(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-26
(54)【発明の名称】表示装置及びその短絡検出方法
(51)【国際特許分類】
G09G 3/36 20060101AFI20220819BHJP
G09G 3/20 20060101ALI20220819BHJP
【FI】
G09G3/36
G09G3/20 623F
G09G3/20 623R
G09G3/20 670A
G09G3/20 622C
G09G3/20 621J
G09G3/20 612R
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021573821
(86)(22)【出願日】2020-06-01
(85)【翻訳文提出日】2021-12-10
(86)【国際出願番号】 CN2020093760
(87)【国際公開番号】W WO2020248861
(87)【国際公開日】2020-12-17
(31)【優先権主張番号】201910503715.1
(32)【優先日】2019-06-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521141718
【氏名又は名称】恵科股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】HKC Corporation Limited
【住所又は居所原語表記】1F-3F, 5F-7F of Factory Building 1, 7F of Factory Building 6, Huike Industrial Park, No.1 Industrial 2nd Road, Shilong Community, Shiyan Street, Baoan District, Shenzhen, China
(71)【出願人】
【識別番号】521540726
【氏名又は名称】重慶恵科金渝光電科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHONGQING HKC OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 1 Shijing Rd., Jieshi, Banan District Chongqing 401320, China
(74)【代理人】
【識別番号】100205936
【氏名又は名称】崔 海龍
(74)【代理人】
【識別番号】100132805
【氏名又は名称】河合 貴之
(72)【発明者】
【氏名】熊 志
【テーマコード(参考)】
5C006
5C080
【Fターム(参考)】
5C006AA16
5C006AF46
5C006AF53
5C006AF54
5C006AF64
5C006AF65
5C006AF71
5C006AF82
5C006BB16
5C006BC03
5C006BC13
5C006BC16
5C006BF14
5C006BF25
5C006BF37
5C006BF38
5C006BF42
5C006BF49
5C006FA11
5C006FA51
5C080BB05
5C080DD08
5C080DD19
5C080DD22
5C080FF01
5C080FF11
5C080FF12
5C080JJ02
5C080JJ03
5C080JJ07
(57)【要約】
本願は表示パネル(10)と、データ駆動回路(20)と走査駆動回路(30)とを含む表示装置を提供し、データ駆動回路(20)はデジタルアナログ変換器(21)と、増幅器(22)と、スイッチモジュール(23)と、センサ(24)とを含み、デジタルアナログ変換器(21)の出力側は増幅器(22)及びスイッチモジュール(23)を順次介してデータ線(11)に接続され、センサ(24)は外部の電圧源と接続され、センサ(24)が受信した帰還電圧が第1電圧源と第2電圧源の電圧を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュール(23)の入力側と出力側との間が切断される。本発明はさらに、表示装置の短絡検出方法を提供する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置であって、前記表示装置は、
複数のデータ線と、複数の走査線と、複数の前記データ線と複数の前記走査線とが交差して形成された画素とを有する表示パネルと、
複数の前記走査線に接続され、複数の前記走査線を駆動するように構成された走査駆動回路と、
複数の前記データ線に接続され、複数の前記データ線を駆動するように構成されたデータ駆動回路であって、前記データ駆動回路はデジタルアナログ変換器と、増幅器と、スイッチモジュールと、センサとを含み、前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記増幅器及び前記スイッチモジュールを順次介して前記データ線に接続され、前記スイッチモジュールの入力側は前記増幅器に接続され、前記スイッチモジュールの出力側は前記データ線に接続されている前記データ駆動回路と、
を含み、
前記センサの第1入力側と第2入力側は外部の電圧源と接続され、前記第1入力側に第1電圧が、第2入力側に第2電圧が、それぞれ印加され、前記第1電圧の電圧値は前記第2電圧の電圧値よりも小さく、前記センサの第3入力側は前記スイッチモジュールと前記データ線との間に接続され、前記センサの出力側は前記スイッチモジュールの制御側に接続されており、前記第3入力側が受信した帰還電圧が、前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合には、前記センサの出力側から前記スイッチモジュールの制御側にハイレベルを出力し、前記スイッチモジュールの制御側がハイレベルの場合、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間が切断される
