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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-29
(54)【発明の名称】送達再割当プロトコル
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20120101AFI20220822BHJP
   G08G 1/00 20060101ALI20220822BHJP
   B65G 61/00 20060101ALI20220822BHJP
【FI】
G06Q10/08 306
G08G1/00 D
B65G61/00 544
B65G61/00 550
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021575956
(86)(22)【出願日】2020-06-17
(85)【翻訳文提出日】2022-02-09
(86)【国際出願番号】 US2020038208
(87)【国際公開番号】W WO2020257330
(87)【国際公開日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】16/443,864
(32)【優先日】2019-06-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521552718
【氏名又は名称】ポストメイツ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100078282
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 秀策
(74)【代理人】
【識別番号】100113413
【弁理士】
【氏名又は名称】森下 夏樹
(74)【代理人】
【識別番号】100181674
【弁理士】
【氏名又は名称】飯田 貴敏
(74)【代理人】
【識別番号】100181641
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 大輔
(74)【代理人】
【識別番号】230113332
【弁護士】
【氏名又は名称】山本 健策
(72)【発明者】
【氏名】ファン, イーチン
(72)【発明者】
【氏名】ラメシュ, ラフル
【テーマコード(参考)】
5H181
5L049
【Fターム(参考)】
5H181AA01
5H181AA05
5H181AA07
5H181AA15
5H181AA21
5H181BB04
5H181CC12
5H181FF04
5H181FF05
5H181FF10
5H181FF13
5H181MA42
5L049AA16
(57)【要約】
本願に説明される技法は、種々のユーザデバイスの場所および地理的境界の検出を通して、アイテムの送達を促進することを対象とする。場所検出は、種々の時点において、1つ以上の閾値と比較され得る。潜在的送達上の問題点は、これらの閾値との場所の比較を通して、先を見越して識別および解決され得る。本願の実施形態は、コンテキスト、データ、およびタイミングとアクション予測を相関させることによって、アイテムの送達を促進するための通信ネットワーク全体を通したシステム、方法、およびデバイスへの種々の改良を説明する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ実装方法であって、
追跡コンピュータシステムによって、消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられるアイテムの注文通知を受信することであって、前記アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、前記販売業者場所に位置する、ことと、
前記追跡コンピュータシステムによって、前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供することと、
前記追跡コンピュータシステムによって、前記電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信することであって、前記フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応する、ことと、
前記フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定することであって、前記第1の可動場所は、前記電子オファーの承認が受信された時間と対応する、ことと、
前記第1の可動場所と前記販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から前記販売業者場所までの前記フリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定することと、
前記第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始することと、
前記第1の推定される到着値が、前記推定される到着閾値未満であるとき、前記追跡コンピュータシステムによって、前記フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信することであって、前記第1の地理的境界は、前記販売業者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界内にあり、前記第1の地理的境界から退出していない持続時間を決定することと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界内にある前記持続時間が、集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送することと、
前記追跡コンピュータシステムによって、前記フリートユーザデバイスが前記複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知を受信することであって、前記第2の地理的境界は、前記消費者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界内にあり、前記第2の地理的境界から退出していない持続時間を更新することと、
前記持続時間が、前記集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、前記電子通信を伝送することと
を含む、コンピュータ実装方法。
【請求項2】
前記電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの物理的輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送することをさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
応答を前記フリートユーザデバイスからの電子通信から受信することと、
前記追跡コンピュータシステムによって、前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供することと
をさらに含む、請求項2に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
情報を前記消費者ユーザデバイスに伝送することであって、前記情報は、前記消費者場所の第2の地理的境界における前記アイテムの更新された到着時間を含む、こと
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記追跡コンピュータシステムによって、前記複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定することであって、前記販売業者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
前記追跡コンピュータシステムによって、前記複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定することであって、前記消費者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
をさらに含む、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項7】
追跡コンピュータシステムであって、
1つ以上のプロセッサと、
非一過性コンピュータ可読媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読媒体は、命令を含み、前記命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられるアイテムの注文通知を受信することであって、前記アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、前記販売業者場所に位置する、ことと、
前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供することと、
前記電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信することであって、前記フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応する、ことと、
前記フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定することであって、前記第1の可動場所は、前記電子オファーの承認が受信された時間と対応する、ことと、
前記第1の可動場所と前記販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から前記販売業者場所までの前記フリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定することと、
前記第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始することと、
前記第1の推定される到着値が、前記推定される到着閾値未満であるとき、前記フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信することであって、前記第1の地理的境界は、前記販売業者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が、前記第1の地理的境界内にあり、前記第1の地理的境界から退出していない持続時間を決定することと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界内にある前記持続時間が、集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送することと、
前記フリートユーザデバイスが前記複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知を受信することであって、前記第2の地理的境界は、前記消費者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界内にあり、前記第2の地理的境界から退出していない持続時間を更新することと、
前記持続時間が、前記集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、前記電子通信を伝送することと
を行わせる、非一過性コンピュータ可読媒体と
を備える、追跡コンピュータシステム。
【請求項8】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの物理的輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送すること
を行わせる、請求項7に記載の追跡コンピュータシステム。
【請求項9】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
応答を前記フリートユーザデバイスからの電子通信から受信することと、
前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供することと
を行わせる、請求項8に記載の追跡コンピュータシステム。
【請求項10】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
情報を前記消費者ユーザデバイスに伝送することであって、前記情報は、前記消費者場所の第2の地理的境界における前記アイテムの更新された到着時間を含む、こと
を行わせる、請求項7に記載の追跡コンピュータシステム。
【請求項11】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定することであって、前記販売業者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
を行わせる、請求項7に記載の追跡コンピュータシステム。
【請求項12】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定することであって、前記消費者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
を行わせる、請求項7に記載の追跡コンピュータシステム。
【請求項13】
非一過性コンピュータ可読記憶媒体であって、前記非一過性コンピュータ可読記憶媒体は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な複数の命令を記憶しており、前記複数の命令は、前記1つ以上のプロセッサによって実行されると、前記1つ以上のプロセッサに、
消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられるアイテムの注文通知を受信することであって、前記アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、前記販売業者場所に位置する、ことと、
前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供することと、
前記電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信することであって、前記フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応する、ことと、
前記フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定することであって、前記第1の可動場所は、前記電子オファーの承認が受信された時間と対応する、ことと、
前記第1の可動場所と前記販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から前記販売業者場所までの前記フリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定することと、
前記第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始することと、
前記第1の推定される到着値が、前記推定される到着閾値未満であるとき、前記フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信することであって、前記第1の地理的境界は、前記販売業者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が、前記第1の地理的境界内にあり、前記第1の地理的境界から退出していない持続時間を決定することと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界内にある前記持続時間が、集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送することと、
前記フリートユーザデバイスが前記複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知を受信することであって、前記第2の地理的境界は、前記消費者場所と関連付けられる、ことと、
前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界内にあり、前記第2の地理的境界から退出していない持続時間を更新することと、
前記持続時間が、前記集荷閾値を超えるとき、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、前記電子通信を伝送することと
を行わせる、非一過性コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項14】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、前記販売業者場所から前記消費者場所への前記アイテムの物理的輸送と関連付けられる前記フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送すること
を行わせる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項15】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
応答を前記フリートユーザデバイスからの電子通信から受信することと、
