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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-23
(54)【発明の名称】温度制御アセンブリ及び電池パック
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/291 20210101AFI20220816BHJP
   H01M 10/633 20140101ALI20220816BHJP
   H01M 10/6555 20140101ALI20220816BHJP
   H01M 10/625 20140101ALI20220816BHJP
   H01M 10/617 20140101ALI20220816BHJP
   H01M 50/204 20210101ALI20220816BHJP
   H01M 50/293 20210101ALI20220816BHJP
【FI】
H01M50/291
H01M10/633
H01M10/6555
H01M10/625
H01M10/617
H01M50/204 401H
H01M50/293
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021575016
(86)(22)【出願日】2020-05-20
(85)【翻訳文提出日】2021-12-16
(86)【国際出願番号】 CN2020091302
(87)【国際公開番号】W WO2020253457
(87)【国際公開日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】201910528793.7
(32)【優先日】2019-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513196256
【氏名又は名称】寧徳時代新能源科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Contemporary Amperex Technology Co., Limited
【住所又は居所原語表記】No.2,Xingang Road,Zhangwan Town,Jiaocheng District,Ningde City,Fujian Province,P.R.China 352100
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 布▲維▼
(72)【発明者】
【氏名】黄 ▲銀▼成
(72)【発明者】
【氏名】宿 永▲強▼
(72)【発明者】
【氏名】周 ▲靈▼▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】▲趙▼ ▲豐▼▲剛▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 松▲喬▼
【テーマコード(参考)】
5H031
5H040
【Fターム(参考)】
5H031KK01
5H040AA27
5H040AS07
5H040AT06
5H040CC23
(57)【要約】
温度制御アセンブリ(2)及び電池パックであって、温度制御アセンブリ(2)は、第1側板(21)、第2側板(22)及び弾性熱伝導シート(23)を含む。弾性熱伝導シート(23)は本体部(231)を有し、且つ本体部(231)は、縦方向において第1側板(21)に接近し、上下方向に沿って延伸する第1平板部分(231A)と、縦方向において第2側板(22)に接近し、上下方向に沿って延伸する第2平板部分(231B)と、第1側板(21)から第2側板(22)に向けて傾斜して延伸し、第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)に接続される接続部分(231C)と、を含む。外部の空気が温度制御アセンブリ(2)を流れると、電池(1)の放熱処理を実現することができる。電池パックの使用過程において、隣接する2つの電池(1)の膨張力はそれぞれ第1側板(21)と第2側板(22)を押し出し、第1側板(21)と第2側板(22)はそれぞれ第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)を押し出す。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度制御アセンブリ(2)であって、
第1側板(21)と、
縦方向(Y)に沿って第1側板(21)と対向して設置され、且つ第1側板(21)に接続されて第1側板(21)と共に空洞を形成する第2側板(22)と、
前記空洞内に設置され且つ前記空洞を複数のチャンネル(F)に分ける弾性熱伝導シート(23)と、を含み、
