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特表2022-538748ブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-06
(54)【発明の名称】ブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/26 20120101AFI20220830BHJP
   H04L 9/32 20060101ALI20220830BHJP
【FI】
G06Q50/26
H04L9/32 200Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021570783
(86)(22)【出願日】2020-03-16
(85)【翻訳文提出日】2021-12-01
(86)【国際出願番号】 CN2020079531
(87)【国際公開番号】W WO2020258925
(87)【国際公開日】2020-12-30
(31)【優先権主張番号】201910573416.5
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521517957
【氏名又は名称】ジンドン テクノロジー ホールディング カンパニー,リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】ニエ,エルバオ
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC37
(57)【要約】
本願はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体を提供し、方法は、監視ノードが前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信することと、予め設定された時間が経過した後、監視ノードが、前記少なくとも1つの評価ノードから選択して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードすることと、前記監視ノードが前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む。それにより、当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視ノードが前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信することと、
予め設定された時間が経過した後、監視ノードが、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードすることと、
前記監視ノードが前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項2】
前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードした後、
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定することと、
前記評価ノードの投票オプションと最も高いリワードに対応する前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定することと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
評価ノードが、監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信することと、
前記評価ノードが前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送することと、
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項7】
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙することは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定することと、
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することとを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することの後、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択することにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する必要があり、
それに応じて、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することの後、さらに、
いずれかの前記検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出すると、各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することを実行することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙された検証ノードが前記ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得することと、
各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことと、
検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項12】
前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含み、
それに応じて、前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定することと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うこととを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことを含む、
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることは、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすること、又は、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードして、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することを含む、
ことを特徴とする請求項11~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信するための投票要求送信モジュールと、
予め設定された時間が経過した後、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュールと、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュールとを含む、
ことを特徴とする監視ノード。
【請求項16】
前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される、
ことを特徴とする請求項15に記載の監視ノード。
【請求項17】
前記監視ノードは、
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行するためのリワード発行モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の監視ノード。
【請求項18】
前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果のうちの投票数が最も多く、最も高いリワードに対応する最適な投票オプションを決定するための最適な投票オプション決定ユニットと、
前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第1の発行ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の監視ノード。
【請求項19】
前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定するための割合決定ユニットと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第2の発行ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の監視ノード。
【請求項20】
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュールと、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュールと、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてサービスのリスクを評価する選挙モジュールとを含む、
ことを特徴とする評価ノード。
【請求項21】
前記選挙モジュールは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定するための決定ユニットと、
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する選挙ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項20に記載の評価ノード。
【請求項22】
前記選挙モジュールは、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択し、それにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクするビリング検証ノード選挙ユニットをさらに含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の評価ノード。
【請求項23】
前記決定ユニットは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定するために用いられる、
ことを特徴とする請求項21又は22に記載の評価ノード。
【請求項24】
前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する必要があり、
それに応じて、前記選挙モジュールは、
いずれかの前記検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないとことを検出するための検出ユニットと、
各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することを実行するためのサイクルユニットとをさらに含む、
ことを特徴とする請求項21~23のいずれか一項に記載の評価ノード。
【請求項25】
検証ノードであって、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得するために用いられ、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙される、評価結果取得モジュールと、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュールと、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュールとを含む、
ことを特徴とする検証ノード。
【請求項26】
前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含み、
それに応じて、前記検証モジュールは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定するための評価ノード決定ユニットと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に対して検証を行うための第1の検証ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項25に記載の検証ノード。
【請求項27】
前記検証モジュールは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に対して検証を行うための第2の検証ユニットを含む、
ことを特徴とする請求項25又は26に記載の検証ノード。
【請求項28】
前記第2のブロック生成モジュールは、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードするための第1のアップロードユニット、又は、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードするための第2のアップロードユニットであって、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のアップロードユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項25~27のいずれか一項に記載の検証ノード。
【請求項29】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項1~5のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする監視ノード。
【請求項30】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項6~10のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする評価ノード。
【請求項31】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする検証ノード。
【請求項32】
コンピュータ実行指令が記憶され、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるときに請求項1~5又は6~10又は11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行するときに、前記プログラムコードは請求項1~5又は6~10又は11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2019年6月28日に中国特許局に出願され、出願番号は2019105734165であり、出願の名称は「ブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願はブロックチェーンの分野に関し、特にブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットの発展に伴い、近年、ますます多くの革新的なサービスが登場している。革新的なサービスの生成は一方で経済的、技術の発展を促進することができるが、他方では、一部の革新的なサービスに違法、ユーザに経済的損失をもたらすという問題も存在する。
革新的なサービスをユーザに与える損失が最も低くなるために、従来の技術において、監視部門は一般的にある革新的なサービスがユーザに損失を与えるときに、当該革新的なサービスがリスクを有することを決定し、つまり予め設定された懲罰的な対策を採用して革新的なサービスを処理する。
しかし、懲罰的な対策を採用して革新的なサービスを処理することは救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができず、ある程度で、ユーザの損失を引き起こし、ユーザ体験が悪いことをもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の目的はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体を提供することであり、従来の革新的なサービス処理方法は救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができないという技術的問題を解決するために用いられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の第1の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、前記方法は、
監視ノードがブロックチェーンにおいて投票要求を送信することであって、ここで、前記投票要求はサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンは前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むことと、
予め設定された時間が経過した後、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードすることであって、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得されることと、
前記監視ノードがは前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することと、を含む。
【0006】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードにより検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【0007】