前記アイテムを前記販売業者場所から前記消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供することと
を行わせる、請求項14に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項16】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
情報を前記消費者ユーザデバイスに伝送することであって、前記情報は、前記消費者場所の第2の地理的境界における前記アイテムの更新された到着時間を含む、こと
を行わせる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定することであって、前記販売業者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第1の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
を行わせる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項18】
前記命令はさらに、前記1つ以上のプロセッサに、
前記複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定することであって、前記消費者ユーザデバイスは、前記フリートユーザデバイスの可動場所が前記第2の地理的境界に進入すると、前記ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、こと
を行わせる、請求項13に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、35 U.S.C. §119(e)(米国特許法第119条(e))下、2019年6月17日に出願され、「Reassigned Delivery Protocol」と題され、その開示が、あらゆる目的のために、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、米国非仮特許出願第16/443,864号の利点を請求する。
【0002】
(発明の背景)
いくつかのルート監視システムが、第1の場所から第2の場所への経路の横断を改良するために実装される。ルート監視システムと関連付けられる送達されるべきアイテムを追加することによって、これらのシステムは、アイテムを最短タイムフレーム内で提供するように試みる際、最短経路に沿ってアイテムを提供することができる。しかしながら、交通、天候、道路遮断、車両損傷、販売業者場所における支払上の問題点、ソフトウェアデバイス上の問題点、および同等物を含む、2つの場所間の最短または最速経路を見出すことに関連し得ない、送達上の問題点が、生じ得る。加えて、送達上の問題点は、アイテムの性質または腐敗しやすさに起因しても生じ得、これは、全体的ルート最適化に影響を及ぼし、システムの目標を調節し得る。したがって、アイテム送達システムは、アイテムの送達を脱線させないように、またはアイテムを腐敗させないように、問題点を先を見越して解消するための機能性を含む、改良を必要とする。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
(発明の簡単な要約)
本開示の一側面は、アイテムの送達を促進するためのシステムおよび方法に関する。例えば、本開示は、コンピュータ実装方法であって、追跡コンピュータシステムによって、消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられる、アイテムの注文通知を受信するステップであって、アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、販売業者場所に位置する、ステップと、追跡コンピュータシステムによって、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供するステップと、追跡コンピュータシステムによって、電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信するステップであって、フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応する、ステップと、フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定するステップであって、第1の可動場所は、電子オファーの承認が受信された時間と対応する、ステップと、第1の可動場所と販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から販売業者場所までのフリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定するステップと、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始するステップと、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値未満であるとき、追跡コンピュータシステムによって、フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信するステップであって、第1の地理的境界は、販売業者場所と関連付けられる、ステップと、フリートユーザデバイスの可動場所が、第1の地理的境界内にあって、第1の地理的境界から退出していない、持続時間を決定するステップと、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界内にある、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送するステップと、追跡コンピュータシステムによって、フリートユーザデバイスが複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信するステップであって、第2の地理的境界は、消費者場所と関連付けられる、ステップと、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界内にあって、第2の地理的境界から退出していない、持続時間を更新するステップと、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送するステップとを含む、コンピュータ実装方法を含んでもよい。
【0004】
いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの物理的輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送するステップを含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、応答をフリートユーザデバイスからの電子通信から受信するステップと、追跡コンピュータシステムによって、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供するステップとを含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、情報を消費者ユーザデバイスに伝送するステップであって、情報は、消費者場所の第2の地理的境界におけるアイテムの更新された到着時間を含む、ステップを含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、追跡コンピュータシステムによって、複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定するステップであって、販売業者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、ステップを含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、追跡コンピュータシステムによって、複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定するステップであって、消費者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる、ステップを含む。
【0005】
本開示の別の側面は、追跡コンピュータシステムであって、1つ以上のプロセッサと、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられる、アイテムの注文通知を受信させ、アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、販売業者場所に位置し、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供させ、電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信させ、フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応し、フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定させ、第1の可動場所は、電子オファーの承認が受信された時間と対応し、第1の可動場所と販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から販売業者場所までのフリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定させ、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始させ、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値未満であるとき、フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信させ、第1の地理的境界は、販売業者場所と関連付けられ、フリートユーザデバイスの可動場所が、第1の地理的境界内にあって、第1の地理的境界から退出していない、持続時間を決定させ、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界内にある、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させ、フリートユーザデバイスが複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信させ、第2の地理的境界は、消費者場所と関連付けられ、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界内にあって、第2の地理的境界から退出していない、持続時間を更新させ、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させる命令を含む、非一過性コンピュータ可読媒体とを備える、追跡コンピュータシステムを備える。
【0006】
いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの物理的輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させる。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、応答をフリートユーザデバイスからの電子通信から受信させることと、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供させることとを含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、情報を消費者ユーザデバイスに伝送させることを含み、情報は、消費者場所の第2の地理的境界におけるアイテムの更新された到着時間を含む。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定させることを含み、販売業者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる。いくつかの実施例では、コンピュータ実装方法はさらに、複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定させることを含み、消費者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる。
【0007】
本開示の別の側面は、1つ以上のプロセッサによって実行可能な複数の命令を記憶する、非一過性コンピュータ可読記憶媒体であって、複数の命令は、1つ以上のプロセッサによって実行されると、1つ以上のプロセッサに、消費者場所に位置する消費者ユーザデバイスと関連付けられる、アイテムの注文通知を受信させ、アイテムは、販売業者場所に位置し、販売業者ユーザデバイスは、販売業者場所に位置し、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供させ、電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信させ、フリートユーザデバイスは、測位システムによって識別される複数の可動場所と対応し、フリートユーザデバイスの複数の可動場所の第1の可動場所を決定させ、第1の可動場所は、電子オファーの承認が受信された時間と対応し、第1の可動場所と販売業者場所を比較することに応じて、基点場所から販売業者場所までのフリートユーザデバイスの第1の推定される到着値を決定させ、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始させ、第1の推定される到着値が、推定される到着閾値未満であるとき、フリートユーザデバイスの可動場所が複数の地理的境界の第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信させ、第1の地理的境界は、販売業者場所と関連付けられる、フリートユーザデバイスの可動場所が、第1の地理的境界内にあって、第1の地理的境界から退出していない、持続時間を決定させ、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界内にある、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させ、フリートユーザデバイスが複数の地理的境界の第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知を受信させ、第2の地理的境界は、消費者場所と関連付けられる、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界内にあって、第2の地理的境界から退出していない、持続時間を更新させ、持続時間が、集荷閾値を超えるとき、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させる、非一過性コンピュータ可読記憶媒体を備える。
【0008】
いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、電子オファーの承認プロセスの取消を開始することに応じて、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの物理的輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送させる。いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、応答をフリートユーザデバイスからの電子通信から受信させ、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供させる。いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、情報を消費者ユーザデバイスに伝送させ、情報は、消費者場所の第2の地理的境界におけるアイテムの更新された到着時間を含む。いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、複数の地理的境界の第1の地理的境界を決定させ、販売業者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第1の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる。いくつかの実施例では、命令はさらに、1つ以上のプロセッサに、複数の地理的境界の第2の地理的境界を決定させ、消費者ユーザデバイスは、フリートユーザデバイスの可動場所が第2の地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を開始することを有効にされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本開示の実施形態による、分散型ネットワーク内の追跡コンピュータシステムの実施例を図示する、ブロック図である。
【0010】
図2図2は、本開示の実施形態による、追跡コンピュータシステムの実施例を図示する、ブロック図である。
【0011】
図3図3は、本開示の実施形態による、フリートユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。
【0012】
