(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-29
(54)【発明の名称】非ライセンスネットワークのための送信フィードバック
(51)【国際特許分類】
H04W 24/08 20090101AFI20220822BHJP
H04W 72/14 20090101ALI20220822BHJP
H04W 16/14 20090101ALI20220822BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220822BHJP
【FI】
H04W24/08
H04W72/14
H04W16/14
H04W72/04 136
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021574292
(86)(22)【出願日】2020-06-15
(85)【翻訳文提出日】2022-02-14
(86)【国際出願番号】 SE2020050617
(87)【国際公開番号】W WO2020256623
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】カラキ, リーム
(72)【発明者】
【氏名】ドゥー, タイ
(72)【発明者】
【氏名】グラント, ステファン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD43
5K067DD47
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
無線周波数スペクトルの非ライセンス部分で動作する際にフィードバック情報を送信する方法、システムおよび装置が開示される。一実施形態では、無線デバイスが、複数のチャネルに対する設定を受信し、設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを複数のチャネルのそれぞれに設定し、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信するように設定される。別の実施形態では、ネットワークノードが、複数のチャネルに対する設定を送信し、設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信するように設定される。
【選択図】
図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(22)(WD)内に実装される方法であって、
複数のチャネルに対する設定であって、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定する設定を受信すること(S138)と、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信すること(S140)と
を含む、無線デバイス内に実装される方法。
【請求項2】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3および5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3、5および6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WD(22)が受信したのと同じチャネルである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのすべての前記チャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、
ネットワークノード(16)によって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセットと
のうちの少なくとも1つに対して前記フィードバックの少なくとも1つの複製を送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記受信される設定が、複数のPUCCHグループを前記WD(22)に設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記WD(22)によって受信される前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WD(22)に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信することと、
前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することと
をさらに含み、
前記フィードバックを送信することが、前記選択された少なくとも1つのチャネルで前記フィードバックを送信することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項14】
チャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することが、
所定の順序と、
ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、
最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択すること
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記フィードバックを前記PUSCH送信と多重化すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示する、DCIを受信することと、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信することと、
リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックを送信するために前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つを選択することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する、請求項1から17のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)内に実装される方法であって、
複数のチャネルに対する設定であって、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定する設定を送信すること(S134)と、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信すること(S136)と
を含む、ネットワークノード内に実装される方法。
【請求項20】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項19から21のいずれか一項に記載の方法。
【請求項23】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項19から22のいずれか一項に記載の方法。
【請求項24】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項19から21および23のいずれか一項に記載の方法。
【請求項25】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項19から21、23および24のいずれか一項に記載の方法。
【請求項26】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WD(22)が受信したのと同じチャネルである、請求項19に記載の方法。
【請求項27】
PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルと、
前記ネットワークノード(16)によって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセット内の少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つで前記フィードバックの少なくとも1つの複製を受信すること
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項28】
前記設定が、複数のPUCCHグループを前記WD(22)に設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる、請求項19から27のいずれか一項に記載の方法。
【請求項29】
前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を送信すること
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項30】
前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WD(22)に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを送信することをさらに含み、
前記フィードバックが、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルで受信される、
請求項19に記載の方法。
【請求項32】
チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルが、
所定の順序と、
ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、
最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記PUSCH送信と多重化された前記フィードバックを受信すること
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項34】
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示する、DCIを送信することと、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを送信することと、
前記WD(22)のリスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つで前記フィードバックを受信することと
をさらに含む、請求項19に記載の方法。
【請求項35】
前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項19から34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する、請求項19から35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
処理回路(84)を備えた無線デバイス(22)(WD)であって、前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
複数のチャネルに対する設定を受信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信させる
ように設定される、WD(22)。
【請求項38】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項39】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信させ、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、
ようにさらに設定される、請求項38に記載のWD(22)。
【請求項40】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項37から39のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項41】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項37から40のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項42】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項37から39および41のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項43】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項37から39、41および42のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項44】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WD(22)が受信したのと同じチャネルである、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項45】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのすべての前記チャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、
ネットワークノード(16)によって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセットと
のうちの少なくとも1つに対して前記フィードバックの少なくとも1つの複製を送信させる
ようにさらに設定される、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項46】
前記受信される設定が、複数のPUCCHグループを前記WD(22)に設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる、請求項37から45のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項47】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信させる
ようにさらに設定される、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項48】
前記WD(22)によって受信される前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WD(22)に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される、請求項47に記載のWD(22)。
【請求項49】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信させ、
前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択させる
ようにさらに設定され、
前記処理回路(84)が、前記選択された少なくとも1つのチャネルで前記フィードバックを送信するように設定されることによって前記フィードバックを送信するように設定される、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項50】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
所定の順序と、
ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、
最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択させる
ように設定されることによって、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択するように設定される、請求項49に記載のWD(22)。
【請求項51】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記フィードバックを前記PUSCH送信と多重化させる
ようにさらに設定される、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項52】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信させ、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示し、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信させ、
リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックを送信するために前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つを選択させる
ようにさらに設定される、請求項37に記載のWD(22)。
【請求項53】
前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項37から52のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項54】
前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する、請求項37から53のいずれか一項に記載のWD(22)。
【請求項55】
無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)であって、前記ネットワークノード(16)が処理回路(68)を備え、前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
複数のチャネルに対する設定を送信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信させる
ように設定される、ネットワークノード(16)。
【請求項56】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項57】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信させ、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、
ようにさらに設定される、請求項56に記載のネットワークノード(16)。
【請求項58】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項55から57のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項59】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項55から58のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項60】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項55から57および59のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項61】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項55から57、59および60のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項62】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WD(22)が受信したのと同じチャネルである、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項63】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルと、
