(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-13
(54)【発明の名称】フィードバックメッセージ制御
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20220906BHJP
H04W 28/18 20090101ALI20220906BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W28/18 110
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576674
(86)(22)【出願日】2020-06-01
(85)【翻訳文提出日】2021-12-23
(86)【国際出願番号】 US2020035538
(87)【国際公開番号】W WO2020263503
(87)【国際公開日】2020-12-30
(32)【優先日】2019-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-05-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ヤン・ジョウ
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】タオ・ルオ
(72)【発明者】
【氏名】コンスタンティノス・ディモー
(72)【発明者】
【氏名】ハメド・ペゼシュキ
(72)【発明者】
【氏名】セイド・アリ・アクバル・ファクーリアン
(72)【発明者】
【氏名】モスタファ・コシュネヴィサン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067AA33
5K067DD24
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本開示の様々な態様は、一般に、ワイヤレス通信に関する。いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定し得る。UEは、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行し得る。多数の他の態様が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法であって、
現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するステップと、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行するステップと
を備える方法。
【請求項2】
前記実行するステップが、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージの送信を前記現在の送信サイクルから後続の送信サイクルに遅延させるステップと、
前記フィードバックメッセージの前記送信を前記現在の送信サイクルから前記後続の送信サイクルに遅延させたことに少なくとも部分的に基づいて、前記後続の送信サイクルにおいて前記フィードバックメッセージを送信するステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記実行するステップが、前記フィードバックメッセージをドロップするステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記決定するステップが、前記現在の送信サイクルにおける残り時間量がしきい値時間量を満たさないと決定するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記しきい値時間量が、UE処理能力に少なくとも部分的に基づく、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記決定するステップが、前記フィードバックメッセージを送信するためのアップリンクリソースが前記現在の送信サイクルにおいて利用可能ではないと決定するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記フィードバックメッセージが、肯定応答メッセージまたは否定応答メッセージである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記フィードバック応答アクションを実行するように前記UEに命令する基地局からのインジケータを受信するステップをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記実行するステップが、
アップリンクリソースがしきい値時間量内で前記フィードバックメッセージのために利用可能ではないと決定するステップと、
前記アップリンクリソースが前記しきい値時間量内で前記フィードバックメッセージのために利用可能ではないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージをドロップするステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記実行するステップが、前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージがスケジュールされた周波数帯域とは異なる周波数帯域上で前記フィードバックメッセージを送信するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記実行するステップが、基地局指示または事前構成された規則に少なくとも部分的に基づいて決定されたチャネル上で前記フィードバックメッセージを送信するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記実行するステップが、
アウターループリンク適応を可能にするために前記フィードバックメッセージを送信するステップと、
前記フィードバックメッセージの前記送信に関連する測定値を使用してアウターループリンク適応を実行するステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記実行するステップが、データパターンを識別する情報を要求するための照会メッセージを送信するステップを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記データパターンが、パケット到着期間またはパケット満了期間のうちの少なくとも1つを含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記フィードバックメッセージが遅延されたまたはドロップされた1つまたは複数のパケットを記憶するステップをさらに備える、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
ワイヤレス通信のための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサであって、
現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定することと、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行することと
を行うように構成された1つまたは複数のプロセッサと
を備える装置。
【請求項17】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージの送信を前記現在の送信サイクルから後続の送信サイクルに遅延させることと、
前記フィードバックメッセージの前記送信を前記現在の送信サイクルから前記後続の送信サイクルに遅延させたことに少なくとも部分的に基づいて、前記後続の送信サイクルにおいて前記フィードバックメッセージを送信することと
