(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-13
(54)【発明の名称】アンテナ用クランピング装置
(51)【国際特許分類】
H01Q 1/12 20060101AFI20220906BHJP
【FI】
H01Q1/12 C
H01Q1/12 E
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2021576890
(86)(22)【出願日】2020-06-30
(85)【翻訳文提出日】2021-12-24
(86)【国際出願番号】 KR2020008501
(87)【国際公開番号】W WO2021006521
(87)【国際公開日】2021-01-14
(31)【優先権主張番号】10-2019-0081201
(32)【優先日】2019-07-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2020-0020995
(32)【優先日】2020-02-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508112782
【氏名又は名称】ケーエムダブリュ・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001586
【氏名又は名称】弁理士法人アイミー国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ソン マン カン
(72)【発明者】
【氏名】ヒョウン ソク ヤン
(72)【発明者】
【氏名】イン ホ キム
(72)【発明者】
【氏名】デ ミュン パク
(72)【発明者】
【氏名】ス ヨン リ
【テーマコード(参考)】
5J047
【Fターム(参考)】
5J047AA09
5J047AB03
5J047BC08
5J047BF04
(57)【要約】
【課題】設置者1人によるアンテナ機器の設置および方向性の調整が容易であるアンテナ用クランピング装置を提供する。
【解決手段】アンテナ用クランピング装置は、上下方向に垂直に備えられた支柱ポールに対して水平方向に延びて結合されたアームユニットと、一端部にアンテナ機器が備えられ、他端部が前記アームユニットの先端部に結合されかつ、左右方向にローテーティング回動可能に備えられるか、上下方向にティルティング回動可能に備えられて前記アンテナ機器を回動させるクランピング部と、前記アームユニットの下部に相当する前記支柱ポール上に結合されかつ、前記アームユニットの回転角度の変更時、前記アームユニットおよび前記アンテナ機器の重量を支持しながら前記アームユニットの回転方向に回転支持する回転補助マウンティング部とを含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
垂直に備えられた支柱ポールに対して水平方向に延びて結合されたアームユニットと、
一端部にアンテナ機器が備えられ、他端部が前記アームユニットの先端部に結合されかつ、左右方向にローテーティング回動可能に備えられるか、上下方向にティルティング回動可能に備えられて前記アンテナ機器を回動させるクランピング部と、
前記アームユニットの下部に相当する前記支柱ポール上に結合されかつ、前記アームユニットの回転角度の変更時、前記アームユニットおよび前記アンテナ機器の重量を支持しながら前記アームユニットの回転方向に回転支持する回転補助マウンティング部とを含む、アンテナ用クランピング装置。
【請求項2】
前記アームユニットは、
前記支柱ポールの一側または他側のいずれかの水平方向に所定長さ延び、先端部に前記クランピング部が設けられるアーム本体と、
前記アーム本体の前記支柱ポール側端部に一体に備えられ、前記支柱ポールの外周面の一側および他側のいずれか1つに密着配置される固定型ブラケットと、
前記支柱ポールを基準として前記固定型ブラケットとは対向する側の前記支柱ポールの外周面の一側および他側の他の1つに密着配置され、複数の固定長ボルトおよび固定用ナットによって前記固定型ブラケットと結合される分離型ブラケットとを含み、
前記回転補助マウンティング部は、少なくとも前記固定型ブラケットおよび分離型ブラケットの下部面の一部を同時に支持するように備えられた、請求項1に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項3】
前記回転補助マウンティング部は、
前記支柱ポールが円形の水平断面を有することを前提とする時、前記支柱ポールの外周面の少なくとも半円以上をカバーする大きさに形成された、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項4】
前記回転補助マウンティング部は、
前記アームユニット、クランピング部およびアンテナ機器の重量を支持する支持パネル部と、
前記アームユニットの回転を支持する回転支持部とを含む、請求項2に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項5】
前記回転支持部は、前記アームユニットのうち前記固定型ブラケットおよび前記分離型ブラケットの下面の一部を密着支持する、請求項4に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項6】
前記支持パネル部は、
前記アームユニットの固定型ブラケットおよび分離型ブラケットの下面が支持されるように水平面を有するメイン支持パネルと、
