(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-30
(54)【発明の名称】テンショナ
(51)【国際特許分類】
F16H 7/12 20060101AFI20220823BHJP
【FI】
F16H7/12 A
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576092
(86)(22)【出願日】2020-06-22
(85)【翻訳文提出日】2022-01-26
(86)【国際出願番号】 US2020038964
(87)【国際公開番号】W WO2020257773
(87)【国際公開日】2020-12-24
(32)【優先日】2019-06-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】504005091
【氏名又は名称】ゲイツ コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100090169
【氏名又は名称】松浦 孝
(74)【代理人】
【識別番号】100124497
【氏名又は名称】小倉 洋樹
(72)【発明者】
【氏名】グクル,アフメット
(72)【発明者】
【氏名】デミル,エルマン
(72)【発明者】
【氏名】カンクル,サープ
(72)【発明者】
【氏名】イルマツ,アイス
(72)【発明者】
【氏名】オズケント,セワイラ
【テーマコード(参考)】
3J049
【Fターム(参考)】
3J049AA01
3J049BA07
3J049BB01
3J049BB15
3J049BF01
3J049BH01
(57)【要約】
ベース(100)と、ベースから延びるシャフト(120)と、シャフトに揺動自在に係合するピボットアーム(140)と、ピボットアームとベースの間に配置されたトーションスプリング(130)と、ピボットアームの第1位置への軸方向移動によりピボットアーム部分(141)に協働的に係合可能なベース部分(111)と、ピボットアームを第1位置に保持するためにシャフトに係合するリムーバブル部材(190)とを備え、第1位置は、ピボットアームを第1移動範囲に制限し、ピボットアームはリムーバブル部材の除去により、第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、第2位置はピボットアームを第2移動範囲に制限するテンショナ(1000)である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベースと、
前記ベースから延びるシャフトと、
前記シャフトに揺動自在に係合するピボットアームと、
前記ピボットアームと前記ベースの間に配置されたトーションスプリングと、
前記ピボットアームの第1位置への軸方向移動によりピボットアーム部分に協働的に係合可能なベース部分と、
前記ピボットアームを前記第1位置に保持するために前記シャフトに係合するリムーバブル部材とを備え、前記第1位置は、前記ピボットアームを第1移動範囲に制限し、
前記ピボットアームは前記リムーバブル部材の除去により、第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、前記第2位置は前記ピボットアームを第2移動範囲に制限する
テンショナ。
【請求項2】
前記トーションスプリングが前記第1位置において部分的に圧縮される請求項1に記載のテンショナ。
【請求項3】
前記リムーバブル部材が前記シャフトに係合可能な円弧状部分を備え、前記円弧状部分が180°よりも大きい角度範囲にわたって延びる請求項1に記載のテンショナ。
【請求項4】
前記リムーバブル部材が前記ピボットアームと前記シャフトに固定されたリテーナとの間に配置される請求項1に記載のテンショナ。
【請求項5】
前記ベース部分が受容部を備え、
前記ピボットアーム部分が前記受容部に協働的に係合するための突起部を備える
請求項1に記載のテンショナ。
【請求項6】
前記ピボットアーム部分が受容部を備え、
前記ベース部分が前記受容部に協働的に係合するための突起部を備える
請求項1に記載のテンショナ。
【請求項7】
前記第2移動範囲が前記第1移動範囲よりも大きい請求項1に記載のテンショナ。
【請求項8】
ベースと、
前記ベースから延びるシャフトと、前記シャフトの端部に固定されたリテーナと、
前記シャフトに揺動自在に係合するピボットアームと、
前記ピボットアームと前記ベースの間に配置されたトーションスプリングと、
前記ピボットアームの第1位置への軸方向移動によりピボットアーム部分に協働的に係合可能なベース部分と、
前記ピボットアームを前記第1位置に保持するために前記リテーナと前記ピボットアームの間に係合するリムーバブル部材とを備え、前記第1位置は、前記ピボットアームを第1移動範囲に制限し、
前記ピボットアームは前記リムーバブル部材の除去により、第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、前記第2位置は前記ピボットアームを第2移動範囲に制限し、
前記第2位置は前記ピボットアームの前記リテーナとの係合により決定される
テンショナ。
【請求項9】
前記リムーバブル部材が前記シャフトに係合可能な円弧状部分を備え、前記円弧状部分が180°よりも大きい角度範囲にわたって延びる請求項8に記載のテンショナ。
【請求項10】