弾性熱伝導シート(23)は本体部(231)を有し、且つ本体部(231)は、縦方向(Y)において第1側板(21)に接近し、且つ上下方向(Z)に沿って延伸する第1平板部分(231A)と、縦方向(Y)において第2側板(22)に接近し、且つ上下方向(Z)に沿って延伸する第2平板部分(231B)と、第1側板(21)から第2側板(22)に向けて傾斜して延伸し、且つ第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)に接続される接続部分(231C)と、を含むことを特徴とする温度制御アセンブリ(2)。
【請求項2】
第1平板部分(231A)は第1側板(21)と接触し、第2平板部分(231B)は第2側板(22)と接触することを特徴とする請求項1に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項3】
第1側板(21)は、上下方向(Z)に沿って延伸する第1本体部(211)と、第1本体部(211)の一端に接続され且つ縦方向(Y)に沿って延伸し、且つ第2側板(22)に接続される第1延伸部(212)と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項4】
弾性熱伝導シート(23)は第2側板(22)と第1側板(21)とが形成する空洞内に移動可能に設置され、又は、
弾性熱伝導シート(23)の上下方向(Z)における両端はそれぞれ第1側板(21)の対応する第1延伸部(212)に当接することを特徴とする請求項3に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項5】
弾性熱伝導シート(23)は、本体部(231)の上下方向(Z)における一端に接続される圧縮部(232)をさらに備え、
圧縮部(232)は、本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、圧縮部(232)が本体部(231)に押し出されて変形するように設置されることを特徴とする請求項3に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項6】
圧縮部(232)は巻回状の構造として形成され、
本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、圧縮部(232)は上下方向(Z)において第1側板(21)の第1延伸部(212)に当接し、本体部(231)は圧縮部(232)を取り囲んで巻回されて、圧縮部(232)を押し出すことを特徴とする請求項5に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項7】
圧縮部(232)はアーチ型構造として形成され、
弾性熱伝導シート(23)は、上下方向(Z)において圧縮部(232)と第1延伸部(212)との間に位置し且つ圧縮部(232)に接続される接続部(233)をさらに備え、
本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、接続部(233)は第1側板(21)の第1延伸部(212)に当接し、第1延伸部(212)は接続部(233)を介して本体部(231)と共に圧縮部(232)を押し出すことを特徴とする請求項5に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項8】
圧縮部(232)は、上下方向(Z)に沿って延伸し、且つ縦方向(Y)において第1側板(21)及び第2側板(22)と間隔を置いて設置される第3平板部分(232A)と、第3平板部分(232A)から第1側板(21)に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分(232A)及び本体部(231)に接続される第1押し出し部分(232B)と、第3平板部分(232A)から第1側板(21)に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分(232A)及び接続部(233)に接続される第2押し出し部分(232C)と、を含むことを特徴とする請求項7に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項9】
弾性熱伝導シート(23)の数は一枚であり、又は、
弾性熱伝導シート(23)の数は少なくとも二枚であり、前記少なくとも二枚の弾性熱伝導シート(23)は第1弾性熱伝導シート(23A)と第2弾性熱伝導シート(23B)を含み、
温度制御アセンブリ(2)は、縦方向(Y)に沿って延伸し且つ第1側板(21)と第2側板(22)に接続される仕切り板(24)をさらに含み、
第1弾性熱伝導シート(23A)は仕切り板(24)の上方に設置され、第2弾性熱伝導シート(23B)は仕切り板(24)の下方に設置されることを特徴とする請求項8に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項10】
電池パックであって、
