(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-25
(54)【発明の名称】ヘルスケアを促進するシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
G16H 10/00 20180101AFI20220818BHJP
G16H 80/00 20180101ALI20220818BHJP
【FI】
G16H10/00
G16H80/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576287
(86)(22)【出願日】2020-06-17
(85)【翻訳文提出日】2022-02-18
(86)【国際出願番号】 AU2020050609
(87)【国際公開番号】W WO2020252524
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2019-06-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】AU
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521556439
【氏名又は名称】トティアム ピーティーワイ リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】特許業務法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ライアン、シモーネ
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
ヘルス管理システムが、患者に関する患者ヘルスデータを受信し、ヘルス管理システムが、患者ヘルスデータを分析し、特定のタイプのヘルスケア専門家との関与が必要であることを決定し、ヘルス管理システムが、特定のタイプの特定のヘルスケア専門家を決定し、ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、特定のタイプのヘルスケア専門家との関与が必要であり、連絡禁止制御であることを示す情報を含むヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、連絡禁止制御がアクティブ化されていないことが決定された場合、特定のヘルスケア専門家に対して患者連絡リマインダを生成させ、患者連絡リマインダは、特定のヘルスケア専門家が患者を呼び出すためのリマインダである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ヘルス管理システムが患者に関する患者ヘルスデータを受信し、
前記ヘルス管理システムが特定タイプのヘルスケア専門家との関与が必要であると判定するために、前記患者ヘルスデータを分析し、
前記ヘルス管理システムが前記特定タイプの特定ヘルスケア専門家を決定し、
前記ヘルス管理システムが、ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、
前記ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスは前記特定タイプのヘルスケア専門家との関与が必要であり、連絡禁止制御であることを示す情報を含み、
前記連絡禁止制御がアクティブ化されていないことが決定された場合、患者連絡リマインダを生成させ、
前記患者連絡リマインダは前記患者に連絡するための前記特定ヘルスケア専門家へのリマインダである、
コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記連絡禁止制御がアクティブ化されていると判定された場合、前記ヘルス管理システムは、患者連絡リマインダを生成させることを見送るように構成されている、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
前記連絡禁止制御がアクティブ化されていると判定された場合、
ヘルスケア管理システムは、患者連絡リマインダをすでに生成させているか判定し、
前記患者連絡リマインダをすでに生成させていると判定された場合、前記ヘルスケア管理システムは、キャンセル患者連絡メッセージを生成し、ヘルスケア専門家システムに前記キャンセル患者連絡メッセージを伝送する、
ことを含む、
請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
前記連絡禁止制御がアクティブ化されていることが判定された場合、
ヘルスケア管理システムは、患者リマインダを生成し、
所定時間に前記患者に前記患者リマインダを伝送する、
ことを含む、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記ヘルスケア管理システムは、前記患者リマインダを前記患者に電子メールまたはSMSによって伝送する、
請求項4に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
前記ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスは変更ヘルスケア専門家制御をさらに含み、
前記変更ヘルスケア専門家制御のアクティブ化を検出すると、
ヘルスケア管理システムは、関与に適した代替ヘルスケア専門家を判定し、
前記連絡禁止制御がアクティブ化されていないと判定された場合、前記代替ヘルスケア専門家のために患者連絡リマインダを生成させる、
ことをさらに含む、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
前記代替ヘルスケア専門家を判定することは、
前記ヘルスケア管理システムが、前記患者によって選択された代替ヘルスケア専門家に関する情報を受信することを含む、
請求項6に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項8】
前記患者連絡リマインダを生成させることは、前記ヘルスケア専門家によって、または、前記ヘルスケア専門家の代わりに、維持されるコール待ち行列に患者コールアイテムを追加させることを含む、請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項9】
前記患者連絡リマインダを生成させることは、ヘルスケア管理システムが、前記ヘルスケア専門家にカレンダ招待を送信することを含む、
請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項10】
前記患者連絡リマインダを生成させることは、ヘルスケア管理システムが、カレンダイベントを前記ヘルスケア専門家のカレンダに直接追加することを含む、
請求項1~請求項7のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項11】
ヘルス管理システムが、患者がヘルスケア製品を必要とすることを決定し、
前記ヘルス管理システムが、前記ヘルスケア製品の特定プロバイダを決定し、
前記ヘルス管理システムが、ヘルスケア製品注文インターフェイスを生成させ、
前記ヘルスケア製品注文インターフェイスは、前記ヘルスケア製品および注文禁止制御に関する情報を含み、
前記注文禁止制御がアクティブ化されていないと決定された場合、製品注文を生成し、前記製品注文を前記特定プロバイダのプロバイダシステムに伝送する、
コンピュータ実装方法。
【請求項12】
前記患者がヘルスケア製品を必要とすることを決定することは、
前記ヘルス管理システムが、患者に関する患者ヘルスデータを受信し、
前記ヘルス管理システムが、前記患者が前記ヘルスケア製品を必要とすることを決定するために前記患者ヘルスデータを分析する、
ことを含む、請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項13】
前記患者がヘルスケア製品を必要とすることを決定することは、
前記ヘルス管理システムが、前記患者が前記ヘルスケア製品を必要とすることを示すヘルスケア専門家システムからの通信を受信することを含む、
請求項11に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項14】
前記注文禁止制御がアクティブ化されたことが決定された場合、前記ヘルス管理システムは、製品注文の生成および前記プロバイダシステムへの前記製品注文の通信を見送るように構成されている、
請求項11~請求項13のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項15】
前記注文禁止制御がアクティブ化されていることが決定された場合、
製品注文がすでに生成され、プロバイダシステムに伝送されているか否かを決定し、
前記製品注文がすでに生成され、前記プロバイダシステムに伝送されていることが決定された場合、キャンセル注文メッセージを生成し、キャンセル注文メッセージを前記プロバイダシステムに伝送する、
ことをさらに含む、
請求項11~請求項13のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項16】
前記製品注文を生成し伝送する前に、
患者のためのヘルスケア製品を注文する前に確認が必要か否かを決定し、
確認が必要であると決定された場合には、確認が得られない限り、前記製品注文の生成を見送る、
ことをさらに含む、
請求項11~請求項15のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項17】
前記ヘルスケア製品注文インターフェイスは変更プロバイダ制御をさらに含み、
前記変更プロバイダ制御のアクティブ化を検出した場合、
代替プロバイダを決定し、
注文禁止制御がアクティブ化されていないことが決定された場合、製品注文を生成し、前記製品注文を前記代替プロバイダのプロバイダシステムに伝送する、
ことをさらに含む、請求項16に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項18】
代替プロバイダを決定することは、ヘルスケア管理システムが、前記患者によって選択された代替プロバイダに関する情報を受信することを含む、請求項17に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項19】
ヘルス管理システムが患者に関する患者ヘルスデータを受信し、
前記ヘルス管理システムが特定タイプのヘルスケア専門家との関与が必要であると決定するために、前記患者ヘルスデータを分析し、
前記ヘルス管理システムが前記特定タイプの特定ヘルスケア専門家を決定し、
前記ヘルス管理システムが、ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、
前記ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスは前記特定タイプのヘルスケア専門家との関与が必要であり、1つ以上の連絡承認制御であることを示す情報を含み、
1つ以上の前記連絡承認制御のいずれもアクティブ化されていないことが決定された場合、ヘルスケア管理システムは、第1患者リマインダを生成し、前記第1患者リマインダを前記患者に第1所定時間に伝送する、
コンピュータ実装方法。
【請求項20】
第2所定時間に、前記患者がヘルスケア専門家に連絡していないことを決定した場合、第2患者リマインダを生成し、前記第2患者リマインダを前記患者に伝送する、
ことをさらに含む、請求項19に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項21】
前記第1患者リマインダおよび第2患者リマインダは、複数の通信チャネルを介して送信される、請求項20に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項22】
1つ以上の前記連絡承認制御は、待ち行列患者コール制御、今すぐ連絡制御、および予約作成制御のうちの1つ以上を含む、
請求項19~請求項21のいずれか1項に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項23】
1つ以上のプロセッサと、
1つ以上の前記プロセッサによって実行されると、1つ以上の前記プロセッサに、請求項1~請求項22のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令のシーケンスを記憶する1つ以上の非一時的コンピュータ可読記憶媒体と、
を含むシステム。
【請求項24】
コンピュータ処理ユニットによって実行されると、前記コンピュータ処理ユニットに請求項1~請求項22のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令のシーケンスを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は概して、ヘルスケアを促進するシステムおよび方法に関し、詳細には、患者のヘルスケアをさらに進めるために患者が必要とするアクションを低減するシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ヘルスケアは、基本的かつ決定的に重要な問題である。ヘルスケアへのアクセスを改善することは、個人と社会全体に利益をもたらす。