1つの可能な設計において、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定することと、
前記評価ノードの投票オプションと最も高いリワードに対応する前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む。
【0008】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定し、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求を積極的に投票するように励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0009】
本願の第2の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、前記方法は、
評価ノードが監視ノードがブロックチェーンに配信した投票要求を受信することと、
前記評価ノードが前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送することと、
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選択し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することと、を含む。
【0010】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0011】
1つの可能な設計において、前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙することは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定することと、
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することと、を含む。
【0012】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することにより、投票結果に対する検証を実現する上で、検証過程の公平性を向上させることができる。
【0013】
本願の第3の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、
前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙された検証ノードがブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得することと、
各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことと、
検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む。
【0014】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0015】
本願の第4の態様は監視ノードが提供され、
監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信するための投票要求送信モジュールと、
予め設定された時間が経過した後、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュールと、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュールとを含む。
【0016】
本実施例に係る監視ノードは、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスに対してリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0017】
本願の第5の態様は評価ノードが提供され、
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュールと、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュールと、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙するための選挙モジュールであって、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する選挙モジュールとを含む。
【0018】
本実施例に係る評価ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0019】
本願の第6の態様は検証ノードが提供され、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得するために用いられ、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙される、評価結果取得モジュールと、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュールと、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュールとを含む。
【0020】
本実施例に係る検証ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果にブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0021】
本願の第7の態様は監視ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第1の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0022】
本願の第8の態様は評価ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第2の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0023】
本願の第9の態様は検証ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第3の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0024】
本願の第10の態様はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行指令が記憶され、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるときに第1の態様又は第2の態様又は第3の態様に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0025】
本願に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体は、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本願の実施例1に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図2】本願の実施例2に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図3】本願の実施例3に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図4】本願の実施例4に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図5】本願の実施例5に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図6】本願の実施例6に係る監視ノードの模式的な構成図である。
図7】本願の実施例7に係る評価ノードの模式的な構成図である。
図8】本願の実施例8に係る検証ノードの模式的な構成図である。
図9】本願の実施例9に係る監視ノードの模式的な構成図である。
図10】本願の実施例10に係る評価ノードの模式的な構成図である。
図11】本願の実施例11に係る検証ノードの模式的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本願の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下は本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術案を明確で、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて得られた全ての他の実施例は、いずれも本願の保護する範囲に属する。
【0028】
上記言及された従来の革新的なサービスの処理方法は救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができないという技術的問題について、本願はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体を提供する。
【0029】
なお、本願に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体はいずれかのサービスのリスク評価シーンに適用されることができる。
【0030】
まず本願に関する名詞を解釈する。
ブロックチェーン:ブロックチェーンは分散型データ記憶、アドホックモード伝送、合意メカニズム、暗号アルゴリズムなどのコンピュータ技術の新型応用モードである。
【0031】
図1は本願の実施例1に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図1に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
【0032】
ステップ101、監視ノードはブロックチェーンで投票要求を送信する。ここで、前記投票要求はサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンには前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含む。
【0033】
本実施例の実行主体は監視ノードであり、当該監視ノードはユーザ端末又はサーバであってもよい。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンは当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンにおいて投票要求を配信してもよく、ここで、当該投票要求はリスク評価を行う必要がある革新的なサービスのサービス情報及び投票オプションを含んでもよく、例を挙げれば、当該投票オプションには「はい」又は「いいえ」、優れる/良好/普通/悪い又はいずれかの採点メカニズムを含んでもよく、それにより当該投票オプションに基づいて評価ノードが投票ルールを把握することができる。また、当該投票要求にはさらに当該投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間及び当該投票要求を開始させる監視構成識別子をさらに含んでもよく、それによりリワードを発行することで、より多くの評価ノードが投票することを報奨することができる。当該リワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間は、スマート契約に予め書き込まれる。
【0034】
なお、上記革新的なサービスはいずれの分野のサービス情報であってもよく、例えば、それは金融系の革新的なサービスであってもよく、本願はここで制限しない。
【0035】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される。
【0036】
本実施例において、当該投票要求は監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後にブロックチェーンに送信するものである。具体的には、監視ノードは予め設定された検出方法によって現在新しいサービスの生成があるか否かを検出してもよく、例を挙げれば、現在新しいサービスAPPのオンラインがあるか否かを定期的に検出してもよく、又はいずれかの検出方式を採用して新しいサービスに対する検出を実現してもよく、本願はここで制限しない。なお、監視ノードは新しいサービスが発生したことを検出した後、直ちにブロックチェーンにおいて当該投票要求を送信し、それによりサービスの監視が間に合わなくて、ユーザに与える損失を効果的に回避することができる。
【0037】
ステップ102、予め設定された時間が経過した後、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードし、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される。
【0038】
本実施形態において、ブロックチェーンにおける全ての評価ノードは当該投票要求を受信した後、当該投票要求に基づいて投票を行って、投票結果をブロックチェーンに放送してもよい。投票結果の正当性を検証するために、少なくとも1つの検証ノードを選挙して投票結果を検証する必要がある。なお、スマート契約に既に投票が締切られる予め設定された時間が予め書き込まれ、したがって、予め設定された時間後に、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果を取得して、当該全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、当該ブロックをブロックチェーンにリンクしてもよい。
【0039】
ステップ103、前記監視ノードは前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0040】
本実施形態において、監視ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して当該ブロックをブロックチェーンにリンクした後、当該ブロックにおける投票情報に基づいて当該サービスのリスクを評価するか否かを決定してもよい。実際の応用を例として、現在100個の投票結果があり、そのうち80個の評価結果が「優れる」であり、10個の評価結果が「良好」であり、6個の評価結果が「普通」であり、4個の評価結果が「悪い」であると、中等以上の評価が大部分を占めるため、このときに当該サービスリスクが低いと判定することができ、このとき、当該サービスに対してリスク評価を行う必要がある。実施可能な様態として、監視者が当該サービスのリスクを評価するか否かをより直感的に決定することができるように、投票結果を統計図の方式で表示する。さらに、サービスのリスクを決定した後、さらにサービスのリスクに基づいてリスクに対応する監視対策を取って当該サービスを処理してもよい。
【0041】
なお、従来の技術において、監視機構はコスト等の面により、大規模な調査研究によって金融機構の革新的なサービスに発生する可能性のある問題を決定することができず、このような問題の発生の影響を評価するときに、合理的で科学的なメカニズムがなく、常に従来の技術ユニットによってデータ及び情報を収集して評価し、かつ監視対策を取る根拠とすることしかできず、明らかに、情報取得の角度から見ると、非常に限られ、明らかな制限性を有する。上記方法を採用して複数の評価ノードによって投票を行い、それにより大量の評価情報を取得することができ、さらに従来の技術における監視方法の限界性の問題を効果的に解決することができる。
【0042】
また、監視対策は金融機構のサービス行為に対する強い拘束性を有するため、一旦実施すると、すぐ効果が現れ、それにより引き起こされた結果は急激である可能性があり、それにより生成された影響も推定しにくく、ひいては対策の「過激性」によって金融革新に打撃を与える可能性があり、さらに金融市場の情報を受圧させ、逆の作用を果たす。上記方法は異なるサービスリスクに対してリスクに対応する監視方法を採用することにより、従来の監視方法による過激性を効果的に回避することができる。
【0043】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【0044】
さらに、上記のいずれかの実施例をベースとして、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードした後、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することをさらに含む。
【0045】
本実施例において、評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますために、スマート契約にリワード発行のルールを予め書き込んでもよい。そこで、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつブロックをブロックチェーンにアップロードした後、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行してもよい。
【0046】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することにより、評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するために基礎を提供する。
【0047】