複数の電池(1)及び請求項1~9のいずれか一項に記載の温度制御アセンブリ(2)を含み、前記複数の電池(1)は第1電池(1A)と第2電池(1B)を含み、温度制御アセンブリ(2)は第1電池(1A)と第2電池(1B)との間に設置されることを特徴とする電池パック。
【請求項11】
装置であって、
請求項10に記載の電池パックを含み、前記電池パックは電気エネルギーを提供することに用いられることを特徴とする装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電池の技術分野に関し、特に温度制御アセンブリ及び電池パックに関する。
【0002】
本願は2019年6月18日に提出された、名称が「温度制御アセンブリ及び電池パック」である中国特許出願CN201910528793.7の優先権を主張し、該出願の全内容は援用により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0003】
電池パックは一般的には一体にグループ化された複数の電池を含む。グループ化技術において、構造自体の強度と性能を確保することに加えて、構造から電池の寿命への影響を考慮する必要もあり、その中で、温度と膨張力から電池の寿命への影響が大きく、従って設計時に熱管理及び膨張力の設計を考慮しなければならない。
【0004】
熱管理の設計の面で、現在では主に水冷式と空冷式の2種の方式がある。水冷式のコストが高いため、電池パックは一般的には空冷式を採用して放熱を行う。
【0005】
膨張力の設計の面で、電池パックが充放電する過程において、電池は徐々に膨張し、且つ固定した構造と相互作用力(即ち膨張力)を生成する。適切な膨張力は電池自体の反応に寄与するが、大きすぎる膨張力は電池に過大な圧力を加えてリチウム析出の現象を発生させ、延いては不可逆的な容量損失を発生させ、それにより電池の寿命は大幅に短縮される。
【0006】
膨張力を緩和するために、現在では主に以下のような方式がある。(1)電池の間を直接密着し、外部構造を強化して、膨張力を直接抵抗し、このような方式の欠点は、電池容量及び電池のグループ化の列数が徐々に増加する場合、電池のグループ化後の膨張力が大きくなり、それにより電池の寿命が短縮されることであり、(2)電池の間にクッションパッド等の構造を追加し、それは材料自体の伸縮特性によって膨張力を吸収し、それによりグループ化後の膨張力を減少し、このような方式の欠点は、電池の広い面がクッションパッドと密着し、電池の側面と底部のみで放熱し、従って放熱効率が低減することであり、(3)電池と電池とは間隔を置いて設置され、その間に隙間があり、それにより電池が自由に膨張することができ、このような方式の欠点は、電池が初期に自由に膨張し、圧力のない状況下で、反応が不十分になりやすく、寿命を短縮するとともに、電池の膨張量が大きく、残した隙間が大きすぎると、グループ化の体積に影響を与えることである。
【発明の概要】
【0007】
背景技術に存在する問題に鑑みて、本発明の目的は温度制御アセンブリ及び電池パックを提供することであり、温度制御アセンブリは電池パックに適用される場合、温度制御アセンブリは電池に対して熱管理を行うことができるだけでなく、電池が生じた膨張力を吸収することができ、それにより電池の膨張力の作用において生じた変形を減少させ、電池の寿命を大幅に向上させる。
【0008】
上記目的を実現するために、本発明は温度制御アセンブリを提供し、第1側板と、縦方向に沿って第1側板と対向して設置され、且つ第1側板に接続されて第1側板と共に空洞を形成する第2側板と、前記空洞内に設置され、且つ前記空洞を複数のチャンネルに分ける弾性熱伝導シートと、を含む。弾性熱伝導シートは本体部を有し、且つ本体部は、縦方向において第1側板に接近し、且つ上下方向に沿って延伸する第1平板部分と、縦方向において第2側板に接近し、且つ上下方向に沿って延伸する第2平板部分と、第1側板から第2側板に向けて傾斜して延伸し、且つ第1平板部分と第2平板部分に接続される接続部分と、を含む。
【0009】
本発明のいくつかの実施例では、第1平板部分は第1側板と接触し、第2平板部分は第2側板と接触する。
【0010】
本発明のいくつかの実施例では、第1側板は、上下方向に沿って延伸する第1本体部と、第1本体部の一端に接続されて縦方向に沿って延伸し、且つ第2側板に接続される第1延伸部と、を備える。
【0011】
本発明のいくつかの実施例では、弾性熱伝導シートは第2側板と第1側板で形成される空洞内に移動可能に設置される。又は、弾性熱伝導シートの上下方向における両端はそれぞれ第1側板の対応する第1延伸部に当接する。
【0012】
本発明のいくつかの実施例では、弾性熱伝導シートはさらに、本体部の上下方向における一端に接続される圧縮部を備える。圧縮部は、本体部の第1平板部分と第2平板部分が縦方向において第1側板と第2側板によって押し出されると、圧縮部が本体部によって押し出されて変形するように設置される。
【0013】