を行うように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、前記フィードバックメッセージの送信をドロップするように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項19】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するとき、前記現在の送信サイクルにおける残り時間量がしきい値時間量を満たさないと決定するように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項20】
前記しきい値時間量が、UE処理能力に少なくとも部分的に基づく、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するとき、前記フィードバックメッセージを送信するためのアップリンクリソースが前記現在の送信サイクルにおいて利用可能ではないと決定するように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項22】
前記フィードバックメッセージが、肯定応答メッセージまたは否定応答メッセージである、請求項16に記載の装置。
【請求項23】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するように前記装置に命令する基地局からのインジケータを受信するようにさらに構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項24】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、
アップリンクリソースがしきい値時間量内で前記フィードバックメッセージのために利用可能ではないと決定することと、
前記アップリンクリソースが前記しきい値時間量内で前記フィードバックメッセージのために利用可能ではないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージをドロップすることと
を行うように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項25】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージがスケジュールされた周波数帯域とは異なる周波数帯域上で前記フィードバックメッセージを送信するように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項26】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、基地局指示または事前構成された規則に少なくとも部分的に基づいて決定されたチャネル上で前記フィードバックメッセージを送信するように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項27】
前記1つまたは複数のプロセッサが、前記フィードバック応答アクションを実行するとき、
アウターループリンク適応を可能にするために前記フィードバックメッセージを送信することと、
前記フィードバックメッセージの前記送信に関連する測定値を使用してアウターループリンク適応を実行することと
を行うように構成される、請求項16に記載の装置。
【請求項28】
前記1つまたは複数のプロセッサが、実行するとき、データパターンを識別する情報を要求するための照会メッセージを送信することになる、請求項16に記載の装置。
【請求項29】
ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、
現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定することと、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行することと
を行うためのコードを備える非一時的コンピュータ可読媒体。
【請求項30】
ワイヤレス通信のための装置であって、
現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するための手段と、
前記現在の送信サイクルが前記フィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、前記フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行するための手段と
を備える装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本特許出願は、参照により本明細書に明確に組み込まれる、「FEEDBACK MESSAGE CONTROL」と題する2019年6月28日に出願された米国仮特許出願第62/868,702号、および「FEEDBACK MESSAGE CONTROL」と題する2020年5月29日に出願された米国非仮特許出願第16/888,084号の優先権を主張する。
【0002】
本開示の態様は、一般にワイヤレス通信に関し、フィードバックメッセージ制御のための技法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、テレフォニー、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなどの様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力など)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を用い得る。そのような多元接続技術の例は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システム、およびロングタームエボリューション(LTE)を含む。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。
【0004】
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE)のための通信をサポートすることができるいくつかの基地局(BS)を含み得る。ユーザ機器(UE)は、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局(BS)と通信し得る。ダウンリンク(または順方向リンク)は、BSからUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または逆方向リンク)は、UEからBSへの通信リンクを指す。本明細書でより詳細に説明するように、BSは、ノードB、gNB、アクセスポイント(AP)、無線ヘッド、送信受信ポイント(TRP)、ニューラジオ(NR)BS、5GノードBなどと呼ばれることがある。
【0005】
上記の多元接続技術は、異なるユーザ機器が都市、国家、地域、さらには地球規模で通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。5Gと呼ばれることもあるニューラジオ(NR)は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたLTEモバイル規格に対する拡張のセットである。NRは、スペクトル効率を改善することと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上でサイクリックプレフィックス(CP)を有する直交周波数分割多重(OFDM)(CP-OFDM)を使用し、アップリンク(UL)上でCP-OFDMおよび/またはSC-FDM(たとえば、離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-s-OFDM)としても知られている)を使用し、ならびにビームフォーミング、多入力多出力(MIMO)アンテナ技術、およびキャリアアグリゲーションをサポートする、他のオープン規格とより良く統合することとによって、モバイルブロードバンドインターネットアクセスをより良くサポートするように設計されている。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が高まり続けるにつれて、LTE技術およびNR技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、これらの技術を用いる他の多元接続技術および電気通信規格に適用可能であるべきである。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
