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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-13
(54)【発明の名称】折畳可能なハンガーボード付作業台
(51)【国際特許分類】
   B25H 1/04 20060101AFI20220906BHJP
   B25H 1/12 20060101ALI20220906BHJP
   A47B 88/53 20170101ALI20220906BHJP
   A47B 13/00 20060101ALI20220906BHJP
   A47B 96/04 20060101ALI20220906BHJP
【FI】
B25H1/04
B25H1/12
A47B88/53
A47B13/00 Z
A47B96/04 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022506915
(86)(22)【出願日】2020-05-28
(85)【翻訳文提出日】2022-02-03
(86)【国際出願番号】 US2020070082
(87)【国際公開番号】W WO2021026546
(87)【国際公開日】2021-02-11
(31)【優先権主張番号】16/534,356
(32)【優先日】2019-08-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517296042
【氏名又は名称】トリニティー インターナショナル インダストリーズ、エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100177264
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 嘉秀
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【弁理士】
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【弁理士】
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【弁理士】
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100143373
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 裕人
(72)【発明者】
【氏名】チャオ・ジェリー
(72)【発明者】
【氏名】チュアン・ユアン-ルエン
(72)【発明者】
【氏名】タム・チェ-チャオ
【テーマコード(参考)】
3B053
3B160
3C012
【Fターム(参考)】
3B053NQ02
3B053NQ04
3B160AA02
3B160AB33
3B160AB47
3B160CA21
3B160DA53
3B160DA58
3B160EB76
3C012BB07
3C012BB12
3C012BB13
(57)【要約】
作業台は、1組のキャスタ上に配置されたフレームを有し、当該フレーム内に引き出し等の複数の収納を有する。当該作業台は、フレーム上面における作業面および作業台を所望のように移動させる1または複数のハンドルを備えることが可能である。当該作業台は、ハンガーボードが前記作業台の背面から上方へ延びる展開状態と、ハンガーボードが前記作業台の背面に隣接して収納される収納状態とを軸中心に回転自在なハンガーボード面を備える。前記収納状態では、一般的には、前記ハンガーボード面は、作業台のフレームにおいて、作業面による平面も、作業面に対向する底面による平面も超えて伸張しない。作業台は、収納状態で梱包されて輸送され、ユーザは簡単かつ完全に作業台を組み立てることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の収納領域と、
前記作業台のフレームの背面に取り付けられたハンガーボードとを備え、
前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上に伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台。
【請求項2】
前記複数の収納領域は、複数の引き出しであることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項3】
前記作業台のフレームの上面側に配置される作業面をさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項4】
前記作業台のフレームの底側に着脱自在に取り付けられるキャスタをさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項5】
前記作業台のフレームの右側及び左側の少なくとも一方に、着脱自在に取り付けられる少なくとも1つのハンドルをさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項6】