前記ネットワークノード(16)によって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセット内の少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つで前記フィードバックの少なくとも1つの複製を受信させる
ようにさらに設定される、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項64】
前記設定が、複数のPUCCHグループを前記WD(22)に設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる、請求項55から63のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項65】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を送信させる
ようにさらに設定される、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項66】
前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WD(22)に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される、請求項65に記載のネットワークノード(16)。
【請求項67】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを送信させる
ようにさらに設定され、
前記フィードバックが、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルで受信される、
請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項68】
チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルが、
所定の順序と、
ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、
最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて選択される、請求項67に記載のネットワークノード(16)。
【請求項69】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記PUSCH送信と多重化された前記フィードバックを受信させる
ようにさらに設定される、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項70】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信させ、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示し、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを送信させ、
前記WD(22)のリスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つで前記フィードバックを受信させる
ようにさらに設定される、請求項55に記載のネットワークノード(16)。
【請求項71】
前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む、請求項55から70のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【請求項72】
前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する、請求項55から71のいずれか一項に記載のネットワークノード(16)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は無線通信に関し、より詳細には、無線デバイスが無線周波数スペクトルの非ライセンス部分で動作する際にノードにフィードバック情報を送信するための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現在、新無線(NR:New Radio)とも呼ばれる第5世代のセルラシステムが第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)で標準化されつつある。NRは、複数の実質的に異なる使用例をサポートするために開発されている。典型的なモバイルブロードバンド使用例に加えて、マシン型通信(MTC:machine type communication)、超低レイテンシ重要通信(ULLCC:ultra-low latency critical communications)、サイドリンクD2D(device-to-device)およびいくつかの他の使用例もサポートされる。
【0003】
NRにおいて、基本的なスケジューリング単位はスロットと呼ばれる。スロットは、通常のサイクリックプレフィクス設定に対する14個の直交周波数分割多重(OFDM)シンボルを含む。NRは多くの異なるサブキャリア間隔設定をサポートし、30kHzのサブキャリア間隔においてOFDMシンボル継続時間は約33マイクロ秒(μs)である。一例として、同じサブキャリア間隔(SCS:subcarrier-spacing)に対して14個のシンボルを有するスロットは長さ500μs(サイクリックプレフィクスを含む)である。
【0004】
NRはまた、同じサービングセル上の異なる無線デバイス(WD:wireless device)に対するフレキシブルな帯域幅設定もサポートする。換言すれば、WDによって監視され、その制御およびデータチャネルのために使用される帯域幅は、キャリア帯域幅よりも小さいことがある。各コンポーネントキャリアに対する1つまたは複数の帯域幅部分設定はWDに半静的にシグナリングされることが可能であり、その場合に帯域幅部分は隣接物理リソースブロック(PRB:physical resource block)のグループからなる。予約リソースが帯域幅部分内に設定され得る。帯域幅部分の帯域幅は、WDによってサポートされる最大帯域幅能力以下である。
【0005】
NRは、ライセンス済みおよび非ライセンスの両方の帯域を対象としており、非ライセンススペクトルへのNRベースのアクセス(NR-U:NR-based Access to Unlicensed Spectrum)という名称のワークアイテムが開始された。非ライセンスネットワーク、すなわち利用可能なスペクトルを有効に使用するために共有スペクトル(または非ライセンススペクトル)で動作するネットワーク、はシステム容量を増大させるための魅力的なアプローチである。非ライセンススペクトルはライセンス済み方式の品質には及ばないが、ライセンス済み配備への補完としてその効率的使用を可能にするソリューションは3GPPオペレータに、そして最終的に3GPP業界全体に多大な価値をもたらす可能性がある。NRにおけるいくつかの特徴は、非ライセンス帯域の特別な特性に適合し、異なる規制にも適合するように適応させ得ることが期待される。15または30kHzのサブキャリア間隔は、6GHz以下の周波数に対するNR-U OFDMニューメロロジーのための最も有望な候補である。
【0006】
非ライセンススペクトルで動作する場合、世界中の多くの地域でデバイスは送信前に媒体が空いていることを検知する必要がある。この動作はリスンビフォートーク(LBT:listen before talk)動作と呼ばれることが多い。LBTは多くの異なる変形例があり、どの無線技術をデバイスが使用しているか、およびどのような種類のデータをデバイスが当該時点で送信しようとしているかに依存し得る。すべての変形例に共通するのは、検知が(規定されたキャリア周波数に対応する)特定のチャネルで、所定の帯域幅にわたって行われることである。例えば、5GHz帯域では、検知は20MHzのチャネルにわたって行われる。
【0007】
多くの無線デバイスは、複数のサブバンド/チャネル、例えばLBTサブバンド(すなわち、LBT帯域幅に等しい帯域幅を有する周波数部分)を含む広い帯域幅にわたって送信(および受信)が可能である。無線デバイスは、媒体が空いていると検知されているサブバンドでのみ送信が許可される。再び、複数のサブバンドが関与する場合にどのように検知を行うべきかには異なる種類がある。
【0008】
原理的に、無線デバイスが複数のサブバンドにわたって動作可能である少なくとも2つの方法がある。1つの方法では、どのサブバンドが空いていると検知されたかに応じて送信機/受信機の帯域幅が変更される。この状況では、ただ1つのコンポーネントキャリア(CC:component carrier)および複数のサブバンドが、より大きな帯域幅を有する単一のチャネルとして扱われる。他の方法では、無線デバイスが各チャネルについてほとんど独立の処理チェインを動作させる。処理チェインがどのくらい独立であるかに応じて、このオプションはキャリアアグリゲーション(CA:carrier aggregation)またはデュアルコネクティビティ(DC:dual connectivity)と呼ばれ得る。
【0009】
NRライセンス済み動作では、CAとともに動作する場合、複数のダウンリンクCCに対するフィードバック情報または物理アップリンク制御チャネル(PUCCH:physical uplink control channel)がベースラインとしてプライマリセル(プライマリキャリア)上にグループ化されて送信される。これは、アップリンク制御オーバーヘッドを削減し、ダウンリンクキャリア数がアップリンクキャリア数と等しくない非対称CAをサポートするためである。しかし、多数のダウンリンクCCに対して、単一のアップリンクキャリアが多数のフィードバックを搬送しなければならない可能性があり、これはPUCCH内のペイロードフィールドを過負荷にし得る。したがって、NRは2つのPUCCHグループの設定をサポートしており、第1のグループに関係するフィードバックはプライマリセル(PCell)のアップリンクで送信され、他方のグループに関係するフィードバックはプライマリセカンドセル(PSCell)またはPUCCHセカンダリセル(SCell)上で送信される。
【0010】
図1は、NRに対する複数のPUCCHグループの使用を示し、PUCCHグループはPCellおよびPSCell上で送信される。
図2は、複数のPUCCHグループを有するフィードバックメカニズムの例を示し、最初の4つのダウンリンク(DL)CCに対するフィードバックはアップリンク(UL)PCellで送信されることが可能であり、最後の2つのDL CCに対するフィードバックはUL PSCellで送信されることが可能である。これはDCについても当てはまることが多い。
【0011】
3GPP Rel-15 NRにおけるキャリア間フィードバックメカニズムはライセンス済み動作のために設計され、その場合にはUL PSCellおよび/またはUL PSCell/PUCCH-SCellの利用可能性は確実である。しかしNR-Uでは、UL PCellおよび/またはPSCell/PUCCH-SCellは常に利用可能であるとは限らない。その理由は、リスンビフォートーク(LBT)動作に起因するか、またはネットワーク設定に起因する可能性がある。
【発明の概要】
【0012】
いくつかの実施形態は、PUCCH送信がPCellまたはPSCellまたは1つのPUCCH-SCellに制限されるライセンス済み動作とは異なり、非ライセンス動作に対して必要とされるハイブリッド自動再送要求確認応答(HARQ-ACK:hybrid automatic repeat request acknowledgement)フィードバック送信に対するフレキシビリティを提供する方法、システム、および装置を有利に提供する。これは、PCellおよび/またはPSCellが非ライセンス動作で常に利用可能とは限らないことを考慮して、WDがフィードバック情報を送信する機会を増大させる。本方法およびシステムの実施形態は、仕様への影響がほんのわずかであり、追加のシグナリングオーバーヘッドがほとんどまたは全くない点で有利である。
【0013】
本開示の一態様によれば、無線デバイス(WD:wireless device)内に実装される方法が提供される。本方法は、複数のチャネルに対する設定を受信することであって、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定する、設定を受信することと、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信することとを含む。
【0014】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する。
【0015】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WDが受信したのと同じチャネルである。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのすべての前記チャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、ネットワークノードによって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセットとのうちの少なくとも1つに対して前記フィードバックの少なくとも1つの複製を送信することをさらに含む。
【0016】
本態様のいくつかの実施形態では、前記受信される設定が、複数のPUCCHグループを前記WDに設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信することをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記WDによって受信される前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WDに関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信することと、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することとをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックを送信することが、前記選択された少なくとも1つのチャネルで前記フィードバックを送信することを含む。
【0017】
本態様のいくつかの実施形態では、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することが、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することをさらに含む。
【0018】
本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記フィードバックを前記PUSCH送信と多重化することをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示する、DCIを受信することと、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信することと、リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックを送信するために前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つを選択することとをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0019】
本開示の別の態様によれば、無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノード内に実装される方法が提供される。本方法は、複数のチャネルに対する設定を送信することであって、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを記複数のチャネルのそれぞれに設定する、設定を送信することと、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信することとを含む。
【0020】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。
【0021】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WDが受信したのと同じチャネルである。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルと、前記ネットワークノードによって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセット内の少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つで前記フィードバックの少なくとも1つの複製を受信することをさらに含む。
【0022】
本態様のいくつかの実施形態では、前記設定が、複数のPUCCHグループを前記WDに設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を送信することをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WDに関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを送信することをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルで受信される。
【0023】
本態様のいくつかの実施形態では、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルが、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて選択される。
【0024】
本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記PUSCH送信と多重化された前記フィードバックを受信することをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、本方法は、ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することであって、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示する、DCIを送信することと、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを送信することと、前記WDのリスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つで前記フィードバックを受信することとをさらに含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0025】
本開示の別の態様によれば、無線デバイス(WD)が処理回路を備える。前記処理回路が前記WDに、複数のチャネルに対する設定を受信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信させるように設定される。
【0026】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信させ、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、ようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。