いくつかの態様では、ユーザ機器(UE)によって実行されるワイヤレス通信の方法は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するステップと、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行するステップとを含み得る。
【0007】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、メモリと、メモリに結合された1つまたは複数のプロセッサであって、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定することと、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行することとを行うように構成された1つまたは複数のプロセッサとを含み得る。
【0008】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のための装置は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するための手段と、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行するための手段とを含み得る。
【0009】
いくつかの態様では、ワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定することと、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行することとを行うためのコードを含み得る。
【0010】
態様は、一般に、添付の図面および本明細書を参照しながら本明細書で十分に説明し、添付の図面および/または本明細書によって示すような、方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、非一時的コンピュータ可読媒体、ユーザ機器、基地局、ワイヤレス通信デバイス、および/または処理システムを含む。
【0011】
上記は、以下の詳細な説明がより良く理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。追加の特徴および利点について、以下で説明する。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するために他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような等価な構成は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作方法の両方は、添付の図に関して検討されると、関連する利点とともに以下の説明からより良く理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供されるものであり、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0012】
本開示の上述の特徴が詳細に理解され得るように、添付の図面にその一部が示される態様を参照することによって、上記で簡潔に要約した内容について、より具体的な説明を行う場合がある。しかしながら、この説明は他の等しく効果的な態様に通じ得るので、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことに留意されたい。異なる図面における同じ参照番号は、同じまたは同様の要素を識別し得る。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークの一例を概念的に示すブロック図である。
【
図2】本開示の様々な態様による、ワイヤレス通信ネットワークにおけるUEと通信している基地局の一例を概念的に示すブロック図である。
【
図3】本開示の様々な態様による、フィードバックメッセージ制御の一例を示す図である。
【
図4】本開示の様々な態様による、たとえばユーザ機器によって実行される例示的なプロセスを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の様々な態様について、添付の図面を参照しながら以下でより十分に説明する。しかしながら、本開示は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到で完全になり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられる。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本開示の任意の他の態様とは無関係に実装されるにせよ、本開示の任意の他の態様と組み合わせて実装されるにせよ、本明細書で開示する本開示の任意の態様を包含するものであることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてもよく、または方法が実践されてもよい。加えて、本開示の範囲は、本明細書に記載する本開示の様々な態様に加えて、またはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実践されるそのような装置または方法を包含するものとする。本明細書で開示する本開示のいかなる態様も、請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
【0015】
次に、様々な装置および技法を参照しながら、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および技法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せを使用して実装され得る。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、またはソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0016】
態様について、3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連付けられた用語を使用して本明細書で説明する場合があるが、本開示の態様は、NR技術を含む、5G以降などの他の世代ベースの通信システムにおいて適用され得ることに留意されたい。
【0017】
図1は、本開示の態様が実践され得るワイヤレスネットワーク100を示す図である。ワイヤレスネットワーク100は、LTEネットワーク、または5GもしくはNRネットワークなどの何らかの他のワイヤレスネットワークであり得る。ワイヤレスネットワーク100は、いくつかのBS110(BS110a、BS110b、BS110c、およびBS110dとして示される)と、他のネットワークエンティティとを含み得る。BSは、ユーザ機器(UE)と通信するエンティティであり、基地局、NR BS、ノードB、gNB、5GノードB(NB)、アクセスポイント、送信受信ポイント(TRP)などと呼ばれることもある。各BSは、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用される文脈に応じて、BSのカバレージエリアおよび/またはこのカバレージエリアにサービスしているBSサブシステムを指す場合がある。
