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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-07
(54)【発明の名称】無線通信の方法及び端末デバイス
(51)【国際特許分類】
   H04W 92/18 20090101AFI20220831BHJP
   H04W 4/46 20180101ALI20220831BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20220831BHJP
   H04W 8/24 20090101ALI20220831BHJP
   H04W 76/34 20180101ALI20220831BHJP
   H04W 76/38 20180101ALI20220831BHJP
【FI】
H04W92/18
H04W4/46
H04W4/44
H04W8/24
H04W76/34
H04W76/38
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021577175
(86)(22)【出願日】2020-02-05
(85)【翻訳文提出日】2021-12-24
(86)【国際出願番号】 CN2020074367
(87)【国際公開番号】W WO2020258885
(87)【国際公開日】2020-12-30
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/093129
(32)【優先日】2019-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/115155
(32)【優先日】2019-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2019/105177
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100096921
【弁理士】
【氏名又は名称】吉元 弘
(72)【発明者】
【氏名】ルー、チエンシー
(72)【発明者】
【氏名】チャオ、チェンシャン
(72)【発明者】
【氏名】リン、ホエイ-ミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
(57)【要約】
本発明の実施例は、無線通信の方法及び端末デバイスを提供し、端末デバイスは、サイドリンクに異常が発生したときに処理を実行することができ、これにより、サイドリンク上の通信性能を向上する。この方法は、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップと、この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答するステップと、を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップと、
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクの異常に応答するステップと、を含む
ことを特徴とする無線通信の方法。
【請求項2】
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクの異常に応答するステップは、
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクのベアラを一時停止、解放、リセット、又は再確立する、及び/又は、
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティを一時停止、解放、リセット、又は再確立するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティには、サービスデータ適応プロトコル(SDAP)エンティティ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティ、無線リンク層制御プロトコル(RLC)エンティティ、メディアアクセス制御(MAC)層エンティティのうちの少なくとも1つのエンティティが含まれる
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクの異常に応答するステップは、
前記第1の端末デバイスがネットワークデバイスに第1の指示情報を送信するステップを含み、前記第1の指示情報は、前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の指示情報は、アプリケーション層識別子(ID)、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、サービス品質(QoS)属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、プロバイダサービス識別子(PSID)情報、PC5 QoSフロー識別子(PFI)情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の指示情報は、前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクの異常に応答するステップは、
前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスに第2の指示情報を送信するステップを含み、前記第2の指示情報は、前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用されるか、又は前記第2の指示情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用される
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記第2の指示情報が前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、前記第2の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2の指示情報が前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、前記第2の指示情報は、
前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記第1の端末デバイスが前記サイドリンクの異常に応答するステップは、
前記第1の端末デバイスが上位層に第3の指示情報を送信するステップを含み、前記第3の指示情報は、前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項1~9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記第3の指示情報は、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記第3の指示情報は、
前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
前記第1の端末デバイスがネットワークデバイスに前記サイドリンクに対する第1のメッセージを送信し、第1のタイマーがタイムアウトした場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記第1のメッセージを送信した時点に前記第1のタイマーを開始する
ことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
第2のメッセージが受信された時点に前記第1のタイマーを停止する
ことを特徴とする請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2のメッセージは無線リソース制御(RRC)再構成メッセージである
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のメッセージはサイドリンク端末デバイスメッセージである
ことを特徴とする請求項13~16のいずれか1項に記載の方法。
【請求項18】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
前記第1の端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、且つ前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~17のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
前記第3のメッセージは構成メッセージであり、
前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第1の端末デバイスが前記第3のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記第3のメッセージは構成メッセージであり、
前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記ネットワークデバイスが前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの通信リンクに対応するパラメーター構成を提供していないことを含む
ことを特徴とする請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスにより送信された第4のメッセージを受信し、且つ前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記第4のメッセージは構成メッセージであり、
前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第1の端末デバイスが前記第4のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成を行うことができないことを含む
ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第4のメッセージは、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスに送信した第1の構成情報の応答メッセージであり、
前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第2の端末デバイスが前記第1の構成情報の内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む
ことを特徴とする請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスに第5のメッセージを送信し、第2のタイマーがタイムアウトした場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項25】
前記第5のメッセージを送信した時点に前記第2のタイマーを開始する
ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項26】
第6のメッセージが受信された時点に前記第2のタイマーを停止する
ことを特徴とする請求項24又は25に記載の方法。
【請求項27】
前記第6のメッセージはアクセス層構成完了メッセージであるか、又は前記第6のメッセージは、前記第2の端末デバイスが能力情報をフィードバックするメッセージである