【0027】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WDが受信したのと同じチャネルである。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのすべての前記チャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、ネットワークノードによって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセットとのうちの少なくとも1つに対して前記フィードバックの少なくとも1つの複製を送信させるようにさらに設定される。
【0028】
本態様のいくつかの実施形態では、前記受信される設定が、複数のPUCCHグループを前記WDに設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記WDによって受信される前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WDに関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信させ、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が、前記選択された少なくとも1つのチャネルで前記フィードバックを送信するように設定されることによって前記フィードバックを送信するように設定される。
【0029】
本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択させるように設定されることによって、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択するように設定される。
【0030】
本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記フィードバックを前記PUSCH送信と多重化させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記WDに、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信させ、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信させ、リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックを送信するために前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つを選択させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0031】
本開示のさらに別の態様によれば、無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノードが提供される。前記ネットワークノードが処理回路を含む。前記処理回路が前記ネットワークノードに、複数のチャネルに対する設定を送信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信させるように設定される。
【0032】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、ダウンリンク制御情報(DCI)を送信させ、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、ようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する。
【0033】
本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WDが受信したのと同じチャネルである。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルと、前記ネットワークノードによって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセット内の少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つで前記フィードバックの少なくとも1つの複製を受信させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記設定が、複数のPUCCHグループを前記WDに設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。
【0034】
本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を送信させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WDに関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを送信させるようにさらに設定される。前記フィードバックが、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルで受信される。
【0035】
本態様のいくつかの実施形態では、チャネル候補の前記指示されたセットのうちから選択された前記少なくとも1つのチャネルが、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、前記WDがダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて選択される。
【0036】
本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記PUSCH送信と多重化された前記フィードバックを受信させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記処理回路が前記ネットワークノードに、ダウンリンク制御情報(DCI)を送信させ、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを送信させ、前記WDのリスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つで前記フィードバックを受信させるようにさらに設定される。本態様のいくつかの実施形態では、前記フィードバックが、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。本態様のいくつかの実施形態では、前記複数のチャネルが、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0037】
本実施形態ならびにそれに伴う利点および特徴のより完全な理解は、添付の図面とともに考慮されるときに、以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【
図1】PUCCHグループがPCellおよびPSCell上で送信される、NRに対する複数のPUCCHグループの使用を示す図である。
【
図2】複数のPUCCHグループを有するフィードバックメカニズムの例を示す図であり、最初の4つのダウンリンク(DL)CCに対するフィードバックはアップリンク(UL)PCellで送信されることが可能であり、最後の2つのDL CCに対するフィードバックはUL PSCellで送信されることが可能である。
【
図3】本開示における原理による、中間ネットワークを介してホストコンピュータに接続される通信システムを示す例示的なネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図4】本開示のいくつかの実施形態による、ネットワークノードを介して少なくとも部分的に無線の接続を通じて無線デバイスと通信するホストコンピュータのブロック図である。
【
図5】本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスでクライアントアプリケーションを実行するための、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システム内で実装される例示的方法を示すフローチャートである。
【
図6】本開示のいくつかの実施形態による、無線デバイスでユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システム内で実装される例示的方法を示すフローチャートである。
【
図7】本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータで無線デバイスからのユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システム内で実装される例示的方法を示すフローチャートである。
【
図8】本開示のいくつかの実施形態による、ホストコンピュータでユーザデータを受信するための、ホストコンピュータ、ネットワークノードおよび無線デバイスを含む通信システム内で実装される例示的方法を示すフローチャートである。
【
図9】本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、ネットワークノード内の例示的なプロセスのフローチャートである。
【
図10】本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、無線デバイス内の例示的なプロセスのフローチャートである。
【
図11】本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、ネットワークノード内の例示的なプロセスのフローチャートである。
【
図12】本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、無線デバイス内の例示的なプロセスのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0039】
上記のように、3GPP Rel-15 NRにおけるキャリア間フィードバックメカニズムはライセンス済み動作のために設計され、その場合にはUL PCellおよび/またはUL PSCell/PUCCH-SCellの利用可能性は確実である。しかしNR-Uでは、UL PCellおよび/またはPSCell/PUCCH-SCellは常に利用可能であるとは限らない。本開示は、PCell/PSCell/PUCCH-SCell利用可能性の不確実性を考慮した、複数のキャリアに対するフィードバック情報を送信するための方法およびデバイスを提供する。
【0040】
例示的な実施形態について詳細に説明する前に、本実施形態は、無線周波数スペクトルの非ライセンス部分で動作するときにフィードバック情報を送信することに関係する装置構成要素およびプロセスステップの組合せに主として存在することが注意される。したがって、本明細書の記載の恩恵を受ける当業者には直ちに明らかな詳細によって本開示を不明瞭にしないように、構成要素は図中で通常の記号によって適宜表現され、本実施形態を理解することに関係する特定の詳細のみを示している。本明細書全体を通じて、同様の番号は同様の要素を指す。
【0041】
なお、「キャリア」および「セル」という用語は、本開示の文脈では類似の意味で使用されていることに留意されたい。本明細書で使用される場合、「第1」および「第2」、「上」および「下」などの関係を示す用語は、あるエンティティまたは要素を別のエンティティまたは要素から区別するためにのみ使用されることがあり、このようなエンティティまたは要素間のいかなる物理的または論理的関係または順序を必ずしも要求または含意しない。本明細書で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、本明細書に記載される概念を限定することを意図していない。本明細書で使用される場合、単数形は、文脈が明確に他の場合を示していない限り、複数形をも含むことを意図している。また、「備える」および/または「含む」という用語は、本明細書で使用される場合、記載された特徴、整数、ステップ、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を排除しないと理解される。
【0042】
本明細書に記載される実施形態では、「と通信する」などの結びつける用語は、電気的またはデータ通信を示すために使用されてもよく、これは例えば、物理的な接点、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリングまたは光シグナリングによって実現され得る。当業者には認識されるように、複数の構成要素が相互作用してもよく、電気的およびデータ通信を達成する変更および変形が可能である。
【0043】
本明細書に記載されるいくつかの実施形態では、「結合される」、「接続される」などの用語は、本明細書で使用される場合、必ずしも直接的にではないが、接続を示すために使用されてもよく、有線および/または無線の接続を含んでもよい。
【0044】
本明細書で使用される「ネットワークノード」という用語は、無線ネットワークに含まれる任意の種類のネットワークノードであることが可能であり、基地局(BS:base station)、無線基地局、基地トランシーバ局(BTS:base transceiver station)、基地局コントローラ(BSC:base station controller)、無線ネットワークコントローラ(RNC:radio network controller)、gノードB(gNB:g Node B)、エボルブドノードB(eNB:evolved Node BまたはeNodeB)、ノードB、MSR BSなどのマルチスタンダード無線(MSR:multi-standard radio)無線ノード、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE:multi-cell/multicast coordination entity)、無線アクセスバックホール統合伝送(IAB:integrated access and backhaul)ノード、リレーノード、ドナーノード制御リレー、無線アクセスポイント(AP:access point)、送信ポイント、送信ノード、リモートラジオユニット(RRU:Remote Radio Unit)リモート無線ヘッド(RRH:Remote Radio Head)、コアネットワークノード(例えば、移動管理エンティティ(MME:mobile management entity)、自己組織化ネットワーク(SON:self-organizing network)ノード、協調ノード、位置決定ノード、MDTノードなど)、外部ノード(例えば、サードパーティノード、現在のネットワークの外部のノード)、分散アンテナシステム(DAS:distributed antenna system)内のノード、スペクトラムアクセスシステム(SAS:spectrum access system)ノード、エレメント管理システム(EMS:element management system)などのうちのいずれかをさらに含んでもよい。ネットワークノードはまた試験機器を備えてもよい。本明細書で使用される「無線ノード」という用語は、無線デバイス(WD)または無線ネットワークノードなどの無線デバイス(WD)を指すためにも使用されてもよい。
【0045】
いくつかの実施形態では、非限定的な用語である無線デバイス(WD)およびユーザ機器(UE)が区別なく使用される。本明細書におけるWDは、無線信号を通じて無線デバイス(WD)などのネットワークノードまたは別のWDと通信することが可能な任意の種類の無線デバイスであり得る。WDは、無線通信デバイス、ターゲットデバイス、device-to-device(D2D)WD、マシン型WDまたはマシン間通信(M2M:machine to machine communication)が可能なWD、低コストおよび/または低複雑性WD、WDを装備したセンサ、タブレット、モバイル端末、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE:laptop embedded equipped)、ラップトップ搭載機器(LME:laptop mounted equipment)、USBドングル、顧客構内機器(CPE:Customer Premises Equipment)、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)デバイス、または狭帯域IoT(NB-IOT:Narrowband IoT)デバイスなどであってもよい。
【0046】
また、いくつかの実施形態では、「無線ネットワークノード」という一般的用語が使用される。これは、基地局、無線基地局、基地トランシーバ局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、RNC、エボルブドノードB(eNB)、ノードB、gNB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、IABノード、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)リモート無線ヘッド(RRH)のうちのいずれかを含み得る、任意の種類の無線ネットワークノードであってよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、「チャネル」という用語が使用され、例えば、異なる術語が異なる技術環境で使用され得るために、「サブバンド」、「セル」および/または「キャリア」という用語のうちの1つまたは複数と区別なく使用され得る。例えば、キャリアアグリゲーション(CA:Carrier Aggregation)では「キャリア」という用語が使用され得るのに対して、デュアルコネクティビティ(DC:Dual Connectivity)では「セル」という用語が使用され得る。
【0048】
なお、例えば、3GPP LTEおよび/または新無線(NR)などの1つの特定の無線システムからの術語が本開示では使用されることがあるが、これは上記のシステムのみに本開示の範囲を限定するものとみなされるべきでないことに留意されたい。限定なしに、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wide Band Code Division Multiple Access)、マイクロ波アクセスのための世界的相互運用性(WiMax:Worldwide Interoperability for Microwave Access)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:Ultra Mobile Broadband)および汎欧州デジタル移動電話方式(GSM:Global System for Mobile Communications)を含む他の無線システムもまた、本開示の範囲内に含まれる考え方を活用することの利益を受けることができる。
【0049】
また、無線デバイスまたはネットワークノードによって実行されると本明細書に記載される機能は、複数の無線デバイスおよび/またはネットワークノードにわたって分散されてもよいことに留意されたい。換言すれば、本明細書に記載されるネットワークノードおよび無線デバイスの機能は単一の物理デバイスによる実行に限定されず、実際にはいくつかの物理デバイス間で分散され得ることが考えられる。
【0050】
