書で使用される「有する」、「含む」または「により特徴付けられる」と同義であり、包含的なものであって、追加の引用されていない要素または方法ステップを除外しないものである;「有する」という用語は「少なくとも有する」と解釈されるべきである;「のような」という用語は「限定ではないが例えば」として解釈されるべきである;「含む」という用語は「含むがこれに限定されない」と解釈されるべきである;「実施例」という用語は、その網羅的または限定的なリストではなく、議論中の項目の例示的な例を提供するために使用され、「例」として解釈されるべきである;「既知」、「正常」、「標準」などの形容詞は、その項目を所与の時点または所与の時点において入手可能な項目に限定すると解釈されるべきではなく、既知、通常、または将来のいずれかの時点で入手可能であるかもしくは既知である項目を包含するものとして解釈すべきである;「好ましくは」、「好ましい」、または「望ましい」およびこれらと同様の意味を有する用語の使用は、本開示の構造または機能にとって決定的、必須、または重要であることを意味するものとして理解されるべきではなく、むしろ、特定の実施形態において利用可能であるかもしくは利用されないかもしれない代替または追加の特徴を強調することを意図したものとして理解されるべきである。同様に、「および」はそれらの項目のそれぞれがグループ化に存在することを要求するものとしてではなく、むしろ明示的に除外しなければ「および/または」として読まれるべきである。「約」および/または「近似」などの用語は特に断らない限り、同義であり、かつ、その用語によって修正された値が±20%、±15%、±10%、±5%、または±1%の範囲を有することを示すために使用される。「実質的に」という用語は結果(例えば、測定値)が目標値に近いことを示すために使用され、「実質的に」という用語は結果(例えば、測定値)がその値の80%以内、その値の90%以内、その値の95%以内、またはその値の99%以内であることを示すために使用される。本明細書において使用される場合、「定義された」または「決定された」という用語は、「事前に定義された」または「事前に決定された」および/または決定された値、条件、閾値、測定結果、などを含む。
【国際調査報告】