図4図4は、本開示の実施形態による、消費者ユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。
【0013】
図5図5は、本開示の実施形態による、販売業者ユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。
【0014】
図6図6は、本開示の実施形態による、複数のデータ値を図示する、データベーススキームである。
【0015】
図7図7は、本開示の実施形態による、アイテムの送達を促進するための例証的プロセスである。
【0016】
図8図8は、本開示の実施形態による、アイテムの送達の間にステータス識別子を決定するための例証的プロセスである。
【0017】
図9図9は、本開示の実施形態による、地理的場所の例証的マップである。
【0018】
図10図10は、本開示の実施形態による、ステータス識別子と関連付けられる、例証的データベースである。
【0019】
図11図11は、本開示の実施形態による、ステータス識別子の例証的データベースである。
【0020】
図12図12は、本開示の実施形態による、例証的アイテムデータである。
【0021】
図13図13は、本開示の実施形態による、消費者ユーザデバイスに伝送される通知を図示する。
【0022】
図14図14は、本開示の実施形態による、フリートユーザデバイスに伝送される通知を図示する。
【発明を実施するための形態】
【0023】
(発明の詳細な説明)
本明細書に提供される説明は、例証的実施形態のみを含み、本開示の範囲、可用性、または構成を限定することを意図するものではない。むしろ、説明は、当業者に、好ましい例示的実施形態を実装するための有効な説明を提供するであろう。種々の変更が、請求項に記載されるような範囲から逸脱することなく、要素の機能および配列において行われることができることを理解されたい。
【0024】
本願の実施形態は、コンテキスト、データ、およびタイミングとアクション予測を相関させることによって、アイテムの送達を促進するための通信ネットワーク全体を通したシステム、方法、およびデバイスへの種々の改良を説明する。例えば、追跡システムは、フリートユーザデバイス、消費者ユーザデバイス、および販売業者ユーザデバイスを含む、1つ以上のユーザデバイスの場所を識別することができる。いくつかの実施例では、フリートユーザデバイスの時間および場所は、送達と関連付けられる明示的ステータス更新がなくても、分析され、アイテムの送達のステータスを予測することができる。例えば、フリートユーザデバイスが、販売業者場所の閾値距離に進入すると、フリートユーザデバイスは、間もなく、送達のためのアイテムを販売業者場所から集荷することになり得る。フリートユーザデバイスが、販売業者場所から閾値距離だけ退出すると、フリートユーザデバイスは、消費者場所へのアイテムの送達の配送部分を開始したことになり得る。フリートユーザデバイスが、ある時間周期にわたって、販売業者場所と関連付けられる地理的境界内の場所を維持しているとき、ステータス識別子は、アイテムの送達を促進することに係る潜在的に負の問題点を予測するように確立されてもよい。付加的電子アクションが、アイテムの推定される送達時間を有意に延長させることに先立って、問題点を解決するように講じられてもよい。
【0025】
いくつかの実施形態では、本システムは、複数のデータストリームを相関させ、付加的データとアイテムの送達のステータスを比較することができる。送達のステータスは、集荷開始識別子、集荷間近識別子、配送開始識別子、または配送間近識別子を含む、種々の識別子を含んでもよい。データストリームからのデータの受信は、異なる問題点をデータから識別することに役立ち得る。例えば、集荷開始識別子は、フリートユーザデバイスがアイテムの送達と相関されるとき、アクティブ化されてもよい。本システムは、フリートユーザデバイスが移動していないことを識別することができる。アイテムの現在の場所と関連付けられる、ステータス識別子に応じて、かつ種々のデータストリームに基づいて、フリートユーザデバイスの可動場所は、本システムが問題点が存在するかどうかを決定することに役立ち得る。アイテムの送達は、アイテムが所与の推定される到着時間(ETA)内に送達され得るように、再割当されてもよい。いくつかの実施例では、プッシュ通知が、付加的データストリームをアイテムの送達に関わるユーザデバイスから要求するために伝送されてもよい。
【0026】
ETAが、調節または誤伝達されるリスクにあるとき、本システムは、複数のデータストリームの分析に基づいて、リスクの量を決定することができる。複数のデータストリームを分析することによって、本システムは、アイテムの送達に関わる問題点の明示的通知に先立って、問題点のリスクを査定することができる。例えば、本システムは、先を見越して、付加的データを考慮して、フリートユーザデバイスの可動場所から販売業者または消費者場所に到達するためにかかる時間量を決定してもよい。
【0027】
従来のシステムに対する種々の技術的改良が、本開示によって識別される。例えば、従来のシステムは、アイテムに関する注文を消費者から受信し、消費者場所へのアイテムの送達を提供し得る。他の従来のシステムは、送達ルート上のアイテムの場所を識別するために走査されなければならない、バーコードまたは他の識別子を含む、アイテム上の追跡デバイスに依拠し得る。本願のいくつかの実施形態は、アイテム上に追跡デバイスを要求しなくてもよい。改良はまた、アイテムを走査する要件がなくても、複数のデータストリームを分析し、アイテムの送達に関わる問題点を先を見越して識別することによって、実現され得る。これらのデータストリームを分析することによって、任意の潜在的問題点が、識別され、問題点が1つ以上のアイテムの送達に影響を及ぼすことに先立って、先を見越して、解決されることができる。
【0028】
加えて、複数のデータストリームは、他の目的のためにも利用可能であって、アイテムの送達と関連付けられる問題点の識別のために再使用され得る。複数のデータストリームに依拠することによって、アイテムの場所を識別する、付加的電子通信伝送が、追跡コンピュータシステムと1つ以上のユーザデバイスとの間で低減されることができる。複数のデータストリームはまた、ユーザ入力を補完または置換するために使用され、より電子的に効率的システムを生成することに役立ち得る。
【0029】
技術的改良はまた、輸送されているアイテムの腐敗しやすい性質とも対応し得る。例えば、従来のシステムは、時間制約に関する延長限界を伴って、腐敗にくいアイテムを輸送し得る。従来のシステムでは、ETA期限が超過しても、アイテムに影響を及ぼし得ない一方、腐敗しやすいアイテムは、使用不可能となり、および/または消費者を苛立たせ得る。腐敗しやすいアイテムが、輸送されるとき、本明細書に説明されるシステムは、アイテムの鮮度を計算に入れ得る。本システムは、急送タイムラインと関連付けられるアイテムの鮮度を維持するように、アイテムの物理的輸送を考慮し、いくつかの実施例では、腐敗しやすいアイテムの鮮度および有用性に影響を及ぼすことに先立って、送達上の問題点を識別および解決するために、付加的データストリームに依拠し得る。
【0030】
技術的改良はまた、システムのいくつかの実装特徴と対応し得る。例えば、従来のシステムは、単一システムに、またはさらに、同期して通信し、システム全体によってアクションを実施する、複数のサブシステムに依拠し得る。本願のいくつかの実施形態では、個々のプロセスおよび特徴は、1つのサブシステムによって実施されるアクションと対応する、通信パイプラインが、混雑しているとき、他のサブシステムが、非同期通信を受信し、使用中のサブシステムの代わりに、アクションを実施し得るように、共同設置される、またはサブシステム間に分散されてもよい。いくつかの実施形態では、本システムは、2つ以上のシステムに分けられてもよく、サブシステムは、サブシステムのための処理パイプラインの可用性に応じて、1つ以上のデータストリームを介して通信してもよい。
【0031】
本説明は、請求される主題の重要または不可欠な特徴を識別することを意図するものではなく、独立して、請求される主題の範囲を決定するために使用されるように意図されるものでもない。本主題は、本特許の明細書全体の適切な部分、任意または全ての図面、および各請求項を参照することによって理解されるはずである。
【0032】
前述は、他の特徴および実施例とともに、下記の続く明細書、請求項、および付随の図面にさらに詳細に説明されるであろう。
【0033】
図1は、本開示の実施形態による、分散型ネットワーク内の追跡コンピュータシステムの実施例を図示する、ブロック図である。実施例100では、分散型システムは、追跡コンピュータシステム102と、フリートユーザデバイス110とを含むように図示される。いくつかの実施例では、本明細書に図示されるシステムは、物理的およびクラウドコンピューティングコンポーネントの混合物を備えてもよい。これらのデバイスはそれぞれ、同期して、または非同期してのいずれかにおいて、通信ネットワークを介して、電子メッセージを伝送してもよい。これらおよび他のコンピューティングデバイスの名称は、例証目的のために提供され、本開示の実装を限定するべきではない。
【0034】
追跡コンピュータシステム102は、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの送達を促進する種々の側面と対応し得る。これらのシステムのうちの1つ以上のものはそれぞれ、本明細書に説明される機能性を実装するためのデータを記憶するための1つ以上のデータベースと対応し得る。特殊追跡コンピュータシステム102の種々の実施形態は、本開示の本質から逸脱することなく、利用可能である。
【0035】
追跡コンピュータシステム102は、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの送達を促進する機能性を生成することに役立つように独立し得る、1つ以上のシステムを含んでもよい。1つ以上のシステムは、マイクロサービスまたはマイクロアプリケーションを作成し、電子通信を通して、追跡コンピュータシステム102の他のシステムと相互作用し、簡略化された例証100内に提供されるシステム間でデータを受信、維持、および伝送してもよい。
【0036】
これらのシステムは、1つ以上の同期または非同期通信を通して、相互作用してもよい。例えば、例証100におけるシステムは、電子通信を1つ以上のデータストリーム106に書き込み、非同期して、通信を他のシステムに提供してもよい。これらのシステムは、処理するための可用性に応じて、1つ以上のデータストリーム106からの情報を受信してもよい。本通信方法は、システムのうちの1つ以上のものが、オフラインまたは他のアクションの処理に使用中であるとき、有益であり得る。他の実施例では、例証100におけるシステムは、直接、他のシステムと同期して、または直接コールおよび直接通信を通して、通信し、本明細書に説明されるアクションを実施してもよい。
【0037】
追跡コンピュータシステム102は、送達システム104を含んでもよい。送達システムは、アイテムまたはフリートユーザデバイスと関連付けられる、1つ以上の送達上の問題点を検出するように構成されてもよい。例えば、送達システム104は、フリートユーザデバイスの可動場所を識別し、可動場所および/または可動場所と関連付けられる持続時間と1つ以上の閾値を比較してもよい。持続時間が、例えば、閾値を超えるとき、送達システム104は、電子通信(例えば、チケット、ステータス識別子、アイテム識別子等)を1つ以上のデータストリーム106に書き込んでもよい。処理するための可用性に応じて、チケット発行システム160は、電子通信を受信し、潜在的送達上の問題点と関連付けられる、ステータス識別子を生成してもよい。
【0038】
送達システム104はまた、既存のアクティブステータス識別子および/または送達上の問題点についての情報を受信し、送達上の問題点を解決することに役立てるように構成されてもよい。いくつかの実施例では、送達システム104は、アクティブステータス識別子に応答し、他のシステムと通信し、ステータス識別子と関連付けられる1つ以上のアクションを開始するように構成される。
【0039】
追跡コンピュータシステム102は、1つ以上のデータストリーム106(データストリーム106Aおよび106Bとして図示される)を含んでもよい。例証100では、送達システム104および二次アプリケーション120は、電子通信を1つ以上のデータストリームに書き込み、追跡コンピュータシステム102と関連付けられる他のシステムによって、アクションを実施してもよい。送達システム104を含む、システムが、付加的アクションを受け取るために利用可能となると、本システムは、1つ以上のデータストリーム106にアクセスし、アクションを受信し、実施してもよい。いくつかの実施例では、1つ以上のデータストリーム106は、追跡コンピュータシステム102と関連付けられるシステムのうちの1つによって、重複排除されてもよい。
【0040】
追跡コンピュータシステム102は、フリートメトリックシステム108を含んでもよい。フリートメトリックシステム108は、フリートユーザデバイスと関連付けられるデータを受信および維持するように構成されてもよい。フリートユーザ情報は、測位システムからの地理的場所、フリートユーザによって承認された1つ以上の電子オファー(例えば、アイテムを消費者場所に輸送することに先立って、または後等)、フリートAPI112を介してフリートユーザデバイスに伝送される電子通信、および同等物を含む、フリートユーザデバイスの可動場所のデータベースと対応し得る。1つ以上のシステムは、フリートメトリックシステム108と通信し、フリートユーザデータを受信してもよい。
【0041】
追跡コンピュータシステム102は、二次アプリケーション120を含んでもよい。二次アプリケーション120は、電子通信を直接非同期データストリーム106から読み取る、および/またはそこに書き込むことによって、システム間の通信を促進するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、二次アプリケーション120は、1つ以上の送達上の問題点および/またはアイテムの送達に関するステータス識別子を記録することを含む、1つ以上の電子通信をヘルプセンタサービス130に伝送してもよい。
【0042】
いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム102は、ヘルプセンタサービス130を使用しなくてもよい。例えば、電子通信は、チケット発行システム160にルーティングされ、チケットを作成してもよく、これは、自動的に、または手動で(例えば、サポートエージェントを使用して)、分析および処理されてもよい。
【0043】
ヘルプセンタサービス130は、送達上の問題点または他のステータス識別子と関連付けられる、APIコールを受信し、電子通信を処理待ち行列132に入れてもよい。処理待ち行列132は、上位プロセッサと対応し得、これは、電子通信を具体的インターバルにおいてランク付けし、ヘルプセンタサービス130に提供されるステータス識別子の相対的緊急度を識別する。ヘルプセンタサービス130および/またはチケット発行システム160は、ランク付けされた電子通信を受信し、処理待ち行列132によって識別される注文における任意の送達上の問題点を解決するように試みてもよい。
【0044】
追跡コンピュータシステム102は、注文管理サブシステム140を含んでもよい。注文管理サブシステム140は、アイテムの物理的輸送ついての情報、1人以上のフリートユーザと関連付けられる情報、または1人以上の販売業者ユーザからのアイテムと関連付けられる情報を識別するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、注文管理サブシステム140は、アイテムの物理的輸送と関連付けられる、データ構造を作成し、フリートユーザ、消費者ユーザ、または販売業者ユーザを含む、アイテムと関連付けられる、ユーザの連絡先を維持してもよい。いくつかの実施例では、注文管理サブシステム140は、1つ以上のデータストリーム106、データベース、またはチケット発行システム160内で完了されるべきアイテムの輸送を電子的に識別してもよい。
【0045】
追跡コンピュータシステム102は、チケット発行システム160を含んでもよい。チケット発行システム160は、追跡コンピュータシステム102とともに内部に、またはサービスとして外部に実装されてもよい。チケット発行システム160は、送達上の問題点および/またはステータス識別子を作成する、またはフリートAPI112を介して、プッシュ通知または他の電子通信をフリートユーザデバイス110に伝送するように構成されてもよい。
【0046】
追跡コンピュータシステム102は、本開示全体を通して説明されるこれらおよび他のサブシステムを通して、いくつかのアクションを実施してもよい。例えば、送達システム104は、アイテムを輸送するための電子オファーを提供するためのアクションを識別してもよい。送達システム104は、本アクションと対応する電子通信を1つ以上のデータストリーム106に書き込んでもよい。本システムが、利用可能であるとき、フリートAPI112は、非同期して、アクションをデータストリーム106から受信し、電子オファーをフリートユーザデバイス110に伝送してもよい。
【0047】
別の例証的実施例では、送達システム104は、フリートユーザデバイス110と関連付けられる、送達上の問題点を識別してもよい。送達システム104は、電子通信を1つ以上のデータストリーム106に書き込んでもよく、これは、ヘルプセンタサービス130および/またはチケット発行システム160によって受信されてもよい。チケット発行システム160は、次いで、送達上の問題点と対応する、ステータス識別子を生成する。ヘルプセンタサービス130は、電子通信を識別し、本明細書に説明されるプロセスを使用して、潜在的送達上の問題点を解決するように試みてもよい。