表示装置。
【請求項2】
前記第1電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第1電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第2電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第2電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記増幅器には正相入力側と逆相入力側が備えられており、
前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記正相入力側と接続され、前記逆相入力側は前記増幅器と前記スイッチモジュールとの間に接続されている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記表示装置はさらに、第1共通電極と、一端が前記データ線と接続され、他端が前記第1共通電極に接続された第1メモリキャパシタと、を含む
請求項1に記載の表示装置。
【請求項6】
前記表示装置はさらに、前記第1メモリキャパシタと前記第1 データ線との間に接続された第1保護抵抗器を含む
請求項5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記第1保護抵抗器、第1メモリキャパシタ及び第1共通電極の数は複数であり、各データ線の経路上にはいずれも一つの第1保護抵抗器、一つの第1メモリキャパシタ及び一つの第1共通電極が設置されている
請求項6に記載の表示装置。
【請求項8】
前記表示装置はさらに第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタ及び第2共通電極を含み、前記操作駆動回路の出力側は走査線の一端に接続され、前記走査線の他端には、第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタと第2共通電極が順番に接続されている
請求項1に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタ及び第2共通電極の数は複数であり、各データ線の経路上にはいずれも一つの第2保護抵抗器、一つの第2メモリキャパシタ及び一つの第2共通電極が設置されている
請求項8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記走査駆動回路の出力する電圧の最大電圧が前記データ駆動回路の動作電圧よりも大きく、前記走査駆動回路の出力する電圧の最小電圧が接地電圧よりも小さい
請求項1に記載の表示装置。
【請求項11】
前記表示装置は、前記データ駆動回路の入力側と前記走査駆動回路の入力側とにそれぞれ電気的に接続されたコントローラをさらに含む
請求項1に記載の表示装置。
【請求項12】
前記コントローラはデータ駆動回路とは別として設置されているか、又は前記コントローラはデータ駆動回路とは一体として設置されて集積回路を形成している
請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
表示装置の短絡検出方法であって、前記表示装置の短絡検出方法は、
センサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断するステップと、
前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュールにハイレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させるステップと、
を含む表示装置の短絡検出方法。
【請求項14】
前記のセンサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断するステップの後に、さらに、
前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、スイッチモジュールにローレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を導通させるステップ
を含む請求項13に記載の表示装置の短絡検出方法。
【請求項15】
表示装置であって、前記表示装置は、
複数の平行に設置されたデータ線と、複数の平行に設置された走査線と、複数の前記データ線と複数の前記走査線とが交差して形成された画素とを有する表示パネルと、
複数の前記走査線に接続され、複数の前記走査線を駆動するように構成された走査駆動回路と、
複数の前記データ線に接続され、複数の前記データ線を駆動するように構成されたデータ駆動回路であって、前記データ駆動回路はデジタルアナログ変換器と、増幅器と、スイッチモジュールと、センサとを含み、前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記増幅器及び前記スイッチモジュールを順次介して前記データ線に接続され、前記スイッチモジュールの入力側は前記増幅器に接続され、前記スイッチモジュールの出力側は前記データ線に接続されている前記データ駆動回路と、
を含み、