前記メイン支持パネルの下部に備えられ、前記支柱ポールの外周面の一部に面着する結合パネルと、
上部は前記メイン支持パネルの下面を支持し、側部は前記結合パネルの外側面を支持するサブ支持パネルとを含む、請求項5に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項7】
前記サブ支持パネルは、前記結合パネルの周縁外周部に沿って複数個備えられる、請求項6に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項8】
前記回転補助マウンティング部は、
前記結合パネルを前記支柱ポールに固定させる固定バンドをさらに含む、請求項6に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項9】
前記固定バンドは、前記結合パネルの外側面の一部を取り囲みながら前記支柱ポールの外周面に密着結合される、請求項8に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項10】
前記固定バンドは、前記結合パネルおよび前記支柱ポールに溶接結合方式および締め付け方式のいずれか1つの方式で結合される、請求項8に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項11】
前記結合パネルには、前記固定バンドが外側面から内側面に貫通する少なくとも1つのバンド貫通ホールが形成され、
前記サブ支持パネルには、前記固定バンドが前記結合パネルの外側面との間に収容される少なくとも1つのバンド収容ホールが形成された、請求項8に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項12】
前記回転支持部は、
前記支持パネル部の上部に突出して配置されかつ、前記支柱ポールの円周方向にそれぞれ所定距離離隔して配置された複数のボールベアリング組立体で備えられた、請求項6に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項13】
前記ボールベアリング組立体は、
前記支持パネル部のうち前記メイン支持パネルに複数個形成された回転部載置孔にそれぞれ載置固定されるボール収容ブロックと、
前記ボール収容ブロックに形成されたボール収容ホールに外周面の一部が外部に露出するように収容されたベアリングボールとを含む、請求項12に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項14】
前記ボールベアリング組立体は、
前記ボール収容ホールの内部に塗布されて、前記ベアリングボールの回転時に摩擦力を低減する潤滑剤をさらに含む、請求項13に記載のアンテナ用クランピング装置。
【請求項15】
前記メイン支持パネルには、前記ボール収容ブロックが載置組立てられる回転部載置孔が上下に貫通して形成された、請求項13に記載のアンテナ用クランピング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アンテナ用クランピング装置(CLAMPING APPARATUS FOR ANTENNA}に関し、より詳しくは、アンテナ機器およびアンテナ機器を連結するためのクランピング部とアームユニットの全体重量を支持しながら支柱ポールから完全に分離しなくても効果的に支柱ポール上における広範囲および狭範囲内でアンテナの方向性を調整できるアンテナ用クランピング装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信技術、例えば、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術は、複数のアンテナを用いてデータの伝送容量を画期的に増加させる技術であって、送信機ではそれぞれの送信アンテナを介して互いに異なるデータを伝送し、受信機では適切な信号処理により送信データを区分するSpatial multiplexing手法である。
【0003】
したがって、送受信アンテナの個数を同時に増加させることによりチャネル容量が増加してより多くのデータを伝送可能にする。例えば、アンテナ数を10個に増加させると、現在の単一アンテナシステムに比べて同じ周波数帯域を用いて約10倍のチャネル容量を確保する。
【0004】
4G LTE-advancedでは8個のアンテナまで用いており、現在、pre-5G段階で64または128個のアンテナを装着した製品が開発されており、5Gでははるかに多い数のアンテナを有する基地局装備が使用されることが予想され、これをMassive MIMO技術という。現在のCell運営が2-Dimensionであるのに対し、Massive MIMO技術が導入されると3D-Beamformingが可能になるので、FD-MIMO(Full Dimension)とも呼ぶ。
【0005】
Massive MIMO技術では、ANT(アンテナ)の数字が増えるにつれ、これによるtransmitterとFilterの数字も一緒に増加する。にもかかわらず、設置場所のリース費用や空間的な制約によって、RF部品(Antenna/Filter/Power Amplifier/Transceiver etc.)を小さくて軽く、安価に作ることが現実であり、Massive MIMOはCoverage拡張のために高出力が必要になるが、このような高出力による消耗電力と発熱量は重量およびサイズを低減するのに否定的な要因として作用している。