【0003】
大部分の状況、特に予防ヘルスケアに関して、では、ヘルスケアサービスにアクセスするために、個別のイニシアティブおよびアクションが必要である。必要なイニシアティブおよびアクションは、対象のケアによって異なる。例えば、個人は、病理クリニック、医師、その他のヘルスケア専門家を手配して出向いたり、医薬品の処方箋を記入したり、ヘルスプログラム(例えば、エクササイズプログラム)に従事したり、コミットしたりする必要があるかもしれないし、健康を改善または維持するためにすべきこと、すべきでないことについての知識を単に向上させる必要があるかもしれない。
【0004】
健康であることの利点を考えれば、健康を増進(あるいは少なくとも維持)するための行動を率先して行うことは、人にとって基本的な優先事項であるはずである。しかし、残念ながらそうではないことが多い。多くの場合、人々は時間に追われる忙しい生活を送っており、自分自身を大切にすることが優先されない。多くの人にとって、医師の予約を取って出向くような簡単なことでさえ、必要不可欠になるまで、つまり本人が許容できるレベルの機能を果たせなくなるまで、後回しにされてしまう。しかし、この時点では、早い段階で対処していれば簡単な問題だったものが、はるかに重大な問題に発展し、修正するためにはより多くの時間と資源が必要になるかもしれない(実際には、後の段階で修正することが可能であればであるが)。
【0005】
このことから、個人への教育(ヘルスケアの優先順位を上げることにつながる)と、個人へのヘルスケアサービスの提供の両方の摩擦を減らすことに大きな価値がある。
【0006】
ヘルスケアへのアクセスを、ある程度まで、単純化するのを支援するさまざまな技術ツールが利用可能である。例えば、いくつかのヘルスケアセンター/医師の手術は予約をより簡単にするために、ウェブベースまたはアプリケーションベースの予約システムのいずれかを提供する。同様に、ヘルスケア製品を入手することは、おそらく、電子商取引システムおよびオンライン注文の台頭に伴って、より単純になってきた。しかしながら、これらの解決策は、依然として、個人が予約を行うためのイニシアティブをとることに依存している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
一態様では、本発明は、ヘルス管理システムが、患者に関する患者ヘルスデータを受信し、ヘルス管理システムが、患者ヘルスデータを分析し、特定のタイプのヘルスケア専門家との関与が必要であることを決定し、ヘルス管理システムが、特定のタイプの特定のヘルスケア専門家を決定し、ヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、特定のタイプのヘルスケア専門家とのエンゲージメントが必要であり、連絡禁止制御を示す情報を含むヘルスケア専門家エンゲージメントインターフェイスを生成させ、連絡禁止制御がアクティブ化されていないと決定された場合、特定のヘルスケア専門家に対して患者連絡リマインダを生成させ、患者連絡リマインダは、特定のヘルスケア専門家が患者を呼び出すためのリマインダである、コンピュータ実装方法を提供する。
【0008】
第2の態様では、本発明は、ヘルス管理システムが、患者に関する患者ヘルスデータを受信し、ヘルス管理システムが、患者ヘルスデータを分析し、ヘルス管理製品が必要であることを決定し、ヘルス管理システムが、ヘルス管理製品の特定のプロバイダを判定し、ヘルス管理システムが、ヘルス管理製品注文インターフェイスを生成させ、ヘルス管理製品に関する情報および注文禁止制御を含むヘルス管理製品注文インターフェイスを生成させ、注文禁止制御がアクティブ化されていないと判定された場合、製品注文を生成し、特定のプロバイダのプロバイダシステムに製品注文を伝送する、コンピュータ実装方法を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本明細書に記載の実施形態を実施することができる環境とネットワーク化されたコンピュータ処理システムとを示す図である。
【
図2】本明細書で説明される実施形態を実行するように構成可能なコンピュータ処理システムのブロック図である。
【
図3】一実施形態による、患者のヘルスデータを取得し、分析するために実行される動作を示すフローチャートである。
【
図4】一実施形態による、ヘルスレポートインターフェイスデータを生成するために実行される動作を示すフローチャートである。
【
図5】一実施形態による例示的なヘルスレポートインターフェイスである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に記載されている実施形態は、ヘルスケアサービスへのアクセスを簡素化するように動作する。一般的に言えば、これは、患者が自分のヘルス管理を進めるために必要な行動を減らし、および/または、そうすることに対する患者のモチベーション/コミットメントを高めるように、コンピュータシステムを動作させる(および、場合によっては相互運用する)ように構成することによって達成される。
【0011】
最初に、本明細書で説明される実施形態で動作するように構成される、関連するさまざまなシステムの高レベルの概要が提供される。これに続いて、本明細書で説明するさまざまな動作および機能を実行するように構成することができるコンピュータ処理システムについて説明する。以下、各システムの動作について説明する。
【0012】
図1を参照して、本開示のさまざまな態様に関与するさまざまなコンピュータ処理システムを含むネットワーク環境100を説明する。
【0013】
環境100は、ヘルスケア管理システム110と、患者システム130と、ヘルスケア専門家システム150と、製品プロバイダシステム170と、コンテンツプロバイダシステム190とを含む。これらのシステムは、一つ以上の電気通信ネットワーク102を介して相互接続される。
【0014】
簡潔にするために、以下の略語が本明細書で使用される。HMSはヘルスケア管理システムを表し、PSは患者システムを表し、HPはヘルスケア専門家を表し、HPSはヘルスケア専門家システムを表し、PPSは製品プロバイダシステムを表し、CPはコンテンツプロバイダを表し、CPSはコンテンツプロバイダシステムを表す。
【0015】
HMS110は、機能的には、HMSサーバ112、PPSアプリケーション114、ヘルス評価アプリケーション116、およびHMSデータベース118を含む、コンピュータ処理システム(またはコンピュータ処理システムのグループ)である。
【0016】
HMSサーバアプリケーション112(参照を容易にするためにHMSサーバ112とも呼ばれる)は、HMS110によって実行されると、HMSクライアントアプリケーション(例えば、患者システム130上で実行される患者クライアント132、HPS150上で実行されるHPクライアント152)のためのサーバ側機能を提供するようにHMS110を構成するソフトウェアアプリケーションである。
【0017】
HMSサーバ112は、さまざまな方法で実現することができる。例えば、HMSサーバ112はクライアント(例えば、クライアント132または152)にウェブインターフェイスを公開するためにHMS110上で実行されるウェブサーバアプリケーションであってもよい。この場合、関連するクライアント132/152は、ウェブブラウザアプリケーション又はウェブブラウザ機能を有するアプリケーションである。あるいは、HMSサーバ112は、HMS110上で実行されるアプリケーションサーバであって、クライアント(例えば、クライアント132または152)にプログラマティックインターフェース(API)を提供することができる。この場合、関連するクライアント132/152は専用のヘルスケア管理システムクライアントアプリケーション(例えば、アプリ)であり、クライアントおよびサーバは、定義されたAPIコールを介して互いに通信する。
【0018】
PPSアプリケーション114は、HMS110によって実行されると、PPS170などの製品プロバイダシステムと通信するようにHMS110を構成するソフトウェアアプリケーションである。以下でさらに説明するように、HMS110は患者に代わってヘルスケア製品(例えば、医薬品または他のヘルスケア製品)を注文するためにPSPと通信する。PPSアプリケーション114は、単一のPPSまたは複数の異なるPPSと通信するように構成することができる(あるいはそれぞれが異なるPPSへのアクセスを提供する、複数のPPSアプリケーション116を提供することができる)。
【0019】
ヘルス評価アプリケーション116はHMS110によって実行されると、患者のヘルスデータを分析し、それに基づいてさまざまなヘルス評価出力を生成するようにHMS110を構成するソフトウェアアプリケーションである。本開示では、ヘルス評価アプリケーション116によって生成されるヘルス評価出力がレポート出力およびアクション出力を含む。
【0020】
レポート出力は、患者(および/またはある場合にはヘルスケア専門家)にレポートされる出力である。一例として、以下でさらに説明するように、レポート出力は、患者ヘルスレポート、患者ヘルスプラン、および患者教育プランを含むことができる。
【0021】
アクション出力は患者のヘルスケアを促進する際の患者への負担を軽減するために、HMS110が追加の動作を実行するための出力である。例として、アクション出力は、エンゲージメントアクション出力(これはヘルスケア専門家とのコールまたは予約を促進するためにさらに処理される)および製品注文アクション出力を含み得る。
【0022】
HMSデータベース118は、HMS110によって必要とされるデータを記憶する。これは、例えば、ユーザ名および認証詳細(例えば、患者アカウント、ヘルスケア専門家アカウント、およびシステム管理者アカウントに関する)、例えば、患者アンケートを通して、および/またはヘルスケア専門家から取得されるような患者データ、HMS110と対話するヘルスケア専門家によって提供される連絡詳細およびサービスなどのヘルスケア専門家データ、例えば、PPS170などのさまざまな製品プロバイダシステムと接続し、対話するために必要とされる製品プロバイダシステムデータ、患者データを分析し、レポートおよび/またはアクション出力を生成するためにヘルス評価アプリケーション118によって使用されるヘルス評価データを含むことができる。
【0023】
HMSデータベース118は単一のデータベースとして描かれているが、実際にはいくつかの別個のデータベースであってもよい。例えば、センシティブな患者データはHMS110によって使用される他のデータ(例えば、ユーザアカウント/信用証明データ、ヘルス評価データなど)を格納するデータベース(またはそれら)とは別個のデータベースによって格納されてもよい。
【0024】
図1では、HMS110が単一のシステムとして示されている。HMS102の機能は、必要に応じて互いにデータを通信する複数のコンピュータ処理システムによって実行することができる。
【0025】
一例として、HMSサーバ112は、PPSアプリケーション114、ヘルス評価アプリケーション116、および/またはHMSデータベース118に対する別個のハードウェアシステム上で実行することができる。あるいは、HMSサーバ112が実際には複数のサーバアプリケーション(例えば、1つは患者クライアント132を扱うため専用であり、1つはHPクライアント152とのデッドライン専用である)であってもよい。
【0026】
患者およびヘルスケア専門家に加えて、HMSサーバ112は、追加のタイプのユーザへのアクセスおよび特定の機能を提供する。例えば、少なくとも管理者ユーザのためのアクセスが提供され、これを介して、管理者は、HMS110に関して、設定、更新、および他の管理動作を実行することができる。
【0027】
HMSサーバ112、PPSアプリケーション114、ヘルス評価アプリケーション116、および/またはHMSデータベース118は、ユーザ/システム要求に基づいてリソースを自動的にプロビジョニング/プロビジョニング解除するようにプログラムされたスケーラブルなシステムとして構成することができる。
【0028】
患者システム130は、HMS110と対話するために患者によって使用されるコンピュータ処理システムである。この対話を促進するために、PS130は患者クライアント132を含む。患者クライアント132は、PS130によって実行されると、HMSクライアント側患者機能を提供するようにPS130を構成するソフトウェアアプリケーションである。
【0029】
ヘルスケア専門家システム150は、HMS110と対話するためにヘルスケア専門家によって使用されるコンピュータ処理システムである。この相互作用を促進するために、HPS150は、HPクライアント152を含む。HPクライアント152は、HPS150によって実行されると、HMSクライアント側ヘルスケア専門家機能を提供するようにHPS150を構成するソフトウェアアプリケーションである。
【0030】
