(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-14
(54)【発明の名称】ワイヤレス通信における事前構成型アップリンクリソース技法
(51)【国際特許分類】
H04W 48/14 20090101AFI20220907BHJP
H04W 72/14 20090101ALI20220907BHJP
H04W 48/10 20090101ALI20220907BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220907BHJP
【FI】
H04W48/14
H04W72/14
H04W48/10
H04W72/04 136
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022500726
(86)(22)【出願日】2020-07-11
(85)【翻訳文提出日】2022-02-15
(86)【国際出願番号】 US2020041732
(87)【国際公開番号】W WO2021011429
(87)【国際公開日】2021-01-21
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2020-07-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】ウメシュ・プヤル
(72)【発明者】
【氏名】ムンガル・シン・ダンダ
(72)【発明者】
【氏名】アヤン・セングプタ
(72)【発明者】
【氏名】アルベルト・リコ・アルバリーノ
(72)【発明者】
【氏名】レ・リュウ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA11
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH21
5K067JJ12
(57)【要約】
ワイヤレス通信における事前構成型アップリンクリソース(PUR)をサポートする、ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスが説明される。基地局は、PURに対するサポートが利用可能であることを通信してよく、ユーザ機器(UE)からの要求に基づいてPURリソースをUEに割り振ってよい。UEは、システム情報ブロック(SIB)を介するなどして、基地局がPURをサポートするという表示を受信してよく、PURを要求すべきと決定してよく、PUR要求メッセージを基地局へ送信してよい。基地局からのPUR応答は、アップリンク送信のために使用され得る、UEのためのPUR割振りの構成もしくは再構成、またはPUR割振りの解放を示してよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを前記基地局へ送信するステップであって、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含む、ステップと、
事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示すメッセージを前記基地局から受信するステップと
を備える方法。
【請求項2】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、ワンショットPUR構成が要求されること、またはマルチショットPUR構成が要求されることを示す、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記事前構成型アップリンクリソース構成が、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成を受信した後、PUR再構成障害表示を前記基地局へ送信するステップと、
前記PUR構成を解放するステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを前記基地局からの前記メッセージに少なくとも部分的に基づいて決定するステップと、
前記アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースの前記セットを監視するステップとをさらに備え、前記アップリンク許可が、前記基地局への事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す、
請求項1に記載の方法。
【請求項8】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)がサポートされないことを示すブロードキャストシステム情報送信を前記基地局から受信することに少なくとも部分的に基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定するステップと、
前記PUR構成を解放するステップと
をさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、早期データ送信(EDT)プロシージャのアップリンクメッセージの中で前記基地局へ送信される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記EDTプロシージャの前記アップリンクメッセージの中で送信されるように前記アップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングするステップをさらに備え、前記アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す、
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記アップリンクリソース要求メッセージが、前記EDTプロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記UEの事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示す、前記基地局からの前記メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記基地局からの前記メッセージが、前記UEが以前の事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成を使用することになるという表示、前記以前のPUR構成の確認、前記以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定するステップと、
前記早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを基地局へ送信するステップと、
前記早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを前記基地局から受信するステップと
を備える方法。
【請求項15】
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージの中で送信されるように事前構成型アップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングするステップであって、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す、ステップと、
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージの中で前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するステップと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを前記基地局からの前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて決定するステップと、
前記アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースの前記セットを監視するステップとをさらに備え、前記アップリンク許可が、前記基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す、
請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージが、前記早期データ送信プロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示す、前記基地局からの前記メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記PUR構成が、前記UEの以前のPUR構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記PUR構成が、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記EDTメッセージ4が、前記UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、前記以前のPUR構成の確認、前記以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する、請求項18に記載の方法。
【請求項22】
前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに応答して、前記UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を送信するステップ
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項23】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)がサポートされないことを示すブロードキャストシステム情報送信を前記基地局から受信することに少なくとも部分的に基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定するステップと、
前記PUR構成を解放するステップと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項24】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)解放メッセージを前記基地局から受信するステップと、
前記PUR解放メッセージに少なくとも部分的に基づいてPUR構成を構成解除するステップと
をさらに備える、請求項14に記載の方法。
【請求項25】
前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示す事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを、前記基地局へ送信されるようにフォーマッティングするステップをさらに備え、事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、
請求項14に記載の方法。
【請求項26】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信するステップであって、前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示す、ステップと、
前記事前構成型アップリンクリソース構成に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を前記基地局へ送信するステップと
を備える方法。
【請求項27】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
受信する前に、前記基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージを前記基地局へ送信するステップをさらに備え、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの前記個数を含む、
請求項26に記載の方法。
【請求項29】
前記PUR要求メッセージが、早期データ送信(EDT)プロシージャのアップリンクメッセージの中で前記基地局へ送信される、請求項28に記載の方法。
【請求項30】
前記アップリンクリソース要求メッセージが、前記EDTプロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項26に記載の方法。
【請求項32】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを前記基地局へ送信するための手段であって、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含む、手段と、
事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示すメッセージを前記基地局から受信するための手段と
を備える装置。
【請求項33】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、請求項32に記載の装置。
【請求項34】
前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項32に記載の装置。
【請求項35】
前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成を受信した後、PUR再構成障害表示を前記基地局へ送信するための手段と、
前記PUR構成を解放するための手段と
をさらに備える、請求項32に記載の装置。
【請求項36】
アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを前記基地局からの前記メッセージに少なくとも部分的に基づいて決定するための手段と、
前記アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースの前記セットを監視するための手段とをさらに備え、前記アップリンク許可が、前記基地局への事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す、
請求項32に記載の装置。
【請求項37】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)がサポートされないことを示すブロードキャストシステム情報送信を前記基地局から受信することに少なくとも部分的に基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定するための手段と、
前記PUR構成を解放するための手段と
をさらに備える、請求項32に記載の装置。
【請求項38】
前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、早期データ送信(EDT)プロシージャのアップリンクメッセージの中で前記基地局へ送信される、請求項32に記載の装置。
【請求項39】
前記EDTプロシージャの前記アップリンクメッセージの中で送信されるように前記アップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングするための手段をさらに備え、前記アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す、
請求項38に記載の装置。
【請求項40】
前記アップリンクリソース要求メッセージが、前記EDTプロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される、請求項38に記載の装置。
【請求項41】
事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示す、前記基地局からの前記メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される、請求項32に記載の装置。
【請求項42】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定するための手段と、
前記早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを基地局へ送信するための手段と、
前記早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを前記基地局から受信するための手段と
を備える装置。
【請求項43】
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージの中で送信されるように事前構成型アップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングするための手段であって、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す、手段と、
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージの中で前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するための手段と
をさらに備える、請求項42に記載の装置。
【請求項44】
アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを前記基地局からの前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに少なくとも部分的に基づいて決定するための手段と、
前記アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースの前記セットを監視するための手段とをさらに備え、前記アップリンク許可が、前記基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す、
請求項42に記載の装置。
【請求項45】
前記早期データ送信プロシージャの前記アップリンクメッセージが、前記早期データ送信プロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される、請求項42に記載の装置。
【請求項46】
事前構成型アップリンクリソースの構成または再構成または解放を示す、前記基地局からの前記メッセージが、無線リソース制御(RRC)接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される、請求項42に記載の装置。
【請求項47】
前記PUR構成が、前記UEの以前のPUR構成を超える差分を示すか、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項46に記載の装置。
【請求項48】
前記EDTメッセージ4が、前記UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、前記以前のPUR構成の確認、前記以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する、請求項46に記載の装置。
【請求項49】
前記事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに応答して、前記UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を送信するための手段
をさらに備える、請求項42に記載の装置。
【請求項50】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)がサポートされないことを示すブロードキャストシステム情報送信を前記基地局から受信することに少なくとも部分的に基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定するための手段と、
前記PUR構成を解放するための手段と
をさらに備える、請求項42に記載の装置。
【請求項51】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)解放メッセージを前記基地局から受信するための手段と、
前記PUR解放メッセージに少なくとも部分的に基づいてPUR構成を構成解除するための手段と
をさらに備える、請求項42に記載の装置。
【請求項52】
前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示す事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを、前記基地局へ送信されるようにフォーマッティングするための手段をさらに備え、事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、
請求項42に記載の装置。
【請求項53】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信するための手段であって、前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示す、手段と、
前記事前構成型アップリンクリソース構成に少なくとも部分的に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を前記基地局へ送信するための手段と
を備える装置。
【請求項54】
事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの前記個数が、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する、請求項53に記載の装置。
【請求項55】
受信する前に、前記基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に少なくとも部分的に基づいて、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージを前記基地局へ送信するための手段をさらに備え、前記事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、前記UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの前記個数を含む、
請求項53に記載の装置。
【請求項56】
前記PUR要求メッセージが、早期データ送信(EDT)プロシージャのアップリンクメッセージの中で前記基地局へ送信される、請求項55に記載の装置。
【請求項57】
前記事前構成型アップリンクリソース構成が、前記UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、または前記UEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される、請求項53に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、その各々が本出願の譲受人に譲渡される、2019年7月12日に出願された「Preconfigured Uplink Resource Techniques in Wireless Communications」と題するPhuyalらによる米国仮特許出願第62/873,836号、および2020年7月10日に出願された「Preconfigured Uplink Resource Techniques in Wireless Communications」と題するPhuyalらによる米国特許出願第16/926,164号の利益を主張する。
【0002】
以下は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレス通信における事前構成型アップリンクリソース技法に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、およびニューラジオ(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)と呼ばれることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含んでよい。
【0004】
場合によっては、UEは、周期的に送信されるべき比較的少量のデータしか有しないことがある。たとえば、UEは、周期的にネットワークノードに読取値を提供することになるセンサーに関連し得る。場合によっては、アップリンク送信用のアップリンクリソースを取得するために、UEは、アップリンクデータリソースを求める要求を送信してよく(たとえば、送信すべきデータをUEが有することを示すバッファステータス報告(BSR:buffer status report)が基地局に提供されてよく)、要求に応答してアップリンク許可を受信してよく、次いで、アップリンク許可に従ってアップリンクデータを送信してよい。UEが、送信すべき比較的少量のデータしか有しない場合には、そのような手順は、送信されるデータの量に比べて大幅な量のオーバーヘッドを消費する。「無許可」アップリンク送信に対してUEにアップリンクリソースを割り振るための効率的な(すなわち、毎回アップリンク許可を取得するためだけにマルチステップ通信を実行する必要がない)技法は、そのようなアップリンクリソースの割振りを通じた、より効率的なネットワーク動作、およびそのようなアップリンク送信に関連する低減されたオーバーヘッドを可能にし得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
説明する技法は、ワイヤレス通信における事前構成型アップリンクリソース(PUR:preconfigured uplink resource)をサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置に関する。説明する様々な技法は、PURに対するサポートが基地局において利用可能であることを通信すること、およびユーザ機器(UE)からの要求に基づいてPURリソースをUEに割り振ることを行う。UEは、システム情報ブロック(SIB:system information block)を介するなどして、基地局がPURをサポートするという表示を受信してよく、PURを要求すべきと決定してよく、PUR要求メッセージを基地局へ送信してよい。基地局からのPUR応答は、アップリンク送信のために使用され得る、UEのためのPUR割振りを示してよい。
【0006】
場合によっては、基地局は、PUR要求の際にUEによって提供される要求されたPUR構成とは異なるPUR割振りを提供してよい。UEは、異なるPUR構成がUEにとって十分でないことを決定してよく、PUR構成障害を基地局へ送信してよい。場合によっては、PUR構成を示す、基地局からUEへの送信は、PUR構成障害表示を送信するためにUEによって使用され得るアップリンクリソースの表示を提供し得る。場合によっては、早期データ送信(EDT:early data transmission)ランダムアクセスプロシージャが、UEからPUR要求を送信するために使用されてよく、PUR構成をUEへ送信するために基地局によって使用されてよい。そのような場合、PUR要求メッセージは、EDTランダムアクセスプロシージャの部分としてランダムアクセスメッセージとともに送信され得る。追加または代替として、PUR構成またはPUR再構成を求める、UEからのPUR要求は、要求されるPUR許可のインスタンスの個数の表示を提供し得る。そのようなPUR要求は、PUR許可のインスタンスの個数を0として示すことによって、PUR解放要求を示してよい。追加または代替として、基地局は、要求されたPUR構成またはPUR再構成がUEにとって利用可能でないことを決定してよく、PUR拒絶表示をUEへ送信してよい。拒絶表示は、PUR再構成要求の場合には、UEが既存のPUR構成をどのように扱うことになるのか(たとえば、既存のPUR構成を解放すべきか、それとも既存のPUR構成を維持すべきか)も示してよい。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成を基地局から受信することと、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージを基地局へ送信することとを含んでよい。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成を基地局から受信することと、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージを基地局へ送信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0009】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成を基地局から受信することと、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージを基地局へ送信することとを行うための手段を含んでよい。
【0010】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成を基地局から受信することと、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージを基地局へ送信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0011】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すデルタ構成として提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、UEによって使用されている現在の構成を超える差分を示すデルタ構成として提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すデルタ構成として提供されてよい。
【0012】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、基地局からの事前構成型アップリンクリソース構成を有する明示的な表示の中で提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースの最初のインスタンスの中に含まれてよい。
