(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2022-09-14
(54)【発明の名称】無線通信システムにおいてミッドアンブルに関する情報を送信するための技法
(51)【国際特許分類】
H04L 27/26 20060101AFI20220907BHJP
H04W 28/06 20090101ALI20220907BHJP
H04W 84/12 20090101ALI20220907BHJP
【FI】
H04L27/26 114
H04W28/06 110
H04W84/12
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2022501176
(86)(22)【出願日】2020-07-10
(85)【翻訳文提出日】2022-01-28
(86)【国際出願番号】 KR2020009103
(87)【国際公開番号】W WO2021010674
(87)【国際公開日】2021-01-21
(31)【優先権主張番号】10-2019-0084770
(32)【優先日】2019-07-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0112406
(32)【優先日】2019-09-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2019-0113148
(32)【優先日】2019-09-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【氏名又は名称】小林 英了
(74)【代理人】
【識別番号】230117802
【氏名又は名称】大野 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100131451
【氏名又は名称】津田 理
(74)【代理人】
【識別番号】100167933
【氏名又は名称】松野 知紘
(74)【代理人】
【識別番号】100174137
【氏名又は名称】酒谷 誠一
(74)【代理人】
【識別番号】100184181
【氏名又は名称】野本 裕史
(72)【発明者】
【氏名】リム,ドングク
(72)【発明者】
【氏名】チェ,ジンス
(72)【発明者】
【氏名】パク,ユンサン
(72)【発明者】
【氏名】ジャン,インサン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067BB21
5K067DD17
5K067HH22
(57)【要約】
【要約】
本明細書による一例は、無線LAN(WLAN)システムにおいてミッドアンブルに関する情報を送信するための技法に関連する。送信STAは、NGV PPDUを生成できる。NGV PPDUは、プリアンブル、データフィールド、及びミッドアンブルを含むことができる。前記プリアンブルは、ミッドアンブルに関する情報を含むことができる。例えば、ミッドアンブルに関する情報は、ミッドアンブルの構成及び周期に関する情報を含むことができる。
【選択図】
図26
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線LAN(Wireless local area network)システムの送信STA(station)で行われる方法であって、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成するステップと;
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び、前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及び、チャネル推定の為のNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記NGV PPDUを送信するステップと;を含んでなる、方法。
【請求項2】
前記第1の間隔は、前記第2の間隔の2倍に設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の間隔のLTFシーケンスのnon-zero成分(element)は、2個のサブキャリヤインデックス間隔を基に配置(position)される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記NGV PPDUのサブキャリヤスペーシングは、156.25kHzに設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
NGV PPDUを送信するステップは、前記NGV PPDUを5.9GHz帯域を介して送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1の間隔のLTFシーケンス及び前記第2の間隔のLTFシーケンスは、各々可用トーンを基に設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値に設定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマットに決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値に設定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットに決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、3個の送信周期のうち1つに決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記3個の送信周期は、4、8、及び16シンボルに設定される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
無線LAN(Wireless local area network)システムの受信STA(station)で行われる方法であって、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を受信するステップと;
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、前記NGV PPDUをデコードするステップと、を含んでなる、方法。
【請求項12】
前記第1の間隔は、前記第2の間隔の2倍に設定される、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値に設定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマットに決定される、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の間隔のLTFシーケンス及び前記第2の間隔のLTFシーケンスは、各々可用トーンを基に設定される、請求項11に記載の方法。
【請求項15】
無線LAN(Wireless local area network)システムで使用される送信STA(station)であって、
無線信号を送受信する送受信機と、
前記送受信機に連結されるプロセッサと、を備えてなり、
前記プロセッサは、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成し、
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記NGV PPDUを送信するように設定された、送信STA。
【請求項16】
無線LAN(Wireless local area network)システムで使用される受信STA(station)であって、
無線信号を送受信する送受信機と、
前記送受信機に連結されるプロセッサと、を備えてなり、
前記プロセッサは、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を受信し、
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、前記NGV PPDUをデコードするように設定された、受信STA。
【請求項17】
少なくとも1つのプロセッサ(processor)により動作(operation)を実行する命令語(instruction)を含んでなる、少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能な記録媒体(computer readable medium)であって、
前記動作は、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成するステップと;
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記NGV PPDUを送信するステップと;を含む、記録媒体。
【請求項18】
無線LANシステムで使用される装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサと連結されたメモリと、を備えてなり、
前記プロセッサは、
NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成し;
前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、
前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、
前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、
前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、
前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、
前記NGV PPDUを送信する;ように設定された、装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、無線LANシステムにおいてミッドアンブル(midamble)に関する情報を送信する技法に関し、より詳細には、無線LANシステムにおいてNGV PPDUのミッドアンブルに関する情報を送信する方法及びこれを支援する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
無線ネットワーク技術は、様々なタイプのWLAN(wireless local area network)を含むことができる。WLANは、広範に使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、隣接デバイスを共に相互連結させるのに使用されることができる。本明細書において説明される様々な技術的特徴は、任意の通信標準、例えば、WiFiまたはより一般的に、IEEE802.11無線プロトコル群のうち、いずれか1つに適用されることができる。
【0003】
本明細書は、既存のIEEE802.11p規格を改善するか、新しい通信標準で活用可能な技術的特徴を提案する。新しい通信標準は、最近に議論中であるNGV(Next Generation VehicularまたはNext Generation V2X Communication)規格であることができる。
【0004】
具体的に、5.9GHz帯域で802.11p規格のシステム(例えば、DSRCシステム)に比べて2x throughput向上、coverage extension、及びhigh speedを支援するために、NGV(すなわち、802.11bd規格)規格に対する開発が進まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
NGV規格(すなわち、802.11bd規格)において、2x throughput向上のために、既存の10MHz送信でない、wide bandwidth(20MHz)送信が考慮されている。また、NGV規格は、既存の802.11p規格とのinteroperability/bacとrd compatibility/coexistenceなどの動作を支援しなければならない。
【0006】
NGV規格による信号は、高い速度の環境で送信されることができる。したがって、ドップラー(または、ドップラー移動)による影響で受信性能に劣化が生じ得る。したがって、NGV規格を支援するSTA(すなわち、NGVSTA)は、ミッドアンブル(midamble)をチャネル推定のために使用することができる。NGV規格によれば、ミッドアンブルを介してドップラーに対する影響を減らすことができるという効果がある。このように、高い速度の環境で性能劣化を減らすために、ミッドアンブルは、様々な構成と周期を利用して送信されることができる。
【0007】
したがって、ミッドアンブルの構成及び送信周期に関する情報を指示するためのシグナリング方法が求められ得る。
【課題を解決するための手段】
【0008】
様々な実施形態等による送信STAは、NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成し、前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定されるステップと、前記NGV PPDUを送信するステップとを行うことができる。
【発明の効果】
【0009】
本明細書は、様々な無線LANシステム(例えば、IEEE802.11bdシステム)において5.9GHzバンドが使用される状況を支援する技術的特徴を提案する。本明細書の様々な一例を基に、5.9GHz bandで円滑なV2X支援のために、DSRC(Dedicated Short Range Communication)(802.11p)のthroughput向上及びhigh speedが支援され得る。
【0010】
本明細書の一例によれば、高い速度の状況でミッドアンブルの構成を介してドップラー移動による性能劣化を防止できるという効果がある。
【0011】
本明細書の一例によれば、NGV PPDUのプリアンブルは、ミッドアンブルに関する情報を含むことができる。具体的に、NGV PPDUのプリアンブルは、ミッドアンブルの構成及び周期に関する情報を含むことができる。したがって、送信STAは、NGV PPDUのプリアンブル(例えば、NGV-SIG)にミッドアンブルの構成及び周期に関する情報を含めてNGV PPDUを送信できる。送信STAは、チャネル状況に基づいて、ミッドアンブルの構成及び周期を変更させてNGV PPDUを送信することにより、様々なチャネル状況でNGV PPDUを送信できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本明細書の送信装置及び/又は受信装置の一例を示す。
【
図2】無線RAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
【
図3】一般的なリンクセットアップ(link setup)過程を説明する図である。
【
図4】IEEE規格で使用されるPPDUの一例を示した図である。
【
図5】20MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【
図6】40MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【
図7】80MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【
図9】MU-MIMO技法によって複数のUser STAが同じRUに割り当てられる一例を示す。
【
図12】トリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。
【
図13】ユーザ情報(per user information)フィールドに含まれるサブフィールドの一例を示す。
【
図15】2.4GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
【
図16】5GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を図示する。
【
図17】6GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を図示する。
【
図18】本明細書に使用されるPPDUの一例を示す。
【
図19】本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形された一例を示す。
【
図20】5.9GHz DSRCの帯域プラン(band plan)を図示する。
【
図21】11p PPDUの形式(format)を図示する。
【
図24】10MHz送信のためのNGV PPDUの形式を図示する。
【
図25】20MHz送信のためのNGV PPDUの形式を図示する。
【
図26】NGV PPDUでミッドアンブルの構成を図示する。
【
図27】送信STAの動作を説明するためのフローチャートである。
【
図28】受信STAの動作を説明するためのフローチャートである。
【
図29】本明細書に適用される車両または自律走行車両を例示する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。他に表現すれば、本明細書において「AまたはB(A or B)」は、「A及び/又はB(A and/or B)」と解釈されることができる。例えば、本明細書において「A、B、またはC(A、B or C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。
【0014】
本明細書において使用されるスラッシュ(/)やコンマ(comma)は、「及び/又は(and/or)」を意味することができる。例えば、「A/B」は、「A及び/又はB」を意味することができる。これにより、「A/B」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。例えば、「A、B、C」は、「A、B、またはC」を意味することができる。
【0015】
本明細書において「少なくとも1つのA及びB(at least oneof A and B)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、または「AとBの両方」を意味することができる。また、本明細書において「少なくとも1つのAまたはB(at least one of A or B)」や「少なくとも1つのA及び/又はB(at least one of A and/or B)」という表現は、「少なくとも1つのA及びB(at least one of A and B)」と同様に解釈されることができる。
【0016】
また、本明細書において「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」は、「Aのみ」、「Bのみ」、「Cのみ」、または「A、B、及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)」を意味することができる。また、「少なくとも1つのA、B、またはC(at least one of A、B or C)」や「少なくとも1つのA、B、及び/又はC(at least one of A、B and/or C)」は、「少なくとも1つのA、B、及びC(at least one of A、B and C)」を意味することができる。
【0017】
また、本明細書において使用される括弧は、「例えば(for example)」を意味することができる。具体的に、「制御情報(EHT-Signal)」と表示された場合、「制御情報」の一例として「EHT-Signal」が提案されたことでありうる。言い換えれば、本明細書の「制御情報」は、「EHT-Signal」に制限(limit)されず、「EHT-Signal」が「制御情報」の一例として提案されたことでありうる。また、「制御情報(すなわち、EHT-signal)」と表示された場合にも、「制御情報」の一例として「EHT-signal」が提案されたことでありうる。
【0018】
本明細書において1つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に実現されることができ、同時に実現されることもできる。
【0019】
本明細書の以下の一例は、様々な無線通信システムに適用されることができる。例えば、本明細書の以下の一例は、無線RAN(wireless local area network、WLAN)システムに適用されることができる。例えば、本明細書は、IEEE 802.11a/g/n/acの規格や、IEEE 802.11ax規格に適用されることができる。また、本明細書は、新しく提案されるEHT規格またはIEEE 802.11be規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、EHT規格またはIEEE 802.11beを改善(enhance)した新しい無線RAN規格にも適用されることができる。また、本明細書の一例は、移動通信システムに適用されることができる。例えば、3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格に基づくLTE(Long Term Evolution)及びその進化(evolution)に基づく移動通信システムに適用されることができる。また、本明細書の一例は、3GPP規格に基づく5G NR規格の通信システムに適用されることができる。
【0020】
以下、本明細書の技術的特徴を説明するために、本明細書が適用され得る技術的特徴を説明する。
【0021】
図1は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の一例を示す。
【0022】
図1の一例は、以下において説明される様々な技術的特徴を行うことができる。
図1は、少なくとも1つのSTA(station)に関連する。例えば、本明細書のSTA(110、120)は、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、または単にユーザ(user)などの様々な名称とも呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイなどの様々な名称と呼ばれることができる。本明細書のSTA(110、120)は、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Deviceなどの様々な名称と呼ばれることができる。
【0023】
例えば、STA(110、120)は、AP(Access Point)役割を果たすか、non-AP役割を果たすことができる。すなわち、本明細書のSTA(110、120)は、AP及び/又はnon-APの機能を行うことができる。本明細書においてAPは、AP STAとも表示されることができる。
【0024】
本明細書のSTA(110、120)は、IEEE 802.11規格以外の様々な通信規格を共に支援することができる。例えば、3GPP規格による通信規格(例えば、LTE、LTE-A、5G NR規格)などを支援できる。また、本明細書のSTAは、携帯電話、車両(vehicle)、個人用コンピュータなどの様々な装置で実現されることができる。また、本明細書のSTAは、音声通話、画像通話、データ通信、自律走行(Self-Driving、Autonomous-Driving)などの様々な通信サービスのための通信を支援できる。
【0025】
本明細書においてSTA(110、120)は、IEEE 802.11標準の規定にしたがう媒体接続制御(medium access control、MAC)と無線媒体に対する物理階層(Physical Layer)インターフェースを含むことができる。
【0026】
図1の副図面(a)に基づいてSTA(110、120)を説明すれば、以下のとおりである。
【0027】
第1のSTA(110)は、プロセッサ111、メモリ112、及びトランシーバ113を備えることができる。図示されたプロセッサ、メモリ、及びトランシーバは、各々別のチップで実現されるか、少なくとも2つ以上記のブロック/機能が1つのチップを介して実現されることができる。
【0028】
第1のSTAのトランシーバ113は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
【0029】
例えば、第1のSTA(110)は、APの意図された動作を行うことができる。例えば、APのプロセッサ111は、トランシーバ113を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。APのメモリ112は、トランシーバ113を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
【0030】
例えば、第2のSTA(120)は、Non-AP STAの意図された動作を行うことができる。例えば、non-APのトランシーバ123は、信号の送受信動作を行う。具体的に、IEEE 802.11パケット(例えば、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax/be等)を送受信できる。
【0031】
例えば、Non-AP STAのプロセッサ121は、トランシーバ123を介して信号を受信し、受信信号を処理し、送信信号を生成し、信号送信のための制御を行うことができる。Non-AP STAのメモリ122は、トランシーバ123を介して受信された信号(すなわち、受信信号)を格納することができ、トランシーバを介して送信される信号(すなわち、送信信号)を格納することができる。
【0032】
例えば、以下の明細書においてAPで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第1のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。また、第2のSTA(110)がAPである場合、APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(110)のメモリ122に格納されることができる。
【0033】
例えば、以下の明細書においてnon-AP(または、User-STA)で表示された装置の動作は、第1のSTA(110)または第2のSTA(120)で行われることができる。例えば、第2のSTA(120)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御され、第2のSTA(120)のプロセッサ121により制御されるトランシーバ123を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第2のSTA(120)のメモリ122に格納されることができる。例えば、第1のSTA(110)がnon-APである場合、non-APで表示された装置の動作は、第1のSTA(110)のプロセッサ111により制御され、第1のSTA(120)のプロセッサ111により制御されるトランシーバ113を介して関連した信号が送信されるか、受信されることができる。また、non-APの動作に関連した制御情報やAPの送信/受信信号は、第1のSTA(110)のメモリ112に格納されることができる。
【0034】
以下の明細書において、(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどと呼ばれる装置は、
図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、具体的な図面符号なしに(送信/受信)STA、第1のSTA、第2のSTA、STA1、STA2、AP、第1のAP、第2のAP、AP1、AP2、(送信/受信)Terminal、(送信/受信)device、(送信/受信)apparatus、ネットワークなどで表示された装置も
図1のSTA(110、120)を意味することができる。例えば、以下の一例において様々なSTAが信号(例えば、PPPDU)を送受信する動作は、
図1のトランシーバ113、123で行われるものであることができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号を生成するか、送受信信号のために予めデータ処理や演算を行う動作は、
図1のプロセッサ111、121で行われるものであることができる。例えば、送受信信号を生成するか、送受信信号のために、予めデータ処理や演算を行う動作の一例は、1)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのビット情報を決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードする動作、2)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)フィールドのために使用されるとき間資源や周波数資源(例えば、サブキャリヤ資源)などを決定/構成/取得する動作、3)PPDU内に含まれるサブフィールド(SIG、STF、LTF、Data)のために使用される特定のシーケンス(例えば、パイロットシーケンス、STF/LTFシーケンス、SIGに適用されるエクストラシーケンス)などを決定/構成/取得する動作、4)STAに対して適用される電力制御動作及び/又はパワーセービング動作、5)ACK信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードなどに関連した動作を含むことができる。また、以下の一例において様々なSTAが送受信信号の決定/取得/構成/演算/デコード/エンコードのために使用する様々な情報(例えば、フィールド/サブフィールド/制御フィールド/パラメータ/パワーなどに関連した情報)は、