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを、回転自在に支持する第1および第2のブラケットをさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項7】
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを、回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備える作業台であって、
少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする、請求項6に記載の作業台。
【請求項8】
前記ハンガーボードの両側それぞれには少なくとも1つの雌ねじ穴があり、
前記ハンガーボードが前記第1位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの上側穴と同列にあり、
前記ハンガーボードが前記第2位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの下側穴と同列にあることを特徴とする、請求項7に記載の作業台。
【請求項9】
前記複数の引き出しの少なくとも一つに、少なくとも1つのストッパをさらに備える作業台であって、前記少なくとも1つのストッパは、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であることを特徴とする、請求項2に記載の作業台。
【請求項10】
前記複数の引き出しの少なくとも1つの内側に嵌り、ユーザの作業面となる、引き出し用インサートをさらに備える、請求項9に記載の作業台。
【請求項11】
前記複数の引き出しの少なくとも1つが、当該複数の引き出しの最上部の組の少なくとも1つであることを特徴とする、請求項9に記載の作業台。
【請求項12】
前記ハンガーボードには、その幅方向にわたって1または複数の溝があることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項13】
前記1または複数の溝に着脱自在に固定自在である1または複数の容器をさらに備える、請求項12に記載の作業台。
【請求項14】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
ハンガーボードと、
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットとを備え、
前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であり、
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする作業台。
【請求項15】
前記作業台のフレームの上面側に配置される作業面をさらに備える、請求項14に記載の作業台。
【請求項16】
前記作業台のフレームの底面側に着脱自在に取り付けられるキャスタと、
前記作業台のフレームの左側及び右側の少なくとも一方に着脱自在に取り付けられる少なくとも1つのハンドルとをさらに備える、請求項14に記載の作業台。
【請求項17】
前記複数の引き出しの少なくとも一つに、少なくとも1つのストッパをさらに備える作業台であって、前記少なくとも1つのストッパは、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であることを特徴とする、請求項14に記載の作業台。
【請求項18】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
ハンガーボードと、
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットと、
前記複数の引き出しの少なくとも一つに、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在である少なくとも1つのストッパとを備えた作業台であって、
前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台。
【請求項19】
前記複数の引き出しの少なくとも1つの内側に嵌り、ユーザの作業面となる、引き出し用インサートをさらに備える、請求項18に記載の作業台。
【請求項20】
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする作業台。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施の形態は、概して作業台に関し、特に、軸中心に回転自在で、かつ折畳自在なハンガーボードパネルが取り付けられた作業台に関する。
【背景技術】
【0002】
以下の背景技術に関する情報によって、先行技術の具体的側面(例えば、限定しないが、アプローチや、事実、周知の知識)が例示される。これは先行技術の付加的側面に関する読者の理解を促進するのに有用であると期待されるが、同時に、ここに述べられるものや暗示されるもの、もしくはそこから推測されるいかなるものにも本発明またはその実施形態を限定すると解釈されるものではない。
【0003】
作業台は、一般的に、天板と複数の収納部とを有するフレームを備えている。収納部とは、例えば、キャビネットや、引き出し、棚等である。一般的に、作業台のフレームは単一の部材であり、梱包容器や輸送容器の寸法は少なくともフレームの寸法に左右されることが多い。