【0013】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを基地局からの事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成に基づいて決定し、アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースのセットを監視するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、アップリンク許可は、基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局への事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成応答メッセージは、PUR構成が成功または失敗したことを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージを送信することは、UEがアイドルモードであるかまたは基地局との接続モードであるときに実行されてよい。
【0014】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でUEペイロードデータを送信するための、早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することを含んでよい。場合によっては、アップリンクメッセージは、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを含んでよい。方法は、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを送信することと、早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを基地局から受信することとをさらに含んでよい。
【0015】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを送信することと、早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを基地局から受信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0016】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを送信することと、早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを基地局から受信することとを行うための手段を含んでよい。
【0017】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージを送信することと、早期データ送信プロシージャのダウンリンクメッセージの中で、事前構成型アップリンクリソース構成の構成または再構成または解放を示すメッセージを基地局から受信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0018】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるように事前構成型アップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングすることであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中で事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信することとを行うための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0019】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを基地局からの事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに基づいて決定し、アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースのセットを監視するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、アップリンク許可は、基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す。
【0020】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージは、早期データ送信プロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局からの事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージは、RRC接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR構成は、UEの以前のPUR構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR構成は、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すか、またはUEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、EDTメッセージ4は、UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、以前のPUR構成の確認、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する。
【0021】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに応答して、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を送信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、PURがサポートされない場合があることを示すブロードキャストシステム情報送信を基地局から受信することに基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定し、PUR構成を解放するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、基地局からPUR解放メッセージを受信し、PUR解放メッセージに基づいてPUR構成を構成解除するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0022】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示す事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを、基地局へ送信されるようにフォーマッティングするための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する。
【0023】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、基地局から事前構成型アップリンクリソース構成を受信することとを含んでよい。
【0024】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、基地局から事前構成型アップリンクリソース構成を受信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0025】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、基地局から事前構成型アップリンクリソース構成を受信することとを行うための手段を含んでよい。
【0026】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、基地局から事前構成型アップリンクリソース構成を受信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0027】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの個数は、ワンショットPUR構成が要求されること、またはマルチショットPUR構成が要求されることを示す。
【0028】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、またはUEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成を受信した後、PUR再構成障害表示を基地局へ送信し、PUR構成を解放するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0029】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを、基地局からのメッセージに基づいて決定し、アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースのセットを監視するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、アップリンク許可は、基地局への事前構成型アップリンクリソース構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)がサポートされない場合があることを示すブロードキャストシステム情報送信を基地局から受信することに基づいて、PUR構成が構成解除される場合があることを決定し、PUR構成を解放するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0030】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージは、早期データ送信(EDT)プロシージャのアップリンクメッセージの中で基地局へ送信されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにアップリンクリソース要求メッセージをフォーマッティングするための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、アップリンクリソース要求メッセージは、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。
【0031】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンクリソース要求メッセージは、EDTプロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEの事前構成型アップリンクリソースを示す、基地局からのメッセージは、RRC接続解放メッセージまたはRRC早期データ完了メッセージを提供する早期データ送信(EDT)ダウンリンクメッセージ4の中で受信される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、基地局からのメッセージは、UEが以前の事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成を使用することになるという表示、以前のPUR構成の確認、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する。
【0032】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示すことと、事前構成型アップリンクリソース構成に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を基地局へ送信することとを含んでよい。
【0033】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示すことと、事前構成型アップリンクリソース構成に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を基地局へ送信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0034】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示すことと、事前構成型アップリンクリソース構成に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を基地局へ送信することとを行うための手段を含んでよい。
【0035】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、事前構成型アップリンクリソース構成を提供する無線リソース構成接続解放メッセージまたは無線リソース構成早期データ完了メッセージを基地局から受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEのための事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を示すことと、事前構成型アップリンクリソース構成に基づいて1つまたは複数のアップリンク通信を基地局へ送信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0036】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の無限の個数の表示を提供する。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、受信する前に、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージは、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含む。
【0037】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR要求メッセージは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で基地局へ送信される。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、アップリンクリソース要求メッセージは、EDTプロシージャのMSG3送信の中で送信されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、デフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すか、またはUEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される。
【0038】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージを基地局から受信することとを含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0039】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージを基地局から受信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0040】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージを基地局から受信することとを行うための手段を含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0041】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートすることを決定することと、基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという決定に基づいて事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを基地局へ送信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージを基地局から受信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0042】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって解放されることになることを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって維持されることになることを示す。
【0043】
基地局におけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することと、UEからの応答メッセージのためにアップリンクリソースをUEへ送信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEから事前構成型アップリンクリソース構成応答を受信することとを含んでよい。
【0044】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することと、UEからの応答メッセージのためにアップリンクリソースをUEへ送信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEから事前構成型アップリンクリソース構成応答を受信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0045】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することと、UEからの応答メッセージのためにアップリンクリソースをUEへ送信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEから事前構成型アップリンクリソース構成応答を受信することとを行うための手段を含んでよい。
【0046】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、UEに割り振られた事前構成型アップリンクリソースを識別する事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することと、UEからの応答メッセージのためにアップリンクリソースをUEへ送信することと、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEから事前構成型アップリンクリソース構成応答を受信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0047】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース構成は、UEの以前の事前構成型アップリンクリソース構成、UEによって使用されている現在の構成、またはデフォルトの事前構成型アップリンクリソース構成を超える差分を示すデルタ構成として提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、基地局からの事前構成型アップリンクリソース構成を有する明示的な表示の中で提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、UEによって監視されるべき制御チャネルリソースのセットの中の、基地局からの制御チャネル送信の中で提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEがアイドルモードであるかまたは基地局との接続モードであるとき、事前構成型アップリンクリソース構成障害表示が送信されてよい。
【0048】
基地局におけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するために利用可能な早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することであって、ここで、早期データ送信構成が、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でUEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととを含んでよい。
【0049】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するために利用可能な早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することであって、ここで、早期データ送信構成が、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でUEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0050】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するために利用可能な早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することであって、ここで、早期データ送信構成が、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でUEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととを行うための手段を含んでよい。
【0051】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを送信するために利用可能な早期データ送信プロシージャのための早期データ送信構成を決定することであって、ここで、早期データ送信構成が、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージの中でUEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、事前構成型アップリンクリソース構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0052】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、早期データ送信プロシージャのアップリンクメッセージが事前構成型アップリンクリソース要求メッセージのために利用可能であるという表示を送信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、表示は、基地局からブロードキャストされるシステム情報ブロックの中で送信されてよい。
【0053】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR構成は、UEの以前のPUR構成を超える差分を示すか、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すか、またはUEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成メッセージに応答して、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を受信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0054】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)構成は、UEの構成済みのPURリソースを示す早期データ送信(EDT)早期データ完了メッセージの中で提供されてよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、EDT早期データ完了メッセージは、UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、以前のPUR構成の確認、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示は、EDT早期データ完了メッセージの中のブーリアンフラグを含む。
【0055】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、PURがサポートされないこと、およびUEがPUR構成を解放することになることを示す、ブロードキャストシステム情報送信を送信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEのPUR構成が再構成または解放されることになることを決定し、ページメッセージをUEへ送信し、ページメッセージに応答してUEからランダムアクセス要求メッセージを受信し、ランダムアクセス要求メッセージに応答して、PUR構成を再構成または解放すべきという表示を送信するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。
【0056】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR構成を再構成すべきという表示は、UEによって使用されるべき新たなPUR構成を示すか、またはUEがPUR構成を解放することになることを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)解放メッセージをUEへ送信し、PUR解放メッセージに基づいてPUR構成を構成解除するための、動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでよい。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、PUR解放メッセージは、UEが接続モードでありながら、またはEDTランダムアクセス応答メッセージの中で、送信されてよく、ここで、PUR解放メッセージは、無線リソース制御(RRC:radio resource control)PUR再構成メッセージである。
【0057】
基地局におけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することとを含んでよい。
【0058】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよい。
【0059】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することとを行うための手段を含んでよい。
【0060】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数を含むことと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して事前構成型アップリンクリソース構成をUEへ送信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよい。
【0061】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の不確定な個数の表示を提供する。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、0であるインスタンスの個数は、事前構成型アップリンクリソース構成が解放されることになることを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEによって要求される事前構成型アップリンクリソース(PUR)許可のインスタンスの個数は、ワンショットPUR構成が要求されること、またはマルチショットPUR構成が要求されることを示す。
【0062】
基地局におけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージをUEへ送信することとを含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0063】
基地局におけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリの中に記憶された命令とを含んでよい。命令は、装置に、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージをUEへ送信することとをさせるために、プロセッサによって実行可能であってよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0064】
基地局におけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージをUEへ送信することとを行うための手段を含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0065】
基地局におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、無許可アップリンク送信に対して基地局が事前構成型アップリンクリソースをサポートするという表示を送信することと、UEから事前構成型アップリンクリソース要求メッセージを受信することと、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに応答して、事前構成型アップリンクリソース要求メッセージが拒絶されることを示す事前構成型アップリンクリソース応答メッセージをUEへ送信することとを行うために、プロセッサによって実行可能な命令を含んでよく、ここで、事前構成型アップリンクリソース応答メッセージは、拒絶された事前構成型アップリンクリソース要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0066】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって解放されることになることを示す。本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、事前構成型アップリンクリソース(PUR)要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって維持されることになることを示す。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【