患者機能(患者クライアント132によって提供される)およびHP機能(HPクライアント152によって提供される)は、以下でさらに説明される。しかしながら、一般的に言えば、クライアント側の機能は通信ネットワーク102を介してHPSサーバ112からデータを受信し、そこからデータを伝送することと、PS130またはHPS150上でユーザインターフェイスを生成し、表示する(または他の方法で提供する)ことと、PS130またはHPS150で入力されたユーザ入力を受信することとを含む。HMSサーバ112がウェブサーバである場合、対応するクライアント132、152は典型的にはChrome、Safari、Internet Explorer、またはワールドワイドウェブプロトコル(例えば、http、https)を介してウェブサーバと通信する他のアプリケーションのようなウェブブラウザアプリケーションである。あるいはHMSサーバ112がアプリケーションサーバである場合、対応するクライアント132/152は定義されたAPI通信を使用してHMSサーバ112と通信する専用アプリケーションである。
【0031】
患者システム130およびHPシステム150の各々は典型的にはパーソナルコンピューティング装置、例えば、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、または他のコンピューティング装置である。したがって、患者およびHPシステム130および150には、図示および説明したものに追加のソフトウェアアプリケーションが提供/実行される。例えば、少なくとも、患者およびHPシステム130および150の各々には、基本的な機能を促進するためのオペレーティングシステムが提供される。
【0032】
製品プロバイダシステム170は、ヘルスケア製品のオンライン注文を提供するエンティティによって運営されるコンピュータ処理システムである。これは、一般に、ヘルスケア製品の注文(および支払い詳細および配達詳細などの関連情報)を受け取り、それらの注文を履行するように手配することを含む。製品プロバイダシステムの例には、Amazon、薬局電子商取引システム、および他の電子商取引システムが含まれる。PPS170は、HPS110のPPSアプリケーション114によって伝送される注文および関連情報を受信するように構成されたPPSサーバ172を含む。製品プロバイダシステム170は典型的には(必ずしも必要ではないが)、HMS110を所有する/運営するエンティティとは別個のエンティティによって所有され、運営され、そのサービスを提供するために、通常、図示の単一のPPSサーバ172に追加の機能コンポーネントを含む。
【0033】
コンテンツプロバイダシステム190はコンテンツを記憶し、ユーザに提供するコンピューティングシステムである。以下でさらに詳細に説明するように、ある場合には、所与の患者に対するヘルス評価アプリケーション118のレポート出力が教育プランを含む。場合によっては、教育プランがCPS190によってホストされるコンテンツへの参照を含む。このコンテンツへのアクセスを可能にするために、CPS190は(PS130上で動作するクライアント134またはHPS150上で動作するクライアント142などのCPSクライアントから)コンテンツ要求を受信し、それに応答するCPSサーバ192を含む。CPSサーバ192は、ウェブサーバまたはアプリケーションサーバであってもよい。例として、CPS190は任意の形態(例えば、テキスト、画像、ビデオ、オーディオ)でヘルスケア情報へのアクセスを提供する任意のウェブサイトまたはアプリケーションであってもよい。
【0034】
環境100は単一の患者システム130、単一のHPS150、単一のPPS170、および単一のCPS190と共に示されているが、環境100は典型的には複数の患者によって所有/操作される複数の患者システム130、複数のHPによって所有/操作される複数のHPS150を含む。環境100はまた、複数の製品プロバイダシステム170および/または複数のコンテンツプロバイダシステム190を含んでもよい。
【0035】
上述の環境100ではHMS110、PS130、HPS150、PPS170、およびCPS190のそれぞれはコンピュータ処理システム(または動作を実行し、本明細書で説明する機能を提供するように相互動作するように構成された複数のコンピュータ処理システム)である。
【0036】
図2は本明細書で説明するように、HMS110、PS130、HPS150、PPS170、および/またはCPS190になるように構成することができる汎用コンピュータ処理システム200のブロック図を提供する。
【0037】
システム200は、少なくとも1つの処理ユニット202を含む。処理ユニット202は単一のコンピュータ処理装置(例えば、中央処理ユニット、グラフィックス処理ユニット、または他の計算装置)であってもよく、または複数のコンピュータ処理装置を含んでもよい。いくつかの例では所与のコンピュータ処理システム200によって実行されるものとして説明されるすべての処理がその処理ユニット202によって実行されるが、他の例では処理がシステム200によってアクセス可能かつ(共有または専用の方法のいずれかで)使用可能なリモート処理デバイスによって実行されてもよい。
【0038】
通信バス204を介して、処理ユニット202は、処理システム200の動作を制御するための命令および/またはデータを記憶する1つ以上の機械可読記憶装置とデータ通信している。このインスタンスにおいて、システム200はシステムメモリ206(例えば、BIOS)、揮発性メモリ208(例えば、1つ以上のDRAMモジュールのようなランダムアクセスメモリ)、および不揮発性メモリ210(例えば、1つ以上のハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ、または他の永続的記憶装置)を含む。
【0039】
システム200はまた、一般に、212によって示される1つ以上のインターフェイスを含み、このインターフェイスを介してシステム200は、さまざまな装置および/またはネットワークとインターフェイスする。一般的に言えば、他の装置はシステム200と一体であってもよいし、別個であってもよい。装置がシステム200から分離されている場合、装置とシステム200との間の接続は有線または無線のハードウェアおよび通信プロトコルを介してもよく、直接的または間接的な(例えば、ネットワーク化された)接続であってもよい。
【0040】
他のデバイス/ネットワークとの有線接続は、任意の適切な標準または独自のハードウェアおよび接続プロトコル(例:USB、eSATA、Ethernet(登録商標)、HDMI(登録商標)など(他のプロトコルも可能))によって可能である。
【0041】
他の装置/ネットワークとの無線接続は同様に、任意の適切な標準又は専有のハードウェア及び通信プロトコル、例えば、BlueTooth(登録商標)、WiFi、NFC、GSM(登録商標)、EDGE、LTE、CDMAなどによって可能である(他のプロトコルも可能である)。
【0042】
一般的に言えば、システム200が接続する装置は、有線またはワイヤレス手段のいずれかによって、処理ユニット202による処理のためにデータがシステム200に入力/受信されることを可能にする1つまたは複数の入力装置と、データがシステム200によって出力されることを可能にする1つまたは複数の出力装置とを含む。例示的な装置を以下で説明するが、すべてのコンピュータ処理システムがすべての言及された装置を含むわけではなく、言及された装置に追加の代替の装置を使用することができることが理解されよう。
【0043】
例えば、システム200は情報/データをシステム200に入力する(受信する)1つ以上の入力装置を含んでもよいし、それに接続してもよい。そのような入力装置は、キーボード、マウス、トラックパッド、マイクロホン、加速度計、近接センサ、GPS装置等を含み得る。システム200はまた、情報を出力するためにシステム200によって制御される1つまたは複数の出力デバイスを含むか、またはそれに接続することができる。そのような出力装置はディスプレイ装置(例えば、CRT/LCD/LED/プラズマディスプレイ)、タッチスクリーンディスプレイ(入力および出力の両方を提供する)、スピーカ、振動モジュール、ライトなどを含んでもよい。システム200はまた、入力デバイスおよび出力デバイスの両方として働くことができるデバイス、例えば、システム200がデータを読み書きすることができるメモリデバイス(ハードドライブ、ソリッドステートドライブ、ディスクドライブ、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード、SDカードなど)、およびデータを表示(出力)し、タッチ信号(入力)を受信することができるタッチスクリーンディスプレイを含むか、またはそれらに接続することができる。
【0044】
システム200はまた、1つ以上の通信ネットワーク(例えば、インターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、パーソナルホットスポット等)に接続して、ネットワーク化された装置との間でデータを伝送し、受信することができる。
【0045】
システム200は、限定されない例として、サーバコンピュータシステム、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ネットブックコンピュータ、タブレットコンピューティングデバイス、モバイル/スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、または他の任意のシステムなどの任意の適切なコンピュータ処理システムであってもよい。
【0046】
システム200は処理ユニット202によって実行されると、システム200がデータを受信、処理、および出力するように構成するコンピュータアプリケーション(例えば、命令およびデータ)を記憶またはアクセスする。このようなプログラムには、通常、Microsoft Windows(登録商標)、Apple OSX、Apple IOS、Android(登録商標)、Unix(登録商標)、またはLinux(登録商標)などのオペレーティングシステムが含まれる。
【0047】
システム200はまた、命令およびデータ(すなわち、アプリケーション/ソフトウェア)へアクセスするかまたは記憶するが、これらは処理ユニット202によって実行されるとき、本明細書に記載するように、システム200を構成して、さまざまなコンピュータ実施プロセス/方法を実行する。そのようなアプリケーションの例には、上述のように、患者サーバ112、HPSサーバ112、PPSアプリケーション116、ヘルス評価アプリケーション118、HMSデータベース118、患者クライアント132、HPクライアント152、CPSクライアント134/154、PPSサーバ172、およびCPSサーバ192が含まれる。
【0048】
命令およびデータは、システム200にアクセス可能な非一時的機械可読媒体に記憶される。例えば、命令およびデータは、非一時的メモリ210上に格納することができる。命令は、有線または無線ネットワーク接続によって(例えば)イネーブルされた送信チャネル内のデータ信号を介してシステム200に送信/受信され得る。
【0049】
図2は、コンピュータ処理システムのすべての機能的または物理的構成要素を示しているわけではないことを理解されたい。例えば、電源または電源インターフェイスは示されていないが、システム200は電源を搬送するか、または電源(またはその両方)に接続するように構成される。特定のタイプのコンピュータ処理システムは適切なハードウェアおよびアーキテクチャを決定し、本発明の態様を実施するのに適した代替のコンピュータ処理システムは、図示されたものよりも追加の、代替の、またはより少ない構成要素を有することができることも理解されよう。
【0050】
本明細書で説明する機能を提供するために、さまざまなHMS110のセットアップおよび管理動作が実行される。これらの動作の概要はこのセクションで説明され、これらの動作の多く(例えば、ユーザアカウントの作成および管理)は当業者に知られており、さまざまな方法で実装され得ることを認識する。
【0051】
患者がHMS110と対話するために、患者アカウントが作成される。患者アカウントは患者がHMS110によって提供されるサービスにアクセスし、それを利用することを可能にするさまざまな情報を含む。この情報は例えば、患者ユーザ名、患者認証/認証の詳細(例えば、パスワード及び/又は他の認証データ)、患者名、患者連絡先の詳細(例えば、電子メールアドレス、電話番号、住所等)を含む。アカウントを作成するときに、患者は特定の患者デモグラフィックデータ、例えば、生年月日及び性別を提供することもできる。
【0052】
患者アカウントは患者自身によって(患者クライアント132を介してHMS110にアクセスして)、HMSアドミニストレータによって、またはそれらの組み合わせによって(例えば、HMSアドミニストレータが患者アカウントを作成し、患者にログオン詳細を提供し、患者は、さらなる患者情報を提供することによってアカウントプロセスを完了する)作成されてもよい。
【0053】
患者アカウントを作成する時、またはHMS110を使用する過程の何れかで、患者は、追加の患者情報を提供/更新する、および/またはその患者に対するHMS110の操作に影響を与えるさまざまな患者ユーザパラメータを定義することができる。例えば、患者は好ましい患者連絡先の詳細、(製品発注目的のための)好ましい配送先住所、異なるタイプのサービスのための好ましいヘルスケア専門家(例えば、好ましい一般開業医、好ましい歯科医、好ましい眼科医、好ましい理学療法士、および/または他の好ましい専門家)、好ましいヘルスケア専門家の場所(例えば、患者の自宅住所、仕事先住所、または他の住所の近く)、ヘルスケア製品の好み(例えば、一般製品がブランド名製品の許容可能な代替品であるか否か)、支払いの詳細(クレジットカードまたは他の支払いアカウントの詳細など)、ヘルスケア保険会社の詳細、政府のヘルスプログラムの詳細、および任意の他の関連する好み/情報のうちの1つまたは複数を定義することができる。