本発明のいくつかの実施例では、圧縮部は巻回状の構造として形成される。本体部の第1平板部分と第2平板部分が縦方向において第1側板と第2側板によって押し出されると、圧縮部は上下方向において第1側板の第1延伸部に当接し、本体部は圧縮部を取り囲んで巻回され、圧縮部を押し出す。
【0014】
本発明のいくつかの実施例では、圧縮部はアーチ型構造として形成される。弾性熱伝導シートはさらに、上下方向において圧縮部と第1延伸部との間に位置し且つ圧縮部に接続される接続部を備える。本体部が縦方向において第1側板と第2側板によって押し出されると、接続部は第1側板の第1延伸部に当接し、第1延伸部は接続部を介して本体部と共に圧縮部を押し出す。
【0015】
本発明のいくつかの実施例では、圧縮部は、上下方向に沿って延伸し、且つ縦方向において第1側板、第2側板と間隔を置いて設置される第3平板部分と、第3平板部分から第1側板に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分及び本体部に接続される第1押し出し部分と、第3平板部分から第1側板に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分及び接続部に接続される第2押し出し部分と、を含む。
【0016】
本発明のいくつかの実施例では、弾性熱伝導シートの数は一枚である。
【0017】
本発明のいくつかの実施例では、弾性熱伝導シートの数は少なくとも二枚であり、前記少なくとも二枚の弾性熱伝導シートは第1弾性熱伝導シートと第2弾性熱伝導シートを含む。温度制御アセンブリは、縦方向に沿って延伸し且つ第1側板と第2側板に接続される仕切り板をさらに含む。第1弾性熱伝導シートは仕切り板の上方に設置され、第2弾性熱伝導シートは仕切り板の下方に設置される。
【0018】
本発明はさらに、複数の電池及び上記した前記温度制御アセンブリを含む電池パックを提供し、前記複数の電池は第1電池と第2電池を含み、温度制御アセンブリは第1電池と第2電池との間に設置される。
【0019】
本発明はさらに、上記した前記電池パックを含む装置を提供し、前記電池パックは電気エネルギーを提供することに用いられる。
【0020】
本発明の有益な効果は以下のとおりである。
【0021】
本発明の電池パックには、外部の空気が温度制御アセンブリのチャンネルを流れると、電池の放熱処理を実現することができる。且つ電池パックの使用過程において、電池は膨張力が発生し、その場合、隣接する2つの電池の膨張力はそれぞれ第1側板と第2側板を押し出し、第1側板と第2側板はそれぞれ縦方向において本体部の第1平板部分と第2平板部分を押し出す。弾性熱伝導シート自体の弾性及び構造特性のため、弾性熱伝導シートの本体部は第1側板と第2側板の押し出しの作用において変形して電池の膨張力をタイムリーに吸収し、それにより膨張力の作用による電池の変形の程度を低減させ、従って、電池の寿命を大幅に向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明に係る電池パックの構造模式図である。
図2図1の電池パックの上蓋を除去した後の上面図である。
図3】本発明に係る温度制御アセンブリの一実施例での構造模式図である。
図4図3の分解図である。
図5図3の丸印部分の拡大図である。
図6図4の弾性熱伝導シートの斜視図である。
図7】本発明に係る温度制御アセンブリの別の実施例での構造模式図である。
図8図7の分解図である。
図9図7の丸印部分の拡大図であり、ここで第1圧縮部が押し出されていない状態である。
図10図7の丸印部分の拡大図であり、ここで第1圧縮部が押し出されている状態である。
図11図8の弾性熱伝導シートの斜視図である。
図12】本発明に係る温度制御アセンブリのまた別の実施例における構造の模式図である。
図13】エアダクトアセンブリと下部筐体の組立図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下では、図面及び実施例を参照しながら、本願をさらに詳細に説明する。理解されるように、ここで説明される具体的な実施例は単に本願を解釈することに用いられるものであり、本願を限定することに用いられるものではない。
【0024】
本願の説明において、特に明確に規定及び限定されていない限り、用語「第1」、「第2」は説明するためのものに過ぎず、相対的な重要性を指示し又は示唆すると理解されるべきではなく、用語「複数」は2つ以上(2つを含む)を指し、特に規定又は説明されていない限り、用語「接続」は、広義に理解されるべきであり、例えば、「接続」は固定して接続されてもよく、取り外し可能に接続されてもよく、又は一体的に接続されてもよく、又は電気的に接続されてもよく、又は信号接続されてもよく、「接続」は直接接続されてもよく、中間媒体によって間接的に接続されてもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本願における具体的な意味を理解することができる。
【0025】