ことを特徴とする請求項26に記載の方法。
【請求項28】
前記第5のメッセージはアクセス層構成メッセージであるか、又は前記第5のメッセージは、前記第2の端末デバイスの能力情報を要求するメッセージである
ことを特徴とする請求項24~27のいずれか1項に記載の方法。
【請求項29】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
第3のタイマーがタイムアウトした場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項30】
前記第1の端末デバイスが少なくとも1つの第4の指示情報に従って前記第3のタイマーを開始するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記第4の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記第1の端末デバイスが少なくとも1つの第5の指示情報に従って前記第3のタイマーを停止するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項29~31のいずれか1項に記載の方法。
【請求項33】
前記第5の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップは、
第1のカウンターが第1の閾値に達した場合、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するステップを含む
ことを特徴とする請求項1~23のいずれか1項に記載の方法。
【請求項35】
前記第1の端末デバイスが少なくとも1つの第6の指示情報に従って前記第1のカウンターを変更するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記第6の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記第1の端末デバイスが第4のタイマーのタイムアウトに従って前記第1のカウンターをリセットするステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項34又は35に記載の方法。
【請求項38】
前記第1の端末デバイスが少なくとも1つの第7の指示情報に従って前記第4のタイマーを開始又は再開するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記第7の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項38に記載の方法。
【請求項40】
第1の端末デバイスであり、
第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成された処理ユニットを含み、
前記処理ユニットはまた、前記サイドリンクの異常に応答するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項41】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記サイドリンクのベアラを一時停止、解放、リセット、又は再確立する、及び/又は、
前記サイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティを一時停止、解放、リセット、又は再確立するように構成される
ことを特徴とする請求項40に記載の端末デバイス。
【請求項42】
前記サイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティには、
サービスデータ適応プロトコル(SDAP)エンティティ、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)エンティティ、無線リンク層制御プロトコル(RLC)エンティティ、メディアアクセス制御(MAC)層エンティティのうちの少なくとも1つのエンティティが含まれる
ことを特徴とする請求項41に記載の端末デバイス。
【請求項43】
ネットワークデバイスに第1の指示情報を送信するように構成された通信ユニットをさらに含み、
前記第1の指示情報は、前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項40~42のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項44】
前記第1の指示情報は、
アプリケーション層識別子ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、サービス品質QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、プロバイダサービス識別子(PSID)情報、PC5 QoSフロー識別子(PFI)情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項43に記載の端末デバイス。
【請求項45】
前記第1の指示情報は、
前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項43に記載の端末デバイス。
【請求項46】
前記第2の端末デバイスに第2の指示情報を送信するように構成された通信ユニットをさらに含み、
前記第2の指示情報は、前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用されるか、又は前記第2の指示情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用される
ことを特徴とする請求項40~445のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項47】
前記第2の指示情報が前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、前記第2の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項46に記載の端末デバイス。
【請求項48】
前記第2の指示情報が前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、前記第2の指示情報は、
前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項46に記載の端末デバイス。
【請求項49】
上位層に第3の指示情報を送信するように構成された通信ユニットをさらに含み、
前記第3の指示情報は、前記第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される
ことを特徴とする請求項40~48のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項50】
前記第3の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項49に記載の端末デバイス。
【請求項51】
前記第3の指示情報は、
前記第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む
ことを特徴とする請求項49に記載の端末デバイス。
【請求項52】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記第1の端末デバイスがネットワークデバイスに前記サイドリンクに対する第1のメッセージを送信し、第1のタイマーがタイムアウトした場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~51のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項53】
前記第1のメッセージを送信した時点に前記第1のタイマーを開始する
ことを特徴とする請求項52に記載の端末デバイス。
【請求項54】
第2のメッセージが受信された時点に前記第1のタイマーを停止する
ことを特徴とする請求項52又は53に記載の端末デバイス。
【請求項55】
前記第2のメッセージは無線リソース制御(RRC)再構成メッセージである
ことを特徴とする請求項54に記載の端末デバイス。
【請求項56】
前記第1のメッセージはサイドリンク端末デバイスメッセージである
ことを特徴とする請求項52~55のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項57】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記第1の端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、且つ前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~51のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項58】
前記第3のメッセージは構成メッセージであり、
前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第1の端末デバイスが前記第3のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む
ことを特徴とする請求項57に記載の端末デバイス。
【請求項59】
前記第3のメッセージは構成メッセージであり、
前記第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記ネットワークデバイスが前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの通信リンクに対応するパラメーター構成を提供していないことを含む
ことを特徴とする請求項57に記載の端末デバイス。
【請求項60】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスにより送信された第4のメッセージを受信し、且つ前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~59のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項61】
前記第4のメッセージは構成メッセージであり、
前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第1の端末デバイスが前記第4のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む
ことを特徴とする請求項60に記載の端末デバイス。
【請求項62】
前記第4のメッセージは、前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスに送信した第1の構成情報の応答メッセージであり、
前記第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
前記第2の端末デバイスが前記第1の構成情報の内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む
ことを特徴とする請求項60に記載の端末デバイス。
【請求項63】
前記処理ユニットは、具体的に、