前記センサの第1入力側と第2入力側は外部の電圧源と接続され、前記第1入力側に第1電圧が、第2入力側に第2電圧が、それぞれ印加され、前記第1電圧の電圧値は前記第2電圧の電圧値よりも小さく、前記センサの第3入力側は前記スイッチモジュールと前記データ線との間に接続され、前記センサの出力側は前記スイッチモジュールの制御側に接続されており、前記第3入力側が受信した帰還電圧が、前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合には、前記センサの出力側から前記スイッチモジュールの制御側にハイレベルを出力し、前記スイッチモジュールの制御側がハイレベルの場合、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間が切断され、前記第1電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第1電圧の電圧値が接地電圧よりも大きく、前記走査駆動回路の出力する電圧の最大電圧が前記データ駆動回路の動作電圧よりも大きく、前記走査駆動回路の出力する電圧の最小電圧が接地電圧よりも小さい
表示装置。
【請求項16】
前記第11電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第2電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい
請求項11に記載の表示装置。
【請求項17】
前記増幅器には正相入力側と逆相入力側が備えられており、
前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記正相入力側と接続され、前記逆相入力側は前記増幅器と前記スイッチモジュールとの間に接続されている
請求項11に記載の表示装置。
【請求項18】
前記表示装置はさらに、共通電極と、一端が前記データ線と接続され、他端が前記共通電極に接続されたメモリキャパシタと、を含む
請求項11に記載の表示装置。
【請求項19】
前記表示装置はさらに、前記メモリキャパシタと前記データ線との間に接続された保護抵抗器を含む
ことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
【請求項20】
前記表示装置は、前記データ駆動回路の入力側と前記走査駆動回路の入力側とにそれぞれ電気的に接続されたコントローラをさらに含む
請求項11に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は中国専利局に2019年6月11日に提出された、出願番号が201910503715.1で、発明名称が「表示装置及びその短絡検出方法」である中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容を引用により本願に組み入れる。
本願は、表示装置の技術分野に関し、特に、表示装置及びその短絡検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ここで述べるものは本願に関連する背景情報のみを提供し、必然的に例示的な技術を構成するものではない。
【0003】
表示装置は、一般にデータ駆動チップ(Data Driver IC)をデータ駆動として用いており、その内部にはデジタルアナログ変換器(Digital to analog converter)やバッファなどが含まれる。
【0004】
表示装置のデータ線と走査線との間に短絡が発生すると、データ駆動チップと走査駆動チップに導通経路が存在し、走査駆動チップの動作電圧がデータ駆動チップの動作電圧をはるかに上回るため、データ駆動チップが長時間動作する場合に焼損するリスクがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、表示装置及びその短絡検出方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の目的を達成するために、本願は表示装置を提案し、前記表示装置は:
複数のデータ線と、複数の走査線と、複数の前記データ線と複数の前記走査線とが交差して形成された画素とを有する表示パネルと、
複数の前記走査線に接続され、複数の前記走査線を駆動するように構成された走査駆動回路と、
複数の前記データ線に接続され、複数の前記データ線を駆動するように構成されたデータ駆動回路であって、前記データ駆動回路はデジタルアナログ変換器と、増幅器と、スイッチモジュールと、センサとを含み、前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記増幅器及び前記スイッチモジュールを順次介して前記データ線に接続され、前記スイッチモジュールの入力側は前記増幅器に接続され、前記スイッチモジュールの出力側は前記データ線に接続されている前記データ駆動回路と、
を含み、
前記センサの第1入力側と第2入力側は外部の電圧源と接続され、前記第1入力側に第1電圧が、第2入力側に第2電圧が、それぞれ印加され、前記第1電圧の電圧値は前記第2電圧の電圧値よりも小さく、前記センサの第3入力側は前記スイッチモジュールと前記データ線との間に接続され、前記センサの出力側は前記スイッチモジュールの制御側に接続されており、前記第3入力側が受信した帰還電圧が、前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合には、前記センサの出力側から前記スイッチモジュールの制御側にハイレベルを出力し、前記スイッチモジュールの制御側がハイレベルの場合、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間が切断される。
【0007】
