(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-07
(54)【発明の名称】容器及び対応する蓋を含む保管容器システム
(51)【国際特許分類】
B65D 43/06 20060101AFI20220831BHJP
B65D 1/26 20060101ALI20220831BHJP
【FI】
B65D43/06 200
B65D1/26
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021568837
(86)(22)【出願日】2020-07-02
(85)【翻訳文提出日】2021-11-17
(86)【国際出願番号】 US2020040650
(87)【国際公開番号】W WO2021007096
(87)【国際公開日】2021-01-14
(32)【優先日】2019-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-07-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】500106743
【氏名又は名称】エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120662
【氏名又は名称】川上 桂子
(74)【代理人】
【識別番号】100216770
【氏名又は名称】三品 明生
(74)【代理人】
【識別番号】100217364
【氏名又は名称】田端 豊
(72)【発明者】
【氏名】マリノ、 サミュエル、 ジェー.
(72)【発明者】
【氏名】ファーラー、 ケイシー、 エー.
(72)【発明者】
【氏名】ゴールドスミス、 アミー、 ピー.
(72)【発明者】
【氏名】ディビス、 ブライアン、 ティー.
(72)【発明者】
【氏名】ピーターソン、 ピアス、 ジェー.
(72)【発明者】
【氏名】ロブル、 ミシェル、 ティー.
(72)【発明者】
【氏名】マックンバー、 ドナルド、 イー.
【テーマコード(参考)】
3E033
3E084
【Fターム(参考)】
3E033AA08
3E033BA15
3E033BA17
3E033BA18
3E033BA24
3E033CA19
3E033DA05
3E033DA08
3E033DD04
3E033DD13
3E033FA01
3E033FA02
3E033FA04
3E084AA05
3E084AA14
3E084AA24
3E084AB10
3E084BA01
3E084CA03
3E084CC03
3E084DA03
3E084DB09
3E084DB13
3E084DC03
3E084FC07
3E084GA08
3E084GB12
3E084GB17
3E084JA10
3E084LD30
(57)【要約】
容器システムは、複数の側壁と、容器の上部の側壁から延びるリムとを有する容器を含む。容器のリムは、第1密封部及び第2密封部を含む。リムの一部は、容器の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器システムはまた、容器を密封するための蓋を含み、蓋は、容器のリムの第1密封部と接触して第1密封領域を形成するように構成される第1密封部と、容器のリムの第2密封部と接触して第2密封領域を形成するように構成される第2密封部とを含む。蓋のリムの一部は、蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器は、蓋でしっかりと密封され得る。
【選択図】
図1F
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器システムであって、
複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、前記リムの一部は、前記容器の上から見たときに円弧に沿って延びる容器と、
前記容器を密封するための蓋であって、前記蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、前記蓋の一部は、前記蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記第1接触領域及び前記第2接触領域は、垂直方向にオフセットされる、
容器システム。
【請求項2】
前記容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記容器の前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記容器の前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項3】
前記容器の前記リムの円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記容器の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
前記蓋の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記蓋の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項4】
前記容器の前記リムに複数の突起部が設けられ、前記蓋の前記リムに複数の突起部が設けられ、
前記容器の前記リムの前記突起部は、前記蓋が前記容器に密封されたときに、前記蓋の前記突起部と一致する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項5】
容器システムであって、
複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、複数の突起部が前記リムに形成され、前記容器の上から見たときに、前記リムの一部が円弧に沿って延びる容器と、