【0048】
別の例証的実施例では、1つ以上のサブシステムは、複製処理を提供してもよい。例えば、送達システム104およびチケット発行システム160は、二次アプリケーション120および1つ以上のデータストリーム106の機能性を複製してもよい。冗長性は、いくつかの実施形態では、可用時間の増加された量を提供し、増加された機能性をユーザデバイスに提供し、アイテムの送達をさらに促進し得る。
【0049】
図2は、本開示の実施形態による、追跡コンピュータシステム200の実施例を図示する、ブロック図である。例えば、追跡コンピュータシステム200は、ハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを備え、分散型ネットワーク内のフリートユーザデバイスを介して、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの送達を促進してもよい。図2の追跡コンピュータシステム200の例証は、図1の追跡コンピュータシステム102の例証の追加または代替であってもよい。
【0050】
追跡コンピュータシステム200は、データバス202を介していくつかの周辺サブシステムと通信する、1つ以上のプロセッサ204を含む、分散型ネットワーク上の任意の数のコンピューティングデバイスまたはサーバと対応し得る。これらの周辺サブシステムは、システムメモリ206、通信インターフェース208、コンピュータ可読記憶媒体210、および/または1つ以上のデータベース229を含んでもよい。
【0051】
データバス202は、追跡コンピュータシステム200の種々のコンポーネントおよびサブシステムが相互に通信することを可能にするための機構を提供する。データバス202は、単一バスとして図式的に示されるが、データバス202の代替実施形態は、複数のバスを利用してもよい。データバス202は、メモリバスまたはメモリコントローラバス、周辺バス、種々のバスアーキテクチャのいずれかを使用するローカルバス、および同等物を含む、いくつかのタイプのバス構造であってもよい。例えば、そのようなアーキテクチャは、業界標準アーキテクチャ(ISA)バス、マイクロチャネルアーキテクチャ(MCA)バス、拡張ISA(EISA)バス、ビデオエレクトロニクス規格協会(VESA)ローカルバス、およびIEEE P1386.1規格に対して製造されたメザニンバスとして実装され得る、周辺コンポーネント相互接続(PCI)バス、および同等物を含んでもよい。
【0052】
1つ以上のプロセッサ204は、追跡コンピュータシステム200の動作を制御してもよく、1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)を備えてもよい。プロセッサ204は、シングルコアおよび/またはマルチコアプロセッサを含んでもよい。追跡コンピュータシステム200の処理リソースは、1つ以上の処理ユニットに編成されてもよい。処理ユニットは、1つ以上のプロセッサ、同一または異なるプロセッサからの1つ以上のコア、コアおよびプロセッサの組み合わせ、またはコアおよびプロセッサの他の組み合わせを含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のプロセッサ204は、グラフィックプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、または同等物等の1つ以上の特殊目的コプロセッサを含んでもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のプロセッサ204の処理ユニットのいくつかまたは全ては、カスタマイズされた回路を使用して実装されてもよい。
【0053】
いくつかの実施形態では、1つ以上のプロセッサ204は、システムメモリ206内またはコンピュータ可読記憶媒体210上に記憶される命令を実行してもよい。種々の実施形態では、1つ以上のプロセッサ204は、種々のプログラムまたはコード命令を実行してもよく、複数の並行して実行するプログラムまたは処理を維持してもよい。任意の所与の時間において、実行されるべきプログラムコードのいくつかまたは全ては、潜在的に、1つ以上の記憶デバイス上を含め、システムメモリ206内および/またはコンピュータ可読記憶媒体210上に常駐してもよい。好適なプログラミングを通して、1つ以上のプロセッサ204は、上記に説明される種々の機能性を提供してもよい。追跡コンピュータシステム200が1つ以上の仮想機械を実行する、インスタンスでは、1つ以上のプロセッサ204は、各仮想機械に配分されてもよい。
【0054】
システムメモリ206は、1つ以上のプロセッサ204上でロード可能および実行可能である、プログラム命令、およびプログラムの実行の間に生成される、データを記憶してもよい。追跡コンピュータシステム200の構成およびタイプに応じて、システムメモリ206は、揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)等)および/または不揮発性(例えば、読取専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ等)であってもよい。追跡コンピュータシステム200はまた、限定ではないが、磁気記憶装置、光ディスク、および/またはテープ記憶装置を含む、付加的リムーバブル記憶装置および/または非リムーバブル記憶装置を含んでもよい。ディスクドライブおよび関連付けられるコンピュータ可読媒体は、追跡コンピュータシステム200のためのコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、および他のデータの不揮発性記憶装置を提供してもよい。いくつかの実装では、システムメモリ206は、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、ソリッドステートドライブ(SSD)、またはROM等の複数の異なるタイプのメモリを含んでもよい。
【0055】
追跡コンピュータシステム200は、通信インターフェース208を含んでもよい。通信インターフェース208は、他のコンピュータシステムおよびネットワークへのインターフェースを提供し、他のシステムまたはユーザデバイスからのデータを受信し、データをそこに伝送するためのインターフェースとしての役割を果たし得る。例えば、通信インターフェース208は、追跡コンピュータシステム200が、情報をユーザデバイスから受信し、そこに送信するために、外部通信ネットワークを介して、1つ以上のユーザデバイスとの通信チャネルを確立することを有効にしてもよい。
【0056】
通信インターフェース208は、有線および/または無線通信プロトコルの両方をサポートしてもよい。例えば、ある実施形態では、通信インターフェース208は、無線音声および/またはデータネットワークにアクセスするために、無線周波数(RF)送受信機コンポーネントを含んでもよい。これは、セルラー電話技術、高度データネットワーク技術、例えば、3G、4G、EDGE(グローバル進化のための拡張データレート)、WiFi(IEEE802.XX系規格、または他のモバイル通信技術、またはそれらの任意の組み合わせ)、全地球測位システム(GPS)受信機コンポーネント、および/または他のコンポーネントの使用を含んでもよい。いくつかの実施形態では、通信インターフェース208は、無線インターフェースに加え、またはその代わりに、有線ネットワークコネクティビティ(例えば、イーサネット(登録商標))を提供してもよい。
【0057】
通信インターフェース208は、種々の形態において、データを受信および伝送してもよい。例えば、通信インターフェース208は、構造化および/または非構造化データフィード、クリックストリームデータ、測位システムからの地理的場所、および同等物の形態における、入力通信を受信してもよい。例えば、通信インターフェース208は、1つ以上の第三者情報源からのウェブフィードおよび/またはリアルタイム更新等のデータフィードを、リアルタイムで、ユーザデバイスまたは他の通信サービスから受信し、そこに送信するように構成されてもよい。データフィードは、持続的である、または明示的終端を伴わない無制限であってもよい。持続的データを生成する、アプリケーションの実施例は、例えば、センサデータアプリケーション、場所データアプリケーション、ネットワーク監視および性能測定ツール、クリックストリーム分析ツール、車載交通監視、および同等物を含んでもよい。
【0058】
通信インターフェース208はまた、データを追跡コンピュータシステム200から他のコンピュータシステムまたはネットワークに通信するように構成されてもよい。データは、種々の異なる形態において、追跡コンピュータシステム200に結合される、1つ以上のストリーミングデータソースコンピュータと通信し得る、1つ以上のデータベースに通信されてもよい。
【0059】
追跡コンピュータシステム200はまた、コンピュータ可読記憶媒体210を備えてもよい。例えば、コンピュータ記憶媒体210は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータ等の情報の記憶のために、任意の方法論または技術において実装される、システムメモリ206、揮発性または不揮発性メモリ、リムーバブルまたは非リムーバブルメディアを含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、非一過性であってもよい。付加的タイプのメモリコンピュータ記憶媒体は、PRAM、SRAM、DRAM、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたは他のメモリ技術、CD-ROM、DVDまたは他の光学記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶デバイス、または所望の情報を記憶するために使用され得、追跡コンピュータシステム200によってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含んでもよい。上記のいずれかの組み合わせもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0060】
コンピュータ記憶媒体210はさらに、オペレーティングシステム(O/S)、ユーザモジュール212、ジオフェンスモジュール214、アイテムモジュール216、オファーモジュール218、注文モジュール220、制約エンジン222、ステータスエンジン224、ロケータモジュール226、および/または到着推定器エンジン228を備えてもよい。追跡コンピュータシステム200は、データを受信し、アイテムデータベース230、ユーザデータベース232、ステータスデータベース234、およびストリームデータベース236を含む、種々のデータベース229内に記憶してもよい。本明細書に説明されるモジュールおよびエンジンは、ソフトウェアモジュール、ハードウェアモジュール、またはそれらの組み合わせであってもよい。モジュールが、ソフトウェアモジュールである場合、モジュールは、非一過性コンピュータ可読媒体内に具現化され、本明細書に説明されるコンピュータシステムとともに、プロセッサ204によって処理されるであろう。
【0061】
ユーザモジュール212は、ユーザと関連付けられる、1つ以上の記述子を識別するように構成されてもよい。例えば、追跡コンピュータシステム200と相互作用する、ユーザは、消費者ユーザ、販売業者ユーザ、またはフリートユーザと識別されてもよい。消費者ユーザは、アイテムに関する注文を開始する(例えば、ユーザ等を識別するための暗示的アクション)、または消費者ユーザプロファイルを確立すること(例えば、ユーザ等を識別するための明示的アクション)に応じて、識別されてもよい。販売業者ユーザは、注文および送達のための1つ以上のアイテムを提供することに応じて、識別されてもよい。フリートユーザは、フリートユーザプロファイルを確立すること(例えば、ユーザ等を識別するための明示的アクション)によって識別されてもよい。ユーザはそれぞれ、ユーザ場所および/またはユーザデバイスに対応し得る。
【0062】
ユーザモジュール212はまた、消費者、販売業者、および/またはフリートユーザと関連付けられる、ユーザプロファイルを決定するように構成されてもよい。ユーザプロファイルは、ユーザ名、ユーザデバイス識別子(例えば、消費者ユーザデバイス、販売業者ユーザデバイス、フリートユーザデバイス等)、消費者場所または販売業者場所を含む、ユーザの静的場所、またはフリートユーザデバイスと対応する、測位システムによって識別される可動場所を含む、ユーザの1つ以上の動的場所を含んでもよい。いくつかの実施例では、ユーザプロファイルはまた、消費者によって販売業者から注文された1つ以上のアイテムのデータを含んでもよい。
【0063】
ユーザモジュール212は、アイテムを販売業者場所から消費者場所に輸送することと関連付けられる、ユーザ情報を受信または決定してもよい。いくつかの実施例では、ユーザ情報は、フリートユーザと関連付けられる、輸送車両を含んでもよい。輸送車両は、例えば、自転車または車を含んでもよい。他の実施例では、輸送車両は、歩行者輸送モードを含んでもよく、フリートユーザは、販売業者場所と消費者場所との間のエリアを含む、エリアを徒歩で横断するであろう。輸送のモードは、ユーザプロファイルとともに記憶されてもよい。いくつかの実施例では、フリートユーザは、複数の送達モード(例えば、徒歩、自転車、または車)と関連付けられてもよい。その場合、フリートユーザは、フリートユーザが、フリートユーザデバイスを介して、ネットワークにログインするとき、1つ以上のアイテムを輸送するための送達のモードを選定してもよい。
【0064】
ジオフェンスモジュール214は、場所と関連付けられる、1つ以上の地理的境界を識別するように構成されてもよい。例えば、ジオフェンスモジュール214は、静的販売業者場所を受信し、販売業者場所の周囲の地理的境界を販売業者場所の地理的境界と対応するものとして決定してもよい。別の実施例では、ジオフェンスモジュール214は、静的消費者場所を受信し、消費者場所の周囲の地理的境界を消費者場所の地理的境界と対応するものとして決定してもよい。地理的境界は、ユーザ場所から所定の外向きの距離(例えば、300フィート等)を識別してもよい。
【0065】
ジオフェンスモジュール214(ロケータモジュール226と関連付けられる)はまた、フリートユーザデバイスの可動場所がユーザ場所と関連付けられる地理的境界に進入すると、ロケータ通知の伝送を受信するように構成されてもよい。例えば、ジオフェンスモジュール214は、フリートユーザデバイスの可動場所の伝送をロケータモジュール226から受信し、フリートユーザデバイスの可動場所と地理的境界と関連付けられるエリアを比較してもよい。ジオフェンスモジュール214は、第1の可動場所が、フリートユーザデバイスを地理的境界の外側にあると識別し、第2の可動場所が、フリートユーザデバイスを地理的境界の内側にあると識別する(例えば、後の時間に)とき、フリートユーザデバイスが地理的境界に進入していることを決定し得る。可動場所が、地理的境界内にあるとき(例えば、測位システム等によって識別される場所の比較に基づいて)、ジオフェンスモジュール214は、地理的境界におけるフリートユーザデバイスの進入を識別するためのロケータ通知を生成するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、ロケータ通知は、販売業者または消費者ユーザデバイス(例えば、ジオフェンスモジュール214等の代わりに動作する)によって生成されてもよい。例えば、フリートユーザデバイスの可動場所の受信に応じて、販売業者または消費者ユーザデバイスにおいて命令を実行する、ソフトウェアアプリケーションは、可動場所と、販売業者場所と関連付けられる地理的境界、消費者場所、販売業者または消費者ユーザデバイスと関連付けられる場所、または消費者ユーザがアイテムが送達されるべき場所として識別する、別の場所とを比較してもよい。
【0066】
ジオフェンスモジュール214(ロケータモジュール226と関連付けられる)はまた、一貫した時間インターバルにおいて、フリートユーザデバイスの場所通知を受信するように構成されてもよい。フリートユーザデバイスの現在の場所は、1つ以上の地理的境界と関連付けられるフリートユーザの方向または場所を識別するためのロケータ通知から決定されてもよい。ジオフェンスモジュール214は、相対的送達部分(例えば、集荷間近、配送間近等)を決定することができる。
【0067】
ジオフェンスモジュール214(ロケータモジュール226と関連付けられる)はまた、フリートユーザデバイスの可動場所が地理的境界から退出すると、ロケータ通知の伝送を受信するように構成されてもよい。例えば、ジオフェンスモジュール214は、フリートユーザデバイスの可動場所の伝送をロケータモジュール226から受信し、フリートユーザデバイスの可動場所と地理的境界と関連付けられるエリアを比較してもよい。ジオフェンスモジュール214は、第1の可動場所が、フリートユーザデバイスを地理的境界の内側にあると識別し、第2の可動場所が、フリートユーザデバイスを地理的境界の外側にあると識別する(例えば、後の時間に)とき、フリートユーザデバイスが地理的境界から退出していることを決定し得る。可動場所が、地理的境界の内側にあった後、地理的境界の外側にあるとき、ジオフェンスモジュール214は、地理的境界からのフリートユーザデバイスの退出を識別するためのロケータ通知を生成してもよい。いくつかの実施例では、ロケータ通知は、同様に、販売業者または消費者ユーザデバイスによって生成されてもよい。
