(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-07
(54)【発明の名称】家具用ヒンジ
(51)【国際特許分類】
E05D 3/14 20060101AFI20220831BHJP
E05F 1/12 20060101ALI20220831BHJP
【FI】
E05D3/14 A
E05F1/12
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576800
(86)(22)【出願日】2020-06-10
(85)【翻訳文提出日】2022-02-17
(86)【国際出願番号】 EP2020066053
(87)【国際公開番号】W WO2020260018
(87)【国際公開日】2020-12-30
(31)【優先権主張番号】102019000010089
(32)【優先日】2019-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517220911
【氏名又は名称】アルトゥーロ・サリチェ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
【氏名又は名称原語表記】ARTURO SALICE S.P.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100132241
【氏名又は名称】岡部 博史
(74)【代理人】
【識別番号】100113170
【氏名又は名称】稲葉 和久
(72)【発明者】
【氏名】サリチェ,セルジオ
【テーマコード(参考)】
2E050
【Fターム(参考)】
2E050AA04
2E050BA04
2E050CA01
2E050EB02
(57)【要約】
家具のためのヒンジであって、家具の固定部分に固定されるように構成されたヒンジアーム(11)と、家具のドアに固定されるように構成され、開位置と閉位置との間で移動可能であるように関節システムによって振動することができるように前記ヒンジアーム(11)に接続されているヒンジボックス(13)であって、関節システムは、第1および第2の関節軸(15、16)によって振動することができるようにヒンジアーム(11)およびヒンジボックス(13)と接続された第1の内側ロッカー(14)と、それぞれ第3および第4の関節軸(18、19)によって振動できるようにヒンジアーム(11)およびヒンジボックス(13)と接続された第2の外側ロッカー(17)と、を備えた、ヒンジボックス(13)と、ヒンジアーム(11)のヒンジ(10)を開閉するための弾性手段(20)と、を備え、ヒンジは、弾性開閉手段(20)に応力を加えるための応力レバー(21)を備え、少なくともヒンジ(10)の開位置の近傍で弾性手段(20)に応力を加えるために、応力レバー(21)は、第1のロッカー(14)の第1の関節軸(15)によって振動できるように支持され、第1のロッカー(14)に機能的に接続され、又は、応力レバー(21)は、第2のロッカー(17)の第3の関節軸(18)によって振動できるように支持され、第2のロッカー(17)に機能的に接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
家具のためのヒンジであって、
家具の固定部分に固定されるように構成されたヒンジアーム(11)と、
家具のドアに固定されるように構成され、開位置と閉位置との間で移動可能であるように関節システムによって振動することができるように前記ヒンジアーム(11)に接続されているヒンジボックス(13)であって、前記関節システムは、第1および第2の関節軸(15、16)によって振動することができるように前記ヒンジアーム(11)および前記ヒンジボックス(13)と接続された第1の内側ロッカー(14)と、それぞれ第3および第4の関節軸(18、19)によって振動できるように前記ヒンジアーム(11)および前記ヒンジボックス(13)と接続された第2の外側ロッカー(17)と、を備えた、前記ヒンジボックス(13)と、
前記ヒンジアーム(11)の前記ヒンジ(10)を開閉するための弾性手段(20)と、
を備え、