いくつかの実施例において、前記第1電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第1電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい。
【0008】
いくつかの実施例において、前記第2電圧の電圧値が前記データ駆動回路の動作電圧よりも小さく、前記第2電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい。
【0009】
いくつかの実施例において、前記増幅器には正相入力側と逆相入力側が備えられており、
前記デジタルアナログ変換器の出力側は前記正相入力側と接続され、前記逆相入力側は前記増幅器と前記スイッチモジュールとの間に接続されている。
【0010】
いくつかの実施例において、前記表示装置はさらに、第1共通電極と、一端が前記データ線と接続され、他端が前記第1共通電極に接続された第1メモリキャパシタと、を含む。
【0011】
いくつかの実施例において、前記表示装置はさらに、前記第1メモリキャパシタと前記第1データ線との間に接続された第1保護抵抗器を含む。
【0012】
いくつかの実施例において、前記第1保護抵抗器、第1メモリキャパシタ及び第1共通電極の数は複数であり、各データ線の経路上にはいずれも一つの第1保護抵抗器、一つの第1メモリキャパシタ及び一つの第1共通電極が設置されている。
【0013】
いくつかの実施例において、前記表示装置はさらに第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタ及び第2共通電極を含み、前記操作駆動回路の出力側は走査線の一端に接続され、前記走査線の他端には、第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタと第2共通電極が順番に接続されている。
【0014】
いくつかの実施例において、前記第2保護抵抗器、第2メモリキャパシタ及び第2共通電極の数は複数であり、各データ線の経路上にはいずれも一つの第2保護抵抗器、一つの第2メモリキャパシタ及び一つの第2共通電極が設置されている。
【0015】
いくつかの実施例において、前記走査駆動回路の出力する電圧の最大電圧が前記データ駆動回路の動作電圧よりも大きく、前記走査駆動回路の出力する電圧の最小電圧が接地電圧よりも小さい。
【0016】
いくつかの実施例において、前記表示装置は、前記データ駆動回路の入力側と前記走査駆動回路の入力側とにそれぞれ電気的に接続されたコントローラをさらに含む。
【0017】
いくつかの実施例において、前記コントローラはデータ駆動回路とは別として設置されているか、又は前記コントローラはデータ駆動回路とは一体として設置されて集積回路を形成している。
【0018】
上記目的を達成するために、本願は、表示装置の短絡検出方法をさらに提案し、前記表示装置の短絡検出方法は:
センサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断するステップと、
前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュールにハイレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させるステップと、
を含む。
【0019】
いくつかの実施例において、前記のセンサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断するステップの後に、さらに、
前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、スイッチモジュールにローレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を導通させるステップを含む。
【0020】
本願が提供する表示装置短絡検出方法によれば、データ駆動回路の内部にセンサを配置することができ、それのデータ線に出力する電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、表示装置の正常動作を保証するように、スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させるように制御することによって、データ駆動回路を焼損から保護する。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本願実施例及び例示的技術の技術案をより明確に説明するために、以下では、実施例或いは例示的説明に必要とされる添付図面を簡単に紹介する。下記説明における添付図面は本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかであって、当業者にとって、創造的な労働を行わないことを前提に、これらの添付図面が示す構造により他の添付図面を得ることができる。
【0022】
【
図1】本願の実施例の表示装置の構造模式図である。
【
図2】本願の実施例のデータ線と走査線の配置模式図である。
【
図3】本願の実施例のデータ駆動回路とデータ線の回路接続模式図である。
【
図4】本願の実施例の走査駆動回路と走査線の回路接続模式図である。
【
図5】本願の実施例の表示装置の短絡検出方法のステップフローチャートである。
【
図6】本願のもう一つの実施例の表示装置の短絡検出方法のステップフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0023】