【0004】
従来の作業台の中には、フレームに取り付ける付加的特徴を含むものもある。そのような付加的特徴によって、梱包容器や輸送容器の寸法が大幅に大きくなったり、エンドユーザに著しい組み立て作業を少なくとも強いたりする可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記に鑑み、エンドユーザに実質的な組み立て作業を課さず、かつ作業台のフレームの組み立て部品とは別に多くの追加の部品を必要としない付加的特徴を備える作業台製品に対する需要がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の実施の形態によると、作業台のフレームと、前記作業台のフレーム内の複数の収納領域と、前記作業台のフレームの背面に取り付けられたハンガーボードとを備え、前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上に伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台が提供される。
【0007】
ある実施の形態では、前記複数の収納領域は、複数の引き出しである。
【0008】
ある実施の形態では、前記作業台は、前記作業台のフレームの上面側に配置される作業面をさらに備える。
【0009】
ある実施の形態では、前記作業台は、前記作業台のフレームの底側に着脱自在に取り付けられるキャスタをさらに備える。
【0010】
ある実施の形態では、前記作業台は、前記作業台のフレームの右側及び左側の少なくとも一方に、着脱自在に取り付けられる少なくとも1つのハンドルをさらに備える。
【0011】
ある実施の形態では、前記ハンガーボードには、その幅方向にわたって1または複数の溝があり、容器が前記1または複数の溝に着脱自在に固定自在である。
【0012】
本発明の実施の形態によると、作業台のフレームと、前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、ハンガーボードと、前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットとを備え、前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であり、前記第1および第2のブラケットの各々が、前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする作業台が提供される。
【0013】
本発明の実施の形態によると、作業台のフレームと、前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、ハンガーボードと、前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットと、前記複数の引き出しの少なくとも一つに、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在である少なくとも1つのストッパとを備えた作業台であって、前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台が提供される。
【0014】
本発明のこれらの特徴およびその他の特徴や、側面、利点は、以下の図面、開示および請求項を参照することにより、さらに理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明の典型的な実施の形態による作業台アセンブリの斜視図である。
図2図1の作業台アセンブリの作業台の上面と、伸張するハンガーボード面の詳細な斜視図である。
図3図1の作業台アセンブリの側面の詳細な斜視図であり、直立展開状態のハンガーボード面を固定するためのボルトの挿入を示す。
図4図1の作業台アセンブリの側面の詳細な斜視図であり、図3の直立展開状態と図5の収納状態との間を移行時のハンガーボード面を示す。
図5図1の作業台アセンブリの側面の詳細な斜視図であり、収納状態のハンガーボード面を示す。
図6】引き出された状態の作業面を有する引き出しの詳細な図であり、この引き出された状態は、引き出しを引き出した状態で固定するストッパを用いたものである。
図7図6の引き出しの詳細な図であり、引き出しとして用いられる状態では引き出しの自由な開閉を許可するストッパを示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明のいくつかの実施の形態が例として図示されるが、添付の図面の形状に限定されるものではない。図中では、同類の構成要素は同じ参照符号で示される。
【0017】
別段の説明がない限り、各図は一定の尺度で描かれているとは限らない。
【0018】
本発明およびその様々な実施形態は、図示の実施形態が詳述されている、以下の詳細な記載を参照することによってより分かりやすくなる。図示された実施形態は例であり、最終的に請求項で定義される発明を限定するものではないことは明らかである。
【0019】