別段の規定がない限り、本明細書で使用されるすべての用語(技術用語および科学用語を含む)は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。また、本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの意味と整合する意味を有すると解釈されるべきであり、理想化された、または過度に形式的な意味では、本明細書で明示的にそのように規定されない限り、解釈されないと理解される。
【0051】
実施形態は、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対するフレキシビリティを提供する。再び図面を参照すると、同様の要素は同様の参照番号で表され、
図3に、3GPP型のセルラネットワークなどの、実施形態による通信システム10の概略図が示され、通信システム10は、LTEおよび/またはNR(5G)などの標準をサポートすることが可能であり、無線アクセスネットワークなどのアクセスネットワーク12と、コアネットワーク14とを備える。アクセスネットワーク12は、NB、eNB、gNBまたは他の種類の無線アクセスポイントなどの複数のネットワークノード16a、16b、16c(まとめてネットワークノード16と称する)を備え、それぞれが対応するカバレッジエリア18a、18b、18c(まとめてカバレッジエリア18と称する)を規定する。各ネットワークノード16a、16b、16cは、有線または無線接続20を通じてコアネットワーク14に接続可能である。カバレッジエリア18a内に配置された第1の無線デバイス(WD)22aは、対応するネットワークノード16cに無線接続され、または対応するネットワークノード16cによってページングされるように設定される。カバレッジエリア18b内に配置された第2のWD22bは、対応するネットワークノード16aに無線接続可能である。複数のWD22a、22b(まとめて無線デバイス22と称する)がこの例には示されているが、開示される実施形態は、単独のWDがカバレッジエリア内にある状況または単独のWDが対応するネットワークノード16に接続されている状況に等しく適用可能である。なお、2つのWD22および3つのネットワーク16のみが便宜上示されているが、通信システムはより多くのWD22およびネットワークノード16を含み得ることに留意されたい。
【0052】
また、WD22は、複数のネットワークノード16および複数種類のネットワークノード16と同時通信状態にあること、および/または別々に通信するように設定されることが可能であると考えられる。例えば、WD22は、LTEをサポートするネットワークノード16およびNRをサポートする同じまたは異なるネットワークノード16とのデュアルコネクティビティを有し得る。例として、WD22は、LTE/E-UTRANのためのeNBおよびNR/NG-RANのためのgNBと通信し得る。
【0053】
通信システム10自体がホストコンピュータ24に接続されてもよく、ホストコンピュータ24は独立型のサーバ、クラウドに実装されたサーバ、分散サーバのハードウェアおよび/またはソフトウェアにおいて、またはサーバファーム内の処理リソースとして実現されてもよい。ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダの所有もしくは制御下にあってもよく、またはサービスプロバイダによって、もしくはサービスプロバイダの代理で運用されてもよい。通信システム10とホストコンピュータ24との間の接続26、28は、コアネットワーク14からホストコンピュータ24まで直接に延びてもよく、または任意選択的な中間ネットワーク30を介して延びてもよい。中間ネットワーク30は、公衆、私設またはホストされたネットワークのうちの1つ、またはそのうちの複数の組合せであってもよい。中間ネットワーク30は、もしあれば、バックボーンネットワークまたはインターネットであってもよい。いくつかの実施形態では、中間ネットワーク30は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を備えてもよい。
【0054】
図3の通信システムは全体として、接続済みWD22a、22bのうちの1つとホストコンピュータ24との間のコネクティビティを可能にする。コネクティビティは、オーバーザトップ(OTT:over-the-top)接続として記述されてもよい。ホストコンピュータ24および接続済みWD22a、22bは、アクセスネットワーク12、コアネットワーク14、任意の中間ネットワーク30および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTT接続を介してデータおよび/またはシグナリングを通信するように設定される。OTT接続は、OTT接続が経由する関与する通信デバイスのうちの少なくともいくつかがアップリンクおよびダウンリンク通信のルーティングを認識しないという意味で透過的であってもよい。例えば、ネットワークノード16は、ホストコンピュータ24から発信され接続済みWD22aに転送(例えば、ハンドオーバ)されるべきデータを有する入力ダウンリンク通信の過去のルーティングに関して通知されなくてもよいか、または通知される必要がない。同様に、ネットワークノード16は、WD22aからホストコンピュータ24へ向けて発信される出力アップリンク通信の将来のルーティングについて認識する必要はない。
【0055】
ネットワークノード16は、ノードフィードバックユニット32を含むように設定され、ノードフィードバックユニット32は、ネットワークノード16に、複数のチャネルに対する設定を送信させるように設定され、設定は、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを複数のチャネルのそれぞれに設定し、ノードフィードバックユニット32は、ネットワークノード16に、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信させるように設定される。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、ノードフィードバックユニット32を含むように設定され、ノードフィードバックユニット32は、ネットワークノード16に、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対するフレキシビリティを提供させるように設定される。WD22は、WDフィードバックユニット34を含むように設定され、WDフィードバックユニット34は、WD22に、複数のチャネルに対する設定を受信させるように設定され、設定は、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを複数のチャネルのそれぞれに設定し、WDフィードバックユニット34は、WD22に、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信させるように設定される。いくつかの実施形態では、WD22は、WDフィードバックユニット34を含むように設定され、WDフィードバックユニット34は、WD22に、フィードバック送信方式に従ってネットワークノード16にフィードバックを提供させるように設定される。
【0056】
上記のパラグラフで論じたWD22、ネットワークノード16およびホストコンピュータ24の、実施形態による例示的な実装について、次に
図4を参照して説明する。通信システム10において、ホストコンピュータ24は、通信インタフェース40を含むハードウェア(HW:hardware)38を備え、通信インタフェース40は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続を確立し維持するように設定される。ホストコンピュータ24は、処理回路42をさらに備え、処理回路42は、記憶および/または処理能力を有してもよい。処理回路42は、プロセッサ44およびメモリ46を含んでもよい。特に、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路42は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適応した1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えてもよい。プロセッサ44は、メモリ46にアクセス(例えば、書き込みおよび/または読み出し)するように設定されてもよく、メモリ46は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、例えば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読出し専用メモリ)を備えてもよい。
【0057】
処理回路42は、本明細書に記載される方法および/またはプロセスのうちのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、例えば、ホストコンピュータ24によって実行させるように、設定されてもよい。プロセッサ44は、本明細書に記載されるホストコンピュータ24の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ44に対応する。ホストコンピュータ24は、メモリ46を含み、メモリ46は、本明細書に記載されるデータ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または他の情報を記憶するように設定される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア48および/またはホストアプリケーション50は命令を含んでもよく、命令は、プロセッサ44および/または処理回路42によって実行されるときに、プロセッサ44および/または処理回路42に、ホストコンピュータ24に関して本明細書に記載されるプロセスを実行させる。命令は、ホストコンピュータ24に関連づけられたソフトウェアであってもよい。
【0058】
ソフトウェア48は、処理回路42によって実行可能であってもよい。ソフトウェア48はホストアプリケーション50を含む。ホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して接続されるWD22などのリモートユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサービスを提供する際に、ホストアプリケーション50は、OTT接続52を使用して送信されるユーザデータを提供してもよい。「ユーザデータ」は、記載される機能を実装するものとして本明細書に記載されるデータおよび情報であってもよい。一実施形態では、ホストコンピュータ24は、サービスプロバイダに制御および機能を提供するために設定されてもよく、サービスプロバイダによって、またはサービスプロバイダの代わりに運用されてもよい。ホストコンピュータ24の処理回路42は、ホストコンピュータ24がネットワークノード16およびまたはWD22を観測し、監視し、制御し、それらに送信し、および/またはそれらから受信することを可能にしてもよい。ホストコンピュータ24の処理回路42は、サービスプロバイダがネットワークノード16およびまたはWD22を制御することを可能にするように設定された制御ユニット54を含んでもよい。ホストコンピュータ24の処理回路42はまた、サービスプロバイダがネットワークノード16およびまたはWD22を監視することを可能にするように設定された監視ユニット56を含んでもよい。
【0059】
通信システム10は、ネットワークノード16をさらに含み、ネットワークノード16は通信システム10内に設けられ、ネットワークノード16がホストコンピュータ24およびWD22と通信することを可能にするハードウェア58を含む。ハードウェア58は、通信システム10の異なる通信デバイスのインタフェースとの有線または無線接続を確立し維持するための通信インタフェース60と、ネットワークノード16によってサービスされるカバレッジエリア18内に配置されたWD22との少なくとも無線接続64を確立し維持するための無線インタフェース62とを含んでもよい。無線インタフェース62は、例えば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成されてもよく、またはそれらを含んでもよい。通信インタフェース60は、ホストコンピュータ24への接続66を容易にするように設定されてもよい。接続66は、直接でもよく、通信システム10のコアネットワーク14および/または通信システム10の外部の1つまたは複数の中間ネットワーク30を経由してもよい。
【0060】
図示した実施形態では、ネットワークノード16のハードウェア58は処理回路68をさらに含む。処理回路68は、プロセッサ70およびメモリ72を含んでもよい。特に、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路68は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適応した1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えてもよい。プロセッサ70は、メモリ72にアクセス(例えば、書き込みおよび/または読み出し)するように設定されてもよく、メモリ72は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、例えば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読出し専用メモリ)を備えてもよい。
【0061】
したがって、ネットワークノード16はソフトウェア74をさらに有し、ソフトウェア74は、内部に、例えば、メモリ72に記憶され、または、外部接続を介してネットワークノード16によってアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶される。ソフトウェア74は、処理回路68によって実行可能であってもよい。処理回路68は、本明細書に記載される方法および/またはプロセスのうちのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、例えば、ネットワークノード16によって実行させるように、設定されてもよい。プロセッサ70は、本明細書に記載されるネットワークノード16の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ70に対応する。メモリ72は、本明細書に記載されるデータ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または他の情報を記憶するように設定される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア74は命令を含んでもよく、命令は、プロセッサ70および/または処理回路68によって実行されるときに、プロセッサ70および/または処理回路68に、ネットワークノード16に関して本明細書に記載されるプロセスを実行させる。例えば、ネットワークノード16の処理回路68は、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するように設定されたノードフィードバックユニット32を含んでもよい。
【0062】
通信システム10は、既に言及したWD22をさらに含む。WD22はハードウェア80を有してもよく、ハードウェア80は、WD22が現在配置されているカバレッジエリア18にサービスするネットワークノード16との無線接続64を確立し維持するように設定された無線インタフェース82を含んでもよい。無線インタフェース82は、例えば、1つまたは複数のRF送信機、1つまたは複数のRF受信機、および/または1つまたは複数のRFトランシーバとして形成されてもよく、またはそれらを含んでもよい。
【0063】
WD22のハードウェア80は処理回路84をさらに含む。処理回路84は、プロセッサ86およびメモリ88を含んでもよい。特に、中央処理装置などのプロセッサおよびメモリに加えて、またはその代わりに、処理回路84は、処理および/または制御のための集積回路、例えば、命令を実行するように適応した1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路)を備えてもよい。プロセッサ86は、メモリ88にアクセス(例えば、書き込みおよび/または読み出し)するように設定されてもよく、メモリ88は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、例えば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読出し専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読出し専用メモリ)を備えてもよい。
【0064】
したがって、WD22はソフトウェア90をさらに備えてもよく、ソフトウェア90は、例えば、WD22におけるメモリ88に記憶され、または、WD22によってアクセス可能な外部メモリ(例えば、データベース、ストレージアレイ、ネットワークストレージデバイスなど)に記憶される。ソフトウェア90は、処理回路84によって実行可能であってもよい。ソフトウェア90はクライアントアプリケーション92を含んでもよい。クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24の支援の下で、WD22を介して人間のユーザまたは人間でないユーザにサービスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ24において、実行中のホストアプリケーション50は、WD22およびホストコンピュータ24で終端するOTT接続52を介して、実行中のクライアントアプリケーション92と通信してもよい。ユーザにサービスを提供する際に、クライアントアプリケーション92は、ホストアプリケーション50から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供してもよい。OTT接続52は、要求データおよびユーザデータの両方を転送してもよい。クライアントアプリケーション92は、提供するユーザデータを生成するためにユーザと対話してもよい。
【0065】
処理回路84は、本明細書に記載される方法および/またはプロセスのうちのいずれかを制御するように、および/またはそのような方法および/またはプロセスを、例えば、WD22によって実行させるように、設定されてもよい。プロセッサ86は、本明細書に記載されるWD22の機能を実行するための1つまたは複数のプロセッサ86に対応する。WD22はメモリ88を含み、メモリ88は、本明細書に記載されるデータ、プログラムのソフトウェアコードおよび/または他の情報を記憶するように設定される。いくつかの実施形態では、ソフトウェア90および/またはクライアントアプリケーション92は命令を含んでもよく、命令は、プロセッサ86および/または処理回路84によって実行されるときに、プロセッサ86および/または処理回路84に、WD22に関して本明細書に記載されるプロセスを実行させる。例えば、WD22の処理回路84は、フィードバック送信方式に従ってネットワークノード16にフィードバックを提供するように設定されたWDフィードバックユニット34を含んでもよい。
【0066】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16、WD22、およびホストコンピュータ24の内部作用は
図4に示す通りであってもよく、独立に、周囲のネットワークトポロジーは
図3のものであってもよい。
【0067】
図4において、OTT接続52は、任意の媒介的なデバイスおよびこれらのデバイスを介してのメッセージの正確なルーティングに明示的に言及することなく、ネットワークノード16を介してのホストコンピュータ24とWD22との間での通信を示すために抽象的に図示されている。ネットワークインフラストラクチャがルーティングを決定してもよく、ネットワークインフラストラクチャは、WD22から、もしくはホストコンピュータ24を運用するサービスプロバイダから、またはその両方から、ルーティングを隠蔽するように設定されてもよい。OTT接続52がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、(例えば、ネットワークの負荷分散の考慮または再設定に基づいて)ルーティングを動的に変更することをさらに決定してもよい。