なお、本明細書の説明において、本願の実施例で説明される「上」、「下」等の方向の単語は図面で示される面から説明するものであり、本願の実施例を限定するものとして理解すべきではない。以下では、具体的な実施例によって、図面を参照しながら本願をさらに詳細に説明する。
【0026】
図1図13に示すように、本願の電池パックは複数の電池1、温度制御アセンブリ2、下部筐体3、エアダクトアセンブリ4、送風機5、結束バンド6、上蓋7、端板8、取り付けパネル9及びハーネスセパレータ(図示せず)を含む。
【0027】
図1図2に示すように、前記複数の電池1は第1電池1A及び第2電池1Bを含み、温度制御アセンブリ2は第1電池1Aと第2電池1Bとの間に設置される。さらに、第1電池1A及び第2電池1Bの数はいずれも複数であり、複数の第1電池1A及び複数の第2電池1Bは縦方向Yにおいて順に交互に並べられ、且つ各隣接する第1電池1Aと第2電池1Bとの間にいずれも温度制御アセンブリ2が設置されてもよい。
【0028】
温度制御アセンブリ2の強度及び熱伝導率を確保するために、温度制御アセンブリ2は金属材料、例えばアルミ型材で構成されてもよい。
【0029】
図3図12に示すように、温度制御アセンブリ2は第1側板21、第2側板22、弾性熱伝導シート23及び仕切り板24を含んでもよい。
【0030】
第1側板21は縦方向Yに沿って第2側板22と対向して設置され、且つ第2側板22は第1側板21に接続されて第1側板21と共に空洞を有するフレーム構造を形成する。
【0031】
第1側板21は、上下方向Zに沿って延伸する第1本体部211と、第1本体部211の一端に接続され且つ縦方向Yに沿って延伸し、且つ第2側板22に接続される第1延伸部212と、を備える。第1延伸部212の数は1つ(即ち第1側板21は「L」型構造である)又は2つ(即ち第1側板21は「]」型構造である)に選択的に設定されてもよい。
【0032】
第2側板22は全体的に平板状の構造(図示せず)であってもよい。又は、第2側板22は、上下方向Zに沿って延伸する第2本体部221と、第2本体部221の一端に接続され且つ縦方向Yに沿って延伸し、且つ第1側板21に接続される第2延伸部222と、を備える。第2延伸部222の数も1つ又は2つに選択的に設定されてもよい。
【0033】
第1延伸部212及び第2延伸部222の数はいずれも2つである場合、各第1延伸部212及び対応する第2延伸部222は上下方向Zにおいて積み重ねられ且つ一体に固定して接続される。
【0034】
第1側板21の第1本体部211及び第2側板22の第2本体部221は対応する電池1の広い面に直接面して設置され、外部の空気が温度制御アセンブリ2のチャンネルFを流れると、電池1の放熱処理を実現することができる。
【0035】
弾性熱伝導シート23は第1側板21と第2側板22とが形成する空洞内に設置され且つ前記空洞を複数のチャンネルFに分ける。具体的には、弾性熱伝導シート23は第2側板22と第1側板21とが形成する空洞内に移動可能に設置される。又は、弾性熱伝導シート23の上下方向Zにおける両端はそれぞれ第1側板21の対応する第1延伸部212に当接する。
【0036】
弾性熱伝導シート23は本体部231を備え、且つ本体部231は、縦方向Yにおいて第1側板21に接近し、且つ上下方向Zに沿って延伸する第1平板部分231Aと、縦方向Yにおいて第2側板22に接近し、且つ上下方向Zに沿って延伸する第2平板部分231Bと、第1側板21から第2側板22に向けて傾斜して延伸し、且つ第1平板部分231Aと第2平板部分231Bに接続される接続部分231Cと、を含む。その時、第1平板部分231Aと接続部分231C、第2側板22とが対応するチャンネルFを形成し、第2平板部分231Bと接続部分231C、第1側板21とも対応するチャンネルFを形成する。
【0037】
なお、ここでの「第1平板部分231Aは、縦方向Yにおいて第1側板21に接近する」ことは、以下の2種の設置方法を含み、即ち、1)第1平板部分231Aと第1側板21とが接触して設置され、2)第1平板部分231Aと第1側板21との間に所定の距離があり、且つ第1平板部分231Aと第1側板21との間の間隔が第1平板部分231Aと第2側板22との間の間隔より小さい。
【0038】
同様に、「第2平板部分231Bは、縦方向Yにおいて第2側板22に接近する」ことも、以下の2種の設置方法を含み、即ち、1)第2平板部分231Bと第2側板22とが接触して設置され、2)第2平板部分231Bと第2側板22との間に所定の距離があり、且つ第2平板部分231Bと第2側板22との間の間隔が第2平板部分231Bと第1側板21との間の間隔より小さい。
【0039】
電池パックの使用過程において、電池1は膨張力が発生し、その場合、隣接する2つの電池1(即ち第1電池1Aと第2電池1B)の膨張力はそれぞれ第1側板21と第2側板22を押し出し、第1側板21と第2側板22はそれぞれ縦方向Yにおいて本体部231の第1平板部分231Aと第2平板部分231Bを押し出す。弾性熱伝導シート23自体の弾性及び構造特性のため、弾性熱伝導シート23の本体部231は第1側板21と第2側板22の押し出し作用において変形して電池1の膨張力をタイムリーに吸収し、それにより膨張力の作用による電池1の変形の程度を低減させ、従って、電池1の寿命を大幅に向上させる。