ここで用いる用語は特定の実施形態を説明する目的のためのみに用いられ、本発明を限定するものではない。ここに用いられているように、「および/または」という用語は、関連付けて列挙される1または複数の項目の任意のおよびすべての組み合わせを含むものである。ここに用いられるように、「a」、「an」、「the」のような単数形の形式には、特筆しない限り、単数形式はもちろん複数形式も含むことを意図する。さらに、「~が含まれる」および/または「~を含む」が本明細書に用いられている場合は、明言された特徴、工程、操作、要素、および/または部品の存在を特定するが、他の1または複数の特徴、工程、操作、要素、部品および/またはそれらのグループの存在または追加を排除するものではない。
【0020】
他の意味に定義されていない限り、本明細書におけるすべての用語(技術的用語や科学的用語を含む)は、本発明が所属する技術における当業者によって共通に理解されるものと同じ意味を持つ。さらに、一般的に用いられる辞書に定義されているような用語は、関連技術や本開示の文脈におけるそれら自身の意味に矛盾しないような意味を有すると解釈されるべきであり、明らかにそのように定義されない限り、理想化されたり過度に形式化されたりした意味で解釈されるべきではない。
【0021】
本発明を説明するにあたり、多くの技術および工程が開示されるであろう。その各々がそれぞれの利点を有し、各々が、本開示の他の技術の1つまたは複数と連動して、あるいは本開示の他の技術のすべてと連動して用いられることも可能である。明確化のために、本開示では、各々の工程のあり得るすべての組み合わせを不要な方法で繰り返すことを控えるが、一方で、そのような組み合わせは本発明の範囲および請求項に完全に含まれるという理解の下で明細書と請求項が読まれるべきである。
【0022】
以下の開示では、説明を目的として、多くのことが、本発明を完全に理解するために詳細に明記されている。しかし、本発明はこれらの詳述を実施しなくてもよいことは、当業者にとって明らかである。
【0023】
本開示は、本発明の例示であると考えられるべきであり、図面や以下の開示によって示される特定の実施形態に本発明を限定することを意図するものではない。
【0024】
当業者によく知られているように、いかなるシステムおよび特に本発明の実施の形態を商業的に実施する選択的な構造を設計する際には、一般的に注意深く検討し妥協しなくてはならない。本発明の精神および教示に従った商業的な実施は、特定の実施の必要性に従ったものであり、本発明の詳述された実施の形態に関連する教示のどのような形態、特徴、機能、結果、部品、アプローチ、または工程も、当業者の平均的な能力と公知の技術によって適切に省略され、含められ、対応され、混合され、適応され、または改善され、および/または最適化されることにより、前記特定の実施の必要性に対応する所望の実施としてよい。
【0025】
広義には、本発明の実施の形態は、1組のキャスタの上に配置されたフレームを有する作業台であって、引き出し等の複数の収納に関する解決策をフレーム内に有する作業台である。当該作業台は、フレームの上面における作業面と、作業台を所望のように移動させる1または複数のハンドルとを含む。当該作業台はハンガーボード面を備えてもよいが、このハンガーボード面は、ハンガーボードが作業台の背面から上方へ延びる展開状態と、ハンガーボードが作業台の背面に隣接して収納される収納状態との間を回転自在である。一般的に、作業台のフレームにおいて、前記収納状態では、前記ハンガーボード面は、作業面による平面も、前記作業面に対向する底面による平面も超えて伸張しない。
【0026】
作業台は収納状態で梱包されて輸送され、ユーザは簡単かつ完全に作業台を組み立てることができる。このような梱包によって、製品の完全梱包に必要な全体の嵩を減らすことが容易になるとともに、組み立てに必要な時間と労力を抑えることが容易になる。
【0027】
図1および2を参照すると、作業台アセンブリ10(単に作業台10とも記載する)は、複数の収納解決策を支持する作業台のフレーム12を備えてもよい。当該収納解決策は、引き出し18、棚、キャビネット等であってよい。特定の寸法で特定の構成の複数の引き出し18が図1に示されているが、1または複数の引き出し18が代替の収納解決策に置き換えられてもよい。さらに、引き出し18の幅または深さはエンドユーザのニーズによって変更されてよい。たとえば、縦に配置された2つの引き出しを、深い1つの引き出しと交換してもよい。
【0028】
作業台アセンブリ10はキャスタ20上に配置されてよい。このキャスタは、輸送時にはフレーム12から取り外し可能であってよい。たとえば、キャスタ20を、引き出し18内に置き、梱包の嵩を減らしてもよい。キャスタ20は、公知のキャスタと類似のものや、旋回キャスタ、および制動機能を有するキャスタ等であってよい。実施の形態によって、少なくとも1組のキャスタ(1組とは、作業台アセンブリ10の左側または右側のどちらかの複数のキャスタとして定義される)が旋回していてよい。さらに、少なくとも1組のキャスタが制動機能を有する実施の形態もある。
【0029】
これにより、作業台アセンブリ10は、地面を容易に移動可能となる。作業台アセンブリ10の移動をさらに補助するために、1または複数のハンドル22がフレーム12に配置されてよい。1つのハンドル22がフレーム12の各側に対向するように配置される実施の形態があってもよい。キャスタ20のように、ハンドル22はフレーム12から取り外し可能であってよく、たとえば引き出し18内に収納されて梱包時の嵩を減らしてもよい。