前記ベース部分が受容部を備え、
前記ピボットアーム部分が前記受容部に協働的に係合する突起部を備える
請求項8に記載のテンショナ。
【請求項11】
前記ピボットアーム部分が受容部を備え、
前記ベース部分が前記受容部に協働的に係合する突起部を備える
請求項8に記載のテンショナ。
【請求項12】
前記第2移動範囲が前記第1移動範囲よりも大きい請求項8に記載のテンショナ。
【請求項13】
ベースと、
前記ベースから延びるシャフトと、前記シャフトの端部に固定されたリテーナと、
前記シャフトに揺動自在に係合するピボットアームと、
前記ピボットアームと前記ベースの間に配置されたトーションスプリングと、
前記ピボットアームの第1位置への軸方向移動によりピボットアーム部分に協働的に係合可能なベース部分と、
前記ピボットアームを前記第1位置に保持するために前記リテーナと前記ピボットアームの間に係合するリムーバブル部材とを備え、前記第1位置は、前記ピボットアームを第1移動範囲に制限し、
前記ピボットアームは前記リムーバブル部材の除去により、第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、前記第2位置は前記ピボットアームを、前記第1移動範囲よりも大きい第2移動範囲に制限し、
前記第2位置は前記ピボットアームの前記リテーナとの係合により決定される
テンショナ。
【請求項14】
前記ベース部分が受容部を備え、
前記ピボットアーム部分が前記受容部に協働的に係合する突起部を備える
請求項13に記載のテンショナ。
【請求項15】
前記ピボットアーム部分が受容部を備え、
前記ベース部分が前記受容部に協働的に係合する突起部を備える
請求項13に記載のテンショナ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はテンショナに関し、より詳しくは、ピボットアームを第1位置に保持するためにシャフトに係合するリムーバブル部材を有し、第1位置がピボットアームを第1移動範囲に制限し、ピボットアームがリムーバブル部材の移動により第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、第2位置がピボットアームを第2移動範囲に制限する、テンショナに関する。
【背景技術】
【0002】
ベルトテンショナは、多くのベルト駆動システムにおいて既に用いられてきている周知の装置である。一定のベルト張力を与えるテンショナを用いることは伝統的な手法であり、これは摩耗または他の要素による、ベルト長さの増加を補償する。従来のベルトテンショナの一般的なタイプは、固定構造物と、ピボットアセンブリを介して固定構造物に偏心させて取付けられた揺動構造物とを有し、揺動構造物は回転自在に取付けられたベルト係合プーリを有する。コイルスプリングはピボットアセンブリを囲繞し、ピボット構造物をベルト巻上げ方向に付勢するために、固定構造物と揺動構造物の間に接続された端部を有する。揺動構造物が最小ベルト巻上げ位置から最大ベルト巻上げ位置まで移動すると、スプリングの付勢力は減少する。テンショナの移動範囲を越えて変化するスプリング力にも関わらず、実質的に一定のベルト張力がテンショナにより維持される。
【0003】
タイミングベルトテンショナをエンジンに取付けるために、現在、種々の技術が用いられている。最も一般的に用いられている技術のひとつは、固定構造物の一部を形成し、偏心調整部材がテンショナ取付けボルトの周りに回転して、テンショナをベルトから離間させ(ベルトが駆動システムの内方に入り込むことを許容する)、またはベルトへ向かって移動させる(駆動システムに張力を付与する)、偏心調整部材を有するテンショナを構成することである。現在の標準的な構造を用いた典型的な取付け工程は、偏心部材をベルトから極限位置まで離間させてテンショナをエンジンに取付け、ベルトを駆動システムの内方に位置させ、テンショナが基準となる作動位置に達するまで偏心部材をベルトへ向かって回動させ、テンショナを取付けボルトによって固定する。
【0004】
この技術の代表は米国特許第7980976であり、これは、タイミングベルトまたはチェーン等の可撓性駆動手段に張力を付与し、ベルトに接触するプーリを含むテンショナを開示する。プーリはテンショナアームに取付けられ、テンショナアームはスプリングによってテンショナに取付けられたピボットシャフトの周りに回転可能である。プーリが回転する軸は、ピボットシャフトに対して、テンショナアームの回転軸から離れており、これらの回転軸の間隔は、テンショナアームが回動するときに、偏心により、プーリがベルトに向かって、またはベルトから離れるように移動する結果となる。テンショナアームの移動範囲を自由アーム停止位置と後ろ側停止位置によって規定される所望の移動範囲の間に制限するためにストッパが用いられる。ストッパの位置は取付け作業者によって調整可能である。テンショナアームの角度移動範囲は、テンショナの取付け位置から、取付けられるテンショナの作動のために適切な位置まで調整可能である。ひとつの実施形態において、取付け位置から基準となる作動位置までのストッパの動きも、スプリングを補償する。
【0005】
必要とされるものは、ピボットアームを第1位置に保持するためにシャフトに係合するリムーバブル部材を有し、第1位置がピボットアームを第1移動範囲に制限し、ピボットアームがリムーバブル部材の除去により第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、第2位置がピボットアームを第2移動範囲に制限するテンショナである。本発明はこの必要性に合致する。