【0054】
ヘルスケア専門家がHMS110と対話するために、HPアカウントが作成される。HPアカウントには、HPがHMS110によって提供されるサービスにアクセスして利用できるようにするさまざまな情報が含まれている。この情報は例えば、HPユーザ名、HP許可/認証の詳細(例えば、パスワードおよび/または他の認証データ)、HP名、HP連絡先の詳細(例えば、電子メールアドレス、電話番号、HPアドレスなど)、提供されるサービスのタイプ(例えば、一般開業医サービス、眼科サービス、歯科サービス、理学療法サービス、他のサービス)、ヘルスケア専門家が在宅/オフサイト訪問を行うかどうか、およびそのうち、サービスされる領域、任意の他の関連する詳細を含む。
【0055】
HPアカウントはHP自体(HPクライアント152を介してHMS110にアクセスする)、HMS管理者、またはそれらの組み合わせ(HPアカウントを作成し、HPの詳細情報を提供することによってアカウントプロセスを完了するHPにログオンの詳細を提供するHMS管理者など)によって作成される場合がある。
【0056】
HPアカウントを作成するときに、またはHMS110を使用する過程にわたって、HPは追加のHP情報を提供/更新し、および/またはそのHPのためのHMS110の動作に影響を及ぼすさまざまな患者HPユーザパラメータを定義することができ、たとえば、HPはHMS110がHPカレンダにアクセスすることを可能にするカレンダアクセスデータを提供することができる(たとえば、患者からのコールを待ち行列に入れる、および/または予約を行う)。
【0057】
ユーザアカウントの詳細(患者アカウントの詳細、HPアカウントの詳細、HMS管理者アカウントの詳細を含む)は必要に応じて、HMS110によるアクセス/使用のために、例えば、HMSデータベース118に格納される。
【0058】
特定の実施形態では、HMS110がPPS170などの1つまたは複数の製品プロバイダシステムと対話するように構成される。そのような構成は例えば、PPSサーバ172と対話するためにPPSアプリケーション116によって使用されるPPSアクセス証明書を(例えば、HMSデータベース118に)格納することによって、さまざまな方法で実行されてもよい。
【0059】
HMS110はまた、クエリ生成データ、患者ヘルスデータ、ヘルス評価データ、およびヘルス教育データを、例えばHMSデータベース118に格納する。
【0060】
クエリ生成データは、クエリを生成するためにHMS110によって使用され、クエリは次に、患者クエリ応答データ(1つのタイプの患者ヘルスデータ)を取得するために使用される。一般的に言えば、患者クエリ応答データを取得することはHMSサーバ112が患者クライアント132に患者クエリを提供することを含み、これは次に、患者システム130によってクエリが表示されるか、さもなければ提示されるようにする。患者は(例えば、タッチスクリーンまたはキーボードなどの入力デバイスを使用して)クエリに応答し、患者クライアント132はHMSデータベース118内の患者クエリ応答データとして保存されるように、応答を患者サーバ112に返信する。
【0061】
クエリ生成データおよびそれから生成されるクエリは典型的には患者のヘルスを評価することに関連するさまざまなタイプの情報、例えば、デモグラフィック情報、アクション情報、ヘルス履歴情報、および病理学/生体情報を収集することを目的とする。患者のデモグラフィック情報は例えば、年齢、性別、人種、収入などの情報を含むことができる。患者のアクション情報には、例えば、摂食/食習慣、喫煙習慣、飲酒習慣、薬物消費習慣、エクササイズ習慣、睡眠習慣、作業習慣、ストレスレベルなどの情報が含まれる。ヘルス歴情報には、例えば、現在/以前の医学的状態;患者の家族の病歴;患者が服用している現在の薬剤、などの情報が含まれ得る。
【0062】
クエリ生成データは患者のヘルスを評価することに関連する(または関連する可能性がある)他の項目またはタイプの患者データに対するヘルスケア調査ポイントとして、(例えば、HMS管理者ユーザによって)定期的に更新される。
【0063】
前述のように、患者問合せ応答データは、患者ヘルスデータの一種である。HMS110によって受信され、記憶される他のタイプの患者ヘルスデータは患者病理学/バイオメトリックデータ(例えば、血液型、血圧、血液/糖測定値、身長、体重、ウエスト測定値)を含む。患者病理学データは患者自身(患者サーバ112及び患者クライアント132の操作を介して)及び/又は患者に代わってヘルスケア専門家(例えば、医師、専門家、病理臨床医、看護師等)によりHMS110に提出することができる。これはHPSサーバ112及びHPクライアント152の操作を介して行われる。
【0064】
ヘルス評価データはHMS110に利用可能な(例えば、HMSデータベース118に記憶された)患者ヘルスデータを分析し、それに基づいてさまざまな出力を生成するために使用される。
【0065】
クエリ生成データと同様に、ヘルス評価データはヘルスケア研究が発展することにつれて、(例えば、HMS管理者ユーザによって)定期的に更新される。
【0066】
ヘルス教育データは、教育コンテンツ、または他のコンテンツプロバイダシステム(CPA190など)上に維持される教育コンテンツへのリンクのいずれかを提供する。教育内容は、記事、本、ウェブページ、ビデオ、音声、インフォグラフィック、および/または情報を伝達するための任意の他の手段の形態であってもよい。ヘルス教育コンテンツも、異なる教育コンテンツが利用可能になるにつれて更新される。
【0067】
図3を参照して、一実施形態によるHMS110によって実行される動作を説明する。
【0068】
プロセス300の動作は患者データを提供し、ヘルス評価レポートを取得するために、患者ユーザがHMSサーバ112に(具体的には患者クライアント132を介して)アクセスする状況で実行される。しかしながら、ある場合には、患者のヘルスケア専門家が(HPクライアント152を介して)HMSサーバ112にアクセスして、患者の代わりに患者のヘルスデータを提供することができる。
【0069】
302において、HMSサーバ112は、問題の患者を識別する。患者は、HMSサーバ112にログオン/アクセスするために患者によって使用されるアカウントに関連するアカウント詳細によって識別される。
【0070】
304において、HMSサーバ112は識別された患者に関連し、HMS110によって既に記憶されている(例えば、HMSデータベース118に)任意の関連する患者データを検索する。場合によっては、例えば、患者が初めてHMS110にアクセスしており、関連するデータをまだ提供していない場合、関連する患者データが利用可能でないことがある。その他の場合には、少量の患者データ(例えば、患者のアカウント作成時に提供された患者のデモグラフィックデータ)がすでに存在することになる。さらに別の場合には例えば、患者が以前にプロセス300を経ていた場合には実質的な患者データがHMS110によって既に記憶されていてもよい。
【0071】
306において、HMSサーバ112は所望の患者ヘルスデータを取得するために、患者に提供されるクエリのセットを生成する。クエリのセットは、クエリ生成データと、304で取り出された任意の関連する患者ヘルスデータとに基づいて生成される。いくつかの場合、例えば、患者のヘルスデータが利用可能でない場合、HMSサーバ112は、クエリのデフォルトセットを生成する。他の場合には、HMSサーバ112が304で検索された関連する患者データに基づいて、患者固有(または患者タイプ固有)のクエリのセットを生成する。例えば、特定のクエリは患者の性別および/または年齢、患者がすでに応答したクエリなどに応じて、特定の患者に提供されてもよいし、提供されなくてもよい。
【0072】
上述したように、一般的に言えば、生成することができるクエリのタイプは、患者のデモグラフィック、アクション、ヘルス履歴、および/またはラボ/生体情報に関する情報を取得するように設計されたクエリを含む。
【0073】
デモグラフィック関連クエリの例には、以下のようなクエリが含まれる。年齢はいくつですか?性別は何ですか?人種は何ですか?収入レベルはどれくらいですか?
【0074】
アクション関連クエリの例には、以下のものが含まれる。喫煙しますか?アルコールを飲んでいますか?エクササイズをする頻度はどれくらいですか?
【0075】
ヘルス履歴関連の問い合わせの例には、以下のものがある。家族にx病の病歴がありますか?心臓発作を起こしたことがありますか?現在、薬を服用していますか?
【0076】
ラボ/バイオメトリック関連の問い合わせの例には、以下のものが含まれる:身長はどれくらいですか?体重はどれくらいですか?ウエストの測定値はいくつですか?
【0077】
308において、HMSサーバ112は患者クライアントアプリケーション132に、患者システム130上に患者クエリインターフェイスを生成させる。患者クエリインターフェイスは306で決定されたクエリを提示し(例えば、表示し)、それに対する応答を受信する。任意の適切な照会インターフェイス、例えば、患者が応答を入力するために利用することができる照会および関連する入力制御を表示するアンケートタイプインターフェイスを使用することができる。
【0078】
310において、HMSサーバ112はクライアントアプリケーション132からクエリ応答データ、すなわち、クエリインターフェイスに提示されたクエリに応答する患者に応答してクライアントアプリケーション132によって生成されたデータを受信する。
【0079】
312において、HMSサーバ112は、クエリ応答データをHMSデータベース118に格納する(応答データが問題の患者に関連付けられる)。
【0080】
314において、ヘルス評価アプリケーション116は利用可能な患者ヘルスデータ(例えば、以前に受信された患者データと共に312に格納されたクエリ応答データ)を分析し、1つ以上の出力を生成する。HMS110が患者ヘルスデータを分析する特定の方法は、本開示の焦点ではなく、当技術分野で知られているさまざまな技法を分析に使用することができる。例えば、ヘルス評価アプリケーション116は、HMSデータベース118に格納された患者ヘルスデータ及びヘルス評価データに基づいて出力を生成するエキスパート又はルールベースのシステムであってもよい(又はこれを含むか又はこれを利用してもよい)。
【0081】
上述のように、本開示では、患者のヘルスデータを分析することによって生成される出力が(問題の患者のヘルスデータおよび実行された分析に応じて)レポート出力およびアクション出力を含むことができる。レポート出力に関して、上述のように、本開示は、患者ヘルスレポート、患者ヘルスプラン、および患者教育プランの生成を明示的に企図する。アクション出力に関して、また、上述したように、本開示は、エンゲージメントアクション出力、および製品注文アクション出力の生成を明示的に企図する。ヘルス評価アプリケーション116は、追加のおよび/または代替のレポート出力および/またはアクション出力を生成するように構成され得る。特定の患者についての特定の出力は、患者のヘルスデータおよびその分析の結果に依存する。
【0082】
患者ヘルスレポートには、患者のヘルスに関する情報が含まれる。この情報は、例えば以下のうちの1つまたは複数を含むことができる。
●スコア、カラーコード(例えば、深刻かつ即時の危険性については赤、中等度の危険性についてはオレンジ、低危険性については緑)または他のインジケータのような全体的なヘルスインジケータ。
●患者に関連する特定のヘルス領域に関する特定のヘルス領域インジケータ(例えば、スコア、カラーコード又は他のインジケータ)、例えば、メンズヘルス、心臓のヘルス、心及び気分のような領域。
●特定の疾患または状態に対する患者の感受性に関する情報(例えば、疾患/状態xに対する感受性が低い/中等度/高い)。
●患者のアクション項目-すなわち、患者が引き受けることができ、ヘルスに有益な影響を及ぼすアクション。(このような患者のアクションは上述の「アクション出力」と混同されるべきではなく、「アクション出力」はさらなるHMS110の動作(以下に記載される)を含むが、患者のアクションは、単に、患者がアクションを行うために患者に提示される情報であるか否かの違いである。
【0083】
特定の実施形態では、患者アクション項目が重要度ランキングに関連付けられる。重要度ランキングはさまざまな要因、例えば、アクションが理想的に行われるべき緊急度、アクションの影響、および/またはアクションに関連する困難(または知覚される困難)に基づくことができる。例えば、分析が患者に対して特定のアクションxを示唆するが、xを実行する患者の利益が低い場合、これは典型的には低い重要度ランキングを与えられる(特に、xが高い困難性を有する場合)。逆に、分析が患者に対してあるアクションyを示唆し、患者がyを実行できない可能性が高い場合、これは典型的には重要度の高い順位付けで提供されるのであろう。さらに、患者を圧倒しないために、/患者が決定された患者アクション項目のいずれも引き受けない可能性を増加させないために、患者アクション項目の最大数(例えば、1、2、3、n)が生成される(又は下流で、患者に送達される)ことがある。