【0030】
作業面16がフレーム12の上面に配置されてもよい。フレームに作業面16を貼ってもよく、実施の形態によっては取り外し可能であってよい。作業面16がフレーム12の上面である実施の形態もあり、その場合他の構造的要素は追加されない。多くの実施の形態では、作業面16はフレーム12の上面に配置される堅牢な構造部材であってよい。たとえば、作業面16は、1つの例として、ラバーウッドを含む硬材等の木材から形成されてよい。
【0031】
ハンガーボードシート14は、単にハンガーボード14とも記載され、フレーム12の後ろに取り付けられてよい。ハンガーボード14には1または複数の大穴26が形成されていて、この大穴26は配線等に適している。標準的なハンガーボード穴に加えて、ハンガーボード14にはまた、1または複数の溝24が構成されてよい。溝24によって、収納容器28等他の収納部品用の取り付け領域が確保される。収納容器28は、例えば、溝に嵌りハンガーボード14上を下方向へ摺動することにより収納容器28をハンガーボード14に対して支持する、湾曲した背面部材を備えていてもよい。もちろん、他の取り付け機構が、容器38をハンガーボード14に固定するために用いられてもよい。
【0032】
図3図5を参照すると、作業台アセンブリ10では、ハンガーボード14は、例えば図1図2図3に示す展開状態と、図5に示す収納状態とに移動可能である。展開状態では、ハンガーボード14は作業面16による平面の上に伸張してもよい。一般的には以下に記載するように、作業面16より上に伸びるハンガーボード14の縦方向の長さは、フレーム12の縦方向の長さより短い。
【0033】
ハンガーボード14は、フレーム12の背面部分の両側に設置されたブラケット30に取り付けられてよい。ブラケットは、少なくとも1つの上側穴32および少なくとも1つの下側穴34とを備えていてよい。ピボット連結部38が、上側穴32と下側穴34との間に位置し、このピボット連結部38を軸として、ハンガーボード14はブラケット30に回転可能に取り付けられる。
【0034】
作業台アセンブリ10は、ユーザのもとに輸送される際には梱包嵩を最小化するために収納状態(図5)であってよい。ボルト36が、下側穴34を通ってハンガーボード14の側部(または、例えばハンガーボード14を囲むフレーム部材14A)に挿入されることにより、ハンガーボード14が収納状態に保たれる。作業台アセンブリ10を組み立てるためには、ユーザは単にボルト36を各ブラケット30の下側穴34から取り外し、図4に示されるようにハンガーボードを展開状態へと回転させ、そしてボルト36を上側穴32からハンガーボード14の側部まで挿入するだけでよい。一般的には、ハンガーボードのフレーム部材14Aには、収納状態においてボルト36が下側穴34を貫通するときや、展開状態においてボルト36が上側穴32を貫通するときに、ボルト36に係合する1または複数の穴40がある。
【0035】
ハンガーボード14の側部またはハンガーボード14に対して設置されるフレーム部材14Aが、ボルト36のねじ山に合うように構成された雌ねじ穴40を含む実施の形態もあってよい。この典型的な実施の形態では、ユーザはフレーム12の各側部に1つの部品(ボルト36)を用いるだけで、ハンガーボード14を展開状態に確実に移動できる。
【0036】
上記したように、実施の形態によっては、ハンガーボード14の縦方向の長さは、作業台アセンブリ10のフレーム12のそれより短い。このように構成することで、ハンガーボード14が収納状態にあるとき、ハンガーボード14は、作業面16によって定義される平面より上またはフレーム12の底面によって定義される平面より下に伸張することなく、フレーム12の背面に全体的に隣接して配置される。このように、収納状態にあるときは、ハンガーボード14がフレームの背面に隣接しているため、梱包時の嵩の増加は最小限に限られる。
【0037】
図6および7を参照すると、引き出された引き出し18Aを閉まらないようにする固定状態(図6参照)に動くストッパ60を、引き出し18A等の1または複数の引き出し18に備える実施形態がある。ストッパ60が、引き出し18Aの両側に設置され、固定状態では、フレーム12に隣接することによって引き出し18Aが閉まらないようにする実施の形態があってよい。図7に示すような変動状態では、ストッパ60を引き出し18Aの内側に向けることにより、引き出し18Aは開閉可能となる。
【0038】
引き出し用フィラー62が引き出しの内側に設置されて、引き出しの上が作業面となる実施の形態もある。作業台アセンブリ10のユーザがさらに作業スペースを所望する場合には、ユーザは引き出し18Aを引き出し、引き出し用フィラー62による面を追加の作業スペースとして使うことができる。固定状態にあるストッパ60によって、引き出し18Aは閉まらないので、安全で動かない、追加の作業スペースが得られる。
【0039】
引き出し用フィラー62が、引き出し18Aに取り外し可能に設置される実施の形態もある。一般的には、引き出し用フィラー62の高さは、引き出し18Aの側部の高さとほぼ同じであってよい。引き出し用フィラー62を引き出し18Aから取り外すと、標準的な引き出し収納の解決策となる。図面では、引き出し用フィラー62の入った1つの引き出しを示しているが、このようなストッパ60を含む様式は作業台アセンブリ10の引き出し18のいずれにも用いることができる。