【0040】
図6図11に示すように、弾性熱伝導シート23の本体部231は複数の第1平板部分231A、複数の第2平板部分231B及び複数の接続部分231Cを含んでもよく、且つ隣接する第1平板部分231Aと第2平板部分231Bとは対応する1つの接続部分231Cによって接続され、それにより複数の第1平板部分231A、複数の第2平板部分231B及び複数の接続部分231Cは共に波状の構造(段ボール状構造とも呼ばれる)を形成する。このような波状の構造によって、空気と弾性熱伝導シート23との接触面積が大きくなり、それにより温度制御アセンブリ2による電池1の放熱効率を向上させる。
【0041】
弾性熱伝導シート23はさらに、本体部231の上下方向Zにおける一端に接続される圧縮部232を備える。圧縮部232の数は2つであってもよく、2つの圧縮部232はそれぞれ本体部231の上下方向Zにおける両端に接続される。圧縮部232は、本体部231の第1平板部分231Aと第2平板部分231Bが縦方向Yにおいて第1側板21と第2側板22によって押し出されると、圧縮部232が本体部231によって押し出されて変形するように設置される。
【0042】
第1実施例では、図7図11に示すように、弾性熱伝導シート23の圧縮部232は巻回状の構造(空洞が囲まれる)として形成されてもよい。本体部231の第1平板部分231Aと第2平板部分231Bが縦方向Yにおいて第1側板21と第2側板22によって押し出されると、本体部231は上下方向Zにおいて伸びて長くなり、圧縮部232は第1側板21の第1延伸部212に当接し、その場合に、本体部231の伸びる部分は圧縮部232を取り囲んで巻回され且つ圧縮部232を押し出し、圧縮部232が変形することで、本体部231の伸びる部分に十分な空間を提供し、それにより電池1の膨張力を吸収する目的を実現する。
【0043】
第1実施例では、弾性熱伝導シート23の両端は十分な移動可能性を有する必要があり、従って圧縮部232と第1側板21の第1延伸部212との間に固定して接続される必要がなく、本体部231の第1平板部分231Aの一部は第1側板21に接着でき、本体部231の第2平板部分231Bの一部は第2側板22に接着できる。好ましくは、上下方向Zにおいて、中央に位置する第1平板部分231Aは第1側板21に接着され、上下方向Zにおいて、中央に位置する第2平板部分231Bは第2側板22に接着される。
【0044】
第2実施例では、図3図6に示すように、弾性熱伝導シート23の圧縮部232はアーチ型構造(空洞が囲まれる)として形成されてもよい。弾性熱伝導シート23はさらに、上下方向Zにおいて、圧縮部232と第1延伸部212との間に位置して圧縮部232に接続される接続部233を備える。本体部231の第1平板部分231Aと第2平板部分231Bが縦方向Yにおいて第1側板21と第2側板22によって押し出されると、本体部231は上下方向Zにおいて伸びて長くなり、接続部233は第1側板21の第1延伸部212に当接し、第1延伸部212は接続部233を介して本体部231と共に圧縮部232を押し出し、圧縮部232が変形することで、本体部231の伸びる部分に十分な空間を提供し、それにより電池1の膨張力を吸収する目的を実現する。
【0045】
具体的には、圧縮部232は、上下方向Zに沿って延伸し、且つ縦方向Yにおいて第1側板21及び第2側板22と間隔を置いて設置される第3平板部分232Aと、第3平板部分232Aから第1側板21に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分232A及び本体部231に接続される第1押し出し部分232Bと、第3平板部分232Aから第1側板21に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分232A及び接続部233に接続される第2押し出し部分232Cと、を含む。
【0046】
接続部233はL型構造として形成されてもよく、図5に示されている。
【0047】
第2実施例では、弾性熱伝導シート23の接続部233は第1延伸部212に直接固定されてもよく、弾性熱伝導シート23の他の部分と第1側板21及び第2側板22との間が固定される必要がない。
【0048】
弾性熱伝導シート23の数を実際の使用状況に応じて選択的に設定してもよい。具体的には、図3図5及び図7図10に示すように、弾性熱伝導シート23の数は一枚であってもよい。図12に示すように、弾性熱伝導シート23の数は少なくとも二枚であってもよく、前記少なくとも二枚の弾性熱伝導シート23は第1弾性熱伝導シート23A及び第2弾性熱伝導シート23Bを含む。仕切り板24は縦方向Yに沿って延伸して第1側板21と第2側板22に接続される。第1弾性熱伝導シート23Aは仕切り板24の上方に設置され、第2弾性熱伝導シート23Bは仕切り板24の下方に設置される。