【0084】
一例を提供するために、特定の患者についての上位3つの患者アクション項目は、1)喫煙を停止すること、2)より多くエクササイズすること、3)赤身肉をあまり食べないことであり得る。
【0085】
患者のヘルスプランには、患者がヘルス状態の改善(または状況に応じて、ヘルス状態を維持/悪化を遅らせる)のために行うと考えられるさまざまなアクションに関する情報が含まれる。例として、患者ヘルスプランは、エクササイズプラン、ダイエット/食事プラン、禁煙プランのうちの1つ以上を患者に提供してもよい。
【0086】
見ても分かるように、患者のヘルスプランが患者のアクション項目と整合している場合もある。例えば、決定された患者のアクション項目が禁煙である場合、患者のヘルスプランには禁煙プランを含めることができる。
【0087】
多くの場合、患者が持っている/そうである特定の疾患または状態を理解するのを助け、その疾患/状態に対処する患者のアクション意欲/意欲を高めやすい。したがって、教育プランは、314における患者ヘルスデータの分析が患者に関連しているか、または関連する可能性があることを示す疾患または状態に関する情報を提供するコンテンツプロバイダシステム(CPS190など)によってホストされるコンテンツアイテムへの1つまたは複数のコンテンツアイテム/リンクを含む。例えば、患者のヘルスデータの分析が、患者が糖尿病を有するか、または糖尿病の影響を受けやすいことを示す場合、生成される教育プランは、糖尿病、それをどのように管理するか、および/またはそれを管理しない結果を説明するコンテンツアイテム(またはそれへのリンク)を含むことができる。コンテンツがリンクを介して患者に提供される場合、リンクは患者システム130上で(例えば、患者クライアント132を介して)患者に表示される。リンクの起動により、患者システム130はリンク内に定義されたCPS190にアクセスして、関連するコンテンツを取り出し、次いで、患者システム130はそれを表示する。
【0088】
エンゲージメントアクションアウトプットは、患者のヘルスデータの分析の結果、ヘルスケア専門家とのさらなる相互作用が必要であるか、正当化される決定が得られた場合に生成される。例えば、分析は患者の病理情報が必要であることを示すか、または患者のヘルスに関するより良い/より包括的な分析を実施するのに役立つことを示してもよく、その場合には病理収集専門家との予約が必要であろう。
【0089】
あるいは分析結果が、患者が医師(例えば、GP)との診察に注意を払うように推奨されるようなものであってもよく、これは対面による診察であっても、電話またはテレビ電話による遠隔診察であってもよい。患者がヘルスケア専門家の診察を受けるべきであるとの判定は、患者について計算されたヘルススコアの1つ以上に基づくことがある。例えば、ある実施において、患者の全体的なヘルススコア(または特定のヘルス領域ヘルススコア)が、患者が中等度または高リスクであることを示す場合、これは、医師のコンサルテーション従事アクションアウトプットを引き起こす。
【0090】
エンゲージメントアクション出力の生成はまた、(ヘルスケア専門家のHPクライアント152を介した)直接的なヘルスケア専門家の対話によってトリガされてもよい。例えば、ヘルスケア専門家が患者とコンサルテーションしている場合(本人または電話/ビデオ電話のいずれかで)、専門家は患者が同じヘルスケア専門家(例えば、フォローアップコンサルテーション)または別のヘルスケア専門家(例えば、専門家、病理収集ラボまたは他のHP)のいずれかとさらにコンサルテーションを予約すべきであると判定してもよい。この場合、ヘルスケア専門家は適切なユーザインターフェイス(HPクライアント152によって生成される)を介してこの情報を入力することができ、この情報は、HMSサーバ112に通信されて、エンゲージメントアクション出力(およびその後のその処理)の生成をトリガする。
【0091】
以下でさらに議論されるように、エンゲージメント動作出力が生成された場合、HMSサーバ112は必要とされる/提案されるヘルスケア専門家とエンゲージメントする患者を支援するために、それに関してさらなる動作を実行する。
【0092】
製品注文アクション出力は、患者のヘルスデータの分析が患者がヘルス管理製品を必要とするか、またはヘルス管理製品から利益を得ることができるという決定をもたらすときに生成される。ヘルスケア製品は任意の関連製品、例えば、医療/医薬品(処方箋その他)、またはヘルスケア目的で販売されている他の製品(例えば、化学者/薬剤師/ドラッグストアに一般に見られるタイプの製品)であってもよい。
【0093】
製品注文アクション出力の生成はまた、(ヘルスケア専門家のHPクライアント152を介した)直接的なヘルスケア専門家の対話によってトリガされてもよい。例えば、ヘルスケア専門家が患者とコンサルテーションしている場合(対面または電話/テレビ電話)、専門家は、患者が特定のヘルスケア製品を処方されるべきであると決定し得る(またはHMS110によって自動的に示唆された処方箋を確認し得る)。この場合、ヘルスケア専門家は適切なユーザインターフェイス(HPクライアント152によって生成される)を介してこの情報を入力することができ、この情報は、HMSサーバ112に伝送されて、製品注文アクション出力(およびその後のその処理)の生成をトリガする。
【0094】
以下でさらに論じるように、製品注文アクション出力が生成された場合、HMSサーバ112は、それに関してさらなる動作を実行して、患者が必要な/提案された製品を取得するのを支援する。
【0095】
316において、患者ヘルスデータの分析および314における出力の生成に続いて、HMSサーバ112はヘルスレポートインターフェイスデータを生成し、318において、これを患者システム130(またはより詳細には、その上で実行される患者クライアント132)に伝送する。ヘルスレポートインターフェイスデータは、患者について生成されたレポートおよび動作出力に関するデータを含む。ヘルスレポートインターフェイスデータは患者クライアント132によって使用され、ヘルスレポートインターフェイスを生成し、表示する。このインターフェイスは患者にヘルス分析の結果を提供し、該当する場合には、患者が彼らのヘルス管理を促進するのを支援する。ヘルスレポートインターフェイスデータの生成は
図4を参照してさらに説明され、例示的なヘルスレポートインターフェイスは
図5を参照してさらに説明される。
【0096】
ある場合には、レポートインターフェイスデータを患者クライアント132に伝送することに加えて、HMSサーバ112は患者のヘルス分析の結果の一部または全部を患者のヘルスケア専門家(すなわち、ヘルスケア専門家のHPクライアント152)に伝送する。
【0097】
320において、HMSサーバ112は、ヘルスレポートインターフェイスで提供される任意のアクション出力に関して、さらなる処理を実行する。この処理は、
図5の例示的な患者インターフェイスにおいて提供される種々の制御に関して以下に記載され、次いで、プロセス300は終了する。
【0098】
プロセス300は、単一の線形プロセスとして描写/説明される。しかしながら、特定の実施形態では、これは当てはまらない。例えば、ヘルス評価アプリケーション116は、適応的な方法で、所望の患者ヘルスデータ、したがって患者クエリを決定するように構成することができる。すなわち、所与の患者について決定され、所与の患者に提示される後者のクエリは、以前のクエリから得られた応答に依存する。例えば、患者に提示される早期クエリは、患者が喫煙するかどうかを尋ねることができる。その問い合わせに対する回答が肯定的であれば、ヘルス評価アプリケーション116は喫煙に関連するいくつかのさらなる(後の)質問を決定し、これらを患者に提示する原因とする(例えば、患者がどのくらいの期間喫煙しているか、患者がどのくらいヘビーに喫煙しているかを明らかにする)。しかしながら、応答が、患者が喫煙しないというものである場合、これらの問い合わせは省略される。
【0099】
さらに、多くの場合、プロセス300(またはその一部)は、所与の患者に対して周期的に繰り返される。例えば、患者は定期的に(例えば、6ヶ月毎に1回、毎年1回、2年毎に1回)システムにアクセスして、彼らのヘルス情報を更新し、更新されたヘルスレポートを受け取ることができる。この場合、HMS110はどの(もしあれば)さらなるクエリが患者に提示されるべきかを決定するときに、患者によって/患者に代わって提供された以前のクエリ応答、および任意の他の情報(例えば、患者に代わってとられたアクション)を考慮に入れる。
【0100】
さらなる例として、ヘルス評価アプリケーション116は特定の定義されたマイルストーンにおいて、および/または基礎となるヘルス評価データ(および、したがって、関連性があると判定された患者ヘルスデータ)が変化した場合に、患者のデータを自動的に再分析するように構成され得る。例えば、患者の生年月日が、患者がちょうど40歳になったことを示し、患者のヘルスデータの分析が決定された期間内(例えば、過去6ヶ月以内)に実行されなかった場合、HMS110は、患者の年齢の増加を考慮して、患者のデータを自動的に再分析するように構成され得る。そのような再分析は患者に提供されるさらなる問い合わせなしに行われてもよく、またはさらなる患者ヘルスデータを取得するために、患者/患者のヘルスケア専門家に連絡すること(例えば、関連するクライアントアプリケーション132/152、電子メール、または他の手段を介して)を含んでもよい。
【0101】
さらなる例として、新しい医学研究がx(情報の項目であるxは患者のヘルス歴、デモグラフィック、アクション習慣など)がある状態/疾患を決定するための関連因子であることを示すように明らかになるかもしれない。この場合、HMS110によって維持されるヘルス評価データは更新されてもよく、xに関する情報を取得するために生成された1つまたは複数の新しいクエリ(xは以前に関連があると見なされていない)であってもよい。この場合、HMS110がそのように更新されると、患者は(例えば、電子メールまたはそのクライアントアプリケーション132を介して)自動的に連絡を受けて、新たに生成されたクエリを患者に提供し、それに応答して情報を取得することができる。
【0102】
上述したプロセス300の316および318において、HMSサーバ112はヘルスレポートインターフェイスデータを生成し、これをHMSクライアント132に伝え、ヘルスレポートインターフェイスの生成を可能にする。
【0103】
このセクションは、(
図4を参照して)一実施形態によるヘルスレポートインターフェイスデータ400を生成するためのプロセスを説明する。これに続いて、例示的なヘルスレポートインターフェイス500が、
図5を参照して説明される。
【0104】
402において、HMSサーバ112は、レポート出力インターフェイスデータを生成する。レポート出力インターフェイスデータは314において、ヘルス評価アプリケーション116によって生成されたレポート出力(例えば、患者ヘルスレポート、ヘルスプラン、教育プラン)に基づく情報を含む。HMSクライアント132に伝送されると、レポート出力インターフェイスデータは、HMSクライアント132によってレポート出力インターフェイスを生成するために使用される。
【0105】
図5のインターフェイス500(後述)はレポート出力インターフェイス502の一例を提供し、そこから、402においてHMSサーバ112によって生成されたレポート出力インターフェイスデータに関するさらなる詳細が明らかになるであろう。
【0106】
404において、HMSサーバ112は、(314において生成されたように)何らかの未処理のヘルスケア専門家のエンゲージメントアクション出力が存在するか否かを判定する。もしそうであれば、処理は406に進む。そうでない場合、処理は418に進む。
【0107】
406において、HMSサーバ112は、処理する次の未処理のヘルス専門家エンゲージメントアクション出力を選択する。
【0108】
408で、HMSサーバ112は、選択されたアクション出力に関連付けられる1つまたは複数のヘルスケア専門家を決定する。HMSサーバ112は、さまざまな方法でこの決定を行うように構成することができる。例えば、特定の実施形態では、HMSサーバ112がアクション出力に必要とされるヘルスケアプロバイダのタイプを最初に決定し(例えば、一般開業医)、次いで、患者がそのタイプのサービスのための好ましいヘルスケアプロバイダを定義したかどうかを決定するように構成される(上述のように)。そうである場合、そのヘルスケア専門家が選択される。患者が要求されるタイプのサービスのための好ましいプロバイダを定義していない場合、HMSサーバ112は利用可能なヘルスケア専門家(すなわち、HMS110によるアカウントを有するヘルスケア専門家)から、ヘルスケア専門家(または、患者にオプションを提供するために、いくつかの専門家)を選択する。この場合、専門家は例えば、患者の職場または自宅の住所への近さ、患者が以前に専門家の1人を使用したかどうか、専門家の評価/フィードバックスコア、および/または任意の他の適切な基準に基づいて選択されてもよい。
【0109】