図1のメモリ112、122に格納されることができる。
【0035】
上述した
図1の副図面(a)の装置/STAは、
図1の副図面(b)のように変形されることができる。以下、
図1の副図面(b)に基づいて、本明細書のSTA(110、120)を説明する。
【0036】
例えば、
図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123は、上述した
図1の副図面(a)に示されたトランシーバと同じ機能を行うことができる。例えば、
図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124は、プロセッサ111、121及びメモリ112、122を備えることができる。
図1の副図面(b)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122は、上述した
図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121及びメモリ112、122と同じ機能を行うことができる。
【0037】
以下において説明される、移動端末(mobile terminal)、無線機器(wireless device)、無線送受信ユニット(Wireless Transmit/Receive Unit;WTRU)、ユーザ装備(User Equipment;UE)、移動局(Mobile Station;MS)、移動加入者ユニット(Mobile Subscriber Unit)、ユーザ(user)、ユーザSTA、ネットワーク、基地局(Base Station)、Node-B、AP(Access Point)、リピータ、ルータ、リレイ、受信装置、送信装置、受信STA、送信STA、受信Device、送信Device、受信Apparatus、及び/又は送信Apparatusは、
図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)を意味するか、
図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124を意味することができる。すなわち、本明細書の技術的特徴は、
図1の副図面(a)/(b)に示されたSTA(110、120)により行われることができ、
図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でのみ行われることもできる。例えば、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、
図1の副図面(a)/(b)に示されたプロセッサ111、121で生成された制御信号が
図1の副図面(a)/(b)に示されたトランシーバ113、123を介して送信される技術的特徴と理解されることができる。または、送信STAが制御信号を送信する技術的特徴は、
図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124でトランシーバ113、123に伝達される制御信号が生成される技術的特徴と理解されることができる。
【0038】
例えば、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、
図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123により制御信号が受信される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、
図1の副図面(a)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が
図1の副図面(a)に示されたプロセッサ111、121により取得される技術的特徴と理解されることができる。または、受信STAが制御信号を受信する技術的特徴は、
図1の副図面(b)に示されたトランシーバ113、123に受信された制御信号が
図1の副図面(b)に示されたプロセシングチップ114、124により取得される技術的特徴と理解されることができる。
【0039】
図1の副図面(b)を参照すれば、メモリ112、122内にソフトウェアコード115、125が備えられ得る。ソフトウェアコード115、125は、プロセッサ111、121の動作を制御するinstructionが含まれ得る。ソフトウェアコード115、125は、様々なプログラミング言語で含まれることができる。
【0040】
図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、ASIC(application-specific integrated circuit)、他のチップセット、論理回路、及び/又はデータ処理装置を含むことができる。プロセッサは、AP(application processor)であることができる。例えば、
図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、DSP(digital signal processor)、CPU(central processing unit)、GPU(graphics processing unit)、モデム(Modem;modulator and demodulator)のうち、少なくとも1つを備えることができる。例えば、
図1に示されたプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124は、Qualcomm(登録商標)により製造されたSNAPDRAGONTMシリーズプロセッサ、Samsung(登録商標)により製造されたEXYNOSTMシリーズプロセッサ、Apple(登録商標)により製造されたAシリーズプロセッサ、MediaTek(登録商標)により製造されたHELIOTMシリーズプロセッサ、INTEL(登録商標)により製造されたATOMTMシリーズプロセッサ、またはこれを改善(enhance)したプロセッサであることができる。
【0041】
本明細書において上向きリンクは、non-AP STAからAP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、上向きリンクを介して上向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。また、本明細書において下向きリンクは、AP STAからnon-AP STAへの通信のためのリンクを意味することができ、下向きリンクを介して下向きリンクPPDU/パケット/信号などが送信され得る。
【0042】
図2は、無線RAN(WLAN)の構造を示した概念図である。
【0043】
図2の上端は、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)802.11のインフラストラクチャBSS(basic service set)の構造を示す。
【0044】
図2の上端を参照すれば、無線RANシステムは、1つまたはそれ以上記のインフラストラクチャBSS(200、205)(以下、BSS)を含むことができる。BSS(200、205)は、成功的に同期化をなして、互いに通信できるAP(access point、225)及びSTA1(Station、200-1)のようなAPとSTAとの集合であって、特定領域を指す概念ではない。BSS(205)は、1つのAP(230)に1つ以上記の結合可能なSTA(205-1、205-2)を含むこともできる。
【0045】
BSSは、少なくとも1つのSTA、分散サービス(distribution Service)を提供するAP(225、230)、及び複数のAPを連結させる分散システム(distribution System、DS、210)を含むことができる。
【0046】
分散システム210は、いくつかのBSS(200、205)を連結して拡張されたサービスセットであるESS(extended service set、240)を実現できる。ESS(240)は、1つまたは複数個のAPが分散システム210を介して連結されてなる1つのネットワークを指示する用語として使用されることができる。1つのESS(240)に含まれるAPは、同じSSID(service set identification)を有することができる。
【0047】
ポータル(portal、220)は、無線RANネットワーク(IEEE 802.11)と他のネットワーク(例えば、802.X)との連結を行うブリッジ役割を果たすことができる。
【0048】
図2の上端のようなBSSでは、AP(225、230)間のネットワーク及びAP(225、230)とSTA(200-1、205-1、205-2)との間のネットワークが実現され得る。しかし、AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うことも可能でありうる。AP(225、230)なしにSTA間でもネットワークを設定して通信を行うネットワークをアドホックネットワーク(Ad-Hoc network)または独立BSS(independent basic service set、IBSS)と定義する。
【0049】
【0050】
図2の下端を参照すれば、IBSSは、アドホックモードで動作するBSSである。IBSSは、APを含まないので、中央で管理機能を行う個体(centralized management entity)がない。すなわち、IBSSでSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)は、分散された方式(distributed manner)で管理される。IBSSでは、全てのSTA(250-1、250-2、250-3、255-4、255-5)が移動STAからなり得るし、分散システムへの接続が許容されず、自己完備的ネットワーク(self-contained network)をなす。
【0051】
図3は、一般的なリンクセットアップ(link setup)過程を説明する図である。
【0052】
図示されたステップS310において、STAは、ネットワーク発見動作を行うことができる。ネットワーク発見動作は、STAのスキャニング(scanning)動作を含むことができる。すなわち、STAがネットワークにアクセスするためには、参加可能なネットワークを探さなければならない。STAは、無線ネットワークに参加する前に、互換可能なネットワークを識別しなければならないが、特定領域に存在するネットワーク識別過程をスキャニングという。スキャニング方式には、能動的スキャニング(active scanning)と受動的スキャニング(passive scanning)とがある。
【0053】
図3では、例示的に、能動的スキャニング過程を含むネットワーク発見動作を図示する。能動的スキャニングでスキャニングを行うSTAは、チャネルを移しながら周辺にどのAPが存在するか探索するために、プローブ要請フレーム(probe request frame)を送信し、これに対する応答を待つ。応答者(responder)は、プローブ要請フレームを送信したSTAにプローブ要請フレームに対する応答としてプローブ応答フレーム(probe response frame)を送信する。ここで、応答者は、スキャニングされているチャネルのBSSで最後に信号フレーム(beacon frame)を送信したSTAであることができる。BSSでは、APが信号フレームを送信するので、APが応答者となり、IBSSでは、IBSS内のSTAが順番に信号フレームを送信するので、応答者が一定でない。例えば、1番チャネルでプローブ要請フレームを送信し、1番チャネルでプローブ応答フレームを受信したSTAは、受信したプローブ応答フレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネル(例えば、2番チャネル)に移動して同じ方法でスキャニング(すなわち、2番チャネル上でプローブ要請/応答送受信)を行うことができる。
【0054】
図3の一例には表示されていないが、スキャニング動作は、受動的スキャニング方式で行われることもできる。受動的スキャニングに基づいてスキャニングを行うSTAは、チャネルを移しながら信号フレームを待つことができる。信号フレームは、IEEE 802.11で管理フレーム(management frame)のうち1つであって、無線ネットワークの存在を報知し、スキャニングを行うSTAをして無線ネットワークを探して、無線ネットワークに参加できるように周期的に送信される。BSSでAPが信号フレームを周期的に送信する役割を果たし、IBSSでは、IBSS内のSTAが順番に信号フレームを送信する。スキャニングを行うSTAは、信号フレームを受信すれば、信号フレームに含まれたBSSに関する情報を格納し、他のチャネルに移動しながら各チャネルで信号フレーム情報を記録する。信号フレームを受信したSTAは、受信した信号フレームに含まれたBSS関連情報を格納し、次のチャネルに移動して、同じ方法で次のチャネルでスキャニングを行うことができる。
【0055】
ネットワークを発見したSTAは、ステップS320を介して認証過程を行うことができる。このような認証過程は、後述するステップS340の保安セットアップ動作と明確に区分するために、1番目の認証(first authentication)過程と称することができる。S320の認証過程は、STAが認証要請フレーム(authentication request frame)をAPに送信し、これに応答してAPが認証応答フレーム(authentication response frame)をSTAに送信する過程を含むことができる。認証要請/応答に使用される認証フレーム(authentication frame)は、管理フレームに該当する。
【0056】
認証フレームは、認証アルゴリズム番号(authentication algorithm number)、認証トランザクションシーケンス番号(authentication transaction sequence number)、状態コード(status code)、検問テキスト(challenge text)、RSN(Robust Security Network)、有限循環グループ(Finite Cyclic Group)などに関する情報を含むことができる。
【0057】
STAは、認証要請フレームをAPに送信することができる。APは、受信された認証要請フレームに含まれた情報に基づいて、当該STAに対する認証を許容するか否かを決定できる。APは、認証処理の結果を認証応答フレームを介してSTAに提供することができる。
【0058】
成功的に認証されたSTAは、ステップS330に基づいて連結過程を行うことができる。連結過程は、STAが連結要請フレーム(association request frame)をAPに送信し、これに応答してAPが連結応答フレーム(Association response frame)をSTAに送信する過程を含む。例えば、連結要請フレームは、様々な能力(capability)に関連した情報、信号聴取間隔(listen interval)、SSID(service set identifier)、支援レート(supported rates)、支援チャネル(supported channels)、RSN、移動性ドメイン、支援オペレーティングクラス(supported operating classes)、TIM放送要請(Traffic Indication Map Broadcast request)、相互動作(interworking)サービス能力などに関する情報を含むことができる。例えば、連結応答フレームは、様々な能力に関連した情報、状態コード、AID(Association ID)、支援レート、EDCA(Enhanced Distributed Channel Access)パラメータセット、RCPI(Received Channel Power Indicator)、RSNI(Received Signal to Noise Indicator)、移動性ドメイン、タイムアウト間隔(連関カムバック時間(association comeback time))、重なり(overlapping)BSSスキャンパラメータ、TIM放送応答、QoSマップなどの情報を含むことができる。
【0059】
その後、ステップS340において、STAは、保安セットアップ過程を行うことができる。ステップS340の保安セットアップ過程は、例えば、EAPOL(Extensible Authentication Protocol over LAN)フレームを介しての4-ウェイ(way)ハンドシェーキングを介してプライベートキーセットアップ(private key setup)する過程を含むことができる。
【0060】
図4は、IEEE規格で使用されるPPDUの一例を示した図である。
【0061】
図示されたように、IEEE a/g/n/acなどの規格では、様々な形態のPPDU(PHY protocol data unit)が使用された。具体的に、LTF、STFフィールドは、トレーニング信号を含み、SIG-A、SIG-Bには、受信ステーションのための制御情報が含まれ、データフィールドには、PSDU(MAC PDU/Aggregated MAC PDU)に相応するユーザデータが含まれた。
【0062】
また、
図4は、IEEE 802.11ax規格のHE PPDUの一例も含む。
図4によるHE PPDUは、多重ユーザのためのPPDUの一例であって、HE-SIG-Bは、多重ユーザのための場合にのみ含まれ、単一ユーザのためのPPDUには当該HE-SIG-Bが省略されることができる。
【0063】
図示されたように、多重ユーザ(Multiple User;MU)のためのHE-PPDUは、L-STF(legacy-short training field)、L-LTF(legacy-long training field)、L-SIG(legacy-signal)、HE-SIG-A(high efficiency-signal A)、HE-SIG-B(high efficiency-signal-B)、HE-STF(high efficiency-short training field)、HE-LTF(high efficiency-long training field)、データフィールド(または、MACペイノード)及びPE(Packet Extension)フィールドを含むことができる。それぞれのフィールドは、図示された時間区間(すなわち、4または8μs等)の間に送信されることができる。
【0064】
以下、PPDUで使用される資源ユニットRUを説明する。資源ユニットは、複数個のサブキャリヤ(または、トーン)を含むことができる。資源ユニットは、OFDMA技法に基づいて複数のSTAに信号を送信する場合に使用されることができる。また、1つのSTAに信号を送信する場合にも、資源ユニットが定義され得る。資源ユニットは、STF、LTF、データフィールドなどのために使用されることができる。
【0065】
図5は、20MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【0066】
図5に示されたように、互いに異なる個数のトーン(すなわち、サブキャリヤ)に対応する資源ユニット(Resource Unit;RU)が使用されて、HE-PPDUの一部フィールドを構成できる。例えば、HE-STF、HE-LTF、データフィールドに対して図示されたRU単位で資源が割り当てられ得る。
【0067】
図5の最上端に示されたように、26-ユニット(すなわち、26個のトーンに相応するユニット)が配置され得る。20MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、6個のトーンがガード(Guard)帯域として使用され、20MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、5個のトーンがガード帯域として使用されることができる。また、中心帯域、すなわち、DC帯域には、7個のDCトーンが挿入され、DC帯域の左右側に各13個のトーンに相応する26-ユニットが存在しうる。また、その他の帯域には、26-ユニット、52-ユニット、106-ユニットが割り当てられ得る。各ユニットは、受信ステーション、すなわち、ユーザのために割り当てられることができる。
【0068】
一方、
図5のRU配置は、複数のユーザMUのための状況だけでなく、単一ユーザSUのための状況でも活用され、この場合には、
図5の最下端に示されたように、1個の242-ユニットを使用することが可能であり、この場合には、3個のDCトーンが挿入され得る。
【0069】
図5の一例では、様々な大きさのRU、すなわち、26-RU、52-RU、106-RU、242-RUなどが提案されたところ、このようなRUの具体的な大きさは、拡張または増加することができるので、本実施形態は、各RUの具体的な大きさ(すなわち、相応するトーンの個数)に制限されない。
【0070】
図6は、40MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【0071】
図5の一例において様々な大きさのRUが使用されたことと同様に、
図6の一例も26-RU、52-RU、106-RU、242-RU、484-RUなどが使用され得る。また、中心周波数には、5個のDCトーンが挿入され得るし、40MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、12個のトーンがガード(Guard)帯域として使用され、40MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、11個のトーンがガード帯域として使用されることができる。
【0072】
また、図示されたように、単一ユーザのために使用される場合、484-RUが使用され得る。一方、RUの具体的な個数が変更され得るという点は、
図4の一例と同様である。
【0073】
図7は、80MHz帯域上で使用される資源ユニットRUの配置を示す図である。
【0074】
図5及び
図6の一例で様々な大きさのRUが使用されたことと同様に、
図7の一例も26-RU、52-RU、106-RU、242-RU、484-RU、996-RUなどが使用され得る。また、中心周波数には、7個のDCトーンが挿入され得るし、80MHz帯域の最左側(leftmost)帯域には、12個のトーンがガード(Guard)帯域として使用され、80MHz帯域の最右側(rightmost)帯域には、11個のトーンがガード帯域として使用されることができる。また、DC帯域の左右に位置する各々13個のトーンを使用した26-RUを使用できる。
【0075】
また、図示されたように、単一ユーザのために使用される場合、996-RUが使用され得るし、この場合には、5個のDCトーンが挿入され得る。
【0076】
本明細書において説明されたRUは、UL(Uplink)通信及びDL(Downlink)通信に使用されることができる。例えば、Trigger frameによりsolicitされるUL-MU通信が行われる場合、送信STA(例えば、AP)は、Trigger frameを介して第1のSTAには第1のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当て、第2のSTAには第2のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当てることができる。その後、第1のSTAは、第1のRUに基づいて第1のTrigger-based PPDUを送信でき、第2のSTAは、第2のRUに基づいて第2のTrigger-based PPDUを送信することができる。第1/第2のTrigger-based PPDUは、同じ時間区間にAPに送信される。
【0077】
例えば、DL MU PPDUが構成される場合、送信STA(例えば、AP)は、第1のSTAには第1のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当て、第2のSTAには第2のRU(例えば、26/52/106/242-RU等)を割り当てることができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は、1つのMU PPDU内で第1のRUを介して第1のSTAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信でき、第2のRUを介して第2のSTAのためのHE-STF、HE-LTF、Dataフィールドを送信することができる。
【0078】
RUの配置に関する情報は、HE-SIG-Bを介してシグナルされることができる。
【0079】
【0080】
図示されたように、HE-SIG-Bフィールド810は、共通フィールド820及びユーザ-個別(user-specific)フィールド830を含む。共通フィールド820は、SIG-Bを受信する全てのユーザ(すなわち、ユーザSTA)に共通に適用される情報を含むことができる。ユーザ-個別フィールド830は、ユーザ-個別制御フィールドと呼ばれることができる。ユーザ-個別フィールド830は、SIG-Bが複数のユーザに伝達される場合、複数のユーザのうち、いずれか一部にのみ適用されることができる。
【0081】
図8に示されたように、共通フィールド820及びユーザ-個別フィールド830は、別にエンコードされることができる。
【0082】
共通フィールド820は、N
*8ビットのRU allocation情報を含むことができる。例えば、RU allocation情報は、RUの位置(location)に関する情報を含むことができる。例えば、
図5のように、20MHzチャネルが使用される場合、RU allocation情報は、どの周波数帯域にどのRU(26-RU/52-RU/106-RU)が配置されるかに関する情報を含むことができる。
【0083】
RU allocation情報が8ビットで構成される場合の一例は、次のとおりである。
【0084】
【0085】
図5の一例のように、20MHzチャネルには、最大9個の26-RUが割り当てられ得る。表1のように、共通フィールド820のRU allocation情報が「00000000」のように設定される場合、対応するチャネル(すなわち、20MHz)には、9個の26-RUが割り当てられ得る。また、表1のように、共通フィールド820のRU allocation情報が「00000001」のように設定される場合、対応するチャネルに7個の26-RUと1個の52-RUが配置される。すなわち、
図5の一例において最-右側では、52-RUが割り当てられ、その左側では、7個の26-RUが割り当てられ得る。
【0086】
表1の一例は、RU allocation情報が表示できるRU locationのうち一部のみを表示したものである。
【0087】
例えば、RU allocation情報は、下記の表2の一例を含むことができる。
【0088】
【0089】
「01000y2y1y0」は、20MHzチャネルの最-左側に106-RUが割り当てられ、その右側に5個の26-RUが割り当てられる一例に関連する。この場合、106-RUに対しては、MU-MIMO技法に基づいて複数のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられ得る。具体的に、106-RUに対しては、最大8個のSTA(例えば、User-STA)が割り当てられ得るし、106-RUに割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数は、3ビット情報(y2y1y0)に基づいて決定される。例えば、3ビット情報(y2y1y0)がNに設定される場合、106-RUにMU-MIMO技法に基づいて割り当てられるSTA(例えば、User-STA)の個数は、N+1であることができる。
【0090】
一般的に複数のRUに対しては、互いに異なる複数のSTA(例えば、User STA)が割り当てられ得る。しかし、特定の大きさ(例えば、106サブキャリヤ)以上記の1つのRUに対しては、MU-MIMO技法に基づいて複数のSTA(例えば、User STA)が割り当てられ得る。
【0091】
図8に示されたように、ユーザ-個別フィールド830は、複数個のユーザフィールドを含むことができる。上述したように、共通フィールド820のRU allocation情報に基づいて特定チャネルに割り当てられるSTA(例えば、User STA)の個数が決定され得る。例えば、共通フィールド820のRU allocation情報が「00000000」である場合、9個の26-RUの各々に1個ずつのUser STAが割り当てられる(すなわち、合計9個のUser STAが割り当てられる)ことができる。すなわち、最大9個のUser STAがOFDMA技法によって特定チャネルに割り当てられることができる。言い換えれば、最大9個のUser STAがnon-MU-MIMO技法によって特定チャネルに割り当てられることができる。
【0092】
例えば、RU allocationが「01000y2y1y0」に設定される場合、最-左側に配置される106-RUには、MU-MIMO技法によって複数のUser STAが割り当てられ、その右側に配置される5個の26-RUには、non-MU-MIMO技法によって5個のUser STAが割り当てられ得る。このような場合は、