図1】本開示の態様による、ワイヤレス通信における事前構成型アップリンクリソース(PUR)技法をサポートするワイヤレス通信のためのシステムの一例を示す図である。
【
図2】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするワイヤレス通信システムの一部分の一例を示す図である。
【
図3】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図4】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図5】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図6】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図7】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図8】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図9】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
【
図10】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図11】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図12】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図13】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図14】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図15】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスのブロック図である。
【
図16】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする通信マネージャのブロック図である。
【
図17】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
【
図18】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図19】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図20】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図21】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図22】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図23】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図24】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図25】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図26】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図27】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図28】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【
図29】本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0068】
本開示の様々な態様は、事前構成型アップリンクリソース(PUR)に関係するシグナリングおよび構成をサポートする改善された方法、システム、デバイス、および装置を提供する。説明する様々な技法は、PURに対するサポートを示すシステム情報ブロック(SIB)送信を介するなどして、PURリソースが基地局において利用可能であることを通信することを行う。UEは、PURに対するサポートの表示を受信し得、(たとえば、基地局へ送信されるべきアップリンクデータに基づいて)基地局にPURリソースを要求すべきと決定し得る。UEは、場合によっては、PURリソースを要求するPUR要求メッセージを送信してよい。基地局は、PUR要求メッセージを受信し得、PURリソースをUEに割り振るべきかどうかを決定し得る。基地局は、基地局がPURリソースをUEに割り振るべきと決定する場合には、PUR割振りを有するPUR応答をUEへ送信してよく、または基地局がUEに割り振るためにPURリソースが利用可能でないことを決定する場合には、PUR拒絶メッセージをUEへ送信してよい。
【0069】
場合によっては、基地局は、UEからの要求されたPUR構成とは異なるPUR割振りを提供してよい。本開示の様々な例が、PUR構成が要求または構成される技法を説明することに留意されたい。そのような技法はまた、既存のPUR構成の再構成が要求または構成されるときに使用されてもよく、PUR構成とPUR再構成の両方が、本明細書では単に「PUR構成」と呼ばれてよい。基地局が、要求されたPUR構成とは異なるPUR割振りを提供する場合には、UEは、異なるPUR構成がUEにとって十分でないことを決定してよく、PUR構成障害を送信してよい。PUR構成障害は、UEがPUR構成を解放することを示してよく、基地局は、構成済みのPURを他の目的のために再割り振りしてよい。場合によっては、PUR構成を示す、基地局からUEへの送信は、PUR構成障害表示を送信するためにUEによって使用され得るか、またはPUR構成完了表示を送信するためにUEによって使用され得る、アップリンクリソースの表示を提供し得る。場合によっては、アップリンクリソースの表示は、PUR構成とともに提供される、アップリンク許可の明示的な表示であってよい。追加または代替として、UEは、PUR障害またはPUR構成完了表示に対するアップリンク許可を取得するために、いくつかのウィンドウ中に1つまたは複数のダウンリンク制御チャネル(たとえば、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH))送信を求めて監視してよい。場合によっては、UEは、接続モード(たとえば、無線リソース制御(RRC)接続モード)でありながら、またはアイドル(たとえば、RRCアイドル)モードでありながら、PUR障害またはPUR構成完了メッセージを送信してよい。UEがアイドルモードである場合には、PUR障害またはPUR構成完了メッセージは、構成されたPURの最初の出現に際して送信されてよい。
【0070】
場合によっては、UEは、基地局との接続を確立するためのランダムアクセスプロシージャが、ランダムアクセスプロシージャの一部として早期データ送信(EDT)を可能にするように構成されることを決定してよい。そのようなEDTランダムアクセスプロシージャは、ランダムアクセスプロシージャの一部としてデータペイロードをUEが送信することを可能にしてよく、そのことがオーバーヘッドを低減し得るとともに比較的少量のデータの送信を可能にし得る。場合によっては、EDTランダムアクセスプロシージャは、UEからPUR要求を送信するために使用されてよく、PUR構成をUEへ送信するために基地局によって使用されてよい。そのような場合、EDTランダムアクセスプロシージャの様々な態様は、基地局とUEとの間で通信されるべきPUR要求および構成情報を提供する送信を含んでよい。
【0071】
場合によっては、PUR構成またはPUR再構成を求める、UEからのPUR要求は、要求されるPUR許可のインスタンスの個数の表示を提供し得る。そのような場合、UEは、要求されるそのようなPUR許可の個数の値を示してよく、不確定な個数のPUR許可が要求されること(すなわち、そのような許可が不明確に継続することになること)を示してよく、または0個のPUR許可が要求されること、およびPUR構成が解放されることになることを示してよい。追加または代替として、場合によっては、基地局は、要求されたPUR再構成がUEにとって利用可能でないことを決定してよく、UEが既存のPUR構成をどのように扱うことになるのかも示し得るPUR拒絶表示をUEへ送信してよい。いくつかの場合には、基地局は、UEが既存のPUR構成を解放することになることを示してよい。他の場合には、基地局は、UEが既存のPUR構成を維持することになることを示してよい。場合によっては、基地局からの表示は、PUR拒絶表示とともに提供される明示的な表示であってよい。
【0072】
そのような技法は、UEからの単一メッセージデータ送信を可能にし得る。そのような単一メッセージ送信は、第5のメッセージ(MSG5)の中でのデータ送信を可能にする4ステップアップリンクランダムアクセスプロシージャを採用する技法、または第3のメッセージ(MSG3)の中でデータ送信を行うEDTランダムアクセス技法などの他の技法に比べて、比較的少量のデータのアップリンク送信に対して低減されたオーバーヘッドを有してよい。レガシーランダムアクセスプロシージャまたはEDTプロシージャを使用する事例では、そのような技法は、アイドルモードでのUEがアップリンクデータを送信できる前の、基地局からの許可に依然として依拠する。ランダムアクセスまたはEDT技法に比べてさらに低減されるオーバーヘッドを有する、本明細書で説明するような、アイドルモードであり最新のタイミングアドバンス(TA:timing advance)を有するUEからの単一メッセージアップリンク送信が、サポートされ得る。そのような低減されたオーバーヘッドは、送信効率を拡張し得るとともに電力消費を低減し得る。場合によっては、静止したままである(すなわち、最新のTAを有する)、いくらかの間隔で送信すべき比較的少量のデータしか有しないUE(たとえば、拡張マシンタイプ通信(eMTC)UE、または狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)UE)は、本明細書で説明するような技法の低減されたシグナリングオーバーヘッドから恩恵を受けることがある。
【0073】
本開示の態様は、最初にワイヤレス通信システムのコンテキストで説明される。次いで、PURリソースを構成および使用するための、UEと基地局との間でのシグナリングに対して、いくつかの例示的なプロセスフローが説明される。本開示の態様はさらに、ワイヤレス通信におけるPUR技法に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによって図示され、またそれらを参照しながら説明される。
【0074】
図1は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105、UE115、およびコアネットワーク130を含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、LTEアドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはニューラジオ(NR)ネットワークであってよい。場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストかつ低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。
【0075】
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介してUE115とワイヤレス通信し得る。本明細書で説明する基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(それらのうちのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、またはいくつかの他の好適な用語を含んでよく、または当業者によってそのように呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロ基地局またはスモールセル基地局)を含んでよい。本明細書で説明するUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、中継基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信できる場合がある。
【0076】
各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレージエリア110に関連し得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用し得る。ワイヤレス通信システム100の中に示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含んでよい。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0077】
基地局105のための地理的カバレージエリア110は、地理的カバレージエリア110の一部分を構成するセクタに分割されてよく、各セクタはセルに関連し得る。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せのための通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は移動可能であってよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110が重複することがあり、異なる技術に関連する、重複する地理的カバレージエリア110は、同じ基地局105によって、または異なる基地局105によって、サポートされてよい。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、異種LTE/LTE-A/LTE-A ProネットワークまたはNRネットワークを含んでよい。
【0078】
「セル」という用語は、(たとえば、キャリアを介した)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じかまたは異なるキャリアを介して動作する隣接セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID:physical cell identifier)、仮想セル識別子(VCID:virtual cell identifier))に関連し得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることがあり、異なるセルは、異なるタイプのデバイスのためのアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成され得る。場合によっては、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
【0079】
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散されてよく、各UE115は、固定またはモバイルであってよい。UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、またはいくつかの他の好適な用語で呼ばれることもあり、ここで、「デバイス」は、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスであってよい。いくつかの例では、UE115はまた、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE:Internet of Everything)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すことがあり、それらは、アプライアンス、車両、メーターなどの様々な物品の中に実装され得る。
【0080】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであってよく、機械間の自動化された通信を(たとえば、機械間(M2M)通信を介して)提供し得る。M2M通信またはMTCは、人間が介在することなくデバイスが互いにまたは基地局105と通信することを可能にする、データ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサーまたはメーターを組み込んで情報を測定または獲得し、その情報を利用できる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間にその情報を提示する、デバイスからの通信を含んでよい。いくつかのUE115は、情報を収集するか、または機械の自動化された挙動を可能にするように、設計され得る。MTCデバイスに対する用途の例は、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ感知、物理的アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0081】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した単方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にはサポートしないモード)を採用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないときに省電力「ディープスリープ」モードに入ること、または限定された帯域幅を介して(たとえば、狭帯域通信に従って)動作することを含む。場合によっては、UE115は、クリティカルな機能(たとえば、ミッションクリティカルな機能)をサポートするように設計されてよく、ワイヤレス通信システム100は、これらの機能のために超高信頼通信を提供するように構成され得る。
【0082】
場合によっては、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはデバイス間(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信できる場合がある。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあってよい。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外側にあってよく、または場合によっては基地局105からの送信を受信できない場合がある。場合によっては、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のすべての他のUE115へ送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの場合には、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合には、D2D通信は、基地局105の関与を伴わずにUE115間で実行される。
【0083】
基地局105は、コアネットワーク130と、および互いに通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通じて(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで互いに通信し得る。
【0084】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は発展型パケットコア(EPC)であってよく、EPCは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)、および少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)を含んでよい。MMEは、EPCに関連する基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得る。P-GWは、ネットワーク事業者IPサービスに接続され得る。事業者IPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスへのアクセスを含んでよい。
【0085】
基地局105などのネットワークデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスネットワークエンティティなどの下位構成要素を含んでよく、アクセスネットワークエンティティは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であってよい。各アクセスネットワークエンティティは、ラジオヘッド、スマートラジオヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じてUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されてよく、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)の中に統合されてもよい。
【0086】
ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)までの範囲の中の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が長さ約1デシメートルから1メートルまでに及ぶので、極超短波(UHF:ultra-high frequency)領域またはデシメートル帯域と呼ばれる。UHF波は、建物および環境特性によって遮断または方向変換されることがある。しかしながら、その波は、屋内に位置するUE115にマクロセルがサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの短波(HF:high frequency)または超短波(VHF:very high frequency)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)に関連し得る。
【0087】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域とも呼ばれる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF:super high frequency)領域の中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHz産業科学医療(ISM)バンドなどの帯域を含む。
【0088】
ワイヤレス通信システム100はまた、ミリメートル帯域とも呼ばれる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域の中で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリ波(mmW)通信をサポートし得、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりもなお一層小型で間隔がより密であってよい。場合によっては、このことがUE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもなお一層大きい大気減衰および短い距離を条件とし得る。本明細書で開示する技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されてよく、これらの周波数領域にわたる帯域の指定される使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0089】
場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、認可無線周波数スペクトル帯域と無認可無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISMバンドなどの無認可帯域の中で、認可支援アクセス(LAA:License Assisted Access)、LTE無認可(LTE-U:LTE-Unlicensed)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。無認可無線周波数スペクトル帯域の中で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT:listen-before-talk)プロシージャを採用し得る。場合によっては、無認可帯域の中での動作は、認可帯域の中で動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づいてよい(たとえば、LAA)。無認可スペクトルの中での動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含んでよい。無認可スペクトルの中での複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づいてよい。
【0090】
いくつかの例では、基地局105またはUE115は、複数のアンテナが装備されてよく、そうしたアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間で、ある送信方式を使用してよく、ここで、送信デバイスは複数のアンテナが装備され、受信デバイスは1つまたは複数のアンテナが装備される。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を採用してよく、そのことは空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号が、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号が、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリームに関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定およびチャネル報告のために使用される異なるアンテナポートに関連し得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスへ送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスへ送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0091】
空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る信号処理技法である。アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬する信号が、強め合う干渉を受けるが、他の信号が、弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を合成することによって、ビームフォーミングが達成され得る。アンテナ素子を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスに関連するアンテナ素子の各々を介して搬送される信号にいくらかの振幅および位相オフセットを適用することを含んでよい。アンテナ素子の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、またはいくつかの他の配向に対する)特定の配向に関連するビームフォーミング重みセットによって規定され得る。
【0092】
場合によっては、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであってよい。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであってよい。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理、およびトランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化を実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信を行ってリンク効率を改善するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行ってよい。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルが物理チャネルにマッピングされ得る。
【0093】
場合によっては、UE115および基地局105は、データが首尾よく受信される可能性を高めるために、データの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125を介して正しく受信される可能性を高める1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含んでよい。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、信号対雑音条件)の中でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの場合には、ワイヤレスデバイスは、デバイスが特定のスロットの中で以前のシンボルにおいて受信されたデータに対してそのスロットの中でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットの中で、またはいくつかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0094】
LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒というサンプリング期間を指してよい基本時間単位の倍数で表現され得る。通信リソースの時間間隔は、10ミリ秒(ms)の持続時間を各々が有する無線フレームに従って編成されてよく、ここで、フレーム期間は、Tf=307,200Tsとして表現され得る。無線フレームは、0から1023までに及ぶシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9までの番号が付けられた10個のサブフレームを含んでよく、各サブフレームは、1msの持続時間を有してよい。サブフレームは、0.5msの持続時間を各々が有する2つのスロットにさらに分割されてよく、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、2048個のサンプリング期間を含んでよい。いくつかの場合には、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であってよく、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、サブフレームよりも短いことがあるか、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストの中で、またはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアの中で)動的に選択されてよい。