前記容器の上部を閉じるための蓋であって、前記蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、複数の突起部が前記蓋に形成され、前記蓋の上から見たときに、前記蓋の前記リムの一部が円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記容器の前記リムの前記突起部は、前記蓋が前記容器に密封されたときに、前記蓋の前記突起部と一致するように位置する、
容器システム。
【請求項6】
前記蓋が前記容器の上部を閉じるときに、前記第1密封領域及び前記第2密封領域が垂直方向に整列する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項7】
前記容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記容器の前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記容器の前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項8】
前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記容器の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
前記蓋の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記蓋の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項9】
前記蓋が前記容器に密封されるとき、前記容器の前記リムの各突起部は、前記蓋の対応するように整列された前記突起部から離間される、請求項5に記載の容器システム。
【請求項10】
容器システムであって、
それぞれが異なる体積を有する複数の容器であって、各容器は、複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、複数の突起部が前記リムに形成され、前記容器の上から見たときに、前記リムの一部が円弧に沿って延びる容器と、
前記容器の上部を閉じるための複数の蓋であって、各蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、複数の突起部が前記蓋の各々に形成され、前記蓋の上から見たときに、前記蓋の前記リムの一部が円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記蓋の各リムの突起部は、前記蓋が対応する容器に密封されるとき、前記容器の少なくとも1つの容器の前記突起部と一致するように位置する、
容器システム。
【請求項11】
前記容器の少なくとも1つは、1カップ未満の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.25インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項12】
前記容器の少なくとも1つは、1~2カップの間の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.375インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項13】
前記容器の少なくとも1つは、3~9カップの間の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.5インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項14】
前記蓋が前記容器の前記上部を閉じるときに、前記第1密封領域及び前記第2密封領域が垂直方向に整列する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項15】
各容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項16】
前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記容器の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
前記蓋の前記円弧の少なくとも1つは、前記円弧に沿った前記蓋の前記リムの長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項17】
前記蓋が対応する前記容器に密封されるとき、前記容器の前記リムの前記突起部各々は、前記蓋の対応するように整列された突起部から離間される、請求項10に記載の容器システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラスチック保管容器システムに関する。より具体的には、本発明は、例えば、移動中の食品保管ソリューションとして使いやすいプラスチック保管容器及び蓋に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチック保管容器システムは、さまざまな方式で機能する。例えば、プラスチック容器は、小さい物をクローゼットに保管したり、工具をガレージに保管したりするのに使用し得る。別の例として、プラスチック容器は、冷蔵庫又は食器棚に食品を保管するのに使用し得る。実際に、「移動中」に食品を保管することのできるプラスチック容器保管システムの需要が高まっている。このようなシステムは、職場にお昼を持って行く大人、及び学校にお昼を持って行く子供によって使用され得る。プラスチック保管システムの例は、ウィスコンシン州ラシーンのSCジョンソン&サン社(S.C.Johnson&Son,Inc.)(本明細書に記載の発明の譲受人)のZIPLOC(登録商標)の商標で販売されている。
【0003】
移動中の食品の保管にプラスチック保管容器を使用する場合、容器が揺れたり振られたりすると、液体の内容物が漏れ出る可能性がある。従って、効果的な密封機構を備えたプラスチック保管容器システムが必要とされる。実際に、ユーザの観点から見ると、プラスチック製の保管システムを安全に密閉できる機能は、多くの場合、システムの最も重要な機能の1つである。
【0004】