図9の一例を介して具体化される。
【0093】
図9は、MU-MIMO技法によって複数のUser STAが同じRUに割り当てられる一例を示す。
【0094】
例えば、
図9のように、RU allocationが「01000010」に設定される場合、表2に基づいて、特定チャネルの最-左側には、106-RUが割り当てられ、その右側には、5個の26-RUが割り当てられ得る。また、106-RUには、合計3個のUser STAがMU-MIMO技法によって割り当てられることができる。結果的に、合計8個のUser STAが割り当てられるので、HE-SIG-Bのユーザ-個別フィールド830は、8個のUser fieldを含むことができる。
【0095】
8個のUser fieldは、
図9に示された順序で含まれることができる。また、
図8において図示されたように、2個のUser fieldは、1個のUser block fieldで実現されることができる。
【0096】
図8及び
図9に示されるUser fieldは、2個のフォーマットに基づいて構成されることができる。すなわち、MU-MIMO技法に関連するUser fieldは、第1のフォーマットで構成され、non-MU-MIMO技法に関連するUser fieldは、第2のフォーマットで構成されることができる。
図9の一例を参照すれば、User field 1ないしUser field 3は、第1のフォーマットに基づくことができ、User field 4ないしUser field 8は、第2のフォーマットに基づくことができる。第1のフォーマットまたは第2のフォーマットは、同じ長さ(例えば、21ビット)のビット情報を含むことができる。
【0097】
それぞれのUser fieldは、同じ大きさ(例えば、21ビット)を有することができる。例えば、第1のフォーマット(MU-MIMO技法のフォーマット)のUser fieldは、次のように構成されることができる。
【0098】
例えば、User field(すなわち、21ビット)内の第1のビット(例えば、B0-B10)は、当該User fieldが割り当てられるUser STAの識別情報(例えば、STA-ID、partial AID等)を含むことができる。また、User field(すなわち、21ビット)内の第2のビット(例えば、B11-B14)は、空間設定(spatial configuration)に関する情報を含むことができる。具体的に、第2のビット(すなわち、B11-B14)の一例は、下記の表3ないし表4のとおりであることができる。
【0099】
【0100】
【0101】
表3及び/又は表4に示されたように、第2のビット(すなわち、B11-B14)は、MU-MIMO技法によって割り当てられる複数のUser STAに割り当てられるSpatial Streamの個数に関する情報を含むことができる。例えば、
図9のように、106-RUに3個のUser STAがMU-MIMO技法に基づいて割り当てられる場合、N_userは、「3」に設定され、これにより、表3に表示されたように、N_STS[1]、N_STS[2]、N_STS[3]の値が決定され得る。例えば、第2のビット(B11-B14)の値が「0011」である場合、N_STS[1]=4、N_STS[2]=1、N_STS[3]=1に設定されることができる。すなわち、
図9の一例においてUser field 1に対しては、4個のSpatial Streamが割り当てられ、User field 2に対しては、1個のSpatial Streamが割り当てられ、User field 3に対しては、1個のSpatial Streamが割り当てられ得る。
【0102】
表3及び/又は表4の一例のように、ユーザステーション(User STA)のための空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、4ビットで構成されることができる。また、ユーザステーション(User STA)のための空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、最大8個の空間ストリームまで支援することができる。また、空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報(すなわち、第2のビット、B11-B14)は、1つのUser STAのために、最大4個の空間ストリームまで支援することができる。
【0103】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第3のビット(すなわち、B15-18)は、MCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。MCS情報は、当該SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用されることができる。
【0104】
本明細書において使用されるMCS、MCS情報、MCSインデックス、MCSフィールドなどは、特定のインデックス値で表示されることができる。例えば、MCS情報は、インデックス0ないしインデックス11で表示されることができる。MCS情報は、性状変調タイプ(例えば、BPSK、QPSK、16-QAM、64-QAM、256-QAM、1024-QAM等)に関する情報、及びコーディングレート(例えば、1/2、2/3、3/4、5/6等)に関する情報を含むことができる。MCS情報には、チャネルコーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報が除外され得る。
【0105】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第4のビット(すなわち、B19)は、Reservedフィールドであることができる。
【0106】
また、User field(すなわち、21ビット)内の第5のビット(すなわち、B20)は、コーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。すなわち、第5のビット(すなわち、B20)は、当該SIG-Bが含まれるPPDU内のデータフィールドに適用されたチャネルコーディングのタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
【0107】
上述した一例は、第1のフォーマット(MU-MIMO技法のフォーマット)のUser fieldに関連する。第2のフォーマット(non-MU-MIMO技法のフォーマット)のUser fieldの一例は、以下のとおりである。
【0108】
第2のフォーマットのUser field内の第1のビット(例えば、B0-B10)は、User STAの識別情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第2のビット(例えば、B11-B13)は、当該RUに適用される空間ストリーム(Spatial Stream)の個数に関する情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第3のビット(例えば、B14)は、beamforming steering matrixが適用されるか否かに関する情報が含まれ得る。第2のフォーマットのUser field内の第4のビット(例えば、B15-B18)は、MCS(Modulation and coding scheme)情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第5のビット(例えば、B19)は、DCM(Dual Carrier Modulation)が適用されるか否かに関する情報を含むことができる。また、第2のフォーマットのUser field内の第6のビット(すなわち、B20)は、コーディングタイプ(例えば、BCCまたはLDPC)に関する情報を含むことができる。
【0109】
図10は、UL-MUによる動作を示す。図示されたように、送信STA(例えば、AP)は、contending(すなわち、Backoff動作)を介してチャネル接続を行い、Trigger frame(1030)を送信することができる。すなわち、送信STA(例えば、AP)は、Trigger Frame(1330)が含まれたPPDUを送信することができる。Trigger Frameが含まれたPPDUが受信されれば、SIFSの分だけのdelay以後、TB(trigger-based)PPDUが送信される。
【0110】
TB PPDU(1041、1042)は、同じ時間帯に送信され、Trigger Frame(1030)内にAIDが表示された複数のSTA(例えば、User STA)から送信されることができる。TB PPDUに対するACKフレーム1050は、様々な形態で実現されることができる。
【0111】
トリガーフレームの具体的特徴は、
図11~
図13を介して説明される。UL-MU通信が使用される場合にも、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)技法またはMU MIMO技法が使用され得るし、OFDMA及びMU MIMO技法が同時に使用されることができる。
【0112】
図11は、トリガーフレームの一例を示す。
図11のトリガーフレームは、上向きリンクMU送信(Uplink Multiple-User transmission)のための資源を割り当て、例えば、APから送信されることができる。トリガーフレームは、MACフレームで構成されることができ、PPDUに含まれることができる。
【0113】
図11に示されたそれぞれのフィールドは、一部省略されることができ、他のフィールドが追加され得る。また、フィールドのそれぞれの長さは、図示されたことと異なるように変化されることができる。
【0114】
図11のフレームコントロール(frame control)フィールド1110は、MACプロトコルのバージョンに関する情報及びその他、追加的な制御情報が含まれ、デュレーションフィールド1120は、NAV設定のための時間情報やSTAの識別子(例えば、AID)に関する情報が含まれ得る。
【0115】
また、RAフィールド1130は、当該トリガーフレームの受信STAの住所情報が含まれ、必要に応じて省略されることができる。TAフィールド1140は、当該トリガーフレームを送信するSTA(例えば、AP)の住所情報が含まれ、共通情報(common information)フィールド1150は、当該トリガーフレームを受信する受信STAに適用される共通制御情報を含む。例えば、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのL-SIGフィールドの長さを指示するフィールドや、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれ得る。また、共通制御情報として、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのCPの長さに関する情報やLTFフィールドの長さに関する情報が含まれ得る。
【0116】
また、
図11のトリガーフレームを受信する受信STAの個数に相応する個別ユーザ情報(per user information)フィールド1160#1ないし1160#Nを含むことが好ましい。前記個別ユーザ情報フィールドは、「割当フィールド」と呼ばれることもできる。
【0117】
また、
図11のトリガーフレームは、パディングフィールド1170と、フレームチェックシーケンスフィールド1180とを含むことができる。
【0118】
図11に示された、個別ユーザ情報(per user information)フィールド1160#1ないし1160#Nの各々は、さらに複数のサブフィールドを含むことができる。
【0119】
図12は、トリガーフレームの共通情報(common information)フィールドの一例を示す。
図12のサブフィールドのうち一部は省略されることができ、その他、サブフィールドが追加されることもできる。また、図示されたサブフィールドのそれぞれの長さは変形されることができる。
【0120】
図示された長さフィールド1210は、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドと同じ値を有し、上向きPPDUのL-SIGフィールドの長さフィールドは、上向きPPDUの長さを表す。結果的に、トリガーフレームの長さフィールド1210は、対応する上向きリンクPPDUの長さを指示するのに使用されることができる。
【0121】
また、カスケード指示子フィールド1220は、カスケード動作が行われるか否かを指示する。カスケード動作は、同一TXOP内に下向きリンクMU送信と上向きリンクMU送信とが共に行われることを意味する。すなわち、下向きリンクMU送信が行われた後、予め設定された時間(例えば、SIFS)以後、上向きリンクMU送信が行われることを意味する。カスケード動作中には、下向きリンク通信を行う送信装置(例えば、AP)は1個のみ存在し、上向きリンク通信を行う送信装置(例えば、non-AP)は、複数個存在することができる。
【0122】
CS要求フィールド1230は、当該トリガーフレームを受信した受信装置が対応する上向きリンクPPDUを送信する状況で無線媒体の状態やNAVなどを考慮すべきであるか否かを指示する。
【0123】
HE-SIG-A情報フィールド1240は、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのSIG-Aフィールド(すなわち、HE-SIG-Aフィールド)の内容(content)を制御する情報が含まれ得る。
【0124】
CP及びLTFタイプフィールド1250は、当該トリガーフレームに対応して送信される上向きPPDUのLTFの長さ及びCP長さに関する情報を含むことができる。トリガータイプフィールド1260は、当該トリガーフレームが使用される目的、例えば、通常のトリガリング、ビームフォーミングのためのトリガリング、Block ACK/NACKに対する要請などを指示できる。
【0125】
本明細書においてトリガーフレームのトリガータイプフィールド1260は、通常のトリガリングのための基本(Basic)タイプのトリガーフレームを指示すると仮定することができる。例えば、基本(Basic)タイプのトリガーフレームは、基本トリガーフレームと言及されることができる。
【0126】
図13は、ユーザ情報(per user information)フィールドに含まれるサブフィールドの一例を示す。
図13のユーザ情報フィールド1300は、先に
図11において言及された個別ユーザ情報フィールド1160#1~1160#Nのうち、いずれか1つと理解されることができる。
図13のユーザ情報フィールド1300に含まれたサブフィールドのうち一部は省略されることができ、その他、サブフィールドが追加されることもできる。また、図示されたサブフィールドのそれぞれの長さは、変形されることができる。
【0127】
図13のユーザ識別子(User Identifier)フィールド1310は、個別ユーザ情報(per user information)に相応するSTA(すなわち、受信STA)の識別子を表すものであって、識別子の一例は、受信STAのAID(association identifier)値の全部または一部になることができる。
【0128】
また、RU割当(RU Allocation)フィールド1320が含まれ得る。すなわち、ユーザ識別子フィールド1310に識別された受信STAが、トリガーフレームに対応してTB PPDUを送信する場合、RU割当フィールド1320が指示したRUを介してTB PPDUを送信する。この場合、RU割当(RU Allocation)フィールド1320により指示されるRUは、
図5、
図6、
図7に示されたRUであることができる。
【0129】
図13のサブフィールドは、コーディングタイプフィールド1330を含むことができる。コーディングタイプフィールド1330は、TB PPDUのコーディングタイプを指示できる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は、「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は、「0」に設定されることができる。
【0130】
また、
図13のサブフィールドは、MCSフィールド1340を含むことができる。MCSフィールド1340は、TB PPDUに適用されるMCS技法を指示できる。例えば、前記TB PPDUにBCCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は、「1」に設定され、LDPCコーディングが適用される場合、前記コーディングタイプフィールド1330は、「0」に設定されることができる。
【0131】
以下、UORA(UL OFDMA-based Random Access)技法について説明する。
【0132】
【0133】
送信STA(例えば、AP)は、トリガーフレームを介して
図14に示されたように、6個のRU資源を割り当てることができる。具体的に、APは、第1のRU資源AID 0、RU 1、第2のRU資源AID 0、RU 2、第3のRU資源AID 0、RU 3、第4のRU資源AID 2045、RU 4、第5のRU資源AID 2045、RU 5、第6のRU資源AID 3、RU 6)を割り当てることができる。AID 0、AID 3、またはAID 2045に関する情報は、例えば、
図13のユーザ識別フィールド1310に含まれることができる。RU 1ないしRU 6に関する情報は、例えば、
図13のRU割当フィールド1320に含まれることができる。AID=0は、連結された(associated)STAのためのUORA資源を意味することができ、AID=2045は、非-連結された(un-associated)STAのためのUORA資源を意味することができる。これにより、
図14の第1ないし第3のRU資源は、連結された(associated)STAのためのUORA資源として使用されることができ、
図14の第4ないし第5のRU資源は、非-連結された(un-associated)STAのためのUORA資源として使用されることができ、
図14の第6のRU資源は、通常のUL MUのための資源として使用されることができる。
【0134】
図14の一例では、STA1のOBO(OFDMA random access BackOff)カウンタが0に減少して、STA1が第2のRU資源AID 0、RU 2をランダムに選択する。また、STA2/3のOBOカウンタは、0より大きいので、STA2/3には上向きリンク資源が割り当てられなかった。また、
図14においてSTA4は、トリガーフレーム内に自分のAID(すなわち、AID=3)が含まれたので、バックオフなしにRU 6の資源が割り当てられた。
【0135】
具体的に、
図14のSTA1は、連結された(associated)STAであるので、STA1のためのeligible RA RUは、合計3個(RU 1、RU 2、RU 3)であり、これにより、STA1は、OBOカウンタを3だけ減少させて、OBOカウンタが0になった。また、
図14のSTA2は、連結された(associated)STAであるので、STA2のためのeligible RA RUは、合計3個(RU 1、RU 2、RU 3)であり、これにより、STA2は、OBOカウンタを3だけ減少させたが、OBOカウンタが0より大きい状態である。また、
図14のSTA3は、非-連結された(un-associated)STAであるので、STA3のためのeligible RA RUは、合計2個(RU 4、RU 5)であり、これにより、STA3は、OBOカウンタを2だけ減少させたが、OBOカウンタが0より大きい状態である。
【0136】
図15は、2.4GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を示す。
【0137】
2.4GHzバンドは、第1のバンド(帯域)などの他の名称と呼ばれることができる。また、2.4GHzバンドは、中心周波数が2.4GHzに隣接したチャネル(例えば、中心周波数が2.4~2.5GHz内に位置するチャネル)が使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。
【0138】
2.4GHzバンドには、複数の20MHzチャネルが含まれ得る。2.4GHzバンド内の20MHzは、複数のチャネルインデックス(例えば、インデックス1ないしインデックス14)を有することができる。例えば、チャネルインデックス1が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.412GHzであることができ、チャネルインデックス2が割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、2.417GHzであることができ、チャネルインデックスNが割り当てられる20MHzチャネルの中心周波数は、(2.407+0.005*N)GHzであることができる。チャネルインデックスは、チャネル番号などの様々な名称と呼ばれることができる。チャネルインデックス及び中心周波数の具体的な数値は変更されることができる。
【0139】
図15は、2.4GHzバンド内の4個のチャネルを例示的に示す。図示された第1の周波数領域1510ないし第4の周波数領域1540は、それぞれ1つのチャネルを含むことができる。例えば、第1の周波数領域1510は、1番チャネル(1番インデックスを有する20MHzチャネル)を含むことができる。このとき、1番チャネルの中心周波数は、2412MHzに設定されることができる。第2の周波数領域1520は、6番チャネルを含むことができる。このとき、6番チャネルの中心周波数は、2437MHzに設定されることができる。第3の周波数領域1530は、11番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル11の中心周波数は、2462MHzに設定されることができる。第4の周波数領域1540は、14番チャネルを含むことができる。このとき、チャネル14の中心周波数は、2484MHzに設定されることができる。
【0140】
図16は、5GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を図示する。
【0141】
5GHzバンドは、第2のバンド/帯域などの他の名称と呼ばれることができる。5GHzバンドは、中心周波数が5GHz以上6GHz未満(または、5.9GHz未満)であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。または、5GHzバンドは、4.5GHzから5.5GHzの間で複数個のチャネルを含むことができる。
図16に示された具体的な数値は変更されることができる。
【0142】
5GHzバンド内の複数のチャネルは、UNII(Unlicensed National Information Infrastructure)-1、UNII-2、UNII-3、ISMを含む。UNII-1は、UNII Lowと呼ばれることができる。UNII-2は、UNII MidとUNII-2Extendedと呼ばれる周波数領域を含むことができる。UNII-3は、UNII-Upperと呼ばれることができる。
【0143】
5GHzバンド内には、複数のチャネルが設定され得るし、各チャネルの帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzなどに様々に設定されることができる。例えば、UNII-1及びUNII-2内の5170MHzないし5330MHz周波数領域/範囲は、8個の20MHzチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、40MHz周波数領域を介して4個のチャネルに区分されることができる。5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、80MHz周波数領域を介して2個のチャネルに区分されることができる。または、5170MHzから5330MHz周波数領域/範囲は、160MHz周波数領域を介して1個のチャネルに区分されることができる。
【0144】
図17は、6GHzバンド内で使用/支援/定義されるチャネルの一例を図示する。
【0145】
6GHzバンドは、第3のバンド/帯域などの他の名称と呼ばれることができる。6GHzバンドは、中心周波数が5.9GHz以上であるチャネルが使用/支援/定義される周波数領域を意味することができる。
図17に示された具体的な数値は変更されることができる。
【0146】
例えば、
図17の20MHzチャネルは、5.940GHzから定義されることができる。具体的に、
図17の20MHzチャネルのうち、最-左側チャネルは、1番インデックス(または、チャネルインデックス、チャネル番号等)を有することができ、中心周波数は、5.945GHzが割り当てられ得る。すなわち、インデックスN番チャネルの中心周波数は、(5.940+0.005
*N)GHzと決定されることができる。
【0147】
これにより、
図17の20MHzチャネルのインデックス(または、チャネル番号)は、1、5、9、13、17、21、25、29、33、37、41、45、49、53、57、61、65、69、73、77、81、85、89、93、97、101、105、109、113、117、121、125、129、133、137、141、145、149、153、157、161、165、169、173、177、181、185、189、193、197、201、205、209、213、217、221、225、229、233であることができる。また、上述した(5.940+0.005
*N)GHz規則にしたがって
図17の40MHzチャネルのインデックスは、3、11、19、27、35、43、51、59、67、75、83、91、99、107、115、123、131、139、147、155、163、171、179、187、195、203、211、219、227であることができる。
【0148】
図17の一例には、20、40、80、160MHzチャネルが図示されるが、さらに240MHzチャネルや320MHzチャネルが追加され得る。
【0149】
以下、本明細書のSTAで送信/受信されるPPDUが説明される。
【0150】
図18は、本明細書に使用されるPPDUの一例を示す。
【0151】
図18のPPDUは、EHT PPDU、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプ、または第NのタイプPPDUなどの様々な名称と呼ばれることができる。例えば、本明細書においてPPDUまたはEHT PPDUは、送信PPDU、受信PPDU、第1のタイプ、または第NのタイプPPDUなどの様々な名称と呼ばれることができる。また、EHT PPUは、EHTシステム及び/又はEHTシステムを改善した新しい無線RANシステムで使用されることができる。
【0152】
図18のPPDUは、EHTシステムで使用されるPPDUタイプのうち一部または全部を示すことができる。例えば、
図18の一例は、SU(single-user)モード及びMU(multi-user)モードの両方のために使用されるか、SUモードのみのために使用されるか、MUモードのみのために使用されることができる。例えば、EHTシステム上でTB(trigger-based PPDU)は、別に定義されるか、
図18の一例に基づいて構成されることができる。
図10~
図14のうち、少なくとも1つを介して説明されるトリガーフレーム、及びトリガーフレームにより開始されるUL-MU動作(例えば、TB PPDUの送信動作)は、EHTシステムにそのまま適用されることができる。
【0153】
図18においてL-STFないしEHT-LTFは、プリアンブル(preamble)または物理プリアンブル(physical preamble)と呼ばれることができ、物理階層で生成/送信/受信/取得/デコードされることができる。
【0154】
図18のL-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのsubcarrier spacingは、312.5kHzと決められ、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのsubcarrier spacingは、78.125kHzに決められることができる。すなわち、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、U-SIG、EHT-SIGフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、312.5kHz単位で表示され、EHT-STF、EHT-LTF、Dataフィールドのtone index(または、subcarrier index)は、78.125kHz単位で表示されることができる。
【0155】
図18のPPDU上記のL-LTF及びL-STFは、従来のフィールドと同一であることができる。
【0156】