前記ヒンジは、開閉するための前記弾性手段(20)に応力を加えるための応力レバー(21)を備え、少なくとも前記ヒンジ(10)の開位置の近傍で前記弾性手段(20)に応力を加えるために、前記応力レバー(21)は、前記第1のロッカー(14)の前記第1の関節軸(15)によって振動できるように支持され、前記第1のロッカー(14)に機能的に接続され、又は、前記応力レバー(21)は、前記第2のロッカー(17)の前記第3の関節軸(18)によって振動できるように支持され、前記第2のロッカー(17)に機能的に接続されている、家具用ヒンジ。
【請求項2】
前記応力レバー(21)および/または関連する前記ロッカー(14、17)は、少なくとも前記ヒンジの開位置の近傍において、前記応力レバー(21)および前記ロッカー(14、17)を互いに機能的に接続するように適合された接続手段(22)を備える、請求項1に記載のヒンジ。
【請求項3】
前記応力レバー(21)は、前記弾性手段(20)用のプレス部分(21’)を含み、そこから、前記関節軸(15、18)への前記レバーの関節接続用の同軸穴(21’’’)を有する2つの離間したサイドアーム(21’’)が突出している、請求項1又は2に記載のヒンジ。
【請求項4】
前記応力レバー(21)は、前記第2の外側ロッカー(17)の前記第3の関節軸(18)によって振動できるように支持され、前記第2のロッカー(17)に接続されていると共に、
前記接続手段(22)は、前記第3の関節軸(18)に対して実質的に半径方向に配置され、前記第3の関節軸(18)から離れて配置されている前記第2のロッカー(17)のスラスト面(17’)と接触するため、前記レバー(21)の前記アーム(21’’)の少なくとも1つから、前記穴(21’’’)に対して実質的に半径方向に延びる少なくとも1つの突起(22)を備える、請求項3に係るヒンジ。
【請求項5】
前記弾性手段(20)は、第1および第2のV字形弾性アーム(20’、20’’)を有する板ばねまたは金属ワイヤばねの形態であり、前記ばね(20)は、前記第3又は第1の関節軸(18、15)によって、又は、別の固定要素によって、前記ヒンジアーム(11)に固定されている、請求項1から4のいずれか一項に記載のヒンジ。
【請求項6】
前記V字形のばね(20)が前記第3の関節軸(18)にまたがって挿入され、固定されており、前記応力レバー(21)の前記プレス部分(21’)が前記ヒンジアーム(11)の壁(11’)と前記ばねの前記第1のアーム(20’)との間に挿入されており、前記ばねの前記第2のアーム(20’’)が前記ヒンジアーム(11)に接続されている境界要素(23)に対して横たわっている、請求項3及び5に記載のヒンジ。
【請求項7】
前記境界要素(23)は、前記第1のロッカー(14)と一体であり、前記第1の関節軸(15)の周りを振動するように動くことができるように前記第1の関節軸(15)に固定されたカムの形態である、請求項6に記載のヒンジ。
【請求項8】
前記カム(23)は、前記ばね(20)の前記第2のアーム(20’’)のための静止面(23’)を有し、前記面(23’)は、前記第1の関節軸(15)に対して同心であるか、または輪郭とり(countoured)された面である、請求項7に記載のヒンジ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家具等の扉用のヒンジ、特に扉を開位置に維持するように構成されたヒンジに関する。
【背景技術】
【0002】
家具分野では、従来、家具の扉を振動的に支持するために、家具の本体に接続できる固定部分と、ドアに接続することができるボックスで構成される可動部分とを含むヒンジを使用しており、これらの部品は、2つの接続ロッカーと4つの関節軸を含む関節システムによって振動的に互いに関節運動する。
【0003】
一般に、ヒンジは、同様に適合された弾性手段、例えば、ドアを閉位置に持っていき、そこにドアを保持するために、固定部分のアームまたは関節システムをヒンジの閉鎖方向に押すために搭載されているV字型の板ばねを有する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、場合によっては、例えば、家具のアイテムの中に、ドアを閉じた位置に保つように適合された弾性手段の作用の代替として、またはそれに加えて、ドアと同じ高さに取り付けられた引き出し(drawers)がある場合があり、引き出しが開いたときに、ドアが完全に開いていないときにドアと衝突してこれを損傷させるリスクを防ぐために、引き出しは、ドアを完全に開いた位置に保つように適応された弾性作用を有することが望ましいであろう。