410において、HMSサーバ112は現在のエンゲージメントアクション出力が予約を必要とするか否かを決定する(逆に、電話またはビデオコールが問題に対して十分であるか否かを決定する)。予約が要求されるかどうかは、ヘルス評価アプリケーション116によって生成されたエンゲージメントアクション出力において、例えばフラグまたは他の変数によって示される。
【0110】
410で、HMSサーバ112が、予約が要求されていないと判定した場合、処理は414に続く。逆に、HMSサーバ112が、予約が必要であると判定した場合、処理は412まで続く。
【0111】
412において、HMSサーバ112は、HP予約インターフェイスデータを生成する(
図5に関してさらに後述する)。一般的に言えば、HP予約インターフェイスデータは、ヘルスケア専門家との予約を行うことを促進する制御を提供する(またはそのような制御が生成されるべきであることをHMSクライアント132に示すフラグを生成する)。次に、処理は414に続く。
【0112】
414において、HMSサーバ112は、HPコールインターフェイスデータを生成する(
図5に関して以下にさらに説明する)。一般的に言えば、HPコールインターフェイスデータは、患者がヘルスケア専門家からの即時コールを選択または開始することができる制御を提供する(またはそのような制御が生成されるべきであることをHMSクライアント132に示すフラグを生成する)。
【0113】
416において、HMSサーバ112は、HPエンゲージメントインターフェイスデータのセットを生成する。HPエンゲージメントインターフェイスデータのセットはHPエンゲージメントに関する任意の一般情報(例えば、エンゲージメントが作成された理由)、任意の関連情報(例えば、HPの関与が病理収集に関するものである場合には病理フォーム、HPの関与が特定の問題に関するものである場合には照会書)、選択されたHPに関するデータ(408で決定される)、HPコールインターフェイスデータ(414で生成される)、およびHP予約インターフェイスデータ(もしあれば412で生成される)を含む。HMSクライアント132に伝送されると、HPエンゲージメントインターフェイスデータは、HPエンゲージメントインターフェイスを生成するためにHMSクライアント132によって使用される。
【0114】
図5のインターフェイス500はHPエンゲージメントインターフェイス552の一例を提供し、そこから、416においてHMSサーバ112によって生成されたHPエンゲージメントインターフェイスデータに関するさらなる詳細が明らかになるのであろう。
【0115】
416におけるHPエンゲージメントインターフェイスデータの生成に続いて、処理は404に戻り、さらなる未処理のHPエンゲージメントアクション出力が存在するかどうかを判定する。
【0116】
404で、HMSサーバ112が、未処理のヘルスケア専門家エンゲージメントアクション出力が存在しないと判定した場合、処理は418に進む。
【0117】
418で、HMSサーバ112は、(314で生成された)未処理の製品注文アクション出力が存在するかどうかを判定する。そうである場合、処理は420に進む。そうでない場合、処理は終了する。
【0118】
420において、HMSサーバ112は、処理すべき次の未処理の製品注文アクション出力を選択する。
【0119】
422で、HMSサーバ112は、現在のアクション出力に定義されたヘルスケア製品の確認が必要であるかどうかを判定する。特定の場合(例えば、特定の地域の特定の製品、または製品発注アクションの生成がヘルスケア専門家によって引き起こされた場合)、ヘルスケア製品発注の確認は必要とされない場合がある。他の場合(例えば、製品が承認されたヘルスケア専門家によってのみ処方され得る販売制限された医薬品である場合)には、確認が必要とされる。確認が必要かどうかは、製品注文アクション出力にフラグやその他の変数などで示される。
【0120】
422において、HMSサーバ112が、確認が必要でないと判定した場合、処理は430に続く。そうでなければ、処理は424に続く。
【0121】
424において、HMSサーバ112は、ヘルスケア製品注文の確認を試みる。HMSサーバ112は、さまざまな方法でこの試みを実行するように構成することができる。例えば、HMSサーバ112は生成されたヘルスレポートを、(例えば、HPクライアントアプリケーション152を介して)注文を確認し、確認を待つ資格を有するヘルスケア専門家に提供することができる。ヘルスケア専門家が実際に当該患者とコンサルテーションしないと確認できない場合もある(対面コンサルテーション、電話・ビデオ電話コンサルテーションのいずれか)。この場合、製品注文アクション出力が関連する製品は、適切なヘルスケア専門家による確認を条件として、提案された製品のみである。さらに、この場合、エンゲージメントアクション出力は、典型的にはヘルスケア専門家との必要なコンサルテーションを手配するために生成されている。
【0122】
424に続いて、処理は426に進み、そこでHMSサーバ112が確認が受信されたか否かを決定する。いくつかの実施形態では、HMSサーバ112が確認のために所定の時間だけ待機するように構成される。注文の確認が受信されない場合、処理は428に続き、HMS112は、確認されるべき製品注文インターフェイスデータを生成する。このデータは、患者HMSクライアント132に伝送されると、ヘルスケア製品注文の確認が保留中であることを示すメッセージの生成を引き起こす。確認されるべき製品注文の生成に続いて、インターフェイスデータ処理は440に続く。
【0123】
426において、注文の確認が受信された場合、処理は430に続く。
【0124】
430では、注文確認が要求されないか(422)、または確認が要求され、受信されているか(426)のいずれかである。以下で説明するように、430は、ヘルスケア専門家が(そのクライアント152を介して)製品注文を「手動で」入力する場合にも効果的に到達することができる。
【0125】
430において、HMSサーバ112は、注文されるヘルスケア製品に関する注文データ(スクリプトの形態をとることができる)を生成する。注文データは例えば、製品名、製品識別子、製品数量、任意の他の関連する製品データを含むことができる。患者パラメータ(上述のような)は、注文データに影響を及ぼすことができる。例えば、製品が医療/医薬品であり、患者がジェネリック(オリジネーター/ブランド名とは対照的に)製品を使用することを好むことを示した場合、ジェネリック製品が注文のために選択される。
【0126】
432において、HMSサーバ112は、注文される製品に関する支払いおよび配達の詳細を決定する。これらの詳細は、注文が準備されている患者に関連付けられたアカウント/パラメータ詳細から取り出される。
【0127】
434において、HMSサーバ112は、問題の製品のプロバイダを決定する。HMSサーバ112は、さまざまな方法でこの決定を行うように構成することができる。例えば、特定の実施形態では、HMSサーバ112が単一のプロバイダ(すなわち、製品プロバイダシステム170)を使用してすべての注文を満たすように構成され、この場合、そのサプライヤが選択される。他の実施形態では、HMSサーバ112が(それらのPPS170を介して)複数のプロバイダとインターフェイスすることができ、その場合、特定のプロバイダをさまざまな基準に従って選択することができる。例えば、患者が(上述のように)好ましい製品プロバイダを定義した場合、そのプロバイダが選択される。そうでない場合、プロバイダは、価格、製品の入手可能性/推定納期、および/または任意の他の適切な基準に基づいて選択され得る。
【0128】
436において、HMSサーバ112は、選択されたプロバイダが利用可能な製品(および、製品価格および患者の好ましい配達住所までの推定配達時間などの他の情報)を有するかどうかを判定する。これは、関連するPPS170のPPSサーバ172と通信するHMSサーバ112を含む。
【0129】
436で、HMSサーバ112が選択されたプロバイダが製品を提供できない(例えば、在庫切れである)と判定した場合、処理は428に進み、上述のように製品注文TBCインターフェイスデータを生成する。そうでなければ、処理は438に続く。
【0130】
複数のプロバイダがHMSサーバ110に利用可能である実施形態では、プロバイダが最初に436で試みたときに製品を提供できない場合、他のプロバイダに問い合わせて、それらが注文を満たすことができるかどうかを決定することができる。この場合、プロバイダが製品を提供できない場合にのみ、処理は428に進む。
【0131】
438において、HMSサーバ112はプロバイダインターフェイスデータを生成する。一般的に言えば、プロバイダインターフェイスデータはプロバイダおよび製品のそれらの供給に関する情報(例えば、特定の製品、価格、および推定納期)を含む。438に続いて、処理は440に進む。
【0132】
440において、プロバイダが436における注文を満たすことができることの確認に続いて、HMSサーバ112は、製品注文インターフェイスデータを生成する。製品注文インターフェイスデータはヘルスケア製品に関する任意の一般的な情報(例えば、製品が患者にとって必要/望ましいと判定された理由)、製品TBCインターフェイスデータ(428で生成された場合)、およびプロバイダインターフェイスデータ(438で生成された場合)を含む。HMSクライアント132に伝送されると、製品注文インターフェイスデータは、製品注文インターフェイスを生成するためにHMSクライアント132によって使用される。
【0133】
図5のインターフェイス500は製品注文インターフェイス580の一例を提供し、そこから、440においてHMSサーバ112によって生成された製品注文インターフェイスデータに関するさらなる詳細が明らかになるであろう。
【0134】
440におけるヘルスケア製品注文インターフェイスデータの生成に続いて、処理は418に戻り、さらなる未処理の製品注文アクション出力が存在するかどうかを判定する。
【0135】
418で、HMSサーバ112が、未処理の製品注文アクション出力が存在しないと判定した場合、処理は終了する。この時点でのインターフェイスデータは、402で生成されたレポート出力インターフェイスデータ、416で生成された任意の(すなわちゼロ以上の)HPエンゲージメントインターフェイスデータのセット、および440で生成された任意の(すなわちゼロ以上の)製品注文インターフェイスデータのセットを含む。インターフェイスデータは、HMSサーバ112によって、318においてクライアントアプリケーション132に伝送される。
【0136】
多くの場合、製品注文(必要な場合)の確認はリアルタイムに行われない。なぜなら、注文確認に必要なヘルスケアは患者を診る必要があるか、あるいはたとえそうでなくても、確認依頼のアクションを直ちに行うことができないからである。この場合、確認すべき製品注文インターフェイスデータが生成される(レポート処理を滞留させないように)。ヘルスケア専門家が最終的に注文を承認する場合、別個の処理(例えば、動作430、432、434、436、および438)は、製品注文インターフェイスデータの生成のためにのみ実行され得、製品注文インターフェイスデータは次いで、患者のクライアントアプリケーション132に伝送されて、以下に記載されるように、製品注文インターフェイスの表示を引き起こし得る。
【0137】
さらに、場合によっては、(HMS110による患者のヘルスデータの分析の結果としてではなく)患者を見ることに関するヘルスケア専門家によって、ヘルスケア製品注文アクション出力が生成されることがある。この場合、ヘルスケア専門家は、HMSサーバ112と(そのクライアント152を介して)対話して、製品注文アクション出力(または同様のアクション項目)をエンダーに入力することができる。HMSサーバ112によって受信されると、ヘルスケア専門家によって作成された出力/アイテムは製品注文インターフェイスデータを生成するために処理される(例えば、430、432、434、436、および438と同じまたは類似の動作に従って)。次いで、生成された製品注文インターフェイスデータは、HMSサーバ112によって患者のクライアントアプリケーション132に伝送されて、以下で説明するように製品注文インターフェイスを表示させることができる。
【0138】
図5のインターフェイス500は、HMSサーバ112によって生成され、HMSクライアント132に伝送されるさまざまなインターフェイスデータが患者システム130上でHMSクライアント132によってどのように表示されるかの一例を提供する。一般的に言えば、インターフェイス500は、レポート出力インターフェイス502、HPエンゲージメントインターフェイス552、ヘルスケア製品注文インターフェイス580、および退出制御598(患者によって起動されると、インターフェイスから退出する)を含む。
【0139】
レポート出力インターフェイス502はヘルスレポート表示ペイン502、ヘルスプラン表示ペイン520、および教育プラン表示ペイン540を含み、これらはそれぞれ順に説明される。
【0140】