図18のL-SIGフィールドは、例えば、24ビットのビット情報を含むことができる。例えば、24ビット情報は、4ビットのRateフィールド、1ビットのReservedビット、12ビットのLengthフィールド、1ビットのParityビット、及び6ビットのTailビットを含むことができる。例えば、12ビットのLengthフィールドは、PPDUの長さまたはtime durationに関する情報を含むことができる。例えば、12ビットLengthフィールドの値は、PPDUのタイプに基づいて決定されることができる。例えば、PPDUがnon-HT、HT、VHT PPDUであるか、EHT PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができる。例えば、PPDUがHE PPDUである場合、Lengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。言い換えれば、non-HT、HT、VHT PPDUであるか、EHT PPDUのためにLengthフィールドの値は、3の倍数に決定されることができ、HE PPDUのためにLengthフィールドの値は、「3の倍数+1」または「3の倍数+2」に決定されることができる。
【0157】
例えば、送信STAは、L-SIGフィールドの24ビット情報に対して1/2の符号化率(code rate)に基づいたBCCエンコードを適用できる。その後、送信STAは、48ビットのBCC符号化ビットを取得できる。48ビットの符号化ビットに対しては、BPSK変調が適用されて48個のBPSKシンボルが生成され得る。送信STAは、48個のBPSKシンボルを、パイロットサブキャリヤ{サブキャリヤインデックス-21、-7、+7、+21}及びDCサブキャリヤ{サブキャリヤインデックス0}を除いた位置にマッピングすることができる。結果的に、48個のBPSKシンボルは、サブキャリヤインデックス-26~-22、-20~-8、-6~-1、+1~+6、+8~+20、及び+22~+26にマッピングされることができる。送信STAは、サブキャリヤインデックス{-28、-27、+27、+28}に{-1、-1、-1、1}の信号をさらにマッピングすることができる。上記の信号は、{-28、-27、+27、+28}に相応する周波数領域に対するチャネル推定のために使用されることができる。
【0158】
送信STAは、L-SIGと同様に生成されるRL-SIGを生成できる。RL-SIGに対しては、BPSK変調が適用され得る。受信STAは、RL-SIGの存在に基づいて受信PPDUがHE PPDUまたはEHT PPDUであることが分かる。
【0159】
図18のRL-SIG以後には、U-SIG(Universal SIG)が挿入され得る。U-SIGは、第1のSIGフィールド、第1のSIG、第1のタイプSIG、制御シグナル、制御シグナルフィールド、第1(タイプ)の制御シグナルなどの様々な名称と呼ばれることができる。
【0160】
U-SIGは、Nビットの情報を含むことができ、EHT PPDUのタイプを識別するための情報を含むことができる。例えば、U-SIGは、2個のシンボル(例えば、連続する2個のOFDMシンボル)に基づいて構成されることができる。U-SIGのための各シンボル(例えば、OFDMシンボル)は、4usのdurationを有することができる。U-SIGの各シンボルは、26ビット情報を送信するために使用されることができる。例えば、U-SIGの各シンボルは、52個のデータトーンと4個のパイロットトーンに基づいて送受信されることができる。
【0161】
U-SIG(または、U-SIGフィールド)を介しては、例えば、Aビット情報(例えば、52un-coded bit)が送信され得るし、U-SIGの第1のシンボルは、合計Aビット情報のうち、初めのXビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信し、U-SIGの第2のシンボルは、合計Aビット情報のうち、残りのYビット情報(例えば、26un-coded bit)を送信することができる。例えば、送信STAは、各U-SIGシンボルに含まれる26un-coded bitを取得できる。送信STAは、R=1/2のrateに基づいてconvolutional encoding(すなわち、BCCエンコード)を行って52-coded bitを生成し、52-coded bitに対するインターリビングを行うことができる。送信STAは、インターリビングされた52-coded bitに対してBPSK変調を行って、各U-SIGシンボルに割り当てられる52個のBPSKシンボルを生成できる。1つのU-SIGシンボルは、DCインデックス0を除き、サブキャリヤインデックス-28からサブキャリヤインデックス+28までの56個トーン(サブキャリヤ)に基づいて送信されることができる。送信STAが生成した52個のBPSKシンボルは、パイロットトーンである-21、-7、+7、+21トーンを除いた残りのトーン(サブキャリヤ)に基づいて送信されることができる。
【0162】
例えば、U-SIGにより送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、CRCフィールド(例えば、4ビット長さのフィールド)及びテールフィールド(例えば、6ビット長さのフィールド)を含むことができる。前記CRCフィールド及びテールフィールドは、U-SIGの第2のシンボルを介して送信されることができる。前記CRCフィールドは、U-SIGの第1のシンボルに割り当てられる26ビットと第2のシンボル内で前記CRC/テールフィールドを除いた残りの16ビットとに基づいて生成されることができ、従来のCRC calculationアルゴリズムに基づいて生成されることができる。また、前記テールフィールドは、convolutional decoderのtrellisをterminateするために使用されることができ、例えば、「000000」に設定されることができる。
【0163】
U-SIG(または、U-SIGフィールド)により送信されるAビット情報(例えば、52un-coded bit)は、version-independent bitsとversion-dependent bitsとに区分されることができる。例えば、version-independent bitsの大きさは、固定的であるか、可変的であることができる。例えば、version-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボルにのみ割り当てられるか、version-independent bitsは、U-SIGの第1のシンボル及び第2のシンボルに共に割り当てられることができる。例えば、version-independent bitsとversion-dependent bitsとは、第1の制御ビット及び第2の制御ビットなどの様々な名称と呼ばれることができる。
【0164】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、3ビットのPHY version identifierを含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierは、送受信PPDUのPHY versionに関連した情報を含むことができる。例えば、3ビットのPHY version identifierの第1の値は、送受信PPDUがEHT PPDUであることを指示できる。言い換えれば、送信STAは、EHT PPDUを送信する場合、3ビットのPHY version identifierを第1の値に設定することができる。言い換えれば、受信STAは、第1の値を有するPHY version identifierに基づいて、受信PPDUがEHT PPDUであることを判断できる。
【0165】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、1ビットのUL/DL flagフィールドを含むことができる。1ビットのUL/DL flagフィールドの第1の値は、UL通信に関連し、UL/DL flagフィールドの第2の値は、DL通信に関連する。
【0166】
例えば、U-SIGのversion-independent bitsは、TXOPの長さに関する情報、BSS color IDに関する情報を含むことができる。
【0167】
例えば、EHT PPDUが様々なタイプ(例えば、SUを支援するEHT PPDU、MUを支援するEHT PPDU、Trigger Frameに関連したEHT PPDU、Extended Range送信に関連したEHT PPDUなどの様々なタイプ)に区分される場合、EHT PPDUのタイプに関する情報は、U-SIGのversion-dependent bitsに含まれることができる。
【0168】
例えば、U-SIGは、1)帯域幅に関する情報を含む帯域幅フィールド、2)EHT-SIGに適用されるMCS技法に関する情報を含むフィールド、3)EHT-SIGにデュアルサブキャリヤモジュレーション(dual subcarrier modulation、DCM)技法が適用されるか否かに関連した情報を含む指示フィールド、4)EHT-SIGのために使用されるシンボルの個数に関する情報を含むフィールド、5)EHT-SIGが全帯域にわたって生成されるか否かに関する情報を含むフィールド、6)EHT-LTF/STFのタイプに関する情報を含むフィールド、7)EHT-LTFの長さ及びCP長さを指示するフィールドに関する情報を含むことができる。
【0169】
図18のPPDUには、プリアンブルパンクチャリング(puncturing)が適用され得る。プリアンブルパンクチャリングは、PPDUの全体帯域の中で一部帯域(例えば、Secondary 20MHz帯域)にパンクチャリングを適用することを意味する。例えば、80MHz PPDUが送信される場合、STAは、80MHz帯域のうち、secondary 20MHz帯域に対してパンクチャリングを適用し、primary 20MHz帯域とsecondary 40MHz帯域を介してのみPPDUを送信することができる。
【0170】
例えば、プリアンブルパンクチャリングのパターンは、予め設定されることができる。例えば、第1のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第2のパンクチャリングパターンが適用される場合、80MHz帯域内でsecondary 40MHz帯域に含まれた2個のsecondary 20MHz帯域のうち、いずれか1つに対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第3のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれたsecondary 20MHz帯域に対してのみパンクチャリングが適用され得る。例えば、第4のパンクチャリングパターンが適用される場合、160MHz帯域(または、80+80MHz帯域)内でprimary 80MHz帯域に含まれたprimary 40MHz帯域は、存在(present)し、primary 40MHz帯域に属しない少なくとも1つの20MHzチャネルに対してパンクチャリングが適用され得る。
【0171】
PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報は、U-SIG及び/又はEHT-SIGに含まれることができる。例えば、U-SIGの第1のフィールドは、PPDUの連続する帯域幅(contiguous bandwidth)に関する情報を含み、U-SIGの第2のフィールドは、PPDUに適用されるプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。
【0172】
例えば、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。PPDUの帯域幅が80MHzを超過する場合、U-SIGは、80MHz単位で個別的に構成されることができる。例えば、PPDUの帯域幅が160MHzである場合、当該PPDUには、1番目の80MHz帯域のための第1のU-SIG及び2番目の80MHz帯域のための第2のU-SIGが含まれ得る。この場合、第1のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第1のU-SIGの第2のフィールドは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。また、第2のU-SIGの第1のフィールドは、160MHz帯域幅に関する情報を含み、第2のU-SIGの第2のフィールドは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。一方、第1のU-SIGに連続するEHT-SIGは、2番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができ、第2のU-SIGに連続するEHT-SIGは、1番目の80MHz帯域に適用されたプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
【0173】
追加的にまたは代替的に、U-SIG及びEHT-SIGは、下記の方法に基づいてプリアンブルパンクチャリングに関する情報を含むことができる。U-SIGは、全ての帯域に関するプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。すなわち、EHT-SIGは、プリアンブルパンクチャリングに関する情報を含まず、U-SIGのみがプリアンブルパンクチャリングに関する情報(すなわち、プリアンブルパンクチャリングパターンに関する情報)を含むことができる。
【0174】
U-SIGは、20MHz単位で構成されることができる。例えば、80MHz PPDUが構成される場合、U-SIGが複製され得る。すなわち、80MHz PPDU内に同じ4個のU-SIGが含まれ得る。80MHz帯域幅を超過するPPDUは、互いに異なるU-SIGを含むことができる。
【0175】
図18のEHT-SIGは、
図8~
図9の一例に表示されたHE-SIG-Bの技術的特徴をそのまま含むことができる。EHT-SIGは、第2のSIGフィールド、第2のSIG、第2のタイプSIG、制御シグナル、制御シグナルフィールド、第2(タイプ)の制御シグナルなどの様々な名称と呼ばれることができる。
【0176】
EHT-SIGは、EHT-PPDUがSUモードを支援するか、MUモードを支援するかに関するNビット情報(例えば、1ビット情報)を含むことができる。
【0177】
EHT-SIGは、様々なMCS技法に基づいて構成されることができる。上述したように、EHT-SIGに適用されるMCS技法に関連した情報は、U-SIGに含まれることができる。EHT-SIGは、DCM技法に基づいて構成されることができる。例えば、EHT-SIGのために割り当てられたN個のデータトーン(例えば、52個のデータトーン)の中で連続する半分のトーンには、第1の変調技法が適用され、残りの連続する半分のトーンには、第2の変調技法が適用され得る。すなわち、送信STAは、特定の制御情報を第1の変調技法に基づいて第1のシンボルに変調し、連続する半分のトーンに割り当て、同じ制御情報を第2の変調技法に基づいて第2のシンボルに変調し、残りの連続する半分のトーンに割り当てることができる。上述したように、EHT-SIGにDCM技法が適用されるか否かに関連した情報(例えば、1ビットフィールド)は、U-SIGに含まれることができる。
図18のEHT-STFは、MIMO(multiple input multiple output)環境またはOFDMA環境で自動利得制御推定(automatic gain control estimation)を向上させるために使用されることができる。
図18のEHT-LTFは、MIMO環境またはOFDMA環境でチャネルを推定するために使用されることができる。
【0178】
図18のEHT-STFは、様々なタイプに設定されることができる。例えば、STFのうち、第1のタイプ(すなわち、1x STF)は、16個のサブキャリヤ間隔でnon-zero coefficientが配置される第1のタイプSTFシーケンスに基づいて生成されることができる。第1のタイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は、0.8μsの周期を有することができ、0.8μsの周期信号は、5回繰り返されて4μs長さを有する第1のタイプSTFになることができる。例えば、STFのうち、第2のタイプ(すなわち、2x STF)は、8個のサブキャリヤ間隔でnon-zero coefficientが配置される第2のタイプSTFシーケンスに基づいて生成されることができる。第2のタイプSTFシーケンスに基づいて生成されたSTF信号は、1.6μsの周期を有することができ、1.6μsの周期信号は、5回繰り返されて8μs長さを有する第2のタイプEHT-STFになることができる。以下では、EHT-STFを構成するためのシーケンス(すなわち、EHT-STFシーケンス)の一例が提示される。以下のシーケンスは、様々な方式で変形されることができる。
【0179】
EHT-STFは、以下のMシーケンスに基づいて構成されることができる。
【0180】
<数1>
M={-1、-1、-1、1、1、1、-1、1、1、1、-1、1、1、-1、1}
【0181】
20MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。以下の一例は、第1のタイプ(すなわち、1x STF)シーケンスであることができる。例えば、第1のタイプシーケンスは、TB(trigger-based) PPDUでないEHT-PPDUに含まれることができる。下記の数式において(a:b:c)は、aトーンインデックス(すなわち、サブキャリヤインデックス)からcトーンインデックスまでbトーン間隔(すなわち、サブキャリヤ間隔)で定義される区間を意味することができる。例えば、下記の数式2は、トーンインデックス-112から112インデックスまで16トーン間隔で定義されるシーケンスを表すことができる。EHT-STFに対しては、78.125kHzのサブキャリヤスペーシングが適用されるので、16トーン間隔は、78.125*16=1250kHz間隔でEHT-STF coefficient(または、element)が配置されることを意味することができる。また、*は、乗算を意味し、sqrt()は、スクエアルートを意味する。
【0182】
<数2>
EHT-STF(-112:16:112)={M}*(1+j)/sqrt(2)
【0183】
EHT-STF(0)=0
【0184】
40MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。以下の一例は、第1のタイプ(すなわち、1x STF)シーケンスであることができる。
【0185】
<数3>
EHT-STF(-240:16:240)={M、0、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0186】
80MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。以下の一例は、第1のタイプ(すなわち、1x STF)シーケンスであることができる。
【0187】
<数4>
EHT-STF(-496:16:496)={M、1、-M、0、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0188】
160MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。以下の一例は、第1のタイプ(すなわち、1x STF)シーケンスであることができる。
【0189】
<数5>
EHT-STF(-1008:16:1008)={M、1、-M、0、-M、1、-M、0、-M、-1、M、0、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0190】
80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、下位80MHzのためのシーケンスは、数式4と同一であることができる。80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、上位80MHzのためのシーケンスは、以下の数式に基づいて構成されることができる。
【0191】
<数6>
EHT-STF(-496:16:496)={-M、-1、M、0、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0192】
以下、数式7ないし数式11は、第2のタイプ(すなわち、2x STF)シーケンスの一例に関連する。
【0193】
<数7>
EHT-STF(-120:8:120)={M、0、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0194】
40MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。
【0195】
<数8>
EHT-STF(-248:8:248)={M、-1、-M、0、M、-1、M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-248)=0
EHT-STF(248)=0
【0196】
80MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。
【0197】
<数9>
EHT-STF(-504:8:504)={M、-1、M、-1、-M、-1、M、0、-M、1、M、1、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
【0198】
160MHz PPDUのためのEHT-STFは、以下の数式に基づいて構成されることができる。
【0199】
<数10>
EHT-STF(-1016:16:1016)={M、-1、M、-1、-M、-1、M、0、-M、1、M、1、-M、1、-M、0、-M、1、-M、1、M、1、-M、0、-M、1、M、1、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-8)=0、EHT-STF(8)=0、
EHT-STF(-1016)=0、EHT-STF(1016)=0
【0200】
80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、下位80MHzのためのシーケンスは、数式9と同一であることができる。80+80MHz PPDUのためのEHT-STFのうち、上位80MHzのためのシーケンスは、以下の数式に基づいて構成されることができる。
【0201】
<数11>
EHT-STF(-504:8:504)={-M、1、-M、1、M、1、-M、0、-M、1、M、1、-M、1、-M}*(1+j)/sqrt(2)
EHT-STF(-504)=0、
EHT-STF(504)=0
【0202】
EHT-LTFは、第1、第2、第3のタイプ(すなわち、1x、2x、4x LTF)を有することができる。例えば、第1/第2/第3のタイプLTFは、4/2/1個のサブキャリヤ間隔でnon-zero coefficientが配置されるLTFシーケンスに基づいて生成されることができる。第1/第2/第3のタイプLTFは、3.2/6.4/12.8μsの時間長さを有することができる。また、第1/第2/第3のタイプLTFには、様々な長さのGI(例えば、0.8/1/6/3.2μs)が適用され得る。
【0203】
STF及び/又はLTFのタイプに関する情報(LTFに適用されるGIに関する情報も含まれる)は、
図18のSIG Aフィールド及び/又はSIG Bフィールドなどに含まれることができる。
【0204】
図18のPPDU(すなわち、EHT-PPDU)は、
図5及び
図6の一例に基づいて構成されることができる。
【0205】
例えば、20MHz帯域上で送信されるEHT PPDU、すなわち、20MHz EHT PPDUは、
図5のRUに基づいて構成されることができる。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は、
図5のように決定されることができる。
【0206】
40MHz帯域上で送信されるEHT PPDU、すなわち、40MHz EHT PPDUは、
図6のRUに基づいて構成されることができる。すなわち、EHT PPDUに含まれるEHT-STF、EHT-LTF、データフィールドのRUの位置(location)は、
図6のように決定されることができる。
【0207】
図6のRU位置は、40MHzに対応するので、
図6のパターンを2回繰り返すと、80MHzのためのトーン-プラン(tone-plan)が決定され得る。すなわち、80MHz EHT PPDUは、
図7のRUでない
図6のRUが2回繰り返される新しいトーン-プランに基づいて送信されることができる。
【0208】
図6のパターンが2回繰り返される場合、DC領域には、23個のトーン(すなわち、11ガードトーン+12ガードトーン)が構成され得る。すなわち、OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDUのためのトーン-プランは、23個のDCトーンを有することができる。これとは異なり、Non-OFDMAに基づいて割り当てられる80MHz EHT PPDU(すなわち、non-OFDMA full Bandwidth 80MHz PPDU)は、996RUに基づいて構成され、5個のDCトーン、12個の左側ガードトーン、11個の右側ガードトーンを含むことができる。
【0209】
160/240/320MHzのためのトーン-プランは、
図6のパターンを複数回繰り返す形態で構成されることができる。
【0210】
図18のPPDUは、以下の方法に基づいてEHT PPDUと判断(または、識別)されることができる。
【0211】
受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをEHT PPDUと判断することができる。例えば、1)受信PPDUのL-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)受信PPDUのL-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)受信PPDUのL-SIGのLengthフィールドの値に対して「modulo 3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合、受信PPDUは、EHT PPDUと判断されることができる。受信PPDUがEHT PPDUと判断される場合、受信STAは、
図18のRL-SIG以後のシンボルに含まれるビット情報に基づいてEHT PPDUのタイプ(例えば、SU/MU/Trigger-based/Extended Rangeタイプ)をdetectすることができる。言い換えれば、受信STAは、1)BSPKであるL-LTF信号以後の1番目のシンボル、2)L-SIGフィールドに連続し、L-SIGと同じRL-SIG、3)「modulo 3」を適用した結果が「0」に設定されるLengthフィールドを含むL-SIG、及び4)上述したU-SIGの3ビットのPHY version identifier(例えば、第1の値を有するPHY version identifier)に基づいて、受信PPDUをEHT PPDUと判断することができる。
【0212】
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて受信PPDUのタイプをHE PPDUと判断することができる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされ、3)L-SIGのLength値に対して「modulo 3」を適用した結果が「1」または「2」にdetectされる場合、受信PPDUは、HE PPDUと判断されることができる。
【0213】
例えば、受信STAは、次の事項に基づいて、受信PPDUのタイプをnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断することができる。例えば、1)L-LTF信号以後の1番目のシンボルがBPSKであり、2)L-SIGが繰り返されるRL-SIGがdetectされない場合、受信PPDUは、non-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。また、受信STAがRL-SIGの繰り返しをdetectしたとしても、L-SIGのLength値に対して「modulo 3」を適用した結果が「0」にdetectされる場合には、受信PPDUがnon-HT、HT、及びVHT PPDUと判断されることができる。
【0214】
以下の一例において、(送信/受信/上向き/下向き)信号、(送信/受信/上向き/下向き)フレーム、(送信/受信/上向き/下向き)パケット、(送信/受信/上向き/下向き)データユニット、(送信/受信/上向き/下向き)データなどで表示される信号は、
図18のPPDUに基づいて送受信される信号であることができる。
図18のPPDUは、様々なタイプのフレームを送受信するために使用されることができる。例えば、
図18のPPDUは、制御フレーム(control frame)のために使用されることができる。制御フレームの一例は、RTS(request to send)、CTS(clear to send)、PS-Poll(Power Save-Poll)、BlockACKReq、BlockAck、NDP(Null Data Packet)announcement、Trigger Frameを含むことができる。例えば、