【0006】
特に、RF素子とデジタル素子が実現されたモジュールが積層構造で結合されたMIMOアンテナを限られた空間に設ける時、設置の容易性や空間の活用性を極大化するためにMIMOアンテナを構成する複数のレイヤに対するコンパクト化および小型化設計の必要性が浮上し、1つの支柱ポール(support pole)に設置されたアンテナ装置の自由な方向調整に関する必要性が強く要求されているのが現状である。
【0007】
このようなコンパクト化および小型化設計の必要性によって製造されたアンテナ機器であっても自己重量およびアンテナ機器を設置および固定するためのアンテナ用クランピング装置自体の重量が比較的大きいため、支柱ポールにアンテナ機器を設置したり、予め設置されたアンテナ機器の方向性を調整する時にも多数の人員が必要なのが現状である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記の技術的課題を解決するためになされたものであって、支柱ポール上でアンテナ機器が結合されたアームユニット全体の回転を支持するように備えられることにより、1人の設置者によるアンテナ機器の方向性の調整が容易なアンテナ用クランピング装置を提供することを目的とする。
【0009】
これとともに、本発明は、1次的に回転補助マウンティング部を用いてアームユニット自体を所望の位置に回動および固定させることにより、アンテナ機器の広範囲方向性の調整が可能であることはもちろん、2次的にティルティングユニットを用いてアンテナ機器の狭範囲方向性の調整が可能となるように備えられたアンテナ用クランピング装置を提供することを他の目的とする。
【0010】
本発明の技術的課題は以上に言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は以下の記載から当業者に明確に理解されるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、垂直に備えられた支柱ポールに対して水平方向に延びて結合されたアームユニットと、一端部にアンテナ機器が備えられ、他端部が前記アームユニットの先端部に結合されかつ、左右方向にローテーティング回動可能に備えられるか、上下方向にティルティング回動可能に備えられて前記アンテナ機器を回動させるクランピング部と、前記アームユニットの下部に相当する前記支柱ポール上に結合されかつ、前記アームユニットの回転角度の変更時、前記アームユニットおよび前記アンテナ機器の重量を回転支持する回転補助マウンティング部とを含む。
【0012】
ここで、前記アームユニットは、前記支柱ポールの一側または他側のいずれかの水平方向に所定長さ延び、先端部に前記クランピング部が設けられるアーム本体と、前記アーム本体の前記支柱ポール側端部に一体に備えられ、前記支柱ポールの外周面の一側および他側のいずれか1つに密着配置される固定型ブラケットと、前記支柱ポールを基準として前記固定型ブラケットとは対向する側の前記支柱ポールの外周面の一側またはおよび他側の他の1つに密着配置され、複数の固定長ボルトおよび固定用ナットによって前記固定型ブラケットと結合される分離型ブラケットとを含み、前記回転補助マウンティング部は、少なくとも前記固定型ブラケットおよび分離型ブラケットの下部面の一部を同時に支持するように備えられる。
【0013】
また、前記回転補助マウンティング部は、前記支柱ポールが円形の水平断面を有することを前提とする時、前記支柱ポールの外周面の少なくとも半円以上をカバーする大きさに形成される。
【0014】
また、前記回転補助マウンティング部は、前記アームユニット、クランピング部およびアンテナ機器の重量を支持する支持パネル部と、前記アームユニットの回転を支持する回転支持部とを含むことができる。
【0015】
また、前記回転支持部は、前記アームユニットのうち前記固定型ブラケットおよび前記分離型ブラケットの下面の一部を密着支持することができる。
【0016】
また、前記支持パネル部は、前記アームユニットの固定型ブラケットおよび分離型ブラケットの下面が支持されるように水平面を有するメイン支持パネルと、前記メイン支持パネルの下部に備えられ、前記支柱ポールの外周面の一部に面着する結合パネルと、上部は前記メイン支持パネルの下面を支持し、側部は前記結合パネルの外側面を支持するサブ支持パネルとを含むことができる。
【0017】
また、前記サブ支持パネルは、前記結合パネルの周縁外周部に沿って複数個備えられる。
【0018】
また、前記回転補助マウンティング部は、前記結合パネルを前記支柱ポールに固定させる固定バンドをさらに含むことができる。
【0019】
また、前記固定バンドは、前記結合パネルの外側面の一部を取り囲みながら前記支柱ポールの外周面に密着結合できる。
【0020】
また、前記固定バンドは、前記結合パネルおよび前記支柱ポールに溶接結合方式および締め付け方式のいずれか1つの方式で結合できる。
【0021】
また、前記結合パネルには、前記固定バンドが外側面から内側面に貫通する少なくとも1つのバンド貫通ホールが形成され、前記サブ支持パネルには、前記固定バンドが前記結合パネルの外側面との間に収容される少なくとも1つのバンド収容ホールが形成される。
【0022】
また、前記回転支持部は、前記支持パネル部の上部に突出して配置されかつ、前記支柱ポールの円周方向にそれぞれ所定距離離隔して配置された複数のボールベアリング組立体で備えられる。
【0023】