【0068】
WD22とネットワークノード16との間の無線接続64は、本開示の全体を通じて記載される実施形態の教示に従う。さまざまな実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続64が最終セグメントを形成し得るOTT接続52を使用して、WD22に提供されるOTTサービスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態のうちのいくつかの教示は、データレート、レイテンシ、および/または電力消費を改善することにより、ユーザ待機時間の短縮、ファイルサイズに対する制限の緩和、応答性の改善、バッテリ寿命の延長などのような利益を提供することができる。
【0069】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の実施形態が改善されるデータレート、レイテンシ、および他の因子を監視する目的のために測定手順が提供されてもよい。測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ24とWD22との間のOTT接続52を再設定するための任意選択的なネットワーク機能がさらにあってもよい。測定手順および/またはOTT接続52を再設定するためのネットワーク機能は、ホストコンピュータ24のソフトウェア48もしくはWD22のソフトウェア90、またはその両方に実装されてもよい。実施形態では、OTT接続52が経由する通信デバイスに、またはそれに関連して、センサ(図示せず)が配備されてもよい。センサは、上記で例示した被監視量の値を供給し、またはソフトウェア48、90が被監視量を計算もしくは推定し得る元になる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に関与してもよい。OTT接続52の再設定は、メッセージフォーマット、再送設定、優先されるルーティングなどを含んでもよい。再設定は、ネットワークノード16に影響を及ぼす必要はなく、ネットワークノード16にとって未知または認識不可能であってもよい。いくつかのこのような手順および機能は当技術分野で既知であり実施されていてもよい。ある特定の実施形態では、測定は、スループット、伝播時間、レイテンシなどのホストコンピュータ24の測定を容易にする独自のWDシグナリングを含んでもよい。いくつかの実施形態では、測定は、ソフトウェア48、90が伝播時間、エラーなどを監視している間にOTT接続52を使用してメッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることで実装されてもよい。
【0070】
したがって、いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、ユーザデータを提供するように設定された処理回路42と、WD22への送信のためにセルラネットワークにユーザデータを転送するように設定された通信インタフェース40とを含む。いくつかの実施形態では、セルラネットワークはまた、無線インタフェース62を有するネットワークノード16をも含む。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、および/またはネットワークノード16の処理回路68は、WD22への送信を準備/開始/維持/サポート/終了し、および/またはWD22からの送信の受信において準備/終端/維持/サポート/終了するために、本明細書に記載される機能および/または方法を実行するように設定される。
【0071】
いくつかの実施形態では、ホストコンピュータ24は、処理回路42および通信インタフェース40を含み、通信インタフェース40は、WD22からネットワークノード16への送信から発生するユーザデータを受信するように設定される。いくつかの実施形態では、WD22は、ネットワークノード16への送信を準備/開始/維持/サポート/終了し、および/またはネットワークノード16からの送信の受信において準備/終端/維持/サポート/終了するために、本明細書に記載される機能および/または方法を実行するように設定され、かつ/またはそのように設定された無線インタフェース82および/または処理回路84を備える。
【0072】
図3および
図4は、ノードフィードバックユニット32およびWDフィードバックユニット34などのさまざまな「ユニット」がそれぞれのプロセッサ内にあるものとして示しているが、これらのユニットは、ユニットの一部が処理回路内の対応するメモリに記憶されるように実装されてもよいと考えられる。換言すれば、ユニットは、ハードウェアにおいて、または処理回路内のハードウェアおよびソフトウェアの組合せにおいて実装されてもよい。
【0073】
図5は、一実施形態による、例えば、
図3および
図4の通信システムなどの通信システム内に実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含んでもよく、これらは
図4に関して説明したものであってもよい。本方法の第1のステップで、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS100)。第1のステップの任意選択的なサブステップで、ホストコンピュータ24は、例えば、ホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する(ブロックS102)。第2のステップで、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を開始する(ブロックS104)。任意選択的な第3のステップで、ネットワークノード16は、本開示の全体を通じて記載される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータ24が開始した送信で搬送されたユーザデータをWD22に送信する(ブロックS106)。任意選択的な第4のステップで、WD22は、ホストコンピュータ24によって実行されるホストアプリケーション50に関連づけられた、例えばクライアントアプリケーション92などのクライアントアプリケーションを実行する(ブロックS108)。
【0074】
図6は、一実施形態による、例えば、
図3の通信システムなどの通信システム内に実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含んでもよく、これらは
図3および
図4に関して説明したものであってもよい。本方法の第1のステップで、ホストコンピュータ24はユーザデータを提供する(ブロックS110)。任意選択的なサブステップ(図示せず)において、ホストコンピュータ24は、例えば、ホストアプリケーション50などのホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。第2のステップで、ホストコンピュータ24は、WD22にユーザデータを搬送する送信を開始する(ブロックS112)。送信は、本開示の全体を通じて記載される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16を経由してもよい。任意選択的な第3のステップで、WD22は、送信で搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS114)。
【0075】
図7は、一実施形態による、例えば、
図3の通信システムなどの通信システム内に実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含んでもよく、これらは
図3および
図4に関して説明したものであってもよい。本方法の任意選択的な第1のステップで、WD22はホストコンピュータ24によって提供された入力データを受信する(ブロックS116)。第1のステップの任意選択的なサブステップで、WD22はクライアントアプリケーション92を実行し、クライアントアプリケーション92は、ホストコンピュータ24によって提供された受信された入力データに反応してユーザデータを提供する(ブロックS118)。追加的に、または代替的に、任意選択的な第2のステップで、WD22はユーザデータを提供する(ブロックS120)。第2のステップの任意選択的なサブステップで、WDは、例えば、クライアントアプリケーション92などのクライアントアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する(ブロックS122)。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーション92は、ユーザから受信されたユーザ入力をさらに考慮してもよい。ユーザデータが提供された特定の方式とは無関係に、WD22は、任意選択的な第3のサブステップで、ホストコンピュータ24へのユーザデータの送信を開始してもよい(ブロックS124)。本方法の第4のステップで、ホストコンピュータ24は、本開示の全体を通じて記載される実施形態の教示に従って、WD22から送信されたユーザデータを受信する(ブロックS126)。
【0076】
図8は、一実施形態による、例えば、
図3の通信システムなどの通信システム内に実装される例示的な方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータ24、ネットワークノード16およびWD22を含んでもよく、これらは
図3および
図4に関して説明したものであってもよい。本方法の任意選択的な第1のステップで、本開示の全体を通じて記載される実施形態の教示に従って、ネットワークノード16はWD22からユーザデータを受信する(ブロックS128)。任意選択的な第2のステップで、ネットワークノード16は、ホストコンピュータ24への受信されたユーザデータの送信を開始する(ブロックS130)。第3のステップで、ホストコンピュータ24は、ネットワークノード16によって開始された送信で搬送されたユーザデータを受信する(ブロックS132)。
【0077】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、ネットワークノード16内の例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能が、処理回路68内のノードフィードバックユニット32、プロセッサ70、通信インタフェース60、無線インタフェース62などのようなネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行されてもよい。
【0078】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、複数のチャネルに対する設定を送信する(ブロックS134)ように設定され、設定は、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを複数のチャネルのそれぞれに設定する。ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信する(ブロックS136)ように設定される。
【0079】
いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルが、少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、ネットワークノード16にダウンリンク制御情報(DCI)を送信させるようにさらに設定され、LBTカテゴリはDCIで指示されるLBT情報に基づく。いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルは、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の少なくとも1つのチャネルに対応する。
【0080】
いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルは、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルは、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する少なくとも1つのチャネルに対応する。いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルは、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた少なくとも1つのチャネルに対応する。いくつかの実施形態では、フィードバックが受信される少なくとも1つのチャネルは、フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングをWD22が受信したのと同じチャネルである。いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループ内の複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルと、WD22がダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルと、ネットワークノード16によって明示的に指示された複数のチャネルのサブセット内の少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つでフィードバックの少なくとも1つの複製を受信するようにさらに設定される。
【0081】
いくつかの実施形態では、設定は、複数のPUCCHグループをWD22に設定し、各PUCCHグループに複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。いくつかの実施形態では、処理回路68はネットワークノード16に、フィードバック送信のために使用される少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を無線インタフェース62によって送信させるようにさらに設定される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのDCIは、WD22に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。いくつかの実施形態では、処理回路68はネットワークノード16に、フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを送信させるようにさらに設定され、フィードバックは、チャネル候補の指示されたセットのうちから選択された少なくとも1つのチャネルで受信される。
【0082】
いくつかの実施形態では、チャネル候補の指示されたセットのうちから選択された少なくとも1つのチャネルは、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、WD22がダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて選択される。
【0083】
いくつかの実施形態では、処理回路68はネットワークノード16に、少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、PUSCH送信と多重化されたフィードバックを受信させるようにさらに設定される。いくつかの実施形態では、処理回路68はネットワークノード16に、ダウンリンク制御情報(DCI)を無線インタフェース62によって送信させ、DCIが少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックのためのタイミングを指示し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを無線インタフェース62によって送信させ、WD22のリスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、少なくとも1つのPUCCHリソースおよびPUSCHのうちの1つでフィードバックを無線インタフェース62によって受信させるようにさらに設定される。いくつかの実施形態では、フィードバックは、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、複数のチャネルは、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0084】
いくつかの実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つが無線デバイス(WD)22からフィードバック情報を受信するために利用可能であるかどうかを判定するように設定される。アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがWDからフィードバック情報を受信するために利用可能でない場合、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくWD22がフィードバック情報を送信するようにUL PUCCHが設定される。
【0085】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループをWD22に設定し、各PUCCHグループに1つまたは複数のPUCCHセカンダリセル(SCell)を割り当て、割り当てられたPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0086】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、サブバンド内にPUCCH送信を制限し、または複数のサブバンドにわたってPUCCHリソースを設定し、複数のサブバンドの少なくともサブセットのPUCCHリソース上でフィードバック情報を送信するようにWD22にシグナリングするように設定される。
【0087】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)キャリアでPUCCHリソースを無線リソース制御(RRC:radio resource control)設定し、PUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0088】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、ダウンリンク制御情報(DCI)指示に基づいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH:scheduling)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信するようにWD22を設定し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0089】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N:acknowledgment/non-acknowledgment)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH:physical downlink scheduling channel)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを送信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0090】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループ内の複数のPUCCH-CellをWD22に設定し、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でフィードバック情報を送信するように設定される。