前記第1の端末デバイスが前記第2の端末デバイスに第5のメッセージを送信し、第2のタイマーがタイムアウトした場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~62のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項64】
前記第5のメッセージを送信した時点に前記第2のタイマーを開始する
ことを特徴とする請求項63に記載の端末デバイス。
【請求項65】
第6のメッセージが受信された時点に前記第2のタイマーを停止する
ことを特徴とする請求項63又は64に記載の端末デバイス。
【請求項66】
前記第6のメッセージはアクセス層構成完了メッセージであるか、又は前記第6のメッセージは、前記第2の端末デバイスが能力情報をフィードバックするメッセージである
ことを特徴とする請求項65に記載の端末デバイス。
【請求項67】
前記第5のメッセージはアクセス層構成メッセージであるか、又は前記第5のメッセージは、前記第2の端末デバイスの能力情報を要求するメッセージである
ことを特徴とする請求項63~66のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項68】
前記処理ユニットは、具体的に、
第3のタイマーがタイムアウトした場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~62のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項69】
前記処理ユニットはまた、少なくとも1つの第4の指示情報に従って前記第3のタイマーを開始するように構成される
ことを特徴とする請求項68に記載の端末デバイス。
【請求項70】
前記第4の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項69に記載の端末デバイス。
【請求項71】
前記処理ユニットはまた、少なくとも1つの第5の指示情報に従って前記第3のタイマーを停止するように構成される
ことを特徴とする請求項68~70のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項72】
前記第5の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項71に記載の端末デバイス。
【請求項73】
前記処理ユニットは、具体的に、
第1のカウンターが第1の閾値に達した場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される
ことを特徴とする請求項40~62のいずれか1項に記載の端末デバイス。
【請求項74】
前記処理ユニットはまた、少なくとも1つの第6の指示情報に従って前記第1のカウンターを変更するように構成される
ことを特徴とする請求項73に記載の端末デバイス。
【請求項75】
前記第6の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項74に記載の端末デバイス。
【請求項76】
前記処理ユニットはまた、第4のタイマーのタイムアウトに従って前記第1のカウンターをリセットするように構成される
ことを特徴とする請求項73又は74に記載の端末デバイス。
【請求項77】
前記処理ユニットはまた、少なくとも1つの第7の指示情報に従って前記第4のタイマーを開始又は再開するように構成される
ことを特徴とする請求項76に記載の端末デバイス。
【請求項78】
前記第7の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される
ことを特徴とする請求項77に記載の端末デバイス。
【請求項79】
プロセッサーと、メモリとを備え、前記メモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、前記プロセッサーは、前記メモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、請求項1~39のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成される
ことを特徴とする端末デバイス。
【請求項80】
メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、装置が装着されたデバイスに請求項1~39のいずれか1項に記載の方法を実行させるように構成されたプロセッサーを備える
ことを特徴とする装置。
【請求項81】
コンピュータプログラムを格納するように構成され、前記コンピュータプログラムは、コンピュータに請求項1~39のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項82】
コンピュータプログラム命令を含み、このコンピュータプログラム命令は、コンピュータに請求項1~39のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム製品。
【請求項83】
コンピュータに請求項1~39のいずれか1項に記載の方法を実行させる
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2019年6月26日に中国特許庁に提出された、出願番号がPCT/CN2019/093129であって、発明の名称が「無線通信の方法及び端末デバイス」であるPCT特許出願に基づき優先権を主張し、2019年9月10日に中国特許庁に提出された、出願番号がPCT/CN2019/105177であって、発明の名称が「無線通信の方法及び端末デバイス」であるPCT特許出願に基づき優先権を主張し、2019年11月1日に中国特許庁に提出された、出願番号がPCT/CN2019/115155であって、発明の名称が「無線通信の方法及び端末デバイス」であるPCT特許出願に基づき優先権を主張し、これらのPCT特許出願の内容のすべてを本願に援用する。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は、通信分野に関し、特に無線通信の方法及び端末デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
端末デバイス(例えば、車載端末)は、ネットワークデバイスにより割り当てられたリソースに従って、サイドリンク上で端末間通信を行うことができるが、リリース(Release)16以降のバージョンの通信では、サイドリンク上の通信性能に対してより高い要件が提起されており、サイドリンク上の通信性能をどのように向上するかは、解決すべき緊急の問題である。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施例は、無線通信の方法及び端末デバイスを提供し、端末デバイスは、サイドリンクに異常が発生したときに処理を実行することができ、これにより、サイドリンク上の通信性能を向上する。
【0005】
第1の態様によれば、無線通信の方法が提供され、この方法は、
第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するステップと、
この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答するステップと、を含む。
【0006】
第2の態様によれば、上記の第1の態様又はその各実現形態における方法を実行するための端末デバイスが提供される。
【0007】
具体的に、この端末デバイスは、上記の第1の態様又はその各実現形態における方法を実行するための機能モジュールを備える。
【0008】
第3の態様によれば、プロセッサーと、メモリとを備える端末デバイスが提供される。このメモリは、コンピュータプログラムを格納するように構成され、このプロセッサーは、このメモリに格納されたコンピュータプログラムを呼び出して実行し、上記の第1の態様又はその各実現形態における方法を実行するように構成される。
【0009】
第4の態様によれば、上記の第1の態様の各実現形態における方法を実現するための装置が提供される。
【0010】
具体的に、この装置は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、この装置が装着されたデバイスに上記の第1の態様の各実現形態における方法を実行させるように構成されたプロセッサーを備える。
【0011】
第5の態様によれば、コンピュータプログラムを格納するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され、このコンピュータプログラムは、コンピュータに上記の第1の態様の各実現形態における方法を実行させる。
【0012】
第6の態様によれば、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品が提供され、前記コンピュータプログラム命令は、コンピュータに上記の第1の態様の各実現形態における方法を実行させる。
【0013】
第7の態様によれば、コンピュータ上で実行されるときに、コンピュータに上記の第1の態様の各実現形態における方法を実行させるコンピュータプログラムが提供される。
【0014】
上記の技術案によれば、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定した場合、この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答し、これにより、サイドリンク上の通信性能を向上する。
【0015】
上記の技術案に基づけば、統一されたサイドリンク異常処理メカニズムを簡単に確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施例に係る伝送モードの概略フレーム図である。
図2】本発明の実施例に係る別の伝送モードの概略フレーム図である。
図3】本発明の実施例により提供される無線通信の方法の概略フローチャートである。
図4】本発明の実施例により提供される無線通信の方法の概略図である。
図5】本発明の実施例により提供される端末デバイスの概略ブロック図である。
図6】本発明の実施例により提供される通信デバイスの概略ブロック図である。
図7】本発明の実施例により提供される装置の概略ブロック図である。
図8】本発明の実施例により提供される通信システムの概略ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施例における図面を参照しながら、本発明の実施例における技術案について説明する。なお、説明される実施例は、本発明の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。当業者が本発明の実施例に関して、創造的な労働をしていない前提で獲得する他のすべての実施例は、本発明の保護範囲に属する。
【0018】
本発明の実施例は、任意の端末デバイス間通信フレームワークに適用することができる。
【0019】
例えば、ビークルツービークル(Vehicle to Vehicle:V2V)、ビークルツーエブリシング(Vehicle to Everything:V2X)、デバイスツーデバイス(Device to Device:D2D)等がある。
【0020】