【0005】
したがって、本発明の目的は、ドアを完全に開いた位置に持ってそこに保持するように構成された弾性手段を有する家具などのドア用のヒンジを提供することである。
【0006】
この目的の範囲内で、本発明の目的は、信頼性が高く、容易かつ実用的に実施され、低コストである家具などのドア用のヒンジを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この目的と、これから明らかになるであろう他の目的は、家具などのヒンジによって達成され、このヒンジは、
家具の固定部分に固定されるように構成されたヒンジアームと、
家具のドアに固定されるように構成され、前記ヒンジの開位置と閉位置との間で移動可能であるように関節システムによって振動することができるように、前記ヒンジアームに接続されているヒンジボックスであって、前記関節システムは、それぞれ第1及び第2の関節軸によって振動することができるように、前記ヒンジアームと前記ヒンジボックスと接続された第1の内部ロッカーと、それぞれ第3及び第4の関節軸で振動できるように前記ヒンジアームと前記ヒンジボックスと接続された第2の外側ロッカーと、を備えたヒンジボックスと、
前記ヒンジアームのヒンジを開閉するための弾性手段と、
を備え、
前記ヒンジは、開閉するための前記弾性手段に応力を加えるための応力レバーを含み、少なくとも前記ヒンジの開位置の近傍で前記弾性手段に応力を加えるために、前記応力レバーは、前記第1のロッカーの前記第1の関節軸によって振動できるように支持され、前記第1のロッカーに機能的に接続され、又は、前記応力レバーは、前記第2のロッカーの前記第3の関節軸によって振動できるように支持され、前記第2のロッカーに機能的に接続されている。
【0008】
本発明のさらなる特徴および利点は、後述の特許請求の範囲でさらに定義される。
【0009】
本発明の特徴および利点は、添付の図面の非限定的な例示の目的で示されている、家具用のヒンジの好ましいが限定されない実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態によるヒンジの斜視図である。
【
図2】線2-2に沿って切り取られた
図1のヒンジの縦断面図であって、ヒンジは、閉じられるのに近接した位置にあり、弾性手段は、応力レバーによって応力が加えられていない、ヒンジの縦断面図である。
【
図3】線2-2に沿って切り取られた
図1のヒンジの縦断面図であって、ヒンジは、弾性手段が応力レバーによる応力を受け始めており、
図2に対してより開いた位置にある、ヒンジの縦断面図である。
【
図4】線2-2に沿って切り取られた
図1のヒンジの縦断面図であって、ヒンジは、弾性手段が最大応力を受けている状態にある、
図3に対してより開いた位置にある、ヒンジの縦断面図である。
【
図5】線2-2に沿って切り取られた
図1のヒンジの縦断面図であって、ヒンジは完全に開いた位置にあり、そのような開いた位置にヒンジを保持するために弾性手段が少なくとも部分的に解放されている、ヒンジの縦断面図である。
【
図6】ボックスを取り外した状態で、
図2の閉じた位置に近い位置にあるヒンジの拡大図である。
【
図7】
図5のヒンジの全開位置で互いに機能的に接続されている応力レバーおよびロッカーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明に係るヒンジは、一般に、添付の図において参照符号10によって示され、一般に、ヒンジアーム11を備え、前記ヒンジアームは、示されていないが、例えば、アーム11をスナップ留めすることができる固定ベース12を介して、家具のアイテムの固定部分または本体に固定されるように構成されている。
【0012】
ヒンジ10は、また、ヒンジボックス13を備え、ヒンジボックス13は、家具のアイテムのドアに固定されるように構成され、振動できるように、ヒンジの開位置と閉位置との間で移動可能であるように関節システムによってヒンジアーム11に接続されている。