【0068】
いくつかの実施例では、ジオフェンスモジュール214はまた、測位システム(例えば、GPS等)と相互作用し、地理的境界(例えば、販売業者または消費者場所等の周囲の所定のエリア内)を定義するように構成されてもよい。例えば、ジオフェンスモジュール214は、緯度、経度、半径、持続時間、遷移タイプ、または他の情報を決定してもよい。例えば、遷移タイプは、フリートユーザデバイスがジオフェンスに進入する、またはそこから退出するときを含む、ジオフェンスと関連付けられる付加的アクションをトリガする、イベントを含んでもよい。ジオフェンスは、静的場所または可動場所の周囲で静的または動的であってもよく、これは、ジオフェンスの定義(例えば、100フィート半径対1マイル半径)における分散を考慮することができる。いくつかの実施例では、ジオフェンスの定義は、ユーザデバイス(例えば、販売業者ユーザデバイス)にインストールされ、ユーザデバイスの場所の周囲のジオフェンスの半径を識別し得る、追跡コンピュータシステム200と通信する、ソフトウェアアプリケーションと関連付けられてもよい。
【0069】
いくつかの実施例では、ジオフェンスモジュール214はまた、地理的境界を、オンザフライで、および/またはユーザデバイスの場所の決定と並行して、算出するように構成されてもよい。例えば、地理的境界は、ある場所から閾値の距離(例えば、販売業者場所から5マイル等)における地理的エリアとして決定されてもよい。フリートユーザデバイスは、部分的に、フリートユーザデバイスが販売業者場所の閾値距離内にあることのリアルタイム決定に基づいて、地理的境界内にあってもよい。
【0070】
追跡コンピュータシステム200はまた、アイテムモジュール216を備えてもよい。アイテムモジュール216は、アイテム情報を決定するように構成されてもよい。アイテム情報は、アイテム名、アイテム識別子、および(例えば、販売業者場所等における)アイテムの場所を含んでもよい。いくつかの実施例では、アイテムは、アイテムの鮮度を維持するために、販売業者場所と消費者場所との間の急送輸送タイムラインを要求し得る、食品アイテムまたは腐敗しやすいアイテムと対応し得る。いくつかの実施例では、アイテムは、断熱または温度制御されたコンテナ内で輸送され、同様に、鮮度を維持することに役立ってもよい。
【0071】
アイテムモジュール216はまた、アイテムと関連付けられる、複数のステータス識別子を決定するように構成されてもよい。アイテムは、単一時点におけるステータス識別子と対応し得る。複数のステータス識別子は、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの輸送を通して、アイテムと関連付けられてもよい。複数のステータス識別子は、データベース229とともに記憶されてもよい。例えば、ステータス識別子は、アイテム利用可能識別子、アイテム注文識別子、集荷開始識別子、集荷間近識別子、配送開始識別子、または配送間近識別子と対応し得る。
【0072】
アイテム利用可能識別子は、販売業者場所から利用可能であるが、消費者ユーザによって注文されていない、アイテムと対応し得る。アイテムは、アイテムモジュール216に登録され、1人以上の消費者ユーザからの注文のために利用可能であり得る。
【0073】
アイテム利用可能識別子は、消費者ユーザによって販売業者場所から注文されたが、フリートユーザによって承認されていない、アイテムと対応し得る。アイテムは、(例えば、オファーモジュール218による)アイテムを販売業者場所から消費者場所に輸送するための、但し、フリートユーザデバイスによって承認されていない、電子オファーと対応し得る。アイテムの注文は、アイテムモジュール216に登録されてもよい。
【0074】
集荷開始識別子は、フリートユーザデバイスによる電子オファーの承認と対応し得る。電子オファーの承認は、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの物理的輸送を特定のフリートユーザデバイスと相関させてもよい。集荷開始識別子を確立することに応じて、測位システムによって識別されるフリートユーザデバイスの可動場所は、販売業者場所と関連付けられる地理的境界の外側に位置する、フリートユーザデバイスの基点場所と対応し得る。
【0075】
集荷間近識別子は、フリートユーザデバイスの可動場所が販売業者場所と関連付けられる地理的境界に進入したことと対応し得る。フリートユーザデバイスが販売業者場所と関連付けられる地理的境界に進入したことの決定は、種々の方法を使用して識別されてもよい。例えば、フリートユーザの可動場所は、販売業者場所と比較した測位システムによって識別される絶対位置によって識別されてもよい。別の実施例では、フリートユーザの可動場所は、地理的境界の外側の第1の時点および地理的境界の内側の第2の時間に決定されてもよい。別の実施例では、フリートユーザデバイスの可動場所は、ユーザデバイスから追跡コンピュータシステム200への電子通信の伝送(例えば、通信インターフェース208等によって受信される、フリートユーザデバイスが販売業者場所に到着したことの明示的確認)によって識別されてもよい。
【0076】
配送開始識別子は、フリートユーザデバイスの可動場所が販売業者場所と関連付けられる地理的境界から退出したことと対応し得る。フリートユーザデバイスが販売業者場所から退出したことの決定は、他のステータス識別子とともに説明される方法を含む、種々の方法を使用して識別されてもよい。
【0077】
配送間近識別子は、フリートユーザの可動場所が消費者場所を関連付けられる地理的境界に進入したことと対応し得る。消費者場所の地理的境界は、アイテムの物理的輸送の間、フリートユーザデバイスによって進入される第2の地理的境界であってもよい。消費者場所は、アイテムを注文した消費者ユーザと対応し得る。フリートユーザデバイスが消費者場所に進入したことの決定は、他の識別子とともに説明される方法を含む、種々の方法を使用して識別されてもよい。
【0078】
オファーモジュール218は、電子オファーを生成するように構成されてもよい。例えば、電子オファーは、アイテムを識別する、電子通信、およびアイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための、電子オファーを含んでもよい。電子オファーは、フリートユーザデバイスに伝送されてもよい(例えば、テキストを介して、SMS、フリートユーザデバイスにインストールされるソフトウェアアプリケーションを介して等)。
【0079】
オファーモジュール218はまた、アイテムの輸送と対応する経路のタイプに基づいて、電子オファーを提供するように構成されてもよい。例えば、制約エンジン222と関連付けて、オファーモジュール218は、アイテムの輸送と対応する、経路のタイプ(例えば、電動車両、非電動車両、または歩行者等によって横断される)を決定するように構成されてもよい。経路のタイプは、フリートユーザプロファイルと比較され、販売業者場所と消費者場所との間の経路のために必要とされる輸送に合致する、フリートユーザのサブセットを識別してもよい。オファーモジュール218および/または制約エンジン222は、電子オファーを提供することに先立って、フリートユーザプロファイルのサブセット内で識別された輸送と経路のタイプに関して識別された輸送タイプを合致させてもよい。
【0080】
オファーモジュール218はまた、電子オファーをフリートユーザのサブセットにブロードキャストするように構成されてもよい(制約エンジン222と関連付けて)。例えば、電子オファーは、販売業者場所と消費者場所との間の経路のために必要とされる輸送が、アイテムを転送するためにフリートユーザによって使用される輸送に合致するとき、1つ以上のフリートユーザデバイスが、電子オファーを受信し得るように、アイテムの輸送と対応する経路のタイプに基づいて、フリートユーザのサブセットに提供されてもよい。
【0081】
いくつかの実施例では、電子オファーのブロードキャストは、電子メッセージボードに提供されてもよい。フリートユーザデバイスは、電子メッセージボードにアクセスし、アイテムを1つ以上の販売業者場所から1つ以上の消費者場所に輸送するための1つ以上の電子オファーを受信してもよい。フリートユーザデバイスは、電子メッセージボードにブロードキャストされた1つ以上の電子オファーを承認または拒否してもよい。
【0082】
オファーモジュール218はまた、電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信するように構成されてもよい。例えば、電子オファーが、直接、フリートユーザデバイスに伝送されるとき、フリートユーザデバイスは、オファーの承認(例えば、「はい」または「承認」等を含む、テキストメッセージ)を生成し、オファーモジュール218に伝送してもよい。別の実施例では、電子オファーが、電子メッセージボードにブロードキャストされるとき、フリートユーザデバイスは、ツール(例えば、オファーを承認するための電子メッセージを生成するためのボタン等)を選択して、電子メッセージボードを介して、オファーの承認を伝送してもよい。
【0083】
オファーモジュール218はまた、推定される到着値(例えば、到着推定器エンジン228によって計算される)と推定される到着閾値を比較するように構成されてもよい。推定される到着値は、フリートユーザが、基点場所と販売業者場所との間、販売業者場所と消費者場所との間、または基点場所と消費者場所との間を進行するであろう、推定される時間量として計算されてもよい。推定される到着閾値は、場所間を進行するための最大時間量(例えば、30分等)として決定されてもよい。
【0084】
オファーモジュール218はまた、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認プロセスの取消を開始するように構成されてもよい。承認プロセスの取消は、推定される到着値と推定される到着閾値との間の比較に応じて開始されてもよい。例えば、推定される到着値が、推定される到着閾値を超えるとき、承認プロセスの取消が、開始されてもよい。別の実施例では、承認プロセスの取消は、アイテムの配送開始識別子(例えば、アイテム利用可能識別子の識別、アイテム注文識別子、集荷開始識別子、集荷間近識別子等とともに開始される)を識別することに先立って、開始されてもよい。
【0085】
電子オファーの承認プロセスの取消は、1つ以上のアクションを備えてもよい。例えば、承認プロセスの取消は、電子通信がフリートユーザデバイスに伝送されるステップを含んでもよい。いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム200と関連付けられる、管理者が、電子通信を開始し、例えば、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するステータスについて議論してもよい。いくつかの実施例では、承認プロセスの取消は、電子通信をフリートユーザデバイスに伝送し、フリートユーザが、アイテムの輸送を中止する、または販売業者または消費者場所への進行を中止することを要求するステップを含んでもよい。いくつかの実施例では、承認プロセスの取消は、アイテムの輸送を中止し、および/またはアイテムの輸送の取消を承認することと関連付けられる、電子通信をフリートユーザデバイスから受信するステップを含んでもよい。いくつかの実施例では、承認プロセスの取消は、第2の電子オファーを第2のフリートユーザデバイスに提供するステップを含んでもよく、第2の電子オファーは、第2のフリートユーザがアイテムをアイテムの現在の場所から消費者場所に物理的に輸送することを要求することと関連付けられる。
【0086】
いくつかの実施例では、承認プロセスの取消は、プッシュ通知をフリートユーザデバイスに伝送してもよい。通知は、ステータスを尋ねてもよい(例えば、フリートユーザが、無事であるか、またはヘルプの必要があるかどうかを尋ねるため)。いくつかの実施例では、通知コンテンツは、送達上の問題点タイプまたは注文のステータス(例えば、集荷間近等)に基づいて異なり得る。第2の通知が、フリートユーザを追跡調査するために伝送されてもよい(例えば、「ヘルプが必要」または「OK」等を含む、ブール値応答の代わりに、正確な問題点を識別するため)。
【0087】
フリートユーザは、プッシュ通知に応答してもよい。例えば、フリートユーザが、「ヘルプ」で応答する場合、追跡コンピュータシステムは、補助を提供してもよい(例えば、自動化されたプロセスを介して、ヘルプ人員を介して等)。フリートユーザが、応答しない場合、追跡コンピュータシステムは、異なるコンテンツを用いて、補助を提供してもよい(例えば、自動化されたプロセスを介して、ヘルプ人員を介して等)。フリートユーザが、応答し、追跡コンピュータシステムが、問題点を検出し続けている場合、追跡コンピュータシステムは、異なるコンテンツを用いて、補助を提供してもよい。これらのシナリオ/状態は全て、フリートユーザ、フリートユーザデバイス、追跡コンピュータシステム、ヘルプセンタ、チケット発行システム、および/またはエージェント間で識別および作用されてもよい。
【0088】
注文モジュール220は、アイテムの注文通知を受信するように構成されてもよい。例えば、消費者ユーザデバイスは、注文モジュール220に電子的にコンタクトし、販売業者場所に位置するアイテムに関する注文を開始してもよい。注文通知は、販売業者場所および消費者ユーザと関連付けられるアイテム識別子を備えてもよい。注文通知は、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの物理的輸送を要求してもよい。
【0089】
注文モジュール220はまた、(例えば、ステータスエンジン224および/またはステータスデータベース234からの)複数のステータス識別子と関連付けられる、注文更新通知を生成するように構成されてもよい。例えば、アイテムの送達のステータスは、1つ以上のステータス識別子および/またはステータス説明を含む、注文更新通知に記述されてもよい。注文更新通知は、アイテムの注文通知と関連付けられる、消費者ユーザデバイスに伝送されてもよい。
【0090】
制約エンジン222は、アイテムに関する物理的輸送を提供し得る、フリートユーザのサブセットを決定するように構成されてもよい。例えば、制約エンジン222は、利用可能な(例えば、ネットワークにログインしている、電子通信に同意している等)フリートユーザデバイスのサブセットを決定してもよい。いくつかの実施例では、制約エンジン222は、ログインしており、販売業者場所の近隣にいる(例えば、販売業者場所の閾値距離内にいる、5マイル離れている等)、フリートユーザのサブセットを決定するように構成されてもよい。
【0091】
制約エンジン222はまた、販売業者場所と消費者場所との間の物理的経路を決定するように構成されてもよい。例えば、物理的経路は、電動車両経路(例えば、車、トラック、電動自転車等)、非電動車両経路(例えば、非電動自転車、スケートボード等)、または歩行者経路(例えば、徒歩、階段の昇降、エレベータの乗降等)に限定される輸送と対応し得る。物理的経路は、物理的経路の知識を有する、管理者によって識別され、アイテムデータベースまたは第三者マッピングまたは進行ルート作成コンピュータサービスとともに記憶されてもよい。
【0092】
制約エンジン222はまた、電子オファーを伝送すべきフリートユーザデバイスを決定するように構成されてもよい。例えば、全てのフリートユーザデバイス(例えば、販売業者場所の閾値距離内にある、またはアクティブである、ユーザデバイス等)が、電子オファーを受信してもよい。別の実施例では、アイテムの輸送と対応する、経路のタイプ(例えば、電動車両、非電動車両、または歩行者等)が、フリートユーザプロファイルと比較され、販売業者場所と消費者場所との間の経路のために必要とされる輸送に合致する、フリートユーザのサブセットを識別してもよい。制約エンジン222は、フリートユーザプロファイルのサブセット内で識別された輸送と経路のタイプに関して識別された輸送タイプを合致させてもよい。
【0093】
いくつかの実施例では、制約エンジン222はまた、他の輸送要件に合致する、フリートユーザのサブセットを識別するように構成されてもよい。例えば、フリートユーザのサブセットは、フリートユーザデバイスの可動場所間の距離または進行時間、フリートユーザの輸送モードと比較したアイテムのサイズまたは重量(例えば、閾値重量を超える大型アイテムは、自転車メッセンジャ等によって搬送されることができない)、または他の要因によって識別されてもよい。時として、フリートユーザは、同様に、その評定に基づいて選定され得る。制約エンジン222は、フリートユーザプロファイルのサブセット内で識別された他の輸送要件とアイテムを輸送する特徴を合致させてもよい。
【0094】
制約エンジン222はまた、1人以上のフリートユーザの基点場所を識別するように構成されてもよい。例えば、制約エンジン222は、基点場所をフリートユーザデバイスの現在の可動場所(例えば、測位システムから受信されたもの、またはフリートユーザデバイスから制約エンジン222へのピング通知等)として識別してもよい。いくつかの実施例では、基点場所は、フリートユーザプロファイル内で識別された住所と対応し得る。いくつかの実施例では、基点場所は、その輸送が経路のタイプに合致する、フリートユーザのサブセットに関して決定されてもよい。
【0095】
制約エンジン222はまた、販売業者場所との1つ以上の最近傍基点場所(例えば、現在の場所、ユーザプロファイル内の場所等)を決定し、電子オファーを提供する(例えば、オファーモジュール218を介して)ように構成されてもよい。いくつかの実施例では、閾値距離内の基点場所を伴う、フリートユーザのサブセットが、識別されてもよく、電子オファーが、サブセット内のフリートユーザデバイスのそれぞれに伝送されてもよい。電子オファーを承認する、最初のフリートユーザが、アイテムを物理的に輸送するように選定されてもよい。