ここで、本発明の実施例における端末は、物理層及びメディアアクセス制御層が構成された任意のデバイス又は装置であってもよく、端末デバイスは、アクセス端末とも呼ばれる。例えば、ユーザ機器(User Equipment:UE)、ユーザユニット、ユーザ局、移動局、モバイルステーション、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザエージェント、又はユーザ装置がある。アクセス端末は、携帯電話、コードレス電話、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol:SIP)電話、無線ロカールループ(Wireless Local Loop:WLL)局、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、無線通信機能のあるハンドヘルドデバイス、計算デバイス又は無線モデムに接続された他の線形処理デバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス等であってもよい。本発明の実施例は、車載端末を例として説明するが、これに限定されない。
【0021】
選択的に、本発明の幾つかの実施例では、本発明の実施例は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)Rel-14で定義された伝送モード3及び伝送モード4に適用することができる。
【0022】
図1は、本発明の実施例に係るモード3の概略図である。図2は、本発明の実施例に係るモード4の概略図である。
【0023】
図1に示す伝送モード3では、車載端末(車載端末121及び車載端末122)の伝送リソースは、基地局110により割り当てられ、車載端末は、基地局110により割り当てられたリソースに従って、サイドリンク上でデータを送信する。具体的に、基地局110は、端末に1回の伝送のためのリソースを割り当ててもよく、端末に半静的伝送のためのリソースを割り当ててもよい。
【0024】
図2に示す伝送モード4では、車載端末(車載端末131及び車載端末132)は、センシング(sensing)と予約(reservation)の伝送方式を採用しており、車載端末は、サイドリンクのリソース上で伝送リソースを自律的に選択してデータを伝送する。
【0025】
以下、車載端末131を例として具体的に説明する。
【0026】
車載端末131は、センシングによってリソースプール内の利用可能な伝送リソースのセットを取得し、車載端末131は、このセットから1つの伝送リソースをランダムに選択してデータを伝送する。
【0027】
車両インターネットシステムのサービスは周期的な特徴を有するので、本発明の実施例では、車載端末131は、半静的伝送方式を採用することもできる。即ち、車載端末131は、1つの伝送リソースを取得した後、複数の伝送期間でこの伝送リソースを継続的に使用して、リソースの再選択及びリソースの衝突の確率を低減する。
【0028】
車載端末131は、今回伝送される制御情報に次の伝送用のリソースを予約するための情報を載せることができ、これにより、他の端末(例えば、車載端末132)は、このユーザの制御情報を検出することによって、このリソースブロックがこのユーザにより予約及び使用されたかどうかを判断し、リソースの衝突を減らす目的を達成することができる。
【0029】
本発明の実施例に係る車載端末は、自動運転等の高いデータ相互作用効率を有するシナリオに適用することができる。
【0030】
図3は、本発明の実施例に係る無線通信の方法200の概略フローチャートである。この方法200は、第1の端末デバイスにより実行されることができる。図3示す第1の端末デバイスは、図1又は図2に示すような車載端末であってもよい。
【0031】
図3に示すように、この方法200は、下記の内容の一部又は全部を含んでもよい。
【0032】
S210:第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0033】
S220:この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答する。
【0034】
選択的に、この第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間のサイドリンクは、ユニキャストリンクであってもよく、この第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間のサイドリンクはまた、マルチキャストリンク内の1つのリンクであってもよい。
【0035】
選択的に、本発明の実施例では、図4に示すように、以下のケース1からケース4の少なくとも1つが発生した場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定することができる。
【0036】
ケース1:この第1の端末デバイスがネットワークデバイスにこのサイドリンクに対する第1のメッセージを送信し、第1のタイマーがタイムアウトした場合。
【0037】
即ち、この第1の端末デバイスがネットワークデバイスにこのサイドリンクに対する第1のメッセージを送信し、第1のタイマーがタイムアウトした場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0038】
選択的に、この第1のメッセージを送信した時点にこの第1のタイマーを開始する。
【0039】
なお、この第1のタイマーは、他の幾つかの時点に開始してもよいが、サイドリンクの異常判断要件を満たす必要がある。
【0040】
選択的に、第2のメッセージが受信された時点にこの第1のタイマーを停止する。
【0041】
なお、第1のタイマーは第1の期間が構成され、この第1のタイマーは、開始してからこの第1の期間持続した後にタイムアウトし、この第1の端末デバイスは、この第1の期間内にこの第2のメッセージをリッスンする。この第1の期間は、ネットワークデバイスにより構成されてもよく、事前に構成されてもよい。
【0042】
この第2のメッセージは、この第1のメッセージの応答メッセージであってもよく、他の幾つかのメッセージであってもよいことを理解されたい。
【0043】
例えば、この第1のメッセージはサイドリンク端末デバイスメッセージ(SidelinkUEInformation)である。例えば、この第2のメッセージは無線リソース制御(Radio Resource Control:RRC)再構成(RRCReconfiguration)メッセージである。
【0044】
ケース2:この第1の端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、且つこの第3のメッセージが異常が発生したことを指示する。
【0045】
即ち、この第1の端末デバイスがネットワークデバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、且つこの第3のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0046】
選択的に、この第3のメッセージは構成メッセージであり、この第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、具体的に、
この第1の端末デバイスがこの第3のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことであってもよい。即ち、このサイドリンクの異常は、この第1の端末デバイスによる異常であってもよい。
【0047】
選択的に、この第3のメッセージは構成メッセージであり、この第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、具体的に、
このネットワークデバイスがこの第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの通信リンクに対応するパラメーター構成を提供していないことであってもよい。
【0048】
例えば、この第3のメッセージはRRC再構成(RRCReconfiguration)メッセージである。
【0049】
ケース3:この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスにより送信された第4のメッセージを受信し、且つこの第4のメッセージが異常が発生したことを指示する。
【0050】
即ち、この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスにより送信された第4のメッセージを受信し、且つこの第4のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0051】
選択的に、この第4のメッセージは構成メッセージであり、この第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、具体的に、
この第1の端末デバイスがこの第4のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことであってもよい。即ち、このサイドリンクの異常は、この第1の端末デバイスによる異常であってもよい。
【0052】
選択的に、この第4のメッセージは、この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに送信した第1の構成情報の応答メッセージであり、この第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、具体的に、
この第2の端末デバイスがこの第1の構成情報の内容の一部又は全部に従って構成することができないことであってもよい。即ち、このサイドリンクの異常は、この第2の端末デバイスによる異常であってもよい。
【0053】
ケース4:この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに第5のメッセージを送信し、第2のタイマーがタイムアウトした場合。
【0054】
即ち、この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに第5のメッセージを送信し、第2のタイマーがタイムアウトした場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0055】
選択的に、この第5のメッセージを送信した時点にこの第2のタイマーを開始する。
【0056】
なお、この第2のタイマーは、他の幾つかの時点に開始してもよいが、サイドリンクの異常判断要件を満たす必要がある。
【0057】
選択的に、第6のメッセージが受信された時点にこの第2のタイマーを停止する。
【0058】
なお、第2のタイマーは第2の期間が構成され、この第2のタイマーは、開始してからこの第2の期間持続した後にタイムアウトし、この第1の端末デバイスは、この第2の期間内にこの第6のメッセージをリッスンする。この第2の期間は、ネットワークデバイスにより構成されてもよく、事前に構成されてもよい。
【0059】
この第6のメッセージは、この第5のメッセージの応答メッセージであってもよく、他の幾つかのメッセージであってもよいことを理解されたい。
【0060】
例えば、この第5のメッセージはアクセス層構成メッセージであるか、又はこの第5のメッセージは、この第2の端末デバイスの能力情報を要求するメッセージである。例えば、この第6のメッセージはアクセス層構成完了メッセージであるか、又はこの第6のメッセージは、この第2の端末デバイスが能力情報をフィードバックするメッセージである。
【0061】
選択的に、本発明の実施例では、以下のケース5が発生した場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定することができる。
【0062】
ケース5:第3のタイマーがタイムアウトした場合。
【0063】
即ち、第3のタイマーがタイムアウトした場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定することができる。
【0064】