【0095】
いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割されてよい。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットは、スケジューリングの最小単位であってよい。各シンボルは、たとえば、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に応じて持続時間が変化し得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲートされ、かつUE115と基地局105との間の通信のために使用される、スロットアグリゲーションを実施し得る。
【0096】
「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術のための物理レイヤチャネルに従って動作させられる無線周波数スペクトル帯域の一部分を含んでよい。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送し得る。キャリアは、既定の周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連してよく、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置され得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクもしくはアップリンクであってよく、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などの、マルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0097】
キャリアの組織構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)に対して異なることがある。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成されてよく、それらの各々が、ユーザデータ、ならびにユーザデータの復号をサポートするための制御情報またはシグナリングを含んでよい。キャリアはまた、専用の捕捉シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)、およびキャリアに対する動作を協調させる制御シグナリングを含んでよい。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアに対する動作を協調させる捕捉シグナリングまたは制御シグナリングを有してよい。
【0098】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化されてよい。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して、ダウンリンクキャリア上で多重化されてよい。いくつかの例では、物理制御チャネルの中で送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散されてよい。
【0099】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅に関連してよく、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであってよい。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分または全部にわたって動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内の既定の部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)に関連する狭帯域プロトコルタイプを使用する動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成されてよい。
【0100】
MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多ければ多いほど、また変調方式の次数が高ければ高いほど、UE115に対してデータレートがより高くなり得る。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースとは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信のためのデータレートをさらに高め得る。
【0101】
ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有してよく、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であってよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、2つ以上の異なるキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105および/またはUE115を含んでよい。
【0102】
場合によっては、UE115および基地局105は、アップリンク送信に関連するシグナリングオーバーヘッドを低減する助けとなるようにPURを使用し得る。場合によっては、基地局105は、(たとえば、SIBを介して)PURサポートの表示を送信し得る。UE115は、その表示を受信してよく、PUR要求を基地局105へ送信してよい。基地局105からのPUR応答は、アップリンク送信のために使用され得る、UE115のためのPUR割振りを示してよい。場合によっては、基地局105は、PUR要求の中でUE115によって提供される要求されたPUR構成とは異なるPUR割振りを提供してよい。UE115は、異なるPUR構成がUE115にとって十分でないことを決定してよく、PUR構成障害を基地局105へ送信してよい。場合によっては、PUR構成を示す、基地局105からUE115への送信は、PUR構成障害表示を送信するためにUE115によって使用され得るアップリンクリソースの表示を提供し得る。
【0103】
場合によっては、EDTランダムアクセスプロシージャが、UE115からPUR要求を送信するために使用されてよく、PUR構成をUE115へ送信するために基地局105によって使用されてよい。追加または代替として、PUR構成またはPUR再構成を求める、UE115からのPUR要求は、要求されるPUR許可のインスタンスの個数の表示を提供し得る。追加または代替として、基地局105は、要求されたPUR再構成がUE115にとって利用可能でないことを決定してよく、UE115が既存のPUR構成をどのように扱うことになるのか(たとえば、既存のPUR構成を解放すべきかまたは既存のPUR構成を維持すべきか)も示し得る、PUR拒絶表示をUE115へ送信してよい。
【0104】
図2は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実施し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、
図1を参照しながら説明したような対応するデバイスの例であり得る、基地局105-aおよびUE115-aを含んでよい。UE115-aは、ダウンリンク送信205およびアップリンク送信210を介してカバレージエリア110-a内で基地局105-aと通信し得る。
【0105】
場合によっては、基地局105-aは、UE115-a、および基地局105-aによってサービスされ得る他のUEのアップリンク送信のために使用され得るPURとして、リソースのセットを構成してよい。場合によっては、UE115-aおよび基地局105-aは、MTCまたはNB-IoT通信を使用して動作してよく、UE115-aは、センサー読取値またはデバイスステータスに関連するデータなどの比較的少量のデータの周期的な送信を有してよい。場合によっては、UE115-aは固定であってよく、または(たとえば、ファクトリーオートメーション展開では)比較的小さいエリア内で移動してもよく、したがって、アップリンク送信を送るためにUE115-aがアイドルモードから出るときでもアップリンク送信を基地局105-aに同期させるための最新のタイミングアドバンス(TA)を有してよい。
【0106】
場合によっては、基地局105-aは、基地局105-aにおけるPURに対するサポートを示すPUR表示215を提供し得る。そのような表示は、たとえば、SIBまたは他のダウンリンクシグナリングの中で(たとえば、同期信号ブロック(SSB)、残存最小システム情報(RMSI)とともに送信される物理ブロードキャストチャネル(PBCH)などの中で)提供されてよい。UE115-aは、PUR表示215を受信してよく、UE115-aにおけるデータ送信ニーズが、事前構成されたアップリンク送信から恩恵を受けることになることを決定してよい。たとえば、UE115-aが、送信サイズしきい値よりも小さい周期的なアップリンク送信を有する場合、UE115-aは、基地局105-aにPUR構成を要求すべきと決定してよい。追加または代替として、UE115-aが、優先度が比較的高いトラフィック(たとえば、クリティカルシステムまたは安全関連情報のためのデータトラフィック)を有する場合、UE115-aは、基地局105-aにPUR構成を要求すべきと決定してよい。場合によっては、PUR表示215は、PUR構成を要求すべきかどうかを決定するためにUE115-aが使用し得る、関連するアップリンク送信に対するデータサイズの表示を提供し得る。
【0107】
UE115-aは、PUR構成を要求すべきと決定してよく、PUR要求225を基地局105-aへ送信してよい。UE115-aは、場合によっては、PUR要求225を送るときに接続モード(たとえば、RRC接続モード)であってよく、動的なアップリンク許可(たとえば、基地局105-aによって割り振られ、かつダウンリンク制御情報(DCI)の中でUE115-aに示される、アップリンクリソース)を使用して、または事前構成された許可(たとえば、以前にUE115-aに提供された半永続的スケジューリング(SPS)許可)の中で、メッセージを送信してよい。場合によっては、UE115-aは、アイドルモード(たとえば、RRCアイドルモード)であってよく、基地局105-aがEDTをサポートする場合には、PUR要求225を送るためにEDTを使用してよい。さらに、場合によっては、UE115-aは、既存のPUR割振りを有することがあり、既存のPUR割振りの再構成を求めるPUR要求225を送るために、以前に構成されたPUR許可を使用してよい。
【0108】
基地局105-aは、PUR要求225を受信してよく、UE115-aに対するPUR構成またはPUR再構成を決定してよく、PUR構成またはPUR再構成はPUR割振り220の中でUE115-aへ送信されてよい。場合によっては、基地局105-aは、(たとえば、他のUEが、PURを使用するもっと高い優先度のデータを有することに起因して)UE115-aからの要求に対して十分なPURリソースが利用可能でないことを決定してよく、既存のPUR構成が存在する場合には、既存のPUR構成を維持すべきかまたは解放すべきかを示し得るPUR拒絶メッセージを送信してよい。UE115-aは、既存のPUR構成を解放すべきことを示すPUR拒絶メッセージを受信すると、または既存のPUR構成が存在しない場合には、レガシーアップリンク技法(たとえば、レガシーランダムアクセスプロシージャ、またはEDTランダムアクセスプロシージャ)にフォールバックしてよい。場合によっては、UE115-aは、PUR割振り220(または拒絶)が受信されたことを随意に認識応答してよい。PUR割振りを用いてUE115-aが構成または再構成される場合には、UE115-aは、次いで、PUR構成の中で示されるリソースを使用してアップリンクデータ230を送信してよい。そのようにして、UE115-aはアイドルモード(たとえば、RRCアイドルモード)であってよく、PUR割振りを使用して別個のアップリンク許可を受信することなく、(たとえば、ランダムアクセスMSG1送信と類似の)単一のアップリンク送信の中でアップリンクデータを送信してよい。場合によっては、UE115-aは、たとえば、アップリンクデータのトラフィックパターン(たとえば、パケットのサイズ、到着間レートなど)、QOS要件、またはそれらの組合せに基づいて、PUR構成を要求すべきと決定してよい。
【0109】
図3は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフロー300の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー300は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー300は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-bおよび基地局105-bを含む。
【0110】
305において、基地局105-bおよびUE115-bは、接続確立(たとえば、RRC接続確立)を実行してよい。そのような接続確立は、ワイヤレス通信のために確立される接続確立プロシージャを使用して(たとえば、LTEまたはNRシステムにおいて確立されるランダムアクセス技法を使用して)実行されてよい。
【0111】
310において、基地局105-bは、PURリソースを識別してよく、PURサポートを示すSIBをフォーマッティングしてよい。場合によっては、SIBは、PURを使用してアップリンク送信の中で送信され得るデータの量、PUR許可に関連するトラフィックまたはサービス優先度などの、様々なPURパラメータに対する情報を提供し得る。場合によっては、SIBは、PUR構成の事前構成されたマッピングへのインデックスを提供し得る。場合によっては、基地局105-bは、PURのいくつかの異なるセットを構成してよく、SIBは、PURの複数のセットを示すようにフォーマッティングされてよい。315において、基地局105-bはPURサポートの表示を有するSIBを送信してよく、UE115-bがそれを受信し得る。
【0112】
この例では、UE115-bは接続モードであってよく、320において、基地局105-bはUE115-bにアップリンク許可を提供してよい。アップリンク許可は、たとえば、UE115-bによって提供されるバッファステータス報告(BSR)に基づいて提供されてよい。325において、UE115-bは、PUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、新たなPUR構成を要求し得る。場合によっては、UE115-bは、既存のPUR構成を有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-bにおける更新されたデータトラフィック、UE115-bにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR構成の再構成のためのものであってよい。
【0113】
330において、UE115-bは、PUR要求メッセージを送信してよい。いくつかの場合には、PUR要求メッセージは、アップリンク許可の中で提供されたアップリンクリソースを使用して送信されてよい。他の場合には、以下でより詳細に説明するように、UE115-bは、他のアップリンクリソース(たとえば、SPSリソース、EDTランダムアクセスプロシージャ送信、他の既存のPURリソースなど)を使用してPUR要求メッセージを送信してよい。
【0114】
335において、基地局105-bは、PUR要求メッセージを受信してよく、UE115-bのためのPUR構成を決定してよい。場合によっては、基地局105-bは、PUR要求の中で提供されるQOS情報、要求されるPURのタイプ(たとえば、認識応答モード(AM:acknowledged mode)のPURが要求されるのか、または非認識応答モード(UM:unacknowledged mode)のPURが要求されるのか)、他のUEへの他のPUR割振り、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいてPUR構成を決定してよい。
【0115】
340において、基地局105-bは、UE115-bのためのPUR構成を示すPUR確認メッセージをUE115-bへ送信してよい。いくつかの場合には、PUR構成は、UE115-bのためのPURの新たな割振りを提供し得る。他の場合には、PUR構成は、UE115-bの既存のPUR構成の再構成された割振りであってよい。場合によっては、PUR構成は、複数の異なるUEによって共有されてよく、PUR構成は、共有されたリソースを示してよく、基地局105-bがUE115-bからの送信を区別することを可能にするためにUE115-bによって使用され得る情報(たとえば、アップリンク送信とともに提供されるべきプリアンブル、アップリンク送信に適用されるべき拡散系列、系列に適用されるべき巡回シフトなど)を提供してよい。
【0116】
345において、UE115-bは、基地局105-bによって提供されたPUR構成を識別し得る。PUR構成が新たな構成である場合には、UE115-bは、割り振られたPURリソースを使用して送信されるようにアップリンク送信を構成してよい。PUR構成が既存のPUR構成の再構成である場合には、UE115-bは、新たなPUR構成に従ってPUR構成を再構成してよい。350において、UE115-bは、随意にPUR構成(または再構成)完了メッセージを基地局105-bへ送信してよい。場合によっては、以下でより詳細に説明するように、UE115-bは、(たとえば、PUR許可の個数が、特定の優先度の送信のために必要とされる個数未満であることなどに起因して)受信されたPUR構成がUEに適さないことを決定してよい。そのような場合、構成完了表示を送信するのではなく、UE115-bは、PUR構成の構成済みのリソースをUE115-bと基地局105-bの両方が解放することを可能にし得るPUR障害表示を送信してよい。場合によっては、基地局105-aへのそのような表示のためのアップリンクリソースが、PUR確認メッセージの中で示されてよい(たとえば、明示的なアップリンク許可、アップリンク許可を有するPDCCH送信を求めてUE115-bがその間に監視することになるウィンドウ、PUR許可の最初のインスタンスなどの中で示されてよい)。
【0117】
図4は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフロー400の別の例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー400は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー400は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-cおよび基地局105-cを含む。
【0118】
405において、UE115-cはアイドルモードであってよい。場合によっては、UE115-cは、以前に接続確立を実行していることがあり、送信されるべきアップリンクデータまたはダウンリンクデータがないことに起因してアイドル(たとえば、RRC_IDLEモード)である場合がある。
【0119】
410において、基地局105-cは、PURリソースを識別してよく、PURサポートを示すSIBをフォーマッティングしてよい。場合によっては、
図3に関して説明したように、SIBは、PURリソースを使用してアップリンク送信の中で送信され得るデータの量、PUR構成に関連するトラフィックまたはサービス優先度などの、様々なPURパラメータに対する情報を提供してよい。場合によっては、SIBは、PUR構成の事前構成されたマッピングへのインデックスを提供し得る。場合によっては、基地局105-cは、いくつかの異なるPUR構成を構成してよく、SIBは、複数のPUR構成を示すようにフォーマッティングされてよい。415において、基地局105-cはPURサポートの表示を有するSIBを送信してよく、UE115-cがそれを受信し得る。
【0120】
この例では、UE115-cはアイドルモードであってよく、420において、UE115-cは、SIBを受信し得るとともに基地局105-cがPURをサポートすることを識別し得る。場合によっては、UE115-cは、アイドルモードでありながらSIBおよび他のダウンリンク制御送信を求めて周期的に監視してよく、そのような監視の間にSIBを受信することがある。
【0121】
425において、UE115-cは、PURのためのアップリンクデータを識別してよく、PUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、新たなPUR構成を要求し得る。場合によっては、UE115-cは、既存のPUR構成を有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-cにおける更新されたデータトラフィック、UE115-cにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR構成の再構成のためのものであってよい。
【0122】
430において、UE115-cは、PUR要求メッセージを送信してよい。いくつかの場合には、PUR要求メッセージは、たとえば、以前にUE115-cに割り振られたSPSリソースを使用して、送信されてよい。他の場合には、UE115-cは、ランダムアクセスプロシージャを実行してよく、ランダムアクセスプロシージャの完了時に(たとえば、MSG5送信の中で)PUR要求を送信してよい。さらに他の事例では、UE115-cは、既存のPUR割振りを有することがあり、既存のPUR割振りを使用してPUR要求を送信してよい。さらに、場合によっては、
図7に関してより詳細に説明するように、PUR要求メッセージはEDTランダムアクセスメッセージの中で送信されてよい。
【0123】
435において、基地局105-cは、PUR要求メッセージを受信してよく、UE115-cのためのPUR構成を決定してよい。場合によっては、基地局105-cは、PUR要求の中で提供されるQOS情報、AM PURが要求されるのかもしくはUM PURが要求されるのか、他のUEへの他のPUR割振り、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいてPUR構成を決定してよい。
【0124】
440において、基地局105-cは、UE115-cのためのPUR構成を示すPUR確認メッセージをUE115-cへ送信してよい。いくつかの場合には、PUR構成は、UE115-cのための新たな構成であってよい。他の場合には、PUR構成は、UE115-cの既存のPURの再構成された構成であってよい。場合によっては、PUR構成は、複数の異なるUEによって共有されてよく、PUR構成は、共有されたリソースを示してよく、基地局105-cがUE115-cからの送信を区別することを可能にするためにUE115-cによって使用され得る情報(たとえば、アップリンク送信とともに提供されるべきプリアンブル、アップリンク送信に適用されるべき拡散系列、系列に適用されるべき巡回シフトなど)を提供してよい。
【0125】
445において、UE115-cは、基地局105-cによって提供されたPUR構成を識別し得る。PUR構成が新たな構成である場合には、UE115-cは、PUR構成を使用して送信されるようにアップリンク送信を構成してよい。PUR構成が既存のPUR構成の再構成である場合には、UE115-cは、新たなPUR構成に従ってPUR構成を再構成してよい。450において、UE115-cは、随意にPUR構成(または再構成)完了メッセージ(またはPUR構成障害メッセージ)を基地局105-cへ送信してよい。
【0126】
図5は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフロー500の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー500は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー500は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-dおよび基地局105-dを含む。
【0127】
505において、UE115-dはアイドルモードであってよい。場合によっては、UE115-dは、以前に接続確立を実行していることがあり、送信されるべきアップリンクデータまたはダウンリンクデータがないことに起因してアイドルである場合がある。510において、基地局105-dは、EDTサポートおよびPURリソースを識別してよく、PURサポートおよびEDTサポートを示すSIBをフォーマッティングしてよい。場合によっては、基地局は、PURサポートおよびEDTサポートを示すために別個のSIBを使用してよい。場合によっては、
図3および
図4に関して説明したように、SIBは、PURリソースを使用してアップリンク送信の中で送信され得るデータの量、PUR構成に関連するトラフィックまたはサービス優先度などの、様々なPURパラメータに対する情報を提供し得る。場合によっては、SIBは、PUR構成の事前構成されたマッピングへのインデックスを提供し得る。場合によっては、基地局105-dは、いくつかの異なるPUR構成を構成してよく、SIBは、複数のPUR構成を示すようにフォーマッティングされてよい。515において、基地局105-dはPURサポートの表示を有するSIBを送信してよく、UE115-dがそれを受信し得る。
【0128】
この例では、UE115-dはアイドルモードであってよく、520において、UE115-dは、SIBを受信し得るとともに基地局105-dがEDTおよびPURをサポートすることを識別し得る。場合によっては、UE115-dは、アイドルモードでありながらSIBおよび他のダウンリンク制御送信を求めて周期的に監視してよく、そのような監視の間にSIBを受信することがある。
【0129】
525において、UE115-dは、PURのためのアップリンクデータを識別してよく、EDTの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、新たなPUR構成を要求し得る。場合によっては、UE115-dは、既存のPUR構成を有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-dにおける更新されたデータトラフィック、UE115-dにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR構成の再構成のためのものであってよい。
【0130】
530において、UE115-dは、(たとえば、EDTの後に)PUR要求メッセージを送信してよい。場合によっては、UE115-dは、ランダムアクセス要求を送信してよく、
図7に関してより詳細に説明するように、EDTを送信するための確立された技法に従って、ランダムアクセスプロシージャに関連するEDTの中でPUR要求を提供してよい。
【0131】
535において、基地局105-dは、PUR要求メッセージを受信してよく、UE115-dのためのPUR構成を決定してよい。場合によっては、基地局105-dは、PUR要求の中で提供されるQOS情報、AM PURが要求されるのかもしくはUM PURが要求されるのか、他のUEへの他のPUR構成、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいてPUR構成を決定してよい。
【0132】
540において、基地局105-dは、UE115-dのためのPUR構成を示すPUR確認メッセージをUE115-dへ送信してよい。いくつかの場合には、PUR構成は、UE115-dのための新たな構成であってよい。他の場合には、PUR構成は、UE115-dの再構成された既存のPUR構成であってよい。場合によっては、PUR構成は、複数の異なるUEによって共有されてよく、PUR構成は、共有されたリソースを示してよく、基地局105-dがUE115-dからの送信を識別することを可能にするためにUE115-dによって使用され得る情報(たとえば、アップリンク送信とともに提供されるべきプリアンブル、アップリンク送信に適用されるべき拡散系列、系列に適用されるべき巡回シフトなど)を提供してよい。
【0133】
545において、UE115-dは、基地局105-dによって提供されたPUR構成を識別し得る。PUR構成が新たな構成である場合には、UE115-dは、PUR構成を使用して送信されるようにアップリンク送信を構成してよい。PUR構成が既存のPUR構成の再構成である場合には、UE115-dは、新たなPUR構成に従ってPUR構成を再構成してよい。550において、UE115-dは、随意にPUR構成(または再構成)完了メッセージ(または構成障害メッセージ)を基地局105-dへ送信してよい。
【0134】
上記で示すように、場合によっては、基地局は、受信されたPUR要求に対応するPUR構成が利用可能でないことを決定してよく、基地局は、UEによる使用のために(たとえば、UEからのアップリンク送信のために利用可能な、より少ないPUR許可しか有しない)異なるPUR構成を提供してよい。そのような場合、UEは、異なるPUR構成がUEのニーズを満たすのに十分であるかどうかを決定してよい。要求されたPUR構成に関連するデータを適切にサービスするために、異なるPUR構成が適切でない場合には、UEは、異なるPUR構成の受信に応答してPUR構成障害メッセージを基地局へ送信してよい。
図6は、UEがそのようなPUR構成障害メッセージを提供し得るプロセスフローの一例を示す。
【0135】
図6は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフロー600の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー600は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー600は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-eおよび基地局105-eを含む。