また、密封機構が容器システムを安全に密封する機能に加え、他の特性を有することも望ましい。例えば、ユーザが密封を嵌脱することが比較的に容易である必要がある。これは、ユーザが蓋と対応する容器を正確に合わせることが、どれだけ容易/困難か、及び蓋を容器と密封させるために必要な力がどれだけ大きいかを考慮する必要がある。互いに係合する蓋と容器の密封構造も、保管システムが何度も使用される間に、その形状を維持できる必要がある。密封構造は、例えば、保管システムが食器洗浄器で洗浄されるときに変形する可能性がある。密封機構のさらに別の優れた特性は、蓋と容器が実際に密封され、その密封が維持されるという確信をユーザに提供できる能力であり、もし、保管システムが密封され、その密封が維持されることを消費者が信頼できない場合、消費者がそのシステムを使用する可能性は低くなる。
【0005】
食品を保管するために使用され得るプラスチック容器システムの例は、米国特許第9,108,766号に開示され、その全体が本明細書に参照として含まれる。この刊行物は、特得に容器と、容器のリム(rim)と蓋のリムとの間に2つの接触領域を有する二重密封機構を備えた対応する蓋と、を含む容器システムを説明している。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様によれば、本発明は、複数の側壁と、容器の上部の側壁から延びるリムとを有する容器を含む容器システムを提供する。容器のリムは、第1密封部及び第2密封部を含み、第1密封部及び第2密封部は、容器の内側に面するリムの表面上に位置し、リムの一部は、容器の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器システムはまた、容器を密封するための蓋を含み、蓋は、蓋の側面に沿って延びるリムを有する。蓋のリムは、第1密封領域を形成するために容器のリムの第1密封部と接触するように構成される第1密封部と、第2密封領域を形成するために容器のリムの第2密封部と接触するように構成される第2密封部とを含む。蓋のリムの一部は、蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる。また、第1接触領域及び第2接触領域は、垂直方向にオフセットされる。
【0007】
別の実施形態によれば、本発明は、複数の側壁と、容器の上部の側壁から延びるリムとを有する容器を含む容器システムを提供する。容器のリムは、第1密封部及び第2密封部を含み、第1密封部及び第2密封部は、容器の内側に面するリムの表面上に位置し、複数の突起部がリムに形成される。リムの一部は、容器の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器システムはまた、容器の上部を閉じるための蓋を含み、蓋は、蓋の側面に沿って延びるリムを有する。蓋のリムは、(i)容器のリムの第1密封部と接触して第1密封領域を形成するように構成される第1密封部、及び(ii)容器のリムの第2密封部と接触して第2密封領域を形成するように構成される第2密封部を含み、複数の突起部が蓋に形成される。蓋のリムの一部は、蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器のリムの突起部は、蓋が容器に密封されたときに蓋の突起部と一致するように位置する。
【0008】
また別の実施形態によれば、本発明は、それぞれが異なる体積を有する複数の容器を含む容器システムを提供し、各容器は、複数の側壁と、容器の上部の側壁から延びるリムとを含み、各容器のリムは、第1密封部及び第2密封部を含む。第1密封部及び第2密封部は、容器の内側に面するリムの表面上に位置し、複数の突起部がリムに形成される。リムの一部は、容器の上から見たときに円弧に沿って延びる。容器システムはまた、容器の上部を閉じるための複数の蓋を含む。各蓋は、蓋の側面に沿って延びるリムを有し、蓋のリムは、(i)第1密封領域を形成するために容器のリムの第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために容器のリムの第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含む。複数の突起部が各蓋に形成される。蓋のリムの一部は、蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる。蓋の各リムの突起部は、蓋が対応する容器に密封されるとき、容器の少なくとも1つの容器の突起部と一致するように位置する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】本発明の一実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図1B】本発明の一実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図1C】本発明の一実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図2A】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図2B】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図2C】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図3A】本発明のまた別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図3B】本発明のまた別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図3C】本発明のまた別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図6A】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図6B】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図6C】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図6D】本発明の別の実施形態による容器の蓋を示す図である。