選択的に、この第1の端末デバイスは、少なくとも1つの第4の指示情報に従ってこの第3のタイマーを開始する。
【0065】
言い換えると、この第1の端末デバイスは、第1の数の第4の指示情報に従ってこの第3のタイマーを開始する。
【0066】
選択的に、この第1の数は、プロトコルにより約束されるか、この第1の端末デバイスにより決定されるか、又はネットワークデバイスにより構成又は指示されてもよい。
【0067】
選択的に、この第4の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。例えば、第2の端末デバイスからのハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest:HARQ)フィードバックが受信されなかった場合、この第1の端末デバイスの下位層がこの第4の指示情報の生成をトリガし、この第4の指示情報をこの第1の端末デバイスの上位層に伝達する。
【0068】
選択的に、この第1の端末デバイスは、少なくとも1つの第5の指示情報に従って前記第3のタイマーを停止する。
【0069】
言い換えると、この第1の端末デバイスは、第2の数の第5の指示情報に従ってこの第3のタイマーを停止する。
【0070】
選択的に、この第2の数は、プロトコルにより約束されるか、この第1の端末デバイスにより決定されるか、又はネットワークデバイスにより構成又は指示されてもよい。
【0071】
選択的に、この第5の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。例えば、第2の端末デバイスからのHARQフィードバックが受信された場合、この第1の端末デバイスの下位層がこの第5の指示情報の生成をトリガし、この第5の指示情報をこの第1の端末デバイスの上位層に伝達する。
【0072】
なお、上記の第4の指示情報及び第5の指示情報は、HARQフィードバックメッセージ及び/又はフィードバックチャネルに基づいて定義され、例えば、第4の指示情報又は第5の指示情報は、HARQフィードバックメッセージの有無に従って定義される。
【0073】
別の例として、第4の指示情報又は第5の指示情報は、HARQフィードバックメッセージの信号品質(SINR、RSRP、RSRQ等)に従って定義される。
【0074】
さらに別の例として、第4の指示情報又は第5の指示情報は、HARQフィードバックメッセージの有無とHARQフィードバックメッセージの信号品質との混合に従って定義される。
【0075】
選択的に、上記のHARQフィードバックメッセージの信号品質には、
信号対干渉雑音比(Signal to Interference plus Noise Ratio:SINR)、参照信号受信電力(Reference Signal Receiving Power:RSRP)、参照信号受信品質(Reference Signal Receiving Quality:RSRQ)のうちの少なくとも1つが含まれてもよい。
【0076】
送信側デバイスが使用する時間周波数リソースは受信側デバイスにとって予測できないため、受信側デバイスは、送信側デバイスがこの時間周波数リソース上で情報を送信したが、リンクの異常のために受信できないか、受信側デバイスがこの時間周波数リソース上で情報を送信していないかを区別できない。したがって、上記のケース5の案では、HARQフィードバックメッセージのリソース位置が送信側デバイス(第1の端末デバイス)及び受信側デバイス(第2の端末デバイス)の両方に知られているので、HARQフィードバックメッセージに基づいて第3のタイマーを制限することで、未知のリソースの問題を解決でき、サイドリンクに異常が発生したかどうかをより便利に決定することもできる。
【0077】
選択的に、本発明の実施例では、以下のケース6が発生した場合、この第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定することができる。
【0078】
ケース6:第1のカウンターが第1の閾値に達した場合。
【0079】
即ち、第1のカウンターが第1の閾値に達した場合、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定する。
【0080】
選択的に、前記第1の端末デバイスは、少なくとも1つの第6の指示情報に従って前記第1のカウンターを変更する。
【0081】
ここで、本実施例は、一定の数(即ち、前記第1の閾値)に達した第6の指示情報を使用して、サイドリンクの異常の判断をトリガするために使用される。具体的に、第6の指示情報が一定の数に達すると、第1のカウンターが第1の閾値に達し、さらに、第1の端末デバイスは、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定することができる。
【0082】
選択的に、前記第6の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0083】
選択的に、前記方法は、前記第1の端末デバイスが第4のタイマーのタイムアウトに従って前記第1のカウンターをリセットするステップをさらに含む。
【0084】
具体的な実施では、第4のタイマーがタイムアウトした場合、第1のカウンターが第6の指示情報のカウントを再開するように前記第1のカウンターをリセットすることができ、これにより、比較的連続的な第6の指示情報のみがカウントされる。
【0085】
選択的に、前記方法は、前記第1の端末デバイスが少なくとも1つの第7の指示情報に従って前記第4のタイマーを開始又は再開するステップをさらに含む。
【0086】
ここで、第7の指示情報が発生する時間間隔が不確実であることを考慮して、第7の指示情報が発生するたびに第4のタイマーを開始又は再開することによって、前後2つの第7の指示情報間の間隔が大きすぎるという問題が解決される。
【0087】
前後2つの第7の指示情報間の間隔が大きすぎると、第4のタイマーがタイムアウトし、したがって、第1のカウンターがリセットされ、即ち、第7の指示情報のカウントが再開され、これにより、比較的連続的な第7の指示情報のみがカウントされる。したがって、比較的連続的にカウントされる一定の数の第7の指示情報によりサイドリンクの異常をトリガする目的を達成する。
【0088】
選択的に、前記第7の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0089】
選択的に、本発明の実施例では、この第1の端末デバイスは、具体的に、ユーザプレーンの観点及び/又はコントロールプレーンの観点から、このサイドリンクの異常に応答することができる。
【0090】
即ち、ユーザプレーンの観点から、この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答し、及び/又は、コントロールプレーンの観点から、この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答する。
【0091】
なお、ユーザプレーンの観点からのこのサイドリンクに対するこの第1の端末デバイスの異常応答と、コントロールプレーンの観点からのこのサイドリンクに対するこの第1の端末デバイスの異常応答との間には優先順位はない。
【0092】
選択的に、図4に示すように、ユーザプレーンの観点から、この第1の端末デバイスは、このサイドリンクの異常に以下のように応答することができる。
【0093】
このサイドリンクのベアラを一時停止(suspend)、解放(release)、リセット(reset)、又は再確立(reestablish)する、及び/又は、
このサイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティを一時停止(suspend)、解放(release)、リセット(reset)、又は再確立(reestablish)する。
【0094】
選択的に、このサイドリンクのベアラは、シグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearers:SRB)及び/又はデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer:DRB)であってもよい。
【0095】
なお、このサイドリンクのベアラは、個別のベアラを指してもよく、全てのベアラを指してもよい。このサイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティは個別のエンティティであってもよい。
【0096】
選択的に、このサイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティには、
サービスデータ適応プロトコル(Service Data Adaptation Protocol:SDAP)、パケットデータコンバージェンスプロトコル(Packet Data Convergence Protocol:PDCP)エンティティ、無線リンク層制御プロトコル(Radio Link Control:RLC)エンティティ、メディアアクセス制御(Media Access Control:MAC)層エンティティのうちの少なくとも1つのエンティティが含まれる。
【0097】
選択的に、コントロールプレーンの観点から、この第1の端末デバイスは、図4に示すように、以下の方式1から方式3の少なくとも1つの方式でこのサイドリンクの異常に応答することができる。
【0098】
方式1:この第1の端末デバイスがネットワークデバイスに第1の指示情報を送信し、この第1の指示情報は、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用される。
【0099】
選択的に、この第1の指示情報は、
アプリケーション層識別子(ID)、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、サービス品質(Quality of Service:QoS)属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、プロバイダサービス識別子(Provider Service Identifier:PSID)情報、PC5 QoSフロー識別子(PC5 QoS Flow Identifier:PFI)情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0100】
選択的に、この第1の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0101】
なお、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクは、この第1の端末デバイスとの間に確立されたサイドリンクの一部又は全部であってもよい。例えば、この第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間にサイドリンク1が確立され、この第1の端末デバイスと第3の端末デバイスとの間にサイドリンク2が確立され、この第1の端末デバイスと第4の端末デバイスとの間にサイドリンク3が確立されている場合、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクは、サイドリンク1、サイドリンク2、及びサイドリンク3であってもよく、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクはまた、サイドリンク1、サイドリンク2、又はサイドリンク3のみであってもよい。
【0102】
また、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常のタイプ情報は、