また、前記ボールベアリング組立体は、前記支持パネル部のうち前記メイン支持パネルに複数個形成された回転部載置孔にそれぞれ載置固定されるボール収容ブロックと、前記ボール収容ブロックに形成されたボール収容ホールに外周面の一部が外部に露出するように収容されたベアリングボールとを含むことができる。
【0024】
また、前記ボールベアリング組立体は、前記ボール収容ホールの内部に塗布されて、前記ベアリングボールの回転時に摩擦力を低減する潤滑剤をさらに含むことができる。
【0025】
また、前記メイン支持パネルには、前記ボール収容ブロックが載置組立てられる回転部載置孔が上下に貫通して形成される。
【発明の効果】
【0026】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例によれば、次のような多様な効果を達成することができる。
【0027】
第一、空間の制約が多い支柱ポールに対する設置自由度を増進させ、支柱ポールに対する設置性を向上させることができる効果を有する。
【0028】
第二、ティルティングユニットとローテーションユニットによる狭い範囲でのアンテナ機器の方向性を調整し、支柱ポールに対するアームユニット全体の回転および固定設置により広い範囲(広範囲)でのアンテナ機器の方向性および狭い範囲(狭範囲)でのアンテナ機器の方向性を手軽に調整することが可能なため、アンテナ機器の方向特性を向上させることができる効果を有する。
【0029】
第三、多数の労働力を消耗しなくても、支柱ポール上でアンテナ機器が設置されたアームユニット自体を手軽に回転および固定させることが可能なため、労働力を節減する効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【
図1】本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例が支柱ポールに設けられた状態を示す斜視図である。
【
図2】
図1の構成のうちアームユニットからアンテナ機器およびクランピング部が除去された状態を示す斜視図である。
【
図5】
図1の構成のうち回転補助マウンティング部が支柱ポールに設けられた状態を示す斜視図である。
【
図7】
図6の回転補助マウンティング部の分解斜視図である。
【
図9】
図8の構成のうちボールベアリング組立体を示す切開斜視図である。
【
図10】本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を用いた方向性調整の前後を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を、添付した図面を参照して詳細に説明する。
【0032】
各図面の構成要素に参照符号を付すにあたり、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されてもできるだけ同一の符号を有するようにしていることに留意しなければならない。また、本発明の実施例を説明するにあたり、かかる公知の構成または機能に関する具体的な説明が本発明の実施例に対する理解を妨げると判断された場合、その詳細な説明は省略する。
【0033】
本発明の実施例の構成要素を説明するにあたり、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使うことができる。このような用語はその構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語によって当該構成要素の本質や順番または順序などが限定されない。また、他に定義されない限り、技術的または科学的な用語を含む、ここで使われるすべての用語は、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。一般的に使われる辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上有する意味と一致する意味を有すると解釈されなければならず、本出願において明らかに定義しない限り、理想的または過度に形式的な意味で解釈されない。
【0034】
図1は、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例が支柱ポールに設けられた状態を示す斜視図であり、
図2は、
図1の構成のうちアームユニットからアンテナ機器およびクランピング部が除去された状態を示す斜視図であり、
図3は、
図1および
図2の一部上向き斜視図である。
【0035】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、
図1~
図3に示すように、アンテナ機器Aの設置場所に備えられた支柱ポール1に結合されるアームユニット100と、アームユニット100の先端部に結合される共用結合ユニット200と、共用結合ユニット200に対してローテーティングまたはティルティング可能に備えられたクランピング部60とを含む。
【0036】
支柱ポール1は、アンテナ機器Aの設置場所において上方に延設されてアンテナ機器Aの設置高さを設定させる一方、アームユニット100は、支柱ポール1上の所定高さ上で支柱ポール1とは略直交する一側または他側にシングルビーム(single beam)形態で延びて、1つの支柱ポール1上に備えられた複数のアームユニット100を介した複数のアンテナ機器Aの設置を可能にする役割を果たす。
【0037】