図18のPPDUは、管理フレーム(management frame)のために使用されることができる。management frameの一例は、Beacon frame、(Re-)Association Request frame、(Re-)Association response frame、Probe Request frame、Probe Response frameを含むことができる。例えば、
図18のPPDUは、データフレームのために使用されることができる。例えば、
図18のPPDUは、制御フレーム、管理フレーム、及びデータフレームのうち、少なくとも2つ以上を同時に送信するために使用されることもできる。
【0215】
図19は、本明細書の送信装置及び/又は受信装置の変形された一例を示す。
【0216】
図1の副図面(a)/(b)の各装置/STAは、
図19のように変形されることができる。
図19のトランシーバ630は、
図1のトランシーバ113、123と同一であることができる。
図19のトランシーバ630は、受信機(receiver)及び送信機(transmitter)を備えることができる。
【0217】
図19のプロセッサ610は、
図1のプロセッサ111、121と同一であることができる。または、
図19のプロセッサ610は、
図1のプロセシングチップ114、124と同一であることができる。
【0218】
図19のメモリ150は、
図1のメモリ112、122と同一であることができる。または、
図19のメモリ150は、
図1のメモリ112、122とは相違した別の外部メモリであることができる。
【0219】
図19に示すように、電力管理モジュール611は、プロセッサ610及び/又はトランシーバ630に対する電力を管理する。バッテリ612は、電力管理モジュール611に電力を供給する。ディスプレイ613は、プロセッサ610により処理された結果を出力する。キーパッド614は、プロセッサ610により使用される入力を受信する。キーパッド614は、ディスプレイ613上に表示されることができる。SIMカード615は、携帯電話及びコンピュータのような携帯電話装置で加入者を識別し、認証するのに使用されるIMSI(international mobile subscriber identity)及びそれと関連したキーを安全に格納するために使用される集積回路であることができる。
【0220】
図19に示すように、スピーカ640は、プロセッサ610により処理された音関連結果を出力できる。マイク641は、プロセッサ610により使用される音関連入力を受信することができる。
【0221】
図20は、5.9GHz DSRCの帯域プラン(band plan)を図示する。
【0222】
5.9GHz DSRCは、道端において車両及び車両と車両との間の通信環境で公共安全及び非公開作業を全て支援する短距離から中距離通信サービスである。DSRCは、通信リンクの待機時間を最小化し、相対的に小さい通信領域を分離することが重要な状況で極めて高いデータ送信速度を提供することによりセルラー通信を補完するためのものである。また、PHY及びMACプロトコルは、車両環境(WAVE)での無線アクセスのためのIEEE802.11p改正案を基盤とする。
【0223】
<IEEE802.11p>
【0224】
802.11pは、802.11aのPHYを2x down clockingして利用する。すなわち、20MHz bandwidthでない10MHz bandwidthを利用して信号を送信する。802.11aと802.11pとを比較したヌマララジ(numerology)は、次のとおりである。
【0225】
【0226】
DSRC帯域のチャネルには、制御チャネルとサービスチャネルとがあり、各々3、4、5、6、9、12、18、24、27Mbpsのデータ送信が可能である。仮りに、20MHzのオプションチャネルがあるならば、6、9、12、18、24、36、48、54Mbpsの送信が可能である。6、9、12Mbpsは、全てのサービスとチャネルとで支援されなければならず、制御チャネルの場合、プリアンブルは3Mbpsであるが、メッセージ自体は6Mbpsである。チャネル174と176、チャネル180と182は、周波数調整機関により許可された場合、各々20MHzのチャネル175と181になる。残りは、今後の使用のために残す。制御チャネルを介して全てのOBU(On Board Unit)に短文メッセージや報知データ、公共安全警報データなどを放送する。制御チャネルとサービスチャネルとを分離した理由は、効率とサービスの質を最大化し、サービス間の干渉を減らすためのものである。
【0227】
178番チャネルは、制御チャネルであって、全てのOBUは、制御チャネルを自動的に検索し、RSU(Road Side Unit)からの報知やデータ送信、警告メッセージを受信する。制御チャネルの全てのデータは、200ms以内に送信されなければならず、予め定義された周期で繰り返される。制御チャネルでは、公共安全警報が全ての私設メッセージより優先する。200msより大きい私設メッセージは、サービスチャネルを介して送信される。
【0228】
サービスチャネルを介して私設メッセージや長さが長い公共安全メッセージなどが送信される。衝突防止のために、送信前にチャネル状態を感知する技法(Carrier Sense Multiple Access:CSMA)を使用する。
【0229】
次は、OCB(Outside Context of BSS)モードでEDCAパラメータを定義する。OCBモードは、APとassociationされる手順なしにノード(node)間直接通信が可能な状態を意味する。下記は、dot11OCBActivatedがtrueである場合、STA動作に対する基本EDCAパラメータの集合を表す。
【0230】
【0231】
OCBモードの特徴は、次のとおりである。
【0232】
1.マックヘッダ(MAC header)で、To/From DS fieldsは、「0」に設定されることができる。
【0233】
2.Addressと関連フィールド
【0234】
・Individualまたはa group destination MAC addressが使用され得る。
【0235】
・BSSIDフィールドは、wildcard BSSIDと同一であることができる。(BSSID field=wildcard BSSID)
【0236】
・Data/Management frameで、Address 1は、RA、Address 2は、TA、Address 3は、wildcard BSSIDであることができる。
【0237】
3.IEEE802.11規格のauthentication過程、association過程、またはdata confidentiality servicesが使用されないことができる。
【0238】
4.TXOP limitが「0」に設定されることができる。
【0239】
5.TC(TID)のみ使用されることができる。
【0240】
6.STAは、common clockに同期化するか、このようなメカニズムを使用する必要がないことができる。
【0241】
・STAは、同期化以外の目的でTSF(timing synchronization function)タイマーを維持できる。
【0242】
7.STAは、アクションフレーム(Action frames)を送信でき、STAがTSFタイマーを維持する場合、タイミング広告フレーム(Timing Advertisement frames)を送信できる。
【0243】
8.STAは、サブタイプPS-Poll、CF-End、及びCF-End+CFAckを除いた制御フレーム(control frame)を送信できる。
【0244】
9.STAは、サブタイプデータ(subtype Data)、ナル(Null)、QoSデータ(QoS Data)、及びQoSナル(QoS Null)のデータフレームを送信できる。
【0245】
10.dot11OCBActivatedがtrueであるSTAは、BSSに参加するか、始めない。
【0246】
11p PPDUの形式
【0247】
図21は、11p PPDUの形式(format)を図示する。
【0248】
図21に示すように、802.11p規格のフレーム(以下、11p PPDU(2100))は、5.9GHzバンドで車両間通信を支援できる。11p PPDU(2100)は、同期化(または、sync)及びAGC(Automatic Gain Control)のためのSTF(2110)、チャネル推定のためのLTF(2120)、及び/又はData field(2140)に関する情報を含むSIG(または、SIGフィールド)(2130)を含むことができる。Data field(2140)は、service fieldを構成する16bitsを含むことと構成されることができる。
【0249】
11p PPDU(2100)は、10MHz帯域幅に対してIEEE802.11a規格と同じOFMDM numerologyを適用することによって構成されることができる。例えば、IEEE802.11p規格は、IEEE802.11a規格による20MHz帯域幅に対するOFDM numerologyを2x down clockingすることにより適用されることができる。したがって、11p PPDU(2100)のシンボルは、IEEE802.11a規格のフレーム(または、PPDU)のシンボルより長く設定されることができる。11p PPDU(2100)のシンボルは、8μsのシンボルデュレーション(duration)を有することができる。したがって、11p PPDU(2100)は、802.11a規格によるフレームより時間の側面で2倍長い長さを有することができる。
【0250】
NGV PPDUの形式
【0251】
以下では、複数のシステムの相互互換性(interoperability)を提供できる技術的特徴を提案する。例えば、複数のシステムは、5.9GHz帯域でV2X(Vehicle-to-Everything)のために、throughput向上、coverage extension、及び/又はhigh speedを支援するために提案されるシステム(IEEE802.11bd規格)、及び/又は既存のIEEE802.11p規格を基盤としたDSRC systemを含むことができる。
【0252】
5.9GHz帯域で円滑なV2X支援のために、DSRCのthroughput向上及びhigh speed支援を考慮したNGVに対する技術が開発されている。
図22~
図25は、IEEE802.11bd規格によるフレーム(以下、NGV PPDU)形式を図示する。
【0253】
以下において説明されるNGV PPDUは、プリアンブル(preamble)と、プリアンブルに連続するデータフィールド、データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含むことができる。また、NGV PPDUは、ミッドアンブルに連続する追加的なデータフィールドを含むことができる。NGV PPDU内でミッドアンブルのシンボル数や周期は様々に設定されることができる。例えば、NGV PPDUのプリアンブルは、L-STF、L-LTF、L-SIG、RL-SIG、NGV-SIG、RNGV-SIG、NGV-STF、及び/又はNGV-LTFを含むことができる。NGVミッドアンブルは、NGV-LTFと同じ形式(format)で構成されることができる。上述したL-SIG、RL-SIG、NGV-SIG、及び/又はRNGV-SIGは、各々L-SIGフィールド、RL-SIGフィールド、NGV-SIGフィールド、及び/又はRNGV-SIGフィールドと呼ばれることができる。
【0254】
【0255】
図22に示すように、IEEE802.11p規格に比べてスループット(throughput)向上及びcoverage extensionのために、IEEE802.11bd規格が提案され得る。すなわち、IEEE802.11bd規格のPPDU(例えば、NGV PPDU(2200))が使用される場合、IEEE802.11p規格のPPDU(例えば、
図21の11p PPDU(2100))が使用される場合よりスループット(throughput)向上及びcoverage extensionの効果がある。
【0256】
NGV PPDU(2200)は、10MHzで構成されることができる。NGV PPDU(2200)は、IEEE802.11p規格との下位互換性(bacとrd compatibility)または相互運用性(interoperability)のために、11p PPDUのプリアンブル(すなわち、L-STF、L-LTF、またはL-SIG)を含むことができる。すなわち、NGV PPDU(2200)に11p PPDUのプリアンブルが含まれることにより、IEEE802.11p規格との下位互換性(bacとrd compatibility)または相互運用性(interoperability)を保障できるという効果がある。例えば、NGV PPDU(2200)は、L-STF(2210)、L-LTF(2220)、及び/又はL-SIG(2230)を含むことができる。一例として、L-STF(2210)、L-LTF(2220)、及び/又はL-SIG(2230)は、NGV PPDU(2200)で、一番前に位置することができる。言い換えれば、L-STF(2210)、L-LTF(2220)、及び/又はL-SIG(2230)は、NGV PPDU(2200)が送信される場合、一番先に送受信されることができる。
【0257】
NGV PPDU(2200)は、NGV規格に対する制御情報を含むNGV-SIG(2240)、NGV-STF(2250)、及びNGV-LTF(2260)を構成するシンボル及びNGV-data(2270)を含むことができる。NGV-SIG(2240)、NGV-STF(2250)、NGV-LTF(2260)、及び/又はNGV-data(2270)は、L-SIG(2230)以後に位置することができる。
【0258】
【0259】
図23に示すように、NGV PPDU(2300)は、L-STF(2310)、L-LTF(2320)、L-SIG(2330)、RL-SIG(2340)、NGV-SIG(2350)、NGV-STF(2360)、NGV-LTF(2370)、及び/又はNGV Data(2380)を含むことができる。RL-SIG(2340)は、L-SIG(2330)に連続(contiguous)することができる。RL-SIG(2340)は、L-SIG(2330)と同じ情報フィールドを含むことができ、L-SIG(2330)と同じ方式で変調(例えば、BPSK)されることができる。
【0260】
図22及び
図23で図示されたこととは異なり、NGV PPDUは、様々に構成されることができる。
【0261】
1)例えば、1つの空間ストリーム(または、single stream)の送信が行われる場合、追加的なAGCが行われないことができる。この場合、
図22及び
図23のNGV PPDU(2200、2300)とは異なり、NGV-STFが省略されることができる。したがって、NGV-STFを個別的に構成しなくても良いという効果がある。したがって、OCB(Outside Context of BSS)モードでブロードキャスティング(broadcasting)する場合、NGV-STFが除かれたフレーム形式が使用され得る。
【0262】
2)
図23のNGV PPDU(2300)のように、NGV規格のrobust送信及び/又はrange extensionのために、L-SIG以後に、L-SIGが繰り返されて送信されることもできる。言い換えれば、RL-SIGがL-SIGに連続(contiguous)することができる。
【0263】
3)NGV SIGで802.11a規格よりさらに多くの可用トーンを使用するために、L-SIGにextra toneが追加され得る。また、L-SIGがRL-SIGで繰り返される場合に、extra toneがRL-SIGに同様に適用されることができる。このとき、extra toneは、様々に設定されることができる。例えば、extra toneは、4toneに設定されることができる。一例として、tone indexは、[-28 -27 27 28]に設定されることができる。
【0264】
図24は、10MHz送信のためのNGV PPDUの形式を図示する。
【0265】
図24に示すように、IEEE802.11p規格との下位互換性(bacとrd compatibility)または相互運用性(interoperability)のために、GV PPDU(2400)は、IEEE802.11p規格によるフレーム(以下、11p PPDU)のフィールド(すなわち、L-STF、L-LTF、及び/又はL-SIG)を含むことができる。例えば、NGV PPDU(2400)は、L-STF(2410)、L-LTF(2420)、またはL-SIG(2430)を含むことができる。追加的に、NGV PPDUは、RL-SIG(2440)、NGV-SIG(2450)、RNGV-SIG(2460)、NGV-STF(2470)、NGV-LTF(2480)、及び/又はNGV Data(2490)を含むことができる。
【0266】
RL-SIG(2440)がL-SIG(2430)に連続(contiguous)することができる。RL-SIG(2440)は、L-SIG(2430)が繰り返されたフィールドであることができる。言い換えれば、RL-SIG(2440)は、L-SIG(2430)と同じ情報フィールドを含むことができ、L-SIG(2430)と同じ方式で変調(例えば、BPSK)されることができる。
【0267】
NGV-SIG(2450)は、送信情報(transmission information)と関連することができる。例えば、NGV-SIG(2450)は、送信情報を含むことができる。例えば、NGV-SIG(2450)は、24bitsに設定されることができる。例えば、NGV-SIG(2450)は、PHY(Physical layer)Versionに関する情報、帯域幅に関する情報、MCSに関する情報、空間ストリーム個数に関する情報、ミッドアンブル周期(Midamble periodicity)に関する情報、LTF形式に関する情報、LDPC Extra OFDM Symbolに関する情報、CRCに関する情報、及び/又はtail bitに関する情報を含むことができる。NGV-SIG(2450)には、1/2の符号化率(coding rate)に基づいたBCCエンコードが適用され得る。
【0268】
RNGV-SIG(2460)は、NGV-SIG(2450)に連続(contiguous)することができる。RNGV-SIG(2460)は、NGV-SIG(2450)が繰り返されたフィールドであることができる。言い換えれば、RNGV-SIG(2460)は、NGV-SIG(2450)と同じ情報フィールドを含むことができ、NGV-SIG(2450)と同じ方式で変調(例えば、BPSK)されることができる。
【0269】
NGV-STF(2470)は、IEEE802.11ac規格による20MHz VHT-STFを2xダウンクロッキング(down clocking)することにより構成されることができる。NGV-LTF(2480)は、IEEE802.11ac規格による20MHz VHT-LTFを2xダウンクロッキング(down clocking)することにより構成されることができる。
【0270】
NGV-LTF(2480)は、少なくとも1つのLTF形式で設定されることができる。例えば、NGV-LTF(2480)は、NGV-LTF-1x形式、NGV-LTF-2x形式、またはrepeated NGV-LTF-2x形式のうち1つに設定されることができる。NGV-LTF(2480)に使用されるLTF形式に関する情報がNGV-SIG(2450)に含まれることができる。
【0271】
一例として、NGV-LTF-2x形式がデフォルト(default)形式で設定されることができる。他の例として、NGV-LTF-1x形式が1つの空間ストリーム(spatial stream)の高効率送信のために使用されることができる。さらに他の例として、repeated NGV-LTF-2x形式が拡張された範囲の送信(extended range transmissions)のために使用されることができる。repeated NGV-LTF-2x形式は、1.6μsの予め追加された(pre-append)1つのCP(cyclic prefix)及びGI(guad interval)が除かれたNGV-LTF-2x形式のシンボルが繰り返されることにより構成されることができる。repeated NGV-LTF-2x形式は、NGV Data(2490)にDCM(dual carrier modulation)及びBPSK変調(modulation)が適用された場合に使用されることができる。例えば、NGV Data(2490)にDCM(dual carrier modulation)及びBPSK変調(modulation)が適用された場合、NGV-SIG(2450)に含まれたLTF形式に関する情報と関係なく、repeated NGV-LTF-2x形式がNGV-LTF(2480)に使用/適用されることができる。
【0272】
例えば、10MHz送信で、NGV-LTF-1x形式のシーケンス(sequence)が数式12のように設定されることができる。
【0273】
【0274】
例えば、10MHz送信で、NGV-LTF-2x形式のシーケンス(sequence)が数式13のように設定されることができる。
【0275】
【0276】
数式13で、LTF_left及びLTF_rightが数式14のように設定されることができる。
【0277】
【0278】
NGV Data(2490)は、サービスフィールド、PHY pad bits、及び/又はPSDUを含むことができる。
【0279】
図示してはいないが、NGV PPDU(2400)は、NGV Data(2490)に連続するミッドアンブルを含むことができる。また、NGV PPDU(2400)は、ミッドアンブルに連続する追加的なデータフィールドを含むことができる。
【0280】
ミッドアンブルは、追加的なチャネル推定(channel estimation)を行うために使用されることができる。すなわち、ミッドアンブルは、ドップラー移動(Doppler shift)の影響を減らすことができるという効果がある。
【0281】
ミッドアンブルは、指定された周期でNGV PPDU(2400)に挿入/構成されることもできる。前記指定された周期に関する情報は、NGV-SIG(2450)に含まれることができる。例えば、NGV-SIG(2450)は、ミッドアンブル周期(midamble periodicity)に関する情報を含むことができる。ミッドアンブル周期(midamble periodicity)は、4、8、または16のうち1つに設定されることができる。一例として、ミッドアンブル周期(midamble periodicity)が4に設定された場合、NGV PPDU(2400)は、4個のデータシンボル毎にミッドアンブルを含むことができる。
【0282】
ミッドアンブルは、NGV-LTF(2480)と同じ形式(または、フォーマット)で設定されることができる。例えば、ミッドアンブルは、NGV-LTF-1x形式、NGV-LTF-2x形式、またはrepeated NGV-LTF-2x形式のうち1つに設定されることができる。ミッドアンブルに使用されるLTF形式に関する情報がNGV-SIG(2450)に含まれることができる。
【0283】
図25は、20MHz送信のためのNGV PPDUの形式を図示する。
【0284】
図25に示すように、NGV PPDU(2500)は、20MHzで構成されることができる。NGV PPDU(2500)は、L-STF(2510)、L-LTF(2520)、L-SIG(2530)、RL-SIG(2540)、NGV-SIG(2550)、RNGV-SIG(2560)、NGV-STF(2570)、NGV-LTF(2580)、及び/又はNGV Data(2590)を含むことができる。
【0285】
L-STF(2510)、L-LTF(2520)、またはL-SIG(2530)が10MHz単位で複製(duplicate)されて構成されることができる。L-STF(2510)、L-LTF(2520)、またはL-SIG(2530)は、
図24のL-STF(2410)、L-LTF(2420)、またはL-SIG(2430)と関連することができる。
【0286】
一実施形態によれば、RL-SIG(2540)、NGV-SIG(2550)、またはRNGV-SIG(2560)も10MHz単位で複製(duplicate)されて構成されることができる。RL-SIG(2540)、NGV-SIG(2550)、またはRNGV-SIG(2560)は、
図24のRL-SIG(2440)、NGV-SIG(2450)、またはRNGV-SIG(2460)と関連することができる。
【0287】
NGV-STF(2570)は、IEEE802.11ac規格による40MHz VHT-STFを2xダウンクロッキング(down clocking)することにより構成されることができる。NGV-LTF(2580)は、IEEE802.11ac規格による40MHz VHT-LTFを2xダウンクロッキング(down clocking)することにより構成されることができる。
【0288】
NGV-LTF(2580)は、少なくとも1つの形式で設定されることができる。例えば、NGV-LTF(2480)は、NGV-LTF-1x形式、NGV-LTF-2x形式、またはrepeated NGV-LTF-2x形式のうち1つに設定されることができる。
【0289】
例えば、20MHz送信で、NGV-LTF-1x形式のシーケンス(sequence)が数式15のように設定されることができる。
【0290】
【0291】
例えば、20MHz送信で、NGV-LTF-2x形式のシーケンス(sequence)が数式16のように設定されることができる。
【0292】
【0293】
数式16で、LTF_left及びLTF_rightは、数式14を参照できる。
【0294】
NGV Data(2590)は、サービスフィールド、PHY pad bits、及び/又はPSDUを含むことができる。NGV Data(2590)は、
図24のNGV Data(2490)と関連することができる。
【0295】
図示してはいないが、
図24のNGV PPDU(2400)と同様に、NGV PPDU(2500)は、NGV Data(2590)に連続するミッドアンブル(midamble)を含むことができる。また、NGV PPDU(2500)は、ミッドアンブルに連続する追加的なデータフィールドを含むことができる。
【0296】
以下、本明細書の一例は、NGV PPDU(または、11bd PPDU)に関連する。NGV PPDUは、様々な無線通信システムで使用されることができ、例えば、IEEE802.11bd無線LANシステムで使用されることができる。
【0297】
NGV PPDUは、様々な名称と呼ばれることができる。例えば、NGV PPDUは、NGVフレーム、11bdフレーム、11bd PPDUなどと呼ばれることができる。他の例を挙げて、NGV PPDUは、第1のタイプPPDU、送信PPDU、受信PPDU、無線LAN PPDUなどの様々な名称と呼ばれることができる。以下において、説明の都合上、IEEE802.11bd規格のフレームがNGV PPDUと呼ばれることができる。また、IEEE802.11p規格によるPPDUは、11p PPDUと呼ばれることができる。
【0298】
同様に、IEEE802.11bd規格を支援するSTAは、様々な名称と呼ばれることができる。例えば、IEEE802.11bd規格を支援するSTAは、11bd STA、NGV STA、送信STA、または受信STAと呼ばれることができる。以下において、説明の都合上、IEEE802.11bd規格を支援するSTAが受信STAまたは送信STAと呼ばれることができる。また、IEEE802.11p規格を支援するSTAは、11p STAと呼ばれることができる。また、5.9GHz帯域は、NGV帯域、受信帯域、送信帯域などと様々に表現されることができる。
【0299】
NGV PPDUのミッドアンブルの構成
【0300】
送信STAは、NGV PPDU(例えば、NGV PPDU(2400、2500))を送信する場合、高い速度によるドップラー移動(Doppler shift)の影響を減少させるために、GV-dataフィールド間にミッドアンブルを周期的に送信することができる。ミッドアンブルがNGV PPDUに含まれる構成が
図26を介して説明されることができる。
【0301】
図26は、NGV PPDUでミッドアンブルの構成を図示する。
【0302】
図26に示すように、NGV PPDUは、少なくとも1つのミッドアンブルを含むことができる。
【0303】
一実施形態によれば、NGV PPDU(2600)は、NGV-data(2610)に連続する第1のミッドアンブル2620を含むことができる。NGV PPDU(2600)は、第1のミッドアンブル2620に連続するNGV-data(2630)を含むことができる。NGV PPDU(2600)は、NGV-data(2630)に連続する第2のミッドアンブル2640を含むことができる。
【0304】
一実施形態によれば、ミッドアンブル2620、2640は、指定された周期(すなわち、ミッドアンブルの送信周期)でNGV-data partの中間に挿入/構成されることができる。例えば、NGV PPDU(2600)は、NGV-LTF(2601)以後、M個のシンボル周期でミッドアンブル2620、2640を含むことができる。すなわち、NGV-data(2610)及びNGV-data(2630)は、M個のシンボルで構成されることができる。
【0305】
ミッドアンブルの構造
【0306】