【発明の概要】
【0006】
本発明の主な特徴は、第1位置にピボットアームを保持するためにシャフトに係合するリムーバブル部材を有し、第1位置がピボットアームを第1移動範囲に制限し、ピボットアームがリムーバブル部材の除去により第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、第2位置がピボットアームを第2移動範囲に制限するテンショナを提供することである。
【0007】
本発明の他の特徴は、本発明の次の記載と添付した図面により示され、明らかになる。
【0008】
本発明は、ベースと、ベースから延びるシャフトと、シャフトに揺動自在に係合するピボットアームと、ピボットアームとベースの間に配置されたトーションスプリングと、ピボットアームの第1位置への軸方向移動によりピボットアーム部分に協働的に係合可能なベース部分と、第1位置にピボットアームを保持するためにシャフトに係合するリムーバブル部材とを備え、第1位置は、ピボットアームを第1移動範囲に制限し、ピボットアームはリムーバブル部材の除去により、第2位置へ向かって軸方向に移動可能であり、第2位置はピボットアームを第2移動範囲に制限するテンショナである。
【0009】
前述の事項は、後述する本発明の詳細な説明がより理解されるようにするために、本発明の特徴と技術的利点をむしろ広く概説したものである。本発明の付加的な特徴と利点は下記に記載され、これは本発明の特許請求の範囲の主題を形成する。開示された概念と特定の実施形態は本発明と同じ目的を実行するために他の構成を修正し、または設計するための基礎として容易に用いられることが当業者によって理解されるべきである。また、そのような同等な構成が添付された特許請求の範囲に記載されている本発明の精神と範囲から逸脱しないことが、当業者によって理解されるべきである。本発明の特徴であると信じられる新規な特徴は、添付した図面に関連して考慮されるとき、その構成および作用の方法について、さらなる目的と利点とともに、後述の記載からよりよく理解されるであろう。しかし、各図面は図示および説明の目的のみのために提供され、本発明の限定を定義することを意図していないことは、明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この明細書に組み込まれその一部を構成する添付図面は、本発明の好ましい実施形態を示し、説明とともに本発明の原理を説明するために用いられる。
【0011】
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1は分解図である。
図1はテンショナの2つの実施形態を示す。
【0013】
第1実施形態において、テンショナ1000はベース100を備える。シャフト120はベース100に係合して軸方向に突出する。ピボットアーム140はブッシュ160においてシャフト120の周りに回動する。トーションスプリング130はベース100とピボットアーム140の間に係合する。ベアリング170はピボットアーム140に係合する。プーリ180はベアリング170によってピボットアーム140に軸支される。リテーナ121はシャフト120の溝122に係合する。リテーナ121はスナップリング、ワッシャ、コッタピン、または他の適当なフランジ付き固定具を備えてもよい。
【0014】
ベース100は受容部111を備える。受容部111は突起141を協働的に受容する。突起141はピボットアーム140から軸方向に突出する。突起141はストッパ112とストッパ113の間において移動する。
【0015】
部分114はスプリング130の端部131を受容する。スプリング130はベースの環状空間115内に受容される。
【0016】
スプリング130の端部132は部分142内に受容される。スプリング130はピボットアームの環状空間130内に受容される。シャフト120は孔144を貫通して突出する。
【0017】
ブッシュ160はシャフト120とピボットアーム140の間に配置される。ブッシュ160はピボットアーム140の揺動を容易にする。ベアリング170は外面145に押し付けられる。
【0018】
プーリ180はベアリング170の外面171に押し付けられる。リテーナ121は溝122内に嵌め込まれ、ピボットアーム140とスプリング130をシャフト120に保持する。
【0019】
リムーバブルクリップ190はピボットアーム140の表面146とリテーナ121の間に係合する。リムーバブルクリップ190は円弧状部分191と取手192を備える。円弧状部分191は、部分191がシャフト120を把持できるように、180°よりも大きい角度範囲を有し、これにより部分191を所定位置に保持する。工具受容部147は、ピボットアームを回転させるための工具を取り付けるために使用可能である。
【0020】
代替的な実施形態では、ベース200がベース100にとって代わる。ピボットアーム240はピボットアーム140にとって代わる。ベース200は軸方向突起211を備える。ピボットアーム240の受容部241は突起211を受容する。部分214はスプリング130の端部131を受容する。ベースの環状空間215はスプリング130を受容する。工具受容部247は、ピボットアームを回転させるための工具を取り付けるために使用可能である。