【0040】
作業台アセンブリ10は、当該技術分野で公知の、かつ本開示に記載の目的に適切な材料で構成されてよい。実施の形態によっては、作業台アセンブリの金属部品は、例えばステンレス鋼から形成さてよい。
【0041】
添付の要約や図面を含めて本明細書内に開示されるすべての特徴は、明らかに逆が述べられない限り、同一、均等、もしくは同様の目的を提供する代替の特徴と置き換えることが可能である。このように、明らかに逆が述べられない限り、開示の各特徴は、均等または同様の特徴の一般的なシリーズにおける1つの例に過ぎない。
【0042】
請求項内の構成要素および工程は、読みやすさとより良い理解のために一つずつ付番され、および/または文字で印をつけられている。このような付番及び文字付けは、請求項内の構成要素および/または工程を順番づけることを意図しないし、意図すると受け取られるべきではない。
【0043】
多くの変更や変形が、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、当業者によってなされてよい。したがって、開示した実施形態は例示の目的のためのみであって、下記の請求項に定義する発明を限定するととられるべきではない。例えば、請求項の構成要素がある組み合わせで下記に定義されているが、本発明は、開示の構成要素より少ない構成要素、またはそれより多い構成要素、あるいは異なる構成要素による組み合わせも含むことは明確である。
【0044】
本発明を説明するために明細書内で用いられる用語や、本発明の様々な実施形態は、一般的に定義された意味でのみ理解されるのではなく、本明細書における特別な定義による、汎用の構造や、材料、行動の一種類を含んでいると理解されるべきである。
【0045】
したがって、下記の請求項の用語または構成要素の定義は、本明細書において文言通りに開示されている構成要素の組み合わせのみを含むわけではない。この意味において、2つ以上の構成要素が下記の特許請求の範囲における構成要素の任意の1つに等価に置換されてもよく、または1つの構成要素が請求項の2つ以上の構成要素と置換されてもよい。構成要素はある組み合わせにおいて働くと上述され、かつそのように最初にクレームされているかもしれないが、クレームされた組み合わせの中の1つまたは複数の構成要素が、ある場合には、当該組み合わせから削除されることもできるし、さらにこのクレームされた組み合わせは副組合せや副組合せのバリエーションであってよいことは明確に理解されるべきである。
【0046】
当業者からみて、特許請求の範囲に記載された主題からの実質的でない変更は、公知であってものちに発明されるものであっても、本願特許請求の範囲に等価に含まれることは明らかである。したがって、現時点での明確な置換や、のちに当業者に公知となる置換は、定義された構成要素の範囲内となるよう定義されている。
【0047】
このように、特許請求の範囲は、特に図示および上記に開示があるもの、概念的に等価なもの、明確に置換することができるもの、および本発明の重要な概念を包含するもの、を含むと理解されるべきである。
【符号の説明】
【0048】
10 作業台アセンブリ
12 フレーム
14 ハンガーボード
14A フレーム部材
16 作業面
18 引き出し
18A 引き出し
20 キャスタ
22 ハンドル
24 溝
26 大穴
28 収納容器
30 ブラケット
32 上側穴
34 下側穴
36 ボルト
38 ピボット連結部
40 穴
60 ストッパ
62 フィラー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2022-02-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の収納領域と、
前記作業台のフレームの背面に取り付けられたハンガーボードと、
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを、回転自在に支持する第1および第2のブラケットとを備え、
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを、回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することにより、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定し、
前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上に伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台。
【請求項2】
前記複数の収納領域は、複数の引き出しであることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項3】
前記作業台のフレームの上面側に作業面が配置されることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項4】
前記作業台のフレームの底側に着脱自在に取り付けられるキャスタをさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項5】