例えば、能力送信プロセスでこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常、又は、アクセス層構成プロセスでこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常などの異なるプロセスでこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常を指してもよく、又は
例えば、タイマーのタイムアウト時にこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常、又は(相手端末又はネットワークデバイスからの)エラー情報の表示時にこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常などの異なるトリガ条件でこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常を指してもよく、又は、例えば、無線リンク失敗(Radio Link Failure:RLF)などのリンク品質に問題がある場合にこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常を指してもよく、又は
例えば、セキュリティ構成がアクティブ化された状態でこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常、又は、リンク接続が確立された状態でこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常などの異なる状態でこの第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常を指してもよい。
【0103】
選択的に、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生する異常のタイプは、1つのフィールドで表されてもよく、このフィールドの異なる値は異なるタイプを表す。
【0104】
なお、上記のタイマーは、能力送信プロセスでサイドリンクに発生する異常を記録するために使用されるか、又はアクセス層構成プロセスでサイドリンクに発生する異常を記録するために使用されてもよい。
【0105】
選択的に、このタイマーは、事前に構成されるか又はプロトコルにより約束されてもよく、ネットワークデバイスにより構成されてもよい。
【0106】
選択的に、この第1の端末デバイスはまた、ネットワークデバイスに第4の指示情報を送信することができ、この第4の指示情報は、この第1の端末デバイスとこのネットワークデバイスとの間のリンクに異常が発生したことを指示するために使用されるか、又はこの第4の指示情報は、この第1の端末デバイスとこのネットワークデバイスとの間のリンクを再確立するように指示するために使用される。
【0107】
方式2:この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに第2の指示情報を送信し、この第2の指示情報は、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用されるか、又はこの第2の指示情報は、この第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用される。
【0108】
なお、この第2の指示情報は、この第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間の接続を再確立する必要があることを指示するために使用されてもよく、この第1の端末デバイスにこの第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用されてもよく、この第2の端末デバイスにこの第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用されてもよい。
【0109】
選択的に、この第2の指示情報がこの第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、この第2の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0110】
選択的に、この第2の指示情報がこの第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、この第2の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0111】
方式3:この第1の端末デバイスが上位層に第3の指示情報を送信し、この第3の指示情報は、この第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される。
【0112】
なお、上位層は非アクセス層を指してもよい。
【0113】
選択的に、この第3の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
選択的に、この第3の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0115】
選択的に、上記の方式1から方式3では、層2 IDは、MAC層及び物理層等のようなアクセス層において伝送されてもよい。ソースアドレスは、この第1の端末デバイスのアドレスであってもよく、ターゲットアドレスは、この第2の端末デバイスのアドレスであってもよい。ベアラ情報には、ベアラタイプ及び/又はベアラIDが含まれてもよい。ベアラタイプはDRB及びSRBであってもよい。
【0116】
選択的に、上記の方式1から方式3では、QoS属性には、
PC5 5Gサービス品質インジケータ(PC5 5G QoS Indicator:PQI)、データレート要件、通信範囲、優先度、遅延要件、パケットエラーレート(Packet error rate)、最大データバーストボリューム(Maximum Data Burst Volume)のうちの少なくとも1つが含まれてもよいが、これらに限定されない。
【0117】
なお、上記の図4では、このネットワークデバイスは、この第1の端末デバイスにサービスを提供するネットワークデバイスである。
【0118】
したがって、本発明の実施例では、第1の端末デバイスが第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定した場合、この第1の端末デバイスがこのサイドリンクの異常に応答し、これにより、サイドリンク上の通信性能を向上する。
【0119】
さらに、上記の技術案によれば、統一されたサイドリンク異常処理メカニズムを簡単に確立することができる。
【0120】
図5は、本発明の実施例による端末デバイス300の概略ブロック図を示す。図5に示すように、この端末デバイス300は第1の端末デバイスであり、この端末デバイス300は、処理ユニット310を含む。
【0121】
処理ユニット310は、第2の端末デバイスとのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0122】
この処理ユニットはまた、このサイドリンクの異常に応答するように構成される。
【0123】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
このサイドリンクのベアラを一時停止、解放、リセット、又は再確立する、及び/又は、
このサイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティを一時停止、解放、リセット、又は再確立するように構成される。
【0124】
選択的に、このサイドリンクを介して通信するベアラの関連エンティティには、
SDAPエンティティ、PDCPエンティティ、RLCエンティティ、MAC層エンティティのうちの少なくとも1つエンティティが含まれる。
【0125】
選択的に、この端末デバイス300は、
ネットワークデバイスに第1の指示情報を送信するように構成された通信ユニット320をさらに含み、この第1の指示情報は、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用される。
【0126】
選択的に、この第1の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0127】
選択的に、この第1の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0128】
選択的に、この通信ユニット320はまた、この第2の端末デバイスに第2の指示情報を送信するために使用され、この第2の指示情報は、この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに異常が発生したことを指示するために使用されるか、又はこの第2の指示情報は、この第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの間の接続を再確立するように指示するために使用される。
【0129】
選択的に、この第2の指示情報がこの第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、この第2の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0130】
選択的に、この第2の指示情報がこの第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される場合、この第2の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0131】
選択的に、この通信ユニット320はまた、上位層に第3の指示情報を送信するために使用され、この第3の指示情報は、この第1の端末デバイスに異常が発生したことを指示するために使用される。
【0132】
選択的に、この第3の指示情報は、
アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0133】
選択的に、この第3の指示情報は、
この第1の端末デバイスに関連するサイドリンクに発生した異常のタイプ情報、アプリケーション層ID、層2 ID、ソースアドレス、ターゲットアドレス、QoS属性、チャネル品質情報、周波数ポイント情報、PSID情報、PFI情報、又はベアラ情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0134】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
この第1の端末デバイスがネットワークデバイスにこのサイドリンクに対する第1のメッセージを送信し、第1のタイマーがタイムアウトした場合、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0135】
選択的に、この第1のメッセージを送信した時点にこの第1のタイマーを開始する。
【0136】
選択的に、第2のメッセージが受信された時点にこの第1のタイマーを停止する。
【0137】
選択的に、この第2のメッセージはRRC再構成メッセージである。
【0138】
選択的に、この第1のメッセージはサイドリンク端末デバイスメッセージである。
【0139】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