一実施形態によれば、ミッドアンブルは、NGV-LTF(例えば、1x-LTF)で構成されることができる。一実施形態によれば、ミッドアンブルは、compressed LTF(または、compressed LTF sequence)で構成されることができる。一例として、ミッドアンブルは、2x-compressed LTF(または、2x-LTF sequence)または4x-compressed LTF(または、4x-LTF sequence)で構成されることができる。すなわち、ミッドアンブル及びNGV-LTFは、1x/2x/4x LTFのうち1つで構成されることができる。言い換えれば、ミッドアンブル及びNGV-LTFのフォーマットが1x/2x/4x LTFのうち1つに設定されることができる。
【0307】
一実施形態によれば、LTF信号は、LTF sequenceに基づいて生成されることができ、LTF信号は、ミッドアンブルを構成できる。LTF信号は、様々に呼ばれることができる。例えば、LTF信号は、LTFまたはLTFシンボルと呼ばれることができる。以下では、説明の都合上、LTF信号(例えば、NGV-LTF信号)は、LTF(例えば、NGV-LTF)と説明されることができる。一例として、1x-LTF信号は、1x-LTFと説明されることができる。
【0308】
例えば、ミッドアンブル及びNGV-LTFが同じLTF(または、LTF sequence)で構成された後、送信されることができる。一例として、ミッドアンブルが1x-LTF(または、1x-LTF sequence)で構成され、NGV-LTFがミッドアンブルと同じ1x-LTF(または、1x-LTF sequence)で構成されることができる。
【0309】
他の例を挙げて、ミッドアンブルは、NGV-LTFと互いに異なるsequenceで構成された後、送信されることができる。一例として、NGV-LTFは、1x-LTF(または、1x-LTF sequence)で構成され、ミッドアンブルは、2x-LTF(または、2x-LTF sequence)で構成されることができる。
【0310】
上述した例は、1つの例であり、これに限定されない。NGV-LTF及びミッドアンブルは、1x/2x/4x LTFの組み合わせを介して様々に構成されることができる。
【0311】
上述した1x/2x/4x LTFは、下記のように構成されることができる。
【0312】
1)1x-LTF(normal LTF):1x-LTFは、LTF sequenceが全ての可用トーンに載せられるように構成されることができる。例えば、1x-LTFは、第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットと呼ばれることができる。例えば、1x-LTFを構成するLTF sequenceは、全ての可用トーンでnon-zeroに設定されることができる。例えば、可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。DCトーン及びガードトーンは、帯域幅に基づいて設定されることができる。
【0313】
一例として、10MHz帯域幅で、DCトーンは、1トーン(1tone)に設定されることができる。左側ガードトーンは、4トーン(4tones)に設定されることができる。右側ガードトーンは、3トーン(3tones)に設定されることができる。したがって、10MHzで可用トーンは、56トーン(56tones)に設定されることができる。すなわち、10MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、56トーンでnon-zeroに設定されることができる。また、10MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、1トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。10MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、数式13のNGV-LTF-2x sequenceと関連することができる。
【0314】
他の例として、20MHz帯域幅で、DCトーンは、3トーンに設定されることができる。左側ガードトーンは、6トーンに設定されることができる。右側ガードトーンは、5トーンに設定されることができる。したがって、20MHzで可用トーンは、114トーンに設定されることができる。すなわち、20MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、114トーンでnon-zeroに設定されることができる。また、20MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、3トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。20MHzの1x-LTFを構成するLTF sequenceは、数式16のNGV-LTF-2x sequenceと関連することができる。
【0315】
一実施形態によれば、1x-LTFは、様々に呼ばれることができる。例えば、1x-LTFは、1x-compressed LTFと呼ばれることができる。他の例を挙げて、1x-LTFは、1x-LTFシンボルと呼ばれることができる。
【0316】
2)2x-compressed LTF:2x-compressed LTFは、LTF sequenceが可用トーン内で2トーン(tone)間隔で載せられるように構成されることができる。1つのシンボル内で繰り返された2個の信号のうち1つの信号のみが用いられて2x-compressed LTFが構成され得る。繰り返された2個の信号のうち1つの信号のみが用いられるので、2x-compressed LTFの長さは、1x-compressed LTFの長さの1/2に設定されることができる。例えば、2x-compressed LTFは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマットと呼ばれることができる。例えば、2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、可用トーン内で2トーン間隔でnon-zeroに設定されることができる。例えば、可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。DCトーン及びガードトーンは、帯域幅に基づいて設定されることができる。
【0317】
一例として、10MHz帯域幅で、DCトーンは、1トーン(1tone)に設定されることができる。また、可用トーンは、56トーン(56tones)に設定されることができる。すなわち、10MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、1トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。また、10MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、56トーンの可用トーンで、2トーン間隔で「non-zero」に設定されることができる。10MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、数式12のNGV-LTF-1x sequenceと関連することができる。
【0318】
他の例として、20MHz帯域幅で、DCトーンは、3トーンに設定されることができる。また、可用トーンは、114トーンに設定されることができる。すなわち、20MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、3トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。また、20MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、114トーンの可用トーンで、2トーン間隔で「non-zero」に設定されることができる。20MHzの2x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、数式15のNGV-LTF-1x sequenceと関連することができる。
【0319】
一実施形態によれば、2x-compressed LTFは、様々に呼ばれることができる。例えば、2x-compressed LTFは、2x-LTFと呼ばれることができる。他の例を挙げて、2x-compressed LTFは、2x-compressed LTFシンボルと呼ばれることができる。
【0320】
3)4x-compressed LTF:4x-compressed LTFは、LTF sequenceが可用トーン内で4トーン間隔で載せられるように構成されることができる。1つのシンボル内で繰り返された4個の信号のうち1つの信号のみが用いられて4x-compressed LTFが構成され得る。4x-compressed LTFの長さは、1x-LTFの長さの1/4に設定されることができる。例えば、4x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、可用トーン内で4トーン間隔でnon-zeroに設定されることができる。例えば、可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。DCトーン及びガードトーンは、帯域幅に基づいて設定されることができる。
【0321】
一例として、10MHz帯域幅で、DCトーンは、1トーン(1tone)に設定されることができる。また、可用トーンは、56トーン(56tones)に設定されることができる。すなわち、10MHzの4x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、1トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。また、10MHzの4x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、56トーンの可用トーンで、4トーン間隔で「non-zero」に設定されることができる。
【0322】
他の例として、20MHz帯域幅で、DCトーンは、3トーンに設定されることができる。また、可用トーンは、114トーンに設定されることができる。すなわち、20MHzの4x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、3トーンのDCトーンで「0」(zero)に設定されることができる。また、20MHzの4x-compressed LTFを構成するLTF sequenceは、114トーンの可用トーンで、4トーン間隔で「non-zero」に設定されることができる。
【0323】
一実施形態によれば、4x-compressed LTFは、様々に呼ばれることができる。例えば、4x-compressed LTFは、4x-LTFと呼ばれることができる。他の例を挙げて、4x-compressed LTFは、4x-compressed LTFシンボルと呼ばれることができる。
【0324】
4)repeated 2x-compressed LTF:repeated 2x-compressed LTFは、2x-compressed LTFに基づいて構成されることができる。2x-compressed LTFが1つのシンボル内で繰り返された2個の信号のうち1つの信号のみが用いられて構成されることに対し、repeated 2x-compressed LTFは、1つのシンボル内で繰り返された2個の信号が共に用いられて構成されることができる。したがって、repeated 2x-compressed LTFは、既存のシンボル(例えば、1x-LTF)と同じ長さに設定されることができる。repeated 2x-compressed LTF使用の際、1つのシンボル内で繰り返された2個のLTF sequenceを用いてチャネル推定が行われるので、チャネル推定に対する性能を向上させることができるという効果がある。
【0325】
一実施形態によれば、repeated 2x-compressed LTFは、様々に呼ばれることができる。例えば、repeated 2x-compressed LTFは、repeated 2x-LTFと呼ばれることができる。他の例を挙げて、repeated 2x-compressed LTFは、repeated 2x-compressed LTFシンボルと呼ばれることができる。
【0326】
一実施形態によれば、NGV PPDUは、ドップラー移動の影響が大きいhigh speed環境で送信されることができる。したがって、NGV PPDUを送信する送信STAは、受信環境(または、送信環境)に基づいてミッドアンブルを構成できる。言い換えれば、送信STAは、受信環境に基づいてミッドアンブルのフォーマットまたは周期を設定できる。受信環境に基づいてミッドアンブルが送信される場合、送信効率(または、受信性能)を高めることができるという効果がある。
【0327】
例えば、送信STAは、受信SINR(Signal to Interference plus Noise Ratio)が高いチャネル状況では、ミッドアンブルの周期(または、送信周期)を長く設定することにより、midambleのoverheadを減らすことができる。逆に、送信STAは、受信状況が良くない状況では、正確なチャネル推定のために、ミッドアンブルの周期(または、送信周期)を短く設定することにより信号を送信することができる。
【0328】
他の例を挙げて、low MCSが使用される場合、データがrobustに変調(modulation)されて送信される。したがって、送信STAは、ミッドアンブルの周期を長く設定して信号を送信することができる。逆に、送信STAは、High MCSが使用される場合、正確なチャネル推定のために、ミッドアンブルの周期を短く設定して信号を送信することができる。
【0329】
他の例を挙げて、ドップラーの影響が大きいチャネル環境では、正確なチャネル推定のために、送信STAは、repeated 2x-LTFで構成されたミッドアンブルを使用して受信性能を向上させることができる。
【0330】
以下では、ミッドアンブルの形式及び/又はミッドアンブルの周期に関する情報を送信するための実施形態が説明され得る。
【0331】
第1実施形態
【0332】
送信STAは、チャネル状況及び送信MCSに基づいて、様々なミッドアンブル周期を使用することができる。したがって、送信STAは、ミッドアンブル周期に関する情報をNGV-SIGを介して送信することができる。また、送信STAは、ミッドアンブルのモードに関する情報をNGV-SIGを介して送信することができる。ミッドアンブルのモードに関する情報は、ミッドアンブルの形式(format)に関する情報を意味することができる。
【0333】
一実施形態によれば、ミッドアンブルのモードに関する情報は、1ビット情報または2ビット情報で設定されることができる。
【0334】
例えば、ミッドアンブルのモードに関する情報が1ビット情報で設定されることができる。
【0335】
一例として、前記1ビット情報は、1x-LTF及び2x-LTFを表すことができる。前記1ビット情報が第1の値(例えば、「0」)に設定された場合、前記1ビット情報は、2x-LTFを表すことができる。前記1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定された場合、前記1ビット情報は、1x-LTFを表すことができる。これとは逆に、前記1ビット情報が第1の値(例えば、「0」)に設定された場合、前記1ビット情報は、1x-LTFを表すことができる。前記1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定された場合、前記1ビット情報は、2x-LTFを表すことができる。
【0336】
他の例として、ミッドアンブルのモードに関する情報は、1x-LTF及び4x-LTFを表すことができる。
【0337】
例えば、ミッドアンブルのモードに関する情報が2ビット情報で設定されることができる。前記2ビット情報が表すミッドアンブルのモード(または、フォーマット)は、表7のように設定されることができる。言い換えれば、送信STAは、2ビット情報に基づいてミッドアンブルのモードに関する情報を送信できる。
【0338】
【0339】
表7を参照すれば、例えば、前記2ビット情報が第1の値(例えば、「00」)に設定された場合、前記2ビット情報は、1x-LTFを表すことができる。言い換えれば、前記2ビット情報が第1の値に設定された場合、ミッドアンブルが1x-LTFシーケンスで構成されることができる。例えば、前記2ビット情報が第2の値(例えば、「01」)に設定された場合、前記2ビット情報は、2x-LTFを表すことができる。言い換えれば、前記2ビット情報が第2の値に設定された場合、ミッドアンブルが2x-LTFシーケンスで構成されることができる。例えば、前記2ビット情報が第3の値(例えば、「10」)に設定された場合、前記2ビット情報は、4x-LTFを表すことができる。言い換えれば、前記2ビット情報が第3の値に設定された場合、ミッドアンブルが4x-LTFシーケンスで構成されることができる。例えば、前記2ビット情報が第4の値(例えば、「11」)に設定された場合、前記2ビット情報は、reservedに設定されることができる。
【0340】
表7に図示された2ビット情報が表す情報は、例示的なものであり、表7と異なるように設定されることができる。
【0341】
一実施形態によれば、ミッドアンブルのモードは、compressedとnon-compressedとに区分されることができる。例えば、compressedは、2x-LTFまたは4x-LTFを含むことができる。non-compressedは、1x-LTFを含むことができる。
【0342】
他の例を挙げて、compressedは、2x-LTF及び4x-LTFのうち1つで固定されて使用されることができる。この場合、ミッドアンブルのモードに関する情報は、1ビット情報で設定されることができる。一例として、ミッドアンブルモードに関する情報が第1の値(例えば、「0」)に設定される場合、ミッドアンブルのモードがnon-compressedに設定されることができる。一例として、ミッドアンブルモードに関する情報が第2の値(例えば、「1」)に設定される場合、ミッドアンブルのモードがcompressed(または、repeated 2x compressed)に設定されることができる。
【0343】
上述した例において、compressedミッドアンブルは、1つのシンボル内に形成された繰り返し時間シーケンス(time sequence)を1つのみ用いて構成されることができる。compressedミッドアンブルは、1つのシンボル内に形成された繰り返し時間シーケンス(time sequence)を2個全て用いて構成されることができる。
【0344】
本明細書の実施形態において、compressedは、1つのsequenceのみを用いて構成されることができ、2回全て用いて構成されることもできる。したがって、ミッドアンブルがrepeated 2x compressedで構成された場合、上述したミッドアンブルのモードに関する情報は、繰り返し信号を全て用いてミッドアンブルが構成されることを意味することができる。
【0345】
ミッドアンブルの周期に関する情報は、様々に設定されることができる。以下では、ミッドアンブルの周期に関する情報が設定される様々な実施形態が説明され得る。
【0346】
一実施形態によれば、ミッドアンブルの周期として2個の値が設定され得る。このとき、2個のミッドアンブルの周期は、様々に設定されることができる。例えば、ミッドアンブルの周期は、4及び8シンボル(symbols)に設定されることができる。他の例を挙げて、ミッドアンブルの周期は、5及び10シンボルに設定されることができる。
【0347】
上述した例の値は、single stream送信の場合に対するミッドアンブルの周期(Midamble Periodicity、MP)であることができる。2streamである場合、上述した例の値とは異なる値の周期が使用され得る。例えば、ミッドアンブルの周期は、3及び5シンボルに設定されることができる。他の例を挙げて、ミッドアンブルの周期は、3及び6シンボルに設定されることができる。他の例を挙げて、ミッドアンブルの周期は、4及び5シンボルに設定されることができる。他の例を挙げて、ミッドアンブルの周期は、4及び6シンボルに設定されることができる。
【0348】
一実施形態によれば、上述したように、ミッドアンブルの周期は、2個の値が使用され、stream個数によってミッドアンブルの周期が異なる値が使用され得る。すなわち、Nss(number of spatial streams)に関する情報(または、フィールド)に基づいて、ミッドアンブルの周期に関する情報(または、フィールド)が異なる値を表すことができる。これに対するシグナリングは、表8のように設定されることができる。
【0349】
【0350】
表8を参照すれば、NSSに関するフィールド(以下、NSSフィールド)は、1ビット情報で設定されることができる。NSSフィールドに基づいて、spatial streamの個数が設定され得る。例えば、NSSフィールド値が第1の値(例えば、「0」)に設定される場合、spatial streamの個数が1個に設定されることができる。NSSフィールド値が第2の値(例えば、「1」)に設定される場合、spatial streamの個数が2個に設定されることができる。
【0351】
ミッドアンブルの周期(Midamble periodicity)に関するフィールド(以下、ミッドアンブル周期フィールド)も1ビット情報で設定されることができる。ミッドアンブル周期フィールドは、NSSフィールドに基づいて互いに異なるように設定されることができる。
【0352】
例えば、NSSフィールドの値が第1の値(例えば、「0」)に設定される場合と、NSSフィールドの値が第2の値(例えば、「1」)に設定される場合、ミッドアンブル周期フィールドが表す情報が互いに異なるように設定されることができる。
【0353】
一例として、NSSフィールドの値が第1の値に設定され、ミッドアンブルの周期フィールドが「0」に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、4または5シンボルに設定されることができる。また、NSSフィールドの値が第2の値に設定され、ミッドアンブルの周期フィールドが「1」に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、8または10シンボルに設定されることができる。
【0354】
一例として、NSSフィールドの値が第1の値に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、4シンボルまたは8シンボルに設定されることができる。他の例として、NSSフィールドの値が第1の値に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、5シンボルまたは10シンボルに設定されることができる。
【0355】
一例として、NSSフィールドの値が第2の値に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、3シンボルまたは4シンボルに設定されることができる。他の例として、NSSフィールドの値が第2の値に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、3シンボルまたは6シンボルに設定されることができる。他の例として、NSSフィールドの値が第2の値に設定される場合、ミッドアンブルの周期は、4シンボルまたは6シンボルに設定されることができる。
【0356】
一実施形態によれば、ミッドアンブルの周期情報は、2ビット情報で設定/構成されることができる。この場合、2stream(または、2spatial stream)に関する情報がNGV-SIGにさらに含まれることができる。前記2ビット情報に基づいたミッドアンブルの周期は、表9のように設定されることができる。
【0357】
【0358】
表9を参照すれば、ミッドアンブルの周期情報は2ビット情報で設定/構成されることができる。
【0359】
例えば、前記2ビット情報に基づいて、ミッドアンブルの周期が3、4、5、8シンボルに設定されることができる。他の例を挙げて、前記2ビット情報に基づいて、ミッドアンブルの周期が3、4、6、及び8シンボルのうち1つに設定されることができる。他の例を挙げて、前記2ビット情報に基づいて、ミッドアンブルの周期が3、4、6、及び8シンボルのうち1つに設定されることができる。さらに他の例を挙げて、前記2ビット情報に基づいて、ミッドアンブルの周期が4、8、及び16シンボルのうち1つに設定されることができる。
【0360】
例えば、前記第2のビット情報が第1の値(例えば、「00」)に設定された場合、ミッドアンブルの周期が3及び4シンボルのうち1つに設定されることができる。他の例を挙げて、前記第2のビット情報が第2の値(例えば、「01」)に設定された場合、ミッドアンブルの周期が4、5、及び8シンボルのうち1つに設定されることができる。他の例を挙げて、前記第2のビット情報が第3の値(例えば、「10」)に設定された場合、ミッドアンブルの周期が5、6、及び16シンボルのうち1つに設定されることができる。他の例を挙げて、前記第2のビット情報が第4の値(例えば、「11」)に設定された場合、ミッドアンブルの周期が8及び10シンボルのうち1つまたはreservedに設定されることができる。
【0361】
一実施形態によれば、NGV-LTF(または、NGV-LTFフィールド)もミッドアンブルのように、様々なモードを介して送信されることができる。したがって、NGV-LTFのモードに関する情報もNGV-SIGを介して送信されることができる。NGV-LTFのモードに関する情報は、様々に設定されることができる。例えば、NGV-LTFのモードに関する情報は、1ビット情報で設定されることができる。一例として、前記1ビット情報が第1の値(例えば、「0」)に設定された場合、NGV-LTFがnormal LTF(例えば、1x-LTF)に設定されることができる。一例として、前記1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定された場合、NGV-LTFが2x-LTFまたはrepeated 2x-LTFに設定されることができる。
【0362】
一実施形態によれば、NGV-LTFとミッドアンブルは、常に同一に構成されることができる。この場合、NGV-LTFに対する指示(indication)だけでNGV-LTF及びミッドアンブルに関する情報が指示され得る。したがって、NGV-LTF及びミッドアンブルが同じモードで構成される場合、受信STAは、NGV-LTFに対する構成(または、モード)に関する情報及びミッドアンブルの周期に関する情報をNGV-SIGを介して受信することにより、ミッドアンブルに対する構成及び周期に関する情報を確認(identify)/把握できる。NGV-SIGに含まれる情報は、様々に設定されることができる。
【0363】
例えば、NGV-LTFフィールドに関する情報(または、NGV-LTFフィールドの構成に関する情報)は、1ビット情報で設定されることができる。NGV-LTFフィールドに関する情報は、LTF形式に関する情報を含むことができる。一例として、前記1ビット情報が第1の値(例えば、「0」)に設定される場合、normal LTF(例えば、1x LTF)に設定されることができる。言い換えれば、前記1ビット情報が第1の値に設定される場合、NGV-LTFフィールド及びミッドアンブルは、第2の間隔のLTFシーケンスで構成されることができる。言い換えれば、1ビット情報が第1の値(例えば、「0」)に設定されることができる。NGV-LTFフィールド及びミッドアンブルは、前記1ビット情報に基づいて、第2の間隔のLTFシーケンスと関連した第2のフォーマットに設定されることができる。
【0364】
前記1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定された場合、NGV-LTFが2x-LTFまたはrepeated 2x-LTFに設定されることができる。言い換えれば、前記1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定される場合、NGV-LTFフィールド及びミッドアンブルは、第1の間隔のLTFシーケンスで構成されることができる。言い換えれば、1ビット情報が第2の値(例えば、「1」)に設定されることができる。NGV-LTFフィールド及びミッドアンブルは、前記1ビット情報に基づいて、第1の間隔のLTFシーケンスと関連した第1のフォーマットに設定されることができる。第1の間隔は、第2の間隔の2倍に設定されることができる。
【0365】
また、例えば、ミッドアンブルの周期に関する情報が1ビット情報で設定されることができる。
【0366】
第2実施形態
【0367】
様々な実施形態によれば、チャネル状況及びドップラーの影響に基づいて、様々なミッドアンブルの周期及び構成/フォーマット/モードが使用され得る。したがって、様々なミッドアンブルの周期及び構成/フォーマット/モードに対する指示(indication)は、様々な方式でNGV-SIGを介して送信されることができる。言い換えれば、様々なミッドアンブルの周期及び構成/フォーマット/モードに関する情報が様々な方式でNGV-SIGを介して送信されることができる。