図2は本願の実施例2に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、上記いずれかの実施例をベースとして、図2に示すように、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、以下のステップを含む。
ステップ201、前記全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定する。
ステップ202、前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行する。ここで、前記最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する。
【0048】
本実施例において、異なる投票オプションに異なるリワード金額を設けてもよい。具体的には、まず全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定して、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの間の近接程度に基づいて当該評価ノードにリワード発行を行い、ここで最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する。実際の応用例を例として、現在100個の投票結果があり、そのうちの80個の評価結果が「優れる」であり、10個の評価結果が「良好」であり、6個の評価結果が「普通」であり、4個の評価結果が「悪い」であれば、そのうちの最適な投票オプションが「優れる」であり、このとき、投票オプションが「優れる」である評価ノードが最も高いリワード金額を取得することができ、その次の投票オプションが「良好」である評価ノードであり、投票オプションが「悪い」の評価ノードで得られたリワードが最も少ない。具体的には、数式1~3によって、リワードの計算を実現することができる。
【数1】
【0049】
ここで、mは投票結果が最適な投票オプションである評価ノードの数とし、
【数2】
は投票に参加する評価ノードの総数とし、i最適な投票オプションは最適な投票オプションに対応する重み値であり、Ω最適な投票オプションは最適な投票オプションに対応するリワード総額であり、Ω他の投票オプションは他の投票オプションのリワード総額である。
【0050】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定することにより、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否か決定するための基礎を提供する。
【0051】
好ましくは、上記いずれかの実施例をベースとして、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定することと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む。
【0052】
本実施例において、異なる投票オプションに異なるリワード金額を設けてもよい。具体的には、まず全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定して、当該割合情報に基づいて評価ノードにリワードの発行を行ってもよい。投票オプションの占める割合が高いほど、各投票オプションに対応する評価ノードは高いリワードを得ることができる。
【0053】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定し、割合情報に基づいて評価ノードにリワードを発行し、これにより評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0054】
図3は本願の実施例3に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図3に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
ステップ301、評価ノードは監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信する。
ステップ302、前記評価ノードは前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送する。
ステップ303、前記評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0055】
本実施例の実行主体は評価ノードである。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンには当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンに投票要求を配信してもよく、それに応じて、評価ノードは当該投票要求を受信してもよく、ここで、当該投票要求において、サービス情報及び投票オプション、投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間、及び当該投票要求を開始させる監視構成識別子を含む。そこで、評価ノードは当該投票要求に基づいて投票を行って、投票後に投票結果を自身の秘密鍵によって署名してブロックチェーンに放送してもよい。このときには、各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて、少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよく、それにより検証ノードは当該投票結果を検証することができて、検証された投票結果に基づいてブロックを生成してブロックチェーンにアップロードし、全ての投票結果がいずれも検証されて済んだ後、監視ノードは検証された後の全ての投票結果に基づいてブロックを生成してブロックチェーンにアップロードし、その後に全ての投票結果に基づいて当該サービスのリスクを評価するか否かを決定することができる。
【0056】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に対して投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0057】
図4は本願の実施例4に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、上記いずれかの実施例に基づいて、前記評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、以下のステップを含む。
ステップ401、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定し、ここで、前記乱数は前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい。
ステップ402、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する。
【0058】
本実施例において、各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよい。具体的には、まず投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定してもよく、ここで、当該乱数は投票に参加する全ての評価ノードの数より小さく、当該乱数nと投票に参加する全ての評価ノードの数mとの間には以下の関係を満たしてもよい。m-n<m/3、かつm-nは奇数とする。なお、検証ノードの数が多いほど、検証結果がより正確になり、それに応じてシステム負荷が大きくなり、したがって、実際の状況に応じて乱数を設定してもよく、本願はここで制限しない。例を挙げれば、システムの処理能力が悪い場合、1つの検証ノードを設けてもよく、システムの処理能力が高い場合、複数の検証ノードを設けてもよい。評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを少なくとも1つの検証ノードとしてランダムに選択する。乱数が不確定なため、対応して選挙された検証ノードもランダム性を有するため、検証プロセスの公平性を保証することができる。
【0059】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、評価ノードにおいて、投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することにより、投票結果に対する検証を実現する上で、検証過程の公平性を向上させることができる。
【0060】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択した後、以下をさらに含む。
【0061】
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択することにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクすること。
【0062】
本実施例において、検証ノードの数が1つであれば、当該検証ノードはビリング検証ノードであってもよく、当該検証ノードは検証されて済んだ後、検証された投票結果をブロックチェーンに直接にアップロードしてもよい。検証ノードが複数であれば、各検証ノードはいずれも投票結果を検証してもよいが、各検証ノードはいずれもビリング権があるわけではなく、このとき、予め設定された合意メカニズムによって少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択してもよく、それにより各検証ノードがいずれも検証した後、当該ビリング検証ノードは全ての投票結果をブロックチェーンにアップロードする。なお、いずれかの合意メカニズムを採用してビリング検証ノードの決定を実現してもよく、本願はここで限定されない。
【0063】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、予め設定された合意メカニズムによって、少なくとも1つの検証ノードにおいて、1つのビリング検証ノードを選択することにより、ビリング検証ノードは全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンにリンクし、それによりビリング検証ノードの決定を実現することができ、その後にサービスリスク評価を行うか否かを決定するための基礎を提供する。
【0064】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することを含む。
【0065】
本実施例において、投票の評価ノードが多くて、総投票時間帯が長く、したがって、リスク評価効率をさらに向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避するために、全ての投票時間を複数の時間帯に分割することができ、例えば、総投票時間帯が三日であれば、当該総投票時間帯を3つの時間帯に分け、毎日一回の検証を行ってもよい。それに応じて、各時間帯に対して、少なくとも1つの検証ノードを選択する必要があり、そこで、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数に対応する検証ノードをランダムに選択することができる。
【0066】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票時間を複数の時間帯に分割し、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することができて、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数量に対応する検証ノードをランダムに選択してもよく、それによりリスク評価効率を効果的に向上させ、ヒステリシス生成ユーザに与える損失を回避し、また、全ての投票結果をバッチで処理し、さらに検証ノードのプロセッサに負荷を与えることを効果的に低減させ、検証効率を向上させることができる。
【0067】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する必要がある。
それに応じて、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択した後、
いずれかの前記検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出すると、
各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行することをさらに含む。
【0068】
本実施例において、検証効率をさらに向上させるために、いずれかの評価ノードが検証ノードとして選択された後、確認情報を送信する必要があり、それにより投票結果をタイムリーに検証することができることを保証する。それに応じて、いずれかの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、当該確認情報を送信しないことを検出すると、各検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行してもよい。
【0069】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、いずれかの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、当該確認情報を送信しないことを検出すると、各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行し、それにより選択された検証ノードが投票結果をタイムリーに検証することを保証し、検証効率を向上させ、さらにヒステリシスの問題を解決し、ユーザに不必要な損失をもたらすことを回避する。
【0070】
図5は本願の実施例5に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図5に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
ステップ501、検証ノードはブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得する。前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙されたものである。
ステップ502、各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行う。
ステップ503、検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0071】
本実施例の実行主体は検証ノードである。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンには当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンに投票要求を配信してもよく、それに応じて、評価ノードは当該投票要求を受信してもよく、ここで、当該投票要求において、サービス情報及び投票オプション、投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間、及び当該投票要求を開始させる監視構成識別を含む。そこで、評価ノードは当該投票要求に基づいて投票を行って、投票後に投票結果を自身の秘密鍵によって署名してブロックチェーンに放送してもよい。各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよい。このとき、検証ノードは全ての評価ノードから送信された投票結果を取得し、各投票結果に対して、当該投票結果に検証を行って、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンにリンクしてもよい。それにより、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0072】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0073】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票結果は前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含む。
それに応じて、前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定することと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うこととを含む。
【0074】
本実施例において、投票結果には当該投票結果を放送する評価ノードの識別子を含み、そこで、投票結果を取得した後、まず当該評価ノード識別子に基づいて当該投票結果を放送する評価ノードを決定して、予め記憶された当該評価ノードの公開鍵に基づいて当該投票結果を検証することができる。
【0075】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、当該評価ノード識別子に基づいて当該投票結果を放送する評価ノードを決定して、予め記憶された当該評価ノードの公開鍵に基づいて当該投票結果に検証を行うことにより、投票結果を検証するか否かを効果的に決定し、リスク評価の安全性を向上させることができる。
【0076】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことを含む。
【0077】