【0091】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、グループ内の複数のPUCCH-CellをWD22に設定し、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WD22がDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノード16によって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製するように設定される。
【0092】
1つまたは複数の実施形態では、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、複数のPUCCHセルおよび複数のリスンビフォートーク(LBT)サブバンドのうちの少なくとも1つにわたってPUCCH設定およびPUCCHスケジューリング要求(SR:scheduling request)設定のうちの少なくとも1つを設定し、設定されたPUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するようにWD22を設定するように設定される。
【0093】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、WD22内の例示的なプロセスのフローチャートである。WD22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能が、処理回路84内のWD22フィードバックユニット34、プロセッサ86、無線インタフェース82などのようなWD22の1つまたは複数の要素によって実行されてもよい。
【0094】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、複数のチャネルに対する設定を受信する(ブロックS138)ように設定され、設定は、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを複数のチャネルのそれぞれに設定する。WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信する(ブロックS140)ように設定される。
【0095】
いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、処理回路84はWD22に、無線インタフェース82によってダウンリンク制御情報(DCI)を受信させるようにさらに設定され、LBTカテゴリはDCIで指示されるLBT情報に基づく。いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の少なくとも1つのチャネルに対応する。いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく。いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する少なくとも1つのチャネルに対応する。
【0096】
いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた少なくとも1つのチャネルに対応する。いくつかの実施形態では、フィードバックが送信される少なくとも1つのチャネルは、フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングをWD22が受信したのと同じチャネルである。いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループ内の複数のチャネルのすべてのチャネルと、WDがダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、ネットワークノードによって明示的に指示された複数のチャネルのサブセットとのうちの少なくとも1つに対してフィードバックの少なくとも1つの複製を送信するように設定される。
【0097】
いくつかの実施形態では、受信される設定は、複数のPUCCHグループをWD22に設定し、各PUCCHグループに複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる。いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、フィードバック送信のために使用される少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信するようにさらに設定される。いくつかの実施形態では、WD22によって受信される少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのDCIは、WD22に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される。いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信し、フィードバック送信のためのチャネル候補の指示されたセットのうちから少なくとも1つのチャネルを選択するように設定される。いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、選択された少なくとも1つのチャネルでフィードバックを送信するように設定されることによってフィードバックを送信するように設定される。
【0098】
いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、所定の順序と、ダウンリンク送信に関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、アップリンク送信に関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、LBT手順が使用されない少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する少なくとも1つのチャネルと、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた少なくとも1つのチャネルと、WD22がダウンリンクスケジューリングを受信した少なくとも1つのチャネルとのうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、フィードバック送信のためのチャネル候補の指示されたセットのうちから少なくとも1つのチャネルをWD22に選択させるように設定されることによって、チャネル候補の指示されたセットのうちから少なくとも1つのチャネルを選択するように設定される。
【0099】
いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、フィードバックをPUSCH送信と多重化するように設定される。いくつかの実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、ダウンリンク制御情報(DCI)を受信し、DCIが少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックのためのタイミングを指示し、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信し、リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックを送信するために少なくとも1つのPUCCHリソースおよびPUSCHのうちの1つを選択するように設定される。
【0100】
いくつかの実施形態では、フィードバックは、アップリンク制御情報(UCI)、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)、チャネル状態情報(CSI)およびスケジューリング要求のうちの少なくとも1つを含む。いくつかの実施形態では、複数のチャネルは、非ライセンススペクトル内の複数のサブバンド、複数のキャリア、および複数のセルのうちの1つに対応する。
【0101】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能であるかどうかを判定するように設定される。アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能でない場合、WD22は、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくUL PUCCHを使用してフィードバック情報を送信するように、例えば、ネットワークノード16によって、設定される。
【0102】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループに割り当てられた1つまたは複数のPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0103】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、サブバンドまたは複数のサブバンドのサブセット内にPUCCH送信を制限するように設定される。
【0104】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)キャリアで無線リソース制御(RRC)設定されたPUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS148)ように設定される。
【0105】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0106】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを受信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS152)ように設定される。
【0107】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でフィードバック情報を送信するように設定される。
【0108】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WD22がDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノード16によって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製するように設定される。
【0109】
1つまたは複数の実施形態では、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するように設定される。
【0110】
図11は、本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、ネットワークノード16内の別の例示的なプロセスのフローチャートである。ネットワークノード16によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能が、処理回路68内のノードフィードバックユニット32、プロセッサ70、通信インタフェース60、無線インタフェース62などのようなネットワークノード16の1つまたは複数の要素によって実行されてもよい。
【0111】
実施形態による1つの例示的なプロセスでは、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループをWD22に設定し、各PUCCHグループに1つまたは複数のPUCCHセカンダリセル(SCell)を割り当て、割り当てられたPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS142)ように設定される。
【0112】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、サブバンド内にPUCCH送信を制限し、または複数のサブバンドにわたってPUCCHリソースを設定し、複数のサブバンドの少なくともサブセットのPUCCHリソース上でフィードバック情報を送信するようにWD22にシグナリングする(ブロックS144)ように設定される。
【0113】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)キャリアでPUCCHリソースを無線リソース制御(RRC)設定し、PUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS146)ように設定される。
【0114】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、ダウンリンク制御情報(DCI)指示に基づいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信するようにWD22を設定し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS148)ように設定される。
【0115】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、ネットワークノード16は、処理回路68、プロセッサ70、無線インタフェース62および通信インタフェース60のうちの1つまたは複数などにより、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを送信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS150)ように設定される。
【0116】
図12は、本開示のいくつかの実施形態による、非ライセンススペクトル動作のためのHARQ-ACKフィードバック送信に対してフレキシビリティを提供するための、WD22内の例示的なプロセスのフローチャートである。WD22によって実行される1つまたは複数のブロックおよび/または機能が、処理回路84内のWD22フィードバックユニット34、プロセッサ86、無線インタフェース82などのようなWD22の1つまたは複数の要素によって実行されてもよい。
【0117】
実施形態による1つの例示的なプロセスでは、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCHグループに割り当てられた1つまたは複数のPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS152)ように設定される。
【0118】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、サブバンドまたは複数のサブバンドのサブセット内にPUCCH送信を制限する(ブロックS154)ように設定される。
【0119】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、アップリンク(UL)キャリアで無線リソース制御(RRC)設定されたPUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS156)ように設定される。
【0120】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS158)ように設定される。
【0121】
実施形態による別の例示的なプロセスでは、WD22は、処理回路84、プロセッサ86および無線インタフェース82のうちの1つまたは複数などにより、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを受信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信する(ブロックS160)ように設定される。
【0122】
本開示の構成の一般的なプロセスフローについて説明し、本開示のプロセスおよび機能を実装するためのハードウェアおよびソフトウェア構成の例を提供したので、以下のセクションでは、非ライセンス動作に必要とされるHARQ-ACKフィードバック送信のための構成の詳細および例を提供する。
【0123】
実施形態1:キャリアアグリゲーション:
WD22は複数のPUCCHグループを用いて設定されてもよい。各グループには、PUCCH情報を送信するための1つまたは複数のPUCCH-SCellが割り当てられる。
【0124】
別の実施形態では、WD22は複数のPUCCHグループを用いて設定されてもよく、各グループはPUCCH-Cellとして設定された1つのSCellを有する。WD22は、WD22がDLスケジューリングを受信したのと同じキャリアで、ある特定のPUCCHリソース内でPUCCH情報を送信するように設定されシグナリングされてもよい。
【0125】
実施形態#1a:
別の実施形態では、WD22は、グループ内の複数のPUCCH-Cellを用いて設定されてもよい。しかし、WD22は、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でPUCCH情報を送信することが期待される。
【0126】
WD22は、UL送信のためにPUCCH情報に基づくリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに対するPUCCHセルを選択してもよい。WD22は、DCIに指示されたLBT情報からこの情報を導出してもよい。WD22は、以下のステップのうちの1つまたは複数に従ってもよい。
【0127】
PUCCHは、LBTが必要とされないPUCCHグループ内のPUCCH Cell上で送信される。それらのうちに複数が存在する場合、WD22は、PUCCHグループ内の最低のServCellIndexを有するセル上でPUCCHを送信してもよい。
【0128】
そうでない場合、PUCCHグループ内の設定されたPUCCH Cellのうちのいずれも、LBTを用いてアクセス可能でない場合、WD22のPUCCHは、最短の検知継続時間を有するユーザ機器カテゴリ2デバイスが指示されたPUCCH Cell上でPUCCHを送信する。それらのうちに複数が存在する場合、WD22は、PUCCHグループ内の最低のServCellIndexを有するセル上でPUCCHを送信する。そうでない場合、WD22は、PUCCHグループ内の最低のServCellIndexを有するPUCCHグループ内のセル上でPUCCHを送信する。
【0129】
上記のいずれかのステップに対する別のオプションとして、WD22は、PUCCH SCellの特定のセットのうちで最低のチャネル占有度または最低のLBT障害統計を有するセル上でPUCCHを送信してもよい。
【0130】
実施形態#1b:
WD22は、グループ内の複数のPUCCH-Cellを用いて設定されてもよい。WD22は、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell上で、またはWD22がDLスケジューリングを受信したPUCCH Cell上で、またはネットワークノード16によって明示的に指示されたPUCCH Cellのサブセット上で、PUCCH情報を複製する。
【0131】
別のオプションとして、PUCCH情報の複製は、特定のトラフィックタイプ、論理チャネル(LCH:logical channel)、論理チャネルグループ(LCG:logical channel group)、および/または特定のアップリンク制御情報(UCI)情報タイプに対してのみ設定されてもよい。PUCCH SRメッセージが複製される場合、PUCCH SRの複製は、特定のPUCCH-SR設定に対してのみ設定されてもよい。
【0132】