【0021】
ピボットアームの環状空間243はスプリング130を受容する。部分242はスプリング130の端部132を受容する。
【0022】
受容部241の端部241aと端部241bは、突起211に係合することによってピボットアーム240の揺動を制限する。
【0023】
リムーバブルクリップ190はピボットアーム240の表面246とリテーナ121の間に係合する。
【0024】
図2は上方から見た斜視図である。この代替的な実施形態は、リムーバブルクリップ190が取り付けられた取付け形態として示されている。クリップ190はピボットアーム240をベース200に向かって押圧し、これにより、バネ力を発生するスプリング130を部分的に押圧する。
【0025】
図3は断面図である。ピボットアーム240は大きさ「A」だけ押圧される。大きさ「A」は部分191の厚さである。取付け形態では、突起211は受容部241に係合する。これは、ピボットアーム240をベースに対して所定位置にロックする効果を有する。これは取付け形態と呼ばれる。
【0026】
図4は上方から見た斜視図である。取付けを設置済み形態へ完了させるため、リムーバブルクリップ190が取付け作業者により手で除去される。これにより、ピボットアーム240はベース200から離間してリテーナ121に係合する。
【0027】
図5は断面図である。ピボットアーム240の移動は大きさ「A」を閉鎖させ、突起211を受容部241から解放させる。これは、ピボットアーム240が移動の全作動範囲にわたって揺動することを許容する。
【0028】
図6は下方から見た斜視図である。この実施形態はリムーバブルクリップ190がまだ所定位置にある取付け形態として示されている。
【0029】
図7は
図6の細部である。突起211は受容部241に係合する。
【0030】
図8は下方から見た斜視図である。クリップ190は除去されている。ピボットアーム240はベース200から離間している。
【0031】
図9は
図8の細部である。突起211はもはや受容部241に係合しない。ピボットアーム240は自由に、シャフト120の周りに回転する。これは作動形態である。
【0032】
図10は下方から見た斜視図である。ピボットアーム240は
図8に示された位置から平均的な作動位置まで回転している。
【0033】
図11は側面図である。突起211はピボットアーム240の動きをストッパ247とストッパ248の間に制限する。ストッパ247とストッパ248はピボットアーム240の作動範囲を規定する。
【0034】
図12は上方から見た斜視図である。この実施形態はリムーバブルクリップ190が取り付けられた取付け形態として示されている。クリップ190はピボットアーム140をベース100に向かって押圧し、これにより、バネ力を発生するスプリング130を部分的に押圧する。
【0035】
図13は断面図である。ピボットアーム140は大きさ「A」だけ押圧される。大きさ「A」は部分191の厚さである。取付け形態では、突起141は受容部111に係合する。受容部111はストッパ112とストッパ113の間に規定される。これは、ピボットアーム140をベースに対して所定位置にロックする効果を有する。これは取付け形態と呼ばれる。
【0036】
図14は上方から見た斜視図である。取付けを設置済み形態へ完了させるため、リムーバブルクリップ190が取付け作業者により手で除去される。これにより、ピボットアーム140はベース100から離間してリテーナ121に係合する。
【0037】
図15は断面図である。ピボットアーム140の移動は大きさ「A」を閉鎖させ、突起141を受容部111から解放させる。これは、ピボットアーム140が移動の全作動範囲にわたって揺動することを許容する。
【0038】
図16は上方から見た斜視図である。この実施形態はリムーバブルクリップ190がまだ所定位置にある取付け形態として示されている。
【0039】
図17は
図16の細部である。突起141は受容部111に係合する。
【0040】
図18は上方から見た斜視図である。クリップ190は除去されている。ピボットアーム140はベース100から離間している。
【0041】
図19は
図18の細部である。突起141はもはや受容部111に係合しない。ピボットアーム140は自由に、シャフト120の周りに回転する。これは作動形態と呼ばれる。
【0042】
図20は上方から見た斜視図である。ピボットアーム140は
図18に示された位置から平均的な作動位置まで回転している。
【0043】
図21は側面図である。突起141はピボットアーム140の動きをストッパ113とストッパ116の間に制限する。ストッパ113とストッパ116はピボットアーム140の作動範囲を規定する。平均的な作動位置は作動範囲内に含まれる。
【0044】
本発明の形態が説明されたが、ここに記載された発明の精神と範囲から逸脱することなく、当業者が、構成と部分の関係と方法において変形を施すことは自明である。特に注記されない限り、図面に示された要素は尺度を表さない。さらに、「means for」または「step for」の語句が特定の請求項において明確に用いられていない限り、添付された特許請求の範囲の要素のいずれかが米国特許法第112条(f)の問題を引き起こすことは意図していない。本件の開示は、図面に示され、またここに記載された、代表的な実施形態または数値の大きさに限定されるものではない。
【国際調査報告】