【0018】
BSは、マクロセル、ピコセル、フェムトセル、および/または別のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルは、比較的小さい地理的エリアをカバーすることができ、サービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE)による制限付きアクセスを可能にし得る。マクロセルのためのBSは、マクロBSと呼ばれることがある。ピコセルのためのBSは、ピコBSと呼ばれることがある。フェムトセルのためのBSは、フェムトBSまたはホームBSと呼ばれることがある。
図1に示す例では、BS110aは、マクロセル102aのためのマクロBSであってもよく、BS110bは、ピコセル102bのためのピコBSであってもよく、BS110cは、フェムトセル102cのためのフェムトBSであってもよい。BSは、1つまたは複数(たとえば、3つ)のセルをサポートしてもよい。「eNB」、「基地局」、「NR BS」、「gNB」、「TRP」、「AP」、「ノードB」、「5G NB」、および「セル」という用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0019】
いくつかの態様では、セルは、必ずしも静止しているとは限らないことがあり、セルの地理的エリアは、モバイルBSのロケーションに従って移動することがある。いくつかの態様では、BSは、任意の適切なトランスポートネットワークを使用して、直接物理接続、仮想ネットワークなどの様々なタイプのバックホールインターフェースを通じて、ワイヤレスネットワーク100において互いにかつ/または1つもしくは複数の他のBSもしくはネットワークノード(図示せず)に相互接続され得る。
【0020】
ワイヤレスネットワーク100はまた、中継局を含み得る。中継局は、上流局(たとえば、BSまたはUE)からデータの送信を受信することができ、かつそのデータの送信を下流局(たとえば、UEまたはBS)に送ることができるエンティティである。中継局はまた、他のUEのための送信を中継することができるUEであり得る。
図1に示す例では、中継局110dは、BS110aとUE120dとの間の通信を容易にするために、マクロBS110aおよびUE120dと通信し得る。中継局は、中継BS、中継基地局、リレーなどと呼ばれることもある。
【0021】
ワイヤレスネットワーク100は、異なるタイプのBS、たとえば、マクロBS、ピコBS、フェムトBS、中継BSなどを含む異種ネットワークであり得る。これらの異なるタイプのBSは、ワイヤレスネットワーク100において、異なる送信電力レベル、異なるカバレージエリア、および干渉に対する異なる影響を有することがある。たとえば、マクロBSは、高い送信電力レベル(たとえば、5~40ワット)を有することがあるが、ピコBS、フェムトBS、および中継BSは、より低い送信電力レベル(たとえば、0.1~2ワット)を有することがある。
【0022】
ネットワークコントローラ130は、BSのセットに結合してもよく、これらのBSのための協調および制御を行ってもよい。ネットワークコントローラ130は、バックホールを介してBSと通信し得る。BSはまた、たとえば、ワイヤレスまたはワイヤラインバックホールを介して、直接または間接的に互いと通信し得る。
【0023】
UE120(たとえば、120a、120b、120c)は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散されてもよく、各UEは、固定またはモバイルであってもよい。UEは、アクセス端末、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン(たとえば、スマートフォン)、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、タブレット、カメラ、ゲームデバイス、ネットブック、スマートブック、ウルトラブック、医療デバイスもしくは医療機器、生体センサー/デバイス、ウェアラブルデバイス(スマートウォッチ、スマートクロージング、スマートグラス、スマートリストバンド、スマートジュエリー(たとえば、スマートリング、スマートブレスレット))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽もしくはビデオデバイス、または衛星ラジオ)、車両構成要素もしくはセンサー、スマートメーター/センサー、産業用製造機器、全地球測位システムデバイス、または、ワイヤレスもしくはワイヤード媒体を介して通信するように構成される任意の他の適切なデバイスであり得る。
【0024】
いくつかのUEは、マシンタイプ通信(MTC)UE、または発展型もしくは拡張マシンタイプ通信(eMTC)UEと見なされてもよい。MTC UEおよびeMTC UEは、たとえば、基地局、別のデバイス(たとえば、リモートデバイス)、または何らかの他のエンティティと通信し得る、ロボット、ドローン、リモートデバイス、センサー、メーター、モニタ、ロケーションタグなどを含む。ワイヤレスノードは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介して、ネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなどのワイドエリアネットワーク)のための接続性またはネットワークへの接続性を提供し得る。いくつかのUEは、モノのインターネット(IoT)デバイスと見なされてもよく、および/またはNB-IoT(狭帯域モノのインターネット)デバイスとして実装されてもよい。いくつかのUEは、顧客構内機器(CPE)と見なされてもよい。UE120は、プロセッサ構成要素、メモリ構成要素などの、UE120の構成要素を収容するハウジングの内部に含まれてもよい。
【0025】
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが所与の地理的エリアにおいて展開されてもよい。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてもよく、1つまたは複数の周波数上で動作してもよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的エリアにおいて単一のRATをサポートしてもよい。場合によっては、NRまたは5G RATネットワークが展開されてもよい。
【0026】
いくつかの態様では、2つ以上のUE120(たとえば、UE120aおよびUE120eとして示されている)は、1つまたは複数のサイドリンクチャネルを使用して(たとえば、互いと通信するための媒介として基地局110を使用せずに)直接通信し得る。たとえば、UE120は、ピアツーピア(P2P)通信、デバイス間(D2D)通信、(たとえば、車両間(V2V)プロトコル、路車間(V2I)プロトコルなどを含み得る)ビークルツーエブリシング(V2X)プロトコル、メッシュネットワークなどを使用して通信し得る。この場合、UE120は、スケジューリング動作、リソース選択動作、および/または本明細書の他の場所で基地局110によって実行されるものとして説明する他の動作を実行し得る。
【0027】
上記で示したように、
図1は一例として与えられる。他の例は、
図1に関して説明したものとは異なってもよい。
【0028】
図2は、
図1の基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであり得る、基地局110およびUE120の設計200のブロック図を示す。基地局110はT個のアンテナ234a~234tを備えてもよく、UE120はR個のアンテナ252a~252rを備えてもよく、ただし、一般にT≧1およびR≧1である。
【0029】