【0096】
制約エンジン222はまた、フリートユーザデバイスが電子オファーを承認しないように制限するように構成されてもよい。例えば、制約エンジン222は、電子オファー内で識別された経路のタイプとフリートユーザプロファイルと対応する輸送のタイプとの間の比較に基づいて、フリートユーザデバイスが電子オファーを承認しないように制限してもよい。別の実施例では、制約エンジン222は、フィルタリングツールを電子メッセージボードに提供し、フリートユーザのサブセットに利用可能な電子オファーを限定してもよい。
【0097】
追跡コンピュータシステム200はまた、ステータスエンジン224を備えてもよい。ステータスエンジン224は、アイテムのステータス識別子を記憶するように構成されてもよい。例えば、ステータス識別子は、アイテムモジュール216によって決定され、アイテム利用可能識別子、アイテム注文識別子、集荷開始識別子、集荷間近識別子、配送開始識別子、または配送間近識別子と対応し得る。ステータス識別子は、ステータスデータベース234とともに記憶されてもよい。ステータスデータベースの付加的特徴は、図11とともに図示される。
【0098】
ステータスエンジン224はまた、ユーザデバイスに関するステータス識別子を生成するように構成されてもよい。例えば、ステータスエンジン224は、販売業者場所と関連付けられる地理的境界に進入、販売業者場所と関連付けられる地理的境界から退出、消費者場所と関連付けられる地理的境界に進入、および同等物を含む、フリートユーザデバイスのステータス識別子を生成するように構成されてもよい。ステータス識別子は、フリートユーザデバイスの可動場所と地理的境界の比較に基づいて決定されてもよい。いくつかの実施例では、ステータスエンジンは、アイテムが販売業者ユーザから利用可能なであるとき、またはアイテムが消費者ユーザによって注文されたときを含む、アイテムの決定されたステータスに基づいて、ステータス識別子を生成してもよい。
【0099】
ステータス識別子は、送達上の問題点と対応し得る。例えば、送達上の問題点は、特定の場所における持続時間と閾値を比較することによって識別されてもよい。いくつかの実施例では、送達上の問題点は、可動場所が、閾値内において、特定の場所(例えば、販売業者場所、消費者場所、2つの場所間のルート上の場所等)にアクセスすることに失敗したときに識別されてもよい。いくつかの実施例では、送達上の問題点は、フリートユーザが、じっとしている、移動していない、販売業者場所または消費者場所と異なる方向に移動している、または正しい方向に移動しているが、低速で移動していることと対応し得る。各送達上の問題点は、遅延を生じさせ得る。いずれかのインスタンスでは、送達上の問題点は、先を見越して、かつ実際の送達上の問題点と関連付けられるユーザ入力を受信することに先立って、識別され得る。
【0100】
送達上の問題点は、フリートユーザデバイスと関連付けられる可動場所の方向を決定することによって識別されてもよい。例えば、フリートユーザデバイスと関連付けられる、測位システムによって識別される可動場所を含む、可動場所は、1つ以上の電子通信に基づいて、追跡されてもよい。その時間範囲に沿った可動場所のうちの少なくとも2つを比較することによって、追跡コンピュータシステム200は、フリートユーザデバイスの方向を識別してもよい。フリートユーザデバイスによって進行される方向は、販売業者場所と消費者場所との間の意図される方向と比較されてもよい。これらの2つの方向間の任意の相違は、送達上の問題点として識別され得、および/または付加的ステータス識別子が、生成されてもよい。
【0101】
送達上の問題点は、更新されたデータを受信することに基づいて、識別されてもよい。例えば、追跡システムは、フリートユーザの基点場所、販売業者場所、および消費者場所間で関連付けられる、更新されたデータ受信してもよい。推定される到着時間は、更新されたデータ内で識別された任意の遅延に基づいて、調節されてもよい。更新されたデータは、アイテムの物理的送達に影響を及ぼし得る、1つ以上の送達上の問題点と対応し得る。
【0102】
フリートユーザデバイスのステータス識別子は、持続時間と対応し得る。例えば、持続時間は、フリートユーザデバイスの可動場所が、販売業者場所の地理的境界内にあって、販売業者場所の地理的境界から退出していない、計算された値と対応し得る。持続時間は、フリートユーザデバイスの可動場所が地理的境界に進入すると開始し得、可動場所が地理的境界から退出したと識別されるまで、増分し続け得る。
【0103】
持続時間は、1つ以上の閾値と比較されてもよい。例えば、1つ以上の閾値は、フリートユーザデバイスが、フリートユーザデバイスの基点場所または開始/現在の場所と販売業者場所との間、販売業者場所と消費者場所との間を含む、経路、または基点場所(例えば、アイテムを輸送するための電子オファーの承認等に応じて決定される)と消費者場所との間の完全経路に沿って物理的に進行すべきである、最大時間量と対応し得る。いくつかの実施例では、最大時間量は、1つの場所において定常または静的である、フリートユーザデバイスの可動場所と対応し得る。これは、例えば、フリートユーザが、送達上の問題点と関連付けられる消費者ユーザまたは販売業者ユーザと通信していることを識別し得る。対応するステータス識別子が、送達上の問題点を識別するために生成されてもよい。1つ以上の閾値は、集荷閾値および/または配送閾値と対応し得る。
【0104】
ステータスエンジン224はまた、値を1つ以上の閾値と比較するように構成されてもよい。例えば、ステータスエンジン224は、フリートユーザデバイスの可動場所が、地理的境界内にあって、地理的境界から退出していない、持続時間を比較するように構成されてもよい。ステータスエンジン224は、アイテムを輸送する、および/または承認プロセスの取消を開始することと関連付けられる、フリートユーザデバイスに、電子通信を伝送するステップを含む、付加的アクションを開始するように構成されてもよい。
【0105】
いくつかの実施例では、付加的アクションは、送達上の問題点と関連付けられるステータス識別子を決定するステップと、問題点通知を送達上の問題点を解決することと関連付けられるフリートユーザデバイスに伝送するステップとを含んでもよい。例えば、送達上の問題点の記述が、ステータス識別子および/または送達上の問題点の記述を含め、電子通信とともに含まれてもよい。いくつかの実施例では、電子通信は、送達上の問題点を解決することに役立てるために、フリートユーザデバイスに伝送されてもよい。いくつかの実施例では、電子通信は、消費者ユーザに送達上の問題点について知らせるために、消費者ユーザデバイスに伝送されてもよい。
【0106】
ステータスエンジン224はまた、チケット発行システムを更新するように構成されてもよい。例えば、チケット発行システムは、ステータスデータベース234とともに記憶されるステータス識別子にアクセスし、ステータス識別子をユーザデバイスと関連付けられるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)に提供してもよい。管理ユーザは、チケット発行システムにアクセスし、ステータス識別子を閲覧し、ある場合には、アイテムのステータス識別子と関連付けられる任意の送達上の問題点を解決してもよい。いくつかの実施例では、ステータスエンジン224は、先を見越して、かつ1つ以上のユーザデバイスからのユーザ入力を受信することに先立って、送達上の問題点と関連付けられるステータス識別子の閲覧または解決を含む、アイテムの輸送と関連付けられるステータス識別子を更新してもよい。
【0107】
追跡コンピュータシステム200はまた、ロケータエンジン226を備えてもよい。ロケータエンジン226は、ユーザの場所を識別するように構成されてもよい。例えば、ロケータエンジン226は、フリートユーザデバイスの可動場所を測位システムから受信してもよい。測位システムは、フリートユーザデバイスと通信し、測位システム衛星およびフリートユーザデバイス測位システム受信機によって決定された重複する球体の交点に基づいて、フリートユーザデバイスの位置を三辺測量してもよい。ロケータエンジン226は、フリートユーザデバイスの可動場所を、ロケータ通知内において、フリートユーザデバイスから受信してもよい。
【0108】
ロケータエンジン226はまた、1つ以上の時間増分において、フリートユーザデバイスの可動場所を受信するように構成されてもよい。例えば、可動場所は、所定の時間インターバル(例えば、30秒等毎)において、フリートユーザデバイスからロケータエンジン226に伝送されてもよい。いくつかの実施例では、フリートユーザデバイスの可動場所は、販売業者場所または消費者場所と関連付けられる地理的境界に進入する、またはそこから退出することに応じて、フリートユーザデバイスからロケータエンジン226に伝送されてもよい(例えば、フリートユーザデバイスからのトリガまたはプッシュ通知等を介して)。
【0109】
ロケータエンジン226はまた、他の通知の受信に応答して、ロケータ通知を開始するように構成されてもよい。例えば、ロケータエンジン226は、アイテムを物理的に輸送するための電子オファーの承認を受信することに基づいて、フリートユーザデバイスの可動場所を要求してもよい(例えば、測位システムを介して、フリートユーザデバイス受信機を介して等)。これはまた、フリートユーザデバイスの基点場所を確立し得る。いくつかの実施例では、ロケータ通知および/またはフリートユーザデバイスの基点場所は、電子オファーの承認が受信された時間と対応し得る。
【0110】
ロケータエンジン226はまた、フリートユーザデバイスの可動場所がある場所にある、持続時間を決定するように構成されてもよい。例えば、持続時間は、可動場所が、地理的境界内にあって、地理的境界から退出していない状態と対応し得る。ロケータエンジン226は、フリートユーザデバイスが地理的境界内にある、持続時間を計算するために、フリートユーザデバイスが地理的境界に進入した開始時間(例えば、ロケータ通知のタイムスタンプ等)と、フリートユーザデバイスが地理的境界から退出した終了時間(例えば、ロケータ通知のタイムスタンプ等)とを決定してもよい。
【0111】
追跡コンピュータシステム200はまた、到着推定器エンジン228を備えてもよい。到着推定器エンジン228は、推定される到着値を決定するように構成されてもよい。例えば、到着推定器エンジン228は、基点場所、販売業者場所、および消費者場所(例えば、電動車両経路、非電動車両経路、歩行者経路等)間の経路のタイプを識別してもよい。経路のタイプの決定に応じて、複数のデータストリームが、推定される到着値を決定することに役立つように識別されてもよい。データストリームは、対応する速度制限(例えば、推奨される速度、履歴平均速度等)、交差点の数、停止信号、および交通標識、信号または標識において停止する時間の平均長(例えば、経路を横断する車両のタイプ等に基づいて変動する)、車両または歩行者の平均速度、経路に関して識別され得るルートに沿った任意の交通上の報告事項、および同等物を伴う、いくつかの道路セグメントを含んでもよい。各時間値は、集約され、2つの場所間の推定される到着値を生成してもよい。
【0112】
到着推定器エンジン228は、更新されたデータを提供し、推定される到着値を更新し得る、複数のデータストリームに基づいて、経路毎に、推定される到着値を改変するように構成されてもよい。データストリームは、推定される到着値がリアルタイム交通データに基づいて調節され得るように、第三者データソースからのリアルタイム交通情報を含んでもよい。例えば、交通事故が、第三者データソースによって識別されると、ETAまたは推定される到着値は、2つの場所間の二次経路を辿る、またはオリジナル経路を辿るためにその交通を待機することを考慮するように延長されてもよい。いくつかの実施例では、到着推定器エンジン228は、(例えば、Frank-Wolfeアルゴリズム、Wardrop平衡アルゴリズム等を含む、ルートまたは交通割当アルゴリズムを使用して)2つの場所間の最短または最速ルートを識別し得る、ルート作成サーバとの電子通信を伝送してもよい。
【0113】
更新されたデータは、販売業者場所におけるアイテムの注文準備時間を含んでもよい。例えば、初期注文準備時間は、特定のアイテムと関連付けられ得る。これは、例えば、第1の料理を調理するための10分または第2の料理を調理するための20分を含んでもよい。注文準備時間は、販売業者ユーザによって識別されてもよい。いくつかの実施例では、注文準備時間は、調理されているアイテムのタイプ(例えば、腐敗しやすい食品等)に関する履歴注文準備時間または推定される注文準備時間に基づいて決定されてもよい。更新されたデータは、他の更新されたデータの集約とともに、注文準備時間を含み、消費者場所におけるアイテムに関する推定される到着値を決定することに役立てることができる。
【0114】
更新されたデータは、ユーザ入力を含んでもよい。例えば、ユーザ入力は、フリートユーザデバイス、販売業者ユーザデバイス、および/または消費者ユーザデバイスから受信されてもよい。ユーザ入力は、アイテムの集荷、輸送、または配送を含む、推定される到着値に影響を及ぼし得る、1つ以上の送達上の問題点または更新を識別してもよい。
【0115】
サンプル例証として、フリートユーザデバイスは、特定のアイテムが識別された注文準備時間に準備できていないことを識別する、電子通信を提供してもよい。到着推定器エンジン228は、電子通信の生成と関連付けられる、タイムスタンプを識別し、電子通信のタイムスタンプおよび電子通信のコンテンツと関連付けられる、推定される到着時間を増加させるように構成されてもよい。いくつかの実施例では、ユーザ入力が、アイテムと関連付けられる更新されたステータス識別子を生成するために使用されてもよく、これはまた、推定される到着値を調節するために使用されてもよい。
【0116】
更新されたデータは、他のデータまたは閾値との比較を含んでもよい。例えば、推定される到着値は、交通データ、注文準備時間、および/またはユーザ入力と関連付けられる、受信された更新されたデータに基づいて、改変されてもよい。改変された推定される到着値は、再び、同様に、推定される到着値の持続的更新(例えば、複数の調節等)において、他の更新されたデータとの比較に基づいて、改変されてもよい。
【0117】
更新されたデータは、承認プロセスの取消の開始と関連付けられる、推定される時間値を含んでもよい。例えば、推定される時間値は、電子通信をフリートユーザデバイスに伝送するステップ、アイテムの物理的輸送を第2のフリートユーザデバイスに再割当するステップ、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための第2の電子オファーを提供するステップ、および同等物と関連付けられて追加されてもよい。
【0118】
いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム200はまた、アイテムデータベース230を備えてもよい。アイテムデータベース230は、アイテム識別子、アイテム記述子、アイテムの発生場所、または他の関連情報を備えてもよい。データは、販売業者ウェブサイトから受信されたデータスクレイピングプロセス、販売業者ユーザデバイスから直接受信されたデータ、アプリケーションプログラミングインターフェース(API)を介して受信されたデータファイル、または他のソースから受信されてもよい。アイテムデータベース230と関連付けられる、付加的情報は、図10とともに図示され得る。
【0119】
いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム200はまた、ユーザデータベース232を備えてもよい。ユーザデータベースは、名前、ユーザの静的または動的場所、フリートユーザ、消費者ユーザ、または販売業者ユーザと関連付けられるユーザ識別子、ユーザデバイス識別子、輸送のモード(例えば、アイテムの送達等のためのフリートユーザと関連付けられる)、または他のデータを含む、販売業者場所から消費者場所へのアイテムの送達を促進することに関わる1人以上のユーザと関連付けられる、ユーザプロファイルを備えてもよい。ユーザデータベース232と関連付けられる、付加的情報は、図10とともに図示され得る。
【0120】
いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム200はまた、ステータスデータベース234を備えてもよい。ステータスデータベース234は、アイテムと関連付けられる、1つ以上のステータス識別子を備えてもよい。ステータスデータベース234と関連付けられる、付加的情報は、図11とともに図示され得る。
【0121】
いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム200はまた、ストリームデータベース236を備えてもよい。ストリームデータベース236は、アイテムの輸送と関連付けられる、更新されたデータを備えてもよい。ストリームデータベース236と関連付けられる、付加的情報は、図12とともに図示され得る。
【0122】