これとともに、アームユニット100は、円形の水平断面を有する支柱ポール1から延びる方向によって広い範囲(広範囲)内でのアンテナ機器Aの方向性を調整する役割を果たすことができる。
【0038】
クランピング部60は、アームユニット100に対するアンテナ機器Aの結合を媒介する部位であって、アームユニット100の先端部に対して左右方向のローテーティング回動または上下方向のティルティング回動が可能となるように備えられて、これに設置されたアンテナ機器Aの狭い範囲(狭範囲)内での方向性を調整できるようにする役割を果たす。
【0039】
したがって、支柱ポール1を用いたアンテナ機器Aの設置作業者は、1次的に支柱ポール1上にアームユニット100を広範囲方向性の設定通りに設置した後、2次的にアームユニット100の先端部に備えられたクランピング部60を狭範囲方向性の設定通りに動作させることにより、アンテナ機器Aの精密な方向性調整を行うことができる。
【0040】
より詳しくは、クランピング部60は、
図1に示すように、アームユニット100の先端部に備えられた共用結合ユニット200を介在して左右方向にローテーティング回動可能に設けられたローテーションユニット300と、ローテーションユニット300の先端部に結合されかつ、ローテーションユニット300に対して上下方向にティルティング回動可能に備えられたティルティングユニット400とを含む。
【0041】
ローテーションユニット300とティルティングユニット400は、アンテナ機器Aの設置者または管理者による手動作業によってローテーティング回動またはティルティング回動可能に備えられるか、ローテーティング回動およびティルティング回動のいずれか1つは手動作業によってローテーティング回動またはティルティング回動可能であり、他の1つは電気的に駆動される図示しない回動モータによって自動的にローテーティング回動またはティルティング回動可能に備えられるか、ローテーティング回動およびティルティング回動ともが前記回動モータによって自動的にローテーティング回動またはティルティング回動可能に備えられる。
【0042】
共用結合ユニット200は、多様な仕様で製造されたクランピング部60の設置または組立共用化のための構成であって、クランピング部60の構成のうちローテーションユニット300に対応して形成される。すなわち、ローテーションユニット300は、共用結合ユニット200を介在してアームユニット100の先端部にローテーティング回動可能に結合される構成ではあるが、共用結合ユニット200を備えていない場合には、直接アームユニット100の先端部にローテーティング回動可能に結合されることも可能である。
【0043】
また、共用結合ユニット200は、ローテーションユニット300とは異なり、クランピング部60の結合を媒介する役割だけを果たすように備えられるものであるが、ローテーションユニット300の左右方向のローテーティング回動に加えて、アンテナ機器Aの追加的な左右方向のローテーティング回動が必要な場合、選択的にアームユニット100の先端部に対して、ローテーションユニット300と同様に、左右方向のローテーティング回動が可能となるように備えられる。
【0044】
したがって、共用結合ユニット200が選択的に左右方向のローテーティング回動が可能な場合には、その追加された回動範囲だけ狭い範囲でのアンテナ機器Aの方向性の調整範囲が増加するという利点を提供する。
【0045】
アームユニット100は、
図1~
図3に示すように、支柱ポール1の一側または他側のいずれかの水平方向に所定長さシングルビーム(single beam)形態で延び、先端部に上述したクランピング部60が設けられるアーム本体110と、アーム本体110の支柱ポール1側端部に一体に備えられ、支柱ポール1の外周面の一側および他側のいずれか1つに密着配置される固定型ブラケット120と、支柱ポール1を基準として固定型ブラケット120とは対向する側の支柱ポール1の外周面の一側および他側の他の1つに密着配置される分離型ブラケット130と、固定型ブラケット120および分離型ブラケット130をボルティング結合させる複数の固定長ボルト140および固定用ナット150とを含むことができる。
【0046】
ここで、固定長ボルト140は、
図2および
図3に示すように、固定型ブラケット120に形成された固定側ボルト貫通孔125を貫通した後、分離型ブラケット130に形成された分離側ボルト貫通孔135を貫通した後、固定用ナット150によって固定締結できる。
【0047】
固定側ボルト貫通孔125と分離側ボルト貫通孔135およびこれに締結される固定長ボルト140と固定用ナット150は、それぞれ四角の垂直断面を有するように形成された固定型ブラケット120と分離型ブラケット130の各角部分に締結されるように4つずつ備えられる。
【0048】
固定型ブラケット120のうち支柱ポール1側に相当する面は、略支柱ポール1の外周面の一部が挿入されて密着する固定側収容溝121が形成され、固定側収容溝121は、固定長ボルト140および固定用ナット150の締結力によって支柱ポール1の外周面に密着した後、下方にスリップされないようにセレーション形状を有するように加工される。
【0049】
分離型ブラケット130にも、固定型ブラケット120の固定側収容溝121と同様に、分離側収容溝131がセレーション形状を有するように形成できることは当然である。
【0050】
アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130は、略四角のブロック形態で備えられ、支柱ポール1の外周面の一側と外周面の他側に相互離隔しながらも平行に配置される。ここで、上述した複数の固定長ボルト140が支柱ポール1の外側を通して固定型ブラケット120と分離型ブラケット130を貫通するように連結し、分離型ブラケット130の他側に貫通露出した複数の固定長ボルト140の端部に固定用ナット150が締結されながら固定型ブラケット120と分離型ブラケット130とを相互支柱ポール1の外周面側に密着させる。この時の固定長ボルト140および固定用ナット150による固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の密着力は、設置されるアンテナ機器Aの重量、アームユニット100とこれに結合される共用結合ユニット200およびクランピング部60の重量を考慮して設定されることが好ましい。
【0051】
一方、従来は、上記のように支柱ポール1に対してアンテナ機器Aを設置する場合には、アンテナ機器A、アームユニット100およびクランピング部60の自己重量によって設置者が多数の人員でなければならない問題点があった。また、支柱ポール1に対してアンテナ機器Aが設置された後にも、アンテナ機器Aの最適な受信比率を取得できるように方向性の調整が必要になる。このような状況ごとに比較的重量が大きい本発明によるアンテナ用クランピング装置の方向の再設定時にも、多数の設置者を派遣して作業を行わなければならない問題点が指摘される。
【0052】
本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、上述した従来の問題点を解決するために、回転補助マウンティング部500をさらに含むことができる。
【0053】
図4は、
図2の分解斜視図であり、
図5は、
図1の回転補助マウンティング部が支柱ポールに設けられた状態を示す斜視図であり、
図6は、
図5の分解斜視図であり、
図7は、
図6の回転補助マウンティング部の分解斜視図であり、
図8は、
図2の垂直断面図の一部であり、
図9は、
図8の構成のうちボールベアリング組立体を示す切開斜視図である。
【0054】
回転補助マウンティング部500は、
図1~
図9に示すように、アームユニット100の下部に相当する支柱ポール1上に結合されて、アームユニット100の設置を支持するか、回転角度の調整時にその回転を支持する役割を果たす。
【0055】
より詳しくは、回転補助マウンティング部500は、少なくともアームユニット100の固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の下部面の一部を同時に支持するように備えられる。上述のように、アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130は、支柱ポール1の外周面の一側と他側に相互所定距離離隔して密着配置され、固定長ボルト140と固定用ナット150によって相互結合されている。ここで、回転補助マウンティング部500は、相互離隔した固定型ブラケット120と分離型ブラケット130の下面を同時に支持するように備えられることが好ましい。
【0056】
このために、回転補助マウンティング部500は、支柱ポール1が円形の水平断面を有するパイプ形状を有することを前提とする時、支柱ポール1の外周面の少なくとも半円以上をカバーする大きさに形成される。これについては、回転補助マウンティング部500の具体的な構成のうち支持パネル部501の説明部分でより詳しく説明する。
【0057】
回転補助マウンティング部500は、
図5~
図9に示すように、アームユニット100、クランピング部60およびアンテナ機器Aの重量を支持する支持パネル部501と、アームユニット100の固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の回転を支持する回転支持部540とを含むことができる。
【0058】
支持パネル部501は、アームユニット100とクランピング部60およびこれに設置されるアンテナ機器A全体の重量をアームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130の下面に接触する動作で効果的に支持することにより、設置者1人がアンテナ機器Aまたはアームユニット100を支柱ポール1に設置する途中に下方に落下するのを防止する役割を果たす。
【0059】
回転支持部540は、アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130とを相互結合させる固定長ボルト140から固定用ナット150をやや緩めた状態で、アンテナ機器Aの方向性を調整するために、支柱ポール1を基準として一側または他側に回転させる時、その回転が容易となるように支持する役割を果たす(
図10(a)参照)。
【0060】
より詳しくは、支持パネル部501は、
図6~
図9に示すように、アームユニット100の固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の下面が支持されるように水平面を有するメイン支持パネル510と、メイン支持パネル510の下部に備えられ、支柱ポールの外周面の一部に面着する結合パネル520と、上部はメイン支持パネル510の下面を支持し、側部は結合パネル520の外側面を支持するサブ支持パネル530とを含むことができる。
【0061】