ネットワークノード16がPUCCH情報の少なくとも1つのコピーを受信した場合、ネットワークノード16は、同じPUCCH情報の他のコピーを破棄してもよい。オプションとして、同じセル/BWP/ハイブリッド自動再送要求(HARQ)プロセスのセットに対する2つのPUCCH情報送信が、設定された期間内にそれらが受信される場合に2つの複製として扱われてもよい。
【0133】
実施形態#2:広帯域
以下では、「サブバンド」は「リスンビフォートーク(LBT)サブバンド」または「LBT帯域幅」と同等と理解されてもよい。PUCCH情報は、
a)PUCCH設定がサブバンドごとである、
b)1つの設定内のPUCCHリソースが複数のサブバンドにわたらない、
c)PUCCH設定は複数のサブバンドに属する複数のPUCCHリソースを含む、および/または
d)PUCCHリソースが複数のサブバンドにわたって設定される、
のいずれかによって、サブバンド内に制限される。
【0134】
しかし、WD22は、ある特定のサブバンドのPUCCHリソース上でフィードバックを送信するようにシグナリング(暗黙的に、例えば、DLサブバンド送信に基づいて、または明示的に、例えば、DCI内のサブバンドインジケータもしくは確認応答リソースインジケータ(ARI:acknowledgement resource indicator)に基づいて)されてもよい。
【0135】
実施形態では、WD22は、複数のサブバンドPUCCHグループを用いて設定されてもよい。各グループは、1つまたは複数のサブバンドPUCCHによって設定/指示される。実施形態では、WD22は、サブバンドの所与のグループに対する所定のサブバンド内のある特定のPUCCHリソースでサブバンドPUCCHグループ情報を送信するように設定/シグナリングされてもよい。実施形態では、WD22は、WD22がDLスケジューリングを受信したのと同じサブバンドで、ある特定のPUCCHリソース内でPUCCH情報を送信するように設定/シグナリングされてもよい。
【0136】
上記の実施形態1aおよび1bはまた、上述の実施形態にも適用可能である。提案される方法は、「キャリア/セル」の文脈が「サブバンド」または「LBTサブバンド」によって置換され得る単一の広帯域キャリア送信を用いた場合に適用され得る。
【0137】
実施形態#3:
いくつかの実施形態では、PUCCHリソースセットは、(Rel-15 NRでのようなPCell(プライマリキャリア)、PSCell(プライマリセカンドキャリア)、およびPUCCH-SCellでのみの代わりに)ULキャリアのうちのいくつかまたはすべてで無線リソース制御(RRC)設定される。
【0138】
複数のPUCCHセルが、例えば、ネットワークノード16によって設定される場合、ダウンリンク制御情報(DCI)は、PUCCH送信のために使用されるべきキャリア(複数可)のインデックスを指示してもよい。
【0139】
DCIで指示されるPUCCHセルインデックス(複数可)は、「PUCCH送信のためのキャリア選択が未決である」という指示をサポートしてもよい。正確なPUCCHセルインデックス(複数可)は、同じまたは後のスロットに来る別のDCIを使用して指示されてもよい。
【0140】
類似の構成が広帯域動作のために適用可能であってもよい。このような場合、サブバンドインデックスは新たなフィールドを使用して指示されてもよい。代替的に、ネットワークノード16が、DCI内のリソースIdまたはPUCCHリソース指示(PRI:PUCCH resource indication)内の未決の指示のうちの1つをシグナリングしてもよい。
【0141】
本実施形態の別の態様では、ネットワークノード16は、指示されたキャリア/サブバンドを、後のDCIを使用した異なるキャリア/サブバンドで上書きしてもよい。
【0142】
実施形態#3b:
実施形態では、複数のキャリアがDL送信のために使用される場合、PUCCH送信のためのキャリアインデックスがすべてのDLキャリアで複製してシグナリングされてもよい。
【0143】
ネットワークノード16は、PUCCH送信のためのキャリア候補のセットをシグナリングしてもよい。その場合、WD22は、選択されたキャリアがネットワークノード16に既知となるように、所定の順序に従ってキャリアのうちの1つを選択してもよい。例えば、キャリア候補のセットは、ネットワークノード16がDLを送信しようとしているキャリア、UL送信のために設定されたキャリア、またはPUCCHリソースを有するキャリア(任意選択)であり得る。所定の順序は、選択されるキャリアが候補リスト内になければならないという条件、または選択されるキャリアがDL送信を受信したキャリアでなければならないという条件で、実施形態1aに従ってもよい。
【0144】
キャリア候補のセットをシグナリングすることによって、ネットワークノード16はLBTの前にあらかじめDCIを準備してもよく、WD22は、ネットワークノード16によって知らされるPUCCHキャリアを選択することもできる。
【0145】
実施形態#3c:
いくつかの実施形態では、単一のPUCCH設定/PUCCHスケジューリング要求(SR)設定が、複数のPUCCH-Cell(CA)にわたって、および/または複数のLBTサブバンドにわたって設定されてもよい。これらの場合、設定内のPUCCHリソースまたはPUCCH-SRリソースの最大数が拡大されることを必要とする可能性がある。このような場合、DCI内のPUCCHリソースインデックスがそれに応じて拡大されてもよい。各サブバンド内のPUCCHリソースが互いに類似している場合、PUCCHリソースインデックスはサブバンドごとに規定され得る。その場合、PUCCHリソースインデックスとともにどのPUCCHリソースを送信するかを指示するために、サブバンドインデックスがDCIに含まれ得る。
【0146】
実施形態#4:
いくつかの実施形態では、DCIが「0」のUL-SCHインジケータを指示する場合、またはすべてゼロのCIS要求、もしくは非ゼロのCSI要求フィールドであるが、トリガされるCSI報告設定が報告不要を指示する場合、WD22は、HARQ確認応答(ACK)UCIを搬送するアップリンクスケジューリング(UL-SCH:uplink scheduling)なしで、およびチャネル状態情報(CSI)なしで、物理アップリンクスケジューリングチャネル(PUSCH)を送信することが期待される可能性がある。
【0147】
3GPP技術仕様(TS:Technical Specification)38.331では、情報要素(IE:information element)CSI-ReportConfigは、「none」として設定され得るパラメータ「reportQuantity」を含む。これは、例えば、トラッキング用のCSI-RS(TRS)に適用され、その場合、CSI要求フィールドは非ゼロであるが、UCIの存在を指示する関連するCSI報告DAI値はない。
【0148】
WD22は、UL-SCHなしでPUSCH送信と重複し、複数のPUSCHのうちのいずれかにおけるいずれの非周期的CSIとも多重化されないPUCCH送信内にUCIを多重化する場合、WD22は、PUSCH送信内にUCIを多重化し、PUCCHを送信しない。重複するPUSCHは、PUCCHがスケジューリングされるのと同じまたは異なるSCell上にあってもよい。
【0149】
同じセル内で同時のPUCCHおよびPUSCHがサポートされる場合、WD22は、UCI複製が設定される場合にPUCCHおよびPUSCH上で同時にUCIを送信するように、例えば、ネットワークノード16によって、設定されてもよい。
【0150】
同じPUCCH Cellグループ内で設定される場合、同じPUCCH情報が、PUCCH SCellと、セルグループ内のPUSCHとの両方で複製されてもよい。
【0151】
実施形態#5
いくつかの実施形態では、WD22に対して、ネットワークノード16は、DL DCI(例えば、フォーマット1_1を用いて)を送信してもよく、DL DCIは、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示するPDSCH-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送する。さらに、同じ期待されるDL HARQ A/Nに対して、ネットワークノード16はまた、同じWD22へのPUSCH上の少なくとも1つのULグラントをスケジューリングしてもよい。設定された利用可能なグラントがある場合、WD22もまた、設定されたグラントを使用してHARQ A/Nを送信してもよい。同じWD22に対して、PUCCHおよびPUSCHは同じセル/BWP/LBTサブバンドに属することも属さないこともあり得る。PUCCHおよびPUSCHは時間的に重複することも重複しないこともあり得る。LBT結果に応じて、WD22は、PUCCHおよび/またはPUSCH上でDL HARQ A/Nを送信してもよい。ネットワークノード16は、送信のためにどのようにPUCCHまたはPUSCHを選択するかに関するルールを設定してもよい。選択条件はまた、測定されたチャネル占有度またはLBT障害統計を考慮してもよい。
【0152】
さらに、いくつかの実施形態は、以下のうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0153】
実施形態A1.無線デバイス(WD)と通信するように設定されたネットワークノードであって、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがWDからフィードバック情報を受信するために利用可能であるかどうかを判定し、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがWDからフィードバック情報を受信するために利用可能でない場合、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくフィードバック情報を送信するようにWDのためにUL PUCCHを設定する、
ように設定され、および/またはそのように設定された無線インタフェースを備え、および/またはそのように設定された処理回路を備える、ネットワークノード。
【0154】
実施形態A2.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを用いてWDを設定し、各PUCCHグループに1つまたは複数のPUCCHセカンダリセル(SCell)を割り当て、割り当てられたPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態A1のネットワークノード。
【0155】
実施形態A3.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、サブバンド内にPUCCH送信を制限し、または複数のサブバンドにわたってPUCCHリソースを設定し、複数のサブバンドの少なくともサブセットのPUCCHリソース上でフィードバック情報を送信するようにWDにシグナリングするようにさらに設定される、実施形態A1およびA2のネットワークノード。
【0156】
実施形態A4.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、無線リソース制御(RRC)を使用して、アップリンク(UL)キャリアでPUCCHリソースを設定し、PUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態A1からA3のいずれか1つのネットワークノード。
【0157】
実施形態A5.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、ダウンリンク制御情報(DCI)指示に基づいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信するようにWDを設定し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態A1からA4のいずれか1つのネットワークノード。
【0158】
実施形態A6.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを送信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態A1からA5のいずれか1つのネットワークノード。
【0159】
実施形態A7.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCHグループ内の複数のPUCCH-Cellを用いてWDを設定し、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態A1からA6のいずれか1つのネットワークノード。
【0160】
実施形態A8.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、グループ内の複数のPUCCH-Cellを用いてWDを設定し、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WDがDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノードによって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製するようにさらに設定される、実施形態A1からA7のいずれか1つのネットワークノード。
【0161】
実施形態A9.ネットワークノードおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、複数のPUCCHセルおよび複数のリスンビフォートーク(LBT)サブバンドのうちの少なくとも1つにわたってPUCCH設定およびPUCCHスケジューリング要求(SR)設定のうちの少なくとも1つを設定し、設定されたPUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するようにWDを設定するようにさらに設定される、実施形態A1からA8のいずれか1つのネットワークノード。
【0162】
実施形態B1.ネットワークノード内に実装される方法であって、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つが無線デバイス(WD)からフィードバック情報を受信するために利用可能であるかどうかを判定することと、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがWDからフィードバック情報を受信するために利用可能でない場合、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくフィードバック情報を送信するようにWDのためにUL PUCCHを設定することと
を含む、方法。
【0163】
実施形態B2.複数の物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)グループを用いてWDを設定することと、各PUCCHグループに1つまたは複数のPUCCHセカンダリセル(SCell)を割り当てることと、割り当てられたPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1の方法。
【0164】
実施形態B3.サブバンド内にPUCCH送信を制限し、または複数のサブバンドにわたってPUCCHリソースを設定することと、複数のサブバンドの少なくともサブセットのPUCCHリソース上でフィードバック情報を送信するようにWDにシグナリングすることとをさらに含む、実施形態B1およびB2の方法。
【0165】
実施形態B4.無線リソース制御(RRC)を使用して、アップリンク(UL)キャリアでPUCCHリソースを設定することと、PUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1からB3のいずれか1つの方法。
【0166】
実施形態B5.ダウンリンク制御情報(DCI)指示に基づいて、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信するようにWDを設定することと、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1からB4のいずれか1つの方法。
【0167】
実施形態B6.PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを送信することと、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1からB5のいずれか1つの方法。
【0168】
実施形態B7.PUCCHグループ内の複数のPUCCH-Cellを用いてWDを設定することと、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1からB6のいずれか1つの方法。
【0169】
実施形態B8.グループ内の複数のPUCCH-Cellを用いてWDを設定することと、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WDがDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノードによって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製することとをさらに含む、実施形態B1からB7のいずれか1つの方法。
【0170】
実施形態B9.複数のPUCCHセルおよび複数のリスンビフォートーク(LBT)サブバンドのうちの少なくとも1つにわたってPUCCH設定およびPUCCHスケジューリング要求(SR)設定のうちの少なくとも1つを設定することと、設定されたPUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態B1からB8のいずれか1つの方法。
【0171】
実施形態C1.ネットワークノードと通信するように設定された無線デバイス(WD)であって、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能であるかどうかを判定し、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能でない場合、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくUL PUCCHを使用してフィードバック情報を送信する、
ように設定され、および/またはそのように設定された無線インタフェースおよび/または処理回路を備える、WD。
【0172】
実施形態C2.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCHグループに割り当てられた1つまたは複数のPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態C1のWD。
【0173】
実施形態C3.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、サブバンドまたは複数のサブバンドのサブセット内にPUCCH送信を制限するようにさらに設定される、実施形態C1およびC2のWD。
【0174】
実施形態C4.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、アップリンク(UL)キャリアで無線リソース制御(RRC)設定されたPUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態C1からC3のいずれか1つのWD。
【0175】
実施形態C5.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信し、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態C1からC4のいずれか1つのWD。
【0176】