図3は、本開示の実施形態による、フリートユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。例えば、フリートユーザデバイス300は、販売業者場所から消費者ユーザデバイスへのアイテムの送達を促進するためのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。フリートユーザデバイス300は、任意の特殊形態をとり、および/または携帯電話、PDA、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド特殊デバイス等を含んでもよい。フリートユーザデバイス300は、プロセッサ302と、コンピュータ命令を実行するために使用される、1つ以上のエンジンまたはモジュールを含む、コンピュータ可読媒体304と、ディスプレイ332と、入力要素334と、アンテナ336と、非接触要素330とを備えてもよい。
【0123】
プロセッサ302は、各サブシステムと通信し、コンピュータ可読媒体304からのコンピュータ命令の実行を制御することによって、フリートユーザデバイス300のための処理機能を実施してもよい。コンピュータ可読媒体304は、非一過性であってもよい。フリートユーザデバイス300はまた、ディスプレイ332を含み、フリートユーザが、ユーザインターフェースを介して、情報および電子通信を確認することを可能にしてもよい。入力要素334は、フリートユーザが、アイテムを物理的に輸送するための電子オファーを閲覧し、および/または入力要素334と相互作用することによって、電子オファーを承認することを含む、情報をフリートユーザデバイス300に提供することを可能にしてもよい。フリートユーザデバイス300はまた、無線データ転送および伝送のためのアンテナ336を含んでもよい。フリートユーザデバイス300の非接触要素330は、標準化されたプロトコルまたはデータ転送機構(例えば、ISO14443/NFC)に従って、近距離通信を転送および受信することが可能であってもよい。近距離通信能力は、短範囲通信能力(例えば、RFID、Bluetooth(登録商標)、赤外線等)、またはフリートユーザデバイスと二次ユーザデバイス(例えば、販売業者ユーザデバイス、消費者ユーザデバイス、追跡コンピュータシステム等)または追跡コンピュータシステム(例えば、API等を介して)との間でデータを交換するために使用され得る、長距離通信能力(例えば、セルラーネットワーク等を介した電子通信)を含んでもよい。
【0124】
コンピュータ可読媒体304は、メモリの形態にあってもよく、1つ以上のモジュールまたはエンジンは、コンピュータ可読媒体304内に具現化されてもよく、通信モジュール306と、可用性モジュール308と、問題点解決エンジン310と、場所エンジン312と、再割当エンジン314とを含む。
【0125】
通信モジュール306は、電子メッセージを、図1に図示される追跡コンピュータシステムを含む、他のコンピュータおよびデバイスから受信し、そこに伝送するように構成されてもよい。例えば、通信モジュール306は、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを受信する、電子オファーの承認を生成し、追跡コンピュータシステムに伝送する、フリートユーザデバイスの全ての場所のロケータ通知を伝送する、またはアイテムの送達と関連付けられる(例えば、ステータス識別子等と関連付けられる)ユーザ入力を伝送するように構成されてもよい。
【0126】
可用性モジュール308は、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを承認するために利用可能であるとフリートユーザを識別するように構成されてもよい。例えば、可用性モジュール308は、フリートユーザが、電子オファーを承認する、または承認しないことを可能にする、選択可能ツールをディスプレイ332に提供してもよい。選択可能ツールが、アクティブ化されると、追跡コンピュータシステムは、電子オファーを承認するために利用可能なユーザのサブセット内のフリートユーザを識別し得る。対応するフリートユーザプロファイルが、追跡コンピュータシステムが電子オファーをフリートユーザデバイスに伝送するかどうかの決定とともに含まれてもよい。選択可能ツールが、アクティブ化解除されると、フリートユーザデバイスは、アイテムを物理的に輸送するための電子オファーの直接伝送または電子オファーの任意のブロードキャストのいずれかの配信から除去され得る。
【0127】
問題点解決エンジン310は、追跡コンピュータシステムのステータスエンジンと相互作用し、アイテムの送達上の問題点と関連付けられる、電子通知を生成または受信するように構成されてもよい。例えば、問題点解決エンジン310は、送達上の問題点と関連付けられるステータス識別子を含む、送達上の問題点を識別する、電子通信を受信してもよい。電子通信は、フリートユーザデバイスの代わりに、送達上の問題点を解決するためのヘルプを提供するステップと関連付けられ得る。
【0128】
場所エンジン312は、プッシュ通知として、または追跡コンピュータシステムからの要求に応答して、可動場所を追跡コンピュータシステムに提供するように構成されてもよい。例えば、アンテナ336は、測位システムと通信し、測位システム衛星によって決定された重複する球体の交点に基づいて、フリートユーザデバイスの位置を三辺測量してもよい。
【0129】
場所エンジン312は、GPSと相互作用し、または他の方法を使用して、その地理的場所を決定し、それを追跡コンピュータシステム102に伝送するように構成されてもよい。GPSが、フリートユーザデバイス300においてアクティブ化される場合、位置は、フリートユーザデバイス300と測位システムとの間で伝送される電子通信を通して、正確であり得る。GPSが、アクティブ化されない場合、いくつかの実施例では、フリートユーザデバイス300は、三角測量または他の測位方法を使用してもよいが、その場合、正確度レベルは、変動し得る。
【0130】
場所エンジン312はまた、基点場所、販売業者場所、および/または消費者場所間の提案される経路を提供するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、場所エンジン312は、マップとともに、グラフィカルユーザインターフェース(GUI)を表示する、または提供する提案される経路に従って、第1の場所と第2の場所との間の方向を提供してもよい。
【0131】
再割当エンジン314は、アイテムを物理的に輸送するための承認を取り消すように構成されてもよい。例えば、再割当エンジン314は、アイテムを物理的に輸送するための電子オファーを拒否してもよい。いくつかの実施例では、再割当エンジン314は、電子オファーの承認を追跡コンピュータシステムに戻るように転送し、第2のフリートユーザデバイスに再割当することを開始してもよい。再割当エンジン314は、フリートユーザが、追跡コンピュータシステムによって開始される承認プロセスの取消と関連付けられる、ユーザ入力を提供することを可能にする、選択可能ツールをディスプレイ332に提供してもよい。
【0132】
図4は、本開示の実施形態による、消費者ユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。例えば、消費者ユーザデバイス400は、販売業者場所からのアイテムの注文および消費者場所へのアイテムの送達を促進するためのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。消費者ユーザデバイス400は、任意の特殊形態をとり、および/または携帯電話、PDA、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド特殊デバイス等を含んでもよい。消費者ユーザデバイス400は、プロセッサ402と、コンピュータ命令を実行するために使用される1つ以上のエンジンまたはモジュールを含む、コンピュータ可読媒体404と、ディスプレイ432と、入力要素434、アンテナ436と、非接触要素430とを備えてもよい。
【0133】
プロセッサ402は、各サブシステムと通信し、コンピュータ可読媒体404からのコンピュータ命令の実行を制御することによって、消費者ユーザデバイス400のための処理機能を実施してもよい。コンピュータ可読媒体404は、非一過性であってもよい。消費者ユーザデバイス400はまた、ディスプレイ432を含み、消費者ユーザが、ユーザインターフェースを介して、情報および電子通信を閲覧することを可能にしてもよい。入力要素434は、消費者ユーザが、入力要素334と相互作用することによって、1つ以上のアイテムを閲覧し、および/または販売業者ユーザからの注文を承認することを含め、情報を消費者ユーザデバイス400に提供することを可能にしてもよい。消費者ユーザデバイス400はまた、無線データ転送および伝送のためのアンテナ436を含んでもよい。消費者ユーザデバイス400の非接触要素430は、標準化されたプロトコルまたはデータ転送機構(例えば、ISO14443/NFC)に従って、近距離通信を転送および受信することが可能であってもよい。
【0134】
コンピュータ可読媒体404は、メモリの形態にあってもよく、1つ以上のモジュールまたはエンジンは、コンピュータ可読媒体404内に具現化されてもよく、通信モジュール406と、開始モジュール408と、場所エンジン410と、ブロードキャストエンジン412とを含む。
【0135】
通信モジュール406は、電子メッセージを、図1に図示される追跡コンピュータシステムを含む、他のコンピュータおよびデバイスから受信し、そこに伝送するように構成されてもよい。例えば、通信モジュール406は、販売業者場所から注文するために利用可能なアイテムのリストを受信し、注文するための1つ以上のアイテムの選択を提供するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、通信モジュール406は、本明細書に説明される1つ以上のデータストリームに基づいて推定される到着値または調節された推定される到着値を含む、アイテムのステータスと関連付けられる、1つ以上の電子通信を追跡コンピュータシステムから受信してもよい。
【0136】
開始モジュール408は、アイテムの注文通知を生成することによって、アイテムの注文を開始するように構成されてもよい。例えば、開始モジュール408は、販売業者ユーザと関連付けられるネットワークページをディスプレイ432に提供してもよい。ネットワークページは、販売業者ユーザからの注文のために利用可能な1つ以上のアイテムを含んでもよい。消費者ユーザは、ネットワークページとともに提供される、1つ以上のアイテムを選択するためのツールをアクティブ化してもよい。アイテムは、販売業者ユーザからの注文とともに含まれてもよい。アイテムと関連付けられる、注文通知は、追跡コンピュータシステムに伝送されてもよい。
【0137】
場所エンジン410は、アイテムの注文通知と関連付けられる、消費者ユーザの場所を決定するように構成されてもよい。場所エンジン410は、注文通知の受信時における消費者場所を静的場所として識別してもよい。いくつかの実施例では、消費者場所は、アイテムに関する注文通知を受信することに先立って、識別され、消費者ユーザプロファイルとともに、記憶されてもよい。
【0138】
ブロードキャストエンジン412は、消費者ユーザデバイスの場所または静的消費者場所の周囲のジオフェンスを確立することによって、消費者ユーザデバイスと関連付けられる地理的境界を決定するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、地理的境界は、本明細書に説明されるように、測位システムと相互作用し、消費者ユーザデバイスの場所の周囲のジオフェンスの半径を識別することによって識別されてもよい。いくつかの実施例では、消費者場所は、識別され、ジオフェンスに非関連の地理的境界(例えば、静的基点住所等)と関連付けられてもよい。
【0139】
図5は、本開示の実施形態による、販売業者ユーザデバイスの実施例を図示する、ブロック図である。例えば、販売業者ユーザデバイス500は、消費者場所への送達のためにアイテムを販売業者場所からフリートユーザデバイスに提供することを促進するためのハードウェアおよびソフトウェアコンポーネントを備えてもよい。販売業者ユーザデバイス500は、任意の特殊形態をとり、および/または携帯電話、PDA、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ハンドヘルド特殊デバイス等を含んでもよい。販売業者ユーザデバイス500は、プロセッサ502と、コンピュータ命令を実行するために使用される1つ以上のエンジンまたはモジュールを含む、コンピュータ可読媒体504と、ディスプレイ532と、入力要素534と、アンテナ536と、非接触要素530とを備えてもよい。
【0140】
プロセッサ502は、各サブシステムと通信し、コンピュータ可読媒体504からのコンピュータ命令の実行を制御することによって、販売業者ユーザデバイス500のための処理機能を実施してもよい。コンピュータ可読媒体504は、非一過性であってもよい。販売業者ユーザデバイス500はまた、ディスプレイ532を含み、販売業者ユーザが、ユーザインターフェースを介して、情報および電子通信を確認することを可能にする。入力要素534は、販売業者ユーザが、注文のために利用可能な1つ以上のアイテムを提供することを含め、情報を販売業者ユーザデバイス500に提供することを可能にしてもよい。販売業者ユーザデバイス500はまた、無線データ転送および伝送のためのアンテナ536を含んでもよい。販売業者ユーザデバイス500の非接触要素530は、標準化されたプロトコルまたはデータ転送機構(例えば、ISO14443/NFC)に従って、近距離通信を転送および受信することが可能であってもよい。
【0141】
コンピュータ可読媒体504は、メモリの形態にあってもよく、1つ以上のモジュールまたはエンジンは、コンピュータ可読媒体504内に具現化されてもよく、アイテムモジュール506と、ブロードキャストエンジン508とを含む。
【0142】
アイテムモジュール506は、販売業者ユーザからの注文のために利用可能な1つ以上のアイテムと関連付けられる、アイテム情報を受信するように構成されてもよい。アイテム情報は、販売業者ユーザと関連付けられる、ネットワークページに表示されてもよい。いくつかの実施例では、消費者ユーザデバイスは、販売業者ユーザと関連付けられる、ネットワークページにアクセスし、販売業者ユーザから注文するための1つ以上のアイテムを識別してもよい。アイテム情報は、消費者ユーザデバイスと関連付けられる電子通信によって、追跡コンピュータシステムに伝送されてもよい。いくつかの実施例では、アイテム情報はまた、アイテムに関する注文の受信に応じて、アイテムを販売業者場所から送達するための消費者場所を含んでもよい。
【0143】
ブロードキャストエンジン508は、販売業者ユーザデバイスの場所または静的販売業者場所の周囲のジオフェンスを確立することによって、販売業者ユーザデバイスと関連付けられる地理的境界を決定するように構成されてもよい。いくつかの実施例では、地理的境界は、本明細書に説明されるように、測位システムと相互作用し、販売業者ユーザデバイスの場所の周囲のジオフェンスの半径を識別することによって識別されてもよい。いくつかの実施例では、販売業者場所は、識別され、ジオフェンスに非関連の地理的境界(例えば、静的基点住所等)と関連付けられてもよい。
【0144】
図6は、本開示の実施形態による、複数のデータ値を図示する、データベーススキームである。例証600では、データベーススキームは、データベースの編成および構造を含む、分散型システムの特徴を識別するための種々のデータテーブルを含んでもよい。例えば、例証600における複数のテーブルは、アイテム602と、消費者604と、フリート606と、販売業者608とを含んでもよい。これらのテーブルは、種々のデータ要素、データタイプ、一次および一意のキー、および制約を含んでもよく、そのうちのいくつかは、本明細書に図示され、正式なデータベース言語で実装されてもよい。
【0145】
アイテムテーブル602は、消費者テーブル604、フリートテーブル606、および販売業者テーブル608との多対1関係と対応し得る。アイテムテーブル602は、識別子データ値、販売業者データ値、アイテムの量、および(例えば、販売業者等からの注文のために利用可能である)アクティブまたは非アクティブアイテムと関連付けられるブール値によって定義され得る。
【0146】
消費者テーブル604は、アイテムテーブル602との1対多関係およびフリートテーブル606および販売業者テーブル608との多対多関係と対応し得る。消費者テーブル604は、識別子データ値、ジオフェンス場所データ値、および注文データ値によって定義され得る。
【0147】
フリートテーブル606は、アイテムテーブル602との1対多関係、消費者テーブル604との多対多関係、および販売業者テーブル608との1対1関係と対応し得る。フリートテーブル606は、識別子データ値、可動場所データ値、および時間データ値によって定義され得る。
【0148】
販売業者テーブル608は、アイテムテーブル602との1対多関係、消費者テーブル604との多対多関係、およびフリートテーブル606との1対1関係と対応し得る。販売業者テーブル608は、識別子データ値およびジオフェンス場所データ値によって定義され得る。
【0149】
図7は、本開示の実施形態による、アイテムの送達を促進するための例証的プロセスである。例証700では、複数のシステムおよびデバイスが、アイテムの送達を促進し得、消費者ユーザデバイス702と、販売業者ユーザデバイス704と、追跡コンピュータシステム708とを含む。
【0150】
ステップ1では、消費者ユーザデバイス702は、販売業者ユーザデバイス704と関連付けられる、1つ以上のアイテムを閲覧し得る。例えば、消費者ユーザは、ネットワークページまたは消費者ユーザデバイス702にインストールされるソフトウェアアプリケーションをブラウズし、注文のための1つ以上のアイテムを識別してもよい。いくつかの実施例では、アイテムは、アイテム利用可能ステータス識別子と対応し得る。