メイン支持パネル510と結合パネル520およびサブ支持パネル530は、各パネルごとに製造された後、溶接結合方式により一体に備えられることも可能であり、ねじ結合方式により各パネルごとの結合が可能である。
【0062】
メイン支持パネル510は、略アームユニット100が備えられた側が開口した「U」状の水平パネルで備えられて、支柱ポール1の外周面の一側を覆いながら後述する固定バンド550によって支柱ポール1に強固に結合できる。
【0063】
ここで、メイン支持パネル510は、「U」状の両端部が支柱ポール1の外周面の少なくとも半円以上をカバーする大きさに延長形成されることが好ましい。したがって、メイン支持パネル510の上面には、上述したアームユニット100の相互離隔して備えられた固定型ブラケット120と分離型ブラケット130の下面の一部が同時に支持できる。
【0064】
メイン支持パネル510には、回転支持部540が載設される回転部載置孔515が上下方向に貫通して形成される。回転部載置孔515は、メイン支持パネル510に複数個が相互離隔して形成され、実質的にアームユニット100の固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の下面を支持する役割を果たす回転支持部540が複数個載置組立てられる。
【0065】
結合パネル520は、メイン支持パネル510の「U」状のうち内側縁部位に対応する垂直パネルで備えられて、支柱ポール1の外周面の一側に面着するように覆いながら後述する固定バンド550によってメイン支持パネル510とともに支柱ポール1に強固に結合できる。
【0066】
結合パネル520は、メイン支持パネル510に対して直交して溶接結合方式およびねじ結合方式のいずれか1つの結合方式で結合できる。これとともに、結合パネル520には、後述する固定バンド550が貫通して結合パネル520の外周面および支柱ポール1の外周面を取り囲みながら設けられるようにバンド貫通ホール521が加工形成される。バンド貫通ホール521は、
図7に示すように、上側が開口した溝形態で備えられるものであるが、メイン支持パネル510との結合によりホール形態で備えられる。このようなバンド貫通ホール521は、少なくとも1つ以上(本発明の一実施例では、2つ)備えられ、後述する固定バンド550が外側面から内側面に貫通する部分である。
【0067】
一方、サブ支持パネル530は、上端はメイン支持パネル510の下面を支持するように備えられ、下端は結合パネル520の外側面を支持するように備えられる。このようなサブ支持パネル530は、略「┐」状、または略「く」状の垂直断面で連結されたメイン支持パネル510と結合パネル520を同時に支持するように備えられることにより、上部のアームユニット100を介して伝達されるアームユニット100、クランピング部60およびアンテナ機器Aの全体重量を効果的に支持することができる。
【0068】
サブ支持パネル530には、後述する固定バンド550が貫通するバンド収容ホール531が形成される。バンド収容ホール531は、
図7に示すように、結合パネル520側に開口した溝形態で備えられるものであるが、結合パネル520との結合によりホール形態で備えられる。このようなバンド収容ホール531は、少なくとも1つ以上(本発明の一実施例では、サブ支持パネル530の個数に対応する2つ)備えられ、後述する固定バンド550が結合パネル520の外側面との間に収容されて貫通する部分である。
【0069】
一方、回転補助マウンティング部500は、
図5~
図9に示すように、結合パネル520を支柱ポール1に固定させる固定バンド550をさらに含むことができる。
【0070】
固定バンド550は、
図5~
図9に示すように、結合パネル520の外側面の一部を取り囲みながら支柱ポール1の外周面に密着結合できる。
【0071】
これとともに、固定バンド550は、フレキシブルな帯またはバンド形状に備えられ、閉ループを形成する円形または多角形であって、一側が結合パネル520のバンド貫通ホール521とサブ支持パネル530のバンド収容ホール531を介して結合パネル520の外周面に密着すると同時に、他側が支柱ポール1の外周面に直接密着するように結合される。また、固定バンド550は、閉ループのいずれか一部が断絶され、結合パネル520および支柱ポール1の外周面を取り囲むように密着結合された後、断絶された部位をロックさせたり解除する動作で支持パネル部501全体を支柱ポール1から着脱させることができる。
【0072】
回転支持部540は、
図5~
図9に示すように、支持パネル部501の上部に突出して配置された複数のボールベアリング組立体で備えられる。複数のボールベアリング組立体は、
図5~
図9に示すように、支柱ポール1の円周方向にそれぞれ所定距離離隔して配置される。
【0073】
より詳しくは、回転支持部540は、
図5~
図9に示すように、支持パネル部501のうちメイン支持パネル510に複数個形成された回転部載置孔515にそれぞれ載置固定されるボール収容ブロック541と、ボール収容ブロック541に形成されたボール収容ホール542に外周面の一部(上端部)が外部に露出するように収容されたベアリングボール543とを含むことができる。
【0074】
ボール収容ブロック541は、図示しないが、ねじなどの締結部材を介してそれぞれの回転部載置孔515に強固に結合され、ボール収容ブロック541のボール収容ホール542に挿入されたベアリングボール543は、ボール収容ホール542の内部で回転可能に備えられる。