【
図10A】本発明の別の実施形態による容器の上面図である。
【
図10B】本発明の別の実施形態による容器の上面図である。
【
図11】
図10A及び
図10Bのそれぞれにおいて線B-B及び線C-Cによって示される方向に見たときの、容器に密封された蓋の断面図である。
【
図12A】比較容器に係合された蓋の断面図である。
【
図12B】比較容器に係合された蓋の断面図である。
【
図13】発明のさらなる実施形態での容器に係合された蓋の断面図である。
【
図14A】本発明のさらに別の実施形態による容器及び対応する蓋の上面図及び側面図である。
【
図14B】本発明のさらに別の実施形態による容器及び対応する蓋の上面図及び側面図である。
【
図14C】本発明のさらに別の実施形態による容器及び対応する蓋の上面図及び側面図である。
【
図14D】本発明のさらに別の実施形態による容器及び対応する蓋の上面図及び側面図である。
【
図15A】本発明の実施形態による、蓋用のつまみの代替の実施形態を示す図である。
【
図15B】本発明の実施形態による、蓋用のつまみの代替の実施形態を示す図である。
【
図16】発明の実施形態による、重なった2つの蓋を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明は、容器及び容器を密封するための対応する蓋を含む容器システムに関する。容器システムは、さまざまな材料、特にプラスチックで作ることができる。容器システムは、食品及び非食品の両方を含み、さまざまな種類の物を保管するために使用することができる。容器は、携帯性に優れているため、例えば、「移動式」食品保管容器庫として役立ち得る。本明細書で使用される場合、「容器システム」は、少なくとも1つの容器、及び容器を密封するための対応する蓋を示すが、例えば、前述の米国特許9,108,766号に記載されるように、複数の容器及び蓋の組み合わせを含むこともできる。
【0011】
図1A~
図9Dは、本発明の実施形態による容器及び対応する蓋を示す。本明細書の図面及び開示から理解されるように、容器及び蓋は、異なる形状及びサイズで製造されてもよい。従って、本発明は、任意の図面に示される実施形態に示されたデザインに限定されると解釈されるべきではない。同様に、本発明は、図に示される容器及び蓋の美的デザインに限定されず、例えば、本明細書に記載される機能は、図に示されるものとは異なる美的デザインによって達成され得る点に留意されたい。
【0012】
図1A~
図1Cは、
図1D~
図1Eに示される容器100の蓋150の図を示す。容器100は、ほぼ正方形の形状を有し、例えば、約0.5カップの保管容量を有し得る。
【0013】
図2A~
図2Cは、
図2D~
図2Eに示される容器200の蓋250の図を示す。容器200は、一般に約1.5カップの保管容量を有する長方形の形状を有する。
【0014】
図3A~
図3Cは、
図4A~
図4Cに示される容器300及び
図5A~
図5Cに示される容器400の両方に適合する蓋350の図を示す。容器300は、約3カップの保管容量を有するほぼ正方形の形状を有する。容器400もまた、ほぼ正方形の形状を有するが、約5カップの保管容量を有する。また、
図4B、
図4C、
図5B、及び
図5Cに示すように、容器300及び400の角に測定マーカーが提供され得る。容器300及び400が液体又は粉末などの材料で満たされている場合、測定マーカーは、一般的な計量カップの視覚的外観を模倣する。
【0015】
図6A~
図6Dは、それぞれ
図7A~
図7D、
図8A~
図8C、及び
図9A~
図9Dに示された、容器500、600、及び700に適合する蓋550を示す。
図7A~
図7Dに示される容器500は、一般に長方形の形状を有する。容器500の内部は、3つの別個の保管空間502、504、及び506に分かれる。合計で、容器500は、約4カップの保管容量を有する。また、壁の上部には、別個の保管空間502、504、及び506を画定する隆起した隔壁505が提供される。隔壁505は、ユーザへの視覚的合図として機能する。さらに、隔壁505に対応する視覚的合図として、蓋550に凹部を設けることもできる。
【0016】
図8A~
図8Cに示される容器600は、ほぼ長方形の形状を有し、約6カップの保管容量を有する一方で、
図9A~
図9Dに示される容器700もまた、長方形の形状を有し、約9カップの保管容量を有する。
【0017】
当業者は、
図1A~
図9Dに示される容器システムの多数の代替構成を容易に認識し得る。例えば、任意の容器の内部空間は、容器500が3つの別個の保管空間502、504、及び506に分割されるのと同様に、別個の保管空間に分割され得る。さらに、容器及び対応する蓋は、円形又は三角形の形状などの異なる形状で形成することができる。
【0018】
本発明の容器及び蓋は、例えば、熱成形、射出成形、又は真空成形を含む周知の技術を用いて製造され得る。また、容器及び蓋は、例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン、結晶性ポリエチレンテレフタレート、非結晶性ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、及びポストコンシューマーリサイクル(PCR)材料/それらの組み合わせを含む周知の高分子材料で形成され得る。当業者に理解されるように、容器及び蓋は、このような材料で広範囲な透明度及び/又は色で製造され得る。
【0019】
図10A及び
図10Bは、本発明の別の実施形態による容器800及び蓋850の上面図を示す。これらの図面から容易に理解されるように、容器800の側壁から延びるリム802A、802B、802C、及び802Dの部分及び対応する蓋850のリム852A、852B、852C、及び852Dの部分は、丸みを帯びた/円弧状の形状を有する。即ち、上から見た場合、容器800のリム802A、802B、802C、及び802Dの部分、及び蓋850のリム852A、852B、852C、及び852Dの部分は、図面に示した円弧A-Aに沿って延びる。