【0136】
605において、基地局105-eおよびUE115-eは各々、PUR条件が満足されることを決定してよい。そのような決定は、基地局105-eがPUR構成を確立するとともに(たとえば、SIBの中で)それらの表示をUEに提供することなどに基づいて、本明細書での様々な例において説明するように行われてよく、UE115-eは、そうした表示を受信して、PUR構成を要求すべきと決定してよい。
【0137】
610において、UEは、PUR要求メッセージの送信用のアップリンクリソースを識別してよい。いくつかの場合には、接続モードのUE115-eに関連するアップリンク許可の中でアップリンクリソースが提供されてよい。他の場合には、接続モードまたはアイドルモードのUE115-eが、他のアップリンクリソース(たとえば、SPSリソース、EDT送信、他の既存のPURリソースなど)を識別してよい。
【0138】
615において、UEは、PUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、PURリソースの新たな構成を要求し得る。場合によっては、UE115-eは、既存のPUR割振りを有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-eにおける更新されたデータトラフィック、UE115-eにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR割振りの再構成のためのものであってよい。620において、UE115-eはPUR要求メッセージを送信してよく、基地局105-eがそれを受信し得る。
【0139】
625において、基地局105-eは、UE115-eのための要求されたPUR割振りが利用不可能であることを決定してよい。場合によっては、基地局105-eは、要求されたPUR構成におけるPUR許可の量、PUR要求の中で提供されるQOS情報、AM PURが要求されるのかもしくはUM PURが要求されるのか、他のUEへの他のPUR割振り、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいて、PUR割振りが利用不可能であることを決定してよい。基地局105-eは、UE115-eにとって利用可能な異なるPUR構成を識別してよい。
【0140】
630において、基地局105-eは、UE115-eのために割り振られている異なるPUR構成を示すPUR応答メッセージをUE115-eへ送信してよい。635において、UE115-eは、基地局105-eによって提供されるPUR構成がUE115-eのアップリンク送信にとって不十分であることを決定してよい。たとえば、UE115-eは、設定された周期性で送信されるべきアップリンクデータ(たとえば、30秒ごとに1回送信されるべきセンサーデータ)を有してよく、基地局105-eによって提供されるPUR構成は、設定されるよりも少ない周期性(たとえば、60秒ごとに1つのPUR許可)でPUR許可を提供することがある。したがって、この例では、PUR構成における不十分なアップリンク許可に基づいて、UE115-eはPUR構成が不十分であることを決定し得る。他の例では、UE115-eは、PUR構成が、もはや必要とされないか、またはPUR構成と競合する他の構成に起因して適用され得ないことを、決定してよい。
【0141】
640において、UE115-eは、PUR構成障害表示を基地局105-eへ送信してよい。場合によっては、UE115-eおよび基地局105-eは、PUR構成障害表示に基づいてPUR構成を解放してよい。そのような解放は、基地局105-eが、関連するアップリンクリソースを1つまたは複数の他のUEに再割り振りするとともにもっと効率的にネットワークリソースを使用することを可能にし得る。
【0142】
いくつかの場合には、UE115-eが接続モードであるとき、UE115-eがPUR構成障害メッセージを送ることができるように、PUR応答メッセージの後に専用の許可が提供されてよい。場合によっては、PUR構成の中で、またはPUR応答メッセージ自体の中で、アップリンク専用許可が提供されてよい。追加または代替として、UE115-eは、PUR構成障害メッセージ(またはPUR構成確認メッセージ)を送信する際の使用のためのUL許可を取得するために、PUR応答メッセージに後続するいくつかのウィンドウの間にPDCCHを監視してよい。
【0143】
他の場合には、UE115-eはアイドルモードであってよく、UE115-eがアイドルモードからPUR構成障害を送ることができるように、PUR応答メッセージの後にアップリンク許可が提供されてよい。場合によっては、PUR構成またはPUR応答メッセージ自体の中でアップリンク許可が提供されてよい。追加または代替として、UE115-eは、アイドルモードでありながらPUR構成障害メッセージ(またはPUR構成確認メッセージ)を送信する際の使用のためのアップリンク許可を取得するために、PUR応答メッセージに後続するいくつかのウィンドウの間にPDCCHを監視してよい。さらなる事例では、追加または代替として、アイドルモードでありながらPUR構成障害メッセージ(またはPUR構成確認メッセージ)の送信用の新たに構成された(または再構成された)PURの最初の出現をUEが使用することが予想される手順が規定されてよい。
【0144】
図5に関して示すように、場合によっては、PUR要求および構成メッセージを交換するためにEDTプロシージャが使用され得る。
図7は、本開示の態様による、EDTにおけるPUR技法をサポートするプロセスフロー700の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー700は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー700は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-fおよび基地局105-fを含む。
【0145】
705において、UE115-fはアイドルモードであってよい。場合によっては、UE115-fは、以前に接続確立を実行していることがあり、送信されるべきアップリンクデータまたはダウンリンクデータがないことに起因してアイドルである場合がある。710において、基地局105-fは、EDTサポートおよびPURリソースを識別してよく、PURサポートおよびEDTサポートを示すSIBをフォーマッティングしてよい。場合によっては、基地局105-fは、UE115-fがPUR構成/再構成/解放を要求するためにEDTを使用することを可能にされるかどうかを決定してよい。場合によっては、基地局は、PURサポートおよびEDTサポートを示すために別個のSIBを使用してよい。場合によっては、
図3および
図4に関して説明したように、SIBは、PURリソースを使用してアップリンク送信の中で送信され得るデータの量、PUR構成に関連するトラフィックまたはサービス優先度などの、様々なPURパラメータに対する情報を提供し得る。場合によっては、SIBは、PUR構成の事前構成されたマッピングへのインデックスを提供し得る。場合によっては、基地局105-fは、いくつかの異なるPUR構成を構成してよく、SIBは、複数のPUR構成を示すようにフォーマッティングされてよい。715において、基地局105-fはPURサポートおよびEDTサポートの表示を有するSIBを送信してよく、UE115-fがそれを受信し得る。
【0146】
この例では、UE115-fはアイドルモードであってよく、720において、UE115-fは、SIBを受信し得るとともに基地局105-fがEDTおよびPURをサポートすることを識別し得る。場合によっては、UE115-fは、アイドルモードでありながらSIBおよび他のダウンリンク制御送信を求めて周期的に監視してよく、そのような監視の間にSIBを受信することがある。
【0147】
725において、UE115-fは、PURのためのアップリンクデータを識別してよく、EDTプロシージャを開始してよい。730において、UE115-fは、EDTプロシージャに従って、ランダムアクセスチャネル(RACH)プリアンブルを含み得る第1のEDTメッセージ(EDT MSG1)を送信してよい。基地局105-fは、EDTメッセージを受信してよく、EDT MSG2を含むランダムアクセス応答を送信してよい。たとえば、ランダムアクセス応答は、UE115-fに関連する識別子、ならびにリソース割当て(たとえば、リソースブロック割当て)と後続のEDTメッセージのための変調およびコーディング方式(MCS)とを含んでよい。
【0148】
740において、UE115-fは、EDTの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、新たなPUR構成を要求し得る。場合によっては、UE115-fは、既存のPUR構成を有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-fにおける更新されたデータトラフィック、UE115-fにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR構成の再構成または既存のPUR構成の解放のためのものであってよい。
【0149】
745において、UE115-fは、EDT MSG3を使用してPUR要求メッセージを送信してよい。750において、基地局105-fは、PUR要求メッセージを受信してよく、UE115-fのためのPUR構成を決定してよい。場合によっては、基地局105-fは、要求されるPUR構成、PUR要求の中で提供されるQOS情報、AM PURが要求されるのかもしくはUM PURが要求されるのか、他のUEへの他のPUR構成、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいてPUR構成を決定してよい。
【0150】
755において、基地局105-fは、EDT MSG4の中でPUR応答を送信してよい。PUR応答は、UE115-fのためのPUR構成を示してよい。いくつかの場合には、PUR構成は、UE115-fのための新たな構成であってよい。他の場合には、PUR構成は、UE115-fの再構成された既存のPUR構成であってよい。場合によっては、PUR構成は、複数の異なるUEによって共有されてよく、PUR構成は、共有されたリソースを示してよく、基地局105-fがUE115-fからの送信を識別することを可能にするためにUE115-fによって使用され得る情報(たとえば、アップリンク送信とともに提供されるべきプリアンブル、アップリンク送信に適用されるべき拡散系列、系列に適用されるべき巡回シフトなど)を提供してよい。
【0151】
760において、UE115-fは、基地局105-fによって提供されたPUR構成を識別し得る。PUR構成が新たな構成である場合には、UE115-fは、PUR構成を使用して送信されるようにアップリンク送信を構成してよい。PUR構成が既存のPUR構成の再構成である場合には、UE115-fは、新たなPUR構成に従ってPUR構成を再構成してよい。765において、UE115-fは、随意にPUR構成(または再構成)完了メッセージを基地局105-fへ送信してよい。
【0152】
したがって、この例では、UE115-fおよび基地局105-fは、PUR要求およびPUR応答を通信するためにモバイル発信(MO:mobile originated)EDTプロセス770を使用してよい。
図5に示すような他の事例では、EDTプロシージャの後にPUR要求およびPUR応答が交換されてよい。いくつかの場合には、UE115-fは、アイドルモードから、制御プレーンCIoT EPS最適化ベースEDT(CP-EDT)プロシージャを使用してよい。他の場合には、UE115-fは、アイドルモードから、ユーザプレーンCIoT EPS最適化ベースEDT(UP-EDT)を使用してよい。場合によっては、EDT RRCメッセージ(たとえば、CP-EDTの場合はRRCEarlyDataRequest、UP-EDTの場合はRRCConnectionResumeRequest)は、PUR構成、再構成、または解放要求情報要素を含むように拡張され得る。そのような情報要素は、たとえば、他のRRC情報要素に付加または連結されてよい。一例では、EDT MSG3がPUR構成、再構成、または解放要求を含むことを示すために、establishmentCauseが使用されてよい。CP-EDTに対して、アップリンクペイロード(ユーザデータ)がない場合、dedicatedInfoNASは空であってよく、そのことはメッセージがPUR要求であることを示してよい。他の場合には、EDT MSG3送信の中に別個のRRCメッセージ、すなわち、EDTのためのRRCメッセージおよびPUR要求メッセージ(すなわち、PUR構成/再構成/解放要求メッセージ)のためのRRCメッセージが含められてよい。
【0153】
さらに、
図7に示すように、基地局105-fはPUR応答を有するEDT MSG4を送信してよい。PUR応答は、応答としてPUR構成、再構成、または解放メッセージを含んでよい。場合によっては、EDT MSG4は、中断表示を有するRRC早期データ完了またはRRC接続解放であってよい。いくつかの場合には、そのようなRRCメッセージは、PUR構成/再構成または解放表示を含むように拡張され得る。他の場合には、別個のRRCメッセージ、すなわち、EDTのための1つのRRCメッセージ、およびPUR構成/再構成または解放メッセージを提供する1つのRRCメッセージが、EDT MSG4の中に含められてよい。
【0154】
場合によっては、シグナリング効率のために、PURを構成または再構成するためにデルタ構成が使用されてよい。そのようなデルタ構成は、UE115-fの現在の構成に対して以前のPUR構成から、またはデフォルトのPUR構成から変更される、パラメータしか提供しなくてよく、存在しない任意のパラメータは、デフォルト値、または現在のUE値からの未変更値(たとえば、EARFCN)のいずれかを有するものと想定される。
【0155】
図示のように、場合によっては、EDT MSG4は(たとえば、CP-EDTに対して)RRC早期データ完了メッセージを提供し得る。場合によっては、そのようなメッセージは、UE115-fが、PURリソースに関して、すでに(以前に)割り当てられた割当て済みのランダムアクセスMSG1データリソース(すなわち、既存のPUR構成)を使用し続けること、すでに(以前に)割り当てられたPUR構成の有効もしくは無効を確認すること、すでに(以前に)割り当てられたPUR構成を構成解除もしくは解放すること、新たなMsg1データリソースを割り当てること、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を実行し得るという、暗黙的または明示的な表示を含んでよい。場合によっては、PURリソースの解放を示すために、PUR解放に対する明示的な表示がブーリアンフラグの中で提供されてよく、そのようなフラグがない場合、UE115-fがアイドルモードに戻るときに、以前に構成されたPURが依然として有効であると見なされる。場合によっては、ブーリアンフラグは、RRC接続解放メッセージまたはRRC接続再開メッセージの中に含まれてよい。場合によっては、基地局105-fは、PURがサポートされないというSIB表示を提供することによる呼出しの際に、すべてのUEに対してPURサポートがオフにされていることを示してよく、その場合、UE115-f(およびSIBを受信し得る他のUE)は、いかなるPUR構成も解放してよい。
【0156】
追加または代替として、基地局105-fは、UE115-fのPUR構成が再構成されることになることを決定してよい。たとえば、基地局105-fは、PURに対して割り振られたリソースが他のPUR構成(たとえば、優先度がもっと高いPUR構成)に対して再割り振りされることになることを決定してよい。そのような場合、基地局105-fは、EDTダウンリンクメッセージ(たとえば、EDT MSG2またはEDT MSG4)の中で提供され得るPUR再構成または解放表示を開始してよい。たとえば、基地局105-fは、RRC接続を確立するようにUE115-fをトリガするために、アイドルモードでのUE115-fへページを送信してよく、UE115-fが接続モードになると、基地局105-fは、PURの解放表示もしくは解放コマンドメッセージまたは再構成を提供してよい。場合によっては、構成済みのPURが解放されるべきであることをUE115-fに示すために基地局105-fによって使用される、明示的なPUR解放メッセージが提供されてよい。
【0157】
さらに、場合によっては、UE115-fがPUR要求メッセージを送信するとき、UEのカバレージ拡張(CE:coverage enhancement)レベル、またはトラフィック関連情報などの、支援情報の1つまたは複数の項目が提供されてよい。そのようなトラフィック関連情報は、たとえば、トラフィック周期性(またはトラフィック到着パターン)、トラフィック確率(すなわち、UEが常に送信するか、またはデータを有しないことがあるかどうか)、トラフィックに関連する遅延許容差、送信されるべきパケットサイズ、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含んでよい。追加または代替として、場合によっては、UE115-fはまた、PUR構成または再構成要求メッセージ、要求された個数のPUR許可出現を提供してよい。いくつかの場合には、出現の回数は、ワンショットPURを要求するために1回、またはその数のマルチショットPURを要求するために1よりも大きい別の回数として、示されてよい。他の場合には、PUR解放に対する1つの基準が満たされるまでPUR許可が不明確に有効であることを要求するために、出現の回数は無限または不確定として示されてよい。場合によっては、出現の回数は、PUR要求の中の情報要素の中で提供されてよい。場合によっては、PUR解放に対する基準のうちの1つが満たされるまでPURリソースが不明確に有効であることを要求するために、出現の回数は存在しないものとして示されてよい。同様に、場合によっては、PURリソースの解放を要求するために、出現の回数は0として示されてよく、そのことは、特に解放を要求する目的のために、別個のPUR解放要求メッセージを有することを回避し得る。そのような場合、PUR許可の0回の出現を求める要求を示すことによってPUR解放を要求するときにUE115-fが他のパラメータを含める必要がないように、PUR要求メッセージの中の1つまたは複数の他のフィールドが随意であってよい。追加または代替として、UE115-fは、PUR構成が解放されることを示し得る、
図8に関して説明するようなPUR再構成障害を示してよい。
【0158】
図8は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするプロセスフロー800の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー800は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー800は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-gおよび基地局105-gを含む。この例では、EDTプロシージャは、
図7におけるものと同様にPUR要求および構成メッセージを交換するために再び使用されてよいが、基地局105-gによって提供されるPUR構成がUE115-gにとって不十分である場合、UE115-gはPUR構成障害を示す。
【0159】
この例では、805において、UE115-gはアイドルモードであってよい。場合によっては、UE115-gは、以前に接続確立を実行していることがあり、送信されるべきアップリンクデータまたはダウンリンクデータがないことに起因してアイドルである場合がある。810において、基地局105-gは、EDTサポートおよびPURリソースを識別してよく、PURサポートおよびEDTサポートを示すSIBをフォーマッティングしてよい。815において、基地局105-gはPURサポートおよびEDTサポートの表示を有するSIBを送信してよく、UE115-gがそれを受信し得る。
【0160】
この例では、UE115-gは再びアイドルモードであってよく、820において、UE115-gは、SIBを受信し得るとともに基地局105-gがEDTおよびPURをサポートすることを識別し得る。場合によっては、UE115-gは、アイドルモードでありながらSIBおよび他のダウンリンク制御送信を求めて周期的に監視してよく、そのような監視の間にSIBを受信することがある。
【0161】
825において、UE115-gは、PURのためのアップリンクデータを識別してよく、EDTプロシージャを開始してよい。830において、UE115-gは、EDTプロシージャに従って、RACHプリアンブルを含み得る第1のEDTメッセージ(EDT MSG1)を送信してよい。基地局105-gは、EDTメッセージを受信してよく、835において、EDT MSG2を含むランダムアクセス応答を送信してよい。たとえば、ランダムアクセス応答は、UE115-gに関連する識別子、ならびにリソース割当て(たとえば、リソースブロック割当て)と後続のEDTメッセージのための変調およびコーディング方式(MCS)とを含んでよい。
【0162】
840において、UE115-gは、EDTの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、新たなPUR構成を要求し得る。場合によっては、UE115-gは、既存のPUR構成を有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-gにおける更新されたデータトラフィック、UE115-gにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR構成の再構成または既存のPUR構成の解放のためのものであってよい。
【0163】
845において、UE115-gは、EDT MSG3を使用してPUR要求メッセージを送信してよい。850において、基地局105-gは、PUR要求メッセージを受信してよく、UE115-gのためのPUR構成を決定してよい。この例では、850において、基地局105-gは、要求されたPUR構成が利用不可能であることを決定してよく、UE115-gのための異なるPUR構成を決定してよい。
【0164】
855において、基地局105-gは、EDT MSG4の中でPUR応答を送信してよい。PUR応答は、UE115-gのための異なるPUR構成を示してよい。いくつかの場合には、PUR構成は、UE115-gのための新たな構成であってよい。他の場合には、PUR構成は、UE115-gの再構成された既存のPUR構成であってよい。
【0165】
860において、UE115-gは、基地局105-gによって提供される異なるPUR構成を識別してよく、(たとえば、アップリンクデータ送信のために必要とされるよりも少ないPUR許可に基づいて)異なるPUR構成が不十分であることを決定してよい。865において、UE115-gは、PUR構成(または再構成)障害メッセージを基地局105-gへ送信してよい。したがって、この例では、UE115-gおよび基地局105-gは、PUR要求およびPUR応答を通信するためにMO EDTプロセス870を再び使用してよい。さらに、PUR構成障害を示すための追加のアップリンク送信が提供されてよく、アップリンク送信用のアップリンクリソースは、
図6に関するように、本明細書で説明するように識別され得る。
【0166】
場合によっては、要求されたPUR構成が利用不可能であることを基地局が決定する場合、基地局は、PUR構成または再構成メッセージではなくPUR拒絶メッセージをUEへ送信してよい。そのような拒絶メッセージを受信した後のUE動作は、拒絶メッセージに関連する1つまたは複数の暗黙的または明示的な表示に基づいてよい。
図9は、本開示の態様による、PUR拒絶メッセージがUEへ送信されるPUR技法をサポートするプロセスフロー900の一例を示す。いくつかの例では、プロセスフロー900は、ワイヤレス通信システム100または200の態様を実施し得る。この例では、プロセスフロー900は、
図1および
図2を参照しながら説明した対応するデバイスの例であってよいUE115-hおよび基地局105-hを含む。
【0167】
905において、基地局105-hおよびUE115-hは各々、PUR条件が満足されることを決定してよい。そのような決定は、基地局105-hがPUR構成を確立するとともに(たとえば、SIBの中で)それらの表示をUEに提供することなどに基づいて、本明細書での様々な例において説明するように行われてよく、UE115-hは、そうした表示を受信して、PUR構成を要求すべきと決定してよい。
【0168】
910において、UEは、PUR要求メッセージの送信用のアップリンクリソースを識別してよい。いくつかの場合には、接続モードのUE115-hに関連するアップリンク許可の中でアップリンクリソースが提供されてよい。他の場合には、接続モードまたはアイドルモードのUE115-hが、他のアップリンクリソース(たとえば、SPSリソース、EDT送信、他の既存のPURリソースなど)を識別してよい。
【0169】
915において、UEは、PUR要求メッセージをフォーマッティングしてよい。PUR要求メッセージは、たとえば、PURリソースの新たな構成を要求し得る。場合によっては、UE115-hは、既存のPUR割振りを有することがあり、PUR要求は、(たとえば、UE115-hにおける更新されたデータトラフィック、UE115-hにおける優先度がより高いデータの存在の変化などに基づく)既存のPUR割振りの再構成のためのものであってよい。920において、UE115-hはPUR要求メッセージを送信してよく、基地局105-hがそれを受信し得る。
【0170】
925において、基地局105-hは、UE115-hのための要求されたPUR割振りが利用不可能であることを決定してよい。場合によっては、基地局105-hは、要求されたPUR構成におけるPUR許可の量、PUR要求の中で提供されるQOS情報、AM PURが要求されるのかもしくはUM PURが要求されるのか、他のUEへの他のPUR割振り、利用可能なPURリソースの量、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数に基づいて、PUR割振りが利用不可能であることを決定してよい。基地局105-hは、UE115-hにとって利用可能な異なるPUR構成を識別してよい。
【0171】
930において、基地局105-hは、既存のPUR構成が存在する場合には、UE115-hの既存のPUR構成を保持すべきかまたは解放すべきかを決定してよい。935において、基地局105-hは、そのような既存のPUR構成が存在する場合の既存のPUR構成のUE115-h取扱いに対する表示を提供し得る、PUR拒絶メッセージをUE115-hへ送信してよい。既存のPURがない場合には、UE115-hは、アップリンクデータ送信のための他の技法(たとえば、スケジューリング要求送信、EDTプロシージャ、ランダムアクセス技法、SPS送信など)にフォールバックしてよい。既存のPUR構成が存在する場合には、既存のPUR構成が継続または解放されることになることを示す、1つまたは複数の既定の規則が提供されてよい。場合によっては、UE115-hが基地局105-hから応答メッセージを受信しない場合、UE115-hは、PUR要求を拒絶されるものと見なしてよく、存在する場合、既存のPUR構成に対して既定の規則を使用してよい。場合によっては、PUR拒絶メッセージは、既存のPUR構成の取扱いに対する明示的な表示を含んでよい。たとえば、基地局105-hは、PUR要求が拒絶されること、および構成済みのPURが解放されることになること、またはPUR要求が拒絶され、構成済みのPURが維持されることになることを、UE115-hに示してよい。そのような明示的な表示は、PUR拒絶メッセージをもたらした基地局105-hにおける様々な条件に基づいてUE115-h挙動を決めるとともに明示的に示すための、拡張されたフレキシビリティを基地局105-hにもたらし得る。
【0172】
図10は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1005のブロック
図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明するようなUE115の態様の一例であってよい。デバイス1005は、受信機1010、通信マネージャ1015、および送信機1020を含んでよい。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
【0173】
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信におけるPUR技法に関係する情報など)に関連する制御情報などの、情報を受信し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に渡されてよい。受信機1010は、
図13を参照しながら説明するトランシーバ1320の態様の一例であってよい。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0174】
場合によっては、通信マネージャ1015は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定してよく、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信してよく、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信してよく、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信してよく、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信してよい。
【0175】
場合によっては、通信マネージャ1015はまた、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定することであって、ここで、EDT構成が、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングすることであって、ここで、PUR要求メッセージが、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示し得ることと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信することと、アップリンクメッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信することとを行ってよい。