この第1の端末デバイスがネットワークデバイス及び/又はこの第2の端末デバイスにより送信された第3のメッセージを受信し、且つこの第3のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0140】
選択的に、この第3のメッセージは構成メッセージであり、
この第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
この第1の端末デバイスがこの第3のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む。
【0141】
選択的に、この第3のメッセージは構成メッセージであり、
この第3のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
このネットワークデバイスがこの第1の端末デバイスとこの第2の端末デバイスとの通信リンクに対応するパラメーター構成を提供していないことを含む。
【0142】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスにより送信された第4のメッセージを受信し、且つこの第4のメッセージが異常が発生したことを指示する場合、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0143】
選択的に、この第4のメッセージは構成メッセージであり、
この第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
この第1の端末デバイスがこの第4のメッセージの内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む。
【0144】
選択的に、この第4のメッセージは、この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに送信した第1の構成情報の応答メッセージであり、
この第4のメッセージが異常が発生したことを指示することは、
この第2の端末デバイスがこの第1の構成情報の内容の一部又は全部に従って構成することができないことを含む。
【0145】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
この第1の端末デバイスがこの第2の端末デバイスに第5のメッセージを送信し、第2のタイマーがタイムアウトした場合、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0146】
選択的に、この第5のメッセージを送信した時点にこの第2のタイマーを開始する。
【0147】
選択的に、第6のメッセージが受信された時点にこの第2のタイマーを停止する。
【0148】
選択的に、この第6のメッセージはアクセス層構成完了メッセージであるか、又はこの第6のメッセージは、この第2の端末デバイスが能力情報をフィードバックするメッセージである。
【0149】
選択的に、この第5のメッセージはアクセス層構成メッセージであるか、又はこの第5のメッセージは、この第2の端末デバイスの能力情報を要求するメッセージである。
【0150】
選択的に、この処理ユニット310は、具体的に、
第3のタイマーがタイムアウトした場合、この第2の端末デバイスとのこのサイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0151】
選択的に、この処理ユニット310はまた、少なくとも1つの第4の指示情報に従ってこの第3のタイマーを開始するように構成される。
【0152】
選択的に、この第4の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0153】
選択的に、この処理ユニット310はまた、少なくとも1つの第5の指示情報に従ってこの第3のタイマーを停止するように構成される。
【0154】
選択的に、この第5の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0155】
選択的に、前記処理ユニット310は、具体的に、
第1のカウンターが第1の閾値に達した場合、前記第2の端末デバイスとの前記サイドリンクに異常が発生したことを決定するように構成される。
【0156】
選択的に、前記処理ユニット310はまた、少なくとも1つの第6の指示情報に従って前記第1のカウンターを変更するように構成される。
【0157】
選択的に、前記第6の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0158】
選択的に、前記処理ユニット310はまた、第4のタイマーのタイムアウトに従って前記第1のカウンターをリセットするように構成される。
【0159】
選択的に、前記処理ユニット310はまた、少なくとも1つの第7の指示情報に従って前記第4のタイマーを開始又は再開するように構成される。
【0160】
選択的に、前記第7の指示情報は、物理フィードバックチャネルに従って定義される。
【0161】
本発明の実施例に係る端末デバイス300は、本発明の方法の実施例における第1の端末デバイスに対応でき、端末デバイス300内の各ユニットの上記及び他の動作及び/又は機能は、それぞれ図3に示す方法200における第1の端末デバイスの対応するフローを実現するために使用され、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略することを理解されたい。
【0162】
図6は、本発明の実施例に提供される通信デバイス400の概略構造図である。図6に示す通信デバイス400はプロセッサー410を備え、プロセッサー410は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実行することができる。
【0163】
選択的に、図6に示すように、通信デバイス400はメモリ420をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー410は、メモリ420からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0164】
ここで、メモリ420は、プロセッサー410から独立した1つの別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサー410に統合されてもよい。
【0165】
選択的に、図6に示すように、通信デバイス400は送受信機430をさらに備えてもよく、プロセッサー410は、他のデバイスと通信するようにこの送受信機430を制御することができ、具体的に、他のデバイスに情報又はデータを送信するか、又は他のデバイスにより送信された情報又はデータを受信することができる。
【0166】
ここで、送受信機430は送信機及び受信機を含んでもよい。送受信機430はアンテナをさらに備えてもよく、アンテナの数は1つ又は複数であってもよい。
【0167】
選択的に、この通信デバイス400は、具体的に本発明の実施例に係るネットワークデバイスであってもよく、この通信デバイス400は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0168】
選択的に、この通信デバイス400は、具体的に本発明の実施例に係る端末デバイスであってもよく、この通信デバイス400は、本発明の実施例に係る各方法において第1の端末デバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0169】
図7は、本発明の実施例に係る装置の概略構造図である。図7に示す装置500はプロセッサー510を備え、プロセッサー510は、メモリからコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0170】
選択的に、図7に示すように、装置500はメモリ520をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー510は、メモリ520からコンピュータプログラムを呼び出して実行し、本発明の実施例における方法を実現することができる。
【0171】
ここで、メモリ520は、プロセッサー510から独立した1つの別個のデバイスであってもよく、又はプロセッサー510に統合されてもよい。
【0172】
選択的に、この装置500は入力インターフェース530をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー510は、他のデバイス又はチップと通信するようにこの入力インターフェース530を制御することができ、具体的に、他のデバイス又はチップにより送信された情報又はデータを取得することができる。
【0173】
選択的に、この装置500は出力インターフェース540をさらに備えてもよい。ここで、プロセッサー510は、他のデバイス又はチップと通信するようにこの出力インターフェース540を制御することができ、具体的に、他のデバイス又はチップに情報又はデータを出力することができる。
【0174】
選択的に、この装置は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、この装置は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0175】
選択的に、この装置は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、この装置は、本発明の実施例に係る各方法において第1の端末デバイスにより実現される対応するフローを実現することができ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0176】
選択的に、本発明の実施例で言及される装置はチップであってもよい。例えば、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム、又はシステムオンチップ等であってもよい。
【0177】
図8は、本発明の実施例に提供される通信システム600の概略ブロック図である。図8に示すように、この通信システム600は、第1の端末デバイス610、ネットワークデバイス620、及び第2の端末デバイス630を含む。
【0178】
ここで、この第1の端末デバイス610は、上記の方法において第1の端末デバイスにより実現される対応する機能を実現するために使用でき、このネットワークデバイス620は、上記の方法においてネットワークデバイスにより実現される対応する機能を実現するために使用でき、この第1の端末デバイス610とこの第2の端末デバイス630はサイドリンクを介して通信し、この第2の端末デバイス630は、上記の方法において第2の端末デバイスにより実現される対応する機能を実現するために使用でき、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0179】