【0075】
さらに、ボールベアリング組立体は、図示しないが、ボール収容ブロック541のボール収容ホール542の内部に塗布されて、ベアリングボール543の回転時に摩擦力を低減する潤滑剤をさらに含むことができる。
【0076】
回転支持部540の構成のうちボール収容ホール542に挿入されたベアリングボール543の上端部は、直接アームユニット100の固定型ブラケット120および分離型ブラケット130の下面に接触して、設置者によるアームユニット100の回転調整によって上述した全体重量を効果的に支持しながら円滑にアームユニット100の回転を可能にする役割を果たす。
【0077】
一方、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例は、メイン支持パネル510に複数のボールベアリング組立体で備えられたものとして採用して説明しているが、メイン支持パネル510の回転部載置孔515に水平軸を中心に回転するように備えられた支持ローラを含むローラ組立体の他の実施例で実現可能である。
【0078】
図10は、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を用いた方向性調整の前後を示す平面図である。
【0079】
上記のように構成される本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を用いてアンテナ機器Aを設置するか、アンテナ機器Aの方向性を調整する過程を簡略に説明すれば、次の通りである。
【0080】
まず、
図10に示すように、設置者1人は、支柱ポール1の所定高さに回転補助マウンティング部500の構成のうち結合パネル520を支柱ポール1の外周面の一部に密着させた後、結合パネル520のバンド貫通ホール521とサブ支持パネル530のバンド収容ホール531を貫通した状態で緩めた固定バンド550を支柱ポール1の外周面を取り囲むように結合させた後、所定の結合力で固定されるように回転補助マウンティング部500を支柱ポール1に固定させる。
【0081】
次に、設置者1人は、アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130を回転補助マウンティング部500の上側に相当する支柱ポール1の外周面に固定長ボルト140と固定用ナット150を用いて仮固定させる。
【0082】
ここで、設置者1人は、
図10に示すように、後に設置されるアンテナ機器Aの広い範囲(広範囲)内での方向性を予め予測したり、設定値に応じてアームユニット100が前記方向性に基づいて固定される位置に回転させる。ここで、設置者1人は、
図10(a)に示すように、アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130とを締結貫通する固定長ボルト140の固定用ナット150をある程度緩めた状態で、
図10(b)に示すように、広範囲内でのアンテナの方向性を調整することができる。
【0083】
この時、回転補助マウンティング部500がアームユニット100の重量を支持すると同時に、その回転を支持するように備えられることから、多数の設置者がいなくても設置者1人による設置が容易である。
【0084】
次に、クランピング部60(共用結合ユニット200が備えられた場合には共用結合ユニット200)をアームユニット100の先端部に結合させ、クランピング部のうちティルティングユニット400の先端部にアンテナ機器Aを固定させる。
【0085】
最終的に、アンテナ機器Aを本発明によるアンテナ用クランピング装置の実施例に設置した後でも、設置者1人は、アンテナ機器Aの方向性調整のために、全体的にアームユニット100を支柱ポール1を回転中心として回転させる必要がある場合、アームユニット100の固定型ブラケット120と分離型ブラケット130とを相互結合させる固定長ボルト140で固定用ナット150をやや緩めた状態で、回転補助マウンティング部500を介した安定的な回転調整が可能である。
【0086】
以上、本発明によるアンテナ用クランピング装置の一実施例を、添付した図面を参照して詳細に説明した。しかし、本発明の実施例が必ずしも上述した一実施例によって限定されるものではなく、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者による多様な変形および均等な範囲での実施が可能であることは当然であろう。そのため、本発明の真の権利範囲は後述する特許請求の範囲によって定められる。
【産業上の利用可能性】
【0087】
本発明は、支柱ポール上でアンテナ機器が結合されたアームユニット全体の回転を支持するように備えられることにより、1人の設置者によるアンテナ機器の方向性の調整が容易なアンテナ用クランピング装置を提供する。
【符号の説明】
【0088】
100:アームユニット 110:アーム本体
120:固定型ブラケット 130:分離型ブラケット
140:固定長ボルト 150:固定用ナット
200:共用結合ユニット 300:ローテーションユニット
400:ティルティングユニット 500:回転補助マウンティング部
501:支持パネル部 510:メイン支持パネル
515:回転部載置孔 520:結合パネル
521:バンド貫通ホール 530:サブ支持パネル
531:バンド収容ホール 540:回転支持部
541:ボール収容ブロック 542:ボール収容ホール
543:ベアリングボール 550:固定バンド
A:アンテナ機器
【国際調査報告】