【0368】
一実施形態によれば、ミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成(または、フォーマット/モード)に関する情報は、NGV-SIGに含まれたinformationフィールドを介して指示(indicaiton)されることができる。言い換えれば、ミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成に関する情報は、NGV-SIGに含まれたinformationフィールドに含まれることができる。
【0369】
ミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成に関する情報は、1つの組み合わせを介して同時に指示されることができる。以下では、ミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成に関する情報が指示される例が説明され得る。
【0370】
EHT STAは、BSM(Basic Safety message)を常に支援しなければならない。この場合、前記メッセージの大きさは、最小300bytesで構成されることができる。また、EHT STAは、スループット(throughput)向上のために、256QAMまで支援することができる。したがって、EHT STAは、10MHzを介してEHT PPDUを送信する場合、最大8または9シンボルを用いてEHT PPDUを送信できる。EHT PPDUは、ミッドアンブルを含んで送信されるので、最大ミッドアンブルの周期は、8より小さい値に設定されることができる。
【0371】
一実施形態によれば、ミッドアンブルに関する情報は、2ビットないし4ビット(または、ビット情報)のうち1つに設定/構成されることができる。以下では、ミッドアンブルに関する情報が2、3、及び4ビット(または、ビット情報)に設定/構成される場合、ミッドアンブルに関する情報に基づいたミッドアンブルの周期及び構成の例が説明され得る。
【0372】
ミッドアンブルに関する情報が2ビットで構成される例
【0373】
A.ミッドアンブルに関する情報が2ビットで構成される場合、2個のミッドアンブルの周期及び2または3個の構成情報の組み合わせでinformation bits(すなわち、2ビット情報)が設定され得る。
【0374】
A-i)Case1
【0375】
ミッドアンブルの周期(Midamble Periodicity、MP)で4シンボル(以下、MP4)または8シンボル(以下、MP8)が使用され得る。例えば、チャネル状況が良くない場合、MP4が使用され得る。他の例を挙げて、チャネル状況が良い場合、MP8が使用され得る。MP8が使用される場合、受信スループット(throughput)が向上するという効果がある。
【0376】
A-i)-1.ミッドアンブルの構成(composition)としてnormal(以下、N)、2x-compressed(以下、2CM)、及びrepeated 2x-compressed(以下、R2CM)が使用される場合、表10のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0377】
【0378】
A-i)-2.ミッドアンブルの構成(composition)としてN及びR2CMが使用される場合、表11及び表12のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0379】
【0380】
表11を参照すれば、ミッドアンブルの構成に関係なく、ミッドアンブルのシンボル長さがデータシンボルの長さと同一に設定されることができる。
【0381】
【0382】
表12を参照すれば、表11と同様に、ミッドアンブルの構成に関係なく、ミッドアンブルのシンボル長さがデータシンボルの長さと同一に設定されることができる。
【0383】
A-i)-3.ミッドアンブルの構成(composition)として2CM及びR2CMが使用される場合、表13のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0384】
【0385】
A-i)-4.ミッドアンブルの構成(composition)としてN及び2CMが使用される場合、表14のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0386】
【0387】
A-ii)上述した例とは異なり、長いミッドアンブルの周期(long MP)として8シンボルの代わりに、6シンボル(以下、MP6)が使用され得る。したがって、MP4及びMP6を用いてミッドアンブルが送信され得る。これに対するミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)は、下記の表等のように設定されることができる。
【0388】
A-ii)-1.ミッドアンブルの構成(composition)としてnormal(以下、N)、2x-compressed(以下、2CM)、及びrepeated 2x-compressed(以下、R2CM)が使用される場合、表15のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0389】
【0390】
A-ii)-2.ミッドアンブルの構成(composition)としてN及びR2CMが使用される場合、表16のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0391】
【0392】
A-ii)-3.ミッドアンブルの構成(composition)として2CM及びR2CMが使用される場合、表17のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0393】
【0394】
A-ii)-4.ミッドアンブルの構成(composition)としてN及び2CMが使用される場合、表18のように、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0395】
【0396】
A-iii)A-ii)と同様に、長いミッドアンブルの周期が8シンボルでない10シンボル(以下、MP10)に設定されることができる。したがって、MP4及びMP10を用いてミッドアンブルが送信され得る。すなわち、表15~18でMP8がMP10に変更されることができる。
【0397】
A-iv)A-ii)と同様に、短いミッドアンブルの周期が4シンボルでない3シンボル(以下、MP3)に設定されることができる。したがって、短いミッドアンブルの周期がMP3に設定されて、ミッドアンブルが送信され得る。すなわち、上述した表等でMP4がMP3に変更されることができる。
【0398】
A-v)2個のミッドアンブルの周期値が(3、6)、(3、8)、(3、5)、または(5、10)に設定されることができる。前記例示に基づいて、ミッドアンブルに関する情報(2ビット情報)が設定され得る。
【0399】
A-vi)上述したミッドアンブルに関する情報は、NSTS(number of Space-time Streams)またはNSS(number of spatial streams)と関係なく、同様に適用/設定されることができる。
【0400】
A-vii)ミッドアンブルに関する情報は、NSTSに基づいて、ミッドアンブルの周期と構成情報を異なるようにして送信されることができる。例えば、1spatial streamを用いて送信する場合と2spatial streamを用いて信号を送信する場合とに、reliableな性能を支援するためのMP及びミッドアンブル構成情報が各々異なるように設定されることができる。したがって、1SS(Spatial stream)を支援する場合、すなわち、NGV-SIGで指示されるNSTSが1である場合、上述したミッドアンブルに関する情報のうち1つが利用されて、ミッドアンブルの周期及び構成情報が送信され得る。NGV-SIGで指示されるNSTSが2である場合、NSTSが1である場合と異なる情報が利用されて、ミッドアンブルの周期及び構成情報が送信され得る。すなわち、NSTSの情報(または、NSTSの値)に基づいて(または、Spatial streamの個数に基づいて)ミッドアンブルの周期及び構成情報が異なるように設定されることができる。
【0401】
A-vii)-1.NSTS=2である場合、ミッドアンブルの周期(Midamble Periodicity、MP)は、様々に設定されることができる。以下においてNSTS=2である場合、MPの例が説明され得る。
【0402】
A-vii)-1-a.MP=3及び/又は4
【0403】
A-vii)-1-b.MP=2及び/又は3
【0404】
A-vii)-1-c.上述したA-vii)-1-a及びA-vii)-1-bを利用し、NSTS=2である場合、ミッドアンブルに関する情報は、表19のように設定されることができる。表19は、MP=3及び/又は4に設定された場合を表すことができる。
【0405】
【0406】
表19を参照すれば、表19で説明されるミッドアンブルに関する情報の例は、1つの例示であり、様々に設定されることができる。一例として、表19の例は、上述した他の例示にも同様に適用されることができる。
【0407】
A-vii)-2.NSTS=2である場合、1つのMPのみが用いられ得る。この場合、ミッドアンブルに関する情報に2bit情報のうち一部のみが利用され得る。すなわち、ミッドアンブルに関する情報が2ビット情報のうち一部で構成/設定されることができる。表20は、上述した例に対するミッドアンブルに関する情報の例を表すことができる。
【0408】
【0409】
表20を参照すれば、2SS(Spatial stream)のためのミッドアンブルの構成として(N及び2CM)/(2CM及びR2CM)/(N及びR2CM)などが使用されることもできる。表20で説明されるミッドアンブルに関する情報の例は、1つの例示であり、様々に設定されることができる。一例として、表20の例は、上述した他の例示にも同様に適用されることができる。
【0410】
A-vii)-3.NSTS=2である場合、1つのミッドアンブル構成のみが利用され得る。この場合、ミッドアンブルに関する情報に2bit情報のうち一部のみが利用され得る。すなわち、ミッドアンブルに関する情報が2ビット情報のうち一部で構成/設定されることができる。表21は、上述した例に対するミッドアンブルに関する情報の例を表すことができる。
【0411】
【0412】
表21を参照すれば、2SS(Spatial stream)のためのミッドアンブルの構成としてN、2CM、またはR2CMなどの単一構成が使用され得る。表21で説明されるミッドアンブルに関する情報の例は、1つの例示であり、様々に設定されることができる。一例として、表21の例は、上述した他の例示にも同様に適用されることができる。
【0413】
A-viii)上述した例等と異なり、3個のミッドアンブルの周期と1つのミッドアンブルの構成を利用することで、ミッドアンブルに関する情報が構成/設定されることができる。
【0414】
A-viii)-1.ミッドアンブルの周期及びタイプ/構成は、下記のように設定されることができる。
【0415】
A-viii)-1-a.MPは、4、6、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてnormal LTFが使用され得る。一実施形態によれば、DCMが使用された場合には、LTFが繰り返して送信されることができる。
【0416】
A-viii)-1-b.MPは、4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてnormal LTFが使用され得る。一実施形態によれば、DCMが使用された場合には、LTFが繰り返して送信されることができる。
【0417】
ミッドアンブルに関する情報が3ビットで構成される例
【0418】
B.Case2
【0419】
一実施形態によれば、ミッドアンブルの情報が3ビットで構成されることができる。前記3ビット情報は、様々なミッドアンブルの周期及び/又は構成情報に基づいて構成されることができる。以下では、3ビット情報に基づいてミッドアンブルの周期及び構成情報が設定される例が説明され得る。この場合、下記の表等は、NSSに関係なく使用されることができる。
【0420】
B-1.ミッドアンブルの周期として3、4、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM、R2CMが使用される場合、ミッドアンブルに関する情報は、表22のように設定されることができる。
【0421】
【0422】
表22を参照すれば、表22のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、B-1で設定されたミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0423】
B-2.ミッドアンブルの周期として3、5、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM、及び/又はR2CMが使用される場合、ミッドアンブルに関する情報は、表23のように設定されることができる。
【0424】
【0425】
表23を参照すれば、表23のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、B-2で設定されたミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0426】
B-3.上述した例によるミッドアンブルに関する情報の構成は、1つの例であり、ミッドアンブルに関する情報は、下記に提案されたミッドアンブルの周期及び構成の組み合わせで構成されることができる。
【0427】
B-3-a.例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0428】
B-3-b.例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN(Repeated normal LTF)、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0429】
B-3-c.例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN及び/又はRN(Repeated normal LTF)が使用され得る。
【0430】
B-3-d.例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN(Repeated normal LTF)、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0431】
B-3-e.例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN(Repeated normal LTF)、及び/又は2CMが使用され得る。
【0432】
B-3-f.例えば、上述したB-3-aないしB-3-eの構成でMP6の代わりにMP8が使用されることもできる。
【0433】
B-4.上述したB-3-aないしB-3-eの構成でMP10の代わりにMP8が使用されることもできる。
【0434】
B-5、6.ミッドアンブルの周期として3、4、5、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN及び/又はR2CMが使用される場合、ミッドアンブルに関する情報は、表24のように設定されることができる。
【0435】
【0436】
表24を参照すれば、表24のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、上述したミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0437】
B-7.ミッドアンブルの周期として3、4、5、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成として2CM及び/又はR2CMが使用される場合、ミッドアンブルに関する情報は、表25のように設定されることができる。
【0438】
【0439】
表25を参照すれば、表25のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、上述したミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0440】
B-8.ミッドアンブルの周期として3、4、5、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN及び/又は2CMが使用される場合、ミッドアンブルに関する情報は、表26のように設定されることができる。
【0441】
【0442】
表26を参照すれば、表26のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、上述したミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0443】
B-9.上述した例と異なるMP及びミッドアンブルの構成(Midamble Composition)(以下、MC)を介して下記のようにミッドアンブルに関する情報が設定され得る。
【0444】
B-9-a.例えば、MPは、4、6、8、及び/又は10が使用され、MCは、N及び/又はRNが使用され得る。
【0445】
B-9-b.例えば、MPは、4、6、及び/又は10が使用され、MCは、N及び/又はRNが使用され得る。
【0446】
B-9-c.例えば、MPは、4、8、及び/又は10が使用され、MCは、N及び/又はRNが使用され得る。
【0447】
B-9-d.例えば、MPは、4、6、及び/又は8が使用され、MCは、N及び/又はRNが使用され得る。
【0448】
B-9-e.上述したMP及びMCは、例示的なものである。例えば、B-9-a及びB-9-bと同じMPが使用され、MCが様々に構成されることができる。一例として、B-9-a及びB-9-bと同じMPが使用される場合、MCは、(N、2RCM)、(N、2CM)、(RN、R2CM)、及び/又は(N、2CM、R2CM)などが使用され得る。
【0449】
B-10.一実施形態によれば、3ビットに対するビットマップのうち一部がNSS=1とNSS=2とに分けて使用されることができる。
【0450】
B-10-a.例えば、3ビットは、[000~011]で1SSを表すことができる。また、3ビットは、[100~111]で2SSを表すことができる。
【0451】
B-10-b.B-10-aに基づいて、ミッドアンブルに関する情報が表27のように設定されることができる。
【0452】
【0453】
表27を参照すれば、一実施形態によれば、ミッドアンブルに関する情報(3ビット)は、[000~011]で1SSを表すことができる。また、ミッドアンブルに関する情報(3ビット)は、[100~111]で2SSを表すことができる。
【0454】
一実施形態によれば、ミッドアンブルに関する情報(3ビット)は、[000~011]で2SSを表すことができる。また、ミッドアンブルに関する情報(3ビット)は、[100~111]で1SSを表すことができる。
【0455】
表27のミッドアンブルに関する情報の例は、例示的なものであり、上述したミッドアンブルの周期及びミッドアンブルの構成の組み合わせを介してミッドアンブルに関する情報(3ビット)が設定され得る。
【0456】
B-10-c.他の例として、上述した例でNSSに基づいたMP及びミッドアンブルの構成は、様々に設定されることができる。
【0457】
一例として、NSS=1である場合、MPが3及び/又は5に設定され、NSS=2である場合、MPが4及び/又は8に設定されることができる。
【0458】
他の例として、NSS=1である場合、MPが3及び/又は5に設定され、NSS=2である場合、MPが5及び/又は8に設定されることができる。
【0459】
ミッドアンブルに関する情報が4ビットで構成される例
【0460】
C.一実施形態によれば、ミッドアンブルに関する情報が4ビットで構成されることができる。前記4ビット情報は、様々なミッドアンブルの周期及び構成情報に基づいて構成されることができる。以下では、4ビット情報に基づいてミッドアンブルの周期及び構成情報が設定される例が説明され得る。
【0461】
C-1.ミッドアンブルの周期として4、6、8、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0462】
C-2.ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0463】
C-3.ミッドアンブルの周期として4、8、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0464】
C-4.ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0465】
C-5.上述した例と異なる構成方法が使用され得る。例えば、上述したC-1ないしC-4と同じMPが用いられ得る。また、MCは、N、RN、2CM、R2CMのうち1つを除いて使用されることができる。前記MP及びMCが使用されて、ミッドアンブルに関する情報(4ビット)が構成され得る。
【0466】
C-5-a.一例として、MCで2CMを使用せずに、残りの構成を利用する場合、ミッドアンブルに関する情報は、下記のように構成されることができる。
【0467】
C-5-a-i)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、8、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0468】
C-5-a-ii)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0469】
C-5-a-iii)例えば、ミッドアンブルの周期として4、8、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0470】
C-5-a-iv)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、RN、2CM及び/又はR2CMが使用され得る。
【0471】
C-5-a-v)上述した例等においてRNは、MCSを介して指示(indication)が可能なので、ミッドアンブルに関する情報は、下記のように構成されることもできる。言い換えれば、MCSは、RNに関する情報を含むことができる。
【0472】
C-5-a-vi)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、8及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM及び/又はR2CMが使用され得る。
【0473】
C-5-a-vii)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0474】
C-5-a-viii)例えば、ミッドアンブルの周期として4、8、及び/又は10が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM、及び/又はR2CMが使用され得る。
【0475】
C-5-a-ix)例えば、ミッドアンブルの周期として4、6、及び/又は8が使用され、ミッドアンブルの構成としてN、2CM及び/又はR2CMが使用され得る。
【0476】
C-5-b.上述したミッドアンブルに関する情報は、例示的なものであり、他の実施形態等でも同様に適用されることができる。
【0477】
C-6.上述したC-1ないしC-4と同じMPが使用され、MCは、N、NRのみ使用されてミッドアンブルに関する情報が構成/設定されることもできる。
【0478】
図27は、送信STAの動作を説明するためのフローチャートである。
【0479】
図27に示すように、ステップS2710において、送信STA(例えば、
図1のSTA(110、120))は、NGV PPDUを生成/構成できる。
【0480】
一実施形態によれば、NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、プリアンブルに連続するデータフィールド、及びデータフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含むことができる。例えば、前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含むことができる。
【0481】
一例として、レガシーシグナルフィールドは、L-SIGを含むことができる。
【0482】
一例として、繰り返しシグナルフィールドは、レガシーシグナルフィールドと同じ情報フィールドを含むことができる。また、繰り返しシグナルフィールドは、レガシーシグナルフィールドと同じ方式で変調(例えば、BPSK)されることができる。繰り返しシグナルフィールドは、RL-SIGを含むことができる。
【0483】
一例として、NGVシグナルフィールドは、送信情報と関連することができる。NGVシグナルフィールドは、NGV-SIGを含むことができる。
【0484】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び/又はミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含むことができる。
【0485】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報を含むことができる。
【0486】
例えば、ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定されることができる。例えば、ミッドアンブルのフォーマットは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定されることができる。
【0487】
一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値(例えば、「1」)に設定されることができる。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマットに決定されることができる。
【0488】
一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値(例えば、「0」)に設定されることができる。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、ミッドアンブルのフォーマットは、第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットに決定されることができる。
【0489】
言い換えれば、例えば、送信STAは、ミッドアンブルのフォーマットを第1のフォーマットに設定する場合、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報を第1の値に設定することができる。他の例を挙げて、送信STAは、ミッドアンブルのフォーマットを第2のフォーマットに設定する場合、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報を第2の値に設定することができる。
【0490】
一実施形態によれば、ミッドアンブルは、第1の間隔のLTFシーケンス及び第2の間隔のLTFシーケンスのうち、いずれか1つを基に構成されることができる。例えば、第1の間隔は、第2の間隔の2倍に設定されることができる。例えば、第1の間隔のLTFシーケンスのnon-zero成分(element)は、2個のサブキャリヤインデックス間隔を基に配置(position)されることができる。他の例を挙げて、第2の間隔のLTFシーケンスのnon-zero成分(element)は、1個のサブキャリヤインデックス間隔を基に配置(position)されることができる。
【0491】
例えば、第1の間隔のLTFシーケンスは、可用トーンを基に設定されることができる。一例として、第1の間隔のLTFシーケンスは、可用トーン内で、第1の間隔を基に構成されることができる。可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。したがって、第1の間隔のLTFシーケンスは、DCトーン(例えば、1toneまたは3tones)が「0」(zero)に設定されることができる。また、第1の間隔のLTFシーケンスの可用トーンは、第1の間隔でnon-zeroに設定されることができる。
【0492】
例えば、第2の間隔のLTFシーケンスは、可用トーンを基に設定されることができる。一例として、第2の間隔のLTFシーケンスは、可用トーン内で、第2の間隔を基に構成されることができる。可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。したがって、第2の間隔のLTFシーケンスは、DCトーン(例えば、1toneまたは3tones)が「0」(zero)に設定されることができる。また、第2の間隔のLTFシーケンスの可用トーンは、第2の間隔でnon-zeroに設定されることができる。
【0493】
一実施形態によれば、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定されることができる。
【0494】