本実施例において、投票の評価ノードが多くて、総投票時間帯が長く、したがって、リスク評価効率をさらに向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避するために、全ての投票時間を複数の時間帯に分割することができる。それに応じて、各時間帯に対して、少なくとも1つの検証ノードを選択する必要があり、そこで、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数に対応する検証ノードをランダムに選択することができる。検証ノードは予め設定された時間帯内の各投票結果に対して検証を行えばよい。
【0078】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票時間を複数の時間帯に分割し、各予め設定された時間帯の各投票結果に対して検証を行って、それによりリスク評価効率を効果的に向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避し、また、全ての投票結果をバッチで処理し、さらに検証ノードのプロセッサに負荷を与えることを効果的に低減させ、検証効率を向上させることができる。
【0079】
さらに、上記のいずれかの実施例をベースとして、前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることは、
前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすること、又は、
前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードして、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することを含む。
【0080】
本実施例において、検証された投票結果に基づいて生成されたブロックはブロックチェーンのメインチェーンに直接に接続されてもよく、好ましくは、メインチェーンの負荷を軽減するために、分岐チェーンに接続されてもよい。具体的に、検証ノードは検証された投票結果に基づいて、ブロックを生成して、ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすることができる。実施可能な方式として、検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードする。なお、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、メインチェーンは分岐チェーンの有効性を判定する必要があり、具体的には分岐チェーン中の一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することにより分岐チェーンの有効性の判断を実現することができる。
【0081】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードし、又は、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードして、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、ブロックチェーンのメインチェーンが部分の分岐チェーンのマークルツリーを検証することにより、分岐チェーンの有効性に検証を行って、分岐チェーンが有効することを検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、それによりメインチェーンの負荷を低減させた上で、メインチェーンの安全性を保証することができる。
【0082】
図6は本願の実施例6に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図6に示すように、前記監視ノードは、
ブロックチェーンにおいて投票要求を送信するための投票要求送信モジュール61であって、ここで、前記投票要求にはサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンには前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含む投票要求送信モジュール61と、
予め設定された時間が経過した後、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュール62であって、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される第1のブロック生成モジュール62と、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュール63とを含む。
【0083】
本実施例に係る監視ノードは、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいて、リスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0084】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される。
【0085】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記監視管理ノードは
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行するためのリワード発行モジュールをさらに含む。
【0086】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定するための最適な投票オプション決定ユニット、
前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第1の発行ユニットであって、ここで、前記最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する第1の発行ユニットとを含む。
【0087】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記リワード発行モジュールは
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定するための割合決定ユニットと
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第2の発行ユニットとを含む。
【0088】
図7は本願の実施例7に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図7に示すように、前記監視ノードは、
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュール71と、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュール72と、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙するための選挙モジュール73であって、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する選挙モジュール73と、を含む。
【0089】
本実施例に係る評価ノードは、全ての投票結果のうちの投票数が最も多い最適な投票オプションを決定することにより、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求を積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0090】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記選挙モジュールは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定するための決定ユニットであって、ここで、前記乱数は前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい決定ユニットと、
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する選挙ユニットとを含む。
【0091】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記選挙モジュールは、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択し、それにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクするビリング検証ノード選挙ユニットとをさらに含む。
【0092】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記決定ユニットは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することに用いられる。
【0093】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する必要がある。
それに応じて、前記選挙モジュールは、
いずれかの前記検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないとことを検出するための検出ユニットと、
各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまでに、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行するためのサイクルユニットとをさらに含む。
【0094】
図8は本願の実施例8に係る検証ノードの模式的な構成図であり、図8に示すように、前記検証ノードはは、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された評価結果を取得するための評価結果取得モジュール81であって、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙されたものである評価結果取得モジュール81と、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュール82と、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュール83とを含む。
【0095】
本実施例に係る検証ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0096】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含む。
それに応じて、前記検証モジュールは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定するための評価ノード決定ユニットと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うための第1の検証ユニットとを含む。
【0097】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記検証モジュールは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うための第2の検証ユニットを含む。
【0098】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記第2のブロック生成モジュールは、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードするための第1のアップロードユニット、又は、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードして、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する第2のアップロードユニットを含む。
【0099】
図9は本願の実施例9に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図9に示すように、前記監視ノードはメモリ91とプロセッサ92とを含む。
メモリ91は前記プロセッサ92により実行可能な指令を記憶するためのメモリである。
ここで、前記プロセッサ92は前記プロセッサ92によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0100】
図10は本願の実施例10に係る評価ノードの模式的な構成図であり、図10に示すように、前記評価ノードはメモリ111とプロセッサ112とを含む。
メモリ111は、前記プロセッサ112により実行可能な指令を記憶するためのメモリ111である。
ここで、前記プロセッサ112は前記プロセッサ112によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0101】
図11は本願の実施例11に係る評価ノードの模式的な構成図であり、図11に示すように、前記検証ノードはメモリ121とプロセッサ122とを含む。
メモリ121は、前記プロセッサ122により実行可能な指令を記憶するためのメモリ121である。
ここで、前記プロセッサ122は前記プロセッサ122によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0102】
本願の他の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行指令が記憶され、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるときに上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる。
【0103】
本願の他の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供し、プログラムコードを含み、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行するときに、前記プログラムコードは上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行する。
【0104】
当業者であれば、説明の便宜上簡潔にするために、上述の説明したデバイスの具体的な動作過程は、前述の方法実施例における対応する過程を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0105】
一般的な当業者は、上記各方法を実現する実施例の全部又は一部のステップはプログラム指令に関連するハードウェアによって完成してもよいことを理解することができる。前述のプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。当該プログラムは実行されるときに、上記各方法実施例を含むステップを実行する。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどの様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0106】
最後に説明すべきことは以下のとおりである。以上の各実施例は本願の技術案を説明するだけであり、それを限定するものではない。前述の各実施例を参照して本願を詳細に説明したが、一般的な当業者であれば理解すべきことは、依然として前述の各実施例に記載の技術案を修正するか、又はそのうちの一部又は全ての技術的特徴に対して同等置換を行うことができることである。これらの修正又は置換は、対応する技術案の本質を本願の各実施例の技術案の範囲から逸脱させない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【手続補正書】
【提出日】2021-12-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2019年6月28日に中国特許局に出願され、出願番号は2019105734165であり、出願の名称は「ブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体」の中国特許出願の優先権を主張し、その全ての内容は引用により本願に組み込まれる。
【0002】
本願はブロックチェーンの分野に関し、特にブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
インターネットの発展に伴い、近年、ますます多くの革新的なサービスが登場している。革新的なサービスの生成は一方で経済的、技術の発展を促進することができるが、他方では、一部の革新的なサービスに違法、ユーザに経済的損失をもたらすという問題も存在する。
革新的なサービスをユーザに与える損失が最も低くなるために、従来の技術において、監視部門は一般的にある革新的なサービスがユーザに損失を与えるときに、当該革新的なサービスがリスクを有することを決定し、つまり予め設定された懲罰的な対策を採用して革新的なサービスを処理する。
しかし、懲罰的な対策を採用して革新的なサービスを処理することは救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができず、ある程度で、ユーザの損失を引き起こし、ユーザ体験が悪いことをもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の目的はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体を提供することであり、従来の革新的なサービス処理方法は救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができないという技術的問題を解決するために用いられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の第1の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、前記方法は、