【0176】
場合によっては、通信マネージャ1015はまた、事前構成型アップリンクリソース構成に従って基地局と通信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEから基地局への無許可アップリンク送信を提供することと、UEが事前構成型アップリンクリソース構成を構成解除することになることを示す事前構成型アップリンクリソース解放メッセージを基地局から受信することと、事前構成型アップリンクリソース解放メッセージに少なくとも部分的に基づいて事前構成型アップリンクリソース構成を構成解除することとを行ってよい。
【0177】
場合によっては、通信マネージャ1015はまた、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定することと、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、PUR要求メッセージが、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含むことと、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成を受信することとを行ってよい。
【0178】
場合によっては、通信マネージャ1015はまた、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定することと、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信することと、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージを基地局から受信することとを行ってよく、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。通信マネージャ1015は、本明細書で説明する通信マネージャ1310の態様の一例であってよい。
【0179】
通信マネージャ1015またはその下位構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ1015またはその下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0180】
通信マネージャ1015またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理的構成要素によって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ1015またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ1015またはその下位構成要素は、限定はしないが、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられてよい。
【0181】
送信機1020は、デバイス1005の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1020は、トランシーバモジュールの中に受信機1010と一緒に置かれてよい。たとえば、送信機1020は、
図13を参照しながら説明するトランシーバ1320の態様の一例であってよい。送信機1020は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0182】
図11は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1105のブロック
図1100を示す。デバイス1105は、デバイス1005または本明細書で説明するようなUE115の態様の一例であってよい。デバイス1105は、受信機1110、通信マネージャ1115、および送信機1145を含んでよい。デバイス1105はまた、プロセッサを含んでよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
【0183】
受信機1110は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信におけるPUR技法に関係する情報など)に関連する制御情報などの、情報を受信し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素に渡されてよい。受信機1110は、
図13を参照しながら説明するトランシーバ1320の態様の一例であってよい。受信機1110は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0184】
通信マネージャ1115は、本明細書で説明するような通信マネージャ1015の態様の一例であってよい。通信マネージャ1115は、PUR決定構成要素1120、PUR要求マネージャ1125、PUR構成マネージャ1130、PUR送信マネージャ1135、およびEDTランダムアクセスマネージャ1140を含んでよい。通信マネージャ1115は、本明細書で説明する通信マネージャ1310の態様の一例であってよい。
【0185】
PUR決定構成要素1120は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。PUR要求マネージャ1125は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。PUR構成マネージャ1130は、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信し得る。PUR送信マネージャ1135は、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信し得、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信し得る。
【0186】
EDTランダムアクセスマネージャ1140は、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。PUR要求マネージャ1125は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングすることであって、ここで、PUR要求メッセージが、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信することとを行い得る。PUR構成マネージャ1130は、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。
【0187】
PUR決定構成要素1120は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。PUR要求マネージャ1125は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。PUR構成マネージャ1130は、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成を受信し得る。
【0188】
PUR決定構成要素1120は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。PUR要求マネージャ1125は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。PUR構成マネージャ1130は、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージを基地局から受信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0189】
送信機1145は、デバイス1105の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1145は、トランシーバモジュールの中に受信機1110と一緒に置かれてよい。たとえば、送信機1145は、
図13を参照しながら説明するトランシーバ1320の態様の一例であってよい。送信機1145は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0190】
図12は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする通信マネージャ1205のブロック
図1200を示す。通信マネージャ1205は、本明細書で説明する通信マネージャ1015、通信マネージャ1115、または通信マネージャ1310の態様の一例であってよい。通信マネージャ1205は、PUR決定構成要素1210、PUR要求マネージャ1215、PUR構成マネージャ1220、PUR送信マネージャ1225、EDTランダムアクセスマネージャ1230、PUR応答マネージャ1235、ページングマネージャ1240、RRCマネージャ1245、およびPUR許可マネージャ1250を含んでよい。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信し得る。
【0191】
PUR決定構成要素1210は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。
【0192】
PUR要求マネージャ1215は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1215は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングし得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1215は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信し得る。
【0193】
いくつかの例では、PUR要求マネージャ1215は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1215は、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。
【0194】
PUR構成マネージャ1220は、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。
【0195】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージを基地局から受信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0196】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを基地局からのPUR構成に基づいて決定し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースのセットを監視し得、ここで、アップリンク許可は、基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す。
【0197】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PURがサポートされないことを示すブロードキャストシステム情報送信を基地局から受信することに基づいて、PUR構成が構成解除されることを決定し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR構成を解放し得る。
【0198】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR構成を再構成すべきという表示を基地局から受信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、UEのランダムアクセス要求メッセージに応答して送信される表示をランダムアクセス応答メッセージの中で基地局から受信し得る。
【0199】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、基地局からPUR解放メッセージを受信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR解放メッセージに基づいてPUR構成を構成解除し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、以前のPUR構成が解放されることになることを決定し得る。
【0200】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR要求メッセージの中でPUR許可の0個のインスタンスの表示を送信し得る。
【0201】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR構成を受信した後、PUR再構成障害表示を基地局へ送信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1220は、PUR構成を解放し得る。
【0202】
場合によっては、PUR構成は、UEの以前のPUR構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。場合によっては、PUR構成は、UEによって使用されている現在の構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。場合によっては、PUR構成は、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。
【0203】
場合によっては、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、基地局からのPUR構成を有する明示的な表示の中で提供される。場合によっては、基地局からのPUR構成メッセージは、EDTダウンリンクメッセージの中で受信される。場合によっては、PUR構成は、UEの構成済みのPURリソースを示すEDT早期データ完了メッセージの中で提供される。場合によっては、EDT早期データ完了メッセージは、UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、以前のPUR構成の確認、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する。場合によっては、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示は、EDT早期データ完了メッセージの中のブーリアンフラグを含む。
【0204】
場合によっては、PUR要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって解放されることになることを示す。場合によっては、PUR要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって維持されることになることを示す。
【0205】
PUR送信マネージャ1225は、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信し得る。いくつかの例では、PUR送信マネージャ1225は、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信し得る。場合によっては、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、UEに割り振られたPURの最初のインスタンスの中に含まれる。場合によっては、PUR構成応答メッセージを送信することは、UEがアイドルモードであるかまたは基地局との接続モードであるときに実行される。
【0206】
EDTランダムアクセスマネージャ1230は、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。いくつかの例では、EDTランダムアクセスマネージャ1230は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージが、PUR要求メッセージを送信するために利用可能であるという表示を、基地局から受信し得る。場合によっては、基地局からの表示は、基地局からブロードキャストされるシステム情報ブロックの中で提供される。場合によっては、PUR要求メッセージは、EDTプロシージャのメッセージ3(MSG3)送信の中で送信される。場合によっては、PUR要求メッセージは、EDTプロシージャのRRCメッセージの1つまたは複数の情報要素の中で提供される。場合によっては、RRCメッセージの中の確立原因は、ランダムアクセスメッセージがPUR要求を含むことを示す。場合によっては、RRCメッセージは、アップリンクペイロードデータの表示を含み、ここで、アップリンクペイロードデータの表示の所定の値は、ランダムアクセスメッセージがPUR要求を含むことを示す。場合によっては、EDTプロシージャのRRCメッセージは、連結された、EDTプロシージャに関連する第1のRRCメッセージとPUR要求に関連する第2のRRCメッセージとを含む。
【0207】
PUR応答マネージャ1235は、PUR構成メッセージに応答して、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を送信し得る。
【0208】
ページングマネージャ1240は、基地局からページメッセージを受信し得る。いくつかの例では、ページングマネージャ1240は、ページメッセージに応答してランダムアクセス要求メッセージを基地局へ送信し得、ここで、PUR構成を再構成すべきという表示を受信することは、ランダムアクセス要求メッセージに応答する。場合によっては、PUR構成を再構成すべきという表示は、UEによって使用されるべき新たなPUR構成を示すか、またはUEがPUR構成を解放することになることを示す。
【0209】
RRCマネージャ1245は、UEと基地局との間のRRCシグナリングを管理し得る。場合によっては、UEは、接続モードでありながら、またはEDTランダムアクセスメッセージの中で、PUR解放メッセージを受信し、ここで、PUR解放メッセージは、RRC PUR再構成メッセージである。
【0210】
PUR許可マネージャ1250は、PUR許可を受信し得、PUR構成を求めて要求されるべきPUR許可のインスタンスの個数を識別し得る。場合によっては、PUR許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の不確定な個数の表示を提供する。場合によっては、PUR許可の不確定な個数は、PUR要求メッセージのPUR許可要求フィールドがないことによって、またはPUR許可要求フィールドの中の所定の値によって、示される。場合によっては、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数は、ワンショットPUR構成が要求されること、またはマルチショットPUR構成が要求されることを示す。
【0211】
図13は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、デバイス1005、デバイス1105、または本明細書で説明するようなUE115の構成要素の一例であってよく、またはそれを含んでもよい。デバイス1305は、通信マネージャ1310、I/Oコントローラ1315、トランシーバ1320、アンテナ1325、メモリ1330、およびプロセッサ1340を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含んでよい。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1345)を介して電子通信していてよい。
【0212】
通信マネージャ1310は、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定してよく、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信してよく、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信してよく、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信してよく、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信してよい。
【0213】
通信マネージャ1310はまた、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定することであって、ここで、EDT構成が、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングすることであって、ここで、PUR要求メッセージが、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信することと、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信することとを行ってよい。
【0214】
通信マネージャ1310はまた、事前構成型アップリンクリソース構成に従って基地局と通信することであって、ここで、事前構成型アップリンクリソース構成が、UEから基地局への無許可アップリンク送信を提供することと、UEが事前構成型アップリンクリソース構成を構成解除することになることを示す事前構成型アップリンクリソース解放メッセージを基地局から受信することと、事前構成型アップリンクリソース解放メッセージに少なくとも部分的に基づいて事前構成型アップリンクリソース構成を構成解除することとを行ってよい。
【0215】
通信マネージャ1310はまた、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定することと、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信することであって、ここで、PUR要求メッセージが、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含むことと、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成を受信することとを行ってよい。
【0216】
通信マネージャ1310はまた、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定してよく、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信してよく、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージを基地局から受信してよく、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。
【0217】
I/Oコントローラ1315は、デバイス1305のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ1315はまた、デバイス1305の中に統合されていない周辺機器を管理し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1315は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表してよい。いくつかの場合には、I/Oコントローラ1315は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどの、オペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ1315は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、もしくは類似のデバイスを表してよく、またはそれらと相互作用し得る。場合によっては、I/Oコントローラ1315は、プロセッサの一部として実装されてよい。場合によっては、ユーザは、I/Oコントローラ1315を介して、またはI/Oコントローラ1315によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス1305と対話し得る。
【0218】
トランシーバ1320は、上記で説明したような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1320は、ワイヤレストランシーバを表してよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1320はまた、送信のためにパケットを変調するとともに被変調パケットをアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含んでよい。
【0219】
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1325を含んでよい。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1325を有してよい。
【0220】
メモリ1330はRAMおよびROMを含んでよい。メモリ1330は、実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能をプロセッサに実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1335を記憶し得る。場合によっては、メモリ1330は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでよい。
【0221】
プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでよい。いくつかの場合には、プロセッサ1340は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1340の中に統合されてよい。プロセッサ1340は、様々な機能(たとえば、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする機能またはタスク)をデバイス1305に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1330)の中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0222】
コード1335は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含んでよい。コード1335は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体の中に記憶され得る。場合によっては、コード1335は、プロセッサ1340によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させてよい。
【0223】
図14は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1405のブロック
図1400を示す。デバイス1405は、本明細書で説明するような基地局105の態様の一例であってよい。デバイス1405は、受信機1410、通信マネージャ1415、および送信機1420を含んでよい。デバイス1405はまた、プロセッサを含んでよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
【0224】
受信機1410は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信におけるPUR技法に関係する情報など)に関連する制御情報などの、情報を受信し得る。情報は、デバイス1405の他の構成要素に渡されてよい。受信機1410は、
図17を参照しながら説明するトランシーバ1720の態様の一例であってよい。受信機1410は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0225】
通信マネージャ1415は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信してよく、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成をUEへ送信してよく、UEからPUR要求メッセージを受信してよく、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEからPUR構成応答を受信してよい。
【0226】
通信マネージャ1415はまた、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定することであって、ここで、EDT構成が、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でUEからPUR要求メッセージを受信することであって、ここで、PUR要求メッセージが、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、PUR要求メッセージに応答してPUR構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、PUR構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととを行ってよい。
【0227】
通信マネージャ1415はまた、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信してよく、PUR要求メッセージに応答してPUR構成をUEへ送信してよく、UEからPUR要求メッセージを受信してよく、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。
【0228】
通信マネージャ1415はまた、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信することと、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージをUEへ送信することであって、ここで、PUR応答メッセージが、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示すことと、UEからPUR要求メッセージを受信することとを行ってよい。通信マネージャ1415は、本明細書で説明する通信マネージャ1710の態様の一例であってよい。