【0151】
ステップ2では、消費者ユーザデバイス702は、注文通知を追跡コンピュータシステム708に提供してもよい。注文通知は、販売業者場所に位置する、1つ以上のアイテムと関連付けられ、販売業者ユーザデバイス704と関連付けられてもよい。
【0152】
ステップ3では、追跡コンピュータシステム708は、販売業者ユーザデバイス704と関連付けられ、消費者ユーザデバイス702によって識別される、1つ以上のアイテムを注文してもよい。いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステム708は、消費者ユーザデバイス702と関連付けられるアイテムに関する注文を開始するために、販売業者ユーザデバイス704と電子的に通信してもよい。いくつかの実施例では、消費者ユーザデバイス702は、1つ以上のアイテムを販売業者ユーザデバイス704から注文し、注文通知を注文と関連付けられる追跡コンピュータシステム708に提供してもよい。いくつかの実施例では、アイテムは、アイテム注文ステータス識別子と対応し得る。
【0153】
ステップ4では、販売業者ユーザデバイス704は、1つ以上のアイテムの注文と関連付けられる、推定される注文準備値を識別してもよい。推定される注文準備値は、追跡するコンピュータシステム708に提供されてもよい。
【0154】
ステップ5では、追跡コンピュータシステム708は、フリートユーザデバイス706を識別し、アイテムを販売業者ユーザデバイス704と関連付けられる販売業者場所から消費者ユーザデバイス702と関連付けられる消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーを提供してもよい。追跡コンピュータシステム708は、フリートユーザデバイス706と直接通信して、電子オファーを提供する、またはブロードキャスト通知をフリートユーザデバイスのサブセットに提供し、アイテムを物理的に輸送するための電子オファーを提供してもよい。
【0155】
ステップ6では、フリートユーザデバイス706は、電子オファーの承認を追跡コンピュータシステム708に伝送してもよく、これは、追跡コンピュータシステム708によって受信される。電子オファーの承認は、フリートユーザデバイス706の可動場所の決定を開始してもよい。
【0156】
ステップ7では、フリートユーザデバイス706は、販売業者ユーザデバイス704と対応する販売業者場所からのアイテムの集荷を開始してもよい。追跡コンピュータシステム708は、集荷開始識別子と対応するように、アイテムに関するステータス識別子を更新してもよい。アイテムの送達の間、追跡コンピュータシステム708はさらに、アイテムステータスを1つ以上のステータス識別子で更新してもよい。例えば、ステータス識別子は、集荷間近識別子、配送開始識別子、または配送間近識別子と対応し得る。
【0157】
ステップ8では、フリートユーザデバイス706は、アイテムを販売業者場所から消費者ユーザデバイス702と対応する消費者場所に物理的に輸送することによって、アイテムを配送してもよい。消費者ユーザは、フリートユーザがアイテムを消費者場所において配送すると、アイテムを受領したことになり得る。
【0158】
いくつかの実施例では、任意の時点において、フリートユーザデバイスの実際の可動場所は、フリートユーザデバイスの予期される可動場所と比較されてもよい。実際の可動場所と予期される可動場所との間の任意の相違が、識別されてもよい。推定される到着値は、比較に基づいて、更新されてもよい。
【0159】
いくつかの実施例では、任意の時点において、フリートユーザデバイスの実際の可動場所と対応する時間が、実際の可動場所に関する推定される到着値と比較されてもよい。その時間と推定される到着値との間の任意の相違が、識別されてもよい。推定される到着値は、比較に基づいて、更新されてもよい。
【0160】
いくつかの実施例では、任意の時点において、更新されたデータが、受信されてもよい。更新されたデータは、本開示全体を通して説明され、例えば、交通データ、注文準備時間データ、またはユーザ入力を含む。フリートユーザデバイスの実際の可動場所と消費者場所との間の推定される到着値を遅延させ得る、任意のデータが、識別されてもよく、推定される到着値は、更新されてもよい。
【0161】
いくつかの実施例では、承認プロセスの取消が、これらの比較のうちの1つ以上のものに基づいて、開始されてもよい。承認プロセスの取消は、本開示全体を通して説明され、例えば、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するために、第1のフリートユーザデバイスから第2のフリートユーザデバイスに再割当するステップと、1つ以上の電子インジケーションをアイテムの輸送と関連付けられる、フリートユーザデバイスに伝送するステップとを含む。
【0162】
図8は、本開示の実施形態による、アイテムの送達の間のステータス識別子を決定するための例証的プロセスである。例証800では、アイテムの送達の促進は、集荷開始802から、集荷間近804、販売業者場所、配送開始806、配送間近808、および消費者場所へと進捗し得る。
【0163】
図9は、本開示の実施形態による、地理的場所の例証的マップである。例証900では、アイテムの送達の促進は、3つの時点において提供されてもよい。
【0164】
第1の時間902では、フリートユーザの可動場所が、追跡コンピュータシステムに伝送されてもよい。フリートユーザ910Aは、アイテム914Aを保管する、販売業者場所912Aの地理的境界の外側に位置し、また、消費者ユーザ916Aの地理的境界の外側に位置すると識別され得る。フリートユーザ910Aは、これらの2つの点間の経路のための輸送のタイプを使用して、フリートユーザ場所と販売業者場所との間の距離を横断し得る。
【0165】
第2の時間920では、フリートユーザの可動場所が、追跡コンピュータシステムに伝送されてもよい。フリートユーザ910Bは、販売業者場所912Bの地理的境界内に位置し得る。例えば、フリートユーザ910Bの可動場所は、販売業者場所912Bと関連付けられる地理的境界に進入することに応じて、フリートユーザデバイスから伝送されてもよい(例えば、フリートユーザデバイスからのトリガまたはプッシュ通知等を介して)。別の実施例では、フリートユーザデバイスは、所定の時間インターバルにおいて、測位システムを介して、可動場所を伝送してもよい。
【0166】
第3の時間940では、フリートユーザの可動場所が、追跡コンピュータシステムに伝送されてもよい。フリートユーザ910Cは、再び、販売業者場所912Cの地理的境界の外側に位置し得る。本システムは、アイテム914Cが、販売業者場所912Cの代わりに、フリートユーザ910Cに保管されていることを決定し得る。いくつかの実施例では、追跡コンピュータシステムは、いったんフリートユーザデバイスの可動場所が販売業者場所の地理的境界から退出すると、いくつかの実施例では、アイテムを走査せずに、アイテム914Cをフリートユーザ910Cの所有下にあると識別してもよい。
【0167】
サンプル例証として、追跡コンピュータシステムは、ある時間範囲内に、地理的境界の外側の第1の可動場所および地理的境界の内側の第2の可動場所を受信する。本一連の更新されたデータの受信に応じて、追跡コンピュータシステムは、フリートユーザデバイスが地理的場所に進入していることを決定し得る。追跡コンピュータシステムが、ある時間範囲内に、地理的境界の内側の第1の可動場所および地理的境界の外側の第2の可動場所を受信すると、追跡コンピュータシステムは、フリートユーザが地理的境界から退出していることを決定し得る。いくつかの実施例では、本システムはまた、販売業者場所と関連付けられる地理的境界から退出することによって、フリートユーザが、フリートユーザが販売業者場所912Bの地理的境界内に位置していた間、アイテム914Bを受領したと決定されることを決定し得る。対応する集荷時間が、アイテムが販売業者場所から集荷されたこと確認と関連付けられる、ユーザ入力を受信しなくても、アイテムと関連付けられ得る。
【0168】
図10は、本開示の実施形態による、ステータス識別子と関連付けられる、例証的データベースである。例証1000では、アイテムデータベースまたはユーザデータベースが、提供され得る。例えば、図9からのフリートユーザデバイスの可動場所の対応するステータス識別子のうちの少なくともいくつかが、例証1000に図示される。他の情報は、アイテム識別子、フリート識別子、ステータスの時間、ステータス識別子、およびステータス説明を含んでもよい。
【0169】
例証1000では、追跡コンピュータシステム1002は、アイテムに関する1つ以上のステータス識別子および/またはフリートユーザデバイスの1つ以上の場所を含む、データベース1004内の1つ以上のテーブルと対応し得る。データベース1004内の各テーブル行エントリは、アイテムと関連付けられる、時間エントリと対応し得る。
【0170】
本実施例では、第1のステータスエントリ1010は、アイテムA100が、消費者ユーザによって注文され、データベース1004内にアイテムに関する対応するステータスとして打ち込まれることと対応し得る。第2のステータスエントリ1012は、フリートユーザB200が、アイテムA100と関連付けられる、販売業者場所のジオフェンスに進入したことと対応し得る。第3のステータスエントリ1014は、フリートユーザB200が、注文アイテムA100と関連付けられる、消費者場所のジオフェンスに進入したことと対応し得る。アイテム識別子A100を輸送するための電子オファーの承認を提供するフリートユーザのステータス識別子および同等物を含む、他のステータス識別子も、データベース1004に追加されてもよい。
【0171】
図11は、本開示の実施形態による、ステータス識別子の例証的データベースである。例証1100では、1つ以上のステータス識別子が、例証目的のために提供され、1つ以上のデータベース1104と通信する、追跡コンピュータシステム1102によって、維持される。他のステータス識別子も、本開示の範囲から逸脱することなく、同様に利用可能である。
【0172】
例えば、ステータス識別子は、注文のためにオファーされるアイテム、注文されたアイテム、アイテムを輸送するために利用可能なフリートユーザ、販売業者のジオフェンスに進入するフリートユーザデバイス、消費者のジオフェンスに進入するフリートユーザデバイス、閾値内に販売業者のジオフェンスに進入することに失敗するフリートユーザ、承認プロセスの取消と対応する、再割当されるフリートユーザ、受信された更新されたデータ、更新された推定される可用性値、または推定される可用性値を通知される消費者と対応し得る。
【0173】
図12は、本開示の実施形態による、例証的アイテムデータである。例証1200では、ストリームデータベースが、提供される。ストリームデータベースは、販売業者場所から消費者場所への物理的輸送のために利用可能な複数のアイテムと関連付けられる、更新されたデータを含んでもよい。複数のアイテムのステータスは、1つ以上のデータベース1204と通信する、追跡コンピュータシステム1202によって維持されてもよい。
【0174】
第1のデータエントリ1210では、フリートユーザデバイスの可動場所が、販売業者場所と関連付けられる第1のジオフェンスに進入しており、対応する時間における、消費者場所と関連付けられる第2のジオフェンスが、データベース1204に記憶されている。アイテムA100を消費者ユーザに提供することに応じて、アイテムは、もはや追跡コンピュータシステム1202とアクティブではなくなり得る。アイテムが、もはやアクティブではなくなると、フラグすべきアイテムに関する対応する送達上の問題点は、存在し得ず、それぞれ、第1のデータエントリに反映される。
【0175】
第2のデータエントリ1212では、フリートユーザデバイスの可動場所が、販売業者場所と関連付けられる第1のジオフェンスに進入しているが、消費者場所と関連付けられる第2のジオフェンスには進入していない。したがって、アイテムは、追跡コンピュータシステム1202とアクティブであり得る。追跡コンピュータシステム1202は、第1のジオフェンスの進入と対応する時間と配送閾値を比較してもよい。時間が、配送閾値を超えるとき、アイテムの物理的輸送は、潜在的送達上の問題点と対応するとフラグが付けられてもよい。付加的アクションが、電子通信をフリートユーザデバイスに伝送するステップ、および/またはアイテムの物理的送達と対応する承認プロセスの取消を開始するステップを含め、開始されてもよい。
【0176】
第3のデータエントリ1214では、フリートユーザデバイスの可動場所が、販売業者場所と関連付けられる第1のジオフェンスに進入しているが、消費者場所と関連付けられる第2のジオフェンスには進入していない。したがって、アイテムは、追跡コンピュータシステム1202とアクティブであり得る。追跡コンピュータシステム1202は、第1のジオフェンスの進入と対応する時間と配送閾値を比較してもよい。時間が、配送閾値を超えないとき、アイテムの物理的輸送は、潜在的送達上の問題点に関するフラグが付けられなくてもよい。アイテムの送達は、アクションまたは無アクションのフラグが付けられるまで継続してもよい。
【0177】
本開示のいくつかの実施形態では、更新された情報を提供する、1つ以上のデータストリームを受信することを含む、他のアクションまたは無アクションは、潜在的送達上の問題点を識別するためのフラグをアクティブ化してもよい。例えば、データストリームは、交通データ、販売業者場所におけるアイテムの注文準備時間、および/または販売業者ユーザデバイス、フリートユーザデバイス、または消費者ユーザデバイスから受信されたユーザ入力を含んでもよい。これらのデータストリームのうちの1つ以上のものの分析に応じて、送達上の問題点が、追跡コンピュータシステム1202によって識別され(本明細書に解説されるように)、データベース1204に含まれてもよい。
【0178】
第4のデータエントリ1216では、フリートユーザデバイスの可動場所は、販売業者場所と関連付けられる第1のジオフェンスに進入していない。したがって、アイテムは、追跡コンピュータシステム1202とアクティブであって、販売業者場所に位置し得る。追跡コンピュータシステム1202は、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認と対応する時間と集荷閾値を比較してもよい。時間が、集荷閾値を超えないとき、アイテムの物理的輸送は、潜在的送達上の問題点に関してフラグが付けられなくてもよい。アイテムの送達は、アクションまたは無アクションのフラグが付けられるまで継続してもよい。
【0179】
第5のデータエントリ1218では、フリートユーザデバイスの可動場所は、販売業者場所と関連付けられる第1のジオフェンスに進入していない。したがって、アイテムは、追跡コンピュータシステム1202とアクティブであって、販売業者場所に位置し得る。追跡コンピュータシステム1202は、アイテムを販売業者場所から消費者場所に物理的に輸送するための電子オファーの承認と対応する時間と集荷閾値を比較してもよい。時間が、集荷閾値を超えるとき、アイテムの物理的輸送は、潜在的送達上の問題点に関してフラグが付けられてもよい。付加的アクションが、電子通信をフリートユーザデバイスに伝送するステップ、および/またはアイテムの物理的送達と対応する承認プロセスの取消を開始するステップを含め、開始されてもよい。
【0180】
図13は、本開示の実施形態による、消費者ユーザデバイスに伝送される通知を図示する。例証1300では、追跡コンピュータシステムは、アイテムの1つ以上のステータス識別子と対応する、1つ以上の電子通信を、消費者ユーザデバイスに提供してもよい。
【0181】
例えば、第1の電子通信1302は、フリートユーザデバイスの対応する可動場所が販売業者場所と関連付けられる地理的境界から退出するとき、アイテムが販売業者場所から離れたことを識別してもよい。別の実施例では、第1の電子通信1302は、アイテムが販売業者場所から離れたことを識別する、ユーザ入力と対応し得る。
【0182】
別の実施例では、第2の電子通信1304は、フリートユーザデバイスの可動場所が消費者場所と関連付けられる地理的境界に進入すると、アイテムが消費者場所に間もなく送達されることを識別してもよい(例えば、5分以内、閾値時間以内等)。別の実施例では、第2の電子通信1304は、アイテムが消費者場所に間もなく送達されることを識別する、ユーザ入力と対応し得る。
【0183】
図14は、本開示の実施形態による、フリートユーザデバイスに伝送される通知を図示する。例証1400では、追跡コンピュータシステムは、アイテムの1つ以上のステータス識別子と対応する、1つ以上の電子通信をフリートユーザデバイスに提供してもよい。
【0184】
例えば、第1の電子通信1402は、追跡コンピュータシステムが電子オファーの承認をフリートユーザデバイスから受信したことを識別してもよい。第2の電子通信1404は、追跡コンピュータシステムが、フリートユーザデバイスによって物理的に輸送されるアイテムに関する推定される到着値を遅延させることと対応する、更新されたデータを受信したことを識別してもよい。第3の電子通信1406は、追跡コンピュータシステムがフリートユーザデバイスから第2のフリートユーザデバイスへの承認プロセスの取消を開始したことを識別してもよい。
【0185】
本開示の原理は、具体的装置および方法に関連して上記に説明されたが、本説明は、本開示の範囲に関する限界としてではなく、一例としてのみ行われることを明確に理解されたい。
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【国際調査報告】