本発明の実施例に係るプロセッサーは、信号処理能力のある集積回路チップであってもよいことを理解されたい。実現プロセスでは、上記の方法の実施例の各ステップは、プロセッサーにおけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェアの形の命令により完了することができる。上記のプロセッサーは、汎用プロセッサー、デジタル信号プロセッサー(Digital Signal Processor:DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)又は他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲート又はトランジスタ論理デバイス、個別ハードウェアコンポーネントであってもよく、本発明の実施例において開示された各方法、ステップ、及び論理ブロック図を実現又は実行することができる。汎用プロセッサーはマイクロプロセッサーであってもよく、又は、このプロセッサーは、さらに、いずれかの通常のプロセッサー等であってもよい。本発明の実施例に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアデコードプロセッサーにより実行されて完了するように直接具現化されるか、又はデコードプロセッサーにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせにより実行されて完了することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み取り専用メモリ、プログラマブル読み取り専用メモリ、又は電気的に消去可能なプログラマブルメモリ、レジスタ等の当技術分野の成熟した記録媒体に配置されることができる。この記録媒体はメモリに配置され、プロセッサーはメモリ内の情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記の方法のステップを完了する。
【0180】
本発明の実施例におけるメモリは、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、又は揮発性及び不揮発性メモリの両方を含んでもよいことが理解される。ここで、不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory:ROM)、プログラマブル読み取り専用メモリ(Programmable ROM:PROM)、消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Erasable PROM:EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブル読み取り専用メモリ(Electrically EPROM:EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)であってもよい。限定ではなく例として、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM:SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM:DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM:SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM:DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM:ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM:SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM:DR RAM)等の多くの形式のRAMが利用可能である。本明細書で説明されるシステム及び方法のメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むことが意図されているが、これらに限定されないことに留意されたい。
【0181】
上記のメモリは例示的なものであり、限定的なものではなく、例えば、本発明の実施例におけるメモリは、スタティックランダムアクセスメモリ(Static RAM:SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(Dynamic RAM:DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchronous DRAM:SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Double Data Rate SDRAM:DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(Enhanced SDRAM:ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(Synchlink DRAM:SLDRAM)、及びダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(Direct Rambus RAM:DR RAM)等であってもよいことを理解されたい。すなわち、本発明の実施例におけるメモリは、これら及び任意の他の適切なタイプのメモリを含むがこれらに限定されないことが意図されている。
【0182】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラムを格納するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体がさらに提供される。
【0183】
選択的に、このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0184】
選択的に、このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例に係る各方法において第1の端末デバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0185】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラム命令を含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。
【0186】
選択的に、このコンピュータプログラム製品は、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラム命令は、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0187】
選択的に、このコンピュータプログラム製品は、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラム命令は、本発明の実施例に係る各方法において第1の端末デバイスにより実現される対応するフローをコンピュータに実行させ、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0188】
本発明の実施例によれば、コンピュータプログラムがさらに提供される。
【0189】
選択的に、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例におけるネットワークデバイスに適用でき、このコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本発明の実施例に係る各方法においてネットワークデバイスにより実現される対応するフローを実行し、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0190】
選択的に、このコンピュータプログラムは、本発明の実施例における端末デバイスに適用でき、このコンピュータプログラムがコンピュータ上で実行されるとき、コンピュータは、本発明の実施例に係る各方法において第1の端末デバイスにより実現される対応するフローを実行し、簡潔にするために、ここでは詳細な説明を省略する。
【0191】
当業者であれば、本明細書に開示された実施例に関連して説明された各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できることが認識される。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定のアプリケーション及び設計上の制約条件によって異なる。技術者は、特定の用途ごとに不同な方法を使用して記載された機能を実現できるが、このような実現が本発明の範囲を超えると考慮されるべきではない。
【0192】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔さのために、上記のシステム、装置、及びユニットの特定の作業プロセスについては、前述の方法の実施例における対応するプロセスを参照でき、ここで詳細な説明を省略することを理解することができる。
【0193】
本発明に提供された幾つかの実施例において、開示されたシステム、装置及び方法は、他の方式で実現されてもよいことを理解されたい。例えば、上記のような装置の実施例は、単なる例にすぎず、例えば、前記ユニットの区分は、単なる論理的な機能による区分であり、実際に実現するときは他の区分方式であってもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントが組み合わされるか又は別のシステムに集積されてもよく、又は、あるいは幾つかの特徴が省略され又は実行されなくてもよい。一方、示された又は解説された相互間の結合又は直接的な結合又は通信接続は、幾つかのインターフェイス、装置又はユニットによる間接的な結合又は通信接続であってもよく、電気的に、機械的、又は他の形態であってもよい。
【0194】
前記分離部材として説明されたユニットは、物理的に分離されてもよく、物理的に分離されなくてもよく、ユニットとして示された部材は、物理的なユニットであってもよく、物理的なユニットでなくてもよく、同じところに位置してもよく、複数のネットワークユニット上に分散されてもよい。実際の需要に応じて、一部又は全部のユニットを選択し、本実施例の目的を実現することができる。
【0195】
なお、本発明の各実施例に係る各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されていてもよく、各ユニットが単独に物理的に存在していてもよく、2つ又は2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されていてもよい。
【0196】
前記機能がソフトウェア機能ユニットの形で実現され、且つ独立した製品として販売又は使用される場合には、1つのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されることができる。このような理解に関して、本発明の技術案は本質的に、従来技術に貢献した部分又はこの技術案の一部がソフトウェア製品の状態で具現化されることができ、このコンピュータソフトウェア製品は、1つの記録媒体に格納され、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイス等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法のステップの全部又は一部を実行させる命令を若干備える。ここで、前述の記録媒体は、USBメモリ、モバイルハードディスク、読み取り専用メモリ(Read Only Memory:ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを格納可能な様々な媒体を含む。
【0197】
以上は、本発明の特定の実施形態にすぎず、本発明の範囲はこれらに限定されない。この技術分野の当業者であれば、いずれも本発明に提示された技術範囲内で、変更又は置き換えを行うことを容易に想到し得るものがいずれも本発明の範囲に含まれる。したがって、本発明の範囲は、特許請求の範囲により示される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
【国際調査報告】