例えば、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報は、NGV-LTFのフォーマットに関する情報を共に表すことができる。したがって、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報は、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットを共に表すことができる。また、ミッドアンブルのフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットは、同一に設定されることができる。一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値(例えば、1)に設定される場合、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットのために、第1の間隔のLTFシーケンスが使用され得る。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値(例えば、0)に設定される場合、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットのために、第2の間隔のLTFシーケンスが使用され得る。
【0495】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含むことができる。
【0496】
例えば、ミッドアンブルの送信周期は、データフィールドのシンボル単位で決定されることができる。
【0497】
例えば、ミッドアンブルの送信周期は、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、複数の送信周期のうち1つに決定されることができる。一例として、例えば、ミッドアンブルの送信周期は、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、3個の送信周期のうち1つに決定されることができる。前記3個の送信周期は、4、8、及び16シンボルに設定されることができる。
【0498】
一実施形態によれば、NGV PPDUのサブキャリヤスペーシングは、156.25kHzに設定されることができる。したがって、NGV PPDUの1つのシンボル長さは、8μsに設定されることができる。
【0499】
ステップS2720において、送信STAは、NGV PPDUを送信できる。一実施形態によれば、送信STAは、NGV PPDUを受信STAに送信することができる。一実施形態によれば、送信STAは、NGV PPDUを5.9GHz帯域を介して送信することができる。
【0500】
図28は、受信STAの動作を説明するためのフローチャートである。
【0501】
図28に示すように、ステップS2810において、受信STA(例えば、
図1のSTA(110、120))は、NGV PPDUを受信することができる。
【0502】
一実施形態によれば、NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、プリアンブルに連続するデータフィールド、及びデータフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含むことができる。例えば、前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含むことができる。
【0503】
一例として、レガシーシグナルフィールドは、L-SIGを含むことができる。
【0504】
一例として、繰り返しシグナルフィールドは、レガシーシグナルフィールドと同じ情報フィールドを含むことができる。また、繰り返しシグナルフィールドは、レガシーシグナルフィールドと同じ方式で変調(例えば、BPSK)されることができる。繰り返しシグナルフィールドは、RL-SIGを含むことができる。
【0505】
一例として、NGVシグナルフィールドは、送信情報と関連することができる。NGVシグナルフィールドは、NGV-SIGを含むことができる。
【0506】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び/又はミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含むことができる。
【0507】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報を含むことができる。
【0508】
例えば、ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定されることができる。例えば、ミッドアンブルのフォーマットは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定されることができる。
【0509】
一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値(例えば、「1」)に設定されることができる。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマットに決定されることができる。
【0510】
一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値(例えば、「0」)に設定されることができる。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、ミッドアンブルのフォーマットは、第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットに決定されることができる。
【0511】
例えば、受信STAは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値に設定されたことを確認することができる。この場合、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、受信STAは、ミッドアンブルのフォーマットが第1のフォーマットであることを確認(identify)できる。
【0512】
他の例を挙げて、受信STAは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値に設定されたことを確認することができる。この場合、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報に基づいて、受信STAは、ミッドアンブルのフォーマットが第2のフォーマットであることを確認(identify)できる。
【0513】
一実施形態によれば、ミッドアンブルは、第1の間隔のLTFシーケンス及び第2の間隔のLTFシーケンスのうち、いずれか1つを基に構成されることができる。例えば、第1の間隔は、第2の間隔の2倍に設定されることができる。例えば、第1の間隔のLTFシーケンスのnon-zero成分(element)は、2個のサブキャリヤインデックス間隔を基に配置(position)されることができる。他の例を挙げて、第2の間隔のLTFシーケンスのnon-zero成分(element)は、1個のサブキャリヤインデックス間隔を基に配置(position)されることができる。
【0514】
例えば、第1の間隔のLTFシーケンスは、可用トーンを基に設定されることができる。一例として、第1の間隔のLTFシーケンスは、可用トーン内で、第1の間隔を基に構成されることができる。可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。したがって、第1の間隔のLTFシーケンスは、DCトーン(例えば、1toneまたは3tones)が「0」(zero)に設定されることができる。また、第1の間隔のLTFシーケンスの可用トーンは、第1の間隔でnon-zeroに設定されることができる。
【0515】
例えば、第2の間隔のLTFシーケンスは、可用トーンを基に設定されることができる。一例として、第2の間隔のLTFシーケンスは、可用トーン内で、第2の間隔を基に構成されることができる。可用トーンは、帯域幅内の全体トーンでDCトーン及びガードトーン(guard tone)を除いたトーンを意味することができる。したがって、第2の間隔のLTFシーケンスは、DCトーン(例えば、1toneまたは3tones)が「0」(zero)に設定されることができる。また、第2の間隔のLTFシーケンスの可用トーンは、第2の間隔でnon-zeroに設定されることができる。
【0516】
一実施形態によれば、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定されることができる。
【0517】
例えば、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報は、NGV-LTFのフォーマットに関する情報を共に表すことができる。したがって、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報は、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットを共に表すことができる。また、ミッドアンブルのフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットは、同一に設定されることができる。一例として、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第1の値(例えば、1)に設定される場合、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットのために、第1の間隔のLTFシーケンスが使用され得る。ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報が第2の値(例えば、0)に設定される場合、ミッドアンブルフォーマット及びNGV-LTFのフォーマットのために、第2の間隔のLTFシーケンスが使用され得る。
【0518】
一実施形態によれば、NGVシグナルフィールドは、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含むことができる。
【0519】
例えば、ミッドアンブルの送信周期は、データフィールドのシンボル単位で決定されることができる。
【0520】
例えば、ミッドアンブルの送信周期は、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、複数の送信周期のうち1つに決定されることができる。一例として、例えば、ミッドアンブルの送信周期は、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいて、3個の送信周期のうち1つに決定されることができる。前記3個の送信周期は、4、8、及び16シンボルに設定されることができる。
【0521】
例えば、受信STAは、ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいてミッドアンブルの送信周期を決定できる。一例として、ミッドアンブルの送信周期が「0」に設定された場合、送信STAは、ミッドアンブルの送信周期を4シンボルに確認/決定することができる。一例として、ミッドアンブルの送信周期が「1」に設定された場合、送信STAは、ミッドアンブルの送信周期を8シンボルに確認/決定することができる。一例として、ミッドアンブルの送信周期が「2」に設定された場合、送信STAは、ミッドアンブルの送信周期を16シンボルに確認/決定することができる。
【0522】
一実施形態によれば、NGV PPDUのサブキャリヤスペーシングは、156.25kHzに設定されることができる。したがって、NGV PPDUの1つのシンボル長さは、8μsに設定されることができる。
【0523】
ステップS2820において、受信STAは、NGV PPDUをデコードすることができる。一実施形態によれば、受信STAは、NGVシグナルフィールドを基にNGV PPDUをデコードすることができる。例えば、受信STAは、ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及びミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報に基づいてNGV PPDUをデコードすることができる。
【0524】
一実施形態によれば、受信STAは、NGVシグナルフィールドに基づいて、ミッドアンブルに関する情報を確認(identify)できる。受信STAは、NGVシグナルフィールドに基づいて、ミッドアンブルのフォーマットを確認し、確認されたフォーマットに基づいてNGV PPDUをデコードすることができる。また、受信STAは、NGVシグナルフィールドに基づいて、ミッドアンブルの送信周期を確認し、確認された送信周期に基づいてNGV PPDUをデコードすることができる。
【0525】
上述した本明細書の技術的特徴は、様々な装置及び方法に適用されることができる。例えば、上述した本明細書の技術的特徴は、
図1及び/又は
図19の装置を介して実行/支援されることができる。例えば、上述した本明細書の技術的特徴は、
図1及び/又は
図19の一部にのみ適用されることができる。例えば、上述した本明細書の技術的特徴は、
図1のプロセシングチップ114、124に基づいて実現されるか、
図1のプロセッサ111、121とメモリ112、122とに基づいて実現されるか、
図19のプロセッサ610とメモリ620とに基づいて実現されることができる。例えば、本明細書の装置は、メモリ(memory)、及び前記メモリと動作可能に結合されたプロセッサ(processor)を備え、前記プロセッサは、NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成し、前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定され、前記NGV PPDUを送信するように設定されることができる。
【0526】
本明細書の技術的特徴は、CRM(computer readable medium)を基に実現されることができる。例えば、本明細書により提案されるCRMは、NGV PPDU(Next Generation V2X Physical Protocol Data Unit)を生成し、前記NGV PPDUは、プリアンブル(preamble)、前記プリアンブルに連続するデータフィールド、及び前記データフィールドに連続するミッドアンブル(midamble)を含み、前記プリアンブルは、レガシーシグナルフィールド、前記レガシーシグナルフィールドが繰り返された繰り返しシグナルフィールド、前記NGV PPDUのための制御情報を含むNGVシグナルフィールド、及びチャネル推定のためのNGV LTF(long training field)を含み、前記NGVシグナルフィールドは、前記ミッドアンブルのフォーマットに関する1ビット情報及び前記ミッドアンブルの送信周期に関する2ビット情報を含み、前記ミッドアンブルのフォーマットは、第1の間隔のLTFシーケンスに関連した第1のフォーマット及び第2の間隔のLTFシーケンスに関連した第2のフォーマットのうち1つに決定され、前記ミッドアンブルのフォーマットは、前記NGV LTF(long training field)と同一のフォーマットに決定され、前記ミッドアンブルの送信周期は、前記データフィールドのシンボル単位で決定されるステップと、前記NGV PPDUを送信するステップとを含む動作(operation)を行う命令語(instructions)を格納することができる。本明細書のCRM内に格納される命令語は、少なくとも1つのプロセッサにより実行(execute)されることができる。本明細書のCRMに関連した少なくとも1つのプロセッサは、
図1のプロセッサ111、121またはプロセシングチップ114、124であるか、
図19のプロセッサ610であることができる。一方、本明細書のCRMは、
図1のメモリ112、122であるか、
図19のメモリ620であるか、別の外部メモリ/格納媒体/ディスクなどであることができる。
【0527】
上述した本明細書の技術的特徴は、様々な応用例(application)やビジネスモデルに適用可能である。例えば、本明細書において説明されたUE、Terminal、STA、Transmitter、Receiver、Processor、及び/又はTransceiverなどは、自律走行を支援する車両または自律走行を支援する従来の車両に適用されることができる。
【0528】
図29は、本明細書に適用される車両または自律走行車両を例示する。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで実現されることができる。
【0529】
図29に示されたメモリ部2930は、
図1に開示されたメモリ112、122に備えられることができる。また、
図29に示された通信部2910は、
図1に開示されたトランシーバ113、123及び/又はプロセッサ111、121に備えられることができる。また、
図29に示された残りの装置は、
図1に開示されたプロセッサ111、121に含まれることができる。
【0530】
図29に示すように、車両または自律走行車両2900は、アンテナ部2908、通信部2910、制御部2920、メモリユニット2930、駆動部2940a、電源供給部2940b、センサ部2940c、及び/又は自律走行部2940dを備えることができる。アンテナ部2908は、通信部2910の一部で構成されることができる。
【0531】
通信部2910は、他の車両、基地局(e.g.基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器等と信号(例、データ、制御信号等)を送受信できる。制御部2920は、車両または自律走行車両2900の要素を制御して様々な動作を行うことができる。制御部2920は、ECU(Electronic Control Unit)を備えることができる。駆動部2940aは、車両または自律走行車両2900を地上で走行させることができる。駆動部2940aは、エンジン、モータ、パワートレイン、車輪、ブレーキ、操向装置などを含むことができる。電源供給部2940bは、車両または自律走行車両2900に電源を供給し、有/無線充填回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部2940cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部2940cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量感知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを備えることができる。自律走行部2940dは、走行中の車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように、速度を自動に調節する技術、決められた経路に沿って自動に走行する技術、目的地が設定されれば、自動に経路を設定して走行する技術などを実現できる。
【0532】
一例として、通信部2910は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部2940dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成できる。制御部2920は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両2900が自律走行経路に沿って移動するように駆動部2940aを制御できる(例、速度/方向調節)。自律走行途中に通信部2910は、外部サーバから最新交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得できる。また、自律走行途中にセンサ部2940cは、車両状態、周辺環境情報を取得できる。自律走行部2940dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新できる。通信部2910は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに関する情報を外部サーバに伝達することができる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データを予め予測することができ、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供することができる。
【0533】
本明細書の一例は、以下において説明される
図30の一例を含む。
【0534】
図30は、本明細書に基づいた車両の一例を示す。車両は、運送手段、汽車、飛行体、船舶などでも実現されることができる。
【0535】
図30に示すように、車両2900は、通信部2910、制御部2920、メモリ部2930、入出力部2940e、及び位置測定部2940fを備えることができる。
図30に示されたそれぞれのブロック/ユニット/装置は、
図29に示されたブロック/ユニット/装置と同様であることができる。
【0536】
通信部2910は、他の車両、または基地局などの外部機器等と信号(例、データ、制御信号等)を送受信できる。制御部2920は、車両2900の構成要素を制御して様々な動作を行うことができる。メモリ部2930は、車両2900の様々な機能を支援するデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。入出力部2940eは、メモリ部2930内の情報に基づいてAR/VRオブジェクトを出力できる。入出力部2940eは、HUDを含むことができる。位置測定部2940fは、車両2900の位置情報を取得できる。位置情報は、車両2900の絶対位置情報、走行線内での位置情報、加速度情報、周辺車両との位置情報などを含むことができる。位置測定部2940fは、GPS及び様々なセンサを含むことができる。
【0537】
一例として、車両2900の通信部2910は、外部サーバから地図情報、交通情報などを受信してメモリ部2930に格納することができる。位置測定部2940fは、GPS及び様々なセンサを介して車両位置情報を取得してメモリ部2930に格納することができる。制御部2920は、地図情報、交通情報、及び車両位置情報などに基づいて仮想オブジェクトを生成し、入出力部2940eは、生成された仮想オブジェクトを車両内のガラス窓に表示することができる(3010、3020)。また、制御部2920は、車両位置情報に基づいて車両2900が走行線内で正常に運行されているか判断することができる。車両2900が走行線を非正常的に外れる場合、制御部2920は、入出力部2940eを介して車両内のガラス窓に警告を表示することができる。また、制御部2920は、通信部2910を介して周辺車両に走行異常に関する警告メッセージを放送できる。状況によって、制御部2920は、通信部2910を介して関係機関に車両の位置情報と、走行/車両異常に関する情報とを送信することができる。
【0538】
上述した本明細書の技術的特徴は、様々な応用例(application)やビジネスモデルに適用可能である。
【0539】
例えば、人工知能(Artificial Intelligence:AI)を支援する装置における無線通信のために上述した技術的特徴が適用され得る。
【0540】
人工知能は、人工的な知能またはこれを作ることができる方法論を研究する分野を意味し、マシンラーニング(機械学習、Machine Learning)は、人工知能分野で扱う様々な問題を定義し、それを解決する方法論を研究する分野を意味する。マシンラーニングは、いかなる作業に対してたゆまぬ経験を介してその作業に対する性能を高めるアルゴリズムと定義することもある。
【0541】
人工神経網(Artificial Neural Network;ANN)は、マシンラーニングで使用されるモデルであって、シナプスの結合でネットワークを形成した人工ニューロン(ノード)で構成される、問題解決能力を有するモデル全般を意味することができる。人工神経網は、他のレイヤのニューロン間の連結パターン、モデルパラメータを更新する学習過程、出力値を生成する活性化関数(Activation Function)により定義されることができる。
【0542】
人工神経網は、入力層(Input Layer)、出力層(OutputLayer)、そして選択的に1つ以上記の隠れ層(Hidden Layer)を備えることができる。各層は、1つ以上記のニューロンを含み、人工神経網は、ニューロンとニューロンとを連結するシナプスを含むことができる。人工神経網において各ニューロンは、シナプスを介して入力される入力信号、加重値、偏向に対する活性関数の関数値を出力できる。
【0543】
モデルパラメータは、学習を介して決定されるパラメータを意味し、シナプス連結の加重値とニューロンの偏向などが含まれる。そして、ハイパーパラメータは、マシンラーニングアルゴリズムで学習前に設定されなければならないパラメータを意味し、学習率(Learning Rate)、繰り返し回数、ミニバッチサイズ、初期化関数などが含まれる。
【0544】
人工神経網の学習の目的は、損失関数を最小化するモデルパラメータを決定することとみなすことができる。損失関数は、人工神経網の学習過程で最適のモデルパラメータを決定するための指標として用いられることができる。
【0545】
マシンラーニングは、学習方式によって教師あり学習(Supervised Learning)、教師なし学習(Unsupervised Learning)、強化学習(Reinforcement Learning)に分類することができる。
【0546】
指導学習は、学習データに対するラベル(label)が与えられた状態で人工神経網を学習させる方法を意味し、ラベルとは、学習データが人工神経網に入力される場合、人工神経網が推論し出すべき正解(または、結果値)を意味することができる。教師なし学習は、学習データに対するラベルが与えられなかった状態で人工神経網を学習させる方法を意味することができる。強化学習は、どの環境内で定義されたエージェントが各状態で累積補償を最大化する行動あるいは行動順序を選択するように学習させる学習方法を意味することができる。
【0547】
人工神経網の中で複数の隠れ層を備える深層神経網(DNN:Deep Neural Network)で実現されるマシンラーニングをディープラーニング(深層学習、Deep Learning)と呼ぶこともあり、ディープラーニングは、マシンラーニングの一部である。以下において、マシンラーニングは、ディープラーニングを含む意味として使用される。
【0548】
また、上述した技術的特徴は、ロボットの無線通信に適用されることができる。
【0549】
ロボットは、自ら保有した能力により、与えられた仕事を自動に処理するか、作動する機械を意味することができる。特に、環境を認識し、自ら判断して動作を行う機能を有するロボットを知能型ロボットと称することができる。
【0550】
ロボットは、使用目的や分野によって産業用、医療用、家庭用、軍事用等に分類することができる。ロボットは、アクチュエータまたはモータを備える駆動部を具備してロボット関節を動かすなどの様々な物理的動作を行うことができる。また、移動可能なロボットは、駆動部にホイール、ブレーキ、プロペラなどが含まれ、駆動部を介して地上で走行するか、空中で飛行することができる。
【0551】
また、上述した技術的特徴は、拡張現実を支援する装置に適用されることができる。
【0552】
拡張現実は、仮想現実(VR:Virtual Reality)、増強現実(AR:Augmented Reality)、混合現実(MR:Mixed Reality)を総称する。VR技術は、現実世界のオブジェクトや背景などをCG画像にのみ提供し、AR技術は、実際事物画像上に仮想で作られたCG画像を共に提供し、MR技術は、現実世界に仮想オブジェクトを混ぜて、結合させて提供するコンピュータグラフィック技術である。
【0553】
MR技術は、現実オブジェクトと仮想オブジェクトとを共に見せるという点においてAR技術と類似している。しかし、AR技術では、仮想オブジェクトが現実オブジェクトを補完する形態で使用されることに対し、MR技術では、仮想オブジェクトと現実オブジェクトとが同等な性格で使用されるという点において差異点がある。
【0554】
XR技術は、HMD(Head-Mount Display)、HUD(Head-Up Display)、携帯電話、タブレットPC、ラップトップ、デスクトップ、TV、デジタルサイネージなどに適用されることができ、XR技術が適用された装置をXR装置(XR Device)と称することができる。
【0555】
本明細書に記載された請求項等は、様々な方式で組み合わせられることができる。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置として実現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法として実現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴とが組み合わせられて装置として実現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴とが組み合わせられて方法として実現されることができる。
【国際調査報告】