【0229】
通信マネージャ1415またはその下位構成要素は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ1415またはその下位構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0230】
通信マネージャ1415またはその下位構成要素は、機能の部分が1つまたは複数の物理的構成要素によって異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ1415またはその下位構成要素は、本開示の様々な態様による別個の異なる構成要素であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ1415またはその下位構成要素は、限定はしないが、入力/出力(I/O)構成要素、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明する1つもしくは複数の他の構成要素、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェア構成要素と組み合わせられてよい。
【0231】
送信機1420は、デバイス1405の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1420は、トランシーバモジュールの中に受信機1410と一緒に置かれてよい。たとえば、送信機1420は、
図17を参照しながら説明するトランシーバ1720の態様の一例であってよい。送信機1420は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0232】
図15は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1505のブロック
図1500を示す。デバイス1505は、デバイス1405または本明細書で説明するような基地局105の態様の一例であってよい。デバイス1505は、受信機1510、通信マネージャ1515、および送信機1540を含んでよい。デバイス1505はまた、プロセッサを含んでよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてよい。
【0233】
受信機1510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびワイヤレス通信におけるPUR技法に関係する情報など)に関連する制御情報などの、情報を受信し得る。情報は、デバイス1505の他の構成要素に渡されてよい。受信機1510は、
図17を参照しながら説明するトランシーバ1720の態様の一例であってよい。受信機1510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0234】
通信マネージャ1515は、本明細書で説明するような通信マネージャ1415の態様の一例であってよい。通信マネージャ1515は、PUR構成マネージャ1520、PUR要求マネージャ1525、PUR応答マネージャ1530、およびEDTランダムアクセスマネージャ1535を含んでよい。通信マネージャ1515は、本明細書で説明する通信マネージャ1710の態様の一例であってよい。
【0235】
PUR構成マネージャ1520は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成をUEへ送信し得る。PUR要求マネージャ1525は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。PUR応答マネージャ1530は、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEからPUR構成応答を受信し得る。
【0236】
EDTランダムアクセスマネージャ1535は、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。PUR要求マネージャ1525は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でUEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。PUR構成マネージャ1520は、PUR要求メッセージに応答してPUR構成メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR構成は、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示す。
【0237】
PUR構成マネージャ1520は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得、PUR要求メッセージに応答してPUR構成をUEへ送信し得る。PUR要求マネージャ1525は、UEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。
【0238】
PUR構成マネージャ1520は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。PUR要求マネージャ1525は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。
【0239】
送信機1540は、デバイス1505の他の構成要素によって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1540は、トランシーバモジュールの中に受信機1510と一緒に置かれてよい。たとえば、送信機1540は、
図17を参照しながら説明するトランシーバ1720の態様の一例であってよい。送信機1540は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0240】
図16は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする通信マネージャ1605のブロック
図1600を示す。通信マネージャ1605は、本明細書で説明する通信マネージャ1415、通信マネージャ1515、または通信マネージャ1710の態様の一例であってよい。通信マネージャ1605は、PUR構成マネージャ1610、PUR要求マネージャ1615、PUR応答マネージャ1620、EDTランダムアクセスマネージャ1625、ページングマネージャ1630、およびPUR許可マネージャ1635を含んでよい。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信し得る。
【0241】
PUR構成マネージャ1610は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成をUEへ送信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR要求メッセージに応答してPUR構成メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR構成は、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示す。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR要求メッセージに応答してPUR構成をUEへ送信し得る。
【0242】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR構成メッセージに応答して、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を受信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PURがサポートされないこと、およびUEがPUR構成を解放することになることを示す、ブロードキャストシステム情報送信を送信し得る。
【0243】
いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR解放メッセージをUEへ送信し得る。いくつかの例では、PUR構成マネージャ1610は、PUR解放メッセージに基づいてPUR構成を構成解除し得る。
【0244】
場合によっては、PUR構成は、UEの以前のPUR構成、UEによって使用されている現在の構成、またはデフォルトのPUR構成を超える差分を示すデルタ構成として提供される。場合によっては、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、基地局からのPUR構成を有する明示的な表示の中で提供される。場合によっては、応答メッセージのためのアップリンクリソースは、UEによって監視されるべき制御チャネルリソースのセットの中の、基地局からの制御チャネル送信の中で提供される。場合によっては、PUR構成障害表示は、UEがアイドルモードであるかまたは基地局との接続モードであるときに送信される。場合によっては、PUR構成は、UEの以前のPUR構成を超える差分を示すか、デフォルトのPUR構成を超える差分を示すか、またはUEにおいて使用されている構成を超える差分を示す、デルタ構成として提供される。
【0245】
場合によっては、PUR構成は、UEの構成済みのPURリソースを示すEDT早期データ完了メッセージの中で提供される。場合によっては、EDT早期データ完了メッセージは、UEが以前のPUR構成を使用することになるという表示、以前のPUR構成の確認、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示、新たなPUR構成のための新たなリソース、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を明示的または暗黙的に提供する。場合によっては、以前のPUR構成を構成解除および解放すべきという表示は、EDT早期データ完了メッセージの中のブーリアンフラグを含む。場合によっては、PUR解放メッセージは、UEが接続モードでありながら、またはEDTランダムアクセス応答メッセージの中で、送信され、ここで、PUR解放メッセージは、RRC PUR再構成メッセージである。場合によっては、PUR要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって解放されることになることを示す。場合によっては、PUR要求メッセージは、以前のPUR構成の再構成が要求されることを示し、ここで、PUR応答メッセージは、以前のPUR構成がUEによって維持されることになることを示す。
【0246】
PUR要求マネージャ1615は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1615は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でUEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1615は、UEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。いくつかの例では、PUR要求マネージャ1615は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。
【0247】
PUR応答マネージャ1620は、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEからPUR構成応答を受信し得る。
【0248】
EDTランダムアクセスマネージャ1625は、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。いくつかの例では、EDTランダムアクセスマネージャ1625は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージがPUR要求メッセージのために利用可能であるという表示を送信し得る。場合によっては、その表示は、基地局からブロードキャストされるシステム情報ブロックの中で送信される。
【0249】
ページングマネージャ1630は、UEのPUR構成が再構成または解放されることになることを決定し得る。いくつかの例では、ページングマネージャ1630は、ページメッセージをUEへ送信し得る。いくつかの例では、ページングマネージャ1630は、ページメッセージに応答してUEからランダムアクセス要求メッセージを受信し得る。いくつかの例では、ページングマネージャ1630は、ランダムアクセス要求メッセージに応答して、PUR構成を再構成または解放すべきという表示を送信し得る。場合によっては、PUR構成を再構成すべきという表示は、UEによって使用されるべき新たなPUR構成を示すか、またはUEがPUR構成を解放することになることを示す。
【0250】
PUR許可マネージャ1635は、UE PUR構成のためのPUR許可を識別し得る。場合によっては、PUR許可のインスタンスの個数は、PUR許可の明示的な個数、またはPUR許可の不確定な個数の表示を提供する。場合によっては、0であるインスタンスの個数は、PUR構成が解放されることになることを示す。場合によっては、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数は、ワンショットPUR構成が要求されること、またはマルチショットPUR構成が要求されることを示す。
【0251】
図17は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートするデバイス1705を含むシステム1700の図を示す。デバイス1705は、デバイス1405、デバイス1505、もしくは本明細書で説明するような基地局105の構成要素の一例であってよく、またはそれを含んでもよい。デバイス1705は、通信マネージャ1710、ネットワーク通信マネージャ1715、トランシーバ1720、アンテナ1725、メモリ1730、プロセッサ1740、および局間通信マネージャ1745を含む、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向音声およびデータ通信のための構成要素を含んでよい。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1750)を介して電子通信していてよい。
【0252】
通信マネージャ1710は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信してよく、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成をUEへ送信してよく、UEからPUR要求メッセージを受信してよく、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEからPUR構成応答を受信してよい。
【0253】
通信マネージャ1710はまた、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定することであって、ここで、EDT構成が、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供することと、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でUEからPUR要求メッセージを受信することであって、ここで、PUR要求メッセージが、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示すことと、PUR要求メッセージに応答してPUR構成メッセージをUEへ送信することであって、ここで、PUR構成が、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示すこととを行ってよい。
【0254】
通信マネージャ1710はまた、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信してよく、PUR要求メッセージに応答してPUR構成をUEへ送信してよく、UEからPUR要求メッセージを受信してよく、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。
【0255】
通信マネージャ1710はまた、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信することと、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージをUEへ送信することであって、ここで、PUR応答メッセージが、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示すことと、UEからPUR要求メッセージを受信することとを行ってよい。
【0256】
ネットワーク通信マネージャ1715は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介した)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1715は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理し得る。
【0257】
トランシーバ1720は、上記で説明したような1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1720は、ワイヤレストランシーバを表してよく、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1720はまた、送信のためにパケットを変調するとともに被変調パケットをアンテナに提供するための、およびアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含んでよい。
【0258】
場合によっては、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1725を含んでよい。しかしながら、場合によっては、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る2つ以上のアンテナ1725を有してよい。
【0259】
メモリ1730は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含んでよい。メモリ1730は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1740)によって実行されたとき、本明細書で説明する様々な機能をデバイスに実行させる命令を含む、コンピュータ可読コード1735を記憶し得る。場合によっては、メモリ1730は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの相互作用などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含んでよい。
【0260】
プロセッサ1740は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでよい。いくつかの場合には、プロセッサ1740は、メモリコントローラを使用してメモリアレイを動作させるように構成され得る。場合によっては、メモリコントローラは、プロセッサ1740の中に統合されてよい。プロセッサ1740は、様々な機能(たとえば、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする機能またはタスク)をデバイス1705に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1730)の中に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0261】
局間通信マネージャ1745は、他の基地局105との通信を管理し得、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含んでよい。たとえば、局間通信マネージャ1745は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1745は、基地局105間で通信を行うためにLTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0262】
コード1735は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含んでよい。コード1735は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体の中に記憶され得る。場合によっては、コード1735は、プロセッサ1740によって直接実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルおよび実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実行させてよい。
【0263】
図18は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1800の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0264】
1805において、UEは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。1805の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1805の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR決定構成要素によって実行され得る。
【0265】
1810において、UEは、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。1810の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1810の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0266】
1815において、UEは、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信し得る。1815の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1815の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0267】
1820において、UEは、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信し得る。1820の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1820の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR送信マネージャによって実行され得る。
【0268】
1825において、UEは、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信し得る。1825の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1825の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR送信マネージャによって実行され得る。
【0269】
図19は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1900の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0270】
1905において、UEは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。1905の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1905の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR決定構成要素によって実行され得る。
【0271】
1910において、UEは、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。1910の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1910の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0272】
1915において、UEは、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成を基地局から受信し得る。1915の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1915の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0273】
1920において、UEは、アップリンク許可を求めて監視すべき制御チャネルリソースのセットを基地局からのPUR構成に基づいて決定し得る。1920の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1920の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0274】
1925において、UEは、アップリンク許可を求めて制御チャネルリソースのセットを監視し得、ここで、アップリンク許可は、基地局へのPUR構成応答メッセージの送信用のアップリンクリソースを示す。1925の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1925の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0275】
1930において、UEは、UEから送信されるべき応答メッセージのためのアップリンクリソースを受信し得る。1930の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1930の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR送信マネージャによって実行され得る。
【0276】
1935において、UEは、応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用してPUR構成応答メッセージを基地局へ送信し得る。1935の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1935の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR送信マネージャによって実行され得る。
【0277】
図20は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2000の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0278】
2005において、UEは、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。2005の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2005の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなEDTランダムアクセスマネージャによって実行され得る。
【0279】
随意に、2010において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングし得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。2010の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2010の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0280】
2015において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージを送信し得る。場合によっては、アップリンクメッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示すPUR要求メッセージを含んでよい。2015の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2015の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0281】
2020において、UEは、アップリンクメッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。2020の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2020の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0282】
図21は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2100を示すフローチャートを示す。方法2100の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2100の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0283】
2105において、UEは、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。2105の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2105の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなEDTランダムアクセスマネージャによって実行され得る。