基地局110において、送信プロセッサ220は、1つまたは複数のUEのためのデータをデータソース212から受信し、UEから受信されたチャネル品質インジケータ(CQI)に少なくとも部分的に基づいて、UEごとに1つまたは複数の変調およびコーディング方式(MCS)を選択し、UE用に選択されたMCSに少なくとも部分的に基づいて、UEごとにデータを処理(たとえば、符号化および変調)し、データシンボルをすべてのUEに提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、(たとえば、半静的リソース区分情報(SRPI)などのための)システム情報および制御情報(たとえば、CQI要求、グラント、上位レイヤシグナリングなど)を処理し、オーバーヘッドシンボルおよび制御シンボルを提供してもよい。送信プロセッサ220はまた、基準信号(たとえば、セル固有基準信号(CRS))および同期信号(たとえば、1次同期信号(PSS)および2次同期信号(SSS))用の基準シンボルを生成してもよい。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、該当する場合、データシンボル、制御シンボル、オーバーヘッドシンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してもよく、T個の出力シンボルストリームをT個の変調器(MOD)232a~232tに提供してもよい。各変調器232は、それぞれの出力シンボルストリームを(たとえば、OFDM用などに)処理して、出力サンプルストリームを取得してもよい。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタリング、およびアップコンバート)して、ダウンリンク信号を取得してもよい。変調器232a~232tからのT個のダウンリンク信号は、それぞれT個のアンテナ234a~234tを介して送信され得る。以下でより詳細に説明する様々な態様によれば、同期信号は、追加の情報を伝達するために、ロケーション符号化を用いて生成され得る。
【0030】
UE120において、アンテナ252a~252rは、基地局110および/または他の基地局からダウンリンク信号を受信してもよく、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供してもよい。各復調器254は、受信信号を調整(たとえば、フィルタリング、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して、入力サンプルを取得してもよい。各復調器254は、入力サンプルを(たとえば、OFDM用などに)さらに処理して、受信シンボルを取得してもよい。MIMO検出器256は、すべてのR個の復調器254a~254rから受信シンボルを取得し、該当する場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し、検出されたシンボルを提供してもよい。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調および復号)し、UE120のための復号されたデータをデータシンク260に提供し、復号された制御情報およびシステム情報をコントローラ/プロセッサ280に提供してもよい。チャネルプロセッサは、基準信号受信電力(RSRP)、受信信号強度インジケータ(RSSI)、基準信号受信品質(RSRQ)、チャネル品質インジケータ(CQI)などを決定してもよい。いくつかの態様では、UE120の1つまたは複数の構成要素は、ハウジングに含まれてもよい。
【0031】
アップリンク上では、UE120において、送信プロセッサ264は、データソース262からのデータおよびコントローラ/プロセッサ280からの(たとえば、RSRP、RSSI、RSRQ、CQIなどを備える報告用の)制御情報を受信し、処理してもよい。送信プロセッサ264はまた、1つまたは複数の基準信号用の基準シンボルを生成してもよい。送信プロセッサ264からのシンボルは、該当する場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコードされ、変調器254a~254rによって(たとえば、DFT-s-OFDM、CP-OFDM用などに)さらに処理され、基地局110に送信されてもよい。基地局110において、UE120および他のUEからのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、該当する場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE120によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得してもよい。受信プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に提供し、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供してもよい。基地局110は、通信ユニット244を含んでもよく、通信ユニット244を介してネットワークコントローラ130と通信してもよい。ネットワークコントローラ130は、通信ユニット294、コントローラ/プロセッサ290、およびメモリ292を含んでもよい。
【0032】
基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、本明細書の他の場所でより詳細に説明するように、フィードバックメッセージ制御に関連付けられた1つまたは複数の技法を実行してもよい。たとえば、基地局110のコントローラ/プロセッサ240、UE120のコントローラ/プロセッサ280、および/または
図2の任意の他の構成要素は、たとえば、
図4のプロセス400および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。メモリ242および282は、それぞれ、基地局110およびUE120のためのデータおよびプログラムコードを記憶してもよい。いくつかの態様では、メモリ242および/またはメモリ282は、ワイヤレス通信のための1つまたは複数の命令を記憶する非一時的コンピュータ可読媒体を備えてもよい。たとえば、1つまたは複数の命令は、基地局110および/またはUE120の1つまたは複数のプロセッサによって実行されると、たとえば、
図4のプロセス400および/または本明細書で説明するような他のプロセスの動作を実行または指示してもよい。スケジューラ246は、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールしてもよい。
【0033】
いくつかの態様では、UE120は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定するための手段、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行するための手段などを含み得る。いくつかの態様では、そのような手段は、コントローラ/プロセッサ280、送信プロセッサ264、TX MIMOプロセッサ266、MOD254、アンテナ252、DEMOD254、MIMO検出器256、受信プロセッサ258などの、
図2に関して説明するUE120の1つまたは複数の構成要素を含み得る。
【0034】
上記で示したように、
図2は一例として与えられる。他の例は、
図2に関して説明したものとは異なってもよい。
【0035】