【0020】
理論に拘束されることなく、容器800及び蓋850のリムの丸みを帯びた部分は、容器800及び蓋850のリムが互いに接触して密封を形成する領域に形成される間隙を(完全に除去できないにしても)減少させることによって、容器システムで形成される密封を改善すると考えられる。従来のプラスチック保管システムでは、容器及び蓋の密封領域がほぼ直線に沿って延びるように初期に成形又は熱成形されるとき、密封領域は、その後の冷却プロセス中に収縮する可能性がある。さらに、容器システムは、システムの通常の使用中に密封領域で収縮又はその他の歪みを引き起こす条件及び/又は環境にさらされる可能性がある。例えば、自動食器洗い機の内部の状態により、容器の密封リムが内側に陥没する可能性があり、このような歪みは、容器を何度も洗浄するにつれて大きくなる可能性がある。容器及び/又は蓋の密封領域で発生する収縮又は他の歪みは、密封表面に間隙の形成を引き起こし、それにより、密封を形成する接触点の完全性を損なう可能性があると考えられる。しかし、本発明の実施形態における容器及び蓋の密封リムの丸みを帯びた部分は、収縮又は他の歪みを低減する効果を有する。例えば、容器及び蓋のリムの丸みを帯びた形状は、他の同様の容器及び蓋の真っ直ぐなリムと比較して、リムのフープ強度(hoop strength)を増加させる。増加したフープ強度は、容器及び蓋のリムに収縮又は歪みを引き起こす力に抵抗する。
【0021】
当業者によって理解されるように、円弧は、その円弧を含む円の半径によって特定付けることができる。即ち、円弧の半径は、その円弧を含む円の半径に等しい。容器及び蓋の密封リムの丸みを帯びた部分の円弧の半径と丸みを帯びたリムに沿った長さとの間の特定の関係が、密封の効果を低減し得るリムの収縮及びその他の歪みを低減するという点で驚くほど良い効果をもたらすことを発見した。具体的には、容器及び蓋の丸みを帯びたリムに沿った円弧が、丸みを帯びたリムに沿った円弧に沿う長さの約1倍~約2.5倍の半径を有する場合、容器及び蓋のリムは、収縮又はその他の歪みに対して特に耐性があることを発見した。例えば、
図10A及び
図10Bにおいて、リム802Aおよび,852Aaの部分に沿った円弧の長さLが約3インチである場合、6インチの半径を有する円弧A-Aは、側部の収縮及び歪みに対する優れた耐性を提供する。
【0022】
また、容器の体積と、容器のリムの部分に従った円弧A-Aの最小理想半径(minimal ideal radius)との間に関係があり、これを使用して大幅な収縮と歪みに対する耐性を実現できることを発見した。具体的には、容量が1カップ未満の容器の場合、最小理想半径は約0.25インチである。容量が1~2カップの容器の場合、最小理想半径は約0.375インチである。また、容量が3~9カップの容器の場合、最小理想半径は約0.5インチである。
【0023】
また、
図10Bに示した丸みを帯びたリムを有する容器800のデザインは、滑らかで丸い角を有することにも留意されたい。そのような角は、角の届きにくい場所尾を減らすことによって、容器800の容易な洗浄を可能にする。また、容器800が食物を入れる用途に使用される場合、機構は滑らかな角に容易に到達することができ、容器800が洗浄されるときに、食品粒子は滑らかな角から容易に除去され得る。
【0024】
図11は、容器800に密封された蓋850の断面図である。より具体的には、
図10Bに示された線C-Cに示される方向に見た容器800のリム802Cの部分の断面図及び
図10Aの線B-Bに示される方向に見た蓋850のリムの部分852Cの断面図を示す。密封を形成するリム802C及び852Cの部分の領域の詳細を
図11に示す。容器800及び蓋850は、容器800のリム802Cの領域が、蓋850のリム852Cの領域と接触するように構成される。具体的には、リム802C及び852Cの部分は、領域C1及びC2で互いに接触しているが、リム802C及び852Cの他の領域は、互いに離れている。従って、二重密封構成は、接触領域C1及びC2と共に形成される。容器800のリムの他の部分及び蓋850のリムの他の部分は、
図11に示される部分802C及び852Cと同一の断面を有することに留意されたい。
【0025】
容器800及び蓋850のリム802C及び852Cの部分の断面プロファイルは、下部接触領域C1が上部接触領域C2よりも容器800の中心から遠くに位置するようにされている。即ち、下部接触領域C1から上方に移動し、リム802C及び852Cの部分の断面プロファイルが、上部接触領域C2に到達するまで、容器800の内側に向かう方向に湾曲する。上部接触領域C2からさらに上方に移動すると、リム802C及び852Cの部分の断面プロファイルは、外側に、即ち、容器800の中心から離れるように湾曲する。この湾曲によって、リム802C及び852Cのプロファイルは、上部接触領域C2の上下の両方に凸状になる。
【0026】
容器800と蓋850との間の密封の効果は、接触領域C1及びC2での密封リムの接触で生じる干渉に関連する。言い換えれば、領域C1及びC2において、蓋850の容器800に対する嵌め合わせがよりきつくなるほど、より効果的な密封が可能になる。もちろん、蓋850の容器800に対する嵌め合わせがきつくなるほど、容器800及び/又は蓋850を、領域C1及びC2が互いに接触する完全に密封された位置に移動させるために必要な力が大きくなる。従って、容器800と蓋850との間の密封を形成する気密性は、ユーザが容器800及び/又は蓋850を密封位置に移動させることができる容易さに対してバランスをとる必要がある。このユーザの視点を念頭に置き、
図11に示される接触領域C1及びC2の構成は、ユーザが比較的容易に形成することのできる非常に効果的な密封を提供することを発見した。特に、
図11に示される密封は、漏れに強く、従って、例えば、移動中の食品保管ソリューションとして容器システムを使用できるようにする。同時に、ユーザは、容器800及び/又は蓋850を密封位置に移動させることに困難はない。
【0027】
比較のために、米国特許第9,108,766号に開示されている容器と蓋の組み合わせにおける密封領域のプロファイルが、