ヘルスレポート表示ペイン502は患者のヘルスに関するコンテンツ504(例えば、テキスト、画像、または他のコンテンツ)を含む患者ヘルスレポート情報を表示するために使用される。全ての患者ヘルスレポート情報は一度に表示されることができ、又は情報が例えば、ユーザによって起動されると、より詳細な情報の提示を引き起こすユーザ制御(ハイパーリンクのような)と共に最初に表示される特定の発明の概要項目と共に、インタラクティブな方法で提示されることができる。さらに、さまざまな制御、例えば、ダウンロードヘルスレポート制御504(起動されると、患者が自分のヘルスレポートを自分の患者装置130にダウンロードすることを可能にする)および共有ヘルスレポート制御506(起動されると、患者が例えば、電子メール、SMS、または任意の他の適切な手段によって、選択された受信者と自分のヘルスレポートを共有することを可能にし、ヘルスレポートに含まれ得る情報の潜在的に機密性のある性質を認識する)を提供することができる。
【0141】
本例のヘルスレポート表示ペイン502はまた、3つの患者アクション項目510、すなわち、患者のヘルスに有益な影響を及ぼす上位n(この例では3)の患者アクションを含む。
【0142】
例示的なインターフェイス500では、患者ヘルスプラン情報がヘルスプラン表示ペイン520に提供される。この特定の例では、エクササイズプランリンク522、ダイエットプランリンク524、および禁煙プランリンク526の3つのヘルスプランリンクが表示される。これらのリンクの各々は患者によって起動されると、問題のプランに関するさらなる情報が表示されることになる(さらなる情報は318においてHMSサーバ112から受信されるか、またはリンクが起動されるときにHMS112から取り出される)。代替の実施形態では、ヘルスプラン情報がヘルスプラン表示ペイン520に完全に記載されてもよい。ヘルスプラン表示ペイン520はまた、さまざまな制御部、この場合、ヘルスプランダウンロード制御部528(起動されると、患者が自分のヘルスプランを自分の患者システム130にダウンロードすることを可能にする)と、ヘルスプラン共有制御部530(起動されると、患者が自分のヘルスプランを選択された受信者と共有することを可能にする)とを含む。
【0143】
例示的なインターフェイス500では、患者教育プラン情報が教育プラン表示ペイン540に提供される。この特定の例では単一の疾患/状態ペイン542(糖尿病)が示されており、これは疾患/状態の3つの別個の態様への3つの教育リンク、すなわち、リンク546(疾患/状態に関する情報にリンクする)、管理リンク548(疾患/状態の管理に関する情報にリンクする)、および症状リンク550(疾患/状態の症状に関する情報、ならびに疾患/状態がどのように管理/誤管理されるかに応じてそれらの症状がどのように変化し得るかに関する情報にリンクする)を含む。疾患/状態に関する異なる(または異なるように提示された)情報にリンクして、追加の、より少ない、および/または代替の教育を提供することができ、追加の疾患/状態ペインを表示することができる。教育リンク546、548、および550は教育コンテンツが第三者のコンテンツプロバイダによって維持される場合、HMS110またはコンテンツプロバイダシステム190(より具体的にはそのCPSサーバ192)によって教育コンテンツが維持されるHMSサーバ112など、任意の適切なコンテンツソースにリンクすることができる。
【0144】
HPエンゲージメントインターフェイス552は、提案されたエンゲージメントに関する一般情報を提供する情報ペイン554を含む。これは、例えば、エンゲージメントの理由およびそれに関連する任意の他の関連情報を含むことができる。情報ペイン554は患者によって起動された場合に、関与に関する追加情報がアクセスされる(例えば、表示される、ダウンロードされる、または他の方法でアクセスされる)ことを可能にする追加情報制御556をさらに含む。例えば、ヘルスケア専門家の関与が病理予約に関するものである場合、追加情報は患者がダウンロード/印刷し、病理プロバイダに提供することができる病理フォームを含むことができる。ヘルスケア専門家の関与が一般開業医(GP)の予約に関するものである場合、追加情報は、予約に関連し得る情報を伴う紹介を含むことができる。
【0145】
HPエンゲージメントインターフェイス552はまた、408においてHMSサーバ112によって選択されたヘルスケア専門家に関する情報を含む、選択されたヘルスケア専門家ペイン558を含む。この場合、単一のヘルスケア専門家がHMSサーバ112によって選択されている。
【0146】
選択されたヘルスケア専門家ペイン558は、変更ヘルスケア専門家制御560も含む。患者が当該関与のために代替ヘルスケア専門家を選択したい場合、彼または彼女は制御560を起動することができる。これにより、代替ヘルスケア専門家のリストが表示される(管理560の起動時に、最初にHMSサーバ112から受信されるか、またはそこから取得される代替ヘルスケア専門家)。次いで、患者は、関与のための代替のヘルスケア専門家を選択することができる(選択がHMSサーバ112に返信される)。
【0147】
他の場合には、選択されたヘルスケア専門家ペイン558が408でHMSサーバ112によって選択された2人以上のヘルスケア専門家のリストを表示することができる。この場合、ユーザは、表示されたヘルスケア専門家のうちの1人を選択することができる(この選択がHMSサーバ112に返信される)。
【0148】
HMSサーバ112が(以下で説明するように)患者コールを待ち行列に入れた後に、選択されたHPが変更された場合、HMSサーバ112は(以下でも説明する)以前のHPで待ち行列に入れられた患者コールをキャンセルし、新たに選択されたHPで患者コールを待ち行列に入れる。
【0149】
HPエンゲージメントインターフェイス552はまた、通話インターフェイス562を含む。コールインターフェイス562は、連絡禁止制御564および連絡制御566を含む。
【0150】
HMSサーバ112が連絡禁止制御564も連絡制御566も起動されていないと判定した場合、HMSサーバ112は、選択されたヘルスケア専門家のために患者連絡リマインダを生成させる。
【0151】
HMSサーバ112は、患者クライアント132とのセッションがいずれかの制御が起動されたという指示を患者クライアント132から受信することなく終了される場合、連絡禁止制御564も連絡制御566も起動されていないことを決定するように構成される。いくつかの実装形態では、HMSサーバ112はまた、いずれかの制御が所定の期間(例えば、15分または任意の他の適切な期間)内にアクティブ化されたという指示を患者クライアント132から受信しない場合、連絡禁止制御564も連絡制御566もアクティブ化されていないと判定するように構成される。
【0152】
HMSサーバ112は、さまざまな方法で、選択されたヘルスケア専門家のために患者連絡リマインダを生成させるように構成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、HMSサーバ112が待ち行列コール(または待ち行列連絡)メッセージ(例えば、コールされる患者の名前および番号、ならびに任意の関連情報、例えば、コールが単に予約を準備するためのものであるか、または患者に関する詳細を議論するためのものであるかどうかを含む)を生成し、HPクライアントアプリケーション152に送信する。HPクライアントアプリケーション152は待ち行列コールメッセージを受信し、患者のためのコールをヘルスケア専門家のコール待ち行列に入れる。代替の実施形態では、HMSサーバ112が通話の詳細を含むカレンダ招待を(例えば、電子メール、インスタントメッセージ、または他の手段によって)ヘルスケア専門家に送信するように構成される。カレンダ招待がヘルスケア専門家によって受信されると、それを受け入れることができ、コールがヘルスケア専門家のカレンダに追加される。さらに別の例として、HMSサーバ112は(適切なAPIを介して)ヘルスケア専門家のコール待ち行列/ダイアリ/カレンダに直接アクセスし、コールアイテムをそれに直接追加するように構成されてもよい。
【0153】
HMSサーバ112はいずれの制御もアクティブ化されずに、タイムアウト(例えば、インターフェイスの表示がアクティブ化されずに発生したx秒/分後)、またはクライアントアプリケーション132とのセッションが閉じられている場合(例えば、出口制御598のアクティブ化またはHMSクライアントアプリケーション132の終了によって)のいずれかで、連絡禁止制御564および現在の連絡制御566のいずれもアクティブ化されなかったことを決定するように構成することができる。
【0154】
連絡禁止制御564が起動されると、HMSクライアント132は連絡禁止メッセージを生成し、これをHMSサーバ112に伝送する。HMSクライアント132から連絡禁止メッセージを受信すると、HMSサーバ112はコールを受信しないように患者のアクティブな選択を記録し、ヘルスケア専門家のコール待ち行列にコールアイテムが配置されないことを保証する。HMSサーバ112がすでに待ち行列コールメッセージを生成/送信した後に「連絡しない」メッセージを受信した場合、HMSサーバ112はヘルスケア専門家のコール待ち行列から連絡リマインダを削除しようとするために、「連絡しない」メッセージを受信することについて、さらなるアクションをとる。HMSサーバ112は、さまざまな方法でこれを行うように構成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、HMSサーバ112がキャンセル待ち行列コール(またはキャンセル待ち行列連絡)メッセージ(例えば、呼び出される患者の名前および番号、および/または待ち行列コールが識別されることを可能にする他の情報を含む)を生成し、HPクライアントアプリケーション152に送信することによって、そのようにする。HPクライアントアプリケーション152は待ち行列に入れられたコールのキャンセルメッセージを受信し、その患者に対する待ち行列に入れられたコールを除去する。
【0155】
特定の実施形態では連絡禁止管理564が起動された場合、HMSサーバ112はヘルスケア専門家との電話/コンサルテーションが推奨されるという1つまたは複数のリマインダを患者に送信するように動作する患者リマインダプロセスをトリガする。
【0156】
例として、患者リマインダプロセスはクライアントが連絡禁止制御を起動した後(例えば、1週間後)、第1所定期間、患者に第1リマインダを自動的に生成し、送信することを含んでもよい。第2所定期間(例えば、連絡禁止制御の起動後2週間)において、患者がヘルスケア専門家と連絡していることを示すデータがHMSサーバ112によって受信されていない場合、第2のリマインダが生成され、患者に通信される。第3所定期間(例えば、連絡禁止制御の起動後4週間)において、患者がヘルスケア専門家と連絡していることを示すデータがHMSサーバ112によって受信されていない場合、第3(およびこの特定の例では最終である)リマインダが生成され、患者に伝送される。所与のリマインダはさまざまな手段、例えば、電子メール、SMSによって、および/または患者クライアントアプリケーション132を介して、患者に伝送されてもよい。患者がリマインダを見逃す可能性を低減するために、リマインダは複数のチャネル、例えば、電子メールによる第1リマインダ、SMSによる第2リマインダ、および電子メールによる第3リマインダを介して送信されてもよい。
【0157】
連絡制御566が起動されると、HMSクライアント132は、(ペイン558に表示されるように)現在選択されているヘルスケア専門家との電話を開始する。通話は、音声通話またはビデオ通話であってもよく、ヘルスケア専門家の連絡情報を使用して開始される。この場合、HMSクライアント132はコール発信メッセージも生成し、これをHMSサーバに伝える。HMSクライアント132から発信されたコールメッセージを受信すると、HMSサーバ112はコールが発信されたことを記録し、ヘルスケアプロフェッショナルのコール待ち行列にコールアイテムが配置されないことを保証する(または、ヘルスケアプロフェッショナルのコール待ち行列に連絡リマインダがすでに配置されていた場合それは除去される)。
【0158】
HPエンゲージメントインターフェイス552はまた、予約インターフェイス568を含む。特定の実施形態では、予約インターフェイス568が問題の関与のために予約が必要とされる場合にのみ表示される。他の実施形態では、予約がHMS110によって必要であると決定されたか否かにかかわらず、予約インターフェイス568が表示される。この例では、予約インターフェイス568が予約作成制御570を含む。上述のように、場合によっては、予約は対面コンサルテーションのためのものであり、他の場合には予約は電話またはテレビ電話コンサルテーションのためのものであってもよい。
【0159】
予約制御570が起動されると、予約インターフェイス(図示せず)が表示され、患者がHPの可用性を見て、予約の日付/時間を選択することを可能にする。HPの予約スケジュールは、さまざまな方法で入手/対話することができる。例えば、HPの予約スケジュールが公的に利用可能である場合(例えば、ウェブサイトまたはアプリケーションを介して)、HMSクライアント132は患者が予約を行うことを可能にするために、ヘルスケア専門家のスケジュールにリダイレクトするように構成され得る。あるいは、HPがその予約スケジュールへのアクセスを(適切なAPIを介して)HMSサーバ112に提供してもよい。この場合、HMSクライアント132は受信時にHPスケジュールにアクセスし、患者に表示するためにHMSクライアント132にその情報を提供する手動予約要求をHMSサーバ112に伝送する。次いで、患者は、所望の予約時間を選択することができる。