NRなどのいくつかの通信システムでは、UEは、送信が正常に受信されたかどうかを示すためのフィードバックメッセージをBSに送信してもよい。たとえば、BSは物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をUEに送信してもよく、UEはPDSCH送信の正常な受信を示すための肯定応答(ACK)メッセージを物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介して送信してもよい。同様に、PDSCHおよび他の周期的な送信の場合、PDSCH送信がスケジュールされている時間期間の間にUEがPDSCH送信を受信しないとき、UEは否定応答(NACK)メッセージを送信してもよい。BSは、NACKメッセージを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、PDSCHを再送信してもよい。UEは、PDSCHの再送信の場合、正常な受信を示すためのACKメッセージまたは別の再送信をトリガするためのNACKメッセージを送信してもよい。このようにして、フィードバックメッセージの使用は、再送信をトリガするための機構を提供することによって、UEがBSと通信することができない尤度を低減する。
【0036】
しかしながら、場合によっては、フィードバックメッセージがスケジュールされる時間は、現在の送信サイクルの終わりのしきい値内であることがある。たとえば、UEがPDSCHに対するNACKメッセージを送り、BSがPDSCHを再送信するとき、PDSCHの再送信は現在の送信サイクルの終わりの比較的近くでスケジュールされることがある。結果として、現在の送信サイクルにおいて残っている時間量は、UEがPDSCHの再送信を受信し、PDSCHの再送信を処理して受信を確認し、フィードバックメッセージ(たとえば、ACKまたはNACK)を送信するのに十分ではないことがある。UEは、後続の送信サイクルのリソースが後続の送信サイクルにおける送信によってトリガされるフィードバックメッセージのために確保され得るので、後続の送信サイクルにおいてフィードバックメッセージを送信することができないことがある。別の例では、UEは、フィードバックメッセージが現在の送信サイクルの終わりの前にしきい値時間量を越えてトリガされるときでも、フィードバックメッセージを送信するためのリソースを現在の送信サイクルにおいてスケジュールしていないことがある。
【0037】
本明細書で説明するいくつかの態様は、フィードバックメッセージ制御を提供する。たとえば、UEは、フィードバックメッセージが現在の送信サイクルのしきい値時間期間内でトリガされるとき、フィードバックメッセージを送信するためのリソースがスケジュールされることなしにフィードバックメッセージがトリガされるときなどに、後続の送信サイクルのリソースを使用してフィードバックメッセージを送信するように構成されてもよい。この場合、BSは、後続の送信サイクルのリソースにおいてフィードバックメッセージを受信することを期待するように構成されてもよく、UEが後続の送信サイクルにおいてフィードバックメッセージを送信することを可能にするために、後続の送信サイクルにおいてリソースをスケジュールしてもよい。追加または代替として、UEは、後続の送信サイクルにおいてフィードバックメッセージを送信することを試みるのではなく、フィードバックメッセージを選択的にドロップするように構成されてもよい。たとえば、リソースがフィードバックメッセージを送信する際に使用するのに利用可能ではないとUEが決定するとき、UEは、リソースが利用可能になるまでしきい値時間期間にわたってフィードバックメッセージを記憶するのではなく、フィードバックメッセージをドロップしてもよい。このようにして、UEは周期的な送信のためのフィードバックメッセージングに対するより良い柔軟性を可能にすることができ、それによってネットワーク利用率を改善する。
【0038】
図3は、本開示の様々な態様による、フィードバックメッセージ遅延の一例300を示す図である。
図3に示すように、例300は、BS110およびUE120を含む。
【0039】
図3に参照番号305によってさらに示すように、第1の送信サイクルの間に、BS110はPDSCHをUE120に送信することを試みてもよい。たとえば、BS110は、UE120を含むUE1~NのグループのためのPDSCH送信を送信してもよい。参照番号310によって示すように、UE120は、PDSCH送信がスケジュールされている時間期間の間にBS110からPDSCH送信を受信するのに失敗することがある。たとえば、BS110のビーム方向はUE120のロケーション用に構成されていないことがあり、その結果として、UE120がPDSCH送信を受信しないことがある。
【0040】
いくつかの態様では、UE120は、PDSCHを受信しなかったことによってトリガされたフィードバックメッセージを送信するためのフィードバックメッセージ送信基準が満たされると決定してもよい。たとえば、UE120は、フィードバックメッセージが第1の送信サイクルの終わりの前にしきい値時間期間を超えてトリガされたと決定し、アップリンクリソースが第1の送信サイクルにおいてフィードバックメッセージを送信するために利用可能であると決定してもよい。この場合、UE120は、参照番号315によって示すように、(たとえば、UE120を含むUE1~Nのグループ用のPUSCHリソースのグループのうちの)UE120用のPUSCHリソースを使用してNACKメッセージを送信してもよい。
【0041】
いくつかの態様では、UE120は、本明細書でより詳細に説明するように、フィードバックメッセージ送信基準および/またはそれに関連付けられたフィードバック応答アクションの使用を示すシグナリングを受信してもよい。たとえば、BS110は、フィードバックメッセージが送信サイクルの終わりのしきい値時間量内にトリガされたときにUE120がフィードバックメッセージを遅延させるべきであることを示すダウンリンク制御情報(DCI)メッセージを送信してもよい。追加または代替として、UE120は、フィードバックメッセージが送信サイクルの終わりのしきい値時間量内にトリガされたときにUE120がフィードバックメッセージを遅延させるべきであることを示す記憶された構成にアクセスしてもよい。追加または代替として、UE120は、本明細書でより詳細に説明するように、フィードバックメッセージ送信基準が満たされる場合にUE120がフィードバックメッセージをドロップすべきであることを示すDCIを受信するかまたは記憶された構成にアクセスしてもよい。
【0042】
図3に参照番号320によってさらに示すように、NACKメッセージを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、BS110はPDSCH送信をUE120に再送信してもよい。たとえば、PDSCH再送信用に割り振られた第1の送信サイクルの一部分の間に、BS110は、PDSCHを受信できなかったことを示したUEにPDSCHを再送信することを試みてもよい。この場合、参照番号325によって示すように、UE120は再び、PDSCHを受信するのに失敗することがある。たとえば、UE120は、PDSCHの再送信のための時間期間の間にPDSCH送信が受信されなかったと決定してもよく、PDSCH再送信の失敗を示すための別のフィードバックメッセージをBS110に送信することを決定してもよい。この場合、参照番号330によって示すように、UE120は再び、フィードバックメッセージ送信基準が満たされると決定してもよく、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを使用してNACKメッセージを送信してもよい。
【0043】
図3に参照番号335によってさらに示すように、別のNACKメッセージを受信したことに少なくとも部分的に基づいて、BS110は再び、PDSCH送信をUE120に再送信することを試みてもよい。たとえば、PDSCH再送信用に割り振られた第1のサイクルの一部分の間に、BS110は、PDSCHを受信できなかったことを再び示した各UEにPDSCHを再送信することを試みてもよい。この場合、参照番号340によって示すように、UE120は、PDSCHを正常に受信することがある。PDSCHを正常に受信したことに少なくとも部分的に基づいて、UE120は、PDSCHの正常な受信を示すためのフィードバックメッセージ(たとえば、ACKメッセージ)をBS110に送信することを決定してもよい。
【0044】