添付図面を参照して、実施例と組み合わせて本願目的の実現、機能特徴及び長所をさらに説明する。
以下では、本願実施例における図面と組み合わせ、本願実施例における技術案を明確且つ完全に説明する。説明される実施例は本願の全ての実施例ではなく、本願の一部の実施例に過ぎないことは明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行わないことを前提に得た全ての他の実施例は、本願の保護する範囲に属す。
【0024】
本願実施例での全ての方向性指示(例えば上、下、左、右、前、後...)は、当該方向性指示はある特定の姿勢(添付図面に示す)における各部品間の相対的位置関係、移動状況等を説明するためだけに用いられるのであって、もし当該特定の姿勢が変わる場合、当該方向性指示もそれ相当に変わることは、説明しておく必要がある。
【0025】
また、本願実施例において「第一」、「第二」等に係る説明は説明のために利用されるだけであって、その相対的重要性を提示又は暗示する、或いは提示される技術的特徴の数を暗示的に指定するように理解すべきではない。これにより、「第一」、「第二」に限定された特徴は明示的或いは暗示的に少なくとも一つの当該特徴を含んでもよい。また、各実施例の技術案は互いに組み合わせることができる。ただし、当業者が実現できることはその前提である。技術案の組み合わせに矛盾が生じるか、実現できない場合には、このような技術案の組み合わせが存在せず、且つ本願が請求する保護範囲にないと理解すべきである。
【0026】
図1~4に示すように、本願は、表示装置を提供する。
【0027】
一実施例において、
図1と
図2に示すように、表示装置は、表示パネル10と、走査駆動回路30とデータ駆動回路20と、を含み、上記表示パネル10は、複数のデータ線11と、複数の走査線12と、複数のデータ線11と走査線12とが交差して形成された画素13と、を有し、走査駆動回路30は複数の走査線12に接続され、複数の走査線12を駆動するように構成され、データ駆動回路20は複数のデータ線11に接続され、複数のデータ線11を駆動するように構成されている。
【0028】
一実施例において、複数のデータ線11は互いに平行に設置され、複数の走査線12は互いに平行に設置され、複数のデータ線11と複数の走査線12とは互いに垂直であり、隣接する2つのデータ線11と隣接する2つの走査線12との間に画素13が形成されている。走査駆動回路30及びデータ駆動回路20は、制御信号を受信すると、データ線11及び走査線12に制御信号を伝送し、制御信号に対応する画像を画素13に伝送して、画素13は制御信号に対応する画像を表示するように構成されている。
【0029】
いくつかの実施例において、データ線11及び走査線12が複数設けられており、即ち、複数のデータ線11及び複数の走査線12によって形成される画素13の数も複数であり、且つ複数の画素13が表示パネル10上に整然と配列されて表示パネル10上に表示領域を形成することにより、画像を表示できる。
【0030】
一実施例において、表示装置は、データ駆動回路20の入力側と走査駆動回路30の入力側とにそれぞれ電気的に接続されたコントローラ40をさらに含む。コントローラ40は、データ駆動回路20と走査駆動回路30を制御するように、データ駆動回路20と走査駆動回路30に各種の制御信号を供給する。
【0031】
いくつかの実施例において、コントローラ40は、各フレームにおいて既定のタイミングに応じて走査を開始し、外部から入力された画像データをデータ駆動回路20において使用されるデータ信号フォーマットに変換して、変換された画像データを出力し、且つ走査に応じて適切なタイミングでデータ駆動を制御する。コントローラ40は、タイミングコントローラ、又はタイミングコントローラを含むとともに他の制御機能も実行する制御装置であってもよいことが理解されるであろう。
【0032】
いくつかの実施例において、コントローラ40は、データ駆動回路20とは別の部品として実装されてもよく、又はデータ駆動回路20と共に集積回路として実装されてもよい。
【0033】
いくつかの実施例において、データ駆動回路20は、複数のデータ線11にデータ電圧を供給して複数のデータ線11を駆動し、データ駆動回路20はソースドライバであってもよい。データ駆動回路20は、複数のデータ線11を駆動するように、少なくとも1つのソースドライバ集積回路を含んでもよい。
【0034】
いくつかの実施例において、走査駆動回路30は、複数の走査線12を順番に駆動するように、走査信号を複数の走査線12に順番に供給し、走査駆動回路30はゲートドライバであってもよい。走査駆動回路30は、少なくとも1つの走査駆動回路集積回路を含むことができる。走査駆動回路30は、コントローラ40の制御に従って、オン電圧又はオフ電圧の走査信号を複数の走査線12に順番に供給する。走査駆動回路30が特定の走査線を走査する際に、データ駆動回路20は、コントローラ40から受信した画像データをアナログ形式のデータ電圧に変換して、データ電圧を複数のデータ線11に供給する。
【0035】
一実施例において、