監視ノードがブロックチェーンにおいて投票要求を送信することであって、ここで、前記投票要求はサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンは前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むことと、
予め設定された時間が経過した後、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードすることであって、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得されることと、
前記監視ノードがは前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することと、を含む。
【0006】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードにより検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【0007】
1つの可能な設計において、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定することと、
前記評価ノードの投票オプションと最も高いリワードに対応する前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む。
【0008】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定し、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求を積極的に投票するように励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0009】
本願の第2の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、前記方法は、
評価ノードが監視ノードがブロックチェーンに配信した投票要求を受信することと、
前記評価ノードが前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送することと、
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選択し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することと、を含む。
【0010】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0011】
1つの可能な設計において、前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙することは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定することと、
前記全ての評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することと、を含む。
【0012】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することにより、投票結果に対する検証を実現する上で、検証過程の公平性を向上させることができる。
【0013】
本願の第3の態様はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法が提供され、
前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙された検証ノードがブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得することと、
各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことと、
検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む。
【0014】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0015】
本願の第4の態様は監視ノードが提供され、
監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信するための投票要求送信モジュールと、
予め設定された時間が経過した後、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュールと、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュールとを含む。
【0016】
本実施例に係る監視ノードは、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスに対してリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0017】
本願の第5の態様は評価ノードが提供され、
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュールと、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュールと、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙するための選挙モジュールであって、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する選挙モジュールとを含む。
【0018】
本実施例に係る評価ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0019】
本願の第6の態様は検証ノードが提供され、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得するために用いられ、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙される、評価結果取得モジュールと、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュールと、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュールとを含む。
【0020】
本実施例に係る検証ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果にブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0021】
本願の第7の態様は監視ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第1の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0022】
本願の第8の態様は評価ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第2の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0023】
本願の第9の態様は検証ノードが提供され、メモリとプロセッサとを含み、
メモリは前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって第3の様態に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0024】
本願の第10の態様はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行指令が記憶され、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるときに第1の態様又は第2の態様又は第3の態様に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0025】
本願に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体は、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本願の実施例1に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図2】本願の実施例2に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図3】本願の実施例3に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図4】本願の実施例4に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図5】本願の実施例5に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図である。
図6】本願の実施例6に係る監視ノードの模式的な構成図である。
図7】本願の実施例7に係る評価ノードの模式的な構成図である。
図8】本願の実施例8に係る検証ノードの模式的な構成図である。
図9】本願の実施例9に係る監視ノードの模式的な構成図である。
図10】本願の実施例10に係る評価ノードの模式的な構成図である。
図11】本願の実施例11に係る検証ノードの模式的な構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本願の実施例の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下は本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術案を明確で、完全に説明し、明らかに、説明された実施例は本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本願における実施例に基づいて得られた全ての他の実施例は、いずれも本願の保護する範囲に属する。
【0028】
上記言及された従来の革新的なサービスの処理方法は救済の効果だけを果たすことができ、それは革新的なサービスのリスクを予め評価することができないという技術的問題について、本願はブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体を提供する。
【0029】
なお、本願に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法、装置及び可読記憶媒体はいずれかのサービスのリスク評価シーンに適用されることができる。
【0030】
まず本願に関する名詞を解釈する。
ブロックチェーン:ブロックチェーンは分散型データ記憶、アドホックモード伝送、合意メカニズム、暗号アルゴリズムなどのコンピュータ技術の新型応用モードである。
【0031】
図1は本願の実施例1に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図1に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
【0032】
ステップ101、監視ノードはブロックチェーンで投票要求を送信する。ここで、前記投票要求はサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンには前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含む。
【0033】
本実施例の実行主体は監視ノードであり、当該監視ノードはユーザ端末又はサーバであってもよい。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンは当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンにおいて投票要求を配信してもよく、ここで、当該投票要求はリスク評価を行う必要がある革新的なサービスのサービス情報及び投票オプションを含んでもよく、例を挙げれば、当該投票オプションには「はい」又は「いいえ」、優れる/良好/普通/悪い又はいずれかの採点メカニズムを含んでもよく、それにより当該投票オプションに基づいて評価ノード投票ルールを把握させることができる。また、当該投票要求にはさらに当該投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間及び当該投票要求を開始させる監視構成識別子をさらに含んでもよく、それによりリワードを発行することで、より多くの評価ノードが投票することを報奨することができる。当該リワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間は、スマート契約に予め書き込まれる。
【0034】
なお、上記革新的なサービスはいずれの分野のサービスであってもよく、例えば、それは金融系の革新的なサービスであってもよく、本願はここで制限しない。
【0035】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される。
【0036】
本実施例において、当該投票要求は監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後にブロックチェーンに送信するものである。具体的には、監視ノードは予め設定された検出方法によって現在新しいサービスの生成があるか否かを検出してもよく、例を挙げれば、現在新しいサービスAPPのオンラインがあるか否かを定期的に検出してもよく、又はいずれかの検出方式を採用して新しいサービスに対する検出を実現してもよく、本願はここで制限しない。なお、監視ノードは新しいサービスが発生したことを検出した後、直ちにブロックチェーンにおいて当該投票要求を送信し、それによりサービスの監視が間に合わなくて、ユーザに与える損失を効果的に回避することができる。
【0037】
ステップ102、予め設定された時間が経過した後、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードし、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される。
【0038】
本実施形態において、ブロックチェーンにおける全ての評価ノードは当該投票要求を受信した後、当該投票要求に基づいて投票を行って、投票結果をブロックチェーンに放送してもよい。投票結果の正当性を検証するために、少なくとも1つの検証ノードを選挙して投票結果を検証する必要がある。なお、スマート契約に既に投票が締切られる予め設定された時間が予め書き込まれ、したがって、予め設定された時間後に、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果を取得して、当該全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、当該ブロックをブロックチェーンにリンクしてもよい。
【0039】
ステップ103、前記監視ノードは前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0040】
本実施形態において、監視ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して当該ブロックをブロックチェーンにリンクした後、当該ブロックにおける投票情報に基づいて当該サービスのリスクを評価するか否かを決定してもよい。実際の応用を例として、現在100個の投票結果があり、そのうち80個の投票結果が「優れる」であり、10個の投票結果が「良好」であり、6個の投票結果が「普通」であり、4個の投票結果が「悪い」であると、中等以上の評価が大部分を占めるため、このときに当該サービスリスクが低いと判定することができ、このとき、当該サービスに対してリスク評価を行う必要がある。実施可能な様態として、監視者が当該サービスのリスクを評価するか否かをより直感的に決定することができるように、投票結果を統計図の方式で表示する。さらに、サービスのリスクを決定した後、さらにサービスのリスクに基づいてリスクに対応する監視対策を取って当該サービスを処理してもよい。
【0041】
なお、従来の技術において、監視機構はコスト等の面により、大規模な調査研究によって金融機構の革新的なサービスに発生する可能性のある問題を決定することができず、このような問題の発生の影響を評価するときに、合理的で科学的なメカニズムがなく、常に従来の技術ユニットによってデータ及び情報を収集して評価し、かつ監視対策を取る根拠とすることしかできず、明らかに、情報取得の角度から見ると、非常に限られ、明らかな制限性を有する。上記方法を採用して複数の評価ノードによって投票を行い、それにより大量の評価情報を取得することができ、さらに従来の技術における監視方法の限界性の問題を効果的に解決することができる。
【0042】
また、監視対策は金融機構のサービス行為に対する強い拘束性を有するため、一旦実施すると、すぐ効果が現れ、それにより引き起こされた結果は急激である可能性があり、それにより生成された影響も推定しにくく、ひいては対策の「過激性」によって金融革新に打撃を与える可能性があり、さらに金融市場の情報を受圧させ、逆の作用を果たす。上記方法は異なるサービスリスクに対してリスクに対応する監視方法を採用することにより、従来の監視方法による過激性を効果的に回避することができる。