この場合、UE120は、フィードバックメッセージ送信基準が満たされないと決定してもよい。たとえば、UE120は、第1のサイクルの終わりのしきい値時間量内でACKメッセージがトリガされると決定してもよく、その結果として、(たとえば、処理および/または送信遅延の結果として)ACKメッセージが第2のサイクルに及ぶことがある。追加または代替として、UE120は、ACKメッセージを送信するためのリソース(たとえば、PUSCHリソースまたはPUCCHリソース)が第1のサイクルの残りにおいて割り振られないと決定してもよい。
【0045】
いくつかの態様では、UE120は、第1の送信サイクルに対してフィードバックメッセージ送信基準が満たされないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバック応答アクションを実行することを決定してもよい。たとえば、参照番号345によって示すように、UE120は、第1の送信サイクルの後の第2の送信サイクルにおける利用可能なアップリンクリソースまで、ACKメッセージを遅延させてもよい。この場合、UE120は、UE120がACKメッセージを後で(たとえば、第2の送信サイクルの利用可能なアップリンクリソースを使用して)送信することを可能にするために、データ構造にACKメッセージのインジケータを記憶してもよい。いくつかの態様では、UE120は、フィードバックメッセージを遅延させたことに少なくとも部分的に基づいて、アウターループリンク適応のためのフィードバックメッセージを使用してもよい。たとえば、UE120は、フィードバックメッセージを遅延させたことに少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに関して変調、コーディング、および/または他のパラメータを適応させてもよい。いくつかの態様では、UE120は、2つ以上の送信サイクルにわたってフィードバックメッセージを遅延させてもよい。たとえば、UE120は、第1の送信サイクルの後の第3の送信サイクル、第4の送信サイクルなどにおいて生じ得る利用可能なアップリンクリソースまで、ACKメッセージを遅延させてもよい。
【0046】
いくつかの態様では、UE120は、異なるフィードバック応答アクションを実行してもよい。たとえば、UE120は、フィードバックメッセージを記憶して遅延させるのではなく、フィードバックメッセージをドロップすることを決定してもよい。いくつかの態様では、UE120は、デッドライン基準に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージをドロップすることを決定してもよい。たとえば、UE120は、利用可能なアップリンクリソースがしきい値時間量に対してスケジュールされていないと決定してもよく、しきい値時間量を越えてフィードバックメッセージを記憶するのではなく、フィードバックメッセージをドロップすることを決定してもよい。追加または代替として、UE120は、フィードバックメッセージを送信するために異なる周波数リソースを使用することを決定してもよい。たとえば、UE120は、第1の周波数FR1上で初期送信を受信してもよく、フィードバックメッセージを送信するために第2の周波数FR2に周波数ホップしてもよく、それにより、単一の周波数帯域上の残りと比較して、利用可能なアップリンクリソースを識別する尤度が高くなる。
【0047】
いくつかの態様では、UE120は、後続のアップリンクリソースを使用して送信されることになる別の送信にフィードバックメッセージを含めることを決定してもよい。たとえば、参照番号350、355、および360によって示すように、UE120は、第2の送信サイクルにおいてBS110からPDSCH送信を受信してもよく、第2の送信サイクルのPDSCHについてのフィードバックメッセージを送信するためにPUSCHリソースを確保しておいてもよい。この場合、UE120は、図示のように、PUSCHリソースを使用する単一のPUSCH送信における第2の送信サイクルのPDSCHについてのフィードバックメッセージとともに、第1の送信サイクルにおける第2のPDSCH再送信によってトリガされたフィードバックメッセージを含めてもよい。このようにして、UE120は、フィードバックメッセージの遅延された送信を可能にする。
【0048】
上記で示したように、
図3は一例として与えられる。他の例は、
図3に関して説明したものとは異なってもよい。
【0049】
図4は、本開示の様々な態様による、たとえばUEによって実行される例示的なプロセス400を示す図である。例示的なプロセス400は、UE(たとえば、UE120など)がフィードバックメッセージ制御に関連付けられた動作を実行する一例である。
【0050】
図4に示すように、いくつかの態様では、プロセス400は、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定すること(ブロック410)を含んでもよい。たとえば、UE(たとえば、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、メモリ282などを使用する)は、上記で説明したように、現在の送信サイクルが、送信が正常に受信されたかどうかにフィードバックメッセージが肯定応答するためのフィードバックメッセージ送信基準を満たさないと決定してもよい。
【0051】
図4にさらに示すように、いくつかの態様では、プロセス400は、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行すること(ブロック420)を含んでもよい。たとえば、UE(たとえば、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、コントローラ/プロセッサ280、メモリ282などを使用する)は、上記で説明したように、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージに対してフィードバック応答アクションを実行してもよい。
【0052】
プロセス400は、以下でおよび/または本明細書の他の場所で説明する1つもしくは複数の他のプロセスに関して説明する、任意の単一の態様または態様の任意の組合せなどの、追加の態様を含み得る。
【0053】
第1の態様では、プロセス400は、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージの送信を現在の送信サイクルから後続の送信サイクルに遅延させることと、フィードバックメッセージの送信を現在の送信サイクルから後続の送信サイクルに遅延させたことに少なくとも部分的に基づいて、後続の送信サイクルにおいてフィードバックメッセージを送信することとを含む。
【0054】
第2の態様では、単独でまたは第1の態様と組み合わせて、プロセス400は、フィードバックメッセージをドロップすることを含む。
【0055】
第3の態様では、単独でまたは第1および第2の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、現在の送信サイクルにおける残り時間量がしきい値時間量を満たさないと決定することを含む。
【0056】
第4の態様では、単独でまたは第1~第3の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、しきい値時間量は、UE処理能力に少なくとも部分的に基づく。
【0057】
第5の態様では、単独でまたは第1~第4の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、フィードバックメッセージを送信するためのアップリンクリソースが現在の送信サイクルにおいて利用可能ではないと決定することを含む。
【0058】
第6の態様では、単独でまたは第1~第5の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、フィードバックメッセージは、肯定応答メッセージまたは否定応答メッセージである。
【0059】