図3に示すように、データ駆動回路20はデジタルアナログ変換器21と、増幅器22と、スイッチモジュール23と、センサ24とを含み、デジタルアナログ変換器21の出力側は増幅器22及びスイッチモジュール23を順次介してデータ線11に接続され、スイッチモジュール23の入力側は増幅器22に接続され、スイッチモジュール23の出力側はデータ線11に接続されている。センサ24の第1入力側aと第2入力側bは外部の電圧源と接続され、第1入力側aに第1電圧が、第2入力側bに第2電圧が、それぞれ印加され、第1電圧の電圧値は第2電圧の電圧値よりも小さく、センサ24の第3入力側cはスイッチモジュール23とデータ線11との間に接続され、センサ24の出力側dはスイッチモジュール23の制御側eに接続されており、第3入力側cが受信した帰還電圧が、第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合には、センサ24の出力側dからスイッチモジュール23の制御側eにハイレベルを出力し、スイッチモジュール23の制御側eがハイレベルの場合、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が切断される。
【0036】
一実施例において、走査駆動回路30の出力する電圧の最大電圧がデータ駆動回路20の動作電圧よりも大きく、走査駆動回路30の出力する電圧の最小電圧が接地電圧よりも小さい。走査駆動回路30の最大出力電圧は走査駆動回路30のオン電圧であり、このオン電圧はデータ駆動回路20の動作電圧よりもはるかに大きく、走査駆動回路30の最小出力電圧は走査駆動回路30のオフ電圧であり、このオフ電圧は接地電圧よりも小さく、即ち、ゼロよりも小さい。
【0037】
いくつかの実施例において、走査駆動回路30の動作電圧が比較的高いので、即ち、この比較的高い動作電圧がデータ駆動回路20の動作電圧をはるかに上回る。データ線11と走査線12とが短絡すると、データ駆動回路20と走査駆動回路30とが導通するので、走査駆動回路30の動作電圧がデータ駆動回路20に印加され、データ駆動回路20が焼損し、データ駆動回路20の破壊を起こしやすくなる。データ駆動回路20の破壊を防止するために、本実施例において、データ駆動回路20にセンサ24を設け、その出力側cによってデータ駆動回路20がデータ線11に入力する電圧である帰還電圧を受信し、この帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にあるか否かを判断することで、データ線11と走査線12とが短絡した否かを確認する。
【0038】
いくつかの実施例において、帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、データ線11と走査線12との短絡が発生していないので、センサ24の出力側dにおいてローレベルをスイッチモジュール23の制御側eに出力し、制御側eがローレベルを受信すると、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が導通し、即ち、この表示装置は導通状態になり、正常に表示することが可能になる。帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、データ線11と走査線12とが短絡しているので、データ駆動回路20が焼損するのを回避するために、センサ24の出力側dにおいてハイレベルをスイッチモジュール23の制御側eに出力し、制御側eがハイレベルを受信すると、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が切断され、即ち、この表示装置は開路状態になる。
【0039】
本願の実施例において、表示装置は、表示パネル10と、走査駆動回路30とデータ駆動回路20と、を含み、上記表示パネル10は、複数のデータ線11と、複数の走査線12と、複数のデータ線11と走査線12とが交差して形成された画素13と、を有し、走査駆動回路30は複数の走査線12に接続され、複数の走査線12を駆動するように構成され、データ駆動回路20は複数のデータ線11に接続され、複数のデータ線11を駆動するように構成されている。データ駆動回路20はデジタルアナログ変換器21と、増幅器22と、スイッチモジュール23と、センサ24とを含み、デジタルアナログ変換器21の出力側は増幅器22及びスイッチモジュール23を順次介してデータ線11に接続され、スイッチモジュール23の入力側は増幅器22に接続され、スイッチモジュール23の出力側はデータ線11に接続されている。センサ24の第1入力側aは外部の電圧源と接続され、第1入力側aに第1電圧が、第2入力側bに第2電圧が、それぞれ印加され、第1電圧の電圧値は第2電圧の電圧値よりも小さく、センサ24の第3入力側cはスイッチモジュール23とデータ線11との間に接続され、センサ24の出力側dはスイッチモジュール23の制御側eに接続されており、第3入力側cが受信した帰還電圧が、第1電圧源と第2電圧源60との電圧を端点とする範囲外にある場合には、センサ24の出力側dからスイッチモジュール23の制御側eにハイレベルを出力し、スイッチモジュール23の制御側eがハイレベルの場合、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が切断される。このように、本願が提供する技術案は、データ駆動回路20の内部にセンサ24を配置することができ、それのデータ線11に出力する電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、表示装置の正常動作を保証するように、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間を切断させるように制御することによって、データ駆動回路20を焼損から保護する。
【0040】
一実施例において、第1電圧の電圧値がデータ駆動回路20の動作電圧よりも小さく、第1電圧の電圧値が接地電圧よりも大きく、第2電圧の電圧値がデータ駆動回路20の動作電圧よりも小さく、第2電圧の電圧値が接地電圧よりも大きい。
【0041】
いくつかの実施例において、データ駆動回路20の動作電圧はデータ駆動回路20の正常動作を維持できる電圧であり、接地電圧はゼロである。