実施形態C6.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを受信し、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信するようにさらに設定される、実施形態C1からC5のいずれか1つのWD。
【0177】
実施形態C7.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でPUCCH情報を送信するようにさらに設定される、実施形態C1からC6のいずれか1つのWD。
【0178】
実施形態C8.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WDがDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノードによって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製するようにさらに設定される、実施形態C1からC7のいずれか1つのWD。
【0179】
実施形態C9.WDおよび/または無線インタフェースおよび/または処理回路が、PUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信するように設定される、実施形態C1からC8のいずれか1つのWD。
【0180】
実施形態D1.無線デバイス(WD)内に実装される方法であって、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能であるかどうかを判定することと、
アップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルのうちの少なくとも1つがネットワークノードにフィードバック情報を送信するために利用可能でない場合、利用不可能なアップリンク(UL)プライマリセル(PCell)、プライマリセカンダリ(PSCell)および物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)セカンダリセルを使用することなくフィードバック情報を送信するためにネットワークノードによって設定されたUL PUCCHを使用することと
のうちの少なくとも1つを含む、方法。
【0181】
実施形態D2.PUCCHグループに割り当てられた1つまたは複数のPUCCH-SCellを使用してフィードバック情報を送信することをさらに含む、実施形態D1の方法。
【0182】
実施形態D3.サブバンドまたは複数のサブバンドのサブセット内にPUCCH送信を制限することをさらに含む、実施形態D1およびD2の方法。
【0183】
実施形態D4.アップリンク(UL)キャリアで無線リソース制御(RRC)設定されたPUCCHリソースを使用してフィードバック情報を送信することをさらに含む、実施形態D1からD3のいずれか1つの方法。
【0184】
実施形態D5.ハイブリッド自動再送要求(HARQ)確認応答(ACK)アップリンク制御情報(UCI)およびチャネル状態情報(CSI)を搬送するアップリンク(UL)スケジューリング(SCH)なしの物理アップリンクスケジューリング(PUSCH)を送信することと、UCIおよびCSIのうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態D1からD4のいずれか1つの方法。
【0185】
実施形態D6.PUCCH内の対応するDL HARQ確認応答/否定応答(A/N)に対するタイミングを指示する物理ダウンリンクスケジューリングチャネル(PDSCH)-to-HARQフィードバックタイミングインジケータを搬送するダウンリンク(DL)DCIを受信することと、PUCCH内の対応するDL HARQ A/Nを使用してフィードバック情報を送信することとをさらに含む、実施形態D1からD5のいずれか1つの方法。
【0186】
実施形態D7.スロット内のPUCCHグループごとにただ1つのPUCCH-Cell上でフィードバック情報を送信することをさらに含む、実施形態D1からD6のいずれか1つの方法。
【0187】
実施形態D8.PUCCHグループ内のすべてのPUCCH-Cell、WDがDLスケジューリングを受信したPUCCH-Cell、およびネットワークノードによって指示されたPUCCH-Cellのサブセット、のうちの少なくとも1つ上でフィードバック情報を複製することをさらに含む、実施形態D1からD7のいずれか1つの方法。
【0188】
実施形態D9.PUCCH設定およびPUCCH-SR設定のうちの少なくとも1つを使用してフィードバック情報を送信することをさらに含む、実施形態D1からD8のいずれか1つの方法。
【0189】
当業者には認識されるように、本明細書に記載される概念は、方法、データ処理システム、コンピュータプログラム製品および/または実行可能なコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ記憶媒体として実施され得る。したがって、本明細書に記載される概念は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態またはソフトウェアおよびハードウェアの態様を組み合わせた実施形態の形態をとることが可能であり、すべて本明細書において一般的に「回路」または「モジュール」と称される。本明細書に記載される任意のプロセス、ステップ、作用および/または機能は、対応するモジュールによって実行され、および/または対応するモジュールに関連づけられることが可能であり、モジュールはソフトウェアおよび/またはファームウェアおよび/またはハードウェア内に実装され得る。さらに、本開示は、コンピュータによって実行可能な、媒体内に具現化されたコンピュータプログラムコードを有する有形のコンピュータ使用可能な記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。ハードディスク、CD-ROM、電子記憶デバイス、光記憶デバイス、または磁気記憶デバイスを含む任意の好適な有形のコンピュータ可読媒体が利用可能である。
【0190】
いくつかの実施形態が本明細書において方法、システムおよびコンピュータプログラム製品のフローチャート図および/またはブロック図を参照して記載されている。理解されるように、フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート図および/またはブロック図におけるブロックの組合せが、コンピュータプログラム命令によって実装され得る。これらのプログラム命令は、汎用コンピュータ(それにより専用コンピュータを作成する)、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサに提供されてマシンを生成することにより、命令が、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサによって実行されて、フローチャートおよび/またはブロック図のブロック(複数可)に指定された機能/動作を実装する手段を生成する。
【0191】
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置に対して特定の方式で機能するように指令することができるコンピュータ可読メモリまたは記憶媒体内に記憶されてもよく、それにより、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図のブロック(複数可)に指定された機能/動作を実装する命令手段を含む製造物を生成する。
【0192】
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置にロードされて、一連の動作ステップをコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行させてコンピュータ実装されたプロセスを生成することにより、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行される命令が、フローチャートおよび/またはブロック図のブロック(複数可)に指定された機能/動作を実装するステップを提供することができる。
【0193】
理解されるように、ブロックに記載された機能/動作は、動作の図示に記載された順序以外で生起してもよい。例えば、連続して図示された2つのブロックが、関連する機能/動作に応じて、実際には実質的に並行して実行されてもよく、またはブロックはときには逆順で実行されてもよい。図のうちのいくつかは、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、理解されるように、通信は図示された矢印とは反対の方向に生起してもよい。
【0194】
本明細書に記載される概念の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、Java(登録商標)またはC++などのオブジェクト指向プログラミング言語で書かれてもよい。しかし、本開示の動作を実行するためのコンピュータプログラムコードはまた、「C」プログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語で書かれてもよい。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で、部分的にユーザのコンピュータ上で、スタンドアロン型のソフトウェアパッケージとして、部分的にユーザのコンピュータ上および部分的にリモートコンピュータ上で、または完全にリモートコンピュータ上で実行されてもよい。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を通じてユーザのコンピュータに接続されてもよく、または接続は外部コンピュータに対して(例えば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通じて)なされてもよい。
【0195】
多くの異なる実施形態が、上記の説明および図面に関連して本明細書に記載されている。理解されるように、これらの実施形態のあらゆる組合せおよび下位組合せを逐語的に説明し図示することは過度に反復的で不明瞭となるであろう。したがって、すべての実施形態は任意の方法および/または組合せで結合することが可能であり、本明細書は、図面を含めて、本明細書に記載される実施形態、およびそれらを形成し使用する方式およびプロセスのすべての組合せおよび下位組合せの完全に書き下された説明を構成すると解釈されるものとし、任意のそのような組合せまたは下位組合せに対する権利をサポートするものとする。
【0196】
当業者には認識されるように、本明細書に記載される実施形態は、上記で本明細書に具体的に図示し記載されたものに限定されない。さらに、上記で別段の言及がない限り、添付図面のすべては縮尺通りでないことに留意されるべきである。以下の特許請求の範囲の記載範囲から逸脱することなく、上記の教示に照らしてさまざまな変更形態および変形形態が可能である。
【手続補正書】
【提出日】2022-03-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線デバイス(22)(WD)内に実装される方法であって、
複数のチャネルに対する設定であって、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定する設定を受信すること(S138)と、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信すること(S140)と
を含む、無線デバイス内に実装される方法。
【請求項2】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、リスンビフォートーク(LBT)手順が使用されないPUCCHグループ内の前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに少なくとも部分的に基づく、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3および5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルに対応する、請求項1から3、5および6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記フィードバックが送信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記フィードバックが関係する対応するダウンリンクスケジューリングを前記WD(22)が受信したのと同じチャネルである、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
PUCCHグループ内の前記複数のチャネルのすべての前記チャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信したチャネルと、
ネットワークノード(16)によって明示的に指示された前記複数のチャネルのサブセットと
のうちの少なくとも1つに対して前記フィードバックの少なくとも1つの複製を送信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記受信される設定が、複数のPUCCHグループを前記WD(22)に設定し、各PUCCHグループに前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つが割り当てられる、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記フィードバック送信のために使用される前記少なくとも1つのチャネルを指示する少なくとも1つのインデックスを含む少なくとも1つのダウンリンク制御情報(DCI)を受信すること
であって、前記WD(22)によって受信される前記少なくとも1つのインデックスを含む前記少なくとも1つのDCIが、前記WD(22)に関連づけられたすべてのダウンリンクチャネルで複製される、少なくとも1つのDCIを受信すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記フィードバック送信のためのチャネル候補のセットを指示するシグナリングを受信することと、
前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することと
をさらに含み、
前記フィードバックを送信することが、前記選択された少なくとも1つのチャネルで前記フィードバックを送信することを含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項13】
チャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択することが、
所定の順序と、
ダウンリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
アップリンク送信に関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
リスンビフォートーク(LBT)カテゴリに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
LBT手順が使用されない前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最低のサービングセルインデックスに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
PUCCHグループ内の最短の検知継続時間を有する前記少なくとも1つのチャネルと、
最低のチャネル占有度および最低のリスンビフォートーク(LBT)障害統計のうちの少なくとも1つに関連づけられた前記少なくとも1つのチャネルと、
前記WD(22)がダウンリンクスケジューリングを受信した前記少なくとも1つのチャネルと
のうちの少なくとも1つに少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバック送信のためのチャネル候補の前記指示されたセットのうちから前記少なくとも1つのチャネルを選択すること
をさらに含む、請求項
12に記載の方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つのPUCCHリソースが物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信と重複する場合、前記フィードバックを前記PUSCH送信と多重化すること
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
ダウンリンク制御情報(DCI)を受信することであって、前記DCIが前記少なくとも1つのPUCCHリソース上で前記フィードバックのためのタイミングを指示する、DCIを受信することと、
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)上でアップリンク(UL)グラントを受信することと、
リスンビフォートーク(LBT)結果に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックを送信するために前記少なくとも1つのPUCCHリソースおよび前記PUSCHのうちの1つを選択することと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)内に実装される方法であって、
複数のチャネルに対する設定であって、少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定する設定を送信すること(S134)と、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信すること(S136)と
を含む、ネットワークノード内に実装される方法。
【請求項17】
前記フィードバックが受信される前記少なくとも1つのチャネルが、前記少なくとも1つのチャネルに関連づけられたリスンビフォートーク(LBT)カテゴリに少なくとも部分的に基づく、請求項
16に記載の方法。
【請求項18】
ダウンリンク制御情報(DCI)を送信することをさらに含み、前記LBTカテゴリが前記DCIで指示されるLBT情報に基づく、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
処理回路(84)を備えた無線デバイス(22)(WD)であって、前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
複数のチャネルに対する設定を受信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを送信させる
ように設定される、WD(22)。
【請求項20】
前記処理回路(84)が前記WD(22)に、
請求項1から16のいずれか一項に記載の方法を実行させるようにさらに設定される、請求項
19に記載のWD(22)。
【請求項21】
無線デバイス(22)(WD)と通信するように設定されたネットワークノード(16)であって、前記ネットワークノード(16)が処理回路(68)を備え、前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
複数のチャネルに対する設定を送信させ、前記設定が少なくとも1つの物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを前記複数のチャネルのそれぞれに設定し、
前記複数のチャネルのうちの少なくとも1つのチャネルで設定される前記少なくとも1つのPUCCHリソース上でフィードバックを受信させる
ように設定される、ネットワークノード(16)。
【請求項22】
前記処理回路(68)が前記ネットワークノード(16)に、
請求項17または18に記載の方法を実行させるようにさらに設定される、請求項
21に記載のネットワークノード(16)。
【国際調査報告】