前記作業台のフレームの右側及び左側の少なくとも一方に、着脱自在に取り付けられる少なくとも1つのハンドルをさらに備える、請求項1に記載の作業台。
【請求項6】
前記ハンガーボードの両側それぞれには少なくとも1つの雌ねじ穴があり、
前記ハンガーボードが前記第1位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの上側穴と同列にあり、
前記ハンガーボードが前記第2位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの下側穴と同列にあることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項7】
前記複数の引き出しの少なくとも一つに、少なくとも1つのストッパをさらに備える作業台であって、前記少なくとも1つのストッパは、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であることを特徴とする、請求項2に記載の作業台。
【請求項8】
前記複数の引き出しの少なくとも1つの内側に嵌り、ユーザの追加の作業面となる、引き出し用インサートをさらに備える、請求項7に記載の作業台。
【請求項9】
前記複数の引き出しの少なくとも1つが、前記複数の引き出しの最上部の組の少なくとも1つであることを特徴とする、請求項7に記載の作業台。
【請求項10】
前記ハンガーボードには、その幅方向にわたって1または複数の溝があることを特徴とする、請求項1に記載の作業台。
【請求項11】
前記1または複数の溝に着脱自在に固定自在である1または複数の容器をさらに備える、請求項10に記載の作業台。
【請求項12】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
ハンガーボードと、
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットとを備え、
前記ハンガーボードは、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であり、
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする作業台。
【請求項13】
前記作業台のフレームの上面側に作業面が配置されることを特徴とする、請求項12に記載の作業台。
【請求項14】
前記作業台のフレームの底面側に着脱自在に取り付けられるキャスタと、
前記作業台のフレームの左側及び右側の少なくとも一方に着脱自在に取り付けられる少なくとも1つのハンドルとをさらに備える、請求項12に記載の作業台。
【請求項15】
前記複数の引き出しの少なくとも一つに、少なくとも1つのストッパをさらに備える作業台であって、前記少なくとも1つのストッパは、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であることを特徴とする、請求項12に記載の作業台。
【請求項16】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
ハンガーボードと、
前記作業台のフレームの後ろ側に、前記ハンガーボードを回転自在に支持する第1および第2のブラケットとを備え、
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定し、
前記複数の引き出しの少なくとも一つに配置される少なくとも1つのストッパが、前記複数の引き出しの少なくとも1つが開閉自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であり、
前記ハンガーボードが、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの作業面の上方へ伸張する第1位置と、前記ハンガーボードが前記作業台のフレームの後ろ側に隣接する位置にある第2位置との間を回転自在であることを特徴とする作業台。
【請求項17】
前記複数の引き出しの少なくとも1つの内側に嵌り、ユーザの追加の作業面となる、引き出し用インサートをさらに備える、請求項16に記載の作業台。
【請求項18】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の収納領域と、
前記作業台のフレーム内の少なくとも1つの引き出しと、
前記作業台のフレームに配置される、前記作業台の上方向きの面全体である作業面と、
前記作業台のフレームの背面に取り付けられたハンガーボードとを備え、
前記ハンガーボードは、ハンガーボード穴を有するハンガーボードの一部が、前記作業面の水平方向に対して縦方向に前記作業台のフレームの前記作業面の上に全体的に伸び、前記ハンガーボードの前面が前記作業台のフレームの前面による平面に対向する第1位置と、前記ハンガーの前面の反対側の、前記ハンガーボードの後ろ側が全体的に、前記作業台のフレームの背面側に隣接してかつ前記作業台のフレームの前記作業面の下に位置する第2位置との間で、前記作業面の下に位置する軸を中心として回転自在であり、