【0042】
一実施例において、データ駆動回路20の正常動作を保証するために、第1電圧と第2電圧の電圧値を、いずれも接地電圧より大きく、かつ、データ駆動回路20の動作電圧より小さく設定することにより、データ駆動回路20全体がデータ線11を正常に駆動できるようにする。第1電圧の電圧値は、第2電圧の電圧値よりも小さい。
【0043】
いくつかの実施例において、外部の電圧源は、プログラマブルガンマチップであり、プログラマブルガンマチップによって、ガンマ低電圧およびガンマ高電圧を提供でき、即ち、第1入力側aに印加される第1電圧はガンマ低電圧であり、第1入力側bに印加される第1電圧はガンマ高電圧である。もちろん、他の実施例において、外部の電圧源は、高電圧、低電圧を提供できる他の機器又はチップ又は回路などであってもよく、ここでは制限はないものとする。
【0044】
一実施例において、増幅器22には正相入力側iと逆相入力側jとが備えられ、デジタルアナログ変換器21の出力側は正相入力側iと接続され、逆相入力側jは増幅器22とスイッチモジュール23との間に接続されている。
【0045】
いくつかの実施例において、増幅器22は、データ駆動回路20の出力側の電圧を受信して増幅するように構成されているが、逆相入力側jを増幅器22とスイッチモジュール23との間に接続することにより、増幅器22を、データ駆動回路20の出力側から増幅器22に出力される電圧を一時的に格納するように構成する。即ち、増幅器によってバッファの機能も実現できる。つまり、増幅器22によって信号の増幅とバッファ機能を同時に実現して、部品の使用量を減らした。
【0046】
一実施例において、表示装置はさらに、第1共通電極80と、一端がデータ線11と接続され、他端が第1共通電極80に接続された第1メモリキャパシタ70と、をさらに含む。第1メモリキャパシタ70は、フレーム時間中に電荷又は電圧、及び/又は装置の応答時間を加速することができる。
【0047】
いくつかの実施例において、1つの動作モードにおいて、データ駆動回路20は、表示装置内で1度に1行ずつ導通させることができる。走査駆動回路30は、表示装置の各画素13にデータを供給することが可能である。データ駆動回路20からデータが供給されたときに、第1メモリキャパシタ70によってデータを画素13に記憶することが可能である。データ駆動回路20が各行をアドレッシングするときに、第1メモリキャパシタ70は画素13用のデータを前にアドレッシングされた行に記憶することができる。例えば、データが第1メモリキャパシタに記憶されているので、データ駆動回路20は正しい色を表示し続けることができる。行を再度アドレッシングするまでデータを特定の行における画素13に保持し、その後、行リフレッシュによって画素13の行を同期更新することができる。
【0048】
一実施例において、表示装置はさらに第1保護抵抗器90をさらに含み、第1保護抵抗器90は第1メモリキャパシタ70と前記データ線11との間に接続され、第1メモリキャパシタ70と前記データ線11との間の接続を焼損から保護することによって、第1メモリキャパシタ70の構造を保護する。
【0049】
一実施例において、
図4に示すように、走査駆動回路30の出力側は、走査線12の一端に接続され、走査線12の他端には、第2保護抵抗器91、第2メモリキャパシタ71と第2共通電極81が順番に接続されているが、第2保護抵抗器91、第2メモリキャパシタ71及び第2共通電極81は、上述した第1保護抵抗器90、第1メモリキャパシタ70及び第1共通電極80と似た機能を実現するものであり、具体的には上述した説明を参照して、ここでは説明を省く。
【0050】
いくつかの実施例において、データ線11と走査線12とはいずれも複数設けられているので、各データ線11の経路上にはいずれも第1保護抵抗器90、第1メモリキャパシタ70及び第1共通電極80が設置され、各走査線12の経路上にはいずれも第2保護抵抗器91、第2メモリキャパシタ71及び第2共通電極81が設置されている。
【0051】
図5~6に示すように、本発明はさらに、表示装置の短絡検出方法を提供する。いくつかの実施例において、この表示装置の短絡検出方法は、上述した実施例の表示装置に基づくものである。
【0052】
一実施例において、
図1から
図4に示すように、表示装置は、表示パネル10と、走査駆動回路30とデータ駆動回路20と、を含み、上記表示パネル10は、複数のデータ線11と、複数の走査線12と、複数のデータ線11と走査線12とが交差して形成された画素13と、を有し、走査駆動回路30は複数の走査線12に接続され、複数の走査線12を駆動するように構成され、データ駆動回路20は複数のデータ線11に接続され、複数のデータ線11を駆動するように構成されている。
【0053】
いくつかの実施例において、データ駆動回路20はデジタルアナログ変換器21と、増幅器22と、スイッチモジュール23と、センサ24とを含み、デジタルアナログ変換器21の出力側は増幅器22及びスイッチモジュール23を順次介してデータ線11に接続され、スイッチモジュール23の入力側は増幅器22に接続され、スイッチモジュール23の出力側はデータ線11に接続されている。センサ24の第1入力側aは外部の電圧源と接続され、第1入力側aに第1電圧が、第2入力側bに第2電圧が、それぞれ印加され、第1電圧の電圧値は第2電圧の電圧値よりも小さく、センサ24の第3入力側cはスイッチモジュール23とデータ線11との間に接続され、センサ24の出力側dはスイッチモジュール23の制御側eに接続されている。
【0054】
図5に示すように、この表示装置の短絡検出方法は以下のステップを含む。
【0055】