図12A及び
図12Bに示されている。
図11に示される密封プロファイルと
図12に示される密封プロファイルとの間のいくつかの違いは、一見して明らかであるすぐに明らかになる。例えば、
図11に示されるように、接触領域C2の下の容器800のリム802Cの湾曲のために、接触領域C1及びC2は、垂直方向にオフセットされる。しかし、接触領域C1及びC2の両方は、容器の802Cの内表面に位置する。対照的に、
図12Aに示される密封プロファイルの接触領域A及びBは、垂直方向に整列され、
図12Bに示される密封プロファイルの接触領域Cは、容器の密封リムの外面に位置する。また、他の違いは、接触領域C1及びC2の両方がリム802C及び852Cの下半部に位置していることである。対照的に、
図12Aの接触領域B及び
図12Bの接触領域Cは、密封リムの上半部に位置する。
【0028】
図13は、本発明の別の実施形態において、容器801に密封された蓋851の断面図である。この場合、容器801のリム805が蓋851のリム855の部分と接触する4つの接触領域C1、C2、C3、及びC4がある。接触領域C1及びC2は、
図11に示される実施形態と同じ場所にある。接触領域C3は、接触領域C1及びC2の下に位置し、容器801の接触領域C3の部分は、ほぼ水平面806上に形成される。蓋851の接触領域C3の部分は、容器801の開放された上部を覆うほぼ水平な主表面856に形成される。接触領域C4は、容器800のリム804が凸形状から凹形状に変化する屈曲Pで接触領域C1及びC2の上に位置する。接触領域C1及びC2と同様に、接触領域C3及びC4の両方は、容器800のリム804の内表面に位置する。この代替実施形態の4つの接触領域C1~C4は、ユーザが蓋851を容器801と係合するように動かすことによって容易に形成することができる強い密封を提供する。
【0029】
本発明のさらなる態様は、
図14A~
図14Bに見ることができ、容器900及び容器900を密封するための対応する蓋950を含む容器システムを示す。容器は、リム902の外部周縁に形成された複数の突起部910を有する。同様に、蓋950のリム952の外部周縁に複数の突起部960が形成される。突起部910は、蓋950が容器900を密封するために使用されるときに突起部960と一致するように大きさ及び形状が決定される。しかし、
図14A~
図14Dに示される実施形態では、蓋950が容器800に密封された場合、容器900の突起部910は、蓋950の突起部960に接触しない。但し、別の実施形態では、突起部910及び960のいくつか又は全ては、容器システムが密封されているときに、互いに接触させることができる。
【0030】
突起部910及び960は、容器900及び蓋950が互いに対応するという視覚的合図を提供する。これは、例えば、容器900及び蓋950が、大きさと形の異なる容器と蓋を有する別の容器システムと共に保管され、ユーザが別の蓋を容器900にミスマッチさせる状況において重要になり得る。ミスマッチした蓋は、効果的な密封を提供しない可能性がある。このような状況は、突起部910及び960によって提供される視覚的合図のために、本発明の実施形態における容器システムで回避される。突起部910及び960は、容器900が効果的に密封されていることをユーザに保障するように機能する。
【0031】
突起部910及び960はまた、他の利点も提供する。突起部910及び960は、互いに一致するように構成されることによって、蓋950が容器900に正確に位置するという表示を提供する。突起部910及び960はまた、例えば、容器900及び蓋950がキャビネットの高い棚に置かれる場合に、感触によって容器900及び蓋950を位置するのを助ける触覚表面を提供する。突起部910及び960によって提供される触覚表面はまた、容器900及び蓋950を把持するのを助ける。これに関して、本発明の実施形態では、突起部910及び960は、平均的な人の指に対応するような形状と大きさを有する。本発明の別の実施形態では、突起部910及び960は、人の指が突起部910と突起部960との間に収まるように、互いに間隔を置いて位置している。突起部910及び960のまた他の利点は、ユーザが容器900を取り扱う際に指を挿入できるスロットを提供し、それにより、ユーザの指と容器900の表面との間の接触を最小限に抑えられることである。これは、容器が加熱されている場合に重要になり得る。
【0032】
また、本発明の別の実施形態は、本明細書の図面に示されているものとは異なる突起部の位置を有し得ることにも留意されたい。例えば、本明細書の図面に示した突起部は、容器及び蓋の密封リムに対して対称的であるが、別の実施形態では、突起部は、密封リムの特定の部分に対してのみ位置してもよい。
【0033】
容器900の把持性をより向上させるために、容器の底面にテクスチャ(texture)が形成されてもよい。このようなテクスチャは、成形された容器をエンボス加工することによって追加することができ、又は容器の底にパターンを直接成形することによって形成することもできる。テクスチャは、容器900のさらなる直観的な取り扱いをユーザに提供する。
【0034】
本発明の他の注目すべき特徴は、容器900及び蓋950に突起部910及び960が形成されるフランジ902及び952の大きさである。フランジ902及び952は、現在商業的に提供されている少なくともいくつかの同等の大きさの容器のフランジよりも約1.5倍~2倍大きい。フランジ902及び952は、容器900及び蓋950のリムの部分であり、従って、より大きいフランジ902及び952は、容器900及び蓋952のリムに追加的なフープ強度を提供する。上述したように、フープ強度は、容器及び蓋の密封領域に収縮又は変形を起こす力を打ち消すように作用する。より大きいフランジ902及び952はまた、ユーザが握るためのより広い表面を提供する。
【0035】
また、
図14C及び
図14Dは、蓋950の角の1つから延びるつまみ954を示す。比較的大きいつまみ954は、消費者が簡単に握って蓋950を容器900から取り外すことができる人間工学的構造を形成する。さらに、つまみ954の大きいデザインは、加えられた力を広い領域に分散させることで、蓋の破損を防止する。