【0043】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価を行い、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定することができ、ユーザに損失をもたらすことを回避する。
【0044】
さらに、上記のいずれかの実施例をベースとして、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードした後、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することをさらに含む。
【0045】
本実施例において、評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますために、スマート契約にリワード発行のルールを予め書き込んでもよい。そこで、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつブロックをブロックチェーンにアップロードした後、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行してもよい。
【0046】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することにより、評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するために基礎を提供する。
【0047】
図2は本願の実施例2に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、上記いずれかの実施例をベースとして、図2に示すように、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、以下のステップを含む。
ステップ201、前記全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定する。
ステップ202、前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行し、ここで、前記最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する。
【0048】
本実施例において、異なる投票オプションに異なるリワード金額を設けてもよい。具体的には、まず全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定して、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの間の近接程度に基づいて当該評価ノードにリワード発行を行い、ここで最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する。実際の応用例を例として、現在100個の投票結果があり、そのうちの80個の投票結果が「優れる」であり、10個の投票結果が「良好」であり、6個の投票結果が「普通」であり、4個の投票結果が「悪い」であれば、そのうちの最適な投票オプションが「優れる」であり、このとき、投票オプションが「優れる」である評価ノードが最も高いリワード金額を取得することができ、その次の投票オプションが「良好」である評価ノードであり、投票オプションが「悪い」の評価ノードで得られたリワードが最も少ない。具体的には、数式1~3によって、リワードの計算を実現することができる。
【数1】
【0049】
ここで、mは投票結果が最適な投票オプションである評価ノードの数とし、
【数2】
は投票に参加する評価ノードの総数とし、i最適な投票オプションは最適な投票オプションに対応する重み値であり、Ω最適な投票オプションは最適な投票オプションに対応するリワード総額であり、Ω他の投票オプションは他の投票オプションのリワード総額である。
【0050】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定することにより、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否か決定するための基礎を提供する。
【0051】
好ましくは、上記いずれかの実施例をベースとして、前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定することと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む。
【0052】
本実施例において、異なる投票オプションに異なるリワード金額を設けてもよい。具体的には、まず全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定して、当該割合情報に基づいて評価ノードにリワードの発行を行ってもよい。投票オプションの占める割合が高いほど、各投票オプションに対応する評価ノードは高いリワードを得ることができる。
【0053】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定し、割合情報に基づいて評価ノードにリワードを発行し、これにより評価ノードが投票要求に対して積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0054】
図3は本願の実施例3に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図3に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
ステップ301、評価ノードは監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信する。
ステップ302、前記評価ノードは前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送する。
ステップ303、前記評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0055】
本実施例の実行主体は評価ノードである。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンには当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンに投票要求を配信してもよく、それに応じて、評価ノードは当該投票要求を受信してもよく、ここで、当該投票要求において、サービス情報及び投票オプション、投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間、及び当該投票要求を開始させる監視構成識別子を含む。そこで、評価ノードは当該投票要求に基づいて投票を行って、投票後に投票結果を自身の秘密鍵によって署名してブロックチェーンに放送してもよい。このときには、各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて、少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよく、それにより検証ノードは当該投票結果を検証することができて、検証された投票結果に基づいてブロックを生成してブロックチェーンにアップロードし、全ての投票結果がいずれも検証されて済んだ後、監視ノードは検証された後の全ての投票結果に基づいてブロックを生成してブロックチェーンにアップロードし、その後に全ての投票結果に基づいて当該サービスのリスクを評価するか否かを決定することができる。
【0056】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に対して投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0057】
図4は本願の実施例4に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、上記いずれかの実施例に基づいて、前記評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、以下のステップを含む。
ステップ401、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定し、ここで、前記乱数は前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい。
ステップ402、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する。
【0058】
本実施例において、各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよい。具体的には、まず投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定してもよく、ここで、当該乱数は投票に参加する全ての評価ノードの数より小さく、当該乱数nと投票に参加する全ての評価ノードの数mとの間には以下の関係を満たしてもよい。m-n<m/3、かつm-nは奇数とする。なお、検証ノードの数が多いほど、検証結果がより正確になり、それに応じてシステム負荷が大きくなり、したがって、実際の状況に応じて乱数を設定してもよく、本願はここで制限しない。例を挙げれば、システムの処理能力が悪い場合、1つの検証ノードを設けてもよく、システムの処理能力が高い場合、複数の検証ノードを設けてもよい。評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを少なくとも1つの検証ノードとしてランダムに選択する。乱数が不確定なため、対応して選挙された検証ノードもランダム性を有するため、検証プロセスの公平性を保証することができる。
【0059】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、評価ノードにおいて、投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することにより、投票結果に対する検証を実現する上で、検証過程の公平性を向上させることができる。
【0060】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択した後、以下をさらに含む。
【0061】
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択することにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクすること。
【0062】
本実施例において、検証ノードの数が1つであれば、当該検証ノードはビリング検証ノードであってもよく、当該検証ノードは検証されて済んだ後、検証された投票結果をブロックチェーンに直接にアップロードしてもよい。検証ノードが複数であれば、各検証ノードはいずれも投票結果を検証してもよいが、各検証ノードはいずれもビリング権があるわけではなく、このとき、予め設定された合意メカニズムによって少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択してもよく、それにより各検証ノードがいずれも検証した後、当該ビリング検証ノードは全ての投票結果をブロックチェーンにアップロードする。なお、いずれかの合意メカニズムを採用してビリング検証ノードの決定を実現してもよく、本願はここで限定されない。
【0063】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、予め設定された合意メカニズムによって、少なくとも1つの検証ノードにおいて、1つのビリング検証ノードを選択することにより、ビリング検証ノードは全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンにリンクし、それによりビリング検証ノードの決定を実現することができ、その後にサービスリスク評価を行うか否かを決定するための基礎を提供する。
【0064】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することを含む。
【0065】
本実施例において、投票の評価ノードが多くて、総投票時間帯が長く、したがって、リスク評価効率をさらに向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避するために、全ての投票時間を複数の時間帯に分割することができ、例えば、総投票時間帯が三日であれば、当該総投票時間帯を3つの時間帯に分け、毎日一回の検証を行ってもよい。それに応じて、各時間帯に対して、少なくとも1つの検証ノードを選択する必要があり、そこで、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数に対応する検証ノードをランダムに選択することができる。
【0066】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票時間を複数の時間帯に分割し、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することができて、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数量に対応する検証ノードをランダムに選択してもよく、それによりリスク評価効率を効果的に向上させ、ヒステリシス生成ユーザに与える損失を回避し、また、全ての投票結果をバッチで処理し、さらに検証ノードのプロセッサに負荷を与えることを効果的に低減させ、検証効率を向上させることができる。
【0067】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する。
それに応じて、前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択した後、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出すると、
各前記少なくとも1つの検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行することをさらに含む。
【0068】
本実施例において、検証効率をさらに向上させるために、いずれかの評価ノードが検証ノードとして選択された後、確認情報を送信する必要があり、それにより投票結果をタイムリーに検証することができることを保証する。それに応じて、いずれかの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、当該確認情報を送信しないことを検出すると、各検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行してもよい。
【0069】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、いずれかの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、当該確認情報を送信しないことを検出すると、各前記検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行し、それにより選択された検証ノードが投票結果をタイムリーに検証することを保証し、検証効率を向上させ、さらにヒステリシスの問題を解決し、ユーザに不必要な損失をもたらすことを回避する。
【0070】
図5は本願の実施例5に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法のフロー模式図であり、図5に示すように、前記方法は以下のステップを含む。
ステップ501、検証ノードはブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得する。前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙されたものである。
ステップ502、各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行う。
ステップ503、検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0071】
本実施例の実行主体は検証ノードである。サービスのリスクを評価するために、まずブロックチェーンを確立する必要があり、当該ブロックチェーンには当該監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含み、ここで、監視ノードはすなわちサービス監視機構であり、評価ノードはサービス評価投票に参加する人群であってもよい。具体的には、監視ノードはブロックチェーンに投票要求を配信してもよく、それに応じて、評価ノードは当該投票要求を受信してもよく、ここで、当該投票要求において、サービス情報及び投票オプション、投票要求に対応するリワード総数及びリワードルール、投票要求締切時間、及び当該投票要求を開始させる監視構成識別を含む。そこで、評価ノードは当該投票要求に基づいて投票を行って、投票後に投票結果を自身の秘密鍵によって署名してブロックチェーンに放送してもよい。各投票結果の正当性を検証するために、評価ノードは予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙してもよい。このとき、検証ノードは全ての評価ノードから送信された投票結果を取得し、各投票結果に対して、当該投票結果に検証を行って、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンにリンクしてもよい。それにより、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する。