【0284】
2110において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングし得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。2110の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2110の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0285】
2115において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信し得る。2115の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2115の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0286】
2120において、UEは、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。2120の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2120の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0287】
2125において、UEは、PUR構成メッセージに応答して、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを使用して、成功したPUR構成またはPUR構成障害の表示を送信し得る。2125の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2125の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR応答マネージャによって実行され得る。
【0288】
図22は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2200を示すフローチャートを示す。方法2200の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2200の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0289】
2205において、UEは、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。2205の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2205の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなEDTランダムアクセスマネージャによって実行され得る。
【0290】
2210において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングし得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。2210の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2210の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0291】
2215において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信し得る。2215の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2215の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0292】
2220において、UEは、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。2220の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2220の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0293】
図23は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2300を示すフローチャートを示す。方法2300の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2300の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0294】
2305において、UEは、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。2305の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2305の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなEDTランダムアクセスマネージャによって実行され得る。
【0295】
2310において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中で送信されるようにPUR要求メッセージをフォーマッティングし得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。2310の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2310の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0296】
2315において、UEは、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でPUR要求メッセージを送信し得る。2315の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2315の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0297】
2320において、UEは、PUR要求メッセージに応答して基地局からPUR構成メッセージを受信し得る。2320の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2320の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0298】
2325において、UEは、基地局からページメッセージを受信し得る。2325の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2325の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなページングマネージャによって実行され得る。
【0299】
2330において、UEは、ページメッセージに応答してランダムアクセス要求メッセージを基地局へ送信し得る。2330の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2330の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなページングマネージャによって実行され得る。
【0300】
2335において、UEは、PUR構成を再構成すべきという表示を基地局から受信し得る。2335の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2335の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0301】
図24は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2400を示すフローチャートを示す。方法2400の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2400の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0302】
2405において、UEは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。2405の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2405の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR決定構成要素によって実行され得る。
【0303】
2410において、UEは、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。2410の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2410の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0304】
2415において、UEは、基地局からPUR構成を受信し得る。2415の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2415の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。場合によっては、PUR構成は、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数に基づいてよい。
【0305】
図25は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2500を示すフローチャートを示す。方法2500の動作は、本明細書で説明するようなUE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2500の動作は、
図10~
図13を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、以下で説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0306】
2505において、UEは、UEからの無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートすることを決定し得る。2505の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2505の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR決定構成要素によって実行され得る。
【0307】
2510において、UEは、基地局がPURをサポートするという決定に基づいてPUR要求メッセージを基地局へ送信し得る。2510の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2510の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0308】
2515において、UEは、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージを基地局から受信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。2515の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2515の動作の態様は、
図10~
図13を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0309】
図26は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2600を示すフローチャートを示す。方法2600の動作は、本明細書で説明するような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2600の動作は、
図14~
図17を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0310】
2605において、基地局は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得る。2605の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2605の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0311】
2610において、基地局は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。2610の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2610の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0312】
2615において、基地局は、PUR要求メッセージに応答して、UEに割り振られたPURを識別するPUR構成をUEへ送信し得る。2615の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2615の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0313】
2620において、基地局は、応答メッセージのためのアップリンクリソースを介してUEからPUR構成応答を受信し得る。2620の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2620の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR応答マネージャによって実行され得る。
【0314】
2625において、基地局は、UEからの応答メッセージのためにアップリンクリソースをUEへ送信し得る。2625の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2625の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したような未定義によって実行され得る。
【0315】
図27は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2700を示すフローチャートを示す。方法2700の動作は、本明細書で説明するような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2700の動作は、
図14~
図17を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0316】
2705において、基地局は、EDTプロシージャのためのEDT構成を決定し得、ここで、EDT構成は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でのUEペイロードデータのアップリンク送信を提供する。2705の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2705の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなEDTランダムアクセスマネージャによって実行され得る。
【0317】
2710において、基地局は、EDTプロシージャのアップリンクメッセージの中でUEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、PUR構成の要求された構成、再構成、または解放を示す。2710の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2710の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0318】
2715において、基地局は、PUR要求メッセージに応答してPUR構成メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR構成は、UEからの応答メッセージのためのアップリンクリソースを示す。2715の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2715の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0319】
図28は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2800を示すフローチャートを示す。方法2800の動作は、本明細書で説明するような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2800の動作は、
図14~
図17を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0320】
2805において、基地局は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得る。2805の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2805の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0321】
2810において、基地局は、UEからPUR要求メッセージを受信し得、ここで、PUR要求メッセージは、UEによって要求されるPUR許可のインスタンスの個数を含む。2810の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2810の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0322】
2815において、基地局は、PUR要求メッセージに応答してPUR構成をUEへ送信し得る。2815の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2815の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0323】
図29は、本開示の態様による、ワイヤレス通信におけるPUR技法をサポートする方法2900を示すフローチャートを示す。方法2900の動作は、本明細書で説明するような基地局105またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法2900の動作は、
図14~
図17を参照しながら説明したような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、以下で説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、以下で説明する機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0324】
2905において、基地局は、無許可アップリンク送信に対して基地局がPURをサポートするという表示を送信し得る。2905の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2905の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0325】
2910において、基地局は、UEからPUR要求メッセージを受信し得る。2910の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2910の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR要求マネージャによって実行され得る。
【0326】
2915において、基地局は、PUR要求メッセージに応答して、PUR要求メッセージが拒絶されることを示すPUR応答メッセージをUEへ送信し得、ここで、PUR応答メッセージは、拒絶されたPUR要求メッセージに基づいてUEがどのように進行することになるのかを示す。2915の動作は、本明細書で説明する方法に従って実行され得る。いくつかの例では、2915の動作の態様は、
図14~
図17を参照しながら説明したようなPUR構成マネージャによって実行され得る。
【0327】
本明細書で説明した方法が可能な実装形態を表すこと、動作およびステップが再構成され得るかまたは別様に修正され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてよい。
【0328】
本明細書で説明した技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装し得る。CDMA2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、通常、CDMA2000 1X、1Xなどと呼ばれることがある。IS-856(TIA-856)は、通常、CDMA2000 1xEV-DO、高速パケットデータ(HRPD)などと呼ばれる。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形態を含む。TDMAシステムは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)などの無線技術を実装し得る。
【0329】
OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、発展型UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体からの文書に記載されている。本明細書で説明した技法は、本明細書において述べられたシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が、例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの用語が、説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明した技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの適用例以外に適用可能である。
【0330】
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局に関連してよく、スモールセルは、マクロセルと同じかまたはマクロセルとは異なる周波数帯域(たとえば、認可周波数帯域、無認可周波数帯域など)の中で動作し得る。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセル、およびマイクロセルを含んでよい。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーしてよく、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーしてよく、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)の中のUE、自宅の中のユーザのためのUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセル用のeNBは、マクロeNBと呼ばれることがある。スモールセル用のeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれることがある。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートしてよく、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信もサポートしてよい。
【0331】
本明細書で説明したワイヤレス通信システムは、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有してよく、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ位置合わせされ得る。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に位置合わせされないことがある。本明細書で説明した技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0332】
本明細書で説明した情報および信号は、多種多様な技術および技法のうちのいずれかを使用して表されてよい。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてよい。
【0333】
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0334】
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明した機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実施する特徴はまた、異なる物理的ロケーションにおいて機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、様々な位置において物理的に位置し得る。
【0335】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得るとともに、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含んでよい。また、任意の接続が、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0336】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用する場合、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つという列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されてはならない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてよい。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同じように解釈されるものとする。
【0337】
添付の図において、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有してよい。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、類似の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルだけが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0338】
添付の図面に関して本明細書に記載する説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入る、すべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明した技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形態で示される。
【0339】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように与えられる。本開示の様々な修正は、当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義する一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0340】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局
110 地理的カバレージエリア
115 ユーザ機器(UE)
125 通信リンク
130 コアネットワーク
132、134 バックホールリンク
200 ワイヤレス通信システム
205 ダウンリンク送信
210 アップリンク送信
215 PUR表示
220 PUR割振り
225 PUR要求
230 アップリンクデータ
1005 デバイス
1010 受信機
1015 通信マネージャ
1020 送信機
1105 デバイス
1110 受信機
1115 通信マネージャ
1120 PUR決定構成要素
1125 PUR要求マネージャ
1130 PUR構成マネージャ
1135 PUR送信マネージャ
1140 EDTランダムアクセスマネージャ
1145 送信機
1205 通信マネージャ
1210 PUR決定構成要素
1215 PUR要求マネージャ
1220 PUR構成マネージャ
1225 PUR送信マネージャ
1230 EDTランダムアクセスマネージャ
1235 PUR応答マネージャ
1240 ページングマネージャ
1245 RRCマネージャ
1250 PUR許可マネージャ
1305 デバイス
1310 通信マネージャ
1315 I/Oコントローラ
1320 トランシーバ
1325 アンテナ
1330 メモリ
1335 コンピュータ実行可能コード
1340 プロセッサ
1345 バス
1405 デバイス
1410 受信機
1415 通信マネージャ
1420 送信機
1505 デバイス
1510 受信機
1515 通信マネージャ
1520 PUR構成マネージャ
1525 PUR要求マネージャ
1530 PUR応答マネージャ
1535 EDTランダムアクセスマネージャ
1540 送信機
1605 通信マネージャ
1610 PUR構成マネージャ
1615 PUR要求マネージャ
1620 PUR応答マネージャ
1625 EDTランダムアクセスマネージャ
1630 ページングマネージャ
1635 PUR許可マネージャ
1705 デバイス
1710 通信マネージャ
1715 ネットワーク通信マネージャ
1720 トランシーバ
1725 アンテナ
1730 メモリ
1735 コンピュータ可読コード
1740 プロセッサ
1745 局間通信マネージャ
1750 バス
【国際調査報告】