【0036】
図15A及び
図15Bは、本発明の実施形態による蓋の代替的なつまみを示す。
図15Aに示されるつまみ954は、
図14C及び
図14Dに示されるつまみと同じ構成を有するが、
図15Bに示されるつまみ954Aは、代替的なデザインである。つまみ954は、密封領域956の周囲からつまみ954の外部周縁957まで外側に延びる複数のリブ955を含む。リブ955は、つまみ954に強度を加える。
図15Bに示される実施形態では、リブ955Aは、密封領域956Aの外部周縁に沿って延びるが、つまみ954Aの外部周縁957Aまで外向きに延びない。また、つまみ954Aの密封領域956Aの外部周縁は、つまみ954Aの密封領域965の外部周縁よりも低いプロファイルを有する。プラスチック容器システムの蓋用のつまみで時々発生する問題の1つは、容器から蓋を取り外す過程でつまみをつかむ場合、つまみが反転する可能性があることである。このような反転により、容器から蓋を取り外すことが難しくなる。リブ955A及び外部周縁957Aの構成では、つまみ954Aは、他のつまみの構成に比べて、そのような反転の影響を受けにくい可能性がある。
【0037】
図16は、本発明による蓋1000及び1100が共に重なることのできる方法について示す。特に、この構成では、蓋1100は、点Cで蓋1000によって支えられている。蓋1000及び1100が重なることによって減少した空間は、蓋を保管するときに有用である。
【0038】
上述したように、プラスチック保管容器システムは、特にシステムが移動式の食品保管に使用される場合に、漏れに強い必要がある。本発明の特徴の組み合わせは、良好な耐漏れ性を提供する。上述したように、容器及び蓋のリムの丸みを帯びた形状は、容器システムが製造されるとき、及びシステムが長期間使用されるときの両方によって容器システムの密封領域に間隙が形成される可能性を低減する。さらに、本明細書に記載の二重密封構成は、容器及び蓋の丸みを帯びたリムと連動して強固な密封を提供する。その結果、本発明の実施形態による容器システムは、特に漏れ防止の密封が必要とされる用途に対して、非常に機能的である。
【0039】
さらに、本明細書に記載の容器システムの特徴の組み合わせが相乗的に作用して、従来技術の密封よりも著しく改善された密封を形成すると考えられる。例えば、容器と蓋の内表面にある二重密封、容器と蓋の対応する突起部及び円弧状の側部の組み合わせは、非常に機能的な密封機構を提供する。このような特徴の組み合わせによる密封機構は、二重密封の結果としての容器からの内容物の漏れを防止する気密性を提供し、ユーザが容器及び蓋を、密封を形成する位置に容易に移動できるようにする。さらに、ユーザは、突起部の位置合わせによって、蓋が実際に容器に正しく位置しているという確信を得ることができる。また、円弧状の側面により、例えば、自動食器洗い機による洗浄で発生し得る密封部の歪みを防止することで、繰り返し使用しても密封構成が長く持続するようにする。
【0040】
本発明は、特定の例示的な実施形態によって説明されたが、本開示の内容に照らして、当業者には多くの追加的な修正及び変形が可能であることは明白である。従って、本発明は、具体的に記載されている以外の方法で実施し得ることを理解されたい。従って、本発明の例示的な実施形態は、全ての点で例示的であり、限定的ではないと見なされるべきであって、本発明の範囲は、上述した説明ではなく、本出願及びその均等同等物によって支持される特許請求の範囲によって決定されなければならない。
【産業上利用の可能性】
【0041】
本明細書に記載の発明は、プラスチック保管容器システムの商業生産に使用することができる。このような容器システムは、食品及びその他の製品の保管を含む、家庭やその他の場所での広範囲の用途に使用される。
【図】
【手続補正書】
【提出日】2022-04-20
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器システムであって、
複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、前記リムの一部は、前記容器の上から見たときに円弧に沿って延びる容器と、
前記容器を密封するための蓋であって、前記蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために
第1接触領域で前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために
第2接触領域で前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、前記蓋の一部は、前記蓋の上から見たときに円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記第1接触領域及び前記第2接触領域は、垂直方向にオフセットされ
、
前記容器の前記リム及び前記蓋の前記リムは、前記第1接触領域と前記第2接触領域との間の領域で互いに離れている、
容器システム。
【請求項2】
前記容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記容器の前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記容器の前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項3】
円弧に沿って延びる前記容器の前記リムの
部分の少なくとも1つの
部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記容器の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
円弧に沿って延びる前記蓋の前記リムの前記
部分の少なくとも1つ
の部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記蓋の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項4】