第7の態様では、単独でまたは第1~第6の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、フィードバック応答アクションを実行するようにUEに命令する基地局からのインジケータを受信することを含む。
【0060】
第8の態様では、単独でまたは第1~第7の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、アップリンクリソースがしきい値時間量内でフィードバックメッセージのために利用可能ではないと決定することと、アップリンクリソースがしきい値時間量内でフィードバックメッセージのために利用可能ではないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージをドロップすることとを含む。
【0061】
第9の態様では、単独でまたは第1~第8の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、現在の送信サイクルがフィードバックメッセージ送信基準を満たさないとの決定に少なくとも部分的に基づいて、フィードバックメッセージがスケジュールされた周波数帯域とは異なる周波数帯域上でフィードバックメッセージを送信することを含む。
【0062】
第10の態様では、単独でまたは第1~第9の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、基地局指示または事前構成された規則に少なくとも部分的に基づいて決定されたチャネル上でフィードバックメッセージを送信することを含む。
【0063】
第11の態様では、単独でまたは第1~第10態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、アウターループリンク適応を可能にするためにフィードバックメッセージを送信することと、フィードバックメッセージの送信に関連する測定値を使用してアウターループリンク適応を実行することとを含む。
【0064】
第12の態様では、単独でまたは第1~第11の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、データパターンを識別する情報を要求するための照会メッセージを送信することを含む。
【0065】
第13の態様では、単独でまたは第1~第12の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、データパターンは、パケット到着期間またはパケット満了期間のうちの少なくとも1つを含む。
【0066】
第14の態様では、単独でまたは第1~第13の態様のうちの1つもしくは複数と組み合わせて、プロセス400は、フィードバックメッセージが遅延されたまたはドロップされた1つまたは複数のパケットを記憶することを含む。
【0067】
図4はプロセス400の例示的なブロックを示すが、いくつかの態様では、プロセス400は、
図4に示すものと比べて、追加のブロック、より少ないブロック、異なるブロック、または異なるように配置されたブロックを含んでもよい。追加または代替として、プロセス400のブロックのうちの2つ以上が並行して実行されてもよい。
【0068】
上記の開示は、例示および説明を提供するものであり、網羅的なものでも、または態様を開示された厳密な形態に限定するものでもない。変更形態および変形形態は、上記の開示を踏まえてなされ得るか、または態様の実践から獲得され得る。
【0069】
本明細書で使用する「構成要素」という用語は、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せとして広く解釈されるものとする。本明細書で使用するプロセッサは、ハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装される。
【0070】
本明細書で使用する「しきい値を満たすこと」は、文脈に応じて、値がしきい値よりも大きいこと、しきい値以上であること、しきい値未満であること、しきい値以下であること、しきい値に等しいこと、しきい値に等しくないことなどを指すことがある。
【0071】
本明細書で説明するシステムおよび/または方法が異なる形態のハードウェア、ファームウェア、および/またはハードウェアとソフトウェアの組合せにおいて実装され得ることは明らかであろう。これらのシステムおよび/または方法を実装するために使用される実際の専用の制御ハードウェアまたはソフトウェアコードは、態様を限定するものではない。したがって、システムおよび/または方法の動作および挙動について、特定のソフトウェアコードを参照することなく本明細書で説明した。ソフトウェアおよびハードウェアは、本明細書での説明に少なくとも部分的に基づいてシステムおよび/または方法を実装するように設計され得ることを理解されたい。
【0072】
特徴の特定の組合せが特許請求の範囲において列挙され、かつ/または本明細書で開示されても、これらの組合せは、様々な態様の開示を限定するものではない。実際には、これらの特徴の多くが、特許請求の範囲において具体的に列挙されない方法で、および/または本明細書で開示されない方法で組み合わされてもよい。以下に記載する各従属クレームは、1つのみのクレームに直接依存し得るが、様々な態様の開示は、クレームセットの中のあらゆる他のクレームと組み合わせた各従属クレームを含む。項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素を有する任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または任意の他の順序のa、b、およびc)を包含するものとする。
【0073】
本明細書で使用する要素、行為、または命令はいずれも、そのようなものとして明示的に説明されない限り、重要または不可欠であるものと解釈されるべきではない。また、本明細書で使用する冠詞「a」および「an」は、1つまたは複数の項目を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。さらに、本明細書で使用する「セット」および「グループ」という用語は、1つまたは複数の項目(たとえば、関連する項目、関連しない項目、関連する項目と関連しない項目の組合せなど)を含むものとし、「1つまたは複数の」と互換的に使用されてもよい。1つのみの項目が意図される場合、「1つのみの(only one)」という句または同様の言葉が使用される。また、本明細書で使用する「有する(has)」、「有する(have)」、「有する(having)」などの用語は、オープンエンド用語であるものとする。さらに、「に基づいて」という句は、別段に明記されていない限り、「に少なくとも部分的に基づいて」を意味するものとする。
【符号の説明】
【0074】
100 ワイヤレスネットワーク
102a マクロセル
102b ピコセル
102c フェムトセル
110 BS、基地局
110a BS、マクロBS
110b BS
110c BS
110d BS、中継局
120、120a、120b、120c、120d、120e UE
130 ネットワークコントローラ
200 設計
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 変調器、復調器
232a~232t 変調器(MOD)、変調器
234、234a~234t アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 通信ユニット
246 スケジューラ
252、252a~252r アンテナ
254 復調器、MOD、DEMOD
254a~254r 復調器(DEMOD)、復調器、変調器
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 TX MIMOプロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
290 コントローラ/プロセッサ
292 メモリ
294 通信ユニット
300 例
400 プロセス
【国際調査報告】