【0013】
関節システムは、第1および第2の関節軸15、16によってそれぞれヒンジアーム11およびヒンジボックス13と振動することができるように接続された第1の内側ロッカー14と、第3及び第4の関節軸18、19によってそれぞれヒンジアーム11及びヒンジボックス13と振動できるように接続された第2の外側ロッカー17と、を備える。
【0014】
ヒンジ10は、さらに、ヒンジを開閉するための弾性手段20を備え、弾性手段20は、ヒンジアーム11に配置され、本発明によれば、弾性手段20は、ドアを完全に開いた位置に持って行き、そのドアをその位置に保つために、特定の開き角度から始まる弾性作用を発揮するように構成され、応力が加えられている。
【0015】
必要に応じて、ヒンジの用途および使用のタイプの機能として、そのような弾性手段はまた、ドアを閉位置に持っていき、そこに保つために、特定の開き角度から開始して作用するさらなる弾性作用を発揮するように構成および応力を加えることができる。
【0016】
前述のことを達成するために、本発明によれば、ヒンジ10は、弾性開閉手段20に応力を加えるための応力レバー21を備え、;そのような応力レバー21は、第1のロッカー14の第1の関節軸15によって振動できるように支持され、その第1のロッカー14に、またはより好ましくは、機能的に接続され、それは、少なくともヒンジの開位置の近傍で弾性手段20に応力を加えるために、第2の外側ロッカー17の第3の関節軸18によって振動できるように支持され、その第2のロッカー17に機能的に接続され、ドアを完全に開いた位置に持って行き、ドアをその位置に保つために、特定の開き角度から始まる前述の弾性作用を達成する。
【0017】
好ましくは、応力レバー21は、弾性手段20のためのプレス部分21’を含み、そこから、レバー21の関節軸15又は18への関節接続のための同軸穴21’’’を有する2つの離間したサイドアーム21’’が突出する。
【0018】
応力レバー21と第1のロッカー14または第2のロッカー17との間の前述の機能的接続の目的のために、応力レバー21および/またはロッカー14、17は、好ましくは、応力レバー21および対応するロッカー14、17を、少なくとも前述のヒンジの開位置の近傍で互いに機能的に接続するように適合(shaped)された接続手段22を備える。
【0019】
図に示される好ましい実施形態では、応力レバー21は、第2の外側ロッカー17の第3の関節軸18によって振動することができ、第2のロッカー17に接続されるように支持され、そのような接続手段22は、例えば、レバー21のアーム21 ’’の少なくとも1つから、穴21’’’に対して実質的に半径方向に延びる少なくとも1つの突起22の形をとることができ、関節軸18に対して実質的に半径方向に配置され、その軸18から離間されているロッカー17のスラスト面17’と接触する。
【0020】
接続手段が、例えば、ギア付きトランスミッション、カム手段、またはレバー機構の形で、異なるタイプであり得る可能性は排除されていない。
【0021】
好ましくは、弾性手段20は、第1及び第2のV字形弾性アーム20’、20’’を有する板ばねまたは金属ワイヤばねの形態であり、これは、関節軸の1つ又は別の固定要素を介してヒンジアーム11に固定されている。
【0022】
示されている実施形態では、V字形のばね20は、第3の関節軸18にまたがって挿入され、固定されている。;この場合、応力レバー21のプレス部分21’は、好ましくは、ヒンジアーム11の壁11’とばねの第1のアーム20’との間に挿入され、ばねの第2のアーム20’’は、ヒンジアーム11に接続されている境界要素(abutment element)23に接している。
【0023】
好ましくは、境界要素23は、第1のロッカー14と一体であり、第1の関節軸15の周りを振動するように動くことができるように第1の関節軸15に固定されたカムの形態である。
【0024】
カム23は、ばね20の第2のアーム20’’のための静止面23’有する。;示される実施形態では、この表面23’は、関節軸15と同心であり、その結果、ばねの第2のアーム20’’は、応力がかからず、単にカム23上に静止したままである。;したがって、そのような場合、ばね20はレバー21によってのみ応力がかかる。