【0160】
予約が行われた場合、HMSサーバ112は、コールアイテムがヘルスケア専門家コール待ち行列に置かれないことを保証する(または連絡リマインダがヘルスケア専門家のコール待ち行列に既に置かれていた場合、それは除去される)。
【0161】
患者のヘルスデータを分析すると、ヘルスケア専門家とのさらなる関与が提案される結果となる場合、デフォルト操作は、患者のためのヘルスケア専門家の待ち行列にコールアイテムが配置される(そして、ヘルスケア専門家側に何らかのエラーがなく、患者が電話を受ける)ようなものであることは理解されるであろう。代わりに、患者はヘルスケア専門家からコールされることを防ぐために積極的なアクションをとらなければならない。これは、患者が彼らのヘルス管理をさらに進めるために必要とする作業を減少させる。
【0162】
代替の実施形態では、デフォルト動作が患者のために待ち行列に入れられたコールを有さず、その代わりに、これを行うために患者による何らかの明示的なアクションを必要とすることであってもよい。この場合、連絡禁止制御564を表示するのではなく、コールインターフェイス562には待ち行列患者コール制御が提供される。待ち行列患者コール制御が起動されると、HMSクライアント132は待ち行列患者コールメッセージを生成し、これをHMSサーバ112に通信する(これにより、上述のように患者コールが待ち行列に入れられる)。この場合でも、患者が行うべき全ての患者が単一の「待ち行列患者コール」制御を起動するため、患者がヘルスケア専門家に電話をかけることが要求される作業/相互作用は低減される。そのような実施形態では、「患者通話待ち行列」制御が「連絡承認」制御、すなわち、ヘルスケア専門家による連絡を承認するために患者によって起動される制御と見なすことができる。566のような「今すぐ連絡」管理および/または上述の570のような予約管理もまた、患者がヘルスケア専門家との連絡を承認することをそれらのアクティブ化が示す点で、「連絡承認」管理のタイプである。ヘルスケア専門家との通信を承認するために患者による何らかの明示的なアクションを必要とする実施形態では、連絡承認管理が患者によってアクティブ化されない場合、HMSサーバ112は上述のように、患者リマインダプロセス(例えば、ヘルスケア専門家とのコール/コンサルテーションが推奨されることを患者にリマインドするために1つまたは複数のリマインダを患者に送信させるように動作するプロセス)をトリガするように構成され得る。
【0163】
ヘルスケア製品注文インターフェイス580は、注文インターフェイス580が関連するヘルスケア製品に関する一般情報を提供する製品情報ペイン582を含む。これは、例えば、注文インターフェイスが関連する製品の名前、患者について製品が識別された理由、製品に関連する使用法の提案/要件、他の関連情報に関する情報を含むことができる。製品情報ペインはまた、スクリプト/注文管理586を含み、これは、患者によってアクティブ化された場合、製品のためのスクリプトまたは注文ドキュメントを表示/ダウンロードおよび/または共有させるように構成され得る。これは、患者が製品の電子注文を進めることを選択せず、代わりに、スクリプト/注文を物理的な店舗に持ち込むことを望む場合に有用である。
【0164】
ヘルスケア製品注文インターフェイス580はまた、434においてHMSサーバ112によって選択された製品プロバイダに関する情報を含む、選択されたプロバイダペイン588を含む。この例では、情報がプロバイダの詳細(例えば、Amazon、Chemist Warehouse、またはいずれかのプロバイダが選択されたなど、選択された製品プロバイダの名前の名前)、製品の価格、現在選択されている配達先への配達コスト、注文の総コスト、および製品の推定配達日を含む。追加の/より少ない/代替のプロバイダ情報を提供することができる。
【0165】
選択されたプロバイダペイン588は、変更プロバイダ管理590も含む。患者が製品の代替プロバイダを選択することを望む場合、患者は、制御部590を作動させることができる。これにより、HMS110に利用可能な1つ以上の代替プロバイダのリストが表示される(代替プロバイダは、HMSサーバ112から最初に受信されるか、または制御590の起動時にそこから取得される)。次いで、患者はリストから代替プロバイダを選択することができ、変更プロバイダメッセージがクライアント132によって生成され、HMSサーバ112に返信される。変更プロバイダメッセージを受信すると、HMSサーバ112は新たに選択されたプロバイダのPPSサーバ172とインターフェイスし、サプライヤが問題の製品(例えば、上述の436ごと)を供給できることをチェックする。その場合、HMSサーバ112はプロバイダ更新メッセージを生成し、これをHMSクライアント132に伝送する。プロバイダ更新メッセージはHMSクライアント132が選択されたプロバイダペイン588に表示させる更新されたプロバイダデータ(例えば、新たに選択されたプロバイダ詳細、製品価格の任意の変更、配送コストの任意の変更、および/または推定配送日)を含む。
【0166】
ヘルスケア製品注文インターフェイス580はまた、(432で決定された)現在選択されている配送住所に関する情報を提供する配送住所ペイン592を含む。配送住所ペイン592はまた、変更配送住所制御594を含む。患者が代替の送達住所を選択または入力することを望む場合、患者は、制御594を作動させることができる。これにより、変更配送住所インターフェイス(図示せず)が起動される。変更配送住所インターフェイスは、ユーザが所望の配送住所を指定することを可能にするデータ入力フィールド(または一連のフィールド)を含むことができる。患者が複数の住所(例えば、職場住所、自宅住所等)をHMS110に提供した場合、変更配送住所インターフェイスはこれらを表示することもでき(例えば、HMSクライアント132がHMSサーバ112から患者のために格納された住所を要求し、それに応答して住所情報を受信することによって)、患者がリストから代替住所を選択することを可能にする。代替配送住所を選択すると、HMSクライアント132は変更配送住所メッセージを生成し、このメッセージをHMSサーバ112に送り返す。変更配送住所メッセージを受信すると、HMSサーバ112は変更された配送住所を記録する(および、ある実施形態では、新しい配送住所を患者のアカウントに追加する)。HMSサーバ112はまた、現在選択されているプロバイダのPPSサーバ172とインターフェイスし、新しい配送住所が配送コストまたは推定配送日に何らかの変更を引き起こすか否かを決定する。PPSサーバ172からの応答を受信すると、HSサーバ112は新しい配送住所メッセージを生成し、これをHMSクライアント132に伝送する。新しい配送住所メッセージは配送住所が更新されたことを確認する(したがって、HMSクライアント132は更新された配送住所詳細を配送住所ペイン192内で変更させることができる)。新しい配送住所メッセージはまた、HMSクライアント132が選択されたプロバイダペイン588に表示させる更新されたプロバイダデータを含む(例えば、配送コストまたは推定配送日付の任意の変更)。
【0167】
ヘルスケア製品注文インターフェイス580は、注文禁止制御596も含む。注文禁止制御596がアクティブ化されていない場合、HMSサーバ112は、選択されたプロバイダに発注させる。
【0168】
HMSサーバ112は、患者クライアント132とのセッションが患者クライアント132から制御がアクティブ化されたという指示を受信することなく終了される場合、注文禁止制御596がアクティブ化されていないことを決定するように構成される。いくつかの実装形態では、HMSサーバ112はまた、所定の期間(例えば、15分または任意の他の適切な期間)内に制御がアクティブ化されたという指示を患者クライアント132から受信しない場合、注文禁止制御596がアクティブ化されていないことを決定するように構成される。
【0169】
HMSサーバは、選択したプロバイダにさまざまな方法で注文を発注させるように設定できる。例えば、いくつかの実施形態では、HMSサーバ112がPPSアプリケーション114に、選択されたプロバイダのPPSサーバ172と注文を発注させることによって、これを行う。発注された注文は選択された製品、選択された配送先住所、および支払い詳細(例えば、クレジットカードまたは患者のアカウントから検索された他の支払いアカウント詳細)に関する情報を含む。注文がうまく発注された場合、HMS110は注文メッセージを生成し、例えば、HMSクライアント132によって表示されるように、または電子メールまたは他の通信手段を介して、これを患者に通信する。注文がうまく発注されなかった場合(例えば、供給者がPPSシステム172に注文を発注しようとする前に製品が売り切れたため)、発注されなかった注文が患者に伝えられる。HMSサーバ112はタイムアウト(例えば、制御がアクティブ化されずにインターフェイスの表示が発生したx秒/分後)または制御がアクティブ化されずにクライアントアプリケーション132とのセッションが閉じられた場合(例えば、出口制御598のアクティブ化またはHMSクライアントアプリケーション132の終了によって)のいずれかで、注文禁止制御596がアクティブ化されなかったことを決定するように構成することができる。
【0170】
注文禁止制御596がアクティブ化されると、HMSクライアント132は注文禁止メッセージを生成し、これをHMSサーバ112に伝送する。HMSクライアント132から注文禁止メッセージを受信すると、HMSサーバ112は、注文を発注すべきではなく、注文を発注すべきではないという患者のアクティブな選択を記録する。HMSサーバ112がすでに発注を行った後に発注しないメッセージが受信された場合、HMSサーバ112は発注した注文をプロバイダシステムから削除/キャンセルすることを試みるために、発注しないメッセージを受信することについて、さらなるアクションをとる。HMSサーバ112は、さまざまな方法でこれを行うように構成することができる。例えば、いくつかの実施形態では、HMSサーバ112が注文キャンセルメッセージ(元の注文が識別されることを可能にするのに十分な情報を含む)を生成し、PPSアプリケーション114に送信することによって、そのようにする。PPSアプリケーション114は注文キャンセルメッセージを受信し、可能であれば、注文をキャンセルする。
【0171】
理解されるように、ヘルスケア製品が患者のために必要とされるか、または推奨される場合、デフォルト動作は、その製品のための注文がなされるようなものである。代替的に言えば、患者は、指示が出されるのを防止するために積極的なアクションをとらなければならない。これは、患者が彼らのヘルス管理をさらに進めるために必要とする作業を減少させる。
【0172】
代替の実施形態では、明示的な患者アクションがない状態で注文を行う代わりに、デフォルト動作は注文を行わないことであってもよい。この場合、注文禁止制御596を表示するのではなく、ヘルスケア製品注文インターフェイス580は、注文確認制御を含む。注文確認制御が起動されると、HMSクライアント132は注文確認メッセージを生成し、これをHMSサーバ112に伝える(その後、上記のように注文を発注させる)。注文確認制御が起動されない場合、注文は行われない。この場合でさえ、処方された/示唆されたヘルスケア製品を注文するために患者によって必要とされる作業/相互作用は、発注された注文を有するために患者が行う必要がある全ての患者が単一の「注文確認」制御を起動するので、低減される。
【0173】
場合によっては、注文を行うことができない(例えば、HMS110がアクセスすることができる製品プロバイダから製品が単に入手できない、または426で注文が確認されない)。この場合、製品情報ペイン582は依然として表示されてもよいが、選択されたプロバイダペイン588または配送住所ペイン592を表示する代わりに、適切なメッセージ、例えば、「製品が利用できない」または「注文のヘルスケア専門家確認待ち」または他の適切なメッセージが表示される。
【0174】
図3、
図4、および
図5を参照して上記で説明した動作は特定のアプリケーションによって実行されるものとして説明したが、説明した動作は任意の適切にプログラムされた/構成されたアプリケーションによって実行することができる。例えば、特定の実施形態では、HMS110が個別のアプリケーションによってではなく、その上で動作する単一のモノリシックアプリケーションによってその動作を実行するように構成することができる。
【0175】
図3および
図4のフローチャートは、処理/機能ステップを示すために提供され、説明されてきた。これらのフローチャートはさまざまな特徴を説明するために特定の順序でステップを定義するが、場合によってはステップが異なる順序で、または並行して実行され得る。さらに、場合によっては2つ以上の動作が単一の動作に組み合わされてもよく、単一の動作が複数の別個の動作に分割されてもよく、および/または説明された/例示された動作のうちの1つ以上によって達成された機能が1つ以上の代替の動作によって達成されてもよい。
【0176】
本明細書に開示され、定義された実施形態は、本文または図面から言及され、または明らかな個々の特徴のうちの2つ以上の代替的な組合せのすべてに及ぶことが理解されるであろう。これらの異なる組み合わせの全ては、実施形態のさまざまな代替態様を構成する。
【国際調査報告】