S1:センサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断する。
【0056】
このステップにおいて、センサ24が増幅器22の帰還電圧を受信すると、即ち、センサ24の第3入力側cが増幅器22の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧源と第2電圧源との電圧を端点とする範囲外にあるか否かを判断する。
【0057】
S2:前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュールにハイレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させる。
【0058】
本ステップにおいて、帰還電圧が、第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合には、センサ24の出力側dからスイッチモジュール23の制御側eにハイレベルを出力し、スイッチモジュール23の制御側eがハイレベルの場合、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が切断される。
【0059】
いくつかの実施例において、帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、データ線11と走査線12とが短絡しているので、データ駆動回路20が焼損するのを回避するために、センサ24の出力側dにおいてハイレベルをスイッチモジュール23の制御側eに出力し、制御側eがハイレベルを受信すると、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が切断され、即ち、この表示装置は開路状態になる。
【0060】
本願の実施例において、表示装置の短絡検出方法は、センサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断する。前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュールにハイレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させる。このように、本願が提供する技術案は、データ駆動回路20の内部にセンサ24を配置することができ、それのデータ線11に出力する電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、表示装置の正常動作を保証するように、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間を切断させるように制御することによって、データ駆動回路20を焼損から保護する。
【0061】
図6に示すように、ステップS2の後に、さらに以下のステップも含まれる:
S3:前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、スイッチモジュールにローレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を導通させる。
【0062】
本ステップにおいて、帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、データ線11と走査線12との短絡が発生していないので、センサ24の出力側dにおいてローレベルをスイッチモジュール23の制御側eに出力し、制御側eがローレベルを受信すると、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間が導通し、即ち、この表示装置は導通状態になり、正常に表示することが可能になる。
【0063】
本願の実施例において、表示装置の短絡検出方法は、センサが増幅器の帰還電圧を受信すると、前記帰還電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にあるか否かを判断する。前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、スイッチモジュールにハイレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を切断させる。前記帰還電圧が前記第1電圧と前記第2電圧との電圧値を端点とする範囲内にある場合、スイッチモジュールにローレベルを出力するように前記センサの出力側を制御して、前記スイッチモジュールの入力側と出力側との間を導通させる。このように、本願が提供する技術案は、データ駆動回路20の内部にセンサ24を配置することができ、それのデータ線11に出力する電圧が第1電圧と第2電圧との電圧値を端点とする範囲外にある場合、表示装置の正常動作を保証するように、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間を切断させるように制御することによって、データ駆動回路20を焼損から保護する。一方、それのデータ線11に出力する電圧が第1電圧源と第2電圧源60との電圧を端点とする範囲内にある場合、スイッチモジュール23の入力側fと出力側gとの間を導通させるように制御することによって、表示装置の正常動作を保証する。
【0064】
以上に述べたのは本願の好ましい実施例に過ぎず、それによって本願の特許範囲を制限するわけではない。本願の構想の下で、本願の明細書及び添付図面の内容を利用してなされた等価変換、或いは他の関連する技術分野への直接/間接的な応用は、何れも本願の特許の保護範囲に含まれる。
【国際調査報告】