前記容器の前記リムに複数の突起部が設けられ、前記蓋の前記リムに複数の突起部が設けられ、
前記容器の前記リムの前記突起部は、前記蓋が前記容器に密封されたときに、前記蓋の前記突起部と一致する、請求項1に記載の容器システム。
【請求項5】
容器システムであって、
複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、複数の突起部が前記リムに形成され、前記容器の上から見たときに、前記リムの一部が円弧に沿って延びる容器と、
前記容器の上部を閉じるための蓋であって、前記蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、複数の突起部が前記蓋に形成され、前記蓋の上から見たときに、前記蓋の前記リムの一部が円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記容器の前記リムの前記突起部は、前記蓋が前記容器に密封されたときに、前記蓋の前記突起部と一致するように位置する、
容器システム。
【請求項6】
前記蓋が前記容器の上部を閉じるときに、前記第1密封領域及び前記第2密封領域が垂直方向に整列する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項7】
前記容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記容器の前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記容器の前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項8】
円弧に沿って延びる前記容器の前記リムの前記
部分の少なくとも1つ
の部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記容器の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
円弧に沿って延びる前記蓋の前記リムの前記
部分の少なくとも1つ
の部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記蓋の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項5に記載の容器システム。
【請求項9】
前記蓋が前記容器に密封されるとき、前記容器の前記リムの各突起部は、前記蓋の対応するように整列された前記突起部から離間される、請求項5に記載の容器システム。
【請求項10】
容器システムであって、
それぞれが異なる体積を有する複数の容器であって、各容器は、複数の側壁、及び容器の上部の前記側壁から延びるリムを含み、前記容器の前記リムは、第1密封部及び第2密封部を含み、前記第1密封部及び前記第2密封部は、前記容器の内側に面する前記リムの表面上に位置し、複数の突起部が前記リムに形成され、前記容器の上から見たときに、前記リムの一部が円弧に沿って延びる容器と、
前記容器の上部を閉じるための複数の蓋であって、各蓋は、前記蓋の側面に沿って延びるリムを有し、前記蓋の前記リムは、(i)第1密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第1密封部と接触するように構成される第1密封部、及び(ii)第2密封領域を形成するために前記容器の前記リムの前記第2密封部と接触するように構成される第2密封部を含み、複数の突起部が前記蓋の各々に形成され、前記蓋の上から見たときに、前記蓋の前記リムの一部が円弧に沿って延びる蓋と、
を含み、
前記蓋の各リムの突起部は、前記蓋が対応する容器に密封されるとき、前記容器の少なくとも1つの容器の前記突起部と一致するように位置する、
容器システム。
【請求項11】
前記容器の少なくとも1つは、1カップ未満の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.25インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項12】
前記容器の少なくとも1つは、1~2カップの間の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.375インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項13】
前記容器の少なくとも1つは、3~9カップの間の体積を有し、前記容器の前記リムの前記円弧の少なくとも1つは、少なくとも約0.5インチの半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項14】
前記蓋が前記容器の前記上部を閉じるときに、前記第1密封領域及び前記第2密封領域が垂直方向に整列する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項15】
各容器の前記リムは、第1凹部及び第2凹部を含み、前記リムの前記第1密封部は、前記第1凹部に位置し、前記リムの前記第2密封部は、前記第1凹部と前記第2凹部との間に位置する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項16】
前記円弧に沿って延びる前記容器の前記リムの前記
部分の少なくとも1つ
の部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記容器の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有し、
前記円弧に沿って延びる前記蓋の
前記リムの前記
部分の少なくとも1つ
の部分は、前記円弧に沿っ
て延びる前記蓋の前記リムの
前記部分の少なくとも1つの部分の長さよりも1.5倍~2倍長い半径を有する、請求項10に記載の容器システム。
【請求項17】
前記蓋が対応する前記容器に密封されるとき、前記容器の前記リムの前記突起部各々は、前記蓋の対応するように整列された突起部から離間される、請求項10に記載の容器システム。
【国際調査報告】