【0072】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信し、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送した後、選挙された検証ノードが当該投票結果に検証を行い、検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することにより、監視ノードが検証された投票結果に再びブロックを生成してブロックチェーンにアップロードして、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0073】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票結果は前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含む。
それに応じて、前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定することと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うこととを含む。
【0074】
本実施例において、投票結果には当該投票結果を放送する評価ノードの識別子を含み、そこで、投票結果を取得した後、まず当該評価ノード識別子に基づいて当該投票結果を放送する評価ノードを決定して、予め記憶された当該評価ノードの公開鍵に基づいて当該投票結果を検証することができる。
【0075】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、当該評価ノード識別子に基づいて当該投票結果を放送する評価ノードを決定して、予め記憶された当該評価ノードの公開鍵に基づいて当該投票結果に検証を行うことにより、投票結果を検証するか否かを効果的に決定し、リスク評価の安全性を向上させることができる。
【0076】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことを含む。
【0077】
本実施例において、投票の評価ノードが多くて、総投票時間帯が長く、したがって、リスク評価効率をさらに向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避するために、全ての投票時間を複数の時間帯に分割することができる。それに応じて、各時間帯に対して、少なくとも1つの検証ノードを選択する必要があり、そこで、各予め設定された時間帯に対して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定して、投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数に基づいて検証ノードの数を決定して、当該数に対応する検証ノードをランダムに選択することができる。検証ノードは予め設定された時間帯内の各投票結果に対して検証を行えばよい。
【0078】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、全ての投票時間を複数の時間帯に分割し、各予め設定された時間帯の各投票結果に対して検証を行って、それによりリスク評価効率を効果的に向上させ、ヒステリシスのユーザに与える損失を回避し、また、全ての投票結果をバッチで処理し、さらに検証ノードのプロセッサに負荷を与えることを効果的に低減させ、検証効率を向上させることができる。
【0079】
さらに、上記のいずれかの実施例をベースとして、前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることは、
前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすること、又は、
前記検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードする。ここで、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに、前記検証ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成することを含む。
【0080】
本実施例において、検証された投票結果に基づいて生成されたブロックはブロックチェーンのメインチェーンに直接に接続されてもよく、好ましくは、メインチェーンの負荷を軽減するために、分岐チェーンに接続されてもよい。具体的に、検証ノードは検証された投票結果に基づいて、ブロックを生成して、ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすることができる。実施可能な方式として、検証ノードは検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードする。なお、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、メインチェーンは分岐チェーンの有効性を判定する必要があり、具体的には分岐チェーン中の一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することにより分岐チェーンの有効性の判断を実現することができる。
【0081】
本実施例に係るブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法は、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードし、又は、検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードする。ここで、監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、ブロックチェーンのメインチェーンが部分の分岐チェーンのマークルツリーを検証することにより、分岐チェーンの有効性に検証を行って、分岐チェーンが有効することを検証するときに、前記検証ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、それによりメインチェーンの負荷を低減させた上で、メインチェーンの安全性を保証することができる。
【0082】
図6は本願の実施例6に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図6に示すように、前記監視ノードは、
ブロックチェーンにおいて投票要求を送信するための投票要求送信モジュール61であって、ここで、前記投票要求にはサービス情報及び投票オプションを含み、前記ブロックチェーンには前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含む投票要求送信モジュール61と、
予め設定された時間が経過した後、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュール62であって、前記検証ノードは前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される第1のブロック生成モジュール62と、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュール63とを含む。
【0083】
本実施例に係る監視ノードは、ブロックチェーンを確立することによって、監視ノードが新しいサービスの生成を検出すると同時にブロックチェーンにおいて当該サービスにリスク評価を行う投票要求を配信し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいて、リスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0084】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される。
【0085】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記監視管理ノードは
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行するためのリワード発行モジュールをさらに含む。
【0086】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定するための最適な投票オプション決定ユニット、
前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第1の発行ユニットであって、ここで、前記最適な投票オプションは最も高いリワードに対応する第1の発行ユニットとを含む。
【0087】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記リワード発行モジュールは
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定するための割合決定ユニットと
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第2の発行ユニットとを含む。
【0088】
図7は本願の実施例7に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図7に示すように、前記監視ノードは、
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュール71と、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュール72と、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙するための選挙モジュール73であって、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する選挙モジュール73と、を含む。
【0089】
本実施例に係る評価ノードは、全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定することにより、評価ノードの投票オプションと最適な投票オプションとの接近程度に基づいて評価ノードにリワードを発行し、ここで、最適な投票オプションは最も高いリワードに対応し、それにより評価ノードが投票要求を積極的に投票することを励ますことができ、サービスのリスクを評価するか否かを決定するための基礎を提供する。
【0090】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記選挙モジュールは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす乱数を決定するための決定ユニットであって、ここで、前記乱数は前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい決定ユニットと、
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する選挙ユニットとを含む。
【0091】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記選挙モジュールは、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択し、それにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクするビリング検証ノード選挙ユニットとをさらに含む。
【0092】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記決定ユニットは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することに用いられる。
【0093】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する必要がある
記選挙モジュールは、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出するための検出ユニットと、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出するときに、各前記少なくとも1つの検証ノードから送信された確認情報を受信するまでに、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定するステップを実行するためのサイクルユニットとをさらに含む。
【0094】
図8は本願の実施例8に係る検証ノードの模式的な構成図であり、図8に示すように、前記検証ノードはは、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得するための評価結果取得モジュール81であって、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙されたものである評価結果取得モジュール81と、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュール82と、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュール83とを含む。
【0095】
本実施例に係る検証ノードは、ブロックチェーンを確立することにより、監視ノードが配信したサービスに対するリスク評価を行う投票要求を受信した後、評価ノードが当該投票要求に投票を行って、ブロックチェーンに放送し、少なくとも1つの検証ノードを選択して投票結果を検証し、検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、当該ブロックにおける全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定し、それにより当該サービスのリスクを評価するか否かを迅速に決定し、ユーザに損失をもたらすことを回避することができる。
【0096】
さらに、上記いずれかの実施例をベースとして、前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含む。
それに応じて、前記検証モジュールは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定するための評価ノード決定ユニットと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うための第1の検証ユニットとを含む。
【0097】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記検証モジュールは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うための第2の検証ユニットを含む。
【0098】
さらに、上記いずれかの実施例に基づいて、前記第2のブロック生成モジュールは
証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードするための第1のアップロードユニット、又は
証された投票結果に基づいてブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードする第2のアップロードユニットを含む。ここで、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに、前記第2のアップロードユニットは検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する。
【0099】
図9は本願の実施例9に係る監視ノードの模式的な構成図であり、図9に示すように、前記監視ノードはメモリ91とプロセッサ92とを含む。
メモリ91は前記プロセッサ92により実行可能な指令を記憶するためのメモリである。
ここで、前記プロセッサ92は前記プロセッサ92によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0100】
図10は本願の実施例10に係る評価ノードの模式的な構成図であり、図10に示すように、前記評価ノードはメモリ111とプロセッサ112とを含む。
メモリ111は、前記プロセッサ112により実行可能な指令を記憶するためのメモリ111である。
ここで、前記プロセッサ112は前記プロセッサ112によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0101】
図11は本願の実施例11に係る評価ノードの模式的な構成図であり、図11に示すように、前記検証ノードはメモリ121とプロセッサ122とを含む。
メモリ121は、前記プロセッサ122により実行可能な指令を記憶するためのメモリ121である。
ここで、前記プロセッサ122は前記プロセッサ122によって上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される。
【0102】
本願の他の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータ実行指令が記憶され、前記コンピュータ実行指令がプロセッサによって実行されるときに上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる。