前記作業台のフレームの後ろ側の第1及び第2のブラケットが、前記ハンガーボードを回転可能に支持し、かつ前記ハンガーボードを前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに固定することを特徴とする作業台。
【請求項19】
前記引き出しの少なくとも一つに、少なくとも1つのストッパをさらに備える作業台であって、前記少なくとも1つのストッパは、前記引き出しの少なくとも一つが開閉自在である第1位置と、前記引き出しの少なくとも一つを閉じさせない第2位置とを移動自在であることを特徴とする、請求項18に記載の作業台。
【請求項20】
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする、請求項18に記載の作業台。
【請求項21】
前記ハンガーボードの両側それぞれには少なくとも1つの雌ねじ穴があり、
前記ハンガーボードが前記第1位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの上側穴と同列にあり、
前記ハンガーボードが前記第2位置にあるとき、前記少なくとも1つの雌ねじ穴が、前記少なくとも1つの下側穴と同列にあることを特徴とする、請求項20に記載の作業台。
【請求項22】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
ハンガーボードと、
前記複数の引き出しの少なくとも一つに配置される少なくとも1つのストッパであって、前記少なくとも一つのストッパは、前記複数の引き出しの少なくとも1つが完全に開いた位置と完全に閉じた位置を移動自在である第1位置と、前記複数の引き出しの少なくとも1つを閉じさせない第2位置とを移動自在であり、
前記複数の引き出しの少なくとも1つの内側に嵌り、ユーザの平面状の作業面となる、引き出し用インサートとを備え、
前記ハンガーボードは前記作業台のフレームの背面に取り付けられ、
前記ハンガーボードは、ハンガーボード穴を有するハンガーボードの一部が、前記作業面の水平方向に対して縦方向に前記作業台のフレームの前記作業面の上に全体的に伸び、前記ハンガーボードの前面が前記作業台のフレームの前面による平面に対向する第1位置と、前記ハンガーの前面の反対側の、前記ハンガーボードの後ろ側が全体的に、前記作業台のフレームの背面側に隣接してかつ前記作業台のフレームの前記作業面の下に位置する第2位置との間で、前記作業面の下に位置する軸を中心として回転自在であり、
前記作業台のフレームの後ろ側の第1及び第2のブラケットが、前記ハンガーボードを回転可能に支持し、かつ前記ハンガーボードを前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに固定することを特徴とする作業台。
【請求項23】
前記第1および第2のブラケットの各々が、
前記第1および第2のブラケットに前記ハンガーボードを回転自在に接続するピボットピンと、
前記ピボットピンの上方の少なくとも1つの上側穴と、
前記ピボットピンの下方の少なくとも1つの下側穴とを備え、
少なくとも1つのボルトを前記少なくとも1つの下側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第2位置に固定し、
前記少なくとも1つのボルトを、前記少なくとも1つの上側穴を通して前記ハンガーボードに挿入することで、前記ハンガーボードを前記第1位置に固定することを特徴とする、請求項22に記載の作業台。
【請求項24】
前記作業台のフレームの上面側に配置される作業面をさらに備えることを特徴とする、請求項22に記載の作業台。
【請求項25】
作業台のフレームと、
前記作業台のフレーム内の複数の引き出しと、
前記作業台のフレームに対向しない、前面と背面とを有するハンガーボードとを備え、
前記ハンガーボードは、ハンガーボード穴を有するハンガーボードの一部が、前記作業面の水平方向に対して縦方向に前記作業台のフレームの前記作業面の上に全体的に伸び、前記ハンガーボードの前面が前記作業台のフレームの前面による平面に対向する第1位置と、前記ハンガーの前面の反対側の、前記ハンガーボードの後ろ側が全体的に、前記作業台のフレームの背面側に隣接してかつ前記作業台のフレームの前記作業面の下に位置する第2位置との間で、前記作業面の下に位置する軸を中心として回転自在であり、
前記作業台のフレームの後ろ側の第1及び第2のブラケットが、前記ハンガーボードを回転可能に支持し、かつ前記ハンガーボードを前記第1位置及び前記第2位置のいずれかに固定することを特徴とする作業台。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0031】
ハンガーボードシート14は、単にハンガーボード14とも記載され、フレーム12の後ろに取り付けられてよい。ハンガーボード14には1または複数の大穴26が形成されていて、この大穴26は配線等に適している。標準的なハンガーボード穴に加えて、ハンガーボード14にはまた、1または複数の溝24が構成されてよい。溝24によって、収納容器28等他の収納部品用の取り付け領域が確保される。収納容器28は、例えば、溝に嵌りハンガーボード14上を下方向へ摺動することにより収納容器28をハンガーボード14に対して支持する、湾曲した背面部材を備えていてもよい。もちろん、他の取り付け機構が、収納容器28をハンガーボード14に固定するために用いられてもよい。
【国際調査報告】