【0049】
図1図2に示すように、下部筐体3は前記複数の電池1を支持することに用いられる。前記複数の電池1は横方向Xにおいて少なくとも2列の電池列に並べられ、エアダクトアセンブリ4は2列の電池列の間に設置され且つ下部筐体3に固定される。エアダクトアセンブリ4及び対応する電池列にエアダクトが形成され、且つ前記エアダクトは対応する温度制御アセンブリ2の複数のチャンネルF及び送風機5と連通される。
【0050】
図13に示すように、エアダクトアセンブリ4は空気量調節板41、第1支持板42、第2支持板43、取り付け板44及び封止ストリップ45を含んでもよい。
【0051】
空気量調節板41は前記エアダクト内に設置され、第1支持板42及び第2支持板43は縦方向Yにおいて間隔を置いて設置され且つ第1支持板42は送風機5に接近する。空気量調節板41の高さが第1支持板42に沿って第2支持板43の方向に向けて順に減少し、それにより前記エアダクトは縦方向Yに沿って、送風機5に接近する側から送風機5から離れる側へ拡張する。
【0052】
取り付け板44は縦方向Yに沿って延伸し且つ第1支持板42と第2支持板43に接続され、且つ空気量調節板41は取り付け板44に固定して取り付けられる。封止ストリップ45は第1支持板42、第2支持板43及び取り付け板44に設置される。エアダクトアセンブリ4と複数の電池1を組み立てて完了した後、封止ストリップ45は対応する電池列に接着されて該電池列に密封接続される。
【0053】
電池パックの使用過程において、送風機5の作用において、外部の空気が温度制御アセンブリ2の複数のチャンネルFに入ることができて、電池1の放熱を実現する。また、空気量調節板41の設置に基づいて、異なる温度制御アセンブリ2に入る外部の空気の量が異なり、それによりすべての電池1の均一な放熱を実現する。
【0054】
図1に示すように、端板8は縦方向Yにおいて各電池列の両端に設置される。結束バンド6は円周方向に沿って、対応する電池列におけるすべての電池1、対応する温度制御アセンブリ2及び対応する2つの端板8をしっかりと締め付ける。取り付けパネル9は、縦方向Yにおいて対応する端板8の外側に位置し、下部筐体3及び対応する端板8に固定して接続され、且つ送風機5が固定して取り付けられる。
【0055】
ハーネスセパレータは前記複数の電池1の上方に設置され且つ端板8に直接固定され、それにより電池パックのグループ化効率及び一体化の程度を向上させることに寄与する。図1図2に示すように、上蓋7はハーネスセパレータの上方に設置され且つファスナー(例えばリベット)によってハーネスセパレータと固定して接続される。上蓋7の周りにスナップ等の複雑な構造が設置されていないため、ブロー成形プロセスを採用して直接加工して形成することができ、それにより加工コストを低減させる。
【0056】
本願の実施例は上記実施例の電池パックを含む装置をさらに提供し、電池パックは電気エネルギーを提供することに用いられる。該装置は車両、船、エネルギー貯蔵キャビネット又は航空機等を含むがそれらに限定されず、ここで車両は新エネルギー自動車、例えば、純粋な電気自動車、ハイブリッド車又はレンジエクステンダー式電気自動車等であってもよい。
【符号の説明】
【0057】
1電池
1A 第1電池
1B 第2電池
2 温度制御アセンブリ
21 第1側板
211 第1本体部
212 第1延伸部
22 第2側板
221 第2本体部
222 第2延伸部
23 弾性熱伝導シート
231 本体部
231A 第1平板部分
231B 第2平板部分
231C 接続部分
232 圧縮部
232A 第3平板部分
232B 第1押し出し部分
232C 第2押し出し部分
233 接続部
24 仕切り板
3 下部筐体
4 エアダクトアセンブリ
41 空気量調節板
42 第1支持板
43 第2支持板
44 取り付け板
45 封止ストリップ
5 送風機
6 結束バンド
7 上蓋
8 端板
F チャンネル
X 横方向
Y 縦方向
Z 上下方向
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2021-12-16
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
温度制御アセンブリ(2)であって、
第1側板(21)と、
縦方向(Y)に沿って第1側板(21)と対向して設置され、且つ第1側板(21)に接続されて第1側板(21)と共に空洞を形成する第2側板(22)と、
前記空洞内に設置され且つ前記空洞を複数のチャンネル(F)に分ける弾性熱伝導シート(23)と、
を含み、