【0103】
本願の他の実施例はコンピュータプログラムをさらに提供し、プログラムコードを含み、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行するときに、前記プログラムコードは上記いずれかの実施例に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行する。
【0104】
当業者であれば、説明の便宜上簡潔にするために、上述の説明したデバイスの具体的な動作過程は、前述の方法実施例における対応する過程を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0105】
一般的な当業者は、上記各方法を実現する実施例の全部又は一部のステップはプログラム指令に関連するハードウェアによって完成してもよいことを理解することができる。前述のプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。当該プログラムは実行されるときに、上記各方法実施例を含むステップを実行する。前述の記憶媒体は、ROM、RAM、磁気ディスク又は光ディスクなどの様々なプログラムコードを記憶できる媒体を含む。
【0106】
最後に説明すべきことは以下のとおりである。以上の各実施例は本願の技術案を説明するだけであり、それを限定するものではない。前述の各実施例を参照して本願を詳細に説明したが、一般的な当業者であれば理解すべきことは、依然として前述の各実施例に記載の技術案を修正するか、又はそのうちの一部又は全ての技術的特徴に対して同等置換を行うことができることである。これらの修正又は置換は、対応する技術案の本質を本願の各実施例の技術案の範囲から逸脱させない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視ノードが前記監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信することと、
予め設定された時間が経過した後、監視ノードが、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードすることと、
前記監視ノードが前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項2】
前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成し、かつ前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードした後、
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果のうちで最も多い投票数を有する最適な投票オプションを決定することと、
前記評価ノードの投票オプションと最も高いリワードに対応する前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することとを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行することは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定することと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行することを含む、
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項6】
評価ノードが、監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信することと、
前記評価ノードが前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送することと、
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項7】
前記評価ノードが予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙することは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定することと、
前記全ての評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することとを含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記全ての評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することの後、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択することにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクすることをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定することを含む、
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
【請求項10】
前記評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択することの後、前記方法はさらに、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出すると、各前記少なくとも1つの検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することを実行することをさらに含
ここで、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する、
ことを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙された検証ノードが前記ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得することと、
各投票結果に対して、前記検証ノードが前記投票結果に検証を行うことと、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることにより、監視ノードは前記検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定することとを含む、
ことを特徴とするブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法。
【請求項12】
前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含み
記各投票結果に対して、前記検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定することと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に検証を行うこととを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記各投票結果に対して、前記検証ノードが前記投票結果に検証を行うことは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、検証ノードが前記投票結果に検証を行うことを含む、
ことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードすることは、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいて前記ブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードすること、又は、
前記検証ノードが検証された投票結果に基づいて前記ブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードし、ここで、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記検証ノードは前記ブロックチェーンのメインチェーンが前記分岐チェーンにおける一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記分岐チェーンにおける一部の分岐チェーンにアップロードすることを含む、
ことを特徴とする請求項11~13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
監視ノード及び少なくとも1つの評価ノードを含むブロックチェーンにおいて、サービス情報及び投票オプションを含む投票要求を送信するための投票要求送信モジュールと、
予め設定された時間が経過した後、前記少なくとも1つの評価ノードから選挙して取得される検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックを前記ブロックチェーンにアップロードするための第1のブロック生成モジュールと、
前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定するためのリスク評価モジュールとを含む、
ことを特徴とする監視ノード。
【請求項16】
前記投票要求は前記監視ノードが新しいサービスの生成を検出した後に送信される、
ことを特徴とする請求項15に記載の監視ノード。
【請求項17】
前記監視ノードは、
予め設定されたスマート契約に基づいて投票に参加する全ての評価ノードにリワードを発行するためのリワード発行モジュールをさらに含む、
ことを特徴とする請求項15又は16に記載の監視ノード。
【請求項18】
前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果のうちで最も多く投票数を有し、最も高いリワードに対応する最適な投票オプションを決定するための最適な投票オプション決定ユニットと、
前記評価ノードの投票オプションと前記最適な投票オプションとの近接程度に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第1の発行ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の監視ノード。
【請求項19】
前記リワード発行モジュールは、
前記全ての投票結果における各投票オプションが占める割合情報を決定するための割合決定ユニットと、
前記割合情報に基づいて前記評価ノードにリワードを発行するための第2の発行ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の監視ノード。
【請求項20】
監視ノードがブロックチェーンで配信した投票要求を受信するための投票要求受信モジュールと、
前記投票要求に基づいて前記ブロックチェーンに投票結果を放送するための放送モジュールと、
予め設定された選挙メカニズムに基づいて少なくとも1つの検証ノードを選挙し、それにより前記検証ノードは全ての投票結果を検証して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより前記監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてサービスのリスクを評価する選挙モジュールとを含む、
ことを特徴とする評価ノード。
【請求項21】
前記選挙モジュールは、
投票に参加する全ての評価ノードの数、及び予め設定された条件を満たす、前記投票に参加する全ての評価ノードの数より小さい乱数を決定するための決定ユニットと、
前記全ての評価ノードにおいて、前記投票に参加する全ての評価ノードの数と乱数の差である個数の評価ノードを前記少なくとも1つの検証ノードとして選択する選挙ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項20に記載の評価ノード。
【請求項22】
前記選挙モジュールは、
予め設定された合意メカニズムによって前記少なくとも1つの検証ノードにおいて1つのビリング検証ノードを選択し、それにより、前記ビリング検証ノードは前記全ての投票結果に基づいてブロックを生成して前記ブロックチェーンにリンクするビリング検証ノード選挙ユニットをさらに含む、
ことを特徴とする請求項21に記載の評価ノード。
【請求項23】
前記決定ユニットは、
予め設定された時間帯ごとに、投票に参加する全ての評価ノードの数、及び乱数を決定するために用いられる、
ことを特徴とする請求項21又は22に記載の評価ノード。
【請求項24】
前記選挙モジュールは、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出するための検出ユニットと、
いずれかの前記少なくとも1つの検証ノードが予め設定された時間閾値を超えて、確認情報を送信しないことを検出するときに、各前記少なくとも1つの検証ノードから送信された確認情報を受信するまで、リターンして前記投票に参加する全ての評価ノードの数及び乱数を決定することを実行するためのサイクルユニットとをさらに含
ここで、前記評価ノードは検証ノードとして選択された後に確認情報を送信する、
ことを特徴とする請求項21~23のいずれか一項に記載の評価ノード。
【請求項25】
検証ノードであって、
ブロックチェーンにおける全ての評価ノードから送信された投票結果を取得するために用いられ、前記検証ノードは前記ブロックチェーンにおける投票に参加する全ての評価ノードにより選挙される、評価結果取得モジュールと、
各投票結果に対して、前記投票結果を検証するための検証モジュールと、
検証された投票結果に基づいてブロックを生成して、前記ブロックチェーンにアップロードし、それにより、監視ノードは検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成して、前記全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のブロック生成モジュールとを含む、
ことを特徴とする検証ノード。
【請求項26】
前記投票結果には前記投票結果を放送する評価ノード識別子を含み
記検証モジュールは、
前記投票結果における評価ノード識別子に基づいて前記投票結果を放送する評価ノードを決定するための評価ノード決定ユニットと、
予め記憶された前記評価ノードの公開鍵に基づいて前記投票結果に対して検証を行うための第1の検証ユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項25に記載の検証ノード。
【請求項27】
前記検証モジュールは、
予め設定された時間帯内の各投票結果に対して、前記投票結果に対して検証を行うための第2の検証ユニットを含む、
ことを特徴とする請求項25又は26に記載の検証ノード。
【請求項28】
前記第2のブロック生成モジュールは
証された投票結果に基づいて前記ブロックを生成して、前記ブロックチェーンのメインチェーンにアップロードするための第1のアップロードユニット、又は
証された投票結果に基づいて前記ブロックを生成して、予め設定された分岐チェーンにアップロードするための第2のアップロードユニットであって、ここで、前記監視ノードが検証ノードによって検証された全ての投票結果に基づいてブロックを生成する前に、前記ブロックチェーンのメインチェーンが一部の分岐チェーンのマークルツリーを検証することによって、前記分岐チェーンの有効性に検証を行って、前記分岐チェーンが有効であると検証するときに、前記第2のアップロードユニットは検証された全ての投票結果に基づいてリスク評価フローに入るか否かを決定する第2のアップロードユニットとを含む、
ことを特徴とする請求項25~27のいずれか一項に記載の検証ノード。
【請求項29】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するために用いられるメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項1~5のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする監視ノード。
【請求項30】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項6~10のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする評価ノード。
【請求項31】
メモリとプロセッサとを含み、
メモリは、前記プロセッサにより実行可能な指令を記憶するためのメモリであり、
ここで、前記プロセッサは前記プロセッサによって請求項11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行するように構成される、
ことを特徴とする検証ノード。
【請求項32】
コンピュータ実行可能指令が記憶され、前記コンピュータ実行可能指令がプロセッサによって実行されるときに請求項1~5又は6~10又は11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実現するために用いられる、
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項33】
プログラムコードを含むコンピュータプログラムであって、コンピュータが前記コンピュータプログラムを実行するときに、前記プログラムコードは請求項1~5又は6~10又は11~14のいずれか一項に記載のブロックチェーンに基づくサービス情報処理方法を実行する、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5
【国際調査報告】