【0025】
ただし、静止面23’は、さらに追加の弾性作用、例えば、ドアを閉位置に持ってそこに保持するために特定の開き角度から開始して作用する前述の弾性作用を得るために、ばね20の第2アーム20’’に応力を加えるようにうまく輪郭を描く(contoured)ことができる可能性は排除されていない。
【0026】
本発明に係るヒンジの動作は、
図2から
図5より明らかである。
【0027】
特に、閉位置で、例えば30°から50°の間に含まれるヒンジの特定の開き角度まででは、応力レバー21は、ロッカー17と機能的に接続されておらず、したがって、ばね20はいかなる弾性作用も及ぼさない。;これは、例えば、ヒンジが上記の角度範囲に含まれる開位置にあり、応力レバー21のアームの少なくとも1つから突出する突起22は、そのロッカー17のスラスト面17’と接触していないので、ばね20に応力がかからず、ロッカー17に弾性作用を及ぼすことができない
図2から明らかである。
【0028】
図3に示すように、例えば30°から50°の間に含まれるヒンジの開き角度でドアを開き続けると、応力レバー21の突起22がロッカーのスラスト面17’と接触し、次に、ばね20には、応力レバー21によって応力が加えられ始める。
【0029】
そのような開き角度から開始し、例えば50°から75°の間に含まれる開き角度に達するまでドアを開く動きを続けると、突起22に対して作用するロッカー17のスラスト面17’が応力レバーの回転を引き起こし、応力レバー21は、次にばね20が
図4に示される最大応力の状態になるまで、ばね20を圧縮する。
【0030】
ロッカー14、17および4つの関節軸15、16、18、19によって形成された関節四辺形の関節システムの構成により、50°から75°の間に含まれるこの開き角度から開始し、ロッカー17は、その回転方向を反転させ、ドアを完全に開いた位置に持って行き、ドアをその位置に保つために作用する前述の弾性作用を生成するような、ばね20の漸進的な解放を引き起こす。
【0031】
そのような状態が
図5に示され、ヒンジは完全に開いた位置にあり、そのヒンジをそのような開いた位置に保つためにばね20が少なくとも部分的に解放されている。
【0032】
本発明による解決策は、従来のタイプのヒンジに、または閉鎖および/または開放運動の減速または減衰のための装置が取り付けられたヒンジにさえ適用することができる。
【0033】
さらに、各ドアには、本発明による1つまたは複数のヒンジを適用することができ、任意選択で、異なる方法で構成および応力が加えられる弾性手段を有するヒンジ、例えば、閉鎖するための手段が取り付けられたヒンジとそれらを関連付けることができ、求められる機能および家具のアイテムにおける用途のタイプの機能として、開くときおよび/または閉じるときのドアの動きの制御を可能にする。
【0034】
前述のことから、本発明によるヒンジは、ドアを完全に開いた位置に持って行き、ドアをその位置に保つために、特定の開き角度から始まる弾性作用を効果的に発揮するように構成され、応力が加えられた弾性手段を有することが明らかである。
【0035】
これは、実質的に従来のタイプのヒンジに本発明に係る応力レバーを取り付けることを提供することによって、簡単かつ経済的な方法で達成される。
【0036】
本発明に係るヒンジは、修正および変形の影響を受けることができ、これらはすべて、添付の特許請求の範囲内にある。
【0037】
さらに、構造のすべての詳細は、技術的に同等の要素で置き換えることができる。
【0038】
実際には、使用される材料、および偶発的な形状は、要件および最新技術に応じて任意のものであり得る。
【0039】
この出願において優先権を主張するイタリア特許出願第102019000010089号の開示は、参照により本明細書に組み込まれる。
【0040】
クレームで言及されている技術的特徴の後に参照記号が続く場合、それらの参照記号は、クレームの了解度を高めることのみを目的として含まれているため、したがって、そのような参照記号は、例としてそのような参照記号によって識別される各要素の解釈に制限的な影響を及ぼさない。
【国際調査報告】