弾性熱伝導シート(23)は本体部(231)を有し、且つ本体部(231)は、縦方向(Y)において第1側板(21)に接近し、且つ上下方向(Z)に沿って延伸する第1平板部分(231A)と、縦方向(Y)において第2側板(22)に接近し、且つ上下方向(Z)に沿って延伸する第2平板部分(231B)と、第1側板(21)から第2側板(22)に向けて傾斜して延伸し、且つ第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)に接続される接続部分(231C)と、を含む温度制御アセンブリ(2)。
【請求項2】
第1平板部分(231A)は第1側板(21)と接触し、第2平板部分(231B)は第2側板(22)と接触する請求項1に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項3】
第1側板(21)は、上下方向(Z)に沿って延伸する第1本体部(211)と、第1本体部(211)の一端に接続され且つ縦方向(Y)に沿って延伸し、且つ第2側板(22)に接続される第1延伸部(212)と、を備える請求項1に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項4】
弾性熱伝導シート(23)は第2側板(22)と第1側板(21)とが形成する空洞内に移動可能に設置され、又は、
弾性熱伝導シート(23)の上下方向(Z)における両端はそれぞれ第1側板(21)の対応する第1延伸部(212)に当接する請求項3に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項5】
弾性熱伝導シート(23)は、本体部(231)の上下方向(Z)における一端に接続される圧縮部(232)をさらに備え、
圧縮部(232)は、本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、圧縮部(232)が本体部(231)に押し出されて変形するように設置される請求項3に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項6】
圧縮部(232)は巻回状の構造として形成され、
本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、圧縮部(232)は上下方向(Z)において第1側板(21)の第1延伸部(212)に当接し、本体部(231)は圧縮部(232)を取り囲んで巻回されて、圧縮部(232)を押し出す請求項5に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項7】
圧縮部(232)はアーチ型構造として形成され、
弾性熱伝導シート(23)は、上下方向(Z)において圧縮部(232)と第1延伸部(212)との間に位置し且つ圧縮部(232)に接続される接続部(233)をさらに備え、
本体部(231)の第1平板部分(231A)と第2平板部分(231B)が縦方向(Y)において第1側板(21)と第2側板(22)によって押し出されると、接続部(233)は第1側板(21)の第1延伸部(212)に当接し、第1延伸部(212)は接続部(233)を介して本体部(231)と共に圧縮部(232)を押し出す請求項5に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項8】
圧縮部(232)は、上下方向(Z)に沿って延伸し、且つ縦方向(Y)において第1側板(21)及び第2側板(22)と間隔を置いて設置される第3平板部分(232A)と、第3平板部分(232A)から第1側板(21)に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分(232A)及び本体部(231)に接続される第1押し出し部分(232B)と、第3平板部分(232A)から第1側板(21)に向けて傾斜して延伸し、且つ第3平板部分(232A)及び接続部(233)に接続される第2押し出し部分(232C)と、を含む請求項7に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項9】
弾性熱伝導シート(23)の数は一枚であり、又は、
弾性熱伝導シート(23)の数は少なくとも二枚であり、前記少なくとも二枚の弾性熱伝導シート(23)は第1弾性熱伝導シート(23A)と第2弾性熱伝導シート(23B)を含み、
温度制御アセンブリ(2)は、縦方向(Y)に沿って延伸し且つ第1側板(21)と第2側板(22)に接続される仕切り板(24)をさらに含み、
第1弾性熱伝導シート(23A)は仕切り板(24)の上方に設置され、第2弾性熱伝導シート(23B)は仕切り板(24)の下方に設置される請求項8に記載の温度制御アセンブリ(2)。
【請求項10】
電池パックであって、
複数の電池(1)及び請求項1~9のいずれか一項に記載の温度制御アセンブリ(2)を含み、前記複数の電池(1)は第1電池(1A)と第2電池(1B)を含み、温度制御アセンブリ(2)は第1電池(1A)と第2電池(1B)との間に設置される電池パック。
【請求項11】
装置であって、
請求項10に記載の電池パックを含み、前記電池パックは電気エネルギーを提供することに用いられる装置。
【国際調査報告】